熊本市現代美術館は、展覧会「こわいな!恐怖の美術館」を2021年9月25日(土)から12月5日(日)まで開催する。“恐怖や不安”をアートを通して受け止める「こわいな!恐怖の美術館 展」は、無意識を揺さぶる恐怖や不安を理知的に受け止め、「それ(恐怖や不安)」をテーマにした作品を紹介する展覧会。本展では、天災や疫病など、日常生活の様々なところに偏在する多様な“恐怖と不安”を、人間の持つ自然な感情の1つとして捉え、作品として昇華したアーティスト達の独自のセンスとユーモアを体感できる。作品を通して、恐怖や不安に対する発想の転換や、“こわい”ことに向き合って新たなアイデアを促すポジティブな内容となっている。“恐怖”から“安心”までのお化け屋敷体験迷路のような「お化け屋敷」に象徴されるように、出口がどこかわからない“恐怖”を体感できるのが、会場入口に登場する「南無サンダーの演劇お化け屋敷@大學湯」。恐怖と不安を抱えながら出口を目指し、最後に「あー怖かったね」と安心するまでの“お化け屋敷体験”をセットで楽しめる。尚、「お化け屋敷」が苦手な人には回避ルートも用意する。また、屋敷という場所そのものが悪しき場所であり「化け物」だととらえる西洋型お化け屋敷を見て取れる、オディロン・ルドンが描いた幽霊屋敷の絵画作品、出口の見えなさを“行き止まり”で表現した浜田知明の《行き止まり》なども登場する。恐怖の対象を可視化する「お化け」人々は、得体のしれない“恐怖の対象”に不安を感じ、「お化け」という可視化された存在を求める心情を持っている。実際に、江戸時代から伝わる怪談「百物語」や、都市伝説上の口裂け女、人面犬、人面魚、疫病除けのアマビエなど、数々の「お化け」を定義することで、不可解な存在を受け止めて理解しようしてきた。そんな人々の心情に共鳴するかのような、“得体のしれないもの”に形を与えた田名網敬一や浜田知明の立体作品などが登場する。恐怖と結びつく暗闇、夜の時間さらに、恐怖をあおる暗闇や、ホラー映画で恐怖の出来事が起こる“夜の時間”に着目した作品も展示。薄暗いタッチで描かれた暗闇の作品を紹介する一方で、恐怖とは対照的な“夜の楽しさ”を思わせる田名網敬一のカラフルアートや夜をモチーフにしたコーダ・ヨーコの「ヨルのキオク」シリーズなども登場。様々な真夜中のイメージを目の当たりにすることができる。【詳細】こわいな!恐怖の美術館開催期間:2021年9月25日(土)~12月5日(日)会場:熊本市現代美術館 ギャラリーⅠ・Ⅱ住所:熊本県熊本市中央区上通町2-3 びぷれす熊日会館 3階休館日:火曜日、11月24日(水) ※ただし11月23日は開館開館時間:10:00~20:00(展覧会入場は19:30まで)観覧料:一般 1,100(900)円、シニア(65歳以上) 900(700)円、学生(高校生以上) 600(500)円、中学生以下 無料※( )内は前売/20名以上の団体/各種障害者手帳を提示した人と付き添い1名(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳等)、電車・バス1日乗車券、JAF会員証、緑のじゅうたんサポーター証/美術館友の会証を呈示した人。前売の販売は9月24日(金)まで。※10月10日(日)は熊本市現代美術館開館記念日を祝して入場無料。チケット取扱い:熊本市現代美術館、イープラス(e+)、ローソンチケット“ローチケ”[Lコード:81992]、セブンチケット[セブンコード:090-328]※開催内容の変更、入場制限の実施などの可能性あり。最新情報は、公式ホームページを確認。【問い合わせ先】熊本市現代美術館TEL:096-278-7500
2021年08月13日特別企画展「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」が、滋賀の佐川美術館にて、2021年9月14日(火)から11月7日(日)まで開催される。なお、鹿児島市立美術館では9月5日(日)まで開催される予定であったが、8月19日(木)をもって終了。フランス近代絵画の充実したコレクションスイス・ジュネーブに1968年に開館したプチ・パレ美術館は、19世紀後半から20世紀前半にかけて芸術の都・パリを中心に制作された、フランス近代絵画を主としたコレクションを所蔵する美術館。1998年以降は休館しているものの、充実した所蔵コレクションから、国外の大規模美術展に継続的に出品協力を行っている。日本では30年ぶり、鹿児島では初となるコレクション展「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」は、プチ・パレ美術館の主要コレクションが来日する、日本では30年ぶり、鹿児島では初となる本格的なコレクション展だ。印象派のルノワールからナビ派のモーリス・ドニ、フォーヴィスムのヴラマンク、キュビスムのアンドレ・ロート、エコール・ド・パリのユトリロ、スタンラン、藤田嗣治まで、38作家による油彩画65点が一堂に集結する。19世紀後半に“光の描写”に挑んだ印象派が現れて以来、フランスでは画家たちによって次々と革新的な絵画が生み出されてきた。「プチ・パレ美術館」では、時代を象徴する巨匠の作品のみならず、その他多数の優れた周辺作家の作品も所蔵。実験的な精神に満ちた画家たちによる多彩な作品を通して、時代の活況を見て取ることができる。印象派からナビ派/ポン=タヴァン派、新印象派、フォーヴィスム、キュビスム、そしてポスト印象派やエコール・ド・パリに至るまで、フランス近代絵画の全体像とダイナミックな時代の潮流を体感できそうだ。【詳細】特別企画展「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」会期:2021年9月14日(火)~11月7日(日)場所:佐川美術館住所:滋賀県守山市水保町北川2891開館時間:9:30~17:00 ※最終入館は16:30まで。休館日:月曜日(9月20日は開館)、9月21日入館料:一般 1,200円、高大生 800円(要学生証提示)、中学生無料 ※ただし保護者の同伴が必要。※専門学校・専修学校は大学に準じる。※障害者手帳の持参者(手帳の提示が必要)、付添者(1名のみ)は無料。■終了した会場・鹿児島市立美術館会期:2021年7月23日(金・祝)~8月19日(木)※当初は9月5日(日)までの会期を予定していたものの変更(チケットの払い戻しについては、後日美術館ホームページにて案内)住所:鹿児島県鹿児島市城山町4-36問い合わせ先TEL:099-224-3400
2021年07月09日フランス・シャンパーニュ地方にあるランス美術館は、ルーヴル美術館に次いでカミーユ・コローの作品を多く所蔵するなど、19世紀の風景画が充実していることで有名。本展『ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ』では、このランス美術館のコレクションから厳選した約80点の名作を通して、印象派の中核ともいうべきフランス近代風景画の歴史をたどる。18世紀以前の西洋美術において、風景画は崇高な神話や歴史画の背景にすぎなかった。けれど18世紀末から19世紀初頭にかけて、その風景画に注目が集まり始める。この動きは革命後の社会の変化、新興ブルジョワジーの台頭、産業革命と都市化による田園風景への憧れなど、当時新しく生まれた価値観を受けて引き起こされたもので、画家らはアトリエを出て屋外で風景をスケッチし始めた。そんな風景画家の中でも特に注目を集めたのは「バルビゾン派」と呼ばれる画家たち。彼らはパリ郊外にあるフォンテーヌブローの森に隣接するバルビゾン村に滞在し、大作を生み出してゆく。その写実的な作風がモネやルノワール、シスレーなど19世紀後半に活躍する印象派の画家たちに受け継がれていったのだ。こうしたフランス印象派の成り立ちを余すところなく紹介したのが本展。近代画家の先駆者であるミシャロンやベルタンに始まり、コローやクールベ、ブーダン、さらに印象派のモネやルノワール、ピサロまで、19世紀フランス絵画の巨匠の作品が一堂に会する。会場では時系列に章が展開し、関連する資料も数多く登場。例えばチューブ式絵の具や、エッチング(腐食銅版画)の発明が風景画の発展を加速させたことなど、文明が美術に大きく影響を及ぼしている様子がよくわかる。いま話題となっているデジタルアートも、過去の名作も、技術の発展が新しい芸術を生んでいるという事実は変わらない。心が洗われるような異国の美しい風景画とともに、そんな普遍性にも気づかせてくれる、発見のある内容だ。コンスタン・トロワイヨン《ノルマンディー、牛と羊の群れの帰り道》1856年Inv. 907.19.234ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerジャン=バティスト・カミーユ・コロー《湖畔の木々の下のふたりの姉妹》1865‐70年Inv.887.3.82ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerクロード・モネ《べリールの岩礁》1886年Inv. 907.19.191ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.Devleeschauwerピエール=オーギュスト・ルノワール《風景》1890年頃Inv. 949.1.61ランス美術館©MBA Reims 2019/Photo : C.DevleeschauWer『ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ』SOMPO美術館東京都新宿区西新宿1‐26‐16月25日(金)~9月12日(日)10時~18時(入館は17時半まで)月曜休(8/9は開館)一般1500円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2021年6月30日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年06月29日東京都世田谷区にある、『世田谷美術館』。砧(きぬた)公園内にある同美術館は、豊かな自然とアートを楽しむことができ、近隣住民の憩いの場となっています。そんな憩いの場に訪れるのは、どうやら人間だけではないようです。美術館に現れた『小さな訪問客』が話題に!ある日の夕方、美術館の職員用通用口の前では、警備員と客の攻防が行われていました。何かの侵入を必死に防ぐ警備員。中に入ろうとしていたのは…!通用口の前にいたのはなんと、赤ちゃんタヌキ…!出典:世田谷美術館母親とはぐれてしまったのでしょうか。ちょうどスタッフが通用口を行き来する時間帯だったため、ドアが開く度に侵入を試みようとしていたそうです。まだ体の小さな赤ちゃんタヌキは、階段を下りるのが怖い様子。その後、スタッフに見守られながらゆっくりと階段を降り、最後は茂みへ帰っていきました。美術館に現れた珍客に、ネット上ではこのような声が寄せられています。・かわいい…!無事お母さんの元へ帰れるといいな。・きぬた公園に、『たぬき』が現れたのか!・なんてかわいいお客様…。ずっと見ていられる。美術館に現れる珍しい客といえば、広島県尾道市の『尾道市立美術館』へやって来る猫も有名ですよね。美術館にやってきた『珍客』警備員とのやり取りに、心がポカポカどうやら美術館には、人間だけではなく動物も引き寄せる不思議な力があるようです…![文・構成/grape編集部]
2021年06月04日上質な日本美術のコレクションで知られるアメリカのミネアポリス美術館の名品がならぶ展覧会『ミネアポリス美術館日本絵画の名品』が、サントリー美術館で6月27日(日)まで開催されている。ミネアポリス美術館(通称 Mia)は、アメリカ中西部にあるミネソタ州最大の都市・ミネアポリスに1883年に設立された美術館。約9万点のコレクションのうち1割を超える約9500点が日本美術のコレクションだ。本展は室町時代から近世までの日本絵画の流れを、Miaの充実したコレクションでたどっていくもの。また、展示作品の3分の1以上が日本に初めて里帰りするものだそう。展示風景より展覧会は、日本絵画の主要ジャンルを8章構成で紹介していく。第一章「水墨画」では、躍動感あふれる描写で鳥を描いた雪村のほか、迫力とかわいらしさが同居する山田道安の屏風などを展示する。雪村周継《花鳥図屛風》室町時代、16世紀山田道安《龍虎図屏風》室町時代、16世紀とくに、山田道安《龍虎図屏風》は、虎の表情や吹きすさぶ風の描写など、細部まで楽しめる作品だ。山田道安《龍虎図屏風》部分室町時代、16世紀山田道安《龍虎図屏風》部分室町時代、16世紀続く第2章「狩野派の時代」では、当時の主流派であった狩野派の作品を展示。仙人と童子を描いた狩野山雪の《群仙図襖》は、9名の仙人と童子が描かれた襖。それぞれの仙人の表情やポーズを描き分けている。狩野山雪《群仙図襖(旧・天祥院客殿襖絵)》江戸時代、正保3年(1646)画面右端にいる仙人は「劉海蟾(蝦蟇仙人)」。糸を通した小銭を使ってガマガエルと遊んでおり、その姿が愛らしい。狩野山雪《群仙図襖(旧・天祥院客殿襖絵)》部分江戸時代、正保3年(1646)第3章の「やまと絵―景物画と物語絵―」では、日本独自の絵画様式となったやまと絵を紹介。もともとは中国的な主題の「唐絵」に対して、日本の風俗や事物を主題にした絵を指していた「やまと絵」は、時代を経ていくうちに日本独自の絵画様式として発展していった。武蔵野の平野を描いた《武蔵野図屛風》はその一例だ。第4章の「琳派」も日本で生まれた独自の様式である琳派を紹介している。作者不詳《武蔵野図屛風》 江戸時代、17世紀第5章の「浮世絵」は、江戸時代に花開いた大衆芸術、浮世絵を紹介。葛飾北斎や東洲斎写楽などの誰もが知る浮世絵版画のほか、肉筆浮世絵も展示。江戸の文化がいかに豊かであったかを垣間見ることができる。三畠上龍《舞妓覗き見図》江戸時代、19世紀三畠上龍《舞妓覗き見図》部分江戸時代、19世紀三畠上龍《舞妓覗き見図》は、謎が多い対幅の作品。左幅には美しい舞妓、右幅にはまぶたをこじ開けている丁稚姿の少年の図が描かれている。作品の主題はなんなのか、現時点ではわからないが、インパクトが強い作品だ。そして、第6章の「日本の文人画〈南画〉」、第7章「画壇の革新者たち」、最終章「幕末から近代へ」と続く。とくに第7章の「画壇の革新者たち」は、伊藤若冲や曾我蕭白など近年人気が高い奇想の絵師たちの作品が並んでいる。伊藤若冲《鶏図押絵貼屛風》は若冲が好んで描いた鶏が並ぶ屏風。筆の濃淡を巧みに使った躍動感あふれる鶏が描かれている。曾我蕭白の《群鶴図屛風》は、若冲とはまた異なるスタイルで鶏を巧みに描いており、両者を見比べると、絵師の特徴をわかりやすく捉えることができる。伊藤若冲《鶏図押絵貼屛風》江戸時代、18世紀曾我蕭白《群鶴図屛風》江戸時代、18世紀本展は室町時代から近代に至るまでの日本絵画の魅力がわかりやすくまとめられている展覧会。豊富なジャンルの日本絵画のなかから、お気に入りの絵師や作品を見つけ出しにいってみよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『ミネアポリス美術館日本絵画の名品』4月14日(水)~6月27日(日)、サントリー美術館にて開催
2021年06月02日東京・六本木の森美術館が、2021年4月22日(木)にリニューアルオープンします。森美術館がリニューアルオープン森美術館が、約3か月の改修工事期間を経てリニューアルオープン。オンラインでのチケット販売やQRコード認証などを活用するとともに、土日休日料金やオンライン事前購入料金を設定し、より快適な鑑賞環境を整えます。ミュージアムショップ旗艦店「森美術館 ショップ」リニューアルにあわせて、ミュージアムショップの旗艦店となる「森美術館 ショップ」を六本木ヒルズウェストウォーク3階にオープン予定。森美術館オリジナルのロゴグッズや展覧会カタログ、森美術館ゆかりのアーティストの限定グッズ、限定作品を展開するほか、花器や酒器といった若手陶芸家が手がける陶磁器、デザイン雑貨なども取り揃えられています。また、「森美術館 ショップ」のオープンを記念して、同店ではモレスキン(Moleskine)のノート「カイエジャーナル」に奈良美智のドローイングをプリントした限定版を展開します。展覧会「アナザーエナジー展」を開催なお、森美術館のリニューアルオープンにあわせて、展覧会「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力──世界の女性アーティスト16人」がスタート。本展では、世界各地で創作活動を続ける70代以上の女性アーティスト16名を取り上げ、それぞれの初期作から代表作、そして本展のための最新作などからそのキャリアを多角的に紹介。【詳細】森美術館 リニューアルオープン開館日:2021年4月22日(木)住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階■森美術館 ショップオープン日:決まり次第告知※2021年4月28日(水)のオープンを予定していたが、4月25日(日)からの臨時休館に伴い延期場所:六本木ヒルズウェストウォーク3階営業時間:11:00〜21:00TEL:03-6406-6280限定グッズ例:奈良美智 モレスキン カイエジャーナル(3冊セット) 3,300円(税込)■展覧会「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力──世界の女性アーティスト16人」会期:2021年4月22日(木)〜9月26日(日)会場:森美術館【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
2021年05月19日皇居や千鳥ヶ淵、北の丸公園といった桜の名所エリアに立地している東京国立近代美術館にて、毎年恒例の春にちなんだ催し「美術館の春まつり」が3月23日(火)より開催される。所蔵作品展『MOMATコレクション』では、年に一度この時期だけ公開される、桜を描いた重要文化財の川合玉堂《行く春》、しだれ桜ほか40種類を超える希少な桜を描いた跡見玉枝《桜花図巻》や、川瀬巴水などの「新版画」における桜、染織では釜我敏子《型絵染着物春の野》など、花を描いた名画約20点が会場の一室に並ぶほか、13,000 点を超える所蔵作品の中から選りすぐりの約200点を紹介。岸田劉生や安井曽太郎、セザンヌなどおなじみの作品も3フロアにわたって展示される。船田玉樹《花の夕》1938年川瀬巴水《井の頭の春の夜》1931年釜我敏子《型絵染着物春の野》 1992年撮影者:アローアートワークス © 1994同時期開催として、退廃的、妖艶、グロテスク、エロティックといった「単なる美しいもの」とは異なる表現を紹介する企画展『あやしい絵展』、写真のもう一つの側面を探るコレクションによる小企画『幻視するレンズ』 のほか、桜を見ながらひと休みできるよう、前庭に床几台によるお休み処が設置されるなど春らしい企画も。前庭の様子(2018年撮影)千鳥ヶ淵をはじめ、美術館周辺に咲きほこる桜との競演を楽しみながら、自分だけの花を見つける散策に出かけよう。【『美術館の春まつり』展 開催概要】会期:3月23日(火)~4月11日(日)会場:東京国立近代美術館開館時間: 10:00~17:00(金・土曜は20:00、入館は閉館30分前まで)※企画展『あやしい絵展』は9:30開場休館日:月曜日(3月29日は開館)※コロナ感染症の感染拡大防止のため、開館時間・開催内容を変更する可能性あり東京国立近代美術館公式サイト( )
2021年03月02日そごう横浜6階にあるそごう美術館が、2021年開催予定の展覧会スケジュールを発表。『篠田桃紅展』や『ひびのこづえ展』『ムーミンコミックス展』などの開催が予定されている。水墨抽象画という独自のスタイルを確立し、100歳を超えてなお挑戦し続けている篠田桃紅(しのだ・とうこう)の画業を紹介する『篠田桃紅展とどめ得ぬもの墨のいろ心のかたち』は4月3日(土)から開催。日本古典文学と書法を学ぶことから出発した初期の作品から、一瞬の「心のかたち」を追求し続ける現在までの作品、約80点でその画業をたどる。篠田桃紅《君に》公益財団法人岐阜現代美術財団蔵続いて、5月15日(金)~7月25日(日)に開催されるのは、『近代日本洋画の名作選展ひろしま美術館コレクション』。明治時代の巨匠・黒田清輝の作品を出発点に、大正、昭和への歩みをひろしま美術館の日本洋画コレクション約70点で概観する。黒田清輝《白き着物を着せる西洋婦人》1892年7月31日(土)からは、『東京藝術大学スーパークローン文化財謎解き「ゴッホと文化財」展つくる文化∞つなぐ文化』を開催。高精度の文化財複製「東京藝術大学スーパークローン文化財」を用いて、複製だからこそできる文化財の「公開・活用」への動きとその成果を紹介。オルセー美術館のゴッホ作品を中心に、ボストン美術館の浮世絵、シルクロードの文化遺産などの謎解きをしながら文化財を楽しく学ぶ企画を展開予定だ。フィンセント・ファン・ゴッホ《オーヴェルの教会》クローン文化財9月17日(金)~10月11日(月)は、30年以上第一線で演劇やダンス、映画、テレビなど多くの分野で数々の作品を制作するコスチューム・アーティスト ひびのこづえの作品世界の全貌に迫る『ひびのこづえ展』を開催。野田秀樹演出の舞台衣装やNHK Eテレ「にほんごであそぼ」の衣装など、代表的な衣装や新作、不思議な衣装をまとったダンサーたちによるパフォーマス、ワークショップなどでひびのこづえの作品世界を展観する。「Piece to Peace」九州国立博物館個展「太ンス宰府ク(ダンスザイフク)」 art & costume design (2019/4/6,7)photo(c)出口敏行10月17日(金)からの『寿(ことほ)ぎのきものジャパニーズ・ウェディング展ー日本の婚礼衣装』では、婚礼儀式がもっとも美しく、洗練された形で行われていた江戸時代から近代初期にかけての衣裳や婚礼のしつらえが、当時の作品を用いて再現される。紅綸子地松樹笹鶴模様打掛江戸~明治時代・19世紀後半共立女子大学博物館そして年末、11月19日(金)~1月10日(月・祝)には、各地を巡回している『ムーミンコミックス展』がそごう美術館にやってくる。イギリスの大手新聞「イブニング・ニューズ」紙で連載されていた漫画「ムーミンコミックス」。ムーミンキャラクターズ社が所蔵する原画作品280余点を日本初公開。今まで日本で紹介されたことのなかった、姉・トーベが描いたキャラクター設定画やスケッチ、弟・ラルスが描いたコミックスの原画などが展示される。ムーミン童話誕生の地・フィンランドででもなかなか見ることができない貴重な機会だ。トーベ・ヤンソン《まいごの火星人》スケッチA(1957年) (c)Moomin Characters™なお、恒例となっている公募展『再興第105回院展』は2月6日(土)~3月14日(日)、『第76回春の院展』は7月16日(金)~7月25日(日)に開催される。そごう美術館公式サイト( )※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一部内容や時間を変更する場合がございます。あらかじめ、ご了承ください
2021年02月11日横浜美術館にて現在開催中のコレクション展「ヨコハマ・ポリフォニー:1910年代から60年代の横浜と美術」の見どころを紹介する関連プログラム「オンライントーク」の配信が開始した。横浜とゆかりある作家たちによる絵画や版画、彫刻など約150点の所蔵品から、大正期〜高度経済成長期に至るまでの横浜のアートシーンを探訪する横浜美術館コレクション展「ヨコハマ・ポリフォニー:1910年代から60年代の横浜と美術」。「オンライントーク」で配信される3本のシリーズ映像は、鑑賞をより豊かで多様なものとすることを目的に横浜美術館のエデュケーター(教育普及担当)が制作を担当。(1)「林敬二氏 自作を語る」(2)「長谷川潔の作品と技法」(3)「奥村泰宏と横浜」という3つのテーマから出品作品の見どころや楽しみ方を紹介する。「林敬二氏 自作を語る」では、特集展示の出品作家である画家・林敬二が、生まれ育った横浜の地や川村信雄画塾と東京藝術大学での思い出、画家としての信念や出品作「漾々(ようよう)・アイボリーブラック」シリーズについて語る。また、「長谷川潔の作品と技法」では銅版画家・長谷川潔の作品《アレキサンドル三世橋とフランスの飛行船》(1930年制作)を中心に、作品で使われているメゾチント(マニエール・ノワール)などの技法を実演を交えながら紹介。「奥村泰宏と横浜」においては、写真家・奥村泰宏が生まれ育った戦後の横浜を捉えた写真数点から、現在にもつながる横浜の街の歴史に迫りつつ、奥村独自の視点にも注目していく。なお、横浜美術館は大規模改修工事のため2021年2月28日(日)をもって一時休館。2023年度中の再オープンを目指している。会場に足を運べない方も休館前最後の展覧会となる本展を、「オンライントーク」とともに楽しんでほしい。(1)「林敬二氏 自作を語る」(2)「長谷川潔の作品と技法」(3)「奥村泰宏と横浜」※神奈川県の文化芸術活動再開加速化事業補助金を受けて制作「オンライントーク」詳細: 【開催情報】横浜美術館コレクション展「ヨコハマ・ポリフォニー:1910年代から60年代の横浜と美術」会期:2020年11月14日(土)~2021年2月28日(日)会場:横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3-4-1)休館日:木曜日(2021年2月11日を除く)、2020年12月29日(火)~2021年1月3日(日)、2月12日(金)開館時間:10:00~18:00 ※入館は17:30まで
2020年12月18日国内の近代美術館のなかでも、優れた20世紀美術コレクションに定評のある横浜美術館、富山県美術館、愛知県美術館が協働する展覧会『トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館20世紀西洋美術コレクション』展が横浜美術館にて11月14日(土)に開幕。2021年2月28日(日)まで開催される。来年3月から約2年間の長期休館に入る横浜美術館にとっては休館前の最後の展覧会だ。トライアローグとは、3者による鼎談(話し合い)を意味する言葉。この展覧会は3館のそれぞれのコレクションを用いて20世紀の美術を概観するもので、3館の担当学芸員が濃密な議論を重ね、ラインナップが構成されていった。このタイトルにちなみ、「3」をキーワードに、3章立て、30年区切りで展開されていく。横浜美術館第1章「1900sーー アートの地殻変動」は1900年から1930年前後にかけての美術を概観していくもの。印象派やポスト印象派などが新しい表現方法を提示した18世紀後半の芸術家たちの地ならしを受け、この時代はフォービズムにキュビズム、表現主義、抽象絵画にダダや構成主義など新しい表現が同時多発的に噴出する激動の時代だった。展示されている作品もバラエティ豊かで濃密な時代であったことが伺える。第1章「1900sーーアートの地殻変動」展示風景展覧会は、美術の流れを概観できるだけでなく、随所に「Artist in Focus」と題された各館の収蔵品を並べるコーナーも展開されている。すべてフェルナン・レジェの作品 左から《緑の背景のコンポジション(葉のあるコンポジション)》1931 愛知県美術館、《コンポジション》1931 横浜美術館、《インク壺のあるコンポジション》1938 富山県美術館たとえば、レジェのコーナーでは3館の所蔵によるレジェの作品をそれぞれ鑑賞できる。同じ年に描かれた愛知県美術館、横浜美術館の作品にくらべ、7年後に描かれた富山県美術館の作品は輪郭線が太くなっていることがわかる。このほか、ピカソやクレー、エルンストなどの作品が並べられ、見比べられるようになっており、作家の画風の変遷だけでなく、各美術館の審美眼などにも想いを馳せることができる。第2章「1930s——アートの磁場転換」 展示風景続く第2章「1930s——アートの磁場転換」では、美術のみならず、映画や文学など芸術全般に大きな渦を巻き起こしたシュルレアリスムからスタートし、1960年代までを俯瞰する。すべてジュアン・ミロの作品 左から《花と蝶》1922-23 横浜美術館、《パイプを吸う男》1925 富山県美術館、《絵画》1925 愛知県美術館第2章「1930sーーアートの磁場転換」 展示風景第2章もまた激動の30年だ。この期間に、第二次世界大戦が勃発。その影響により多くの芸術家たちがヨーロッパからアメリカへと渡り、結果、戦後の美術シーンの中心地はヨーロッパからアメリカへとなっていく。シュルレアリスム作品が多くあった展示室から、サム・フランシスやルーチョ・フォンタナらの作品のある展示室へ移動した瞬間、雰囲気がガラリと変わり驚かされる。通常の美術展では、1945年前後を区切りとして扱うものが多いなか、あえて戦前と戦後を一緒のくくりで扱うことで、美術の大きなながれが見えてくる。第3章「1960sーー アートの多元化」 展示風景そして、最終章である第3章「1960sーー アートの多元化」では、より多様化していく美術のあり方を紹介する。美術作品の表現や考え方がどんどん多様化し、展示場所もギャラリーや美術館を飛び出し、壮大なものに発展していく。3館の収蔵品だけで、約90年の美術の流れを学び取ることができる刺激的な展覧会。現在、海外美術館から作品を借り入れることが難しい状況において、国内の名品を持ち寄るという新しい形の展覧会の作り方は、今後の大きな指針となりそうだ。長期休館に入る横浜美術館に、ぜひ刺激をもらいにいこう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館20世紀西洋美術コレクション』展11月14日(土)~2021年2月28日(日)、横浜美術館にて開催※日時指定予約制。詳細は公式HPを参照。
2020年11月20日国宝7件、重要文化財88件を含む、日本と東洋の古美術約7400件を所蔵する根津美術館で特別展『根津美術館の国宝・重要文化財』が11月14日(土)よりスタートした。12月20日(日)まで開催されている。根津美術館は、国宝7件、重要文化財88件を含む、日本と東洋の古美術約7400件を所蔵している。同展はそのタイトルのとおり、指定された95件(展示替えあり)をすべて鑑賞できる豪華絢爛な展覧会だ(展示替えあり)。そのコレクションの大半を収集したのは初代 根津嘉一郎(1860~1940)。東武鉄道の社長などを務めた実業家であり、稀代の美術コレクターであった。2020年は根津の生誕160周年に当たる年であり、なおかつ同館の財団創立80周年、そして現在の文化財保護法が制定されてから70年目にあたる年。展覧会はこの節目となる年を記念したものだ。根津美術館のコレクションの核となるのは、初代嘉一郎が特に晩年にこよなく親しんだ茶の湯の道具、そして、大寺院建立を目指して収集した仏教美術の数々だ。これは、本人の好みももちろんあったが、当時日本で進んでいた古美術品の海外流出をくい止めたいという使命感に駆られたものでもあったという。ちなみに95件の国宝・重要文化財の大半は、初代嘉一郎が購入したのちに新たに指定されたものだ。国宝だから、重要文化財だからという理由ではなく、自分がいいと思ったものだから収集していた嘉一郎の優れた鑑識眼が推察できる。展示風景より左から重要文化財《金剛界八重一尊曼荼羅》 鎌倉時代 13世紀、重要文化財《愛染明王像》 鎌倉時代 14世紀、重要文化財《愛染明王像》 鎌倉時代 14世紀、重要文化財《大威徳明王像》 鎌倉時代 13世紀、重要文化財《大威徳明王像》 鎌倉時代 13世紀、重要文化財《大日如来像》 平安時代 12世紀すべて重要文化財!国宝《那智瀧図》 鎌倉時代 13〜14世紀日本の神々は仏が化身したものとして現れている、本地垂迹説(ほんちすいじゃくせつ)に基づいて描かれた垂迹画の作品。熊野三山の御神体でもある那智瀧が壮大に描かれている。本地垂迹説は平安時代から鎌倉時代に盛んになり、この時代に様々な垂迹画が描かれているが、瀧そのものを描いた垂迹がは、現在発見されているものではこの作品のみとなる。重要文化財鈴木其一《夏秋渓流図屏風》 江戸時代 19世紀※11月29日まで展示酒井抱一に師事した江戸琳派の絵師、鈴木其一によるもの。右隻(右側の屏風)が夏、左隻(左側の屏風)が秋を表す。木々や川の濃厚な色彩のなかに、白百合や色づいた葉が優しく佇んでいる。初代 嘉一郎が晩年に入手した作品で、今年になり新たに重要文化財に指定された。茶道具の一部展示品は実際の茶の湯でどのように使われたかをイメージしながら鑑賞することができる。茶道具同士の組み合わせの妙なども楽しめる。そして、人気の青銅器《双羊尊》ももちろん展示されている。あいらしい表情の双羊尊は根津美術館のアイドルとしても知られており、ミュージアムショップでは双羊尊のオリジナルグッズも販売されている。重要文化財《双羊尊》 中国・おそらく湖南省紀元前13〜14世紀重要文化財《双羊尊》 中国・おそらく湖南省紀元前13〜14世紀自然にあふれた庭園は紅葉がすでに始まっている。美術館から外を見ると、すでに葉が色づき始めている。隈研吾設計の建物や、自然豊かな庭園もまた根津美術館の至宝。展示室を出たあとも、たっぷりと根津美術館を散策して楽しみたい。取材・文:浦島茂世【開催情報】『根津美術館の国宝・重要文化財』11月14日(土)~12月20日(日)、根津美術館にて開催※会期中展示替えあり※日時指定予約制。詳細は公式HPを参照
2020年11月19日展覧会「テート美術館所蔵コンスタブル展」が、東京・丸の内の三菱一号館美術館にて開催。なお、2021年5月30日(日)までの会期を予定していたが、4月25日(日)からの臨時休館に伴い閉幕となる。イギリスの風景画家コンスタブルの大回顧展19世紀イギリスの画家ジョン・コンスタブルは、1歳年長のJ. M. W. ターナーとともに自国の風景画を刷新したことで知られる。しかし彼らの制作は対照的で、ターナーが各地を旅して国内外の景観の膨大な素描を残したのに対し、コンスタブルは自らの生活や家庭環境に結びつく場所を描き続けたのだ。日本では35年ぶりの回顧展となる「テート美術館所蔵コンスタブル展」では、世界有数のコンスタブルのコレクションを誇る英国・テート美術館の作品を中心に、初期から晩年までの風景画や、ターナーといった同時代の画家の作品も展示。全85点の作品から、コンスタブルが達成した豊かな風景画の世界を紹介する。戸外での風景画制作1776年、イングランド東部のサフォーク州イースト・バーゴルトに生まれたコンスタブルは、ロンドンの美術学校ロイヤル・アカデミーに入学後、優位に置かれていた肖像画などを手掛けつつも、自分が愛着をもつ土地を描いていた。そして1802年、「自然が根源的にもつ本質を探る」ため、戸外での風景画制作を始めた。本展では、《フラットフォードの製粉所(航行可能な川の情景)》をはじめ、コンスタブルが身近な土地を描いた油彩画の数々を目にすることができる。風景表現の探求コンスタブルは1816年末に結婚し、家庭生活を維持するべく肖像画制作に励む一方、風景画にも注力。1819年にはロイヤル・アカデミーの准会員に選出され、評価を高めた。そして1820年代初頭には、ロンドンの北に位置するハムステッドの澄んだ空気のもとで家族と過ごし、1824年以降には結核を患う妻の療養のためにブライトンをたびたび訪れるようになる。会場では、ハムステッドで画家を魅了した雲の習作や、家族や友人と過ごした土地の風景を描いた作品を展示する。想像力を駆使した後期の作品も1828年に妻を亡くした数ヶ月後、コンスタブルは、ロイヤル・アカデミーの正会員に選出され、批評に縛られずに主題や技法を選ぶ自由を得た。以後、過去に描いてきたサフォークなどの風景に取り組み、後期には、画中のモティーフを自由に配置しなおすなど、想像力を駆使した作品を手掛けた。会場では、《虹が立つハムステッド・ヒース》など、壮大で「ピクチャレスク」な風景画を紹介する。ロイヤル・アカデミー展で発表された大作をターナーとともに展示さらに、コンスタブルの大作の1つ《ウォータールー橋の開通式(ホワイトホールの階段、1817年6月18日)》にも注目。同作は、ターナーの《ヘレヴーツリュイスから出航するユトレヒトシティ64号》とともに、1832年のロイヤル・アカデミー夏季展に出品された華やかな風景画だ。本展では、これら2作が日本では初めて並んで展示される。展覧会概要展覧会「テート美術館所蔵コンスタブル展」会期:2021年2月20日(土)~5月30日(日)※2021年4月25日(日)からの全館臨時休館に伴い閉幕会場:三菱一号館美術館住所:東京都千代田区丸の内2-6-2休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合、およびトークフリーデーの2月22日(月)・3月29日(月)は開館)開館時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜、および第二水曜日は21:00まで)※入館は閉館30分前まで※来館に際しての注意事項は、美術館公式サイトを参照※会館時間や会期などは変更となる場合あり■チケット情報入館料:・当日券 一般 1,900円、大学生・高校生 1,000円、中学生・小学生 無料・マジックアワーチケット(毎月第2水曜日17:00以降) 1,200円※マジックアワーチケットは、実施月の1日に「Webket」内にて販売開始※障碍者手帳の所持者は半額、付添1名は無料※価格はいずれも税込注意事項:・日時指定券を持っている場合、入場の際には優先的に案内・学生割引および障碍者手帳割引などで来館する場合、美術館のチケット窓口での販売※日時指定券の販売開始日は、順次美術館ウェブサイトにて告知※前売券の販売はなし【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2020年10月16日「横浜」の街を応援するために、ぴあムック「おいしい横浜」の編集長が厳選したグルメ&観光スポットをお得に楽しめる電子チケットを10月1日(木)よりチケットぴあにて販売。利便性・非接触も考慮し、電子チケット「Quick Ticket by MOALA」を導入。【税込2,000円相当】のメニューを味わえるバラエティに富んだメインチケット6種類に、全メインチケット共通で3つの横浜港を満喫できる観光サブチケットがセットになったスペシャルな企画チケット。メインのグルメに加えてサブの水上クルーズ・大観覧車も全部利用すれば、一日チケット税込2,500円で最大6,400円相当ものグルメ&観光を体験できます。今、横浜・みなとみらいエリアで遊ぶなら必携のチケットです。横浜応援!“おいしい横浜”編集長厳選 横浜グルメ&観光一日お得チケット<券種>・一日チケット2,500円・ペア一日チケット4,700円※ともにグルメのメインチケット6店舗から選択、観光が楽しめるサブチケット(共通3種類)付き。※2020/10/1(木)~2021/3/25(木)の間に、6回の期間に分けて販売予定です。※電子チケット「Quick Ticket by MOALA」の利用限定。ご利用には通信契約をしているスマートフォンが必要です。■メインチケット[グルメ]6種類(下記の6店舗からチョイス)・資生堂グローバルイノベーションセンターS/PARK「S/PARK Cafe」のランチセット・横浜中華街「重慶茶樓 中華街本店」の特別ランチ・横浜クルージング「マリーンルージュ」のケーキセットプラン・大さん橋「cafe&dining blue terminal」の特別メニュー・野毛バル「花咲 Butchers Store」の特別メニュー・ぴあアリーナMM「All Day Cafe&Dining“The Blue Bell”」の特別メニュー■サブチケット[観光]共通3種類(各メインチケットとセット)・横浜クルージング「シーバス」(2回乗船可能)・横浜クルージング「マリーンルージュ」(1回分)・よこはまコスモワールド 大観覧車「コスモクロック21」(1回分)チケットのご利用方法・有効期間、電子チケット「Quick Ticket by MOALA」の詳細は、チケットぴあサイトをご覧ください。
2020年10月01日「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」が、そごう横浜店 6階のそごう美術館にて、2020年9月5日(土)から10月18日(日)まで開催される。奇妙で、どこか懐かしいショーン・タンの世界イラストレーター、絵本作家として活躍する一方、舞台監督、映画のコンセプト・アーティストとしての活躍の場を広げているオーストラリア人アーティストのショーン・タン。彼の描く絵画には、奇妙で、どこか懐かしさのある温かな世界が広がる。そんな彼の作品世界に没入できる今回の展覧会。会場では、彼が最初に絵と文を手がけた絵本『ロスト・シング』から最新作までの原画と習作、スケッチ、映像作品、“変な生き物”をかたどった立体作品など約130点を展示する。特に、注目したいのは、絵本として驚異的なヒットとなり、日本版が発売された現在でも評価され続けている名作『アライバル』だ。言葉のないその絵本は、見るものたちに、言葉にできない感情を抱かせる。【詳細】ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ会期:2020年9月5日(土)~10月18日(日) ※会期中無休開館時間:10:00~20:00※そごう横浜店の営業時間に準ずる。※入館は閉館の30分前まで。会場:そごう美術館(そごう横浜店 6階)住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1料金:一般1,200(1,000)円、大学生・高校生800(600円)、中学生以下無料※価格は税込み。※以下のカード提示で()内の料金にて入館可能。ミレニアム/クラブ・オンカード、セブンカード・プラス、セブンカード※障がい者手帳各種提示で同伴者1名は無料で入館可能。※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展覧会・イベントの中止や延期、一部内容が変更になる場合あり。最新情報は、そごう横浜店ホームページ・そごう美術館ホームページを確認。
2020年08月22日「アートアクアリウム美術館」が、2020年8月28日(金)、東京・日本橋にオープンします!常設の「アートアクアリウム美術館」誕生作家・総合プロデューサー木村英智が手掛ける「アートアクアリウム」は、金魚などが美しく舞い泳ぐ姿を展示する水族アートの展覧会。2020年で14年目を迎え、累計来場者数1,000万人を超える人気イベントです。文化庁開催の「日本博」で日本を代表する現代アートとして認定されおり、国内だけでなく海外からも注目を集めています。これまで夏の風物詩として期間限定開催されてきたが、今回は常設展となる「アートアクアリウム美術館」を2階建ての専用施設にオープン。従来の日本橋会場と比較すると約3倍の広さとなり、過去最大の大型展示となります。季節によって展示が変わる「生命の宿る美術館」コンセプトは「生命の宿る美術館」。年間を通して、美術館そのものが生きているかのような、四季折々の空間を演出。また、「五感で感じる」ことにこだわり、「命」「光」「音」「香」「味」の感覚を刺激する“訪れないと味わえない”空間をプロデュース。「アートアクアリウム美術館」の見どころ1.過去最大規模、30,000匹超の金魚を展示「アートアクアリウム美術館」には、「アートアクアリウム」史上最大の30,000匹を超える金魚が展示。縁日などで見かけるなじみ深い金魚から、普段なかなか目にすることができない貴重な金魚まで、様々な種類が一同に集結します。会場が大規模になり、金魚の数だけでなく展示できる作品数も増えたため、一度訪れたことがある人でも、新しく生まれ変わった「アートアクアリウム」の姿を楽しむことができます。2.四季で移り変わるダイナミックな演出「アートアクアリウム美術館」では、訪れるたびに体験が変化するようにと、四季折々で展示内容を変更。作品や空間に対する演出だけでなく、カフェエリアで提供する飲食にも趣向を凝らし、何度訪れても新しい発見が得られるような場を提案。3.五感をフル活用させる演出アートアクアリウムが当初から唱え続けている「五感で感じる」演出を、さらにバージョンアップ。日本の伝統文化と最先端のテクノロジーを駆使し、来場者の五感をフル活用させるような、これまでに無い体験を実現させます。注目の新作煌びやかな超大作「花魁道中」初登場となるのは、アートアクアリウムの代表作である“花魁”を組み合わせた超大作「花魁道中」。1エリアに、様々な光の演出を施した大小異なる大きさの“花魁”を設置することで、煌びやかな江戸の花街を象徴する、豪華絢爛な“花魁道中”を再現。花街の入口にあったとされる大門を蘇らせた新作「金魚大門」も設置。水柱が森のように立ち並ぶ「金魚の杜」等身大以上の水柱が森のように立ち並び、数多の金魚が舞い泳ぐ「金魚の杜」も新作。一歩足を踏み入れれば、水の中の世界と外の世界の境界線があいまいになり、浮遊感に包まれているかのような不思議な感覚を味わうことができます。宇宙の視点で鑑賞する“アースアクアリウム・ジャポニズム”水の惑星である地球を表現したアースアクアリウムは、これまでにない幻想的空間を楽しめる場に。錦鯉が可憐に舞い泳ぐ、宇宙から見た地球を日本の美の神秘で包み込まれます。人気作品も展示その他、三角柱のアクアリウム40個を合体させた大型作品「インフィニトリアム」や、地球をイメージした巨大球体水槽に錦鯉が乱舞する「アースアクアリウムジャポニズム」、水墨画の掛け軸の中を生きた金魚が舞い泳ぐ「床掛け金魚飾り」、”蓮”をモチーフとした荘厳なアクアリウム「ロータスリウム」といった人気作品を展示予定です。スポット情報スポット名:アートアクアリウム美術館(ART AQUARIUM MUSEUM)住所:東京都中央区日本橋本町1丁目3【チケット概要】■チケット料金(税込)一般入場券 2,300円 ※小学生以下無料VIP入場券(混雑時に並ばずに優先入場可能) 5,500円 ※小学生以下無料■オープン記念早割 優先入場券(税込)料金:早割入場券 2,000円、VIP入場券 3,500円、音声ガイド 500円購入方法:公式チケットサイトより申し込み公式チケットサイト:※2020年12月末まで有効※枚数限定のため、なくなり次第終了※小学生以下は要保護者同伴(大人1名につき小学生以下は2名まで無料入場可。3人目より通常料金が発生する。)※メンテナンスおよび特別イベントによる会場貸切により、不定期で休館する場合あり。詳細は公式サイトにて随時公開
2020年08月09日美術館「ヨックモックミュージアム」が2020年10月25日(日)、東京・南青山にオープンします。ヨックモック・コレクションが楽しめる都市型美術館ヨックモック青山本店にほど近い南青山6丁目に誕生する「ヨックモックミュージアム」は、菓子ブランドのヨックモックがコレクションするアート作品などを展示したコンパクトな都市型美術館。館長を務める藤縄利康が精選し、ヨックモックグループが30年以上かけて500点以上収集してきたピカソのコレクションを、様々な企画展を通して紹介。世界有数のピカソのセラミックコレクション同館が所蔵するヨックモック・コレクションは、ピカソのセラミック(陶器)作品を数多く包括的に収集した世界有数のコレクションの一つ。お椀や水差し、食器、大皿など、ピカソが晩年に熟練の職人たちと協働して創り出した、数多くのセラミック作品が含まれています。■ピカソとセラミックとりわけ画家としての側面が広く知られるピカソだが、平面の絵画のみならず立体的な彫刻の分野にも関心を寄せており、1937年の大作《ゲルニカ》で世界的な芸術家としての地位を確立した後、セラミック制作に初めて本格的に着手。フランス南部の小さな村、ヴァローリスのマドゥラ工房で陶芸の魅力に出会ったピカソは、1947年から1973年に死去するまで、工房を運営するラミエ夫妻と緊密に協力しながら、数千点にものぼる作品を制作。初めて扱う素材に苦心したピカソだったが、工房の技術と自身の大胆な発想によって独自の作品群を生み出しています。「ヨックモックミュージアム」独自のラーニングプログラムまた、芸術の心理的、精神的な効用にも着目するアートセラピーを応用した参加型のアートセッションや、企画展示に合わせた学芸員の解説や、若手アーティスト、研究者、有識者とのトークセッションなどで最先端のアート情報に触れるレクチャーシリーズなど、アートにまつわる独自のラーニングプログラムも用意しています。カフェも併設美術館の1階には、ピカソがセラミック制作に取り組んだ町の名前に因んで名付けられた「カフェ ヴァローリス」がオープン。ヨックモックグループ内のハイエンドパティスリーブランド「アン グラン」の菓子や、アートを短時間で楽しめるクラフトキットにドリンクと焼菓子がセットになったアート体験型のセットメニューなどが楽しめます。施設情報「ヨックモックミュージアム」オープン予定日:2020年10月25日(日)開館時間:10:00〜17:00 毎週金曜日は20:00まで※入館は閉館の30分前まで。住所:東京都港区南青山6丁目15-1 ヨックモックミュージアムチケット代:一般:1,200円、大学生・高校生・中学生:800円、小学生以下:無料※価格は全て税込。※障がい者手帳の所持者本人と介護者1名は無料。※大学生・高校生・中学生料金の適用には、学生証等の提示が必要。休館日:月曜日・年末年始・展示替期間※ただし月曜日が祝日の場合、翌火曜日。館内構成:・2階/地下階 展示室・1階 カフェ・グッズショップ・ライブラリー【問い合わせ先】TEL:03-3486-8000
2020年07月29日1976年に東京・新宿に開館した「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」が、新たに「SOMPO美術館」として7月10日(金)にオープンした。SOMPO美術館()
2020年07月10日バレンシアガ(BALENCIAGA)の新ストアが、2020年6月24日(水)、JR横浜駅西口の新商業施設「ニュウマン横浜」にオープンする。バレンシアガ、メンズ・ウィメンズの新店舗が「ニュウマン横浜」に「ニュウマン横浜」の1階に位置するバレンシアガの新ストアは、メンズとウィメンズのレディ・トゥ・ウェア、シューズ、バッグ、アクセサリーといった豊富なバリエーションを用意する。オープン当初、店頭に並ぶのは20年フォールコレクション。ウィメンズのジップアップジャケットやメンズのシャツ&パンツのセットアップは、日常に馴染むデザインをベースとしながらも、生活の中で見つけることのできる風変わりな物事の要素が融合されている。ラインナップの中には、スポーツを楽しむ人々のフットウェアからインスピレーションを得たスニーカー「ゼン(ZEN)」も登場。その他、ウィメンズバッグ「アワーグラス」の新作や、人気スニーカー「トラック」のサンダルバージョンも展開する。“日常を感じる”ハイブリッドな店内店内には、ロゴが施されたティール色のカーペットが敷かれており、周辺ホールのタイル貼りのフロアや、インテリアのペブルグレー、ラミネートされたウッドパネルウォーなどの組み合わせがコントラストを演出。インテリアのディテールには、ワークスペースや産業的環境、バレンシアガのコレクションの背景にあるシビックセンターの典型的な要素を組み合わせ、また対比させている。【詳細】バレンシアガ ニュウマン横浜店オープン日:2020年6月24日(水)住所:神奈川県横浜市西区南幸 1-1-1 ニュウマン横浜 1F【問い合わせ先】バレンシアガ クライアントサービスTEL:0120-992-136
2020年06月27日展覧会「ラリック・エレガンス宝飾とガラスのモダニティ──ユニマットコレクション」が、横浜のそごう美術館にて、2020年6月10日(水)から7月8日(水)まで開催される。ルネ・ラリックの優雅な世界を紹介洗練されたジュエリーやガラス工芸で知られるルネ・ラリック。19世紀末フランスのアール・ヌーヴォーの宝飾デザイナーとして、カルティエ(Cartier)などのブランドにジュエリーを卸し、 女優サラ・ベルナールをも顧客に持つほどの成功を収めたラリックは、1900年のパリ万国博覧会で大きな注目を集めることとなる。20世紀に入るとラリックは、パリ・コティ社の香水瓶などを手がけたことをきっかけに、ガラス工芸家としての道を歩み出す。以後、1925年パリで開催された通称「アール・デコ博覧会」に出展。1932年には、現在は東京都庭園美術館として使用される朝香宮邸のガラス製レリーフを手がけるなど、 工芸から建築にまでガラスの表現の可能性を広げてきた。ジュエリー&ガラス作品約200点を展示「ラリック・エレガンス宝飾とガラスのモダニティ──ユニマットコレクション」では、ルネ・ラリックのジュエリーやガラス作品など約200点の作品を展示。ジュエリーでは、《カーネーションとロータス》や《女性像とチュべローズ》など、華麗で装飾的なアール・ヌーヴォーの雰囲気香りたつ作品を紹介する。またガラス作品では、立像《ジュサンヌ》、蓋物《二人のシレーヌ》、そして蝶をモチーフにした花瓶やランプなど、晩年にまでいたる清澄かつ優美な品々を楽しむことができる。展覧会概要展覧会「ラリック・エレガンス宝飾とガラスのモダニティ──ユニマットコレクション」会期:2020年6月10日(水)~7月8日(水)※当初の会期2020年4月11日(土)〜5月17日(日)から変更しての開催会場:そごう美術館住所:神奈川県横浜市西区高島2丁目18-1開館時間:10:00~20:00(そごう横浜店の営業時間に準ずる)※入館は閉館30分前まで※会期中無休料金:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 800円(600円)、中学生以下 無料※消費税込※( )内は、ミレニアム/クラブ・オンカード、セブンカード・プラス、セブンカードのいずれかの提示者の料金※障がい者手帳各種の所持者、および同伴者1名は無料※展覧会・イベントの中止や延期、内容が変更となる場合あり※来館に際しての注意事項は、公式サイトを確認のこと
2020年06月13日アットコスメのコスメセレクトショップ・アットコスメストア(@cosme STORE)が横浜初上陸。2020年6月24日(水)に開業する新商業施設「ニュウマン横浜」内にオープンする。アットコスメストアが横浜初上陸「ニュウマン横浜」の開業と共にオープンする「アットコスメストア ニュウマン横浜店」は、5階と6階にまたがるアットコスメストア初の2フロア構成。「ニュウマン横浜」全体として掲げている各階のフロアコンセプトに合わせて店舗設計をしており、5階をカジュアル/ナチュラル、6階をラグジュアリゾーンとして、約100坪に及ぶ広い店内に多様なコスメブランドを展開する。ローラ メルシエやNARSがアットコスメストア初登場取扱ブランドは、アットコスメストア初の取り扱いとなるローラ メルシエ(LAURA MERCIER)、NARS(ナーズ)などの百貨店ブランドをはじめ、オルビス(ORBIS)、オサジ(OSAJI)、セザンヌ(CEZANNE)、キャンメイク(CANMAKE)といったコスメブランドなど様々。また店舗やブランドを横断したオンラインのカウンセリング台帳「共通カウンセリング台帳」を、アットコスメ 東京に続いて導入し、一人一人に寄り添うパーソナライズされたカウンセリングを行っていく。既存店同様、ほぼすべてのコスメを自由に試すことができる環境なども用意し、「試せる、出会える、運命コスメ」というアットコスメストアのコンセプトをこれまで以上に表現していく。【詳細】「@cosme STORE ニュウマン横浜店」オープン日:2020年6月24日(水)住所:神奈川県横浜市西区南幸1-1-1営業時間:平日10:00~21:00/土日祝10:00~20:30※オープンから当面の間、平日11:00~20:00/11:00~19:00※開業日6月24日(水)は10:00開店、6月25日(水)~28日(日)は一部予約制での入場、及び入場制限が予定されている。詳しくはニュウマン公式HPを参照。休店日:ニュウマン横浜に準ずる売場面積:約97.79坪取扱いブランド:エスト、オサジ、オルビス、キャンメイク、セザンヌ、NARS、プレディア、フローフシ、ラ ロッシュ ポゼ、ローラ メルシエほか
2020年06月11日東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館が移転・リニューアルし、SOMPO美術館として東京・新宿に開館。なお、当初2020年5月28日(木)の開館予定でしたが、未定となっております。1976年に開館し、アジアで唯一ゴッホの《ひまわり》を見ることができる美術館として親しまれてきた東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館。館内には、ゴッホのほか、ゴーギャンやセザンヌ、アメリカ素朴派画家グランマ・モーゼスの作品などを常設で展示しています。新たに誕生するSOMPO美術館では、西洋絵画や、所蔵する東郷青児などの作品と同時代の近代・現代の美術作品を紹介。オープン時には、常設展示としてゴッホの《ひまわり》を紹介するほか、開館記念展を2期に分けて開催。開館記念展I:珠玉のコレクション一いのちの輝き・つくる喜び“ 珠玉のコレクション一いのちの輝き・つくる喜び ”と題した「開館記念展I」では、見る人に非日常的な感性への気づきを促す約70点の作品を展示。中でも注目は、約10年振りの公開となる自然を愛した日本画の大家・山口華楊の初期の大作《葉桜》。絵画表面の古い腰を除去する洗浄作業など、作品の修復過程を紹介。また、 画面の表面に塗布されていた古いニスを除去する洗浄作業を行ったルノワールの《浴女》《帽子の娘》も公開します。開館記念展II:秘蔵の東郷青児-多才な画家の創作活動に迫る「開館記念展II」では、SOMPO美術館が収蔵する「東郷青児コレクション」の中から、東郷の代表的な絵画や彫刻などの作品約50点、関連作家の作品約50点、そして絵筆やイーゼル等の画材や出版印刷物など、未公開品を含む資料約100点を紹介。会場では、優美な女性を描いた東郷の絵画群「青児美人」の代表作が3年ぶりの大規模展示として公開。また、縦2メートルを超える油彩画の大作《リオ・デ・ジャネイロ》を、 大小の下絵、実物大の下絵を転写したキャンバスと並べて展示。その中から、変更や修正などの制作過程を間近で体感できます。【詳細】SOMPO美術館オープン日:未定※2020年5月28日(木)を予定していたが延期となりました。住所:東京都新宿区西新宿1丁目26-1階数:地上6階地下1階■開館記念展I、II期間:・開館記念展I 会期未定・開館記念展II 2020年7月18日(土)~9月4日(金)休館日:月曜日(8月10日(月)は開館、 7月6日(月)~7月17日(金)は展示替期間)料金:一般1,000円、大学生700円、高校生以下無料
2020年05月19日動画サービス「niconico」の番組で、日本全国の美術館や博物館、ギャラリーから生中継を行う「ニコニコ美術館」。現在は、新型コロナウイルスの影響で休館を余儀なくされている美術館・博物館の展示を積極的に紹介し、全国の美術ファンなどから人気を集めている。2月26日に文部科学省が国立美術館や博物館に対して休館などの対応を求めたことを受けて、全国の美術館・博物館の多くが臨時休館を決定。こうした事態にニコニコ美術館では、2月28日にネット上での展示を呼びかけた。臨時休館を決定した美術館・博物館を応援するべく、放送にかかる費用は運営会社の(株)ドワンゴが負担。陽の目を見ることのなくなってしまった展覧会の救済措置ともいえるこの提案に、現在までに約60件の問い合わせがあり、3月末までに7箇所の展覧会が配信されている。<これまでの休館中の美術館・博物館からの生放送>3月10日江戸東京博物館『江戸ものづくり列伝』3月12日三菱一号館美術館『画家が見たこども展』3月15日東洋陶磁美術館『竹工芸名品展』3月18日東京国立近代美術館『ピーター・ドイグ展』3月20日大宮盆栽美術館『春の花もの盆栽展』3月29日京都国立近代美術館『チェコ・デザイン100年の旅』3月30日東洋文庫ミュージアム『大清帝国展』5月1日すみだ北斎美術館『大江戸歳事記』※18:00より生中継
2020年05月01日いま気になる名美術館を、俳優・松下洸平さんとカメラマンの矢吹健巳さんと巡ります。今回は「東京都現代美術館」です。かっこいい空間でありながらポップな魅力もある建築。松下:この建築を設計した柳澤孝彦さんが大好きで、何度か来たことがあるんです。1年前にリニューアルしたばかりなんですね。矢吹:僕も、プライベートで一番よく訪れる美術館はここなんです。工藤(美術館広報):設備等を改修したのに加えて、館内外のサインをわかりやすくしました。当館は木場公園に面していて公園側からの出入り口も今回整備しました。その隣にあるオブジェは、英国の彫刻家アンソニー・カロの「発見の塔」(写真上)。時間帯によっては、松下さんのように登っていただくことも可能です。松下:思ったより高くて、上に立つと気持ちよかったです。工藤:中庭一面に広がる象徴的な壁ですが(写真下)、開館当時は人が近づくと音や光が反応する仕掛けがあったと聞いています。おすすめなのは、中庭の階段から下りたところにある「水と石のプロムナード」。知る人ぞ知るスペースなんです。公園からもアプローチできて、ここで読書している人もいますよ。松下:綺麗な空間に光がさしこんで、素敵ですね。なんだかずっといたくなるなぁ。矢吹:エントランスのベンチにずっと座っているだけでもいいし、ミュージアムショップで写真集を見たりするのもいいですよね。松下:天井が高くてかっこいい空間だから、圧倒されそうにもなるけれど、実際中に入ってみるとポップ。かわいらしさもありますね。矢吹:今回撮影した中庭は、今日はお一人で立ってもらいましたけれど、あそこに人が大勢いたとしてもすごく美しい景色になる。そういう空間って、いるだけでワクワクするし、創作意欲が湧く。今日はかっこいい人がいて、かっこいい空間があったらこう撮るしかないという素直な感覚に従って、撮影してみました。東京都現代美術館東京都美術館の戦後美術のコレクションを引き継ぎ、1995年に開館。改修のため3年の休館を経て2019年春リニューアル・オープン。国内外の現代美術、図書資料を体系的に収集する。「オラファー・エリアソンときに川は橋となる」ほか、展覧会を開催中。東京都江東区三好4-1-1まつした・こうへい1987年生まれ。東京都出身。高校時代は油絵を専攻。連続テレビ小説『スカーレット』の十代田八郎役で注目を集める。5月22日公開映画『燃えよ剣』に出演。4月、5月には3年ぶりにライブを開催。やぶき・たけみ1982年生まれ。福島県出身。日本大学藝術学部写真学科卒業。ファッション、広告の分野で活躍。写真集『gengetsu』(2015)は、面識のない50人の人物を30分のフォトセッションで撮り下ろした作品。※『anan』2020年4月15日号より。写真・矢吹健巳スタイリスト・渡邉圭祐ヘア&メイク・五十嵐将寿取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2020年04月10日臨時休館中の横浜美術館では、自宅にいながらにして同館の展覧会の展示風景やアーティストへのインタビューなどを写真やテキスト、動画で楽しむことができる「オンラインで楽しむ横浜美術館」を公式HPにて公開している。まず、2月15日(土)より開幕し、現在休止中となっている企画展『澄川喜一そりとむくり』では、担当学芸員が画像とテキストで展示内容について詳しく紹介するレポート記事や、澄川喜一へのQ&Aで展開するインタビュー記事、さらには2月に行われた東京藝術大学で澄川に師事した彫刻家・深井隆と澄川によるトークイベントの動画などさまざまな切り口で同展と作家について掘り下げている。さらに、同じく休止中のコレクション展『横浜美術館の西洋美術木版挿絵からボルタンスキーまで―絵画・版画・写真・彫刻』では、展示作品の中からカンディンスキーの作品について担当学芸員が動画で解説しているほか、開催延期となった小企画展「New Artist Picks(NAP)」、『柵瀨茉莉子展|いのちを縫う』の出品作家である柵瀨茉莉子のインタビュー映像なども公開されている。現状、実際に作品を見ることができないのは残念だが、さまざまな側面から作品やアーティストについてより深く知ることができる素晴らしい企画。ぜひともアクセスしてみて欲しい。
2020年04月09日横浜の魅力を体感するイベント横浜市が、2020年3月28日より「ガーデンネックレス横浜2020」を開催します(2020年6月7日まで)。2019年に「ガーデンツーリズム登録制度」第1号に登録されている「ガーデンネックレス横浜」は、花と緑あふれる横浜の魅力を体感できるイベント。2017年の「全国都市緑化よこはまフェア」開催以来、花と緑にあふれる都市「ガーデンシティ横浜」を推進するリーディングプロジェクトとして毎年開催されています。横浜市内最大級の花壇が出現「ガーデンネックレス横浜2020」のメイン会場は「みなとエリア(都心臨海部)」と「里山ガーデン」の2ヶ所。3月下旬から4月上旬ごろにサクラの見ごろを迎える「みなとエリア(都心臨海部)」では約500メートルに渡る100本もの桜並木をはじめ、横浜を代表する山下公園、夜景が美しいカップヌードルミュージアムパークなどのサクラの名所が充実。2020年4月10日からは「第42回よこはま花と緑のスプリングフェア2020」が開催され、市民による色とりどりのチューリップが楽しめます(2020年4月12日まで)。よこはま動物園ズーラシアに隣接する「里山ガーデン」では、2020年3月28日から2020年5月10日まで「里山ガーデンフェスタ」を開催。春らしいパステルカラーの花々が咲き誇る横浜市内最大級の花壇がある会場でスタンプラリーやワークショップなどのイベントが開催されます。(画像はプレスリリースより)【参考】※横浜市のプレスリリース/PR TIMES※横浜市※ガーデンネックレス公式HP
2020年03月12日横浜駅西口の再開発により誕生するJR横浜タワーの1階から10階に、「ニュウマン横浜」が5月30日に開業。飲食店も含め116店舗が出店する。2016年春にJR新宿駅新南口に開業した「ニュウマン新宿」に続く、ニュウマン業態の2号店としてオープン。開発コンセプトを「STORY・・・ING」とし、「新時代を自由に生きるヒトとともに、STORY(=物語)をクリエイションし続ける場所」として、感性を刺激する場所を提供する。ニュウマン横浜には、111のショップと、5区画あるポップアップスペース「ニュウマン ラボ(NEWoMan Lab.)」の5ショップ、計116ショップが出店。コスメ・サービス・雑貨ショップを充実させる他、ラグジュアリーショップを導入するなど、ニュウマン新宿よりもさらに幅広い店舗をそろえる。またフロア構成は、従来の価格やテイストではなく「ライフスタイル」を切り口とし、1階・2階は「Discover 新しい自分と出会う」、5階は「Feel fashion 自分を彩る」など、各フロアのコンセプトを叶えられるショップをカテゴリーミックスにして配置する。3階「ニュウマン ラボ(NEWoMan Lab.)」ラグジュアリーブランドは、1階にグッチ(GUCCI)やティファニー(Tiffany&Co.)、バレンシアガ(BALENCIAGA)、2階にサンローラン(SAINT LAURENT)、ボッテガヴェネタ(Bottega Veneta)などを展開。コスメブランドには、オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)やサンタ・マリア・ノヴェッラ(Santa Maria Novella)、VISIONARIUM THREE、ディオール バックステージ ストゥーディオ(DIOR BACKSTAGE STUDIO)など15ショップが並ぶ。また、1階にブルーボトルコーヒー、2階にトラヤカフェ・あんスタンド、3階にTHE CITY BAKERYなど、カフェも充実。ニュウマン新宿のフードホールを更に進化させ、こだわりのある飲食店を気軽に楽しめる8階のフードホール、9階・10階には横浜駅周辺にはないスタイル感や専門性の高い食を集積させた大人向けの洗練された大型飲食店がそろい、様々なシーンに対応できる個性的なお店が出店する。7階「ニュウマン ラボ(NEWoMan Lab.)」ポップアップスペース「ニュウマン ラボ」では、最新情報やトレンドの発信、季節感の演出、商品の価値や作り手の想いを体感できるイベント、アートの展示・商品の販売など「新しい出合いを提供する場」を作る。さらに館内には、上位顧客限定ラウンジ「NEWoMan LOUNGE」を常設。ニュウマン横浜で頻度高く買い物をする顧客向けに、ゆったりとくつろぎながらショッピングが楽しめる空間となる。環境デザインは、国際的に活躍する建築家・田根剛が担当。“GLOBAL PORT CITY”をテーマに、各フロアで柄の異なるタイルを30万枚使用する等、建物内に居ながら街を歩いているような楽しさを感じられる空間を提供する。また共用部には、常設でアートを展示。アッシュ・ペー・フランス株式会社によるアートウインドウや、「The Chain Museum」によるアート提案など、感性を刺激し、驚きや新たな発見の機会を提供する。なお今回の横浜駅西口開発は「JR横浜タワー」と「JR横浜鶴屋町ビル」の2つの建物からなり、JR横浜タワーの1階から10階をニュウマン横浜が、地下1階から地下3階は、食品、飲食を中心に、シァルが運営、8階から10階に映画館のT・JOY、12階から26階はオフィスが入居する複合施設となる。歩行者通路で結ばれるJR横浜鶴屋町ビルには、駐車場施設や、ホテル、スポーツクラブが入居する。新たな横浜の顔として、世界に多様な価値を発信していくニュウマン横浜にぜひ足を運んでみては。【施設情報】ニュウマン横浜住所:神奈川県横浜市西区南幸1丁目1番1号オープン日:5月30日営業時間:ショッピング 平日10:00~21:00、土日祝10:00~20:30、レストラン 11:00~23:00
2020年01月28日「ニュウマン横浜(NEWoMan YOKOHAMA)」が、2020年5月30日(土)、JR横浜駅西口の「JR横浜タワー」内に開業する。大人の女性に向けた商業施設「ニュウマン」ニュウマンは、自分の価値観をもつ自立した大人の女性に向け、ファッション・ビューティ・フード・カルチャーといったあらゆるジャンルを横断してライフスタイルをプロデュースする商業施設。ルミネが運営を行っており、2016年3月には1号店を新宿駅前にオープンしており、今回が2号店となる。「ニュウマン横浜」の場所は?位置するのは、再開発が行われるJR横浜駅西口。横浜駅西口開発は「JR横浜タワー」と、歩行者通路で結ばれる「JR横浜鶴屋町ビル」の2つの建物からなり、「ニュウマン横浜」は、JR横浜タワーの1階から10階に位置する。なお、地下1階から地下3階は、食品、飲食を中心とするシァル、8階から10階に映画館の「T・JOY」、12階から26階はオフィスが入居する。メゾンブランドも出店、116のショップラインナップ「STORY・・・ING」をコンセプトに掲げる「ニュウマン横浜」では、日々の物語を作りだすような、ライフスタイル全般を支える116ショップが出店。ファッションだけでなく、コスメ・サービス・雑貨ショップの充実や、初のラグジュアリーショップ導入など、「ニュウマン新宿」よりもさらに幅広い店舗を揃える。また、男性におすすめの店舗、充実した飲食店のラインナップにも注目だ。全43店舗のファッション・ファッション雑貨ファッションがメインで展開されるのは、1階から6階。そのうち1階と2階には“ Discover 新しい自分と出会う”と題して、ラグジュアリーメゾンをラインナップする。ラグジュアリーブランドで出店するのは、1階のグッチ(GUCCI)、ティファニー(Tiffany & Co.)、バーバリー(BURBERRY)、バレンシアガ(BALENCIAGA)、そして2階のサンローラン(Saint Laurent)、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)、モンクレール(MONCLER)といった店舗群。サンローランとモンクレールはメンズ・ウィメンズアイテムを展開し、上記その他ブランドはファッション雑貨店舗となる。そして3階には、エストネーション(ESTNATION)、ナゴンスタンス(någonstans)、AP スタジオ(AP STUDIO)など、上質でカジュアルな店舗を誘致した。“ Simple is シンプルの探求”と題した4階は、ほぼファッション店舗で構成されるフロア。A.P.C.(アー・ペー・セー)、ザ・ノース・フェイス 3(THE NORTH FACE 3)、マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL、クラチカ バイ ポーター(KURA CHIKA by PORTER)といった、“シンプル”を得意とするブランドを揃えている。4階とは対照的に5階は、“Feel fashion 自分を彩る”をテーマに、コンサバティブからアヴァンギャルドまで、個性的な店舗を揃えた。展開ブランドとしては、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)から発信するウィメンズレーベルイウエン マトフ(AEWEN MATOPH、セルフォード(CELFORD)、ベイジ,(BEIGE,)、メゾンスペシャル(MAISON SPECIAL) 、ラブレス(LOVELESS)など。さらにその上6階には、スティーブン アラン(Steven Alan)、スノーピーク(Snow Peak)が軒連ねる。横浜発上陸も!“美”を叶えるコスメブランド1階から3階をメインとし、注目コスメブランドも多数。1階には、パリ発のオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)が日本3号店、2階にはディオール(DIOR)の体験型ストア「ディオール バックステージ ストゥーディオ」がオープン。さらに最もコスメブランドが集積する3階には、ポーラ(POLA)、THREE(スリー)のメンズ&ウィメンズ向け新コンセプトショップ「VISIONARIUM THREE」、ウカ(uka)など、ナチュラルビューティーを叶える店舗をメインに揃えている。同フロアには、ヘアサロンやビューティー・ヘルスケアサロンも出店しており、トータルビューティーが叶えられそう。和食から、中華、イタリアンまでOK!充実のフード&レストランフード&レストランは8階から10階をメインとし、ショッピングの合間に気軽に立ち寄れるカフェも各階に用意している。特に注目したいのがカフェのラインナップで、「ニュウマン新宿」でもオープン以来人気を博す「ブルーボトルコーヒー」が出店するほか、とらや(TORAYA)が展開する「トラヤカフェ・あんスタンド」、「ザ シティ ベーカリー」など人気店も多数。4階にはポロ ラルフ ローレン(Polo Ralph Lauren)のファッション店舗併設で「ラルフズ コーヒー」も登場する。レストランフロアには、和食、餃子、中華、イタリアンなどその日の気分にあわせてセレクトできる計14店舗が軒を連ねる。10階には人気焼肉店舗の「KINTAN」も出店予定だ。ポップアップスペース「ニュウマン ラボ」定期的にイベントを変え、最新情報やトレンドを発信していくスペース「ニュウマン ラボ(NEWoMan Lab.)」を5つのポイントに設置する。今後開催されるイベントが発表されるので、要チェックだ。男性に嬉しい店舗も多数“大人の女性に向けた”商業施設であることからニュウマンは女性ファッション&コスメ店舗が多いのが特徴。しかしながら、「ニュウマン横浜」では、男性にも嬉しい店舗が多数揃っている。特に、ラグジュアリーブランドとセレクトショップは、メンズ・ウィメンズで展開する店舗がほとんど。ブリーフィング(BRIEFING)やジラフ(giraffe)といったビジネスシーンで活躍するファッション雑貨店舗も出店している。さらに、美を気にする男性に向けたバーバーショップ「FREEMANS SPORTING CLUB」、THREEのメンズコスメを取り扱う「VISIONARIUM THREE」、近年男性ユーザーが多くなりつつあるイソップ(Aēsop)などメンズビューティーに纏わる店舗にも注目したいところだ。環境デザインは建築家・田根剛「ニュウマン横浜」の環境デザインを手掛けたのは、代表作『エストニア国⽴博物館』、『新国⽴競技場・古墳スタジアム(案)』などを手掛けた建築家・田根剛。る“GLOBAL PORT CITY”をテーマに、建物内に居ながら、街を歩いているかのような楽しさを感じられる空間を演出する。【詳細】ニュウマン横浜開業時間:2020年5月30日(土)営業時間:ショッピング 平日 10:00〜21:00、土日祝 10:00〜20:30、レストラン 11:00〜23:00※一部営業時間が異なる店舗があり。住所:神奈川県横浜市⻄区南幸1-1-1売場面積:約13,000㎡フロア:1階〜10階店舗数:116店出店店舗一覧1階:グッチ、ティファニー、バーバリー、バレンシアガ、ビュリー、ブルーボトルコーヒー NEWoMan YOKOHAMA、メゾン カカオ2階:サンローラ、ボッテガ・ヴェネタ、モンクレール、ジョンスメドレー、サンタ・マリア・ノヴェッラ、ディオール バックステージ ストゥーディオ、アットアロマ、タリーズコーヒー、トラヤカフェ・あんスタンド3階:AP STUDIO、エストネーション、カオス、KASHIYAMA、ナゴンスタンス、L’ANGÉLIQUE、LE PHIL、uka store、薫玉堂、ダヴィネス、NOSE SHOP、コスメティック新業態、VISIONARIUM THREE、ポーラ、ReFa、THE CITY BAKERY、THE ALLEY、加圧ビューティーテラス、白洋舎、バイオレット、ミスターミニット4階:A.P.C.、UNDERSON UNDERSON、GALERIE VIE、THE NORTH FACE 3、PLAIN PEOPLE、ポロ ラルフ ローレン / ラルフズ コーヒー、マーガレットハウエル、KURA CHIKA by PORTER、SLOW authentic goods store、BRIEFING、Aēsop、THE SHOP、SeeP EYEVAN、バダンバルー、FREEMANS SPORTING CLUB5階:AEWEN MATOPH、Whim Gazette、STUNNING LURE、セルフォード、Drawing Numbers、1er Arrondissemen、BEIGE,、MAISON SPECIAL、ユニ、LOVELESS、Jouete L/、decor URBAN RESEARCH、BRITISH MADE、@cosme store、ALBION PHILOSOPHY、SJX★W6階:EMILY WEEK、Steven Alan、スノーピーク、BLOOM & BRANCH YOKOHAMA、collex、BIRKENSTOCK、北麓草水、TENERITA、無印良品、ニーヨンイチロクマーケット ベーカリー、ニーヨンイチロクマーケット シングス、ニーヨンイチロクマーケット パスタアンド、ALL GOOD STORE、ニーヨンイチロクマーケット カーヴ、エイトハンドレッドディグリーズ クラフトブリュースタンド、エイトハンドレッドディグリーズ アルチザンピッツェリア7階:ジラフ、HAU & Sundry、L:A BRUKET、アイシティ、YELLOWKORNER、Tabio、TO&FRO YOKOHAMA、Maker’s Watch Knot、MOSCOT、LAMY、スターバックス、茶論、Form-i8階:SALON BUTCHER & WINE、しらす食堂 じゃこ屋 七代目 山利、SUSHI TOKYO TEN、蜷尾家、Nood e、PARIYA DELICATESSEN、横浜 DRA セブン、MS. CASABLANCA、THE CITY BAKERY レストラン業態9階:BETELNUT、COMEDOR DE MARGARITA、蕎麦 蘇枋10階:割烹蒲焼 八十八、横浜焼肉 KINTAN
2020年01月27日横浜駅西口開発ビル計画の駅前棟「JR 横浜タワー」内に5月30日(土)、「T・ジョイ横浜」が開業。タワー内には同日、「NEWoMan 横浜」や「CIAL 横浜」がオープンする。横浜駅西口の新たなランドマークとなる駅ビルとして開業予定の「JR 横浜タワー」。地下には「CIAL」、1~10Fは「NEWoMan」、そして8~10Fが「T・ジョイ」となる予定。「T・ジョイ横浜」では、最高の映画鑑賞体験を提供すべくメインシアターには最先端の映像技術と立体音響技術により、スクリーン上の世界にいるような没入感を体験できる「DOLBY CINEMA(ドルビーシネマ)」を導入。シアター4に導入され、座席数は327席(内2席車椅子スペース)となるそう。施設規模としては、全9スクリーン、合計1,230 席(車椅子スペース18席含)。そして、全スクリーンレーザープロジェクター対応(3Dデジタルは全スクリーン対応)予定だ。「T・ジョイ横浜」は5月30日(土)開業。(cinemacafe.net)
2020年01月24日ブリヂストン美術館を前身とする新美術館「アーティゾン美術館」が1月18日に開館。開館記念展として「見えてくる光景コレクションの現在地」が3月31日(火)まで開催されている。株式会社ブリヂストンの創業者、石橋正二郎が収集した美術品を展示するため、1952年に開館したブリヂストン美術館。2015年から建て替えのため約5年間の休館を経て、この度「アーティゾン美術館」という新たな館名でリニューアルオープンした。新美術館は、23階建ての高層ビル「ミュージアムタワー京橋」の低層階3フロアを展示室とし、その展示面積は旧ブリヂストン美術館の約2倍に。最新の照明や空調設備を備え、快適で明るく開放的な空間が広がる。アーティゾン美術館1階部分の吹き抜け開館に先駆けて行われたプレス内覧会では、館長の石橋寛氏が登壇。新美術館では「創造の体感」をコンセプトに、単に観賞の場を提供するだけでなく、見る、感じる、知ることにより作品の創造性を体感し、そのインスピレーションが新たな時代を切り拓くきっかけとなることを目指すという。アーティゾン美術館石橋寛館長同館では、利用者がより快適に「創造の体感」を味わえるような工夫が随所に施されている。例えば、チケットは日時指定予約制を導入。入館までの待ち時間の短縮や館内での混雑緩和が期待できるほか、一部の作品を除き作品の写真撮影もOK。美術館の情報を閲覧できるインフォルームやレクチャールームが併設され、鑑賞後に湧き出る探究心も満たしてくれる。そして今回、開館記念展として開催されているのが『見えてくる光景コレクションの現在地』だ。約2,800点の石橋財団コレクションの中から、選りすぐりの206点を紹介。第1部「アートをひろげる」で近現代美術を一望し、第2部「アートをさぐる」で古今東西の美術を7つのテーマで掘り下げていく。第1部「アートをひろげる」会場エドゥアール・マネ《自画像》1878〜79年ほか第1部「アートをひろげる」メアリー・カサット《日光浴(浴後)》1901年ほか第1部「アートをひろげる」ピエール=オーギュスト・ルノワール《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》1876年ほか第1部では、1870年代のマネの作品から2000年代のスーラージュまで、約140年間の東西の名品が並ぶ。印象派、ポスト印象派、象徴派、ナビ派、フォーヴィズム、キュビズム、抽象美術、ダダイズム、シュルレアリスム、抽象表現主義と、次々に展開したヨーロッパ美術の系譜を、ルノワール、セザンヌ、カサット、青木繁から、ピカソ、ブラック、カンディンスキー、マーク・ロスコ、猪熊弦一郎、草間彌生まで、石橋コレクションが誇る数々の名作で辿ることができる。第1部「アートをひろげる」左:青木繁《海の幸》1904年中央:ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》1904〜06年頃右:オーギュスト・ロダン《立てるフォーネス》1884年頃第1部「アートをひろげる」ヴァシリー・カンディンスキー《自らが輝く》1924年ほか展示がスタートする6階はフロア全体に柱がなく、それぞれの作品はゆるやかに空間を仕切る可動式の壁に展示されている。アーティゾン美術館の教育普及部長である貝塚健氏によると、その壁を利用することで、作品同士の響き合いを感じとってほしいと言う。「ある地点から見ると、セザンヌによる山の絵と、青木繁の《海の幸》を同時に眺めることができる。場所は違えど同時代に活躍したふたりの、異なる個性がぶつかり合う様を楽しんでほしいと思います」(教育普及部長貝塚健氏)また、注目したいのが休館中に新収蔵された作品。モリゾ、カサット、ボッチョーニ、カンディンスキー、ジャコメッティ、松本竣介など31点が今回初めてのお披露目となる。続く第2部「アートをさぐる」では、「装飾」「古典」「原始」「異界」「聖俗」「記録」「幸福」という7つの視点からアートを掘り下げていく。5階では、人が身の回りを飾りたいという欲望から生まれた「装飾」のアートに始まり、多様な造形を整理しスタンダードを確立した「古典」、人間の欲望や欲求の源となる「原始」、ふとした時に立ち現れる「異界」をテーマに持つ作品を紹介していく。第2部「アートをさぐる・装飾」イランテペ・シアルク《幾何文台付鉢》紀元前4千年紀ほか第2部「アートをさぐる・古典」小杉未醒(放庵、放菴)《山幸彦》1929年第2部「アートをさぐる・異界」古賀春江《素朴な月夜》1929年ほか続く4階フロアでは、聖なるものと俗なるものを併せ持つ「聖俗」、自画像や街の風景を描きとめた「記録」、そして、人と人との出会いによって生まれるアートの「幸福」をテーマに展示は締めくくられる。第2部「アートをさぐる・聖俗」《洛中洛外図屏風》江戸時代・17世紀第2部「アートをさぐる・記録」小出楢重《帽子をかぶった自画像》1924年ほか第2部「アートをさぐる・幸福」青木茂《わだつみのいろこの宮》1907年ほか今後のアーティゾン美術館では、鴻池朋子が石橋財団コレクションと“共演”するインスタレーションを発表するほか、ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館展示帰国展など、現代美術の紹介も積極的に行なっていく予定。この先どんな「創造の体感」をさせてくれるのか。新しいアートの発信拠点として、これからも目が離せない。【開催情報】『開館記念展「見えてくる光景コレクションの現在地」』
2020年01月23日東京国立近代美術館では、桜をはじめ“花”を描いた作品の特集展示などを楽しめる「美術館の春まつり」を開催。尚、東京国立近代美術館が当面の間臨時休館を行うため、開幕時期は未定。見どころは、所蔵作品展「MOMAT コレクション」の1室に集結する“花”の作品の数々。桜を描いた重要文化財・川合玉堂《行く春》を年に一度だけこの期間に公開するともに、奈良吉野の桜が咲き広がる菊池芳文《小雨ふる吉野》、しだれ桜をはじめ40種類を超える桜を描いた跡見玉枝《桜花図巻》、船田玉樹《花の夕》など、花を描いた8点を展示する。ほかにも「MOMAT コレクション」には、菱田春草などの日本画、安井曽太郎などの洋画、ポール・セザンヌやパウル・クレーなどの海外作品が並ぶ。3フロアにわたる約200点の作品から、花を描いた作品を探しつつ鑑賞するのも良いだろう。また、美術館前庭には床几台によるお休み処を用意。皇居・千鳥ヶ淵を彩る桜散策とともに、お花見弁当や甘酒しるこ、スパークリングワインなどを楽しめる。なお同期間には、企画展「ピーター・ドイグ展」やコレクションによる小企画「北脇昇 一粒の種に宇宙を視る」も開催される。こちらもあわせて訪れてみては。【詳細】美術館の春まつり期間:2020年3月17日(火)〜4月5日(日)※東京都国立近代美術館が、当面の間臨時休館を行うため会期は未定。再開予定は公式ウェブサイト等で告知。場所:東京国立近代美術館住所:東京都千代田区北の丸公園3-1開館時間:10:00〜17:00(金・土は20:00まで) ※いずれも入館は閉館30分前まで休館日:月曜日(ただし春まつり期間中の3月30日は開館)■展覧会概要・所蔵作品展「MOMAT コレクション」会期:2020年2月11日(火・祝)〜6月14日(日) ※3月1日(日)、4月5日(日)、5月3日(日)、6月7日(日)は無料観覧日※東京都国立近代美術館は、2020年2月29日(土)~当面の間、臨時休館。再開予定は公式ウェブサイト等で告知。会場:東京国立近代美術館 4〜2F 所蔵品ギャラリー観覧料:一般 500円、大学生 250円 / 金曜・土曜の17:00〜 一般 300円、大学生 150円※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳の所持者とその付添者1名は無料※所蔵作品展入館当日に限り、コレクションによる小企画「北脇昇 一粒の種に宇宙を視る」も観覧可※花の作品の特集は4月12日(日)まで・企画展「ピーター・ドイグ展」会期:2020年2月26日(水)〜6月14日(日)会場:東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー・コレクションによる小企画「北脇昇 一粒の種に宇宙を視る」会期:2月11日(火・祝)〜6月14日(日)会場:東京国立近代美術館 2F ギャラリー4【問い合わせ先】東京国立近代美術館TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2020年01月18日