シベリアンハスキーのユキちゃんは、普段から元気いっぱい!飼い主である、かもしか(@b09a2032c)さんが散歩に連れていくと、元気に駆け回ります。ドッグランの中で、かもしかさんが投げた木の枝を追いかけたユキちゃん。戻って来て、かもしかさんに木の枝を返してまた遊んでもらうのかと思ったら…。絶対木の枝を渡さない犬 pic.twitter.com/OoQeeNTh0C — かもしか (@b09a2032c) June 9, 2022 まだ返さない!ユキちゃんは、かもしかさんに木の枝を返すこともなく、そのまま自分で遊び始めたのです!木の枝を再びかんで走り回り始めたユキちゃん。かむのにちょうどよい長さだったのか、まだ走りたい気分だったのか…真相は分かりませんが、夢中で遊んでいることが伝わってきますね!木の枝を渡さないユキちゃんの姿に、「ウキウキしてるね」「楽しいことがよく分かった」といったコメントが寄せられています。天気もよくて、楽しく遊ぶことができてよかったね、ユキちゃん![文・構成/grape編集部]
2022年06月09日枝元なほみさん撮影/伊藤和幸週女読者におなじみの「エダモン」こと料理研究家・枝元なほみさんには、「食」を通じて社会の問題に取り組み続けてきた、もうひとつの顔がある。ホームレスや被災地への支援に続いて、コロナ禍で始めたのは、週3日、夜にだけ開くパン屋さん。都内を中心に、全国のパン屋さんから売れ残りそうなパンを買い取り、販売するプロジェクトだ。店頭に立つのは、就職氷河期世代のホームレス、シングルマザー、バイト先を失った大学生……。「食べるのに困る人がいる一方で、フードロスが起きる現実」に立ち向かう、枝元さんの挑戦の日々を追う。2月9日午後5時過ぎ。東京タワーにほど近いJR田町駅のすぐそばで、『夜のパン屋さん』の開店作業が始まっていた。猫のイラストが描かれたベージュのキッチンカーが止められ、その横にテーブルクロスがかかったテーブルが並ぶ。子どもの背丈ほどの青い光のツリーと、立て看板が目印だ。テーブルの上のかごにパンやマフィンが並べられると、あっという間に人だかりができた。料理研究家の枝元なほみさんは2020年10月、コロナ禍で夜のパン屋さんをオープンさせた。パン屋さんから売れ残りそうなパンを買い取り、それを販売する仕組み。店頭に立つのは、ホームレスの男性、シングルマザー、コロナ禍でアルバイト先を失った大学生など、さまざまな事情で職を失った人たちだ。田町店は、神楽坂、飯田橋に続く3号店になる。「普段はリモートワークだけど、出社するたびに買ってます」「妻に買ってきてと言われて」「いろんなお店のパンが買えるから楽しみ」「ここって枝元さんのやってるお店ですよね?」「会社帰りに結構、立ち寄るんです」……。老若男女、さまざまな人たちが買いに訪れる。この日も、70〜80個ほどあったパンは、すぐになくなる人気ぶり。枝元さんも販売に立ち、お客さんと笑顔で会話していた。「パンを売るってすごくいいな、と思うの。食べ物を人と人との間に置くって、敷居が低くなるというか、ドアが軽く開くというか。食べ物っていいな、とあらためて思った」ふんわりした笑顔でゆったり話す枝元さん。しかし、枝元さんのそばにいる人たちはみな、そのやさしい雰囲気の奥にある、熱い思いや行動力に圧倒されていた。夜のパン屋さんに至る背景には、枝元さんのどんな思いがあるのだろうか。「初の営業」から始まったホームレス支援夜のパン屋さんは、ホームレスの人たちの自立を支援するため、雑誌販売の仕事を提供している『ビッグイシュー日本』が手がけるプロジェクトだ。枝元さんは関連団体のNPO法人『ビッグイシュー基金』で共同代表を務める。枝元さんがビッグイシューに関わるようになったのは、同誌でスローフード特集の取材を受けたときに、「何か手伝わせてください」と自ら言ったのがきっかけ。人生初の「営業」だった。「日本型のお金のシステムはおかしいな、と思い始めていたころだったの」とあるニュース番組でお弁当を作る仕事を受けた。枝元さんの自宅を撮影場所に使い、タレントもやってきて、大変な仕事だった。しかし、謝礼は1万円。おかしいと思い、ディレクターに伝えると「僕もそう思います。でも、会社のシステムでそう決まっているんです」と言われた。また別のあるとき、自治体の料理教室の講師を依頼された。枝元さんが材料を用意し公民館に運んだ。しかし担当者に「公共事業なので、ギャラが出ないんです」と言われてしまう。「おかしいと思っているのに仕方ない、というのが嫌で、もやもやするんです」一方、みぞれの日にホームレスの人を見かけ、お金を渡そうとしたら、断られてしまった。「どうやったら関係を持てるのだろう」と枝元さんは悩んだ。そんなころに出会ったビッグイシューは、お金ではなく、雑誌販売という仕事を提供することでホームレスの自立を支援していた。そこに共感した。「相手のことを“かわいそうな人”と思っていては、つながれない。フラットな関係がいい」と枝元さんは言う。当初はビッグイシューの誌面で、料理とエッセイのコーナーを担当していたが、現在は姿を変え、『ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理』として連載が続いている。夜のパン屋さんが誕生したのは、’19年の暮れに『ビッグイシュー』に託された寄付がきっかけだった。「ただ配って終わるのではなく、循環を生み出す使い方をしてください」と、寄付した篤志家の男性は望んだ。’20年初頭は、東京オリンピックが開催される予定だった。オリンピックが終わると、経済も気分も冷え込む。枝元さんは、その9月を狙った。「ビッグイシューはやる気だよ(支援するよ)、とアピールしたかったんです」寄付の使い道を考えるなかで、チェーン展開する店で売れ残ったパンを本部に集め、夜間に安く販売する北海道・帯広のパン屋さん『満州屋商店』の取り組みが思い浮かんだ。それを参考に夜のパン屋さんの企画が立ち上がった。フードロスを解消できるだけでなく、ビッグイシューの販売者の仕事づくりにもなる。キッチンカーは、枝元さんが車を見に行ったその日に即決。ちょうど新型コロナ禍で「ロックダウン」がささやかれていたころだ。外出自粛の影響で、飲食店の人たちが移動販売を始めるかもしれないと思い、「急がなきゃ」と枝元さんは考えていた。協力してくれるパン屋さんを探し求め、1軒1軒回った。「これが人生2度目の営業でした」と、枝元さんは振り返る。「ビッグイシューで関わる人たちは男性が多かった。でも(年末年始に生活困窮者への支援を行った)『年越し大人食堂』をやってみて、ホームレスが女性の問題にもなっているんだな、ということがよくわかったんです。田町のお店は、フードロスをなくすということだけではなく、女性の仕事になるようなことをやりたいと思って」’21年12月にオープンさせた田町店のスタッフは、みな女性だ。そのひとり、宮高未有さん(※宮高さんの高は正しくはハシゴ高)は、山梨県で子育てをしていたが離婚し、子どもを抱えて東京の実家で暮らし始めた。仕事を探している最中に、友人の紹介で夜のパン屋さんと出会った。現在、キッチンカーを運転するのは宮高さんの仕事だ。「枝元さんには、女性の仕事を作りたいという考えがあって、スタッフひとりひとりの働き方を考えてくれます。私も子育てをしているので融通がきかないんですが、子どもが病気をして仕事に行けなくなったとしても、気負わなくてすむような、働きやすい雰囲気をつくってくれています」(宮高さん)氷河期世代の青年がホームレスになった事情枝元さんが長く取り組んでいる貧困の問題。今年で3年目を迎えた新型コロナウイルス禍は、私たちの生命や暮らしに大きな影響を与えている。枝元さんが話すように、女性をはじめ多くの人たちが仕事を失った。困窮して家賃が払えなくなったり、炊き出しで飢えをしのぐ人もいる。路上生活はしていなくても、住まいをなくし、インターネットカフェなどを泊まり歩く「ホームレス状態」にある人も珍しくない。ビッグイシュー日本の東京事務所で所長を務める佐野未来さんは、コロナ禍の現状をこう話す。「これまでビッグイシューの販売者は50〜60代が多かったんですが、コロナ禍で30〜40代が増え、中には20代もいます。リーマンショックのときも20~30代の人がたくさんやってきて驚いたんですが、再び増えている状況です。コロナで働き口を失った人も多いです」ホームレスの人たちが販売する雑誌、ビッグイシュー。定価450円で、1冊売れると、仕入れ値を除いた230円が販売者の収入になる。路上で販売される雑誌ゆえ、リモートワークは不可能だ。ところが、最初の緊急事態宣言が出された’20年4月、街頭から人の姿が消えた。ビッグイシューの売り上げにも影響が出始め、販売者は厳しい状況にさらされていた。どうやって販売者の命をつなぐのか、喫緊の課題だった。「そこで、『コロナ緊急3か月通信販売』という取り組みを始めました。緊急通販に多くの申し込みをいただいて、販売者に販売協力金として現金を提供したり、販売応援グッズを配ったりしながら、この2年間を乗り切ることができたんです」(佐野さん)また、路上生活者には、ビッグイシュー基金でホテルやシェルターを用意した。NPO法人『つくろい東京ファンド』と連携し、2年間無償でスマートフォンを貸し出すプロジェクトに参加、販売者に携帯電話も支給できた。「昔は夜回りや炊き出しに行って(ビッグイシューの販売をやらないかと)声をかけていたんですが、最近は路上生活よりネットカフェ暮らしの販売者のほうが多いです。所持金が尽きて、明日は泊まれないかもしれないという人がネットカフェで検索すると、すぐにできる仕事としてビッグイシューが出てくるようで、それをきっかけに東京事務所へいらっしゃる方が増えていますね」(佐野さん)販売者の西篤近さん(43)も路上生活をしながら、お金があればネットカフェで寝泊まりする暮らしを続けてきた。所持金が尽き、「3週間、水しか飲んでいなかった」ときにビッグイシューが作成した『路上脱出ガイド』を読み、東京事務所へつながった。自身を就職氷河期の影響を大きく受けた「ロスジェネ(ロストジェネレーション)世代」と呼ぶ西さんは、なぜ路上生活を送るようになったのだろうか。西さんは佐賀県の大学を中退後、陸上自衛隊の自衛官として13年勤めた。東日本大震災では、南三陸町に災害派遣され、「責任感の塊」だったという。しかし─。「被災地で子どもたちとキャッチボールをすると、新聞はそれを悲惨な状況の中のハートフルな記事にします。でも見る人によっては、自衛隊が遊んでいるように見えて批判の声も出る。当時もよく“自粛”と言われましたよね」(西さん、以下同)上司にはやめておきなさいと言われる一方で、「子どもと遊ぶくらい、いいのでは?」という思いがあった。だが、世間の目がある。そんな板挟みの状態に窮屈さを感じつつ、被災地から帰った。“このまま野垂れ死んでもいい”そんなころ、沖縄のあるバンドと出会った。音楽とダンスを通じ、いろんな人たちが楽しむ仕事に憧れていた西さんは、自衛官を辞め、ダンサーとして歩むことにした。しかし、ダンスの世界も厳しかった。バンドの人たちは応援してくれたものの、なかなか稼げない。心機一転、借金をして地域の人々が交流するコミュニティールームを作ってみたが、それもうまくいかず、最終的に家賃を払えなくなった。「大学も辞め、自衛隊も辞め、みんなに期待されていたダンサーも辞め、ちょっと感覚がおかしくなっていたんですかね。今思えば、追い詰められていたのかもしれない」あるとき、知人に会うために上京した際、沖縄に帰る飛行機に乗りそびれ、そのまま東京で路上生活を送ることになった。24時間開いている施設、公園、路上を転々とし、フリーWi-Fiのある場所で日雇い求人を探して働いた。「何も考えられなかった。不安も希望もありませんでした」2020年東京オリンピックに向けてか、居場所はどんどん減っていき、一文無しのまま新宿のバスターミナルで過ごす日々が続いた。デパートで水を飲んでしのぐ生活。“このまま野垂れ死んでもいい”とすら思った。「空腹は、3日過ぎると痛みに変わるんです。痛みに変わると、そんなに苦じゃないんですよ。結構耐えられたりするから」水だけで3週間過ごしたが、3週間を過ぎたときに、急に眠れなくなった。追い詰められたとき、目にしたのが前出の路上脱出ガイドだった。「緊急シェルターとか生活保護の情報も書いてあったんだけど、ピンとこなかった。でも、ビッグイシューは、1冊売ったら現金が入る。イメージしやすかったんです」西さんは、ビッグイシューに来て初めて、自分がホームレスだと自覚したという。「僕はそう思って気が楽になりました。それまでは逃亡者みたいで、よくわからない生活をしていたから」前出の佐野さんも言う。「例えば、ネットカフェや友達の家で暮らしていたらホームレスじゃないですか。でも、まだ自分はホームレスじゃないとか、路上の人よりは大丈夫だから頑張れます、と言う人は少なくない。もう十分に頑張っているし、すでにそこから頑張るのはかなり厳しいという状況でも、自分でなんとかしなきゃいけないと考える人もいるんです」西さんは、その後、ビッグイシューの販売者をしながら、現在は『夜のパン屋さん神楽坂かもめブックス前本店』のスタッフとしても働いている。神楽坂から自転車で15〜20分圏内のお店を回り、売れ残りそうなパンをピックアップし、販売する。お客さんにパンの感想を聞きながら、次のお客さんにもつなぐ。「僕らもパンのプロではないから、お客様と一緒にパッケージを見ながら、味や評判について話すことが多いですね。食べたことがあるという人の情報を聞いたり、お客様にこれがおいしかったのと言われたことを覚えていて、それを伝えたり」そんな西さんに、枝元さんの印象について聞いてみた。「存在が大きいですよね。感性がすごい人だなと思います。熱くなるところもあれば、冷静なところもあるし。結構、おっちょこちょいなところもあったりして。でも、大きな人だなと思いますね」“何かあれば、最後は私が責任を取る”という枝元さんの姿勢に、安心感がある。「今までの職場で、そういうタイプの上司はなかなかいなかった。バンドで言うとバンドマスター?いや、プロデューサーかな」生産者の思いをつなぎ、被災地へ届ける支援料理研究家という職業柄、おいしくて安全な食べ物をつくる農家など、数多くの志のある生産者と出会ってきた枝元さん。そんな生産者と消費者を結び、距離を近づける取り組みにも励んでいる。料理研究家は生産者と消費者の間にいて、その両者とつながっていると思うからだ。’11年1月、枝元さんは農業支援団体として一般社団法人『チームむかご』を結成。そのころ、「食べ物のシステムも硬直している」と枝元さんは考えていた。どうやれば食べ物を大切にしていけるのか。そんな関心があった枝元さんは、「むかご」を商品化する活動をはじめていた。むかごとは、長芋と一緒に発生し、捨てられてしまうものだ。そのむかごを、岩手県のとある村まで拾いに行き、それを商品化する。「むかごはネットごと洗って塩ゆですると、おいしいの。子どもたちも一緒に拾ってくれて、むかご食べながら、歩くたびにプップッってオナラするの。超かわいいの(笑)」子どもがジャンクフードを食べるより、むかごを食べてくれるほうがいいじゃん?と枝元さんは話す。そんなチームむかごを立ち上げて2か月後に起きたのが、東日本大震災と原発事故だった。スタッフの柳澤香里さんは2011年3月11日、東京の枝元さんの自宅で打ち合わせの最中、激震に見舞われた。「私は妊娠8か月だったんですが、枝元さんと2人で抱き合いながら揺れがおさまるのを待ちました。その後、しばらくしてから、枝元さんが土鍋でご飯を炊いてくれたんです。白いご飯にのりをぎっしり巻いたおにぎりを作ってくれて。本当においしかったのが忘れられません」その後、枝元さんは、チームむかごで『にこまるプロジェクト』を立ち上げ、被災地支援の活動を始める。被災地で『にこまるクッキー』を作り、それを被災地以外の人が購入する。さらに購入した人が作った人へメッセージを送るという取り組みだ。売り上げが被災地に届くだけではなく、心もつなぐ、枝元さんらしい温かい支援の形。枝元さんは言う。「そういうメッセージって、もらったらうれしくて2か月は生きられたりする。避難所とか仮設住宅に“いま、○○人の人がいます”って報道されたりするけれど、そこにいるのは数ではなくて、人なんです。そのひとりひとりの名前になっていることが大事で、メッセージで、(にこまるプロジェクトなら)それが実現できると思って」思えば、ビッグイシュー販売者の西さんが自衛官として東日本大震災の被災地にいたころ、枝元さんも同じ被災地で活動していたのだ。さらに枝元さんは、こんなことも話している。「3・11のあと、ホームレスの概念を考えたの。仮設住宅で暮らす人も家をなくしたんだから、本当はホームレス。そして、困っている。でも、仮設暮らしの被災者をホームレスとは言わない。みんながイメージしているホームレスは、外で寝ている人。ある特定のイメージになっている」枝元さん自身、ホームレスを他人事とは考えていない。自分もなりうるし、周りの女友達の中にも生活が苦しい人はいる。また、「ロス」という言葉にも枝元さんは抵抗がある。「売っているパンも、売れ残ったパンも同じパンなのに、残るとフードロス。“ロスパン”って呼ばれちゃう。残っちゃうのは人の都合じゃん。同じパンじゃん。ロスジェネと呼ばれる人たちも、それと同じだなって。そうやって人の都合で何かの価値が決まるのが、おかしい」そんなふうに、やさしい語り口で鋭いことを言うのが、枝元さんの魅力でもある。前出のチームむかごの柳澤さんはこう話す。「枝元さんは、熱量があるから、人を惹きつけます。周りから見ていて“できるのかな?”と思うことも、やり通してしまう。にこまるプロジェクトは東北でクッキーを作ってもらうんですが、当初、被災地では作る場所がなかったんです。そういう課題をひとつひとつクリアしていっちゃう。枝元さんの作る料理と同じように、アイデアやひらめきがすごい」のんびりした人なのに、仕事になるとシャキッと機敏になる姿を柳澤さんは見てきた。スイッチの切り替え、集中して料理をするときの手際なども感嘆してしまうと話す。「すごい人なのに、見返りを求めていません。やりたいことを貫き通すことは大切にしているけれど、枝元さんは“みんなに行き渡ればいいね”と言うんです。夜のパン屋さんも、みんなのお給料が出ればいいよね、売れ残らなければいいよね、という感じ。自分の利益は後回しなんですよね。いつも自分に何ができるのか考えているんです」(柳澤さん)チームむかごでは、柳澤さんがマフィンを作り、「夜のパン屋さん」に商品を出している。そのマフィンのレシピにも、枝元さんのこだわりがある。「材料を大量に仕入れるわけでもないから、お金がかかっちゃうけれど、枝元さんの理想とするマフィンがあるんですよね。大きさもこだわっていて、“小さすぎる。大きなきのこみたいなマフィンを作りたい”って、どんどん大きくなっていったんです(笑)」実際、田町店のお客さんの中には「このマフィンがおいしいの!」と話しながら買っていった女性もいた。そのこだわりは伝わっている。「人を絶対に裏切らないと思うんです」一方、夜のパン屋さんに参加するお店は、どんな思いで枝元さんの活動に加わったのだろうか。参加店のひとつ、『ラトリエコッコ』は、国産小麦を使い100%天然酵母にこだわるパン屋さんだ。オーナーの高田麻友美さんは枝元さん同様、以前からフードロスに問題意識があった。「フードロスを問題視していましたが、自分たちの活動だけだと限界もあって、結局はロスが少し出てしまう状況でした」(高田さん、以下同)そんなとき、夜のパン屋さんに誘われ協力することにしたものの、どのようにして販売されるのか、一抹の不安があった。「食品ですから、やっぱり衛生は大事。パンを扱う販売員の方がどういう様子なのか気になったので、ためらうことなく枝元さんに事前に聞きました。どんなお洋服で販売するんですか?正直、においとかはあるんですか?と」枝元さんは、高田さんの質問に誠実に答えた。「“お洋服は支給します” “においは若干あるけれど、お手伝いしてくれる方々はそんなことないです”などと、率直にお話ししてくれました。あとは、やっぱりピックアップに来る販売員さんに実際にお会いして、安心したところもあります。生活困窮者の問題がちょっと近しい、自分事になりました」枝元さんの姿勢から、学ぶこともあったという。「枝元さんは、生活困窮者の方たちと対等にお話をされるので、その関わり方を見て、偏見が消えました」夜のパン屋さんの参加にあたっては、「枝元さんだから大丈夫だろう」という安心感も影響したと話す。「人を絶対に裏切らないと思うんですよね。ずる賢いこともしないと思う。例えば、預かったパンは2日(たったものは)売っていませんと枝元さんが言うなら、絶対に売っていない。売ってしまった場合は正直に言ってくださると思うんですね。それは長く付き合ったからどうこうという話じゃなくて、枝元さんのお話しぶりから伝わってくるものがあるので。飾らないし裏もないし、絶対嘘はつかないだろうなって」パンは半額から55%ぐらいで夜のパン屋さんに売り、夜のパン屋さんではラトリエコッコのほぼ定価で販売している。その日、余りそうなパンを冷凍し、空き時間に夜のパン屋さん用に数種をまとめ、袋詰めしておく。「うちが夜のパン屋さんに参加していることをご存じのお客様が、あえて田町へ買いに行ってくださったそうで。もちろん貢献の気持ちもあるのだと思いますが、いろんなパンがあって、選べて楽しいっておっしゃっていました。夜のパン屋さんで買っていただくと、そのお金はラトリエコッコだけではなく、生活困窮者の方にも届く。貢献できるので、うれしいです」夜のパン屋さんであえて買ってくれるお客さんは1人だけではなく、何人もいる。パンを通じた思いやりの循環が街角に生まれている。泊まる場所がない女性の支援に取り組みたい精力的に活動する枝元さんには、その人柄をよく知る古くからの友人がいる。詩人の伊藤比呂美さん(66)だ。夜のパン屋さん田町店の販売スタッフには、伊藤さんの“教え子”がいる。昨年まで講師を務めていた早稲田大学で、伊藤さんの講義を受けていたのだ。「伊藤さんの紹介で、彼女がコロナの影響でアルバイト先を失い困っていると聞いて、販売を手伝ってもらうようになったんです」(枝元さん)伊藤さんと枝元さんの出会いは23歳のとき。お互い忙しく、めったに会えないが、伊藤さんいわく「かわいい動画を見つけると、何も言わずに送りつけたりするような仲」。それに対し返事がなくても、気にならない。「普通の友達より一歩進んで、もう家族のような意識ね。付かず離れず生きてきました」(伊藤さん、以下同)女の友達は執着しないし、楽でいいと伊藤さんは言う。「最初に会ったときはね、何言っているのかわからない不思議な人だな、という感じだった。親元から離れて暮らしていたし、万事において私より自由でうらやましかった」現在、熊本県に住む伊藤さんは、東京に来るたびに枝元さんの家に泊まるのが常だ。若いころ、泊まる約束をしていた日に枝元さんが忘れてしまい、伊藤さんは赤ちゃんを抱いてベランダから侵入したこともあるという。枝元さんの家では、「何か(食べるもの)ある?」「あるよ」。そんな自然なやりとりを交わす。「白菜の古漬けを使ったスープがおいしかった。20年くらい前になるけど、当時は試作品を作っていたのね。あれは1回きりだったかなぁ。あと、ゴボウと牛肉と、卵をオムレツにして、丼にしてくれるんだけど、ほうきの実(とんぶり)を散らすの。すごくおいしかった。私、牛肉は嫌いなんだけどね」一見、おっとりした雰囲気の枝元さんだが、「人の知らないところで集中している時間がある」と指摘する。「昔からぽーっとしている感じだし、それは地なんだと思うけれど、1日に何十品も料理を作ったりするでしょう。その体力、気力はすごいと思う。話し方もゆるやかなんだけど、聞いていると、これ、おもしろいなと思うことを言う。頭は堅くて、いったんこうだと考えると離れない。でも、それがいいふうに動いていて、いろいろな活動につながっているのだと思う」◆◆◆コロナ禍の中で歩みを進めてきた夜のパン屋さん。枝元さんには、まだまだやりたいことがある。「夜のパン屋さんの田町店は女性スタッフで運営しています。同じ場所で、今日、泊まる場所がないという女性のための支援も、一緒にできないかなと考えています」困窮する女性の中には、女性限定の相談会でないと行きにくいという人が少なくない。それが昨年、女性有志による「女性のための生活相談会」が開催された理由でもある。昨年から、都内では何度も女性向けの支援事業や相談会が開かれている。枝元さんも、そこに関心がある。「田町店では、昼間にもパン屋さんをやってほしいという話が来ています。夜のパン屋さんのお客さんが、昼ごはんにも食べたい、と言ってくれて。フードロスの解消だけじゃなくて、もっと仕事づくりの場として考えられたらと思っているんです。例えば、福祉作業所と連携するとか。今、どうやったら実現できるかなと考えています」取材が終わるやいなや、枝元さんは、にこにこおしゃべりをしながら、いつの間にかキッチンにいた。パンの仕入れに同行するためにカメラマンが車を用意している、ほんの10分ほどのことだ。いざ出発というときに「はい」と筆者たちに渡してくれたのは、知らぬ間に冷蔵庫にあるもので作ってくれたサンドイッチ。ゆでた鶏むね肉と色とりどりの野菜が詰まっていた。食べ物を余らせたくない。誰ひとり飢えさせたくない─。そんな愛情が枝元さんの活動にはあふれている。〈取材・文/吉田千亜〉よしだ・ちあ ●フリーライター。1977年生まれ。福島第一原発事故で引き起こされたさまざまな問題や、その被害者を精力的に取材している。『孤塁双葉郡消防士たちの3・11』(岩波書店)で講談社ノンフィクション賞を受賞
2022年02月26日木の枝をくわえて遊ぶのが好きな犬は多いですよね。2歳のイングリッシュ・ブルドッグのヘンリーも、散歩中に木の枝を探すのが大好き。特に大きな枝を見つけると、まるで宝物を発見したかのように喜び、家に持って帰ろうとするそうです。 View this post on Instagram A post shared by Sir. Henry Archibald (@sir.henryarchibald) 大きな枝を持ち帰りたいワン!ウェブメディア『The Dodo』によると、飼い主のエイミーさんはヘンリーに枝をくわえてほしくないのだとか。理由は、枝を噛むことによって、ヘンリーの口の中が切れてしまうからだそう。ある日、ヘンリーは散歩中にすごく大きな枝を発見。その枝が気に入ったヘンリーは、なんとかして車に持ち込もうとします。@sir.henryarchibaldbish I'm a collector I need dis. let me bring it home ##DealGuesser ##foryoupage ##englishbulldog ##fyp ##blackfriday♬ original sound - Sir. Henry Archibaldエイミーさんが「その枝は持って帰れないのよ。放しなさい!」といっても、放そうとしないヘンリー。「絶対にこの枝を持って帰るんだ」という意志の強さが伝わってきます!でも結局、ヘンリーはこの枝を持ち帰ることはできませんでした。しかしその数日後、形勢が逆転します。エイミーさんがこの動画を投稿したところ、「ヘンリーにその枝を持って帰らせてあげて!」という声が殺到したのです。この反響を受けて、エイミーさんは再びあの大きな枝を取りに行き、枝の表面を滑らかに削ってからヘンリーに渡しました。こうしてヘンリーはついに、お気に入りの枝を家に持ち帰ることができました!@sir.henryarchibaldReply to @amandasalas UPDATE: mum and dad went back for the stick but shaved the eye pokey part off. Welcome home stick❤ ##Sticktok ##AmazonMusicJingleBellTok♬ Happy - Pharrell Williamsこの嬉しそうなヘンリーを見た人たちは大喜び。コメント欄は「ヘンリー、やったね!」という祝福や笑顔の絵文字の嵐となりました。長い枝がマンションやエレベーターの入口で何度ひっかかっても、ヘンリーが上手に向きを変えて運んでいるのがとても賢いですね。自分のベッドに枝を持ち帰り、夢中でかじりつくヘンリーを見れば、どれほど嬉しいのかが分かります。ただ、TikTokには後日、さらに大きな枝を見つけたヘンリーの動画が投稿されています。ヘンリーの枝のコレクションは、これからも増え続けていくことでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年12月15日注目の若手俳優・有澤樟太郎と山下容莉枝、二人の俳優による二人芝居「息子の証明」が、東京・博品館劇場で8月25日いよいよ開幕を迎えた。開幕当日に開催されたゲネプロでは、開演前に主演の2人と脚本・演出の高羽彩が登壇。三者口をそろえて「緊張している」と切り出した、本作の魅力について語ってくれた。役者人生の中で初めての二人芝居に臨む有澤は「オリジナルの作品を1から創り上げていくことの難しさを最初に痛感した。家族をつなぐものとはなんなのかという、“家族”そして“つながり”というテーマを感じて欲しい。難しい役だったけど、ついにここまで来た。自信を持って、二人だけの空間を楽しみたい」と語った。母親役を演じる山下は「セリフが多く、現場では私語を交わす暇もほとんどなかった(笑)。とても見応えのあるよい物語。最後まで手を携え走り抜けたい」。「花開く瞬間を何度も見させてくれた有澤さんは、瞬発力と読解力のあるとても素敵な俳優。そして、そんな有澤さんを引っ張ってくれた山下さんにとても助けられた。逃げ場のない、たった二人の空間で創り出される独特の空気感が何よりのご馳走です」と演出の高羽。剛柔入り乱れるスピーディな展開、現実と虚構が一時入り混じるかような不思議な感覚、そして最後には、山下が言う「散らばったパズルが嵌っていき最後に形を成すとき、あなたならどんな選択をするか」という投げかけの意味が、きっとよくわかる。時間、感情、人間関係、データ、舞台転換のない閉ざされた空間での二人芝居であることを忘れさせられる奥深い物語を、ぜひ体感してほしい。【脚色・演出】 高羽彩【脚本】 下亜友美【出演】 有澤樟太郎 山下容莉枝期間:2021/8/25(水)~21/9/5(日) 会場:博品館劇場チケットは8/29(日)まで発売中。また、特典映像もうれしい配信公演は、9/5(日)のアーカイブ期間終了まで購入可能。
2021年08月26日有澤樟太郎と山下容莉枝による二人芝居「息子の証明」のライブ配信が決定した。本作は、タカハ劇団の主宰で舞台「魔法使いの嫁」(脚本・演出)、ドラマ『ここは今から倫理です。』(脚本)などを手掛けた高羽彩が脚色・演出を務め、ドラマ『科捜研の女』(脚本)、映画『魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー』(脚本)の下亜友美が脚本を務める演劇作品。目には見えない“家族の絆”を描いた物語を紡ぐ。出演は、ミュージカル「17 AGAIN」スタン役やミュージカル「刀剣乱舞」和泉守兼定役など、様々な作品で印象を残した有澤樟太郎と、ドラマ・舞台、数々の作品で存在感を放つ演技派女優・山下容莉枝。二人は今作で母子を演じ、濃厚な会話劇、二人芝居に挑む。本公演は8月25日(水)~29日(日)まで東京(銀座)・博品館劇場にて上演されるが、うち8月29日(日)12:00/16:00開演の2公演をイープラスのライブ配信サービス『Streaming +』と、チケットぴあのライブ配信サービス『PIA LIVE STREAM』にてライブ配信。それぞれの公演にアーカイヴ配信特典映像がつく視聴チケットは現在発売中だ。また、公演終了後に行われるアフタートークの追加開催も決定。8月28日(土)17:00の終演後に、出演の有澤と脚本の下との対談を実施する。ここでしか聞けないトークをぜひ聞いてほしい。二人芝居「息子の証明」脚色・演出:高羽彩脚本:下亜友美出演:有澤樟太郎、山下容莉枝会場:博品館劇場(東京都中央区銀座 8-8-11)日程:8月25日(水) 19:008月26日(木) 15:00★/19:00★8月27日(金) 19:00★8月28日(土) 13:00 / 17:00★8月29日(日) 12:00(S)/ 16:00(S)★アフタートーク付 (S)ライブ配信あり※開場は開演45分前より
2021年08月17日自宅で簡単枝毛ケア!ツヤのある美髪に美容商材卸販売事業等を展開する株式会社シンビシンは、枝毛カット専用機器『Split-Ender Mini(スプリットエンダー ミニ)』のサロンでの販売をスタートした。新型コロナウイルス感染症の影響による在宅時間の増加に伴い、おうち美容に力を入れる女性が増加している。同製品は、枝毛やダメージ毛が気になる人にオススメのアイテムである。枝毛は、髪の外側をコーティングしている“キューティクル”が剥がれて、水分が蒸発し、乾燥してしまうことで引き起こされる。髪が裂けてしまった状態の枝毛は、一度できたら治すことはできない。枝毛やダメージ毛が目立つと、髪のおさまりや手触りも良くなく、ツヤも見えなくなる。ヘアスタイルを維持しながら枝毛をカット『Split-Ender Mini』を使用すると、毛先を6ミリほどカットできる。髪の長さ自体は、ほぼ変わる様子もなく、枝毛や傷んだ毛先を無くすことによって髪のまとまりが良くなる。使い方は、ストレートアイロンのように髪をはさんでスライドするだけである。初めての人でも、傷んだ毛先だけを安全に素早くカットすることができる。単4乾電池(3本)を使用するため、コードがなく、扱いやすい。カラーは、ピンク・ブルー・シルバーの3色。サイズは、幅250×奥行き46×高さ58ミリ。重さは、320グラム(乾電池装着時)。販売価格は、15,180円(税込み)。取り扱い美容サロンほか、ネットショップでも販売中である。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社シンビシン※枝毛カッターSplit-Ender Mini
2021年06月25日誰にでも得意なことと苦手なことがあるもの。そんな時、お互いの苦手なことをカバーし合えるパートナーがいたらいいですよね。ゴールデンレトリバーのユマとチャーリーは、まさにそんな関係を築いています。ウェブメディア『The Dodo』によると、ユマはダーシー・マイケルさんの愛犬で、チャーリーは彼の母親の愛犬なのだそう。2匹はとても仲よしで、チャーリーがダーシーさんの家にやってくると、ユマとずっと一緒に遊んでいるといいます。 この投稿をInstagramで見る Yuma dog(@yuma.dawg)がシェアした投稿 水が苦手な親友を見た犬が?2匹は外で泥だらけになって遊ぶのが大好きで、特にチャーリーは木の枝を拾ってくるのが好きなのだとか。ある日、チャーリーは水の上に浮かんでいる大きな木の枝を見つけます。その枝が欲しいチャーリーは水の中に入って行きますが、水が怖くて泳げないため、途中で断念。チャーリーは誰かに助けを求めるように振り返ります。するとそこにユマがやってきて…続きはこちらをご覧ください。@yumadogMay we all find a Yuma ##fyp ##foryou ##dogbestfriend ##bestfriendscheck ##goldenretrievers ##goldengirls♬ Imagine - Ben Platt「はい、これが欲しかったんでしょ」というように、枝をチャーリーに渡すユマ。ユマはチャーリーが水が苦手だということが分かっているのです。なんて優しいのでしょうか。この動画にはユマの行動を称賛する声が上がっています。・涙が出た。親友ってこういうこと。・私たち全員、ユマが必要だわ。・誰もがほんの少しユマのようになれたらいいね。・これぞ人々がお互いにとるべき行動だ。実はユマがチャーリーに枝を取ってきてあげるのは、これが初めてではないのです。ユマは毎回こうしてチャーリーのために水に入って枝を取ってきてあげるのだそう。ダーシーさんはそんな2匹の様子を見るたびに、感動して泣きそうになるといいます。 この投稿をInstagramで見る Yuma dog(@yuma.dawg)がシェアした投稿 ※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Yuma dog(@yuma.dawg)がシェアした投稿 ユマは家の中にいる時は、自分のおもちゃを絶対にチャーリーに譲ることはないそうです。しかし、水の中の枝を取ってくる時だけは、ユマはためらうことなくチャーリーのために動くのだそう。だからチャーリーは、ユマが来てくれることを信じて待っているのですね。友達が困っていたら迷わず助けの手を差し伸べる。そうするべきだと分かっていても、私たちはなかなかそれができない時もあります。ユマとチャーリーの友情から、大切なことを教わった気がしますね。[文・構成/grape編集部]
2021年05月19日料理研究家の枝元なほみさん(65)は、料理研究家という仕事をしているのに、料理学校に通ったこともなければ、修業時代もない。いつも現場に身を置くことが“修業”だった。「私、なろうと思って料理研究家になったわけじゃないの」大学3年のとき、友人の始めた中野の無国籍料理店「カルマ」で働き始めた枝元さん。これが、料理の仕事の端緒となる。「進学した当時、大学は学園紛争の終わりごろでロックアウトされていたなか、演劇をやっている友人に誘われ、深い考えもなく、『いいよ』で、芝居の切符のモギリなんかを手伝ってたら、今度は『人が足りないから役者で出てくれない?』と言われて、また『いいよ』と。大学3年生の時に入ったこのお店も、バンドをやっていたボーイフレンドの友達が始めたので、自然に手伝うようになっていた。卒業後も、まったく就職するつもりはありませんでした」転形劇場に研究生として入ったのが、26歳のとき。しかし、88年に転形劇場は突如解散してしまう。「もう、カラ~ンでしたよ。途方にくれました。女33歳。普通は結婚して、子供も1人2人いて安定している。仕事を続けている人は、そこそこキャリアを積んでいる。それが私には、な~んにもない。学生時代から同棲していた男とも別れて、家もお金もない。今なら、まさしく自己責任と言われるような感じかな」そんなとき、かつて料理店で一緒に働いていた友人が雑誌社の仕事に就き、料理ページ担当となったことで声をかけてくれたのだ。「またまた、『料理の仕事をしてみない?』と誘われたんです。ただ、このときは料理店と芝居を10年近くやってきて、人生の下積みは済ませた、との思いがありました。そういう経緯だったから私、料理研究家という仕事をしているのに、一度も料理学校に通ったこともなければ、修業時代もないんです」いつも笑顔で、簡単な材料で調理する枝元さんは、すぐに人気料理研究家となり、35歳で初めての料理本も出版。やがて『はなまるマーケット』(TBS系)や『きょうの料理』(NHK)出演などで全国区の顔となっていく。枝元さんが、雑誌『ビッグイシュー』の取材を受けたのが05年秋。「その2年前に日本で創刊されたときから、ホームレスの方たちに仕事を提供するという、希望を見いだす明快なシステムに共感していました。好きなときに売っていい、収益は半分ずつに分けるなど。それでインタビュー後に、逆に私から編集長に『私にも何かやらせてください』と、人生初の営業をしたんです」こうして連載を持つことになり、現在も「ホームレス人生相談・世界一あたたかい人生レシピ」は継続中。08年には、農業を応援する「チームむかご」を発足させた。「料理に携わり、日本全国の産地を訪ねるなかで、このままいくと日本の農業はヤバイと危機感を抱いたからです。山いもの球芽であるむかごはおいしいのに、収穫する手間が面倒だから、ほとんど山に捨てられていました。でも、食物繊維も多いし、重労働は難しいおばあちゃんでもラクに採ることができる。単純にもったいないじゃない、と思って収穫と販売を始めて」その後、東日本大震災では「にこまるプロジェクト」を立ち上げ、被災地で焼いたクッキーをネット販売して地元に還元するなどの活動も先頭に立ってやってきた。「避難所で、みんなでクッキーを作っていると、『あの人も亡くなっちゃったね』などという話にもなる。そこへクッキーの焼ける甘い匂いがしてきた途端、みんなの表情が少し和らいで、震災以来初めてという笑顔も出たり。実感するんです。ああ、食べることの力って、これなんだ。食べることは、生きることだって」生きる力を作る料理の道。枝元さんのあゆみは続いていく。(撮影:田山達之)「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月15日2020年10月、アメリカ・オクラホマ州をアイスストーム(氷雨をともなう暴風雨)が襲いました。このアイスストームによって多くの樹木がなぎ倒され、広い範囲で停電が発生するなど大きな爪痕が残されました。そのストームが過ぎ去った後、エドモンド警察がFacebookに動画を投稿。暴風雨によって折れた木の枝を片付けるために警察官がやってきたのですが…何が起きたのかはこちらをご覧ください。Tree Limb: 1Edmond Officer: 0It’s been a rough few days for our state, and we thought you could use a laugh! Don’t worry...Other than his pride, our officer is not seriously injured! #okwxPosted by Edmond Police Department, Government on Thursday, October 29, 2020Tree Limb: 1Edmond Officer: 0It’s been a rough few days for our state, and we thought you could use a laugh! Don’t worry...Other than his pride, our officer is not seriously injured! #okwxPosted by Edmond Police Department, Government on Thursday, October 29, 2020笑ったらかわいそうですが、これは笑える!!エドモンド警察はこの動画を投稿した理由について説明しています。我々の州はこの数日間大変でした。だからみなさんに笑いが必要だと思いました!この警察官はプライド以外は傷付いていませんのでどうぞご心配なく!Edmond Police Department, Governmentーより引用(和訳)派手に転んだ警察官は大きなケガはしていないそうです。よかったですね。この動画を見た人たちは大笑い。たくさんのコメントが寄せられています。・警察官が無事でよかったけど、大笑いしたわ。気を付けて!・笑いをシェアしてくれてありがとう。そしてお仕事お疲れさまです。・転んだ警察官自身もおかしくて笑っているのが最高!・彼に暴行を加えた罪でこの木を逮捕してくれ!転んだ警察官本人が笑っているところが余計に笑いを誘います。何よりケガがなかったからこそ、警察もおもしろ動画として投稿したのでしょう。重たいと思っていた木の枝がポキンと折れて、ちょうど後ろが斜面になっていて、雨に濡れた草が滑りやすくなっているという…コントのような展開。まるで笑いの神様が彼に舞い降りたかのような完璧な転倒シーンですね![文・構成/grape編集部]
2020年11月04日ヴァイオリンの川久保賜紀、チェロの遠藤真理、ピアノの三浦友理枝という、素敵な3人のソリストによるトリオが結成10周年を迎える。プログラムには坂本龍一とショスタコーヴィチが並ぶ理由として、「坂本龍一こそが、ショスタコーヴィチ以来、最も重要なピアノ・トリオの作曲家だから」という彼女たちの言葉が新鮮だ。時代もスタイルも異なる日本とロシアの作曲家2人の作品を続けて聴くことによって見えてくるものとはいったいなんだろう。その答えがクリスマスに紀尾井ホールで開催される「10周年記念コンサート」の中にある。結成から10年を経て、深化に進化を重ねた3人組は、見ても聴いても楽しいこと請け合い。さらにはコンサートに合わせて制作されたアルバムも要チェック!●公演概要12月25日(水)紀尾井ホール<曲目>坂本龍一:ラストエンペラー、レイン、美貌の青空、シェルタリング・スカイ、M.A.Y. in The Backyard、メリークリスマス・ミスター・ローレンスショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調 Op.8、ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op.67●CD情報『ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番、第2番』2019年12月18日発売AVCL-84101定価:¥3,000(本体価格)+税『ピアノ三重奏 坂本龍一曲集』2019年12月18日発売AVCL-84102定価:¥2,000(本体価格)+税●川久保賜紀(ヴァイオリン)2001年サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクール優勝、2002年チャイコフスキー国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門最高位受賞以来、主要な北米オーケストラと共演し、豊富なステージ経験を積む。日本では1997年、チョン・ミョンフン指揮アジア・フィルのソリストとしてデビュー。以後、国内外の様々なオーケストラと共演を重ね、高度な技術と作品の品位を尊ぶ深い音楽性に高い評価を得ている。近年は自ら企画するコンサートを行うなど、コンサート・プロデューサーとしての才能も発揮。2018年より桐朋学園大学院大学(富山校)教授に就任。●遠藤真理(チェロ)第72回日本音楽コンクール第1位、2006年「プラハの春」国際コンクール第3位(1位なし)、2008年エンリコ・マイナルディ国際コンクール第2位。ジャン=ピエール・ヴァレーズ、山田和樹など国際的に活躍する指揮者やウィーン室内管、プラハ響と共演するなど国内外で高い評価を得ている。ソリストとしてだけでなく読売日響のソロ・チェロ奏者も務める。NHK大河ドラマ「龍馬伝」の龍馬伝紀行Ⅲの演奏、NHK-FM「きらクラ!」(毎週日曜日/全国放送)ではパーソナリティを務めるなど幅広く活躍している。●三浦友理枝(ピアノ)東京生まれ。2005年、英国王立音楽院大学課程を首席で卒業。2007年、同音楽院・修士課程を首席で修了。2001年「第47回マリア・カナルス国際音楽コンクール」ピアノ部門第1位、および金メダル、最年少ファイナリスト賞、カルロス・セブロ特別メダル賞受賞。2006年「第15回リーズ国際ピアノ・コンクール」特別賞受賞。2005年、エイベックス・クラシックスよりCDデビュー。2018年、6枚目のソロアルバム「ショパン:バラード&スケルツォ」をリリース、「レコード芸術」特選盤に選ばれる。2016年、第26回新日鉄住金音楽賞〈フレッシュアーティスト賞〉を受賞。
2019年12月20日もうすぐ春も間近ですね。さまざまな花が咲き始めるこの時期、部屋に花を飾ると、気分もぱっと華やかになります。そこで、生け花&フラワーアレンジメントの方法をピックアップ!枝ものの扱い方、花瓶選びなど、見栄え良く花を飾る極意が分かる3本を、まとめてご紹介します!■ 「枝もの」が美しく生けられる!華道のコツこの季節の花といえば、桜、梅、桃がありますね。ピンクの花は春らしさがいっぱいで、花瓶やガラス瓶に挿すだけで様になります。無造作でも十分ステキに見える枝ものですが、華道のちょっとしたポイントを抑えると、よりカッコよく生けることができます。基本は3点。花瓶に隠れる部分の枝葉は徹底的に落とす枝の先端が「ぶつ切り」に見えないようにカットする枝先を放射状に広げて華やかに見せる花瓶に挿すだけだったいつもの花が、この3点を守るだけで、プロっぽい仕上がりにまとまります。見栄えが良くなるばかりか、いや~な水腐れもなくなって、水替えのお手入れも快適になりますよ。詳しくは記事をチェック!桜、梅、桃。春の「枝もの」を見栄え良く飾るポイント3つ■ 花瓶は「くびれあり」でオシャレに引き締まる!花をカッコよく生けるには、花瓶選びも大切です。同じガラス瓶でも、くびれがないストレートのものと、デキャンタのようなくびれありのものとでは、仕上がりに大きな違いが出ます。くびれなし枝ものを1本だけ挿すと、くびれがないガラス瓶は何だか寂しい感じに見えてしまいます。くびれありしかし、器がくびれありのものだと、ニュアンスが出て、シンプルな美しさを簡単に演出することができます。しかも、くびれのあるガラス瓶は、枝ものを安定して挿すのにも向いています。写真で比較してみると、くびれあり・なしの器の違いが一目瞭然です!こちらの記事では家庭でのフラワーアレンジメントにぴったりな、100均の「ワインデキャンタ」と「ガラス瓶」を紹介しています。詳しくは記事をチェック!「くびれ」がポイント。ダイソー「ワインデキャンタ」「ガラス瓶」がおしゃれな花瓶に!■ 花瓶がなくても大丈夫!「紙袋」と「空き瓶」でゼロ円アレンジ生け花やフラワーアレンジメントを楽しみたいけれど、そもそも「家に花瓶がない」という人もいます。わざわざ花瓶を購入するとなると、出費が大きくなってしまいますし、花瓶の後片付けや使わないときの保管も大変です。そんなときは、家にあるもので花瓶を代用すればOKです!使うものは、ワインなどを入れる酒瓶用の紙袋と空き瓶。酒瓶用の紙袋は普通の紙袋としては使いにくく、押し入れに溜め込みがちです。でも、フラワーアレンジメントで2次利用することができれば、溜まっていた紙袋を消化することができるので、押し入れもスッキリ。まさに一石二鳥です。詳しくは記事をチェック!ボトル用紙袋と空き瓶、捨てないで!作業1分、材料費ほぼ0円!でカンタン生け花
2019年03月16日今年で噺家生活25周年を迎える桂吉弥、桂春蝶、桂かい枝の落語会『くしかつの会』が3月20日(水)、大阪・ABCホールで開催される。公演に向けて、吉弥、かい枝のふたりが意気込みを語った。「吉弥・春蝶・かい枝 くしかつの会」チケット情報1994年、桂吉朝に入門した吉弥、三代目桂春團治に入門した春蝶、五代目桂文枝に入門したかい枝。師匠は違えど、同期として互いを意識し、刺激し合いながら切磋琢磨してきた。「22年ほど前、本当に仕事がないときに、かい枝さんとふたりでタウンページを開いて、当時住んでいた尼崎のお寺に、“あ”から順番に“落語会しませんか?”って電話してたんですよ(笑)。だから、今こんな大きな会場で、しかも昼夜2回やらせていただけるようになったのが本当に夢のようです。それぞれみんな力をつけてきて、この3人で真剣勝負ができるというのがすごくうれしい。楽しみながらやりたいなと思います」と、かつてを思い返しながら語る吉弥。かい枝も「私なんて、一時は吉弥さんの新聞記事を切り抜いて見えるところに貼って、“負けんとこう!”と自分を鼓舞してました。それくらい意識をする人たちで、こうやって刺激的な同期と一緒にできるのがうれしい。『くしかつの会』は前座さんがいなくて、3人だけしか出ません。順番も当日抽選で決めるので、そういう意味での恐怖感がありますし、他のふたりがどんな感じでやるのか、ちょっとヒリヒリするような緊張感もありますね」と、自身にとって特別な会であることを語る。今年は吉弥が『不動坊』、春蝶が『約束の海 エルトゥールル号物語』、かい枝が『どうらんの幸助』を口演する。ネタ選びについては「今回は、あほらしい噺というか、冬の風情と、“ハメモノ”(鳴り物)が入って、という大阪らしいネタじゃないかなと思って、それを皆さんと共有したいなと選びました」と吉弥。一方のかい枝は「『どうらんの幸助』は笑いが多い噺で、落語としては本当によくできている」と自身のネタについて語り、「春蝶さんの『エルトゥールル号物語』がしんみりするような“情”の噺で、吉弥さんはハメモノが入った風情のある噺なので、私はワーッと笑っていただく感じに持っていけたらなぁと思っております。3人それぞれ、違った味わいを楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」と、3人3様のネタであることをアピール。「今後の上方落語を引っ張っていけるような存在になりたい」という思いも込めて続ける『くしかつの会』。「僕たちは、松鶴、米朝、文枝、春團治師匠という“四天王”と呼ばれる方々のエッセンスをギリギリ最後にいただいた世代。そこから、僕らなりの上方落語をしていけたら」と吉弥。これからの上方落語界を牽引していくであろう3人の話芸をぜひ劇場で。チケットは発売中。取材・文:黒石悦子
2019年03月08日春といえば桜を筆頭に梅や桃など、ピンク色のかわいい花が咲く「枝もの」が人気。甘い香りにホッコリしますよね!さて今回は、買ってきた春の枝ものを見栄え良く飾るためのちょっとしたポイントを3つご紹介します。■ 1. 花瓶に隠れる部分の枝葉は徹底的に落とす買ってきた枝ものはほとんどの場合、下のほうまで枝葉が付いています。下のほうに残っている枝葉の処理がポイントそのまま花瓶に挿してしまうと下の枝葉は水に浸かり、腐ってしまうんです。これは水が濁る原因にもなりますし、さらには悪臭を放つことも……。なので、まずは花瓶に隠れる部分の枝葉を綺麗に落としましょう。下のほうの枝をカット葉もちゃんとカットしておきます枝葉以外にも、極端に出っ張っている部分があると上手に枝を組めないので、できるだけ凸凹がないように切り揃えておくと飾りやすくなります。出っ張っている部分もカット余分な枝葉が取れました!あと、桃などの乾燥に弱いものは枝の切り口に十字の切れ込みを入れてあげると、水が上がって花が咲きやすくなりますよ!水がたっぷり吸えるように十字に切れ込みを入れる■ 2. 枝の先端が「ぶつ切り」に見えないようにカットするシルエットが直線的な枝は先端が「ぶつ切り」になっていると、雑な印象になりやすいです。桃の枝。先端に注目!枝先に葉が付いているものと、枝の途中で切られてしまっているものを比べてみると、なんとなく印象の違いがわかります。でも枝ものは、こういう状態で売られている場合が多いんですよね……。右がぶつ切り状態の枝こんな時は、実や葉が付いている部分で切り揃えてみましょう。葉が付いている位置の上でカット切る時は枝に対して斜めにハサミを入れると、よりナチュラルに見えます。■ 3. 枝先を放射状に広げて華やかに見せる枝先が放射状に広がるように飾ると、地面から生える木のようなシルエットになり、ダイナミックに見せることができます。使用する花瓶は口が狭くなっているものがオススメ。枝が斜めに入りやすいです。枝先を放射状に広げてダイナミックにいかがでしたか?ここからはおまけの話ですが、筆者はよく余った枝葉の中からきれいなものを集めて「ミニスワッグ」を作ります。余った枝で作ったミニスワッグミニスワッグはダイニングのオブジェに飾っていますお部屋のちょっとしたアクセントになるし、ものによってはいい香りがふわっと広がるので気に入っています。ちなみに、枝ものは使える部分がたくさんあるお得な花材なので、いろいろな使い道を考えてみるのも楽しいですよ!
2019年02月23日定期的なカラーやアイロンによる髪の傷みに悩んでいる女性は多いのではないでしょうか?その積み重ねで、いつしか枝毛だらけに…なんてことも。今回は、枝毛の原因と正しい処理方法についてご紹介します。枝毛の原因とは?枝毛は、さまざまな原因によって引き起こされます。自分では気づいていないだけで、いつのまにか枝毛だらけになっていることも…。まずは、そんなことにならないように枝毛の原因について理解していきましょう。間違ったシャンプー出典:Shutterstock毎日のシャンプーの仕方によっては、枝毛の原因になることもあります。シャンプー前は髪を濡らすと思いますが、濡れている状態の髪の毛は非常に弱くなっています。その状態で、強く擦り洗いすると、髪のキューティクルが剥がれやすくなってしまいます。また、洗浄力の強いシャンプーを使うことも、キューティクルにダメージを加えるため、枝毛ができてしまうこともあります。カラーやパーマ出典:Shutterstock髪を染めたりパーマをすることによって髪が傷むということは、ほとんどの人が知っているかと思います。カラーやパーマによる髪へのダメージは非常に大きく、枝毛はもちろんのこと、髪のパサつきや切れ毛の原因になってしまうのです。いくらカラー前と後にトリートメントをしたとしても、ダメージを0にすることは限りなく不可能に近いです。ドライヤーの温風出典:Shutterstockシャンプーと同じくドライヤーも毎日行いますが、間違ったドライヤーの仕方は髪に大きなダメージを与えます。ドライヤーの温風を至近距離から当てたり、下から上に風を当てると、髪のキューティクルが剥がれます。それによって枝毛が発生してしまうのです。そもそも、ドライヤーの「熱」自体が髪を傷めてしまうので、正しいやり方だとしても、長時間ドライヤーを使うだけでも枝毛の原因になってしまいます。髪が濡れたままで寝る出典:Shutterstock上記では、ドライヤーが枝毛の原因になると述べましたが、かといって髪を乾かさないことも枝毛を作る原因になってしまいます。濡れたままの髪はデリケートです。そんなデリケートな状態で寝てしまうと、枕などによる摩擦でキューティクルはどんどん剥がれてしまいます。よって、枝毛が発生してしまうのです。また、髪が濡れたまま寝ると、髪や頭皮に細菌が繁殖しやすくなります。これも、枝毛や抜け毛を増やす原因になるので、髪は必ず乾かしてから寝ましょう。枝毛の処理方法万が一、枝毛を見つけた場合は、正しい処理方法を行うことが大切です。よくありがちな間違いは、枝毛を裂いてしまうこと。髪の表面は、キューティクルに覆われています。しかし、枝毛になっている髪の毛のほとんどは、キューティクルが剥がれた状態になっています。枝毛を裂くことによって、キューティクルの剥がれている範囲が広くなり、髪の傷みが悪化してしまうのです。枝毛を裂くことは、髪にダメージを与えてしまうだけなので、絶対にやめましょう。最後に、枝毛の正しい処理方法についてご紹介していきます。枝毛は切るのが1番安全出典:Shutterstock枝毛を見つけたら、ハサミで切るようにしましょう。切るときは、枝毛部分から5センチほど上を目安に切ってください。また、髪を切るときに斜めにカットしてしまうと、髪の断面が広くなってしまい再び枝毛ができてしまう可能性があります。切るときは、真横に直線でカットして、髪の断面の範囲がなるべく狭くなるようにしましょう。自分で切る場合は、髪専用のハサミや眉毛バサミを使うのがベター。紙などを切るような工作用のハサミを使うと、髪が傷んでしまう可能性があるので使わないようにしましょう。どうしても不安な場合は、プロの手に任せるのがいちばんです。美容室に行って美容師さんに任せれば、自分で見つけられなかった枝毛も丁寧にカットしてくれます。枝毛を増やさないように正しいヘアケアを出典:Shutterstockいかがでしたか?今までカラーやパーマをしたことがなくても、枝毛がある人はたくさんいるものです。シャンプーやドライヤーの使い方を間違えると、自覚がなくてもどんどん枝毛が増えていきます。まずは、枝毛を作らない、増やさないための正しいケアを徹底することから始めましょう。また、枝毛をカットする場合も必ず正しい方法で行うこと。処理方法まで間違えてしまうと、また更に枝毛が悪化することになります。美しい髪を手に入れるために、枝毛ケアに力をいれてみてくださいね!
2018年04月17日「お庭のお手入れに大活躍!毎年好評、高枝切りばさみ4点セットのご紹介です!」 このフレーズを聞くと、なぜか欲しくなる「高枝切りばさみセット」。特に「高枝切りばさみ」は果実つかみ刃が付いていて、柿の実を落とさずに取れるのがステキだ。「便利すぎる。もう買うしかない!」といつも思ってしまうが、記者の家には切る枝どころか庭もないのである。 それにしてもこのCM、子ども時代から見ているような気さえする。いったい、いつから売っていて誰が買っているのか知りたくなり、販売元の「日本直販」に聞いてみた。 「弊社オリジナル商品の『高枝切りばさみ』が最初に登場したのは’96年です。発売から何度も改良を重ね、20年以上も変わらずご好評をいただいております。軽量で操作も簡単と、女性や高齢者の方でもラクに扱えるのが大好評の理由でしょうか」(日本直販・広報担当者・以下同) ちなみに、これを買っているのはどんな人たち?「 「弊社の顧客層は、かつては50~70歳の方が多かったのですが、現在では60~80歳の方に多くお買い求めいただいております。男女比率は4:6で、今も昔もさほど変わりません。昨年からは、ロイヤルカスタマー(優良顧客)のお宅を訪問したり、お電話でのヒアリングを行うなどして、よりシニア層のニーズを満たす商品を開発しています」 「毎日飲むと飽きる」という愛用者の意見から、味のバリエーションを増やした「日本直販5種の青汁彩」などが生まれているという。 そんな日本直販の40年の歴史の中で、もっとも多く売れている商品を紹介! 【累計販売戸数第1位累計22万セット】「吐息は薔薇」 日本直販40年の歴史でいちばん売れたおは、’05年発売の“飲む香水”。ローズオイルほか天然成分たっぷりのカプセルをかみ潰すと、なんと息がバラの香りに……。口臭対策に! 【累計販売戸数第2位累計20万セット】「炭加工収納ケース10個セット」 炭加工でしっかり消臭! 「軽くて持ち運びもラク。使わないときには畳んでスリムになります。中身が一目瞭然で、’08年発売以降、10年ずっと人気です」(広報担当者・以下同) 【累計販売戸数第3位累計19万本】「〈R型アルファリポ酸新配合〉ハイパースリムアルファ・プレミアムプラス」 ’05年の発売からシニア世代の元気をサポート。 「抗酸化作用のあるアルファリポ酸、パワーの基礎となるBCAAやHMB-Caを配合。健やかライフを応援するサプリメンです」 【累計販売戸数第4位累計18万セット】「紀州南高梅完熟つぶれ梅お買い得セット」 ’08年の発売から10年間、売れ続けている梅干しセット。 「形に違いはあるものの、上品な味は大手百貨店の贈答用梅干しとまったく変わりません。蜂蜜のマイルドさが好評です」 【累計販売戸数第5位累計14万セット】「音波振動歯ブラシデンタルソニックプロ・リニア」 老若男女、誰でも簡単にピカピカの歯に! 「’05年に発売してから、短時間でラクに歯をみがけると人気です。付属の充電スタンドでブラシのUV除菌ができるのもポイントです」 【累計販売戸数第6位累計12万セット】「お買得高枝切りばさみ4点セット」 1.8~3メートルまで伸縮可能。高い枝のカットだけでなく、果実を落とさずに収穫できるのに感動!野口五郎や釈由美子など芸能人も「欲しい!」と衝動買いしたという超ロングセラー商品。 ロングセラー商品だけあって、どれも見たことある商品ばかりだ!
2018年02月24日桂吉弥、桂春蝶、桂かい枝による落語会『くしかつの会』が3月5日(月)、大阪・ABCホールで開催される。2度目の開催となる今回の公演に向けて、3人が意気込みを語った。「吉弥・春蝶・かい枝 くしかつの会」チケット情報桂吉朝に入門し、桂米朝のもとで内弟子期間を過ごした吉弥、三代目桂春團治に入門した春蝶、五代目桂文枝に入門したかい枝。3人は1994年に入門した同期であり、良きライバルで「今後の上方落語を引っ張っていく存在になれるように」と、本公演が昨年初開催された。昨年は、吉弥が『百年目』、春蝶が『芝浜』、かい枝が『三十石夢の通い路』と、東西を代表する大ネタを披露した。今回も「大ネタを堪能してもらおう」と、吉弥が『地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)』、春蝶が『たちぎれ』、かい枝が『子はかすがい』を口演する。『地獄八景亡者戯』は、時事ネタを織り交ぜて展開する“あの世”の話。「大ネタではありますが、他愛もない、今どきのお話。3人とも“四天王”といわれる人のもとで弟子を経験し、そのエッセンスを伝えるのは僕ら世代じゃないかなと。僕らが素敵やなと思うところを、初めて聴く方にもいかに分かってもらえるか、そういうことを考えながらやっていかなあかんなと思っています」と意気込む吉弥。若旦那と芸妓の悲恋を描いた『たちぎれ』について春蝶は「いつでも繋がれる今の時代、会えない哀しさを表現できるのは、実は古典なんじゃないかなと思う。『君の名は。』で心動かされた方は、ぜひ『たちぎれ』を聴きにきていただきたいですね(笑)」。また親子の情愛を描いた『子はかすがい』を披露するかい枝は「今回は人情噺。親子にまつわる事件が多い中、いつの時代でも通じるものがあると思います」とコメント。前回公演では「初めて落語を聴きに来られた方も多かったけど、喜んでいただけた」と、3人は手応えを感じた様子。刺激し合える3人だからこそ、成功に繋がった。「いつも意識するのはお客さんだけ。でもこの同期の会はふたりに負けたくない気持ちも生まれるので、疲れました(笑)」とかい枝。また春蝶は「世阿弥の『初心忘るべからず』という言葉は、“初心(=未熟な頃)に戻ってはいけないけど、たまには戻ることも大切”という意味。このメンバーとやるとものすごく緊張するし、地に足がついていない状態になる。そういう状況を年に一度でも提供してくれるこのふたりと、僕は老後まで続けていきたいなと思うんです」としみじみ語った。チケットは発売中。
2018年02月22日村主章枝華麗な演技で“氷上のアクトレス”と呼ばれたフィギュア女子シングルの村主章枝。これまでに様々な世界大会を経験してきた彼女に、“聖地に潜む魔物”について聞いてみたーー。初出場で5位の好成績を残した’02年ソルトレークシティ大会の選手村では、忘れられないこんな出来事があった。「練習中に転んで、エッジの部分がひざに当たってしまったんです。そこが内出血で腫れて注射針を3本刺し、血液をしぼり出しました。長時間、医務室で過ごさなければならなかったことが印象に残っています(笑)」哀愁すら漂う演技とはうらはらに、気持ちは常にポジティブだったという。「五輪会場の底に流れている空気は透明ですごく澄んでいて、まさに聖地にいるような感じ。全然ネガティブなプレッシャーはなかったんです」’03年にはGPファイナルを日本人として初制覇。しかし、’06年のトリノ大会では4位にとどまった。そのとき発したのが、「トリノで氷の魔法にかけられた。この魔法はバンクーバーでしか解けない」という名言。しかし、’14年のソチ大会まで現役を続けたものの、その願いは叶わなかった。同世代の荒川静香らが引退していったことも、モチベーションの維持に影響を与えたそう。「本当はあのころが一番よかったのかも。トリノの後でふるわない、スポンサーも離れていくという苦しさを経験したことが今、指導者として生きています。あのときがなければ今の自分はないと思う」彼女の目に五輪の大舞台はどう映っているのだろうか。「プレッシャーというのも、国を背負って戦えることは幸せなこと。オリンピックにどれだけの人が出られますか?みんなネガティブに考えるからダメなんです」常に、お互いを意識していたといわれたライバル、荒川静香との関係も聞いてみた。「荒川さんとはケンカしてとかはなかったんですけど、浅田真央さんや安藤美姫さんとともに、能力的にはたどり着けないくらいの差があったので、一緒に練習できて学ぶものも大きくて、すごく感謝しています。荒川さんに追いつきたいっていう気持ちが常にありました」そこには、世界の舞台でともに戦ってきた者にしかわからない絆があった。
2018年02月08日1月13日(土)今夜放送の「SWITCHインタビュー達人達(たち)」はモデルで女優の水原希子と写真家の長島有里枝によるクロストークをお届け。“撮られる側”である水原さんと“撮る側”である長島さんが語り合うなかで“共鳴”したこととは!?本番組は異なる分野で活躍する2人の“達人”が番組の前半と後半でゲストとインタビュアーが“スイッチ”、各々の「仕事の極意」を語り合うことで“発見”し合うクロスインタビュー番組。ミスセブンティーンに選ばれ「セブンティーン」誌でのモデル活動から女優へと活躍の場を広げ、『ノルウェイの森』や『ヘルタースケルター』などで注目されると、その後「失恋ショコラティエ」や「信長協奏曲」、そして2015年公開の『進撃の巨人』などでその評価を高めた水原さん。モデル、女優としてだけでなく400万人を超えるフォロワーをもつ“インスタグラムのカリスマ”としても知られ、その発信力、発言が大きな話題となることも少なくない日本のインフルエンサーの1人だ。一方の長島さんは1973年、東京都生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、文化庁新進芸術家在外研修員としてアメリカに留学し、2000年には第26回木村伊兵衛写真賞を受賞。写真だけでなく文筆にもそのクリエリティブの幅を広げ2010年には「背中の記憶」で第23回三島由紀夫賞候補、第26回講談社エッセイ賞を受賞。作品を通して家族や女性のあり方について問い続けている。10代のころからモデルとして活躍、自分らしさをいかに出すか模索してきたという水原さんは、多くのフォロワーがいるインスタグラムでも、ときに誤解を受けることもありながら、リアルな自分を伝えようと発信を続けている。そんな水原さんにとって自分、家族、仲間と身近な存在を題材にイメージやフィクションに縛られない姿を写し取ろうとする長島さんは刺激的な存在だといい、被写体とフェアな関係でありたいという長島さんの発言に“共鳴”する。被写体とフォトグラファーという関係性の2人が偽りのない表現の可能性について語り合うなかで見えてくるものとは。「SWITCHインタビュー達人達(たち)」は1月13日(土)22時~NHK Eテレで放送。(笠緒)
2018年01月13日写真家・長島有里枝さんの回顧展ともいえる大規模な個展「長島有里枝そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」が東京都写真美術館で開催されるということで、ご本人に話をうかがいました。シャッターを切る勇気がでないこと、今でも、けっこうあるんです。長島有里枝さんが「写真家」になって四半世紀が経とうとしている。武蔵野美術大学在学中に家族と共にヌード姿で撮影したセルフ・ポートレートが話題を呼び、‘90年代は“ガーリーフォト”の火付け役に。‘01年には木村伊兵衛写真賞を女性写真家3人で同時受賞。実力と世の中の写真ブームとが相まって20代から時代を駆け抜けてきた。そしてこの秋、東京都写真美術館で彼女の回顧展ともいえる大規模な個展が開催される。「最初は40代で回顧展なんていいのかなと思いましたが、若いうちから働いてきたし、やってみようと。展示作品を260点近くに絞るのがとにかく大変で、25年分ある写真の整理に半年は費やしました。退色の進んだ昔のネガを修復するだけでもひと仕事。昔の彼氏でもなんでもみんな作品になっているから、いろいろ思い出しました(笑)。新作もあります。日記をつけるように、日々出会った人を撮影した200点ほどの写真をテーブルに並べた作品です。改札で撮ったものや振り向きざまの写真が多いのは、会えたことが嬉しすぎてカメラを向け忘れてしまったから。勇気がでずにシャッターを切れない時もけっこうあるんです」20代の終わりに出産。「母」として息子と過ごす時間を優先しながら作家活動を続けてきた。そんな中、自らの子供時代を綴ったエッセイ『背中の記憶』を上梓。写真家らしい視覚的な言葉で、長島さんの見た個人的な景色がまるで読み手の記憶であるかのように、イメージをくっきり思い起こさせる印象的な文章だった。今回の個展のタイトルもまた独特なので、ご本人に解説をお願いしてみると……。「オリジナルは英語でした。まず、写真を撮るのに必要なことをレシピみたいに書き出してみようと思ったんです。好奇心、勇気などに続いて、“ひとつまみの皮肉と、愛を少々。”という言葉があった。日本語に翻訳して、さらに短くしたら、なぜかそこだけが残っちゃったんです。わかりにくかったらどうしよう(笑)」ながしま・ゆりえ‘73年、東京都生まれ。‘01年『PASTIME PARADISE』(マドラ出版)で第26回木村伊兵衛写真賞受賞。‘10年には『背中の記憶』(講談社)で第26回講談社エッセイ賞受賞。東京都写真美術館東京都目黒区三田1-13-3恵比寿ガーデンプレイス内開催中~11月26日(日)10:00~18:00(木・金曜は20:00まで)※入館は閉館時間の30分前まで毎週月曜休(祝日の場合は開館し、翌日休館)一般800円ほかTEL:03・3280・0099写真1枚目≪Self-Portrait(Brother #34)≫1993年東京都写真美術館蔵写真2枚目<not six>より2000年作家蔵※『anan』2017年10月11日号より。写真・上山知代子取材、文・吉田直子(by anan編集部)
2017年10月04日尾瀬の登山者から渓流釣りの愛好家まで、アウトドア好きが集まる山奥の村、檜枝岐村。ここで、アクティビティを思う存分満喫できる新しいイベントが誕生します。開催日程は2017年8月26日(土)・ 8月27日(日)の2日間。メイン会場は檜枝岐村の七入りオートキャンプ場です。気になる詳細を早速チェックしてみましょう!尾瀬の麓で山遊び三昧のイベントが開催エイ出版社が主催となりキャンプインで楽しめるアウトドアイベント「フィールアース」。今年から新たなイベントが誕生します。会場となるのは「フィールアースウインター」が開催されたことでも記憶に新しい、檜枝岐村にある「七入りキャンプ場」です。開催日程は2017年8月26日(土)・ 8月27日(日)の2日間。尾瀬に近い好立地を生かしたキャンプ場で、フライフィッシングや沢登りなど数々の山遊びを体験しましょう。大自然を満喫できる!盛りだくさんのコンテンツはコチラ●ハイキング会場を拠点に尾瀬沼までの日帰りハイキングが実施予定です。檜枝岐村まで訪れたなら、ぜひ尾瀬の湿原を一度歩いてみましょう。会場周辺を子どもと散策できるコンテンツも盛りだくさんです。●フライフィッシング会場のすぐ脇に渓流が流れているので、フライフィッシングの体験ができるコンテンツが用意されています。当日はベテランの釣り人がガイドするので、未経験者でも参加OKです。●川魚つかみ獲り子どもから大人まで楽しめる川魚つかみ獲りは、会場周辺の川にたまりを作って実施されます。獲った魚を塩焼きにすることもできるので、小腹が空いた人もぜひ参加してみましょう!●アウトドアヨガイベントの朝の時間帯には、プロのインストラクターによるヨガタイムを実施。解放的なアウトドア空間で体をほぐせば、全身がリフレッシュするはずです。●沢登り会場周辺の渓流にて、沢登りの体験コンテンツが実施予定です。沢登りのノウハウはもちろん必要な道具のレンタルも用意されるので、これを機に挑戦してみてはいかがでしょうか。●アウトドアサウナ「Sauna Camp.」ブースでは、フィンランド生まれのテントサウナが体験できます。火、水、風と全身で自然を感じる心地良さに、やみつきになること間違いありません。イベントをさらに楽しめるポイント●美しい会場装飾は「CHIKAKEN〈ちかけん〉」がプロデュース大自然を生かした会場装飾を担当するのは、「竹あかり」の演出制作・プロデュース会社「CHIKAKEN〈ちかけん〉」。崇城大学にて出会った、「ちか」と「けん」を中心としたユニットです。竹に穴を開けてあかり(ろうそくやLED)を灯す「竹あかり」の演出制作・プロデュースを手掛けます。熊本を拠点に全国各地で「竹あかり」を灯し、その土地にしかない“風景”と“物語”を創りつづけています。美しい会場の装飾が、フェスをますます盛り上げます。●ナイトパーティーも開催8月26日(土)には、ナイトパーティーが行われます。アウトドアスタイルクリエイター四角友里さんをゲストに迎えたトークショーや、このステージに合うアーティストによるミュージックライブも実施予定です。この歴史ロマンあふれる空間で、特別な夜を過ごしましょう。●キッズスペースで安心乳幼児を抱えるファミリーが安心できるベースとして、会場内にキッズブースが常設されます。遊びの合間にちょっと休憩したり、授乳やおしめを変えたりする際にとっても便利。ブース内では子ども向けのワークショップも実施されるので、こちらも気になります。●ドッグランで愛犬も一緒に会場内にはドッグランスペースが常設されるので、愛犬との来場も安心です。犬用ウエアブランド「アイコンズ」による運営なので安心して楽しめます。大自然の中で充実のコンテンツがたっぷり楽しめる「フィールアース尾瀬檜枝岐マウンテンフェス」。公式ウェブサイトでは最新情報が随時更新されています。こちらも是非チェックしてみてください。【詳細情報】フィールアース尾瀬檜枝岐マウンテンフェス開催日時:2017年8月26日(土)・ 8月27日(日)公式サイトURL:
2017年08月22日1994年に入門した同期、桂吉弥、桂春蝶、桂かい枝が『吉弥・春蝶・かい枝 くしかつの会』を3月29日(水)、大阪・ABCホールで開催する。『くしかつの会』とは、“94年から活動を始めた”ことにちなんで命名した。「吉弥・春蝶・かい枝 くしかつの会」チケット情報吉弥は桂吉朝に入門し、桂米朝の下で内弟子期間を過ごした。春蝶は三代目桂春團治の下へ、かい枝は先代の五代目桂文枝の下へ入門。3人とも上方落語四天王と呼ばれる噺家に育てられた。「師匠から教わったこととか、何となく共通する部分のある3人です。何か一緒にやりたいと話していた数年後、一門や所属事務所の垣根を越えてこういう会をやらせてもらえて。我々3人が今後の上方落語を引っ張っていく存在になれるよう、そこを目指す会だと思っています」とかい枝。現在、東京に拠点を移し、アウェイで上方落語の発展に心血を注いでいる春蝶。東京では今、若手から中堅を中心にした落語ブームが再び起こっている。「東京でやっていて思うのは、上方の落語家は向こうに全然負けていなくて、倍ぐらいの力がある人が多い。でも、残念ながら東京の宣伝力が関西の10倍はあるんです。ということは、力が倍あっても、東京の宣伝力は10倍なので、結果的には5倍負けているんですよね。なので、何とかして大阪でも様々なブームを作っていきたい」と、『くしかつの会』がその先駆けになればと意気込む。ネタは吉弥が「百年目」、春蝶が「芝浜」、かい枝が「三十石夢の通い路」といずれも東西を代表する大ネタだ。春蝶が口演する「芝浜」は東京の噺。それを春蝶は上方から江戸に引っ越してきた魚屋夫婦という設定に置き換えた。「自分の持っている古典の大ネタとして、一番聞いてほしかったもの。上方の噺家が東京の代表的なネタをやったら、こんなふうになるんやでという、大阪のイズムみたいなものも聞いてほしい」と春蝶。一方、「三十石夢の通い路」を演じるかい枝は「ふたりは重厚感のある噺なので、その間をスルスルと行くような、“楽しかったな、面白かったな”と思ってもらえたらと思って」選んだ。ネタ順は当日、舞台上で決定する。ネタの順番によっても聞き応えが異なるだけに、当日が楽しみだ。これからの上方落語界の担い手と嘱望される、名実ともに磐石の3人が集った。新たな時代の潮流をその目でぜひ確かめてほしい。チケットは発売中。
2017年03月09日宮原知子と村主章枝2月7日に《今は加療に専念し、世界選手権でしっかりとした演技が出来るよう体調を整えたいと思います》とコメントを発表したのは、フィギュアスケート選手の宮原知子。昨年12月の日本選手権で3年連続の1位に輝いた日本スケート界の女王だ。彼女が左股関節の疲労骨折と診断されたのは、1月半ばのこと。「全治4か月の診断を受けたそうです。今月16日から韓国で行われる『四大陸選手権』と23日からフィギュア競技が開始予定の『2017冬季アジア札幌大会』を欠場することを発表しました。ふだんから“努力の人”と評される彼女ですが、このような過密日程にも応じるようなまじめな性格が仇となり、ケガにつながってしまったのだと思います」(スポーツ紙記者)そもそも、疲労骨折はなぜ起こったのか─。「回転軸にしたり、ジャンプの着地にしたり、アクセルジャンプの振り上げにするのは右足が多いため、右股関節の故障は多い。でも、宮原さんのように左股関節の故障は珍しい。彼女はコンビネーションジャンプで、2つ目にトゥループを跳ぶことが多いため、左足をつく際の衝撃が原因ではないかと思います」と語るのは五輪に2大会連続で出場し現在はプロの振付師として活躍する村主章枝さん。彼女も選手時代に股関節の痛みに悩まされたという。「酷使しすぎで関節唇が出てしまい、歩くだけでかなりの痛みを伴いました。トリノ五輪の選考前だったので、試合を欠場して2か月ほど休養しましたね。とはいえ本調子には戻らず、全日本選手権でも痛みを引きずっていました」(村主さん)股関節は体重を支え、立ったり歩いたりといった動作に大きく関わる重要な部位。日常生活でも使わずにすむ日はないだろう。さらに、「一般的な骨折はポキッと骨が折れるため、断面がキレイでくっつきやすい。しかし彼女のような疲労骨折は、骨がはがれたような凹凸のある断面になるため、くっつきにくいんです。現状はわかりませんが、簡単には治りにくいと思います」(村主さん)昨年、羽生結弦も左足リスフラン関節じん帯を損傷し、全治2か月と診断され、一時は休養説も持ち上がった。宮原も具合によっては長期療養ができればいいのだが、世界選手権欠場は、日本にとって大きな痛手。実は、3月29日〜4月2日に行われる世界選手権大会が、フィギュア界で大きな意味を持つからだ。「平昌五輪の出場枠30のうち、24枠の割り振りがこの大会で決まります。3人出場する日本の場合は、各国上位2名の成績を足して13位以内なら3枠、14〜28位なら2枠、29位以下なら1枠になります」(前出・スポーツ紙記者)日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア委員長も「世界選手権のためにはここで治療したほうがいい。ちょっと心配ですけど早く治して戻ってきてほしい」とコメント。「1月27日時点では、宮原さんが世界ランキング2位。ほかの日本勢は、同ランキング22位の樋口新葉選手と、42位の三原選手。是が非でも3枠を獲得したい日本としては、宮原選手に万全を期してもらうため、2大会を欠場させることにしたのでしょう」(スケート連盟関係者)しかし、前出の村主さんは「個人的には、無理して出場しないでほしい」と語る。「このような試合の場合、世界選手権出場の可否は、本人の意思だけでは決定できないと思います。コーチや連盟も含めた話し合いがもたれると思います。枠の獲得も大事ですが、無理をして彼女のケガが悪化しては困りますし、宮原さん自身が五輪の出場権を逃しては元も子もないので」まずはケガをしっかり治して、リンクへ戻ってきてほしいものだ。
2017年02月14日元フィギュアスケーターで現在は振付師として活躍している村主章枝が13日、東京・護国寺の講談社で1st写真集『月光』(2月15日発売 3,500円税抜き 講談社刊)の出版記念会見を行った。フィギュアスケーターとして冬季五輪に2度(ソルトレイクシティ五輪、トリノ五輪)も出場し、2003年にはGPファイナルで優勝を飾って日本中を沸かせた村主章枝。そんな彼女が、自身にとって特別なプログラムである『月光』をテーマにした初めての写真集をリリース。68年ぶりとなるスーパームーンの昨年11月に三宅島を訪れてロケを行い、2カ月間かけて鍛え抜いたという裸体をフルヌードで披露するなど、リリース前から大きな話題を集めている。村主は「本当にこういうチャレンジができてとても良かったです。写真集のお話が来た時はもうビックリでした。オリンピックに2回出ましたが、メダルを獲った選手ではなかったので、お話をいただいて本当にありがたかったです」とオファー時を振り返り、「最初は緊張しましたね。お気に入りのシーンは前半に撮ったんですが、なかなか表情が硬くて(カメラマンの)アンディ・チャオさんも苦労されたと思います(笑)」と照れ笑い。とはいえ、「今回は動きの中で写真を撮りたいということで、静止画ですが動きを感じていただければと思います。それと頭のテッペンから足の指先まで研ぎすませた写真を撮ったので、細かいところまで見て感じていただきたいですね」とアピールした。オールヌードも披露したことについては、「最初は脱ぐという企画ではなかったんです。初めてのチャレンジなので色んなものを撮るという話から、脱いだ写真があったという感じですね。あまり抵抗はありませんでした」と明かしつつ、「すごい話題にしていただいて、こんなことになるとは思いませんでした(笑)」と多くの報道陣を前に驚いた表情。その彼女は現在36歳で恋愛や結婚も気になるところだが、「色んな番組で私が18年間彼氏がいなくてお見合いさせていただいたりしましたが、今年こそは真剣にパートナーを見つけられるように頑張りたいです」と決意を新たにしていた。
2017年02月13日元フィギュアスケート選手の村主章枝(35)が、11日深夜に放送された日本テレビ系バラエティ番組『今夜くらべてみました』(毎週火曜23:59~24:54)で、18歳に初めて男性を付き合ったのを最後に17年間彼氏がいないと告白。HKT48の指原莉乃は絶句し、自分だったら「難しい」と話した。村主は、早稲田大学に通っていた18歳のときに、大学で何人かの男性に声をかけられるという人生最大のモテ期を迎え、初めて彼氏ができたと説明。ところが、その男性と3カ月で破局し、それから17年間彼氏がいないという。「スケートと両立できないというか、忙しくて…」と破局理由を語った。"17年間彼氏なし"という告白に、スタジオから驚きの声があがり、指原は手で口を押さえて絶句。フットボールアワーの後藤輝基に「お前やったら無理やろ」と言われると、指原は「うんうん」と即答し、「ちょっと難しいかもしれないです…」と打ち明けた。後藤も、村主の"17年間彼氏なし"には驚いたようで、「村主さんがすべっているのを見て、一番色っぽかった。この人はプライベートがすごい充実してるんだと思っていた」と告白。チュートリアルの徳井義実も「女の顔でスケーティングしていた」と同調していた。
2016年10月12日元フィギュアスケート選手の村主章枝(35)が、14日放送のフジテレビ系バラエティ番組『アウト×デラックススペシャル』(レギュラーは毎週木曜23:00~23:30)でお見合い企画に臨み、レズビアンのDJ・JURIと見事に結ばれた。愛すべきダメ人間=アウト人たちを紹介していく同番組。村主は、彼氏いない歴15年以上となり、男性と縁がなさすぎて、恋愛対象が女性なのかもしれないと悩み始めてしまったと告白していたことから、この日の放送でお見合い企画を行った。番組が用意した相手は、イケメン、おなべ、レズビアンの3人。イケメンとして登場したのは、女子プロレスラー・長与千種のマネージャーだったが、村主は「好きな食べ物はなんですか?」と、どうでもいい質問をしてしまうなど、男性には興味が無い様子で、むしろ長与や、付き添いできた若手女子レスラーに関心を持ちだしてしまった。おなべは、タレント・カブトムシゆかりの高校の先輩。「結構好きなタイプ」「幸せになることをしてくれそう」と、かなりの好意を持ったようで、見守っていた遠野なぎこが「私、おなべと付き合ったことあるんですけど、めちゃくちゃいいですよ」と、突然カミングアウトしながら後押しする場面もあった。そして、レズビアンとして登場したのは、タレント・ミラクルひかるが紹介するJURI(39)。DJとして世界各国のイベントに参加し、新宿2丁目でバーを経営していることから、マツコ・デラックスとも旧知の仲だ。村主が挙げる"連絡をマメにくれる人"という条件もクリアし、JURIが村主を「めちゃくちゃステキだと思います」と絶賛すると、ニヤつく表情を抑えることができなかった。こうして収録の2日後、村主は番組にメールを送信。収録翌日にJURIと会ったことを、2ショットの写真とともに報告してきた。この企画の前、友人の元スピードスケート選手・大菅小百合から「(女性と)肉体関係まで持っていけると思う?」と聞かれた村主は「うん、たぶん大丈夫だと思う」と即答しており、今後の2人の関係がどう進展していくのか、注目だ。
2016年07月14日お部屋をクリスマスムードにしたいけれど、大きなツリーを置く場所がない。そんなときは、InstagramやインテリアSNSでも大人気の「枝ツリー」はいかが? 枯れ枝を用意したら、あとはオーナメントを飾るだけ。とっても手軽なうえに、費用もほとんどかかりません。今回用意したのは、こちらの材料です。枝花瓶、鉢などマスキングテープオーナメント(市販品)黒いフエルト黒い糸はさみカッター■枝のバランスが重要!枝はお花屋さんなどでも購入できますが、この季節なら外を歩けばいくらでも手にはいります。公園の木や街路樹、植込みのそばなどで探してみましょう。1本で先がいくつも枝わかれしているものが使いやすいです。あまりに枝振りがよすぎたり、太すぎるものは器やオーナメントとのバランスがとりにくく、逆に細すぎるとしなってしまいます。ほどよいかたさと太さの枝を選ぶのがポイントです。今回は枝をそのまま使用しましたが、白や黒など、インテリアにあわせて色をつけてもOK。その際は100円ショップのアクリル絵の具などを使えば安上がりです!飾る場所と器が決まったら、まずは枝を固定します。今回はスペースの関係で右側に枝を寄せ、大きめの花瓶に飾ることにしました。華やかにしたい場合は、枝を左右両方に広げるといいですよ。ちなみに枝はかたむいたり動いたりするので、なるべく口の小さな器を使うとバランスがとりやすいです。口の大きな器の場合は、なかに化粧砂などを詰めるなどすれば枝が固定しやすくなります。枝を複数使う場合は、下の方をマスキングテープや輪ゴムで止めておいても飾りやすいですよ。■テーマを決めて、統一感のある飾りつけを土台のツリー部分ができたら、お楽しみの飾りつけです。オーナメントは「緑と赤の定番配色でポップに」「白とシルバーのボールでノーブルな雰囲気に」など、色や形などのテーマを決めると統一感が出ます。今回は器にあわせて、ゴールドの星を中心に少しブラックを散らして「大人カワイイ」を目指してみました。オーナメントはなるべく軽いものがオススメです。小さなサイズのハニカムボールやお店の包装についてくるかわいいタグなどを使ってもいいでしょう。今回使用した「ベツレヘムの星」は木製ながら軽量で、上品な輝きと存在感が人気のオーナメントです。アンティーク加工がほどこされた星は雑貨屋さんで300円で購入しまいした。ブラックの星は手持ちのフエルトをカットし、黒い糸を縫いつけただけ。ありものだけでつくりましたが、そこそこさまになりますよね…?手軽につくれるうえにお部屋のクリスマスムードを高めてくれる枝ツリー。玄関やお手洗いなどのちょっとした空間にもオススメです。ぜひお試しください!
2015年12月05日こんにちは、2009年ミス・ユニバース・ジャパン・ファイナリストの大山真理枝です。私は、ファイナリストとしての経験を活かして美に関する情報を発信しながら、現在はインナービューティ持ちあわせた、美しく輝く女性たちの育成にも力を入れています。今回は、私が学んだ「人生の扉を開くカギ」についてお話します。この話で、皆さんが未来を切り開くお手伝いをできたら、と願っています。私が学んだ「人生の扉を開くカギ」ミス・ユニバースのコンテストを通して学んだことのひとつが「自分から行動すること」の大切さです。「行動する」というと簡単なようでいて、じつはたくさんの勇気が必要なことも。けれど恐れや躊躇を捨て、思いきって前に進むことをしなければ、それまでの自分に留まり続けることになります。それを実感したできごとがあります。ファイナリストへの道ミス・ユニバース・ジャパンに応募したのは、いまから5年ほどまえ。偶然、当時のミス・ユニバースを拝見したことがきっかけでした。彼女のオーラに私自身が目指す「自立した強い女性」の輝きを感じ、この大会に興味をもちました。「自分も挑戦したい!」と思い調べたところ、ちょうどその年の募集は終わったばかり。期限が過ぎていたため、公式サイトでは応募書類もダウンロードすることができませんでした。そこで私は、履歴書や志望動機などの必要と思われる書類を自分でつくり、直接ミス・ユニバース・ジャパンの事務所まで持っていくことに。「どうしてもチャレンジしたいです」と直談判した結果、熱意が伝わり日本大会へとつながる書類審査に参加させてもらうことになったのです。チャンスはいつまでもそこにある訳ではないそのとき、「来年でもいいか」と応募を諦めていたら、私はチャンスを掴むことができず、ファイナリストまで勝ち進むことはできなかったかもしれません。私が胸に刻んでいるのは、「チャンスはいつまでも同じかたちでそこにあるのではない」ということ。そして、パッションがあれば、人の心をも動かすことができるということです。目の前に次のステップへとつづく機会があるのなら、タイミングを逃さず掴むべきです。いまなにかをすることを迷っている人がいたら、勇気を出して目のまえにある扉を開けてほしい。扉を開けなければ、その先に広がる景色を見ることはできません。 躊躇や恐れは不要。思いきって挑戦してみて。自分からアクションをたとえば、勇気をもって足を踏みだした結果が、自分の思った通りでなくても大丈夫。その経験から得るものはあって、きっと1歩は前進しているはずだから。それはかならず未来へとつながっていくのです。まずは、自分からアクションを。キラキラと輝く未来を、自分で掴みとりにいきましょう。■ あわせて読みたい・女医さんに聞いた、デリケートゾーンの悩みとさよならするヒント・年齢とともに美しくなる「あのスキンケア」の意外な真実・肌にきれいが満ちていく。神秘的な「水のチカラ」・「吸って、吐く」が導くクリーンな自分、健やかな環境・銀河を救うマーベル映画が、ぼくに勇気をくれたんだ
2015年02月09日