スティーブン・スピルバーグ監督最新作『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(9月17日公開)のアメリカプレミアが現地時間21日、ロサンゼルスで行われた。加えて23日、同作の日本版予告が公開された。本作は、SFファンタジーの『E.T.』(82)で大ヒットを収めたスピルバーグ監督が、『チャーリーとチョコレート工場』(05)の原作者と共に新たに手掛けるアドベンチャー。少女ソフィーと"やさしい巨人(BFG)"の友情を描く。会場となったエル・キャピタン・シアターには、観客1,500人がカーペット沿いに集結。そこにスピルバーグ監督のほか、2016年のアカデミー賞でスピルバーグ作品『ブリッジ・オブ・スパイ』(16)にて助演男優賞を受賞した英国の俳優マーク・ライランス(BFG役)、オーディションでスピルバーグの目にとまり女優歴2年あまりで主役へと駆け上がった女優ルビー・バーンヒル(ソフィー役)、『それでも恋するバルセロナ』(09)で知名度を高めたレベッカ・ホール(メアリー役)、そして『ジョーズ』(75)、『E.T.』などでスピルバーグと長年タッグを組んできた作曲家ジョン・ウィリアムズなど、そうそうたる面々が登場した。スピルバーグ監督は、本作のテーマの一つを"友情"と掲げ「友達を大事にしなさい。人を見た目で判断するのではなく、中身でちゃんと判断してほしい。そしてちゃんと相手の話を聞くこと」とメッセージ。加えて「肩書などで判断しないで、その人の細部を見て、それぞれの良さを見つけることが、どんな友情でも大事」と"BFG"とソフィーの間に生まれるような温かな関係を築くための秘訣を口にした。バーンヒルは、ライランスとスピルバーグ監督を「2人ともすごく素晴らしく優しい人たち」と称賛し、「彼らは私にとって最高の友達になった」と満足感をにじませた。さらにスピルバーグ監督は、「日本の友達のみなさん、本作を愛してもらえるとうれしいです。僕が全力の気持ちを注いで作った作品です。キャストのみんなも同じ気持ちで参加してくれています。また、僕らは特に、日本の皆さまの心に響くように作りました!」と日本語を交えながらアピール。以前より日本の歌舞伎好きを公言しているライランスも「日本、大好きだよ。玉三郎、鴈次郎さん、そして歌舞伎役者のみなさん、こんにちは。世界で最も好きな役者さんたちなんだ。三船敏郎さんは、映画俳優で最も好きな役者さん」とその愛を語り、「僕は日本の俳優さんたちから多くを学んできた」と告げた。あわせて公開された日本版予告は、児童養護施設で暮らすソフィーが「真夜中になると何かがやってくる」と震える描写からスタート。そんな暗夜の中、窓から入ってきた巨大な手に持ち上げられ、ソフィーは"巨人の国"へと連れ去られてしまう。最初はおびえていたソフィーだが、その世界の魅力に「すごい」と感動。「なぜ私を連れてきたの」という問いにBFGは「キミが一人ぼっちだったからさ」と優しくその大きな手を差し伸べる。(C)2016 Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
2016年06月23日スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』のUSプレミアが6月21日(現地時間)にロサンゼルスで行われ、スピルバーグ監督、マーク・ライランス、ルビー・バーンヒル、レベッカ・ホール、ジョン・ウィリアムズらがレッドカーペットを歩いた。『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』日本版予告会場のエル・キャピタン・シアターには上映を心待ちにする1500人の観客と、各国からの取材陣が多数、駆けつけた。映画は、ロンドンから巨人たちが暮らす国にやってきた少女ソフィーと、心優しい巨人BFG(ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)の交流と冒険を描くファンタジー。このほど解禁された日本版予告編映像には、これまで手や足、後姿だけしか明かされていなかったBFGの姿が登場する。スピルバーグ監督は今作に込めたメッセージについて「友達を大事にしなさい。人を見た目で判断するのではなく、中身でちゃんと判断してほしい。そしてちゃんと相手の話を聞くこと。そして、人を肩書きなどで判断しないで、その人の細部を見て、それぞれの良さを見つけることが、どんな友情でも大事なんだ」と語った。BFG役のライランスと、ソフィー役のバーンヒルは、日本の観客に向けて「こんにちは! 日本、大好きだよ。玉三郎、鴈次郎さん、そして歌舞伎役者のみなさん、こんにちは。世界で最も好きな役者さんたちなんだ。三船敏郎さんは、映画俳優で最も好きな役者さん。『生きる』の主人公の渡辺勘治(志村喬)も、素晴らしい俳優さんだよ。僕は日本の俳優さんたちから多くを学んできたんだ」(ライランス)、「日本のみなさん、こんにちは! ぜひこの映画を楽しんで頂き、どんな人とでも友達になれるというメッセージを受け取ってもえれば嬉しいです!」(バーンヒル)とコメントを寄せた。『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』9月17日(土) 全国ロードショー(C)2016 Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
2016年06月23日シャーリーズ・セロンが主演を務める、記憶にまつわるヒューマンサスペンス『ダーク・プレイス』が、6月24日(金)より公開される。このほど、「ゴーン・ガール」のギリアン・ フリンが手がけた長編ミステリーを原作とする本作に、“日本ミステリー界の女王”山村美紗の娘として知られる女優・山村紅葉や、日本のミステリー界の著名人が絶賛の声を寄せていることが分かった。本作は、28年前に一家殺人事件に遭い、 唯一生き残った少女が真実を見つめ直す物語。主演と製作を務めるのは、現在『スノーホワイト/氷の王国』では邪悪な女王を圧倒的な迫力で演じているシャーリーズ・セロン。さらに、彼女演じるヒロインの“真実探し”を助ける“殺人クラブ”の主催者、ライル役には、本作ほか主演作『アウトバーン』など活躍著しいニコラス・ホルト。事件を起こし終身刑の身となる長男のベンには、 スティーブン・スピルバーグの次回作『ゲームウォーズ』で主演を射止めタイ・シェリダン。この内気なベンを翻弄する恋人を、ブルックリン・ベッカムと交際宣言したクロエ・グレース・モレッツが熱演する。目を疑うスキャンダラスな事件の記憶と、狂気に満ちた世界を漂流するヒロインばかりでなく、誰の心にも潜む“ダーク・プレイス”をも呼び覚ます本作。“サスペンスドラマの女王”との異名をとる山村さんをはじめ、多数の人気ミステリー作家の心をも、ざわつかせている。<コメント一覧>■山村紅葉(女優)予想外の結末!伏線は見事に張りめぐらされていたのに…。シャーリーズ・セロンの見事な演技に脱帽!!■♪akira (翻訳ミステリー・映画ライター)被害者としてしか生きられず、世界に置き去りにされたリビー。原作とは異なる印象のラストをぜひ見届けてほしい。■中谷友紀子(『ダーク・プレイス』原作本「冥闇」訳者)あの嘘がなければ、あの偶然が起きなければ、悲劇は避けられたのか。心えぐる真実にたどりついたあと、きっともう一度観直したくなる。■千街晶之(ミステリー評論家)この物語では、人生も犯罪も、決して計算通りには進まない。愛情も悪意も、すべては気まぐれな運命によって織り成される糸にすぎない。■福田和代(ミステリー作家)悲劇をきっかけにやさぐれた主人公のシャーリーズ・セロンが、カッコいい!ミステリー好きは二回観てしまいます。■水生大海(ミステリー作家)原作のキャラが目の前に!特にディオンドラは、クロエ・グレース・モレッツの凄みある演技が迫ってきます。■桜木紫乃(作家)真実という傷と戦うリビーに「自分がいま見ているものを疑うことができるのか」と問われている気がしました。『ダーク・プレイス』は6月24日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月12日5人組ダンスボーカルユニット・PrizmaXの森崎ウィン(25)が、スティーブン・スピルバーグ監督のSF映画『レディ・プレイヤー・ワン(原題)』の主要キャストの一人に抜てきされたことが6日、明らかになった。撮影は6月から、海外で行われる。アーネスト・クラインの同名小説を原作に、10代の若者たちがバーチャルな世界で大富豪の遺産を追う物語。スピルバーグ監督がメガホンを取り、主演のタイ・シェリダン、ヒロインのオリビア・クックらのキャスト陣が発表されていた。しかし、タイ演じる主人公ウェイドの友人・ダイトー役のキャスティングは、"日英バイリンガル"という条件もあって難航。数カ月にわたって、世界中でオーディションが行われた。最終候補の中から、スピルバーグ監督自ら森崎を指名。森崎の撮影期間中、PrizmaXは黒川ティムがピンボーカルを務める4人体制でライブ活動を行っていく。今回の大抜てきを受け、「僕の大きな夢、『ハリウッド映画デビュー』が叶ったことにうれしい気持ちでいっぱいです!」「今まで生きてきた中で一番の驚きです」と喜びを爆発させた森崎。「すべてが新しい経験ですが、この作品の中の"ダイトー"としてしっかりと作品に向き合っていきたいと思います」と意気込み、「自分にできることをすべて注ぎ込み、すばらしい作品をお届けできるように最後まで全力で撮影に臨みたいと思います」と気合をみなぎらせている。森崎は1990年8月20日生まれ。中学2年生の時にスカウトされ、2008年にドラマ『学校じゃ教えられない!』(日本テレビ系)で俳優デビュー。ドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)シリーズ、映画『パレード』(10年)などに出演後、尾崎豊の追悼映画『シェリー』(14年)で初主演。2013年3月、PrizmaXとしてシングル「Mysterious Eyes/Go!」でCDデビューを果たした。
2016年06月06日去る4月3日(現地時間)、グリム童話の名作「白雪姫」を大胆なアレンジで映画化したアクション超大作の続編、『スノーホワイト/氷の王国』のアジア・プレミアがシンガポールで行われたが、その会場となった場所はユニバーサル・スタジオ・シンガポール!大規模な映画のプレミアなどで使用することは初めてだったそうで、シャーリーズ・セロンをはじめ、クリス・ヘムズワース、ジェシカ・チャステインなどレッドカーペットを歩く豪華スターを一目見ようと、約2,000人の特別ゲストがパークに集結した。そこで今回、世界のテーマパーク情報もお届けするシネマカフェでは、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールそのもの取材も敢行!シンガポールのパークだけのアトラクションも体験した!■独自のアトラクションも満載!アジア第二のユニバーサル・スタジオシンガポールの有名なリゾート地、セントーサ島という場所にあるユニバーサル・スタジオ・シンガポールは、日本のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに続いて2010年に誕生した、アジア第二のユニバーサル・スタジオだ。パーク全体を7種類のゾーンでわけ、それぞれ世界観に沿ったアトラクションなどを展開。日本の運営が先だったという理由もあるためかユニバーサル・スタジオ・シンガポールならではのアトラクションやエンターテインメントが満載だが、パークのシンボルであるユニバーサル・グローブがユニバーサル・スタジオ・シンガポールにも。インの前にテンションが上がる!■スピルバーグが映画を解説!大型ハリケーン襲来を映画の技術で体験!ユニバーサル・スタジオ・シンガポールファーストチャレンジは、「ライツ!カメラ!アクション!!ホステッド・バイ・スティーブン・スピルバーグ」へ!そのタイトルどおりスティーブン・スピルバーグ監督が監修したショー型の屋内アトラクションで、ユニバーサル・スタジオ・シンガポール限定のエンターテイメントだ。プレとメインの二部構成で、前者ではスピルバーグ本人がビデオ出演で映画における特殊効果や音響効果の重要性を説明。その後、ニューヨークのボートハウスというステージにてメインショーを鑑賞。その特殊効果や音響効果技術を駆使して、大型ハリケーン襲来を疑似体験!まるで映画の中にいるような錯覚を楽しめるアトラクションで、前方にいると水もかかる!■あのトランスフォーマーがライドに!臨場感満点の3D映像がハンパない!続いて「SCI-FIシティ」エリアでは、「トランスフォーマー・ザ・ライド・アルティメット 3-D バトル」を体験!ご存知、マイケル・ベイ監督が生み出した大人気シリーズ『トランスフォーマー』の世界を3D映像で再現したライド系アトラクションで、スピーディーで刺激いっぱいの内容は高い人気を集めている模様。ハイクオリティーの3D映像と、その展開にあった振動や音響などの演出がズバ抜けていて、本当に映像世界に紛れてしまったような印象を受ける。道路をハイスピードで疾走していくシーンなど、鳥肌モノの臨場感だ。■ミイラの呪いが襲いくる!『ハムナプトラ』の世界を猛スピードで疾走!3種類目のアトラクションは、「古代エジプト」エリアの「リベンジ・オブ・ザ・マミー」。映画『ハムナプトラ』シリーズをモチーフにした屋内ジェットコースター型のライド系アトラクションで、ゲストはジープに乗って暗闇の中を猛スピードで大激走!ミイラの呪いが襲い来る設定なので、ミイラのオーディオアニマトロニクスやスカラベの大群が放たれ、火炎演出なども駆使してゲストの恐怖心を刺激!この「リベンジ・オブ・ザ・マミー」も日本のパークにはないので、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールに訪れた際には一度乗ってほしいアトラクションだ。■意外に怖いかも!?長靴を履いた猫の絶叫コースター!最後は「遠い遠い国(=ファー・ファー・アウエイ)」エリアに新しく誕生した、「プス・イン・ブーツ・ジャイアント・ジャーニー」で大空へ!あの長靴を履いた猫、映画『シュレック』に登場するネコのキャラクター、プスをテーマにしたライド系アトラクションで、パッと見のキュートな外観とは裏腹にぶら下がるタイプのコースターなので、その実は絶叫系!ただ、怖いだけではなく、ライディング中にプスたちが繰り広げているストーリーもデコレーションやサウンドで楽しめるので、手に汗握る冒険ライドを満喫して!■日本のパークでも大人気のミニオンのグッズが!夏には新作短編も公開にまた、日本のパークでも大人気のミニオンのグッズを扱っている「ミニオン・マート」がユニバーサル・スタジオ・シンガポールにも!日本のグッズとは違う種類も数多く販売していて、ミニオンのファンは要チェックだ。ちなみに今年の夏、8月11日(木・祝)に公開になる映画『ペット』の同時上映として、短編アニメーション『ムーアミニオンズ(原題)』の上映も決定!あのバナナが大好きな黄色い軍団が復活するので、この夏、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールとミニオンにも熱視線を送ってみて!『スノーホワイト/氷の王国』は5月27日(金)より全国にて公開中。協力:東宝東和(text:cinemacafe.net)
2016年06月05日1999年からアメリカ「People」誌が毎年4月に発表している、“世界で最も美しい女性”ランキング。本ランキングといえば、外見の美しさはもちろんのこと、私生活での振る舞いや、その年に活躍を見せた女優や歌手などがトップ10にランクインする傾向がある。昨年はサンドラ・ブロックが第1位に輝いたが、世界的に大ヒットを記録し、アカデミー賞を席巻した映画『ゼロ・グラビティ』が大きく影響したといわれている。そして先日、発表された2016年のランキングでも、昨年からドラマで活躍し、一躍トップ10入り、第6位に輝いた女優がいる。全米で昨年秋から放送されているドラマ版「マイノリティ・リポート」に出演しているミーガン・グッドだ。今回はそんな注目すべき彼女の魅力に注目する。ドラマ「マイノリティ・リポート」は、2002年にスティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演で、日本でも大ヒットとなった近未来SF映画の10年後を描いた続編にあたる。スピルバーグが今回も製作総指揮を務めるほか、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』の脚本家マックス・ボレンスタインや、「ゲーム・オブ・スローンズ」など人気ドラマの監督を務めたマーク・マイロッドなど、錚々たるメンバーが製作陣に名を連ねている。そんな本作に出演し、日本でも人気に火がつき始めているのが、ミーガン。1981年カリフォルニア出身の34歳で、子役時代から女優として活躍している彼女は『ソウ5』や『俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク』などにも出演。昨年は“世界で最も美しい女性”ランク外だったことを考えると、今年のランクインに「マイノリティ・リポート」の影響があるといえそうだ。ドラマ版での主人公となるのは、映画ではトム演じるジョン・アンダートンが救った、犯罪予知能力を持つ“プリコグ”たちの内のひとり、ダッシュ(スターク・サンズ)。ダッシュは自身の能力を使い、犯罪を未然に防ごうとひとりで奔走するも、彼の能力はプリコグの中で一番弱く、ことごとく失敗してしまう。そんなときに出会うのが、ミーガン演じるメトロポリタン警察の刑事ララ・ヴェガ。ララはダッシュがプリコグだと知り、共に事件を解決するようになっていく。犯人を追いつめるため街中を疾走したり、本格的な格闘やガンアクションにも挑んでおり、父親がロサンゼルス市警察の警官であるミーガンにとっては、この役はハマり役だったかもしれない。私生活では「理想の男性は神」とインタビューで発言するなど、敬虔なクリスチャンとしても知られる彼女は、2012年に牧師であるデヴォン・フランクリンと結婚し、まさに公私共に絶好調。影響力絶大の製作陣によるドラマ「マイノリティ・リポート」でも、さらなる活躍を見せてくれるに違いない。「マイノリティ・リポート」は6月3日(金)よりDVDリリース&レンタル開始(デジタル配信中)。(text:cinemacafe.net)
2016年05月30日スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』が現在開催中のカンヌ映画祭でワールドプレミア上映され、スピルバーグ監督とキャスト陣が登場した。関連動画本作は、『チャーリーとチョコレート工場』の原作者ロアルド・ダールの『オ・ヤサシ巨人BFG』を映画化したもので、ロンドンから巨人たちが暮らす国にやってきた少女ソフィーと、心優しい巨人BFG(ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)の交流と冒険を描く。新鋭ルビー・バーンヒルが主人公のソフィーを、アカデミー俳優マーク・ライランスが巨人BFGを演じる。会場には監督だけでなく、バーンヒル、ライランスも登場。スピルバーグ監督は久々のファンタジー作に「想像の中の世界をストーリーとして語るということをしてみたかったんだ。歴史的な映画を作るとき、歴史の事実を正しく伝えるためにこのような想像力は横におかなければならない。しかし、今回の作品はそういう規制がなく、自由な形で展開できた。若いフィルム・メーカーに戻ったような気持ちになった」と振り返り、「僕はいつも良いストーリーを追い求めているんだよ。ときには子供達の顔を見てピンとくることもある。僕は7人の子供を育てた父親だけど、僕はまさにこの『BFG』の原作を子供達のために読んであげていたんだ。そのときに子供達の反応がよくわかるんだよ。この物語は子供達の心をしっかりと掴む美しい物語だから原作の世界をもっと広げられるなって思ったんだ」と語った。また、監督に抜擢されたバーンヒルは「今回の映画は初めての大作です。子供のTVショー番組にでたことはありましたが、今回は本当に夢のような経験をしました。今、こうしてカンヌ映画祭に来ているなんて、すごい経験だと思います。やったー!って感じ」とコメントした。『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』9月17日(土) 全国ロードショー
2016年05月16日スティーブン・スピルバーグ監督待望のファンタジー最新作として、早くも大きな注目を集めている『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』のワールドプレミアが、5月14日(現地時間)、熱気立つカンヌ国際映画祭にて開催。その模様とともに、待望の初映像が解禁となった。少年と異星人とのハートフルな交流を描いたSFファンタジーの金字塔『E.T.』をはじめ、数々の名作、ヒット作を送り出してきたスピルバーグ監督が、『チャーリーとチョコレート工場』の原作者である児童文学の巨匠ロアルド・ダールと共に贈る、久々のファンタジーとなる本作。今回は、少女と“やさしい巨人(BFG)”の心温まる友情と奇想天外な冒険を描き出す。そんな本作のワールドプレミアが、連日、映画のコンペティションや上映会、新作のお披露目イベントなどで熱気あふれるカンヌ国際映画祭にて開催された。スピルバーグ監督がカンヌの地を初めて踏んだのは、1974年、自身初の長編作品『続・激突/カージャック』。見事、同作にて脚本賞を受賞している。厳選された400人のカメラマンと50台以上のTVカメラ、伝統あるドレスコードに身を包んだ取材陣の前に現れたのは、スピルバーグ監督のほか、本年度、第88回アカデミー賞にて同じくスピルバーグ作品『ブリッジ・オブ・スパイ』で助演男優賞を受賞した英国の名優マーク・ライランス、オーディションで巨匠スピルバーグの目にとまり大抜擢された10歳の“奇跡の新人”女優ルビー・バーンヒル、『アイアンマン3』のレベッカ・ホール、「ダウントン・アビー」のペネロープ・ウィルトンといったキャストたち。カンヌのメイン会場となるPalais des Festivalsの赤い大階段を前に、本作のお披露目を盛大に祝った。BFG役のライランスは「楽しいよ、すごく興奮するよ」と興奮を抑えられない気持ちを述べて、登場。会場は割れんばかりの拍手喝采となり、それに笑顔で応じるキャスト、スタッフたちからは本作への確固たる自信が伝わってきた。また、ワールドプレミアにあわせて行われたマスコミ記者会見では、キャストやスタッフ陣が熱い思いを語ると共に、本作の全貌が初めて明らかとなった。スピルバーグ監督は、近年シリアスな作品を撮り続けている中でファンタジー作品を選んだことについて、「想像の中の世界をストーリーとして語るということをしてみたかったんだ。歴史的な映画を作るとき、歴史の事実を正しく伝えるためにこのような想像力は横におかなければならない。しかし、今回の作品はそういう規制がなく、自由な形で展開できた。若いフィルム・メーカーに戻ったような気持ちになったね」と語り、34年前にメガホンを取った『E.T.』を思い起こすようなフレッシュな気持ちで挑んだ作品であることに触れた。本作については、「原作が素晴らしいだけでなく、その原作を友人でもあるメリッサ(・マシスン)が素晴らしい脚本として書き上げてくれた」と、いまは亡き『E.T.』の脚本家である彼女について言及。さらに、「僕はいつも良いストーリーを追い求めているんだよ。ときには子どもたちの顔を見てピンとくることもある。僕はまさにこの『BFG』の原作を子どもたちのために読んであげていたんだ。そのときに子どもたちの反応でよくわかるんだよ。この物語は子どもたちの心をしっかりと掴む美しい物語だから、原作の世界をもっと広げられると思ったんだよ」とコメント。名作を生み出す秘訣は、意外にもありふれた日常の一コマの中にあったようだ。一方、少女ソフィー役を射止めた女優歴わずか2年あまりという“奇跡の新人”ルビー・バーンヒルは、人生で初めての報道陣を前にやや緊張した面持ちをみせるも、「今回の映画は初めての大作です。子どものTVショー番組に出たことはありましたが、今回は本当に夢のような経験をしました。いま、こうしてカンヌ国際映画祭に来ているなんて、すごい経験だと思います。『やったー!』って感じ」と、自ら小さなガッツポーズを披露。天真爛漫な笑顔を見せ、照れながらもしっかりとコメントし、周りの拍手を誘った。そんなルビーの隣に座るスピルバーグ監督は「よくできました◎」の意を込めてか、ルビーの頭をヨシヨシとする場面もあり、温かく微笑ましい会見となった。なお、本作の日本公開は9月17日(土)に決定し、併せて、日本では初となる特報映像も解禁となった。映像では、児童養護施設に暮らす好奇心旺盛な少女ソフィーが、真夜中、突然窓から入ってきた“巨大な手”に持ち上げられ、連れ去られてしまうという、ミステリアスでドキドキのシーンが描かれている!その後の展開が気にならずにいられない本作に、引き続き注目していて。『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』は9月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月16日ウォルト・ディズニー製作の世界初のカラー長編アニメーション映画第1作目『白雪姫』。このほど、ウォルト生誕115周年、没後50周年にあたる今年、待望の本作MovieNEXが5月18日(水)に発売されることに合わせ、ウォルト本人が本作の誕生秘話を語った貴重なボーナス映像の一部が解禁となった!美しく心優しい白雪姫。その美しさを妬む継母の女王から命を脅かされ、森の奥深くに逃れた白雪姫は、7人のこびとたちと出会い、一緒に暮らし始める。ある日、老婆に姿を変えた女王が訪ねて来て、毒リンゴを口にしてしまった白雪姫。横たわる白雪姫の傍らで悲しむこびとたちの元に王子様が現れて…。ディズニープリンセス作品としても、時代を超えて愛される人気作『白雪姫』。今回解禁となった映像は、1956年のウォルト自身の発言をまとめたもので、60年の時を経て、初めて公開される貴重な音声を収めている。ウォルトによれば、1935年にヨーロッパ旅行に行き、映画のリサーチをしていた際に、初めて観た劇場用実写映画「白雪姫と7人のこびと」を思い出したという。「完璧な物語だ」と思ったウォルトは、早速、その長編アニメーション化に乗り出し、少数精鋭スタッフと共にストーリーを練っていったことを明かしている。そして構想から2年強、1937年12月21日、ロサンゼルスのカーセイ・サークル劇場でオープニングを飾った『白雪姫』は、ハリウッドの人々を唖然とさせた。そのオープニングに現れたのはチャーリー・チャップリン、ジュディ・ガーランド、マレーネ・ディートリッヒなど、そうそうたる顔ぶれ。翌年の一般公開でも、観客の絶大な支持を受け、1年で800万ドルの興行収入を記録、空前の大ヒットとなった。世界恐慌のあおりで世の中が不況にあえいでいた当時、観客は愛らしい白雪姫に魅了され、愉快なこびとたちに笑いころげた。白雪姫が王子のキスで目覚めるハッピーエンドに心躍らせ、「ハイ・ホー」のメロディを口ずさみながら劇場を後にし、新聞には「ディズニーの道楽が歴史を変えた」という見出しが躍った。その社会的大ヒットを受け、1938年のアカデミー賞でシャーリー・テンプルからウォルトに手渡された特別賞のオスカー像の横には、“7人のこびと”を表す7つのオスカー像が並んだ。また、『白雪姫』への称賛は、現在のディズニー本社ビルの屋根を支えている7人のこびとの石像にも象徴されている。あれから79年、ディズニーの夢と魔法はいまもなお健在で、『白雪姫』はグリム童話から生まれたアニメーションの傑作として、色あせることなく人々を魅了し続けている。普遍的なテーマ、あふれるユーモア、楽しい音楽、際立った芸術性といった、ディズニー作品に不可欠の要素が満載な本作は、まさにディズニー・アニメーションの原点。その後のスティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、ティム・バートン、そして手塚治虫といった巨匠たちにも多大な影響を与えてきた。そして現在、ディズニー・アニメーション最新作として、動物たちの共存社会を描くファンタジー・アドベンチャー『ズートピア』が、全米ではディズニー・アニメーション史上No.1 のオープニング興収を記録し、日本でも口コミからGWを牽引、世界9億ドル突破の大ヒットとなっている。作品自体への評価も高く、世界各国で絶賛の声があとを絶たない。そんなディズニー・アニメーションの始まりにして、原点となる『白雪姫』を、MovieNEXでは改めて楽しむことができそうだ。『白雪姫』MovieNEXは5月18日(水)より発売(※デジタル配信中)。(text:cinemacafe.net)
2016年05月12日『ブリッジ・オブ・スパイ』で映画ファンを魅了させたばかりのスティーブン・スピルバーグが、久々にファンタジー映画を監督。少女と“やさしい巨人”の心温まる友情と奇想天外なアドベンチャーを描いた『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』が、9月に日本公開されることが決定。さらに、本年度カンヌ国際映画祭にて現地時間5月14日にワールドプレミア上映されることになった。物語の舞台はロンドン、児童養護施設に暮らす好奇心旺盛な少女ソフィーは、真夜中に窓から入ってきた“巨大な手”に持ち上げられ、突如“巨人の国”に連れていかれてしまう。ソフィーを連れ去ったのは、夜ごと子どもたちに“夢”を届ける、やさしい巨人のBFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント。ひとりぼっちだったソフィーは、孤独なBFGと心を通わせ、奇妙な友情と信頼関係を育んでいく。SFファンタジーの金字塔『E.T.』で、少年と異星人とのハートフルな交流を描いたスピルバーグが、『チャーリーとチョコレート工場』などで知られるイギリス児童文学界の巨匠ロアルド・ダールによる「オ・ヤサシ巨人BFG」(評論社)を映画化。奇しくもダール生誕100周年にあたる年に、映画界の巨匠スピルバーグによって映像化されることになった。さらに本作には、『インディ・ジョーンズ』や『スター・ウォーズ』などにも関わり、スピルバーグを支えてきた熟練のドリーム・チームが結集。製作はフランク・マーシャル、製作総指揮にキャスリーン・ケネディ。脚本を、本作が遺作となった『E.T.』のメリッサ・マシスンが手がけている。さらに『プライベート・ライアン』『シンドラーのリスト』でアカデミー賞を受賞したヤヌス・カミンスキーが撮影、マイケル・カーンが編集とビッグネームが名を連ね、音楽はスピルバーグ作品には欠かせない名匠ジョン・ウィリアムズが担当する。また、やさしい巨人BFG役を演じるのは、『ブリッジ・オブ・スパイ』で「第88回アカデミー賞」助演男優賞に輝いたことも記憶に新しいイギリス演劇界のレジェンド、マーク・ライランス。ソフィー役には、新鋭ルビー・バーンヒルがオーディションから大抜擢された。今回解禁された画像も、足元だけのBFGと、その上でつま先立って見上げるソフィーの姿が描かれ、想像力をかきたてるビジュアルとなっている。この2人がどんな冒険を繰り広げていくのか?スピルバーグが絶大の信頼を寄せる、超一流のメンバーによって作り出された新たなファンタジーに期待が高まる。『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』は9月、全国にて公開。5月14日(現地時間)、カンヌ国際映画祭にてワールドプレミア上映。(text:cinemacafe.net)
2016年05月09日スティーヴン・スピルバーグとサム・メンデスが、小説『ザ・ボワヤーズ・モーテル』の映版化作でタッグを組むようだ。宿泊客たちの情事をのぞき見するために自身のホテルをオープンさせた男の真実の物語を描くゲイ・タリーズの同名小説の映画版で、スピルバーグがプロデューサー、メンデスが監督を務めるとデッドラインが報じている。コロラド州デンバーに21部屋を所有するモーテルを50年前に購入した男ジェラルド・フースは、客室をのぞき見できるようさまざまな改造を加えていたそうだ。不倫や殺人などそこで見たすべての出来事をメモしていたフースが、ジャーナリストであるタリーズに手紙で連絡を取り、タリーズは1980年に直接フースに会うためにそのモーテルを訪れるに至った。タリーズが受け取ったその手紙の中には「このモーテルを購入した理由は趣味ののぞきを充実させるため、さらに人々が人生において社会的に、性的にどんな生活を送っているのかへの興味が抑えられなかったからです。これは私の錯乱したのぞき見への興味だけではなく、純粋に私の人々への貪欲な好奇心によって実行に至ったことなのです」とつづられていたそうだ。原作小説『ザ・ボワヤーズ・モーテル』はグローブ・プレスから7月12日発売予定となっており、4月11日発売のニューヨーカー誌にその一部抜粋が掲載されている。(C)BANG Media International
2016年04月19日スティーブン・スピルバーグが、アリアナ・グランデを映画に起用したいと考えているようだ。アリアナの先日の『サタデー・ナイト・ライブ』でのパフォーマンスがスピルバーグ監督の目に留まったようで、ある関係者はニューヨーク・ポスト紙に「アリアナには演技の依頼がたくさん来ますが、『サタデー・ナイト・ライブ』以降さらに多くの人が興味を示しているようです」と語る。しかし、アリアナ自身は活動の場を広げたいと考えているものの、音楽業界に別れを告げ、映画界での華々しいキャリアを始めるつもりは今はないようで、前述の関係者は「アリアナは今、音楽一筋ですからね」と続けた。そんなアリアナだが『ズーランダー2』ではカメオ出演も果たしているほか、昨年にはフォックス局のドラマ『スクリーム・クイーンズ』に出演しており、スーパーヒーロー作品への興味を示していると言われている。(C)BANG Media International
2016年03月26日俳優のハリソン・フォードとスティーブン・スピルバーグ監督が、『インディ・ジョーンズ』第5弾で再びタッグを組むことになった。シリーズ前4作を生み出してきた2人が返り咲くことになった2019年7月19日公開予定のタイトル未定の第5作について、ウォルト・ディズニー・スタジオのアーロン・ホーン会長は「インディアナ・ジョーンズは映画界の歴史における最高ヒーローの一人です。2019年にスクリーンで再び彼を見ることを待ちきれません。監督、プロデューサー、俳優と役柄がこれほどまでに完璧なコンビネーションを持つ作品はなかなかありません。ハリソンとスティーブンとともに新しい冒険をスタートさせることをこれ以上ないほど楽しみにしています」とコメントしている。プロデューサー陣にはキャスリーン・ケネディとフランク・マーシャルが参加する。1981年作の第1弾『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』を筆頭に、1984年作『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』、1989年作『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』、2008年作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』と製作されてきた同シリーズでは、前作の第4弾でシャイア・ラブーフがインディアナの息子として登場していたが、新作にも出演するかどうかは今のところわかっていない。これまでにリリースされた4作品の世界興行収入は計約20億ドル(約2,272億円)にものぼる。今回第5弾の製作に乗り出したスピルバーグ監督は以前、クリス・パインがインディアナ役を引き継ぐのではないかと飛び交っていた噂とは裏腹に、インディアナの役はハリソン以外演じることはできないとし、「ハリソンのインディ役の代役なんて誰も考えられないよ。まあそんなことはまず起きないだろうね」「スパイダーマンやバットマンをいろんな役者たちが演じてきたようにインディをほかの俳優に演じさせるなんて間違いなく僕の意図ではないね」「インディアナ・ジョーンズを演じる唯一の俳優はハリソン・フォードだけなんだ」と語っていた。(C)BANG Media International
2016年03月17日今度はあの超大作『インディ・ジョーンズ』シリーズの5作目が製作決定!ディズニースタジオが正式に発表した。「ハイスクール・ミュージカル」、『プリティ・プリンセス』など過去の大ヒット作の続編製作のニュースが飛び交うハリウッドで、またファンにうれしい知らせだ。いまから35年も前の1981年に製作された1作目の『レイダース/失われたアーク≪聖櫃≫』から今回決定になった5作目までハリソン・フォードが主演、スティーブン・スピルバーグが監督し、フランク・マーシャルがプロデューサーを務めることに。ディズニースタジオの会長アラン・ホルンは「インディ・ジョーンズは映画の歴史の中でもっとも偉大なヒーローの1人です。そんな彼が2019年にスクリーンに戻ってくるのが待ちきれません」と「E!News」に語っている。考古学者インディ・ジョーンズの冒険物語を描いたこの映画シリーズはいままでの興行収入がなんと20億ドル(約2,268億円)にのぼるという。公開予定は2019年7月19日とのことだが、少し気になるのがハリソンの年齢。その頃には77歳になる彼に、「アクションとか、大丈夫?」「いくらなんでも年が…」と冒険家を演じるには年がいきすぎているとの声が多く上がっている。否定的な声に負けず、ハリソンがどんな演技を見せてくれるか乞うご期待!(Hiromi Kaku)
2016年03月16日第88回アカデミー賞授賞式が2月29日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『ブリッジ・オブ・スパイ』(S・スピルバーグ監督)に出演のマーク・ライランスが、「助演男優賞」を初受賞。注目されたシルベスター・スタローンは受賞を逃した。実話をもとに、ともにアカデミー賞に輝くスピルバーグ監督×トム・ハンクスの4度目のタッグが実現した本作。米ソの冷戦が激化した1950~60年代を舞台に、アメリカ人弁護士ジェームズ・ドノヴァンが、かつて弁護を担当したソ連の老スパイと、ソ連の捕虜となったアメリカ人パイロットの交換交渉を進めるため、東西分裂中のベルリンで孤軍奮闘する。老スパイを演じたライランスは、ロンドン映画批評家協会賞、全米映画批評家協会賞、フェニックス映画批評家協会賞、バンクーバー映画批評家協会賞、トロント映画批評家協会賞、NY・オンライン映画批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞、ニューヨーク映画批評家協会賞など名だたるアワードで助演男優賞に輝いていた。『ブリッジ・オブ・スパイ』は今年のアカデミー賞で、助演男優賞をはじめ、作品賞、脚本賞、美術賞、録音賞、作曲賞の6部門にノミネートされている。一方、『クリードチャンプを継ぐ男』(ライアン・クーグラー監督)でかつてのライバルの息子と出会い、再びボクシングの世界に身を投じるロッキーを演じたスタローンは、残念ながら、念願のオスカー像を手にすることはできなかった。今年のアカデミー賞は“白すぎる”の批判が上がり、実際に同作が高い評価を得ながら、アフリカ系アメリカ人のクーグラー監督、主演のマイケル・B・ジョーダンらがノミネートを逃しているだけに、悔しさも募るはずだ。初ノミネート初受賞となったライランスは「観たり出演したりするのは好きです。スティーブン・スピルバーグと仕事ができて幸せでした。どうして私だけ選ばれたのか分かりません。ありがとうございます」と喜びを語った。(text:cinemacafe.net)
2016年02月29日映画界最大の祭典、米アカデミー賞の発表が近づく中、誰が、そしてどの作品が栄冠に輝くか予想合戦も熱を帯びてきた。今年、作品賞候補に挙がるのは計8本だが、困ったことに…例年にない秀作揃いで、どの作品にもチャンスがある大混戦!正直、的中は難しい状況だ。■前哨戦で存在感を見せる有力候補すでに作品賞候補となった8本すべてを鑑賞したが、オスカー前哨戦の結果も踏まえた上で「アカデミー好み」と言えるのは、『レヴェナント:蘇えりし者』(アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督)、『スポットライト 世紀のスクープ』(トム・マッカーシー監督)、『マネー・ショート華麗なる大逆転』(アダム・マッケイ監督)の3本。どれも力強いテーマ性やキャスト陣の熱演、そして実話がベースになっているという共通点があり、見応えは十分だ。“勢い”という点では、ゴールデングローブ賞(ドラマ部門)作品賞、英国アカデミー賞作品賞に輝いている『レヴェナント:蘇えりし者』が優勢で、昨年の『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続き、イニャリトゥ作品が頂点に立つ可能性は否定できない。一方、監督賞でも接戦が繰り広げられるはずで、イニャリトゥが2年連続監督賞を受賞する代わり、作品賞は他作品に流れる可能性も…。オリジナル脚本賞は『スポットライト 世紀のスクープ』、脚色賞は『マネー・ショート華麗なる大逆転』で決まりかもしれない。実話ベースの作品としては、スティーブン・スピルバーグがさらなる飛躍を遂げた秀作『ブリッジ・オブ・スパイ』も忘れてはいけない。■単なる“視聴率対策”に収まらない極上エンタメ作品近年、ノミネート本数が増え、よりバラエティ豊かなラインナップになった作品賞だが、一方でエンタメ色の強いヒット作(例えばジェームズ・キャメロン監督の『アバター』)も候補入りさせ“視聴率対策”と揶揄されることも。確かにアカデミー賞受賞式には「世界中が注目するテレビ番組」という側面もあり、認知度の高い作品があるとないとでは、視聴率に影響が出るのは想像に難くない。今年の作品賞候補で言えば『オデッセイ』(リドリー・スコット監督)、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(ジョージ・ミラー監督)がそれにあたるが、どちらも“視聴率対策”の枠に収まらない、作品賞レベルの極上作だから非常に悩ましい!例えば、リドリー・スコットを監督賞候補にさえしなかった罪滅ぼしとして、『オデッセイ』が作品賞を受賞する可能性は捨てきれないし、逆に監督賞の候補になったジョージ・ミラーが作品賞を逸する代わりに、監督賞を手にしたら、それもまたドラマチックである。■女性映画に作品賞を!『ルーム』はすさまじい大傑作ここまで紹介した作品がどこか男くさいラインナップだとすれば、残る2本『ルーム』(レニー・アブラハムソン監督)と『ブルックリン』(ジョン・クローリー監督)は美しくも切実な女性映画。特に“部屋”に監禁された母子の逃避行を描いた『ルーム』は最も作品賞に推したい、すさまじい大傑作だ。1度見ただけでは、これ以上の言葉が見つからないほどの衝撃と感動は、映画ファンなら必ず体験をしてほしい。昨年の『セッション』同様、授賞式当日は“台風の目”として旋風を巻き起こすはずで、ブリー・ラーソンの主演女優賞は確実と予想する。ちなみに女性が主人公の映画が、作品賞に輝いたのは第77回の『ミリオンダラー・ベイビー』(クリント・イーストウッド監督)が最後で、もう10年以上前のこと。近年、白人優位に批判が集まるアカデミー賞だが、女性映画に対する冷遇も課題のひとつで、『キャロル』が作品賞候補から漏れているのは非常に残念。それだけに、『ルーム』や『ブルックリン』といった秀作に作品賞を捧げる価値は非常に大きい。(text:cinemacafe.net)
2016年02月27日ディズニーで配給が決まっていたドリームワークス製作の実写版『攻殻機動隊』を、パラマウントが配給することになった。スティーブン・スピルバーグがディズニーを去ってユニバーサルの元で配給をすることに決めたのが理由。パラマウントもこの映画に出資していることから、新しい配給としてパラマウントが決まったようだ。来年3月31日の北米公開日は変わらない。その他の情報主演はスカーレット・ヨハンソン。監督は『スノーホワイト』のルパート・サンダース。撮影はニュージーランドで行われる予定。ヨハンソンの次回作は、来月北米公開予定のジョエル&イーサン・コーエン監督作『ヘイル・シーザー(原題)』今年は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、声の出演をする『ザ・ジャングル・ブック(原題)』も控える。文:猿渡由紀
2016年01月27日とびっきり豪華なおせち料理ともいえる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の後には、良い意味でオーソドックスな味付けの上質な作品が見たくなるはず。そんな映画ファンには、スティーブン・スピルバーグ監督の最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』がオススメだ。実話をもとに、アカデミー賞俳優のトム・ハンクスと4度目のタッグを組む本作。米ソの冷戦が激化した1950~60年代を舞台に、アメリカ人弁護士ジェームズ・ドノヴァンが、かつて弁護を担当したソ連の老スパイと、ソ連の捕虜となったアメリカ人パイロットの交換交渉を進めるため、東西分裂中のベルリンで孤軍奮闘する。老スパイ役のマーク・ライランスが、すでに8つの映画賞で助演男優賞に輝いており、オスカー本命と目されている。一言で表せばスピルバーグ流の“知的活劇”。まさにベルリンの壁が建設されつつある混迷のベルリンに乗り込み、手の内を見せないソ連側と粘り強い交渉を繰り広げるドノヴァンの姿は、「正義と真実を求める」という意味では、スピルバーグ監督がこれまで生み出していた冒険ヒーローに通じるものがある。違いがあるとすれば、ドノヴァンが政府の人間ではなく、保険法を専門にした弁護士…つまり、ありふれた一市民だという点だろう。自国を脅威にさらすスパイを弁護したことで、愛する家族をも危険にさらすことになるドノヴァン。それでも「誰もが平等な裁判を受ける権利を持つ」という信念、そして老スパイとの交流を通し、立場は違えど愛国心に変わりはないと共鳴し合う人間性が、主人公を特別な存在に押し上げる点が、生粋のヒューマニストであるスピルバーグ監督らしい。ドノヴァンの誠実さはそのまま、常に観客に対し謙虚さを忘れないスピルバーグそのものだ。『宇宙戦争』『ミュンヘン』と2本の監督作が全米公開されたのが、2005年のこと。まるで同窓会のようだった『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』、片や最新技術で仏コミックを映像化した『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』の2作品で冒険活劇を再定義し、『戦火の馬』『リンカーン』と重厚感あふれる大作を成功させた監督にとって、最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』はこの10年を総括する、静かなる集大成といえそうだ。スピルバーグ監督といえば、ロアルド・ダール(『チャーリーとチョコレート工場』)による児童小説を原作に、少女と巨人の冒険を描いた最新作『The BFG』(原題)が今夏、全米公開される予定で、こちらも楽しみになってきた。『ブリッジ・オブ・スパイ』は1月8日(金)より公開。(text:Ryo Uchida)
2016年01月08日監督スティーヴン・スピルバーグ、主演トム・ハンクスとアカデミー賞受賞スタッフ&キャストが贈る真実に基づく物語『ブリッジ・オブ・スパイ』が、いよいよ本日1月8日(金)に公開となる。このほど、実に4度目のタッグとなったスピルバーグ監督とトム・ハンクスの強力な信頼関係を裏づける特別映像が解禁となった。『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』など3つのアカデミー賞に輝くスピルバーグ監督のもと、『フィラデルフィア』『フォレスト・ガンプ/一期一会』で同「主演男優賞」を2年連続受賞したトム・ハンクスが主演、さらに『ノー・カントリー』『ファーゴ』で4つのアカデミー賞を手にしたイーサン&ジョエル・コーエン兄弟と、マット・チャーマンが脚本を手がけた本作。到着した映像では、実話に基づいた感動作『プライベート・ライアン』、政府の姿勢を問うた『ターミナル』、執拗な追跡劇をコミカルに描いた『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』と、スピルバーグとトムがこれまでにタッグを組んだ毛色の違う3作をふり返りつつ、2人のコラボレーションの4作目となる本作にクローズアップしていく。スピルバーグ監督と長年に渡り仕事をしてきた、本作の製作クリスティ・マコスコ・クリーガーは、「お互いの長所を引き出している」と2人のコラボレーションを絶賛。「トムがいるだけで作品が豊かになるんだ」(スピルバーグ監督)、「スティーヴンになら安心してさらけ出せる。ボスは彼だが私の提案にとても寛容だ」(トム)と、互いに尊敬と称賛を送り合う様子だけでなく、映し出される撮影風景からも、彼らが信頼し合っていることが見て取れる。「ジェームズ・ドノヴァンはいわゆる誠実な男だ。“正義は皆に平等である”が彼の信条だ」とスピルバーグ監督が語るハンクス扮する主人公は、実在の弁護士。舞台はアメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった時代。いまにも戦争が勃発するかもしれない緊張が続く中、彼は勇敢にも敵の中に飛び込み、人質を救うために奔走するが、その本当の姿はヒーローとはほど遠い“普通の男”だ。クリーガーが「ドノヴァンは私の親友のお父さんみたいなごく普通の人。彼は自分の仕事をこなしていただけなのに、信じられないような国際的な話に巻き込まれた」と明かすことからも、良き夫、良き父、良き市民として平凡な人生を歩んできた男が、本作では文字どおり孤立無援の闘いに挑んでいくことが分かる。相手が同胞でも、スパイでも、目の前の人間を大切にする彼の勇気と情熱、そして誠実さを体現したハンクスと、その奇跡の真実をとらえたスピルバーグ監督の強力なコラボを、この映像からも確かめてみて。『ブリッジ・オブ・スパイ』は1月8日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月08日映画『ブリッジ・オブ・スパイ』(2016年1月8日公開)のスティーブン・スピルバーグ監督と主演のトム・ハンクスがタッグを組んだ過去作やインタビューを交えた特別映像が8日、公開された。アカデミー賞の監督賞に2度輝いたスピルバーグと、アカデミー賞の主演男優賞を2年連続で受賞したトム・ハンクスがタッグを組むのは、本作が4本目。公開された映像では、実話に基づいた感動作『プライベート・ライアン』、政府の姿勢を問う『ターミナル』、執拗な追跡劇『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』とこれまでタッグ作を振り返りつつ、本作にクローズアップしてく。スピルバーグ監督と長年に渡り仕事をしてきて、次回作でも製作総指揮も努める本作の製作クリスティ・マコスコ・クリーガーは「お互いの長所を引き出している」と2人のコラボレーションを絶賛。「トムがいるだけで作品が豊かになるんだ」(スピルバーグ監督)、「スティーヴンになら安心してさらけ出せる。ボスは彼だが私の提案にとても寛容だ」(ハンクス)と絶賛しあう様子だけでなく、映し出される撮影風景からも信頼し合っていることが見て取れる。実話に基づく本作は、アメリカ合衆国と旧ソビエト連邦が世界を二分して対立し、一触即発の冷戦状態にあった1950~60年代の物語。ハンクスが演じる主人公のジェームズ・ドノヴァンは、実在のアメリカ人弁護士で、ソ連のスパイの弁護を引き受けたことで国際交渉の世界に足を踏み入れる。ドノヴァンに与えられたミッションは、彼が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げること。交渉の場は、敵地の東ベルリンで、判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、両方を救うために孤立無援の闘いを繰り広げる。(C)Twentieth Century Fox Film Corporation and DreamWorks II Distribution Co., LLC. Not for sale or duplication.
2016年01月08日ついじっくり観たくなるほどに肌が美しい人っていますよね。その代表格は女優さんやモデルさんでしょう。肌のきれいな彼女たちは実は睡眠にもこだわりがあるのだとか。そんな彼女たちの睡眠ルールをのぞいてみましょう。女優の美容法は睡眠!?テレビや雑誌で見る女優さんたち。その美しさは思わずため息が出てしまうほどですよね。彼女たちは私たちとは違う、何か特別な美容法を実践しているのでしょうか?取材などで「いろいろ試しています」と語る人もいれば、「全く何もしてないんですよ~」と話す人もいるようですが、先日話題になったのがある女優さんの美容法。それは「オフの日はたっぷり眠る」というもの。もちろん、日頃ハードで疲れているということもあるようですが、肌の美しさを保つためには睡眠が重要ということを知っていて、意識的に睡眠を多くとっているそうなんです。ハリウッド女優も実践する睡眠美容睡眠美容法を実践している女優さんは日本人だけではありません。たとえば、ハリウッド女優としても活躍する中国の女優、コン・リーさん。『SAYURI』や『ハンニバル・ライジング』への出演でハリウッドでも話題になった彼女は、あのスティーブン・スピルバーグ監督にも演技を絶賛されたと言われています。そんなコン・リーさんはすでに50歳ですが、肌が美しいことでも有名。その秘訣がよく眠るよう心がけていることだそうです。お肌に睡眠がいいというのはどうやら世界共通のようですね。みなさんも「もう歳だから…」なんて諦めず、たっぷり寝てお肌の疲れを回復してあげることで美しい肌を保ちましょう!睡眠中の成長ホルモンがカギを握る!「美」を売る女優さんたちも実践している睡眠美容法。どうやらそこには「成長ホルモン」が深く関わっているようです。私たちの肌は日中、紫外線を浴びたり、乾燥してしまったりと、何かとダメージにさらされているもの。そのダメージを再生するのが睡眠中なんです。というのも、入眠から3時間後に最も分泌されるといわれる成長ホルモンが、肌を修復しようとがんばってくれているから。この理論から考えれば、毎日2時間しか睡眠がとれない!という人は、成長ホルモンが十分に分泌されていないため、お肌の修復が追いつかなくなってしまう可能性が考えられます。たしかに寝不足が続くとお肌がげっそりしますよね。最近、お肌が荒れ気味だとお悩みの方は、ぜひしっかり睡眠をとり成長ホルモンを分泌させて、お肌の調子を整えてあげましょう。photo by pixabay
2016年01月01日スティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクスとコーエン兄弟がタッグを組む『ブリッジ・オブ・スパイ』。この度、主演を務めたトムが自身の役を熱く語るインタビュー映像が到着した。舞台は、アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1950年~60年代。主人公のジェームズ・ドノヴァンは実在のアメリカ人弁護士。保険の分野で実直にキャリアを重ねてきた男だが「誰でも弁護される権利がある」という信念のもとソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、思いがけなく国際交渉の世界に足を踏み入れることになる。“普通の弁護士”ドノヴァンに与えられたミッション、それは自身が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げることだった。交渉の場は敵地の東ベルリン。判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、ドノヴァンの孤立無援の闘いが始まる――。オスカー・レースの開始を告げるナショナル・ボード・オブ・レビューの作品トップ10をはじめ、数々の映画賞を受賞し、2016年度アカデミー賞有力候補の呼び声もあがる本作。このほど解禁となった映像では、『ファーゴ』『ノーカントリー』で4つのアカデミー賞を受賞したジョエル&イーサン・コーエンが手掛けた脚本を読んだトムが「役者冥利につきる」と語り、自身の役柄や本作について力説する姿が映し出されている。監督を務めたスピルバーグとは、『プライベート・ライアン』以来4作目のコラボレーションとなるトムは、本作の主演に指名されたときのことを「宝クジに当たった気分だよ」と述懐。さらに、「お互いのことはよく分かっているんだ」「良き理解者と言える彼とまた仕事ができるのは本当に幸せなことだと思う」と続け、再タッグへの喜びを語ると同時に本作への手応えをのぞかせる。今回の役柄である弁護士・ドノバンについて話が及ぶとより熱が入り、ハンクスの語りはどんどんヒートアップ。脚本に書かれた彼の複雑な人物像に惹かれたと話すハンクスは、「弁護で様々な人間と出会ったことでドノバンは変わった。ソ連との交渉は単なる仕事でなく、アベルを救うための戦いでもあったんだ」とドノバンの心境を読み解いている。『フィラデルフィア』『フォレストガンプ/一期一会』で2年連続オスカーを獲得したハンクス。この映像から、彼にとって3度目のオスカーとなるかもしれない本作への期待を膨らませてみて。『ブリッジ・オブ・スパイ』は2016年1月8日(金)よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年12月25日監督をスティーヴン・スピルバーグ、脚本をイーサン&ジョエル・コーエン兄弟が手がけ、トム・ハンクスが主演を務める『ブリッジ・オブ・スパイ』の特別映像が到着。スピルバーグ監督が、トム・ハンクスやマーク・ライランスとの撮影エピソードなどを語っていることが分かった。アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1950年~60年代。主人公のジェームズ・ドノヴァンは実在のアメリカ人弁護士。保険の分野で実直にキャリアを重ねてきた男だが「誰でも弁護される権利がある」という信念のもとソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、思いがけなく国際交渉の世界に足を踏み入れることになる。時の大統領ジョン・F・ケネディがドノヴァンに与えたミッションは、ドノヴァンが弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げることだった。交渉の場は、敵地の東ベルリン。判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、ドノヴァンの孤立無援の闘いが始まる。アカデミー賞受賞スタッフとキャストが集結し、スピルバーグ監督とハンクスが4度目のタッグを組む本作。良き夫、良き父、良き市民として平凡な人生を歩んできた弁護士が、米ソの戦争を食い止める重責を担い、命がけで敵の真っ只中に飛び込んでいく姿を感動的に描いている。このほど到着した特別映像では、父から聞かされたという冷戦下での“U2偵察機事件”や、意外にもスムーズだったという撮影について、スピルバーグ監督が語っている。映像では、スピルバーグ監督は「トムと私は長年の関係だから互いを知り尽くしているんだ」と、30年以上にわたってハリウッドのトップスターの座に座り続け、アカデミー賞の主演男優賞を2年連続で受賞したトム・ハンクスについてコメント。「ただでさえ、創造性が豊かなのにさらなる独自性を常に求め、彼の何にでも挑戦する姿勢が本当に素晴らしい。4度目のタッグともなるとあうんの呼吸で楽勝だったよ」と語り、長きにわたるトムとの友情を覗かせた。また、トム演じる弁護士ジェームズ・ドノヴァンが弁護を担当するソ連のスパイ、ルドルフ・アベル役を演じたマーク・ライランスについてはスピルバーグ監督は、「彼はトニー賞に3度も輝いた舞台俳優で、演技を一目見て非凡な才能の持ち主だと分かったよ。『十二夜』での演技を見てさらに確信したから声を掛けたんだ」と、先日発表されたニューヨーク映画批評家協会賞助演男優賞を受賞し、アカデミー賞助演男優賞の最有力候補であるマークの才能を賞賛している。「ドイツ・アメリカ・ロシアから最高のキャストが揃った」とスピルバーグが自負する本作。アカデミー賞有力と呼び声が高い本作の公開を楽しみに待ちたい。『ブリッジ・オブ・スパイ』は、2016年1月16日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月10日最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』を完成させたスティーヴン・スピルバーグ監督のインタビュー映像が公開になった。幅広いジャンルの作品を手がけ、ヒット作を連発してきたスピルバーグ監督だが、本作の撮影には深い思い入れをもってのぞんだようだ。スティーヴン・スピルバーグ監督インタビュー映像映画は、普通の弁護士ジェームズ・B・ドノバン(ハンクス)が、アメリカで逮捕されたソビエトのスパイと、ソ連領空で撃墜され逮捕されたアメリカのパイロットを秘密裏に“交換”するという誰も成し遂げた事が無いミッションに挑む姿を、実話を題材に描いた作品だ。本作の舞台になった1950年代は、世界が東西の陣営に分かれて争う“冷戦”の時代で、多くの人々が核戦争の恐怖に脅えていた。しかし、人々は、ふたつの世界大戦で多くの犠牲をはらったにも関わらず、相手の陣営を敵だとみなし、憎しみを募らせていた。このほど公開された映像でスピルバーグ監督は、自身の父が仕事で当時のソ連に行った時のエピソードを紹介している。そこで監督の父は、ソ連で起こったある事件に直面し、人々がいかに疑心暗鬼を募らせ、相手の陣営を憎んでいたかを身を持って知る。その事件こそが、本作が題材にしている米国偵察機の撃墜事件だ。監督は父から話を聞き、当時のことが頭から離れなかったという。スピルバーグ監督は、エンターテインメント大作を数多く手がける一方で、自身のルーツや家族が経験したドラマを積極的に題材に選び、傑作を残してきた。『シンドラーのリスト』では自身のルーツであるユダヤの人々のドラマを描き、『プライベート・ライアン』では、父が命をかけて戦った第二次世界大戦を描いた。本作も、ふたつの世界大戦から続く憎しみや争いの連鎖が背景として描かれており、平凡な男が奇跡を起こすスリリングなドラマと、監督の深い想いが込められた作品になっている。『ブリッジ・オブ・スパイ』2016年1月8日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー(C)Twentieth Century Fox Film Corporation and DreamWorks II Distribution Co..LLC. Not for sale or duplication.
2015年12月10日『インディ・ジョーンズ』シリーズの監督を務めたスティーヴン・スピルバーグは、インディアナ・ジョーンズを演じられるのはハリソン・フォードだけだと感じているそうだ。スピルバーグは、クリス・プラットなどが次のジョーンズ役の候補とうわさされていたものの、その考古学者役をハリソン以外の俳優が演じるなど考えられないと発言した。スピルバーグは「インディアナを演じられるのはハリソン以外いないと思うよ。そんなことは起こらないだろうね」「スパイダーマンやバットマンを数多くの俳優が演じてきたように他の俳優がハリソンのわらじを履くなんて間違いなく僕の意図ではないね」「インディアナ・ジョーンズを演じる俳優はただ1人であって、それはハリソン・フォードなのさ」とスクリーン・デイリーに語った。つい先日には、ハリソン本人もシリーズ5作目を作りたいという意向を明かしていたばかりで、その際にハリソンは「またインディアナ・ジョーンズをやりたいね。歴史と可能性のあるキャラクターだし、観客にとってもとても楽しい映画だし、スティーヴン・スピルバーグが監督だろ。嫌いになる理由があるかい?」と口にしていた。(C)BANG Media International
2015年12月07日監督をスティーヴン・スピルバーグ、主演にトム・ハンクス、脚本をイーサン&ジョエル・コーエン兄弟が手がける、ハリウッド最強のチームで贈る『ブリッジ・オブ・スパイ』。すでにアカデミー賞候補作ともうわさされる本作より、日本のファンへのメッセージが盛り込まれた日本独占映像が到着した。アメリカとソ連が一触即発の冷戦状態にあった1950年~60年代。主人公のジェームズ・ドノヴァン(トム・ハンクス)は、保険の分野で実直にキャリアを重ねてきた、ごく普通の弁護士でありながら、「誰でも弁護される権利がある」という信念のもと、ソ連のスパイの弁護を引き受ける。ドノヴァンに与えられたミッション――それは彼が弁護するソ連のスパイと、ソ連に捕らえられたアメリカ人パイロットの交換を成し遂げることだった。交渉の場は、敵地の東ベルリン。判断を誤れば即射殺という緊迫した状況のもと、ドノヴァンの孤立無援の闘いが始まる…。今回到着した映像には、ハリウッドきってのヒットメーカーにしてアカデミー賞監督賞に二度輝くスピルバーグと、30年以上にわたってトップスターの座に君臨しアカデミー賞主演男優賞を2年連続で受賞したトムという“ドリームコンビ”がそろって登場。世界中の映画ファンから最も愛される監督と名優は、『プライベート・ライアン』で初めてコンビを組んで以来、3本の映画を世に送り出してきた。そして、2人の最高傑作の呼び声が高い4本目の作品が本作だ。まず、日本のファンに向け、トムが自身が演じるドノヴァンという役どころについて説明し、続いてスピルバーグ監督が本作へのゆるぎない自信を明かしている。続いて流れる予告映像は、緊張感みなぎる当時の政情と、特殊な状況に置かれながらも自らの信念を貫くドノヴァンの熱い想いが伝わってくる、見応えのたっぷり内容となっている。スピルバーグ監督は、別のインタビューでも実在の弁護士・ドノファンを演じるハンクスについて「彼は完璧な配役だった」と絶賛しており、ハリウッドの第一線で長年活躍を続ける2人の4度目のタッグには期待が高まるばかり。ヒーローとはほど遠い、ごく普通の人間が全力で不可能に立ち向かっていく姿を描き上げた、実話であることが信じがたいほどスリリングなドラマ。まずは、こちらの映像からその魅力を体感してみて。『ブリッジ・オブ・スパイ』は2016年1月8日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月04日映画『ブリッジ・オブ・スパイ』のトム・ハンクスとスティーヴン・スピルバーグ監督が日本のファンに語りかける特別映像が公開になった。ふたりは繰り返しタッグを組んで、名作を発表しており、本作もすでに公開されている国で高い評価を集めている。『ブリッジ・オブ・スパイ』特別映像映画は、大統領ジョン・F・ケネディから極秘指令を受けた普通の弁護士ジェームズ・B・ドノバン(ハンクス)が、ソ連からの米国スパイ救出という誰も成し遂げた事が無い不可能なミッションに型破りな方法で挑む姿を描いた作品だ。映像はふたりがカメラに向かって語りかける内容で、ハンクスは自身が演じる役どころを、スピルバーグ監督は映画のストーリーについて語っている。スピルバーグ監督は長いキャリアをもち、現在ではアメリカ映画界を代表する監督のひとりになったが、そのフィルモグラフィの中でもハンクスとタッグを組んだ作品はどれも高い評価を集めている。ふたりが初めてタッグを組んだ『プライベート・ライアン』は現在も語り継がれる名作で、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』ではハンクスがレオナルド・ディカプリオ演じる詐欺師を追跡しながら見守る複雑な役どころを演じ、『ターミナル』では空港のターミナルに閉じ込められてしまった男をハンクスが硬軟おりまぜた演技で見事に体現し、好評を集めた。スピルバーグ監督には、リチャード・ドレイファスやトム・クルーズ、ハリソン・フォードなど繰り返しタッグを組む俳優が存在するが、トム・ハンクスに寄せる信頼は絶大で、本作でも「彼は完璧な配役だった」と語っている。『ブリッジ・オブ・スパイ』2016年1月8日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー(C)Twentieth Century Fox Film Corporation and DreamWorks II Distribution Co., LLC. Not for sale or duplication.
2015年12月04日監督スティーヴン・スピルバーグ、主演トム・ハンクス、脚本イーサン&ジョエル・コーエン兄弟と、ハリウッド史上最高のスタッフ&キャストで描く実話に基づく感動のエンターテイメント大作『ブリッジ・オブ・スパイ』。2016年1月8日(金)より日本公開されるのに先立ち、11月13日(現地時間)、物語の舞台となったベルリンの地でインターナショナルプレミアが開催。スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクスらが登壇した。舞台は、アメリカ合衆国と旧ソビエト連邦が世界を二分して対立し、一触即発の冷戦状態にあった1950~60年代。ジェームズ・ドノバンは、保険の分野で実直にキャリアを積み重ねてきた弁護士だった。だが、ソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、世界の平和を左右する重大な任務を委ねられる。それは、自分が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕えられたアメリカ人スパイの交換を成し遂げること。世界が再度の戦争勃発の恐怖に怯える中、平和の鍵を握っていたのは、ひとりの普通の男だった――。これまでに3つのアカデミー賞に輝いたスティーヴン・スピルバーグ監督と、2つのアカデミー賞を受賞したトム・ハンクスが、『ターミナル』以来11年ぶり4度目のタッグを組む本作。去る10月4日(現地時間)、ニューヨーク映画祭でプレミア上映されると、満場のスタンディング・オベーションを浴び、多数米有力メディアのオスカー予想で作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞など各部門でノミネート確実と言われ、早くも本年度アカデミー賞の本命と称されいてる。そんな本作が、物語の舞台となったベルリンの地でインターナショナルプレミアを実施。スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス、共演のエイミー・ライアン、セバスチャン・コッホらが出席したこの日のイベントには、当日最低気温9.5度を記録し、強風も吹くあいにくの天候にも関わらず、約1,500名の観客がレッド・カーペットを取り囲み、世界各地からのマスコミも150名以上が詰めかけた。本作がアカデミー賞有力との声が世界から上がっていることについて、スピルバーグ監督は「アカデミー賞は同業者に認められるという映画界一の栄誉です。授賞式にいるだけで名誉なことです。今は1年のうちで最もエキサイティングなときであり、またナーバスなときです。ただ、私はあまりあてにしない様にはしているがね」と語り、トム・ハンクスも「本当?そんなこと誰が言っているのかい(笑)?自信はまったくないね。一か八かの賭けのようなもので、期待することができるものではないよ」と、2人のオスカー・ウィナーは謙遜気味に語った。だが、作品については「コーエン兄弟たちが書いた脚本が素晴らしく、すべてが繊細な出来事の積み重ねだったので、セリフがわずか2行しかない役や、最も小さな役でさえも、細心の注意を払わなければならなかった。豪華なアンサンブルキャストが実現した、本当に素晴らしい作品になった」(スピルバーグ監督)、「スピルバーグ監督のベストを期待してもらえると思います」(トム・ハンクス)とそれぞれに自信を覗かせた。『ブリッジ・オブ・スパイ』は2016年1月8日(金)よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月16日スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』のインターナショナルプレミアが現地時間13日にドイツのベルリンで行われ、スピルバーグ監督、主演のトム・ハンクスらが出席した。その他の写真映画は、大統領ジョン・F・ケネディから極秘指令を受けた普通の弁護士ジェームズ・B・ドノバン(ハンクス)が、ソ連からの米国スパイ救出という誰も成し遂げた事が無い不可能なミッションに型破りな方法で挑む姿を描いた作品。ジョエル&イーサン・コーエンが脚本を手がけている。プレミア会場に設置されたレッドカーペットには約1500人もの観客が集合。スピルバーグ監督は本作がオスカーレースの有力候補と語られていることについて「アカデミー賞は同業者に認められるという映画界一の栄誉です。授賞式にいるだけで名誉なことです。今は1年のうちで最もエキサイティングな時であり、またナーバスな時です。ただ、私はあまりあてにしない様にはしているがね」と語り、ハンクスも「オスカーについてはどの作品でも全く自信を持つことはできない。一か八かの賭けのようなものだから、期待することができるものではないんだよ」とコメントした。スピルバーグ監督もハンクスもすでにオスカー受賞経験があり、興行的な成功はもちろん、意欲的な企画、語るべき企画や脚本があるかをじっくり吟味して次回作を決めている映画人だ。ふたりが新作に選んだ『ブリッジ・オブ・スパイ』はどんなドラマが描かれているのか? 実話を基にしたドラマの中に、過去のスピルバーグ作品との共通点はあるのか? 日本では来年1月から全国公開になる。『ブリッジ・オブ・スパイ』2016年1月8日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
2015年11月16日ヘンリー・カビル演じるプレイボーイのお調子者スパイと、アーミー・ハマー演じるクリヤキンの生真面目な慎重派スパイが“禁断”のコンビを組むことでも話題の『コードネーム U.N.C.L.E.』。本作から、60年代のファッションとラグジュアリーな世界観を堪能できるメイキング映像“スタイル編”が到着した。まず、CIAの有能なスパイ・ソロ(ヘンリー・カビル)のスタイルは、オーダーメイドの高級スーツ。一方、KGBのエリートスパイ・クリヤキン(アーミー・ハマー)のスタイルはタートルネックのセーターがポイント。本作の衣装を務めた、スティーブン・スピルバーグ監督とのタッグでも知られるジョアンナ・ジョンストンは、このソロの衣装について「自分の外見が、高価で容姿端麗で上品であることだけが大事な見栄っ張りなの」と分析、そのキャラクターを踏まえて、ソロが着こなすスーツは全てイギリスの仕立屋「ティモシー・エベレスト(TIMOTHY EVEREST)」で作ってもらったという。靴は「ジョージ・クレバリー(GEORGE CLEVERLEY)」と「クロケット&ジョーンズ(CROCKETT&JONES)」だ。一方、超がつくほど真面目で神経質な性格をもつクリヤキンは、組み合わせを楽しむセパレート型。「控えめでさりげなくセクシーなものに抑えた」と語り、タートルネックはTVシリーズでのクリヤキンのトレードマークだったこともあり、今回もアイテムに加えた。また、それに合わせるジャケットは「ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)」のヴィンテージ物で、なんとアーミーのサイズにもぴったりだったという。アーミーはクリヤキンの人物像を作り上げるのに、衣装が大いに役立ったことを明かす。「衣装だと感じなかった。出しゃばらないから、自分の洋服みたいに感じるんだ」。また、ヘンリーも同様に「最高の生地で作られていて、袖を通した途端に、ナポレオン・ソロになった気がした」と、そのスタイルに大満足だった様子だ。女性キャラクターのスタイルは、「ヴァレンティノ(Valentino)」からインスピレーションを受けているという。アリシア・ヴィキャンデル演じるギャビーは、最初こそ車の整備士で機能的な仕事着を着たお転婆娘として登場するものの、すぐにオートクチュールを着こなす女性へと変身していく。彼女の衣装は60年代らしい鮮やかな色を用いたものが印象的で、オレンジとシロのドレスは「クレージュ(Courreges)」のオリジナルドレス。その一方、エリザベス・デビッキ演じる冷淡な美女ヴィクトリアのスタイルは、ギャビーとは対照的な白と黒のスタイル。ジョアンナは「ヴィクトリアは彼女独自の方法で、考え抜いて応用し自分のイメージを洋服に投影するソロに匹敵する。彼女はヘビだわ。自分の巣穴に人を引き寄せたいの」と分析、「ベストとブラウスのコンビネーションは、『昼顔』でカトリーヌ・ドヌーヴが着ている衣装からインスピレーションを受けた。靴は『ロジェ・ヴィヴィエ(Roger Vivier)』を何足かつかっているわ」と明かす。この衣装についてエリザベスは、「ヴィクトリアの衣装は最高の60年代ファッションを代表している。彼女はキラキラ光るものとベルトが好きなの。大金持ちだから、私たちは、何の制限も必要ないと感じたわ。それに、悪役だから自分を楽しませることなら何でもやれるの」と語っている。高級メゾンとヴィンテージが巧みに融合し、キャラクターそのものを形づくる本作のラグジュアリーな世界観を、こちらの映像からも堪能してみて。『コードネーム U.N.C.L.E.』は11月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コードネーム U.N.C.L.E. 2015年11月14日より全国にて公開(C) 2015 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2015年11月11日