運動して脂肪を燃焼させればやせてはいくけれど、なぜかおなかだけは引っ込まない。手足は細くなっても、おなかだけぽっこりというプレ更年期、更年期女子が多くいます。そこで、なぜぽっこりおなかになってしまうのかについて産婦人科医の善方裕美先生にうかがいました。若いころはぽっちゃり、更年期はもってり、その違いは?太った若い人を「ぽっちゃり」という言葉で表すことが多いけれど、太ったプレ更年期、更年期世代は「もってり」「どっしり」。若い人は肌もハリがあってツヤツヤしていてたるんでいる感じがないから、ぽっちゃりにもご愛敬が。でも、プレ更年期、更年期世代はおなか周りがだぶついて締まりがなく、だらしない感じが出てしまいがちに。たとえ若いころと同じ体重でも、この大きな見た目の違いは脂肪の付き方にあります。太ると若い世代は皮下脂肪になり、太ももやおしりがむちむち、俗に言う“洋ナシ型”。一方、プレ更年期、更年期世代は顔やバスト周りがふくよかにならず、おなかばかりがぽっこり。脚や胸はそれほど太っていないように見えるため、丸いリンゴのような体型に見える“リンゴ型”に。このぽっこりおなか体型の原因は、内臓を支えるおなかの筋肉が弱くなることと、内臓脂肪が増えるからなのです。更年期は内臓脂肪の増加を抑える女性ホルモンが減少女性ホルモンの一つエストロゲンは、コレステロールの分解代謝をし、悪玉コレステロールを低めに抑えています。でも、閉経前後の更年期になると女性ホルモンのエストロゲンが減少し、内臓脂肪の分解が弱くなるので、腸の周りの腸間膜に脂肪がたまり、“リンゴ型”に。よってプレ更年期、更年期を迎える前の女性ホルモンが安定していたころと同じような食生活や運動量でいると、内臓脂肪がたまり始め、ウエストのくびれがなくなっていくので注意が必要です! ウエストのくびれが内臓脂肪の目安の一つですが、血液検査の数値でも知ることができます。上記のいずれかに入る場合は、古くは「高脂血症」といわれていた脂質異常症と診断され、積極的な食事改善が必要になります。更年期のぽっこりおなかが気になり出したら、健康診断の血液検査の結果を見ながら、医師に内臓脂肪の状況を聞いてみるといいでしょう。増え続ける内臓脂肪を減らすには?1日の摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、余ったカロリーは脂肪に変換され腸間膜に蓄えられます。これが内臓脂肪。体の奥深くにたまった脂肪は落としにくい気もしますが、実は内臓脂肪は蓄えられやすい半面、エネルギーが不足すると簡単に消費されます。つまり運動で消費カロリーを増やせば、消費される内臓脂肪の量も多くなるわけです。内臓脂肪を減らすなら、有酸素運動を毎日30~60分ほど続けてみましょう。まとまった時間を取れないときは、1日の間に10分の運動を6回など、短時間に分けておこなっても同様の効果を得られます。プレ更年期、更年期世代なら、一番お手軽なウォーキングはどうでしょう。10分あたり30~40kcalを消費できるので、一つ先の停留所や駅まで歩いてみたり移動にエレベーターではなく階段を使ってみたり、意識して体を動かしてみるのも一つ。内臓脂肪を減らすための運動は続けることが大事! 最低でも週に2回以上おこなうのがおすすめです。まとめ激しい筋トレはプレ更年期、更年期世代にはちょっと過酷……。ウォーキングなら、毎日の買い物や犬の散歩などで続けられそうですね。ぽっこりおなかを引っ込めて、しばらくお目にかかっていないウエストのくびれよ、再び!取材・文/井上裕紀子(54歳)読モを経て、ファッション誌、情報誌などのフリーライターへ。しわ、肝斑、たるみ、更年期太りと苦しい戦いを続けつつも、その先にいったい何があるのか見えない迷える五十路女子。
2020年07月26日プレ更年期、更年期世代のお悩みの一つ“更年期太り”。食べる量は変わらないのに年々体重が増えていくといった理不尽な現象が起きてきます。更年期がもたらすやせにくい体とは? 産婦人科医の善方裕美先生にうかがいました。体重増を招くエストロゲンの減少プレ更年期、更年期を迎えると、卵巣が老化して女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減っていきます。このエストロゲンが規則的に分泌されなくなると、さまざまな不調を感じるようになります。これが更年期症状、その症状が日常生活に支障をきたすほどになると更年期障害と言います。更年期症状には、不眠、イライラ、倦怠感、火照りなどがありますが、太りやすいこと、いわゆる更年期太りも症状の一つです。カロリーを摂り過ぎれば太るのは当たり前ですが、更年期太りでやっかいなのは食べる量が同じでも体重が増えていく、ダイエットをしても体重が簡単に減らない点。その大きな原因が、エストロゲンの減少です。脂肪の燃焼を促すホルモン、エストロゲンエストロゲンは、脂肪の燃焼を促す働きがあります。月経がある時期なら、排卵前のエストロゲンの分泌量の多い時期に筋肉を刺激することで効率的に引き締められるといわれ、ダイエットにベストなタイミング!エストロゲンの脂肪燃焼の恩恵を受けられないプレ更年期、更年期世代は、やせにくい体=閉経前と同じ量を食べていると太る=更年期太りになるのです。さらにたとえ体重変化がないとしても、なんとな~く締まりのないおばさん体型になってしまうことも……。基礎代謝を上げて、脱!更年期太りやせにくい体の原因には、エストロゲンのほかに加齢で基礎代謝量が減っていくことが挙げられます。基礎代謝とは、内臓の機能を作動したり、体温を保つなど生命を維持したりするために必要なエネルギーを消費するカロリーのことです。基礎代謝が高いと、普段の生活をしていてもエネルギー消費量が多いということ。何もしていなくてもエネルギーが消費されるのであれば超ラッキー! また、基礎代謝が高いということはやせやすい体になるので、エストロゲンに頼らずとも基礎代謝を上げれば更年期太りも改善されていくのです。その、基礎代謝を上げるポイントは“筋肉”。筋肉量を増やすことで基礎代謝量がアップし、効率よくカロリー消費をするやせやすい体になっていきます。プレ更年期、更年期世代のダイエット成功は、筋肉にあり!まとめ更年期太りを打破する近道は“筋トレ”ですが、ジム通いに挫折した人も多いのではないでしょうか? ましてや激しい運動をするとひざを痛めるなどの二次トラブルも……。プレ更年期、更年期世代にやさしい無理のない筋トレを日々の生活に取り入れていきましょう。取材・文/井上裕紀子(54歳)読モを経て、ファッション誌、情報誌などのフリーライターへ。しわ、肝斑、たるみ、更年期太りと苦しい戦いを続けつつも、その先にいったい何があるのか見えない迷える五十路女子。
2020年07月23日更年期あるあるの一つに“更年期太り”があります。プレ更年期、更年期になると女性は太りやすく、いわゆる中年太りのおばさん体型になりやすくなります。なぜ、この時期になると太りやすいの? その体のメカニズムとは? 産婦人科医の善方裕美先生にうかがいました。女性ホルモンのエストロゲンは体型を守る強い味方!プレ更年期、更年期に大きく変化するホルモンの一つに、女性ホルモンのエストロゲンがあります。エストロゲンは卵巣で分泌され、8~9歳ごろから急激に分泌量が増え、20代で高い分泌量を維持、30代後半から減り始め、更年期に急激に減少します。このエストロゲンは妊娠・出産を可能にするための乳房や子宮の発達、女性らしい丸みを帯びた体つきにする作用のほかに、骨や血管を丈夫にし、血糖値を調整するインスリンの過剰分泌を抑制、脂肪の燃焼をサポート。スリムな体型維持を切望するオトナ女子にとって、実にありがたいホルモンなのです。更年期にはエストロゲン量が急降下!美ボディをサポートするエストロゲンを分泌する卵巣にも、悲しいかな寿命があります。その寿命は約50年。40代から卵巣の老化によりホルモンの分泌量が徐々に減り、平均50歳で卵巣の寿命である「閉経」を迎えます。エストロゲンが減少することで脳の視床下部から「エストロゲンをもっと出しなさい!」と指令が出て、卵巣に頑張って分泌させようとします。でも、寿命に向かう卵巣はもうたくさん分泌できません(泣)。頑張って分泌させようとする→分泌できない→脳の視床下部から「もっと出せ!」と指令→頑張って分泌させようとする→分泌できない……、この繰り返しをしているうちに自律神経が混乱し、のぼせ、イライラなどの更年期症状が出てくるのです。ホルモンバランスの崩れから来る更年期太りプレ更年期、更年期を迎えると、なぜ太りやすくなるのでしょう。その考えられる主な理由は以下の3つがあります。・エストロゲンの分泌の低下により自律神経が乱れ、イライラしてついつい食べてしまう・エストロゲンの分泌が低下してくると基礎代謝も低下し、体に脂肪をため込みやすくなる・加齢によって筋肉が衰え、筋肉量が減少。ホルモン補充療法(HRT)が筋肉の衰弱を押さえるという報告があり、エストロゲンの分泌の低下で、筋肉量が低下すると考えられるカロリー消費を上回って食べれば太るのは当然ですが、詰まるところホルモンの崩れが太りやすい体を作ってしまうのです。美ボディをキープ&目指すには運動と健康的なダイエットが大切ですが、ホルモンのケアも大きな鍵と言えるのです。まとめホルモンの崩れが落ち着けば更年期太りも解消されそうですが、更年期太りが終わったからといって、太り続けた体型を元に戻すのはこれまた大変! 更年期だからとあきらめないで、今から更年期に適したダイエット方法で体重増をストップしておく必要はありそうです。取材・文/井上裕紀子(54歳)読モを経て、ファッション誌、情報誌などのフリーライターへ。しわ、肝斑、たるみ、更年期太りと苦しい戦いを続けつつも、その先にいったい何があるのか見えない迷える五十路女子。
2020年07月22日抜け毛の量や他人からの視線が怖くなり、生活にも支障が出るようになった私が婦人科を受診したことで判明した更年期障害が原因の抜け毛。軽度の更年期障害と診断されてからは、ほかの症状を緩和する大豆イソフラボン活性代謝物サプリメント以外にも、自分なりに抜け毛を軽減させる方法を探しました。そして、それらを実践してきました。ここでは、実際に私がおこなった抜け毛を防ぐ方法をお話しします。豆乳せっけんで髪の毛を洗ってみた医師からのアドバイスにより、大豆イソフラボン活性代謝物サプリメント「エクオール」を飲んでみたところ、ホットフラッシュやイライラなど更年期症状がかなり治まりました。3カ月ほどそのサプリメントを飲んでいたのですが、症状がかなり改善したため、サプリメントは病院から処方されなくなりました。そこでイソフラボンは大豆に含まれているので「豆乳を使用したもので髪の毛を洗っても抜け毛が減るのではないか」という考えが浮かびました。ちょうど私はせっけん作りが趣味なので、豆乳を使用したせっけんを作り、それで髪の毛を洗ってみることに。コンディショナーは市販のものを家族と一緒に使用していました。豆乳せっけんで髪の毛を2週間ほど洗ってみたところ抜け毛がかなり減り、髪の毛にツヤが出るようになりました。また、赤ん坊のようなホヤホヤした毛が生えていることも確認! 試しに家族と同じ市販のシャンプーに戻すと、明らかにお風呂の排水口の毛取りネットの抜け毛が増えるので、豆乳せっけんには抜け毛を防止する効果があったと感じています。また、通販でほかの豆乳せっけんも試してみましたが、そちらでも同じように抜け毛が少なくなりました。サテンやシルク素材に変えてみると…私はもともと髪の毛が絡まりやすく、抜け毛がなかったときも絡まりを朝ほぐすことから始めていました。そこで、友だちに教わったのがサテンやシルクなど表面がツルツルしたナイトキャップや枕カバーを使用して寝ること。友だちによると海外では、髪の毛が細く絡まりやすい人がおこなっている予防法だそうです。髪の毛が絡まりやすい人は、枕などの繊維に髪の毛が引っかかり、切れてしまったり抜けてしまうことも多く、その対策としてサテンやシルク素材などで髪の毛との摩擦を少なくし抜け毛や切れ毛を防ぐという意図があるそうです。実際に髪の毛を乾かしてから使用してみると、ナイトキャップや枕に髪の毛が絡むことが少なくなっていました! また、抜け毛もあまり落ちていません。私は経済的なこともあり、シルク素材のナイトキャップは1つしか持っていません。そのため、普段使いはサテン素材のナイトキャップと枕カバーですが、シルク素材と今のところ抜け毛予防の効果は変わらないように感じています。エクササイズ後に頭皮マッサージ軽度の更年期障害を機に、ズンバという軽快な音楽に合わせて踊りながら有酸素運動がおこなえる南米発祥のエクササイズを本格的に始めました。医師から「頭皮マッサージをして頭皮を柔らかくし、頭皮の血液循環を良くしてあげてください」と言われていました。そこで、どうせならエクササイズ後の血液循環が良いときに頭皮マッサージも一緒にやっちゃえ!と軽い気持ちでおこなってみることに。シャワー中、せっけんでの洗髪でも頭皮全体をもみほぐすようにマッサージしました。マッサージは髪を乾かす際にもやさしくおこないました。これで抜け毛も減りましたが、新しい毛がかなり生えてくるように! あまり刺激になり過ぎてもいけないと言われたため、やさしくマッサージをおこなっています。その際、満遍なく頭皮全体をマッサージすると気持ちが良いです。まとめ病院で軽度の更年期障害による抜け毛と診断されてからは、豆乳せっけんやサテン・シルク素材のナイトキャップ、またエクササイズ後の頭皮マッサージなど自宅でできるヘアケアを実践しました。自分で考えた抜け毛対策ですが、私にはこれらのヘアケアが自分に合い、抜け毛がかなり減りました。今では以前の髪の量に戻りつつありますが、今後もヘアケアを続けつつ更年期障害ともうまく付き合っていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年07月06日妻の産後、夫婦仲が悪化する現象を意味する言葉『産後クライシス』。言葉自体が生まれたのは2010年代初期と最近ですが、これまでに多くの夫婦がこの産後クライシスを経験してきたといわれています。ことり(@mamakyoja)さん夫婦もまた、この産後クライシスを経験していました。これは、産後に夫婦仲が急速に悪くなっていく過程と、産後クライシスを乗り越えた妻の『誓い』を描いた体験記。妻であることりさんが描く『夫を傷つけた後、私が誓ったこと』をご紹介します。心身ともに限界を迎えていた当時のことりさん。ある日の晩のこと、夫に不満をぶつけたことりさんは、ついに『いってはいけない言葉』を口にしてしまったのです…。夫「こんなこといわせんなよ…」産後クライシス⚡夫を傷つけた後、私が誓ったこと (1/4) pic.twitter.com/iw8pHvx25X — ことり (@mamakyoja) July 1, 2020 育児に追われる日々の中で、次第にことりさんは「仕方がないからここにいる」と自分自身にいい聞かせることで、心を守るようになっていました。もしもあの時、そうでもして自分を慰めていなければ、ことりさんの心はもっと早くに壊れていたかもしれません。しかし、誰かをいいわけの理由にしていたことで、大切なものが見えなくなっていたのも事実。産後クライシスを経て、「相手に伝わるまで、何度でも話をしよう」と心に誓った、ことりさんだったのでした。【ネットの声】・すごく共感します…。まるで自分のことのようでした。・当時のことりさんを、あそこまで追い詰めた社会の構造にも問題があると思います。・胸をえぐられる作品でした。似た経験があります。本当に、自分が愚か者であると痛感しています。この作品に出会えて身の引き締まる思いです。伝える前に「察してほしい」というのは、きっと誰もが抱く思い。しかし、相手は自分とは違う人間です。察することが得意な人もいれば苦手な人もいます。産後クライシスを乗り越える夫婦の絆を育むためには、どんなささいな気持ちでも相手に伝え合える関係性が大切なのだと思わされます。[文・構成/grape編集部]
2020年07月02日現在44歳。ずっと目の疲れや不眠、便秘などの体調不良が続き、病院を受診したらまさかの妊娠6カ月でした! 驚きの体験談をお話します。 実はこのころ、産後6年ぶりの仕事に復帰。ひどい便秘や異常な疲れも感じていたものの、「歳のせい」だの、「久しぶりにまともに働いているから」だの、「仕事に体が追いつかないのも、便秘のせい」だのとやり過ごし、気がつけば秋。 便秘は少し穏やかになってきたけれど、おなか周りが少し太ってきたような…… 。そこで、腸にまつわる本を読んだり気功をやってみたり、便秘改善に努めましたが……。 なんと、妊娠がわかりました。しかも、すでに妊娠20週! 私もびっくりしました! ただ、1人目を妊娠したときも、大したつわりもなく、ただ便秘は酷かったと日記にあり、納得しました。 半年も気づかれず、ほったらかしにされていた、おなかの中のわが子は、2020年3月、無事に生まれました。まさに奇跡! 「私は健康だったのか!」という驚きと安堵、そしてこの混乱の世に、希望をもたらしてくれました。感謝しかありません。 原案/川藤まり作画/まっふ
2020年06月17日前回 からのあらすじ(全6回)父親としての自覚を持って家族を支えるつもりだったのに、いつの間にか家に居場所がなくなったゆうすけは…ゆうすけとケンカしたせいで、ルイ起きちゃった…また、寝かしつけは最初からやり直しか…私は、赤ちゃんのお世話で自分がこんなに追い詰められると思ってませんでした…。自分のペースで食事や睡眠が取れないこと、赤ちゃんの命を守るプレッシャーにどんどん不安が膨らんでしまったこと、そして私が追い詰められているのに、ゆうすけは以前と変わってなく、なぜか気持ちがすれ違ってしまうこと…同じような思いをしている人は、たくさんいるようです。さらに、この時期に溝が深まり「夫なんて…いない方がまし」と諦めて、夫婦仲が冷え冷えと冷え切ってしまう夫婦も多いようです。出産後は「産後クライシス」という夫婦の危機が起こりやすい時期であることを知って欲しい…そして、夫婦でなぜすれ違ってしまうかを考えるキッカケになればと思います。 「夫婦の危機」連載 過去記事を見る休日遊びに出かける夫にモヤモヤ…私は24時間休めないのに…/産後クライシス(1)作画: tomekko
2020年05月25日私はゆかり32歳。陣痛から20時間…ようやく赤ちゃん(ルイ)を産んだところです。初めての赤ちゃんのお世話は、幸せな気分…というよりは必死。ちょっとのことで死んじゃいそうで、心配で心配で…退院当日…張り切っている夫のゆうすけには悪いと思いつつ、頼りになる看護婦さんのいる病院から離れるのが不安で…家に帰りたくなくて…家に帰ってからは、授乳とオムツ替えで寝れない…ただでさえ、細切れ睡眠で寝不足なのに…ルイに何かあったら…と思うと心配で、ルイが寝ている間にも、なんども息をしているか確かめる日々…私はもともと心配性気味の性格だったのですが、ルイが生まれてからは、いろいろなことが不安…ゆうすけがバタン!とドアをしめる音にもイライラ…ルイはちょっとの物音で起きちゃうんだから…今まで通りの生活じゃダメってことをわかって…?私は全然寝れてないのに、ゆうすけが…ぐっすり寝ている姿は、非常に腹立たしい…そんなある日…ついに…全然寝ないルイをずっと抱っこしていて、もう肩も腰もガッチガチ…やっと寝そうなタイミングで…え…私が感じ悪い?私がどんなに疲れていて、どんなに緊張しているのか、ゆうすけが全然わかってくれてないのに…子どもが産まれて、幸せなはずなのに…なんで私たちケンカばかりしてるんだろう…次回は5/24更新…夫ゆうすけのエピソードです!作画: tomekko
2020年05月23日更年期の年齢ではないけれど、症状が更年期のよう…なんて経験がある人が増えているようです。ストレスや過労から、“プレ更年期”になっている可能性があります。プレ更年期チェック、対策についてご紹介します。プレ更年期とは?出典:byBirth本来、更年期とは45歳~55歳頃といわれていますが、30代後半~40代半ばに更年期のような症状が起こることがあります。更年期ほど急激ではありませんが、徐々に女性ホルモンの分泌が減ってくる時期であり、人によって心身に影響が出てくることをいいます。また、具体的な症状がなくても、「いつもと何か違う」と感じる人も。あなたはプレ更年期になってない?チェックしてみよう!ご自身の年齢が30代後半~40代半ばであって、以下のような症状があれば、プレ更年期かもしれません。月経周期が今までよりも短くなった月経周期が乱れるようになった経血にレバー状の塊が混じることが増えた経血の量にムラがあるようになった(多い・少ないなど)月経前や月経中に疲れを感じるようになった肩こりをしやすくなったぐっすりと眠れないことが増えた手足など末端が冷えやすくなったいかがでしょうか?5つ以上当てはまる場合は、要注意です。プレ更年期はなぜ起こる?出典:byBirth更年期よりも早く、更年期のような症状が出るのはなぜでしょうか?ストレス過労などによって自律神経が乱れることが原因と考えられています。更年期はおもに卵巣機能の低下が原因ですが、プレ更年期はストレスが原因であることが多いといわれています。自律神経は体のさまざまな器官を調整しているため、乱れると心だけでなく体の不調も起こります。30代~40代は、仕事や育児など知らず知らずの内にストレスが溜まっていることが多く、プレ更年期の原因となっているのかもしれません。また、過剰なダイエットも原因の一つになるので要注意。では、どのようにプレ更年期を予防していけば良いのでしょうか?食事でプレ更年期対策!必要な栄養素とは?出典:byBirthイソフラボン更年期対策には欠かせないイソフラボン。プレ更年期にも効果的です。肌のツヤやハリを保つにも必要な栄養素です。今からイソフラボンをしっかり摂り、更年期にも備えると良いでしょう。◎イソフラボンが豊富な食品:納豆、豆腐、豆乳、油揚げビタミンE強い抗酸化作用があり、毛細血管を広げて血液の流れを良くします。女性ホルモンのエストロゲンを増やすことはできませんが、血液の循環を良くして卵巣にもしっかりと血液や栄養を届けるためにプレ更年期対策にとても重要です。◎ビタミンEが豊富な食品:アーモンド、アボカド、ナッツ類、かぼちゃ、卵たんぱく質案外忘れがちなのが、たんぱく質です。たんぱく質は細胞やホルモンを作るために必要な栄養素です。肉や魚は太る、と避ける人も多いようでが、しっかり摂取しましょう。動物性たんぱく質・植物性たんぱく質両方をバランスよく摂ると良いでしょう。◎たんぱく質が豊富な食品:鶏肉などの肉類、乳製品、大豆製品ビタミンB6たんぱく質の代謝をサポートするはたらきがあります。また、ビタミンB6不足は肌荒れやじんましん、口内炎の原因にもなります。◎ビタミンB6が豊富な食品:まぐろ、かつお、レバー、ピーナッツ亜鉛ホルモンのバランスを整えるはたらきがあります。卵巣に多く含まれているため、女性ホルモンのはたらきに影響があります。◎亜鉛が豊富な食品:牡蠣、レバー、ごま、煮干し、高野豆腐食事以外でもプレ更年期対策!リラックスする時間を持つ出典:byBirthイライラしたり、気分の落ち込みにはハーブティーでリラックスするのもおすすめです。ペパーミント:痛みを落ち着かせるはたらきがあるため、生理痛にも◎カモミール:胃のはたらきを良くするセージ:血液の流れを良くし、新陳代謝を促す。冷え・むくみ対策にも◎フェンネル:女性ホルモンを活発にし、むくみ予防にも良い体の不調は、時に心の不調を招くこともあります。ストレスを溜め込みすぎないよう、日ごろからリラックスする時間をもつことも大切ですね!寝る前にストレッチ出典:byBirth軽いジョギングや、寝る前に10分間ヨガやストレッチを取り入れると、更年期症状がやわらぐという報告があります。3週間ほど続けると効果があるとのこと。交感神経が高ぶりを鎮め、リラックスできる副交感神経を優位にするためと考えられています。顔のほてりを感じている人は、運動によってひどくなる場合もありますが、ストレッチなど強度の低い運動は症状が出にくいのでおすすめです。また、運動する時間をとれない女性でも、寝る前にできるようなストレッチやヨガは布団の上でもできます。プレ更年期かな?と感じている人は、ぜひ対策をしてみてくださいね。
2019年11月28日産後クライシスは時間が経てば治ると分かってはいるけど今がつらい。イライラや不安を少しでも和らげる方法があれば少しは気持ちが楽になるかも知れません。今回は産後クライシスの薬についてご説明していきます!目次 1 産後クライシスとは?2 病院に行くべき?3 イライラを抑えるサプリ3.1 ビタミンC3.2 プロテイン3.3 ビタミンB群3.4 ヘム鉄3.5 DHA3.6 ハーブティー4 薬やサプリを使わなくてもできる対処法4.1 血の道症5 まとめ産後クライシスとは?産後クライシスとは、産後から2〜3年後に夫婦仲が急激に悪くなってしまう現象のことで、2012年にNHKが提唱しました。出産後の妻は子供を育てる中で、やらなくてはならないことが一気に増えます。女性は、『子供を守らなければならない』という思いが強いです。子供のことが優先になってしまうため、夫の事は二の次。むしろ、子供の面倒を見てくれない夫にイライラしてしまうのです。子供が生まれる前は仲良しだった夫婦でも、子供が生まれた途端急激に夫婦仲が悪化、その後の夫婦関係にも悪影響を及ぼし、最悪の場合、離婚に至るケースもあるようです。病院に行くべき?産後クライシスになった時、病院には行ったほうが良いのでしょうか。イライラが全く収まらない場合や、あまりにもイライラがひどく、家族や物に当たってしまう状態の場合にはカウンセリングや病院に行くことをおすすめします。無料のカウンセリングもあるのでご自分に合った対応をしてみてください。心療内科や精神科のような病院で、授乳中でも飲める薬を処方してもらえるところもあるそうです。カウンセリングについて詳しくはこちらの記事をご覧ください!関連記事一人で抱え込まないで!産後クライシスのカウンセリング産後のイライラが溜まって日に日に夫婦の関係は悪くなって行くばかり…解決策が見つからない場合には専門家を訪ねてみるのも良いかもしれません。しかし、「カウンセリングって効果あるの?」「お金がかかりそう」「そもそもカウンセリングなんて行っ[…]イライラを抑えるサプリ産後のイライラを軽減させる栄養素をご紹介していきます!これらの栄養素を含んだサプリメントを摂取すると良いですね。●ビタミンCビタミンCは、ストレスによる影響を緩和するために必要なコルチゾールというホルモンを作るのに必要な栄養素です。コルチゾールはストレスでどんどん消費されてしまうので、毎日摂るように心がけましょう。その他にも、体のサビつきを抑える、疲労回復や免疫力を向上させる、肌のシミやシワを予防するなどの効果が期待できます。大量に摂ると下痢をすることがありますので、その場合は摂取量を減らしてください。●プロテインプロテインはうつや不安を和らげるセロトニンやGABAといった物質の原料になります。魚や肉、卵、大豆製品、乳製品などを食べていればプロテインは摂取できますが、多くの人は足りていないのが現実です。そんな人はプロテインを補助的に摂取してみてください。ストレス対策としてのプロテインは、糖質が入っておらず、プロテインスコアまたはアミノ酸スコアが100のものを選ぶと良いです。●ビタミンB群プロテインをセロトニンやGABAに変換するために必要なのがビタミンB群です。ビタミンB群はビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種のです。ストレス対策にはビタミンB6、葉酸、ナイアシンが重要です。また、ビタミンB群は細胞がエネルギーを作るときにも必要なので、足りなくなると疲労感にもつながります。エネルギーを作るためには複数の種類が必要なので、まとめて摂るのが効果的です。●ヘム鉄鉄は身体中に酸素を運ぶ赤血球という細胞の材料です。鉄が不足すると、動悸やめまい、肩こり、頭痛、イライラなど、まさにストレスによる症状とよく似た症状が現れます。また、鉄も細胞がエネルギーを作るために必要な栄養素なので、不足すると疲れやすくもなります。●DHADHAとは魚に多く含まれている油の一種で、神経細胞の膜の原料です。神経細胞の機能の維持に役立ちます。●ハーブティーハーブティーには心を落ち着かせる作用があります。イライラ解消に役立つカモミールよく眠れない時にオレンジピール元気が出ない時にシソハーブティーにはカフェインが含まれていないので、授乳中でも安心して飲むことができます。薬やサプリを使わなくてもできる対処法●血の道症皆さんは「血の道症」という言葉を知っていますか?「血の道症」とは東洋医学での呼び方で、月経時、更年期、産後などの女性に見られる頭痛、めまい、のぼせ、肩こり、疲労感、月経異常などの諸症状のことです。「血の道症」は東洋医学では、何か不調が起きるのはからだのバランスが崩れているからと考えます。からだのバランスを保っているのは「気」「血」「水」と呼ばれる3つの要素。この3つがバランスよく保たれていると健康でいられるという考えです。「気」とはからだと精神の活動に必要なエネルギーを指します。「元気」「気力」など言われるように、「気」は目には見えませんが、生命活動の源を指します。「血」とはその字の通り血液のことです。からだを巡ることで、栄養や老廃物を運びます。「水」は体液や分泌液のこと。血液以外のからだに必要な水分が、「血」と同様、からだに栄養を与えたり、不要なものを排出して、活動を支えます。妊娠・出産は、血を消費するため、出産直後は血が不足します。また、母乳も血液から作られるため、さらに血が不足します。血はからだに栄養素を送るだけでなく、精神を安定させる働きもあるため、血が不足するとイライラしたり不安を引き起こす原因になるのです。食事や生活リズムに気をつけることで「気」「血」「水」のバランスがよくなり、症状も緩和していきます。まとめいかがでしたでしょうか。今回は産後クライシスの薬についてご説明しました。イライラに効果がある栄養や、産後の女性に不足しがちな栄養を補うことでみなさんのイライラや不安が軽減するかもしれません。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。●ライター/パピマミ編集部
2019年08月23日【今週の悩めるマダム】最近、更年期なのか何に対してもすぐにイライラしてしまいます。この前も主人から「今日は仕事で遅くなるから夕飯はいらない。ごめんね」と言われたことに激高してしまいました。冷静になれば自分がおかしかったとわかるのですが、その瞬間は怒りを抑えられません。自分でも戸惑っています。(富山県在住・50代主婦)実は、僕も同じようにイライラする時期がありました。自分を抑えることができなくて苦しみました。とくにシングルファザーになった直後の、誰にもぶつけることのできないイライラは、今思い出すだけでも辛いです。奥様の場合、ご主人がいて、そのご主人に怒りをぶつけることができるのですから、独り身の僕からするとうらやましい話です。そして、そのイライラを受け止めてくれるご主人がそばにいるということにこそ大きな救いがあると思いますよ。更年期障害に悩まされた友人がたくさんいますが、もしその疑いがあるのならば病院に行って対処してもらってください。ホルモンのバランスが原因であるなら、侮ってはいけません。そのイライラが別の原因、たとえば精神的な問題があるのであれば自分の心を整えることを試してみてください。それは運動だったり、瞑想だったり、誰かとのディスカッションだったり、方法はいろいろあると思います。僕は妻がいませんし、友達も多くないので、子育てをしながら、もういい年ですし、不安やイライラを抱えつつ、長いトンネルを1人でほふく前進するように生きてきました。ある日、男性にも更年期障害があると聞いて症状を調べたら、なんと100%合致。これは何か生活習慣を変えなきゃ大変なことになるとようやく気がついたのです。いろいろと本を読んで、僕が辿り着いた方法は、毎日のランニングでした。子供を学校に送り出した後、僕は朝と夕方、家の周囲を数km程度走っています。これはものすごく大きな変化を僕にもたらしてくれました。心と身体って繋がっているので、身体だけ大事にしても元気にはなりません。イライラするのは心に邪気が溜まっているからだと僕は常々考えてきました。人が悪口をいえばその人の中で邪気が生産されているのだと思います。走るときは、息を吐き出すたびに身体の中に居座った邪気を追い出すように心がけています。同時に肉体は走れば走るほどエネルギーを生産していきますので、走った後は本当に気分が爽快になりますよ。嫌なムードや悪いことというのは気の流れの淀みが原因ですから、それが繰り返されているのならば何らかの方法で断ち切らないとなりません。毎日、一度は走るようにすると、体内に変化がおきますよ。そもそもお金がかかりませんし(笑)。シングルファザーになって一番苦しかったとき、僕はランナーになりました。奥様、イライラするなら走ってみてください。一緒にランナーになってこの苦しい現実から抜け出しましょう。ご主人も一緒に走れたら、なお素晴らしいですね。そうですよ、奥様には素敵なご主人がいるじゃないですか。一緒に走るべきです。二人三脚でこの過酷な時期を乗り越えてください。【JINSEIの格言】ある日、男性にも更年期障害があると聞いて症状を調べたら、なんと100%合致。悩んだすえ、毎日のランニングでかなり解消できました。ご主人と一緒にランニングを始めてみては?この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!
2019年05月21日40歳を過ぎたあたりから現れる更年期障害。ほとんど気にならない程度の方もいるようですが、中には日常生活に支障をきたしてしまうほど重い症状に悩まされる方も。今回は、そんな辛い女性の悩みに向き合う「わたし漢方株式会社」代表取締役・水沼未雅さんに、「更年期障害における漢方を使ったケア」をテーマにお話を伺いました。■更年期ケアの基本は「アンチエイジング+体質ケア」忙しく過ごす現代女性の美と健康を、漢方の力でサポートしている水沼さん。「更年期になると、ホルモンバランスの乱れからさまざまな不調が出てきます。体力の低下、不眠、残尿感、腰痛などの辛い症状を少しでも緩和していくためには、基本のアンチエイジングケアに加え、体質や症状に合わせたケアをしていくことが大切です」■アンチエイジングには、腎を補う食べ物をそもそも、「アンチエイジング」とは何でしょうか?「アンチエイジングとは、弱まっている生命力を補うこと。漢方の世界では、生命力の源が衰えていることを腎が衰えると言いますが、これによりいろいろな更年期障害が発生するのです。弱った腎を補って元気にしてあげるため、まずは食べ物でアプローチしてあげるのが簡単です」「弱った腎を補ってくれるのは、木の実類や海藻、ネバネバしたもの、黒い食材など。また、腎が弱ると冷えてくる方が多いので、しょうがやニラ、ラム肉などの身体を温めてくれる食材を食卓に取り入れるとよいでしょう」■気になる症状は?あなたの体質をチェック更年期障害と一口に言っても、さまざまな症状があります。遺伝や季節、生活習慣などからくる個人の体質によって、その症状は大きく異なるのだそう。皆さんも下のシートを参考に、ご自身の体質をチェックしてみてください。Aが一番多かった方エネルギー不足の気虚タイプ。痩せ型の方や出産前後の方に多く見られます。栄養を吸収してエネルギーに変える力が弱いため、これからの季節は特に、胃腸をケアして元気をつける漢方がおすすめです。Bが一番多かった方自律神経の乱れからくる気滞タイプ。忙しさからストレスが溜まりやすい女性に多く見られ、現代人の半分はこのタイプだと言われています。更年期に入り、強まってくる方も多いです。Cが一番多かった方血行不良からくる、瘀血(おけつ)タイプ。血の巡りが悪いので、クマが出てきたり、アザが治りにくかったりします。また、生理のときに血が固まって出てくる方も要注意。本来、経血はサラサラなものなので、瘀血のケアをしっかりしてあげることが大切です。Dが一番多かった方栄養・潤いが不足している血虚タイプ。色白の方に多いです。物忘れや集中力の低下、お肌や髪がカサついてきている方は、血が足りていない証拠。ちなみに、アスリートや運動部の学生に生理が来なくなってしまうのは、激しい運動で多くの血を消耗してしまうためです。Eが一番多かった方水分代謝が不足している水滞タイプ。むくみが気になったり、雨の日にだるさなどの不調を感じたりする方が多いです。水分代謝を良くすることを心がけていきましょう。■ストレスの溜まりやすい現代人は、気滞と瘀血のケアを更年期の不調を持つ方に見られる症状として多いのが、Bの気滞とCの瘀血。全体の約半分は気滞、3分の1が瘀血と言われているのだとか。そこで、多くの方が悩まされる気滞と瘀血について、漢方の選び方や普段の食事に取り入れたい食材を伺いました。気滞-イライラ型イライラしてしまう方は、気を巡らせるための血が足りていない証拠。寝つきが悪かったり、歯ぎしりがあったりする方は、イライラのケアをして落ち着かせることが大切です。■おすすめの漢方・内に閉じ込めてイライラしてしまう人加味逍遙散(かみしょうようさん)・イライラすると人に当たってしまう人抑肝散(よくかんさん)■食膳のポイント・シソ、ほうれんそう、にら、ハーブ類などの緑色野菜・酢の物、かんきつ類などの酸っぱいもの気滞-不安型気滞と血虚が合わさったタイプの方に多いです。脳に上手く栄養がいかずに集中できなかったり、心を元気に保つ力が足りずに不安になったりするため、心を安定させるケアをしてあげましょう。■おすすめの漢方・ドキドキして眠れない人酸棗仁湯(さんそうにんとう)・疲れが溜まりやすい人桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)・不安時の頓服にも使える甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)■食膳のポイント・トマトやキュウリなどの夏野菜・フキノトウやニガウリなどの苦みのある野菜・ミネラルの豊富な食事気滞-憂鬱型気分が落ち込んでしまう方、深い眠りにつけない方はこのタイプ。気の巡りが悪く、胃腸の働きも弱くなってしまっていることが考えられます。心と共に胃腸もケアしながらパワーを底上げしていく漢方がおすすめです。■おすすめ漢方・加味帰脾湯(かみきひとう)■食膳のポイント・かぼちゃやサツマイモなど、黄色くて甘いもの・穀類、芋類、豆類など、消化によいものをよく噛んで食べる瘀血型瘀血の方は、血の巡りが滞っていることにより、熱が身体全体にうまく行き渡りません。そのため、「手足は冷えているのに上半身はのぼせている」なんてことも。のぼせたものを冷ましてあげるほか、血行を良くして熱を分散させるアプローチが有効です。■おすすめ漢方・のぼせ・ほてり黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・加味逍遙散(かみしょうようさん)・頭痛・肩こり桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)・通導散 (つうどうさん)■食膳のポイント・しょうがやニンニク、らっきょうなどの身体を温め血行をよくする食材・お酢も血の巡りを良くします「不調の原因を探し、身体の中で滞っているものを上手く流して、歪んだバランスを整えることが大切です。ちょっとした体の変化から辛い症状まで、ひとりで悩まずに、まずは相談してみてください」今回お話を伺った水沼さんが代表を務める「わたし漢方株式会社」では、自分に合った漢方を教えてくれるLINEサービスを運営しています。LINE上で自動質問に回答した後、薬剤師が一人ひとりの体質をカウンセリング。一緒に漢方薬を選んで最短翌日に自宅に届けてくれるので、忙しくてなかなか医療機関に足を運べない人でも気軽に漢方を試すことができます。もちろん、服薬中も薬剤師にLINEで相談ができるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。取材協力/水沼未雅さんわたし漢方株式会社代表取締役。薬剤師・博士(薬学)。京都大学薬学部、東京大学薬学研究科修了。製薬会社、コンサルティング会社を経て起業。画像/Shutterstock
2019年03月12日こんにちは!マメ美です!突然ですが、皆さんは産後クライシスになりましたか?産後クライシス とは産後2年以内に夫婦間の愛情が冷めてしまったり、関係が悪くなってしまう事です。我が家の場合、産後半年くらいはくらいクライシスもガルガル期もなく、関係は以前と変わらず良好でした。しかし…それはこんな感じで突然やってきました…。生後半年の子供と夫の飲み会シーズン仕事をしているとそりゃあ飲み会シーズンもありますよね。私と夫は元々は同僚だったので、仕事の忙しさや飲み会に関しては理解していました。ここでなんだか分からないイライラスイッチ が入ったのが、自分でもわかりました。飲み会が続くのは仕方ないけれども、そのままソファで寝ていたり夜中まで出歩いていた夫に、風邪をひかないように気をつけてね!と口酸っぱく言い続けていました。そこへまさかの(いや当然の)風邪…そして冒頭の夫がバイ菌に見えるシーンに戻る訳です。「0歳の子供がいる事をもっと自覚してほしい!」「今風邪を持ってくるなんて信じられない!」「夫自体がバイ菌そのものじゃないか!!」と、もう本当に黒い気持ちが止まらなかったです。その後最悪な事に夫の風邪が私にうつってしまい、更にバイ菌に見えてしまうのでした…。私にうつった風邪によって気付けた事その後入れ替わりで私が風邪をひき、ちょうど仕事も連休に入った夫は私の代わりに家事育児をこなす事になりました。1番困ったのは、自分のトイレやご飯のタイミング だと言っていました(笑)最初は『夫が風邪をもってきたのだから、私の代わりなんて当然だろ!』と、黒い気持ちが止まらなかったのですが、連休の予定も全部キャンセルして反省しながら頑張っている姿を見て気持ちが落ち着いてきました。同時に、もしかしたら私は夫に『飲み会オッケー』なんて言いながら、どこかで不満を溜め込んでいたのかもしれない。一人で色々とやろうとしていたのかもなぁ… と反省しました。それからは夫は飲み会や遊びも私たちの様子を見て程よく行くようになり、家事も育児も率先して参加するようになりました。私も不満や不安はその都度相談するようになり、以前より2人で育児をしている実感があります。子供の事を産院等で教わっているママに比べて、パパの知識や意識に差が大きいと感じます。それは私たち夫婦にとっても当てはまりました。やはり夫は、0歳児の風邪から起こりうる事を理解していなかったのです。なのでこの勉強会はお互いに良い機会でした。今となっては笑い話ですが、あの時のクライシスをそのままにしていたら本当に夫婦間が悪くなっていただろうなぁとも思います。でもそれがあったから、お互いを見つめ直せた と思います。産後クライシスを悪いことに捉えずに、2人での育児や生活を考えるチャンスだと思えたら良いですね。●ライター/マメ美
2018年09月10日焦りや悩みの多い、20代。思い描いた姿と、現在の自分の不一致からストレスを抱くこともあるでしょう。そこで今回は、クオーターライフ・クライシスと呼ばれる時期の過ごし方についてご紹介します。20代の「クオーターライフ・クライシス」を迎えたあなたへ出典:byBirth理想の姿と現在の自分の不一致に悩んだり、周囲との差に焦りを感じたり…。20代は、何かとストレスを抱えることの多い年代ともいわれています。もしあなたが20代特有の焦燥感に悩まされているのなら、それは「クオーターライフ・クライシス」かもしれません。クオーターライフ・クライシスとは“人生1/4の危機”と訳される、精神の状態を指す言葉です。20代後半から30代前半に感じる戸惑い、不安、孤独、困惑の正体は、クオーターライフ・クライシスである可能性が高いといえるでしょう。そこで今回は、クオーターライフ・クライシスを迎えたあなたに、クオーターライフ・クライシスを乗り越えるとっておきの過ごし方をご紹介します。得体の知れない焦燥感は、成長するために大事な要素なのだと理解しましょう!非現実的な期待は抱かない出典:byBirth「パイロットになりたい」とか「パリコレモデルになりたい」とか、幼い頃に見た大きな夢を大事にするのは素敵なことです。しかし、私たちは大人になり、今ではパイロットになる現実的な方法や、パリコレに出演するモデルの苦労を知っています。あまりに大きな夢や希望に押しつぶされる前に、現実的な目標を持つべきなのです。クオーターライフ・クライシスは、20代後半から30代前半のうちに何度も繰り返されるといわれています。非現実的な期待に胸を躍らせたり、そんなことはあり得ないとなげやりになったり…。これから何度も悩みに振り回される可能性があります。このときにあなたを支えるのは、現実的な目標です。「こんなはずではなかった」なんて、これ以上言わないで。あなたには、あなたの人生を過ごす務めがあるのです。幻想に惑わされることなく、確実に人生を歩んでいきましょう。「負け」なんて、ない出典:byBirthときにはあなたが選ばれないことも、望んでいたものが手に入らないこともあるでしょう。しかし、それは負けではありません。あなたには合わなかったということなのです。私は、人生には勝ち負けなんてないと信じています。あなたの劣等感だって、いつかはバネになるはず。負けだと諦めるのは、まだ早いのではないでしょうか?あなたが選ばれ、望んだものを手に入れることのできる日は、そう遠くはないはずです。クオーターライフ・クライシスに打ち勝つためには、弱い心と向き合うしかないのです。自身を客観的に見る出典:byBirth他人と比べることによって、劣等感や焦燥感に苛まれるのは、自身を客観的に見ることができていないからです。あなたは、あなたが感じているほど悲しい人生を歩んでいるのでしょうか?クオーターライフ・クライシスの最中にいると“あの子にはあって、私にはない”と感じることが多々あります。しかし、自身を冷静かつ客観的に見ることができれば、あなたの手にしているものの大きさに気付くことができるでしょう。必要なのは、競争心ではなく、向上心です。他人ではなく、自身を客観的に見つめてクオーターライフ・クライシスから脱却しましょう。ときには流れに身を任せる出典:byBirth踏ん張ることも、一歩踏み出すことももちろん大事なことですが、悩みに囚われたときは流れに身を任せる勇気だって必要です。頑張っても、頑張らなくても、人生は少しずつ進んでいきます。悩みの多い20代を過ごすだけでも大変なことなのに、最後まで抗おうなんて気の滅入ることは考えなくてもよいのです。「なるようになるさ」と、どっしり大きく構えてみましょう。悩んでいるのは、あなただけではない出典:byBirthクオーターライフ・クライシスに直面している方の中には、悩んでいるのは自分だけなのではないかと不安を抱えている方もいるかもしれません。しかし、それは大きな間違いです。クオーターライフ・クライシスは、誰にでも起こり得ることなのです。悩みの多い20代後半から30代前半をどう過ごすかによって、あなたの人生は大きく変わるでしょう。悩みに押しつぶされるか、うまく感情をコントロールして乗り越えるか。あなたは、クオーターライフ・クライシスをどう過ごしますか?
2018年07月09日赤ちゃんが生まれて、幸せいっぱいのはずの家庭に忍び寄る、「産後クライシス」という恐ろしい現象をご存知ですか?すれ違いを防ぎ、夫婦仲を良好に保つためのコツをご紹介します。ホルモンバランスについて知っておく出産すると、女性の暮らしは一変します。それまでどんなに夫のことが大好きだったとしても、それをたやすく上回る存在が赤ちゃんです。すると、これまで気にならなかった夫の言動や見た目、においなどが、やけに気になり始めます。「わたしと赤ちゃんに近づいてほしくない」とさえ思ってしまう場合も。女性は妊娠出産を経て、ホルモンバランスが通常とは違った状態になります。産後の動物は気が立っていて攻撃的になりますが、人間も同じように、子どもを守ろうとする本能がはたらくのです。通常、時間が経てば少しずつ元の状態に戻っていきます。このホルモンの仕組みを夫婦で理解しておかないと、夫は「俺より子どもの方が大事なんだ」とヤキモチを焼き、それに対して妻はどんどん苛立つという悪循環に陥ります。これが、いわゆる産後クライシス(産後、夫婦仲が悪化すること)のきっかけになるのです。家事にまで手がまわらないことを理解してもらう産後、何より重視すべきはママの体力を回復させること。次に赤ちゃんのお世話、家事はもっとも後回しです。産褥期に無理をすると、体の回復が遅くなるばかりでなく、最悪の場合、命に関わることにも……。ママが無理をしないで済むためには、パパをはじめ周りの人の理解が欠かせません。洗濯やゴミ出しなど、パパに代わってもらえるものは徹底的にやってもらえるよう、産前からお願いをしておきましょう。掃除やご飯の用意などは、自治体のサポートや家事代行に頼むことも検討します。1ヶ月だけは、宅食を頼むのも手ですね。どうしたって、赤ちゃんのお世話はせざるを得ません。夜だって数時間おきに授乳が必要になるので、まとまった睡眠時間を確保することもできません。そのうえ家事までなんて、とても無理!これをあらかじめわかっておいてもらうだけで、その後の夫婦関係が変わってきます。まとめ初めての妊娠・出産では、パパもママもわからないことだらけ。手探りで試行錯誤していくなかで、戸惑いや苛立ちを感じることもあるでしょう。その都度お互いにきちんと話し合い、不満を溜め込まないこと。これが、産後クライシスを防ぎ良好な夫婦関係を維持していくコツですよ。Written by 七尾 なお
2018年02月27日歌手のダイアモンド☆ユカイ(55)が、自身のブログで妻の更年期障害を心配する思いをつづっており、ファンから多くの応援メッセージが届いている。 ユカイは、2月15日には「歳をとったせいか…。最近の俺の妻には元気が無くなった…」と妻の様子を明かし、「丸ちゃんだった俺の妻が、体重も15キロ減…。」と体重が激減していることも告白。昨年7月にユカイの母親が死去したころから起きた変化とし、「やはり更年期障害なのかな…。」と心配した。 その後も、17日にはあまりにも暗い妻に対し、ディズニーランドに誘ったが、断られたことや、家に帰ると泣いていた妻に病院を勧めたことなど日々の妻への心配な思いをブログでつづっている。 そして、22日のブログでは、「俺が大阪出張の時は俺の妻から必ずメールが入る。551の豚まん買ってきて。と…。それが無い。今はよっぽど悪いんだな」と妻の症状を気づかい「頑張れよ。俺の妻」と励ました。23日のブログでは妻からメールが無かったものの、豚まんを買って帰ったことを報告している。 これに対し「奥様は頑張ってきたんだから、頑張らずに肩の力を抜いた方が良いと思います!」「ユカイさんの理解が1番の薬です。待つ愛情ってあります。」「奥さんファイト!この辛さは、今だけです今は、思いっきり、ユカイさんに甘えて下さい大丈夫だよ」「奥様、ゆっくり過ごしてください」「どうかどうかユカイさんの奥様が豚まんを、一口でもお召し上がりになられますように~」など、ユカイやユカイの妻に対し心配の声や、多くの応援メッセージが寄せられている。
2018年02月24日5月27日(土)今夜の土曜プレミアム「絶体絶命クライシス ~ その瞬間 命は救われた!」に、好評放送中のドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」から主演・小栗旬と西島秀俊の2人が出演。世界の“クライシス”の数々に迫っていく。番組は小栗さん、西島さんのほか野間口徹、新木優子、出川哲朗、小島瑠璃子らも出演。「FBI人質救出チームと5歳児監禁立てこもり犯の闘い」や「米史上最悪の山岳事故」など、世界で実際に起きた事件・事故などの生死がかかった“クライシス(危機)からの救出劇”の実録映像を紹介。「こういう映像を見たら、アクションとか危ないことはもうやりたくないです(笑)」(小栗さん)、「あまりに絶体絶命な状況でハラハラの連続でした」(西島さん)と2人が語るほど緊迫感あふれる実際の映像から、事件の解決策や結末などについて迫っていく。また小栗さんと西島さんの俳優人生における“クライシス”"をカミングアウト。これまでの撮影シーンでのスタントの恐怖や負傷体験を告白するほか、小栗さん、西島さんと共演している野間口さん、新木さんらも交え撮影のマル秘エピソードも語られていく。また数々の体を張ったパフォーマンスで知られる出川さんの「ガチでリアルなクライシス体験」に対する小島さんの絶妙なツッコミなども見どころだ。「視聴者の皆さんにもこの緊張感を感じていただきたい」(小栗さん)、「最後に爽快感が訪れるので是非楽しんで見ていただきたいです」(西島さん)と2人がオススメする迫力のリアルドキュメントをお見逃しなく。「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。5月30日(火)放送の第8話では新興宗教団体“神の光教団”が企む文部科学大臣を標的にしたテロと、その情報を公安にリークした協力者とその妻の夫婦、新興宗教団体“神の光教団”に潜入している公安の協力者、林智史(眞島秀和)から、2日後に文部科学大臣を標的にしたテロが行われるという情報を入手した特捜班が、間一髪でテロを阻止するも教団には真の狙いがあって…というストーリーが展開。公安と協力者とその妻、そして西島さん演じる田丸との関係など今回も様々な人間ドラマが展開する。土曜プレミアム「絶体絶命クライシス ~ その瞬間 命は救われた!」は5月27日(土)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年05月27日出産2~3年後に訪れると言われる夫婦関係の危機…。産後クライシスとも呼ばれていますが、そんな状況に陥らないためにも“夫婦会議”を勧める“父親学級”が注目を浴びています。講師は現役パパだというから興味津々!潜入取材決行です!産前・産後の子育て力アップセミナーある月の日曜日、千葉県流山市の福祉会館にて「産前・産後の子育て力アップセミナー」が行われました。主催は子育て支援団体Nakocco(なこっこ)。“子育てを共に楽しむ・考える・助け合う”ことを目的として活動する特定非営利活動法人です。この日は夫婦8組と、パパが急遽参加できなくなったママ1人が参加。実母が広報誌でセミナーを見つけて勧められ参加した妊娠6カ月のM・Mさん。パパも「子どもが生まれてくる前に受けておいたほうがいいと思って!」と、とても前向きです。男性女性、互いの認識の“ズレ”を知ることがスタート広い畳の会場、真ん中を境に男性と女性別に座った参加者、その中で3~4人のグループに分かれ「90秒で互いの共通点を多く見つけよう!」というセッションから始まります。この最初の質問でグループの連帯感が生まれ、静かだった会場が一気に良い雰囲気になりました。ちなみにこの質問を夫婦間でやった場合、共通点が12個見つけられるとコミュニケーションが上手に取れている証拠なのだとか。結婚13年目の私たち夫婦は12個も見つけられるのだろうか…ドキッとしました。講座の主な内容は、“女性と男性の認識のズレを知る”ワークショップ。男女それぞれのグループで話し合い、答えを考えるのですが、ここではっきりとわかったのが「思っていたよりも妻のことを知らなかった…」「妊娠・出産の負担を知っているようで、実はあまり知らなかった…」など、男性陣の認識が思ったよりも甘かったこと。「甘いからといってパパを責めたり辱めたりするのではありません。まずは“知らなかった”ことを知ることが大切なのです」と講師の渡辺大地さん。3児の父でもある渡辺さんは「この父親学級はイクメン講座でもないし、イクメンを勧めるものでもありません!」ときっぱり。その後、妊娠中の母体の変化と体の負担や産後の体と心のいたみ、女性が口にしないで我慢している心の内、孤独感や焦燥感などを自身の経験も交えながら自然体で話す渡辺さん。妻が夫に理解してほしいと思う点ばかり、私もうなずきながら話を聞きました。参加者のパパとママも“夫婦といえども話さなければわからない”ことを改めて知ることができた様子。“脱・産後クライシス”夫婦で育児をはじめるために!講師の渡辺さん、実は第1子が生まれた後に離婚の危機が訪れます。「自分が良いと思ってやっていたことが、妻にとっては不満だった。妻の思いをまったく知りませんでした…」と当時を振り返りました。その頃から妻の気持ちを理解するために、夫婦で話し合いの時間を持つように。以降定期的に“夫婦会議”を行い、離婚の危機を回避できたそう。そのおかげで今では夫婦円満、去年3人目の子どもにも恵まれました。2012年、第2子の妊娠時に“産後サポートサービス(家事代行サービス)「ままのわ」”を立ち上げました。当時のスタッフから「産後ケアの必要性にパパたちの理解が追い付いていてなくて、思うようなサポートができない」という声が耳に入るようになります。このことがきっかけとなり“父親学級”をスタート。今では全国各地で年間約100の講座を持つまでに。反響の大きさがうかがえます。どれだけ妻の気持ちに寄り添うことができるか、夫婦で育児をスタートさせられるかがその後の夫婦関係を左右すると渡辺さん。「それには出産前から“夫婦会議”をする習慣をつけてほしい。この講座がそのきっかけになるとうれしいです」。夫婦間のコミュニケーション、夫婦会議のススメこの日、1歳の男の子と夫の3人で参加していたY・Kさん。第2子を妊娠中の彼女も産後危機を体験した1人。「第1子の産後は夫婦でかなりぶつかり、すれ違いました…」とY・Kさん、ちょうど数カ月前に渡辺さんの著書『赤ちゃんがやってくる!』(KADOKAWA/メディアファクトリー)を見つけて購入、すぐに夫にも読んでもらったそう。そしてこの日はパパ自身が講座を受講する!という気持ちで参加してくれたのだとか。受講後にパパにも話を聞くと、「講師が男性で自分と同じ立場、共感する部分が多くてよかったです。さっそく帰って夫婦会議をしていきたい」と、すがすがしい表情。夫婦のカタチも十組十色、夫婦間の“ズレ”もそれぞれ。渡辺さんは、夫婦会議をしても意見が一致するとは限らない、夫婦といえども他人であるから意見が違うのは当たり前だと言います。「大切なのはそれぞれの夫婦がお互いの考えを言い合える、一緒に考えることができる関係になることです。今夜は夫婦会議をしましょう!」と締めくくりました。産前・産後の夫婦だけでなくどの夫婦にも共通して言える大切なことを、改めて学ばせてもらいました。わが家も夫婦会議をしなくちゃ。<取材協力>アイナロハながれやま子育てコミュニティNakocco<文・写真:フリーランス記者林未香>
2017年04月02日40代も近づくと、「更年期が近づいてきたかも……」と心配されている方もいることでしょう。例えば……「急に疲れやすくなった」「風邪をひきやすくなった」「急に汗が出てくる(のぼせ)」「耳鳴りがする」「トイレが近くなった」「肌荒れする」「喉が乾く」「ファンデーションがのらない」「一度起きると眠れない」「体は冷える」「落ち込みやすい」「集中力がなくなった」「怒りっぽくなる」「胸が詰まる感じがする」「動悸がする」「むくみやすくなった」「毛穴が気になる」「人混みが苦手になった」これら全ては、更年期にみられるマイナートラブルなのです。平均では45歳くらいからはじまると言われていますが、閉経に個人差があるように、更年期のタイミングや期間もさまざまです。どうして更年期は起こるの?一般的に更年期と呼ばれるのは、閉経を境に、前後5年間、トータル10年ほどを更年期とあらわします。女性ホルモンの分泌量を表であらわすと、閉経前から急激に女性ホルモンの量が減少していきます。このホルモン分泌が急激に減少することによって、更年期のマイナートラブルが起こるのです。閉経のタイミングにも個人差があるように、ホルモン分泌の量の減少にも個人差があります。症状を自覚する人と、あまり感じない人がいるのは、このホルモンの減少が急激な人と、緩やかな人との差ではないかと言われています。また、近年では女性だけでなく、男性にも更年期があると言われ、男性ホルモンの減少によるマイナートラブルで悩んでいる方もいるそう。更年期のカラダをサポートできる自然の恵み「エゾウコギ」という名前を聞いたことがない方も多いかもしれませんが、実は古くからある健康を育む植物として利用されています。高麗人参と同じウコギ科に分類されるエゾウコギは、主に北海道東部(エゾ)やロシア・中国の極寒地域に生息する落葉樹木です。心身の健康には、それぞれのバランスが大事!心と体の健康は密接な関係にあります。特に更年期の女性は、ホルモンバランスの乱れから、不調が起こり、健康を維持することが難しい状況になります。いつまでも元気で若々しく、心も体も美しくあるためにエゾウコギなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。更年期だからって、諦めないで!日本の女性は忍耐強い傾向にあると言われています。昔の人は、「生理痛は誰にでもあることだから我慢する」「更年期もその時だけのことだから」など、当たり前にあるつらさを耐えなければいけないという考えを持っている方も少なくありません。しかし、女性の生き方は時代と共に変化し、昔よりも不調と向き合わなければいけない状況になってきています。更年期の不調が原因で、お出かけやおしゃれを諦めたりするのはとても残念なこと。更年期の不調は婦人科での治療をすることもできますし、もちろんエゾウコギのような、ナチュラルな漢方やハーブなどで対処することもできます。ぜひ自分のライフスタイルに合った対処法を探し、少しでも更年期を健やかに過ごす工夫をしてみてくださいね。
2016年06月16日生理不順やホットフラッシュをはじめとする体調不良に見舞われる更年期障害。アンアン読者世代は多分、「それっておばさんの悩み。私には関係ないわ」と思っているはず。確かにそうだけど、最近は同様の症状が起こる20代女性も増えているとか。ストレスや過激なダイエットなどのせいでホルモンバランスが乱れてしまうのが原因らしく、体は本当に正直だよね。映画『更年期的な彼女』は医師から若年性更年期障害と診断されてしまったヒロイン、チー・ジアが逆切れとしか思えない行動を取るところから始まる。バスで「おばさん、どうぞ」と席を譲ってくれた少女のほっぺをギュッとつねるチー・ジアは、周囲の冷ややかな視線にも無頓着。診断にショックを受けたのはわかるけど、それってやりすぎじゃね?と思っている矢先、回想シーンにてチー・ジアのストレスの理由が明かされる。大学の卒業式会場に向かってウェディングドレス姿で疾走するチー・ジア。北京の企業に就職も決まっている成績優秀な恋人にプロポーズして、卒業と結婚を同時に祝おうという計画なのだ。大学きっての美女と評判の彼女は自分の行為に夢中で、「あなたと結婚してあげる」と超上から目線のプロポーズにドン引きな恋人リウ・チョンの表情にも気づかない。こんな押し掛け花嫁、いくらなんでも困るって。もちろんチー・ジアの壮大な夢とプライドはズタズタに砕け散り、26歳になった今も尾を引く傷心が若年性更年期障害を誘発したというわけ。一種の恋の病ね。「若くて美人な私がなぜ!」と激おこぷんぷんなチー・ジアが親友リンと冴えない元同級生ユアンの助けを借りて恋の病を克服しようと頑張る姿を追う展開の本作、彼女の思考回路がエキセントリックなのがポイント。落ち込むと大酒を飲み、やさぐれる。元恋人から結婚式の招待状が届くや(送るな、と思うよ)、仰天の略奪婚をもくろむあたりは、痛いを通り越して危険。演じるジョウ・シュンも吹き替えの藤原紀香さんもキュートなので許せるけれど、可愛げがない女性がやると超絶ホラー。恋人に選ばれなかったのは悲しいけれど、教会のいちばん後ろの席で「くたばっちまえ」と毒づくくらいにしよう。で、そのチー・ジアから毒抜きしようと頑張るのがユアン。実は彼女をずっと想い続けていた設定が物語にふくらみをもたせる。チー・ジアに漢方薬を煎じたり、ヘルシーなお弁当を作ったり、エクササイズを指導したり。ユアンの健気さにまったくほだされないチー・ジアってどうなの?という疑問が湧かないでもないが、演じるのが“小さい瞳のアイドル”とあだ名された地味顔のトン・ダーウェイだから説得力あり。この映画は、『猟奇的な彼女』や『僕の彼女はサイボーグ』を作ったクァク・ジェヨンの“彼女”シリーズ最終章。男性は破天荒な女性に翻弄される宿命なので、冴えない外見にこそリアリティがあるのだ。ま、この種のラブコメでリアリティうんぬんを語るのはピント外れだけどね。果たしてチー・ジアは幸せをつかめるか?は映画を観てのお楽しみ。ただ恋の病や日々のストレスに心当たりがある人はもちろん、そうじゃない女性も若年性更年期障害について考えてみるいい機会だよ!◇監督/クァク・ジェヨン出演/ジョウ・シュン、トン・ダーウェイ、ジャン・ズーリン、 ウォレス・チョンほか 吹き替え/藤原紀香ほか 主題歌/華原朋美4月8日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国順次公開。※『anan』2016年4月13日号より。文・山縣みどり
2016年04月08日産後クライシスとは産後クライシスとは、産後に起こる夫婦の危機のことで「出産後2年以内に、夫婦の愛情が急速に冷え込んでしまう状況」を指します。それまで良好だった夫婦でも、子どもの誕生や、パパとママ双方の心情的な理由などから関係が変化し、一時的から慢性的に至る夫婦不仲や、離婚にまで発展することもあります。産後クライシスが起きる原因って?出産によってママの生活が激変し、自分の心身を顧みる時間が激減することと、対するパパの親の自覚のなさによる夫婦間の意識のずれが原因だと言われています。パパの家事育児参加が期待できなかったり、無遠慮なパパの言動を実感したりしたことから、ママの、パパへの愛情が急激に低下することなどが原因の一つです。出産後は24時間365日いつでも赤ちゃんのお世話中心の生活を送るママと、出産前と同じ生活を送る傾向が高いパパの暮らし方の差は大きく、溝が埋まらないまま離婚を迎えることは少なくありません。また実際に夫婦生活が破たんしたケースでは、子どもの年齢が0歳~2歳の間に離婚した夫婦が全体のおよそ30%を占めると言われ、離婚につながる重度の産後クライシスは子どもが2歳までの間に発生しやすいと考えられています。ママがこんな態度の場合、産後クライシスに陥っている可能性がある?ママがパートナーへの愛情を低下させている場合、パパ自体はその自覚がないことが多いと言われます。ママの愛情低下は、主に本人の態度から推測することができます。・子どもが生まれてから、夫婦の時間や会話が減った・夫婦の会話のぎこちなさが増えた・出産後、セックスレスである・ママの態度が冷たくなった・ママが常にイライラしており攻撃的に見える・ママになじられたり、責められたりする・ママが子どもと家にこもることが多くなり、出かけなくなった・ママが実家に帰省する回数が極端に増えた・ママに、当てにされていないと感じる・ママが自分のことを見ていない時間が増えた・夫婦喧嘩が増えた・よそのご主人との比較をされる・周りのイクメンブームに焦りを感じる・父親としての自覚が持てないと感じることがあるこんなパパが産後クライシスを引き起こす!産後クライシスは夫婦の関係性や環境、意識のずれの大きさ、お互いの家事育児への貢献度など、さまざまな理由が複合的に絡み合い、さまざまな形で現れます。症例は夫婦ごとに異なりますが、産後クライシスを引き起こしやすいパパのタイプがあります。言われなければやらないタイプ家事育児には協力的な姿勢を見せるものの、言われなければやらないタイプ。口癖は「言ってくれたら俺がやるから」などであることが多く、ママが依頼するまで気が回らないときは自分からは動きません。自分の生活が大切なタイプ子どもが生まれてからも、独身時代と同じ生活を送りたがるタイプ。自分の趣味にお金を投じたり、休日に一人で出かけたりするほか、友達の予定を優先する人もここに含まれます。産後、生活が激変したママの心身のストレスを理解していながら、自分の人生とはどこか関係がないと線引きをしている傾向があります。仕事が忙しすぎるタイプ早朝に出勤して深夜に帰宅するなど、付き合いの飲み会などの回数も多く多忙を極めるため、家では体を休めることが大切だというタイプ休日は睡眠に充てることが多く、家事育児への貢献度は低い傾向があります。ワガママな子どもタイプ赤ちゃんのお世話に追われ、家事を充分に行える時間が取れないママを責めるタイプ。代わりに自分が家事を行おうという意識も低く、家事能力にも期待できません。赤ちゃんのお世話にも非協力的である傾向があります。産後クライシスの乗り越え方産後クライシスに陥ったら、率先して家事育児参加を行うよう意識を変えてみましょう。手伝うではなく “ママに負担をかけないという意味で”ママを当てにせず、自分でやる”という考え方が大切で、パパ自らが、家庭の中心人物であるという当事者意識を持つことが大切です。また、夫婦のコミュニケーション不足から産後クライシスに陥る傾向も強くあります。1日のうち5分でも、お互いがお互いをしっかり認識して言葉を交わすことがコミュニケーションの軸となります。会話を意識的に増やし、1日の出来事や、感じたことなどをパートナーと共有しましょう。また、ママが心身のストレスを感じ、誰にも相談できず一人で抱え込んでしまう場合にも現れやすい傾向があります。ママ一人の時間を意識して作ったり、実家などを頼ることをパパから提案したりすることで、ママの心にも余裕が持て、結果的に産後クライシスを回避できることがあります。ママは、パパの家事育児参加や、これまでの関係改善のための工夫を感じたら、感謝の気持ちと労いの言葉をこまめにかけていきましょう。その行動は“ママと赤ちゃんを労わる気持ち”や“自分が頑張ろうという気持ち”が動機になっています。パパの当事者意識や親の自覚を大切に伸ばしながら、お互いが家庭内のどんなことでも頼れるパートナー同士として、ともに成長していきましょう。
2016年04月04日イライラしたりのぼせたり… 「もしかして、更年期?」と思うときはありませんか? でもこの症状、卵巣機能の老化による更年期障害と違い、自律神経の乱れが原因になっているケースが多いのだとか。この「プレ更年期」のつらい症状を緩和する漢方を紹介します。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)「当帰(とうき)」とはセリ科の植物で、この根茎を乾燥させたものは月経不順やPMSといった女性特有の症状に効果を発揮。これにキク科の植物「蒼朮(そうじゅつ)」や、ボタン科の植物「芍薬(しゃくやく)」などの生薬を配合しています。貧血や冷え、めまいなどの症状に効果的。産前産後の諸症状の改善のために処方されることもあります。加味逍遥散(かみしょうようさん)漢方では血の巡りが悪くなってしまった状態を「お血」といいます。月経不順や顔のくすみが見られる場合は、このお血である可能性が高いかも?これを改善するための漢方が「加味逍遥散」。これにも当帰、芍薬、蒼朮が含まれていますが、さらに柴胡(サイコ)というセリ科の植物の根を乾燥させたものを配合しています。自律神経失調症やのぼせ、肩こり、イライラなどの症状に効果的です。桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)これもお血に効果のある漢方。桂枝とは「桂皮」ともいわれ、シナモンのような香りが特徴です。生理痛やつわりに効果があり、幅広い年代の女性をサポートします。この桂枝(桂皮)に芍薬や桃の種子を乾燥させた桃仁(とうにん)、ボタンの根の皮を乾燥させた牡丹皮(ぼたんぴ)などをブレンドしたのが桂枝茯苓丸。のぼせや多汗、頭痛などの症状や、シミにも効果があるのだとか。桃核承気湯(とうかくじょうきとう)月経前後に便秘になりやすい人は、この桃核承気湯がおすすめ。桃仁や桂皮を中心に、便秘解消効果のある大黄(だいおう)や緊張を和らげる作用のある甘草(かんぞう)などが配合されています。PMSや産後の精神不安やのぼせにも効果的です。プレ更年期もしんどいですが、本番の更年期障害はもっとつらいのだとか。10代の生理痛から始まり、アラフィフの更年期まで、女性の人生の半分は何かとトラブルに悩まされるもの。漢方を上手に使って快適な生活が送れますように!
2016年03月26日2013年、鈴木亮平を主演に空前のヒット作となった『HK/変態仮面』。先日、約3年の時を経てまさかの続編『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』の公開決定が発表されたが、この度本作の主題歌を「CTS」が担当することが明らかになり、併せて予告編&ポスターも解禁された。パンティが消えるニュースが連日メディアを賑わせていたが、狂介(鈴木亮平)は相変わらず愛子(清水富美加)のパンティを被って悪を倒していた。複雑な想いを抱く愛子はパンティを返してもらうが、徐々に二人の心はすれ違い始める。気づかぬうちに愛子を傷つける狂介のことを、同級生の真琴正(柳楽優弥)が憎しみに満ちた目で見つめていた。愛子を失った上に世界中からパンティが消えるという未曾有の危機を迎えた変態仮面の前に、最強の敵が現れる――。1992年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載されていた「究極!!変態仮面」を原作とした本作は、パンティを被った興奮の力で悪を倒すヒーローを主人公にいままでにないアクションを描いている。2013年に前作が実写化されると、海外映画祭で賞を受賞するなど海外からも注目を集めていた。そして続編となる本作は、近年「天皇の料理番」『俺物語!!』で、ほかの人では考えられない肉体改造を行い、舞台で王様役、4月にはうさぎの死神役とその幅広い役柄を演じ分ける鈴木さんをはじめ、清水富美加、ムロツヨシ、片瀬那奈などの主要キャストが再集結し、新たに『ディストラクション・ベイビーズ』の公開を控える柳楽優弥も参加している。そして本作の主題歌には、前作は“狼バンド”「MAN WITH A MISSION」が担当していたことに続いて、“未来人”3人で構成される謎のLED覆面ユニット「CTS」と、“マジック・ヴォイス”と表現される、ゆるふわと透明感が共存する声で注目の南波志帆というアブノーマルなコラボが決定した。タイトルは「WAVINESS feat.南波志帆」で、哀愁ある「CTS」のダンスミュージックとPOPSが融合した楽曲に、南波さんという女性ボーカルが参加し、狂介と愛子の心の移り変わりが大きなポイントとして描かれている本作の、複雑な想いを抱き時には傷つきながらも狂介を守る愛子の心情を表現している。今回映画主題歌を担当するのはともに初となる「CTS」と南波さん。「CTS」のメンバー・Circle(サークル)は、「映画のように切なくもアツく、色丞狂介と姫野愛子の関係性を歌に込めて、南波志帆さんとの掛け合いもこだわっています」と話し、またロッテガム「Fit’s」のCMソングの歌唱などを担当する南波さんも「こんなに素敵な作品に、まさか音楽で関わることができるなんて夢のようです。今回、『CTS』さんとコラボレーションをさせていただいているのですが、私は愛子さんの純粋さを表現出来たらと思い、彼女に寄り添うよな気持ちで歌わせていただきました」と曲に込めた想いを語っている。また今回解禁された予告編では、たくさんのパンティが空を舞う場面から始まり、驚く狂介の母・色丞魔喜、「変態仮面は死んだんですから」と言い放つ真琴正が映し出されている。狂介は相変わらず愛子のパンティを被って悪を倒していたが、ある日、複雑な想いを抱く愛子から「私のパンティを返して」と言われる。「俺が変態仮面だと、愛子ちゃんをまた危険な目に会わせるだけだ」と自分を納得させた狂介だったが、再び愛子が敵に捕らわれてしまう。「エクスタシー!!」「フォオオオオオ!!」などお馴染みのセリフとともに禁断の再起動、醜悪な敵とのバトルシーンや、ビル街を自在に飛び回る華麗なフライングアクションなど迫力満点だ。大学生になった狂介ということで、前作よりも一回り体を大きくして挑んだという鈴木さん。同時に解禁された愛子をお姫様抱っこするポスターもからも、その作り上げられた肉体を覗かせている。『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』は5月14日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月21日ギミックが運営する総合医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」は5日、「更年期症状に悩む女性のための更年期特集ページ」を公開した。同ページでは、女性なら誰しもが通る「更年期」にしっかりと向き合い、自身にあった更年期症状を緩和させる適切な対処法を身につけることが必要になってきているとして、更年期に関する基本的な情報をはじめ、様々な切り口で更年期に対する情報を紹介している。同ページによると、「更年期」は閉経を挟んだ前後10年のことであり、この時期に心身に現れるさまざまな症状を「更年期症状」と呼ぶ。その症状が現れる年齢や程度、期間には個人差があり、自分では気付かないほど軽い症状や半年程度で軽快するものもあれば、生活に支障が出てしまうほどのひどい"のぼせ"や"ほてり"などの症状もあり、対応策も人それぞれとのこと。婦人科でホルモン剤による治療を行う人や、漢方薬やサプリメントを服用する人のほか、中には我慢する、やり過ごすといった人もいるという。しかし、更年期にどういう暮らし方をするかで、その後の生活に大きな影響を与えることもあるため、「自分の体の状態を見極め、自分に合った更年期を乗り切る方法を見つけましょう」と呼びかけている。時期や症状に合わせた更年期の対策としては、「若年性の更年期症状に30代から対策(女性ホルモンの働き)の特集」と「更年期にサプリメントで補える女性の症状への対策特集」を紹介。「若年性の更年期症状に30代から対策(女性ホルモンの働き)の特集」では、心身を落ち着かせてリズミカルに酸素を取り込む「有酸素運動」の紹介、ホルモンバランスを整える栄養素の紹介とバランスよく栄養素を摂る方法、更年期の特徴的な症状の紹介とその対処方法などが解説されている。「更年期にサプリメントで補える女性の症状への対策特集」では、副作用の心配も少なく、時間や場所を選ばず手軽に摂取できるサプリメントを服用する人が増えていることを受け、特に更年期症状に効果があると言われている成分「エクオール」が紹介されている。
2016年01月06日男性ホルモンの減少が原因となる「LOH症候群」。今回は「男性更年期」とも呼ばれるこの病気のセルフチェック術と治療法について、メンズヘルスクリニック東京の院長の小林一広医師にうかがった。○テストステロンの減少を知るためのチェック項目男性は加齢によって、「テストステロン」と呼ばれる男性ホルモンが減少する。テストステロンが減るとLOH症候群に陥り、「疲れやすい」「体がだるい」「やる気がでない」など、肉体面と精神面においてさまざまな変化が現れる。場合によってはメタボや骨粗しょう症、うつなどにつながるケースも出てくる。LOH症候群の患者は40代、50代がメインとなるが、いち早く自分が病気であると気付くためには自身の健康状態を把握しておくことが大切だ。そこで、男性ホルモンの低下具合を調べるためのチェック項目をまとめたので参考にしてほしい。(1)性欲の低下を感じる(2)なんとなく元気がなくなってきた(3)体力が低下してきた(4)身長が低くなった(5)毎日の楽しみが少なくなった(6)悲しい気持ちや怒りの気持ちを感じやすい(7)勃起する力が衰えてきた(8)運動能力が低下してきた(9)夕食後にうたたねをすることがある(10)仕事の能力が衰えてきた(1)と(7)が当てはまる、またはそれ以外の項目で3つ以上が当てはまる男性は、テストステロンが減少している可能性が高い。実際、患者も増加傾向にあるようだ。同クリニックのLOH症候群外来の患者数は、初診と再診を含め月間250名(2015年10月実績)ほどで、昨年に比べ2倍以上になっている。○食事や運動でテストステロン値は改善するLOH症候群の治療にあたっては、注射によるホルモン補充療法でテストステロン値の改善を図る。「まずはテストステロン値を検査し、値が低ければホルモンを投与します。注射をすると体内のホルモン濃度は上昇しますが、3日ほどで下がってしまいます。濃度を維持するため、外用剤としてジェルタイプの塗り薬も使用すると治療がしやすいですね」。ただ、補充療法は最終手段的な意味合いが強く、まずは生活習慣の見直しによって改善を図るべきだと小林医師は指摘する。「テストステロン値は環境要因を受ける部分も多分にあるため、普段の食事や運動習慣の改善などでまた上がってきます。すなわち、自分の中での調節が可能ということで、いかに下げないような日常生活をするかしないかで差がついてきます」。ランニングなどの有酸素運動をややきつめにすれば、テストステロンの分泌に好影響をおよぼすことが既にわかっている。食事面では、生がきや豚レバーなどに含まれる「亜鉛」、にんにくやたまねぎ、ショウガなどに含まれる「アリシン」がテストステロン増加に欠かせない栄養素とされている。「自分もなんとなくLOH症候群のような気がする」と感じる男性は、まずは生活習慣を改善し、それでも変化が見られなければ医師の力を借りてみてはいかがだろうか。※写真と本文は関係ありません○記事監修: 小林一広(こばやし かずひろ)医療法人社団ウェルエイジング メンズヘルスクリニック東京院長。精神保健指定医、日本臨床精神神経薬理学会専門医、特定非営利活動法人アンチエイジングネットワーク理事、特定非営利活動法人フューチャー・メディカル・ラボラトリー理事。北里大学医学部卒業後、同大学病院でメンタルヘルスケア中心の医療に従事。1999年新宿に城西クリニックを開院。精神科医として皮膚科医、形成外科医と共に心身両面からの頭髪治療に力を注ぐ。2014年東京・丸の内に移転し、メンズヘルスクリニック東京と名称を変え、男性の外見と内面を医療によってサポートするクリニックを立ちあげる。
2015年12月01日「更年期」の症状とは?女性特有の「更年期」。一言に「更年期」といっても人により症状は様々だ。小林製薬株式会社は、同社のコミュニティサイト『みんなの更年期コミュニティby小林製薬「命の母」』にて、「更年期を意識し始めたきっかけ」についてのアンケートを実施した。閉経前後から始まる自覚症状「更年期のきっかけ」として最も多かったコメントは「閉経や生理周期の乱れ」。生理が不順になったり、閉経になったりしたのと同時期に体調の変化が気になったとのこと。他には「ほてり」「冷え性の悪化」「今までのものとは違う肩こり、頭痛などの痛み」・・・・・・また、あまり周知されていないが、皮膚が敏感になったり乾燥したりという「肌トラブル」といったものまで、女性は45歳から50歳にかけての様々な症状から更年期に気づくようだ。更年期を支える「命の母」このような症状は完治はしないが、ただ放っておくのも辛いだけだ。同社が発売する更年期の女性のための医薬品「命の母」はカルシウム、タウリン、ビタミン、大豆レシチンの他に13種類の生薬を配合し、デリケートな女性の体の不調を改善する。また、同社は更年期の悩みを共有するコミュニティサイト『みんなの更年期コミュニティby小林製薬「命の母」』を公開中。ユーザーで悩みを共有する他に、漢方の専門家やカウンセラーのコンテンツも充実。インターネットを活用したり、医薬品に頼ったりすることで更年期と上手く付き合っていきたい。(画像はプレスリリースより)【参考】・小林製薬株式会社 プレスリリース/PR TIMES
2015年08月26日更年期における心身の変化2015年4月3日、サニーヘルス株式会社は自社のダイエット情報発信サイトである「microdiet.net」において、調査レポートを公開した。今回の調査レポートは更年期に関するもの。女性はいつか必ず更年期を迎える。人によって差があるものの、更年期を迎えると心身に様々な変化が訪れる。急激に大量発汗を起こすホットフラッシュやうつなど日常生活に支障をきたす更年期障害が現れたり、これまでと同じ生活をしていても太りやすくなる「更年期太り」など心身の変化は多種多様だ。なぜ更年期太りするのか更年期太りを防ぐには、なぜ太りやすくなるのか知るべきである。まず、更年期を迎えるとエストロゲンの分泌量が大きく減少する。エストロゲンは排卵や月経など生殖機能に関わるだけでなく脂肪の代謝にも関与しているため、分泌量が減少すると脂肪が代謝されにくくなる。加齢による筋肉量の低下にも注目したい。筋肉はエネルギーを消費する器官であるため、筋肉量が低下すると消費されるエネルギーが減少する。ほかには、脂肪の付き方の変化が挙げられる。更年期を迎える前は脂肪は皮下脂肪になることが多いが、エストロゲンが減少すると皮下脂肪になることが多い。内臓脂肪の増加によって太鼓のような腹囲に変化する。更年期太りを防ぐ更年期太りを防ぐには生活を見直すことが第一。更年期太りはエストロゲン量の減少が大きな原因ではあるが、基礎代謝量は年齢とともに低下してきている。そのため、20代、30代と同じ運動量で同じ食生活では太るのは当然だ。無理な食事制限をするのではなく、野菜をたっぷり取り入れた和食中心の食生活にして、生活の中に運動を取り入れたい。エレベーターではなく階段を使ったり、歩くときは大股で早歩きするなどで十分だ。内臓脂肪は有酸素運動で落としやすく、更年期によるイライラやうつも運動によって緩和されるため、できる範囲で体を動かしたい。(画像はプレスリリースより)【参考】・サニーヘルス株式会社プレスリリース(PR TIMES)・microdiet.net
2015年04月05日更年期障害は、ミドルエイジの女性にとって身近な症状だと思いますが、男性にも起こりえるんです。さらに、発症の原因は睡眠不足が影響しているという説も。ぐっすり眠れないうえに、気だるさやイライラを感じてしまう理由をご紹介します。男性の更年期障害はホルモンの減少が原因女性の更年期障害は閉経に伴って起こる卵巣機能低下によって、女性ホルモンの一つ「エストロゲン」が減少することが原因です。一方で、男性の更年期障害は、男性ホルモンの一つ「テストステロン」が減少することで発症します。実は、テストステロンは20歳代をピークに、身体から分泌されにくくなります。分泌量が減少するスピードには個人差がありますが、男性の更年期障害は40代から50代にかけて発症する人が多い傾向にあります。具体的な症状として、性欲の減少や男性機能の低下があるのだとか。また、耳鳴り、頭痛やめまいなど女性のものと同様の症状が表れますが、男性の方がよりメンタルに大きな影響を与えると指摘する意見もあります。人と接するのが億劫になったり、集中力が低下したりするという症状も出るそうです。男性ホルモンが睡眠不足で減少する!男性の更年期障害と関係するテストステロンは、自律神経の働きによって精巣から分泌されます。このため、自律神経の働きが弱まってしまうと、ホルモンの分泌が正常に行われなくなってしまい、更年期障害の症状を引き起こしてしまう可能性があります。2011年のアメリカの医学協会誌の研究では、健康状態に問題のない男性が1週間睡眠不足を続けると、テストステロンのレベルが最大15%減少することが発表されています。これは、十分な睡眠をとらないことで自律神経に影響を与えてしまったことが原因。同研究では、睡眠不足によるテストステロンの低下によって更年期障害に陥るリスクについて指摘しています。男性の更年期障害を防ぐ方法は快眠!更年期障害にかかってしまった男性は、気だるさや無気力、不眠といった症状に悩まされてしまいます。その原因には睡眠不足が関係しているので、普段なかなか眠れないという人は注意が必要です。また、睡眠不足によるテストステロンの減少は、薄毛や男性の機能不全などを招くリスクも。さまざまな症状を引き起こす可能性があるので、睡眠時間は十分に確保すべきです。男性の更年期障害はなかなか気づきにくいものですが、身体のなかでは自律神経の乱れや男性ホルモンの減少などが起こっています。症状が出るのを防ぐためにも、ぐっすり眠るように心がけましょう。Photo by Robert Couse-Baker
2015年03月14日年を重ねるごとに体のあちこちのメンテナンスが必要になるが、じつは「心」のケアも重要なことをご存じだろうか。最近話題になっている「ミッドライフ・クライシス(中年の危機)」もそのひとつ。働き盛りの40歳前後に訪れる、精神的な危機のことだ。中年期を迎えると、体力の衰えだけでなく、老後への不安や年老いた両親の介護問題、職場環境の変化などさまざまなストレスがのしかかってくるものだ。そういった環境に置かれたとき、「今までの生きかたでよかったのか?」、「今が人生を変える最後のチャンスではないか?」という悩みが生まれるとのこと。その結果、うつ病になる人や、離婚や転職によって環境を変えようとする人が多くなるという。今回、マイナビニュースでは、会員の男女300名を対象に「ミッドライフ・クライシス(中年の危機)」についてのアンケートを実施。同調査は同サイトを利用している30歳から50歳までの読者を対象として実施した。○公私ともに悩んでいる人は約4割まずは、ミッドライフ・クライシスを起こしやすい年代の人たちに対して、「悩み」にまつわるアンケートを実施した。「仕事やプライベートを問わず、何か悩みはありますか?」と尋ねたところ、半数以上(57.3%)の人が「はい」と回答。仕事とプライベートでは、どちらの悩みが多いかといえば、「両方(37.2%)」が最も多く、「仕事(32.0%)」、「プライベート(30.8%)」が続いた。公私ともに悩みを抱えている人たちは、つねに心が休まらない状態といえよう。悩みの原因については、「人間関係(50.6%)」を筆頭に、「体力の低下(42.4%)」、「環境の変化(23.3%)」が続く。ミッドライフ・クライシスを引き起こす原因で悩んでいる人は多いことが明らかになったが、具体的にはどのようなことに悩んで、どのように対策をしているのだろうか?続いては、会員が抱える悩みと対策をジャンルごとに紹介したい。○仕事に関する悩み悩み1「仕事はできるけど、YESマンにはなれないので、未だに平社員、かといって業績好調な会社ではないので、自分の考えは間違っていないので、余計に悩み中」対策「転職の為に、資格勉強しています。後は、BIGで高額当選したら会社を辞めるのもあります」(44歳男性/情報・IT/技術職)悩み2「社長との意見や相性が合わないから、精神的に疲れる」対策「どうすれば疲れが取れるかを考えて、リフレッシュしようと努力している」(39歳男性/商社・卸/事務系専門職)悩み3「このまま今の仕事を続けていて未来はあるのか」対策「Uターンも視野に入れて職を探しています」(31歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)仕事に関する悩みは、「転職」にまつわるものが多かった。職場環境や人間関係に悩んだり、業績に不安を覚えたりしたときに、「このままでいいのだろうか?」と考えてしまう人は多い様子。すでに転職活動を進めている人がいる一方で、ストレス解消法を見つけてその場をしのいでいるという声も見受けられた。悩み4「仕事で要求されているレベルについていけていないこと」対策「何ができないのかを整理して、若い時に教わったことをもう一度思い出す」(35歳男性/情報・IT/技術職)年齢とともに責任が大きくなることで、悩みを抱えてしまう人も少なくない。また、職場のIT化が進んでついていけない、という悩みも散見された。これも、環境の変化についていきにくい中年期ならではの悩みではないだろうか。○家庭に関する悩み悩み1「常に何かを批判したり文句を言ったりする傾向があり、一緒にいることがしんどくなることがある。距離を取って付き合っているが、やはり精神的なダメージになることもある。かと言って、別れるにも至れない」対策「しんどいと思ったらそう伝えるようにする。まともに相手をするから自分が疲れると言うのもあるので、嫌な話をされそうだったら態度で示すようにする」(41歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)夫や妻にイライラして、離婚にまで発展してしまうのもミッドライフ・クライシスの特徴のひとつ。言い争いを避けるためにグッと我慢していることもあり、さらにストレスを抱えてしまうケースも見受けられた。悩み2「収入が少なく、子供にお金が掛かる今後が心配」対策「妻の仕事の時間を長くしてもらった」(49歳歳男性/自動車関連/事務系専門職)中年期を迎えると、子どもの進学問題が浮上することもあるはず。夫婦共働きで進学費用をねん出することは珍しくないが、専業主婦が、社会に出ることに対して不安を抱えてしまうケースもあるようだ。○健康に関する悩み悩み1「疲れが取れにくく、体が重く感じる事が多いです」対策「サプリメントを摂ったり、ウォーキングをして体の調子を整えています」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)30歳を過ぎたころから体力の衰えを実感する人も多いだろう。体力作りに励む人もみられたが、日々の疲れがとれず、なかなか対策できずにいる人も目立った。悩み2「メンタルの面で社会人になってから急激に弱くなり、休むことがたびたび起こっている。しかし、それがすでに何度かなっているため友人にもあまり言えないことであるし、それが外に出ていくことに抵抗があったりと逆効果になって改善がされていない」対策「なるべく人のいるところでもいられるように出かける」(33歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)ストレスが積み重なり、心の病を抱えてしまう人も見受けられた。リフレッシュするように努めているものの、なかなか改善されずに悩んでしまう様子がうかがえた。○プライベートに関する悩み悩み1「同じ趣味を持つ同士で話をしても深く掘り下げた話ができなくてつまらない。人と会うのは楽しいが好きなことを十分楽しめない気分が常にある」対策「積極的に話し掛けるようにしているが逆効果になることが少なくないのも悩み」(45歳男性/ソフトウェア/技術職)大人になると、新たに友人を作ることが難しくなる。旧友ともなかなか会えず、寂しい思いをしている人は少なくないようだ。悩み2「結婚したくないが、親を安心させたいので結婚しなければならないと思うのが悩みです」対策「街コンや出会いがありそうなイベントに行ったりしています」(32歳女性/商社・卸/事務系専門職)結婚や出産にまつわる悩みも多数寄せられた。「子どもがほしいけれど、なかなか授からない」、「結婚しろと周りがうるさい」など、当人にしかわからない悩みも多い。○ミッドライフ・クライシスの認知度は1割弱アンケートからも、中年期の男女がさまざまな悩みを抱えていることが明らかになった。これらが原因で、ミッドライフ・クライシスを引き起こす可能性があるわけだが、このミッドライフ・クライシスを「知っている」と回答したのは7.7%だった。まだまだ認知度は高くはないようだ。ミッドライフ・クライシスを乗り越えるには、自分の悩みと向き合い、改めて人生設計を行うことが重要と言われている。「このままでいいのか?」と考えたときに、単なる「悩み」と片づけてしまうのではなく、専門家などにアドバイスを求めることも大切かもしれない。
2015年03月12日理由もなくイライラ、情緒不安定になり、以前はなかったホットフラッシュがちらほら出始める…「もしかして更年期?!」と不安になった経験はありませんか? アラフォーならば誰もが気になる「プレ更年期」というキーワード。そもそも「プレ更年期」と「更年期」、いったい何が異なるのでしょう?「プレ更年期とはメディアが作った言葉で、医学用語ではありませんよ」と語るのは、30年以上にわたり、女性ホルモンとの女性の健康管理、アンチエイジング医療に関わっている婦人科医、小山嵩夫先生。先生のコメント通り、プレ更年期にはっきりした定義はなく、「更年期(45〜55歳)の前段階(37歳〜44歳)の時期」を指したり、「更年期の前に起きる更年期に似た不調が起こる時期」と解釈されることもあります。どちらにしても、アラフォー世代は「プレ更年期」と一番近い時期に違いありません。「プレ更年期」と「更年期」は違う!「更年期というのは閉経前後の約10年間。卵巣機能が低下して女性ホルモンが急激に減り、ゼロに近づく時期のことです。ホルモンの減少があまりに急なので、体がその変化についていくことができず、さまざまな不調を招いてしまう”変化の時期”と言えますね。更年期の不調は、ホットフラッシュやイライラ、ドライシンドローム※などが代表的ですが、そのほか、心と体に関するありとあらゆる不調が出ると言っても過言ではありませんよ。一方、プレ更年期は、卵巣機能がやや低下して女性ホルモン量が減少傾向にあるものの、急激に出なくなるわけではないので、更年期とは状況が全く違うと考えてください」とは小山先生の説明。なのに、どうして更年期と似たような不調が出る女性もいるのでしょうか? ※ドライシンドローム…体が乾く乾燥症候群のこと。ドライマウス(口)、ドライアイ(目)、ドライスキン(肌)、ドライバジャイナ(膣)などは、いずれも更年期の代表的な症状それは、自律神経の乱れによるものと考えられます。過度のストレスや不規則な生活、夜更かし、栄養状態の悪い食生活、ダイエットなどにより、自律神経のバランスが取れなくなり、さまざまな不快な症状が現れるのです。「もしかして人より早く更年期が来たの?」と不安になる人もいると思いますが、慌てないで。自律神経が乱れるような環境に身を置いていないか、一度ゆったりと振り返る時間を設けましょう。それだけでも、心に余裕ができて、不調が軽くなるかもしれません。「プレ更年期」なんて怖くない!アンチエイジングを意識した生活習慣にスイッチプレ更年期かな、と感じたら、まずは生活習慣を見直してみましょう。喫煙や薬剤の長期服用などはもってのほか。栄養不足、睡眠不足、運動不足、強いストレスなど、思い当たることはありませんか? 「それらは、アンチエイジング的にはすべてNGですよ。特に栄養状態と運動は、老化と大きな関わりを持っていると思います。軽い運動もしないで、ろくな物を食べていない人は、骨も筋肉も血管も、もちろん卵巣の老化も早いでしょう。でも、アラフォーならまだまだ心配は要りません。“今食べているものが半年後の自分の体を作るんだ”という自覚を持って、質の良い栄養を摂り、ウォーキング程度の運動を続けるだけで、体はきちんと応えてくれます。たとえば、ホルモン不足でカサカサに乾いた肌も、生活習慣の改善で3〜4カ月後には生まれ変わり、修復されるのですから!」さらに、小山先生は続けます。「また、エイジング対策として抗酸化(抗老化)力を高めることも大切。抗酸化成分を積極的に摂ることを心がけましょう。抗酸化成分とは、体内で発生する活性酸素の害から体を守る働きのある成分のこと。カテキン、アントシアニン、βカロテンなどが当てはまります。これらは体をサビさせる活性酸素を消去し、体内の酸化ストレスを減らして、若々しい状態に保つ働きを持ちます。肌の若さを考えて摂りたいのは、サプリメントのコエンザイムQ10。それ自体が抗酸化力を持つうえ、ビタミンCと協力して体内のビタミンEを酸化から守ってくれます」そして、タバコを吸っている人は禁煙しましょう。喫煙者は吸わない人よりも、閉経する年齢が1~2年早くなると言われます。これは、喫煙による酸化ストレスの影響と考えられているそうです。更年期に入って女性ホルモンがなくなることは、自分ではどうしようもないことですが、プレ更年期は生活次第で改善することができます。きちんと寝て、きちんと食べる。簡単なことだけれど、これこそプレ更年期を健やかに乗り切る秘訣なのです。プレ更年期にこそ、信頼できるパートナードクターを探そうお話を聞いた小山先生のクリニックは、レディースクリニックの中でも、特に更年期を迎えた女性を対象にしています。更年期を一緒に乗り越えた患者さんの中には、高齢になっても先生を頼り、通い続けている方も少なくないそうです。「その昔、婦人科といえば産科と一緒になった産婦人科が普通で、妊娠・出産、生殖器の病気を扱う科でした。それが、女性のライフスタイルが大きく変化するにつれ、婦人科医はその方の生涯にわたる健康を見守り、アドバイザー、カウンセラーのような役目も果たすようになっています。私が開業したのもそうした必要性を感じたからだったんですよ」日本人女性の寿命は86歳を超えました。なのに、閉経年齢は昔からほとんど変わらず50歳頃と言われます。日本人の平均寿命が50歳を超えたのは、第二次世界大戦後のことだと知っていましたか? 戦前までは、女性は閉経するかしないかの時期に亡くなっていたことになります。閉経以降の人生が40年近くなった今、産科ではなく、女性の健康管理のための婦人科のかかりつけ医を持つことがとても重要です。婦人科はやはり苦手、というひとも少なくありません。例えば、子宮がん検診、乳がん検診などの機会に、よく調べてから婦人科を選ぶようにします。こちらの話をよく聞いてくれる医師がいるか、きちんとプライバシーを守ってくれるのかなどをチェックしておいて、プレ更年期の症状が出たときなどに実際診てもらいましょう。そして、本当の更年期を迎えたとき、躊躇なく相談できるのが理想です。ちょっと大袈裟ですが、健康のことならなんでも相談できるドクターを見つけることが、今後の人生を楽しく過ごせることにもつながるのです。小山嵩夫先生 プロフィール婦人科医。専門は生殖内分泌学、女性の健康増進。日本のHRT(女性ホルモン補充療法)の第一人者として知られる。1996年、女性の健康管理を目的としたクリニック「小山嵩夫クリニック」を銀座に開業。「NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア」および「一般社団法人 日本サプリメント学会」理事長として、更年期前後から元気に生きるための啓発活動を行っている。著書に『遺伝子を調べて選ぶサプリメント』『女性ホルモンでしなやか美人』(ともに保健同人社)、『40歳であわてない! 50歳で迷わない!もっと知りたい「女性ホルモン」』(角川学芸出版)など。
2015年02月26日