『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で大ブレイクしたデイジー・リドリーが、第二次大戦を舞台にした『The Lost Wife』に主演することになった。リドリーが演じるのは、ユダヤ人の若い女性。ナチがプラハを侵略した時、彼女は夫と離れ離れになってしまう。戦争が終わるまで、アーティストとしての才能を使って生き延び、戦後長い間たってから、奇跡的にアメリカで夫と再会するという物語らしい。その他の情報脚本は『プロヴァンスの贈りもの』『白雪姫と鏡の女王』のマーク・クライン。監督には、マーク・フォースターが興味を示していたが、スケジュールの関係で、無理になったようだ。リドリーの次回作は、来年12月公開予定の『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』。ほかに、J.J.エイブラムスがプロデュースするファンタジー映画『Kolma』への主演も決まっている。文:猿渡由紀
2016年04月27日女優のデイジー・リドリーが19日、イギリス王室のウィリアム王子とヘンリー王子に『スター・ウォーズ:エピソード8』の撮影現場を案内したそうだ。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で昨年デビューしたデイジーは、ルーク・スカイウォーカー役を演じたマーク・ハミルと共に、現在新作の撮影が行われているバッキンガムシャーにあるパインウッドスタジオを2人に紹介した。ウィリアム王子とヘンリー王子は小道具を手にとったり、ライトセーバーを振りかざして遊んだりとその現場をとても楽しんだようだ。ライドセーバーが赤い色に変わった時にヘンリー王子はウィリアム王子に対して「なんでいつも僕が悪役にならなきゃならないんだ?」と冗談交じりに話しかけ、その後怖い声で「さあ来い、ダンスをしよう」と続けるもウィリアム王子に「後で外でできるじゃないか」と冷静に返されてしまったそうだ。その後、ヘンリー王子はチューバッカと、ウィリアム王子はBB-8と対面を果たし、ケンジントン宮殿の公式ツイッターには、2人の見学の様子を写した一連の写真とともに「ヘンリー王子に新しい友達ができました」「ウィリアム王子にもです!」とツイートされている。2人はフィン役を演じたジョン・ボイエガやライアン・ジョンソン監督とも会話を楽しんだという。王子たちと対面を果たす前、マークは自身のツイッターで、キャリー・フィッシャー演じたレイア姫の双子の兄弟を演じたことでルーク・スカイウォーカーは王子に分類されるかどうか聞いてみたいとその意気込みをツイートしていた。「ウィリアム王子とヘンリー王子に会うんだ! ついについに、レイア姫の兄弟として僕が王子かどうか答えることができる日がやってきたよ」撮影現場ツアーのあとにウィリアム王子とヘンリー王子は、ケンジントン宮殿公式ツイッターを通して「スター・ウォーズのみなさん、パインウッドスタジオでの素晴らしい一日、ありがとうございました」と感謝を示した。(C)BANG Media International
2016年04月21日4月1日、米Appleは創業40周年を迎えた。現時点で本国のWebサイトにおいて特別なページを用意するといったことは行われていないが、イギリスの公共放送局BBCが「1分で見るアップルの40年」と題した映像を制作するなど、さまざまなメディアがアニバーサリーを祝っている。3月21日(米国時間)に開催されたスペシャルイベントでは、「40 Years in 40 Seconds」と題された映像が披露された。これはそのタイトルが示すよう、Appleの40年の歴史を40秒のテキストベースのアニメーションで振り返るというものだ。Appleの創業は1976年の4月1日。創業者はスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアック、そして資金の提供を行なったマイク・マークラの3名だ。最初の製品はマイクロコンピュータの「Apple I」。同年の4月16日に666.66ドルで発売し、約200台を生産、170台程度が販売された。その後、「Apple II」「Lisa」などの製品を発表し、1984年に最初のパーソナルコンピュータ「Macintosh 128K」を発売する。この「Macintosh 128K」の発売に先立って、Super Bowl XVIIIで公開された、つとに有名な60秒の広告スポットは、リドリー・スコットが監督を務めている。低迷した次期もあったAppleだが、スティーブ・ジョブズがCEOに復帰してからは破竹の勢いでヒット商品を連発する。「iMac」「iPod」が人気を博し、躍進が続く中、2007年に初代「iPhone」が投入された。「MacBook Air」「iPad」など、現在も主力の製品が2000年代後半に次々と発表され、そのポジションは磐石なものとなり、2012年には株式の時価総額で世界一となっていた。そんな中、2011年10月5日にスティーブ・ジョブズが死去。折りしもiPhone 4S発表、発売というタイミングでの訃報にショックを受けた人も多かった。ジョブズが亡くなる直前に、現CEOのティム・クックへとバトンが渡される。以降、「iPad mini」などが投入されるが、この間、株式の時価総額は6230億ドルを超え、米Microsoftが記録した史上最高額を更新していた。そして2014年、Macintosh30周年となるこの年に、Apple Watchを発表。Apple Watchは2015年春に販売が開始される。販売実績は未だに明らかにされていないが、Apple Watchはウェアラブルデバイスという市場を開拓するマイルストーンとなった。先日のスペシャルイベントでは、「40 Years in 40 Seconds」披露ののち、製品ユーザーのプライバシー保護、環境問題への取り組み、健康・医療分野への貢献をアピール。これらが次の時代に向けてのAppleのビジョンであると、全世界へメッセージを送った。2017年にはスティーブ・ジョブズの「最後の作品」と目される、Appleの新社屋「Apple Campus 2」が完成する。この新しいキャンパスも典型的な研究開発用のオフィスビルと比べて、エネルギー使用量は30%削減できるという。真のイノベーションには、あらゆる事物への配慮が不可欠である。Appleはそれを信じ、実行し、企業として果たすべき責任をまっとうしていくことで我々の未来を開いていくのだ。
2016年04月01日ロビン・ライトが、『ブレードランナー』の続編に出演することが決まった。役柄はわかっていない。その他の情報ハリソン・フォードとライアン・ゴズリングの出演は、先に決定している。監督は『プリズナーズ』『ボーダーライン』のドゥニ・ヴィルヌーヴ。撮影監督は、過去2作でヴィルヌーヴと組んだロジャー・ディーキンスが務める。オリジナルを監督したリドリー・スコットは、製作総指揮として関わる。撮影は今年7月スタートの予定。オリジナルの舞台は、2019年のロサンゼルスだった。続編は、オリジナルの結末から数十年たった時代という設定らしい。ストーリーは、リドリー・スコットと、オリジナルを書いたハンプトン・ファンチャーが書いた。フォードは昨年、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で32年ぶりにハン・ソロを演じた。『ブレードランナー』のリック・デッカード役は36年ぶり。次には『インディ・ジョーンズ5』でも、久々に同じ役に復活することが決まっている。文:猿渡由紀
2016年04月01日女優のデイジー・リドリー(23)が、『トゥームレイダー』の序章となる新作でヒロインのララ・クロフト役を演じる出演交渉を行っているようだ。オリジナル版でアンジェリーナ・ジョリーが演じた人気ゲームキャラクターの考古学者ララの若かりし頃を演じる候補に挙がっているというデイジーだが、2015年公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のレイ役で一躍国際的スターとなったデイジーは、同シリーズの続編の撮影で多忙な日々を送っているところだ。1996年にイギリスのゲーム会社コア・デザインが制作した同名ゲームの映画化となる2001年作と2003年公開の『トゥームレイダー2』は、アンジェリーナの活躍もあり、大ヒットとなっていた。新作の内容についてはほとんど明らかになっていないものの、2015年発売の『ライズ・オブ・トゥームレイダー』では、ララの冒険の始まりが描かれている。前作を手がけたエヴァン・ドハーティ、マルティ・ノクソン、ホーク・オストビーが初稿を書き上げており、ワーナー・ブラザースとMGMが製作と配給を手がけている。(C)BANG Media International
2016年03月12日ワーナー・ブラザースとMGMが共同製作/配給するリブート版『トゥームレイダー』の主演候補に、『スター・ウォーズ』のデイジー・リドリーの名前が挙がっているようだ。Deadline.comが伝えた。しかし、現在はまだほかにも多くの候補を考えており、オファーはなされていないという。その他の情報『トゥームレイダー』をリブートする企画は数年前から進められていたが、2013年にゲームがリブートされたことで、勢いを増したようだ。オリジナルの『トゥームレイダー』は、アンジェリーナ・ジョリーが『17歳のカルテ』でオスカー助演女優賞に輝いて間もない2001年に公開。2年後には続編が公開された。リドリーは、現在、『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』を撮影中。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』3月25日(金) 上映終了『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』2017年12月15日(金) 全国公開文:猿渡由紀
2016年03月11日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のデイジー・リドリーが、『トゥームレイダー』のリブート作のヒロイン、ララ・クロフト役の有力候補に挙げられていることが分かった。映画サイト「Deadline」によると、人気コンピュータゲームを映画化した『トゥームレイダー』(’01)で、アンジェリーナ・ジョリーが演じたヒロインのトレジャーハンター、ララのキャスティング選考は始まったばかりで、複数の女優が候補として名前が上がっている段階。デイジーは関係者と話をしているが、まだ交渉やオファーには至っていないという。ララの設定は、考古学者で伯爵の父を持つイギリス女性。イギリス出身で、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でもしなやかな身体能力で数々のアクションをこなし、強く美しいヒロイン、レイを演じたデイジーはまさに適役だ。彼女は現在『スター・ウォーズ/エピソード8』(仮題)を撮影中で、同シリーズ以外への出演予定作はいまのところ未定だ。(text:Yuki Tominaga)
2016年03月11日映画界最大の祭典、米アカデミー賞の発表が近づく中、誰が、そしてどの作品が栄冠に輝くか予想合戦も熱を帯びてきた。今年、作品賞候補に挙がるのは計8本だが、困ったことに…例年にない秀作揃いで、どの作品にもチャンスがある大混戦!正直、的中は難しい状況だ。■前哨戦で存在感を見せる有力候補すでに作品賞候補となった8本すべてを鑑賞したが、オスカー前哨戦の結果も踏まえた上で「アカデミー好み」と言えるのは、『レヴェナント:蘇えりし者』(アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督)、『スポットライト 世紀のスクープ』(トム・マッカーシー監督)、『マネー・ショート華麗なる大逆転』(アダム・マッケイ監督)の3本。どれも力強いテーマ性やキャスト陣の熱演、そして実話がベースになっているという共通点があり、見応えは十分だ。“勢い”という点では、ゴールデングローブ賞(ドラマ部門)作品賞、英国アカデミー賞作品賞に輝いている『レヴェナント:蘇えりし者』が優勢で、昨年の『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続き、イニャリトゥ作品が頂点に立つ可能性は否定できない。一方、監督賞でも接戦が繰り広げられるはずで、イニャリトゥが2年連続監督賞を受賞する代わり、作品賞は他作品に流れる可能性も…。オリジナル脚本賞は『スポットライト 世紀のスクープ』、脚色賞は『マネー・ショート華麗なる大逆転』で決まりかもしれない。実話ベースの作品としては、スティーブン・スピルバーグがさらなる飛躍を遂げた秀作『ブリッジ・オブ・スパイ』も忘れてはいけない。■単なる“視聴率対策”に収まらない極上エンタメ作品近年、ノミネート本数が増え、よりバラエティ豊かなラインナップになった作品賞だが、一方でエンタメ色の強いヒット作(例えばジェームズ・キャメロン監督の『アバター』)も候補入りさせ“視聴率対策”と揶揄されることも。確かにアカデミー賞受賞式には「世界中が注目するテレビ番組」という側面もあり、認知度の高い作品があるとないとでは、視聴率に影響が出るのは想像に難くない。今年の作品賞候補で言えば『オデッセイ』(リドリー・スコット監督)、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(ジョージ・ミラー監督)がそれにあたるが、どちらも“視聴率対策”の枠に収まらない、作品賞レベルの極上作だから非常に悩ましい!例えば、リドリー・スコットを監督賞候補にさえしなかった罪滅ぼしとして、『オデッセイ』が作品賞を受賞する可能性は捨てきれないし、逆に監督賞の候補になったジョージ・ミラーが作品賞を逸する代わりに、監督賞を手にしたら、それもまたドラマチックである。■女性映画に作品賞を!『ルーム』はすさまじい大傑作ここまで紹介した作品がどこか男くさいラインナップだとすれば、残る2本『ルーム』(レニー・アブラハムソン監督)と『ブルックリン』(ジョン・クローリー監督)は美しくも切実な女性映画。特に“部屋”に監禁された母子の逃避行を描いた『ルーム』は最も作品賞に推したい、すさまじい大傑作だ。1度見ただけでは、これ以上の言葉が見つからないほどの衝撃と感動は、映画ファンなら必ず体験をしてほしい。昨年の『セッション』同様、授賞式当日は“台風の目”として旋風を巻き起こすはずで、ブリー・ラーソンの主演女優賞は確実と予想する。ちなみに女性が主人公の映画が、作品賞に輝いたのは第77回の『ミリオンダラー・ベイビー』(クリント・イーストウッド監督)が最後で、もう10年以上前のこと。近年、白人優位に批判が集まるアカデミー賞だが、女性映画に対する冷遇も課題のひとつで、『キャロル』が作品賞候補から漏れているのは非常に残念。それだけに、『ルーム』や『ブルックリン』といった秀作に作品賞を捧げる価値は非常に大きい。(text:cinemacafe.net)
2016年02月27日デミアン・ビチルが、リドリー・スコット監督の『Alien: Covenant(エイリアン:カバナント』に出演することがわかった。2012年の『プロメテウス』の続編で、ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、ダニー・マクブライドらが出演する。ビチルの役柄は、わかっていない。撮影はオーストラリアで行われる予定。北米公開は2017年10月6日。その他の情報ビチルの最新作は、現在北米公開中のクエンティン・タランティーノ監督作『ヘイトフル・エイト』。スコット監督の最新作は、オスカーに作品部門、主演男優部門ほか7部門でノミネートされている『オデッセイ』。『オデッセイ』はこれまでに全世界で6億2000万ドルを売り上げており、スコット監督のキャリアで最高のヒット作となっている。文:猿渡由紀
2016年02月24日今月の「映画ではじめるデートプラン」は、横浜駅周辺で楽しむ春デートの参考になるおすすめ情報をピックアップ。ホワイトデーにまつわるアイテムやニューオープンのお店、春にちなんだ限定メニュー情報まで、横浜の耳より情報をお届け!今月のデートにおすすめの映画は、巨匠リドリー・スコット監督がメガホンをとり、マット・デイモンが主演する話題作『オデッセイ』をピックアップ。ストーリーは、宇宙飛行士のマーク・ワトニーが、火星での有人探査の最中に嵐に巻き込まれて死亡したと推測され、残りの乗組員は彼を置いて火星を去ってしまうところからスタート。奇跡的に生き延びたワトニーは、わずか31日分の食料とともに、気温-55度、酸素ほとんどなし、水なし、通信手段なし、最大風速400km/時という過酷な環境に取り残される。次回の有人探査ミッションが火星にやって来るのは4年後。あらゆる現実が生存は不可能だと示しても、彼は決して生きる希望を捨てず…。絶体絶命な極限状況の中でも不屈の精神でサバイバルを試みる一人の男と、彼を救い出そうとする人々の努力を描く本作。観終わるまでのハラハラドキドキをカップルで一緒に体験して。映画館は、いつも大勢の人でにぎわう五番街にある相鉄ムービル内の109シネマズへ。JR横浜駅西口徒歩5分、相鉄線横浜駅徒歩2分の場所だ。横浜駅ビル周辺は、地下街に飲食店が充実している。昨年12月にリニューアルを完了した東口の相鉄ジョイナスには、オーガニックレストラン「南青山野菜基地」やイタリア・ローマ発の「オービカモッツァレラバー」など、都内で話題店もラインナップしているので、二人で話し合ってお店選びをしてみてはいかが。ホワイトデーにちなんだアイテムを物色したいなら、駅直結の横浜ルミネへ行ってみて。ベルギー発の高級チョコレートブランド「ピエール・マルコリーニ」を覗いてみると、“四葉のクローバー”をテーマにした幸せを運んでくれそうな限定パッケージのアイテムが見つかるはず。ハート缶に新作チョコレートをアソートした「ホワイトデー セレクション(9個入り、3,456円)」や、ショコラとならんで人気のバニラビーンズの香りが上品な「ギモーヴ ショコラ(4個入り、1,620円)」など、どれも間違いない美味しさ。お持ち帰りして、デートの余韻に浸りながら部屋で二人で味わってみるのもよさそう。3月3日(木)には 、横浜ルミネ2Fに、フランス・パリで誕生した香りの老舗ブランド「ロジェ・ガレ」の新店舗がオープンする。オープン記念には、人気のイチジクの香りのミニトライアルセットなどが限定で登場するので要チェック。この機会に、「ロジェ・ガレ」のアイテムを彼氏におねだりしてみるのも手かも。ショッピングで疲れたら、眺めのいいホテルのバーで一杯いかが?横浜駅前の「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」では、3月1日(火)より、28階スカイラウンジ「ベイ・ビュー」にて、春のイメージの象徴である“桜”をテーマにしたカクテル「SAKURA Margarita」(1,760円)を提供する。横浜の夜景を眺めながら桜色のカクテルで乾杯!二人の仲も深まるロマンティックな時を過ごして。『オデッセイ』は全国にて公開中。(text:Miwa Ogata)
2016年02月19日アカデミー賞に輝くリドリー・スコット監督のもと、マット・デイモン主演で描くサバイバル・アドベンチャー大作『オデッセイ』。日本でも2月5日より公開された本作が、早くも2016年公開の洋画作品では初の動員100万人を突破したことが明らかとなった。人類による有人火星探査計画が、荒れ狂う嵐によって中止に追い込まれた。ミッションに参加した6人のクルーは撤収を余儀なくされるが、そのひとりであるマーク・ワトニー飛行士(マット・デイモン) は、暴風に吹っ飛ばされ、死亡したと判断される。しかしワトニーは奇跡的に命を取り留めていた。独りぼっちで火星に取り残され、地球との交信手段もなく、次にNASAが有人機を送り込んでくるのは4年後。サバイバルに不可欠な食糧も酸素も水も絶対的に足りない。そのあまりにも過酷な現実を直視しながらも、ワトニーは決して“生き延びる”ことを諦めなかった。やがてワトニーの生存を知って衝撃を受けたNASAや同僚のクルーは、地球上のすべての人々が固唾をのんで見守る中、わずかな可能性を信じて前代未聞の救出プランを実行するのだった――。全国833スクリーンで公開され、公開3日間で41万人、興行収入は6億2,860万円のロケットスタートとなった本作。公開2週目の土日にはさらに、27万7,000人を動員。早くも累計動員数は101万2,884人、興行収入16億4,197万6千500円となり、今年公開の洋画作品では初の動員100万人突破を記録、各地で満席の劇場が続出している。また日本の興行が後押しとなり、全世界の興行収入は6億ドルを突破、スコット監督作品史上最高の興行を記録した。また主人公・ワトニーのポジティブさや、NASA全面協力のもと大規模なセットと視覚効果で創出した圧倒的な火星のビジュアル、火星でのじゃがいも栽培などのユニークさが口コミでも話題となり、本作を観た観客からは、「面白くてスリルたっぷりで素晴らしい!」「とにかく明るい!元気をもらった!」など絶賛の声が次々とSNS上に書き込まれ、大学生からシニア層、さらに親子連れなど幅広い層から支持を受けることとなった。火星に独りぼっちで取り残された宇宙飛行士の想像を絶する運命を描く本作は、「第88回アカデミー賞」作品賞、主演男優賞をはじめ、7部門にノミネートされており、「第73回ゴールデン・グローブ賞」では、ミュージカル・コメディ部門の作品賞・主演男優賞を獲得していることからも、オスカー最有力候補と言われている。現地時間28日にはアカデミー賞授賞式もあるため、受賞の期待がかかる本作にとって興行的な追い風となりそうだ。『オデッセイ』はTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年02月15日マット・デイモンとリドリー・スコットの最強タッグで、第73回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門にて作品賞&主演男優賞の2冠を獲得し、第88回アカデミー賞において7部門にノミネートされた『オデッセイ』。このほど、先週末より公開された本作が動員&興行収入において初登場1位を記録したことが明らかとなった。人類による有人火星探査計画が、荒れ狂う嵐によって中止に追い込まれた。ミッションに参加した6人のクルーは撤収を余儀なくされるが、そのひとりであるマーク・ワトニー飛行士は暴風に吹っ飛ばされ、死亡したと判断される。しかしワトニーは奇跡的に命を取り留めていた。独りぼっちで火星に取り残され、地球との交信手段もなく、次にNASAが有人機を送り込んでくるのは4年後。そのあまりにも過酷な現実を直視しながらも、ワトニーは決して“生き延びる”ことを諦めなかった。NASAの全面協力のもと、火星に独りぼっちで取り残された宇宙飛行士の想像を絶する運命を描く本作。去る2月5日(金)より全国833スクリーンにて日本にて公開され、7日(日)までの3日間で動員41万9,402人、興収6億2,860万800円の大ヒットスタートを記録した。土日の動員は33万223人、興行収入においては4億9,601万2,000円を記録し、動員数&興行収入初登場第一位を獲得。この成績は、2016年公開の洋画作品では、トップの興行成績となり、数々の劇場でSOLD OUTが続出。SNS上では「オデッセイ満席すぎて映画館難民になってる」などと多くの声が挙がっている。一方で、鑑賞者からは「オデッセイ観てきました、今年一番の作品です」「とにかくワトニーがすごいの一言!ワトニーがポジティブすぎて見習おうと思った」などと、高い満足度を示す声がオンライン上を賑わせている。観客構成は男女比=50:50であり、年齢層も大学生からシニア層、さらに親子連れも目立つなど幅広い層が劇場に足を運び、2D:3D比率も55:45と偏りがなく、IMAX、4DX、MX4Dでの鑑賞者は、67スクリーンで興行収入の14.8%であり、イベント・ムービーとして一面も併せ持つバランスの良い興行を記録している。全世界の主要国では日本の公開が最後となったが、この大ヒットスタートで全世界の興行収入は6億ドルを突破。2億2,800万ドルを記録している全米興行成績と共に、スコット監督作品最高の成績を更新中だ。さらに、来る2月28日(現地時間)には、作品賞、主演男優賞など7部門にノミネートされたアカデミー賞の発表を控え、最有力候補作品の一本とされる本作の興行的な追い風になることが見込まれる。たったひとりの男の不屈の挑戦が、心揺さぶる“史上最大の奇跡”をもたらす本作。ワトニーをはじめとする登場人物たちがもたらす最高の興奮と感動を、ぜひ劇場で目撃して。『オデッセイ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年02月08日「ぴあ」調査による2016年2月5日、6日のぴあ映画初日満足度ランキングは、リドリー・スコット監督、マット・デイモン主演のSF大作『オデッセイ』がトップに輝いた。2位に重松清の同名小説を小出恵介主演で映画化した人間ドラマ『十字架』、3位にしげの秀一の大ヒット漫画を3部作で映画化したアニメーションの完結編『新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-』が入った。その他の写真1位の『オデッセイ』は、アンディ・ウィアーのベストセラー小説『火星の人』を基に、火星にひとり取り残されてしまった主人公ワトニーが、知恵と強い意思をもって生き延びようとする姿を描いた作品。出口調査では「希望を忘れず明るくサバイバルという作風が新鮮」「科学的な描写やサバイバルの数々にワクワクした」「ひとりぼっちの主人公がユーモアを失わないでいるところがアメリカ人らしい」など、絶望的な状況にありながらも決して暗くならないストーリーが好評を集めた。“絶望的な状況”は多くのSF映画で描かれてきたが、それらに登場する主人公とは違い、ワトニーは強靭な力や特殊な魔法は使えない。あくまで彼は考え、計算し、科学的な方法で困難を乗り越えていく。観客は「宇宙で生きていくという設定が良い」「必死に考えて生きようとした姿に感動」「生きるために化学物質から水を作るところが面白い」「じゃがいもを作る上でのアイディアから生命力の強さを感じた」などの声があがった。ユーモアを忘れず、諦めず、考え抜いてサバイバルしてきたワトニーだが、彼の目的は地球への帰還だ。「先が見えない展開にドキドキした」「最後の帰還シーンは息が止まりそうだった」「救出シーンは手に汗握るほどスリリング」といった感想が寄せられ、ユーモアも緊迫感も満載の本作を、観客は最後まで楽しんだようだ。(本ランキングは、2/5(金)、6(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『オデッセイ』公開中
2016年02月08日もし、誰もいない世界で一人ぼっちになったらどうしますか?水なし、酸素も食糧もわずか…そんな絶望的な状況に陥ったら…。リドリー・スコット監督がマット・デイモン主演で描く『オデッセイ』(2月5日~)は、NASAの全面協力のもと、火星に取り残された宇宙飛行士の想像を絶する運命を描く感動の超大作。生存不可能な地でも知恵を巡らせ、たくましく生き抜く主人公ワトニーの姿に「かっこいい」とノックアウトされる女性続出です!◆火星は「行動力」「積極性」の星ワトニーが一人残された“火星”は、占星術の世界では、「戦い」「闘争心」「行動力」「積極性」「人生を切り拓いていくバイタリティ」などを司る惑星。究極の絶望に直面しながらも、彼がポジティブシンキングとチャレンジ精神を忘れずにサバイバル生活を続けられたのは、火星のパワーも影響しているのかも!?そこで、みなさんもワトニーのように積極的に行動し、人生をプラスに切り拓いていけるのか…守護石鑑定士Cherrystar☆さんに、12星座別の「2016年上半期の運勢」を占っていただきました。◆火星パワーで運気が変わる!?星座別「2016年上半期の運勢」☆牡羊座あなたの支配星は火星、まさに生まれつきのファイターです。思い立ったら即行動せずにはいられないというバイタリティに溢れています。特に火星の影響を受けて活発になるのは「3/23~4/18」。「4/7」は牡羊座での新月となるので、この日にアクションを起こすとより良い方向に進むでしょう。☆牡牛座マイペースなあなたの行動力がアップしそうなのは「4/7~30」。この時期は火星の影響でいつもよりパワフルに行動せずにはいられないでしょう。そんな状況の中、ちょっぴり強気で自己主張できるかも。自分の気持ちを正直に伝え、居心地の良い居場所を手に入れましょう。☆双子座コミュニケーション、根回しなどがよりアグレッシブになってくるのが「3/23~4/6」。計画していることがあれば、ぜひこの期間に動いてみてください。新しいことにチャレンジするのも良さそうです。思ったことは先延ばしせず、行動に移しましょう。☆蟹座火星のパワーを活用し、積極的に行動したほうがいい日は「2/12~13」「3/11~12」「4/7~8」「5/5~6」「6/1~2」「6/28~29」。その中でも特に、新しいことに着手すると良いのは「4/7」です。一人で頑張るより仲間に相談して助けてもらうように働きかけると功を奏するでしょう。☆獅子座火星の影響でエネルギッシュになり、カリスマ性やリーダーシップを発揮できるのは「3/21~4/20」。他人からのジェラシーなど、ネガティブな感情も吹き飛ばせるほどのパワーがみなぎるでしょう。我が道を行く精神で周りの人を率先して助け、前に進んで。赤い色のものを身に着けるのがオススメです。☆乙女座火星の応援を最も受け取れる時期は「3/23~4/6」です。得意の分析力とコミュニケーション能力を発揮し、更なるステップアップができるでしょう。時間をかけすぎるよりも、即決、速攻精神で動いたほうが◎。自分から連絡を取って相談すると良さそうです。☆天秤座火星の持つパワフルさを実感できるのは「4/7~30」です。その中でも特に「4/20」までは華やかさも発揮できるので、自分をゴージャスに演出して勝負できるはず。この時期に、困難をガッツとバイタリティで乗り越える芯の強さを鍛えましょう。☆蠍座高みをめざし、野望みなぎる今の時期、あなたにとって一番欲しいのは火星のパワーかもしれません。「3/7~4/18」「5/28~6月いっぱい」はカリスマ性、魅力ともにアップし、あなたを慕う人も多そうです。人の上に立つリーダーシップのパワーが際立つでしょう。堂々とした態度で行動して。☆射手座「3/7~5/27」が攻め時です。欲しいものを得るために果敢にチャレンジしていきましょう。同時にリサーチ、根回し、分析など細かい努力も必要です。苦手なことは頼れる人に任せるのが◎。同時に周りへの気遣いも忘れず、みんながよりハッピーになれることを選べば成功しそうです。☆山羊座今年に入ってから「3/26」までは、火星の恩恵を受けて自分の存在を大きくアピールし、果敢に行動できる攻めの時。信念をしっかり持つと自信が溢れ、言葉に説得力が増すので交渉などにも良さそうです。ずっと緊張感が続くのでONとOFFの切り替えを大事にしましょう。☆水瓶座上半期は基本的に、ずっと火星からのパワーを受けています。その間中、走りっぱなしになるかもしれません。そんな中でも特にジャンプする時は「3/26」まで。やりたいことはこの日までに形にしましょう。疲れが出ないように、リラックスや健康管理を心がけるといいでしょう。☆魚座心優しい魚座さんですが、「3/21~4/20」はやる気がみなぎってくるでしょう。人と積極的に会ったり、久しぶりの人に連絡を取ったりと、コミュニケーションにおいて行動的になると、良い話が舞い込んでくるかもしれません。チャレンジしてみてはいかがでしょうか。(Created by Cherrystar☆)◆見どころいっぱい!『オデッセイ』の魅力究極の絶望に立ち向かう宇宙飛行士の奮闘を描くSF作品というと、「内容が重たそう?」「思いっきり男性向けなのでは?」などと心配になるかもしれません。でも、実はこちらはユーモア全開の明るいサバイバル映画。ポップな洋楽に彩られたエンタメ色の強い作品で、なんと第73回ゴールデン・グローブ賞で作品賞&主演男優賞(共にミュージカル・コメディ部門)2冠を獲得しています。しかも、第88回アカデミー賞で、作品賞・主演男優賞をはじめ7部門にノミネート!オスカー最有力の呼び声も高い作品なんです。なお、ワトニーの上司である宇宙船の船長や、NASAの広報統括責任者が女性というのも気になるところ。リーダーシップを発揮し、キビキビと行動する女性たちに「すてき!」と憧れる人も多いかも。ノンフィクションのようにリアリティのある美術や演出もすごいし、ワトニーを救うために尽力する個性的な仲間たちのキャラクターも魅力的。そして、何と言ってもマット・デイモン!過酷な生活を強いられながらも、常に明るさを忘れないワトニーに「行動力のある男ってやっぱりいいわー」「ついて行きたいわー」と心惹かれること請け合いです。そんな見どころいっぱいの『オデッセイ』は一人で観るも良し、デートで行くも良し。映画館の暗闇で、手に汗握る体験をしてみてはいかがでしょうか?【STORY】人類による有人火星探査計画が、荒れ狂う嵐によって中止に追い込まれた。ミッションに参加した6人のクルーは撤収を余儀なくされるが、そのひとりであるマーク・ワトニー(マット・デイモン)飛行士は暴風に吹っ飛ばされ、死亡したと判断される。しかしワトニーは奇跡的に命を取り留めていた。独りぼっちで火星に取り残され、地球との交信手段もなく、次にNASAが有人機を送り込んでくるのは4年後。サバイバルに不可欠な食糧も酸素も水も絶対的に足りない。そのあまりにも過酷な現実を直視しながらも、ワトニーは決して“生き延びる”ことを諦めなかった。やがてワトニーの生存を知って衝撃を受けたNASAや同僚のクルーは、地球上のすべての人々が固唾をのんで見守るなか、わずかな可能性を信じて前代未聞の救出プランを実行するのだった。2月5日(金)TOHOシネマズ スカラ座他全国ロードショー監督:リドリー・スコット出演:マット・デイモン他配給:20世紀フォックス映画『オデッセイ』(c) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved★オリジナルグッズプレゼント★映画『オデッセイ』より、火星をモチーフにした「特製ピンバッチ」を5名様にプレゼントします!!応募・詳細はこちらから♪※プレゼント応募にはcocoloni PROLOの会員登録が必要です。ご応募期限:2016年2月22日(月)西洋占星術で占う2016年あなたの最大のテーマ【無料占い】
2016年02月06日マット・デイモンが火星にひとりぼっちで取り残された宇宙飛行士を演じ、スーパーポジティブな精神と想像力で何度もトライ&エラーを繰り返しながら、地球への奇跡の帰還を目指す『オデッセイ』。このほど、2億2530万キロ離れた地球から、彼の帰りを願う人々の特別映像が解禁となった。火星での有人探査の最中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニーは、死亡したと推測され、ルイス船長をリーダーとする乗組員たちは火星を去ってしまう。しかし、生き延びていたワトニーは、わずかな供給品しかない状態で、知恵と精神力、創意工夫の才能を発揮して、生き抜くことを誓う。そのころ、2億2530万キロ離れた地球では、ワトニーの必死のメッセージを受信したNASAと各国から集められた科学者たちが、“火星の人”を生還させるためにたゆみない努力を続けていた。その一方、ワトニーの仲間の乗組員たちは、不可能とは言えないまでも大胆すぎる彼の救出計画を立てる。この驚くべき勇敢な行為のニュースが次々に伝えられると、ワトニーの帰還を応援しようと世界中の人々がアクションを起こし…。リドリー・スコット監督とマット・デイモンがタッグを組み、本年度アカデミー賞で「作品賞」など部門にノミネートされている本作。今回到着したのは、火星にたったひとり取り残された主人公の帰還を願う人々にフォーカスした、心揺さぶられる特別映像だ。世界中が注目する“火星の人”、ワトニー。だが、地球70億人の思いとは別に、ワトニーを救う決断を下すのは、わずか数人の科学者と宇宙飛行士。ワトニーが陥った危機は、世界でも屈指の“優秀な人々”をも試す試練となった。本作の原作者アンディ・ウィアーは、「読者にはワトニーを好いてもらいたいと思った。そして心配してもらいたいと思った。だからこそ彼を救いたいと思い、感動が生まれるように作り上げた」と明かす。また、プロデューサーのアディティア・スードも「ワトニーはありとあらゆる困難にもめげず先へ進み続ける。そのせいで、単なるエキサイティングなアドベンチャー映画に終わらない大きな希望が満ちている」と、世界的ヒットにつながった本作の魅力を分析した。ワトニーをはじめとする登場人物たちの苦難、絶望、そして希望に縁どられた“長い旅路”=オデッセイの先に待っているものとは…!?その奇跡の結末はスクリーンで確かめてみて。『オデッセイ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年02月05日2年連続で俳優部門の候補者20名がすべて白人だとして、再び批判を浴びている第88回アカデミー賞だが、それと同じくらい驚いたのが“受賞確実”の声も高かったリドリー・スコットが監督賞候補からもれた件。それほど、最新作『オデッセイ』はすばらしい作品だ。その偉大な功績を考えると、いままで監督としてオスカー像を手にしていないこと自体、大きなナゾだ。『エイリアン』『ブレード・ランナー』というSF映画の2大金字塔をはじめ、アカデミー賞作品賞を受賞した『グラディエーター』、21世紀に入ると『ブラックホーク・ダウン』『アメリカン・ギャングスター』『ロビン・フッド』『悪の法則』と多種多様なジャンルに挑み、もてる力量を存分に発揮し続けるレジェンドであることに異論はないだろう。最新作『オデッセイ』も例外ではなく、スコット監督にしか表現できない極限の映像美と、力強いストーリーテリングが奇跡的な融合を果たした傑作だ。すでにゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門(このカテゴライズは微妙だけど…)作品賞と主演男優賞を受賞し、ナショナル・ボード・オブ・レビューでは監督賞に輝いている。興行的な成功も収めており、全世界興収は6億ドルに迫る勢い。これはスコット作品史上最高の数字だ。こうした世界的ブームが示す通り、『オデッセイ』は強烈な個性で敷居の高さも感じさせた過去の作品に比べ、より間口を広げた「誰もが楽しめ、心動かされる」普遍的なヒューマンドラマに仕上がっている。火星からの生還を目指す宇宙飛行士の孤独なサバイバルと、それを地球から見守る70億人の壮大な物語。見れば日常のささいな悩みなど確実に消えてしまう本作は、「悪役がひとりも登場しない」というスコット作品らしからぬ点も魅力である。しかも、今年のアカデミー賞では作品賞、主演男優賞など7部門にノミネートされているだけに、監督賞候補からもれたのは納得がいかない。次回作が『プロメテウス』の続編として準備が進む17年公開予定の『エイリアン:コヴナント』(原題)となると、しばらくオスカー受賞は難しそうだし…。現在78歳という年齢を考えると、「今後何本の映画を監督できるのか?」と心配にもなってしまう。本人にとっては余計なお世話かもしれないが。『オデッセイ』は2月5日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:Ryo Uchida)
2016年02月04日マット・デイモンが巨匠リドリー・スコット監督とタッグを組み、火星にひとりぼっちの男の奇跡の挑戦を描く『オデッセイ』。いよいよ2月5日(金)より公開となる本作で、マット演じるマーク・ワトニーが所属していた火星有人探査のリーダー、ルイス船長を演じたジェシカ・チャステインからインタビュー映像が到着。「女性が宇宙船の船長を務める」本作に惹かれたことや、実際の女性宇宙飛行士から学んだリーダー論などについて語っていることが分かった。第88回アカデミー賞で「作品賞」「主演男優賞」をはじめ7部門にノミネートされ、第73回ゴールデン・グローブ賞では「作品賞」&「主演男優賞」(共にミュージカル・コメディ部門)2冠を獲得している本作。さらに、スコット監督作としては過去最高の成績で、世界興収6億ドル近くに達する大ヒットを記録している。そんな本作で、火星有人探査の最中に嵐に巻き込まれたマーク・ワトニーを残し、苦渋の決断で地球に帰還することを決めた宇宙船ヘルメス号の船長で、頭脳明晰なリーダーとして6人の乗組員を指揮するメリッサ・ルイスを演じているジェシカ。いま、NASAで今年度採用となった新宇宙飛行士の半数が女性であることが話題になっており、さらには2030年の火星有人探査船の乗組員となる可能性もあると発表されたばかり。ジェシカが演じたルイス船長は、まさにそんな彼女たちの未来を描いているかのような姿だ。『インターステラー』に出演し、宇宙に興味を持ったというジェシカは、女性が宇宙船の船長を務めることや火星有人探査を描いた映画はこれまでなかったことに触れ、「“私も火星に行きたい”と女の子が思えるような役を演じたかった」と語る。真面目で規律を重んじ、自制心が強く、素晴らしいリーダーでもあると彼女自身が分析するように、まさにルイス船長は働く女性憧れの指揮官といえる。また、撮影前に2007年にエンデバーのミッション・スペシャリストを務め、2010年4月4日から9月25日まで第24次長期滞在の一員として国際宇宙ステーションで生活、故障した冷却ポンプを修理するため、合計で約22時間におよぶ3回の宇宙遊泳を実施した女性宇宙飛行士トレイシー・ダイソンに、“よい船長の条件”を聞いたことも明かしている。スーパーポジティブな主人公ワトニーを演じたマットが「ワトニーだけでなく、ほかのキャラクターの持っているユーモアもとても気に入った」と語っているように、ジェシカも、ダイソンから「生死に関わる局面ではユーモアが不可欠」と教えてもらったという。「ジェシカは、年間16本の映画に出演する超売れっ子だから、スケジュール調整が至難の業だった」とマットは話していたが、ジェシカをはじめとするクルーたちが、ワトニーのためにどんな決断を下すのかは要注目。彼が決して“ひとりぼっちじゃない” ことを、彼女の熱演が伝えてくれるはずだ。『オデッセイ』は2月5日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。一部劇場を除き、3D限定前夜特別上映を実施。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日アカデミー賞7部門ノミネートの『オデッセイ』の特別試写会が2月2日(火)、米国大使公邸で開催。元宇宙飛行士の山崎直子、JAXA宇宙飛行士の野口聡一、NASA宇宙飛行士のクリス・キャシディ、マイケル・E・フォッサムが参加しての質疑応答も行われた。その他の写真リドリー・スコットがマット・デイモンを主演に迎え、無名作家がウェブサイトで発表し、大ベストセラーとなった小説を映画化。火星にひとりで取り残された宇宙飛行士の孤独なサバイバルを迫真の映像と緻密な人間描写で描いていく。米国大使館を代表して挨拶に立ったキャロライン・ケネディ駐日米国大使は、NASAとJAXAのパートナーシップと宇宙飛行士たちの勇気称えつつ、自身の父であるケネディ大統領がアポロ計画を推進した点に言及。「父が月面着陸を進めたのは、その計画が簡単だったからではなく困難だったから。火星にひとを送るというのは危険かつ偉大な冒険。ここにいる誰かがいずれそれを実現してくださるのを期待しています」と語った。学生たちからは、映画の内容にちなんだ宇宙飛行士としての活動や宇宙での生活について、また宇宙や地球の起源の謎についてまで様々な質問が飛ぶ。受験を控えた高校生から「困難やトラブルにぶち当たった時に大切なことは?」という問いに野口氏は、「大事なことは2つ。まず自分の能力を信じて冷静さを保つこと。焦ったり気持ちをダウンにして、できるはずのことができないのを避ける。2つ目は仲間と頑張ること。この映画は、主人公が秀でているように見えて、実はチームワークを描いてます。僕らの宇宙飛行もそうで、多くの仲間が支えてくれて乗り越えられるんです」と語った。この質問に限らず、野口氏も山崎氏も仲間の大切さ、チームワークの重要性をたびたび説く。山崎さんは自身のモチベーションを「メンバーの笑顔です。いい仕事をすれば笑顔で迎えてくれて、それが力になります」と語った。また宇宙から帰って大きく変化したことについて山崎氏は「風の匂い、緑や木々の匂いに心が動きました。自然があることを当然と思っていたけど、それは当たり前ではなく、いろんなバランスで成り立っていると感じ、感謝が大きくなりました」と明かした。また、宇宙飛行士だけでなく一般の人が宇宙に行けるようになる可能性についてキャシディ飛行士は「私たちが活動している時代は無理かもしれませんが、将来的にはそうなると思います。ライト兄弟も人類が国際宇宙ステーションで17年も過ごすとは思ってもいなかったでしょう」と語った。最後に野口さんは若き学生たちに「みなさんの未来が宇宙と共にあることを期待してます!」」とエールを送り、トークセッションは幕を閉じた。『オデッセイ』2月5日(金) TOHOシネマズスカラ座ほか全国ロードショー
2016年02月02日女子レスリング日本代表の吉田沙保里選手が28日、東京・文京区の宇宙ミュージアム「TeNQ」(テンキュー)で行われたマット・デイモン主演『オデッセイ』(2月5日公開)のジャパンプレミアに、宇宙服姿で登場した。本作の宣伝大使を務める吉田選手は「火星という過酷な場所にひとりぼっちで生き抜いた姿に感動しました」と本作の感想をコメント。もし自分が主人公のワトニーのように火星に取り残されたら「小さいときからたくさん周りに人がいて、ひとりぼっちということがなかったので、絶対に生きていけない。すぐ死んじゃいそう」とさみしがりやな一面を明かした。そして、ワイヤーにぶら下がった重力が不安定な状態で、岩石(模型)とサンドバッグを制限時間内に移動させるというミッションをクリアし、「やってやりましたよ!」とドヤ顔。6月から国際宇宙ステーション(ISS)で長期滞在を予定している大西卓哉宇宙飛行士も登場し、「身体能力は私よりはるかに勝ってらっしゃる。いつでも宇宙に行けるのでは」と言うと、吉田選手は「宇宙に行ってみたい」と興味を示した。さらに、国際宇宙ステーションに滞在した経験のある宇宙飛行士の油井亀美井氏からの大西氏への応援メッセージVTRの中で、油井氏も「吉田さんであれば今すぐにも宇宙に行ける」と太鼓判を押すと、吉田選手は「宇宙飛行士を目指したい。世界から宇宙へ、大きく夢を持たないと」とノリノリ。また、4連覇の期待がかかる8月のリオ五輪について、大西氏が「宇宙から応援しています」とエールを送ると、「ありがとうございます!」と喜んだ。イベント後の囲み取材では、さみしがりやで甘えたいという発言について記者から「乙女キャラ?」と聞かれると、「キャラじゃないです、本当に乙女です! 男性には甘えたい」と照れ笑い。「男らしくしっかり、優柔不断じゃない人がいいです」と好みのタイプを明かした。リオ五輪についても「リオでどれだけ成績を残せるかが、2020年の東京オリンピックを応援してくださるかにつながる」と語り、「しっかり体調を整えて、調整をうまくやっていきたい」と気を引き締めた。リドリー・スコット監督とマット・デイモンが初めてタッグを組んだ『オデッセイ』は、火星に独りぼっちで取り残された宇宙飛行士の運命を描いたサバイバル・アドベンチャー。第73回ゴールデン・グローブ賞で、作品賞と主演男優賞(共にミュージカル&コメディ部門)の2冠を獲得し、第88回アカデミー賞では、作品賞、主演男優賞をはじめ7部門でノミネートされている。(c) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年01月28日ライアン・ゴズリングとハリソン・フォードが出演する『ブレードランナー』続編の撮影が、今年7月からスタートするようだ。ハリソンが主役を務めた1982年公開のオリジナル作品は、2019年の暗黒郷と化したロサンゼルスが舞台。宇宙のコロニーで危険な仕事を強いられていたレプリカントと呼ばれる人造人間たちが戻ってきたため、ハリソン演じるリック・デッカードら警察特殊部隊がそれらを捕らえようとする姿を描いた。続編は、それから数十年後の世界に設定されており、ハリソンが引き続きリック役を務め、ライアンは新キャストとして加わることになったとプレスリリースで発表されている。ドゥニ・ヴィルヌーヴがメガホンを取る同作には、オリジナル作品の監督を務めたリドリー・スコットがエグセクティブ・プロデューサーとして参加するほか、脚本はオリジナル作品にも参加したハンプトン・ファンチャーと『グリーン・ランタン』のマイケル・グリーンが手掛ける。スコットは以前、あるインタビューの中で「脚本がとてもいいんだ。もちろんハリソンも出演するよ。今まで生き延びた生存者としてね。続編制作は決定だよ」と語っていた。(C)BANG Media International
2016年01月27日2月29日(日本時間)に発表される第88回アカデミー賞で「作品賞」はじめ7部門にノミネートされ、公開を前に日本でも盛り上がりを見せている『オデッセイ』。この“火星にひとりぼっち”で取り残された宇宙飛行士の想像を絶する運命を描いた本作から、先のゴールデン・グローブ賞で「主演男優賞」を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされているマット・デイモンのインタビュー映像が到着。壮大な規模で描かれた本作の魅力や撮影の様子をたっぷりと語ってくれた。ネット上に掲載されたアンディ・ウィアーによる原作小説を基に、大ヒットドラマ「LOST」やNetflixのマーベルドラマ「デアデビル」、映画『キャビン』などを手がけたドリュー・ゴダードが脚色、巨匠リドリー・スコット監督がメガホンをとった本作。到着した映像でデイモンは、「最近は独創的なストーリーは少ないから」と、まず本作のオリジナリティーが気に入ったことを明かす。そして、「ごく近い未来が舞台だ」と、本作のあらすじと演じた宇宙飛行士マーク・ワトニーについて語り始める。ワトニーは、火星での有人探査の最中に砂嵐に巻き込まれるが、ほかのクルーたちに死亡したと判断され、クルーたちは彼を置いて火星を去ってしまう。しかし、生き延びていたワトニーは「豊かな創造力と科学の力で生き延びる方法を模索していく。脚本を書いたドリューは本作が“科学へのラブレター”なんだと話していたよ」とマット。およそ31日分の物資しかない中、彼は少なくとも1年分の食料や、何より水や空気をつくりだそうと、持ち前の“スーパーポジティブ”な精神を発揮しながら、さまざまな試行錯誤を重ねていくことになる。また、マットは、昨年ハリウッドの「ウォーク・オブ・フェーム」に殿堂入りを果たしたスコット監督についても言及し、「リドリーの作品はとにかく規模が大きい」と驚きを隠せない様子だ。4つのカメラで“同時”に撮影しても、“別々”に撮っているかのように全ての映像が完璧だという。続けて「どう映像化するのか僕には想像できないシーンも、恐ろしいほどリアルに作り上げる」とふり返る。特に、物語の導入部となる火星の恐るべき砂嵐のシーンを挙げて「観客の恐怖心を煽るデザインになっているんだ」と監督の手腕を絶賛した。そして、火星で孤軍奮闘しているワトニーの物語と同時進行で描かれるドラマについても、「3つの別々の映画みたいだ」と明かしている。ワトニーを助け出すために超人的な努力をしているNASAとジェット推進研究所(JPL)を中心に描かれる地球と、ジェシカ・チャステイン扮するルイス船長が率いる火星を後にしたクルーチームだ。なかでも、ワトニーを残して帰還するという判断を下したが、彼が生きていることを地球から知らされたルイス船長については、「彼女は重い十字架を背負っている」とその気持ちに寄り添った。ジェシカとの共演シーンはそれほど多くなかったものの、「年間16本の映画に出演する超売れっ子だから」その共演について、とりわけ喜びを明かすマット。「観客にはマークと一緒に火星に取り残されてほしい」と最後に語っているように、スコット監督やスタッフ、そしてキャストたちが一丸となって創りだしたその臨場感とリアルさには大きな手応えを覗かせている。『オデッセイ』は2月5日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月26日新作映画『オデッセイ』で主演を務めたマット・デイモンのインタビュー映像が公開になった。デイモンが8分に渡って映画の設定や物語、自身が演じた役どころ、監督を務めたリドリー・スコットについてじっくりと語っており、公開前の予習に最適な内容になっている。『オデッセイ』特別映像『オデッセイ』は、火星での有人探査の最中、ひとり取り残されてしまった宇宙飛行士のワトニーが、空気も水も通信手段もない過酷な環境の中、知恵と強い精神力を発揮して生き延びようとする姿を描いた作品で、デイモンは脚本を読み、その独創性に惹かれて出演を決めたという。本作の主人公ワトニーは、植物学者で、危機的な状況に陥っても過剰にパニックになったりせずに、自身の持っている知識を総動員して計画を立て、記録用のカメラにジョークを飛ばしながら現実的な手段で生き延びようとする。本作の脚本を手がけたドリュー・ゴダードはデイモンに本作を「科学へのラブレター」だと伝えたそうで、デイモン自身も「本作が伝えているのは“知力のすばらしさ”だと思う」と語る。デイモンは、名門ハーバード大学在学中に俳優としてのキャリアを開始し、若い頃から脚本も執筆。アカデミー脚本賞も受賞している。そんな彼がこれまでにタッグを組んできた監督はクリント・イーストウッド、スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、ジョエル&イーサン・コーエン、ポール・グリーングラス……当代きっての名監督ばかりだ。彼は映像で「映画作りを知り尽くしている監督と仕事をすると、毎日が楽しくてどのシーンもすばらしい」と笑顔を見せ、自身は「脚本の面白さを伝え尽くすこと」に力を注ぐという。本作では、火星にたったひとり残されたマーク・ワトニーを演じているため「観客にはマークと一緒に火星に取り残されてほしい」と語りかけている。『オデッセイ』2月5日(金) TOHOシネマズスカラ座ほか全国ロードショー
2016年01月26日本年度アカデミー賞に「作品賞」「主演男優賞」ほか7部門にノミネートされているマット・デイモン主演、リドリー・スコット監督の『オデッセイ』。このほど、主人公の宇宙飛行士・ワトニー同様に“スーパーポジティブ”なハートと並外れた精神力を持つ、女子レスリング金メダリストの吉田沙保里選手が本作の宣伝大使に就任し、その特別映像が到着。“火星にひとりぼっちの男”が、“霊長類最強”という異名を持つ吉田選手の力強いバックアップを受けることが分かった。火星での有人探査の最中、猛烈な嵐に巻き込まれ、死亡したと推測された宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。残りの乗組員は火星を去ってしまったが、生き延びていたワトニーは、空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない厳しい惑星でたったひとり、“スーパーポジティブ”な知恵と精神力、創意工夫の才能を発揮して、4年後のNASAの救出まで生き延びようとする。一方、2億2,530万km離れた地球では、NASAと各国から集められた科学者たちが彼を生還させるための努力を続けていた。そして、火星を去ったワトニーのチーム乗組員たちも、彼のために不可能ともいえる大胆な救出ミッションを計画する――。マット・デイモンが圧倒的演技で、全編にわたり“スーパーポジティブ”ぶりを発揮する本作。日本時間2月29日に発表される第88回アカデミー賞で「作品賞」「主演男優賞」をはじめ7部門にノミネートされており、すでに第73回ゴールデン・グローブ賞では「作品賞」「主演男優賞」(共にミュージカル・コメディ部門)の2冠を獲得、賞レースを席巻している。また、本作の宣伝大使に就任した吉田選手といえば、リオ五輪出場も決定し、史上初の女子レスリング五輪4連覇の期待を一身に集めている“霊長類最強”女子。しかし、今回到着した特別映像の中ではいきなり、「火星にひとりぼっちなんて、私には絶対無理ですね」と驚きの弱気発言が!それでも絶望的な状況に立ち向かう、デイモン演じる主人公ワトニーに強い感銘を受けたようで、本作については「初めて体験した感動です!!」と熱い絶賛メッセージを送っている。たったひとりの男の“スーパーポジティブ”な精神と不屈の挑戦が、まさかの“史上最大の奇跡”をたぐり寄せるアドベンチャー超大作。なお、本作は一部劇場を除き、3D限定前夜特別上映の実施が決定している。『オデッセイ』は2月5日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月22日ジョニー・デップが実在のギャングのボスを演じ、『華麗なるギャツビー』のジョエル・エドガートン、「SHERLOCK/シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチ、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のダコタ・ジョンソンといった人気実力派スター俳優たちが集結して、アメリカ史上最悪といわれる汚職事件を描く『ブラック・スキャンダル』。本作で監督を務めたのは、デビュー作『クレイジー・ハート』が第82回アカデミー賞「主演男優賞」「歌曲賞」の2部門を獲得し、主演クリスチャン・ベール、製作レオナルド・ディカプリオ&リドリー・スコットという豪華布陣でも話題を呼んだ『ファーナス/訣別の朝』のスコット・クーパーだ。キャリアのスタートは俳優だったというだけあり、かなりのイケメン。それでいて自ら脚本執筆や製作もこなすこの新鋭監督に、ジョニーの“まるで別人”のようなワルぶりが注目を集めている本作について聞いた。これまでの2作は、自身で脚本を執筆してきたクーパー監督。ジョニーがボストン裏社会に君臨した伝説のギャング、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーを熱演する本作は、ディック・レイア、ジェラード・オニールという2人の地元ジャーナリストが書いたノンフィクションが基になっている。「ニューヨーク市に住んでいたころ、“ホワイティ”・バルジャーの驚くべき話がボストンから海岸沿いに、ニューヨークにまで伝わってきた。そして、いままさに私のいる所から数マイルしか離れていない場所で彼は逮捕されたんだ」と、監督はそのギャングスターとの“出会い”をふり返る。「ある男が歴史的に悪名高いギャングである一方、弟は有力な政治家であることがとても“シェークスピア的”で惹きつけられた。作り話ではないんだ。その上、幼なじみの友人が出世して担当のFBI捜査官になり、FBIの与えた“殺しのライセンス”を手にしたバルジャーはやりたい放題に権力を拡大していくことになる。たとえ脚本は自分で全て手掛けたわけではなくても、この作品をやらない理由はないくらいに魅力を感じた」と、メガホンをとった決め手を明かした。そんな伝説的ギャングを「できるだけ容赦なく、冷淡に描くこと」を心がけたという監督は、バルジャーの役づくりについてジョニーとはかなり時間をかけて話し合いを重ねたと言う。「英雄として見えたり、魅力のある、好かれるような人間として描くつもりは全くなかった。断固として、本当の彼を描こうとした。でも、世界的大スターのジョニー・デップがこの役を演じるにあたって、彼は大体は好かれる役を演じることが多いから、これを成し遂げるのは容易ではないよ」と、監督は語る。「映画の最後に登場する、FBIから提供された監視カメラの映像でわかるように、(バルジャーは)禿げた頭、人を射るような鋭い青い目、そして筋骨たくましい体型をしている。2人で彼の動き、歩き方、アクセント、心理状態などを話し合ったんだ。ジョニーの場合、見かけはいつも演じる役によって変化するけれど、今回最も大きく変化したのは、感情的、心理的な面だ。ジョニーはとても優しくて心の温かい人間だけれど、スクリーン上で観る彼はまさにその反対。冷酷、冷淡。魅力的な部分はあっても、暴力的でとても恐ろしい人間だ」と、ジョニーが体現してみせた凶悪犯の姿に太鼓判を押す。「画面上の彼の行動は、観る人にとって恐ろしいと感じると思うんだ」。そんなジョニーがなりきるバルジャーが、劇中で唯一、人間らしい一面を垣間見せるのが、恋人や息子と過ごすときだ。恋人・リンジー役のダコタ・ジョンソンについて、話題となった主演作は観ていなかったという監督は、「実際会ってみたら、とても心のこもった人で年齢の割にはとても賢く、敏感な面を持っていると感じた。彼女なら他の人の前では出さない、バルジャーの脆い部分を引き出せると感じた。彼女は完璧だと思ったんだ」と、ピンと来たことを明かす。さらに、「作品の中で女性たちの出番は少ないけれど、とても重要な役割なんだ。私は強い女性が好きだけど、この作品に出てくる3人の女性(ダコタ演じるリンジー/ジュリアンヌ・ニコルソン演じるFBI捜査官コノリーの妻/ジュノー・テンプル演じる売春婦)は全員かなり強い女性だ。彼女たちは“ホワイティ”から異なる形で影響を受けているんだ」と続けた。一方、バルジャーの実弟・ビリーを演じるのは、英国の人気俳優ベネディクト・カンバーバッチ。ジョニーとベネディクトが兄弟というそのキャスティングには、誰もが驚愕したはずだ。「実際のジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーと弟のビリーもあまり似てはいない。僕も兄弟とは似ていない。似ているかどうかということで役者は選ばないよ」と監督は言う。「ビリー・バルジャーの若いころの写真の中で、ベネディクト・カンバーバッチにとても似ているものがあったんだよ」。「ビリー・バルジャーはとても学識のある知的な風貌をしていた。高貴な雰囲気さえあり、兄のブルーカラー的雰囲気とは全く違っていた。“ホワイティ”・バルジャーはアメリカでは極悪犯人が投獄されるアルカトラズ刑務所やレブンワースの刑務所に投獄された一方、ビリー・バルジャーはアメリカでもトップクラスの大学を出て、地域の指導者として任務を果たし、地元に貢献したんだ」。そんな対極の存在を見事に演じてみせたベネディクトを、監督は「カメレオンのような俳優」と評する。「彼のアクセントは、ビリーを知っている人に言わせるとほぼ完璧だったそうだ。彼は才能と知性あふれる俳優だから、彼ならきっとビリーの人格をうまく演じきってくれると確信していたよ」。また、「私が地元の人にこの作品に出てくれるように頼んだとき、彼らは映画には関わりたくないと言った。バルジャー兄弟は2人共、自分たちや地元社会にはとても尽くしたからだそうだ」と監督は明かす。当時1970~80年代のボストン市南部、通称・サウシーは、アイルランド出身者が大半を占め、「とても固い絆で繋がれたコミュニティー」であったことが大きいようだ。「コノリーのような法の執行者と“ホワイティ”・バルジャーのような犯罪人、そしてビリーがどの位置に立つのかは定かでないが、この2人の間の線は区別がつけがたいところがあった。コノリーはFBI捜査官としてとても良い志を持っていたと思う。ビリーも地域社会に貢献していた。でも“ホワイティ”が関わってくると、弟のビリーの立場はとても悪くなる。(幼なじみの)コノリーの場合は、彼の中の一番悪い部分が引き出されてしまうんだ」と監督は説明する。「残念なことだけれど、私たちはみなこのような(悪の)要素を自分たちの中に潜ませている。でもある条件がそろっていなければ、その部分が外に出てくることはない。残念なことに、彼らの場合、その条件がそろってしまったんだ」。非道の大物ギャングと、正義を行使する(はずの)FBI、そして地元で権力を握る政治家。お互いの思惑が一致したからこそ、だれもそれを止めることができなくなってしまった最悪の“スキャンダル”。若き才能が練りに練ってまとめあげた、その渦に巻き込まれていくジョニーらキャストのアンサンブルは必見といえそうだ。『ブラック・スキャンダル』は1月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・スキャンダル 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2016年01月13日第73回ゴールデン・グローブ賞で作品賞と主演男優賞を受賞したマット・デイモン主演『オデッセイ』(2月5日公開)の特別映像が13日、公開された。リドリー・スコット監督とマット・デイモンが初めてタッグを組んだ『オデッセイ』は、NASAの全面協力のもと、火星に独りぼっちで取り残された宇宙飛行士の運命を描いたサバイバル・アドベンチャー。全米2週連続1位のロケットスタートを記録し、公開4、5週目にも返り咲き1位を達成、先日発表されたゴールデン・グローブ賞で作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、主演男優賞(マット・デイモン/ミュージカル・コメディ部門)に輝いた。このたび公開された特別映像では、火星でひとり奮闘する主人公ワトニーだけでなく、3つのドラマが絡みあって繰り広げられるストーリーが明らかに。ワトニーのサバイバルと並行して、不眠不休であらゆる手段を尽くしてワトニー救出の可能性を探るNASA科学者たち、同僚の生存を知り無謀とも思える作戦に身を投じていく宇宙船ヘリウム号のクルーたちの物語が描かれている。ゴールデン・グローブ賞初受賞(俳優として)のデイモンは「リドリーは観客からもっと大きな感動を呼ぶものであれば、喜んでルールを破る。彼が使うキャンバスは、ほとんどの人たちよりも大きいから、それだけのスケールで演じるのはワクワクする経験だ」と監督の手腕を絶賛しつつ、感動のストーリーであることに言及。自身の演じたワトニーについても、「彼が象徴するのは1人の命以上のものだ。彼は、人間の開拓精神や将来への希望を体現している。この役を演じられて光栄に思うよ」と語った。(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年01月13日リドリー・スコット監督がマット・デイモン主演で描く超大作『オデッセイ』が第73回ゴールデン・グローブ賞で作品賞と主演男優賞を受賞した。本作は、火星に取り残されてしまった男のサバイバルを描いた作品で、デイモン演じる主人公が奮闘する様が見どころだが、彼の帰還を待つ人々、彼を帰還させるために命をかける人々のドラマも描かれる。このほど特別映像が公開になった。特別映像『オデッセイ』は、火星での有人探査の最中、ひとり取り残されてしまった宇宙飛行士のワトニーが、空気も水も通信手段もない過酷な環境の中、知恵と強い精神力を発揮して生き延びようとする姿を描いた作品で、彼はまず生き延びるために計算を開始し、食料を確保し、足りない分は栽培することを決める。次にワトニーが行ったのは“通信”だ。映像ではワトニーが古いマシンを組み合わせて即席の通信機械を調達し、地球とコンタクトをとろうと奔走する様が描かれる。一方、地球と先に火星を脱出したクルーたちは、ワトニーは事故によって“死んだ”と思い込んでいたが、突然の通信によって彼の生存を確認し、次の行動を模索し始める。地球から遠く離れた火星へは救出隊を送るだけでも膨大な時間がかかる。ワトニーに一番近い場所にいる人間は、火星から脱出したクルーだが、彼らの現在の最優先の任務は“地球への帰還”で、装備もないままに火星に戻ることのリスクは極めて大きい。映像では、何とか生き延びようと行動するワトニー、どれが最善の策なのかで混乱・迷走する地球の職員たち、そしてリスクを背負って火星に戻るべきか考えるクルーたちのドラマが描かれる。それぞれが迷いながら、しかし諦めることなくプランを立てては失敗し、それでも挑み続ける姿は感動的だ。取り残されたのは“ひとり”だが、彼の帰還を願う仲間は“ワトニー以外のすべての人類”だ。火星、宇宙空間、そして地球の人々の強い想いは一体、どのような結末を導くのだろうか?『オデッセイ』2月5日(金) TOHOシネマズスカラ座ほか全国ロードショー
2016年01月13日巨匠リドリー・スコット監督がマット・デイモン主演で描くサバイバル・アドベンチャー大作『オデッセイ』。このほど、日本時間1月11日(月・祝)に発表されるゴールデン・グローブ賞の受賞や、来週14日(木)に発表されるアカデミー賞ノミネートもまちがいなし(?)の“スーパーポジティブ”ぶりを発揮する、火星に独りぼっちで取り残された男の特別映像が解禁となった。火星での有人探査の最中に事故に遭い、たった独り、取り残されてしまった宇宙飛行士のマーク・ワトニーの不屈のサバイバルを、NASAの全面協力のもとで描く本作。全米では、チャート2週連続1位のロケットスタートを記録し、公開4、5週目には異例の返り咲き1位を達成する大ヒットに。さらに、映画賞レースの開始を告げるナショナル・ボード・オブ・レビュー賞では「監督賞」「主演男優賞」「脚色賞」を獲得。また、ゴールデン・グローブ賞には「作品賞」「主演男優賞」(コメディ/ミュージカル部門)、「監督賞」と主要3部門にノミネートされ、アカデミー賞の有力作に急浮上している。到着した映像では、スコット監督が「身の毛もよだつ状況だ。9万9千通りの危険がある」と明かすほど、究極の絶望に直面するデイモン扮するワトニー。だが、彼は、植物学などの科学的知識をフル稼働させ、火星で水や食料を作ろうと試みる、“スーパーポジティブ”なチャレンジ精神を発揮する。本作に全米が熱狂した最大の要因は、なんと火星のベースキャンプ内にジャガイモ菜園を作ってしまうほど、ずば抜けてユニークな彼のキャラクターだ。観客だけでなく、デイモンも脚本を一読して、「緊迫した状況でも、ユーモアを失わずに落ち着いて対処できるところに惹かれる」と感銘を受けたという。また、スコット監督は、「ユーモアを生かすことが私の仕事の大部分だ」と振り返るが、デイモンは「リドリーの作品はとにかく規模が大きい。彼は4つのカメラで同時に撮影して別々に撮っているかのようにすべての映像が完璧なんだ」と撮影についても絶賛!この映像でも、視覚効果に頼らず、砂嵐をキャストに対しても見せたいと思ったというシーンが描かれる。観る人を魅了するデイモンの演技と、まるで疑似体験しているかのようなリアルさにこだわったスコット監督が描く本作は、火星への旅の準備をするNASAの人たちの間でも共感を呼んでいるという。圧倒的なスケール感とリアリティ、観る者の胸を高鳴らすスリルとユーモア。その果てに、“火星で独りぼっちの男”は奇跡を成し遂げられるのか、引き続き注目していて。『オデッセイ』は2月5日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月07日リドリー・スコット監督がマット・デイモン主演で描く超大作『オデッセイ』の特別映像が公開になった。地球から225300000キロメートルも離れた火星にたったひとり取り残された男が、生き延びるために最初に行ったことは一体、何だったのだろうか?特別映像『オデッセイ』は、火星での有人探査の最中、ひとり取り残されてしまった宇宙飛行士のワトニーが、空気も水も通信手段もない過酷な環境の中、知恵と強い精神力を発揮して生き延びようとする姿を描いた作品で、このほど公開された映像は本編のシーンを交えながら、スコット監督やデイモンが主人公ワトニーの壮絶なサバイバルについて語っている。多くの映画では主人公は窮地に立たされると、通常では発揮しえないようなパワーを発揮して、気合いを炸裂させて生還の道を見つける。しかし『オデッセイ』の主人公ワトニーが最初にすることは“計算”だ。もし救助が来るとしてそれは何日後? 手元に残っている食料は何日分? 植物学者でもあるワトニーが火星で食べ物を育てるとしたら何が必要で、どの順番で作業する? ワトニーは、監督曰く「9万9千通りの死の危険がある」状況で、スーパーパワーを使ったり、幸運を使うことなく、考え、計算し、行動を開始する。劇中には火星でジャガイモを栽培する場面が登場するが、大事なのはジャガイモを育てることそのものではなく、どんな時も“解決するには何か方法がある”という考えを捨てないことだ。デイモンは映像の中で「本作が称賛しているのは、知性や宇宙飛行士の勇気だ」と語る。人間離れしたパワーも幸運も仲間もいないが、知性と勇気を武器にサバイバルを繰り広げるワトニーは新しいタイプのヒーローで、公開後には多くの観客の支持を集めるだろう。『オデッセイ』2月5日(金) TOHOシネマズスカラ座ほか全国ロードショー
2016年01月07日リドリー・スコット監督がマット・デイモン主演で描く超大作『オデッセイ』と、人気コミック『宇宙兄弟』の小山宙哉が描き下ろしたコラボレーションビジュアルが公開になった。その他の画像『オデッセイ』は、火星での有人探査の最中、ひとり取り残されてしまった宇宙飛行士のワトニーが、空気も水も通信手段もない過酷な環境の中、知恵と強い精神力を発揮して生き延びようとする姿を描いた作品で、アメリカでは大ヒットを記録している。いち早く作品を観賞した小山氏は「最高に面白かったです。これは本当の事だから遠慮なくそう言えるのが嬉しい。宇宙機器の見た目の作り込み、過酷な火星の描写とそこでの生活感、説得力ある科学考証など、とにかくディティールがきっちり全体まで行き届いていて、リアリティがあり自分ももうそこにいるような体験ができました。ストーリー展開も役者さんの演技も皆素晴らしく、価値と意味のあるシーンの連続でドキドキとワクワクが最後まで続きます。感動しました」と作品を絶賛。ポスターは映画のポスターを基に、『宇宙兄弟』のキャラクター、ムッタが描かれており、小山氏は「ポスターのマット・デイモン氏の顔を見ながら描いたので、今までで一番男前な六太になりました。(笑)マット・デイモンさんありがとう。劇場でこの絵が並べて展示されるのが楽しみです」とメッセージを寄せている。このポスターは順次、全国の映画館でも掲出される予定で、『オデッセイ』の公開を楽しみにしているファン、『宇宙兄弟』のファンの両方から注目を集めそうだ。『オデッセイ』2016年2月5日(金)TOHOシネマズスカラ座ほか全国ロードショー(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2015年12月21日マット・デイモン主演映画『オデッセイ』(2016年2月5日公開)と人気コミック『宇宙兄弟』のコラボレーションがこのたび実現し、『宇宙兄弟』の作者・小山宙哉氏が描き下ろしたコラボポスターが21日、公開された。リドリー・スコット監督とマット・デイモンが初めてタッグを組んだ『オデッセイ』は、NASAの全面協力のもと、火星に独りぼっちで取り残された宇宙飛行士の運命を描いたサバイバル・アドベンチャー。このたび公開された小山氏描き下ろしによる『宇宙兄弟』とのコラボポスターは、『オデッセイ』のポスターをベースに宇宙服に身を包んだ『宇宙兄弟』のムッタの姿と、"ムッタも彼の還りを待っている"という応援メッセージが描かれている。今回のコラボレーションは、本作を鑑賞した小山氏が「最高に面白かったです。これは本当の事だから遠慮なくそう言えるのがうれしい」と絶賛したことで実現。小山氏は「宇宙機器の見た目の作り込み、過酷な火星の描写とそこでの生活感、説得力ある科学考証など、とにかくディティールがきっちり全体まで行き届いていて、リアリティがあり自分ももうそこにいるような体験ができました。ストーリー展開も役者さんの演技も皆素晴らしく、価値と意味のあるシーンの連続でドキドキとワクワクが最後まで続きます。感動しました」と語っていた。また、小山氏は「『オデッセイ』とのコラボイラスト、楽しく描かせていただきました。ポスターのマット・デイモン氏の顔を見ながら描いたので、今までで一番男前な六太になりました(笑)。マット・デイモンさんありがとう。劇場でこの絵が並べて展示されるのが楽しみです」とコメント。さらに「まだ観てない人にはもったいないので具体的なことは何も語りたくない映画ですね。観終わった人とあれこれ語りたくなる映画です。今度『好きな映画は?』って聞かれたら『オデッセイ』と答えますね、これは」と太鼓判を押している。全米チャート2週連続1位の好スタートを切り、公開4、5週目にも1位に返り咲いた本作は、火星に取り残された宇宙飛行士の不屈の挑戦がたぐり寄せる奇跡を描いた物語。ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞では、監督賞、主演男優賞、脚色賞を獲得、ゴールデングローブ賞には、作品賞、主演男優賞、監督賞と主要3部門にノミネートされ、オスカー・レースの有力作との呼び声も高い。なお、11月16日には、『オデッセイ』とテレビアニメ『宇宙兄弟』がコラボレーションした予告も公開されていた。(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2015年12月21日