2020年12月31日に放送された音楽番組『第71回NHK紅白歌合戦(以下、紅白)』(NHK)。総合司会の内村光良(うちむら・てるよし)さんを中心に、白組の司会を俳優の大泉洋さん、赤組の司会を俳優の二階堂ふみさんが務めました。例年と異なり、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響を受けて、無観客での開催となった紅白。明るいテンションで笑いを交えたトークを展開する大泉さんと、ツッコミを入れる内村さん、落ち着いて進行を務める二階堂さんの3人で場を盛り上げていました。大泉洋「どんな時も絆はつながっています」番組が終盤に差しかかり、シンガーソングライターの福山雅治さんが、結婚式の定番曲ともなっているヒットソング『家族になろうよ』を披露しようとした際のこと。福山さんが歌う直前に、大泉さんは次のような言葉を述べました。人と人とが離れなくてはいけなくなった今年。家族も例外ではありませんでした。今この時も、独りで紅白をご覧になっている人もたくさんいると思います。でも、どんな時も絆はつながっています。テレビの前のみなさんも、あなたの大切な人を思い浮かべながら聴いてください。第71回NHK紅白歌合戦ーより引用家族とテレビ番組を見ていた人もいれば、コロナウイルスの感染拡大を懸念し、単身で過ごした人もいるでしょう。また、例年になく忙しく、家族のもとに帰れないまま年を迎えた医療従事者もいたはずです。さまざまな立場の人を思いやる大泉さんのコメントに、ネット上では反響が上がりました。・泣いた。この1年、ずっと遠方の家族を心配して、今も1人で紅白を見ていたから…。・今年は帰省できなかったので、大泉さんの言葉が身にしみた。ありがとう。・初めて1人の年越しをしてさびしかったけど「自分だけじゃない」と思えて、心が温かくなった。コロナウイルスの流行を受けて、気軽に人と会うことができなくなった日々を思い出し、胸がいっぱいになった人は多かったようです。2021年は、引き続き『ウィズコロナ』を意識した生活を余儀なくされますが、決して1人ではありません。新しい形でつながりあっていくことを、諦めずにいたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月01日アイドルグループ・日向坂46が29日、大みそかの『第71回NHK紅白歌合戦』(12月31日19:30~23:45 ※中断ニュースあり)のリハーサルに参加した。2年連続2回目の出場で「アザトカワイイ」を披露する日向坂46。リハーサルで美脚あらわな衣装でパフォーマンスした。キャプテンの佐々木久美は「紅白は2回目の出場ですが、1年目とは違った魅力の『アザトカワイイ』という曲で、日向坂46らしさを表現できるように頑張っていきたいと思います。画面の前で見てくださっている方々が、つい笑顔になってしまうようなパフォーマンスを心がけていきたいです」と意気込みを語った。今年の紅白は、番組史上初の無観客で開催。テーマは「今こそ歌おう みんなでエール」。総合司会はお笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良と同局の桑子真帆アナウンサー、紅組司会は二階堂ふみ、白組司会は大泉洋が務める。内村は4年連続4回目、桑子アナは68回、69回に続いて3回目、二階堂と大泉は初となる。(C)NHK
2020年12月29日現在公開中の稲垣吾郎&二階堂ふみW主演映画『ばるぼら』より、2人が演じる美倉とばるぼらの新場面写真が到着。本作の台湾公開も決定した。到着した場面写真は、荒れた部屋に佇む稲垣さん演じる美倉、別の顔を持つ二階堂さん演じるばるぼらの姿がそれぞれ切り取られている。11月20日よりR15+作品で79劇場での公開ながら、観客動員は3万人を突破し、初週の国内興行ランキング11位、実写作品としては4位の成績となった本作。イタリアのファンタ・フェスティバル最優秀作品賞の受賞に続き、プエルトリコのカリビアンファンタスティク国際映画祭にて監督賞を受賞。公式読本は重版が決定、予告編は約2か月で再生回数約180万を突破するなど、国内外で躍進を続けている。そんな中、12月18日より台湾上映が決定。手塚眞監督は「『ばるぼら』に会いに劇場へ来てくださった多くの皆さん、ありがとうございます。何度も足をお運びいただいている方々には頭が下がります。観客の皆さんこそが映画のミューズとして、この作品に幸運と大きな価値をもたらしてくれています!」と感謝を述べ、「いよいよ台湾を皮切りに、海外での劇場上映が動き出しています。『ばるぼら』のパワーでコロナを吹き飛ばせるように祈りつつ、世界の女性に捧げるこの”究極の純愛ファンタジー”をさらに楽しんでいただけることを願っています」とコメントを寄せている。『ばるぼら』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ばるぼら 2020年11月20日よりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開Ⓒ2019『ばるぼら』製作委員会
2020年12月05日窪田正孝が主演を務め、本日11月27日(金)、コンサートという形で本編最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「エール」。この度、本作の関連本の正式タイトルが、窪田さん自ら発案した「Vreath -Documentary of 窪田正孝 in エール-」に決定。表紙と収録ページが公開された。「エール」は、窪田さんが演じる古山裕一を主人公に、戦前、戦中、戦後を生き抜き、数多くの名曲を生んだ天才作曲家と、二階堂ふみ演じる彼とともに歩んだ妻・音の姿が描かれている。そんな古山裕一を生き抜いた窪田さんを、昨年9月のクランクイン時から今年10月のクランクアップ当日まで約1年間密着し続け、撮影中の貴重なインタビューや様々な姿を収めたのが、今回のドキュメンタリーブック。タイトルにつけられた「Vreath」は、窪田さん自身が発案した造語。インタビューの中で、「Breathは息継ぎという意味ですけど、呼吸をすることや息をすることって、音楽だけじゃなくて生きているということにもつながるじゃないですか。僕の中で『音楽』と『人生を生きていくこと』が結びついたのと、音楽記号で息継ぎのことを楽譜で『V』と表現するので、自分なりに造語を作ってみてもいいんじゃないかな、と思って『Vreath』にしました」と語られている。窪田さん自身がこれまであまり見せたことのない“撮影現場での姿”に密着して撮り溜めた写真や、ドラマ撮影の合間に本誌のためだけに撮影した写真の数々が収録。また撮影中、幾度にも渡り敢行したインタビューは、役柄の成長と共に変化していく気持ちを定点観測したものとなっており、コロナ禍での撮影についてのこと、「エール」をきっかけに考える役者人生など、その時々での気持ちを記録。撮影終盤、最終台本を手にした窪田さんの思いを綴ったロングインタビューも併録されているほか、約1年間の撮影を終えた瞬間の、晴れやかな表情を収めた貴重なカットや、クランクアップ直後の気持ちを語ったここでしか見ることのできないインタビューも。さらに、共演者である二階堂さんや演出・吉田照幸からの手紙、そして、窪田さんからの“古山裕一”への手紙など、本書ならではの企画コンテンツも収められている。窪田さんが約1年もの間、「エール」の世界に真剣に向き合い続ける姿、その記録を1冊に凝縮した自身初となるドキュメンタリーブックとなっている。撮影を務めたのは、これまで窪田さんのフォトブックやカレンダーを数年にわたり手掛けてきた写真家・齋藤陽道氏。読者がまるでドラマの裏側に実際に入り込んだかの様な没入感を得られるビジュアルの世界観、撮影現場の雰囲気などをより近くに感じることのできる窪田さんの多面性溢れる表情や親しみを感じる独特な距離感のカットなど、貴重なものが満載。初公開された表紙は、窪田さん演じる古山裕一と二階堂さん演じる妻・音が2人で思い出の地を巡り、砂浜でデートするシーンの一幕を思わせる切なさ漂うビジュアルをベースにデザイン。そのほか、野球場での撮影シーンを収めたメイキングカットや、裕一が福島の実家・喜多一呉服店で楽譜を書いていた頃の、撮影現場の裏側を感じられるオフショット、また放送当時にも話題となった肉体美が覗くランニング姿など、密着ドキュメンタリーならではの貴重なシーンの数々が切り取られている。「Vreath -Documentary of 窪田正孝 in エール-」は12月4日(金)より発売。(text:cinemacafe.net)
2020年11月27日11月16日に出場歌手が発表された『第71回NHK紅白歌合戦』。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、史上初となる無観客で放送される。また、放送時間も近年より15分短縮され、午後7時30分から午後11時45分までの予定だ。無観客を生かすため、毎年会場となっているNHKホールでは観客席を使った演出も検討しているとNHKは伝えているが、他にもコロナ禍ならではの対策をとっているようだ。「出場歌手の密を避けるため、会場は少なくとも3か所に分散してパフォーマンスを披露してもらうそうです。NHKホールのほかに、NHK局内で一、二を争う広さのスタジオが拠点の1つとして決まっているとか。普段から音楽番組の収録に使われているスタジオです。審査員たちがNHKホールに一堂に会するのも、今年は辞めるそうです」(NHK関係者)また、アーティストによる差し入れも原則禁止になったという。「たとえば昨年、白組司会を務めた嵐の櫻井さんは紅白にちなんで赤と白のパッケージのカステラを差し入れしていたそうです。乃木坂46はメンバーの名前入りのチョコ、DA PUMPはイラスト入りタオルなどさまざまでした。控室に挨拶に行き渡し合う、という光景も今年はなくなってしまうでしょう」(音楽関係者)ほかにも例年どおりにいかないのでは、と懸念していることがあるという。司会と出場歌手による、とある慣例についてだ。「出場歌手には事前にアンケートに回答してもらいます。グループの場合は一人一人が記入。それを元に司会との“面談”がおこなわれるのが例年の流れです。今回のアンケートは、『新しい生活様式となった2020年、あなたにとっての大きな出来事、小さな出来事を教えてください』『コロナ禍で取り組んだ試みや活動があったら教えて下さい』など、今年ならではの内容も盛り込まれているそうなのですが……」(前出・NHK関係者)今年の総合司会は内村光良(56)と桑子真帆アナウンサー(33)、白組司会は大泉洋(47)、紅組司会は二階堂ふみ(26)が務めるが、司会はアンケートを確認するのみで“面談”はおこなわないかもしれず、調整中だという。そして放送終了後。例年NHKの食堂でおこなわれる任意で参加の打ち上げもあったが、密を避けるため、これも難しくなりそうだ。“withコロナ”となった紅白だが、11月24日に報道各社の囲み取材に応じたNHKの加藤英明チーフ・プロデューサーはこう前向きに語っていたという。「感染拡大に配慮しながら番組を作らなければいけないというところでは、新しい紅白を作るチャンスになるかもしれない」
2020年11月25日11月21日、22日の全国映画動員ランキングは、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開6週目も首位をキープした。先週末、3連休の記録は、動員110万5782人、興行収入は14億9245万5350円を記録。公開から39日間の累計は、動員1939万7589人、興収は259億1704万3800円をあげた。(IMAXシアター38館含む、全国414館で上映)歴代興収ランキングは4位の『君の名は。』(250.3億円)、3位の『アナと雪の女王』(255億円)を抜き3位になった。続いて2位に初登場で『STAND BY ME ドラえもん2』がランクイン。本作は、2014年に公開され、興行収入83億円を超える大ヒットを記録した、フル3DCGによるドラえもん映画の第2弾。原作漫画でも名作として名高い“おばあちゃんのおもいで”をベースにオリジナル要素を加えて再構築し、さらに前作で描かれた、のび太としずかの結婚をめぐる物語の続きも描かれる。監督は前作に引き続き、山崎貴と八木竜一。注目は5位の『羅小黒戦記ぼくが選ぶ未来』。先週8位から5位に順位をあげている。そのほか新作では、手塚治虫が1970年代に発表した同名漫画を、稲垣吾郎と二階堂ふみの主演で手塚眞監督が実写映画化した『ばるぼら』が11位につけている。次週は『アンダードッグ 前編 / 後編』『君は彼方』『グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION スターゲイザー』『劇場版 HAYABUSA2〜REBORN』『真・鮫島事件』『10万分の1』『トップをねらえ! OVA前編 / 後編』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』2位『STAND BY ME ドラえもん2』3位『ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−』4位『罪の声』5位『羅小黒戦記ぼくが選ぶ未来』6位『魔女見習いをさがして』7位『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』8位『きみの瞳(め)が問いかけている』9位『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』10位『パウ・パトロール カーレース大作戦 GO! GO!』
2020年11月24日稲垣吾郎と二階堂ふみがW主演を務め、手塚治虫原作の漫画を実写化した映画『ばるぼら』。その公開記念舞台挨拶が行われ、主演の稲垣さん、二階堂さん、手塚眞監督が登壇した。先日ローマにて開催されたイタリア最古のファンタ系映画祭<ファンタ・フェスティバル>では最優秀作品賞を受賞した本作。舞台挨拶は新型コロナウイルス感染拡大予防のため無観客にて実施され、全国65劇場に生中継された。司会は、矢田部吉彦(東京国際映画祭シニア・プログラマー)氏が務めた。まず、稲垣さんは「全国でこの映画を楽しみにしてくださっていた皆さんに会いに行きたかったのですが、今日はこういった配信という形で皆さんと楽しいひとときが過ごせられればなと思いますので、最後までお付き合いください」、二階堂さんは「全国の方々にこれが配信されているということで嬉しく思います」とそれぞれ挨拶。手塚監督は「2年前の11月、この3人で『ばるぼら』の映画の発表をさせていただきました。その時は手塚治虫生誕90周年のパーティーの席上だったんですね。それからだいぶ時間が経ちましたが、こうやって無事に皆様に観ていただける機会に恵まれました。奇跡的な人たちが集まって、つくり出した素晴らしい作品です」と、ようやくの公開に感慨をのぞかせた。稲垣吾郎「役をまっとうすることができたのは二階堂さんのおかげ」稲垣さんと二階堂さんは本作が初共演。稲垣さんは「嬉しかったですね。二階堂さんのデビュー作から映画をずっと観させていただいて、すごいなと思っていて、いつかご一緒させていただきたいなとずっと思っていました」と語り、「主人公の美倉洋介にとって、彼の才能がさらに開花していくのは、ばるぼらとの出会い、ばるぼらがミューズだったわけですが。この作品で僕が最後まで役をまっとうすることができたのは二階堂さんのおかげですので、この作品において二階堂さんは僕にとってのミューズですね」と語る。一方、二階堂さんは「私もたくさんの(稲垣さんの)作品を観させていただいてましたし、物心ついた時からスターといいいますか、トップで活躍されている方だったので。そういった面も含めて、稲垣さんのもつ聡明さであったり、博学な部分であったりが、このキャラクターにとっても魅力的になるだろうなと現場に入る前からすごく感じておりました」と語り、「現場で学ばせていただいたことが数多くあって貴重な経験をさせていただけて、感謝の気持ちでいっぱいです」と言う。そんな2人に対し、監督は「内容的に非常に難しい場面もございましたが、二人ともプロフェッショナルで、全く躊躇なく様々な場面をこなしていただいて、監督としては感謝の気持ちしかありせん」とコメント。「稲垣さんが仰ったように二階堂さんの存在自体がこの映画のミューズとして現場に存在してくれていたなと思います。この二人がいなかったらこの映画はできあがっていなかったかもしれない、まさにこの映画の中心を成す二人でありました」と改めて感謝を口にした。二階堂ふみ「芸術のあるべき姿みたいなものを学ばせていただいた」また、日本のみならず、ドイツ・イギリスと海外の撮影も多かった本作。稲垣さんは初めての体験に「楽しかったですね」と語り、「クリストファー・ドイルの映画は僕も大ファンで好きな作品もたくさんありますし、手塚監督の『白痴』も大好きで、20代の頃からずっとご一緒させていただきたいと思っていたのでその夢も叶った」と言う。すると「今回(撮影監督クリストファー・)ドイルさんは英語と中国語を使っていて、他のスタッフとは英語で、自分が中国から一緒に連れてきたスタッフとは中国語。英語、中国語、日本語が飛び交う現場でしたね」と監督。稲垣さんは「ドイルさんは、良いか悪いかがすごくはっきりしているので、カットかかって本番撮り終わった時に、良い時と悪い時が分かりやすいので、彼が喜んでくれると僕らも手応えがありました」と言い、「撮影現場で夢のような時間を過ごすことができて。作品自体もちょっと非現実的なので、本当にあれは現実の出来事だったのかな、と不思議に思えるような(感じでした)」と振り返る。そして二階堂さんも「言語は違えど作っているものは一つで、同じ方向を目指して、色々な背景をもった人たちが集結して現場に集まって一つの作品を作っていけるということが本当に素晴らしいなと思いました。芸術のあるべき姿みたいなものを学ばせていただいた」と同意した。ビジュアリストでもある監督は「ドイルさんの感性も捨てがたいんですね。だから時々『ここはドイルさん、演出してみない?』と預けたり、セッション的にやったような場面もあります。映画の中では無理なく調和しているんじゃないかと思います」と振り返ると、稲垣さんは「僕は、それがすごいなと思って。撮影監督とビジュアル監督のそのバランスがね、素晴らしかったですね」と絶賛を贈る。「ここに並んでいる3人だけでも相当個性的で強い3人なんですけど、ドイルさんも個性的だし、皆さん強い個性の集まりなんですね。へたすると無茶苦茶な映画になっちゃうんですね。ですが、これが本当に良い形で調和して、見事なバランスになっていました」と監督が語ると、「信頼関係があったからできたんだなと僕も思います」と稲垣さんが続けた。さらにこの日は、香港で自主隔離中のクリストファー・ドイルからのメッセージも到着。稲垣さんは改めて「わずかな3週間の出来事だったんですけど、ずっと灯火みたいなものが僕の中に消えないであって。そういう意識があると、またどこかで再会してご一緒できるんじゃないかと思いますね」と語り、二階堂さんからは「(ドイルさんは)すごく楽しい方で、いつまでもお元気で作品をつくる大先輩として映画界をこれからも引っ張っていただけたらと思います」と“エール”も。監督も「クリスの愛を感じますね。映画や我々スタッフ、出演者全員に対する強い愛を感じますし、何よりも彼が映画という創作物を愛しているからなんだなと思います。本当にありがとうございます」と感謝を語った。稲垣吾郎は愛に溺れすぎない!?「実際の僕の方がもっと冷静」また、主人公・美倉というキャラクターへのアプローチについて問われた稲垣さんは、「原作のイメージだと、精神的にも肉体的にもマッチョな男らしい印象が強かったんですけど、今のこの時代で、この作品でやるとしたら、そこまで男性的な強いものを出しすぎない方が作品全体としてよく見えるのではないかと思いました」と明かす。「でも、いいですよね、愛に溺れていく感じというか。そこまで振り切ることってなかなかできないじゃないですか。周りが見えなくなってしまって、二人で愛の逃避行をしたりという…少し憧れたりはしますけれども、実際の僕の方がもっと冷静だと思います」と美倉との相違点に持論を展開。一方、二階堂さんはばるぼらという少女が漫画が発売された当時から「実在しない芸術のミューズなのではないか」と言われていた点について、「実態のないキャラクターなんだろうな、というのは原作からも脚本を読んでもそういう感じがしたので、あまり自意識を持たないように、『普通』とか、人だったらこうするというのがあまり通用しないキャラクターだなと感じて。あまり毎回現場で考えすぎないようにしなきゃなと思ってやらせていただいたんですが、いつも以上にあまり考えないでやっていました」と語った。そして、父・手塚治虫がこの映画を観たら何というか、と問われた手塚監督は「完璧にこの二人だったら太鼓判をおす二人でございます。もちろん内容は、もし本人が観たらああだこうだと突っ込んでくるとは思うんですね。でも、今週イタリアのファンタ・フェスティバルという国際映画祭で最優秀作品賞という賞をいただきました。恐らくそのことを僕以上に喜んだのは父親だと思います」と言う。「自分の原作の作品が世界に認められたというところでは、親子共々嬉しい気持ちでございます。今月は父親の誕生日月(治虫氏は11月3日生まれ)なんですけども、記念のときに父親に賞をプレゼントできて良かったと思います」と噛みしめていた。最後に稲垣さんは「この作品は、一つ大きな答えの用意された娯楽作品とはちょっと違うところにある作品なんですけれども、映画のテーマでもある愛や幻想、そして狂気の果てで見えるような美しい景色、美しい芸術を皆さんに堪能いただける作品に仕上がっていると思います。こういった抽象的な作品ですから、観るときの気持ちや環境によって違った受けとめ方や感じ方ができる作品だと思います」とアピール。二階堂さんも、「稲垣さんも仰っていたように、アート性の高い作品になっていると思うんですけれども、そこからどんどん繋がりができていく作品」と自負していた。『ばるぼら』はシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ばるぼら 2020年11月20日よりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開Ⓒ2019『ばるぼら』製作委員会
2020年11月22日俳優の稲垣吾郎が21日、都内で行われた映画『ばるぼら』(公開中)の公開記念舞台挨拶に、女優の二階堂ふみ、手塚眞監督とともに登壇した。稲垣は、演じた小説家・美倉洋介との共通点について「社会的に知名度のある男性」と司会者から紹介され、「今のように名前が知られていなければ何かしたいことはありますか?」と聞かれると、「1日だけ海外に行って自分のことを誰も知らない町で歩いたりすると開放的な気持ちになれますよね」と答えた。続けて、「最近はコロナの影響もあってみなさんマスクして帽子をかぶって歩くのが普通になっている」と言い、「そういう格好をして歩いていると今までは『芸能人だろ』という感じで見られてしまうんですけど、ちょっと不謹慎かもしれませんけど、今まで行けなかったお店に行けたり、そういうことはあります」と、自身が感じているwithマスク時代のメリットも明かした。禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した手塚治虫氏による大人向け漫画『ばるぼら』。その独特な世界感から“映画化不可能”と言われていたが、手塚治虫生誕90周年を記念し、初映像化された。監督は原作者・手塚治虫の実子でもある手塚眞が担当。異常性欲に悩まされている耽美派小説家・美倉洋介を稲垣、芸術家のミューズであり自堕落な生活を送る謎の女・ばるぼらを二階堂が演じた。3人が登壇した舞台挨拶は無観客で実施し、全国65館の劇場にて生中継された。
2020年11月21日俳優の稲垣吾郎と女優の二階堂ふみが21日、都内で行われた映画『ばるぼら』(公開中)の公開記念舞台挨拶に、手塚眞監督とともに登壇した。禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した手塚治虫氏による大人向け漫画『ばるぼら』。その独特な世界感から“映画化不可能”と言われていたが、手塚治虫生誕90周年を記念し、初映像化された。監督は原作者・手塚治虫の実子でもある手塚眞が担当。異常性欲に悩まされている耽美派小説家・美倉洋介を稲垣、芸術家のミューズであり自堕落な生活を送る謎の女・ばるぼらを二階堂が演じた。稲垣は、二階堂との初共演の感想を聞かれて「うれしかったですね。二階堂さんのデビュー作からずっと見させていただいて、『なんだこの女優さんは! すごいな! いつかご一緒させていただきたい』と思っていました」と答え、「二階堂さんがばるぼらとしてそのまま存在していてくれたおかげで僕も演じることができた。作品の中では主人公の美倉洋介にとってばるぼらがミューズでしたが、この作品を最後まで僕が役を全うすることができたのは二階堂さんのおかげだと思うので、この作品において僕にとってのミューズは二階堂さん。本当にありがとうございました」と感謝した。二階堂も「私もたくさんの(稲垣出演の)映画を見させていただいていましたし、物心ついたときからスター。トップで活躍されている方だったので、そういった面も含めて、あとは稲垣さんの持っていらっしゃる聡明さや博学な部分で、すごくこのキャラクターが魅力的になるだろうなと現場に入る前から感じていたので、現場で学ばせていただくことが数多くあった」と振り返り、「すごく貴重な経験をさせていただけたなと、感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝した。3人が登壇した舞台挨拶は無観客で実施し、全国65館の劇場にて生中継された。
2020年11月21日11月上旬の朝、東京近郊のレジャー施設。コーヒーカップに乗ってはしゃぐ笑顔のカップルがいた。森七菜(19)と仲野太賀(27)だ。森の主演ドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)の撮影だった。昼食時も森は楽しそうに女性マネージャーとお弁当を食べていた。森といえば、NHK連続テレビ小説『エール』にも、主人公の妻・二階堂ふみ(26)の妹役で出演。存在感を見せつけている。「大分在住だった森さんは中3のとき、お母さんと海鮮焼きの店に行ったときにスカウトされました。事務所に所属して1カ月半後のオーディションで行定勲監督作品のヒロイン役に抜擢。その後もドラマ『3年A組』(日本テレビ系)、映画『ラストレター』、劇場アニメ『天気の子』など話題作に続々と出演し、今、業界内では“オーディション荒らし”の異名も。『エール』でも本当はヒロイン役を受けたのですが、落選。その代わりに、今回の妹役のオファーがあったのです」(テレビ局関係者)今春、高校を卒業するまで実家・大分で暮らしていた森。仕事が入る度に上京していたという。「単身、片道5時間かけて通っていたそうです。東京での仕事が続く日は、女性マネージャーの家で寝泊まりすることもあったといいます」(前出・テレビ局関係者)デビューから3年で女優として開花した森。今の仕事が楽しい理由を本人は率直にこう語っている。《私、小学生の頃に両親が離婚して、お父さんとたまに旅行したりもするんですけど、やっぱり一緒に過ごす時間は少なくて。お母さんとも離れ離れの時間が長いし、満たされない気持ちというのがずっとあるんです。でも周りの大人の方たちがいっぱい愛をくれて》(CINRA.NET’20年1月15日)前出のテレビ局関係者は言う。「もともと大阪で暮らしていたのですが、離婚後、森さんはお母さんとともに大分へ。お父さんは料理人をしていると聞きました。多忙な森さんはなかなかお父さんとは会えないようで、定期的に電話しているそうです。彼女は元気がなくなるとお肉を食べたくなるらしく、お父さんに電話をして“おねだり”するそうです。太っ腹なお父さんは牛タンの塊肉を一気に7本も送って元気づけたこともあったといいます」ふだん会えない父の“食材”エールが、森の元気の源のようだ。彼女の次の夢はやはり、朝ドラのヒロインになることだという。「実は来春放送の朝ドラ『おかえりモネ』の最終選考の3人にまで残ったそうです。結果的に清原果耶さんが選ばれましたが、今回の二階堂さんとの共演で、自分に足りない部分を学べたそうです。『スタッフや視聴者の方から“安心して任せられる”と思ってもらえるような女優になりたい』と話していました」(NHK関係者)この勢いで、朝ドラヒロインの座を射止める日も近いかも!「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載
2020年11月21日来週、最終回を迎える連続テレビ小説「エール」と、11月30日(月)からついに始まる「おちょやん」。この度、各作品で主演を務める窪田正孝と杉咲花が、バトンタッチセレモニーに出席した。本日11月19日、窪田さんが「おちょやん」のスタジオを訪れ行われた今回のバトンタッチセレモニー。窪田さんは杉咲さんへ「撮影期間が約1年と長く、我慢し続けるとどこかで反動が出てしまうので、スタッフやキャストの皆さんとたくさんコミュニケーションをとって本音で言い合える関係性を築くことが長い撮影期間を乗り切るコツです」と話し、「杉咲さんは、感性豊かな方ですので、自分の感性を大事に作品に挑んでいければ大丈夫だと思います!」と“エール”を送る。一方、「長期間の撮影お疲れさまでした」とねぎらいの言葉をかけた杉咲さんは、「毎朝メーク室で『エール』を拝見しています。相手を思いやる気持ちの温かさがまっすぐに伝わってくる、すてきな作品だと感じます。15分という短い時間で人の気持ちを動かすのは本当にすごいことです。それも窪田さんをはじめ作品に関わった方々が、全身全霊で挑まれたからこそだと思います」とコメントした。恒例のプレゼント交換では、窪田さんから福島産木成り完熟りんごを、杉咲さんからは「おちょやん」特製デザインの座布団が贈られた。受け取った2人は「撮影の合間はフレッシュなものが食べたくなるので、みんなでおいしくいただきます」(杉咲さん)、「4つあるので、音さんをはじめ家族みんなで座って、休ませていただきます」(窪田さん)と話し、プレゼントと共に2ショット写真も撮影。そして「エール」最終週の見どころについて窪田さんは「妻・音役を演じてくれた二階堂ふみさんと二人の夫婦道の集大成となります。‘朝ドラ’史上例をみないカタチでの終わり方になると思います」と気になるコメントを寄せ、これから始まる「おちょやん」の見どころについて杉咲さんは「おかしいなぁと笑えるのに涙が出たり、悲しいのにクスッと笑えるような作品になっていると思います」とアピールした。連続テレビ小説「エール」は放送中。連続テレビ小説「おちょやん」は11月30日(月)より毎週月~土曜日8時~NHK総合、7時30分~BS4K・BSプレミアムにて放送。※土曜日は1週間をふり返り(cinemacafe.net)
2020年11月19日お笑いトリオ・ハナコが、11月2日よりAmazon Prime Videoで配信されているバラエティ番組『内村さまぁ~ず SECOND シーズン6』にゲスト出演。先日、都内で行われた収録後に取材に応じ、出演の感想を語った。『内村さまぁ~ず SECOND』は、毎回ゲストを“司会者”として迎え、内村光良、さまぁ~ずの大竹一樹と三村マサカズを相手に、その場まかせの展開で送る脱力系成り行きバラエティ。シーズン6の一発目となる今回、「芸人魂を懸けた本気勝負を挑む令和芸人はしご旅!!」と題し、お笑い第7世代の令和芸人と内さまの3人が、芸人魂を賭けた勝負を繰り広げる。ハナコ(菊田竜大、秋山寛貴、岡部大)は、縛りを付けて食リポに挑戦する「縛り食リポ」と、リアクション芸を受けて巧く相手を欺いたチームが勝ちという「巧く欺け! リアクション芸対決!!」で内さまの3人と勝負。「縛り食リポ」では、岡部が「何かにつけてバスケに例えたがる人」という縛りの中、バスケの知識を盛り込んで笑いを誘い、リアクション芸対決ではコントで培われた演技力を生かして奮闘した。――内さまの3人と共演された感想をお聞かせください。秋山:3対3で対決。さらっと始まりましたけど、とんでもないことをやっているなと。菊田:夢のようでしたね。学生のときからずっと見てきたお三方なのでうれしかったです。岡部:めちゃくちゃ興奮しました! 素の姿というか、(カメラが)止まったときにしゃべりかけてくださるのがすごくうれしくてたまらなかったです。――『内村さまぁ~ず』と内さまの3人にどんなイメージを抱いていましたか?秋山:『内さま』はゆるっとしたイメージ。本当に世代なので2組ともめちゃくちゃ見ていました。お三方は1日撮影されてきて僕らが最後の対戦だったので、今までテレビや現場で見た中で一番疲れている姿を見ました(笑)――お三方と共演して勉強になったなと感じていることは?菊田:『内さま』でのお三方は丸裸で戦っている感じがする。裸一貫で戦っている感じが見ていて気持ちいいというか、お笑いってこういうことなのかなと。武器を持たずに裸で突っ走っていく。結局お笑いってこれなのかなって思いますね。――菊田さんも素で勝負されていますよね!?菊田:そうですね(笑)。今日改めて、やっぱ僕これでいいんだなって思いました!――岡部さんと秋山さんはいかがでしたか?岡部:内村さんすごいなと。対戦のときにスターでした。裏の裏をかかれて何もわからなかったです。完璧でした。秋山:お三方とも、1日の終盤の疲れているときに、ふわっとした企画を説明されて、いきなり若手と対戦させられても、しっかりと笑いをとる。大先輩の笑いのとり方は見習いたいです。――平場でのやりとりで勉強になったことはありますか?秋山:わさび寿司に関しては初でした。『内さま』が芸人人生初のわさび寿司を経験させてくれました!――改めて、見どころを教えてください。秋山:岡部のバスケの知識。岡部:まさか食リポで今までのバスケ知識が生きると思ってなかったので、よかったです。スポーツ番組ではなく『内さま』の場で発揮されるとは(笑)。高校バスケファンがめちゃめちゃ喜んでくれる気がします。――リアクション芸対決は、ハナコのみなさんの演技力が光る企画になりましたね。菊田:僕に関しては何もしてないんですけどね。何も演技してないです(笑)岡部:騙されてくださってありがたいです(笑)――岡部さんは朝ドラ『エール』の五郎役など俳優としても注目されていますが、その経験も生かされていると感じますか?岡部:今日、内村さんが(カメラ)止まっているときに、「毎朝見てるよ。いい役やってるな」と話しかけてくれて、それはたまらなかったです。――お笑いへの還元はいかがでしょうか?秋山:絶対還元されていますよ。いろんな俳優や女優の方に揉まれて。岡部:確かにすごい人に会えているから少しどしっとできるようになってきたというか、図太くなっているかもしれません。最初は「窪田正孝だ!」「二階堂ふみだ!」と思ってしまいましたが、だんだん慣れて「窪田さんだ」「二階堂さんだ」って。演技力というより度胸がついたかもしれないです。――事務所の「ワタナベお笑いNo.1決定戦」でも優勝され、「キングオブコント」でも優勝され、若くしていろいろつかまれていますよね。秋山:じりじりだと思います。菊田:僕らは苦労人だと思います。2人(秋山と岡部)は努力していますから。努力している姿を僕は近くで見ていましたから。努力したらちゃんと実るんだなって、まざまざと見せつけられました。岡部:じゃあ努力してくれよ!(笑)菊田:努力ができない人っているから!――絶妙なバランスですね(笑)。コント日本一という目標を達成された今、どういうモチベーションを持たれていますか?秋山:世界一ですね(笑)岡部&菊田:知らなかった! やりづらくなるよ(笑)――最後に、また『内さま』に出演するとしたらやってみたい企画はありますか?菊田:お三方と旅館に泊まって、ああでもないこうでもないって話したいですね。岡部:どこが裸一貫の笑いなんだよ! もう完全なレジャーだろ(笑)菊田:そう! レジャー回(笑)秋山:兆しが見えたので演技系企画を。ぜひ元気なお三方と。岡部:僕は食リポをまたやらせていただいて、高校バスケ食リポを『内さま』で完成させたいです!
2020年11月16日俳優の稲垣吾郎と女優の二階堂ふみがW主演を務める映画『ばるぼら』(11月20日公開)の公開記念舞台挨拶が、21日にライブビューイングで実施されることが決定した。舞台挨拶の模様は、全国65館の劇場にて生中継される。当日は稲垣、二階堂、手塚眞監督が登壇する予定となっている(3人の登壇会場は無観客にて実施)。手塚治虫氏が1970年代に『ビッグコミック』(小学館)で連載し、禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した大人向け漫画『ばるぼら』。その独特な世界感から“映画化不可能”と言われていたが、手塚治虫生誕90周年を記念し、初映像化された。監督は原作者・手塚治虫の実子でもある手塚眞、撮影監督はクリストファー・ドイルが務め、異常性欲に悩まされている耽美派小説家・美倉洋介を稲垣吾郎、芸術家のミューズであり自堕落な生活を送る謎の女・ばるぼらを二階堂ふみが演じた。ライブビューイングで実施される舞台挨拶のチケットは、18日より各劇場オンラインサイトと劇場窓口にて発売開始予定。詳しくは同作の公式HPまたは各劇場公式HPを参照。(C)2019『ばるぼら』製作委員会
2020年11月13日「10月29日に全ての撮影が終わりました。クランクアップのときは、二階堂さんが大号泣してしまって。あいさつの言葉を詰まらせるほどでした。主演の窪田正孝さん(32)がそれを温かく見守っていたのが印象的でしたね」(ドラマ関係者)NHK連続テレビ小説『エール』もクライマックスへと近づいてきた――。最終回は11月27日放送で、10月29日にはついにクランクアップ。コロナ禍で困難が多かっただけに、窪田演じる裕一の妻、音役を務めた二階堂ふみ(26)の撮影終了の感動もひときわ大きかったようだ。「もともと、朝ドラの撮影というのはハードなのですが、『エール』は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、例年よりも大変だったと思います。撮影は2カ月半の休止を余儀なくされ放送も一時中断。結果、当初の予定よりも10回短縮になりました。また3月には、出演者の志村けんさんが亡くなられるという悲しい出来事もありました」(前出・ドラマ関係者)現場では、NHKが定めた感染防止のための制作マニュアルを順守して撮影が進められてきた。感染対策の観点から特に『エール』で問題になったことの一つが、出演者たちの“歌唱シーン”の多さ。「大きな声での歌唱は、飛沫感染のリスクが懸念されました。そのため、すべてのシーンではないですが、場合によっては、歌を事前収録して本番は口パクにするなど、コロナ禍前には予定していなかった対応をする必要もありました」(前出・ドラマ関係者)二階堂も歌手を夢見る役のため、随所で歌声を披露してきた。「二階堂さんは公募だったヒロイン役オーディションに自ら希望して参加。事前に自腹でボイストレーニングに通い、撮影中も歌のレッスンは欠かさなかったそうです。並々ならぬ熱意で臨んでいただけに、感染対策に留意しながらの歌唱シーンの撮影はもどかしい部分もあったでしょうが、常に最善を尽くしてきた。クランクアップの号泣にはそういった思いも秘められていたかもしれませんね」(前出・ドラマ関係者)そんな涙のクランクアップから4日後のこと。二階堂が、『第71回NHK紅白歌合戦』の紅組司会を担当することが発表された。そうなると期待してしまうのが、二階堂の“生歌”だ。過去の紅白を振り返ってみても、可能性は十分にある。「’13年の紅白では、紅組司会を務めた綾瀬はるかがNHKの復興ソング『花は咲く』を歌唱。また、その年の朝ドラを紅白で大々的にコーナーとして扱った例として『あまちゃん』があります。宮藤官九郎さんが紅白用に台本を書き上げ、のんをはじめとした出演者がドラマの役柄のままで登場。当時ヒットした劇中歌『潮騒のメモリー』などを歌って、盛り上げました」(スポーツ紙記者)NHK関係者は、二階堂の“生歌”の可能性をこう話す。「なにより今年の紅白のテーマは“今こそ歌おう みんなでエール”ですからね。まず、『エール』コーナーは当然あります」作曲家が主人公であり、歌手やミュージカルで活躍する俳優も多く出演している『エール』は、紅白との親和性は抜群だ、と続ける。「たとえば、山崎育三郎さん(34)による『栄冠は君に輝く』はコーナーに入るでしょう。視聴者の反響が大きかった曲ですからね。あとは薬師丸ひろ子さん(56)。『エール』では賛美歌を歌って話題になりました。『あまちゃん』でも紅白に出演していますし、今回も母娘を演じた二階堂さんを支える意味で、出演を決めるのでは。そして局側としては、やはり女優業一筋だった二階堂さんに“歌手”として、歌ってもらいたい。ただ初司会の負担もありますから、二階堂さん側と相談しながら決めていくことになるでしょう」二階堂が歌う候補として有力なのが、『蒼き空へ』という曲だ。「音の夫・裕一が作ったという設定の曲。劇中では歌への情熱を失いかけていた音が再び前を向く場面で歌われます。二階堂さんの伸びやかな歌声も合わさって、多くの視聴者から感動の声が届きました」(前出・NHK関係者)コロナ禍で苦闘した朝ドラ歌唱撮影への思いを年末に“生歌唱”でリベンジ――。それこそが、日本中への“エール”になる!「女性自身」2020年11月24日号 掲載
2020年11月13日二階堂ふみ(26)が紅組司会を担当することが発表された『第71回NHK紅白歌合戦』。白組司会は、二階堂と同じく紅白初司会となる大泉洋(47)。総合司会はアナウンサーの桑子真帆(33)と4年連続となる内村光良(56)が務めるという。「今年の紅白はコロナ感染防止のため、初の無観客開催。出演者やスタッフが密にならないよう、対策も徹底するつもりです。また、観客がいないことで生まれたスペースを有効活用した演出なども検討されています」(NHK関係者)気になる出場歌手も、内定し始めているようだ。「初出場組でいうと、『香水』で爆発的にブレークした瑛人(23)は内定。紅白翌日の1月1日にアルバムを発売するのも、出場を前提にしてのことと聞いています。あとは各ストリーミングサービスで軒並み1位を獲得していたYOASOBIや、日韓合同オーディション・プロジェクト発のガールズグループNiziUも出場が濃厚。韓国からの中継や事前収録を念頭に、BTSも候補に入っているそう」(前出・NHK関係者)若手や韓流アイドルが名を連ねるなか、あのベテラン歌手も名前が挙がっているという。「上沼恵美子さん(65)です。昨年末に発表した『時のしおり』が4万枚以上を売り上げヒット中。“意外な初出場”として話題になることを局側は狙っていますよ」(前出・NHK関係者)そして、二階堂と関わりの深いグループも……!「窪田正孝さん(32)主演で二階堂さんがヒロインの朝ドラ『エール』の主題歌を務めたGReeeeNの初出場も内定したと聞いています。これまでも何度かオファーをしていたのですが、彼らが“顔出しNG”ということで断られていたんです。今回は顔出ししない演出を考案するようです」(前出・NHK関係者)「女性自身」2020年11月24日号 掲載
2020年11月13日NHK・連続テレビ小説『エール』も、11月27日の最終回まで残り約4週間!本作の大きな魅力は、主人公・裕一(窪田正孝)と人生を歩む音をはじめとする、関内家の女のパワフルさ。名場面とともにその生きざまを振り返ります!■夢との距離を変化させる、しなやかな強さ/次女・音(二階堂ふみ)【第23回】「私、関内音は、裕一さんを幸せにすると誓います!」関内家へ押しかけた裕一とそれを追いかけてきた父・三郎(唐沢寿明)。そして音、母・光子(薬師丸ひろ子)の4人の掛け合いが面白かった放送回。結果、裕一と音のキス現場を見てしまった光子が「頭は駄目と言っとるけど心が行けって叫ぶの!」と情熱家な一面を見せ、結婚を承諾したのだった。【第82回】「私が選んだの、あなたを。それに夢は諦めてない。お父さんに預けてある」妊娠中に「君の夢を僕に預けてくれないか」と裕一に言われ音楽学校を退学した音。そのことを知らない華(根本真陽)は自分が原因で音楽をやめたのかと音に尋ねる。猪突猛進の若いころから包容力あふれる母となった音の表情に注目。■幾度の喪失も乗り越える、たくましき強さ/母・光子(薬師丸ひろ子)【第9回】「お父さんはいる。目には見えないけれど、ずっとあなたたちのそばにいる」事故で亡くした夫・安隆(光石研)の遺灰を海にまいたあと、3人の娘たちを励ました光子。そして家業の馬具店を切り盛りし、娘たちの人生を力強く、ときに優しく見守っていくことに。本音が出すぎる姿は「黒みつ」と安隆から言われていたが、その芯の強さが関内家を支えていった。【第90回】焼け跡で歌う讃美歌『うるわしの白百合』クリスチャンの光子が、見るも無残な焼け跡で賛美歌を歌うシーンは、薬師丸の提案だったそう。約3分と、異例ともいえる長さの独唱はSNSでも多くの反響を呼んだ。再生・復活を願う歌声に聴き入り、感銘を受けた視聴者は多かった。■元軍人の夫を信じてついていく、優しき強さ/長女・吟(松井玲奈)【第92回】「自分一人で抱えないでください。私も力になりたいんです。あなたを支えたいんです!」戦争が終わり、就職活動が思うように進まない元軍人の夫・智彦(奥野瑛太)に吟がかけた言葉。その後、智彦はラーメン店から貿易会社へ転職するも「人のために命を燃やせる生き方のほうを選択してほしい」と吟の言葉によりラーメン店へ戻ることに。■夢にも恋にも一直線!行動する強さ/三女・梅(森 七菜)【第69回】「大丈夫。五郎さんは駄目な人なんかじゃない。駄目なだけの人を好きにならんもん。私、五郎さんのことが好き」当初は水と油のような関係だったが、五郎(岡部大)の実直で真面目な性格に心が動かされていく梅。裕一に弟子入りしたものの自信をなくす五郎にアドバイスしているうちに告白をしてしまう。好きになったら一直線なところは音と似ているかも。逆境を乗り越える、母と三姉妹それぞれの方法。関内家の女は、いつだって強く生きる!「女性自身」2020年11月17日号 掲載
2020年11月06日「丸刈りには慣れましたよ。初めは心配だったんですけど、『似合ってる』ってファンの方も言ってくださって。シャンプーも時間がかからないですし、ドライヤーもしないし。前まで髪が長かったので快適ですね」こう語るのは、俳優の伊藤あさひ(20)だ。現在放送中の連続テレビ小説「エール」(NHK総合)に出演中の彼は、今回が朝ドラ初挑戦。さらに人生初となる丸刈りを披露!“初体験づくし”となっている。「僕が演じる竹中渉は、ピュアな野球少年。自分にも野球経験があるので、懐かしい気持ちになってますね。『エール』の影響もあって、役作りもかねて毎晩素振りしたり。友達を連れ出してキャッチボールしたり、あとは野球のゲームも(笑)。役と同じで、“野球づくし”にもなってますね」18年のスーパー戦隊シリーズ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」(テレビ朝日系)でルパンレッド/夜野魁利を演じた伊藤。00年代生まれ初の“レッド”となり、一躍注目を集めることとなった。また今年7月公開の映画「私がモテてどうすんだ」でも主要キャストを務めており、着実にステップアップを重ねている。そんな彼にとって、初の朝ドラは大きなターニングポイントとなりそうだ。「ほとんど一発で撮っていくんです。気が抜けなくて、最初はやっぱり緊張しました。でも朝ドラは俳優として一つの目標にしているところでもありましたし、『どんな役でもいいから出てみたい!』と思っていたので参加できて嬉しいです。伝統のある現場なので、関わることができて誇りのように感じています」いっぽう、新型コロナの影響で悪戦苦闘も。「スタジオ入りの前に手順がいくつかあるんです。手の消毒はもちろんですが、自分のしてきたマスクを変えたり、靴の裏を消毒したり。あと、カメラテストやリハーサルではフェイスシールドが必須。そうなると動きが制御されるので芝居がやり辛いときもありますね。本番はフェイスシールドを外してやるので、リハとの違いも感じます」20%前後の高視聴率を常にマークしている「エール」は、主人公・古山裕一を演じる窪田正孝(32)やヒロイン・古山音役の二階堂ふみ(26)の高い演技力も魅力の1つ。伊藤は、彼らから刺激を受けているという。「窪田さんは、カメラが回ってなくても、古山裕一さんが“そのまま存在している”って感じなんです。ドラマ『デスノート』(日本テレビ系)など以前から窪田さんのお芝居が好きだったので、共演できて嬉しいです。二階堂さんは優しいオーラのある方。役同様に“お母さん感”のある演技をされていて『すごいな』って感激しました」初朝ドラで初の丸刈りと初めて尽くしの伊藤だが、実はもう一つ初体験が。それは“初MC”だ。エンタメサイト「uP!!!」で現在配信中の番組「Treasure Chest」。そこで、伊藤は人生初となるMCに挑戦中なのだ。「めちゃめちゃ難しいですね。僕は人見知りしないタイプかもしれないですが、トーク番組となるとただ話せばいいってわけではないですから。この前も番組で尾上右近さん(28)と初めてお会いしたんですけど、MCとしての言葉の選び方や話すスピードが難しくて。日々勉強ですね」今年20歳になったばかりの伊藤は「仕事は楽しいですね。大学に通っているので、両立を頑張っています。新しい台本を貰えるのも楽しいですし、会ったことない人に会えるのも発見が多くて」と、充実した日々を明かす。「戦隊モノの『ルパパト』をやり遂げたときに“俳優としてこれからやっていこう”という覚悟はできました。俳優業はゴールがないので苦しみもありますが、もっと高みを目指していきたいです。丸刈りにしてから、『悪者役もいけそうだね』って言われるようになって。だから、かっこよくて色気のある悪者を演じてみたい。あとは、刑事もいいな……。まぁ、何でもやってみたいんです(笑)」
2020年11月04日手塚治虫禁断の問題作を、稲垣吾郎、二階堂ふみ、渋川清彦、石橋静河ら出演で映画化した『ばるぼら』の公式読本が発売決定した。手塚氏が1970年代に「ビッグコミック」(小学館)で連載し、禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した大人向け漫画「ばるぼら」。この実写化公開を記念して発売が決定した読本は、稲垣さんと二階堂さんをはじめ、クリストファー・ドイルの特別インタビューや、手塚眞監督と漫画家・永井豪の特別対談を収録。また巻末には、本作のシナリオなどが収録されており、原作ファンも必見の1冊となっている。本書は、一部劇場を除く公開劇場、全国書店、Amazonなどで販売。予約はキネマ旬報オンラインショップほかにて受付中、電子ブックも発売予定。なお、原作者・手塚治虫の実子であり、本作でメガホンを取った手塚眞監督の公式インタビュー映像が公開中。稲垣さんと二階堂さんの撮影現場の様子や、父との意外な共通点など撮影秘話をメイキング映像も交えて紹介。インタビュー映像は数回に分けて配信される予定だ。「映画『ばるぼら』公式読本」は11月20日(金)より劇場販売開始。※劇場と書店で発売日が異なる場合がある『ばるぼら』は11月20日(金)よりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ばるぼら 2020年11月20日よりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開Ⓒ2019『ばるぼら』製作委員会
2020年11月03日俳優の大泉洋(47)が11月2日、大みそかに放送される「第71回 NHK紅白歌合戦」で白組の司会者を務めると発表された。同局では音楽番組「SONGS」の“責任者”も務めている大泉。国民的音楽番組に、ついに大抜擢となった。ネットでは大泉の代表番組「水曜どうでしょう」(北海道テレビ)になぞらえて《司会のはずなのに、深夜バスで福岡へ向かう事になる》《紅白終了後に拉致、そしてサイコロの旅開始》といった紅白大喜利がスタート。また紅組司会者の二階堂ふみ(26)が沖縄出身であるため、《紅白司会、沖縄VS北海道じゃん???》《沖縄出身の二階堂さんと北海道出身の大泉さんの組み合わせは、面白いと思いますね》との声も上がっている。盛り上がりを見せる大泉の“紅白大抜擢”。そんな彼は、アドリブ力に定評がある。13年に放映された「アロマックス」のCMでは、大泉のアドリブが企業側に好評だったためCMが全18パターンに。またドラマや映画の撮影中にも、彼はアドリブをどんどん繰り出していくという。「18年の映画『恋は雨上がりのように』では小松菜奈さん(24)を変顔で笑わせたり。また同年の『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』では三浦春馬さん(享年30)が思わず困惑するほど、長いアドリブを披露したそうです。さらに19年7月期のドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)では松たか子さん(43)の『もう一回ぐらい左遷されてみる?』というセリフに対して『福山雅治だって1回で本社戻ったんだよ』と、前クールの『集団左遷!!』(同局系)にちなんだセリフをアドリブで披露。結果的にはカットされたそうですが、大泉さんは『放送してほしかった!』と悔しそうでした」(芸能関係者)しかし紅白では秒刻みの進行が求められることもあり、Twitterでは《紅白でアドリブ入れられるのか?!》《瞬発力あるアドリブが楽しいだけに紅白の枠ではどうなりますか》など大泉を心配する声もあるがーー。「大泉さんはアドリブを多用しますが、場を読む力があります。ですから自分勝手に長々話したり、問題発言をしたりといった和を乱すような言動はしません。そんな彼だからこそ、起用されたのでしょう。また紅白には出演者の転換中、司会者が話を繋ぐシーンがあります。そこで彼の“本領発揮”となるかもしれません」(前出・テレビ局関係者)年末に向けて、期待の高まる紅白歌合戦。大泉の司会にも要注目だ。
2020年11月02日今年の「NHK紅白歌合戦」の司会者が本日11月2日(月)発表された。紅組司会は二階堂ふみ、白組司会は大泉洋が務める。現在放送中の連続テレビ小説「エール」では、主人公の妻でヒロインを演じ、ほかにも「ストロベリーナイト・サーガ」『翔んで埼玉』『人間失格 太宰治と3人の女たち』などへの出演が近年話題となった二階堂さん。また、『探偵はBARにいる』シリーズ、「ノーサイド・ゲーム」、大河ドラマ「真田丸」などに出演し、ほかにも吹き替えや舞台など様々な場面で活躍中の大泉さん。2人が紅組、白組の司会を務めるのはそれぞれ初めてとなる。なお、総合司会は4年連続4回目となる内村光良と、アナウンサー桑子真帆が務める。「第71回NHK紅白歌合戦」は12月31日(木)19時30分~NHKにて放送。(cinemacafe.net)
2020年11月02日窪田正孝主演のNHK連続テレビ小説「エール」が、およそ13か月にわたる撮影を昨日10月29日に終えたことを発表、主人公・古山裕一を演じきった窪田さんから感慨のコメントが到着した。昨年9月から撮影に入った本作は、昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲を生み出した作曲家・古山裕一(窪田さん)とその妻・音(二階堂ふみ)と彼らを取り巻く人々を描いた物語。撮影開始時には予想もできなかった2か月半にも及ぶ撮影休止期間を乗り越え、無事撮了となったことに「主人公・裕一の人生をかけぬけました! 昨年の9月に撮影を始めて、学生服を着て撮影していたのが、昨日のことのように思えてなりません」と、白髪交じりの姿の窪田さんはコメント。「まだ、終わった気がしないのですが、これから寂しさが来るのかな。1年間、朝ドラの主人公を演じたことでふみちゃんをはじめとする共演者、スタッフの皆さんとのすてきな出会いをいただき、今後の財産になりました!」とまさに駆け抜けた日々をふり返った。そして撮影終了にあたり、制作統括・土屋勝裕氏は「13か月の長期の撮影を、座長としてスタッフ・キャストを引っ張ってきてくださって、本当にありがとうございました!通常の撮影でも大変なのに、コロナ禍で撮影が中断、途中再放送でしのぐことになるという前代未聞の状況を乗り越えることができたのは、窪田正孝さんをはじめとするキャストの皆さんの熱意、そして『エール』に“エール”を送ってくださった視聴者の皆さんのご支援のおかげです」と感謝。「ドラマは、最後のクライマックスに向けまだまだ波乱万丈です。裕一と音、そして仲間たちの行く末を最後まで見守っていただければ」とコメント。窪田さんも「ご覧いただきたいすばらしいシーンがたくさん出てきますので、最後までエールをよろしくお願いします」とアピールした。「エール」は月曜~土曜NHK総合8時~ほか放送中(※土曜は1週間をふり返り)。(text:cinemacafe.net)
2020年10月30日阿部サダヲ、瀬戸康史、田辺誠一、中村倫也、二階堂ふみら、豪華俳優たちが出演したM&Oplaysプロデュースの2013年の舞台「八犬伝」が、11月15日(日)に衛星劇場にてTV初放送が決定した。武蔵国・大塚に犬塚信乃はいた。父・番作が強欲な伯母夫婦の策略によって自害に追い込まれ、代々引き継がれてきた名刀・村雨を足利家へ献上するように信乃に託した。伯母夫婦の養女である幼なじみの少女・浜路は、信乃を慕い結婚を望むが、両親の悪巧みによって地元の権力者のもとへ嫁がされようとしている。信乃を慕う浜路の家の下男・額蔵は、為す術もなくそんな彼らを見守っている。そんなある日、ひょんなことから信乃のもとに現れた「孝」の字が浮かび上がる玉を目にした額蔵は、自分の「義」の玉を示す。また、2人には同じ痣があった。額蔵はこの奇妙な共通点に、もしや2人は同じ運命に導かれた仲間ではないか、と信乃に言う――。本作は、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」を原作に、青木豪が脚本を手掛け、河原雅彦が演出を担当し、2013年3月にBunkamuraシアターコクーンにて上演された舞台。出演には、阿部サダヲ、瀬戸康史、津田寛治、中村倫也、近藤公園、尾上寛之、仲野太賀、辰巳智秋、二階堂ふみ、田辺誠一。映画やドラマ、歌舞伎など様々なコンテンツで作られてきた「八犬伝」だが、今作はこれまでのどの作品とも異なる、疾走感あふれる「八犬伝」となっている。なお、毎月第3日曜日は「どっぷりステージDAY」と題し、11月15日(日)8時からは本作を含めた舞台作品6本を一気に放送。男劇団 青山表参道X「ENDLESS REPEATERS -エンドレスリピーターズ-」(team SAPPHIRE)や、「おおきく振りかぶって 秋の大会編」、M&Oplaysプロデュース「ライクドロシー」、ゲキ×シネ「乱鶯」、井上芳雄の「銀河鉄道の夜」がラインアップされている。M&Oplaysプロデュース「八犬伝」は11月15日(日)17時45分~CS衛星劇場にて放送※再放送:11月29日(日)13時45分~。(cinemacafe.net)
2020年10月23日「二階堂さんは当初、大物女優である薬師丸さんになかなか声をかけられずに距離感に悩んでいる時期がありました。ですが、ひょんなことから2人は同じ高校の先輩後輩であることが発覚。一気に絆を強めたそうです」(ドラマ関係者)NHK連続テレビ小説『エール』で二階堂ふみ(26)の母親役を演じている、薬師丸ひろ子(56)。実は、2人は同じ都立高校出身だったのだ。「二階堂さんの合唱シーンで、彼女の生歌を聴いた薬師丸さんが『素晴らしい!』と絶賛。薬師丸さんが『実は私、合唱部で……』と話したことから、お互い同じ高校の出身だとわかったそうです。その後、薬師丸さんが二階堂さんの手を握って話す場面があった日は、休憩中も二階堂さんの手を握って談笑していました。もはや本当の母娘さながらで、親近感が増した2人は以来、仕事以外のことも話すようになったといいます」(前出・ドラマ関係者)薬師丸は『エール』収録と同時期に、34年ぶりに、角川春樹監督とタッグを組み、映画『みをつくし料理帖』(公開中)に出演。14歳でデビューし、高校・大学時代を角川映画と共に過ごした日々を思い出し、万感胸に迫っていた様子だったという。「薬師丸さんの撮影後に角川監督が花束を渡したら、大号泣。監督は『彼女の涙はお互い内面は変わらないのに、外見の変化を目の当たりにした感慨の涙だったのかな』と明かしていました」(映画関係者)当時、女優業と学業を両立させることを貫いた薬師丸は、2年前の9月、フリーアナウンサー・遠田智子さんのネットインタビュー記事でこう語っている。《私は自分の中であまり“選んできた”ということがないんですよね。学校に行きたい、そういうことはあったのですが……》自らの強い意志で、アイドル女優として超多忙な合間を縫ってでも学校へ通い、ついに玉川大学の卒業証書を手にした薬師丸。そんな先輩から、二階堂は重みのあるアドバイスを受けたという。「現在、“慶應大学7年生”の二階堂さんはコロナ禍の影響もあり、大学生活をこのまま続けていけるのか悩みを打ち明けたそうです。薬師丸さんは一時、女優を休業して学業に専念した自らの体験談を交えながら『大学で学んだ日々は将来、女優業に役に立つ。大変だと思うけど、体を壊さないように頑張って』と、最後まで諦めることなく卒業するように励ましたそうです」(前出・ドラマ関係者)母校の先輩からの愛情あふれる“母の説教”に二階堂は覚悟が決まったことだろう――。「女性自身」2020年11月3日号 掲載
2020年10月22日「窪田さんは、NGを出してしまった若手キャストに『大丈夫!俺も“短いセリフ”がなかなか出てこないんだよ』と、冗談を言ってリラックスさせていました。窪田さんのそんな気遣いもあって、和やかムードのなか撮影が進んでいます」(NHK関係者)現在、放送中の朝の連続テレビ小説『エール』(NHK総合)。主人公の作曲家・古山裕一役の窪田正孝(32)は座長として、現場を引っ張っているという。そのかいあって、高視聴率を常にキープ。10月9日放送の第85話も19.3%を記録した。しかし、新型コロナウイルスの影響はいまも尾を引いている。「6月末から9月中旬まで放送を休止せざるをえませんでした。放送日程が見直された結果、10話分がカットされ全120話に。音楽家夫妻の物語ですが、感染拡大に配慮して、予定より歌唱シーンを減らしたそうです」(テレビ誌記者)紆余曲折あるなかでも、窪田とその妻・音を演じる二階堂ふみ(26)の関係は円満そのものだという。その秘密は、なんとヨガ!「休止期間が明けて撮影が再開されたとき、ドラマでは戦時中で、現場には緊迫感が漂っていました。くわえて感染防止のため、本番以外ではフェースシールドの装着が必須。現場でコミュニケーションしづらい状況でもありました。そんななか、窪田さんが二階堂さんに『最近は妻とヨガにハマっちゃって』と話をふると、『私も昔からよくやってますよ!』とノリノリに。休止期間が2カ月以上あったにもかかわらず2人はあっという間に“夫婦”の呼吸を取り戻したのです」(前出・NHK関係者)窪田は昨年9月に水川あさみ(37)と結婚した。新婚期間にステイホームせざるをえなかった2人を癒したのがヨガだったという。「窪田さん夫妻は、自粛期間中に自宅でヨガのオンライントレーニングに励んでいたそうです。1台のパソコンの前に2つのヨガマットを並べ、汗を流して楽しんだといいます」(スポーツ紙記者)窪田はヨガを通して水川との“愛”を深めたのだろう。「『エール』収録現場にはヨガ動画をYouTubeにアップして話題を呼んだ仲里依紗さん(30)もいます。空き時間にみんなで体を動かしながらヨガ談議を繰り広げていると聞きます。リフレッシュできているおかげか、演技についての議論もはずむようで、夫婦役の2人はワンシーンごとに『どうすればドラマを盛り上げられるか』を真剣に話し合っています」(ドラマ関係者)朝ドラ高視聴率のカゲには、窪田と“2人の妻”がハマるヨガブームがあったのだ。「女性自身」2020年10月27日号 掲載
2020年10月14日現在放送中の連続テレビ小説「エール」で主演する窪田正孝のクランクインからクランクアップまでの約1年間を追ったドキュメンタリーブック「Documentary of 窪田正孝 in エール」の発売日が12月4日(金)に決定。収録予定の新カットも到着した。春より放送中の「エール」は、作曲家・古関裕而と歌手としても活躍した妻の金子をモデルにした作品。新型コロナウイルスの影響で異例の放送休止も挟んだが、放送再開後は好調な視聴率をキープし、最終回放送を来月に控える中、今後の展開にも注目が集まっている。今回発売日が決定した本書では、古山裕一役で出演中の窪田さんに密着し続け、様々な姿を収めた。これまであまり見せてこなかった撮影現場での姿に密着して撮り溜めた写真や、撮影の合間に本誌のためだけに撮影した撮り下ろし写真を収録。撮影中には、幾度にも渡って敢行したインタビューや、最終台本を手にした窪田さんの思いを綴ったロングインタビューなども掲載される。そして今回、収録予定の新カットが到着。裕一と妻・音(二階堂ふみ)が思い出の地を巡り、砂浜でデートするシーンの一幕を思わせる一枚をはじめ、数々の名曲が生み出された書斎でのカット、開放感のある球場で佇む姿。また、裕一にとって欠かすことのできないオルガンを、撮影後に練習する姿を捉えたオフショットも公開された。なお、販売予約受付が全国書店、Amazonほかオンライン書店にて本日より開始される。「Documentary of 窪田正孝 in エール」は12月4日(金)発売。(cinemacafe.net)
2020年10月14日手塚治虫禁断の問題作を、稲垣吾郎と二階堂ふみのW主演で映画化する『ばるぼら』。この度、本作の衝撃的な映像満載の本予告編が到着した。公開された予告編では、原作の第1話目と同じ、異常性欲に悩まされている耽美派小説家・美倉洋介(稲垣さん)のプロローグでスタート。二階堂さん演じる謎の女・ばるぼらの新宿の隅で横たわる薄汚れた姿、一方で蠱惑的な瞳で美倉に口づけをするシーンも映し出され、彼女をミューズと信じ、彼女に溺れ、堕ちていく美倉が描かれる。また、ナイフを握る美倉の衝撃的な場面や、秘書・加奈子(石橋静河)、美倉のライバル小説家・四谷(渋川清彦)、ムネーモシュネー(渡辺えり)らの姿も初公開された。なお、10月9日(金)より特典付きムビチケ前売り券が発売。特典には、イギリス人デザイナーが手がけた非売品ポストカードが付いてくる。『ばるぼら』は11月20日(金)よりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ばるぼら 2020年11月20日より シネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開Ⓒ2019『ばるぼら』製作委員会
2020年10月08日人間と社会、地球環境の持続可能な発展を意味する「サステナブル」。ファッション界でも広がるその理念に、深い共感を持つ二階堂ふみが登場!アニマルフリーに着目した、中綿ダウンを纏って。ロンドン発のフェイクファーブランド『ジャッキー』が、2019年より手掛けているダウンコート。アニマルフリーの考えに基づき、ダウン素材は中綿にシフト。軽い着心地と、コストパフォーマンスの良いアイテムに仕上げている。柔らかく弾力があるうえ、淡いピンクが美しいワントーンカラーで女性らしい雰囲気を後押し。中綿ダウンコート¥34,000(ジャッキー/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルームTEL:03・3401・5001)シューズ¥18,800(イエロTEL:03・6804・8415)デッドストックの糸を紡ぎ直して生まれる洋服たち。2019年にNYでスタートした『ヤンヤン』は、幼なじみのスージー・チュンとフィリス・チャンが立ち上げたサステナブルブランド。工場で行き場に困っている、デッドストックの良質な残り糸を駆使し、ポップかつアバンギャルドなコレクションを提案。チャイニーズの要素を活かしたオリジナリティ溢れるデザインも話題を呼んでいる。ニットワンピース¥48,000ニットパンツ¥31,000(共にヤンヤン/リディアTEL:03・3797・3200)パンプスはスタイリスト私物今シーズンから始動したブランドの、斬新なエコ運動に脱帽!『M.Y.O.B NYC』のデザイナーCOMIによる、2020A/Wローンチのサステナブルに特化した新ブランド『サイクル』。ブランドの基盤となるのは、環境に配慮したモノづくり。たとえば、着用ジャケットの背面にはソーラーパネルが施され、着ているだけでソネングラス(瓶型ソーラーランタン)のエネルギーチャージになるという、ユニークなアイデアが!ジャケット¥48,000古着をリメイクしたサーマルシャツ¥24,000(共にサイクル/コンコード ショールームTEL:03・6434・7136)ブーツ¥19,800(イエロ)パンツはスタイリスト私物ファッション&アートの力で、社会問題への関心を高める。芸術家、教育者、社会運動家として活躍する幾田桃子と千々松由貴による、コンセプチュアルなファッション・アートブランド『MOMOKO CHIJIMATSU』。サステナブルな素材を用いるだけでなく、“Anti Racism“とデザインされたリングのように、反人種差別といった、あらゆる社会問題への意識喚起を促している。リング¥663,000ヘッドピース¥120,000(共にMOMOKO CHIJIMATSU)キャミソール¥16,000(I feel love)リサイクルビーズのトップス¥59,600(Zarvich) 以上 ル・シャルム・ドゥ・フィーフィー・エ・ファーファーTEL:03・5774・0853にかいどう・ふみ1994年9月21日生まれ。沖縄県出身。女優。ウェンズデー役で声優として出演しているアニメ映画『アダムス・ファミリー』が公開中。また、稲垣吾郎さんとのW主演映画『ばるぼら』が11月20日より全国公開予定。※『anan』2020年10月7日号より。写真・磯部昭子スタイリスト・高山エリヘア&メイク・足立真利子(by anan編集部)
2020年10月03日「山形美少女図鑑 創刊号モデルオーディション」の開催が決定し、山形県出身のモデル・しとうももが応援アンバサダーに就任した。『美少女図鑑』は2002年の創刊以来、デビュー前の二階堂ふみ、桜井日奈子、馬場ふみか、山本舞香らを掲載し、全国で数多くの美少女を発掘してきた地方発フリーペーパー。『山形美少女図鑑』は、「山形県から全国へ」をテーマに、デジタル分野でも活躍できるモデルを募集し、10代から20代の美少女・モデルの発掘と育成を目的としている。運営スタッフは、大手芸能プロダクション出身者でタレントマネジメント経験豊富なメンバーで構成され、芸能活動やライブ配信活動をサポート。また、デジタルメディアやSNSを活用して地域活性につながる情報発信、コンテンツ育成を行い、新型コロナウイルスの影響を受けた観光業、飲食業など、地場産業のプロモーションに寄与する活動も行っていく。選考は従来のオーディションとは異なり、書類選考通過者はライブ配信アプリ・ミクチャ(MixChannel)上で独自にライブ配信し、獲得したポイントの総点で選考が進む。グランプリや入賞者には、フリーペーパー創刊号の出演、WEBメディアや新聞などでの単独インタビューなどが与えられる。応援アンバサダーに就任したしとうももは、「山形から全国へ! 応援アンバサダーになれたこと、大変光栄です!」と喜びを伝え、「今は東京で活動をさせていただいていますが、生まれも育ちも山形県です。山形には観光地や飲食店など、皆さんも楽しめる場所がたくさんあります」と地元をアピール。「私も山形県の魅力を発信する一人として、山形美少女図鑑を通じて積極的に活動をしていきたいと思いますので、山形県にゆかりのある美少女さん! ぜひみんなで山形県の魅力を一緒に伝えていきましょう。参加お待ちしています!」と呼び掛けている。■「山形美少女図鑑 創刊号モデルオーディション」概要・募集期間2020年9月30日18時~10月15日18時・本戦(ミクチャでのライブ配信審査)2020年10月16日12時~10月31日22時・受賞者の発表2020年11月中旬予定・応募資格13歳~20代の女性限定※創刊号の誌面出演は「山形出身・山形在住・山形に通勤、通学している(していた)人」のみ。他県からの応募については、メディア単独インタビューのみの特典となる。
2020年09月30日19歳の春、ひとり暮らしを始めた2時間後にカツアゲされかけた。大阪の大学へ進学するため、十代の終わりに天王寺で部屋を借りて生まれて初めての単身生活。住所はよく見たら西成区だったが、その混乱と狂熱の無国籍な雰囲気も含めて気に入っていた。荷物を部屋に置いて、あべのアポロビル2階の電気屋でまずテレビを注文し、帰りにハンバーガーを買ってそこらへんの道端に座って食べようとしたら、見知らぬ長髪のおっちゃんにこう声をかけられたのだ。「兄ちゃん、カネくれや」と。ええっ…俺だって浪人生活終わったばかりでカネなんかないですよと答えると、「優雅にそんなもん食ってるやんけぇぇぇ!」なんつってハンバーガーを指さしながらおっちゃんはジョン・ライドンのように絶叫した。酔っているのだろうか?呂律は回ってないし目も充血してる。まあ、ハンバーガーのピクルスだけならあげてもいいかな……ってそういうことじゃないだろう。地方出身の幼気な少年だった俺は怖くなり、ハンバーガーとコーラを両手に握りしめてその場から走って逃げた。○■渋谷すばる&二階堂ふみら出演の『味園ユニバース』大阪が舞台の映画『味園ユニバース』を見たとき、ふと当時のことを思い出した。作品から裏大阪の濃さと暴力とその土地での生活の匂いを感じられたからだ。主演の大森茂雄役には元関ジャニ∞の渋谷すばる。刑務所を出所した直後に襲撃され、記憶喪失になった茂雄の歌声に惚れ込み、“ポチ男”と名付け面倒を見るのは二階堂ふみ演じる佐藤カスミだ。父親を交通事故で亡くし、サウンドスタジオSATOの経営を継ぎ、バンド“赤犬”のマネジャーを務めるカスミは、怪我をしたボーカルの代役をポチ男の才能に託す。だが、日々歌いながら徐々に記憶の断片が戻ってくる茂雄。味園ユニバースでの赤犬ワンマンライブも決まったが、どうやら以前の俺はとんでもないクズのようやった……。○■アーティスト・渋谷すばるが前面に出た映画これはアイドル・渋谷すばるではなく、アーティスト渋谷すばるが前面に出た映画だ。なぜなら茂雄の歌唱力に説得力がなければ、物語は成立しない。冒頭の浪速公園における赤犬のライブでマイクを奪い、唐突に和田アキ子の『古い日記』を熱唱するが、その歌声は映画館の音響設備で聴くと強烈だった。公式パンフレットでも山下敦弘監督が「茂雄が最初に公園で歌うシーンは凄いけどね……。茂雄は、この声を持っているんだ……と思えたから」と絶賛。記憶もカネもすべてを失ったが、音楽だけが残ったロクデナシ。そんな明日なき男と渋谷すばるの歌声は違和感なく同化していた。違和感がないと言えば、個人的に、本作に本人役で出演しているオシリペンペンズのボーカル・石井モタコ氏は大学の同級生である。特別仲が良かったわけではないが、1度だけ梅田ヒートビートでのザ・ハイロウズのライブへ一緒に行ったことがある。最後に偶然会ったのは天王寺の路上だった。卒業後10数年ぶりにその姿を確認できたのが、この映画というわけだ。スクリーン上の飲み屋のカウンターでくつろぐモタコは、確かにカスミや茂雄と同じ世界にいた。自分にとってそれは学生時代を過ごした大阪の日常の風景そのものだ。アホらしく腹立たしくも懐かしい過去。誰にでもそういう記憶はあると思う。笑って傷ついて、ときに裏切り過ちを犯し、大人になるための踏み台となった時間だ。さて、茂雄やカスミは“自分の過去”といかにケリをつけるか?それはこれからの人生で、どこに自分の居場所を見つけるかということでもある。つまり、この映画で大森茂雄は、己の“歌”から未来の自分の居場所を見つけていくのだ。まるで現在、ソロアーティストとして生きる渋谷すばるのように。
2020年09月26日シリーズ初の劇場版アニメとなる『アダムス・ファミリー』が本日9月25日(金)より公開スタート。この度、早くも本作の第2弾の日本公開が決定した。漫画家チャールズ・アダムスが、1930年代に雑誌に描いた一コマ漫画としてスタートした「アダムス・ファミリー」。その後、TVシリーズやアニメシリーズが作られ、実写映画化もされ世界的大ヒットを記録。また、ブロードウェイでミュージカル化され、日本でも2014年に初演、2017年に再演し話題に。初の劇場版アニメとなる公開中の映画では、字幕版ではオスカー・アイザックやシャーリーズ・セロン、クロエ・グレース・モレッツ、フィン・ウォルフハード、ベット・ミドラーら豪華俳優がボイスキャストを務め、日本語吹き替え版では杏、生瀬勝久、二階堂ふみらが参加している。今回発表された第2弾は、ストーリー含め全てがまだベールに包まれたままとなっており、詳細は今後、発表されていくようだ。『アダムス・ファミリー』はTOHOシネマズ、イオンシネマにて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:アダムス・ファミリー(2020) 2020年9月25日よりTOHOシネマズ、イオンシネマにて全国公開© 2020 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved. The Addams Family (TM) Tee and Charles Addams Foundation. All Rights Reserved.
2020年09月25日