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息子を出産して間もないころの話です。義母は会社の同僚や仲の良い友達に私の出産を触れ回ったらしく、あちこちから出産祝いを受け取っていました。お礼を言って受け取ったものの、相手は夫ですら知らない人たち。夫婦ともに「ありがたいね」と内祝いを返そうとしたそのとき、義母が口を出してきたのです……! 義母の要望は私たち夫婦は、いただいた出産祝いの金額や家族構成など義母から聞いた情報を参考に、1つのサイトでまとめて内祝いを注文しようと思っていました。しかし、義母はそれに納得がいかなかった様子。 「△△さんにはこれ、□□さんにはこれ」と細かく注文を出してきたのです。しかも、品物もメーカーも、そして取り扱うお店もすべてばらばら。 義母のお知り合いということで反対もできず、それぞれ個別に買いに行ったり、注文したりしましたが、手間も送料も大変なことに……。私自身、1つのサイトではありましたが、それぞれの方に合わせて品を選んでいたので、「なんでこんなことしなきゃいけないの?」と泣きたくなりました。産後でボロボロの体を引きずって義母の要望に応えたのです。 しかも、話はこれだけでは終わりません。 義母から、その翌年の年賀状は出産祝いをもらった全員に出すように言われたのです。相手は私はおろか、夫も知らない人ばかり。お礼以外に何を書いたらよいかわからず、夫と2人で頭を抱えました。 もちろん出産祝いをもらってきてくださった義母には感謝していますし、義母も孫フィーバー状態だったので仕方がなかったのではないかな、と今では思います。ただ、もし息子が将来結婚して奥さんが出産を終えたら、できるだけゆっくり過ごせるようにしよう……と肝に銘じた出来事でした。 イラスト/まげよ著者:斎藤花
2024年04月27日2人目を出産したときの話です。1人目のときに帝王切開をした私は、2人目も帝王切開での出産となりました。入院中、義母が見舞いに来てくれました。すると、なにやらすごいニオイがしたのです……。 ニオイの正体は…帝王切開後、私は全がゆから食事を再開していました。それを知ってか知らずか、「体力つけなきゃ!」と言って義母が差し出してきたのは……、スーパーで買った唐揚げと餃子のセット。 パックからはニンニクの臭いがぷんぷん漂っていました。個室ではありましたが、病院から与えられた食事をとる私にスーパーのお惣菜セットを持ってくるってどうなの!?とちょっと思ってしまった私。しかし、義母が好意で持って来てくれたことと、義母との関係を悪くしたくなかったことから、お礼を言って受け取りました。 義母が帰った後、タイミングよく私の友人がお見舞いに来てくれました。義母から唐揚げと餃子のセットを渡されたことを話すと、友人は「今晩のおかずにしたいから持って帰っていい?」と申し出てくれました。 今回は産院でしたが、医療機関にはにおいに敏感な患者さんがいるかもしれません。また医師やスタッフも部屋には出入りします。義母の好意には感謝しているということを伝えながら、今後のために内容には気を遣った方が良いと思うと、やんわりと話しました。 帰宅した友人からは「おいしくいただきました!」と写真付きのメッセージが届きました。唐揚げと餃子が無駄にならなくて良かったです。 イラスト/はたこ著者:佐藤春子
2024年04月26日うちの子どもたちがまだ幼いころの話です。子どもたちと一緒に実家に帰省した私。近くに住む6歳の甥と10歳の姪がうちの子どもたちと遊んでくれていました。そして子どもたちをにこにこしながら見守っていたのは、認知症を患っていた私の祖母。しかし、この穏やかな時間に緊張が走る事件が起こったのです――。 おやつを止めた理由は祖母は休憩時におやつを差し出しました。祖母が差し出したのはピーナッツの入ったお菓子……。祖母から差し出されたお菓子を我先に取ろうとする子どもたち。しかし、姪だけは血相を変えて、「食べちゃダメ!」と叫びました。 私もあとから聞いたのですが、実は甥はナッツアレルギー持ち。姪は甥からお菓子を取り上げ、甥は大泣き。再度ナッツのお菓子を甥に渡そうとする祖母に、姪は懸命にアレルギーの怖さを説明していました。認知症の祖母に悪気はなく、姪も甥を守るのに必死でした。 一部始終を見ていた私は、姪に代わって祖母に甥のナッツアレルギーを説明しました。しかし、認知症の祖母に理解してもらうのはやはり難しいようでした……。 あとから来た私の父も「ちょっとくらい大丈夫だろ」と、アレルギーの理解が乏しい様子。一緒に来た母に「命の危険があるのよ!」と怒られていました。 この一件から、たとえ親戚の子どもたちであっても、安易に食べ物や飲み物を与えてはいけないと肝に銘じた私。お友だちが家に遊びに来るときも、事前にその子のママさんにアレルギーについて教えてもらうようにしています。※ピーナッツは少量でも重篤なアレルギー反応を起こす可能性の高いアレルゲンです。アレルギーの疑いがある場合は、特に注意しましょう。また、ピーナッツのように硬くて噛み砕く必要がある物は、小さなかけらが気管に入り込んで喉や気管に詰まらせて窒息したり、肺炎や気管支炎を起こしたりする危険性があります。6歳未満の子どもには食べさせないようにしましょう。イラスト/はたこ 著者:星 あきら監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月25日上の娘が5歳、下の娘がまだ生まれていない頃の話です。長女の通う幼稚園のママ友6人ほどで集まり、ランチ会をしました。ママ友のうちの1人、AさんはSNSのヘビーユーザー。ランチ会の最中も、写真を撮るのに夢中になっていました……。 ママ友の返答はSNSに対する価値観は違ったものの、そのママ友とは仲良くやっていた私。 するとママ友6人で行ったランチ会の翌日、別のママ友Bさんから「楽しそうな写真見たよ!」「私も行きたかった……」と連絡が。どうやら、Aさんが前日のランチ会の様子をアップしていたそう。 すぐにAさんの投稿をチェックしてみると、まさかの私のバッチリ顔出し写真が投稿されており、しかもタグ付けまでされていたのでした……。 Aさんには「今後は私の写っている写真は投稿しないでほしい」「タグ付けもしないでほしい」と伝えました。しかし、Aさんは「え、なんで?」とまったく理解できない様子でとても驚きました。 Bさんからは「なんで誘ってくれなかったの?」とこれまた面倒なメッセージの連投が。「次のランチ会に誘おうと思っていたんだよ~」と返信するとようやく納得してくれましたが、「これだからプライベートをむやみにさらしたくないんだよ……」というモヤモヤは消えませんでした。 結局AさんもBさんも、長女の卒園から疎遠になりました。SNSは情報収集には便利なツールですが、使い方を間違えると怖い目に遭ったり、他人に迷惑をかけてしまったりすることもあると感じました。娘たちにスマートフォンを持たせるときには、私のこの経験を伝えて、SNSの使い方を一緒に考えようと思います。 イラスト/はたこ著者:牧田のぞみ
2024年04月25日わが家は2歳の娘がいる3人家族。住んでいたアパートが手狭になったことをきっかけに、私の実家の近くに家を建てました。両親が喜ぶだろうと思い、私は毎日のように娘を会わせに実家へ顔を出しますが……? そんなことを思っていたの…?私は保育園のお迎えが終わると、娘を連れて毎日のように実家へ。この日も実家に立ち寄り、娘は私の父と室内で追いかけっこを楽しんでいます。途中、逃げる娘がリビングの扉を「バタン!」と勢いよく閉めると、なんとそれまでニコニコ顔で娘と遊んでいた父が「おい! 壊れるだろ!」とすごい剣幕で怒りをあらわに……。驚いた娘は泣き出します。私が「そんな怒鳴らなくてもいいでしょ! やさしく注意してあげてよ!」と言うと、「俺が悪いのか! 何なんだお前も毎日連れてきて! さっさと連れて帰れ!」と父の怒りは私にも飛び火し、なかなか収まる様子もありません。母が家にいなかったこともあり、私はすぐに「ごめんね、もう帰るよ」と父に謝って、娘と実家を出ました。そのあと冷静さを取り戻した父から「あのときは怒鳴って悪かった。孫はかわいいいけど、毎日のように遊ぶのは大変で少し疲れていたのかもしれない」と謝罪が。私も「こっちこそ、たくさん娘に会えたらうれしいかなって思って、いつも押しかけてごめんね」と謝罪しました。その後は毎日のように行くのはやめ、頻度は週1回、時間は1時間程度にし、父と母が実家にそろっているタイミングで遊びに行くことに。毎日行けば父母が喜ぶだろうと思い込んだことを反省しつつ、親しき仲にも適度な距離は必要なことを学んだ出来事です。 作画/yoichigo著者:緒方佳子
2024年04月24日結婚してすぐに、義母から子どもを急かされていた私たち夫婦。3年にわたる不妊治療の末、第一子を妊娠しました。やっと義母のお小言から解放されると思ったのも束の間、今度は「性別はわかったのか」と問いただしてきて、そして挙句には……。 義母の決めつけ私の顔つきや妊娠してからの様子を見て、「絶対男の子が生まれる!」と決めつけた義母。私たち夫婦は性別関係なく子どもがほしいと思っていたので、顔を合わせるたびに「男の子だ!男の子だ!」と言ってくる義母にウンザリしていました。 「おそらく女の子だろう」と医師から言われたので、そのことも伝えたのですが、一切聞く耳を持ちません。 さらに、出産後に着せるベビー服を買いに行くときについてきた義母は、「私が買ってあげるから」と言って、恐竜などが描かれた服を購入していました。 前々からおなかの中の子どもの性別を勝手に決めつけられて、不快だった私。義母に言われたことを正直に夫に話すと、夫も怒っていました。 出産間際まで「絶対に男の子!私の買ったお洋服を着せてね!」と連絡をしてきた義母。 しかし、医師から告げられていた通り、生まれてきたのは元気な女の子でした。 男の子が生まれてくると思い込んでいた義母はあからさまにがっかり。未だに「男の子だと思っていたのに……」と愚痴をこぼしています。 性別がどちらであっても、健康に育ってくれることが私たち夫婦の一番の望み。夫と相談して、義母とは適度な距離を保って、じょうずにお付き合いをしようと思っています。 イラスト/きりぷち 著者:大野さとこ
2024年04月24日娘が6歳の時の話です。娘は4年間保育園に通っており、その日はついに卒園式。園に通い始めたころの娘を思い出し、「大きくなったなぁ」と私はしみじみしていました。とってもお世話になった保育園。通うのも今日で最後です。卒園式が始まり、私が目頭を熱くしていると、同じクラスの男の子のママさんが、信じられない行動に出たのです……。 せっかくの卒園式なのに…話しかけてきたのは、同じクラスの男の子のママさんでした。会えば挨拶する程度の間柄で、とくに仲良くしているわけでもありません。 「ねぇねぇ、こういう日の服って何着ていいかわかんないよね~」と、話しかけてきた隣のママさん。「そうですね~」と適当に相槌をうっていたものの、そこそこ大きな声で私に話しかけ続けてきます。 すでに式が始まっているのに、ボリュームを下げることなく始終話しかけられ続け……。周りに迷惑ではないかとヒヤヒヤしたのと、式に集中したかったのとで困惑してしまいました。 せっかくの卒園式で注意するのもなんだし、と思い、私は途中でトイレに行くふりをして席を外し、そのママさんの隣には戻りませんでした。 卒園式が終わった後にビデオを確認すると、しっかりとそのママさんの声が入っていてとてもショックでした……。 私には、娘の下に2人の息子がおり、どちらも保育園に通っています。あと2回卒園式を迎えるのですが、たとえ仲の良いママ友と隣に座ったとしても、静かにしておこうと心に決めています。みんなで子どもたちの門出を気持ちよく祝うことこそが、お世話になった保育園への一番の恩返しだと思っています。 イラスト/きりぷち著者:おなべ
2024年04月23日娘が3歳のときに、近くに住む義母に娘を預けました。私が用事を済ませて迎えにいくと、信じられないことが起こっていたのです……。 娘を迎えにいくと…その当時、娘はある赤ちゃんの人形をたいそう気に入っていました。毎日お世話ごっこをして、いつも持ち歩いていたのです。 しかし、義母に娘を預けた日、娘を迎えに行くと、その人形がとんでもない姿になっていたのです。 赤ちゃんの人形にはボールペンで極太の眉毛、まばらなまつ毛、ほっぺにはぐるぐる模様が描き込まれていました。かわいかった人形の変わり果てた姿に、ショックを受けた私。 なおも娘はペンで人形に落書きをしようとし、義母はそれをにこにこして褒めるだけ。すぐに義母に抗議しましたが、「どうして?かわいくしてあげたじゃない」とまったく罪悪感のない様子でした。 それからというもの、娘は人形やおもちゃにペンで落書きをするようになってしまいました。「赤ちゃんこんな顔にされてイヤイヤしてるよ?!」と言っても、「ばぁばがかわいいって言ったもん」と聞く耳を持ちませんでした。 義母と私の母親としての考え方の違いはあると思っていたものの、私の見ていないところで娘に落書きを教えたこともショックでした。さすがに娘も学校に上がってからは落書きすることも減りましたが、親としてはハラハラしたものです。娘を預かってくれた義母には感謝していますが、価値観は人それぞれだと痛感した出来事でした。夫から義母に話してくれるということなので、少しずつ話し合いを重ねて理解し合えたらいいなと思います。 イラスト/まげよ 著者:原田加奈子
2024年04月23日子ども会で知り合ったとあるママさんは、夜中でもお構いなしでメッセージを送り続けてくる人でした。さすがに困るので「やめて」と伝えると、まさかの理由で断られ……!?夜中でも通知が鳴り続け…子ども会で知り合ったAママは地元企業に長く勤めていて、役職についていることをよく自慢しています。子ども会の役員決めのとき、「職場の定休日が平日だから、その日で良ければ引き受ける」といって役員になってくれたのですが……。役員みんなで集まって打ち合わせをしていると、「最近仕事が本当に忙しくて〜! 役職につくと大変だわぁ!」と、「自分はエリートです」というような雰囲気でお仕事自慢を差し挟んでくるので、周りから煙たがられていました。 さらに困ったことに、行事の詳細を話し合っている期間中、何かを思いつくたびにメッセージアプリでアイデアをガンガン送信してくるのです。通知が真夜中にも鳴り、私はとてもびっくり。しかも、ピコピコと連投されるのです。役員の中には遠方に住む高齢のご両親の体調が不安定という心配事を抱えた人もいて、「夜中の通知音は、両親に何かあったのかもと思ってしまって心臓に悪いよ…」と困っている様子。しかしそのことをAママに伝えるも、「思いついたときに知らせておかないと、忘れちゃうから!」と相変わらず夜中の連投を続け……。さらには、仕事の休憩中にも反応に困るプチアイデアを連続で送信してくる始末。そして、誰からも返信がないと怒るのです……。 あまりにしつこい連投に、ついに役員の1人がやめてと言ったところ、「私はできるときにできることをしてるの!」と怒ってしまいました。結局各々が通知を切るなどの対策をとるしかなく、役員メンバーが変更になる1年後まで我慢の日々が続きました。アイデアを積極的に出してくれること自体はありがたいですが、夜中の連投は大人のマナーとしてダメでしょ……と思った出来事です。私も、メッセージを送る時間には気をつけようと改めて思いました。 作画/赤身まぐろ著者:大谷 さくら
2024年04月22日わが子たちがまだ小さかったころ、ベビーカーを使ってよく外出していました。母と一緒に公園へ遊びに行ったときのことです。少しの間、母に娘を任せると、とんでもないことが起こったのです……! 母に娘をお願いした私わが家の子どもたちが2歳と生後6カ月だったころ、出かけるときにベビーカーを使用することが多くありました。ベビーカーに2歳の娘を乗せ、生後6カ月の息子は抱っこひもという形が基本形です。 その日は天気がよかったので、公園で散歩をしようと母を誘って遊びに行きました。公園へ到着したころ息子が授乳の時間になってしまったので、娘をベビーカーへ乗せて母が先に散歩へ連れて行ってくれることに。息子の授乳が終わり、母と娘を見つけたときに見た光景がとても驚くものだったのです。 目を疑う光景見つけたときには少し離れていたのですが、遠くから確認できただけでも、娘の高さに違和感が。よく見てみると、なんと日よけを両手で持った状態で座面に立っていたのです! ベビーカーが動くたびにゆらゆらと揺れる娘。私は「止まって!!」と叫びながら2人の元へ走りました。 追いついて無事に娘を降ろすことができたのですが、なぜここに立っていたのか母に聞くと、「降りたいと騒いでいたから、ベルトを外したの。そうしたら座面に立ち上がったのよ」と……。 とても驚きましたが、母に娘を任せてしまったのは私です。しかし転落の危険性もあったので、そこはしっかり母に話してわかってもらい、もう絶対にしないと約束してもらいました。 何事もなかったのでよかったですが、とても肝を冷やしました。自分が当たり前と思っていても、それが常識ではないこともあるのだなと実感しました。その後は、子どもたちの安全のためにも守ってほしいことは事前にお願いすることに。母は理解してくれるので、今では安心して子守りを任せることができており、とても助かっています。 ※ベビーカーはシートベルトを締める、座席やステップに立たせない、エスカレーターでは使用しないなど、使用方法を守って正しく安全に使い、事故を防ぎましょう。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち著者:高山ななみ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月22日車好きの夫と3歳の子どもを連れて出かけたとき、子どもが手に持っていたお菓子を落としてしまいます。すると夫が大激怒し、まさかの行動に出て!?大人げないなぁ…子どもがまだ3歳だったころのお話です。車が大好きな夫は、車の中も外もきれいに掃除していて、車はいつもピカピカ。ある日家族で出かけた日に、車内で子どもの好きなお菓子を食べさせていました。すると、夫が急ブレーキをかけた瞬間に子どもが手に持っていたお菓子が落ちてどこかにいってしまいます。すると夫は、自分の大切な車の中にお菓子が落ちて見つからないことに怒り狂ってしまい、近くの駐車場に車を停めて、「見つかるまで探せ!」という状態に……。私も子どもも必死に探しましたが見つからないうえに、夫ははイライラしていて最悪な空気でした。結局見つからないので、イライラ状態で不穏な空気のまま出発。しかし、しばらくすると「あった!」と子どもの声が。どうやら、子どものズボンの裾の、折った部分の中に入り込んでいたようです。 確かに車内をきれいに保とうと努力していることを知りながらお菓子を食べさせたことは申し訳ないですが、だからといってまだ3歳の子どもに対してあんなにムキになって怒らなくても……。大人げないなぁ……と思いました。夫も冷静になったのか、子どもに謝って一件落着。車内で食べさせるのは控えようと思った出来事です。 作画/さくら著者:中村れおん
2024年04月21日妊娠中、妊婦健診に行ったら医師から即入院と言われました。そこで、3歳の娘を夫と義母に任せて入院することになったのですが、お見舞いに来た義母が早く退院してほしいというような発言をしてきて……。どうしてそんなことが言えるの…これは、娘が3歳、息子がおなかの中にいたころのお話です。妊娠9カ月目のころ、妊婦健診に行ったら即入院と言われました。切迫早産で、絶対安静が必要とのこと。まだ幼い娘を残して急に入院するのは心配で、医師にどうにか自宅で過ごせないかと相談もしましたが、医師の指示通り入院することに。わが家は転勤族で両実家とも遠方でしたが、翌日には義母が来てくれて、3連休というタイミングだったので、夫と一緒に娘のお世話をしてくれました。 しかし、義母も週明けには仕事があるとのことで帰らなければならず……。連休最終日に、私のお見舞いに来てくれました。遠いところから娘のお世話のために駆けつけてくれた義母へ心からの感謝を伝えようとしたのですが、義母はなんと、開口一番に「退院か一時帰宅はできないの? 明日から息子が仕事と子どものお世話を全部ひとりでするのよ? 大変でかわいそうじゃない……」と言ってきたのです。仮に家に戻れたとしても家事や育児ができる状態ではないし、医師に絶対安静と言われている私に対して、どうしてそんなことが言えるの? とショックを受けると同時に、とても腹が立ちました。それに、明日からは私の母が泊まり込みで娘のお世話をしてくれることになっています。そのことは義母も知っているはずなのに、「息子が全部ひとりでする」と思い込んでいることにもモヤッとしました。 夫に連絡を入れ、私がどのような状況なのか、どうして退院も一時帰宅もできないのかを夫の口から義母に説明してもらい、何とか理解を得ることに成功。しかし、言われた言葉はずっと心の傷として残り、産後何年経っても忘れられません。おそらく、一生忘れることはないと思います。 何か人に言葉をかけるときは、相手の状況や事情をよく考えて配慮することがとても大切だと、改めて感じた出来事です。 作画/さくら著者:春川桜
2024年04月21日年に数回、県外に住んでいる夫の友人夫婦と遊ぶわが家。わが家には小3と年長の息子と、2歳の娘がいます。友人夫婦には、小3の女の子と小1の男の子がおり、子どもたち同士も仲の良いお友だちです。家族ぐるみで仲が良く、子どもの入学祝いを先に頂いていたので、こちらも贈ることにしていました。しかし、このやりとりについてモヤモヤする出来事が起こったのです……。 入学祝いを開けてみると…長男のときは友人夫婦の1人目も入学する年だったため、お返しの代わりに同額の図書カードを贈りました。夫は「あいつらは親戚みたいなものだし、2人目のときもお祝いしなきゃ」と笑っていました。 そのため、友人夫婦の2人目が入学した昨年、上の子のときと同額の図書カードを贈ることに。お礼の言葉はいただきましたが、お返しはありませんでした。そのときは「こういうものは気持ちだし、うちは3人いるから」と気にしていなかった私。 わが家の次男が入学する今年。年始に遊んだときに、友人夫婦から入学祝いと一緒に「これで終わりにしない?」という提案がありました。言い出しにくいことを言わせてしまった、と私が焦っていると、「うちが3人いるから嫌になったんだろ」と笑いながら言った夫。 それに対し、パパさんは笑顔で「どうしてもうちが損になるじゃん」という返事が。ママさんも「正直すぎてごめん」と笑ってくれたおかげで、その場は気まずくならずに済みました。 その夜、頂いた入学祝いを夫と私で確認しました。そこには、わが家が友人夫婦の2人目のときに贈った図書カードより少ない金額の現金が入っており正直驚きました。そしてなんとも言えない気持ちになる私たち……。 「こういうのは気持ちだから」と夫とお互いに言い聞かせて気持ちを落ち着かせました。これを機に夫婦で話し合い、友人へのお祝いは出産祝いまで、と夫婦で決めました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち著者:安藤 はるか
2024年04月20日小学校の役員決めのとき。たまたま隣に座っていたママから「一緒にやりません?」と声をかけられました。戸惑いはありましたが、一緒に立候補すると……大変な事態になりました。 誘われて役員になってみたら…私は消極的な性格で、できれば役員などはやりたくないなと思っているタイプ。そんなことから、役員を決めるときは誰かやってくれないかな……と様子をうかがっていました。 小学校の役員決めのとき。たまたま隣に座っていたママが立候補しました。もうひとりが決まらずいたら、そのママが私に「一緒にやりません?」と声をかけてきました。 私は主婦なので時間はあるといえばあり、断るのが苦手なタイプなので渋々やることになりました。役員の仕事を始めてみると、私を誘ったママはフリーランスで仕事をしており、役員の仕事をやるほど時間に余裕がないようで……。役員の仕事はほとんど私がすることなり、大変な思いをしました。 役員をやる余裕がないなら立候補して私まで誘わなければいいのに……と思ったことも。ですが、大変ではあったけれど貴重な体験ができたと、今となっては肯定的に捉えています。 ◇ ◇ ◇ 大変だったと思いますが、最終的に“貴重な体験ができた”と思えるって素敵ですよね。なかなか難しいですが……、ネガティブな感情をできるだけポジティブに変換し、子育てを楽しみたいですね。 イラスト/さくら著者:加藤 沙友理
2024年04月19日子どもが1歳のころ、電車の中で急に泣き出してしまいました。周りの視線が痛いと感じて次の駅で降りようかと考えていたとき、ある女性の言葉がきっかけで乗客が一斉にまさかの行動に!?周りの乗客が一斉に!?子どもが1歳のときの話です。電車に乗っていると、あともう少しで目的地に着くというタイミングで子どもが急に泣き叫び始めてしまいました。抱っこしても泣き止まず、同じ車両の方の視線がとても痛くて、次の駅で降りるかどうかと迷っていた私。するとすぐ隣にいた年配の女性が、「子どもは泣くものだから、それでいいのよ」と言ってくださって、それを聞いていた周りの方も一斉に「うん、うん」と頷くようなそぶりを見せて下さり、目的地まで降りずにすみました。 子どもが泣いて周りに迷惑をかけていると、とても肩身がせまくてやるせない気持ちになります。しかし今回、やさしく声をかけていただいて涙が出ました。周りの方も同調するそぶりを見せてくださって、本当にあのときは助けられたと感じています。 作画/しおん著者:井本桜子
2024年04月19日私が第1子を出産中にかけられた助産師さんからのある言葉。この言葉は今でも育児につまずいたときに思い出して、私の励みになっています。出産は赤ちゃんと母親だけができる経験私は第1子の出産の際、出産予定日よりも3週間前に破水してしまい、急きょ入院することになりました。1日待って陣痛が来なければ、陣痛促進剤を打って出産すると言われていましたが、入院後すぐに陣痛が始まり、バタバタと分娩台へ。 分娩台へ乗ってから数時間が経ったころ、これまでに味わったことのない痛さに、助産師さんに「もうおなかを切ってほしい」「無理です」など、つい弱音を吐いてしまいました。 すると、50代くらいのベテランであろう助産師さんが、こう言ったのです。 「この出産はお母さんと赤ちゃん2人だけが経験できるもの。赤ちゃんを取り上げる私たちや立ち会う父親も、見守ることはできても、痛みや大変だった思いまでは残念ながら共有できない」。 そして、「赤ちゃんとお母さんが一緒に頑張るから、この子の人生が始まるんだよ。今、お母さんが頑張らないと10カ月おなかで大切に育ててきたこの子の大切な人生が始まらないよ!」と活を入れられました。 この言葉を聞いて私は「弱音を吐いている場合じゃない!」と気合いが入ったことを今でも覚えています。それからは泣き言を言わず痛みに耐えました。 活を入れられてから、1時間ほどで生まれてきてくれた息子。あのときの感動は今でも忘れません。今でも、育児でしんどくなったときは、助産師さんの言葉を思い出し、初心にかえるようにしています。 このときに生まれた息子は今年で5歳。今でも育児でたくさんイライラしたり悩んだりすることはありますが、悩んだときはこの助産師さんの言葉を思い出して、「子どもにとって母親は私だけだ」と自分に言い聞かせると心がスッと落ち着き、息子と向き合うことができています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/ミロチ著者:なかまる あゆみ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月18日コロナ禍での卒園式。幼稚園の前で大喧嘩をしている夫婦を目撃しました。私も周りの人も、喧嘩の理由にあ然としてしまい……。子どもの前なのに…次男はコロナ禍に幼稚園を卒園することになりました。卒園式への両親の参加は1人のみ可能で、もう1人は別部屋にてモニターのライブ放送を見るという方式です。コロナ禍なので仕方ないとは言え、1人しか現地で子どもの晴れ姿を見られないなんて残念だなと思っていると、同じクラスの子どもを持つパパさんとママさんが、幼稚園の前で突然、大喧嘩を始めました。どうやら2人とも卒園式の会場に入りたいらしく……。気持ちはわかりますが、卒園式の当日に子どもの前で喧嘩するなんて……と残念な気持ちになってしまいました。 結局、ママさんが卒園式に参加され、パパさんは別部屋にてモニターを見たようです。せっかくの卒園式、家族みんなで仲良く過ごすことができたらよかったのになぁと思わずにはいられませんでした。 ※イラストのマスクは省略しております。 作画/赤身まぐろ著者:松田さやか
2024年04月18日ある日、小学2年生の息子が夫に話しかけると、同居している義母が激怒! しかも私にまでまさかの発言をしてきて!?お義母さん、それは時代錯誤です。わが家は義母と同居しています。夫が休みの日、小学2年生と5年生の息子たちが夫に何か頼みごとをすると、義母は横から必ず「家で休んでいるお父さんに、お願いなんてするもんじゃないの! 何でも家のことはお母さんに頼めばいいの!」と叱ります。さらに、義母は昔ながらの考えが強い人なので、私には「女は黙って家のことを全部完璧にしなさい!」と言ってくるのです。しかし、同じ女性である義母は家のことを全くせず、すべて私1人にさせます。そんなことをいう義母の前では、夫も動くに動けず……。結局私1人が義母にこき使われ、てんてこまいの日々。 義母に逆らわずに穏便に過ごそうとする夫の気持ちもわかりますが、いつまでも私1人に頼られても困るため、義母には「今の時代は夫婦2人で協力していく考えが主流なんですよ」と伝え、少しずつ考えを改めてもらおうと思います。 作画/しおん著者:佐藤 さき
2024年04月18日次年度のPTA役員を決める会議へ参加したときのことです。今までに出会ったことのない保護者の言動に、私は衝撃を受けました―。 候補者が選ばれるわが子が通う小学校にはPTAがあり、毎年役員決めがおこなわれます。まず立候補や他薦がないかの調査があり、決まらない場合は複数名の候補者をくじで決め、決められた日に召集されることになっています。 私も昨年初めて候補者に選ばれ参加したのですが、そこで出会った保護者の中にとても不満な感情を表に出していた方がいたのです。自己紹介は小声、さらには机をトントン叩いてイライラ。その様子に周囲の人たちも警戒していました!その空気感の中なので、緊張感はより増していったのです。 いざ、くじ引き!3つの役員中2つが決まり、残りはあと1つをくじ引きで決めることになりました。私は空くじだったので免れたのですが……。なんと、ずっと不機嫌だった保護者が引き当ててしまったのです! 引いた瞬間、「なんで私が!仕事もあるし子どもたちの習い事の送迎もあるし忙しいのよ。誰かもっと暇な人がやればいいじゃない! なんでこんな忙しいときにここに来なくちゃいけないのよ」と言い、周囲の人も何も言い出せない雰囲気に。 そんな異様な空気感でも会長は冷静な方で、「みなさん事情があるでしょうし、暇な人などいません。できる限りメールやLINEで話し合いが済むように進めているので、ご協力お願いできませんか?」と諭すようなやさしい言い方でお願いすると……不機嫌だった保護者もしばらく会長と話して、なんとか引き受けてくれることになりました。 今回は冷静な会長のおかげで無事にまとまりましたが、とてもヒヤヒヤした出来事でした。PTAはとても大変な仕事だと思うので、周囲も協力して作業が進むような組織になるといいと思います。保護者の言動には非常に驚きましたが、どのようなときでも会長のように冷静にでいることが大切だと感じる出来事でした。 イラスト/はたこ著者:高山ななみ
2024年04月18日夫は私と結婚してから、もう10回も転職をしています。収入が安定せず家計がピンチなのに、なんとかなると言う夫……。しかも夫は、収入が不安定な身でありながらまさかの行動に出て!?転職10回に加えて、まさかの…夫は私と結婚してから10回も転職をしています。子どもが3人いてお金がかかるし、転職活動中に収入がない期間があったり、給料の額がコロコロ変わって一家の収入が安定しなかったりして、私は正直困っていました。なるべく同じところに勤め続けてほしいと話し合いをしますが、その度に喧嘩になり、最終的には「お前が働いているから、なんとかなるだろ!」と私の収入だけをあてにするような発言をしてきます。 そんな夫は浪費家でもあり、いろいろな物をほしがる性格なので、「仕事頑張ったからさ!」と言って自分へのご褒美をよく買います。給料が出たらゲームを買ったり、スマホのゲームに課金をしたり……。給料が安定して入ってこない身でありながら、お金遣いが荒くて困りました。 しかも借金までするように。その借金も膨らんでしまい、結局両家の親にすべてを話し、一時的に建て替えてもらうことに。そして夫は、義父と同じ職場で働くことになりました。今では、「義父がいるから、そう簡単には辞められない!」と腹をくくっており、出会ってから今までで一番長く勤めてくれています。 作画/しおん著者:さっちー
2024年04月17日3歳になる息子は、1歳半ごろから美容院で髪を切っています。夏は暑いので短く、冬は寒くないように短すぎないよう心がけています。髪の毛を切ると私の両親は、「かっこよくなったね」と息子に言ってくれるのですが、義母は違ったのです……。 とにかく気になる孫の髪型ある日、義母と息子の3人でランチに行く約束をしていました。お店に到着すると、髪の毛を切った息子を見て、義母が一言。「なんだか……、後ろはさっぱりしたけど、前を見たら切ったかわからないね」と。 前髪は眉毛より少し上くらいに切っていて、「目に入らない長さにしてあるからいいのでは」と思いつつ、適当に相槌を打ちました。何度か同じようなことを言われることが続き、もやもやしつつも「まあいいや」と思い、義母の意見は尊重せずに私好みの髪型にしていました。 そして夏になり暑くなったので、いつもより髪を短く切った息子。すると義母は……。 「さっぱりしたね。けど切りすぎかな。まあ、でもすぐに伸びるから」と言いました。 さすがにいらいらした私。私は夫に「髪を切るたびに文句を言われる」と愚痴を言うようになりました。夫は何を言うでもなく、私の愚痴を静かに聞いてくれました。 髪型にケチをつける義母に夫は秋になり法事があったため、家族3人で義父母宅を訪れました。髪を切りたての息子を見て、またもや義母が「すぐ伸びるからもう少し切ればよかったのに」と言いました。 すると夫が「いちいちうるさい。素直に褒めろよ」と義母にブチギレ。義母は落ち込み、しばらく黙り込んでしまいました。後で夫に話を聞くと、昔から義母は夫の髪型にも毎回文句を言っていたようでストレスを溜めていたようでした。 まさか、夫の髪型にまで口出ししているとは思いませんでした。義母に悪気はなかったものの、毎回の口出しに嫌気が差していたので、夫の一言ですっきりした私。夫が怒って以来、義母は髪型について口出すことはなくなり、私たちがかわいいと思った髪型を息子とともに楽しんでくれるようになりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/はたこ著者:宮﨑るか
2024年04月17日ある日2人の子どもたちを連れてバスに乗ることにした私。しかし長男はベビーカーで、次男は抱っこひもで寝てしまったため、1人でバスに乗せるのは難しいと感じました。悩みながらも思い切ってバスの運転手さんに助けを求めました。すると……。どうやってバスに乗る?私は持病があり、定期的に総合病院に通院しています。ある通院日、どうしても夫が休みを取れず、私は3歳と1歳の息子たちを病院へ連れて行くことに。病院での待ち時間は長く、診察が終わるころには、長男はベビーカーで、次男は抱っこひもで寝てしまっていました。 私は駅までバスに乗って帰ろうと考えていましたが、次男を抱っこひもに入れたままではベビーカーを持ち上げることができません。また、畳まずにベビーカーを乗せることで他の乗客の迷惑になるのではという思いもあり、バスに乗るべきか悩みました。 運転手さんに助けを求めたところ……悩んでいる間にバスが到着。私は思い切って開いた扉から運転手さんに向かって「すみません、ベビーカーを持ち上げるのを手伝ってもらえませんか?」と声を掛けました。 すると運転手さんが返事をする前に、乗客たちが4、5人立ち上がり、私たちがバスに乗車するのを手伝ってくれたのです。「この座席にベビーカーを固定できるみたいですよ」と教えてくれる人もいました。降りるときも「手伝います」と声を掛けてもらえたので、私たちは問題なく駅までたどり着くことができました。 「助けてって言っていいのよ!」バスを降りてから、私は手伝ってくれた人たちに心からお礼を言いました。すると1人の年配の女性が、「気軽に周りに助けてって言っていいのよ! 言ってもらったほうがこっちも手を貸しやすいわ」と笑顔で返してくれたのです。 私は周囲の人たちの親切とその温かい言葉にとてもうれしい気持ちになりました。バスに乗る前はベビーカーを畳まずに乗車することで他の人に迷惑をかけるかもしれないという気持ちもありましたが、思い切って声を掛けてよかったと思いました。 「気軽に助けてって言っていいのよ」という女性の言葉で、私の心は軽くなりました。人に迷惑をかけないことは大切ですが、自分の力でできないことは周囲に協力を求めても良いのだと感じたからです。もちろん手伝ってもらったらしっかりお礼を言うことが大切だと思います。子どもたちにも、「してほしいことは言葉にする。そしてお礼を言う」と日々教えています。著者:香川えりか3歳と1歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。
2024年04月17日4歳の娘のお誕生日会も兼ねて、庭でバーベキューをしていたときのこと。近所のママ友の子がふらっと勝手に庭へ入ってきました。あとから父親も来たため注意してくれるのかなと思いきや、まさかの非常識な行動に出て!?せっかくの娘のお誕生日会が…長女の4歳の誕生日に、お誕生日会もかねて庭でバーベキューをすることにしました。肉や野菜が焼きあがり、お誕生日おめでとうの乾杯をしてさっそく食べ始めようとしたところ、匂いにさそわれたのか近くに住むママ友の6歳と3歳の子が勝手にわが家へ入ってきます。お母さんは? と聞くと体調が悪くて寝ていて、自分たちはお腹が空いているとのこと。そんなことを言われたら、その子たちを無視して自分たちだけ食べることなんてできず、焼きそばを作って食べさせてあげました。するとあとからママ友の旦那さんが来たので、迎えにきてくれたのかな? と思っていたら、なんと旦那さんも一緒になってわが家の庭で遊び始めたのです! 結局うちの長女と2歳の双子の3人と、ママ友の子2人の子守りをするのに必死で、バーベキューをしている場合ではなくなり……。家族でゆっくり娘のお祝いで食事を楽しみたかったのに、買ってきた肉もろくに焼けず残念なバーベキューになってしまいました。 その日の夜にママ友からメッセージが届いたので、謝罪かな? と思ったのですが、「今日はありがとね〜」だけでした。もし今後同じようなことがあったら、きちんと断ろうと思います。「親しき仲にも礼儀あり」という言葉を忘れずに過ごそうと、改めて思った出来事です。 作画/森田家著者:木村菜々
2024年04月15日ある日、スーパーのお菓子売り場で3歳の娘が「おなかの中にいたときに、ママこのお菓子いっぱいくれたよね」と謎の発言を。その意味とは!?娘の謎発言が意味する物は…当時3歳の娘が、スーパーであるお菓子を持ってきました。そして「おなかの中にいたときに、ママこのお菓子いっぱいくれたよね」とまさかの発言! 妊娠中、つわりなどはあまりなく、いろいろな物を食べていました。妊娠前とは味覚が変わり、普段は食べることのなかったそのお菓子を特に好み、たしかに毎日のように食べていたので、「これはもしや、胎内記憶……!?」ととても驚きました。 その後も何回か、妊娠中に好んで食べていた物を「ママこれ好きだったよね」と娘から聞くことが続き……。 妊娠中の味覚の変化は、もしかしておなかの中にいた娘の味覚の好みが影響したのかな? と最近になって思うように。妊娠当時、味覚変化で食べていた物は、今の娘の好物です。 作画/しおん著者:日南 真白監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月15日はじめての妊娠中、娘の名前を決めたいと義父が言い出します。「この名前がいい!」と頑なに譲らない義父。理由を聞いてみると、まさかの最低発言が……。そんな理由だったの!?私たち夫婦にとって、初めて子どもを授かったときのお話です。おなかの中の子が女の子だとわかったとき、義父から「名前はもう決めたのか?」と聞かれました。「まだ悩んでいます」と答えると、「そうかそうか、じゃあ俺が決めてやろう! ◯◯なんてどうだ!」と、ある特定の名前を提案してきます。子どもの名前は自分たちで決めようと夫と話していたのでやんわり断ると、「いいや、◯◯にしなさい、」「◯◯がいい!」と何度もしつこく言ってくるのです。あまりのしつこさに困惑していると、義母が「いい加減にしなよ」と義父に言ってくれて、それ以来義父はその名前を口にしなくなりました。 結局娘の名前は夫婦2人で考えたものに決まったのですが、後日なぜ ◯◯という名前にこだわり続けたのか、夫が義父に尋ねたところ、親戚のお気に入りの女性と同じ名前をつけたかったからだと答えたそうです。私はその理由に呆れると同時に、義父の案を採用しなくてよかったと思いました。 作画/森田家著者:幸田千子
2024年04月15日車で児童館や習い事に行っていたときのこと。免許をもっていないママ友から「うちも乗せて〜!」と何度も頼まれました。同じ社宅のママなのですが、断っても懲りずにグイグイ迫ってきます。このままではいけないと、対策を考えることにしました。 断ってもグイグイくるので…わが家の車に付いているチャイルドシートは自分の子の分だけ。ですが、ママ友は「大丈夫だよー!すぐ近くだから~!」と言ってきて、毎回断っているのに乗せてもらおうとするのです。 「もし何かあったら責任がとれない」と言っても「大丈夫だよ~」と返され、納得してもらえませんでした。ママ友は夫の上司の奥さんでしたが、その圧を匂わせてくることにも困ってしまい……。 毎回断るのも面倒になり、自分と子どもだけのときは電動アシスト自転車を使うようになりました。しばらくはママ友との静かなバトルが続きましたが、次第に「乗せて〜」と言われる回数が減っていき……。話しかけられることもなくなりました。 その後、ママ友一家の転勤が決定。正直、ホッとしたのを覚えています。 ◇ ◇ ◇ 子どもの命を守るために、友人や親戚の車でもチャイルドシートの装着は義務化されています。警察に検挙された場合は子どもの親ではなく、運転手が罰則の対象になることも知っておきたいですね。 イラスト/森田家著者:するがみかん
2024年04月14日3歳の娘といつも通りに家で過ごしていると、インターホンが鳴る音が。モニターを見てみると、そこには警察の姿が!? 心当たりがなく緊張しながら応対すると、まさかの訪問理由を話し始め……。何でわが家に警察が!?子どもが3歳くらいだったころのある夏の日、家に警察がやってきました。いつもの日常を過ごしていたところに突然やってきたので、私はとても驚きます。もちろん、心当たりはありません。一体何事かと事情を聞いてみたところ、なんと「子どもの泣き声と親の声がうるさいから何とかして!」と近所の方から通報があったそうなのです。 たしかに数日前、ささいなことで子どものイヤイヤが始まり、なかなか落ち着いてくれないので大きな声で叱った記憶はありました。しかし、3歳ぐらいの子はまだ自分の気持ちをうまく伝えられないことやイヤイヤ期ということもあり、大泣きしたり大声を発したり……。仕方のないこととはいえ、毎日身近で子どもの大声を聞いているとストレスを感じてしまいますし、疲労困ぱい……。うるさくて迷惑をかけていることは申し訳ない気持ちでいっぱいですが、まさか通報されるとは思っておらず、びっくりすると同時に、大変ショックを受けていました。 この事があってからは、夏でも窓を開けての会話は控えるようにするなど、できる対策は徹底的に行うように。それ以来、再び通報されることはなく、近所の方とも良好な関係を築いています。 作画/さくら著者:中村レイラ
2024年04月14日娘が0歳のころ、近所の仲良し親子とランチに行くことになりました。車移動だったのでお互いの車に乗って行くと思っていたところ、赤ちゃんは抱っこして乗り合わせて行くと言い出して……!? 「赤ちゃんを抱っこ」で乗車はNGでしょ育休中、私と同じくねんね期の赤ちゃんを持つ仲良しのママ友と、子ども連れでランチに行くことになりました。お店には各自の車で行くのだと思っていましたが、前日の夜に「どっちの車で行く?」とママ友からメッセージが届いてびっくり。「チャイルドシートは1個しかないから、各自の車で行こう」と返信すると「うちチャイルドシートいらないよ! 抱っこするから」と返信が……!私はえっ? と困惑し、「危なくない?」と返します。すると「いつも抱っこして乗せてるから大丈夫だよ〜。でもそっちは抱っこで車乗るの無理な人かぁ。わかった、各自の車で行こう」と返信が来たので、結局それぞれの車でランチに行きました。 改めてママ友に話を聞くと、過去に住んでいた地域では、近所のママ友たちと代表者の車にみんなで乗り、子どもは各ママが抱っこするのが当たり前だったことが判明。その場で「抱っこしたまま車に乗るのはダメだよ! チャイルドシートを使わなきゃ」とはっきり伝えました。ママ友はびっくりした様子でしたが、「そうだよね……軽く考えてたかも」と反省してくれたようです。 仲良しのママ友だったので意見をするには勇気がいりました。それでも、ダメなことはダメだとその場で伝えることが大切と実感した私。ママ友付き合いは大切ですが、子どもの命には代えられません。 ◇ ◇ ◇ 6歳未満の子どもには、道路交通法でチャイルドシートの着用が義務付けられています。座席の構造上の問題で設置できなかったり、座席数以上のチャイルドシートが必要で設置ができなかったりする場合は着用免除となることもありますが、子どもの安全のためには必須アイテム。法令で定めるやむを得ない理由があるとき以外は、必ず着用させてくださいね。 作画/yoichigo著者:大谷りほ
2024年04月11日念願のマイホームが完成し、私たち家族はご近所にあいさつ回りをしました。どの方もにこやかに受け入れてくれましたが、1人の年配の男性は、息子たちの年齢を聞くと微妙な反応に。私は、「もしかして子ども嫌いなのかな? 迷惑をかけないようにしないと」と思いました。後日、庭で大泣きしている長男のところへその男性がやって来て……。微妙な反応の男性は子ども嫌い?マイホームが完成し、引っ越しを終えた私たち一家は、ご近所へのあいさつ回りをしました。私と夫は「第一印象が肝心!」と少し緊張していましたが、どの家の方も当時3歳と1歳だった息子たちを見ると「かわいいわね」とにこやかにお話ししてくれました。 しかし1人の年配の男性だけは、子どもの年齢を聞くと「あー……。この辺にはそんな小さい子はいないな」とぶっきらぼうな反応。私は「小さい子がいるとうるさくなると思われたのかな……。この方は子ども嫌いなのかも。迷惑をかけないようにしないと」と気を引き締めました。 庭で泣いている長男に声をかけたのは…ある日子どもたちと庭で遊んでいると、次男が転んで服が泥だらけになってしまいました。着替えさせるために家に入ろうとすると、「まだ遊びたい! お母さんもここにいて!」とぐずり始める長男。私は事情を説明しましたが、長男はそれを聞かず泣き出してしまったのです。 困った私はとりあえず服だけ取りに行こうと思ったのですが、しっかり見ていないと、次男は土の付いたおもちゃをなめてしまう危険も……。「少しだけ待ってて」と長男に声を掛けてから次男と家に入りました。急いで服を出していると、庭から「どうした? これあげるから元気出せ!」と男性の声が……。 第一印象で決めつけたことを反省驚いた私が庭に戻ると、大きなビニール袋を持った長男とフェンスの向こうにあのぶっきらぼうな男性が立っていました。家から出てきた私に向かって、男性は「その袋、うちで育てた野菜。よかったら食べて」と言うのです。袋の中には立派な野菜がたくさん入っていました。 慌てて男性に礼を言いながらも、泣き声がうるさかったことを謝る私。しかし男性は「うるさくはないよ。気にしないで」と去っていきました。その後も何度も男性は野菜を届けてくださり、私は初対面の印象だけで子ども嫌いと決めつけたことを反省しました。 男性とは今も良い近所付き合いをしています。男性の最初の発言も、「周囲に同じ年の子がいないとつまらないかも」という息子たちへの気づかいから出た言葉だったようです。第一印象は重要ですが、それだけで相手がどのような人か判断するのは早いと、私は改めて思いました。この経験から、相手の良いところを見つけながら付き合いを深めていくことを心がけています。 著者:香川えりか4歳と2歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月11日1歳の長男を夫に任せて出勤した私。帰宅後、息子の食欲がおかしいのが気になり、夫に「お昼は何を食べさせたの?」と聞きます。すると夫から、信じられない言葉が返ってきて……!?息子はまだ1歳なのに…長男が1歳のころ、夫と私は共働きだったのですが、夫は育児に非協力的でいつもワンオペでした。義実家は母子家庭で、ほぼ交流がありません。 そんなある日、夫が義母に子どもを会わせに行きたいと言い出します。しかし私たちの仕事の休みが合わず、心配でしたが夫だけで行ってもらうことに。お昼前から出かけて、私が仕事から帰った16時にはもう家に戻ってきていました。 私は家事を済ませようとしていたのですが、息子の機嫌が異様に悪く、1歳児用のお菓子をものすごい勢いで食べていて、何かおかしいなと思い夫に「お昼ごはんは何をどのくらい食べさせたの?」と聞くと「何も食べさせてない」とひと言。私は頭の中で「は?」と思い、呆気にとられます。すると「だってお腹すいたって言わなかったもん」と、また信じられないひと言を。まだうまく喋れない子どもが「お腹すいた」と自分の気持ちをはっきり口にするのは難しいのに、何を言っているんだと驚愕しました。また、義母も子育てをした事があるのだから、お昼になっても食事を与えない夫に対して疑問をもってほしかったです。 その後、私は夫にブチ切れ。義母にももちろん、電話で思ったことを全て言いました。お昼前から出かけてたにも関わらず、子どもにごはんを食べさせないなんて本当に信じられないと思いましたし、夫にも義母にも子どもを任せたくないと強く思った出来事です。 作画/さくら著者:Ree
2024年04月08日