作品にどれだけ多くの人が携わっているか、一目瞭然なのが映画の最後に流れるスタッフロール。『映画 太陽の子』プロデューサー、コウ・モリさんによると、これから紹介するスタッフ以外にもまだまだたくさんのスタッフが関わっているとか。「スタッフロールに名前が出てくるのは各部門の責任者だけです。実際はその下にアシスタントや多くのスタッフがいます。あと、撮影現場だけでなくポストプロダクションと呼ばれる仕上げの段階で関わる人も。とくに近年、人数増加が顕著なのがVFX部門ですね。また本作は原爆研究を扱っているので、物理学や軍事所作指導などの専門家も。それら一つ一つのプロフェッショナルの仕事が積み重なって、作品ができているんです」『映画 太陽の子』の制作に携わるスタッフを、一部ですが紹介します!監督・脚本/黒崎 博監督は現場の責任者。通常は脚本を元に演者やスタッフに作品のイメージを伝えるが、本作では監督が脚本を書いているので、すべてのシーンのビジュアルイメージをブレずに伝えられる。ちなみに日米合作の本作は、監督が最初にクレジットされるアメリカ式を採用。音楽/ニコ・ミューリー劇中音楽を担当する作曲家。音楽でシーンや人物の表現をより際立たせる。プロデューサー/コウ・モリ、土屋勝裕、浜野高宏実際にプロジェクト(映画製作)を動かしている人たち。本作ではこの3人ですべて話し合って、方向性や落としどころを決定。モリさん以外の2人はNHKのプロデューサー。エグゼクティブプロデューサー/井上義久、山口 晋、佐野昇平、森田 篤、松井 智、有馬一昭、東原邦明出資者の方々。日本とアメリカでクレジットの入る位置が異なることも。共同プロデューサー/山岸秀樹、松平保久、淺見朋子現場レベルで何かに深く関わるわけではないが、この人たちのサポートがないと映画が完成しなかった、という人たち。この3人はNHKの制作会社「NEP」のプロデューサー。コ・プロデューサーともいう。ラインプロデューサー/小泉 朋現場監督。撮影現場を円滑に動かしている人。監督と一緒に現場を統括し、予算管理も担当する。撮影/相馬和典カメラマン。どうやって撮影するかは、監督と撮影監督が相談して決める。照明/鈴木 岳セットやロケで、朝、昼、夜などの時間や天候をライティングで作ったり、照明にまつわるすべてのことを行う。録音/弦巻 裕セリフや会話を録る。森や木々のざわめき、川のせせらぎなどの音を録ることも。録音部は日米で決定的な違いがあり、日本の録音部は撮影後の仕上げにも関わるが、アメリカはサウンドデザイナーが担当。美術/小川冨美夫セット、大道具、小道具、装飾など。映るもののほぼすべてを揃える。衣装/宮本茉莉演者の衣装担当。ワードローブと呼ばれる衣装部屋から集めたり、映画のイメージに合わせて衣装をデザインし、作ることも。ヘアメイク/永江三千子ヘアスタイリング、メイクアップ、カツラのフィッティングなど。作品によっては特殊メイクのスキルが求められることも。スクリプター/天池芳美連続するシーンでも続きを別日に撮影することも。そういう時に、例えば同じシーンなのに洋服が違わないようにとか、時間設定など、シーンの繋ぎに矛盾が生じないようにありとあらゆることを記録していく人。助監督/柿田裕左決められた日数で全シーンを撮れるように、撮影スケジュールを決めている。その名の通り、監督と連動。部門名は演出部と呼ばれる。制作担当/篠宮隆浩制作部。でも何かを作るのではなく、別名、ロケーションマネージャー。ロケ地探し、撮影許可取り、食事の手配、その他ロケ場所のすべてを仕切る。キャスティング/おおずさわこ役ごとに、監督のイメージに合う演者の候補を提案する。編集/大庭弘之撮り終わった後にシーンをどう繋げるか、フィルムの編集作業を担当。サウンドデザイン/マット・ヴォウレス仕上げ段階で、撮影時に録ったセリフの不鮮明な部分をクリアにする。また、音響効果と呼ばれる様々な効果音をデザインし、付け足していく。カラリスト/アロン・ピーク全シーンの色みを調整し、統一する。他に、例えば、空や海の色をもう少し青くする、昔の回想シーンを少しセピア色にするなど、後から色みをつけていく役割も。VFXスーパーバイザー/オダイッセイVFXとはビジュアル・エフェクツの略で、視覚効果のこと。現実には見ることができないものなどを映像化する。制作/KOMODO PRODUCTIONS現場のいろいろな作業を受け請う制作会社。宣伝/KICCORIT作品の宣伝を担当。マスコミ対応。配給/イオンエンターテイメント劇場のブッキング。版権を売る、作品を買い付ける、映画ビジネス全般を行う。製作/「太陽の子」フィルムパートナーズ出資会社であることが多い。『映画 太陽の子』太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”。その史実を基に、時代に翻弄されながら全力で駆け抜けた3人の若者の、決意と揺れる想いを描いた青春グラフィティ。監督・脚本に『ひよっこ』『青天を衝け』の黒崎博。日米共同制作の本作にはハリウッドスタッフも多数参加。出演/柳楽優弥、有村架純、三浦春馬8月6日より全国公開。©2021 ELEVEN ARTS STUDIOS /「太陽の子」フィルムパートナーズ※『anan』2021年8月11日‐18日合併号より。(by anan編集部)
2021年08月16日蒔田彩珠が主人公の声を担当する劇場オリジナルアニメーション『神在月のこども』。この度、その主人公・カンナの両親役として、柴咲コウと井浦新が参加することが分かった。日本各地では“神無月”と呼ぶ10月を、出雲では“神在月”と呼ぶ。本作は、全国の神々が出雲に集い、翌年の縁を結ぶ会議を行うという云われを題材に、人々と神々、各地と出雲、そして、この島国の根にある“ご縁”という価値観を描く。坂本真綾、入野自由、高木渉、茶風林、神谷明と超豪華声優が参加することで話題の本作だが、そんな中、新たに出演が明らかになった柴咲コウが演じるのは、“走ること”の楽しさを教えてくれたカンナの亡き母・葉山弥生。「日本人は人間がコントロールできない“大切なもの”を無意識のうちに知っているのではないかと思っていてそれを思い出させてくれる力強さを持った作品です」と本作について語り、「大人も子供も前を向いていけるようなそんな『神在月のこども』、ぜひともご覧ください」とメッセージ。また、カンナを男手一つで支える父・葉山典正の声を担当した井浦新は「典正は本当に不器用な父親だと思います。妻でありカンナの母でもある弥生を失った後、カンナを一番に思うけれども娘とうまく向き合うことができない典正は世の中の父親代表だと思って演じました」とキャラクターの印象を明かし、「家族の物語であると同時に出雲の神話を通して日本の源流を巡る旅でもあります。ぜひ劇場でご覧ください」とコメントしている。2人の追加キャスト発表と同時に、miwa書き下ろし主題歌「神無-KANNA-」が流れる予告映像も到着。母を亡くした喪失感を拭えないカンナの前に、鬼の少年・夜叉が現れるシーンから始まる本映像。形見のブレスレットを狙う夜叉ともみ合う中、さらに現れたのは、神使の兎・シロ。そしてシロの「お母さんがどんな思いで走っていたか、知りたくはないの?」という問いかけから、カンナは時が止まった東京から出雲への旅に出発。大好きだった走ることと向き合いながら、出雲を目指すカンナの成長をとらえた映像だ。さらに、 出雲を背景にシロ、夜叉、弥生、典正、龍神の主要キャラクターと共に、力強い目が印象的なカンナが描かれた本ビジュアルも公開された。『神在月のこども』は10月8日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:神在月のこども 2021年10月8日より全国にて公開©2021 映画「神在月のこども」製作御縁会
2021年08月13日「なぜそうなるのか分からないとできない」と言うけれど…?「聞き分けのよい子だね」と言われることも多いコウですが、その一方で「ああ言えばこう言う」「納得を求めて『なんで?』が多い」「言われた通りにスッと動かない」と評されることの多い子でもあります。確かに、理屈を理解して納得することができるという意味では”聞き分けがよい子”なのかもしれません。ひっくり返ってダダをこねるのも見たことがありません。けれども、私は彼のことを「分かりやすく”ジタバタするタイプのダダこね”をしないだけで、受け入れがたいことに対する拒否の強さはかなりものだな」と思って見ています。Upload By 丸山さとこ拒否していることを強引に進めようとされたコウはパニックになることもあります。「〇〇なはずなのに!?」と一度パニックのツボ(?)に入ると本人にもどうしようもないようで、落ち着いてから「焦る必要なかったな…何で焦っちゃったんだろう…?」とグッタリすることもしばしばです。この「納得いかなければ動かない・強引に進めればパニックになる」というコウの行動は、”パニックになること”を取引材料にしてゴネることで起きているわけではなさそうです。(一部そのパターンもあるかもしれませんが、全てがそうではないのだろうと思います)Upload By 丸山さとこやりたくないことだけではなく、やりたいことに関しても「えっ、えっ?だって○○だから□□なのに…!」と青ざめ涙ぐみながら抵抗するコウは、ガラス張りの床を怖がって歩きたがらない人のようだなと感じます。”ガラスは割れる”と知っているけれど”人が乗っても割れないガラスがある”とは知らない人が「ガラス張りの床を歩け」と言われたら、抵抗するのは当然だと思います。そんなのムリだと抵抗しているのに「大丈夫だから」と腕を引っ張って強引に連れていかれそうになったとしたら、必死で抵抗したりパニックになったりするのも自然な反応なのかもしれません。『人の話』に耳を傾けるということガラス床の上を歩けるということは知らなかったとしても、信用できる人が「大丈夫だよ」と言っていたり実際にガラス床の上でニコニコしているとしたら、多くの人はそれを信じるのではないかと思います。反面、大丈夫だと知識や経験では分かっていたとしても、周囲の反応から不安になることもあるだろうと思います。コウと接していると、そのような”人の言葉や反応を見て自身の考えや行動に反映するシステム”が弱いのかな?と感じるときがあります。そんなコウですが、私の話は「納得はいっていないけれどお母さんの言うようにしてみたら上手くいった」という経験があるため、いくらか聞けるのだと言います。これは「お母さんを信じている」というよりは「お母さんを信じて上手くいったという自分の経験を信じている」というニュアンスの言葉なのだと思いますが、それでも話に耳を傾けてくれることがあるのはとても助かります。Upload By 丸山さとこあまりにも「なぜそうなるのか分からない」と言うコウにじゃあ炊飯器でなぜ米が炊けるのか、どういう仕組みなのか理解しているのか!?」と何だかよく分からない追及をしてしまうこともある私ですが、少し冷静になると「まぁ…コウにとって、炊飯器は『機能と使い方を理解していれば米は炊けるもの』だもんね…」と一歩譲る余裕が出てきますし、そうなるとコウの方も「いや、今ボクはそれと同じ構造の話をしてたよね…僕も1回やってみてから言えばよかったね…」と譲ってくれたりします。Upload By 丸山さとこそれはあくまで”スムーズにいったとき”の話であって、大体の場合はコウの「何で?だって〇〇なのに」にひとつひとつ返していく毎日ですが、説得(?)の最後の一押しに「試してみてくれないか?」と提案することで何度か壁を越えられたのは、ありがたいことだなと感じます。「上手くいった!」と「上手くいかなかった…」を積み重ねて先日も私が提案する漢字練習の方法を取り付く島もなく跳ねのけていたコウでしたが、「コウの今のやり方だと多分テストまでに範囲が終わらないと思う。ここ最近何回もそのパターンを繰り返しているので、できたら3文字だけこの方法を試してみてほしい」と伝えると、「それなら…」と試した上で「あっ、この方法いいね!どんどん進んでいく…これなら最後まで間に合いそう!!」と喜んで取り組んでくれました。Upload By 丸山さとこそうして「納得はしていないけれど1回試してみて上手くいった経験」と「試してみたけど上手くいかなかった経験」の両方を少しずつ積み上げて、『試してみないと分からない』ということや『人の話しに耳を傾ける』ということをゆっくり知っていってくれたらいいなと思います。お子さんに伝わるように、さまざまな工夫をされていますね。保護者の方が「こうしたほうが良い」と思っても、お子さんが納得しないことは日々の子育てでよくあると思います。このコラムのように、少しだけ試す提案をしてみたり、いくつかの選択肢を示して本人に選ばせてあげたりするやり方など、方法はいろいろありますが、お子さん自身が納得するやり方を見つけられると良いですね。また、うまくいったときには「 ~だからうまくいったよね」と整理してあげると次につながっていきます。
2021年07月22日「ガリレオ」映画化第3弾『沈黙のパレード』の製作がこのほど決定。福山雅治、柴咲コウ、北村一輝の出演も明らかになった。福山さんが、変人でありながら天才的な頭脳を持つ物理学者・湯川学を演じる同シリーズは、2007年、フジテレビ月9枠で連続ドラマ第1シーズン放送され、平均視聴率21.9%の高視聴率を獲得。翌年には映画『容疑者xの献身』が公開、5年後には連続ドラマ第2シーズンが放送。2013年には映画第2弾『真夏の方程式』が公開された。そして今回、映画第3弾として、東野圭吾の累計1400万部を超えるガリレオシリーズ「沈黙のパレード」を映像化する。キャストには、再び不可思議な事件を科学的な検証と推理で見事解決していく天才物理学者・湯川学を福山さん。警視庁捜査一課の刑事・内海薫を柴咲さん。湯川の大学時代の同期・草薙俊平を北村さんが演じ、スクリーンに戻ってくる。本作では、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男が、新たな事件で容疑者として浮かび上がってくることから物語がスタート。アメリカから帰国し、教授となった湯川と草薙のさりげない友情と絆、湯川と内海の性格が全く違うことで際立つコミカルなやりとりも見どころのひとつとなっている。映画化決定に福山さんは「福山個人としては、草薙と薫に会えるのをずっと心待ちにしていました。しかし湯川としては…またやっかいな2人と再会したな…、と思っているかと(笑)」と自身と湯川の心境を語り、「僕も湯川と共に今作の映画化における極上のエンターテイメントを探究したいと思います」とコメント。柴咲さんは「彼らとまた再会できること、チーム・ガリレオでまた撮影ができることを楽しみにしています」と期待し、北村さんは「今までの集大成となるような今作には懐かしいレギュラー陣に加え、豪華キャストが揃います。湯川と草薙の友情があってこその今回の物語、全力で取り組みたいと思います」と意気込みを語っている。監督は、引き続き西谷弘が手掛けるほか、音楽には福山さんもクレジットされている。『沈黙のパレード』ストーリーアメリカ帰りの物理学者・湯川学(福山雅治)のもとに、警視庁捜査一課の刑事・内海薫(柴咲コウ)が相談にやってきた。突然、行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見され、容疑者は湯川と大学時代の同期で内海の先輩刑事・草薙俊平(北村一輝)がかつて担当した、少女殺害事件で無罪となった男だった。だが、今回も証拠不十分で釈放されてしまう。その男が娘の住んでいた町に戻り、堂々と遺族たちの前に現れ、彼らを挑発したことで、町全体を憎悪の空気が覆う。そして、秋祭りのパレード当日、その男が死んだ…。男を殺害する動機のある者には全員アリバイがあり、死因も不明――。『沈黙のパレード』は2022年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:沈黙のパレード 2022年全国にて公開予定©2022「沈黙のパレード」製作委員会
2021年07月15日「最近ダメになってきた」と言うけれど…?Upload By 丸山さとこ何をどう言っても大人の言葉をスルーすることに定評のあるコウです。一歩引いたところからコウを見ている祖母にまで「賽の河原の石積」「のれんに腕押し」「刺さらない」と評される彼の”大人からの指摘”に対するスタンスは、物心がついたころから一貫していました。そんなコウですが、先日ランドセルを片づけて「完璧だよ」と宣言したあとで溜め込んでいた給食袋を見つけたのをきっかけに「最近の僕はダメだ。どんどんダメになっていってる…」と凹むことがありました。それを聞いた私と夫の頭上にはハテナマークが浮かびました。最近のコウは、以前に比べれば大分しっかりしていると感じていたからです。夫がそれを伝えると、彼は「え?今でもダメなのに、前はもっとダメだったってこと?」と目を丸くしました。凹むコウに夫がかけた言葉「前からそうだったなんて知らなかった」と言うコウに「前からそう伝えていたよ。成長してそれに気がつくようになったんだろうね」と私と夫が返すと、「何で早く気がつかなかったんだろう…そのときに気がついていれば、今頃もっとマシだったかもしれないのに…」と落ち込んで涙ぐみ始めました。Upload By 丸山さとこ「大人になってから気づくこともある。今気づいたのは運がいいと思うよ」と話しつつそんなコウを見ていた私は、『今ここで声をかけたら”凹んでケロリ”の定番パターンで終わってしまいそうだな』と感じて、どう声をかけたものか…と固まってしまいました。せめてコウの自省の邪魔にならないようにと思い静かに見守っていたとき、夫が優しくそっとコウに声をかけました。「これからやっていけるといいね。ひとつひとつやっていこう」特別なセリフというわけでもないシンプルなその言葉は、不思議とその場の空気にスーッとしみていきました。Upload By 丸山さとこ後悔と凹む気持ちだけがただひたすら続きそうになっていたコウは、夫の言葉を聞いて「そうだね」と落ち着いて答え、涙をふいて宿題に取り掛かることができました。そんなコウと夫の姿を見ていた私は、自分もかつて同じような状況で夫に救われたことがあったのを思い出しました。Upload By 丸山さとこもし慰めの言葉として「そんなことないよ」と言われたとしたら『全然私の話が伝わっていない』と絶望していただろうと思うくらいに、そのときの私は落ち込んでいました。そんな私の心にも、夫の「これからだよ」はストンと入ってきました。普段人にも自分にも厳しい夫だからこそ、穏やかに伝えた「これからだよ」が説得力を持って響いたのかもしれません。『客観的に見た自分』の姿に凹むことはあるけれど自分自身を俯瞰して見ることが苦手なコウですが、年齢が進むにつれて「自分って今こういう感じだな」と言うことが増えてきました。同年代の子どもに比べるとゆっくりではありますし、その視点は大分独特なものだったりもしますが、彼なりに自分を客観的に捉えようとしているのだなと感じています。自分を客観的に見ることで得られる発見の中にはうれしくないものもあり、そんなときコウは「今までずーっとそうだったのに、自然にそうなっちゃうのに、到底変われる気がしない…」と凹んだりパニックになったりします。Upload By 丸山さとこ今までは私が声をかけることや時間が過ぎることで気持ちを立て直すことが殆だったコウでしたが、夫の言葉で落ち着いて前を向いた彼を見て『夫の伝える「これからだよ」もコウの中に残ってくれるといいな』と感じた学校帰りのできごとでした。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年07月05日繰り返される緊急事態宣言、コロナ禍終息の兆しが見えないなか開催に突き進む東京オリンピックなど、未だ混迷を極める2021年上半期。並行して芸能界でも数々の“事件”が――。本誌が目撃した“スクープ”から特に反響の大きかったものを今一度お届けしたい。昨年、長年所属していた事務所を退所し、女優と実業家の二足のわらじを履く柴崎。牧場経営など新たな夢に向かって奮闘する彼女だが、その陰にはあるセレブの存在が。イギリス貴族とも交友のある中華系セレブが柴咲に与えた影響とは――(以下、2021年6月15日号掲載記事)※年齢は掲載当時のママ「土掘ったり、レクチャーしてもらいながら、少しずつ(農場の生活に)慣れていくっていう(状態です)。いろいろ植えてきました。ベリーだったりとか……」5月22日放送のトーク番組『人生最高レストラン』(TBS系)で北海道での充実した生活について語ったのは柴咲コウ(39)。北海道に新しく家を建て、牧場を経営し、現在は東京と行ったり来たりしているという。「柴咲さんは’20年3月に長い間所属していた事務所から独立しています。’16年に設立したレトロワグラース株式会社の社長と女優という二足の草鞋を履くなかで、さらに新しい挑戦を始めたことが話題を集めました」(芸能関係者)本誌が取材を進めると、柴咲の牧場は新千歳空港の近くにあることがわかった。その広さは東京ドーム6個分ほど。登記によると、農畜産物の生産、加工および販売をしており、さらに馬に乗って行う団体球技の一つである「ポロ」の競技馬の生産や調教なども行っているという。5月25日に登壇したイベントでも柴咲は、この牧場について明かしている。夢について尋ねられた柴咲は、「コミューンを作る」と答え、さらに、「北海道で共同ファームを持っていますが、意識、思いが共通する人たちを集めてユートピアみたいなものを作りたい。馬に乗って、畑を耕してみたいな」と熱く思いを語った。そんな目標に向けて走りだした彼女には、新たなパートナーがいる。ファームを共同で経営する中華系英国人実業家のフウ・フェイフェイ氏(39)だ。■イギリス貴族と交友で高級寿司店も経営…中華系セレブの素顔柴咲の知人によれば、「柴咲さんはフウさんに心酔していて、最近は彼の影響でユートピアやコミューンといった言葉を使うようになったのです」実はフウ氏は柴咲のプロデュースするYouTubeチャンネル(レトロワグラースch.)に、彼女と一緒に出演している。’20年9月に公開された動画のなかで、共同ファームの理想像について問われて、「ちょっとユートピアのような、桃源郷的な思い出の場所になってほしい。みんなにとっての心のホームである場所にしたい」と答えているのだ。このとき柴咲は終始笑顔で、彼を見ながらうなずいていた。さらに動画の終盤には、「完結型の小さいコミューンを作りたい(という本能が人間には)あるんだろうね」と牧場を作ろうと考えたきっかけを分析している。柴咲を心酔させた彼はどんな人物なのか。’13年から’16年までフウ氏が『クーリエ・ジャポン』で連載していたエッセイのプロフィール欄には、《’81年上海生まれ。日本、南アフリカ育ち。早稲田大学とオックスフォード大学で哲学専攻。’06年に英国王室に招聘され、チャールズ皇太子の秘書官に就任》と記載されている。柴咲の知人は彼をセレブな実業家だと語る。「イギリスの貴族たちと交友関係があるそうです。柴咲さんとの共同ファームだけでなく、英国王室ゆかりの教育を取り入れたというプリスクールや、六本木にある高級すし店も経営。結婚していて、都内の一等地に自宅があります」’15年に柴咲はテレビ番組で、ポロを体験。その撮影に協力したポロの団体に所属していたのが、フウ氏だった。その翌年、’16年に彼は『クーリエ・ジャポン』のエッセイで《じつは、僕は日本で有機農業と軽種馬(ポロ馬)の育成・調教牧場をやりたいと思っている。それには北海道が理想的である》とつづり、英国王室の仕事を辞めて牧場を建設することを宣言した。冒頭の『人生最高レストラン』で、「自分が型にはまらずに、新しいことを常にできる人間であればいいなと思っている」と語っていた柴咲。半移住先である北海道での新パートナーとのユートピア設立を目指した挑戦はまだまだ始まったばかりだ――。
2021年06月27日コウから見て、その場所は星いくつ?Upload By 丸山さとこ時々コウに「今、疲労度は10段階でどれくらい?」などと聞くことのある私ですが、先日ふと思い立ち「毎日の生活をレビューのように星の数で評価するとどんな感じ?」と聞いてみました。すると「学校と家は違うからなぁ」と首をかしげるので、「家での生活は?」とたずねると、「星5つが80%って感じかなー」とのこと。その意外な高評価に「えっ、そうなの?」と驚きました。毎日ガミガミ叱られたり「あれやった?これは?時間見てー!」と追い立てられたりしているので、『休日以外はあまりくつろげていないかもしれないなー』と思っていたのです。星5つの次に多いのは星4つだと言うので、今のところ家での生活には概ね満足しているのだなぁ…と安心しました。では学校はどうなのか?と聞いてみると、今度は「星2…いや、3つが50から60%で、星2つが30%かなー」と意外なほどからい評価をするコウ。「毎日元気いっぱい登校していくのにそんなに低評価!?」と再び驚きました。Upload By 丸山さとこ「え?学校あんまり楽しくない?嫌なことある?」とストレートに聞いてみたところ、「楽しいとか嫌とかじゃなくて、単純に人が多すぎて疲れるんだよね」との返答が返ってきました。からい評価の理由は「人が多くて疲れるから」「学校は人間の数が多くて疲れるんだよ」という話は、しばしばコウが口にすることです。「それは人数が多くてザワザワうるさいとか、そういうことではないのね」と聞くと、「そう。単純に多くて疲れる」と”我が意を得たり”という顔でうなずきました。Upload By 丸山さとこ聴覚の過敏やカクテルパーティー効果が起きにくい特性による疲労なのであれば、イヤーマフなどの対策をとることもできます。ですが、「音がつらいということはあまりない」というコウの話からすると、現在のところ特に大きな対策はとれなさそうです。(園児のころは聴覚の過敏があったコウですが、現在では逆に鈍麻が目立っている感じで、人の声や物音が耳に入らないこともしばしばあります)学校で疲れることが多いというコウは、前回のコラムで書いたように「家が一番落ち着く」のだと言います。Upload By 丸山さとこそれなら家でのくつろぐ時間を大事にしたい…と思いつつ、「ランドセルの中身出して分類してー」「連絡帳と宿題の材料チェックするよ」「時計見てー止まってるよー」「もう遅いから一旦ご飯にしよう」「テキパキ動こう、寝る時間だよ」「待って机の上チェックしてから寝て」といった具合に”催促・確認・注意喚起”が止まらない毎日を送っています。改めて考えてみると、言われまくっているコウだけではなく私自身も落ち着かない毎日を送っているわけで…。親子共々、わずかな時間でもよいので”明確にリラックスできる時間”を持つように心がけたいなと思いました。Upload By 丸山さとこLITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年06月22日●理想と現実とのギャップにもがいた過去映画『バトル・ロワイアル』(2000)で注目を集め、『GO』(2001)で映画賞を総なめにしてから約20年、女優として第一線で輝き続けている柴咲コウ(39)。歌手としても活躍し、近年は実業家の顔も持つ。東京と北海道との2拠点生活をスタートさせるなど私生活も含めて進化を続けている柴咲だが、ディズニーの実写映画最新作『クルエラ』で主人公・クルエラの日本版声優を務め、デビュー当時の自分を掘り起こすような感覚があったという。過去の自分を振り返って何を感じたのか。本人にインタビューし、20年以上のキャリアを振り返りつつ、柴咲の生き方に迫った。名作アニメーション『101匹わんちゃん』に登場するディズニー・ヴィラン(悪役)、クルエラの誕生秘話を描く本作。ファッション・デザイナーを夢見るエステラは、伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネスとの出会いによって運命が大きく変わり、次第に狂気に満ちあふれたクルエラの姿へと染まっていく。エマ・ストーン演じる主人公・エステラ、のちのクルエラ役で実写映画の日本版声優に初挑戦した柴咲は「声という自分の一部で表現しなければいけない。しかも、すでにキャラクターや俳優さんたちの味が映し出されている完成した作品に、声だけでマッチさせるのは難しかったですが、やりがいがありました。完成した作品を見て自分が感じられるのは嫌なので、キャラクターの声として楽しんでもらえることが目標でした」と振り返る。そして、ファッション・デザイナーを夢見ながら、理想と現実の違いに苦しむエステラの姿を見て、自身のデビュー当時を思い出したという。「デビューしたのが16歳で、わけもわからず広告の仕事が決まり、映画に出演し、自分ができることと求められることのギャップを感じたり、自分が思い描いている理想になぜならないのだろうと過信している部分もあったり、いろんなギャップを抱えていた当時を思い出しました」。さらに、「現場で監督から『こういう風にやって』と言われることに納得できず、反論することもあったのですが、『言われたことができないのにえらそうな顔するな』と言われたり」と振り返り、「未熟だから自分が未熟であることに気づかず、自分は完成されていると思っていて、子供だったなと。今は足りないことだらけだと思いますが、あの頃は『自分は強い』と思っていないと生きていけなかったのかもしれません」と分析する。次第に自分の未熟さを認めていった柴咲。「結局、監督がOKを出さないとOKではない。提示されたことに応えられていないという中で、どうやら力がないらしいと思い知っていく。完全に自分の力不足だと思い、もっとうまくなりたいと火がつきました。『やる気ないなら辞めれば』『へたくそ』と言われると燃えました」と打ち明け、「人から習うことが苦手でしたが、そういうことも必要だと思うようになりました」と加えた。クルエラは反骨精神が原動力となっているが、柴咲の原動力とは。「私は昔から“不屈の精神”と言っているので、似たようなものはあると思います。逆境というか、持って生まれたものはそれぞれ違うし、誰かが持っていて自分は持ち合わせていない場合にどう生きればいいのかというのは、常々感じていたことです」と明かす。●「無難なほうを選ぶのではなく、自分の気持ちに正直に」不屈の精神で芸能界を生き抜いてきた柴咲。女優業において大切にしていることを尋ねると、「仕事に限らずプライベートでも大切なことですが、真実を知りたい、本質を見極めたいという好奇心は持ち続けています」と答えた。「真実・本質を見極める力」は、演じる役をつかむ上で重要だという。「この作品で言いたいことは何か、本質を見極められなかったら役を全うできない。監督やプロデューサーの指示に従って、ただ与えられたセリフを言えばいいという話ではなく、それをキャラクターにどう落とし込めばいいのだろうと、本質をつかむ必要があるので」。また、「正直に生きる」ことも大切にしていると言い、その思いは「特に今、加速しているかもしれません」と告白。『クルエラ』に参加したことで、改めてその大切さを感じたという。「私は新たなフィールドを増やしていくタイプなので、ずっと同じことをやっているという自覚はありませんが、とはいえ女優業として考えると20年以上続けている。長く続けていると無難になりがちで、冒険したくない、今のポジションを崩したくないという人もいると思いますが、私は無難なほうを選ぶのではなく、自分の気持ちに正直に生きたいと思っています」。続けて、「『あなたってこういう人なんだ』と言われるとその反対を向きたくなったり、以前は『キツそう』『怖そう』と言われていたのに最近はあまり言われなくなって、それもつまらないなと感じたので、また怖いほうを目指していこうかなと思ったり。ずっと同じイメージを持たれるのは新鮮味がなくて嫌なので(笑)」と、あまのじゃくな性格も明かす。「あなたって〇〇だよね」と言われるのは嫌だけど、その周囲からのイメージの逆を進む形で、結果的にその言葉によって導かれてきた柴咲。「そういう意味ではコントロールしやすいと思います。こう言ったらこっちに行くだろうと、実は誘導しやすい」と笑った。●年齢にとらわれず「今を生きている」そして、「性格は昔から全然変わってない」ときっぱり。「人に合わせるのは苦手だし、それを変えてまで生きたいとは思わないし、楽しいとも思わない」と言い、「ただ、人からの助言やアドバイスで変わったり、学ぶところもあるというのは、昔よりは大いに感じられるようになりました」と、根本は変わらないものの変化した部分もある。また、「正直に生きる」という生き方について、「正直に思ったことを言ってしまうデリカシーのない時期がありました」と反省も。「自分に正直に生きることは大切だけど、それが人を傷つけることになってはならない。人のことはとやかく言わず、でも、自分には正直に、というのが一番です」と語った。クルエラを演じたことで、自分が大切にしていることを再確認できたという柴咲。「これからも自分の気持ちに正直に、信念を持って力強く生きたい。そういう気持ちを忘れずに生きていくことが大切なのだと改めて感じることができました」。今年の8月5日で40歳を迎えるが、30代から40代に変わることについてはあまり意識していないという。「みんな年齢にとらわれすぎなのではないかな。必ず平等に年を取るわけですから」と笑いながら指摘。そして、「今を生きています」と言い、「今を生きましょう、みなさん」と呼びかけも。最後に「ファンの方は私の挑戦をいつも温かく見守ってくださっていますが、この作品は、期待を裏切らない、期待以上のものになっています。歌も歌わせていただき、自分の活動を集約できるような参加の仕方ができていますし、作品自体がとても楽しめるものになっているので、見ていただけたらと思います」とファンにメッセージを送った。『クルエラ』は映画館およびディズニープラス プレミアアクセスにて公開中(プレミア アクセスは追加支払いが必要)。■柴咲コウ1998年に放送されたTBSのテレビ番組『倶楽部6』でデビュー。1999年に出演したCMで注目を集め、女優としては映画『バトル・ロワイアル』(2000)や『GO』(2001)での演技が高く評価され、数々の映画やドラマに出演。2017年にはNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で主演を務めた。歌手としては2002年に「Trust my feelings」でデビュー。2016年にエンタメ・コマース事業を行うレトロワグラースを設立し、持続可能な社会を目指した活動も行っている。柴咲コウ衣装=Shiatzy Chenスタイリスト=stylist Kei Shibata (tsujimanagement)
2021年06月12日最近、女優の柴咲コウさん(39)が何かと話題です。彼女はもともと、2016年にレトロワグラース株式会社を設立。昨年には長年所属していた事務所を退職し、自身の設立した会社所属に。女優や歌手活動だけでなく、環境問題に配慮した衣食商品をプロデュースする事業も積極的におこなっています。現在は東京と北海道の二拠点生活をおくっており、形にとらわれないライフスタイルに魅了されるファンも多いといいます。しかしここへ来て、陰りも見え始めています。彼女の運営する会社が四期連続の赤字で、厳しい経営状況にあるのではと言われているのです。さらに北海道で行う牧場の共同経営者である中華系英国人実業家、フウ・フェイフェイ氏との関係にも注目が集まっています。もともとはテレビ番組の企画で知り合ったというお二人ですが、柴咲さんが彼の考えに心酔しているのでは……と囁かれています。2人が現在、どういった関係性にあるのかはわかりません。また牧場の共同経営がどうなっているか、細かい経営状況も明らかにされていません。ただ強い思いを抱いた男女が経営をするという状況のなかで、不安に思うことがあります。それは一般的に“恋愛とビジネスをいっしょにすると、破局する可能性が通常よりもぐっと高まる”ということです。いったい、なぜなのでしょうか。■恋人同士の共同経営はなぜ上手くいかないのかそもそもビジネスで共同経営という形を取ると、メンバー間でトラブルが起きた際に収集がつかなくなりがち。その結果、元々の友情が壊れてしまうことも多いといわれています。最終決定権や各々の役割がどちらに、どの程度あるのか。こういった部分が「揉めたらしっかり話し合おう」といった口約束で済まされていると、いざビジネスが傾いたり上手くいったりした際にトラブルを引き起こすというわけです。もちろんビジネスの規模や経験、経営形態で一概にくくれるわけではありません。しかしどんなにビジネス上の役割や権利を線引きしていたとしても、恋人同士という関係性で起きたトラブルが割り込んでくる可能性はあります。恋人同士の波とビジネスの波。恋人同士の事業経営は、常にこの2つの波を乗り越える必要が出てきます。そのため通常の経営よりも、人間関係のトラブルが起きやすい側面があるのではないでしょうか。でも現実社会には夫婦経営をしている方々も、かなり多くいらっしゃいます。こうした場合はどうかというと、恋人同士の経営とは話がまた異なります。夫婦経営も、プライベートとビジネスが混在しているという点で難しさはあるでしょう。ただトラブルが起きた際に「それでも結婚しているし、何とかしなきゃ」という修復へのモチベーションが、恋人関係よりもかなり高くなる傾向があります。実際、夫婦関係もビジネス関係も解消するのはかなり困難です。そうした困難に直面するよりも今の関係を何とか修復した方がいいと思うのは、自然なことではないでしょうか。■「妻の家業をいっしょに継ぐ!」と決意した男性の話筆者は過去、「結婚と同時に妻の家業をいっしょに継ぐ!」と決意した男性に話を聞いたことがあります。彼は結婚して数年後に奥さま一族がおこなっている家業を手伝い始め、小さいながらも最終的に会社の副社長のポジションに上りつめます。しかし立場上はどんなに偉くなったとしても妻の実家に仕事も住居も”間借り“している感が拭えず、だんだんと夫婦の溝が深まっていったといいます。こうして夫婦関係はゆるやかに破綻の道をたどることに。ただいざ離婚などを考えた際もビジネス的なつながりが大きすぎるため、なかなか別居や退職といった“始めの一歩”を踏み出せなかったといいます。最終的には夫婦のこと、子どものこと、そしてビジネスのこと、3つを同時に話し合っていくことで少しずつ先に進んでいるそうです。ただ、かなりの面倒なのはハタから見ても明らかでした。こうした面倒くささが、良くも悪くも絆としての吸着力を発揮する。それが夫婦経営です。柴咲さんの活動は一人の女優や女性という枠を大きく変えるものであり、勇気や個性を感じます。ただそこに男性の影や「コミューン※」といった聞き慣れない言葉が混ざってくると若干、理解が追いつかない部分もあります。牧場経営がどういった形で行われているかは明らかではありませんが、より彼女らしい活動ができるような場であることを願いたいものです。※コミューンとは、フランスにおける、最小の地方行政区画の称。日本の市、町、ムラに相当する。西洋史においては、誓約をした市民たちによって構成され、封建領主の支配から脱却した、中性の自治都市。(新明解国語辞典より)(文:おおしまりえ)
2021年06月11日アイコニックな白黒ファッションでも有名な“ディズニーヴィラン”の誕生秘話が明かされる『クルエラ』。公開直後から、「エマ・ストーンの変貌ぶりに心奪われた」「ストーリー、ファッション、音楽、映像、全てが本当に最高」「エマ・ストーンとエマ・トンプソンの演技対決が圧巻」「ディズニー映画史上最高傑作」など絶賛の声が相次ぎ、字幕、吹替ともに高評価でいま注目を集めている。そんな本作の公開を記念し、主人公クルエラ役の日本版声優を務めた柴咲コウと、バロネス役を務めた塩田朋子が大ヒット記念舞台挨拶イベントに華々しく登場。世の注目を一身に受けている本作への熱い想いを語った。柴咲さんが声を担当したのは、親を亡くした少女エステラ。ファッション・デザイナーを目指し、一見華やかなファッションの世界へ足を踏み入れた彼女だが、ある出来事をキッカケに、ディズニー史上最も悪名高き“ヴィラン”クルエラへと変貌を遂げていく――。そして、そんな彼女を大きく変える重大人物が、塩田さんが演じたバロネス。バロネスは、世界を代表するブランドのカリスマ的ファッション・デザイナー。デザイナーを目指すエステラにとって憧れの存在だが、彼女はエレガントに洋服を着飾る一方で、ヒステリックな一面を持ち、目的のためには手段を選ばない。彼女に斬新な発想力と才気あふれる想像力を認められたエステラは、その下で働くことになるが、次第にこの2人の関係が大きく変わり始める。塩田朋子、バロネス役に「周りから『やっぱりね』と言われた」公開直後から「かっこよくて、引き込まれた」「ハマり役」と絶賛の声が相次いでいる2人が声を担当した吹替版。白のワンピースに黒のベルトでアクセントを利かせた爽やかな装いで登場した柴咲さんは、この反響について「友人たちが『すごく合っていたよ』と感想を送ってくれました。私自身は柴咲コウが全面に出る吹替にはしたくないなと思っているんですけど、友人の中には『私の生き方や生き様とリンクするところがあったよ』というような感想もいただいて、それは嬉しかったですね」と満面の笑み。塩田さんもまた、「これまでも、エマ・トンプソンの吹替を何度も担当していることもあり、周りから『やっぱりね』と言われたりとか、母からはやる前から『これあんたでしょ』とか、いろんな反響をもらいました(笑)最近のエマ・トンプソンは、一癖も二癖もある役がどんどん増えているので、またその役をできて本当に幸せです」と話し、本作の大ヒットを喜んだ。今回、US本社の審査をクリアし、見事クルエラの日本版声優の座を射止めた柴咲さんは、実写映画の日本版声優は初挑戦。俳優として身体を使った演技と声での演技には大きな違いがあるのだと話す彼女だが、本作では「声でとにかく全てを表現しなければいけないし、既に演じられている役者さんに全てにあわせなければいけない。声に違和感があったら台無しになってしまうので、そこはかなり注意して取り組みました」と、実写版の吹き替えならではの難しさを乗り越え、丁寧に演じ上げたことを明かした。一方、クルエラの人生に大きな影響を与えていくバロネスを演じた塩田さんは、『101』でグレン・クローズ演じるクルエラを担当。そのほかにも、実写映画、アニメ、ドラマまで幅広く活躍してきた実力派だ。バロネス役決定時の気持ちについて「『101』ではグレン・クローズがクルエラ役をやったのは20年以上前のこと。彼女は叫んでばっかりいるという印象があって、この映画が制作されることをニュースで最初に知ったときは、あのクルエラの前日譚が映画になったんだ。絶対見に行こう!と思っていたので、そのきっかけとなった役が私の元に来るなんて、夢のようなご縁だと思いました」と喜びを力説。そんな彼女だが、自身が日本版声優を務めた吹替版の魅力について、「画面をずっと見ていられることが魅力。吹替だと、ずっとスクリーンをみたまま耳からセリフが入ってくるので、素敵な表情を見逃してしまうことがない。いかに日本語のセリフを芝居にのっけていけるか、中の役者さんに上手く乗っかるかという感覚でやっています」と、数々のキャラクターに命を吹き込んできた彼女だからこそ、今回の役柄にもただならぬこだわりを持って臨んだことを吐露した。柴咲コウ「誰かの作品を観て影響を受ける」ことは大事塩田さんによって、圧倒的存在感を放つ主人公の宿敵・バロネスが誕生したが、「バロネスのように厳しい師匠がいたら?」と問われた柴咲さんは、「師弟関係を結んだことはないので分からないんですけど、もし師匠がバロネスみたいだったとしたら、飛び出てどっかいっちゃうかもしれない(笑)」と会場の笑いを誘った一方で、「でも教師のように、時には反面教師のようにいろいろ盗んでいくんだと思います。お芝居もそうだと思うんですけど、自己流で来てしまったんですが、誰かの作品を観て影響を受けるっていうのも大事だと思う。だから習える人が近くにいるのも素敵」とコメント。柴咲さんの目にも、バロネスは抜群に魅力的な存在として映ったようだ。一方、柴咲さんが声を担当したのは、創意に富んだ少女で、ファッション業界のトップに君臨するバロネスをも脅かす存在。そんな主人公のように「自分の地位を脅かす才能あふれる後輩がいたら?」と問われた塩田さんは、「そもそもおびやかされるような地位にはおりませんので(笑)」と謙遜しながらも、「才能がある若い人をみると、嫉妬というよりは本当に頼もしくて。新しい世代に向かってこの子たちはどうやってくれるんだろう? とワクワクの方が強いです。ちなみに私は、若手に厳しいつもりはないけど、ものすごく怖いと言われる。バロネスみたいに」とユーモアたっぷりに回答した。最後に、「どのように感じるかは皆さんそれぞれなんですけれども、絶対面白い作品です。是非本作を観た後に『101』を観てみてください。伏線がたくさんあって本当に面白いし、それを観たらまた劇場に来たくなる作品です」と塩田さん。そして、柴咲さんは「心の声に従うというのがキーワード。エステラは、悪名高いヴィランだって言われる人物になっていくんですけど、それは『自分が何をしたいかが明確にある』ということ。そんな彼女の強さをくみ取っていただけたら嬉しい」と語り、それぞれ熱のこもったメッセージをおくった2人に、観客たちからは拍手喝采が贈られていた。『クルエラ』は映画館 & ディズニープラス プレミア アクセスにて公開中。※プレミアアクセスは追加支払いが必要(text:cinemacafe.net)■関連作品:クルエラ 2021年5月27日より劇場にて公開、2021年5月28日よりディズニープラスプレミア アクセスにて配信© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年06月11日女優の柴咲コウが10日、都内で行われた映画『クルエラ』公開記念舞台あいさつに塩田朋子とともに出席した。ディズニーアニメーション『101匹わんちゃん』に登場するヴィラン(悪役)・クルエラを主人公とした本作。1970年代の英国ロンドンを舞台に、いかにして彼女はヴィランへ変貌したのか、その誕生秘話を描く。主演は『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞の主演女優賞を受賞したエマ・ストーンが務めており、柴咲はクルエラの日本語吹き替えを担当した。公開からしばらく経ち、周囲から反響も寄せられているという。柴咲は「友人が感想を送って、『声があっていたよ』と言ってくれた。柴咲コウが全面に出る吹き替えはしたくなくて、クルエラに入り込んで吹き替えをしたけど、『私の生き様とリンクするようなところもあったよ』と言っていただいてうれしかった」とにっこり。本作で実写吹き替え初挑戦となったが、「自分の中で合格点だったのかな。自分が出ている作品はどうしても粗探ししてしまうけど、今回は客観的に見られた」と胸を張った。塩田が演じたバロネスは、クルエラの運命を変えるカリスマデザイナー。役柄にあわせ「厳しい師匠がいたら?」という質問が出ると、柴咲は「師弟関係を結んだことないのでわからないけど、師匠がバロネスみたいだったら飛び出てどこか行っちゃうかも(笑)」といい、「私はお芝居を自己流できてしまった。師匠とか、誰かから影響を受けることも大切なのかなと思うので、そういう生き方をしてみたい。習う人が近くにいるのは幸せなのかな」と語った。前回のイベントでは目が覚めるような真紅のドレス姿だったが、この日は真っ白なスタイル。「今回は爽やかに白!東京はまだ梅雨じゃないけど湿気が多いので、さっぱりしたくて白にしました。黒で締めています」とファッションポイントを紹介した。本作が劇場公開中だが、ディズニープラス プレミアアクセスでも視聴可能。
2021年06月10日”機嫌がよくても悪くても”止まる宿題たちUpload By 丸山さとこ※濃度の高い水溶き片栗粉を作ると、急激な変形に対しては固体のように反応するダイラタント流体になる。おもしろい実験として”液体の上を走る実験”などが有名。学校から帰ってくると、おおむね機嫌のよいコウです。「家が一番落ち着くし好きなんだ~」というコウは、「家に帰ってきた時点である程度うれしくなる」と言います。コウの機嫌が良いと親の私もうれしくなりますが、機嫌が良いときのコウは”気になること・思いついたこと・今日あったできごと”で頭がいっぱい!おしゃべりが止まらなくなってしまいます。Upload By 丸山さとこ止まらないおしゃべりに反比例して止まっていく手元…そして進まない宿題たちに、「止まってるよー」「その話はあとでゆっくり聞かせてね」「時計見て。時間大丈夫?」などと頻繁な声がけをしてしまう私です。私から声をかけられる度に「そうだね!」「あ、そうだった」と宿題を再開するコウですが、10秒もたたない内に「そういえばね…」が始まります。機嫌はいろいろでも「やることをやる」ためにおしゃべりが止まらなくなってしまうコウには、今のところタイマーが効いています。Upload By 丸山さとこ「タイマーが鳴るまでは、図書室や美術館と同じように黙って静かに行動しよう」とすることで、「今は黙ってる時間だった!」と思い出しやすいそうです。その時々のようすを見ながら、「30分集中するぞ!」「今は15分かな~」というようにコウが時間を決めてタイマーをセットしています。コウの場合、機嫌が悪いときは疲れが溜まっていることが多いため、小さく休憩をはさみながら作業を進めるようにしています。Upload By 丸山さとこその際、漢字の書き取りなら各行の冒頭部分だけ書いたり、算数なら問題(式)だけを書き写したりしておくと、あとで「何してたんだっけ?」とならずに進められるようです。また、”目線を大きく動かして書き写す作業”が苦手なコウにとっては苦手な作業を分割することで楽になるところもあるようです。何をどうやってもできない日はある…!?以上のようにコンディションを整えたり工夫をしたりしても、どうしても宿題が進まない日はあります。「漢字ドリル3時間コース」「半分も終わらない内に力尽きる計算ドリル」などはわが家にとって”あるある”なパターンです。Upload By 丸山さとこ”絶対に出さないといけない”とすれば入浴や就寝などの日常生活が圧迫されるものの、”できたらでいいよ、なるべく出そうね”などとフワッとした態度でいるわけにもいかないのが宿題です。親の私としても、『促しはするけれど…強制したところで地獄絵図だしな~!!』というジレンマを抱えつつ見守る毎日の中、”やれるだけやろう”という曖昧な方針になってしまいがちな、わが家の宿題事情でした。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年06月07日ディズニー実写映画最新作『クルエラ』が2021年5月27日(木)劇場公開、28日(金)ディズニープラス プレミア アクセスにて公開となりました。主人公クルエラの日本版声優を務めた柴咲コウさんにインタビュー。クルエラを演じた想いや柴咲さんとディズニー映画との関わり、ファッションへの考えについて伺いました。ディズニー映画の魅力 『クルエラ』は「本当にいろんな世代の人に見られる仕上がり」© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.―—今回の映画で好きなシーンはどこですか。犬のウィンクがネズミのフリしているところがもう「ずるい! 」って。プリプリプリって歩いているところですね。あと、エステラに昼ご飯忘れたから届けに来たよっていうところで、おいでって言われたウィンクがぴょんって飛び乗るところ「ずるい! 」って。―—クルエラのシーンではありますか。ゴミ収集車で来て、バロネスの昔の衣装をつぎはぎして、一個のコレクションにしちゃうってという、もう終わったものを再構築して新たなものに仕立てたっていうのはカッコいいと思いました。―—クルエラは“悪役”ですが、彼女に共感する点はありましたか。善悪は決めやすいんだけれど、今までのキャラクターものとかアメリカの映画とかでも“善”“悪”みたいな、「悪いものやっつけろ! わー! 」みたいなのがあるけれど、やっぱり私はなんでそうなったのか裏側を知るというのがすごく大事だと思っていて。しかも今回はすごい回収の仕方だったと思うんですけれど。もちろん法を犯してはいけないよっていう大前提はありながら、でも生きていくために仕方ないじゃんとか、自分自身は素直に生きているだけなのに、親とか周りの大人たちに裏切られるとか、そもそも元々の環境が最悪だったとか、そういうこともあるわけで。自分自身がそうじゃないから、それでも真面目に生きていたら良いことあるって言うかもしれないけれど、当事者はそうじゃない、ものすごい深い傷を負ったり闇を抱えたりするわけで。そこに対してある種の共感力というのは社会全体で必要なことなんじゃないかなと。もしそうやって共感してくれる人がもっと早くに現れていたら、今回の仲間たちのように、いたらもしかしたらその人は悪に手を染めなかったかもしれないし、悪とは言っているけど演出かもしれないとか、そういうことでできるのになっていうのは思います。そういうことを考えさせられるから、こういうダークサイドというかヒール側の背景っていうのを見るのはすごく好きです。―—柴咲さん自身のディズニーとの関わりやディズニー映画の印象について教えてください。ディズニーもね、たくさんありますからね。(インタビュー側のプーさんの服を見て)私もプーさん大好きなんですけども。プーさん可愛くて、プーさんの哲学の本っていうのがあるんですけど、そういうの読んだりとかして。ディズニー映画はアニメーションとしての魅力というか、そこに人生のいろいろが詰まっていたりしますよね。そういうのを学ぼうと思ってというよりかは、楽しくワクワクしながら見られるっていうのは、特に今回そうかなと思っていて。今回は本当にいろんな年代の人に見られるような仕上がりになっていると思うんですけれど、わんちゃんもいっぱい出てくるし『101匹わんちゃん』もあるからお子さんにも見てもらいたいし、わんちゃんすごく可愛すぎて、どこがCGなのかしらって思うんだけど。という部分と、やっぱり人間として、1人の人としてどう生きますかみたいなのが、いろいろヒントとか勇気をもらえるなというのをすごく実感しました。―—クルエラ以外に演じてみたいディズニーキャラクターはいますか。マリー(『おしゃれキャット』)とか動物系が好きだから。マリーちゃんとかあったらいいな。魅力的なキャラクターが多すぎて。今回は犬なんで猫もぜひと思います。実写吹替に初挑戦!アクションの難しさ撮影:つるたま 衣装:『Shiatzy Chen』スタイリング:stylist Kei Shibata (tsujimanagement)―—実写の声優は初めてということで、演技されてみていかがでしたか。まだそんなに慣れていない中での実写の吹替ということで、コツも色々と指導してもらいながらだったんですけれど、自分の幼少期から吹替で映画を見ていた感覚もあるので、それを頼りにしながら、自分が思っている倍くらいのエネルギーと抑揚をつけないとマッチしないんだなというのをすごく感じながらやりました。―—息遣いも上手かったです。息遣いとかはあまり意識せずに自然に、やっぱりビジュアルはもう演技されていて完成されているので、それに合わせていくという形で、逆に呼吸とかが聞こえない方が不自然だなというのはやりながら感じていたところだったので、話している中で息を吸ったり吐いたりするのは自然と出てきた感じはありました。シーンごとにかなり綿密に指導してくださったんですけれど、一回通して私はこれぐらいだろうと思ったら、「もうちょっと深い感情」とか言われて、なんだろうそれと思って、一回自分の声を聞くと、なるほど全然足りてないというのが納得できちゃうという繰り返しで。ちょっと抑揚を増してみようとか、吸う量を多くしてみようそうすると吐く量が増えるからとか、バランスをいろいろさじ加減でやりながらでした。―—特に難しかったシーンはありますか。一番はアクションがあるところの中で話しているのが、こっちはアクションをしないでマイクの前で表現しなきゃいけないので、活動量が多い所の声が難しいなとは感じましたね。ソファーに座ってとつとつと喋っているのは表現しやすいんだけれど、動きながら何かしながら、ちょっとお遊びを入れながらとかだと難しいと思って。心の中では暴れまくってマイクの前では立ってなきゃいけないっていうのがバランスが難しかったですね。―—今回エンドソング「コール・ミー・クルエラ」も歌われていますが、どういった思いを込めましたか。自分の思いというより、本編の吹替もそうだし、エンドソングもそうだし、本国でもあるものなので、そこから逸脱しないようにというのはありつつ。日本語にするとまた全然印象が変わっちゃうんですよ。特に歌というのは、英語だったら滑らかに本当に音楽に調和するところが、日本語だとすごく目立っちゃったりとか。そことのバランスはかなり考えて、抑揚つけて。抑揚といっても音程として決まっている中でそれを出すっていうのはこれまたいい勉強になりました。なので素の自分ではないですよね。やっぱりキャラクターを引きずって、ちょっと俯瞰で見ている自分が歌っている、みたいな。私がというよりかは、そのキャラクターの一部が、なのか、客観性が、なのかという感じで歌っていました。“若い”クルエラを演じる思い© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.―—演じる際に過去作品のクルエラは意識されましたか。若いときの方が一生懸命じゃないですか。何かに対して必死だし、完成されたクルエラ像っていうのは既にあるんだけど、それはそれとして、ここからまた20年ぐらいたったらああいう風になるんだろうなというのは、自分の人生においてもやっぱり20年前と今とでは全然違うし、20年前だったら真面目すぎて、それはそうじゃないんですって必死になっちゃうところがあるんだけど、何十年も経つとまあそれでいっかみたいなのができて、ああいうキャラクターができていて。あとクルエラは自己演出がすごく上手な人ってことだと思うんですけど、そこに至るまでのキャラクター、今回はその年代なので、そこのギャップがあってもいいのかなと思いながら。だから正解があるからそこに近づけようという意識はあるわけじゃなかったです。―—柴咲さんの若い頃はどうでしたか。やりたいこととできることのギャップもまだある中で、やっぱりそういう目指す思いや力って必要じゃないですか。そういうアンバランスさってあったんだなと思いつつ、やっぱり自分が好きなものに対しては没頭できるんだけれども、そうじゃない付いてくるものとかってあると思うんですよね。もしかしたらこういう取材もそうかもしれないけれど、お芝居をやっている人がそれを語らなきゃいけないのは難しいことでもあるなと。自己評価もしながらそれを共有しなきゃいけないし、拡散していかなきゃいけないしみたいな。だからその中で全然関係ないバラエティに出ますとかってなると、いよいよ何やるんだっけみたいなときがあったり、ちょっと本職というかやりたいことと離れていっちゃう、けれど見てもらわなきゃっていう葛藤があったり、そういう居心地の悪さが顔に現れるみたいなのは若い時は結構あったかなと。―—そこから変えてくれたものは何ですか。結局巡り巡っているし、みんなで作っていて、例えば映画制作とかドラマの制作でも、いろいろな人が携わってないと出来得ないことだなというのは昔よりは知ってくるし、自分自身が作る側に回ると大変だと思うし、お金ってこうやって集めるのかとか、全然欲しいところに人が来ないとか、そっちの側の裏方の苦労がわかると理解がものすごくできることとか。あとは想像力というか、20年いろんな人と付き合いしてきて見えてくるものがあったりというのも作用していると思います。「黒いカッコいいエッジの効いた服も、たまに着たいという想いが再燃」© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.―—柴咲さんのファッションに対する考えを教えてください。似合うとかどうかは別として、何が着たいかという方が大事で。気分とか、世の中の流れとかもあると思うんですけれど、私はやっぱりビビットな色が着たいとか、今回の映画が影響して黒いカッコいいエッジの効いた服もたまに着たいなというのも再燃していたりするし、その気分を表現するのもファッションだなと私は思っているので、似合うとかどう見られるとかあんまり考えないかも。ただ私の場合、似合わない色味とかっていうのは好きじゃない色に繋がることもあります。―—ご自身のファッションブランドも展開されていますね。環境課題の提示としてというところが大きいので、どちらかというとファッショナブルでとかエッジの効いたとはまた違う役割かなとは思っていますし、あとはどういった背景で作られているものかを納得できないと本当に気持ちよくは着られないと私自身は思っているので、そういった環境配慮しているものというのはテーマになっています。―—ブランドを立ち上げて3年たって難しいところはありましたか。人ですよね。人を集めるというのが難しくて、私自身は事業の柱を作る側なので、そこで細かいものをするとかいう側ではないんですけども、人がいないと結局自分がやらなきゃいけないという中でやっと少しずつ人が集まってきて、また新たな体制で今年の秋冬からできたりするので、ぜひ注目してくださいというところなんですけれども、そこは本当に難しいですね。やりながら学びながらというところですね。今後はカラーを楽しみたいかなと思っていて。環境負荷のことはきちっと第一優先で考えながら、その中でもうちょっと遊び心というのは今期足していけたらなと思っています。『クルエラ』映画館&ディズニープラス プレミア アクセスにて公開中※プレミア アクセスは追加支払いが必要です。
2021年06月02日「北海道で共同ファームを持っていますが、意識、思いが共通する人たちを集めてユートピアみたいなものを作りたい。馬に乗って、畑を耕してみたいな」真っ赤なパンク風ドレスをまとい、上機嫌でこう夢を語ったのは柴咲コウ(39)。これは5月25日に登壇した映画のイベントで語ったものだ。昨年3月に長年所属した事務所から独立した柴咲。16年にはレトロワグラース株式会社も設立し、女優と並行して社長業にも精を出している。「5月22日放送の『人生最高レストラン』(TBS系)で、柴咲さんは北海道に家を建て、ファームを経営していると明かしました。そのファームの共同経営者はフウ・フェイフェイさん(39)という中華系の実業家だと聞いています。イギリスの貴族とも交流があり、都内で高級寿司店を経営するセレブです」(柴咲の知人)“新天地”での活動に夢を膨らませる裏で、柴咲は悩みも抱えている。「柴咲さんが社長を務めるレトロワグラース株式会社の経営が悪化しています。柴咲さんがTシャツひとつひとつにもこだわっているアパレル事業の赤字が大きいようです。柴咲さんの芸能活動の収入でこの穴埋めをしている状況です」(前出・柴咲の知人)本誌がレトロワグラース株式会社の登記を確認すると、’20年5月に資本金が約1億6,000万円から8,500万円へ減額されていた。’21年5月に発表された決算公告によれば、約6,800万円の赤字。税理士法人・響の佐々木丈彦税理士は、「会社の経営状況があまりよくないのではないでしょうか」と推測する。「資本金を大幅に減らすことは、損失を補填して、財務諸表上 の“見た目”をよくするために行うことがあります。4期連続で赤字決算となっています。『柴咲コウ』のブランド力を活かしきれておらず、厳しい状況であるのは確かでしょう」柴咲の胸中を前出の知人が語る。「柴咲さんの共同ファームはまだ完成したばかりですし、その収益はすぐには当てにできないでしょう。苦しい経営状況のなか牧場に資金を注いでいるわけですが、彼女はファーム活動で充実感を味わい、心のよりどころにしているのだと思います」
2021年06月01日「土掘ったり、レクチャーしてもらいながら、少しずつ(農場の生活に)慣れていくっていう(状態です)。いろいろ植えてきました。ベリーだったりとか……」5月22日放送のトーク番組『人生最高レストラン』(TBS系)で北海道での充実した生活について語ったのは柴咲コウ(39)。北海道に新しく家を建て、牧場を経営し、現在は東京と行ったり来たりしているという。「柴咲さんは’20年3月に長い間所属していた事務所から独立しています。’16年に設立したレトロワグラース株式会社の社長と女優という二足の草鞋を履くなかで、さらに新しい挑戦を始めたことが話題を集めました」(芸能関係者)本誌が取材を進めると、柴咲の牧場は新千歳空港の近くにあることがわかった。その広さは東京ドーム6個分ほど。登記によると、農畜産物の生産、加工および販売をしており、さらに馬に乗って行う団体球技の一つである「ポロ」の競技馬の生産や調教なども行っているという。5月25日に登壇したイベントでも柴咲は、この牧場について明かしている。夢について尋ねられた柴咲は、「コミューンを作る」と答え、さらに、「北海道で共同ファームを持っていますが、意識、思いが共通する人たちを集めてユートピアみたいなものを作りたい。馬に乗って、畑を耕してみたいな」と熱く思いを語った。そんな目標に向けて走りだした彼女には、新たなパートナーがいる。ファームを共同で経営する中華系英国人実業家のフウ・フェイフェイ氏(39)だ。■イギリス貴族と交友で高級寿司店も経営…中華系セレブの素顔柴咲の知人によれば、「柴咲さんはフウさんに心酔していて、最近は彼の影響でユートピアやコミューンといった言葉を使うようになったのです」実はフウ氏は柴咲のプロデュースするYouTubeチャンネル(レトロワグラースch.)に、彼女と一緒に出演している。’20年9月に公開された動画のなかで、共同ファームの理想像について問われて、「ちょっとユートピアのような、桃源郷的な思い出の場所になってほしい。みんなにとっての心のホームである場所にしたい」と答えているのだ。このとき柴咲は終始笑顔で、彼を見ながらうなずいていた。さらに動画の終盤には、「完結型の小さいコミューンを作りたい(という本能が人間には)あるんだろうね」と牧場を作ろうと考えたきっかけを分析している。柴咲を心酔させた彼はどんな人物なのか。’13年から’16年までフウ氏が『クーリエ・ジャポン』で連載していたエッセイのプロフィール欄には、《’81年上海生まれ。日本、南アフリカ育ち。早稲田大学とオックスフォード大学で哲学専攻。’06年に英国王室に招聘され、チャールズ皇太子の秘書官に就任》と記載されている。柴咲の知人は彼をセレブな実業家だと語る。「イギリスの貴族たちと交友関係があるそうです。柴咲さんとの共同ファームだけでなく、英国王室ゆかりの教育を取り入れたというプリスクールや、六本木にある高級すし店も経営。結婚していて、都内の一等地に自宅があります」’15年に柴咲はテレビ番組で、ポロを体験。その撮影に協力したポロの団体に所属していたのが、フウ氏だった。その翌年、’16年に彼は『クーリエ・ジャポン』のエッセイで《じつは、僕は日本で有機農業と軽種馬(ポロ馬)の育成・調教牧場をやりたいと思っている。それには北海道が理想的である》とつづり、英国王室の仕事を辞めて牧場を建設することを宣言した。冒頭の『人生最高レストラン』で、「自分が型にはまらずに、新しいことを常にできる人間であればいいなと思っている」と語っていた柴咲。半移住先である北海道での新パートナーとのユートピア設立を目指した挑戦はまだまだ始まったばかりだ――。
2021年06月01日今週5月27日(木)から公開される実写映画『クルエラ』の公開直前イベントが本日25日(火)に行われ、本作の日本語吹き替えに参加した柴咲コウが、クルエラ風のパンクファッションで登場した。真っ暗なステージに本作の日本版エンドソング「コール・ミー・クルエラ」が流れ、そして燃え上がる炎に包まれクルエラの吹き替えを務めた柴咲さんが華麗に登場。舞台となるパンク・ムーブメント吹き荒れる70年代ロンドンをモチーフに、赤と黒のパンクファッションで登場した柴咲さんは「映画の中の印象的なシーンでクルエラが赤いドレスを身に纏っているので、私も赤で合わせてきました」と衣装をアピール。また「アニメーションの声優はやらせていただいたことがあったのですが、映画として完成されていて役者さん達が120%の力で演じていて、さらに効果音もあったりと、全部出来上がっている中に声を後から入れるというのはすごく難しいし、口もあわせないといけないとかそういう技術的なところの難しさがありましたね」と実写映画ならではの難しさを語り、「自分自身が吹き込んだ声を聴いたときに自分を感じたくないと思って、本番を重ねました」と並ならぬ情熱を持って本作へ挑んだ様子。本作は、名作アニメーション『101匹わんちゃん』に登場するディズニー史上最も悪名高きヴィラン、クルエラの誕生秘話が、衝撃のパンクロック・エンターテインメントとして過激かつスタイリッシュに明かされるが、柴咲さんは「クルエラのバックグラウンドが描かれているわけですけど、葛藤ばかりなんですよ。正直に生きたくても生きられないって私たちも日々感じてると思うんですけど、正直に生きられたら一番いいけど、そうはいかないじゃないという矛盾に対峙したり、そういう社会に向き合わないといけないというときがありますよね。クルエラの葛藤を抱えていてこそ正直に生きる、自分の声に従うというのがすごく説得力もありましたし、私も見習いたいと思いました」と熱弁。クルエラのキャラクターに関しては「悪役というところでフィーチャーされるけれど、今回はどうしてそうなったのかという理由に共感してくださる人がたくさんいらっしゃるんじゃないかと思います」とアピールした。今回吹き替えのみならず、日本版エンドソング、これまで抑え込んでいた本当の自分を解き放とうとするクルエラの葛藤と、その後に待ち受けるクルエラの切ない運命を描いた「コール・ミー・クルエラ」も担当した柴咲さん。レコーディングをふりかえり、「歌詞が本当にグッとくるというか、クルエラとして私を生きていくんだという覚悟や決意がすべてそこに閉じ込められているなと思ったので、私も覚悟をもって臨みました」と明かす。そして最後に「本当にファッションも素晴らしくてなにより音楽がかっこよくて、たくさん名曲が散りばめられているので、ぜひ映画館で楽しんでほしいなと思いますが、こういった状況があるので…今回はディズニープラスの方でも公開されるので、そちらでも楽しんでいただけたらなと思います。でもやっぱり映画館で見てほしいです。字幕と吹替で2度と言わず、3度、4度と楽しんでいただけたら嬉しいです」と日本公開に向けてコメントを寄せた。『クルエラ』は5月27日(木)より映画館、28日(金)ディズニープラス プレミアアクセスにて公開。※プレミアアクセスは追加支払いが必要(cinemacafe.net)■関連作品:クルエラ 2021年5月27日より劇場にて公開、2021年5月28日よりディズニープラスプレミア アクセスにて配信© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年05月25日女優の柴咲コウが25日、都内で行われた映画『クルエラ』の公開直前イベントに出席。作品の主人公であるクルエラをイメージした、パンク風のドレスを披露した柴咲。赤色の服は「10年くらい着ていない」といい、「その反動で最近は情熱を感じる色を身にまといたくなった。今日の気持ちとぴったり。色があると元気になる」とご満悦だった。本作は、ディズニーアニメーション『101匹わんちゃん』に登場するヴィラン(悪役)・クルエラが主人公。1970年代の英国ロンドンを舞台に、いかにして彼女はヴィランへ変貌したのか、その誕生秘話を描く。主演は『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞の主演女優賞を受賞したエマ・ストーンが務めている。柴咲はクルエラの日本語版声優を担当。アニメ声優は経験あるが、吹き替えは本作で初挑戦となった。「映画として完成されている作品声を入れるのは難しかった。口も合わせないといけないので。俳優さんが声優をやるとよくなりがちなのですが、120%出し切ってもその声を聞くと全然出せていないっていう。その現象が起こりましたね。役者は無言の芝居ができるけど、声優では声にすべてを吹き込まなければならず、そこが苦労しました」とアフレコを回想した。吹き替えのほか、エンドソングも歌唱している。「歌詞がぐっとくる。クルエラとして生きていくんだという決意がすべて閉じ込められている。“心の声に従う”というキーワードは大切だと思っていて、共感した」と魅力を力説。レコーディングは「覚悟を持って臨んだ」といい、収録後のミックスチェックも立ち会ったという。「もともと英語で歌われている曲。英語と日本語では響きが違うので、息を吸う加減とか色々細かく検証しました」と熱を込めた。本作ではクルエラが「心の声」に従って生きる様が映し出されているが、柴咲自身も「心の声に従って生きてきていると思う」と自己分析する。「協調性も大切だと思うけど、自分自身が一番の味方であり、応援者であり、支持者でありたい。これからも正直に生きていきたいですね」と語った。また、現在の夢について話題がおよぶと「夢というからには小さいことを言ってはいけない。大きいこと言う」とし、「コミューンを作ること!」と宣言。北海道と東京の2拠点生活を送っているが、「北海道で共同ファームを持っていますが、自分の思いに共感する人を集めてユートピアみたいなことができたらいい。馬に乗って、畑を耕して、みたいな」と願望を明かした。『クルエラ』は、5月27日より映画館で、5月28日よりディズニープラス プレミアアクセスで公開。
2021年05月25日主演のエマ・ストーン自身が「ディズニーの中で一番」邪悪なキャラクターと語った“ヴィラン”(悪役)の誕生秘話を描く『クルエラ』。この度、主人公・クルエラの日本版声優を務める柴咲コウが、本作の日本版エンドソングを歌うことが決定。その楽曲の一部を聞くことができる、ミュージックトレーラーも解禁された。本作の舞台は、パンクムーブメントが吹き荒れる70年代のロンドン。親を亡くした少女エステラは、伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネス(エマ・トンプソン)との出会いによって、ファッショナブルで破壊的かつ復讐心に満ちた“クルエラ”の姿へ染まっていく――。なぜ、少女は悪名高き”ヴィラン”に変貌したのか?エンドソングとなる「コール・ミー・クルエラ」は、低音のビートが鳴り響く冒頭から、高音の伸びやかな歌声が広がる終盤まで、ダークで妖艶な世界観が広がるスタイリッシュな1曲。「美しくクレイジー」という歌詞にあるように、ディズニー史上最もファッショナブルなヴィラン“クルエラ”のために作られた、まさに本作に相応しい楽曲に仕上がっている。本国では、グラミー賞にノミネート経験を持つ英国人アーティストの「フローレンス・アンド・ザ・マシーン」が担当している。今回日本版エンドソングを担当することになった柴咲さんは、「この楽曲から、クルエラの持つ『自分に正直に生きる』『心の声に従う』『これが私である』という意志の強さ、表れを感じました」と楽曲の持つメッセージ性について語る。特に「『クルエラ・デ・ビル 闇に染まる それが私』『美を支配する』というセリフパートの歌詞が好きです」とコメント。クルエラの心情を吐露するセリフパートは、「よりクルエラの強さを秘めている部分だと思います。それが過剰になりすぎないように、クルエラが自身を客観的に見据えているような雰囲気を大切にレコーディングしました」とレコーディングで意識したことについて明かしている。『クルエラ』は5月27日(木)より映画館&5月28日(金)よりディズニープラス プレミア アクセスにて公開。※プレミアアクセスは追加支払いが必要(text:cinemacafe.net)■関連作品:クルエラ 2021年5月27日より劇場にて公開、2021年5月28日よりディズニープラスプレミア アクセスにて配信© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年05月21日ディズニーの実写映画最新作『クルエラ』の日本語版エンドソングを主人公・クルエラの日本版声優も務める柴咲コウが歌うことが決定。合わせて、楽曲の一部を一足先に聴くことができるミュージックトレーラーが公開された。本作は『美女と野獣』のディズニーが、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞(R)を受賞したエマ・ストーンを主演に贈る実写映画。名作アニメーション『101匹わんちゃん』に登場するディズニー史上最も悪名高きヴィラン=悪役であり、映画史上最もアイコニックな白黒ファッションでも有名なクルエラの誕生秘話がパンクロック・エンタテインメントとして過激かつスタイリッシュに明かされる。舞台となるのは、パンクムーブメントが吹き荒れる70年代のロンドン。親を亡くした少女エステラは、反骨精神と独創的な才能を活かし、ファッション・デザイナーになることを決意。ロンドンで最も有名な百貨店リバティに潜り込む。そんなある日、伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネス(エマ・トンプソン)との出会いによって、エステラはファッショナブルで破壊的かつ復讐心に満ちた“クルエラ”の姿へ染まっていく。なぜ少女は悪名高き“ヴィラン”に変貌したのか?エンドソング「コール・ミー・クルエラ」は、低音のビートが鳴り響く冒頭から、高音の伸びやかな歌声が広がる終盤まで、ダークで妖艶な世界観が広がるスタイリッシュな一曲。<美しくクレイジー>という歌詞にあるように、ディズニー史上最もファッショナブルなヴィラン“クルエラ”のために作られた、まさに本作に相応しい楽曲に仕上がっている。本国では、グラミー賞にノミネート経験を持つ、英国人アーティストのフローレンス・アンド・ザ・マシーンが担当。日本版エンドソングを担当することになった柴咲は、「この楽曲から、クルエラの持つ<自分に正直に生きる><心の声に従う><これが私である>という意志の強さ、表れを感じました」と楽曲の持つメッセージ性について語り、特に「<クルエラ・デ・ビル 闇に染まる それが私><美を支配する>というセリフパートの歌詞が好きです」とセリフパートがあることも明かした。また、クルエラの心情を吐露するセリフパートは、「よりクルエラの強さを秘めている部分だと思います。それが過剰になりすぎないように、クルエラが自身を客観的に見据えているような雰囲気を大切にレコーディングしました」とレコーディングで意識したことについて語る。これまで抑え込んでいた本当の自分を解き放とうとするクルエラの葛藤と、その後に待ち受けるクルエラのせつない運命。柴咲が歌い上げる「コール・ミー・クルエラ」によって、過激かつスタイリッシュな映画の余韻をさらに味わえるだろう。映画『クルエラ』MV 60秒【日本版エンドソング「コール・ミー・クルエラ」performed by 柴咲コウ】『クルエラ』5月27日(木) 映画館&5月28日(金)ディズニープラス プレミア アクセス公開
2021年05月21日集団行動が苦手なコウの姿に、不安を覚えた保育園時代Upload By 丸山さとこ保育園に着くと、まず下駄箱で靴を履き替え教室に入り、連絡帳を出してシールを貼ります。それから歯磨きセットやタオルを指定のフックにかけたりするのですが、コウは年中になってからもそれらの”登園後の支度”にもたつくことがありました。年少から通っている子はもちろんのこと、年中から入園した子であっても数週間もたてば1人で(ときに周りの子を見ながら)支度をすることができます。Upload By 丸山さとこ動きが止まったり所在無げにウロウロしたり、カゴの中の連絡帳などをそろえようとして涙目になったりするコウの支度を手伝いながら、「来年には年長、次は小学生…まだ1年半あるとはいえ、この調子で進学して大丈夫なのだろうか…?」と薄っすら不安を感じたことを覚えています。発表会で起きたハプニングに、コウのとった行動は…そんな園生活最後の発表会で劇を演じているのを見ていたときのことです。コウが演じるきつねが草むらに隠れて変身して出てくるシーンになり、コウ以外の子どもたちは次々と被り物を変えて現れました。ところがコウは一向に出てきません。Upload By 丸山さとこ「あれ?」と思ったころ、明らかに泣き顔のコウが草むらを出て舞台袖に降りていきました。さっと先生が駆け寄り、コウと何かを話しつつパネル裏に行くのを見て、「これは途中退場もあり得るかな…どうしたんだろう?」と首を傾げていると、コウが被り物を変えて出てきました。泣き顔のままではありますが、涙を袖でぬぐいつつダンスをしています。「あそこで『もう駄目だ!』とならずに続行できたんだ!?」…と驚きつつも心の中で応援し、無事発表会は終了。そのあとに先生に伺ったお話から、彼にとっては予想外のハプニングが起きていたことが分かりました。コウと先生からの話を総合すると、草むらのパネルの後ろに並んでいた被り物を子どもたちが取っていくときに、コウの被り物に当たってしまい、向きが”いつもと逆”になってしまっていたのが原因だったようです。Upload By 丸山さとこ最初に「コウ君の被り物の向きが逆になっていたので、『自分のがない!』って思って慌てちゃったみたいです」と先生からお話を伺ったときは、「いくらコウでも、逆向きになったくらいで混乱するかな?緊張していたからかな?」と思いました。ところが、話を詳しく聞いていった結果見えてきた理由はいかにもコウらしいもので、「なるほど~!そうなるとコウは混乱しただろうな~!」とパネル裏の光景が目に浮かぶ私でした。次回のコラムでは、”被り物はそこにあるのに「自分のがない!」となった理由”について詳しく書いていきます。
2021年05月10日「図鑑の知識」は身を助ける…こともある?Upload By 丸山さとこ前回のコラムでも書いたように図鑑好きなコウは、一方的な知識の披露をしてしまいがちです。それがコミュニケーションのトラブルになることもあれば、会話のきっかけになることもあります。そんな彼の”図鑑知識”は、日常生活を送る中でしばしば役立つこともあります。「これはこうするといいんだよ」と何かを理解するために役立つこともあれば、「知っているもの」を増やすことで気持ちを落ち着けるために役立つこともあります。「よく分からない怖いもの」から「知っているもの」へ保育園年中のころ、クモのことが苦手だったコウは、植え込みに張られた小さな巣であっても大きく離れて迂回しようとするので、道路に飛び出さないよう注意が必要でした。Upload By 丸山さとこ保育園までの道は公園や街路樹が多く、電灯や足元灯も多いことからあちこちにクモの巣がありました。特に苦手ではない私からすれば「言われてみればいるなー」くらいの存在感だった彼らを、コウは素早く見つけては「クモいる」「通れない」とぐずり出します。Upload By 丸山さとこ街路樹などの高い所に張られたクモの巣だけでなく、植え込みや垣根などの低く小さなすき間に張られたクモの巣ですら的確に発見していくので、その度に迂回したりなだめたりでなかなか目的地までたどり着けません。『視覚優位の特性が活かされているから!?』と思うほどの発見率の高さに親子共々振り回されていました。そうして、たった数センチの存在に右往左往しながら登園と帰宅を繰り返していたある日のこと。いつものようにクモの巣を発見したコウは、逃げたり固まったりすることなく、じーっとクモの巣を見つめていました。しばらく待っていると、コウは静かにクモの糸の性質について解説を始めました。Upload By 丸山さとこ「クモの巣はたて糸とよこ糸で性質が違う。よこ糸はくっつくけどたて糸はくっつかない。クモはたて糸の上だけを歩くので、自分の巣にくっつくことなく動くことができる」そう言い終えて再び歩き出したコウに「そうなんだねー。それはどこで知ったの?」と聞くと、彼は淡々と「図鑑に書いてあった」と言いました。毎度おなじみのそのセリフを、そのときほどありがたいと感じたことはありませんでした!(笑)「必要な時間や回数」は、早送りできないのかも…?それから3ヶ月ほど、コウの「クモの糸はね…」は続きました。彼がクモの存在を受け入れるようになるまでに必要な時間だったのだろうと思います。Upload By 丸山さとこ今では毎日おしゃべりが止まらないコウからの情報量に「お腹いっぱいです」「それもう20回は聞いた」と言いたくなることもありますが、「20回でも30回でも話したいから話すんだよね。その内『お母さん聞いてー』も無くなっていくんだろうな。クモの糸の話のように、必要な時間や回数があるんだろうな…」と思うと、彼の延々と続く話にも『今は付き合ってもいいかな?』という気持ちになったりもするこのごろです。
2021年04月26日歌手で女優の柴咲コウが、実写映画『クルエラ』で主人公・クルエラの日本版声優を務めることが明らかに。特別映像も併せて公開された。本作は、名作アニメーション『101匹わんちゃん』のヴィラン、クルエラの誕生秘話を実写映画化したパンクロック・エンターテインメント。主演のエマ・ストーンがクルエラを演じるほか、エマ・トンプソン、マーク・ストロングらが出演。今回決定した柴咲さんが吹き替えるのは、エマ・ストーン扮するクルエラ。実写映画の声優は今作で初挑戦となる柴咲さんは「色んなことが積み重なってクルエラへと変貌していったということを表現しなければいけなかったので、そこの細かいニュアンスを出すことにかなり苦労しました」と明かし、「一度全部撮ったのですが、その後チェックしてまた何度も撮り直させてもらいました」とアフレコにはとてもこだわった様子。また、ファンの間で高い人気を誇るクルエラ。「今までスポットの当たっていないバックグラウンドが今回は描かれているので、そのカッコ良さや反発心や反骨精神みたいなもの表現したい」と思いを語り、「20年以上前の自分みたいなのを掘り起こすような感覚がありました。何も知らないところで生きていかなきゃいけない、生き残っていかなきゃいけないというハングリー精神というのに共感する部分がありました」とコメントしている。到着した日本版特別映像では、特徴的な高笑いを含め、狂気に満ちたクルエラを見事に表現している。なお、柴咲さん自身のInstagramでは、純白の衣装から白と黒ヘア、赤いドレス姿に変身する映像も公開されている。『クルエラ』は5月28日(金)より映画館andディズニープラス プレミアアクセスにて同時公開。※プレミアアクセスは追加支払いが必要(cinemacafe.net)■関連作品:クルエラ 2021年5月28日より劇場andディズニープラスプレミア アクセス同時公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年04月13日5月28日(金)に公開されるディズニー映画『クルエラ』の日本語吹き替え版で主役・クルエラを柴咲コウが演じることが決定し、それに伴って日本版の特別映像が公開された。さらに自身のInstagramでも純白の衣装から、クルエラの特徴でもある白と黒ヘアと赤いドレスに身を包んだ姿に変身する動画を公開している。本作はディズニーが『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンを主演に迎え、ディズニー史上最も悪名高きヴィラン(悪役)である“クルエラ”の誕生秘話を実写映画化した、パンクロック・エンタテインメント。舞台は、パンクムーブメント吹き荒れる1970年代のロンドン。ファッション・デザイナーを夢見る少女エステラはデザイナーを目指して身を削りながら切磋琢磨し働き続ける。しかし伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネスとの出会いによって彼女の運命が大きく変わり、次第に狂気に満ち溢れた”クルエラ“の姿へと染まっていく。柴咲はUS本社の審査をクリアして見事にクルエラ役を射止めた。実写映画の声優は今作で初挑戦となる彼女は「様々なことが積み重なってクルエラへと変貌したことを表現しなければいけないので、細かいニュアンスに苦労しました」と少女が変貌していく様を演じることの難しさを感じた様子。また「1度全部撮ったのですが、その後チェックしてまた何度も撮り直させてもらいました」とこだわりを明かした。ディズニー・ヴィランズの中でも“クルエラ様”と呼ばれるほどファンの間で高い人気を誇る当役については「悪役なのにずっと親しまれていて、象徴的なキャラクターだと思う。バックグラウンドが今回は描かれているので、そのカッコ良さや反発心や反骨精神みたいなものを表現したい」とコメント。また「20年以上前の自分を掘り起こす様な感覚がありました。何も知らないところで生きていかなきゃいけない、生き残っていかなきゃいけないというハングリー精神に共感する部分がありました」とクルエラに自らを重ね合わせたという。アフレコを終えた感想は「“もっと自分発信で、自分を信じて強く生きたいな”という風に思えた」と話し「“自分自身を信じてやっていくんだ”という強さを持つことが大切だと感じました」と、役から本来の“強さ”を感じとったことを明かした。『クルエラ』5月28日(金)全国映画館 / ディズニープラス・プレミアアクセスで公開
2021年04月13日「会話」ではなく「独演会」をしがちなコウでしたが…?Upload By 丸山さとこ今はかなりのおしゃべり好きで、家に帰ったと同時に「今日学校でねー」と話し出すようなコウですが、4歳までは無言でいることが多い子どもでした。5歳になると少しずつ話すことは増えたものの独り言のように話していることも多く、こちらから話しかけても「うん」「ううん」「そう」と短く返ってくることが殆どでした。そんな調子のコウでしたが、6歳になると今度は打って変わり自分からよく話すようになりました。よく話すけれど一方的だったコウ小学校に入学したコウは、無口だった園児のころに比べたらグッと話す量が増えました。先生からのお話によると学校でも元気よくおしゃべりしていたそうです。ただ、理科の授業でオジギソウの観察をしているときに「おじぎをするのは中で水分が移動するからなんだよ」と説明するなど、”知識だけを羅列する話し方”が多かったようです。今思い返すと、知識披露系以外のおしゃべりも「なぜ?なに?」系の質問など、知識を得るためのものが殆どだったと思います。「〇〇していい?」「□□が欲しい」などの要求に関する言葉も多く、会話を楽しむためのおしゃべりはまだ殆ど見られませんでした。9歳になったコウは、”今日学校であったこと”や”何かに対して感じたことや考えたこと”など、自分の体験や内面についてのエピソードを話してくれるようになりました。Upload By 丸山さとこセリフ集をもって学校へ!オウム返しだったASD息子との「言いたいことを伝える」ための会話練習とは?11歳のときに過去の自分を振り返ったコウは「離れていた間の楽しかった話を聞いてほしいと思うようになったのが9歳ごろだった」と言っていました。それまでは”こちらから質問をすれば学校であったことを話してくれる”状態だったので、コウの方から「こんなことがあったんだよ!」と話してくれるのは新鮮な感じでした。11歳になった現在のコウそして11歳の今、彼の”親へのおしゃべりのピーク”は過ぎたような気がします。友人と公園で集まるときなど「ゲームの話とかしてるよー」と言う最近のコウは、そんな友人との会話内容を詳細に親へ話すことは無くなってきました。Upload By 丸山さとこ”頭の中にある情報を何でもかんでも話すような話し方”が減ってきた一方で、”相手の内面に興味を持っている質問”は増えてきました。「今学校で〇〇が流行っててるんだけど、お母さんはどのキャラが好き?」とコウの方から私に聞くこともあり、『何だか今、すごく雑談っぽい会話をしてるな~』と感じたりしています。一方的に「僕の興味があるものの話」をするだけだったコウが「あなたは何が好き?」と聞くようになったということの変化の大きさに、10年の長さを感じるこのごろです。ここで「あのころのコウのおしゃべりが懐かしいな~…」と振り返ることができたら成長ものがたりとしてはまとまりが良いのですが、実際のところは「○○って□□なんだって」系の知識の自動再生(?)や事実の羅列は、今でもばっちり続いています。Upload By 丸山さとこそれは多分友人としている会話の中でも同じなのだろうなと思います。けれど、”相手も好きなゲームの”知識や出来事を話すようになったところが以前とは違っています。『相手が好きなものの話であれば、知識や事実の羅列であっても楽しく会話が続くこともある』…と知ったことが、最近のコウが得た財産のひとつなのだろうと思います。Upload By 丸山さとこ”話し方を変えること”がひとつの解決方法であると同時に、”話す相手によってテーマを変えること”もまた解決方法であるということを、コウを通して改めて学んだ気がする私でした。
2021年04月09日女優の柴咲コウが8日、都内で行われた「BVLGARI AVRORA AWARDS 2021」国際女性デー 発表記者会見に出席し、東京と北海道の2拠点生活を明かした。今もっとも輝く女性たちとその取り組みを讃え支援する「BVLGARI AVRORA AWARDS 2021」の受賞者発表に先駆けて行われた会見。2016年度受賞者である柴咲は、艶やかな着物姿で登場した。ライフワークバランスをどう保っているか聞かれると、「数年くらい前から、思っているだけではなくて行動してみようと思って、ゆかりのある北海道に土地を持って、そこで生活することを取り入れるようになってきています」と北海道との2拠点生活を明かし、「その比重が今後どう変わっていくかわからないですが、それが自分のモチベーションにもなるし、切り替えにもなるし、自分の中のバランス、調和を保つ秘訣になっていくんだろうなと思います」と語った。輝き続けるために心がけていることを問われると、「どう見られたいかより、自分がどうしたいか常に考えています」と答え、「好きだから、やりたいから、心が動くから、そっちのほうについ惹かれてしまうという、そんなことの積み重ねだったような気がします」と振り返る。そして、自分の中の調和を保つことが大切だと言い、「調和が乱れていると、周りのせいにしちゃったり、周りに期待しすぎちゃったり、外にいろいろ求めてしまう。自分の中で調和が保たれていることが私にとっては必要なこと」と説明。そのために「心の声を聞くようにしている」と明かし、「寝る前に何をしたほうがいいかなとか、小さな生活の積み重ねが自分の中の調和をバランスよく保ってくれることになると思います」と語った。会見には、2020年度受賞者の大島優子(女優)、同じく20年度受賞者であり21年度の推薦者となった伊藤詩織(ジャーナリスト)も出席した。
2021年03月08日俳優の小栗旬と女優の柴咲コウが4日、都内で行われたサントリービール「ザ・プレミアム・モルツ」新CM発表会に出席した。2014年に放送されたフジテレビ系ドラマ『信長協奏曲』などで共演している小栗と柴咲。小栗が「ものすごく久しぶりです。何年ぶり…。久しぶりに会えてうれしいです」と再会を喜ぶと、柴咲も「最高の時間です」と笑顔を見せた。2人は6日より全国で放送される「ザ・プレミアム・モルツ」の新テレビCM「ちょっと高級なビールにしようか」に出演。同CMでは、“日常のちょっとした贅沢”を表現し、「ザ・プレミアム・モルツ」を口にして思わず「最高の時間」と言葉があふれてしまう2人の“ご褒美時間”を描いている。小栗は「純粋にうれしかったです。過去のザ・プレミアム・モルツのCMも好きだったので、そこに自分が参加して、新しい“最高の時間”を提案していこうというものに参加できたのはうれしいなと思いました」とコメント。柴咲も「ビッグブランドのザ・プレミアム・モルツのCMに出られるのはすごく光栄だなと思いました」と喜び、「ビールとても好きなのでリアルな感情表現をもって表現できたかなと思います」と振り返った。
2021年03月04日”必要な情報”を伝えることが苦手なコウの大きな成長にビックリ!Upload By 丸山さとこコウは自分の状況や意思を説明することが苦手です。必要な情報が抜けてしまって「何の話?」「どういうこと?」と突っ込まれることも多く、こちらから「〇〇のこと?」などと情報を引き出したり推測したりしなければ会話が成り立たないことも珍しくありません。かと思えば、微に入り細に入り説明し過ぎて「話が長い」「結局何だったの?」と突っ込まれることも多く、必要な情報を話すことの難しさを感じさせられます。そんな彼がある日、小さな厚紙を数枚手に乗せて「これどうしたらいい?」と聞きにきました。私は「どうしたらいいって…それは何なの?」と戸惑い、何と答えればよいのか困ってしまいました。Upload By 丸山さとこ「えっと…それは工作の材料なの?ゴミなの?」と聞くと、コウも「あぁ、そうだよね」とハッとし、「これゴミなんだけど、どこに捨てたらいい?」と聞き直してくれました。それだけで十分に意味は伝わったのですが、彼はそこからさらに少し考えて「これ、どこに捨てたらいい?」と言い直したので、私はとても驚きました。必要な情報を足したり引いたりするということ以前のコウであれば、私の質問に対して「えっと…これ…工作してて…あの、これもう使わないから…何て言えばいいんだろう…?」と困り果てて固まっていただろうと思います。Upload By 丸山さとここれが、もし夫とコウの会話だったとしたら、多分以下のようなやりとりになっただろうと思います。コウ:「これどうしたらいい?」夫:「どうしたらいいって何が?」コウ:「何って…?」夫:「それは何なの?」コウ:「何って…えっ?コレ…(紙を差し出す)」夫:「だからそれは何なの?」コウ:「えっ…?」夫:「どういうこと?」Upload By 丸山さとこ多少コウとの会話に慣れている私であったとしても、疲れているときは上記のようなやりとりになることは珍しくありません。そんなコウが「これはゴミです」ということを伝えられたということは、それだけでも画期的なことなのです。それなのに、さらに「捨てるって言ってるんだから『これゴミなんだけど』はいらないよね」という判断までしたのですから、その成長の大きさには本当にビックリです。必要な情報を足すことで「何の話か分からない」をクリアした後に、更なる成長があったとは!と思うと、”自然な会話”というものの面白さと難しさを改めて感じます。周囲もまだ幼かった低学年のころと違い、11歳になったコウが学校での会話で求められるものは”本人ができること”よりも高く、いろいろと苦労しているのだろうなということがチラリと見えることも多々あります。Upload By 丸山さとこ見えれば気にはなりますが、それらの難しさに対して親があれこれ言うことはできなくなっていく年頃だなー…ということも感じるこのごろです。そんな日々の中で、「コウはいろいろなことを吸収して試行錯誤しているんだなー…」としみじみした、日常のひとこまでした。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年02月25日「僕は何にもしてない」のに?Upload By 丸山さとこ予想外のところで何か困ったことが起きたりすると、「僕は何もしてないのに」「わざとじゃない」「そうしようと思ったわけじゃない」と言ってしまいがちなコウです。多かれ少なかれ誰もが心の中に抱える思いではあると思うのですが、コウの場合はそれを本気で信じていたり熱弁したりしてしまうので、周囲とトラブルを起こすことも多いようです。そんな彼に対して「何もしてないからですよ?」とツッコミが止まらない私は、一方で『コウにとってはそうなんだろうな…』と思う部分もあり、どうしたものかと長年頭を悩ませています。「何もしていない」ことに気づいてほしい親心例えば、「何にもしてないのに僕は嫌われてるんだ!皆、僕だけ手伝ってくれない!」と嘆いているときは、ひょっとしたら”僕だけが何も周りの手伝いをしていないから”そうなっているのかもしれません。Upload By 丸山さとこそういう可能性に気づけるようになればと思いますし、自分で気づくのが難しいのであれば、「何でだろう?僕何かしてないことあるのかな?」と周りに聞けるようになっていってくれたらいいなと思います。また、「〇〇だからお前はダメなんだ!」というダメ出しだけではなく、「〇〇が原因だと思う」「□□してみたら?」と話してくれる相手を見つけられるようになっていくといいな、と願っています。ですが、「この人のために指摘しよう」と誰かに思ってもらうためには”コウの素直さ”も必要なのだろうということを考えると、これは長い時間がかかりそうだな…と頭を抱えてしまいます。Upload By 丸山さとこ「僕悪くないもん!」と言っている人(思っている人)に教えてやろうという人は、よほど親切な人か”指摘せずにいられないほど、コウに対して困ったり怒ったりしている人”になってしまうわけです。「悪気があったわけじゃない」「わざとじゃない」が続けば、コウにとっても周りにとっても負担が大きい状態になるだろうことは目に見えています。そのことにできるだけ早くコウが気づけるようになるといいな…と思いながら、思わず胸にそっと手を当ててしまう私でした。Upload By 丸山さとこLITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年02月09日学校生活で困ることといえば…持ち物の管理!Upload By 丸山さとこ学校から必要なものを持ち帰れないという、発達障害のある人にありがちな悩みを抱えているコウです。宿題に必要なドリルやノートなどを忘れるほか、授業参観や学年通信などの大事なおしらせのプリントも机の奥で折りたたまれていることが多いので、定期的に学校のHPをチェックしています。Upload By 丸山さとこ彼の場合はそれに加えて、持ち帰ってはいけないものを持ち帰ってしまうこともあります。持ち帰ってきたものの中には”提出しなければならなかったもの”もあったりして、単純に「持ち帰ってもまた持って行けばよいだけでは?」とはいかず、なかなか悩ましいところです。「もう高学年だから」と言われるようになったけれど…?物の管理が苦手な児童に対しては、低学年のうちは先生が引き出しやロッカーなどをチェックしてくれることもありましたが、高学年になると「自分で管理できる年齢なので」と言われるようになりました。Upload By 丸山さとこ息子の特性の変遷――並べる、クレーン、オウム返し。「ASDあるある」が目立つが対応しやすかった頃【幼児期~1年生編】コウの場合、一見”聞き分けがよく真面目なタイプ”に見えることもあるので、余計に「できるハズでは?」と感じられることも多いようです。(学年も後半に入りコウの”のれんに腕押し”具合が見えてくる時期になると、学校内でフォローしていただけることもあります。)「持って行くのを忘れる」や「持ち帰ってしまう」の他に親である私が地味に困っているのは「置いてきてしまう」というパターンで、給食袋や体操服などを学校から持ち帰るのを忘れるコウには1年生のときからずっと悩まされてきました。持って行く方の”忘れ物”なら親のチェックで多少は防ぐことができるのですが、持ち帰る方の”忘れ物”を防ぐのは先生方の協力なしでは難しいものです。ですが、前述のようにそれは学年が上がるにしたがって難しくなっていきます。Upload By 丸山さとこ小学校に入学した時点で「この子は忘れ物多いほうだろうなー」と予測していた私です。筆記用具を箱買いし、給食袋も多めに用意しておくことで最初の1年は対応していましたが、2年生に上がって「自分で管理していく学年ですので」となったころからは「給食袋5セット」を用意することにしました。Upload By 丸山さとこコウの通っている学校は毎日給食袋を持ち帰るルールなのですが、コウは今までに最大4セットためたことがあり、”忘れたら学校に取りに行く方式”でいくと、放課後の職員室に日参することになりかねないと考えたからです。流石に4袋もたまると見かねた先生が持たせてくれるので、今のところ5セットの給食袋を持ち帰るコウは見たことがありません(笑)。Upload By 丸山さとこそんな風に物量で押す作戦で持ち帰り忘れを乗り切っている(?)丸山家ですが、皆さまのところではどのように対応されているのでしょうか。きっと、親子の数だけ”乗り切り方”があるのだろうなと思う、「学校での持ち物」の話でした。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年01月28日文/mihoko女優・柴咲コウさんがプロデュースするサステナブルなファッションブランド『MES VACANCES(ミ ヴァコンス)』のポップアップストアが、東京・イセタンサローネにて、2020年12月29日(火)まで開催中です。環境省の『環境特別広報大使』を務める柴咲コウさんがプロデュースする『ミ ヴァコンス』は、『サステナブルで優しい服』がコンセプトのブランドです。上質でありながら、地球の循環や生態系に負荷をかけないアイテムを展開しています。『ミ ヴァコンス』のアイテムを着用することで、“地球の環境や生態系を考えること”にもつながれますね。“未来のため”に取り組んでいること地球環境へとことん配慮している『ミ ヴァコンス』では、オーガニックコットンや、リヨセル、レーヨン、キュプラ、再生ポリエステルなどサステナブルな素材を使って、商品作りを行なっています。さらに、アップサイクルの取り組みを実施しており、12個のエシカルアイコンも導入。「お家で手洗いが可能」「羊に優しいウールを使用している」「職人の手仕事で丁寧につくられている」など、素材から製造工程までアイコンも多種多様です。それぞれの商品にこのアイコンがついているので、手に取ったアイテムがどんなエシカルな取り組みに貢献できるのか、ひと目で分かるようになっています。ファッションを楽しみながら、環境問題を考えるきっかけにもなれる素敵な取り組みですね。2021年春夏の新作を先行発売!イセタンサローネのポップアップストアでは、2021年春夏の新作アイテムの一部が先行販売されています。先行販売のアイテムは、オーガニックコットンを使用し、優しい着心地の『オーガニックコットンリブニットワンピース』です。リブ編みをいかしたパターンで、女性らしいラインを綺麗に見せてくれます。また、首元もVネックにあいているのでデコルテ周りも美しい印象を与え、きれいめにもカジュアルにも重宝するアイテムです。【商品情報】『オーガニックコットンリブニットワンピース』色数:キャメル、ブラック価格:¥28,000(税抜)【ポップアップストア情報】期間:2020年12月16日(水)~2020年12月29日(火)会場:イセタンサローネ/東京ミッドタウン ガレリア2F営業時間:11:00~20:00毎日着る服こそ、上質で肌にも環境にも優しいものを選びたいですよね。『ミ ヴァコンス』ではきれいめのドレスから普段使いしたいプルオーバーまで豊富なバリエーションが揃っています。環境問題を考えるきっかけにもなる洋服たちを、ぜひチェックしてみてくださいね。【参考】柴咲コウがプロデュースするサステイナブルで優しい服「ミ ヴァコンス」を通して ”今” 伝えたい事。伊勢丹サローネポップアップストア開催と合わせて、自身初のインスタライブで語る! - PR TIMES©レトロワグラース株式会社
2020年12月24日