アイドルグループ・A.B.C-Zの橋本良亮が、ミュージカル『スワンキング』の主演を務めることが9日、明らかになった。同作は劇作家・G2による新作オリジナルミュージカルで、若さと美貌を持ち合わせ“狂王”と呼ばれたバイエルン王国の国王・ルートヴィヒ二世(橋本)と、借金と女性関係に生涯苦しんだ作曲家・リヒャルト・ワーグナー(別所哲也)という“天才”の愛憎関係を描く。ルートヴィヒ二世はワーグナーの人格を嫌悪しながらも、才能に心酔してたと言われ、その愛憎関係からインスピレーションを受け構想をあたためてきたG2が、今作の脚本、詞、演出を務める。ミュージカル『日本の歴史』や映画『記憶にございません!』『ギャラクシー街道』など三谷幸喜作品を多数手がける荻野清子の音楽で、新作オリジナルミュージカルを誕生させた。橋本は芸術に傾倒する若き美貌の国王を演じ、ミュージカル初主演。別所は退廃的な天才作曲家を演じ、初共演の2人がヨーロッパ音楽界における史上最悪のスキャンダルを紡ぐ。天才ピアニスト・リストの娘であり、ワーグナーの才能に憧れ大胆な行動を起こすコージマ役に梅田彩佳、リストの弟子でありコージマの夫でもある指揮者・ビューロー役に渡辺大輔、ルートヴィヒ二世の弟・オットー役に関西ジャニーズJr.の今江大地、バイエルン王国の秘書官・ルッツ役に牧田哲也、ルートヴィヒ二世が敬愛するオーストリア皇妃・エリザベート役に夢咲ねねが決定した。東京公演は2022年6月、東京国際フォーラム(ホールC)にて上演され、ほか大阪・愛知・福岡公演を予定している。○G2 コメント「ワーグナーの妻」という本を読んで「なんて面白いエピソードの連続だろう!」と感動し、ぜひこの実話をミュージカルにしたい。何年かかっても実現したいと考えておりましたら、企画会議であっさりゴーサイン。もう嬉しくてたまりません。橋本くんは去年ご一緒し、とてもセンスと勘がよく、最終的にはゴールを決める男と感じました。別所さんはとても知的な俳優さんで、常に深いところを目指してらっしゃる。この二人なら、世紀を揺るがす大スキャンダルにまみれながら、お互いの夢を叶えようと熱狂的に奔走し、ぶつかり合い、傷つけあい、そして最後には……。という一筋縄ではいかない物語に嬉々として取り組み、それこそ熱狂的な芝居を作り上げてくれるでしょう。これからはミュージカルも輸入品に頼るのではなく、自国で製作し輸出する時代にしなければ。その先駆けとなれるよう初日まで全力で精進します!○橋本良亮 コメント俳優としてミュージカルは好きなお仕事ですし、舞台が決まった事が素直に嬉しく今からわくわくしています。かつて「『ルードウィヒ・B』~ベートーヴェン 歓喜のうた~」で、人物は違いますが、同じ役名の役を演じたことがあり、その時は初主演舞台、そして今回はミュージカル初主演と、“ルートヴィヒ”という役名には強い縁を感じています。今回はミュージカルということで、台詞より歌が多いことが、歌が本当に大好きなのでとても楽しみですし、気合を入れて挑みたいと思います。僕のルートヴィヒ、ミュージカルでの僕、僕らのステージ。皆さんが観てきたミュージカルを超えてみせます! ぜひ楽しみにして下さい。○別所哲也 コメント祖母がピアノの先生で幼いころから多くのクラシック音楽に触れてきたことが、俳優としてもミュージカルの音楽的な原点です。そのクラシック音楽の世界の中でもドイツオペラの巨匠の人生を演じられるチャンスに俳優としても、音楽のファンとしても喜びを感じました。音楽、芸術、とりわけ自分の信じた世界観とそのオペラ創作に対して理想を追い続け、全てをかけるワーグナーの姿は、恋愛も生き様も、まさに、激動の時代の激情のせめぎあい!ルートヴィヒ2世との絆や、コージマへの愛。そして、人間臭い駆け引き。早く音楽の調べと共にどんな立体的な作品になるのか。そして、史実から見える景色、其々の登場人物の存在感、何よりも、ミュージカルとしての音楽。この作品自体が、創作されるプロセスで、俳優としてどんな旅が出来るのか?今からとても楽しみです。また、『マイ・フェア・レディ』でご一緒した演出家のG2さんが、この作品から何を産みだそうとしていらっしゃるのか?その想いを、自らに重ね、具現化出来たらと思っています。人間は理想と完璧を追い求める存在。そんな夢想家夢追い人の魂の叫びのようなものを、分かち合えたら最高です。劇場で新たなるミュージカルの誕生の瞬間を目撃に来てください。
2021年12月09日全国のロフト・PLAZAでも株式会社mano manoから、宮脇咲良さんプロデュースする新コスメブランド『CRAN BY MOLAK(クランバイモラク)』が、12月8日(水)12時より公式オンラインショップにて発売を開始する。全国のロフト・PLAZAでは、12月22日(水)から順次販売開始予定だ。同ブランドは、宮脇咲良さんがイメージモデルを務めるカラコンブランド『MOLAK』のコスメラインとして、本人が一つ一つの製品内容やパッケージを全プロデュースしたコスメをリリースしていく。第1弾はリップティント3色第1弾商品として発表された商品は、「ブルームジェリーティント〈リップティント〉」。塗った瞬間垢抜ける絶妙カラーは、ピンクにほんのり赤みをプラスした「01 PURE CORAL」、ぱっと顔色を明るくし透明感をアップするピンク系の「02 PINL PETAL」、モーヴに大人っぽさを演出する「03 NOIR ROSE」の3色で、価格は各1,680円(税込)だ。みずみずしく軽い使用感ながら、ツヤと色味を長時間キープするティントタイプ。唇に溶け込むテクスチャーで、4つの保湿成分がしっとりツヤめく唇に仕上げてくれる。(画像はプレスリリースより)【参考】※『CRAN BY MOLAK(クランバイモラク)』公式ブランドサイト
2021年12月05日ミュージカル『蜘蛛女のキス』のプレスコールが25日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて行われ、石丸幹二、安蘭けい、相葉裕樹、村井良大、日澤雄介(演出)が取材に応じた。同作は1976年に出版されベストセラーとなった作家マヌエル・プイグ作の小説を原作として1990年代にミュージカル化され、1993年にはトニー賞ミュージカル作品賞などを多数受賞した。ラテンアメリカの刑務所の獄房の一室で、映画を愛し頭の中に女優・オーロラ(安蘭けい)の姿を描く同性愛者のモリーナ(石丸幹二)と、同室になった社会主義運動の政治犯バレンティン(相葉裕樹/村井良大)が距離を縮めていきながら、周囲の思惑や状況に翻弄される姿を描く。プレスコールでは2シーンが上演され「オープニング」(安蘭)、「オーロラ」(石丸、安蘭)、「嘆きの壁1」(囚人達)、「ブルーブラッド」(石丸、相葉)、「ドレスアップ」(石丸、相葉)、「嘆きの壁」(村井、囚人達)を披露。同作への見どころを聞かれた石丸は「バレンティンとモリーナのお話ではあるんですけど、モリーナの中に出てくるオーロラ、蜘蛛女が色々なショーを繰り広げてくれる。それを楽しんでいる私たちや、賑やかに舞い踊ってるオーロラ、そこが見どころになるんじゃないかなと思います」と安蘭の見せ場を挙げる。安蘭も「私自身、久々にこんなに踊って歌っています。すごく早替わりが多いんです。1幕だけでも8回着替えてるので、お見逃しなく」とアピールした。初めてミュージカルを演出するという日澤は「モリーナとバレンティンが監獄の中での共同生活の中での2人の思惑、葛藤、濃密な時間というものを丁寧に演出をさせていただきました。注目ポイントは、2人の関係がどう変わっていってどう結末を迎えるのか。そこにオーロラ、蜘蛛女がどのようにモリーナの運命を押していくのか」とポイントを表す。村井は「予備知識なくともフラットに観ていただけて、胸に感じるもの、心に響くものがたくさんある作品。ぜひご自身だけでなくお友達やご家族、いろんな方と観ていただいて、意見交換をするのがいいと思います」と勧める。さらに「トランスジェンダーのモリーナに対して、当時の刑務所の中ではコンプライアンスがひどいセリフがたくさんあるんですけど、閉鎖的な空間、時代があったんだなと肌で感じていただいて、心に何を感じるのか、ぜひ体感していただきたいです」と語った。稽古場で印象に残ってるエピソードを聞かれると、相葉は「マスクをしてお芝居をしているんですけど、幹二さんが、マスクガードを全員分くださいまして。それがあると、歌う時もマスクが口にビタビタッとならない。空間ができる」と感謝。さらに相葉が「僕と良大には、パンツをいただいたり……」と明かすと、一瞬ざわっとした空気になった会場の様子に、安蘭が「私もいただいた」、石丸が「パンツ(下着)じゃないですよ! タイパンツです!」とツッコミ。相葉は「サルエルパンツのような……」と補足を入れ、「そういうお心遣いと言いますか、あたたかいものをいただきました」と振り返った。石丸は「このカンパニーって、ほぼ男所帯なんですよ。部活みたいな状態で、日々生活が積み上がっていって、チームワークはあっという間に強くなりましたよね」としみじみ。また「舞台面と舞台中にあるセットの角度がずれているんです」とセットの裏話も。「そのずれた角度に馴染むのにものすごく大変な感覚があって、実際舞台上に立ったらよりそれがはっきりと体に迫ってきて、歪んだ中での日常生活をどう落とし込むのか今でも戦いながら、でもそれが世界観を表していると思いますので、そこを乗り切っていければ」と意気込んだ。東京公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて11月26日~12月12日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて12月17日~19日。○プレスコール・会見写真撮影:マイナビニュース編集部
2021年11月25日●ミュージカル『蜘蛛女のキス』Wキャストに驚き名作ミュージカル『蜘蛛女のキス』が11月〜12月に東京(東京芸術劇場 プレイハウス 11月26日〜12月12日)、大阪(梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 12月17日〜19日)で上演される。1976年に出版されベストセラーとなった作家マヌエル・プイグ作の小説を原作として1990年代にミュージカル化され、1993年にはトニー賞ミュージカル作品賞などを多数受賞した。原作は映画化、ストレートプレイでの舞台化もされ、そのどれもが高い評価を得ている。舞台はラテンアメリカの刑務所の獄房の一室で、映画を愛する同性愛者のモリーナ(石丸幹二)と、同室の社会主義運動の政治犯バレンティン(相葉裕樹/村井良大)が距離を縮めていきながら、周囲の思惑や状況に翻弄される姿を描く。また、モリーナの心の支えである映画スター、大女優オーロラが演じる蜘蛛女(オーロラ/蜘蛛女:安蘭けい)も作品を引っ張っていく存在に。演出を担う劇団チョコレートケーキの日澤雄介が、初めてミュージカル作品に挑む点も注目となっている。今回は、Wキャストでバレンティンを演じる相葉裕樹と村井良大にインタビュー。ミュージカル『テニスの王子様』、『戦国鍋TV 〜なんとなく歴史が学べる映像〜』、ドラマ『妖怪! 百鬼夜高等学校』など共演を重ねていたが、Wキャストとなるのは2人とも意外だったという。20代前半から今になっての互いの印象や、今作について思うところなど、話を聞いた。○■反響も大きかった『戦国鍋TV』で共演——今回のWキャストがSNSでもかなり話題のお二人ですが、まずは出会った頃の印象を教えていただきたいです。ミュージカル『テニスの王子様』が初対面ですか?相葉:最初は『テニミュ』で一緒だったんですけど、その時はほとんど絡みがなく、『戦国鍋』からがっつりでした。もう、良大さんは、当時からすごかったですよ。村井:なんで急にさん付けなの?(笑) さっきまで「良大」って呼んでたのに! やめてくださいよ、相葉さん(笑)相葉:(笑)。当時から歌もダンスも出来るし、もちろん芝居もすごかった。今もさらにパワーアップしていると思うんですけど、なかなか20代前半で出せない佇まいを持っていたという印象です。村井:ありがとうございます! もう『戦国鍋』はやることが多すぎて、みんなで作戦会議みたいな日々だったんです。それぞれの味を出すために、毎日「そう来るんだったら、俺はこうする」みたいなことを話し合っていて、中でもばっち(相葉)はリーダー気質というか、まとめてくれる感じがありました。相葉:そうかなぁ!?村井:誰かが真ん中に立ってくれないと、周りもどうしていいかわからなくなるんですけど、ばっちがそこでリーダーシップをとってくれていたから、調和できた。年も上だし、皆をまとめてくれるお兄ちゃんみたいな印象がありました。だから、ばっちが座長をやっている姿もまた見たいな。相葉:嬉しい。——『戦国鍋TV』はすごく盛り上がっていましたが、当時の反響は感じていましたか?相葉:当時はTwitterをやっていなかったから、よくわかってなくて。どうやら話題になっているらしいと聞いて「そうなの?」と驚きました。本当に不思議でしたけど、最初は地方のローカルで何局かしか放送されていなかった番組が徐々に広がって、最終的にはほぼ全国を網羅する形になっていたので、嬉しかったです。村井:色々な人が存在を知ってくれて、そこから興味を持って舞台を観に来てくれたのも嬉しかったし、影響力がありました。いまだに再放送されると、Twitterでトレンドに上がってきたりしているんですよね。——歴史的な事柄でも何かあると話題になっている印象があります。最近も骨が見つかったり…。2人:ミゲルの!相葉:まさか「千々石ミゲル」がTwitterのトレンドに入ってると思わなくて「何があったの? 良大がなんかしたかな?」と思った(笑)村井:なんでやねん(笑)。でもあのニュースにはさすがに反応しちゃいました。※注:『戦国鍋TV』で相葉は伊東マンショ、村井は千々石ミゲルを演じており、最近千々石ミゲルの遺骨の可能性が高い骨が発掘され話題となっていた。○■10年の変化は?——そこから時間も経ってのWキャストということですが、今回どのような心境ですか?村井:ばっちは、バレンティンにぴったりだと思うんです。心に燃えるものがあるタイプで、すごく似合うんだろうなと想像できるから。僕がバレンティンを演じることについては、「いいんですか!? ありがとうございます」という感じでした(笑)。Wキャストのばっちとはタイプも違うし、バレンティンのイメージを壊さないようにしないと……。相葉:いやいやいや、よく言うよ。村井:それはリアルにマジで! だって石丸さんと安蘭さんとばっちが並んだら、絵になるじゃん! 想像つくよ!——ビジュアル公開の時に、村井さんがかっこいいという反応もたくさんありました。村井:ありがとうございます。スタッフの皆様のお陰です(照れて)相葉:今回は僕も本当にびっくりしました。いつか共演という形はあるだろうなと思ってたんですけど「あ、Wキャストなんだ!」と。持ち味が違うから驚きましたけど、心強い。昔、共演していたし、助け合えたら良いなと感じました。村井:僕もばっちだったら「ここ、どうしてる?」とか、相談しやすい。相葉:僕はスロースターターなんです。だから今回の『蜘蛛女のキス』に関しても、ご迷惑をおかけすることがあると思う。村井:ゆっくり役を作っていくタイプってこと?相葉:いや、そういうつもりはないんだよ。ゆっくりやろうなんて思ってないんだけど、頑張って頑張ってやっとできるようになる、みたいなところがあるから。それはもう自分でわかっていて、どの現場でも「人一倍やらないといけないな」という気持ちで臨んでいます。——お二人の感覚としては「昔、共演していた」なんですか? それとも「ユニットとして一緒に活動していた」という感じですか?相葉:たしかに、一緒にライブをやったりもしましたけど……実際に活動していたわけじゃないので!(笑)村井:番組内の設定だからね。「グループは解散したけど、久しぶりに……」みたいな感じではない(笑)。でもあの時の青春感はあって、そこから年齢を重ねた感慨もある。相葉:10年経ってますからね。——10年の変化も感じたりされましたか?村井:今日本当に久しぶりに会って、細身のイメージだったばっちが筋肉質になっていてびっくりしたんです。それで聞いてみたら「『レミゼ』(ミュージカル『レ・ミゼラブル』)のために鍛えた」と言っていたので、もう僕が知ってるばっちじゃないんだろうな、と。いろんな世界、いろんな作品を経た新しいばっちなんだろうなというのをすごく感じます。相葉:逆に、良大のイメージは変わらないかも。昔からひょうひょうとしているイメージが強くて、テンパったところを見たことがない。内心では色々あったり、すごく努力していたりすると思うんだけど、それを見せずにさらっとやっちゃうところがかっこいいから、パワーアップしてると思うと、ちょっと怖いくらいです。村井:いやいやいや、いつもテンパってるよ。わかりやすいと思うよ、汗かいてるとテンパってるから。相葉:そうだったの? でも表情は変わらないというか、常に冷静で、見習いたい。今思い返すと、20代前半で良大みたいなタイプって周りにもいなかったし、本当にすごい役者さんなんだというのを改めて感じます。●「どこで好きになりましたか?」と質問したい○■まさかまた革命に…——『レ・ミゼラブル』の話も出てきましたが、相葉さんはアンジョルラス役から続けて革命家の役にもなりますね。相葉:また革命に関われるとは思っていませんでした。バレンティンにはナイーブなところもあって、男らしいけど恋人に対する想いがダダ漏れになったり、センチメンタルになったりするので、アンジョルラスとは全然違うなとも感じています。時代も環境も違って「革命の幅って広いな」とも思いました。——村井さんも『デスノート THE MUSICAL』で世界を変えようとしてたり…。村井:そう言われると、あれも革命だったかもしれないです(笑)。バレンティンというキャラクターは、革命の中心に近い部分にはいても活動に参加する側だから、アンジョルラスとまた違いそう。相葉:アンジョルラスは完全にリーダーだった。村井:バレンティンは引っ張っていく存在というより「仲間のために」という意識があって、そういうところは男から見てもかっこいいと思います。——台本を読むと、舞台ではモリーナに感情移入してしまいそうで、そうなるとお二人が演じるバレンティンは「ずるいけど、かっこいい」というところもあるかと思います。どう表現されていくのか、楽しみかつ気になるところで…。村井:そこが多分、1番難しい……。相葉:結果的に利用しようとするところはあるんだけど、心は開いてないわけじゃなくて……。村井:逆に、モリーナを演じる石丸さんに「どこで好きになりましたか?」と質問したくなる。Wキャストだから、それぞれ好きになるところが違うかもしれないし、そこが気になるな、と。もちろんこれから作り上げていくんだけど、バレンティンもモリーナのことをどこまで受け入れてるんだろう? ただ結論としては、わからなくていいし、観る方の想像でいいんだとは思う。相葉:そうだね。そんなに強い人間なんていないし、感情も1つじゃなくて、揺れ動いて矛盾も生じる。バレンティンはマルタに思いを寄せながらも、モリーナに心を許して、でも利用しようとするところもある。それがどういう風に映るのかな?村井:ここでモリーナがバレンティンを好きになったんだなとか、バレンティンが思いを寄せたんだなというところが表現できると、さらに面白いかもしれない。○■観客の受け取り方に「おもしろい」——ちなみに、お互いのバレンティンについて「こんなところがかっこよくなるんじゃないか」と思うのはどこでしょうか?村井:ばっちは、歌っている時の目が1番かっこいいな、と。本当に思ったの!『レミゼ』の歌唱披露の動画を見た時に、すっごい目がキラキラしてて。だから、今回もバレンティンの目がかっこいいんだろうな。相葉:ありがとうございます。僕の思う良大のかっこよさは、やっぱり佇まいなんだよね。誰にも出せない存在感のある人だから、バレンティンの怒りだったり、鬱屈した思いだったり、言葉の範疇じゃない部分を体現してくれるんだろうな、と。村井:頑張ります!相葉:そういうこと、言われない?村井:あんまり面と向かって言われることはないかも(笑)。でもそれぞれ持ってる個性とか空気があるから、そこを面白さとして見てもらえたら嬉しいな。相葉:本当に、質の違うバレンティンになりそう。——舞台を観ている方は、キャストや解釈の違いもすごく楽しんでいますよね。『蜘蛛女のキス』も、そういうところも楽しめそうな作品だと思いましたが、役者の方はどうとらえられてるんですか?相葉:おもしろいですよね、お客様の受け取り方って。本当に色々で、「そうやって解釈するんだ」と驚くこともあるんです。村井:何を受け取るかって、受け取る人の個性もあるじゃないですか。舞台は映像と違って全身の肉体がそのまま板の上に存在するから、僕は自分の人生を出している感覚なんです。僕には僕の人生があって、観に来たお客様一人ひとりにも人生があって、そこで色々な作用が起きるんじゃないかな。もちろん根底には作品のストーリーがあるけど、感じ取るものは絶対に人によって違いますよね。相葉:元気なのか、落ち込んでるのか、その日のお客様のコンディションもあるだろうし。僕らも当然、日々コンディションが違うから、演じる上での変化は起こってくる。本当に一期一会だなと思う。村井:以前『RENT』のキャスト皆でミュージカルを観に行ったんだけど、RENTチームって超テンション高いから、曲が終わったら「イエ〜!」と盛り上がっちゃって。でも、そうしたらお客様も舞台上もどんどんヒートアップしていったの。やっぱり、舞台も相互作用で変化するライブなんだなとすごく思った。最近はもう感染症対策で、幕が上がる前からみんなシーンとしなくちゃいけなくて、ちょっと悲しくならない? すごく緊張するし。相葉:悲しくなる。でも、だからなのか、以前よりも拍手の音が大きく聞こえる気がする。村井:きっと今は、思いを拍手に乗せてくれてるんだね。■相葉裕樹1987年10月1日生まれ、千葉県出身。2004年映画デビュー、ミュージカル『テニスの王子様』(05年~08年)で初舞台デビュー。以来映像・舞台・アニメと様々な作品で活躍し、『侍戦隊シンケンジャー』(09年)、『戦国鍋TV ~なんとなく歴史が学べる映像~』(10年〜12年)出演も話題となる。近年の主な出演作にミュージカル『レ・ミゼラブル』(17年・19年・21年)、ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』(19年)、ミュージカル『アナスタシア』(20年)、現代能楽集Ⅹ『幸福論』(20年)、海外ドラマ『S.W.A.T.』シリーズ日本語吹替、ゲーム『ディズニー ツイステッドワンダーランド』(20年〜/ボイスキャスト)など。2022年6月には中川晃教とのW主演、水江建太とWキャストでミュージカル『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』上演を控える。スタイリスト:大森優希、ヘアメイク:SUGA NAKATA(GLEAM)、衣装=シャツ・パンツ:シャリーフ/シューズ:ボエモス■村井良大1988年6月29日生まれ、東京都出身。2006年に舞台『赤毛のアン』にて俳優デビューし、翌07年にテレビドラマ『風魔の小次郎』、舞台『風魔の小次郎』で初主演を務める。ミュージカル『テニスの王子様』(08年〜09年)、『仮面ライダーディケイド』(09年)、『戦国鍋TV ~なんとなく歴史が学べる映像~』(10年〜12年)、舞台『弱虫ペダル』(12年〜15年)など話題作に出演し、近年の主な出演作にミュージカル『RENT』(15年・17年)、舞台『魔界転生』(18年・21年)、『デスノート THE MUSICAL』(20年)など。2021年は舞台『ローズのジレンマ』、Musical『DEVIL』Japanプレビューコンサート、舞台『甘くない話〜ノン・ドサージュ〜』に出演。スタイリスト:大森優希、ヘアメイク:天野誠吾、衣装=ブルゾン:イロコイ/シャツ:アタッチメント/パンツ:シュープ/シューズ:スタイリスト私物
2021年10月28日映像配信サービス・dTVが今年5月に新ジャンル「ライブ」を開設し、オンラインライブの有料配信をスタートした。有料ライブはdTV契約の有無にかかわらず個別決済での視聴が可能となり、リアルタイム視聴以外にも、配信期間中は何度でも視聴することができる。ローンチ時に発表された配信ラインナップの中でも、特に注目を集めたのが、6月19日にマリンメッセ福岡で開催された「宮脇咲良 HKT48 卒業コンサート~Bouquet~」の独占配信。宮脇咲良のHKT48卒業を彩るメモリアルライブで、見届けるファンにとっても忘れられない一日となった。コロナ禍によって、人々に浸透しつつあるオンラインライブ。その舞台裏では、スタッフがどのような思いで臨んでいたのか。同ライブに携わったNTTドコモ コンテンツビジネス部担当部長・山下智正氏、主査・藤島善太郎氏に話を聞いた。――宮脇さんの卒業、さらに独占配信ということで、注目度の高いオンラインライブとなりました。アクセスが集中すると通信障害が発生するケースも耳にしますが、どのように備えていたのでしょうか?山下:楽しみに待ってくださっていたファンの方々のためにも、そこは万全の態勢で臨みました。dTVではa-nationのライブ配信をしていたこともあるので、シミュレーションはできています。そのほかにも、5Gに向けてマルチアングル機能などを導入した「新体感ライブ CONNECT」でユーザーさんの動きによってシステムにどのような負荷がかかるのかなど、そのあたりのノウハウは今回にも生かされています。――コロナ禍によって、オンラインライブも音楽の楽しみ方の1つになりました。山下:そうですね。ライブは、チケットを購入した瞬間からストーリーが始まっています。1カ月後にどのような服を着て誰と行くのか。事前に物販をチェックしたり、前回のライブを観て気持ちを盛り上げたり、PVを観ながらセットリストを考えてみたり。そうやって余韻に浸りながら当日を迎えることも、ライブの醍醐味の1つです。その体験をデジタル上でユーザーさんに届けることは、常に意識しています。今回は、タワーレコードさんでパッケージ商品も販売しました。クリアファイルに視聴コードが入っていて、それを登録するとデジタルで購入するのと同じようにコンテンツを観ることができます。特典には生写真を付けました。卒業前の最後の生写真を手にすることも、ファンの方々にとっては貴重な疑似体験になるのではないかと。そのほか、ライブ会場には宮脇咲良さん専用のカメラを設置しました。宮脇さんだけを追った「宮脇咲良さん推しカメラ」の映像を見逃し配信で流したところ、そちらもファンの方々に喜んで頂けました。藤島:K-POPでは、カムバックのときにファンカムといってメンバー各々を追った“推しカメラ”が通例となっています。宮脇さんは当然その流れを受けていらっしゃいますので、もともとのファンに加えて、IZ*ONEから好きになった人にも喜んでもらうにはどうすべきかという着想で、事務所さんにご相談しました。この見逃し配信は、ユーザー一人当たりの平均で、だいたい5回~10回ぐらい観ている方がほとんどです。視聴スタイルは様々で、通して何度も観る方もいれば、曲ごとやもう一度観たいシーンを何度も観て楽しむ方もいらっしゃるようです。私個人としては、トータルで30回ぐらい観ていると思います。――30回!? そんな藤島さんのお気に入りシーンは?藤島:宮脇さんは一期生なんですよね。その中でも仲の良い村重杏奈さんと歌った「思い出のほとんど」という曲があるんですが、2018年12月のTDCホール のお別れのときにその曲を歌って、再会の印として6月19日にも歌った……というシーンです。これ以上は記事にならないと思うので控えます(笑)。僕らにとっては「配信」ですが、ファンの方々にとっては「卒業」という大きなイベントでもあります。メンバーをはじめ、ファンも含めて彼女を送り出すためには何をすべきなのかをすごく考えて、6月10日からTwitterでのカウトダウンで、メンバーから宮脇さんへのメッセージを入れさせて頂きました。メンバーのみなさんのメッセージを添えることで、単純に配信を楽しみにするだけじゃなく、卒業コンサートという事象そのものの気運を高めたい。そんな思いを込めました。事務所さんとも密に連携し、HKT48さんのライブは100本以上頭に入っているので、「あのときのあのライブ」という具体的な事例を挙げながら様々なご提案をさせて頂きました。――藤島さんは以前からHKT48を担当されていたのですか?藤島:2019年に「新体感ライブ」が立ち上がってから携わったことがきっかけで、アイドルの仕事を多くやらせて頂くようになりました。「自分が一番のファンであること」は事務所さんと折衝する上でも大切なことの1つという思いで、これまで2年間取り組んできました。コロナ禍によって様々な有料ライブが行わるようになったので、それらをアーカイブで観続けています。あるときは、1日中ずっと誰かのライブを観るような生活も……(笑)。でも、そうやって向き合うことは、自分にとっては礼儀なんです。そして何よりも、事前に調べてアーティストさんの魅力に触れて、ファンの方々と同じような気持ちになることがすさまじく楽しい。女性のアイドルさんだけじゃなく、ロックやヒップホップ、男性のアイドルさんについてもこの熱量で語れます。――これだけ熱量高いスタッフが運営していると、ファンの方々もきっとうれしいですよね。山下:そう思って頂けるとありがたいです。単純なライブではなく、「卒業」という重要なイベントと捉えるのは大前提で、そのような目線で取り組むことは、われわれとしても常に心がけています。今後は、ファンの方々に喜んで頂けるような有料配信ライブを増やしていくことはもちろんなのですが、過去の作品やオリジナル番組にも力を入れています。今は1,200本ほど長尺のライブを配信しているので、リアルライブ、ミュージックビデオ、オリジナル番組、ライブレポートなどでも、引き続きアーティストさんを盛り上げていきます。そしてその奥に、これだけ熱量の高いスタッフがいることも、頭の片隅に留めて楽しんで頂けるとうれしいです。
2021年10月22日東映太秦映画村(所在地:京都市右京区)では、『村井の恋』第6巻の発売に合わせてコラボイベントを10月15日(金)から11月28日(日)まで開催いたします。映画村に『村井の恋』のキャラクターたちが実際に遊びに来ている臨場感が味わえるスマホを使用したデジタルスタンプラリーを開催。村内をめぐることでオリジナルのボイスドラマをお聞きいただけます。映画村の定番のアトラクション手裏剣道場ともコラボするほか原画を展示、オリジナルメニューを提供いたします。描き下ろしのイラストを使用したコラボグッズの販売など、映画村中でお楽しみいただけるイベントとなっております。イベントキービジュアル【イベントコンセプト】相変わらず乙女ゲーム「戦国恋絵巻」にどっぷりの田中は戦国の雰囲気満点の映画村にひとりやってきた。そこで出くわしたのは偶然にも遊びに来ていた村井・平井・桐山の3人。田中は身を潜めるも、そこには春夏秋冬が ……!?【イベント概要】イベント名 : 「村井の恋 太秦の変 ~田中、デッドorデート」開催日程 : 2021年10月15日(金)~11月28日(日)開催場所 : 東映太秦映画村公式HP : 公式Twitter: @MURAI_in_KYOTO<イベント内容(1) デジタルスタンプラリー>映画村村内のラリーポイントにチェックインで、録り下ろしのキャラクターボイスがご案内いたします。島先生監修の映画村でしか聞けないオリジナルストーリーをお楽しみください!登場キャラクター:村井(CV高梨謙吾)、田中(CV日笠陽子)、春夏秋冬(CV中村悠一)、桐山(CV吉野裕行)、平井(CV浪川大輔)<イベント内容(2) 原画展示&コラボメニュー>30点超えの複製原画を映画村の喫茶スペース内に展示!爆笑&胸キュンの名シーンをじっくりご覧いただけます。インパクト抜群のコラボメニューも必食です。ご注文の方には、1メニューご注文につきランダムでコースターを1枚差し上げます。(※コースターは数量限定)<イベント内容(3) コラボミニゲーム>本格的な手裏剣を投げるアトラクション「手裏剣道場」でコラボ!景品としてミニゲームでしかもらえないオリジナルノベルティグッズをお渡しします。1プレイ600円。<イベント内容(4) コラボグッズ>今回のイベントの開催に合わせて島先生描き下ろしのイラストを使用した缶バッジ等のオリジナルグッズを販売いたします。また通信販売(一部の商品は除く)も行います。【『村井の恋』とは】電子コミックサービス「LINEマンガ」限定レーベル「ジーンLINE」にて好評連載中のノンストップコメディ『村井の恋』。次にくるマンガ大賞2019Webマンガ部門で第2位にもランクインした話題作です。~あらすじ~ちょっと変な男子高校生・村井は『鉄仮面の鉄子』と呼ばれる田中先生に恋をする。実は乙女ゲームオタクの田中先生は村井の告白を一蹴するものの、翌日髪型を変えてきた村井が彼女の神推しに激似で…!?※『村井の恋』の画像をご使用の際は下記の著作権表記の付記をお願いします。(C)島順太/KADOKAWA<<東映太秦映画村 10月より新規オープン・開催のイベント>>【立体迷路「忍者の砦」リニューアル】人気アトラクション立体迷路「忍者の砦」が10月1日にリニューアル!「ロープ迷路」「井桁登り」「木板迷路」の新たな3つの試練でパワーアップ。お子さまから大人まで体を動かしてお楽しみいただけます。最短記録を目指して罠をくぐり抜けろ!【完全新作!忍者ショー「シノビノオキテ」】大迫力で評判の忍者ショーがこの秋より新作上演!本物のスタントマンたちによる、より一層リアルなアクションを重視した臨場感あふれるショーは必見です。開催日:10月1日~ 毎日上演【新選組FES】10月16日(土)~12月5日(日)の期間、映画村で新選組気分を存分に味わっていただくイベント「新選組FES」を開催いたします。映画村の江戸の町のセットの中には、新選組の「屯所」「池田屋」「寺田屋」など新選組にまつわるスポットが多数あります。お客様は新選組のはっぴを着ていただき、より一層タイムスリップしたような気分で村内をお楽しみいただけます。<<10月30日・31日 映画村のハロウィン>>【スーパー戦隊ハロウィンパーティ】映画村の秋の恒例イベント「ハロウィンパーティ」。今年は45周年を記念してゼンカイジャーとレジェンドヒーローが大集結!日時 :10月30日(土) (1)11:30 (2)14:30登場ヒーロー:機界戦隊ゼンカイジャー、レジェンドヒーロー※「スーパー戦隊ハロウィンパーティ」の画像をご使用の際は下記の著作権表記の付記をお願いします。(C)テレビ朝日・東映AG・東映 (C)石森プロ・東映 (C)東映【プリキュアオールスターズがやってくる!】歴代22人のプリキュアたちが出演!日時:10月31日(日) (1)11:30 (2)14:30登場:プリキュアオールスターズ※「プリキュアオールスターズがやってくる!」の画像をご使用の際は下記の著作権表記の付記をお願いします。(C)ABC-A・東映アニメーション<<映画村の抗ウイルス・抗菌対策>>映画村では新型コロナウイルス感染拡大防止のため、抗ウイルス・抗菌作用効果のある溶液「キノシールド」で施設全体をコーティングしております。映画村全域約20,000m2をはじめ、俳優の着用する着物、お客様にご着用いただく衣装も含む約1,300点にも、コーティングを施しておりますので、安心して村内をお楽しみいただけます。【東映太秦映画村 施設詳細】所在地 : 京都市右京区太秦東蜂岡町10番地アクセス : JR花園駅より徒歩約13分入村料 : 大人2,400円、中高生1,400円、子ども(3歳以上)1,200円営業時間 : 10・11月は9:00~17:00(入村は16:00まで)公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月30日「ドラゴン桜」への出演も話題となった志田彩良と、井浦新が親子役で共演する今泉力哉監督最新作『かそけきサンカヨウ』より予告編が公開された。今回公開された映像は、志田さん演じる陽が、同級生との会話をきっかけに、母親と過ごした幼い頃の記憶を思い出すシーンから始まる。幼い頃に出ていってしまった母。母親不在でも父との静かな暮らしに満足していた陽だったが、父から「恋人ができた。その人と結婚しようと思う」と唐突に打ち明けられ、陽の生活は一変。新しい母と幼い妹が家族に加わり、一人、宙ぶらりんな気持ちを抱える陽。そして、そんな感情がついに爆発してしまう様子も映し出されている。また予告編と併せて、陽と父・直が一緒に過ごす、穏やかな時間が切り取られたキービジュアルも到着した。『かそけきサンカヨウ』は10月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:かそけきサンカヨウ 2021年10月15日より全国にて公開©2020映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会
2021年07月15日皆川猿時、荒川良々のコンビで贈る、学園青春舞台劇『3年B組皆川先生~2.5時幻目~』が、6月17日(木)~7月4日(日)の期間、本多劇場で上演される。この度、キャストのコメントと舞台写真が初公開された。本作は荒廃した学園を舞台とした青春ものだが、出演俳優の中で清涼感のある唯一の現役高校生は、乃木坂46の4期生、清宮レイのみ。皆川、荒川を中心に、池津祥子、村杉蝉之介、近藤公園、上川周作、早出明弘、本田ひでゆきなど、キャストはほぼ中年で占められている。公開された舞台写真も、青春ものとしては異色の雰囲気だ。一体どんな学園青春ストーリーになるのか。作・演出を務めるのは、奇才・細川徹。稽古場で生まれるキャストとのコミュニケーションや、生の笑いを積極的に取り入れ、幾度となる台本修正を重ねながら、本舞台を完成させたという。皆川、荒川、清宮のコメントは、以下の通り。皆川猿時 コメント「どうも。3年B組の担任の皆川です。僕、高卒なんですけど、なんかね、先生になっちゃいました。ありがとうございます。福島出身の、50歳の、高卒のおじさんですが、ケガしない程度に授業がんばりまーす。見に来てちょうだい」荒川良々 コメント「いよいよ始まりました!三年振りのご無沙汰でした。3年B組皆川先生!僕も生徒で参加します。お客さんも皆さん生徒です。果たしてどんな授業が行われるのか?乞うご期待!!お楽しみください」清宮レイ(乃木坂46)コメント「3年B組学級委員役を演じます、清宮レイです。いよいよ本番が始まります。本多劇場でお客さんの前に立ってお芝居ができることが本当に嬉しいです。今日まで毎日、共演するみなさん、演出の細川さん、そしてたくさんのスタッフさんに助けて頂き、稽古をおこなってきました。自分の役目をしっかり果たせるように、責任をもって努められたらと思います。全19公演、最後まで走りきれるように気合を入れて頑張ります!大好きなみなさんと、楽しんできます!!」■『3年B組皆川先生~2.5時幻目~』日程:2021年6月17日(木)~7月4日(日)会場:本多劇場作・演出:細川徹出演:皆川猿時荒川良々池津祥子村杉蝉之介近藤公園上川周作清宮レイ(乃木坂46)早出明弘本田ひでゆき(本田兄妹)【前売取扱】チケットぴあ (PC・MB 共通) P コード:505-409イープラス (PC・MB 共通)【お問合せ】大人計画03-3327-4312(平日11:00~19:00)制作協力:大人計画企画・製作:(有)モチロン■『3年B組皆川先生~2.5時幻目~』ライブ配信詳細【配信対象公演】2021年6月26日(土)18:00の回【配信サービス】PIA LIVE STREAM《アーカイブについて》ライブ配信終了後、6月29日(火)23:59までアーカイブ配信をご覧いただけます。チケットを購入された方は、ご購入時から上記日程まで何度でもご視聴いただけます。※チケット販売は6月29日(火)20:00までとなりますので、ご注意ください。《販売期間》2021年5月26日(水)10:00~6月29日(火)20:00《料金》ライブ配信チケット:3,500円(税込)⇒GoToイベント適用後価格:2,800円(税込)《取り扱い》チケットぴあ ※PIA LIVE STREAMの特典など詳細につきましては公式サイト「ご利用ガイド」ページをご確認ください。
2021年06月17日日曜劇場「ドラゴン桜」や「ゆるキャン△2」で大きな注目を集める志田彩良が主演を務め、「あのときキスしておけば」出演中の実力派俳優・井浦新と父子共演することで話題の今泉力哉監督作品『かそけきサンカヨウ』。その主題歌に、注目のシンガーソングライター・崎山蒼志が書き下ろした「幽けき」(かそけき)が決定した。崎山さんといえば、高校卒業直前の今年1月にアルバム「find fuse in youth」でメジャー・デビューを果たし、3月には東京・恵比寿LIQUIDROOMにてリリースワンマン「find fuse in you(th)」を開催、昼夜2回公演が即完売し、配信も行われた。また、3月31日にリリースされた配信シングル「逆行」はドラマ「賭ケグルイ双(ツイン)」の主題歌にも起用された。今回の主題歌を手掛けたことに崎山さんは、「登場人物たちの会話などからもうかがえる小さなすれ違いや、それでもちゃんと向き合っていく様と共に、それらの空気感をできるだけ溢さないような、すっとでてくる音を言葉を待つように曲を制作しました」とコメント。映画について、「ワンカットワンカット、どこか儚さがあって、それでいて陰影がはっきりしている、輪郭のある映像が心地よく、正に普段私たちが生活する日常の機微を映画的に、映画の中に落とし込んだような空気感が素晴らしい」と絶賛を贈る。また、もともと崎山さんのファンでもあった主演の志田さんは「主題歌が崎山さんだという嬉しさで全身がゾクゾクして、劇場の明かりがついた瞬間、隣で見ていた鈴鹿央士くんと2人して大興奮でした!!」と大喜び。「透明な物語が少しずつ色づいていき、最後に崎山さんの歌声と奏でる音が優しく包み込んでくれる事によってようやく完成する。エンドロールまでが一つの作品なんだと強く感じました」とコメント。今泉監督も「もともと大好きだった崎山蒼志さんが主題歌を書き下ろしてくれることになり、この映画にどんな歌を添えてくれるのかとても楽しみに待っていました。そしてそれはそれはすてきな歌が生まれました」と語り、初号試写でエンドロールが流れた際の志田さんと鈴鹿さんの反応が「とても微笑ましかった」ともふり返っている。本作は、家庭環境のせいで早く大人にならざるを得なかった高校生・陽の葛藤と成長が、同級生・陸との“恋まではたどり着かないような淡い恋愛感情”を交えて描かれる。主人公・国木田陽を志田さん、陽をやさしく見守る父親・直を井浦さん、陸を「ドラゴン桜」でも共演している鈴鹿さんが演じている。『かそけきサンカヨウ』は10月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:かそけきサンカヨウ 2021年10月15日より全国にて公開©2020映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会
2021年06月08日アイドルグループ・HKT48の宮脇咲良が25日、ケラスターゼのハイトーンヘアケア用シリーズ「ブロンドアブソリュ」のジャパンミューズに就任したことを発表。あわせて、ハイトーンヘアのキャンペーンビジュアルを公開した。同商品と宮脇のコラボレーションは日本市場向けで、6月9日発売の同シリーズ新ライン「シカエクストリーム」、8月4日発売の同シリーズ新製品「セラムシカニュイ」の発売プロモーションを通じて公開される。頻繁にハイトーンヘアを披露し、その度に抜群のビジュアルで話題になる宮脇は「髪は、自分らしさや作品の世界観を表現する大切な部分です。特にハイトーンヘアは私にとって特別なヘアカラーです。何かに挑戦するときにハイトーンカラーにすると決意が湧いて新しい自分を見つけた気持ちになります」とコメント。今回のジャパンミューズ就任について聞かれると、「以前から、ケラスターゼをプライベートで愛用してきたので、ミューズに就任できたことを光栄に思います」と、同ブランドのユーザーであることを明かした。また、「ハイトーンカラーヘアのビジュアルは特にファンの皆様からたくさん関心を寄せていただいているのも知っているので、ヘアケアには特に気を付けていて、最近は新しい『シカエクストリーム』ラインを使っています」とも。そして最後に「個人的には、シャンプーがお気に入りで、髪が芯から潤う気がします。コラボレーションを皆さんに見ていただけるのがとても楽しみです!」とメッセージを送った。
2021年05月25日如月ひいろさんの漫画『痴情の接吻』がテレビドラマ化することが決定!主演はアイドルグループ『A.B.C-Z』のメンバー、橋本良亮さんです。橋本良亮さんは、初の単独主演ドラマになります。作品の中では、刺激的なラブシーンにも初挑戦するのだとか!橋本良亮(A.B.C-Z)初単独主演ドラマドラマL「痴情の接吻」放送決定❗️まるで官能小説のような、刺激的で美しいラブストーリーをお楽しみに #ABCテレビ (関西)7月4日(日)スタート #テレビ朝日 (関東)7月3日(土)スタート番組HP➡ #痴情の接吻 #ABCZ pic.twitter.com/NmgLAb7flA — 痴情の接吻【2021年7月放送スタート】 (@chijonokiss_6) May 23, 2021 本作は、「恋愛」よりも「本」が大切な女を、全力で口説きにかかる片想い男の、知的で、甘くて、ちょっとエッチな、“接吻(キス)”から始まる同居ラブストーリー。橋本良亮(A.B.C-Z)が演じるのは、高校時代の同級生・柏木和華に、異常なまでに執着し、一途に“愛を餌付け”するミステリアスなハイスペック男・上条忍。両親の転勤でドイツに引っ越してから10年ぶりに帰国した忍は、突然和華の前に現れ、同居を持ち掛ける。なぜ、和華に執着するのか…、忍の目的は何なのか…。ドラマL『痴情の接吻』ーより引用原作者の如月ひいろさんは、「私自身も一視聴者としてとても楽しみです」とコメントを寄せています。「上条は僕と全く正反対な性格なので、どう演じるか、すごく葛藤しています」と語る橋本良亮さん。本作品は、放送が始まる前からTwitterのトレンドに入るなど、注目を集めていました。放送は、テレビ朝日では2021年7月3日から、ABCテレビでは同月4日からスタートです![文・構成/grape編集部]
2021年05月24日ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』が3月30日(火)から東京・日比谷シアタークリエで開幕した。1950年の連載開始から70年の時を超えて世界中で読み継がれている、チャールズ・M・シュルツ著のコミック『ピーナッツ』が原作。1967年に米オフ・ブロードウェイで初演され、日本版初演は1977年まで遡る。村井良大がチャーリー・ブラウン、中川晃教がスヌーピーを演じた2017年の上演が記憶に新しい。初日を前に、囲み取材とゲネプロ(総通し舞台稽古)が行われた。チャーリー・ブラウン役を演じる花村想太は、自身の初主演ミュージカル『RENT』が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一部公演中止になったことに悔しさをにじませつつ、「今回は必ず完走したい。皆さんに1公演でも多くハッピーを届けられるように、開演できることが当たり前ではないという思いをしっかりと胸に刻みながら、1公演1公演命懸けでやっていけたら」と語った。ちなみに花村が語る自身の見どころは「声の高さ」だという。17年に引き続き、スヌーピー役を愛らしく演じる中川晃教は「完成・完璧を追求して、進化し続けてきた。いつも新しい何かを発見することができる。すごく深い題材で、ミュージカルの奥深さを味合わせていただいているような作品」と話す。その上で、「そんな素敵な作品に全身全霊で私たちが向かっている姿、そして、かわいらしさがみなさんに届いたら」と意気込んだ。チャーリー・ブラウンやスヌーピー、その仲間たちの日常がスケッチとして切りとられて、構成されている本作は、まるで原作の4コマ漫画『ピーナッツ』を読んでいるかのよう。明るくポップなテイストながら、時々、考えさせられる人生訓が散りばめられているので、「子ども向け」と括ることなかれ。花村のチャーリー・ブラウンは、優しさがにじみ出ていて、日常のささいなことで悩んだり困ったりする姿が特に可愛らしい。定評のある歌唱力で、しっかりミュージカルとしても楽しませてくれた。中川のスヌーピーは、衣装やメイクの変更があったからか前回よりも「犬」感は減少したように感じたものの、それでもちゃんと「犬」に見えてくるから不思議だ。本作を代表する楽曲のひとつである『サパータイム』では、中川の実力とその魅力を存分に発揮していた。宮澤佐江のルーシー、岡宮来夢のライナス、林愛夏のサリー、植原卓也のシュローダーもそれぞれのキャラクターの性格をよくつかんでいて、いい配役。たった6人の出演者ながら、『ピーナッツ』の世界観をよく体現していたと思う。上演時間はおよそ2時間15分(途中休憩あり)。見終わった後にどこか優しい気持ちになるミュージカル。ぜひお見逃しなく。取材・文・撮影:五月女菜穂BROADWAY MUSICAL『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』原作:チャールズ・M・シュルツ脚本・音楽・詞:クラーク・ゲスナー追加脚本:マイケル・メイヤー追加音楽・詞:アンドリュー・リッパ訳詞・演出:小林香出演:花村想太 / 岡宮来夢 / 宮澤佐江 / 林愛夏 / 植原卓也 / 中川晃教【東京公演】2021年4月11日(日)まで会場:シアタークリエ【大阪公演】2021年4月15日(木)~2021年4月18日(日)会場:サンケイホールブリーゼ【愛知公演】2021年4月20日(火)会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール【長野公演】2021年4月23日(金)会場:長野市芸術館メインホールチケット情報はこちら
2021年04月01日“世界一有名なビーグル犬”のスヌーピー、飼い主チャーリー・ブラウンとその仲間たち。日本では主にキャラクター・グッズとしてお馴染みの彼らは、元々はチャールズ・M・シュルツによるコミック「ピーナッツ」の登場人物だ。1950年に新聞連載が始まったその人気コミックを原作に、1967年のオフ・ブロードウェイで生まれたミュージカルが『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』。1999年にはマイケル・メイヤー(『春のめざめ』)が演出を、アンドリュー・リッパ(『ビッグ・フィッシュ』)が追加楽曲を手がけたリニューアル版がブロードウェイに登場し、再び注目を集めた。そのリニューアル版をベースに、作品初演から50周年を迎えた2017年に日本で新たに生まれた小林香演出版が、3月30日(火)にシアタークリエで再演の幕を開ける。心配性で不器用で失敗ばかりだが、人をいたわる優しい心を持ったチャーリー・ブラウン(花村想太)。トレードマークの“安心毛布”が手放せないわりに、発言は常に哲学的なライナス(岡宮来夢)。怒りっぽくておせっかいな、ライナスの姉ルーシー(宮澤佐江)。要領が良くてちゃっかり屋のチャーリー・ブラウンの妹、サリー(林愛夏)。ベートーベンを敬愛する天才音楽家で、ルーシーが熱を上げているシュローダー(植原卓也)。そして、みんなが大好きなチャーリー・ブラウンの飼い犬スヌーピー(中川晃教)。子どもたちと一匹の犬の日常をオムニバス形式で綴りながら、“幸せは誰にもどこにもある”という温かなメッセージを届けてくれる作品だ。2017年の公演では、村井良大(チャーリー・ブラウン)、高垣彩陽(ルーシー)、田野優花(サリー)、古田一紀(ライナス)、東山光明(シュローダー)、そして中川が役そのものにしか見えない喋り方と歩き方でそれぞれの役を好演し、「ピーナッツ」の世界を見事に立ち上げて見せた。スヌーピー以外のキャストが一新される今回も、きめ細やかな演出に定評のある小林のこと、きっと再びユーモラスでハートフルな世界を私たちに見せてくれるに違いない。文:町田麻子BROADWAY MUSICAL『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』原作:チャールズ・M・シュルツ脚本・音楽・詞:クラーク・ゲスナー追加脚本:マイケル・メイヤー追加音楽・詞:アンドリュー・リッパ訳詞・演出:小林香出演:花村想太 / 岡宮来夢 / 宮澤佐江 / 林愛夏 / 植原卓也 / 中川晃教【東京公演】2021年3月30日(火)~2021年4月11日(日)会場:シアタークリエ【大阪公演】2021年4月15日(木)~2021年4月18日(日)会場:サンケイホールブリーゼ【愛知公演】2021年4月20日(火)会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール【長野公演】2021年4月23日(金)会場:長野市芸術館メインホールチケット情報はこちら
2021年03月28日4月7日から公演される舞台『魔界転生』の制作発表会見が23日、東京・浜町の明治座で行われ、上川隆也、小池徹平、藤原紀香、村井良大、木村達成、山口馬木也、渡辺大、浅野ゆう子、松平健、演出の堤幸彦が出席した。1967年に単行本化され、壮大なスケールと雄大な歴史ロマン、奇抜かつ摩訶不思議な展開で人気を集め、これまで何度も映像化されてきた山田風太郎の伝奇小説『おぼろ忍法帖』。2018年10月から12月にかけて「日本テレビ開局65年記念舞台」として堤幸彦演出、上川隆也主演で上演され、福岡・東京・大阪で77ステージ、動員10万人を超える大ヒットを記録した。2年4カ月ぶりの上演となる今回も堤幸彦が演出を手掛け、演劇界の重鎮・マキノノゾミが脚本を担当。上川ら前作に続いての出演陣に加え、今回から小池徹平や藤原紀香が新たに加わり、作品をさらに練り上げてブラッシュアップしている。前回に続いて柳生十兵衛を演じる主演の上川は「僕自身は意気込まないで行こうと思っています。意気込むよりは大きく変化した作品になりましたので、また新たな気持ちで柳生十兵衛、そして『魔界転生』という作品に臨んでいきたいと思っています」と決意を新たに。上川が演じる柳生十兵衛の最大の敵・天草四郎役の小池徹平は今回からの登場で、「初参加組はプレ稽古から参加して、急いで台本を覚えて。本当に必死で食いついていくという感じで3日ぐらいで一通り演じました。そのスピードに驚きましたが、お陰で自信がつきました」と手ごたえがあるようで、小池と同じく今回からの参加となった藤原紀香も「再演組の皆さんが完璧なんだろうなと思っていましたが、プレ稽古をしたお陰で『魔界転生』の流れを掴めました」と自信を見せた。小池や藤原ら初参加組について上川は「前のめりな姿勢というか、この作品にどういう形で臨んでいこうというエネルギーやベクトルを感じられます。1回初演をやったからと言ってあぐらをかいていられないなという思いに駆られます」と刺激を受けている様子だった。緊急事態宣言が解除されたが、いまだ感染が止まらない新型コロナウイルス。稽古も感染拡大防止の観点から最大限の注意を払っているそうで、上川は「マスクを常につけ、しかもそれを二重マスクでみんな臨んでいます。自分の声がどれだけ届いているのか測りづらいところはありますね」と苦労を語りつつ、「接触を避けながらお芝居するのは全くもってございません」と演じる時は従来通りだという。また、演出を手掛ける堤は「やはりこの時代、人と人の距離や接触を減らす、面積単位の人数の問題すら語られる時代になってしまいました。人海戦術そのものが厳しくなっています。相互守る術をルールとして作りながら、今回はできるだけ簡略化や省力化、でも最大の効果を狙う装置転換を考えています」とし、「一番重要な演出ポイントは人間の芝居やアクション、感情表現。芝居の深さやスピード感はいけるんじゃないかと実感しています」と前作以上の出来に自信を見せていた。舞台『魔界転生』は、4月7日~11日に愛知・刈谷市総合文化センター、4月16日~28日(4月21日は休演)に福岡・博多座、5月4日~28日(5月10日・17日・25日は休演)に東京・明治座、6月2日~10日(6月7日は休演)に大阪・新歌舞伎座でそれぞれ上演する。
2021年03月23日TOKYO FMおよびJFN系列38局のラジオドラマ『かたらずの華』が3月6日(土)より、オーディオコンテンツプラットフォーム「AuDee(オーディー)」での配信される。昨今のコロナ禍におけるリモートワークや外出自粛により巣ごもり生活が続くなか、自宅で他の作業をしながらも手軽に楽しめる「ラジオ」が再注目されている。「ラジオドラマ」のスタートは、実は演劇公演の音声を放送波に乗せたことが始まりだった。歌舞伎俳優たちによる「ラジオ劇」を皮切りに、演劇人たちが「ラジオ劇」に挑戦をはじめ、本格的ラジオドラマ『炭鉱の中』が誕生。いずれも劇団所属の俳優たちが出演し、次第にラジオドラマというジャンルが確立された。NHKがラジオドラマ専門の俳優の育成を始めたのが「声優」という職業の始まりともされている。受け手の想像力に委託された可能性が広がるものとして「ラジオ」と「演劇」の楽しみ方は似ているのだ。そんなラジオと演劇の新たな境地を開拓すべく演劇製作会社る・ひまわりとTOKYO FMがタッグを組み、1年をかけて「ひ・るドラ」「あさドラ」「よ・るドラ」というタイトルの3つのドラマジャンルに完全オリジナル脚本で挑戦する。第1弾となる「ひ・るドラ」は昼ドラ風ラジオドラマで、華道の名門一家を舞台に「禁断の関係」や「腹違い」「主人公に襲い掛かる悲劇」など、大道の展開をこれでもかと盛り込んだ愛憎劇『かたらずの華』。登場人物たちそれぞれの灰汁の強いお芝居も見どころのひとつで、毎週同じ時間に15分程度の放送を届ける。新家元として華道に人生をかける主人公・樋渡戸瀬雅也役にはミュージカル『RENT』や『デスノートTHEMUSICAL』にて主演を務め、数々の作品で活躍中の村井良大。その他、この愛憎劇を盛り立てるのは華道の天才・榊天馬役に安西慎太郎、雅也の双子で病弱な妹・澄子役に徳永えり、雅也の叔父で樋渡戸瀬家に恨みを持つ・虎次役に新納慎也、雅也の妻・レイカ役に美山加恋。さらに樋渡戸瀬家お抱え運転手・佐久間忠芳役に章平、澄子の主治医・門戸医師役に久保酎吉、天馬の母親・紗代役に横山めぐみ、雅也の父親・安雅役に相島一之。そして、雅也の母親で先代家元・みかげ役にとよた真帆といういずれも実力派の魅力的で豪華な俳優が名を連ねた。また、ナレーションを伊藤修子が務める。主演:村井良大・コメント初めてのラジオドラマで「声だけのお芝居はどうなるのか」と思いました。とても難しかったのですが、想像力が掻き立てられ、演じていて様々な感情が湧きました。好青年だった雅也が、次第に堕ちていく様を繊細な心の声とともに感じとっていただけたら幸いです。タイトルの『昼ドラ』らしく、ドロドロの愛憎が渦巻き、登場人物達の人間模様も毎週目まぐるしく変化しています。連続ラジオドラマの醍醐味を是非楽しみにしていてください。■配信情報AuDeeオリジナルラジオドラマ『かたらずの華』配信日程:毎週金曜日昼12:00~(初回のみ3月6日(土)12:00~二輪一挙配信)各話詳細:3月6日(土)第一輪「象牙の花屋敷」&第二輪「復讐の花は甘く」3月12日(金)第三輪「忌まわしき花」3月19日(金)第四輪「救いの花は枯れず」3月26日(金)第五輪「堕ちゆく花」4月2日(金)1週休み4月9日(金)第六輪「咲き狂う純愛」4月16日(金)第七輪「華麗なる睦み合い」4月23日(金)第八輪「厭わずの花」4月30日(金)1週休み5月7日(金)第九輪「食中華草」5月14日(金)第十輪「花は語らず」
2021年02月26日舞台『ローズのジレンマ』の取材会が5日に東京・シアタークリエで行われ、大地真央、神田沙也加、村井良大、別所哲也が登場した。同作は“ブロードウェイの喜劇王”として不動の地位を築き、米国を代表する喜劇作家ニール・サイモンの晩年の傑作。経済的危機に瀕している大物女流作家ローズ(大地)が、最愛のパートナーだった作家ウォルシュ(別所)の亡霊に提案され、助手アーリーン(神田)や売れない作家クランシー(村井)と共に彼の未完の遺作を仕上げる中で、残された人生と向かい合っていく様を、ユーモラスに描く。5日は大地の65歳の誕生日。会見では、別所による「今日は何の日かご存じですよね? 大地真央さんのバースデーです!」という合図で音楽が流れ、村井から神田、神田から大地へと、役名の"ローズ”にちなんだ65本のバラの花束が手渡された。大地は「まさかこの場でこんなお祝いをしていただけるなんて、ありがとうございます。ちょっとうるうるしちゃいました」と感謝を表す。さらに共演者からも一言ずつ、という流れに大地は「泣いちゃう! ちょっと待ってちょっと待って」と動揺。神田は「これまでも私的にもおめでとうと言ってきて、この日に共演できて、こうして舞台上に……一緒にいられるのがすごく嬉しく思っています」と涙を見せる。「生けるオーラみたいな方で、リーダーシップ、アイディア、女性としても役者としても勉強になることいっぱいです。これからもいっぱい追いかけていくしいっぱい色んなことを教わりたいと思います。大好きです」とメッセージを送った。続く村井も「おめでとうございます」と声を詰まらせ、「涙の会見みたいに……」と笑顔を見せる。「このために皆さんをお呼びしたので、そういう会見で」と笑わせつつ、「全員最後まで走り抜けられるように、ぜひよろしくお願いいたします」とコメント。別所は「本当におめでとうございます。こんなにバラが似合う女優さんは、この日本でいない。まさに演劇界のローズとご一緒できること、誕生日の日に皆さんの前に立てることを光栄に思っています。おめでとうございます」と祝った。大地は「まさかこんなサプライズがあるとは、本当にありがとうございました」と改めて感謝。「みんな健康に気をつけて、コロナに負けないように、そして皆様に夢と希望をお届けすることができますように頑張りたいと思っています」と意気込んだ。東京公演はシアタークリエにて6日〜25日、大阪公演は新歌舞伎座にて27日〜3月1日、愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリスにて3月3日。
2021年02月05日2021年4月から2年4カ月ぶりの再演が決定している舞台『魔界転生』。この度、第2弾となるキャスト7名が発表された。10万人の動員を記録し、大ヒットとなった初演から2年4カ月、演出を再び堤幸彦が手掛け、脚本はマキノノゾミが担当。ド派手なアクション、変幻自在なフライング、LEDによる映像効果を駆使し、演劇と映像の融合による画期的な演出により、感動の人間ドラマ、魅惑のエンタテインメント時代劇が繰り広げられる。主役の柳生十兵衛を演じる上川隆也、最大の敵・天草四郎役を演じる小池徹平に続き、新たに、天草四郎の姉・お品役に藤原紀香、『真田十勇士』の生き残り・根津甚八役に村井良大、十兵衛の弟・柳生又十郎役に木村達成、軍学者・由比正雪役と刀鍛冶・叢雲常陸役に山口馬木也、二刀流の剣豪・宮本武蔵役に渡辺大、黄泉の世界から蘇った淀殿役に浅野ゆう子、十兵衛の父・柳生宗矩役を松平健がそれぞれ演じる。このうち、藤原と渡辺は『魔界転生』には初めての出演となり、村井、木村、山口、浅野、松平は、初演に引き続き、同じ役を演じる。藤原演じるお品は物語のカギを握る存在、渡辺演じる武蔵は執念深く十兵衛を狙う猛者、初参加の2人が摩訶不思議な作品世界にいかに挑むのか、期待と注目が集まる。なお、渡辺はこの『魔界転生』が初舞台となる。また、愛知公演、福岡公演、東京公演、大阪公演の日程も決定。情報発表にあわせて7名のキャストより下記のコメントが寄せられた。藤原紀香「魔界転生」という心を揺さぶられるエキサイティングな時代劇作品で、上川さんをはじめ素敵なキャストの方々、堤幸彦監督、そして脚本家のマキノノゾミさんとご一緒させていただきます事とても楽しみです。前回よりさらに進化した舞台になるとのこと、そして新しい〝お品〟を描いてくださると聞き どんな演出になるのか心待ちにしています。こんな時代だからこそ、雄大なロマンが溢れ 魂を奪われるような世界観の娯楽が必要だと思います。この歴史絵巻のような素晴らしい作品に参加出来ますこと心より感謝申し上げます。村井良大「魔界転生」で再度、根津甚八を演じる事ができて、とても幸せです!この役、大好きなんです。原作では根津甚八は登場しませんが、真田十勇士の生き残りがもしも天草四郎の時代に生き残っていたら?という設定になっており、淀殿との関係にも是非注目して観ていただければと思います。演出・堤幸彦さんによる映像やアクション、笑い、そして涙。壮大なエンターテインメント作品を是非劇場でお楽しみください!木村達成柳生又十郎を演じさせていただきます木村達成です。またこの役を演じることができてとても嬉しく思います。時に真面目で時におっちょこちょいな又十郎が今回の再演でどう変わるのか、堤さんの演出や、共演者の皆さまと絡め合いながらまた又十郎を作れるなんて、楽しみで仕方ありません!!山口馬木也初演では、由比正雪と叢雲常陸、私が2つの役を演じていると思っていただけなかったことが、少し残念だったり(笑)、役者冥利に尽きましたが、再演では、常陸という100歳近いお爺さんをもっと極めて、ラストシーンの感動に繋がるよう、心して刀を打ちたいと思います。正雪は軍学者としての誇りも持っていますし、愛嬌のある悪党として印象に残るよう演じたいです。渡辺大人生初めての舞台で宮本武蔵という大役をいただき、とても緊張しつつワクワクしています。初めての二刀流、そして上川隆也さんや松平健さんとの立ち回りもあるので、負けないように頑張りたいと思います。演出家の堤さんは僕がまだ中学生で仕事をする前、映画の現場を見学した時にお会いして以来です。ご一緒に仕事をさせていただくのは初めてなので、沢山しごいてもらって初日を迎えたいと思います。浅野ゆう子新たな装いでお届けする「魔界転生」この度もお声がけいただきましたことに幸せを感じております。パワフルで華麗な上川さんと松平さんの殺陣をまた観られることもとても楽しみです。そして私がいただきました淀殿も、更にパワーアップしてお届け出来ますよう努めさせて頂きたいと思います。松平健前回大変ご好評を頂きました「魔界転生」の舞台が再演の運びとなり、また出演できますことを嬉しく思います。手の込んだ演出、豪華な出演陣とともに、今回はさらにパワーアップしたステージをお届けしますので、ぜひ劇場にお運びください。『魔界転生』原作:山田風太郎(角川文庫刊)脚本:マキノノゾミ演出:堤 幸彦出演:上川隆也、小池徹平、藤原紀香、村井良大、木村達成、山口馬木也、渡辺大、浅野ゆう子、松平健ほか愛知公演:2021年4月7日(水)~11日(日) 刈谷市総合文化センター福岡公演:2021年4月16日(金)~28日(水) 博多座東京公演:2021年5月4日(火・祝)~28日(金) 明治座大阪公演:2021年6月2日(水)~10日(木) 新歌舞伎座
2020年12月11日女優の三吉彩花が7日、都内で行われた映画『十二単衣を着た悪魔』の公開記念舞台挨拶に、黒木瞳監督、村井良大、笹野高史とともに登壇した。同作は脚本家・小説家の内館牧子氏による長編小説『十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞』が原作。自信を失ったネガティブ男子のフリーター・雷(伊藤健太郎)が『源氏物語』の世界の中へタイムスリップし、そこで出会った弘徽殿女御(三吉彩花)によって次第に変わっていくという物語だ。三吉は、弘徽殿女御役について「年齢を20年近く重ねる。そういった役は初めてだった。十二単衣の柄や、白髪交じりにしたりもそうですけど、お芝居の中でも、母としての優しさや一つ一つのセリフの説得力を、年齢を重ねていくごとに工夫していくところも監督と相談しながら作りました」と説明。現場での黒木監督の演出を振り返り、「この指導をしていただいてなかったら、弘徽殿女御をどういう風に演じていたんだろうと思います」と言い、「セリフの滑らかさや強さを音で表現してくださって、『もうちょっと高い音で言ってみて』とか、『もう少し滑らかに言ってみて』とか、基礎から親身に教えていただいて、ありがとうございます」と感謝した。さらに、監督としての黒木について「本当に素晴らしい監督。撮影に入る前から指導していただいて、現場に入ってもいい意味で空気観が変わらない。柔らかい温かい方で、撮影の合間も他愛もない話をしてくださったり、ご飯も連れて行っていただいて、お母さんのような、お姉さんのような感覚でずっと一緒にいさせていただいていました」と語った。黒木監督も、三吉の演技を「素晴らしかったです」と絶賛。「お芝居の仕方とか、細かい女優としてわかるところをアドバイスさせていただきました」と振り返った。
2020年11月07日女優の黒木瞳が7日、都内で行われた映画『十二単衣を着た悪魔』の公開記念舞台挨拶に登壇。自身が監督を務めた本作で映画初出演を果たしたお笑いコンビ・EXITの兼近大樹の努力を明かした。同作は脚本家・小説家の内館牧子氏による長編小説『十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞』が原作。自信を失ったネガティブ男子のフリーター・雷(伊藤健太郎)が『源氏物語』の世界の中へタイムスリップし、そこで出会った弘徽殿女御(三吉彩花)によって次第に変わっていくという物語だ。兼近は、現代シーンで雷の派遣先である展示場の設営責任者役として出演。滑舌が悪いという設定だそうで、黒木監督は「『滑舌の悪い役でお願いします』と申し上げたら、ものすごく練習してきてくださったんです。滑舌が悪いようにセリフを練習してきてくださって、待っている間もすごく練習していらっしゃったそうなです」と兼近の努力を明かした。兼近と共演した派遣リーダー・木村役の村井良大も、「非常に礼儀正しく現場に臨まれていました」と兼近の現場での様子を紹介。「映像作品におけるワードを知らなかったので、『あれどういう意味なんですか?』って聞かれて説明していました。(役としての)滑舌の補助だけでなく、現場でも補助していました」と笑顔で話した。舞台挨拶には、三吉彩花、笹野高史も出席。ひき逃げの疑いで先月29日に逮捕され、30日に釈放された主演の伊藤は欠席した。
2020年11月07日ひき逃げの疑いで先月29日に逮捕され、30日に釈放された俳優・伊藤健太郎が主演を務めた映画『十二単衣を着た悪魔』の公開記念舞台挨拶が7日、都内で行われ、監督を務めた黒木瞳をはじめ、三吉彩花、村井良大、笹野高史が登壇した。黒木監督は「昨日、11月6日に初日を迎えました。この作品をご覧いただいた全国のみなさん、そして、たった今ご覧いただいたみなさん、本当にありがとうございました」と感謝。「スタッフのみんな、出演者のみんなに支えられて作品を完成することができました。映画はそのあとはお客様が育ててくださるものです。ですから、今日は本当に映画をご覧になってくださってありがとうございました!」と感謝の言葉を重ねた。同作は脚本家・小説家の内館牧子氏による長編小説『十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞』が原作。自信を失ったネガティブ男子のフリーター・雷(伊藤健太郎)が『源氏物語』の世界の中へタイムスリップし、そこで出会った弘徽殿女御(三吉彩花)によって次第に変わっていくという物語だ。伊藤の逮捕後、同作の公式サイトで「逮捕されてからの数日間、事実確認をしながら、関係各所と本作品公開についての協議を重ねて参りましたが、昨日10月30日の夕刻に釈放されたことを受け、予定通り11月6日より全国の劇場にて公開させて頂く運びとなりましたことを、ここにご報告申し上げます」と発表していた。
2020年11月07日黒澤映画をミュージカル化した『生きる』が10月9日(金)、東京・日生劇場にて開幕。それに先駆け、主演の市村正親と鹿賀丈史、演出の宮本亞門がコメントを寄せた。本作は、’18年に主演を市村正親・鹿賀丈史(Wキャスト)、音楽をジェイソン・ハウランド、脚本・歌詞を高橋知伽江、演出を宮本亞門というタッグで初演された作品で、今回が2年ぶりの再演となる。自らの余命がわずかと知り、初めて生きようとする主人公・渡辺勘治を演じるのは、初演に続き市村と鹿賀。その息子・光男は新キャスト村井良大が演じる。さらに、新納慎也と小西遼生(Wキャスト)、May’n と唯月ふうか(二役をWキャスト)、山西惇が初演に引き続き出演する。市村が「初演では、あんな耳をつんざくような拍手をもらえるとは思っていなかったのでびっくりしました」、鹿賀が「静かなものすごい熱のあるスタンディングオベーションの光景を目にして、いい仕事ができたなと感じました」と振り返った本作だが、今回の再演はさらに「すごく作品がよくなっている」と宮本。そこには宮本自身の経験も反映されているといい「コロナ禍だから観てほしい作品になった。“生きる”ということをストレートに伝えられる作品になったなと思います」と明かす。市村も「今回の演出は2年前と随分違うんです。渡辺勘治の人間ぽさが出てきたなと感じています。勘治の『今、生きている。生かされている』という台詞があるけど、僕自身も今回すごく『舞台に立たされている、立つことができている』と実感を持って言えるので、とてもしあわせ。だからこそ、この『生きる』の感動をたくさんの人に伝えたいです」、鹿賀は今回「この作品を上演できると聞いた時はすごく嬉しかったです。これ以上の舞台に立つ喜びはなかなか経験できなかったと思います」と明かし、「今回僕が一番気にしているのは“リアリティ”です。台詞も歌も踊りもある中で、どこかに一本、すっと気持ちがつながっていないとと考えました。だから歌も、上手に歌えば十分なのか?と思いまして、普通の音楽監督だったら怒るかもしれないような歌い方もしています。今までのミュージカルとは一味違う、僕は新しいミュージカルだと思っています」と語る。宮本が「これはお芝居なんです。芝居としても、ミュージカルとしても楽しんでいただける作品。映画と違う新たな感動もあると思います。必ずあなたの人生に光が差す瞬間がある舞台だと、大げさじゃなく思います。市村さんと鹿賀さんが凄まじいです。今回の『生きる』は観ないと損です」と語る本作は、10月28日(水)まで東京・日生劇場にて上演後、富山、兵庫、福岡、愛知を巡演。文:中川實穂
2020年10月14日黒澤明監督の同名映画を原作に、宮本亞門(演出)と高橋知伽江(脚本・歌詞)がブロードウェイの作曲家、ジェイソン・ハウランドとタッグを組んで作り上げた日本オリジナルミュージカル『生きる』。2018年の初演は、日本ミュージカル界を支えてきたふたりの“レジェンド”、市村正親と鹿賀丈史(ダブルキャスト)の熱演も手伝い、大きな話題と感動を呼んだ。その再演の舞台が、本日10月9日(金)に日生劇場で開幕。たった2年で再演に至ったという事実が既に、初演の成功を物語っていると言えるだろう。主人公は役所の市民課長、渡辺勘治。早くに妻を亡くしてから男手ひとつで息子の光男を育て上げ、今は息子夫婦と同居しながら淡々と仕事をこなす毎日だ。そんなある日、自分が胃がんであり、余命が長くないと知る渡辺。振り返ると、そこにあるのは意味のあることを何ひとつ成し遂げていない人生だった。今からでも、何かできることはあるのだろうか――。定年間近にして新たな人生を歩み出す渡辺の姿が胸に迫る、シンプルで力強いストーリーだ。渡辺役の市村&鹿賀のほか、狂言廻しを兼ねる小説家役の新納慎也&小西遼生、光男の妻・一枝と役所の事務員・小田切とよを交互に演じるMay’n&唯月ふうか(各ダブルキャスト)、そしていわゆる“お役人気質”の上司役の山西惇は初演からの続投。そこに光男役として、日本ミュージカル界の未来を担う村井良大を加えた新生『生きる』カンパニーが、“ジャパニーズ・ミュージカル”のさらなる高みを目指す。日本にはここ数年、空前のミュージカルブームが到来中だが、上演が多いのはやはり海外産の、西洋人または人間ではないキャラクターが多く登場する作品。そこにきて本作は、日本の老人といういかにも等身大の人物が主人公という点で一線を画し、また音楽も、最初から日本語で歌われることを前提に書かれているため日本人の心に響きやすい。“ミュージカル=自分とはかけ離れた登場人物が華やかに歌い踊るファンタジー”といったイメージにとらわれてブームを遠目に見ている、アンチ・ミュージカル層にこそ観てもらいたい作品だ。ミュージカル『生きる』作曲&編曲:ジェイソン・ハウランド脚本&歌詞:高橋知伽江演出:宮本亞門10月9日(金)~10月28日(水)東京・日生劇場11月13日(金)・14日(土)兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール11月28日(土)~30日(月)愛知・御園座他、 以下地方公演あり文:町田麻子
2020年10月09日銀座ロフトでは2020年10月1日より、日本を代表するクラフトコーラ専門メーカーとして話題の”伊良コーラ”とコラボレーションした「伊良コーラ スペシャルフェア」を展開いたします。クラフトコーラとはスパイスや柑橘類をブレンドして作りだされる上品な甘みが特徴で、近年の健康志向の高まりを背景に、ヘルシードリンクとして幅広い世代に人気が高まっています。伊良コーラは漢方由来の体に良いクラフトコーラとして、100年以上前のオリジナルレシピに基づき、本物のコーラの実や15種類以上のスパイス、柑橘類を使って手作業で作られています。スライスレモンと炭酸水で割っていただく基本の味わい方に加え、ウィスキーやビールなどのお酒と組み合わせたりアイスやヨーグルトにトッピングするなど、多彩なアレンジを楽しめます。今回のスペシャルフェアでは、大人気の伊良コーラの販売や、伊良コーラを食材として使用したバーガーなど、オリジナルメニューの提供も行います。「伊良コーラ スペシャルフェア@銀座ロフト」概要期 間:2020年10月1日(木)~11月4日(水)売 場:1階 カフェ&フード売場 特設会場およびロフトフードラボ◇販売商品例: ※価格は税込み●「IYOSHI CRAFT COLA(240ml)」・・・・・540円 ※数量限定「魔法のシロップ」を最適な配合比率の炭酸水で割り、追いスパイスしたもの。瓶を開けてそのまま美味しくいただけます。●「魔法のシロップ S(100ml)」・・・・・1,200円 写真2. 本物のコーラの実を使って作られたクラフトコーラシロップ。2人分ほどのお試しサイズ。◇オリジナルメニュー例: ※価格は税別 ※なくなり次第終了●「伊良コーラ」・・・・・500円その場でシロップと炭酸水で作る出来立ての生コーラ。国産レモンスライスの香りがマッチ。●「伊良コーラプルドポークバーガー」・・・・・580円伊良コーラを使用した、肉汁たっぷりのやわらかなプルドポークバーガー。バンズには厳選小麦と自家製酵母でこだわって製造されている「GARDEN HOUSE CRAFTS」のパンを使用。バーベキューソースやピクルスにも伊良コーラを使用しており、スパイシーかつフルーティーな味わいです。●「伊良コーラミートメルトサンド」・・・・・780円ミートソース、マッシュポテト、モッツァレラチーズを組み合わせたボリューム満点のホットサンド。隠し味に伊良コーラを使用しており、コクのある仕上がり。<伊良コーラとは>100年前のレシピを基にした生のクラフトコーラ。東京・下落合にある、伊良コーラの代表であるコーラ小林氏の祖父、伊東良太郎氏の和漢方工房を改装したコーラファクトリーにて粉砕機など当時の物を修理し手作業で作られています。2018年青山のファーマーズマーケットでの移動販売から始まり、2020年2月には工房のすぐ隣で出来立てのコーラが飲める「伊良コーラ総本店下落合」がオープン。そこには伊良コーラが大事にしている「顔の見えるものづくり」を伝えたいという思いがあります。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年09月28日「呪怨」シリーズ最新作でシリーズ初のドラマ化となるNetflixオリジナルシリーズ「呪怨:呪いの家」から、主演・荒川良々が“呪いの家”に足を踏み入れる本編映像が初公開。場面写真も到着した。1988年、心霊研究家の小田島はオカルト番組で共演した新人タレント、はるかが経験した怪現象に興味を引かれる。同じ頃、あるトラブルによって転校を余儀なくされた女子高生の聖美は級友たちに誘われ、“猫屋敷”と呼ばれる空き家を肝試し気分で訪れることに。6年後、ソーシャルワーカーの有安は虐待されている子どもを救おうと、必死の行動を起こす。全く接点のなかった彼らは一軒の家を中心に引き寄せられていく――。到着した映像では、次々と連鎖していく不穏な事件の数々が、とある一軒の家に端を発していることを突き止めた心霊研究家・小田島(荒川さん)が、恐怖の元凶ともいえるある家に足を踏み入れるシーンが映し出される。静かに見て回る小田島と共に、ギシギシと鳴る床、忌まわしい染みのついた階段、生々しい血の跡…と不気味な家の様子が伺える。さらに、この家で起きた凄惨な事件の捜査を進める刑事から「部下たちに、この家が夢にでてくるってやつがいるんですよ」と語りかけられ、次の瞬間、何かが割れる音がして映像は終了してしまう。さらに場面写真では、“呪いの家”の内部が写し出され、薄暗く忌まわしい雰囲気が漂っていることが分かる。また、小田島が何かを見て凍り付くシーンも切り取られている。Netflixオリジナルシリーズ「呪怨:呪いの家」は7月3日(金)より全世界配信予定(全6話)。(cinemacafe.net)
2020年06月23日彼氏とは毎週末デートしたい!なんなら仕事帰りにもデートしたい!付き合いたては特に、いつでも彼に会いたいな〜なんて思ってしまいますよね。でもデートの回数が多くなるとお金もかかってしまうのが難点…。そんなときには無料で楽しめるスポットで、いつもと違ったデートはいかがですか?健康的に汗を流せる!ホットヨガ無料体験ホットヨガスタジオでの無料体験レッスンは実はオススメのデートスポット。女性限定のスタジオでなければ男性も参加することができるので、彼と一緒に楽しむことができますよ。事前に予約することで手ぶらで参加できるところもあるので、仕事帰りに立ち寄ってみるのはいかがでしょうか?二人で汗を流して健康的な時間を過ごすことで日頃のストレスを解消してしまいましょう!もし気に入れば、二人の新たな共通の趣味にすることもできますよね。手先の器用さもアピール!無料手芸教室手芸用品店では無料の手芸教室が開催されています。必要なものは材料費のみ。2人で協力相談しながらの作業で会話も弾みます。「こうするんだよ」なんて教えたりする、いつもと違ったあなたの姿に彼もドキドキ!?お互いに作ったものをプレゼントしあうことで忘れられない思い出の品を作ることもできますよ。無料でお酒が飲めちゃう!ビール工場見学お酒好きのカップルなら、ビール工場見学はいかがでしょうか?ビールの製造工程を勉強できることはもちろん、最後には無料でできたてビールの試飲もできちゃいます。ビールサーバーで本格的に入れてもらうことができるので、普段の居酒屋や宅飲みとは違った楽しみがありますよ。各メーカーにそれぞれ工場見学があるので、次はどこの工場に行こうか、と工場見学巡りで次のデートの予定も立てられそうです。アニメ好きなら盛り上がる!東映アニメーションギャラリー練馬区にある2018年7月末にリニューアルオープンした東映アニメーションミュージアムは、なんと入場無料で入館することができます。ここではドラゴンボールやワンピース、ゲゲゲの鬼太郎などの子どもだけでなく大人も盛り上がる東映アニメのメイキングや貴重映像を見ることができます。アニメ好きのカップルなら、「このシーン好き!」「ここ泣けるよね」なんて共通の話題で盛り上がれそう。グッズ売り場もあるので、帰りにお揃いのグッズを買えば素敵なデートの思い出になること間違いなしです。
2020年05月20日2020年夏からNetflixで配信されるオリジナルシリーズ『呪怨:呪いの家』に、荒川良々と黒島結菜が出演することが決定した。2000年にビデオ版が発売されてから、20年もの間続いてきた大人気ホラーシリーズ『呪怨』。近年では、海外でもハリウッドリメイク版『THE JUON/呪怨』や『呪怨 パンデミック』が公開され、全米興行収入1位を獲得。2015年には、『呪怨 ーザ・ファイナルー』で最終章を迎え、話題となった。そんな中、昨年初のドラマ化が発表され、Netflixで配信されることが決定。主演キャストが注目されていた。荒川良々が演じるのは、心霊研究家の主人公・小田島泰男。黒島結菜演じる新人タレントの本庄はるかに相談を受け、夜中に聞こえる足音について調査する。そこから恐怖の物語が始まる。柄本時生や井之脇海、倉科カナなど、豪華な俳優陣たちも出演し、呪いの連鎖に巻き込まれていく。なお、監督は2018年の映画『きみの鳥はうたえる』で数々の映画賞を受賞した三宅唱が務める。また、荒川、黒島、三宅監督、一瀬隆重プロデューサー、坂本和隆エグゼクティブ・プロデューサーより、下記のコメントが寄せられている。●荒川良々実は中学1年の時にコックリさんが流行っててその時にシャープペンシルの中にコックリさんに入ってもらい中間テストを解いてもらおうと企んでた矢先に隣りのクラスの女子数人がコックリさんに取り憑かれるという事件が起き、シャープペンシルのキャップを速攻で外し「ごめんなさい!ごめんなさい!お帰り下さい!」と教室の窓を開けコックリさんを放ちました。今思えばこの体験がこの呪怨という作品に出演するキッカケに繋がったと勝手に思ってます。現場では、本読みリハーサルの時に三宅監督から細かく演出していただきました。いつも自分が出演している映像作品とは違い笑いの要素が1つもありません!そうです!ホラーです!呪怨です!果たしてどんな作品になってるのか自分自身が楽しみでなりません。ホラー作品ですから部屋を薄暗くして独りで観てもらい、一緒に呪怨の世界観を体感してもらいたいですね。●黒島結菜『呪怨 -終わりの始まり-』は、私が初めて役名をいただいた大事な作品だったので、また呪怨シリーズに参加できることはとても嬉しかったです。今回は人や時間が複雑に絡み合っていて、これは丁寧にやらなければいけないなという緊張も感じましたが、私の演じるはるかがすごく自分好みの子だったので、早く現場に入りたいという気持ちが強かったです。現場ではお芝居のリアルさはもちろん、ひとつのカットでも様々なパターンを撮影し、色々な気持ちと向き合うことが多くあって、面白かったです。特に三宅監督と「歩きながらのお芝居って良いよね」という話をしたことが印象に残ってます。ホラー作品は呼吸や目線で表現できることが多くあるので、細かいところのお芝居は気をつけました。現場ではOKでも編集で気付くところもあるので、アフレコの作業もとても大切だと感じました。また撮影中に、日本語だとこのセリフで意味は伝わるけど、翻訳されるとニュアンスが変わって本来の意味が伝わらなくなるから、しっかり伝わるセリフに変えよう。といったことがあり、この作品は世界にも向けられて作られているんだと実感しました。日本のホラーが好きな方はもちろん、初めてでも楽しめる作品になっていると思います。●三宅唱監督最初にシナリオを読んでいた最中の「怖いのに、手が勝手にページをめくっちゃう」現象が忘れられません。またそれ以上に、読み終えた瞬間の「あ、これは自分も呪われてしまったな」という感覚が忘れられません。もうとりかえしがつかない……。となれば、前のめりでやるしかありません。また、Jホラーを牽引してきた方たちと一緒に仕事ができるチャンスが訪れたことは大きな喜びであり、身が引き締まりました。初めてのホラー作品ですが例えて言うならば、凶悪な事件報道に携わることになったプロのリポーターのように、私情抜きで、冷静かつ正確に「現場の生々しさ」をお届けしようと努めました。また、荒川良々さん演じる主人公も、ホラーというエンターテイメント作品に携わる上でのモデルになりました。荒川さんがどこか一点をじっとみつめはじめる……ただそれだけで部屋の空気がじわじわと変化します。次の瞬間なにが起きてもおかしくない。一瞬たりとも彼の一挙手一投足から目を離さないでください。荒川さんが世界中で人気者になることを予感しています。そして黒島さんの凛とした芯の強さ、芯のしなやかさがこの作品に確かなリアリティーをもたらせてくれました。この作品世界の最深部へと足を進めるにあたって、僕だけでなく多くの人にとって、最後の最後まで彼女の存在が大きな支えになると思います。毎朝撮影に向かう際、地球上のいろんな街のありとあらゆるタイプの人が恐れ慄く姿を想像していました。ある朝は地球の裏側の暇を持て余したカップル、ある朝はアジアの働き詰めの会社員、どこかの映画好き、どこかの不良、などなど。ある日、アリアナ・グランデが友人と『呪怨』シリーズのどれかを観て大騒ぎしたという類のニュースを読みました。ぜひ、アリアナさんはじめ世界中の多くの方に最後まで楽しんでサバイブしてほしいと思います。●一瀬隆重(共同脚本、プロデューサー)呪いの家が長い時間の中でいろんな恐怖を産み出し拡散させていくという、一本の映画では描けない物語をドラマシリーズで描きたいという思いは以前からありました。ただ、日本のテレビでは規制が多すぎてできなかったんですね。過去にテレビでホラーを作ったときも、やっていくうちに「あんまり怖くしないでくださいね」とか言われたりして。だから、Netflixから『呪怨』のドラマシリーズをやりませんか?と声をかけていただいたとき「ぜひやりたい!」と即答したんです。今回は実話感を大切にしたかったので、人間ドラマの演出に優れた監督を起用しようと考えました。『きみの鳥はうたえる』が近年の日本映画の中でずば抜けて素晴らしかったので打診してもらったところ、挑戦したいと言ってもらえました。作品を観てもらえばわかりますが、完璧なチョイスだったと思います。主人公の小田島は、すごく難しい役です。誰が演じればリアリティを損なわず、しかも主役というスター性を出せるのか。ポンッと頭に浮かんだのが、荒川さんでした。黒島さんは『呪怨 -終わりの始まり-』に出てもらったんですが、演技がナチュラルだったし、凜としたところがとても良かったんです。その後、たくさんの映画やドラマで活躍されてますが、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(NHK)の彼女の演技が素晴らしかったので、はるか役は黒島さんしかいない!と確信しました。これまでの『呪怨』との共通点は、呪いが一軒の家に端を発していること、そして、半端なく怖いところでしょう。細かい共通点は全編に散りばめていますが、それは作品を観て見つけてください。新しい点は、『呪怨』のベースになった実際にあった出来事を描いていること。これって、言わば日本の恐怖の歴史なんです。そして、実際にあったことだからこそ、マジで怖いんです。呪いの家は世界中のどこにでも、目立たずひっそりとあります。あなたの街にもあるかもしれない。隣の家がそうかもしれない。いや、あなたの家がそうなのかも。そんなことを楽しんでもらえればと思います。ホラーを作るときに大切にしていることは「恐怖がどれだけ持続するか」です。作品を観た後、シャワーを浴びているときやベッドに入ったときに恐怖が蘇ってくる。そんな恐怖を存分に楽しんでもらえるシリーズなので、今まで日本のホラーが公開されたことのなかったエリアの人にも楽しんでもらえたらとってもハッピーです。●坂本和隆(エグゼクティブ・プロデューサー/Netflix コンテンツ・アクイジション部門 ディレクター)ジャパニーズホラーの代名詞とも言える『呪怨』は、世界においても沢山のファンがいる知名度の高いホラー作品のひとつです。今回は『呪怨』の原点に立ち返ったことで、一本の映画では語りきることのできない恐怖の歴史を、『呪怨』初となるドラマシリーズとして、世界の方に楽しんで頂きたいです。Netflixオリジナルシリーズ『呪怨:呪いの家』(全6話)2020年夏、Netflixにて全世界配信予定
2020年04月13日活動を再開した日韓グローバルガールズグループ・IZ*ONE(アイズワン)の宮脇咲良(21)が2月19日、パーソナリティを務めるラジオ『今夜、咲良の木の下で』(bayfm)に約3カ月ぶりに出演。休止中の心境や、ファンからのメッセージを読み、涙で声を詰まらせる場面があった。グループを誕生させたオーディション番組の制作陣による“視聴者投票の不正操作疑惑”により、昨年11月から活動を休止していたIZ*ONE。宮脇は同ラジオへの出演も控えており、その間はAKBグループのメンバーたちが代役を務めていた。今月17日に韓国で初のフルアルバム『BLOOM*IZ』をリリースし、晴れて活動を再開。この日、約3カ月ぶりにラジオ復帰した宮脇は「ただいま帰りました!お元気でしたか?」と挨拶。やや緊張した様子で「いちばんは会いたかったです。本当に会いたかったですね…」と本音を吐露した。つづけて「アイドルをやって9年目ですが、3ヶ月間ステージに立てなかったことが初めてなんです。アイドルってなんだろうとか、ステージってなんだろうとか、ファンの皆さんってどんな存在なんだろうかと改めてゆっくり考えられる期間になったし、私にとってはまたひとつ成長できた期間だったと思います」と休止期間中を振り返った。「アイドルは笑顔とか幸せを届ける職業だと思っていますが、3ヶ月間はそれができず、WIZ*ONE(ファンの呼称)でいることが辛いのではないかと心配になったのですが、それでもIZ*ONEは皆さんが心待ちにしていてくれたことをずっと感じていたんです。そして活動を再開して肌でより感じることができて、本当に感謝しかないです」と、ファンから寄せられたメッセージを読みながら、涙で声を詰まらせる一幕も。「これからの日常はもっと輝きたいと思いますので、応援してもらえたらうれしいです」と意気込んだ。宮脇は以前からファンの間で「プロアイドル」の呼び声が高く、昨年7月24日の放送では「ハイタッチ会でも何回も来てくれたらもちろん覚えますし、メールもたくさん読みますし、“福利厚生”がしっかりしているので」と自身の魅力をアピール。HKT48時代も’14年の総選挙で「私にとってファンの皆さんは太陽です。ファンの皆さんはいつも温かく私を照らしてくれる。私はその光を受けて輝くことが出来ている月です。太陽がいないと月は輝けない」とアイドルとしての信念を語っていた。ファンからは《ラジオを何度も聴いて、何度も号泣》《言いたかったことや思ってたこと全て分かっててくれててさくちゃんもずっと同じ気持ちだったことに涙溢れました》と反響が寄せられており、再開後の活躍に期待の目が向けられているようだ。
2020年02月20日1月20日に新生『デスノートTHE MUSICAL』が遂に開幕。それに先がけ東京・野外劇場 グローバルリングにてカウントダウンイベントが行われ、主人公・夜神月を演じる甲斐翔真(村井良大とWキャスト)とエル役の高橋颯、弥海砂役の吉柳咲良が登壇した。【チケット情報はこちら】「名前を書かれた人間は死ぬ」という“死のノート”を巡る物語を描いた漫画「DEATH NOTE」(原作:大場つぐみ・漫画:小畑健)を原作に、<音楽フランク・ワイルドホーン×音楽監督ジェイソン・ハウランド×演出 栗山民也>というコラボレーションで2015年に初演された“デスミュ”。再演、海外公演を経て、3年ぶりオール新キャストで上演される。まず観客に「寒い中、こんなにたくさんの方に来ていただいて本当に嬉しいです。風邪ひかないようにしてくださいね!」と声をかけた甲斐。稽古を経た今感じる作品の魅力を「(設定はファンタジーでも)リアルな社会の構図を映し出した作品なんだとより感じるようになりました。愛と犠牲が表裏一体であることだったり……この社会が保たれている理由のようなものに気付きます」と明かす。それをミュージカルで表現することについて吉柳は「伝えたい想いが、音楽によって台詞以上に伝わるなと思います。楽曲をぜひ聴いてほしいです」と話す。ミュージカル初挑戦となる甲斐と高橋。高橋は普段シンガーとして活動中だが、ミュージカルとは歌い方が違うため、「演出の栗山さんに“演劇は“歌”を歌っちゃいけないんだよ”と言われるところからスタートしました」と明かし、「キャストの皆さんにひとつひとつ教えてもらいながらここまで来ました。そこに必ず応えたいです」と共演者への感謝を語った。オール新キャストとなる今回。若手のメンバーはベテラン横田栄司による“横田塾”で特別レッスンを受けているそうで、甲斐は「こういうふうに言えばより伝わるとか、お客さんにちゃんと届くとか、いろいろなことを教えていただいています。僕はずっと映像でお芝居をしてきたのですが、やっぱり違うんだなと思ったし、すごく学んでいます」と楽しそうに話した。東京建物 Brillia HALLのこけら落としシリーズとして上演される本作。吉柳は「『デスノート』に参加して、新しいことにたくさん挑戦していると感じています。今回、新しい劇場で、新キャストで、ということも運命だなと思いました」と笑顔を見せた。賑やかに話した後は、3人で劇中歌『死のゲーム』を披露。美しく迫力のある歌声を披露し、観客を魅了し、イベントは幕を閉じた。公演は2月9日(日)まで東京・東京建物 Brillia HALLにて。取材・文・撮影:中川實穂
2020年01月23日オール新キャストにて3年ぶりの再演となる『デスノートTHE MUSICAL』が現在上演中。開幕に先がけフォトコールと囲み取材が行われ、取材には主人公・夜神月を演じる村井良大と甲斐翔真、エル役の高橋颯、弥海砂役の吉柳咲良が出席した。【チケット情報はこちら】本作は、名前を書いたら死ぬという“デスノート”を巡る物語が描かれる人気漫画「DEATH NOTE」(原作:大場つぐみ・漫画:小畑健)を原作に、音楽 フランク・ワイルドホーン、音楽監督 ジェイソン・ハウランド、演出 栗山民也によって2015年に初演されたミュージカル。作品について村井が「全てが詰まったエンターテインメントという感じ。この作品に携わることができて本当に幸せです」と話すように、ストーリーの魅力、音楽の魅力、演劇の魅力など、あらゆる魅力を楽しめる本作。甲斐は「舞台化することでより残酷になっているように感じます」と言い、「最後のシーンで死神リュークが“なにも残らねえ、なんの意味もねえ”と言うのですが、じゃあこの物語はなんだったのか。その答えはなくて、お客様に考えて感じてもらう作品だと思いますし、そこで僕らがいかにいろんな引き出しを開けられるかだと思います」と語る。今回、初演より上演時間が短縮され(1幕65分・2幕80分)、よりスピード感のあるつくりに変化。その反面、心理戦の表現はより繊細かつ鮮やかになっており、犯罪者が次々と不可解な死を遂げる事件の犯人に月を疑う名探偵エルと、エルの本名を知りデスノートに書いて殺してしまいたい月の無言の攻防などは、ふたりの歌(実際は美しいハーモニーなのだが)を聴いているだけでもまるで取っ組み合いをしているように感じられ、ミュージカルの楽しさを味わえる。また、甲斐と高橋はミュージカル初挑戦、吉柳もミュージカル『ピーターパン』から舞台2作目という若手揃いだが、そこは「共演の先輩方、スタッフの皆さんにお世話になってここまで成長することができました」(高橋)、「横田栄司さんによる“横田塾”で、舞台に立つこと、喋ることについて学びました」(甲斐)、「何度も壁にぶつかりはしたのですが、それを乗り越えられたと思っています」(吉柳)と、共演者のサポートそして本人の努力によって、それぞれが役をとても生き生きと演じている。さらに、本作韓国版でも死神レムを演じた韓国で人気のミュージカル俳優パク・ヘナは、今回初めて日本語での芝居となるが、村井が「本当に素晴らしい。最高です!」と絶賛するとおり、圧巻の歌唱力と演技力はぜひ注目してほしいところ。オール新キャストならではの新たな魅力の詰まった公演は2月9日(日)まで東京・東京建物 Brillia HALLにて上演中。取材・文:中川實穂※高橋颯の「高」ははしごだか
2020年01月22日『デスノート THE MUSICAL』のプレスコールが19日に東京建物 Brillia Hallにて行われ、村井良大、甲斐翔真、高橋颯、吉柳咲良、パク・ヘナ、横田栄司、今井清隆が登場。村井・甲斐・髙橋・吉柳が取材に応じた。原作・大場つぐみ、作画・小畑健による大ヒット漫画『DEATH NOTE』をミュージカル化した『デスノート THE MUSICAL』。フランク・ワイルドホーンが音楽、栗山民也が演出を担当し、2015年に世界初演を迎えた。高校生の夜神月(村井良大・甲斐翔真)が、書き込むと人が死ぬ「デスノート」を手にしたことから、物語が展開していく。プレスコールでは「ゲームのはじまり」「恋する覚悟」「秘密と嘘」「哀れな人間」「死のゲーム」の5曲を披露。村井は「いよいよ始まるというのが、率直な感想です。わくわくしながら待っていたので、今から楽しみです」と気持ちを表した。初舞台となる甲斐は「最初は右も左もわからなくて、『稽古って何!?』というところから始まったので、颯くんと一緒に頑張ってきて、早く皆さんにお届けしたいというのが不思議です。2カ月前の僕からしたら考えられない。早く『デスノート THE MUSICAL』の魅力を伝えたいんだという気持ち」と頼もしい様子。初ミュージカルの高橋も「翔真は芝居経験もあるので助けられた面もあって。表現方法だったり、客観的に見たらどうか、というところも研究したりして、お世話になっていました」と感謝する。村井は「Lがライトにお世話になっていました」と笑顔を見せた。村井は甲斐に対し、「今、22歳だもんね。すごくフレッシュで勉強になることばっかりでした。僕は31歳なんですけど、ブレザー大丈夫かなって思ってて……」と苦笑。逆に甲斐は村井について「稽古の時点で、『やっぱ違うな』と。組み立ててお芝居を作っている人なんだとすごく感じて、今の僕にはできないし、すごく勉強になりました。めちゃくちゃ相談してました」と語る。村井も「2人で相談して、Wキャストで良かったなという感じでした」と振り返った。一方高橋は、気持ちを作るために稽古場でも引きこもっていたようで、「1人で座ってる」(村井)、「ずっとLなんですよ」(甲斐)と暴露される。高橋は「袖で楽しく話してると、そのLになっちゃうんです。未だに悩み。笑顔のL、いやじゃないですか」と苦労を明かす。甲斐は「横田塾という名の元、舞台に立つことしゃべることを学んで、台本を一緒に読み合わせしていただきました」とリューク役の横田の教えを明かし、高橋も「みっちりやったよね。『見事だ』『み、が聞こえない』とか」と再現すると、村井は「お金払っていいレベル」と感心していた。またヒロインの吉柳は「ヘナさんとのシーンをいっぱいやっているので、ヘナさんのすごさを肌で感じます」と称賛しつつ、「どうしても、引っ張ってもらっているような感覚になるので、負けじとぐいぐい行って。『この子を守りたい、助けたい』と思われるような海砂にできてるんじゃないかと、今は自信を持って言えると思います」ときっぱり。最後に意気込みを聞かれたキャスト陣だが、高橋は「Lが椅子に座っているセットの時に、本物の苺が置いてあるんです。それを本番中食べるのが楽しみです」と意外な回答で、周囲は爆笑に包まれていた。公演は東京建物 Brillia HALLにて、1月20日~2月9日。
2020年01月19日