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取材・文:瑞姫撮影:三浦晃一編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部成海璃子さんといえば、2000年に子役としてデビューし、彼女が12歳の時にドラマ初主演を務めた「瑠璃の島」の印象が、当時小学生の私にとっては衝撃的だった。同世代の女の子なのにこんなにも自分とは違うのかと思うほど大人びていたし、何よりテレビの中で放つ圧倒的な演技力と、人を惹きつけるミステリアスな雰囲気に釘付けになったのだ。しかし、そんな成海さんのイメージは出演作によって変わっていく。テレビ、映画など主演作多数だが、その度に柔らかい雰囲気をまとったり、儚げな雰囲気を漂わせたり、はつらつとした太陽のような明るさを見せたり……。20年以上にも渡る芸能人生の中で見せてきた成海さんの演技力の幅は計り知れない。止まることなく、さまざまな役柄に挑戦してきたように思う。そんな成海さんが出演する、2025年1月より放送予定のABEMAオリジナルドラマ『警視庁麻薬取締課MOGURA(もぐら)』は、これまでに見たことがないような“新感覚のHIPHOPエンターテインメント”だという。今回はドラマの魅力や成海さん演じる役柄の見どころ、そして長きに渡る芸能生活でさまざまなことに挑戦し続けてこれた理由について聞いた。■いまだかつて誰も見たことのない作品ABEMAオリジナルドラマ『警視庁麻薬取締課 MOGURA(もぐら)』は、ラッパーの般若さんが主演を務める。さらに、毎回人気のラッパーが登場するなど、新感覚のHIPHOPエンターテインメントとはいうものの、見ていない者にとっては正直想像がつかない。成海さんは今回のお話を聞いた時のことについて「般若さんが俳優活動もされていることは知っていたんですが、他にもたくさんラッパーの方が出るということで、どんなドラマになるんだろうという興味が一気に湧いてきました。私は昔から般若さんの曲も聴いてましたし、なかなかご一緒できる機会ってそう多くはないですし、絶対に受けたいなとすぐにお返事しました。誰もいまだ見たことのないような作品だと思います」と、胸を高鳴らせた様子で振り返る。ドラマの中で成海は警視庁・麻薬取締課の高橋舞子を演じているが、いったいどんな役柄なのか。「一筋縄ではいかない複雑な心境にある結構不思議な役です。だからそれを解釈しながら演じる作業が難しくもあり、演じていて楽しかったですね。般若さんに“ラッパーとは”と指南するまさかの役所なんですよ。ある夢に向かってまっすぐ進んでいく、とても純粋な人間です」数々の役に挑戦した成海さんでも、難しいと口にした今回の役。どういった部分に苦労したかを具体的に聞くと、「この行動はどうして?とか、なんで?とか思ってしまうような行動をとる役柄です。境遇を想像すると共感できるセリフもたくさんあったんですけど、純粋で真っ直ぐが故の危うさみたいなものがあったりして、そこを落とし込むのに少し苦労しました。現場で監督とお話ししながら作っていきました」と明かしてくれた。誰もいまだ見たことのないような作品の難しい役所でも、自分の中に落とし込んで、現場で監督と擦り合わせながら演じていく。言葉で言えば簡単なように思えるが、その難しさは計り知れない。20年以上にも渡る成海さんのキャリアのすごさを改めて感じさせられる。■大好きだったアーティストとの共演本作は俳優が本業ではなかったラッパーの方々が多数出演している。様々な役と向き合ってきた成海さんは現場でどのような役割だったのかと尋ねると、「普段の現場と同じで、変わったことは無かったです」と答えてくれた。「単純に興味があるので、自分から話しかけたりはしたんですけど、演技の話とかってそんなにしてないかもしれないです。言いたい内容が変わらなければ、多少セリフの言い回しが変わっても良いと思うんですよね。皆さん、私たちとは違う瞬発力の高さがあって、臨機応変に起こる化学反応が楽しかったです。現場の雰囲気は賑やかでした」中高生からHIPHOPが好きで、般若さんの曲も通学路で聴いていたという成海さん。今回の般若さんをはじめ、さまざまなラッパーの方との共演はうれしかったそうで、「こんなことがあるのか!と本当にうれしくて、ご褒美かなと思いました。私は口下手な方なんですけど、般若さんには撮影初日に緊張しつつ自分から『ずっと聞いてます』って話しかけました。作中でも一番一緒にいることが多い役所だったので、般若さんのいろんな一面も見れましたし、いろんなお話もさせてもらえて光栄でしたね。怖い人じゃなくてよかったです」と喜びいっぱいの様子で明かしてくれた。さらに、他のラッパーの方にも自分から話しかけたそうで、「『台詞はどうやって覚えるんですか?』って聞かれたんですけど、私は地道に毎日コツコツやるタイプなので……。昔はパッとすぐ覚えられたものが、今は時間がかかるようにもなってきたので、コツコツと。自宅でソファに座ってコーヒー飲みながらぶつぶつやってますね。シンプルです」と、役者の先輩としての一面も見せていた。■成海璃子が挑戦できる理由幼いころからお芝居を続けてきて、確かな実力を持ちながらも、本作品のように常にチャレンジングなお仕事をしている印象がある成海さん。その原動力や挑戦し続けられる理由について尋ねると、「純粋に自分がどんなことでも楽しみたいです。あまり狭めずどんなジャンルでも通用する俳優になりたいので」と真っ直ぐな瞳で話してくれた。「意思が強そうな見た目をしてるとよく言われるので、戦ってたりとか、孤独を感じたりする役柄が多い印象があるかもしれませんが(笑)、自分の視点だけだとどうしても偏りが出てしまうので、マネージャーさんと相談しながら、客観的な意見も聞きつつ、なるべく、楽しめそうなものをやろうって思ってます」挑戦することが良いことだとは分かっているが、実際には“挑戦して失敗することが怖い”と安定を求める人も多い。そんな人に向けたアドバイスを成海さんに求めると、「人生一度きりなので、自分の心の声に従っていいんじゃないかなと思います。私はわりとネガティブな思考なのでいろいろ考えちゃうんですけど。挑戦した方が後悔は無いですからね。どんなことでも、楽しめそうなのを選んでるのかもしれないです」と成海さんらしくも、シンプルな答えが返ってきた。そこで、ふと疑問に思い「芸能の仕事をやめたいと思ったことはないのでしょうか」と尋ねると、成海さんは「自信を無くして落ち込んだりもしますけど、辞めて何ができるの?って思いますし、本当にこの業界しか知らないので、辞めることはないと思います」とキッパリと宣言してくれた。そして、落ち込んだ時のリフレッシュ方法として「音楽を聞きながら歩くとスッキリしますね。HIPHOPをはじめオールジャンルの曲を聴きながら30分から1時間くらい歩く。無心で足を踏み出してるとクリアになるので、散歩をよくしてます」とのアドバイスも。さまざまな役柄に挑戦し、確かな演技力で実力をつけてきた成海さんでも、私たちと同じように自信を無くして落ち込んだりすることもあるのだと思うと、少し安心すると同時に、自分もマイナスに触れた感情をプラスに持っていくリフレッシュ方法を持っておくと、大変な日々の中でも“頑張ろう”と思えるような気がして、見習いたいなと強く思える。最後に成海さんはドラマの見どころについて聞くと、「般若さんがラップ初心者の役を演じるのが私としてはたまらなくおもしろくて見どころです。みなさんが見たことの無いようなドラマになっていると思います。とにかく多くの方に見てほしいなと思います」とメッセージを送ってくれた。“新感覚のHIPHOPエンターテインメント”という、聞いたことの無い新ジャンル。インタビューをしてもまだまだその全貌は見えないが、数々の主演作を演じ抜いてきた成海さんが難しいと感じながらも、ワクワクした気持ちの中で楽しく演じてきたことを聞くと、今回演じる役所で見せる新たな成海さんの演技の一面も含め、配信を楽しみにせずにはいられない。衣装協力・オールインワン@tarajarmon_jp・靴@sergiorossi・ネックレス/イヤリング@agete_official・ブレスレット@nojess_official『警視庁麻薬取締課 MOGURA』ラップスキルのある警察官が、覚醒剤や麻薬などの違法薬物を摘発するためにラップグループに潜入捜査を行ったという実話を基に描く、「ABEMA」オリジナルのHIPHOPエンタメドラマ。2025年1月より、放送予定。<あらすじ>大麻の使用が疑われるラップグループの一斉摘発を目的に、現役刑事である主人公・伊弉諾(いざなぎ)に突如ラップグループへの潜入捜査が命じられるー。潜入先での抗争や新しい真実に葛藤する主人公を描いたHIP HOPエンタメドラマ。キャスト:成海璃子、吉村界人、Jin Dogg、G-k.i.d、Red Eye、CYBER RUI、Jinmenusagi、ELIONE、Ashley、葛飾心板橋駿谷、Mummy-D、眞木蔵人、吹越満、風間俊介企画・プロデュース:鈴木おさむ原案:漢 a.k.a. GAMI監督:志真健太郎、南虎我脚本:ナラミハル、秋葉恋制作:BABEL LABELドラマ視聴ページURL:ドラマ公式Instagram:ドラマ公式X:
2024年12月20日ベンドはこのほど、運営する「スキルアップ研究所」にて「スキルアップを目的とした副業に関する実態調査」を行いました。■調査背景近年、終身雇用制度の崩壊と働き方改革の進展により、副業を始める人が増加。特に、本業では得られないスキルや経験を積むため、副業を通じてキャリアアップや独立の準備をする人が増えています。そこで今回、副業経験者を対象に、スキルアップを目的とした副業の実態と効果について調査を行っています。■2割以上が、スキルアップを目的とした副業の経験あり副業経験がある200人を対象に「スキルアップすることを目的に副業をした経験がありますか?」という質問では、「はい」と回答した人は22.5%でした。大半の副業経験者がスキルアップを目的とした副業の経験がなく、スキルアップを目的とした副業はまだまだ普及していないと言えます。■得たスキルは独立・フリーランスに活用したい人が多数スキルアップを目的とした副業の経験がある人を対象に「副業で培ったスキルをどのような目的で活かしたいと考えていました(います)か?」と聞くと、「独立・フリーランスとして活かすため」と回答した人が42.2%で最多となりました。この結果から、副業で得たスキルは独立やフリーランスとしてのキャリア形成に向けた準備として活用したいと考える人が多いことがわかります。また「独立・フリーランスとして活かすため」「本業で活かすため」と比較すると少ないものの、「転職して転職先で活かすため」という回答も26.7%で、一定の人が転職を想定して取り組んでいることがわかります。■大半の人が収入面の理由で副業を始めている副業の経験がある人を対象に「なぜ副業に取り組んだ・取り組んでいるのです?」と尋ねたところ、「収入を増やすため」と回答した人が87%で最も多い結果となりました。また4割以上の人が「本業以外にも収入源が欲しいから」と回答しており、収入アップや収入の維持が副業をする圧倒的な理由となっていることがわかります。つまり、副業は「収入のため」というイメージが強いと言えます。表を見てもわかるように、スキルアップを目的に副業に取り組んでいる人は少ないのが現状となっています。■課題と展望今回の調査で、スキルアップを目的とした副業に取り組んでいる人は少ないことがわかりました。副業=収入というイメージが強く、スキルアップの観点で副業を選ぶ人は少数。興味はあるものの、どの副業が適しているかを理解していない人も多いことが判明しました。今後、副業=収入という固定観念が薄れ、スキルアップを目指す人々が増えることで、副業は収入源だけでなく、キャリア形成や自己成長の手段として認識され、働き方の多様化に貢献することでしょう。■調査概要スキルアップを目的とした副業に関する実態調査対象者:副業の経験がある人対象地域:全国調査方法:インターネット調査期間:2024年11月6日〜11月12日回答数:200(男性104、女性91、無回答5)引用元:(エボル)
2024年12月15日ダイヤモンド社は11月27日、TikTokフォロワー19万人突破・ビジネススキルの情報発信で人気の“にっしー社長”こと西原亮氏の初の著書『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』を発売しました。■誰でも「仕事ができる人」になれる57の仕事術仕事ができないのは“当たり前”ができていないだけ!?新卒時、横一線でスタートしたはずの社会人人生。成果をあげる人がいれば、後輩に追い抜かれる人もいる……。時間が経つにつれ、「仕事ができる人」と「そうでもない人」に明確な差が生まれていきます。同じように頑張っているはずなのに、この差はどこで生じるのでしょうか。頭のよさ?経験値?専門的な技術?実は、これらは大きな要因ではありません。仕事のゴールを明確にし、優先順位を決め、効率的にタスクをこなし、適切なタイミングでコミュニケーションをとる--こうした「当たり前にやるべきこと」を 実行できているかどうかが、決定的な差になっているのです。しかし「当たり前」は、わざわざ教わる機会も少ないもの。 だからこそ、誰でもできるけど、できている人は意外と少ない……。同書では、そんな誰も教えてくれなかった「仕事ができる人の当たり前」を具体的に解説しています。著者は明治クッカー代表取締役の西原亮氏。父親の跡を継ぎ、同社で代表を務める西原氏ですが、そのキャリアのスタートは外資系コンサルティング会社でした。まわりは経験者ばかりという環境に社会人経験ゼロで飛び込み、当時は「最も仕事ができない人」として扱われていました。同書では、そんな苦悩したコンサル時代に超優秀な上司から教わった「仕事ができる人が当たり前にやっている行動や考え方」、さらに、自身の試行錯誤を通じて実践してきた仕事術を惜しみなく公開。業界や業種を問わず、すぐに活用できる実務に直結した内容です。基礎力を身につけたい新入社員や若手ビジネスパーソンはもちろん、さらなるスキルアップを目指すマネージャー層にも役立つ1冊となっています。■目次(一部抜粋)はじめに1章 仕事ができる人の「考え方」の当たり前・「わかったふり」をしない・「不要なもの」を削ぎ落とす・シングルタスクに切り分ける2章 仕事ができる人の「コミュニケーション」の当たり前・上司に答えを聞かない・昭和的ビジネスマナーを守る・自ら指摘を求める3章 仕事ができる人の「チームワーク」の当たり前・「悪い知らせ」を最初に伝える・頼ることを諦めない4章 仕事ができる人の「TODO」の当たり前・「今週やるべきこと」を明確にする・TODOの障害を想定する・4分間だけやってみる5章 仕事ができる人の「会議」の当たり前・無駄な会議になんとなく出ない・最初の5分は雑談する・議事録で論理的思考を鍛える6章 仕事ができる人の「ノート術」の当たり前・縦型ノートをヨコに使う・「1日1見開き」を守る・メモは1枚に収める7章 仕事ができる人の「インプット」の当たり前・本は読みきらなくていい・1時間語れるまで調べる・仕事以外でお金を稼ぐおわりに謝辞もっと仕事ができる人になるための読書リスト◇著者プロフィール西原 亮(にしはら・りょう)明治クッカー代表取締役。慶應義塾大学卒業後、アメリカ・ニューヨークに拠点を置く投資ファンドと大手総合商社の合弁にて設立された経営コンサルティング会社に入社。主に全社組織改革、新規事業立案、新興国への海外事業展開戦略などのプロジェクトに参加。担当企業はグローバル大手印刷機器会社、イスラエル大手製薬会社、国内大手通信会社など多数。同社で5年の勤務を経て30歳を迎えた2013年、父親の跡を継ぐために明治クッカーに参画、同年8月より代表取締役に就任。万年赤字、廃業加速、低賃金、採用難、超アナログの産業において、売り上げ、従業員数ともに10年で700%の成長を実現。2019年より「にっしー社長」として、YouTubeおよびTikTok にてビジネススキルの情報発信を開始。「コンサル時代に教わった最強のノートの使い方。 TODOをゴリゴリ進めるノート術。」が60万回以上再生される。YouTubeのチャンネル登録者数は8万人、TikTokフォロワーは18万人を超える。本書が初の著書となる。■書誌概要『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』著者:西原 亮定価:1,760円発売日:2024年11月27日発行:ダイヤモンド社判型:四六並製・280ページ(エボル)
2024年12月11日11月18日、女性ひとり一人の“Well-living”をデザインするプロジェクト『W society』が、今年から女性をサポートする取り組みをスタートさせた、ベル ジャポン株式会社の「キリ」とコラボレーションし「私らしいキャリアの作り方」を考えるウェビナーを開催。転職サービス『doda』の副編集長・川嶋さんと、ベルジャポン株式会社のマーケティングコミュニケーションマネージャー・畠中さんが登壇し、参加者とともにこれからの時代のキャリアオーナーシップについて考えました。キャリアオーナーシップとは、個人が自分のキャリアに対して主体的に取り組む意識と行動のこと。終身雇用制度や年功序列制度が崩壊し始めている現代では、それぞれが主体的に自分のキャリアやスキルアップに向き合っていく必要性があります。だけど、自分だけでは「今後のキャリアの考え方」が分からない人も多いはず。キャリア迷子のマイナビウーマンの編集部員がウェビナーに参加し、これからの自分のキャリアについて考えてみました。■自己分析ワークで「価値観に合ったキャリア」を考える「今の仕事をいつまで続けよう?」と考えたことがある人は少なくないはず。同じ職場、同じ環境で働いていると、見知ったメンバーと働くことができ、仕事の効率が良くなるなどのメリットもありますが、新しいスキルが養いづらいというデメリットもあります。doda副編集長・川嶋さんのお話によれば、自らのキャリアを主体的に考えるためには「世の中と自分を知ること」が大切なのだといいます。まずは「社会の現状」について、データを参照しながら学んでいきます。「仕事内容も働き方も自分で意思決定を行ってきた方は、データで見ても仕事への満足度が高いです。そして近年、転職意欲を持つ女性はどんどん増えてきています。仕事における選択肢を見てみることを、前向きに考えている女性の数は増えてきています。転職後の平均年収もこの4年で増加傾向となっており、この先も上がっていく傾向だと考えられます」現在、転職市場で人気なのは「リモートワーク可」の企業。しかし、家事や育児を並行しながら仕事を続けたい女性の数は増えており、倍率も高くなっているそう。一方で副業に関しては、まだ行動に起こしている人が少ないといいます。こういった社会の現状を考えながら、自分の価値観の棚卸しを行うことで今後のキャリアについて主体的に考えてみようというのが、ウェビナーの趣旨でもあります。後半はワークを行い、今までの仕事内容から培った自分のスキルや経験、そして生活における比重がどこにあったのかを考えていきます。ポイントは、仕事や生活を通して何を快・不快に感じたかに目を向けること。それこそが自分の価値観であり、価値観に沿った働き方や仕事内容を考えることで、今の自分が養っていくべきスキルや、どんな会社が合っているのかが見えてくるのだそうです。どんな人から仕事を頼まれやすかったのか、どんな人と働くのが楽しかったか、チームの中で自分はどんな立ち位置だったか……自己分析がしっかりできると、現状自分がいる場所が合っているかなども見えてきます。今の自分の価値観と、現在の職種が合っていないなら、転職や異動を考えてみたり、そのために新しいスキルについて学んでみるのもひとつの手。このように、自分を知ることによって、今の自分に必要なもの、今の自分が楽しいと思える仕事や職場環境を考えていくことで、キャリアの手綱を自分で握れるようになっていきます。女性は自分の価値を過小評価する人が多く、スキルを自己申告するのが苦手な人も多いといいます。ワークを行うことで、自分の能力を自覚するきっかけにもなるのだそう。しかしデータを見ると、キャリアオーナーシップが芽生えてくる年代は、男女ともに40代くらいから。20〜30代は周囲の目を気にしてしまったり、ライフステージが激しく転換しやすいことから、なかなかキャリアオーナーシップを発揮できない女性が多いのだそうです。今後結婚するか、出産したいかなど、仕事だけでなく人生全体の価値観が定まっていないと、キャリアオーナーシップも発揮しづらくなります。しかし、「今後の人生をどうしたいかを含めて、主体性を持つことが大切」と川嶋さん。「思考が“仕事か、人生か”で分別されてしまうと悩んでしまうかもしれませんが、仕事と人生は繋がりがあるものです。大切なのは、自分の仕事や人生を、自分で意思決定していくこと。将来的に家庭や子育てに重点を置くのか、それとも仕事に注力したいのかを決めることも、意思決定としては重要なポイントです。結婚や出産は一人でするものではないので計画は立てづらいかもしれませんが、迷いがあるのであれば、いざという時にどちらも両立できるような仕事を選んでおくのも一つの手です。ただ、未定だからという理由でその場にとどまり続けなくてもいいのかなとも思います」30代から外資系企業に関わるキャリアを積んできたベルジャポン・畠中さんも、川嶋さんの話を聞いて、今までの自分を振り返るきっかけができたといいます。「自分がどの会社、どの仕事を選ぶかで、養えるスキルや経験は大きく変わってくると思います。行きたい業界が見つかったら、できるだけ早く行動しておくことが大切です。私も今回のワークを行ってみて、3年後の自分から逆算した時に、今どんな仕事をしておくべきなのかを考えることができました。おぼろげでも未定でもいい。とにかく、人生に目標を持って進んでいくことが大切だと思います」毎日働いていると、働くことそのもので目的が完結してしまいがち。3年後、10年後の自分がどんな仕事をしているか、どんな働き方ができるかまで考えて、毎日の仕事をこなせていない自分にも気が付きました。自分の価値観を知り、目標ができると、自分の行動ひとつに責任感が生まれる実感がありました。毎日こなす仕事にも意味を感じるようになり、本当はやってみたい仕事に向かって、小さな目標を設定できるようになりました。未経験の目標を達成するのは簡単なことではないかもしれませんが、かなえたい目標があるからこそ、毎日にハリが出ます。人生は「なんとなく」過ごしていくよりも、自分が行きたい方向に進んでいく方が、きっと楽しいはず!(取材・文:ミクニシオリ)
2024年12月08日大和書房は11月23日、『30代から、どう働くか お金、やりがい、自由――何もあきらめない人生戦略』(伊庭正康 :著)を発売しました。お金も、自由も、やりがいもあきらめない、キャリアアップ戦略本の登場です。■「30代の8割がキャリアに不安」!令和の30代事情慣れないマネジメント、上がらない年収、次々と転職・独立していく友人や同僚たち……。仕事でもプライベートでも、悩みが尽きないのが令和の30代。「30代の8割」が今後のキャリアに不安を抱いているという調査もあります(ライボ、2022年)。同書は、そんな30代の不安を正面から受け止め、解決する方法論を紹介しています。・もうすこし年収を上げたいけど、スキルに自信がない・今の会社でキャリアが停滞している・他の会社でやっていけるのか不安・家族もいるし、今さら転職・独立なんてできないもんもんと悩み、不安を抱えながらも、やむなく現状維持を続ける30代が、「今の自分」でキャリアアップするための戦略バイブルです!■著者は「ビジネスパーソン支援」プロ中のプロ!著者は、リーディングカンパニーから中小企業まで、悩めるビジネスパーソン25万人を支援してきた伊庭正康氏(ベストセラー『できるリーダーは、これしかやらない』(PHP)著者)。自分では気づかなかった「隠れた強み」を引き出し、市場価値を高めるテクニックを伝授します。同書のノウハウを実行すれば、年収を倍にするキャリアアップも夢ではないかも!■目次第1章40代から活躍する人が、30代でやったこと第2章あなたは「会社依存症」になっていないか?第3章30代を「人生のターニングポイント」にする方法第4章できる30代が絶対身につけている「考え方」と「スキル」第5章好きなように生きるためのぶっちゃけ話◇著者略歴◎伊庭正康(いば・まさやす)株式会社らしさラボ代表取締役。リクルートグループでは、20年以上求人メディア事業に携わる。最初は、夜のお店への「求人広告の飛び込み営業」に従事。ママさんに断られる日々に悩みながらも、仕事を「面白くする」セオリーを会得し、モチベーションが向上。その後は、「自分らしさ」を活かす営業手法を開発。様々な部門の営業で、プレイヤー部門とマネージャー部門の両部門で年間全国トップ表彰を4回受賞。累計40回以上の社内表彰を受け、営業部長、社内ベンチャーの代表取締役を歴任。2011年、研修会社(株)らしさラボを設立。リーディングカンパニーを中心に年間200回を超えるセッション(リーダー研修、キャリア研修、営業研修、コーチング、講演)を行っている(リピート率は9割を超え、全受講者数は約25万人)。「自分らしさ」を活かす実践的なプログラムが好評で、その活動は『日本経済新聞』『日経ビジネス』『THE21』など多数のメディアで紹介されている。オンライン学習「Udemy」をはじめ、「Youtube(登録者約20万人)」、「Voicy」、メルマガでも、時間管理、リーダーシップ、営業スキルなどの講座を提供し、ベストセラーコンテンツとなっている。■書誌概要『30代から、どう働くか お金、やりがい、自由――何もあきらめない人生戦略』著者:伊庭正康発売日:2024年11月23日定価:1,760円発行元:大和書房URL:(エボル)
2024年12月02日エミリスは、第二新卒で転職した経験がある158人を対象に「第二新卒の転職に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。■職歴が浅いうちの転職、実際はどんな感じ?厚生労働省によると、入社から3年以内に離職する新卒者は毎年3割以上にのぼります。そのため、社会人経験が3年未満の「第二新卒」で転職することは、決して珍しいことではありません。とはいえ、職歴が浅いうちの転職について「実際どうなんだろう」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。そこで実施された今回の調査。どのような実態が明らかとなったでしょうか。■第二新卒で転職に踏み切ったきっかけは「仕事内容が合わない」第二新卒で転職に踏み切ったきっかけの1位は「仕事内容が合わない(27.2%)」でした。2位、3位は僅差で「過重労働や休日出勤(24.7%)」「収入への不満(23.4%)」となっています。前向きな理由で転職を決意した人は少数。大半の人が、現職での仕事内容や労働環境、給与、人間関係に対する不満から脱却したいという理由を挙げていました。◇<1位仕事内容が合わない>・入社当初は、専門的なスキルを活かした業務ができると思っていたのですが、実際にはルーチンワークが多く、成長を感じられない日々が続いたため(30代 男性)・選んだ業種が自分の期待と異なると感じたため(20代 女性)・想像していた仕事よりも雑務作業が多かったから(20代 女性)・新卒で入った会社が自分のやりたい分野の業種ではなかったので、希望外の勤務地に配属されたのをきっかけに退社しました(20代 男性)・仕事内容が自分に向いていなかったから(30代 男性)「仕事内容が合わない」と回答した人の理由は大きく3つに分けられます。1つ目は、「思っていたような仕事ではなかった」など、入社前に想像していた仕事内容と実際の仕事内容が異なっていたケース。2つ目は、「希望していない部署に配属された」「雑用ばかりさせられる」など、やりたいと思っていた仕事に携われなかったケース。そして3つ目は、希望していた仕事に就いたものの、実際に働いてみると自分には向いていないことがわかったケースです。第二新卒で転職に踏み切ったきっかけとして、理想と現実のギャップが大きな原因であるとわかりました。◇<2位過重労働や休日出勤>・思っていたよりも残業や休日出勤が多く辛かったから(20代 女性)・勤務時間や労働内容が過酷で体調を崩してしまい、心身ともに疲弊してしまったから(20代 男性)・激務で未来が見えなかったため。体力的に厳しいと思った(20代 女性)「激務すぎる」「残業が多い」「休みの日にも頻繁に仕事が入る」など、過重労働や休日出勤の多さがきっかけで、転職に踏み切った人も。なかには、「サービス残業ばかりだった」「体調を崩してしまった」など、辛抱して続けるべきではないケースもありました。◇<3位収入への不満>・思っていたよりも給与が良くなかったから(20代 女性)・給与が低く生活が成り立たなかったから(30代 女性)・ボーナスについて入社前に聞いていた内容と違う部分があり、結果的に想定年収が大幅に下がってしまったため(20代 女性)収入への不満が転職のきっかけになった人も2割を超えました。とくに「思っていたよりも少なかった」と回答した人が多くなっています。職務経験が浅い新卒者は、初任給やボーナスが低く設定されることが一般的です。また業界や企業によって給与には大きな差があります。そのため、「入社時に聞いていた給料よりも少ない」「友人や知人と比べて自分の給料は少ない」と、不満を募らせるケースも多いと推測できます。◇<4位職場の人間関係>・人間関係が悪く、考えるだけで精神的に辛かったから(20代 女性)・上司との相性が悪かったから(20代 女性)・パワハラがすごく、事務所内に怒号が飛び交っていたりしていたので、精神衛生上良くないと思った(20代 女性)会社は働く場所ですから、「気の合う人とでなければ仕事ができない」というのはあまり望ましくありません。とはいえ、上司や同僚の存在は、仕事のモチベーションや精神面に大きな影響を与えます。そのため、職場での人間関係が悪化すると、仕事への意欲が低下したり、会社にいる時間が苦痛になったりすることも。今回のアンケートでは、「職場の人間関係」が転職のきっかけになったと答えた人の4割以上が、パワハラなどのハラスメントを受けた経験があると回答しています。職場の人間関係が転職理由となる背景には、単なる相性の問題だけでなく、深刻な要因が潜んでいることがわかります。◇<5位スキルアップしたい>・営業として慣れてきたタイミングで、さらに難しい業界や媒体の営業に挑戦したいと感じ行動した(20代 男性)・新しい環境で挑戦し、自分のスキルを活かしたいと思いました(20代 男性)・業務を通じて得られる成長や経験が思っていたよりも限定的で、自分がもっと成長できる環境を求めるようになりました(20代 女性)前向きな転職理由である「スキルアップしたい」が5位にランクインしました。「より難易度の高い仕事に挑戦したい」「もっと成長したい」など、さらなるスキルの習得や自己成長の機会を求めて転職を決意した人もいるようです。とくに、「現職の環境や仕事内容ではスキルアップが難しいため転職を決意した」という声が目立ちました。■第二新卒での転職をしたほうがいいと思う人は約9割に「第二新卒での転職はしたほうがいいと思うか」という質問に対し、「したほうがいい」と答えた人は86.7%にのぼりました。実際に第二新卒のタイミングで転職した人の多くが、転職によるメリットを実感しているとわかります。では「なぜ第二新卒で転職したほうがいいと思うのか」、その理由を聞いてみました。■転職をした方がいい理由1位は「需要が高い」第二新卒で転職をしたほうがいい理由を聞いたところ、もっとも多かった回答は「第二新卒は需要が高い(15.2%)」でした。2位「合わない職場に居続ける必要はない(13.9%)」、3位「早めに転職するほうがメリットが多い(12.0%)」と続きます。ランキング全体から、第二新卒として早めに行動を起こすことが、将来のキャリアを広げたり、自分らしく前向きに働ける環境を見つけるうえで役立つと考えられていることがうかがえます。◇<1位第二新卒は需要が高い>・社会人としてのマナーはある程度ありつつ、若くて伸び代がある第二新卒は需要があり、希望の企業に転職しやすいと感じるから(30代 女性)・年齢を武器として使える転職時期が、第二新卒だから(20代 男性)・若いというのが何より武器になって、ポテンシャル採用で結構大手とかも狙えるので(20代 男性)1位は「第二新卒は需要が高い」でした。転職経験者が実感しているとおり、第二新卒を歓迎する企業は多くあります。主な理由は次の3つです。・基本的なビジネスマナーが身についており、教育コストがかかりにくい・若いため、将来の成長を期待できる「ポテンシャル採用」が可能・社会人経験が浅く、前職の慣習に染まっていないため、新しい環境や仕事に柔軟に対応できる新卒でも職務経験が長いわけでもない「第二新卒」ならではのポテンシャルや柔軟性に、多くの企業が価値を見出しています。また近年は、企業が新卒の必要採用数を確保できなかったり、早期退職した新卒者の補充が必要になったりすることから、第二新卒の採用を積極的に行っているケースも少なくありません。◇<2位合わない職場に居続ける必要はない>・我慢して仕事を続けるよりも思い切って環境を変えたほうが良いと思うから(30代 男性)・人生は一度きり、不満を抱いたままで会社にとどまるのは損をしている(40代 男性)・嫌なことをずっと耐えて日々生活するのであれば、すぐに見切りをつけて自分の輝ける場を新たに探したほうがよい(50代以上 男性)「つらい状況や納得いかない状況に耐えて、新卒で入った会社にしがみつく必要はない」と考える人も多くなりました。ひと昔前と違い、今は転職がデメリットとはならない時代。社会の変化に伴って働き方やキャリアの選択肢が多様化し、自分に合った環境を求めて転職を選ぶことが一般的になりつつあるからです。さらに、第二新卒を歓迎する企業も増えているため、第二新卒での転職が不利になることが少ないことも理由と言えるでしょう。◇<3位早めに転職するほうがメリットが多い>・違うなと思ったら行動は早い方が良い。ダラダラと残ると辞めにくくなってしまうから(30代 女性)・自分に合わないと感じたり、続けていく自信が無くなったら早めに決断して次に進んだほうがいい(30代 男性)・新しいことを始めたいなら早い方がいいので(30代 女性)ダメだと思ったら、できるだけ早く転職したほうがメリットが大きいと考えている人も。年齢を経るほど、即戦力としての経験やスキルを問われることも多くなります。一方、第二新卒の時期であれば意欲や将来性を評価される「ポテンシャル採用」があるので、未経験の分野にも挑戦しやすくなります。また前職での経験が長くなると、新しい職場や仕事への順応が難しくなるケースも。職歴が浅いうちにであれば、新しい環境にもスムーズに適応しやすいと言えます。◇<4位ストレスを減らせる>・結果的にいい会社に就職できれば精神的ストレスがなくなる(20代 女性)・仕事内容や人間関係などが明らかに自分と合わないなと思ったらそのまま働き続けるのはストレスになるだけで自分のためにはならないと思うから。それなら若いうちに早めに見切りを付けて自分に合う会社を見つける方がいいと思う(20代 男性)・向いてないものを頑張って続けて精神を病んでしまう方も多いのではないかと思う。そうなるとこれからの人生、生きづらくなってしまいます。長く続けることばかりが大切ではなく、身体を壊さずに無理なくやっていけることが重要だと思う(30代 女性)「適性にあった仕事」や「良好な人間関係を築ける職場」に転職することで、ストレスを減らすことができます。自分に向いていない仕事を続けたり、人間関係の悪い職場にいることはつらいもの。毎日のストレスがボディーブローのように効いてきて、心身に負担が蓄積すると健康を害してしまうことさえあります。心身を壊してまで新卒の就職先に居続ける必要はないと考える人も多くなりました。◇<5位キャリアの再構築がしやすい>・早期に軌道修正することでその後のキャリアの満足度を高めることができるから(20代 女性)・早いうちに転職してデメリットはほとんどない。これからは自分でキャリアを作っていく時代だから、納得いく職が見つかるまで転職していいと思う(20代 女性)・まだ若いのでもし他に行って違うなと思った時に修正しやすいから(40代 女性)現在の仕事やキャリアの方向性を見直すことが、第二新卒のタイミングであれば比較的しやすいと考える人も多くなりました。職歴の浅い第二新卒の時期は、特定の職種や業種・仕事内容などにこだわりをもっていないケースが多く、新しい道を選びやすい傾向にあります。また、第二新卒には今後の成長やポテンシャルを期待して採用する企業も多いため、未経験でも採用のハードルは比較的低めです。そのため第二新卒の時期は、キャリアの方向転換をするには良いタイミングだと言えるでしょう。◇<同率5位経験を積み視野を広げられる>・何に向いているかを知るには様々な経験が必要だと思う(30代 女性)・失敗できるうちに色々な業種を試しておいた方が、その後、自分にとって良い選択を選び取りやすくなるため(20代 女性)・一つの場所にとどまる必要はないと思うから。経験は多い方がいい(30代 女性)「自分にどんな仕事が向いているかを知るには、いろいろな経験をしてみることが必要」と考えている人もいました。一つの会社で働いただけでは、自分の適性を知ることは難しいかもしれません。失敗が大きな痛手にならない若いうちに様々な仕事を経験することが、今後のキャリア選択に役立つのではないでしょうか。■まとめ職歴が浅い第二新卒での転職について、不安を感じる人は多いかもしれません。しかし、転職経験者の8割以上が「第二新卒での転職はしたほうがいい」と回答しているとおり、第二新卒のうちに早めに行動することは、将来のキャリア形成や自分に合った働き方を見つけるうえで大きなメリットがあります。さらに近年は、第二新卒を積極的に採用したいと考えている企業も増えています。現職に不満がある第二新卒の方は、自分に合った環境を見つけるために転職も視野に入れて一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。■調査概要「第二新卒の転職に関する意識調査」調査対象:第二新卒で転職した経験がある人調査期間:2024年10月31日〜11月14日調査機関:自社調査調査方法:インターネットによる任意回答有効回答数:158人(女性94人/男性64人)回答者の年代:20代 44.3%/30代 35.4%/40代 13.3%/50代以上 7.0%引用元:(エボル)
2024年12月01日Personalは、20代向け就職・転職支援サービス「パーソナルファイル【相性転職・就職】」の会員ユーザー264名を対象に、「仕事と学歴に対する意識調査」を実施しました。■約半数が、就職・転職活動で自身の学歴を「気にしている」学歴の気になる割合は50.7%と過半数に。一方、気にならない割合は37.9%、「どちらでもない」と回答した人は11.4%という結果になりました。■学歴が気になる理由は「選択できる幅が狭い」が最多学歴が気になる理由として最も多かったのは、「選択できる幅が狭い」で、26.25%を占めました。続いて、「就職・転職活動がうまく進まない」が18.29%という結果に。キャリアの選択肢が狭まることへの不安や、就職活動における不利を感じるなど、現実的な問題が上位に上がってきました。■自身のキャリアに、学歴が「影響あり」は4割超に学歴が自身のキャリアに影響を与えているかという質問に対し、「影響している」と回答した人が全体の44.3%と最も多く、学歴がキャリアに少なからず影響を与えているという意識がうかがえます。■学歴コンプレックス、過半数が「ない」と回答学歴コンプレックスを感じたことがあるかという質問に対し、約半数の人が「全くない」または「あまりない」と回答し、54.9%と過半数を占めました。学歴が自己評価に大きな影響を与えていないことがわかりました。■「学歴が高いほど、仕事の成功につながる」は4割超学歴が高いほど、仕事の成功につながると考える人は、全体の43.7%に。しかし、学歴以外の要素も重要だと考える人も多く、意見は二分する結果となりました。■「能力・スキル」や「経験」を重要視する人が圧倒的多数学歴よりも、実務経験やスキルの方が重要だと考えるかという質問に対し、89%の人が「そう思う」と回答。学歴が全てではないという考えが若年層の間で広まっていることがうかがえます。■学歴は「仕事の成功には直結しない」が多数派に仕事で成功するために最も重要な要素として、「能力・スキル」が54.9%と最も多く挙げられました。さまざまな知識・経験や専門的な技術が仕事の成功に不可欠であるという認識がうかがえます。■調査結果から見えてくること今回の調査結果から、20代の若年層は、学歴が就職・転職活動に影響を与えることを意識している一方で、学歴よりも実務経験やスキルを重視しているということが明らかになりました。新卒採用においては高学歴が有利になるケースが多いですが、転職者にとっては、学歴よりも能力やスキルが評価されるケースも少なくありません。特に近年は、ポテンシャル採用を行う企業が増加しており、未経験からでも活躍できるチャンスが広がっているといえます。■調査概要調査対象:20代の会員ユーザー調査期間:2024年6月12日〜7月1日調査機関:自社調査調査方法:インターネットによるアンケート回答有効回答数:264名引用元:(エボル)
2024年11月27日取材・文:ミクニシオリ撮影:大嶋千尋編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部隣の芝は青く見えるとよく言いますが、隣の部署も青く見えるもの。リモートワークがしやすい部署、働く姿がキラキラ輝いて見える部署……今の自分は感じることができない魅力がある、そんな気がしてしまいますよね。しかし、新卒でカンロ株式会社に入社し、ジョブローテーション制度で7年目にしてすでに3部署を経験している高橋舞さんは「どの部署にいてもキャリアの軸は変わらない」と言います。同じ会社の中でも、職種が変わると働き方も仕事内容も変わるもの。ですが彼女には、自分が関わっている「商品が好き」という、ブレない軸があるのです。■7年間で3部署を経験。各所でのスキルを生かして再度営業職にではさっそく、高橋さんのこれまでのご経歴から教えてください!新卒でカンロ株式会社に入社して、現在7年目になります。私が入社した時にはジョブローテーション制度があり、今までに三度の異動を経験しています。入社から3年半は営業として東北の支社に勤務し、その後本社に異動となり、商品企画として2年、現在はまた営業として、コンビニエンスストアを担当させていただいております。それぞれ、どんなお仕事をされていたのでしょうか。東北では営業として、地域の小売店に対しての商談から、売り出し時の商品展開までを一貫して担当していました。横のつながりが強いエリアだったので、得意先との飲み会にも積極的に参加し、徐々に交友を深めていきました。慣れない土地での社会人デビューは不安だったのですが、周囲の人にも恵まれて、最後は離れがたい思いから泣きながら東京に戻ってきました。高橋さんのお人柄ゆえでしょうか。明るくて親しみやすいと言われませんか?本当ですか?そう思っていただけるととても嬉しいです……!笑顔もステキ!では、次は商品企画時代のことも教えてください。異動先の部署は新商品の企画を担う部署でした。もともとグミが大好きでカンロへの入社を決めたので、企画部への異動は不安もありましたが直接商品に携われるという点で胸が躍りました。私が担当した商品の一つに「マロッシュ」という商品があるのですが、企画を考えるところから売り出し時のプロモーションなど、商品が世に出るまでの全てに携わっていたので、担当商品は我が子のようにかわいく見えてしまいます(笑)。マロッシュといえば、今やどのコンビニでも目にしないことはないほど人気の商品ですよね。初めて食べた時は、あのふわふわ食感に驚きました。マロッシュはその「新食感」にとにかくこだわって作られた商品なので、そう言っていただけると嬉しいです!でも、営業と企画だと、お仕事の内容もかなり変わると思うのですが……異動時は大変だったのでは?営業時代は社会人デビューの時だったこともあり、とにかくタスクをこなしていく働き方でした。企画への異動時は社会人としての経験があり、自分で考えながら働くことを求められることも増えたので、慣れるまでに時間がかかりました。でもやっぱり、企画職はとにかく商品に愛着が湧くので、最終的には営業の時とは違った楽しさを感じながら働くことができました。仕事が楽しくなるきっかけもあったのでしょうか?「店頭でたくさんのお菓子を見ている中で、自分が一番買いたいと思える商品を作りなさい」という上司からの一言が、担当商品に愛を持つきっかけになりました。自分が食べたいお菓子を自分の手で作れるって、夢みたいですよね!もちろん、実際はいろんな数字やデータを比較しながら、地道に作業する工程も多いです。でも、誰かがおいしく食べてくれるだろう、ではなく、まずは私が欲しいと思えるものを作るんだと思えた時、仕事が一気に自分ごとになったんですよね。企画職の頃もご活躍されていたかと思うのですが、現在はまた営業に戻られているんですよね。今は全国に店舗を持つ小売様を担当しているので、影響力も大きく責任の重さを感じています。10年前と比べてもグミの市場がかなり大きくなってきているので、商談時の手応えもまったく違います。特にコンビニはトレンド意識が強いので、商品説明会の熱量も高く、前の2部署とはまた違う楽しさがありますね。色々な部署で異なるスキルを研鑽されたと思うのですが、現在のキャリアにも生きていると感じますか?そう思います。たとえば東北での営業時には、市場データの分析を強みに商談を行っていましたが、今は企画職を経験したことで、商品に強い愛情を持てるようになりました。商品説明にも熱が入りますし、その思いは得意先にも伝わっていると感じます。■コアタイム×フレックス制度でプライベートのライフイベントも両立作り手の気持ちが分かると、販売にもより力が入りますよね。そうなんです。今は入社時より大きな市場で、トレンドを捉えている取引先と話す機会も増えているので、今後この経験を生かして、また企画職に戻れたらいいなと思っています。今後の異動は希望制なのでしょうか?ジョブローテーションの期間は終わったので、ここからは上司や会社と相談して、自分のキャリアを決めていくことになりますね。営業もやりがいはあるのですが、大好きなグミのことを考えている時間がやっぱりいちばんワクワクするんです。高橋さんは今後も、お仕事に力を入れていきたいというお考えですか?仕事はもちろん、プライベートともしっかり両立していきたいです。部署や時期によって波はありますが、個人的にはとても働きやすい会社だと思っています。今は趣味でよさこいをしているのですが、お祭りシーズンや大会がある時は、普段より多めに有給を取らせていただいています。ワークライフバランスの整った生活ができていそうですね。現在は出社されることが多いですか?営業は得意先に訪問することも多いので、週に2回ほどは出社しています。でも、それぞれのワークライフバランスは実現しやすいと思います。実は、企画職時代に母の介護を経験しているのですが、その時はほぼフルリモートでした。訪問診察もあったので、コアタイム以外はフレックス制度を利用し、早朝や夜に仕事をしながらうまく働くことができました。それは大変でしたね。でも、その時期もフルタイムで働いていたんですか?はい、フルタイムでした。長くお休みせずに乗り越えられたのは、理解ある職場のおかげです。急に働けない時間ができても大丈夫なように、進捗は細かめに上司へ報告していました。なんだか、チームにも優しくてすてきな方が多そうですね。そうなんです。東北時代も本社に来てからもそうですが、カンロは本当に優しい人が多くて、いつも頭が上がりません。■どの部署でも「グミ愛」は変わらない高橋さんの、働く上での一番のやりがいはなんですか?やはり、大好きなグミに関われていることですね。今でも商談時はマロッシュに熱が入りやすいのですが、それ以外の商品も大好きなものばかりなので、商談がうまくまとまった時は、そのたびに新鮮な嬉しさを感じます。高橋さんの熱いグミ愛が伝わってきました(笑)。ちなみに今のグミトレンドはどうなっているんですか?そうですね……グミってお菓子の中でもすごく自由度が高くて、食感や形を自由に考えやすいんです。私自身、業界研究も兼ねて他社さんのものも含めて色々なお菓子を食べているのですが、やはり今は「今までにない食感」が求められていると感じます。高橋さんの一番好きなグミも聞いてみたいですね。ピュレグミも捨てがたいですが、やっぱりマロッシュです。仕事で携わったからというだけでなく、あのもちもち感と弾力の組み合わせが、歯に当たる時の感覚がたまらないんですよね……!今年の2月にはパッケージもリニューアルしてかわいくなったので、まだ食べたことがない方にもぜひ食べてみてほしいです。ここまでの取材を通して、高橋さんの仕事に対する実直な姿勢や明るさがとても印象的だと思いました。最後に、高橋さんのモチベーションがどこからやってくるのかも教えてください。働いている間も、できるだけキラキラしていたいと思っているんです。自分に自信がない時って、どうしてもキラキラできないから、自信を持ち続けるためにも努力は必要だと思います。すべての仕事が楽しいわけではなくても、その時の頑張り次第で、新しいスキルが身につくかもしれない。そうすれば、つらかった時の自分にも「ありがとう」って言えると思うんです。未来の自分が輝けるように……それが、私の働くモチベーションです。ポジティブな価値観に、元気をもらっちゃいました!その上で、大好きなグミをもっとたくさんの人に届けたいです。今後、営業を長く続けるのか、企画の部署に戻れるのかはまだ分かりませんが、どの部署でも私が「グミづくり」の一端を担っていることには変わりませんから。今後も大好きなグミを軸に、輝くキャリアを築いていきたいです。
2024年11月08日コワーキングスペース・レンタルオフィスの「BIZcomfort(ビズコンフォート)」を運営する「WOOC(ウォーク)」は、全国20代〜50代の男女300名を対象に「リスキリング・自習に関するアンケート調査」を実施しました。■リスキリング・自習に関するアンケートについてキャリアの多様化が進んでいる現代では終身雇用ではなく、転職やキャリアチェンジが一般的になっています。また、近年のテクノロジーの進化によって、AI活用・デジタル化・自動化などが企業でも求められるようになり、これに対応できる人材を求める傾向が高まりました。2020年頃からはテレワークやハイブリッドワークなどの新たな働き方が浸透し、多くの企業がリモートワークやデジタル化を加速させたことで、ITスキルを必須とする企業も増えたと推察されます。同時に、企業だけでなく、国も急速に変化する市場や世界情勢に適応するために、リスキリング支援事業を活発化させるなど、個人のスキルアップやキャリア形成の促進を行っています。リスキリングは一時的なブームに留まらず、今後も長期的な傾向として定着していくと考えられます。そこで今回は、リスキリングやスキルアップの必要性を感じたことがある全国の社会人300名を対象に、リスキリングを意識した自習経験や実施場所などの実態調査を行っています。■大半が「リスキリングやスキルアップのための自習経験あり」スキリングやスキルアップを目的として自習をしたことがあるかという質問に対し、「はい」(53.0%)、「いいえ」(34.3%)、「今後したい・行う予定」(12.7%)と、大半が自習経験や希望があると回答しました。■自習を行った場所は、約8割が「自宅」と回答実際に自習を行った場所としては、「自宅」(78.6%)、「職場」(10.7%)、「シェアオフィス、コワーキングスぺース」(6.9%)が上位となりました。■自宅のメリットは「利用代がかからない」が約8割に自宅で自習を行った約8割の人は、自宅で自習をするメリットとして「施設利用代がかからない」(33.6%)、「移動時間がかからない」(18.4%)、「オンオフの切り替えができる」(15.2%)を上位に挙げています。■デメリットは、「オンオフの切り替えができない」が約半数自宅で自習を行うデメリットとしては「オンオフの切り替えができない」(50.4%)、「電気代や消耗品代がかかる」(19.2%)、「集中できない」(15.2%)が上位となりました。■シェアオフィス/コワーキングスペースの利用経験者は2割強同調査の対象者において、シェアオフィスやコワーキングスペースの利用経験がある人は(23.7%)、ない人は(76.3%)でした。■8割以上が、シェアオフィス/コワーキングスペースには「価値がある」シェアオフィスやコワーキングスペースの利用経験がある人の8割以上が、日常でそのような施設を活用することに価値を感じています。■利用価値を感じている理由、約4割が「仕事に集中できる」と回答シェアオフィスやコワーキングスペースの利用経験がある人に、利用価値を聞いたところ「仕事に集中できるから」(39.0%)、「時間の使い方にメリハリがつくから」(28.8%)、「作業スペースが充実しているから」(25.4%)が上位となりました。■調査概要「リスキリング・自習に関するアンケート調査」調査期間:2024年8月26日〜8月27日調査対象:全国20代〜50代のリスキリングやスキルアップの必要性を感じたことがある社会人300名調査方法:インターネットによるアンケート調査※回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。(エボル)
2024年10月26日一般社団法人日本テレワーク協会(JTA)はこのほど、「ICTを活用した時間や場所にとらわれない働き方」がうまくいくための、本質的な“ワークスキル”をまとめた「テレワークスキル標準」を策定しました。また、同標準に基づく研修(「テレワークスキル標準研修」)も開始。日本初となる受講は、長野県安曇野市および、標準策定メンバーのキャリア・マムとの連携により、安曇野市内の企業を予定しています。■テレワークもオフィスワークも!働き方の新標準「ハイブリッドワーク※1に移行したけど課題がある」「テレワークは関心があるが非効率かも」「社員の自律性を高めたい」といった、働き方についての尽きない悩みを抱える企業・団体に、JTAではこの研修受講を推奨しています。不確実性の時代に、事業の創出や人材の成長により企業の価値を高めるためには、多様な能力を持つ人材を「惹きつけ」「活躍できる」職場づくりが必要です。人材を「惹きつける」には、経営者が経営理念、ミッション、ビジョン、バリュー(MVV)を明示し、働きがいがあり働きやすい人事管理制度を整備することが重要といえます。一方で人材が「活躍できる」ようにするには、現場の管理職と人材の双方が、コミュニケーション・すり合わせ、人事評価、労務・健康管理、作業・IT環境、リスキリング等において、求められる行動について腹落ちし、納得感をもって取り組む必要があります。ここが非常に重要なポイントで、かつ難易度が高いと考えられます。「テレワークスキル標準」はMVVを源とする求められる行動、働き方が、現場の管理職と従業員に浸透するための、本質的な“ワークスキル”や工夫、事例をまとめたものです。テレワークであっても管理職と従業員等が上手にコミュニケーションをしながら、自律して働き、進捗管理が滞りなく可能となるための内容。またテレワークだけでなく、オフィスワークにも必要であり役に立つ、現場の管理職と従業員の力強い味方となるスキルをまとめています。※1:通常のオフィスでの勤務と同オフィス外での勤務を組み合わせた働き方■テレワークスキル標準の概要【内容】テレワークに必要な雇用管理やセキュリティ、「時間や場所にとらわれない働き方を進めるための取組」に関する政府のガイドライン、報告書をもとに、現場で実施するための具体的なスキル、工夫、事例をJTAがまとめたもの。コミュニケーション・すり合わせ、人事評価、労務・健康管理、作業・IT環境、セキュリティ、リスキリング、キャリアアップなどで構成。非公開。【策定体制】JTAに「テレワークスキル標準策定・研修検定委員会」を設置し策定。委員会メンバー:キャリア・マム 堤香苗、パーソルテンプスタッフ 古澤一樹、ANA総合研究所 森孝司、シーエーシー 齋藤学事務局:JTA■テレワークスキル標準研修の概要【内容】テレワークスキル標準に沿って、JTAがカリキュラムとシラバス、および教材をまとめ、研修として提供するもの。7.5時間から10時間程度の座学と演習、および受講終了後の検定で構成される。【受講対象】・次のような課題を抱える企業や団体‐ 時代にあった効率的・効果的働き方を現場の管理職や従業員等に学ばせたい‐ テレワークやハイブリッドワークがうまくいかない‐ MVVを従業員の行動と働き方に浸透させたい、等・テレワークで派遣社員として就業したい、業務を受託して働きたい個人等【講師】・JTA会員の働き方に関する人材教育の専門企業、専門家【検定】・2時間で50問の選択回答方式。すべてテレワークスキル標準教本から出題される(予定)【提供開始時期】・2024年11月(エボル)
2024年10月01日取材・文:ミクニシオリ撮影:大嶋千尋編集:中納俊/マイナビウーマン編集部「飛び込んでみて初めて見える景色がある」。そう話してくれたのは、日本HPのプリンティング事業本部長で女性リーダーとして活躍する、沼田綾子さん。二児の子育てと両立しながらキャリアを構築する中、仕事に全力を注ぎきれなかった時期もありましたが、自分自身へのもどかしさや歯がゆさ、コミュニケーションの苦労にも向き合い、逃げずにひとつひとつ問題を解きほぐしたことで活路を見出したそう。現在は国内外の様々なチームと連携してビジネスを推進しています。2019年から2023年まで 4 年にわたり日経産業新聞「女性管理職が語る」に寄稿するなど、自身の経験をもとにした次世代や女性リーダーの育成に尽力している沼田さんですが、当初は「リーダーとしての自信は全くなかった」のだそう。今はみんなに慕われる女性リーダーである沼田さんに、その半生を振り返っていただきました。沼田綾子さん日本HPのプリンティング事業本部長、日本HPリーダーシップチームの一員。2001年に日本HPの前身であるコンパックコンピュータに入社。以降、一貫してマーケティングを担当し、2017年から2023年までパーソナルシステムズ事業本部でコンシューマーPCの責任者を7年間務め、2024年より現職。現職ではインクジェットプリンターおよびレーザープリンター製品を担当し、ビジネス全体の責任を負う。ペーパーレス化が進む世の中で、デジタルとアナログを最適なバランスで組み合わせることを提案。■「ずっと続けられる仕事」を軸に、PC業界へQ.1 幼少期はどんな性格でしたか?外で遊ぶのが好きで、木登りなどやんちゃな遊び方にハマっていた覚えもあるのですが、それと同じくらい読書が好きでした。図書館にもよく籠もっていましたね。裕福な家庭ではありませんでしたが、本は欲しいだけ買ってくれたので、学習雑誌などを毎月買ってもらって読むのが楽しみでした。Q.2 どのようなご家庭で育ちましたか?父はサラリーマンで、母は専業主婦の家庭です。だけど母は、本当は仕事を続けたい人だったと思います。小さい頃から「女の子でも、家庭を持っても仕事を続けなさい」と言い聞かされていたので、自分もなんとなく仕事をはじめたら、その生活をずっと続けるのだろうと思っていました。Q.3 思春期は学校でどんな存在でしたか?中学校の時に入っていたバスケ部は厳しくて、運動だけでなく成績の維持も求められました。そのおかげもあって、中学校では優等生的な立ち位置だったのですが、高校で進学校に入ると、周囲に優秀な子が増えて。途端に自信をなくしました。勉強も好きではなかったので吹奏楽部に入って、他の子と同じようにただ和気あいあいとしていたと思います。しかし高3になって、母から急きょ「大学は自宅から通える国公立しか行かせられない」と言われ、最後はがむしゃらに勉強に打ち込みました。その時、集中力の高さという自分の強みを発見できました。Q.4 学生時代に注力したことはなんですか。なんとか大学には受かったのですが、大学の授業が社会に出てどう役立つのかピンとこず、大学時代はバイトに明け暮れていました。家庭教師や飲食のバイトも楽しかったですが、一番長く続いたのは結婚式場でしたね。チームが一丸となってお客様の人生の大切な一日を作り上げることに、やりがいを感じていました。Q.5 これまでのキャリア変遷を教えて下さい。母に言われたことが心に残っていたので、就活の軸は「女性でも活躍でき、長く働ける会社に入ること」でした。最初に入社したのがソフトウェア関係の会社で、4年営業を経験した後、マーケティング職を志して転職活動を行い、PCメーカーであるコンパックコンピュータに転職しました。ECチームに配属され、広告戦略や販促など、幅広く携わることができました。途中で現在の日本HPと合併しましたが、そのままPC関係の事業に長く関わり、今年の1月にプリント事業部に異動しました。■リーダーとして目指すのは「対話重視のマネジメント」Q.6 リーダー職に就いた時の心境を教えてください。最初に部下を持ったのは2017年頃だったのですが、その頃には、上の子の受験も考えていたので、両立できる自信は全くなかったです。現に一度は、昇進をお断りしていました。子供の体調で急に休むこともありましたし、一日一日が精いっぱいで正直自分のキャリアなんて考えていられなかったんです。頭の片隅にはずっと、無理だったら辞めようという選択肢もありました。ですが、その頃たまたま女性向けのキャリアトレーニングを受講していて、社外の女性管理職の方とお話する機会をいただきました。その方が「できると思って声をかけられたのだから、完璧に出来なくてもあなたのせいじゃないよ」と背中を押してくれて、マネージャー職も無理だったらその時にまた考えればいいと気楽に捉えることにしたんです。ですが、最初は本当に自信がなかったですね。Q.7 リーダー職についてから大変だったことは?色々ありますが、当初は女性リーダーも少なくて、ロールモデルがおらず悩むことが多かったです。周りで活躍しているのは強いリーダーシップを持っている方や、自分とはタイプが違う方ばかり。尊敬できる部分はあっても、自分からは遠すぎて……。肩の力が入りすぎていて、自分ひとりで抱え込んでしまって爆発したこともありました。しかし、キャリアトレーニングを通じて他企業で活躍する女性リーダーに話を聞くうちに「どんなスーパーウーマンにも迷いはあるし、飛び込んでみて初めて見える景色がある」ことを知ったんです。だから、これからの日本を作っていく方々には、大変なことは色々あっても、やってみればなんとかなるよと伝えたいです。Q.8 リーダー職として気をつけていることはありますか。自分は「みんな私について来て!」と先頭に立って引っ張るタイプではないので、メンバーとの対話を重要視しています。なるべくみんなが納得感を持って前に進めるよう、自分の中で決めていることも、みんなと話し合ってチームの目標として共有するようにしています。あとは、トラブルでしんどい時や大変な時ほど逃げ出さずに向き合うこと。そうした経験を経て、リーダーとしての胆力や自信が培われるし、周りからの信頼を得ることができると感じます。それと、メンバーのやっていることに手を出しすぎないことも気をつけています。一応バックアッププランも考えておいて、間に合わなかった時だけサポートできるよう意識しています。Q.9 仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?マネージャーとしては、自分のチームメンバーの成長の瞬間を感じる時に、やりがいを感じます。目標は低すぎると成長している感じがしないし、高すぎる目標だと心が折れてしまうので、つま先立ちしたら手が届くくらいに設定するのがコツだと思っています。そうすると、もうちょっと高いところにも手が届く気がしますし、新しい景色を見たくて頑張っているメンバーを応援したくなるんですよね。Q.10 仕事終わりやお休みの日は何をされていますか?プレイヤー時代も長かったので、マネージャーになってすぐは抱え込みすぎて、必然的に働く時間も長くなってしまっていたのですが、今はメンバーのみんなにもしっかり頼りながら、上手に働けるよう工夫しています。自宅ではPodcastなどでラジオを楽しみながら、家事をこなしています。仕事と子育ての両立には体力も重要なので、数年前からパーソナルトレーニングにも通っています。■家庭用プリンターで「アナログとデジタル」2つの選択肢を持つ暮らしを実現するQ.11 メンバーとはどんな関係ですか?リモートワークが中心ですが、週に1日はメンバー全員で出社する日を決めて、リアルでもコミュニケーションするようにしています。会社としても全体で集まる機会を定期的に作ってくれているので、働きやすさと交流量のバランスがちょうどいいです。Q.12 ストレス発散の方法を教えてください。子育て中心できたので趣味らしい趣味はないのですが、映画を見るのが好きで、子育て中もよく映画館には行っていました。最近は毎週1本は気になるものを観に行きますね。配信サービスもよく利用するのですが、色々入りすぎているのでちょっともったいない気もしています……(笑)。Q.13 どんなところに住んでいますか?子育てと仕事の両立ができることを軸に家を購入したので、狭くても便のいい土地を選びました。学校や学童が近く、図書館や公園もあって子育て中も助けられました。Q.14 マイブームはありますか?プリンティング事業本部に来てからは、自宅でプリンターを使うのにハマっています。HP Smart Tankというシリーズを使っているのですが、ボトルでインクを補充できるので、カラープリントも気兼ねなく楽しめますし、写真もキレイに印刷できるので、アルバムを作って楽しんでいます。子供たちも学校でもらってくるスケジュール表などをプリントして、上手く利用しています。Q.15 今後の展望を教えてください。チームに来て間もないですが、生活の中でその便利さを思い知っています。自宅にプリンターがあることで暮らしがどう変わるのか、もっと積極的に発信していきたいと思っています。タンク型のプリンターが世の中にもっと広まれば、仕事もプライベートもさらに便利で豊かになると思っています。世の中はデジタル化が進んでいますが、これからの時代は「アナログとデジタルの共存」が求められていくと思います。アナログとデジタルには別の利点がありますし、両方の良さを活かしながら、アウトプットの方法を考えることができるのがベストです。そんな世の中を実現できるよう、これからも尽力していきたいです。
2024年09月30日学研ホールディングスのグループ会社、ベンドが運営する「スキルアップ研究所」はこのほど、「転職に際するリスキリングに関する実態調査」を行いました。■調査背景近年、「リスキリング」という言葉をよく耳にするようになりました。キャリアチェンジやスキルアップを目指す人々にとって、リスキリングは重要な手段として注目を集めています。一方で、その実際の効果や転職にどれほど役立つのかについては、これまで明確な実態が把握されていませんでした。そこで今回、転職前にリスキリングを経験した人を対象に、リスキリングが転職活動にどのような影響を与えたかについて明らかにすべく、調査を実施しています。■3分の2以上がリスキリング後の転職で「年収アップ」を実現「リスキリングをした後に転職したことで、年収に変化はありましたか?」と質問したところ、リスキリング後の転職で年収増加を達成した人は3分の2以上にのぼっています。分野別で見ると、特にマーケティング、ITリテラシーに取り組んだ人で年収増加傾向が顕著でした。■リスキリングでスキル向上を実感した人は7割以上リスキリングをしたことによる自分の能力やそのレベルの変化をどのように評価するかについて尋ねたところ、75%の人が能力の向上を実感しており、リスキリングが個人のスキルアップに寄与していることが明らかとなりました。特に「非常に向上した」と感じる人が13%いることから、大きな効果を得た人も一定数存在していることがわかります。■リスキリングはキャリアにポジティブな影響を与えるリスキリングがキャリアにどのような影響を与えたかについてリスキリングの目的別に分析したところ、いずれの層でも給与の上昇・転職の成功・キャリアアップが主要な影響であることがわかりました。また、給与の向上のみを期待するよりも、キャリアアップやスキル習得、将来のキャリアを念頭においたほうが結果として給与向上につながりやすいことも読み取れます。■課題と展望調査結果から、リスキリングを検討する際には、自分のキャリア目標や市場の需要をしっかりと把握し、どのスキルが将来的に役立つのかを見きわめることが重要であることがうかがえました。適切なリスキリングを行うことで、自己肯定感や自信の向上につながり、結果的に転職活動にも良い影響を与えることが期待できます。今後の課題としては、リスキリングの効果を最大限に引き出すことが求められます。個々のキャリアプランに応じたリスキリング戦略を立て、効果的にスキルを習得していくことが、成功のカギとなるでしょう。市場の変化を常に把握し、自分自身の強みや興味を反映したリスキリングを行うことで、未来のキャリアの展望を最大限に広げることができるはずです。■調査概要「転職活動におけるリスキリングに関する調査」対象者:転職前にリスキリング(資格取得や学び直し)を経験した人対象地域:全国調査方法:インターネット調査調査期間:2024年8月22日〜9月5日回答数:100引用元:(エボル)
2024年09月30日取材・文:ミクニシオリ撮影:洞澤佐智子編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部「世界中の月経の“不平等”をなくしたい!」そんな思いで大王製紙株式会社に就職した、一人の女性がいます。新卒で入社してからずっと生理用品に関わり続けてきた出野結香さんは、現在フェミニンケアのブランドマーケターとして、生理用品ブランド「elis(エリス)」をはじめとする商品企画やプロモーションなどを担当しています。生理用品と女性の身体、毎日の心身の健康に向き合い続けてきた彼女のキャリアはまさに「フェムキャリ」。彼女自身の生理用品へのこだわりや想いも聞きながら、フェミニンケア分野で目指す今後のキャリア形成についてもお伺いしました。■生理用品に興味を持ったきっかけは学生時代の講義はじめに、出野さんのこれまでのご経歴について教えてください。2015年に大王製紙に入社し、3年半は営業職として、生理用品に限らず当社の様々な商品の商談に参加しました。入社当初から「生理用品に関わりたい」と言い続けていたこともあり、ブランドマーケティング部に異動してからは「elis(エリス)」ブランドの「エリスショーツ」や「クリニクス(CLINICS)」などのブランドマーケティングを総括しています。ちなみに、生理用品に興味を持ったのは何かきっかけがあったんですか?大学は国際地域学部出身なのですが、1年生の時にアフリカの生理事情について講義を受けたんです。日本では当たり前にどこでもナプキンが買えるけれど、アフリカでは衛生的な生理用品が手に入らない地域もあると知りました。日本で暮らしていると、なかなか考える機会のない話ですね。そうですよね。私は生理について大きな悩みを持ったことがなかったのですが、気になって色々調べてみたら、国によっては生理中の女性を避けるような文化も残っていることを知ったんです。それってなんだか、不平等だなと思って。文化の違いなどもあるのかもしれませんが、私も驚いてしまいました。今の日本もかなり、生理用品の種類が増えていますよね。でも裏を返せば、正しい知識がないと自分に合うものを選べないということでもあると思うんです。もっと言えば、日本以外の国の人々も、知識があれば今と違う選択ができるかもしれない。知識や文化の違いで生まれてしまう生理の不平等をなくしたいなと思って、まずは生理用品について詳しく学ぶために大王製紙への入社を決めました。そうした経緯があったんですね。でも確かに、日本でも生理用品の選び方が分からない人は多そうです。ナプキンにタンポン、月経カップや月経ディスク、吸水ショーツ……経血量やその人の環境次第でも合うものは変わりますが、まずは使ってみないと分からないことも多いですよね。生理用品の種類が多くなっていますが、これまでのデータを見ていると、今はまだ紙ナプキンを使っている人が大半なんですよ。新しい生理用品を取り入れるのって、ちょっと勇気がいりますよね。そうですね。使い方があまり知らない商品は使うのに勇気が必要ですよね。選択肢が増えているのはいいことですが、紙の生理用ナプキンは持ち運びがラクで使い捨てができるので、衛生的だと思います。吸水ショーツをつけていてもやっぱり心配な日もあるし、紙ナプキンって手放せないですよね。そうしたお声も多いので、当社では紙ナプキンの新商品開発に力を入れています。昨年発売した「エリスショーツ」はショーツ型の生理用ナプキンになっていて、外回りなどでなかなかトイレに行けない日や、量が多い日に在宅勤務をする時など、私も重宝しています。紙ナプキンにも新商品が出ているんですね。カラーがブラックなのもいいですね!外側がブラックなので、経血の色も気にならないし、ショーツのような感覚で履けるのに使い捨てで衛生的なんです(経血を吸収する部分は白色)。■フェミニンケアブランドマーケターの「生理用品選び」出野さんは日々のお仕事の中で、何をしている時間が長いんですか?今はデータ解析に特化した働き方をしているので、調査データとにらめっこしている時間と、社内会議に出ている時間が長いです。調査データを見ていると、どんな気づきがありますか?意外にも生理に関して、お悩みが曖昧な方が多いように感じますね。例えば経血量や生理の重さって、なかなか他人と比べられないので、自分で判断しづらいじゃないですか。なので生理用品選びも、皆さん「なんとなく」で選んでいる部分も多いようなんです。言われてみるとそうかも……学生の頃、最初に手に取ったものを使い続けている人も多そうです。だからこそ、好みで選ばれていたりもするんですよ。厚みがある方が安心だという方もいれば、薄くて快適なものの方がお好きだという方もいます。ただ、ルーティンで使ってきたものを変えるのが怖いという方も一定数いるので、いいものを作ってもなかなか届かないことがあるのも、難しいポイントですね。出野さん自身は、どのように生理用品を選んでいるんですか?私はこの仕事をしていることもあって、複数の生理用品を使い分けています。例えば、1日目は意外と経血量が少ないので、摩擦があってもいいようにエリスの「素肌のきもち」を使います。保湿成分を配合したシートが、かゆみが起きづらくてお気に入りです。肌に優しい素材も、最近かなり増えてきましたよね。多い日の日中は「コンパクトガード」ですね。薄いけど吸収量が多いので、座りっぱなしの会議でも快適です。会議時間が長くて心配な時や、終わりがけで意外と経血量が少ない時は「エリスショーツ」が便利です。色々そろえているのでトイレの収納はかさばりますが、選択肢が多いと安心だし、生理の時も気分が下がりにくいですよ。お話を聞くと、せっかく簡単に手に入るのだから、生理週間を快適に過ごすためにも色々と使い分けてみたくなりますね。慣れていくと本当に必要なものが分かると思うので、一度色んな商品を手に取ってみてほしいです。日本ではまだまだ、女性同士でも生理の話題を口にしづらい雰囲気もあると思いますが、ぜひ気心知れた友人や家族とは、使い心地などをシェアし合って欲しいです。大王製紙さんはやっぱり、社内でも生理の話はしやすいんですか?うちは少し特殊なのかもしれませんが、男性社員の前でも生理の話はしやすいですし、生理休暇もあります。ちなみに男女ともに産休育休の取得率もかなり高くて、女性のライフステージにも寄り添ってくれていると感じます。めちゃめちゃいい会社ですね……!出社や在宅勤務の頻度も調整できますし、社内の人はいい人ばかりだと思っているので、かなり働きやすいと感じています。メーカーだということもあり、チームで働くことも多いですが、積極性と優しさを兼ね備える社員が多いですね。■アラサーならではの悩みも。それでも想いは変わらない出野さんは今後も、フェミニンケアブランドに関わりながらのキャリア形成を考えているのでしょうか。会社の意向もあるので難しいところですが、私個人としては今後も生理用品に関わり続けていきたいと思っています。4年ほど前から、一番関わってみたかった生理支援分野も担当しています。生理支援についても詳しくお話をお伺いしてもいいですか?「ハートサポート」というプロジェクトなのですが、日本の中学生とアフリカの女の子が一緒に生理について考える授業を行ったり、アフリカに寄付する布ナプキンの製作プロジェクトを運営したりしています。このプロジェクトをきっかけに、いつかはもっとグローバルに、生理支援活動をしていけたらという思いもあります。とてもすてきな活動ですね……! では、今後のキャリアをどのように考えていますか?これまで関わってきた業務を生かし、生理のある方の役に立つようなことをさらに極めていきたいですね。ただ、一人の女性としては、次のライフステージに進む適齢期を迎えつつあるので、色々と悩んでいます。出産かキャリアか、とは思っていませんが、何か一歩を踏み出すにはタイミングも大切なので、しっかりと考えていきたいと思っています。とても分かります。キャリアに力を入れたい年代と、妊娠・出産の適齢期が被りやすいのが、女性の人生設計の難しいところですよね……。でも学生の頃から思い描いていた「世界中の月経の“不平等”をなくしたい」という思いは変わりません。生理のある方の毎日が少しでも明るくなるような生理用品を生み出せるよう、今後のキャリアを築いていきたいです。自身のライフステージにも向き合いながら、仕事とプライベートの両立を楽しめるよう、これからも頑張ります!
2024年09月26日キャリアデザインセンターが運営する、女性の転職に特化した転職サイト「女の転職type」は、働く女性405名を対象に「女性の活躍」についてアンケートを実施しました。■約7割が「職場で女性は活躍している」女の転職type会員に、職場で女性は活躍しているかどうか聞いたところ「まずまず活躍している」40.5%が最も多い結果となり、「かなり活躍している」30.4%を含むと活躍していると答えたのは7割以上でした。■女性が活躍するとは「責任のある仕事を任される」が1位続いて、女性が活躍するとはどういうことかを聞いてみると「責任のある仕事を任される」73.3%、「結婚・出産後も長く働く」71.1%、「管理職になる」60.5%が上位でした。「その他」のコメントには「本人が描く未来像に近付いていると確信できる状況であること」「年齢にかかわらず働ける環境」というものがありました。「女性の活躍」は、昇給、昇格、昇進など「社会的に評価されること」に加えて「自身が望むキャリアを歩めること」と考える人が多いことがわかります。■女性の活躍を阻害する要因は「男性優位の会社が多い」が1位女性の活躍を阻害している要因を聞いたところ「男性優位の会社が多い」69.4%が最も多い結果となり、次いで「時短勤務・在宅勤務など自由な働き方ができない」57.3%、「保育所、学童などの不足」42.0%と続きました。「その他」のコメントとしては「夫の家庭への関与」「女性同士の足の引っ張り合い」などがありました。■約3割「管理職になりたい」と回答管理職になりたいかを尋ねると「できればなりたくない」30.9%が最も多い結果でした。「絶対なりたくない」9.1%を含めるとなりたくない派は40.0%であり、なりたい派30.9%より優勢となりました。管理職になりたくない理由を聞いてみると「責任が重くなる」67.9%、「残業時間が増える」63.0%、「できる自信がない」58.0%が上位を占めました。「その他」のコメントでは「家族のことを犠牲にしてまで会社で活躍したくない」「家事育児が負担な上仕事まで大変になると辛い」など、家庭と仕事を両立するために、これ以上仕事の負担を増やしたくないという内容が目立ちました。■約6割が「管理職にならないと理想の年収には届かない」将来的にどれくらいの年収を希望するかを聞いたところ、「500〜699万円以下」41.5%が最も多く、次いで「300〜499万円以下」が34.1%でした。国税庁の民間給与実態統計調査(令和4年分)によると、女性の平均給与は314万円、正社員だけに限ると407万円でした。今回の調査では6割以上の人が500万円以上を望んでいることから、将来的には平均を超えたいという希望が見て取れます。管理職にならなくても希望の年収に届くと思うかを尋ねてみると「届かないと思う」58.5%が最も多い結果となりました。「届くと思う」「おおむね届くと思う」はあわせて23.2%にとどまっています。約6割の人が管理職にならないと希望の年収には届かないと思っているものの、Q.4のように管理職になりたい人は約3割にとどまっていることから、ジレンマが感じられます。女性の活躍を推進するために職場で行われている取り組みついて聞いてみると「出産・育児をサポートする制度の充実」31.4%、「時短・リモートワークなど勤務形態の多様化」30.4%、「女性の管理職を増やす」26.9%が上位でした。一方で「女性の活躍を推進する取り組みは行われていない」31.6%が最も多い結果となっており、目立った取り組みができていない職場も多いこともわかります。■職場にロールモデルは「いない」が半数以上最後に、職場にロールモデル(キャリアや生き方のお手本)となる人がいるかを聞くと、「いない」53.1%が最多でした。「たくさんいる」「少しいる」を合わせても3割程度ということから、職場に目標となる人物がいない人が多いことがわかる結果となりました。■調査概要第94回「女性の活躍って?」/データで知る「女性と仕事」調査期間:2024年8月10日〜8月21日有効回答数:405名調査対象:女の転職type会員調査方法: Web上でのアンケート※同調査は「女性」と性自認している人を対象に調査を行っています※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります(エボル)
2024年09月24日スターツ出版は、運営する情報サイト「OZmall(オズモール)」(会員数400万人)にて、現在企業で働いている人に対し【働き方や福利厚生について】のアンケートを実施しました。約500名の回答から正社員・正規職員に絞り「会社から感謝を感じることはありますか?」のアンケート結果を集計。約半数の回答は「いいえ」、またコメントからは企業の従業員数による結果の違いも見えてきました。■アンケート:会社から感謝を感じることはありますか?最も多い回答は「いいえ。あまり感じない」30.5%全体的な回答の割合は「はい」は46.7%で、内訳として「はい、とても感じている(5.1%)」「はい、ときどき感じる(17.1%)」「はい、感じることはある(24.5%)」でした。一方で「いいえ」の回答は約半数となる51.5 %で、最も多かったのは「いいえ。あまり感じない(30.5%)」となっています。また、企業規模による違いを見てみたところ、「はい」の割合は、従業員数1,000名以上の企業が最も多く、従業員数が少なくなるにつれ、「はい」の割合が減少するのが見受けられます。■従業員数によるアンケート結果の違いを、コメントから解説!◇【従業員数1,000名以上の企業】はい49.4%。給与や福利厚生に対する期待と評価従業員数1,000名以上の企業におけるアンケート結果からは、給与や福利厚生に対する期待と評価が見えてきます。多くの従業員が昇給に高い期待を寄せており、キャリアの成長に対して前向きな姿勢を持っているようです。ボーナスや特別一時金の支給を通じて業績への貢献を実感できる仕組みが、ポジティブに捉えられたと考えられます。また、この規模の企業には、そもそも福利厚生が充実していることが多く旅行補助や従業員割引といった内容も高く評価されています。そんな中でも、上司からの感謝の言葉や評価がモチベーションを高める要素となるとのコメントもあり、全体的な満足度向上に繋がると思われます。◇【従業員数300名〜1,000名の企業】はい45.9%。感謝の気持ちや適切な評価にもポジティブなコメント従業員数300名以上1,000名未満の規模の企業の回答者のコメントを見ると、金銭的な支援や賞与が従業員のモチベーションの向上につながっているという内容が多い結果に。資格取得補助や住宅手当、特別賞与などの支援が評価されているようです。また独自の表彰や皆勤賞、永年勤続などもポジティブなコメントにつながっており、感謝の気持ちや適切な評価を積極的に伝えることで、より活気のある職場が実現できると考えられます。全体的な支援と共感を大切にし、安心して力を発揮できる環境の整備を目指すことが望まれているようです。◇【従業員数100名〜300名の企業】はい37.8%。ポジティブな体験が満足度を高める要因に従業員数100名以上から300名未満の企業では、給与や福利厚生に対する改善の余地が見受けられました。給与支給時には働きやすさを感じることができる一方で、日常的な福利厚生の充実度に対する期待が高いようだ。賃金や評価に関する不満もあるなか、カフェテリアプランや社員イベントなどポジティブな体験が満足度を高める要因と思われます。これらのよい体験をさらに充実させ、給与や福利厚生のバランスを見直すことで、従業員のモチベーションをさらに引き出すことができると考えられます。◇【従業員数100名未満の企業】はい31.3%。会社規模ならではのコミュニケーションが満足度に従業員数100名未満の企業では、福利厚生制度について前向きな意見と期待、給与に対する改善の余地が見られます。昇給やボーナスの際の特別待遇や、社長からの感謝の言葉などが高く評価されており、こうした取り組みが働きやすさに繋がっているようです。また、会社規模ならではの特徴として、スポーツ観戦チケットなど個人の好みに添ったユニークな福利厚生やちょっとしたプレゼントなどのコミュニケーションが満足度に繋がっているようですが、福利厚生が不十分とのコメントも。賃金に関する改善と合わせて、さらなる福利厚生の充実とコミュニケーションの強化を検討することで、よりよい職場環境が作り出せると考えられます。■調査概要調査名称:「働き方や福利厚生について」に関するアンケート調査対象:OZmall会員(働く人限定)調査形式:Webアンケート調査期間:2024年6月6日〜12日回答者数:494名(女性:430名、男性:43名、性別未回答:21名)(エボル)
2024年09月12日帝国データバンクはこのほど、女性登用に対する企業の見解について調査を実施しました。なお、女性登用に関する調査は、2013年以降、毎年7月に実施し、今回で12回目となります。■企業における女性活躍の推進がますます求められる時代に加速度的に進む少子高齢化による生産年齢人口の減少にともない、さらなる人手不足の深刻化が懸念されています。そこで、女性の潜在的な労働力を掘り起こすとともに女性活躍を推進させ、労働力不足が深刻化する企業の支え役になることが期待されています。政府は、女性管理職の割合が2020年代の可能な限り早期に30%程度となることを目指しています。厚生労働省は、今年2月から雇用の分野における女性活躍推進に関する検討会を重ね、「女性管理職比率については、企業の実情を踏まえつつ開示必須項目とすることが適当である」旨の報告書をまとめました。また「女性版骨太の方針2024」では、東証プライム市場に上場する企業の女性役員の割合を、それまで設けられていた目標の「2030年までに30%以上」に加え、「2025年までに19%」にする新しい成果目標が掲げられるなど、企業における女性活躍の推進がますます求められています。そこで実施された今回の調査。どのような実態が明らかとなったでしょうか。■女性管理職割合の平均は初めて10%台となり、じわり前進自社における管理職(課長相当職以上)に占める女性の割合を尋ねたところ、「30%以上」が11.4%、「20%以上 30%未満」が6.4%、「10%以上 20%未満」が9.1%、「10%未満」が25.5%でした。また、管理職が全員男性である企業は43.0%と前年から2.1ポイント低下しましたが、全項目のうち最も高い結果となりました。政府目標の「30%程度」を達成している企業の割合は前年から1.6ポイント増と、上昇幅は過去最大となり、2013年の調査開始以降で初めて10%超に。上昇スピードが加速する兆しがみられます。一方、「10%未満」(0%を含む)は68.5%となり初めて7割を下回りました。管理職に占める女性の割合の平均は10.9%と調査開始後初めて10%台に乗っています[1]。前年からの上昇幅は1.1ポイントと2021年と並び過去最大の伸びとなりました。女性管理職の割合を規模別にみると、「大企業」が平均7.6%で最も低くなっています。他方、「中小企業」は11.5%、うち「小規模企業」は14.4%となり、規模が小さい企業ほど女性管理職割合の平均は高い状況が続いています。業界別では、女性従業員が比較的多い「小売」が19.4%で全体(10.9%)を8.5ポイント上回り、トップとなりました。次いで、「不動産」(16.7%)、「サービス」(15.3%)、「農・林・水産」(12.7%)が上位に並んでいます。一方で、工場における三交代制などで生活時間が不規則になりやすい「製造」や、2024年問題など長時間労働のイメージが強い「運輸・倉庫」「建設」など、女性従業員数が比較的少ない業界は低水準にとどまりました。[1]「女性管理職割合」「役員割合」の選択肢は「100%」「70%以上」「50%以上 70%未満」「30%以上 50%未満」「20%以上 30%未満」「10%以上 20%未満」「5%以上 10%未満」「5%未満」「0%」の9段階および「わからない」。平均は、各選択肢のレンジの中間値を回答数で加重平均したもの■女性役員割合の平均は13.5%と過去最高も、「役員が全員男性」は依然50%超自社の役員(社長を含む)に占める女性の割合は平均13.5%と、前年(13.1%)から0.4ポイント増加し、過去最高となりました。一方で、役員が全員男性の企業は52.4%と依然として半数を超えています。女性役員割合の平均を規模別にみると、「大企業」が6.7%、「中小企業」が14.8%、うち「小規模企業」が19.1%となり、女性管理職と同様に規模が小さい企業ほど割合が高い結果となりました。■女性管理職、上場企業など規模が大きいほど「増加する」割合高く自社における女性管理職の割合が、現在と比較して今後どのように変わると考えているか尋ねたところ、女性管理職の割合が「増加する」と見込んでいる企業は32.7%となりました。他方、「変わらない」は42.4%でした。女性役員については、今後「増加する」と考えている企業は13.0%となった一方で、「変わらない」は57.2%と過半数を占めています。従業員数別にみると、「301人以上」では女性管理職の割合が今後「増加する」と見込む企業は65.0%と全体(32.7%)を32.3ポイント上回っており、女性役員の割合についても全体より15ポイント近く高くなっています。また、全区分のうち、従業員数「301人以上」における前年からの増加幅は管理職・役員ともに最大に。とりわけ行動計画の策定や公表が義務化されている従業員数が多い企業では、女性管理職・役員の割合が増加すると見込む企業がより多い結果となりました。2023年3月期決算の有価証券報告書から「女性管理職比率」や「男女間賃金格差」などの開示が義務化された「上場企業」では、今後女性管理職が「増加する」と考えている企業の割合が67.1%となり、全体より30ポイント以上高くなっています。また、女性役員が「増加する」とする割合も35.6%と全体を20ポイント以上上回りました。■女性活躍推進策は「公平な評価」が60%超、中小企業では停滞感も女性の活躍推進のために自社で行っていることについて聞いたところ、「性別に関わらず成果で評価」が61.2%でトップに(複数回答、以下同)。「性別に関わらず配置・配属」(50.6%)が続き、男女平等に関わる項目が上位に並びました。以下、「女性の育児・介護休業の取り組み促進」(32.8%)といった、女性が働きやすい環境づくりに関する対応策が続いています。また、「就業時間の柔軟化」(27.5%)および「時短勤務の対応」(27.1%)といった男女問わず働き手の家庭と仕事の両立への支援となる取り組みを行っている企業はおよそ4社に1社でした。規模別では、「女性の育児・介護休業の取り組み促進」や「男性の育児・介護休業の推進」で大企業が中小企業を20ポイント超上回り、働き方に関する対策に規模間で大きな格差がみられました。■要因や課題、「家庭と仕事の両立のしづらさ」が唯一50%超に日本において女性管理職の割合が上昇しない要因や課題については、「女性従業員の家庭と仕事の両立がしにくい」が54.4%でトップとなり、唯一50%を超えました(複数回答、以下同)。次いで、「日本社会の性別役割分担意識の存在」(38.5%)、「女性従業員が昇進を望まない」(36.2%)が続いています。規模別でみると、「その他」を除く13項目中「性別に関わらず成果で評価している」以外の12項目で「大企業」が「中小企業」を上回っています。とりわけ「女性従業員が昇進を望まない」は11.3ポイントの開きがありました。企業からは、「女性の妊娠や育休などにより、働けない期間が生まれ、キャリアや経験年数が不足してしまう」(医療・福祉・保健衛生)や「徐々に女性の意識改革は進んでいるが、昇進にともなう重責を好まない傾向にある」(建設)といった声が多数あがりました。◇企業からの主な声「女性活躍への取り組み」・「性別に関係なく採用、登用している。男女ともに同条件に育休も推進し、在宅勤務や働き方に自由度/選択肢を持たせて働いてもらうことが全体の向上につながると考える」(情報サービス)・「産休・育休の制度が特に充実していないと女性も長く会社に在籍しづらいため、身近な福利厚生を充実させる必要があると考える」(不動産)・「男女問わず働きやすい環境を整えている。男性の育児休業取得率の向上を図るためバックアップ体制を整えて社員の仕事と育児の両立を推進し、くるみん認定の取得を目指している」(電気機械製造)・「与えた仕事にやりがいを感じさせるようにしている。研修等キャリアアップに力を入れている」(教育サービス)◇企業からの主な声「女性活躍に関する課題」・「女性が妊娠したり、育休などを取ると働けない期間が作られ、そこがキャリアや経験年数の差となるため、明らかに不利である」(医療・福祉・保健衛生)・「子育てや親の介護は女性の仕事と捉えがちであるが、男性ももっと積極的に参加すれば女性の社会進出機会を増やせると考える」(機械・器具卸売)・「昇進昇格に野心を燃やすタイプの女性の数が男性に比して少なすぎると感じる」(鉄鋼・非鉄・鉱業製品卸売)・「当社のような中小企業では、社員が産休・育休を取ると人員を補充せざるを得ないので、コストがとてもかかる。取らせている企業に相当分の補助や助成、税額免除などの施策が必要」(建設)・「力仕事の面が強い業務のため、女性の活躍は限定的。同業他社では女性が活躍している会社は大企業や人的・経済的・設備的に余裕がある中堅企業がほとんどである」(飲食料品・飼料製造)■調査結果まとめ今回の調査によると、女性管理職割合は平均10.9%と過去最高を更新し、調査開始以来初めて10%を超えています。政府目標である「女性管理職30%」に該当する企業の割合も過去最高である11.4%となりました。依然として政府が目指す目標に対して開きはあるものの、女性管理職の割合の上昇幅は過去最大となり、じわり前進していることがわかりました。女性の活躍推進のために自社で行っていることについては、男女平等に関する項目の「性別に関わらず成果で評価」が60%を超えていました。他にも、女性にとって働きやすい環境づくりに関連する項目や就業時間の柔軟化など、男女ともに働きやすくなる対応を行う項目が上位にランクイン。他方、女性のキャリア支援となる項目は10%未満と低水準にとどまっています。女性管理職の割合が全国的に上昇しない要因や課題については、「女性従業員の家庭と仕事の両立がしにくい」が唯一50%を超えました。次いで、「日本社会の性別役割分担意識の存在」「女性従業員が昇進を望まない」「候補者がいない」が30%台で続いています。企業からは、家事や子育てにより、他の従業員と経験に差が出てしまうこと、女性従業員自身の昇進を望まないなどといった考え方、さらに管理職の登用に向けた教育が行われてきていないことなどの声が多数あがりました。生産年齢人口の減少に拍車がかかり、人手不足が深刻化することで、女性の潜在的な労働力を掘り起こし、女性活躍の推進をする重要性が年々高まっています。企業は、女性活躍の支援に取り組むことが重要であるといえます。同時に政府には、女性への昇進や求める役割に対する働きかけを積極的に行い、女性自身の意識改革を進めることが求められます。また、性別を問わない育児の分担など、女性が安心して社会進出できる環境づくりも不可欠となるでしょう。■調査概要調査期間:2024年7月18日〜31日調査対象:全国2万7,191社有効回答企業数:1万1,282社(回答率41.5%)調査機関:帝国データバンク(エボル)
2024年08月29日学ぶから働くまでを支援する女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」を運営するSHEは、SHElikes受講生を対象に、女性の「この夏の理想の過ごし方」に関する意識調査を実施しました。■理想の夏の過ごし方、女性はどのように考えている?新型コロナウイルスが昨年5月に5類へ移行してから1年が経つ今年の夏。コロナ禍以前のような行動制限のない日々が戻ってきた一方で、歴史的円安による物価高騰やオーバーツーリズム、記録的猛暑などの新たな外的要因が、私たちの家計や夏の過ごし方に影響を与えています。このような状況の中、自分らしく楽しみながら仕事や趣味を楽しむ女性は、どのような夏の過ごし方を実践しているのでしょうか。また、理想の夏の過ごし方について、どのように考えているのでしょうか。そこで同社では、今年の夏を私らしく過ごしたいと考える女性の参考にと考え、今回の調査を実施しています。■【1.円安・物価高への意識】今年の夏、円安・物価高を「非常に意識する」「意識する」と回答した女性の割合は7割以上「物価高や円安を意識す度合いを教えてください」と聞いたところ、今回の調査では「非常に意識する」(44%)、「意識する」(29%)と、7割以上が円安・物価高を意識していると回答しています。「定額減税」の開始など国からの支援策が実施されているものの、歴史的な円安による物価高騰は夏以降も続き、今年の夏のボーナスの使途や夏の行楽へかける金額など、引き続き家計へ大きく影響することが考えられます。■【2.今年の夏の過ごし方】物価高でも、守りの「節約志向」に対し、攻めの「稼ぐ・キャリアアップ志向」が4倍、約8割が「夏の時間を活用して稼いだり、スキルアップに繋げたい」と回答「今年の夏も物価高・円安の影響が続くと予想されますが、今年の夏の過ごし方の意識についてお答えください」と聞いたところ、「夏の時間を活用して稼いだり、スキルアップに繋げたい」という回答が79%と、約8割を占めています。「節約して過ごしたい」(21%)と比べて約4倍もの回答の差があり、お財布を守る「節約志向」に対し、攻めの「稼ぐ・キャリアアップ志向」が大きく上回る結果となりました。また、「物価高・円安の影響を考え、今年の夏にお金を使わない代わりにしたいことはありますか」と聞いたところ、・副業をする・スキルを身につける時間に充てる、勉強する・投資をするなどの回答が多く集まりました。旅行控えや消費控えなどの夏の行楽の節約に関する話題も大きく報道される中、夏の余暇を通してスキルアップや副業により収入を増やすことに繋げたいという前向きな姿勢の方が多いことがわかります。■【3.今年の夏のお金の使い道】今年の夏にお金をかけたいことは夏の定番「旅行」を抜いて、スキルアップなどの「自己投資」がトップ「今年の夏に一番お金をかけたいことを教えてください」と聞いたところ、夏の定番“旅行”を抜いて「勉強やスキルアップ、キャリアアップの自己投資」が 44%とトップでした。ついで、2位が「旅行」(31%)、3位に「健康での自己投資(8%)、「美容での自己投資」(8%)という結果でした。また、「夏を楽しむために重視することを教えてください」と、具体的な夏の過ごし方の意識を聞いたところ、・今までできなかったことや新しいことに挑戦したい・自分磨きをしたい・親しい人と少人数で集まりたいという回答が、「大勢でワイワイしたい」「フェスやお祭りなど賑やかな場所やイベントを楽しみたい」という回答よりも多く集まりました。夏季休暇の分散取得や在宅ワーク・リモートワークなどの自由な働き方が増えている昨今、夏の楽しみ方も個人に合わせて多様化していることが読み取れました。■調査結果から見る「2024年夏の理想の過ごし方」トレンドとは?今回の調査により、「女性の夏の過ごし方」の特徴として顕著だったポイントは下記の通りです。1)これまでの一般的な過ごし方だった、休みを合わせて「行楽を楽しむ」「旅行に行く」から、より多様で自由な個人的な活動の増加2)経済的に厳しい状況が続く中、守りの「節約志向」から攻めの「稼ぐ・キャリアアップ志向」が大多数を占める結果にこの結果には、昨今のいくつかの要因が複合的に影響していると考えられます。◇<社会環境要因>・お盆期間中の新幹線全席指定席化・オーバーツーリズムにより、一極集中を避ける傾向◇<労働環境要因>・2019年からの有給休暇義務化・フレックス制や裁量労働制の拡大、リモートワークや在宅労働の浸透による自由な働き方の拡大・コロナ禍明けからの通勤回帰による働き方の個人格差これらの要因により、夏季休暇の分散取得・自由取得が拡大したことで、より個人に合わせた夏の過ごし方にフォーカスされていると考えられます。また、特に2)の要因として、副業人口が増えたこと、1日単位や時間単位で働けるスポットワークが若い世代で広まっていることも、よりアクティブに稼ぐ夏にしたいという意識が広まった要因になっていると考えられます。■調査概要「この夏の理想の過ごし方」に関する意識調査調査方法:SHE会員アンケート調査調査対象:20〜50代女性 (20代 42%, 30代 47%, 40代 10%, 50代 1%)回答者数:n=365調査期間:2024年5月23日〜5月30日調査内容分析:SHE※調査結果は小数点以下第2位を四捨五入しています。(エボル)
2024年08月26日学研ホールディングスのグループ会社ベンドは、運営する「スキルアップ研究所」にて、「社会人になってからのワーキングホリデー・留学に関する実態調査」を行いました。■ワーホリ・留学に行くことの金銭的・社会的なメリットとは?近年、社会人になってからのスキルアップの一つとして、ワーホリや留学が注目されています。しかし、実際にワーホリや留学は、英語力の向上や仕事での専門性の獲得といったスキルアップにつながるのでしょうか。また、現在の仕事を退職や休職してまでワーホリ・留学に行く金銭的もしくは社会的なメリットはあるのでしょうか。社会人になってからのワーホリ・留学のスキルアップへの効果、特にワーホリ・留学前後での年収変化や転職、昇進の実態を解明すべく今回、同研究所では社会人になってからのワーキングホリデー・留学の経験者を対象に調査を行っています。■社会人以降のワーホリ・留学の満足度は95%以上に「ワーホリ・留学に行ってご自身が得られた変化について、満足していますか?」との質問に対し、95.4%が「はい」と回答。社会人になってからのワーホリ・留学によるスキルアップ等の効果を実感する人の割合は、非常に高いことが明らかになりました。「ワーホリ・留学に満足している最も大きな要因はなんですか?」という質問では、31%が「仕事の幅が広がったから」と回答しました。これらの結果は、海外での経験が職業的スキルや専門知識の向上に直接的に寄与していることを示唆しています。■キャリアアップの実感率は約90%に「ワーホリ・留学に際して、意図していたような転職・昇格などのキャリアアップは得られましたか?」と聞いたところ、23.5%が「想定していた以上に得られた」、30.9%が「想定通り得られた」、35.3%が「想定していたほどではないが得られた」と回答し、合計で約90%がキャリアアップを実感していました。社会人になってからのワーホリ・留学によって、キャリアアップを実現できることが明らかになっています。■8割以上の人が年収増加を達成「ワーホリ・留学に際して、意図していたような年収の増加は得られましたか?」との質問には、18.3%が「想定していた以上に得られた」、21.7%が「想定通り得られた」、43.3%が「想定していたほどではないが得られた」と回答。社会人になってからのワーホリ・留学は年収増加に大きな効果があることが判明しました。■約8割がワーホリ・留学にあたり退職または休職を経験「ワーホリ・留学時の仕事の継続について教えてください」と尋ねたところ、57.5%が「退職した」、20.7%が「休職した」と回答しました。社会人になってからのワーホリ・留学では、日本での仕事を退職または休職するケースが多いことがわかりました。■課題と展望今回の調査で、社会人になってからのワーホリ・留学は年収増加やキャリアアップにつながることが明らかとなりました。95%の人がワーホリ・留学に行った目的を達成し、自らの得たものに満足していることから、明確にワーホリや留学で達成したい目的がある場合は行くべきだといえます。グローバル化が進む中でこうした海外経験はより重要になると考えられ、企業や政府にはこれらの機会をより多くの人が利用できるような環境整備が求められるでしょう。■調査概要調査名:社会人のワーキングホリデーおよび留学における実態調査対象者:就職後にワーキングホリデーおよび留学を経験した人対象地域:全国調査方法:インターネット調査期間:2024年6月14日〜6月21日回答数:87出典:(エボル)
2024年08月03日キャリアにおいて重視するものの1つとして「安定性」や「挑戦性」があげられます。どちらを重視するか悩んでいるという方も少なくないはず。そこで今回MOREDOORでは、「キャリアにおいて重視すること」についてのアンケートを20代30代の女性67人に実施しました。回答からわかった、女性たちのリアルな声をご紹介します。キャリアにおいて重視するのは?アンケートの結果「安定性」を重視するという方が多い結果となりました。また、その他と回答した方の中では、「時と場合による」との意見が寄せられました。「安定性」を重視する理由「挑戦性・成長の機会」を重視する理由人生における幸せとは?キャリアにおいて何を重視するかにかかわらず、「家族や周りの人と平穏に過ごせること」や「自分のやりたいことをやること」といった声が多い結果になりました。考え方は人それぞれキャリアだけにかかわらず、自分の大切にするものを重視できることが、人生における幸せに繋がるのかもしれませんね。皆さんはキャリアにおいて何を重視していますか?(MOREDOO編集部)調査主体:MOREDOOR編集部調査方法:クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」によるインターネット上のアンケート調査調査期間:2024年03月22日〜25日調査対象:20〜30代女性67名
2024年04月06日株式会社ビズストーム(所在地:大阪市中央区、代表取締役:箕作 千佐子(きさく ちさこ))は、戦略的キャリアデザインを学ぶ研修用ゲーム『キャリアストーム』を、関東、関西に加えて中部地区でも展開をはじめます。2023年8月26日開催の「キャリアストームベーシックセミナー in名古屋」では『キャリアストーム』のフルバージョンを体感いただけます。研修用ゲーム『キャリアストーム』 : キャリアストーム研修風景1キャリアストーム研修風景2キャリアストームは、シミュレーションゲームでキャリアデザインを体感的に学ぶための研修用コンテンツです。10代から60代までの人生を凝縮して疑似体験することで、目指す姿に近づくために考えるべきポイントを学びます。働く環境がめまぐるしく変わるこれからの時代にも、自分の人生を自分で選びながらより満足度の高い人生が送れるよう、戦略的なキャリアの考え方を身につけることを目的としています。これまで関東、関西で展開しており、キャリアストームが自身の研修で活用できる資格「キャリアストーム認定インストラクター」として登録された講師の数は約30名となっています。このたび愛知県のコンサルティング会社、ポイント・フォワード株式会社(代表取締役:永田 るり子)とキャリアストームの展開についてパートナー契約を締結いたしました。今後はポイント・フォワード株式会社が名古屋において公開セミナーを開催してまいります。名古屋における初めての公開セミナーは下記のとおりです。【キャリアストームベーシックセミナー in名古屋】どなたでも参加いただける公式のオープンセミナー「ベーシックセミナー」も開催します。本セミナーでは、キャリアデザインを学ぶ研修用ゲーム「キャリアストーム」のフルバージョンを体験していただくことができます。自分のキャリアを考えたい方はもちろん、研修への導入や認定インストラクターに興味のある方にもお勧めです。日時 :2023年8月26日(土)13:00~17:00場所 :名古屋市中村区名駅3-21-7 名古屋三交ビル2階 Tsudoico参加費:8,800円(消費税込)<詳細・お申し込み> ■キャリアストームの主な用途・高校や大学のキャリア教育・企業のキャリア研修やインターンシップ・キャリア観をアップデートすべき教育に携わる方、経営者■キャリアストームで学べること・長期的視点をもち、戦略的に考えること・戦略と環境に応じて自分の能力を高めること・環境変化にも柔軟に対応し、チャンスをつかむこと・副業、複業、起業など多様な働き方を視野に入れること・家族や健康など、ワークライフバランスを考えること■研修のスタイル<研修時間>4時間~短縮版として3時間、90分2~3回などでの実施も可能です。<形式と人数>1チーム6人までのグループ形式。グループ数の制限はありません。人数に比例して、キットや講師の数が必要になります。オンラインでの実施も可能です。キャリアストーム研修風景3キャリアストーム研修風景4■他地域におけるベーシックセミナーのご案内東京・大阪においても、ベーシックセミナーを開催しております。<日程(予定)>2023年8月26日(土) 9:00~13:00 東京2023年10月14日(土) 13:00~17:00 大阪2023年10月21日(土) 9:00~13:00 オンライン2024年2月3日(土) 13:00~17:00 東京2024年2月17日(土) 9:00~13:00 東京<詳細・お申し込み> ■認定インストラクター制度のご案内インストラクター養成講座を受講すると、キャリアストームを自身の研修で活用できる「キャリアストーム認定インストラクター」になることができます。キャリアコンサルタントや、キャリア教育に携わる方にお薦めです。人事ご担当者が資格取得をして内製化することも可能です。 ■開発者プロフィール株式会社ビズストーム 代表取締役 箕作 千佐子(中小企業診断士/キャリアコンサルタント)大学卒業後、ゲームソフトメーカーにてゲームクリエイターとしてゲームソフト開発に従事。代表作は「花火職人になろう」シリーズ。その後、出産をきっかけに独立し、3児を育てながら中小企業診断士として登録し、経営コンサルタントとして活動。2014年、2つのキャリアで得たノウハウを結集した経営センスを鍛えるビジネスゲーム『ビズストーム』を制作し、株式会社ビズストームを設立。さらに国家資格キャリアコンサルタントを取得し、2021年戦略的キャリアデザインを学ぶ研修用ゲーム「キャリアストーム」を制作。■会社概要名称 : 株式会社ビズストーム本社所在地: 大阪府大阪市中央区伏見町4-4-9 淀屋橋東洋ビル3F設立 : 2014年5月代表者 : 代表取締役 箕作 千佐子URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月23日SuchmosのギタリストTAIKINGが、ソロキャリア初となる全国対バンツアー『TAIKING TOUR「Hangout」』を開催することを発表した。本ツアーは、TAIKINGがこれから友達になりたいアーティストや親交のあるアーティストを各地に招いて行われる対バン形式となっており、各地のステージを共にしてくれるゲストアーティストは後日発表される。<ツアー情報>『TAIKING TOUR「Hangout」』10月13日(金) 東京・渋谷CLUB QUATTROOPEN 18:00 / START 19:00チケット:5,500円(ドリンク代別)10月20日(金) 福岡・DRUM Be-1OPEN 18:30 / START 19:00チケット:5,500円(ドリンク代別)10月22日(日) 大阪・梅田シャングリラOPEN 18:00 / START 18:30チケット:5,500円(ドリンク代別)※ゲストアーティストは後日発表<イベント情報>『TAIKING Presents「Hangout Vol.1」』※終了分は割愛【東京】7月2日(日) WWWOPEN 18:00 / START 18:45チケット料金:6,000円(D代別)出演:TAIKING(Suchmos)、マハラージャン関連リンクTAIKING オフィシャルサイト& Fanclub「TAIKINGDOM」: Twitter: Instagram: YouTube:
2023年06月24日昭和女子大学 (学長 金尾朗:東京都世田谷区)では、6月21日、学生によるキャリア支援団体「光葉キャリア塾」が企画・運営して、社会人メンターと学生とをつなぐメンターカフェ「自由な働き方って本当に可能?~理想と現実のギャップとは~」を4年ぶりに対面で開催します。社会人メンターは、昭和女子大学独自の制度で、卒業生に限らず社会で活躍する女性たち(現在約370人)が登録し、学生のメンターとなって自分の経験からキャリアや生き方のアドバイスをしています。メンターカフェは、社会人メンターがテーマに沿って自身の経験を学生に共有、懇談を通して様々な働き方の理解を深めるイベントです。※光葉キャリア塾は、学生有志による団体で、1~3年生16人が参加しています。学生が自分自身のキャリアを主体的に考えつつ、学生同士で互いにキャリア選びを支援し合おうと、2009年から活動しています。メンターカフェの運営の一部にも携わっており、学生を対象にアンケートを実施し、リモートワークやフリーランスといった多様な働き方について知りたいという要望を受けてテーマを決定しました。◆ 光葉キャリア塾主催メンターカフェ【 日 程 】6月21日(水)15:30-16:30【 テ ー マ 】自由な働き方って本当に可能?~理想と現実のギャップとは~【 参加メンター 】6名を予定2020年以降、新型コロナウイルスのためにオンラインで開催していましたが、光葉キャリア塾生が対面で運営するのは4年ぶりとなります。光葉キャリア塾リーダー山脇 麻由さん(管理栄養学科3年)「女性の様々な働き方や働きやすさについて興味を持っている学生が多かったので、このテーマを選びました。私の親は就業時間が決まっている働き方をしているため、自分が知らない働き方に触れてみたいと思っています。社会人メンターの方たちから、今回のテーマである『自由な働き方』について、良い面もそうでない面も含めてリアルな話を聴けるのではないかと期待しています。参加した学生が、フリーランスなどの様々な働き方について理解を深め、それぞれのワーク・ライフ・バランス、仕事と子育ての両立について考えるきっかけにしてほしいです。」※ 社会人メンター制度には、3つのプログラムがあります。「メンターカフェ」のほか、「メンターフェア」(複数のメンターが学生たちの相談に応じる)、「個別メンタリング」(メンターが学生と1対1で面談)があります。いずれも、学生が職業経験豊かな女性のロールモデルと直接対話できる貴重な機会となっています。本件に関する取材のお申し込み先昭和女子大学広報部 kouhou@swu.ac.jp 昭和女子大学ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月15日Indeed Japan株式会社は、50代以降の方々のセカンドキャリア構築や仕事探しを支援するため、「シニア期に向けた『キャリア棚卸&発見シート』」(以下『キャリア棚卸&発見シート』)を、2022年12月に制作・公開。さらに利用者の声を受け、より使いやすいものにリニューアルし、誰でも使えるように特設サイト上で公開しました。また、50代以上の住民や従業員の、これからのキャリア支援を考えている自治体や企業・団体に向けて、必要部数を無料で提供します。「シニア期に向けた『キャリア棚卸&発見シート』」について昨今、仕事探しや就労にあたってはシニア特有の障壁が存在しています。Indeedでは、セカンドキャリアコンサルタントの髙橋伸典さんと共同で、『キャリア棚卸&発見シート』を開発し、2022年12月に公開しました。また、柏市生涯現役促進協議会が主催する『55歳からの柏セカンドキャリア塾』において、本シートを使ったワークショップを開催。55歳~69歳の参加者が活用しました。実際に『キャリア棚卸&発見シート』を活用した人からの意見等を元に、より使いやすく有用なものとなるようにリニューアルし、特設サイト上で無料公開しています。特設サイト上では、『キャリア棚卸&発見シート』の使い方説明のほか、50代以降の仕事探しや就労に役立つ情報も掲載されています。◆入手方法特設サイトにアクセスし、必要事項を入力すると、無料でダウンロードできます。特設サイト内容:・『キャリア棚卸&発見シート』の使い方説明・『キャリア棚卸&発見シート』の利用者の声・50代・60代からの仕事探しやキャリア構築に役立つ情報(Indeedキャリアガイドの記事紹介)◆『キャリア棚卸&発見シート』がおすすめの人・50代・60代に入り、定年退職後のキャリアについて改めて考えたいと思っている人・シニア期に入り、新しい仕事を探す上で、自分にはアピールできる強みがないと思っている人・これからの人生におけるセカンドキャリアを考えるにあたって、客観的に自分を見つめ直したいと思っている人2つの自治体から要望を受け、無料配布中『キャリア棚卸&発見シート』公開のリリースを配信後、複数の自治体から問い合わせがあり、下記にて無料配布中です。(※数に限りがありますので、各自治体にご確認ください)【新潟県柏崎市】配布場所:柏崎市シルバー人材センター内の「ジョブセレクトカフェ」配布開始:2023年5月8日~*電話番号:0257-24-2148【茨城県取手市】配布場所:とりで生涯現役ネット・総合相談窓口、事務所前チラシラック配布開始:2023年5月10日~*電話番号:0297-86-7088実際に『キャリア棚卸&発見シート』は、「キャリアの棚卸と自分発見をしたいから」というシニア世代の利用のほか、「父親が定年退職なのでセカンドキャリアを考えてほしい」と、両親のために若い世代が取り寄せているケースもあるようです。ご両親が引退して家で暇を持て余していたり、仕事を探しているけれどなかなか見つかっていなかったりという家庭では、大きな助けになりそうですね。ぜひダウンロードしてみては。【参考】※特設サイト
2023年05月22日「教育で人の可能性を豊かに」の理念をもとに20代・30代向けのキャリア形成支援事業を行っている株式会社パーソナルナビ(所在地:東京都中央区、代表取締役:漆沢 祐樹)は、2023年度の授業カリキュラムを新たにリニューアルしました。ディスカッションなどを含め、より“実践的な”内容が盛り込まれることとなりました。メイン講師の講座風景岸田内閣総理大臣は、2022年10月の第二百十回国会の所信表明演説において、リスキリングの支援策の整備を2023年6月までに取りまとめることや、働きながら新たにスキルを身につけてキャリアアップをする【リスキリング(Re-skilling)】に対する公的支援として5年間で1兆円を投入することを表明しました。また、2022年10月28日に閣議決定した「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」では、「官民連携でのリスキリングと成長分野への投資推進」「キャリアアップのための転職支援として、リスキリングから転職までを一気通貫で支援する制度の新設」「労働者のリスキリングを支援する企業への助成率引き上げ」などの方針が示されるなど、リスキリングへの注目は急速に高まっています。【ベーシックコース】ベーシックコースの6原則で身に付けられるスキルは、「自己理解と自信」「明確な目標と信念」「営業力と経理力」「人間力と影響力」「モチベーションとテンション」「リーダーシップカとマネジメントカ」というキャリアアップの基礎に必須であるとされる6つのスキルで、あなたの人生のキャリアアップへの道を最短最速で実現させることができます。また6原則講義の後半は、マインドセット表を作成することで、自分の目標のためになぜそれらのスキルを身に付けなければならないのかを再確認することができ、成長を更に加速させます。同時に共に成長を目指す仲間との、交流の場もご提供いたします。【アドバンスコース】アドバンスコースでの88キャリアアップ研修プログラムは、学んだ知識をより“具体的に”自分の行動や習慣に落とし込むことができます。また優秀な人材に備わっている、“ロジカルシンキング(論理的思考)”と“クリティカルシンキング(批判的思考)”の両方を体系的に身につけることができ、格段に成長した自分の変化を体感することができます。上場企業MBA分析では大手企業を自分の視点や意見からも分析できるようになることで、これからの転職活動や更なるキャリアアップに活かすことができ、どんな時代でも社会で活躍する有用な人材を目指すことができます。さらには、近年話題となっているAI Chatを活用したTech事業の開発によってEd-Tech事業にも取り組み、DXを通した近代的で有用なデジタル人材の育成を図ります。【ニュース掲載URL一覧】ニコニコ : エキサイト : 楽天インフォシーク: ニフティ : グノシー : auニュースパス : 【参考元】~リカレント教育について~文部科学省:「リカレント教育 参考資料」 厚生労働省:「職場における学び・学び直し促進ガイドライン」 内閣府:「年次経済財政報告」 【企業概要】運営会社: 株式会社パーソナルナビ(Personal Navi Co., Ltd)HP : 代表者 : 代表取締役 漆沢 祐樹所在地 : 〒104-0061東京都中央区銀座2-11-8 ラウンドクロス銀座2丁目 12階事業内容: キャリアパスメディア事業、キャリアスクール事業、キャリア講師育成事業、キャリア派遣転職事業、Ed Tech開発事業(対話型AIチャット活用) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月18日キャリアリング(CAREERING)とブラックアイパッチ(BlackEyePatch)のコラボレーションジュエリーが、2022年8月15日(月)から22日(月)までブラックアイパッチ 渋谷にて期間限定ショップにて発売される。ロゴや“取扱注意”のロゴを配したネックレス&ブレスレットキャリアリングが新たにタッグを組むのは、日本のファッションブランド・ブラックアイパッチ。ラインナップは、シルバー製のネックレス3型とブレスレット1型の計4型だ。ネックレスは、ブラックアイパッチのロゴを模ったチャーム付きのものをはじめ、“取扱注意”のメタルプレートを組み込んだチェーンタイプのものなどを用意。また、ブレスレットは、“取扱注意”のメタルプレートをチェーンの一部にコンビネーション。留め具の先端には、キャリアリングのロゴをあしらった。全アイテム共に、シルバーとゴールドの2種類を用意する。コラボを記念した限定ウェアもなお、期間限定ショップでは、コラボレーションを記念した特別なウェアを展開。両ブランドのネーム入りのトラックジャケット&パンツのセットアップや、Tシャツを揃える。【詳細】キャリアリング×ブラックアイパッチ販売期間:2022年8月15日(月)~22日(月)販売店舗:ブラックアイパッチ 渋谷価格例:・ブレスレット 各55,000円・ネックレス 77000~132,000円・トラックジャケット 28,600円・トラックパンツ 24,200円・Tシャツ 7,700円
2022年08月15日株式会社ビズストーム(所在地:大阪市中央区、代表取締役:箕作 千佐子(きさく ちさこ))は、戦略的キャリアデザインを学ぶ研修用ゲーム『キャリアストーム』をリリースし、本格的に展開をはじめます。ボードゲームで人生をシミュレーションし、自らの人生を切り拓くポイントを体験していただけます。研修用ゲーム『キャリアストーム』: キャリアストーム研修風景 1キャリアストームは、シミュレーションゲームでキャリアデザインを体感的に学ぶための研修用コンテンツです。10代から60代までの人生を凝縮して疑似体験することで、目指す姿に近づくために考えるべきポイントを学びます。働く環境がめまぐるしく変わるこれからの時代にも、自分の人生を自分で選びながらより満足度の高い人生が送れるよう、戦略的なキャリアの考え方を身につけることを目的としています。2021年10月のリリース以来、既存の講師を中心にインストラクター養成講座を開催して講師を養成してまいりました。このたびキャリアストーム認定インストラクターが関東・関西あわせて10名を超え、研修実施体制が整ってまいりましたので、本格的に展開してまいります。■キャリアストームの主な用途・高校や大学のキャリア教育・企業のキャリア研修やインターンシップ・キャリア観をアップデートすべき教育に携わる方、経営者■キャリアストームで学べること・長期的視点をもち、戦略的に考えること・戦略と環境に応じて自分の能力を高めること・環境変化にも柔軟に対応し、チャンスをつかむこと・副業、複業、起業など多様な働き方を視野に入れること・家族や健康など、ワークライフバランスを考えること■研修のスタイル<研修時間>4時間~短縮版として3時間、90分2~3回などでの実施も可能です。<形式と人数>1チーム6人までのグループ形式。グループ数の制限はありません。人数に比例して、キットや講師の数が必要になります。オンラインでの実施も可能です。■オープンセミナーのご案内どなたでも参加いただける公式のオープンセミナー「ベーシックセミナー」も開催しております。<日程(予定)>2022年5月21日(土) 13:00~17:00 大阪2022年6月4日(土) 9:00~13:00 オンライン2022年7月9日(土) 13:00~17:00 東京2022年7月23日(土) 9:00~13:00 東京<詳細・お申し込み> ■認定インストラクター制度のご案内インストラクター養成講座を受講すると、キャリアストームを自身の研修で活用できる「キャリアストーム認定インストラクター」になることができます。キャリアコンサルタントや、キャリア教育に携わる方にお薦めです。人事ご担当者が資格取得をして内製化することも可能です。 ■開発者プロフィール株式会社ビズストーム 代表取締役 箕作 千佐子(中小企業診断士/キャリアコンサルタント)大学卒業後、ゲームソフトメーカーにてゲームクリエイターとしてゲームソフト開発に従事。代表作は「花火職人になろう」シリーズ。その後、出産をきっかけに独立し、3児を育てながら中小企業診断士として登録し、経営コンサルタントとして活動。2014年、2つのキャリアで得たノウハウを結集した経営センスを鍛えるビジネスゲーム『ビズストーム』を制作し、株式会社ビズストームを設立。さらに国家資格キャリアコンサルタントを取得し、2021年戦略的キャリアデザインを学ぶ研修用ゲーム「キャリアストーム」を制作。■会社概要名称 : 株式会社ビズストーム本社所在地: 大阪府大阪市中央区伏見町4-4-9 淀屋橋東洋ビル3F設立 : 2014年5月代表者 : 代表取締役 箕作 千佐子URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月09日ミニカー、ぬいぐるみ、お砂場セット、ボール、ゲーム。思い出タップリのオモチャも、いつかは卒業する日が来るんですよね。だからこそ、”オモチャ収納のセカンドキャリア”を考えて選んでおくと、処分や買い替えの手間がグッと減らせます。今すぐ収納スペースを増やせて、見た目もスッキリして、成長してからも長く使える収納術。家の中が散らかりがちな梅雨の今こそ、トライしてみませんか?【1】 丈夫・シンプル・目隠しフタで人気!持ち運べるトート収納は、お部屋の移動時もスムーズ。中身のゴチャつきを隠せるフラップ付きがワザあり。「bon moment」らしい洗練ニュアンスカラーです。<現役時代は、こんな使い方>・ ベビーのお世話セット入れ・ ラトルやミニサイズの絵本・ ミニカー、恐竜、人形の装飾品・ 持ち運べて、どこでも「ごっこ遊び」・ ちょっと大きくなったら、ゲームも■その後の使いみちは?(レビューより)・ コミック本入れに(15〜18冊)・ 脱いだパジャマ入れ(★人気の使いみち)・ ドライヤー、美容家電(目隠しできる)・ お菓子入れ・ マスク、トイレのサニタリー用品 【ご紹介したアイテム】 トート型で持ち運びべる、帆布素材の収納。フラップがあるので中のものが丸見えにならず、置きっぱなしでも邪魔にならないルックス。⇒ bon moment 目隠しできる 帆布素材の収納トート S/ボンモマン 【2】 防水+耐久性、アウトドアや外遊びに屋内屋外を問わずに使える防水タープバッグ。玄関、お庭、公園、車など汚れが気になる場所でも安心して使えて便利。使わない時は小さく畳めます。<現役時代は、こんな使い方>・ ブロック、電車系をどっさり・ 公園遊び用サブバッグ、お砂場セット入れ・ なわとび、ボール類・ 水鉄砲など水遊びグッズ(防水なので)■その後の使いみちは?(レビュー&コラムより)・ ゴミ袋として(ビニールかぶせ対応)・ 在宅ワークのPCや充電コードをまとめて・ アウトドアのお供に、車内に常備・ ガーデニング用品入れ 【ご紹介したアイテム】 アウトドアにも使える防水素材でできたタープバッグ。お家の片付かないものもざっくり収納でき、使わないときは畳めばコンパクトに。省スペースに持ち歩きもできます。⇒ タープバッグ ラウンド S(16L) 【3】 ドッコイショ、座れる収納コンテナすっきりした見た目で、座っても大丈夫な耐荷重100kg。玄関やガレージ内での収納、寝室やクローゼットなど、様々な場所で活躍します。<現役時代は、こんな使い方>・ 絵本やオモチャ収納、読み聞かせベンチ・ フリスビー、ボール、グローブ・ レジャーシート、ピクニック用品・ 玄関で家族の身支度待ちベンチ■その後の使いみちは?(スタッフの使用例)・ ガレージ内の収納・ オフシーズン収納(3段まで積み重ねOK)・ キャンプで荷物運び+ベンチとして・ 断捨離に迷った物の一時保管・ 防災グッズ入れ・ キッチンで踏み台、収納、ベンチの1台3役 【ご紹介したアイテム】 耐荷重が100kgで上に座ったり踏み台にしてもOKな収納ボックス。3段までスタッキング可能です。⇒ 【日本製】グリッドコンテナー(折りたたみ収納コンテナ)スタンダード 【4】 バスルームの小さなオモチャ、集まれーたくさん入り、強力マグネットのホールド力でずり落ちない「tower」の考えられた使いやすさ。スタッフ愛用者も多いコチラ。<現役時代は、こんな使い方>・ 細々としたバストイ収納に・ お風呂で遊んでお片付けの練習■その後の使いみちは?(スタッフの使用例)・ ママの美容ケア用品入れ(★本命)・ お掃除用品入れ「やっと一人でゆっくりお風呂に入れる」育児で忙しくて、いつもゆっくりお風呂に入れなかったママへ。お風呂でマッサージしたり、スペシャルケアをしたり、ご褒美バスタイムを。 【ご紹介したアイテム】 壁にペタッと貼って使えるマグネット式の浴室収納ラック。子どもたちのバストイや石鹸などをスッキリと収納でき、衛生的に保管できます。⇒ towerマグネットバスルームコーナーおもちゃラック/タワー 【5】 番外編おままごとキッチン収納箱とはいえ、幼児期ならではの可愛さもやっぱり少しは取り入れたい。そこで、北欧風の落ち着いたカラーが魅力的な「kukka ja puu(クッカヤプー)」のおままごとキッチン収納。<現役時代は、こんな使い方>・ おままごとキッチンとして・ おままごとグッズを収納・ 小さなおやつテーブルとして■その後の使いみちは?(愛用スタッフより)・ 使わない時はペタンコに畳んで・ 思い出収納ボックスとしてクローゼット内に・ 兄妹でとことん使い倒す! 【ご紹介したアイテム】 おままごとが楽しめる「キッチン」と「おもちゃ箱」が一体化した、キッズ収納ボックスです。インテリアにもなじみやすい落ち着いた北欧風カラー2色展開です。⇒ おままごとができる キッズ 収納ボックス いかがでしたか?オモチャ入れとしての役目を卒業したら、収納たちも新たな人生(?)のはじまりです。何に使おうかと考える楽しみも生まれます。それまでの子どもたちとの思い出はそのままに、新たな収納として長く愛用できますように。 T.Kitahara作って食べて、会話が弾む。家族との大切な日常に、ほんのひと手間、幸せの仕掛けを。
2021年05月27日ワコマリア(WACKO MARIA)とキャリアリングによるコラボレーションピアスが、2018年7月1日(日)より、パラダイス トウキョウなどで発売される。今回発売されるのは、2017年に発売されたシルバー素材のピアス「PARADISE 07」「PARADISE 12」の2型に加え、新登場となるモデル「PARADISE 45」の全3型がラインナップ。「PARADISE 45」は、くるくるとねじったようなシェイプのデザインは変わらず、素材を18Kに変更。ポスト部分にも18Kを使用し、高級感溢れるアイテムに仕上がった。なお、「PARADISE 07」「PARADISE 12」はペア販売、「PARADISE 45」は片耳シングルでの販売となる。【詳細】ワコマリア×キャリアリング発売日:2018年7月1日(日)取扱店舗:・PARADISE 07、PARADISE 12 全国のワコマリア正規取扱店・PARADISE 45 パラダイス トウキョウ、ワコマリア正規取扱店、キャリアリング オンラインストア、ワコマリア オンラインストア価格:・PARADISE 07 45,000円+税・PARADISE 12 55,000円+税・PARADISE 45 50,000円+税
2018年06月30日ウーマンエキサイトのスペシャルサポーター「ママリーダーズ」のメンバー、キャリアコンサルタントの岩橋ひかりさんを紹介します。■岩橋ひかりさん岩橋ひかり プロフィール新卒で入社した金融機関で仕事にやりがいを持ちつつも、育児と仕事を両立させる中でワーキングマザーの働きづらさを痛感。唯一ひとりの時間を過ごせた昼休み、将来の夢や目標をノートに書きつづるうちに「自分と同じように悩む女性を救いたい」との思いが芽生え、第2子を出産後に独立を決意。10年間勤めた会社を退職し、キャリアコンサルタントとして独立。多忙なワーキングマザーでも国内外からも参加できるコミュニティ型オンラインキャリア講座「MYコンパスアカデミー」や、実践型キャリア開発コミュニティ「MYコンパスラボ」を運営。国内外の多忙な子育て中の女性たちが、場所や時間の制約なく軽やかにキャリアを楽しめるように、WEBを活用した新しいキャリア支援スタイルを追求している。キャリアコンサルタント/株式会社MYコンパス 代表取締役生年月日 : 1980年7月8日子どもの年齢 : 息子(8歳)、娘(4歳)居住地 : 東京都HP: Blog: Instagram: @hikari_iwahashi Twitter: @HikariIwahashi Facebook: 岩橋ひかり 座右の銘 :どうしたら出来るか?を考える
2018年05月10日