時代劇映画初主演となる「嵐」の大野智と、『殿、利息でござる!』などエンターテインメント性豊かな作品を作り出す中村義洋監督がタッグを組み、和田竜の大ヒット小説を実写映画化する『忍びの国』。このほど、『シン・ゴジラ』が話題を呼んでいる石原さとみをはじめ、鈴木亮平、伊勢谷友介、「Hey!Say!JUMP」の知念侑李ら豪華共演陣が明らかとなった。時は戦国。織田信長は諸国を次々と滅ぼし、天下統一に向けひた走っていた。しかし、ただ一国だけ手出しすることを禁じた国があった。信長が最も恐れたのは、伊賀・忍び軍団――。その中の忍びの一人、無門(大野さん)は、伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを詰め寄られる日々を過ごしていた。天正七年九月、信長の次男・織田信雄は、父の命に背き、伊賀に攻め込むことを決意。かつての主君を裏切り、信雄の家臣になった日置大膳、無門に弟を殺され伊賀への復讐を誓う忍びの下山平兵衛。対する伊賀十二評定の重鎮・百地三太夫と下山甲斐、そして忍びたち。さまざまな人間たちの思惑が入り乱れ、知略謀略が張り巡らされた末、織田軍と伊賀忍び軍団は、壮絶な合戦に突き進んでいく…。野村萬斎主演で映画化された「のぼうの城」でデビューを飾り、「村上海賊の娘」は「本屋大賞」を受賞するなど、常に圧倒的なスケールで読者を戦国の世界へ誘う和田竜の同名小説を原作に、大野さんが普段は“無類の怠け者”でも、“史上最強”の忍びを演じる本作。高い身体能力を駆使した本格的な忍びアクションにも期待高まるなか、共演陣には豪華実力派キャストが集結。無門の妻で、安芸の武家から無門にさらわれてきた女性・お国を演じるのは、同性からも支持され、大ヒット中の『シン・ゴジラ』でも好演を見せる石原さん。主演の大野さんとは本作が初共演となる。また、伊賀・下山家の嫡男で、ある事件により忍びに失望してしまう下山平兵衛には、抜群の身体能力と、肉体改造を含めた徹底した役づくりに定評のある鈴木さん。今回、アクションのために2ヶ月間の稽古を積んでいるという。そして、伊賀を治める十二家評定集の1人、百地三太夫を演じるのは1992年の『落陽』以来、24年ぶりの映画出演、そして時代劇映画初出演となる立川談春。伊賀の国に攻め込む織田信長の次男、織田信雄には、大野さんの事務所の後輩で今回初共演となる知念さん。その家臣、長野左京亮にはマキタスポーツ。政略結婚で信雄の妻となる北畠凛には、『青空エール』『きょうのキラ君』など話題作が続き、時代劇映画初出演となる平祐奈。その父で、伊勢国を治めながらも、事実上、織田家の支配下に置かれる北畠具教には、國村隼。さらに、剛力で名を馳せる信雄の家臣・日置大膳を、『ジャングル・ブック』の日本語版吹き替えほか、『清須会議』『新宿スワン』など幅広く活躍する伊勢谷さんが演じる。そのほか、伊賀十二家評定集の一人、下山当主・甲斐にでんでん、その次男で鈴木さん演じる平兵衛の弟・次郎兵衛に満島真之介、十二家評定集の一人、音羽の半六にはきたろうなど、個性豊かな面々が戦国の世を舞台に、忍者アクションとスリリングな頭脳戦の演技合戦に挑む!<以下、キャストコメント>■石原さとみ(お国役)忍者として一流の無門の心の真ん中には、どんなときも必ずお国がいます。怠けもので不真面目な無門に対し、常に不安や苛立ちはありますが、叱って尻を叩いて舵を切っていくと同時に大きな愛情を注ぐ母のような女性だなと思いました。初めて大野さんがセリフを発した瞬間、皆が…無門だ!!と驚き鳥肌立ちました。この作品は時代劇アクションであり、恋愛物語でもあります。幅広い世代の方に楽しんで頂ける作品になるよう最後まで丁寧に演じていきたいと思います。■鈴木亮平(下山平兵衛役)「こんな忍者もの、読んだことない!」これが原作の第一印象でした。「人間ではない」忍びの世界で人間の心をもってしまった平兵衛の悲哀を、大野さん演じる無門と好対照になれるよう、情熱的に演じきりたいと思っています。アクションシーンも他にはない独特の動きなので、この2か月間コツコツと稽古を重ねてきました。誰も見たことのない、楽しく強烈な「忍び映画」が出来上がる予感がしています。期待していてください。■知念侑李(織田信雄役)主演が大野くんということで、個人的に念願叶っての共演でしたので、出演が決まったときは本当に嬉しかったです。今作は忍者VS侍のお話で、きっと僕を知ってくださっている方はイメージとして侍役で出演するのではないかと想像されると思いますが、今回の役は大野くんと敵対する「殿様」の役です。今までの僕のイメージとは違う新しいキャラクターだと思います。大野くんとずっと一緒に共演したいと思っての、やっとの共演です。新しい自分を楽しみつつ、悔いが残らないよう撮影に臨みたいなと思います。■マキタスポーツ(長野左京亮役)左京亮は中途半端な男です。武者としての誇りや自負はあっても、どこか揺れている。大膳に対してもコンプレックスがありそう。元の上司を討ち、自らのポジションを得ることに大義を感じようとしているところも、どこか虫が良い。つくづくちっちゃい男です。でも、そのちっちゃい男感がいいなと。僕はこの役をやるにあたって体重を10kg近く落とし、筋トレをしました。案外情けない左京亮ではありますが、武士ですから“ちゃんと“強そう”に見えなくてはならない。しかし、僕の考える左京亮は、中身は「情けない現代人」です。で、僕の中にも左京亮がいます。その左京亮ぶりが溢れ出れば、外見と合わせて立体的なキャラクターになるんじゃないかなと考えました。■平祐奈(北畠凛役)今回、『忍びの国』への出演のお話をいただき思った事は、私の好きな時代劇ではじめてのお姫様役ということと、中村義洋監督の作品に参加できるということがとっても嬉しかったです。また豪華なキャストの皆様と共演ができ、貴重な経験をさせて頂きました。公開までがとても待ちどおしいです。皆様、ぜひ楽しみにしていてください。■立川談春(百地三太夫役)『忍びの国』に出演できて光栄です。百地三太夫は見た目悪い奴なので、大野智ファンに嫌われるような立派な三太夫になりたいと思います(笑)。■國村隼(北畠具教役)初めて脚本を読んだとき、不思議な世界観を持った作品だなと思った。ある意味、主人公・無門のキャラクターが全てを体現している。それは私にとって好きな世界。しかも、監督は中村さんで プロデューサーは下田さん。はい、やります(笑)。殺陣はなかなか大変だったけど、楽しんで撮影出来ました。■伊勢谷友介(日置大膳役)この作品はよくある勧善懲悪の時代物ではなく、現代にも通じる設定が面白い。大膳は登場する武士の中でも非常にアヴァンギャルド。演じるのが非常に楽しみです。甲冑を付けて弓や槍を振り回す大立ち回りのシーンもあるのでしっかり演じたい。『忍びの国』は2017年夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月22日中村勘九郎、中村七之助の兄弟を中心とする中村屋一門が、時期に応じて「新緑」「錦秋」と銘打ち、2005年以来、毎年行っている巡業公演が今秋も開催。今回の上演は、「歌舞伎塾」、七之助『汐汲』、勘九郎『女伊達』の3演目。「歌舞伎塾」は新たな試みで、立役と女方ができるまでの化粧の様子や実演を、勘九郎と七之助の解説と共に見せていくもの。全国14か所を巡る今年の「錦秋特別公演」を前に、七之助が抱負を語った。【チケット情報はこちら】「歌舞伎塾では、『草摺引』の曽我五郎役の中村いてう、舞鶴役の中村鶴松が化粧をする過程をスクリーンも使ってリアルタイムでお見せし、その後『草摺引』の一部を実際に上演します。これは、鎧を持って出かけようとする曽我五郎を舞鶴が引き止めようとして草摺(鎧の一部)を引っぱる、という単純な舞踊劇。派手だし、むきみ(隈どりの一種)だし、台詞もあるし、歌舞伎らしさを楽しんでもらえると思います」七之助が踊る『汐汲』は、須磨に暮らす海女の姉妹、松風と村雨が、在原行平から寵愛を受けたという伝説に基づく能『松風』の趣向を取り入れた、長唄の舞踊だ。「『汐汲』は、日本舞踊で初めのころに教わる、基礎中の基礎。お能の格式を表現したかと思えば、行平が残した烏帽子と狩衣を着て、恋しい人への切ない思いを表すなど、様々な要素が詰まった踊りです。僕自身もかなり前に習いましたが、舞台で踊ったのは(坂東)玉三郎のおじさまと共演した『村松風二人汐汲』(2014年)が初めて。おじさまには“型と型の間こそが踊りになる”ということを丁寧に教えていただきました。型と型の間というのは、呼吸や間合い、目線、動きなど、ちょっとしたことで変わります。今回はひとりなので、玉三郎のおじさまの踊りを思いながら、最初は格式高く、やがて情愛たっぷりに踊りたいですね」最後は勘九郎の『女伊達』。桜が満開の新吉原を舞台に、尺八を差した美しい女伊達(女侠客)が、男伊達たちを相手に踊る作品だ。「男伊達ふたりとの立ち廻りもある華やかな踊りです。兄の女方は久しぶりですが、もともとは女方だったんですよ。きびきびとしてすっきりとした、江戸っ子の女方になるのではないでしょうか」多忙の中、10年以上欠かさず続けて来た巡業公演への思いは強い。「とにかく、色々な人に観てほしいです。歌舞伎というと難しいイメージがあるけれど、本当はそんなことないですから。僕たちが地方を回ることで、普段は歌舞伎をご覧にならない方にも気軽に来ていただき、“意外と面白いな”と思ってもらえたら嬉しいし、つまらなくても、それは人それぞれ。まずはふらっと歌舞伎を観に来てもらえるようにしたい。錦秋公演は、歌舞伎が好きな方はもちろん、初心者の方にもわくわくしてもらえるよう、敷居を一生懸命削ってお届けする公演です」11月7日(月)の東京・オリンパスホール八王子での公演を皮切りに各地を巡る。チケットは発売中。取材・文:高橋彩子
2016年08月17日和田竜のベストセラー小説を実写化した映画『忍びの国』が、2017年7月1日(土)に全国の劇場で公開される。従来の時代小説とは異なるテイスト、そして明瞭で痛快にテンポよく進むストーリーの「のぼうの城」で脚光を浴びた和田竜。その後も「村上海賊の娘」など、圧倒的なスケールで読者を戦国の世界へ誘う作品を発表し続ける和田の小説「忍びの国」(発行部数50万部)が、本作の原作だ。時は戦国。伊賀一の腕を持ちながらも無類の怠け者でもある忍び・無門を主人公に、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と、百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との壮絶な戦いが描かれる。主人公・無門(むもん)を演じるのは、今回、時代劇映画初主演となる大野智。嵐のメンバーとしてはもちろん、ドラマ、舞台、映画、アートと様々なステージでその存在感を発揮している大野が、“金の亡者”で“無類の怠け者”、けれど“史上最強の忍び”という破天荒な人物像にチャレンジする。また、無門の妻で、安芸の武家から無門にさらわれてきた女性・お国役の石原さとみ、伊賀・下山家の嫡男で、ある事件により忍びに失望してしまう下山平兵衛の鈴木亮平、伊賀を治める十二家評定集の一人・百地三太夫役の立川談春、剛力で名を馳せる信雄の家臣・日置大膳役の伊勢谷友介と、豪華キャストが脇を固める。メガホンを取るのは、『予告犯』、『殿、利息でござる!』など次々と話題作を手掛ける中村義洋監督。そして、原作者の和田竜が本作の脚本も合わせて務める。さらに、本作の主題歌が嵐52枚目のシングル「つなぐ」に決定。今回新たに公開された特報では、いち早く主題歌が聴けるので、是非チャックしてみて。【作品概要】『忍びの国』公開:2017年7月1日(土)キャスト:大野智、石原さとみ、鈴木亮平、立川談春、知念侑李、マキタスポーツ、平祐奈、國村隼、伊勢谷友介、でんでん、満島真之介、きたろう ほか監督:中村義洋原作・脚本:和田竜『忍びの国』(新潮文庫刊)製作:映画『忍びの国』製作委員会主題歌:嵐「つなぐ」(C)2017 映画『忍びの国』製作委員会 (C)2008 和田竜/新潮社【ストーリー】時は戦国。織田信長は諸国を次々と滅ぼし、天下統一に向けひた走っていた。しかし、ただ一国だけ手出しすることを禁じた国があった。あの魔王・信長が最も恐れたども。伊賀・忍び軍団――。彼らは己の超人的能力を駆使し、戦場では金のためだけに人を殺める戦闘兵器。人を人とも思わぬ人でなし。と呼ばれていた。そんな忍びの一人、無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に嫁ぎのなさを詰め寄られる日々を過ごしていた。天正七年九月、信長の次男・は、父の命に背き、伊賀に攻め込む決意をした。かつての主君を裏切り信雄の家臣になった、無門に弟を殺され伊賀への復讐を誓う忍びの下山平兵衛。対する伊賀十二評定の重鎮・と下山甲斐、そして忍びたち…。様々な人間たちの思惑が入り乱れ、知略謀略が張り巡らされた末、織田軍と伊賀忍び軍団は、壮絶な大合戦に突き進んでいく…。
2016年06月03日嵐の大野智が、歴史小説を実写化する映画『忍びの国』(2017年夏公開)で時代劇映画初主演を務めることが31日、発表された。原作は、発行部数50万部を超えた和田竜氏による同名小説。同じく時代劇映画『殿、利息でござる!』(公開中)などの中村義洋監督がメガホンを取って、和田氏が脚本を執筆し、1579年に起こった天正伊賀(てんしょういが)の乱を題材に織田軍と伊賀忍びとの合戦をダイナミックに描く。大野が演じるのは、主人公の忍者・無門(むもん)。普段は"金の亡者"で"無類の怠け者"だが、史上最強の忍びで、どこか抜けているものの、いざとなったら超人的な力を発揮するという振り幅の広いキャラクターだ。大野はこの無門役で、身体能力を駆使した本格的なアクションにも初挑戦する。大野自身も「アクションや格闘のシーンがたくさん出てきます」と明言。続けて、「今(日本テレビ系ドラマ『世界一難しい恋』で)演じている社長役から、次は忍者役へ、役柄は全く違いますが、新しい自分を出せるようチャレンジしてみます」と語るなど気合も十分だ。一方、中村監督は、そんな大野と主人公は「予想外、規格外なところ、何を考えているのかわからない面白さが、似ている」と分析。「大野くんの、役に入ったときのえたいの知れなさみたいなものをすごく感じていて、ぴったりなんじゃないか」とも付け加える。その期待は大きく、「ただでさえ面白いのに、僕やスタッフが想像できないところまでいってくれるんじゃないか」とさえ話す。大野たちの合戦シーンについては「見たことのないものになると思います。今までと全然違うと思います」と自信。アクションも「忍術とは本当はどんなだったんだろうな、というのをやる。妖術にはしません」とアピールを重ねた上で、本作を「逃げたり隠れたりというのにたけた忍びたちが自分たちの国を攻められたらどうするか?というお話です」と解説してみせた。(C)2017 映画『忍びの国』製作委員会 (C)2008 和田竜/新潮社
2016年05月31日「のぼうの城」で脚光を浴びた和田竜・原作「忍びの国」が、現在『殿、利息でござる!』がヒット上映中の中村義洋監督の手で実写映画化されることが決定。主演を、本作が時代劇映画“初主演”となる「嵐」大野智が務めることが分かった。時は戦国。織田信長は諸国を次々と滅ぼし、天下統一に向けひた走っていた。しかし、ただ一国だけ手出しすることを禁じた国があった。あの魔王・信長が最も恐れた族ども。伊賀・忍び軍団――。彼らは己の超人的能力を駆使し、戦場では金のためだけに人を殺める戦闘兵器。人を人とも思わぬ人でなし。虎狼の族(ころうのやから)と呼ばれていた。そんな忍びのひとり、無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に嫁ぎのなさを詰め寄られる日々を過ごしていた。天正七年九月、信長の次男・織田信雄は、父の命に背き、伊賀に攻め込む決意をした。かつての主君を裏切り信雄の家臣になった日置大膳、無門に弟を殺され伊賀への復讐を誓う忍びの下山平兵衛。対する伊賀十二評定の重鎮・百地三太夫と下山甲斐、そして忍びたち…。様々な人間たちの思惑が入り乱れ、知略謀略が張り巡らされた末、織田軍と伊賀忍び軍団は、壮絶な大合戦に突き進んでいく――。原作は、オリジナル脚本「忍ぶの城」で脚本家の登竜門と言われる城戸賞を受賞し、同作の小説化作品「のぼうの城」が200万部を超えるベストセラー、さらにその後2011年に映画化された際には脚本も担当した和田氏による、発行部数50万部の「忍びの国」。その圧倒的なスケールで読者を戦国の世界へ誘う和田氏の作品を映像化するのは、『予告犯』『残穢-住んではいけない部屋-』と立て続けに話題作を生み出す中村監督だ。そして主人公・無門を演じるのは、『映画 怪物くん』で中村監督とタッグを組んだ大野さん。ドラマ、舞台、映画、アートと様々なステージで唯一無二の存在感を発揮し活躍の場を広げる大野さんが、本作では、普段は“金の亡者”で“無類の怠け者”だが、いざとなったら超人的な力を発揮する振り幅の広いキャラクターを演じる。天正伊賀の乱を題材に織田軍と伊賀忍びとの合戦をダイナックに描く本作では、本格的なアクションにも初挑戦するが、「史上最強と呼ばれるほどの忍者の役なので、アクションや格闘のシーンがたくさん出てきますが、久しぶりにご一緒する中村監督の描く世界観に応えられるよう、精一杯頑張りたいと思います!」とやる気十分の様子。また、現在放送中のドラマ「世界一難しい恋」(日本テレビ)では恋愛ドラマに初挑戦し、新たな一面を見せているが、「いま演じている社長役から、次は忍者役へ、役柄は全く違いますが、新しい自分を出せるようチャレンジしてみます!」とさらなる新境地へ意欲を語った。中村監督は、大野さんと主人公・無門が「予想外、規格外なところ、何を考えているのか分からない面白さが、似ている」と話し、「大野くんの、役に入ったときの得体の知れなさみたいなものをすごく感じていて、ぴったりなんじゃないか」と大いに期待!さらに物語の見どころでもある合戦のシーンについては「見たことのないものになると思います。いままでと全然違うと思います。(アクションは)吹き替えはあまり考えていません。忍術とは本当はどんなだったんだろうな、というのをやる。妖術にはしません」と意気込みを述べた。『忍びの国』は2017年夏、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日阿部サダヲが5月25日(水)、都内で行われた主演作『殿、利息でござる!』のヒット御礼舞台挨拶に登壇。「いままで以上にいっぱい宣伝をしたが、シニア世代の方に『新、お江戸でござる』って言われて。まだ宣伝しないと…」と意気消沈し、ファンの笑いを誘った。江戸中期の実話を原作に、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、庶民が「殿さまに金を貸し付け、その利息を巻き上げる」という奇策に打って出る。5月14日に全国公開された本作。松竹によると24日(火)までに、動員56万人、興収6億7,000万円を突破している。舞台挨拶には阿部さんに加えて、主人公の妻役を務めた竹内結子、メガホンをとった中村義洋監督が登壇。金集めに奔走する主人公を演じる阿部さんは、「幅広い世代の皆さんに見ていただけて、すごくうれしいです」と会心の笑みを浮かべたが、竹内さんは「この映画“は”大好きです」と思わせぶりな挨拶。竹内さんは『残穢【ざんえ】―住ん ではいけない部屋―』で中村監督とタッグを組んだばかりで、「ホラーが本当に苦手みたい」(中村監督)、「オススメしたいのはどっち?」(阿部さん)とイジり倒した。当の竹内さんは「心からオススメしたいのは、こちら(笑)。今回は(取材を受けても)語れる要素がたくさんあって」とぶっちゃけて、阿部さんから「要は『残穢』は語れる要素がなかった?」とダメ押しのツッコミを浴びていた。『殿、利息でござる!』は全国公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月25日歌舞伎役者の市川染五郎、中村勘九郎、中村七之助が17日、都内で行われたシネマ歌舞伎『阿弖流為<アテルイ>』(6月25日公開)の完成披露上映会に登場した。劇団☆新感線・いのうえひでのりが演出、中島かずきが脚本を担当し、2015年に新橋演舞場で行われた、歌舞伎NEXT『阿弖流爲<アテルイ>』を映像として編集、全国公開する。舞台挨拶では、18日に33歳の誕生日を迎える七之助に、サプライズでバースデーケーキが贈られた。観客に祝われた七之助は「どんどん衰えていくものなので、次の歌舞伎NEXTの時は動けるように、日々精進していきたいと思います」と33歳の抱負を語った。染五郎が七之助の口にケーキの装飾の熊を「あ~ん」と食べさせると、七之助は「甘いです」と苦笑。また、勘九郎は「いい1年にしてください」とメッセージを送った。『阿弖流爲<アテルイ>』について、染五郎は「すごいもの、びっくりするものを作ろうじゃないかと、思いだけで作り上げた感じ」と説明し、「同じ方向を向いて一気に作り上げた」と感慨深げに振り返った。七之助は「劇団☆新感線は見るもんで、出るもんじゃないと言われていたけど、まあ、地獄でした(笑)」と舞台の激しさを語り、「養老院みたいな人たちが走らされて、けが人続出で大変でしたね」としみじみ。また七之助は、舞台上の動きがほとんどいのうえの演出指示通りであることを明かし「型が決まっている中で、自分の感情を表現するのは歌舞伎と同じ」と表現した。劇団員である俳優・古田新太や橋本じゅんについて、「自由にやってるなと思ってたんですけど、毎回そういう演出を受けてたんですよ。ああ恐ろしい人達だと思いました」とすごさに触れた。
2016年05月18日『武士の家計簿』で注目された歴史学者・磯田道史氏の著作『無私の日本人』(文春文庫)に収録された逸話を映画化した『殿、利息でござる!』が公開。官位昇進を狙う殿様が賄賂や付け届けで散財し、金欠となった仙台藩から重税を課せられた町民が妙案をひねりだして、搾取される側から搾取する側への立場逆転を試みる!「うっそ~」な発想と展開ゆえに脚本家の創作と思いきや、これが本当にあったオモシロいい話。まず押さえておきたいのが、物語の背景。宿場町である吉岡宿が仙台藩から伝馬役を仰せつかって150年あまり。このお役目は参勤交代などの際にお上の荷物を宿場から宿場に運ぶお務めではあるけれど、半独立領主の領地内にある吉岡宿はすべての経費を町で負担しなければならない。使役馬の購入・育成費用や人足らに支払う人件費は膨大なのに藩からの助成金はゼロなので、貧しい町民はますますジリ貧に。江戸中期になると、“貧しさに負けた”と夜逃げする町民が後を絶たず、残った町民の負担が倍増という負の連鎖で、吉岡宿は破綻寸前!?活気を失った町の状況を憂えたのが、造り酒屋・穀田屋の十三郎(阿部サダヲ)。彼は、町一番の知恵者・菅原屋篤平治(瑛太)の「殿様に大金1000両(3億円くらい)を貸し付けて、毎年の利息100両で伝馬役の経費を担いましょう」という奇策を実現させようと立ち上がる。打ち首マストの計画は、最初から最後まで波瀾万丈。賛同する仲間探しに始まり、貸付金の資金繰り、決死の思いで届けた嘆願書は小役人にたらい回しにされ、藩の財政担当者からは無理難題を突きつけられ…。演出のない現実こそが本当のドラマと思わせるハラハラな展開に、観ている側の気持ちも上がったり下がったり。紆余曲折を味わう穀田屋たちを見ながら、気づかぬうちに前のめりになって「頑張れ」と応援している自分に気づくはず。「人からリスペクトされたい」なんて下心のある親父のキョドった態度、美人女将をめぐるサヤの当て合いなど随所に笑わせてくれるシーンもあるけれど、本作はコメディにあらず。自分が住む町の存続と住民の幸せのために<無私の精神>で奉仕した庶民の姿を描いた心温まる人情話だ。騒動を巡って登場するさまざまな人間の言動が人の本質について考えさせてもくれる。さらに、庶民の嘆願を簡単にはねつける役人の姿勢が現代の政治家とも重なり、「保育園落ちた」騒動は今に始まったことじゃないと実感する。政治家こそ<無私の精神>で庶民に奉仕するべきで、国会議員はこの映画をぜひ観てほしいもの。寅さん&釣りバカなき後の松竹の十八番となっている実話時代劇シリーズで、出演陣も製作陣も華やか。人気役者なのに登場場面が少ないのでもったいない気もするが、全員がしっかりとキャラクターに入り込んでいる上、物語に熱い思いを抱いているのがよくわかる。これぞアンサンブル・キャストのパワー。しかもあの羽生結弦選手が伊達重村役で映画デビューといううれしい驚きも。庶民を苦しめた藩主役なのだが、さわやかさと圧倒的な目力で場面をさらい、いいお殿様に見えるから不思議。こんな奇跡を起こすのがゆづパワーと実感すること間違いなしだ。◇監督/中村義洋出演/阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、寺脇康文、山崎努、草笛光子、松田龍平ほかフォーラム仙台ほか宮城県先行公開中、5月14日より丸の内ピカデリーほか全国公開。(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会※『anan』2016年5月18日号より。文・山縣みどり
2016年05月16日2016年5月14日、15日の全国映画動員ランキングは公開4週目の『ズートピア』(全国349館)が、先週に引き続き首位を守った。初登場2位は『殿、利息でござる!』(全国308館)、初登場3位は『世界から猫が消えたなら』(全国290館)。その他の画像/動員ランキング『殿、利息でござる!』は、『武士の家計簿』の作者・磯田道史が実在の人物について綴った『無私の日本人』の一編『穀田屋十三郎』を、阿部サダヲ主演で中村義洋監督が映画化した時代劇。江戸時代に実在した、町人・穀田屋十三郎が町を救うために奔走する様がユーモラスに描かれる。公開5週目の『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』(全国349館)は4位に、先週9位の『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は7位に順位を上げている。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ズートピア』2位『殿、利息でござる!』3位『世界から猫が消えたなら』4位『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』5位『64-ロクヨン- 前編』6位『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』7位『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』8位『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』9位『ちはやふる -下の句-』10位『アイアムアヒーロー』
2016年05月16日「ネプチューン」名倉潤、原田泰造、堀内健が司会を務め、出演者たちがチーム制でクイズとゲームに挑む「ネプリーグ」の16日(月)放送回に、ゲストとして映画『殿、利息でござる!』から阿部サダヲ、千葉雄大、きたろう、磯田道史が“参戦”する。同番組への出演は3年ぶりとなる阿部さんだが、座長としてチームをまとめる役割だけにその知識や常識力が勝負の行方を大きく左右する。“女性に温もりを与えるイケメン”として「ヌクメン」と呼ばれ人気急上昇中の千葉さん、シティボーイズのメンバーとしてデビューしコメディからホラーまで様々な役柄をこなすきたろうさん、『殿、利息でござる!』の原作者で歴史学者でもある磯田さんの3人は番組初出演となり実力は未知数。ネプチューンの堀内さんもチームに加わる中で、阿部さんが前回の出演時の経験を生かしてチームを勝利に導けるか。結果は放送をお楽しみに。一方、今回阿部さんらと戦うのは名倉さん、原田さんに加え、おおたわ史絵、田中康夫、新美有加(フジテレビアナウンサー)が参加する「名門大チーム」。中でもおおたわさんは今回が15回目のネプリーグ参戦ということで経験充分。初参戦となる新美アナは上智大学卒、田中さんは元長野県知事で衆参両院で議員経験もあり名門・一橋大学卒とポテンシャルは高い。そのパワーがクイズでどう生きるのか。今回は名勝負になりそうだ。今回ゲストで出演した阿部さん、千葉さん、きたろうさんが出演する映画『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より全国で公開される。今回番組にも出演した磯田さんの著書「無私の日本人」(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を映画化した作品となり、『予告犯』『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』の中村義洋がメガホンをとる。重税で夜逃げが相次ぎ破産寸前の宿場町で、藩に大金を貸し付け、その利息で宿場を救うための千両(3億円)を巻き上げようとする人々の奮闘をコミカルに描いた物語が展開する。今回番組にゲスト出演した3人のほか、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平ら豪華キャストが共演し、フィギュアスケートの羽生結弦選手が“殿”役を演じ映画初出演を果たすことも話題となっている。「ネプリーグ」は16日(月)19時00分~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年05月16日映画『殿、利息でござる!』の舞台あいさつが14日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、主演の阿部サダヲをはじめ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、千葉雄大、松田龍平、中村義洋監督、原作の磯田道史が出席した。磯田道史の『無私の日本人』(文春文庫)の一編「穀田屋十三郎」を原作とする本作は、江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台に庶民が年貢に苦しむ街を救うため、穀田屋十三郎(阿部サダヲ)らが千両集めて殿様に貸し付け、利息を取ろうという実話を元にしたストーリー。7日から先行公開された吉岡宿がある宮城県では大ヒットを記録している。全国公開初日となったこの日は、舞台あいさつが行われ、主演の阿部サダヲをはじめキャスト陣と中村監督、原作の磯田道史が勢揃い。実話を元にした物語に阿部は「最初はこんな話があるのかと信じられませんでした。伝えてこなかった話を我々が伝える矛盾が面白いと思いました」と企画段階での感想を述べながら「今日、映画館に入ってきた時に皆さんの表情が明るくて優しい顔だったので、そういう映画に出られて本当に良かったと思いました」と感慨深げ。そんな阿部が演じる十三郎の弟を演じた妻夫木は、以前より中村監督の再三によるオファーがあったにも関わらず、本作で念願の中村作品に出演できたと明かしながら、「僕と阿部さんが似てないというのが問題ですよ」と指摘すると、阿部は「それはみんなが分かっていること! お芝居でやっているんだからさ~。でも本当に妻夫木くんのお芝居を見て普通に泣いちゃいました。だから兄弟だったんじゃないかな?」と強引に幕引きして笑いを誘った。また、十三郎が恋心を抱く居酒屋の未亡人・ときを演じた竹内結子は「中村監督と妻夫木くんのプラトニックラブに衝撃を受けました…」と驚きながらも「男性陣が多かったので、私は脇の機材置き場でずっと座ってました。すごく暑くて苦労しましたが、現場はすごく楽しかったです」と振り返ると、阿部は「スタッフさんたちも男性ばかりなので、綺麗な人が来るとソワソワしてましたよ」と明かしていた。
2016年05月14日長年、当事者にとって封印されていた実話を映画化した時代劇『殿、利息でござる!』の初日舞台あいさつが5月14日に、都内で行われ、阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、千葉雄大、松田龍平、中村義洋監督、原作者の磯田道史氏が登壇した。初日舞台あいさつ・その他の写真重税が原因で、夜逃げや破産が相次ぐ江戸中期の仙台藩を舞台に、宿場町を心配する造り酒屋の穀田屋十三郎(阿部)が、町一番の知恵者・菅原屋篤平治から「藩に大金を貸し付け、その利息を巻き上げる」という驚きの復興計画を聞かされ、一丸となり元手1000両(現在の約3億円)をかき集めようと奮闘する。主演を務めた阿部は「こんな話が実在し、長い間知られていなかったなんて信じられない」と今も驚きを隠せない様子。役作りのために「プチ断食した」そうだが、「こういうことは本来、言わなくていいですよね」と映画が描く“慎み”の精神をアピールした。妻夫木は、阿部の弟を演じ「似ていないのが心配だった」(妻夫木)、「それはみんな、分かっている(笑)。お芝居なんだから」(阿部)。念願だった中村組に初参加し「あとで話を聞いたら、以前から中村監督には4回ほどオファーをいただいていたそうで…。ホリプロめ」と所属事務所への恨み節を披露し、笑いを誘った。また、瑛太は『アヒルと鴨のコインロッカー』以来、中村監督とは約9年ぶりのタッグで「今回は難しい役どころで、中村監督も僕に厳しかった」と思わず本音。「確かに瑛太とは、結構やり合った。怒っていた?」(中村監督)、「いや、怒ってはいないです…」(瑛太)と息の合ったやりとりを見せていた。『殿、利息でござる!』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年05月14日映画『殿、利息でござる!』初日舞台あいさつが5月14日(土)に都内で行われ、主演の阿部サダヲ、共演の瑛太、妻夫木聡、竹内結子、千葉雄大、松田龍平、中村義洋監督、磯田道史(原作)が出席した。実話を基にした“庶民VSお上”の銭戦がテーマの痛快歴史エンターテイメント。江戸時代、疲弊した宿場町・吉岡宿の将来を案じる十三郎(阿部)ら9人の男たちが、藩に大金を貸し付けて利息を巻き上げるという、バレたら打首確実の秘策を実行するため、千両(三億円)集めに奮闘する姿を描く。冷酷無比な藩の財政担当・萱場杢役を演じた松田さんに対して、瑛太さんは「いい意味で本当に気持ち悪かったということを伝えようと、何回も気持ち悪いと連呼したら龍平が怒っちゃって…」と明かすが、松田さんは「怒ってないですよ。勝手に作らないで貰えます?」と訴えると、「瑛太に宇宙人みたいと言われて、狙い通りだと思った」とにんまり。中村さんも「台本に書いたことをやってくれないですよ」と松田さんの奔放ぶりを嘆くが、「僕が狙ったのよりはるか上をいく気持ち悪さだった」と最終的には瑛太さん同様、不気味な魅力に陥落したようで賛辞の言葉を贈った。『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007)以来、中村さんとのタッグを夢見ていた妻夫木さんは、念願叶って大喜び。しかし、中村さんは過去に4回もオファーを出していたそうで、妻夫木さんは「ホリプロ(所属事務所)め…」と恨み節。中村さんは「遠距離恋愛みたいな感じ。2年に1回くらい撮影所の食堂でとかで会ったときに、目だけで微笑み合うとか、ちょっとだけ頭を下げてすれ違うというのが何年も続いた」と2人の関係性を明かし、「監督と妻夫木くんのプラトニックラブに衝撃を受けました」と竹内さんらを驚かせていた。映画『殿、利息でござる!』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月14日5月7日(土)、映画『殿、利息でござる!』の上映舞台挨拶が仙台で行われ、主演の阿部サダヲ、宮城県出身の千葉雄大、中村義洋監督が登壇した。本作は、5月14日(土)の全国公開を前に宮城県内のすべての上映劇場で舞台挨拶が行われ、7日に行われた舞台挨拶も主演の阿部さん、そして地元・宮城県出身の千葉さん、中村監督が登壇とあってチケットは即完売したという。また本作は、MOVIX利府、イオンシネマ石巻、イオンシネマ名取、109シネマズ富谷、フォーラム仙台、シネマリオーネ古川の宮城県7館にて先行公開される。舞台挨拶では、まず阿部さんが「本日はお越しいただきありがとうございます。皆さんが嬉しそうな顔をされていて僕も嬉しいです!」と笑顔で挨拶。千葉さんは「地元の劇場で、地元が舞台になった映画の舞台挨拶ができて本当に幸せです!」と、出演作をひっさげた“凱旋”を喜んだ。また、『アヒルと鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』など、地元・仙台を舞台にした映画を多く撮影している中村監督は、「このMOVIX仙台は何度も舞台愛挨拶をさせてもらって、もう本当にホームのような劇場。この映画を撮影しているときから、皆さんの顔を思い浮かべていました」と続けた。上映後には観客からの質疑応答の時間が設けられ、「時代劇という点で苦労したことはありますか?」という問いに阿部さんは、「正直に言うと正座が辛かった(笑)。僕たちは正座を楽にできる板を入れてもらったりしたんですが、千葉くんは正座が得意だと言い張ってました(笑)」と告白。これに千葉さんは、「最初は大丈夫だったんですが、段々辛くなってきて…でも言えませんでした」と打ち明け、会場を沸かせた。『武士の家計簿』などの原作者で知られる磯田道史の近著「無私の日本人」(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を映画化する本作。重税で夜逃げが相次ぎ破産寸前の宿場町で、藩に大金を貸し付け、その利息で宿場を救うための千両(3億円)を巻き上げようとする人々の奮闘をコミカルに描く。出演には阿部さん、千葉さんのほか、瑛太、妻夫木聡、竹内結子に、松田龍平らの豪華キャスト、そして、フィギュアスケートの羽生結弦選手が“殿”役を演じているなどでも話題となっている。『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月08日羽生結弦が“お殿様”役で出演していることでも話題の時代劇『殿、利息でござる!』の公開を前に5月4日(水・祝)、羽生さんの先輩で、織田信長の末裔として“氷上のお殿様”を自任するプロフィギュアスケーターの織田信成が「ひと言モノ申す!」とトークショーに出席した。『アヒルと鴨のコインロッカー』、『ゴールデンスランバー』などのヒット作で知られる中村義洋監督最新作で『武士の家計簿』も映画化された作家・磯田道史氏の著書を映画化。重税で夜逃げが相次ぎ破産寸前の宿場町で、藩に大金を貸し付け、その利息で宿場を救うための千両(3億円)を巻き上げようとする人々の奮闘をコミカルに描き出す。織田さんは“殿”らしく着物姿で登場し「自分で言うのもなんですが、似合ってると思います」とご満悦。映画についても「感動しました!みんなで考えて、節約に励んだり、苦労や努力があって困難を乗り越えていく。親子愛や人間ドラマもあります」と本作の魅力を語る。だが、ソチ五輪金メダリストで、織田さんにとってはフィギュア界の後輩である羽生選手が仙台藩主・伊達重村役で出演していることに関しては「モノ申したい!」と鼻息荒く語る。織田さんは、織田信長の末裔として知られ、自身のブログも「氷上のお殿様」としているだけに「フィギュア界ではお殿様は僕じゃないのか?なんで僕にオファーが来なかったのか…?殿と呼ばれて愛されてきた自負があるのに悔しい!」とやるせない思いを吐露する。ニュースで羽生さんのお殿様役での出演を知ったそうで「なぜひと言、言ってくれなかったのか?なんで黙ってとのやったの!?」と傷ついた様子。「羽生くんは“白馬の王子様”プリンスならいいけど、殿はダメでしょ!キャラの住み分けしようよ!」と訴え、会場は大きな笑いに包まれた。だが、作品を見て羽生選手のお殿様ぶりに衝撃を受けたようで「メチャクチャかっこよかった!」と絶賛。羽生選手にすぐに連絡を取ったことも明かしたが「そこで『先輩の殿も笑顔が素敵ですよ』と言われ、後輩に気を遣わせてしまい、自信を失くしました。このまま自分は殿をやってていいのかと…」と苦笑い。それでも「続編があれば次は!」と銀幕での“殿”デビューをあきらめていないようだった。『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月04日戦国武将やお城を愛する歴史大好き女子、“歴女”がいる傍ら、「なんか難しそう」「歴史知らないし…」「地味なイメージ」と、つい苦手意識が芽生えてしまいがちな時代劇映画。だが、そんなネガティブ要素を払拭するような“新感覚”の時代劇が、近年の日本映画では目立ってきている。「時代劇をまったく観ない」「興味ない」という“食わず嫌い”女子たちも必見!泣いて笑って、ときめいて、目の保養にもなる(!?)かもしれない、そんな時代劇に注目した。■「イケメン」「個性派」「コメディ」「分かり易さ」全てコンプリート!『殿、利息でござる!』主演を務めるのは、老若男女から高い支持を得ている阿部サダヲ。共演には瑛太、妻夫木聡、千葉雄大など、いまをときめくイケメン俳優たちが多数集結。さらには、寺脇康文、きたろう、西村雅彦など、時代劇には欠かせない個性派俳優たちも名を揃えた、映画ファン必見の豪華な顔ぶれで贈るのが『殿、利息でござる!』。『武士の家計簿』の原作者・磯田道史の「無私の日本人」に収録された一編を中村義洋監督が映画化。破産と夜逃げが続く貧しい宿場町で暮らす“庶民たち”が、バレたら打ち首確実のありえない作戦で、殿様(羽生結弦)に立ち向かい、町を救済しようと奮闘する“実話”だ。一所懸命にがんばる庶民の姿を、時にはコミカルに、時にはドキドキハラハラの展開で描き、ホロリとくるようなラストも待っている。劇中では、当時の“1,000両”を現代の貨幣価値に置き換えて解説するなど、分かりやすい演出も。原作を読み、「こんな人がいた、ということを伝えなければならない」と感じたという中村監督の熱い想いが伝わる、こだわりが満載。時代劇の「難しい」「つまらない」というイメージが一変するかも!?■“漫画好き女子”にはイケメン俳優たちの鬼気迫るアクションシーンを!『るろうに剣心』シリーズかつて人斬りを生業としていたが、明治という新時代に一転、「不殺の誓い」を立て何がなんでも人を殺さず生きていくと決めた、主人公・緋村剣心の物語『るろうに剣心』シリーズ。本作は言わずと知れた大人気少年漫画が原作で、見どころは何と言っても、その圧倒的なアクションシーンだ。主演の佐藤健が「役者生命が終わるくらいの覚悟で、本気で斬り合っている様に練習した」と言うのも頷けるほど。共演の青木崇高、伊勢谷友介、神木隆之介、藤原竜也、福山雅治など、タイプもさまざまなイケメン俳優がそろっており、それぞれの迫力ある殺陣シーンにも要注目。ぜひ1作目からDVDでチェックしてみては?■“枯専女子”にはしぶ~いキャストのコミカルな芝居から目が離せない!『超高速!参勤交代』シリーズ「5日以内に参勤交代しなければ、藩を取り潰す!」と、江戸幕府から無理難題を吹っかけられた貧乏小藩が金も人も時間もない中、“超高速”で参勤交代をしようと奮闘する『超高速!参勤交代』。主演の佐々木蔵之介を始め、西村雅彦、伊原剛志、石橋蓮司、陣内孝則など、世の“おじさま好き”女子たちを虜にする渋いキャストが脇を固めるほか、知念侑李(Hey!Say!JUMP)がフレッシュな魅力を振りまき、深田恭子も佐々木さん演じる殿の相手役を好演する。貧乏藩ならではの知恵で迫りくる幾多の危機を乗り切り、江戸へと“参勤”する様子を面白おかしく描きつつ、チャンバラシーンも迫力満点で一見の価値あり。従来の時代劇らしさをしっかりと残しつつも、楽しい笑いを散りばめ、教科書でしか知らない言葉をグッと身近にさせた。その帰りとなる“交代”を描く続編『超高速!参勤交代リターンズ』も、9月10日より公開される。「時代劇は全然観ない、観たことがない」というアナタ。従来のイメージをひっくり返すような要素がてんこ盛りの、新感覚時代劇には予想外の魅力が満載。まずは『殿、利息でござる!』からチャレンジしてみては?『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心 伝説の最期編 2014年9月13日より全国にて公開(C) 和月伸宏/集英社(C) 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会超高速!参勤交代リターンズ 2016年公開(C) 2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会
2016年04月30日俳優の千葉雄大(27)、妻夫木聡(35)らが6日、東京・銀座で行われた時代劇映画『殿、利息でござる!』(5月14日公開)の完成披露試写会に参加した。磯田道史氏の『無私の日本人』(文春文庫)の一編「穀田屋十三郎」を原作とする本作は、江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台とする物語。庶民が年貢に苦しむ街を救うため、穀田屋十三郎(阿部サダヲ)らが千両集めて殿様に貸し付け、利息を取ろうというストーリーにちなんで、舞台挨拶では「もしも千両(3億円)あったら何に使うか」という質問にキャストたちが答えた。最初のあいさつで「こんなみなさんと一緒にこの舞台に立てることを本当にうれしい」と喜びを語った千葉は、「諸先輩方に撮影中にご馳走になったので、お返しして『あぁいいよ、今日俺出すよ』って言いたいですね」と返答。「2億円分くらいご馳走してもらいました」と続け、「みなさん、行きましたよね?」と確認すると、妻夫木聡が「行った行った! 1億5000万くらい使った」と返して笑わせた。主演の阿部は「このキャストの方たちを中心にすごい良い現場で楽しかったので、もう一度同じスタッフさん、キャストの方たちと違うものを作れたら」と3億円の使い道を話し、瑛太は「『殿、利息でござる!』のチケットを3億円分買ってみなさんに配ります」とコメント。続く妻夫木は、「『世界旅行とかしたいな』って言っていたけど、言えない雰囲気ですね」と考え直し、「『殿、利息でござる!』専用映画館を作ってみようかな」と合わせていた。客席には千葉の熱烈なファンの姿が多く見られ、阿部が「"千葉"という名前のプラカードがいっぱいあって緊張します(笑)」と反応する場面も。そして、手書きで書かれた自身のプラカードも見つけると、「ありがとう! 手書きの"サダヲ"!」と喜んでいた。同イベントには、阿部、瑛太、妻夫木、千葉のほか、竹内結子、寺脇康文、きたろう、橋本一郎、中本賢、西村雅彦、中村義洋監督が参加した。
2016年04月06日女優の竹内結子(36)が6日、東京・銀座で行われた時代劇映画『殿、利息でござる!』(5月14日公開)の完成披露試写会に出席した。磯田道史氏の『無私の日本人』(文春文庫)の一編「穀田屋十三郎」を原作とする本作は、江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台とする物語。実在した穀田屋十三郎(阿部サダヲ)ら庶民9人が、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を救うため、藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」実現に向けて奮闘する姿を描く。竹内が演じるのは、吉岡宿の住人が集う煮売屋のおかみで未亡人の"とき"。試写会では、「本当に本当に、心から温かい気持ちになれるすごく素敵な作品です」と熱く作品をアピールした。そして、共演のきたろうに「竹内さんのドレスの背中がすごい素敵なので見ていただきましょう。もうずっとそこしか見てないです」と言われると、観客に向けて背中を披露。大きな拍手が沸き起こった。同イベントには、竹内のほか、主演の阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、寺脇康文、きたろう、千葉雄大、橋本一郎、中本賢、西村雅彦、中村義洋監督が参加した。
2016年04月06日阿部サダヲが時代劇映画に初主演した<a href="">『殿、利息でござる!』</a>の完成披露“ゼニ集め”イベントが4月6日(水)、東京・有楽町で行われ、阿部さんをはじめ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、寺脇康文、きたろう、千葉雄大、橋本一郎、中本賢、西村雅彦、中村義洋監督が出席した。江戸中期、仙台藩・吉岡宿を舞台に、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、庶民が知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直したという実話を映画化。その奇策として、殿さまに金を貸し付け、その利息を巻き上げようと奮闘する姿が笑いあり、涙ありで描かれる。元手となる千両(現在の約3億円)をかき集める方法とは?そんな本作にちなんで、イベントでは阿部さんらが有楽町の街角で、ファンや町ゆく人々に寄付を募る場面も。集まった寄付金は、古文書の保存・研究などに役立てられるのだとか。ピンクの半被に身を包んだ、千葉さんの“親衛隊”も駆けつけ、阿部さんは思わず「何だか緊張します」と千葉さんの人気ぶりに圧倒されていた。「もし3億円あったら何に使う?」と問われると、阿部さんは「もう一度、このメンバーで集まって別の映画を作りたい」と再タッグの誓い。「この映画のチケットを3億円分買います」(瑛太さん)、「この映画専用の劇場を作りたい」(妻夫木さん)、「ひとまず2億9千万円はとっておき、1千万円で宝くじを買う。当たれば、映画に投資する」(竹内さん)など思い思いの夢が飛び出すなか、千葉さんは「今回、先輩方に2億円分くらいごちそうしていただいたので、お返しをしたい」と笑いを誘っていた。『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月06日俳優の阿部サダヲ(45)、瑛太(33)、妻夫木聡(35)らが6日、東京・有楽町で行われた時代劇映画『殿、利息でござる!』(5月14日公開)の"ゼニ"集めセレモニーに登場した。セレモニーでは、映画のストーリーにちなんで、キャスト10人と監督がゼニ集めを実施。大勢の観客が詰め掛ける中、主演の阿部が「5月14日の公開まで全国で銭集めをします。ゼニ集めプロジェクト、スタートです!」と力強く宣言し、キャストがそれぞれオリジナルの甕(かめ)を持って一般客から5円玉を集めていった。参加した一般客は、キャストたちとの触れ合いを楽しみながら甕に5円玉を入れていき、会場は和やかな雰囲気に。そして最後に、阿部が「ありがとうございました!」と感謝の言葉を述べ、「皆さまに会えたのも"5円=ご縁"。全国の皆さまとお会いできるよう頑張っていきたい」と語った。同イベントには、阿部、瑛太、妻夫木のほか、竹内結子、寺脇康文、きたろう、千葉雄大、橋本一郎、中本賢、西村雅彦、中村義洋監督が参加。なお、集めたお金は、原作の小説の元になった『国恩記』の保全に使用するという。磯田道史氏の『無私の日本人』(文春文庫)の一編「穀田屋十三郎」を原作とする本作は、江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台とする物語。実在した穀田屋十三郎(阿部)ら庶民9人が、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を救うため、藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」実現に向けて奮闘する姿を描く。
2016年04月06日実話に基づく時代劇『殿、利息でござる!』の完成披露試写会が4月6日に、東京・有楽町で行われ、阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、寺脇康文、きたろう、千葉雄大、橋本一郎、中本賢、西村雅彦、中村義洋監督に出席。重税に苦しむ庶民が、殿様に金を貸し付け、利息を稼ごうと奮闘する物語にちなみ、駆けつけたファンの寄付を募る“銭集め”イベントを実施した。関係者によると、集まった寄付金は、古文書保存などに役立てられるという。イベントの模様/その他の写真重税が原因で、夜逃げや破産が相次ぐ江戸中期の仙台藩を舞台に、宿場町を心配する造り酒屋の穀田屋十三郎(阿部)が、町一番の知恵者・菅原屋篤平治から「藩に大金を貸し付け、その利息を巻き上げる」という驚きの復興計画を聞かされ、一丸となり元手1000両(現在の約3億円)をかき集めようと奮闘する。満を持して時代劇映画に初主演した阿部は、「とても素敵な映画が出来あがった。皆で力を合わせて、ひとつのことを実現させる内容で、現場でも皆さんの力で(完成を)成し遂げることができた。笑えて泣けて、いい意味で想像を裏切るはず」と強い手応えを示した。『白ゆき姫殺人事件』『予告犯』などで知られる中村監督にとっても、本格的な時代劇は初めての挑戦で、「刀が抜かれることが一度もないが、カッコいい男たちの話になっている」とアピール。「伝えたいことがたくさんある原作を、ほれ込んだキャストで映画化できた。テーマは無私だが、逆に監督としては、作りたい“欲”を出し尽くした。こんなにやりたいことが実現できた作品は、そうそうない」と誇らしげだった。『殿、利息でござる!』5月14日(土)公開取材・文・写真:内田 涼
2016年04月06日井上真央、綾野剛ら若手実力派俳優を迎え、人気作家・湊かなえのミステリー小説を映画化した<a href="">『白ゆき姫殺人事件』</a>。この度、インターネットと情報化社会の底なし沼のような闇とリアルを描き出した衝撃作が、4月1日(金)放送の「金曜ロードSHOW!」にて地上波初放送されることが分かった。ある日、日の出化粧品の女性社員・三木典子(菜々緒)の遺体が発見された。社内一と言われる美女が何十か所も刺された末に火をつけられるという凄惨な事件は、“白ゆき姫殺人事件”と呼ばれるニュースになる。情報番組「カベミミッ!」のスタッフ・赤星(綾野剛)は大学時代の仲間で日の出化粧品社員の里沙子(蓮佛美沙子)から、白ゆき姫殺人事件の犯人は典子の同期の城野美姫(井上真央)なのだと連絡を受ける。独自に捜査を開始した赤星は、地味で典子とは対照的だった美姫が、事件当夜典子を車に乗せていたこと、その後、大きな荷物を抱えて電車に乗ったこと、そして美姫が恋していた相手・篠山(金子ノブアキ)を典子に取られたことなどを知る。赤星は自身が取材した証言を元に美姫が犯人と断定するような内容を番組で放送。さらに、事件発生当初から情報をツイッターで垂れ流していたこともあり、ネット上では美姫の実名や過去が次々に明かされていくが…。美姫の本当の姿、そして事件の“真相”とは!?<a href="">『告白』</a><a href="">『北のカナリアたち』</a>と映像化作品を多数持ち、10月には本田翼&山本美月を迎え自身2作品目「少女」の映画化が決定した小説家・湊氏の傑作サスペンス長編を、<a href="">『予告犯』</a><a href="">『残穢 -住んではいけない部屋』</a>の中村義洋監督が映像化した本作。過熱報道、ネット炎上、クチコミの怖ろしさなど…現実社会とリンクし過ぎる設定や、「小説すばる」への掲載と並行してウェブに関連資料がアップされるなど新たな試みが話題を呼び、出版前から映画化のオファーが殺到していた話題作だ。主人公・美姫を演じるのは、大河ドラマ「花燃ゆ」でヒロインを務め上げ、今夏には声優として出演した<a href="">『ルドルフとイッパイアッテナ』</a>が公開予定の井上さん。美姫の関係者に取材するワイドショーのディレクター・赤星雄治を、「すべてがFになる」「コウノドリ」など多くのドラマに出演し、さらに<a href="">『GANTZ』</a><a href="">『そこのみにて光輝く』</a><a href="">『新宿スワン』</a><a href="">『ピース オブ ケイク』</a>と多数の映画に出演、今年も<a href="">『リップヴァンウィンクルの花嫁』</a><a href="">『64 -ロクヨン-』</a><a href="">『日本で一番悪い奴ら』</a>『怒り』と出演作が目白押しの実力派俳優・綾野さんが務める。そのほか、謎の死を遂げる“白ゆき姫”を演じるのは、「ファースト・クラス」「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」と美しい悪女役に定評がある菜々緒。証言者に『新宿スワン』「学校のカイダン」の金子ノブアキ、赤星の大学時代の仲間であり日の出化粧品社員の里沙子に「お義父さんと呼ばせて」の蓮佛美沙子、美姫の幼馴染に「早子先生、結婚するって本当ですか?」に出演予定の貫地谷しほり、赤星と同じ会社の編集マンに<a href="">『寄生獣』</a><a href="">『映画 みんな!エスパーだよ!』</a>の染谷将太、と実力派俳優たちが集結。芸能人のゴシップや事件・事故のニュースについて多くの情報がネット世界と現実世界に飛び交い、何が「嘘」で何が「真実」なのか煩雑な昨今…そんないまのネット社会の闇とリアルを描き出したゴシップ・エンタテインメント作をぜひチェックしてみて。『白ゆき姫殺人事件』は、4月1日(金)21時より「金曜ロードSHOW!」にて地上波初放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月01日阿部サダヲを主演に、<a href="">『武士の家計簿』</a>などの原作者で知られる“平成の司馬遼太郎”との呼び声も高い磯田道史の近著「無私の日本人」(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を映画化する<a href="">『殿、利息でござる!』</a>。この度、4月1日(金)“エイプリルフール”である本日、阿部さん演じる穀田屋十三郎が新党“つつしみ党”を立ち上げ、その選挙ポスターが公開となった。いまから250年前の江戸時代、藩の重い年貢により夜逃げが相次ぐ宿場町・吉岡宿に住む十三郎(阿部サダヲ)は、知恵者の篤平治(瑛太)から町を救う計画を聞く。それは藩に大金を貸付け、利息を巻き上げる逆転の発想だった! 3億円の大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦勃発。ビンボー庶民が、殿を相手に一世一代の大勝負に挑む――!<a href="">『白雪姫殺人事件』</a><a href="">『予告犯』</a><a href="">『残穢』</a>などを手掛ける中村義洋監督がメガホンを握る本作。キャストには、主人公で造り酒屋を営む傍ら、街の行く末を心配する穀田屋十三郎役の阿部さんをはじめ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平ら豪華俳優陣が集結している。今回完成したのは、阿部さん演じる250年前に実在した穀田屋十三郎が、“知恵”と“勇気”と“我慢”で立ち上った決意の雄姿を「選挙風」に表現したポスター。 ビンボーなわが町・吉岡宿を救うため、十三郎は知恵者の篤平治とともに「藩に大金を貸し付け、利息を巻き上げ分配する」という奇想天外な計画を思いつく。自分のことより、人のこと。私財を投げ打ち、お上に立ち向かう姿はまさにいま、日本が求める理想のリーダー!そんな計画が進む中、周囲から羨望のまなざしを集めるようになった彼ら吉岡宿のメンバーたちの間で、いい気になったり、偉そうにしたりしないよう、仲間内で「つつしみの掟」というルール立ち上げた。穀田屋十三郎が立ち上げた新党・つつしみ党の「つつしみの掟」には、「一、ケンカや争いは、つつしむ」「一、“計画”についての口外を、つつしむ」「一、寄付するときに名前を出すことを、つつしむ」「一、道を歩く際も端を歩くよう、つつしむ」「一、飲み会の席でも上座に座らず、つつしむ」と5か条が定められている。「日本を取り戻す。」と掲げ、まっすぐ前を見つめる十三郎の姿は頼もしく、思わず清き一票を投票したくなる!?新党立ち上げはエイプリルフールにちなんだジョークだが、本作で描かれる物語は実話。「町を救うために破産するほど私財を投げ打ち、遺言は“人に話すな”。こんな人がいた、ということを伝えねばならない、いまの日本を辛うじて救っているのは、こうした精神なのではないか…」と、熱い想いを抱く中村監督の描く、本編にも期待をせずにはいられない。また、4月1日限定で公式サイトもエイプリルフール仕様に変更されるという。『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月01日俳優の濱田岳が、俳優・阿部サダヲ主演の映画『殿、利息でござる!』(5月14日公開)で、初のナレーションに挑戦することが12日、発表された。『アヒルと鴨のコインロッカー』(06年)、『ゴールデンスランバー』(10年)など中村義洋監督作に数多く出演してきた濱田。「これまでと違った形ではありますが、また中村組の作品に参加することができ、とてもうれしかった」と感激する。ナレーションについては、「皆さまが作り上げた映像に、最後に参加するというのは、新たな経験であり、責任感と緊張感がありました」と率直に打ち明けながらも、「いつものように中村監督と楽しく、そして真剣に、収録」したと自信を見せる。一方の中村監督は「今回どうしても、岳には何かやってほしかった」と濱田さんの参加を熱望していたことを告白。それは「僕の全てが詰まっている」とまで語る本作に盟友の「岳がスクリーンにいないというのが、どうにも寂しかった」からだ。そして、濱田が録音作業を終え、「映画に岳の声が入って、思わず『ミッション、コンプリート!』とつぶやいてしまった」とまで語っている。池田史嗣プロデューサーは、撮影の際に2人のスケジュールが合わなかったにも関わらず、「そんな事情すらポジティブに転換できる抜群のコンビネーションはさすがの一言」と感嘆。「録り時は、"戦友"の二人にしかできないあうんの呼吸で、見事にキメてくれました」と報告し、「濱田岳さんの素晴らしいナレーションを得て、中村組オールスターズの、最後のピースが埋まりました」と力強くアピールした。磯田道史氏の『無私の日本人』(文春文庫)の一編「穀田屋十三郎」を原作とする本作。江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台に、穀田屋十三郎(阿部)ら9人が年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るために藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」のために奔走する姿が描かれる。阿部のほか、瑛太、妻夫木聡、松田龍平、竹内結子らも出演する。(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
2016年03月12日殿役でフィギュアスケーター・羽生結弦が映画初出演を果たし、阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平ら豪華俳優陣が一挙集結する『殿、利息でござる!』。このほど、『アヒルと鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』など多数の作品で中村義洋監督とタッグを組み、いまや“金ちゃん”としてもおなじみの俳優・濱田岳が、本作で初めてのナレーションに挑戦していることが分かった。舞台は江戸中期、仙台藩・吉岡宿。年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した住人たちが主人公。実在の人物、穀田屋十三郎ほか9人が、藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」を行った実話を映画化した。子役から活躍し、“演技派”“個性派”俳優としての呼び声高く、出演する作品ごとに圧倒的な存在感を見せる濱田さん。大人気CM「三太郎」シリーズの金太郎としてもおなじみで、『信長協奏曲』『世界から猫が消えたなら』『ヒメアノ~ル』と話題作に引っ張りだこ。しかし、本作の豪華キャストが次々に明らかになっていく中、「そういえば、濱田さんがいない!?」と思った映画ファンも多かったのでは?これまで、中村監督作品『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』『ゴールデンスランバー』『ポテチ』『みなさん、さようなら』と多数出演している濱田さんは、今回スケジュールの都合により劇中に登場することは叶わなかったものの、初めて映画のナレーターとして参加することが実現。「今回どうしても、岳には何かやってほしかった」と言うのは、中村監督。本作の舞台は、仙台藩。そもそも2人のタッグの始まりは、「(仙台が舞台の)2006年の『アヒルと鴨のコインロッカー』の撮影からで、岳とはその後、何度仙台を訪れたか分からない。この映画には、僕の全てが詰まっている。なのに岳がスクリーンにいないというのが、どうにも淋しかった。ナレーション録りの作業は仕上げの最後の最後だったが、映画に岳の声が入って、思わず『ミッション、コンプリート!』とつぶやいてしまった」と歓喜のコメントを寄せる。そして“盟友”濱田さんは初めてのナレーションにあたり、「これまでと違った形ではありますが、また中村組の作品に参加することができ、とても嬉しかったです。そして、スタッフ、キャストの皆様が作り上げた映像に、最後に参加するというのは、新たな経験であり、責任感と緊張感がありました」とふり返りつつ、「いつものように中村監督と楽しく、そして真剣に、収録させていただきました」と自信を見せる。「現場に居なかった自分でも、映像からこの作品の楽しさや素晴らしさが伝わってきました」と、本作に魅せられたことを明かしている。本作の池田プロデューサーは、「撮影時はスケジュールの都合でどうしても合いませんでしたが、そんな事情すらポジティブに転換できる抜群のコンビネーションは流石の一言。ナレ録り時は、“戦友”の2人にしかできない『あ、うん』の呼吸で、見事にキメてくれました。優しくて真面目なのに、どこか可笑しくて、お洒落。軽妙洒脱とはまさにこういうことを言うのだなと実感する濱田岳さんの素晴らしいナレーションを得て、中村組オールスターズの、最後のピースが埋まりました」とコメント。主演の阿部さん、瑛太さんほか、本格時代劇映画への出演は初めてとなる竹内さん、10年ぶりの時代劇映画出演となった松田さんらに、新たに濱田さんが加わり、中村組はついに完璧な布陣となったといえそうだ。『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月12日主演の阿部サダヲに瑛太、妻夫木聡、竹内結子、千葉雄大ら超豪華な“庶民”たちが“お上”相手に銭バトルを繰り広げる『殿、利息でござる!』。このほど、ついに“殿”ことフィギュアスケーター・羽生結弦もお出ましの予告編映像が解禁となった。いまから250年前の江戸時代、藩の重い年貢により夜逃げが相次ぐ東北の宿場町・吉岡宿。十三郎(阿部さん)は、知恵者の篤平治(瑛太さん)から町を救う計画を聞く。それは藩に大金を貸付け、その利息を巻き上げるという逆転の発想だった!そして千両(=3億円)もの大金を水面下で集める、前代未聞の頭脳戦が勃発。ビンボー庶民が、殿(羽生さん)を相手に一世一代の大勝負に挑む!主役級の超豪華キャストが中村義洋監督のもと集結し、破産寸前の藩の、絶体絶命の大ピンチを痛快に描き出していく本作。先日は、故・忌野清志郎率いる「RCサクセション」による「上を向いて歩こう」が、主題歌となることも発表されたばかりだ。解禁となった映像では、年貢の取り立てや労役で困窮する仙台藩・吉岡宿を守るため、藩に大金を貸し付け、利息を巻き上げるという、奇想天外な“宿場救済計画”の実現に向け、十三郎ら庶民9人の奮闘する姿がテンポよく映し出されていく。だが、そんな彼らの奔走をよそに、松田龍平演じる藩の財政担当役人の「却下」という声が非情なまでに響き、笑いを誘う。一見、緊迫した“実話”を元にした時代劇ながら、中村監督独特の演出とキャラクターたちのコミカルなやりとりでユーモアたっぷり。身のほど知らずな彼らが、殿を相手にどのように立ち向かうのか期待が高まる内容となっているが、映像の終盤には、ついに羽生さん扮する殿こと仙台藩藩主・伊達重村の姿も!私財を投げ打ち、決死の節約を重ねる十三郎たちは、強欲お奉行の嫌がらせを乗り越え、本懐を果たせるのか!?庶民たちの決死の“銭バトル”をまずはここから目撃してみて。『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月09日故・忌野清志郎氏がボーカル&ギターを務めていたロックバンド・RCサクセションによる楽曲「上を向いて歩こう」が、俳優・阿部サダヲ主演の映画『殿、利息でござる!』(5月14日公開)の主題歌となることが、このほど明らかになった。磯田道史氏の『無私の日本人』(文春文庫)の一編「穀田屋十三郎」を原作とする本作。江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台に、穀田屋十三郎(阿部)ら9人が年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るために藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」のために奔走する姿が描かれる。阿部のほか、瑛太、妻夫木聡、松田龍平、竹内結子らも出演する。主題歌は、故・坂本九氏による名曲を激しいロック調でカバーした楽曲。RCサクセションの活動中はライブの定番曲となっており、演奏の前に、忌野氏はしばしば「日本の有名なロックンロール!」と口にしていた。阿部は「発表しちゃうんですね。(映画の)最後清志郎さんの声が聴こえてくるとは思っていなかったので感動しました」と明かしながら、「発表しなくていいのに…」といたずらな笑みも浮かべる。一方、中村義洋監督は「プロデューサーから『どうでしょう?』と提案され、迷わず『イイね!』と答えました」と起用の背景を語る。その提案をしたプロデューサーの池田史嗣氏は、「まず曲から決めました」と明言。同曲がビルボードで全米1位を獲得した唯一の日本語楽曲であることに触れ、「目の前の問題と向き合いながら、悲しみをこらえ、未来に向かって進んで行く庶民にとってこれ以上の応援歌はありません」との思いに至ったという。また多くのアーティストが同曲をカバーしているが、その中からRCサクセションのものを選んだことについては、「今回の映画製作の志と完全に共鳴したから」と強調。「"キング・オブ・ロック"忌野清志郎さんは、原曲が持つ単なる歌謡曲に留まらない魅力から『名もなき者が持つ強さ』という、ロックにとって何よりも大切なマインドを感じ取っていた(だからこそ大胆にアレンジしてカバーした)…のかも」と想像を巡らせた。(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
2016年03月08日いまは亡き忌野清志郎が「日本の有名なロックンロール!」と称した故・坂本九の名曲「上を向いて歩こう」の「RCサクセション」によるカバー曲が、阿部サダヲ主演の歴史エンターテインメント『殿、利息でござる!』の主題歌に決定したことが分かった。いまから250年前の江戸中期、仙台藩・吉岡宿。年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した庶民たちの、まさかの実話を描く本作。造り酒屋を営むかたわら、宿場町の行く末を心から憂える主人公・穀田屋十三郎を演じるのは阿部さん。町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治に瑛太、十三郎の弟で吉岡宿一の大店・造り酒屋の浅野屋の主・浅野屋甚内には妻夫木聡、さらに時代劇初挑戦の竹内結子に、松田龍平、千葉雄大、山本舞香、重岡大毅(ジャニーズWEST)、そして、まさかの“殿”役にフィギュアスケートの羽生結弦と多種多彩なオールスターキャストの競演も大きな話題となっている。そんな本作の主題歌に起用されたのは、日本音楽界が世界に誇る名曲「上を向いて歩こう」、しかも伝説的ロックバンド「RCサクセション」がカバーした楽曲だ。本作の池田史嗣プロデューサーは今回の起用について、「映画のラストを飾る歌を、最も敬愛するアーティストが歌った、一番大好きな日本語楽曲にできたら…。ただの夢物語として一笑に付されるかと思いきや、中村監督が『それで行こう!』と即答してくれ」実現したと語る。さらに「たぶん交渉は困難を極めるだろうと思いつつ、恐る恐る権利元に打診してみたところ、忌野清志郎さん、(作曲者)中村八大さん共に事務所の方に予想以上に好意的に受け止めていただき、実現に至ることができました。偉大な先人の宝物のような歌を使用できたこと、幸せであると同時に身が引き締まる思いでいます」とも明かしている。金欠にあえぐ藩で繰り広げられた庶民VSお上の、“知恵”と“勇気”と“我慢”のゼニバトルに、時代を越えた“国民的名曲”がどんなスパイスを添えてくれるのか、引き続き注目していて。<以下、コメント>■主演・阿部サダヲ発表しちゃうんですね。最後、清志郎さんの声が聴こえてくるとは思っていなかったので感動しました。発表しなくていいのに…(笑)■監督・中村義洋プロデューサーから「どうでしょう?」と提案され、迷わず「イイね!」と答えました。歌詞はみなさんご存知の通り。久しぶりに聴いてみて、なぜこの映画を、どうしてもいま作らねばならないと思ったのか、それを思い出させていただきました。清志郎さんはこの曲をライブで演奏する時、「日本の有名なロックンロール!」と紹介していました。それには、こんなすごい曲があるんだぜ、という意味もあったと思います。それは、こんなすごい人がいたんだぜ、という、この映画を作る意義にも合致したような気がしています。『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月08日俳優・中村雅俊の娘でモデル・タレントとして活動する中村里砂が主演を務める、世界的カルト漫画の実写映画化『少女椿』。このほど、中村さん演じるヒロインのみどりをはじめ、カナブンや紅悦など、原作の世界観を表現する強烈なキャラクター写真の数々が解禁となった。ある時代の東京。14歳のみどり(中村里砂)は、病気の母親を置いて家を出て行った父親の代わりに家計を助けるため、花売りをしていたが、ある日、家に帰ると母親(鳥居みゆき)は病死していた。一人ぼっちになったみどりは、赤猫サーカス団の団長である嵐鯉治郎(中谷彰宏)に拾われる。地方巡業に回るサーカス団には、怪力自慢の赤座(深水元基)、美少年のカナブン(武瑠)、蛇使いの紅悦(森野美咲)、足芸の鞭棄(佐伯大地)ら、個性的で怪しげな連中が顔を揃えていた。その中で下働きするみどりは、いじめにあいながらも健気に毎日を送り、走る列車を見ながら東京の我が家のことを思うのだった。そんなある日、サーカス団にワンダー正光(風間俊介)という超能力を持った男が加入する。いじめにあうみどりを見たワンダー正光は、彼女のことを気にかけ、彼自身が持つ超能力で不思議な光景を見せる。彼の優しさにみどりは次第に心を寄せていく。ワンダー正光の評判は瞬く間に広まり、サーカス団は連日大入りとなった。だが、団員たちは彼の人気に嫉妬し、さらにみどりをいじめる。それを見たワンダー正光は怒り、超能力で団員たちを従わせる。彼はみどりのことを愛していたのだった。それに嫉妬した鞭棄も、みどりを力づくで振り向かせようとするが、それを見たワンダー正光は激怒、超能力で鞭棄を殺害してしまう――。1984年の発刊以来、アニメ化や舞台化がされてきた、丸尾末広によるカルト漫画を原作とする本作。これまで実写映画化は何度も試みられながら、その世界観を描くことが難しく、幾度も企画が立ち消えになってきたが、このほど短編映画『ミガカガミ』でモントリオール国際映画祭ほか、国内外の映画祭で数々の賞を受賞した監督TORICOによってついに実現。本作の公開決定がニュースとして流れるや、Twitter上などSNSでは大きな盛り上がりを見せ、翌日のTwitterでは話題度1位となったほど。先に発表となった、主人公でヒロインのみどりを演じる中村さんのほか、ワンダー正光には『猫なんかよんでもこない』の風間俊介、カナブンにはビジュアル系ロッカーの武瑠(SuG)、紅悦にはグラビアでも話題となった女優『花鳥籠』の森野美咲、鞭棄には若手俳優の注目株『アキラNo.2』の佐伯大地、赤座には『新宿スワン』の個性派俳優・深水元基、そしてサーカス団団長の嵐鯉治郎には作家としても活躍する中谷彰宏といった、超個性的な面々が登場。見事なまでに、美しくも奇妙でエログロな世界観を再現した本作を、これらの写真から覗いてみて。『少女椿』はシネマート新宿ほか5月21日(土)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月05日透明感抜群の存在感とかわいらしいルックスから“天使系男子”と呼ばれ、疲れた現代女子の心を優しく包み、癒してくれそうな柔らかな雰囲気から“ヌクメン”(ぬくもり系男子)とも呼ばれるなど、数々の称号を手にし、中高生から大人の女性まで幅広い層の女性たちのハートを鷲掴みにする若手俳優・千葉雄大。現在、日曜劇場「家族ノカタチ」(TBS)に入江春人役で出演中、今後も映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』から“モヒカン”松田龍平の弟を演じる『モヒカン故郷に帰る』、ちょんまげ姿を初披露する『殿、利息でござる!』と出演作がめじろ押し。3月9日で27歳を迎える“奇跡のアラサー!”の彼の魅力を、これまでの出演作と共にふり返ってみた。■魅力その1:“天使”すぎる千葉さんのイメージを思い浮かべると、やはり一番に浮かんでくるのは“透明感”やその独特な“もの柔らかな雰囲気”だろう。そんな彼の雰囲気を最大限に生かしたキャラクターが、『黒崎くんの言いなりになんてならない』(2月27日公開)の白河タクミ役だ。この映画では、誰に対しても分け隔てなく優しく、女子生徒たちから絶大な人気を誇る “白王子”というキャラクターになり切っている。■魅力その2:どんな役も、かわいすぎるまた、千葉さんといえば、人気コミック原作のドラマ「きょうは会社休みます。」で演じた“ダメダメなゆとり新入社員役”や、初主演映画となった『Mr.マックスマン』で見せた、いつも失敗ばかりな史上最弱のサラリーマンヒーロー役などもネットで話題を呼んだ。がっかりしたり、怒ったり、ドヤ顔を披露したり…感情の感情のおもむくままに表情をコロコロと変えていくその姿は、普段はシャイで人見知りだという性格の彼からはなかなか見ることのできない一面だ。それでも「なんだかかわいい…」と思えてしまうのは、彼が持って生まれた天性の才能なのかもしれない。■魅力その3:“年下男子”が似合いすぎるまもなく27歳、“アラサー”と呼ばれる年齢にさしかかる彼だが、ドラマ「オトナ女子」では、生徒の母親と12歳の年の差恋愛に落ちる中学教師を演じた沢田健太役も忘れてはならない。バツイチ&3人の子持ちの年上女性に振り向いてもらうため猛アタックする“年下男子”の健気な努力にはキュンとしたオトナ女子も多いはず!■魅力その4:“ちょんまげ姿”がきれいすぎるそして今回、千葉さんは新たな領域にチャレンジする。イケメン高校生、年上女性を虜にした年下男子、学生結婚をしていた後輩社員など…これまでの役柄とはひと味違う新たな舞台は、時代劇。『ゴールデンスランバー』『白ゆき姫殺人事件』『予告犯』などの中村義洋監督のもと、主演に阿部サダヲ、共演に瑛太、妻夫木聡、竹内結子、山崎努、そしてフィギュアスケート選手・羽生結弦が出演することでも話題の『殿、利息でござる!』は、自身の地元・宮城の仙台藩が舞台となる。この錚々たる顔ぶれの中で千葉さんが演じるのは、その若さで町を取り仕切る【大肝煎】という役どころ。武士の身分に憧れる純真な百姓で、きれいすぎるちょんまげ姿を披露。町のため、人のためを思い、十三郎(阿部さん)たちと三億円もの大金を集め、お上相手に一発逆転の大勝負に出る姿は必見となりそう。今年もさまざまな魅力を見せてくれる千葉さんの活躍から、目が離せそうもない。『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月25日