マンションをやっと売却できたらまずはホッと一息つきたいところですが、確定申告の時期が迫っているかもしれません。確定申告は大変そうに思えますが、ちょっと手間をかけることで納め過ぎた税金を取り戻せるかもしれません。今回は、マンション売却時における確定申告についてご説明します。マンションを売却したら、確定申告しなければならないの?まず、マンション売却に伴う確定申告の対象者についてご説明しましょう。【1.そもそも確定申告とは?】確定申告とは、毎年1月1日~12月31日までの1年間の所得を合計し、税務署に確定申告書による申告を行い、手続きによって次年度の納税額を確定することです。会社員の方なら一般的には会社で年末調整の手続きを行ってもらえるので、毎年確定申告する必要はありません。しかし、給与以外の所得があった場合にはご自身で確定申告を行う必要があります。行わなかった場合には、法定納付期限の翌日~完納の日までの期間について延滞金が加算されてしまいます。確定申告は必ず期間内に行ってください。【2.マンションを売却した場合の確定申告はどうする?】ではマンションを売却した場合、必ず確定申告はしなければならないものでしょうか?マンションにも居住用のものと事業用のものがありますが、ここでは居住用のマンションを例に挙げてご説明していきます。基本的には、マンションを購入した金額よりも高い金額で売却できた場合には確定申告をしなければなりません。マンションなどの不動産物件を売却して利益を得ると税法上では「譲渡所得」とみなされ、「譲渡所得税」という税金を納めることになるためです。マンションを売却した人で、確定申告の義務が生じる条件とは?マンションを売却して利益を得た方は全員確定申告の義務があるのかと言えば、実はそうとも限りません。確定申告の義務の発生には、所得の金額が関わってきます。マンション売却による所得は次の公式で求めることができます。譲渡所得=譲渡価額-取得費-譲渡費用※譲渡価額…マンションを売却した金額※取得費…売却したマンションを購入したときの費用(仲介手数料含む)から、減価償却費を控除した金額※譲渡費用…売却に要した仲介手数料や修繕などの費用この式によって算出される「譲渡所得」の金額によって、税金の納付が発生します。次は、どのくらい所得があると税金がかかるのかを見ていきましょう。【1.譲渡所得が3,000万円以上の方:納税対象で確定申告が必要】これぐらい高額の所得があれば税金を納付しなければならず、確定申告も必要になります。とはいっても、現代においてこれほどマンションが高値で売れるケースは少ないため、これだけ高額な譲渡所得になる例は稀でしょう。【2.譲渡所得が3,000万円以下の方:確定申告で非課税にできる】本来はマンションを買った金額より高く売却していますから、譲渡所得はプラスになりますが、この場合は確定申告を行うことでかかる税金をゼロにすることができます。つまり、節税のために確定申告が必要となるのです。なぜ確定申告によって非課税にできるのかと言うと、ご自分が住まわれていたマンションを売却した場合、利益に対して最大3,000万円の控除があるからです。これは「課税譲渡所得」と言い、利益が出た場合の計算のベースとなる金額にあたります。計算方法は次のとおりです。課税譲渡所得=譲渡所得-(最大3,000万円の)特別控除もし譲渡価額がプラスになったとしても、そこから3,000万円の特別控除分を引くと課税譲渡所得がマイナスになる場合があります。その場合、税金の納付は発生しません。【4.利益は出なかったもの、税金の還付金が受けられるかもしれない人】3,000万円の特別控除を受けなくても、「譲渡価額-取得費-譲渡費用」がマイナスとなり損失を計上されるケースがあります。この場合、税法上確定申告をする必要はありません。しかし、以下の特例が適用される場合がありますから気をつけましょう。・買い換えの場合…居住用財産の買い換えに係る譲渡損失の損益通算及び繰り越し控除の特例・売却の場合…居住用財産に係る譲渡損失の損益通算及び繰り越し控除の特例上記の特例の対象者は税金の還付が行われるため、還付金を受けるために確定申告が必要になってきます。マンションを売却するときは、さまざまな控除や特例の条件を満たしているか確認しておきましょう。もし申告義務がなくても、確定申告することでよりお得になる場合があります。マンションの価格を無料査定してみるマンション売却後の、確定申告手続きの流れとは?ここでは、マンションを売却した場合に確定申告を行う際の流れについてご紹介します。【1.確定申告に必要な書類を用意する】一般的な必要書類を紹介しておきます。1.確定申告書2.分離課税申告書3.譲渡所得の内訳書(1~3は税務署で入手できます)4.売買契約書(購入時・売却時の両方が必要になります)5.譲渡資産の登記事項証明書(法務局で手に入ります)6.住宅ローンの残高証明書(住宅ローン融資を受けている、各金融機関で手に入ります)7.除票住民票(市区町村役場で手に入ります)8.仲介手数料など、諸経費となる分の領収書9.マイナンバーカードもしくは番号確認書類と身元確認書類(平成28年分以降から必要になりました)【2.確定申告書を作成する】正しい書き方は国税庁のホームページでも解説されていますが、それでも不安があれば税務署に問合せて記入方法を詳しく教えてもらうのが最も確実でしょう。【3.確定申告書・関連書類を税務署に提出する】提出方法としては、以下の3パターンがあります。1.税務署に書類を持って行って、提出する手続きに不慣れな方は書類を税務署に持参し、不明点は直接聞いた方が早いと思われます。なお確定申告のシーズンには税務署の職員が増員され、問合せ専用の窓口も設けられています。2.e-taxを使ってインターネットで提出する平日の昼間に税務署へ行く時間がない方は、インターネットでの提出がおすすめです。自宅で記入から申告まで、全ての作業を終えることができるので便利です。不明な点もネット上でのサポートページもあるので安心ですし、インターネットに慣れている方なら作業も難しくないでしょう。3.税務署に書類を郵送し、提出する郵送するだけなので簡単に思えますが、もし記載にミスがあった場合はまた書き直して郵送することになるため、二度手間になる可能性もあります。慣れていない方の場合は、やはり税務署へ直接訪問して提出したほうが良いかもしれません。利益が出た場合と損失が出た場合、また特例適用対象となる場合で準備する書類が変わってきます。それぞれのケースで必要となる書類は、国税庁ホームページの確定申告特集サイト「確定申告書などの様式・手引き」に記載されていますのでぜひご参照ください。まとめ今回は、マンション売却時の確定申告についてご紹介しました。マンションを売却できたものの「ちゃんと確定申告しましたか?」と、周囲の人が助言してくれることはあまりないかもしれません。しかし、「確定申告しておけば少しはお金が戻ってきたかも」と後悔しないよう、事前に調べて書類を準備のうえ期日内に申告を済ませるようにしましょう。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月11日マンション売却を成功させるためには、内覧件数を増やし、より多くの購入希望者をつくることが大切です。チャンスを増やせば、予定より早く売却できる可能性もあります。今回はご希望の時期や価格でマンションを売却したい方のために、内覧件数を増やすコツをお伝えしたいと思います。マンション売却成功には内覧件数を増やすことが絶対条件?「内覧件数が多い=ニーズがある」ということです。希望価格、タイミングで売却できる可能性が高くなります。関心を持って内覧してくれる人が多ければ多いほど、マンション売却の可能性が高まります。一般的に、マンション売却にかかる期間は3ヶ月程度と言われています。3~6ヶ月程度は許容範囲内ですが、6ヶ月を過ぎると何かしらの問題点があると考えた方がよいでしょう。また、マンションが売れるまでの内覧数の平均は10件程度とされています。3~6ヶ月に10件以上の内覧数があれば平均的です。マンション売却において内覧件数を増やすことは、売却のチャンスを増やすことに直結するのです。マンションの価格を無料査定してみるマンション売却がうまくいかない……内覧件数が増えない原因は?マンション売却で内覧件数が増えない場合、その原因には以下のようなことが考えられます。【原因1】売り出し価格が相場より高いたとえ魅力的な物件でも、売り出し価格が相場と比較して高い場合は、買い手の予算を超えてしまっているかもしれません。絶対に値下げしたくないという場合は別ですが、内覧の申し込みがあまりに入らない場合は多少の値引きを検討し、不動産業者に相談してみるとよいでしょう。【原因2】広告活動が不十分不動産会社が適切な広告活動を行っていない可能性があります。ご自分でも、広告活動の状況についてきちんと確認してみましょう。チラシを配る範囲が狭いなど、問題点が浮上する場合があります。【原因3】物件情報が魅力的でない広告活動していても、掲載している物件情報が魅力的でない場合、内覧件数は伸び悩みます。マンション購入希望者の立場でチェックしてみましょう。・写真は魅力的か・写真の枚数は適切か・物件情報が少なくないか・マイナス要素が多い情報になっていないかなど【原因4】意図的に不動産業者が物件情報を隠している不動産業者が故意に物件情報を隠し、内覧数が増えないことがあります。たとえば仲介手数料を一人占めしたいために、わざと情報を隠蔽する悪徳業者も存在します。売却物件情報の掲載が少ないなど意図的なものを感じたら、不動産会社を変更することも検討した方がよいでしょう。【原因5】需要がない地域や環境などの要因で需要がないという可能性もあります。内覧希望の問合せがない場合、値下げ、アピールポイントを増やす、などの工夫が必要です。最終手段として、買取価格は安くなりますが不動産会社に直接買い取ってもらうという方法もあります。マンション売却成功のために内覧件数を増やす方法はコレ!ここでは、マンション売却で内覧件数が増えない原因を踏まえたうえで、どうすれば件数を増やせるかについてご紹介します。【方法1】広告媒体をチェック広告活動の有無だけをチェックするのではなく、どんな広告媒体なのかも必ず確認しましょう。物件情報を掲載するインターネットサイトの名称と載せる数をチェックします。折込チラシはどのような新聞や冊子に入れられ、その頻度がどのくらいなのかも確認しましょう。【方法2】検索ワードを考え、販売戦略を立てるマンション売却で内覧件数を増やすためには、1人でも多くの人に物件情報を閲覧してもらうことが重要です。そのため、ネット検索でヒットしやすい「検索ワード」を考える必要があります。例を挙げると、価格は「30,000,000円未満」に、駅から「徒歩5分以内」に設定するという形で設定します。このように具体的な数値を入れるとネット検索でヒットしやすくなることがあります。【方法3】似たマンションの動向チェック売却物件には、必ず競合物件があります。同マンションはもちろん、似たような立地条件、間取り、住環境の競合物件が売りに出てないか、チェックしましょう。比較したとき、自分の方が不利な場合は売却条件の変更も視野に入れる必要があります。ただし、絶対に競合物件より価格を下げる必要はありません。似た条件で安値の物件があったら、その価格差を埋めるだけのアピールポイントを買い手に伝える戦略を立てれば済む話です。知らずにアピールするより、競合に勝つためにアピールポイントを探した方が、結果として魅力的なアピールポイントが見つけやすくなります。アピールポイントとしては、以下のような要素が挙げられます。・高層階、角部屋、日当たり良好・リフォーム工事したばかり・築年数が新しい・最寄駅まで近い・便利なお店(コンビニ、病院など)が近い・オール電化内覧件数を増やしてマンション売却を成功させたいなら、人任せにしていてもうまくはいきません。内覧件数が少なければ原因を探り、増やす方法を考え、不動産会社とコミュニケーションをとって対策を練りましょう。まとめマンション売却のためにはいかに内覧件数を増やすことが重要かをお伝えしてきましたが、ご参考になったでしょうか。まずは物件に興味を持ってもらい、内覧件数が少ない場合は原因を探し、どうすれば増えるかを考えて行動に移しましょう。そして、希望の価格と期間内で無事に売却することをめざしましょう。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月11日マンションを売却する際、内覧は重要なポイントです。もちろん新築マンションでも内覧会はありますが、実際に生活している人の様子を見られるのは中古マンションでの内覧だけ。内覧で好印象を与えられれば、マンション売却の可能性も高まります。今回は、中古マンションでの内覧の重要性や注意点のほか、準備しておきたいことなどについて解説していきたいと思います。マンション売却で内覧が重要な理由最近では、マンション購入に際して新築マンションと中古マンションの両方を比較検討する方が増えています。新築はモデルルームしか見ることができませんが、中古は現物をさまざまな要件に基づいて直接確認することができます。つまり、マンション売却においても内覧に来ていただくことが購入の決め手となるケースがほとんどといえます。購入希望者は、対象物件がどう使われていたか、売主の人柄はどうかなども内覧で確認したいと考えています。売主が物件のメリットやデメリットを明確に話し、実際に居住してきた様子を的確に伝えることができれば、内覧を成功させ売却できる可能性は高くなるでしょうマンションの価格を無料査定してみる内覧の前に準備すべきことマンションの売却で重要な要素となる内覧ですが、その事前準備も大切です。購買意欲が湧く内覧を実現させるため、以下の用意を周到にしておきましょう。【準備1】Q&Aを作成質問されそうなことを予想し、「Q&A」を作っておくと急な質問に対応できます。よくある質問としては以下のようなものがあります。・買い物をする場所が近くにあるか・保育園や小中学校までの距離・住環境(周囲の住人、交通量、雰囲気など)・マンションを売却する理由質問に対して特別良い答えを準備するのではなく、「日中の交通量は多いのですが、夜間はとても静かになります」などありのままを伝えましょう。また売却の理由は、トラブルや欠陥の有無を気にされている場合に多く聞かれる質問です。「親の実家で同居するため」など、明確な答えがあると安心感を与えられます。【準備2】掃除内覧時、清潔感のある室内に整えておくことは最低限のマナーです。大切に住んできたことをアピールできるようにきれいに掃除しましょう。・玄関の場合内覧者が最初に目にする玄関は念入りに掃除しましょう。靴は靴箱へ、傘などは収納スペースに入れ、きちんと整理整頓します。また換気をして消臭剤・芳香剤などでニオイ対策をしておくことも大切です。・廊下の場合廊下に物があると狭く感じるため、何も置かないのがベストです。どうしても必要な場合にも、圧迫感を出してしまう背の高い物を置かないよう工夫しましょう。・リビング、ダイニングの場合リビングやダイニングはできるだけ広く見せるのがポイント。床面を見せて広々とした空間にするため、余計な家具などは処分しておきます。リモコンなどは小物入れにまとめ、本や書類なども散らからないようラックを使って整理してください。・キッチンガスコンロ周辺の汚れ、しみ、天板はしっかり磨きます。水まわりも念入りに掃除します。忘れやすい換気扇のフィルターも掃除しておきましょう。調理道具などは出しっぱなしにせず収納します。・トイレ、洗面所便座だけでなく、床、ペーパーホルダーなどほこりやしみ汚れが目立つところも掃除します。ニオイ対策として、換気や脱臭剤なども活用しましょう。・バスルーム浴槽、床、壁の水垢やカビは可能な限り除去します。鏡も忘れず磨き、シャンプー類も整理整頓しましょう。・クローゼット見られたくない物を押し込めたくなるクローゼットですが、内覧時には必ず見られる場所です。ごちゃごちゃした印象にならないよう整理整頓しましょう。内覧時と内覧後に注意しておきたいこと内覧中はもちろん、内覧が終わった後にも注意したい点があります。【内覧時の注意点1】質問はすべて答える基本的には、質問されたことにはすべてお答えしましょう。もし答えにくい質問をされたときは「主人が不在なので、また改めます」など、いったん回答を保留にする方法も有効です。【内覧時の注意点2】ゆっくり見学できる雰囲気に内覧中にしつこく付いて回ると内覧者が落ち着かないため、過ごしやすい雰囲気を作りましょう。いろいろとアピールし過ぎることは逆効果になるかもしれません。【内覧時の注意点3】室温・照明調整快適な室温を保ちましょう。エアコンをつけ、空気清浄機も活用してください。また内覧時は明るい部屋にするため、照明はすべてつけると良いでしょう。以上が内覧時の注意点ですが、内覧が終わった後にも気をつけたいことがあります。【内覧後の注意点1】ドアや床のキズ大きなキズを隠したままにすることによりトラブルになる可能性があります。「ここにキズがありますが、引き渡しまでには修繕します」と説明すれば問題ありません。【内覧後の注意点2】購入を断られたら理由を聞く内覧後に購入しなかった人がいる場合、不動産会社になぜ断られたのか理由を聞いておきましょう。購入に至らなかった経緯を知ることで、今後の対策を練ることができます。まとめマンション売却を成功させるには内覧がとても重要です。事前準備はもちろん、内覧当日の動きや内覧後の反応をきちんと確認し、購買意欲のある内覧者を見極めましょう。内覧は不動産会社の担当者と同行することが多いため、コミュニケーションをきちんととっておくことも大切です。希望の時期・金額で売却するためにも、しっかり対策を練って内覧を成功させましょう。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月11日マンション売却に際して不動産会社が仲介を行う場合、主に3つの方法があります。その1つが今回紹介する「一般媒介契約」です。どんな特徴があり、メリットやデメリットは何か、徹底的に解説します。マンション売却で一般媒介契約を検討している方は必見です!マンション売却における一般媒介契約の特徴とは?マンション売却における一般媒介契約とは、同時に2社以上の不動産会社へ仲介を依頼することが可能となる方法です。不動産会社を介さずに、自分で探した買主と契約することもできます。行政指導(3か月以内)はありますが、基本的には契約に義務的な有効期限は設けられていません。また、不動産会社がREINS(レインズ)へ登録を済ませる義務も発生せず、売主への営業状況を報告する義務もありません。REINS(レインズ)とは、不動産流通機構を指します。物件を登録掲載すると登録証明書が発行され、不動産会社から受け取れます。会員となっている不動産会社が自由に物件を閲覧できるため、売れる確率が高くなります。また、マンション売却の一般媒介契約には、「明示型」と「非明示型」の2つがあります。明示型は他に媒介契約を結んだ不動産会社について通知を行う方法で、非明示型は通知を行わない方法です。一般媒介契約はさまざまな不動産会社と媒介契約ができるため、買主を幅広く探せるイメージが強いのですが、不動産会社側としては専任媒介契約と比較すると安定性が低い契約となります。営業活動に力が入らない、買い手探しに時間がかかるなどのデメリットが生じる場合もあり、注意が必要です。納得できる価格で売れるまで時間をかけてもいい方の場合は、一般媒介契約が向いているでしょう。また、人気エリアの物件を持っている人や近所に売却予定を知られたくないという方にも、一般媒介契約がおすすめです。マンションの価格を無料査定してみるメリットは?マンション売却で専任媒介契約を選ぶ場合マンション売却で一般媒介契約を選んだ場合のメリットは、以下のとおりです。【メリット1】早期成約の可能性も!売却の窓口である不動産会社を何社でも選べるため、不動産会社間の競争意欲を掻き立てることができれば、早期成約につながる可能性が高いでしょう。複数の不動産会社が取り扱うエリアが広ければ、より多くの人が物件を目にするため、早く売れる可能性があります。【メリット2】好条件の不動産会社を見つけやすい専任媒介契約とは違い、いろいろな不動産会社と同時に契約できるため、自分と相性の良い不動産会社を見つけやすいです。不動産会社の強みを比較し、好条件のところをメインにして、売却を進めることができます。【メリット3】情報がたくさん集まりやすい売却したいマンションの情報を広いエリアに回せるため、興味を持った人の数、物件情報へのアクセス数など、さまざまな情報を集めることができます。情報を整理するのが大変な場合もありますが、買主になりそうな人を早めに厳選できます。デメリットは?マンション売却で専任媒介契約を選ぶ場合一般媒介契約にもデメリットはあります。以下に、その詳細についてご紹介します。【デメリット1】不人気物件と思われる可能性がある窓口が複数になることで、マンションを買う予定の人は同じ物件を何度も目にする可能性があります。短期間なら記憶に残りやすいというメリットになりますが、長期間同じマンション情報を目にすると、買い手は「売れないマンションだ」と思ってしまいやすくなります。人気のない物件だと判断されれば、興味を持つ人も減っていくかもしれません。広告戦略をきちんと立てないと、問題があるマンションだと思われかねないため、注意が必要です。【デメリット2】不動産会社の間で足の引っ張り合いが起こる可能性も不動産会社は仲介手数料を得るために売却の営業を行います。媒介契約をしたからには他社に売られるより自社で売りたいと考えることは当然です。そのため、不動産会社の間で足の引っ張り合いが起こる可能性があります。好条件の提案や値引交渉などを行った結果、希望の売却価格より安値で買い叩かれることや、高く買い取る予定の希望者がいたにもかかわらず早期売却のため安い買主を優先されるなどのケースも発生します。【デメリット3】積極的な営業をしてくれない一般媒介契約の場合、人気物件でないと分かると「他とも契約しているはずだから……」という理由で、積極的に販売活動を行わない不動産会社もあります。コストをかけて売れなかった場合ロスにつながるため、費用がかかる活動を控えることがあります。まとめ今回はマンション売却の際、一般媒介契約を選ぶメリットとデメリットを中心に解説してきましたが、いかがだったでしょうか。一般媒介契約はデメリットが多いように感じる方もいるかもしれませんが、物件によっては一般媒介契約の方が売りやすいこともあります。所有するマンションの特徴を把握し、どの売却方法がベストか慎重に判断しましょう。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月11日マンションを売却するときは買い手をご自分で見つけることが難しいため、一般的には不動産会社へ仲介をお願いすることが多いでしょう。その際、不動産会社と取り交わす契約のことを「媒介契約」と呼びます。媒介契約にもさまざまな種類があり、その1つに「専任媒介契約」があります。ここでは、専任媒介契約の特徴やメリット・デメリットについてできるだけ詳しく解説しましょう。マンション売却における「専任媒介契約」の特徴専任媒介契約はマンションの売却に際して仲介をお願いする契約方法の1つですが、これは不動産会社1つだけに仲介を依頼する内容での契約を意味します。したがって、異なる不動産会社へ同時に重複する形で仲介を依頼することは禁じられています。しかし、ご自分で見つけてきた相手とは不動産会社を介さずに契約してもよいとされています。つまり、ご親族やお知り合いなどと売主が直接売却交渉をするのはOKということです。【媒介契約書による締結が必要】媒介契約は、宅地建物取引業法により媒介契約書によって契約を行うことが義務付けられています。媒介契約書は、契約の種類・サービス内容・仲介手数料などを明記したものです。一般的に、国土交通省が定めている「標準媒介契約約款」に基づき作成されます。専任媒介契約においてその有効期間は3ヶ月以内と定められており、自動更新はできません。売り手が契約の更新を希望する場合は、書面で申し出る必要があります。一般的に、契約期限が近くなると不動産会社から連絡があり、更新手続をすれば契約更新可能です。指定流通機構(レインズ)への登録は契約を締結した日から1週間(7日)以内に済ませなければならないという決まりもあります。レインズとは不動産流通機構が運営する不動産に関する情報交換を行うためのネットワークシステムで、レインズに登録すると売却したい物件について幅広く知らせることが可能になります。会員となっている不動産会社はリアルタイムで物件情報を検索できます。また、売却に関する状況報告は2週間に1回以上行うことを義務付けられています。媒介契約を締結した後、不動産会社は売主に対して業務状況を報告します。購入希望者からの問合せの有無や営業活動の方法など、詳細を伝えます。【専任媒介契約の契約解除について】マンション売却で専任媒介契約を選択したものの、何らかの事情で契約解除をしたい場合、それが可能かどうかは気になるところでしょう。解除の理由が第三者の立場からも正当性があり、やむを得ないと見なされた場合、基本的に違約金は発生しません。ただし、売却活動に使った広告費などについては請求される可能性があります。【専任媒介契約に向いている人】マンション売却で専任媒介契約が向いている人は、以下のような状況下にある人です。・忙しくて自分で売却交渉する暇がない・信頼できる不動産会社、営業マンを見つけた・至急売却したい・売却できなかった場合は、不動産会社に直接買い取ってもらいたいマンションの価格を無料査定してみる専任媒介契約でマンション売却する主なメリットは3つマンション売却で専任媒介契約を選択するメリットは、以下にご紹介するとおりです。【メリット1】不動産会社が積極的に営業してくれる専任媒介契約の場合はレインズに登録する義務が生じるため、綿密な戦略や販売計画が必要になります。広告に力を入れるなど積極的な販売活動を行ってもらいやすくなります。マンションが売れないと不動産会社には仲介手数料が入ってきません。経費を回収できないうえ長く売れ残ってしまうと売主が他社に乗り換える可能性もあるため、販売活動にも積極的にならざるを得ないのです。【メリット2】進捗状況が分かりやすい不動産会社からの進捗報告が最低2週間に1回はあるため、売り手側も販売状況を把握しやすい利点があります。窓口は契約締結した不動産会社1つだけですから、さまざまな情報をまとめて得られます。広告の反響、問合せの有無、ほかの不動産会社からの問合せなどを1度に知ることができるため効率的です。【メリット3】自己発見取引できるより好条件で買ってくれる人を自分で見つけた場合は、自由に販売できます。人脈を使える方にとってはメリットになるでしょう。ただし、不動産会社へ営業経費の支払いが発生する可能性もあるため、事前に調べておく必要があります。専任媒介契約でマンション売却する際はデメリットにも着目!マンション売却で専任媒介契約を選択した場合、メリットだけではなくデメリットもあります。デメリットとなる面についても認識しておきましょう。【デメリット1】販売活動に力を入れない不動産会社もあるマンション売却の依頼は1社に限られます。それが専任媒介契約最大のデメリットと言えるでしょう。不動産会社の営業力や情報発信力によっては、売れる時期が遅くなる可能性があります。他社との競争がないことで、活発な営業を行わない不動産業者もあるようです。【デメリット2】売り止め、囲い込みされやすい専任媒介は売り止めや囲い込みをされやすい契約形態と言われることがあります。売り止めは、問合せや商談の申込を一時的にストップすることを意味します。正当な理由があれば問題ありませんが、囲い込み目的だった場合トラブルに発展します。囲い込みとは、物件の問合せがあっても「商談が進行中です」などと他社からの商談の機会を拒否する行為です。このような不正行為が起こる危険性があることも、理解しておく必要があります。まとめ今回はマンションの売却方法の1つである専任媒介契約について解説してきましたが、他の契約方法を選択することももちろんできます。自分に合っている契約はどんなものかを見極めることが大切です。それに、依頼する不動産会社をどこにするかも大事なポイント。時間的余裕をもって、納得できるマンション売却を目指しましょう!まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月11日マンションを売却するときにはほとんどの場合、不動産会社に仲介を依頼した上で媒介契約を締結します。しかし、媒介契約にはいくつかの種類があるので一見分かりにくい印象があるかもしれません。そこで今回は、不動産会社との媒介契約とその種類・特徴についてご紹介します。不動産会社と結ぶ媒介契約とは?不動産会社へマンション売却の仲介を正式依頼するときには「媒介契約」を締結します。これは、売主が希望する仲介のサービスや仲介手数料などを明確に記したものですので、トラブルを未然に防ぐためにも内容をよく把握しておく必要があります。なお、売主から仲介を依頼された不動産会社には、法律に基づき媒介契約を締結することが義務であるとされています。まずはマンションの価格を無料査定してみるまずは媒介契約の種類を知ろう媒介契約には「専属専任媒介」「専任媒介」「一般媒介」の3種類があります。ここでは、それぞれの特徴についてご紹介します。【1.専属専任媒介】専属専任媒介契約とは、1社の不動産会社だけに仲介をお任せする契約です。したがって、売主はその1社以外の不動産会社に仲介をお願いすることはできません。また、例えば売り出しているマンションを売主のお知り合いやご親戚などが購入したいという場合であっても、契約した不動産会社を経由して取引しなくてはいけないという決まりになっています。専属専任媒介は売却活動のすべてを1社の不動産会社に任せる契約なので、依頼者に対しての拘束力が強くなります。そのため、不動産会社には法律に基づいたいくつかの義務が課せられます。例えば、専属専任媒介契約をおこなった不動産会社は媒介契約が成立すると、5日以内に不動産共有データベースである「レインズ」へ登録することが義務づけられています。また依頼者に対しては、1週間に1度以上は仲介に関する業務の実施状況について報告しなければなりません。専属専任媒介契約を結ぶことのメリットは、不動産会社が限られた期間内に確実に売買契約を仲介するために買主を探す活動が熱心になり、比較的高い確率で早めに買い手が見つかることにあります。なお、専属専任媒介契約の有効期間は3か月以内となっています。【2.専任媒介】専任媒介契約は専属専任媒介とほぼ同じ内容の契約となり、売主は基本的に1社の不動産会社にしか仲介を依頼することができません。しかし、依頼者である売主がお知り合いやご親戚など買主をご自身で見つけられた場合には、不動産会社を通さずに売却することができます。この契約では、不動産会社は媒介契約が成立してから7日以内にレインズに登録しなければならない決まりになっています。そのため、依頼者に対しては2週間に1度以上は仲介業務の実施状況を報告する義務となっています。専任媒介契約の有効期間は、専属専任媒介契約と同じで3か月以内となります。お知り合いやご親戚など買い手のめどはある程度立っているものの、より好条件の買い手を探したいときなどには、専任媒介契約が利用しやすいといえるでしょう。【3.一般媒介】一般媒介契約は、同じ物件の売却活動を同時に多くの不動産会社へ依頼することができる契約です。専任媒介と同様にご自分で見つけた買主への売却も、不動産会社を経由することなくおこなえます。不動産会社にはレインズへの登録義務や依頼者への業務実施状況の報告義務はありません。また一般媒介契約には「明示型」と「非明示型」の2種類があり、明示型では他に媒介契約を結んだ不動産会社があれば通知をおこないますが、非明示型では通知しません。ちなみに、一般媒介契約の契約期間について法令上の制限はないのですが、行政としては「契約期間は3か月までに」という指導をおこなっています。依頼者は、条件のよい購入希望者を紹介してくれた不動産会社と取引を進めていくことができます。一般媒介契約では、多くの不動産会社に売却をお願いすることで会社同士を競争させられるため、幅広く買主を探すことができます。しかし不動産会社にとっては確実に自社で取引してもらえるという保証がないため、専属専任媒介契約や専任媒介契約の場合と比較すると、売却に関する活動をあまり熱心におこなってもらえないこともあります。したがって、買い手が見つかるまでに時間がかかる可能性が高くなります。媒介契約を結ぶ際に注意すべきポイント不動産会社と媒介契約を締結する前にはご自分の事情をふまえて、売却予定の時期や価格、どのように売却活動をおこなってほしいかなどのご希望を明確に不動産会社に伝えることが大切になります。ご希望状況によっては売却が困難になることもありますが、そのようなときには不動産会社とよく話し合って最終的な条件を決めることが必要です。また、媒介契約を取り交わす前には不動産会社の仲介業務の内容をしっかり確かめておくことも必要です。チラシやネットに掲載する広告宣伝の内容や自社の顧客への紹介など、どのような販売活動をおこなってくれるのかをきちんと見ておきましょう。また、活動報告の内容は具体的にどのようなものかなどを確認し、後々になって「受けられると思っていたサービスが受けられなかった」などということがないようにしたいものです。そして、仲介手数料の確認も忘れずにしておきましょう。宅地建築取引業法により、不動産の仲介手数料には上限額が決められています。いざ売却が決まったら法外な仲介手数料を請求されてしまったなどということのないように、事前によく確認しておくことが大切です。まとめマンションの売却は高額なお金が動く取引になりますので、どなたでも多少は不安を感じるものでしょう。できるだけ信頼できる不動産業者に仲介を依頼し、気持ちよく取引をおこないたいものですね。そのためにも不動産業者と交わす媒介契約については、その種類や特徴をあらかじめよく理解しておくことが大切です。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月11日マンションを売りたいとき、実際に売り出してから買い手がつくまでどのくらいの期間を要するのかが分からないと、その後の予定が立てにくいうえに不安も大きいでしょう。ここでは、マンションを売り出してから引き渡すまで、おおまかにどのくらいの期間が必要になるかについて見ていきましょう。マンション売却にはどのくらいの期間がかかるのか?一般的に、マンション売却までかかる期間は「平均3か月」と言われています。実際に売却をおこなう際にはほとんどの方が不動産会社と媒介契約を取り交わしますが、多くの場合はその契約期間も3か月が上限になっています。しかし、買いたいという人が現れない限りマンションは売れません。中古マンションに対する需要が低い地域であったり、間取りや広さが需要になかなかマッチしなかったりすれば、3か月以上どころか半年、1年と売れないこともあります。マンションの売却についてはケースバイケースであるため、一概に「○日で必ず売れます」とは言えません。したがって実際に売却をする際には平均期間などにあまりとらわれることなく、早く売るためご自分ができることは何か考えることが大切でしょう。マンションを売却する際、まず頼りにするのは仲介してくれる不動産会社です。より早く適正な価格で売却するためには、よりよいパートナーとなってくれる不動産会社を選ぶことが非常に重要になります。頼りになる不動産会社は買い手が決まるまでの間、的確な時期に的確な対策を講じて売却を成功させてくれます。不動産会社を選ぶ際には、広告活動の仕方や価格設定が適正であるか、営業力はしっかりしているかなどを見極めて「ここならお任せできる」と思える不動産会社を選択しましょう。マンションの価格を無料査定してみるマンションが平均期間を過ぎても売れなければ、値下げも検討すべき?マンションが売れる平均的な期間と言われる3か月を過ぎても売れなかった場合は、どのような対策を講じれば良いのでしょうか。マンションがなかなか売れない理由としては、以下のようなことが考えられます。【1.内覧希望が少ない】売り出したのに、内覧の希望が少ないということは、反響が少ないということになります。この理由には、価格が相場よりも高すぎることや広告不足、あるいは地域の需要が少なすぎるなどの要因があるようです。特に売り出し価格が高すぎる場合には、インターネットなどで同じ地域のマンションの売り出し価格を調べ、ご自分の物件の売り出し価格と比較してみることが必要です。場合によっては、価格を下げることも検討しなければなりません。広告が不足している場合には、不動産会社に依頼して複数のマンション販売サイトに情報を載せてもらったり、新聞に折り込みチラシを入れてもらったりする必要があるでしょう。この場合、売主が広告費用を負担することもあります。また、広告に効果がない場合はホームページやチラシに載せた写真があまり魅力的でない可能性もあります。プロのカメラマンなどに写真を撮り直してもらい、画像を差し替えてもらうことも検討しましょう。また、時期によってマンションの需要も変化します。1月から3月の間は新年度に合わせて新居を探す人が多くなり、全体的な需要が高まる傾向にあります。こうした時期まで待つということも必要かもしれません。【2.内覧があっても購入に至らない】内覧に来てもらえるということは価格と立地、築年数、広さなどの条件が整った物件だと考えられます。しかし、購入に結び付かない場合は部屋自体に問題があるケースも少なくありません。「図面では良い印象だったのに、実物を見たら買う気がなくなった」と言われてしまった際に一番考えられるのは、見に来た人が「室内が汚れている」「散らかっている」と感じるケースです。自分ではきれいに掃除をして使っているつもりでも、他人も同じように感じるとは限りません。特に居住中のマンションを売りに出す場合は、部屋に家具や物が置かれたままの状態をお見せすることになります。不要な物はできるだけ処分し、部屋をスッキリ見せる工夫が必要です。また、喫煙者が居住している場合は部屋にたばこの臭いが染みついていたり、壁紙がヤニで黄ばんでいたりするなどで購入意欲が失われてしまうことが多くあります。こうした場合は壁紙を張り替えるとともに、換気や消臭につとめましょう。マンションを確実に売るには、早く動くことが肝心マンションを確実に売却に結び付けるためには、何よりもまず適正な価格を設定することです。そのうえで、必要に応じてタイミングを見極めて値下げをおこないましょう。値下げには様々なコツがあると言われていますので、不動産会社と相談しながら時期や価格の下げ幅を決めましょう。マンションを売却するときは、不動産会社に仲介を依頼することが一般的ですが、直接不動産会社に買ってもらうという手段もあります。この方法なら確実に早く売却することができますが、仲介に比べて売却価格が下がってしまうことが多くなります。マンションの広さや築年数などの条件によって仲介向きか買取り向きかがありますので、不動産会社による買取りを検討する際には、仲介・買取り両方の場合でそれぞれ査定をおこない、比較検討してみると良いでしょう。まとめ売り出したマンションがなかなか売却できないと不安が大きくなるものです。しかし、そういうときでも焦らず仲介している不動産会社と相談をしながら、売れない理由をしっかりと分析して適切なときに適切な対策をとりましょう。臨機応変に対応して、確実な売却成功に結び付けていきたいものですね。マンションの価格を無料査定してみる
2017年11月11日もし所有しているマンションを売却しようと考えたとき、その準備から売却成立まではどのような流れになっているのでしょう。「どこに相談したら良いのか」「どのような手続きが必要なのか」など、何から手を付けたらいいのか分からないという方も多いかもしれません。ここでは、マンション売却成功までの一連の流れと、知っておきたいポイントをご説明します。マンション売却の流れを把握しておいたほうが良い理由マンションを売却しようと思った経緯には、さまざまな理由があるでしょう。「子供が成長して大きくなったので、一戸建てに住み替えたい」、「転勤でほかのエリアに住む」、「定年退職したので田舎に帰る」など、一般的にはライフスタイル・家族構成の変化や環境や経済状況の変化に応じて住まいを売却することが多いかもしれません。また、ご親族が所有していたマンションを相続したことを機に売却を考えるという方も少なくないでしょう。両親と遠く離れて住んでいた場合や兄弟など複数人で相続した場合など、相続したマンションにそのまま住むということが現実的に難しいことも多いためです。さらには住宅ローンの返済が厳しくなったため、マンションを売却せざるを得なくなってしまうというケースもあるでしょう。以上のようにマンションの売却にはさまざまな理由があると思いますが、理由によって売却時の注意事項や手続きの手順が異なってきます。たとえば、住み替えによる売却の場合は次の住居が決まり、入居できるようになるまで現在のマンションに住まなくてはなりません。そのため、売却から引き渡しまで時間がかかることがあります。こうした場合は、引き渡しまで待つことのできる買い手を探す必要が出てくるのです。このように、マンション売却までの経緯によっては必要な手続きや対応の種類・手順が異なる場合があります。そのため売却の流れをおおまかに把握しておき、詳細な部分に変化が生じても慌てず対応できるようにしておけばスムーズに売却処理を進められるでしょう。マンションの売却までの流れマンションの売却までには一連の流れがあります。ここでは、それらの手順について詳しくご紹介しましょう。【1.査定】マンションを売却するときには、初めに査定をしてもらいます。このとき、マンションを購入した際に仲介してくれた業者と大手の不動産会社、そして地元の不動産会社の最低3か所には必ず査定を依頼するようにしましょう。【2.媒介契約】仲介をお願いする不動産会社を決めたら、媒介契約を結びます。これで不動産会社に対して正式に売却を依頼することになります。媒介契約には複数の不動産業者へ同時に売却を依頼できる「一般媒介」、1つの会社のみに任せる「専任媒介」、そして専任媒介をさらに強化した「専属専任媒介」と3種類の契約形態があります。【3.売り出し開始】売り出しが開始されると、不動産共有データベースであるレインズや各種の不動産関連のウェブページへの掲載をはじめ、新聞折り込み広告やチラシへの掲載などがおこなわれます。それらの情報から物件の所在地や価格、広さ、築年数などを購入希望者が確認できるようになります。【4.内覧】購入希望者が、希望物件を実際に見る「内覧」をおこないます。売り出しが始まったら売主はいつ購入希望者が内覧に訪れても良いように、室内の整理や荷物をまとめておくなどの準備をしておく必要があります。玄関やキッチン・お風呂などの水回り、リビング、バルコニーなどは、特にチェックされやすいのできれいにしておきましょう。【5.購入申込】内覧に来た人が物件を気に入って購入を希望した場合、購入希望額が記載された「購入申込書(買付証明書)」を受け取ることになります。このタイミングから値引きの交渉などもおこなわれます。【6.売買契約】価格等の条件交渉がまとまると、いよいよ売買契約をします。売主・買主・仲介業者が売買契約書を作成し、このときに手付金が発生します。残りの売買代金については、部屋を引き渡す日に受領することになります。【7.決済と引き渡し】購入者へマンションを引き渡します。売主はこのタイミングまでに自分の引っ越しなどを済ませ、必要に応じてハウスクリーニング等をおこなって部屋を引き渡せる状態にしておきます。最終的な決済については多くの場合において、売主・買主・不動産業者・司法書士などによって銀行でおこなわれます。最後に部屋の鍵を買主に渡し、売却が完了します。【8.確定申告】売却の翌年には、売却益や売却損について確定申告をおこないます。マンションの価格を無料査定してみるマンション売却の際に注意したいことマンションをできるだけ早く、高い価格で売却するには、信頼できる良い不動産会社に仲介を依頼することが大切です。売主は仲介してもらう不動産会社を探す段階で、査定金額が妥当な会社を選択するようにしましょう。築年数や階数、部屋からの眺望などによって同じ地域にあるマンションでも条件が異なってきます。価格を設定する際には、自分の物件の特徴や価格の相場などを確認し、マンションの価値に見合った価格を付けることも大切です。また、エアコンや給湯器、ガスコンロなど室内設備の状況についても、故障や不具合がないか確認をしておきます。売買契約をする際に「瑕疵(かし)担保責任」が売主に課せられ、通常では気づかない欠陥や不具合が見つかった場合には売却後であっても売主が補修費用を負担する必要が出てくるからです。さらに、売却を始める際には、管理体制や近所との関係、駅からの距離、学校や病院までの距離などの周辺環境など、自分のマンションのアピールポイントを仲介業者に伝えておくようにしましょう。査定の金額を上げて契約を早くまとめるためには、お持ちの物件の良さをできるだけ伝えておくことも大切です。まとめ今回は、マンション売却の際の流れと注意点についてご紹介しました。マンション売却は一般の方なら一生に何度も経験するわけではありませんし、大きなお金が動く取引ですから不安に感じる方も多いでしょう。しかし、あらかじめ全体の流れを把握しておけば、慌てず手続きを進めていけるのではないでしょうか。ぜひ仲介業者さんや買主さんとスムーズにコミュニケーションを図って、満足度の高いマンション売却を成功させましょう。マンションの価格を無料査定してみる
2017年11月11日マイホームを建て替えたり、引っ越す必要があるとき、良い条件・高い価格で売却したいですよね。しかし不動産会社はとても多いため、自分で最良の会社を見つけることは難しいです。そんなとき、400社もの不動産会社と提携をしている無料のウェブ査定サービスを利用すれば、理想的な不動産会社を探すことが出来ます。不動産売却に興味をお持ちの方は必見です!お家を手放すときはより良い条件で!家は生活、人生の拠点となる空間です。マイホームに愛着のある方は多いでしょう。しかしそんなマイホームも、身の回りの状況の変化によって住みにくくなったり、手放さなくてはならなくなってしまいます。住みやすさというのは永久的で絶対的なものではなく、ライフスタイルと密接な関係があります。結婚し、子どもが生まれ、育ち、独り立ちする・・・と生活環境や家族構成が変化していくと、その都度住むのに最適な家の形態は変わってきます。また、転勤や引っ越し、理想の家への建て替えなどで家を手放し新たな家を購入する必要のある場合もあります。理由はさまざまですが、人生においてマイホームの売却は、誰しも直面しうる事柄です。そんなとき、家の価値を知るための査定が重要になります。家の価格は物件種別や住所、築年数、現状など、多くの条件を総合して決まるものですが、会社による差があるため、膨大な数の不動産会社から選ぶということは困難です。そんな不安を気軽に取り除くためにおすすめなのが、ウェブでの不動産無料査定サービスです。ウェブ上での不動産査定について見てみる東京オリンピック前が勝負!?不動産売却のタイミング不動産を高く売る上で大切なことは、社会情勢にアンテナを立てること。今なら、「東京オリンピック」に注目すると高い効果が得られるかもしれません。多くの不動産専門家によると、オリンピック前年の2019年までは、既存の物件を高値で売る「ラストチャンス」だと言われています。その理由として東京オリンピックがあります。2020年に迫った東京オリンピックですが、開催地決定以降、東京をはじめとして不動産価格は高水準で維持されており、この傾向は今後も続くと考えられます。ただ、不動産オーナーとしては買い手がつかなければ効果はありません。2020年になるとオリンピック熱が本格的に高まり、新築ブームが訪れる可能性もあるので、既存の物件を売る場合にはその前に売却するというのがいいかもしれません。不動産価格について見てみるこんなに便利!《イエカレ》を利用する理由①日本最大級の不動産ポータルサイト《イエカレ》への参画企業数は500社を数え、みなさんのさまざまなニーズや要望に合った企業を探すことができます。さらに、1年あたりのサイトの利用者数はサービス開始以来9年連続で増加しており、現在、のべ300万人を超えています。大変人気、満足度の高いサイトです。②サポートが充実専門知識を持ったスタッフが常駐し、万全なサポート体制を用意しています。また、参画している不動産会社すべてに対して、完全に中立な立場で契約しており、利用者が依頼する企業を自由に選択できるようになっています。《イエカレ》のサポート体制を確認してみる③お断り連絡も代行しますもしも査定に納得できなかった場合はお断りください。断りの連絡をする際に、《イエカレ》のサポートデスク相談員が不動産会社へ代行連絡をしてくれます。専門家であるサポートデスク相談員が相手会社と話をしてくれるので、スムーズに断ることができますよ。まとめ《イエカレ》は簡単に無料で査定できることに加えて、アドバイスや連絡の代行など、各種サポートも取り揃っており、利用者の気持ちやニーズに寄り添ったサービスを提供してくれます。不動産売却をお考えの方は、ぜひチェックしてみてください!不動産無料査定の《イエカレ》はこちら
2017年11月10日家の買い換えは、結婚や転勤の際など無関係とは言えないライフイベントです。大切な我が家だからこそ、失敗せず安心して買い替えを成功させたいですよね。ここでは家の買い替えを成功させるためのポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!家を買い替えるタイミングは意外と多い!人生にはさまざまなライフステージがあり、それに応じて家を買い替えるタイミングは確実にやってきます。例えば結婚や出産、さらにはお仕事の都合による転勤や老後の住みやすい住居選びなど、家を買い替えるタイミングはゼロとは言い切れません。そうなった際、実際に家を売って新しい物件を1から探すのはかなりハードルが高そうに見えてしまいますよね。そこで、こちらの記事では家の買い替えをスムーズに行うためのポイントをご紹介します。家の買い替えを検討中の方はこちら好条件で家を売却するためには?家の買い替えをする第一歩として、現在の家を売却し、そのお金を新しい物件の購入資金に充当するプロセスが必要になりますよね。ここで適正な査定を受けることができないと、売却したくても家が売れなかったり、安い価格で買い取られて損をしてしまったりする可能性があります。それを避けるためには、売買の実績に富み、相場を適正に把握しているプロに査定を依頼するのが一番確実といえます。気軽にプロの査定を受けてみよう!家の査定と聞くと、買い替えの決心がついた人のためのサービスだと思ってしまいがち。でも、住友不動産販売では簡単な手順で可能な無料査定を実施しており、「今住んでいる家はいくらなんだろう?」というちょっとした思いつきでも、気軽にプロの査定を受けることができますよ!無料でプロの査定を受けてみる住友不動産販売がおすすめなワケ!数ある不動産会社の中でも住友不動産販売がおすすめな理由は何といってもその実績です!以下におすすめの理由をまとめてみました。①物件取り扱い実績No.1※住友不動産販売は全国における単一企業での売買仲介取扱件数がNo.1※なんです!家の買い替えは人生においても重要なポイントです。そのため、売買がスムーズに進むか心配な方も多いでしょう。住友不動産販売ならその豊富な経験や物件数から、好条件での買い替えが期待できますよ。物件に関しても、マンションから戸建、さらにはオフィスビルまでと幅広いタイプの物件を取り扱っているため多くの選択肢の中から買い替えをすることができます。※取扱件数36108件であり、これは単一企業における仲介取扱件数トップ。出典:住友不動産販売2017年3月期実績②直営店舗数No.1住友不動産販売は北は北海道、南は九州まで全国各地に264の直営店舗を構えているため、その地域ごとの不動産情報に精通しています!そのため、好ましい価格の査定を受けることが期待できます。また、どこにお住いでも全国に多くの直営店があるため、実際にお店に足を運んでプロに相談することができる点も安心ですよね。③幅広い広告ネットワーク住友不動産販売では、新聞折込チラシをはじめ『suumo』などのインターネット上の不動産情報サイトに不動産情報を掲載しているため、実際に家を売却する際の買い手をより簡単に探すことができます。適正な査定も大事ですが、家が売れなくては買い替えはできないため、住友不動産販売の持つ販売ネットワークはとても魅力的ですね!まずは簡単な無料査定をしてみよう!思い出の詰まった我が家を買い替えるとなるとどうしても不安になってしまいますが、だからこそ安心して任せることのできる業者に依頼したいですよね。住友不動産販売では無料の不動産査定を行っており、簡単にプロの査定を受けることができます。家の買い替えを検討中の方も、我が家の値段が気になるという方も、1度気軽に無料査定を利用してみてはいかがでしょうか?まずは無料査定をしてみる
2017年11月08日ご自宅の現在の資産価値ってどれくらいかご存知ですか?物件の価値は築年数をはじめ、さまざまな要素によって大きく変わってきます。ライフスタイルの変化や引っ越しなどで家を手放さなければならなくなったとき、できるだけ良い条件で売却して、新しい物件を購入したいですよね。ここでは、不動産売却の際に重要になる、物件の査定を扱うサービスをご紹介します。物件の売却を考えている方はもちろん、少し気になるという方もぜひご覧ください!お家を手放すときはより良い条件で!生活に適した家というのは、環境やライフスタイルが変わることによって変化します。今まで過ごしやすいと思っていた家でも、所帯を持つ、子どもが生まれる、両親の介護が必要になるなど、人生のさまざまな局面にあたって住みにくくなり、改善したくなるかもしれません。それ以外にも、転勤でやむをえず家を手放さなくてはならなかったり、老後に田舎暮らしをしたいと思ったり、ワンランク上の物件が欲しくなったりと、現在住んでいる家を売って新しい家を購入したいと考える機会も少なくないでしょう。その際に、大切になってくるのが家の価格査定です。当然、価格は購入時とは大きく異なりますし、同じ物件で同じ年数がたっている場合でも、現状によって差が出てきます。家の価格を把握し、よりよい条件で売却するための情報をご紹介していきます!ウェブ上での不動産査定について見てみる今、首都圏の中古マンション価格が高騰中!価格査定を行い、家を売りたいという方にとって重要な成約価格。7~9月期の首都圏「中古マンション成約価格」は3,204万円と前年比で5.1%上昇(※1)し、この3年間で成約価格は約17%上昇しています。首都圏に在住で中古マンションの売却を考えている方は、現在条件が良いのでぜひ参考にしてみてください。その際には、不動産価格はマーケット状況によって変動しますので、我が家の資産価値をしっかり把握しておきましょう。※1出典:東日本不動産流通機構「季報MarketWatchサマリーレポート2017年4~6月期」【約1分】簡単にできちゃう不動産査定!ライフスタイルや価格相場などを考え、「売りたい」と考えたとき、どのような方法で査定を行えばいいのでしょうか?たった1分で不動産価格が無料査定できるサービスがあります。それが、〔野村不動産アーバンネット〕の《ノムコム》。物件の所在地や種別、築年数などを入力するだけで大まかな見積もりができます。また、訪問査定も行っているため、正確な価格を知りたいという方は専門家の話を実際に聞くこともできます。リフォーム・改築などを行っていたり、相続・借地関係などの問題のある方でも、訪問査定を依頼すれば正確に査定してもらえますよ。無料で簡単査定してみる《ノムコム》が選ばれる5つのポイント《ノムコム》には、不動産売却に強い5つのポイントがあります。以下にまとめてみました。①不動産価格の調査データが話題《ノムコム》は実勢価格調査を行っており、それを元に土地や不動産の価格動向データを算出しています。この調査データは指標として信頼性が高く、新聞、雑誌、テレビといったさまざまな媒体にも取り上げられるため、正確で参考になります。②豊富なデータによるオリジナル査定システム約5万棟分のマンションデータベースを所有しており、それを活用した《ノムコム》独自の査定システムによって査定を行います。膨大なデータの中から査定が行われるため、提供される査定書は非常に正確でわかりやすい内容となっています。③業界No.1(※2)の圧倒的な集客力月間利用者数が300万人を超え、高い集客力を誇る不動産サイト《ノムコム》で物件をアピールすることができます。また、加えて各種不動産ポータルサイトにも物件情報が掲載されるため、とても多くの人に見てもらうことができ、アピールの機会が増えます。ウェブ上での不動産探しが主流となっている現在において、影響力のあるサービスとなっています。※22017年2月のNielsenNetViewおよびNielsenMobileNetViewの合計利用者数(〔野村不動産アーバンネット〕推計値)《ノムコム》のサービスを見てみる④安心・充実の補修保証サービス売却にあたって、事前に〔野村不動産アーバンネット〕が検査を行い、問題があれば〔野村不動産アーバンネット〕負担で補修します。また、補修を行うことで、物件の問題や不安を取り除くだけでなく、買い手への印象も良くなります。引き渡し後、最長5年間保証がついており、売却した後の心配も減らすことができます。※地域および物件によって、サービスがつかないケースもあります。詳しくは担当者までご連絡ください。⑤お買い替えの方も安心「買換保証サービス」万が一、物件に買い手がつかなかった際にも安心な「買換保証サービス」を実施しているため、安心して買い替えを行うことができます。※地域および物件によって、サービスがつかないケースもあります。詳しくは担当者までご連絡ください。簡単査定の保証内容を見てみる《ノムコム》なら、簡単査定が可能♪思い出のある我が家も、手放すときが来るかもしれません。そのときには信頼できる不動産サービスを利用することが大切です。売却するつもりがない場合でも、無料で現状の価格を知ることができるのはいい機会ですし、売却するつもりならより良い条件を探すことができます。無料で気軽に査定できる《ノムコム》を、ぜひ活用してみてください!《ノムコム》で無料査定してみる
2017年11月06日太陽光発電設備を取り付けた住宅をここ数年でとてもよく見かけるようになりました。それを見て「自家消費する電力を太陽光発電で賄えるのならお得だな」と思った経験のある方も多いのではないでしょうか。さらに、発電した電力が余ったら電力会社に売って売電収入を得られると考えればよりお得感がありそう……と思われたかもしれません。そこで今回は、2017年度における太陽光発電の売電価格についてご紹介します。今年度中に太陽光発電設備を導入することを検討している方は、ぜひご参考になさってください。2017年の売電価格はどうなっている?以下に、2017年度における再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づく売電価格をご紹介します。・家庭用(総出力10kW未満)太陽光発電における余剰買取価格出力抑制ルール適用の場合…28円/kwh出力抑制ルールなしの場合…30円/kwh・事業用(総出力10kW以上)太陽光発電における全量買取価格…21円/kwhこの価格は、前年度である2016年度の売電価格と比較すると、それぞれ1kwhあたり3円低い金額になっています。年度ごとに改定される売電価格は今のところ年々下がる傾向にありますから、「太陽光発電設備をいまから導入しても、売電価格がどんどん下がってお得にならないのでは?」と心配される方もいらっしゃるでしょう。しかし、売電価格そのものは改訂されますが各ご家庭で売電する際の価格は設備導入時に電力会社と売電契約を締結した時点での価格が、固定買取期間で10年間は継続して保証されています。つまり、2017年度中(2018年3月まで)に売電契約を締結すれば、向こう10年間は1kwhあたり28円~30円の価格で電力会社へ売電できることになります。ちなみに、産業用(非住宅用)の太陽光発電設備の場合は固定買取期間が20年となっていますから、2017年度中の売電契約で向こう20年のあいだ1kwhあたり21円で売電を行うことができます。2017年度中に設置したほうがお得?先の項目では、「売電価格は年度ごとに改定され、現状では年々下がる傾向にある」「売電契約を締結した年度の売電価格が、固定買取期間が経過するまでは保証される」と説明させていただきました。それでは、太陽光発電設備を新規で設置する場合にはやはり、2017年度のうちに行ったほうがお得になると考えてよいのでしょうか。その回答は「YES」で問題ないでしょう。従来、売電価格については翌年度の価格を公表するのみでしたが、2017年度の売電価格を決定する際には、家庭用太陽光発電設備の場合に限って2018年~2019年の売電価格まで前倒しで発表がされているのです。それによると、2018年の売電価格は1kwhあたり26~28円、2019年は24~26円になることが決まっています。年度ごとに1kwhあたり2円ずつ引き下げられることになりますね。【売電価格が高いうちに設置するのが吉?】そうなると、やはり売電価格が高いうちに太陽光発電設備を設置したい!と多くの方が考えるでしょう。ただ、「太陽光発電設備の導入コストも普及に伴い年々下がっているから、急ぐと逆に設置費用が割高になるのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、2018~2019年には消費税の引き上げが断行される可能性があることを念頭に置く必要があります。もしそうなれば、設置に関するコストそのものが多少下がっても増税されたことで実際の出費は安くは済まないという事態になるかもしれないのです。向こう2年は売電価格が下がり続けることがあらかじめ分かっていて消費税も8%に据え置かれている2017年度こそ、ご検討中の方は太陽光発電設備の導入を本格的に考える時期かもしれません。また現在、各地方自治体によっては家庭用太陽光発電設備の導入に際して補助金制度が設けられているのですが、これについても次年度以降も継続するかどうかは不明です。「太陽光発電設備を設置することは決めているけれど、時期を見計らっている」という方なら、2017年度中の設置がぜひおすすめといってよいでしょう。太陽光発電の費用を無料で比較将来、売電価格はどう推移するの?先にご紹介した通り、2019年までの家庭用太陽光発電設備(余剰売電)の売電価格はすでに決定しています。それによると、向こう2年の売電価格は前年度より1kwhあたり2円ずつ下がるとされています。その先どう価格が推移するかは現状では分かっていませんが、固定価格買取制度の効果で近年は太陽光発電設備がかなり普及し一般的になってきました。本来、固定価格を制度化したことの目的は民間への太陽光発電設備の普及ですから、その役割が果たされれば制度そのものも縮小していくことが予測されます。したがって、今後は太陽光発電設備自体の導入コストが普及によって下がることに伴い年度ごとの売電価格も低くなる傾向が続くでしょう。まとめこちらの記事では、2017年度における太陽光発電の売電価格の詳細と、年度ごとの売電価格の推移についてご紹介しました。現状では、固定価格買取制度が継続される限りは太陽光発電設備を導入して損になる可能性は低いといわれています。しかし、できるだけお得に太陽光発電を利用しようとお考えであれば、早めの導入を検討することがおすすめです。特に現在は、2年後までの売電価格がすでに分かっているというこれまでになかったタイミングです。この機会を活用し、ご家庭に太陽光発電のあるエコでお得な暮らしを始めてみてはいかがでしょうか?太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月31日外壁塗装で最も重要な工程なのが「下地処理」です。下地処理とは、塗料を上塗りする前に塗装面を整える作業のこと。下地処理がきちんと行われていれば、塗料の耐久年数が上がり、きれいな外観を保つことができます。逆にいえば、下地処理がちゃんと成されていないと、外壁の劣化や塗膜のはがれを起こしたり、塗料がしっかり密着せずに美観が失われるなどの問題が発生しやすくなります。今回は、外壁塗装の下地処理の重要性や注意点について説明します。外壁塗装の下地処理の重要性外壁塗装とは、外壁の上に塗られている塗装のことです。建物の見映えを良くするのはもちろん、防水性や断熱性を備える役割を持っています。外壁塗装が劣化してしまうと、雨風などで外壁が傷む原因になります。そのため、外壁塗装は定期的に塗り直す必要があります。しかし、ただ新しい塗料を塗り直すわけではありません。塗料を上塗りする前に、外壁の汚れを落とす、ひび割れを補修するなどの作業を行います。この作業をしないと、せっかく塗料を塗ってもすぐにはがれ落ちてしまうことがあります。外壁塗装の前に外壁の塗装面を整える工程のことを「下地処理」といいます。この工程がしっかりと行われていれば、塗装を塗り直しても長持ちします。塗料を塗ってしまうと目につかなくなるので分かりづらくはありますが、縁の下の力持ち的な重要な役割を果たしているのですね。外壁塗装の費用を無料で比較外壁塗装の下地処理で行う作業外壁塗装は、下記の流れで進められます。1:足場設置、養生2:高圧洗浄機3:下地補修4:下塗り5:上塗り6:点検と足場解体下地処理は2と3の工程を指します。具体的にどのような作業をするのか、説明します。【高圧洗浄とは】高圧洗浄とは、ホコリや汚れを洗い流して粉化した塗料を落とす作業のことで、下地処理の工程では最初に行います。水を高圧水発生装置で加圧し、ノズルから噴射。その衝撃力を利用して洗浄します。この工程では塗装面だけでなく外壁全体にも高圧洗浄を行い、屋根も塗装する場合は、屋根から地面へと汚れを落とします。高圧洗浄を行った箇所は乾かさなくてはなりません。最低でも24時間、気候や下地の状況では48時間ほどかかる場合があります。【下地補修について】高圧洗浄が終わったら、下地補修を行います。塗装を行う前の下処理のことで、塗装面の材質や状態によって工程が変わります。・モルタル壁和風の建物で見かけるモルタル壁は、セメントや砂を混ぜ、水で練って作ったセメントモルタルを使った壁材です。施工性が高くて強度があり、防火性能もありますが、亀裂が発生しやすいのが難点です。作業は、汚れや塗膜の浮き、付着物を除去してからひび割れている箇所をシーリング材やパテで補修します。欠けてしまった部分は、樹脂モルタルなどで補修します。・サイディング壁現在の建物の壁材では主流といえるサイディング壁。種類が豊富で、窯業系や金属系、木質系、樹脂系などが存在します。工場で生産しているため、品質が安定している、施工の際に扱いやすい、バリエーションが豊富といったメリットがあります。反面、熱を吸収しやすい、ボードの継ぎ目で使うシーリングが劣化しやすいというデメリットもあります。ひび割れた箇所をパテで補修する、継ぎ目の目地のシーリングを打ち替えるなどの作業を行います。・ケレン作業トタン屋根や鉄階段などの鉄部分の汚れなどや劣化してしまった塗膜を削る作業のことを「ケレン」といいます。この作業も、外壁塗装の下地処理には欠かすことができません。ケレンには、表面の汚れやサビ、塗膜を落として塗装面をきれいにするだけでなく、塗料が密着しやすいように敢えて傷を付ける「目粗し」という作業もあります。ケレンは、塗装面の劣化具合により削り方を変えます。劣化が進んでしまっている場合は、サビや塗膜を除去し、鋼面を露出させます。劣化が軽い場合は、粉化物や付着物を落として活膜を残します。外壁塗装で下地処理を行う際の注意点外壁塗装における下地処理も、壁材によって様々な方法があります。自分で塗装することもできますが、足場を組む、高所での作業が発生するといった作業は業者に依頼した方が安全です。万が一、うまくいかなくて途中から業者に依頼することとなった場合、余計な費用がかかる可能性も考えられます。しかし、外壁の一部のクラックを直したり、塗装のはがれを補修したりする程度であれば、DIYでも十分可能です。その際は、窓や塗装をしない場所を養生し、塗装面を丁寧に洗浄して古い塗膜を落とすようにしましょう。付着物が残っていると、塗料が剥がれやすくなってしまいます。また、先に述べた方法でクラックを埋めたり、場合によってはケレン作業を行ったりする必要もあります。まとめ今回は、外壁塗装の下地処理の大切さについて紹介しました。上塗り塗料の強みを目一杯活かすためには、下地処理が非常に重要です。プロの職人も、この工程に最も力を入れていると言われるほどです。自分で外壁塗装をする際は、下地処理の作業に手を抜かないように気をつけてくださいね。もし、自信がないということでしたら、プロの業者に依頼するようにしましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月31日新築で家を建てたものの、時が経つにつれて悩みの種になるのが外壁の痛みです。「色が剥げた」「ひび割れが増えた」など、目につくと気になって仕方ないですよね。そんな時に有効なのが、外壁塗装です。しかし、「外壁塗装をしたいけれど気候的に大丈夫なのだろうか……」と不安に思う人もいるでしょう。ここでは、冬に外壁塗装を行う際の注意点をまとめました。冬に外壁塗装はできるの?「そもそも、冬に外壁塗装をしてもいいの?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。結論から言いますと、オールシーズン、外壁塗装を行うことは可能です。寒さが厳しく積雪が気になる冬はもちろん、雨足が強まる梅雨の時季でも注意点を守りさえすればできます。まずは、外壁塗装にベターな時季と条件について説明します。【外壁塗装に適した条件】一般的に塗装工事に適した気候条件は以下のように言われています。・気温15〜30℃・湿度75%以下この条件の中であれば、塗料の硬化・乾燥がスムーズに進むと考えられています。また、作業中は汚れを防ぐために窓やエアコンの室外機も養生しなくてはならないので、家の中も密閉状態になります。そのため、窓を閉め切っていても過ごしやすく、エアコンでの温度調節をしなくても問題ない季節を選ぶのが好ましいと言えます。【外壁塗装に適さない条件】逆に、どうしても外壁塗装をできない条件もあります。・気温5℃以下・湿度85%以上・雨や雪などが降っている・外壁に霜が降りている、結露が発生しているこのような状況ですと、塗料を塗っても乾かない、塗料そのものが雨や雪で落ちてしまうなどのトラブルが起こりやすく、塗装することが難しくなります。はじめに、「オールシーズン、外壁塗装をすることはできる」と説明しましたが、冬場に外壁塗装を行うには、上記の条件をクリアにする必要があります。外壁塗装の費用を無料で比較冬の外壁塗装が大変な理由冬場の外壁塗装の状況について、もう少し詳しく説明します。【気温について】水性塗料の場合、気温5℃未満になると乾きづらくなり、さらに凍結してしまう可能性も出てきます。そのため、せっかく塗料を塗ってもきれいに形成されずに密着不良を起こし、剥がれる原因になることがあるので、気温5℃以下の日は外壁塗装を避けた方が良いと考えられます。【湿度について】湿度が85%以上になると、湿気の影響で塗料に雨水や結露などの不純物が混ざる可能性が高くなります。加えて、寒くなると霜が発生することも……。余計なものが混じってしまうと、変色や塗膜の形成不良を起こす原因となってしまいます。高湿を避けた方が良いと言われるのは、このような理由があるためです。【日照時間について】冬は日が短く、他の季節に比べると塗装作業に携わることのできる時間が限られてしまいます。1日の作業時間が短くなる分、外壁塗装にかかる日数も長くなり、寒いのにエアコンが使えない、窓を開けて空気を入れ替えることができないなど、不便な生活を過ごす期間が長くなることも考えられます。これらの条件に加え、冬場は寒いので手がかじかんでしまい、作業効率が下がってしまうこともあるでしょう。空気が冷たい中、屋外で作業するのは厳しいものがあり、体調を崩すことにもなりかねません。冬に外壁塗装をやる上で注意すべきことデメリットばかりが目立つように感じられるかもしれませんが、最初にお伝えした通り、注意点さえ守れば冬でも外壁塗装をすることは十分できます。また、塗装の品質を落とすこともありません。ここでは、冬に外壁塗装を行う際の注意点についてまとめました。【乾燥時間について】冬に外壁塗装を行う際の重要なポイントは「乾燥時間」です。気温が低く日照時間も少ない冬場は、他の季節に比べると、どうしても塗膜の乾燥に時間がかかってしまいます。しかし、夏場に比べて湿度が低いので、気温さえ気をつければ乾きやすいというメリットもあります。また、乾燥中に気温が5℃以下になってしまうと、凍結の心配も出てきます。そのため、事前に作業日の日没の時間を確認しておき、逆算して作業時間を決めると良いでしょう。【塗装する面の事前確認】天気が良く、一見、作業に問題がなさそうでも、冬場は夜露などで外壁が濡れてしまっていることもあります。その場合、壁面を乾燥させてから塗料を塗らないと、余計な水分が混ざって形成不良を起こしてしまう可能性があります。また、屋根などで作業する場合、足場が濡れていたり、凍っていたりしたら、事故の原因にもなりかねません。安全性を高めるためにも、この時期は事前に壁面の状態を確認し、作業が可能かどうかを判断することをおすすめします。積雪の多い地方だと厳しいかもしれませんが、そうでなければ、上記のポイントを意識することで冬場の外壁塗装が可能になります。今では油性の塗料もあるので、凍結のリスクを減らすこともできると考えられます。まとめ作業に制限はあるものの、ポイントさえ押さえれば冬でも外壁塗装ができます。季節を問わずに塗装したいタイミングで施工してもらえるのはありがたいですよね。これから年末に向けて外壁をメンテナンスしておけば、きれいなお家で気持ちよく年越しを迎えられるかもしれません。季節を問わず、外壁の痛みが気になったその時は、外壁塗装を行ってみてくださいね。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月31日外壁塗装は、思い立ったときにするのではなく、施工する季節を考慮しておきたいものです。外壁塗装は屋外で行われるため、気候の影響を大きく受けます。地域にもよりますが、年中いつでもできるわけではありません。四季の中でおすすめしたいのは”秋”です。なぜ秋にすべきなのか、その理由と、知っておきたい注意点をお伝えします。秋の外壁塗装がおすすめの理由外壁塗装を行う季節として、秋は非常に条件が良いと言えます。それは、秋の穏やかな気候が大きな理由です。塗料は、湿度85%以上かつ気温が5度を下回る環境での使用は推奨されていません。これは、塗料の乾燥に必要な環境の条件を満たさないためです。十分に乾燥させないまま次のステップに進むと、仕上がりが悪くなったり、後々はがれやひびなどのトラブルにつながったりするので、条件を守ることは非常に重要なのです。湿度85%以上かつ気温5度以下は最低条件ですが、気温10〜30度、湿度45〜80%が塗料の乾燥に適した気候条件と言われています。20度前後の気温、60%前後の湿度という秋の気候は、この条件にぴったり合致するため、工程が順調に進みやすい傾向にあります。台風や秋雨前線で工程が延びるおそれも秋の気候は外壁塗装に非常に適していますが、台風のリスクがあることを忘れてはいけません。夏に日本列島を覆っていた太平洋高気圧の弱まる9月ごろは、台風が上陸しやすい季節となります。雨は塗料にとって大敵です。雨が塗料に混ざると、塗料が薄まって効果が下がる、流れ落ちてなかったことにしてしまうなどの不具合があります。完全に乾燥するまで時間がかかってしまい、工程が延びるおそれがあります。また、台風接近などで風が強まるときも、砂などが舞うため、作業には向きません。また、9月中旬から10月中旬にかけて、秋雨前線が発生しやすい時期でもあります。「秋の長雨」なんて言葉もありますよね。2017年には九州で豪雨災害が起き、多くの被害が発生したことも記憶に新しいと思います。長期にわたり雨が続くと、施工はどんどん遅れていきます。工事中は、洗濯物を干せない、窓を開けることができないなど、生活への支障が少なからずありますから、早く終わるに越したことはありません。晩秋になり、気温が下がると、露や霜にも注意が必要です。壁面に水分が付着していると、雨が降ったとき同様不具合が出ます。気温が下がり、日照時間が短くなると作業ペースは落ちますので、工期が長引く可能性があります。外壁塗装の費用を無料で比較秋の外壁塗装で気をつけるべきポイント【秋の外壁塗装は計画的に】台風や秋雨前線というリスクはありますが、1年を通してみれば秋は外壁塗装に適した季節ですから、当然需要は増えます。また、「お正月までに家をきれいにしたい」といった駆け込みの需要も多くなります。そのため、業者にとっては繁忙期になります。他の季節よりも予約を確保しづらくなるおそれがあるので、早めに計画を立て、予約をしておく必要があります。特に寒冷地では、雪や低温のため冬に外壁塗装を行えませんので、本格的に寒くなるまでに施工を終わらせるような計画を立てることも大切です。【お住まいの地域の気候条件に精通した業者選びを】寒冷地、山間部などの雨の多い地域、台風が上陸しやすい地域など、一口に秋と言っても地域によってさまざまな気候の特徴があります。地域密着で長く信頼を得ている塗装業者なら、地域の天候や条件に合う塗料を知り尽くしているはずです。見積もりを依頼すると同時に、不安な点を確認し、信頼できる業者かどうかを見極めましょう。【工期が遅れた場合追加料金は?】秋雨前線などで工期が長引いた場合、追加料金が発生するのか気になりますよね。基本的には追加料金がかからない業者がほとんどですが、念のため事前に確認しておきましょう。まとめ台風、秋雨前線など、工程が遅れるリスクもありますが、基本的には秋の気温や湿度は外壁塗装に向いています。需要が増え、予約が混み合うことが予想されるため、早めに計画を立てることをおすすめします。生まれ変わったきれいなお家で、気持ち良く新年を迎えられることをお祈りしています!外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月31日太陽光発電の売電に関する制度は、現在では2012年から施行されている「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に一本化されています。しかし、2009~2012年には「全量買取制度」と「余剰電力買取制度」の2つの制度が存在していました。この記事では、そのうち「全量買取制度(全量売電制度)」について詳しくご紹介します。現行の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」と照らし合わせながら、ぜひご参考になさってください。全量売電制度とはどんな制度?全量売電制度とは、太陽光発電設備で発電した電力の全量を電力会社に売電できる制度を指します。現在は再生可能エネルギーの固定価格買取制度へ移行していますが、移行以前からこの制度のもとで売電を行っていた方は、新制度移行後も従来と変わらない条件下で売電を行うことができます。全量買取制度と並んで、もっと規模の小さな発電設備を対象とした「余剰電力買取制度」があります。こちらは総出力10kW未満の設備を対象としており、主に一般家庭で自家用として使われる太陽光発電設備に適用されます。基本的には発電すればそのまま家庭用の電力として消費できますが、発電した全量を使うことなく余った電力(余剰電力)については、電力会社が決まった価格で買い取ることを国が約束する制度です。全量買取制度は主に事業者向け、余剰電力買取制度は主に一般家庭向けに設けられている制度と考えると分かりやすいでしょう。なお、これら2つの制度は2012年に「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に改められていますが、その内容は「余剰買取制度」と「全量買取制度」に二分されており、発電システムの最大出力10kWを境界に、それを満たさなければ余剰買取の対象となります。それ以上の出力なら全量買取と余剰買取のいずれかを選択可能としているため、2012年の制度変更以前と大きな差異はないと考えてよいでしょう。全量売電制度の対象は?全量買取制度は、比較的規模の大きな発電設備(具体的には総出力10kW以上)を対象とし、発電事業などを目的として設備を運用する場合が対象です。ちなみに、全量買取の対象となる発電設備を「産業用」、余剰買取の対象となる設備を「家庭用」と呼び分けることが多くなっています。なお、広い敷地に多くのソーラーパネルを設置できる一般住宅などでは、総出力がわずかに10kWを超えるようなケースもあり得ます。そのため、総出力10kW以上の発電設備に関しては全量買取とするか、余剰買取とするかを利用者が選択できる仕組みになっています。ただし、多くの一般住宅においては屋根上などにソーラーパネルを設置するケースが用いられるため、その総出力は概ね3~4kWが標準値といわれます。ゆえに、一般のご家庭で太陽光発電設備による売電をする場合は、余剰買取の対象になる場合がほとんどといってよいでしょう。太陽光発電の費用を無料で比較固定買取期間とは?再生可能エネルギーの固定価格買取制度においては、規定の価格で電力買取を行う期限にあたる「固定買取期間」が規定されています。電力の買い取りを固定価格によって制度化した背景には「発電設備のさらなる普及」という目的がありますから、一定期間に得られる売電収入の固定化によって発電設備の導入コストを実質的に低減できる仕組みになっているのです。固定買取期間の長さには全量買取と余剰買取で差があり、全量買取の場合は20年間、余剰買取の場合は10年間と定められています。「20年固定価格で売電できるのなら、少し設備に費用をかけても全量買取にした方が得なのでは?」と考えてしまいますが、そもそも売電価格が異なります。2017年度の場合、余剰買取の売電価格は1kwhあたり28円~30円、全量買取の場合は1kwhあたり21円です。また、余剰買取の場合は発電設備の導入時に自治体などから補助金を受けられる場合がありますが、全量買取とした場合には補助金制度そのものがありません。それに、そもそも総出力が大きくなる発電設備を設置するには多くのコストがかかってしまいます。それらの兼ね合いを考慮し、現在の制度下で一般家庭においては余剰買取とするケースが大半となっています。また家庭用の太陽光発電設備の設置コストを考えても、10年の期間があれば売電である程度回収することができると考えられています。固定買取期間の経過後は電力会社と任意で売電契約をするか、あるいは売電を一切取りやめて自家消費用の発電のみに切り替えるかということになるでしょう。現状の予測としては、電力会社が自前で発電するコストよりは各家庭から電力を買い取る方が省コストになると考えられているため、当分は売電を継続できる可能性が高いといわれています。これらを踏まえ、今のところは「一般家庭では余剰買取」「発電事業をする業者などでは全量買取」とするケースが主体であると考えてよいでしょう。まとめこちらの記事では、太陽光発電の全量売電制度(全量買取制度)の詳細や、余剰買取制度との違いなどについてご紹介しました。設置する発電設備の総出力が10kwを超えると、全量買取か余剰買取のいずれかを選択することになります。一般家庭の場合は10kW以上の発電設備を設けるケースは稀ですが、もし大規模な太陽光発電設備を導入したいとお考えであれば、全量買取とするか余剰買取とするかは計画段階で決めておいた方がよいでしょう。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月31日気温の高い夏に外壁塗装を行う場合、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。暑い中作業を行う職人さんにとって厳しい季節であることは間違いありませんが、施主にとってもさまざまなデメリットがあります。この記事では、夏の外壁塗装のメリットとデメリットに加えて、注意したいポイントもお伝えします。夏に外壁塗装をするメリットとは?1年でもっとも気温の高い夏に外壁塗装をするメリットとして、塗料の乾きの早さが挙げられます。塗料は、高温になるほど早く乾くという特徴があるためです。外壁塗装は、塗料を1回塗ったら完了ではありません。下塗り・中塗り・上塗りと重ね塗りをするため、それぞれの段階で十分に乾かす時間を確保しなければならないのです。乾いていない上にさらに塗料を重ねても、塗料本来の性能が発揮されず、後々不具合が発生する可能性が高まるため、しっかり乾燥させることは非常に重要です。それぞれの塗料が十分に乾いていないと、次のステップに進めないので、工期に遅れが発生してしまいます。日照時間が長く、塗料の乾燥が早い夏は、スムーズに施工を進めることができるという点で、メリットがあると言えるでしょう。外壁塗装の費用を無料で比較夏に外壁塗装を行うデメリット夏の外壁塗装には、いくつかのデメリットがあることも事実です。順番に確認していきましょう。【窓を開けられない】家一軒の外壁塗装を行うときは、あらゆるものに養生をします。養生とは、塗装面以外に塗料がつかないよう、シートや養生素材などで覆うことです。大切な車やタイルに汚れがついてしまっては残念ですよね。窓やエアコンの室外機も例外ではありません。そのため、夏だけに限りませんが、外壁塗装中は窓や網戸を開けることができません。特に夏の蒸し暑い中では、換気ができないことに息苦しさを感じられるかもしれません。また、たとえ窓を開けることができても、塗料の匂いが家の中に充満してしまうので、十分な換気は難しくなります。【エアコンが点けられないことも】エアコンの室外機にも養生する場合、エアコンを点けることができません。日中在宅の方・小さなお子さまやお年寄り・室内飼いのペットがいるご家庭は、真夏に外壁塗装を行う特別な理由がない限り、避けたほうがよいかもしれません。ただ、中にはエアコンが使えるよう配慮する塗装業者もあるので、しっかりと確認しておきましょう。【高温時には作業できない可能性が】施主というより、職人さんにとってのデメリットですが、暑さの中の作業は大変です。足場も焼けるように熱くなるため、作業がしにくく、体力を奪われてしまうというデメリットがあります。また、塗料は35度以上の高温下で使用するのに適していません。塗膜に泡ができるおそれがあるためです。直射日光が当たらないよう日よけ養生を行い、それでも高温であれば作業を延期することもあります。【お盆中は作業がストップするかも】8月中旬は、お盆休みに入る塗装業者もあります。外壁塗装をする期間がお盆を挟む場合、お盆中の作業予定を確認しておきましょう。夏に外壁塗装をする際の注意点【エアコンの使用の可否を確認しておく】前述したように、夏の外壁塗装においてエアコンの使用可否は死活問題です。室外機に養生している間はエアコンを使うことができません。真夏の暑さの中、エアコンなしでの生活は、心身ともにストレスになりますし、室内でも熱中症になるおそれがあるのでとても危険です。エアコンは使用できるのか、使用できないのであればその時間帯を確認し、生活リズムなどを踏まえて夏の外壁塗装を検討しましょう。くれぐれも暑さを我慢して体調を崩さないよう注意してください。【洗濯物を干せるかどうかを確認しておく】夏は洗濯物が増える季節ですが、外壁塗装中はベランダに干すことができないかもしれません。泥水や塗料がついてしまう可能性があるためです。塗装期間中は、室内干しをするか乾燥機を使用することをおすすめします。塗料を吹きつけるのではなく、ローラーで塗装を行う場合は洗濯物を干してよい可能性もあります。また、工程によっては限られた時間で洗濯物を干してもいいと言われるかもしれませんので、塗装業者にしっかり確認しておきましょう。【業者選びは慎重に】夏の外壁塗装はデメリットが多いですが、しっかりとした配慮をしてくれる塗装業者なら生活への支障を最低限に抑えられるため、業者選びは非常に大切です。疑問点や不安な点は事前に相談し、信頼できる業者に依頼しましょう。まとめ夏の外壁塗装にはデメリットが多くありますが、塗料の乾きが早いおかげで工期が短く済めば、デメリットを我慢する期間も短くて済みます。エアコンや洗濯物など、生活に関わる問題はしっかりと事前に塗装業者に確認しておき、夏の外壁塗装を乗り切りましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月31日外壁塗装と天候には、密接な関係があります。地域や業者にもよりますが、梅雨はもっとも避けたい季節だと言われます。その理由はどのようなところにあるのでしょうか。梅雨の外壁塗装を避ける理由、もし梅雨に行うのであればどのような点に注意すべきかをまとめました。梅雨に外壁塗装を避ける理由一般に、梅雨には外壁塗装を避けることが多いです。理由は、塗料の性質が梅雨の気候条件に合わないため、というのが大きなものです。雨は塗装の大敵です。塗料が乾かないうちに雨が降ると、塗料が雨で薄まり、水玉模様のようなまだらになってしまったり、後々塗装が剥がれる、ひび割れ、クレーター、白化などのトラブルの原因になってしまいます。せっかくお家をきれいにするために行う外壁塗装が家を薄汚くしてしまっては悲しいですよね。それだけでなく、梅雨の湿度の高さも塗料の大敵です。一般的な塗料は、気温5℃以上かつ湿度85%以下の条件のもと使用するように定められており、これらの条件を考慮せず塗装すれば不具合が起きる可能性があると、メーカーは喚起しています。気象庁によると、1981年から2010年までの6月の全国平均湿度は78%、7月は80%。1年でもっとも湿度が高いのが、この梅雨の時期です。地域にもよりますが、湿度が85%を超える日も少なくなく、そのような日は作業を行うことができません。このように、多雨・多湿という梅雨の気候は、外壁塗装にとってはあまり良い条件とは言えないのです。そもそも梅雨に外壁塗装はできるの?しかし、梅雨の外壁塗装がまったく不可能であるわけではありません。雨の日でも使える下地材もありますし、梅雨の晴れ間を利用すれば塗装を進めること自体は可能です。足場を組む、養生シートを貼るなどの作業は、雨が降っていてもできるので、天候の様子を見ながら計画的に行えば作業は可能です。また、ほとんどの方が避ける時期だからこそ割引キャンペーンを行っていたり、施工の予約を取りやすかったりというメリットもあるのです。「安く済ませられる」「塗装してほしいと思ったときにすぐ対応してもらえる」というのは嬉しい点ですよね。しかし、やはり工期の遅れは覚悟しなければなりません。湿気が高いと塗料がなかなか乾かないので、工程を進めることができません。また、雨が降った場合はその日は作業できなくなります。降水確率が20〜30%と比較的低くても、塗装を行わないという業者が多いです。急に雨が降ってしまえば、その日の作業は無駄になってしまうので当然ですね。そのため、雨が高確率で降らない日、湿度が比較的低い時間にのみ作業を行うため、スケジュールが後ろにずれてしまいがちになるのです。外壁塗装の費用を無料で比較梅雨に外壁塗装する場合の注意点梅雨でも外壁塗装が可能であることは先ほど述べましたが、キャンペーンなどに飛びつき、結局は後悔する結果にならないよう、注意点を抑えた上で検討してください。まず、梅雨以外にも当然言えることですが、業者選びには注意を払いましょう。同じ料金でも工期が長くなれば、1日あたりの利益は少なくなってしまうので、雨でも無理に塗装を進めようとする不誠実な業者も中にはいます。たとえ短期で完了してくれたとそのときは満足できても、後々ひび割れや塗装剥離などの不具合が起こってしまっては残念ですよね。お住まいの地域で多くの信頼を得ている業者を探してみてください。施工を始めてからも、気になる点や不安な点は確認しながら進めましょう。天気予報は外れることもあります。塗装後に雨が降ったら、業者任せではなくご自身の目でも異常がないか確かめるようにしてください。もう1点知っておいていただきたいのが、部屋の換気についてです。塗装中は、窓に養生シートを貼るため、窓を開けることができません。梅雨のじめじめした毎日の中、たまの晴れ間さえ換気を行うことができないのはストレスに感じるかもしれません。工期が長くなれば、窓を開けられない期間も長くなることを認識しておきましょう。まとめ梅雨の外壁塗装に関するさまざまなことを解説しました。梅雨の外壁塗装は確かに難しい点が多いですが、メリットもあります。デメリットを許容できる方は、梅雨に外壁塗装を検討するのもひとつの手でしょう。良い業者に依頼し、大切なお家をキレイに生まれ変わらせてくださいね。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月31日大切なお家を長持ちさせ、快適に住み続けるために、外壁塗装は欠かせません。施工は年中どの時期でも可能ではありますが、各季節の気候条件によって工期は左右されます。1年のうちでもっとも穏やかな気候となる春は、外壁塗装にも非常に良い季節です。春の外壁塗装が良い理由と、デメリットや注意点をお伝えさせていただきます。春の外壁塗装がおすすめできる理由【気温・湿度ともに安定している】春の外壁塗装がおすすめできる理由は、ずばりその天候にあります。塗料メーカーは、気温が5度以下かつ湿度が85%以上のときは、塗装をしないように注意しています。これらの条件を満たさない環境下では、塗料が乾燥しにくいためです。塗料は、見た目を良くするだけでなく、耐候性・遮熱性・防水性・防汚性などを強化する役割があります。塗料の乾燥が不十分であれば、これらの性能が十分に発揮されません。気温が高いほど塗料が乾燥するのは早くなるため、春の気候は、塗装に適していると言えるのです。乾燥が早ければ、工程が順調に進みますので、工事を短期で済ませることができます。【雨が少ない】春は日照時間が長く、雨が少ないこともおすすめする理由のひとつです。塗料が乾燥する前に雨が降ってしまうと、塗料が流れ落ちてせっかくの作業が無に帰したり、仕上がりに悪影響を及ぼしたりします。そのため、雨が降る確率が少しでもあればその日の作業を取りやめる業者がほとんどです。天候がすぐれない日が続くと、その分工期が延びてしまうおそれがあるのです。春の安定した気候なら、予定通りに作業を進めることができる可能性が高いと言えるでしょう。【窓を閉め切っていても過ごしやすい】外壁塗装中は、窓にも養生シートを貼るため、窓を開けることができません。塗装業者が開けられるように配慮してくれる場合もありますが、塗料の匂いがお家の中に侵入してくるので、開けずに過ごせるに越したことはありません。春の過ごしやすい気温なら、閉め切った部屋でも大きなストレスになることはないでしょう。また、エアコンの室外機にも養生をするため、工事中はエアコンを使用できません。エアコンがなくても快適に過ごせるという点も、春が外壁塗装に適している理由のひとつです。工期が短く済めば、窓を開けられない・エアコンを使用できない期間も短くて済みますから、総合的に見て春の外壁塗装はおすすめと言えるのです。外壁塗装の費用を無料で比較春に外壁塗装する際のデメリット基本的には、春の外壁塗装はおすすめですが、いくつかのデメリットがあることも知っておきましょう。【予約の確保が難しい、料金が高くつく可能性も?!】春は外壁塗装に適した季節であるということは、他にも春に外壁塗装を行いたい人が多くいるということです。冬に外壁塗装を行えないような寒冷地ならなおさら、春に塗装を行いたい人は多いでしょう。すると、塗装業者にとっては繁忙期となるので、予約の確保が難しい可能性があります。中には、料金を高く設定している業者もあります。そのため、少しでも節約したい方は、春を避けるのも一案です。費用を上乗せしてでも春に行いたいという方は、計画的に早めに予約をすることをおすすめします。【黄砂や花粉が飛び散るおそれも】地域にもよりますが、春は花粉や砂埃、黄砂が飛びやすい季節です。せっかく塗装した壁に、これらが付着する可能性も考えられます。飛散防止用のメッシュシートがあれば、ある程度付着するのを防止してくれますが、気になる方は春を避けたほうが良いでしょう。春に外壁塗装をする際に気をつけたいことここまで述べた通り、外壁塗装は屋外で行うため、天候や地域の特性の影響を大きく受けます。春の外壁塗装がおすすめと言っても、春ならではのデメリットもあり、四季のある日本においてまったくデメリットのない季節などないのも事実です。そのため、季節選びよりも業者選びが重要だと言えます。地域密着でその地域の気候や特徴に精通している業者に依頼することはとても大切です。春は塗装業者にとってもかきいれどきですから、宣伝活動も激しくなりますが、冷静に信頼できる業者を選びましょう。大切なのは値段だけではありません。・外壁塗装の経験が豊富・質問や疑問に対して、丁寧に回答をしてくれる・評判がいい・アフターサービスが充実しているなど上記のようなポイントをチェックしながら、大切なお家の塗装を任せる業者を見極めてください。また、少しの雨なら構わず作業を行う業者は、長い目で見てお家のことを考えていないかもしれませんので、注意が必要です。数年に1度のことですから、失敗しないよう慎重に見極めてください。まとめ春に外壁塗装をおすすめする理由、デメリット、そして注意点をお伝えしました。春は黄砂や花粉の心配がありますが、飛散防止メッシュシートもありますし、基本的にはデメリットの少ない季節です。ただし、塗装業者は繁忙期ですから、春の外壁塗装を検討する方は、早めに計画を立てることをおすすめします。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月31日外壁塗装は、10年に1度は行ったほうがいいと言われています。理由はさまざまで、美観はもちろん、防水や断熱などの面から外壁塗装をするメリットは多くあります。しかし、コストがかかるのが難点です。そこで、できる限り費用を抑えたいという方は、DIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。外壁塗装のDIYについて解説します。外壁塗装をDIYするメリットとは?外壁塗装を自分で行うことで、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。【費用を抑えられる】外壁塗装をDIYする最大のメリットは、やはりコストを抑えられる点でしょう。塗装業者に依頼した場合、塗料や道具などの費用に、人件費や利益などが上乗せされた金額が請求されます。DIYした場合、材料費だけで済むのでその差は歴然です。場合によっては、2倍ほど費用の差が現れることがあります。【DIYの過程が楽しく、愛着を持てる】DIYをする工程が楽しいというメリットもあります。お子さまのいるご家庭なら、お子さまの手も借りて一緒にDIYすれば、素敵な思い出になりますよね。好きな色を選べたり、オリジナリティを出せたりするのもDIYならではのメリットです。「自分で塗った!」という達成感は、お家への愛着をより深めてくれるでしょう。【敷地内に知らない人が立ち入らないで済む】塗装業者に依頼すると、工事中は複数の人が毎日のように敷地内に出入りします。生活スペースに他人が立ち入ることに抵抗がない方なら問題ありませんが、やはり人の目が気になってしまう方もいるかもしれません。DIYならそのような心配をしなくて済みます。【小さな補修を手軽に行える】「全面を塗装し直すまでもないけれど、小さなひび割れが気になる…」というケースもあります。これを放っておくと、雨水がたまり、肝心のお家を傷めてしまう原因にもなります。しかし、小さな補修のために業者に依頼するのは「もったいない」と考えてしまう人も多いものです。DIYならちょっとした補修も、手軽に直すことができます。外壁塗装をDIYすることで負うリスクDIYするときにはデメリットも考えてみましょう。DIYにはメリットもありますが、それを台無しにしてしまうリスクがあることも事実です。【怪我のリスクがあるなど、危険を伴う】まず何より、危険を伴うということを知っておかなければいけません。2階建てのお家の高さは、7〜9mと意外に高く、落下すれば大怪我を負うおそれがあります。いくら安全に気を配っていても、強い塗料の匂いを吸い続けることで、気分が悪くなったり、失神したりといったおそれもあるので、くれぐれも注意が必要です。【失敗するとコストが余計にかかる】失敗してしまうと、もともとかかった材料費にさらに業者へ依頼したときの通常費用がかかるので、節約どころか無駄なお金を払う羽目にもなりかねません。失敗の度合いによっては、塗った塗料を落とすコストもかかってしまうこともあり得ます。【時間がかかる】プロに依頼した場合は集中して施工をしてもらえるので短期間で済みますが、DIYの場合はかなりの時間を要します。30坪程度の住宅なら、業者が外壁塗装を行うと14〜20日ほどで完了するのに対し、DIYの場合2ヶ月近くかかることもあります。【長持ちしない】DIYする際はホームセンターなどで塗料を調達すると思いますが、こうした市販の塗料はプロが使用している塗料と比較して耐久性が劣るとも言われています。汚れが残っていたり、下処理が不十分だったりすると長持ちしないおそれもあります。外壁塗装の費用を無料で比較外壁塗装DIYをする際の注意点外壁塗装をDIYしたい方は、リスクを知り、対策を講じた上でDIYすることが大切です。DIYする場合は以下の点に気をつけてください。【準備を怠らない】すべてのDIYに言えることですが、準備はとても大切です。外壁塗装においては、「洗浄→養生→下地処理→コーキング充填→下塗り」といったステップを踏む必要があり、いずれかを怠ると失敗したり、長持ちしなかったりという結果を招いてしまいます。特に既存壁の洗浄は必ずしっかりと行いましょう。スポンジやブラシ、洗剤などを使ってコツコツと洗浄する方法も良いですし、家庭用高圧洗浄機を使って洗浄するのも一案です。【足場を設置する】外壁塗装は危険であると先ほども述べました。特に危ないのが、固定をしっかりしていないはしごに乗って作業を進めようとするケースです。危険であるだけでなく、塗りづらい箇所にムラができてしまう可能性もあります。準備は大変ですが、必ず足場をかけるようにしてください。足場の専門業者や塗装業者から借りることができ、費用は100,000円ほどかかりますが、必要経費のひとつとして考えておきましょう。【塗料選びは慎重に】塗料と一口に言っても、さまざまな種類のものがあります。素材によって耐久性は大きく変わりますし、耐久性が高いほど値段も上がります。値段が安いものに飛びつき、結局すぐに塗り直しが必要になった…、という失敗を避けるためにも慎重に選ぶようにしてください。まとめ外壁塗装のDIYについてお伝えしました。素人がDIYするには難しい面や危険なこともありますが、成功すればあなただけの外壁ができあがります。しかし、単に節約したいから、という理由で安易にDIYを選択すると、後悔する結果になるかもしれません。十分な検討と準備が必要であることを覚えておきましょう!外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月31日自分の家の外壁をじっくり見たり、触ってみたりしたことはありますか?砂をまいたような凹凸とザラザラとした感触があったら、それは「リシン仕上げ」の外壁かもしれません。外壁塗装は、大切な家を守るバリアのような存在です。もし外壁がはがれたら、雨水が染み込み、木造住宅なら腐り始めてしまうでしょう。そんな外壁塗装の仕上げ材の代表格「リシン」の特徴とメンテナンス時の注意点を解説します。”リシン”とは?リシンとは、主にモルタル塗装の外壁に用いる、仕上げ材の一種です。下塗りの後、骨材(粉砕した石や砂)を含んだ塗装材を吹き付けることで、凹凸のある仕上がりになります。このザラザラした質感がリシン仕上げの特徴です。薄付きのリシン仕上げは、砂壁のような風合いもあり、和風の住宅に似合います。しかしその薄さのため、耐久性が落ちてしまうのが難点です。一般にリシンの耐久年数は8年程度といわれています。しかしリシンも進化していて、最近はヒビに強い伸びる素材を配合した弾性リシンも登場しています。外壁塗装でリシン仕上げをするメリットとは?リシンは1960~1980年代にかけて日本中に広まった仕上げ材です。現在も新築を中心に使用されています。1つのものが長い間親しまれ、広く使われるのには理由があります。外壁塗装において、リシン仕上げを使用するメリットとは何なのでしょうか?【1:手頃な価格】厚ぼったく塗るスタッコ仕上げと比べて薄付きのリシンは、塗料を使う量を抑えられます。そのため他の仕上げ方法より、価格を抑えられることは大きな魅力です。【2:透湿性と通気性が優れている】リシンは透湿性と通気性が優れているため、湿気に弱い木材を腐食から守ることができます。日本に多い木材住宅にぴったりです。新築住宅に使用されるのも、この特性があるためです。【3:落ち着いた高級感のある仕上がり】建物を覆う外壁は、機能性だけでなく見た目の良さも求められます。リシン仕上げは骨材として加えた砂が立体感と独特の風合いを生みます。それでいて派手すぎず落ち着いた印象を与えるのがリシン仕上げの面白さです。腕のある職人ならば高級感をもたらすことも可能でしょう。外壁塗装の費用を無料で比較リシンのメンテナンス時の注意点つい怠りがちですが、外壁塗装は定期的にメンテナンスを施さなければなりません。リシン仕上げの場合は、どのような注意が必要になってくるのでしょうか?劣化を遅らせる手立てはあるのでしょうか?【1:リシンの弱点は「汚れ」と「劣化」】厚ぼったくない繊細な仕上がりが、リシン仕上げの魅力です。しかし薄付きであるために、ひび割れを起こしやすいのも事実です。さらに標準的なリシンは、防カビ性と防藻性は乏しい作りになっています。耐久年数は8年ほどで、これは同種のスタッコ仕上げに比べて短いです。また、凹凸のある表面は、どうしても汚れが付きやすくなります。特に淡い色の外壁では、汚れが目立ってしまうことになります。【2:年に1~2回、外壁を掃除しよう!】新築の家も、時間を経ると汚れてしまいます。汚れは外壁の劣化を早めるので見逃せません。外壁を年に1~2回掃除することは、劣化の速度を緩めることにつながります。一般の家庭でも可能ですが、無理のない範囲内で行いましょう。安全に行うためポイントを覚えておきましょう。・手荒れを防ぐため、洗剤を使うときはゴム手袋を着用する・水を使う場合、室内への水漏れや、隣家への水の飛散に注意する・転落の可能性があるため、高所作業は無理に行わない外壁の汚れを落とすときは、あまり強い力でこすると、塗膜をはがしてしまう可能性があります。ブラシやモップは柔らかいものを使用しましょう。また、水で洗い流した後すぐ乾くように、晴れた日に行うことをおすすめします。【3:劣化が進んでいる場合は、塗り替えが必要!】外壁には寿命があり、環境によっては劣化が早まる場合もあります。リシン仕上げの外壁に以下のような症状が見られたら、塗り替えを検討しましょう。・前回の塗装から7年以上経過している・外壁にひび割れが発生している・塗料が剥がれている・塗装したところが膨れている・外壁を触ると手に白い粉のようなものが付く・外壁にサビ、カビ、藻が発生している・目地のコーキングが割れている・外壁が変色している【4:業者選びは慎重に】塗り替えをすることになったら、最初に決めることは施工業者ですね。複数の業者を比較検討することから始めましょう。インターネットの一括見積もりを活用すると便利です。残念ながら、詐欺まがいの業者も0ではありません。慎重に検討して、経験が豊富で、適切な価格で応じてくれる業者を選択しましょう。まとめ外壁塗装、そしてリシン仕上げについて理解していただけたでしょうか?普段、意識することは少ないけど、外壁塗装は実は重要な存在なんです。家を建て直すときやリフォームするときの参考にしてください。そして生まれ変わった大切な我が家と長く付き合うために、定期的なメンテナンスをおすすめします。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月31日ご自宅に太陽光発電設備の設置を考えている方なら「余剰電力買取制度」について聞いたことがあるかもしれません。実際に設備業者へ相談したご家庭などの場合、1度は説明を受けた経験があるのではないでしょうか。そこでこの記事では、一般家庭用の太陽光発電設備における「余剰電力買取制度」に関して、詳しくご紹介します。余剰電力買取制度ってどんな制度?一般家庭などで総出力が10kWに満たない太陽光発電設備を設置した場合に、ご家庭で消費する分の電力を発電した電力が上回った際には、その余剰分の電力を電力会社によって買い取ってもらえることが2009年から制度化されています。これを「余剰電力買取制度」と呼びます。家で使った電力の余り分を売ることができるという制度の仕組み上、ご自宅で消費する電力量が少なくなればなるほど売電できる電力量が増え、収入につなげられます。このため、太陽光発電による再生可能エネルギーを利用していてもご家庭での電力消費量を抑えたり、できるだけ節約したりしようというモチベーションの向上を図ることができるともいえます。この「余剰電力買取制度」そのものは2012年に終了し、それに代わり「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が新たに設けられ、今に至っています。ただし、一般家庭で太陽光発電を行う場合においては、特に各制度における差異を意識する機会はあまりないといってよいでしょう。【全量買取とは?】ちなみに、余剰電力買取制度が施行されていた時期、同時に「全量買取」という電力買取の方式が存在していました。こちらは、太陽光発電によって発電される電力を自分達で消費せず、すべて電力会社に売却する方式です。しかし、この方式を適用できるのは総出力が10kW以上となる太陽光発電設備を設置した場合に限られます。したがって、主に事業者や団体などが設置する大規模な発電設備にしか事実上は適用されないと考えられます。この全量買取と余剰電力買取制度を一本化し、現在施行されている「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」となったことが分かります。再生可能エネルギーの固定価格買取制度においても、総出力10kWを境にそれ以上の場合は発電電力の全量を買い取り、それ未満の場合は余剰電力を買い取る仕組みになっています。余剰電力買取制度の対象は?旧制度である「余剰電力買取制度」の対象に該当する太陽光発電システムは、総出力10kW未満のものと定められていました。現行の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」においても、総出力10kWに満たない小型の太陽光発電システムについては自家消費したうえで余った分の電力を買い取る方式によって売電を行っています。国内の一般的な一戸建て住宅で設置可能なソーラーパネルの総出力は、かなり広い面積の住宅であると考え多く見積もったとしても、概ね5kW程度までであるといわれています。また、余った電力を売電するために一般家庭向けの小規模な太陽光発電設備を設ける場合は、自治体によっては補助金を受けることができるケースがあります。しかし事業目的で発電を行うなど、発電した電力の全量を売電する目的で太陽光発電設備を設ける場合は、補助金を受けることができません。一般家庭で太陽光発電設備を設置するにはかなり高額な費用がかかるものです。補助金一切なしで、10kW以上の総出力をもつ大規模な発電システムを作ることは現実的ではないでしょう。したがって、ご家庭で太陽光発電を始めるならやはり、総出力10kW未満のソーラーパネルで余剰電力を買い取ってもらう方式をとることが一般的といえるでしょう。太陽光発電の費用を無料で比較固定買取期間はいつまで?経過した後はどうなる?2009年から施行された「余剰電力買取制度」は、2012年からは「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に移行し、現在に至っています。なお、再生可能エネルギーの固定価格買取制度には、一般家庭や事業者などが民間の太陽光発電システムで発電した電力について、電力会社が決まった価格で買い取ることを国が約束してくれる「固定買取期間」が存在します。一般家庭で設置されることの多い、総出力10kW未満の太陽光発電設備の場合の固定買取期間は「10年間」とされています。2017年度(2018年3月末まで)に新たに太陽光発電設備を設置したケースを例にとると、総出力10kW未満の太陽光発電設備で余剰電力を売電する場合、1kwhあたり28円(出力規制ありの場合は30円)の売電価格となっています。この価格のまま、固定買取期間中である10年後までは余剰電力を買い取ってもらえるというわけです。なお、2018年4月以降は売電価格も1kwhあたり26円(出力規制ありの場合は28円)に下がることがほぼ決まっています。これから太陽光発電設備を設置して1kwhあたり28円(30円)で向こう10年間は売電を行いたいなら、早めに計画を進めて2018年3月末までに電力会社と売電契約を済ませるようにしましょう。まとめこちらの記事では、「太陽光発電における余剰電力買取制度」についてご紹介しました。余剰電力買取制度は、現在は「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」となっていますが、旧制度の施行期間中に売電契約をしたご家庭や事業者は旧制度に基づく条件で引き続き売電を行うことができます。しかし、これから新規で設置した場合には現行の制度に基づいて売電を行うことになります。電力買取の価格は年度ごとに変動し、近年は家庭用太陽光発電設備の普及に伴い毎年2円ずつほど下がる傾向にあります。これから新規で太陽光発電設備を設置してより高い価格で売電するには、何より早めの準備が肝心といえるでしょう。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月30日リフォームで外壁を塗りなおすとき、迷うのはどんな塗料を使うかということではないでしょうか。意識して見てみると、身のまわりにある住宅やビルの外壁は、いろいろな種類の塗料で塗装されていることに気づきます。今回はその中で、近年注目を集めるセラミック塗料の性質と、使用する場合に注意点すべき点をご紹介します。セラミック塗料の特徴とは?セラミック塗料とは、原料にセラミックを配合した塗料を指す言葉です。「セラミック」は、よく耳にする言葉だと思います。なんだか頑丈そう、清潔そうというプラスのイメージが強いのではないでしょうか。そもそもセラミックとは陶磁器全般を指す言葉でした簡単に言えば「焼き物」という意味で、陶磁器、ガラス、セメントなどがその仲間になります。セラミックには「耐熱性が高い」「硬度が高い」「汚れにくい」「紫外線に強い」といった特徴があります。セラミック塗料は、この特徴を受け継いだ耐久性や耐熱性に優れた塗料です。費用はリシンなどと比べると少し高くなりますが、その分、耐久年数は約10年と長くなります。このように優れた機能を持つセラミック塗料ですが、実はすべての製品を手放しでおすすめできない塗料でもあります。なぜなら、ひとくちにセラミック塗料といっても様々な性質のものがあるからです。セラミックの量や質、混ぜ合わせる主成分との組み合わせによって、機能が変わってくるのです。ところが「○%以上セラミック成分が配合されていれば、セラミック塗料と認める」といったような、数値による明確な基準は存在しません。極端に言えば1%でもセラミック成分が入っていれば、セラミック塗料と名乗れてしまえるのが現状なのです。セラミック塗料の種類それでは、具体的にどのようなセラミック塗料があるのでしょうか?主成分とセラミックの割合や質で機能は変わります。明確な基準はありませんが、それぞれの製品の得意分野によって種類分けすることはできます。【1:汚れにくい塗料】1つ目は、低汚染機能があるセラミックを配合した塗料です。親水性(水と結びつきやすい性質)を生かし、水とともに汚れを外壁から洗い流してくれます。ただし、セラミックの成分配合量によっては、親水性の強さに違いがあり、低汚染機能の強度も変わってきます。塗料を選ぶときはメ-カ-のホ-ムペ-ジやカタログで確認しましょう。原料にセラミックと書いてあるからといって、必ず低汚染性に優れていると決めつけないことが大事です。【2:熱に強い塗料】熱を遮断させる効果を持つセラミックを配合した塗料です。断熱塗料や遮熱塗料と呼ばれるタイプになります。これを使用すると室内は、夏は涼しく冬は暖かくなり快適に過ごすことができます。エコな塗料という言い方もできるでしょう。【3:意匠性が高い塗料】砂や小石程度の小さな固形のセラミックを加えた、外壁に表情を付けるために使う塗料です。立体感を生み出し建物の印象を変えることが可能になります。ゴツゴツした質感を出して、石材のように見せることもできます。外壁塗装の費用を無料で比較セラミック塗料を使う場合の注意点新築でもリフォームでも、実作業は専門業者に依頼することになります。依頼者自身がセラミック塗料を希望することもあるでしょうし、業者から進められることもあるでしょう。いずれにしても、このとき注意して頂きたいことがあります。【1:値段もピンからキリまであるセラミック塗料!選ぶ基準は?】先に書いたように、セラミック塗料には様々なタイプがありますが、ランク付けするような基準はありません。セラミック塗料を使用するときは、そのことを理解した上で、用途によって使い分ける必要があるでしょう。また値段の幅も広く迷ってしまいます。たとえば耐久性が高い製品は、その分値段も上がり、耐久性が低い製品は値段も安くなります。できるだけ安い方を選びたくなるのは当然です。しかし耐久年数の高いものは、塗り替えの回数が少なくて済むという利点があります。これも用途によって、うまく使い分ける必要があります。ただし、あまりに高額な場合は、悪徳業者の可能性を疑った方がいいでしょう。【2:セラミック塗料は万能ではない!詐欺まがいの業者に気をつけよう!】多彩な機能を持つセラミック塗料は魅力的です。とはいえ万能な塗料というわけでないことは認識しておきましょう。それというのも、「何十年も保つ!」など調子のいい謳い文句で売りつけようとする、詐欺まがいの業者も存在するのです。実際に業者を決める際は、いくつかの会社に見積もりをしてから慎重に選びましょう。まとめセラミック塗料は優れた塗料ですから、外壁塗装の選択肢に加える価値はあります。しかし基準が定まっていないため、よく言えば選択の幅を広げることになりますが、悪徳業者に利用される恐れもあります。より良い選択をするには、正しい知識を身に付けることが何より大切です。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月30日「スタッコ」と言われても、何のことかわからない方は多いと思います。しかし表面に不規則な凹凸のある、ザラザラした感触の外壁のことだと聞けば、ピンとくるのではないでしょうか。そうです、あの外壁です。住宅やマンションによく使われていますね。街中で誰もが目にしているのに、言われみればどんなものかよく知らない……。そんなスタッコ仕上げの外壁塗装の基本情報と、メリットデメリットを解説します。スタッコとはスタッコとは、外壁塗装の仕上げ法の一種です。特徴は凹凸のあるザラザラした質感。同種のリシン仕上げという塗装に似ていますが、リシンは薄付きであることが特徴で、スタッコ仕上げは5~10mmの厚みがあります。スタッコは、その重厚感のある風合いが好まれ、一般の住宅や店舗の外壁によく使われています。そもそも外壁塗装の役割とは何でしょうか。雨風の侵入を防ぎ建物を保護することであり、住人の暮らしを守ることです。また、建物の見た目の印象を決める役割も担っています。いわば外壁は建築物の顔であり、塗装はお化粧のようなものです。そしてスタッコは、外壁の化粧法のひとつといえるでしょう。木材やコンクリートの風合いをそのまま活かした外壁もありますが、塗装によって模様を施す外壁も多く見られます。その代表的なものが、工場で製造したパネルを貼るサイディングボードと、職人がコテやローラーで塗料を塗り上げるモルタル工法(塗り壁)の2種類です。スタッコ仕上げは、モルタル工法のひとつということになります。もともとスタッコは古代のヨーロッパで生まれた塗装技術でした。石灰に大理石粉・粘土・砂などを混ぜた材料で建築物に装飾を施したものです。化粧漆喰(しっくい)とも呼ばれ、ヨーロッパでは今もその技法が受け継がれています。日本においては、モルタルの上に粗面と呼ばれるザラザラした面を作る外壁塗装の仕上げのことを、スタッコと呼んで使用しています。作業手順としては、外壁にモルタルや合成樹脂を塗り付けた後に、砂や砂利などの骨材を混ぜた仕上げ材を5~10mmの厚さで吹き付けます。このまま乾かすのが「吹き放し仕上げ」で、吹き付けをした後に表面をローラーで抑えるのが「凸部処理仕上げ」です。職人がコテで塗り伸ばし、模様を付けることも可能です。仕上げ材をより厚く吹き付け、凹凸面を強調する方法もあります。外壁塗装の費用を無料で比較外壁塗装でスタッコ仕上げをするメリット外壁塗装にスタッコ仕上げを選ぶメリットは大きく分けて2つあります。【1:費用は安く、耐久性は高い】数ある外壁塗装のなかで、スタッコ仕上げは費用を比較的安く抑えることができます。それでいながら耐久性は高く、およそ10年は大きく劣化せず使用できます。これは塗料を5~10mmと厚めに吹き付けるためです。壁自体の継ぎ目をカバーすることもできます。一方で、下地となるモルタルの塗り壁は、ひび割れを起こしやすいという弱点があります。その点を補強するためにも、進化したスタッコ材が登場しています。ひび割れを防ぐ伸縮機能があるものです。他にもホコリを寄せ付けない光触媒機能、暑さや寒さから住人を守る高断熱機能など、様々な機能を強化した建材が現れています。【2:意匠性が高く、高級感を演出できる】壁を補強するだけではなく、意匠性も高いことがスタッコ仕上げの魅力です。厚みのある凹凸が豊かな表情を生み、重厚感や高級感を醸し出します。コテで職人が仕上げる手法であれば、いっそう独創性のある外壁になるでしょう。石造りの建物風に見せることもできます。外壁塗装でスタッコ仕上げをするデメリットコストパフォーマンスもデザイン性も高いスタッコ仕上げにも、弱点はあります。一番のデメリットは汚れが目立ちやすいことです。特徴である凹凸の激しい模様は、どうしても汚れが残りやすい形状でもあります。特に窓枠の下など雨水が落ちる場所には、黒や茶色っぽい汚れが付いてしまうのです。これからスタッコ仕上げで外壁を塗り直すなら、汚れを目立たせない対策法があります。塗装の色を決定するとき、明るい色や薄い色は避けることです。スタッコはカラーバリエーションも豊富です。ダーク系など汚れの目立ちにくい色を選べば、最大のデメリットをある程度回避できるでしょう。デメリットを知りつつ真っ白なスタッコ仕上げにしたいという方もいるかもしれません。そうした場合は、年に1~2度壁の洗浄を行うと美しさをキープできます。これはメンテナンスにもなり、劣化を遅らせることもできるメリットがあります。まとめスタッコ仕上げはリーズナブルな価格、耐久性、意匠性の三拍子そろった外壁塗装です。汚れやすいという難点はあるものの、色や素材の選び方によって、汚れの目立ち具合を軽減することは可能です。外壁塗装をスタッコ仕上げにすることを検討している方は、メリットとデメリットの両面を理解した上で、専門業者に相談することをおすすめします。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月30日外壁と屋根の性能を十分に発揮するためには、メンテナンスが欠かせません。表面の塗装が剥がれているなら、補修が必要です。そんな外壁と屋根ですが、実は一緒に塗装することで費用を節約することが可能なのです。今回は、外壁と屋根の塗装について解説しましょう。外壁と屋根は同時に塗装した方が安い?!外壁と屋根は別物ですから、塗装などのメンテナンスも別々に考えてしまうことが多いですよね。この2つには、実は共通する部分が存在します。それが、どちらも作業中に使用することになる「足場」です。【一緒に塗装作業を行うと…】屋根を塗装するためには、屋根に登る必要があります。また、外壁も上の方は足場がないと届きません。そのため、どちらも基本的には足場を用意する必要があります。つまり、外壁の塗装と屋根を塗装と一緒にすれば、足場の設置と撤去の作業が一度で済むということです。【足場設置の費用】「足場だけでそんなに費用が違うの?」と思われる方も多いでしょう。足場の費用は、一般的な住宅(30坪)で20万円ほどかかります。もっと広い住宅や、足場の設置が難しい環境などの場合、費用はさらに上がるでしょう。塗装を同時に行うだけで20万円以上を節約できるのです。屋根と外壁、両方とも塗装を行う予定があるなら、同時にやった方が賢い選択だと言えるでしょう。外壁塗装の費用を無料で比較外壁と屋根の塗料の耐用年数は?家の四方を囲む外壁と、家の上部に位置する屋根は、置かれている環境が違います。一般的に、外壁よりも屋根の方が厳しい環境にあるので、同じ塗料を塗っても屋根の方が早く劣化すると考えられています。ただし、塗料については、種類によって耐用年数が大きく異なります。塗料の種類と耐用年数についてご紹介しましょう。【アクリル系塗料】耐用年数は4~7年。他の塗料に比べ、汚れやすく耐久性が低いので、あまり使用される機会はありません。【ウレタン系塗料】耐用年数は6~10年。まずまずの耐久性や施工性を備え、コストパフォーマンスに優れていますが、使われる頻度は比較的低い塗料です。【シリコン系塗料】耐用年数は8~15年。汚れや色落ちに強く、防カビ・防藻性に優れた塗料。人気が高く、屋根や外壁にも多く使用されている塗料です。【ラジカル系塗料】耐用年数は8~15年。シリコン系に並ぶコストパフォーマンスを持つ塗料です。ただ塗料の中では新しい部類に入るので、まだまだ実績が少ないのが実情。【光触媒塗料】耐用年数は10~15年。この塗料の特徴は、太陽の光や雨などの自然の力が汚れを洗ってくれる点です。「ハイドロテクト」とも呼ばれる技術で、こちらも比較的新しい塗料です。【ピュアアクリル塗料】耐用年数は12年~15年。劣化しやすいイメージのアクリル樹脂ですが、不純物を取り除いた「ピュアアクリル樹脂」なら高い耐候性と防水性、遮熱性を持つ高性能な塗料を作ることが可能。ただその分、価格も高くなってしまいます。【フッ素系塗料】耐用年数は15年~20年。高い耐久力に加え、汚れに強く光沢感があって美しい塗料なので、商業施設やビルなどにも使われています。コストは高いですが、一般の住宅にも使用される機会が多くなってきました。【遮熱系塗料】耐用年数は15年~20年。「遮熱」というだけあって、熱を反射することにより室内の快適性を高めます。環境にも優しく、自治体によっては補助を受けることが可能なので、ぜひチェックしてみてください。外壁と屋根を同時に行う際に注意すべきポイント外壁と屋根の同時塗装は費用の節約になりますが、注意すべきポイントもあります。【工期が長引く】足場の設置と撤去は一度で済みますが、塗装作業は2回分行うことになります。従って、どちらか一方の工事に比べると、工期が長引くことになることを覚えておきましょう。ただ、別々に行った場合に比べるとトータルの工期は短くなります。【どちらかが不要なこともある】外壁と屋根では、さらされている状況から耐用年数が異なることは先ほど説明しました。また、塗料によっても耐用年数は違います。以上のことから、メンテナンスが必要な時期がずれてしまうケースがあるというわけです。同時に塗装するのは、どちらかがまだ塗装するレベルではないのに塗装することになる可能性も否めません。メンテナンス時期は、慎重に決める必要があるでしょう。【業者選びに注意】同じ塗装作業とはいえ、屋根と外壁では塗装場所が異なります。業者によっては、どちらか一方が専門外ということもあり得るでしょう。そうなると、片方しか対応できないと言われることもあります。また業者の中には、手抜き工事を行う悪徳業者が存在することも残念ながら事実です。もし両方とも手抜き工事をされてしまったら目も当てられません。業者選びは慎重に行いましょう。まとめ家は家族を守り、快適な生活を送るためのものですよね。しかしどんなに丈夫な住宅でも、風雨や紫外線からのダメージを受け続けると、耐久力は落ちてきます。しっかりメンテナンスをすることが大切ですが、その分費用がかかります。どうすればお得に利用できるかを知り、賢くメンテナンスを行いましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月30日太陽光発電設備を導入し、売電によって収入を得るためには電力会社との売電契約を結び、各ご家庭での売電価格を決定する必要があります。太陽光発電に関心をお持ちの方ならご存じかもしれませんが、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」によって定められる売電価格は年々変動していますから、次年度になれば売電価格も変わってしまいます。そこで今回は、太陽光発電の売電価格が契約によって確定するタイミングや、よりお得に売電するためのポイントをご紹介します。売電価格の確定時期はいつ?準備期間はどのくらい必要?各ご家庭に太陽光発電設備を設置し、売電価格が正式に確定するタイミングは「電力会社と売電契約を結んだ日時」ということになります。もし、今年度分の売電価格を適用したいとお考えであれば、年度末(翌年の3月末日)までには契約を結ぶ必要があります。ただし、太陽光発電設備の設置に関する手続きは思った以上に煩雑で、ご自分で行う必要がある項目は少ないにせよ、完了までにはかなりの期間を要することを押さえておくことが大切です。太陽光発電の売電価格は年々低下する傾向にあり、2017年度から2018年度に切り替わるタイミングでは1kwhあたり2円も低くなることがすでに決まっています。手続きの開始が遅れたために売電契約の締結が翌年度にずれ込んでしまい、ご自宅の売電価格が下がってしまう事態を避けるためにも、早めに準備を始めて期間に余裕を持った計画を立てましょう。ご自宅に太陽光発電設備を設置し、電力会社と売電契約を結ぶまでの過程とかかる期間は以下の通りとなります。トータルで最短でも2か月ほど、長くかかれば4か月ほどの期間となることもありますから、あとで慌てず済むよう早め早めに動くにこしたことはありません。【1.設置に関する費用の見積もり(2週間~1か月)】太陽光発電設備を取り扱う業者に、費用の見積もりを依頼します。業者単位で見積が出るまでには、2~3日ほどかかると想定しましょう。もし、複数の業者から相見積もりをとって比較検討しながら業者選びをしたい場合は、業者の確定までに半月から1か月ほどの期間を想定しておくことがおすすめです。【2.太陽光発電設備の施工業者と契約する(1週間ほど)】見積を取って業者を決定したら、施工の契約を結びます。このときに、資源エネルギー庁へ提出する書類などを作成するため、書類の完成までには5~7日ほどの期間をみておくとよいでしょう。【3.資源エネルギー庁の認定を取得する(2週間~1か月)】施工業者が申請書を資源エネルギー庁に提出し、認定が受けられるまでは半月から1か月ほどの期間を要します。認定通知書が届いてからでなければ電力会社と売電契約を締結できませんから、注意が必要です。【4.電力会社への売電申し込み→売電契約(1か月~長くて2か月程度)】認定通知書を受け取ったら、施工業者が管轄の電力会社へ認定通知書のコピーを添えて売電契約の申し込みを行います。電力会社は、受け付けた順に契約予定日を決めますが、申込が多く混んでいる時期にはかなり遅い日程にずれ込む可能性もあります。特に、年度末(3月末)は売電価格改訂のタイミングとなるため、駆け込みで申し込みが殺到する可能性があります。そのため、電力会社側でもあらかじめ申し込みの締切日が設定されることが慣例化していますから、可能な限り期日に余裕を持って申し込めるようにしておきましょう。太陽光発電の費用を無料で比較太陽光発電設備は早めに設置した方がお得?ここまでご説明した通り、太陽光発電の売電価格は年々下がっていく傾向にあります。すでに2018年度の家庭用太陽光発電の売電価格は1kwhあたり2円安くなることが決まっていますから、売電価格を少しでも高くしておきたいなら2017年度中に売電契約を済ませた方がお得になるでしょう。それに、太陽光発電設備の設置費用にも目を向けてみましょう。2011~2012年頃は売電価格も今よりかなり高額ではありましたが、設備の導入費用も現在の2倍近くかかるのが相場でした。また、設備にかかる費用がぐんと安くなった今の発電システムの方が、むしろソーラーパネルなどの性能は向上しています。そう考えれば、太陽光発電設備を安く設置できるようになり、発電効率も上がっている今がまさに検討のしどきともいえます。固定買取期間はいつまで?経過した後はどうなる?ご存じの方も少なくないでしょうが、太陽光発電設備で発電した電力を国が定めた売電価格で買い取ってもらえる「固定買取期間」は、家庭用(総出力10kW未満)太陽光発電設備の場合は電力会社との売電契約後10年間と決まっています。それを経過したあとは国による規制の対象外となりますから、各家庭と電力会社との合意によって任意の価格で売電契約をすることになるはずです。電力会社が自前で発電するコストより各家庭から電力を買い取るほうがローコストと判断すれば、引き続き売電を続けることは可能でしょう。また、2016年から始まった電力自由化によって売電先となる電力会社の選択肢も増えています。もちろん、ご自宅で消費される分の電力は引き続き太陽光発電で賄えます。もし余剰電力を売電しない選択をした場合でも、ご自宅の設備で蓄電を可能としておけばその都度電力を貯め、後から使うことができます。まとめこちらの記事では、家庭用太陽光発電設備による売電価格の確定のタイミングや、設備の導入を検討する際に主に期日の面で注意したいポイントについてご紹介しました。特に、これから設備の導入を考えている方の場合、売電契約の時期と年度末のタイミングが重なれば駆け込み契約による混雑が予想されます。手続きなどにかかる日数の目安を考慮し、十分に余裕を持って計画しましょう。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月30日外壁がひび割れているのを放置するのは危険です。自分で補修するにしても、業者へ依頼するにしても、早めに対策を講じることが望ましいと言えます。そんな外壁補修コーキングについて、自分でできる補修方法やポイント、費用の目安などをご紹介します。コーキング(シーリング)とは?外壁を自分で補修するときによく「コーキング」や「シーリング」といった言葉を目にしますね。そもそもこれらはどういう意味なのでしょうか。【コーキング(シーリング)の意味】コーキング(caulking)は、「詰め物をする」といった意味です。一方シーリング(sealing)には、「密閉する」や「蓋をする」といった意味があります。本来の言葉としての意味は異なりますが、工事現場においてはどちらも「隙間を埋める」や「補修する」という意味で使われます。【コーキングとシーリングの違い】DIYにおいては、基本的にどちらも同じだと捉えていて構いません。業者や商品によっては、あえて使い分けをしているところもありますが、両者の定義がひとつに決められていないのが現状です。場合によっては混乱を招く恐れもありますので、どう違うのかは気にしない方が良いでしょう。コーキング補修のDIYポイントコーキング補修は、ある程度自分でも行うことができます。それでは、コーキング補修のDIY方法をご紹介しましょう。【1:補修材を入手する】まずは、外壁のひび割れ補修に使用するコーキング材(シーリング材)を入手しましょう。これらは構造物の隙間に充填することにより、防水性や気密性を保持できるものです。コーキング材(シーリング材)は「湿気硬化型」や「反応硬化型」など、種類によってさまざまで、特性も異なります。外壁に合った補修材を見つけることが第一関門だと言えるでしょう。【2:補修部分を掃除する】補修材を手に入れたら、次はいよいよ補修作業に入ります。補修材の天敵はゴミや油分、そして水分です。まずはひび割れの部分を掃除し、埃などのゴミを取り除きましょう。油分が含まれる汚れは、アルコールやベンジンなどを含ませた布で拭き取ってください。天気が悪い日は作業ができません。よく晴れた日を狙い、作業前には補修部分がしっかり乾燥しているかどうかも確認しましょう。【3:マスキングテープを貼る】ひび割れ部分以外に補修材が広がると、見た目が汚くなってしまいます。きれいに仕上げるためには、ひび割れの両側をマスキングテープで覆いましょう。【4:補修材を充填する】隙間ができないように注意しながら、少し盛り上がる程度まで補修材を充填していきましょう。【5:ヘラで成型する】充填が終わったら、補修材を押し込むようにヘラで表面を整えます。【6:清掃する】成型が終わったらマスキングテープを剥がします。もし補修箇所以外にシーリング材が飛んでしまったら、アルコールなどを含ませた布で拭き取ってください。作業はこれで終わりです。完全に乾くまでゆっくり待ちましょう。【DIYの費用】コーキング材を打ち出すためには「コーキングガン」と呼ばれる器具が必要です。コーキングガンは安いものだと200円ほどで売っていますが、中には10,000円ほどする高価なものもあります。ヘラやマスキングテープ、コーキング材はそれぞれ1つ500円程度から入手可能です。ただし、コーキング材は1本で約3m、マスキングテープは1つで約18m分しか使用できません。補修箇所が多いと費用はかさばります。仮に補修箇所が180mだとすると、50,000円~70,000円ほどかかってしまうこともあるでしょう。外壁塗装の費用を無料で比較コーキング補修を業者に依頼する場合の費用と注意点DIYが可能とはいえ、作業には手間と時間がかかりますし、失敗するリスクもあります。少し高くつきますが、プロにお任せする方が確実でしょう。次は、外壁の補修を業者に依頼する場合の費用や注意点などを解説します。【業者が補修する方法】コーキング補修の方法としては、コーキング材を補修箇所に充填するだけの「打ち増し」と、既存のコーキング材を撤去してから補修を行う「打ち替え」があります。打ち増しよりも打ち替えの方が費用は高くなると考えてください。それぞれの参考単価としては、打ち増し1mでおよそ500円~900円、打ち替え1mではおよそ700円~1,200円となります。【足場費用】外壁補修作業では、足場を用意する必要があることも多いでしょう。足場の単価も業者や地域などにより異なりますが、一般的な費用は1㎡で700円~900円が目安です。【業者依頼の費用】このように業者へ依頼する場合でも、補修箇所の長さや足場の有無、補修方法などによって費用が異なります。仮に2階建てで30坪の住宅では、補修箇所は200mほどになるでしょう。この場合、打ち増しなら100,000~180,000円、打ち替えなら140,000~240,000円となり、そこへ足場の費用として120,000円~160,000円ほどプラスされます。合計すると、業者依頼の費用は220,000円~400,000円となりますね。あくまで目安ですが、参考にしてください。まとめ業者の中には無料相談を行っているところも多くあります。まずは、無料の見積もり相談を行い、じっくり検討してみましょう。場合によっては、コーキング補修と一緒に外壁塗装も兼ねた方が足場代の削減につながります。住宅の状況と予算を考慮し、どのような方法が最善かを見極めることが大切です。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月30日「比較的新しい住宅なのに、外壁にひび割れを発見してしまった……」なんてことはありませんか?頑張って建てた我が家に傷がつくのはとてもショックですよね。そんな外壁のひび割れにお困りの方のために、ひび割れの原因から自分でできる補修方法までをご紹介しましょう。外壁にひび割れができる6つの原因そもそも外壁にひび割れができる原因は何でしょうか。考えられる主な原因は以下の6つです。【塗膜の劣化】基本的に外壁の表面には、塗料が塗られています。その塗料を乾燥させた状態を「塗膜」と呼び、表面をコーティングして雨や紫外線から家を守っているのです。そんな塗膜は、経年によりどうしても劣化してしまうもの。劣化すると耐久性能が落ちるので、素地の膨張や収縮に耐えられなくなり、ついにはひび割れが生じてしまうのです。【不適切な塗装作業】「吹き付けタイル」と呼ばれる仕上げ材でよく見られる原因がこちらです。この仕上げ材の塗装作業工程は、下塗材・主材・上塗り材の3工程で行われますが、問題となるのが主材から上塗り材に至るまでの時間です。主材を塗った後、通常は16時間程度の間隔を開ける必要があります。しかし現場では、日程や工賃の関係から、十分に乾燥させないまま上塗り工程へと移ってしまうケースも見られます。主材が乾燥していないにもかかわらず上塗り材を塗ってしまうと、上塗り材が硬化した後に主材が硬化し、結果的に上塗り材がひび割れを起こしてしまうのです。また、モルタルなど湿式工法の外壁材は、一度に一面を仕上げなければいけませんが、途中で作業を中断すると塗り継ぎ面にひび割れが生じます。【塗料の選定ミス】外壁の塗料は、何でも良いわけではありません。例えば、弾性のある素地や塗膜の上に、硬質の上塗り材を塗ってしまうと、下地の動きに上塗り材が耐えられずひび割れてしまいます。素地との相性を考えた塗料の選定が必要なのです。【外壁材の乾燥】「モルタル」をはじめとする「湿式工法」の宿命とも言える原因がこちらです。モルタルとは、セメントと砂を水で練ったもので、広く使われている外壁の仕上げ材です。湿式工法では材料が完全に乾燥するまで一定の時間がかかることが特徴で、モルタルでおよそ2年と言われています。乾燥すると水分が蒸発し、素材は収縮するのでひび割れの原因となるのです。このようなひび割れのことを「乾燥クラック」と呼びます。【建物の構造的欠陥】柱の間に取り付ける補強部材である「筋交い」の不足など、構造的に欠陥があると、十分な耐久力を発揮できずに外壁がひび割れてしまうこともあります。【地震や地盤沈下】地震や地盤沈下が起きると、外壁に大きなエネルギーがかかりますから、これらが原因でひび割れが発生する可能性もあります。外壁塗装の費用を無料で比較外壁にひび割れができると危険?!「ひび割れができてしまうと、一体どうなるの?」と気になっている方も多いと思います。「ヘアークラック」とも呼ばれる幅0.3mm以下の小さなひび割れレベルなら、すぐにどうにかなるわけではありません。しかし、小さなひび割れでも放置していると確実にダメージは蓄積していきます。ひび割れが徐々に大きくなり、外壁内部にまで及んでしまうとさまざまな不具合が生じてしまうので注意です。もしそうなったら、何が起こるのかをご紹介しましょう。【外壁内部の腐食】ひびが外壁内部へと到達しているなら、そこから入り込んだ湿気が外壁内部を腐食させていきます。腐食が進むと内部がどんどん脆くなっていきますから、いずれ崩れ落ちてしまうでしょう。【断熱性能の低下】外壁は外の熱を遮断するという役割も担っています。外壁が劣化すると、この断熱性能の低下は免れません。そうなると、冷暖房の効きが悪くなってしまいます。【雨漏り】外壁は、雨風などから家を守るという大切な役割があるのです。しかし外壁がダメージを受けると、十分な性能を発揮できません。雨の侵入を防げなくなれば、水が住居へと入って雨漏りするようになってしまいます。【家が傾く】外壁内部の柱になっている部分にまでひび割れが進行すると、家を支えることが困難になります。家が傾いてしまう原因になる可能性があります。外壁にひび割れができた場合の対策法ひび割れを放置すると、取り返しのつかないことになりかねません。対処が遅れれば遅れるほど、修繕にかかる費用も高くなってしまいます。そうならないように、早めに対策しておくことが肝心です。ひび割れができたときに自分でできる対策をご紹介します。【応急処置として自分で補修できる】ヘアークラック程度なら自分で補修することも可能です。ホームセンターなどで市販されている「シーリング材(コーキング材)」をひび割れに充填する方法が採れます。【専門家に依頼する方が確実】自分で補修することはできますが、これはあくまで応急処置です。特に、幅1mmを超えるひび割れについては素人が手を出すと失敗しかねません。シーリング材が飛び散って外壁が汚れてしまう可能性も高いでしょう。それだけならまだ見た目の問題ですが、相性の悪いシーリング材を選定してしまったり、上手く補修できなかったりすると、状況が悪化しかねません。後々業者に依頼するときに余計な手間がかかり、工賃の方も高くなってしまう可能性だってあります。やはり、外壁の補修は基本的に専門家に依頼する方が確実です。まとめ外壁のひび割れは見た目が悪くなるばかりか、放置すると家が傾いてしまう可能性だってあります。やろうと思えば自分で応急処置はできるものの、時間も手間もかかって結構大変ですよね。比較的大きめのひび割れを発見したら、自分で判断せずプロに相談する方が無難だと言えます。大切な家を守るためにも、適切な対処を行いましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月30日外壁塗装は内装リフォームと違って屋外で行う工事です。雨風などの天候をはじめとした「気温や湿度などの気候条件が塗装にどれくらい影響するのか?」は誰しも気になるポイントです。また、塗装に適した季節があるのなら、可能な限りスケジュールを合わせて工事を行いたいものですよね。今回は、塗装と季節の関係についてご紹介します。季節を問わず外壁塗装はいつでも出来る?!外で行う作業である以上、外壁塗装の良し悪しは職人の腕だけでなく、環境にも大きく左右されます。例えば塗料は気温が高いほど早く乾燥しますが、あまりに高温だと針でつついたような小穴(ピンホール)が生じてしまうことも。その他にも高湿度な場合は表面に水分が付着してしまったり、結露が発生したりといった不具合が起きる可能性が高くなります。人間が不愉快に感じるような極端な気候は、塗料にとってもよくない条件となると考えましょう。では、塗装に適した気温や湿度はどのくらいなのでしょうか?一般的には以下が適正範囲と言われます。・気温…10~30℃・湿度…45~80%寒冷地をはじめとした地域差はあるものの、日本の環境を考えると上記の条件を外れることはさほど多くはありません。基本的に一年中塗装工事を行うことが出来ます。塗装をやってはいけない条件も?塗装は1年中できるとはいえ、あまりに環境が悪い場合は工事を中断してスケジュールを延ばすなどの対応が必要になることもあります。【塗装作業に影響を及ぼす気候条件】・湿度…85%以上・気温…35℃以上または5℃以下近年は真夏日で35℃を超える日も少なくないため、あまりにも暑い日は工事を中断せざるを得ません。また北海道などの寒冷地で氷点下になるほどの気温の場合は、塗装工事の実施自体を避けるのが無難でしょう。さらに、以下の条件でも塗装を行うのは不適切とされています。【早朝、または夜間】昼間よりも気温が低くなり、金属部分には霜や露が付着する可能性もあるため、注意が必要になります。【強風時】風で飛散しているチリやホコリが付着しやすいだけでなく、塗料自体も飛び散ってしまいます。【降雨時】水は塗装の大敵!雨水で塗料が薄まってしまったり、塗装中の部分に雨水が触れたりするとまだら模様になってしまいます。当然乾燥させることも出来ないため、たとえ小雨であっても湿度が上昇しそうであれば塗装は延期されます。上記はあくまで塗装に関してのみ影響を与えるものなので、例えば足場を組み立てたり養生シートを張ったりなどの作業は、天候の程度によっては進められる場合もあります。外壁塗装の費用を無料で比較塗装をするのにオススメの季節は?では、いつ頃依頼をすれば工事を中断することなく、スムーズに塗装を終えられるのでしょうか。これまで見てきた条件の通り、極端な高温と低温、多湿、雨風は工事を妨げる原因になります。しかし、春夏秋冬ごとの特徴を考えると、実はどの季節にもメリットとデメリットがあり、「この季節が絶対にいい!」という時期はないことがわかるでしょう。【春】気温…ちょうど良い湿度…高い雨…多い※6月は梅雨に注意【夏】気温…暑すぎる可能性がある湿度…高い雨…少ない【秋】気温…ちょうど良い湿度…高い雨…多い※台風や長雨に注意【冬】気温…寒すぎる可能性がある湿度…低い雨…少ない日本がもともと多湿な気候であることに加え、気温が落ち着いている春や秋であっても長雨に見舞われる可能性があるため、一概にどの季節が一番良いとは言えないのが実情です。そんな中でもあえて最も塗装しやすい時期を挙げるとすれば、春の長雨が落ち着く5月頃や台風の上陸が少なくなる10月以降の晩秋~冬にかけて。逆に、真夏や真冬、梅雨など、気候が極端な季節は避けるに越したことはありません。とはいえ、塗装に適さないタイミングで依頼をしたとしても、心配しすぎることはありません。業者もできるだけ晴天の日が続く期間を選んで工期を決定し、さらに日々の天候を見ながら慎重に作業を進めます。塗装自体も一般的な戸建てであれば数日で完了するものなので、例えば「雨のせいで下塗りから何日も間が空いて、塗装に不具合が起きた」ということはほとんど無いと考えて良いでしょう。ただし、悪天候でも業者が作業を続ける場合は、後々のトラブルの原因になる可能性があります。「大丈夫かな」と思ったら業者と相談するか、塗装面の様子を注意深く観察しておくことが必要です。「工期が遅れると追加料金が発生するのでは?」と心配になるかもしれませんが、そのようなことは基本的にありません。焦らずしっかりとした塗装工事をしてもらいましょう。まとめ外壁の劣化は日を追うごとに増していくもの。「絶対にこの季節に工事したい」とスケジュールを優先したために依頼のタイミングが遅れると、劣化が進み余計な費用がかかってしまう可能性もあります。まずは塗り直しを考え始めた時点で早め早めに業者を探して現状を見てもらってから、実際の工期について相談すると良いでしょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月30日マンションの第一印象を決める外壁。塗装が色褪せていたりひび割れていたりしたら、早い段階で塗り替えをすることが入居率の維持にもつながります。とはいえ、一般住宅に比べてマンションの外壁塗装は大掛かりな工事になります。まずは手順やかかる時間、費用の相場などを知って検討してみましょう。マンションの外壁塗装の手順マンションの外壁塗装の場合であっても、基本的に一般住宅と手順に大きな違いはありません。ですが、中には階数のあるマンションならではの工法や塗装の特徴もあるので、それぞれの要点を押さえておくと安心です。【手順1】足場の組み立て塗装作業をするための足場を足場材やパイプなどで組み立てていき、マンションを覆います。マンションは高さがあるため、工事費の大半を足場代が占める場合も。必ず予算として考えておきましょう。なるべく低予算で押さえたい場合は、足場を組まずに「ブランコ作業」と呼ばれる無足場工法で塗装を行ってくれる業者もあります。ブランコ作業は建物の屋上からロープでぶら下がって作業を行うため、低コストで施工を行うことができるのが最大の特徴です。足場が組めない狭小地でも作業ができたり、スケジュールに余裕がない場合に工期を短縮できたりするメリットもあるので、まずはブランコ作業ができるかどうか業者に確認すると良いでしょう。【手順2】高圧洗浄壁にはカビやホコリ、苔、藻、水垢、そして劣化した塗膜や塗料の粉など様々な汚れが付着しているので、高圧水を利用して、外壁についた汚れを根こそぎ落とします。ここでしっかりと洗浄しておくことで、塗装時の塗膜欠落などの不具合を防ぎます。【手順3】養生塗料が外壁以外に付着しないよう、窓や付帯設備などに養生シートを取り付けて保護します。また、塗料が近隣の住宅などマンション周辺に飛び散ってしまわないように、足場とともに飛散防止シートも設置します。【手順4】下地処理・調整塗装前に外壁をならしていく作業です。器具を使って古い塗膜を落としていくだけでなく、クラック(ひび割れ)や亀裂、凹凸などの傷も改修してならしていきます。下地処理・調整がしっかり行われていないとうまく塗装ができず、失敗の原因となる場合があります。【手順5】下塗り中塗り、上塗りの塗料を下地となる壁に定着させるための塗料を塗ります。接着剤のような役割を果たすと考えると良いでしょう。この工程で塗膜をしっかり平らかにできるかどうかが、中塗り・上塗りの出来栄えを左右します。【手順6】中塗り・上塗り仕上げ用の塗料を塗っていきます。同じ塗料で中塗り1回、上塗り1回の計2回重ね塗りすることで、美しい仕上がりになります。中には1回しか塗らない業者もありますが、上塗りのみだと必ず塗りムラができてしまうので、下塗りも含めて確実に3回塗ってくれる業者を選ぶのが大切です。外壁塗装の費用を無料で比較マンションの外壁塗装はどのくらい時間がかかる?一般的な住宅の場合は7日~10日程度で完了する外壁塗装工事ですが、マンションでは、50戸未満の規模であれば2~3ヶ月程度、それ以上であれば3ヶ月以上かかることが想定されます。外壁塗装は当然屋外で行われるため、天候によっては工事が中断される場合もあります。雨や雪、台風の季節などは工期が伸びる可能性も高くなるため、考慮しておきましょう。マンションの外壁塗装にかかる費用はどれくらい?外壁塗装の費用は塗装面積と塗料のグレードによって数百万単位で大きく変動します。下記が足場代や人件費なども含めた階数別の費用目安です。・3階建て…約2,700,000円~4,100,000円・4階建て…約3,600,000円~5,400,000円・5階建て…約4,400,000円~6,600,000円・6階建て…約5,400,000円~8,200,000円・7階建て…約6,300,000円~9,400,000円複数社で相見積もりを取った時に費用に大きな差がある場合は、まず塗装面積と塗料の内容をチェックするようにしましょう。塗料のグレードは耐用年数に比例しているため、例えば最も安価なアクリル系の塗料の耐用年数は6年ほどですが、高価な光触媒塗料であれば約20年もの耐用年数を誇り、汚れもつきにくいメリットがあります。そのため、「見積もりが安かったから」という理由だけで安価な塗料を提案した業者を選んでしまうと、ものの数年で再度塗装工事を検討しなくてはならず、かえって費用がかさんでしまうことがあります。外壁塗装の塗料は大きく「アクリル系」「ウレタン系」「シリコン系」「フッ素・断熱」「光触媒」の5つに分けることができるので、それぞれの塗料の費用相場や耐用年数、メリット・デメリットを事前に学んでおけば、費用対効果の高い外壁塗装が行えるでしょう。まとめマンションの外壁塗装は実際の工事以外にも、着工前に仮設事務所やトイレの設置、関係官庁への届け出、住民への説明など、規模や条件によって様々な工程が発生します。外壁だけでなく、他の部位の修繕が必要になる場合もあるので、施工計画は入念に行って、入居者も満足する素敵な外観のマンションへと改修しましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月30日