ある日夫が風邪を引いたとき、義母から「嫁の健康管理が行き届いていないから」と文句を言われました。もちろんそんなことはないのですが、義母はさらに理不尽な発言を続け……。理不尽な発言の連続…義母は家から徒歩1分の所に住んでおり、そこへは毎日のように夫婦で顔を出さなければいけない暗黙のルールがあります。 ある日、夫が風邪を引いて会社を休んでいたので、私1人で義実家に行きました。すると義母から「息子が体調を崩すのは、嫁の健康管理が行き届いていないからです」とまさかのお叱りが。さらに、「息子は野菜が嫌いですが、きちんと工夫して食べさせるのがあなたの役割ですよね。手を抜いていたのではないですか?」とさらに文句を言ってきました。私は毎日仕事をしながらも、きちんと料理を作っています。手を抜いているなんてことはもちろんありません。夫の風邪を私のせいにされて、理不尽で悔しくて仕方がありませんでしたが、義母とそれ以上話す気にもなれず、その日はすぐに帰りました。 このことを夫に話すと、「ひどいね」と共感してくれると思いきや、義母の肩を持つような発言をされました。こう言うことが何度か続いて、マザコンの夫と子離れできていない義母に疲れ果て、結局離婚しました。結婚生活というのは、夫婦二人の問題だけでなく相手の親の問題もとても大きいと学んだ出来事です。 作画/森田家著者:山野 晴美
2024年03月23日子どもが成長してサイズアウトした服は、仲良しのママ友さんにお譲りしたり、逆に譲っていただくこともあります。そんなやり取りにおいて、少し困ったことがありました。 私も譲ってほしいな息子が着なくなったワンサイズ小さくなった服を、近所のママ友さんに子ども同士を遊ばせる際に、お譲りしたときの話です。偶然その場に居合わせた別のママさんが私たちのやり取りを見て、「私も娘の服を譲るから、よかったら男の子の使わない80cmの服を譲ってほしい」と言いました。 私も末っ子の娘に服を譲ってもらえるのならありがたいと思い、後日サイズアウトした綺麗で使えそうな男の子用の服をお渡しすることにしたのです。 お下がりを喜んでくれた後日、綺麗に取ってあった服をいくつかお譲りすると、大喜びで受け取ってくれました。そして見かけるたびに息子のお下がりの服を着せて、うれしそうに「よく似合っているの。ありがとう」とお礼を言われました。 後日、そのママさんに「娘が着なくなった服だから娘ちゃんによかったら使って」と女の子用の服をいただいたのですが……。 服を確認してみてびっくりいただいた服を全部広げてみると、なんと黄ばんだシミや毛玉だらけ。その服を見て、夫も絶句。多少のシミは気にならないけど、さすがにあまりにもあちこちがシミだらけだと気になります。 服を譲っていただく前に「シミがあるけれどいいかな」などとひと言確認が欲しかったなと思いました。 悩んだ結果、いただいた服は着せることがないのですべて処分することにしました。私はお下がりを譲るとき、服の状態には気を配っていたつもりです。今後はそれだけでなく、もらってくれる人にひとこと配慮の言葉をかけることも忘れないようにしようと感じた出来事でした。 イラスト/ぽん子著者:小川 朝美
2024年03月23日小学生になり新しく友だちもできて、よく昼休みに外で遊んでいた長男。ある日、私の職場に学校から電話がかかってきて、長男がけがをしたため「すぐ学校に来てください!」とのこと。診てもらうと、まさかの骨折! 転んだだけだと言う長男に、詳しく話を聞いてみると……。 お迎え要請の連絡小学校に入って同じ保育園からの友だちは1人もいませんでしたが、新しく友だちができ安心していました。「昼休みにはみんなで外で遊んでるんだよ」と話してくれていたある日、私の職場に学校から「長男くんが転んでけがをしたのですぐ来てください」と連絡があったのです。私は転んだだけで呼び出されることに驚きつつ、心配になって急いで小学校へ向かいました。 保健室に着くと、長男が足をけがして歩けない状態でした。「お友だちと鬼ごっこをしていて、花壇のところで転んだようです」と改めて先生からの説明がありました。長男の足はみるみるうちに腫れていったので、急いで病院に連れていきました。 衝撃の診察結果、そして本当の原因は…診察してもらったところ、レントゲンを撮るとなんと骨折していることが判明。ギプスで固定され、しばらく松葉杖で生活することに。 病院の帰りに長男にどうやって転んだか聞いてみると、「鬼ごっこをしていて、Aくんが鬼で、逃げていたらちょうど花壇のところで押されちゃったの……」と言いました。Aくんに悪気があったわけではないことを知っていた長男は、先生には自分で転んだと言っていたのです。私はモヤモヤしてしまいましたが、長男は自分がけがをしたことで大事にしたくなかった様子でした。 初めてのギプス生活。通学は送迎し、お風呂はギプスが濡れないようにビニールで巻いてなどギプスがとれるまでは大変な毎日でした。ただ、学校で不便なところは友だちが助けてくれていたようで、長男を押した子もよく荷物を持ってくれたりと助けてくれました。それを見て、大事にしたくなかった長男の気持ちがわかったような気がしたのです。 小学校生活ではけがをすることもあった長男でしたが、その後もその友だちとは良い付き合いをしているようです。友だちとの関係性をいつの間にか自分で築けるようになったんだと感心した出来事でした。 イラスト/はたこ著者:松田みさと監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月23日私が妊娠していたころ、妹や親戚からしつこく「男の子がいい!」と言われていました。性別は気にしないと伝えたのですが、まさかの最低発言をされ……? 無神経すぎるでしょ…私が妊娠していたころのお話です。まだ赤ちゃんの性別がわからない時期に、妹や親戚からしつこく「男の子が良い!」と言われていました。私自身は生まれてくる子の性別は特に気にしておらず、とにかく元気で生まれてきてくれたらそれで良いと思っていたため、「男の子でも女の子でもうれしいけどなぁ」とやんわり伝えたのですが、相変わらず「でもさぁ、やっぱり絶対男の子が良いわ! 男の子!」と言われ続け……。もし女の子が生まれて残念がられたら、この子が可哀想……と何度も落ち込みました。 結局、生まれてきた子の性別は男の子だったのですが、当時感じたモヤモヤは忘れられず、もし今後2人目を妊娠したときは、性別がわかるまで妊娠報告は避けようと決意。産後もたまに思い出してモヤッとしてしまうため、妹や親戚とは必要最低限しか会わなくなりました。 作画/さくら著者:山田 はなこ
2024年03月22日子どもが通っていた小学校では、PTA役員を決める方法はクラスや学年によってさまざま。じゃんけん、あみだくじなどいろいろな話を聞き、うちのクラスはどうするのだろう……と思いながら話し合いに参加しました。 PTA役員決めは大いに荒れて…教室でPTA役員決めの説明を聞いたところ、うちのクラスは「ポイント加算性」とのこと。役員を引き受けられない理由をポイントにし、未就学児がいる・在宅介護している・フルタイム勤務などがプラスポイント、専業主婦・フルタイムではない勤務・子どもの数が少ない場合などはマイナスポイントになります。 加算されるポイントも1~3Pに分かれており、ポイントの低い人が強制的に役員となるため、他人のママ情報を暴露したり、引き受けられない家庭の実情を訴えたりと、大荒れな役員決めとなりました。 泣き出すママ、怒り出すママと事態はヒートアップ。状況を見かねたママさんが立候補してくれて、その場が収まりました。家庭内のことは見えづらく、うちの学校もPTA役員がなくなる時代がくればいいのにな、と思ってしまいました。 ◇ ◇ ◇ 昔に比べて共働きや核家族が多くなり、みんなが同じ時間に集まって何かをするということが難しくなっていますよね。PTAを廃止する学校もあるようですが、活動のスリム化や負担軽減など、時代に合わせてアップデートしていきたいですね。 イラスト/シュー子著者:斉藤くるみ
2024年03月20日息子が2歳ごろ、支援センターで出会い、家の行き来までするようになったママ友。子ども同士も仲が良く、私たちも気が合う友だちだと思っていました。ある日、ママ友から「サプライズがあるの」と電話が。「サプライズって事前に言うものなの?」と思いつつ、「その日は子なしで」と言われ、夫に息子を預け指定された喫茶店に行ってみると……。 サプライズはまさかの…喫茶店にいたママ友に「サプライズって何?」と聞くと、「紹介したい人がいて」と言われ、私の隣に座るママ友。待つこと数分、現れたのは見知らぬ女性でした。「誰?」と思いつつ、突如出された化粧品のパンフレット。困惑している私を見て、その女性は「子どもがいてお金がなくて困ってますよね?世界が変わりますよ」と言いました。友人や知人に売ることで儲ける、いわゆるネットワークビジネスへの誘いだったのです。 隣を見ると、女性を尊敬する眼差しで見ているママ友。話がどんどん進み、断っても勧誘が止まらないため、どうにかして逃げ出さなければと悩みました。しかし、隣のママ友がどいてくれないと逃げ出せない状況。私はそれとなくスマートフォンを触り、二人にわからないように夫に電話を掛け、すぐに切りました。 ここからなんとか逃げ出したい数分後、夫から折り返しの電話が。私は「夫から電話なので出てくるね」と二人に言って外に出ました。私は夫に今の状況を簡潔に伝えました。そして、夫に急な仕事が入ったことにして、子どもの面倒を私が交代しなければならなくなったということにしたのです。 中に戻り、女性とママ友に説明。ママ友は納得してくれましたが、女性は私の嘘に気づいたのか、不機嫌そうな顔。それからすぐに夫が迎えに来てくれて、事なきを得ました。 ママ友は私の嘘に気づいていなかったので、その後も何度か連絡がありました。私は何かと理由をつけて断っていたので、連絡はなくなりました。支援センターにも行くのをやめたため、完全に縁が切れたと思っています。これまでの友人のように、ママ友の交友関係などを知る機会はなかなかありません。見極めることは難しいですが、距離感が大事だと感じた出来事でした。 イラスト/はたこ著者:宮﨑るか
2024年03月20日次男が通う幼稚園で、5人でチームになって参加するなわとび大会がありました。そのイベントのお申し込みにあたって、ママ友から参加費の振り込みを頼まれた私。渋々対応したのですが、後日、ママ友はあ然としてしまうほど非常識な対応をしてきたのです――。 幼稚園のなわとび大会次男の通う幼稚園の自由参加のイベントで、園児対抗のなわとび大会があります。5人1チームで参加登録をするのですが、息子はそのイベントに参加する気満々。ちょうど、仲良しのお友だちも誘い合わせることができ、チーム編成は無事に完了。 次男も仲良しのお友だちとみんなでなわとび大会に参加できることをとても喜んでいました。参加登録の日を迎え、あるママさんが参加登録を引き受けてくれて、あとはイベント参加費を代表者が郵便局で振り込んで申し込み手続きが完了するのですが、ここでモヤっとする出来事があったのです……。 なんで私なの?5人でなわとびの練習をしようと集まった日、参加受付の振込用紙を持って、Aちゃんママが、一言。「朝美さんって確か郵便局の近くに住んでいたよね。私、振り込みとかやったことないから自信なくて……振り込みよろしくね」。 これを聞いたママたちは思わず一瞬静まりかえりましたが、名指しをされてしまったので仕方なく引き受けた私。すると、ママたちから「ありがとう」「助かる」と声をかけられました。ただ……幼稚園のすぐ近くに郵便局があるので、振り込みは誰でもできるはずです。なぜAちゃんママは私を指名したんだろうと、なんだか面倒な役を押し付けられた感じがしてモヤモヤしました。 その日、みんなから参加費を預かりましたが、Aちゃんママは現金を持ち合わせていないとのことで、立て替えることに。後日、郵便振り込みをすると、振り込み手数料が発生。徴収すればよかったのですが少額なのでさすがに言いづらく、ものすごく損な役割をした気分になりました。 ひど過ぎるママ友の対応イベントは無事に終了し、みんなが頑張ったねとお互いをたたえ合い解散……しましたが、結局Aちゃんママからの登録料を立て替えたまま、踏み倒されてしまったのです。 その後、請求してみましたが、「あれ? 払わなかったっけ?」ととぼけられてしまい、払ってくれる気配はまったくありません。イベントは楽しかったのですが、たった数百円のこととはいえど、Aちゃんママの対応の仕方にものすごく不快な思いをしました。 幼稚園のイベントは子どもが主体となって参加しますが、連絡や登録は親のやり取りが不可欠になります。振り込みを押し付けたり、ましてや支払いを踏み倒したりする親とはいくら子ども同士が仲が良くても、今後なにかイベントに誘っていただくことがあっても考えてしまうなと思った出来事でした。親しくなると距離感がどうしても近くなってしまうこともありますが、ママ友とは適度な距離感でじょうずに付き合っていきたいです。 イラスト/はたこ著者:小川 朝美
2024年03月17日私がずっと夫に抱えていた不満として、「育児の大変さをわかってもらえない」ということがありました。私は「どうしたら夫に育児の大変さをわかってもらえるんだろう……」とママ友に相談。そのときもらったアドバイスに、目からウロコが落ちた話を紹介します。私の夫は、育児ができる人私には3人の子どもがいて、私の夫はありがたいことに育児に協力的です。育児関連で夫にできないことはなく、末っ子の離乳食ストックを作ったり、当時0歳と4歳の下の子2人を夫がひとりでお風呂に入れたりと、すべてをこなすことができます。 私が夫に子どもたちを任せて、夜に家を空けることが何度かありました。帰宅した際に「大変だったでしょ、ありがとう」と夫に伝えるのですが、いつも夫は「いや、別に大変じゃないよ」と答えるのです。 その返答に「そっか」と返しながらも、私は勝手に、普段自分が必死になってしていることを「大変じゃない」と言われているようで、モヤモヤしたのです。 友人の言葉に目からウロコ!ある日、夫に対するモヤモヤをママ友に相談すると、ママ友はこう言いました。 「それはたしかにモヤッとするね。私たちだって、すべての日がずっと大変なわけじゃないし、今日は比較的ラクだったなと思う日もある。 けれど育児は終わりが見えない、毎日続くことだから大変だと感じるんだよね。だから1日や2日代わったところで、きっと旦那さんには本当の育児の大変さはわからないよ」 さらに、ママ友は「例えば、1カ月ほど旦那さん主体で育児をやってもらって、それでも『全然大変じゃない』と言うなら、それはそれですごく頼りになる旦那さんってことだから、どんどん頼っちゃえばいいじゃない!」と言ったのです。 私は「たしかに! 夫に数日育児を代わってもらったところで、本当の大変さはわからないんだ」と、目からウロコでした。 ママ友からの言葉を聞いて、「夫は私のしている育児を否定しているわけじゃないし、夫が『大変じゃない』と言うなら、たくさん頼ってもいいんだ」と思うことができ、気持ちがラクになりました。自分とは違う視点でアドバイスをくれた友人に、感謝した出来事でした。 イラスト/ミロチ著者:吉川 みきな
2024年03月16日高校時代から付き合いのあるママ友と、いつものように楽しくお茶をしていました。しかし、世間話をしていただけのはずなのに、そのときの私のささいな発言がきっかけで、後日まさかの事態に……!? あんなこと言わなければよかった…仲良しのママ友とお互いの近況について楽しく会話をしていると、ふと「最近、とても便利な掃除道具を買ったの!」とその掃除道具の使い方やいかに便利であるかなどを、商品の写真を見せながら語り出しました。最初はいつものように話をしていたのですが、私が何気なく「へぇ、確かに便利そう。いくらくらいなの?」と値段を尋ねると、急にママ友の目つきが変わりました。そして「そうでしょ!? 今なら私の紹介で安く買えるから、試しに買ってみない?」と私に迫ってきます。あまりの迫力に私は驚愕しつつ、「夫にも相談してからまた連絡するね」となんとか話を切り上げました。このことを夫に話すと「それは少し怪しくないか?」とひと言。私も怪しいと思うものの、昔からの友人を簡単に疑うこともできず、モヤモヤしていました。 しかしその後、ママ友から何度も催促メールが来るように。私は「必要ないから」と断り、そのママ友とは距離をおくことにしました。どんなに仲が良くても、一線を越えてしまうと友情は壊れてしまうと感じた出来事です。 作画/Pappayappa著者:田辺繭子
2024年03月15日娘が生後8カ月のころ、お昼以降何をしても大声で泣き続ける娘を前に、私の心は折れそうになっていました。そんなときに道端で出会った高齢女性がかけてくれた言葉で心が救われた経験をお話しします。いい加減にしてよ…生後8カ月になったころ、お昼以降、何をしても大声で泣き続ける娘。その泣き声を聞いていると、娘に責められているように感じて私は精神的につらくなっていました。 「このまま家にいたら娘に手をあげてしまうかもしれない……」。そう思った私は、娘をベビーカーに乗せて家の近所を散歩することにしました。 高齢女性との出会い30分ほど無心で歩いていると、いつの間にか眠り始めた娘。ようやく寝てくれたことに私は安堵しつつ、「止まると起きるかも」と思いそのまま歩き続けました。1時間以上歩いたとき、前方から手押し車を押しながら歩いてくる高齢の女性が。 道が狭かったため、私はベビーカーを脇によけて待つことに。すれ違いざま、その女性は寝ている娘を見るとにっこり笑って「かわいいねぇ。宝だね。でもお母さんは寝られなくて大変だね。頑張ってね」と声をかけてくれました。 女性の言葉が心の支えにこの女性の温かい声かけのおかげで、いら立ちで波打っていた私の気持ちが少し穏やかになったことを覚えています。 その後も育児をする中で大変なことはありましたが、「宝だね」と言って笑ってくれた女性のことを思い出すと、ほんの少し気持ちが軽くなりました。 見知らぬ高齢女性の言葉が自分の心の支えになるとは思ってもみませんでした。他人の真心に触れると、自分の気持ちも温かくなることを経験し、私自身も周囲に温かい言葉をかけられる人になろうと思っています。 イラスト/森田家著者:下川 美悠監修者・著者:助産師 松田玲子
2024年03月14日子どもが小学生になったばかりのとき。家族でBBQをする際に、子どもが友だちを呼びたいと言ってきました。なので、近所に住んでいるクラスメイト3人を呼ぶことにしたのですが……。 楽しいはずのBBQが…BBQに招いた3人のうち2人のご家庭は手みやげやアウトドア用品を持ってきてくださり、とても助かりました。 ところが、もう1人は自分の兄妹5人みんなでやってきて、なおかつ兄妹の友だちまで連れてきて……。 予想を超える大人数になった上、「あなたは一体誰!?」という知らないうちの子どもが家の庭で走り回っていました。そしてまた、その子たちがすごく食べるんです……。この日のために取り寄せたちょっといい魚貝やお肉をあっという間に平らげ、今食べなきゃ損!というような感じでたらふく食べたと思ったら、今度は家に上がっておもちゃで遊び始めました。 楽しくなるはずのBBQ。ホストのわが家は満足に食べられず、片付けに追われ、ただただ疲弊した1日に。 子どものクラスメイトとはいえ、家族ぐるみでの付き合いは慎重にしようと思いました。 ◇ ◇ ◇ 同じ子育て世代でも、家庭によって価値観は違いますよね。子どもが小さいうちは親同士の関わりも多く、どこか違うな……と感じたら、少し距離を置いてみるのもいいかもしれません。なるべく心の負担を少なく、穏やかに暮らしたいですね。 イラスト/さくら著者:小川ハナ
2024年03月14日夫は私より12歳年上、夫の妹は私より10歳年上です。夫の妹は私から見て義妹とはいえ、姉のような存在でした。義妹も義母も、私が夫と結婚してからは「妹(娘)ができたみたいでうれしい」と言ってくれていたのですが……。 夫と義妹の兄妹喧嘩…私はどうしたらいい?ある日、夫と義妹がささいな喧嘩をしてしまいました。数日後に私たち夫婦と義妹とで食事に行く予定があったため、それまでには仲直りをしてほしいと思う私。するとその日の夜、義母から「どうしてあなたが兄妹喧嘩の仲裁をしないの!?」と驚きの電話がかかってきたのです。2人の間に入って何かを言えるような立場ではないと正直に伝えても、義母は「嫁が仲裁するべきよ!」と言うばかり。私は正直、「兄妹喧嘩に振り回されたくない……」と納得いきませんでした。そのあと2人はなんとか仲直りをしたようで、改めて私と夫、義妹の3人で食事の予定について話すために集まったですが、またしても喧嘩になってしまいます。義母の言葉が頭をよぎった私は、仕方なく仲裁に入ろうとしましたが、2人は終始私の言葉にはひとつも耳を貸してくれず……。 そんな状況で迎えた食事の日。夫と義妹は顔を合わせるなり「この間はごめん」とあっさり仲直りをしたのです。この前までの状況との温度差にあぜんとする私。しかし、夫に聞けば「こんなのいつものこと」と言うのです。喧嘩が収まったのはよかったのですが、私はなんだかひとりだけどっと疲れた気がしました……。今後は家族間でのトラブルで困らないように、夫の家族の関係性などもきちんと聞いておこうと思った出来事です。 作画/Pappayappa著者:佐藤のぞみ
2024年03月11日現在3人目を妊娠中なのですが、住む地域の制度が変わり、子育て支援事業を受けるために行政の方と面談をおこなうことになりました。案内には「妊娠中の心の不安や、体調面でのケアやサポートを」と記載があったので質問を考え、当日を迎えたのですが……。面談を担当してくれたのは…子育て支援センターで迎えてくれたのは、話しやすい若い女性の職員さんでした。面談では、妊娠中の支援事業が受けられること、出産後のサポート事業や支援金が受けられることなどの説明のあとで、妊娠の経過や家族に関する質問が始まりました。 出産時に上の子をどうするかという質問になり、計画無痛分娩を予定していた私は、夫が休む予定であることを伝えました。すると職員さんは「身近に無痛分娩をした人がいなくて。痛みとかやっぱり違いますか?」と無痛分娩に興味がある様子。 あれ? 誰の面談だっけ?上の2人も無痛分娩で出産していた私は、そのまま無痛分娩について解説することに……。途中から個人的な話になり、職員さんは結婚しておらず、出産経験のない方ということもわかりました。 私は2人目の妊娠時、切迫早産で入院した経験があります。そのため今回、入院を回避するために気を付けることなどを質問するつもりだったのです。何気なく「2人目で切迫早産になって……」と話をしたのですが、職員さんはあまりピンときていない様子で、結局「大変でしたね」という会話で終わってしまいました。 職員さんが妊娠や子育てに関する知識を勉強していて、私の話を親身に聞いてくれていることは伝わってきました。しかし妊娠中のトラブルを相談するのは難しく、不安なことは産院の先生に相談することにしました。帰り際に職員さんから「貴重なお話が聞けてよかったです」と言ってもらい、子育て支援金の申請はできたものの、「一体誰のための面談だったのだろう?」と疑問が残りました。 監修/助産師 松田玲子イラスト/森田家著者:河原りさ
2024年03月10日ある日、今まであまり話したことのなかった同じ保育園のママ友から突然ランチに誘われました。新しい出会いがうれしかった私は二つ返事でOK。数日後、予定を合わせてランチへ行ったのですが……。 新しいママ友とのランチ!しかし…楽しいランチタイム中、ママ友は急に「次はパン教室に行こう」と誘ってきました。私は「なんで急にパン教室……?」と不思議に思ったものの、ママ友の押しに負け、試しに1度参加してみることに。 当日、私は夫に2歳の娘を預けてママ友との待ち合わせ場所へ。ママ友と合流し案内されたのは、マンションの一室でした。出迎えてくれたのは、パン教室の先生だと言う40代くらいのきれいな女性。しかし、ママ友と先生が話している間に部屋を見渡してみると、なんと有名なマルチ商法の会社名が入った品物がズラリ! 私は嫌な予感がして「参加費を忘れたので、ATMに行ってきます!」と言い残し、部屋を出ました。急いで夫に電話をすると、夫もすぐに帰ったほうがいいと言います。ママ友には「体調が悪いので先に帰らせてください。ごめんね」とメッセージを送り、そのまま帰宅しました。 数時間後、ママ友から「次は絶対参加ね」と連絡がありましたが、私は「パン教室、やっぱり遠慮しておく」ときっぱり断りました。あとから別のママ友から聞いた話によると、やはりこのママ友はマルチ商法のメンバーだったよう。よく知らない人からの誘いには、無防備に乗ってしまわないよう注意しないといけないと痛感した出来事でした。 作画/yoichigo著者:小山 うみ
2024年03月10日マイホームを建て、引っ越しをした私たち家族。私も夫も馴染みのない土地だったので、引っ越し当初はご近所付き合いも当たり障りなく対応する程度でした。しかし、しばらく経ったころから状況が変わり始めたのです。 隣人の小言に悩まされる日々に…あるときから、なぜか隣に住む高齢の男性から顔を合わせるたびに小言を言われるように。男性は「最近ごみ捨て場が汚いから、掃除をするように」「お宅の庭の木の落ち葉がうちまで入り込んでくるから、木を切れ!」など、自分の言いたいことだけを散々まくしたてます。男性のあまりの剣幕におののいた私は、男性の指示通りにできることはすぐに対応しました。しかし、小言は一向に止むことがありません。 そんな中、家の前でその男性とバッタリ鉢合わせてしまったときのこと。まだしゃべり始めたばかりの3歳の娘がたどたどしく「あ〜、おあよ~!(おはよ〜)」と男性に声をかけました。そのあとも男性に向かってしゃべり続ける娘。「また何か言われるんじゃ……」と内心ヒヤヒヤしていた私ですが、男性は娘に「かわいいね。おしゃべりじょうずだね」と言ってくれたのです。 その日から男性は急にやさしくなり、小言を言ってくることもなくなりました。今思えば、男性も私たち家族にいろいろ教えるつもりが、うまく話せなかっただけなのかもしれません。男性の小言を止めてくれた娘には感謝の気持ちでいっぱいです。あれから数年経ちますが、そのあと生まれた息子のことも一緒にかわいがってくれています。 作画/ひのっしー著者:結城すみれ
2024年03月08日ある休日、1歳の子どもと妻を連れてフードコートに行くと、同じく1歳の子どもを持つ友人夫婦に遭遇。一緒にお昼を食べることになったのですが、友人の妻が、子どもに目を疑うまさかの行動をしていて……。 な、何してるの!?子どもが1歳だったころの話です。休日に妻と子どもを連れて近所のショッピングモールに出かけ、フードコートでお昼ごはんを食べようとしていたところ、偶然友人とその家族に会いました。 友人にもうちの子と同じく1歳の子どもがいます。テーブルが近かったので、友人一家の食事の様子が目に入ったのですが、友人の奥さんが「野菜がないからこれ食べて」と言って、なんと子どもにポテトチップスを食べさせていたのです! 「確かにじゃがいもだから野菜ではあるけど、まだ1歳の子にそれは……」と言いそうになるのを我慢して様子を見ていましたが、友人も気にすることなく、お子さんも問題なさそうに食べていたので何も言えず……。 しかし、さすがにもう少し子どもの食生活を考えたほうが良いのでは? と心の中で思ったのでした。子育てについてはそれぞれの家の事情もあるだろうし、よその家のことには口出ししないのが原則だと思っています。しかし、あまりにも自分の考え方とずれていて、違和感を覚えずにはいられませんでした。 ◇ ◇ ◇ 管理栄養士の久野多恵さんは、以下のようにおっしゃいます。 1歳というと、歯が徐々に生えてきている時期ですね。しかし、奥歯が生えそろって大人の咀嚼力に近づくのは、2歳半~3歳くらいが目安。 咀嚼力がまだ弱い小さな子どもがポテトチップスを食べると、口の中や喉を傷つけたり、 喉に引っ掛かったりしてしまう危険性もあります。 また、大人が食べるポテトチップスは、小さな子どもにとっては塩分や油分、添加物が多いため、消化機能に負担がかかったり癖になったりしやすい食品です。少量を与えるとしても、野菜不足を改善できるものではありません。 もし「これは、この月齢の子に食べさせても大丈夫かな?」と疑問に思った場合は、 かかりつけの小児科の先生などに相談してみてください。 作画/しおん著者:豊田 裕太監修者・著者:管理栄養士 久野多恵
2024年03月07日12時間かかった出産を無事に終えた私の元に、義父母が面会に来てくれました。しかし、義母は生まれたばかりの息子を見ると、開口一番に信じられない発言をしてきて……。 義母の無神経な発言を聞いて…妊娠39週目の朝方から陣痛が来て、分娩室に入ってから12時間で息子を出産しました。生まれたての息子の体重は約4,000g。出産中の上の血圧は200を超えて出血多量。とても大変なお産でした。 しかし出産の翌日に義父母が病院に来てくれたのですが、息子を見た義母が「ねぇ、2人目はいつ?」とまさかのひと言……。長時間の大変な出産を乗り越えた直後の私に対してねぎらいの言葉もなく、次の子どもを望む言葉を投げかける義母にひどく驚いてしまいました。息子を産んで1日しか経っていないのに、次の出産のことは考えられません。 義母には「今は目の前のこの子との時間を大切にしたいので、しばらく予定はないですよ」と答えました。純粋にかわいい孫がたくさん欲しいというおばあちゃん心から出た言葉なのかもしれませんが、私への配慮をもう少ししてほしかったです。 作画/森田家著者:内田 あや
2024年03月07日娘のオムツを替えたあと、夫に娘を任せて近所のコンビニへ出かけたのですが、夫はなぜかさっき替えたばかりのオムツをまた替えようとしていました。理由を聞いてみると、まさかの返答が……。 夫の面倒も見なきゃいけないの…?近所のコンビニに用事があった私は、生後2カ月の娘のオムツを替えて母乳をあげたあと、娘を夫に任せて家を出ました。しかし、買い物を済ませて帰宅すると、なぜか夫がオムツを替えていたのです。出かける前に替えたばかりなので「さっきオムツ替えたばかりだよ」と伝えると、私が家を出てから娘が泣き出し、どうしたら良いのかわからずとりあえずオムツを替えてみたとのこと。 私の行動を見てなかったの? さっき替えたじゃん……とドン引きしつつも、「なんとかしようとしてくれてありがとう。でもオムツじゃないよ、抱っこしてあげてくれる?」と言いました。 するとあろうころか夫は、ゴチャゴチャと聞こえない声で文句を言ったあと、機嫌をそこねて家を出て行ったのです! コンビニでポテトチップスを買ってすぐ帰ってきたものの、さすがにこの行動にはカチン! ときた私。大きな赤ちゃんのような夫の面倒まではもう見られないなと思い、この一件のあとは夫に育児のことをあまり頼まなくなりました。 ◇ ◇ ◇ 少しでも気に入らないことがあると機嫌が悪くなってしまう夫……。確かに、大きな赤ちゃんのように思ってしまうのも無理はありませんね。しかし、夫に頼らず1人で育児をするのはママの負担になってしまうので、「こういう場合はこういうことを試してみて」というように、育児の仕方について日頃から伝えておくと良いかもしれません。どちらかが1人で頑張るのではなく、夫婦二人で支え合ってお子さんを育てていけると良いですね。 作画/森田家著者:わたなべ みか
2024年03月06日3歳のころから人見知りで、保育園に通い始めてもなかなかお友だちに自分から話しかけられない息子。そこで私は、人見知り克服のためにある作戦を実行することに……。 人見知りが激しい息子のために…私は息子の人見知りを克服するために、子ども連れで参加できるイベントに息子を連れて積極的に参加することに。息子自身はあまり乗り気ではありませんでしたが、「楽しいから行ってみよ!」という私の押しに負けてしぶしぶついてきてくれていました。しかし、努力の甲斐もなく、息子の人見知り気質にあまり変化は見られず……。 それからしばらく経ち、息子が小学4年生になったある日のこと。ママ友とその子どもたちが集まるランチ会に行ったとき、息子が「名前、なんていうの?」と他の子に自分から積極的に話しかけているではありませんか! いつの間にかコミュニケーション力がアップしていた様子の息子に衝撃を受けた私。帰宅後、「どうして自分から話しかけたの?」と息子に聞くと「仲良くなりたかったから。それに自分から話しかけたら早く仲良くなれるってわかってきたんだ」と言うのです。 そんな息子の成長に私はとても感動! 親としては、子どもの人見知りが心配で、あれこれ世話を焼こうとしてしまいますが、時間がかかっても子どもは子どものペースで人付き合いを覚えていくのだなと感じた出来事でした。 作画/Pappayappa著者:佐野千佳
2024年03月05日ママ友との会話中、夫の職業の話になり「デザイナーだよ」と話すと、「タダでチラシを作って欲しい」と言われた私。やんわりと断ってもしつこく頼んでくるため、再度きっぱり断ると、後日まさかの展開に……。 そんなこと言われる筋合いはない…!ある日、家族でお店を営んでいるママ友と立ち話をしていたとき、夫の職業の話になりました。「夫はウェブデザイナーをしてるよ」と伝えると、「良いな〜! ねぇ、うちのお店のチラシ作ってよ!」と言われた私。身近にデザイナーがいるとわかるとつい頼みたくなる気持ちは理解できますし、このように人から頼まれることもたまにあるので特に気にはしませんでしたが、そのあとの話をよく聞くと、どうやらタダでデザインしてほしいということらしく……。なんて図々しいだろう……と驚くと同時に呆れてしまいました。夫もタダで作って! なんてお願いは嫌がるだろうなと思いやんわりと断ったのですが、「お願い!」としつこく頼まれ、さらに困惑。 結局その日はきっぱり断って解散しましたが、そのあと「ケチだね。デザインするなんて簡単なことじゃん。もう良いです」と怒りのメッセージが送られてきました。 知り合いだからと言って、タダで仕事の依頼をしてくる人には驚いてしまいます。しかも断ったらケチ呼ばわり……。自分の中の常識が通じない人というのは一定数いるんだなぁと学んだ出来事でした。 作画/森田家著者:高橋 裕子
2024年03月04日何かと理由をつけて、親戚が集まることの多い義実家。そのたびに私もお手伝い係として駆り出され、子どもたちを連れて出かけます。そんな中で、私がしてしまった失敗。義母と親戚が私の失敗を取り上げて責め立ててきました。そんなとき私を救ったのは……。親戚の集まりで痛恨の失敗……!「親戚が集まるから、お弁当注文しておいて」と言われたのは、集まりがある日の前日でした。しかし、頼まれたその日は忙しく、わが家のことだけでいっぱいいっぱい。返事だけして、すっかりお弁当の注文を忘れてしまっていました。 集まりの当日、義実家に手伝いに行くと「お弁当は?」と言われ、そのときにやっと「あっ! 忘れた!」と気づいた私。「すみません! 今すぐ買ってきます! 」と慌てて予定とは違うお弁当屋さんに子どもたちとともに行き、人数分のお弁当を両手にかかえて義実家に戻りました。 私の失敗をみんなの前で笑う義母何とか集まりに間に合いホッとしつつ、集まった親戚の対応をしていると、義母が「今日は本当は○○屋さんのお弁当を買ってくるつもりだったのよ」とわざわざ言いました。続けて「でもね、お嫁さんが忘れてて、さっき慌てて買いに行かせたのよ。ごめんなさいねー、まったく」とケラケラ笑うのです。 私は「忘れた私も悪いけれど、何とかなったのだから言わなくてもいいのに」と心の中で思いつつも、「すみません、忘れちゃってて……」と謝りました。そんな私に親戚たちは「もっとしっかりやるんだよ」「ボーっとしちゃって、まあ」と義母側の発言を口にしました。 親戚を黙らせた娘の言葉なじるような義母や親戚の言葉にイライラしながらも「気をつけますね」と受け答えしていると、遠くで遊んでいた娘が私のそばにやってきました。そして私に向かって「いいんだよ。まちがってもいいんだよ。誰でも失敗するんだから」と私をなでなで。そして親戚に向かって「まずはお弁当買ってきてくれてありがとうだよね?」と促すように言いました。 娘のまっすぐな視線に、気まずそうにする義母と親戚たち。1人の親戚が「嫁ちゃんの子どもはいい子だね!」と取り繕うように言い、「さ、食べよう食べよう」と親戚たちはそそくさと逃げていきました。娘の言い方は、私がたまに娘にする言い方そのもの。義母や親戚に責められている私を見て、「自分が言わなければ」と思った娘をとても誇らしく思いました。 義母や親戚が感謝や謝罪の言葉を口にすることはありませんでしたが、娘が私のために行動してくれたことで心が救われました。娘には「ありがとう」と、思い切りハグ。私は人の失敗を責める義母や親戚とこれから付き合っていくことに一抹の不安を感じつつも、娘が芯をもって成長してくれていることをうれしく思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2024年03月04日息子の保育園の入園式でのこと。式が終わってクラスごとに子どもと親が入った集合写真を撮ることになりました。そこで、ひとりのママがあることを言い出し……。 クラスの集合写真を撮り終えて…1歳になる息子の保育園の入園式が終わり、最後にクラスごとで集合写真を撮ることに。動き出す子がいたり、イヤイヤモードになる子がいたりと、撮影には時間がかかりました。やっとのことで撮影し、各自解散となったのですが……。 みんなが帰ろうとするなか、ひとりのママが「カメラマンさん、ちょっと待って。うちの子、スカートめくれてたかも~」と大騒ぎ。カメラマンが写真を確認し、スカートはめくれてないと説明しましたが、「女の子だし、心配。私が気になるの〜」と大声で不満を言い続けました。 どうしても納得いかないようで、先生方が帰ろうとしていた人を引き止めるなどバタバタの状態で撮り直しに。 撮り終えた後に先生やほかの保護者に向けて一言あるかと思えばそれもなく……、仲のいいママ友たちとおしゃべりを始める始末。ほとんどの人は怒ったり、呆れたりしながら帰っていました。 気になることを主張するのはいいのですが、感謝の気持ちは大切だなと学びました。 ◇ ◇ ◇ 万が一のこともあるので撮り直したい気持ちはわかりますし、最後に一言「お時間いただいてすみませんでした」などがあるとモヤモヤも晴れますよね。春は出会いの季節ですが、他人への気遣いや気配りを忘れないようにしたいですね。 作画/さくら著者:西尾えり
2024年03月02日初めての出産はコロナ禍で、家族の付き添いはありませんでした。ひとりの寂しさに耐えてなんとか無事出産を終えた私ですが、後日義父がそんな私に対して無神経な発言をしてきて……。 無神経すぎる義父私はコロナ禍で初めての出産を経験しました。当時、家族の付き添いはできず、夜中に破水し病院に一歩足を踏み入れたときからずっとひとりぼっち……。もちろん助産師さんがいろいろ気にかけてくれましたが、やはり家族がそばにいないことで寂しい気持ちに。そして、大けがや大病をしたことがない私にとって陣痛はあまりにも痛くて、泣き叫んでしまいました。それでもなんとか頑張って、予想より早めの約2時間で無事に元気な赤ちゃんを産むことができたのです。 退院して数日後、義両親が私と赤ちゃんに会いにきてくれました。私は早速自分の愛し子を2人に会わせることができてうれしい気持ちでしたが、義父が開口一番「いやぁ、お産、楽ちんやったんやろ!」と言ってきてひどくショックを受けました。寂しさや痛みに耐えて、頑張って産んだ私に対して、なんてデリカシーのない発言なんだ……とだんだんと怒りが湧いてきます。しかし気まずくなるのが嫌で、苦笑いをすることしかできませんでした。 コロナ禍ということもあり、義父母は短時間で帰宅。そのあと我慢ならず母に電話でこのことを話すと、「そりゃイラッとするわぁ。そんなこと言ったらあかんよな」と私のイライラに共感してくれたので、なんとか気持ちを落ち着かせることができました。 作画/さくら著者:まんまるこ
2024年03月01日病院の外で並んでいたときに、ショックな出来事がありました。びっくりして子どもも半泣き状態になってしまったのですが……。待合室で声をかけてくれた高齢の女性のやさしさに救われたお話です。 病院の外で起こった出来事三女がやけどをしてしまったため、5歳の次女、3歳の長男も連れて朝一に病院へ行ったときのことです。病院が開くまで外の列に並んで20分ほど待っていました。そのとき子どもたちは車がこないスペースで踊ったりしながら、楽しそうに過ごしていました。 子どもたちの姿を見て、周りの人も「かわいいねえ」「元気だねえ」「仲良しでいいね」と声をかけてくれていたのですが……並んでいた女性が突然、「うるさい!ここは病院なのよ!」と子どもたちに向かって怒鳴ったのです。 次女と長男は半泣き状態になり、周りにも気まずい空気が流れました。病院の外だったことや、周りの人たちが子どもたちの姿を笑って見てくれていたので、私も甘えていたところもあります。子どもの声が嫌な人もいるのだと実感し、反省しました。 今度は高齢の女性が…待合室で子どもたちがしょんぼりしていると、後ろに並んでいた高齢の女性が話しかけてくれました。「あんたたち……ちゃんと待ててえらいねえ。いい子だよ。えらいねえ」と言って褒めてくださり、立ち去るときには子どもたちとハイタッチまでしてくれたのです。 声をかけてもらった子どもたちは少し元気を取り戻したようで笑顔が見られ、私はうるっと涙が……。気にかけて声をかけてくれたこともうれしかったですし、子どもたちのことをよく見てくださり、元気までくださったことに感謝でいっぱいになりました。 私は反省し、子どもたちにとっては怖い体験にもなりましたが、この温かい体験を忘れず心に留めておき、私もやさしい言葉をかけられる人になりたいなと思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ぽん子著者:松谷 えりな
2024年02月29日長男が1歳のとき、天気が良い冬の日にベビーカーで最寄り駅近くを散歩していました。眠くなってきたこともあり段々ぐずり始めた息子。周りからの視線を気にしつつあやしていると、突然見知らぬご年配の女性が近づいてきて強い口調で声をかけてきたのです――。 突然、見知らぬ女性が…どうにかあやしている私に、ご年配の女性が近づいてきたかと思うと、強い口調でこう言いました。 「わからない? 暑いのよ。とってあげなさいよ」とブランケットを指差していました。 全く知らない人から強い口調で指摘されたことが悲しいような恥ずかしいような……。とても複雑な気持ちになり、歩きながら涙があふれてきてしまいました。 今思えば、話しかけてきた女性に悪気はなかったのかもしれないと思いますし、教えてくれたのだと思います。ただ、慣れない育児に試行錯誤しながらも頑張っていた私は傷つき、言い方に少し気を遣ってほしかったというのが本音です。自分が育児の先輩になったとき、この気持ちを忘れずに、頑張ってるママたちにやさしく声をかけようと心に誓った出来事でした。 イラスト/ぽん子著者:大野来未
2024年02月29日小さな息子を連れての買い物中、突然見知らぬ人から文句を言われた私。何を言っているんだ? と驚いていると、その人はさらに理不尽な発言をしてきて……。 この人は何を言っているの…?息子が生まれて間もないころの話です。ある日、息子を抱っこ紐で抱っこしたままお店でトイレットペーパーを選んでいると、見知らぬ中年男性から「おい、道を塞ぐな!」と突然文句を言われました。さらに続けて、「これだから子連れはどこ行っても邪魔なんだよ!」と怒鳴られ……。あまりにも衝撃的で、この人は何を言っているんだ? ととても驚き、一瞬理解が追いつかなかった私。というのも、商品が並んでいる棚と棚の間の道は、大人が並んで2人は通れそうなくらい空いてたのです。 「ただ文句を言いたいだけの人もいるんだなぁ」と思い、世の中には良い人ばかりではないのだと改めて学びました。もし強く反論して子どもに何かされたらと思うと怖くて言い返せなかったのが悔しいですが、子どものために今後もトラブルにならないよう冷静さを大切にしたいと思った出来事です。 作画/さくら著者:かたやま よしこ
2024年02月29日職場にお菓子の差し入れがあり、たまたま社員代表としてそれを受け取ったAさん。しかし、受け取るときにまさかの発言をしていたのです……。 言動には気をつけよう…私は、女性の多い営業所で責任者として仕事をしている1児の母。最近、後輩でママ友でもあるAさんが、3人目のお子さんを出産して育休から復帰したのですが、驚きの言動を目撃したのでお話しします。 私が務めている営業所は本社と離れたところにあり、仕事で本社から来る男性社員はよく差し入れとしてお菓子を持ってきてくれます。ある日、その差し入れをAさんがたまたま社員代表として受け取ったのですが、あろうことか「えー!ありがとうございます!このお菓子、子どもが大好きなんですー!」とひとりで全部持って帰ろうとしたのです。差し入れを渡した本社の男性社員や周りの女性社員はすかさず、「いやいや、それみんなへの差し入れだから! とりあえず上司に渡しなよ!」とツッコミを入れていました。 別日に私が取引先への菓子折りを職場に持っていったときも、なぜかAさんが「えー!うれしい!」と喜んでいました。「いや、取引先に持っていく菓子折りだよ」と言ったらシュンとして仕事に戻ったのですが、職場にあるお菓子が全て自分のために用意されたものだと思っているような言動には、本当に驚かされました。 悪気はなく純粋に自分や子どもが好きな食べ物だったので喜んだだけなのかもしれませんが、「図々しい人」だと誤解されそうな行動なので、自分も誰かに誤解されないよう言動には気をつけたいと思った出来事です。 作画/赤身まぐろ著者:T.K
2024年02月29日息子が7歳ぐらいのころ、うちの近所には同じくらいの年の子が多く、お隣は4人兄弟、前の家は3人兄弟、その隣は2人兄弟の兄弟児が多いところで、一人っ子なのはわが家ぐらいでした。しかし、ことあるごとに、隣人の女性から、わが家の息子がトラブルの犯人扱いをされるようになったのです……。 証拠もないのに…隣人の女性は、度々「子どもの声がうるさい」とか「ボールが花壇の花を潰した」と言いに来ます。 しかしうちの息子は一人っ子だからなのか、とても大人しく、外で遊ぶより家のなかで折り紙や図鑑を見たりするのが好きなタイプで家で遊んでいました。言いに来るたびに「うちの子じゃないです」と話しているのに、なぜか毎回うちの子だと決めつけて言いに来るのです。 近所のママたちに聞くと誰も文句を言われたことはないと言います。なぜうちにだけ文句を言いに来るのか?他にも子どもはたくさん住んでいて、うちの息子がやったという証拠もないのにと、不思議に思っていました……。 ある日、いつも朝早く出て夜遅くまで仕事している職人の夫も一緒に、家族で買い物に行くことに。家を出たところでいつも文句を言いに来るおばさんと出くわしたので、挨拶をして夫も軽く自己紹介しました。すると……。 その日以降、文句を言いに来ることがパタッとなくなったのです。 職人の夫はどちらかというと見た目に貫録があるので、インパクトが強かったのかもしれません。また、私の普段のファッションが少し派手なので、見た目だけで「だらしない人」と思われていたようにも思えました。 これまでは何かにつけて息子のせいにされてきましたが、一切なくなり、今は普通に挨拶する関係に。せっかく良い関係が築けてきたので、実は根にもっていることは心の内に秘めておこうと思います。 イラスト/ふくふく著者:堂本 晴
2024年02月29日長男が年長のころの話です。息子が通っていた幼稚園では、年長児の保護者から保護者会の会長を選出するのがならわしでした。その年は女子グループのボスママが会長に立候補。仕切り屋で我が強いボスママはなんでも勝手に決めてしまい、まさに独裁状態。見かねた副会長が注意をしたのですが……!? 副会長に注意されたボスママ会長は…保護者会はボスママ会長による独裁状態。「出入り業者は自分の知り合いにする」「もう話はつけたから!」など、周りの意見を聞くことなく進めていくので、他の役員たちも困惑する事態に。 見かねた副会長が他の人の意見を聞くよう注意しました。すると……。 ボスママはプライドを傷つけられたのか「私はこんなにがんばってるのに!」と周囲に触れ回り、人前で泣くように。さらに、ボスママは副会長を無視するようになり、会議も副会長抜きで進めようとするので、周囲はますます困惑するばかりでした。 ひと月ほど険悪な空気と混乱は続きました。副会長が「ちゃんと話をしましょう」と言うと、ボスママは「うち引っ越すから、勝手にしたら?」と言い放ち、副会長をはじめその場にいた全員があ然……。 翌日、ボスママは保護者会室にPTA会長用引継ぎノートを置いて、そのまま帰ってしまったのです。しかも、保護者会の役員の連絡先をすべてブロック。その2週間後には宣言どおり退園し、引っ越していきました。あまりの無責任さに、保護者会の役員だけでなく、園の関係者までがびっくりして呆れていました。 自分の思うようにいかないからとへそを曲げて仕事を放りだしたこともですが、退園・転居までしてしまう行動力には驚きました。 ボスママが去ったあとは、副会長が中心となり保護者会を運営。ボスママがいたころとはうってかわって、穏やかに進行していきました。ボスママのトラブルを知って、進んで手伝いを申し出てくれた保護者の方もいて、無事に卒園式を迎えることができました。どんな組織でも周囲との連携や協力が大切なのだと感じた出来事でした。 イラスト/はたこ著者:高野ひろ子
2024年02月29日私の息子が写った写真を、勝手にSNSへ投稿したママ友。顔がはっきり写っているし、本名までも記載……。やめてほしいと伝えたところ、ママ友はまさかの発言をしてきて……。 そんな理由で子どもの写真を…!?ママ友と子どもを連れて一緒に遊びに行ったのですが、そのときに撮った子どもたちの写真をSNSに無断で投稿されてしまいました。しかも、写真の中には加工アプリのかわいい文字で、子どもたちの名前まで入れられていて……。さらに、ママ友の子どもがお腹を出して写っている写真まで載っていました。 SNSに対してそれぞれ考え方があるとは思いますが、子ども達の顔を隠さないどころか、名前まで公表していること、まだ小さな子どもの写真とは言え、肌の露出があるものを平気で投稿していることが信じられなかった私。「うちの子の写真を勝手にSNSに投稿するのはやめて! あと、どんな人が見ているのか分からないんだから、自分の子どもの写真を載せるときもいろいろ注意したほうが良いと思うけど……」と伝えますが、「だってこういう写真を載せるといいねをたくさんもらえるし、フォロワーも増えるんだも〜ん」と言われ、わかってもらえませんでした。 結構強めにやめてと言ったのに軽く流されたことや、子どもの写真をいいねやフォロワー稼ぎの手段として使っていることから考え方が合わないと感じたため、その後はそのママ友と子どもを連れて遊びに行くことを控えるように。今では当たり障りのない関係を保っています。 作画/さくら著者:中島 愛
2024年02月29日