1ヶ月ワンオペになった我が家。【前回の記事はコチラ】 「夫が1ヶ月の出張へ…不安なワンオペ育児に備えた夫の神対応に感動!」 乗り切るための作戦!完璧にやろうとしない。まぁ日頃から完ぺきではないのですが…。できるときはやるけど、忙しい時はほどほどに手を抜くことにしました。料理に疲れたときは…手抜き夕飯です!好きなものは焼いて、ご飯は鉄板を洗うときのことを考えて食材を選んでいます!肉のかわりにベーコンやソーセージ、ちょっと豪華にしたいときはくん製のハムもいいですねえ。野菜も一緒に焼いたら、栄養バランスもばっちりです。そして難関は…なるべく怒らないこと~!私は怒ると、なかなか通常モードに戻れない性格なのですが旦那がいるときは…旦那が帰宅することで、気分が変わるというか家の中の空気が入れ替わる感じがして、怒りモードから通常モードに戻るきっかけになるのです。それがない今は、なるべく怒らないように…と「まあいっか~」精神でやっていこうと思います!最後は…つい自分よりも大変な人のことを考えて「私なんてまだまだ」と思いがちなのですが…無意味なんですよね~!無意味なうえに自分を追い込みがちになるので、そんな風に考えないように、と思っています。まだもうちょっと続くワンオペですが、この3つの作戦で頑張ろうと思います!
2019年11月30日それは旦那の一言から始まった…。ええ~? 1ヶ月もいないの~?うちの旦那は家事参加をしてくれるほうで、月半分は夕飯を作ってくれるし、仕事帰りは買い物もしてくれるのでめちゃめちゃ頼りにしているのです。我が家が今住んでいるのは沖縄なのですが、今回旦那が出張するのは県外…飛行機で行くわけで、週末ごとに帰ってくることもできないらしいです。以前も長期出張はあったのですが、そのときは実家の近所に住んでいたので、実母の手伝いがあったし、旦那も週末に何度か帰宅することもできたのです。…が、今回は完全ワンオペ!!!気落ちする私ですが、旦那も色々大変そう…。出張先で必要な勉強もしておかないといけないし、沖縄の冬はそんなに寒くないので、冬服が圧倒的に足りないため服の買い足しが必要です。冬服を買いにいったはずの旦那が…洗剤やトイレットペーパーをいっぱい買ってきた~!そう、こういう重かったりかさばったりする買い物はいつも旦那の役目なのです。(なぜなら私が車の免許を持っていないから)いない間の分を、あらかじめ買ってきてくれたようです。旦那の優しさに感動しつつ、私も何かしないとな~と、家の中を見ると散らかっていたので…なんと…!ワンオペでいつもより大変なんだから、無理をするなとのこと。100点満点の旦那の態度に後光が差して見えたのでした~。さてはて、1ヶ月分のワンオペはどうなるか…。
2019年11月23日どうもこんにちは! のばらです。前回の続きです。周囲の何気ない一言を、すっかりひねくれた捉え方しかできなくなっていた私。「私は育児を大変だと思っちゃいけないの!?」そんな不満を抱えながら、それでも毎日やることは変わらず、娘たちの世話に追われる日々。結局はね、認めてほしかったんです。わかってほしかったんです。涙が止まらなくなりました。そして現在。末っ子長男が誕生した訳ですが…いや~ぁ、大変です(笑)2歳でこんなしんどいなら、もっと大きくなったら一体どんなことになるのかしらと一抹の不安を抱えておりますがあの頃よりも少しだけ心の余裕ができた今笑っていられる時間は確実に増えたような気がします。育児に先入観は通用しないんです。子どもはみんな違うんですから。今まさに育児を頑張ってるあなたの周りに、どうかあなたの頑張りを認めてくれる誰かがいますように。大丈夫! そのままでいいんだよ!あなたは頑張ってるよ!!
2019年10月25日ウーマンエキサイトをご覧の皆様こんにちは、M子です。普段、仕事の勤務体制がちょっと変わってる関係で夫が家に居る時間が比較的多い我が家。しかし、その夫が出張で2ヶ月間遠いどこかへ行ってしまい、M子はイヤイヤ期全開の1歳の娘けーちゃんをワンオペすることに。今回は夫の出張によってけーちゃん自身の大きな変化に気づけたそんなお話です。ではどうぞ。■イヤイヤ期全盛中の娘を抱え、ワンオペ育児にそもそも究極の寂しがり屋なM子。夫と離れ離れの生活に大きな不安を感じ、さらにけーちゃんのイヤイヤ期。そんななかワンオペ育児なんてできるのか!?と思いつつやるしかないんだからいつまでもクヨクヨしてられない。とにかく頑張らなきゃ!というわけで…■ワンオペ育児の救世主「児童館」へ今までも児童館に行くことはありましたが、すごい適当な気持ちでパジャマみたいな格好でやる気なくふらっと立ち寄って去る。みたいなスタンスでした。…が、今回は違う!!!児童館のためにお化粧し児童館のためにやる気を出して出かける! 目的地は児童館(正確にいうと児童館に併設されたママとベビーの社交場的公園)!いつも午後に行っていたM子。午後に行くと大きい子が多くて遊べないことも多々あったので、同じ歳のベビーはきっと午前中に来るんだ! と推測。案の定、娘と歳の近そうなちびっことママさんたちがワイワイしていました。そこへけーちゃんを放牧!!!けーちゃんは人好きなので猛ダッシュでちびっこ達のところへ。M子、けーちゃんを追って自然にママさんの隣をキープ。あーだこーだママさんとおしゃべりしつつけーちゃんを見守るのですが、なんせイヤイヤ期で普段わがまま放題、気に入らないとすぐに大泣きしたり地べたで暴れたり、先日なんてM子の頭に包丁(おままごとの)投げつけたりとそりゃあもうぶっとび娘。そんなけーちゃんが他のちびっこたちと仲良く遊べるのか気が気じゃないM子でしたが…■けーちゃんの大きな成長に感動砂場には児童館の砂場用おもちゃが置いてあるのですが、どうやらけーちゃんが持っていたシャベルをお友達も使いたかった様子。それに気づいたけーちゃんは…、お友達に自分の使っていたシャベルを譲っていたのです!家ではあんなに暴君なイヤイヤ娘でしたが、お友達におもちゃを譲ったり、一緒に仲良く遊んだり、お友達と見つめあって微笑みあったりなんかして、なんだか娘が一気に大人になったような、大きな成長に感動したM子。私も他のママたちと交流して色々お話しできて充実した時間を過ごせたし、娘もお友達とたくさん遊べて満足した様子。帰り際、お友達に大きく手を振ってバイバーイと叫ぶ娘の姿をみてまた感動。今まで同じ歳のお友達と会っても個々でお互い好きなことをする感じだったのに、いつの間にかこうして誰かと一緒に仲良く遊べるようになったなんて、子どもの成長の早さに驚きました。夫の出張を機に本気で交流の場にでかけるようになり娘の成長を実感できて本当に良かったと思いました。これからも時間が許す限り娘を連れてどんどん交流しに行こうと思っています。
2019年10月09日夫は家事や育児をよく手伝ってくれます。周りのママ友に話すと「イクメン」と感心されることもありますが、最初からイクメンだったわけではありません。きっかけはワンオペ育児に不満がたまり、私がプチ家出をしたこと。夫がどのようにイクメンになっていったのかを紹介します。 ワンオペ育児に不満がたまる日々長女を出産したころ、夫は仕事で帰りが遅く、私はいつもひとりで家事育児をこなす日々を過ごしていました。ワンオペ育児に不満がたまるなか、長女が生後10カ月のときに職場復帰。家事、育児にフルタイム勤務が加わり、私はストレスがたまる一方でした。 ある休日、私は夕飯づくりに時間がかかりイライラ。その横でのんびりしながら「何をそんなにイライラしてるの?」と言う夫の言葉に更にイライラが増し、「代わりに食事くらい作ってよ! 私は家政婦じゃないし!」と言い残し、家を飛び出してしまいました。 人生最初で最後のプチ家出衝動的にバッグだけ持って家を飛び出し、行くあてもなく車に乗ってドライブ。何となく近所の高台にある公園に行き、自動販売機で買ったコーヒーを飲みながら夜風にあたって冷静さを取り戻しました。不満がたまっていたとはいえ、当たってしまったことや、いくら夫がいても子どもを置いてきてしまったことなどを反省……。 家を出てから2時間くらいたったので家に帰りました。これが私にとって、人生最初で最後になるであろうプチ家出です。家に帰ってみると作りかけの食事はそのままでしたが、夫は長女には離乳食のストックをあげてお風呂に入れてくれていました。 話し合いで家事育児を分担長女を寝かしつけた後、きちんと夫婦で話し合いをしました。仕事から帰ってひとりで長女の相手をしながら食事を作って食べさせ、お風呂に入れて寝かしつけ。食事の片づけに洗濯物にと、ワンオペ育児に疲れていたこと、それが当たり前だと思っている夫にイライラが募っていたことなど伝えました。 夫は、「短時間でもひとりで家事育児をしてみて大変だった。いつもひとりで全部させて申し訳ない」と言ってくれました。とはいえ、仕事が終わって帰る時間が遅いことは変わらないので、食事の片づけや洗濯物たたみなど急いでしなくてもいい家事を分担することに。これが夫がイクメンになる1つのきっかけとなった一日でした。 その後は、家事や育児を一緒にしてくれるイクメンになった夫。料理だけは苦手で滅多にしてくれませんが、アイロンがけや掃除機をかけてくれるなど頼もしい存在です。不満をためて爆発してしまうより、夫婦で話し合って協力体制を作ることが大切だと実感しました。著者:小林更紗中1・小4・2歳の三姉妹の母。通関士資格保有。長女が小学生になるタイミングで、勤めていた通関業者を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年10月05日ニュースなどでイクメンの話題があがると、どうして我が家だけワンオペ育児なの……と思うママも多いのではないでしょうか。 夫は気が向いたときにだけしか手伝ってくれない、ママが洗い物をしている中、パパはテレビを見て寝っ転がっているだけなのに、赤ちゃんが泣いているのもおかまいなし。話を聞いてもらいたくて話しても、生返事。毎日24時間ひとりで育児に向き合っているママは、そんなパパにイライラしてしまうことも多いでしょう。 本当に「私だけ」がワンオペ育児なの?イクメンとしても有名だったオリエンタルラジオの中田敦彦さんが、ちょっと前に「良い夫やめました」宣言をされました。 これが良いか悪いかは別として、世間からは完璧なイクメンのように見え、中田さん自身も完璧なイクメンであると思っていたものの、結果的には妻の福田萌さんから見ると全くそうではなかったというお話でした。世間でイクメンと言われている人を見てみても、完璧とはほど遠い、という事実があるのです。 周りを見渡して、パパの育児においてのはたらきに満足している友人はどれくらいいるでしょうか。程度の差こそあれ、ワンオペ育児をしているのが「私だけ」ではないことに気付くのではないかと思います。「私だけ」と思うと、悲観的な気持ちが高まってしまいます。「私だけ」と思ってイライラを募らせるのはやめましょう。 ワンオペ育児がおこってしまう理由もちろん、「私だけ」ではないからと言って、夫が育児に参加しないことは良いわけではありません。では、どうして起こってしまうのでしょうか。ひとつには、おっぱいをあげるなど、どうしてもママにしかできないことがあるからです。ここからパパは「オレの仕事じゃないよね」という都合の良い理由を見つけてしまうのです。 そして、次に圧倒的な情報の差です。ママはお腹に赤ちゃんがいるときから、どうやったら赤ちゃんを育てられるのか、いろいろなところから情報を得る機会もあり、かつ得ようと努力をする場合が多いです。しかしながら、赤ちゃんができてもパパは基本、仕事が主流。育児への情報を入手する機会もママに比べると少ないでしょう。そうなると関心度合いもママと比較すると非常に低くなってしまうのです。つまり、育児を自分のこととして全く受け入れていないのです。 ワンオペ育児にしないためにできることパパにママのフォローを完璧にやってもらうためには、パパに情報を渡し、関心を持ってもらい、自分のこととして感じてもらう必要があります。かなりハードルが高いと感じるママも多いのではないでしょうか。逆に、そこまでするならワンオペ育児でもいいや、と思うママもいらっしゃることでしょう。とはいえ、これからも続く育児。パパに少しでも多くサポートしてもらうよう努力することはマイナスではありません。男性は、主観的な思いよりも客観的な事実に対してのほうが受け入れやすい場合が多いので、ママが「こんなに大変だから手伝ってよ!」というよりも、地域にいる専門家の人の話をパパに聞いてもらったり、ママがいかに大変かを記した漫画や本を読んでもらったりするのがおすすめです。 子育てと同じようにパパも育てるイメージで、焦らず、時間がかかるものと思って対応しましょう。人は自分で変わろうと思わないと変わりません。パパに変わってもらおうと思ったら、まずは「パパが変わらなければ」と思うような環境をつくることから始めてみてくださいね。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年09月29日夫が仕事で忙しいと、ワンオペ育児になりがち。私は第2子出産後にその状況が続き、精神的にかなり追いつめられました。そんな私を救い出してくれたのは、初めて利用した「ベビーシッター」でした。今回の記事では、私がベビーシッターを利用することになった背景や、そこから強く感じた「子育てはひとりでは不可能」「いざというときに頼れる人や仕組みなどを、心身ともに余裕があるときに準備しておくべき」ということについてお伝えします。辛すぎる…産後の追い詰められた精神状態第1子が4歳の時、第2子を出産しました。想定外だったのは、出産直後から夫が業務の都合上、半年ほど長期出張に行ってしまったこと。双方の実家は遠方で頼ることが難しく、いわゆるワンオペ生活になりました。私自身、「2人目だし、育児もどうにかなるだろう」と軽く構えていた部分がありましたが、実際は想像以上に大変でした。産後数週間の体で生まれたばかりの赤ん坊を抱き、上の子の保育園への送り迎えや家事をこなしていたのは、体力的にも精神的にも、かなり負担になっていたのだと思います。そんな状態が3か月ほど続いたある日の朝、自分の中で「プチッ」と糸が切れたのがわかりました。涙が止まらず、何もする気が起きません。「このままでは、明日どうにかなってしまう…」率直に、そう思ったのでした。夫は反対!?ベビーシッターを利用するまで実は私は、第1子出産の時にも、産後4か月のときに、精神的にとても落ち込みました。初めての育児で右も左もわからず、とにかくいろんなことに悩み、ちょっとしたことで涙が止まらない状態が続きました。妊娠前はまったく泣かなかったのに、出産後は何度も泣くようになった私を見て、夫は異変を感じたようです。出産直後から育児には比較的協力的な夫でしたが、そこからは、育児や家事にもより一層積極的に参加してくれるようになり、その状況を乗り越えました。第2子を妊娠した際、「もしかしたら、産後にまた同じ状況になるかもしれない」と不安を感じたので、産後サポートやベビーシッターについて調べました。というのも、私の妹が学生時代から幼児教育を学び、ベビーシッターをしていたことや、海外の友人達もベビーシッターを頻繁に使い、リフレッシュしながら上手に育児をしているというのを知っていたので、私自身はベビーシッターを利用することに抵抗がなかったのです。しかし、夫は、「家の中に知らない人を入れる」「他人に子どもを預ける」ということに抵抗感をもっていて、ベビーシッターの利用には否定的でした。ベビーシッターを利用後の私と夫の心の変化第2子出産後、夫は長期出張で不在、実家も遠く、頼る先がない私は、極限の精神状態。「もう、これは必要な支援を使う時が来た」と本能的に感じました。念のため、出張中の夫には、自分の状況を伝え、「ベビーシッターを利用したい」と話をしました。夫は遠方にいて育児を直接担えないので、利用を認めざるを得ない状況だったのが正直なところでしょう。その後、意を決して産前に登録していた市のファミリーサポートに電話しました。とにかく本当に辛かったので、電話をかけながら私は泣いていました。窓口の方が私の緊急度合いを察してくれたのか、「本来は数日前の依頼が基本ですが、明日対応可能な人が見つかったので、いかがですか?」と提案してくれました。ベビーシッターの利用自体が初めてだったので、2時間だけ依頼することにしました。その2時間で、私は子どものいる女性が運営しているマッサージ店に行きました。インターネット上で探したのですが、とにかく誰かにこの状況を聞いてほしかったのだと思います。お店への移動時間も含めて2時間しかありませんでしたが、気持ちの張りつめとともに全身凝っていたようで、マッサージ店に行くことで、心も体もかなりリラックスすることができました。2時間後、子どもの元へ戻る足どりは、今までのものとはまったく異なり、軽やかなものでした。預けている間の子どもの様子はとても落ち着いていたとベビーシッターさんから聞き、安心しました。子育てをしていくなかで、夫婦だけではどうにもできない状況もあること、ワンオペ生活が続くと、精神的に辛くなってしまうこと、そしてその状況が長く続くことの危険さを、今回の件で身をもって感じました。夫婦ともに「自分たちだけでどうにかしようとするのではなく、必要な時には必要な支援を募ろう。親が落ち着いた気持ちで子どもと向き合えることは何より大切」と思うきっかけになりました。突然来る「いつか」のために、「育児の駆け込み寺」を用意しておこう今回のできごとを経て私が思ったことは、以下の2つです。1.育児はひとりで抱え込まない2.もしもの時のために、心身ともに余裕があるときに、育児の相談先やベビーシッターも含めた育児の担い手のアウトソーシングなどを準備しておく出産前後だけに限らず、育児は自分が想像している以上に気力も体力も使います。必要な時には必要な支援をすぐ求められるように、余裕のある時に「いざというときの駆け込み寺」を用意しておくとよいと思います。なお、ベビーシッターの金額は、私が市のファミリーサポートを利用したときは1時間800円程度でした。民間団体を利用したときは、1時間1500~2000円程度。住んでいる自治体や勤務している会社から補助金などが支給される場合もあるので、ぜひ調べてみてください。育児は楽しいこともたくさんあります。しかし、ある日突然「辛い」と追い詰められてしまうことも起こり得ます。「私は大丈夫!」とは思わず、夫婦で話し合い、できる準備から始めてみることをおすすめします。<文・写真:ライターnanahi>
2019年09月26日育児は24時間年中無休。そんな毎日のなかで、育児と家事を頑張りすぎて何が1番大切か忘れてしまうほどでした。私の場合、実家が遠く夫は自営業で多忙なので、常にワンオペ状態でとてもつらかったです。今回はそんな状況下での育児体験で気付いたことや私の気持ちの変化をご紹介します。 ワンオペ育児に追われ気づけばボロボロに毎日の育児や家事であっという間に時間が過ぎていて、気づけばもう夕飯の支度をしなきゃいけない時間……。 朝から元気でパワフルな子どもを相手にしていると、自分に使える時間はほとんどないし休める時間もなかなかありません。 そんな毎日のせいか、ちょっとしたことでイライラすることが増えていきました。私の場合、実家や夫に頼ることができない環境なので、子どもが熱を出したとき、入院したとき、どんな状況であってもひとりで全部乗り越えてきました。 イライラが頂点に! ついに爆発!全部をひとりでこなすことは本当に大変で、仕事を頑張ってくれている夫にさえ感謝できないくらい気持ちに余裕はありませんでした。いつしか「なんで私ばっかりこんなに大変なの。逃げ出したい」そう思うようになっていき、私はついに爆発してしまいました。 まだ2歳にもなっていないわが子に怒鳴ってしまったのです。息子はびっくりしたようで号泣してしまい、そんな息子を見て自己嫌悪になり、気づけば私も泣いていました。どうしたら良いのかわからず息子を抱きしめ、そのときはただ泣いて「ごめんね」ということしかできませんでした。 反省、そして思ったこと少し時間が経って冷静になり、そこで初めて「こんなにストレスが溜まって爆発して息子を悲しませるくらいなら、いっそ頑張らなければ良いんだ!」「もっと休んでラクして二度と戻ってこないこの時期を楽しもう!」と思うようになりました。子どもは笑顔のママが一番大好き! ママが笑顔になることがとても大切! まずはママである私が笑顔になれる環境作りをすることが大切なんだと感じました。 その経験から、イライラしそうになったら家事や育児は手を抜いて、ママと子どもが笑顔でいれるようにしようと思いました。少し部屋が散らかっていてもすぐには片付けず寝る前にまとめて片付けたり、食事を1食だけレトルト食品にして家事の負担を減らしただけでだいぶ体力的にもラクになり、イライラする頻度も減りました。 そして、本当に大変なときやつらいときは夫に助けを求めることも必要だと思うようになりました。とにかくひとりで抱え込まないようにしよう! と思います。 著者:八木あかね一男一女の母。二人目出産を機に保険代理店を退職。夫が忙しい為、ワンオペになりがち。1年間専業主婦に徹するも、現在は自身の出産や育児の経験を活かしライターとして活動中。
2019年09月04日皆さんは、育児の合間に楽しめる趣味、ありますか?私は……ありませんでした。以前は、ゲームや映画鑑賞、お絵描きなど趣味はあったのですが専門学校入学という人生の転機があり、マルチタスクが苦手な私は勉強に集中するために、そこで趣味をすべて捨ててしまいました。勉強は楽しく、クラスメイトとの付き合いもあり、ひきこもり上がりには目まぐるしいほどの、充実した日々を送っていました。更にそこに、娘を出産するという大イベント。ゲームより娘のお世話の方が白熱しますし、映画を見るより娘の様子を見ている方が楽しい。ペンを握るのは、娘の問診票を書く時くらい…。私の趣味は"娘"になりました。趣味にかかるお金も時間もすべて娘に注ぎ込めるので、これが一番。これでいいと思っていました。しかし…息抜きもせずに娘と向かい合う日々の中で、私は少しずつ、メンタルに不調を抱くようになっていました。また、発達ゆっくりさんな娘の療育、将来への不安、そして自分自身の持病の悪化、それによる専門学校退学、という出来事が重なり、思考回路がショートしかけた時。専門学校で出会い、公私ともに私を支えてくれていた友人が、ふと、こう言いました。「絵、描きなよ。もったいない。」絵を描くと言っても、ここ数年は、臓器や骨格筋をノートに描いたくらい。でも、その友人は、その絵のことを評価してくれていました。そこで私は、実家でホコリをかぶっていたペン型タブレットを、久しぶりに掘り出しました。こうして始めたのが、インスタグラムでした。最初は、ほんの落書きでした。何せ、人間の中身ばかり描いていたので、人間の外見を描くことには大きなブランクがありました。しかし、落書きでも、いいね!を押してくださる方、フォローしてくださる方、コメントしてくださる方がいました。家族と数少ない友人以外とのコミュニケーションは本当に久しぶりで、心がほっと癒されていくのを感じました。そこで、次に始めたのが娘を描くこと。育児漫画でした。娘との生活は面白いことだらけなのに、写真や動画では収めきれない出来事ばかりでした。それを漫画に描き、娘との生活を、ある意味ノロケたかったのかもしれません。また、持病の悪化で命を落としかけたことで、娘との日々を、娘への想いを、私なりの形で残したかった、という部分もあります。こうして、育児の合間に始めた育児漫画は色々な方に見ていただくことになり、嬉しいことも楽しいことも、つらいことも不安なことも、「ネタにしたろ!」の精神で乗り越えられるようになりました。何より、投稿することで頂くコメントの数々は、ママ友のいなかった私にとって何よりのアドバイスで、励ましで、癒しになりました。こうして、私の趣味になった"育児漫画"。更には、投稿する中で連載のお話をいただくようになり、始めさせていただいたのが、この連載でもあります。前述の通りマルチタスクが苦手な私は、案の定スケジューリングが下手で二人育児しながらの漫画制作にあっぷあっぷしていますが(ご迷惑おかけしています…)友達にも会えない、飲み会にも、美容院にも行けないそんな日々の中で自宅にいながら、たくさんの人のあたたかさに触れることが出来、更には育児の楽しみも増やしてくれる。そんな育児漫画の世界には、感謝してもし尽くせません。皆さんも、描いてみようかな?と思ったら、ぜひ描いてみてください!あなたにしか描けない、アルバムに残せないことも描き残せる、素敵な趣味になると思います。
2019年08月28日2018年2月生まれの男の子を育児中のみーすけです。 夫のなあさんは平日多忙で、飲み会も多く、毎日ワンオペ。「やっと土曜日……」と思ったところに絶望的な連絡が……。 遅くまで働いてくれてるって、わかるんですけどねぇ……。 早く帰って育児・家事を手伝おうと思うことはほとんどないのに飲み会のためには早く帰るのかよ〜ってイライラします。かといって休日家事・育児頑張ってくれるかというと……微妙! 頼むとあまりいい顔されないし私が期待しすぎなのかな。 実際ごはん作らなくていいし、もしかしたら帰宅が遅いほうが助かるのかもしれませんが、いてくれたら気持ちが違いますよね〜!今日はこんな大変だったとか、こんなことしたとか、わかってほしいし共有したいのに、誰もいない。 ひーとーりーぼっち! 寄り添ってほしいと思うんです!心だけでも!! 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 絵日記ブロガー みーすけ2018年生まれの男の子を育児中の絵日記ブロガー。日常をマンガにしてブログを更新中! ネットで子育て情報を検索するのが趣味。最近の悩みは赤ちゃんのおもちゃを買いすぎてしまうこと。
2019年08月22日昔に比べると、育児に対して積極的な姿勢を見せるパパも多いでしょう。しかし、ママからすると「協力しているつもりかもしれないけど、全然わかってない! うちもワンオペ育児だ!」と感じることがあるかもしれません。 わが家でも、私がイライラして爆発することが何度もありました。そのとき感じていたことや、夫との意識をどうすり合わせていったのかをご紹介します。 結局、他人ごと!?仕事復帰後、私も朝は時間に追われるようになりました。子どもがグズって着替えてくれなくても、夫は知らん顔。休日は子どもの面倒を見てくれるけれど、仕事の日は関係ないと思っているようでした。 このままでは不満がたまると思い、「あなたは予定通り家を出ればそれでおしまい。でも私はたとえ仕事に遅刻したとしても、最後まで子どもに向き合わないといけない。仕事も復帰したし、そこは一緒に責任を負ってほしい」と訴えました。 それ以来、私が身支度をしている間に息子に朝ごはんを食べさせたり、体温を測ってくれたりと、できる限り協力してくれるようになりました。 私だって育児初心者よ!夫に断乳の相談をしたとき「協力はするけど、俺は細かいことはよくわからない」とひと言。「私だって育児初心者で右も左もわからないけど、必死でいろいろ調べているんです!」と怒りがこみあげてきました。 けれど、私がやりたいと言ったことを言い出したタイミングでできるよう、協力はしてくれます。それはありがたいので、夫から「いついつ、これをしてみてはどう?」という提案までしてほしいというのは、私が求めすぎだったなと反省しました。 気をつかっているつもり?子どもが熱を出すたびに、家事がままならない状態になっていました。すると夫から「洗濯はためても大丈夫だよ、ごはんも俺の分は無理して作らなくていいから」と言われたんです。 私だっておなかがすくし、洗濯もあとからまとめてするのは大変。「俺がするよ」ってなんで言ってくれないの? とイライラしてしまいました。しかし、夫は「これをやって」と具体的に頼むと、嫌な顔せずやってくれます。それからは察してもらおうと期待するのではなく、細かく頼むようにしました。 仕事の忙しさやママ・パパの性格などは家庭によって差があるので、パパに育児をしてもらうための改善策はそれぞれ異なるでしょう。「どう思っているのか、何が大変なのか、何をしてほしいか」を言葉にして相談しながら、ふたりのスタイルをつくっていくといいかもしれません。著者:今宮れい2歳男児の母。子ども服や子ども雑貨の展示会に出向き、バイヤーとして店舗づくりに携わる。妊娠を機に専業主婦も経験。出産後、新たな可能性を求めてライターとして活動中。
2019年08月22日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師・おむつなし育児アドバイザーの榎本さんからメッセージです。 こんにちは。助産師・おむつなし育児アドバイザーの榎本です。おむつなし育児をやってみたいけど、1歳を過ぎたらできないの? というご質問がありました。 実は何歳からでもおむつなし育児は始められます。今回は1歳からの始めるポイントについてお話します。おむつなし育児によって、本格的なトイトレがラクにスムーズに進みます。 1歳からおむつなし育児を始めるのは遅い?1歳からでも始めるのは遅くはありません。 しかし、生まれてから1年間「おむつの中でおしっこをする」ことに慣れてきたお子さんにとって、トイレという穴の空いた空間におしっこをするという新たな行動を学習し直すことは大人が想像するよりも大変です。膀胱の筋肉を緩ませてトイレやおまるでおしっこをするという感覚はすぐには育たないことがあります。しかし、大人の真似をしたり、歩行などの身体機能も発達して、言葉も理解してくるのでやりやすい点もあります。また、うんちや溜まったおしっこを出すとスッキリするという快感も感じやすい時期です。 おむつの外におしっこやうんちをする感覚を覚えよう1歳過ぎの場合、まずは思いきっておむつを外して、おしっこやうんちを自分の体から出ていることを知らせてあげましょう。赤ちゃんはおしっこが出るとすぐに下を向いて確認します。その経験を何度も続けていると、おしっこをしたいという感覚と、するために膀胱の筋肉を緩めて外に出すという感覚が連動してきます。初めておむつを外したときは、この感覚ができていないので、頻尿状態になっていることが多いのですが、2〜3カ月経つと、排尿間隔もあいて落ち着いてきます。おしっこが出ている間、「シーシー」という合図を出してあげて、その合図で膀胱の筋肉を緩ませておむつの外で排泄するということを、焦らず繰り返し教えてあげましょう。 サインやタイミングは? どのように対応する?タイミングでわかりやすいのは、下記のようなとき。・寝起き・外から帰ってきてから・ご飯のあと(授乳や飲み物を飲んだあと)・寝る前・入浴前後・抱っこやおんぶから下ろされたとき・チャイルドシート、ベビーカーから降りたとき わかりやすいサインは、下記のような行動。・ある決まった音(ちっちなど)を出す・自分のお股を触る・おむつなどを触る・落ち着かなくなる(足をモゾモゾなど)・うんちの場合、いきむ、オナラが出る、動きが止まるお漏らしなどで、おうちの掃除や洗濯が大変な場合には、1日何枚までパンツを濡らしたら終わり、15〜30分ぐらいの決まった時間だけにするなどでも良いと思います。サインがみられたらおまるに座らせてあげたり、トイレに連れていってあげたりしましょう。 嫌がったら無理強いせずにおまるやトイレに連れて行って、嫌がるようであればすぐに切り上げます。遊びに夢中な時などは、難しいこともあります。2〜3分待って出なそうな場合にも切り上げるようにしましょう。その時に出なくても、おむつをしたらすぐにするという時もあります。その場合は、タイミングはあっているので、おむつをしたままで座って排泄してみても良いでしょう。おむつにしたうんちを一緒にトイレに流したり、大人がトイレでしているのを見せるのも良い方法です。もし、床でおしっこをしてしまっても、子どもがショックを受けないように、怒らずに騒がないことが大切です。トイレやおまるでできたら、「ありがとう」「上手だね」と声かけをしてあげましょう。1歳からのおむつなし育児は、おしっこやうんちをおむつの外へ出すという感覚を覚えるまで、ゆっくり時間をかけるということが大切です。それをしているうちにトイレトレーニングに自然に進めていける時期です。 保育園に行っていても、おうちにいる時だけでもできます。2歳クラスで始まる保育園でのトイレトレーニングにもスムーズに移行することができます。ゆるく楽しく、おむつなし育児をしてみてくださいね。引用・参考文献 :おむつなし育児アドバイザー養成講座テキスト監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室」
2019年08月12日妊娠中はさまざまな情報をネットや雑誌から仕入れて、ずっと見ているうちに、あれも買わなきゃ、これも買わなきゃ、と思ってしまいがち。でも、買って必要なかったものも実はたくさんあります。買って後悔した育児グッズ【前編】に続き、さらに買って後悔したものを紹介します。必要だったのか謎のグッズ「ベビージム」「これ、必要だったかなー?」と思ってしまったのがベビージム。子どもがとても喜ぶと聞いたので買ってみたものの、正直、喜んでいるのか、喜んでいないのか、最後までよくわかりませんでした。わが家は年齢がいっても形を変えて遊べるベビージムを選んでみましたが、対象年齢になってもそれで遊ぶこともありませんでした。ベビージムは知育効果がある、と聞いたのでなんとも悩ましいところですが、購入の優先順位を下げてもよかったと思ったものの1つです。 喜ぶ子と喜ばない子に分かれる?「ベビーカー用おもちゃ」ベビーカー用おもちゃも、わが家では必要なかったと思う育児グッズの1つです。ベビーカーでのお出かけ時に赤ちゃんが楽しめるようにと思い、購入してみたものの、わが家の娘はまったく無反応。それよりも家でいつも一緒にいるぬいぐるみを持って外出するほうが、機嫌が良くなりました。よその赤ちゃんがわが家のベビーカー用おもちゃに興味を持つことも多々あったので、ご自身のお子さんがベビーカー用おもちゃに関心を持つようであれば、買ってあげるといいかもしれません。 必要な状況になってからでもいい?「おしゃぶり」わが家では、娘が指しゃぶりをするわけでもないのに、なんとなく「必要になるかも」という考えだけで、おしゃぶりとおしゃぶりホルダーを購入しました。結果、口に入れても娘はペッとはき出してしまい、まったく使うことはありませんでした。一度、使い始めるとやめさせるのが大変になる、年齢によっては歯並びへの影響も懸念されるなど、気になることも聞くおしゃぶりなので、必要な状況になってから購入を検討しても遅くないかもしれませんね。 産前産後は何かとお金がかかるので、なるべく節約したいもの。今の時代、ネットなどを使えばすぐに手に入るので、迷ったら一度立ち止まって、本当に必要になってから購入してもいいと思います。 著者:ヒロコ ラメッシェ4歳女児の母。旅行雑誌編集デスク、アルバイト情報サイト編集長を経て、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。現在、モロッコ在住。自身の経験からママたちと共有したい情報を発信中。
2019年08月10日皆さま、ごきげんいかがですか。男の墓場プロダクションの劔樹人と申します。普段はマンガを描いたり、バンドをやったり、ハロー!プロジェクトの応援をしたりしながら、家のことや育児を主に担当する主夫として生活しています。今回は、どうして私がマンガを描き出したかというお話にお付き合いください。■“日本一有名なロックバンドのマネージャー”だったあのころあれは2012年ごろだったか。当時私は、神聖かまってちゃんというロックバンドのマネージャーをしていた。バンドじゃないもん! というアイドルグループもデビューさせ、忙しさは絶頂だった。さらに、日本初のインターネット配信により有名になったバンド・神聖かまってちゃんの周辺人物として、なぜか私はマネージャー・プロデューサーとしても有名になっていた。私自身がたくさん取材を受け、テレビに出演し、映画にも主演級で出た。さらに、鬼束ちひろさんのネット番組でMCまでやった。当時は、「日本一有名なロックバンドのマネージャー」とまで言われたのである。■ブログ執筆のオファーが!そんな私に、とあるファッション・カルチャーサイトから、ブログを書かないかというオファーがあった。ファッション、アート、音楽など、さまざまなジャンルで活躍するクリエイターたちのブログである。震えるような気持ちで引き受け、いざ書こうと思ったが、全く書くことがない。日常の適当なことを書けばよかったのかもしれないが、そもそも自分はこんなおしゃれなところでライフスタイルについて語れるクリエイターなのか? というコンプレックスが、それを許さなかった。とにかく何かをクリエイトしなくては。追い詰められた結果、私はなぜか幼少のころに書いていた経験があるだけのマンガを描くことにした。『高校生のブルース』というタイトルをつけた、絶望的に稚拙なものであった。それが、しばらく描いてみると…。■まさかの大絶賛!?その俳句のような叙情感と、読む側に大部分の感情を委ねる読後感に、映画監督の大根仁監督、氣志團の綾小路翔さん、アンダーカバーの高橋盾さん、テレビ東京の佐久間プロデューサーなど、今でいうインフルエンサーたちがこぞって大絶賛。Twitterやブログなどで紹介してくださったのである。本気でそう思った。まさかこんなことで秘められた自分の才能が開花するとは…これで自分も、Twitterで何万リツイートもされる、人気WEB漫画家みたいになるのだと思った…それがまさか、何万人もフォロワーがいる人たちが紹介しているというのに、奇跡的にほとんど拡散されなかったのである。大根さんに至っては、ラジオに呼んでくれたり、いろいろなところで紹介してくれたのに、大根さんのフォロワーたちに私のマンガは全然響かなかった。何を隠そう、評価したものが必ずヒットする目利き・大根仁が唯一ヒットさせられなかったコンテンツが私、劔樹人なのである。しかしその後もそれなりにマンガは描き続け、今に至る。相変わらず、大きくバズったことはない。それでもこうしてやらせていただいてるのは、とてもありがたいことである。
2019年08月01日発達ナビユーザーから寄せられた相談、ひらたともみが「どうすればいいの?」を専門家に取材!四半世紀子育てしているずっと現役ママの私は、10年前にうつ病を発症。現在も治療中です。第1子を出産したのは20数年前。分厚い育児書が必須だったあの頃。インターネットの普及で私たちの暮らしは大きく変化し、情報や人との繋がり方も劇的に変化したと思います。でも、母親の悩みは変わらない。そんなママたちの悩みを少しでも軽くできたらとの想いで、このたび発達ナビユーザーの皆様からお悩みを募集させていただきました。今回はその第2弾です!「理解のない夫を育児・療育に巻き込む方法って?」(発達ナビユーザーからの相談)発達ナビに寄せられたのは、ワンオペ育児に奮闘する30代で2人のお子さんを育てるママからの相談。発達障害のある長男と次男、2人の子育てに加え、仕事もあり、体調を崩してしまうことが増えてしまったそう。無理を重ねて育児と仕事をするうちにどんどん体調が悪化し、救急に。体が思うように動かなくなってしまい仕事も休まざるをえなくなりました。それでも夫はほとんど育児に関わることはなく「自己管理がなっていないからだ」と言うだけ…。どうしたら夫と二人三脚で育児・療育ができるのでしょう。Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみ教えて井上先生!ひらたともみが取材Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみペアレントメンターとは…専門家ではなく親として、寄り添いや当事者視点での情報提供を行うことで、問題解決的な支援ではなく、寄り添いと繋がりによる支援を提供している。メンターとは、「信頼のおける相談相手」という意味。子育てと同じくらい、長年夫との関係性に悩んできた私は、いつも孤独に苛まれていました。子どもの苦手や発達の遅れに対する不安は、どんなに仲の良い友人にも相談できず、その鬱々とした気持ちを夫に受け止めてもらいたい、理解してもらいたいと思っていました。少しでいいから、この不安の渦から逃れたい、どうしていいか分からないという気持ちを、同じ立場で共有したい。たったそれだけのことなのに、結局面倒で厄介な事柄ばかりが母親である自分の仕事のように感じてしまう…。そう思っていたのはどうやら、私だけではなかったようです。「子どもに発達障害がある」と病院で言われてしまうと、どんなに医師に励まされても、肩を落とさずにはいられない人が多いのではないのでしょうか。確実にだれかが母親を支えなくてはいけない状況で、夫が不安を半分受け止めてくれたら、まだ見ぬ療育の道も、手分けして歩んで行けそうな気がしますよね。それには井上先生のおっしゃるように、少々先回りして、病院の先生に相談しておいてから、夫婦で病院に出向くことを作戦の第一段階にしてみるのがいいと思います。…とはいっても、今回のテーマ「理解の無い夫と二人三脚で育児・療育をするには?」。家庭環境やお子さんの状態、そして父親の状況によって、何十通りも方法があると思います。人を動かす・意識を変えるということは本当に難しいですよね。そして井上先生がすすめてくださった、ペアレントメンター。それまでは、親兄弟にくらいしか相談できなかった、子どもの発達の問題。発達ナビでもおなじみのコミュニティーのような役割を担い、気軽に相談することができます。しかしながらペアレントメンターの養成や活動方法は、まだまだ未整備な地域も多く、また自治体によってあり方が大きく異なっているようです。井上先生に教えてもらったようなアプローチを試しても、すぐに夫は変わらないかもしれない――。でも、いつも感じている不安やつらい気持ちを誰かが聴いてくれ、寄り添ってくれるだけで、ずいぶん心は軽くなるのではないでしょうか。そうして、毎日の暮らしに必要なパワーも湧いてくるかもしれないと思いました。メンター活動の多くは都道府県や指定都市レベルで行われているので、まずは自治体内のメンター活動を調べて、活動先に問い合わせてみるとよさそうです。全国のペアレントメンター組織 | 日本ペアレントメンター研究会ペアレント・メンターと出会うには | 日本ペアレントメンター研究会よくある質問 | 日本ペアレントメンター研究会
2019年07月31日こんにちは、とまぱんです。7月雨ばかりでしたね....。子どもとともに運動不足です(晴れてても運動不足ですけどね)。さて、今回のテーマは「私がコミックライターになるまで」ということで育児のあれこれを描くようになった経緯を描かせていただきたいと思います。■大学時代、授業中に漫画を描く日々19歳のころ札幌から東京へ上京し、美術大学へ通い始めました。私は彫刻学科だったので、粘土や木で立体物を作っていましたが、それ以外にも西洋学や文学などの授業もありました。それが全然おもしろいと思えず、今のようなゆるい漫画ばかり描いて暇をつぶしてばかりいました。大学の講義室って中学や高校の教室と違って広いので先生にバレることはなく最適なんですよね。はたから見たら、しっかりノートをとる真面目な生徒に見えたことでしょう。■描くなら今しかない! 出産後、漫画を再開社会人になり、ゆるい漫画なんて描く時間はこれっぽっちもありませんでした。これといって好きな仕事に就けたわけでもなく、ただ生活のために働く日々。そんな中、結婚し出産して育児をスタート。漫画を描くなら今しかないかもと思いました。が、育児の合間に描くのは思いの外大変で、睡眠を優先することもしばしば。でも今でも育児のコミックライターを続けられるのは、やっと自分の好きなことができているからだと思います。それと自分の描いた記事にコメントしていただいたり感想が聞けるのがとても大きい…!今まで仕事をしていて上司に褒められるとか何か反応してくれるとか当然なかったので…。■“育児”というデリケートな題材だからこそ悩むことも…楽しみながら描いている反面、コミックライターをしているみなさんは当然悩みながら描いているかと思います。育児ってとてもデリケートなものなので、表現の仕方にとても悩みます…!私はヘタレなので、これを描いたら批判されてしまうかも…と思うネタは、描くのを保留にします(笑)でも、非難も含めさまざまな議論を呼ぶような内容のほうが、育児に四苦八苦しているお母さんにとって必要な内容だったりするのかなと…。たとえば子ども同士の喧嘩、ママ友問題などなど。深刻な内容であるほど、多くの声が寄せられているように思います(かくいう私は、今のところかなり内容のない漫画ばかり描いてます…)ちなみに私が保留にしたネタは、「子どもを一時保育に預けてコース料理を食べに行く」というものです(笑)産後慌ただしいころは、コースを食べに行くなんて思い浮かびませんでした。少しずつ子どもも落ち着いてきて、あるとき「あれ? これ、もしかして本気出せばゆっくりコース料理食べられちゃう感じ?」という思いが頭によぎりました。それから「娘を一時保育に預けて夫婦ゆっくりコースを食べよう!!」という計画を立てることに。これが実現できたら記事に描いて、疲労しているお母さんに「こんな息抜きの仕方もあるよ!」と伝える目的で描こうと思いましたが、ヘタレな私には「非難のコメントが来るかも…」という不安もよぎりました。 結局、預けようと思った保育園が1ヶ月待ちで気が遠くなり実現できなかったんですけどね…。いつか義両親に預けるか、デパートの一時保育に預けるかしてコース料理を食べに行きたいです。■育児はどこか滑稽で面白い育児漫画や記事を描くにあたって、いつも“滑稽さ”を出せたらいいなと思っています。育児をやっている間って常に疲れのどん底です。私は産後3ヶ月は多分笑わなかったと思います(笑)つねに無表情でひたすら子どもを生かすのみ...。しかし、少しずつ育児に慣れたころ、ところどころ滑稽な場面に出くわすように…。たとえば、寝かしつけようとしているのになぜか夫が娘の腕をハムハムするとき。余裕がないときはとても腹立たしい出来事なのですが、少し余裕が生まれたときは夫の行動がなんだか滑稽に思えてくるんですよね…。この人、私が一生懸命寝かしつけているのになんでハムハムしてるんだろうと…。また、永遠におもちゃを片付けているとき。床がおもちゃや本で埋め尽くされてきて、もうそろそろ限界だな…ってときに片付け始めるのですが、それと同時進行でまたおもちゃやらを引っぱり出してきます。お互い同時に反対の行動をしてる姿がなんだか滑稽だな~と…。トータルで育児はつらいものですが、つらいときこそどこかに笑いを見つけたいですよね。なんだかんだ真面目な記事になってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました!
2019年07月30日5歳、3歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです!長男が産まれた日から、私はとある日課を始めることにしました。それは子どものお世話の記録や日々の成長をつづる「育児日記」でした。しかし「とあること」に気づいて育児日記をやめることになったのです。その理由を今日はお話したいと思います。■毎日かかさず育児日記を書いていた日に日に成長の姿を見せる赤ちゃん。それを忘れず、記録に残すために育児日記のアプリをダウンロードして毎日かかさず書いていました。何時におっぱいを飲んで、ウンチが何回出たかなど、健康管理のために細かくお世話の記録を残し、ねがえりができた日、一日中ぐずった日のこと、家族でおでかけして楽しかった思い出を書きました。…そんな日常を切り取って記録に残す毎日。しかし、月日と共にだんだんと日記の内容に変化があらわれだした。■育児日記が愚痴日記へと変わる今日もまた飲み会。ぜんぜん育児に参加しない。休みの日なのに朝から寝てばかり。いつのまにか夫への恨み辛みを吐き出す「愚痴日記」へと変わっていたのだ。それに気づいた瞬間… ■あ、もう育児日記をやめよう…育児日記としてはじめたのに、夫の愚痴ばかりに!きっと読み返したときに、嫌なことばかり思い出す。どこかに吐き出す場所があるのは大切なこと。だけど、私の場合は日記に愚痴を吐き出したところでスッキリもせず、書くたびにドロドロした感情に包まれたのでスッパリやめてしまった。しばらくして、そのアプリがサービス終了となり、その日記は永遠に見れなくなったのであった。いまでは、私の育児日記(たまに愚痴日記)はブログになった(笑)。たくさんの方が見てくれて、共感してくれたり、応援してくれるおかげで、毎日が楽しいものとなりました。ブログは私にとってかけがえのない存在です。
2019年07月29日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!PUKUTY(プクティ)です!今回は私が買って良かった! と思った息子が0歳児のときに「育児グッズ」をご紹介させていただきます!■1つ目は…象印ステンレスマグまず1つ目は…産後1か月過ぎた後、赤ちゃんとの外出時にとっても役立ったグッズです!ステンレスマグは種類がたくさんあるし、どれがいいのかネットの口コミなどを調べまくって選びました! 軽さや機能性が高く、使いやすくてかなり重宝しました。今は私が使ってますが、もう少し息子が成長してストロータイプを卒業したら、また息子用に活躍しそうです。商品名: 象印 ステンレスマグ 象印 ステンレスマグ(Amazon) 象印 ステンレスマグ (楽天) ■2つ目は…アクリア コップでマグ ストロータイプ2つ目は離乳食が始まった頃、麦茶などを飲ませるようになった時にとっても役立ったグッズです!どうやったストローで飲んでくれるようになるんだろう…と悩んでいた時にお友達に教えてもらったアイテムで、ほんとにこのコップでマグを使用したら1回ででストローが使えるように! とっても助かりました~。今は使用していませんが、そろそろコップで直接飲む練習もしたいので、フタを外して普通のコップとして使用しようと思っています。商品名: リッチェル アクリア コップでマグ ストロータイプ リッチェル アクリア コップでマグ ストロータイプ(Amazon) リッチェル アクリア コップでマグ ストロータイプ (楽天) 今回は私が実際に使って役に立ったな~と思った「育児グッズ」を2つ紹介させていただきました。またそのうちオススメの育児グッズをご紹介できたらと思います!
2019年07月27日こんにちは! 「 ほわわん子育て絵日記 」というブログを描いております、けえこと申します。気づけばブログを始めて13年経ちました! 今日は、なぜ私がブログを立ち上げたのかをご紹介したいと思います!■何気なく始めた日記が…長男が生まれたときから、帰りが遅い夫にも子どもの様子がわかるように毎日日記をつけていました。長男を出産する前まで勤めていた会社でイラストレーターというソフトを使って、チラシや広告、似顔絵を描いていました。なので、今でも使っているソフトはイラストレーターです。ペンタブレットを使って描いています。最近、液晶ペンタブレットを購入しました。基本は子どもがいないときに描いてるのですが、子どもたちが楽しく遊んでいたり、宿題をしていたり、私がいなくても大丈夫なときはちょこちょこ描いています。今まで13年間描き続けられた理由は、やっぱり読者のみなさまの支えだと思います!コメントを通じて色んなお話しをするのが楽しみの1つです。それから、子どもたちの観察も楽しい!どこまで続けられるかわかりませんが、描ける限りは描いていきたいと思っています。
2019年07月25日ウーマンエキサイトの読者のみなさんこんにちわ。渋谷です。今回は「私がコミックライターになるまで」とのことで、自分語りになってしまいますがしばしお付き合いください。■まるで“生ける屍”だったあのころウーマンエキサイトさんにコミックライターとして拾われるまで、私は絶望の淵に立っていて、まさに崖っぷちにいました。慣れない育児に追われて思うように自分の生活ができず、漫画家になりたくて上京したのに芽は出ず、しまいにはメンタルをやられて会社からクビを言い渡される始末。何も良いことがなくて「これから先、私は何をガソリンにして、何を楽しみに生き延びて、何を希望に暮らしていけば良いんだろう?」と生ける屍と化していました。それでも子どもだけは育てなければいけない。どんなにつらいことがあっても育児からは逃げられない。そんなとき、少しでも子どもがかわいく思えるように、少しでも子どもといる時間を楽しく感じられるようにと【育児日記】をつけることにしたのです。わが子をかわいくデフォルメしたイラストを描いて、日記の中だけでも自分なりに良いお母さんでいようと思ったのです。思えばコレがコミックライターになるきっかけだったのかな~と思います。しかしここまで書き続けられたのは、わが子や旦那といった家族のサポートはもちろんのこと、今こうしてこの漫画を読んでくださってるみなさんがいてくださっているからこそなのです。声も姿も知らない画面ごしの赤の他人なのに、私の話を隣に寄り添って黙って聞いてくれている、そんな感じがするのです。みなさんいつもありがとう~~~!! 今後もお時間のあるときにでもパツキン腐れ主婦の戯れ言にお付き合いいただけますとうれしいです!!
2019年07月13日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!PUKUTY(プクティ)です!今回は私が育児漫画を描き始めたきっかけのお話です!■育児漫画を描き始めたきっかけは…出産してすぐの頃、毎日育児に追われ忙しくしていたものの思ったように外出もできず、部屋にこもりがちになり少し人恋しさを感じていました…育児記録にもなるし、ちょっとした気分転換に描き始めた育児漫画。せっかくなので前から使っていたsnsにも投稿してみたら、友人たちから「面白かった」「もっと描いてほしい」などのコメントをもらえ、それが本当に嬉しくて! それからも育児漫画を描いてはsnsに投稿するようになりました。■SNSでたくさんの反応が!すると見てくださる方が少しづつ増えてきて、いいねやコメントをもらえるように!いただいたコメントは共感してくださるものから応援メッセージ、さらには育児に関するアドバイスまでもらえたり! と育児に疲れても皆さんのいいねやコメントで元気をもらうことができて、いつしか私の心の支えになっていました…!さらには、連載のお話までいただく事ができ、こうして今ウーマンエキサイトさんコミックライターをさせていただくきっかけとなったのです!■どのように描いているかの環境について私の育児絵日記の描き方なのですが、最初は紙にペンで描いたものをスマフォで写真を撮り、それをアプリで編集していました。しかしそれだとカラー原稿を描くのが難しかったり、画像編集にも限界があるため、連載用の原稿はパソコンで描くことに。しかしパソコンは起動するのにまず時間がかかるし、育児の合間にちょっと描くという事ができないためどうしても時間がかかってしまい、なかなか作業が進まず困っていると…それを見かねた旦那からタブレットと専用ペンシルのプレゼントが!!起動も早く、持ち歩くとこも可能なのでいつでもどこでも気軽に描くことができ、一気に作業スピードがアップしました!今では手放せないアイテムになっています。気分転換にと始めた落書きが、たくさんの方に共感いただいて、さらには連載まで出来るようになるとは思ってもみなかったため、本当に本当に「いいね」やコメントをくださるみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです!これからもマイペースに、子供の成長を楽しみにながら育児絵日記を描き続けていけたらと思っています~!
2019年07月11日こんにちは! 5歳、3歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです。最近、夫の仕事が忙しく、連日のワンオペ育児で、心身が疲れて余裕がなかった私。何回、言っても言うことを聞かない子どもに、つい怒りすぎてしまいました。■怒とうのワンオペタイム幼稚園から帰宅してきたら、怒とうのワンオペタイムが始まる。洗濯して夕飯の準備して、お風呂に入れてはみがきして寝かしつけ。その間にも兄弟ゲンカやイタズラの連続で少しずつ精神が削られていく。幼稚園で疲れて眠たい次男こごろうは、次第に変なテンションになり…■謎行動をとってオカンの逆りんに触れるこの時は、机の上に乗るという危ない行動をとったので、きつめに叱った。しかし、いま叱ったところなのに…また同じことをする。こごろうは、もう3歳。「机の上に乗ってはいけない」と理解しているはずだ。それに、私にさっき怒られたことも覚えている。それなのに、また机の上に乗るなんて、一体何を考えているのか。ただでさえ忙しい時間帯に、晩ごはんをつくる手を止めることになり、イライラが募る。もう一度、こごろうをきつく叱り「また机の上に乗ったら、こごろうのこと外に捨てるから」と言った。もちろん、本当に捨てる気はない。完全に脅し文句だ。これだけ怒れば、もう大丈夫だろう。そう思った矢先…プチーンオカンの堪忍袋の緒が切れた。さっき言った通り「捨てるマネ」をしなくちゃ。私は、こごろうを強く引っ張って玄関まで連れて行こうとした。すると… ■地獄絵図と化するわが家こごろうは「捨てられたくない」と抵抗しながら泣き叫び、だいごろうは大事な弟が捨てられてしまうのを悲しんで涙を流し、さぶろうはなんとなく雰囲気を察してギャン泣きをする。私は鬼のように怒っているし、まるで地獄のような光景がひろがった。そのとき思った。時間に追われながら家事をこなし、3人の幼い子どもの育児でキャパオーバー。ワンオペで心に余裕なんか一ミリもない状態でしつけまでしようとしてるんだから「がんばりすぎ」ていた、と。こごろうは、始まったばかりの幼稚園生活をがんばっている。そのせいで疲れて眠くて変なテンションになっているのに、怒鳴って思い通りにしようとしても言うことを聞くはずがない。もちろん危険なことをしていたので、怒らなければいけないが、がんばりすぎて、結果的に地獄のような光景になってしまった。そうなるくらいなら…子どもとゴロゴロして、出前でもとればよかった。心に余裕がない状態で、がんばり続けても、いいことなんてひとつもない。だったら、がんばるのをやめればよかった。晩ごはんをつくるのを諦め、子どもと話しながらゴロゴロすれば、こごろうは何度も机の上に乗らなかっただろう。イライラしてばかりで、反省の連続。私も子どももニコニコ笑っていられるようにしたいな。そう思った出来事でした。
2019年07月08日元々絵を描くことが好きだった私。子供が生まれ、身内に見せるために育児漫画を描くようになり、そこからSNSやメディア連載で漫画を公開するようになり…。ありがたいことに色々な方から見て頂いたり感想を頂けるようになりました。そんなコミックライターという立場を通じて、私が嬉しかったことは…■色んな人とつながり合える喜びフツ〜ウの主婦である私の漫画を読んでくれる人達がいるなんて、今でも不思議な気持ち。■漫画に描きながら自分を再発見これからも楽しみながら続けていけたらいいなと思っています!
2019年07月05日1人目を出産したとき、私は1年間の育児休暇を経て仕事復帰をしました。その後、2人目の妊娠を機に、退職して専業主婦に。専業主婦になった私が2人目の育児で感じたことや気付いたことがあります。 育児の大変さを改めて痛感した1人目の子どもは1歳から保育園に預けていたため、食事や排泄、服の脱ぎ着などの生活習慣の大半は保育園で覚えてきてくれました。トイレトレーニングも保育園でしてくれたので、働くママにとって本当にありがたい存在だったと今でも感じています。 ところが、2人目の育児ではそうはいきませんでした。専業主婦になり、親子の時間が増える……。とてもうれしいことではありましたが、育児の大変さを改めて痛感しました。時には仕事をしているほうが楽かもしれないと思うこともありました。 生活習慣は自然には身につかなかった食事や手洗い、歯磨きなどの基本的な生活習慣を、生活のなかで教えていかなければならない。そうわかっていても、日々の生活に追われ、保育園の先生たちのように子どもに生活習慣を教えていくことができませんでした。何も予定がない日は着換えもせずにパジャマで過ごしてしまうことも。 私の「しつけ」が甘かったからか、2人目の子どもは基本的な生活習慣があまり身についていません。生活習慣は教えていかないと自然には身につかないと感じました。 もっと意識して親子遊びをすればよかったたっぷりある時間のなかで、親子でさまざまな遊びを楽しもう! 最初はそう意気込んでいたものの、実際はテレビやおもちゃに頼ることがほとんど。にも関わらず、在宅の仕事を始めたことで、ますます子どもの相手ができない状況になってしまいました。 赤ちゃんのころは、ママやパパが一緒に遊んであげることでさまざまな体験ができる時期だと思います。それを犠牲にしてしまったことを、今では後悔しています。絵本の読み聞かせやごっこ遊びの相手など、自宅でもできる遊びはたくさんあったはずです。 ワーキングマザーから専業主婦になり、1人だった子どもが2人になり、それぞれの違いを実感しました。退職し、第二子を迎えるといった、私と同じような状況の方の参考になれば幸いです。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年06月27日こんにちは~弓家(ゆげ)キョウコです! ついに梅雨入りしましたね~お洗濯物が乾きません!梅雨時期に流行るものと言いますとやっぱりカビ、ダニ、ウイルスなんて言いますけど 「手足口病」も三大夏風邪なんて言われておりましてこの時期流行るものなんだそうです…そして私流行りにのっかりまして手足口病はパパママなら一度は聞いたことあるのではないでしょうか? その名の通り手、足、口に発疹ができて熱が出るというやつで、子どもがなることが多いとされてるみたいですね! しかし今回は息子からうつったわけではなく、なぜか私がいきなり感染してしまいました…!■ワンオペ体制でママが病気、「子どもと離れて」と言われても…私は自宅が仕事場だし息子も保育園に行っていない…私の熱は 39度超え。 ベビーシッターのサイトとか登録しておくんだったっ…と苦虫を噛み潰したような顔で息子のお世話。翌日は夫に早く起きて息子をみてもらい、一刻も早く治そう! と病院へ行きました。診察が終わりかけた時お医者さんが一言...「お子さんから離れて」ってわかっちゃいるけど現実問題ムリ…。せめてもの対策でマスクをし、「うつらないでおくれ~」と念じながら高熱でフラフラしながら育児…。その後、私の熱はなんとか下がりました。ところが、夫が休みで家にいたある日の午後に…■息子が発熱! うつしてしまったと罪悪感でいっぱいに…絵本を読んでいたら、息子の身体が熱い! まさかまさか、と思い熱を計ってみたら…なんと 39度! 朝は平熱だったのに…! やっぱり私がうつしてしまった!?息子の熱は、ピーク時には 39.6度にも上りました。高熱で苦しそうな息子を見て、 「ごめん、ごめんよ…ママがうつしちゃってごめんよ…」と泣きそうになりました。 かかりつけの小児科へ行き、受付の方に説明すると、「ふつうはお子さんが(手足口病に)なってママにうつることが多いんですけど…」とおっしゃったので、私は「だよねー! 泣 やっぱりそうだよねー! 泣」と心の中で懺悔の嵐でした…ところが小児科の先生がこんなことを言ってくださいました。 う、運命共同体!? って、何か照れ臭くもすごく嬉しい響きでした。 続けて先生はこんなことも言ってくださいました。息子の診察だけでなく私の心も元気にしてくださるとは…私が「息子にうつしてしまったみたいで…」と申し訳なさそうにしていたからでしょうか。 小さい子どもが体調をくずして辛そうにしていると、見ているだけでつらいですよね。それがまして自分がうつしてしまったものだとさらに辛かったです…しかも高熱があっても育児は休めない、そのがんばりは誰も知らないのです。 そんなワンオペママの気持ちを元気にしてくださった先生に感謝の気持ちでいっぱいになった出来事でした。しかし私のようなワンオペママは、いざという時のためにベビーシッターやファミリーサポートに登録しておいた方がいいな…と反省した出来事でもありました...泣■今回のママ楽レシピ「鶏もも肉の西京チーズ焼き」&「長いもとトマトのおひたし」●鶏もも肉の西京チーズ焼き<材料>鶏もも肉 2枚 とろけるチーズ、ピザ用チーズどちらでも 2枚 or 適量☆西京みそ 大さじ 3~4☆みりん 大さじ 1 ☆酒 大さじ 1<作り方>1、お肉を焼きたい前日~半日前に、☆を合わせて水気を拭き取った鶏もも肉にまんべんな く塗り、ジップロックに入れるかラップでしっかり包み冷蔵庫にいれておく2、1日~半日たったらお肉を取り出し、味噌をよく拭き取る3、フライパンにサラダ油を熱し弱火で皮目からじっくり焼き、お肉の周りが白くなってき たらひっくり返して皮目にチーズものせ、火が通ったら完成です。●長いもとミニトマトのおひたし<材料>長いも 10 センチくらいミニトマト 1パック白だし 150~200mlお水 80~100ml<作り方>1、こちらも食べたい前日〜半日前に仕込みます。ミニトマトは 十字に切れ目を入れて湯 煎にかけ皮を湯むき、長いもは皮をピーラーでむき一口大に切る2、白だしとお水をジップロックにいれ、冷蔵庫で半日~1日寝かせておく
2019年06月20日私は母乳育児を推奨している産院で出産しました。今日は、私が母乳育児をしてみて、よかったことと困ったことをお伝えしたいと思います。 母乳育児推奨の産院での出産私が出産した産院は母乳育児を推奨していました。健診のときには、母乳外来というものがあり、問診や乳房のチェックなどがありました。また、母乳育児についての勉強会もあり、出産前から完全母乳で育てる気持ちになっていました。 先に出産した友人から、母乳があまり出ないうちは、泣いてグズる赤ちゃんとの母子同室がつらいという話を聞き、少し不安な気持ちもありました。 母乳育児でよかったこと産後の入院中は溢れるくらいに母乳が出て困ることがなかった私は、退院後も母乳がよく出て、ミルクを足さなくてもいいくらい。ミルクを作るには、哺乳瓶などの消毒やミルクを作る手間も必要ですが、母乳だと飲ませるだけなので、ミルク育児に比べてとても楽でした。 産院では、母乳で育った子どもは風邪を引きにくいという話も聞いていましたが、母乳の影響なのか、わが子も風邪はほとんど引きませんでした。 母乳育児で困ったこと母乳育児で困ったことは、私が熱を出したとき。このときだけミルクを飲ませようとしましたが、母乳に慣れてしまっていた息子はまったく飲みませんでした。 カップで飲ませてみたり、スプーンで飲ませてみたりしましたが、どうやっても飲まず、泣いて開けている口に流し込むことしかできずにとても困りました。少しだけでもミルクを飲ませて慣れさせておくべきだったと思っています。 完全母乳を目指すママが多いとは思いますが、こだわりすぎるとストレスにもなります。赤ちゃんとママに合わせて無理のない範囲でミルクを足すなど、柔軟に考えられたらいいですね。著者:藤川智子結婚前は小学校教員、現在は幼児への音楽教育を指導している音楽ママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月05日こんにちは!この度ウーマンエキサイトで連載させていただくことになりました「弓家(ゆげ)キョウコ」です!結婚前はスペインバルやカジュアルフレンチの厨房でゆるっと働きながら、休日は寄席に落語を聞きにいく生活をしていました。28歳の時に料理人の夫と結婚し、妊娠したことがきっかけでインスタグラムで絵日記を描いています。さていきなりなんですがタイトルは「今日もママにおつかれさま!」にした理由を語らせていただいてもよろしいでしょうか。まぁ語るんですが。笑私のコミックエッセイをどこかで、朝昼晩のどれか、もしくは授乳や夜泣きで深夜、早朝に起きて目にしていただいている、そこのママに!全国、いや全世界(大きく出てしまったな…)のママに「おつかれさま」と言いたくてこのタイトルにしました。記事の最後に比較的楽に作れる「ママ楽レシピ」も載せていきますので、忙しいママのお役に立てたらうれしいです。そんな私も1歳半の息子を育てるママなわけですが、夫の休日以外は一日中ワンオペで育児をしています。ここでちょっとマイ家族を紹介がてら漫画を始めていきますね〜!おわかりいただけただろうか…朝の時間帯はタイミングさえあえば、息子のオムツ替えや着替えなどしてくれますが、出勤前は準備で忙しくしていて…まぁほぼ助けはない!と考えておいたほうがいいっていうくらいです。なので…ところが、夫のスマホに一本の電話が。それは私も結婚前からよく知る、夫の大切な友人からでした。何でも夫のお店に夫に相談したいことがあって来たけれど夫がいなかったので、今から来てくれないかとのこと。この時点で21時頃だったかと思います。さすがに行かないかな〜と思っていたら…行くんかーーーーい!しかもこの言葉…ふだん一人で気を張っている私の気持ちがわかっていないんだな、と悲しくなりました。いつもなら「楽しんできて!」と笑って送り出せるのですが、この時の私は連日の息子のイヤイヤ期で気持ちに余裕がありませんでした。夫はびっくりした顔をしていました。そこで私も気づきました。「ああ、夫は私の気持ちをわかってなかったから、という理由だけで”俺がいなくたって“と言ったわけではないんだ。自分がいることでどんなに私の心に余裕が産まれるか、それが育児の助けになるかわかっていなかったんだ」と思いました。最終的にお互い理解ができて、笑って送り出すことができました。夫はどこかで、「自分がいなくたって妻は平気」と思っていたようでした。これをきっかけに、「自分がいることが妻の助けになる」と自信を持ってくれたような気がします。…にしてもやっぱり「言わないと」伝わりませんね〜夫婦は…私ももっと「夫に自信を持ってもらうように」伝えていくことが大事だな〜と思いました!…ちょっと反省?したのか、夫はいつもよりだいぶ早く帰宅してくれていました。笑
2019年05月21日私の夫は、あまり育児に協力的な人ではありませんでした。でも、3人目が生まれたことをきっかけに、これまでよりも育児を手伝ってもらうことに……。ところが、この役割分担が思わぬ誤算だったんです。 3人目誕生、育児も役割分担することに子どもとはよく遊んでくれるけれど、おむつは替えられない、ミルクの調合もわからないという夫。育児をしているかと聞かれると微妙なところ……。私自身も、育児は自分でしてしまったほうが早いと思っていたため、これまでは夫に何かを手伝ってもらおうとは思っていませんでした。 しかし、さすがに子どもが3人にもなると、私1人では厳しいかもしれない。そこで夫に相談し、おむつ替えなどのこれまでやってもらったことがあまりなかった育児も手伝ってもらうことにしました。夫も思いのほか快く引き受けてくれました。 お互いが協力し合えずイライラところが、慣れないおむつ替えやお風呂などのお世話は夫の思うようにはいかず、見ている私もついイライラしてしまう結果に……。3人目が生まれ、家族で楽しくにぎやかに過ごせるはずだったのに、夫婦が揃うとお互いにイライラしてばかりでした。このままでは良くないと思い、改めて夫と話し合うことにしました。 夫からは素直に「不器用な自分には、今まで○○(私)がしていた育児を○○(私)と同じようにはできない」と言われました。一方で私は「家事も育児も家の中のことはだいたいできるけれど、すべてを任せられると負担が大きい」という話をしました。 余裕ができて「ありがとう」と言えるようにそれぞれのできること、できないことを話し合い、「お互いができることを優先させたほうが効率がいい」という話でまとまりました。家での子どもたちのお世話は私が引き受け、夫にはこれまで経験のある育児のほかに、買い物など、もう少し家事に協力してもらうことにしました。 仕事帰りの夫に、お米や飲み物、洗剤などの重量のある買い物を任せると、日中の子どもを連れての買い物がとても楽になりました。また、夫が子どもたちと遊んでいる間に私が食器の洗い物を済ませ、授乳中には夫が上の子たちの寝かしつけをするなど、「一緒に育児」を徹底するのではなく、お互いの得意不得意を考慮した協力体制がわが家には合っていたようです。 夫婦にもそれぞれ得意不得意がありますよね。それぞれの得意なことが生かせると効率も上がり、気持ちにも余裕ができたように感じます。そして、お互いが素直に「ありがとう」と言えるようになったことが何よりでした。著者:深田ようこ三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。
2019年05月10日「新生児はうんち・おしっこを1日に何度もして、そのたびにおむつを替えなければならないから紙おむつ代がかさんで大変」と友人から聞いていた筆者。それならば、とエコロジーでエコノミーな布おむつに挑戦してみたのですが、これが大きなストレスになってしまったのです……。 【ストレス1】洗濯がとにかく大変だった覚悟はしていましたが、とにかく洗濯量が多いのが最初の難関でした。うんちをすると汚れがなかなか取れないのでつけ置きにしなくてはならず、時間もかかります。 さらに、天気が悪いと乾きにくく、結局布おむつが足りなくなって紙おむつを使うことがよくありました。ゆるいうんちはカバーから漏れてしまうことも多く、そのたびにシーツやベッドパットも洗濯……。回数を重ねるうちに、だんだん負担が大きくなってきました。 【ストレス2】天候を気にする毎日になった産院に入院中は紙おむつでしたが、退院したら布おむつ育児をしようと出産前から意気込んでおり、布おむつを30枚くらい買い込んでありました。「これだけあれば大丈夫だろう」と思っていました。 しかし、出産時期は冬。晴れや風のある日はいいのですが、少し曇りでもしようものなら全然乾きません。乾燥機を使ってもなんとなく生乾き……。1日に10枚以上使ってしまうこともあり、いつも天気にピリピリしていました。 【ストレス3】おむつかぶれになってしまったわが子は新生児の時期でもわりと睡眠が長く、3~4時間くらい続けて寝てくれることが度々ありました。寝ている間におしっこをしても起きないので、そのうちにおしりがかぶれるように。 就寝中におむつ替えをして起こしてしまうのが嫌で、取り換えなかった筆者のせいでもあるのですが……。かぶれがなかなか治らないのを見て、「布おむつはわが家には不向きだ」と考え直し、百日祝いを迎える前に紙おむつに切り替えました。 今考えると、「布おむつを使うなら布で統一しないと」とガチガチに考え過ぎていたのかもしれません。「布おむつは昼間だけ」「出かけるときは紙おむつ」「夜間は紙おむつ」と、うまく使い分ければよかったと思いました。 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年05月03日いつの時代も、仕事や子育てには喜びがある反面、悩みの種であることも事実。そんななか、夫婦のすれ違いや育児の問題などをリアルに描いているのが注目作『パパは奮闘中!』です。本作では、ある日突然、妻が家出してしまい、残された子どもと仕事に悪戦苦闘する父親の姿が描かれています。そこで、こちらの方に作品への思いなどをお話いただきました。それは……。写真・角戸菜摘(ロマン・デュリス)主演を務めたロマン・デュリスさん!【映画、ときどき私】 vol. 226『タイピスト!』や『ゲティ家の身代金』など、世界的に活躍するフランスの人気俳優であるデュリスさん。本作では、苦悩する父親を見事に演じ切り、各国で高い評価を受けています。久しぶりの来日となった今回は、撮影秘話から意外な素顔までを語ってくれました。―これまでデュリスさんの出演作は日本でも数多く公開されていますが、来日は実に14年ぶり。ご自身のキャリアにおいて、この期間でどのような変化があったとお感じですか?デュリスさんこの14年間は印象に残るような映画やテレビシリーズがいろいろあったし、この作品も含めて僕としてはすごく満足しているよ。だから、少しずつ進化していると感じているんだ。それに、フランス映画のいいところは、いろいろなスタイルがあって、多様性のあるところ。だから、幅広い作品に出られることはすごく幸せなことだと思っているよ。―本作では俳優陣のすばらしい演技が際立っているように感じましたが、なんとセリフなしで撮影するという方法が取られているそうですね。そういった現場を初めて経験されてみて、いかがでしたか?デュリスさんセリフが決まっていない状態で演技をすることは、全身全霊を捧げなければいけないし、飛び込まなければできない部分もあった。しかもそれだけでなく、自分のなかからアイディアを出したり、いろんなことをクリエイティブしたりしなければいけないから、高い集中力が求められていたんだ。でも、それは僕だけでなく、ほかの俳優たちもみんな水に飛び込むようなリスクを犯していたよ。あとは、次にどんなセリフが出てくるかわからないから、要求されていたのは、いつも以上に耳を傾けること。だから、これまで台本通りにやってきたのは、古典的な方法であると思ったし、そういう意味でも今回はまったく違う現場だと感じたよ。自分とは違うタイプを演じるのが心地いい―セリフがないとは思えないほど、子どもたちとの自然なやりとりが印象的でしたが、子役も含めてアドリブだったのでしょうか?デュリスさんそうだよ。ただ、監督からはセリフではなくて、状況についての説明が書かれたものが渡されてはいたけどね。子どもたちから自発的にいいものを出してくれるときもあったけど、そうではなかった場合は、監督が子役のところに行って、なんとなくヒントを与えることもあったかな。いずれにしても、子どもたちはセリフを丸暗記しなくてよかったから、そのおかげでとても自然に演じることができたと思うよ。―デュリスさんの佇まいには生活感が漂っていて、まるで実在の人物かのようなリアルさがありました。役作りで意識したこと教えてください。デュリスさん僕は普段の自分とは違う人物を演じることに、心地よさを感じるんタイプなんだ。今回この役をどういう風に作り上げていったかというと、監督と話し合いをしたのはもちろんだけど、実際に工場を見学して彼らがどういう話し方や動きをしているかも観察したよ。オリヴィエの人物設定としては、見た目をまったく気にしない自然体な人。あとは、シフトが大変で寝ていないから、疲れた感じを出すことは意識したかな。―本作では、親子関係だけでなく、仕事の人間関係にも重点が置かれていて、人と人がわかり合えない部分も描かれています。そのことに関しては、どのように感じましたか?デュリスさんまさにそれがこの作品のテーマのひとつでもあるんだけど、オリヴィエには時間がないから周りにいる人たち一人一人の話を聞いてあげる余裕がないんだ。言ってみれば、オリヴィエは竜巻のなかに巻き込まれてしまっているような状態。工場では仲間を支援しようと一生懸命がんばるんだけど、そのせいで自分にとってより大切で、愛する家族に時間が割くことができなくなっているんだよね。これは興味深い設定だと思うよ。つまり、「自分はこういう生活をしたい」という願望とずれてしまっているんだ。もし時間的な余裕があれば、彼も他人に耳を傾けてケアできる人物ではあるはずなんだけどね。人間を非人間化する社会を告発している―オリヴィエは、職場ではリーダーとしてうまく振る舞えるのに、家庭のことは妻に任せっきりというタイプ。日本の男性にも多いため、女性は不満が募って突然家出する妻の気持ちがよくわかると思いますが、原因についてはどうお考えになりましたか?デュリスさんオリヴィエがこうなってしまった大きな原因は、やっぱり仕事。特に、ああいった工場で働く人たちというのは、企業の収益を上げることばかりを強要されているので、大変なシフトをこなしていかないといけないんだ。つまり、彼らは企業論理のなかで生きている人たちということになるよね。僕自身も工場の労働者のドキュメンタリーを見たり、本を読んだりしたけれど、利益追求型の企業ではこれがリアリティなんだというのはリサーチしたときに感じたよ。そんな風に、人間を非人間化するような状況をこの映画では告発しているとも言えるんじゃないかな。そういった環境で働いている雇用者は締め付けられていて、まったく家庭を顧みる時間を持つことができないのが現状。生活の快適さが欠けているからああいう状況に陥ってしまったわけで、だからこそ僕はオリヴィエを擁護したい気持ちもあるんだ。―確かに、この問題は彼だけでなく、働き方についても考えさせられます。ちなみに、劇中では妻をはじめ、母親や妹、同僚の女性など、オリヴィエはあらゆる女性たちと向き合うこととなりましたが、デュリスさんが女性と接するときに意識していることはありますか?デュリスさん特に何もないよ!というのも、実は僕は男性といるよりも、女性といるときのほうがより自分らしくいられるんだ(笑)。なぜなら男性といると、あれを言っちゃいけないとか、これをしちゃいけないとか、お互いに気を遣って付き合うようなところがあるんだけど、女性との場合はすごく素直に自分自身をさらけ出せるんだよね。理由はわからないけど、これは小さい時からそうなんだ。人生は最大限楽しんで生きるもの―女性とのほうが楽とは意外ですね。それでは最後に、日本の女性たちに向けてメッセージをお願いします!デュリスさん特にアドバイスはないけど、人生を思う存分楽しんで欲しいということは伝えたいね。やっぱり人生は最大限に生きなきゃ!これはいつも僕が思っていることでもあるんだ。あと、どうして14年間も日本に来なかったのかわからないけど、僕は日本が大好きで、京都や地方に行くのも夢だから、また近いうちに戻ってくるつもりでいるよ。最後に、みんなにたくさんのキスを送っておくね(笑)!インタビューを終えてみて……。長年、数々の作品で見てきたデュリスさんが目の前にいるだけで大興奮でしたが、ユーモアも色気もある素敵な佇まいに、終始くぎ付けになりました。今度は14年もあけずに来てくれると約束してくれたので、次回作とともに次の来日を楽しみにしたいところです。家族が出した“答え”に胸を打たれる!人と人がともに人生を歩むことの難しさや大切さを感じさせる本作。夫婦、親子、兄弟、友人、同僚といった人生に欠かせない人間関係や仕事への向き合い方について、一度立ち止まって考えてみるきっかけにしてみては?ストーリーオンライン販売の倉庫でリーダーとして多忙な日々を送るオリヴィエ。妻と幼い2人の子どもたちと幸せに暮らしていると疑わなかった。ところがある日、妻が突然家出してしまう。家事も育児もすべて妻に任せていたオリヴィエは、その日から慣れない子育てと仕事に追われるようになる。そして、妻がなぜ家を出てしまったのかわからないままのオリヴィエの前に、次々と問題が立ちはだかることに……。心に響く予告編はこちら!作品情報『パパは奮闘中!』4月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開配給:セテラ・インターナショナル©2018 Iota Production / LFP – Les Films Pelléas / RTBF / Auvergne-Rhöne-Alpes Cinéma
2019年04月25日