赤ちゃんにまつわる言葉を組み合わせて、赤ちゃんの発達に関する3文字の答えを導いてみましょう! ちょっとした隙間時間に頭の体操。ぜひ挑戦してみてください!横のワードは…横1:赤ちゃんが自分の力で横向きになって、そのままゆっくりうつ伏せになること。平均的には生後5~6カ月ごろ。 横2:生まれたときからしっかり生えています。 横3:基本、生後1カ月ごろまでおこないます。両親学級で練習した方もいるでのでは?横4:出生届を出すとここに記載されます。 横5:赤ちゃんがよちよち歩きをするようになったらファースト◯◯◯◯の購入を考えましょう。 横6:生まれてから生後28日未満の赤ちゃんのこと。 横7:虫歯を医学的に言うと……。 横8:子どもの成長過程のなかでもママたちを悩ませることの1つ。だいたい1歳ごろから始まり、2歳ごろにピークを迎えると言われています。 横9:そろそろおむつを卒業のタイミングかな? ◯◯◯トレーニング。 縦のワードは…縦1:1日の終わり。最後の大仕事!? 縦3:生まれたばかりの赤ちゃんのおしりにある!? ◯◯◯斑。 縦9:年齢が1つ違いの兄弟姉妹のこと。 縦10:子どもの成長過程のなかでもママたちを悩ませることの1つ。早い赤ちゃんだと生後6カ月ごろから始まり、生後8カ月ごろにピークを迎えます。 縦11:生後5〜6カ月ごろからスタート。最初は10倍がゆから。 縦12:赤ちゃんの成長は意外と早いもの。◯◯◯アウトには注意! 縦13:寝返りができるようになり、おすわりもできるようになってくるとできるように。いろいろな種類があります。 縦14:赤ちゃんに起こりやすい事故。ストーブ、アイロンなど気をつけて。 正解は? 太枠の文字を合わせると なんご になります。 喃語は、生後6カ月を過ぎたころから始まる「あーあーあー」「だーだーだー」「ばぶばぶ」「だだばば」など、多音節からなる言葉のこと。パパやママも赤ちゃんのまねをして遊んであげると赤ちゃんも喜びます。 赤ちゃんクロスワードパズル、みなさんはどのくらいで答えに辿り着きましたか? パパと競争しても楽しいかもしれません。
2021年11月22日現在、5歳になる長男は言葉が遅く、3歳になっても「パパ」「ママ」の発語もありませんでした。同い年の子どものおしゃべりばかりが気になり、毎日ネットで発達障害の情報を検索していました。「この子は、このまま一生おしゃべりができないのかな?」と悩んだ日々についてお話しします。 長男がしゃべらない!長男は本当に言葉が遅く、3歳になっても「ママ、パパ」もはっきりとした言葉で話すことができませんでした。言葉の理解はあり、1歳のころには「おいで」や「ちょうだい」の言葉に反応して行動することができましたが、自分の名前に反応しないなど心配な点も……。 昔のビデオを見ても宇宙人のような喃語(なんご)を話す長男の動画が残っています。最初の子どもということもあって、私はとても悩み、同級生の子どもたちが流ちょうに話すのをうらやましく見ていました。 「男の子は遅いから」「そのうち話すようになるから」という周囲の言葉を信じて待っていましたが、一向に話す気配がありませんでした。 子どもが話さないのは母親のせい?年齢が上がるにつれ、はっきりとしゃべれない長男に私はとても焦りました。他の同級生の子どもたちに引け目も感じて、一緒に遊ぶこともできませんでした。 絵本も毎日読み聞かせ、言葉掛けもしましたがそれでも発語は増えません。義理の母からは「母親の言葉掛けが少ないからだ」「保育園に入れているからだ」など心ない言葉を言われ、「私のせいなのかな……」と悩みました。 毎晩、長男が寝たあとにネットで発達障害について書かれたブログやネット記事を読み漁り、長男と同じ症状の子どもを探して一喜一憂するという日が続きました。 療育に通いみるみる話すように当時は長男とおしゃべりする夢を見るほど、悩んでいた日々でした。しかし3歳から「言語遅延」ということで療育に通い、発語の練習をおこなったところ、だんだんと滑舌が良くなってきたのです。そして、4歳の誕生日を目前に他の子たちと同じようにおしゃべりができるようになりました。 今では、幼稚園の先生に「発音が良い」と褒められるほどです。私が当時、言葉の遅い子に多いと聞いていた言葉の爆発というのではなく、本当に少しずつ、いつの間にか言葉が話せるようになっていったのです。 悩んだ日々も後悔しない結果、話せるようになった長男は、月に1度通っていた療育も「問題ない」ということで卒業しました。 「あれだけ悩んだ日々はなんだったんだろう?」「狂ったようにネット検索している間に、もっとやれることがあったんじゃないか」「もっと他の子どもとも遊ばせてあげればよかった」などと後悔した時期もありました。しかし、今は「私にとっては悩んでいたあの日々も育児の一部だったんだ」と思えるようになっています。 当時の私に声を掛けるとしたら、「この子はもう少しでしゃべるようになるよ」ではなく、「ゆっくりと見守ってあげてね」だと思います。今の私にとっては悩み抜いたことも、子育ての一環だと思えるからです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 原案/竹内優実作画/YUDAI9℃監修/助産師REIKO
2021年11月22日ベビーカレンダーのユーザーさんから寄せられたかわいい赤ちゃんの動画をご紹介します。今回は生後5〜8カの赤ちゃんです。 この時期の赤ちゃんとかわいいしぐさ■5カ月首がすわり、うつ伏せの状態で両手を使って遊んだり、興味がある物に手を伸ばしたりするようになります。また、寝返りをしたり、腰をささえると少し座れるようにもなります。また、このくらいの時期になると記憶力がついてきて、人の顔が区別できるようになります。そのため、人見知りが始まる赤ちゃんも。口の機能が発達し、ブルブルとくちびるを鳴らしてその音を楽しむ赤ちゃんも出てきます。離乳食を開始するのもこのころから。大人の食事に興味を持ったり、支えがあればおすわりできるようになれば離乳食の始め時です。 ■6カ月寝返りがじょうずにできる赤ちゃんが多くなります。手で支えてあげるとおすわりもできるようになる赤ちゃんも。手の動きも発達してきて、触るから持つという動作ができるようになり、右手から左手へ物を持ち替えることもできるようになります。生後6カ月を過ぎたころから喃語が盛んになり、まねしてあげると喜びます。この時期になると、泣いたらママがそばにきてくれることを覚えるため、ママを呼ぶために泣くことがあります。また夜泣きが始まる時期でもあります。 ■7カ月ひとりでおすわりができるようになります。うつぶせのまま前に進む、ずりばいをしたりハイハイする赤ちゃんも。指の動きはさらに発達し、自分の気になるおもちゃを手にとって触ったり手や足を動かしたりしながら喃語を発することが多くなります。目で見た物を体で再現できるようになってくるため、ママやパパのまねっこをするように。また、ママや近くの大人の行動に興味を示し始める一方で、身近な人への愛着が強くなり、いつもと違う人や場所では泣き出したり、笑わないなど人見知り・場所見知りをする赤ちゃんも多くなります。 ■8カ月おすわりがさらに安定するようになり、横を向いたり、振り返ってもゴロンと転がらないようになります。ハイハイをする赤ちゃんも多くなりますが、個人差があり、ハイハイをせずにつたい歩きするようになる赤ちゃんもいます。運動量が増えるにつれて、食べる量も増えてきます。また、名前を呼ばれると振り返ったり、両手をパチパチと打ち合わせることもできるようになります。いないないばあやハンカチでおもちゃを隠す遊びに夢中になる赤ちゃんも。 これまで母乳や育児用ミルクだけを飲んでいた赤ちゃんも、生後5カ月を過ぎると離乳食が始まり、また新たな段階に移行する時期になります。寝返りやハイハイなどができるようになったり、ママやパパとのやりとりができるようになるなど赤ちゃんの成長を感じられるでしょう。好奇心旺盛な赤ちゃんの思いもよらない行動に驚かされることもあるかもしれません。赤ちゃんが生活する環境を今一度見直し、赤ちゃんが安全に過ごせるようにしていくことも大切です。「初めての◯◯」が多いこの時期、動画に納めておくのもいいですね。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2021年11月13日2歳の長女は食べ物に対しての執着が人一倍強いです。それは、母乳を飲んでいたときから兆候があったのかもしれません。よく「うちの子は全然食べなくて」という悩みも聞きます。ですが、逆に食に対して執着心が強い子の大変なところもたくさんあるので、お話しします。 新生児・乳児期私は新生児期の赤ちゃんは、昼夜ともによく眠ると思っていましたが、長女は本当によく泣く子でした。母乳を飲んだそばからまたくれくれとギャン泣きして、泣き止みません。長女はずっと母乳を飲んでいて、吐き戻しをしても母乳を欲しがっていました。離乳食が始まると長女はよく食べてくれたのですが、毎回「ごちそうさまでした」を言うとギャン泣きをして、なかなか泣き止みません。あの手この手で泣き止ませようとしてもだめで、結局おしゃぶりで落ち着きました。 量が少ないのかと思い、多めに盛ってもまた「ごちそうさまでした」でギャン泣きです。これが毎日、毎食後に生後10カ月から1年以上続きました。しばらく経ってから食べ始めはがっついて食べるのに食べ終わりそうになるとちびちび食べる姿を見て、これまでの食後のギャン泣きは食事の量ではなく、食べ終わることが嫌いなのだとわかりました。いつまでも食べていたい⋯⋯そういった欲求だったように思います。 幼児期現在娘は2歳になり、かなり流ちょうにお話ができるようになりました。意思疎通が図れるのはすごく良いのですが、ことあるごとに「ママ―、パン食べたいよ」「ごはん作って」と食べ物の話をされます。しまいには食後30分も経っていないのに、「おなか空いちゃった。ごはん食べたいよ」と言われます。 いつも1歳児の妹と一緒に食事をしているのですが、食べ終わるのが長女のほうが早いと妹のごはんを狙います。くれないとわかるとギャン泣きです。決して長女に出している量が少ないわけではありませんが、食べ物が目に入ると「全部私の」と言い、独占しようとするのです。 とはいえ、良いことも食べることが大好きな性格には、良いこともありました。それは、自分で食べようとする意欲もあることです。長女は好き嫌いもなく、1歳になる前からほとんど私が手伝うこともなく手づかみで食べていました。 現在では、ほとんど大人と変わらない食事をスプーンやフォークを使って、長女ひとりでじょうずに食べられます。同年代の子と見比べても、長女の食べ方はじょうずなほうだと思います。 私は、子どもに1日中食べ物の話をされることはうんざりです。良くないなとは思いながらも、あまりに何度もしつこいときは、自分の感情を抑えることが難しくなるので、聞き流すようにしています。今は、隙あらば人の分までもらおうとする長女ですが、長女が大きくなったときに恥をかかないように、食事マナーはしっかりと今のうちから教えていきたいと思います。 イラストレーター/ライコミ監修/助産師 松田玲子著者:雨宮春季13カ月差の年子姉妹、1歳児と2歳児の母。前職の看護師を辞めて現在は育児に専念中。次女が重くなってきて2人を連れての外出に限界を感じてきた今日この頃。最近は家に引きこもりがち。
2021年11月13日私の無頓着な性格が災いして、新生児のときに娘がいつも同じ方向を向いて寝ていることに気が付かず、寝かせていました。そのため、右の頭の後ろがぺったんこになってしまいました。4歳になった今でも周りから指摘を受けることがあり、私自身とても心が痛んでいる体験です。母親からのアドバイス初めての子育てということもあり、5カ月間は実家に住んで母からのサポートを受けながら子育てをしていました。母は「新生児はこれが必要だよ」と事細かに教えてくれて、とにかく心強かったです。子どもの頭を支えるドーナツ枕も購入し、寝るときは常に使用していました。 そして「寝ているときは頭の後ろが均等な形になるように方向を都度変えるんだよ」と母からはアドバイスを受けていたものの、無頓着な性格が災いして、娘がずっと同じ方向を向いて寝ていることに私は気が付いていませんでした。 義理の両親からの指摘娘が生後3カ月になったときに、義理の両親が地方から私の実家近くまで会いにきてくれることになりました。そして孫との感動の初対面を果たすことになるのですが、そのとき義理の母に「あら○○ちゃん、頭の後ろ、片方がへこんでいるけれども大丈夫?」と言われてしまったのです。 私はそこで初めてはっとさせられ、実家の母に言われたことを思い出しました。自分では毎日一緒にすごしていたせいもあり気付いていなかったのですが、周りの人から見ると娘の頭はどうやら片方だけへこんでいるようでした。 最後には夫からのとどめ一方の夫はというと、海外赴任のため、普段はテレビ電話や動画を通じて娘の成長を伝えていました。そのため娘の頭のことを指摘されることはなく、また私からあえて話すことはありませんでした。娘が生後5カ月になったときに夫のいる海外に戻ったのですが、戻ってから1・2カ月経ったころ、「○○ちゃんの頭の形って片方へこんでいるよね」と言われました。 このときは「やっぱりか……」と思いました。ただ、ここで私が何か危機感を感じ取っていれば、まだ頭の形について言われ続けることを変えることができたのかもしれませんが、案の定、私はこの指摘を聞き流してしまっていたのでした。 娘が4歳になった今でも、誰かに頭の形について指摘されるたびに心が痛み、新生児のときのケアは本当に大事だったのだなと思いました。健診のときなどに相談するべきだったなと反省もしています。今後、本人が気にするようになったときには、娘に素直に謝ろうと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:町田 久美子4歳児を育てるワーママ、ズボラ主婦。ベトナム在住。手を抜く家事、育児を常に探しながら、ライターとして漫画や教育系、ベトナムでの子育て経験について執筆中。
2021年11月08日「ほしい!あったらいいな」を1,100人がチョイス!第3弾のスタートは、ユーザーのみなさまから普段の困りごとを伺ったお声をもとにフェリシモのプランナーが出した21のアイテムから『あなたの「ほしい!あったらいいな」はどれ?』を「みんなのアンケート」で選んでいただきました。1,100人を超える回答をいただき、「1つに選べない」「みんなほしい!」とのお声も。その結果は…【発達ナビ×フェリシモ】あなたが欲しいものはどれ?発達障害フレンドリーなグッズづくり第3弾!人気の高かった順に、次の5つに商品化アイテム候補を絞りました。1.椅子の姿勢崩れを防ぐ「両面滑り止めつきクッション」(19%)2.感情コントロール苦手さんのための「感情コントロールレッスンキット」(8%)3.“1人になりたい”がかなう「室内テント」(8%)4.勉強道具もゲームも持ち運び「お片づけ収納ラック」(6%)5.曜日ごとのルーティンワークが一目瞭然「1週間ToDoリスト」(5%)仕様はどうする?追加アンケートでさらに調査を進めます5つのうち、「姿勢崩れを防ぐクッション」と「お片づけ収納ラック」は商品化決定!モニターをお願いしながら開発を進めていくことに決まりました。のこり3つのアイデア「1週間ToDoリスト」「感情コントロールキット」「室内テント」については、フェリシモプランナーも迷うところ…。さらに追加アンケートを実施し、くわしい質問で具体的な仕様を検討していくことに。ほしい機能として、前回の「タスクチェッカー」のように「完了できたかどうかチェックできる」と、「時間割のように一覧できる」の「どちらもほしい」というご意見が41.2%と圧倒的でした。具体的には、怒りを発散してコントロールするための「握るアイテム」と、感情の種類や度合いを表現する「コミュニケーションカード」に大人・子どもの当事者共に、人気が大きくが二分されました。遮光や防音機能のついたしっかりと空間を遮断できる仕様のものがニーズが高い結果になりました。開発する3アイテムが決定!「姿勢崩れを防ぐクッション」と「お片づけ収納ラック」に加え、追加アンケートの3アイテムからは「1週間ToDoリスト」を開発することに決定しました!1,100人のご意見から選んだ、3つのアイテムを進めていきます。アンケートへのご協力、ありがとうございました。体感覚がつかみにくく、姿勢をコントロールするのが苦手な方でも、体勢をととのえやすくなるクッションを開発中です。全体の約19%(220名)の方に選ばれた『椅子の姿勢くずれを防ぐ!「両面滑り止めつきクッション」』には、さまざまなお声が寄せられました。<寄せられたお声>・いろいろ姿勢矯正クッションを使ったけど、ずれてしまうので、両面ズレ防止に期待したい・成人当事者なのでオフィスでも使えるものだとありがたい・学校にも持って行けそうな、シンプルなデザインのクッション希望です開発のポイントは、クッション両面でしっかりお尻が滑らないように留めるズレ防止。お子さんはもちろん、大人も普段使いできてかつ、シーンを選ばずに使えるデザイン。さらに重要と考えたのは、滑りやすいスカートをはいているときや、集中できずに気が進まない何かをやらなければならないときも、がんばって座っているのに「だらしない!」と怒られたり、怒ってしまったりしないようになることを目指しています。座っているときは何かに意識が向かってしまうことから、体幹に意識を向けるのが難しい。そんな人たちに向けて。自分で、もしくは保護者さまの声がけですぐに姿勢のポジションを変えられるように、お尻だけでなく、足元にも注目して企画開発を進めています。現在このアイテム開発のモニターをしてくださっているのは、「発達ナビ」で人気のコラムライター「ひらたともみ」さん。学童を運営されているそうで、数名の小学生のみんなにも使ってもらいながら、形を少しずつ決定しています。ひらたともみさんのコラム記事はこちら!前回「こまごましたものを仕切りとアイコンでわかりやすくまとめられる」と好評いただいた「ひとまとめで整理らくちん 取り出しやすいお道具箱」。企画のアンケートで「どこで使いたいか」いう質問に、「おうちの中で部屋を移動して持ち歩きたい」の声が多かったので、今回、「さっとまとめて部屋移動が楽なラック型の収納」をつくることにしました。Upload By 発達ナビ編集部勉強やお仕事を中断して食事やエアコンのある部屋に移動する際など、さっと片づけたいとき、中身が見やすい仕切り付のラックで失くしものや探しものを防いでスムーズに再開できるといいなと考えました。色柄については、「デスクパーテーション」のアンケートで要望の多かった、気持ちが落ち着くライトグレーッシュとインテリアになじむ白木をイメージしたカラーで展開します。現在このアイテム開発のモニターをしてくださっているのは、「発達ナビ」で人気のコラムライター「丸山さとこ」さん。お子さんとご自身にサンプルをモニターしていただいて、ご意見をいただきながら開発しました。丸山さとこさんのコラム記事はこちら!Upload By 発達ナビ編集部1週間分の「ToDoリスト」が一目瞭然!毎日のルーティンワークで忘れがちなことをリスト化して、「やること」「やったこと」を可視化して完了できたかどうかがひと目でわかるボードを開発中です。絶対に忘れたくない「薬を飲んだか」や「忘れ物チェック」としても使え、さらにはゴミ出しや習いごと、お弁当が必要な日など、家族ごと・曜日ごとに違ったスケジュールで混乱しがちなことも、ボードがあれば家族に共有できる”コミュニケーションボード”になるような商品を目指しています。<アンケート結果>・自分や家族が共有しやすいおしゃれなボード…41.8%、・1週間分のToDoが書き込めて、「完了」がひと目でわかる…20.9%Upload By 発達ナビ編集部また、アンケートに答えてくださった〈388名〉の内、大人が使いたいと答えた方〈41名〉、お子さんが使いたいと答えた方〈134名〉、家族みんなで使いたいと答えた方〈174名〉と、約半分の方が「家族みんなで使いたい」というアンケート結果に。<寄せられたお声>・小学生へ行くときの持ち物や、仕事の予定や帰宅時間など家族で共有したい・書き込んだものが消せたり、シールを貼ったものが剥がせたりして、内容を変えて繰り返し使えるようにしてほしい・小さな子や発達障害のある子は絵の方が分かりやすいからリストを絵にしてほしい・親同士の仕事の動き方の共有や、子どもが見通しを持って1週間を過ごすためにほしい・親に言われてやるのは嫌がるけど、自分で進められないので、自発的にできるように毎日のやることに使いたい・子どもの生活スケジュールや勉強のサポートに使いたい忙しいながらも、お子さんの毎朝の準備などの声かけをしている方や、お子さんから進んで自分の支度ができるようになってほしい方に向けて、「お子さんにも使いやすい」ボードになるような仕組みを取り入れるよう検討中です。具体的には、誤飲などの安全面を考え、細かいパーツが出ない仕様にしたり、ワンタッチで簡単に操作でき、動かすと変化がでるような仕組み、イラストを描いて分かりやすくアレンジしたりなど小さなお子さんが使いたくなる仕様を目指しています。また、発達障害のある大人や、普段から忙しく忘れがちなこと、忘れっぽい方にも「大人が使いやすい仕様」や、インテリアになじむデザインにも視点をあてて開発中です。現在このアイテム開発のモニターをしてくださっているのは、「発達ナビ」で人気のコラムライター「寺島ヒロ」さん。実際に家族3人でリアルに使ってもらいながら、お声を反映してより使いやすくなるような仕様に調整中です。寺島ヒロさんのコラム記事はこちら!第3弾の新アイテムは、2022年1月中旬に発売予定!新アイテムは、2022年1月に発売予定です。商品開発やモニターに関わっていただいた3名のライターさんによる、リアルな感想や使い方をご提案いただく楽しいコラムも順次公開します。お楽しみに!
2021年11月04日3歳の娘さんはとってもお喋りで口も達者だけど、まだまだきちんと発音ができず言い間違えも多いそうです。その言い間違えに爆笑したり困惑したりしたというママの体験談です。 私は6歳と3歳の女の子の母です。先日3歳になったばかりの次女はどんどん口が達者になっていて、逆説を使ったり論理的に話したりするので、私も驚かされることがあります。でもそこはまだ3歳児。一丁前の口をきくのにきちんと発音できない言葉が多くて、そのアンバランスさがおもしろいのです。今回は次女がよく使うのになかなか言えるようにならない言葉についてお話ししたいと思います。 お礼を言うと次女に「ありがとう」ってお礼をすると「どういたしまして」ではなく「どうしたマジで」と言います。「どういたしまして」が言えなくて「どうしたマジで」になってしまうのです。 「え? あなたはギャルですか?」と思わずつっこみたくなります。毎日交わす会話ですがいっこうに言えるようにならず、毎回「おもしろいな」「かわいいな」と思うのです。「どうしたマジで」が聞きたさに何度も「ありがとう」と言ってしまいます。 白雪姫がキスをしたのは?娘たちはごっこ遊びが大好き。2人で白雪姫ごっこをしていたときのことです。その日は長女が王子様役で次女が白雪姫役の設定で遊んでいました。 クライマックスの王子様のキスで目覚めるシーンで次女は言いました「おじさま、キスしてくれてありがとう」と。それを聞いた私は思わず吹き出してしまいました!「おうじさま」の「う」が抜けるだけでお話のテイストがかなり変わってきてしまいます。 おなかが痛い?言い間違えで笑っただけではなく、困ったことも……。次女はごはんが終盤に差しかかると、毎回「おなかが痛いからもう食べない」と言う時期がありました。うんちも毎日出ていたので、便秘による腹痛ではありませんでした。その後も数日間「おなかが痛い」と言い続けたので私は心配になり、次女を小児科に連れて行くことに。 でも特に異常がなく、念のために整腸剤が処方されるだけ。なんで毎日ごはんを食べると痛くなるんだろうと心配していたある日、長女が「おなかいっぱいだからもう食べない」と言ったら、次女も「○○もおなかが痛いからもう食べない」と。そうです、次女は「いっぱい」がうまく発音できず「いたい」になってしまっていたのです。 小さい子の言葉の間違えや言い間違えは言っていることが理解できず困ることもありますが、基本とてもかわいいです! 期間限定のかわいさだと思うので、言い間違えを書き残したり動画で撮るようにしています。大きくなったら、「こんな言い間違えをしていたんだよ」と伝えたいと思っています。 イラスト/ののぱ監修/助産師REIKO著者:小川恵子6歳と2歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2021年10月31日わが家には2人の男の子がいます。長男は7歳(小学2年生)、次男は1歳で、6歳差の兄弟です。私は次男を出産した直後、長男がかわいいと思えなくなり、悩んでいました。長男に対してつい怒ったり、払いのけたりしてしまって、自己嫌悪になることも。そのときの体験談をお伝えします。次男への嫉妬と赤ちゃん返り6歳差の次男が生まれた直後、「かわいい!」と大喜びしていた長男。しかし、私が次男にかかりきりになるにつれ、「いいなー、○○くんばっかり」と言ったり、「オレも抱っこしてよー」と抱きついてきておっぱいを触ろうとしたりなど、“赤ちゃん返り”の言動が出てきました。 産後のドタバタでイライラしがちだった私は、そんな長男の寂しさを考える心の余裕がなく、「今忙しいから!」と、じょうずに構ってあげられませんでした。加えて、小さな次男と比べて大きな体でじゃれついてくる長男をかわいいと思えなくなり、つい怒ってしまうこともしばしば……。ただただ自己嫌悪でいっぱいの毎日でした。 寂しさのあまり、小学校で問題行動!?そうこうしているうちに、長男は小学校でいろいろな問題を起こすようになりました。担任の先生によると、「授業中なのにお道具箱の中を触っている」「休み時間が終わってもなかなか席に着かない」「机の整理ができず、必要なものを出すまでに時間がかかる」など、集中力が続かない状態が増えてきたそうです。 帰ってきた長男に「なんでそんなことをしたの?」「授業中は座っていないとだめでしょ」と、なるべく冷静に言ってはみたものの、本人は「そんなのわからない!」「ちゃんとしてるもん!」と反発。それに対して思わず怒ってしまい、さらに自己嫌悪に……。 直接の原因が何だったのかはっきりとはわかりませんが、私がちゃんと構ってあげていないからだと、長男に対する申し訳なさでいっぱいになりました。 話を聞く時間をつくるところからスタート その後、夫とも話し合い、長男への接し方を考え直すことにしました。 まず、自宅での1日を振り返ってみると、私は次男の世話と家事に大きく時間をとられ、長男と1対1で過ごす時間がほぼなかったことに改めて気づきました。そこで、こま切れでもいいから、長男の話を聞く時間をつくろうと決心。宿題や夕飯の時間、お風呂、寝る前など、短時間であっても積極的に長男と話をするようにしました。また、夫が「学校では先生の話を聞く」「授業中に手遊びをしない」などやさしい言葉で説明し、「お父さんと約束してね」と念押ししました。その後、担任の先生から電話があり、「学校での長男の態度が目に見えて変わり、問題行動がなくなってきた」と報告してくれました。最近は休みの日に次男を夫に預け、長男と2人だけで外出する機会をつくるようにしています。長男はこれを“デート”と呼んでいて、「今度、自転車で○○へデートに行こうよ」と、楽しみにするようになりました。“デート”のときの他愛のない会話のなかで、「こんなことを考えているんだな~」など意外な発見があります。長男の成長を実感することも多く、たまにはこういう機会も必要だなと思っています。今でも長男をかわいく思えないことは多々あります。しかし、最近は次男の赤ちゃんらしいかわいらしさと、長男のかわいらしさは別物で、成長の時期が違えば接し方も違って当然なのだと思えるようになり、少し気がラクになりました。 共働きの限られた時間内で、家事・育児・仕事を回していると、上の子への対応はつい後回しになりがちです……。これからもなるべく長男と一緒に過ごす時間を大切にし、長男の甘えたい気持ちをしっかり受け止めようと思います。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:大川香織小学2年生と1歳、2男の母。共働き。編集プロダクションや出版社で、子育て情報誌などの制作に携わった経験をもとに、さまざまなテーマで執筆。
2021年10月30日初めての出産を控え、いつ生まれるんだろうとドキドキの毎日。しかし、正期産の時期を前に頻繁に起こるおなかの張りにより、医師に自宅安静を言い渡されました。そして妊娠36週に生まれてしまい、早産だった息子に対し、人一倍気を使って過ごしていたころのお話です。2,200gで生まれた息子おなかの中ですくすくと育っていく息子。愛しくて仕方がなく、エコー写真を見ては「早く会いたいなあ」と思っていました。しかし妊娠後期から頻繁におなかが張るようになり、妊娠35週には出血もあったため、医師から自宅安静の指示が。 結局妊娠36週に早産児として生まれた息子は、体重2,200g程度の低出生体重児でした。息子が生まれた直後から助産師さんや担当の医師が、慌ただしくしていたのを覚えています。 罪悪感からひとりで無理をしていた毎日周りの子と比べるのはよくないと思いつつも、小さい息子を抱っこしては、正期産の時期に産めなかった自分を責め、息子に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 退院後、ネットで早産児は病気にかかりやすかったり、発達が遅れたりするかもしれないリスクがあるという情報を目にした私は、「この子を大きくできるのは私だけだ、病気にかからないようにしなければ」という気持ちに。 常に健康状態を気にしたり、授乳回数を増やしたりと自分だけで毎日頑張っていました。しかし産後のボロボロな体と、夜間授乳などでの寝不足も重なって、そのころの私は心身ともに疲れ果てていました。 元気に成長していく息子に私は…夫や友だちから少し頑張りすぎだと言われても聞く耳を持たなかった私。一方で息子は生後3カ月のころには首もすわり、体もぽっちゃりと赤ちゃんらしくなってきて、あやしたりするとよく笑うようになりました。そして生後6カ月にもなると寝返りや、ひとりで座ることもできるように。 そんな成長する息子の姿を見て、私は早産児だろうとこの子はこの子なりにちゃんと成長しているじゃないか、とだんだん思うようになったのです。それからは、周りの助けも借りて、ひとりで無理をするのをやめるようになりました。 現在息子は、背は少し小さいものの、元気な幼稚園児になりました。今だからこそ言えることですが、早産児だからと母親が責任を感じ頑張りすぎるのではなく、もっと子どもの成長を信じて育児をすればよかったと思います。これからもこの子なりの成長を見守って、一緒に成長していきたいと思います。 監修/助産師 REIKO著者:竹の内 由紀4歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2021年10月27日体も大きくなり、声を出して笑うようになるなど一段とかわいくなってくる生後3カ月。3カ月ちゃんの動画をまとめてご紹介します! 3カ月ちゃんってどんな感じ?体重は出生時の約2倍、身長も12〜13cmほど伸びますが、体格差も出てくるようになります。大脳が発達し、満腹感がわかるようになってくるので、授乳の間隔も伸びてきます。そのため、日中に起きている時間が長くなり、夜まとまって眠るようになる赤ちゃんも。あやされると声を出して笑ったり、泣き方にも表情が出てくるので、より一層かわいさが増してくる時期です。生後3カ月を過ぎるとうつ伏せにしたときに少しの間頭を持ち上げられるようになります。 この時期特有のしぐさって?寝返り赤ちゃんが自分の力で横向きになって、そのままゆっくりうつ伏せになるのが「寝返り」です。生後3~4カ月ごろになると、首を動かして気になるほうへ顔を向けたり、足をよく動かしたりと、だんだん動きが活発になってきます。赤ちゃんが寝返りをし始めるのは平均的には生後5~6カ月ごろと言われていますが、何かの拍子にクルンと寝返りできてしまう子もいます。赤ちゃんが寝返りをするようになったら、思わぬ事故につながることもあるので、赤ちゃんスペースの環境を見直してみましょう。 指しゃぶり自分の手に興味を持ち、口に入れて確認しようとします。指でなくこぶしをしゃぶる赤ちゃんも。またガラガラなどが握れるようになるので、おもちゃをなめることも。この時期の指しゃぶりは発達過程の1つなので心配はいりません。 社会的微笑あやされたりしてうれしいときや、人の顔や声に反応したときに表情豊かに笑うようになります。生後3カ月ごろの赤ちゃんが最もよく社会的微笑を見せると言われています。楽しいと感じると声を出して笑ったり、不快なことは泣いて訴えたりと表現や表情もより豊かになってきます。 生後3カ月を過ぎると、体格や生活リズムに少しずつ違いが出てくるようになります。あやすと声を出して笑ったり、不快なことは泣いて訴えたりするなど、赤ちゃんとのコミュニケーションも楽しくなってきます。赤ちゃんのお世話が少しラクになったと感じられる瞬間も出てくるかもしれませんね。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2021年10月24日新生児期を過ぎ、より赤ちゃんらしくなってくる生後1カ月。新生児期には見られなかったかわいいしぐさも出てきます。1カ月ちゃんの動画をまとめてご紹介します! 1カ月ちゃんってどんな感じ?生まれたときから身長が5〜6cm前後伸び、体重も約1kg前後増えます。皮下脂肪も増え、全体的にふっくらとした丸みのある赤ちゃんらしい体型に。口の周りの筋肉が発達して母乳や育児用ミルクの飲む量が増えてくるので、個人差はありますが授乳間隔が空いてくることも。飲んでは寝るの繰り返しですが、少しずつ起きている時間が長くなってきます。ですが、昼夜の区別はまだありません。手足をバタバタ動かしたり、泣き声も大きくなってきて、表情が少し豊かになります。視力も発達して、はっきりした色の物やママやパパの顔を近づけるとじっと見るようになります この時期特有のしぐさって?新生児微笑・社会的微笑新生児微笑は、赤ちゃんの意思とは関係なく見せる笑顔のような表情のことを言います。生まれてから1週間ほど経つと、外からの刺激、例えば聞こえてくる生活音やママやパパに抱っこされたときの肌の触れ合いなどに反応して、「外発的微笑」が見られるようになります。そして、生後1~2カ月ごろには、人の顔や声に対して反応したときに笑顔になる社会的微笑も見られるようになってきます。 指しゃぶり赤ちゃんは、くちびるの周りや頬に指や乳首が触れると追いかけるように顔を動かして口に含もうとし、自動的にこれを吸う運動を繰り返すという反射を生まれつき持っています。指でなくこぶしをしゃぶる赤ちゃんも。この時期の指しゃぶりは発達現象の1つなので心配はいりません。 ハンドリガード赤ちゃんが不思議そうに自分の手を見つめているしぐさをハンドリガードと言います。生まれたばかりの赤ちゃんは、自分に手や足があること、それらを動かすことができるということがわかっていません。少しずつ目が見えるようになり、手足の動きが活発になってくると、赤ちゃんの目によく入ってくるのが自分の手。今まで見たことのない不思議な未知の物体として、自分の手をじっと見つめているのです。ハンドリガードは、今見つめている手が自分の体の一部だと認識することでおこなわなくなると言われている期間限定のしぐさです。多くは生後3,4カ月でみられるようになりますが、赤ちゃんの成長・発達には個人差があります。赤ちゃんがハンドリガードをおこなわないからといって、発達に問題があるとは言えません。 寝ているときにお口をもぐもぐ、手足がピクピクぐっすり眠っているのに赤ちゃんがお口をもぐもぐさせたり手足をピクピクさせたりすることがあります。そんなしぐさをみて、けいれんではないかと心配してしまうこともあるかもしれません。緊張が続く、顔色が悪くなるなどがなければ、これらは生理的なものなので心配ありません。 生後1カ月になると新生児期よりも少しだけ起きている時間も増え、動きも活発になって赤ちゃんの反応も出てくるので、パパやママも赤ちゃんとのコミュニケーションが楽しくなってきます。赤ちゃんの成長・発達には個人差があります。わが子なりの成長を感じながら、この時期にしか見られないかわいいしぐさをぜひ動画に収めてみてはいかがでしょうか。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2021年10月23日2歳になると話せる言葉が増えてきた次男。4人きょうだいの末っ子ということもあり、周りの言葉に影響されることも少なくありません。あるアニメを見てから食事のときに「うまい! 」と言い始めた次男ですが、保育園で思わぬ出来事が……。その言葉の変化に思わず笑ってしまった体験談をお話しします。言葉を話せるようになってきた次男4人きょうだいの末っ子の次男は、6歳の次女と保育園に通っています。いつも次女と一緒にいるので、次女が話す言葉のまねをよくする次男。「ママ」から始まり、少しずつ単語から話し始めた次男は、2歳を過ぎてから言葉の急成長をみせています。 あるアニメを見ていたとき、食事のシーンで主人公が「うまい!」と言っていたのを見て、次男も「うまい!」というように。16歳の長男も「うまい」と言いますが、アニメの印象が強かったようで、何かを食べると「うまい!」と何でもおいしそうに食べてくれます。 保育園での様子は?保育園から帰ってきて手帳を見ると、次男が保育園の給食のとき「まい! まい!」と言っていますが、何のことですか?と書かれていました。家では「うまい!」と言っているんだとわかって聞いていたので、はっきり話せていると思っていましたが、初めて聞く先生にはよくわからなかったようです。 次の日の手帳で「うまい!」と言っていると思いますと返事を書き、「そうだったんですね~」と理解してもらえました。ただ、「うまい!じゃなくて、おいしい!だよ!」と2歳のお友だちから指摘されていることを先生から聞き、驚きを隠せませんでした。 いつの間にか変わっていたそれからいつの間にか家でごはんを食べているとき、次男は「おいし!」と言うようになりました。上のきょうだいたちが「うまい?」と聞くと、「おいし!」と言い返します。何度かそれを繰り返し、上の子たちは次男に「うまい!」と言ってほしそうですが、そのやり取りがおもしろくて思わず笑ってしまう私。 ただ、2歳といえどお友だちの影響力はすごい!と感心してしまいます。まだまだこれから言葉を覚え、2語、3語と話せるようになる時期。会話できるようになるのが楽しみですが、きっとこれからも保育園の先生やお友だちからたくさんのことを学んでくるのだと感じています。 「うまい!」とおいしそうに食べていた次男。まさかのお友だちのダメ出しに、今では「おいし!」と同じように食べてくれます。車の種類や色も言えるようになってきたので、いろいろな言葉を教えてあげようとするきょうだいの姿もおもしろいもの。言葉を話せるようになってきた時期ならではの次男の言葉に癒やされています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師REIKO著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年10月22日ごはんを食べているとき、最初のうちはしっかり食べてくれるのに途中で物を口に入れるとベッと出してしまう娘……。どうにかごはんを残さず食べてもらうべく、さまざまな工夫をして何とかすべて食べてもらえるようになりました。 いきなりごはんを食べなくなった娘は生後6カ月ごろから離乳食を始めましたが、特に嫌がったり、好き嫌いしたりすることはありませんでした。ところが1歳を過ぎてから、ごはんの途中で口に入れた物をベッと出すように……。 最初のうちは、もうおなかいっぱいなのかな?と考えていました。しかしその後、ごはんの量を減らしたり、お気に入りのおかずに変えてみたりしましたが、口から出してしまうことは変わりませんでした。 さまざまなもので食卓を囲んでみたごはん中の楽しみが足りず、遊びたくなっちゃうのかな?と思い、机の向かい側に娘のお気に入りのぬいぐるみを座らせてみました。最初はお気に入りのぬいぐるみが一緒にごはんを食べているのがうれしかったのか、笑顔でごはんを食べてくれていましたが、それも効果はたった数分……。 そこで、私も娘と同じ時間にごはんを食べることに。それまでは、娘はまだひとりでごはんを食べられないし、私も一緒なんて大変だと思い、食事は別にしていました。そこで、私のごはんも娘と同じくらいの少ない量に。私が一緒に同じ物を食べてくれるのがうれしかったのか、かなり効果がありました。 コース料理形式に私と娘が一緒に食卓を囲むようにしてから何日かしたところで、またごはんを出してしまうように……。なんでだろう……?と考えてみると、娘は目の前に大好きなフルーツがあるときにほかの物を口に入れられると、それを出していることに気がつきました。 そのため、今まではワンプレートにごはんをすべてのせて出していましたが、コース料理のように1品ずつ出すようにごはんの食べさせ方を変更。すると効果てきめん! よく食べてくれるようになりました。 娘は、好きな物を先に食べたい派なのか、目の前に好きな物がないコース料理形式はとてもうまくいきました。何度かコース料理形式にしたあと、ワンプレートをもう一度出してみたところ、フルーツはほかのおかずを全部食べないと食べられないと覚えたのか、ワンプレートでもごはんを口から出さずに食べてくれるようになりました。 監修/助産師REIKO作画/はたこ 著者:橋本 楓0歳女児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年10月20日手足の動きが活発になり、表情もさらに豊かになってくる生後2カ月。自分の周りの人や物などに興味を示すようになるので、かわいいしぐさがたくさんみられます。2カ月ちゃんの動画をまとめてご紹介します! 2カ月ちゃんってどんな感じ?個人差はありますが、飲んでは寝るの繰り返しだった赤ちゃんも、少しづつ日中起きていることが増え、夜中に起きる回数が減って、夜まとめて寝てくれるように。視力もさらに発達して、物に焦点が合うようになり、色を見分けられるようにもなります。また声を出すようになって表情もより豊かになってきます。筋肉が発達して、手足の動きも活発になり、うつぶせにしたとき、首を持ち上げようとする赤ちゃんも。 ※赤ちゃんをうつぶせにするときは、柔らかい場所を避け、必ず大人が目を離さないようにしましょう。 この時期特有のしぐさって?固視・追視生後1、2カ月ごろになると、近くの物なら認識できるようになります。赤ちゃんの目から20~30cmくらいのところにおもちゃなどを置いてあげると、じっと見たりします。(固視力)。生後2カ月を過ぎると左右にゆっくり動いている物を目で追うように。(追視) 指しゃぶり自分の手に興味を持ち、口に入れて確認しようとします。指でなくこぶしをしゃぶる赤ちゃんも。この時期の指しゃぶりは発達現象の1つなので心配はいりません。 社会的微笑あやされたりしてうれしいときや、人の顔や声に反応したときに表情豊かに笑うようになります。なかには声を出して笑う赤ちゃんも。 クーイング泣き声と違って、舌を使わない「あー」「うー」「くー」などといったやさしい声をクーイングと言い、赤ちゃんの成長によって口やのどの形が変化することで出る声と言われています。クーイングは赤ちゃんの機嫌が良いときに見られます。 あやすと笑ったり、クーイングが始まったりとますますかわいくなってくる2カ月ちゃん。赤ちゃんが反応してくれるとママやパパもうれしいですが、赤ちゃんもママやパパが反応してくれるとうれしくてご機嫌になります。赤ちゃんの声をまねしたり、歌に合わせて手足を動かす遊びなどを取り入れて、この時期ならではのコミュニケーションを楽しんでくださいね。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2021年10月17日生後28日までの赤ちゃんは「新生児」と呼ばれ、その期間を「新生児期」と言います。約10カ月間ママのおなかにいた赤ちゃんが、外の世界に適応しようとするこの時期。1日中寝ている印象のある新生児ですが、新生児期ならではのかわいいしぐさや表情があります。みなさんから送られた動画をまとめてご紹介します! 新生児期の赤ちゃんってどんな感じ?新生児期の赤ちゃんの体はふにゃふにゃしていて、腕はアルファベットのW字型、脚はガニ股のM字型。まだ昼夜の区別がなく、2〜3時間おきに目を覚まし、母乳や育児用ミルクを飲んでまた寝るを繰り返します。1日の合計睡眠時間は16〜17時間程度。おしっこもうんちも回数が多いので、頻繁におむつ交換が必要になります。視力は明かりがぼんやりわかる程度。その後、ママやパパの顔やおもちゃを見たりしながら、徐々に見えるようになっていきます。耳は聞こえているので、たくさん話しかけてあげましょう。 この時期特有のしぐさって?新生児微笑まだ、感情が整っていない新生児でも自然に笑みを浮かべる場合があります。これを新生児微笑(生理的微笑)と言いますが、なぜ笑みを浮かべるのかは解っていません。新生児微笑は、赤ちゃんが眠っているときやウトウトとまどろんでいるときに見られることが多く、生まれて数時間~数日後から現れるようになり、生後4カ月くらいまで見られます。赤ちゃんのお世話にまだ慣れないこの時期の赤ちゃんの笑顔は、本当に癒されます。 モロー反射赤ちゃんの原始反射の1つにモロー反射があります。赤ちゃんの頭を支えながら体を持ち上げたあと、急激に落下させたときに、赤ちゃんが腕をばっと開く反射で、生後4カ月ごろまでみられます。大きな音に反応することもあり、赤ちゃん自身がこの動きに驚いて泣いてしまうことも。赤ちゃんの手足をおくるみなどで包んであげると安心します。 探索反射(ルーティング反射)赤ちゃんのくちびるの周りや頬に指や乳首が触れると追いかけるように顔を動かして口に含もうとします。これも原始反射の1つで、生後4~6カ月ごろまでみられます。 吸啜反射おっぱいや指、おしゃぶりなどをくわえたのち、自動的にこれを吸う運動を繰り返す反射で、生後6~12カ月ごろまでみられます。 これって大丈夫? 気になるしぐさ寝かせると泣いてしまう赤ちゃんを布団に寝かせると泣いてしまう……。ママが経験する困りごとの1つでもあります。約10カ月間、薄暗くてほんのり温かくて狭いママのおなかにいた赤ちゃん。羊水に浮かんで、ママが動けば自分も動く環境にいたのですから、やはり布団の上は慣れない環境なのかもしれません。赤ちゃんがおなかの中にいたときのように体を丸めるような姿勢でおくるみに包んであげたり胎内音を聴かせたりすると落ち着きます。抱っこばかりしていると抱き癖がつくのではないかと心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、心配ありません。 くしゃみ赤ちゃんの粘膜は敏感で、鼻毛もまだ生えていないので、乾燥や冷気、光など少しの刺激でくしゃみをすることがあります。発熱、鼻水、哺乳力低下などの症状がみられなければ、問題ありません。 白目をむく、目つきがおかしいこの時期の赤ちゃんはまぶたの筋肉が未発達なためまぶたをしっかり閉じていられずに白目になりがちです。また目を動かす筋肉も未発達なため、変な目つきをすることも。けいれんを伴ったり、元気がないなどの症状がなければ心配ありません。 生後28日という限られた新生児期。寝てばかりいる印象の赤ちゃんも、意外と活発な動きやさまざまな表情を見せてくれます。この時期にしか見られない貴重なしぐさや表情を動画に残しておいてもよいですね。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2021年10月08日現在6歳になる息子が2歳のときのことです。息子は内服が極端に苦手で、いろいろと試しても克服できずにいました。ある日、生まれたときからお世話になっている小児科医にそのことを説明したのですが、まさかの返答。今までの努力や本当につらい状況を理解してもらえず、悲しくなってしまった体験談です。内服がとにかく苦手な息子味覚がとても敏感な息子。大人にはわからないような変化にも反応します。完熟を少し過ぎたバナナや加熱しすぎたお肉などは口にしません。好き嫌いが多いというより、苦手な味付けがあるようです。 一番大変なのは内服。粉を練って小さくしても、アイスに混ぜてもだめです。「うぇっ」となってしまい、ひどいときには吐いてしまいます。風邪で薬を処方されたときは何とか飲ませようと必死に努力しましたが、どれも失敗。風邪の症状に加えて内服の苦痛が強く、息子がかわいそうでした。 小児科医のひと言が…ある日発熱があり、かかりつけの小児科を受診。風邪とのことでした。「解熱剤は坐薬でいただけないでしょうか? 薬を飲むのがどうしても苦手で……吐いてしまうこともあるので」とお願いすると、「アイスに混ぜたりしていますか? 2歳で飲めないというのは問題ですよ。ちゃんと練習しないと。お母さんがしっかりしないと、もっと重い病気になったときにお子さんが苦労することになりますよ」と先生。 今までさまざまな努力をしてきたこと、どうしてもうまく飲めないことを説明しましたが、理解してもらえませんでした。 息子や私が悪い?できないものはできない結局、粉薬が処方されました。先生の言うことは理解できますが、薬が飲めないのは甘えだと言われたようで、とても悲しい気持ちになりました。風邪で熱があって食欲もないなか、どうしても薬を飲んでくれない息子に飲ませる大変さを少しでもわかってほしかったです。 泣いて嫌がる息子の口を無理やり開けて薬を入れても、「うぇっ」と出してしまいます。ひどいときには食べ物も吐いてしまい、むしろ体力を奪っているのではないかとすら思う状態。練習しろと言われてもその方法がわかりませんでした。ただ途方に暮れながら家路につきました。 その後も息子が4歳になるまで、内服はとにかく大変でした。効果的な方法が見つからず、風邪を引くたびにとてもつらい日々を過ごしました。何とか乗り越えられたのは、年に2回ほどしか風邪を引かなかったからです。4歳を過ぎると少しずつ飲めるようになり、6歳の今では問題なく飲めるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師REIKO著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2021年10月03日私は2歳の娘を育てているママです。ちょうど夏にあたる1歳10カ月のころにトイトレをしましたが、うまくいったのは最初だけ。娘はすぐにトイレを拒否するようになってしまいました。同年代の周りの子はトイトレが順調な子もちらほらだったのですが、本人にやる気がないならとトイトレはストップ。振り返れば、この判断がたった1日でおむつを卒業する結果になったと思っています。 1歳10カ月であっけなくトイトレ失敗娘が1歳10カ月のとき、ちょうど夏になり、通っていた子育て支援センターの子たちにもトイトレシーズンが到来しました。そこでその波に乗って娘もトイトレ開始! 娘に好きな布パンツを選ばせ、最初は娘もルンルン気分でした。 「トイレ行こうか」と言えばトイレでおしっこができて、怖いくらいに順調。しかし私がしつこく誘いすぎたのか、ものの1週間で娘はパタリとトイレには行かなくなりました。 トイレを飾る日々その後も私がトイレに入るときに娘を誘ってみましたが、拒否され続ける日々。あまりに娘が嫌な顔をするので、誘うのは一旦中止にして、ただトイレを飾ることにしました。 娘が書いた絵を壁一面に貼り、踏み台を段ボールで一緒につくる日々。内心、「いつトイレしてくれるかな」と思いながらも、私から娘に「トイレ行こう」とは言わないようにしていました。 久々の布パンツ登場でおむつ卒業春になり、娘が2歳8カ月になったとき、衣替えをしていてたまたま娘の選んだ布パンツが出てきました。これを見て娘は目がキラキラ。「今日からこれはくね。おむつははかない」と宣言をし、本当にその日から布パンツで過ごすようになりました。 私から娘に「トイレ行こう」と言っていたのは卒業からほんの2日ほど。それ以降は時々失敗することもありますが、自分から「トイレ!」と言ってくれます。 納得することが大切だった娘はちょっとこだわり屋で、自分が納得しないと行動しない性格です。そんな性格を考えれば、おむつから布パンツになることにも自分で納得する必要があったのだと思います。 おむつを卒業してから2カ月過ぎても娘は布パンツを選ぶのが楽しそうですし、トイレの飾りや踏み台のことも好きです。トイレに行かない日々も全部つながっていたんだなぁとうれしく思います。 長丁場だったけれど、最後はあっけなく卒業してしまったおむつ。まだほんの1・2歳の子どもでも、おむつを卒業するにはそれを自分の中で消化して納得することが必要なんだなと感じました。また、「いつでもトイレに行ってOK」とトイレへの意識を開き続けていたことも大事だったと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 REIKO作画/やましたともこ著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2021年09月26日赤ちゃんの寝かしつけ、夜泣きや寝ぐずりにへとへと……というママやパパは多いのではないでしょうか。なぜ、赤ちゃんは夜になると泣くのでしょうか。何か良い対処法はあるのでしょうか。今回は助産師の高杉さんにそのヒントを教えていただきました。 産院を退院して自宅での生活が始まると、赤ちゃんが夜なかなか寝なくてつらいと感じるママやパパが多いようです。抱っこしても授乳してもおむつを替えても何をしても一晩中泣き止まないとなると、いつまでこの状態が続くのだろうと頭を悩ませてしまうかもしれません。そこで今回は、生まれて間もない赤ちゃんが夜型と言われる所以や赤ちゃんが1歳になるまでの睡眠のリズムや対処方法についてお話しします。 生まれてすぐの赤ちゃんが夜型なのはなぜ?!妊娠後期の赤ちゃんはとても活発に動きます。夜になると胎動が激しくて眠れない、胎動で肋骨などあちこちが痛いという経験をする妊婦さんは少なくありません。赤ちゃんがおなかの中で活発に動くとき、赤ちゃんはへその緒を通じてママからたくさんの酸素をもらっています。日中ママの活動量が多い時間に赤ちゃんが活発に動くとママの体に負担がかかってしまうので、夜間ママが休息し、活動量が減っている時間に赤ちゃんは活発に動くのです。つまり、ママに負担をかけないためにおなかの中で夜型に活動しているのですね。そんなママ想いの赤ちゃんが生まれて間もない時期は、まだおなかの中にいたときのリズムのまま。外の世界に適応していくには少し時間がかかるのです。*目が開いても脳が寝ていることがある? また、人間の赤ちゃんは脳が未発達なまま生まれてきます。他の動物は脳が成熟してから生まれてくるので、脳が未発達なまま生まれてくるのは人間くらいかもしれません。それは人間が進化の過程において二足歩行になってくるとともに骨盤の形が変化し、出産のときに狭い産道を通ってくるために小さい脳のままでないと通過できなかったからです。そのため、生まれたばかりの赤ちゃんの脳の大きさは大人の3分の1程度しかなく、生まれたあとに徐々に脳も成熟していきます。そのため、乳児期の赤ちゃんが目を開けたり、声を出したりしているとき、実は脳は睡眠状態という不思議な現象が起きている場合があります。目を開けたり、声を出したときでもすぐに抱っこしたりせず、本当に起きているのかなと赤ちゃんをよく観察してみましょう。実は寝ているのかもしれませんよ。 赤ちゃんの1歳までの睡眠のリズム赤ちゃんの睡眠のリズムはどのように変化していくのかみていきましょう。●生まれてから生後1カ月ごろまで1日の睡眠時間は15~20時間くらいと言われていて、昼夜の区別はありません。●生後2カ月から3カ月ごろ睡眠時間は14~15時間くらいになり、個人差はあるものの大体生後4カ月くらいまでにはまとまって眠れるようになり、日中よりも夜のほうが長く眠れるようになってきます。●生後4カ月以降体内時計が少しずつ発達し、昼夜の区別がつくようになるのでこのころから起きる時間や寝る時間を意識し始めるといいかもしれません。●生後6カ月からこのころから1歳までの睡眠時間は11~13時間くらいになり、生後6カ月ごろから「暗くなると寝て、明るくなると起きる」という生活リズムが身につき、夜に連続で長い時間眠れるようになります。●生後7カ月ごろ夜泣きや寝ぐずりが目立つようになることもあります。この時期の夜泣きなどの原因は、乳歯が生え始めてきて気持ちが悪いため、脳の発達に伴って赤ちゃんが日中に受けた刺激を夜整理するためなどと言われていますが、はっきりした原因はわかっていません。●生後9カ月から12カ月ごろ日中体を動かして遊ぶこともできるようになるため、日中の活動量が増えます。お昼寝もするようになり、少しずつ大人に近い睡眠リズムが作れるようになってきます。 しかし、赤ちゃんの月齢に応じた睡眠時間にはもちろん個人差はあります。赤ちゃんの個人差による睡眠時間の長さの違いによって発達が妨げられるということはありません。赤ちゃんそれぞれの睡眠リズムに合わせてあげることが大切です。 赤ちゃんの睡眠のリズムを作るための月齢別にできる工夫では、月齢に合わせて赤ちゃんとうまく過ごす方法はあるのでしょうか。 ●生後1カ月まで昼夜の区別がまだなく、どちらかといえば先に触れたように夜のほうが活動的な面もあります。この時期は赤ちゃんの睡眠リズムにできるだけあわせてあげるとよいでしょう。●生後2カ月から3カ月くらいまで日中に窓を開けて外気浴をしたり、抱っこをしたり、たくさん話しかけてスキンシップをとるようにしましょう。●生後4カ月ごろから昼夜の区別がつき始めるので、日中にお散歩をすることを日課にするのも良いでしょう。また、寝返りも始まってくるなど赤ちゃんの活動も増えてきます。赤ちゃんの日中の活動量を増やすようにすると昼夜の区別もつきやすくなってきます。●生後5~6カ月ごろ離乳食がスタートします。赤ちゃんの食事の時間を中心に日中のリズムを作ってあげるといいでしょう。●生後8カ月以降食事の時間、遊ぶ時間、お昼寝の時間を決めて、日中の生活のリズムを作ってあげましょう。また、マットを敷いたり、紙をビリビリやぶる遊びやビニール袋を膨らませて風船にして遊べるようなおもちゃをそろえたりするなど、赤ちゃんがしっかり遊べる環境づくりやお昼寝の時間を15時までにすることもポイントです。 赤ちゃんの月齢が低いうちは睡眠リズムがついていないのでなかなか寝てくれないということもあるかもしれませんが、寝かしつけをスムーズにおこなうために、「寝る前の決まり事」をするのも1つの手かもしれません。例えば、寝る前には赤ちゃんにマッサージをする、ゆったりとした音楽を流す、絵本を読み聞かせるなどです。寝る前の習慣をつけることで赤ちゃんがこれから眠るということを理解し、眠りにつきやすくなるという効果もあるようです。 このように生まれて間もない赤ちゃんが夜寝ないのには理由があるのです。赤ちゃんが夜寝なくてつらいと感じているママは、ママ想いの赤ちゃんなのねと思うと少し気持ちがラクになるかもしれませんね。 赤ちゃんは月齢が上がるとともに睡眠リズムがついてきて、日中は活動して、やがて夜は眠るようになってきます。はじめのうちはママも睡眠不足で大変かもしれませんが、気分転換をしたり、ご家族に甘えて寝させてもらったりすることも必要です。赤ちゃんの成長を温かく見守っていきましょう。 イラスト/sawawa監修者・著者:助産師 高杉絵理大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
2021年09月26日赤ちゃんのなかには、「シャフリングベビー」と呼ばれる子がいます。ハイハイをせず、おすわりの状態のまま移動することが特徴で、おすわり以外の成長は少しゆっくりとしているそうです。わが家の娘もこの「シャフリングベビー」でした。そんな娘の成長過程や、その成長を保育士さんとともに見守った体験談をご紹介します。成長がゆっくりだった娘娘は、成長がゆっくりとした赤ちゃんでした。首のすわりも遅めで、生後3カ月健診のときには母子健康手帳に「要観察」のハンコが押されました。その後、首がすわったのは生後5カ月に入ってからでした。 その後もうつぶせになるのは嫌がり、寝返りもできないまま。ただ、おすわりは生後7カ月くらいでできるようになりました。赤ちゃんの成長には個人差があると聞いていたので、「これも個性なのかなぁ」とあまり気にしていませんでした。 そして生後7カ月で保育園に入園。ゆっくりとした娘の成長を促すために、園では保育士さんが積極的にうつぶせの姿勢をとらせてくれていました。 「シャフリングベビー」と診断された!生後9カ月になってもハイハイどころかずりばいもしない娘。ただ、座ったままの状態でずりずりと移動することはできました。 そして生後10カ月のとき、小児科の健診で「シャフリングベビー※」と診断されました。シャフリングベビーの特徴の「座ったまま移動」は、まさに娘がしている動作のこと。帰ってインターネットで調べてみると、うつぶせを嫌う、寝返りをしようとしない、おすわりは通常通り完成する、ハイハイをしないなど、娘に当てはまることばかりでした。 ※シャフリングベビー:ハイハイを始める時期を過ぎても、おすわりの姿勢のまま、おしりを浮かせて、両足でこぐように前進する赤ちゃんのことを言います。シャフリングベビーの場合、ひとりでじょうずに歩けるようになれば、その後の運動発達は問題ないことが多いとされています。しかし、一見シャフリングベビーのように思えても、ゆっくりと運動発達をする赤ちゃんに、筋疾患、脳性麻痺などの中枢神経疾患、運動失調、骨・関節疾患が見つかるケースもあります。お子さんがシャフリングベビーではないかと感じた際には、保育士や医師に相談しましょう。 保育士さんのすすめで療育センターを受診生後11カ月のころ、保育士さんから市のこども療育センターに行くことをすすめられ、「専門家に診てもらえるなんてありがたい!」とすぐに受診。先生は言葉を選びながら慎重にお話ししてくれましたが、毎日娘と過ごしている私は「さほど心配いらないのでは?」と気楽に構えていました。 専門医の診察の結果は、「確かに成長はゆっくりだが、このまま様子を見てみてもいいでしょう」という内容でした。専門家のアドバイスにより、発達を促すマッサージを保育園・家庭の両方でおこなっていくことに。娘の状態に合わせて少しずつ内容を変えながら、毎日足のマッサージや足の曲げ伸ばし運動などを続けました。保育士さんもとても協力的で、本当に助かりました。 娘はその後、1歳でずりばい、1歳1カ月でハイハイ・つかまり立ち・つたい歩きができるように。そして、1歳3カ月のときにはひとりで歩くこともできるようになりました。マッサージの効果も大きかったかもしれません。 シャフリングベビーだった娘の成長はゆっくりでした。その成長を保育士さんと一緒に見守り、サポートできたのは心強かったです。発達を心配された娘も、歩けるようになってからの成長は周りの子どもと同じペースに。そんな娘も今では小学6年生。元気に大きく成長してくれました! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:久保田さや長女(小6)・長男(小1)・次男(2歳)の母。歯科衛生士。育児と仕事を両立しながら衛生士としてキャリアを積む。第3子出産後は、専門知識や子育て経験を中心に記事執筆を行う。
2021年09月24日6歳と3歳の男の子を育てているママさん。2人が成長するにつれ、習い事や進路について悩むこともしばしば。そんなときパパに相談すると、いつの間にかパパの武勇伝の話になってしまうので困っていました。しかし、質問の仕方を変えるとパパの受け答えに変化が見られて……!? 初めての習い事を相談長男が3歳のころ、「そろそろ習い事をさせよう」と考えた私は夫に相談することに。「スイミングどう思う?」と聞くと、「いいかもね」と答える夫。夫は「幼児教室はどうなの?」と続けました。そして「俺は3歳のころ、幼児教室に通ってたんだよね。そこでIQテストやったら160超えてた」などと、いつの間にか夫の昔話に。 私はスイミングに通うメリットや、どこのスポーツクラブがいいかなどを相談したかったのになと思いながら、話を聞いていました。 いつも夫の昔話に…「どこの幼児教室がいいのかな?」と聞いてみた私。すると夫は、「うーん、昔とは違うしね」と具体案を出してくれることはありません。私がある教育法をあげて「○○とか?」と聞くと、「○○も通ってたわ。計算得意だったから早く終わるんだけど、急いで書くから字が汚くなった」と計算が速かったという話に。 結局、長男の初めての習い事は私が調べてスイミングに決めました。また別の日、私は夫に「公立の小学校がいいと思うけど、どう?」と聞いてみました。私立小出身の夫は、「俺は電車で1時間かけて通学してたな」と返答。子どもの進路の話もかみ合わず、私はイライラしながら会話を続けるのをやめました。 相談の方法変えてみたところ、変化が…!でも、やっぱり子どもの習い事や進路は一緒に考えてほしいなぁ、とずっと考えていた私。最近6歳になった長男にタブレット学習がいいのではないかと思ったので、夫に「勉強が得意な人が選んだほうがいいと思うから、どこの教材がいいか調べてほしい」とお願いしてみました。 すると、資料を取り寄せたり、長男を体験会に連れて行ってくれたりしたのです。相談の持ちかけ方によって夫の対応は違うんだと発見し、私は心の霧が晴れたような気分でした。 これからは学校での成績やどこの塾に通うかなど、学習系の悩みが増えてくると思います。もちろん子どもの意思が最優先ですが、夫にも「勉強できる人に考えてもらいたいな~」と持ちかけ、家族みんなで一緒に考えていけたらいいなと思っています。 イラストレーター/さくら監修/助産師 REIKO著者:鈴木智子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月22日頭を抱える日々もあったけど…現在、小学5年生になる娘(広汎性発達障害)と、4歳の息子(定型発達)。息子が生まれてから、そのきょうだい関係は、変化を続けてきました。息子が産まれた当初、感覚過敏な娘は赤ちゃんの泣き声に過剰に反応していたので、私自身もなんとか両方を落ち着かせようと気を遣い過ぎてヘロヘロになる生活を送り…Upload By SAKURAそして、泣き声問題が解決するぐらいに息子が大きくなると、今度はきょうだい喧嘩が多発。息子が小さいうちは、力も言葉も娘が上だったので、娘の思いを優先させてあげることもできたのですが…Upload By SAKURA息子の言葉の成長は驚異的な追い上げをみせ、なかなか言葉で気持ちを伝えられない娘が、息子に一方的に言われてしまう回数も増えていきました。Upload By SAKURA息子には、娘のことをちゃんと理解してほしかった。私たちは、息子に「お姉ちゃんは、おしゃべりが苦手」だということを、ちゃんと理解してほしいと思っていました。Upload By SAKURA言葉が出てこないことを責めたりせず、姉の得意な部分をしっかり見て、姉のことを好きでいてほしい…。私たちの言葉一つひとつが、息子の耳に入り、価値観をつくる…。どこか緊張感のようなものが、ありました。いつの間にか、二人でコミュニケーションが成立するように…。そんな心配をしていた私でしたが、最近の二人は、ここへきてきょうだい関係が落ち着いたものになってきました。共通のゲームにハマったことで、二人でゲームの話題で盛り上がることも、しょっちゅう。アイテムや効果の話をするときは、二人だけで、しゃべりっぱなし。内容を理解できない私は、そこにいても完全に孤立することが多くなりました。Upload By SAKURA二人だけがわかる共通の話で腹を抱えて笑い合ったり、攻略本を見た娘が、息子に新しい知識を教えたり。YouTubeで、新しいやり方を知った息子が、娘にやり方を教えたり…。その関係はどちらかが、どちらかの世話をするというものではなく、協力体制のようなものになりました。Upload By SAKURA息子が、娘に対して頼ることも上手になり、トイレについてきてほしいとお願いしたり、娘が、息子に対して自分が難しいことのお手伝いを頼んだり…。お互いの得意な部分を、褒めたたえることも増えました。親として、考えすぎていたのかもしれない。最近の二人を見ていると、発達障害があるからとか…定型発達だからとか…私は考えすぎていたのかもしれないと思うようになりました。今の年齢では、娘も息子も、お互いをそういう障害のありなしで見てはいないと思いますし、息子にとっての姉は娘だけなので、ほかと比べようもありません。喧嘩をして、仲直りをして、一緒に遊んで、笑って、一緒に怒られて、一緒に褒められて、そんな日々を当たり前に過ごして、私がハラハラしなくても二人だけでいい関係を築いていったのかな~と思います。Upload By SAKURA私たちが子どもたちに対してできることは、二人のことが大好きだということを伝え、それぞれが困ったときに手を差し伸べる…そういうことなのかもしれません。お知らせ。いつも、私のコラムを読んでくださり、ありがとうございます。私事ではございますが、少しお休みをいただきたいと思います。ゆっくり休んだら、また、あーさんやきーさんの話や、家族の話を書いていきたいと思ってます。そのときは、またよろしくお願いします。執筆/SAKURA(監修:井上先生より)対人関係やコミュニケーションに困難をもつ自閉症のあるお子さんの場合、きょうだいとの関わりやコミュニケーションは大きな成長の糧になると思います。年齢が上か下かなどによって、きょうだい自身の悩みも異なると思いますが、きょうだいの年齢にあわせた理解や接し方を教えていくこと、SAKURAさんのようにきょうだいが平等に愛情を感じられるよう分け隔てなく愛情を注いでいくことはとても大事なことだと思います。
2021年09月22日2歳9カ月の息子と生後9カ月の娘との食事の時間は、いつもバタバタで必死……。休日に夫がいても、なんだかんだゆっくり食事できない毎日です。そんななかで生後9カ月の娘は離乳食を始めて4カ月経ちますが、つい最近まであまり食べませんでした。でもあることがきっかけで、今はもりもりと食べるように! 今回は生後9カ月の娘が離乳食を食べるようになったきっかけについてお話ししたいと思います。 食事の時間はいつもバタバタ2歳9カ月の息子は自分でごはんを食べることができますが、こぼしてしまったり好き嫌いをしたりすることもあるので、気にかけながら声を掛けています。時には「ママが食べさせて~」なんていうこともあるので、補助をすることも。 また生後9カ月の娘は離乳食のため、私や夫がスプーンで食べさせます。その合間に自分たちもごはんを食べて……というように、ごはんの時間はとても慌ただしいのです。特に自分の食事なんて、とりあえず口に放り込んでいるような感じです。 離乳食をあまり食べない娘娘の離乳食を始めたのは、生後5カ月のころ。息子のときは離乳食をすごくよく食べてくれていたので、娘もそうだろうと勝手に思っていたのですが……。思うように食べてくれず、毎日落ち込むばかりでした。かといって無理に食べさせたくはありません。 ただでさえ食事の時間はバタバタだったので、食べないのは離乳食が嫌なんだろうと私もすぐに諦めてしまっていました。他に理由があるとは思わなかったので「嫌ならいいや……」と、嫌がったらそこで離乳食をやめて授乳をして娘を落ち着かせていたのです。 本当は食べたかったんだね…そんなとき、数カ月ぶりに実家へ娘と息子と3人で行くことに。実家では私の母、父、弟が子どもたちの面倒を一緒に見てくれるので、私自身もゆっくり食べたり普段よりも会話したりできます。娘が実家で離乳食を食べるのは、今回が初めて。 すると離乳食が嫌いだと思っていた娘が、びっくりするぐらいよく食べている! むしろ食べ過ぎというくらいで驚きました。私は母のごはんだと食べるのか!?と思いましたが、母に「もしかしてゆっくり落ち着いて食べたかっただけなんじゃない?」と言われ、本当は離乳食が嫌いなわけではないのかもと初めて気づいたのです。 今回のことをきっかけに、娘の離乳食を先に食べさせて、そのあと息子と私が食事をすることにしました。すると子どもたちそれぞれの様子がしっかり見えて、私も落ち着いて対応できるようになりました。娘はあれから自宅でもよく離乳食を食べてくれるので、しばらくはこのスタイルで頑張りたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2021年09月20日出したい期・開けたい期のお子さん。片付かない・散らかるとイライラしていたパパとママの体験談を紹介しています。でも考え方を変えてみると、子育てがとてもラクになったそうです。 私は3人の子育てを経験していますが、うちの子どもたちも例外なく大変だったことがあります。それは、子どもがつかまり立ちをし始めた時期。引き出しの物や箱の中に入っている物を見境なく出しまくる、開けまくるで、なかなか家が片付きません。そんなわが家で実践した出したい期・開けたい期の関わり方をご紹介いたします。 出さないでと叫ぶ妻つかまり立ちを始めたわが子。小さな足を一生懸命につっぱって、ゆらゆらと不安定に揺れながらも、こちらを振り向くうれしそうな顔は私たち親の心を癒してくれました。しかし、その笑顔とは裏腹にまるで小悪魔のように扉やテレビラックの戸を開け、ティッシュをはじめ、おむつやおしりふきまでいろいろなものを出すように。 子どもの心の出したい欲求・開けたい欲求が湧き出るたびに、妻の叫び声が……。わが子の後ろを追いかけながら出したものを片付けていく、妻と子どものイタチごっこ。妻も疲労困憊でした。 出さないにようにしてみたついに妻が「扉にはテープを貼って、子どもの手に届くところには何も置かない」という提案をしてきました。保育士をしていた私は、妻の提案に対して「この時期の子どもはたくさんの物に触れて、見て、いろいろな感覚を身に付けるらしいよ。だからもうちょっと様子を見させて。片付けは俺がするから」と、子どもの発達の道すじを伝えました。 妻は、あなたが片付けるのならばと納得してくれましたが、やってみると本当に大変で、仕事と子育ての両立は大きな労力も伴うことを実感しました。 様子を見て気付いたこと子どもの目線を観察していると、何か物を取り出すときに子どもは必ず手を見ていることに気付きました。指先の感覚を養っていると共に「どうなっているんだろう?」という探求心が芽生えているのではないかと思いました。 とするならば、命の危険がない限り多少の痛みも必要な感覚であったり、家が散らかることは、子どもがどれだけ学んでいるのかという物差しになるだろう。 そうやって考え方をプラスに転換していきました。例えば、引き出しに指を挟んでしまったことも、「痛み」と「危険」を覚える良い経験になるだろう。先回りして止めてしまっては獲得できないもので、生きていく上ではとても重要な感覚だと考えるようにしました。 イライラしがちな、子どもの出したい期・開けたい期の考え方を「見てみたいという探求心やできた喜び、痛みや危険などたくさんの経験をしているんだ」とプラスに捉えるようになったことで、私も妻もずいぶんラクになり、笑顔で乗り切ることができました。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:藤田直樹10歳長女・6歳長男・2歳次男の3人を子育て中のパパ。現役男性保育士ならではの保育経験や子育て経験を執筆している。
2021年09月15日コップデビューに悪戦苦闘したママの体験談を紹介しています。あの手この手でママが工夫しても頑なに母乳以外を飲まなかった赤ちゃんが、パパからの飲み物はすんなり受け入れることが判明したそうです。 生後5カ月を迎え、わが家でも娘の離乳食をスタートしました。口元を派手に汚しながらも、おかゆや野菜ペーストを一生懸命に食べる娘。ところが、どんなに手伝ってあげても母乳以外の飲み物を口にすることがなかなかできませんでした。私があの手この手で工夫をしてもダメだったのに、夫がすんなり果汁や麦茶を飲ませることに成功した体験談をお話しします。 離乳食開始! 飲み物を飲ませようとすると娘が生後5カ月を迎えたことを機に、離乳食を始めました。おかゆや野菜ペーストをスプーンで口元に運んであげたり、時には娘自身でスプーンを握りしめたり。離乳食と同時に母乳以外の飲み物も少しずつ飲めるようになるといいなと思い、赤ちゃん用のベビーマグを購入しました。麦茶を入れて飲ませようとしてみましたが、一向に飲む気配のない娘。 お茶が気に入らないのかと果汁にしてみたり、水にしてみたり、スプーンで補助したり、娘に自分で持たせてみたり、さらにはベビーマグを他の商品に変えてみたり……とさまざまな方法を試しました。しかし、常に娘の意識は“おっぱい”にくぎ付けで、一向に母乳以外の飲み物を口にすることはありませんでした。 何を試してもうまくいかない私、一方夫は 季節はちょうど初夏にさしかかり、お昼寝後やお風呂あがりの水分補給が気になり始めました。ところが、頑なに母乳以外は飲もうとしない娘。 するとある日、夫に娘を託してお風呂からあがると、そこにはベビーマグを使って娘に水を飲ませる夫の姿が! 赤ちゃんの口元を濡らさないように工夫されたマグのフタを外し、普通のコップとして水を飲ませていました。 「マグで飲めるようになった?」と喜ぶと、夫はきょとんとして「前からこうして水飲んでいたよ?」と。どうして教えてくれなかったのと笑いながら娘の成長に喜んだのもつかの間、なぜか私が同じように水を飲ませようとすると拒絶する娘。どうして私じゃダメなのかと、心が折れそうになりました。 うまくいかなかった意外な理由「なぜか私がお茶や水をあげようとするとうまくいかない」という話を実母に相談すると、母は笑いながら「赤ちゃんなりに目の前におっぱいがあったらおっぱいがいいもの!」と。目から鱗でした。 「赤ちゃんって賢いのよ」と笑う母。言われてみればたしかに、夫ひとりで寝かしつけしているときはかろうじてご機嫌ですが、私の姿が目に入ると号泣して寝ぐずりする娘。母乳以外を飲もうとしなかったのは、娘なりの“わがまま”だったのかもしれません。 生後半年を迎えましたが、未だに娘は私がコップで渡す飲み物を口にしてはくれません。喉が渇くと必ず私の胸元を手でポンポンとたたき、言葉を話せないなりに訴えかけてきます。娘なりの甘え方かもしれないと知った今、欲しがるときに欲しがるだけ母乳をあげて娘の成長をゆっくり見守ろうと思っています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:こさい れい0歳女児の母。元テレビ番組ディレクター。フランスで育った自身の経験をもとに海外生活、旅行、子育てについて執筆している。
2021年09月09日小さいころから服へのこだわりが強く、買い物のときも自分で服を選びたがる6歳の娘さん。しかし、娘さんとママの服の趣味がまったく合わず、どの服を買うか、どの服を着るかで何度となく衝突してきたそう。しかし娘さんに言われたひと言がきっかけで決めた、お互いが納得できる服の選び方をご紹介します。 ブリブリ感100パーセントの娘のセンス3歳のころから自分で服を選びたがるようになった娘は、リボンやフリルがたくさんついていたり、素材もシフォンのような甘い雰囲気の洋服が大好きです。対する私は、そのようなかわいすぎる服はあまり好きではありません。 多少の装飾は許容範囲なのですが、娘の選ぶ服は装飾がゴテゴテしすぎているうえに、上下とも甘さ100%で、さらには柄×柄のコーディネートだったりして目に余るブリブリ感があり、見ていてとても気になります。 やっぱり気になってしまう娘の服装服くらい自分の好きなものを選ばせてあげるべきなのかもしれませんが、私自身が以前服飾関係の仕事をしていたこともあり、娘のコーディネートには口を出さずにいられない部分があります。いつも良かれと思いアドバイスをしてしまうのですが、口を出すと娘はとても不機嫌になります。 買い物に行った際に娘が「これが欲しい」と選んでくる服は、ゴテゴテとしすぎていて、大抵いつも私的には「うっ⋯…」と感じてしまい、「ほかのはないの? これなんかどう?」と別の服に誘導するのが常でした 買い物の最中に大泣きしだした娘娘はずっとそれが嫌だったようで、あるとき、買い物の最中にお店の中で大泣きし始めました。「なんでいつも私が選ぶ服はダメなの?!」と訴えてきます。娘のあまりの泣きように、そんなに服装を否定されるのが嫌だったのだなと初めて気づき、申し訳ない思いになって、その日は娘が選んだ服を買ってあげました。 しかし、娘の服装が否応なく気になってしまい、私のストレスになっているのも事実です。お互いのストレスをなくすために「3回に1度はダメ出しをせず娘の欲しい服を買ってあげる」「ほかは私の許容範囲で数着選んだ服のなかから娘に選ばせる」という買い物のルールを作りました。 私に否定されずに自分の気に入った服を手に入れられる機会ができたことで、娘のストレスは軽減されたようです。その後は服装をめぐってぶつかり合うことも少なくなりました。「公園にシフォンのワンピースを着て行かない」など、TPOに合わせた服装をすることはよく注意していますが、それ以外はできるだけ口を出さないように気を付けています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2021年09月06日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】の掲示板。その中から特に注目を集めた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は赤ちゃんの視力に関するご相談です。Q.目の前の物に無反応です生後1カ月と19日になる子がいます。この時期になると目が見えてきて目の前の物をじっと見つめると書いてあったのですが、目の前に顔を持ってきても目が合わず、そらされてしまいます。カラフルなおもちゃを動かしてみても無反応です。まだ気にしなくてもいい時期なのでしょうか?また、自分の手を目の中に入れてしまうことがあるのですが、失明に繋がったりはしないのでしょうか。 高塚あきこ助産師からの回答まだ月齢の低いお子さんの場合、いつも同じような反応があるとは限りません。追視は生後2カ月ごろから出てくることが多いと言われています。眠いタイミングだったり、機嫌、そのときの状況によって、反応がないことがあっても自然です。まだ反応がなくてもあまり問題ないように思います。お子さんの視力はまだ弱いので、最初はハッキリした色(赤や黄色、オレンジなど)がよく見えると言われています。しばらくはお子さんの成長を見守ってあげてくださいね。 また、お子さんがよく目を触るということですが、お子さんは、力の加減ができないため、目をこすったりかいたりすると、眼球や目の周りを傷つけて感染症を引き起こす可能性がありますので、手指を洗って清潔な状態にしたりしてばい菌が目の中に入らないようにしてくださいね。また、眼球を傷つけないようにこまめに爪を切ってあげることも大切ですよ。基本的には、目の充血や目やに、目の腫れなどがなければ、様子を見ていただいて大丈夫かと思います。もしご心配な場合には、眼科または小児科でご相談いただければ安心かと思いますよ。※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 赤ちゃんの視力を確認する方法とは?生まれたばかりの赤ちゃんはほとんど物の形や色の区別がついていない状態です。目の発達が気になるときは光を当ててみるといいでしょう。光に対して「明るい」「まぶしい」といった感覚は持っています。顔を背けたり、目をつぶったりするなどの反応があるときは、正常です。 生後1、2カ月で、近くの物なら認識できます。目の前に顔を近づけると反応します。じっと顔を見つめ返してくれるのは興味を示してくれているサインです。また、色を見分けられるようにもなります。白黒だった視界が赤などの鮮やかな色から順に反応を示しだします。 生後2カ月を過ぎると「追視」をするようになるでしょう。止まっているものを見つめるだけでなく、動いている物を目で追います。首は十分に動かせないので最初は左右の動きしか追えません。ぬいぐるみなどを赤ちゃんの前で左右に動かしてあげると、追視をしているかどうかがわかります。そして、眼球が発達していくにつれて上下の動きにもついてこられるように変わります。1歳ごろには、遠近感覚をつかめるでしょう。少し離れたところから手を振るなどの仕草を示してみましょう。赤ちゃんが反応してくれるなら、目の発達は健全に進んでいると言えます。 赤ちゃんの視力を守ろう! 親が注意すべき赤ちゃんの目の症状とは斜視や逆さまつげといった症状は見た目の異常ですが、見つけられないことも多いです。赤ちゃんの目の病気では、発症してもなかなか目立った症状が現れないことは珍しくありません。赤ちゃんの視力を守るには、親がささいな変化を読み取れるかが大切です。たとえば、赤ちゃんの涙目が続いているときは注意が必要です。通常、赤ちゃんは大人よりも目の組織が繊細なので涙が出やすい性質を持っています。しかし、涙と一緒に不快感を示す反応があるようなら、痛みを感じている可能性が大です。病気にかかっている恐れがあるため、医師に診てもらいましょう。 また、結膜炎は見てわかります。目やにが濃い黄色、もしくは緑色になっているなら、雑菌が大量に含まれていることがあります。それに加えて白目が充血したり大量の涙が出たりするのは典型的な結膜炎の症状です。また、白内障にかかっているときも白目に変化があります。本来ならきれいな白が、にごった色になっているときは水晶体が病気に感染している印です。 病気に限らず、赤ちゃんの視力が正常に発達しているかどうかも親が注意したいところです。生まれたての赤ちゃんでも、なんとなく周囲に物があることを認識しているはずです。顔を近づけてもリアクションがなかったり、一向に視線が合わなかったりするなら、目がしっかり見えていない可能性があります。そのほか、絵本やDVDなどを見せているときの赤ちゃんからも視力の発達をうかがえます。赤ちゃんが顔をおかしな向きにして対象を見るようなら、視界をまっすぐ確保できていないサインです。※参考:基礎知識(ベビー)「【医師監修】赤ちゃんの目が見えるにはいつから? 赤ちゃんの視力の発達について」【監修者:医師 松井 潔 先生小児科 | 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長】
2021年08月31日この記事では、助産院ばぶばぶ・院長のHISAKOさんが赤ちゃんの指しゃぶりについて解説しています。赤ちゃんは生後4~5カ月ごろになると、自分の手に意思を持って興味を示すようになり、遊びと学習の両方の意味を持ってしゃぶるようになってくるそうです。 こんにちは。助産院ばぶばぶ・院長のHISAKOです。ほとんどの赤ちゃんがする、指しゃぶり。でも、あまりしすぎるのは愛情不足、母乳不足などと言われることもあり、ママが不安に思うこともあります。そこで、今日は「指しゃぶり」についてお話しします。 個性ある赤ちゃんの指しゃぶり生後2カ月ごろになると、赤ちゃんは自分のげんこつをなめる仕草を始めます。生後3カ月を過ぎるころからは、特定の指をリズミカルにしゃぶるようになり、手が口から離れると泣き出すようなことも出てきます。 いわゆる「指しゃぶり」は、赤ちゃん全員がするわけではなく、しない子もいれば、どの指を吸うかもその子によってレパートリーはさまざまです。 指しゃぶりは、「母乳不足」「愛情不足」のサインだと育児書などに書いてあることもあって不安になりますが、どんなに愛情をかけていても、ちゃんと母乳や育児用ミルクを飲ませていても、指しゃぶりをするときはします! 口に触れたものに吸いつく原始反射赤ちゃんは、口に触れたものに吸いつく原始反射を持っています。さまざまな体の感覚器のなかでも口と舌の感覚が最初に発達するので、なんでも口に入れて吸いつくことでいろいろなことを感じ取ります。 このような反射があるからこそ、母乳や育児用ミルクを飲むという生きていくうえで絶対必要な本能的行動ができるのです。すごいですよね。 指しゃぶりは遊びと学習生後4〜5カ月になると、自分の手に意思を持って興味を示すようになり、物の形や大きさ、感触を確かめ、手と目の協調運動を学び、遊びと学習の両方の意味を持ってしゃぶるようになっていきます。何かを吸う行動には不安や緊張を解消させる効果があり、鎮静作用があるということも明らかにされています。脳の発達においても、指しゃぶりは大きな効果があります。好奇心旺盛の赤ちゃんの自然の摂理である行動は、無理にやめさせる必要はないし、悩むことでもありません。 少し大きくなって1歳以上になると、歯並びや噛み合わせに影響することから、指しゃぶりが習慣化している子は注意が必要だという意見もありますが、12人の子育ての経験上、そんなに目くじらを立てなくても時期がくれば自然にしなくなります。 ゆっくりのんびり、指しゃぶりをしなくなるその日を待ってあげましょう。神経質にならずに子どもに安心感を与えてあげること。それさえ心がけていればOKです! イラスト/(c)chicchimama 監修者・著者:助産師 助産院ばぶばぶ院長 HISAKO総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2020年に12人目を出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
2021年08月28日暑くてなかなか外に出られなかった夏が過ぎ、だんだん心地よくなってきたころのこと。生後9カ月だった娘に外遊びの経験をさせてあげたい、体をたくさん動かして健康に過ごさせてあげたいと思い、公園での外遊びにチャレンジしてみました。 ※コロナ禍前の体験談です。 あんよ前の赤ちゃんの外遊びデビュー現在、小学生の娘が生後9カ月になった秋、伝い歩きをし始めたばかりで、まだ靴も持っておらず外遊びはしたことがありませんでした。でも、夏のあいだ家にいることが多かったので、「外にたくさん出たい!」と私の気持ちがウズウズ。 また、離乳食が進み、食事と睡眠のリズムが一定になってきたころだったので、私は「外で体を動かして生活リズムもしっかり整えたい」と考えていました。そこで、芝生や砂場があって、歩けなくても安全な、家の目の前の公園で遊ばせてみることにしました。 外遊びへ行く前に… 「靴を買うのは歩き始めるころにしよう」と思っていたので、外遊びには底がゴム製になっている室内履き用シューズを用意しました。外へ行く前、ハイハイしたときに脚が傷つかないよう靴下や室内履きシューズを履かせて、レッグウォーマーで膝と脚をカバー。一方私は、芝生や地面に座って遊べるようにレジャーシートと砂場遊びセットを持って出ました。ちなみに、わが家の砂場遊びセットは、プリンの空きカップに洗剤のスプーン、100円ショップで買ったボウルとざるなど安価なものでした。 いろいろな感覚を覚えながら楽しい外遊び準備を整えていざ公園に出ると、娘はレジャーシートに座ってそばにある草を引っこ抜いてみたり、垣根の葉を触ってサラサラ音が鳴るのを楽しんでみたり、砂を握っては離して手から落ちる砂の様子を見て喜んだりと、初めての感覚を覚えながらしきりに遊んでいました。 また、ハイハイで少し傾斜のある芝生を進んだり、当時住んでいた団地にあった貸し出し用の手押し車を押して歩いたり、全身の運動もばっちり。そんな娘の姿を見て私は、「歩くことはできないながらも、赤ちゃんなりの外遊びの楽しみ方があるのだな」と実感したのでした。 歩き始める前、室内遊びが多かった娘ですが、外遊びにチャレンジしてみるとその時期なりの遊び方で満足そうに遊んでくれました。満足そうな娘の姿を見て、「赤ちゃんでも外遊びができるんだ」と新しい発見をした私。また、五感を使って遊びたくさんの刺激を受けることで、娘の生活にメリハリが出ました。手足のケガや誤飲に気をつけることを意識しつつ、穏やかな時季には外に出る機会をつくることで、良い経験や気分転換になるのだなと感じた体験でした。 監修/助産師REIKOイラスト/おもち著者:坂本ひろ子1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年08月21日待望だった第一子を授かり早2年。特に大きな病気もせず、すくすくと育ってきた息子ですが、ここで大きな問題に直面。それは言葉の遅れ。周りの子を見ていると、すでに2語文でしゃべっている子までいて、焦りは募るばかりでした。もしかしたら、私が問題なのかもしれない……。そう思い悩んでいたころのお話です。言葉の遅れは早産のせい?息子は妊娠36週目に生まれた早産児でした。出生時の体重も2,200gの低出生体重児で、正期産の時期に産めずに落ち込むこともありましたが、幸い2歳になるころには、同い年の子と比べても大差のないくらいに育ちひと安心。 しかし、「ブーブー」や「ワンワン」といった音ばかりしかしゃべりません。2歳から言葉が自然と出てくると思い込んでいた私は、「何でうちの子は言葉をしゃべらないんだろう? もしや早産の影響なのではないか? 」と思い、息子に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 きっかけは保健師さんの提案だった!発語の遅れは自分のせいだと悩む毎日。このころは息子と遊んでいても、どこかでそのことばかり考えて、憂うつな気持ちだったのを覚えています。そんななかで市の2歳児健診があったため、健診終了後に保健師さんに発語の遅れを思い切って相談してみることに。 すると、発達が気になる子どものために、市が主催している遊びの教室があることを教えてもらいました。今まで児童館や公園ぐらいしか行かなかったのですが、この機会にと早速予約して行ってみることに。 成長は子どもによって違う教室といっても、体を使った遊びや、子どもの好きそうなキャラクターが描いてあるカードでゲームをするといったもので、息子も楽しそうに遊んでいました。そこでは、同じように発語の遅い子もいれば、言葉はペラペラだけど走るのが苦手な子など、本当にさまざまな子どもがいたことが印象的でした。 また、保健師さんが子どもたちをみてくれている間にママ同士の交流ができたのですが、みんなそれぞれ違う悩みがあり、成長の仕方もそれぞれ違うものだなあと実感でき、心の中でモヤモヤしていた気持ちが少しラクになりました。 その後も何度か教室に通い、息子にも何らかの刺激があったのか、徐々に言葉が出てくるようになりました。4歳になった今では一日中しゃべっていて、うるさいくらいです。今も悩みは尽きませんが、まずは自分のせいだと悩まずに、これもこの子なりの成長方法なんだなと割り切って考えるようになり、気持ちにも余裕ができた気がします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師REIKO著者:竹の内 由紀4歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2021年08月15日おすわりで遊べるようになった次女。でも油断するとすぐ後ろに倒れるため、倒れそうな辺りにブランケットを敷くなど転倒対策をしていました。ところがある日、少し目を離した間に次女が思わぬ体勢になっていたのです! 後方ガードはバッチリ生後7カ月を過ぎておすわりができるようになると、あお向けではなくおすわりでの遊びが楽しくなってきた次女。おすわりをさせておもちゃを与えていると、ひとりでもご機嫌でした。 しかし、まだ座位が安定しきっていないため、少し体勢が崩れると頭の重みで後ろへゴロン! そのため、家事をしながら見守らなければいけないようなときには、後方に筒状に丸めたブランケットを置くなど後方への転倒ガードは常におこなっていました。 異様な声で気づくいつものように後方ガードをしたうえで、長女に呼ばれて隣の部屋に行っていた私。部屋を離れて3分も経たないかというころ、変な声が聞こえてきたのです。泣き声でもない「ヒッ、ヒッ、ヒッ」というひきつるような声でした。慌てて次女の元に戻ると、なんとガードしていた後方ではなく、前方に倒れているではないですか! しかも約10cmほどの高さがある小上がりのようなところの淵から前方に倒れたため、胸から上がフローリングの床に、おなかから足先までは小上がりの上に、斜めに近い体勢になっていたのです! 盲点になっていたことに猛反省慌てて抱き上げると、その瞬間に大号泣。本人も驚いたことと体勢的に苦しかったことがあって、泣き声ではない異様な声になっていたのだと思います。 幸い小さなたんこぶで済んだものの、怖い思いをさせてしまったことに「ごめんね、ごめんね」と申し訳なさでいっぱいだった私。完全に後方へのガードしか頭になく、前方へのガードが盲点になっていました。推測ですが、座位が少しずつ安定してきたことで、何かを取ろうと手を伸ばすうちに前方に転倒してしまったのだと思います。 前方ガードがおろそかになっていたどころか、後方を意識するあまり30cm前方には段差があるような場所に座らせてしまっていた私。赤ちゃんの成長はこちらが思っているより早く、昨日と今日とでは同じ状態ではないということを痛感しました。以降、可動域は常に広がっているということを念頭に置き、「もしかしたら」ということへの対策も忘れないようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:笹谷みずき二女の母。地方の住宅街から離れた山の中在住。現在は外勤めですが、いつかは自宅周辺の自然を活かした事業を起こしたいと目論見中。地方での出産・子育ての楽しさを伝えるべく、自身の体験談を中心に執筆中。
2021年08月13日