およそ40年にわたりハリウッド映画界を牽引してきた巨匠、マーティン・スコセッシがずっと夢見てきたという、初の3D撮影による冒険ファンタジー『ヒューゴの不思議な発明』。アカデミー賞最多ノミネートで注目を集める本作で、ひときわキュートな魅力を放っているのが主人公・ヒューゴが探し求める謎の“鍵”を握る少女・イザベルを演じているクロエ・グレース・モレッツ。巨匠に「特別な感じがした」と言わしめた彼女が語る本作の魅力とは?また、スコセッシ監督との共同作業はどんなものだったのか?13歳(撮影当初)とは思えぬしっかりとした語り口で本作についてたっぷりと語ってくれた。一昨年に公開され日本でも熱狂的な人気を博した『キック・アス』で一躍脚光を浴びて以来、その高い演技力が認められ、同世代の女子たちからも羨望の眼差しを集める“イット・ガール”クロエ。本作では両親を亡くし、名付け親のジョルジュに映画を観ることを禁じられている少女・イザベルを可憐に演じる。少年・ヒューゴが探し求める、父親が遺した壊れかけの“機械人形”の謎を解くハート型の鍵を持っていた彼女は、ヒューゴと共に探求の旅に出る――。ヒューゴとイザベルの冒険には、長きにわたり映画と共に生きてきたスコセッシの“映画愛”が随所に散りばめられている。本作について「映画の創始者への感謝だと思う」と語るクロエ。さらに、初めてのタッグとなった巨匠について「映画を知り尽くしてるんだもの。すごいわ」と敬意を表する。さらに、ヒューゴとイザベルの冒険について「冒険と言っても2人はまだ子供だもの。13歳の私も同じ。知りたいことが山ほどあるからいつも嗅ぎ回ってる感じ」と共感を示す。今回与えられたイザベルという大役は、先に決定していたヒューゴ役のエイサ・バターフィールドとペアを組んでのオーディションで決まったそうだが、スコセッシ監督によれば、2人は「息がぴったりだったが、それぞれにはっきりした個性があって特別な感じがした」とのこと。その愛らしい見た目ももちろん、2人の呼吸の合った探究心にワクワクさせられるのだが、1歳年下のエイサくんについて「弟みたいな感じ。いつもふざけ合ってるわ」というクロエ。才能あふれる若き演技派の2人が醸し出す、心温まる空気感をぜひ味わってほしい。終始、大人びた口調で本作やスコセッシ監督が映画に込めたメッセージについての解釈を口にするクロエだが、一転「夢みたいだった!」と興奮を抑えきれない様子で彼女が語るものとは?大人っぽくもあどけなさがまだ残る彼女の魅力をこちらの動画インタビューで確かめてみて。『ヒューゴの不思議な発明』は3月1日(木)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ヒューゴの不思議な発明 2012年3月1日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.■関連記事:『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』のテイラー監督、WGAWポール・セルヴィン賞受賞人間以上にバトル過熱化?巨匠&名優が擁立する、アカデミー賞級の“犬”たち【ハリウッドより愛をこめて】“笑い”でオスカー助演俳優部門を席巻する、注目の2人『アーティスト』快進撃はさらに続く!監督協会賞も受賞し、オスカーに王手アカデミー賞最有力!『ヒューゴの不思議な発明』3D試写会に5組10名様をご招待
2012年02月10日トム・ハンクス、サンドラ・ブロック出演の映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』で主演を務めた14歳のトーマス・ホーン少年が今月中旬にPRのために来日。オスカー俳優たちと対等に渡り合い“若き天才俳優”と称されるホーンが初めて日本の地を踏むことになった。その他の写真映画は、父を亡くした9歳の少年・オスカーを主人公に、突然、愛する者を失ってしまった人間たちがいかにして自らと向き合い、去った者を想いながら“現在”を生きていくかを、3世代に渡る壮大なスケールで描いたヒューマンドラマ。主人公オスカー役に抜擢されたのがホーン少年は、幼少期より読書を愛好し、アメリカの人気クイズ番組に出演して優勝を勝ち取り“天才少年”として注目を集めた経歴をもつ。演技経験はなかったが、『ソーシャル・ネットワーク』『トゥルー・グリット』の製作者スコット・ルーディンの目に止まり、オーディションを突破。デビュー作でハンクス、ブロックらと渡り合う鮮烈なデビューを飾った。ホーン少年の今後はまだ未知数だが、本作を手がけたスティーヴン・ダルドリー監督は、過去に『リトル・ダンサー』で子役だったジェイミー・ベルを抜擢しており、彼が“未来の実力派俳優”になる可能性は高い。ちなみに本作でホーン少年は、名優マックス・フォン・シドーとも共演している。シドーはスウェーデン出身の俳優で、イングマール・ベルイマン、マーティン・スコセッシ、スティーヴン・スピルバーグ、ウィリアム・フリードキンら数々の映画作家の作品に出演してきた。本作ではセリフを一切することなく、主人公オスカーの祖母の家に間借りしている謎の老人を演じ、本年度のアカデミー助演男優賞にノミネートされている。このほど公開された本編映像は、ホーン少年とシドーの共演シーン。一方が言葉を次々と発し、もう一方はセリフをまったく用いずにやりとりする“年の差68歳”のふたりの掛け合いを観賞できる。『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』2月18日(土) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2012年02月02日2月26日(現地時間)に発表される本年度アカデミー賞における栄冠のゆくえが注目される中、授賞の対象である人間のみならず、スクリーンの中で時に人間以上の存在感を発揮する“犬”たちに熱い視線が集まっているのはご存知だろうか?もしも、アカデミー賞に“犬部門”ないしは“動物部門”があるとしたら…。混戦を見せる本年度のアカデミー賞ノミネート作品から、名演技を見せる注目の“役者”たちを一挙ご紹介!まず“犬部門”で一騎打ちのバトルが予想されるのが、共に可愛すぎるジャックラッセルテリアの2匹。ノミネートNo.1は、これまでの映画賞レースで目覚ましい快進撃を見せてきた『アーティスト』に出演するアギー(写真右上)だ。サイレント映画の大スターである主人公・ジョージの愛犬として登場するのだが、やがて時代の波に押され、過去のスターとなってしまうジョージを支え、さらには火事場から彼を助けるというヒーロー的な演技を見せている。その名演技は昨年のカンヌ国際映画祭で上映されるや否や、瞬く間に話題となり、アギーは優秀な演技を披露した犬に贈られる「パルム・ドッグ賞」を見事獲得。先日のゴールデン・グローブ賞のレッドカーペットでは、“PALM DOG”と記された首輪をつけて堂々と歩く姿が目撃された。本作はモノクロのサイレント映画であるが、主人公たちをも喰うほどの躍動感と愛らしさで、主演“犬”賞最有力?そんなアギーに待ったをかけるのが、『人生はビギナーズ』の第二の主役とも言うべき、同じくジャックラッセルテリアのコスモだ。アギーがサイレント映画で魅せるなら、こちらは(字幕で)数々の名言を繰り出す、何とも聡明な名犬だ。人間関係に対して不器用な38歳独身の主人公・オリヴァー(ユアン・マクレガー)の愛犬・アーサーは、彼にそっと寄り添い、大事な場面でウィットに富んだセリフを放つのだが、そのあまりの愛くるしさに共演のユアンは撮影が終了した後にプライベートでも犬を飼い始めたほどだとか。自身の父親との物語を基に描いたマイケル・ミルズ監督は、実際に父親の飼っていたジャックラッセルテリアと過ごしたことがあるという経験から、10匹ほどの犬をオーディションし「ちゃんと人の目を見て話を聞く、落ち着きがあって老練な魂を持った犬だと思った」とコスモに惚れこみ、アーサー役に抜擢したそう。コスモに惚れこんでいるのは彼らのみならず、本年度のオスカー助演男優賞の最有力候補である82歳の名優、クリストファー・プラマーに至っては「僕たちの犬の方がアギーよりももっと人間的でもっとプロフェッショナルだよ!」と、『アーティスト』のアギーに対して対抗心を燃やしている。「Newsweek」誌主催で行われたオスカー・ラウンドテーブルでは、アギーとの写真撮影を拒否し、「『人生はビギナーズ』ではもっといい犬がいるからね(笑)」と宣戦布告するほど。名優からの全面バックアップを受け、コスモの逆転劇なるか?さらに、ダークホースとして頭角を現すのは、オスカー最多ノミネートを果たしたマーティン・スコセッシ監督作『ヒューゴの不思議な発明』のヒールとして登場する、ドーベルマンのブラッキー。サシャ・バロン・コーエン扮する駅の公安官に従う警備犬であり、駅に住む主人公・ヒューゴを脅かす存在として暗躍する。先日発表された、映画やTVで活躍した犬に捧げられる第1回「Golden Collar Awards」のノミネートではまさかの落選となってしまったブラッキーなのだが、この結果に立腹し、「L.A.Times」に異論の投稿を寄せたのがスコセッシ監督。もてはやされてばかりのアギーに対して、「ジャックラッセルテリアは小さくて可愛い。だけど、ドーベルマンは強くてカッコイイ。もっと言えば、アギーは主人公を助ける心優しいマスコットだけど、ブラッキーは警備犬役として妥協を許さない演技を見せている」と持論を展開するや「私は、観客の心情にあえて挑戦的なブラッキーのことを誇りに思う」とブラッキーに対する称賛を惜しまない。そんなブラッキーの代わりに、アギー&コスモと共に「Golden Collar Awards」にノミネートされたのは、『ヤング≒アダルト』に登場するドルチェ役、チワワのハンマー。アカデミー賞では予想外のノミネートならずとなった本作だが、こちらのハンマーは主演女優のシャーリーズ・セロンを前にしても動じない堂々の助演ぶりを見せている。40代手前にして過去の栄光にすがる“崖っぷち”の主人公・メイビスと対照的な可愛らしさで、ユーモアを加えている。また、『50/50フィフティ・フィフティ』でジョセフ・ゴードン=レヴィットといい空気感を醸し出している大型犬、スケルター役のデンバーも同賞にノミネートを果たしている。こちらの受賞結果は2月13日(現地時間)に発表。もはや人間以上に過熱している模様のこの“犬”バトル。もちろん犬だけでなく、戦場を駆け抜ける姿が感動を誘う、馬のジョーイ(『戦火の馬』)や、カリスマ的なかっこよさを見せつける『長ぐつをはいたネコ』の主人公・プスやカメレオンのランゴ(『ランゴ』)など、オスカーノミネート作品を“動物”視点で見渡せば、名優ばかり。あなたはどの名優に一票を投じる?■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS長ぐつをはいたネコ 2012年3月17日より全国にて公開PUSS IN BOOTS (R) and © 2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.ランゴ 2011年10月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 Paramount Pictures. All Rights Reserved.戦火の馬 2012年3月2日より全国にて公開© Dream Works II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.50/50 フィフティ・フィフティ 2011年12月1日よりTOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 IWC Productions,LLCヤング≒アダルト 2012年2月25日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures and Mercury Productions, LLC. All Rights Reserved.ヒューゴの不思議な発明 2012年3月1日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.人生はビギナーズ 2012年2月4日より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Beginners Movie, LLC. All Rights Reserved.アーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm■関連記事:ミシェル・ウィリアムズが選ぶ、勝負服は?注目すべきアカデミー賞ファッション【ハリウッドより愛をこめて】“笑い”でオスカー助演俳優部門を席巻する、注目の2人『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』がSAG賞を席巻!3部門を制覇鬼才デヴィット・フィンチャー、オスカー候補女優を「パーフェクト!」とベタ褒め『アーティスト』快進撃はさらに続く!監督協会賞も受賞し、オスカーに王手
2012年01月31日米アカデミー賞で最多11部門にノミネートされているマーティン・スコセッシ監督の最新作『ヒューゴの不思議な発明』の新予告編がこのほど公開され、“オスカー最有力”と称されている本作の一端が披露された。『ヒューゴの不思議な発明』新予告編本作は、1930年代のパリを舞台に、父を失い、時計台に隠れ住んでいる少年ヒューゴが、父が遺した機械人形に隠された秘密と、自らの人生を大きく変えてしまう“秘密のメッセージ”をめぐって壮大な冒険を繰り広げる様を描いた作品。本作は絢爛豪華なビジュアルと、計算され尽くした3D映像が特徴のひとつであることから、ファンタジー大作やファミリー映画であると勘違いしている観客が多いのではないだろうか。しかし、本作はアメリカの映画人たちが選ぶアカデミー賞で最多候補に選ばれていることからもわかるように、大人の観客、なかでも映画を愛する観客から高い評価を受けているようだ。このほど公開された予告編でも、駅の時計台で孤独に暮らす主人公ヒューゴの暮らしが写し出された後に登場するのは、モンスターでも異星人でもなく、静かに腕を組むひとりの老人だ。ヒューゴ少年と、ナレーションで“過去の夢を失ったマジシャン”と紹介される老人をつなぐのが、ヒューゴの父が遺した機械人形。予告編ではこの機械人形が物語上、重要な役割を果たす“ある画”を描く場面や、ヒューゴと老人の運命を変えてしまう人間ドラマの数々が壮大なメロディにのせて展開されている。『ヒューゴの不思議な発明』3月1日(木)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー※3D/2D同時公開(C)2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved
2012年01月31日みなさん、こんにちは!先週24日(現地時間)に発表された本年度アカデミー賞のノミネーションを見たり聞いたりしている方も多いかと思います。私も当日はWOWOWでの取材のため、発表会場を訪れていましたが、そこでは様々なサプライズがありました。まず一つ目の驚きでみんなの注目の的となっていたのが、レオナルド・ディカプリオのまさかの主演男優賞候補の落選です。クリント・イーストウッド監督作『J・エドガー』での渾身の演技から、候補入りを確信していた人たちにとってはまさかの結果でした。また、主演女優賞ノミネートにグレン・クローズ(嬉しい!)が候補入りしたのも驚きでした。その一席には、ティルダ・スウィントン(『少年は残酷な弓を射る』)かシャーリーズ・セロン(『ヤング≒アダルト』)が選出されることが有力視されていました。そして、おそらく最も驚きだったのは、マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』が11部門で最多ノミネートを果たしたということでしょう。それまでの映画賞レースを制してきた『アーティスト』は、10部門ノミネートにとどまりました。日本の映画ファンのみなさんにとっておそらく驚きだったのが、この2人のノミネートではないでしょうか?助演女優賞にノミネートされたメリッサ・マッカーシー(『Bridesmaids』<原題>/上写真右)と、助演男優賞にノミネートされたジョナ・ヒル(『マネーボール』/上写真左)です。アメリカでは驚きでも何でもない選出なのですが、この2人の昨年の活躍には目を見張るものがありました。『Bridesmaids』は昨年最もヒットした映画の一本であるし、観た人に聞けば全員、メリッサがベストパートを演じていたと言うでしょう。彼女は本作に加えて、アメリカの人気コメディ番組「Mike and Molly」にも出演しており、数々の賞を獲得しています。一方、ジョナ・ヒルは『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(’07)を始めとした数々の大作に出演する、いまハリウッドで最もホットな若手コメディアンの一人。彼は最近、大幅な減量に成功したのですが、これでジョージ・クルーニーやブラッド・ピットから主演男優賞を略奪できるかもと冗談を飛ばしているのだとか!とにかく、メリッサとジョナの2人はいま最も勢いに乗る注目スターなので、アカデミーが彼らを選出するのも全く不思議ではないのです。さて、こうして候補作を見ると、ある傾向が見えてきます。作品賞での一騎打ちが予想されるこの2作は映画作りへのオマージュを捧げています。片や、アメリカの巨匠マーティン・スコセッシの『ヒューゴの不思議な発明』ではフランス映画にオマージュを捧げていますし、フランスの若手監督ミシェル・アザナヴィシウスが手がけた『アーティスト』は往年のアメリカ映画にオマージュを捧げています。この2作に加えて、作品賞部門にノミネートされた映画には、“フランス・パリ”に縁ある作品が多く集まりました。ウディ・アレン監督作『ミッドナイト・イン・パリ』とスティーヴン・スピルバーグ監督作『戦火の馬』は2作共にフランスで撮影されています(『戦火の馬』は一部)。このほかに関心が集まるのは、男優・女優同士の戦いでしょう。主演男優賞部門では、親愛なるジョージ・クルーニーとブラッド・ピットがバトルを繰り広げますし(個人的には、ジョージが勝つと思いますが)、主演女優賞部門では、一方はハリウッドにおける、一方は政治における歴史的人物を演じた2人の素晴らしい女優が勝負を賭けます。その2人とはご存知の通り、『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』のメリル・ストリープと『マリリン7日間の恋』のミシェル・ウィリアムズです。こちらの女優勝負では、私はメリル・ストリープが勝利するのでは、と予想しています。これまで何度も賞レースを制してきたと思われているメリルですが、実際に栄冠を手にしているのは2回のみ。17回もノミネートされているのですが!オスカーを獲得したのは1983年の『ソフィーの選択』以来なのです。さて、みなさんはこの賞レース、予想の準備はできていますか?今年は間違いなく混戦になりそうです!(text:Lisle Wilkerson)(原文)Hey readers! Well, by now, you have probably seen a list or maybe heard some of the nominations that came out on Tuesday, Jan. 24 (US Time).I was at the nominations event to do reports on it for WOWOW, and I must say that there were quite a few surprises.One of the biggest surprises (and one of the things that EVERYONE was talking about) was the fact that Leonardo DiCaprio was left out of the Best Actors category. Everyone that that FOR SURE he would be nominated for his extraordinary work in the Clint Eastwood film, "J. Edgar".Another big surprise was that Glenn Close got the nomination for Best Actress (which I was very happy about!!!). Many people were saying that Tilda Swinton or Charlize Theron would probably be in that slot instead.And probably the biggest surprise of all was the fact that Martin Scorsese’s film "Hugo" was the big winner in the nominations, getting ELEVEN nominations altogether!!! "The Artist", which so far has been the big movie to beat at all the awards ceremonies, received 10 nominations.There were two nominations that are probably a big surprise to Japanese movie fans...Melissa McCarthy for Best Supporting Actress (for her role in "Bridesmaids")and Jonah Hill for Best Supporting Actor (for his role in "Moneyball") . BUT for those of us here in the U.S., it isn’t really that big of a surprise at all. These two comedians/actors have had a tremendous year in 2011."Bridesmaids" was one of the biggest and best selling movies in 2011, and if you ask ANYONE, Melissa McCarthy was the best part of the film. She also stars in one of the most popular tv shows here in the U.S., "Mike and Molly", and has been winning awards for her starring role in that as well.Jonah Hill has been a big part of many big films such as "Superbad", and is currently one of the hottest young male comedians/actors in Hollywood. He also lost ALOT of weight, and has recently been jokingly telling the press that he is now ready to take the leading man roles away from George Clooney and Brad Pitt!!None the less, Melissa McCarthy and Jonah Hill are two bright rising stars, so it is no surprise that the Academy has decided to recognize them both with a nomination for their work.Now some very interesting trends in this year’s nominees....the two films that will probably be battling it out for "Best Picture" are BOTH homages to making movies. "Hugo", which is directed by veteran American director Martin Scorsese, pays homage to French films. And "The Artist", which is directed by a young French director, Michel Hazanavicius, pays tribute to American movies.This year in the "Best Picture" category, there also seems to be a bit of a theme...France/Paris. First of all you have "Hugo" and "The Artist", and you also have Woody Allen’s "Midnight in Paris" and Steven Spielberg’s "War Horse", which both take place in France (just part of "War Horse" does).Another interesting thing about the nominees is that this year BFFs (Best Friends) George Clooney and Brad Pitt are competing against each other for "Best Actor"(In my opinion, George Clooney will win this award).And in Best Actress you have two incredible actresses who are nominated for "Best Actress" for playing historical icons, one a Hollywood icon, and the other an icon in politics.Of course I am talking about Meryl Streep for her role in "The Iron Woman", and Michelle Williams for her role in "My Week with Marilyn". For this category, I have a feeling that Meryl Streep will win. Many people think that Meryl has won many times, but in actuality she has only won TWICE. Even though she has been nominated 17 times!!! And the last time she won an Oscar was in 1983 for her role in "Sophie’s Choice".So readers, have you already started predicting who YOU think will win? I must say that this year it is VERY hard to predict!!!© AP/AFLO© ロイター/AFLO■関連作品:Bridesmaids (原題)© 2011 Universal Picturesヤング≒アダルト 2012年2月25日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures and Mercury Productions, LLC. All Rights Reserved.少年は残酷な弓を射る 2012年6月、TOHOシネマズ シャンテにて公開© UK Film Council / BBC / Independent Film Productions 2010アルバート・ノッブス© Morrison Films / Chrysalis Films 2011 マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.マーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Fox戦火の馬 2012年3月2日より全国にて公開© Dream Works II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.ミッドナイト・イン・パリ 2012年初夏、新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開© 2011 Mediaproducción, S.L.U., Versátil Cinema, S.L. and Gravier Productions, Inc.ヒューゴの不思議な発明 2012年3月1日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.アーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS■関連記事:ミシェル・ウィリアムズが選ぶ、勝負服は?注目すべきアカデミー賞ファッション人間以上にバトル過熱化?巨匠&名優が擁立する、アカデミー賞級の“犬”たち『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』がSAG賞を席巻!3部門を制覇鬼才デヴィット・フィンチャー、オスカー候補女優を「パーフェクト!」とベタ褒め『アーティスト』快進撃はさらに続く!監督協会賞も受賞し、オスカーに王手
2012年01月31日28日、第64回全米監督協会賞(以下、DGA賞)がハリウッド&ハイランド・センターで開催され、オスカー前哨戦で健闘中の『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督が映画部門を受賞した。同部門では本年度オスカー最多ノミネート作『ヒューゴの不思議な発明』のマーティン・スコセッシ監督、『ミッドナイト・イン・パリ』のウディ・アレン監督ら大御所を制しての受賞。DGA賞では過去63回で、アカデミー賞監督賞と授賞結果が異なったのはわずか6回。過去5年間ではDGA賞受賞者の作品がアカデミー賞作品賞を受賞している。来月26日(現地時間)に発表される第84回アカデミー賞レースにおいて、ライバル作品をまた一歩リードし、先頭に立った。アザナヴィシウス監督は「先頭に立つと言ってもこれが初めての経験なのでよく分からない。(ライバル候補だった)マーティン・スコセッシにウディ・アレン、デヴィッド・フィンチャー、それにアレクサンダー・ペイン。彼らに負けていたとしても当然だった。でも、もちろん、受賞できたのは素晴らしい気分だよ」と、あくまでも謙虚な姿勢でアメリカのエンターテインメント・ニュースサイト「The Wrap」に語った。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:ミッドナイト・イン・パリ 2012年初夏、新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開© 2011 Mediaproducción, S.L.U., Versátil Cinema, S.L. and Gravier Productions, Inc.ヒューゴの不思議な発明 2012年3月1日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.アーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm■関連記事:アカデミー賞最有力!『ヒューゴの不思議な発明』3D試写会に5組10名様をご招待いよいよ決戦!アカデミー賞候補発表『ヒューゴ』VS『アーティスト』の一騎打ち?初監督作が表彰されたアンジェリーナ・ジョリー、女優引退も視野に?英国アカデミー賞『アーティスト』最多候補。D・ラドクリフはG・オールドマンを応援ジョージ・クルーニー、G・グローブ賞主演男優賞獲得!『アーティスト』は最多3冠
2012年01月30日マーティン・スコセッシ監督の最新作『ヒューゴの不思議な発明』が第84回アカデミー賞で作品賞、監督賞など本年度最多の11部門でノミネートされたことを受け、スコセッシ監督が喜びのコメントを発表した。その他の写真本作は、1930年代のパリを舞台に、父を失い、時計台に隠れ住んでいる少年ヒューゴが、父が遺した機械人形に隠された秘密と、自らの人生を大きく変えてしまう“秘密のメッセージ”をめぐって壮大な冒険を繰り広げる様を描いた作品。毎年のように完成度の高い作品が並ぶアカデミー賞だが、今年、最も多くの部門で候補にあがったのは、オスカー監督にして本年度のゴールデン・グローブ賞で監督賞に輝いたスコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』だった。スコセッシ監督は今回の候補発表について「アカデミー賞の最多ノミネート作品となり、大変光栄です。すべての映画が毎回“チャレンジ”ではありますが、この作品は初めての3D撮影でもあり、私にとって“特別なチャレンジ”となりました」と振り返った。本作は絢爛豪華なビジュアルと少年を主人公にした物語だけに、完成前は本作を“子ども向け映画”だと勘違いしている観客が多かったようだが、米国をはじめとする国々で一般公開が始まると、そこで展開される深い人間ドラマや、これまでにない3D映像表現に高評価が寄せられた。中でもスコセッシ監督が本作に込めた“映画に対する深い愛と感謝の念”は、映画ファン、映画人の胸をうったようで、スコセッシ監督も「一番の喜びは、映画を愛する映画業界の方々が、この作品を評価してくださったことです。アカデミー賞にノミネートされた作品は素晴らしい作品ばかりで、それぞれの作品に関わったみなさんと授賞式に出席するのを、心より楽しみにしています」と喜びのコメントを寄せている。『ヒューゴの不思議な発明』3月1日(木)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー※3D/2D同時公開
2012年01月26日第84回アカデミー賞の候補が24日(現地時間)にロサンゼルスで発表され、マーティン・スコセッシ監督作『ヒューゴの不思議な発明』が作品賞、監督賞を含む最多11部門のノミネート、次いで『アーティスト』が10部門ノミネートを果たした。これまでの映画賞レース前哨戦で圧倒的な強さを見せてきたのは、フランス発の白黒サイレント映画『アーティスト』。先日発表されたゴールデン・グローブ賞では作品賞を含む最多の3冠を獲得、続くPGA賞(全米製作者組合賞)でも作品賞を見事受賞し、世界の映画賞で70部門受賞、175ノミネート(1月19日現在)という快進撃を見せてきた。本作がアカデミー賞本番で作品賞を獲得すれば、サイレント映画が作品賞を受賞するのは第1回アカデミー賞受賞作『つばさ』以来の快挙、さらにフランス映画としては史上初の快挙となる。そして、ここに来て本作に立ちはだかるのは、巨匠マーティン・スコセッシ初の3Dファンタジー作品『ヒューゴの不思議な発明』。ゴールデン・グローブ賞では最優秀監督賞を受賞したほか、映画賞レースでのノミネート数は113部門、受賞は28部門にものぼる。本作が作品賞を受賞すれば、こちらも3D作品としては初の快挙を果たすこととなる。さらに、授賞式直前の2月中旬にスコセッシ監督が5年ぶりに来日することも急遽決定!オスカー受賞への意気込みについても注目が集まる。1部門の差で圧倒的な強さを見せる二作の一騎打ちとなるのか?ちなみに、作品賞は昨年の10本から1本減って9本のノミネートとなった。主演男優賞では、ゴールデン・グローブ賞を獲得したジョージ・クルーニー(『ファミリー・ツリー』)は当然のことながら(?)候補入り。初の主演男優賞獲得に加え、脚色賞にノミネートされた自身の監督作『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』でのW受賞を狙う。さらに、ブラッド・ピット(『マネーボール』)にゲイリー・オールドマン(『裏切りのサーカス』)という錚々たる顔ぶれが並ぶ。オスカー候補有力とされていたレオナルド・ディカプリオは残念ながら悲願のオスカー獲得ならずとなった。ほかには、ジャン・デュジャルダン (『アーティスト』)とデミアン・ビシール(『A Better Life』<原題>)が候補入りした。また、授賞式の華である主演女優賞は、演技派女優がバッティング!英国初の女性首相マーガレット・サッチャーをそっくりに演じたメリル・ストリープ(『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)に、伝説のスター、マリリン・モンローを華麗に演じたミシェル・ウィリアムズ(『マリリン 7日間の恋』)の一騎打ちとなるか?さらに、グレン・クローズ(『アルバート・ノッブス』)、ヴィオラ・デイヴィス(『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』)、ルーニー・マーラ(『ドラゴン・タトゥーの女』)というベテラン勢から注目の新進女優からも目が離せない。ルーニー・マーラは来週、来日も予定している。助演男優賞には、『人生はビギナーズ』の演技で各映画賞を総なめにしているクリストファー・プラマーに加え、ケネス・ブラナー(『マリリン 7日間の恋』)、マックス・フォン・シド(『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』)などの名優たちの顔ぶれが目立つ。さらに助演女優賞は、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』からジェシカ・チャステインとヴィオラ・デイヴィスの2名が候補入りしている。ノミネートされた女優陣は、これから晴れ舞台に向けてのドレス探しに大忙し?そして、監督賞には『ヒューゴの不思議な発明』で一歩リードしている巨匠マーティン・スコセッシ監督を始め、ウディ・アレン(『ミッドナイト・イン・パリ』<原題>)、テレンス・マリック(『ツリー・オブ・ライフ』)と個性派監督が並び、こちらも混戦を極めそうな様子。作品賞にノミネートされた『戦火の馬』のスティーヴン・スピルバーグは候補入りならずとなった。さらに、外国語映画賞ではゴールデン・グローブ賞で受賞し、オスカー有力視されているイランの『別離』が順当に候補入り。長編アニメ賞では、オスカー常連のディズニー・ピクサー作品の顔がなく、『長ぐつをはいたネコ』、『カンフー・パンダ2』、『ランゴ』とドリームワークス3作品がずらりと並んだ。トム・ハンクス&サンドラ・ブロック競演の『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』やブラッド・ピット主演の『ツリー・オブ・ライフ』など、前哨戦であるゴールデン・グローブ賞とはまた異なる作品も主要部門に参戦し、今年も混戦を極めそうなアカデミー賞。当日、栄誉を手にするのは果たして?発表と授賞式は2月26日(現地時間)にコダック・シアターで行われる。第84回アカデミー賞主要ノミネーション■作品賞『アーティスト』『ファミリー・ツリー』『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』『ヒューゴの不思議な発明』『ミッドナイト・イン・パリ』(原題)『マネーボール』『ツリー・オブ・ライフ』『戦火の馬』■監督賞ウディ・アレン(『ミッドナイト・イン・パリ』<原題>)ミシェル・アザナヴィシウス(『アーティスト』)アレクサンダー・ペイン(『ファミリー・ツリー』)テレンス・マリック(『ツリー・オブ・ライフ』)マーティン・スコセッシ(『ヒューゴの不思議な発明』)■主演男優賞ジョージ・クルーニー(『ファミリー・ツリー』)ブラッド・ピット(『マネーボール』)ジャン・デュジャルダン (『アーティスト』)ゲイリー・オールドマン(『裏切りのサーカス』)デミアン・ビシール(『A Better Life』<原題>)■主演女優賞グレン・クローズ(『アルバート・ノッブス』)ヴィオラ・デイヴィス(『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』)ルーニー・マーラ(『ドラゴン・タトゥーの女』)メリル・ストリープ(『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)ミシェル・ウィリアムズ(『マリリン 7日間の恋』)■助演男優賞ケネス・ブラナー(『マリリン 7日間の恋』)ジョナ・ヒル(『マネーボール』)ニック・ノルティ(『Warrior』<原題>)クリストファー・プラマー(『人生はビギナーズ』)マックス・フォン・シドー(『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』■助演女優賞ベレニス・ベジョ(『アーティスト』)ジェシカ・チャステイン(『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』)メリッサ・マッカーシー(『Bridesmaids』<原題>)ジャネット・マクティア(『アルバート・ノッブス』)オクタヴィア・スペンサー(『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』)■オリジナル脚本賞『アーティスト』『Bridesmaids』(原題)『Margin Call』(原題)『ミッドナイト・イン・パリ』(原題)『別離』■脚色賞『ファミリー・ツリー』『ヒューゴの不思議な発明』『マネーボール』『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』『裏切りのサーカス』■長編アニメ映画賞『Une vie de chat』(原題)『Chico & Rita』(原題)『長ぐつをはいたネコ』『カンフー・パンダ2』『ランゴ』■外国語作品賞『別離』(イラン)『Bullhead』(英題/ベルギー)『Monsieur Lazhar』(原題/カナダ)『In Darkness』(原題/ドイツ)『Footnote』(英題/イスラエル)■関連作品:ミッドナイト・イン・パリ (原題) 2012年初夏、新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開© 2011 Mediaproducción, S.L.U., Versátil Cinema, S.L. and Gravier Productions, Inc.J・エドガー 2012年1月28日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.ヤング≒アダルト 2012年2月25日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures and Mercury Productions, LLC. All Rights Reserved.スーパー・チューズデー~正義を売った日~ 2012年3月31日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Ides Film Holdings, LLC 人生はビギナーズ 2012年2月4日より新宿バルト9、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Beginners Movie, LLC. All Rights Reserved.少年は残酷な弓を射る 2012年6月、TOHOシネマズ シャンテにて公開© UK Film Council / BBC / Independent Film Productions 2010マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.マーガレット・サッチャー鉄の女の涙 2012年3月16日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開戦火の馬 2012年3月2日より全国にて公開© Dream Works II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.ヘルプ~心がつなぐストーリー~ 2012年3月31日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.ヒューゴの不思議な発明 2012年3月1日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.ファミリー・ツリー 2012年4月GW、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Foxアーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS■関連記事:スピルバーグに発掘された新星『戦火の馬』ジェレミー・アーヴァインが語る馬との“絆”初監督作が表彰されたアンジェリーナ・ジョリー、女優引退も視野に?オスカー獲得に注目集まるメリル・ストリープ、最新主演作を引っさげ来日決定!青春時代の輝きをもう一度!『ヤング≒アダルト』女性レビュアー限定試写会に20組40名様ご招待【ハリウッドより愛をこめて】GG賞レッドカーペットであのセレブに直撃!
2012年01月25日マーティン・スコセッシ監督の最新作『ヒューゴの不思議な発明』が3月1日(木)から日本公開されるのを記念して、スコセッシ監督が2月中旬に5年ぶりの来日を果たすことが発表された。その他の写真本作で第69回ゴールデン・グローブ賞で最優秀監督賞を始め、すでに28の世界の映画賞を獲得し、113の賞にノミネートされたスコセッシ監督。そのクオリティは一般の観客はもちろん、映画関係者、製作者からも高評価を集めており、映画人の投票によって決定するアカデミー賞でも最有力候補のひとつとしてスコセッシ監督と『ヒューゴ…』の名前が挙がっている。そんな賞レースの“先頭”を走るスコセッシ監督が来月に来日。2月16日(木)には都内で記者会見を行う予定だ。スコセッシ監督はキャリアの初期から日本映画に影響を受けたと公言しており、黒澤明監督の『夢』では俳優として出演するなど、日本と日本映画に対する理解や愛情、尊敬の念が深いことで知られている。そのため、5年ぶりの来日はスコセッシ監督にとっても、日本の映画ファンにとっても“待望”と呼べるもので、会見では最新作についての紹介はもちろん、オスカーに関するコメントや、日本の映画や文化についての発言も期待できそうだ。『ヒューゴの不思議な発明』は、1930年代のパリを舞台に、父を失い、時計台に隠れ住んでいる少年ヒューゴが、父が遺した機械人形に隠された秘密と、自らの人生を大きく変えてしまう“秘密のメッセージ”をめぐって壮大な冒険を繰り広げる様を描いた作品。『ヒューゴの不思議な発明』3月1日(木)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー※3D/2D同時公開
2012年01月24日マーティン・スコセッシ監督の最新作『ヒューゴの不思議な発明』が第69回ゴールデン・グローブ賞で最優秀監督賞を受賞し、各映画祭で高評価を得ている『アーティスト』と並んで“オスカー最有力候補”として注目を集めている。その他の写真本作は、1930年代のパリを舞台に、父を失い、時計台に隠れ住んでいる少年ヒューゴが、父が遺した機械人形に隠された秘密と、自らの人生を大きく変えてしまう“秘密のメッセージ”をめぐって壮大な冒険を繰り広げる様を描いた作品。すでに“巨匠”と呼ばれるのに充分なキャリアと評価を獲得しているスコセッシ監督が、70歳にして新境地ともいうべき“デジタル3D”に挑んだ本作。その完成度はアメリカ映画協会賞、ナショナル・ボード・オブレビューでも評価され、デジタル3D映画の第一人者であるジェームズ・キャメロン氏は「かつてない最高の3D表現で描かれた作品」と絶賛をおくっている。その一方で『ヒューゴの不思議な発明』は、映画を愛し続けてきた監督にしか描ききることのできない題材を扱っている。本作は、1895年にリュミエール兄弟が現在の映画の元になった“シネマトグラフ”を生み出したフランスが舞台で、映画が人々にとって“日常の娯楽”ではなく“不思議で驚くべき新発明”だった時代のエピソードが物語上、極めて重要な役割を果たしている。スコセッシ監督は、自身の創作活動の合間をぬって貴重なフィルムの収集や修復に尽力するなど、熱狂的な映画ファンとしても知られており、本作では技術が進化した現代でも決して失われることのない“映画が本来持っている輝き”を、感動の人間ドラマと共に描いている。来週、ノミネート発表が行われる米アカデミー賞は、一般の観客や評論家ではなく、映画業界人の団体である映画芸術科学アカデミーの協会員の投票による賞で、黎明期から変わらぬ“映画の魅力”を描いた本作と、ハリウッドを舞台にサイレントからトーキーへの移行期を描いた『アーティスト』が、協会員から多くの票を集めることが予想される。『ヒューゴの不思議な発明』3月1日(木)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー※3D/2D同時公開
2012年01月20日巨匠マーティン・スコセッシ監督が初3D作品となる最新作『ヒューゴの不思議な発明』で、第69回ゴールデン・グローブ賞の最優秀監督賞を受賞した。その他の写真本作は、1930年代のパリを舞台に、親を失い、時計台に隠れ住んでいる少年ヒューゴが、父が遺した機械人形に隠された秘密と、世界の運命を変えてしまうほどの秘密のメッセージをめぐって壮大な冒険を繰り広げる様を描いたファンタジー。1944年に創立され、68年の歴史を持つゴールデン・グローブ賞で、スコセッシ監督は、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002年)、『ディパーテッド』(2006年)と、過去に2度監督賞の受賞歴を持つが、今作は、これまでの重厚な人間ドラマとは異なる、少年を主人公にしたファンタジー作品。3Dに初挑戦し、映画界の大先輩たちに捧げるオマージュを盛り込んでいるという。70歳にして新たな新境地に挑み、“映画愛”を捧げた本作が、最優秀監督賞を獲得したのも納得の結果と言えるだろう。全世界の各映画賞において27部門を受賞、85部門でノミネートされているが、アカデミー賞を占う上で最も重要だと言われている本レースを制したことで、1月24日(水)に発表されるアカデミー賞にノミネートされるのは固いだろう。『ディパーテッド』に続き、スコセッシ監督2度目のオスカーとなるか、期待がかかる。『ヒューゴの不思議な発明』2012年3月1日(木)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー※3D/2D同時公開(C)2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved
2012年01月16日マーティン・スコセッシ監督の最新作『ヒューゴの不思議な発明』が第69回ゴールデン・グローブ賞で、最優秀映画作品賞、最優秀監督賞、最優秀作曲賞にノミネートされたほか、アメリカ映画協会賞、ナショナル・ボード・オブレビュー、ワシントンDC映画批評家協会賞など多くの映画賞でその名が挙がっている。本作は、1930年代のパリを舞台に、父を失い、時計台に隠れ住んでいる少年ヒューゴが、父が遺した機械人形に隠された秘密と、世界の運命を変えてしまうほどの秘密のメッセージをめぐって壮大な冒険を繰り広げる様を描いた作品。米アカデミー賞はもちろん、カンヌ映画祭、ゴールデン・グローブ賞などで数々の栄冠に輝いてきたスコセッシ監督は、生存する映画作家の中でも“巨匠”と称されるにふさわしい存在のひとりで、全世界に多くのファンを持ち、その作品群の多くが高い評価を得ている。そんなスコセッシ監督が自らのキャリアに“新たな一歩”を刻んだのが本作『ヒューゴの不思議な発明』だ。スコセッシ監督は本作で長年の夢だったという3D撮影を導入。映画作家でありながら熱狂的な映画ファンで、その誕生から現在までの映画の歩みに並々ならぬ興味と情熱を傾けてきたスコセッシ監督は、3D技術を単なる“娯楽のためのツール”としてではなく、映画の新たな可能性と認識。3D映像がもたらす奥行きや立体感、スクリーンの中でセットや登場人物が本当に存在しているように感じられる質感を総動員して本作を作り上げた。例年、多くの映画賞はキャリアのある映画作家たちが自身のカラーを存分に発揮した作品や、まだ誰も知らぬ新たな才能が撮り上げた作品に賞を与えることが多いが、本作は自身の評価もカラーも定着している巨匠監督があえて新境地に挑んだ作品で、数多くの映画賞がスコセッシ監督のチャレンジ精神とその完成度の高さに高評価を与えているようだ。ちなみに本作は、少年の大冒険を描いた大作ながら、心あたたまる人間ドラマも大きな見どころになっており、本日から全国で発売される本作の前売り鑑賞券には“いつでも暖かく守ってくれる”アルミブランケットが特典としてプレゼントされる。『ヒューゴの不思議な発明』2012年3月公開
2011年12月16日ナショナル・ボード・オブ・レビューで最優秀作品賞と監督賞を獲得した、マーティン・スコセッシ監督の最新作『ヒューゴの不思議な発明』が、ワシントンDC映画批評家協会賞でも監督賞と美術賞の2冠を獲得したことが分かった。その他の写真本作は、ブライアン・セルズニックのベストセラー小説『ユゴーの不思議な発明』が原作。1930年代のパリを舞台に、父親を亡くし時計台に隠れ住んでいる少年ヒューゴが、父が遺したからくり人形に隠された、運命を変えてしまうほどの秘密を探る壮大な冒険が繰り広げられる。『タクシードライバー』『グッドフェローズ』『ディパーテッド』など、数々の名作を送り出してきたスコセッシ監督。68歳にして、初のファンタジーと3D映画に挑戦した彼は「ずっとやりたいと思っていた。3D撮影は私の夢だった」と明かしているが、見事4冠を達成した本作に対して、ジェームズ・キャメロン監督は「Masterpiece(最高傑作)!構成、色彩、そしてストーリーがかつてない最高の3D表現で描かれた作品だ」と太鼓判を押している。12月2日(金)に発表されたサテライト賞でも、作品賞と監督賞に加え、撮影賞、美術賞、視覚効果賞の5部門でノミネートされており、現在ゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞へ向けてスタートしたばかりの賞レースにおいて“大本命作品”としての存在感と注目度を確固たるものとしたと言えるだろう。現在、全米では限定公開されながらも、公開1週目には週末オープニング成績を5位で飾っており、劇場数を563館に増やした2週目には3位にランキングを上げている。本日9日(金)からの拡大公開と共に、これから迎えるクリスマス・ホリデーシーズンに向けて更なる伸び率が期待出来るだろう。また、かねてからの夢を実現させたスコセッシ監督の強い思いもあってか、全米では劇場売上げの75%が3D版からとなっており、3Dで観るべき映画としてのポジショニングが確立されていることが伺える。日本では2012年3月より全国公開される。『ヒューゴの不思議な発明』2012年3月9日(金)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー※3D/2D同時公開(C)2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved
2011年12月09日3Dに初挑戦した新作『ヒューゴの不思議な発明』が全米で大ヒット中のマーティン・スコセッシ監督がラジオ番組に出演、次回作は遠藤周作原作の「沈黙」の映画化だと語った。「沈黙」は17世紀の日本にキリスト教伝道にやってきたイエズス会の宣教師たちとキリシタン弾圧が題材。1971年に篠田正浩監督が『沈黙 SILENCE』というタイトルで映画化している。スコセッシ監督は数年前から、舞台となる長崎県を資料収集のために訪れるなど、映画化の準備を進めていた。ジョー・ネスボ原作の犯罪小説「The Snowman」(原題)の映画化など、ほかにも新作の予定はあるが、スコセッシ監督はラジオ番組「Radio 5」に出演した際に「遠藤の本(の映画化を)次にやりたいと思っている。思っている、じゃない。いま、まさにいろいろな調整を進めているところだ」と語った。厳しい弾圧にあい、ついに棄教するポルトガル人の宣教師役として以前から名前が挙がっているのは、スコセッシ監督の『ギャング・オブ・ニューヨーク』(’02)でオスカー主演男優賞候補となったダニエル・デイ・ルイス。彼の出演については「わからないな。彼はいま、スティーヴと仕事をしているからね。スティーヴン・スピルバーグと」とスコセッシ監督は言葉を濁している。デイ・ルイスは現在、スピルバーグ監督の『Lincoln』(原題)で19世紀アメリカで奴隷解放を行ったリンカーン大統領を演じている。撮影前に時間をかけた入念な準備で知られるデイ・ルイスだけに、17世紀の伝道師を演じるとなれば、そのリサーチにかなりの時間はかけたいはず。スケジュールなど、調整の必要がありそうだ。ほかに本作への出演がうわさされているのは、J.J.エイブラムス監督の『スター・トレック』続編の悪役での出演を断ったばかりのベニチオ・デル・トロと、『私だけのハッピー・エンディング』のガエル・ガルシア・ベルナル。具体的な撮影スケジュールなどは明らかにされていないが、2013年公開を目指している。(text:Yuki Tominaga)© Photoshot/AFLO■関連作品:ヒューゴの不思議な発明 2012年3月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.私だけのハッピー・エンディング 2011年12月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Earthbound Films, LLC■関連記事:バラエティ番組で人気の心理学者・植木理恵、恋愛には“鍋”が効く!?J・キャメロンの称賛の声に、クロエ・G・モレッツ「『アバター』は絶品」とお返し『私だけのハッピー・エンディング』参加者全員涙を拭くティッシュ付き試写会に20組40名様ご招待
2011年12月08日オスカー受賞作『ディパーテッド』を始め、数々の栄誉を手にしてきた巨匠マーティン・スコセッシ監督が初の3D作品として作り上げた最新作『ヒューゴの不思議な発明』が全米公開を前に、11月21日(現地時間)、N.Y.プレミアイベントを開催。スコセッシ監督を始め、主演を務める注目若手俳優のエイサ・バターフィルドとクロエ・グレース・モレッツらが出席し会場を沸かせた。物語の舞台は1930年代のフランス・パリ。火事で父親をなくし駅の時計台にひとりで暮らす少年・ヒューゴが、父の形見で壊れたままの“機械人形”の修復に必要な“ハート型の鍵”を持った少女・イザベルと出会い、世界をめぐる壮大な冒険に出る姿を描いた珠玉ファンタジー。ニューヨークのジグ・フィールド・シアターの前に敷かれたレッドカーペットに最初に現れたのは、主人公・ヒューゴを演じたエイサ(『縞模様のパジャマの少年』)。本作が『アバター』のジェームズ・キャメロン監督から賛辞を贈られたことを伝えると、「ジェームズ・キャメロンがこの作品を絶賛してくれたのは知らなかった。それは素晴らしい!いま、とてもワクワクしているよ」と胸の内を明かした。続いて、ドルチェ&ガッバーナの可憐なドレスで登場したのは、『キック・アス』、『モールス』などでの好演が高く評価され、人気急上昇中の若手女優、クロエ・グレース・モレッツ。「私は『アバター』は絶品だと思う。だから彼がスコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』を絶品だと思ってくれたなんて素晴らしいわ。マーティン・スコセッシは“最高の監督”と言われている人ですもの」と喜びと共に作品への自信をのぞかせる。そんな2人の若手俳優を見守るのがイギリス映画界きっての名優、サー・ベン・キングスレー。本作について「とても重要な映画だと思う。そして、この映画は人々をハッピーにするから重要なんだ。人生がどんなにビューティフルかを人々に思い起こさせる映画だから大切なんだ」と語った。そして、本作で初めて3D作品に挑んだスコセッシ監督は、「ジェームズ・キャメロンはこの作品を褒めてくれるなんて寛容な人だ」と前置きした後で、「僕は3Dが大好きなんだ。実は、僕は3Dに心を奪われ、虜になっているんだ。僕自身は決して3Dを作ることはないだろうと思っていたからね。ところが、『アバター』などの映画が出回るようになり、いま(それが)可能になった」と今後も3D作品を撮っていく可能性をうかがわせた。さらにこの日、スタッフ・キャストのほかにゲストとしてスパイク・リー監督が急遽来場するなど、大盛り上がりを見せた。今回出席したキャストに加えて、ジュード・ロウやサーシャ・バロン・コーエンが出演、ジョニー・デップが製作に参加するなど人気実力を兼ね備えた豪華な面々が名を連ねている本作。この日も国内外から80社ものメディアがレッドカーペットに詰めかけた。いよいよ来年のアカデミー賞に向けて各賞レースが始動しているが、本作の可能性はいかに?まずは、このほど到着した『ヒューゴの不思議な発明』の予告編で、不思議な世界観を覗いてみて。『ヒューゴの不思議な発明』は、2012年3月9日(金)よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ヒューゴの不思議な発明 2012年3月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.
2011年11月30日『タクシードライバー』『グッドフェローズ』『ディパーテッド』など数々の作品を手がけてきた巨匠マーティン・スコセッシ監督が手がけた初の3D映画『ヒューゴの不思議な発明』の日本版ポスター画像と予告編がこのほど公開された。予告編動画はこちら米アカデミー賞はもちろん、カンヌ映画祭、ゴールデン・グローブ賞などで数々の栄冠に輝いてきたスコセッシ監督が、「夢だった」と語る3D撮影に挑んだのが『ヒューゴの不思議な発明』だ。本作は、1930年代のパリを舞台に、父を失い、時計台に隠れ住んでいる少年ヒューゴが、父が遺した機械人形に隠された秘密と、世界の運命を変えてしまうほどの秘密のメッセージをめぐって壮大な冒険を繰り広げる様を描く。これまで重厚なドラマや、詩的な映像表現で多くの観客を魅了してきたスコセッシ監督だが、本作では世界的なヒットを記録したファンタジー文学を原作に、これまで以上に絢爛豪華な映像表現に挑んでいる。このほど公開された予告編でも、ヒューゴ少年と機械人形との出会い、そして不意に訪れた父との別離を描くシーンに始まり、複雑に入り組んだパリの街を縦横無尽に動き回る映像や、巨大な汽車が線路を離れて床を滑走するシーンなど、これまでのスコセッシ作品には見られなかった映像が次々に登場。さらには『アバター』のジェームズ・キャメロン氏も高評価を下したという3D映像の魅力を感じさせる奥行きのあるカットも数多く編集されている。巨匠監督と、最新の3D映像の組み合わせは一見、不思議に感じるが、すでに公開の始まった米国では、多くの映画評論家たちが、スコセッシ監督の“新たな一歩”に高い評価を寄せているそうで、『ヒューゴの不思議な発明』は“巨匠監督だから撮れた今までにない3D映画作品”として、映画ファンからも注目を集めそうだ。『ヒューゴの不思議な発明』2012年3月9日(金)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー※3D/2D同時公開
2011年11月29日「ぴあ」調査による11月19日公開の映画・満足度ランキングは、ビートルズのリード・ギタリスト、ジョージ・ハリスンの実像に迫るドキュメンタリー『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』がトップに輝いた。2位に『仮面ライダーW』の桐山漣主演による吉祥寺を舞台にしたラブ・ストーリー『吉祥寺の朝日奈くん』が、3位にアンディ・ラウ、ニコラス・ツェー、ファン・ビンビン、ジャッキー・チェンら豪華スターが共演した『新少林寺/SHAOLIN』が入った。2位以下の写真はこちら1位の『ジョージ・ハリスン…』は、上映時間210分の2部構成で贈る、ハリスンの58年の人生を辿った記録。監督は『ラスト・ワルツ』など音楽映画も手がけてきたマーティン・スコセッシ。出口調査では「1部でビートルズ時代を描き、2部はプライベートな部分に迫っていて、コアなファンも満足できる内容」「ジョンやポールが彼について語っているシーンもあって感激した」「印象的なエピソードが多くておもしろい。ありのままの姿が観られてもっとジョージを好きになった」「この映画が彼のすべてではないが、人生が凝縮されている。友人関係を含め、音楽やインタビューなど、膨大な素材を集めて上手くまとめている」「人生の奥深さが丁寧に描かれた作品で、音楽を良く理解した上での選曲にも満足」など、ファンから高い評価を集めた。2位の『吉祥寺の朝日奈くん』は、中田永一の同名小説を原作に、好きになった女性が子持ちの人妻だった主人公(桐山)の恋の行方を描いた作品。アンケート調査では、「桐山漣の新しい一面が発見できた」「朝日奈くんは本当に吉祥寺にいそうで親近感がわき、応援したくなった」「衝撃的でドラマチックな結末がまっていて、ストーリーがよかった」など、女性から好評だった。(本ランキングは、2011年11月19日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2011年11月21日前2回に続き、アメリカTV界最大のイベント、エミー賞授賞式をレポートしていきたいと思います!次々と賞が発表される中、ドラマ・シリーズ部門作品賞に輝いたのは「マッドメン」、コメディ・シリーズ部門作品賞に輝いたのは「Modern Family」。前者は4年連続、後者は2年連続の快挙です。特に「Modern Family」の勢いは凄まじく、司会を務めた「glee/グリー踊る♪合唱部!?」のスー先生ことジェーン・リンチが「『Modern Family』の授賞式へようこそ!」と自虐的にコメントしたほど。なぜ自虐的かと言いますと、ジェーンは助演女優賞で「Modern Family」のジュリー・ボーウェンに敗れているからです。とは言え、自らが同性愛者であることもネタにしながら、ウィットに富んだ司会ぶりを披露したジェーンは誰もが認める名コメディ女優。ちなみに、会場ではCMタイムにあたる幕間にBGMが流されていたのですが、その曲目のほとんどは「glee」で使用されたヒット曲たち。昨年に比べ、若干勢いが落ち着いたかのように見える「glee」でしたが、TV界はまだまだ「glee」のムーブメントに敬意を払っているようです。一方、ドラマ・シリーズ部門は様々な作品に賞が行き届いた状態。作品賞は「マッドメン」が制したものの、監督賞には「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」のマーティン・スコセッシ、主演男優賞と脚本賞には「Friday Night Lights」が輝きました。見方を変えれば、新ドラマとして期待された「ボードウォーク・エンパイア」には作品賞を受賞するほどの勢いはなく、「マッドメン」にはジョン・ハムに主演男優賞をもたらすほどのパワーがなかったということ。そんな中、今年2月に最終回を迎えた「Friday Night Lights」の健闘が光りました。日本未上陸のまま番組が終了した「Friday Night Lights」ですが、同作を出世作とする若手スターは多く、ミンカ・ケリーは“新チャーリーズ・エンジェル”に(番組の打ち切りが決まりましたが…)、テイラー・キッチュはいまや映画俳優に。彼らの活躍を見るためにも、日本で放送してほしいところです。また、この日一番のサプライズは、コメディ・シリーズ部門主演男優賞のプレゼンターとして噂の問題児、チャーリー・シーンが登場したこと!チャーリーの登場に関しては出席者にも伏せられており、授賞式の進行表には“プレゼンター7番”と書かれていただけ。会場からは驚きの声が上がっていました。ちょっぴり自虐ネタを混ぜつつ、真摯にプレゼンターを務めたチャーリーに対し、会場は「お帰り」ムード。翌朝のニュース番組では「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」をクビになったチャーリーと、彼に代わって新キャストとなったアシュトン・カッチャーがツイッターで呟き合った舞台裏などもリポートされ、衝撃的なニュースとして伝えられていましたが、客席の出席者たちはわりとほんわかした雰囲気で彼を受け入れているようにも見えました。次回は出席セレブたちのおめかし事情、さらには授賞式後のハプニング!?をお伝えします。(text:Hikaru Watanabe)「第63回エミー賞授賞式〜ノーカット版〜」11月11日(金)20:00〜AXNにて独占放送AXN公式サイト: : PictureGroup■関連作品:glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights ReservedModern Family [海外TVドラマ]ボードウォーク・エンパイア 欲望の街 [海外TVドラマ]2011 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.Friday Night Lights [海外TVドラマ]■関連記事:人気爆走中!映画ロングラン上映に続き、3都市で「glee展」開催決定シネマカフェ的海外ドラマvol.211初めてのエミー賞興奮レポート!第2回シネマカフェ的海外ドラマvol.210初めてのエミー賞興奮レポート!第1回【ハリウッドより愛をこめて】スティーヴ・カレル卒業後の“ボス”ドラマのゆくえは?シネマカフェ的海外ドラマvol.206映画『glee』を一足早くレポート!
2011年10月20日英国王室御用達のプリングルが、ロンドンのセントマーティンとコラボしたニットが9月8日世界各国で販売される。セントマーティンMA FASHION コースのファッションエリート達がプリングルの膨大なアーカイヴからインスピレーションを得て新しくニットをデザイン。ブランドのアイコンであるアーガイルやツインセットをモダンによみがえらせた。日本では、ディエチ コルソ コモ・コム デ ギャルソンが販売。早速チェックして。お問い合わせ:アオイ tel.078-303-1870ライター:millefeuille
2011年09月08日韓国のみならず、世界が認める1960年の傑作韓国映画『下女』。上流階級の裕福な家庭に新しい家政婦がやってきたことで、上流階級の人々が持つ残酷さ、エゴイズム、強い性的な欲望が浮き彫りになっていく様子を描き、衝撃を与えたキム・ギヨン監督の作品だ。韓国国内で活躍する映画監督たちはもちろんのこと、ロマン・ポランスキーやミヒャエル・ハネケら世界の名匠たちにも影響を与えているとされるこの作品が、マーティン・スコセッシのサポートと韓国映像資料院の協力のもと、2007年にデジタルリマスターされ、翌年にはカンヌ国際映画祭に特別上映されたことで再び大きな話題となった。そして、これほどまでの世界的傑作をリメイクするという難題に挑んだのが、『ディナーの後に』、『ティアーズ』、『浮気な家族』などで世界的な名声を確立してきたイム・サンス監督。チョン・ドヨン、イ・ジョンジェら実力派キャストを迎え、伝説を進化させることに成功した彼に、本作へ寄せた思いを聞いた。「リメイクというのは常に前作を越えることが難しく、制限のある中で作品をつくらなくてはいけないということもあるので、監督をやらないかというお話をいただいた際は色々と葛藤や懸念はありました」。決断前の複雑な心境と、気持ちを変えていった要素について、隠すことなく口にしていくイム監督。「キム・ギヨン監督の『下女』は歴史に残る名作ですし、非常に熱狂的なファンの方も多い作品ですが、実は私自身はそこまで熱狂的なファンというわけではなかったからです。そんな私が引き受けていいものなのかと不安に思いました。さらに、これだけ称えられている作品をリメイクするとなると制限されることも多くなってくるでしょう。たくさん越えなければならないハードルがあることで葛藤も多かったのです。でも、脚本と演出について自由にやらせてくださるというお話をいただけたこと、さらには、“階級問題”というテーマをいまの時代に真っ向から取り扱うことは商業映画監督にはなかなかできないことであり、この作品ではそれができると思ったので、この作品の監督を引き受けました。目指したことも、この作品を通して“階級問題”を描くということでした」。本作に登場する特権階級の人々は、人間の欲望を象徴する存在として、物語に強い緊張感を与えていく。階級問題を通して見えてくる社会の不条理は、生々しくて恐ろしい。「過去の身分制度は終わり、私たちは誰もが平等な民主主義の時代を生きていると思ってしまっていますが、世界のどこかしらで、財産や職業、出身、国籍、皮膚の色等々を理由に未だ侮辱的な生活を強いられている人がいるのが現実です。一部の傲慢な特権(上流)階級の人々が遠慮なく侮辱をばら撒いていて、その侮辱を受け止めて苦しんでいる人々が世の中に散在しているのがいまの時代だと思います。そういうことを知ってもらうためにも、上流階級の人々を題材として取り上げました」。そう話す監督がこの物語を練り上げていく上で最もこだわったのは、“サスペンス”というスタイルだったそう。「制限された空間でたった6人のキャラクターと彼らのシンプルな関係性だけを用いて、どのように観客を興奮させ、映画に没頭させることができるか。そこにこだわりましたね。メイドは家主とこっそり関係を交わし、それが自分だけの秘密だと考えていましたが、メイドが気づかないうちに女主人の知るところとなり、女主人は怒りを感じる。このとき、観客はサスペンスというものを感じ始めます。メイドは一家に背信を感じて関係を終わらせますが、女主人はある陰謀を画策し始める。観客のサスペンスは増幅されます。陰謀によりメイドは恐ろしい目に遭う…。サスペンスは創り上げていくというより、様々な要素を絡み合わせていくことで生まれるものなので、面白さはそこにあると言えるでしょう」。陰謀に巻き込まれる純真なメイド・ウニを演じているのが、国内外で高い評価を得ている名女優チョン・ドヨン。監督は彼女に“一級の芸術家”と最高の賛辞を捧げている。「チョン・ドヨンには苦労をかけたと思います。彼女は、感情型(感情を大事にするタイプ)の女優ですが、私はその反対のところにいる演出家です。私は彼女にできるだけ感情を排除した形の演技を求めました。それは彼女にとって大変な苦痛だったと思います。あるとき、私の元に来て『どうしたらいいのか分からない。私は本当にウニになれているの?」と泣きながら訴えたことがありました。そんな迷いや葛藤も含め、彼女はウニそのものだなと感じていました。彼女でなければ、ウニは成立しませんでした。彼女はどんなときも素晴らしいです。撮影に臨む時点で、正確に100のものを持ってきます。でも私がそこに対して5つ変なことを言うんです(笑)。そうすると、彼女は駄々をこねたり、正面切って私を非難したりしながらも、撮影に入る時にはその5つを利用して再度プラス10をつくりあげ、110の状態で演じるんです。素晴らしい女優だなと感じました。今回はユン・ヨジョンさんやイ・ジョンジェさんという存在も、相乗効果として働いてくれましたね」。今回のインタビューでも、オリジナリティ溢れる言葉遣いで心情を披露し、優れた表現者たる風格を感じさせてくれた監督だが、映画的言語センスにも極めて優れていることは、本作を観ただけでもよく分かる。アメリカ映画やヨーロッパ映画を観て育ったという監督は、「実は、韓国映画をちゃんと観始めたのは20代を過ぎてからで、ほかのアジア諸国の映画を観始めたのは…監督になった後なんです。 映画監督としては、悲劇的ですね」と笑う。「十代の頃から映画監督になること以外は考えずに生きてきました。ただ、映画だけを愛して崇拝するということについては、違和感を覚えます。監督になろうと考えながらも、映画にただただ魅了されてきたのかというと、私はちょっと違うように思いますね」。映画監督を目指しながらも、映画だけに囚われない。そんな個性が、広い視野を育み、鋭い感性が溢れる豊かな映画作りへと反映されるのだろう。「今後は国際的な合作プロジェクトというものをやってみたいですね。日本や中国という近い国とのプロジェクトからやっていってみたいです」と、これからの創作にも意欲を燃やす。国境という枠に囚われず、より高く羽ばたくイム・サンス監督の創造性に触れる日が、もう既に待ち遠しい。(text:June Makiguchi)特集「どちらに溺れる?純女ヒロインの愛」■関連作品:ハウスメイド 2011年8月27日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿ミラノほか全国にて順次公開© 2010 MIROVISION Inc. All Rights Reserved■関連記事:K-POPグループ「バニラルーシー」がメイドに変身?美脚と生演奏を披露!どちらを観る?両極端の“純愛”描く『ハウスメイド』&『サンザシの樹の下で』禁断の愛から始まる衝撃のサスペンス『ハウスメイド』試写会に10組20名様ご招待危険な家政婦に警告!女を知り尽くした女優、漫画家、作家らの強烈コメント到着【シネマモード】この夏、恋愛偏差値を高めるなら…アジア発のこの二作
2011年08月22日10代にして…いや10代だからこそと言うべきか、スクリーンの中で特別な輝きと瑞々しさを見せる女優が時に現れる。かつて『レオン』で鮮烈にデビューしたナタリー・ポートマンはその代表例だろう。今年のオスカーで助演女優賞候補に名を連ねた『トゥルー・グリット』のヘイリー・スタインフェルドに、『つぐない』、『ラブリーボーン』での演技が絶賛を集めたシアーシャ・ローナン然り。10代半ばにしてベテラン俳優陣と渡り合い、観る者を惹きつける。だがいま、最も強い輝きを放つ10代は誰かと聞かれたら、クロエ・グレース・モレッツを挙げたい。昨年公開された『キック・アス』でコミカルかつ強烈なキャラクターを演じたクロエ。そんな彼女がまもなく公開となる『モールス』では、雪に閉ざされた街で、ある秘密を抱えながら主人公の少年と淡い恋に落ちる不思議な少女・アビーをゾッとするほど美しく、そして切なく演じ上げている。あどけなさと大人の“女”の色気をあわせ持った14歳が公開を前にその胸の内を明かしてくれた。前作の過激なヒーローから一転、今回は哀しい運命を背負う少女にその残酷さすら美しいと世界中で注目を集めたスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のハリウッド版となる本作。クロエにとっては初めてのラブストーリー出演となった。「まだ14歳だし、恋に落ちたことがないから(笑)、恋愛感情の表現は難しかった」とふり返る。「そうなの。今回が全く初めてだったのよ。これからもラブストーリーに出てみたいな。兄や母とか、家族以外の他の人を愛する経験をしたことがないから、私にとっては新しい挑戦だったわ。これまでと違う新しい経験だったし、役を演じていて楽しかったし、面白くてとても勉強になったわ」。いやいや、彼女が演じるアビーからは「これが演技?」と思わせるような妖艶さと色気が匂い立っていた。哀しい運命を背負った少女を見事なまでに表現しているが、クロエはアビーの内面の葛藤や思いについて、自らと重ね合せながらこんな言葉で表現する。「アビーは運命のために苦しんでいると思う。悲しいばかりじゃなく、幸せなときもあるわ。オーウェンと一緒にゲームセンターに行くところなんて幸せそうだもの。アビーが“恋しい”、そして“愛しい”と感じる人間性に気づくの。彼女はきっと人間であることが恋しくて愛しいと思っているはずだわ。特に誰かを愛したり、呼吸しながら生きていくこと、そして死んでいくことをね。だからアビーは悲しさと幸せな部分と両方を持っているわ。私自身もそんなアビーに共通点を感じるわ。口では上手く言い表せないことなんだけど、彼女が私自身の一部だと感じるの。私自身の中にこの役柄の一部が存在するんだと感じるわ」。今回、「私なりのアビーを演じるために影響を受けたくなかった」と、事前に原作小説(「モールス」)もオリジナル版の『ぼくのエリ 200歳の少女』もあえて手に取らなかったというクロエ。演じる上でのアプローチも徹底しているが、それ以前に作品の選び方についても「常に全く違った役を演じていきたい」と語り、一番の理解者である“家族”の存在の大きさを挙げる。「次の出演作品を決めるのは難しいわ。いろいろ考えなきゃいけないから。アクション映画をやった後は、すぐにまたアクションではなくて、何かまた別の違った作品、変わったものに出るべきだと思うの。自分をひとつのジャンルに絞り込んでしまうのではなくて、もっとオープンに様々な役に挑戦して、いろんな感情を引き出していくべきだと思う。出演作を選ぶのは私の母や兄、つまりマネージメントの方の仕事でもあるの。次回作を決定するときは母と兄の2人が中心となって手伝ってくれて、脚本を読んで、それから私のところに持ってきてくれてみんなで決めるの。つまり家族事業ってわけね(笑)」。ラストはハッピー?それともバッド?クロエの分析は…本作以降も『Movie 43』(原題)に『Texas Killing Fields』(原題)、『Hick』(原題)と出演作が続く。彼女の“いま”をフィルムに焼き付けたいという、フィルムメイカーたちの思いはもっともなところ。「常に違った役柄を」という言葉通り『ユゴーの不思議な発明』では巨匠マーティン・スコセッシの手によるファンタジー映画に挑戦し、『ダークシャドウズ』(原題)では、ティム・バートンの下で、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーターら“バートン・ファミリー”と共演を果たしている。「『ダークシャドウズ』はいま、撮影中なの。ジョニー・デップはすごく素敵で、あんなにいい人に会ったことないわ。ティム・バートンも素晴らしいし、ヘレナ・ボナム=カーターも素敵よ。ミシェル・ファイファーも、もうとっても素敵な人なの!映画の全てが完璧なの。夢が叶ったって感じがするわ」。そう興奮して語る表情には確かに14歳のあどけなさが残っているが、なおさら、劇中での研ぎすまされた美しさが非現実的なもののように思えてくる…。本作の結末を巡り、果たしてハッピーエンドなのか、それともバッドエンドなのかと話題を呼んでいるが、彼女の答えは「両方だと思うわ。幸せでもあれば悲しくもあるわ」。そのどちらの要素も含んだ“危うさ”が彼女自身に内包されている。冒頭に挙げたナタリー・ポートマンは、彼女が目標とする女優でもある。ナタリーと同様に、いや、彼女が歩んだ道をさらに塗り替えていくような輝きをこの先も見せてほしい。限定解禁!『モールス』本編 衝撃映像スペシャルサイト実施期間:8月1日(月)〜4日(木)19:00〜5:00■関連作品:モールス 2011年8月5日よりTOHO シネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010 Fish Head Productions, LLC All Rights Reserved.■関連記事:映画監督を夢見た少年達の想いが交錯『モールス』&『SUPER8』に見るノスタルジーこの20年のアメリカでNo.1スリラー『モールス』試写会に25組50名様ご招待今夏No.1の切ない系ホラー『モールス』試写会に20組40名様ご招待
2011年08月01日豪華邸宅を舞台に繰り広げられる、禁断の愛に端を発した韓国発の話題のサスペンス『ハウスメイド』。数々の国際映画祭において熱狂をもって迎えられたこの極上の官能ドラマに、内田春菊、川島なお美、小沢真珠、岩井志摩子ら、女の心理を裏の裏まで知り尽くした著名人からコメントが到着した。あのマーティン・スコセッシが自らデジタルリマスター版を手がけた、故キム・ギヨン監督の傑作『下女』をリメイク。豪華邸宅に新たに雇われた真面目で従順な若きメイド・ウニ。求められるままに主人と関係を持ち始めたことから次々と不可解な出来事が…。無垢で危うさを感じさせる彼女の存在が邸宅に出入りする人々の本能を刺激し、それぞれの理性の封印を破る。やがて彼女は妊娠。そこから神さえも予想できないような驚くべき結末が導き出される。可憐で従順なメイドを中心に人々の野望、欲望、思惑が入り乱れる展開に各界から絶賛の声が!昼ドラマ「牡丹と薔薇」(フジテレビ)や数々の2時間ドラマに出演してきた小沢真珠は「女の逞しさ、愛の深さ、激しさ。女であることの意味を考えさせられる。本物の愛を武器にした復讐は全てを焼き尽くすほどの力を持つ。これぞ、究極の復讐!」とコメント。人気推理作家の故山村美紗さんの長女・山村紅葉は「女、嫉妬、確執、パワハラと現代日本にもゴロゴロ転がる要素に思いっきり感情移入してウニになりきっていたら、あまりにも衝撃的な結末に…ミステリーの裏女王の私も全く読めなかった!!ミステリーの女王の『山村美紗』も度肝を抜かれたでしょう」と驚愕の結末に称賛を送る。結婚で幸せをつかんだ身としてのアドバイスと言うべきか「幸せな結婚生活のための第一箇条。住み込みのメイドだけは決して雇ってはならない。エプロンを脱いだら女はみな魔性だから」と警告するのは川島なお美。自らの数々の恋愛体験を基に女の性(さが)を描き続ける作家・岩井志摩子は「冷静な制作者の熱狂と、巧みな役者の捨て身の演技。だから韓国映画は中毒を起こさせる。その毒が美味なのだからどうしようもない」とその毒性の強さを明かす。ほかにも「財力、権威、教養、美貌、全てを手に入れているご主人さま。彼の傲慢さが女たちの欲情を掻き毟(むし)る。怖い展開に震えながら興奮した」(作家・斎藤綾子)。「従順なメイドが欲望のままに主人の誘惑まで受け入れてしまうなんて!復讐を決意し豹変したメイドは幽霊のように恐ろしい」(モデル・前田典子)。「ありがちな筋書きさえありがちでなくなる、韓国映画の強烈な感性につかまり、女たちの情念に激しく揺さぶられる、目眩く107分!!」(美容ジャーナリスト/エッセイスト・齋藤薫)などなど、業の深さ、女の恐ろしさを語る著名人のコメントが到着。極めつけは漫画家の内田春菊。迫真のイラストを添えて「驚きに、開いた口がふさがりません。官能シーンでの『ご主人』のキャラ立ちもいい!絶叫マシン的疑似体験ができる、女性のための映画」とその衝撃を語る。ちなみに内田さんのイラストの横からそっとのぞき見するように顔をのぞかせているのは、ウニの先輩のメイドであるビョンシク。まさに「家政婦は見た!」的な趣きで笑いを誘うが、本編を見たら女の業の深さを笑ってられないかも…?『ハウスメイド』は8月27日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿ミラノほか全国にて順次公開。特集「どちらに溺れる?純女ヒロインの愛」■関連作品:ハウスメイド 2011年8月27日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿ミラノほか全国にて順次公開© 2010 MIROVISION Inc. All Rights Reserved■関連記事:【シネマモード】この夏、恋愛偏差値を高めるなら…アジア発のこの二作恐ろしいほどの愛情『ハウスメイド』女性限定試写会に10組20名様ご招待シュワちゃんも鳥肌もの?禁断サスペンス『ハウスメイド』衝撃の予告編が到着!
2011年07月28日いま、40代のひとりのフランス人監督にハリウッド、そして全世界から熱い視線が送られている。彼の名はフレッド・カヴァイエ。長編監督デビュー作である『すべて彼女のために』があのアカデミー賞監督ポール・ハギスの手によりハリウッドでリメイクされ、『スリーデイズ』として9月に公開を控えるが、その前に8月6日(土)より監督2作目となる『この愛のために撃て』が公開される。実は、この2作目『この愛のために撃て』に関してもすでにハリウッドは、水面下でリメイクを持ちかけており、目下、誰がメガホンを握るかなど交渉中であるというのだ!あのポール・ハギスも認めた才能とあれば、今後、日本でも話題を呼ぶこと間違いなしの新世代のフランス人監督の出現である。『すべて彼女のために』はフランスの名優ヴァンサン・ランドンとダイアン・クルーガーの共演で、2008年にフランスで公開されて絶賛を浴び、日本では昨年、劇場公開された。突然、愛する妻が逮捕され、有罪が確定。彼女の無罪を信じる夫が、全てを打ち捨てて、彼女を取り戻すべく戦う姿を描いた究極のヒューマンドラマである。これをアカデミー賞作品賞を受賞した『クラッシュ』の監督であり、『ミリオンダラーベイビー』をはじめクリント・イーストウッド監督作で多くの脚本を手掛けてきたポール・ハギスが、オスカー俳優のラッセル・クロウを主演に迎えてリメイク。わずか3日の間に訪れるたった一度のチャンスを狙って、綿密な脱獄計画の下、刑務所に服役する妻を取り戻そうとするさまがダイナミックに描かれる。ハリウッドの中でも、緻密な構成と深い人物描写で知られるハギスがその才能を認めたカヴァイエ。そんな彼の監督2作目となるのがまもなく公開となる『この愛のために撃て』である。こちらの主人公も、愛する妻と慎ましく暮らしていた平凡な男。パリ市内で看護師助手をしているサミュエルは、出産間近の妻と幸せな日々を送っていたが、ある日、家に帰った直後、謎の侵入者に殴られ、気を失ってしまう。携帯電話の音で目覚めた彼が電話に出ると妻の泣き声と共に「3時間以内にお前が勤める病院から、警察の監視下に置かれている男を連れ出せ」という脅迫が。妻を救うべく、サミュエルはたったひとりで戦いを挑むことになるのだが…。パリを舞台にしたフレンチノワールとして話題を呼び、先日のフランス映画祭でも上映されたが、先述のように本作にもすでにハリウッドからリメイクのオファーが届いているという。先日、本作の電話インタビューが行われた際、カヴァイエ監督は「詳細は明かせない」としながらも、ハリウッドリメイクに関して交渉を進めている最中であることを認めた。ハギス&クロウのオスカーコンビを超える監督、キャストの組み合わせもありうるかも?リメイク作品としては名匠マーティン・スコセッシがレオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソンら名優を迎え、香港ノワールの傑作『インファナル・アフェア』を『ディパーテッド』として新たに作り上げ、見事、オスカーを受賞している。本作も豪華スタッフ&キャストを迎えて、ヒューマンドラマとハリウッドらしい激しいアクションを組み合わせ、オスカーを狙うというのは十分に考えられる。まずはこの夏に立て続けに公開となるオリジナル版&デビュー作リメイクで、カヴァイエ監督の世界をたっぷりと味わってみては?『この愛のために撃て』は8月6日(土)より有楽町スバル座、ユーロスペースほか全国にて順次公開。『スリーデイズ』は9月23日(金・祝)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:スリーデイズ 2011年9月23日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.この愛のために撃て 2011年8月6日より有楽町スバル座、ユーロスペースほか全国順次公開© 2010 LGM FILMS - GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION − K.R. PRODUCTIONS
2011年07月22日アメリカのTV業界で最も長い歴史と権威を誇る「エミー賞」の候補作が先日、発表された。ここ3年連続で作品賞を受賞している「MAD MEN マッドメン」がドラマ部門最多の19ノミネートを果たし、4連覇に視界良好!ほかにもすでに日本で話題を呼んでいる「デクスター 〜警察官は殺人鬼」や今後、人気を集めるであろう注目作がノミネートを果たしている。「マッドメン」は主演男優賞のジョン・ハム、主演女優賞のエリザベス・モスなど主要部門をはじめ、ゲスト男優、女優部門に至るまでノミネートを果たしており、今年も最大勢力として君臨。4年連続の作品賞と共に何部門で受賞するかにも注目が集まる。その対抗馬と目されているのが、マーティン・スコセッシが製作総指揮を務める、禁酒法時代を舞台にした「Boardwalk Empire」(原題)。こちらは18部門にノミネート。「マッドメン」のV4に待ったをかけるか?表の顔はマイアミ警察の血痕鑑識官だが、己の欲求を抑えきれない連続殺人犯という裏の顔を持つ青年が、法で裁ききれない凶悪犯をターゲットに殺人を犯していくさまを描いた「デクスター」も作品賞候補に。「マッドメン」のジョン・ハムに加え、「Boardwalk Empire」のスティーヴ・ブシェーミ、「デクスター」のマイケル・C・ホールも主演男優賞の候補に入っており、この部門の常連である「Dr.HOUSE」のヒュー・ローリーに、新顔の「justified」のティモシー・オリファントを加えたくせ者揃いの男優賞争いも熱い!作品賞候補の中で見逃せないのが、日本では2010年秋よりNHK-BS2で放送されている法律ドラマ「グッド・ワイフ」。作品賞に加え、ジュリアナ・マルグリースが主演女優賞候補に名を連ねているほか、アーチー・パンジャビとクリスティーン・バランスキーが2年連続で助演女優賞にWノミネートの快挙を果たしており、ドラマ部門の台風の目になる可能性あり。一方、コメディ部門に目を向けると、昨年の覇者「Modern Family」が17部門の最多ノミネート。続いて「30 Rock/サーティロック」が13部門。世界的大ヒット作「Glee」は12部門で候補に。いずれもエミー賞常連作品であり、実力派同士の戦いに注目が集まる。ミニシリーズ/TVムービー部門は、ケイト・ウィンスレット主演の「Mildred Pierce」(原題)が最多の21部門にノミネート。ケイトは主演女優賞にも名を連ねているが、同賞には「Cinema Verite」のダイアン・レインも候補に入っており、映画で活躍する大物女優の一騎打ちはどちらに軍配が上がるのか?今年も、いずれの部門でも質の高い作品と実力派の俳優たちが顔を揃えており、今後の日本進出も含め賞の行方が気になるところ。第63回エミー賞授賞式は、9月18日に開催。■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reservedデクスター [海外TVドラマ]DexterTM © 2006 Showtime Networks Inc. All rights reserved. SHOWTIME and related marks are registered trademarks of Showtime Networks Inc. A CBS Company. TM, ® © 2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.glee/グリーザ・コンサート3Dムービー 2011年9月23日よりTOHOシネマズ六本木ほか公開TM & © 2011 Twentieth Century Fox. All rights reserved.glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.30 ROCK/サーティー・ロック [海外TVドラマ]© 2006/2007 Universal Studios. All Rights Reserved.グッド・ワイフ 彼女の評決 [海外TVドラマ]Dr.HOUSE [海外TVドラマ]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマ200回記念アメリカ最新TVドラマ事情をお届け!「glee」が3Dで映画化、日本公開が決定!熱狂と迫力のコンサートがスクリーンに登場【ハリウッドより愛をこめて】セレブ妊娠ブーム到来?最もセクシーな彼女の相手は…H・クリントンもモデルの一人?現実スキャンダルにヒント得た「グッド・ワイフ」「グッド・ワイフ」ジュリアナ&クリスインタビュー!良き妻ながら複雑な役柄に苦戦?
2011年07月19日ハウスメイドとの不倫に隠し子発覚…といえば、先日のアーノルド・シュワルツェネッガー前カリフォルニア州知事をめぐる泥沼離婚劇が連日ゴシップを賑わせているが、そんな中、多額の慰謝料では決して済まされない(?)、狂気の復讐ドラマが韓国から誕生した。その名も『ハウスメイド』の最新予告編が、シネマカフェで先行解禁となった。主人公は無口で従順なメイド、ウニ。上流一家に仕えるためにやってきた彼女だったが、一家の主から求められるままに関係を持って以来、次々とこの家で不可解な出来事が起こり始める。無垢で危ういウニの存在が一家の本能を誘い出し、それぞれの野望を賭けた駆け引きが繰り広げられる――。巨匠マーティン・スコセッシもリスペクトする、故キム・ギヨン監督による傑作『下女』(’60)を、『浮気な家族』、『ユゴ 大統領有故』などで高い評価を受けるイム・サンス監督がリメイク。昨年のカンヌ国際映画祭での上映を皮切りに、世界各国の映画祭で喝采を浴びた本作。主人公のメイド、ウニを官能的な魅力たっぷりに演じるのは、韓国映画界を代表する女優のひとり、チョン・ドヨン。無垢でいながら、やがて狂気に翻弄されていくさまに注目したい。これを観たらシュワルツェネッガーも、身につまされるどころではない…?緊張感あふれる予告編映像をまずはご覧あれ。『ハウスメイド』は8月、TOHOシネマズ シャンテ、新宿ミラノほか全国にて順次公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ハウスメイド 2011年8月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開© 2010 MIROVISION Inc. All Rights Reserved
2011年06月02日30代独身女性・エリカが過去へのタイムスリップを繰り返す、カナダ発のTVドラマ「ビーイング・エリカ」。今回は、エリカを演じるエリン・カープラックに彼女自身についてのあれこれを聞きました。人生に悩むエリカをチャーミングに演じ、“カナダのエミー賞”と言われるジェミニ賞にも輝いたエリンは、実は以前、高校の交換留学プログラムで日本に来たことがあるのだそう。「『おはよう』、『こんばんは』、『おいしいです』、『ありがとう』…。日本語もちょっとだけ覚えてるわ(笑)。私の兄は1年ほど住んでいたから、私よりもずっと日本語が上手なの」とも教えてくれました。そんなエリンですが、「ビーイング・エリカ」の世界的大ヒットをきっかけに女優人生が一変。「『ビーイング・エリカ』は私のキャリアをいい方向に大きく変えてくれたわ。カナダ国内だけでなく、国際的なレベルでね。エリカを演じていることで、他の作品のオファーもすごく増えたの。顔も知ってもらえるようになったから、家の外ではお行儀よくするようにしてる(笑)」とのこと。やはりエリカという役は、演じるエリンにとっても大きな意味を持っているようです。昨年12月の時点ではシーズン3の収録を終え、「シーズン4が作られればいいなと願っているところよ」と語っていたエリンですが、その後シーズン4のオンエアが決定。“エリカ”なエリンの日々はまだしばらく続きそうです。その一方、アメリカの映画やTVドラマへの出演にも意欲的で、「グリーンカードを取得したから、ゆくゆくはL.A.に引っ越すつもり。L.A.に拠点を移したいなと思っているの。もちろん、オファーがあればアメリカ以外の国にも行くし、カナダにもいつだって戻って来るわ」と教えてくれました。「Lの世界」をはじめ、「TAKEN テイクン」、「デッドゾーン」、「SUPERNATURAL/スーパーナチュラル」、「バトルスター・ギャラクティカ」など、カナダで撮影されている米国ドラマへのゲスト出演はこれまでも精力的にこなしてきたエリンですが、やはり視野に入れているのはハリウッドでの女優活動のよう。「ホッケーを学びたくてメキシコに行く人はいないでしょう?もっと寒くてホッケーの盛んな国に行くわよね。L.A.と言えばハリウッド、ハリウッドと言えばエンターテイメントの聖地。“メリル・ストリープやアンソニー・ホプキンスと共演したい!”、“マーティン・スコセッシの映画に出たい!”となれば、L.A.に住むのが一番賢い方法だと思うの」と言います。ちなみに、一緒に仕事をしたい人リストの中には、マイケル・マン、ザック・スナイダー、デヴィッド・フィンチャー、ケイト・ウィンスレット、ケイト・ブランシェット、レオナルド・ディカプリオの名前も。「アクションにもラブコメにもシリアスなドラマにもどんどん出演し、オールジャンルで通用する女優になりたい。その点、『ビーイング・エリカ』はラブコメというだけでなく様々な要素が複雑に詰まっている作品だから、いい経験をさせてもらえているわよね」と目を輝かせるエリン。次回は、エンタメや女性のことなど、様々なカナダ事情についてエリンに聞きます。(text:Hikaru Watanabe)「ビーイング・エリカ」シーズン24月2日(土)より毎週土曜23:00〜LaLa TVにて放送中公式サイト:© Session I Productions Limited 2009■関連作品:Lの世界 [海外TVドラマ]© 2008 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.ビーイング・エリカ [海外TVドラマ]© Session I Productions Limited 2009SUPERNATURAL/スーパーナチュラル [海外TVドラマ]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.19030代独女に贈る「ビーイング・エリカ」第1回「SUPERNATURAL」アニメ版“黄色い目の悪魔”登場!最新予告編到着アニメ版「SUPERNATURAL」特別映像が到着実写版主演2人のコメントも!マッドハウス制作の悪魔もアニメ版「SUPERNATURAL」の特報映像が解禁米ドラマ史上初!「SUPERNATURAL」を日本でマッドハウスが完全アニメ化
2011年04月14日レオナルド・ディカプリオが『The Wolf of Wall Street』(原題)で、マーティン・スコセッシ監督と5度目のタッグを組むことになった。『シャッター・アイランド』に続く、スコセッシ&ディカプリオの新作はジョーダン・ベルフォートの回想録「ウォール街狂乱日記−『狼』と呼ばれた私のヤバすぎる人生」の映画化。20代でウォール街に君臨し、30代でドラッグ中毒と証券詐欺で刑務所行きを余儀なくされたジョーダンの波乱万丈の破滅的な半生を描く。映画化の話は何年も前から進められていて、2007年3月に「Variety」誌がワーナー・ブラザーズがスコセッシ監督とレオ主演で映画化と報じているが、4年ぶりに再開した企画が引き続きワーナー・ブラザーズ作品なのかは現時点では明らかになっておらず、詳細は今年5月に開催されるカンヌ国際映画祭で発表の予定。脚本はTVシリーズ「ザ・ソプラノズ」や、今年のゴールデン・グローブ賞テレビ部門で最優秀作品賞に輝いたスコセッシ監督のTVシリーズ「Boardwalk Empire」(原題)の製作総指揮を務めるテレンス・ウィンターが担当する。原作者のジョーダンは「4年近くかかって、ようやくレオとマーティンと仕事ができるのは言葉に言い尽くせないくらい嬉しい。2人は究極のドリーム・チーム。待った甲斐があったよ」と語っている。(text:Yuki Tominaga)写真はクリント・イーストウッド監督最新作『J.Edgar』(原題)の撮影中のレオナルド・ディカプリオ。© Splash/AFLO■関連作品:ザ・ソプラノズ [海外TVドラマ]インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:レオナルド・ディカプリオ、イーストウッド新作でJ・エドガー・フーヴァーを熱演中英国アカデミー賞開催。やはり強い『英国王のスピーチ』が7部門を制覇【ハリウッドより愛をこめて】ノミネート発表の会場に潜入!アカデミー賞授賞式迫る【シネマモード】2011年、注目なのは誰?オスカー作品賞の結果を占うアメリカ製作者組合賞は『英国王のスピーチ』が受賞
2011年02月18日ゴールデン・グローブ賞授賞式開催記念特集最終回は、授賞式での素敵モーメントをふり返っていきます。ハリウッド中のスターが一堂に会する中、やはり注目を集めたのはコメディ・ミュージカル部門の作品賞に輝いた「glee/グリー踊る♪合唱部!?」の面々。同じくドラマ部門で作品賞を受賞した「BOARDWALK EMPIRE」は製作総指揮のマーティン・スコセッシが新作映画の撮影で欠席、また主演男優賞を受賞したスティーヴ・ブシェミに次ぐメインキャストのマイケル・ピットやマイケル・シャノンも参加しておらず、少々淡々としたものがありました。一方、「glee/グリー踊る♪合唱部!?」の面々はスタッフからキャストまでが大集合し、作品賞受賞の際には壇上が関係者であふれかえったほど。さらには、クリス・コルファーの助演男優賞受賞にリー・ミッシェルが感激の涙を浮かべ、ジェーン・リンチの助演女優賞受賞と小粋なスピーチに脚本家が歓喜。今回の授賞式の泣き所は全て「glee/グリー踊る♪合唱部!?」にアリ!とも言えるかもしれません。それ以外の泣き所と言えば、ミュージカル・コメディ部門主演男優賞受賞の瞬間も!同賞に輝いたのは「ビッグバン★セオリーギークなボクらの恋愛法則」で天才物理学者のシェルドンを好演しているジム・パーソンズですが、彼の受賞を発表したのは共演者のケイリー・クオコ。ドラマ内ではシェルドンの隣人にして、彼から馬鹿にされてばかりの美人ウェイトレス、ペニーを演じているケイリーが、自ら開けた封筒に書かれている受賞者名に言葉を失う光景はまさに素敵モーメント。壇上に上がってきたジムとの長い抱擁も会場を感動に包みました。また、素敵モーメントならぬ小粋モーメントの筆頭に挙げられるのは、映画部門の脚本賞発表時。この日は、辛辣ジョークをこよなく愛するコメディ俳優にして司会のリッキー・ジャーヴェイスがありとあらゆるスターをメッタ刺しにしていましたが、そんな彼に対し、最もスマートな切り返しを見せたのが脚本賞プレゼンターのスティーヴ・カレルとティナ・フェイでした。スティーヴは降板を表明している「The Office」で主演男優賞、ティナは「30 ROCK/サーティー・ロック」で主演女優賞にノミネート。毎年、授賞式で笑い所を提供してくれる彼らだけに、いつまでもゴールデン・グローブ賞に関わる存在であってほしいです。ちなみに、「30 ROCK/サーティー・ロック」と言えば、ドラマ内で超ポジティブなテレビ局案内係ケネスを演じているジャック・マクブレイヤーも授賞式に参加していたのですが、時折映し出される彼の笑顔の素敵なこと、素敵なこと…。自分には全く関係ない部門でも、受賞者を讃えて満面の笑み&大きな拍手!ケネスはテレビ局の外に出てもケネスでした。最後に、笑顔と言えば、授賞式には進行のアシスタントを務めるミス・ゴールデングローブが毎年スターの子供たちの中から選ばれますが、今年のミスは「クリミナル・マインド」のロッシことジョー・マンテーニャの娘ジア。娘の活躍を見守る父マンテーニャのニコニコ顔も微笑ましい限りでした。(text:Hikaru Watanabe)© ロイター/AFLO■関連作品:30 ROCK/サーティー・ロック [海外TVドラマ]© 2006/2007 Universal Studios. All Rights Reserved.クリミナル・マインド [海外TVドラマ]© ABC Studios and CBS Studios, Inc.glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.ビッグバン★セオリーギークなボクらの恋愛法則 [海外TVドラマ]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.182いま熱い!米ドラマ界の若手スターたち「glee」がGG賞2年連続作品賞で3冠!アル・パチーノ、S・ブシェミらも受賞シネマカフェ的海外ドラマvol.1812011年ゴールデン・グローブ賞の注目ポイント!マドンナ、ガガの次は誰に期待?「glee」で“聴いてみたい曲”投票発表!ベッキークリスマスイブのプロポーズに答えは…?相手はあのM-1敗退芸人
2011年01月27日1月16日(現地時間)に発表された第68回ゴールデン・グローブ賞。映画部門では『ソーシャル・ネットワーク』が最多の4部門に輝いたが、TV部門では日本でも人気沸騰中の「glee/グリー踊る♪合唱部!?」が、2年連続となるコメディ・ミュージカル部門の作品賞をはじめ3冠を獲得した。落ちこぼれの合唱部(グリー部)の面々が州大会優勝を目指す姿を描き、レディー・ガガやマドンナ、さらにはローリング・ストーンズにポリスなど、新旧のヒット曲をふんだんに取り入れて大きな人気を博した「glee/グリー踊る♪合唱部!?」。対象となる主要5部門全てにノミネートされていたが、作品賞に加え、チア・リーディング部の冷徹なコーチであり、グリー部を敵視するスー・シルベスター役のジェーン・リンチが助演女優賞に、アメフト部のイジメのターゲットにされるゲイの少年で、女子顔負けの美声の持ち主であるカート・ハメル役のクリス・コルファーが助演男優賞の栄誉を手にした。ドラマ部門の作品賞の候補に名を連ねていたのは、日本でもリリースされている「デクスター」、「マッドメン」に加え、「グッド・ワイフ」、「BOARDWALK EMPIRE」(原題)、「ウォーキング・デッド」の5作品。その中から、禁酒法時代の東海岸一の歓楽街アトランティック・シティを牛耳った実在の男をモデルに製作された「BOARDWALK EMPIRE」が栄冠に輝いた。パイロット版を巨匠マーティン・スコセッシが手がけており、今後の日本上陸が楽しみなところ!本作で政治家にしてギャングという異色の主人公を演じるスティーヴ・ブシェミが、男優賞を獲得した。また、女優賞は、数々のTVシリーズで活躍してきたケイティ・セイガルが「Sons of Anarchy」(原題)で自身、3度目の受賞を果たした。コメディ・ミュージカル部門では、サエない物理学者の男性2人と彼らのアパートの向かいの部屋に越してきたセクシー美女の3人が繰り広げるドタバタを描いた「ビッグバン★セオリー」のジム・パーソンズが男優賞を受賞。女優賞は、検診でがんであることが判明した主人公が、残された人生を楽しんで生きようとする姿を描いた「The Big C」のローラ・リニーに贈られた。そのほかに目立ったところでは、ベテランのアル・パチーノが「死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実」でミニシリーズ・TV映画部門の男優賞を獲得。同じくミニシリーズ・TV映画部門の女優賞は、ジュディ・デンチ、ロモーラ・ガライ、ジェニファー・ラブ・ヒューイット、ヘイリー・アトウェルらを抑えて、クレア・デインズ(「Temple Grandin」)が手にした。受賞結果一覧<ドラマ部門>作品賞:「BOARDWALK EMPIRE」(原題)男優賞:スティーヴ・ブシェミ(「BOARDWALK EMPIRE」)女優賞:ケイティ・セイガル(「Sons of Anarchy」)<コメディ・ミュージカル部門>作品賞:「glee/グリー踊る♪合唱部!?」男優賞:ジム・パーソンズ(「ビッグバン★セオリー」)女優賞:ローラ・リニー(「The Big C」)<ミニシリーズ・TV映画部門>作品賞:「コードネーム:カルロス 戦慄のテロリスト」男優賞:アル・パチーノ(「死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実」)女優賞:クレア・デインズ(「Temple Grandin」)助演男優賞:クリス・コルファー(「glee/グリー踊る♪合唱部!?」)助演女優賞:ジェーン・リンチ(「glee/グリー踊る♪合唱部!?」)■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reservedデクスター [海外TVドラマ]DexterTM © 2006 Showtime Networks Inc. All rights reserved. SHOWTIME and related marks are registered trademarks of Showtime Networks Inc. A CBS Company. TM, ® © 2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.第68回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.■関連記事:杏、ゴールデン・グローブ賞に感激!父・渡辺謙に続いて海外進出!?『ソーシャル・ネットワーク』ゴールデン・グローブ賞4冠N・ポートマン主演女優賞シネマカフェ的海外ドラマvol.1812011年ゴールデン・グローブ賞の注目ポイント!“オヤジ代表”泉谷しげる、若者に過激なエール!「灰皿で殴っちゃダメ」『ソーシャル・ネットワーク』GG賞発表を前に早くも独走?全米映画批評家協会賞4冠
2011年01月17日TVドラマ界ではエミー賞に並ぶ重要賞と言われるゴールデン・グローブ賞の授賞式が現地時間の1月16日に開催。そこで、今月はゴールデン・グローブ賞にまつわるあれこれの特集です。まずは、TVシリーズを対象にした部門における注目ポイントをピックアップ。ドラマ、ミュージカル・コメディ、ミニシリーズ・TVムービーの3つの作品賞のほか、各俳優賞の計11部門から成るTVシリーズ対象部門ですが、最大の見どころはもちろん作品賞。なかでも、「BOARDWALK EMPIRE」、「デクスター」、「グッド・ワイフ」、「マッドメン」、「ウォーキング・デッド」が争うドラマ部門に注目です。最近の同部門は本コラムでも大プッシュの「マッドメン」が3年連続で受賞していますが、気になるのは映画界の名匠マーティン・スコセッシが製作総指揮を務める「BOARDWALK EMPIRE」と、同じく名匠フランク・ダラボン製作総指揮の「ウォーキング・デッド」(写真)。どちらも新しく始まったシリーズですが、前者は、1920年代のニュージャージー州アトランティック・シティを舞台に、政治家やマフィアたちの生き様を描くスコセッシらしい人間ドラマ。後者は、ゾンビがはびこる世界で、生存者たちがサバイバルを繰り広げるスリラーです。過去には「24TWENTY FOUR」、「LOST」、「グレイズ・アナトミー」、「ザ・ホワイトハウス」、「ザ・ソプラノズ」、「NIP/TUCK」、「シックス・フィート・アンダー」と様々な作品が受賞している部門だけに、そろそろ新タイトルに目を向けられそうなところ?また、エミー賞とは違い、ゴールデン・グローブ賞のTVシリーズ対象部門には監督賞が設けられていないのですが、スコセッシもダラボンも第1話は自ら監督として参加。彼らをダイレクトに褒め称えるには、作品賞が最適にして唯一なのも事実です。とは言え、本コラムの「マッドメン」プッシュ姿勢は変わりませんが…。ちなみに、「BOARDWALK EMPIRE」のチーフ脚本家は、「ザ・ソプラノズ」の重要スタッフだった人物。さらに、「ザ・ソプラノズ」のもうひとりの重要スタッフがチーフ脚本家を務めているのが「マッドメン」ということも知っておきたいところです。ドラマ部門作品賞の話に終始しましたが、その年のハリウッドを熱くさせたスターたちが集まる授賞式だけに、客席の様子も見どころ。本年度作品賞候補の「グッド・ワイフ」ではジュリアナ・マルグリースが昨年の主演女優賞に輝きましたが、受賞を知らされて壇上に向かうジュリアナに、かつて「ER 緊急救命室」で彼女と恋人同士を演じたジョージ・クルーニーがそれはもうスマートに声をかけるというキュンキュンな瞬間もありました。本コラムではなかなか取り上げられなかった「グッド・ワイフ」ですが、見ごたえ十分なリーガルドラマとして日本でも高い人気を獲得中。作品賞だけでなく、主演女優賞にも再びノミネートされています。また、ミュージカル・コメディ部門作品賞では先日、日本でDVDリリースが開始された「glee/グリー踊る♪合唱部!?」が「30 ROCK/サーティー・ロック」、「ビッグバン★セオリー」、「THE BIG C」、「MODERN FAMILY」、「ナース・ジャッキー」と賞を争いますが、昨年の作品賞を「glee/グリー踊る♪合唱部!?」が受賞した瞬間には、製作総指揮のライアン・マーフィーが、傍にいた友人のニコール・キッドマンから祝福されるゴージャスなシーンも。これぞゴールデン・グローブ賞!な瞬間を今年もお見逃しなく。(text:Hikaru Watanabe)「ウォーキング・デッド」FOXムービーにて毎週金曜25:00〜放送中(2話連続)公式サイト:© TWD productions LLC Courtesy of AMC「グッド・ワイフ」NHK BS2にて毎週火曜23:00〜放送中公式サイト:■関連作品:デクスター [海外TVドラマ]DexterTM © 2006 Showtime Networks Inc. All rights reserved. SHOWTIME and related marks are registered trademarks of Showtime Networks Inc. A CBS Company. TM, ® © 2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.マッドメン [海外TVドラマ]© MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved24TWENTY FOUR [海外TVドラマ]LOST [海外TVドラマ]© AXN Japan Inc. All Rights Reserved.グレイズ・アナトミー [海外TVドラマ]©Touchstone Televisionザ・ソプラノズ [海外TVドラマ]NIP/TUCK [海外TVドラマ]シックス・フィート・アンダー [海外TVドラマ]ER 緊急救命室 [海外TVドラマ]glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.30 ROCK/サーティー・ロック [海外TVドラマ]© 2006/2007 Universal Studios. All Rights Reserved.■関連記事:マドンナ、ガガの次は誰に期待?「glee」で“聴いてみたい曲”投票発表!ベッキークリスマスイブのプロポーズに答えは…?相手はあのM-1敗退芸人新シーズンも波乱の予感?「グレイズ・アナトミー」予告編到着!シネマカフェ的海外ドラマvol.180「クリミナル・マインド」マシューに直撃!シネマカフェ的海外ドラマvol.1792011年もドキドキ&メロメロ!〜注目ドラマ編〜
2011年01月13日