妊娠中は出産した後も子どもを保育園に預けて、仕事を続ける方向で考えていた私。しかし、出産していざ子育てが始まると、仕事に復帰するかしないかで悩み始めます。その後、夫ともいろいろと話し合った結果、仕事を辞める選択をしました。 切迫早産気味と診断されたけれど…歯科助手として働いていたときに妊娠がわかった私。夫からは仕事を辞めてもいいよと言われますが、仕事が大好きだった私は、できるだけ休みをとらずに仕事を続けていました。しかし無理をしすぎたせいか、途中で切迫早産気味と診断が……。 おなかの子どものことが心配である反面、子どもが生まれるまでに少しでもお金を貯めておかなくてはならないと思っていた私は、夫に無理はよくないと怒られても、仕事を臨月まで続けたのです。そして、産後もすぐに子どもを保育園に預けて働こうと思っていました。 出産後すぐに仕事復帰するつもりだった臨月に入った私は産休を取り、産後は育休を取って子どもが生後6カ月になったら保育園に預けて仕事に復帰しようと考えていました。しかし夫の希望は、「仕事を辞めて3歳までは一緒に居てほしい」とのこと。私は「仕事は辞めないし、遅くても1歳までには保育園に預ける」と言い張りました。 夫から「子どもよりも仕事が大切なのか?」と言われ、かなり揉めました。子どもは純粋にかわいいし大好きだし、一緒にいたいという気持ちもある私。ですが、子どもの将来のことや家計のことを考えると、やはり働かなければという使命感にかられ、なかなか仕事を辞めるという決断ができなかったのです。 結局、仕事復帰せずに仕事を辞めることに仕事に復帰するかしないかで散々悩みましたが、「子どもとずっと一緒にいられる時期は、幼稚園に行き始める前のわずかな期間しかないから一緒にいてあげてほしい」という夫の言葉に後押しされ、思い切って仕事を辞めることを決断。復帰前提で、産休・育休を取らせてくれた会社には本当に申し訳なく、迷惑をかける結果となってしまいました。 しかし、夫と話し合い、納得のできる選択ができてよかったと思っています。今となっては仕事を辞めたことに後悔はありません。また働きに出るまでの間は、子どもと一緒に過ごせる時間を楽しもうと思っています。 現在、子どもが2歳になって以前ほど手がかからなくなってきたので、働きに出たいと思うことがあります。しかし、子どもと一緒にいられる時間も大切だなと感じますし、成長を間近で見ていられるのは楽しいです。 仕事も子育てもどちらも大切なことなので、悩んだときはひとりで悩まず、誰かに相談して決めることが大切だと思いました。また仕事に復帰するときも、ひとりで決めてしまわず、夫と子どもと相談しながら、仕事と子育てが両立できる方法を探していこうと思っています。著者:堀ちなつ0歳と2歳の姉妹のママ。歯科技工士・歯科助手として歯科関係の仕事を経験。現在は妊娠出産・子育てのジャンルを中心にライター活動をしている。
2019年05月17日ベビーカレンダーをご覧のみなさん、こんにちは。東京のすみっこでワーママをしております、ジェニィです。 最後は出産当日のお話です。陣痛が始まりましたが、あまり早く病院に行っても子宮口が3cm開くまでが長いと聞いていたので、ギリギリまで家で粘りました。 朝4時にギブアップしたのですが、なんと6cmまで開いていたそうです。(ちょっと頑張りすぎました) 人は寝不足になると仕事の効率が著しく落ちてしまうので、夫に徹夜させてしまうと夫の仕事が進まず、同じ職場の人に迷惑をかけるかもしれないからそれは避けねば!と思いながら痛みに耐えていました。 あとから冷静に考えると、仕事<<(越えられない壁)<<出産のはずだから、別に耐えなくてもよかったのでは?と思います。 ちなみに出産は朝の10時ごろだったのですが、一通り見届けてから夫はそそくさと仕事に行きました。 夫は私が入院中に自分の仕事の引継ぎを頑張ってくれたようで、退院当日から夫の育休が開始できるように調整してくれました。ありがたい話です。 夫が育休に入ってくれたおかげもあって、0歳の大変な時期を2人で協力して乗り切ることができました。 育休中は、各種申請・家事・育児でやらなければならないことを洗い出してTodoリストを作り、掃除などの定例タスクはスケジューラーに登録してこなすという生活をしていたため、育休はお休みというより一時的な転職だったなと感じています。 今は私も夫もフルタイム勤務で復職していますが、毎週日曜に夫と翌週のお迎え当番検討会議を開催しています。 仕事状況によっては週4でお迎え当番という週もありますが、忙しさに波があるのはお互いに承知しているので、「忙しいときはお互いさま」を合言葉に、お迎えの日に帰る分、働く日はがっつり働くことでなんとか両立しています。 ここまで読んでいただきましてありがとうございました。働くパパ・ママのみなさま、お互い頑張っていきましょう。監修/助産師REIKO著者:イラストレーター ジェニィ2017年生まれの男の子を育児中の絵日記ブロガー。仕事が好きなわけではないはずなのに、なぜか仕事にまみれている仕事中毒の母。保育園のお迎えに間に合わせるために毎日必死!
2019年04月20日ベビーカレンダーをご覧のみなさん、こんにちは。東京のすみっこでワーママをしております、ジェニィです。 みなさんは産休はいつからでしたか?今回は、産休前の妊娠7カ月ごろ、上司と面談をしたときのお話です。 私は会社の規定通りに休みに入ろうと考えていたのですが、上司からは「お前は何を言っているんだ」くらいの勢いで有休を推奨されました。 うちの会社では有休の一部繰り越しができるのですが、私は妊婦健診もすべて土曜日に行っていたのであまり休みは取っておらず、上限いっぱいまで繰り越していました。 たっぷり1カ月ほど早めにお休みに入ることにしました。(それでも有休は残りました) ✿❀ベビカレ春のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事をいつもより増量し、毎日5本以上お届けする期間限定の“マンガ祭り”開催中! 人気のレギュラー連載6作品に加え、新たにゲスト連載10作品が登場します♪ 著者:イラストレーター ジェニィ2017年生まれの男の子を育児中の絵日記ブロガー。仕事が好きなわけではないはずなのに、なぜか仕事にまみれている仕事中毒の母。保育園のお迎えに間に合わせるために毎日必死!HP:ワーママ戦士、今日も行く。Twitter:@jenny_child_ Instagram:@jenny_child_
2019年04月19日ベビーカレンダーをご覧のみなさん、こんにちは。東京のすみっこでワーママをしております、ジェニィです。今回は、私が妊娠6カ月ごろ、妊娠中にやってよかったなと感じていたことを紹介します。 以前ブログで同じような話をした際には意外というコメントもいただきましたが、私がやっておいてよかったと思ったことは、ダントツでtwitterの専用アカウント作成です。 同じような週数の方をフォローしていると、気が向いたときに眺めるだけで妊娠・育児関係の情報が流れてくるし、つわりでつらいときも、残業で疲れたときも、誰かしら仲間がいるのは心強かったです。 それに初めての妊娠ということもあって、妊娠中はあれこれ不安もあるし、周囲は男性か妊娠したことのない女性ばかりで、周りに何か話すのも気が引けていました。 でも、twitterの専用アカウントなら、同じようなことを考えている人も多いので、何かと話しやすかったです。 ここからは個人の性格にもよりますが、私の場合、忙しいときはtwitterは完全スルーで過去のtweetを遡って読むこともしないし、RTやいいねされたときのPUSH通知もオフにしている(twitterを開いたときにしか見ない)ので、twitterはとても気楽なツールでした。 好きじゃない単語はキーワード単位でミュートにできるので、その機能も便利です(妊娠中の精神安定は大事!)。 全部読まなきゃ、返さなきゃ、っていうタイプだと疲れてしまうこともあるかもしれないので、合うかどうかは人によるかなとは思います。 でもtwitterは、適度な距離感で活用できれば本当におすすめ! です。 ✿❀ベビカレ春のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事をいつもより増量し、毎日5本以上お届けする期間限定の“マンガ祭り”開催中! 人気のレギュラー連載6作品に加え、新たにゲスト連載10作品が登場します♪著者:イラストレーター ジェニィ2017年生まれの男の子を育児中の絵日記ブロガー。仕事が好きなわけではないはずなのに、なぜか仕事にまみれている仕事中毒の母。保育園のお迎えに間に合わせるために毎日必死!HP:ワーママ戦士、今日も行く。Twitter:@jenny_child_ Instagram:@jenny_child_
2019年04月18日ベビーカレンダーをご覧のみなさん、こんにちは。東京のすみっこでワーママをしております、ジェニィです。今回は妊娠6カ月ごろの残業していたときのお話です。 目が、目が本気でした……!!! ノートPCの電源に指をかけられ、「この人ほんとに電源を落とす気だ」と大慌てで、「せめてセーブを! セーブをさせてください……!!!!」と必死で嘆願しました。 保存という言葉の前にセーブという単語が出てくるあたり、己のゲーマーっぷりを感じます。(ドラクエだって、FFだって、セーブする前にデータ消えたら泣きますよね?) 仕事は遅延気味だったのに、「続きは“明日のジェニィが頑張る”でいいんだから」と帰らせてくれる、良き上司を持ちました。 とはいえ翌日もやっぱり仕事は終わらず、大量の仕事を頑張りで何とかするという感覚は捨てなきゃだめだな、と改めて思いました。目の前の仕事に着手したい気持ちを抑えていったん仕事の棚卸をし、自分でなくてもまあいいかと思えた仕事からどんどん他の方にお願いしていくことにしました。 ✿❀ベビカレ春のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事をいつもより増量し、毎日5本以上お届けする期間限定の“マンガ祭り”開催中! 人気のレギュラー連載6作品に加え、新たにゲスト連載10作品が登場します♪ 著者:イラストレーター ジェニィ2017年生まれの男の子を育児中の絵日記ブロガー。仕事が好きなわけではないはずなのに、なぜか仕事にまみれている仕事中毒の母。保育園のお迎えに間に合わせるために毎日必死!HP:ワーママ戦士、今日も行く。Twitter:@jenny_child_ Instagram:@jenny_child_
2019年04月17日ベビーカレンダーをご覧のみなさん、こんにちは。東京のすみっこでワーママをしております、ジェニィです。 初回ということでまずは自己紹介させていただきます。 このマンガは妊娠3カ月ごろのことです。 だいたい数年ごとに担当のお客様が変わる仕事なので、入社からずっとではないのですが、妊娠直前は片道1時間の職場で朝9:00から夜22:00とか、23:00とか、いや26:00とか……そんな時間まで働いていました。定時? 夕食食べてからもうひと頑張りしますかね? という感じで、しばらく定時で帰れたことはありませんでした。 当時は夫も同じような感じだったので、我ながらよく妊娠したものだと思います。 妊娠中も出産後を考えても、この働き方だとヤバくない?と気付いたものの、すぐには変えられないのでありました。 ✿❀ベビカレ春のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事をいつもより増量し、毎日5本以上お届けする期間限定の“マンガ祭り”開催中! 人気のレギュラー連載6作品に加え、新たにゲスト連載10作品が登場します♪
2019年04月14日育児も仕事も楽しむママを紹介するシリーズ。今回は、2016年にニューヨークで人材育成会社『New York Career Academy』を起業し、留学支援、キャリア支援、国際研修支援、講演活動などを展開しているグローバルキャリアカウンセラーの大澤直美さんを取材。群馬県で生まれ、海外とは無縁の家庭に育ったにもかかわらず、独学で高い英語力(TOEIC満点)を身につけた努力家でもあります。直美さんにキャリア、子育ての信条、仕事との両立などについて話を聞きました。長女5歳、長男3歳のときに「今しかない」と会社を設立小学生の時に、原爆の写真集を目にしたり、戦争の話を聞いたりしたことがきっかけで、「社会をよくしたいと思った」という直美さん。高校卒業後は、国際平和のために国連で働くことを目標に、ニューヨークの大学に進学し、国連やNGO、NPOでインターンを経験。国連本部での内定もいただいたそうですが、「働き方が自分に合わないかもしれない」と感じ、コンサルティング会社に就職しました。日本企業や教育機関のアメリカ進出を手伝うプロジェクトに携わった縁で、その後、マイナビUSAの現地責任者に就任。グローバルキャリアカウンセラーとして全米150以上の大学をまわり、日本の就活の現状について講演をするなど活躍し、やりがいを感じていたそうです。2011年に長女を、2013年に長男を出産したのちも、子育てへの理解を示してもらえる恵まれた環境だったそうですが、組織の中でできることに限界を感じた直美さん。「キャリア支援の幅を広げ、母親業もより充実させるために、もっと自由になりたい」という気持ちが高まり、2016年に『New York Career Academy(NYCA)』を起業。その時、直美さんは32歳、子どもは5歳と3歳。「今アクセルを踏まないと、独立の機会を逃すかも」と思ったとか。そのうえ、独立1年目からさっそく小学校の役員を引き受けてしまい、ビジネスが軌道にのるまでは、睡眠時間を削る生活だったそう。それでも独立したからこその自由を感じられたそうです。子育て優先。でも、子育てを言い訳にはしない「子育ても仕事もとても好きなのですが、いま優先するのは子育て」と直美さん。「とはいえ、ビジネスに『子どもがいるから』という言い訳は通用しませんから、クライアントさんに迷惑をかけないように仕事量を調整したり、体調管理にも気を配っています」。直美さんは子どもの頃から、時間の使い方を工夫してきたそうで、高校生の時は、通学時間に英語を独学。進学したニューヨークの大学では、英語教授の推薦をうけ、アメリカの学生に英語ライティングの指導をしていたという驚きのエピソードも!「確かに、ムダな時間はあまり過ごしていないと思います。隙間時間には体幹トレーニングをしたり、SNSもタイミングを決めて活用するようにしています。リラックスする時は思い切りリラックス!それぞれの時間を全身で享受し、すベての時間に意味をもたせるようにしています」とのこと。参考にしたいですね!自分の人生をしっかりと歩める子にそんな直美さんはどんな子育てをしているのでしょうか。驚いたのが、お子さん達の習い事の多さ。「子どもたちが『やりたい』と思うことを大前提に、自分のコアになるものを極めつつ、興味があることはなるべく体験させたい」とのことで、長女はバレエを中心にピアノや水泳、書道、ガールスカウトなど、長男はテコンドーをコアに、バレエ、水泳など、アメリカ人のご主人と手分けして、送り迎えに励んでいるそうです。「その年齢でしか吸収できないことがあるので、習い事はたとえ借金をしてでもさせる価値があると思っています」と直美さん。また、直美さんご自身が、幼少期に母親と図書館に通っていたことから、同じように「世界観を広げてほしい」と、寝る前の読み聞かせは欠かさないそうです。バイリンガル育児を実践しているため、直美さんは日本語の本を担当、ご主人が英語の本を担当。本は、「愛や道徳、正義など人として大事にしてほしいことをメッセージとして伝えてくれるものを中心に選んでいる」とのこと。「子ども達の心の健康がとても大事だと思っているので、出張前は直筆の手紙を渡し、出張中は、毎日1分であっても、ビデオ通話で顔を見るようにしています。子どもには、愛されていることをなによりも実感してもらいたいです」。母としての愛があふれる直美さん。子どもには、どんな人に成長してほしいのでしょうか。「人は幸せになるために生まれてきたと思っています。私が考える幸せとは、お金や名声、人との比較ではなく自己実現。生きたい人生を生きられるよう、コミュニケーション力や情報収集力を養い、本当の意味で幸せな人生を送ってほしい」。いずれは2拠点生活で、故郷への恩返しがしたい夏休みには、子ども達を連れて実家のある群馬県に戻り、地元の保育園や小学校に通わせている直美さん。故郷・群馬への愛も深く、『ニューヨーク群馬県人会』の代表を務めるなど、故郷の活性化活動にも積極的です。「私を育ててくれたのは両親、学校の先生たち、そして群馬県の人々と自然です。子育てが一段落したら、2拠点生活にシフトし、もっともっと故郷への還元活動がしたい」と語ってくれました。最後に、日本のママにメッセージをもらいました。「日本のママは特に、自己犠牲というか、ひとりで抱えて頑張っている人も多いかもしれません。ぜひ、もっと”マイタイム(自分時間)”をもってみてはいかがでしょうか。マイタイムをもつための調整だけでも大変ですが、ママがリフレッシュできると、家庭や仕事にもよい影響が期待できて、全体的に上手くいくことが多いように思います。また、世間体や固定概念から抜け出せず、自分が本当に求めていないことにエネルギーを使ってしまっているママも多いようです。しっかり自分と向き合い、自分が本当は何をしたいのか、どんな子育てをしたいのか、見極めながらママとしての人生を謳歌していきましょう!」。New York Career Academy, Inc. ホームページ<文・写真:フリーランス記者鯰美紀>
2019年04月05日育児をしながら仕事も楽しむママを紹介するシリーズ。今回登場するのは、2012年からニューヨークでママ向け講座を提供する『NYママサロン』を主宰するNaokoさん。ニューヨーク在住の筆者が、Naokoさんのイベントとしては、初めて夜に開催された会に参加し、お話を聞いてきました。多才なママたちをプロデュースし、出会いの場を創出ニューヨークの自宅を開放し、主に育児中の日本人ママ向けの講座を提供する『NYママサロン』を運営しているNaokoさん。20代はウォール・ストリートで米株トレーダーとして働き、その後、アメリカ人のご主人と共同で、12年間に渡ってマネジメントコンサルティング会社を経営した経験もあります。「当時は、主に米国金融機関を相手にビジネスをしていたため、日本人とのつき合いは少なく、特に必要性も感じていなかった」というNaokoさんの意識が変化したきっかけは、2007年に長男を出産したこと。「息子のためにも、日本人のママ友を作りたい」と、出会いを求めて日本人向けの産後ヨガ教室などに参加。そこで知り合った多くのママ友たちは、日本を離れて育児をするNaokoさんにとって、大きな支えとなったそうです。「ママ友たちは、ニューヨークにいる理由も、バックグラウンドも違うけれど、すばらしいキャリアを持っていたり、特技や趣味があったりして、その多才さに驚いた」というNaokoさん。「育児中だから、海外だからと、才能を活かさないのはもったいない」と感じていたそうです。「ママたちの特技を活かして、自宅で講座を開催してもらえば、自分も子連れで参加できる。かつての自分と同じように、日本を離れて心細い思いをしながら育児をしているママたちに、出会いの場も提供できる」。漠然とした思いを形にすることを決意したNaokoさんは、2012年に『NYママサロン』を立ち上げました。講師からも受講者からも喜ばれ、何より自分が楽しいその後、現在にいたるまでに、単発講座・シリーズ開催の講座を計50以上も企画。講座内容は、マタニティヨガ、インファントマッサージ、リトミック(下記写真)、パステル画教室、ウクレレ講座、ライティング講座など多岐に渡ります。 「成功している講師を呼んでくることより、埋もれている才能を発掘し、プロデュースする方が楽しい」と言うNaokoさん。Naokoさんの誘いで、ママサロンでお菓子作りの講師を務めたChiemiさんも、「まさか趣味のお菓子作りが仕事になるなんて思わなかったけれど、Naokoさんのおかげで新しい世界が開けた」と喜びます。Naokoさんは、場所の提供だけではなく、SNSでの告知による集客、当日の写真撮影、SNSでの報告、後片づけなどもお手伝い。「せっかく才能があっても、ネットでの告知がストレスになるというママもいますし、面倒なことはなるべく私がやればいいかなと」。現在は、SNSや口コミで『NYママサロン』を知った人から「講座を開催させて欲しい」とアプローチされることも増えているとか。講座に参加したママに、「『NYママサロン』のおかげで、人とのつながりができた」と感謝されることも多いそう。「ウォール・ストリートでは、一生懸命働いても怒られてばかりだったので、自分が楽しんでしている仕事で人に感謝されることに、感動しています」とNaokoさん。ママが幸せなら、子どもたちも応援してくれる『NYママサロン』は、今年で7年目。Naokoさんは、「こんなに続くとは思っていなかった」と笑っていますが、2児の育児で忙しい時に、新しいビジネスを軌道にのせるのは大変だったのでは。「家族、友だち、ベビーシッターやハウスキーパーなどを最大限に活用してきました。アメリカ人の夫も同じ価値観で応援してくれました。日本では、ベビーシッターは根付いていないかもしれませんが、私は、たとえ専業主婦でも、週に1回、数時間でも定期的に預けて、自分の時間を持ってよいと思うのです。日本のママにも、自分のストレスを軽減することを大事にしてほしいですね。『NYママサロン』で出会う女性は、かわいくて、強くて、しなやかで、個性的。私自身がいつも勇気をもらっています。家族のあり方は多様でいい、ということを教えてくれたのもニューヨーク。私が自分の欲求に素直になって幸せでいれば、家族も理解し、応援してくれると信じています」。『NYママサロン』は通常は日中開催ですが、2019年の新しい試みとして、夜にイベントを開催するということで、筆者も参加させていただきました。シェフKatsuさんの和食とお酒をいただきながらの会話は、夫婦関係のこと、仕事のこと、これからの夢のことまで、テーマが尽きることはなく、日付が変わるまで語り合いました。「今後は、日本人に限らず、また、性別や年齢、子どもの有無にも関係なく参加してもらえる夜のイベントも充実させたい」とNaokoさん。「私は自分が楽しいと思えるイベントしか企画していません。子どもたちも成長し、私のライフスタイルや関心も常に変化していますから、サロンのあり方が変わるのは自然な流れだと思っています」。どこまでも、自然体でしなやかなNaokoさんでした。
2019年01月27日ママたちの間でもよく話題になる「ワンオペ育児」。夫は仕事が忙しく不在がち、両親も遠方にいて頼れない。育児も家事も仕事も全部ひとりで抱え込んでいっぱいいっぱいになってしまう……。何を隠そう私もそのひとりでした。そんな私の経験から、ワンオペ育児を乗り切るコツを皆さんに紹介したいと思います。 「疲れたら家事を休んでもいい」と思う私にとって、一番悩ましいのが毎日の食事作りだったのですが、ワンオペ育児が始まったころは、毎日食事を作ることに必死で、子どもとの食事を楽しむ余裕もありませんでした。金曜日の夜にくたくたになりながらキッチンに立ち、せっかく作ったのに食べてくれない子どもにイライラしたこともあります。なんとなく「子どもには手作りのごはんを食べさせなくちゃ」という思い込みがあり、それが結局は自分を苦しめていました。 でも、ただでさえ毎日いっぱいいっぱいのワンオペ育児、家事にまで完璧を求めなくてもいいと思い始めました。疲れているときはスーパーで出来合いのお惣菜を買ってもいいし、ファミレスなどで外食をしてもいい。どうしても手作りにこだわるなら、野菜などの食材がカット済みの料理キットを活用してもいいなと思考が変わっていきました。「疲れたら手抜きをしてもOK」くらいの心構えでいるのが、ワンオペ育児に苦しまないコツの1つだと思います。 ワンオペ育児において重要なのは、ママが頑張りすぎないことだと痛感。家電など使えるものは使って、たまには手も抜いて、いつでも子どもと笑顔で向き合っていられるようにしていきたいです。 監修/助産師REIKOイラストレーター/星田つまみ著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2019年01月17日育児をしながら仕事も楽しむママを紹介するシリーズ。今回は、ニューヨーク在住の筆者が、ニューヨークで料理教室を開催するHatsuneさんをご紹介。Hatsuneさんの教室「Five or under」は、スタート直後から口コミだけで満席が続いている人気の教室です。そのヒケツを取材してきました。4人の子どもを育てながら開催した料理教室が人気講座にニューヨークで人気の料理教室「Five or under」ですが、講師のHatsuneさんは、「半年前は、まさか私が料理教室を開催するなんて、想像もしなかった」というから驚きです。料理を教えるようになったきっかけは、SNSに投稿していた料理写真。日本人ママ向けに講座を提供している『ニューヨーク・ママサロン』の主宰者の目に止まり、「子育てをしながら、そんな華やかな料理が作れるなら、ぜひ教えてほしい」と声をかけられます。Hatsuneさんは、2人の男の子、双子の女の子の4児のママとして育児に専念中でしたが、チャレンジすることを決意。『ママサロン』で初めての料理教室を開催したところ、その後のリピーター率は9割で、満席続きとなっています。人気の理由は、「手に入れやすい素材、シンプルな調理法、おもてなしにも使える見栄え」(Hatsuneさん談)。特に、買い物に行けない忙しいママのことを思い、素材はすべて、オンラインでも購入できることを確認しているそうです。ちなみに、教室名「Five or under」は、「ひとつのメニューについて、素材は5つまで」というコンセプトを表しています。リラックスして食事を楽しむ、デモンストレーション型この日は、特別にニュージャージーの住宅の一室にて取材をさせてもらいました。今回のテーマは、ホームパーティーが多い季節に向けた「HOLIDAYサバイバルレシピ」。ドアを開けて部屋に入ると、ゴールドと赤を基調とした華やかなテーブルセッティングに迎えられ、テンションが上がります。「Five or under」は、デモンストレーション型で、参加者はウエルカムドリンクを片手に、Hatsuneさんが手際よく料理するのを見学しながら、素材の選び方や、おすすめの調理器具などについてのレクチャーを受けます。参加者同士で、子育て情報の交換なども楽しんでいる間に、スープ、メイン、サイド、デザートまでが、次々に完成しました。「日本人のママたちは、異国で仕事に育児にとがんばって疲れています。ここではリラックスして、食事を楽しんでほしい」とHatsuneさん。仏のホストマザーから基本を学び、NYでおもてなしのノウハウをマスターレシピのベースとなっているのは、高校2年生の時に留学したフランス・トゥールーズのホストマザーが作る家庭料理の味。仕事から帰宅したホストマザーが、あっという間においしい料理を作ることに感動したHatsuneさんは、ホストマザーに弟子入り。一緒にマルシェに買い出しに行き、毎日キッチンで料理の基本を教えてもらったといいます。日本に帰国後も、外国人に出会うチャンスがあれば、「家庭料理を教えて」と頼み込み、イタリア、トルコ、イスラエル、中国など、各国のママ達の秘伝レシピを習得していきます。さらに、30か国以上を旅して、世界の味を探求しました。とはいえ、料理はあくまで趣味として楽しみ、大学・大学院時代は、司法試験を目指して勉強に明け暮れていたとか。そんなHatsuneさんが、日本に留学中のアメリカ人男性との結婚を機に、ニューヨークに移住したのは2012年。今度は義母から、「アメリカの家庭の味」と「大家族をまとめるママの技」を伝授されました。さらに、ニューヨークで活躍するおもてなし料理家ひでこ・コルトンさんとの出会いによって、料理の腕はさらに磨かれ、洗練されていきます。ニューヨーク流の華やかなおもてなしのエッセンスは、すべてコルトンさんの「NY*おもてなし料理教室」で学んだとか。マスターコースまで進んだHatsuneさんは、ワインの知識からテーブルコーディネート、教室開催のノウハウにいたるまでをコルトンさんから教わり、現在の「Five or under」の教室スタイルのベースを確立します。家族のサポート体制も強力で、「お料理教室で提供するレシピは、夫、長男、次男の3人が揃って『おいしい』と言うまで、改良を重ねています」とのこと。まさに、究極の家庭料理ですね。料理を通じて、伝えたいメッセージがあるHatsuneさんには、料理教室を通して、日本人ママたちに伝えたいメッセージがあるそうです。「日本のママは、がんばりすぎる傾向があるので、うまく手を抜くことを覚えてくださいね。本当は、家族でリラックスする時間をお客様とシェアすることこそ、究極のおもてなしなのです。ホストがおもてなしで疲れてしまったら、本末転倒ですから」「Five or under」のレシピは、普段の食事にも活用できるものばかり。「まずは、ここで習ったレシピで、ママがハッピーになってほしい。ママのハッピーこそが、家族のハッピーですから」。Hatsuneさんが伝えたいのは、料理の先にある、ママと家族の幸せでした。<文:フリーランス記者鯰美紀>
2019年01月04日仕事復帰するママはとても不安でいっぱいだと思います。実際にママを待っている仕事環境は以前と違ったものになっているので、注意が必要です。そんな特殊な環境に陥った時の対処法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。1. 現実は厳しい!マミートラックとその理由!ママを待っているマミートラックについてご紹介していきます。(1) 仕事復帰したママの働き方ママになると保育園で子どもが待っているため残業もできず、急な休みも多くなってしまいます。そんな状況になることも会社側もしっかり把握しているので、ママ用の仕事を用意して待っています。独身女性はそのまま出世コースを歩きますが、ママはマミートラックコースへ追いやられてしまう傾向にあります。(2) マミートラックとは?マミートラックのトラックは陸上のトラックを指しており、ずっと同じところを回る感覚の例えとして使われています。以前はバリバリ仕事をこなしていても、ママになった途端仕事内容が変わって同じことの繰り返しになり、仕事にやりがいを感じなくなることをマミートラックと呼びます。「前は○○をしていたのに、こんなはずじゃなかった」と以前の自分と比べてとても落ち込んでしまう傾向にあります。(3) マミートラックになる理由ママになると子どものために仕事を急に休むケースも考えられるので、会社側としてはそれを想定して仕事内容を負担のないものへ変えていることが理由となります。ここで抑えておきたいのは、会社側はあくまでママのことを考えて働かせないのではなく、働きやすくしているという考えを持っていることです。その方が休みやすいだろうという配慮があるためママとしては苦しみます。2. 知っておこう!マミートラックのデメリット!ママが陥りやすいデメリットを知っておきましょう。(1) やりがいを感じない例えば、前は役職に就いて部下を従えて毎日会議をしていたのに、ママになって戻ってきたらコピーや資料作りばかりやることになってしまったとします。明らかに以前と違う仕事内容にママは「私じゃなくても誰でもできる仕事では?」と自問自答し仕事にやりがいを感じなくなってしまいます。ママとしても以前と同じとはいかなくてもバリバリ働けると考えていたので、そのギャップに苦しむ傾向にあります。(2) モチベーションが下がるマミートラックになってしまうと「いつも同じことの繰り返しで、私はもう出世できない」と決めつけて仕事に対するモチベーションがガクっと下がってしまうことが多いです。例えマミートラックコースを歩んでいても、スキルアップも狙えるし、仕事内容も時間をかけながら変えられることを忘れずに日々努力することが大切となります。(3) お給料が減るママとしては復帰さえすれば以前と同じお給料が見込めると考えているでしょう。しかし、いざ復帰してみると仕事内容がガラっと変わってしまいお給料が大幅ダウンしてしまう傾向にあります。さらに今まで培ってきた役職や仕事での実績さえもなかったかのような扱いを受けることも考えられます。お給料が減ると本来の自分ではなくなったという気持ちに陥ってしまいます。3. 諦めないで!マミートラックの対処法!マミートラックになってしまったら、ご紹介することを実践してみてください。(1) 一時的なものと割り切る先ほども言いましたが、マミートラックとは会社側がママに負担がないように作ったものです。と言うことは、子どもがまだ幼い今のうちだけという考え方ができますよね。もう少し子どもが大きくなれば、ママも仕事に打ち込むことが可能になってくるのでフルタイムで働くこともできるようになります。ということはマミートラックは一時的な状態なので、今は辛抱して自分のことを大切に考えてあげましょう。(2) やる気を見せる毎日マミートラックで同じ仕事の繰り返しなら、早めに仕上げて上司に「他に仕事はありませんか?」とまだまだ仕事ができることをアピールしてみてください。上司の方も「仕事ができるなら○○をお願い」と仕事を増やしてくれる可能性があります。一生懸命仕事をしていれば、必ず見ていてくれる人がいるのでマミートラックだからと手を抜かずやる気を見せることも大切です。(3) 仕事にプライドを持つマミートラックで今の仕事が嫌に感じているかもしれませんが、この世の中に必要のない仕事など存在しないことを思い出してください。しっかりお給料も出ている立派な仕事なので、自分の仕事にしっかりプライドを持ちましょう。考え方として「同じことの繰り返し」ではなく「同じことでやりやすい」とポジティブに考えるだけで自然と頑張ろうと思えるはずです。まとめ以前と同じように働けると思っていたので、マミートラックが待っているとは意外だと感じた人は多いのではないでしょうか?あくまでマミートラックは会社側のママへの配慮でもあるので、前向きにとらえることで乗り越えることができるでしょう。
2018年11月18日仕事が忙しくて育児が手伝えないパパもたくさんいるでしょう。しかし子育てという仕事を毎日行っているママからすれば、少しはパパにも手伝ってほしいと思うことがあります。そんなときにどうしたら良いのか、その対処法をパピマミ編集部が紹介していきます。上手に自信を持たせてあげる本当は手伝いたいけれど、やり方がわからずに積極的に子育てへ参加できない パパもいます。毎日当たり前のようにおむつ替えをし、泣いたら抱っこであやし、お乳をあげてきたママからすれば「どうしてこれくらいのことができないの?」と思うかもしれません。しかしパパからすれば、小さくてか弱い我が子を抱っこするのも勇気がいりますし、自分の行動への肯定感も持ちづらいです。だからこそ毎日面倒を見ているママにすべてを任せがち になってしまいます。夫に子育てを手伝ってほしいと思っているママは、まず何を手伝ってほしいのか、そして何をどうすればよいのかということを丁寧に教えてあげましょう。不安そうであれば「私も一緒にやるから 」と言ってあげれば、パパも挑戦しやすくなるでしょう。すると育児にも自信がついて、徐々に積極的に動いてくれるようになります。休みの日だけお願いする夫婦で協力し合って子育てをする、と言っても毎日仕事をしているパパからすれば、疲れて帰ってきてからも育児を強いられるのは苦痛です。「休みなく毎日、育児をしている私はどうすればいいの?」と思うのが、ママの意見ではあります。しかしやはり社会に出て仕事をするのは、自宅とは違うストレスがある もの。そんなパパ側の意見も理解してあげましょう 。そのため、仕事の日は子育てをお願いするのではなく、休みの日だけお願いするなどの工夫が大事です。その日は母乳をあげることに専念し、あとのことは全部パパに任せるというようにすれば、ママも休む余裕ができますし、休日であれば仕事のことを気にしなくても良いのでパパも育児に参加しやすくなります。育児も仕事の1つと認識させるパパの中には、子育てを仕事と思っていない人 もいます。だからこそ「自分は仕事に出ているのだから、子育てくらいしろ」というように上から目線で考えてしまうのです。職場で忙しそうにしている人を見かけたら、手伝おうとするのが一般的です。にもかかわらず、自宅で忙しそうにしているママを見ても手伝おうとしないのは、仕事だと思っていない証拠。毎日子育てをして、家事もこなすのは働いているのと同じです。とくに小さい頃は夜泣きもしますし、おむつが濡れて夜中に何度も起きてしまいます。そのたびにママは起きてあやしたり、お乳をあげたりしているので、不眠不休の状態なのです。そんな事実をきちんと伝え、育児も仕事の1つなのだと理解してもらえるように話すこと が大切です。必ず言葉にして伝えようママの中には、忙しさを察して手伝ってほしいと思っている人もいるでしょう。しかしパパからすればそれに気づけない場合もありますし、ママに任せていた方が安心だと気を遣っている 場合も考えられます。このすれ違いから「全然育児を手伝ってくれない」というママの不安につながってしまいます。手伝ってほしいのであれば、自主的に動いてほしいと期待するばかりではなく、必ず言葉にして伝えましょう 。期待するだけで言葉にしないでいると、動かない夫に対して不満ばかりがたまってしまう可能性があります。何をしてほしいのかをはっきり伝えることで、パパも動きやすくなる でしょう。まとめまだまだ女性に子育ての負担がかかっているのも確かなので、上手に協力し合いながら夫婦で乗り越えていくことが大切です。ママは具体的にどんなことを手伝ってほしいのか、またどうやって役割分担をするのかなどを明確にし、夫にはっきり伝えるようにしましょう。
2018年11月06日出産を機に育児休暇に入ったり、仕事を辞める女性はとても多いですよね。子育てをしながら仕事復帰を考えるママを待っているのはとても大変なことばかりです。そんな、仕事復帰を願うママがどう準備をすればいいのかご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。1. じっくりと!仕事復帰の計画を立てる!順を追って何を考えていくべきかをご紹介します。(1) なぜ仕事復帰したいのか考える漠然と「仕事しなきゃ」と考える前に「私はどうして仕事復帰したいのかな?」と自問自答してみてください。ママの仕事復帰はそう簡単にはいかないので自分の気持ちを再確認する必要があります。例えば「家計のため」「働きたい気持ちがあるから」など簡単なものでいいので、自分の意思をもつことで大変なことがあっても乗り越えられるようになるでしょう。(2) 子どもがいくつの時に仕事復帰するかママの仕事復帰の大きな目安となるのが子どもの年齢だと言えるでしょう。例えば「慣れた方がいいから早く」「2歳になってお友達と遊べるようになってから」などだいたいでいいので目安を作っておきましょう。その目安が仕事復帰の時期の目標となることで、その時になるまで子育てを頑張る力がわいてきます。(3) 保育園探しをする働くとなると子どもを預ける保育園を探すことになります。タイミングとしてはママの仕事探しと同時でOKですが、それでもなかなか見つからないのが現状です。最近では、役所に相談窓口があるので事情を相談して対策をしましょう。2. しっかりと!仕事復帰の前にママ自身がすべきケア!今まで子育てで忙しかったので、仕事復帰の前にママ自身がしてほしいケアについてご紹介していきます。(1) 健康診断を受ける仕事復帰をすると、毎日忙しくて自分の健康管理があと周りになりがちです。今では簡単な血液検査だけでも色々な病気のチェックができるので、健康診断を受けることをおすすめします。特に、歯医者さんは通院も長くかかり痛みも相当なものがあるので、歯科検診も忘れずに行ってください。(2) 美容ケアを受ける今は子どもが1番で、自分にあまり構っている時間さえないのがママの現状です。しかし、仕事復帰となると清潔感のある身だしなみが求められるシーンもあると思います。美容院に行って流行のヘアスタイルにしてもらったり、ネイルサロンで爪の形をキレイに整えてもらったりしてみてください。(3) マッサージを受ける肩こりに悩まされているママは多くいます。他にも出産をすることで骨盤が歪んでしまっているケースも考えられます。自分で体の不調を自覚しているのなら本格的なマッサージを、仕事復帰前で緊張しているのならリラックス系マッサージを受けてみてください。心身ともに癒されて気持ちに余裕が出てくるでしょう。3. 要チェック!仕事復帰の前にしておいた方がいいこと!仕事復帰する前にしておくといいことをチェックしておきましょう。(1) いざという時に子どもを預けられるところを探す仕事復帰する時に1番気がかりとなるのは「子どもの急な病気」ですよね。仕事の面接でもママなら「お子さんが急に病気になった時はどうしますか?」と聞かれることでしょう。パパやご両親に「いざと言う時に子どもを預かってもらえませんか?」と聞いておくといいでしょう。他にも住んでいる地域の子育て支援センターがあれば、病児保育を受け入れてくれるところもあります。(2) ネットでの買い物に慣れておくようやく仕事復帰ができても、疲れて保育園に子どもを迎えに行った後に買い物に出かけるのは相当大変なこととなります。今は、とても便利になっており何でもネットで買える時代です。雨の日でも重い荷物を自分で持つこともないので、仕事復帰前にネットでの買い物を試してみてください。どうしても疲れている時はそういうものを利用することも頭に入れておきましょう。(3) リフレッシュする時間を設ける今までずっと子どもと2人きりの時間を送っていたので、仕事復帰前にちょっとパパに子どもを預けてみてください。自分1人で映画やショッピングに出かけて気持ちをリフレッシュさせて「仕事をしてこういう時間をまた作ろう」と考えると仕事への励みになるでしょう。まとめママの仕事復帰はとても大変だということがわかりましたね。あらかじめ準備できることはしておいて、万全な形で仕事復帰できるように頑張りましょう。
2018年10月26日©All rights reserved仕事と子育て、夫婦の関係に悩んでいる多忙なパパ、ママの胸に響く感動ドラマ世代を超えて世界中で愛され続けている『くまのプーさん』を、ディズニーが初の実写映画化!主演の大人になったクリストファー・ロビン役に、英国のスター俳優、ユアン・マクレガーを迎え、少年クリストファー・ロビンとプーの別れから何十年も経過した時代を舞台に、新たな感動の物語を紡ぎ出しました。寄宿学校へ入学するため、少年クリストファー・ロビンが、親友のぬいぐるみ、くまのプーや仲間たちに別れを告げてから数十年。成長して恋に落ち、結婚して子供が生まれるが、家族との時間も十分にとれないまま、ロンドンで毎日働きづめの日々を過ごしている彼が、プーとの奇跡の再会によって、忘れかけていた〝本当に大切なもの〟を思い出していく――。©All rights reserved大人になって、社会の荒波にもまれるにつれ、子どもの頃の純粋さを失ってしまった主人公という設定は、映画ではわりと描かれることが多いのですが、本作はそれとはちょっと違います。本作で描かれているのは、会社では中間管理職として重い責任を負うクリストファー・ロビンが、毎日ひたすら仕事に追われることで、否応なしに生まれてしまった夫婦間のイラ立ちやすれ違いの悲しさ。そして親と子どものディスコミュニケーションのせつなさ。おそらく妻は家庭を守り、夫は外で稼ぐというスタイルが多かったはずの戦後間もない時代を背景にしているにも関わらず、主人公が抱える悩みはすごく現代的で、今、まさに仕事と家庭のバランスに悩む人たちの胸に響く内容になっているのです。何もしないことて、すばらしい!プーさんの名言にささくれた心が癒される©All rights reserved妊娠中、夫であるクリストファー・ロビンが戦場に行ってしまった妻イヴリンは、育児の一番大変な時期をワンオペで乗り越え、さらに自分らしく働き始める自立した芯の強い女性。一人娘のマデリンはすでに寄宿学校に入学する年齢になっているので、イヴリンは何もクリストファー・ロビンに「育児や家事を手伝ってほしい」と要求しているわけではありません。また、名門校に合格したマデリンを誇りに思うクリストファー・ロビンには、実は娘が父に喜んでほしいという思いだけで必死に受験勉強をしてきたことが分かりません。とにかく劇中、マデリンの行動が、終始一貫して「父を喜ばせたい」という想いに突き動かされていることに、胸がグッとしめつけられます。観客側にしてみたら、クリストファー・ロビンが妻と娘を何よりも大切にしていることは疑いようもない事実なのに、共に過ごす時間やコミュニケーションが少ないと、その想いが相手に伝わらなくなってしまうこと。子どもはどんなときでも、ただただ親に愛されたいと全身で願っていること。パパ、ママ、子ども、誰が見ても、登場人物たちそれぞれのリアルな心情に共感し、思わず胸がチクッとしてしまうはず。来日時、ユアンも好きだと言っていた「〝何もしないこと〟をする」というプーの名言も、リフレインのように何度も登場。特に何もしない時間を、家族や大切な人たちとのんびり一緒に過ごすのが、どんなにすばらしいことか。生産性がないことに罪悪感を抱いてしまいがちな現代人にこそ、ぜひ観てほしい、素敵なメッセージがたくさんつまった映画です。プーと大人になった僕©2018 Disney Enterprises, Inc.9月14日(金)全国ロードショー監督:マーク・フォスター『ネバーランド』、『007/慰めの報酬』出演:ユアン・マクレガー『スター・ウォーズ』シリーズヘイリー・アトウェル『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アドベンジャー』ウォルト・ディズニー・ジャパンの公式サイト:Keiko Ishizuka
2018年09月13日多くの働くママが悩むのが、「仕事と家事・育児の両立」ではないでしょうか。時間的な厳しさもあり、心身ともに負担が大きいため、ストレスを溜めやすく、体を壊してしまうこともあるでしょう。仕事と家事・育児を両立するために、どのようなことができるのか、考えてみました。会社を辞めるべきか……働くママの悩みインターネット上では、こんな悩みが多く見られます。仕事と家事・育児の両立に疲れてしまった夫が家事・育児に協力的でない家事を全て一人でこなさなければならないのが辛い仕事を辞めたいけれど、生活が苦しくなるから辞められない育児と仕事との両立は難しく、疲れも溜まっていきがち。疲労から体調を崩したり、うつになってしまうこともあるようです。また、相談する相手がいなかったり、自分の両親のようにいざというとき子どもを任せられる人がいないことも、深刻な悩みに繋がるようです。 仕事と家事・育児を両立するためにできること多くの働くママが悩みを抱えながら取り組む育児と仕事の両立。心身ともに疲れきってしまわないように、どのような対策を取ればいいのか考えてみました。夫に協力してもらう家事と育児を両立するために必要不可欠なのが、やはり夫の協力でしょう。家事の分担や育児のサポートなど、夫婦で半分こ……とまでは行かなくても、夫が協力する割合が少しでも多くなることで、妻の負担はかなり軽減するはず。掃除や洗濯、子どもの送迎など、夫にもできるものを分担し、夫婦で話し合って協力しあえる体制を作りたいですね。ストレス解消法を見つけるただでさえ時間がない中で難しいとは思いますが、少しでもストレスを解消できる趣味や時間を確保し、発散しながら心身のバランスを整えることも必要です。ヨガやストレッチなど、自宅でも簡単にできる軽い運動は自律神経を整え、リラックスする効果が期待できます。本やネットなどで調べて、取り入れてみてはいかがでしょうか。家事・育児の負担を減らす全てをきちんとやろうとすると、心身ともに追い込まれてしまいます。そうならないためには、多少の手抜きも必要。全自動洗濯機や食洗機、乾燥機などを使って、できるところから楽にしていきましょう。惣菜や冷凍食品を夕飯に取り入れたり、休みの日に1週間分の夕飯の下ごしらえや作り置きをしておき、毎日の家事負担を減らすのも良いでしょう。育児や教育に対しても、夫婦間で価値観や意見の相違があると難しいかもしれませんが、思い切って夫に任せてしまうことも時には必要なのではないでしょうか。時短勤務をするできれば仕事の内容や役割の調整もしたいところ。厚生労働省のアンケート調査によると、仕事と家事の両立のために適切だと思う勤務時間は「5〜6時間」という回答があります。通常の勤務より1割程度時短するだけでも、仕事と家事との両立がしやすくなるそう。収入などの問題もありますが、フルタイムで働いているかたは一度検討してみても良いかもしれません。転職を検討する勤務時間と同じく、負担になるのが通勤時間。自宅から会社までが遠い場合は、近隣の職場に転職することで1日の中で有効に使える時間も変わります。勤務時間、通勤時間、やりがいや内容など全てが理想的な職場を見つけるのは難しいと思いますが、自分の優先順位と照らし合わせながら、良い職場を探してみてはいかがでしょうか。育児と仕事が両立しやすい職種は?求人サイトanによると、仕事と家事を両立しやすい仕事のランキングは以下のとおりだそう。1位レストラン・カフェ(ホール・キッチン)2位軽作業・製造スタッフ3位一般事務・受付レストランや軽作業といった仕事はシフト制を導入しているところが多いため、短時間勤務ができたり、代わりの人員を見つけるなどすれば子どもの都合で休みを取るといったこともしやすいのかもしれません。 まとめ仕事と家事、育児の両立は働くママたちの共通の課題。これを解決するには自分で全てやろうとするのではなく、夫婦での協力や多少の手抜きなども必要です。自分に甘くする心の余裕も持ちながら、無理をせず、自分を追い込まないように取り組んでいきたいですね。 参考:Yahoo!知恵袋厚生労働省両立支援に係る諸問題に関する総合的調査研究an 子育てと両立できたシゴト総合ランキング
2018年08月17日こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。育児と仕事を両立させるのに、日々全力を尽くしているママ達がたくさんいます。今回は、3兄弟を育児中の働くママにお話しを伺い、その中で見えてきた両立させるためのポイント と協力要請をするときの言葉かけ に焦点をあててみました。体験談:35歳、3人男子のパートタイムママの場合他県から引っ越してきたYさんは、「育児と仕事で日々大変で死にそうだ 」が口癖の女性でした。公務員のご主人と子ども達の5人家族で官舎に住んでいます。子どもは3人とも元気盛りの男の子です。(小6・小1・幼稚園児)今では育児と仕事の両立をし、好きなヨガのインストラクター資格を取ることができました。しかも、口癖もなくなり、毎日幸せそうです。Yさんのある平日のタイムスケジュールです。5:00起床:洗濯機を回し、コーヒーを沸かしながら早朝ヨガ5:45シャワーを浴びて着替え6:00朝食準備とお弁当作り6:30家族を起こし、みんなで朝食7:10夫出勤(ゴミ出しを依頼)7:20小学生組が登校(朝食の後片付け・洗濯物を干す・三男の着替え・メイクなど)8:00三男と共に出勤8:10幼稚園に送り届ける8:20出社15:00退社(迎え前に買い出し)15:40三男と次男(学童)お迎え15:50帰宅(洗濯物取り込みから片付けと買ってきた物を片付けて夕食準備)16:30長男学校から帰宅(入浴時間までにお風呂掃除を子ども達にお手伝いさせる)18:30子ども達が入浴19:30夫帰宅・家族で夕食21:30子ども達就寝(ここまでの間に夕食片付けとお弁当準備・入浴)22:00夫と自分の自由時間(予定を確認するなど)23:00頃就寝すごく時間びっしりに思えますよね。「コーヒーを飲んだり、雑誌を見たりという時間は十分に取れています。 」とのことでした。育児と仕事を両立させるコツ育児と仕事を両立させるためは、「無理をしない 」ことが大切です。頑張りすぎてしまうママなどは、一生懸命になりすぎてしまう傾向にあり、ママ自身が疲れてしまいます。これでは、うまくいかなくなってしまうでしょう。無理をしないことを前提に、育児と仕事を両立させるためのコツを4つ紹介します。●育児と仕事を両立させるための4つのコツ・子供に手のかからない時間帯に行動朝や子どもが寝てからなど動ける時間を活用・子育て支援活用ファミリーサポートやベビーシッターなどの自治体にあるサービスを活用・育児予定と仕事予定は一目でわかるようにする家族みんなが一目でわかるようにカレンダーなどに書き込んでおく・ママ自身の楽しみを見つけるリフレッシュ時間は、短くても毎日持てるように先に確保女性は、機転が利き行動もできるので、マルチタスクに向いています 。だから、家事育児に仕事と重なってもこなせるのです。しかし、1人で行うには限度があります。それを解消するために、協力とリフレッシュが必要不可欠 です。家族に協力要請するための言葉のかけ方育児や仕事の両立には、夫や親、義親など家族の助けが必要です。しかし、すべてにおいて協力を得られない場合もあるでしょう。なるべくイエスの返事と、協力してもらうためには、言葉のかけ方を変えたり足したりしてみるという方法があります。育児の協力をしてもらいたいとき、「ちょっと手伝ってよ。 」や「おむつくらい替えて 」なんていう言い方になっていませんか?これだと、ちょっとしたケンカやイライラの蓄積になります。言葉のかけ方を変えて回避しましょう。以下が例です。・「○○だけお願いしてもかな?」限定することで手伝いやすくなる・「あなたの時間を使って申し訳ないんだけど、○○頼めるかな?」最初に謝っておくと相手が断りづらくなる・「こんなことあなたにしか頼めないの。お願い。」頼られると断りづらくなるし、相手も悪い気はしない気持ち良く一緒に育児ができるように、言わなくても協力してもらうために、労いの言葉を必ずかけるようにすることをおすすめします。「ありがとう」 や「助かったわ」 などの労いの言葉と共に、笑顔を付けるとなお良いでしょう。----------社会に出て働くという素晴らしいことをしているママ達。育児と仕事を両立させるのは大変です。だから、ママ自身が無理をせずできるようにコツと言葉かけを試してみましょう。きっと大変さの中にも充実感を覚えることができるようになると思います。【参考書籍】伝え方が9割著:佐々木圭一●ライター/桜井涼●モデル/大上留依
2018年07月26日「発達が気になる子のママ、仕事をしてる?」66%が”働いている”、約20%が”働きたい”という結果にUpload By 発達ナビ編集部「発達が気になる子のママ、仕事をしてる?」というテーマで2018年4月19日(木)~27日(金)に、みんなのアンケートを行い、900名以上のユーザーから回答がありました。現在働いている人は66%、働いていないが働きたいと思っている人が19%、働いていない人が15%という結果でした。みんなのアンケート「働いていない」「働いていないが、働きたい」人の理由は?出典 : %と一番割合が低かった「働いていない」場合。この理由としては、子どものサポートのために時間が取れないというものが多くあげられました。”娘が中学校に入る前まで働いていました。(中略)仕事を辞めてからは娘優先で生活できる様になって、気持ちが落ち着きました。娘に障害がなかったら仕事は続けていたと思います。””今後のことを考えると働きたいなぁ…と思いますが、息子のSTとOTで月2回、これから通院も予定してるので、息子関係でどのくらい時間が取られるのかまだ見えません。”「働いていないが、働きたいと思っている」人は約2割いました。子どもの支援や療育に通うために仕事を断念したけれど、理解してくれる職場があれば働きたい、探している、という声も多く寄せられました。”働いてたし、働く気でいましたが子どもの状態が良くなくて保育園追い出されそうで、様子見のため何も動けないです。子どもに手が掛かるのはしかたないけど、自分のやりたい事を諦めることもしたくありません。自分の人生は自分のものですしね。”その他、次のようなコメントもありました。■子どものリハビリに専念するため働くことをあきらめた。子どもの障害を理解してくれる職場があれば働きたい■子どもに発達凸凹があり、復職出来ないまま時間がたってしまったが、働ける場所があるなら働きたい■子どもが不登校。放課後等デイサービスの利用も拒否するため働けないでいる「働いている」人は66%。フルタイムやパート、家庭の事情などで仕事の形態は異なる出典 : フルタイム勤務の場合は、家族や園、支援機関などの協力が欠かせないようです。働くことで、気持ちの切り替えができているというママも多いようです。■実家の母に泊まってもらい、夜勤有の病院勤務をしているが、母も自分も体力的にきつい■保育園で加配をつけてもらったり療育を利用。夫と分担してこなしている。いろんな人の手を借りて育てたほうが煮詰まらないフルタイムは難しいが、パートで働いているという人も多くいました。■子どもに発達障害があることが分かり、常勤は無理なのでパート勤務に変更。金銭的には苦しいけれど、家庭の安定をとった■半日パート勤務。もっと働きたいが、自分に余裕がないと家庭が崩壊しそうなので自分のためにも働きたい、家計のために働かなくてはいけない、でも子どものサポートが十分とは言えなくなってしまうことで悩んでいるという声も寄せられました。”長女のさみだれ登校が続く中、縛られてしまうのは逆に良くないかとパートに出ました。(中略)長女については対応できていたのですが、LD傾向にある次女と三女の宿題が滞るようになってきて生活リズムも崩れるようになり、8ヶ月勤めたもののこの春に辞めました。(中略)家計の事を思うと本当はフルで働きたい。でも今はついてあげてサポートしてやらないと…。すごくジレンマがあります。”次のようなコメントも寄せられています。■仕事をしていることで精神の安定を得られている。でも子どものために勤務に支障が出てしまうと周りの声や視線が気になる■シングルマザーなので働かなくてはいけない。でも引きこもりの娘を1人きりにしなくてはいけなかったり、息子が自分のいないところで暴れてしまい困っているどんな働き方なら、発達凸凹の子どもを育てながら、無理せず働ける?出典 : 子どもを育てる中で、働き方を変えて、自分にも子どもにも無理ないよう調節しているという声も寄せられました。その中でも多くあげられたのが在宅ワークをはじめとする「テレワーク」です。時間や場所に縛られずに働くことで、自分らしく働く、子どもの療育などとの調整もしやすい、という利点があるようです。”自宅でグラフィックデザインの仕事をしています。ネットで受注、納品まで完結するので何かあってもすぐに対応出来るのが魅力的です。今少しずつプログラミングの勉強していて、徐々に移行していけたらなと考えています。””子どもが保育園のうちは、外でシフト勤務。職場の同僚や上司から理解が得られたので、とても働きやすかった。(中略)子どもが就学後は、在宅ワーク。収入は減ったけれど、同僚や上司に謝る必要もなく、子どもと過ごす時間が格段に増え、睡眠時間も確保できるし、育児・療育を中心にすえて生活できるのがいい。””パートですが、テレワークをしています。数年前までは働きに出ていましたが、会社の都合で勤めていた支社がなくなりテレワークを認められました。通勤や出かける準備に時間をとられないし、何より子どもを見守れるので、今の私にとってはベストな働き方です。”テレワークとは?「EmpoweredWomanJAPAN」でも提案された、フレキシブルな働き方Upload By 発達ナビ編集部アンケートへの回答にもあった「テレワーク」という働き方。これは、どのような働きかたなのでしょうか?2018年4月17日(火)、霞が関の霞山会館で「EmpoweredWomanJAPAN」が開催され、「いつでもどこでも誰でも、働き、学べる世の中へ」をコンセプトに、女性の多様な働き方についてディスカッションが行われました。その中で、テレワークについて大きく取り上げられました。テレワークとは、ICTの発達により可能になった働き方で、次の3つの特徴があります。1. いつでも(いつでも時間にとらわれずに柔軟に働ける)2. どこでも(会社に出社しなくても働ける)3. だれとでも(家族の近くで働ける、仲間とコワーキングスペースなどでも働ける)日本では現在、終身雇用が当たり前ではなくなりつつあり、転職する人も多くいます。また、少子高齢化、特に地方の高齢化が進んでいます。このような社会情勢の中、従来通りの働き方だけでない多様な選択肢があることで、さまざまな人が、ライフステージや状況に合わせて自分らしく働くことができる必要性が問われるようになってきました。このイベントでも、テレワークによる働き方や生き方の幅が広がる可能性について話し合われたり、実際にテレワークを行っている人による体験談が語られました。テレワーク化が進めば、子育て中、高齢者、障害のある人、病気療養中の人、近隣に働ける場所がない人など、さまざまな人が働くことができると言います。また、人材不足に悩む地方の企業が、遠く離れた場所に住む人材と出会い、働いてもらうことも可能になります。参考:EmpoweredWomanJAPAN(日本マイクロソフト)テレワークの意義・効果 | 総務省テレワークで働く女性の声も。テレワークプログラムについてのディスカッション日本では、約350万人の女性が、場所や時間などのさまざまな理由で働きたいけど、働けない状態でいるといわれています。一方、人材獲得に課題を感じている企業が全国で増え続けているそうです。日本マイクロソフトでは、このような状況をテレワークによって解決できないかと、テレワークプログラムを実施しています。このプログラムに参加し、地方企業に就職して在宅でテレワークを行っている入谷真紀さんによる発表もありました。入谷さんは千葉県流山市在住で、通勤時間も考えると都内での勤務は難しい、でも自宅の近くでは自分のスキルを生かして働ける場所はない状況でした。何より一番大切にしたいのは、子どもの夢をサポートすること。そのためには、自分が働くことをあきらめなくてはいけないと思っていたそうです。入谷さんは、プログラムに参加してテレワークのスキルを学び、オンラインでの面接を経て徳島県の企業に就職。テレワークでの業務なので、引っ越しも通勤も不要です。「テレワークなら自分も働きたい気持ちをあきらめなくてもいいのかもしれないと思い、プログラムに応募し、現在の仕事に就きました。テレワークで働くことで可能性が広がり、自分の仕事や生き方について考えられるチャンスがもらえた。もっとテレワークで働ける企業が増えるといいなと思う」(入谷さん)入谷さんの住む千葉県流山市は「子育てしながら働ける街に」と目標を掲げ、このプログラムに参画しています。井崎義治市長は「流山市はベッドタウン。人口増加率は全国1位です。でも、雇用はとても少ないのが現実です。起業やテレワークなどの主体的な動きを積極的に応援したい」と言います。入谷さんを雇用した株式会社ダンクソフトの代表・星野晃一郎さんからは「企業の経営戦略としても、テレワークは重要です。優秀な人材がいないと企業経営は難しい。人材のネットワークを全国規模で持っていることは重要」と、経営側からもテレワーク活用の必要性について発言がありました。Upload By 発達ナビ編集部参考:ウーマンテレワーク体験プログラム(日本マイクロソフト)『LIFE SHIFT』著者、リンダ・グラットン氏が語る、人生100年時代の働き方、学び方、生き方Upload By 発達ナビ編集部イベントでは『LIFE SHIFT』の著者、リンダ・グラットン氏の講演もありました。寿命が延び、今までのように学校を卒業したら働き、60歳で定年を迎えてリタイア…という生き方が成り立たなくなっていると言うリンダ氏。それぞれのライフステージや家族の状況に合わせて、学び、働き、育児をしたり再度学んでスキルを身につけ、また働くというフレキシブルさ(マルチステージ化)や、次のステージで活躍できる意思やスキル(変身資産)が重要になるー。「AI技術が進歩する中で、長時間ロボットのように働くというやり方は合わなくなっています。知識集約型の経済では、長時間労働は生産性が落ちます」製造業の発展の中では、長時間労働が必要とされる時代もあった。でも、これからの人間に求められているのは、考える力だろうと、リンダ氏は語ります。「人口が減少する日本で、人口の半分を占める女性が働けないのは理にかなっていません。また、男性もフレキシブルに働け、家族と一緒に過ごす時間を持てることが必要です」人間はロボットではない。今までの働き方を見直すことで、人間らしい暮らしを取り戻そう、もっと家族で過ごそうという力強い講演でした。柔軟な働き方なら、子どもに寄り添いながら自分らしく働けるUpload By 発達ナビ編集部最後に登壇した、野田聖子大臣(総務大臣・女性活躍担当大臣・内閣府特命担当大臣)は「私自身、子どもを出産したときは、テレワークで働いていた。障害のある人も含め、ライフステージに合わせて柔軟に働ける世の中にしたい。経団連などに対しても、女性の採用やテレワークの活用の推進をお願いしている」と意欲を示しました。また、7月24日はテレワークデイに設定されており、2017年度は6万人、900団体が参加したそうです。野田聖子大臣は「2018年度は、テレワークウィークとして、複数日に渡ってテレワークに取り組めるようにしたい。来年度はテレワークマンスとしたい」とも語りました。発達の凸凹がある子どもの子育ては、学校への訪問や療育・医療機関へ通う、子どもが学校に行けない時に寄り添う必要が出てくるなど、物理的に時間が必要となることも多いものです。その育児を、母親が一手に引き受けると、自分らしく働くということは難しくなりがちです。母親が時間や場所に縛られずに働ける環境はもちろん、父親もフレキシブルに働ければ、ともに子育てに関わることができます。また、人生100年時代と言われる中で、いったん子育てで仕事を離れた人や、高齢者などが再度働ける環境も必要でしょう。「電車や車で自宅から離れた職場に通勤し、決められた時間帯に働く」以外の働き方への取り組みは、少しずつですが始まっています。発達が気になる子どもを育てる保護者や、自身に障害がある人はもちろん、どんな人も自分らしく働ける世の中へと、選択肢はこれからもっと増えていくのではないでしょうか。
2018年04月27日華やかな一方で多忙なイメージがある建築の世界。その第一線で働くママ・パパたちは、子育てと仕事をどうやって両立しているのか。そのリアルな実態がわかるエッセイ集『子育てしながら建築を仕事にする(学芸出版社)』が刊行されました。そこで、編著者で「キュープラザ二子玉川」の商環境デザインを手がけた3歳児ママ・成瀬友梨さんをはじめ、建築家パパの三井祐介さんと豊田啓介さんも参加したトークイベントに潜入! さらに後日、成瀬さんにインタビューし、両立するための工夫や職場の環境づくり、働くママにとって過ごしやすい家づくりなどのアドバイスをいただきました。 ■「あきらめること」から始まる仕事と育児本でもトークイベントでも、多くのママ・パパが語っているのが「あきらめる」ことの大切さ。建築家は自分ですべての事柄を決定し、ディテールにとことんこだわる仕事ですが、育児が始まるとそうはいきません。「仕事をしていると子どもが気になるし、子どもといると仕事が気になる。葛藤もありますが、最近は鈍感力が身についてきました。例えば、忙しくても早く帰って家族と夕飯を食べたり、ビールを飲んですぐに寝ちゃったり。やってみると、結果はそう変わらなかったりするんですよね。すべてを自分がコントロールすることをあきらめることで、人が育つという面もあります(豊田さん)」。「私は、建築家の仕事と並行して7年間続けてきた大学助教の仕事を、辞める決断をしました。学生に対応する時間が足りなくなり、子どもと過ごす時間もボーッとすることが多く、体力気力の限界になってしまったんです。今やっている仕事も、細かいところには目をつぶってスタッフに任せている部分が多い。歯がゆい気持ちもありますが、今は我慢の時だと思っています(成瀬さん)」。育児も同様で、すべてを夫婦だけでやろうとするのではなく、あきらめが肝心。ベビーシッターや病児保育を利用したり、近所の知り合いやママ友に保育園の送迎を頼んだりと、周囲に頼ることが大切だと話してくれました。■「スケジュール管理」と「得意分野」で分担 本に登場する夫婦は、育児・家事の協力体制が完璧! それぞれの仕事や家族の行事など、あらゆる予定をスケジュール管理アプリで共有し、互いに助け合っています。「妻も仕事がかなり忙しいうえ、高齢の両親のサポートもある。だから、掃除や料理は僕がやることが多いんですが、家事は得意なので全然苦ではありません。妻は、買うと高いからと夜中に教材を自作したり、科学の実験装置を作ったりと、子どもの自発的な学習を促すための時間を惜しまない。お互いが得意なことを、自然と分担している感じです(三井さん)」「私は保育園への送り迎えや食事の用意、夫は掃除・洗濯・ゴミ出しなどを担当しています。私が出張の場合、夫は子どもにごはんを作って食べさせ、寝かしつけまでこなしてくれるので、本当にありがたい。2歳くらいまでまでは熱を出すことも多かったので、区の病児保育にはずいぶんお世話になりました(成瀬さん)」ほかにも、ルンバや食洗機・食材宅配サービスを活用したり、ファミリーサポートやベビーシッターを頼んだりと、両立するための方法は家族によってさまざま。試行錯誤しながら、自分たちに合ったスタイルを模索しているようです。■「クリエイティブな時間=1人時間」を確保する方法子どもが生まれるまでは1日中建築のことを考えていた建築家たちにとって、クリエイティブな時間をどう確保するかも重要な課題。仕事と子育てに追われる日々の中で、それぞれ工夫をしているようです。「子どもを寝かしつけた後で夜中まで本を読んだり考えごとをしたり、もう一度事務所に戻って作業をすることもあります。また、他業種の人に会ったり、面白そうなイベントに参加したりと、自分の世界を広げることも大事。どうしても夜の外出が多くなってしまうんですが、夫は快く送り出してくれます(成瀬さん)」「夕食はできるだけ家族そろって食べたいので、子どもを寝かしつけた後に1人で外出して、時間を確保することが多いですね、近所に3、4軒ある行きつけのバーで、ビールを飲みながら思考をめぐらせたり図面をチェックしたり。深夜1時ごろに帰宅して就寝、翌朝7時に起きるというサイクルです(豊田さん)」何かと忙しい子育て期に「自分だけの時間」を確保するのは難しいもの。お互いの仕事を尊重し合うこと、そして夫婦が同等に子育てスキルを身につけることが大切だと感じました。 ■ママ建築家・成瀬友梨さんにインタビュー! 働くママが子育てしやすい家とは?――まず、この本を出版しようと思ったきっかけを教えてください。成瀬さん:私は東京大学工学部建築学科の助教として学生の指導をしていたんですが、女子学生から「子育てと建築の仕事を両立する将来が想像できない。大変そうで、とても真似できない」と言われることが多かったんです。才能ある若者たちが「仕事か、子育てか、どちらかを選ばないといけない」と考えているとしたら、本当にもったいない。そこで、実際に両立している人々を紹介することで「自分にもできる!」ということを伝え、背中を押したいと考えたのがきっかけです。実際に、本が出来上がってみると、建築家に限らず、これから子どもを持とうとしている方や子育て中の方、会社のマネジメント層にも役立つ本になったと実感しています。――確かに建築家に限らず、子育てしながら働くことは「大変」というイメージが強いですよね。成瀬さん:実際に経験してみると、自分の時間が減ってしまうのは大変なのですが、豊かになったことの方がずっと多いんですよ。以前は、仕事に夢中で休日も常にインプットの時間でしたが、子どもがいると強制的にペースダウンするので、季節による太陽の光や緑の変化に敏感になりました。週末には公園で思いっきり遊んだり、保育園の友達家族と昼間からお酒を飲んだりと、世界が広がっていくのも楽しい。子どもができてからバリアフリーの大切さに気づくことができ、世の中には本当に多様な人がいることも知りました。――この本に出てくる建築家の皆さんは、会社の理解のもとで周囲と協力しながら仕事をしている印象を受けました。働くママが職場で協力を得るためのコツを、ぜひ教えてください。成瀬さん:子育てだけが大変なのではなく、それぞれにさまざまな事情があると認識することが、大前提だと思います。そのうえで、ほかの人が困っていたらいつでも相談にのる、協力する、というスタンスでいることが一番大事なのではないでしょうか。――子どもがいると、家に対する考え方も変わってきます。建築家の目線から見て、子育てしやすい家とはどんな家だと思われますか?成瀬さん:子どもが元気に動き回れるように、広くてのびのびした家がいいでしょうね。実利的には、玄関が広いのが一番。子どもが小さいうちは、ベビーカーや三輪車などいろいろと置くものがありますし、宅配便の荷物をちょっと置いておくのにも便利です。玄関で子どもの支度をすることも多いので、狭いと苦労するかもしれませんね。また、玄関が広いと全体の印象として余裕があるように見える、という効果もあります。――最後に、働くママ・パパへのメッセージをお願いします。成瀬さん:子育てを終えた方からは「子育ては大変だけど、さみしいくらいあっという間に過ぎてしまうもの」とよく言われます。その言葉を信じて、楽しんでいけたら素敵ですよね。私も怪獣のような子どもを抱えていますが、仕事も家庭も欲張りに生きていきたい。完璧じゃなくていいから毎日を大切にしていきたいと思っています。参考図書: 「子育てしながら建築を仕事にする」 (学芸出版社)著・編集 成瀬友梨ゼネコン、アトリエ、組織事務所、ハウスメーカー、個人事務所等、異なる立場で子育て中の現役男女各8名の体験談を集めたエッセイ集。仕事と子育ての両立に奮闘しながら、欲張りに楽しむリアルな姿が見えてくる。成瀬友梨 プロフィール1979年愛知県生まれ。2007年東京大学大学院博士課程単位取得退学。同年に成瀬・猪熊建築設計事務所共同設立。と2010年〜2017年東京大学助教。地域・ライフスタイル・コミュニケーションという観点から建築を考え、シェアをキーワードに設計を行う。主な編著書に『シェアをデザインする』『シェア空間の設計手法』等。
2018年02月27日出産後に仕事を始めたいと思っても、思うように時間が取れないママも多いと思います。そんなママに人気となっているのが「在宅ワーク」。子どもが寝た後や家事の間、子供が病気などで自宅にいなくてはならないといった時にも作業ができ、融通が利くのが魅力です。お小遣い程度でいいから稼ぎたい、育児・家事だけではなく社会ともつながりを持っていたいと考えるママからも注目を浴びています。様々な在宅ワークがありますが、始める前にまずは実態を知っておきましょう。在宅ワークとは在宅ワークとは、インターネットを利用して個人で仕事を請け負う働き方です。種類はweb作成、デザイン・ロゴ作成、データ入力・翻訳、ライティングなど多様です。厚生労働省によると、13年度の調査で在宅ワーカーは約126万人と推計されています。これまでは以前の勤務先や知人を通して仕事を受注するケースが多かったのですが、最近は「クラウドソーシング」という企業と在宅ワーカーをウェブ上で直接結びつけるサービスが登場し、そういった個人のコネクションがなくても仕事を受注することができるようになったのが、在宅ワークが広がった一因となっています。上記調査によると、在宅ワークによる1ヶ月辺りの手取りは1位、5万円以下2位、10~19万円3位、6~9万円と続き、9万円以下が半数近くを占めています。在宅ワークを行う際に知っておきたい注意点自宅で働けて好きな時間に作業ができる在宅ワークですが、安易に始めないことが肝心です。まずは、在宅ワークは請負の仕事であり企業で働く会社員とは異なり個人事業主になるということを自覚しましょう。確定申告などの手続きは個人で行わなければなりません。また、仕事を発注した企業との交渉も自ら行います。納期や報酬額、支払時期について交渉して契約を結ぶという形になります。報酬の未払いや遅延などのトラブルがあった際も、自分で対応をしなければなりません。企業とはインターネット上のやり取りとなるので、対面のやり取りが少ない分、高いコミュニケーション能力が必要です。パソコンのスキルだけあればできると安易に考えないようにしましょう。初めてでも安心!在宅ワーカー支援が増加在宅ワーカーの増加に伴い、経験の少ないワーカーを支援する自治体も増えています。初心者向けや、専門スキルを高めたい人向けなど色々な種類のセミナーを開催したり、個別に相談できる窓口を設置をしたり、個人の仕事だけになってしまうワーカー同士の交流会を開くなどを行う自治体もあります。厚生労働省では在宅ワーカー向けに「ホームワーカーズウェブ」をまとめています。在宅ワークについての説明から、実際に働いている方の実例が載っています。自分に合った在宅ワークをタイプ別に調べる項目もあり、さらにワーカー向けのセミナーを紹介しています。私は現在はパートの仕事に出ていますが、その前はクラウドソーシングで仕事を行っていました。仕事も企業も様々で、自分で選ぶことができる一方見極める力も必要です。また、対面でやり取りしない分メールの文章などは丁寧に、誤解のないように気を付けることが必要です。納期を守るのはもちろん、修正依頼などがあれば迅速に対応しなくてはいけません。ウェブ上のみの仕事であるといい加減になってしまいがちですが、「ビジネスである」という自覚をしっかりと持つことが何より大事です。在宅ワークでスキルを磨くことは、次のキャリアアップへも活用できます。働きたいのに外で働けないというママは、多様化する働き方の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
2017年09月07日キャリアコンサルタントの上田晶美です。風邪の季節は「はたママ」(働くママ)が特に苦労するときですね。子どもが発熱、急遽会社を休まなくてはならない… 仕事と子どもの看病でママたちは疲労困憊、自分までダウンしかねません。みんなはこんなとき、どうやって乗り切っているのでしょう? 先輩ママたちの体験談をご紹介します。■「いつになったらお子さんは丈夫になるの?」(A子さんの場合)中小企業に勤めていたA子さんは女社長のこの言葉にがっくりきて、退職を決意したといいます。「いつになったら、あなたのお子さんは丈夫になるの?」子どもたちが次々と風邪をひいて、お休みが続いていた時のこと。A子さんも職場に申し訳なく、身をほそーくして周囲に「すみません」を繰り返し、自分自身も看病疲れでヘロヘロになっていたところ、社長のこの一言にもう我慢の限界が来たといいます。「はじめは社長も、『子どもは病気をするものだからね』なんて言ってくれていたのに。つい本音がポロッと出た感じなのでしょうね。それは今思えばのことで、その時は私自身も肉体的にも精神的にも限界に近いところだったので、プチッと切れてしまった感じでした」誰もが通る、子どもの病気による急な早退やお休み。「子どもの病気で休むので、自分の具合が悪い時に休んだことはありません」なんていう「はたママ」もいるくらいです。みなさん、どうやって乗り越えているのでしょうか?■「パパとの “看病リレー” で対応」(B子さんの場合)「どうしても病院に連れていくのは私の役目になりますね」とB子さん。子どもの病気の様子などを医師に説明したり、いつもの薬のことなどがわかっているのはママのことが多いからのようです。その代り、パパには仕事を早退してきてもらい、バトンタッチするのだそうです。つまり朝はママが仕事を遅刻して子どもを病院に連れていき、薬や飲み物を準備して家に連れ帰って子どもを寝かせる。パパは一旦出社するが仕事の段取りをつけて早退して帰り、ママとバトンタッチして看病する、という看病リレー。仕事の繁忙によっては、逆のことがあってもいいでしょう。二人とも丸々一日休むのでなく、半日ならば職場への迷惑が少なくて済むし、意外と目立たないといいます。精神的にも楽ですね。そうして、パパにもおかゆくらい作れるようになってもらいたいものですね。妻が病気になったときにお弁当を買ってくる夫では困りますから。今はレトルトのおかゆもおいしいですが、病気のときにおかゆを作ってくれた思い出というのもよいものではないですか?子どもも病気のとき、「ママが絵本を読んでくれた。パパがおかゆを作ってくれた」という思い出が残り、後になれば苦しかったことよりも優しく看病してくれたことを覚えているかもしれません。もちろん重篤にならないことが大事ですが。 ■「病児保育付きの医院へ」(C子さんの場合)C子さんは出版社にお勤め。激務のため、さぞかしお子さんの病気の時は大変だっただろうと思ったら、「うちの近所の内科医には別棟が託児施設になっていて、病気の子どもを預かってもらえました」といいます。子どもを連れていった病院でそのまま看病してもらえるのです。究極のワンストップ医院ですね。子ども自身も寒い中、具合の悪いところを病院だ薬局だと連れまわされなくて済むので、負担が少なくて済みますね。治りも早いかもしれません。そんな病院がたくさんできるといいのに、と思います。■「この子の母親はどうしたんだ?」(筆者の場合)これは私(筆者)の経験なのですが、娘が病気のとき、祖父母に頼んで病院へ連れて行ってもらったら、医師から「この子の母親はどうしたんだ?」と母(祖母)が叱責されたそうです。そのことがいまでも忘れられません。子どもの健康管理は母親の務めという固定観念があったのですね。確かに食事を作るのはお母さんという家が今でも多いでしょうから、役割分担としては家族の健康管理は母親の役目のことが多いでしょう。私の場合も三人の子どもを医者に連れていくのはほとんど私の役目でした。しかし、たまたまどうしても外せない仕事があって祖母に頼んだ際に、こう言われたのです。子どもの健康を願わない親はいません。子どもの健康が第一です。ただ、病気の急性期でなく、さほど危険のない時期であれば、仕事の都合をつけられないときには、人に頼むことも仕方ないでしょう。いまどきのお医者さんには、そのような固定観念で母親を中傷することがないように願います。三人が小さかった頃は、病院に行かない月はなかったくらいです。次々に家の中で感染するし、最後は自分にまでうつります。ノロウィルスが回ってきて、吐いて下してが夜中続いて、トイレの前で寝たことも一度や二度ではありません。風邪は年中行事のようになっていました。もちろん予防対策にも気をつけたいです。ただ、過ぎてしまえば、子育ての思い出の1ページになっていくことも付け加えておきます。うちの場合は小学校の2年生になると、体力がついて、いろいろな菌への耐性もでき、病気の回数はぐっと減りました。また、もしも看病を身内に頼むことができなければ、今は病児保育の専門機関に頼むという方法もありますね。もう少しの辛抱です。暖かくなれば、風邪の流行は終わります。これからも働くママたちを応援していますよ!
2017年02月22日働きに出たい、社会と関わりたいのだけど動ける時間が限られていて…と悩んでいるママも多いのでは?育児をしながら空いた時間を有効に使い、主婦の経験も活かせる“介護の仕事”に注目してみました。介護職にはどんな資格が必要?難しい?資格がなくても介護の仕事はできますが、できれば取っておきたいのが「介護職員初任者研修」。以前は「ヘルパー2級」と呼ばれていたもので、介護の仕事をする上で必要な知識と技術を身につけるための研修制度です。資格取得には130時間の講義と演習を受講する必要があります。陽子さん(44歳)は通信教育と8日間のスクーリングで、約1カ月で取得。教育系の在宅ワークをしていたちよさん(36歳)は、福祉系の学校の土日コースに2カ月通いました。受講料はスクールによって異なりますがだいたい5万円前後~のよう。陽子さんもちよさんも、会社の「資格取得支援金制度」や就職時の「受講料キャッシュバック制度」などを利用したため、実質費用は0~4万円になったそう。これらの制度を利用するには条件があるので、事前にチェックしておくことをおすすめします。「介護職員初任者研修」取得後に継続して3年の実務経験があると、国家資格の「介護福祉士」の受験資格を得られます。合格難易度は6割前後とやや難しめですが、陽子さんは3年勤務した後1万5000円(受験・登録料)で介護福祉士を取得。ちよさんも「介護福祉士」取得を目指し、まずは3年働きたい!」と意欲的です。自分に合った働き方が可能5歳と2歳の小さなお子さんを育てながら働くちよさんの、ある1日の様子を教えてもらいました。6:00起床8:30二人の子どもたちをそれぞれ別の保育園に送る9:00~10:00 通院介助10:00~11:00 家事代行(調理)11:30 帰宅。自分の家の家事。13:30~15:30 家事代行(買い物同行と掃除)16:00 子どもたちを保育園に迎えに行く訪問介護員として働きはじめて1年のちよさん、自宅近くの利用者さんのお宅を週3日訪問しています。主な仕事は買い物代行や同行、掃除や調理などの家事代行、そして通院介助。9時から16時の間で1日1~5時間、訪問介護は直行直帰なのでこれまでの在宅ワークも並行して行えているのだそう。結婚前は看護師として働いていたユミさん(40歳)は、ご主人の転勤と妊娠を機に夜勤のないパートに切り替えました。現在はデイサービス(通所介護)施設で、利用者の血圧を測ったり傷の手当をしたりなど、看護師の資格を生かして働いています。「もともと高齢者介護の仕事が好きだったのと、自分の希望の時間帯で仕事ができるので、働き方が自分にマッチしていています」とユミさん。彼女が働いている職場では自治体から“多様な働き方推進企業”認定を受け、家族の状況に応じて柔軟に働ける環境で、ママたちの離職率も低い傾向にあるのだとか。陽子さんは週4日の訪問介護と週1回のリハビリステーションで勤務。8時半から19時半の間で1日平均5時間働いています。「子どもが3人いるので学校の行事などによって仕事を調節できるし、代行要員がいるのでとても働きやすい」とのこと。時給もよく、その点でも満足しているそうです。介護職のメリットデメリットは?もちろん介護は人のお世話ですから重労働もあり、腰痛・膝痛を持つ介助者が多いのも現実。入浴介助・着脱介助など、力を必要とするものは特に体への負担が大きいのだとか。介護に関わる人の体を守ることもとても大切なので、介護職員初任者研修では体の負担を小さくする動きとコツを「ボディメカニクス」として学ぶそうです。その他介助ロボットの開発も盛んなようですが、それらが現場に普及するにはもう少し時間がかかりそう。重労働だったり、感情移入してしまい時に辛い気持ちにもなる仕事ですが、「利用者さんに“ありがとう”と言ってもらえるのが一番うれしい」とみなさん口をそろえます。自分の家での調理や掃除に家族から感謝されることはまれな中、「この前のごはんおいしかったよ。ありがとう」と利用者さんに感謝されると、やっていて良かったとやりがいを感じるのだそう。「介護と育児は通ずる点も多く、子育て中の私にとって勉強になることが多いです」とちよさん。陽子さんは「親の世代の人との思いを知ったり、関わり方を考える機会となり視野が広がり、何より義母との関係も良好になりました」。それ以外にも子どもにも変化があったのが陽子さん。主婦だった陽子さんは働きはじめたことで、子どもたちに自立心が育ったと言います。と同時に自分が外に出ることで、子どもとの距離感をうまく取れるようになり、親子関係も以前より良好になったと感じています。まとめママの空いた時間を有効に使いながら自分のライフスタイルに合わせて働くことができる介護の仕事。“誰かの役にたてること”、“誰かの笑顔を見られること”にも、大きな意味がありそうです。「やってみようかどうしようかと迷っているのなら一歩前に踏み出してみて」と、介護の仕事に従事しているママたち。高齢者のみなさんはたくさんの知恵を持っているのでとても勉強になりますよ、という言葉が印象的でした。<文:フリーランス記者林未香>
2017年01月24日産休・育休を経て職場復帰をする際、子どもにどう説明すればいいか悩むママは多いと思います。サービス業のように子どもが見たことのある仕事なら説明しやすいけれど、オフィスワークは理解しにくいかもしれません。そのため、保育園や幼稚園の入園前に「これから仕事が始まる」といっても理解できないことも。そんなとき、先輩ママたちはどのように話をしたのでしょうか。■遊びを通して仕事内容を説明する「会社では経理を担当。買いものごっこをしながら会社でお金が足りなくなることがないようにママが管理していると話した」(35歳・Rさん)結婚前も経理を担当していたRさん。息子が3歳の誕生日を迎えてから友人の紹介で働くことになり、お金を管理している仕事だということ遊びながら説明したそうです。「お店ではお金を払ってものを買うということは理解できるので、ごっこ遊びで好きなように買いものさせました。欲しいものを何でも買おうとするのですぐにお金がなくなるわけですが、そこで『会社がお金を上手に使えるようにママがお仕事しているの』と説明しました。完全に正しい内容とはいえないけれど、仕事のイメージがわいたようです」最初に保育園の話をしたときは不安がっていたそうですが、今では「ママがいないと会社が貧乏になるから大変だね」と、仕事に対して理解してくれるように。ただ単に「働かなくちゃいけない」と説明するよりは、子どもなりに納得できるのかもしれません。■完璧に説明できなくてもOK「家電メーカーで一般事務をしています。DVDを見ているときにふと『ママの会社ではテレビを作っている』と話したら、私がテレビを工場で作っていると思ったみたい」(42歳・Tさん)実際の仕事内容とは異なりますが、子どもはママが働く姿をイメージできたそう。子どもにもわかりやすい例を示すことで、ママの仕事に対しても理解を得られそうです。■働く姿がしつけに役立つ!?「看護師をしています。検診のときに『このお姉さんと同じ仕事をしている』と話したら、注射のイメージがあったのかしばらく怖がられてしまいました」(28歳・Hさん)子どもにとって、「注射をする看護師=怖い人」というイメージがあるのかもしれませんね。そこでHさんは、ほかにも患者さんのお世話など、具体的な話をすることで「ママは怖くない」と理解してもらえたそう。「それでもまだ、悪いことをすると注射をされると思うようで、いたずらしてもすぐに謝ってくれるように。意外なところで効果がありました」子どもがふれたことのある職業に就いている場合は、ママの仕事をする姿を想像することがしつけに役立つケースもありそうです。自分が生まれたときから仕事をしているパパと違って、いつも一緒にいたママ。それが急に離れることになるわけですから、できるだけ不安を取り除いてあげたいですよね。入園準備のひとつとして、子どもが納得できる答えを用意しておきたいものです。
2016年12月17日キャリアコンサルタントの上田晶美です。育児休暇を経て仕事に復帰してがんばる女性たちのために、さまざな情報をお届けしてまいりました。今回は、育児休業明けの先輩ママSさんの、その奮闘ぶりと工夫の一例をご紹介しましょう。■その1. 「コミユニケーション力」を使うのみ!育児休業から復帰したてのママSさんに聞きました。彼女は金融機関で働く、第一子の育児休業を終えたママで、短時間勤務制度を利用しています。「人より短い時間の中で仕事を終えなくてはならない。とにかくプレッシヤーが大きいですね。私の支店では、短時間勤務はまだ一人目なので、悪目立ちしないか、心配が尽きません」一番困っていることは? と聞くと「上司とコミュニケーションをとる時間がないことですね。残業できないから、朝のうちに話をしておきたいと思うと、支店員がみんな殺到していく時間なのです。そこで私はストーカーのように上司の動きを観察して、さっと廊下で捕まえています」またはアメリカ映画のように、同じエレベーターに乗りこみ、伝えることもあるという。なかなかの工夫ですね。■その2. 会議は「午前中」にお願いする「これは私からみなさんにお願いしたことなのですが、以前なら営業が終わって、夕方5時からの会議というのがありました。私は4時退社なので、出ることはできません。できるだけ、午前中に大事な会議は開いてもらうようにお願いしたところ、みなさんが受け入れてくださり、開いてみると案外好評でした。やはり、5時からの会議は退社時間が気になってみんな嫌だったのですね。当然残業という空気になりますから」プライムタイムともいえる午前中に会議を平育ようになったおかげで、スッキリした頭でみんな参加でき、長々話してもいられないので、会議の時間自体が短くなったそうです。ワークライフバランスへの対応は育児中のママにだけではなく、社員全員に上手な時間管理を促すという効果があるのですね。「午後から新規の案件が入ると緊張します。引継ぎして帰らなくてはならない可能性が出てくるからです」 ■その3. お礼は大げさなくらいに言うそこでSさんが心がけているのは、大げさなくらいお礼を言うことだそうです。短時間勤務の人がいると「自分にしわ寄せがくるかも」と周囲は誰でも警戒します。それでなくても忙しいのに、人の仕事まで押し付けられてはたまらないと思うのが、本音ではないでしょうか?実際に引き継いで先に帰らなくはならなくなったとき、そんな相手の気持ちをしっかりと考えて、それ以上のお礼の気持ちを伝えるようにしているそうです。頭を下げるのはただですから!それに、言葉だけでなく、小さな付箋に感謝の気持ちを書いてデスクに張っておくのだそうです。いちいちメールを書くのは面倒でも、付箋に一言ならすぐに書けますし、手書きの方がより気持ちがこもります。ママになったので、動物がらなどのデザインの付箋も似合うようになったそうです。そんなせいもあってか「Sさんはママになってやわらかくなった」とよく言われるとか。子供がいるからこそ使える付箋のかわいさに助けられているのかもしれませんね。ただし、赤ちゃん柄などはお子さんのいない女性に対して、角が立つのでやめましょう。応援していますよ!
2016年11月23日出産をきっかけに、赤ちゃんやママを対象にする仕事を始める女性は少なくありません。今回紹介する「新生児から使えるベビースリングアドバイザー」の、てるいなおこさんもその一人。「試行錯誤の末に使いこなせるようになったベビースリングの良さを、たくさんのママに伝えたい」という気持ちが、新しい仕事につながり始めています。きっかけから現在の活動まで、話を聞きました。使いやすいベビースリングを求めて、手作りにはまる!てるいさんは、結婚前は介護福祉士として老人ホームに勤め、主任まで務めましたが、激務で体調を崩し退職。8年前に長女を出産し、その後6年間は専業主婦として子育て中心の生活を送っていました。「実はベビースリングを使うことが長年の憧れだった」というてるいさん。10代のときに、ベビースリングで抱っこされている赤ちゃんを見て、そのかわいらしさに衝撃を受け、「子どもが生まれたら絶対に使う!」と決めていたそうです。そんなてるいさんも、最初からベビースリングを使いこなせたわけではありません。憧れのベビースリングを手にしたものの、使い方が難しくて悪戦苦闘。ネットや本で研究しても肝心なことがわからず、無料のベビースリング講座に参加して、やっとコツをつかみます。さらに、使いやすいベビースリングを追及した結果、ハンドメイドの本を参考に手作りすることに。すっかりベビースリング作りにはまったそうです。ベビースリングをマスターして育児が楽しく!こうして、ベビースリングを使ってみると、「いいことづくしだった」というてるいさん。ベビースリングの効用を挙げてもらいました。・抱っこが楽で、ママの身体への負担が軽減する・赤ちゃんが長時間ぐずらない・赤ちゃんが気持ちの安定した子に育つ・ママは、赤ちゃんとのスキンシップが増え、愛おしさを実感できる・丸くなった赤ちゃんの姿に、周囲の人から「かわいい」と声をかけてもらえる・子育てに余裕ができて、自己肯定感も高まる「育児情報はあふれているのに、本当に役に立つ情報がない」と感じていた自身の経験から、「ベビースリングの良さを伝えて、一人でも多くのママに子育てを楽しんでほしい!」という気持ちが強まったそうです。最初は、周りの友だちにベビースリングを勧め、使い方を教えていましたが、それを仕事にすることを考え始めます。現在は、カラフルな布を使ったベビースリングの製作・販売をするほか、「ベビースリングアドバイザー」として、主に地元の会場やおうちカフェで、単発の「スリング使い方講座」を開催しています。「スリングに限らず、すでに持っている有名メーカーの抱っこひもなどを、より快適に使うコツもお伝えしています。調節ベルトを使うだけで、抱っこが格段に楽になることもありますよ」とてるいさん。(てるいさん製作のカラフルなベビースリング)資格取得で、さらに広がる夢現在、てるいさんは、市のママヘルパー、母子保健推進員としても活動しています。産褥期のママと接する中で、「育児のあらゆるストレスが、スリングを使うことで軽減できる」と実感。「将来的には、定期的にスリング講座を開催する」というのが当面の目標です。また、「ママたちは、自分の妊娠・出産経験をだれかに話したくてたまらない。そんな気持ちを吐き出す場を提供していきたい」と言います。てるいさんは、「私の母は子ども嫌いだったので、私も子どもは好きじゃないと思っていた」とのことですが、いつの間にか赤ちゃんとママに思いを寄せる日々。5月と6月にベビーマッサージと育児コンシェルジュの資格も取得したばかりで、「今後は、『ベビーマッサージ&ベビースリング講座』もできます」と目を輝かせます。出産をきっかけに新しい自分を発見し、活躍の場が広げられるのはすてきですね。てるいなおこさんブログ<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年06月30日働くママにとって、子育てと仕事を両立させることは大変です。仕事が終わって急いで保育園へ、というママも多いのでは?そんなとき、子育てと仕事どちらにも使えるマザーズバッグがあると便利です。普通のバッグに比べて収納性に優れ、子育てに不可欠なマザーズバッグ。しかし、マザーズ バッグには可愛らしいデザインのものが多く、仕事へ持っていくには不向きです。忙しいママにとって、2つ以上のバッグを使い分けつつ仕事と子育てを両立さ せるのは大変……。そこで今回は、働くママにおすすめのマザーズバッグを紹介していきます。初めてマザーズバッグ選びをする方も、今使っているものを替えたいと考えている方も、ぜひ参考にしてみてください。仕事帰りにそのまま保育園へ、そんなママにオススメのバッグマザーズバッグの多くは、可愛らしいデザインなのが魅力的。トートバッグタイプやリュックタイプなど、形で選べるのはもちろん、デザインから好みのバッグを選べるというのが嬉しいですよね。しかし、子育てをしながら仕事も両立しているママにとっては、マザーズバッグと仕事用のバッグの使い分けが難しいこともあります。特に、子どもを保育園へ送ってから仕事へ行く、仕事が終わってから保育園へ迎えに行くというママであれば、毎回バッグを持ち替えるのはとても面倒です。そんなママには、仕事にも持って行けるシックなデザインのバッグをオススメします!MK MICHEL KLEINキャリアボストンバッグ淡いベージュやブラックなどをベースとした「キャリアボストンバッグ」であれば、仕事へ持って行っても違和感がありません。さらに、このバッグはフェイク レザー仕立てなので、上品なイメージを持たせることができます。持ち手は余裕のあるサイズのため、手に提げて持ち歩くことができるほか、そのまま肩にかけることもできます。子育て中に多くの手荷物を持つとき、肩にかけられるというのは嬉しいポイントですね。イタリア製本牛革の「LADIES BAG」もまた、仕事持ちと子育て両方に使えるバッグです。洗練されたデザインは、仕事場へ持って行くのにピッタリ。バッグのマチは大きく、なかにファス ナー付きのポケットがついているため、マザーズバッグとして使用するにも十分な収納性があります。広いスペースには、おむつやおしり拭き、着替え、哺乳瓶 などをしっかり収納することが可能です。こういったバッグを使えば、持ち替えの手間がなくなり、仕事と子育てを両立させやすくなります。一見するとマザーズバッグには見えないかもしれませんが、収納性や機能性のしっかりしたバッグなら、マザーズバッグとしての役割を十分に果たしてくれるのです。日々忙しいママにとって、便利なアイテムといえるのではないでしょうか?続きを読むライター:フフルルマガジン
2016年06月11日出産後の仕事で、小さいころからの夢をかなえたママがいます。きっかけは情報収集。夢だった英語の先生になり、4歳と2歳のお子さんの育児もますます楽しくなった、という幼児英語教師・淺野麻澄さんに話を聞きました。理想にぴったりの求人情報を見つけ、夢を実現英語の派遣講師として、月数回、都内の保育園で英語のクラスを受け持っている淺野さん。英語の先生になることは、小さいころからの夢でした。9歳~15歳まで近所の会話中心の英語教室に通い、「英語大好きっ子」だったのに、周りの友だちは英語ぎらい。原因は「英語との出会いが楽しくないから」だと感じ、「将来は、『子どもたちが最初に出会う英語の先生』になって、英語の楽しさを伝えたい」という思いがあったそうです。とはいえ、新卒で就職したのは旅行会社。結婚後に退職し、子育てをする中で、かつての夢を思い出し、「英語を教える」ことに的を絞って、情報収集をしていたそう。そのときに出会ったのが、ブリタニカ・ジャパンの幼稚園・保育園向け英語プログラムAngie&Tony。「『園の先生が主体となって、日常の保育で歌って踊って英語に親しむ』という理念に、これだ!と思いました」まだ下の子が1歳だったために「早すぎるかな」という不安もあり悩みましたが、「チャンスを逃したくない」と応募したら、すぐに採用が決まったのだそう。会社は、子育て中の母親を活用することに積極的で、「事情でお休みをいただくときも、とても快く対応してもらえるので働きやすい」というのが第一印象。働く環境として理想的だったそうです。子どもたちもママを応援!「子どもの反応が心配だった」という淺野さんですが、実際に仕事を始めてみると、下のお子さんも「いってらっしゃい」と笑顔で見送ってくれるそうです。「子どもたちは私が園で使う教材のDVDが好きで、『今日はどの曲をしてくるの?』などと興味津々。私も、子どもたちと一緒に踊りを覚えていますし、レッスンの練習も子どもたちを相手にしています。そのときは子どもたちも私を『麻澄先生』と呼んだりしてノリノリです」とのこと。レッスンがある日は、下のお子さんは、実家のお父さんに預かってもらっています。お父さんは、お子さんと児童館に遊びに行き、淺野さんが作ったお弁当をお子さんと一緒に食べてくれます。「二人とも楽しそうですし、おじいちゃんと孫としての関係も深まっています。父にしか教えられないこともあると思いますし、よかったと思います」英語は、毎日楽しみながら、毎日触れることが大事!最後に、英語を導入していない幼稚園・保育園に通う子どもでも、英語に親しめる環境を作ってあげるにはどうしたらいいか、アドバイスをもらいました。淺野さんのアドバイスはとてもシンプル。「日常生活で英語に触れること、英語は楽しいと感じる体験をさせてあげること」。具体的には、子どもが好きな英語のDVDなどを見せて、その中の簡単なフレーズなどを日常生活でママが使ってあげると良いそうです。たとえば、お風呂の中で数字を英語で数えたり、"Hands up(手を上げて)"、"Hurry up(急いで)"など、簡単なフレーズは英語で言ってみたり。淺野さんの下のお子さんは、来年から幼稚園。「少し時間ができるので活動を広げていきたいと思っています。将来的には『ママと子ども』を対象に英語のレッスンをして、そのまま家庭でも踊ったり歌ったり、ママも一緒に楽しんでもらえるようなことができればいいですね」と、具体的なビジョンが固まっていました。育児中の情報収集がスムーズな仕事再開につながることも!?「思いがけず早い仕事再開になった」という淺野さんですが、今の仕事と働き方にとても満足している様子が伝わってきました。今は子育てに精いっぱいのママも、ふと、「仕事がしたいな」という気持ちがわき上がることがあるかもしれません。そのときは、とりあえず情報収集を。ある程度情報を集めて方向性が定まっていれば、いざ仕事を再開しようと思ったときに、スムーズに動けます。そして、淺野さんのように「これだ」と思う情報に出会ったら、悩む前に行動してみると何かが始まるかもしれません。ブリタニカ・ジャパンAngie&Tony <文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年05月19日この春から職場復帰を果たしたママもいることでしょう。子どもが小さいうちは時短勤務をすることが多いですが、だからといって仕事を途中で放りなげると嫌われてしまいます。そこで、短い時間でも効率的に仕事をこなす方法を紹介します。■1日のスケジュールを紙に書く子どもを保育園に送りとどけてから出社するママは、朝から疲れてしまうことがあります。家族の朝ごはんをつくるだけでなく、自分と子どもの支たくもしなくてはなりません。すでにひと仕事終えた気分です。そこですぐに仕事にとりかかっても、効率的ではありません。まずは、1日のスケジュールを紙に書いて整理しましょう。スマホのTo Do機能を使ってもいいのですが、やはり自分で書いたほうが流れを把握しやすいもの。メモ用紙などに今日中にやらなくてはいけないことをまとめます。リストができたら、優先順位を決めましょう。自分にしかできないこと、明日でも間に合うこと、誰かにお願いできそうなことなどをまとめると、いますぐやらなくてはいけないことが明確になります。■時間を効率的に使う方法朝はまだ頭がぼんやりしていることもあるので、できるだけ頭を使わない作業に費やすのがおすすめ。スケジュールやメールのチェック、書類整理、資料のコピーのような作業からスタートして、じょじょに仕事モードのスイッチをオンにしていきます。本格的に仕事をはじめるときには、目標時間を定めること。たとえば、伝票整理は12時までに終わらせる、プレゼン用の書類は15時までに部長に見せるといったように、自分にノルマを課します。時間を決めれば、それまでに終わらせようとがんばれるし、自分の抱えている仕事の所要時間を把握できるようになります。■引きつぎのタイミングを考える会社の制度にもよりますが、時短勤務の場合は16~17時まで働くことが多いようです。定時にさっと退勤できるように、終業時間の1~2時間前には引きつぎの準備をしておきましょう。1日では終わらない大きな仕事を抱えているときには、誰かに割りふれるか、フォローしてくれる人とボリュームを考えます。定時になってから資料を渡されても、相手にだって予定があるわけです。急に仕事をお願いするのではなく、事前に相談しておいたほうが受けいれてもらいやすくなります。仕事を引きうけてもらったときには、ちょっとしたことでもお礼を忘れずに。ささいなことにも心配りをすることが、時短勤務を円滑に進めるための秘けつです。時短勤務はママたちに認められた権利ではありますが、それに甘えすぎると同僚たちに迷惑をかけてしまいます。制度とはいえ、自分が帰宅した後もほかの人たちは働いているわけですから。そのことを忘れずに、できるだけ効率良く仕事を進める方法を見つけていきたいですね。
2016年04月15日仕事と育児の両立は、いつの時代もママたちのテーマとなっています。現在進行形で悩んでいるという人がほとんどではないでしょうか。そこで今回は、子どもを成人させた先輩ママたちに、育児を機に「仕事を辞めてよかったこと」「仕事を辞めなくてよかったこと」を、それぞれ聞いてみました。ママたちが仕事を辞めた理由先輩ママたちが「仕事を辞めよう」と思うタイミングは何度かあるようですが、やはり多いのは「育休が明ける少し前」とのこと。仕事を持っていたママにとって、復帰するか否か選択が迫られる時期です。この時期に「仕事を辞める」と決めたママからは、「子どもと離れがたくなり、自分で子育てをしていこうと決めた」や「子どもを預けて働くことに後ろめたさを感じて仕事を辞めた」という意見がありました。しかし、自分自身のキャリアをいったんあきらめて、子育てへの専念を選択するまでには、当然かなりの迷いがあったようです。また、「一度は仕事に復帰したものの、預け先でママと離れるときに泣かれたり、子どもの病気で会社を休むことが多くなったりすると、仕事を続けていくことに自信がなくなり、退職を決めた」というママもいました。その一方で、「子どもと一緒にいることが楽しく、仕事よりも子育てに喜びを強く感じたから」というママも。これらの理由から見るに、先輩ママも今のママも、悩みの内容はほとんど変わっていないと言えるでしょう。仕事を辞めて良かったこと仕事を辞めると、育児や家事中心の生活になります。けれども、やり方次第では自分のための時間を確保できるので、趣味や学びの時間に使えること。そして、子どもの予定に合わせることができるので、習い事に付き添うなど、子どもと一緒に過ごす時間を多く持てること。やはり、こうしたことが「仕事を辞めて良かったこと」の上位として挙がっていました。仕事を辞めなかったママたちはどう考えている?仕事を辞めなかった先輩ママたちは、産休に入る前から復職する決意を持っている場合が多いようです。仕事を続けたい理由がはっきりしていて、「育休が明ける前から、計画的に預け先などを決め、準備をしていた」という人も。今ではそれが当たり前になっていますが、先輩ママたちの時代ではめずらしいことだったのかもしれませんね。育児をしながら子どもを成人させた先輩ママいわく、「子どもが小さいときは苦労もあるけれど、子どもが大きくなったときに、母親が外で働く姿を見せられるのは良かった。また、子どもが大きくなるにつれて、教育費なども増えていくので家計的にも心配が少なかった」とのこと。お金のことについては、以前よりも今のほうが一層悩ましい状況になっているかもしれませんね。決め手は何?仕事を辞めた場合も、辞めなかった場合も、どちらにもメリットとデメリットがあります。先輩ママたちは何をもって、そう決断したのでしょうか? 決め手となったのは「自分が後悔をしない生き方はどちらか考えた」ことのようです。子どものために、家族のために、という考え方で決めるのは不満がたまりやすいもの。自分がどうしたいかを大切にして決めると、子どもが育ってから、どちらの場合でも満足感を感じている人が多かったのが印象的でした。そのほか、「子どもが中高生になったとき自分はどうしていたいかを考えて、退職するか、しないかを決めるのもいいのでは?」という先輩ママからのアドバイスもありました。子育ての期間は、思っているよりも短いもの。「振り返ると大変だったときが懐かしく思う」というのは、共通した皆さんの声でした。自分自身はどうしたいのか? それをじっくり考えて、後悔のない選択をしたいものですね。(のりこ<フォークラス>)
2016年03月31日こんにちは、金融コンシェルジュの齋藤惠です。働きたいママが育児や家事と仕事を両立するためには、働く目的や条件を再確認することが大切です。今回は、実際に働く前に知っておきたい雇用形態別のメリットとデメリットについて挙げていきたいと思います。●収入&福利厚生で安心〜正社員〜非正規雇用者と比べて雇用が安定し、収入や福利厚生の面で優遇されているのが正社員の一番の魅力です。ただ、一般的には勤務年数を重ねるにつれて賃金が上がっていくと言われていますが、最近では成果主義が導入 されたり、会社の経営状態によっては早期退職を推進 されたりする場合があるなど、年々安心できる雇用形態であるとは言い切れなくなってきているのが実情です。【メリット】・福利厚生が充実している・社会保険や労働保険に入れる・責任ある仕事を任せられる【デメリット】・拘束時間が長く、自分の時間が少なくなる・希望の部署や職種につけないこともある・休暇を取りにくい●希望に合った企業で働ける〜派遣社員〜派遣会社と雇用契約を結び、給与支払いや社会保険の手続きなどは派遣会社によって行われます。最近は、派遣先企業での直接雇用を前提に勤務する“紹介予定派遣”という形態も注目されていますが、必ずしも正社員として雇用されるわけではありません 。【メリット】・希望に合わせて仕事内容を選べる・いろいろな企業や職場を体験できる・勤務時間や場所を選べる【デメリット】・仕事を紹介してもらえないこともある・交通費やボーナスの支給がない・雇用期間の変更など安定性がない●短時間から勤務が可能〜パートタイム〜勤務時間が短く、フルタイムで働くのが難しい人にピッタリのパートタイム。賃金は低めですが、労働時間や働く期間が所定の条件を満たせば、正社員と同様の社会保険や雇用保険に入ることもできます 。ただし、人員削減が行われる場合は対象になりやすいという不安定なところもあります。【メリット】・勤務時間や出勤日を調整しやすい・仕事内容を絞り込まなければ、求人が多く、未経験者でも働ける場合がある・経験を積むことで正社員へ採用される場合がある【デメリット】・賃金が低い・賞与や退職金は期待できない・仕事内容が限定されており、昇格が難しい●在宅ワーク、自営業ネットの発達によって、仕事の一部を自宅で分担できる環境が整ってきました。時間の融通が利き自分のペースで仕事を進めることができますが、仕事場が自宅であるために、仕事が過密になってくると家族に迷惑をかけたり生活スタイルに影響が出てきたりします。さらに、安定的に仕事を確保することが難しい 場合も。【メリット】・自宅で仕事ができる・会社や人間関係に拘束されない・家族の転勤や生活スタイルの変化に左右されない【デメリット】・自己管理能力を維持するのが大変・雇用保険や労災の対象外となる・悪徳商法にだまされるリスクがある----------いかがでしょうか?あなたの希望や生活にはどの雇用形態が一番合っているでしょうか?厚生労働省のホームページを見てみると、上で挙げた雇用形態の他にも、業務委託や短時間正社員などより細かく働き方が紹介されていますので、そちらもぜひ参考になさってみてください。【参考リンク】・さまざまな雇用形態 | 厚生労働省()●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
2016年03月29日2歳の子どもがいる筆者。出産後に仕事復帰してからは、家事と育児+仕事でほぼ一日が終わってしまいます。小さな子どもを育てながら仕事をしているママには、筆者と同じ状況の人も多いのではないでしょうか。そんな忙しいママが少しでも“時間”にゆとりを持てるようにするにはどうすればいいのか、一緒に考えていきましょう。■最難関!? 子どもの寝かしつけが勝負仕事から帰ってきて、夕飯とお風呂をすませたら、いかに子どもを早く寝かせられるかが勝負に。子どもが早く寝てくれれば、ほかの家事をやったり、ゆっくりテレビを見たり、さらに睡眠時間もしっかり確保できます。寝かしつけには、まず下準備が重要です。1.夕飯をキチンと食べさせる2.お風呂で体をよく温める大人でもごはんを食べた後や体が温まると、眠くなることがありますよね。子どもも同じなので、おなかを満たして、体を温めて、眠りに入りやすくさせておきます。あとは時間を決めて寝室へ行き、「もう寝る時間だ」と思わせることが大事です。寝かせたい時間の約30分前には寝室へ行けるようするといいかもしれません。部屋の明かりを暗くして、オルゴールのような、ゆったりとした曲を小さな音で流し、絵本を読んであげましょう。子どもに「ママと一緒だ」という安心感を与えると、眠りにつきやすくなります。■夫をうまく操縦しよう!共働きなら休日はもちろんのこと、普段の家事でも夫の協力を仰ぎましょう。掃除や洗濯、食器洗いなど、家事の負担が減れば、ママもひと息つけるようになりますね。男性へお願いするときに大切なのは、「具体的に言うこと」と「ほめること」です。たとえば「食器を洗って」とだけ言っても、男性には面倒なように思われてしまいがち。ですので、「子どもを21時に寝かせたいのだけど、あと食器洗いと洗濯、明日の保育園の準備がある。どれか手伝ってほしい」と状況も伝えながら、具体的にお願いしましょう。そうすると「いま、ママは大変なんだな」とわかってもらえて、相手も手伝う気になりやすいです。手伝ってもらえたら、必ず「手伝ってくれるから頼りになる」「優しいね」「ありがとう」とほめることを忘れずに。“女性にいいところを見せたい”と思う男性は多いので、ほめてもらえたら、きっと上機嫌になってくれるでしょう。■通勤時間はひとりになれる絶好のチャンス働くママにとってムダにしたくないのは、通勤時間や会社の休憩時間。とくに通勤時間は長い人ほど、ぜひ有効活用しましょう。寝不足がちのママなら仮眠時間にあてるもよし。音楽を聴いて心を落ちつかせるのもよし。なにより、家ではやりにくい読書やゲームなど、気分転換ができるチャンスです。最近では銀行振込や、レストラン、旅行の予約など、インターネットでできることが増えました。平日、仕事で時間をとりにくい諸手続きも、スマートフォンやタブレットを利用すれば手間が省けそうです。■たまには思いきって「ママ休日」を普段の心がけとは別に、ときどき「ママ休日」をつくって、自分の時間をゆっくり満喫してみませんか? 有給があれば、思いきって自分のためだけに使ってもいいでしょう。お店が空いている平日にショッピングを楽しんだり、平日休みの友人とお茶をしたりして、リフレッシュすることも大切です。また、土曜保育や一時預かりなどの保育サービスを利用するのもいいかもしれません。料金はかかってしまいますが、保育サービスの割引や提携など、会社の福利厚生にある場合もあるので、一度確認をしてみては。忙しい毎日のなかでも、子どもには笑顔で接してあげたいですよね。ママが笑顔を保てるように、ゆとりのある時間をつくれる良い方法を見つけていきましょう。
2016年03月22日