松竹マルチプレックスシアターズは、10月4日に丸の内ピカデリー(有楽町マリオン新館5階)に都内初となるDolby Cinema(ドルビーシネマ)を導入する。オープンに先駆けて行われたプレス向け内覧会での様子をレポートする。○今までの映画館じゃもの足りなくなる?上映システム『ドルビーシステム』の導入は、国内では昨年11月に福岡市内の映画館T・ジョイ博多が初だったが、松竹マルチプレックスシアターズとしての導入は、今年4月にオープンしたMOVIXさいたまに続いて丸の内ピカデリーが2館目となる。さらに、この丸の内ピカデリードルビーシネマは、日本では初の「ドルビーシネマ専用の劇場」になるという。プレミアムな映画鑑賞体験を提供するという「ドルビーシネマ専用の劇場」とはいったいどんなものだろう。まずは、内覧会の写真と共に館内の様子を紹介する。○シアター内は映画に集中できる空間づくりを徹底○映画館で映画を観たくなるシアター内覧会では、松竹の迫本淳一社長とドルビージャパンの大沢幸弘社長が挨拶を行った。迫本社長は、「映画興行は今年最大の収入を挙げている。ライブ感のある、ネットでは代替できない価値を生み出しているのではないか。令和という新時代に最先端のドルビーシネマがふさわしいと思いこの劇場を開設した」と話した。大沢社長は、ドルビーシネマのグローバルでの導入数を説明。導入興業社数22館、採用ハリウッドスタジオは7か所、公開済みまたは公開予定タイトルは250以上と説明。「日本が世界に誇れる最先端、最高級の映画館ができた。映画館で観る映画のすばらしさをもう一度多くの人に知ってもらいたい。そんな想いをこのシネマにかけた」と語った。実際のシアター体験はどうだったかというと……内覧会では、特徴を説明するためにいくつかの映像や音響のデモを披露したのだが、ひとことで言えば、"圧倒"された。映像は、色彩の違いでリアルさや力強さがこんなにも違うのか。音響は、リアル以上にリアルで、360度に近い感覚であちこちから音が聞こえてくるのだから、ライブのシーンでは観衆の中に自分も一緒にいる錯覚に陥いる。観ている間のストーリーへの没入感、いや、あたかも自分がその中にいるような一体感に加え、ワクワク感やドキドキ感は倍増、圧倒的なシーンにポップコーンを食べる手が完全に止まる。と言った具合だった。○シアター滞在をプレミアムにしてくれる+α映画と共に楽しめるスペシャルなドリンク&フードメニューが多数揃っていたのでこちらも紹介しておこう。アルコール類では、東京第一号地ビール「隅田川ブルーイング」のペールエールとゴールデンエールが提供される。日本初グルメポップコーン専門店の「ヒルバレー」とのシネマグルメポップコーンやドトールとのホットドックなどコラボメニューにも力をいれている。平日の仕事帰りにもふと立ち寄りたくなるのではないだろうか。鑑賞料金(税込)は、ドルビーシネマ作品が鑑賞料金+600円、ドルビーシネマ3D作品が鑑賞料金+1,000円。チケット購入法はインターネットから可。4日より公開の『ジョーカー』を筆頭に今後も楽しみな上映予定作品が準備されている。丸の内ピカデリーのドルビーシネマは、大人のためのエンターティメント環境を提供してくれる空間と言えるだろう。アクションやホラー、恋愛モノやアドベンチャー、アニメもしかり。仕事に追われ忙しい毎日の中で"非日常"に瞬間移動したいのなら丸の内ピカデリーのドルビーシネマに行くべし! ということで、筆者も4日のシアターオープニング時に公開の『ジョーカー』を早く観たくてうずうずしている。
2019年10月02日映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』より、星野源が歌う主題歌「夜のボート」が初披露される特別予告編が到着した。本作は、これまで様々な活動を行ってきた松尾スズキが昨年「大人計画」30周年という節目を経て、31年目にして、また長編監督映画4作目にして初めて監督・脚本・主演全てに挑んだ、妥協なきR18復讐コメディ。本作の主題歌「夜のボート」は、松尾さん作・演出の舞台「女教師は二度抱かれた」の劇中歌として制作された楽曲だが、今回映画主題歌として使用するために、星野さんが新たにレコーディングを行った。現在、リリース予定はなく映画でしか聞くことができない貴重な楽曲だ。「夜のボート」の解禁に合わせて新たに制作された今回の予告編では、松尾さん演じる海馬が、妻の綾子へ海辺でプロポーズする場面の回想シーンから始まり、そして妻の浮気を知り大激怒する様子や、財産分与を避けるため資産を使い果たし、妻のSNS投稿についた“いいね!”の数と同じ人数の女を抱くという無謀すぎる復讐計画がスタート!さらに、次から次へと海馬の目の前に女たちが現れ、妻のSNSへの浮気投稿はエスカレート。容赦ない仕事の締め切りに、父の危篤と、復讐計画以外にも海馬の目の前には問題が山積みのようだ。終盤には、大海原にボートを走らせどこかを目指す海馬の様子と、「夜のボート」のメロディが合わさり、行く末気になる映像に仕上がっている。なお、本日深夜放送の「星野源のオールナイトニッポン」では、この「夜のボート」の音源が初オンエアされる。『108~海馬五郎の復讐と冒険~』は10月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:108~海馬五郎の復讐と冒険~ 2019年10月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2019「108~海馬五郎の復讐と冒険~」製作委員会
2019年10月01日今年で27年目を迎える日本最大規模の子ども国際映画祭「キネコ国際映画祭」。子どもたちの年齢に合わせたプログラムで小さなお子さま連れでも安心してご鑑賞いただけます。海外作品は声優さんたちによる「ライブ・シネマ(生吹き替え)」で上映!今年も国内外の24か国・54作品の作品が揃い、子どもから大人まで楽しめる充実した作品ラインナップでお届けします。そのほか、水辺上映や大人気の熱気球搭乗体験をはじめ、ワークショップやアウトドアイベントも盛りだくさん!きっと新しい出会いや発見があるはずです。今回『27th キネコ国際映画祭』映画鑑賞(優先予約)チケットを【よくばり❣ぴあニスト】限定で15組30名様にプレゼントします!応募はぴあ(アプリ)にて10月14日(月)まで受付中。皆様、奮ってご応募下さい!『27th キネコ国際映画祭』日付:11月1日(金)~11月5日(火)上映スケジュール:詳細は、 こちら()会場:109シネマズ二子玉川、iTSCOM STUDIO & HALL二子玉川ライズほかプレゼント人数:15組30名様応募資格:「よくばり❣ぴあニスト」の方ぴあ(アプリ)を思う存分楽しめるプレミアムな「よくばり❣ぴあニスト」の詳細は コチラ()応募期間:10月14日(月) 23:59まで当選発表:賞品の発送をもって代えさせていただきます。【注意事項】※映画鑑賞券(優先予約)チケットをご利用になる際は、事前予約と、当日にチケットへのお引き換えが必要ですのでご注意ください。※ご予約は、規定のメールフォームにて必要事項をご入力いただき、お申込みいただきます。ご当選者様は映画鑑賞券(優先予約)チケットの詳細をご確認の上ご来場ください。※座席に限りがあり、ご希望に添えない場合がございますのでご了承ください。※ご予約する際は、来場される方のお名前をご記入ください。※2歳以下のお子様は、保護者の方と一緒の座席をご利用ください。※映画鑑賞券(優先予約)チケットはご予約期間がございますので、ご注意ください。お申込みはこちら(dpia-app://marupi?isLocked=1&marupiId=6fe469ad-6c55-4dcc-9233-d2211acadb72)『27th キネコ国際映画祭』 公式サイト()
2019年10月01日エリザベス女王の愛犬をモデルに、キュートでわんぱくなコーギーたちを描く『ロイヤルコーギー レックスの大冒険』。この度、バッキンガム宮殿で優雅に暮らすロイヤルコーギーのVIPな生活ぶりが伝わる場面写真をシネマカフェが独占入手した。主人公のモデルとなっているのは、エリザベス女王が幼いころより飼育していた愛犬=ロイヤルコーギー。彼らにはバッキンガム宮殿に専用の部屋とベッドが用意され、執事による手厚い世話が行われるというVIPな生活ぶりでも知られている。この度到着したのも、ロイヤルコーギーたちの日常が切り取られた場面写真。専属の執事による手厚いお世話、4匹のコーギーそれぞれにソファやベッドが用意され、好みに合わせた食事が提供されるというセレブ生活を送る微笑ましい姿が収められている。そんな誰もが羨む生活を送るロイヤルコーギーのレックスは、果たして外の世界で生き抜くことができるのか!?物語の展開も気になるところだ。『ロイヤルコーギー レックスの大冒険』は10月25日(金)よりイオンシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月29日映画『ファイティング・ファミリー』が、2019年11月29日(金)に、TOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー。ドウェイン・ジョンソンが心奪われた!感動実話を映画化映画の原作は、『ワイルド・スピード』シリーズでお馴染みのドウェイン・ジョンソンが、イギリスで出会った一本のドキュメンタリー映画。一夜にしてスーパースターの座を掴み取った女性ファイターと、強い絆で結ばれたその家族の物語に心を奪われたドウェイン・ジョンソンは、映画化を決意。『女王陛下 のお気に入り』『スラムドッグ $ ミリオネア』を手がけるイギリスの 製作会社「Film4Productions」とタッグを組み実現に至った。“ペイジ”と名乗る18歳の女性ファイターが主人公物語の主人公となるのは、イギリス北部に住むサラヤ・ベヴィス。レスリングを愛し、いつかはWWE(ワールド・レスリング・エンターテイメント)の試合に出ることを夢見る18歳の少女だ。彼女は、WWEのトライアウトに参加したことを契機に、アメリカ行きのチケットを獲得。リング名を“ペイジ”に決めたサラヤは、大好きな家族と別れ、夢を追うために1人渡米することになるのだがー。キャスト物語を彩る個性的な登場人物たちには、実力派キャストが勢ぞろい。主人公・サラヤを演じるのは、英国インディペン デント映画賞主演女優賞をはじめ多数の賞を受賞したフローレンス・ピュー。また“プロレス命”のサラヤの兄は『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』のジャック・ロウデン、2人を見守る父・パトリックは、ニック・フロストが抜擢された。ドウェイン・ジョンソンも出演また物語には、ドウェイン・ジョンソンが製作を担いながら、ドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソン本人役としても出演する。監督にスティーヴン・ マーチャント監督・脚本を務めるのは、『ローガン』『蜘蛛の巣を払う女』を手掛けたスティーヴン・マーチャント。WWEの2014年の大舞台で起きた奇跡の感動実話を基にしながら、時にユーモアを交えた心温まる物語を描き出す。<あらすじ>イギリス北部ノーウィッチでレスリング・ジムを営むナイト一家はレスリングの固い絆で結ばれている。中1の時からリングに立っていた18才のサラヤは特にレスリングを愛している。日々ジムに通う子供達にレスリングを教え、いつかはWWE(ワールド・レスリング・エンターテイメント)の試合に出て一家を盛り上げたいと願う健気な娘だ。兄のザックもプロレス命。だが彼は愛する彼女と結婚をし、普通の家庭も持ちたい。そんな兄妹に転機が訪れる。トレーナーのハッチに誘われ、WWEのトライアウトに参加する。そこで二人が尊敬してやまない、かのドウェイン・ジョンソンとの対面を果たすのだ。大喜びでトレーニングに勤しむ兄妹だったがサラヤだけが次のステージに進み、フロリダに行くことが決まる。兄と二人で渡米したいと言い張るサラヤを、ザックが説き伏せる。「家族みんなの為にお前一人でも行ってくれ。」渋々承知したサラヤはリング名を「ペイジ」に決め、大好きな家族と別れてアメリカに渡る——。【詳細】『ファイティング・ファミリー』公開日:2019年11月29日(金)TOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー監督・脚本:スティーヴン・マーチャント出演:フローレンス・ピュー、レナ・へディ、ニック・フロスト、ジャック・ロウデン、ヴィンス・ヴォーン、ドウェイン・ジョンソン<前売券情報>発売日:9月20日(金)~価格:1400 円(税込)※上映劇場情報は公式HP参照。
2019年09月27日『レディ・プレイヤー1』のオリヴィア・クック、『スプリット』のアニャ・テイラー=ジョイの共演で話題を呼ぶ『サラブレッド』が9月27日(金)より公開。本作で映画デビューを飾り、新人監督の登竜門ともいえるサンダンス映画祭観客賞をはじめ、ゴッサム賞脚本賞やインディペンデント・スピリット賞新人脚本賞などに多数ノミネートされたコリー・フィンリーのインタビューがシネマカフェに到着した。ニューヨークで演出家・劇作家として活躍し、本作を脚本から手掛けて映画デビューしたコリー・フィンリー監督。「脚本を書き進めている間、これは舞台劇ではなく映画にするべきだという考えが常に浮かんでいました」と言う。セリフ、表情、何気ない廊下のショットにさえ「心理状態が映し出される作品にしたかった」「空想や雰囲気を描き出すのは映画の領分であり、映画は脳の灰白質に直接イメージを焼き付けるメディアです。その焼き付いたイメージのお陰で、(子ども時代)リビングから寝室までの三十歩の距離でさえ怖くて一人で歩けなくなった事もありました」と語り、「サイコ・スリラーを目指していたので、主人公二人のセリフの中だけではなく、彼女達の表情豊かな顔、あるいは何を考えているのか分からない顔のクローズアップや、彼女達の周りにぼんやりと現われる屋敷内の影や廊下のショットにも心理状態が映し出される作品にしたかったのです」と打ち明ける。撮影監督に、学校を舞台にしたゾンビコメディ『ゾンビスクール!』や女性監督アナ・リリー・アミールポアーの『ザ・ヴァンパイア残酷な牙を持つ少女』『マッドタウン』などを手掛けたライル・ヴィンセントを迎えたことも「幸運でした」とふり返る。「彼の想像力と優れた技術のお陰で、登場人物達の心理状態と同じぐらい堅苦しく歪んだ視覚世界を生み出す事が出来ました」。「複雑で力強い形で表現してくれた」俳優陣を絶賛また、「アマンダとリリーに大きな恐怖を感じつつ、同時に深い愛情も感じているんです」と監督。二人の少女たちは、「私が自分自身に抱いている疑念という最も暗い感情を体現したキャラクター」なのだという。「本作は倫理観に関する哲学的な会話劇になりました。そして、“もしも感情の配線がねじれていたとしたら、私は悪い人間という事になるのか?” “善悪の判断に感情的な直観は必要なのか?” “客観的な視点は倫理的な決断を下す際に本当に役立つのか?”といった、考えると夜も眠れなくなるような疑問に関わる会話劇でもあります」。さらに労働者階級のドラッグの売人ティムとの対比に象徴されるように、「私の抱く恐れには常に富と特権が大きく関わっています。だから、主人公の二人は誰にも共感されないような環境に置かれていて、自分の価値判断のシステムを構築し始めたばかりの若者であるという設定にしたのです」と明かす。「本作は娯楽作品であると同時にいつまでも脳にこびり付いて離れないような作品に出来たのではないかと思います」と自信を覗かせる監督。オリヴィア・クック、アニャ・テイラー=ジョイ、そして遺作の1つとなったアントン・イェルチンら作品の中に生きた俳優陣についても、「彼らは私の頭の中にある言葉を取り出して、驚く程に複雑で力強い形でそれを表現してくれました」と惜しみない賛辞を贈っている。『サラブレッド』は9月27日(金)よりシネクイント、シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月26日有村架純、坂口健太郎を主演に全6話でWOWOWにて放送された『連続ドラマW そして、生きる』が135分の劇場版となって公開される。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』などの脚本家・岡田惠和によるオリジナル脚本を映像化したのは映画『君の膵臓をたべたい』を大ヒットに導いた月川翔監督。劇場版公開を前に、ドラマ放送時から絶賛を集めた有村、坂口ら俳優陣の生々しい演技や震災や被災地への向き合い方について話を聞いた。東日本大震災の復興ボランティアを通じて知り合った瞳子(有村)と清隆(坂口)を中心に、約8年におよぶ彼らの人生の選択を描いていく本作。ドラマ放送時から、月川監督のもとには特に有村、坂口をはじめ、俳優陣の芝居に対する称賛の声が多く寄せられたという。「特にお芝居のトーンについて、もちろん、勝手にこちらが俳優さんのベストを決めつけちゃいけないんですが(笑)、『それぞれの俳優が一番よく見える作品なんじゃないか』という声を多くいただきました」と明かす。完成した脚本が届く前の段階で作品の舞台となる気仙沼市(宮城県)や盛岡市(岩手県)に足を運び「アポなしで土地の人々に話を聞いた」という。被災者の言葉に耳を傾ける中で「作り物っぽくない、“生っぽい”作品にしよう」と決めた。俳優陣に話したのは「作りこみ過ぎず、生々しい芝居を撮りたい」ということと「言い淀んでもいいから、勝手に芝居を止めないでほしい」ということ。こうしたディレクションが顕著に表れているのが、瞳子と清隆がつき合うことになる告白シーン。ごく普通の恋愛映画であれば“華”というべき告白シーンだが、本作ではキラキラした雰囲気などほとんど感じさせない。「岡田さんの脚本を読んで、ここでキラキラ感を求められているわけではないだろうと。日常で実際に起こることってそんなに劇的じゃないですから。普段なら坂口くんのキラキラした寄りを撮って、それにときめく有村さんの表情を映して……という流れですが、そうじゃなく、会話の中で『つい告白しちゃった』という感じにしたかったんです」同世代の女優の中でも群を抜いた演技力を持つと評される有村だが、月川は「本人は心外かもしれないけど、決して器用なタイプではない。だから技術でこなすんじゃなく実際にその場でその人物を生きないと出てこない。それが観る者を感動させるんだと思う」と語る。一方の坂口の魅力は“自然体”。映画『君と100回目の恋』に続いての仕事となったが「前の現場では、泣きの芝居で何とか感情を出そうとしていたけど、今回は、自然と滲み出てくるものを待っている感じがありました。受けるお芝居が多かった中で、清隆は甘ったれのボンボンにも見えるし、しっかり者にも見える。劇場版は瞳子を中心に物語を紡がれるけど、坂口くんが清隆として自然体でそこにいて、周りのお芝居を受け止めて補ってくれているからこそ、この映画が成立しているんだなと思います」とその成長ぶりを称える。もうひとつ、月川が「一番悩んだし、難しかった」と語るのが、瞳子らボランティアの学生たちが焚火を囲んで、なぜここに来たかを語るシーン。まるでドキュメンタリーのような雰囲気でひとりひとりがじっくりと語る姿が映し出される。「決してドキュメンタリー風に撮ってやろうと思ったわけじゃないんですが、明かりは焚火と周りの建物の灯だけ。その場にあるものだけで、作為的に何かを足すんじゃなく、そこで人物たちが生きているのをたまたまその場に居合わせて撮ったという感じにしたかったんです」。本作は決して、震災そのものがテーマではないし、瞳子も清隆も被災者ではない。この焚火シーンが月川にとって、重要な存在となったのは「このシーンこそが作品のスタンスそのもの」を表しているから。焚火を囲みつつ瞳子らは仲間たちに、被災地にやって来たのは、決して被災者のためではなく、自分自身のためであると告白する。「そもそもこのシーンは、劇場版ではバッサリ切ろうかと悩んだんです。物語の流れの中で、これだけの長いシーンが前半にあるって、どう見てもいびつですから。それでも入れたのは、『ボランティアたちは良いことをしに来た』という見せ方をしたくなかったから。実際に現地の人にボランティアの存在についてもいろんな話を聞いて、これがこの作品のスタンスなんだと思いました」。『キミスイ』を含め、世間は月川に対し、“中高生を対象にしたキラキラした恋愛映画の旗手“というイメージを強く抱いていることだろう。そんな月川にとって、本作はひとつのターニングポイントともいうべき作品になると感じているという。「変な言い方ですが、この作品ができて『自分にもこんな作品が作れるんだ?』と思ったんですね。撮ったのはまぎれもなく自分なのに、シーンを見ると『え? どうやってこんな風に撮ったんだっけ?』と自分でびっくりもしています(笑)。今後、もう少し大人向けの作品や実話ベースの話を作ってみたいなとも思うようになりました」。繊細な芝居によって紡がれていく登場人物たちの人生の選択。震災ドラマでも恋愛映画でもなく、観る者の想像力に委ねられる大人のドラマとして楽しんでほしい。『劇場版 そして、生きる』9月27日(金)イオンシネマ板橋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開取材・文・写真:黒豆直樹
2019年09月26日マトリ(麻薬取締局)の刑事と姿なき麻薬王との壮絶な闘いを描く『毒戦 BELIEVER』。この度、いまや韓国映画界に欠かせない俳優となり、是枝裕和監督も注目しているというリュ・ジュンヨルが演じるラクの“過去”が明かされる本編映像がシネマカフェに到着した。正体不明の麻薬王“イ先生”を捕まえるために手を組んだ、ウォノ刑事(チョ・ジヌン)と麻薬組織から捨てられた青年・ラク(リュ・ジュンヨル)。しかし、この度解禁となった本編シーンでは、ラクの素性に疑問を持ったウォノ刑事が彼を問い詰めたことで、彼の知られざる過去の一端が明らかになった。ウォノ刑事に呼び出されたラクに突きつけられたのは、子どもと家族の古い写真。死んだラクの母親の家にあった写真だというが、そこに映っていた子どもはラクではなかった。「誰だ?」と詰め寄るウォノに対し「僕じゃない」「でも僕です」と答え、ウォノにタバコを要求するラク。薄暗いビニールハウスの中、2人が吐き出すタバコの煙、そして淡々と語られるラクの過去…。劇中、立場は全く違えど“運命共同体”のような関係になっていくウォノに対してラクが思いをぶつける、印象的なシーンだ。今回ラク役を演じたリュ・ジュンヨルに対し、イ・ヘヨン監督は「無表情な表情の奥に複雑で謎めいた雰囲気を感じさせることを望んでいました。虚無感と冷ややかな雰囲気を秘めている、リュ・ジュンヨルという俳優の眼差しは、ラクという人物にどうしても必要でした」と語り、そのキャスティングを熱望していたそう。また、リュ・ジュンヨル自身は「シナリオを初めてもらった時、台詞が少ないという点もあって難しいキャラクターだと思ったので、撮影が始まる前に準備に時間をかけました」とその苦労をのちにふり返っている。「撮影の初めの頃は、イ・ヘヨン監督から多くの助言を頂いたのですが、そのうち、たいした演技指導もなく撮るたびに毎回オーケーをもらえるようになりました。言ってもダメだと思われたのかなって考えていたんですけど(笑)、後で監督から、考えすぎて凝った演技より、率直な感情が出ていて良かった、と言っていただいた。本当に学ぶことがたくさんあった現場です」と打ち明けている。『タクシー運転手 約束は海を越えて』ではソン・ガンホと共演、『ザ・キング』ではチョン・ウソン、チョ・インソンと共演するなど、話題作に続々と出演。是枝監督も一目置くリュ・ジュンヨルの新たなる代表作に注目だ。『毒戦 BELIEVER』は10月4日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月25日「シティハンター」原作の北条司が初総監督をつとめる実写映画『エンジェルサイン』。このほど、その主題歌がDEAN FUJIOKAによる楽曲「Chasing A Butterfly feat. Nao Matsushita」に決定し、主題歌が使用された予告編映像も解禁となった。世界108の国と地域から寄せられた「サイレントマンガオーディション」作品6888編の中から選び抜かれたアジア・ヨーロッパの受賞作品を実写化した本作。受賞作品の『別れと始まり』『空へ』『30分30秒』『父の贈り物』『故郷へ』の5作品に、北条司が描き下ろしたオリジナルの『プロローグ』『エピローグ』を加えて構成された長編オムニバス映画となっている。その主題歌「Chasing A Butterfly feat. Nao Matsushita」は、『プロローグ』『エピローグ』に出演するディーン・フジオカ(DEAN FUJIOKA)が本作のために作詞作曲を手掛けた楽曲。劇中でディーンさん演じるタカヤが遺した楽曲“エンジェルサイン”の次に、「もしもタカヤがもう1曲だけ作っていたとしたらどんな楽曲を紡ぎ出したのだろうか?」という想像から制作がスタートした。DEAN FUJIOKAは制作にあたり、「例え命が尽きても、相手を想う気持ちは変わらず、未来に向かって歩んで欲しい。そう切に願う登場人物たちの気持ちに寄り添いながら、この映像作品を象徴するような主題歌を生み出すべく制作に当たりました」とコメント。また、今回の楽曲には本作で共演する松下奈緒がピアノの演奏と歌で参加。松下さんは「アイカのタカヤを想う気持ちをピアノにのせました」と語っており、「プロローグ」「エピローグ」で共演する2人だからこそ誕生した特別な楽曲となっている。さらに、DEANさんの透明感ある歌声と松下さんの奏でるピアノによる主題歌が使用された予告編がお披露目。松下さん演じるチェリストのアイカとディーンさん演じるピアニストのタカヤが楽器を演奏している姿や、緒形直人、菊池桃子、佐藤二朗といった豪華キャスト陣、才能溢れる各国のキャスト陣の姿も映し出されている。『エンジェルサイン』は11月15日(金)よりユナイテッド・シネマ豊洲ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エンジェルサイン 2019年11月15日よりユナイテッド・シネマ豊洲ほかにて公開©「エンジェルサイン」製作委員会
2019年09月24日ミラ・ジョヴォヴィッチが“ラスボス”、ブラッドクイーンを演じることでも話題の新作映画『ヘルボーイ』。この度、主演デビッド・ハーバーのインタビューとメイキング映像を織り交ぜた特別映像が解禁となった。今回解禁となった映像で、「ヘルボーイは大好きなキャラクターだ」と語るハーバー。自身の演じるヘルボーイについて「半分人間で半分悪魔のような存在なんだ」と、これまでのアメコミ原作のヒーローたちとは一味違う魅力を解説する。また、「彼を演じるためにジムに通い直した」そうで、ヘルボーイを演じるにあたっての気合は相当のものだった様子。映像ではアクションシーンの練習をする姿も切り取られ、本作の見どころのひとつである、無数のモンスターたちとの迫力のバトルシーンの裏側を垣間見ることができる。そして、最も注目を集めているのが、一目ではハーバーが演じているのか判別できないくらい、精巧につくられたヘルボーイの造形。Netflixオリジナルシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」ではホーキンス警察のジム・ホッパー署長としてファンから親しまれているハーバーが、真っ赤な肌に険しい顔立ち、角も生やしたヘルボーイそのものに大変身している。ハーバーもこれには大感動だったようで、「本当に素晴らしくて、役になりきれた」と語る。実際、監督に「いつもヘルボーイとして現場に入って来ていた」と回想させるほど、撮影期間中ほとんど素顔を見せることはなかったそう。「ヘルボーイ役なんて、まるで夢みたいだ」と大好きなヘボーイに変身し、見事に演じ切った喜びを明かしている。『ヘルボーイ』は9月27日(金)よりTOHOシネマズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヘルボーイ(2019) 2019年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2019 HB PRODUCTIONS, INC.
2019年09月24日『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『グランドフィナーレ』、ジュード・ロウ主演「ヤング・ポープ 美しき異端児」など21世紀の映像の魔術師ともいわれるパオロ・ソレンティーノが、スキャンダルにまみれたイタリアの元首相ベルルスコーニをモデルに描く『LORO(ローロ) 欲望のイタリア』。この度、過激にして華麗な予告編とポスタービジュアルが、いち早くシネマカフェに到着した。政治とカネ、マフィアとの癒着、職権乱用…その野心は燃え尽きることはない怪物時は2006年。因縁の政敵に敗北し失脚したベルルスコーニは、首相の座に返り咲くときを虎視眈々と狙っていた。政治とカネ、マフィアとの癒着、職権乱用は朝飯前。燃え尽きることなき野心と共に、いよいよ怪物が動き出す――。「当時のベルルスコーニに蠢いていた“感情”の正体を知りたい欲求に突き動かされた」というソレンティーノが、ひとりの男の勝利への願望、成功への執着、そして愛の挫折を、めくるめく狂乱と絢爛の世界に映し出した本作。その過激にして華麗なる唯一無二の映像は圧巻で、9年にもわたって首相の座につき、国民を熱狂させたベルルスコーニの魔力にも重なっていく。狂乱と絢爛を描く予告編とポスタービジュアル入手この度解禁となった予告編では、「彼が乗ってるわ」「きっと使用人だけで1万人いる」「彼ってだれ?」「彼は彼さ」「清々しい思い」「器が大きくて魅力的な微笑み」、そう周辺からうわさされ、イタリアでは国民を熱狂させたカリスマだったことが映し出される悪名高き元首相シルヴィオ・ベルルスコーニ。だが、続いて政治とカネ、マフィアとの癒着、職権乱用、女性問題といったキーワードが次々と現れ、国民のカリスマだった“彼”は、実は国民無視の怪物だったという皮肉たっぷりの構図となっている。始終パワフルな姿を見せるベルルスコーニだが、一方で愛する妻にさえも理解してもらえない、この怪物が抱える孤独と哀愁にも迫っていく。ベルルスコーニを演じるのは、『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『修道士は沈黙する』などで知られるイタリアの名優トニ・セルヴィッロ。その怪演ぶりと、めくるめく狂乱と絢爛の世界が予告編からも十分に伺える。また、ポスタービジュアルは「この男怪物か、カリスマか。」というコピーの横に、不自然な笑みを浮かべるベルルスコーニのアップが大きく映し出される一方、予告編にも登場する美女とのゴージャスなパーティーの様子も切り取られている。『LORO(ローロ) 欲望のイタリア』は11月15日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月24日『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督最新作『アス』が、公開13日目となる9月18日(水)で興行収入1億円の大台を突破。本作から冒頭の“最重要”シーン、ハンズ・アクロス・アメリカを紹介する本編映像が到着した。公開3日間で動員数&興行収入共に、『ゲット・アウト』対比が約130%となっていた本作。9月11日(水)のレディースデイ、9月14日(土)のTOHOシネマズデイでも好調な数字を維持し、9月16日(月・祝)にはTOHOシネマズ 日比谷で映画評論家・町山智浩氏による公開記念トークショーが開催、客席からの質疑応答&ジョーダン・ピール監督インタビュー映像の上映&本作の徹底解説という形で大盛況となっていた。そして、全国58館で公開13日目となる9月18日(水)に動員数7万1,746人、興行収入1億52万200円を達成し(※興行通信社調べ)、パンフレットも『ゲット・アウト』を上回る購買率で早々と増刷が決定。映画を観た人の謎解きや深読み考察も盛り上がりを見せており、映画ファンを中心にリピーターも期待できる動きとなっている。この度、そんな『アス』から到着した映像は、1台のTVモニターに人々が手をつなぎ合う“HANDS ACROSS AMERICA(ハンズ・アクロス・アメリカ)”のCMが映し出されるシーン。“ハンズ・アクロス・アメリカ”は1986年、アメリカの西海岸カリフォルニアから反対側の東海岸ニューヨークまでの約6,600キロを600万人以上の人々が15分間、手と手をつなぐという慈善イベントのこと。主催者はあの「ウィ・アー・ザ・ワールド」をレコーディングした団体「USAフォー・アフリカ」。アメリカ国内のホームレスや貧困層の救済のため、国民の連帯と寄付を求めた。なんとイベントの参加者にはオノ・ヨーコ、ライザ・ミネリ、そして当時の大統領ロナルド・レーガンや、後の大統領ビル・クリントンもいた。当時7歳だったピール監督は「怖かった。なぜだかわからないけど」と語り、そのシルエットは、本作で恐怖の存在が突如目の前に現れる際にも演出として使用されている。だが、この慈善イベントは大成功とはいかなかった。主催者は1億ドルの寄付を期待していたが、集まったのは半分にも満たない3400万ドル。そのうち1500万ドルは経費として消えてしまった。監督は「その頃から、アメリカの貧富の差は拡大していった。貧困層もホームレスも急激に増えていった」とふり返る。『ゲット・アウト』完成前に、このより恐ろしく精神的に苦痛な次回作の構想を練っていたというピール監督。冒頭に流れるこの映像は、本作のテーマを示す重要なシーンであり、ピール監督の強いメッセージが込められている。なぜ、アデレード(ルピタ・ニョンゴ)たちの前に突如ドッペルゲンガーは姿を現したのか!?そして手をつないで現れたその意味とは!?真相は劇場で確かめてみてほしい。『アス』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アス 2019年9月6日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2018 UNIVERSAL STUDIOS
2019年09月21日ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)と劇団EXILE・鈴木伸之がコラボレーション。ユニセックスのルームウェアが、2019年10月15日(火)よりピーチ・ジョン新宿三丁目店で先行発売された後、10月16日(水)より全国のピーチ・ジョンストアなどで販売される。劇団EXILE・鈴木伸之とコラボピーチ・ジョンと劇団EXILE・鈴木伸之のコラボレーションコレクションにラインナップするのは、ペアルックとしても着用可能なユニセックスのルームウェア全3型。全て鈴木伸之監修のもとデザインされたもので、ピーチ・ジョンが男性俳優とルームウェアのコラボレーションを行うのは、今回が初めてとなる。愛犬「サンちゃん」がモチーフ展開される「ユニセックスT」「ホイップリーフーディ」「プリンテッドパジャマ」には、このコラボレーションで初披露となる鈴木の愛犬「サンちゃん」をメインモチーフとして採用した。ユニセックスT「ユニセックスT」には、「サンちゃん」のポラロイド写真をプリント。鈴木の手書きメッセージと愛犬の名前に掛けた「SUNshine」ロゴもあしらっている。サイズは、鈴木のTシャツを借りたような気分が味わえるようにと、あえてのワンサイズで用意。女性はヒップが隠れるほどのオーバーサイズで、男性は腰骨下ほどの丈感で着用できる。ホイップリーフーディ手持ちのルームウェアにさっと羽織りたい「ホイップリーフーディ」は、ふんわりとした素材で仕立てられたストライプ柄のフーディ。ポケットにあしらった「サンちゃん」モチーフがポイントだ。男女共に着用しやすいネイビー、グレーといったシックなカラーバリエーションを揃える。プリンテッドパジャマ暖かい裏起毛素材を使用した「プリンテッドパジャマ」は、無地のスウェットトップスと、遊び心溢れるイラストを散りばめたパンツをセットに。ストライプ地に映画館を彷彿とさせるポップコーンなどのグラフィックをあしらった「シネマ」と、「サンちゃん」のイラストを配した「ドッグ」の2種類を用意した。【詳細】ピーチ・ジョン×劇団EXILE・鈴木伸之 コラボレーションルームウェア先行発売日:2019年10月15日(火) ピーチ・ジョン新宿三丁目店発売日:10月16日(水)販売店舗:全国のピーチ・ジョンのストア、公式通販サイトアイテム例:・鈴木伸之×PJ ユニセックスT 3,980円+税サイズ:Mカラー:オフホワイト、チャコール・鈴木伸之×PJ ユニセックスホイップリーフーディ 6,980円+税サイズ:Mカラー:ネイビー、グレー・鈴木伸之×PJ ユニセックスプリンテッドパジャマ 6,980円+税サイズ:S/M、M/L、Lカラー:シネマ、ドッグ【問い合わせ先】ピーチ・ジョンTEL:0120-066-107
2019年09月21日結成30周年を迎えた、日本のロック・シーンで熱狂的なファンを獲得し、ミュージシャンからリスペクトを集める、the pillowsのアニバーサリーイヤープロジェクト「Thank you, my highlight」の企画のひとつとして制作された映画『王様になれ』が、シネマート新宿ほか全国で順次公開されている。この度、公開から4日間で、シネマート新宿では何度も満席状態となるなど、大ヒットスタートを果たしたことが分かった。各劇場からも問い合わせが相次いでおり、公開後に17館の上映が決まるなど、さらなる拡大公開が期待されている。現在の館数は40館(セカンド上映含む)となっている。「不器用ながらも成長していく主人公の姿にピロウズの曲が合わさるとさらに心に響いて、久々に青春映画で泣いた」「最近よくあるステージ側の音楽映画ではなくて、ファン側の物語にとても共感した」「ピロウズファンというわけではなかったが、音楽に救われ共に過ごしてきた人たちにはとても響く映画で感動した」などピロウズファンのみならず、映画ファン、音楽ファンからも熱いコメントが多数寄せられている。また劇場物販のパンフレットも売り切れ続出のため増刷が決定したほか、主人公がバイトするラーメン屋にちなんだ“ラーメンどんぶり”も異例の売れ行きで完売していたが、近日再販されることが決定した。本作は、ボーカル山中さわおの原案を映画化し、the pillowsはもちろん、 GLAYやストレイテナーのメンバーをはじめ、豪華ミュージシャン陣が「本人役」で出演する。若手演技派俳優として注目を集める岡山天音が、もがきつづける主人公を、祐介が弟子入りを懇願するカメラマン・虻川塁を岡田義徳が演じている。俳優であり舞台演出家のオクイシュージ初監督作に、『火花』『ナラタージュ』の撮影:福本淳×照明:市川徳充をはじめとするスタッフが結集。挿入歌&主題歌で流れるthe pillowsの曲のみならず、劇伴も山中さわおが担当している。『王様になれ』公開中(全国順次公開)
2019年09月20日松山ケンイチと染谷将太が出演するドラマ「聖☆おにいさん 第II紀」が、NHKで2週連続放送されることが決定した。人気コミック「聖☆おにいさん」を、福田雄一が監督・脚本を、山田孝之が製作総指揮としてプロデュースし、イエス役に松山ケンイチ、ブッダ役に染谷将太を迎え実写化。第1弾となる「聖☆おにいさん」は昨年10月に、続編「第II紀」は今年6月に「ピッコマTV」で配信。劇場公開もされた。6月の第1弾地上波放送に続き、今回イエスとブッダの聖人コンビの神々しさと笑いがさらにパワーアップした続編も地上波に登場。住み慣れたアパートの部屋を飛び出し、PCオタクのイエスがずっと来たかった“聖地”秋葉原へと降り立ってゲームをしたり、商店街の福引きに2人で果敢に挑戦したり…。しかし、行く先々でなにかと“奇跡”を起こしてしまう聖人コンビによる、前作を凌駕する笑いのオンパレードは必見。また、松山さんと染谷さんのほかにも、ゲストとして山田裕貴が出演。「立川の風になれ!」で彷徨うイエスを補導する警察官を演じている。なお、今回2週連続で放送予定となっている本作。第1夜は「福引き」、「自分詣で」、「聖地巡礼1~3」。第2夜は「割れろ、腹筋!」、「納涼ハンター」、「いいね・LIKE・既読」、「りんご注意報」、「立川の風になれ!」を放送する。「聖☆おにいさん 第II紀」ストーリー世紀末を無事に超えた神の子・イエスと目覚めた人・ブッダは下界でバカンス中。東京・立川のアパートでルームシェアをして暮らす2人の下界への興味は尽きることなく、PCオタクのイエスにとっての聖地・秋葉原へお出かけしたり、ブッダはインスタ映えを気にしたりとJKのように日常生活をエンジョイ!…だけどもついつい何かにつけ“奇跡”を起こしてしまう。そんな“最聖”コンビのぬくぬくコメディ。ドラマ「聖☆おにいさん 第II紀」は10月5日、12日(土)23時30分~NHK総合テレビにて2週連続放送予定。(cinemacafe.net)■関連作品:聖☆おにいさん 第II紀 2019年6月6日より立川シネマシティ、6月7日よりイオンシネマにて2週間限定公開(C)中村 光・講談社/パンチとロン毛 製作委員会
2019年09月19日アメコミ界の巨匠マイク・ミニョーラの完全監修で製作された新たな『ヘルボーイ』。この度、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる最強の敵・ブラッドクイーンの完全復活シーン映像をシネマカフェが独占入手した。「ヘルボーイ」は、マイク・ミニョーラによる人気アメコミシリーズ。地獄で生まれた悪魔の子が地球で育てられ、超常現象調査防衛局「B.P.R.D.」のエージェントとして活躍する物語だ。過去には、あのギレルモ・デル・トロ監督によって映画化されているが、本作はスタッフ、キャストを一新し新たに製作された。今回シネマカフェに到着した本編映像では、もう一人の主役といっても過言ではないブラッドクイーンが、1500年の眠りから覚め、完全復活!紀元前517年。疫病を流布して世界を手中に収めようとし、アーサー王によりその策略は阻まれ、人里離れた土地に封印されてしまうブラッド・クイーン。そして1500年後、人間への復讐心に突き動かされ、長き眠りより目を覚ますのだ。映像では、ブラッド・クイーンが「ついに、我は復活した」と言い、女王の復活を祝うかのように、たくさんの不気味なモンスターたちが続々姿を現す。そして、「我と共に戦え」と命じる通り、ブラッド・クイーンは血に飢えたモンスター軍団たちを引き連れ、世界への復讐に動き出す!自身の役柄についてミラは「彼女はセクシーで洗練されている。彼女はファムファタールで、頭が良くて野心家。ただの悪役ではないの」と語り、日本でも大人気の『バイオハザード』などでのキャリアを活かせる役だったと大喜びの様子だ。『ヘルボーイ』は9月27日(金)よりTOHOシネマズほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ヘルボーイ(2019) 2019年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2019 HB PRODUCTIONS, INC.
2019年09月19日イザベル・ユペール、クロエ・グレース・モレッツという当代きっての女優2人が初共演にしてW主演を果たす『グレタ GRETA』。第32回東京国際映画祭・特別招待作品にも決定した本作から、危うく、刺激的な新場面写真が一挙に解禁された。この度解禁となったのは、ユペール演じるグレタと、クロエ演じるフランシスが見せる刺激的なシーンの数々を捉えた新場面写真が8枚。眠るフランシスの肩を抱き、目を閉じて添い寝するグレタという衝撃の1枚をはじめ、完全な無表情で窓の外に向かって手を上げるグレタ、床に倒れこみ虚ろな視線で前を見つめるフランシスなどといった刺激的なカットが…。また、左手だけ手袋をしてピアノの鍵盤に向かうグレタ、フランシスが同居する友人エリカ(マイカ・モンロー)の自宅で深刻な表情で会話を交わす様子など、想像力がかき立てられるカットが続々。何よりも、2人の迫真の演技を垣間見ることのできるカットばかりとなっている。グレタの得体の知れない行動に巻き込まれるフランシスを演じるクロエは、「長年、目にしたことがない作品だと興奮を覚えた。1980年代や90年代の映画のようで、本物の演技、真実の瞬間がスリリングで恐ろしい経験に詰め込まれている」と本作の脚本を初めて読んだ時の衝撃を語っている。また、本作のムビチケカード(価格:1,500円)が9月20日(金)より発売開始。フランシスがグレタのもとに届けるグリーンのバッグが釣り針にかけられ糸で垂らされ、グレタの恐ろしい本性を感じさせる戦慄のデザインだ。さらに、本作は10月28日(月)より開幕する第32回東京国際映画祭の特別招待作品として上映されることが決定している。『グレタ GRETA』は11月8日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月19日『レディ・プレイヤー1』のオリヴィア・クックと『スプリット』『ウィッチ』のアニャ・テイラー=ジョイの共演で贈る映画『サラブレッド』。この度、本作の主な舞台となる、アニャ演じる“お嬢様”リリーが住む広大な屋敷が映し出される本編映像がシネマカフェに到着した。コリー・フィンリー監督「この物語に欠かせないのが舞台となった屋敷だ」中核を担う屋敷を探すのは、製作チームにとって一番の難題だった。フィンリー監督と美術担当のジェレミー・ウッドワードは、不安になるほど広大で、悪いことが起こりそうな不吉な予感を漂わせる曲がりくねった廊下があり、そこでカメラを滑らかに移動させながら撮影ができる完璧な物件を探したという。「物語に動きをつけることは非常に重要だったので、ドラマチックな廊下のある屋敷が必要でした」とフィンリー監督は言う。「ほぼ一つの場面で物語が展開する映画ですが、舞台劇と同じようにはしたくなかったんです」。スタンリー・キューブリックの『シャイニング』で使われたようなステディカムによる手ブレのない映像を想定していたものの、滑らかで浮遊感のあるカメラワークを実現できるだけのスペースのある物件が見つからず、撮影が始まるほんの数週間前まで映画の中心となるロケ地が決まらないままだったそう。土壇場になって、フィンリー監督とウッドワードはボストンから南に1時間の距離にあるマサチューセッツ州コハセットで1軒の屋敷を見つけた。広大で、豪華だが仰々しすぎることはなく、距離も幅も十分な廊下や別館がそこら中に広がる屋敷だった。撮影スタッフは可能な限り多く屋敷のショットを撮ろうとしたが、最終的に映画で使われたのは物件の3分の1の範囲内に過ぎなかった。「皆この屋敷が気に入ったのですが、ある意味では恐ろしく感じていました。現実離れした場所でしたから」とフィンリー監督は言う。不吉な予感を漂わせ曲がりくねった廊下をひたすら歩くリリーの姿…本作でリリーの幼なじみアマンダを演じたオリヴィアは、「ものすごく広くて、ホコリだらけで何もない空間が広がっていて…あの屋敷にいると、不安を感じるわ」と打ち明ける。「広大な空間に囲まれるから、屋敷の中は空っぽだと感じるようになるの。あの屋敷そのものがキャラクターだったと言えるわ」。また、リリーを演じたアニャは、「皆それぞれ自分の部屋が割り当てられたの。オリヴィアは小さな男の子の部屋で、私はウサギだらけのピンクの部屋だったわ。毎朝衣装に着替える上の階の部屋は、人形や子供の思い出の品々でいっぱいだった。子供たちはずっと前にここを出て大人しか住んでないはずの屋敷だったから、ちぐはぐで気味が悪く感じたわ」と、この屋敷の印象を語っている。『サラブレッド』は9月27日(金)よりシネクイント、シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月18日映画『惡の華』で共演する伊藤健太郎と玉城ティナが、本日9月18日(水)発売の雑誌「anan」に登場していることが分かった。本作は、押見修造の累計発行部数300万部を記録した人気漫画の実写化。伊藤さんは、ひょんなことから好きな女の子の体操着を嗅ぎ、盗み、持ち帰り、一人の文学少年が徐々に己の変態性を開花させていく春日高男役に。玉城さんは、彼に詰め寄るクラスの問題児で「黙れクソムシ!」など過激なワードを連呼しするヒロイン・仲村佐和役を演じている。そんな2人が、今回同誌で本編とは180度異なった魅力を発揮。登場するのは、今回の特集にもなっている「秋のモテコスメ大賞」。カラーグラビアに映画やメイクなどに関するインタビュー記事が12ページに渡り掲載。映画では、主従関係を結びダークな青春時代を演じている2人だが、誌面では家でリラックスしている様子や、ニットとストライプシャツを着て大人っぽくキメた姿。映画をイメージしたかのような全身黒の衣装に身を包んだシックな雰囲気の写真も見られる。『惡の華』は9月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:惡の華 2019年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©押見修造/講談社©2019映画『惡の華』製作委員会
2019年09月18日有村架純と坂口健太郎が主演する「連続ドラマW そして、生きる」を再編集しスクリーン公開する『劇場版 そして、生きる』から、未公開スチールが到着した。東北、東京、フィリピンを舞台に、2011年の東日本大震災後のボランティア活動で出会った瞳子と清隆の2人が、運命に翻弄されながらも強く美しく生き抜く姿を、彼らと巡り合う人々の人生を絡めながら感動的に描いていく本作。今回の劇場版では、ドラマ全6話を凝縮し2時間に再編集。放送されなかった未公開シーンも盛り込み、新たな作品として公開する。本作の撮影は、まだ寒さが厳しい3月末に東北でスタート。先日、有村さん、坂口さんと映画の完成を見届けた月川翔監督は涙を浮かべ、「自分たちの仕事を心から誇りに思える、そんな作品になった」と手応えを語っている。そんな本作の公開に先駆け、新たに未公開スチールが3点到着。17歳の瞳子を演じた制服姿のキュートな有村さんをはじめ、坂口さん、有村さん、知英、岡山天音と気仙沼ロケでの仲良しオフショット、さらに、ボランティア活動の撮影での一枚が公開された。なお、本作は上映劇場が拡大し、全国29館で公開スタートが決定。さらに、10月以降も続々と上映劇場が決まっているという。劇場版として生まれ変わった本作に、さらに注目が集まっている。『劇場版 そして、生きる』は9月27日(金)よりイオンシネマ板橋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年09月17日映画『ゾンビ-日本初公開復元版-』が、2019年11月29日(金)にヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開される。“ゾンビ映画の金字塔”が再びスクリーンに!ジョージ・A・ロメロによる映画『ゾンビ』は、低予算ながらも世界中に“ゾンビブーム”を巻き起こしたゾンビ映画の金字塔。日本初公開から40周年を迎える2019年、メモリアルイヤーを祝して、そんな人気映画が大スクリーンにカムバック。ファンの間では“幻バージョン”とまで囁かれた「日本初公開版」が復元される。幻の「日本初公開版」とは…?「日本初公開版」とは、非英語圏の配給権を得たダリオ・アルジェントが監修を務めたバージョンに、当時の日本の配給会社が“ゾンビ”発生の説明を加え、1979年時に過激とみなされた描写に独自の編集を施した日本限定バージョンのこと。当時話題になった名シーンを忠実に復元した本作は、“あの頃”の興奮を鮮明に思い出させてくれるはずだ。■ストーリー惑星から降り注いだ光線によって地球上の死者が“ゾンビ”として復活。その群れは生者に襲いかかり、噛みつかれた者もまたゾンビへと変貌する。生ける屍たちは瞬く間 に世界を覆いつくした。テレビ局員のフラン、彼女の恋人スティーヴン、そして SWAT 隊員のロジャーとピーターはヘリコプターで脱出し、郊外の巨大ショッピングモールにたどり着く。彼ら はモール内のゾンビを排除し、何不自由の無い楽園を手に入れた。だが彼らの前に物資を狙う暴走族の一団が現れ、扉をこじ開け乱入してきた。ゾンビ、暴走族、フランたちの三つ巴の殺戮戦がはじまり、血しぶきが壁を染め、肉塊が床を埋めつくす。夜明けとともに生き残るのは果たして……。【詳細】映画『ゾンビ-日本初公開復元版-』公開日:2019年11月29日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか監督・脚本:ジョージ・A・ロメロ製作:クラウディオ・アルジェント、アルフレッド・クオモ、リチャード・P・ルビンスタインキャスト:デヴィッド・エムゲ、ケン・フォリー、スコット・H・ライニガー、ゲイラン・ロス、トム・サヴィーニ原題:Dawn of the Dead/2019年(オリジナル版:1978年)R15+配給:ザジフィルムズ前売券情報価格:1400円(税込)特典:“日本公開40周年記念ステッカー”4枚セット販売場所:ヒューマントラストシネマ渋谷 劇場窓口、映画前売鑑賞券のネット 販売専門サイト・メイジャー※数量限定※本券は全国共通特別鑑賞券
2019年09月17日ロジェ ヴィヴィエ(Roger Vivier)の2019年秋冬コレクションから、“タータンチェック”のシューズ&バッグが登場。2019年9月24日(火)から30日(月)まで松屋銀座にて開催される期間限定イベント「シネマ ヴィヴィエ(CINEMA VIVIER)」で先行発売される。展開されるタータンチェック柄のシューズは、ビジューが煌めくスクエアバックルを配したショートブーツや、ローヒールのパンプス、ハイカットスニーカー「ヴィヴ スケート」など。バッグには、ハンドバッグとしてもショルダーバッグとしても活躍してくれる「ヴァニティ バッグ」や、チェーンストラップが華やかな「トレ ヴィヴィエ ストラス」、ミニマルなメタルバックルが目を惹く「トレ ヴィヴィエ」などを取り揃える。なお松屋銀座にて開催される期間限定イベント「シネマ ヴィヴィエ」では、「ロジェ ヴィヴィエの白昼夢(Day Dream Vivier)」をテーマにしたロジェ ヴィヴィエ 2019年秋冬コレクション新作シューズ&バッグを用意。架空の“映画館”をテーマにした会場内では、クリエイティブ・ディレクター、ゲラルド・フェローニ監修によるショートフィルムを観賞できるほか、白昼夢に入り込んだ物語の主役気分で写真撮影を楽しむこともできる。【詳細】ロジェ ヴィヴィエ 2019年秋冬コレクション 新作シューズ&バッグ・トレ ヴィヴィエ ストラス ブーツ 236,000円(税込)・トレ ヴィヴィエ ストラス パンプス 203,000円(税込)・ヴィヴ スケート スニーカー 169,000円(税込)・ヴァニティ バッグ 233,000円(税込)・トレ ヴィヴィエ ストラス チェーンバッグ 186,000円(税込)・トレ ヴィヴィエ ベルトバッグ 173,000円(税込)※全て松屋銀座先行発売■期間限定イベント「シネマ ヴィヴィエ」開催日程:2019年9月24日(火)~30日(月)場所:松屋銀座1階 スペース・オブ・ギンザ住所:東京都中央区銀座3-6-1【問い合わせ先】ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパンTEL:0120-957-940
2019年09月16日実際に起きたハイジャック事件を、『荒野の誓い』『プライベート・ウォー』と公開作が相次ぐロザムンド・パイクと、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『イングロリアス・バスターズ』などの実力派俳優ダニエル・ブリュールで描く『エンテベ空港の7日間』。この度、ダニエルが本作で演じたハイジャック犯について思いを語るインタビュー映像が到着した。「暴力行為は理解できないが、ドイツ政府に嫌悪と怒りを覚える役に共感」1976年に実際に起きたハイジャック事件とイスラエル国防軍による“奇跡の救出劇”「エンテベ空港奇襲作戦」(=サンダーボルト作戦)を再検証し、可能な限り正確に史実を再現した本作。実話に基づく麻薬抗争を描いたNetflixオリジナルシリーズ「ナルコス」やベルリン映画祭金熊賞受賞の『エリート・スクワッド』などで知られる社会派監督ジョゼ・パジーリャがメガホンをとった。この度解禁となるインタビューでダニエルは、“革命細胞”という極左思想を持つ役に、「暴力行為は理解できないが、70年代当時のドイツ政府に元ナチスが残っていることに嫌悪と怒りを感じるキャラクターには共感する」とコメント。役作りについては、「“革命細胞”に関する本を読んだり、70年代のドキュメンタリーや映画を見て、外見・話し方など時代の雰囲気を感じた」と、入念な準備をして撮影に臨んだことを語る。さらに、自身が演じたボーゼを殺害した実際のイスラエル兵士と撮影現場で対面したというダニエル。「彼と話すのは興味深かったが、既にボーゼ役を演じていたので、彼とは距離をおかなければならなかった」と複雑な胸の内を語り、今回の役どころがいかに難役だったかを明かしている。『エンテベ空港の7日間』は10月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エンテベ空港の7日間 2019年10月4日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2017 STORYTELLER DISTRIBUTION CO.,LLC. All Rights Reserved.
2019年09月16日第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されたケン・ローチ監督作『家族を想うとき』から、予告編と新場面写真が到着した。『わたしは、ダニエル・ブレイク』を最後に映画界からの引退を表明していたローチ監督が、それを撤回してまで描きたかったのは、グローバル経済が加速する中で変わっていく人々の働き方と、時代の波に翻弄される「現代の家族の姿」。理不尽なシステムによる過酷な労働の中で、社会の下層から這い上がれない家族を通し、現代社会への「怒り」を描く。今回到着した映像は、30秒と短いながらも美しく力強い家族の絆を感じさせる。本部の上司に「勝つのも負けるのもすべて自分次第。できるか?」と確認され不安な表情の父リッキー。想像以上に過酷な働き方に疲弊していくリッキーとマイホーム購入を夢見て介護福祉士として必死に働くアビーという、忙しい両親とのすれ違い生活に寂しい思いを募らせていた息子セブは、「父さんみたいな負け犬にならない」と暴言を吐くなど、問題行動を起こすようになってしまう。そして、息子のために急遽仕事を休んだリッキーに対し「仕事に穴を開けるなら制裁金100ポンドだ」と追い討ちをかけてくる上司に、家族を守ろうと必死に声を荒げるアビーといった姿も。一変して、車の中で楽しそうに踊る家族や、配送を手伝った娘ライザと父とのシーンなど、幸せそうなひとときも描かれている。また予告編と併せて公開された場面写真には、リッキーの険しい表情や、アビーが仕事で介護をしている場面。さらに、配送の合間にトラックの荷台でリッキーとライザが談笑したり、食卓を囲む幸せそうな家族が切り取られている。『家族を想うとき』は12月13日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:家族を想うとき 2019年12月13日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開©Joss Barratt, Sixteen Films 2019
2019年09月16日松尾スズキが監督・脚本・主演を務める妥協なきR18復讐コメディ『108~海馬五郎の復讐と冒険~』。この度、本作で主人公の復讐のきっかけを作った堀田真由演じる赤井美月の場面写真が到着した。本作は、愛する妻がSNSに投稿した浮気写真を見て激怒した主人公・海馬五郎が、投稿についた「いいね!」の数だけ女を抱き、たった1か月で資産1000万円を使い切るという復讐を始める…。堀田さんは、連続テレビ小説「わろてんか」では主人公の妹役を演じ、「チア☆ダン」「3年A組―今から皆さんは、人質です―」『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』などの話題作への出演も相次ぐ、いま注目の若手女優。今作で演じるのは、海馬に妻・綾子の浮気写真をリークし、海馬がとんでもない復讐を思いつくきっかけを作った売れない女優・赤井美月だ。到着した場面写真では、海馬に指をくわえさせ、ベッドに横たわり微笑む小悪魔的な一面が垣間見える。そんな清純そうな出で立ちで可愛い顔をしながらも、海馬にとってあまりに残酷な現実をこれでもかと突きつける美月役は、松尾監督曰く「見た目は癒し系、でもしたたかな女の子」というイメージでキャスティングを行ったそう。また「こういう子におじさんはイチコロになるのかな」と堀田さんの印象を語っている。20歳(撮影当時)とは思えない、強かな大人の表情も本作では注目だ。『108~海馬五郎の復讐と冒険~』は10月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:108~海馬五郎の復讐と冒険~ 2019年10月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2019「108~海馬五郎の復讐と冒険~」製作委員会
2019年09月13日『イップ・マン』シリーズや『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などで日本でも大人気のドニー・イェンが、初めて学校の教師を演じる『スーパーティーチャー 熱血格闘』(原題:BIG BROTHER/大師兄)の日本公開が決定。シネマート新宿、シネマート心斎橋で開催される「のむコレ3」にて上映され、全国でも順次公開される。本作は、香港で最低の成績を記録する中高一貫の学校を舞台に、元アメリカ海兵隊出身の男が教師となって、不良や問題児が揃うクラスの担任となり、自身の経験やテクニックで生徒たちの心を掴んでいきながら学校の意識も変えていく、アクション満載かつ、胸アツの学園ドラマ。日本でこれまでに描かれた学校教師ものといえば、「3年B組金八先生」や「スクールウォーズ」「GTO」といった熱血先生ものが人気を博していた。だが、ドニー・イェンが演じる教師は、とにかく半端なく強い。生徒たちを守るために、総合格闘家や地上げの連中ともバトルを繰り広げるなど、身体で見せていく教師を演じている。主演とプロデューサーはドニー自らが手掛け、共演には、『モンキー・マジック 孫悟空誕生』のジョー・チェン、『スペシャルID特殊身分』のユー・カン、『ドラゴン×マッハ!』のドミニク・ラム、『ショックウェイブ爆弾処理班』のフェリックス・ロクといった芸達者なバイプレイヤーを揃えている。また、話の中心となる生徒役には、中国の男性アイドルグループ「Mr.BIO」のメンバーとして活躍するジャック・ロク、本作品で映画デビューとなったブルース・トン&クリス・トンの双子兄弟、香港TVBのドラマや歌手として活躍するグラディス・リー、そして新鋭ゴードン・ラウといったフレッシュな俳優を配している。監督は『イップ・マン』シリーズをはじめ、数多くのドニー・イェン作品で助監督をつとめてきたカム・カーワイ。アクション監督には、ドニーのアクションチームの要であり、『るろうに剣心』シリーズのアクション監督として世界でも知られる谷垣健治が担当している。『スーパーティーチャー 熱血格闘』は11月15日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月13日「ハリー・ポッター(TM) シネマ・コンサート」第3弾が年末12月28日(土)&29日(日)の2日間に開催されることが決定。『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(TM)』を上映する。シネマ・コンサートは、名作映画の音楽パートを奏でる東京フィルハーモニー交響楽団の生演奏と共に巨大スクリーンで映画が上映され、映画をライブ感覚で味合うことができる本物志向の世代に人気のエンターテインメント・ショー。「ハリー・ポッター」シリーズとしては、2016年夏に『ハリー・ポッターと賢者の石(TM)』を国内4都市で、2017年夏に『ハリー・ポッターと秘密の部屋(TM)』を開催。シリーズ第3弾となる今回は、2004年劇場公開の『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を東京フィルハーモニー交響楽団の生演奏と共に600インチの大スクリーンで上映。ジョン・ウィリアムズのアカデミー賞ノミネートの名スコアを聴きながら、J.K.ローリングの魔法の世界を体験できる。指揮は、かつてジョン・ウィリアムズのアシスタントも務め、欧米アジアで活躍する若手指揮者・原田慶太楼。「ハリー・ポッター」シリーズのシネマ・コンサートは、2016年、米・シネコンサーツ社とワーナー・ブラザーズ・コンシューマー・プロダクツにより発表されて以来、全世界で130万人以上のファンを魅了してきた。プロデューサーのジャスティン・フリーアは「『ハリー・ポッター』シネマ・コンサートシリーズは、世界中のファンを魅了し続けている、唯一無二の文化的現象です。大スクリーンに映し出されるこの愛すべき映画を鑑賞しながら、その素晴らしい音楽をオーケストラの生演奏で体験できる機会をお届けできることをとても嬉しく思っています。生涯、忘れることのできないイベントになることでしょう」と、コンサートの魅力を語っている。「ハリー・ポッター」シネマ・コンサート『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』は12月28日(土)、12月29日(日)東京国際フォーラムにて開催。(text:cinemacafe.net)
2019年09月12日前作『ゲット・アウト』でアカデミー賞脚本賞を受賞したジョーダン・ピール監督と、敏腕プロデューサーのジェイソン・ブラムがタッグを組み、アカデミー賞女優ルピタ・ニョンゴを主演に迎えた『アス』。9月6日(金)より公開された本作が、公開3日間で動員数&興行収入共に『ゲット・アウト』対比で約130%となる大ヒットとなっていることが分かった。全米では初登場No.1、オリジナル・ホラー作品&オリジナルR指定作品のオープニングで歴代1位を更新し(Box Office Mojo調べ)、米映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」で好評価94%と大絶賛された本作。アメリカでの大ヒット&大絶賛を受けて、日本でも公開前から話題となり、情報解禁されるや『ゲット・アウト』ファンを中心に早くもSNS上では大盛り上がり。映画評論家&ライター、各界著名人からコメントも続々と到着していた。そんな中、ついに公開を迎えると、9月6日(金)~9月8日(日)までの3日間で動員数2万6,399人、興行収入3813万4,800円(全国57館)を記録。日曜日は大型台風直撃にも関わらず、前作に引き続きサプライズ・ヒットとなっている。国内最大規模の映画レビューサイト「coco」では、「なんとも言えない不気味さと、ホラー的な怖さは前作の方があったけど、今回も設定の奇抜さを納得させちゃう感じが上手い」「暴走する厭な緊迫感に引き込まれた。赤い服の自分、ハサミ、うさぎも印象に残る」「人の命を粗末にしていると、いつか神から天罰が下るという世紀末を感じた」「考えれば考えるほど恐怖!」と、“わたしたち”(US)に襲われるという不穏な設定に加え、「予想とは全く違う映画」「不穏さを漂わす音楽も見事」「ラストでぞっとしてしまった」「最後の最後に全てをひっくり返す内容には拍手しかない」と、想像を超える展開と衝撃的なラストに触れる声が続出。「役者たちの演技がすごい!子役たちが上手い」「L.ニョンゴの怪演は素晴らしい」「ルピタニョンゴの表情が物語の恐ろしさを増幅」と、キャスト陣、とりわけ主人公アデレードを演じたルピタの怪演ぶりが注目を集めている様子。さらに、『トイ・ストーリー4』のユーモアに溢れた毒舌新キャラコンビ、ダッキー&バニーを相棒のキーガン=マイケル・キーとつとめるなど、もともとコメディ畑のジョーダン・ピール監督だけに、「怖いのに会場に度々笑いが起きる。バカバカしく脱力する笑い」「シリアスなシーンに突然ぶっこまれる笑いの加減とか、好きだなあ」といったコメントも寄せられている。『アス』はTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アス 2019年9月6日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2018 UNIVERSAL STUDIOS
2019年09月11日昨年のヴェネチア国際映画祭で作品賞<InterFilm部門>&男優賞<オリゾンティ部門>を受賞し、東京国際映画祭でも話題となった『テルアビブ・オン・ファイア』から、驚きと笑い満載の予告編と日本版ポスタービジュアルが解禁となった。人気ドラマの結末をめぐり民族が対立!? 笑撃のラストに世界が喝采主人公となるのは、人気メロドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」の制作現場で出演者の言語指導として働いている、エルサレムに住むパレスチナ人青年のサラーム。撮影所に通うために、毎日面倒な検問所を通らなくてはならない。ある日、サラームは検問所のイスラエル軍司令官アッシに呼び止められ、咄嗟にドラマの脚本家だとうそをついてしまう。アッシはドラマの熱烈なファンである妻に自慢するため、毎日サラームを呼び止めては脚本に強引にアイディアを出し始める。困りながらも、アッシのアイディアが採用されたことで、サラームは脚本家に出世することに。しかし、ドラマが終盤に近付くにつれ、結末の脚本をめぐって、イスラエル側を良く見せたいアッシとリアリティを求めるパレスチナ側のドラマ制作陣の間でサラームは板挟みに!果たして、彼が最後に振り絞った“笑撃”のエンディングとは!?今回解禁された予告では、TVドラマの現場で働くパレスチナ人の主人公サラームが、ひょんなことから検問所でイスラエル軍司令官と出会い、司令官からもらったアイディアによって脚本家へと出世していく姿が映し出される。その後も家庭料理のフムスと交換に、司令官から脚本の助言をしてもらい、民族も立場も違う2人が意気投合!しかし、ドラマ終盤になるにつれ、パレスチナ人のドラマプロデューサーとイスラエル人の検問所司令官との間で意見が食い違い、2人の民族間で板挟みとなるサラームは何者かに拉致されてしまう。さらには、降板すると言い始めた主演女優、幼なじみからもプレッシャーをかけられ、窮地に立たされるサラーム。彼がどんなエンディングを書いたのか、期待感を抱かせる映像となっている。また、日本版ポスターでは、パレスチナ人青年とイスラエル人の検問所司令官が対峙するも、“紛争なし!爆撃なし!笑いあり!”のコピーとともに映画のキーアイテムである中東の家庭料理フムスや、メロドラマの写真も配され、笑撃的な展開を予感させている。『テルアビブ・オン・ファイア』は11月22日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月11日カンヌ映画祭を震撼させた、美しくも切ない究極の北欧ミステリー『ボーダー 二つの世界』の公開記念として、同じヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト原作の小説を映画化した『ぼくのエリ 200歳の少女』の限定上映が決定した。同級生たちにいじめられ孤独を抱える少年オスカーにおとずれる初恋を描く本作は、“スウェーデンのスティーヴン・キング”と称されるヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの小説「MORSE -モールス-」を原作者自ら脚色し、スウェーデンで映画化された。その後、米国でのリメイク版も製作され、英国では舞台化も遂げている。『ボーダー 二つの世界』のアリ・アッバシ監督もこの映画から大きな影響を受けたそうで、「『ぼくのエリ 200歳の少女』は、映画が何か新しいものを発明したと言える作品だ」と手放しで絶賛。『ボーダー』に至るスウェーデン映画製作の誘いに対して、彼はリンドクヴィスト原作の映画化以外の企画はやりたくないと答えたほどだったという。2008年トライベッカ国際映画祭グランプリなど世界各国で60もの賞を獲得、Rotten Tomatoesでも満足度98%を誇り、日本にも多くの熱狂的なファンを持つ名作中の名作といえる本作。マスコミ試写で『ボーダー』を観たライターたちからは『ぼくのエリ』との類似点を挙げる声も多く、『ボーダー』公開前の予習としても見逃せない。『ぼくのエリ 200歳の少女』は10月4日(金)から10日(木)までヒューマントラストシネマ渋谷にて公開。『ボーダー 二つの世界』は10月11日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくのエリ 200歳の少女 2010年7月10日より銀座テアトルシネマ、8月21日よりテアトル梅田ほかにて全国順次公開© EFTI_Hoyte van Hoytemaボーダー 二つの世界 2019年10月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開©Meta_Spark&Kärnfilm_AB_2018
2019年09月11日