マーベルの新作映画『ドクター・ストレンジ』の記者会見が13日に香港で行われ、主演のベネディクト・カンバーバッチをはじめ、ティルダ・スウィントン、スコット・デリクソン監督と、マーベル・フィルムを率いるケヴィン・ファイギが登場した。本作は、圧倒的な腕を誇る神経外科医ドクター・スティーヴン・ストレンジが交通事故によって使えなくなってしまった両手を癒そうとする過程で、神秘的な力に触れ、富と地位のあるそれまでの世界に戻るか、魔術師として世界のために戦うかの選択を迫られる。これまで数々のヒット作を送り出してきたファイギは「本作の原作は1960年代に誕生しましたが、とにかくキャラクターが素晴らしい」と語り、「長年、この役はベネディクトに頼みたいと思っていたから、彼のスケジュールに合わせて撮影期間を調整しました。マーベル映画で、俳優のために撮影期間を調整するのは初めてのことです」とコメント。デリクソン監督は脚本も手がけており「脚本を書きながらずっとティルダのことをイメージしていたから、もし彼女に出演を断られたら、脚本を書き直さないといけなかったよ」と振り返った。カンバーバッチは「基本的にはどの役であってもアプローチは同じ」としながらも「撮影において最も難しいところは、もっとも楽しいところでもあるんだ。この映画では物質主義的で何不自由なく暮らしていた男が事故によってすべてを失ったのちに、少しずつ段階を経てマーベルのヒーローになっていく。その過程を段階ごとに演じていったよ」と振り返った。マーベル映画は、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ハルクなど人気キャラクターを多く抱えているが、デリクソン監督は「アイアンマンでもハルクでも、その力がどこから来たのか説明する必要があり、それらはいつも科学的で現実的なものだった。でも本作では人智を超えた部分を描いているのが、これまでのマーベル映画との決定的な違いだ」と力説。カンバーバッチは「この映画は物語の起源を描くものであり、原作にも忠実で、アクションもスペクタクルもユーモアも、感動的なドラマもある。期待してくれていいと思うよ」と完成度に大きな自信を見せた。『ドクター・ストレンジ』1月27日(金) 全国ロードショー
2016年10月13日ディズニーが1977年に製作したファンタジー映画を、最新の映像技術を駆使して新生させた『ピートと秘密の友達』が12月に公開されることが決定し、予告編映像が公開になった。6年もの間、人と関わらずに森で暮らしてきた少年ピートと、彼の“秘密の友達”の友情を壮大なスケールで描く感動作だ。予告編映像が公開本作の主人公ピートは幼い頃に起こったある出来事がきっかけで、6年もの間、森で暮らしてきた。しかし、彼には秘密の友達“エリオット”がいて、ふたりは深い友情で結ばれていた。そんなある日、ピートは、森を愛する女性グレースに出会い、数年ぶりに“人間”と対面。このことがきっかけで、ピートとエリオットは大騒動に巻き込まれるが、ふたりはお互いを守るため、再び幸福に暮らすために試練に立ち向かう。予告編にはグレースと森で暮らしてきたピートの出会いの場面や、人々の前には姿を見せてこなかった“秘密の友達”も登場。エリオットはどんな姿をしているのか? エリオットは森の中でどんな風に過ごしているのか? がわかる映像になっている。『ピートと秘密の友達』12月23日(祝・金)全国ロードショー
2016年09月14日ディズニー映画最新作『ピートと秘密の友達』が12月23日に公開されることが決定し、ポスタービジュアルと予告編が14日、公開された。本作は、幻のディズニー・ファンタジーを映像テクノロジーでよみがえらせたファンタジー・アドベンチャー。迷子の少年ピートと、深い森に隠れ住む不思議な生き物エリオットとの奇跡の友情を描く感動作だ。主人公ピート役を務めるのは、スタッフが世界中を探し回り、何万人という子供たちの中から選ばれたオークス・フェグリー。好奇心旺盛で友達を最も大切にする純真無垢(むく)な少年を演じる。ピートとエリオットを見守る俳優陣として、『ジュラシック・ワールド』(15)で話題を集めたブライス・ダラス・ハワード、『明日に向って撃て!』(69)のロバート・レッドフォードが出演。『ロード・オブ・ザ・リング』(01)でアカデミー賞視覚効果賞を受けたWETAデジタルが、視覚効果を担当する。予告編は、ピートとグレース(ブライス)が森で最初に出会う場面からスタート。深い森で人と関わることなく6年間暮らしてきたピートだが、彼には誰にも言えない秘密の友達・エリオットがいた。ピートにとって、エリオットは家族同然の存在。時には兄弟のように寄り添い、時にはエリオットがペットのようにピートに甘え愛くるしい表情を見せる。ピートがエリオットと交わした約束は、名前をつけてあげること、不思議な力を隠すこと、絶対に守りぬくことの3つ。森の中での2人きりの生活は毎日がわくわくする冒険の連続で、そんな夢のような日々はずっと続くと思われたが、グレースとの出会いがきっかけとなり、伝説でしかなかったはずのエリオットの存在が人間たちに知られてしまう。(C)2016 Disney
2016年09月14日幻のディズニー・ファンタジーを、現代の映像テクノロジーで甦らせたファンタジー・アドベンチャー『ピートと秘密の友達』(原題:Pete’s Dragon)。現在、全米で大ヒット中の本作が12月23日(金・祝)より日本公開されることが決定、予告編映像とポスタービジュアルが解禁となった。本作は、森で暮らしていた迷子の少年ピートと、深い森に隠れ住む不思議な生き物エリオットとの奇跡の友情を描く物語。ピートが彼と友達になるために交わしたのは、3つの約束。(1)名前をつけてあげること。(2)不思議な力を隠すこと。そして(3)絶対に守り抜くこと――。今回解禁となった予告編では、少年ピートとグレースという女性が森で出会うところから始まる。6年間、人と関わることなく深い森で暮らしてきたピート。実は彼には、誰にも言えない秘密の友達“エリオット”がいた。ピートにとってエリオットは家族同然の存在。時には兄弟のように寄り添い、時にはエリオットがペットのようにピートに甘え、愛くるしい表情を見せる。そんな、森の中での2人きりの生活は、毎日がわくわくする冒険の連続。この夢のような日々はずっと続くと思っていたが、グレースとの出会いがきっかけで、伝説でしかなかったはずのエリオットの存在が人間たちに知られてしまうことに。彼らに待ち受ける大きな試練…。ピートとエリオットは再び幸せに暮らすことができるのか?主人公の少年ピートを演じるのは、スタッフが世界中を探し回り、何万人という数の子どもたちの中から選ばれたシンデレラボーイ、オークス・フェグリー。好奇心旺盛で、“秘密の友達”を大切にする純真無垢な少年を見事に演じ、豊かな表情で観客を釘づけにする。そして、ピートとエリオットを見守るグレース役には、世界的ヒット作『ジュラシック・ワールド』で大活躍を見せたブライス・ダラス・ハワード、さらに伝説的な名優ロバート・レッドフォードに、『スター・トレック』シリーズのカール・アーバン、『サウスポー』で涙を誘う名演を見せた子役オオーナ・ローレンスら夢の共演が実現。また、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作でアカデミー賞視覚効果賞に輝いたWETAデジタルが視覚効果を担当し、その“魔法の力”で不可思議な現代のおとぎ話を作り上げている。数多くの名作を誕生させてきたディズニーが“友情と絆”の原点に立ち返り、完成させたファンタジー。ピートとエリオットの深い絆は、この冬一番の心温まるプレゼントとなりそうだ。『ピートと秘密の友達』は12月23日(金・祝)は全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月14日ドクターマーチン(Dr.Martens)とステューシー(STÜSSY)がコラボレーション。2016年9月9日(金)よりブーツとクリーパーシューズがドクターマーチン青山、原宿、公式オンラインショップなどで発売される。12年秋冬シーズンにローンチし、好評を得たコラボレーションが再び登場。半世紀以上変わらないドクターマーチンのアイコンモデル「1460 8ホールブーツ」には、高級感あるペブルグレイン・レザーを採用し、チータープリントを施した贅沢なヘアオン・レザーをマッチさせた。ブーツと同様の素材で構成されたクリーパーシューズは、つま先部分から大胆に切り替えられたチータープリントのヘアオン・レザーがポイントだ。また、デザイン同様、履き心地も追求。エアクッション・ソールとグッドイヤー・ウェルト製法、そして仕上げにはヒールループを施している。【詳細】DR.MARTENS X STÜSSY発売日:2016年9月9日(金)展開店舗:ドクターマーチン青山、原宿、公式オンラインショップ※ステューシー、ユナイテットアローズでも取り扱い有り。価格:・1460 8EYE BOOT 全2色 各28,000円+税・BAILEY 3TIE SHOE 全1色 26,000円+税サイズ展開:UK4~UK10【問い合わせ先】ドクターマーチン・エアウエア ジャパンTEL:03-5428-4981
2016年08月26日ベネディクト・カンバーバッチが、マーベルの中で最もミステリアスで異色なヒーローを演じる最新作『ドクター・ストレンジ』の日本公開日が、2017年1月27日(金)(全米公開11月4日)に正式決定。日本版ポスタービジュアルと、先日の米コミコンにて初公開されたばかりの特報映像が解禁となった。本作は、天才的な脳外科医でありながら、あるとき、不慮の事故によって両手の機能を損なわれてしまったドクター・ストレンジが主人公。彼は両手を治し、完璧だった人生を取り戻そうとあらゆる治療を試みるが、どんな最先端医療を持ってしても完治する見込みはなく、 財産も使い果たしてしまう。また、かつて天才外科医として名を馳せた華麗なキャリアのためか、職を失い堕落しても、“アイアンマン”のトニー・スタークさながらの上から目線は変わらず、周囲の人々からも見放されてしまう…。そんな男を演じるのは、世界的人気を誇るBBCドラマ「SHERLOCK/シャーロック」やアカデミー賞にノミネートされた『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』などで知られる大人気英国俳優ベネディクト・カンバーバッチだ。このたび解禁された特報の前半では、ベネディクト演じる天才外科医ストレンジが突然の事故に遭い、苦悩し、堕落する姿が一気に映しだされる。やがて、全てを失ったストレンジが頼ったのは、どんな傷も治せるという魔術師。映像では、魔術を必死に学ぶストレンジの姿も描かれていく。そして観る者を驚愕させるのは、空間を自在に捻じ曲げたり、壊れた街をまるで巻き戻しでもするかのように再生したり、天地が全く分からないような形で高層ビル群を組み替えたりと、常識を覆すような大迫力の映像。魔術を取得したストレンジは、強大な敵の登場と兄弟子的な存在であるモルドーの「(世界を救えるのは)お前しかいない」という言葉に「私には不可能だ」と悩みながらも、ヒーローとして目覚めていく。しかし、プライドが高く傲岸不遜に見えるストレンジだが、人の命を救う医師である彼は、誰一人、敵ですらも傷つけられないことが“弱点”となる――。また、レイチェル・マクアダムスやティルダ・スウィントン、キウェテル・イジョフォー、さらに怪しげなメイクを施したマッツ・ミケルセンの姿も確認することができるが…。この映像をいち早く鑑賞したのは、世界中から毎年50万人を動員するといわれる、世界最大級のポップカルチャーの祭典「コミコン・インターナショナル」に集まった観客たち。会場では『ドクタ ー・ストレンジ』の特報上映が終了するや、その驚きと興奮で会場中が大歓声に包まれた。ベネディクトは、前夜のリハーサル後に徹夜で並ぶファンの列を見て感動し、感謝の意を伝えるためにファンのもとに赴いたという。彼が登場した瞬間、会場のボルテージは最高潮に。大歓声に包まれながら、監督のスコット・デリクソンととともに、映像化不可能ともいわれていたミステリアスな本作についてコメントを残している。<以下、コメント>■スコット・デリクソン監督コミックスの「ドクター・ストレンジ」はストーリーもビジュアルも全く新しい世界を体験させてくれた。素晴らしいクリエイティビティだった。ベネディクト・カンバーバッチ、レイチェル・マクアダムス、マッツ・ミケルセン...こんな素晴らしいキャストに恵まれるなんて、僕は前世でいったいどんな良いことをしたのかわからないよ!■ベネディクト・カンバーバッチ(いままでの映画とは)スケールが全く違うよ。いままでに演じてきた(アイコン的な)キャラクターとも全く違う。ストレンジは、自分が社会的にも人間的にも上の方にいると思っていて、それに自信を持っている。でも、事故で全てを失った時、自分には何もないことに気がつくというストーリーなんだ。 僕はこんなにも大勢のファンの前に立ったことはないと思う。しかも、彼らは「1日中並んでいた」って聞いて、本当に凄い!って思ったし、彼らと一緒にこの特報を初めて観たんだけど、少しでも喜んでもらえたらいいなと思っているよ。“敵でさえ傷つけられない”という苦悩に葛藤するドクター・ストレンジは、新しいパワーを身に着けて外科医に戻るのか、それとも、最強の魔術師として世界を守っていくのか?マーベル史上最もミステリアスなヒーローによる、深遠にして魅惑的な冒険がついに幕を開ける。『ドクタ ー・ストレンジ』は2017年1月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月26日ベネディクト・カンバーバッチが主演を務めるマーベル・スタジオの新作映画『ドクター・ストレンジ』が来年1月27日(金)に公開されることが決定し、映像が公開になった。魔術を駆使して戦うドクター・ストレンジが主人公の超大作で、観客の常識を覆す摩訶不思議な映像世界が描かれる。『ドクター・ストレンジ』/新映像本作でカンバーバッチが演じる主人公は、天才的な脳外科医だった。彼はすべてが完璧で、時に人を見下すような態度すらとるプライドの高い男だったが、不慮の事故に遭い、医師としての能力、信用、財産のすべてを失ってしまう。このほど公開になった映像は、すべてを失った主人公が“どんな傷でも治癒できる魔術師”に会いに行く場面から始まる。人間の常識を覆し、いま見えているものが“すべて”ではないと知った主人公は、医学を学んだのと同じように、魔術を学び、実践し、“ドクター・ストレンジ”として成長していく。これまでのマーベル作品同様、本作の主人公も驚異的な力を持ちながら、欠点があり、失敗を重ねながら自ら進むべき道を見出していく“人間らしい”ヒーローだ。さらに映像では彼の前に立ちはだかる強大な敵とのバトルも登場。魔術を駆使したバトルでは現実の世界が人間の想像を超えるレベルで変化し、天地が転倒する。しかし、医師であるドクター・ストレンジは敵を傷つけることができないため、アイアンマンやキャプテン・アメリカとはまったく違った種類の戦いを繰り広げることになる。本作にはカンバーバッチだけでなく、レイチェル・マクアダムス、マッツ・ミケルセン、ティルダ・スウィントン、キウェテル・イジョフォーら演技派俳優が集結。このほど公開になった映像では彼らの重厚な演技を捉えた映像や、緊張感高まる場面をフッとやわらげるユーモアあふれるシーンも収録されている。映像は、これまでのマーベル作品よりも謎に満ち、アッと驚かされるシーンの連続で、完成した映画はどんな内容になるのか? ドクター・ストレンジがアベンジャーズのメンバーに合流することはあるのか? など想像がふくらむ内容になっている。『ドクター・ストレンジ』1月27日(金) 全国ロードショー
2016年07月26日ドクターマーチン(Dr.Martens)は、「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」とのコラボレーションを実現。オリジナル絵柄を配したブーツを、メンズ・ウィメンズ・キッズに向けて発売する。ニューヨークの下水道の中で暮らす、武術とピザが大好きな4匹の兄弟達「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」。彼らは武術をマスターする為に奮闘&ちょっとおかしな友情を築き、自分たちの家族、街、そして世界を、増え続ける脅威から守っている。1984年に出版された原作コミックがカルト的ヒットとなり、今でもその勢いをキープ。2016年8月26日(金)には映画『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』も公開予定だ。ラインナップするのは、4人の登場人物をイメージしたブーツ。「LEONARDO」モデルには、馴染みのフレーズ「カワバンガ!」と暗闇で光るプリントを施した。また「DONATELLO」モデルは、ボディにアニメ調の甲羅柄をあしらい、アッパー部分には取り外し可能なパープルカラーのマスクを合わせている。【詳細】DR. MARTENS X TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES発売日:2016年7月8日(金) 取り扱い店舗:ドクターマーチン青山店、原宿店、渋谷店、池袋店、心斎橋ヨーロッパ通り店、神戸元町店、沖縄ライカム店※2016年6月4日(土)よりドクターマーチン公式オンラインショップにて先行販売価格:大人用全4型(UK3-9) 各28,000円+税子供用全4型(UK10-2 / 18cm~22.5cm) 各22,000円+税
2016年06月06日ドクターマーチン(Dr.Martens)とビームス(BEAMS)のコラボレーションシューズが登場。2016年6月25日(土)にビームスで先行発売される。アイテムは、ビームス創業40周年を記念したスペシャルモデルであり、人気モデル「3ホール」の別注オーダー品。アッパー素材はパテントレザー、ステッチのカラーをブラックに統一することで、カジュアルからフォーマルまでシーンを問わずに着用できる一足にアップデートされている。メンズ・ウィメンズ共に通常のシューレースに加え、シュータンの裏側にはゴムを配しているので、シューレース無しでもラフな印象で楽しむことが可能。さらに、ウィメンズモデルのみサテンのビッグリボンも付属し、3way仕様になっている。【商品詳細】ドクターマーチン×ビームス発売日:2016年6月25日(土)※ビームスで先行発売、8月25日(木)から国内ドクターマーチン数店舗及び、グローバルでの展開予定。アイテム:メンズ<ドクターマーチン×ビームス>、ウィメンズ<ドクターマーチン×レイ ビームス>価格:各24,000円+税
2016年05月21日第88回アカデミー賞の授賞式が29日(現地時間28日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、長編アニメ映画賞にディズニー/ピクサーの『インサイド・ヘッド』が輝いた。スタジオジブリの『思い出のマーニー』は受賞を逃した。『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』のピート・ドクター監督が手掛けた『インサイド・ヘッド』は、頭の中の"感情"を主人公にした感動ファンタジー。11歳の少女ライリーの頭の中にある5つの感情たちが、頭の中で大冒険を繰り広げる。檀上でピート監督は、作品に関わった人たちに感謝の言葉を述べ、「子供たちにも感謝します」と発言。「子供たちが成長する姿を見ながらこの作品を思いついたんです」と話し、「中学、高校でいろいろ苦しんでいる人たちもいると思います。悲しい日も怖くなる日もそれは選べない。でもいろんなものを作るんです。映画を作ってくだい、絵を描いたりしてください、それは大きな変化を生み出します」とメッセージを送った。ジブリは、宮崎駿監督の『風立ちぬ』、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』に続き、米林宏昌監督の『思い出のマーニー』で3年連続5度目のノミネートを果たしたが、日本作品かつジブリ作品として『千と千尋の神隠し』以来13年ぶり2度目の受賞はならなかった。長編アニメ映画賞には、『インサイド・ヘッド』、『思い出のマーニー』のほか、『アノマリサ(原題)』、『父を探して』、『映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』がノミネートされていた。WOWOWでは、2月29日21時から同授賞式の字幕版を放送。3月5日にはダイジェスト版も放送する。
2016年02月29日第88回アカデミー賞授賞式が2月29日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われた。「長編アニメーション賞」はスタジオジブリの『思い出のマーニー』が候補に挙がったが、『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』に続き3年連続で受賞を逃した。オスカーを手にしたのは大本命だった、ディズニー/ピクサーの『インサイド・ヘッド』(ピート・ドクター監督)。日本でも興収40億円突破のヒットを記録した同作は、11歳の少女の“頭の中”を舞台に、彼女の幸せな成長を願うヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという5つの感情が大冒険を繰り広げる個性あふれるファンタジーだ。アニメ界のアカデミー賞といわれる第43回アニー賞では、アニメーション映画賞をはじめ、監督賞、声優賞、脚本賞、編集賞、プロダクション・デザイン賞、音楽賞、キャラクター・デザイン賞、キャラクター・アニメーション賞、ストーリー・ボーディング賞と10部門を制覇。ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、オンライン映画批評家協会賞、ゴールデン・グローブ賞、アメリカ製作者組合賞、英国アカデミー賞など著名なアワードでも、長編アニメ賞に輝いていた。一方、ジブリ作品として『風立ちぬ』(宮崎駿監督)、『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)に続き、3年連続でオスカー候補となった『思い出のマーニー』(米林宏昌監督)は受賞を逃す結果に。現在、スタジオジブリは劇場用長編アニメの製作について、新たな動きがない状態で、しばらくは同賞とも縁遠くなりそうだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年02月29日第43回アニー賞が6日(現地時間)に発表され、最多14部門でノミネートされた『インサイド・ヘッド』が最優秀作品賞、監督賞、脚本賞など10部門で受賞を果たした。日本から『バケモノの子』と『思い出のマーニー』がノミネートされていたインディペンデント長編作品賞はブラジルのアレ・アヴレウ監督の『父を探して』(3月公開)が受賞した。今年は『火垂るの墓』『かぐや姫の物語』の高畑勲監督が功労賞にあたるウィンザー・マッケイ賞を贈られた。実写映画におけるアニメーション映像に対する賞では、最優秀キャラクター・アニメーション賞を『レヴェナント:蘇えりし者』が受賞、最優秀視覚効果賞を『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』が受賞した。映画部門最優秀長編作品賞:『インサイド・ヘッド』最優秀長編作品賞(インディペンデント):『父を探して』監督賞:ピート・ドクター(『インサイド・ヘッド』)脚本賞:ピート・ドクター、メグ・レフォーヴ、ジョシュ・クーリー(『インサイド・ヘッド』)編集賞:『インサイド・ヘッド』視覚効果賞:『アーロと少年』音楽賞:『インサイド・ヘッド』キャラクター・アニメーション賞:『インサイド・ヘッド』美術賞:『インサイドヘッド』キャラクター・デザイン賞:『インサイド・ヘッド』絵コンテ賞:『インサイド・ヘッド』ヴォイス・キャスト賞:フィリス・スミス(『インサイド・ヘッド』)キャラクター・アニメーション賞(実写映画):『レヴェナント:蘇えりし者』視覚効果賞(実写映画):『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ウィンザー・マッケイ賞:ジョー・ランフト、フィル・ローマン、高畑勲(text:Yuki Tominaga)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 2015年7月4日より全国にて公開(C) Marvel 2015
2016年02月07日「5→9 ~私に恋したお坊さん~」でもキュートな演技で話題をふりまく大人気子役の寺田心くんが、現在『インサイド・ヘッド』MovieNEXのCMに出演中だ。このほど、オンエアバージョンとは異なるテレビCM映像と、心くんが5つの感情たちのものまねを披露する特別映像が、シネマカフェに到着した。ディズニー/ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』は、11才の普通の女の子ライリーの頭の中に存在する“5つの感情たち”―ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミが主人公。彼らが繰り広げる誰も見たことがないユニークでカラフルな感動と冒険のファンタジーは、あらゆる世代が楽しめる感動作として興行収入40億円の大ヒットとなった。今回、到着した映像は、現在オンエア中のCMとは異なる別バージョンのテレビCMと、心くんが5つの感情を体で表現するかわいい映像。その中で心くんは、かわいらしくインタビューに応じながら、「悲しくなったら、グテッ!」っと倒れ込むようにして、本作に登場する“カナシミ”のものまねを披露。さらに、5つの感情を全身で表現する。「ヨロコビをやります」という言葉とともに、「パァ」と両手を広げ“ヨロコビ”の感情を表現する心くん。その後、イカリ、ビビリ、ムカムカ、再びカナシミと、それぞれの感情を心くんが体全体を使って真似していくのだが、それぞれの特徴をうまくとらえており、必見!今回、心くんが演じた本作に登場する5つの感情について、監督のピート・ドクターは「心理学者の中には27もの感情があるとする学者もいます」と言う。監督は今回、数々の心理学者や、顔の表情の研究者など、さまざまな分野で徹底的なリサーチを行い、感情の動きに関するリアリティを物語としてわかりやすく表現するため、今回の5つの感情に絞り込んだ。さらに監督は、本作の制作を進めるうちに「親しい人間に対して、怒ったり、怖がったり、悲しがったりする感情の深みや複雑さこそが、本当の絆をもたらす」ことが分かったと明かす。人間の性格を形成する際や、また、他者との人間関係を構築する際にも、この5つの感情はどれも重要なものだという。心くんが表現した個性的な5つの感情が、あなたの性格や対人関係にはどのように作用しているのか、本作を見ているうちに気になってくるに違いない。『インサイド・ヘッド MovieNEX』は発売中。デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年11月20日世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』から20周年を記念して贈るディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が大ヒット公開中だ。11才の少女ライリーの幸せを見守る“感情たち”がどのように誕生したのかを探るべく、シネマカフェはアメリカのカリフォルニア州に存在するピクサー・アニメーション・スタジオに潜入。今回は、ディズニー/ピクサー作品の中で本作が初めての担当作品という若きクリエーター、ドミー・シーにインタビューを敢行した。2011年6月にピクサー・アニメーション・スタジオにインターンとして入り、ストーリー・アーティストとして雇用されたドミー。ピクサーのインターンとはどのような制度なのか聞いてみた。「私は、4年前、ストーリー部門のインターンとして夏の3か月、スタジオに通ったわ。ピクサーの学校みたいなものね。そこへ行って、ストーリーボーディングについて学んだの。毎週、月曜日に課題を出されて、金曜日に、多くの人々でいっぱいの部屋で、みんなにプレゼンをしたわ。それぞれの課題は、ストーリーボーディングの違った側面について私たちのことをテストするの。脚本からストーリーボードを作ることとか、どうやってアイディアを思いつくかとか…。そして、夏の終わりまでに、ピクサーはフルタイムのストーリー・アーティストとして雇う人を、1人~3人選ぶの。私は、選んでもらえてとてもラッキーだったわ。なぜなら、ピクサーは毎年誰かを雇うわけじゃなく、数年ごとに雇うだけだから」。そう語るとドミーは4年前と現在をふり返って「“チームワーク”を学んだことが大きかった」と話す。「私たちはみんな、映画全体にわたってちょっとずつ作業をしているの。一人だけでやっているわけじゃない。私は学校ではとても静かで内気な方だったから、まずは、ほかの人々と話すことを学ばないといけなかったの。チームとして仕事をするということを。私たちは大きな部屋に集まって、ストーリーの問題を解決したり、アイディアを思いついたり、お互いに話し合ったりしたわ。ピクサーでは“チーム”で作品を作り上げることを学んだわ」。そういう意味でも本作の監督、ピート・ドクターからも学んだことがあったようだ。「彼はいつもストーリー・ルームにやって来て、もし何か問題があると、私たち全員に聞くの。『この問題を解決する手助けをしてくれる?』って。彼はとてもオープンで協力的なの。彼は、私たちにたくさんの質問をし、私たちはとても評価されているように感じていたわ。だからもっと意見をはっきり言って、もっと話すように勇気づけてくれた。共同作業をしているように感じたの」。最初の作品ともあり彼女自身も苦労があったのでは?と聞くと「あるとき、3日間で800枚ストーリーボードを描かないといけないことがあったわ(笑)。それからそのほとんどがカットされてしまったの(笑)。でもそんなのは構わないわ。すべての仕事をやり終えるためには、みんなと協力しながら素早く仕事をしないといけないのよ」と笑顔で語った。「私は、早い時期に、(自分が描いた)スケッチよりも、プロセスを愛することを学んだの。スケッチはいつでも捨てられるからね」。そして出来上がった作品『インサイド・ヘッド』。本作のメッセージ性について「毎日、私たちは、(感情を)隠して、冷静でいるように『職場や学校で泣いてはいけない』と言われるでしょう。今作は、泣いても大丈夫、実はそれはあなたにとっていいことなんだってことに気づかせてくれる一本。これは誰もが学ぶべきとても重要なレッスンだと思うわ」。ディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』(3月12日公開)、そしていまは『トイ・ストーリー4』を担当しているというドミー。彼女が若きクリエーターとして、世界から注目を集める日も遠くなさそうだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年08月24日お盆をずらした夏休みや秋のシルバーウィークなどの連休に、旅行の計画を立てているかたは多いかもしれません。遊んで、観光して、おいしいものを食べてめいっぱい旅を満喫! ここまではいいけれど、帰ってきてからどっと疲れが出てぐったりするのもよくあること。そこで旅行後の疲れを長引かせないヒントを、これまで100名以上のドクターに取材をしてきた筆者が、取材の中でドクターに教えていただいた「お疲れ解消ワザ」をご紹介します。■「ひざかけ」1枚で長距離移動がラクに! 車や電車、飛行機などでの長距離移動では、ただ座っているだけなのに疲れがたまりがち。とくに、腰が痛くなりませんか? そこで、腰痛に詳しいドクターから教えていただいた、移動時間がもっとラクになる方法がこちらです。縦半分に折ったひざかけやバスタオルをくるくると巻いてロールケーキ状にし、それを腰のS字カーブのへこみあたりに当てて座ります。ドクターいわく、腰のS字カーブのへこみに何かを当てると正しい姿勢を保て、腰への負担を軽減できるのだとか。ちなみに、3コインショップなどにある携帯用枕が、大きさ、形ともにちょうどよくておすすめです。旅行はもちろん仕事中の腰痛緩和にも使えるので、試していただく価値ありです。 ■「すっぱいもの」で体を休息モードに!疲労時には質のよい睡眠をとって体を回復させたいですが、案外、お疲れのときに限って頭がさえて眠れないこともあるのではないでしょうか。さて、突然ですが、今から梅干しをイメージしてみてください。唾液が出てきませんでしたか? 唾液が出る状態=体のリラックスをつかさどる「副交感神経」が優位、簡単に言うと眠りやすくなる状態なのです。疲れているのに眠れないのは、頭がまだ活動モードに入っている証拠。そんなときは、すっぱいものをつまんで体を休息モードに切り替えてあげるのも手だと、疲労に詳しいドクターからアドバイスをいただきました。■疲れやすさは「血が足りない」のが原因かも?しっかり休んだはずなのに疲れが抜け切れない…。日頃から疲れが抜けにくい体質なら、もしかすると「貧血」かもしれません。こちらも疲労に詳しいドクターによると、自覚はなくても貧血気味である女性は多く、貧血を改善するだけで疲れにくくなるそう。日頃から鉄分が多い食事ができればベストですが、なかなかできないなら鉄剤を処方してもらうのも方法です。ちなみに、手軽なドリンク剤は体を活動モードにするものがほとんど。一時的に元気になったように思えても、体の緊張状態は続いているのでむしろ疲れが長引いてしまうそう。疲れにアプローチしたいなら、ドリンク剤より鉄分入り飲料のほうがいいかもしれません。旅行でたっぷりリフレッシュ、そして帰宅後には早めに疲れを解消して、心も体もスッキリしてまた元気に日常へ戻りましょう!
2015年08月21日『トイ・ストーリー』以来、その斬新かつ感動的な物語で世界中の老若男女を魅了し続けてきたピクサー・スタジオの最新作『インサイド・ヘッド』。7月18日に公開を迎えた本作だが、21日目で動員200万人を突破。24日目の興行収入は26.5億円越えしていることが分かった。11才の少女ライリーの幸せを守る、頭の中の“5つの感情たち”──ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミ。突然の引っ越しでライリーの心は不安定になり、頭の中のヨロコビとカナシミが行方不明になってしまう。心を閉ざしたライリーを、感情たちは救えるのか…?本作は、『モンスターズ・インク』『カールじいさんと空飛ぶ家』を手掛けるピート・ドクター監督が、愛娘の成長による変化にインスピレーションされて生み出した渾身の一作。夏休み真っ最中ということもあり、劇場では小・中学生の友達グループ、部活やクラブのチーム全員など、グループでの鑑賞が多く観られているという。公開してから4週目となるいまでも盛り上がりを見せている本作。その大きな理由として観終えた人たちのSNSコメントや周辺へのクチコミがポイントとなっているようで、「ピクサー、本気の一本が観られた!こういう感動を待っていた!」「絶対観るべき映画!」「今年ナンバー1映画になった!」といった絶賛コメントが寄せられている。公開直後から可愛いと話題になっているカナシミについても、「カナシミがいるからこそ自分がいる…」「カナシミを話せる親友と観られて幸せ!親友のカナシミに共感できるのはもっと幸せ!」など、本作を通して伝えたかったメッセージでもある“カナシミの重要性”に共感した人も続出している。『トイ・ストーリー』のウッディとバズ、『モンスターズ・インク』のサリーとマイクをはじめ、名コンビを贈り出してきたピクサーの初の女性バディとなる“ヨロコビとカナシミ”。カナシミの秘密が解けたとき、なぜヨロコビとカナシミがバディなのかが分かるはず。『インサイド・ヘッド』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年08月11日いつも笑顔でいたい。そう思っていてもイライラしたり、落ち込んだり。ときには大声をあげて泣きたくなることもあるでしょう。人はなぜ、ポジティブな感情だけでなくネガティブな感情を持っているのか…。その理由がわかるのが、大ヒット公開中の映画『インサイド・ヘッド』です。≪主人公は5つの感情≫『インサイド・ヘッド』の主人公は、11才の少女ライリーの頭の中にいる、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミの5つの感情たち。それぞれのキャラクターは、簡単に説明するとこんな感じです。◆ヨロコビ…ハッピーな気持ちにさせ、面白い遊びを思いつく◆ビビリ…恐怖や危険から守ってくれる。慎重すぎる部分あり◆ムカムカ…嫌なものを遠ざけるのに力を発揮してくれるが、気分屋で文句が多い◆イカリ…不公平を許さず、エネルギーを生み出すが、一度キレたら止められない◆カナシミ…悲しい気分にさせる。どうして必要なのか、その理由が謎に包まれているライリーを幸せにするため、感情たちは自分の個性を活かして日々、奮闘中。その中でネガティブな言動しかできないカナシミの存在はかなり浮いています。ビビリやムカムカやイカリは、生きていくうえで何だかんだ必要ですが、みんなの足を引っ張るカナシミは正直、いなくてもいい…?≪なぜ、カナシミは必要なの?≫毎日ハッピーでいたいなら、カナシミなんて不要なはず。でも、この作品を観てカナシミの“秘密”を知った観客たちは、みんな彼女のことを好きになってしまうそうです。そして、「カナシミは自分が成長するために必要な感情なんだと気づき、大好きになった」「マイナスイメージを持ってしまいがちなカナシミが、人生には必要なんだというメッセージに感動した」などのコメントが多数寄せられています。その理由っていったい何なのでしょうか?映画の製作段階のリサーチに協力した心理学者のダッチャー・ケルトナー博士によると・「カナシミは、鑑賞者に悲しみという感情の重要性を教えてくれるキャラクターである」・「悲しみは社会生活に必要な感情であると同時に、ライリーのような思春期の女の子にとっては当たり前の感情」・「喪失や苦痛が生きることの一部だということを教えてくれる」・「映画では、最終的にこの感情によって人々の絆が強くなることがわかる」とのこと。カナシミは、人生においてなくてはならない感情なんですね。“別れがあるから出会いがある”のと同様に、“カナシミがあるからヨロコビがある”とも言えるのかも。悲しみを抱えるのはつらいことだけれど、その経験を経てこそ、人は喜びの瞬間を心から慈しむことができる…。そう考えると、カナシミという感情が宝石みたいに貴重なもののようにも感じられます。≪カナシミのブルーに秘められた秘密とは?≫なお、カナシミの人気の理由はそのビジュアルにもあるようです。丸々とした体に丸メガネ、ダボッとしたセーターを着た姿は何ともかわいらしく、観る者を魅了するのだとか。彼女は顔も髪も青い色をしているのですが、青は「相手を尊重する」「思いやり」「気配り」「控えめ」といったイメージを与える色。諦めが早く、「私なんて…」とネガティブ発言を繰り返すカナシミは、最初は鑑賞者をイライラさせてしまうかも。けれど、あるシーンで青色のイメージ通り、相手を思いやって“寄り添い力”を発揮することで、物語に大きな影響を与えるのです。≪自分の感情との向き合い方がわかる≫ところで、前述のダッチャー・ケルトナー博士によると、この作品は“自分の心と向き合える映画”“自分の感情を上手に捉えられるようになる映画”なのだそう。「この作品には、感情と向き合う様々な方法が描かれています。また、カナシミが持つ知恵や強みに焦点を当てていますが、このことにより、観客はたとえ悲しい思いをしても、あまり気を落としすぎることなく、よりポジティブな側面に目を向けることができるようになるはず」自分と向き合うのって勇気が要るし、できれば避けて通りたいこと。でも、しっかり向き合えば人として飛躍的に成長できたり、心豊かな人生を送るためのヒントを見つけられたりするかもしれません。心理学者も太鼓判を押す感動のストーリー。カナシミの持つ<秘密>を探ると共に、本当の自分と出会う準備をするためにも、映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか?【STORY】11才の女の子、ライリーの頭の中に存在する5つの感情たち---ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミ。彼らは、ライリーを幸せにするために奮闘の日々。だが、ライリーを悲しませることしかできないカナシミの役割だけは、大きな謎に包まれていた…。そんなある日、見知らぬ街への引っ越しをきっかけに不安定になったライリーの心が、感情たちにも大事件を巻き起こす。頭の中の“司令部”からヨロコビとカナシミが放り出され、ライリーは2つの感情を失ってしまったのだ!このままでは、ライリーの心が壊れてしまう! 果たして感情たちは、ライリーの危機を救うことができるのだろうか? そして、カナシミに隠された、驚くべき<秘密>とは…?全国で大ヒット上映中監督:ピート・ドクター共同監督:ロニー・デル・カルメン日本語吹き替えキャスト:竹内 結子(ヨロコビ役)、大竹 しのぶ(カナシミ役)、佐藤二朗(ビンボン役)、他製作:ジョナス・リベラ配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン『インサイド・ヘッド』(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.★オリジナルグッズプレゼント★『インサイド・ヘッド』の世界をイメージした「特製ストレスボール」を3名様にプレゼントします!!応募・詳細はこちらから♪※プレゼント応募にはcocoloni PROLOの会員登録が必要です。ご応募期限:2015年8月25日(火)
2015年08月08日リンクスインターナショナルは7日、英国のTVドラマ「ドクターフー」に登場するソニックスクリュードライバー形の学習リモコン「The Wand Company 10TH Doctor Who Sonic Screwdriver universal remote control」を発表した。8月8日から発売し、推定市場価格(税別)は19,800円前後。英国の人気SFドラマ「ドクターフー」(10代目)に登場するソニックスクリュードライバー形の学習リモコン。外観は劇中に登場したものを忠実に再現。素材には軽量な航空機用アルミニウムを使用して質感を高め、ディテールも細部まで細かく作り込まれている。TVなどのリモコン信号(赤外線)を記録する学習リモコンとして機能し、振る、回す、叩くといった動作に対して赤外線信号を割り当て可能。記録領域は3カ所用意されており、それぞれに13種類の信号を記録できる。電源オンやモードの切り替えなどを音声(英語)で知らせる機能を搭載。モードは4種類で、動作の練習ができる「プラクティスモード」、学習リモコンとして使える「コントロールモード」、効果音がないコントロールが可能な「クワイエットコントロールモード」、劇中の多彩な効果音が楽しめる「エフエックスモード」などを備える。本体にはリチウムポリマーバッテリーを内蔵。USB経由で充電し、充電時間は約2時間だ。本体サイズはW155×D20×H20mm、重量は約50g。金属製スタンドが付属する。
2015年08月07日世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』から20周年を記念して贈るディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が大ヒット公開中だ。11才の少女ライリーの幸せを見守る、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという頭の中の“5つの感情たち”が織りなす感動の物語が誕生したのかを探るべく、シネマカフェはアメリカのカリフォルニア州に存在するピクサー・アニメーション・スタジオに潜入。今回は、共同監督のロニー・デル・カルメンにどのようにピート・ドクター監督と壮大なストーリー作り始めたのかを聞いてみた。“監督”と“共同監督”の違いはほとんどないというロニー監督は、ピート監督が『インサイド・ヘッド』のストーリーを一緒に考えるように頼んだ最初の人物。「ピートとは、どんなキャラクターが出演して、どんなストーリーになるかを話し合ったよ。“映画の脚本を書く”ということから始めたわけじゃないんだ。最初はストーリーを、お互いに話していただけ。僕たちは、すべての映画を、そういうふうに始めるんだよ。お互いに話し合い、映画の中に、僕たちが気にかけているどんなキャラクターやどんなストーリーを入れたいかを見つけるんだ」と語るロニー監督。ピート監督と自分たちの子どもを観察しながらキャラクターについて考えたそうで「僕たちの子どもたちが小さかったとき、彼らはいつもとてもハッピーで、嬉しそうにしていた。だから、メインのキャラクターは“ヨロコビ”なんだよ。もちろん、メインの感情がいるということは、ほかの感情たちも必要ということになる。カナシミがいて、ビビリがいて、ムカムカがいて、イカリがいる。それらすべての感情たちのキャラクターを登場させたかったんだ」と話す。それからそのキャラクターたちはどのような働きを見せるのかを考えたという。「僕たちは、リサーチを通して、専門家に相談することによって、感情は、外の世界に反応する“準備”をしているということが分かったんだ。例えば、イカリは、公平に扱われているかを確かめる。ビビリは確実に安全でいられるようにする。そして、ヨロコビは、いつもハッピーでいられるようにしようとするんだ」。ストーリーを話しているときも常にキャラクターを描いていたというロニー監督。「カナシミは常に悲しいというわけにはいかない。ヨロコビも常にハッピーというわけにはいかない。彼らには違う表現(感情の表し方)がある。ヨロコビも怒ることはありますし、イカリでさえハッピーになるときもあるんだ。だから彼らのデザインの特質を見つけないといけないのさ」。そんなロニー監督に“感情”ではなくとも観る者の心に残るであろうライリーの空想上の友達で日本でも大人気となっている“ビンボン”について聞いたところ「僕たちはビンボンが大好きなんだ。ビンボンは、僕たちの子ども時代の多くのことを表しているよ。僕たちがすでに大人になっていてもね。自分たちが子どもだった頃のことを覚えてる?子どもの頃、一人遊びをよくしたよね。遊び仲間となるキャラクターを自分の中で作り出すんだ。彼らが本物の人間でなくてもね」。猫や象のような見た目に綿あめのような体の質感と鳴き声はイルカ、涙がキャラメル味のキャンディと、動物が大好きだったライリーが、3歳の頃に大好きな動物を掛け合わせて創り出したという“友達”。「映画の中に想像上のキャラクターを出したかったんだ。彼は子ども時代の想像上の友達だから、子ども時代のある期間だけ生きているんだよ。僕たちはもう大人になっているので、子ども時代の友達のことは覚えていても、もう彼らと一緒に遊ぶことはないからね」と語った。そして、最後にロニー監督から見て、ピクサーが誇る名ストーリー・テラー、ピート・ドクターはどんな人か尋ねてみると、「とても協力的な人」だと答えた。「彼は人々と一緒に仕事をして、彼らがアイデアを映画に持ち込んでくれることが好きなんだ。僕が映画に貢献することを奨励して、歓迎してくれるよ。だから、僕自身の個人的なストーリーの多くが、映画の中に入っているんだ。映画の中に何を入れるかに関しては、ピートが最終的な決定権を持っているけれど、彼はみんなの意見を聞きたいんだ。それは、ピートと一緒に仕事をする最良の部分。彼は、作品をチームで協力して創っていきたいと思っているんだよ」。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年08月06日世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』から20周年を記念して贈るディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が大ヒット公開中だ。すでに映画を鑑賞した人からは11才の少女ライリーの幸せを見守る“感情たち”が可愛い!と話題になっている本作。そのキャラクターたちがどのように誕生したのかを探るべく、シネマカフェはアメリカのカリフォルニア州に存在するピクサー・アニメーション・スタジオに潜入。今回は、キャラクターが何で作られて、どのように完成していったのか…キャラクター・アート・ディレクターのアルバート・ロザーノとキャラクター・スーパーバイザーのサージャン・スカリアにインタビューを敢行した。ピート・ドクター監督が手掛けた『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』そして『インサイド・ヘッド』と3作全てに携わってきたアルバート・ロザーノは、ピート監督がこの映画のアイディアを持って来たとき、彼の娘・エリーについての作品になるだろうと分かったという。「『モンスターズ・インク』を覚えてる?エリーの年齢の女の子についての映画だったんだ。その後、『カールじいさんの空飛ぶ家』をやったときには、エリーはもっと大きくなっていたよ。彼女は、キャラクターの声(エリーの幼少期)の吹き替えをやっただけではなく、キャラクターの名前も彼女にちなんでつけられたんだ。そして、ピートは、彼女が11歳という年齢で、変わってきていることに気づいた。一体、彼女の心の中で何が起きているのか…彼がそのアイディアをピッチしたとき、僕らは、多分彼の娘についての話になるんだろうと思ったよ」。ピート監督は娘の変化から彼女の頭の中を舞台に“感情たち”を主役にした。そのアイディアにアルバートとサージャンはどういったキャラクターになるのかとても興奮したそう。基本的な形を思いつくところから始めたというキャラクター作り。ヨロコビは最初ポンポンがついた髪型をしたとてもシンプルな形になるだろうと想定していたという。「初期の頃、僕が初めてキャラクターデザインを始めたとき、もしヨロコビがとてもシンプルな形なら、彼女はとてもエモーショナルに、はじけるように感じるだろうと思ったんだ。その例に出たのが、星だよ。アメリカで宿題をうまく出来れば、時々、先生たちがその宿題に星のステッカーを貼ってくれる。そうすることで子どもたちは、とてもハッピーに感じるんだ」と語り、その後も花火や、オードリー・ヘプバーン…と“ハッピー”を連想させるものをいくつかピックアップ。さらにヨロコビは何で出来ているのか…?と考えた結果、まるでエネルギーのような光を発した、粒子で出来たキャラクターにしようと決まったという。サージャンは「毎週1種類ずつを手がけ、13種類の違うアプローチの仕方を試したんだ。(ダメなものは)除外していくことで、ヨロコビが何で出来ているかを考えた。最終的に決めたものは、ガスのようなもの。彼女は実はホログラムなんだよ。電球みたいに。そしてこれらの粒子がヨロコビから出ているんだ」。そしてアルバートは実際にキャラクターが動く様子を見せながら、「それからヨロコビが歩くとき、粒子をいくらか残していくことになる。そのテストを何度か行って最終版に仕上げた。ヨロコビをどういう風にするかという問題を解決したことで、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリといったほかのキャラクターがどういう見た目になるべきかも考えることができたよ」と話した。このエネルギーで出来たヨロコビをジョン・ラセター氏も気に入ったそうで「彼らはみんな同じ種類の存在なんだ。だから彼らはみんな同様に見えるべきなんだ」と語り、ほかの感情たちの“素材”もすべてエネルギーから出来ているように仕上げたという。それから次々とキャラクターを作っていったわけだが、作った当初はヨロコビとカナシミがメイン・キャラクターではなかったとアルバートが明かした。「一緒に出かける2人のメイン・キャラクターは、ヨロコビとビビリになるはずだったんだ。でも、カナシミがビビリと替わって…だから、ヨロコビ、ビビリ、カナシミが最初僕らが手がけたものになるよ」と語るとサージャンは「もっとも大変だったのはムカムカだったな」とポツリ。「ムカムカは本当に難しかった。あのキャラクターを作り上げるのには2年もかかったんだよ」と話した。そんな個性豊かな感情たち。特に日本では“ネガティブ可愛い”とカナシミに夢中になる人が続出している。その秘密は愛くるしいビジュアル。丸メガネに、柔らかなボブヘア、ちょっぴり大きめのセーターにマシュマロボディ…これにはアルバートとサージャンもこだわりがあったという。「カナシミは、悲しくて、寒く感じていて、体をすり寄せて、自分自身を抱きしめたいんだ。だから、とてもソフトなトレーナーやセーターが適切だろうと思ったよ。悲しいとき、ベッドから決して出たくないからパジャマとかも試してみたんだけど、彼女は昼間に外に出て行って、動き回ることになったから、セーターにすることにしたんだ」と悲しいときを連想しながらピッタリな衣装を選んだという。続けて「カナシミのメガネはね…」と話すアルバート。「あのメガネにはレンズが入っていないんだ。ほとんど小道具みたいなものだよ。だから彼女の目はしっかり見えているよ」「メガネはただ浮かんでいるだけなんだ」「耳にはつながっていないんだよ」とカナシミの製作秘話をこっそり教えてくれた。考えたことも見たこともない“感情たち”につい感情移入してしまうのは、人々がどんなときに怒ったり、悲しんだり、楽しむのか…徹底的に考え抜かれ作られたキャラクターだからなのかもしれない。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月28日●感情に対する意識の変化と、自身を支える"島"単なるファンタジーではない。ディズニー/ピクサー長編アニメーション20周年記念作品『インサイド・ヘッド』(公開中)は、人として大切なことを教えてくれる。本作の主人公は、11歳の少女ライリーの頭の中にある"ヨロコビ""カナシミ""イカリ""ムカムカ""ビビリ"という5つの感情。彼らが"頭の中"で繰り広げる感動の冒険が多くの人の共感をよび、全米では続編を除くピクサー・アニメーション映画でオープニング歴代1位の興行収入をたたき出した。日本語吹き替え版では、女優の竹内結子が"ヨロコビ"の声を、大竹しのぶが"カナシミ"の声を担当。ともにディズニー声優初挑戦となった2人も、この作品と出会ったことで、人として大切な多くのものを学んだという。――頭の中の感情の動きを描いた本作ですが、お2人もこの映画に関わったことで、ご自身の頭の中がどうなっているか考えるようになりましたか?竹内:この作品と出会ったことで、自分の気持ちがグチャグチャになる時や、整理がつかない時に、ライリーと同じように何かが起きているんだなって、あんまり自分を責めるのはやめようと思いました。そういう時もあるなって。感情の一部がどこか旅に行って戻ってきたらちゃんとリセットできる、もしくはお休みした分を補えるようになるから焦るなよって自分に言えるようになりました。自分の中で混乱してしまう時も、否定しなくていい。肯定するというか、迷うっていうことは何か理由がある。それが見つかるまでいいんじゃないかなって。また、人に対しても寛大になれる気がしました。あの人の中にも、きっといろんなことが起きているんだって。大竹:若い時は、イカリとかムカムカとか、そういう感情たちがいっぱい活躍していたけれども、だんだん自然にヨロコビが中心にいてほしいなって思うようになる。この映画を見て、余計にそれを意識できるようになりました。だから、優しくしたいと思うし、自分にも優しくありたいなって。「ヨロコビ頑張れ」「ヨロコビいてね」みたいな感情があります。竹内:でも、自分に甘くすることはできても、優しくすることって難しくないですか? 怠けたりすることはいくらでもできるけど、自分を思いやるって照れくさいというか、やり方がわからないというか…。大竹:自分にヨシヨシって。ヨシヨシ頑張ったねって。竹内:どこまでやったらヨシヨシって言っていいんだろう。大竹:ちょっとでも!竹内:言ってやろう! 今日メイク落としたら言ってやろう!大竹:ヨシヨシ結子!竹内:頑張った! よしっ結子エライッ!大竹:結子、明日も頑張れ!なんか誰も言ってくれない、さみしいじゃん私たちみたいな(笑)。でもいいの、自分で言おう!竹内:はい!(笑)――作品の中では、一つ一つの出来事が"思い出ボール"となり、思い出が蓄積すると人格を形成する"島"がつくられますが、ご自身の中にはどのような"島"があると思いますか?竹内:食べることが好きっていうことは、食がらみのものがあると思うんですよね。大竹:"食べ物"の島があるんじゃないの? それが壊れたら大変だよね。竹内:"食べ物"の島…たぶん私にとって大きな島! 食べられなくなった途端に、ショボーンってなると思いますね。――特に何がお好きなんですか?竹内:アルコール飲料も好きだし、甘いものも辛いものもいけます。小さい時も、おやつに対する執着心は強かった気がしますね。均等に分けるっていうのも、分けるのにルールを決めていて、分ける係の人は小細工しないように、一番最後に選ぶっていう。とにかく、公平に公平に分けようとしていました。切った人から好きなのをとっていいとすると、間違いなく自分に有利なように切り分けますよね。そうではなく一番最後というルールなので、その時の緊張感はいまだに覚えています(笑)。――大竹さんはいかがですか?大竹:いっぱいありますけど、"旅"っていうのは一つ。子供が小さい時は子供と一緒に夏休みどこかに出かけたり、スキーに行ったり、旅行の記憶はすごく大事だなと思いますね。――一番印象的な旅行は?大竹:最近だと、インドに行ってきました。あと、バリ島に行って山登りをしたりとか、けっこうアクティブなんです(笑)。全部プライベートで行ったんですけど、仕事だと美しい"思い出ボール"になるまではいかないのかもしれない。やっぱり、プライベートで自分が行きたいところに、行きたい人と行くっていうのが、きちんとした記憶につながるのかなと思いますね。●声優参加して気付いたディズニーの魅力――お2人はこの作品がディズニー声優デビュー作となりましたが、見ている側から演じる側になって気付いたディズニー映画の魅力や驚きはありますか?竹内:見ている側だった時は、おもしろいなすてきだな、いい話だなってただ浸っているだけだったんですが、実際に吹き替えとして参加してみると、ちゃんと人がつくっているものなんだなと感じました。ファンタジー、アニメーションの世界っていうよりも、人の血が通った物語なんだなって。そういう風につくっている人の気持ちがより身近に感じられるようになりましたね。大竹:(中村)勘九郎君の子供、2歳の子供とかがすごい興奮してて、「こんな小さい子まで喜んでくれるんだ!」みたいな(笑)。そういう映画に出ているっていう、ディズニーのすばらしさをあらためて感じました。娘もすごいねって。参加しているだけで認めてくれて、本当にすごいんだなって思いましたね。――娘のIMALUさん、Instagramでも絶賛されていましたね!大竹:そうみたいです。「すっごいよかった! 泣く」って。「これは絶対見なくちゃいけない映画だ」とか言って、この間のイベントの時も、「一緒に行って宣伝したいくらいだ」って言ってました(笑)。――親子の会話にもつながる映画ですよね。大竹:「お母さん、今イカリがあるんだな」とか、子供たちが思うかもしれないし、そういう風になったらいいなって思います。竹内:親子もそうですけど、例えば恋愛する世代でもいいし、あとは自分がわからなくなったすべての人に対して。「私、今やりたいことがないな」「進路どうしよう」とかモヤモヤしたものを持っている人にも見てもらいたいですね。――竹内さんが演じられたヨロコビについて、ピート・ドクター監督は「元気が良すぎても嫌われてしまいがちで、バランスが大事だった」とおっしゃっていましたが、演じる際にバランスを意識しましたか?竹内:ヨロコビの場合は、ポジティブすぎて後ろを振り返らない、人を思いやらないという良くない点もあって、よくしゃべるしテンションも高いので、キャンキャン耳にうるさくくる話し方にはならないようにしようとは思いました。でも、オリジナル方の声がジェットコースターのようだったので、そこになんとかついていかなくちゃという感じでした。そして、アフレコの監督から、言い回しを柔らかく言ってみようとか、ここは強く言ってみようとか、そういうアドバイスをいただきながらやりました。――大竹さんは、「悲しんでいることに快感を覚えていった」と話されていましたが、沈み込みすぎてはダメとか、そのあたりはどう調整されたんですか?大竹:結子ちゃんがワ~ッて言うのに対し、「だって、しょうがないんだもん…」「私のこと嫌いでしょ…?」みたいな。ヨロコビにしたらイラつくくらいだと思うんですけど、そのあたりがユーモアのあるような感じになればいいかなと思いました。あと、声を低くすると、クレヨンしんちゃんみたいな「なんとかだも~ん」「ほほぉぉ~い!」みたいになっちゃうのを気を付けました(笑)。全然役作りとは違うけど。竹内:役作りというか、もうすでにある役だから、いつものお芝居とは違うなって。自分がすでにある役に近づけていく、それを日本語で表現する、みたいな感じでした。そして、人の癖っていろいろあるんだなと思いましたし、人の話すスピードについていくということで、滑舌が鍛えられました!大竹:早口だったもんねぇ。
2015年07月24日オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんの映画評。今回は、少女時代のモヤモヤを解消する『インサイド・ヘッド』です。* **大人泣きすることってそうそうあるもんじゃないのが、お仕事バリバリなanan世代女子。でもね、この映画『インサイド・ヘッド』は泣かせるわよ~。アニメなんぞで泣くもんか!という方、だまされたと思って観てごらんなさい!物語の主人公は11歳の少女ライリー。ミネソタの田舎で幸せに育ってたある日、パパの仕事の都合で大都会サンフランシスコに引っ越すのね。多感なお年ごろの彼女は、新しい環境になじめないだけじゃなくて、思春期独特の反抗期まで始まっちゃうの。そのとき、彼女の頭の中では、それまでヨロコビが取り仕切っていた感情たちが大パニック。なんせ対応したことがないことばかりが起きるもんだから、どうしてよいモノやら。しかもカナシミが暴走して突飛な行動に出たばかりに、ヨロコビとカナシミが感情コントロールの司令部から記憶の平野へ追いやられちゃって、残されたビビリ、イカリ、ムカムカだけになっちゃう。これね、子供向けのキャラクターアニメと思いきや、大人の階段を上った皆さんだったら必ず共感できる感動作なの。思春期の抑制できない感情の動きを、ものすっごくわかりやすく描いているのね。そもそも子どもって、笑ったり泣いたり怒ったりイライラしたりっていうのがシンプルじゃない。でも、考えてみて。いつのころからか、喜怒哀楽が入り交じった思い出ができたり、空気を読んで感情を抑制したりできるようになるでしょ?それって「だって大人のオンナになったから」で片付けちゃうもんだけど、じつは大人の階段を上る過程でいろんなことが起きてるのよね。たとえば、子どもは夢想空想をよりどころにしてることがあるけど、ふと気づくと、いつも夢想していたことを忘れてしまっているのよね。それがいわば、成長過程における意識・無意識の整理。人間の記憶って都合よくできてて、暮らしていくうえで必要なことだけを記憶して、必要ないとみなしたことは無意識のほうに追いやっちゃうのね。また、年ごろの反抗期っていうのも、感情の抑制がうまくいかなくなってるだけで、思い返してみると「大人げないわ~」って思えるようになるでしょ?そういったことを、ライリーちゃんの成長とともに描いているのがこの作品なの。だから、作品で描かれているディテールは置いといて、観ている人自身が自分の思春期のことを思い出しちゃう。それも不思議と具体的に思い出せるというマジックつき(そこもまた、人間の記憶の都合のいいところ)。「これは、あなたの物語」っていうキャッチコピーがついてるけど、まんざらウソじゃないってことだわよ。それもそのはず。監督曰く「僕の子育ての経験で、娘がだんだん別の人間になっていく過程をみてきたから、それをベースにしている」っていうんだもの。そりゃリアルだわ。だから、この作品はむしろ大人向き。しかも大人の女性ほど、忘れ去っていた少女時代や親不孝時代などなどを思い出しちゃうの。それどころか親御さんと一緒に観るのもいいかも。大人になったからこそ、モヤモヤしていた時代のことを親子そろって反省できる材料になるもの。こんな全世代網羅のオリジナル脚本を作りだしたピクサー、エライ!!◇『インサイド・ヘッド』(C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.◇じつは脳科学の専門家へのリサーチもバッチリしていてぬかりない。だけど、小難しいこと抜きがピクサー式。監督/ピート・ドクター声の出演/エイミー・ポーラー(竹内結子)ほか7月18日より全国ロードショー。(C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.※『anan』2015年7月22日号より。文・よしひろ まさみち(オネエ系映画ライター)
2015年07月21日ディズニー/ピクサー長編アニメーション20周年記念作品『インサイド・ヘッド』(公開中)の本編冒頭2分間をノーカットで見られる映像がこのほど、公開された。公開された映像で描かれるのは、生まれたばかりのライリーを中心に、家族の幸せがあふれる一幕。優しい両親に見守られるライリーの頭の中には"ヨロコビ"も誕生し、"ヨロコビ"が感情の操作盤に触れると、ライリーは幸せそうに笑う。その笑顔を見た両親もうれしそうな表情を見せ、幸せに包まれたライリーの誕生が印象的なワンシーンになっている。続けて、両親が「はじめまして、ライリー」と語りかけると、ライリーの頭の中には、人生初の思い出ボールが出現。幸せにあふれた思い出として、"ヨロコビ"と同じ黄色に輝くボールがライリーの人生における最初の思い出となる。思い出ボールの意味を理解した"ヨロコビ"がボールを転がすと、進んでいくボールに併せて真っ暗だった壁に幻想的な風景が浮かび上がる。このように映像では、人生で初めて生まれる感情が"ヨロコビ"であることが明かされる。しかし、「すてきよね。ライリーといつまでも二人っきり」と"ヨロコビ"が口にした直後、ライリーは泣き出してしまう。どうしたのかと周りを見れば、そこには物憂げな表情で感情の操作盤に触れる"カナシミ"の姿が。そして、ライリーの人生を幸せな思い出でいっぱいにしたい"ヨロコビ"は、"カナシミ"と操作盤を奪い合い、「感情はこの後、どんどん増えていくのよね」という、これからの展開を思わせる"ヨロコビ"の言葉で映像は終わる。本作は、『モンスターズ・インク』や『カールじいさんの空飛ぶ家』を手がけたアカデミー賞受賞監督であるピート・ドクターが、自身の娘の成長からヒントを得て製作。誰の頭の中にもあるけれど誰も見たことがない"感情たち"を主人公に、「子供から大人への成長」という普遍的なテーマを描く。(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月19日●何よりもストーリーを大切にする遊び心あふれる集団ディズニー/ピクサーが世界初の長編フルCGアニメーション作品として『トイ・ストーリー』を世に放ってから今年で20周年。その歴史の中で、『モンスターズ・インク』や『カールじいさんの空飛ぶ家』など数々の話題作を生み出してきたが、一つの区切りとなる長編アニメーション20周年記念作品として誕生したのが、11歳の少女ライリーの頭の中にある5つの感情を主人公に、頭の中の世界を描いた『インサイド・ヘッド』(7月18日公開)だ。監督のピート・ドクターは、第1作『トイ・ストーリー』の制作初期に入社。以降、監督作『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』ほか、スタジオのほとんどの作品に携わってきた人物で、名ストーリー・テラーとして名高い。このたび、ピート、そして共同監督のロニー・デル・カルメンに、ピクサーの強みや20年間での変化、本作の魅力などをインタビュー。ロニーは、TVシリーズ『バットマン』のストーリーボード・アーティストなどを務めた後、2000年に『ファインディング・ニモ』のストーリー・スーパーバイザーとしてピクサーに入社したという経歴を持ち、外にいたからこそ感じるピクサーの魅力を語ってもらった。――『トイ・ストーリー』から長編アニメーション20周年。第1作から関わっているピートさんは、この20年を振り返ってスタジオの成長や変化などをどう感じていますか?ピート・ドクター(以下ピート):ピクサーに在籍して25年。『トイ・ストーリー』の制作初期から長編の歴史を見てきましたが、最初はビジネスというよりも、ガレージで仲間が集まってワイワイやりながら自分たちの大好きな映画を作っているという感じでした。『トイ・ストーリー』は120人くらいで作っていたのが、今は1,200人くらいで作るようになり、規模は大きくなっていますが、日々の感じはまったく同じ。みんな楽しいからやっているんです。ロニー・デル・カルメン(以下ロニー):『インサイド・ヘッド』も、最初は自分とピートとプロデューサーのジョナス・リヴェラだけ。3人で作り始めたんです。ピート:僕らが楽しんでいる感じが、映画越しに伝わるとうれしいね!――ピートさんは、ピクサーに25年在籍しているからこそ自分はこうなれた、と感じているところは?ピート:背が伸びたんだよ! ピクターにいたから(笑)。ってのは冗談で、ストーリー作り、キャラクター作りは、ピクサーにいる間に学んでいったことですね。ピクサーに入る前も小規模ではやっていたけれど、映画という規模でやる機会はピクサーに入るまでなかったので。おもしろいのは、みんなの経験値が低かったこと。ジョン・ラセターでさえ、ディズニーで少しアニメーターとして仕事をしていただけだったので、みんなで会社としてどうやって出資を集めるとか、ストーリーテリング自体もどういう風に進めるべきか、日々経験を積んでいって、それを分かち合ったというのが今日に至っているのかな。現在のわれわれの持つお互いの信頼につながっていると思います。――ロニーさんは、2000年にピクサーに入社される前から映像のお仕事をされていたわけですが、外から見ていた時のピクサーの印象はいかがでしたか?ロニー:オリンポス山みたいに、頂上の頂上というイメージだったよ! 『トイ・ストーリー2』を1人で劇場の最前列で見たんですけど、見たあと落ち込んでしまって。こんないいものは作れないって。そして、ピクサーにいない自分にも落ち込んでしまいました。それから数年後に応募したら、あまり厳しくチェックしていなかったのか、運よく入り込むことができて(笑)。――ピクサー入社後、驚いたことや、何か発見はありましたか?ロニー:一番僕が知りたかったことを発見することができました。それは、どうやって映画を作っているんだろうということ。すごく遊び心のある人がたくさんいるんだけど、とにかくストーリーテリングを大切にしているということを知りました。そして、監督は発想の源であり、作品という船の船長でもあるけれど、スタジオにいるいろんな方がストーリーに対していろんなアドバイスをくれる。でも、最終的にストーリーをどうしていくか、守るのは監督1人。この体制はほかのスタジオにはないと思います。また、特にストーリー作りにおいてコミュニケーションを密にするというのが強みだと。だからこそ、これだけリアルで人間的な共感できるストーリーを作り出すことができるんだと思います。って、ピクサーの秘密バラしちゃった! ごめんね、ピート!ピート:おいっ! なんてことを!(笑)――このやりとりの中にも、お二人の遊び心があふれていますね!(笑)●20周年作品『インサイド・ヘッド』への思いと、スタジオの未来――『トイ・ストーリー』では、世界初の長編フルCGアニメーションとして世の中に驚きを与えましたが、今回お二人で監督を務められたピクサー長編アニメーション20周年作品『インサイド・ヘッド』にある、ほかにはない魅力を教えてください。ピート:おそらくわれわれとしても世界的にも、現実と想像上の世界が同時に展開していくというのは、初めてだと思います。まったく1からこの世界観、心の中の世界を作り上げなきゃいけなかったんですが、どこかなじみのある場所でもある。「夢がどこから来るのかな」「何でこの曲ループしているのかな」って思うことがあると思うんですけど、そういうみんなのどこか知っている、でも見たことがない世界を作り上げたことが新しいと思います。――本作は、「自分の物語だ」と深く共感できる、本当に普遍性の高い作品だと思います。20周年だからこそ、このような普遍性の高い作品にしたんですか?ピート:実は、20周年というのは全然意識していなかったんです。ピクサーのもともとのスケジュールだと、来年公開の『ザ・グッド・ダイナソー』(邦題:『アーロと少年』)が先になるはずでしたし、そういう意識はまったくなかったですね。"普遍性"ということいついては、ピクサーで作っているすべての物語は、主人公がほかの人たちとうまくつながっていく、そのつながりを見いだしていく物語だと言えると思うんです。今回もそうで、主人公の感情が、人と人をつなげてくれるものでもあるんです。――2017年に『トイ・ストーリー4』が公開されると発表があり、すでに期待が高まっています。ピートさんも参加されていますが、そもそも3部作で完結というところから、4作目を作るということになったのはどういう経緯だったのでしょうか。ピート:『トイ・ストーリー4』に関して一番ワクワクしているのは、実はジョン・ラセターだと思うよ! アイデアとしては、みんながいるところで盛り上がって、最初は別のアイデアだったんですが、これって前にこういうことをやっているよねっていう親和性があったのか、『トイ・ストーリー』の続編になっていったんです。だれがということでもないんだけど、それがピクサーなんだよね。――なるほど! 最後に、25周年、30周年への意気込みや目標をお願いします!ピート:もっと新しいストーリーテラーを生んでいきたいし、若い才能を育てていきたい。誰もがつづったことのないストーリーを描くのは難しさも伴うけれど、だからこそみなさんが劇場に足を運んでくれると思うし、驚きを与えていきたい。だから、常に新しい物語をお届けしていきたいです!ロニー:あと、ピクサーはおいしいスナックがたくさんあるスタジオなんだけど、もっとおいしいスナックがほしいな(笑)(C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月18日いよいよ7月18日(土)に公開を迎えるディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』。この度、冒頭のノーカット映像が公開された。11才の少女ライリーの幸せを見守る、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという頭の中の“5つの感情たち”。ある日、突然の引っ越しによってライリーの心は不安定になり、頭の中のヨロコビとカナシミが“指令部”から行方不明になってしまう。ヨロコビとカナシミがいなくなり、すっかり心を閉ざしたライリー。“感情たち”はライリーを救えるのか?そしてカナシミに隠された、驚くべき秘密とは…。監督を務めるのは、『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』のピート・ドクター。日本語吹き替え版キャストは、ヨロコビ役を竹内結子、カナシミ役を大竹しのぶが務める。今回、公開となった映像で描かれるのは、生まれたばかりのライリーを中心に、家族の幸せが溢れる一幕。優しい両親に見守られるライリーが目を開き、初めて外の世界を見るとヨロコビも誕生。彼女が感情の操作盤に触れると、ライリーは幸せそうに笑う。その笑顔を見た両親も嬉しそうな表情を見せ、人生で一番最初に生まれる感情は“ヨロコビ”だということが分かる印象的なワンシーンだ。両親が「はじめまして、ライリー」と語りかけると、ライリーの頭の中には彼女の人生初の思い出ボールが。幸せに溢れた思い出として、ヨロコビと同じ黄色に輝くボールがライリーの人生の一番初めの思い出となるのだ。そして、思い出ボールの意味を理解したヨロコビがボールを転がすと、進んでいくボールの動きに併せてピクサーが描きだす、頭の中の世界が明らかになっていく。「素敵よね。ライリーといつまでも二人っきり」と幸せに浸るヨロコビだったが、笑顔だったライリーが泣き出してしまう。周りを見渡すと感情の操作盤にいたのはカナシミ。「私はカナシミ」と自己紹介するもライリーは泣きっぱなし。そんなライリーを見てヨロコビはカナシミが操作盤に触れないよう奪うのだが…。家族の愛情がギュッと詰まったこちらの映像。イカリ、ムカムカ、ビビリたちの誕生は劇場で確認してみて。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月17日日本を代表する二人の名女優が、ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』で洋画アニメーションの声優に初挑戦している。物語の舞台は11歳の少女の“頭の中”。彼女の幸せな成長を願う“感情たち”が、頭の中で大冒険を繰り広げる個性あふれるファンタジーだ。主人公はヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという5つの感情。女優の竹内結子が感情たちのリーダー的な存在で、感情の主・ライリーをハッピーしようと奮闘する“ヨロコビ”を快活に演じる。「いつでも前向きで、どこかあっけらかん。でも演じるうちに、ヨロコビの中にも悩みや迷いといったいろんな感情があると気づき、とても人間らしさを感じました。あっ、人間の中にある感情ですから、当然ですよね」と竹内さん。一方、カナシミは他の感情たちとは距離を置きながら、「なぜ私は存在するの?」と思い悩むというキャラクター。演じる大竹しのぶは「とにかく後ろ向きで、少し甘えん坊。いつもそばにヨロコビがいてくれる安心感のせいで、やっかいな性格だけど、カナシミを演じながら、私自身は悲しむことに快感を覚えていましたね(笑)」とふり返る。ひょんなことから頭の中の司令部から放り出されたヨロコビとカナシミは手を取り合い、帰還を目指すが…。「きっと誰もがなぜ、人間には悲しみという感情があるんだろうと思いますよね。ヨロコビにとっても、それは大きな疑問…。でもカナシミと一緒に冒険をしながら、実は悲しみこそが、他人に寄り添うために必要な優しさや、いたわりといった大切なものを担っていると気づくんです。この作品を見終わって、優しい気持ちになれるのは、そのせいだと思いますね。大竹さんの演技が、カナシミを一層愛おしい存在にしてくれますし」(竹内さん)。この言葉に、大竹さんも「作品を通して、感情が人を成長させるんだと改めて実感しています」と深くうなずく。「必要なのは、人との触れ合い。ひとりぼっちでは誰も大きくなれませんから。これから成長するお子さんにはもちろん、いま悩みを抱える大人が見れば、過去の自分をふり返りながら、いまの自分を肯定できると思います。喜びがあり、悲しみがある。その逆もそうですし、人として大切なことを教えてくれる映画ですね」(大竹さん)。世界中のファン同様、二人にとってもディズニー作品は大きな存在だ。好きな作品に『美女と野獣』と『シンデレラ』を挙げる竹内さんは、「常にすてきな夢を見せてくれる。女の子なら、誰しもお姫様願望がありますもんね」とウットリ。本作を手がけるピート・ドクター監督の『モンスターズ・インク』も大好きな一作で、「ラストのサリーとブーのシーンで、いつも大泣きしてしまう。あえてブーの表情を映さないのがいい!!」と声を弾ませる。大竹さんは昨年、『マレフィセント』の日本語版主題歌「Once Upon a Dream~いつか夢で~」で美しい歌声を披露し、「いまも素敵な思い出です」。ディズニー作品の魅力は「どれだけ時間が経っても、色あせないところ」だと言い、「昔、娘と一緒に見た作品がいまもまったく古くならず、一緒に楽しめる。ミッキー・マウスが生まれた1928年から、ずっとその伝統が続いていると思うと、ウォルト・ディズニーさんの偉大さを感じます」(大竹さん)。(text:Ryo Uchida)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月16日ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が間もなく公開になる。本作では11歳の女の子の”頭の中”を舞台に、様々な感情たちが登場し、まだ誰も観たことがない壮大なアドベンチャーが描かれる。一方で本作を手がけたピート・ドクター監督は「この映画には、リアルな深みがある」という。その他の画像本作の舞台は11歳の少女ライリーの頭の中。そこではヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリが暮していて、ライリーの感情を決めているが、彼女の一家が引越しをしたのを機に様々なトラブルが発生。ライリーは自分の感情を上手にコントロールできなくなってしまい、頭の中ではヨロコビとカナシミが感情を決める司令部から放り出されてしまう。ドクター監督は「ライリーが成長するところをどうやってドラマにするか、何度も変更を繰り返した」という。「最大の変更点はたぶん……最初は、ヨロコビとビビリが一緒に旅に出ることになるはずだったんだ。でも、それはあまりいい組み合わせじゃないことに気づいた。もし、ヨロコビのストーリーを大事にするなら、ビビリを取り除いて、カナシミと組み合わせるべきだと思ったんだ」。11歳の子が変化し、成長していくドラマを描くためには、カナシミという感情は絶対に必要だった。「もし、カナシミにとってテーマがあるとすれば、それは喪失だ。それは、人生で何かが失われるという事実と向き合う手助けをしてくれる。成長する時に、それはどうしようもないことだ」。そこにはドクター監督の父親としての視点も盛り込まれている。「父親として、子供たちと走り回って、遊んだり、ふざけあったりするのがなくなることは悲しいよ。なぜなら、僕の娘は大きくなって、昔とは違うやり方で触れ合うようになっていったからだ。そういった複雑さが、作品を興味深くしているんだと思う。もしすべてが悪くて、すべてが良ければ、あまりに白黒がハッキリしすぎている。この映画には、リアルな深みがあるんだ」。ドクター監督作品の最大の特徴は、ワクワクするドラマの奥底に“喪失”の感情が描かれていることだ。「この映画は、成長することを描いている。僕ら大人は、真実であろうとなかろうと、子供時代のことをもっとシンプルな時代として振り返る。物事がとてもクリアーで強い時代だったと。そして、大人になった今、人生はもっと複雑なように見える。子供の頃のハッピーな思い出でさえも、今では、少し悲喜こもごもの思いが混ざっている。あの公園が壊されてしまったとか、両親が引っ越したとかね。そういったことのいくつかは、この映画で描こうとしたことだよ。記憶は、色とりどりなんだ。大人の人生には複雑さがあるんだよ」。『インサイド・ヘッド』を観た観客はワクワクするのと同時に、少し切ない想いをしたり、自分の過去を思い出したりするだろう。『インサイド・ヘッド』7月18日(土)全国ロードショー
2015年07月16日11歳の少女ライリーの頭の中の“感情たち”が主人公となる、ディズニー/ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』。本作では、ヨロコビとカナシミがライリーの行動を決める頭の中の“司令部”からいなくなってしまうのだが、今回は“司令部”に残されたビビリ、ムカムカ、イカリの3つの感情に注目、彼らが果たす重要な役割に迫った。本作は、ライリーが突然の引っ越しで転校することになり、心が不安定になるところから物語が始まる。いままで、ヨロコビいっぱいにあふれていたライリーだったが、“司令部”からヨロコビとカナシミがいなくなることで、大事な感情を失ったライリーの心は徐々に閉ざされていってしまうのだ。司令部に残されたビビリ、ムカムカ、イカリの3人も、ライリーの危機を救うため奮闘するが、3人の感情ではライリーを喜ばせることができない。楽しい気持ちにさせたくても、イカリはライリーを怒らせてしまうし、ビビリはビックリさせるだけ。ムカムカはイラつかせることしかできない。だが、この3人はとても重要な役割を果たしていると、本作のリサーチ段階から協力しているカリフォルニア大学心理学教授ダッチャー・ケルトナー氏が解説する。まずビビリは、“怖いものがあるときに危険を察知する”役割がある。劇中では3歳のライリーが部屋の中を走り回っているとき、目の前にコードがあって転びそうになる。そのときにビビリが危険を察し、ライリーが転ばないように止まらせるのだ。起こりうる危険を予測し、事前に回避できるようにする、人間が生きていく上でとても重要な感情であることが分かる。次に、ムカムカには、“害になるものや行動を回避させる”役割がある。ライリーが大嫌いなブロッコリーを出されたときには、真っ先にムカムカが登場、ブロッコリーを投げ出すシーンで中心となっている。さらに、ライリーが転校先で初登校するとき、お母さんとお父さんに「学校まで送ろうか?」と言われて、嫌がるシーンがある。これも思春期の子どもにとっては自立心が芽生えたことの証で、大人に成長する上で欠かせない大事な感情といえる。最後は、イカリだ。怒ることなんて、私たちの役に立っているのかと思うかもしれないが、とても大事な役割がある。それは、“行動を奮い立たせる”こと。ライリーは小さいころからアイスホッケーを習っていて、試合の時に「絶対に勝ってやる」という気持ちから、自分自身を奮い立たせて試合に臨んでいる。イカリには“怒り”そのものだけでなく、自分を鼓舞してやる気の源にする、とてもポジティブな側面も備えているのだ。ピート・ドクターと共同監督を務めたロニー・デル・カルメンは、本作で描く感情について、「感情は人生で直面するさまざまなことを乗り切らせてくれます。例えばイカリは、不公平な扱いを受けたときに腹を立てることで、公平に扱われたいことを表します。またビビリは、怖いものがあるときに慎重な行動を取らせるのです。そうやって感情は日々の暮らしの行動において、すごく必要なものだということが分かると思います」と語る。ヨロコビとカナシミももちろん大切だが、本作を観れば、怒ることも、びっくりすることも、嫌がることも、私たちにはとても大切な感情だということが分かるはず。あなたの頭の中にも必ずいる“感情たち”に会いに出かけてみては?『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月15日ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が間もなく公開になる。本作は11歳の少女の“頭の中”を舞台に、徹底的にこだわり抜かれたキャラクターとストーリーが描かれるが、それらは一体、誰のアイデアなのだろうか?その他の写真ピート・ドクター監督が人間の感情や頭の中の様子を題材にした映画を思いついた時、最初に声をかけ、プロジェクトに参加したのが共同監督のロニー・デル・カルメンだ。彼はまず最初に、ドクター監督と新しい映画のストーリーについて話し合うことから始めた。「映画の脚本を書くということから始めたわけじゃないんです。キャラクターについてのストーリーを、お互いに話していただけです。僕たちは、すべての映画をそういうふうに始めるんです」。さらに彼らは人間の感情について調査し、専門家たちに聞き取りを行った。「そこで、私は『彼らは、私たちの頭の中にある司令部と呼ばれる場所の中で働いていて、外の世界を見ることが出来て、ライリーがどんなことを経験しているのかを見ることが出来るんだ』と言ったんです」。監督やカルメンたちは、頭の中にある司令部の画を描き、先ほどのアイデアを、主人公ライリーと父母が夕食を食べているシーンにしてみせた。このシーンは、完成した作品にも登場する。しかし、カルメンは「実際、僕たちが試みたほとんどのストーリーはうまくいかない」と笑う。ストーリーボード・アーティストのドミー・シーも「それぞれのスケッチは重要じゃなくて、重要なのは全体像」と説明する。4年前にインターンでピクサーに入り、その後に正式なメンバーになった彼女は、この4年間で「チームワークと、多くの他の人々と一緒に仕事をすることを学んだ」という。「私たちはとてもタイトなスケジュールの中で作業していて、いつも時間がなくなってしまうんです。だから、すべての仕事を終えるためには、一緒に仕事をしないといけない。もし、自分の仕事だけをやっていたら、締め切りまでに終えられなかったでしょう」。ピクサーには優れた才能を持つフィルムメイカーが揃っているが、彼らはいつもチームを組んで、あらゆる可能性を探っていく。このやり方はハッキリ言って効率は悪い。しかし、本作のプロデューサー、ジョナス・リヴェラは「試してみては、失敗してまたやり直すという時間は最終的な結果を生み出すのにとても重要なんだ」という。「僕らが今『インサイド・ヘッド』を上映する時、出来ることはすべてやったことがわかっている。僕らはすべての可能性を試してみたんだから」。そして笑顔でこう言い切るのだ。「だから僕たちは正直に言える。『インサイド・ヘッド』は僕たちの考えるベストなものだ、とね」。『インサイド・ヘッド』7月18日(土)全国ロードショー
2015年07月15日世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』から20周年を記念して贈るディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が7月18日(土)より公開となる。11才の少女ライリーの幸せを見守る、ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミという頭の中の“5つの感情たち”がどのように誕生したのかを探るべく、シネマカフェはアメリカのカリフォルニア州に存在するピクサー・アニメーション・スタジオに潜入。今回は『インサイド・ヘッド』を手掛けたピート・ドクター監督とプロデューサーのジョナス・リヴェラにインタビュー。5つの感情が生まれたきっかけ、あらゆる人が自分のことのように思ってくれる作品にするには…さまざまなピクサー・マジックの秘密を明かしてくれた。今回、主人公が“感情”というピクサー史上最もチャレンジングで独創的と言える作品を作り上げたピート監督。本作を作ろうと思ったきっかけは、お転婆で想像力豊かだった娘のある変化がきっかけだという。「僕の娘が11歳になったとき、彼女はこれまで以上に無口になってしまった。彼女は走り回ったりしなくなったし、以前ほど話さなくなったんだ。その変化は、僕自身の子ども時代のことを思い出させたよ。なぜなら、僕にとっての中学校時代はとても混乱していて、難しい時代だったからさ。それで、『娘は僕と同じことを経験しているんだ』と思ったよ」「そうやって少しずつ変わって、違う人間になるのを観察したところから、この作品のアイディアが生まれてきたんだ。これは世界中の人々が深く理解出来る物語だと思うよ。僕らの多くは子どもがいるし、みんな昔は子どもだったのだから。特定のことを描いているけど、世界中のみんなが共感できるストーリーなんだ」。そんなピート監督は「感情たちをキャラクターとして使う」ということを軸にヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ…という5つの感情をピックアップ。感情はそのほかにもあるのでは?と思う人もいるかもしれないが、この感情たちはリサーチから生まれたとリヴェラ氏は語る。「感情がいくつあるかについて、科学的に大きな議論が存在するんだ。ある人々は26あると言う。ある人々は3つだと言う。作品のスケールのことを考えたり、感情たちを物語りの中でうまく扱う必要があったし、少し簡潔にしないといけないということもあった。僕らが描くことにした5つの感情は、もっとも明らかな感情だったんだよ」。キャラクター化するにあたっては「イカリ、ヨロコビというキャラクターは、誰もが面白いと感じるだろうと考えた。だって、『白雪姫』の7人の小人を彷彿とさせるだろ?怒りんぼうとかおとぼけのようにね」と話すとピート監督も納得の様子で「僕もそこに惹かれたんだ。アニメーションというのは、素晴らしく戯画化されていて、より強烈なキャラクターを作ることが出来る。まるで人間みたいだけど、(人間よりも)もっと人間らしく感じるよ」。そんな感情たちが住む“頭の中”には、光り輝く無数の“思い出ボール”があり、それらが収められた“思い出保管場所”、空想を実体化したようなアトラクションが並ぶ“イマジネーション・ランド”、キライなものを閉じ込めておく地下洞窟のような潜在意識がある…誰もが持っているはずなのにまだ誰も見たことがない無限に広がる頭の中の世界を見事に再現している。しかし長期記憶など、小さい子どもには分かりづらい単語も出てくる。このことについてリヴェラ氏は、「記憶とか、長期記憶とかに関しては、ビジュアル的に明るさや色を使うということで表現した。赤い色はイカリの記憶なんだ。もしそれが明るければ、薄暗いときよりももっと重要だということが分かるだろう。あと僕らがやったことの一つは、僕らの子どもたちを全員連れて来て、ここピクサーで彼らに映画を観せたんだ。そして、後ろに座って、彼らのことを観察した。それから、彼らがどういうことを理解したか質問したら不思議なことに、彼らはある意味、両親たちよりももっとよく理解していたんだ。だから、僕らにはもう少し(いろんなことをやってみる)余裕があることが分かった」と子どもたちの反応から自信を付けたことを明かした。誰もが共感する秘密はアイディア以上のリサーチがされているから。それは製作総指揮のジョン・ラセターの信条でもある。その中でいちばん学んだことは?とピートドクター監督に問うと「僕らが学んだのは、カナシミについてだ。もし、カナシミにとってテーマがあるとすれば、それは“喪失”。それは、人生で何かが失われるという事実と向き合う手助けをしてくれる。僕は、いつも大きな喪失があると感じている。成長するにあたって、喪失は避けることは出来ない。それは悲しいことだし、悲劇的なことだ。なぜなら、子ども時代には、イノセンス(無邪気さ、純真)があるけど、成長に伴いそれはなくなってしまい、決してまた手に入れることは出来ないからだよ。だから、カナシミは戻ってくる必要がある。それが、今作の中のヨロコビとのジャーニーなんだよ」。前半と後半では思い出ボールを通してライリーの成長が見て取れる。ピート監督は「僕らは大人として、子ども時代のことをもっとシンプルな時代としてふり返るんだ。物事がとてもクリアで、強い時代だったと。そして、大人になった今、人生はもっと複雑なように見える。子どもの頃のハッピーな思い出でさえも、いまでは、少し悲喜こもごもの思いが混ざっている。あの公園が壊されてしまったとか、両親が引っ越したとかね。そういったことのいくつかは、この映画で描こうとしたことだよ。記憶は、色とりどりなんだ。だから、大人としての人生には複雑さがあるんだよ」。最後に、本作のきっかけとなった娘の感想を聞くと、ピート監督は「彼女はいま16歳なんだ。彼女は、とってもティーンエージャーらしい。ただ、早口で『フム。いい映画ね、お父さん』とだけ言ったんだ(笑)」と少し切ないながらも嬉しそうな父親の顔を覗かせた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月14日