国民的映画『男はつらいよ』シリーズ終了から20年、50年以上にわたり“家族”をテーマに撮り続けてきた山田洋次監督の最新作『家族はつらいよ』。橋爪功と吉行和子の“離婚危機”をきっかけに妻夫木聡、林家正蔵らが繰り広げる“家族会議”の撮影の裏側が明らかになるメイキング写真が解禁された。結婚50年を迎えようとする夫婦。たまには妻に誕生日のプレゼントでも買ってやろうかと夫が欲しいものを聞いてみると、妻の答えはなんと…離婚届!一家に突然降りかかる、まさかの“熟年離婚”騒動に、子どもたちは大慌て。さらに、離婚騒動を解決しようと開かれた家族会議では、全員の不満があちらこちらから噴出して――?橋爪さんと吉行さんが“離婚危機”に瀕する熟年夫婦を演じ、長男夫婦に西村雅彦と夏川結衣、長女夫婦に中嶋朋子と林家さん、次男カップルを妻夫木さんと蒼井優が務め、『東京家族』のキャスト8人が再び集結した本作。今回解禁された写真は、劇中一番の見どころとなる“家族会議”の緊張感漂う撮影の裏側を収めたメイキング写真。山田監督作品では1カット1カットを丁寧に撮影していくため、一日に台本1ページ、あるいは1カットだけしか進まないということも珍しくない中、この家族会議のシーンは台本15ページにも渡っており、山田組にとっては近年例のない分量だったよう。さらにこのシーンには、妻夫木さん演じる次男・庄太が蒼井さん演じる恋人の憲子を家族に紹介したり、吉行さん演じる富子が橋爪さん演じる夫・周造への不満を長台詞で語ったり、それにつられて兄妹・夫婦間でも不満が噴出し始め喧嘩になったりと、いくつもの見せ場が用意されている。監督は「橋爪さん、この台詞のときに笑ってくれませんか、で、夏川君は橋爪さんを睨む」「ちょっと待て!西村君、バランスボールにもたれるとどうなりますか」など、このシーンをより楽しくするために次々とアイデアを出していき、台詞ひとつひとつの抑揚や言い方を自ら言い立てて直していった。先日行なわれた完成報告記者会でも、撮影中の様子について妻夫木さんは「人間の普段の生活で起こりうる笑い、そういう喜劇ほど真剣に厳しく作らなくてはいけないんだと思いました」と話し、また蒼井さんは「喜劇ってこんなに厳しいなかで紡がれていくんだと、相当な緊張感の中で撮影に望んでいます。“家族”のみんなで励ましあいながら撮影の日々を過ごしています」とそれぞれ話しており、監督の喜劇に対する熱意とそれに全力で応えようとするキャスト達の想いが伝わってくる。そんな緊張感漂う現場だったが、一方で長男・幸之助役の西村さんがバランスボールからずり落ちるという演出には、ほかのキャストやスタッフも思わず吹き出しそうに。皆が必至で堪える中、「ハハハ」と声を出して笑ったのは山田監督で、それと同時に張り詰めていた現場の空気が変わり、セットが笑いに包まれたそう。また監督は「人間のおかしさを正直に伝え、“愚かなのは俺だけじゃないんだ”と笑い、またちょっと悲しくなる。『男はつらいよ』もそうだし、僕にとって喜劇とはそういうものだ」と語り、5日間かけて撮り上げたという家族会議のシーンは、等身大の“家族”の姿に誰もが思わず共感してしまうそんな一幕に仕上がっている。『家族はつらいよ』は3月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月18日スラッとしたモデルのようなスタイルが自慢だった妻。結婚後に激太りし、すっかり別人に。あの頃の妻は今いずこに……。今回は、マイナビニュース会員の既婚男女300名に「夫・妻の見た目に不満はありますか?」と質問してみた。Q.夫・妻の見た目に不満はありますか?はい(男性)14.7%/(女性)18.0%いいえ(男性)85.3%/(女性)82.0%Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)それはどうしてですか? 見た目のどんなところが不満ですか?○女性の回答■体型に不満・「お腹ぽっこり」(36歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)・「太めなところ」(49歳女性/小売店/販売職・サービス系)・「もう少し痩せてほしい」(38歳女性/情報・IT/クリエイティブ職)■その他・「肌が汚い」(32歳女性/その他/事務系専門職)・「無精ひげを生やしていること」(26歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)・「昭和の香りがプンプンする服を気にせずいまだに着るところ、歳の差夫婦ですが、結婚するまではもっと気にしてくれたのに……」(27歳女性/商社・卸/事務系専門職)○男性の回答■髪に対する不満・「もう少し髪の色を暗くしてほしい」(22歳男性/情報・IT/技術職)・「白髪ぐらいもうちょっとちゃんと染めてほしい」(50歳以上男性/電機/技術職)■老けて見えること・「老けやすい」(49歳男性/通信/事務系専門職)・「姿勢が悪くおばあちゃんみたい」(49歳男性/食品・飲料/事務系専門職)■その他・「化粧が厚くなる」(34歳男性/自動車関連/技術職)・「もう少しスタイルが良くなってほしい」(50歳以上男性/金融・証券/専門職■総評男女共に1番多かったのは、ズバリ「体型」に対する不満だった。幸せ太りか、それとも単なる気の緩みなのか。「結婚して体重が増えた」というのは良く聞く話。多少の変化なら仕方がないが、なかには標準20kgオーバーなど結婚前とは似ても似つかない姿に変貌した人もいるよう。あまりに太ると、見た目の不満というよりも体調が心配になるようで、「どんどん太っていて健康が心配」という妻の体を気遣う声や、「結婚前の体型に戻ってほしい」という切実な声が寄せられていた。また、女性からは「イケメンが良かった」といった不満の声が。男性からも「かわいい女性がいい」といった声が寄せられていたが、気に入って結婚した相手でも、ないものねだりな欲が生まれてくるものらしい。他にも、老化に対する不満の声がいくつか寄せられていた。一緒に年を重ねてきたのだから、こうした外見の変化もまた「お互い様」なのかもしれない……。調査時期: 2015年11月19日~29日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性150名 女性150名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2016年02月07日阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平らが集い、“庶民VSお上”の銭バトルを描く娯楽時代劇『殿、利息でござる!』。これまで明かされてこなかった、タイトルの“殿”役を、フィギュアスケーター・羽生結弦が演技初挑戦で演じることが明らかとなった。いまから250年前の江戸中期、仙台藩・吉岡宿。年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した住人たちがいた―。造り酒屋を営むかたわら、宿場町の行く末を心から憂える主人公・穀田屋十三郎(阿部サダヲ)。町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治(瑛太)。そして十三郎の弟で、吉岡宿一の造り酒屋“浅野屋”の主・浅野屋甚内(妻夫木聡)。彼らを中心にした庶民9人が「藩にまとまった金を貸し、その利子を全住民に配る」という禁じ手を使い、宿場町を蘇らせるため奔走する姿を描く。『予告犯』『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』を手掛ける中村義洋監督がメガホンを取ることでも注目を集める本作。映画のタイトルにもなっている“殿”役を誰が演じるのか、キャスト陣の間でも話題になっていたというが、このほど、日本が世界に誇るフィギュアスケーターであり、仙台出身の羽生さんが演じることになった。その“殿”とは、仙台藩藩主・伊達重村(だて・しげむら)。出演シーンは少ないながらも物語にとって重要な役柄であり、困窮する庶民の前に颯爽と現れるという役どころ。羽生さんは、故郷である仙台に実在した人物たちの感動秘話に、出演を快諾したという。今回の羽生さんの出演について、池田史嗣(松竹)プロデューサーは「阿部サダヲさんを始めとした、クセ者揃いの中村組オールスターキャストをも圧倒する存在はもはや、役者ではないのではないかと監督が言い出し、内心では無理に決まっていると思いながらもダメ元で出したオファーの結果、奇跡だとしか思えませんが、スクリーンにあの国民的英雄が登場することとなりました」と語り、「このことは撮影当日まで現場内でも極秘扱い。リハーサルを終え、煌びやかな衣裳で登場した彼を見たときの皆の表情といったら…。まさに、江戸時代、殿様が突然現れたときの主人公たちの表情と全く同じだったのではないかと思います」と撮影当日までの裏事情を明かした。氷上の演技では世界中の人々を魅了してきた羽生さんだが、映画への出演はもちろん、俳優として演技するのも本作が初めて。豪華俳優陣との共演に際し、期待と喜びのこもったコメントを寄せている。<羽生結弦コメント>江戸時代の仙台藩を舞台にした映画『殿、利息でござる!』で、伊達の殿様役をいただき、初めて役者として、演技をさせていただきました。お芝居はスケートとは違って振りがなく、言葉を使い、セリフに合わせて動かなければいけないのでとても難しく、撮影現場では緊張してしまいましたが、映画製作の雰囲気を感じられて、素敵な俳優さんたちにもお会いできて楽しかったです。撮影は昨年の夏だったのですが、試合のプログラムだけではなくエキシビジョン、ショー等でも、表現者として今回の貴重な経験を活かすことができたのではないかと思っています。このお話は実話を元にしているとのことですが、地元・宮城にこんな素晴らしい話があったということに驚いています。殿様として、威風堂々とした姿と優しさを兼ね合わせるそのギャップを、自分なりに表現出来ればと思い一生懸命やりました。ぜひ楽しみにしてください。<阿部サダヲコメント>本来、殿様を庶民が見てたら「頭が高い」と言われるんでしょうけど、もう、ずっと笑顔で見つめてしまいました(笑)キレイでした(笑)。普段は氷上で薄着だと思うんですが、撮影現場は夏で羽織袴にマゲ・カツラで相当暑かったと思いますが、何度も何度も繰り返す撮影に文句言わず参加してくださったのが、さすが世界一のアスリートだと思いました。<中村監督コメント>これはもう、問答無用の雲の上の人で、かつ、この映画の舞台となる宮城県の御出身ですから、どこかで伊達の殿様との縁やゆかりがあったとしても不思議じゃありません。現場では、その立ち居振る舞いから目力の強さ、澄んだ声まで、殿様としての説得力に満ち溢れておりました。それにしても、この伊達の殿様は、いまや仙台藩どころか日の本一となり、果ては世界までも征服されておられるわけですから、本当にとんでもない人をキャステングしてしまったもんだよなあと、僕ら自身もいまだにおののいている次第です。笑いあり、涙ありの痛快歴史エンターテインメント『殿、利息でござる!』。世界初披露となる羽生さんの麗しきマゲ姿を、見逃さないで。『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日フィギュアスケートの羽生結弦選手が、俳優・阿部サダヲの主演で江戸時代の実話をもとにした映画『殿、利息でござる!』(5月14日公開)で銀幕デビューを飾ることが4日、発表された。磯田道史氏の『無私の日本人』(文春文庫)の一編「穀田屋十三郎」を原作とする本作。江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台に、穀田屋十三郎(阿部)ら9人が年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るために藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」のために奔走する姿が描かれる。メガホンを取るのは、『予告犯』(15年)などで知られる中村義洋監督。町で1番のキレ者・菅原屋篤平治役の瑛太、十三郎の弟・浅野屋甚内を演じる妻夫木聡らも出演する。初の映画出演となる羽生選手が本作で務めるのは、映画タイトルにもなっている"殿"の仙台藩藩主・伊達重村(だて・しげむら)役。出演シーンは多くないものの、困窮する庶民の前にさっそうと現れる殿という物語において重要な役どころだ。羽生選手は、故郷である宮城・仙台に実在した人物たちの秘話に感動し、出演を承諾。氷上での演技でも国内外から高い評価を得てきたが、本作ではマゲ姿で殿役を熱演する。そんな羽生選手は、「お芝居はスケートとは違って振りがなく、言葉を使い、セリフに合わせて動かなければならないのでとても難しく、撮影現場では緊張していました」と正直に吐露。しかし、「映画製作の雰囲気が感じられて、すてきな俳優さんたちにもお会いできて楽しかった」と笑顔も見せる。また、「撮影は昨年の夏だったのですが、試合のプログラムだけではなく、エキシビション、ショー等でも、表現者として今回の貴重な経験を活かすことができたのではないかと思います」とも語り、スケート選手としての仕事にも還元できたことを明かす。さらに、「殿様として、威風堂々とした姿と優しさを兼ね合わせるギャップを、自分なりに表現できればと思い一生懸命やりました。ぜひ楽しみにしてください」とアピールした。一方、主演の阿部は「殿役が誰か、なかなか明かされず、役者同士でいろいろ予想していた」と打ち明けながら、「まさか羽生結弦さんとは」と非常に驚いた様子。さらに、「現場リハーサルでいきなりぶっつけ芝居だったにもかかわらずセリフも完璧に入っていて、素晴らしかったです…」「本来、殿様を庶民が見てたら『頭が高い』と言われるんでしょうけど、もう、ずっと笑顔で見つめていられました(笑)キレイでした」と満面の笑みを浮かべながら、羽生選手の演技を絶賛する。中村監督は、羽生選手の起用の経緯を話しながら、「ついつい(本作を)豪華キャストにしてしまったため、彼らが『殿様=雲の上の人』と仰ぐ俳優さん、というのがなかなか見つからなくなってしまい」と本音をポロリ。そこで羽生選手の名前が挙がった際には「これはもう、問答無用の雲の上の人で、かつ、この映画の舞台となる宮城県のご出身ですから、どこかで伊達の殿様との縁やゆかりがあったとしても不思議じゃありません」との思いにまでいたったという。続けて、「この伊達の殿様は、今や仙台藩どころか日本一となり、果ては世界までも征服しておられるわけですから、本当にとんでもない人をキャスティングしてしまったもんだよなあ、と僕ら自身もいまだにおののいている次第です」とまで語った。(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
2016年02月04日フィギュアスケーターの羽生結弦が、阿部サダヲ主演の映画『殿、利息でござる!』で、タイトルにもなっている“殿”役で映画初出演を果たすことが発表になった。その他の画像本作は、今から240年ほど前の江戸中期、仙台藩吉岡宿を舞台に、年貢の取り立てや労役で困窮する町人たちが、宿場町を守るため「殿様に金をお貸しし、その利息をとる!」という大胆な計画を実行しようと奮闘する姿を描くもの。阿部のほか、瑛太、妻夫木聡らが出演する。本作で初めて映画に出演し、仙台藩藩主の伊達重村役に挑んだ羽生は「お芝居はスケートとは違って振りが無く、言葉を使い、セリフに合わせて動かなければいけないのでとても難しく、撮影現場では緊張してしまいましたが、映画製作の雰囲気を感じられて、素敵な俳優さんたちにもお会いできて楽しかったです」と振り返り、「このお話は実話を元にしているとのことですが、地元宮城にこんな素晴らしい話があったということに驚いています。殿様として、威風堂々とした姿と優しさを兼ね合わせるそのギャップを、自分なりに表現出来ればと思い一生懸命やりました。ぜひ楽しみにしてください」とメッセージを寄せている。羽生に白羽の矢を立てた中村義洋監督は「現場では、その立ち居振る舞いから目力の強さ、澄んだ声まで、殿様としての説得力に満ち溢れておりました。それにしても、この伊達の殿様は、今や仙台藩どころか日の本一となり、果ては世界までも征服されておられるわけですから、本当にとんでもない人をキャステングしてしまったもんだよなあと、僕ら自身も今だにおののいている次第です」とコメント。撮影当日まで他のキャストには羽生が殿を演じることは明かされなかったそうで、阿部は「まさか羽生結弦さんとは思いませんでした…」と驚くも「本来、殿様を庶民が見てたら『頭が高い』と言われるんでしょうけど、もう、ずっと笑顔で見つめてしまいました(笑)キレイでした(笑)」と撮影を振り返った。氷上で華麗な演技を披露してきた羽生が、スクリーンでどんな演技を見せるのか? 映画は5月に公開される。『殿、利息でござる!』5月14日(土) 公開
2016年02月04日3月12日公開の映画『家族はつらいよ』の完成報告会見が19日、都内で行われ、山田洋次監督、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が出席した。本作は、2013年公開の『東京家族』で一家を演じた橋爪功、妻夫木聡、蒼井優ら8人のキャストが山田洋次監督のもとに再結集。「また次は、この家族で喜劇がやれたらいいですね」と山田監督と俳優陣の間で交わされた言葉をきっかけに、全く別の家族の今を生きる姿が描かれる。そんな本作の完成報告会見で、山田監督と橋爪功らキャスト陣が約1年ぶりに再会を果たした。山田監督が「久しぶりに皆さんとお会いできて幸せな気分。一昨年の秋に出来上がった作品ですが、ついこの前に出来上がって封切りが迫っている感じで非常にうれしいです」と喜びながら、「観客は大笑いして見てくれると思います」と自信を見せた。そんな本作は熟年離婚を喜劇的に描いているが、その原案を「蒼井優にしたかった」と述べた山田監督は「彼女の知り合いにそういう話があり、その話を聞いて大笑いをしました。そこから始まる映画があるんじゃないかと思いましてね」と明かし、橋爪も「とにかく蒼井優原案ですから。さっき楽屋で蒼井優が『これから私を先生と呼んで』と言っていて、開いた口がふさがりませんでしたよ。これから先生と呼ぶようにします」と話すと、当の蒼井は「私っていうよりも私の友人が原案なので。私は伝えただけで原案ではありません!」と否定するも「じゃあ先生ということで」と満更でもない様子だった。その蒼井は、本作の撮影中に山田監督からなかなかOKがもらえなかったことを告白。「本当に監督からOKをもらうことはハードルが高いんです。やっと超えて戻ってきたら、皆さんと『お疲れ!』と励まし合っていました。あの時間がとても好きでしたね」と振り返り、相手役の妻夫木については「知り合って10年ぐらい経つんですけど、毎回違った形で共演させてもらっていて、改めてその時間を感じました。今回の婚約者同士を演じるにあたり、そんなにプライベートで会う感じではないんですが、知り合っての年月が芝居に生きていることを感じましたね」と話していた。映画『家族はつらいよ』は、3月12日より全国公開。
2016年01月20日山田洋次監督待望の喜劇『家族はつらいよ』の完成報告会見が1月19日(火)、有楽町・朝日スクエアで行われ、山田監督ならびに、キャストの橋爪功、吉行和子、西村雅彦、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が顔を揃えた。撮影以来、本作で出演者が一同に介すのは初めてとなったが、ノリ突っ込みありの仲の良さが見られる爆笑会見となり、最終的に原案のヒントを与えたとされた蒼井さんが「先生」とまつられていた。『家族はつらいよ』は、2013年に公開された映画『東京家族』の家族8名による、「この家族で喜劇をつくりたい」という山田監督の願いで実現した作品。結婚50年を迎えようとする夫婦の熟年離婚騒動を、子どもたちも含めドタバタで描かれる。今回「熟年離婚」というテーマに向き合った山田監督だが、「蒼井優の知り合いにそういう人がいたと聞きました。『誕生日のお祝いやろうか』って言ったら『離婚届にハンコをちょうだい』って。申し訳ないけど笑ってしまって。そこから映画ができるんじゃないかなと思ったんです。本当は原案・蒼井優にしないといけないんじゃないかな…」と、意外な着想について語った。笑いながら首を横に振って否定していた蒼井さんだったが、橋爪さんも応戦し、「これから私のことを『先生って呼んで』って言ってた」とばらし、山田監督と「そう、先生」と、かわいらしく突っ込まれていた。最初、映画『東京家族』と似たような役柄でオファーされていたという妻夫木さんは、設定が急に変わって戸惑ったことを明かした。「真逆と言ってもいいくらい変わりましたね。脚本読みが終わって、22時ころ携帯が鳴って。何だろうと思ったら山田洋二監督と出て…。『君の役をちょっと変えようと思う』って。こんなびっくりした(着信)のは和田アキ子さん以来です(笑)」と共演者も爆笑させていた。『家族はつらいよ』は3月12日(土)より全国にて公開。(photo / text:Ayako Ishizu)
2016年01月19日女優の山本舞香が、俳優・阿部サダヲが主演を務める江戸時代の実話をもとにした映画『殿、利息でござる!』(5月14日公開)に出演することが6日、明らかになった。山本が時代劇映画に出演するのは、今回が初となる。磯田道史氏の『無私の日本人』(文春文庫)の一編「穀田屋十三郎」を原作とする本作。江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台に、穀田屋十三郎(阿部)ら9人が年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るために藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」のために奔走する姿が描かれる。メガホンを取るのは、『白ゆき姫殺人事件』(14年)、『予告犯』(15年)などで知られる中村義洋監督。阿部や町で1番のキレ者・菅原屋篤平治役の瑛太、十三郎の弟・浅野屋甚内を演じる妻夫木聡らも出演する。山本の役どころは、篤平治の新妻・なつ。京で茶を売った金で、日本最北の茶栽培を始めようとする篤平治に付き従い、京から舞台となる貧乏な宿場町に嫁いでくる。新婚夫婦の年の差は14歳。篤平治の話とは大きくかけ離れた風景に、最初は戸惑いを隠せないながらも、夫を信じる思いで叱咤(しった)激励しながら、しっかり支える若妻として、困難を乗り越えていく。「こんなに緊張感のある現場は初めて」と語る山本。中村監督について、「普段とてもニコニコして優しい方なのですが、いざ撮影現場に入ると、厳しい面もお持ちの方で、作品に対しての強い思いを感じました」とその印象を口にする。そんな中村監督から「篤平治となつは、実際に同じお墓に入るくらい仲が良かったんだよ」と聞いた山本は、劇中で描かれている当時は夫婦で同じ墓に入るのは珍しかったという事実に驚きながらも、「すごく仲が良かった夫婦と伝わるように心がけて演じました」と告げた。中村監督は、実在のなつを「どうやら気が強く、頭脳明晰(めいせき)な篤平治も頭が上がらなかったらしい。きっと、とんでもなくかわいい奥さんなんだろうな」と分析した結果、山本を抜てき。山本が持った「厳しい」というイメージとは裏腹に、「あまりにかわいいもんですから『オッケー!』の代わりに『うん! かわいい!』を連発してたら旦那役の瑛太に変な目で見られて困りました」と現場を振り返りながら、苦笑する。さらに、「いい女優さんというのはかわいいだけじゃもちろんダメ」と前提を述べ、「舞香ちゃんの魅力と言えば、周りを飲み込むパワーを持つ明るさ」「これはもう、本人も気づいていない『パワー』としか言いようのないもの」と絶賛。その入れ込みぶりからか「空手が黒帯だそうで、試しに手のひらに正拳突きをお願いしたら、肘が2、3日おかしくなりました」と話すほど、撮影外でのコミュニケーションも楽しんだようだ。(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
2016年01月07日『白ゆき姫殺人事件』『予告犯』『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』の中村義洋監督が阿部サダヲを主演に迎え贈るエンターテインメント実録時代劇『殿、利息でござる!』。このほど、いま注目の若手女優・山本舞香が本作で時代劇に初挑戦、瑛太の14歳年下の“新妻”を演じることが分かった。金欠にあえぐ仙台藩のもと、さびれていく一方の故郷の宿場町の行く末を案じる主人公・穀田屋十三郎(阿部サダヲ)。町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治(瑛太)が十三郎に打ち明けた起死回生の秘策は、「藩に大金を貸し付け、利息をまき上げる」という、百姓が搾取される側から搾取する側に回る逆転の発想。計画が明るみに出れば打ち首という危険を冒しながら、千両(=3億円)もの大金を密かに集め、弟・甚内(妻夫木聡)そして宿場町の仲間たちとともに、己を捨てて、ただ人のために私財を投げ打ち悲願に挑む十三郎だったが…。このたび、時代劇初挑戦で瑛太さん演じる篤平治の新妻・なつ役に抜擢された山本さん。ブレイク女子の登竜門ともいわれる「三井のリハウス」ガール出身で、今季の「JR SKI SKI」のイメージガールとしても話題。ファッション誌「ニコラ」でモデルとして活躍しただけでなく、映画『暗殺教室』やドラマ「南くんの恋人~my little lover~」、3月には初主演作『桜ノ雨』が公開を控えるなど、いま最も注目を集める新進女優のひとりだ。山本さん演じるなつは、日本最北の茶栽培を始めようとする篤平治につき従い、京から仙台藩にやってきたものの、篤平治の話とは大きくかけ離れた極めてビンボーな宿場町に最初は戸惑うばかり。それでも、2人の愛の力で困難を乗り越えていこうとする。そんな新婚夫婦の年の差はなんと14歳! 「町一番の“自称“キレ者」として宿場町の救済に励もうとする夫・篤平治を、愛をもって叱咤激励し、しっかりと支える若妻を演じる。阿部さん、瑛太さんをはじめベテラン俳優陣との共演にあたり、山本さんは「こんなに緊張感のある現場は初めてで、今回とても貴重な経験をさせていただきました。中村監督は、普段とてもニコニコして優しい方なのですが、いざ撮影現場に入ると、厳しい面もお持ちの方で、作品に対しての強い想いを感じました」とコメント。「衣装合わせのときに中村監督から『篤平治となつは、実際に同じお墓に入るくらい仲がよかったんだよ』と聞きました。夫婦で同じお墓に入るということが、当時は珍しかったと聞いて驚きましたが、すごく仲がよかった夫婦と伝わるように心がけて演じました」と、頭脳明晰な篤平治と、そんな篤平治も頭が上がらなかったというなつの夫婦としての役作りの背景を明かした。今回解禁となった場面写真からも伝わってくる、山本さんのフレッシュな魅力については、中村監督も「周りを飲み込むパワーを持つ明るさでしょうか。これはもう、本人も気づいてない“パワー”としか言いようのないものです。とにかく、いろんな意味で、強い。ちなみに空手が黒帯だそうで、試しに手のひらに正拳突きをお願いしたら、肘が2、3日おかしくなりました」と、その“パワー”を絶賛。一世一代の“金貸し”事業で疲弊する宿場町を救った、実在する町人たちの姿をユーモアたっぷりに描いた本作で、キラキラに輝く山本さんと“キレ者”瑛太さんの新婚夫婦ぶりを確かめてみて。『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月07日年末になると「年男・年女」という言葉を耳にする機会が増えますよね?こちらはその年の干支の男女のこと。2016年なら申年ですから、申年生まれの人にあたります。伝説によると、12ある干支に神様が順番にご加護を与えているため、12年に一度の幸運期と言えるとか。そして、申年・酉年など干支によって性格の傾向や運の流れが違うそうです。2016年の年男・年女はどんな人?天文占術研究家の小野十傳先生に教えていただきました。◆申年の人とは文字通りおサルさんをイメージするとわかりやすいかもしれません(といっても、実際のサルと申年は関係ナシ)。世渡り上手で頭の回転が速く、常に木々の間を飛び回っているような活動的な人です。如才なく物事を処理し、対人関係での立ち回りも巧みで器用に生きていける人。ただ、裏を返せば計算高く自己中心的な部分もありそう。◆恋愛傾向は?申年の男女は外見と中身にギャップがあり、付き合うと相手が離れられなくなる魅力を持っています。しかし、些細なことで不安を感じやすく、相手からフラれそうだと思うと自分から先にフッてしまうようなプライドの高さもあるでしょう。熱しやすくて冷めやすいところも。◆2016年の年男・年女の運勢は?持ち前の社交性で大勢の人と親しくなり、その中には恋のお相手も登場する予感。いつもはライトな感覚で恋を楽しむはずが、この年はなぜか内面に隠れていた不安が大きくなりそうです。そんな弱気になっているところで運命の相手と出会い、とうとう本気の恋に堕ちる、というシナリオが待っているかも。しかも2016年は結婚の年に当たっています。現在の交際相手とは8割の確率でゴールイン。シングルの人も出会いがそのまま結婚につながるでしょう。特に女性側から積極的に出ると、勝率もアップ!◆申年生まれと相性がいいのは?1位:互いに助け合う関係を持つ「巳年」。結びつくと他の干支を打ち負かす可能性がありますが、申年にとって巳年は信頼できる干支であり、両者の相性は抜群。2位:助けられる関係である「戌年」。相手から大切にされ、感性もピッタリ。3位:同じく助けられる関係である「丑年」。一緒にいると女性の母性本能が刺激され、男性は守ってあげたいという父性本能に満たされます。申年のみなさん、気になる人と出会ったらさっそく干支を尋ねてみてくださいね。◆あの人も結婚しちゃうかも…!?福山雅治さんや国分太一さん、山本耕史さん、千原ジュニアさんなど、独身貴族のイメージが強い芸能人が相次いで結婚を発表し、日本中に衝撃を与えた2015年。2016年はいったい誰が…?と思うと、怖いけれど楽しみですよね。申年生まれで独身の男性芸能人と言うと…イケメン独身男性「最後の砦」と呼ばれる佐々木蔵之介さん、朝ドラ『あさが来た』で「ボンボン夫」を好演している玉木宏さん、などなど。女優のマイコさんと結婚秒読みと言われる妻夫木聡さんも申年生まれですね。ちなみに女性では壇蜜さん、優香さん、トリンドル玲奈さんが申年。少し上の世代だと、鈴木京香さんも年女です。ちょこちょこ熱愛の噂も浮上しますが、いつの間にか立ち消えになっている印象がありますよね。2016年は年男・年女の勢いに乗って、ついにゴールインするのでしょうか?◆申年パワーでハッピーな恋を!年男・年女に当たる人は2016年、今までにない勢いのある恋愛が待っていそうな予感です。また、場の中心人物や盛り上げ役にもなりやすいので、その役回りから人と人をつなぐ役を引き受けると運のパワーもアップするはず。自分の恋だけでなく、周りも一緒に盛り上げていきましょう!巳年や戌年、丑年のあなたなら申年狙いで恋人探しをするとベストパートナーになれるかも。年男・年女ではないあなたも、申年の人の側にいると運のパワーを分けてもらえそうですね!監修者紹介小野十傳(おのとでん)天文占術研究家。占い教室十傳スクール主宰。四柱推命・古典鬼谷易・奇門遁甲・手相人相・姓名判断・インド天文占術など、東洋占術を中心に、さまざまな占いを研究し、テレビや雑誌、Webなどで活躍。モバイルサイト風角◆姓名判断姓名判断~無料でわかる名前占い・あなたの裏性格【無料占い】
2015年12月30日ジャニーズWESTの重岡大毅が、俳優・阿部サダヲが主演を務める江戸時代の実話をもとにした映画『殿、利息でござる!』(2016年5月14日公開)に出演することが24日、発表された。重岡が時代劇映画に出演するのは、3度目となる。磯田道史氏の『無私の日本人』(文春文庫)の一編「穀田屋十三郎」を原作とする本作。江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台に、穀田屋十三郎(阿部)ら9人が年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るために藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」のために奔走する姿が描かれる。メガホンを取るのは、『白ゆき姫殺人事件』(14年)、『予告犯』(15年)などで知られる中村義洋監督。阿部や町で1番のキレ者・菅原屋篤平治役の瑛太、十三郎の弟・浅野屋甚内を演じる妻夫木聡らも出演する。重岡が務めるのは、十三郎の息子・音右衛門役。幼い頃に母を亡くし、父と妹の3人暮らしの中、家業の造り酒屋を支えてきたしっかり者で、家のことよりも宿場町を救いたいと私財を投げ打つ父に激しく反発する子を演じる。重岡はこれまで、『関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲!』(13年)、『忍ジャニ参上!未来への戦い』(14年)と2作の時代劇映画に出演してきた。「豪華俳優陣、スタッフ、そして中村監督と共に、この作品に携われた事をうれしく思います」と歓喜する重岡は、同作を「現代人が、忘れているかもしれない、大事な心を思い出させてくれる、すてきな作品」と表現。「精いっぱい、たくさんの人に支えられながら演じました」と報告し、「ぜひ劇場でご覧になって、たくさん笑って、そのぬくもりを肌で感じてください!」と呼びかけた。一方の中村監督は、そんな重岡演じる音右衛門を「重岡くんが演じたのは、嫌~なヤツ」とした上で、「でも重岡くん本人はいじられ上手の、本当にいいヤツで、こんなんであの嫌なヤツを演じられるのかなと不安になりました」と告白。しかし、それも杞憂(きゆう)だったようで、「カメラが回ると、実に、ものすご~く、嫌なヤツになるんです」と演技力を認める。さらに、「重岡くんファンも重岡くんを嫌いになるに違いないな、と思いました」と感じつつも、「そんな嫌なヤツも変わるわけで…そこに一縷(いちる)の望みをかけて、『嫌なヤツ・重岡くん』を見てもらえればうれしいな」とアピールしている。(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
2015年12月24日NHKでクリスマスイブの夜に放送されるドラマ「ビューティフル・スロー・ライフ」の完成披露試写会が12月22日(火)に開催され、主演の常盤貴子、北村一輝が登壇した。4K技術を使用して撮影された本作。ある劇団のサエない美術係の男“彼”と看板女優の“彼女”がともに人生を歩んでいく過程を時代の移り変わりとともに4つの章で描き出す。常盤さんは舞台女優の役を演じるということについて「プレッシャーがありました」と述懐。「本当のことを言うと、日本中の演劇関係者の方には見てほしくない(苦笑)」と語るが、完成した作品を見て、その仕上がりに驚いたとも。「メイクさんや衣裳、照明の力で、時代が変わっていくさまを撮っていただきました。49分という短い時間でこんな風に作れるのかという驚きがあり、みんなに頼って大丈夫なんだという発見がありました」と振り返る。常盤さんと北村さんは、大河ドラマ「天地人」でも共演しているが、常盤さんは「私にとっては北村さんは完全に“殿”なんです(笑)。TVで北村さんを見ても『殿、頑張ってらっしゃるな』という感じで位が違う人間と刷り込まれてて、変えようがないんです」と大河ドラマでの関係性を引きずってると明かす。今回、夫婦役を演じたが「緊張しました!私も殿と夫婦をやれるようになったんだ…と嬉しかったですし久々にお会いして、笑顔がかわいくて、優しくて、幸せな時間でした」と満面の笑みを浮かべて喜びを語った。一方、北村さんは、大河ドラマでは、“殿”でありながら常盤さんと添い遂げることができず「家臣(=妻夫木聡)にとられてしまい、失恋したので(苦笑)、夢がかなってやっとカップルになれました」とニッコリ。ちなみに北村さんにとって本作は「実は(メインキャストとして)初めての恋愛ドラマ。(NHKの)『スタジオパーク』で『(恋愛ドラマを)やったことない』と言ったら話が来ました(笑)。しかも、常盤さんと!数々の恋愛ドラマの女王ですから、殿どころではなく、胸を借りるつもりでした。普段は普通に話せるけど、カメラの前でニコっとされるとドキッとするんですよ」と笑顔で明かした。「ビューティフル・スロー・ライフ」は12月24日(木)22時より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月24日阿部サダヲが主演を務め、瑛太や妻夫木聡、竹内結子ら豪華キャストで、江戸時代に実際にあった“金貸し”事業を映画化する中村義洋監督の最新作『殿、利息でござる!』。このほど、本作に「ジャニーズWEST」で高い人気を誇る重岡大毅が、阿部さん演じる主人公の息子役として出演していることが分かった。本作の舞台は、いまから250年ほど前の江戸中期、仙台藩・吉岡宿。年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した町人たちを描く。彼らは、藩にまとまった金を貸し、その利子を全住民に配るという「宿場救済計画」を実行した、実在の庶民たちだ。造り酒屋を営むかたわら、宿場町の行く末を心から憂える主人公・穀田屋十三郎を演じるのが、阿部さん。町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治には瑛太さん。そして、十三郎の弟で、吉岡宿一の大店・造り酒屋の主・浅野屋甚内には妻夫木さんと、才能あふれる多種多彩な豪華キャストの競演が見どころとなっている。そんな本作で、重岡さんが演じるのは、主人公・十三郎の息子・音右衛門。幼いころに母を亡くし、父と妹との3人暮らしの中、家業の造り酒屋を支えてきたしっかり者で、“お家を守る”のことよりも、宿場町を救いたいと私財を投げ打つ父に反発するという役どころだ。重岡さんの時代劇映画への出演は『関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲!』(’13)、『忍ジャニ参上!未来への戦い』(’14)に続いて3作目。阿部さんを始め、錚々たる俳優陣との共演にあたって、期待と喜びのコメントを寄せている。■重岡大毅(ジャニーズWEST)/穀田屋 音右衛門役豪華俳優陣、スタッフ、そして中村監督と共に、この作品に携われたことを嬉しく思います。役どころは、阿部サダヲさん演じる穀田屋十三郎の息子の、音右衛門です。しっかりものの音右衛門ですが、人の為に私財を投げ打つ父に、激しく反発します。そんな音右衛門を精一杯、沢山の人に支えられながら演じました。この作品は現代人が、忘れているかもしれない、大事な心を思い出させてくれる、素敵な作品だと思います。是非劇場でご覧になって、沢山笑って、そのぬくもりを肌で感じて下さい!■中村義洋監督重岡くんが演じたのは、嫌~なヤツです。でも重岡くん本人はいじられ上手の、本当にいいヤツで、こんなんであの嫌なヤツを演じられるのかなと不安になりましたが、カメラが回ると、実に、ものすご~く、嫌なヤツになるんです。これは重岡くんファンも重岡くんを嫌いになるに違いないな、と思いましたが、そんな嫌なヤツも変わるわけで…そこに一縷の望みをかけて、「嫌なヤツ・重岡くん」を観てもらえれば嬉しいな、と思います。『殿、利息でござる!』は2016年5月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月24日『男はつらいよ』をはじめ、『おとうと』『母と暮せば』など、50年以上にわたりその時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田洋次監督による、喜劇作品『家族はつらいよ』。このたび橋爪功、西村雅彦、妻夫木聡など豪華キャストが出演することでも話題の本作の予告編が公開された。結婚50年を迎えようとする夫婦。たまには妻に誕生日のプレゼントでも買ってやろうかと夫が欲しいものを聞いてみると、妻の答えはなんと「離婚届」!一家に突然降りかかる、まさかの“熟年離婚”騒動に、子どもたちは大慌て。さらに、離婚騒動を解決しようと開かれた家族会議では、全員の不満があちらこちらから噴出。一家の運命やいかに――。橋爪功×吉行和子が“離婚危機”に瀕する熟年夫婦を演じ、絶妙なコンビネーションを見せるほか、長男夫婦に西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦に中嶋朋子×林家正蔵、次男カップルを妻夫木聡×蒼井優が務める本作。「この最高のアンサンブルで、今度は現代の家族を“喜劇”で描きたい」という山田監督の想いの下、 2013年公開『東京家族』のキャスト8人が再び集結した。今回公開された予告編では、「別れたい、離婚したいと仰ってるんだって」という夏川さんが西村さんに相談するシーンから始まり、両親のまさかの“熟年離婚”騒動の解決策を見つけようと奮闘する家族が描かれる。そして、5日間かけて撮影が行われた本作の見せ場となる<家族会議>の全貌が明らかに。「お父さんと一緒にいるのが私のストレスなの」と、優しく穏やかな母・富子が長年抱え続けてきた“本音”を告白するも、「この俺は被害者なんだからな!」と、態度を一向に改めようとしない典型的な頑固親父・周造。はじめは両親が離婚を踏みとどまるよう穏やかに進めようとした<家族会議>でしたが、やがて兄妹やそれぞれの夫婦間でも、不満が噴出しはじめ、事態は思わぬ方向へ。早くも、本編でガタガタと崩れていく家族の滑稽な姿に大笑いの予感がするそんな映像となっている。山田監督に「最高のアンサンブル」と言われたキャスト8名が息の合ったテンポで、撮影スタッフも思わず吹き出す笑いを届ける本作。春の訪れと共に大きな笑いを巻き起こす本作をひと足先に堪能してみて。『家族はつらいよ』は2016年3月12日(土)より全国にて公開(cinemacafe.net)
2015年12月11日阿部サダヲを主演に、瑛太や妻夫木聡、時代劇初挑戦の竹内結子など豪華キャストで、宿場町を守るため立ち上がる人々の姿をユーモラスに描く『殿、利息でござる!』。このほど、彼らの奮闘の様子が伺える初の本編映像となる特報が解禁となった。金欠にあえぐ仙台藩のもと、さびれていく一方の故郷の宿場町の行く末を案じる主人公・穀田屋十三郎(阿部サダヲ)。町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治(瑛太)が十三郎に打ち明けた起死回生の秘策は、「藩に大金を貸し付け、利息をまき上げる」という、斬新かつ、危険極まりない発想だった。その目論見がバレたら打ち首という危険を冒しながら、千両(=3億円)もの大金を密かに集め、弟・甚内(妻夫木聡)とともに悲願に挑む十三郎だったが…。今回解禁となった特報映像では、篤平治に秘策を打ち明けられ、右往左往しながら故郷のために立ち上がろうとする十三郎の姿が描かれている。宿の住人が集う煮売り屋(飯屋)の女将で未亡人・とき(竹内結子)とのコミカルなやりとりを楽しめるのはもちろん、これから始まるお上との“銭バトル”に向け、こちらもワクワクしてしまう、期待感たっぷりの映像だ。一世一代の“金貸し”事業で疲弊する宿場町を救った、実在した町人たちの歴史秘話を、実力派豪華キャストで贈る本作。笑って泣ける、“ビンボー脱出”時代劇を、まずはこちらから体験してみて。『殿、利息でござる!』は2016年5月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月09日俳優の阿部サダヲが主演を務め、瑛太や妻夫木聡らと共演する江戸時代の実話をもとにした映画『殿、利息でござる!』(2016年5月14日公開)の特報映像が9日、公開された。磯田道史氏の『無私の日本人』(文春文庫)の一編「穀田屋十三郎」を原作とする本作。江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台に、穀田屋十三郎(阿部)ら9人が年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るために藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」のために奔走する姿が描かれる。メガホンを取るのは、『白ゆき姫殺人事件』(14年)、『予告犯』(15年)などで知られる中村義洋監督。阿部や町で1番のキレ者・菅原屋篤平治役の瑛太、十三郎の弟で造り酒屋の主・浅野屋甚内を演じる妻夫木のほか、竹内結子、松田龍平らも出演する。30秒の特報映像では、「千両=3億円」をお上に貸して、利息をもらう計画のために右往左往する十三郎の姿が映される。大量の利息を巻き上げるには、まず元手となる千両が必要。そのため庶民は立ち上がり、銭を集めながら「知恵と勇気と我慢」の頭脳戦・"銭戦"を展開していく。最後にはなぜか、十三郎がふんどし姿で寒中水浴びをするシーンも収められているほか、「実は実話です」とのナレーションも挿入されており、コミカルながらも史実に沿った作品になっていることが告げられている。(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
2015年12月09日『男はつらいよ』を始め、『おとうと』、『母と暮せば』など50年以上にわたりその時代を生きる“家族”を撮り続けてきた山田洋次監督の最新作『家族はつらいよ』。橋爪功、吉行和子、妻夫木聡、蒼井優ら豪華俳優陣の共演で話題の本作のポスタービジュアルが、遂に解禁となった。結婚50年を迎えようとする夫婦。たまには妻に誕生日のプレゼントでも買ってやろうかと夫が欲しいものを聞いてみると、妻の答えはなんと「離婚届」!一家に突然降りかかる、まさかの“熟年離婚”騒動に、子供たちは大慌て。さらに、離婚騒動を解決しようと開かれた家族会議では、全員の不満があちらこちらから噴出。一家の運命やいかに――。1995年の『男はつらいよ』シリーズ終了後、20年ぶりとなる、山田監督の本格的な喜劇映画となる本作では、『東京家族』で“家族”を演じた8人の実力派俳優陣が再び集結している。橋爪さん×吉行さんが“離婚危機”に瀕する熟年夫婦を演じ、絶妙なコンビネーションを見せるほか、長男夫婦に西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦に中嶋朋子×林家正蔵、次男カップルを妻夫木さん×蒼井さんが演じる。今回解禁されたポスターは、家に閉じ込められて所狭しと並ぶ一家のコミカルな表情が印象的な一枚。山田監督の想いを受けて、厄介で煩わしくても切り捨てるわけにはいかない家族という関係性をイメージし、その表情は、辛くても、笑って泣いて、喧嘩して、なんとか一つの家で生きていこうと奮闘する姿を象徴したデザインに仕上がっている。山田監督に「最高のアンサンブル」と言われたキャスト8名がどのようなドタバタ劇を繰り広げるのか、想像を駆り立てられるビジュアルとなっている。そして、クスリと笑わせるのは離婚届を口にくわえ苦い表情をした飼い犬・トト。まさに「夫婦喧嘩は犬も食わない」という一家の大騒動が目に浮かぶようだ。また、ポスター下段には『男はつらいよ』を彷彿とさせる思い切った題字があしらわれ、最新喜劇作品への期待の高さを感じさせるポスターとなっている。そして、なんといってもファンをドキリとさせたのは『男はつらいよ』を想起させるそのタイトル。山田監督は、本作の製作にあたって「男であり、女であり、人間であることは、難儀で厄介なことです。でも何とか、生きていかないといけない。そういう意味で、1969年から始まった寅さんシリーズに、『男はつらいよ』というタイトルをつけました。今回、それと全く同じ意味合いで、この映画に『家族はつらいよ』というタイトルをつけました」とタイトルに込めた想いを語り、「家族というのは、厄介で、煩わしくて、無くてもよいと思うこともあるのだけれど、やはり切り捨てるわけにはいかない。そのつらさを何とか切り抜けていかねばならない、そのためにあくせく大騒ぎする。そんな滑稽で不完全な人間を、表現したいと思いました」とテーマの大元である“家族”について語っている。かつて『男はつらいよ』シリーズで日本中に大きな笑いを届けた山田監督。まさに寅さんの精神を受け継いだ本ポスターにさらなる期待が膨らむ。『家族はつらいよ』2016年3月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月30日今日は13日の金曜日ですね。厚切り…ではないほうのジェイソンがホッケーマスクをかぶって猟奇殺人を繰り返す日。あの映画の影響で、13日の金曜日は不吉な日と刷り込まれている人も少なくないでしょう。◆なぜ13は不吉なイメージ?よく聞くのが、新約聖書に登場するイエス・キリストの「最後の晩餐」のエピソード。レオナルド・ダ・ヴィンチの作品で知られる質素な夕食の場面を思い出すと、テーブルを囲む人物はイエスと12弟子の13人。イエスが「この中の誰かが私を殺すことになる」と言った後、その通りになったため、キリスト教の一部の地域では、13という数字を忌むようになったと言われています。そこから、サタン(悪魔)を13番目の天使と考える人もいるとか。なお、イエスが磔刑に処せられたのが金曜日だったとの説もあり、13と金曜日が結びついて不吉な日というイメージが生まれたようです。◆13は未知の数字?それ以外にも、13は人間にとって未知の数字だから不吉とされる、と言う人も。理由は、原初の人間が計算できた数は、手指の10+両足の2、合計12であって、それを上回る13は認識できないから畏怖したこと。また、古代から時間や方位を表す数字は12ヶ月、12方位、12星座などだったので、12よりも1つ多くて素数である13は、その調和を乱す不吉な数と考えられた、とも伝えられています。◆13日生まれは幸運な人!?そんな散々な印象の13ですが、モバイルサイト「1分開運琉球秘術」を監修するシウマ先生の著書『31日占い』によると、実は、13日が誕生日の人は「生まれながらにして成功が約束されている幸運な人」なのだそうです。その特徴を少しご紹介すると、・華やかな存在感があり、意識していないのになぜか目立つ・生まれ持ったスター性があり、まわりを明るく照らす・常に自然体で、初めての場所でも臆することがない・やりたいことを自由にやるのびやかな性格・実力にもチャンスをつかむ運にも恵まれ、夢を実現できるこれを見る限り、不吉なイメージはゼロですね。時には大胆さが裏目に出て失敗することもあるようですが、その経験を活かして再び前進していけるタイプ。芸能人でいうと13日生まれの人は、今日がお誕生日の木村拓哉さんをはじめ、11月13日木村拓哉さん12月13日妻夫木聡さん1月13日大島美幸さん2月13日南原清隆さん3月13日吉永小百合さんなどなど、確かに存在感があり、マイペースなイメージのある方がずらり。◆ぴったりの仕事は芸能人!そして、13日生まれの群を抜いたスター性は、歌手やタレントといった華やかな職業に向いているそうです。吉永小百合さんも木村拓哉さんも、みなさん、芸能界で長く愛されている理由の一つは、そんなところにあるのかも?他にはバスガイド、弁護士、華道家も適職。自分が前に出ていくことで注目を集め、多くの人から期待されるということなので、13日生まれの人は臆せず、前へ前へと出ていくと良さそうです。◆恋の相手に不自由しないモテモテ人生普通にしていてもモテるタイプで、集団にいても人目を引くため、知らない人に突然告白されることも。恋の相手に不自由せず、自分が好きになった相手とうまくいくケース多々あり。気になる相手も憎からず思っている確率が高いので、さっさと告白してOK…。こうして見ていくと、13日生まれって本当にラッキー!もしかしたら、そのモテ人生にやっかんだ昔の人が、13日=不吉説を広めたんじゃ?なんて邪推をしたくなってきます。ですから、13日生まれの方は誕生日が金曜日とぶつかって、「おめでとう。でも不吉だね」なんて冷やかされても、気にする必要は一切ありません。口では「そうなの~」と言いつつも、陰では「私、生まれながらにラッキーなんで」とほくそ笑んでいただければと思います。さておき、木村拓哉さん、お誕生日おめでとうございます。13日生まれは胃の疲れや胃もたれに注意したほうがいいみたいですよ。年末に向けてお酒を飲む機会も増えそうなので、不調を感じたら早めのケアをおすすめします。もちろん全国の13日生まれのみなさんも。ちなみにラッキーナンバーは「7」とのこと。覚えやすいし、これまたラッキーな感じがしますね!『31日占い』(主婦の友社)監修者紹介シウマ風水師の母の影響を受け、大学時代より姓名判断や九星気学などの研究を始める。沖縄の風土で育まれた独自の「琉球風水」や姓名判断、九星気学「色彩心理」を学び始める。また、シウマ独自に作り出した「数風水(数意学)」により、延べ5万人余りを鑑定。統計88%という驚異的な的中率が話題になる。「数風水(数意学)」や「色彩心理」などを組合わせたアドバイスにより、ビジネス・恋愛など局面で有効な「運気アップ」へと導くのを得意とする。スマートフォンサイト『1分開運琉球秘術』電話番号で運がわかる!? あなたの潜在的才能判定【無料占い】
2015年11月13日『白ゆき姫殺人事件』『予告犯』など話題作を数多く手がける中村義洋監督が阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡を迎えて“庶民VSお上”の銭バトルを描く娯楽時代劇『殿、利息でござる!』。このほど、『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』でも中村監督とタッグを組んだ竹内結子が本作で時代劇映画に初挑戦、さらに松田龍平が10年ぶりに時代劇に出演するほか、豪華キャスト10名の登場が明らかになった。いまから240年ほど前の江戸中期、仙台藩・吉岡宿。年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した住人たち…。本作は、実在した穀田屋十三郎(こくたや・じゅうざぶろう)ら庶民9人が藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」を行った実話を収めた磯田道史の近著「無私の日本人」の1編を映画化した。そして、このたび、宿場町の行く末を心から憂える主人公の造り酒屋・穀田屋十三郎を演じる阿部さん、町一番のキレ者である茶師・菅原屋篤平治役の瑛太さん、十三郎の弟で、吉岡宿一の大店・造り酒屋の浅野屋の主・浅野屋甚内役の妻夫木さんに加えて、竹内さん、松田さんら10名の参戦が決定し、総勢13名勢揃いの扮装姿も初披露された。本格時代劇映画は初出演となる竹内さんは、吉岡宿の住人が集う煮売り屋(飯屋)のおかみで未亡人の“とき“。竹を割ったような、さばさばとした性格もあって住人たちに愛され、さまざまな情報が集まる人物で、現代でいうところの“ハブ的”な存在。阿部さん演じる男やもめの主人公・十三郎がほのかに想いを寄せる相手とのことで、そんな2人の恋の行方も気になるところだ。また、松田さん演じる萱場杢(かやば・もく)は、藩の財政を預かる出入司(しゅつにゅうつかさ)をつとめる役人。庶民の「殿に金をお貸しする」という奇想天外な申し出を無情にも拒否し、冷酷無比な切れ者を演じ切る。松田さんの時代劇映画は『長州ファイブ』以来、実に10年ぶり。中村監督とは瑛太さん共演の『アヒルと鴨のコインロッカー』以来のタッグとなる。さらに、年老いて生まれたわが子を愛するイクメン・遠藤幾右衛門には寺脇康文、十三郎の叔父、穀田屋十兵衛にはきたろう、武士の身分に憧れる純真な百姓で若いのに町を取りまとめる千坂仲内には千葉雄大、極端に優柔不断な雑穀屋・早坂屋新四郎には橋本一郎、“とき”を狙う小間物屋・穀田屋善八には中本賢、両替屋・遠藤寿内には西村雅彦、十三郎、甚内兄弟の母“きよ”には草笛光子、そして、彼らの父で先代・浅野屋甚内十三郎には山崎努と、錚々たるキャストが名を連ねている。「今回ほどキャスティングに時間を使った映画はありません」という中村監督は、「9人の篤志家と、見守る女性、そして酷薄怜悧な御上と、バランス(年齢、顔、形や、観客が思っているであろう印象と、それへの裏切りなど)を考えながら、一人一人、慎重に、時間をかけてキャスティングしていきました」と明かす。特に、原作には登場しないキャラクターを演じる竹内さんの起用については、「ほとんどアテ書きです」。ウィキペディアで竹内さんのプロフィールを調べつつ、時代劇の経験がないことに「ああ、結子さんの日本髪を一度でいいから拝んでみたいという思いも重要な決め手の一つであったことは否めません」と語る。また、冷徹な役人役の松田さんにも、「瑛太くん同様、『アヒルと鴨のコインロッカー』から9年、一緒にやれる日をずっと待ちわびていた俳優」といい、「現場では、冷淡に見えるよう脚本に『薄く笑う』などと書いておいたのですが、そういうのを龍平くんは全然やってくれず(笑)、なのに僕の想像をはるかに超える、ゾッとするまでの冷淡さを見せてくれて、これはもう本当に、最高の誉め言葉として、得体が知れない俳優になったなあと、舌を巻かせていただきました」と言う。竹内さんも、「『残穢』に続き、こんなに早く中村監督作品に呼んでいただけてとても嬉しく思います。時代劇映画初ということでメイク、衣装、美術、セットなど全てが新鮮で和やかさと良い緊張感をもって撮影に臨むことが出来たと感じています」とコメント。「この作品は、町を救いたい一心で、人のために尽くす庶民たちのお話なのですが、何でも誰かに言いたがり、拡めたがりの時代に、報われたい欲を捨て敢えて“つつしむ”ことを選んだ人々の、その心の在り方がとても美しいと私は思います」と本作への思いを語っている。『殿、利息でござる!』は2016年5月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月10日阿部サダヲが主演を務め、瑛太、妻夫木聡らが出演する中村義洋監督による痛快時代劇『殿、利息でござる!』の追加キャストが発表され、竹内結子、松田龍平、草笛光子、山崎努ら合計13名の豪華俳優陣が一堂に会したキービジュアルが初披露された。その他の写真本作は、今から240年ほど前の江戸中期、仙台藩吉岡宿を舞台に、年貢の取り立てや労役で困窮する町人たちが、宿場町を守るため「殿様に金をお貸しし、その利息をとる!」という大胆な計画を実行しようと奮闘する姿を描くもの。阿部は、夜逃げが相次ぐ宿場町の行く末を心から憂える主人公・穀田屋十三郎(こくたや・じゅうざぶろう)を演じ、竹内は吉岡宿の住人が集う煮売り屋(飯屋)のおかみで未亡人のとき役。松田は、十三郎たちと敵対する藩の財政を預かる出入司(しゅつにゅうつかさ)をつとめる役人・萱場杢(かやば・もく)を演じる。中村監督は竹内の役どころについて「ほとんどアテ書きです。竹内さんに時代劇の経験がない、というのも大きかったです。ああ、結子さんの日本髪を一度でいいから拝んでみたい、という思いも重要な決め手の一つであったことは否めません」と明かしており、竹内は「時代劇映画初ということでメイク、衣装、美術、セットなど全てが新鮮で和やかさと良い緊張感をもって撮影に臨むことが出来たと感じています」とコメント。「この作品は、町を救いたい一心で、人のために尽くす庶民たちのお話なのですが、何でも誰かに言いたがり拡めたがりの時代に、報われたい欲を捨て敢えて“つつしむ”ことを選んだ人々の、その心の在り方がとても美しいと私は思います」と語っている。監督は「今回ほどキャスティングに時間を使った映画はありません。九人の篤志家と、見守る女性、そして酷薄怜悧な御上と、バランス(年齢、顔、形や、観客が思っているであろう印象と、それへの裏切り等)を考えながら、一人一人、慎重に、時間をかけてキャスティングしていきました」と語っており、キービジュアルでは、阿部を中心に、瑛太、妻夫木、竹内、松田、草笛、山崎のほか、寺脇康文、きたろう、千葉雄大、橋本一郎、中本賢、西村雅彦が役に扮した姿で勢揃いしている。『殿、利息でござる!』2016年5月14日(土)大願成就!
2015年11月10日俳優の阿部サダヲが主演を務め、瑛太や妻夫木聡らと共演する映画『殿、利息でござる!』(2016年5月14日公開)の第1弾となるポスタービジュアルが6日、公開された。2010年に映画化されたベストセラー『武士の家計簿』などの著作で知られる磯田道史氏の『無私の日本人』(文春文庫)の一編「穀田屋十三郎」を原作とする本作。江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台に、穀田屋十三郎ら9人が年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るために藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」のために奔走する姿が描かれる。メガホンを取るのは、『ゴールデンスランバー』(2010年)、『白ゆき姫殺人事件』(2014年)、『予告犯』(2015年)などで知られる中村義洋監督。脚本は中村監督と2016年1月に公開を控える『残穢 -住んではいけない部屋-』を手掛ける鈴木謙一氏が担当する。このたび公開されたポスタービジュアルは、破産寸前、絶体絶命のピンチに陥った町を案じる主人公・十三郎(阿部)の身の程しらずの"ドヤ顔"。十三郎は誰も聞いたことのない妙案で、殿を相手に大勝負に挑み、一発逆転を図ろうとする。それに際してのキメ顔に加え、頭には黄金の"小判"に見せかけた、庶民の"小銭"をマゲに結っている印象的なデザイン。「ゼニと頭は使いよう」とのキャッチコピーのように、"銭"に苦しめられる庶民が、自ら銭をつかって、知恵と工夫でいかに難局を乗り切るかという本作の設定を表現している。(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
2015年11月06日『武士の家計簿』などの原作者で知られる“平成の司馬遼太郎”と呼び名も高い磯田道史の近著「無私の日本人」の一編「穀田屋十三郎」の映画化『殿、利息でござる』。阿部サダヲを主演に迎えることで話題の本作だが、この度、本作の公開日決定と共に、第一弾のポスタービジュアルが解禁された。金欠の仙台藩は百姓町人へ容赦なく重税を課し、破産と夜逃げが相次いでいた。さびれ果てた小さな宿場町・吉岡藩で故郷の将来を心配する十三郎(阿部サダヲ)は、知恵者の篤平治(瑛太)から宿場復興の秘策を打ち明けられる。それは、藩に大金を貸付利息を巻き上げるという、百姓が搾取される側から搾取する側に回る逆転の発想であった。計画が明るみに出れば打首確実。千両=三億円の大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦が始まった。「この行いを末代まで決して人様に自慢してはならない」という“つつしみの掟”を自らに課しながら、十三郎とその弟甚内(妻夫木聡)、そして宿場町の仲間たちは、己を捨ててただ人のために私財を投げ打ち悲願に挑む――。本作で監督を務めるのは、『白ゆき姫殺人事件』や『予告犯』、さらに最近では美女W主演で話題の『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』などを手掛け、いま最も注目を集める中村義洋。そして、本作の主人公で造り酒屋を営む傍ら、街の行く末を心配する穀田屋十三郎を演じるのは『舞妓 Haaaan!!!』『アンフェア』シリーズなど舞台、ドラマ、映画と幅広く活躍する阿部さん。共演には同じく『アンフェア』や「ラッキーセブン」(フジテレビ)に出演していた瑛太と、『感染列島』『悪人』などに出演し数々の賞を受賞した妻夫木聡ら豪華俳優陣が集結する。今回解禁されたポスターは、阿部さん扮する主人公・十三郎が、前代未聞の妙案で殿相手に一世一代の大勝負に挑み、一発逆転を図ろうと決意する、その身の程知らずな“どや顔”で、頭には、黄金に輝く小判…ではなく庶民の扱う“小銭”のマゲが結われている。キャッチコピーの「ゼニと頭は、使いよう」が表すように、銭に苦しめられる庶民が、自ら銭を使って、知恵と工夫でいかにこの難局を乗り切るのか。という本作の設定を、意表をついた斬新なビジュアルで表現したポスターとなっている。阿部さんら豪華俳優陣が出演する奇想天外な物語。このピンチ、どう乗り越えるのか公開を楽しみにしたい。『殿、利息でござる!』は2016年5月14日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月06日25周年を記念し11月21日(土)、28日(土)に初めて2週連続放送することが決定した「世にも奇妙な物語」。21日には視聴者からの人気投票で上位にランクインした作品を新たな出演者により復活させる「傑作復活編」、28日には日本を代表する映画監督&キャストで贈る「映画監督編」が放送されるが、この度、「映画監督編」のスタッフ&キャストが決定。山崎貴、本広克行、中田秀夫ら日本を代表する監督と共に妻夫木聡、竹内結子、阿部サダヲら豪華俳優陣が集結した。人間が持つ恐ろしさ、醜さなどがにじみ出る奇妙なドラマを描いてきた同番組。「傑作復活編」に選ばれた作品は、「イマキヨさん」(主演・松本潤)、「昨日公園」(主演・堂本光一)、「ズンドコベロンチョ」(主演・草刈正雄)、「思い出を売る男」(主演・小堺一機)、「ハイ・ヌーン」(主演・玉置浩二)。この作品の主演は誰になるのかは、追って発表されるとのこと。25周年を飾るにふさわしい豪華キャストが「傑作復活編」にこぞって出演するようだ。そして今回「映画監督編」では、『永遠の0』『寄生獣』の山崎貴監督が3度目のタッグとなる阿部サダヲを、『踊る大捜査線』の本広克行監督が妻夫木聡を、『アンフェア』の佐藤嗣麻子が竹内結子を、『リング』の中田秀夫監督が4回目のタッグとなる中谷美紀をそれぞれ主演に迎えて「世にも奇妙な物語」の25周年を盛り上げる。本広監督は「『奇妙』の前身『奇妙なできごと』(1989年~1990年深夜枠で放送)ではADもやっていました。『奇妙』のコンセプトは身に染みています。正統派をがっつり見せていきます」と意気込みを語った。タッグを組む妻夫木さんは「『世にも奇妙な物語』は僕にとってどこか登竜門のような存在だと考えていました。それは脚本家さんや監督さんにとっても、もしかしたらそういう存在なのかもしれません。いつか出てみたいとずっと心の奥底にしまっているような存在で、『美女缶』で初めて出演できたときは不思議な感じでした。人間の想像力は果てしない。その中にはかなさを感じさせてくれる。そこが僕にとっての『世にも奇妙な物語』の魅力です」と語った。本作の演出は約15年ぶり2作品目となる佐藤監督は、初タッグとなる竹内さんについて「ほぼ竹内さんの演技にかかっている作品です。竹内さんのすばらしい演技力を持ってすれば必ず成功します」と期待を寄せた。そんな竹内さんも「初めてお会いしたりお世話になる方に対しては、なるべく考え込まず必要以外の準備をせず、監督を信頼するという気持ちだけ携えて撮影に臨みたいです。出演するキャストが非常に少ない作品ですので、佐藤監督を独り占めする勢いで指示を仰ぎたいと思います」と真摯な姿勢をみせた。そして今回初めて本作の演出を手掛ける山崎監督、中田監督。山崎監督は開口一番「ずっと『奇妙』をやりたかったんです」と興奮気味に語ると「僕は今回“This is『奇妙』”ということをやってみたかったので、そういう視点で作品も選びこれぞ『奇妙』というものができたと思います。ある種クラシカル、昔ながらの『奇妙』の味わいを出せたと思います」と自信を見せた。タッグを組む阿部さんはこれまで声の出演のみで参加していたが「人づてに『顔を出して!』と(阿部さんが)言っていると聞いていたのでまずは念願がかなって良かった」と笑顔で語る山崎監督。やっと顔出しができた阿部さんも「いままで山崎監督の作品は声の出演しかなかったので実写で出られたのがすごくうれしかったです。僕の作品は『世にも奇妙な物語』らしい!!『世にも奇妙な物語』と言ったらこういうの!っていう作品だと思います」と喜びを語った。また中谷さんと、4作目のタッグを組む中田監督は「またご一緒できてワクワク楽しみにしております」と話すと、主演の中谷さんも「まさに中田監督が最も得意とする心理的な恐怖表現と言いますか、日常に潜む恐怖を扱った作品というのが監督らしいと思います。かつ今回は親子の愛情のようなものを扱っている悲しい物語でもあります。十何年もお会いしてなかったのですが、その間に監督はいろいろな道を歩んでこられたと思いますので、私も成長できているかは分かりませんが、お互いお会いしていなかった間の人生が反映されたらいいかなと思います」。「映画監督編」では、ほかにも『呪怨』を手掛けた清水崇監督が参加。現在キャスト、ストーリー共に調整中とのこと。今後の続報に期待したい。「世にも奇妙な物語」は11月21日(土)、28日(土)にフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月21日10月22日(木)~10月31日(土)に開催される第28回東京国際映画祭「コンペティション部門」にて、『FOUJITA』『さようなら』『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』の3作品が選出されたことがこのほど決定した。今年は新たに「パノラマ」「Japan Now」「日本映画クラシックス」の3部門が新設される第28回東京国際映画祭。映画祭の顔とも言える「コンペティション部門」に日本映画が3作品も選出されたのは、2004年の第17回開催以来11年ぶりとなる。プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦氏は、選定理由について「巨匠、ヒットメーカー、若手のホープ。3名の異なるタイプの監督をお迎えすることで、日本映画の実力と多様性を世界に発信したいと思いました。充実していると感じており、世界にひけを取りません。この勢いが今年の映画祭で反映される形となりました」とコメントし、それぞれの作品への賛辞を送っている。このほど選出が決定した作品のうち1作品目は、日本人画家・藤田嗣治の半生を『泥の河』『死の棘』『眠る男』の小栗康平監督が日仏合作で描く『FOUJITA』。主演の藤田嗣治役をオダギリジョーが務め、妻の君代役には中谷美紀が配役。今回の選出は、昨年フェスティバル・ミューズを務めた中谷さんが語った「いつか女優としてコンペティション部門で映画祭に戻って来たい」という願いが一年で叶ったかたちとなる。2作品目には、「ももいろクローバーZ」が主演し話題を呼んだ『幕が上がる』の原作者として知られる平田オリザのアンドロイド演劇を映画化した『さようなら』が選出。二階堂ふみ主演の『ほとりの朔子』で2013年にも東京国際映画祭コンペティション部門出品された深田晃司監督の最新作である本作に、矢田部氏は「いままで見たことのない日本映画を完成させ、次代のトップランナーに躍り出ると確信しています」と絶賛を寄せている。さらに3品目として、竹内結子と橋本愛が共演を果たす『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』が選出。本作と阿部サダヲ、瑛太妻夫木聡が共演を果たす『殿、利息でござる!』の公開が来年既に決定している中村義洋が監督を務め、小野不由美の映画化挑む。矢田部氏は本作を「恐怖演出の歴史に新たな金字塔を打ち立て、日本の伝統的な怪談映画を深化させました」と評している。なお、ほかのコンペティション部門選出作品は、9月29日(火)に開催される「ラインナップ発表会」にて公表される予定。日本代表する3作品が、アジア最大級の映画祭である東京国際映画祭でどのように評価されるのか、大きな注目が集まりそうだ。第28回東京国際映画祭は10月22日(木)~10月31日(土)開催。(text:cinemacafe.net)
2015年09月16日ヴェネチア映画祭金獅子賞(グランプリ)に輝いた『悲情城市』などで知られ、世界的な名声を得ている台湾の巨匠、ホウ・シャオシェン監督。2007年に発表した『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』から待つこと実に8年、同監督から久々の新作映画が届けられた。その他の画像まず、前作から随分と間があいたことについて聞くと、苦笑まじりにシャオシェン監督はこう明かした。「私自身も8年も新作を撮らないことになるとは思っていませんでした(笑)。映画祭のディレクターや映画賞の審査員など断れない仕事が続き、なかなか作品作りに集中する時間がとれなくて。気づいたらこんなに時間が経っていたというのが間の空いた理由です」今回の『黒衣の刺客』は自身初となる時代劇アクション。この挑戦は以前から考えていたという。「小さいころから武侠映画が好きでよく観ていました。また、藤沢周平など日本の時代小説も好き。そういうこともあって、ずっと思っていたんです。“いつか自分も武任映画というアクションに挑戦できたら”と」物語は8世紀後半の唐の時代が舞台。ある過酷な任務を命じられた暗殺者・インニャンの孤独な戦いと苦悩と葛藤が静謐なタッチで描かれる。注目のアクションもまたしかり。静寂の中で刀の振る音だけが響くような研ぎ澄まされたアクション演出に仕上げられている「派手なワイヤーアクションを使ったりするのはちょっと僕の好みではない。それで今回の映画では日本の時代劇の斬り合うリアルさを取り入れています」その手腕はまたも世界で高く評価されカンヌ映画祭では最優秀監督賞に輝いた。「私の新たな挑戦がどう受け止められるのかわかりませんでした。ですから、この受賞は素直にうれしかったです」主演を務めたのはスー・チー。彼女を主演に迎えるのは3度目になる。「私は映画において何よりも役者が大事だと思っている。スー・チーは何度でも組んでみたいと思わせる女優。今回もインニャンの役そのものになってくれました」また、日本の妻夫木聡と忽那汐里も出演している。「ふたりとも大きな可能性を秘めた役者です。特に忽那はまだ若いのに今回の映画でもすばらしい演技を見せてくれました。今後の成長をすごく期待しています」近年はプロデュースを手掛けるなど、若手育成にも力を入れているホウ監督。60代後半を迎え、今後についてこう語る。「できれば自分の作品作りに専念したいというのが本音。でも、映画界の発展させるためにも自分が次の世代にできることはしないといけない年齢だから、そこは避けられない。その中で極力、自作に力を注ぎたいと思っています」『黒衣の刺客』9月12日(土)より全国ロードショー取材・文・写真:水上賢治
2015年09月10日キャメロン・ディアスの夫、ベンジー・マッデンが妻の誕生日に愛情あふれるメッセージをインスタグラムにアップした。キャメロンは先月30日、43歳の誕生日を迎えた。36歳のベンジーはインスタグラムに、今年1月に結婚した愛妻とのツーショットをアップ。「僕の美しい妻へ、ハッピー・バースデー。僕の親友であり、そのほかのすべてでもあって…書くことはいくらでもある。僕は最高にラッキーな男だ。ここで一生暮らせるんだから。彼女を愛してる!!もっと幸せが続きますように、ベイビー!!」と絵文字満載のお祝いメッセージを添えた。ベンジーはオーストラリアでオーディション番組「The Voice」の審査員を務めていて、キャメロンの誕生日は現地で迎えたようだ。2人は先月31日(現地時間)にロサンゼルスに戻ったが、空港でキャメロンがデニムシャツやバッグでおなかの辺りをカバーするようにしていたことから、気の早い大衆紙などは、おめでたの憶測をめぐらしている。(text:Yuki Tominaga)
2015年09月02日マイホーム選びは、家族の一大イベントといっても過言ではありません。どんな家に住むか、夫婦それぞれに理想があるものですよね。けれど2人の希望をすべて叶えるのは、難しいこともあります。そんな時は夫と妻、どちらの意見が優先されるものなのでしょうか?マイホーム選びで優先される意見は、内容によって異なる野村不動産アーバンネット株式会社は、子育てと住まいを考える情報サイト「ノムコム with Kids」内で アンケート を実施。「マイホーム購入」についての実情を報告しています。 アンケート結果によれば、予算の主導権は全体で 48.9%が「夫」、 8.2%が「妻」となり、主導権は「夫」という夫婦が約半数。「間取りや広さ」「設備・仕様」など部屋の中のことについては、「妻」の割合が高くなり、 主導権が「妻」に移っています。このことから家の予算については夫に、家の中のことについては妻の意見が優先されることが分かりました。家事・炊事を実際にこなす妻の意見が優先されるのは当然といえるかもしれませんが、「常に相談のうえ」という意見が半数を上回る場合もあり、夫婦それぞれの意見をうまく盛り込んでいるようですね。マイホーム購入で積極的なのは?では、マイホーム購入において、より積極的なのは夫と妻、どちらが多いのでしょうか?全体では、「夫」が33.0%、「妻」が23.1%、「常に相談のうえ」が43.9%、という結果に。専業主婦世帯と比べ、共働き世帯では、夫が積極的に行動している割合は29.1%と減り、「常に相談のうえ」の回答が46.7%と全体を上回る結果となりました。夫婦間における「意見の不一致」共働き世帯では、マイホームの購入において夫婦で意見が合わない割合が多いようです。上の図から分かるように、共働き世帯は夫婦間の意見の不一致が68.7%となり、全体の60.8%、専業主婦世帯の56.4%を上回る結果となっています。妻が仕事を持っているか、いないかで夫婦のマイホーム購入における意気込みや意見のすりあわせに違いがあるようです。家は一生に一度の買い物になることも。意見が合わなかったとしても、双方が納得のいくまで時間をかけて話し合いましょう!(すだあゆみ)
2015年09月01日2010年「パーク・ライフ」で第127回芥川賞を受賞した吉田修一の原作を、李相日監督が映画化した『悪人』。その日本映画史に刻まれた感動作を手掛けたチームが再集結し、原作映画化に挑む『怒り』。この度、本作に出演する13人のキャストが発表となり、世界で活躍する渡辺謙を主演に迎え、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡ら豪華俳優陣が集結していることが明らかになった。八王子で発生した陰惨な殺人事件。現場に被害者のものと思われる血で書かれた「怒」の一文字。そして全国に逃亡を続ける犯人。事件から一年が経過した現在も有力情報は得られぬまま。事件から生まれた「疑いの念」が日本中に広まり、人々の“信じたい”気持ちに歪みを与えていく。前歴不詳の「3人の男」と出会い、距離が縮まる「3組の登場人物」たちは、信じたはずが一度生じた疑いから逃れられず“信じる”“疑う”と対極の感情の間で揺れる。行き着く先は救いか破滅か。そして、真犯人は誰なのか――。2012年10月から13年10月まで読売新聞に連載され、14年に中央公論新社より発行された吉田氏による原作「怒り」。行き場のない感情に葛藤する3組一体の群像劇は、原作者・吉田氏よりハリウッド映画『オーシャンズ11』の様なオールスターキャストで描いてほしいというリクエストがあり、渡辺さんを始め日本を代表する12人の豪華キャストとオーディションで選ばれた新人を加えた13人の出演が決定したという。そのキャストには、渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、広瀬すず、佐久本宝、ピエール瀧、三浦貴大、高畑充希、原日出子、池脇千鶴、宮崎あおい、妻夫木聡というベテランから若手俳優まで総勢13人。『許されざる者』に続き李組2度目となる渡辺さんは「再び、李相日監督と仕事させていただくことになりました。人を信じるという事がこんなにも難しく脆いものなのかという、今回もハードな話です。心してかかっていきたいと思っています。お手やわらかに。無理だと思いますけど…」と心の内を明かした。李監督は、「『本気で何かを伝えたい。本気で何かに怒っている――』でも、その感情を容易に他人に見せることは出来ません。バカにされるのが恐いから。そうして、本気が目に見えなくなるほど、人を信じる事は難しく、疑う事は簡単になってしまいます。この作品は、人を信じるため、何より自分自身を信じるための力になれるよう、取り組みたいと思います」と真摯に語った。オールスターキャストが実現したことについて原作者の吉田氏は「誰もが主人公であるこの物語が、今回これ以上ないスタッフ・キャストで映画化となる。『期待』という言葉では到底足りない思いで傑作の完成を待っています」とコメントを寄せた。以下、そのほかキャストのコメント■森山未來(田中信吾役)繊細に受け止め続けて体いっぱいに膨らんだ、透き通った凍てつく痛み。やがて血が通わなくなり感覚を失い、それでもまだ、心身に行き渡る痛点をいらいらと刺激し続ける、そんな痛み。形は違えど、劇中の全ての登場人物がそんな感覚を等しく抱いているのではないでしょうか。理解しようなどというおごりは持たず、ただ静かに隣に寄り添いながら、不器用な「怒り」を一緒に昇華させていければ、なぁんてことを今は考えています。■松山ケンイチ(田代哲也役)田代という役は自分とはかけ離れた役で正直どう演じればいいのか見えてきませんが、監督と共演者の皆さんとじっくり田代の怒りを見つけていければとおもっています。■綾野剛(大西直人役)触れたら壊れてしまいそうなほどの繊細な心たちを受け止め受け入れられるのか、最後まで、立ち続けられるのか、不安ではありますが、「信じる」「疑う」という怒りの狭間の中で、ただただ、李監督、各部署、共演者を信じ、彼を生きさせて頂きます。■広瀬すず(小宮山泉役)原作を読んで初めて自分から「この役やりたい」と思い、オーディションに臨んだ作品でした。この作品に参加させて頂けることが決まって、李監督のもと「泉」を演じられることを幸せに思います。スタートに立つ前からたくさん悩んでますが、一生懸命頑張ります。■佐久本宝(知念辰哉役)沖縄県在中、今回1,200名のオーディションの中から大抜擢の新人今回オーディションで選ばれ、このような環境で演技をするのは初めてで、今はとても緊張しています。原作の中でも大切な役割を持っている人物なので、この役をしっかり受け止め、監督やスタッフの方々と辰哉という役を作っていきたいと思います。初めての環境で慣れない事も多い中、サポートして下さる周りの方々に感謝の気持ちを持ちつつ、演じる事に集中していきたいです。■ピエール瀧(南條邦久役)「うわわー!スゲー名前の人ばかりじゃん!」日本を代表するキャストの皆さんがズラリと参加するこの『怒り』という作品に自分の名前も加えていただく事に戸惑い&感謝です。楽しみます!■三浦貴大(北見壮介役)今作で、北見役を演じさせていただくことになりました。李監督の作品に何度か出演させていただきましたが、監督の現場はいつも刺激的で、役者として吸収できることが多くあるので、また参加することができて大変嬉しいです。いくつかの視点から物語が進んでいく今作ですが、私は1年間ひとつの事件を追い続けている警察からの視点です。警察組織として、そして若い刑事であるがゆえの、責任や焦り、怒りを表現していければと思います。■高畑充希(薫役)李監督の映画に関われることを、とても幸せに思います。今回の映画は複雑なジクソーパズルのように色んなストーリーが絡み合っていて、出演者というより観客の一人として、全貌が見える瞬間に既にワクワクしてしまっています。小さな小さなピースの一つになって、作品を盛り上げられたら嬉しいです。撮影頑張ります。■原日出子(藤田貴子役)台本・原作共に読ませて頂き、私の中にもふつふつと湧き上がる「怒り」を覚えました。生きること、死ぬこと…世の中の不条理。それでも生きていかなければならない生命と死んでいかなければならない生命。その両方に触れ、自分自身に問いかける…そんな作品です。役作りは自分の弱さとの闘いでした。撮影はあっという間でしたが 李監督と再びご一緒出来て嬉しかったです。久々に手応えを感じる仕事が出来たと思っています。■池脇千鶴(明日香役)なんとも胸の奥がざわつく作品に出会えました。出演するのはわずかですが、台本とスタッフと自分を信じて精一杯出来ることをしようと思います。立ち会えないシーンがほとんどなので、どんな映画になるのか今から観るのが楽しみです。■宮崎あおい(槙愛子役)愛子という、今までに出会ったことのない役を頂きました。李監督の現場はハードだと聞いていますが、素晴らしいスタッフ、役者の方たちとお芝居ができる時間を楽しみたいと思います。■妻夫木聡(藤田優馬役)原作を読み、心を鷲掴みにされ、心から優馬という役を演じたいと思いました。この想いは『悪人』以来です。そして、その役を演じることの奇跡。この奇跡を真実に変えるべく、全身全霊尽くしたいと思います。信じることの難しさがテーマになったこの作品。最後まで皆さんと一緒にこの作品を信じていけたらと願います。東京、沖縄、千葉で紡がれる3つのストーリーと3組の登場人物。『フラガール』で日本中を感動の涙で包み込んだ映画監督・李相日作品の真骨頂として、現代社会に深く沁み渡る感動作となることは間違いなさそうだ。『怒り』は2016年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月20日妻夫木聡、怱那汐里が出演する台湾の巨匠ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の最新作『黒衣の刺客』の予告編が、このほど公開となった。唐代の中国。13年前に誘拐されたインニャン(スー・チー)が両親の下に戻ってくる。しかし、彼女は道姑(女性の道士)によって完全な暗殺者に育て上げられていた。標的は、暴君のテェン・ジアン(チャン・チェン)だが、彼はかつての許婚であった。インニャンは、任務中に窮地に追い込まれるが、難破した遣唐使船の日本青年(妻夫木聡)に助けられる…。『悲情城市』『フラワーズ・オブ・シャンハイ』『珈琲時光』『百年恋歌』などを手がけた巨匠ホウ・シャオシェン監督が、台湾、中国、日本で5年の歳月をかけて撮影した本作。日本のキャストとして妻夫木聡と怱那汐里が出演を果たし、数奇な運命に翻弄される女刺客を美しく描く本作は、5月に開催された第68回カンヌ国際映画祭にて見事「監督賞」を受賞している。このほど解禁となった予告編では、スー・チー演じる美しい女刺客・インニャンの華麗な姿を始め、「静」と「動」が織り交ぜられた美しいアクションシーンが映し出されている。さらに、美しい景観と静謐な映像美が全編に渡って展開される中、妻夫木さんと忽那さんが出演するシーンも。「かつての許婚が私を殺しにきた」というチャン・チェンのセリフから、孤独な女刺客インニャンの美しくも残酷な運命と本作の世界観を垣間見ることができる。カンヌで「宝石箱のような作品」と称賛を浴びた本作。まずはこの映像から、濃厚で圧倒的な映像美を覗いてみて。『黒衣の刺客』は9月12日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月11日ホウ・シャオシェン監督が、8年ぶりの最新作『黒衣の刺客』を引っさげて来日。3日(月)、都内で記者会見が行われた。『好男好女』、『フラワーズ・オブ・シャンハイ』、『百年恋歌』などに続き、本作で7度目のカンヌ国際映画祭コンペティション部門への出品という偉業を成し遂げているホウ監督。今年行われた第68回カンヌ国際映画祭ではコンペティション部門監督賞を受賞した。この日、本作に出演をしている女優の忽那汐里が、監督へお祝いの花束を持って会場に駆けつけた。5年前ぶりに忽那さんと会った監督は「すっかり綺麗な大人になっていて驚きました。オードリー・ヘップバーンのようになったね!」と再会を喜んでいた。監督は、今回の受賞について「武侠映画なので、みなさんがどのような反応をされるか分かりませんでした。そんな中での受賞だったので、嬉しかったです」と笑顔で話した。唐代の中国。13年前に女道士の下に預けられた隠娘が両親の下に戻ってくる。しかし、彼女は完全な暗殺者に育て上げられていた。標的は、暴君の田李安。彼と隠娘は、かつての許婚であった。運命に翻弄されながらも力強く生きてゆく“女刺客・隠娘”を演じたのは、ホウ監督の“ミューズ”スー・チー。標的となる暴君には、『レッド・クリフ』シリーズのチャン・チェン。窮地に追い込まれた隠娘を助ける日本青年役に妻夫木聡さん、そして忽那さんは、妻夫木さんの妻を演じた。「一番のこだわりは、役者さん」という監督。妻夫木さんを抜擢した理由について「この役は、彼以外考えられなかったです。人を簡単には信じないヒロインの感情を動かすことができるのは、単なる明るさだけではなく、感情の深さも持った人でなければいけなかったんです。スタッフもみんな妻夫木さんを好きになりましたよ!」と妻夫木さんへ熱い信頼を寄せていた。忽那さんも「初めて外国の監督と、お仕事をさせて頂いたのですが、台本のない流動的な現場で妻夫木さんが引っ張っていってくれたことがとても大きかった」と話した。撮影期間5年、総製作費が約13億円という本作。なんと44万フィート分ものフィルムを回したそうだ。その中から必要なところだけ切りとったという監督は、「観る人によって繋がっていないように感じることもあるかもしれませんが、しっかりと向き合って映画を創ったつもりです。急がずにゆっくりと映画を味わって欲しい」と想いを語った。忽那さんも「新しい感覚を味わえ、とても静かで研ぎ澄まされた芯の強いメッセージがある作品です。今の時代を生きる多くの日本の方に理解して頂けたら嬉しいなと思います。」と強い眼差しでアピールした。『黒衣の刺客』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月03日