“姿の見えない少年”と“盲目の少女”の小さな恋の物語を描いた『エンジェル、見えない恋人』が10月13日(土)よりついに公開。このたび、『神様メール』などを手がけた映画監督でもある本作の製作総指揮ジャコ・ヴァン・ドルマルと、この不可思議なラブストーリーのメガホンをとったハリー・クレフェン監督のインタビュー映像がシネマカフェに到着した。姿が見えない男の子エンジェルと、目が見えない女の子マドレーヌの幸福の日々。声と匂い、気配や息遣い、体が触れ合った感触、そして相手への想いが凝縮されたシンプルな言葉で、2人は互いの存在を求め合う。やがてマドレーヌの視力が回復した時の、エンジェルの葛藤。自分の秘密を打ち明けるべきか悩む彼の焦燥が、映画を観る我々にもひしひしと伝わってくる1本だ。この度、解禁された2本のインタビュー映像では、まず映画の製作秘話をはじめ、製作を担当したドルマルとクレフェン監督が旧知の仲であることや、いかにして予算を作り、映画製作にこぎつけたかが語られている。また、もう1本の映像では、“姿の見えない少年”の存在をどのように表現していったのか、スタッフのあらゆるアイデアを取り入れた撮影の様子が映し出され、「徹底的に観客の目線が主人公と同化するようにした」と、自信を込めて語る監督の姿が収められている。『エンジェル、見えない恋人』は10月13日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エンジェル、見えない恋人 2018年10月13日よりヒューマントラストシネマ 有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開©2016 Mon Ange, All Rights Reserved.
2018年10月12日ドキュメンタリー映画『We Margiela マルジェラと私たち』が、2019年2月8日(金)からBunkamuraル・シネマほか全国で順次公開される。マルジェラ初のドキュメンタリー『We Margiela マルジェラと私たち』は、メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)の創業者・デザイナーであるマルタン・マルジェラの秘密に迫る初のドキュメンタリー。ファッショニスタから熱烈に支持され、メディアには匿名性を貫いたマルタン・マルジェラは、インタビューには顔を出すことなく、書面のみで回答。「I=私」ではなく「We=私たち」として、質問に答えている。2008年以降、表舞台から突然姿を消したファッション界の異端児、マルタン・マルジェラに一体何があったのか?証言からマルジェラ激動の20年間が明らかに作中では、マルタン・マルジェラと共にモードを築いたブランドの共同創始者ジェニー・メイレンス、初期のデザインに関わっていたミス・ディアナことディアナ・フェレッティ・ヴェローニ、メイクアップ・アーティストのインゲ・グログニャール、自身のブランドを持つルッツ・ヒュエル、現在アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)にて活躍中のハーレー・ヒューズなど、当時のクリエイティヴ・スタッフの「私たち」が、今まで語られることのなかった激動の20年間を語り始める。数々のアーカイブと証言から、傷ついた天才と引退の舞台裏が明らかになっていく。詳細映画『We Margiela マルジェラと私たち』公開日:2019年2月8日(金) Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開監督:メンナ・ラウラ・メイール出演:ジェニー・メイレンス(声のみ出演)、ディアナ・フェレッティ・ヴェローニ(ミス・ディアナ)ほか原題:We Margiela
2018年10月12日第90回アカデミー賞、第75回ゴールデン・グローブ賞、外国語映画賞など、数々の賞を受賞し世界を震撼させた北欧ホラー『テルマ』。本作で映画デビューを飾った新人女優カヤ・ウィルキンスの場面写真が、この度お披露目となった。■ストーリーノルウェーの人里離れた田舎町で、信仰心が深く抑圧的な両親のもとに育った少女テルマ。なぜか彼女には、幼少期の記憶がない。オスロの大学に通うため一人暮らしを始めたテルマは、同級生のアンニャと初めての恋におちる。募る欲望と罪の意識に引き裂かれながらも、奔放な彼女に強く惹かれていくテルマ。 だが、それは封印されたはずの“恐ろしい力”を解放するスイッチだった…。テルマは不可解な発作に襲われるようになり、その度に周りで不気味な出来事が起こる。そして、アンニャが忽然と姿を消してしまう。果たして、テルマの発作とアンニャ失踪の関係は?両親が隠し続けてきたテルマの悲しき過去が明かされる――。■期待の新星!ヨアキム監督を唸らせたカヤ・ウィルキンス本作で初の演技を披露することとなったカヤ・ウィルキンスは、スウェーデン系アメリカ人で、オケイ・カヤ(Okay Kaya)という名前でアーティスト、モデル、ミュージシャンとしても活動。監督のヨアキム・トリアーたっての希望で出演が決定し、エイリ・ハーボー演じる主人公テルマと惹かれ合い恋に落ちるアンニャを演じている。ヨアキムは「ミュージシャンとして活動している彼女をずっと気になっていて、今回映画に出演して欲しいと説得したんだ。演技経験がないとは思えないほど、俳優としての才能も持ち合わせていたよ」と、カヤの演技力を絶賛。「すべてのことを簡単にこなしてしまうタイプで、いわば天才肌だね!」と女優としての才能を認め、ストレスが続く撮影の日々の中でも周囲の人を癒し続けるカヤに対し、「最高にクールな女性だよ」と語っている。また主役を演じたエイリも「カヤとの仕事はとても素敵な経験だったわ」と撮影をふり返り、「オーディションにやってきたとき、一目で魅了されたの」とカヤの演技に驚かされた様子を語る。撮影を終えたいまでもエイリとカヤの友情関係は続いているそうで、カヤと出会えたことをとても幸せに思っていると語るエイリの口ぶりからも、2人のリラックスした雰囲気が伺える。今年6月にデビューアルバム「Both」をリリースし、カヤが監督を務めたメロウで独創的な世界観を併せ持つ新曲「Vampire」のミュージックビデオも話題を集めいてるカヤ・ウィルキンソン。今後要注目の人物としてチェックしたい。『テルマ』は、10月20日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:テルマ 2018年10月20日よりYEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開©PaalAudestad/Motlys
2018年10月10日黒木華、樹木希林、多部未華子が初共演し、茶道を通してひとりの女性が成長する姿を描く映画『日日是好日』。この度、公開に先駆け9月15日に亡くなった樹木さんが本作について語るインタビュー映像が公開された。■原作者と接し、役柄像が変化到着した映像は、昨年12月中旬、樹木さんがオールアップした際に撮影したもの。本作で樹木さんが演じたのは、お茶の先生という枠を超え、“人生の師匠”として大きな包容力で黒木さん演じる主人公・典子、多部さん演じるいとこの美智子たちを導いていく武田先生。そんな先生の役作りについて樹木さんは、台本を見て最初は「大変かな」と思ったそうだが、原作者・森下典子と接したことで、「普段は普通のおばさんでもいいかな、と肩の力が抜けました」と語る。本作で重要な初釜のシーンの撮影については、「それがおかしいんだけどね」と言い始めると、「私よりも、主だったスタッフ全員が私以上に練習しているの。だからすごく捌きがいいの。進行もいいの。スタッフがあれだけお茶をやったというのは大変な収穫だろうと」と言い、「それはきっと画面に出るだろうと思ってます」と作品への期待感をにじませる。■主演・黒木華について――「一番理想的な役者の姿」今回初共演となった黒木さん(典子役)については、「思った通りの、実に柔らかくてすべてのものをスイっと受け取って自分の中で消化してスイっと出す。そして自分の肉体というものを固めない。普通の女優さんだと普段の顔をいろいろ、かたち作っちゃう。普段は淡泊にしておいて、役のときに変わるという、一番理想的な役者の姿じゃないかなと」と印象を明かし、また「黒木さんが典子をやると言った段階でこの作品は成立したなと思いました」と絶賛した。■「見どころは自分で見つけて」本作の見どころについて尋ねると、「よく、そういうおんぶにだっこの質問をするの。見どころは、なんて。見どころは自分で見つけてください、というのが観た方へのお願いなんですけど」と笑う。そんな苦言を呈しつつも、「“こんなふうに何でもないことを、毎年同じことができるということが本当に幸せなんですね”という武田先生のセリフがありますが、やはりそこに行きつく、今の時代に必要な作品になればいいなと思いました」思いを明かす。■「誰でも踏み迷う」心に響く言葉――さらに、それぞれの考え方で生きる道に悩み迷う典子と美智子になぞらえてか、「みんな誰でも踏み迷うのね。若くても年とっても。75歳、後期高齢者になった私が踏み迷わないかというと、とんでもない。毎日、あっと言って踏み迷うわけでしょ。そんなの当たり前、人間としてはね」と年齢関係なく踏み迷うのだと言い、「そんなときに、みなさんのそれぞれ生活の中に、長く続けているもの、趣味と言うかな、そこへ行くとあまり無理しなくても自分をふと置ける場所を作っておくといいかもしれませんよ」とメッセージを寄せている。『日日是好日』は10月13日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、渋谷シネクイント、イオンシネマほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:日日是好日 2018年10月13日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開©2018「⽇⽇是好⽇」製作委員会
2018年10月10日青春小説の金字塔として世代を超えて愛されている不朽の名作「ライ麦畑でつかまえて」に、心を奪われた青年の成長を描く『ライ麦畑で出会ったら』が10月27日(土)より公開される。本作の「ライ麦畑でつかまえて」に熱中する主人公や、小説家を目指す少年、バンドを組み猛特訓する少年…。そんな学校の中でも冴えない存在だった彼らが何かに夢中になるとき、いつの間にか仲間ができて、日常は輝きだし、やがて困難を乗り越えた先には成長が待っている。そんな爽やかな感動をもたらす、珠玉の青春映画3作品をピックアップ。■初めて知る友情、恋を鮮烈に描く…『ウォールフラワー』(2012)チャーリー(ローガン・ラーマン)は、小説家を志望する16歳の少年。高校入学初日にスクールカースト最下層に位置付けられ、ひっそりと息を潜めて日々をやり過ごすことに注力していた。だが、そんな彼の生活は、陽気でクレイジーなパトリック(エズラ・ミラー)、美しく奔放なサム(エマ・ワトソン)という兄妹との出逢いにより、一変する。初めて知る“友情”、そして“恋”。世界は無限に広がっていくように思えたが、チャーリーがひた隠しにする、過去のある事件をきっかけに、彼らの青春の日々は思わぬ方向へ転がり始めるーー。「ライ麦畑でつかまえて」の再来といわれた小説を、原作者スティーヴン・チョボスキー自らがメガホンをとって映画化。現在活躍中の人気俳優の競演も見どころ。■バンドに打ち込む少年の恋と青春…『シング・ストリート 未来へのうた』(2016)1985年、大不況のアイルランド・ダブリン。父親の失業のため公立の荒れた学校に転校させられ、家では両親のけんかで家庭崩壊寸前、人生のどん底を迎えた14歳のコナー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)。音楽狂いの兄(ジャック・レイナー)と一緒に、隣国ロンドンのMVをテレビで見ている時だけが幸せな時間だった。ある日、街で見かけたラフィナ(ルーシー・ボーイントン)の大人びた美しさにひと目で心を打ちぬかれたコナーは、「僕のバンドのPVに出ない?」と口走る。慌ててバンドを組んだコナーは、無謀にもロンドンの音楽シーンを驚愕させるPVを撮ると決意、猛特訓&曲作りの日々が始まるーー。『はじまりのうた』ジョン・カーニー監督の実体験がベースとなった本作は、人気の“爆音”上映でも必ずといっていいほどラインナップに入る青春音楽映画。■原作者を探す旅が冴えない少年を変える…『ライ麦畑で出会ったら』(2018)学校に馴染めないジェイミー(アレックス・ウルフ)は、若者のバイブル「ライ麦畑でつかまえて」の主人公ホールデンに共感し、自分こそが真の理解者だと思い込む。自身が書いた脚本の舞台で主演することだけを支えにしていたが、舞台化するには原作者J.D.サリンジャーの許可が必要不可欠。そこで、ジェイミーと演劇サークルで出会った少女ディーディー(ステファニア・オーウェン)とのサリンジャーを探す旅が始まる。2人は無事にサリンジャーを見つけ出すことができるのか…?実話を元にした本作は、すでに世界各国の映画祭で10以上の賞を受賞、新たな青春映画の傑作と話題を呼んでいる。主演を務めるのは、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』でドウェイン・ジョンソンの“中身”の気弱なゲームオタク男子を演じたアレックス・ウルフ。『ライ麦畑で出会ったら』は10月27日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウォールフラワー 2013年11月22日よりTOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.ライ麦畑で出会ったら 2018年10月27日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開©2015 COMING THROUGH THE RYE, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2018年10月08日太賀が主演を務め、吉田羊と共演することで話題の『母さんがどんなに僕を嫌いでも』。この度、本作から太賀さんの新たな場面写真がシネマカフェに到着。福田雄一監督による日テレ系日曜ドラマ「今日から俺は!!」も控える中、若手俳優の中でもその演技力と存在感で一目置かれる彼に注目した。今年は『海を駆ける』『50回目のファーストキス』、そして本作に加え、『十年 Ten Years Japan』『来る』と、5本の映画に名を連ねている太賀さん。1993年生まれ、『那須少年記』(08/初山恭洋監督)で映画初主演を果たした太賀さんは、『桐島、部活やめるってよ』『ほとりの朔子』、主演映画『走れ、絶望に追いつかれない速さで』などで頭角を現し、宮藤官九郎脚本のドラマ「ゆとりですがなにか」で大きく注目を集めた。コメディからシリアスな作品まで数多く出演し、役者としての幅をますます広げているところだ。もちろん、本作でも確かな演技力を発揮。演じるのは、幼少期にネグレクトを受けた主人公・タイジ。どこか周りに馴染めずに自分の殻に閉じこもっている青年が、周囲の人たちの愛にふれ、次第に心を開いていくという難しい役どころを見事に演じ切っている。今回到着した場面写真からも、誰かを見つめる憂いを帯びた表情や、スーツ姿で明るさを装う表情、母・光子(吉田さん)へ向けられる不器用ながらも温かな表情など、感情の機微が感じ取れる。劇中で大きな成長を遂げる青年・タイジを演じた彼は、その成長過程でどのような演技を見せてくれるのか、期待が膨らむ場面写真となっている。2019年も多くの作品に引っ張りだことなる太賀さん。その人気ぶりも納得の、ひと際輝く演技力に注目していて。『母さんがどんなに僕を嫌いでも』は11月16日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、イオンシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母さんがどんなに僕を嫌いでも 2018年11月16日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、イオンシネマほか全国にて公開Ⓒ2018「母さんがどんなに僕を嫌いでも」製作委員会
2018年10月07日キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーが、個性が強すぎて恋愛も人生もうまくいかない男女を演じたラブストーリー『おとなの恋は、まわり道』の公開日が12月7日(金)に決定。併せて、本作で4度目の共演を果たす2人の2ショット場面写真が公開された。カリフォルニア南部ののどかな自然と美しい街並みを背景に、運命の出会いなんて信じない男と、運命のひとを見つけたい女が、まさかの恋におちていく顛末をスパイスのきいたユーモアを添えて描く本作。『マトリックス』シリーズで世界を制したキアヌ・リーブスと『シザーハンズ』で世界の恋人になったウィノナ・ライダーが、約10年ぶり4度目の共演を果たすことでも話題となっている。過去には交際のうわさもされたほどの2人だが、今回の共演は、リンジー役を引き受けることを決めたウィノナが、旧友キアヌに脚本を送ったことで実現したという。今回解禁された2ショット写真には、最悪の出会いを果たした直後、飛行機の席で隣り合わせる場面。互いに厳しい視線を向け合い、険悪なムードが漂っている。このときの2人は、これからあらゆる場面でペアにさせられることなど知る由もなかった。続いて、いたたまれず結婚式を抜け出して散歩をするフランクとリンジーの前に、とある動物が現れる場面。絶体絶命の状況にも関わらず、2人の皮肉の応酬は止まらない。果たしてどうやってこの危機を乗り越えるのか、この後フランクのとる行動は必見だ。さらに、うんざりするような結婚式を乗り切った2人。清々しいはずが、帰りの飛行機を降りてタクシー乗り場へと移動する場面では、なぜかうつむき気味の表情だ。不機嫌な表情でホテルへの迎えの車を待つ場面や、結婚式の会場付近で言い争う場面、別れを惜しむハグの様子など、2人の関係の変化を感じさせる写真が合わせて8枚解禁されている。ちなみに画像のほとんどは2人しか登場していないが、実は本作ではキアヌとウィノナ以外に、セリフのある登場人物がおらず、ほとんどが2人の会話のやり取りのみで進行する。90年代に一世を風靡し、いまも現役のハリウッドスターが見せる大人の恋愛ドラマに注目してみて。『おとなの恋は、まわり道』は12月7日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おとなの恋は、まわり道 2018年12月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2018年10月05日長く続いた猛暑も収まり、ゆっくりと芸術を楽しめる秋が到来。邦画・洋画共に、この秋も注目作が多数公開を控えているが、中でもおすすめしたいのが、“姿の見えないピュアで切ない恋愛映画”2作品。何が幸せで何が不幸なことなのか、愛する人の姿は見えても自分の姿は見えないという視点から、“本当に大切なもの“を見つけ出そうとする2作品をまとめてチェック!◆“姿の見えない少年”と“盲目の少女”の恋の物語――『エンジェル、見えない恋人』1作品目は、『神様メール』『ミスター・ノーバディ』のメガホンをとった“ベルギーの至宝”ジャコ・ヴァン・ドルマルが製作総指揮を務める『エンジェル、見えない恋人』。本作は、目に見えない存在として生まれた青年“エンジェル”と、盲目の少女“マドレーヌ”が惹かれあう、とびきりピュアで切ない、小さな恋の物語。2人は声と匂い、気配や息遣い、体が触れ合った感触、そして相手への想いが凝縮されたシンプルな言葉で、互いの存在を求め合っていく。やがて、マドレーヌの視力が回復したときの葛藤、自分の秘密を打ち明けるべきか悩むエンジェルの焦燥が、観る者にもひしひしと伝わってくる。キャストには、美しく成長したヒロインのマドレーヌ役に、本作が長編映画デビューとなる新星フルール・ジフリエ。マドレーヌ役は、彼女を含めて幼少期、10代の思春期と3人の女優が演じているが、その切り替わりには気づかなかったという観客も居たほどで、少女から大人までの自然な成長は必見。そして、エンジェルの母親ルイーズ役には、『シンドラーのリスト』『わたしたちの宣戦布告』のエリナ・レーヴェンソンが演じる。見えない男の子エンジェルを語り部に、ほぼ全編彼の視点を通した映像世界で綴られていく本作。詩的で幻想味あふれる映像美に注目だ。◆自分のいなくなった世界で…ある男の切なくも美しい物語――『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』続いて、『ムーンライト』『レディ・バード』など話題作を続々と配給し続けている北米の映画会社A24が贈る、ケイシー・アフレックとルーニー・マーラの共演作『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』。本作の主人公は、なんとシーツ姿のゴースト。田舎町の小さな一軒家に住む若い夫婦のCとMは幸せな日々を送っていたが、ある日、夫Cが交通事故で逝去。妻Mは病院でCに遺体にシーツを被せて病院を去るが、死んだはずのCはシーツを被った状態で起き上がり、そのまま妻が待つ自宅まで戻ってきて――と、自分のいなくなった世界で残された妻を見守り続ける、ひとりの男の切なくも美しい物語を描く。キャストには、不慮の事故死を遂げ、シーツ姿の幽霊となって彷徨い続ける夫C役をケイシー、1人残され悲しみに暮れる妻M役をルーニーと、実力派が共演。『セインツ -約束の果て-』『ピートと秘密の友達』のデヴィッド・ロウリー監督が、幻想的で少し切ない物語を作り上げた。ファンタジックな印象を受ける2作品。ぜひこの秋は、切なくも美しいこの物語をチェックしてみて。『エンジェル、見えない恋人』は10月13日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野ほか全国にて順次公開。『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』は11月17日(土)よりシネクイントほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:エンジェル、見えない恋人 2018年10月13日よりヒューマントラストシネマ 有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開©2016 Mon Ange, All Rights Reserved.A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー 2018年11月17日より全国にて公開©2017 Scared Sheetless, LLC. All Rights Reserved.
2018年10月04日現在公開中のアジア各国で数々の記録を塗り替えるまでの一大ムーブメントとなったクライム・エンターテインメント『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』が、各回で満席が続出しており、公開2週目も好調を維持と大ヒット街道邁進中。そんな大ヒットを記念し、本編より冒頭映像と新場面写真が到着した。■ストーリー天才的な頭脳を持つ女子高生リンは、進学校に特待奨学生として転入を果たす。友人のグレースをテストの最中に“ある方法”で救ったリンは、グレースの彼氏・パットから“ビジネス”をもちかけられる。それは、試験中により高度な方法で多くの学生に解答を教え、答えと引き換えに代金をもらうというもの。しかし、学校が誇るもう一人の天才・生真面目なバンクとの出会いが波乱の種に…。ビジネスの集大成として、世界各国で行われる統一入試<STIC>に挑もうとするリンたちだったが…。■満席続出! 緊急拡大上映も!本作は、アジア各国で深刻な社会問題となっている受験戦争を背景に、中国で実際に起きた集団不正入試事件をモチーフにした第一級のクライム・エンターテインメント。9月22日より東京・新宿武蔵野館1館でスタートした本作。初日の初回から14回連続満席を記録し、台風で休映した回があるにもかかわらず、全国3館で2週目の土日の動員は1445人、興行収入は2,233,200円を記録。30日までの上映で、3館合計全42回のうち34回が満席完売となり、累計興行収入は6,949,700円に。また、急遽ヒューマントラストシネマ有楽町での上映も開始し、さらに、10月5日(金)からはMOVIX昭島で、6日(土)からは川崎チネチッタでの緊急拡大公開が決定。今後もさらなる広がりが見込まれる。■映画ファンも納得の映画! 「今年度ベスト級!」「全く飽きない」新宿武蔵野館での男女比は半々。シニアを含む幅広い年代層を集客し、特に初週と比べると中学生・高校生の比率が高くなって観客層の広がりを感じさせている本作。一方、ヒューマントラストシネマ有楽町では、30代~50代の男女の2人連れが比較的多く見受けられ、日頃同館に通い慣れている映画ファン層を中心に動いている模様だ。国内最大規模の映画レビューサイト「coco」によれば、レビュアー満足度は100%、ポジティブ(好評価)指数は96%と高い数値を出しており、「きたっきた観了作品中今年度ベスト級!」「めちゃくちゃ面白かった」「バレるかバレないか、逃げ通せるのかといったハラハラ感があるので全く飽きない」「カンニングを通して社会問題を提起した監督の視点に感服した」「単にスリリングなだけじゃない、深いドラマがあった」「これは超お勧め作品」と絶賛のコメントがずらり。さらに、「タイ映画を観たのは多分初めてだけど違和感はゼロ」とタイ映画初心者でも観易いといった声や、「主人公の少女に惚れた」「主人公のリンは蒼井優に通じる美しさと存在感があった」「主役のリン役の子がめちゃくちゃよかった」と、映画初出演にして初主演という大役を見事に果たし、華々しいデビューを飾った天才的な頭脳を持つ女子高生リン役のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンに魅了される観客も。■冒頭映像解禁!そしてこの度の大ヒットを記念し、本作の冒頭映像が公開!主人公リンが取り調べを受けるシーンからスタートする本映像では、「私の成績ならSTICに合格できます」と自信たっぷりに答え、不正行為を否定しながらも不敵な笑みを浮かべる。続いて時は遡り、進学校に転入するための面接の場面から物語が始まる…。今回主人公のリン役を演じたチュティモンは、モデルとして活躍し、演技未経験ながら映画初主演をオーディションで射止めた。また本国公開後人気が大爆発し、中国映画への出演も決定しているなどアジアでも一目置かれる存在に。映像では、真面目で大人しそうな風貌からカンニング・ビジネスを遂げ、見た目にも表情にも変化を遂げてしまう様子が映し出されている。本作が長編2作目となるナタウット・プーンピリヤ監督は、本作におけるリンの人物造形に特にこだわったそう。作中ではリンを「左利き」の人物と設定。右利きであるチュティモンは、撮影前から左利きの訓練をこなし撮影に臨んだという。■日本での大ヒットを受け、プーンピリヤ監督から喜びのコメントも到着日本で私の映画を大歓迎してくださった皆さんに、スタッフや出演者を代表して心より感謝申し上げます。日本での反響の大きさに本当に興奮しています。個人的には、映画はお互いの文化を理解しやすいメディアだと思っています。日本の皆さんがこの映画を娯楽として見る以外にも、日本とタイの若者の違う点もよく分かると思います。ですが、隣人どうしであるタイ人と日本人は理解し合えると思うのです。映画を気に入ったら周りの人にもぜひ勧めて下さい。引き続き応援よろしくお願いします!ありがとうございました!『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』は新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:バッド・ジーニアス 危険な天才たち 2018年9月22日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開Ⓒ GDH 559 CO., LTD. All rights reserved.
2018年10月03日昨年の第30回東京国際映画祭で主演男優賞、芸術貢献賞をW受賞し、大きな話題となった中国サスペンス『迫り来る嵐』から、待望の予告編と場面写真がシネマカフェに到着した。■あらすじ舞台は1997年、中国の小さな町。古い国営製鋼所で保安部の警備員をしているユィ・グオウェイ(ドアン・イーホン)は、近所で起きている若い女性の連続殺人事件の捜査に、刑事気取りで首を突っ込み始める。警部から捜査情報を手に入れたユィは、自ら犯人を捕まえようと奔走し、死体が発見される度に事件に執着していく。ある日、恋人のイェンズ(ジャン・イーェン)が犠牲者に似ていることを知ったユィの行動によって、事態は思わぬ方向に進んでいく…。果たして、ユィに待ち受ける想像を絶する運命とは――。■中国の新鋭監督×注目俳優で描く重厚なサスペンス香港返還が近づく90年代後半、経済発展に向けて中国社会は激変し、かつての工場文化は廃れ始めていた。本作は、そんな時代を象徴するようなダークで重厚な迫力に満ちたサスペンスであり、殺人事件を追うことで時代に取り残される事実から目を背けようとする男の切ないドラマ。メガホンをとったのは、本作が長編デビューというドン・ユエ監督。自身で脚本も担当し、初監督とは思えないダイナミックな演出を見せ、プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦氏絶賛のもと東京国際映画祭でワールドプレミア上映されると、見事に最優秀男優賞(ドアン・イーホン)と芸術貢献賞をW受賞。本年の「アジア・フィルム・アワード」では新人監督賞を受賞し、高い評価を得た。刑事に憧れるあまり、狂気の際まで踏み込む主人公を演じたドアン・イーホンは、人気TV ドラマ「項羽と劉邦」で知られ、『ミッション:アンダーカバー』など現在の中国映画界で最も出演依頼の多い俳優のひとり。物語の行方を左右する重要なヒロインには、『修羅の剣士』『レイン・オブ・アサシン』などで活躍を見せるジャン・イーイェン。10月1日には第55回金馬獎ノミネート発表会見が行われ、本作は新人監督、主演男優、オリジナル脚本、美術、デザイン(メイク&衣装)、音響効果の6部門にノミネートされ、さらに注目を集めている。■本格派サスペンスの誕生を感じさせる予告編今回到着した予告編は、前半、バックに流れる美しい歌声とは対照的に、舞台となる工場地帯、降りつづく雨に打たれるフードを被った主人公の男が映し出され、どんよりとした閉塞感のある空気を感じさせる。映像後半、刑事気取りの主人公が怪しい男を発見してからは、女性の死体、犯人らしき男と格闘する主人公、謎の美しい女性、車に人が轢かれる瞬間など、緊迫感あふれるシーンが一気に畳み掛ける。そして、最後に登場する「真実は目の前でこぼれ落ちるー」のコピーの意味とは…?“真実の不確かさ”が映画の重要な要素となる本作。日本でヒットした韓国映画『殺人の追憶』や、中国映画『薄氷の殺人』をも凌ぐ本格派サスペンスの誕生を感じさせる映像となっている。『迫り来る嵐』は2019年1月5日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:迫り来る嵐 2019年1月5日より新宿武蔵野館、ヒューマントラスシネマ有楽町ほか全国にて順次公開© 2017 Century Fortune Pictures Corporation Limited
2018年10月02日目に見えない存在として生まれた青年“エンジェル”と盲目の少女“マドレーヌ”が惹かれあう、ピュアで切ない小さな恋の物語『エンジェル、見えない恋人』から、特殊効果や撮影方法が盛り込まれたメイキング映像が公開された。『神様メール』『ミスター・ノーバディ』(監督)のジャコ・ヴァン・ドルマルと、長年の友人でもあるハリー・クレフェン監督がタッグを組み、詩的で幻想味あふれる映像美を生み出した本作。この度公開されたのは、監督のハリー・クレフェンによる、本作での姿が見えない男の子と、目が見えない女の子の幸福の日々を、いかにして映像にしたのかが分かるメイキング映像だ。声と匂い、気配や息遣い、体が触れ合った感触などは、CGや実写を駆使して納めている。監督のビジョンとしては、「どうやって撮ったか分からない」ような不思議な映像を目指していただけに、撮影は困難を極めた様子。映像を担当したウィリー・ル・ブレイとマルク・ヘリシェールは特に実写とCGを連動させる映像が難しかったと語り、「全部CGも大変だが元々ある物と絡む場合は複雑さが全然違う」とコメント。本作で特に印象的なシーンは、劇場にてマドレーヌが空中に浮くシーン。彼女を支えている椅子を映像では隠す必要があるのだが、衣装が透けているため、単純に隠すだけでは不可能だったと、幻想的なシーンに潜む撮影の難しさを子細に語ってくれた。ほかにも洗面台でエンジェルが水に手を浸すシーンも、実際の洗面台から周りの小道具までをデータとして再構築し、動きをCGにするためにシミュレーションするなど、幾重にもなる手間がかかったシーンとなっている。ウィリーとマルクは本作での撮影が困難の連続だったと同時に、これまでの作品の中で、もっとも深く関われたとし、いままでにない経験ができたと笑顔で語った。監督のハリーも、半年間特殊効果の撮影に全力を尽くしてくれた2人に感激の様子で、「彼らとの共同作業は本当の意味で芸術的だった」と賞賛した。『エンジェル、見えない恋人』は10月13日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エンジェル、見えない恋人 2018年10月13日よりヒューマントラストシネマ 有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開©2016 Mon Ange, All Rights Reserved.
2018年10月01日世界54地域で初登場1位を記録した、シリーズ最終章となる『フィフティ・シェイズ・フリード』が10月5日(金)に日本公開。本作から、大富豪クリスチャン・グレイを演じるジェイミー・ドーナンが思わずドキッとするセリフで、ダコタ・ジョンソン演じるアナに応じるシーンの映像がシネマカフェに到着した。全世界興収5億7000万ドル以上の大ヒットとなった『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』、1日で1億1400万回もの予告編再生記録をつくった『フィフティ・シェイズ・ダーカー』に続く最終章となる本作。多くの困難をくぐり抜けたクリスチャンとアナは晴れて夫婦となり、まるでおとぎ話のような新婚生活を送るが、今回届いた本編映像では、現実的で将来的な話を持ちかけるアナへのクリスチャンの対応に注目。子どもを持ちたいかどうか真剣に尋ねているのに、どことなくスッキリしない表情を浮かべながらあいまいな返事を繰り返され、やがて業を煮やすアナ。そして、「いつかは欲しいよ。だけど今じゃない、まだ君を独占したいんだ」と甘い言葉をかけながら、いかにもクリスチャンらしいやり方で切り返す様子が映し出され、そんなことをされたら、思わず許してしまいそうに…!?「この映画はファンのため」原作・E Lジェイムズが明かす原作者のE Lジェイムズは、全世界が待ちわびたこの最終章について「この映画を作ったのはファンのためよ。ファンのおかげで小説を出版できたし、期待を裏切られた時のファンの気持ちもよく分かる。だから、私にとってはファンをハッピーにすることが全てだったの」と、今回は期待を裏切らない極上のラストが用意されていることを示唆するが…。ごく普通の夫婦のやりとりを交わし、これ以上ないほど幸せそうな新婚生活の先に待ち受ける、アナとクリスチャンの2人にしかたどり着けない究極の結末を、ぜひスクリーンで目撃して。『フィフティ・シェイズ・フリード』は10月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フィフティ・シェイズ・フリード 2018年10月5日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2017 UNIVERSAL STUDIOS
2018年09月30日昨年の公開以来、観客を巻き込んだ絶叫上映が好評を博し、驚異のロングラン大ヒットを続けている『バーフバリ』シリーズ。この旋風により、熱狂的なファンを生み出したインド映画には、いま驚くべきほどの熱い注目が集まっている。先日、都内・キネカ大森で行われた「インディアン・シネマ・ウィーク」では、北南・新旧の作品10本がラインアップされ大盛況に!さらに10月6日(土)からは、今年で第6回目となる「インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン2018」(シアター・イメージフォーラム)も開催され、一般公開される作品と合わせたら劇場鑑賞できる映画は30本近くにも!まさしくインド映画イヤーともいえる今年。ファンには見逃せない注目作たちを紹介しよう。■『ガンジスに還る』不器用な父と子のヒューマンドラマ10月27日(土)公開2016年、ヴェネチア国際映画祭で「ビエンナーレ・カレッジ・シネマ部門」エンリコ・フルキニョーニ賞を受賞し、映画批評家サイト「ロッテン・トマト」では好評価100%を打ち出した本作。『マダム・イン・ニューヨーク』などインド内外で活躍する名優アディル・フセインが主演を務める、“歌って踊らない”インド映画。世界中の旅行者を魅了する、ガンジス河のふもとにある聖地・バラナシを舞台に、死期を悟った父と仕事人間の息子が緩やかに流れる時の中で、誰もに、いつか訪れる“死”と向き合っていく。送る側、送られる側、それぞれの立場から描かれる、笑って泣ける心温まる物語。メガホンをとったのは、現在27歳、撮影時は24歳という若さで、奥深い人間物語を映し出したシュバシシュ・ブティアニ監督。ヴェネチア国際映画祭では10分間のスタンディングオベーションが鳴り響き、「人生、死、そして絆についての心温まる宝石のような一品」(GlamSham)、「あなたが今年目にする中で最高の1本!」(Mid-day)と、世界中から称賛が寄せられている。世界を驚かせたこの若き俊英は、いまのインド映画界の状況を「インドといえばボリウッドでしたが、最近はインディペンデントでヒューマン的な作品が出ていることも確かです。大作とアート系の作品が共存していますね」と語っている。■『マガディーラ 勇者転生』伝説の原点にして“創造神”公開中『バーフバリ』のS.S.ラージャマウリ監督が2009年に製作した本作は、ファンの間では“創造神”と崇められている。王国の姫と伝説の戦士を巡る愛と陰謀、唯一無二の圧倒的な世界観に、贅沢すぎる規模の重厚な映像…全てが『バーフバリ』に続くファン必見の1本!これを見ずして『バーフバリ』を語るべからず!?初心者にも入門編としてオススメ。■『バーフバリ 伝説誕生 <完全版>』ミュージカルシーンを追加!10月26日(金)公開昨今の熱狂的なインド映画ブームの火付け役『バーフバリ』の第1作目『伝説誕生』の完全版が日本上陸!“絶叫上映”は新たな映画体験をもたらし、各メディアにひっぱりだこ、社会現象ともなった。従来のインターナショナル版(138分)に、ミュージカルシーンを含む約21分間の映像を追加した“完全版”で再降臨。さらに、10月19日(金)からは2作目『バーフバリ 王の凱旋 <完全版>』が全国のIMAX対応劇場で公開決定。ラージャマウリ監督からは、「IMAXで『バーフバリ 王の凱旋』が上映されることに興奮しています。バーフバリの持つ壮大さと特殊効果は、大きな画面でこそ、よりいかされ、まるで現実かのような体験を味わえることでしょう。作品を最高の状態で楽しめるIMAXは、私たち映画製作人にとっても、自身の技術を高め、より素晴らしい映画体験を提供しようと思わせてくれる最高の技術です」とのコメントが到着。ファンの歓喜の声が、いまにも聞こえてきそう…!■『あまねき旋律』国内外で絶賛の音楽ドキュメンタリー10月6日(土)公開インド山間部の村々で古くから伝承されてきた“歌”をめぐる音楽ドキュメンタリー。インド東北部、ミャンマー国境付近に位置するナガランド州。田畑も、恋も、友情も、苦い記憶も、全てが歌とともにある土地。そこには、知られざる音楽の物語があった。山形国際ドキュメンタリー映画祭「アジア千波万波部門」で日本映画監督協会賞と奨励賞のW受賞をはじめ、世界各国の映画祭で人々を静かに深く魅了した1作が公開となる。■『ムトゥ 踊るマハラジャ』4K&5.1chデジタルリマスター版が登場!11月23日(祝・金)公開華やかに“歌って踊る”、これぞ元祖インド映画の代名詞。1998年の公開当時、ミニシアター興行成績第1位を記録、口コミが口コミを呼び、老若男女を巻き込んで空前のインド映画ブームを起こした奇跡の大娯楽マサラ映画ムービー!日本での公開から20周年を記念し、堂々の4K、5.1chデジタル・リミックスというまたとない贅沢な環境で鑑賞できるという、ファン待望のリバイバル上映。観れば、誰もが幸せになる1本。■『パッドマン 5億人の女性を救った男』奇跡の実話が映画化!12月7日(金)公開「愛する妻を救いたい」――。貧しくて生理用品が買えず、不衛生な布で処置をしている妻のため、主人公は清潔かつ安価なナプキンを手作りすることを思いつく。最愛の人への強い想いは、やがてインド国内の女性を救うことに。今作のモデルとなったムルガナンダム氏は、その活動を高く評価され、2014年の「TIME」誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に名を連ねた。奇跡の実話にインド国内外が騒然となった、涙なしには観られない感動作。第31回東京国際映画祭の特別招待作品としてジャパンプレミア上映。伝説的作品から音楽ドキュメンタリーに、ヒューマンドラマまで、どれもこれも見逃せない作品ばかり!家族や友人を誘って、極上のインド映画を体験してみては?(text:cinemacafe.net)
2018年09月30日今年のサンダンス映画祭で発表され「ホラーの常識を覆した最高傑作」「現代ホラーの頂点」と批評家から絶賛され、トラウマ必須の恐怖で全米を震撼させたホラー映画『へレディタリー/継承』の予告映像が公開となった。本作の監督・脚本を務めたのは、これが長編映画監督デビュー作となるアリ・アスター。天才的な発想と演出、ラストへつながる恐怖の伏線をすべて回収する徹底した脚本と異常なまでの完成度は、ホラー映画の新たな到達点とまで言われている。主演は『シックス・センス』『リトル・ミス・サンシャイン』のトニ・コレット。本作で見せる鬼気迫る怪演で、すでに来年のオスカー主演女優賞ノミネートが確実視されているほど。製作は昨年アカデミー賞作品賞に輝いた『ムーンライト』をはじめ、今年も『レディ・バード』が賞レースを席巻したオスカー常連の映画スタジオ「A24」。設立6年目にして話題作を次々と発表し、本作でもB級扱いされがちなホラーというジャンルを、クオリティの高い作品へと仕上げた。この度公開された予告映像では、祖母・エレンの葬儀から始まり、「祖母が遺した“何か”を受け継いだら死ぬ」というおどろおどろしいテロップとともに、想像を絶する恐怖に襲われる家族を映し出す。暗闇に「誰か」の気配、部屋を走る不思議な光、ガラスに写った怪しく笑う自分…これは祖母が遺した“何か”を感じているからなのか?そして不気味な表情の孫・チャーリーが、鳥の死体から首を切り落とそうとしているシーンや、炎に包まれた“誰か”を見つめるトニ・コレットの姿も強烈だ。不穏すぎるシーンと、家族の絶叫から、いったいどんな恐怖が襲い掛かるのか?トラウマになる前に、恐怖体験の一部はこちらの映像から確認してみて。『へレディタリー/継承』は11月30日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:へレディタリー/継承 2018年11月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018 Hereditary Film Productions, LLC
2018年09月27日ブレイク・ライブリーが美しく変わっていく妻を熱演する『かごの中の瞳』の本編映像が、シネマカフェにいち早く届いた。本作は、現在公開中の『プーと大人になった僕』が大ヒットとなっているマーク・フォスター監督の最新作。幼いころの事故によって視力を失くしたものの、手術によって片目の視力を回復し、次第に大胆になっていく主人公・ジーナをブレイクが熱演。演技派女優へ飛躍したと、話題になっている。■美しく変わっていく妻に、戸惑いを隠せない夫…公開された本編映像には、視力を回復したお祝いに新婚旅行先のスペイン・バルセロナを再び訪れたジーナが、体の線も露わなセクシーなドレスを着て、ジェイソン・クラーク演じる夫ジェームズの前に現れるシーンから始まる。「私、メイクしちゃった」と高揚するジーナに対し、「すごくエロいよ。たまらない」と言いながらも、「セクシーすぎる。悪くないけど、そんな姿は初めて見たから…君じゃないみたいだ」と驚きを隠せないジェームズ。そして、その言葉に「悪いことみたいね」とつぶやくジーナ。ふたりの温度差がこれからの展開を予感させるシーンとなっている。■ふたりの温度差を感じさせるリアルな会話にドキッさらに、妹夫婦と夜の街に繰り出し“覗き部屋”に誘われ、好奇心に火が付き「面白そう」と乗り気になるジーナに対し、「本気?僕はいい。外で待ってる」とジェームズが断るシーンも。「もういいわ」とジーナに言われ、夜の街角に1人残るジェームズの姿が切なく、またリアルな男女の会話にドキッとさせられる。視力を手にし、見るもの、体験するもの全てが新しく、その刺激を積極的に楽しむジーナの姿と、そんな妻の変わりように戸惑い、受け入れられないジェームズの姿が浮き彫りになる、本作の肝とも言えるシーンにぜひご注目を。『かごの中の瞳』は9月28日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:かごの中の瞳 2018年9月28日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 SC INTERNATIONAL PICTURES. LTD
2018年09月24日国連史上最悪の政治スキャンダルを描いたポリティカル・サスペンス『バグダッド・スキャンダル』。この度、本作で主演する英国イケメン俳優テオ・ジェームズの場面写真がいち早くシネマカフェに到着した。■ストーリー2002年。24歳のアメリカ人青年マイケルは、念願だった国連事務次長の特別補佐官に任命され、国連が主導する「石油・食料交換プログラム」を担当することになった。これはイラクがクウェートに侵攻したことによる経済制裁の影響で、貧困にあえぐイラクの民間人を救う人道支援計画。国連の管理の元でイラクの石油を販売し、食料に変えてイラクの国民に配るというプロジェクトだ。一見理想的な政策に見えるこのプロジェクトに、実はフセイン自身が関与し、国連を中心とした世界各国の企業や官僚機構が関わっていることが判明。やがて世界に例を見ない巨額の汚職事件に発展していく――。■実話を基にしたポリティカル・サスペンス本作は、マイケル・スーサンの実話に基づくベストセラー小説を映画化したもの。200億ドル(約2兆2000億円)が消えた、国連史上最悪の汚職事件を描く。出演には、『ダイバージェント』シリーズのテオ・ジェームズ、『ガンジー』『ヒューゴの不思議な発明』のベン・キングズレー、『ブリット』のジャクリーン・ビセット、ベルシム・ビルギン。そして『ストックホルムでワルツを』のペール・フライが監督を務めた。■場面写真到着!今回到着したのは、『ダイバージェント』シリーズでシャイリーン・ウッドリーの恋人役で人気を博し一躍有名となり、『アンダーワールド』シリーズや『ローズの秘密の頁』などに出演、女性ファンも多い英国イケメン俳優のテオ・ジェームズの場面写真。本作では、外交官だった父の跡を継ぎたいという想いのもと国連に入り、希望に胸を膨らませる若き青年マイケルを熱演。大物政治家や大企業の政治的思惑に翻弄され、希望と現実の間で揺れ動く様を見事に演じている。フセイン政権下で追われていたクルド人女性ナシーム(ベルシム・ビルギン)を懸命に守る姿も見どころとなっており、2人の恋愛模様も気になるところ。なお、本作では主演のほかにも、難民キャンプに赴くなど社会問題解決にも関心が高い彼は、エグゼクティブ・プロデューサーも兼ねている。新場面写真では、テオの肉体美が覗けるショットをはじめ、ナシームを見つめ甘いマスクや、敵対する相手と向き合う凛々しい表情などが捉えられている。私生活では、今年8月に女優のルース・カーニーとの結婚が報じられたばかりのテオ。待機作には、カーラ・デルヴィーニュとアンバー・ハードが出演する『London Fields』(原題)が控えており、今後も彼の活躍に目が離せない。『バグダッド・スキャンダル』は11月3日(土)よりシネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2018年09月23日『PeLuLu』の姉妹雑誌である『FUDGE』、『ONKUL』、『kiitos』のイベントが10月20日-21日に開催します。コンセプトは目に映るすべてがフォトジェニック!写真が撮るのは苦手な方や恥ずかしがり屋の方でも、思わずシャッターを押したくなる、どこを切り取ってもおしゃれな空間をご用意いたします。 目の付けどころがエモーショナルなコンテンツをご紹介! まず注目したいのは、前回のイベントでも大好評だった、音楽ライブとミニシネマの野外上映が楽しめる【SOUNDandCINEMADeck】。美しい東京湾のビューを満喫できる、天王洲運河に浮かぶ船上スペース。昼間はサウンドデッキとして生演奏ライブを、日没後にはシネマデッキとしてトレンドの野外上映を特別シートで鑑賞できます。 ■上映予定ザ・ビートルズEIGHT DAYS A WEEK–The Touring Years世界中から集められた秘蔵映像、最新技術による一部カラー化されて蘇った、貴重なライブ映像満載のドキュメンタリー ゴッド・ヘルプ・ザ・ガールGod Help the GirlスコットランドのバンドBELLE AND SEBASTIANのスチュアート・マードックが初監督と脚本を手がけ、2009年リリースのソロ・アルバム「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」をミュージカル映画化 。 今後物欲に火がついてしまいそうなマルシェエリアや、各種名店ぞろいのフードエリアなどご紹介していきますので、乞うご期待! オリジナルトートバック付き1日入場券販売中!チケットはFUDGEONLINE・各プレイガイドにて。1日入場券 ¥1,000オリジナルトートバック付き※オリジナルトートバッグはイベント当日現地にてお渡しになります。トートバッグの色の指定はできません。チケットはこちら:ブース情報など毎日更新中!インスタグラム:@holidaycircus
2018年09月19日ギタリスト村治佳織がデビュー25周年を迎えた。コアなクラシックファンに認められ、一般のファンからも愛される村治佳織は、クラシック界においてとても稀有な存在だ。しかも15歳でのデビュー以来、常にトップランナーとしてクラシック界を牽引してきたその輝きは、デビューから25年を経た現在も少しも変わっていない。記念アルバム『シネマ』の発売と同時に、アプリ版ぴあでの「ライフストーリー:映画のような私の人生〜いつもギターが一緒だった〜」も連載開始。読んでから聴くか、聴いてから読むか。いずれにしても中身は濃いぞ。
2018年09月19日『愛しのローズマリー』『メリーに首ったけ』など、数々のコメディ映画を送り出してきたファレリー兄弟の兄、ピーター・ファレリー監督が贈る映画『グリーン・ブック』(原題)が、先日閉幕した第43回トロント国際映画祭にて「観客賞」を受賞したことが明らかに。本作の日本公開日は来年3月となっている。■あらすじ1962年、差別が残る南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニスト、ドン・シャーリーは、粗野で無教養のイタリア系、トニー・リップを用心棒兼運転手として雇うことに。黒人用旅行ガイド<グリーンブック>を頼りに、正反対のふたりは旅を始めるのだが――。■“最高賞”を受賞! 一気に本年度アカデミー賞本命に…北米最大規模の来場者数を誇る「トロント国際映画祭」。本作が受賞した、一般の観客の投票により決定する「観客賞」は、本映画祭では最高賞となっており、近年ではアカデミー賞作品賞に最も近い賞として注目されている。また近年、同賞を受賞しているのは、昨年の『スリー・ビルボード』をはじめ、『ラ・ラ・ランド』、『ルーム』、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』など、アカデミー賞にて主要部門の受賞をした作品ばかりだ。■アカデミー賞ノミネート&受賞キャストが出演本作に出演するのは、『ロード・オブ・ザ・リング』『イースタン・プロミス』『ザ・ロード』のヴィゴ・モーテンセンと、『ハンガー・ゲーム』シリーズ、『ムーンライト』のマハーシャラ・アリ。ヴィゴは『イースタン・プロミス』でアカデミー賞主演男優賞にノミネート。マハーシャラは『ムーンライト』でアカデミー賞助演男優賞を受賞している。そんな名優2人が、今作では笑って泣ける、奇跡の実話に挑戦。ジャズにのせて最高のバディムービーを届ける。■監督から受賞の喜びのコメント作品が受け入れられた反応に感動していたら、更に受賞できるとは信じられません。映画祭に感謝します。出品されただけでも光栄だったのに、このような賞を頂けるなんて、どんな夢も超えています。トロント映画祭の観客が世界一だとういう理由が分かりました。キャスト、スタッフ、そして共同脚本家たちを代表して感謝します。『グリーン・ブック』(原題)は2019年3月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:グリーン・ブック(原題) 2019年3月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.
2018年09月18日9月15日に亡くなった女優・樹木希林の訃報を受け、映画『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)で共演した黒木華、多部未華子、そして監督の大森立嗣から追悼のコメントが到着。さらに、希林さんの“茶道指南”の声がいまにも聞こえてきそうな場面写真も公開された。今年『モリのいる場所』『万引き家族』に続く、希林さんの出演作となった本作。演じた茶道の武田先生は、「習い事の先生」という枠を大きく超えた“人生の師匠”として、大きな包容力で黒木さん演じる主人公の典子、多部さん演じるいとこの美智子たちを導いていく存在となった。黒木華「かけがえのない時間でした」突然すぎて、なんと言えばいいか本当に言葉が浮かびません。希林さんとお仕事をご一緒できたことはとても光栄でしたし、かけがえのない時間でした。もっと、もっと、お話ししたかったです。多部未華子「2人で膝掛けを分け合いながら…」突然のことで言葉がどうしてもつまってしまいます。寒い撮影の中、樹木さんの控え室にお邪魔して、2人で膝掛けを分け合いながらお話ししたこと、忘れません。今はただただ、ご冥福をお祈りいたします。大森立嗣監督「出会えたことは僕の財産」公開初日にお会いできると思っていたのに、残念です。昨年12月、撮影しながら希林さんのことが大好きになっていきました。大事なことをひょうひょうと語る姿が目に浮かびます。出会えたことは僕の財産です。今はただご冥福を祈るばかりです。『日日是好日』は10月13日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:日日是好日 2018年10月13日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開©2018「⽇⽇是好⽇」製作委員会
2018年09月18日エミリー・ブラントとジョン・クラシンスキーが夫婦役で出演するホラー映画『クワイエット・プレイス』から、この度、2人の息子役で出演するノア・ジュプの本編映像がシネマカフェに到着した。『サバービコン 仮面を被った街』や、『ワンダー 君は太陽』では同じく子役のジェイコブ・トレンブレイ演じるオギーの親友ジャックを演じ、観る者の胸を熱くさせ涙を誘ったジュプくん。今回彼が演じるのは、エヴリン(エミリー・ブラント)とリー(ジョン・クラシンスキー)の息子・マーカスだ。到着した映像では、とある任務を遂行したマーカスが、帰路の途中で家の周りに設置された照明が赤く光っていることに気づき、慌てて引き返す…という映像。この赤い照明は、家の周りに“何か”が近づいているという証拠。“何か”の気配を感じたマーカスは、果たして逃れることはできるのか?迫真の演技に思わず息をも止めそうになるほど緊張感溢れる場面だ。父親役であり、監督も務めたジョンは、「『ナイト・マネジャー』で誘拐された子どもを演じるノアを見て、これほど若くして、彼のように恐怖と向き合うには、すさまじい度胸と才能が必要なはずだと思った」と、そのときからジュプくんに注目していたそう。そこで、『サバービコン 仮面を被った街』でジュプくんをキャスティングしたジョージ・クルーニーに連絡したところ、「彼が『ノアは一緒に仕事をしたなかで最高の子役だ』と言ったのを覚えてる」とジョージも彼を勧めてきたと明かす。そして「彼の言葉はまさしく本当だった。ノアは大当たりだった」とジュプくんの演技を大絶賛している。エミリーもまた、ジュプくんの演技に感動したようで、「なんというか、子どもというより、オールド・ソウル(前世でも修行を積んできたような魂)なの」と表現し、「(ミリセント・)シモンズとジョプの2人は、私が今まで一緒に働いてきたほとんどの大人役者たちよりも、プロに徹しているのよ。まさに夢のような存在」と今回“娘・息子”役で共演した2人について明かしている。早くも実力派俳優たちにその実力を認められているジョプくん。将来については、「演技を生涯、ずっと続けていきたい」と今後も俳優活動を継続していきたいと話し、「将来、何が起きるのかはまだ分からない。だけど、今の時点では将来を見つめて、続けていけたら素晴らしいと思っている」としっかりと熱い思いを語っており、ますますジョプくんの今後の活躍に期待せずにはいられない。『クワイエット・プレイス』は9月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:クワイエット・プレイス 2018年9月28日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C) 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
2018年09月17日世界中で空前の社会現象を巻き起こしたシリーズの最終章となる『フィフティ・シェイズ・フリード』が、10月5日(金)より公開される。この度、9月17日の「キュートな日」を記念して、本作のヒロイン・アナを演じながら美しさを増しつづけるダコタ・ジョンソンの“キュートな”瞬間を追った。様々な困難をくぐり抜けたクリスチャン(ジェイミー・ドーナン)とアナが、ついに夫婦として結ばれ、贅沢な新婚生活を満喫する、まるでおとぎ話のような日々から始まる本作。しかし今回は、そんな2人の幸せを危険にさらす新たな脅威が姿を現すことになる。『フィフティ・シェイズ』シリーズのポイントは何と言っても、恋愛経験ゼロの女子大生アナと、若き超絶イケメンCEOのクリスチャン・グレイとの特異な恋愛模様とその変遷。最終章となる本作では、ついに“グレイ夫人”となり、ますます磨きのかかったアナの美貌を存分に堪能できるのが大きな見どころ!結婚式でシースルーのウエディングドレスを着こなし、クリスチャンだけでなく老若男女誰もが釘付けになる美しさを見せつけたかと思えば、ナイトクラブのパーティーには胸も背中もザックリ開いたセクシーなドレスを新調。また、黒いジャケットを着たフォーマルな姿からは、バリバリ働く女性の力強い美も身につけていることが窺える。シリーズを通して彼女が身を投じてきた、過激で甘美な究極の愛は、1作目のちょっとドジでうぶな女子大生だったアナからは考えられないほどの美を目覚めさせてしまったらしい。本シリーズへの出演を機に一気にスターダムを駆け上がり、アナという決して負担の軽くないであろう役柄を通して、女優や女性としても成長し続けるダコタは、2017年度の賞レース注目作となった『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督が手掛ける、有名イタリア・ホラー映画のリメイク『サスペリア』(原題)への主演が大きな話題。同作ではクロエ・グレース・モレッツやティルダ・スウィントンら豪華キャストが共演している。キュートさと妖艶さを兼ね備える魅力が開花した本シリーズ。最終章にして最高潮なダコタ演じるアナの美しさを、ぜひ劇場で見届けて。『フィフティ・シェイズ・フリード』は10月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フィフティ・シェイズ・ダーカー 2017年6月23日より全国にて公開© 2017 UNIVERSAL STUDIOSフィフティ・シェイズ・フリード 2018年10月5日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2017 UNIVERSAL STUDIOS
2018年09月17日「自分で残すものは、役者だから映画でもあるし、ドラマでもある。最近子どもたちも僕が役者であるってことに気づきだして……。今、子どもたちはお茶の間っていう場所とか、そこに流れるテレビと共存して毎日生きていて、そこに僕が映るとすごい喜んだりするんですよ。もっと喜ばせる回数を増やしたいし、自分の体の表現で、ちゃんと生活させて食べさせていきたいと強く思いますね」そう話すのは、映画『きらきら眼鏡』(TOHOシネマズららぽーと船橋にて先行上映中。9月15日に有楽町スバル座、9月29日にシネマート新宿ほか全国順次公開)でがんにより余命宣告をされた裕二を演じる安藤政信(43)。裕二は恋人のあかねに別れを告げ、彼女が知り合った青年・明海に彼女のことを託そうとするが……。役を選ぶことはしないという安藤。与えられた役をきちんと受け入れ、監督が欲しいものに全力を注ぐ。その姿勢を作るきっかけは、デビュー作『キッズ・リターン』のオーディションだった。「いちばんはじめに北野武さんっていうあれだけすごい人に会って。自分は全然芝居をできてなかったけど、ずっと僕のこと見てるなって感覚がありました。人がたくさんいたのに視線を感じて、フッて見たら目をそらすんですよ(笑)。あそこから自分が劇的に変わったし、あそこまでの出会いは今のところないですね」(安藤・以下同)そんな安藤の役作りはとてもストイック。劇中では病いが進むにつれ、彼自身もどんどんやつれていく。「スープを飲むくらいでほとんど何も食べていなかったですね。めちゃくちゃおなかすきますけど(笑)。僕はベッドと病室の無機質なシーンしかなかったから、その中でどれだけグラデーションを出せるかを意識しました。末期がんの方にお話も聞いたので、自分もその気持ちになろうと思って。どの世代も自分の親や、周りの人の死を一度は経験しているんじゃないかな。だから共感できると思うし、この作品が、命について考えるきっかけになればいいなと思います」
2018年09月17日「いつ自分が(がんに)なるかわからないので、家族にも残せるものは残しておきたい。子どもたちも小さいし、この役を通して、現実的なことをすごく考えました」こう語るのは、映画『きらきら眼鏡』(TOHOシネマズららぽーと船橋にて先行上映中。9月15日に有楽町スバル座、9月29日にシネマート新宿ほか全国順次公開)でがんにより余命宣告をされた裕二を演じる安藤政信(43)。裕二は恋人のあかねに別れを告げ、彼女が知り合った青年・明海に彼女のことを託そうとするが……。「大事な人のそばにいたい気持ちはあるけど、やっぱり突き放すのが優しさだと思う。だからもし、僕が裕二なら同じ選択をするかな。ずっと引きずって、その人の人生を犠牲にすることはないと思う」(安藤・以下同)だからこそ、家族には役者として残したいものがあるという。「自分で残すものは、役者だから映画でもあるし、ドラマでもある。最近子どもたちも僕が役者であるってことに気づきだして……。今、子どもたちはお茶の間っていう場所とか、そこに流れるテレビと共存して毎日生きていて、そこに僕が映るとすごい喜んだりするんですよ。もっと喜ばせる回数を増やしたいし、自分の体の表現で、ちゃんと生活させて食べさせていきたいと強く思いますね」役を選ぶことはしないという安藤。与えられた役をきちんと受け入れ、監督が欲しいものに全力を注ぐ。
2018年09月17日ドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』が、2018年12月28日(金)より角川シネマ有楽町、新宿バルト9ほか全国の劇場で公開される。生ける伝説、ヴィヴィアン・ウエストウッドの秘密に迫るドキュメンタリー本作は、英国カルチャーのトップの座に君臨する生ける伝説にして、エリザベス女王から「デイム」の称号を与えられた英国初のファッションデザイナーであるヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)の秘密に迫るドキュメンタリー映画。世界的人気ブランドが誕生するまでの知られざる道のりセックス・ピストルズと共に音楽史を変えたパンクムーブメントを生み出すまでの秘話、デザイナーとしての躍進と挫折、無一文からの再出発など、世界的人気ブランドとして成功するまでの知られざる道のりを、秘蔵映像と自由かつ痛快な名言を織り交ぜながら明らかにする。ケイト・モスやナオミ・キャンベルらファッション界の重鎮も出演本作の制作にあたって、3年間に及ぶ密着取材も敢行。作中にはショー直前まで続く厳しいダメ出しや、ニューヨークとパリへの新規出店を指揮する貴重な姿が収められているほか、スーパーモデルとして時代を牽引したケイト・モスやナオミ・キャンベル、ファッション界の重鎮エディターのカリーヌ・ロワトフェルドら豪華な顔ぶれが証言者として多数登場し、彼女の魅力を語っている。さらに、2度の離婚や25歳年下の公私にわたるパートナーとの関係などのプライベートな話題から、環境保護アクティヴィストとして精力的に活動する勇姿まで、様々な視点からヴィヴィアン・ウエストウッドのパワーの源に迫る作品となっている。あらすじ2016年2月、ロンドン・ファッション・ウィークの秋冬ショーを控えた前夜。ヴィヴィアン・ウエストウッドのアトリエでは、最終チェックに追われるデザイナーとスタッフたちがいた。デザイナーであるヴィヴィアンは、1枚1枚を細かくチェックし、指示を間違った服には「最低ね。クソ食らえよ」と容赦なく言い放つ。77歳を迎えた今も、現役だ。「私の知的好奇心が満たされなかったから」と、ヴィヴィアンは最初の離婚を振り返る。息子のベンが5歳の時、マルコム・マクラーレンと出会ったヴィヴィアンは、彼がプロデュースするバンドの服をデザインし、パンク・ファッションを生み出した。今でも人気のあるこの頃の服について、彼女は時代を超えるデザインをクリエーションする秘訣を惜しみなく披露する。「彼女のすべてが好きだ」と堂々と宣言するのは、アンドレアス・クロンターラー、ヴィヴィアンの今の夫だ。オーストリアの大学でヴィヴィアンの生徒だった彼はショーを手伝うようになり、今では共同でデザインを手掛ける最強のパートナーとなった。当時、「母の半分の年」だったアンドレアスについて、マルコムとの間の息子のジョーが本音を打ち明ける。さらに、CEO のカルロ・ダマリオと二人の息子が、1985年にヴィヴィアンが無一文になったという、衝撃の事実を明かす。古いミシンで自ら縫った服で一からやり直し、遂に1990年と翌年に連続でデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞するまで上り詰めたのだ。環境保護活動に走り回り、ニューヨーク、パリと支店をオープン、絶好調のヴィヴィアンが、自分の会社は「危機信号よ」と驚くべき言葉を口にする。果たして、その真意とは──?作品情報ドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』公開日:2018年12月28日(金) 角川シネマ有楽町、新宿バルト9ほか全国ロードショー監督:ローナ・タッカー出演:ヴィヴィアン・ウエストウッド、アンドレアス・クロンターラー、ケイト・モス、ナオミ・キャンベルほか原題:WESTWOOD: PUNK, ICON, ACTIVIST
2018年09月16日11月9日(金)に公開する『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』の、新たな予告編と場面写真が解禁となった。本作では、イギリスの人気バンド「blur」の名アルバムが結ぶ、カップルの恋の軌跡が描かれる。懐かしのUKロックの楽曲がいくつも登場する本作。夢見るミュージシャン、“泣き虫ギタリスト”リアムを主演するのは、モデルやバンド活動も行なっているジョシュ・ホワイトハウス。主人公の恋人・ナタリーは『サンシャイン 歌声が響く街』のフレイア・メーバーが演じる。■予告編ではオリジナル楽曲の全貌も明らかに...?予告編では、ロンドンのレコードショップでナタリーにリアムが話かけるシーンから始まる。アナログからデジタルへと移り変わる音楽シーンを背景に、2人の出会いからすれ違う様まで、リアルに映し出されている。さらに、ジョシュ・ホワイトハウスが歌う主題歌のサビも聴くことができるので、映画館へ足を運ぶ前にチェックしてみて。■ロンドンの若者たちをリアルに映し出す場面写真併せて、場面写真も公開。ライブ中のリアムから、2人のピクニックデートまで、本作の要となるシーンばかり。中でも、ナタリーの少女から大人の女性へと変わっていく様が、いくつかの写真から読み取れる。2人の関係は、どう変化していくのか。想像力を掻き立てるような場面写真に本作への期待が高まる。■大胆キスのポスタービジュアルも!ピンク色のカラーリングが印象的だったティザービジュアルから一転、今回新たに公開された本ビジュアルでは、リアムがステージ上からナタリーにキスをしている大胆なシーンがそのまま切り取られている。本作のストーリーの切なさも垣間見える一方、世界中の女子が憧れるシチュエーションを捉えたビジュアルだ。「blur」のベストアルバムが引き合わせた2人の未来は、劇場で見届けてみて。『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』は11月9日(金)より新宿ピカデリー・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国で公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~ 2018年11月9日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開
2018年09月14日映画『ジュリアン』が、2019年1月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国の劇場で順次公開される。離婚した両親の間で揺れ動く少年、サスペンスを超えた家族ドラマ映画『ジュリアン』は、離婚した両親の間で揺れ動く少年ジュリアンを主人公に、張り詰めた緊張が走る繊細な家族関係を描いたサスペンス。本作が長編監督デビュー作となるフランスの新星グザヴィエ・ルグランが監督・脚本を務めた。脚本執筆時には、ロバート・ベントン監督・脚本の『クレイマー、クレイマー』、スタンリー・キューブリックによる傑作ホラー『シャイニング』を念頭に置いていたと語っており、その2作品を彷彿させる、ドラマ性の高さと濃密なサスペンス要素が絡む作品となっている。“子どもが何か言うのではなく、何かを隠さなければならない状況”「子どもが何か言うのではなく、何かを隠さなければならない状況を大事にした」とはルグランの言葉で、口を真一文字に結んだジュリアンの苦悩する表情からも伝わる“物言わぬ名演技”も、見所の一つとなりそうだ。賞レースにおいては、第74回ヴェネチア国際映画祭で最優秀監督賞にあたる銀獅子賞を受賞。また、本国フランスでは40万人を動員するロングランヒットを記録しているほか、アメリカの有名映画批評サイト「ロッテン・トマト」でも94%の高評価を得ている。ストーリー両親が離婚したため、母ミリアム、姉と暮らすことになった11歳の少年ジュリアン。離婚調整の取り決めで親権は共同となり、彼は隔週の週末ごとに別れた父アントワーヌと過ごさねばならなくなった。母ミリアムはかたくなに父アントワーヌに会おうとせず、電話番号さえも教えない。アントワーヌは共同親権を盾にジュリアンを通じて母の連絡先を突き止めようとする。ジュリアンは母を守るために必死で父に嘘をつき続けるが、それゆえに父アントワーヌの不満は徐々に溜まっていく。家族の関係に緊張が走る中、想像を超える衝撃の展開が待っていた。作品情報映画『ジュリアン』公開日:2019年1月25日(金)監督・脚本:グザヴィエ・ルグラン出演:レア・ドリュッケール、ドゥニ・メノーシェ、トーマス・ジオリア、マティルド・オネヴ原題:Jusqu’a la garde
2018年09月14日“世界一幸せ”に生きた全身マヒの英国人男性とその家族の感動の実話を描く映画『ブレス しあわせの呼吸』。この度、発症以来ずっとベッドで過ごしてきた彼にとっての大きな一歩となる、重要なシーンを収めた本編映像がシネマカフェに到着した。本作は、ポリオに感染し全身マヒとなった英国人ロビン・カヴェンディッシュとその妻ダイアナの激動の半生を、その息子である『ブリジット・ジョーンズの日記』や『エリザベス』の製作者ジョナサン・カヴェンディッシュ自ら映画化した作品だ。「余命数か月」を宣告され、一度は絶望へと突き落とされるロビン(アンドリュー・ガーフィールド)。しかし、無償の愛を注ぐ妻ダイアナや友人たちに支えられ、少しずつ笑顔を取り戻し、“人生という名の冒険”に繰り出していく。今回到着したのは、ロビンが外の世界へ飛び出していくきっかけとなる、ユニークな“発明”の瞬間を捉えた本編映像だ。リスクを冒してでも“生きる”ことを選択し、医師の反対を押し切り病院を出て自宅介護に挑むことにしたロビンとダイアナ。ある日、息子のジョナサンの何気ないひとり遊びをベッドから見ていたロビンは、その後の自分を激的に変えていく、画期的なアイディアを思いつく。そして、友人で機械工学教授のテディ・ホール(ヒュー・ボネヴィル)を呼び、元手のかからない資材を集めて作ってもらったのは、なんと人工呼吸器付きの車椅子“カヴェンディッシュ・チェア”だった。愛犬を膝に意気揚々と外に現れたロビンは、その乗り心地に「文句なしだ」と言い、仲間たちに囲まれながら久しぶりの外の世界を満喫。ロビンのアイディアを形にしたテディも、「なぜ誰も作らなかったのか。君は医者じゃないから思いついたんだ」と驚きを隠せない。ロビンはこの後、車椅子を乗せられる自動車の改造に取り組み、さらに行動範囲を広げ、ついには家族で車ごと飛行機に乗り込んでスペインに旅へ。発症以来、ベッドの上だけで過ごしてきたロビンにとって、このアイディア実現はとても大きな一歩。作品が持つ朗らかなテンションが伝わる、素敵なシーンとなっている。本作で念願の長編映画監督デビューを果たしたアンディ・サーキス監督は、「ロビンとダイアナが先駆者であったということに僕は心を動かされた」と言い、「生存の確率がほぼゼロに近かった時代に病院から出る決意をし、人生を作り出し、自分が生き残れるようにテクノロジーを発明し、いつの時にもいつ死んでもおかしくない状況の中で生き続けることを選択したって言うこと自体がすごいことだよ!」とコメントしている。『ブレス しあわせの呼吸』は9月7日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ブレス しあわせの呼吸 2018年9月7日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2017 Breathe Films Limited, British Broadcasting Corporation and The British Film Institute. All Rights Reserved
2018年09月08日映画『ニュー・シネマ・パラダイス』のイタリア公開30周年を記念したシネマ・コンサートが、2018年9月15日(土)・16日(日)に東京・有楽町の東京国際フォーラムで、17日(月・祝)に大阪・オリックス劇場で開催される。映画のセリフや効果音はそのままに、オーケストラが音楽パートを本編上映に合わせて生演奏するシネマ・コンサート。今回はジュゼッペ・トルナトーレ監督が1988年にイタリアで公開した『ニュー・シネマ・パラダイス』を題材に、映画本編の上映とオーケストラ生演奏の贅沢なコラボレーションが楽しめる。シチリアの小さな映画館“新パラダイス座”を舞台に、トト少年と老映写技師・アルフレードの交流を描く物語を彩るのは、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネによる、美しく感動的な音楽。そんなモリコーネの名曲の数々を、国内屈指の名門オーケストラである東京フィルハーモニー交響楽団が演奏する。【開催概要】『ニュー・シネマ・パラダイス』シネマ・コンサート開催日:■東京公演開催日時:2018年9月15日(土) 開場16:00/開演17:009月16日(日) 開場12:00/開演13:00会場:東京国際フォーラム ホールA■大阪公演開催日時:9月17日(月/祝) 開場16:00/開演17:00会場:オリックス劇場チケット価格(全席指定):S席 9,800円(税込) / A席 7,800円(税込) ※3歳未満入場不可指揮:ティアゴ・ティべリオ演奏:東京フィルハーモニー交響楽団©1989 CristaldiFilm
2018年09月07日韓国を代表する俳優イ・ビョンホンと注目度No.1の新鋭パク・ジョンミンが、兄弟役で共演を果たす感動作『それだけが、僕の世界』から、待望の日本版予告が公開となった。■ベテラン×新鋭が見せる、演技の化学反応!イ・ビョンホン演じる、母に捨てられ拳だけを信じてきた元プロボクサーの兄。そしてパク・ジョンミンが演じる、母だけを信じて生きる、サヴァン症候群の弟。それぞれの世界だけで生きてきた兄弟が、思いがけない出会いを経て、徐々に心を通わせていくストーリー。主人公・ジョハを演じるのは、作品ごとに毎回違うジャンルとキャラクターで魅了し、『マスター』や、NETFLIXオリジナル作品「ミスター・サンシャイン」での熱演も記憶に新しいイ・ビョンホン。韓国版「ひとつ屋根の下」とも言われる大ヒットドラマ「Happy Together」以来の不器用な男を演じ、寡黙で粗暴、そして単純な性格だが、実は情の深い人間味溢れる元プロボクサーを熱演している。一方、サヴァン症候群を患いながらも、天才的なピアノの才能を持つ弟という難役に挑んだのは、韓国映画界が最も注目するパク・ジョンミン。『空と風と星の詩人~尹東柱(ユン・ドンジュ)の生涯~』などで、徹底した役作りには定評があり、"次世代の演技の神“とも称されるほど。そして2人の母親役には、韓国のバラエティ番組「ユン食堂」出演で話題となった実力派女優ユン・ヨジョンが扮する。■感動必須の予告編をチェック!この度公開となった日本版予告では、イ・ビョンホンが自分を捨てた母との偶然の再会し、サヴァン症候群の弟との出会いに戸惑いながらも、少しずつ心を通わせていく、不器用な兄の姿を繊細に演じている。そんな彼が家族の愛に飢えていた、心のうちを吐き出す場面は胸に迫るものがある。イ・ビョンホンは「『それだけが、僕の世界』での演技が僕の根本なのではないかと思うほど、楽しく撮影した」と撮影をふり返る。これまで『悪魔を見た』などでは、目を覆いたくなるほど残忍な復讐を成し遂げる役など、ジャンルを選ばない彼だけに説得力のあるコメント。続けて「何の計算もなしにカメラが回った瞬間にとにかく自分を役に預けて演技をした」と言い、彼にとって自然体で演じることができた作品ということもうかがえる。弟役のパク・ジョンミンは、撮影3か月前からピアノを猛特訓。作中で演奏している高度なクラシック曲の数々は、吹き替えなしで演奏している。そんな彼の姿にも注目だ。『それだけが、僕の世界』は12月28日(金)よりTOHO シネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:それだけが、僕の世界 2018年12月28日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開ⓒ 2018 CJ E&M CORPORATION, JK Film ALL RIGHTS RESERVED
2018年09月05日