『モンスター』から『マッドマックス 怒りのデス・ロード』まで幅広い役を演じ分ける、ハリウッドになくてはならない女優のひとりシャーリーズ・セロン。『モンスター』でアカデミー賞主演女優賞を獲得して以来、実力派女優としての地位を確立。役作りのストイックさで知られ、出演する作品ごとに全く違う見た目に変身する肉体改造も注目されている。近年では、自身の制作会社デンバー&デリラ社の代表を務め、プロデュース業にも積極的に取り組んでいるシャーリーズ。そんな彼女がプロデュースと出演の2役を務めた肝入りの新作映画が、年明けに立て続けに公開。まさに“新春シャーリーズ祭り”状態の新作3本を紹介する。現代女性に贈る新感覚ラブコメディ『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』シャーリーズが演じるのは、国務長官で次期アメリカ大統領のポストを狙う完璧美女シャーロット。これまでの硬派なイメージを覆し、コメディエンヌとしての才能を開花させている。アメリカの次期大統領候補という立場にも関わらず、セス・ローゲン扮する、無職でどこか残念な主人公のフレッドにも分け隔てなく接するオープンな性格で、笑いのセンスもある女性シャーロットは、まさに気さくな人柄で知られるシャーリーズそのままともいえるほど。誰もが惚れてしまう魅力溢れるシャーリーズの姿は必見!1月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。“正直者”社員がリベンジするモンスター上司に『グリンゴ/最強の悪運男』正直者でお人よしな性格から、貧乏くじばかり引いている男ハロルド(デヴィッド・オイェロウォ)の逆転劇を痛快に描いたエンタテインメントドラマ。本作でのシャーリーズはなんと悪女。美しいブロンドヘアとセクシーな赤リップがトレードマーク、自分の美貌を武器にして己の欲望は必ずかなえる最強の性悪女エレーンに扮する。部下のことなど一切考えずに自分の利益を優先する最悪の上司となり、とことん悪役に徹しているが、ファンなら誰しも「こんなシャーリーズにも騙されてみたい」と思ってしまうはず!?2月7日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。3大人気女優の競演で話題『スキャンダル』シャーリーズ&ニコール・キッドマン&マーゴット・ロビーという豪華女優陣の競演による注目作。実在の人気キャスター、メーガン・ケリーを演じたシャーリーズは特殊メイクを施し、アメリカで予告映像が解禁された際には「本人が出演しているの!?」と大きな話題に。そんな特殊メイクは『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』でオスカーを獲得した辻一弘氏を、シャーリーズ自らが口説き落として参加が実現。もちろん見た目だけではなく、話し方や細かな仕草まで本人そっくりに仕上げ、シャーリーズは真骨頂を発揮。第77回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートを果たした。2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋 2020年1月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 Flarsky Productions, LLC. All Rights Reserved.グリンゴ/最強の悪運男 2020年2月7日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2018 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.スキャンダル(2020) 2020年2月21日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開© Lions Gate Entertainment Inc.
2020年01月07日アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイヴィスらキャスト陣とティム・ミラー監督(『デッドプール』)が来日し、盛り上がりを見せている最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』。映画の中ではサングラス姿でニコリともしないシュワが、ジャパンプレミアでは日本のファンの歓迎に笑顔を振りまく姿が印象的だった。それにしても、なぜ彼は映画の中でニコリともしないのか?そもそもターミネーターは敵なのか味方なのか…?今回は最新作を存分に楽しむために、いまさら聞けない伝説的シリーズ『ターミネーター』の基本の基に迫った。そもそも、ターミネーターって何者?“終わらせるもの”という意味を持つターミネーター(terminator)とは、ターゲットの生命を文字どおり“終わらせる”まで、徹底的に追い続ける殺戮マシーン。パッと見は人間と同じで見分けがつかないが、中身は機械。全身の骨格は特殊金属で人工の筋肉や皮膚がそれを覆っている。血液も流れ、銃撃されれば傷跡もつくが、決して屈しない。何度でも立ち上がり、ミッションを完遂=ターゲットを抹殺するまで、絶対に止まらないのがターミネーターだ。ボディビルダーから転身したシュワのハマり役にジェームズ・キャメロン監督が『タイタニック』や『アバター』といった超大作を生み出す以前、駆け出しのころに手掛けた『ターミネーター』(1984年/以下『T1』)にて初登場。同作は低予算ながら世界的に大ヒットとなり、カルト的人気となった。ボディビルの世界チャンピオンから映画俳優に転身し、少しぎこちなさが伺えるシュワルツェネッガーはハマり役となり、筋骨隆々の大男が、同情や慈悲など一切ない冷酷無比なマシーンとして殺戮を繰り返す姿は世界中に衝撃を与えた。さらに、2作目『ターミネーター2』(1991年/以下『T2』)では新タイプが登場。全身が液体金属からなり、変幻自在で触れた人間そっくりになることができ、ナイフのように指先を尖らせて相手をひと突きすることも。銃撃されてもボディに穴が開くだけであっという間に塞がってしまう。そんな、さらに強力なターミネーターに世界は再び震撼。彼らと人間を見分けるには、犬を飼うしかない(吠えます)。なぜ、未来からやってくる?そんなターミネーターは、2029年の未来から過去にやってくる。その未来とはなんと、人間と人工知能(AI)がコントロールする機械が全面戦争を繰り広げている暗黒の世界。いまでこそ、ソフトバンクのPepperやAmazonのAlexaなどが登場し、ドラマ「ドクターX」でも描かれているように医療の分野で活躍したり、人間とチェスや将棋で対決したりと実用化が進み、かつては夢物語だったAIとの共存は現実となっている。だが、あの天才物理学者ホーキング博士も死の直前まで危惧していたという、“AIが招くかもしれない未来”を描いているのが本シリーズ。軍事利用されたAIが思考能力を持ち、逆に人類を襲い始める…という、博士が想像していた未来の究極に最悪なパターンが物語の舞台となっている。ターミネーターは近未来のAIが創った!ターミネーターも、AI「スカイネット」がオール人類抹殺のために創り出したものだ。シュワが演じた旧型T-800というタイプから、より無敵な『T2』のT-1000に改良を施すなど、AIは常に進化。ターミネーター自体に組み込まれたチップにも高度な学習機能があり、人間と共に過ごせば過ごすほど人間について学んでいく。なぜ、サラ・コナーは戦うのか?恐ろしいターミネーターが、『T1』で未来からやってくるのは、1984年のロサンゼルス。未来で人類軍を指揮するカリスマ的なリーダー、ジョン・コナーを“生まれてこなかった”ことにするため、その母親となるサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)を抹殺しに来たのだ。当時のサラは友達とルームシェアをし、レストランでアルバイトしたり、週末には遊びに出かけたりする、ごく普通の女子大生。シュワ演じるターミネーターが同姓同名の別人を次々抹殺していく中、そんなサラ本人の前には謎のイケメン、カイルも現れる。そのカイルこそ、未来のジョンが過去の母を守るために送り込んだ兵士。カイルから将来起こる機械との戦争について聞いたサラは、暗黒の未来を変えるためにカイルとターミネーターに立ち向かう。さらに2人は、激しくも短い恋に落ち…。やがてサラは男の子を出産するが、この子こそがジョン・コナー。ちょっとややこしいが、カイルが父親なのだ。そして10年後の1994年には、今度は10歳になったジョン(エドワード・ファーロング)を襲いにターミネーターT-1000がやってくる。『T2』で母となったサラが自ら銃の扱いや護身術を学び、たくましい兵士へと一変しているのはすべてはジョンを守り、未来を変えるためなのだ。「審判の日」とは?AI「スカイネット」が勝手に核戦争を仕掛け、人類に宣戦布告した1997年8月29日のこと。30億人もの命が一瞬にして奪われ、『T2』でサラは何度もその様子を悪夢として見る。「審判の日」を阻止するため、サラがとった行動は「スカイネット」を開発したIT企業「サイバーダイン社」を襲うことだった。しかし、それは未遂に終わり、サラは警察病院の精神科に収監、母と離ればなれになったジョンは里親のもとでグレかかり、ターミネーターT-1000には命を狙われることになってしまう。なぜ、「I’ll be back/アイルビーバック」が有名に?『T1』では、シュワ演じる殺戮マシーン・ターミネーターT-800に対抗するため、ジョンは優秀な人間の兵士カイルを未来から過去に送り込んだ。そして『T2』では、より強力になったターミネーターT-1000に対抗するため、“ジョン・コナーを守る”というミッションを自らインプットしたT-800を送り込む。こちらも、もちろんシュワが演じている。傍目にはかつてサラに襲いかかり、世間をも震撼させたターミネーターとまったく同じに見えることから、サラはもちろん観る者も、あの恐怖を否が応でも思い出すことに…。ターミネーターは何度も“戻ってくる”まさに“戻ってきた”ターミネーター。もともとは、『T1』で警察に保護されたサラを襲う際、「I’ll be back」と言い残して車で突っ込んできたことが始まり。『T2』ではサラとジョンを守るため、「I’ll be back」と言い残して警官隊に立ち向かい、逃走用の車両で戻ってくることから、伝説として語り継がれるセリフとなった。とはいえ、『T2』では少年ジョンの命令も絶対なため、少々お茶目な姿を見せるシュワ・ターミネーター。片足を上げろと言われたら「下ろしていい」と言われるまで上げっぱなし、「地獄で会おうぜ、ベイビー(Hasta la vista, baby)」なんて言葉も覚えてしまった。最新作『ニュー・フェイト』では何が起こる?『T2』で、ターミネーターT-1000とのバトルに勝利したサラ・コナーたち。T-800は自身の中に組み込まれたAIチップの危険性に気づき、自ら溶鉱炉に沈んでいった。これでAI「スカイネット」の暴走や「審判の日」は回避され、30億人の命は救われた、はずだった…。だが、『ニュー・フェイト』ではまったく新しいターミネーター・REV-9(ガブリエル・ルナ)が未来からやってくる!そのターミネーターもまたAIが創り出したもので、外側はT-1000のような液体金属、内側はT-800に似た骨格で、2体に“分離”するという超強者。破壊的なダメージを受けても、約30秒ほどで元の姿に。そして本人も予告編で言うように“全身が武器”状態。初めてシュワ・ターミネーターを目にしたときの“絶対に勝ち目はない”恐怖を、改めて思い出させるには十分な脅威となっていく。しかも、表情が豊かで人好きのする笑顔を見せることもあるから、なお恐ろしい。追う者、追われる者、守る者が新たな顔ぶれにその最新型ターミネーターの新たなターゲットとなるのが、メキシコシティの自動車工場で働く家族思いの女性ダニー(ナタリア・レイエス)。また、ダニーを守るために、手術を受けて強化型スーパー・ソルジャーに改造された人間の女性グレース(マッケンジー・デイヴィス)も未来から送り込まれてくる。なぜ、ダニーがターミネーターに狙われるのか、なぜ、グレースがダニーを必死に守るのかは最新作の大きな見どころの1つ。特にマッケンジー演じるグレースは、サラ・コナーや、『エイリアン』シリーズのリプリー、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフィリオサなどに匹敵する強力ヒロイン誕生として大きな話題を呼ぶことになりそうだ。なぜ、最新作が“正当な続編”なのか『T2』以来、約30年ぶりにジェームズ・キャメロンが製作・ストーリーを担当、シュワ&リンダの再演が実現した最新作『ニュー・フェイト』。本作が“正当な続編”と呼ばれるのは、『T2』の物語からそのまま地続きになっていること。さらに、サラ・コナー役のリンダが同作ぶりに“戻ってきた”ことも重要なポイント。実はこの間、『ターミネーター3』『ターミネーター4』、そして『ターミネーター:新起動/ジェニシス』などが製作されたが、これらには“シリーズの生みの親”キャメロンは直接関わっていない。“シリーズの顔”シュワ・ターミネーターは全作に登場しているものの、カリフォルニア州知事時代の『ターミネーター4』では体は別人、顔だけ『T1』時のCGという形に。ストーリー的にも『ニュー・フェイト』との関連は見られない。「審判の日」が回避されたはずなのに、再び始まってしまったターミネーターとの死闘。その衝撃の運命を、スクリーンで見届けてみてほしい。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は11月8日(金)より全国にて公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ターミネーター:ニュー・フェイト 2019年11月8日より全国にて公開© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2019年11月08日10月4日より公開された映画『ジョーカー』が、15日までの12日間で動員数1,415,587人、興行収入は2,086,726,500円と早くも20億円を突破したことが分かった。孤独だが心優しかった男が<悪のカリスマ>に変貌していく衝撃のドラマを、アカデミー賞常連の実力派スタッフ・キャストで描くサスペンス・エンターテインメント『ジョーカー』。日本を含む世界66か国でNo.1を記録し、早くも社会現象を巻き起こしている。米サイト「Box Office Mojo」(10/14付け)によれば、10/11~13の間で5586万1403ドル(60億5430万円)を記録、世界興行収入は5.4億ドル(590億円)を超えており(※10/14付け「Box office mojo」調べ※1ドル=108.38 円換算)、Rotten Tomatoesのオーディエンス・スコアも90%と高い満足度を維持。日本では週末ランキングで2週連続No.1を記録し、『アメイジング・スパイダーマン』以来、なんと7年ぶりのアメコミ映画2週連続No.1と異例の快挙に。3連休の週末は台風により閉館する映画館が相次ぐ中、連休最終日の14日は初週末の日曜日(10/6)の興収対比94.41%と、2週目にも関わらず1週目から落ちのない興行となった。さらに、これまでの日本でのDC映画の興行収入記録『ダークナイト ライジング』(19.8億)や、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(18.1億)の最終興行収入を公開後11日目で超え、この度公開12日間で興行収入20億円を突破。公開24日間で興収20億を突破した『ゼロ・グラビティ』より12日も早い結果となった。『ジョーカー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年10月16日映画史上空前の大傑作『バーフバリ』シリーズで数奇な運命に導かれた伝説の戦士役として主演を務めた、プラバースの主演最新作『SAAHO』(原題)の日本公開が決定。併せて、本国版のビジュアルが解禁となった。■ストーリー大都市ワージー。ここでは幾つもの犯罪組織が街を支配している。ある日、それら組織の頂点に君臨する初老ロイが交通事故に見せかけて殺される。組織のメンバーであり実力者のひとりであるデウラージが後継者の座を狙うが、ロイの息子も新たなボスとして名乗りを上げる。それぞれの思惑が交差する中、ムンバイでは200億ルピー相当の大規模な窃盗事件が発生。IB潜入捜査官アショークは相棒の女性警察官アムリターなどと共に、事件を捜査する。■オープニング世界興収第2位!プラバース主演クライムアクション本作は、架空の都市ワージーを舞台にしたクライムアクション。すでに公開になった本国および世界では、オープニング世界興収が『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』に次ぐ第2位を記録。日本円で約45億円をあげ、インド映画ながら『ライオン・キング』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』など、ハリウッドのメジャー大作を抑えて堂々のランクインを果たした。メガホンを取ったのは、『バーフバリ』のS.S.ラージャマウリ監督の愛弟子で、注目の若手監督スジート。本作では脚本も務め、怒涛のアクションの数々と巧妙なストーリー展開でインドから新たなメガヒット作が誕生したと、世界中から喝采を浴びている。主演を務めるのは、『バーフバリ』の大成功で人気と知名度が国際的なものとなった俳優プラバース。犯罪シンジケートが関与する200億ルピー(日本円で約303億)相当の大規模な窃盗事件を追う捜査官を演じた。また、プラバースの相棒の女性警察官をシュラッダー・カプールが演じている。本編では『ミッション:インポッシブル』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』級のカーアクションや銃撃戦、肉弾戦が繰り広げられ、『バーフバリ』を超える超絶アクションが期待される。また劇中では幾つかのエピソードが同時に進行し、それらは一見して無関係に見えるも予期せぬタイミングで絡み合い、関係したかと思えば観客を欺き、新たな展開を見せる。今回解禁された本国版のビジュアルには、バイクに跨り大都市を駆け抜けるプラバースの姿が。彼の背後には車が宙を舞い、吹き上がる砂ぼこりが疾走感溢れるビジュアルになっている。なお、本ビジュアルは9月28日(土)・29日(日)に東京・代々木公園で開催される、日本最大級のインドフェス「ナマステ・インディア 2019」に出展する配給会社ツインのブースにてティザーチラシとして配布される予定。『SAAHO』は2020年春、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月27日映画館にライブ・コンサート向けの音響設備をセッティングし、大音量&高音質で映画を楽しむ映画ファンにはおなじみの人気企画“爆音映画祭”が本日から新宿ピカデリーでスタートする。本イベントは単に音量をあげるだけではなく、微細にセッティングを調整することで“映画の音”を追求。知っているはずの映画の新たな側面が見えてくる催しだ。いまはなき吉祥寺バウスシアターでスタートした爆音上映は、シアターに備え付けられていたコンサート用の音響設備を使って映画を上映するところから始まった。近年、この映画祭の成功に触発されて様々な大音量上映が増えているが、爆音映画祭は単に音量をアップさせるだけでなく、映画の音を丁寧に調整することで、映画に新たな印象をもたらす=爆音によって映画の見え方が変わる可能性を追求している。つまり、爆音上映は音楽や爆発音が主役の映画ばかりではなく、静謐な作品や立体的な音響が存在しなかった古い映画でも存分に効果を発揮する。耳が痛くないように調整しながら音量をアップさせ、高音質で古い映画を上映することで、それまで記憶になかった音が聞こえ、何度も観たはずの映画を“再発見”できるのだ。今回の映画祭でも『ボヘミアン・ラプソディ』や『グレイテスト・ショーマン』など近年の定番プログラムだけでなく、1980年製作の『ブルース・ブラザース』や、名作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』などクラシック作品も数多く登場。何度も観たはずの映画にさらに深く没入できる、新しい発見がある……爆音上映の醍醐味を存分に堪能できる9日間になりそうだ。新宿ピカデリー爆音映画祭『ボヘミアン・ラプソディ』『グレイテスト・ショーマン』『レディ・プレイヤー1』『アド・アストラ』『ラ・ラ・ランド』『レ・ミゼラブル』『バーレスク』『ブルース・ブラザース』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『マッドマックス怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション』『バーフバリ 伝説誕生 完全版』『バーフバリ 王の凱旋 完全版』『バジュランギおじさんと、小さな迷子』10月3日(木)まで新宿ピカデリーで開催中爆音上映:2000円(税込)爆音絶叫上映:2200円(税込)
2019年09月25日ブラッド・ピット主演『アド・アストラ』が爆音映画祭に初登場!開催4回目となる「新宿ピカデリー爆音映画祭」にて『ボヘミアン・ラプソディ』『グレイテスト・ショーマン』などとともに上映されることになった。新宿ピカデリーで開催された過去3回の爆音映画祭が大反響を呼び、今回は4回目。総合的にプロデュースするのは、2004年から東京・吉祥寺バウスシアター、そして日本全国各地にて、音楽用のライヴ音響システムを使用しての数々の爆音上映を企画・上映し、まさに“爆音”という「新しい映画の楽しみ方」を創出した樋口泰人氏(株式会社boid代表)。今回もこれぞ“爆音”で堪能してほしいと考える14本の名作を、新作・旧作織り交ぜ選出し、作品それぞれに適した音響調整を実施している。9月20日より公開されるブラット・ピット主演、ジェームズ・グレイ監督最新作『アド・アストラ』が爆音映画祭に初登場。いまだ人気冷めやらぬ『ボヘミアン・ラプソディ』をはじめ、『レ・ミゼラブル』『グレイテスト・ショーマン』『ラ・ラ・ランド』『バーレスク』『ブルース・ブラザース』と多くの人々に愛される音楽・ミュージカル作品や、『レディ・プレイヤー1』『バーフバリ 伝説誕生 <完全版> 』『バーフバリ 王の凱旋 <完全版>』『バジュランギおじさんと、小さな迷子』など、“爆音”の醍醐味を存分に味わえる人気作まで、映画ファン垂涎の幅広いラインアップが勢揃い。また、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』はジョージ・ミラー監督自らが「ベスト・バージョン」と豪語する、幻のモノクロ版『マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション』も爆音上映されることに!そして巨匠セルジオ・レオーネによる超大作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』のオリジナル版が、日本公開初日の9月27日(金)に公開記念として爆音上映されることに。さらには9月28日(土)『グレイテスト・ショーマン』、29日(日)『ボヘミアン・ラプソディ』、10月2日(水)『バーフバリ 伝説誕生 <完全版>』『バーフバリ 王の凱旋 <完全版>』上映回には“爆音絶叫上映”も開催される。迫力のあるシーンはよりダイナミックに、緊張感のあるシーンはよりきめ細やかになるよう、作品、シーンそれぞれに合わせ、繊細に音量・音圧を調整していく爆音映画祭で、新たな感動を体験することができそうだ。『アド・アストラ』は9月20日(金)より全国にて公開。第4回「新宿ピカデリー爆音映画祭」は9月25日(水)~10月3日(木)開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アド・アストラ 2019年9月20日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2019年08月30日世界中で大ヒットを記録した冒険ファンタジー超大作『ロード・オブ・ザ・リング』、そして『ホビット』三部作の原作者J・R・R・トールキンの前半生を映画化した『トールキン旅のはじまり』。今回は、ニコラス・ホルト演じる若きトールキンの親友たち=“仲間”を演じた英国&アイルランドの若手俳優たちに注目した。孤児となったトールキンは、モーガン神父が後見人となり、名門キング・エドワード校に入学。そこで出会った3人の少年たちと毎日お茶を飲みながらあらゆることを議論し、絆を深めていく。自分たちの集まりを秘密クラブ「T.C.B.S」と名付け、“芸術の力で世界を変えよう”と誓い合い、切磋琢磨していく4人。それぞれが得意な芸術分野で刺激し合い、その中でトールキンは物語を書く腕を磨いていくことに。トールキンを演じるニコラス・ホルトといえば、1989年生まれ、イギリス・バークシャー出身。『X-MEN』シリーズや『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などで世界的人気を獲得し、今年は『女王陛下のお気に入り』にも出演するなど、実力派俳優として名高い。そして、「T.C.B.S」の仲間たちにも今後が期待される若手俳優たちが勢ぞろいしている。詩人で劇作家を目指すジェフリー・スミス役:アンソニー・ボイル1994年、北アイルランド出身。舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」でドラコ・マルフォイの息子スコーピウス役を演じて、ローレンス・オリヴィエ賞の助演男優賞を受賞、トニー賞にもノミネートされ注目を集めた若手実力派。端役ながらTVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」などにも出演している。本作では早熟な詩人で、劇作家を目指しているジェフリー役を演じている。物書きになることを家族に反対されていたジェフリーについて、「ジェフリー自身も孤独だったので、トールキンの寂しさを理解できたのだと思う」と語るアンソニー。トールキンとジェフリーは同じオックスフォード大学に進学しており、「良い時も悪い時も友情が道しるべとなることを知っていたジェフリーは、トールキンに寄り添うことが出来た」と話すように、辛い時も寄り添うトールキンの一番の理解者となっている。画家志望のロバート・ギルソン役:パトリック・ギブソン1995年、アイルランド生まれ。Netflixオリジナルシリーズ「The OA」のスティーブ役で一躍有名になった彼は、映画やTVを通じて活躍しており、アイリッシュ・フィルム・アンド・テレビジョン・アワードのライジング・スター賞などを受賞、今後の活躍が期待される若手俳優。本作で演じているのは、秘密クラブ「T.C.B.S」のカリスマ的フロントマンで、画家志望のロバート役。パトリックは4人の関係性について、「彼らが強く結び付いていたのは、人生を美しく、思い切り謳歌したいという気持ちがあったからだと思う」と語っている。ロバートには天性のリーダーシップがあったものの、パトリックは「実は自身がなく、密かに悩んでいた。校長でもある父の大きな期待に応えねばならず、仮面を被り続け、苦悩を見せないようにしていた」と明かしており、親友たちに後押しされ、彼がしがらみから一歩踏み出す姿が描かれていく。将来を期待されているクラシック音楽の作曲家のクリストファー・ワイズマン役:トム・グリン=カーニー1995年、イギリス・マンチェスター生まれ。「ピーターパン」「マクベス」などの舞台を経験後、クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』でミスター・ドーソン(マーク・ライランス)の息子ピーター役に抜擢されて映画デビューを飾った、ネクストブレイク必至の若手俳優。ティモシー・シャラメ主演のNetflixオリジナル映画『The King』(原題)にも参加している。本作では、将来を大いに期待されているクラシック音楽の作曲家のクリストファー役に。「クリストファーは後先考えずに思ったことを言ってしまうタイプ」とトムが語っているように、意見は単刀直入に言う一方、心では悩みを抱えているというキャラクター。トムは「トールキンとクリストファーの論争は2人の絆を深めて、お互いの才能を心から称賛している」と明かしており、ぶつかり合いながらも固く結ばれたかけがえのない友情も見どころ。少年期を演じる“超”若手キャストにも注目!ニコラス演じるトールキンの少年時代をハリー・ギルビー、アンソニー演じるジェフリー・スミスの少年時代をアダム・ブレグマン、パトリック演じるロバート・ギルソンの少年時代をアルビー・マーバー、トム演じるクリストファー・ワイズマンの少年時代をタイ・テナントが演じている。青年組ロバート役のパトリックは、「少年時代役の若手組が活き活きとしたグループ感を作ってくれたので、僕ら青年時代組もその流れを受け取ることができた」と、“少年組”への感謝を交えてふり返る。また、「会った瞬間に仲良くなりました」と明かすのは、少年期のクリストファー役を演じたタイ・テナント。「自然に楽しくふざけ合うことができたので、これはうまくいく、とみんなが思っていました。その友情が先輩俳優陣に引き継がれていったんだと思います」と自信をみせており、今後活躍が期待される“超”若手キャストたちも見逃せない。『トールキン旅のはじまり』は8月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トールキン旅のはじまり 2019年8月30日TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2019 Twentieth Century Fox
2019年08月18日5月31日(金)より公開中の、ハリウッド版ゴジラ最新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。この度、6月13日まで上映される“4DXスタンダード・バージョン”に続き、“4DXマキシマムバトルエディション”が、6月14日(金)から上映されることが決定した。4DXは、ヨーロッパや北米の20〜30代若い層を中心に人気のあるムービーフォーマット。21個以上の4DXオリジナル環境効果や繊細なモーション効果で、“体験する経験を与える”映画鑑賞の新しいかたちとして注目されている。今回上映が決定した“4DXマキシマムバトルエディション”とは、4DXモーションチェアのバイブ効果や揺れの演出など、演出の強度設定1〜9のうち、最も強い9レベルの動きが集中的に演出されたバージョン。“9レベル”は、これまでに『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『ワイルド・スピード ICE BREAK』、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』など、ハリウッド映画でも厳選された少数の作品にのみ採用されている。巨大怪獣バトルの体験に特化した今回のエクストリームなバージョンによって、地球の覇権をかけた、ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラたちの戦いが、よりリアルに“体感”できそうだ。今回の上映決定を記念し、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』“4DXマキシマムバトルエディション”の日本オリジナル・ビジュアルも到着。見覚えのあるあの巨獣の爪が、モーションチェアを引っ掻いている姿が確認できる。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』“4DXマキシマムバトルエディション”6月14日(金)より上映
2019年06月10日「爆音映画祭 in MOVIX八尾」が、2019年6月27日(木)から30日(日)までの期間、大阪・MOVIX八尾にて開催される。「爆音映画祭」がMOVIX八尾で初開催「爆音映画祭」は、音楽用のライヴ音響システムを使用しての映画を上映するイベント。作品、シーンに合わせて細かに音量・音圧を調整し、迫力のある場面はよりダイナミックに、緊張感のある場面はよりきめ細やかな“音”を再現することで、普段とは違った映画体験を提供する。そんな「爆音映画祭」がMOVIX八尾で初開催。注目の新作から、大ヒット人気作までバラエティに富んだラインナップを爆音で上映する。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が「爆音映画祭」に初登場2019年5月31日(金)公開のゴジラシリーズ最新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が、公開から約1か月で「爆音映画祭」に初登場。ハリウッドが贈る“人類VS海獣”の迫力満点の戦闘シーンを爆音で楽しむことが出来る。『ボヘミアン・ラプソディ』『グレイテスト・ショーマン』など大ヒット作品が多数また、第91回アカデミー賞で最多4部門での受賞を果たし、未だ人気冷めやらぬ『ボヘミアン・ラプソディ』や、ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』など大ヒット作品が続々登場。中でも『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、通常版に加え、“幻”といわれるモノクロ版『マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション』も上映。ファンは見逃さずにチェックしたい。そのほかにも、他会場の 「爆音映画祭」で上映時も好評を博している、『ベイビー・ドライバー』『劇場版シティーハンター<新宿プライベートアイズ>』なども見逃せないラインナップが揃う。詳細】爆音映画祭 in MOVIX八尾開催期間:2019年6月27日(木)~30日(日)会場:MOVIX八尾住所:大阪府八尾市光町2-3 アリオ八尾 4階<チケット詳細>料金:1作品一律 1,800円(税込)発売日:MOVIX八尾 WEB販売 6月1日(土)0:00、MOVIX八尾 劇場窓口販売 6月1日(土)劇場営業開始時間より(各回残席がある場合のみ)<上映作品>『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション』『ベイビー・ドライバー』『スパイダーマン:スパイダーバース』『劇場版シティーハンター<新宿プライベートアイズ>』『ボヘミアン・ラプソディ』『レ・ミゼラブル』『グレイテスト・ショーマン』『ヘアスプレー』『バーレスク』
2019年06月09日アカデミー賞受賞のオリヴィア・コールマン、レイチェル・ワイズ、エマ・ストーンの競演で贈る『女王陛下のお気に入り』。そのブルーレイ&DVDリリースに先駆け、豪華女優陣に負けず劣らずの装いを披露しているニコラス・ホルトに注目した特別映像がシネマカフェに到着した。豪華絢爛の英国王室に渦巻く、女性たちの愛と嫉妬、裏切り、野心を描いた本作。ニコラスが演じたのは、病気がちで気まぐれなアン女王(オリヴィア)に代わって権力をふるうレディ・サラ(レイチェル)と対立するロバート・ハーリー。国内経済のためフランスとの戦争には反対しており、戦争推進派のレディ・サラの動向を探るべく、又従兄妹であるアビゲイル(エマ)を利用しようとする横柄で傲慢な政治家だ。3人の女性たちに絡むキャラクターであり、出番も多めだが、劇場公開時から「TLがニコラスホルトでざわざわしっぱなし」と話題を呼んでいたのは、やりすぎともいえるハーリーのいでたち。「なんだこの愛着しかわかないビジュアルは?合格」「また白塗りになってる!!!!似合うな!!!」「ばっちり化粧でキメてるニコラスホルトが可愛くて可愛くて」「ニコラスホルトの『男は美しくなくては』がキいてました」「それにしてもニコラスホルトが可愛いかった」などなど、SNS上にはニコラスも強烈な印象を放っていたという声が続々とアップ、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』以来の白塗りメイクも注目を集めていた。白塗り+カツラ+ハイヒールのニコラス・ホルトは必見!今回の映像では、「18世紀の男性の装いは女性よりもはるかに派手だった」と語るヨルゴス・ランティモス監督や、本作の衣装デザインを担当しアカデミー賞にノミネートされたサンディ・パウエルほか、ニコラス本人らキャストたちもド派手な衣装やメイクについてコメント。188cmのニコラスが8センチヒールを履きこなし、白塗りメイクにカツラ、大げさなレースだらけの衣装を着けた姿を「最高だったわ」とエマが語れば、「まるでスーパーモデルよ」とレイチェル。「思わずとろけそうになった」と打ち明けている。『女王陛下のお気に入り』は5月24日(金)より2枚組ブルーレイ&DVDリリース、5月15日(水)より先行デジタル配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Fox
2019年05月10日いまや、ハリー・ポッター・シリーズ第3の故郷となったメルボルン。ハリウッド進出を果たした監督、俳優を多く輩出しているオーストラリアの中でも、エンターテインメント文化が華やかな街だ。実際に訪れてみると、それ以外にもなぜここがクリエイターたちに愛されるのか、その理由が分かってくる。映画の風景に馴染む&美食の街“メルボルン”メルボルン市内では、これまでも数々の映画が撮影されてきた。オ―ストラリア出身のバズ・ラーマン監督による『華麗なるギャツビー』(2013)や、観光客も多く行き交う街の中心部はヤラ川やメルボルン・ジェネラル・セメタリーなどで撮影された『ゴーストライダー』(2007)ほか、世界的ヒットを記録した大作もある。『シャーロットのおくりもの』(2006)では市内を始め郊外のアットウッド、ホーソン、ウィリアムズタウンのネルソンズ・プレイス、牧場シーンはグリーンデールのグリーンデール・ファーム、スポッツウッドのスポッツウッド・パブリック・スクール、グリュイエールといった複数の場所で撮影された。『かいじゅうたちのいるところ』(2009)も市内を含め、ニューポート、ポート・メルボルン、ウィリアムズタウンなどでロケを敢行。最近では『LION/ライオン』(2016)、古くはメル・ギブソンの出世作『マッドマックス』(1979)にも登場している。ヨーロッパの伝統を感じさせる古く美しい街並み、郊外に広がるファンタジックで風光明媚な光景がフィルムメーカーたちに愛されるのだろう。メルボルンにやって来たなら、市内はもちろん、デイトリップでロケ地を訪れるのもいい。そして、すっかり大人になったハリポタファンなら、世界的に熱い視線が注がれている美食の街メルボルンまで来て、ワインと食事を堪能しない手はない。約120か国にも及ぶ多種多様な味がおよそ3000店舗以上もあるというレストランで味わえるのだ。移民大国ならではの、そして固有の食材が豊富な国ならではの、特別な食が楽しめる。映画ファンを魅了する郊外の大自然また、中心部から車で1時間ほど走ったところにもぜひ訪れて欲しい場所が。オーストラリア有数のワイン生産地ヤラ・バレーだ。ここも、まさにシネマティックな風景が広がる地域。日帰りでも楽しめるが、その雄大さを実感するためには宿泊して、翌朝、気球に乗るのがおすすめだ。朝霧に覆われたワイン畑、飛び跳ねるカンガルーの家族など、この国の美しさを違った視点から楽しむことができる。たとえば、こんな1日ツアーはいかがだろう。まずはオーストラリアの代名詞ともいえる固有種の動物たち、コアラやカンガルーに会いにユーカリの林を抜け、車で60分ほどの場所にあるヒールズビル・サンクチュアリーへ。いわゆる動物園ではなく、保護された動物たちを手当したりリハビリさせたり、自然を守るための活動を行う。自然、そして野性の動植物と人間とが共存するための環境づくりに貢献している場所だ。園内を歩き回って喉が渇いたら、ヤラ・バレーのクラフト・ジン醸造所フォー・ピラーズへ。2013年の創業以来、オーストラリア固有のハーブを取り入れた個性的な味わいが世界的に高い評価を受け、早くも多くの受賞歴を持つ。テイスティングの人気は年々高まっている。ワイン地区なので、やはりワイナリー巡りも外せない。質の高いピノ・ノワールとシャルドネで創るワインが愛好家たちを唸らせるタラワラ・エステート、家族経営でフランスの影響が色濃いワインを創り出すドミニク・ポーテッドなど、入場料不要で広い敷地内でゆっくり過ごせるので、ピクニック気分で出かけるのにもぴったり。いずれも、テイスティングが可能。ワインに良く合う料理を提供するレストランも人気だ。道中、フレッシュな手作りチーズに人気が集まる可愛らしいショップ、ヤラバレー・デイリーやチョコレートショップなどに立ち寄るのもいい。宿泊するなら、おすすめはシャトー・イエリング・ヒストリックハウス。250エーカーに以上に及ぶ広大な敷地は、丘陵地に囲まれていて静かなひと時を過ごすのにぴったり。1854年に建てられた母屋を中心に、まるで映画のセットの中にいるよう。日常から逃避してリラックスするのにもってこいだ。各部屋のベッドには猫のぬいぐるみが置かれているのもユニーク。実はこれは、ドアの外に置いておけば、“Do Not Disturb”のサインにもなる。また、朝には部屋から敷地内に遊びにやってくる野生のカンガルーを見られることも多い。クリアな空気、真っ青な空、樹木の爽やかなグリーンに囲まれていると、映画の主人公になったような気分にも浸ることができるメルボルン郊外。大都市のすぐそばにもかかわらず、大自然を感じられる恵まれた環境も、オーストラリアが映画のロケ地として愛されている理由だろう。アジア・パシフィック地域の隣国でありながら、全く異なる文化、風土、環境が楽しめるオーストラリア。カンタスによる成田~メルボルン間直行便の運行により、より便利でより近い国になった。『ハリー・ポッターと呪いの子』は、すでに大評判となりロングラン上演が決定している。すくなくとも年内は公演が続く予定なので、GWや夏休みにハリーたちに会いに出かけてみてはいかがだろうか。協力:オーストラリア政府観光局/ビクトリア州政府観光局(text:June Makiguchi)
2019年04月12日映画『トールキン 旅のはじまり』が、2019年8月30日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開する。『ロード・オブ・ザ・リング』、『ホビット』三部作の原作者の半生を描く映画『トールキン 旅のはじまり』は、世界中で大ヒットした冒険ファンタジー『ロード・オブ・ザ・リング』、『ホビット』三部作の原作者J.R.R.トールキンの伝記映画。本作では、世界を魅了する作品群の原型となった、母親を介した物語との出会い、学生時代の“仲間”との固い友情、運命の女性エディス・ブラットとの生涯をかけた恋、第一次世界大戦の過酷な体験を通して、ファンタジー文学のジャンルを新たに切り開いた文学界の巨匠J.R.R.トールキンの半生を描く。J.R.R.トールキンとはJ.R.R.トールキンは、1937年に『ホビット』シリーズの原作「ホビットの冒険」を執筆し、約20年後にその後日譚となる「指輪物語」を出版した。彼の死後、2001年から2003年にかけて、ピーター・ジャクソン監督によって『ロード・オブ・ザ・リング』3部作として映画化され、最終作『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』ではアカデミー作品賞を受賞している。ニコラス・ホルト×リリー・コリンズ主人公J.R.R.トールキンを演じるのは、『女王陛下のお気に入り』、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』といった大作映画で活躍する若手俳優ニコラス・ホルト。また、のちに妻となるエディスは、『あと1センチの恋』や『白雪姫と鏡の女王』に出演する傍ら、ファッションアイコンとしても注目されるリリー・コリンズが演じる。さらに『オリエント急行殺人事件』『シンデレラ』のデレク・ジャコビや、『ダンケルク』のトム・グリン=カーニーなど、イギリスを代表する豪華キャストが作品を盛り上げる。フィンランドの実力派監督ドメ・カルコスキ監督を務めるのは、第90回アカデミー賞外国語映画部門でフィンランド代表に選ばれた映画『トム・オブ・フィンランド』を製作したドメ・カルコスキ。J.R.R.トールキンの生き様を、壮大な冒険物語を思い起こさせる絶妙なタッチで映し出していく。ナレーションに浪川大輔日本版の予告映像のナレーションには、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの 日本語吹替え版で主人公・フロドの声を務めた浪川大輔が抜擢。「『ロード・オブ・ ザ・リング』は僕にとって転機となる作品だったので、時間がたってもまたこのように携われるのは幸せですし、非常に光栄です。」 と喜びのコメントを寄せている。詳細映画『トールキン 旅のはじまり』公開時期:2019年8月30日(金)監督:ドメ・カルコスキ出演:ニコラス・ホルト、リリー・コリンズ、デレク・ジャコビ、トム・グリン=カーニー配給:20世紀フォックス映画
2019年03月30日世界的大ヒットとなった冒険ファンタジー超大作『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』の原作者J・R・R・トールキンの半生を描いたニコラス・ホルト主演『TOLKIEN』(原題)が、FOXサーチライト配給にて2019年夏に公開することが決定。トールキン演じるニコラスと、妻エディスを演じるリリー・コリンズの劇中写真が到着した。そのたぐいまれな博識と想像力で、『ロード・オブ・ザ・リング』の原作「指輪物語」や前日譚「ホビットの冒険」など幻想的な世界観を創り出し、ファンタジー文学のジャンルを新たに切り開いた文学界の巨匠“J.R.R.トールキン”。本作では、世界中で愛されているあの作品群の原型となった、母親を介した物語との出会い、大きな夢を追いかけた学生時代の“仲間”との固い友情、運命の女性エディス・ブラットとの生涯をかけた恋、そして、その全てを引き裂いた第一次世界大戦の過酷な体験…といったトールキンの激動の前半生が描かれていく。作家トールキンを演じるのは、『女王陛下のお気に入り』にも出演し、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『X-MEN』シリーズなどで知られるニコラス・ホルト。『ライ麦畑の反逆児ひとりぼっちのサリンジャー』ではJ・D・サリンジャーを演じたことも記憶に新しい。のちにトールキンの妻となる最愛の女性エディスには、『あと1センチの恋』『白雪姫と鏡の女王』といった人気作などに出演するかたわら、ファッションアイコンとしても注目されているリリー・コリンズ。さらに『オリエント急行殺人事件』『シンデレラ』の大ベテランデレク・ジャコビや、『ダンケルク』で注目された新鋭トム・グリン=カーニーといったイギリスを代表する豪華キャストが集結。メガホンを取るのは、第90回アカデミー賞外国語映画賞部門フィンランド代表に選ばれた伝記映画『トム・オブ・フィンランド』を手掛けたドメ・カルコスキ監督。独特の作風を形成した若きトールキンの生き様を、彼の壮大な冒険物語を彷彿とさせる絶妙なタッチで映し出していく。『TOLKIEN』(原題)は夏、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年03月27日『ターボキッド』で高い評価を得たカナダの映像制作ユニット“RKSS”の最新作『サマー・オブ・84』(原題『SUMMER OF 84』)の日本公開が決定。併せてポスタービジュアルも到着した。1984年夏。近隣の町で子どもたちばかりが狙われる連続殺人事件が発生。アメリカ郊外の田舎町で暮らす好奇心旺盛な15歳の少年デイビーは、その犯人が向かいの家に住む警官マッキーではないかとにらみ、親友のイーツ、ウッディ、ファラディと共に独自の捜査を開始する。やがて、デイビーの行く手に待ち受けていたのは、彼の想像をはるかに超えた恐ろしい現実だった…。思春期真っ只中のオタク少年が、ひょんなことから隣に住む警察官が実は連続殺人犯なのではと疑いを抱き、メガネ、デブ、不良の親友3人と極秘捜査を行う様子を描いた本作は、1980年代ホラーのスタイルと精神をいまに甦らせた“ジュブナイル&スラッシャー映画”。ノスタルジーとリアリティに満ちあふれた本作は、2018年のサンダンス映画祭でお披露目されると、観客と評論家を熱狂させた。監督は、ROADKILL SUPERSTARS(RKSS)というユニット名で数多くの短編を製作、“BMX版『マッドマックス』”とも評されたSFアクション『ターボキッド』で長編デビューを飾ったフランソワ・シマール、アヌーク・ウィッセル、ヨアン=カール・ウィッセル。また、製作は『ルイの9番目の人生』『シンクロナイズドモンスター』のショーン・ウィリアムソンが務めた。デイビーと仲間たちの友情、恋、家庭環境などを子ども目線で細やかに描き、クライマックスでは驚くべき急展開を迎えるその戦慄の結末は、『スタンド・バイ・ミー』『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のように、純粋無垢な思春期の終わりを鮮烈に描き出し、観る者にトラウマ級の衝撃をもたらすにちがいない。『サマー・オブ・84』は8月3日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2019年03月18日「爆音映画祭 in 109シネマズ名古屋」が、2019年3月29日(金)から4月4日(木)まで、109シネマズ名古屋で開催される。2004年にスタートした「爆音映画祭」は、映画館にライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質な音響機器をセッティングし、ハイクオリティな爆音と共に映画を上映するイベント。これまで全国各地で企画されているが、109シネマズ名古屋では4回目の開催となる。今回の注目作は、2019年2月に開催された第91回アカデミー賞において主演男優賞、音響編集賞、録音賞、編集賞の最多4部門での受賞を果たした『ボヘミアン・ラプソディ』。伝説のロックバンド「クイーン」の名曲を爆音と共に楽しんでほしい。また長編アニメーション賞を受賞し、“スパイダーマン映画史上最高傑作”と呼び声の高い『スパイダーマン:スパイダーバース』(日本語吹替版)も「爆音映画祭」に初登場する。ほかにも、「爆音映画祭」の常連『ラ・ラ・ランド』や、『グレイテスト・ショーマン』『レ・ミゼラブル』『アニー』といったミュージカル映画をはじめ、ウルトラバイオレンスリベンジホラー『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』や『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『シン・ゴジラ』など全15作が上映される。新旧織り交ぜた作品ラインナップは、仕掛け人の樋口泰人が「これぞ“爆音”で堪能してほしい」と考えるこだわりのセレクト。各上映作品は、迫力のあるシーンはよりダイナミックに、緊張感のあるシーンはよりきめ細やかになるよう、それぞれに適した音響調整がなされており、ベストな音響環境で作品を堪能することが可能だ。【開催概要】「爆音映画祭 in 109シネマズ名古屋」開催期間:2019年3月29日(金)~4月4日(木)会場:109シネマズ名古屋(愛知県名古屋市中村区平池町4丁目60-14 マーケットスクエアささしま 2F)料金:1作品一律 1,800円(税込) ※エグゼクティブシートは 2,500円(税込)チケット発売:・109シネマズ名古屋 WEB販売 3月1日(金)0:00(=2月28日(木)24:00)~ チケット購入サイト:・109シネマズ名古屋 劇場窓口販売 3月1日(金)劇場営業開始時間より(但し各回、残席がある場合のみ)<上映作品>ボヘミアン・ラプソディ、レ・ミゼラブル、グレイテスト・ショーマン、ラ・ラ・ランド、バーレスク、ANNIE/アニー[初] 、君の名前で僕を呼んで、バジュランギおじさんと、小さな迷子[初] 、シン・ゴジラ、マッドマックス 怒りのデス・ロード、マンディ 地獄のロード・ウォリアー[初]、遊星からの物体X<デジタル・リマスター版>、スパイダーマン:スパイダーバース<日本語吹替版>[初]、パプリカ、ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow[初]
2019年03月02日第4回「なんばパークスシネマ爆音映画祭」が、2020年8月6日(木)から13日(木)の8日間、大阪・なんばパークスシネマにて開催される。「爆音映画祭」とは「爆音映画祭」は、高品質な音響機器をセッティングし、映画を高品質な“音”かつ大音量で楽しめるイベント。迫力のあるシーンはよりダイナミックに、緊張感のあるシーンはきめ細やかに…と作品、シーンにあわせて考えられた音量・音圧で観客を映画作品の世界観へより引き込んでいく。『ミッドサマー』が「爆音映画祭」初登場4回目の「なんばパークスシネマ爆音映画祭」は人気作品が目白押し。「爆音映画祭」に初登場する、2020年上半期のヒット作品『ミッドサマー』ディレクターズカット版や『スウィング・キッズ』をはじめ、『マッドマックス 怒りのデスロード』『マトリックス』『バーレスク』などを全13作品をラインナップする。また、邦画からは『プロメア』『ガールズ&パンツァー 劇場版』といった、人気アニメ作品が登場。さらに、日本のロック界を牽引する、ザ・イエロー・モンキー、ミッシェル・ガン・エレファント、バービーボーイズの映像作品の上映も見逃せない。是非この機会にお気に入りの映画を“大音量”で楽しんでみて。【詳細】「なんばパークスシネマ爆音映画祭」開催期間:2020年8月6日(木)~13日(木)会場:なんばパークスシネマ住所:大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス 8FTEL:050-6864-7125料金:映画作品 2,000円(税込)、ライブ・バンド映像作品 2,500円(税込)発売日:・WEB販売 2020年7月23日(木・祝)22:00~・劇場窓口販売 2020年8月4日(火)劇場オープン時より※チケットは詳細決定次第公式サイトにて発売。<上映作品:全13作品>『ミッドサマー ディレクターズカット版』『スウィング・キッズ』『バーレスク』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『マトリックス』『T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズカット版』『うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVE キングダム』『プロメア』『ガールズ&パンツァー 劇場版』『パンドラ ザ・イエロー・モンキー PUNCH DRUNKARD TOUR THE MOVIE』『オトトキ DOCUMENTARY of THE YELLOW MONKEY』『PlainBee/BARBEE BOYS』『THE MICHELLE GUN ELEPHANT “THEE MOVIE”-LAST HEAVEN 031011-』
2019年01月21日トム・ハーディ主演で、スパイダーマンの宿敵でアメコミ史上屈指の人気を誇るダーク・ヒーローを映画化した『ヴェノム』のブルーレイ&DVDが、3月6日(水)にリリースされることが決定。完全数量限定の【日本限定プレミアム・スチールブック・エディション】も同時発売されることになった。本作は、残虐で“最悪”な異形の存在でありながら、ユニークかつユーモアに富むダーク・ヒーロー“ヴェノム”の誕生と活躍を規格外のアクションと最新のVFXで描いたアクションムービー。日本、全米、中国などで初登場1位を達成、全世界興行収入は累計約959億円を突破し(2018年12月3日時点)、世界中が病みつきに。先日、続編が正式に発表されたところだ。主人公エディを演じるのは、『マッドマックス 怒りのデスロード』に代表される実力派俳優トム・ハーディ。ヒロインのアン役には『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『グレイテスト・ショーマン』などのミシェル・ウィリアムズ、さらに『ジェイソン・ボーン』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のリズ・アーメッドが圧倒的と評された演技力で脇を固めた。■『スパイダーマン:スパイダーバース』の先取り映像も!1時間超えの特典映像ブルーレイ&DVD には、アクションシーンやVFX などの撮影の舞台裏を描いたメイキング、未公開シーン集、エミネムによる主題歌「Venom」のミュージック・ビデオをはじめ、本編再生中にトリビア情報が表示される『ヴェノム』ポップアップトリビアや、実写化までをミニドキュメンタリー仕立てに描いたメイキング映像「スクリーンに飛び出したシンビオート」、先日ゴールデン・グローブ賞を受賞した3月8日に日本劇場公開となる話題作『スパイダーマン:スパイダーバース』の先取り映像など、ファン必見の特典映像が満載。さらに、完全数量限定の【日本限定プレミアム・スチールブック・エディション】は、日本オリジナルの完全数量限定となる究極バージョンで、劇場公開時に話題を呼んだ特典グッズを新カラーにしたオリジナル・ミニフィギュア(巻き付くベロ付き)クリアカラーバージョンをはじめ、限定ブックレットとクリエイターデザインによる7種のポストカードなどが封入。特製アウターケース×日本限定デザイン・スチールブック仕様と、ファン垂涎のアイテムとなっている。『ヴェノム』ブルーレイ&DVDは3月6日(水)発売、同時レンタル開始。2月6日(水)より順次デジタル先行配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴェノム 2018年11月2日より全国にて公開© &TM 2018 MARVEL
2019年01月11日第3回「新宿ピカデリー爆音映画祭」が、東京・新宿の映画館「新宿ピカデリー」にて開催。当初は2018年12月11日(火)から12月20日(木)までの開催が予定されていたが、一部上映チケットが発売後すぐに完売となったため、2019年1月10日(木)までの延長が決定した。2004年にスタートした「爆音映画祭」は、映画館にライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質な音響機器をセッティングし、文字通り爆音かつ高品質な音と共に映画を上映するイベントだ。これまで全国各地で企画されているが、「新宿ピカデリー」では3回目の開催となる。全13作品のラインナップの中でも特に注目すべきは、新たなクイーンブームを巻き起こしている映画『ボヘミアン・ラプソディ』。伝説のロックバンド、クイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリーが残した32もの名曲の数々を文字通り爆音で堪能出来る、まさに本イベントにふさわしい一本となっている。また、2018年11月30日(金)に公開されたばかりの新作『機動戦士ガンダム NT(ナラティブ)』の追加上映も決定。『機動戦士ガンダムUC』のその先を描く、宇宙世紀サーガ最新作だ。そのほか、青年2人が経験する一夏の瑞々しい恋を描いた『君の名前で僕を呼んで』、ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』、アカデミー賞計6部門を受賞した2017年の大ヒット作『ラ・ラ・ランド』、音楽鳴り止まぬロックンロールカーアクション『ベイビー・ドライバー』、コリン・ファースが魅せる新時代のスパイアクション『キングスマン』、ジョン・カーペンター監督の名作SFホラー『遊星からの物体X』デジタル・リマスター版など、近年ショーレースを賑わせた人気作から往年の名作まで、幅広いラインナップが用意されている。新旧織り交ぜたラインナップは、仕掛け人の樋口泰人が「これぞ“爆音”で堪能してほしいと」と考えるこだわりの名作セレクション。各上映作品には、迫力のあるシーンはよりダイナミックに、緊張感のあるシーンはよりきめ細やかになるよう、それぞれに適した音響調整がなされており、ベストな音響環境で作品が堪能出来る。【開催概要】第3回「新宿ピカデリー爆音映画祭」開催期間:2018年12月11日(火)〜12月20日(木)会場:新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3丁目15番15号)料金:1作品一律 1,800円(税込)チケット発売:・新宿ピカデリーWEB での販売 12月4日(火) 18:00〜・新宿ピカデリー劇場窓口での販売 12月5日(水) 劇場オープン〜※各日上映スケジュールは公式サイト(にて告知。<上映延長作品>『ボヘミアン・ラプソディ』上映期間:2018年12月11日(火)〜2019年1月10日(木)※12月20日(木)までの上映分チケットは既に完売。入場料金:一律1,800円(税込)チケット発売:12月14日(金)18:00より、新宿ピカデリー公式ウェブサイトにて発売開始。(劇場窓口は12月15日(土) 営業開始時間より、残席があった場合に販売)<追加上映作品>『機動戦士ガンダム NT(ナラティブ)』上映期間:2018年12月21日(金)〜2019年1月10日(木)チケット発売:12月15日(土)18:00より、新宿ピカデリー公式ウェブサイトにて発売開始。(劇場窓口は12月16日(日) 営業開始時間より、残席があった場合に販売)<上映作品>ボヘミアン・ラプソディ/グレイテスト・ショーマン/マッドマックス 怒りのデス・ロード/ラ・ラ・ランド/キングスマン/ベイビー・ドライバー/バーフバリ 伝説誕生<完全版>/バーフバリ 王の凱旋<完全版>/マグニフィセント・セブン/バッド・ジーニアス 危険な天才たち[初]/君の名前で僕を呼んで/チョコレートドーナツ/遊星からの物体X<デジタル・リマスター版>
2018年11月19日「爆音映画祭 in MOVIX京都」が、2018年12月13日(木)から17日(月)の5日間、MOVIX京都にて開催される。2004年にスタートした「爆音映画祭」は、映画館にライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質な音響機器をセッティングし、文字通り爆音かつ高品質な音と共に映画を上映するイベント。これまで全国各地で企画されているが、MOVIX京都では2回目の開催となる。全13作品のラインナップの中でも特に注目したいのは、話題の新作『ボヘミアン・ラプソディ』。伝説のロックバンド、クイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリーの生き様を描いた本作では、彼が残した32もの名曲の数々を、本イベントならではの爆音で堪能出来る。そのほか、トム・クルーズ主演の人気スパイ映画シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』、ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』、アカデミー賞計6部門を受賞した2017年の大ヒット作『ラ・ラ・ランド』、同作を手掛けたデイミアン・チャゼル監督による衝撃の長編デビュー作『セッション』、毎シリーズ大ヒットを記録しているコナン映画最新作『名探偵コナン ゼロの執行人』など、バラエティ豊かなジャンルから人気作品の数々がラインナップ。また、リドリー・スコット監督による近未来SF映画の金字塔『ブレードランナー』ファイナル・カット版と、ジョン・カーペンター監督の名作SFホラー『遊星からの物体X』デジタル・リマスター版、爆音で蘇る不朽の名作2本にも要注目だ。新旧織り交ぜたラインナップは、仕掛け人の樋口泰人が「これぞ“爆音”で堪能してほしいと」と考えるこだわりの名作セレクションだ。各上映作品には、迫力のあるシーンはよりダイナミックに、緊張感のあるシーンはよりきめ細やかになるよう、それぞれに適した音響調整がなされており、ベストな音響環境で作品が堪能出来る。また、『ボヘミアン・ラプソディ』のチケットが、爆音映画祭開催を前にして売り切れとなった回が続出したため、12月13日(木)の21:10より『ボヘミアン・ラプソディ』の追加上映が決定。チケットは、ウェブ、MOVIX京都 劇場窓口で12月1日(土)から発売される。【開催概要】「爆音映画祭 in MOVIX京都」開催期間:2018年12月13日(木)〜12月17日(月)会場:MOVIX京都(京都府京都市中京区新京極三条下ル桜之町 400番)料金:1作品一律 1,800円(税込)チケット発売:・MOVIX京都 WEB販売 11月10日(土)00:00よりイベント公式WEBサイト(にて・MOVIX京都 劇場窓口販売 11月10日(土) 劇場営業開始時間より(但し各回、残席がある場合のみ)■『ボヘミアン・ラプソディ』追加上映追加上映日時:12月13日(木) 21:10~入場料金:1,800円(税込)チケット発売:・MOVIX 京都 WEB 販売 12月1日(土)00:00よりイベント公式WEBサイト(にて・MOVIX 京都劇場窓口販売 12月1日(土) 劇場営業開始時間より(但し、残席がある場合のみ)<上映作品>ボヘミアン・ラプソディ/グレイテスト・ショーマン/ミッション:インポッシブル/フォールアウト/ブレードランナー ファイナル・カット/マッドマックス 怒りのデス・ロード/レ・ミゼラブル/ラ・ラ・ランド/セッション/バッド・ジーニアス 危険な天才たち[初]/シング・ストリート 未来へのうた/はじまりのうた/遊星からの物体X<デジタル・リマスター版>/名探偵コナン ゼロの執行人【問い合わせ先】ローソンエンタテインメントTEL:03-6730-0989
2018年11月10日肌寒くなり、身の回りもますます秋の装いになっている今日この頃。映画業界では近年まれにみるほど、イギリス出身の俳優・女優が活躍する作品が勢揃い!今年の秋は、人気・実力とも申し分なしのブリティッシュアクターをスクリーンで堪能しよう!■ユアン・マクレガー/ヘイリー・アトウェル『プーと大人になった僕』公開中9月に公開され、現在もなお映画ランキングにランクインしている『プーと大人になった僕』は、世界中で高い人気を誇るキャラクター「くまのプーさん」の実写映画。かつて、プーの親友だったクリストファー・ロビンを演じるのは、日本でも多くのファンを持つスコットランドが生んだハリウッドスター、ユアン・マクレガー。大人になり、妻子と共に生活をしつつも、忙しく仕事優先の生活をしているクリストファー・ロビンの元に、親友だったプーが突然現れ、奇跡の再会を果たす。プーと共に100エーカーの森へ戻ったクリストファー・ロビンは、幼い頃の懐かしい仲間たちと再会を果たし、忘れかけていた大切な何かに気づく、という物語となっている。本作のプロモーションで日本への初来日が実現したユアン。彼が演じるクリストファー・ロビンの妻イブリン役には、マーベル作品『キャプテン・アメリカ』シリーズや「エージェント・カーター」などでペギー・カーター役を演じているヘイリー・アトウェル。芯の通った優しい妻イブリンの表情と、説得力のあるヘイリーの演技も本作を楽しむポイントかも。かつて、ウディ・アレン監督作『ウディ・アレンの夢と犯罪』(07)でも共演を果たしていたユアンとヘイリー、2人が演じる夫婦にも注目!■トム・ハーディ/リズ・アーメッド『ヴェノム』11月2日(金)公開スパイダーマン最大の宿敵であり、悪の魅力あふれるダークヒーローとして新たに誕生するマーベル最新作『ヴェノム』。地球外生命体<シンビオート>に寄生され、ヴェノムとの共生を余儀なくされる主人公エディ・ブロックを演じるのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)の主人公マックス役で知られ、『レヴェナント:蘇えりし者』ではアカデミー賞助演男優賞に初ノミネートされ話題となったトム・ハーディだ。敏腕記者だったエディは、人体実験を繰り返しているという情報を掴んだ<ライフ財団>への接近を試みる。それがきっかけで凶悪なシンビオート“ヴェノム”に寄生をされてしまった彼は、財団から執拗に追われることに…。トムは本作で、突然邪悪な生命体を身に宿すことになったエディの苦悩や、次第にヴェノムの力に陶酔していく微妙な感情などを体当たりで表現。2人で1人のダークヒーロー“ヴェノム”がどんなストーリーを描いていくのか、ワイルドで端正な顔立ちと豊富な出演作に裏付けられた演技力は見逃せない。なお、エディと対峙する<ライフ財団>の代表カールトンを演じるのは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で注目され、2017年「タイム」誌の「最も影響力のある100人」にも選ばれたリズ・アーメッド。■エディ・レッドメイン/ジュード・ロウほか『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』11月23日(金・祝)公開興行収入が全世界約900億円、日本でも73.4億円を記録するなど大きな話題となった『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』から2年。あの「ハリー・ポッター」シリーズの新章に、また新たなページが刻まれる。かつてホグワーツ魔法魔術学校を卒業した、シャイでおっちょこちょいな魔法動物学者ニュート・スキャマンダーは、本作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では捕らえられていたはずの強敵グリンデルバルドが逃げ出したことを知り、パリへと向かうことに。果たしてニュートや仲間たちは、世界を救えるのか…!?ニュートを演じるエディ・レッドメインは、『博士と彼女のセオリー』(14)でアカデミー賞主演男優賞を受賞。さらに『リリーのすべて』でも再びアカデミー賞にノミネートされるなど、確かな演技力はお墨付き。どこか幼さも感じる彼の柔和なルックスに、この秋も魅了される人が続出しそう。本作には、ニュートの師であるダンブルドア先生役で名優ジュード・ロウ、ニュートの兄テセウス役で注目株のカラム・ターナーらも出演する。■キーラ・ナイトレイ/ヘレン・ミレンほか『くるみ割り人形と秘密の王国』11月30日(金)公開『美女と野獣』のディズニーが超一流のスタッフ&キャストを集め、時代を超えて世界中から愛される不朽の名作を映画化した『くるみ割り人形と秘密の王国』。愛する母を亡くし、心を閉ざした主人公クララが迷い込んだのは、“花の国” “雪の国” “お菓子の国” そして“第4の国”からなる<秘密の王国>だった。クララは<プリンセス>と呼ばれ戸惑うが、やがて、危機に瀕した王国の戦いに巻き込まれていく。クララはこの王国で、母が遺したメッセージを探す冒険に出ることになるというが…。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズをはじめ、日本でも高い人気を誇るキーラ・ナイトレイは、この<秘密の王国>でクララが出会うこととなる“お菓子の国”の統治者シュガー・プラムを演じている。彼女は綿あめの様にふわふわでピンクの髪に、特徴的な甲高い声をしているなど、個性的で独特なキャラクター。クララの母マリーと親友同士だったという彼女は、迷い込んでしまったクララの世話役を買って出る。クララの運命を左右するようなキャラクターになりそうだ。そしてもう1人、英国出身女優の中でも一目置かれる存在であるヘレン・ミレンにも注目。彼女が演じるのは、異彩を放つ“第4の国”の統治者で、この王国の独裁を企んでいるというマザー・ジンジャー。クララと対峙することになる物語のキーパーソン的な存在となる強烈なキャラクター。キーラ、ヘレン2人の競演にも期待が高まる。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.ヴェノム 2018年11月2日より全国にて公開© &TM 2018 MARVELプーと大人になった僕 2018年9月14日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc.くるみ割り人形と秘密の王国 2018年11月30日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2018年10月28日若い世代にはなかなか醸し出せない、“大人の色気”。奇しくも11月は、独特の色気を放つ各国の40代俳優たちが新たな境地を見せる新作映画が目白押し。いま、“ホットすぎる”彼らに注目した。■『ヴェノム』11月2日(金)公開――トム・ハーディ<イギリス代表:41歳>スパイダーマン最大の宿敵であり、悪の魅力あふれるダークヒーローとして新たに誕生するマーベル最新作『ヴェノム』。10月5日(金)に全米4,250館で公開を迎えると、オープニング週末で興行収入8,000万ドルを記録し、全米初登場第1位に輝いた。2週目となる10月13日(土)の週末も全米で3,570万ドルの成績を上げ、2週連続No.1を達成している。主人公の正義感溢れるジャーナリスト、エディ・ブロックを演じるのは、『マッドマックス怒りのデス・ロード』の大ヒットで知られ、『レヴェナント:蘇えりし者』でアカデミー賞助演男優賞に初ノミネートされたトム・ハーディ。本作では、謎の生命体シンビオートに寄生され、ヴェノムへと化すエディによる豪快なアクションが大きな見どころとなっている。トム自身も撮影には相当苦労したようで「ファイトシーンやいろんなものを飛び越えるシーンもふんだんにあって、役者たちもできる限り参加することを求められたよ。ハーネスをつけて何かを登れるようであれば、自ら進んでやったしね。それこそがアクションだよ」と語り、スタントのみならず、自らも危険なアクションに挑戦したことで、映像から存分に伝わる緊張感とダイナミックさを表現した。41歳という年齢を感じさせないほどのエネルギッシュなアクション、ワイルドかつ繊細な演技、何よりその甘いマスクには、世界中が興奮せずにはいられないはず。■『人魚の眠る家』11月16日(金)公開――西島秀俊<日本代表:47歳>稀代のベストセラー作家・東野圭吾作家デビュー30周年を記念して書かれた小説を映画化した『人魚の眠る家』。離婚寸前の仮面夫婦の元に、ある日突然、届いた知らせ。「娘がプールで溺れたーー」。愛するわが子は意識不明のまま、回復の見込みはないという。深く眠り続ける娘を前に、奇跡を信じる夫婦はある決断を下すが、そのことが次第に運命の歯車を狂わせていく。過酷な運命に翻弄されながら、狂気ともいえる行動でただひたすらにわが子を守り抜こうとする母親・播磨薫子を篠原涼子が熱演、その夫・播磨和昌を演じたのが、西島秀俊だ。『MOZU』シリーズや『ラストレシピ麒麟の舌の記憶』『散り椿』など、いままでに数多くのドラマや映画などに出演してきた西島さんは、ストイックな演技や鍛え上げられたマッチョな体型が魅力である一方、『オズランド笑顔の魔法おしえます。』などで見せる少年のようにくしゃっと笑った笑顔のギャップが、全世代の女性の心を鷲掴みにしている。今作での和昌は意識不明の娘を回復させるため、あらゆる手段を使って娘を助けようとするが、先に待ち受ける怒涛の展開に、彼の冷静さ、穏やかさは次第に失われていく。今回の衝撃と感涙の東野ミステリーでは、“娘を助けようと必死になるお父さん”として新たな西島秀俊を目撃できるはず。■『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』11月17日(土)公開――ケイシー・アフレック<アメリカ代表:43歳>『ムーンライト』や『レディ・バード』など刺激的な珠玉作を生み出している映画製作スタジオ「A24」が贈る、斬新ながらも、どこか懐かしいシーツ姿の幽霊が主人公の物語『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』。死んでもなお、愛する妻への想いを胸に、何十年もの時を彷徨い続ける幽霊の旅路を、切ない音楽とともに描く。不慮の事故死を遂げ、シーツ姿の幽霊となって彷徨い続ける夫を演じるのはケイシー・アフレック、夫に先立たれた妻を『キャロル』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したルーニー・マーラが演じる。ケイシーといえば『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞主演男優賞受賞しており、兄は俳優のベン・アフレック。どんな役を演じても、どこか哀愁漂う雰囲気を持っており、“もっといろいろな演技を見てみたい”と思わせるところが彼の魅力だ。シーツ姿の幽霊となってひたすら妻のことを想う彼の想いに、あなたもきっと胸が熱くなるはず。実力派の2人で描く、妻と幽霊の物語の行方に注目していて。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴェノム 2018年11月2日より全国にて公開© &TM 2018 MARVEL人魚の眠る家 2018年11月16日より全国にて公開Ⓒ2018「人魚の眠る家」 製作委員会A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー 2018年11月17日より全国にて公開©2017 Scared Sheetless, LLC. All Rights Reserved.
2018年10月21日イタリア最大の発行部数を誇る新聞La Repubblicaが「悪夢版『ラ・ラ・ランド』だ!!」と絶賛!デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督の“新感覚”ネオノワール・サスペンス映画『アンダー・ザ・シルバーレイク』が、10月13日より公開されます。☆プレゼントもあるので、最後まで読んでくださいね♪■ざっくり言うとこんなストーリー誰もが憧れる“特別な人生”を信じていたオタク青年のサムは、気づけば職もなく、アパートのベランダから中庭を双眼鏡でのぞき見する退屈な日々を過ごしていました。そんなある日、近所に越してきた美女サラに一目ぼれ。ひさしぶりにときめきを感じ、何とかデートの約束を交わすも、彼女は忽然と姿を消してしまいます。LAの街「シルバーレイク」では、数年前から“犬殺し”や“資産家たちの失踪”といった不可解な事件が起こっていて、街を操る謎の組織の存在も噂に……。もぬけの殻となった彼女の部屋に残された壁の記号が表すものとは?■観ているだけで謎解き気分!『アンダー・ザ・シルバーレイク』を観るなら、まずは主人公サムをチェック。彼の部屋に置かれたアイテム、セフレや母親との会話には、謎解きのようにサムの“特別な人生”が隠されています。実は街のいたる所にも、広告や歌にも。こういった秘密を見つける度に、あなたにとって、この映画の魅力は何倍にも膨れ上がることでしょう。筆者が思うに、サムは美女サラのことを知りたかっただけ。それは恋すればこそのオタク魂。知りたい、知ってほしい、そういう好奇心は恋の始まりに起こります。サムは不可解な陰謀説と彼女を結びつけることで、特別感を味わっているようにも思います。妄想タッチで進む恋の行方に、本当のことなんて知らないほうが身のためでは?と感じるのは筆者だけ?そこで今回は、もしも恋をした相手が忽然と姿を消してしまったら……?「12星座別のオタク要素」をご紹介します。サムと共に、あなたも真実の愛へとたどり着けますように。■何回観ても新たな発見がありそう本作の観客はサムの暴走と迷走につられて、“実は私たちの人生は誰かに操作されているのではないか”という恐怖に迫る“新感覚”ネオノワール・サスペンスの世界を突き進むことになります。ネオノワールとは、フィルムノワールみたいな退廃的な指向性を持つ映画の新版を表す言葉。作中の風刺的なメッセージは、観た人によって議論されるように意図的に作られているそうです。考えさせられ、恐怖を覚えると同時に好奇心をくすぐられること間違いありません。筆者は公開前に鑑賞したのですが、「悪夢版『ラ・ラ・ランド』という言葉くらいしか予備知識がなかったし、プールサイドの美男美女の恋を思い浮かべていたので、イメージとのギャップにびっくり。でも、あらゆるヒントをメモるほど謎解きにハマりました。きっと何回観ても新たな発見があるでしょう。それでは、もしも恋をした相手が忽然と姿を消してしまったら……?「12星座別のオタク要素」の占いをどうぞ!■12星座別・恋をした相手が消えたら◎牡羊座のあなた忽然と姿を消した相手を探すため、現場に一番乗りで駆けつけそう。あなたのオタク要素は頭の回転の速さと関係があります。相手への情熱と素早い解決で恋の謎を解く鍵でしょう。◎牡牛座のあなた忽然と姿を消した相手を探すため、現場を荒らされぬようしっかりバリケードを張りそう。あなたのオタク要素は安全第一に関連しています。相手を守ることで確実に恋も手に入れるのです。◎双子座のあなた忽然と姿を消した相手を探すため、現場に近い誰かに連絡しそう。あなたのオタク要素は好奇心にかかっています。相手を混乱から解き放つためにも恋の情報源を手に入れて。◎蟹座のあなた忽然と姿を消した相手を探すため、現場から感じる残像イメージを読み取ります。あなたのオタク要素は記憶力に関連します。相手とシンクロすれば、恋の行方もわかりそう。◎獅子座のあなた忽然と姿を消した相手を探すため、現場を取り仕切ります。あなたのオタク要素はパフォーマンス力にかかっています。堂々と恋の宣言をすれば恋の相手は向こうから訪れます。◎乙女座のあなた忽然と姿を消した相手を探すため、現場を綿密にデータ化します。あなたのオタク要素はその分析力と関連しています。相手への気配りと職人のような手さばきで恋を極めます。◎天秤座のあなた忽然と姿を消した相手を探すため、現場に専門家を派遣します。あなたのオタク要素は流行と密に関連しています。流れに任せて一蓮托生を心がけると恋の相手とも愛が深まります。◎蠍座のあなた忽然と姿を消した相手を探すため、現場に残された、わずかなヒントも見逃しません。あなたのオタク要素は若い頃の失敗と関連しています。恋も不器用ながら真実に一番近いところに届きます。◎射手座のあなた忽然と姿を消した相手を探すため、リスクがあろうと現場に向かいそう。あなたのオタク要素は新しい冒険を待っています。恋の相手も危険なほうがドキドキして楽しめるでしょう。◎山羊座のあなた忽然と姿を消した相手を探すため、現場に行く計画を練ります。あなたのオタク要素はプロフェッショナルと関連しています。恋の問題もその道のプロに相談すると上手くいきます。◎水瓶座のあなた忽然と姿を消した相手を探すため、現場に最先端のAIを導入しそう。あなたのオタク要素はひらめきとアイデアが必要です。恋の相手も時にはAIに代役させるなど、自由に楽しみそう。◎魚座のあなた忽然と姿を消した相手を探すため、現場に占い師を連れて行きそう。あなたのオタク要素はインスピレーションと関連しています。恋の相手もキューピットの矢で選ばれているのかも。■大人のためのワンダーランド監督の幻想的な映像や天才的なアイデアが詰め込まれた『アンダー・ザ・シルバーレイク』は、ヒッチコック、R.E.M、デヴィッド・リンチ、ニルヴァーナなどのカルチャーが交錯した大人のワンダーランド。ホラーにサスペンス、オカルト、エロス、魂やアセンション、もちろんラブも……と、とにかくてんこ盛りです。上記の中で、どれかひとつでもピンと来るワードがあったら、ぜひ映画館へ!怖いけど切なくて、なぜか深遠な……ぶっ飛びまくったこの映画は、あなたの中のオタク要素と化学反応を起こすかもしれません。【STORY】“大物”になる夢を抱いて、L.A.の<シルバーレイク>へ出てきたはずが、気がつけば仕事もなく、家賃まで滞納しているサム。ある日、向かいに越してきた美女サラにひと目惚れし、何とかデートの約束を取り付けるが、彼女は忽然と消えてしまう。もぬけの殻になった部屋を訪ねたサムは、壁に書かれた奇妙な記号を見つけ、陰謀の匂いをかぎ取る。折しも、大富豪や映画プロデューサーらの失踪や謎の死が続き、真夜中になると犬殺しが出没し、街を操る謎の裏組織の存在が噂されていた。暗号にサブリミナルメッセージ、都市伝説や陰謀論をこよなく愛するサムは、無敵のオタク知識を総動員して、シルバーレイクの下にうごめく闇へと迫るのだが──。10月13日(土)新宿バルト9他全国順次ロードショー!監督・脚本:デヴィッド・ロバート・ミッチェル『イット・フォローズ』『アメリカン・スリープオーバー』出演:アンドリュー・ガーフィールド『ハクソー・リッジ』『アメイジング・スパイダーマン』、ライリー・キーオ『マッドマックス怒りのデス・ロード』ほか原題:UNDER THE SILVER LAKE/2018/アメリカ/カラー/シネスコ/5.1ch/字幕翻訳:松浦美奈/©2017 Under the LL Sea, LLC配給:ギャガ★公式HP:gaga.ne.jp/underthesilverlake★公式インスタグラム:underthesilverlake_japan
2018年10月13日来年1月に日本でも公開される『ライ麦畑の反逆児ひとりぼっちのサリンジャー』の予告編とポスタービジュアルが解禁となった。主演にニコラス・ホルトを迎え、J.D.サリンジャーの半生が描かれる。英米文学を代表する“青春バイブル”である「ライ麦畑でつかまえて」。原作者であるJ.D.サリンジャーが2019年1月1日に生誕100周年を迎える。それを記念して製作された『ライ麦畑の反逆児ひとりぼっちのサリンジャー』は、いままで語られてこなかったJ.D.サリンジャーの半生を綴る自伝的作品。第二次世界大戦後のN.Y.を舞台に、若きサリンジャーの日々が映し出される。主演のサリンジャー役には、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『X-MEN』ニコラス・ホルト。また、サリンジャーの才能を見出した編集者、ウィット・バーネットをケヴィン・スペイシーが演じる。そして、『大統領の執事の涙』で脚本を担当し、俳優でもあるダニー・ストロングが本作で初めて長編映画のメガホンをとった。今回公開となったのは、物憂げな表情でタバコを片手に佇むサリンジャーの姿が印象的なポスター。どこかミステリアスな雰囲気は、「ライ麦畑をつかまえて」の誕生の謎、また、サリンジャー自身の作家人生の謎を彷彿とさせる。“孤高の天才”とも言われた理由が明かされる本作の期待が、さらに高まるビジュアルとなっている。また同時に予告編も解禁となった。学生時代から始まり、作家としてのデビュー、挫折、戦争、出会いといったサリンジャーの人生のターニングポイントであろうシーンが散りばめられた予告編。主演のニコラス・ホルトやケヴィン・スペイシーの演技力を垣間見ることができる。『ライ麦畑の反逆児ひとりぼっちのサリンジャー』は2019年1月18日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年10月05日スパイダーマンの宿敵にして、マーベル最強&最悪のダークヒーローを描く『ヴェノム』。この度、現地時間10月5日の全米公開を前に待望のワールドプレミアが開催され、トム・ハーディやミシェル・ウィリアムズらキャストが登場。ついに、“ヴェノム”の真の姿が明らかになった。先日、人気ヒップホップ歌手・エミネムがテーマ曲「Venom」を手掛けていることを自身のSNSでサプライズ発表し、世界中で注目度がヒートアップしている本作。日本でも、中村獅童、諏訪部順一、中川翔子が日本語版吹き替え声優を務めることが発表され、日本語吹き替え版主題歌を「UVERworld」が担当することが発表されたばかり。L.A.現地時間の10月1日(月)夕刻、会場となったリージェンシーヴィレッジシアターには、世界中からの報道陣と、『ヴェノム』をモチーフにしたTシャツやグッズを身にまとい、中にはリアルな『ヴェノム』メイクを顔面に施した気合いの入ったファンが大集合。世界中の期待を集めて続けてきた本作だが、いままでストーリーはおろか、あらゆる情報が封印されてきただけに、世界初お披露目となる会場はイベント開始前にも関わらず熱気に溢れた。そんな会場にはマーベル史上最も残忍な“悪”をイメージし、レッドカーペットならぬ漆黒のブラックカーペットが敷かれ、『ヴェノム』を描いたアーティスティックなファンアートが壁面を飾る演出が、ますますファンを盛り上げた。■トムハ「スーパーヒーローの世界にヴェノムがいないのはありえない」熱気溢れる会場に登場したのは、主人公の記者エディとヴェノムの声を演じるトム・ハーディ。『レヴェナント:蘇えりし者』でアカデミー賞助演男優賞にノミネート、『マッドマックス怒りのデス・ロード』では世界中を熱狂させ、いま最もオスカーに近い人気俳優の登場に、会場からは悲鳴のようなファンの大歓声が!ハーディは「ヴェノムはとんでもなく最高だよ!すごいキャラクターだ。ダークなトーンで、スリラーとホラーの要素がありつつ、力強いエネルギーにあふれている。そんなヴェノムが大好きだ!」と興奮気味にコメント。「僕にとっては、ハリウッド的なスーパーヒーローの世界にヴェノムがいないのはありえない。これならみんなが納得いくヴェノムを創り出せたと思うよ!」と、自信たっぷり。「なぜ人々がヴェノムに惹かれるかわかるよ。僕も愛があるからね。すぐにわかる」と語り、「彼は素晴らしいよ。彼とならなんだってできる。彼は言いたいことを言うし、やりたいことをやる。生まれながらの善悪の観念があるけど、原始的でもあるから善は無意味になる」と、彼の息子も大好きだというヴェノムについて、熱く語ってくれた。■ミシェル・ウィリアムズ、トムハを絶賛「彼には出来ないことがない」続けて、エディの恋人で弁護士のアンを演じるミシェル・ウィリアムズが「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のドレスを身にまとい、艶やかに登場。「トム・ハーディみたいな俳優を他に知らないわ!彼には出来ないことがないし、彼がすること全て裏表なく、しっかりしていて、リアルなのよ」と絶賛を贈る。そして、この映画のテーマについて、「あなた自身の悪の本質と戦うようなものね。あなたの頭の中に聞こえる声が、本来すべきではないと分かっていることをするように指示してくるのよ」と意味深に触れた。さらに、物語のカギを握る<ライフ財団>の社長を演じ、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』への出演やラッパーとしても世界的な人気を誇るリズ・アーメッド、科学者を演じるというジェニー・スレイトも出席。また『ゾンビランド』『L.A.ギャングストーリー』の鬼才、ルーベン・フライシャー監督も登場し、ファンのボルテージは最高潮に!キャスト&スタッフたちはそれぞれ丁寧なファンサービスに応じ、歓声は途絶えることがなかった。■いち早く観たファンたちは悪の魅力あふれるダークヒーローに夢中続いて行われたのは、世界初上映となったワールドプレミア。マーベル史上最も残虐で強烈な“悪”が登場し、怒涛のアクションの連続に客席からは驚愕の声と拍手が贈られた。さらに、ダークヒーローらしいヴェノムのセリフの数々には歓声が上がり、ファンたちは終始、『ヴェノム』という新たに登場した悪の魅力溢れるダークヒーローに夢中になった様子だ。『ヴェノム』は11月2日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴェノム 2018年11月2日より全国にて公開© &TM 2018 MARVEL
2018年10月03日●パート1撮影中に「いける」と信じた人気漫画『銀魂』を小栗旬主演で実写化し、現在大ヒット中の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』。パラレルワールドの江戸を舞台に、宇宙からやってきた"天人(あまんと)"と侍・坂田銀時(小栗)の間に起こるさまざまな事件を描く。8月15日の公開から興行収入は34億円を超える(34億3,406万2,500円)大ヒット街道を爆進中だ。前作から1年での続編というスピード感に加え、三浦春馬、窪田正孝、勝地涼、夏菜、堤真一、キムラ緑子といった新キャストも「ぴったりすぎる」と話題に。とかく荒れがちな「漫画原作の実写化」において良い反響を呼んだ役者陣、そして全員主役級でありながら小栗、菅田将暉、橋本環奈らが2年連続で出演できたのはなぜなのか、松橋真三プロデューサーに話を聞いた。○続編のスピード感の秘密は…「その場で盛り上がったから」――まさか1年で続編が作れるとは、と驚いたんですが、どういった経緯だったんですか?パート1の撮影1~2日目がカブト狩りのシーンだったのですが、万事屋と真選組の面々のやり取りが面白すぎて、これは大成功すると思いました。特に(中村)勘九郎さんなんて、気合いを入れて、ほぼ全裸にハチミツを塗りたくるという。こんな大物がこんなことまでしてくれる『銀魂』って、と感動しました。小栗さんたちも「この勘九郎さんだけで1,800円払う価値がある」と大興奮でした。この興奮を大切に、もし当たってから『銀魂2』 を考えて役者陣のスケジュールを押さえようとすると、絶対2~3年は経ってしまう。だから、「いける」と信じて、パート1の撮影の最中に、パート2の撮影スケジュールをおさえるという暴挙に出ました(笑)。――それはやっぱり、続編を出すタイミングが大事だと思ってたんですか?というよりも、その場で盛り上がった結果ですね(笑)。――今回、真選組動乱篇と将軍接待篇が選ばれたのはどういう理由だったんですか?パート2は元々、ひたすら将軍と楽しく遊ぶギャグ映画を作ろうという話でした。ただ、パート1が公開され、笑いの分量とドラマの分量のバランスを多くの人に評価されたということもあり、やはり縦軸となるドラマが必要だという結論に至り、福田監督の大好きな「真選組動乱篇」となりました。さらに言えば、監督のTwitterに「動乱篇をやってほしい」という声がバンバン来るので、やはり中心に来るのはこのエピソードしかないと思いました。ただ、「真選組動乱篇」も妖刀の話で、前作柵の「紅桜篇」と重なるところもあるので、設定は少し変えています。将軍が狙われていることをギャグを通して紹介しながら、一つの物語になっていくというアイディアは福田監督が出してくれました。どうしても妖刀が原因ということと鴨太郎の野望が結びつかず、2時間の映画にするなら、そこには因果関係があった方が面白いので、素晴らしいアイディアだと思いました。――やはり真選組人気は実感されているのでしょうか。痛感しますよ。実写映画『銀魂』で大事なのは、ファンと一緒に作ること。福田監督とキャストとスタッフとお客様がある種一体となって、いろんな目をかいくぐって、面白く作ろうとする、という構図が受けていると思うので、ワーさんナーさんの要望は申し訳ないけど、聞いていない時もあります(笑)。――アクションシーンも大変そうで……。もう大変でした。『マッドマックス怒りのデスロード』みたいなカーチェイスもあれば、3両セット組んだ列車もあります。さらにみなさん本当に芝居が素晴らしい。特に今回はやはり真選組、近藤・土方・沖田と、伊東鴨太郎の芝居はすごいです。そんな素晴らしいシーンを撮影している翌日に、キャバ嬢のシーンを撮影したりしていますから、情緒不安定な作品です(笑)。○伊東鴨太郎の候補は「三浦春馬」のみ――ぜひ新キャストのキャスティングについて伺いたいです。今回もかなり豪華でしたし、どの方も素晴らしいという感想をたくさん見ました。パート1でもスターを大量に出したので、プレッシャーはありました。でもパート1が面白かったことと、福田監督とお仕事したい役者さんもたくさんいるので、話はしやすかったです。みなさん興味があって"出たい、でも"という前提でした。ただ撮影が直近になるので、スケジュールが空いているかが勝負でした。さらに鴨太郎はどうしてもやって欲しい人が三浦春馬さんしかいなかった。リストに「三浦春馬」しか書いてないんですよ。ダメだったらどうするんだ、という(笑)。台本が出来たのも去年の10月ですから、本当に直近で。ただ一応スケジュールだけは事前に聞いていて、たまたまドンピシャだったので、余計に「三浦さんしかいない」となりました。――伊東役について、「三浦さんしかいない」と思われていた理由はどこにあったんですか?やはりあの高貴な佇まいです。知的で高貴で、でも腹の中で何か考えていそうな、鴨太郎の魅力は絶対に春馬さんにあっていた。本人はすっごくピュアでいい人なんですけど、不思議とそういう感じが出るんですよね。福田監督は「春馬さんで行きたい」と最初から言ってました。みんなでワイワイやっている作品ですけど、作品の核になるのは鴨太郎なので、春馬さんに来てもらわないと、成立しませんでした。――河上万斉役の窪田正孝さんもびっくりしました。パート1のクライマックスで対決したのは堂本剛さんでした。彼に対抗できる大物はそうそうおらず、また、大柄な小栗さんよりも強く見えるマッチョな人もそうそういません。ならば、きらめく若手でヘビー級を相手に、ものすごくスピーディーな攻撃ができ、銀時を追い詰めることの出来る人ということで、窪田さんしかいませんでした。窪田さんも短期間ですけど、ものすごくシャープに鍛えられて、体もバキバキです。三味線も背負って、ヘッドフォンもつけて大変なのに、「スピーディーな動きが大事なんです」と言ったら、「怖いなあ」と言いながら、素晴らしい動きでした。●将軍役キャスティングを悩ませた「股間が足軽」問題○将軍役の口説き文句――猿飛あやめ役の夏菜さんは本当にセクシーな姿が似合ってたしまさかあそこまでされるとは……。堤真一さんの松平片栗虎も、監督が驚くほどはまってましたよね。夏菜さんは福田監督が「今、どんどん面白くなってる人だからやったほうがいい」と強いプッシュでした。またあやめはすごい役ですけど、夏菜さんはさすがでしたね。堤さんは、一昨年京都で『銀魂』の撮影をしている時に、たまたま隣で『本能寺ホテル』の撮影をやってて、現場に遊びに来てくれたんです。堤さんが「なんだ、またバカなの撮ってるのか」と言って。福田監督が「堤さん、続編は堤さんの役があるので、出なきゃいけないんですよ」と言ったら、「そうなのか、わかった」と(笑)。正式にオファーしたら台本もないのにOKしてくださって、福田監督との信頼関係が見えました。――そして勝地涼さん。将軍役は難航していた、というお話でしたが。福田監督が「勝地くんの顔って、将軍に似てない?」と。ただ将軍役は本当に難航しました。みんなやりたい役だとは思うのですが、裸にもならないといけないし、求められるものが高いので、周囲の方が難色を示すことも多くて……。公衆の面前で「股間が足軽」と言われるわけじゃないですか。我々は「本当は"でかい"人じゃないと、出られないんですよ」と言って口説いていました。だから、勝地さんは本当に器がでかいんですよ(笑)。○新たなスターを生み出す福田監督――前作からスターの方だらけでしたが、特に若手の方たちは菅田将暉さんがアカデミー賞で最優秀男優賞になり、吉沢亮さんは主演作とCMが増えてどんどん活躍されていますよね。本当に、前作からさらに、スターだらけになっています。福田監督は単発での仕事をするのではなく、一度出演すると何度も出演することになることが多いです。互いに刺激しあって、みんなと成長しあうことを大事にしているのだと感じます。だからこそ、新たなスターが生まれるのだと思います。――撮影にも参加されて、改めてプロデューサーの目線から見所だと思うのはどのシーンですか?撮影の合間に「今日は本当に大切なシーンだから、頑張らなきゃな」って、気がつくと毎日言っていました。それくらい見所だらけだということです。真選組同士のやりとりも、美しき男たちの戦いで、本当に泣けてしまいます。特にクライマックスの勘九郎さんと春馬さんのやりとりはすごかった。カメラが春馬さん向けで撮っている時も勘九郎さんは映っていなくても全力で挑んでくる。その受けの演技をする春馬さんが本気で応えて感動していく様が伝わってくる。観ているスタッフも皆、泣きました。素晴らしい演技合戦です。――映画自体の目標、ビジョンはあったんですか?「より面白いものを作っていく」しかないとは思うんですが、前作のキャッチコピーにもなっていたように「笑って泣いてアツ熱くなる」という部分がパワーアップして、もっと笑って、もっと泣いて、もっと熱くなる作品に仕上がっていると思います。――最後にすいません、佐藤二朗さんの役はあれでよかったんでしょうか?(笑)もうちょっと増やした方がいいのかなと思ったけど、福田さんが「あれくらいがちょうどいい」と言ってました(笑)■松橋真三映画プロデューサー。早稲田大学法学部卒業後、WOWOW入社、後に独立。映画『バトル・ロワイアル』の協力プロデューサーから始まり、『ただ、君を愛してる』『パラダイス・キス』『るろうに剣心』『黒執事』『オオカミ少女と黒王子』『ママレード・ボーイ』など20本以上の映画、ドラマを企画・プロデュース。現在もワーナー・ブラザース映画とプロデューサー契約をしている。(C)空知英秋/集英社 (C)2018 映画「銀魂2」製作委員会
2018年09月28日世界的に大ヒットを記録した『ヘアスプレー』『glee/グリー』『ウォーク・トゥ・リメンバー』の名匠アダム・シャンクマン最新作『ステータス・アップデート』の公開日が11月3日(土)に決定。この度、予告編動画と場面写真が公開となった。■ストーリーカリフォルニア出身の青年カイル(ロス・リンチ)は両親の別居により、母と妹と3人で祖父のいるコネチカット州へ移り住む。自分に自信のないカイルは学校に馴染めず恋人がいないのが悩み。そんな彼が、ある日不思議な男によって“なんでも思い通りになる世界”に導かれる。男は<ユニバース>というソーシャルアプリがダウンロードされたスマホをカイルに手渡し、<ユニバース>に投稿したことは全て現実になるという。魔法のアプリを駆使して、望むものを何でも手に入れたカイルだったが、やがて重大なことに気がついていく。そして、人生最大の選択が目の前に迫っていた――。■ディズニーチャンネルのトップスターが夢の共演!主人公のカイルを演じるのは、ディズニー・チャンネルの人気青春ドラマ「オースティン&アリー」の主演を務めブレイク、バンド「R5」のボーカルとしても活躍し第2のザック・エフロンと全米で呼び声高いロス・リンチ。カイルが想いを寄せるダニー役には、ディズニー・チャンネル「やってないってば!」でヒロインを務め若手女優として話題沸騰中のオリヴィア・ホルトだ。ディズニー・チャンネル出身のトップスター2人が夢の共演を果たし、パワフルな歌声を披露している。また、映画のカギを握る同級生シャーロット役に、『マッドマックス怒りのデスロード』のコートニー・イートンが小悪魔的魅力たっぷりに演じている。そのほか、『X-MEN』シリーズのジーン・グレイ役で知られるファムケ・ヤンセン、『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』のフランクリン役で有名なロブ・リグルなどが脇を固め、物語にリアリティと笑いを与えて感動へと誘う。■2人の歌声&音楽に注目が集まる予告編ディズニー・チャンネル出身の人気若手スター、ロス・リンチとオリヴィア・ホルトがブルーノ・マーズの大ヒット曲「ロックト・アウト・オブ・ヘブン」を熱唱するシーンなどが収められている予告編動画がこの度解禁。劇中で流れるブルーノ・マーズ、レイチェル・プラッテン、トミー・ジェイムス、レナード・コーエンなど、音楽への注目も欠かせない作品になっている。場面写真でも2人のダンスシーンを捉えたカットなどが公開され、『ヘアスプレー』監督とディズニースターのコラボに期待が高まる。『ステータス・アップデート』は11月3日(土)より渋谷シネクイント、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ステータス・アップデート 2018年11月3日より渋谷シネクイント、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C)2017 Status Update, LLC All Rights Reserved
2018年09月10日DC映画シリーズ最新作『アクアマン』が、2019年2月8日(金)に全国で公開される。『ジャスティス・リーグ』に登場した“アクアマン”の単独映画元祖アメコミ界のスーパーヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」の活躍を描いた映画『ジャスティス・リーグ』にも登場したアクアマンが、単独映画となってスクリーンにやってくる。海の生物を操り戦う、見た目はオレ様ワイルド系、ぶっきらぼうだが人情派な性格…と、前代未聞で規格外の主人公アクアマンと、地上を超えるテクノロジーで侵略を目論む未知の帝国「アトランティス」の戦いが描かれる。ストーリー人間として育てられた、海底王国アトランティスの末裔にして、サメをはじめ海の生物すべてを従えて戦うことができる男、アクアマン。地上を超える未知の文明をもったアトランティス帝国が、人類の支配を狙い侵略を始めたとき、彼が守るのは地上か、それとも海か。アクアマン役にジェイソン・モモアアクアマンことアーサー・カリー役を演じるのは、『ゲーム・オブ・スローンズ』で一躍時の人となったハワイ出身の俳優ジェイソン・モモア。そのほか、アクアマンの妻であり、彼と同様に水や海洋生物を操ることの出来るメラ役としてアンバー・ハード、アトランティスを治めていた前女王にしてアクアマンの母親であるアトランナ女王役としてニコール・キッドマンらが出演している。『ワイルド・スピード SKY MISSION』のジェームズ・ワンが監督監督を務めるのは、『ワイルド・スピード SKY MISSION』などで知られる気鋭監督のジェームズ・ワン。スタントチームに『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のスタッフを迎え、人類未体験の海中バトルエンターテインメントを創り出した。コールドストーンとのコラボアイス&シェイク発売コールド・ストーン・クリーマリーとコラボレーションしたアイス&シェイクも登場。「アクアマン ブルー ベルベット ブラウニー」「アクアマン ブルー ベルベット シェイク」が、1月21日(月)より全国で発売される。アイス&シェイクには、映画『アクアマン』の海の世界をイメージしたブルーカラーの新作「ブルーベルベットケーキアイスクリーム」を使用。コラボレーションのために開発した特別なアイスクリームとなっており、製造時にスポンジケーキとチョコケーキを混ぜ込むことで、"もふっ"とした不思議な食感に仕上げている。「アクアマン ブルー ベルベット ブラウニー」は、ブルーベルベットケーキアイスクリームにブラウニー、チョコチップをミックスし、金粉をトッピング。ゴツゴツとした食感で、海底をイメージした。「アクアマン ブルー ベルベット シェイク」は、ブルーベルベットケーキアイスクリームを使用したシェイクに、ホイップクリーム、金粉を飾り、煌めく海を表現した。作品情報『アクアマン』公開日:2019年2月8日(金)監督:ジェームズ・ワン出演:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、ニコール・キッドマン、パトリック・ウィルソン、ウィレム・デフォー、ルディ・リン、テムエラ・モリソン、ドルフ・ラングレンほか■コールド・ストーン・クリーマリー コラボレーションアイス&シェイク発売日:1月21日(月)販売店舗:全国のコールドストーン店舗・アクアマン ブルー ベルベット ブラウニー(ワンサイズ) 650円(税込)※ワッフルボール付き・アクアマン ブルー ベルベット シェイク(ワンサイズ) 550円(税込)※注文した人に先着でアクアマンのポストカードをプレゼント。
2018年09月10日『ワイルド・スピード SKY MISSION』などを手掛けるジェームズ・ワン監督最新作『アクアマン』が、来年2月8日(金)に日本公開されることがこのほど決定。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のスタントチームとタッグを組み、世界が注目する人類未体験の海中バトル・エンターテインメントを解き放つ。■ストーリー人間として育てられた、海底王国アトランティスの末裔にして、サメをはじめ海の生物すべてを従えて戦うことができる男、アクアマン。地上を超える未知の文明をもったアトランティス帝国が人類の支配を狙い侵略を始めたとき、彼が守るのは地上か、それとも海か…。■新ヒーロー“アクアマン”誕生!本作は、サメをはじめ“海の生物”全てを従え戦うアクアマンの活躍を描く物語。見た目はワイルドだが、海と海洋生物愛する優しい心を持つ、全く新しいヒーローが誕生する。そんなアクアマンを演じるのは、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『ジャスティス・リーグ』でもアクアマンを演じた、ハワイ出身のワイルドイケメン俳優ジェイソン・モモア。■美しい海中とアクアマン、そして未知の世界…ティザービジュアル公開日本公開決定に合わせて、カラフルな珊瑚礁やサメ、シャチ、イルカなど海洋生物が住む美しい海中と、ワイルドで美しい肉体美のアクアマンを描いたティザービジュアルも到着。よく見ると、魚群の向こう側に宇宙のような未知の世界「アトランティス」がかすんで見える。地上を超えるテクノロジーをもつ巨大な帝国が、人類の征服を狙い、海底の奥深くから攻めてきたとき、この脅威に立ち向かえるのは、斬新すぎる規格外の能力を秘めたこの男、ただ一人。海の生物と意思疎通ができる能力を持つ彼は、一体、どのような海中バトルを繰り広げるのか…。■ほかにも豪華キャスト集結!アクアマン役のジェイソンのほかにも、『マジック・マイク XXL』『ジャスティス・リーグ』のアンバー・ハード、『めぐりあう時間たち』『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』のニコール・キッドマンなど、超豪華キャスト陣が脇を固める。『アクアマン』は2019年2月8日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年09月07日シャーリーズ・セロンが18キロもの体重増量を行い、3人目の子の妊娠中から出産後の姿を文字どおり“体を張って”演じた『タリーと私の秘密の時間』が日本公開され、話題となっている。『マッドマックス 怒りのデスロード』のスキンヘッドのフュリオサや、『スノーホワイト』『ワイルド・スピード ICE BREAK』の悪役といった“強い女性”のイメージがある中、今回シャーリーズが演じているのは、仕事で不在がちな夫の助けを求めることなく、生まれたばかりの赤ちゃんと上の子2人の育児を完璧にこなそうとして疲れ切り、夜間のベビーシッターの助けを得ることになる現代に生きるママ。モデル並のスタイルで知られる彼女の今作での激変ぶりには、すでに「見事なおばちゃん体型」「子育てに心身ともに憔悴しきった姿をリアルに演じてる」「体をしっかり作って見せてくれる母の姿」「女優魂がすごい」といったコメントが続々。シャーリーズの“体を張った”演技は、まさに彼女の女優魂そのものだ。壮絶な少女時代、挫折からの女優デビュー1975年、南アフリカ生まれのシャーリーズ・セロン。先日8月7日に、43歳(!)の誕生日を迎えたばかり。15歳のとき、アルコール依存症で日常的に暴力を振るっていた父親を、母親が正当防衛により彼女の目の前で射殺するという、痛ましい少女時代を送る。その後、バレエダンサーになるために母娘でニューヨークへ。モデルの仕事をしながら、「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」に出演するも、膝の怪我でバレエを断念する。1つの転機となったのは1994年。女優を目指し、母親に買ってもらった片道切符で何のコネもないままロサンゼルスへ向かったときのこと。なんと、500ドルの小切手を換金できず銀行員と口論していたところを、エージェントがスカウト。アメリカ英語を習得するよう言われた彼女は、テレビのソープオペラを見て覚えたとか。最初に出演したホラー映画は出演時間わずか3秒、セリフもなかった。そして1997年、殺人事件をきっかけに交錯する人間模様を描いた群像劇『トゥー・デイズ』で妖艶な愛人役を演じて本格デビューを果たす。生来のブロンドに抜群の美貌とプロポーションは瞬く間に業界で注目され、トム・ハンクス主演『すべてをあなたに』、キアヌ・リーブス主演『ディアボロス悪魔の扉』などに抜擢、レオナルド・ディカプリオが自身のような若手スター俳優を演じたウディ・アレン監督『セレブリティ』にはスーパーモデル役で登場。賞レースを席巻したラッセ・ハルストレム監督の『サイダーハウス・ルール』ではトビー・マグワイアが恋に落ちるヒロインを演じ、ジョニー・デップ共演『ノイズ』、マット・デイモン&ウィル・スミス共演『バガー・ヴァンスの伝説』などで着実に知名度を上げていく。『マイティ・ジョー』ではCGの心優しきゴリラとも共演していた。2001年の『スウィート・ノベンバー』で期間限定の恋人同士で再共演したキアヌとは、交際報道が出たこともあったが、後に『アトミック・ブロンド』のデヴィッド・リーチ監督のジムで再会、『ジョン・ウィック:チャプター2』が控える彼と一緒に激しいトレーニングに勤しんでいたという。13キロ増の肉体改造!『モンスター』でオスカーを手にそして、“ハリウッドに好まれる”セクシーなブロンド美女のイメージを払拭するかのように挑んだ『モンスター』(’03)で、ついにアカデミー賞主演女優賞を獲得し、ゴールデン・グローブ賞やベルリン映画祭銀熊賞など様々な女優賞を受賞。その実力が広く認められることになる。同作の監督は、この14年後に『ワンダーウーマン』で女性監督史上最高の興行収入を記録したパティ・ジェンキンス。監督から『ワンダーウーマン』にも出演の打診を受けていたそうだが、スケジュールの都合で参加できなかったことを後に明かしている。2005年にはハリウッドのウォーク・オブ・フェイム入り。ほかにも、当時の実生活での恋人スチュアート・タウンゼントを相手役に『モンスター』とは打って変わったミステリアスな女性を演じた『トリコロールに燃えて』(’04)、来日してPRを行った『ハンコック』(’08)、ヴィゴ・モーテンセン主演『ザ・ロード』(’09)、グリム童話「白雪姫」を大胆にアレンジし、邪悪な女王を喜々として演じた『スノーホワイト』2作(’12/’16)、鍛えあげたボディでプロジェクト責任者を演じたリドリー・スコット監督の『プロメテウス』(’12)などに出演。手塚治虫の原作をハリウッドでアニメ化した『ATOM』(’09)や、日本をモチーフにし、映画賞レースで絶賛された『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(’16)では声の仕事も務めた。ケイト・ブランシェットが演じたマーベル『マイティ・ソー バトルロイヤル』のヴィラン、ヘラ役にはシャーリーズも候補に挙がっていたという。2016年にはタイム誌の「最も影響力を持つ100人」にも選ばれている。プライベートでは、スチュワートと9年間交際し、誰もが結婚するかと思われたが破局。その後は、アカデミー賞俳優ショーン・ペンとの交際、婚約でも知られた。アフリカの内戦地を舞台にしたシャーリーズ主演、ショーン監督による『ラスト・フェイス』は2016年・第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたが、その前年のラブラブぶりとは一転、このころには破局しており、レッドカーペットや記者会見でも微妙な距離を保っていた姿が話題となった。2012年には自身の故郷である南アフリカから男の子を、2015年にはアメリカ生まれのアフリカ系の女の子を養子として迎えており、現在は2児の母。『スノーホワイト/氷の王国』で愛憎の“女王姉妹”を演じたエミリー・ブラントとは映画の後も交流を深め、エミリーの第2子の“ベビーシャワー”をシャーリーズがハリウッドの自宅で盛大に開いたと伝えられている。プロデューサーとしての手腕シャーリーズが20代のころとはまた違った形で、いやむしろ、現在のほうが生き生きと仕事を続けているのは、彼女自身がプロデューサーであることも大きい。2008年、主演と製作総指揮を務めた『あの日、欲望の大地で』においては、まさに原石だったジェニファー・ローレンスにヴェネチア映画祭の新人俳優賞マルチェロ・マストロヤンニ賞をもたらしている。シャーリーズが設立した製作会社「デンヴァー&デリラ・プロダクション」では、美しいボディと超絶アクションを披露した『アトミック・ブロンド』など彼女自身の主演作だけでなく、様々なテーマの作品に果敢に挑んでいる。Netflixシリーズのデヴィッド・フィンチャー監督による「マインドハンター」や『ピッチ・パーフェクト』シリーズのケイ・キャノンと手掛けた「ガールボス」、クロエ・グレース・モレッツを主演に迎えた『彼女が目覚めるその日まで』のほか、セス・ローゲンと共演するコメディ映画『Flarsky』(原題)も待機。公開最新作の『タリーと私の秘密の時間』も、もちろんその1つだ。最新作『タリーと私の秘密の時間』って?シャーリーズが演じた主人公のマーロは、家事や育児、なんでも1人でこなしてきたが、3人目の子どもが生まれたことで、ついに夜間だけベビーシッターを雇うことに。やってきたのは、気さくだが年上にもタメグチ、へそ出しルックのタリー(マッケンジー・ディヴィス)。人は見かけによらず?朝になるとそっと姿を消している彼女は、実は完璧に仕事をこなすスーパーベビーシッターだった!しかも、夫とのセックスレスや、長男に発達障がいの可能性があることなども1人で抱え込むマーロの話を、タリーは親身になって聞いてくれる。2人の間には不思議な絆が生まれ、マーロは輝きを取り戻していくが…。「朝はファーストフード、ミルクシェークを2杯」といった具合にジャンクフードを食べまくり、体重を増量させ、どってりとした産後体形を見事に作ったシャーリーズ。しまいには、うつ気味にもなるほど壮絶な体験だったという。そこまでして彼女が描きたかったのは、出産直後のオムツ姿や、搾乳しないと母乳でパンパンに張る胸など、これまであまり描かれることのなかった産後のリアルさ、日本でも問題となっている“ワンオペ育児”だけではない。人生のうちで何度か訪れる、“もう、あの頃とは違う”と実感する瞬間をどう受け入れていくかというメッセージもはらみ、結婚していてもいなくても、男性であっても、誰もが共感できるポイントとなっている。脚本を手掛けた、自らも3児の母であるディアブロ・コディと、メガホンをとったジェイソン・ライトマン監督とは『ヤング≒アダルト』(’12)以来のタッグ。この脚本&監督コンビは『JUNO/ジュノ』から続いて3作目となり、奇しくも“応援せずにはいられない女性”を描く3部作となっている。では、思わず応援したくなる、シャーリーズの女優魂あふれる作品を見てみよう。お飾り女優ではないことを実証『モンスター』約13キロも体重を増やし、眉も全て抜いて特殊メイクで二重アゴになるなど、衝撃の肉体改造で挑み、アカデミー賞女優となった『モンスター』。製作も担当して演じたのは、アメリカ史上初の女性の連続殺人犯アイリーン。彼女は幼少期より虐待され、何度もレイプされ、虐げられてきた女性であり、愛する少女(クリスティーナ・リッチ)のために犯した罪の数々は、いわば彼女にとっての“反逆”だった。シャーリーズは、アカデミー賞授賞式のころにはすっかり元の体形を取り戻して華やかなドレス姿を披露、そのギャップにも感嘆の声が上がった。まるでオーシャンズのノリ!?『ミニミニ大作戦』強盗団のリーダーである父(ドナルド・サザーランド)を殺め、金塊を横取りした裏切り者(エドワード・ノートン)に復讐を誓う、金庫破りのプロを演じた『ミニミニ大作戦』(’03)。その男に口説かれるも、毅然とした態度をとり、真っ赤なミニクーパーで街を駆け巡る姿がカッコいい!マーク・ウォールバーグやジェイソン・ステイサムなど、キャストも豪華な小気味よいクライムアクション。初のセクハラ集団訴訟を描く!『スタンドアップ』いまの時代にこそ、改めて見てほしい社会派ドラマ。『スタンドアップ』(’05)は「セクシャル・ハラスメント」という言葉が初めて生まれた90年代はじめ、アメリカ北部の鉱山を舞台に、筆舌尽くしがたいほどの“性的迫害”を受ける女性労働者による世界初のセクハラ集団訴訟を描いた。今作でも、同僚役を演じたフランシス・マクドーマンドとそろってアカデミー賞にノミネート。同僚役でミシェル・モナハンや、まだ垢抜けていないジェレミー・レナーらが出演、シャーリーズの高校時代をアンバー・ハードが演じた。ディズニー実写版『ムーラン』のニキ・カーロ監督作。黒髪でアサシンに変身!『イーオン・フラッグス』2415年の近未来を舞台にしたSFアクション『イーオン・フラッグス』(’08)でも肉体改良を行い、マーシャルアーツなどを徹底トレーニング、バレエで鍛えた柔軟さも生かしたアクションを披露している。ブロンドを黒髪に染め演じたのは、独裁者を狙う女性暗殺者。作品ごとにまったく新しい顔を見せてくれるのも、彼女の魅力の1つだ。『ガールファイト』などを手掛けている日系女性監督カリン・クサマがメガホンをとった。イタいけど愛おしい『ヤング≒アダルト』ヤングアダルト小説のゴーストライターで人気は落ち目、バツイチ・恋人ナシ、アルコールと愛犬のポメラニアン(その名もドルチェ)だけが友達…というアラサー女性を描いた『ヤング≒アダルト』。高校時代の人気者がオトナになれないまま、帰郷。赤ちゃんが産まれたばかりの元カレ(パトリック・ウィルソン)はいま「絶対に幸せじゃない」と勝手に思い込む、とにかくイタい彼女を熱演。だが、彼女の孤独さと痛みを誰も見放すことなどできない。変なコメディがつらいよ!?『荒野はつらいよ~アリゾナより愛を込めて~』『テッド』のセス・マクファーレンが手掛けたパロディ満載のウェスタン・コメディ『荒野はつらいよ』(’14)は、自ら「ラブ・コールを送った」という。ダメ男の羊飼い(セス)を巡ってアマンダ・セイフライド、ニール・パトリック・ハリスと四角関係になるミステリアスな美女のガンマン、しかも大悪党(リーアム・ニーソン)から逃げる妻というかつてない役どころ。「ずっと前からコメディには興味を持ってたんだけど、観客が私に対してそうじゃないイメージを根強く持ってるでしょ。私が興味あるのは、変なコメディなの」とコメントしていただけに(?)、その年、ゴールデン・ラズベリー(ラジー)賞にノミネートされた。自身の過去と向き合う…『ダーク・プレイス』1985年、田舎町で起こった一家惨殺事件の生き残りの少女が大人になった姿を熱演した『ダーク・プレイス』(’15)。プロデュースも務めている。有名事件の真相を追う“殺人クラブ”の主催者ライル(ニコラス・ホルト)から、事件について語れば謝礼が出ると聞き、生活に困っていた彼女は忘れ去りたい忌まわしき過去に向き合っていく。作品の評価はけっして高くはないが、自身のトラウマと対峙しようとするヒロインはシャーリーズ自身とも重なり、彼女を知る上でもぜひ見ておきたい1本。ハマリ役になった女スパイ『アトミック・ブロンド』全米でシャーリーズ単独主演作史上最高のオープニングを記録した『アトミック・ブロンド』(’17)。構想5年、『ジョン・ウィック』『デッドプール2』のリーチ監督のもと、8人ものパーソナル・トレーナーを雇い、2か月半、1日5~6時間のハードなトレーニングを受けたという。本人が実際に、必死に演じていることが伝わってくる壮絶な格闘シーンの連続で、撮影中に歯を3本折っていたことも伝えられた。『マッドマックス』のフュリオサ、そして今作のスパイ・ロレーンと来て、「姐さん、一生ついていきます」と心を捧げたファンは数知れず?さらに今作の直後に、今度は『タリー』のための増量を始めたというから恐れ入る。「Total Film」誌に語ったインタビューによれば「世界中の人々は、女性がほかのスーパーヒーローやアクションスター同様にぶちのめす姿がみたいのよ。私は自分の子どもたちにそれを見て欲しいもの」と語っていたシャーリーズ。現在、準備中だという『アトミック・ブロンド2』(原題)はもちろんのこと、これからも“体を張り続ける”彼女から目を離すことなどできない。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ヤング≒アダルト 2012年2月25日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures and Mercury Productions, LLC. All Rights Reserved.モンスター 2013年4月27日より丸の内 TOEI ほか全国にて公開© 2013「モンスター」製作委員会マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED荒野はつらいよ〜アリゾナより愛をこめて〜 2014年10月10日TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Universal Picturesアトミック・ブロンド 2017年10月20日より全国にて公開© 2017 COLDEST CITY, LLC.ALL RIGHTS RESERVED.タリーと私の秘密の時間 2018年8⽉17⽇よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2017 TULLY PRODUCTIONS.LLC.ALL RIGHTS RESERVED.
2018年08月23日映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』が、2019年1月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。サリンジャーの謎めいた半生が明らかに『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』は、2019年1月に生誕100周年を迎える小説家J.D.サリンジャーの謎に満ちた半生と、代表作「ライ麦畑でつかまえて」の誕生秘話を描いたもの。1951年にアメリカで初版が発売された「ライ麦畑でつかまえて」は、"青春のバイブル"として国や時代を超えて多くの人々に影響を与え、世界累計発行部数6,500万部を突破した20世紀を代表する名作だ。日本では、村上春樹による新訳も話題を呼び、今でも多くのファンに愛されている。映画では、20世紀半ばの煌びやかなニューヨークを舞台に、若き頃のサリンジャーが自身の作風を見つけようと試行錯誤する姿や、マンハッタン社交界のセレブとの恋、恩師との運命的な出会い、第二次世界大戦でのトラウマに苦しむ姿、そして名声と富を手に入れながら絶頂期に文壇から姿を消した理由...など、これまで謎に包まれていた天才作家の全てが明かされる。サリンジャー役にニコラス・ホルトサリンジャー役は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、映画『X-MEN』シリーズなどへ出演するほか、トム フォード(TOM FORD)のキャンペーンモデルも務めるなど、マルチな才能を発揮するニコラス・ホルト。サリンジャーの才能を開花させたコロンビア大学の教授で、文芸誌ストーリーの編集者ウィット・バーネット役は『ベイビー・ドライバー』などに出演したケヴィン・スペイシーが演じる。メガホンを取るのは、ハンガー・ゲームシリーズ完結編2部作『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』の脚本家で、俳優でもあるダニー・ストロング。原作の映画化権を自ら取得し、長編初監督に挑む。ストーリー1939年ニューヨーク。大学中退を繰り返していた20歳のサリンジャーは、作家を志しコロンビア大学の創作学科に編入する。愛読書「グレート・ギャッツビー」さながらマンハッタンの社交界に顔を出し、セレブのウーナ・オニールと電撃的な恋に落ちる一方で、大学教授ウィット・バーネットのアドバイスのもと書き始めた短編を出版社へ売り込むが、ことごとく断られつづける。ようやく、自分の分身ともいえるホールデン・コールフィールドを主人公にした短編「マディソン・アヴェニューのはずれでの小さな反抗」がニューヨーカー誌に掲載決定という吉報が舞い込むがその矢先、太平洋戦争の勃発により、掲載はキャンセルとなってしまう。招集を受け失意のまま戦地に赴いたサリンジャーに追い打ちをかけるように、アメリカに残して来た恋人ウーナがチャーリー・チャップリンと結婚するというニュースが届き、やがてノルマンディ上陸作戦に参加し、最前線の地獄を経験するサリンジャー。終戦後も戦争のトラウマから長らく執筆にとりかかることができなかったが、もがき苦しみながら完成させた初長編「ライ麦畑でつかまえて」は文壇の常識を破って発売直後から大反響を呼んでベストセラーとなり、サリンジャーは一夜にして時の人となる。突然スターダムに押し上げられ名声も富も手に入れたサリンジャーだったが、次第に世間の狂騒に背を向けるようになる…。【詳細】映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』公開日:2019年1月18日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー出演:ニコラス・ホルト、ケヴィン・スペイシー、ゾーイ・ドゥイッチ、ホープ・デイヴィス、サラ・ポールソン監督/脚本:ダニー・ストロング製作:ブルース・コーエン、モリー・スミス原作:「サリンジャー 生涯 91 年の真実」原題:REBEL IN THE RYE
2018年07月22日