ドキュメンタリー作品として異例の大ヒットを記録している『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』より、山本兵衛監督のコメントが到着した。7月26日より配信となった本作は、2000年に日本で発生した英国人失踪事件の波乱に満ちた捜査の内幕を、警視庁捜査一課の刑事たちのインタビューを通して紐解いていく、犯罪ドキュメンタリー。日本以外の国・地域でも同日より、Netflixで配信されており(インターナショナル版タイトルは『MISSING: THE LUCIE BLACKMAN CASE』)、7月24日週のNetflix週間グローバルTOP10では、英語映画で第5位を獲得。世界50の国と地域でTOP10入り、イギリス、オランダを含む12か国では3位圏内に入った。日本発信のドキュメンタリーコンテンツが世界でも認められるという前例を打ち立て、世界的ヒットとなっている。また、各国から絶賛のレビューが相次ぎ、世界的な評価が集まっている。山本兵衛監督はこの度のヒットを受け、「社会性のあるドキュメンタリーや映像作品はヒットしないという日本映像業界の勝手な偏見を壊すことができたと思っています」とコメントを寄せた。さらに今後についても「従来のルールや常識に縛られない可能性をもっと見出す作品を作り続けたい」と、意気込みを語っている。ROLLING STONES誌ほか、レビューが続々掲載◆ROLLING STONES/クリス・ヴォグナー Chris Vognar文化の違いをテーマにした緊迫感のあるドラマを観ているような気分にさせられる。あらゆる誇張や扇動的なアプローチもできたストーリーだが、日本人の山本兵衛監督は、センセーショナルな演出を避け、敬意と尊敬を持って演出している。◆MOVIE WEB本作はルーシー・ブラックマン事件を通して、日本の制度や組織的な問題まで炙り出すことに成功している。実際に起きたレイプや殺人にまつわる話に娯楽性は必要とされない。だから本作品を観づらいと感じるだけでなく、憤りさえも感じる人もいるだろう。そこにこそ、この作品の存在価値がある。◆LEISURE BYTE20年以上も前に起きた女性に対する凶悪犯罪を振り返ることで、この作品は、いま我々が生きる現代社会のリアリティと比較するチャンスを与えてくれる。しかし大きな変化が起きているとは感じられないのではないか、と考えさせられた。山本兵衛監督コメント 全文社会性のあるドキュメンタリーや映像作品はヒットしないという日本映像業界の勝手な偏見を壊すことができたと思っています。とはいえ、やはりNetflixという世界配信プラットホームがあってこそだと思うので、今後、従来のルールや常識に縛られない可能性をもっと見出す作品を作り続けたいと思います。Netflixドキュメンタリー『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』は7月26日(水)より独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年08月03日「愛の不時着」のヒョンビン主演最新作『コンフィデンシャル:国際共助捜査』より場面写真が解禁された。本国で5週連続第1位を記録する大ヒットを成し遂げた本作は、「愛の不時着」のヒョンビンが、北朝鮮のエリート特殊捜査員リム・チョルリョンを演じた『コンフィデンシャル/共助』の続編。前作でもコンビを組んだユ・ヘジン演じるベテラン刑事カン・ジンテ、「私の名前はキム・サムスン」以来のヒョンビンとの共演となるダニエル・ヘニー扮するFBI捜査官・ジャックとともに、北朝鮮・韓国・アメリカの捜査官がタッグを組んで国際犯罪組織のリーダーと消えた10億ドルを追う。この度解禁された場面写真では、北のエリート特殊捜査員チョルリョン(ヒョンビン)と、破天荒な南のベテラン刑事ジンテ(ユ・ヘジン)、そして2人と捜査タッグを組むことになる、FBI捜査官ジャック(ダニエル・ヘニー)が、任務遂行に奔走する様子が捉えられている。いがみ合うチョルリョンとジャックを両脇に座らせ「俺たちはアベンジャーズ、インターナショナルに共助しよう」とジンテが諭す居酒屋でのカットに加え、敵に囲まれながらも動じない背中合わせのチョルリョンとジンテ、さらにはチョルリョンがジャックにつかみかかり一触即発の緊迫したカットも。さらに、「少女時代」のイム・ユナ演じる、チョルリョンに恋するミニョンは、警察署で捜査タッグを組む3人に見つめられながら何かを訴えているほか、(自称?)美容系YouTuberとして活躍する姿も見せてくれる。ミニョンがどんな形で共助捜査に絡んでくるのかも気になるところだ。さらにスーツ姿にネクタイが揺れる真剣な眼差しのヒョンビンの躍動感あるカットも切り取られている。壮大かつリアルなカーチェイスに銃撃&生身のバトルシーンと、ハリウッド大作を超えるアクションを見せる本作。再び日本中を虜にするであろうヒョンビンの魅力と、ともに捜査するメインキャラクターたちにも注目したい場面写真となっている。『コンフィデンシャル:国際共助捜査』は9月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月02日街で困っている人を見かけた時、声をかけるかを悩んでしまうこともあるでしょう。人助けをしたいという思いはあっても、知らない人に話しかけるのはついついためらってしまうものです。バス停で全盲の人が困っていたので、話しかけると…ある日、めんみ(@menminosabuaka)さんはバス停で、全盲の男性を見かけます。困っている様子だったので、めんみさんが声をかけると、どうやら男性は目的の飲食店への道が分からなかったようです。偶然にも目的の店が近くにあったため、案内をすることにしためんみさん。無事に到着すると、すでに店の中では男性と同じ、目の不自由な人たちの飲み会が始まっていました。※写真はイメージ男性は飲み始めていた仲間たちに「いや~、この女の子にここまで案内してもらったんだよ~。助かった~!」と、めんみさんを紹介。そしてそのまま予想外の提案を始めたのです…!「よかったら一緒に飲んでいく?連れてきてくれたお礼に奢らせてよ!」男性がめんみさんを飲み会に誘うと、周囲の人たちも「いいね~、そうだね。座りな、座りな!」と同調。結局めんみさんは、そのまま飲み会に参加することになりました。予想外の展開に驚く人も多く、めんみさんがSNSに投稿したエピソードには、さまざまなコメントが寄せられています。・こういう人になりたいし、こういう人生を送りたい。・昔話みたいで最高だなぁ~。・登場人物全員が素敵ですね!ちなみに、参加者全員がめんみさんの容姿を見ることができないため、飲み会ではめんみさんの考え方や性格が分かるような質問が飛び交っていたとのこと。めんみさんの話を聞いた参加者は「きみは将来、立派な人間になるよ」と褒めてくれたそうです。当時の出来事について、めんみさんは「まだ社会人なりたての頃だったので、とても嬉しかった」振り返っています。困っている人に声をかけるのはとても勇気のいる行動です。もし勇気を出して人助けをすれば、めんみさんのように、素敵な人たちとの出会いがあるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年07月28日子供たちに大人気のヒーロー『アンパンマン』は、実は母親にとっても正義の味方!「アンパンマンが『やって~!』っていってるよ」という魔法の言葉を唱えるだけで、筆者の娘は素直にいうことを聞いてくれます。そんな娘の大好物は、味の素株式会社(以下、味の素)が製造・販売している冷凍食品『それゆけ アンパンマンポテト』(以下、『アンパンマンポテト』)。久しぶりに「アンパンマンポテトを食べたい」といわれたので早速調理した結果…なんと失敗してしまいました!シナシナになってしまったアンパンマンは正義の味方の見る影もなく、しなびた野球ボールのように…。味もポテトを食べているとは思えないほどベチョッとして、まるでゴムのようです。ポテト感も全然ありません。大失敗のアンパンマンポテトを見た娘にも「ママこれはないんじゃない?ヘタクソすぎるよ」といわれてしまいました…。そこで本記事では、意外と難しい『アンパンマンポテト』を上手に作るコツをつかむべく、焼き方を徹底検証してみました!電子レンジで『アンパンマンポテト』を調理まず最初にチャレンジしたのは、電子レンジを使った調理方法です。一番簡単でお手軽な調理方法として、販売元である味の素のウェブサイトでも推奨されています。しかし「簡単だけれど、失敗しやすい」「上手にできなかった」と、ネット上での失敗談が多い調理方法でもあるよう。ちなみに筆者が失敗したのも、電子レンジでした。どうやら筆者が失敗した原因は『加熱時間』にあったようです。久しぶりに作るとはいえ、以前は毎日のように調理していた『アンパンマンポテト』。「これくらいだったよね?」と適当な秒数で加熱したのが、愚かな過ちでした…。失敗をもとに、きちんとパッケージに記載されている秒数とワット数で再チャレンジ!筆者の電子レンジは600Wだったので、3つのアンパンマンポテトを並べ、30秒加熱します。でき上がった『アンパンマンポテト』がこちら!キャラクターの顔が崩れることなく、パッケージ記載の見本に近い仕上がりになりました。食感も全体的にしっとりとしてホクホク。柔らかいので、幼い子供でも食べやすそうです。やはり、パッケージに書かれている調理方法をきちんと守ることが大切ですね。トースターで『アンパンマンポテト』を調理次にやってみた調理方法はトースター。一番手軽においしくできる方法として、人気の調理方法です。実は今回の実験にあたり、筆者のママ友に『アンパンマンポテト』の調理方法について聞いてみたところ、なんと5人中5人全員が「トースターを使っている」との回答が。みんなが口をそろえていうのなら、おいしく仕上がるに違いありません!期待をしながらトースターで調理してみました。筆者のトースターは800Wだったので、パッケージに書かれている通り、3分30秒で焼きました。焼く時の注意点として、食パンなどほかの食品を使った直後、トースターが温かい状態で『アンパンマンポテト』を焼くと、予熱で焦げやすくなるかもしれません。トースターがしっかり冷えた状態から調理をスタートしましょう。焼き上がりはこちらです。いい具合に焼き目がついて、見た目からしてとってもおいしそう!肝心の味は、外はカリカリとしていて中はふんわり。まさに揚げたてポテトの食感です。さすがママ友が満場一致でおすすめするだけのことはありますね!娘もひと口食べて「サクサクして、おいしい!」とご満悦のよう。しかしトースターを持っていない家では、カリカリ食感の『アンパンマンポテト』を食べることはできないのでしょうか。「せっかくならトースター以外でもカリッとおいしく食べられる方法はないかな?」と考えました。フライパンで『アンパンマンポテト』を調理そこで、味の素のウェブサイトには掲載されていませんが、フライパンを使用して揚げ焼きにする調理方法にチャレンジ!フライパンに少し多めの油を引いて、十分に温まったら『アンパンマンポテト』を入れます。筆者は大さじ3弱程度の油を使用して、揚げ焼きにしました。油が少ないとくっつきやすくなるので要注意です。焦げつかないように、様子を見ながら両面を焼いたらでき上がり!フライパンで焼いた『アンパンマンポテト』も外はカリカリ、中はもっちりフワフワ。トースターで調理した時と遜色ないおいしさというか、むしろトースターよりもサクッとしていました!より揚げたて感が加わった『アンパンマンポテト』に大満足です。それぞれの調理方法で作った『アンパンマンポテト』の見た目を比較してみましょう。左が電子レンジ、真ん中がトースター、右がフライパンで調理したものです。パッケージと比べると、電子レンジで調理したものが見た目が一番近いと思いました。パッケージに記載の『アンパンマンポテト』には焼き目は付いていないので、電子レンジで調理した『アンパンマンポテト』が正統派な感じがします。しかし筆者の好みでいうと、優勝はフライパンで揚げ焼きにした調理方法。フライパンで焼いたほうがトースターの時より揚げ立て感が強めになります。揚げ立てのカリカリポテトが大好物な筆者には、サクッと感がたまりませんでした。筆者の娘も「揚げ立てみたいで、一番おいしい」と太鼓判!どうやら最初の失敗は挽回できたようで、安心しました。調理してみて、なかなか奥が深いなと感じた『アンパンマンポテト』。久しぶりに食べた娘も幸せそうでした。みなさんもお好みの調理方法で食べてみてはいかがでしょうか。[文/キジカク・構成/grape編集部]
2023年07月27日ディズニーアンバサダーホテルから、マーベル・スタジオ作品に登場するアイアンマンをテーマにしたスペシャルルーム「マーベルスペシャル ルーム“アイアンマン”」が登場。2023年9月13日(水)から2024年1月8日(月)までの期間限定で宿泊できる。ディズニーアンバサダーホテル「アイアンマン」のスペシャルルームマーベル最強のスーパーヒーロー集団「アベンジャーズ」の一員であり、自前の最新鋭パワードスーツで戦うセレブヒーロー、アイアンマン。その世界観を落とし込んだ今回のスペシャルルームでは、アイアンマンの存在を随所に感じる、特別な宿泊体験が楽しめる。世界観を落とし込んだ特別な客室中に入るとまず目を引くのが、今にも動き出しそうにダイナミックなポーズをとるアイアンマンの壁画だ。壁掛けのアートには歴代のパワードスーツに囲まれるトニー・スタークが描かれているほか、アークリアクターをイメージしたコーヒーテーブル、アイアンマンのアイコンが描かれたベッドスローなど、各所に特別な内装が施されている。また、このスペシャルルームの宿泊者に限定して、客室のテレビでディズニーの公式動画配信サービス「ディズニープラス」を視聴可能。アイアンマンに囲まれた客室でシリーズ作品を鑑賞するという、贅沢な観賞会も楽しめる。様々な宿泊者特典さらに、スペシャルルームでしか手に入らない特別なアイテムを宿泊者特典として用意。アイアンマンやマーベルのデザインを施したまくらカバー、オリジナルデザインのポストカード(2種)、ルームキー&キーブックレット、ルームアメニティー、ペーパーバッグが、1室につき各2点ずつ贈られる。11月1日(水)からは、映画『アイアンマン 2』に登場し活躍したスーツケース型のパワードスーツ「マーク 5」をかたどったオリジナルデザインのルームキーケースも追加予定だ。詳細ディズニーアンバサダーホテル「マーベルスペシャル ルーム“アイアンマン”」宿泊可能期間:2023年9月13日(水)〜2024年1月8日(月)■9月13日(水)〜10月20日(金)料金:63,500円〜予約開始日時:7月20日(木) 13:00〜■10月21日(土)〜10月31日(火)料金:未定予約開始日時:宿泊日の3ヶ月前同日 11:00〜■11月1日(水)〜11月30日(木)料金:未定予約開始日時:8月30日(水) 13:00〜■12月1日(金)〜2024年1月8日(月)料金:未定予約開始日時:宿泊日の3ヶ月前同日 11:00〜予約受付:東京ディズニーリゾート・オンライン予約・購入サイトにて定員:大人3名広さ:41m2(C)Disney(C)MARVELArtist Concept Only
2023年07月16日「愛の不時着」のヒョンビンが寡黙な北朝鮮のエリート特殊捜査員を演じ、ユ・ヘジン、イム・ユナ(少女時代)、ダニエル・ヘニー、チン・ソンギュらと共演する『コンフィデンシャル:国際共助捜査』から、予告編と本ポスターが解禁された。解禁された予告編は、冒頭からヒョンビン演じる北のエリート特殊捜査員チョルリョンが銃口を構える姿が!イム・ユナ扮するミニョンが思わず「カッコいい」とつぶやいている。今回、チョルリョンに課せられた極秘任務は、南へ逃亡した国際犯罪組織のリーダーから消えた北の10億ドルを回収すること。「わかりました」と凛々しい横顔で答えた彼を待ち受けていたのは、破天荒な南のベテラン刑事ジンテ(ユ・ヘジン)。捜査の失敗により左遷されていたジンテは、現場復帰を懸けてチョルリョンの相棒に立候補したのだが、家族からは危険な目に遭うからダメだと言われ、上司からは「共助捜査の名目で、北の魂胆を探れ」と指示され、板挟み状態だった。そこに「こいつは俺のヤマだ」と言い放つFBI捜査官ジャック(ダニエル・ヘニー)までも現れる。北・南・FBI、それぞれの目的や思惑が交錯していくなか、事件は予想外の方向へ――。「俺たちはアベンジャーズ、インターナショナルに共助しよう!」と呼びかけるジンテに、チョルリョンとジャックは手を組むことができるのか。そして、3人の前に立ちはだかる驚愕の黒幕とは!?壮大かつリアルなカーチェイスに、銃撃&生身のバトルシーンなど、ハリウッド大作を凌駕するようなアクションでヒョンビンたちが魅せる。さらに予告編のナレーションは、「愛の不時着」でヒョンビンが演じたリ・ジョンヒョクの声優・日野聡が担当しており、ヒョンビンの魅力を一層際立てている。また、本ポスターでは、チョルリョンのクールな表情と、彼と共助捜査することになるジンテ、ジャックの凛々しい姿が印象的。ジンテの義妹ミニョン(イム・ユナ)のキュートさと、国際犯罪組織のリーダー、チャン・ミョンジュン(チン・ソンギュ)の怪しい雰囲気が期待感を煽るものとなっている。『コンフィデンシャル:国際共助捜査』は9月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月13日映画『コンフィデンシャル:国際共助捜査』が2023年9月22日(金)より公開される。主演はヒョンビン。国際犯罪組織のリーダーと消えた10億ドルを追う映画『コンフィデンシャル:国際共助捜査』は、北朝鮮・韓国・アメリカの捜査官が、互いの国の真意を探り合いながらも協力し、国際犯罪組織のリーダーと消えた10億ドルを追う物語。本格アクションあり、ピュアな恋の駆け引きありの作品で、本国・韓国では5週連続第1位を記録するヒットを成し遂げた。主演は「愛の不時着」のヒョンビン主演を務めるのは、Netflixで最高の視聴者数をカウントしたTVシリーズ「愛の不時着」のヒョンビン。また、韓国映画界の名バイプレイヤー ユ・ヘジンや、少女時代のイム・ユナ、ダニエル・ヘニーといった実力派俳優たちが集結する。リム・チョルリョン…ヒョンビン韓国に降り立った、北朝鮮のエリート特殊捜査員。与えられたミッションは、北から逃亡した国際犯罪組織のリーダーと消えた10億ドルを追うこと。カン・ジンテ…ユ・ヘジン南の破天荒なベテラン刑事。寡黙なリム・チョルリョンとは対照的なキャラクター。現場復帰をかけて、チョルリョンの相棒に志願する。ミニョン…イム・ユナジンテの義妹。チョルリョンに恋心を寄せ、彼との再会を心待ちにしている。(⾃称?!)美容系YouTuber として活躍する様子も。ジャック…ダニエル・ヘニーFBI捜査官。映画『コンフィデンシャル:国際共助捜査』あらすじ北朝鮮のエリート特殊捜査員リム・チョルリョンは、北から逃亡した国際犯罪組織のリーダーと消えた10億ドルを追うため韓国に降り立つ。一方、捜査の失敗により左遷されていたベテラン刑事カン・ジンテは、現場復帰をかけ、北からの「国際共助捜査」の要請に志願。チョルリョンと2度目のタッグを組むことになる。互いの真の目的や機密情報を隠しながらも、リーダーの隠れ家に踏み込むチョルリョンとジンテ。そんなふたりに、FBI捜査官のジャックが現れる。激しい争いの果てにチームを組み直した3者・3国の前に、驚愕の黒幕が立ちはだかる……。【作品詳細】映画『コンフィデンシャル:国際共助捜査』公開日:2023年9月22日(金)監督:イ・ソクフン出演:ヒョンビン、ユ・ヘジン、イム・ユナ、ダニエル・ヘニー、チン・ソンギュ配給:ギャガ英題:CONFIDENTIAL ASSIGNMENT 2: INTERNATIONAL© 2022 CJ ENM CO., LTD., JK FILM ALL RIGHTS RESERVED
2023年07月09日警視庁の性犯罪捜査にも大きな及ぼした2000年の英国人失踪事件の捜査の内幕を、警視庁捜査一課の刑事たちのインタビューを通して紐解いていく犯罪ドキュメンタリー『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』が、7月26日(水)よりNetflixにて独占配信。その予告編が公開されている。2000年7月、警視庁麻布署に届けられた一件の家出人捜索願。捜索対象は後に世界を震撼させる猟奇事件の被害者、イギリス人女性のルーシー・ブラックマンさん。イギリスから来日した家族が記者会見を開き、犯人逮捕を懇願する様子が当時TVでも多く取り上げられ、トニー・ブレア首相(当時)もコメントするなど政治レベルまで反響を及ぼす事件へと発展。来日した被害者の家族が、進まない捜査に関して警視庁の態勢を厳しく批判したこともあった。そんな文化的な衝突の裏側では、執拗までに綿密な捜査が行われており、憎むべき凶悪犯罪者逮捕に執念を燃やした刑事たちがいた。女性捜査官を含め、捜査に関わった数々の警視庁捜査第一課のベテラン刑事たちの視点から、日本犯罪史上、最も猟奇的な性犯罪事件の一つであるルーシー・ブラックマン事件において、いかにして犯人逮捕まで至ったかを詳細に描く。日本で起こった犯罪事件を扱うドキュメンタリーとして注目を集める本作の監督は、映画『サムライと愚か者オリンパス事件の全貌』(2015)で、グローバル社会における日本の企業文化に鋭いメスを入れた山本兵衛。本作でも2つの文化と価値観が複雑に絡み合う事件を題材に、独自の視点で何が起こったかを描いている。本作の原案は、登場する捜査員たちから幹部に至るまですべて実名を使用し、詳細かつ正確に捜査の実態が描かれたノンフィクション「刑事たちの挽歌 警視庁捜査一課ルーシー事件」(高尾昌司著・文春文庫)。一方、家族の視点から事件を追ったノンフィクション「黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実」(リチャード・ロイド・パリー著・早川書房)は刊行当時(2015年)日本でも話題になったが、現在、イギリスではこの本をベースとしたノンフィクションのドラマ化が進行中。はじめて性犯罪捜査に携わった女性捜査員も被害者の数から日本の犯罪史上において最悪の性犯罪事件となったルーシー・ブラックマン事件は、警視庁の性犯罪に対する姿勢にも大きく影響した。作品に登場する山口光子巡査部長(当時)は、女性としてはじめて性犯罪捜査に携わった捜査員。また本事件の捜査では、地下鉄サリン事件で大きく注目された科学捜査の重要性が再びクローズアップされ、作品に登場する服藤恵三氏は警視庁初の科学捜査官として活躍した人物でもある。山本兵衛(監督)コメント2つの文化や価値観が衝突する、そんなストーリーの中に、自分は監督としてユニークな視点を見出せるのではないかと考えています。2000年に起きたルーシー・ブラックマン事件も異なった価値観や考え方が、国内外でのメディア報道や警視庁による捜査など、様々な面において影響したという部分に非常に興味を持っていました。しかし決定的に作品になると感じたのは、高尾昌司氏の「刑事たちの挽歌 警視庁捜査一課ルーシー事件」を読んだ時に、事件に関わった数人の刑事たちが、いまだに毎年遺体発見現場の洞窟を訪れていることを知ったときでした。洞窟を掃除し、竹でできた手製の祭壇を作り、ルーシーに祈りを捧げる彼らの姿に感銘を受けながら、彼らがどのような気持ちで困難な捜査に臨んだのか、そして会ったこともない外国人に抱いた<共感の力>が、いかに彼らを事件解明に導いたかについて考え始めました。それがこの作品の起源となりました。そして20年以上前に起きたこの事件のストーリーを辿っていくうちに、いまだに大きな社会課題である性犯罪に対する対応のあり方もテーマの一つとなりました。数百件に及ぶ被害が確認されたにも関わらず、立件されたのはわずか10件以下だったという事実に、当時の性犯罪立件の難しさがうかがえます。これは作品にも登場する被害者の事情聴取を担当した女性捜査官である丸山とき江警部補(当時)と山口光子巡査部長(当時)の女性としての葛藤と苦悩にそのまま重なります。ルーシーの失踪を発端として明らかになった日本犯罪史上最悪の性犯罪事件は、20年以上経ったいまも大きな課題を突きつける事件だと考えます。最後に、この場をかりて、熟考を重ねた上にインタビュー協力を承諾していただいたルーシーの父ティム・ブラックマン氏へ感謝の意を表するとともに、凶悪犯に命を奪われた2人の被害者の遺族と友人の方々に謹んで哀悼の意を表します。Netflixドキュメンタリー『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』は7月26日(水)よりNetflixにて独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年07月02日アニエスベージャパン株式会社(以下:アニエスベー)は、アウトドア製品の販売を行うニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 コールマン事業部(以下:コールマン)、アニエスベーの創業者が創設した海洋生態系の調査研究を行うタラ オセアン財団の日本支部である一般社団法人タラオセアンジャパン(以下:タラ オセアン ジャパン)と共に、瀬戸内海に浮かぶ島「粟島(香川県三豊市)」に漂着するプラスチックごみを回収する活動「Awashima Heart Project」を発足しました。第一回として、6月10日(土)~6月12日(月)の3日間にわたって、キャンプを楽しみながら海岸でのクリーンアップ活動を行い約300kgのプラスチックを中心とした海洋ごみを回収しました。Awashima Heart Project「Awashima Heart Project」とは、タラ オセアン ジャパンが三豊市と協定を結び、推進する次世代を担う子どもたちに向けた海洋環境教育に賛同し、コールマン、タラ オセアン ジャパン、アニエスベーの3社が粟島のクリーンアップを行い、粟島の美しさや環境保護の重要性を発信。自然を守る事や、環境問題に目を向けるきっかけ作りを目的とし、2023年に発足しました。本プロジェクトは、持続的な取り組みとして展開され、3社の社員が、定期的に粟島を訪れ、ビーチや海岸線のクリーンアップを行い、自然環境の保護と美化を目指します。第一回目となる今回は、クリーンアップだけでなく、キャンプを楽しみながら島の自然や文化施設などに触れ、島民との交流も深めました。また、タラ オセアン ジャパンスタッフによるレクチャーの元、ビーチでのマイクロプラスチック採取体験も行いました。これは、現在、タラ オセアン ジャパンが行っている「Tara JAMBIO マイクロプラスチック共同調査」と同じ方法で目に見えない5mm以下のプラスチックを調査するものです。この体験を通じ、マイクロプラスチック問題やビーチクリーンの重要性を理解しました。また、本活動には、地元のボランティアの方々にもご協力いただき、一緒にごみを回収したり食事を共にしたりすることで絆を深めました。今回の活動についてコールマンの担当者は下記のようにコメントしています。「今回、アニエスベー様、タラ オセアン ジャパン様のお誘いにより、環境保全に取り組む機会をいただくことができ大変光栄です。一見接点のなさそうなブランド同士ではありますが、思いが共通している分、ごみ拾いもキャンプもなごやかな雰囲気の中実施できました。」プロジェクトの今後についてアニエスベーとタラ オセアン ジャパンの担当者は下記のようにコメントしています。「自然とのふれあいのエキスパート、コールマン様と活動を行わせていただくことで、新たな島の自然の美しさを発見し、環境保全への重要性を再認識しながらクリーンアップを行うことが出来ました。当活動を今後も継続し、3社の絆をさらに深めながら環境保全を行っていきます。」「多くのスタッフに粟島に来てもらい、自然の豊かさや島時間を体感してもらいました。これからもこのプロジェクトを続け、さらに大勢の方を巻き込み海洋プラスチック問題や環境問題を考えるきっかけ作りとなる輪を広げていきたいです。」コールマン、アニエスベー、タラ オセアン ジャパンの3社は、今回のプロジェクトを通じて、環境保護の輪が広がることを目指し、環境保護と持続可能な未来に向けた活動を継続していきます。活動の詳細はこちらから: ■活動の様子活動の様子■粟島について瀬戸内海に浮かぶ面積3.68km2、周囲16kmの島。粟島は海に囲まれた自然豊かな島ですが、海流の影響でプラスチックごみが流れつきます。島の人口は2020年154人と少なく5年で30%弱も減少。高齢化も進んでおり、地元のボランティアだけでは人手が足りないため、3社の社員が定期的に島に行きクリーンアップを行う本プロジェクトを計画しました。【コールマン事業部について】1901年にアメリカ合衆国カンザス州ウィチタでW.C.コールマンが創業した総合アウトドアブランド「コールマン(R)」、およびフランスのアウトドアメーカー「キャンピングガス(R)」の各種製品の企画・製造、輸入および国内販売を行っています。「地球にやさしいキャンパーになって、未来を灯そう。」のコンセプトのもと、自然や人との心のつながりを大切にする社会を目指しています。創業 :1976年5月ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 職務執行者コールマン事業部最高責任者 中里 豊コールマン事業部従業員数:226名(2023年1月現在)所在地 :〒108-0023 東京都港区芝浦4-9-25 芝浦スクエアビル【タラ オセアン ジャパンについて】2003年に「アニエスベー」創設者のアニエス・トゥルブレとその息子のエチエンヌ・ブルゴワが立ち上げた海に特化した公益財団法人。タラ オセアンでは、世界中の海を「科学探査船 タラ号」で科学者とアーティストと航海し、地球温暖化やマイクロプラスチックをはじめとする、さまざまな環境的脅威が海洋に与える影響の研究を進めています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月29日皆さんは就活で苦労をしたことはありますか?今回はトンデモ面接官と戦った女性のスカッとエピソードを紹介します!イラスト:モナ・リザの戯言どうしても働きたい会社主人公は就活中の大学生。母親の体調が悪く、なるべく近所で働ける就職先を探していました。そんなときに、希望する職種の新しい会社が近所にできました。企業理念にも共感した主人公は、選考を受けることに。ところが一次面接の面接官は、人を見た目で判断するトンデモ面接官だったのです。面接が終わり、主人公が帰ろうとすると、後ろからトンデモ面接官が追いかけて来て…!?ふさわしくない出典:モナ・リザの戯言面接官は主人公に「どうせ不採用だから選考辞退しろ」と言います。失礼な発言をする面接官に驚きながらも、逆に闘志を燃やす主人公。その後実力で選考を突破し、見事希望のポジションで内定をもらいます。一方、失礼なトンデモ面接官はその悪行が社長にまで知れ渡り、会社をクビになってしまうのでした。報われる結果でよかった真面目な主人公が報われる結果になってよかったです。面接官の失礼すぎる行動には驚きましたが、自業自得な結果にスカッとしたエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年06月27日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2023年4月スタートのテレビドラマ『ラストマン』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。まさにエンターテインメントの醍醐味そのものの、極上の喜怒哀楽がぎっしり詰まった最終話だった。若い刑事の命が助かったことに喜び、41年前に幸せな家族を引き裂いた男の暴虐に怒り、思わぬラストで笑ってしまった。だが最終話にこのドラマを名作にしたのは、やはり喜怒哀楽の『哀』。親が子を思う深い愛が41年もの間、真実を霧のように覆い隠した哀しみだった。これは全盲の男が国境、障がい、組織、あらゆる境界線を軽々と越える物語であり、同時に失われた父と息子二人が、断絶した絆を遠い記憶と縁を辿りながら結び直す物語だったのだ。アメリカから警視庁の日米交換留学でやってきたのは、全盲のFBI捜査官・皆実広見(福山雅治)だった。皆実はアテンド役の護道心太朗(大泉洋)をバディとして、捜査一課の難事件に次々と挑んでいく。しかし皆実が日本にやってきて、心太朗をバディに指名した本当の理由は、自分が失明するきっかけになった41年前の強盗殺人事件の真実を知るためだった。二人は捜査を進めるが、関係者が殺害され、ともに事件を追っていた心太朗の甥の泉(永瀬廉)が刺され、不穏な動きが襲いかかる。ここまでにも、ドラマの中で絶妙な『点』があちこちに置かれていた。心太朗の父・鎌田國士(津田健次郎)は冤罪ではないか、皆実と心太朗は実は血縁ではないか、冤罪には心太朗の養父・護道清二(寺尾聰)が関わっているのではないか。それらの結果はどれも私たち視聴者の『予想通り』ではあったけれども、その深層にあった因果ははるかに予想を超えていた。しかし思えば、ドラマが始まってからずっと一話完結のエピソードの中で、それらの芽はあったように思う。冤罪とメディアを描く2話(女性連続殺人)、罪と失うもののバランスを問う3話(俳優殺人)。料理や食がどれだけ人生の反映であるかの5話(インフルエンサー殺人)、親は子のためにどんな犠牲をも負うと描く6話(別荘立てこもり)、そして男女の真実は傍目には分からないと描いた7話(後妻業殺人)。そして幾つかの事件が、一見組織的な犯罪や政治的な主張の動機に見えて、実はもっと人の身体に近い情動的な動機で起きたものだという描き方も、どれも41年前の『はじまりの事件』の反影のようだ。41年前の真実を描き出したラスト30分余は、まるで映画1本分のような濃密さだった。息子たちの為に自らの人生をなげうつ鎌田國士の悲哀を演じた津田健次郎も、運命に翻弄される薄幸の女を演じた相武紗季も、悪辣な男を振り切って演じた要潤も、大義と正義の間で苦悩する若き日の護道清二を演じた奥野瑛太も、がっぷり四つの見事な演技だった。刑事として背中を追い続けた父を逮捕することが、その教育と愛情に報いる最上の方法に決着する清二と心太朗、そして清二と京吾(上川隆也)の父と子のありようが切なくつらい。40年近く、幼い心太朗が作った肩たたき券を大切に持っていたというエピソードが、護道清二という人物に苦く複雑な味わいを残している。そして自らは死の際にありながら、既に中年といっていい年齢の息子を「腹が減っていないか」と案ずる鎌田國士の言葉が圧巻だ。どんなに親子のありようが複雑にねじれ、ぼろぼろになろうとも、我が子が空腹ならばきちんと食べさせたいと思う親の願い以上に正しいものはないだろう。親として根源的なその問いかけに、私たちは幸せに生きてきましたと、子として根源的な言葉で皆実が応じることで、哀しい父と兄弟の物語は、深い悲しみと淡い幸福で幕を閉じた。張り詰めた最終話の中でも、皆実の人たらしと振り回される心太朗の魅力は健在で、中でも捜査に来た料亭に芸者を呼んで、楽しそうに踊る皆実と呆れつつキレキレの突っ込みを入れる心太朗の場面は、福山雅治・大泉洋ならではの楽しさだった。芸者と遊んでも少しも下品にならず愛おしい福山雅治と、思わず尻文字に合わせて首を振りつつも矢継ぎ早に突っ込む大泉洋の可笑しさに、本当にこの二人のバディを見られた三ヶ月、楽しかったと感慨深かった。吾妻(今田美桜)への想いが空振り中だった泉は、ようやく二人の食事にこぎつける。しかしどうやらまだデートではないようで、それでも半歩、確かに前進。佐久良(吉田羊)と心太朗は、互いに素直になれないが「私が好きな護道心太朗はそんなふぬけじゃない!」、佐久良の叱咤は『好きだった』の過去形じゃなくて現在形ということで、こちらも多分、半歩前進。そしてバディであり兄弟でもある二人は、互いの舌に残る肉じゃがの記憶で、幼すぎて覚えていない家族団らんの時間に想いを馳せる。母の味の肉じゃがを、赤子だったはずの弟は覚えていた。それが今は亡くなり、言葉も聞けない両親の幸福を信じる確かな手がかりとして残る。2話、盲目の兄が薄暗いホテルの部屋で肉じゃがを煮ていた時、偶然に弟が魚を持って訪ねてきた。それは、義父から釣った魚を持たされたからだった。幸せを信じる手がかりは、幾つかの偶然の連なりがもたらした。繰り返し連なり、重なり合うカノンの音色のように。それにしても、涙で湿った視聴者の頬を皆実の『ではまた来週』の一発で笑わせて乾かす最後のオチまでつくづく見事だった。今作恒例のラストにタイトルが出たあとの一言、最終回は先に皆実の言葉を撮り、対する心太朗の返答は別撮りで、大泉のアドリブだったとのこと。ものまね混じりのぼやきが、まさに大泉洋の真骨頂である。人たらしの男に散々振り回されつつも、尽きぬ親愛がにじみ出た、護道心太朗の言葉であり大泉洋本人の言葉でもある。いつもにこやかな皆実広見も人たらしだが、日々渋い顔でぼやきながら、それが愛おしい護道心太朗もまた、同じくらい人たらしだと思う。こんな素敵なバディを短期間で解散させてしまうなんて勿体ない。視聴者も思っているし、きっとデボラも、エージェントの彼女もそう思っているだろう。また会える日を楽しみにしている。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2023年06月27日アメリカで11匹の犬と暮らすグッドリンさんファミリー。個性豊かな犬たちとのにぎやかな生活をSNSで紹介しています。この日、飼い主であるブレイデンさんは犬と散歩をしている時の様子を投稿しました。動画には2匹の犬が登場するのですが、犬たちが速足で歩いていたため、彼は「Slow down(スピードを落として)」と声をかけます。ところが、犬たちは歩く速さを緩めようとしません。その時、ブレイデンさんはあることに気が付きます。散歩させていたのは、オーストラリアン・シェパードとジャーマン・シェパードです。そこで彼が2匹にそれぞれ、オーストラリア訛りの英語と、ドイツ語で話しかけてみると…!驚きの結果は、こちらをご覧ください。@thegoodhype Since barking didn't work #dogsoftiktok ♬ original sound - Goodlin Siblings2匹とも、ちゃんと反応して立ち止まったではありませんか!この動画には240万件の『いいね』が集まり、犬の飼い主さんからのコメントが続々と寄せられています。・我が家は柴犬を飼っているんだけど、誰か日本語が話せる人はいませんか?・私の友達の犬はシュナウザーで、その子は私のドイツ語を完ぺきに理解している。・大笑いした!うちのチワワにもスペイン語で試してみるよ。・うちの犬は雑種なんだけど、どうしたらいいかな?ちなみにジャーマン・シェパードはドイツ原産の犬ですが、実はオーストラリアン・シェパードはアメリカ原産です。今や原産地に関わらず、さまざまな犬が世界中で愛されています。愛犬の原産地の言葉で話しかけたらどんな反応を見せてくれるか、試してみると面白そうですね![文・構成/grape編集部]
2023年06月27日福山雅治と大泉洋がバディ役で共演した「ラストマン-全盲の捜査官-」最終話が6月25日放送。皆実と心太朗に隠された“秘密”に驚きの声が続出。王林演じる難波の正体にも衝撃が走っている。41年前に両親を殺され視力も失ったが、米連邦捜査局(FBI)特別捜査官となった皆実広見を福山さんが、実の父が皆実の両親を殺したとして服役し続けている護道心太朗を大泉洋が演じ、2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」以来の共演を果たした本作。心太朗の甥っ子で正義感の強い性格で、元捜査一課長の山藤に刺されて瀕死となった護道泉に永瀬廉 (King&Prince)。泉が想いを寄せる存在の吾妻ゆうきに今田美桜。心太朗の元カノで優秀な刑事の佐久良円花に吉田羊。泉の父親で次期警察庁長官の座が確実視されている護道京吾に上川隆也。皆実の両親を殺したとして無期懲役となり、死が迫っている鎌田國士に津田健次郎。第21代警察庁長官で正義の人と思われたが、裏の顔を持っているらしい護道清二に寺尾聰といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回では殺された皆実の母・勢津子(相武紗季)が誠(要潤)と結婚する以前、鎌田と付き合っていたが判明。2人が共に働いていた料亭に皆実と心太朗が赴くのだが、そこで皆実は芸者遊びに興じ、尻文字まで描いて心太朗からツッコまれる…。「提供越しに尻文字やる福山雅治にツッコむ大泉洋 最高」「尻文字する福山雅治ってめちゃくちゃレアではwwww」「福山雅治の尻文字が見れるのはラストマンだけ!」など、シリアスな展開に突如放り込まれた尻文字を描く皆実の姿に視聴者からもツッコミが殺到。そして41年前の事件の“真相”とともに皆実と心太朗に関する“重大な真実”も明かされることになる。皆実と心太朗は2人とも鎌田と勢津子の息子で実の兄弟だったことが判明。41年前、皆実が鎌田の子だと知った誠は勢津子を殺し、若き日の清二を自宅に呼び出し、その罪を揉み消させようとするも清二はそれを拒否。さらに皆実まで殺そうとする誠を清二は殺害。皆実家に火を放つと、たまたま通りかかった山藤(金田明夫)に皆実を救出させ、拘置所の鎌田に皆実と心太朗の未来を保証する代わりに、誠と勢津子を殺したと供述するよう頼んだ…。すでに皆実と心太朗が“兄弟”なのでは?と推測する声がSNSでは上がっていたが「異父、では無く、実の兄弟だったか」「兄弟だと予想してたけどお父さんも一緒だった」「なんとなくそうかも…と思っていたけど、まさかの福山さんと洋ちゃんが兄弟だった」など、この展開に驚きの声が上がる。41年前の事件の真相も判り、皆実が帰国する日がやってくる。空港に駆けつけた心太朗が皆実と“号泣ハグ”した直後、皆実は「では、また来週」と口にする。呆然とする心太朗に皆実は交換研修制度で「次はあなたがアメリカに来る番です」と告げ、実はアメリカのエージェントが極秘に心太朗を審査していたと明かす。そのエージェントとはなんと王林さん演じる難波望海だった…。視聴者からは「王林ちゃん!エージェントだったの!」「王林ちゃんが最後全部持ってった」などの声が上がるとともに、「CMで前からOops!言うてたよねあれも伏線か~!」と、王林さんが出演しているコラボCMで発したセリフに触れた投稿なども続々SNSに上がっている。(笠緒)
2023年06月26日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2023年4月スタートのテレビドラマ『ラストマン』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。ドラマの最終盤になって、改めて思う。もしも護道心太朗(大泉洋)が、警察官僚を代々輩出している名門の人間であることを強く意識していて、自身のキャリアにこだわっている男なら、皆実広見(福山雅治)にとっての「シンディー」たりえただろうか。皆実が、心太朗を命を預けるに足るバディだと確信したのはいつだろう。デボラ(木村多江)に心太朗の人となりを内偵してもらった時か、それとも蕎麦をすすっているときに不機嫌な『人材交流企画室室長』がやってきた時か、それとも爆弾犯を逮捕して初めて信頼の糸がつながった時か。護道泉(永瀬廉)に、心太朗の気持ちを考えて、「ひとりで41年前の事件を捜査します」と言った皆実の言葉に嘘はなかっただろうし、「あなたに私の目になって共に過去の事件を追ってほしい」と告げた言葉も本心だろう。遠い故郷で出会った、渋い顔ばかりしているバディを傷つけたくないという気持ちと、共に戦いたいという願いの間で、不屈の全盲の男もまた、迷ったのだと思う。警視庁の日米交換留学でやってきたのは、全盲のFBI捜査官・皆実広見だった。皆実は一匹狼の刑事・護道心太朗をバディに、捜査一課の難事件を解決していく。しかし皆実が日本に来た目的は、自身が失明するきっかけになった41年前の殺人事件を改めて調査するためだった。その殺人事件の犯人は、心太朗の実父である鎌田國士(津田健次郎)だった。『ラストマン-全盲の捜査官』(TBS系日曜21時)、物語は最終話だけを残してクライマックスである。殺人犯の息子という過去と向き合うことを拒んでいた心太朗が、皆実の説得でついに41年前の事件と再度向き合うことを決めた。泉と吾妻ゆうき(今田美桜)の助力も得て、皆実家を襲った強盗放火殺人を調べ始めた皆実と心太朗は、バブル期に皆実の父・誠(要潤)が犯罪まがいの地上げを行っていたこと、それに絡む土地の売却に大物政治家で、護道家の親戚でもある弓塚(石橋蓮司)が関わっていたことを知る。事件は決して調書通りのものではなく、何か隠蔽があるとバディが確信を深める中、当時を知る元ヤクザが口封じに殺害され、不穏な動きが心太朗たちに襲いかかる。今回、最終話に向けて次々と明かされる過去の人間関係は、まるでオセロで白黒が入れ替わるような面白さだった。思い出すのは、2話で皆実が母の味として作った肉じゃがを、心太朗は「懐かしい味だ」と言って食べていた場面である。過去に同じ料亭で働いていた皆実の母と、心太朗の父が同じ出汁の味を記憶に刻んでいたとしても不思議ではない。ここまでに一切語られない心太朗の実母の話も含め、まだ見えない点と線がある。そして、もしも鎌田國士が冤罪として無実の罪を着せられたのだとしたら、養子として警察官僚の名家に引き取られる息子は『詫び』であり、同時に冤罪を告発させない『人質』だったのではないか。次々と明らかになる人間関係の悲喜や機微を、福山雅治と大泉洋はそれぞれに絶妙な演技で受け止めている。大泉の、憮然としながら照れが伝わる様子、同じく憮然としていても怒りが伝わる表情。福山の、にこやかにしながらも、これは捜査用の仮面だと分かる笑顔と、仲間を得て心からくつろいでいる笑顔。今作の皆実広見と護道心太朗は、世間がそれぞれ二人に求めているイメージそのままの、いわゆる『鉄板』の役柄ではあるけれど、それに存分に応えながら、更に行間を魅せてくれる二人の演技に拍手を贈りたい。今回、捜査一課の中でも護道家の跡取りとしても『愛されキャラ』である泉が、捜査の中で刺されて瀕死という衝撃のシーンで終わる。心太朗にとっても、自分の出自を恥じながら生きてきた居場所のない人生の中で、甥っ子として泉が寄せてくれた親愛は、数少ない救いであったはずだ。それが最後に奪われるような残酷な結末にならないように願うばかりだ。より大きな正義のために小悪に目をつぶってきた護道清二(寺尾聰)と京吾(上川隆也)にも彼らなりの、正しいことを貫きたい泉にも泉なりの、そして過去の真実と向き合う皆実と心太朗にも二人なりの、それぞれ信じる正義がある。その正義がぶつかりあった後にどんな『ラスト』があるのか、最終話を心待ちにしている。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2023年06月21日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)は、中国ドラマ「暴風眼-特命捜査官-」を6月25日(日)ひる1時~放送開始します。本作品にどうぞご期待ください。© Jaywalk Starlight (ChongQing) Film & Media Co., Ltd1.番組概要息詰まる頭脳戦とリアルな描写で中国全土を魅了したサスペンス巨編!!大ヒット作『永遠の桃花~三世三生~』で知られるヤン・ミーとチャン・ビンビンが最強バディを結成。国際的産業スパイ組織を壊滅すべく、国家安全局に設置された特別捜査本部の活躍を描く。本作の主人公・安静(アン・ジン)を演じるのは、ヒット作を連発するスター女優のヤン・ミー。彼女とタッグを組みスパイ組織を追い詰める捜査官・馬尚(マー・シャン)役を『永遠の桃花~』で共演したチャン・ビンビンが演じる。息詰まるような頭脳戦、手に汗握るアクション、そしてリアルな大人の恋愛模様が相乗効果でスリリングな物語を盛り上げていく。■番組HP: ■画像クレジット:© Jaywalk Starlight (ChongQing) Film & Media Co., Ltd© Jaywalk Starlight (ChongQing) Film & Media Co., Ltd2.あらすじ双清(シュアンチン)空港の各所に鋭い視線を走らせる4人の男女―国安局捜査課・安静(アン・ジン)率いる捜査官たちの標的は、“ブラスター”のコードネームで知られる産業スパイだった。早速、追跡を始める捜査官たち。しかし、相手は尾行に気づいたのか、挑発とも取れる不可解な動きを見せ、彼らを翻弄する。その大胆不敵さに、安静は悪い予感を抱くのだった。やがて、ブラスターの乗る車は、デパートの地下駐車場へ。現場に急行した捜査官たちは、安静の指示のもと、ブラスターの身柄を押さえるべく、包囲網を絞るが…。3.放送スケジュール6月25日(日)ひる1時~放送スタート<BS初放送>毎週日曜ひる1時~2時59分 (※2話連続放送全40話/中国語・日本語字幕)◎TVerで全話見逃し配信予定© Jaywalk Starlight (ChongQing) Film & Media Co., Ltd4.キャスト安静(アン・ジン):ヤン・ミー(楊冪)馬尚(マー・シャン):チャン・ビンビン(張彬彬)杜猛(ドゥー・モン):リウ・ルイリン(劉芮麟)苗霏(ミャオ・フェイ):ダイ・スー(代斯)喬西川(チャオ・シーチュワン):ワン・ドン(王東)程雷(チョン・レイ):ワン・シアオ(王驍)馬駿海(マー・ジュンハイ):シー・リアン(石涼)宋銘(ソン・ミン):シー・ジンミン(施京明)苗煥陽(ミャオ・ホワンヤン):チャン・シェン(章申)龐一山(ポン・イーシャン):ジャン・ファン(張帆)© Jaywalk Starlight (ChongQing) Film & Media Co., Ltd5.スタッフ監督:ユー・ボー(于波)総脚本:リャン・ジェンファ(梁振華)脚本:ジアン・ダーチアオ(姜大喬)、フー・ヤーティン(胡雅婷)、スイ・ジョン(隋錚)、チン・ウェン(秦文)、リウ・ヤーナン(劉亜男)■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンターテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月20日福山雅治&大泉洋共演「ラストマン-全盲の捜査官-」9話が6月18日放送。永瀬廉演じる泉の危機にSNSには「泉くんだけは助かってくれ」「大丈夫だと信じたい」などの声が殺到、「泉くんの命を助けて下さいと絵馬に書く」など無事を願う声がネットに溢れている。福山さんと大泉さんが2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」以来に共演を果たし、41年前に両親を殺され視力を失ったFBI捜査官と、その犯人の息子である孤高の刑事が凸凹バディを組んで事件を解決するというストーリーが展開してきた。心太朗とともに41年前に両親を殺された事件を調べる決意を固めた皆実広見に福山雅治。皆実とともに実の父の真実を暴く決意を固めた護道心太朗に大泉洋。正義感が強く、曲がったことが大嫌いな護道泉に永瀬廉 (King&Prince)。泉が想いを寄せる相手・吾妻ゆうきに今田美桜。心太朗の元カノで優秀な佐久良円花に吉田羊。皆実の両親を殺した事件で無期懲役となっている心太朗の実父・鎌田國士に津田健次郎。41年前の事件を調べようとする皆実の行動を監視している泉の父親・護道京吾に上川隆也。第21代警察庁長官を務めた護道清二に寺尾聰といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。皆実と心太朗は41年前の事件の真実を解き明かそうと決め、鎌田に会いに刑務所へ行くが重篤で面会は叶わない。鎌田が余命わずかでタイムリミットが迫るなか、泉と吾妻も捜査に協力を申し出る。皆実と心太朗は41年前の第一発見者である元捜査一課長・山藤(金田明夫)に話を聞こうと考えるが、それを見計らったかのように山藤が御殿場から上京。心太朗が「あの人は本物の正義の人」と言うほど尊敬する山藤だが、事件について語る口調に皆実は何かを隠していると推測する。その後、皆実の父・誠(要潤)がかつて地上げを行っており、道路族議員で今は政界のドン・弓塚(石橋蓮司)に違法行為をもみ消してもらっていたことが判る。弓塚は護道家と深い関わりがあり、土地取引を通じて誠と護道家には接点があったこともわかる。誠が地上げのために使っていた元暴力団員の男を事情聴取する皆実と心太朗だが、その夜、男が転落死。殺人だと考える皆実と心太朗だが、弓塚の指示で清二は京吾に事件を事故として処理するよう告げる…というのが9話の物語。弓塚の元に赴き41年前の事件を捜査すると“宣戦布告”する皆実と心太朗だが、その直後、捜査に協力する泉から何者かに尾行されていると連絡が入る。泉は尾行する相手を逆に職質しようとするが、相手が刃物を取り出したことから揉み合いになり、そのはずみで刺され心停止。心太朗は刺した男を立体駐車場に追い詰めるが、男の正体は山藤だった。山藤は心太朗に「俺は悪い人間だ、本当にすまない…」と叫んで、駐車場から飛び降りる…とラストだった。心停止してしまった泉に「泉さんは大丈夫だと信じたい」「お願いします泉くんだけは助かってくれ」「泉くん、お願いだから、生きていて。辛すぎる」などの反応がSNSに殺到。「とりあえず明日神社で泉くんのために長寿のお守りを買って、どうか泉くんの命を助けて下さいと絵馬に書く」など、その無事を願う声も送られている。【最終回あらすじ】泉が山藤に刺され予断を許さない状況に。佐久良班と皆実たちは真相を明らかにすべく動くが、警察上層部から事件の調査をストップするよう指示が出る。しかし佐久良たちは捜査を続行。弓塚を黒幕と考えて捜査を続け、事件には暴力団の関与があったことを突き止める。一方、皆実と心太朗は鎌田を調べていく中である衝撃的な事実にたどり着く…。「ラストマン-全盲の捜査官-」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2023年06月19日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2023年4月スタートのテレビドラマ『ラストマン』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。ある程度生きていれば、誰しも触れてほしくない傷、ずっと隠しておきたいことの一つや二つある。誰かへの不義理だったり、忘れられない恨みだったり、それは加害かもしれない、被害かもしれない。隠しておきたいことを誰かが無理に暴こうとするとき、咄嗟に逃げるか、激しく怒るか。さらに、もしそれが簡単に縁の切れない信頼している誰かなら。アメリカから交換研修制度を利用して日本にやってきたのは、全盲のFBI捜査官・皆実広見(福山雅治)だった。皆実はアテンド担当の護道心太朗(大泉洋)を相棒に、盲目ながら高い能力で捜査一課の難事件をいくつも解決していく。当初は渋りながら皆実に同行していた心太朗との間にも、バディとして阿吽の呼吸が生まれつつある矢先、心太朗は皆実の来日の経緯と自分をアテンドに指名した理由を知ってしまう。それは、心太朗の実の父親・鎌田國士(津田健次郎)が起こした41年前の強盗放火殺人と深くかかわっていた。犯罪者の息子という過去を頑なに思い出したくない心太朗は皆実に失望し、バディの仲は断絶してしまう。そんな中、皆実と吾妻(今田美桜)はバスジャックの現場に居合わせることになり、皆実は犯人・清水拓海(京本大我)の銃で肩を撃ち抜かれて重傷を負う。バディはバラバラ、皆実は重傷、犯行現場のバスに乗り合わせたことすら知らせるすべがない。八方塞がりの中、バスジャック犯の奇妙な要求が明かされる。やはり今回は、互いに離れ、意思疎通の手段が限られた状態であっても、それぞれを信じて相手のために成すべきことを果たすバディのありように胸が熱くなった。血まみれのハンカチに書かれたシンディーという皆実だけが呼ぶ名、銃弾の数を伝えられれば必ず制圧してくれると信じる心太朗の奔走。共に、ある理由にすれ違いがあったとしても、互いの能力と犯罪に立ち向かう真摯さへの信頼は、既に揺るがないだけの積み重ねが二人にはあった。今回、ゲストとしてバスジャックの犯人を演じたのはアイドルグループ『SixTONES』の京本大我。名もない群衆から無責任に投げつけられた悪意で、仕事も家族も失った青年の絶望と狂気を哀しく演じきった。今作、ラストマンは3話の俳優殺人では不倫のイメージダウンより正当防衛の殺人を選ぶ展開、5話のインフルエンサー殺人事件では『SNSで力を得るために同業者を排除する』等、SNSや世論の評価と、刑事事件としての重大さのズレやねじれを問うエピソードが多く扱われている。今回は、同姓同名というだけでネットのデマで生活全てを破壊された青年の復讐劇である。しかしいざ真実の箱を開けてみたとき、特定の犯人は存在せず、ネットで無責任に石つぶてを投げた人々はどこまでも他人事で、何ともいえない空しい解決になった。これらはSNSと人の権利の関わりが整備されようとしている過渡期としての『いま』を捉えたストーリーの数々だと思うと興味深い。逮捕の瞬間、手錠をかけたのは永瀬廉演じる護道泉。犯人として手錠をかけられたのは京本大我。二人ともアイドルとしての存在感と、有望な若手俳優としての顔を持つ。『正しさや善』を体現する刑事が、『虚実の狭間で大衆の無責任な言葉に晒され傷つく存在』として犯人を捕らえるそのシーンは、ともにアイドルとしての側面を持つだけに、鋭く胸をつかれる瞬間だった。バスジャックの解決後、帰国する予定を目前に、皆実は再び心太朗に41年前の事件を共に追ってほしいと説得する。皆実の元妻・デボラ(木村多江)の話から、皆実が心太朗を求めたのは利用したいからではなく、同じ過酷な事件のサバイバー、同志として求めたのだと知った心太朗は過去に向きあう決意を固める。「結果、知らなければよかった現実を突きつけられるだけかもしれませんよ。皆実さんにとっても」噛みしめるように確かめる心太朗の言葉に思う。父が心底憎くて過去を封じたのではない、もしも父が悪人ではないと微かな希望を手にしたとして、その希望がもう一度砕かれるのが怖かったのかもしれないと。だが、どんな事実にも私たちは揺らがないという皆実の言葉が力強く響いた。それは、誰かが隠しているものだ。誰かが隠したいことは、返せば他の当事者にとって暴く価値のあるものだということだ。深く隠されているなら深いほどに。二人が開く重い扉の向こうには何が待っているだろうか。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2023年06月14日福山雅治主演「ラストマン-全盲の捜査官-」の8話が6月11日放送。皆実が心太朗に放った“言葉”に「ラストマン そういうことか…」「タイトルにそんな意味も込められてたのか」など視聴者から感嘆の声が上がっている。41年前に両親を殺され、その時に視力を失った全盲のFBI捜査官・皆実広見を福山雅治が。強引な捜査もいとわない孤高の刑事だが、実の父が皆実の両親を殺した犯人とされている護道心太朗を大泉洋がそれぞれ演じる本作。福山さんと大泉さんが大河ドラマ「龍馬伝」以来に共演しているのも話題となっている。皆実と心太朗の因縁を知っている護道泉に永瀬廉 (King&Prince)。皆実をサポートする吾妻ゆうきに今田美桜。心太朗の元カノ刑事の佐久良円花に吉田羊。佐久良の同僚刑事の馬目吉春に松尾諭。強盗殺人事件で無期懲役となり服役中の心太朗の実父・鎌田國士に津田健次郎。皆実と心太朗の因縁を知っている泉の父親・護道京吾に上川隆也。第21代警察庁長官を務めた京吾と心太朗の父親・護道清二に寺尾聰といった顔ぶれも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。皆実がアテンド役に自分を指名したのは、刑務所にいる鎌田に会うためだったことを知った心太朗は激しく憤る。さらに兄の京吾も皆実の目的を知っていたことに傷つき、人材交流企画室室長の任を降り、皆実とのバディも解消となる。それでも皆実は41年前の事件で第一発見者だった元捜査一課長に会いに行くことに。同行役となった吾妻と目的地に向かおうとするが、その道中男とぶつかり、その際、男が銃を持っていることに気づいた皆実は吾妻と、彼が乗車したバスに乗り込む。すると男は皆実に銃を発砲、撃たれた皆実が激しい出血するなか、男は清水拓海(京本大我)と名乗り、バスジャックをしたと宣言したうえで乗客たちにSNSで事件を拡散するよう指示を出す…というのが今回のストーリー。バスジャック犯を演じた京本さんに「大我君のバスジャック犯、怖かった(褒めてる)」「またファン増えてくれるよね凄かったもん。。。1話だけの出演であれを残せるのすげぇ…」といった声が殺到。事件解決後、皆実は予定を早め帰国することになる。帰国を前にした彼のもとを訪れた心太朗に、皆実は41年前の事件の裏には複雑な事情が隠されてるはずと語る。両親を殺めた相手の息子である私を恨んでいないのか、と聞く心太朗に、皆実は「あなたこそが過去に縛られた男、ラストマンだったようですね」と言葉を返す…。「過去に縛られた男=ラストマン そういうことか…」「ラストマンって過去に縛られた男ってコト!?」「タイトルにそんな意味も込められてたのか」など、“もう1人のラストマン”に対しSNSには多くの反応が寄せられている。【第9話あらすじ】皆実と心太朗は41年ぶりに心太朗の実父・鎌田に会いに刑務所へ行くが、重篤で面会は叶わない。41年前の事件の真相を知っている鎌田が余命わずかでタイムリミットが迫っていた。泉と吾妻も捜査の協力を申し出る。一方、政界のドン・弓塚(石橋蓮司)は、事件が掘り起こされることを娘婿の京吾(上川隆也)から聞いて・・・。「ラストマン-全盲の捜査官-」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2023年06月12日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2023年4月スタートのテレビドラマ『ラストマン』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。下心と相手に尽くしたい気持ちは、グラデーションのように繋がっているのだろうけれども、自分自身の内面でも曖昧なものを、他人の真意となると到底分からない。全盲にして千里眼の男は直感でそれを見抜くけれども、私たち凡人にはそんなことは出来ないわけで、献身か打算か、最後は自分の受け取り方次第になるのだろうなと今回の『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系日曜21時)を見て思った。アメリカから警視庁の交換留学生としてやってきたのは全盲のFBI捜査官だった。その男・皆実広見(福山雅治)は、壮絶な過去を全く感じさせない人たらしの魅力と、高い捜査能力で案内役の刑事・護道心太朗(大泉洋)を相棒に、捜査一課の難事件を解決していく。後半に入った7話は、ビターな愛情のエピソードだった。埠頭から白骨化した遺体を積んだ車が引き上げられ、車のデータから遺体は行方不明の資産家の高齢男性・葛西征四郎(小林勝也)だと判明する。その高齢男性には40歳近く年の離れた美しい妻・亜理紗(岡本多緒)がおり、いわゆる『後妻業の女』として殺人の疑いが濃厚にかかっていた。しかし亜理紗に直接会って話をした皆実は、亜理紗に好意を抱き、呆れる心太朗や捜査一課の面々をよそに彼女は犯人ではないと断言する。今回、視聴者待望の皆実の離婚した妻、デボラジーン・ホンゴウが登場である。演じているのは木村多江。しなやかで風が通り抜けるように明朗だが、言動の端々に深い知性を感じさせる女性を好演している。印象的なのは、デボラが皆実に自身のグラスにワインを注ぐように音で催促するシーン。彼女にとって、皆実は庇護や介護の対象ではなく、何をどこまで出来るのかを知り尽くした、心許せる相手として接していると分かる場面だった。事件解決後のバーのシーン、皆実はデボラに「君は同情ではなく、愛情で私と結婚してくれました」と感謝をもって語りかける。この二人の信頼の間には、もう関係性の肩書きはいらないのだろう。それは同時に『同情でなくて愛情』、それが皆実広見という人物にとってどれだけ希有で大切なものだったか透けて見えるようで、少し切なかった。後妻業殺人として確定寸前だった事件は、皆実と心太朗の機転で、若い妻が老いた夫を深い愛情で守ろうとしていた真実が明かされる。自分を犠牲にしても老いた夫だけでも守りたかった妻と、若い妻の奔走が金目当ての打算だと思いながらも、妻をおいて逃げられなかった夫のすれ違いがほろ苦い。そんな事件のあと、佐久良(吉田羊)への想いを閉じ込めてきた心太朗の心境にもいささかの変化があったようである。一方で佐久良の部下として実績を積んできた馬目(松尾諭)もまた、キャリアの岐路で佐久良への想いを告げるべきか迷っている。未練や後悔や迷いが絡み合い、働き盛りで仕事に脂がのった世代の恋慕は、どうしても変化を前に動けずに立ち尽くす。だからこそしがらみのない若い世代の泉(永瀬廉)は、どさくさ感満載だとしてもちゃんと気持ちを伝えてくれよともどかしくなるけれども、それでもやはり永瀬廉のシャイな『揺れ』は魅力的だ。そして演技の繊細さとは対照的に、4話と今回で魅せた格闘シーンもまた、これから時代劇の殺陣や、もっと長いアクションで見てみたいと思うような華と切れ味だった。今回のラストで、ついに心太朗は皆実がこれまで語らなかった41年前の事件と自分達の関わりを知ってしまう。下心と打算しかないように見えた人間が、実は深い献身を捧げていたと明かされる事件の最後に、打算のない相棒だと信じていた相手には、そもそも下心があったのだと知る。薄暗がりに立ち尽くす心太朗、大泉洋の横顔には、静かな絶望と怒りが滲んでいる。だがしかし、皆実が逮捕された葛西征四郎と最後に対話した言葉がこれだった。「人が人を好きになるとき、そこに理屈なんかありません。年齢も性別も、人種も国籍も一切関係ない。どんな二人にも、愛情は生まれることがあります。そしてそれは、すべてが素晴らしいことです」これは皆実が葛西へ贈る言葉であると同時に、被害者家族である自分と加害者家族である心太朗も、きっと境界線を越えて理解しあえると心太朗に語りかけた言葉なのではないか。皆実のその真摯な想いが、心太朗に届くことを願っている。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2023年06月07日皆さんは、面接でモヤッとした経験はありますか? 今回は「企業の面接で無茶な質問をされた話」と、その感想を紹介します。面接官の質問とある企業の面接を受けていた主人公。「定年までうちで働く気ある?」という質問をされた主人公は…。「与えられた仕事を全力で取り組む」と答えました。確約をせまる面接官出典:lamire確約できない内容の質問にかかわらず、面接官は「確約してくれないと」と言ってきます。すると主人公は「会社が定年まで存続する確証はあるのか」と逆質問をしたのです…。結局、面接官のその質問は打ち切られ、主人公はスッキリしたのでした。読者の感想そんな切り返しをするなんて、主人公は賢いなと思いました。約束をさせようとする会社は信用できないですし、私なら働きなくないですね…。(32歳/主婦)人の人生を1つの会社に縛り付けようとするような、面接官の質問にはびっくりしてしまいました。そんなことを言う会社があるなんて驚きですが…。面接官に対して、同じような質問をぶつけられた主人公がすごいと思いました!(匿名)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。イラスト:副島あすか
2023年06月06日「ラストマン-全盲の捜査官-」第7話が6月4日放送。皆実の協力者“デボラ”の正体に驚きの声が上がるとともに、両親と視力を奪われた41年前の事件についても、皆実が「真犯人は別にいると考えてるように見える」などの反応が上がっている。全盲の“人たらし”FBI捜査官と犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事が、凸凹バディを組んで難事件に挑んでいくことになるのだが、2人の過去には因縁があり…という展開の本作。41年前に両親とともに視力も失ったが、その後FBI捜査官となった皆実広見を福山雅治が。実の父が皆実の両親の命を奪った犯人であることをまだ知らない護道心太朗を大泉洋がそれぞれ演じる。心太朗のことを心配している護道家の次期当主・護道泉に永瀬廉 (King&Prince)。皆実に希望をもらった過去を持つ吾妻ゆうきに今田美桜。心太朗の元カノだが今はライバル的存在となったエース刑事の佐久良円花に吉田羊。佐久良を支えようとする同僚刑事の馬目吉春に松尾諭。無期懲役で服役中の心太朗の実父に津田健次郎。泉の父親で上司でもある護道京吾に上川隆也。41年前の事件と皆実の行動を気にかける護道清二に寺尾聰といったキャストも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。心太朗を案ずる泉は皆実に、心太朗を傷つけないで欲しいと告げ、皆実は41年前の事件のことは自分1人で調べると答える。そして皆実は心太朗を伴い、両親の墓参りへ。そこに皆実の協力者、デボラジーン・ホンゴウがやってくる。そして皆実は心太朗に「デボラは離婚した元ワイフ」だと紹介する…というのが7話の展開。「デボラさんは皆実さんの元ワイフ?!」「デボラさんは皆実さんの元奥さまなのー?!」「まさかデボラ役が木村多江さんでしかも皆実さんの元妻だったとは!」など視聴者の間に衝撃が走る。同じ頃、ふ頭で白骨化した老人の遺体が発見される。遺体は3年前から行方不明の資産家の老人で容疑者は40歳差の妻・葛西亜理紗。佐久良らは後妻業殺人だと考えるが、デボラは皆実と心太朗に亜理紗がアメリカの大使館からスパイの可能性があると疑われていることを明かし、日本側の捜査の状況を伝えるよう要請してくる…。また泉は41年前の事件の資料を皆実の部屋の引き出しに隠すのだが、その様子を心太朗は目撃しており、ラストでは心太朗が資料をのぞき見し、41年前の事件の“真実”…自分の実父が皆実の両親を殺した犯人であることを知ってしまう。その際、皆実がホテルの部屋を空けていて、心太朗が資料を見た直後に部屋に戻ったことから「皆実さん隠す気なかった…??」「皆実さん隠す気が無かったように感じるね」「皆実さん心太朗さんに隠す気ないでしょご家族の事」といった反応や、「皆実さんは心ちゃんのお父さんが本当に殺したって思ってなさそう」「皆実さんは41年前の真犯人は別にいると考えてるように見えるけど」といった声も上がっている。【第8話あらすじ】皆実がアテンド役に心太朗を指名したのは、刑務所にいる心太朗の実父・鎌田に会うためだった。兄の京吾を問い詰めた心太朗は、自分だけ知らされていなかったことに傷つき、人材交流企画室室長の任を降りる。皆実とのバディも解消となり佐久良が代わりを担う。しかし心太朗とのことを聞いた佐久良班は皆実と距離を置いていた…。「ラストマン-全盲の捜査官-」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2023年06月04日福山雅治と大泉洋がバディを組むドラマ「ラストマン-全盲の捜査官-」の第8話に、京本大我(SixTONES)がゲスト出演することが分かった。今回がTBSドラマ初出演となる。本作は、全盲の捜査官・皆実広見を通じて、現代の社会問題や多様性と寛容さを丁寧に描く物語。今回ゲスト出演が決定した京本さんは、ドラマ単独初主演を務めた「束の間の一花」、「ハマる男に蹴りたい女」では主人公の恋のライバル役で出演したことが記憶に新しい。今回演じるのは、福山さん演じる皆実が乗車したバスをジャックする犯人・清水拓海。ある目的を持って乗客を巻き込んで凶行に及ぶ。京本さんが出演する第8話は、来週6月11日放送。そして今夜は、愛と激震の第7話が放送される。▼「ラストマン-全盲の捜査官-」第7話あらすじ皆実(福山雅治)は心太朗(大泉洋)を伴い、両親の墓参りをしていた。同じ頃、ふ頭で白骨化した老人の遺体が発見され、佐久良(吉田羊)班が臨場する。遺体は3年前から行方不明の資産家の老人。そして、容疑者として浮上したのが、妻・葛西亜理紗(岡本多緒)だった。しかも、彼女は以前も歳の離れた男性と結婚しており、離婚後に相手男性は失踪していた。加えて、亜理紗はアメリカの大使館からスパイの可能性があると疑われていた。皆実たちは亜理紗に事情を聞きに行くが、そこで皆実は予想外な反応をする。亜理紗に好意を持ってしまうのだ。そして「彼女は犯人ではない」と断言する――。「ラストマン-全盲の捜査官-」は毎週日曜日21時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2023年06月04日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2023年4月スタートのテレビドラマ『ラストマン』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。大人の目線で考えると、『親ガチャ』という言葉の身も蓋もなさは切ないのだけれども、子の立場にとっては「ガチャなら仕方ない」と、その身も蓋もなさ加減がせめてもの救いなのかもしれない。親にとって子に何を残せるかの苦悩と、子にとって人生を肯定して生きたいという不安の間には、数字でも言葉でも割り切れない湿ったものが横たわっている。ましてや、服役中の親と、今は別の家庭で生きる子と、引き取った義理の親という複雑な三者の間ならば尚更だろう。6話、視聴率も好調を維持して物語が折り返しの『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系日曜21時)。アメリカから警視庁の交換留学生としてやってきたのは、全盲のFBI捜査官・皆実広見(福山雅治)だった。皆実はアテンド担当の護道心太朗(大泉洋)をバディとして、捜査一課の難事件に挑んでいく。当初は皆実の存在を煙たがっていた捜査一課の面々も、皆実の優れた能力と人柄を認め、協力関係を築きはじめた。6話は心太朗の義父、護道清二の誕生日のお祝いから始まる。和やかな雰囲気の中、家族の団らんに入らない心太朗の様子が皆実は気にかかっている。その最中に警備会社の社長・菊知(髙嶋政宏)が妻子を人質にした立てこもり事件発生の連絡が入り、皆実と心太朗、そして泉の三人は現場に急行する。怪我を負っている菊知の妻を解放するため皆実は自身が人質になることを申し出る。皆実は立てこもりの現場、そして心太朗は身代金運搬の現場。バディはそれぞれ捜査に入るが、当初立てこもり事件に見えたそれは、第三者の仕組んだ誘拐事件として別の事件の様相を見せつつあった。今回含めて、これまでのどのエピソードも、解決に向かう過程で見ている角度がずれるような奇妙な感覚がある。二転三転というよりも、一つの事件をじっくりと描き、それで次第に眼前の景色の見え方が変わるような面白さだ。最近の優れた刑事ドラマやクライムサスペンスは1話の中でも畳み掛けるスピード感の作品が多いが、こういう丁寧なテンポもとても良いと思う。今回の事件では、皆実の単独行動を見越した上で、無事を信じて別の現場に向かう心太朗と、それを送り出す皆実の互いの信頼感が印象に残った。心太朗は「むちゃをしないでください」と言い残しながら、無茶するんだろうなと内心思い、皆実はそれを見通されてると知りつつ笑顔で送り出す。そして皆実と心太朗の連携を核に、吾妻の調査、佐久良や泉、馬目、今藤ら捜査一課の機動力も含め、次々とパスが繋がるような展開は見応えがあった。アメリカからやってきた全盲の男は、人たらしの魅力とその実力で、強固なチームをいつの間にか作り上げていた。今回、皆実と共に立てこもりの解決にあたる特殊犯捜査係(SIT)の隊長・新井(山田純大)は、実は脚本の黒岩勉が同じ日曜劇場で手がけた人気作『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』(2021年TBS系日曜21時)の3話で登場している。今回も前回同様、武骨なプロフェッショナルぶりが魅力的であった。部外者への対応が少し柔軟になったように見えるのは、あのドクターや看護師との出会いあってのことかもしれないと想像すると楽しい。他にも寺尾聰演じる護道清二に皆実がサングラスを贈ってかけてもらうなど、昭和世代としては『西部警察』や名曲『ルビーの指輪』を彷彿とさせ、にやりとする場面もあった。4話のラストの皆実の、虹にかけた「歌いましょうか?」などなど、知らなくても十分ストーリーを楽しめるが、知っているとちょっと笑顔になれるような小さな仕掛けもこのドラマの楽しみだ。今回、犯人から供述を引き出すための駆け引きとして、心太朗は自分が殺人犯の息子であるということを自ら明かし、犯人に圧力をかける。それは激情からキレたものと見せかけて、冷静に計算された言葉だった。殺人犯の息子としての過去を腫れ物にしない皆実との日々が、心太朗の閉じた扉を開けようとしている。その一方で、護道家の人々が向ける養子の心太朗への愛情は確かなものだが、40年前の事件をめぐる京吾の言動は、それでもどこか不透明だ。大切に思い、愛すればこそ明かせない想いもある。物語を縦に貫くこの40年前の事件についてもまた、終盤に向け徐々にこれまでと違う景色が見えるのかもしれない。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2023年05月31日福山雅治&大泉洋共演「ラストマン-全盲の捜査官-」第6話が5月28日放送。永瀬廉演じる泉が知った心太朗の“真実”と、父・京吾からの命令に「重い任務で悲しい任務」「背負うものが大きい」などの声がSNSに続々寄せられている。来日した全盲のFBI特別捜査官がアテンドを命じられた孤高の刑事と“バディ”を組むことになるのだが、2人の過去には大きな秘密が隠されていた…という展開の本作。キャストは41年前に事故で両親と視力を失った皆実広見役に福山さん。実の父が殺人犯で護道家に引き取られ刑事となった護道心太朗役に大泉さん。護道家の次期当主である若き刑事の護道泉に永瀬廉 (King&Prince)。皆実の“目”となって捜査をサポートする吾妻ゆうきに今田美桜。心太朗の元カノのエース刑事・佐久良円花に吉田羊。佐久良の同僚刑事・馬目吉春に松尾諭。捜査一課係長の今藤完治に今井朋彦。強盗殺人事件で無期懲役となり服役中の心太朗の実父には津田健次郎。心太朗の腹違いの兄で泉の父親である護道京吾に上川隆也。京吾の父で泉の祖父である護道清二に寺尾聰と言った顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。護道家の別荘で清二の誕生日パーティーが開かれ、皆実も心太朗とともに招かれるが心太朗は護道家の輪に入ろうとしない。そのパーティーの最中に東京郊外の別荘で立てこもり事件が発生。犯人は別荘の所有者で警備会社社長の菊知(高嶋政宏)で、彼は自分の妻と娘を人質に現金10億円を要求。皆実は周囲の制止も聞かず交渉役に名乗り出る…というのが今回のストーリー。その際、捜査一課とともに現場で事件に対応していたSIT(特殊犯捜査第一係)の隊長・新井将兵に多くの視聴者が注目。山田純大演じる新井は2021年に放送されて日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」にも登場。同作でも立てこもり事件に対応していた。視聴者からは「TOKYOMERの新井隊長がラストマンでも同じ役で登場してる」「新井さんを見ると、TOKYOMERで喜多見チーフと一緒に解決した立て籠り事件回を思い出しますね」「TOKYO MERの新井さんが出てきたから、次は千住さんが出ないかなって期待してしまう」といった声が続出。2作品の“クロスオーバー”にSNSも盛り上がった。菊知の妻の代わりに人質となった皆実は、この事件が立てこもりではなく誘拐だと見抜く。実は菊知は娘が誘拐され脅されていたが、心太朗や佐久良たちの活躍で人質は無事救出される。事件解決後、京吾に対し泉は41年前の事件の調書を渡し、心太朗の実の父が皆実の両親を殺した犯人だと知ったことを告げる。すると京吾は「心太朗には言うな」とこの件を口止めする。皆実とバディを組むようになってから心太朗が生き生きしている様を見ていた泉はショックを隠し切れないが、京吾は心太朗に気づかせず皆実の研修期間を終わらせるよう、泉に命じる…。この展開には「泉くん、重い任務で悲しい任務じゃん」「泉くんの背負うものが大きい」「重圧背負わされちゃう泉くん」などといった声とともに「えー?そもそもホントに鎌田が犯人でござるかー?」といった反応も寄せられている。【第7話あらすじ】皆実は心太朗を伴い両親の墓参りをしていた。同じ頃、ふ頭で白骨化した老人の遺体が発見され佐久良班が臨場する。遺体は3年前から行方不明の資産家の老人で、容疑者として浮上したのが40歳差の妻・葛西亜理紗だった。亜理紗はアメリカの大使館からスパイの可能性があると疑われていたが、彼女から事情を聞いた皆実は亜理紗に好意を持ってしまう…。「ラストマン-全盲の捜査官-」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2023年05月29日【前編】暗闇に負けない!希望の調べ全盲のバイオリニスト・穴澤雄介さんより続くハンディキャップがありながらも、がむしゃらに、泥臭く歩んできた半生。つらく苦しい経験を重ねてきたからこそ、穴澤雄介さん(48)の音は聴く人の心に灯をともすのだ。5月30日からは東京都写真美術館ホールを皮切りに、主演ドキュメンタリー映画『光をみつける』(永田陽介監督)が全国順次ロードショー公開される。そんな穴澤さんの半生とはーー。穴澤さんは’75年3月29日、千葉県市川市に生まれた。父は、医療機器会社に勤務する会社員で、母は専業主婦だった。「私は先天性の障害が心臓と目にありました。生まれたときに紫色の顔をしていたそうで、即入院。2歳までほとんど病院で過ごしていて、入院や通院を繰り返していたのを覚えています」母は、穴澤さんを妊娠中に風疹にかかったのだという。「じつは、医師から『障害児になるかもしれません』と告げられた母は、堕胎しようと考えたらしいんです」堕胎に反対したのは、父だった。「父は、母にこう言い張ったそうです。『もう心臓も動いているのに、人殺しみたいで気が進まない』と。そのおかげで、私はこの世に生を受けることができました」しかし生まれた子には、障害があった。「だから言ったじゃないの!」。母は父に激怒したのだと。「母はなんでも完璧にできないと許せない性格でした。料理、掃除、裁縫とあらゆることをハイレベルにこなすだけに、産んだ子が障害児だったことが、許せなかったんだと思います」■視力が落ちるたびに激怒した母穴澤さんは14歳のときから会っていない母のことで、穴澤さんの口からいい言葉は出てこない。それでも産み育ててくれた母ではないか。「確かに通院も世話も、母がしてくれました。でもそれらが、私への愛情からだったのか疑問です。母は私の視力が落ちるたび激怒しました。それも、わが子が具合が悪くなるのが許せないからだと私には思えた。暴力的なことさえ、されてきましたから」しぜん母との時間が窮屈になり、叱られるのが怖くなった。逆に父のおおらかさに、救われたのだと振り返る。「父はズボラな人です、寝たばこしていて焼け焦げを作ってしまうような。だからか、息子の私にも何もうるさく言わなかった」幼少時期から運動を制限され、眼鏡をかけていた穴澤さんがバイオリンに触れたのは5歳のこと。中学進学の際は、音楽大学付属中学も合格したが、筑波大学附属盲学校中学部への入学は、自分で決めた。母には大反対されたが、希望を通したのだ。進路を考えるこのころ、家では両親の不仲が明らかになってきた。「家に帰れば父母がけんかしているんです。母はだんだん家に帰ってこなくなりました。中学2年生のとき、両親は離婚しました」穴澤さんはサラリと振り返る。結局この14歳の多感な時期から今日まで、母には会っていない。「大人になって以後、一度、手紙は来ましたが『元気でやりなさい』というような内容でした。恨んでいるわけではないのですが、あえて会うこともないと思うんです」いま母について話す口調は淡々として抑揚がなく、なんの感情も抱いていないかのようにも映る。ともあれ、両親の離婚後は、脱サラして貿易会社を起業していた父と一緒に暮らすことになった。折あしくバブル崩壊直後で、父が経営する会社も業績悪化する。穴澤さんは高等部卒業後、2年の専門教育を受けられる専攻科音楽科に進学。音楽を仕事にするためだった。’95年、専攻科を修了するとフリーランスで音楽活動をスタート。■夜逃げした父は29歳のとき消息が判明。5年前、危篤状態で意識のない父に手向けの曲を奏でて事件は21歳のときに起きた。父の会社の倒産と、夜逃げーー。いきなり自宅にやってきた債権者に取り囲まれ、商売道具のバイオリンだけ死守してほうほうの体で家を飛び出し、知人や友人宅を転々とした。2カ月後なんとか4畳半アパートに落ち着いたが、家からは家財道具一式、持ち去られていて……。「残ったのは炊飯器だけ。お米を炊いてもおかずを買う余裕がなかった。体重が40kg台に落ち、ガリガリに痩せ細ってしまいました」視覚障害者の手当はあったが、それだけでは生活できない。市川市役所で追加支援の有無を聞くと、信じがたい差別発言を放たれた。「50代の男性職員が、笑いながら『あなたみたいな人にできる援助はないということですわ』と言いました。強烈な悔しさで涙が出て」その怒りが、一切の甘えと退路を断った。以来「どんなに小さい仕事でもくまなく探して取りに行く」営業スタイルで動きだした。そしてついに、CDデビューのチャンスが。’99年、24歳でアルバム『シンシアリー・ユアーズ』を発表したのだ。「プロとして『やっていける』と思えた瞬間です。収入はわずかでしたが、これを営業ツールにして『食べていける』自信になった」’06年、第25回浅草ジャズコンテストで金賞。そして’10年、障害のあるミュージシャンの国際音楽コンクール「第7回ゴールドコンサート」でグランプリを受賞。夜逃げしていた父は、穴澤さんが29歳のころ消息がわかった。「保健所から電話で父の名前を言われ『息子さんですね』と。結核にかかって身元引受人が必要となり、私に連絡が来たんです。『ああ、父は生きていたんだ』と」父からも直接、電話を受けた。「特に夜逃げしたことを謝るでもなく『大変なことになって参ったよ〜』と。基本やさしくおおらかな人。怒る気もありませんでした」その寛容さは、父への特別な思いがあったからだと打ち明ける。「私に生を受けさせてくれたのは、父だという感謝があるからです」父の結核は快方に向かい、穴澤さんはその後「付かず離れず」の距離にいた。その父が71歳で亡くなったのは、’18年8月。穴澤さんは、その日、埼玉県でライブ中だった。「当時、父は軽い脳梗塞を発症してリハビリ後、神奈川のグループホームに入所していました。そこで脳幹出血で倒れて『危篤状態です』という連絡を受けました」穴澤さんはライブをアンコールまでしっかり演奏し終え、神奈川まで電車を乗り継いだ。「夜12時近くでしたが、もう意識のない父に向け、消音器をつけてバイオリンで演奏しました。父が好きなビバルディの『四季』から『冬・第二楽章』を」父と息子だけの小さな演奏会を終えると、病室は無音になった。「中途失明で、心臓疾患があって、生活困窮者だった私が、なんとか演奏家として生活できています。どこかにコンプレックスがあっても、人それぞれ与えられた環境で、ベストを尽くすことが大事。それを、ひとりでも多くの方に伝えていきたいと思っています」穴澤さんの音が、先々で出会う人たちに、光をもたらしていく。(取材・文:鈴木利宗)
2023年05月28日タイメックス(TIMEX)と、日本のビデオゲーム「パックマン」によるコラボレーション腕時計「パックマン × タイメックス(PAC-MAN × TIMEX)」が新登場。2023年6月23日(金)より発売される。タイメックス×パックマンのコラボレーション第3弾2021年に続き、タイメックスとパックマンのコラボレーション第3弾が実現。今回は、タイメックスの名作オリジナル「キャンパー」と、“角デジ”の愛称で知られる「クラシック・デジタル」の2種の腕時計をベースに、パックマンの世界観を落とし込んでいるのが特徴だ。「キャンパー」モデルまず「キャンパー」モデルは、秒針の代わりに、パックマン&ゴーストがクルクル回転する特別なディスクを採用。人気キャラクターのカラーに着想したピンクとブルーの2色展開で、いずれも半透明の36mm径樹脂製ケースで表現している。ストラップの長さは調節可能なため、ジェンダー問わずぴったり腕にフィットしてくれるのも嬉しいポイントだ。「クラシック・デジタル」モデル一方、ゲームの液晶画面を彷彿とさせるデジタルモデル「クラシック・デジタル」にも、パックマンの人気キャラクターを随所に採用。液晶周りにメイズのパターンを採用したほか、デジタル液晶のバックライトを点灯させると、インキーが出現するユニークな仕掛けも施されている。またアラーム音の代わりに、パックマンのゲームで使用される音源が鳴るという、ツウな演出も魅力的だ。“ゴースト”のぬいぐるみポーチ付き!なお第3弾コラボレーション腕時計には、ドイツのぬいぐるみメーカー「ニキ(NICI)」とコラボレーションした“もこもこ”ポーチも付属。パックマンに登場するゴーストをモチーフにした、愛らしい見た目に仕上げている。【詳細】パックマン × タイメックス発売日:2023年6月23日(金)予約開始日:5月22日(月)■キャンパーTW2V94000 16,500円TW2V93900 16,500円スペック:クォーツ / 36mm径 / 3気圧防水 / 24時間表示■クラシック・デジタルTW2V94200(ステンレス製伸縮バンド+真鍮製ケース) 17,600円TW2V94100(ナイロンストラップ+樹脂製ケース) 16,500円スペック:クォーツ / 34mm幅 / 3気圧防水 / アラーム・クロノグラフ / カレンダー※いずれも時計とポーチの組み合わせは変更不可。
2023年05月25日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2023年4月スタートのテレビドラマ『ラストマン』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。皆実広見(福山雅治)がむごい事件で視力を失ったのが1980年代だとしたら、この10年来に起きた『映え』という価値観の急な高騰は、どうとらえられているのだろう。これまでのストーリーで、視聴者は皆実という人物が健常者よりよほど慧眼であること、身体的な能力も引けを取らないことを分かっている。それでもふとした折に、私たちは彼が失ったまま生きている深い淵に気づく。暗闇の中で静かに煮る肉じゃがに、暗がりで聴いているピアノの音に。思い出す女性の笑顔は少年の頃に見た母の笑顔だという言葉に。アメリカから日本の警視庁に交換留学でやってきたのは、全盲のFBI捜査官・皆実広見だった。視覚のハンデなどものともせず、皆実はアテンド役の護道心太朗(大泉洋)をバディとして捜査一課の難事件に挑んでいく。『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系 日曜21時)、5話は料理のSNSインフルエンサーをめぐる殺人事件。卓上に料理を残したまま、人気インフルエンサーが殺害される。皆実は最初の現場検証で見たテーブルのメニューに違和感を覚え、他の料理インフルエンサーに接触をはかる。皆実と心太朗は捜査を重ねるにつれ、インフルエンサー間の競争の熾烈さ、そして人気次第で動く金銭の規模を知って驚く。ひとり被疑者の男が浮かび上がる中、再びインフルエンサーの殺人未遂事件が起こるが、皆実はまだ最初に抱いた違和感を拭えずにいた。今回も、捜査の最中に「これでまた美味しい料理が食べられる!」と無邪気に語り、心底楽しそうに捜査と美食を並行する皆実の軽やかさは見ていて思わず頬が緩んでしまう。こういう肩の力が抜けた人たらしの魅力は、福山雅治本人と皆実広見という人物の境界線が重なって滲むようだ。そして、皆実の享楽的な振る舞いは捜査の一環だと頭では理解しつつも、毎度ハラハラしている心太朗の振り回されっぷりが絶妙な凹凸になっている。料理をめぐる会話のなかで、皆実は殺人犯として服役中の心太朗の父親の思い出について問いかける。素っ気なくいなす心太朗だが、言いよどむ一瞬を皆実は汲み取ったように見える。最後に、犯人の青嶌(高梨臨)が連行された後にテーブルに残された料理を心太朗は淡々と食べる。佐久良(吉田羊)に語った「食べ物に罪はないから」という言葉と「しょせん人殺しが作った飯だよ」という二つの言葉が、引き裂かれた父への愛情を滲ませて切なかった。普段は人に振り回されて愛嬌たっぷりに右往左往している大泉洋が、やさぐれて煤(すす)けた表情の瞬間に、淡い煙のように哀切と色気を放つ。印象に残る一瞬である。3話目では、芸能人の不倫によるイメージの低下と殺人罪を天秤にかけた結果、捜査が混迷している。4話目では痴漢や盗撮といった性犯罪に対する性別間の認識の差を丁寧にすくい上げて描いていた。そして今回の事件では、SNSの中で過剰な承認欲求と利益が人を狂わせる様子を描いている。従来の価値観が変動して、動機と罪と罰のバランスが崩れている現状を今作はじっと見据えて描いている。絶対的な価値が見えづらいからこそ、闇の中から迷わず本質をつかみ取る盲目の男に、私たちは惹かれてやまないのだろう。だが常に他者の本質を見抜いてしまう人生は、生きづらくはないだろうかと思う。実はバツイチだとあっけらかんと語った皆実の、かつてのパートナーはどんな人物だったのだろうと思った。事件が解決する時、心太朗は幼い自分を育んだ父の料理を思い出し、そして皆実は母親に置き去りにされても自立して生きようとする少女を励ます。少女の決意に、両親を失った自分の孤独と苦難の道を重ねたのかもしれない。食べるということが人を作るとしたら、皆実のそれは開けっぴろげで享楽的で、その一方で評価に容赦はない。そして心太朗のそれは、複雑な苦味を伴いながらも、突き放すことの出来ない愛着が根底にある。その対比が興味深かった。今回のラストで、皆実は自身の両親を殺された40年前の事件を調査したいと警察庁次長の護道京吾(上川隆也)に申し出る。丁寧に応じながらも、京吾の反応はあまり前向きなものではない。護道家、皆実家、そして心太朗の父。三つの家族を繋ぐ細く長い糸は、果たして後半に向けてどんな模様を描くだろうか。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2023年05月24日日常で理不尽に感じたモヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は、そんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれるかもしれないスカッとシーンとその感想を紹介します。(イラスト/ちーず)『人によって態度を変える面接官』主人公は就活生の男性。志望した会社の面接中に起きた出来事です。担当した面接官の対応に、違和感を覚えていました。出典:lamire人によって態度を変えている…?出典:lamire私は、我慢できず…出典:lamire面接官の言動に嫌気がさした主人公は、面接官を一喝。その会社の面接を辞退し、帰宅したのでした…。読者の感想相手の性別や見た目によって明らかに態度を変えてしまう面接官がいるなんて…。信じられない気持ちでいっぱいです。そんな方が面接官を担当していると、その会社に不安を感じてしまいます。(匿名)人によって態度を変える方、確かに一定数いるなと感じました。面接担当者は会社の顔でもあるので態度を見直した方がいいと思います。入社後も同じような態度を続けられそうなので、辞退して正解だと思います。(24歳/女性/システムエンジニア)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。
2023年05月23日福山雅治、大泉洋共演の「ラストマン-全盲の捜査官-」第6話に相武紗季、要潤、奥野瑛太、柊木陽太が出演することが分かった。福山さん演じる全盲のFBI特別捜査官・皆実広見と、皆実のアテンドを命じられた、大泉洋演じる護道心太朗がバディを組む本ドラマ。予想のつかない目まぐるしい展開のミステリーも見どころだが、21日に放送された第5話で、皆実広見の両親が41年前に起きた事件の被害者であり、皆実はその真実を知るために日本へ来たことが明らかとなった。この度出演が発表された相武紗季、要潤、奥野瑛太、柊木陽太が登場するのは、物語の中で重要な意味を成す過去編。相武さんはこれまでTBSドラマへも多数出演しているが、日曜劇場の出演は2019年1月期放送の「グッドワイフ」以来約4年ぶり。本作では皆実広見の母・勢津子を演じる。41年前の事件で父とともに亡くなった母。皆実自身もこの事件が原因で視力を失っている。二児の母である相武が本作でどのような母親の表情を見せるのかにも注目だ。要さんが演じるのは皆実広見の父・誠。俳優業のほかにもラジオのパーソナリティを務めるなど幅広い活動を行っている要さんは、日曜劇場への出演は2021年7月期放送の「TOKYO MER~走る緊急救命室~」以来約2年ぶりだ。41年前、皆実の両親はなぜ事件の被害者となってしまったのか…。それは最終章で明らかになる。41年前の事件当時、警視庁捜査一課理事官だった若き護道清二を演じる奥野さんは、日曜劇場の出演は要さんと同じく「TOKYO MER~走る緊急救命室~」以来。警察庁長官を退任後、別荘で人生を謳歌しながらも日本に来た皆実の動向を気にかけている清二が、過去にどう関係しているのかも気になるところ。さらに、41年前に10歳だった皆実広見を演じる柊木さんは2021年に俳優デビューし、金曜ドラマ「最愛」、2021年後期放送NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」、「ミステリと言う勿れ」(2022年)でメインキャストの幼少期を好演し注目を集めた逸材。今年公開の是枝裕和監督の最新作『怪物』のメインキャストに抜擢されるなど、俳優歴わずか2年にして様々な作品で重要な役を演じている柊木さんが、初出演となる日曜劇場で作品のカギとなる幼少期の皆実広見をどのように演じるのか、注目が集まる。41年前、皆実と両親の身に一体何が起きたのか?今後の展開が見逃せない。■第6話あらすじ護道家の別荘で清二(寺尾聰)の誕生日パーティーが開かれた。皆実(福山雅治)も心太朗(大泉洋)とともに招かれるが、心太朗は護道家の輪に入ろうとしない。そのパーティーの最中、東京郊外の別荘で立てこもり事件が発生する。犯人は別荘の所有者で、警備会社社長の菊知(高嶋政宏)。菊知は自分の妻と娘を人質にして、現金10億円を要求する。皆実は交渉役に名乗り出て、心太朗は菊知の指示で10億円を調達することになった秘書を追うことに。人質となった犯人の妻が怪我をしていることを知った皆実は周囲の制止を振り切り、単身で別荘に乗り込む。そこで、自分が妻の代わりに人質になることを提案する。そんな中、清二と京吾(上川隆也)があることを画策していた…。「ラストマン-全盲の捜査官-」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2023年05月22日福山雅治&大泉洋がバディを演じる「ラストマン-全盲の捜査官-」の5話が5月21日放送。少女に対し皆実が告げた“ある言葉”に「グッとくるな」「毎回素敵な皆実さんのお言葉」など、視聴者から感動の声が上がっている。福山さんと大泉さんが大河ドラマ「龍馬伝」以来に共演する本作は、来日した全盲のFBI特別捜査官と、アテンドを命じられた孤高の刑事が難事件を解決していく…という物語。キャストは41年前の事故で視力を失った皆実広見を福山さんが演じ、実の父が殺人犯ゆえ殺人を憎む護道心太朗には大泉さん。家柄を一切鼻にかけない護道泉に永瀬廉 (King&Prince)。皆実に救われ警察の道を選んだ吾妻ゆうきに今田美桜。心太朗の元カノだったエース刑事・佐久良円花に吉田羊。皆実を敵視する刑事・馬目吉春に松尾諭。捜査一課の係長・今藤完治に今井朋彦。心太朗の兄で泉の父親の護道京吾に上川隆也。日本に来た皆実の動向を気にかける護道清二に寺尾聰といった面々が出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。インフルエンサーを狙った空き巣や強盗被害が各地で相次ぐ。皆実が京吾に管轄をまたいだ捜査の協力態勢をとるように依頼した矢先、人気料理系インフルエンサーのナオン(わたなべ麻衣)が自宅で殺害される事件が発生。現場に行った皆実はテーブルに並ぶ“映える”料理たちに小さな違和感を覚える。皆実と心太朗はナオンが所属しているマネジメント事務所を訪れ、ほかの料理系インフルエンサーにも話を聞くことに。そんな中、同じ事務所所属の人気料理系インフルエンサー・青嶌(高梨臨)が暴行を受ける事件が…というのが今回のおはなし。捜査の過程でフォロワー数1位の料理系インフルエンサー“カナカナ”に話を聞こうとするが、自宅で対応したのは弁護士とカナカナの娘・中道雲母(平澤宏々路)だった。雲母と握手した皆実は彼女の指に料理ダコがあったことに気づき、雲母がカナカナだと見抜く。雲母は最初母親が作った弁当をSNSにアップしていたが、母親が突然蒸発してからは自分が弁当を作り、カナカナとしてSNSにアップしていた。SNSが唯一の収入源だった雲母は「お金のため多くの人を騙してきた」と謝罪する雲母に、皆実は「誰も傷つかずみんなが幸せになれる嘘なら、私はいいと思うんです」と言い、「これからも恥じることなく、最高の映えを狙ってください」と励ます…。皆実の言葉に「誰も傷つかず、みんなが幸せになるウソなら許される グッとくるなー」「誰も傷つけない嘘は良いから自分を責めずに誇りを持てと。皆実さぁぁん」「誰も傷付かず幸せになれる嘘ならいい。毎回素敵な皆実さんのお言葉」といった反応が続々と集まる。その後、皆実は京吾のもとを訪れ、41年前、自分の両親が殺され、自らも失明する原因となった強盗殺人事件について調べたいと、当時の捜査資料の提供を願い出る…。「41年前の事件を掘り下げる事が良い方に向かうとは思えないのが辛い」「41年前の事件……護道家との繋がり あーー知りたいような まだ、知らなくていいような」など、この展開に不安感を覚える視聴者からの声が上がる一方、「41年前の事件、犯人は最初否認していて後から急に認めたらしいけど、心太朗くんが火事の原因で、それに気付いたパパが庇う為に罪を被った説ない?」など、事件の真相を推理する“考察コメント”も早速SNSにアップされている。【第6話あらすじ】護道家の別荘で清二(寺尾聰)の誕生日パーティーが開かれ、皆実も心太朗とともに招かれるが、心太朗は護道家の輪に入ろうとしない。そのパーティーの最中、東京郊外の別荘で立てこもり事件が発生。犯人は別荘の所有者で警備会社社長の菊知(高嶋政宏)。菊知は自分の妻と娘を人質にして現金10億円を要求する。皆実は交渉役に名乗り出る…。「ラストマン-全盲の捜査官-」は毎週日曜21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2023年05月22日