消防士として働く夫は、体力や健康には自信がありました。仕事や趣味、実家の手伝いと忙しい日々を過ごしていたある日、体調を崩してしまいました。これまでの経験から、夫は1日寝れば治るだろうと思っていたようですが、なかなか回復しません。もしかして悪い病気なのではと不安になり病院を受診したところ……。★関連記事:夫の後頭部に謎のしこり。痛くもかゆくもないけれど破裂の可能性があると言われ即手術に!体力には自信があった夫消防士として働く夫は体を使う仕事なので、普段から筋トレで鍛えています。そして趣味はロードバイク。自宅周辺を走るだけでなく、時には1日に100km以上もの距離を走っていました。タバコも吸わず、お酒もたまにしか飲みません。偏食でもなく、規則正しい生活を送っているので体力と健康には自信があったようでした。夫が35歳になったとき、内勤への異動辞令が。これまで現場の仕事を続けてきた夫ですが、異動してからはパソコンの前で作業することがほとんど。必然的に体を動かす機会が減ったため、夫のおなか周りには徐々に脂肪が付いていきました。趣味のロードバイクは続けていたこともあり、「また現場に戻ればすぐに痩せるよ」と夫も私も特に太ったことを気にすることはありませんでした。仕事とプライベートの忙しさが重なり内勤に異動してから3年がたち、再び現場へ戻るよう辞令が出ました。元々パソコンに向かうより体を動かすことが好きだった夫は、やっと現場に出られると喜んでいました。異動先は上司も後輩も良い人ばかりだったようで、ますますやる気満々の夫。「久しぶりに消防の機材を持ったけど、重すぎて落としそうになったよ」なんて冗談半分で話すこともありましたが、内勤のころよりも楽しそうに出勤していく夫を、私もうれしく思いながら毎日送り出していました。しばらくすると、夫が突然ダイエットを決意しました。詳しく聞いてみると、火災現場での救助活動を想定した大会で、「救助される役」を夫が務めることになったそうです。そこで少しでも体重を減らして、タイムを縮めることに貢献したいのだとか。トレーニングの量を増やしただけでなく、「夜は炭水化物抜き、サラダや鶏肉メインの食事にしてほしい」と言ってきたので、その日から私も夫のダイエットに協力するようになりました。ダイエットに励んでいたあるとき、たまたまプライベートの予定が重なった夫。日曜日にロードバイクの大会に参加して140km走ったかと思ったら、月曜日には遠方の友人に会うために片道2時間のドライブへ出かけたのです。火曜日は出勤して仕事終わりにそのまま実家へ行き、丸1日農業の手伝いをしてきました。消防士は24時間勤務のため、退勤した朝から作業をしていたようでした。すると翌朝、夫がふらふらしながら起きてくるのです。熱を測ると38度台後半もありました。すぐに夫の職場に連絡を入れ、その日は仕事を休むことに。つらそうではありましたが、これまで体調を崩しても1日寝れば症状が治まることがほとんどだったため、「今日1日休めば明日にはラクになるだろう」と、夫も私も深刻には捉えていませんでした。しかし今回は、翌日になっても熱が下がりません。その日も水分や軽い食事をとりながら、1日中ベッドで過ごしました。数日たっても回復しない体調発熱から3日たっても回復しなかったため、「何か悪い病気なのでは?」と心配になった夫は病院を受診しました。しかし、医者からの診断結果はただの風邪。病気ではなかったので安心はしましたが、風邪でいつまでも仕事を休むわけにはいかないので、翌日から夫は仕事へ。処方してもらった薬は飲んでいましたが、完全に回復しないまま仕事へ行ったこともあり、体のだるさや食欲不振など体調の悪い日が続いていました。結局「やっと良くなったかな」と思ったのは、最初の発熱から2週間がたったころでした。これまで健康や体力に自信があった夫ですが、内勤で数年働いていた間に体力が低下したことと、30代後半になったことによる回復の遅さ。それに加え、スケジュールを詰め込み過ぎたことやダイエットのための急な食事の変化。これらが重なり、体に一気に負担がかかったようです。若いときと同じように考え、「これくらいは余裕だろう」と無茶をしたことを夫は反省していました。まとめ以前の夫は、多少体調を崩してもひと晩寝れば治っていることがほとんどでしたが、今回のことで「もう若くないんだ」と実感したようです。私も夫もアラフォーと呼ばれる年齢になり、同世代との会話では病気や健康についての話題が増えてきました。子どもや家族のためにも長く健康でいられるよう、これからは自分たちの体を過信することなく、規則正しい食生活と無理のない余裕をもったスケジューリングをしていこうと、夫は思ったそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/菅田のぞみ(37歳)
2023年06月08日かわいい夫と2人暮らしのるるさんの日常を描いたマンガを紹介します。るるさんの夫のMさんは、コンタクトレンズを作るために眼科で検診を受けました。そのとき、医師からまさかの病名を告げられて……。★前の話そそっかしいだけかと思っていたら前から歩いているときによくつまずいてしまうことがあったというMさん。るるさんは本人の不注意だと思っていたそうなのですが、Mさんがとある病気だったことが判明しました。こんにちは! 老眼がつらくなってきたアラフィフ主婦のるるです。Mは眼科で「緑内障」だと診断されました。緑内障について調べてみると、眼の奥にある視神経に異常が起こり、視野が狭くなったり部分的に欠けたり、失明に至ることもある深刻な病気でした。そして緑内障はゆっくりと進行するので、症状がかなり進むまで気づかないことが多いそうです。検査の結果、Mは視野が一部見えにくくなっていることがわかりました。当の本人にその自覚はありません。完治は難しいと言われる緑内障の治療は、点眼薬で進行のスピードを遅らせるしかないとのこと。ですが、先生によると「まだ点眼薬での治療は必要ない」そうで、現在は定期検診を受けるのみです。ネットに情報では、緑内障は早期発見と早期治療が大切と出てきました。本当に治療は必要ないのか心配で、別の眼科にもMに行ってもらいましたがそこでも治療をする段階ではないと診断を受けました。Mは普段からよくつまづいたりするのですが、これも足元がしっかりと見えていないからなのか……。本人の不注意のせいかと思っていましたが、もしかしたら緑内障の症状が原因だったのかもしれません。--------------緑内障は早期発見・早期治療が大事といいます。Mさんは早くに見つかったよかったですね。まだ治療はしなくても良いとのことですが、定期的に検査を受けて経過を観察していれば、適切な段階で治療をスタートできますよね!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/るる東北在住のアラフィフ主婦。福島弁を使った「うさ福」などLINEスタンプを作っています。現在は空き家になってしまった実家の管理に奮闘中。Instagram:@lulu_illustdiary
2023年06月07日幼少期や学生時代には感じることのなかったコミュニケーションの難しさを、社会人になってから特に感じるようになった夫。人の話に共感しづらく、気持ちや意図をくみ取ることが苦手なことで、対人関係に苦労しています。これは、大人になってから発達障害であるとわかった夫の話です。★関連記事:「逃げ場がない」パニック障害になり電車に乗れなくなった夫。克服したきっかけはまさかの【体験談】夫に判明した事実に人並みの人生を歩んできた夫今年で38歳になる夫は、2人兄弟の長男です。真面目な義父と明るい義母に育てられ、大きな病気もなく育ちました。幼稚園・小中高・大学と順調に進学し、就職をして社会人になり、現在もバリバリと働いています。社会人になって数年後に同い年の私と結婚し、子どもも生まれて親となった夫は、人並みの人生を過ごしてきました。家族思いの夫は、誕生日はもちろんホワイトデーや母の日、クリスマスなど、イベントごとにプレゼントを贈るといった、きちょうめんでやさしい一面を持っています。学生時代はサッカーに明け暮れていたそうで、地元の友人とは今も付き合いがあり、よく連絡を取り合っている姿を目にするほど関係は良好です。学生時代の友人たちとの間ではこれといった大きな喧嘩もなく、人間関係で特に困ったことはなかったようです。社会人になって感じた対人関係の難しさ友人と遊んだり勉強したりと、特に変わったことのない学生時代を過ごし青春を謳歌(おうか)していた夫ですが、社会人になってからは対人関係に悩むようになったそう。相手の話に共感しづらく、相手が意図していることや、どんな気持ちで話をしているのかがわからないと感じることが増えたのです。コミュニケーションは、相手から送られた言葉や行動を受け取り、そこに隠された意図や省略された事柄を読みとった上で返答することで成り立ちます。学生時代と違い、社会人になると本音と建前が入り混じった会話が多くなり、会話の中でも一から十までを丁寧に説明することも減っていきます。社会人生活では、会話から相手の意図や気持ちを読みとることが必要な場面が増え、夫はその点に困難を感じるようになったようです。仕事先では、社内や社外といったさまざまな人との関わりの中で、言われなくても先を読んで行動する、話の受け手に気づかってオブラートに包んだ言葉を使う、本音と建前を使い分ける、といった対応を求められます。しかし、その場の空気を読んだり臨機応変な会話をしたりといったことに対して、夫は難しさを感じることが増えたそう。そのため、仕事自体がスムーズに進まないことも多くなりました。年齢が上がるにつれて役職もついてきたことから判断が必要な業務が増え、ますますその難しさを実感するようになったそうです。夫はもしかして…?同期で入社した同僚には、仕事中の対人関係でここまで難しさを感じているようなそぶりは見られません。どうして自分だけ、こんなにいろいろなことが「できない」「うまくいかない」のだろう……。夫は次第に人と話すのが億劫(おっくう)になりました。そのことでさらに人間関係に悩み、仕事がスムーズにいかなくなったのは言うまでもありません。そんなとき、夫が気分転換に立ち寄った図書館の新刊コーナーで、「発達障害」のことを記した書籍が目に留まったそうです。思い当たる節があったのか、読んでみると「言われたことを言葉通りに受けとり過ぎて、相手が意図していることに気付けないことが多い」「他人が自分に期待したり、望んでいることを理解したりするのが難しい」など、自分が困難に感じていたことがチェックリストにズラリ!「自分はもしかして発達障害なのでは?」と不安になった夫は、早々に心療内科を受診することにしました。一般的に発達障害の診断が下りるまでには、生活の中で困っていることに関しての問診が医師によっておこなわれ、時には発達検査や知能検査などの心理検査がおこなわれます。認知機能検査や脳波の測定などのさまざまな検査をおこない、情報を集め、診断ガイドラインの基準に沿って検討したうえで、医師が総合的に判断をおこなうそうです。夫の場合は、医師による総合的な判断の結果、知的障害を伴わない「アスペルガー症候群(自閉スペクトラム障害)」であることが判明しました。まとめ子どものころは対人関係の困りごとが目立ちにくく、親も気付かないまま、大人になってから発達障害が判明するケースもあるそうです。夫の場合もそうで、趣味嗜好の似た友人との付き合いの中では自覚しにくかったことが、社会人になってから浮き彫りになりました。夫は私と結婚し、子どもも授かりました。この先不安がないと言ったらうそになりますが、夫は自分らしく生きられる環境を見つけて働いています。私はそんな夫を理解できる存在として、家族で寄り添っていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。取材・文/山本さつきマンガ/☆まかりな☆著者/山本 さつきパパが大好きな息子と毎日格闘しているママライターです。たくさんの情報をわかりやすく伝えるべく、日々スキルを磨いています。
2023年05月12日夫の後頭部には以前からしこりがありました。痛くもかゆくもないそうで、夫本人は特に気にすることはなく……。ある日、同僚に後頭部のしこりが目立つと指摘されてからは、夫婦で気になり始めました。病気では? と心配になり皮膚科を受診したところ、大きな病院を紹介され、即手術となったのです!★関連記事:「何かクサイ!」できものから異臭!? 体内で破裂する可能性もある粉瘤って何?【医師監修】気にしていなかった後頭部のしこり夫の後頭部には、結婚前から小さなしこりがありました。しこりが気になった私は、「首の後ろにしこりみたいなものがあるよ? 痛くないの?」と、しこりによる不調がないのか夫に尋ねました。夫は「痛くもかゆくもないんだよね。気付いたときにはすでにあったって感じかな。いつからあるのかもわからないんだよ」と言いました。特に痛みもなく、本人も気にしていないのなら大丈夫かな、と私もそれ以降は気に留めることはありませんでした。しこりについて職場で心配され結婚して数年たったある日。仕事から帰ってきた夫が「今日、同僚に首のしこりが目立つけど大丈夫?って聞かれたよ。しこり、大きくなってる?」と聞いてきました。確認してみると、たしかに以前よりも大きくなっていました。「普段は気にしていなかったから気付かなかったけど、前よりずいぶん大きくなっているね。しこりの真ん中に穴が開いているんだけど、虫に刺されたりした? かゆみはある?」と確認するも、「相変わらず、痛くもかゆくもないんだよね」と夫は言います。「しこりが大きくなるって怖いから、一度病院へ行ってみて」そう伝えると、夫は「まったく気にしていなかったけど、心配されると気になってくるよね。どうして大きくなったのか、気になってきた……」と言い、夫婦で不安に。今まで大きな病気をしたことがなく、病院に行くことがあまりなかった私たちは、どこの病院を受診するべきなのかわかりませんでした。「最初に内科? 皮膚科? どっちだろう……病気だとしたら内科? 入院になったらどうしよう……」と今までなんとも思っていなかったのに、気にしだした途端に病気だったら……と余計なことを考え始めた私。悩み始めた私を見て、夫は笑顔で「こんなにも放置していて元気なんだから、問題ないと思うよ。診察してもらうまでは、考えても仕方ないからね」と、私の不安に寄り添ってくれました。「とりあえず、痛みはないから皮膚科に行ってみるよ。そこで皮膚科の病気じゃなかったら、適切な受診する科を教えてもらえるはずだよ」と、夫は近所の皮膚科を受診しました。まさかの手術に!皮膚科から戻ってきた夫は、「結論から言うと、手術になったよ。皮膚科の先生が、紹介状を書きますから大きな病院で手術をしてくださいって」と言いました。いきなり大きな病院、手術と聞いた私はびっくり! もしかして病気? とパニックに。パニックになった私を見て、夫は穏やかに「いきなり驚かせてごめんね。大丈夫だから、きちんと説明するね」と、皮膚科で受けた診断内容を説明してくれました。しこりの正体は「粉瘤(ふんりゅう)」と呼ばれる良性腫瘍だったのです。夫のように気にせず放置している人も多く、気付かないうちに大きくなってしまうこともある腫瘍なのだそう。夫の場合、痛みなどはなかったものの、しこりが大きくなってきているため、炎症を起こす前に早めに切除したほうがよいと判断されたようです。命に関わる病気ではなかったことに、私は安堵しました。子どもがまた小さかったため、手術当日は隣県に住む義母に付き添いを依頼。 手術は無事終わり、入院することもなくその日のうちに夫は帰ってきました。手術後は自宅で毎日消毒とガーゼの交換をおこない、術後の通院は一度の経過観察と抜糸のときだけで済み、その後は傷も目立たなくなり順調に回復しました。何の症状もなかったため、気にせず過ごして数年……。もともとは小さかったしこりですが、手術が決まったころには2cmほどの大きさになっていました。放置していたら粉瘤は大きくなり、最悪の場合は破裂してしまう可能性もあったのだとか。同僚に指摘されなければ、この先も放置していたであろう粉瘤に破裂の可能性があったと知り、早く切除できてよかったと夫婦でホッとしました。夫は指摘してくれた同僚に感謝を伝えて無事に切除したことを報告すると、一緒に安心してくれたそうです。まとめ夫の後頭部にしこりがあることは知りつつも、何の症状もなかったので気にしていませんでした。しかし、しこりの正体は粉瘤で、放置すると破裂する危険性もあったとか。毎日一緒に過ごしていると、しこりが少しずつ大きくなっていたことにも気付きませんでした。痛みやかゆみが出なければ病院へ行こうとはならなかったので、職場の人の何げないひと言に、感謝の気持ちでいっぱいです。これからは、体に不調や気になることがあれば、きちんと病院を受診しようと夫婦で話し合いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/もふたむ著者/木村ゆき(46歳)アラフォーで授かった娘と夫の3人暮らし。娘の寝顔を見ながら幸せを噛みしめながら寝るのが楽しみなのに、今では私が先に寝落ちする日々…今1番欲しいものは体力!
2023年05月05日元スポーツマンで健康体だった夫が、ある日突然高熱を出しました。ただの風邪だと思っていましたが、繰り返し発熱してなかなか治らず……。夫の体に起きた異変を感じていましたが、近くの病院に通っても解決できず、とうとう総合病院へ入院することに! そして検査の結果、告げられた病名は思いもよらないものでした。★関連記事:健康なはずの夫が健康診断でD判定!? すぐに再検査を受けると、まさかの事実が発覚して2週間以上繰り返す発熱ある日、夫が39度を超える熱を出しました。せきと喉の痛みがひどく、その日は仕事を休んで安静にすることに。夫は元スポーツマンで、平日休日関係なく早寝早起きは欠かさず、たばこやお酒もたしなみません。休日はランニングをするなど、周囲からも「健康的だね」とよく褒められるほど、体には気をつかうタイプでした。発熱したのは仕事が忙しい時期だったこともあり、疲れがたまったのだろうと、本人も私も特に気に留めていませんでした。治ったと思ったらまた高熱?数日休んで元気になり、「やっぱりただの風邪だったね、珍しいこともあるんだね」と笑って話していました。しかし、仕事へ復帰して2~3日たったころ、また39度を越える熱が出たのです。風邪がぶり返したのかな?と思い、今回は近所の内科を受診しました。その内科は風邪で受診すると必ず血液検査をして、ウイルス性の風邪か細菌性の風邪かを調べてくれます。検査の結果、細菌の数値が高いということで、抗生剤を処方してもらいました。病院で診てもらったのだからこれで治るだろうと、安心しきっていた私と夫。しかし、一時的に良くなったものの、数日たつとまた風邪の症状が出始め、喉の違和感などに気付くころには既に高熱が出ていました。改めて近所の内科で診てもらうも医師は首をかしげ、次にまた高熱が出たら大きい病院で診てもらったほうがいいと言われました。1カ月に何度も仕事を休んでいた夫は「これ以上休むわけにはいかない」と、間食をやめたり趣味のゲームをやめて睡眠時間を増やしたりと、今まで以上に健康に気をつかうように……。しかし1週間がたったころ、仕事中の夫から突然「入院することになった……」と電話が入ってきたのです。ぶり返す高熱で入院にまで発展!夫は仕事中にまた39度の熱を出して早退し、食べ物も喉を通らず立っているのがやっとのふらふらな状態で、なんとかいつもの内科に行ったそうです。そこで前回言われた通り大きい病院の受診を勧められ、すぐにタクシーで近くの総合病院へ向かいました。そこでこれまでの経緯を話したところ、検査と休養を兼ねて1週間の入院が決まったのです。私はこんな短い期間に高熱を何度も出すことに異変を感じていましたが、入院になったことで「ただごとではないのでは」と、急に不安が押し寄せました。パートに出ていた私はすぐに自宅へ戻り、夫の着替えなど必要なものを準備して病院へ向かいました。病院には点滴をつながれて、つらそうにベッドで横になる夫の姿が……。 血液検査と喉の診察を終え、医師から伝えられた病名はやっぱりただの「風邪」。ただ細菌の数値が基準に比べて異常に高く、数日病院で休養してしっかり元の体に戻す必要があるとのことでした。本当にただの風邪なのか? と疑念は拭えませんでしたが、ひとまず回復を待つことに……。数日後、しっかり休んだ夫はみるみる回復し、私はほっとひと安心したのでした。「今まで健康だったのに、急に細菌に弱い体になったのはなぜ?」と聞いてみましたが、何がきっかけでどうしてそのような体質になるのかは、その医師もわからないとのことでした。原因がわからなければ対策もできず、再発を防ぐためにはどうしたらいいのか質問しましたが、疲労の度合いにもよるためストレスを感じない過ごし方をする、また生活習慣にも気をつけましょうとの回答でした。その後、無事退院できましたが、それ以降も夫はちょこちょこと熱を出し、そのたびに病院を受診して細菌性の風邪だと診断されています。この件以来、少しでも疲れを感じたらたっぷり休息を取ることや、のど飴や加湿器で喉のケアをこまめにおこなうなど、重症化しないように心がけています。突然の体の変化に夫も私も戸惑ってはいますが、風邪を軽く見てはいけないと学んだ出来事でした。まとめ「ただの風邪」とひとくくりにしがちですが、入院するほどにまで悪化する場合もあるのだと知りました。普段から健康に気をつかうのはもちろん大事ですが、それですべての病気が防げるものでもありません。重い症状があった場合は、風邪だからと軽視せずにしっかり病院で診てもらったほうが安心できます。夫は重大な病気が隠れていたわけではありませんでしたが「いつもの風邪と違うかも?」と感じたら、体の変化を疑ってみるのも大切だと痛感しました 。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/石川ももこ(35歳)単身赴任夫と2歳娘の3人家族。ワンオペ育児も慣れてきました。おちゃらけてみせる愉快な娘に、日々笑わせてもらっています!
2023年04月23日強気でわがまま、ケチと3拍子そろった夫のメンタルが、新しい職場と責任ある地位のために崩れてしまいました。夫は1カ月の休職を経て、元の職場に復帰。妻の私ができたことは、一緒にいることのみでした。夫の様子とそれをそばで見ていた私の気持ちをお伝えします。★関連記事:ありもしない心配ばかりして落ち込む夫! 落ち込みやすい夫への3つの対応策とは強気だった夫が不安障害に「もうダメだ」という夫のひと言夫はいつでも強気の人でした。子どもに対しても常に厳しく怒ってばかり。妻の私に対しても暴言を吐くことがしばしばで、のんびり屋でいいかげんな私はよく「ボケ」とか「何やってんだ」「お前のせいだ」と言われました。そんな夫が弱音を吐いたのは、転勤して専務に昇進し1カ月たったころ。連日帰りが遅く、夜の22時を過ぎました。最初は通勤距離が1時間ほど長くなったためかと思っていましたが、そうではなかったのです。転勤後、メンタルが崩れていたと思われます。ある日、私は彼らしくないつぶやきを聞きました。「もうダメだ」と。以来、夫は顔色が悪く生気のない顔つきになり、休日になると電気もつけずにリビングのソファや寝室のベッドにぼーっと座っていることもありました。会社には無理やり行っているような感じだったと思います。どうも新しい職場での仕事がうまくいかず、落ち込んでしまったようです。部下を管理する重圧に耐えられないこと、前任者よりも自分が劣っていると思ったことが大きな原因と考えられます。私は彼が途切れ途切れに話す言葉を聞く以外、何もできませんでした。1カ月の自宅待機で2人きりの時間上司のすすめでメンタルクリニックに行った夫は、「不安障害」と診断され、1カ月間の自宅待機による休職になりました。強気で暴言を吐いたかつての夫とは別人のような雰囲気。私は怒られないことで安心する半面、あまりにも変わってしまった彼にどんなふうに接していいのか迷いました。そこで「私、どうしたらいい?」と夫に聞いたところ、彼は「何もしなくていいから、そばにいてほしい」と言いました。なので本当にそのようにしたのです。子どもたちは手が離れて別の場所にいたので四六時中夫と2人のみの1カ月。大好きだった旅行にも行く気にならないという夫は、「こんなになってしまって悪いね」と何度も言いながら一緒に買い物に行ったり、食事の支度をしたりと家事を手伝ってくれました。「そんなことないよ」と言い、私は夫のそばにいるだけの生活です。不安でしたが、夫を支えたいという思いがあったので、嫌ではありませんでした。ただ、ちょっと困るのはまるで小さい子のようになったことです。例えば買い物に行って私の姿が見えなくなると、真っ青になって探します。「お願いだから離れないで」と何度も言われました。こんな弱気な夫を見てつらい気持ちになった私です。しかし、そこは私の持ち前の前向きさが功を奏しました。深く考えても仕方ないと思い、不安なことをなるべく考えないようにしたのです。嫌だなと思ったことはすぐに忘れるように努め、家事や仕事に没頭。そうするとあまり暗い気持ちになりませんでした。ちょっとおもしろかったのは、なぜか夫はケチな性格だけは変わりませんでした。夫が好きな安いファミレスでのランチが、2人にとって心休まるひとときだったことを覚えています。「ここは安くてうまくてうれしい」と言って夫はほほ笑みました。そんな時間を本当に幸せと感じたものです。穏やかな顔つきになり前の職場に復帰!自宅待機から1カ月たって、夫の顔つきは穏やかになり、悲壮感も消えてきたのが見てわかるほどになりました。そう感じたときに医師からは職場復帰のゴーサインが出たのです。1カ月ゆっくりできたので、だいぶ良くなったけれども無理はしないようにと言われたそうです。それにより勤務時間は短くなり10日に1回は通院することになりましたが、夫は転勤前の職場に復帰できました。この1カ月は、職場の人たちや友人たちがずいぶん心配してくれ、電話やラインが度々あったそうです。上司も心配してクリニックを訪れてくれたことがあります。回復できたのは、そんな皆さまのおかげもあったのでしょう。わざわざ夫に会いに遠くから尋ねてきてくれた職場の友人もいました。夫はそんな人たちに感謝の言葉を述べ、時には涙さえ浮かべていたのです。前の職場に戻って夫はすっかり元気になり、半年後には、また新しい職場に転勤になりました。再びの管理職、環境の変化ということでメンタルが心配でした。しかし、その職場は前から行きたかった場所らしく、逆にとてもうれしそうだったのです。何だかルンルンしている様子だったので、私は何も言わずに見守ることにしました。あれから2年。今は職場の環境が良いのか、毎日楽しそうに通っています。本当にあの出来事は、ただの悪夢だったのではないかと思うほどです。しかしまだ何があるかわからないので、メンタルクリニックには月1で通っています。夫の性格はメンタルを患ったことからか、若いころよりガラッと変わり、やさしく穏やかになりました。ただケチさだけは、相変わらず昔のままで、自宅待機のときに通った安いレストランには、今も夫婦で通っています。「安いのが一番!」とあのときのようにうれしそうにほほ笑む夫を見て、安堵する私です。まとめあんなに強気だった夫が自信を失ったことで、メンタルが崩れ人格が変わってしまいました。人生何があるかわからないとは、まさにこのことだと思います。崩れていく夫と過ごしながら、私は夫の繊細な心を知ったような気がしました。そして職場の人たちとの良い関係もわかり、人への感謝の気持ちも感じました。今後もどんな危機が家族に訪れるかわかりませんが、この悪夢を乗り切ったことを思うと何があっても怖くないような気持ちにもなります。人との輪を大切にしながら、あらゆる面において無理せずに生きていきたいと、夫との経験を通じて深く感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。マンガ/しおみなおこ著者/どれみ(56歳)ピアノ教師。28歳、27歳、22歳の3人の子どもの母。子どもの手が離れてケチだけどやさしい夫と2人暮らし。ピアノを教えながらライターも副業とし、人生を楽しんでいるが、下腹と垂れじりが悩み。体重は163cm46kgなので肥満ではないが、体型をなんとかしたいと思っている。しかし、とにかく運動ぎらいで運動音痴。1日中でも座っていられるくらいである。
2023年04月01日出会ったころの夫は、大学時代にダンスをしていたこともあり、腹筋がバキバキに割れている細マッチョタイプでした。結婚後もある程度体形をキープしていたのですが、転職をきっかけに食事量が増え、体重は増加傾向に……。ダイエットのためと思って始めた夫の行動によって、家庭内が騒然となる出来事が起きてしまったときのことをお話しします。★関連記事:「逃げ場がない」パニック障害になり電車に乗れなくなった夫。克服したきっかけはまさかの【体験談】健康な夫にD判定!?昔の自分を取り戻したい夫よく食べる私とは対照的に、元々食が細い夫は、一般の男性に比べるとあまり食べないほうでした。しかし結婚から4年、転職した夫は日々の慣れない仕事によってストレスがたまり、食事量が一気に加速。また、運動不足も相まって筋肉が脂肪へと変化していき、あれよあれよという間に昔の姿とは別人になっていきました。そんなある日、このままじゃまずいと思った夫は「俺、体鍛えるわ!」と言い、ジム通いを決心したのです。夫は仕事の合間を縫って熱心にジムに通い続け、徹底的に体を鍛えていました。日々変化していく自分の姿がうれしいのか、「どう? 筋肉付いてきたでしょ?」と満足そうな様子。そんな姿に私は「本人が満足しているならよかった」と思っていました。健康診断の結果を見た夫が顔面蒼白に…ある日、夫は健康診断を受けに病院へ。今まで健康診断で引っかかったことがない夫は、帰宅後に「今回も大丈夫よ!」と余裕の表情を浮かべていました。私もこれまでの結果から「今回も特に気になるところはないだろう……」と思っていたのです。後日、夫の健康診断の結果が自宅に郵送されてきたので、2人で確認することに。すると、夫が「先に見るわ!」と言い、意気揚々と封筒を開封し始めました。そして、夫が検査結果の紙を広げた瞬間、動きが止まり顔面蒼白になったのです。 様子がおかしい夫に「え? 何? どうした?」と聞くと、「俺……病気なん……?」とひと言。その言葉に慌てた私は「え!? ちょっと貸して!」と検査結果の紙を奪って確認すると、肝臓の数値だけが異常に高くなっていて「D判定:再検査」の文字があったのです。めったにお酒を飲まない夫にこんな結果が出るはずないと思った私は「大丈夫! 何かの間違いよ!」と何度も慰めました。しかし、夫の顔は青ざめ、生気を失ったまま放心状態に……。いつも明るくポジティブ思考の夫が、まったくの別人のようになってしまい、初めて見る憔悴(しょうすい)した姿に私自身も戸惑いました。肝臓の異常数値には意外な理由が!この診断結果を見た夫は、すぐさま内科医の友人に電話で相談しました。すると「その数値は異常すぎるね。正直な話、肝臓がんの人がそのぐらいの数値になるんだよ。とりあえず今すぐ再検査したほうが良い」と言われたそうです。これはただごとではないと思った夫は、翌日再検査の予約を入れ、1週間以内に病院へ行きました。健康診断の結果を医師に確認してもらうと、「たしかに肝臓の数値が異常に高いですね……」とのこと。そして「健康診断前日に大量のお酒を飲みましたか?」「激しい運動をされましたか?」などの質問をされたそうです。夫はお酒も飲んでいないし、スポーツもしていないと答えると、医師も困惑していたようでした。そのとき夫は、筋トレが激しい運動の部類に入るとは思っていなかったようで、何げなく「強いて言えば、筋トレはしましたね」と返答。すると「前日に筋トレをしましたか!? どのくらいの筋トレをされたんですか!?」とびっくりした様子で質問されたそうです。健康診断前日にもジムへ行った夫は、かなりハードな筋トレをおこない、腕が上がらないほどの筋肉痛があったことを伝えました。すると医師は「もしかすると、それが原因かもしれないですね」と言ったそう。医師によると、健康診断前日に筋トレや水泳などの激しい運動をすると、まれに肝機能障害を示す数値が出てしまうことがあるそうで、今回は筋トレが原因の可能性が高いと説明されました。医師からの説明を聞いた夫は、涙が出そうなほど安堵したとのことでした。後日、筋肉痛が残っていないことを確認した上で、2度目の再検査を受けました。検査の結果、肝臓の数値は正常で異常なしと診断されました。まとめ2度目の再検査結果を受け、私たちは「本当によかった」と安堵しました。健康診断の結果から約1週間、心ここにあらずだった夫もいつもの元気を取り戻し、今では「あのときは本当に焦ったよ!」と笑い話になっています。健康診断前日に筋トレなどの激しい運動をしてはいけない、ということを知らなかった私たちは、ひとつ勉強になったなと思いました。それに加えて、健康診断前日はもう少し慎重に行動するべきだと学んだのです。 夫はこの出来事が相当ショックだったらしく、この件以降、激し過ぎる筋トレは控えるようになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。マンガ/へそ著者/知念ヒナ(36歳)日々変わりゆく体型の変化に悩んでいる元アパレルVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)のWebライター。活力になっているものはアイドルの推し活です!
2023年03月11日■前回のあらすじ娘がRSウィルスで数日熱が下がらず、終日抱っこかおんぶで肉体的にも精神的にもつらいときのこと。夫が仕事帰りに美容室へ行ったことで私の精神が崩壊、不満をぶちまけてしまった。そして今度は息子がコロナ陽性に…!■相手のことを想像するしかない…■子どもにとっては最高の時間!?漫画は完結ですが、この先も子どもたちはきっと何度も病気になります。息子のよいたんも2歳ごろから全然休まなくなったな~なんて思っていたけど、娘のしおさんが保育園に行きだして、お熱が出たらそれがうつったり、コロナになったり…。その都度やっぱりムカムカしてしまう私がいて、でもそれは看病したくないわけではなくて、社会に身を置く中での葛藤でムカムカになるわけで…。「社会人だけどお母さん」「お母さんだけど社会人」その狭間でどちらにも振り切れない状態、夫婦間の割合の偏り、気軽に親にも頼れなくなったこの数年の状況、そして仕事を押しつけてしまう心苦しさ、いろいろな要因に悩んできたし、それをきちんと漫画にできたかなとは思ってます。それでも毎回同じことを繰り返しているわけではなく、子どもたちも少しずつ強くなっているし、私たち夫婦だって、半年前より強くなったんじゃないかな? と少しは胸を張れたり。この漫画は「同じ思いをしている働くお母さんに届けばいいな」と思って描いたものですが、図らずも、保育士さんやお父さんサイド、病児保育の方、ワーママの欠勤分を巻きとってくれている会社員の方、これから出産される方、妊娠を希望する方、専業主婦の方などなどからコメントをいただくことが多く、それはとても嬉しく学びのあることでした。すべての立場の人にすべての言い分があって、月並みですが「思いやりと想像力だよなぁ…苦しんでるのは自分だけじゃない(けど私の苦しさも承認してください)」という考えに帰結しました。子どもは産めるだけ産みたいと思いつつも、こんな状況で会社員を続けられるのか? という葛藤もあり、自分の身の置き方も考え直す日々です。(けどいつか子どもが大きくなった時に他のワーママをサポートして、与えてもらったものは還さねば! という葛藤もあったり)最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
2023年02月27日こんにちは、まぼです。息子のよいたんと、娘のしおさん、2児の母です。今回は、ずっと描きたかった子どもの病気と、仕事とのバランスについて漫画にしようと思います。■仕事さえなければ…■使えるものは使え!?幼い子を育てながら働いているとぶつかるのが、子どもの病気による保育園や幼稚園のお休み。よいたんも保育園に入園した年の夏はほんとに病欠が多く…、夫婦で乗り越えた修羅の夏でした。そしてこれを描いているとき、しおさんが同じ洗礼をたくさん受けていました。次回は、子どもが病気になったときの乗り越え方? というか頼ったサービスなどについて描こうかと思います。次回に続く「働く私と病気の子どもたち」(全6話)は12時更新!
2023年02月22日結婚前3Dデザイナーだった夫が過労からパニック障害になりました。当時大阪で勤務していた夫は、ある日東京に出張へ行きました。そこで疲れから意識がなくなりそうになり、救急車を呼ぶ事態に。その日から夫のパニック障害と戦う日々が始まりました。夫がパニック障害を発症した状況から、パニック障害を克服したまさかの理由まで、私の体験をお話しします。★関連記事:パニック障害と産後うつで心療内科を通院。医師からもらったアドバイスは【体験談】夫は電車に乗れなくなり突然呼吸ができなくなった夫まだ私たちが結婚する前、夫が35歳のころです。当時夫は、某有名テーマパークのキャラクター衣装デザインなどを担当しており、大阪で毎日忙しい日々を過ごしていました。そんな中、東京へ出張に行くことになり、せっかくだからと有名な写真家の写真展をのぞくことにしたそうでした。写真展は思っていた以上に広い会場でおこなわれており、夫は日ごろの疲れもたまっていたため、体力的に無理をしてしまいました。そして、大阪へ帰る新幹線に乗るために東京駅へ向かう電車の中で、呼吸が苦しくなり意識を失いそうに! さすがにマズイと感じた夫は、なんとか気持ちを落ち着かせながら途中の駅で降り、駅員室で休ませてもらうことにしたそうです。しかしその後も夫の状態は改善せず、駅員は救急車を要請しました。駆けつけた救急隊員は、夫の状況を見て過呼吸という単語を口にしたそう。夫はそれを聞いて、なぜか「それなら全然問題ない!」と思ったようで、急に気がラクになって症状が治まりまったのだそう。そしてそのまま、新幹線で大阪まで帰ってきたのです。出張から戻った夫は、休むことなく次の日も通常通り勤務をしていました。しかし、その日の昼休憩にごはんを買いに外に出たら、急に強いめまいが起こったのだそう。結局うまく歩くことができず、昼食も買えないまま、少し休んで仕事に戻ったそうです。昼休憩が終わり、仕事を始めると夫は急に呼吸が苦しくなってきたのだそう。過呼吸の状態になり、だんだんと手先が硬くなって動かなくなったと言います。そのうち体全体も動かせなくなり、ついには顔まで固まってしまいました。様子のおかしい夫を見て、同僚たちが慌てて救急車を呼び、夫は病院へ搬送されることに。夫の体はカチカチに硬直しており、病院に着いて看護師や医師が服を脱がそうとしても、脱がせられなかったそうです。結局そのまま点滴をしてもらい、しばらくすると体がラクになり引きつっていた顔も緩みました。その日は病院で就寝し、翌日そのまま自宅へ帰宅したそうです。電車にも乗れなくなってしまい…夫は次の日もその次の日も、職場に行くとめまいで立てない、会社の外に出られないという状況が続きました。それでも毎日通勤しているうちに少しずつ慣れてきたのか、家と駅、職場の行き来はできるようになっていました。夫はもともと特急電車で通勤していましたが、もし電車内で発作が起きた場合、特急電車だと停車駅が少なく「逃げ場がない」と思ったことから、各駅停車の電車通勤に変更。そうすると、日によって波があるものの、だんだんと1駅ずつ電車を降りないと会社にたどり着けなくなっていったそうです。それでも夫は、頑張って会社へ通っていました。ある日、夫はまた東京出張へ。そこで東京の仕事仲間とレストランに行くことになりましたが、夫はレストランに向かう道中で「今、発作が起きたらまずい……」と考えたそうです。すると余計にしんどくなってきてしまい、なんと路上で倒れてしまいました! 東京では、人が倒れても誰も気にも留めないようで……結局、倒れたところの前にあった花屋の店員さんが、救急車を呼んでくれたそうです。この件をきっかけに、夫は退職を決意。後日改めて病院を受診したところ、不規則な生活とストレスから来るパニック障害との診断書が出ました。パニックの発作は、突然起こる恐怖や不快感、息が詰まる感じ、めまいなどを指します。「また発作が起こるかも」という予期不安から、発作が起こりそうな場所や逃げ場のない状況を避けるということも、パニック障害ではよくあるそうです。退職後の夫は、しばらく何もしない状態になっていましたが、働いていなくてもパニック障害は続き、結果的に電車などの公共交通機関に乗れなくなってしまいました。ですが、その後の転職で仕事が変わってから、症状は回復傾向にありました。パニック障害が治ったきっかけその後、夫は私と結婚しました。結婚後は、発作が起きてもひとりではないという安心感からか、徐々に症状も良くなってきていました。しかしある日夫婦で買い物に行った後、バスで帰宅していた最中にあと数駅のところで発作が起きてしまいました。夫は「バスを降りたい」と言いましたが、歩きたくない私はそれに激怒! 「発作が起きても死ぬわけじゃないし、今までも死んでない!」と言うと、苦しみながらも夫の発作が治まっていったのです。夫はその後も「発作が起きても死なない」と思うと、不思議と発作が治まるようになったそう。そして発作よりも私が怒ることのほうが怖すぎて、この日を最後に夫がパニック発作を起こすことはなくなりました。まとめ仕事の忙しさとストレスから、パニック障害を発症してしまった夫。発作が起こったときはとても苦しくて「このままどうにかなってしまうんじゃないか」と強い恐怖心があったそうです。そして「また起こるかもしれない」という不安から、行けない場所が増えていく日々……。若いころの夫がそんなにも苦しい思いをしていたのかと思うと、今でも胸が痛みます。しかし今は、夫の中にある発作への不安は解消されました。パニック障害が改善したのはうれしいことですが、その理由が私の怒りとは……なんだか複雑な思いです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/大石しおり(35歳)ひと回り以上年上の夫の健康に気をつかいながら、娘を育てるママライター。元看護師の経験を活かして、健康や夫婦生活について寄せられた体験談を執筆しています。
2023年01月13日かわいい夫と2人暮らしのるるさんの日常を描いたマンガを紹介します。これまでに4回痛風を発症しているるるさんの夫のMさん。ある日の仕事帰り、Mさんを心配したるるさんが病院に行くことを勧めたところ……。★前の話Mさんは8年前に最初の痛風を左足に発症しました。そして2回目に発症したのが2021年の3月。そこから3カ月後の6月にも再発し、1カ月後の7月には右足にも症状が出てしまっていました。病院に行き、検査をしてもらえるかと思ったものの医師からは「体質ですね」と言われてしまい、痛み止めしか処方してもらえませんでした。Mさんは病院が苦手ということもあり、るるさんは心配する気持ちでいっぱいでした。こんにちは! 老眼がつらくなってきたアラフィフ主婦のるるです。私たちはタイミングが合えば仕事終わりに待ち合わせをして、一緒に家に帰ることがありました。この日も待ち合わせをして家に帰ることに。帰り道では何げない会話をすることがほとんどなので、Mが「土曜、髪切りたかったけど、俺の担当さんが休みなんだって……」と言ったのは日常会話と同じ感覚だったと思います。ですが、私はそれを流したりせず、土曜日に病院へ行くことを勧めました。というのも、Mは5回目の痛風を発症しかけていたからです。私がMの右足が赤く腫れていたのを見て指摘をしたところ、Mは「さっきかいちゃったの」とひと言。前回病院に行ったとき、ろくに検査もしてもらえず痛み止めだけしかもらえなかったこともあり、私はしっかりと検査を受けてほしいという気持ちが強くありました。満腹になるほど食べると足に痛風の症状手前のような違和感が出るそうで、「大盛り食べなければ大丈夫」とMは自分でコントロールできると楽観的に考えているようでした。だんだん痛風を発症する期間が短くなっているので、私としてはいち早く検査してほしいという気持ちがあるものの……病院が苦手な上に多忙で休みのないMに無理強いはできませんでした。ただ、このときM自身の口から「次痛風になったら病院に行く」という言葉が出てきました。今まで何度か病院に行く約束をしてきましたが、M自ら行くと言ってくれたのは初めてのことでした。Mの気持ちが少し変化してくれたことは、とてもうれしかったです。ー--------------今までMさんは病院が苦手ということもあり、なかなか病院を受診してくれなかったのだそう。しかし、今回は自ら病院に行く約束をしてくれ、るるさんの「絶対だよ」という言葉に頷いてくれました。ほぼ毎月痛風の症状が出ているMさんを心配しているるるさんの気持ちに対して、Mさんなりに応えようとしてくれたのかもしれませんね。★関連記事:乳がん判明から早くも半年が経過。手術を受けた今、思うこととは #乳がん絵日記 34★関連記事:「やめるべきか…」コンタクト生活に悩んでいるとまさかの事態が! #アラフィフ主婦ちゃんねる 48★関連記事:「そこまで俺もたないよ」夫の体にじんましんが! その理由は… #夫とともに四半世紀 1著者/るる東北在住のアラフィフ主婦。福島弁を使った「うさ福」などLINEスタンプを作っています。現在は空き家になってしまった実家の管理に奮闘中。Instagram:@lulu_illustdiary
2023年01月03日ある日の夜、突然お風呂場から夫の悲鳴が! 何事かと駆けつけてみると、夫のおしりのできものから血が流れていました。あまりの痛みに座ることさえできなくなっていた夫。数週間前から気になっていたできものから、まさか流血するなんて。「悪性の腫瘍かもしれない」と冷や汗が流れましたが、原因は思わぬもので……。そんな私の夫の体験談をお話しします。★関連記事:「なんか臭い!」夫の背中から異臭が!? その正体は… #アラフィフ主婦ちゃんねる 1健康そのものだった夫が…始まりは豆粒ほどのできもの当時、夫は40歳でした。これといって大きな病気をしたこともなく、普段は健康そのものです。しかしある日の朝、ベッドから起きてきた夫が「なんだかおしりが痛い」と言ってきたのです。ズボンをずらして見てみると、尾てい骨の横あたりにニキビのような豆粒ほどのできものができていました。小さなできものでしたが赤く腫れていて、見るからに痛そうでした。とはいえ、病院に行くほどの症状もなく「我慢できる程度の痛みみたいだし、そのうち治るだろう」と高をくくり、市販の軟膏を塗って様子を見ることにしました。ですが、数日たってもおしりにできたできものはなかなか良くなりません。それどころか、日に日に腫れは大きくなり、1週間もたつころには痛みもひどくなっていました。椅子に座るとできものに当たってしまうので、夫は食事をするときもおしりを浮かした変な姿勢になっていました。歩いたり立ったりするのにも服がこすれて痛いようで、仕事にも支障が……。「そんなに痛いなら早く病院に行ったら?」と声をかけたのですが、営業職の夫は「仕事が休めないから……」と受診を見送っていました。そんな日々を過ごしていたある日、事件が起こったのです!お風呂場から夫の悲鳴が!仕事から帰ってきた夫は、いつものようにご飯を終えるとお風呂に入りました。しばらくすると、お風呂場のドアがガラリと開く音がして「どうしよう! ちょっと来て!」と悲鳴のような叫び声が!慌ててお風呂場に駆けつけると、夫のおしりから血がポタポタ……。なんとおしりのできものがつぶれ、出血していたのです!応急処置としてガーゼを当てると、次第に出血は治まりました。ですが痛みは引かないようで、夫はその晩まともに寝付くこともできなかった様子でした。近くに私が通院していた皮膚科があったので、夫にその病院へ行くよう勧めました。翌朝、診察が始まる9時に合わせて皮膚科へ直行。夫はおしりが痛くて座ることもできず、車のシートで横になっていました。ただのできものだと思っていたら…痛みで椅子に座ることができない夫は、病院に着いてからも立ったまま順番を待っていました。最初は小さなできものだったのに、これだけ痛みが出るのはもしかしたら何か悪い病気なのではないかと、次第に私も不安に……。診察を受けるまでの時間がとても長く感じました。ようやく診察の順番になり先生に診てもらったところ、できものの正体は「粉瘤(ふんりゅう)」でした!粉瘤とは、皮膚から剥がれ落ちたあかや皮脂が袋にたまってしまう病気なのだそう。夫の流血はその粉瘤に細菌が入り込んで化膿し、袋が破裂してしまったことが原因でした。「粉瘤は悪性の腫瘍ではなく、誰にでも起こりうる病気です」と言われて、ひとまずはホッと胸をなでおろしたのを覚えています。炎症を起こしていなければ手術で取り除けるものの、夫の場合は破裂するまで悪化していたため診察時には中の膿を出すことしかできませんでした。膿を出すために先生が指で粉瘤を押しつぶすのですが、これが激痛だったのだそう! しかも、膿を出していくと魚が腐ったような異臭が……。老廃物がたまってできたものなので臭いのは当たり前なのですが、においをかいだときは衝撃的でした。あまりの痛みに夫が何度も顔をゆがめ、うめき声を漏らす姿は見ていて痛々しかったです。診察後の夫は今にも倒れ込みそうなふらふらの状態。その後は薬をもらって家に帰りました。「落ち着いたら手術をしよう」と夫と話し合っていましたが、病院で膿を出してもらい、薬の服用を続けたことで、症状は落ち着いていきました。結局手術しないままで5年が経過しています。後日調べてみると、粉瘤はごくまれにがん化するもあり、中高年男性のおしりの粉瘤ががん化するケースもあるのだそう。夫のできものも悪性化する可能性があったと知り、ゾッとしました。また人によっては多数の粉瘤ができたり、陰嚢(いんのう)に生じたりすることもあるようです。炎症が軽度であれば、薬を服用するだけで症状が治まることも多いようなので、「もっと早く病院に行かせていれば」と後悔しました。まとめニキビのような小さなできものから始まった、今回の夫の粉瘤騒動。「このくらい大したことないだろう」と高をくくっていたばかりに、症状を悪化させてしまい大変なことになりました。幸い悪性化する事態にまでは至りませんでしたが、もしがん化するなどの最悪のケースになっていたらと考えると、そのときの判断を悔やんでも悔やみきれなかったと思います。今回の一件で、夫婦ともども体調管理の重要さを身に染みて実感。今後は粉瘤に限らず、何か体や体調に異変を感じたときは、ささいなことでもまずは病院に相談するようにしようと学びました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。著者/茨木アヤコ元教員。今はwebライター兼1児の母。仕事は執筆、趣味も執筆。面白く、読みやすい体験談をお届けできるよう心がけています。
2022年12月20日長年勤めてきた職場の環境や休日出勤など、会社の対応に少しずつ疑問を感じていた夫。あるときから転職を考えるようになっていました。半年間の転職活動を経て、無事に転職先が決定。これからは仕事ばかりの日々から解放されると期待していましたが、新しい環境は本人の予想以上に大きなプレッシャーがあったようです。夫は次第に眠れない日々や体調不良が続くようになりました。「何か様子がおかしいな」とは思いつつ、このときはまだ夫が「うつ病」になっているとは夢にも思いませんでした……。★関連記事:「助けて」夫が突然のめまいと吐き気に襲われ…原因は過労とパワハラ【体験談】夫は「死にたい」と思ったことも…約14年間勤めた会社からの転職夫は新卒で入社してから、約14年間その会社に勤めていました。転職を考えるようになったのは、子どもが生まれてしばらくしてからでした。サービス残業が当たり前という職場の空気や、土日も急な出勤があるなどイレギュラーな対応をさせられる環境に疑問を感じ、家族でゆっくりと過ごす時間をもっと取りたいと考えていたようです。仕事をしながら転職先を探すのは大変だったようですが、転職活動を始めて半年がたったころ、無事に転職先を見つけることができました。転職先では経験がある職種に従事。しかし、これまでとは違う職場の雰囲気や仕事内容に慣れず、ミスをしてはいけないというプレッシャーを常に感じていたようでした……。これが、本人の予想以上に精神的な負担となったようです。転職して4カ月ほどたったころ、夫はだんだんと眠れなくなる日が増え、食欲も減退。体重は転職時から6kgも減っていました。また、睡眠不足のため仕事中に集中力を欠くことも増えていたそうです。このころの夫は「ミスをしたり注意を受けたりするのは自分ができていないからだ」と、自分をひどく責める思考に陥っているように見えました。転職して半年後の休日。夫は朝からおなかに違和感があり、時間がたつごとに痛みが増してきたと言いだしました。夜になっても痛みが治まらないため急遽病院を受診することに。レントゲンを取ると胃は大きく膨れ上がっており、医師からは、「ストレス性の胃痛」と診断されました。胃痛自体は翌日には治りましたが、この日以降、夫は腹痛や頭痛などの体調不良で仕事を休む日が少しずつ増えていきました。私は「休む時間が増えれば少しは回復するかもしれないから、休みながらでも働けたらいいのでは」と思っていたのですが、後にその考えは甘かったと思い知ります。「もう会社に行けない」と夫が感じたのは、いつも通りに通勤していたある日のことでした。電車内で突然具合が悪くなり、目の前が真っ白になったのだそう。すぐに途中下車し、救急車で病院へ搬送されました。医師の診断は睡眠不足でしたが、その日から「また具合が悪くなるかもしれない、もう会社に行けない」 と夫は会社を休むことを選びました。仕事を休み続けることへの葛藤夫は自身の体調や精神状態に不安を感じ、自ら心療内科を受診。その結果、うつ病と診断されました。このころの夫は、不眠や食欲減退以外にも、好きなスポーツ観戦にも興味が持てなくなり、私には言いませんでしたが「死にたい」と思うこともあったそうです。医師に「症状は重いほうなので、仕事はすぐにでも休んだほうがいい」と言われました。体調が良くなれば会社に復帰することもできましたが、夫は「急に休んで迷惑をかけているからこのまま辞めたい」と、退職を希望。救急搬送された日以降は出勤することはなく、傷病手当の手続きをおこなうと同時に退職の手続きも進めました。それからしばらくは月2回、心療内科への通院をすることになりました。医師から処方された睡眠導入剤のおかげで不眠症状は早めに解消され、時にはスーパーに買い物に出かけることも。症状が落ち着きつつあった夫は、ゆっくりとした日々を過ごしていました。しかし、働いていない罪悪感やこれからの不安で夫の気分がかなり落ち込んでいるのも感じました。私も正直なところ「しっかり休むしかない」と割り切っていた半面、「もし治らなかったら……」という不安な思いもありました。幸い、傷病手当と夫の実家から生活費の支援があり、夫の給与がなくても何とか生活していけたことが救いでした。不安なもののついに再就職!うつ病の診断を受けて半年が過ぎたころ、夫は障害者手帳を取得しました。少しずつ将来のことを考えられるようになっていたようで、以前のようにがむしゃらに働くことはできないけれど、障害者雇用なら自分の状況を理解してもらいやすいのでは? と思ったのだとか。しかし、焦って症状が再発してもいけないので「仕事のことは急がなくていい」とだけ夫に伝えていました。うつ病の診断を受けてから1年ほどたったころには通院も月1回になり、「遅いと思うかもしれませんが、順調な経過ですよ」と医師から励ましの言葉ももらいました。体調が回復したこともあってか夫は少しずつ前向きになり、「仕事をするなら無理なく働けるところで」という希望を叶えるために、就労支援サービスに登録しました。半年ほど通う中で、障害者雇用枠の募集があった仕事に応募し見事採用! 新しい職場へのさまざまな不安はあったようですが、自分の病歴を知った上での採用には安心感があったようです。「今後も長く働き続けられるか」という部分も気にしていたようでしたが、こればっかりは夫次第なところもあるので「仕事は慣れていくしかないし、何かあったらまた休めばいい! と夫に伝えました。現在は再就職先での勤務が1年以上続き、症状も安定しています。うつ病を発症して3年、薬も減りました。もっと早くに休むという選択ができていれば違ったかもしれませんが、後悔先に立たず。しかし、最終的にはしっかりと休息を取るという決断ができたので、良い方向に進むことができました。まとめ今回は夫の体調や精神状態が限界に達したことがきっかけで、休職や心療内科の受診などという行動にをすることができました。しかし、もしあのまま夫が無理に働き続けていたら、取り返しのつかないことになっていたかもしれません。夫のSOSに気付いてはいたものの、本人の判断だけに任せて、仕事を休むよう強く言ってあげられなかったことは今でも後悔しています。今後は夫の体調や精神状態もこまめに気にかけながら、必要なときにはストップをかけてあげられるようにしたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/たなか ゆきこ(36歳)おうち時間が好きな、3人子育て中のママライター。まだまだおんぶやだっこを求められるので、体力の重要性を感じる日々。最近はお気に入りのサロンでリフレッシュしています!
2022年12月17日ある暑い夏の盛りのことです。営業の外回り中だった夫に突然のめまいと吐き気が襲いました。帰宅するなり大量の汗をかいて、玄関先に倒れ込んだ夫。いつも忍耐強い夫の尋常ではない様子に、慌てて救急外来を受診した結果と原因は……。今回は、当時39歳だった夫のことをお話しします。★関連記事:「原因の判明まで5年もかかった…」42歳、突然始まっためまいの原因はまさかの…【体験談】玄関から「助けて…」と夫の声が突然のめまいと吐き気で夫が帰宅当時、私はまだ子どもがいない専業主婦でした。夫は営業職をしており、数年前に新会社設立のスターティングメンバーとして鳴り物入りで親会社から出向していました。設立当初は順調に活躍していましたが、国の制度変更で会社の経営は右肩下がりに……。夫は慣れない土地に転勤を強いられた上、パワハラ体質の社長に日々罵倒されるという理不尽な環境での勤務が続いていました。さらには炎天下の中、飛び込み営業をしろという指示を受ける日が続いていたのです。 そんな日々が当たり前になってしまっていた暑い夏のある日、私が家で涼しくテレビドラマを満喫していると玄関が開く音がしました。どうやら、仕事で外回りをしているはずの夫が帰ってきたようでした。しかし、どれだけ待っても夫が部屋に入ってくる様子はありません。しかもよく聞くと、玄関から「助けて……」 と切羽詰まった声で訴えているのです。 私は突然のことで状況がつかめず、「助けてってなんだろう? なんかのサプライズかな?」とそこまで深刻にも思わずに部屋から夫を出迎えました。しかし、どうやら様子がおかしいのです。膝をつきながらトイレまではっていき、便器にしがみつく夫。額には大量の汗をかき、めまいと吐き気を訴えていました。夫は暑い中を歩いて帰ってきたとのことだったので、初めは熱中症の可能性も疑いました。私は過去に看護師として働いていた経験があったため、熱中症だった場合に緊急性の高い症状をひと通り確認しましたが、どれも当てはまりませんでした。また、ろれつなどにもおかしい部分はなかったので、脳に何かの異常がある可能性もこの時点では低いと想定しました。夫の様子に慌てて救急車を呼ぼうかとも迷いまいしたが、このときは一旦思いとどまりました。そのまま救急外来を受診とはいえ、夫の尋常ではない様子から症状があるうちに病院を受診したほうが良いと感じ、すぐ車に乗せて最寄りの病院にある救急外来に行きました。金曜日の夕方だったこともあり、待合室は順番待ちの人でいっぱい。不安も相まって、ずいぶん長い時間待ったような気がしました。待合室でつらそうにする夫に横になるよう促しましたが、なぜか横になるのを嫌がっていました。幸か不幸か、順番を待っている間に夫の症状は軽快してきました。診察室で、問診と医師の指示により頭を傾けたり、起き上がったりという診察を受けた夫。診断の結果は、「良性発作性頭位めまい症」でした。良性発作性頭位めまい症は頭の向きを変えたときや、ある特定の位置に頭を向けたときに発作性のめまいを生じるのが特徴だそう。待合室で夫が頑なに横になりたがらなかったのは、横になることでめまいが強く感じられたからだったのです。この病気の原因は、内耳の耳石が剥がれたことによるものだそうです。耳石とは、方向などを感知するための耳の中にある炭酸カルシウムの結晶です。何らかの原因で剥がれ落ちた耳石が耳の奥を刺激すると、強いめまいが引き起こされるとのことでした。医師が言うには、耳石が落ちる仕組みについては不明な点が多いものの体質や過労、ストレスが原因だと考えられるとのこと。夫の症状も軽快していたため、めまい止めの薬をもらい自宅で安静にすることになりました。原因はストレス? 心当たりは…今回夫の体調不良の原因となった可能性が高かったのが「ストレス」ですが、パワハラや飛び込み営業による疲労の蓄積など、大いに思い当たるところがありました。当時、私は高額の費用がかかる不妊治療中で無職。そのため夫は長く勤めている会社を辞めるわけにいきませんでした。結局、原因であろうストレスからすぐには逃れられず、しばらくは再発におびえながら薬をお守り代わりに持ち歩く日々が続きました。しかし、ほどなくして経営が悪化していた新会社は解体し、本社に吸収されることになったのです! 今がチャンスと思い、夫は転勤と職種変更を願い出て不慣れな土地やつらい営業職からも離れることが叶いました。長く営業職を続けていましたが、もともと社交的ではない夫にはちょうどよい転機になったようでした。ストレスの原因と距離を置いた環境で働けることになり、夫婦ともどもホッとしたことを覚えています。この夏以降は、一度だけ軽いめまいの症状が出たものの、ひどい発作はなく過ごせています。まとめ最初にめまいの症状が出たときは徒歩での通勤だったので大事には至らなかったものの、もし車の運転中だったら……と想像すると今でも背筋が凍る思いです。ストレスというと誰にでもあるものとつい軽く考えてしまいがちですが、やはり、過度なストレスは恐ろしいと実感した出来事でした。そして、夫は我慢強い性格で、理不尽もグッと飲み込んでしまうタイプ。家族としてときには、無理をしていないかと様子を観察することも大事だと反省しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。マンガ/山口がたこ著者/いとう ちえこ(44歳)不妊治療を経て授かった息子の子育てに奮闘するアラフォーママ。おっとりだけど、クセが強めな息子と宇宙について語り合うのが家族の楽しみです。
2022年11月30日かわいい夫と2人暮らしのるるさんの日常を描いたマンガを紹介します。るるさんの夫Mさんは数年前に痛風を発症していたのだそう。ある日「足が痛いんだ……」とるるさんに告げ…!?★前の話こんにちは! 老眼がつらくなってきたアラフィフ主婦のるるです。Mは数年前に痛風を発症しました。当時、尿酸値の数値が高いということは知っていましたが、体形は標準だったのであまり気にしていませんでした。左足が腫れ上がり、早朝に病院を探してタクシーで駆け込んだことをよく覚えています。その後、半年以上薬を飲み、お酒を控える生活を続けて元の生活に戻りました。しかしある日、Mは帰宅するというメッセージとともに足が痛むと私に連絡してきました。元々尿酸値が高かったところに疲れやストレスが重なり、痛風を再発してしまったようでした。これまでも足がヒリヒリしたり痛みが出たりと痛風になりかけたことは何度かありました。その度に注意してなんとか回避してきていたものの……今回の痛風は突然やってきました!足が赤紫色に腫れ上がっていたので、病院に行くように勧めるも時間が取れないから行かないというM。痛みに強く、我慢してしまうMの悪い癖が出てしまっていました。ー--------------歩けないほどの痛みが出るという痛風。そんな中でも病院ではなく仕事に行くMさんの忙しさは、考えただけでも大変ですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。★1話から読む:「そこまで俺もたないよ」夫の体にじんましんが! その理由は… #夫とともに四半世紀 1★前の話:「ばかでしょ?やめてよ」帯状疱疹の痕を消したい夫の仰天行動とは!? #夫とともに四半世紀 7★関連記事:「え、マジで?」脂肪吸引とワキガ治療についての都市伝説を解説! #美容外科の現場から 4★関連記事:「ひいいいい!」恐怖! 妻の目が白く濁っている! その理由は… #アラフィフ主婦ちゃんねる 37★関連記事:「ばかでしょ?やめてよ」帯状疱疹の痕を消したい夫の仰天行動とは!? #夫とともに四半世紀 7著者/るる東北在住のアラフィフ主婦。福島弁を使った「うさ福」などLINEスタンプを作っています。現在は空き家になってしまった実家の管理に奮闘中。Instagram:@lulu_illustdiary
2022年11月28日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「子宮頸がんって、どんな病気?」。anan世代にとって、実は身近な病気である子宮頸がん。女性の命や体を守る検診やワクチンについて、改めて学んでみましょう。“性感染症である子宮頸がんは防げる病気だと知ってほしい。”国内で年間約1万人が発症し、3000人弱が命を落としている子宮頸がん。30~40代での発症が多いとされているが、最近は20代の間でも増えてきているのだとか。「理由のひとつに、性交渉の開始年齢の若年化があります。子宮の入り口にできる子宮頸がんは、95%が性交渉で感染するヒトパピローマウイルスが原因。生活習慣や遺伝とはほぼ関係がない性感染症なので、若くてもかかる可能性があるのです。ウイルス自体は約8割の人が一生のうちに感染するといわれていますが、自分の免疫力で大体のものは排除が可能。ただし、ウイルスの中でもハイリスク型といわれるものに感染して長年排除できずにいると、がんを発症するといわれています」(産婦人科専門医・竹元葉さん)がんを発症した際の兆候として、もっとも多いのが不正出血。「出血や痛みなどの自覚症状が出るのはわりと進行した状態。初期は無症状の場合も多いですが、検診をきちんと受けていれば比較的見つけやすいがんだと思います」若い世代は検診を敬遠しがちだが、性交の経験があるならば年齢を問わず受診した方がいいそう。「国の推奨は2年に一回ですが、発症リスクが高い20~40代は毎年受けるのがオススメ。実は私自身も毎年受けていた検診で、がんの前段階だと診断された経験があるんです。発見が早く治療後に妊娠・出産も経験しましたが、進行によっては子宮摘出の可能性も。自覚症状はまったくなかったので、検診の重要性を再確認しました」検診では、ハイリスク型のウイルスに感染しているかをチェックするオプションなどもあるという。「性交経験があってもその段階で感染していなければ、子宮頸がんワクチンを打つことでその後の感染を予防できます。ワクチンは17歳未満で打つと感染によるがんを90%近く防げるといわれており、接種率が約8割のオーストラリアでは実際に発症数が減っています。30~40代でも感染予防効果はありますし、ヒトパピローマウイルスは肛門がんや咽頭がんなどの原因でもあるので、男性が打っても有効。誰もが感染しうるありふれたウイルスだからこそ、検診やワクチン接種で自らを守る意識をすべての人に持ってほしいですね」そわんわんさんと考える。“もしも”のために何ができる?私たちが今、知っておきたいこと。若い世代でも増えている子宮頸がんとは、どう向き合うべき?現在23歳のYouTuber・そわんわんさんが、産婦人科専門医の竹元葉さんと共に考えます。体に目を向ける、それこそが自分を大切にするということ。そわんわん(以下、そわ):私の中では子宮頸がん=中高年の方がなる病気というイメージでした。20代でもなる可能性があるとか、性交渉での感染が原因っていうのは知らない人も多いと思います。竹元葉(以下、竹元):そうなんですね。今23歳であれば、子宮頸がんワクチンのクーポンが届いているのでは?そわ:届いた記憶はあるけれど、自分には関係ないかなって…。竹元:ワクチンを接種することで、性交経験がない人は約9割、すでに経験がある人でも、その時点で子宮頸がんハイリスク型のウイルスに感染していなければ新たな感染を防ぐことができます。そわ:そうなんや。そういう情報を知る機会が、今までなかった!最近ようやく生理の話題がオープンになってきたけれど、女性特有の病気やワクチンの話をすることってなかなかないですよね。どのくらいの割合で病気になるのかとか、学生時代に授業でもっと教えてくれたらいいのに。竹元:それこそ、そわさんのように親しみやすい存在の方が動画とかで発信してくれたら、若い世代にも、身近な問題だと感じてもらえる気がします。そわ:ウチが!?でも、みんなが考えるきっかけにはなるかもしれないですね。そのためには自分が知識をつけなきゃ。実は今まで一回も婦人科に行ったことがないんです。そもそも病院に行く習慣がないから、不安があってもどう説明したらいいのかわからなくて。それで放置するうちに不調に慣れてきちゃって、自分の異変に気づきにくくなっている気がします。竹元:人と比べられないから、確認しにくいですよね。不正出血などの症状がなくても、日常生活で支障を感じたら一度病院でチェックしてみた方がいいと思います。“こんな些細なことを病院で聞いたら怒られるかも?”と思わずに、気軽に受診してほしいですね。そわ:たしかに。“これって人と違うのかな?”と疑問を感じた時点で不安要素があるってことですよね。その不安を消すには、病院で診てもらうのが一番早いし確実。竹元:今はネットで調べれば情報が得られるけれど、なかには正確さに欠けるものも。自己判断するよりは、病院に来てもらう方が後悔は少ないと思います。子宮頸がん検診もそう。早い段階で見つかれば子宮を取らずに済む可能性が高くなるし、死亡率も低くなります。うちのクリニックでは、毎年お誕生日のタイミングで受診することをおすすめしているんです。そわ:自分へのプレゼント!本当に自分を大事にするって、そういうことだと思います。みんな外見は一生懸命ケアするのに、健康は後回しにしがち。何が一番大切なのかが伝わるといいですよね。竹元:そわさんの言う通り、自分の体に意識を向けることはすごく大切。まずは、生理や体の状態をアプリなどで把握しておくことから始めるのもいいかもしれません。竹元 葉さん(写真左)産婦人科専門医、sowaka women’s health clinic院長。思春期から老年期まで、ライフステージの変化に伴う様々な不安や不調に寄り添うかかりつけ医として女性をサポートしている。そわんわん(写真右)1999年2月19日生まれ、和歌山県出身。等身大の“お友達系YouTuber”として人気を博し、チャンネル登録者数は63万人超え。リアルサイズモデルとしても、注目を集めている。※『anan』2022年11月2日号より。写真・中島慶子ヘア&メイク・井原結衣(そわんわんさん)イラスト・別府麻衣取材、文・真島絵麻里(by anan編集部)
2022年10月30日10年前のインフルエンザの流行期、夫が突然40度の発熱! しかしそれはインフルエンザではなく、今まで聞いたことのない病気だったのです。原因不明と言われるこの病気の名前は「成人スチル病」 。今回は、病名が判明するまでの過酷な日々と、心身ともに疲れ果てた看病の体験をお話しします。★関連記事:夫の軟骨に腫瘍が。神経まひも残り病気も進行する中、私が願うこととは【体験談】いきなり41度の発熱!今から10年前、夫と私が35歳のときの話です。当時インフルエンザが大流行中だったので、夫婦で「そろそろワクチンを打ったほうがいいかな?」 と話していました。そんな夫婦の会話をあざ笑うかのように、その日の夜に夫が「寒気がする……」 と言いだしたのです。熱を測ってみると、なんと41度! 「こりゃインフルエンザだな」 とは思っていたものの、あまりにも夫がしんどそうだったので、夜間の救急医療機関を受診することにしました。病院でインフルエンザの検査をすると、結果は陰性。翌日の診療時間中に再度詳しい検査をすることになり、夜間の診察は終わりました。しかも「熱の原因がわからないから解熱剤は出せない」と言われ、その日は薬を処方されることもなく病院を後にしたのです。帰宅後、頭痛と腰痛を訴え、嘔吐する夫。しかし解熱剤もないので、保冷剤でおでこや脇の下を冷やしながら、夜が明けるのをひたすら待ちました。ふと夫の首元を見ると、リンパの部分が腫れていたのを覚えています。日替わりでさまざまな検査をした結果…翌日、意識ももうろうとする夫を連れて総合病院へ行きました。最初に医師が下した診断は伝染性単核球症の疑い 。その後即入院となり、抗生剤の点滴が開始されました。点滴をしながら血液検査、CT検査、胸部X線検査、尿検査を実施。しかし、血液検査では炎症反応と肝機能数値が高いものの、他の検査はまったく異常なしでした。この間も夫の熱は38~40度をいったりきたりでかなりつらそうでした。入院2日目、ウイルス検査はすべて抗体ありの結果が出たため、「ウイルス性の感染症の可能性は消えた」 と主治医に言われました。その後、結核菌の感染を調べるツベルクリン反応、悪性腫瘍検査、HIV検査、と日替わりでさまざまな検査がおこなわれたのですが、すべて結果は陰性。とにかく早く原因が判明してほしい、と祈るような気持ちでした。そして入院から3日目、こう原病に詳しい先生の診察を受け、ついに病名がはっきりしました。夫の疾患は「9割の確率で成人スチル病だろう」 とのこと。先生いわく「成人スチル病は、発熱や関節痛、発疹などの症状が見られる。発熱の原因として考えられる疾患をすべて除外して初めて診断できる病気」 とのことでした。治療がスタートし、夫は回復したものの…病名もはっきりしたので、1日40mgのステロイド内服薬「プレドニン」 を服用することになった夫。治療を開始するにあたり主治医から、ステロイド治療の副作用についての説明がありました。主な副作用は、免疫力の低下、食欲増進、うつ症状など。病室は大部屋から個室へ移動となり、家族以外は面会謝絶。私も病室に入るときは、マスクを着用することになりました。ステロイド治療を始めてから5日後。血液検査の結果、炎症反応も順調に下がっていたので2週間に5mgのペースで減薬していくことになりました。薬をゆっくり減らしていく理由は、量を減らすペースが早いと、症状が再発する恐れがあるからだそうです。ステロイド治療を始めてからおよそ1カ月で症状は改善。自宅療養できるまでになりました。「ようやく良くなった……」 とホッとしたのもつかの間。自宅療養開始から数週間たつと、夫が精神的に不安定になってきました。ささいなことで激怒したり、「俺なんかもう必要のない人間だ」 と泣き出したり。かと思えば、深夜にネット通販で「探偵グッズ」 「昭和のテレビゲームカセット」 など、明らかに不要なものを次々と注文したり。思い余って主治医に相談すると、「ステロイド誘起性うつ病だろう」 とのこと。「あまりに症状がひどいのなら安定剤を出しますよ」 と言われましたが、夫がかたくなに拒否したので薬の処方はされませんでした。その後、薬の減量と共に次第に元の夫に戻り、安心したのを覚えています。自宅療養から2カ月後、夫は仕事に復帰し、半年程度でステロイド治療も終了しました。しかし、成人スチル病は国指定の難病。夫の成人スチル病発症から2年後に妊娠・出産したのですが、子どもの学資保険に夫名義で加入しようとしたら、「成人スチル病の既往歴があるから」 と加入を断られてしまいました。また、成人スチル病を発症した人のうち、約半数の人が再発を繰り返すとのこと。あれから10年、幸いにも夫は再発していませんが、今でも風邪をひいて発熱すると、「もしかして……」 とドキッとしてしまいます。まとめある日、夫が突然発症した「成人スチル病」という難病。検査結果が出るまでの不安な日々と、ステロイド治療が始まってからの過酷な毎日は本当につらいものでした。しかし、一番しんどかったのは、病気を発症した夫。どうか今後再発することなく元気に過ごしてほしいと願っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/もりはなこ(46歳)高齢出産した娘の育児に毎日奮闘しつつ、迫りくる更年期の陰に怯えるアラフィフです。
2022年10月15日人生が80年だとしたら折り返し地点にあたる40代。最近私の周りでも、大病をしたなどと耳にすることが増えてきました。12年前、当時34歳だった夫が軟骨腫瘍の病気になりました。夫の病気に完治の文字はまだ見えません。明日12年目の検診を迎えようとしています。★関連記事:夫の背中に大きなニキビ? 手術が必要だったのに自己処理をしてしまい…【体験談】軽い気持ちで病院へ…夫は力仕事や営業をする仕事をしています。12年前、工事をする際「電動ドリルを使うと腕が響く感じがする。湿布でももらいに整形外科に行ってくる」と、軽い気持ちで病院へ。夕方夫から電話があり、「レントゲンを撮ったら右肘の骨にピンポン球くらいの何かが写っていて、大きい病院を紹介すると言われた」告げられました。わが家の娘たちは当時8歳と3歳、まだまだ小さくてパパが大好きな年ごろでした。悪い病気だったらどうしよう…と不安で目の前が真っ暗になりました。検査を重ねても地元の大きい病院で検査をし、そこでの診断結果は「軟骨の良性腫瘍」。手術も決まり、入院予定日の1週間前、主治医から電話が来て「悪性の可能性が出てきたので、うちでは手術できません。ここよりもさらに大きい札幌の病院へ行ってください」と言われました。道東に住んでいた私たちは、地域連携している札幌のがんセンターへ行きました。その次は治験という形で岡山県の大学病院まで行き、検査に検査を重ねました。結果はどこに行っても悪性の可能性もあるとのことでグレーのままでした。手術したもののまひは残り…8時間にも及ぶ手術を北海道のがんセンターで受けました。摘出した腫瘍は病理検査の結果も良性か悪性かの判別はつきませんでした。。必死にリハビリをし一見普通に生活を送っていますが、右肘には尺骨神経まひが残ってしまいました。痺れや、温度が感じ取れない、つかんだ物が手から落ちる回数は多くて不自由さはあります。そして、腫瘍は全部取り切れなかったため、12年たった今も病気とお付き合いをしながら日々過ごしています。まとめ残念ながら、去年の検診で少し病気が進行していると言われました。明日は12年目の検診……進行していませんように祈るような気持ちでいっぱいです。どうか夫の病気が進行せず、また1年を家族みんなで過ごせますように!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/鬼塚ともみパート勤務をしている主婦。手芸が好き。
2022年09月23日腎臓や尿管、膀胱に結石と呼ばれる石ができる病気である尿路結石症。特に働き盛りの男性に発症しやすいといわれており、私の夫もそのひとりです。今回は、若いころから尿路結石症を繰り返していた夫が、再び尿管結石に苦しみ、手術をする事態になってしまった体験談をご紹介します。★関連記事:「ぬあぁーッ!」深夜に夫がおなかが痛いと叫びだした!?その原因とは #ババアは健康になりたい 1また…石が落ちてきた!私の夫は20歳より尿路結石症を繰り返し、開腹手術まで体験している尿路結石症のエキスパート。普段から「石製造マシーン」と自称していたので、今回症状が出たときも、またか! という感じで、あまり心配はせず見守ることに。腹痛に苦しむ夫に「大丈夫? 病院へ行く?」と提案しますが「対処法はわかってる。いつもと同じ感じだから大丈夫だ」と豪語する夫。これまでも繰り返し経験している病気なだけに、本人に任せればいいか……と、それ以上強く受診を勧めることはしませんでした。尿路結石症は、腎臓で作られた結石が、尿管と呼ばれる細い管に下りてくることで、突然の激しい腰痛や腹痛(せん痛発作という周期的に反復する痛み)、血尿といった典型的な症状が表れるそうです。小さい結石であれば尿とともに排出され症状が軽快するため、夫は自然に出るのを待とうとしたようです。しかし、まだ石は出てこない尿管結石による痛みは夜間や早朝に発生しやすく、3~4時間続くケースが多いといわれているそうです。夫ももれなく毎晩襲ってくるせん痛発作にもだえ苦しんでいましたが「まだ耐えられる! じきに出てくるよ」と、病院を受診する素振りは見せませんでした。その後も「本人がそう言うなら大丈夫か……」と、トイレから漏れ聞こえる夫のうなり声を聞きながら、病院受診を再び勧めることはしませんでした。ところが数日後、夫の病状は悪化し、痛みは1日中続くように。普段より水分を多くとるなど、夫なりの対処法を実践していましたが、一向に結石が出てくる気配はありません。「こんなに長く放置していいのだろうか……」と、本人の大丈夫との言葉をうのみにしていた私もだんだんと心配になってきました。「でも熱は出てないし、深刻な状態ではなさそうだから大丈夫かな?」と、思った矢先、トイレから出てきた夫を見て驚愕(きょうがく)! 血尿が止まらず顔面は蒼白(そうはく)、今にも倒れるのではないかという状態まで病状は悪くなっていました。即入院が決定し手術!さすがに病院を受診するべきだと思い、フラフラの夫を連れ近所の泌尿器科クリニックへ行きました。夫の状態を診た先生は、すぐに大きな病院を受診したほうが良いと判断。紹介状を持って総合病院へ受診した結果、即入院となりました。入院した時は微熱程度で、重症化はしてないだろうと思っていましたが、腎盂腎炎(じんうじんえん)になる一歩手前の状態だと告げられ衝撃を受ける結果に。結石は1cm以上の大きなもので、自然に排出されるサイズではありませんでした。翌日には手術をすることになり、急展開の事態にただただ驚くばかり。主治医からも「どうしてここまで放置したんですか!? 取り返しのつかない事態になっていたかもしれないですよ!」と、夫婦でお叱りを受けるはめに……。夫も、いつものものだと尿路結石症を軽視して対処したことを猛反省していました。手術は尿道から細いカメラを入れて結石を砕く、内視鏡手術でした。開腹する手術までに至らなかったことが不幸中の幸いです。術後の経過は良好で、入院して3日後には無事退院、普段の生活に戻ることができました。クリニックを受診したその日のうちに紹介状をもらい、即入院、そして翌日には手術。と、目まぐるしい数日間でしたが、それよりも最悪の事態を免れることができてホッとしたことを今も覚えています。20歳で発症し、今回の出来事が起こったときの夫は44歳。20年以上も付き合っている病気のため、結石ができやすい体質だと慣れが出ていたように思います。繰り返し経験してきた結石による痛みも、悪い意味で耐性がつき、今回のように限界まで我慢する事態へとつながる結果になってしまいました。夫は「結石が再発しないよう気を付けているつもりだったけど、なおざりになっていた。これからは軽く考えないようにするよ」と、改めて尿路結石症と向き合うようになりました。私自身も、症状が出たらまずは受診を促すよう心がけていこうと決心。今回の出来事は、今までの健康に関する考え方を夫婦で見つめ直すきっかけにもなり、忘れられないエピソードになりました。まとめ慣れている病気だからと本人任せにしていた今回の尿路結石症。「大丈夫」という夫の言葉をうのみにし、病院への受診を促さなかったことを後悔する結果になりました。新婚時代なら心配をしてもっと早く声をかけていたかも、と思う節も。さらに状態が悪化し、取り返しのつかない状況になっていたら……と考えるだけでも背筋が凍る思いです。今後は尿路結石症だけでなく、体調不良のときは早めの受診を促すなど、妻としてできることをしていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。著者/ささきなみ(37歳)体力の衰えを感じ、年齢に抗うなにかを始めようと摸索中のアラフォーです。趣味はキャンプ。自然の中で飲むお酒を楽しみに日々を頑張っています。健康や夫婦生活についてなど、アラフォー世代の気になる体験談を執筆中です。
2022年09月16日「実は、耳にはさまざまな病気のサインが現れます」そう話すのは300冊以上の著書を持つイシハラクリニック院長の石原結實先生だ。患者の顔や姿からも病気を推察するが、耳にも注目しているという。「たとえば耳たぶにシワのある人は、心臓病の可能性があります」(石原先生・以下同)耳たぶのシワと心臓病の関連を調査したシカゴ大学の研究では、「耳たぶにシワのある人」の心臓病による死亡者数は、「耳たぶにシワのない人」の約3倍にものぼるという。「体内の動脈硬化が進むと、耳たぶの動脈硬化も進み血流が減少します。すると耳たぶにある脂肪に栄養が行き渡らず萎縮して、シワができると考えられています」心当たりがあれば早めに心臓の検査を受けたほうがいい。ほかにも、耳には病気のサインが現れる。「耳の下側、耳下腺が腫れると、最初はおたふく風邪などを疑いますが、発熱も痛みもない場合は糖尿病かもしれません」糖尿病は膵臓の働きが低下して起こる。膵臓と似た働きを持つ耳下腺がパンパンに腫れている場合、膵臓の働きを補っていると考えられている。「耳の外側の小さなしこりは、痛風のサインかも。手足にできる痛風結節と同じ症状です」痛風結節は体温の低いところにできやすいため、耳の外側にもできる可能性がある。また、耳が大きくなると末端肥大症が疑わしい。成長ホルモンの分泌が過剰になる病気で、耳以外にも鼻や唇が肥大し、眉の上側の骨やあごが突出してくるという。■耳を見ればわかる病気4【 耳の外側にしこりが……「痛風」】痛風は、体内の尿酸が増え、足の指などが腫れ激痛に襲われる病気。足の指などに尿酸がたまり「痛風結節」というしこりができる人もいるが、痛風結節は耳にもできやすい。耳に痛みのないしこりができたら痛風かも。【 耳たぶにシワが……「心臓病」】心臓病の一因である動脈硬化は全身で起きるが、耳たぶで進行すると耳たぶ内の血流が低下し、元々あった脂肪が栄養不足で萎縮してシワができる。耳たぶのシワは全身の動脈硬化の状態を反映した心臓病のサインかも。【 耳下腺に腫れが……「糖尿病」】糖尿病は、膵臓の働きの低下によるインスリン不足が原因。耳の下側にある耳下腺は、膵臓と似た働きがあるので、膵臓の働きを補うため耳下腺が腫れてくると考えられる。痛みも発熱もない耳下腺の腫れは糖尿病の可能性が。【 耳が大きく腫れ……「末端肥大症」】末端肥大症は、脳下垂体にできた腫瘍などが原因で、成長ホルモンが過剰に分泌される病気。成長の止まった大人に起きると、耳などが大きくなり、目の上、眉の上側の骨や下あごが飛び出し、横顔が三日月のようになる。毎日、鏡で自分の耳をチェックしてみよう。■腎臓が悪い人は顔が土色にまた、あわせて顔全体の様子も注意深く見てみると病気のサインが現れていることも。「顔が左右非対称の場合は、脳の病気かもしれません。すぐに専門医を受診してください」片方のまぶたが閉じない、片方の口角が下がるなど顔のゆがみは危険なサインだ。脳神経は左右に分かれ分布しているが、病変は左右のどちらかで起こるため、片側にだけ症状が現れるのだそう。「顔が腫れぼったい人は、甲状腺機能低下症を疑ってみましょう。体温が低下し新陳代謝が滞り、だるくてやる気が出なくなるため、うつ病と間違われることも」さらに、顔色に重要なサインを見つけることも多いという。「腎臓が悪い人は顔色が黒ずんだ土色ですし、肝臓病では顔色が黄色くなります。また、赤ら顔の人は『血色がよい』と思われがちですが、漢方医学では血液の流れが悪い『瘀血(おけつ)』ととらえます。そのうち歯茎が茶色になって、脳梗塞や心筋梗塞、がんになる危険性もあるので注意が必要です」■顔つきや顔色でわかる病気【 顔が左右非対称……「脳の病気」】脳の神経は左右12対で構成される。脳の病気(脳出血や脳梗塞、脳腫瘍など)は、左右どちらかで起きるため、顔が左右非対称になる。【 顔が腫れぼったい……甲状腺機能低下症】新陳代謝をよくする甲状腺ホルモンの分泌が不足する病気。新陳代謝が低下するので、尿や汗の排せつが滞ってむくみやすく、顔が腫れぼったくなる。【 顔色が……いずれの場合も気にかかったら受診を!】〈赤ら顔〉脳卒中や心筋梗塞、がんなどにつながる危険性も。〈黒ずみ〉腎臓病の可能性がある。〈黄み〉肝臓病の可能性がある。鏡で顔をチェックし、病気のサインを見逃さずに早期発見・早期治療で健康を維持しよう。
2022年09月14日産後の女性が夫にイライラを感じるという話はよく耳にします。産後の私も例外ではなく、夫が家事や育児をすればするほどイライラが募っていきました。今回は、私の産後の様子と夫へのイライラが落ち着いていった過程についてお話しします。 どうしてイライラするの? 心と体に異変産後、家のことに不慣れとはいえ、夫の一挙手一投足に怒り、夜の夫婦生活なんて考えただけで夫を突き飛ばしたくなる有様だった私。「私はこんなに心が狭かったの? ちょっとイライラしすぎじゃないだろうか?」と、私は自分の感情に悩み、違和感を覚えていました。 そんなとき、自分の体にも異変が起きました。毎晩息苦しくて何度も目が覚めて眠れず、日中には気絶するように突然寝てしまうようになったのです。診察を受けると、なんと鼻にできたポリープが鼻腔を塞いでいたことが判明しました。 病気が判明、ずっと睡眠不足だった!?耳鼻科医によると、ポリープはかなり前からあり、産後の私は過度な睡眠不足になっていたようでした。ポリープ除去には1週間の入院と手術が必要とのこと。 ただ、入院している間、仕事のある夫は1歳3カ月の子どもの面倒を見ることができません。そこで何軒も病院をまわった末に、なんとか日帰り手術をしてくれる病院を見つけ、異変から5カ月後にやっと手術が決まりました。服薬のために断乳し、手術後、私の体調は劇的に回復し始めました。 熟睡と月経の再開で落ち着いた心と体手術のおかけで、睡眠中もきちんと呼吸ができるようになったことに加え、断乳したことで子どもの夜泣きがなくなり、ようやく私は熟睡できるようになりました。さらに産後1年8カ月ぶりに月経が再開。 こうして順調に体調が整っていったある日、ふと気付きました。「最近、夫に全然イライラしない……!」。自分でもコントロールできない夫へのイライラは、自分の本意ではなかったとはっきりと感じました。その後、夫婦仲は自然と改善していったのでした。 今振り返ってみると、夫へのイライラは、ポリープの影響による睡眠不足に加えて、産後特有のホルモンバランスの乱れによるものだったのではないかと感じています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/大福著者:唐木田幸一児(男の子)の母。出産を機に報道関係の仕事を退職し、現在は専業主婦。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はブルーレイ収集と寺巡り。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2022年09月13日夫の背中には以前からニキビのような皮膚の盛り上がりがありました。本人も特に気にする様子もなかったのでそのまま放置していたのですが……。ある日を境に、ニキビのようなものがだんだんと膨れ始め、さらには痛みだしたと言うのです。ただの大きめのニキビだと思っていたコレ、実は手術も必要となる手ごわい病気であることが判明したんです! 今回は、そんな夫の治療体験談をお話しします。★関連記事:「なんか臭い!」夫の背中から異臭が!? その正体は… #アラフィフ主婦ちゃんねる 1背中に大きなニキビ?私の夫には、背中に大きなニキビのような皮膚の盛り上がりがありました。ニキビは現在38歳の夫が結婚する数年ほど前からでき始めたらしく、そのサイズは大体3cmほど。背中にニキビがある人はそれほど珍しくない上に、本人にも困るような様子がなかったので、特に処置などをすることもなくそのまま放置していました。しかし、ある日突然「できものがだんだん大きくなり、痛むようになってきた」と言うのです! そこで夫は、やっと病院を受診することを決意。医師からは「これは粉瘤(ふんりゅう)です。ただのニキビではありません」と告げられました。ただのニキビだとしか思っていなかったので、医師の診断を聞いて私も夫も驚きを隠せませんでした。まさか病気だったとは夢にも思わず、医師からの説明の最中も気が気ではなかったのを今でも覚えています。手術が必要!?勝手にニキビだと思い込んでいたできものは、粉瘤(別名:アテローム、表皮のう腫)といわれる体中のどこにでもできる良性の皮下腫瘍でした。発生の原因は、はっきりとわからない場合が多いようですが、打撲や外傷などのけがの痕にできたりニキビ痕にできたりするそうです。夫の場合も、特に思い当たる節はなく、背中なので気付くのも遅かったようです。あまり大きくならずに自然になくなることもあるそうですが、多くは放置してしまうと徐々に大きくなって野球のボールほどの大きさになることもあるそう!急にその大きさが増し、赤く腫れて痛みを伴う場合は細菌感染を起こしているそうで、私の夫はまさにこの状態。また、赤く腫れた状態のときに膿を出そうと無理に圧迫してしまうと、慢性化する原因にもなるので注意が必要だったようです。そうとは知らず、夫は自分で膿を出そうと自己処理をしていました……。本来ならば悪化していてもおかしくない状態でしたが、夫の場合は幸い何事もなかったようです。医師からは「粉瘤を完治させるためには根本的な治療が必要となるため、手術が必要になります」と言われ、「手術」という言葉に戦々恐々……。頭の中ではどんどん悪い方向に考え始めてしまいました。勝手な思い込みでの自己処理は危険手術と言われると大掛かりなイメージがあり不安ばかりが大きくなっていましたが、粉瘤の原因(皮下にできた袋)を取り除く手術は日帰りでも対応してくれるところが多いそうです。それを聞いて不安は少し軽くなりました。再発の可能性を少しでも抑えられるなら、と夫も手術を決心。その場で医師に手術をおこなってほしいという意思を伝えました。ただ、夫の場合はすぐに手術! というわけにはいきませんでした。夫がニキビだと思い込んで粉瘤をつぶしてしまっていたので、「この状態だと小さくなり過ぎて手術ができない」と言われてしまったのです。そのため、この日は塗り薬を処方してもらい応急処置をして、経過観察となりました。「夫のニキビがちゃんと治ればいいな」ぐらいの軽い気持ちで病院を受診してから、手術の話に至るまで怒涛(どとう)のスピード展開だったので、手術がすぐにはできないと言われ、内心少しほっとしました。夫も「手術しなくても治るんならそれでいいよ」と気楽なもの……。その後は処方された塗り薬を服用し、腫れや痛みなどの症状は改善。夫が症状を訴えることもなくなりひと安心でしたが、私も今後この病気とどう付き合っていくべきかなと粉瘤について調べたりもしました。そこにはたくさんの症例写真と悪化したときの危険性がずらり……。今回は結果的に事なきを得ましたが、もし夫が自己判断で粉瘤をつぶしたことで症状がより悪化していたら……と思うと、素人目での自己処理がどれだけ危険なものかを改めて実感しました。今後は体に何か異変や症状があるときはすぐに調べる、早めに病院を受診するなど、放置したり自己判断であれこれ処理したりしないようにしていきたいと思っています。まとめそれからしばらくは症状の再発がなく「もしかしたらこのまま大丈夫かな」なんて気楽に構えていたのですが、残念なことに最近また夫の背中の粉瘤が徐々に大きくなってきていることに気が付きました……。前回の反省を生かし、今回は症状が悪化する前に早めに病院を受診し、現在、手術の予定を立てているところです。このままいけば予定通り手術がおこなえそうなので、膿がたまっているを袋を摘出してもらいます。粉瘤の原因になっているものをきちんと根絶できるように願うばかりです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。イラスト/おんたま著者/やまだまゆみ(35歳)几帳面な夫とずぼらな妻のでこぼこ夫婦とやんちゃな息子の三人家族。子を育てながら子に育ててもらっているアラフォーママです。
2022年09月03日眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。背中にピンポン玉大の粉瘤(ふんりゅう)ができ、摘出手術を行ったへそさんの夫。その手術痕を見て、へそさんはあることを思います。★関連記事:「これってまさか…」夫の粉瘤がなくなったと思ったら、私も!? #アラフィフ主婦ちゃんねる 10こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。夫は背中に大きな粉瘤ができており、そこからむわ〜んと悪臭を漂わせていました。調べてみると、においが出ているなら病院で治療を受けたほうが良いとのこと。近所の総合病院の皮膚科では対応できないとのことだったので、大きな病院の形成外科へ紹介状を出してもらいました。そこで約1時間超の手術をしてもらい、夫の粉瘤は消えました。6cm切開して8針縫ったのですが、1週間もすれば傷口は3cmほどの大きさに縫い縮まっていました。手術痕も思わず触ってしまうほどにきれいでした(笑)。それから1年。夫の手術痕を見ながら、あのとき悪臭を放っていなかったら粉瘤はもっと大きく成長していたのかな……と思いました。もしかしたら粉瘤に夫を乗っ取られていたかも!(笑)何はともあれ、私に粉瘤クサ男と呼ばれていた夫も粉瘤ナシ男になり、今は何ごともなく暮らしています。ー--------------粉瘤は放置していると、野球のボールやバスケットボールくらいの大きさにまで成長することもあるそうです。においや赤みなど気になる点があったらすぐ病院へ行ったほうが良いですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。★関連記事:「塩味どこ行った?」新型コロナ感染後の後遺症は… #アラフォーだもの 13★関連記事:「夫には絶対にやらせねぇ」入院前にこっそりしておきたいセルフケア #子宮頸がんゆる闘病記 17★関連記事:「もしかして新型コロナ?」体調不良とおなかの違和感がずっと続いて… #大腸がんらしい 1著者/へそ(52歳)バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。
2022年08月31日動物との触れ合いによって人の心を癒す『アニマルセラピー』は、ストレスの軽減などさまざまな効果が期待できるといわれています。ブラジルにある非営利団体『コレクティブ・インクルージョン』では、セラピーホースによる、障がいをもつ人たちなどの支援活動を行っています。『コレクティブ・インクルージョン』では、そんなセラピーホースたちが快適に過ごせるように、広い敷地内でのびのびと暮らせる環境を整えているそうです。 View this post on Instagram A post shared by Coletivo Inclusão (@coletivoinclusao) 病気と闘う男性のお見舞いにやってきたのは2022年の夏、セラピーホースのパソカが、ある男性のもとを訪れました。ウェブメディア『The Dodo』によると、ジョアンさんという男性は数か月前から病気と闘っているのだそう。パソカは依頼を受けて、ジョアンさんのお見舞いに行ったのです。その時の映像がこちらです。@audri.espake Que momento incrível! Gratidão Deus #gratidao #deus #emocionante #momentoinesquecível #pai #recuperacao #superacao #cavalo #amoraosanimais #equoterapia ♬ original sound - UrsulaRoets横たわるジョアンさんの胸元に鼻先を近付けるパソカ。まるで愛する人に優しくキスをするように、パソカはじっと動きません。そんなパソカの思いを感じ取ったかのように、ジョアンさんの感情があふれ出します。この様子を撮影していたジョアンさんの娘さんが感動して、動画をTikTokに投稿。すると、140万件の『いいね』が集まり、動物のもつ偉大な力に驚きの声が寄せられました。・感情が揺さぶられる、とても感動的な瞬間だね。・この馬は、男性の痛みや苦しみを感じ取っているんじゃないかな。・涙があふれた。動物は純粋な心と魂で、私たちを癒してくれる。心身が弱っている時は、誰かが心配して寄り添ってくれるだけで楽になることもあるでしょう。言葉がなくても、パソカの思いやりや優しさはジョアンさんの心にしっかりと届いたのではないでしょうか。動物がもつ癒しの力には、本当に驚かされますね。[文・構成/grape編集部]
2022年08月27日アラフォーに片足を突っ込み始めたババアさんのマンガを紹介します。ババアさんの夫が尿路結石を再発してから3カ月。なかなか結石が排出されず、おなかの激痛や医療費に悩む日々……。そんなある日、「大変や!」とババアさんの夫が見せてきたものとは!?★関連記事:「お弁当食べれんかった…」夫が勤務中、おなかに激痛が走った! #ババアは健康になりたい 7尿路結石を再発し、激痛に苦しんだ日から約3カ月。夫が慌ただしくしており、何かあったのかと思っていると食卓の上に何かを置きました。ゴツゴツとした形の物で、その正体は結石でした。大きさはたった7mmでしたが、細い尿管を通っていることを思うと相当痛かっただろうな〜と納得。夫は愛着が芽生えたのか写真を撮ったりしていました。排出された結石を回収できたので、病院に持参しました。成分を解析し、今後の対策に役立てるそうです。今回のことを受け、私たちは改めて食生活を見直しました。それに加え、医療保険もチェック! 結石が排出されずに手術したらどうなるのか、給付金や入院日額は出るのかなどを見直す機会にもなりました。3カ月間とはいえ、生活の質にも大きく影響を及ぼす病気だと実感したので、今後も対策は怠らないようにしたいと思いました。ところで夫よ、食卓の上に結石を置かないでくれますかね!?ー--------------長く悩まされた尿路結石からようやく解放されたババアさんの夫。家族の病気は生活の質を変えるそうなので、自分自身も病気にならないよう気を付けたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。★関連記事:「あの人絶対…」ドヤ顔で悪口を言う同僚に対して私は… #看護師でシングルマザーな私の話 25★関連記事:「謎のロジック発動で爆食!」退院後にひたすら食べまくった結果… #大腸がんらしい 67★関連記事:「えっ、200m!?」幼なじみから届いた勘違いLINEは衝撃の内容で… #熟女系 55著者/ババア5歳児を育てている主婦。管理栄養士として働きながら、健康、育児、料理、ファッションなどなどについて漫画とブログを更新中。
2022年07月30日ある日、仕事中の夫から発熱したと連絡が! ちょうど仕事が終わったので家に帰り、夫を病院へ送りました。そのとき、息子と娘は保育園に通っていたのですが、夫の病気がうつるかもしれないので、夫と子どもたちを一緒に車に乗せたくなかった私。義母に子どもたちをお願いすることにしました。けれど最終的に義母と夫を怒らせてしまったのです……。 夫が発熱! 病院へ息子が5歳、娘が3歳のときのことです。2人を保育園に預け、私は仕事に行っていました。仕事も終わり携帯を見ると夫から、「熱があるから病院へ行きたい」と連絡が……。当時はコロナウイルス流行前で、インフルエンザが流行っていた時期。扁桃腺の弱い夫は高熱が出てきたようなのです。 すぐ家に帰り、まずは夫を病院へ連れて行きました。そして子どもたちに夫の病気がうつるかもしれないと考え、義母に連絡し、保育園のお迎え後は義実家で子どもたちを見ていてもらいたいと伝えました。 まさかのすれ違い!?夫を病院に送り、診てもらっている間に保育園に子どもたちをお迎えに行きました。そして子どもたちを連れて義実家へ行くと連絡しておいたはずでしたが義母が不在。しばらく待っていると夫から病院が終わったと連絡があり、もう一度義母に連絡すると保育園にお迎えに行っていたと言うのです。 「私が保育園にお迎えに行って、その後連れて行きます」と伝えていたはずが、義母のなかでは自分がお迎えに行って、家で子どもたちを見ておくということになっていたようでした。義母は「お迎えに行ってと言ったじゃない?」と怒りながら家に帰ってきました。私に言いたいことがたくさんあるようでしたが、まずは子どもたちをお願いして夫を迎えに行くことに。 夫は歩いて自宅へ結局夫はインフルエンザでした。熱で具合も悪い夫は早く自宅に帰りたかったのか、「来るのが遅い!」と怒ってなんと自宅方面へ歩いて帰っていました。途中で見つけたので車に乗せましたが、具合も悪いうえに機嫌も悪くなり自宅に戻ると布団にもぐって寝込んでしまうことに……。夫が寝てから、子どもたちを義実家に迎えに行き、義母に状況説明をして、私の伝え方が悪かったと謝りました。 夫と子どもたちを一緒に狭い車内に乗せると、うつってしまうかもと思い行動したことでした。しかし、夫と義母を怒らせてしまうことに。 今思えば、きちんと情報を義母と共有できていれば、こういったことは起こらなかったと思います。体調が悪いなか歩かせてしまった夫については、本当に申し訳ないことをしたなと思いました。この経験をきっかけに、いざというとき冷静になることが大切だなと思うようになりました。今後は、どう行動すればベストなのか段取りを考えてしっかり伝えてから行動したいと思います。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年07月30日アラフォーに片足を突っ込み始めたババアさんのマンガを紹介します。尿路結石を再発してしまったババアさんの夫。病院で薬を処方してもらい、3週間に1回の検査に通う日々。結石がなかなか排出されずに悩んでいたある日、ババアさんの夫は会社でおなかに激痛を感じて……!?★関連記事:「石が全然出てこない」尿路結石を再発した夫の悲痛な訴え #ババアは健康になりたい 6夫が尿路結石を再発してから早2カ月、まだ結石は夫の体内にありました。夫は20代のころに一度尿路結石になったのですが、そのときは2週間で結石は排出されたそうです。夫も私もこんなにも長引くとは思っておらず……夫はかなりストレスを感じているようでした。この日はちょうど会社にいるときに結石が痛い場所にきてしまったらしく、お弁当も食べられないほどの激痛だったそう。痛みを感じて冷蔵庫へ向かったと聞いたときは、なぜ冷蔵庫……? と思いましたがそこに座薬を置かせてもらっていたみたいです。まさか会社に座薬を置いていたなんて思っていませんでした。尿路結石の再発からそろそろ3カ月になります。医療費も倹約家の夫にとっては大ダメージでしたし、何よりも地味につらい痛みが続いているのが大変そうでした。早く結石が排出されるのを願うばかりです。ー--------------ババアさんはこのときの夫の状態を見て、生活の質にかなり関わってくると感じたそうです。たしかに病気になると自分だけではなく、家族の生活も変わってきますよね……。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。★関連記事:「ハッピーエンドしか考えていなかった」大腸がんの手術は終わったけれど… #大腸がんらしい 64★関連記事:「あれ? デジャブ!?」台所の床を食べこぼしでいっぱいにした犯人は… #アラフィフ雑記帳 19★関連記事:「エネルギーめっちゃ使う…」オンラインミーティングで痛感すること #キレイな40代になりたい 16著者/ババア5歳児を育てている主婦。管理栄養士として働きながら、健康、育児、料理、ファッションなどなどについて漫画とブログを更新中。
2022年07月24日アラフォーに片足を突っ込み始めたババアさんのマンガを紹介します。ババアさんの夫が深夜に尿路結石を再発した日から2カ月。結石の大きさが6mmだったことから、薬を飲んで自然に結石が排出されるのを待つことになっていましたが、なかなか排出されず……。★関連記事:「強くなったな…」尿路結石を再発した夫がたくましくなった理由とは #ババア、健康になりたい 5夫が尿路結石を再発してから2カ月がたちました。夫は3週間ごとに結石が今どの辺りにあるのか見る検査と尿検査をおこなうために通院を続けています。結石は少しずつ動いてはいるみたいで、薬を飲みながら排出されるのを待っている状態です。結石の動きによっては鈍痛に悩まされる日もあるようで……。ただ、それよりも夫の精神を削っていたのが医療費! 特別高いわけではないのですが、倹約家の夫にとって3800円の出費は涙が出るほどの大金なのです。というのも、夫がお小づかいを使うのは虎テレという月額680円の野球の試合を見られるオンデマンドサービスのみ。夫にとって、1回の通院で虎テレ5カ月分を支払っているということは破産ものらしいです。このままだと夫の心が死んでしまうので、早く出てくれ! と祈る日々です。ー--------------夫が苦しんでいるのを近くで見ていたババアさんは、自分も尿路結石にならないようこまめな水分補給を意識するようになったそうです。閉経後は尿路結石発生のリスクが高まるので気を付けたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。★関連記事:「ひたすらぐりぐり」股関節の痛みをなくすためにツボを押しまくったところ… #大腸がんらしい 61★関連記事:「ス、スケキヨさん!?」夕方の駅でありえない光景を目にした熟女は思わず… #熟女系 54★関連記事:「寝ちゃう? でも…」娘に言った手前簡単に怠けるわけにはいかず #キレイな40代になりたい 15著者/ババア5歳児を育てている主婦。管理栄養士として働きながら、健康、育児、料理、ファッションなどなどについて漫画とブログを更新中。
2022年07月16日アラフォーに片足を突っ込み始めたババアさんのマンガを紹介します。尿路結石を再発し、薬での治療を開始したババアさんの夫。また再発しないためにも対策を強化しました。翌週、再診に行ったババアさんの夫は……。★関連記事:「ず~んって痛いな…」尿路結石を再発した夫の生活を振り返ってみると… #ババアは健康になりたい 4再発した尿路結石の治療のために病院へ行った夫。どうだったのかと聞くと、結石の大きさは6mmで薬を飲んで自然に排出されるのを待つことになったそう。結石の大きさが10mmを超えていたら治療費に10万円かかるかも、と言われたそうで……。夫は節約家なのでその金額を聞いて驚くのかと思いきや、「不幸中の幸いやったわ!」と笑っていました。以前病院に行った時は医療費が7000円かかったと泣いていたのに……。その姿を見ていると、なんだか強くたくましくなったなと思ってしまいました(笑)。夫は日によって痛みを感じることもあり、痛み止めを飲む日もあります。早く結石が出てきてくれるといいんですけど、そのときの痛みを思うとつらそうです。尿路結石は女性にもリスクがある病気なので、私も気を付けないといけないなと思います。ー--------------尿路結石は老若男女問わず誰でもなる可能性がある病気です。手術になる可能性もあるので、気を付けておきたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。【窪田先生からのアドバイス】結石の摘出方法は衝撃波で石を砕いて排出させる方法と、内視鏡で取り除く方法の2種類になります。現在は内視鏡での摘出手術が主流になっています。★関連記事:「脳が活性化しそう」クイズ形式で楽しい! 芸能関係に弱い父と熟女の会話 #熟女系 53★関連記事:「太っても対して困らない」ダイエット沼落ち後に気付いた衝撃の事実 #キレイな40代になりたい 14★関連記事:「痛すぎて意識飛ぶー!」いよいよ退院が見えてきたかもと思ったけれど #大腸がんらしい 58著者/ババア5歳児を育てている主婦。管理栄養士として働きながら、健康、育児、料理、ファッションなどなどについて漫画とブログを更新中。
2022年07月10日アラフォーに片足を突っ込み始めたババアさんのマンガを紹介します。尿路結石が再発し、ひと晩中悶え苦しんだババアさんの夫。痛み止めを飲んで、なんとか痛みを耐えた翌朝、泌尿器科を受診し、帰宅した夫はとても落ち込んでいる様子。どうしたのか尋ねると……。★関連記事:「この判断でよかったのか…?」痛み止めで様子を見ることになり… #ババアは健康になりたい 2再発した尿路結石との戦いにひと晩耐えた夫は、朝イチで病院へと向かいました。夜中に起きてしまった娘と私は寝不足……。夫も痛み止めを飲んだものの、鈍痛を抱えている様子でした。病院へ向かった数時間後。帰宅した夫はとても落ち込んでいて尿路結石じゃなくて、他の病気だったのか!? と一瞬思ってしまいました。どうしたのか聞くと、夫は検査の話などをしてくれました。そしてその最後、夫は会計のときのことを語るのです。「医療費が……7000円もかかった!」夫にとっては衝撃的な金額だったそう。日中でその金額なら、夜間救急に駆け込んでいたら一体いくらになっていたの!? と戦慄(せんりつ)してしまいました。しかし、コロナ禍真っ只中でも検査してくれる病院があることや日本の医療制度に感謝したのも事実。夫はあまり病気をしない人だったので、久々にこんなにも医療費がかかってしまったことに驚いたそうです。ー--------------ババアさんの夫は、#7119で案内された大学病院等の大きな病院ではなく、日中に開いている近所の泌尿器科を受診したそうです。病院に行くのも一苦労なとき、すぐに受診できる病院があるのはありがたいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。著者/ババア5歳児を育てている主婦。管理栄養士として働きながら、健康、育児、料理、ファッションなどなどについて漫画とブログを更新中。
2022年06月21日