編集部:学研キッズネット編集部東京都国立・小金井で個別指導塾フォルテを運営する株式会社ACフォルテが、2020年5月18日(月)より小学生向け完全無料オンライン指導の「Free School by 個別指導塾フォルテ」を6月末までの期間限定で開講いたします。コロナ休校の子どもたちを救うべく、個別指導塾のノウハウ×ネットワークで完全無料サービスを提供。欧米で進む『ホームスクール』を目指します!【勉強への不安・悩み】・小学校や塾が休校になり、自宅学習をしているが、思うように勉強が進まない・周りと、どんどん差がつきそうで不安・休校期間が明けた際に、スピードアップする授業についていける自信がない・どうやって勉強したら良いか分からない、なかなか勉強の習慣が定着しない・今のうちに、しっかり復習したい・算数が大の苦手そんな悩みを抱えている小学生・保護者の皆様へ!少人数制の指導に定評を頂いている個別指導塾フォルテによる「Free School by 個別指導塾フォルテ」を是非ご活用ください。1.授業を完全無料で実施2020年6月末まで無料にて授業を開講!2.対象は小学4・5・6年生一番差が付きやすい、学べば学ぶだけ吸収する年代!3.科目は算数(学習指導要領に基づく)各学年の1年間の内容の授業を5週間にわたって実施!考える力を身につけよう!4.オンライン少人数制双方向スタイルで質問可能!保護者の方の同席もできます「Free School by 個別指導塾フォルテ」個別指導塾フォルテでは、プロの講師陣だけでなく大学生・大学院生を採用し、授業を行っております。プロ講師陣による徹底的なサポート・カリキュラム作成により高い品質の授業を実現しております。「Free School by 個別指導塾フォルテ」開講にあたって採用も拡充いたします。新型コロナウイルスの影響により、収入源が無くなった大学生・大学院生に安全な形で働く場を提供いたします。▼「Free School by 個別指導塾フォルテ」を受講したい方ホームページ受講申し込みフォームはこちら【株式会社ACフォルテ会社概要】2019年7月設立。「⾃ら考え、⾃ら実⾏」をコンセプトに国⽴・⼩⾦井で「個別指導塾フォルテ」を運営。【個別指導塾フォルテホームページ】■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年05月12日休校延長が決定された自治体も多くなってきましたね。私が住む地区も5月末までの休校が決定しました。休校になってから、子どもの友達のママからは学力についての心配をよく聞きます。学校から宿題や課題が出され、取り組んでいる人も多いと思いますが、小学校の新1年生に関しては具体的に学習を進めるような宿題はあまり出ていないのではないでしょうか。今回は、元小学校教諭で、小学1年生の担任をしていた経験から、この時期に取り組めることを紹介します。これらは、今わが家の新小1の娘がやっていることです。1学期にコツコツと積み上げるものから9月新学年スタートの案もあるそうですが、現段階で考えると、私は夏休みの短縮や土曜授業で補填(ほてん)をしていく可能性が高いのかなと思っています。であるならば、やるべきことは、最初の1学期にコツコツと積み上げる形で身につけるはずだった学習と夏休みの先取りではないかと。そこで、まずはコツコツ系から紹介します。国語:音読と先生あのね毎日短時間でも音読を早い段階で毎日の宿題になるのが音読です。音読が上手な子ほど文章の読み取りが上手だった印象があります。同じ文章を繰り返し読むことで、だんだんスラスラと読めるようになっていきます。音読をやったことがない子や苦手な子は、まず短い文章から始めましょう。国語の教科書がもう手元にある人は、その中から選ぶとよいと思います。お気に入りの絵本を選んでも楽しいですね。全部読むのが大変だったら読むページを区切って、上手になったら次のページへ…と進んでいくとよいと思います。読むのが上手な子、音読を楽しめる子はお母さんと交代で一文ずつ交代で読んでみたり、一緒に声を合わせて読んでみたりして変化をつけるのもおすすめです。テーマを決めて書いてみようひらがながおおむね書けるようになっていれば、作文や日記に挑戦すると書く力がつきます。1年生はよく、「せんせい、あのね」という作文の宿題が出されます。「せんせい、あのね~」から始める作文で、その日にあったことや自分のことで先生に知らせたいことを書いていくものです。「〇〇くんとあそんだよ」「ゆうごはんは〇〇だったよ」などと、先生に話しているように書いていきます。書くテーマはなんでもOKですが、なんでもよいと言われると意外と書くのが難しいという場合もあるので、いくつか提案してみましょう。《テーマの例》・自分の好きなもの(食べ物・スポーツ・歌・人・花・動物など)・今日食べたもの(夕ご飯のおかずでうれしかったもの・おやつで食べたものなど)・今日遊んだこと(どんな遊びをしたのか・どんなことをしてみたいかなど)・学校で楽しみにしていることわが家では「お父さんに伝えたいこと」を書いています。娘は、ですます調で書くほうが書きやすいということなので、そのように書いています。書き終わったものは、父親の前で実際に読んでみます。声に出して読むことで、文章におかしいところがないか、確認にもなります。最初はどんな内容を書きたいのか聞き出して、一緒に文を考えてあげましょう。書き始めのころは自分で文を考えるのは難しいですが、だんだんと慣れていきますよ。算数:計算練習百マス計算にゲーム性をもたせて算数で身につけておきたいのは計算力です。学校で習っていなくても、簡単なたし算、引き算ならできるという子は多いと思います。計算は速くできたほうが、算数が楽しくなります。市販のドリルやダウンロードできるワークシートを使うのもよいと思います。ただひたすら計算するのはちょっと…という子は百マス計算の簡単なものを使ってタイムを計測してゲーム性をもたせるのも手です。手元に算数セットがあるのであれば計算カードも使ってみてください。意外と答えの数字を書くのに手間取ってしまい、それがもとで計算がイヤになってしまうこともありますので、口頭で答えを言っていくだけでもいいと思います。繰り上がりのない足し算、繰り下がりのない引き算なら授業で習っていなくてもできる子が多いと思います。全部やるのが大変だったら、最初はカードの数を減らしたり、簡単なものだけ集めたりして、楽しんでやってみましょう。わが家ではタイムを計測したり、今日は何周やった!なんて言いながら取り組んでいます。生活科:植物の観察とお手伝い植物観察でたくさんの発見をみつけよう以前の記事()でも紹介しましたが、種をまいて、芽が出てきたり、葉っぱが増えてきたりしたら観察をしてみましょう。葉っぱの数はどうかな?大きさは?形は?植物によってそれぞれ違うので見比べてみるのも楽しいです。最初に出てくる葉と次に出てくる葉の形も違います。たくさんの発見をみつかるはずですよ。食事の配膳、雑巾絞りの練習生活科の単元の中にはお手伝いもでてきます。時間のある今、できることは積極的にやってもらえるといいですね。給食当番での食事の配膳や、掃除の時間の雑巾絞りなどは家庭での経験の差がかなり出てくるものです。家の仕事にはどんなものがあるかを一緒に考え、できそうなものを一緒に探してみてください。夏休みの先取り:自由課題夏休みが短くなるかも!?今から準備するのも◎次に、わが家では夏休みの先取りを考えています。夏休みの宿題でよく出されるのが自由課題です。自由研究と言っている学校もあると思います。自由課題ってなにをすればいいの?とよく聞かれますが、低学年のうちは工作・絵画などをやってくる子が多いです。いろいろな材料を準備して、自由に工作をしてみる、日曜大工が趣味のおうちの方がいればパチンコや箱を作ってみる、紙粘土で人形を作る、ビーズでマスコットを作ったり、アイロンビーズでままごとセットを作ったり、フェルトでカバンを作ったりなど手芸もいいですね。作った料理の写真を集めてレシピブックを作ったり、好きな恐竜の絵を描いて手作りの図鑑を作ったりするのも立派な研究です。夏休みが短くなりそうなので、今のうちにいろいろ取り組んでみるのもいいかなと思います。いろいろ挙げてきましたが、1年生は長時間集中するのはまだ難しく、最初のうちは15分続けばよいと言われています。一つの取り組みに関してそんなに長い時間をかけなくて大丈夫です。これからしばらく続きそうな休校期間。子どもたちそれぞれが、好きなこと・夢中になれることをいろいろ見つけられる時間にできればなと思っています。わが家の日々の学習カード。毎日全部はできていませんが、少しずつ取り組んでいます!<文・写真:ライターHIDE>
2020年05月10日編集部:学研キッズネット編集部株式会社こうゆうが運営する花まる学習会と進学塾部門スクールFCは、新型コロナウイルス感染拡大によって休校や自宅待機を余儀なくされる現状の中、子どもたちが、一日も早く“安全”に、そして“楽しく”学習できることを目指し、会員向けオンライン授業の提供を本格的に開始したことを発表しました。オンライン授業本格化の背景昨今の状勢を受け、株式会社こうゆうは「まずは子どもたちと保護者の皆さまに“安心”をお届けする」ことを最優先に、2020年4月13日よりオンライン授業を推進してきました。オンライン授業の最も大きな特長は、動画配信だけにとどまらず、オンライン上で子どもたちと向き合い、一人ひとりの顔を見ながら授業を進める『双方向のライブ形式』をとっていることです。これは、花まる学習会だけでなく、スクールFCにおいても同様です。スクールFCでは、3月上旬から「ZOOM自学室」というオンライン自習室を実施。この実施における試行錯誤と積み上げてきた経験値があったからこそ、いち早く全社をあげたオンライン授業化に踏み切ることができました。新型コロナウイルスによる自粛によって、今まさに、教育の在り方自体が大きな変革を求められています。開始から約半月、オンラインで授業を行うことで得た大きな気づきは、動画配信であっても、動画を観た後に子どもたちが自ら勉強したくなる、子どもたちの行動が変わるような工夫を凝らした授業内容であること、そして、画面越しであっても教える側の子どもに対する愛情が伝わるような、双方向のコミュニケーションを持つことが必須だということです。まずは既存会員の皆さまに向けたサービスの充実、そして新規入会希望者に向けた対応を順次推進していく予定です。これからの花まる学習会、スクールFCの取り組みにどうぞご期待ください。※現在、新規の申し込みはお受付けしておりませんが、下記にて「新規申し込み受付開始」の通知を希望される方への登録フォームをご用意しております。▼花まる学習会|体験授業再開通知登録▼スクールFC|体験授業申込(受付中)花まるオンラインについて「花まるオンライン」は、従来の授業カリキュラムを進める週5日の動画配信(まいにち花まる)と、これまで通塾していた曜日に教室長と子どもたちがオンラインでコミュニケーションを図る時間(花まるスタディ―ルーム)の2本立てで授業を提供しています。1.「まいにち花まる」休校期間中も学習習慣を維持できるよう、週1回行っていた従来の授業を5日にわけて行います。ライフスタイルに応じて好きな時間帯に動画を視聴することで、学習面・生活面のペースメーカーの役割を担いながら、学習の積み重ねを図ります。<授業内容>●年中コース音読、言葉、数理、運筆、立体図形、思考実験●年長コース音読、言葉、文字、数理、運筆、思考力、迷路、立体図形、平面図形、思考実験●低学年コース四字熟語、古文の素読、立体図形、平面図形、発想力教材、精読力教材、転写教材・計算の反復練習・思考力教材●高学年コース計算の反復練習・算数・国語・思考力教材算数と国語については、別途、それぞれ学年ごとの動画を視聴2.「花まるスタディルーム(花スタ)」花スタは、Zoomを使ったライブ配信で、これまで通塾していた曜日に、教室のクラスごとに開催しています(年中・年長・低学年・高学年)。教室で行っていた授業のテンポ感と楽しさをそのままに、“子どもたちと講師が顔を合わせ、コミュニケーションを図りながら学びを深める”場です。講師は、オンライン上でも子どもたちの意欲・主体性を引き出し、子どもたちは安心感のなかで学びを楽しめる花まるらしい空間を大切にしています。その他の特長としては、花スタの授業後に、毎回保護者の方に学習意図をお伝えしている点です。オンライン授業というと、どうしても「子どもには難しい」「インターネット越しでは…」というイメージを持たれる保護者の方もいらっしゃいますが、オンラインでの時間がご家庭でのアナログな取り組みにつながるような仕組みを取り入れています。子どもたちにはオンラインでの学びを楽しみ、つながりを実感できる空間を、そして保護者の方には“安心”をお届けしています。■ 花まるオンライン<保護者の皆さまの感想>本取り組みに対して保護者の皆さまから多くの声をお寄せいただきましたので、代表的なもの一部抜粋して掲載させていただきます。●花スタやまいにち花まるのおかげで休校中も学習習慣を保てており、保護者として大変嬉しく思います。(1年生保護者)●幼稚園の習い事はお休みのところばかり、オンラインで学びの機会を絶やさずにしてくださる花まるグループ、本当にさすがだと思いますし、有り難いです。(年中保護者)●オンラインの学習が始まり、最初は恥ずかしそうに小声で復唱していたのですが、今では元気な声を出して楽しそうに学習しています。私も先生たちの元気な姿からパワーをもらっています。ありがとうございます!子どもも私もこれからも楽しみにしています。(1年生保護者)●今年7月に転勤の予定が、コロナの影響で本当に転勤するのか、家族がついていくのかも未定ですが、いずれにしても、まい花・花スタともに、今後地方に住んでいる人向けにもやってほしいです。(2・4年生保護者)オンラインFCについて花まるグループの進学塾部門「スクールFC」では、子どもたちに“机に向かう時間”としてのオンライン授業と、“外の世界とつながる時間”としてオンライン自学室を提供しています。これにより子どもたちは、授業がある日だけでなく、授業の無い日にも決まった時間にオンライン上で集まって仲間とともに学習をすることができます。 「オンラインFC」は、オンライン上であっても楽しく、そして安心して学びを継続していくために、各教科の動画視聴を含むオンライン授業と、自分でPDCAをまわしながら学びを深めるオンライン自学室という二つの枠組みを提供しています。1.オンライン授業以下の構成で、各コース・各クラス毎に通常の曜日・時間帯に合わせて開校しています。■ホームルーム学年・コース毎にコミュニケーションをとる時間。先生や仲間と顔を合わせて挨拶し、アイスブレイクなどを通して学習への前向きな気持ちを整えていきます。■学習タイム担当講師の見守りのもと、学習メニュー表に沿って授業を進める時間。担当講師とサポートスタッフが連携して全体に対しての指示出しや説明をおこない、分からないところの質問に答えながら子どもたちの学習を見守ります。■終わりの会その日に多かった質問などを取り上げて全体で学習内容を補足したり、各自の進捗を確認したりする、次回の授業に向けた備えとコミュニケーションの時間。2.オンライン自学室学校がなくても生活のリズムや学習習慣を維持するために、「オンライン授業」が無い日にも任意で参加できる「オンライン自学室」を開設しています。ここでは従来の自学室と同様、「その日に取り組む課題」を子どもたちが自分で決め、自学に取り組む中で、分からない問題や質問したい事項があれば、担当講師に質問することができます。休校期間中、時間はあるけれどもなかなか机に向かう習慣が定着しないという子も、オンライン上でつながることで、授業のない日も仲間とともに自学を進めることができます。■ オンラインFC(体験授業受付共通URL)<保護者の皆さまの感想>●楽しんでやっています。画面越しですが、友達と会えることも嬉しいようです。●自宅での授業は安全なので安心できます。オンライン授業や自学室を開催してもらい感謝しています。リズムをつかめたようで、自分で時間を決めて自学をするようなりました。●保護者も見られるので、いつも塾でどういう風に授業を受けているのか分かりました。●家ではダラダラしている姿しか見ていなかったけれど、授業となるとこんなに集中できるのだという一面を見られて良かったです。<子どもたちの感想>●友達の顔が見られて嬉しい。●オンラインでも、いつもの授業と分かりやすさは変わらないと思う。●授業が終わってすぐに食事ができたり、お風呂に入れたりできて嬉しい。●一人でやるより、先生の顔を見ながらの方が集中できた。●いつもより気軽に質問できるし、動画を何度も観られて分かりやすい。【株式会社こうゆうについて】「数理的思考力=算数脳」「読書と作文を中心とした国語力」「野外体験」を三本柱として、幼児の本質を見据えた指導を行う学習塾 花まる学習会、そして進学塾部門であるスクールFCを運営。目先の学力にとらわれない、その子が将来大人になったときに社会を生き抜く力をつけ、「あと伸び」するための学習の土台作りを重視。子どもたちが本当に幸せになるために、子どもたちを「メシが食える大人」そして「魅力的な人」に育てることを教育理念としている。代表:高濱 正伸所在地:埼玉県さいたま市浦和区常盤9-19-10設立:1993年2月2日事業内容:学習塾「花まる学習会」「スクール FC」の運営等会社公式サイト:■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年05月08日お笑い芸人の小島よしお(39)が5月5日、「とくダネ!」(フジテレビ系)で円周率を教える授業を開いた。早稲田大学の教育学部出身だが教員免許は持っていないという小島。しかし、そのわかりやすさが大きな反響を呼んでいる。先月8日から、YouTubeの「小島よしおのおっぱっぴーチャンネル」で子供に向けた授業を公開している小島。算数を中心にした授業を開いており、なかには15万以上もの再生回数を記録しているものもある。「とくダネ!」で小島はピザを使い直径や円周の意味を教えるだけでなく、フラフープを転がし「円周が直径の3倍とちょっと」であることについて説明した。また子供にクイズを投げかけながらも、シャツの破けたところから答えがわかるようになっているというシーンも。スタジオは始終、和気あいあいとしたムードだった。授業は大きな反響を呼び、Twitterでは「小島よしお」がトレンド入り!さらにその内容を讃える声がこう上がっている。《とくダネで小島よしおさんの算数の授業やってたけど…メチャクチャ面白くて分かりやすい!!子供達へ向けた授業だけども…大人も引き込まれるわ!!!》《小島よしおの円周率の授業、円周率の定義を直感的にかつ厳密に説明していてすごく私の好みでした。現場でもあれほどの授業をしてくれる先生は中々見つからないと思います》《数字むっちゃ苦手だったりするけど、この人の授業だったらめっちゃ楽しかったやろなぁ~?。頭がホントいい人は、例えも上手いし、言葉のチョイスや語りかけ方教え方が上手いってのが見ててちゃんと伝わる!》かつて「そんなの関係ねぇ」「おっぱっぴー」のネタで一斉を風靡した小島。もともと子供人気は高かったが、今や「子供のアイドル」的な芸人となっている。「小島さんが子供に着目するようになったのは、自身のライブに来ていた子供が始まってすぐに『帰りたい!』と泣いたことがキッカケだったそうです。先輩芸人から『子供向けでやってみたら?』といわれ、始めてみたら手応えが。幼い子が泣くのは当たり前。ですから『客席からいかに声を出せるか』といったことを大事にするなど、創意工夫を心がけているといいます」(テレビ局関係者)これまで『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』といった名作アニメの声優を務めただけでなく、子供のためのCDや絵本の制作、さらには読み聞かせも行ってきた小島。思わぬところで才能が開花している彼には夢があるようだ。「もともと子供と波長が合うという小島さんは、子供の特性もつかめてきたといいます。それを活かして、世界中の子供達に自身の笑いを届けたいといいます。また『子供達が大人になった暁には、ライブに孫を連れて来て欲しい!』という思いもあり、すでに健康に気を使う生活を送っているそうです」(前出・テレビ局関係者)小島の夢は叶うだろうか?
2020年05月05日子どもにとって、親の言葉は良くも悪くも強力です。たった一言が、子どもに確固たる自信を与えたり、一生の傷を残したりすることもあります。なかには、特別な言葉ではなく、何気なく発したちょっとした言葉が、知らぬ間に子どもに悪影響を与えてしまう場合も……。今回は、そんなつい言ってしまいがちなNGワードをご紹介します。「親の言葉でやる気を失う」51%個別指導塾「スクールIE」を運営する、やる気スイッチグループホールディングスが実施した調査によれば、中高生の51%が、親の言葉により「やる気スイッチ」がオフになった経験があると言います。彼らが言われた言葉で最も多かったのが、「勉強しなさい・早くしなさい」。そのほとんどは、彼らが「やろうと思っている」、もしくは「やらなくてはいけないことはわかっている」という状況のなかで言われたそうです。たしかに、自分がやろうとしているところに、他人から追い打ちをかけるような言葉を言われるといい気はしないでしょう。しかし、ほとんどの場合、この言葉を発する側に悪気はありません。口癖のようになっていて、言ったことすら覚えていないということも少なくないのではないでしょうか。つまり、自覚なく発している親の言葉が、繰り返し子どものやる気を奪っている可能性があると考えられるのです。こうした現象は、残念ながら決して珍しいことではありません。じつは、子どもの教育に悪影響を及ぼしてしまう、親がつい言ってしまいがちな言葉というのは、「勉強しなさい・早くしなさい」のほかにもたくさんあるのです。親から子へのNGワード7選つい言ってしまいがちなNGワードを7つご紹介しましょう。NGワード1:「なんで○○するの!?」子どもが意にそぐわない行動を取ったとき、「なんでこういうことをするの!?」と語気を荒げて言いたくなることもあるでしょう。しかし、「コミュニケーションのプロ」としてメディアに多数出演する作家・カウンセラーの五百田達成さんは、それを「親としてイマイチな対応」と指摘します。たとえば、子どもがレストランで水をこぼしてしまったとき。「なんでこぼすの!」と叱るのは、親としてイマイチな対応といえます。とても純粋な人間である子どもは、どうしてこぼしたのかと親に問い詰められたら、怖くて黙ってしまうか、もしくは原因をあれこれ言うでしょう。でも、親は言い訳を聞きたいわけではなく、反省の弁を聞きたいわけで、子どものウジウジした態度にますます腹が立ってしまうのです。つまりこの質問は不毛なわけです。(引用元:ウーマンエキサイト|子どもに言ってはいけない「なんで○○するの?」声がけは“愛情より戦略”【あなたは大丈夫?話し方で得する人・損する人 第3回】)五百田さんが提案するのは、子どもが何かしでかしたときでも、「これからはどうすればいいと思う?」などの前向きな言葉がけをすること。親が親身になって話を聞けば、ガミガミ叱らなくても子どもは十分反省するのだそうです。NGワード2:「ちょっと待って」同様に、五百田さんは、親が忙しいときによく言ってしまう「ちょっと待って」という言葉もNGとしています。その理由は、「ちょっと」という表現が曖昧で、どの程度の時間を示すのか子どもにはわからないからだそう。たとえて言うならば、職場で上司から「なる早でお願い」と仕事を頼まれたときと同じです。“なる早”の感覚は今日だったり、1週間後だったり、人それぞれ違います。こんなあいまいな会話ではコミュニケーションとしては成立しませんよね。(引用元:ウーマンエキサイト|子どもに言ってはいけない「なんで○○するの?」声がけは“愛情より戦略”【あなたは大丈夫?話し方で得する人・損する人 第3回】)では、どうすればいいのでしょうか。五百田さんが提案するのは、「ちょっと」がどれくらいなのか具体的に示すこと。「洗い物が終わるまで待って」 「あと10分待って」と、子どもにもわかるように伝えればいいのです。NGワード3:「そんなこともできないの?」教育関係のベストセラーを多数持つ教育評論家の親野智可等さんは、子どもの能力を否定するような言葉を発する親に警鐘を鳴らします。その言葉のひとつが、「そんなこともできないの?」。たとえば、算数の計算問題でミスをした子どもが、「3年生にもなって、足し算もできないの?」と親から言われたとしましょう。すると、その子は「自分は算数ができない」という思い込みにとらわれ、何十年も抜け出せなくなる可能性があるのだそうです。悪気がなくとも、「絵が苦手なんだね」「運動音痴だね」などの言葉を発してしまう方も要注意。大切なのは、能力を肯定して信じてあげること。「次はきっとできるよ!」など、前向きな言葉がけを心がけてみましょう。NGワード4:「そんな子はうちの子じゃありません!」親野さんは、存在否定の言葉も子どもに言ってはいけないと言います。たとえば、「そんな子はうちの子じゃありません!」という言葉。これを本心から言う人はいないと思いますが……子どもが反抗したときなどについ感情的になって、もしくは冗談半分で言ってしまったことのある人は少なくないはず。親野さんいわく、存在否定の言葉を言われた子どもは、「自分はいてはいけないのではないか?」と自己否定感にとらわれ続けることになってしまうのだそう。我が子が自己否定感にとらわれ続けるなんて、親としても不本意でしょう。であれば、存在否定の言葉は能力否定の言葉と同様、今すぐやめなければなりません。そして、正反対の言葉がけを心がけましょう。「あなたのことが大好き」「生まれてきてくれてありがとう」など、子どもの存在を無条件に肯定する言葉を日頃から伝えることで、子どもの自己肯定感も高められると言います。NGワード5:「だから言ったでしょう」子どもが親の注意を無視した結果、トラブルを招いたとき――たとえば、子どもが走り回って、親の「危ないからやめなさい」という注意を無視して転んだときは、「だから言ったでしょう」とため息混じりに言いたくもなるでしょう。しかし、心理カウンセラーの佐藤栄子さんは、子どもにとっては、このやり取りのなかで「何が “だから” なのか」がわからないと指摘します。このようなやり取りを繰り返していると、子どもは理由がわからないまま謝り続けることになり、積極性や自信を失ってしまうのだそう。その結果、何かに取り組む際に自身にブレーキをかけてしまうようになることがあるのだとか。佐藤さんによれば、この言葉を使うときの注意点は、「何が “だから” なのか」を説明すること。「ここで走り回ったら、人やモノにぶつかって転ぶことがあるってわかったよね。今度からは気をつけよう」など、わかりやすく伝えましょう。NGワード6:「○○ちゃんってすごいんだね」佐藤さんは、親が子どもの友人の名前を挙げてほめることもNGとしています。理由は、子どもが「ママは自分より○○ちゃんをすごいと思っているんだ」と思い込み、「親の期待に応えられない自分」に自信が持てなくなってしまうからだそう。なかには、親の注目を集めようと悪さをするようになることもあるのだとか。そんなときは、必ず自分の子どもの良いところも挙げるようにすると良いそうです。「○○ちゃんは絵が上手だね。あなたは工作がすごく上手。ふたりともすごいね!」というように、一緒にほめてみてはいかがでしょう。子どもに「自分もママに認めてもらえている」と認識させることができ、安心感を与えることができるはずです。NGワード7:「いい子だね」「いい子だね」は、おそらく多くの方が頻繁に口にしているでしょう。しかし、保育歴60年のベテラン保育士である大川繁子さんの著書『92歳の現役保育士が伝えたい 親子で幸せになる子育て』(実務教育出版)では、この言葉は親が子どもに言うにふさわしい言葉とされていません。同書によれば、「いい子だね」は人を評価する言葉であり、上の人間が下の人間を判定する際に使うもの。また、「いい子だね」とほめられた子どもは、次もほめられることを目的に行動するなど、評価ばかり気にするようになってしまうのだそうです。そのため、子どもが良い行動をしたとき、大川さんは別の言葉で子どもを喜ばせることをすすめています。ですから子どもに対しても評価の言葉は使わず、自分の気持ちを軸に接します。たとえばお友だちにおもちゃを譲ってあげていたら、「友だちに優しくできたね。先生、とってもうれしいよ」って。(中略)「だれかによろこんでもらったり、人のためになったりすることって、うれしいな」――褒めずに感謝の気持ちを伝えることで、そんな貢献のよろこびを感じてほしいと思うのです。(引用元:YAHOO!JAPAN ニュース|子どもに「いい子だね」「すごいね」と言ってはいけない理由)「いい子だね」といった言葉の代わりに、「○○ができたね。ママ嬉しいな」と感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょう。***こうして見ていくと、親が子どもについ言ってしまうNGワードは、大人どうしでもNGであることが多いことがわかります。それをつい言ってしまうのは、良く言えば親子間の親密度の高さ、悪く言えば緊張感のなさの現れと言えるのかもしれませんね。子どももひとりの人間。相手の気持ちを考えながら接することで、子どもに悪影響を与える発言を控えられるとともに、親子関係もより良くなっていくのではないでしょうか。(参考)やる気スイッチグループ|親に言われてやる気スイッチがオフになる言葉 第1位「勉強しなさい!」東洋経済ONLINE|子どもに絶対言ってはいけない「全否定3要素」YAHOO!JAPAN ニュース|子どもに「いい子だね」「すごいね」と言ってはいけない理由ウーマンエキサイト|子どもに言ってはいけない「なんで○○するの?」声がけは“愛情より戦略”【あなたは大丈夫?話し方で得する人・損する人 第3回】ウーマンエキサイト|親が直すべき口癖3つ! 子供の性格にも影響が出るリスクも
2020年05月01日編集部:学研キッズネット編集部ソースネクスト株式会社は、4月30日(木)にサイト上で、米国のTangible Play Incの知育玩具「Osmo Genius Starter Kit for iPad」の販売を開始したことを発表しました。本製品は、iPadと付属のパーツを使って学ぶ先進的な知育玩具で、5つのゲームで遊びながら、算数やお絵かき、英単語などを学べます。対象年齢は6~10歳でレベルの設定もできるので、子どもの成長に合わせて長く遊べて学べます。©2020,Tangible Play Inc. All rights reserved.「Osmo」シリーズとはTangible Play社の「OSMO」シリーズは、iPadで動作するゲームアプリと手元で使う物理的なキットを融合した先進的な知育玩具です。算数やお絵かき、英単語などのゲームでたくさん遊べて、学べます。主な実績としては、タブレット学習分野で米国No.1(Tangible Play社調べ 2019年11月時点)、米国の30,000以上の教室での採用などがあげられます。詳細:【「Osmo Genius Starter Kit」の特長】本製品は、算数やお絵かき、英単語などの5つのゲームでたくさん遊べて、学べます。子どもが遊ぶアプリは、日本語対応なので、安心してご利用いただけます。©2020,Tangible Play Inc. All rights reserved.5つのゲームで遊べる1.数字を創造する「ナンバース」(算数)数字のピースを動かしながら、数字の組み合わせ、足し算、かけ算などの問題を解いていきます。答えは何通りもあり、想像力を鍛えられます。手元のピースを組み合わせて数字を作るので、答えは1つではありません。子どもたちは、色々な答えをだすことで、創造的な数字のセンスを磨き、算数が好きになります。©2020,Tangible Play Inc. All rights reserved.・素敵な魚をコレクションゲームをクリアすることで、きれいな魚をコレクションできます。熱帯魚やモンスターのような魚など90種類以上を集められます。©2020,Tangible Play Inc. All rights reserved.2.描いた絵がギャラリーに「マスターピース」(お絵描き)タブレットの画面に映るお手本を見ながら、実際の紙にお絵かきをすることで、「目で見ながら手をバランス良く動かしていく能力」「作画のスキル」などを育みます。さらに描いている経過を動画で撮っているので、どのように描いたかを確認できます。単純な線画から複雑なアートワークまで280種類以上のお手本を収録。好きな画像もお手本にできます。また、完成した絵は、描いているときの動画も含め、シェアできます。例えば、友達や遠くにいる家族に似顔絵をプレゼントするといった使い方もできます。3.落ちてくるボールをゴールに「ニュートン」(理科)画面から落ちてくるボールをゴールに入れていきます。ゴールに導くためにペンや道具を使ってボールを跳ねさせたり、道を作って誘導したりしていくことで物理と創造力を学べます。ボールが跳ねる「バウンズ」と転がる「ロール」合計で60以上のステージを用意。クリアしていけばどんどん難しくなり、やりがいがあります。4.並べて覚える「ワード」(英単語)アルファベットのパーツを使い、画面の画像を見ながら英単語を完成させていきます。同じ英単語でも1文字だけ、すべて埋めるなどレベルも設定できるので、はじめて英単語を覚える場合でも安心です。1人でも、みんなでもでき、キャラクターとの対戦や、友達や家族とも対戦ができ、飽きさせることはありません。英単語は1,000種類以上を収録。webからダウンロードすればさらに単語数を増やせます。(英単語を追加するにはmyOsmoへの登録が必要です。また、追加ダウンロードをするページは、英語のサイトです。)5.作って進める「タングラム」(パズル)画面に出たパズル図形に合うように、実際のピースを組み立てていきます。形が合うたびに画面がライトアップされ、成果がすぐ分かります。動物や数字、人の形など500を超えるパズルが用意されています。レベルもパズル画像の色や形が分かる簡単なものから、黒で塗りつぶされた難易度の高いものまで選べます。「Osmo Genius Starter Kit for iPad」の製品概要■製品名:「Osmo Genius Starter Kit for iPad」■価格:11,800円(税別)■製品内容:知育玩具■開発:Tangible Play Inc■販売・サポート:ソースネクスト株式会社(日本語のサポートです)■製品情報:■同梱物・iPad用のベースと反射鏡・「タングラム」用パズルピース一式・「ワード」用アルファベットカード一式・「ナンバース」用数字カード一式なお、本製品にiPadは含まれません。各アプリは、App Storeからダウンロードできます。「Osmo Genius Starter Kit」の動作環境■対応端末:第1世代のiPadおよびiPad Pro(11インチ、12.9インチ)を除く全てのiPad■対応OS:iOS 9 以上※ご使用時にインターネットが必要です。お客様お問い合わせ先■ソースネクスト・カスタマー・サポートセンター■ご購入前相談ダイヤル : 0570-035-333(IP電話からは082-553-1081)■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月30日編集部:学研キッズネット編集部「算数・数学の楽しさを伝える」株式会社math channelは、現在の社会情勢を踏まえ、首都圏を中心として保育園、幼稚園、小学校に子どもを通わせている保護者様を対象に、「オンラインでの学び」等に関しての意識および現状に関するアンケートを実施しました。アンケート結果1.オンライン学習の利用状況調査にて「全国一斉休校(2020年2月末)以前も、オンライン学習サービスをご利用されていましたか」という質問に対し、「利用していた」と回答した方は42%、「利用していなかったが、利用をし始めた」と回答した方は39%という結果に。休校以後に利用し始めた方も多数居ることで、オンライン学習サービスを利用する家庭が全体の81%に上り、オンライン学習サービスを活用する家庭が急激に増えています。2.今後のオンライン学習の活用について「今後、学校以外の外部オンライン学習をお子様の学びに取り入れていこう(現在利用されていない方は、今後取り入れたい)と考えていらっしゃいますか」という質問に対して、「休校期間等関係なく今後も利用していく(もしくは、利用したい)」と回答した方は全体の74%と最も高い回答となりました。また、「1」の質問にて「休校以降に利用をし始めた」ご家庭の中で、「休校終了後も利用していく」と回答されているご家庭が68%と、2月末以降に利用をし始めたご家庭も約3人に2人が継続利用に前向きと回答し、オンライン学習の価値をこれを機に実感している方も多いことがわかりました。※「学校以外の外部オンライン学習」とは、「youtubeなどでの動画配信、Webサービス、アプリ、オンライン授業等」と定義しています。3.学校以外のオンライン学習サービスに求める方向性「保護者様が外部オンライン学習サービスに求める方向性はどれが一番近い感覚となりますか。」という質問でもっとも回答が集まった回答は「”学校で得られるはずの学習”以外の学び、知的好奇心を深めるもの」で、全体の66%という結果でした。教科的な学びの補完以上に、より一層知的好奇心を深めるものをオンライン学習サービスへ求めている保護者が多いことがわかりました。4.科目として需要が最も高いのは「算数」「保護者様にとって、特に外部オンライン学習サービスを利用したいと感じる教科」(複数回答可)を聞いたところ、「算数」の授業を求めていると回答した方は全体のうち71%に上りました。次点にて「英語」(58%)と同程度に「理科」(57%)へも要望が集まり、理数系、語学系の科目が求められていることが分かりました。また、「教科にとらわれない、総合的な学び」(46%)といった、科目外への学びに対するニーズも高いことがわかります。■統括と結果を踏まえた私たちの考え2020年2月末からの全国一斉休校も契機として、オンライン学習の利用者が大きく増えました。また、休校解除後もオンライン学習を活用していきたいと答えている人も多く、休校等関係なくとも、オンライン学習の価値を強く感じている方が多いことがわかりました。併せて、上記記載以外の結果として、「お子様自身を取り巻く現在の環境で、今一番”困る”」と感じていることとしては、「学習・習い事」や「運動・遊び」が出来る環境が減っていること以上に、「家族以外の他者とのコミュニケーション機会が少ない」ことを課題としているご家庭が最も多い結果(全体の45%)となりました。他者とのコミュニケーションに関する課題については、学校などの教育機関とも連携しつつ、弊社のような学習サービスが出来ることをより一層発展させていく必要があると考えます。今後も状況は日々変化していきますが、子ども及び保護者の現状やニーズを捉えつつ、学習環境および学習サービスを提供していきます。(調査期間:2020年4月21日~26日、有効回答数159名、1家庭1回答。調査方法:弊社SNS・お申し込みページフォロワーへの告知による回答依頼)math channelが提供するオンライン学習サービスmath channelでは5月以降も、オンライン授業、教材配信、動画配信など、「ご自宅に居ながら算数を学べる、楽しめる」サービスを開発、提供していきます。◯教材配信:週イチ算数クイズ週1回水曜日夕方に算数クイズを無料配信。公式HP、Twitter、Facebookにて配信中。PDFもございますので、印刷してご家庭等でもご利用頂けます。公式HP内クイズページ:◯動画配信:公式youtubeご家庭などで「気軽に話題にできる算数・数学コンテンツ」を配信。親子で取り組める算数工作や折り紙動画などを、いつでもご覧頂けます。公式Youtubeチャンネル:◯オンライン授業:双方向型算数オンライン教室Web会議ツール「zoom」を使用した、全国各地ご自宅にいながら双方向型の習い事を受けられる「オンライン算数教室」を3月より開催しています。講座ごとに1クラス10名~30名程度と内容によって定員を変えながら、講師とお子様で適宜双方向のコミュニケーションをとりつつ進行していきます。2020年5月度は、以下3種類の、継続授業、また1回完結で単発受講可能な講座のお申し込み受付を開始しています。1)算数パズル教室(継続受講型授業)タイトル:おうちで楽しく学ぶ算数パズル教室実施日程:月曜日夕方コース(5月11日スタート)、土曜日午前コース(5月9日スタート)※土曜日コースは5月のみ実施対象年齢:小学1年生~小学4年生詳細・お申込み:算数ゲーム作成教室(1回完結型授業)タイトル:算数ゲームを作ってみよう!おうちで遊べるゲームを自分で開発!実施日程:5月7日(木)、5月21日(木)※2日程とも同コンテンツです対象年齢:小学1年生~小学6年生詳細・お申込み:算数探究講座「九九編」(1回完結型授業)タイトル:九九に潜む面白い話を探究しよう!実施日程:5月14日(木)、28日(木)※2日程とも同コンテンツです対象年齢:小学3年生~小学5年生詳細・お申込み:■株式会社math channelについて『「わかった!」と「おもしろい!」の感動を広げよう』を理念に掲げる算数・数学教育グループ。 算数・数学の楽しさを伝える活動を約10年間続ける「数学のお兄さん」こと横山明日希が代表、プログラムの監修を行なっています。学校や塾などとは一味違った切り口や内容を扱った算数コンテンツの展開を通して、これまでなかった“頭と体を使って学ぶ”新しい「体験型の学び」の機会等を全国各地の子どもたちに提供中。代表取締役:横山明日希所在地:東京都渋谷区代々木会社公式HP:取材、イベント実施等に関するお問い合わせ:■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月30日わが子が小学校に入学!うれしい気持ちが大きいけれど、ママとしては「うちの子、ちゃんと授業についていける?」と心配になることも。うちの息子は小学生に向けて、遊びの中で数や文字に触れてきました。具体的には、年中の冬から家庭用通信教材にも入会し、少しづつ準備をしてきました。その後、入学して授業に慣れていきひと安心。しかし半年以上たったある日「算数はつまらない」と言い出し、すっかりやる気をなくしてしまったのです。そのワケは…。今回は、息子が算数嫌いになったワケと、そこから私が学んだことをお伝えします。順調に自宅学習の習慣ができたはずが、サボりがちに外遊びが大好きで、好奇心旺盛な息子。すぐに目の前のしたいことで頭がいっぱいになってしまうので、小学生になってからの約束として、毎日の宿題と通信教材は必ず帰ってすぐに終わらせるようにしていました。宿題と通信教材の国語と算数を1ページずつやっても10分程度。友達と遊ぶ約束があっても、サッと終わらせてから行くように。本人はそれをイヤがることはなく、「もう終わったよ。遊びに行ってきまーす!」と得意気なくらいで、いい習慣ができてきたと感じていました。毎日の宿題の様子や、授業参観で見た様子からも、授業内容にもついていけているようで、ひと安心でした。「算数はつまらない、やりたくない」と言い出したしかし秋ごろから少しずつ変化が。進んでやっていた宿題を、「宿題は?」と声を掛けられてから始めたり、「通信教材は後でやる」と言ったりと、イヤイヤやるようになりました。字も雑になり、計算問題のミスが多くなりました。ついには最低限の学校の宿題をやったら、通信教材に手をつけることがなくなり、教材が溜まるようになりました。年中からそれまではずっと、とても楽しんで取り組んでいました。しばらく教材を溜めてしまうことがあっても、教材のご褒美や付録を目当てにがんばっていたのに、「全部いらないから、やりたくない」と言うようになり、すっかりやる気がなくなってしまったのです。そして特に、「算数はつまらない、やりたくない」と言い、算数の宿題が出た時には、やらせるのに時間がかかり、大変になってしまいました。息子が算数嫌いになったワケはこのままではよくないと思い、息子に改めて「どうして算数イヤなの?」と聞いてみると「だって本当につまらないんだもん」と不機嫌に答えるだけでした。そこで私なりに考えて、授業の内容が進んでわからなくなってきたのではと思い、その時やっていた引き算の問題の数字を変えていくつか出題してみると、難なく解けました。イヤになってしまった理由が分からず、算数の教科書やワーク、返されたプリントを見てみると、「足し算・引き算」の単元が続いていることに気がつきました。最初は数図ブロックを動かして、次は図に書いて、式の言い回しを変えて…など。式を解く前に図を書く問題も多くありました。「もしかして、同じことをずっとするのがつまらないってこと?」と聞くと、「そう!」と大きくうなずいた息子。どうやら、式の答えが分かっているのに、改めて図に書いたり、似たような問題が続くことが苦になっていたようなのです。学校の授業に加え、通信教材で予習復習をすることでその作業が増えて、さらにつまらなく感じていたのでした。私としては、自信を持って授業に参加できることがなにより大切だと思って、予習の意味合いで学ばせていたのですが、息子にとっては授業の中で新しい発見や学びが必要なのだと気づかされました。意欲が持てるように工夫したこと息子の勉強への意欲が戻るように、まず通信教材はやめることにしました。その時すでに1か月先の教材が届いていて、息子は「これはどうしよう…」と心配していましたが、このまま予習復習を続けては逆効果と思い、未開封のままにすることに。すると「やらなきゃいけないもの」がひとつ減ったことで、気持ちがラクになったようで、宿題を雑にこなすことは少なくなりました。また、私が宿題のプリントを見て、「あ~また同じような問題だね」と共感するようになり、以前のように「イヤがらずにやらなきゃダメ」という責めるような声かけをしなくなったことも、息子にとってよかったようです。声かけを変えて、予習をやめてみたらそして時には「何分でできるか計ってみよう」「最高にきれいな字で書いてみて」などと声かけをしました。同じような問題に飽きてしまっているとはいえ、繰り返し定着するような問題を解くことは大切なので、息子には同じような問題の中にも自分なりの課題を見つけることを伝えていきました。そうして算数嫌いになった気持ちをなんとか繋ぎつつ、過ごしていると、授業が「大きいかず」の単元に進みました。今までと違い、予習をまったくしていないので授業が新鮮に感じたようで、しばらくして「最近、算数楽しくなってきた!」と言うように。それからは、宿題に進んで取り組むまじめな息子に…というような理想的な姿に変わることはなく(笑)、「は~、めんどくさいなぁ、でもやるしかないか!」といった感じに。とはいえ、算数が本当に嫌になってしまった以前の様子と比べると、勉強への意欲はかなり上がりました。その子にあった勉強方法を私は今まで、子どもの勉強は少し先取りをして、自信を持たせることが大切と思っていました。しかし今回のことで、予習復習をしたことで、学校の授業との繰り返しになってしまい、苦になってしまうこともあるのだと知りました。特に1年生の勉強は基礎基本の繰り返しが多いこと、挑戦することが好きな息子の性格も関係していたのかもしれません。また、宿題が苦になってしまっている時に、責めるような声かけをしても、余計にやる気をなくさせてしまうだけということも学びました。本来、新しい発見や学びがある勉強はどの子も楽しいはず。簡単すぎたり、難しすぎたり子どものペースと合わなくなった時に、「つまらない」と感じるのだと思いました。たくさんさせていれば安心ということではなく、勉強への向き合い方は、その時々でその子にあったやり方を見つける必要がありそうです。これからも、子どもが何につまずいているのか様子を確認しながら、学校の授業を楽しめるよう見守っていきたいと思います。<文・写真:ライターnicoai>
2020年04月29日10003入りの牛乳を買って飲む時、「本当に10003入っているのか?」と考えたことはありますか。特に考えたこともないという人が大半だと思いますが、そんないつもは気にかけもしないことに注目した算数の授業が話題になりました。私立小学校の教員をしている前田健太(@mathmathsan)先生が行ったこちらの授業です。体積とかさの単位をまとめた上で、最近知っている人に聞いた牛乳パックの問題を授業化して扱ってみました。パックに1000mlと表記があるのに、計算で求めると955.5mlしか入っていないと!これはおかしいとあれこれ予想しました。最後に気づいた時の感動は大きかったです。わかりますか? pic.twitter.com/dWZ3E46iL1 — 前田 健太@算数の先生 (@mathmathsan) January 15, 2020 ※こちらをクリックすると拡大画像が見られます。牛乳パックの容積の問題です。黒板の通り、計算すると牛乳パックの容積は955.53。あれ?10003入りの牛乳のはずですが…。ツイート内の黒板にはいろんな推理が書かれています。※こちらをクリックすると拡大画像が見られます。「工場の人が飲んでいる」なんて面白い推論もあります。「え、本当に955.53しか入っていないの?」と心配になったあなた。大丈夫です。計量カップで量ってみてください。ちゃんと10003入っています。では、10003−955.53=44.53。残りの44.53はどこに入っていると思いますか。黒板に書いてあるように、上の三角の部分には入っていません。ヒントは牛乳パックが紙製であるということ。ちょっと想像してみてください。スーパーで牛乳パックを買う時、手に持ったときの感触を…。この授業のツイートにはこんなコメントが寄せられました。・わたしは牛乳工場に電話して確認いたしました。・金属とかプラスチックの容器なら、どうあがいても955.53しか入らないということになるね。・最高!答えではなく、答えにたどり着くまでのプロセスが面白い。身近にある牛乳パックを使い、単に計算で容積を求めるのではなく、「おかしい?」と思うことを自分から考える授業。とても面白いですね。こんなふうに自分から考えるきっかけを作れば、ものを考える力が伸びるのかもしれません。身近な疑問を探してみるのも楽しそうです。自分で探すのはちょっと難しい…という方は、前田先生のTwitterを覗いてみてください。この授業の他にもいろんな算数の問題がアップされています。しかも、小学生の知識があれば解くことのできるパズルのような問題がたくさん。外出自粛でお家にこもっているあなた。楽しく頭の体操してみませんか?問題が解けた時は霧が晴れたようなスッキリした気持ちになること間違いなしです。[文・構成/grape編集部]
2020年04月29日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響で学校が休校になっているアメリカで、ある教師の行動が称賛されています。サウスダコタ州に住む12歳のライリー・マディソンさんは自宅で算数の勉強をしていました。彼女はどうしても解けない問題があり、学校で算数を教えているクリス・ワバ先生にEメールを送って質問しました。海外メディア『Good Morning America』によると、クリス先生はライリーさんとこの問題の解き方について何度かEメールのやりとりをしたのだそう。しかし彼女がそれでも解けずに困っていたため、先生はあるアイディアを思いつきます。「じゃあ今から行くから!」その数分後、なんとホワイトボードを抱えたクリス先生がライリーさんの家に到着。安全な距離を保つため、玄関のドアを閉めたまま、プライベートな授業が行われたのです。My 6th grader emailed her math teacher for some help, so he came over & worked through the problem with her on our front porch. @Chriswaba9 , our neighbor, MMS teacher & MHS Wrestling Coach. #KidsFirst @MadisonMSNews @MarkOsports @dakotasportsnow @dakotanews_now @stwalter20 pic.twitter.com/aniqt2goPB — Josh Anderson (@DakSt8Football) March 27, 2020 実はクリス先生はライリーさんの近所に住んでいて、彼女の家族とも親しい友人同士だったのです。この特別授業の様子を見たライリーさんの父親が写真を撮り、Twitterに投稿。するとクリス先生を称賛するコメントがたくさん寄せられました。・私は日本で教師をしています。この先生はコロナウイルスの影響下で私たち教師が何をすべきかインスピレーションを与えてくれました。・ただただ素晴らしい!・今年の最優秀先生賞だ!コロナウイルスの対策として学校が休校になっている中、教師たちにはオンラインで授業をするなど臨機応変な対応が求められています。きっと通常の授業をするより苦労することもあるでしょう。そんな状況でも生徒たちのことを第一に考えてサポートしてくれるクリス先生のような教師たちに、大きな拍手を送りたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月24日編集部:学研キッズネット編集部チャート式の「数研出版株式会社」が発行する小学生向けドリル「チャ太郎ドリル」シリーズが、算数とプログラミングを楽しく学べる新刊を2020年4月3日に発売。「チャ太郎ドリル」シリーズは、 数研公式キャラクター「数犬チャ太郎」と一緒に楽しく学べる小学生向けのドリルです。そのシリーズに、 2020年から始まった小学校でのプログラミング教育に対応した 「チャ太郎ドリル 算数とプログラミング」(小1~小6、 全6点)がラインアップに加わりました。算数の学習を通してプログラミング的思考をのばす2020年から小学校では勉強をより深く理解するために、新しい学びの手法としてプログラミングが取り入れられました。本書では、計算問題から文章問題まで算数の基本をしっかり学習しながら、さらに算数の学習と関連付けてプログラミング的思考をのばす工夫をしています。そのため「プログラミング教育が始まったけれど、こどもに何をさせたらいいのか分からない」という保護者の方にも手に取っていただきやすい1冊になっています。▲いくつかの単元ごとに、「プログラミング的思考」をのばすページを設けています無理なく学べるつくり数研公式キャラクターの数犬チャ太郎が、考えるときのアドバイスやヒントをくれるので無理なく学習を進めることができます。また別冊解答には答だけではなく、計算の途中経過や解くためのポイントものせているので、答え合わせがしやすいつくりになっています。数犬チャ太郎キャンペーンも実施中!本書「チャ太郎ドリル 算数とプログラミング」をはじめとする数研の小学生向け教材では、2020年1月~12月の1年間「数犬チャ太郎キャンペーン」を実施。キャンペーンオビが巻かれた対象書籍を2冊購入すると、豪華景品が抽選であたるお得なキャンペーンです。【景品】・特賞 Nintendo Switch Lite・Wチャンス賞 図書カード500円分詳しくは下記をご覧ください【商品概要】「チャ太郎ドリル算数とプログラミング」小1~小6全6点編:数研出版編集部定価:各 本体800円+税発売日:2020年4月3日(金)判型:B5判/本冊64~72ページ+別冊解答16~24ページ発行所:数研出版株式会社■チャ太郎ドリル」シリーズとは数研出版公式キャラクター「数犬チャ太郎」と楽しく学べる小学生向けドリル教材です。【算数】「計算」(小1~小6全6点)、「数・量・図形」(小1~小6全6点)1学年分で学習する算数の内容を、2冊で学べるお得なドリルです。「たしざん」(小1)、「ひきざん」(小1)、「たし算・ひき算」(小2)、「かけ算・わり算」(小3)分野別にピンポイントで学べるドリル。苦手分野の克服にもぴったり。「算数とプログラミング」(小1~小6全6点)プログラミングの考え方を楽しく学べるドリル。プログラミング教育はじめの1冊に最適。【国語】「漢字・語い」(小1~小6全6点)1学年分で学習する漢字・語いをすべて学べるドリル。ゲーム感覚で学習できる工夫も。【詳細・ご購入はコチラから】(その他:Amazon、楽天ブックス、セブンネットからも購入可能)【数研出版公式サイト】(公式ホームページ)(公式インスタグラム)■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月23日文章に出てくる数字を並べて適当に計算をするだけでは、絶対に正解にたどり着けない――。算数嫌いな子どもたちが、とくに苦手としているもののひとつが「文章題」ではないでしょうか。では、どうすれば文章題に対する子どもの苦手意識をなくせるのでしょうか。算数に特化した学習塾「RISU」の代表である今木智隆先生は、「読み解き、考える」ことをキーワードに挙げてくれました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)文章題が、大人になったときの問題解決能力を育む算数という教科には、「積み上げ型」という特性があります。足し算、引き算、掛け算、割り算のどれかの理解が足りなければ――つまり、それらが積み上げられていなければ、あらゆる要素が含まれてくる四則混合計算の問題を解くことはできません。そうして、重要な要素が抜け落ちたままで先に進むと、理解できないことが増えて算数がどんどん苦手になるのです(インタビュー第1回参照)。しかも、学年が上がるにつれて単元の内容や問題自体が次第に複雑化していき、中学以降の数学になれば変数なども読み解かなければならない。この「読み解く」ということが、文章題を語るうえでのキーワードです。文章題は、それこそ内容を読み解いて考えなければ正解にたどり着くことができない問題です。つまり、小学校の算数で文章題を読み解くことができなければ、読み解かなければならない要素がどんどん増えていくその後の数学、あるいは物理はまともにできないということになるでしょう。そうなると、ロケット開発に携わるといった子どもが持つ夢を叶えることは難しくなります。ただ、同じ理系の科目でも、化学には比較的暗記や実験が重視される側面があります。理系の科目のなかにも、化学のように暗記と実験の要素が強いものと、物理のように数学的要素が極めて強いものというちがいがあるのです。そういう意味では、小学生の頃から文章題が苦手なままだと、将来のいくつかの選択肢がそぎ落とされるということがいえるかもしれません。そのように将来の可能性を狭めないためということの他に、子どもたちには文章題を得意になってほしいとわたしが考える理由があります。それは、文章題を解くという行為が汎用性の高い力を身につけるからです。なにかを読み解いて考えるという行為は、あらゆる問題を解決するプロセスの基本中の基本ですよね。この力は、将来さまざまな場面で役立ってくれます。もちろん、算数の文章題ができない人のすべてが社会に出たときに力を発揮できないというわけではありません。でも、文章題によって問題解決能力を高められれば、それだけ社会で活躍できる可能性も広がると思うのです。「文章題といえない文章題」では読み解く力は育たないでは、どうすれば文章題が苦手ではなくなるのでしょうか?ここで、小学生向けの少しひねった例題を紹介しましょう。【問い】A君はボールを2個、B君はボールを3個、C君はボールを4個持っています。B君とC君のボールを合わせるといくつになるでしょうか?大人のみなさんなら簡単でしょう。B君の3個とC君の4個を足して「3+4=7」となるので、答えは「7個」です。ところが、子どもたちのなかにはA君の2個も足して「9個」と答える子も少なくありません。というのも、公立校で使われる教科書にもそれに準拠した一般的な教材にも、こういった少しひねった問題がほとんど出てこないからです。「足し算」の単元で習った計算問題のように、出てくる数字を頭から足していけばいいと子どもたちは思っているわけです。本来、文章題というのは、文章をきちんと読み解いて考えなければ式を立てられない問題である必要があります。でも、なにも考えず頭からただ数字を足せばいいといった、本当の意味では文章題とはいえないような文章題でも形式的には文章題に見えます。そのため、そのような問題であっても正解すると、「僕は文章題が得意だ」と子どもは勘違いしてしまう。でも、そのままでは、ひねった応用問題に対応するために必要な、読み解いて考える習慣が身につきません。メリットが多い「算数検定」の問題集がおすすめ大切なのは、読み解いて考える習慣を身につけること。そして、そういう習慣を身につけられる、いわゆる「良問」をたくさん解いていくことが重要です。そういったことを前提に、子どものために良問が多い教材を選んであげましょう。わたしが代表を務める「RISU」のタブレット教材もおすすめしたいのですが、他にわたしがおすすめするのは、「算数検定」の問題集。受験者のあいだに差をつけられなければ検定になりません。ですから、算数検定には、本当に力がある子とそうでない子にきちんと差をつけられるような良問が多いのです。また、算数検定の問題集には、実力診断にもなって子ども自身が得意な単元や苦手な単元を把握することもできる、あるいは、算数が得意な子どもなら飛び級でレベルの高い問題に挑戦できるというメリットもあります。文章題の苦手を克服するということ以外にも有意義なものですから、算数検定の問題集を子どもに与えてみてはどうでしょうか。『10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方』今木智隆 著/文響社(2019)■ 算数塾「RISU」代表・今木智隆先生 インタビュー記事一覧第1回:子どもを「算数嫌い」にしない大原則。幼児期からできる“算数好きの基礎”の築き方第2回:子どもが勉強で成果を出せないのは、親の「勘違い」が原因かもしれない第3回:10億件のデータを調べてわかった、小学生が「ずば抜けて苦手」な算数の単元と例題第4回:「算数の文章題が苦手」な子どもが、ひねった応用問題でも解けるようになる教育法【プロフィール】今木智隆(いまき・ともたか)RISU Japan株式会社代表取締役。京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、ユーザー行動調査・デジタルマーケティング専門特化型コンサルティングファームの株式会社beBitに入社。金融、消費財、小売流通領域クライアント等にコンサルティングサービスを提供し、2012年より同社国内コンサルティングサービス統括責任者に就任。2014年、RISU Japan株式会社を設立。タブレットを利用した小学生の算数の学習教材で、延べ10億件のデータを収集し、より学習効果の高いカリキュラムや指導法を考案。国内はもちろん、シリコンバレーのハイレベルなアフタースクール等からも算数やAIの基礎を学びたいとオファーが殺到している。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年04月23日編集部:学研キッズネット編集部株式会社 学研ホールディングスは、【Gakken家庭学習応援プロジェクト】ウェブサイトにて春休み・新学期に、ご家庭で学習できる教材の無料提供を行っています。このウェブサイトにて、音で聞いて音で学ぶ小学1年生向け学習ドリル「おとらんど」の音声配信を、音声配信プラットフォームを運営するRadiotalk株式会社の協力のもと、無料で提供いたします。音で聞いて音で学ぶ学習ドリル「おとらんど」お子様がご家庭にいながらでも先生から語りかけられているように学習を進めることができる音声教材です。音声は問題・解答どちらもございます。パソコンやスマートフォンを利用して、音声の問題を聞き→ノートに答えを書き→音声で答えを聞き→答え合わせする、というスタイルで学習を進めることができます。お子様はアクセスいただいたページ・紙・鉛筆の3点セットがあれば学習することが可能です。対象学齢: 小学1年生対象科目: さんすう(全3回)、こくご(全3回)■ 配信開始スケジュール4月20日(月):さんすう第1回4月21日(火):さんすう第2回4月22日(水):さんすう第3回4月23日(木):こくご第1回4月24日(金):こくご第2回4月25日(土):こくご第3回※配信開始日以降も各回へアクセスすることができます■利用方法以下URLより、記載の「学習方法」に従って学習を進めてください。学研プラス刊のドリル「おとらんど」音で楽しむ、音で学ぶをコンセプトとした学習ドリルです。従来の読み書きに、音の学習を加えることで、視覚系学習と聴覚系学習を合わせた、楽しみながら高い効果のある新しいタイプのドリルです。学研プラス「おとらんど小学1年さんすう」学研プラス「おとらんど小学1年こくご」「Radiotalk」とは?2017年8月に「だれでも簡単にトークを配信できる音声CGMアプリ」として公開開始。誰でも今すぐ1タップで始められる無料の音声配信サービスです。 効果音の追加や編集・変声、ポッドキャストへの自動配信まで、スマホ1台で簡単に行うことができます。■「Gakken 家庭学習応援プロジェクト」とは?学研グループが、新型コロナウイルス感染拡大防止のための小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の一斉臨時休校を受け、子どもたちの家庭学習への不安解消と学力維持に貢献するコンテンツ・サービスを提供するプロジェクトです。2020年3月2日(月)から公開しているWEB版に加え、4月16日(木)よりLINE上で利用できる公式LINEアカウントの公開も開始しています。【WEB版へ「応援リンク」ご協力のお願い】当プロジェクトの趣旨に賛同いただき、子どもたちの家庭学習への不安解消と学力維持への貢献にご協力いただけるメディア・WEB・ブログ・SNSの運営者の方は、当WEBサイトへの「応援リンク」にご協力をお願いします。詳しくは以下ページを参照ください。【Gakken 家庭学習応援プロジェクト WEB版】【Gakken 家庭学習応援プロジェクト 公式LINEアカウント】■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月22日編集部:学研キッズネット編集部システムデザインの人材育成やツール提供を手がける株式会社レヴィは、新型コロナ対策で休校中の子どもたちに質の高い学習機会を提供するために、株式会社レヴィの創業メンバーが著者である「東大生が考えた魔法の算数ノート なっとQ〜」(小学館)の無償公開を開始しました。また、「なっとQ〜」の著者で、中ではナビゲーターとして登場するナン部長、ハギー、キム兄が質問等に返答する「ナビゲーター(ナン部長、ハギー、キム兄)にメッセージを送ろう!」キャンペーンも開催中。東大生が考えた魔法の算数ノート新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全国では緊急事態宣言が発令され、自宅学習を余儀なくされている子どもたちが多くいます。自宅でのプリント学習だけでは味気なく、益々の算数離れが進み、学力が低下してしまうことが危惧されています。そこで、普段はシステムデザインの人材育成やツール提供をしているレヴィは、新型コロナウイルスの感染拡大に対してできることはないだろうかと模索したところ、過去に創業メンバーが著者として出版した「東大生が考えた魔法の算数ノート なっとQ〜」のことを思い出し、株式会社小学館の同意のもと今回の無償公開に至りました。※公開期間は2020年8月31日(月)までです。株式会社小学館でも、自宅学習支援サイトを準備中です。■著者からのメッセージ「なっとQ〜」の1冊目が出たのは2010年、今から10年前のことです。3年間で3冊出版し、たくさんの方に手にとっていただけました。現在も、書店で購入することができます。企画を持ち込んだ当時、著者たちはまだ大学院生でしたが、すぐに社会人になり結婚して子供ができ、その子供達が「なっとQ〜」を読むようになりました。今では、その繋がりを通じて「レヴィ」を起業して活動しています。宇宙開発や人工衛星におけるものづくりのやり方をベースにして、ソフトウェアや電子回路などのシステムをより良く作る方法をお客さんと一緒に考え、サービスを提供する中で、算数を通じて学んできた問題把握・解決は間違いなく役立つものでした。この10年で社会のあり方はさらに大きく変わりましたが、私たちが「なっとQ〜」を通じて伝えたかった「算数を通じてより本質的な視点で問題を捉えられるようにする」ことの重要性はますます高まっています。そして自分たちの体験を通じてその内容が全く古くなっていない事に少なからず自信を持つことができたと感じています。1冊目の「なっとQ〜」は子供が親に教えるというコンセプトを元に親子で楽しむ本、「文章題なっとQ〜」は問題をより深く理解するのための本、「パズルなっとQ〜」は手軽に楽しめる本になっています。親子が一緒にいる今だからこそ、「なっとQ〜」を通じて親子でいっしょに算数を楽しんでいただけたら幸いです。公開期間■東大生が考えた魔法の算数ノート なっとQ (4/22 公開)親子で楽しめる算数の問題第1章算数が楽しくなる問題第2章算数が好きになる問題第3章算数が得意になる問題第4章ようこそ!数学の入り口へ・算数が好きになる読み物・ハギーのびっくり!算数トリビア・キム兄の算数が好きになる話・ナン部長の算数で世界を見てみよう!■東大生が考えた魔法の算数ノート 文章題なっとQ (4/24 公開予定)文章題が得意になる問題第1章文章題のヒミツを探ろう!第2章3つの力をみがきあげよう!第3章文章題の設計図をあばこう!第4章イメージ力を発揮しよう!算数が好きになる読み物・ナン部長の文章題が得意になるお話・キム兄の文章題を解くためのマナー教室・ハギーの文章題はなんて奥深いんだ!・算数と数学をつなぐ■東大生が考えた魔法の算数ドリル パズルなっとQ(4/26 公開予定)あきらめない力がつく問題第1章問題を解く楽しさを知ろう!第2章問題を解く感性をみがこう!第3章問題を解く持久力をきたえよう!第4章パズルと算数をつなぐ問題・算数が好きになる読み物・ナン部長の算数とパズルをつなぐお話・ハギーの算数が得意になるお話・キム兄の親子で挑戦!チャレンジ問題■無償公開中の特別キャンペーン「ナビゲーター(ナン部長、ハギー、キム兄)にメッセージを送ろう!」「なっとQ〜」に取り組んでみて、分からないことや感想などがあったら、TwitterやFacebookからメッセージを送って下さい。「なっとQ〜」の著者で、作中ではナビゲーターとして登場するナン部長、ハギー、キム兄が返答します!自分でつくった問題があったら、それを送ってくれてもうれしいです。小学生のみんなは、お父さんやお母さんに頼んで送ってもらって下さい。<メッセージの送り方>Twitterからの場合:ハッシュタグ #なっとQ をつけてツイートして下さい。Facebookから場合:株式会社レヴィのFacebookページ()にメッセージを投稿して下さい。■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月22日編集部:学研キッズネット編集部株式会社Study Valleyは、AIで算数の「できる」を増やす小学生向けオンライン学習サービス「アンカー」において、Android版アプリをリリース。すでに提供しているiOS版アプリ(iPhoneとiPadでご利用可)、パソコン用Webブラウザ版に加えて、Android版アプリも提供できるようになり、より多くの方々に利用いただけるようになりました。「アンカー」とはアンカーは、小学2年生から5年生向けの算数オンライン学習サービス。AIを活用し、算数の「できる」をふやすことをコンセプトに、2020年2月にサービスの提供を開始。 学校などのテストや宿題を写真で登録すると、その内容をAIで分析し、苦手な分野を特定することでお子さま一人ひとりに合った教材(授業動画や演習問題)を提供。 苦手な分野にフォーカスすることで、短い時間で効率良く基礎力を身に付けることができます。また今後、ほかの学年にも広げて行く予定となっている。アンカーの特長1.学校などのテストや宿題をアップロードするだけで苦手な部分を特定!学校のテストや宿題などをもとに、AIを活用し、お子さまの苦手な分野を特定します。苦手な部分を集中的に学ぶことで、無駄なく効率よく学習することが可能に。満点の場合は、応用問題を提供することでさらに学力を伸ばすサポートをします。2.一人ひとりにあった学習内容を提案お子さまの実力に合わせて、本当に必要な分野の教材のみをセレクト。オンラインだからこそ実現できる、一人一人にあった教材を提供します。3.ベテランの元小学校教師が教える、10分程度の「授業動画」最後まで集中して閲覧できるよう、数分から10分程度の短い授業動画にまとめています。また、講師が一方的に授業を進めるのではなく、会話形式を取り入れたり途中にクイズを挟むなどさまざまな工夫をしています。4.授業動画と連動している「練習問題」授業動画閲覧後、学んだことがしっかり定着するよう「練習問題」と「解答」をご用意しています。短時間で効率よく学べるよう、必要最低限の数問の問題に絞って提供。■アンカーの利用の流れ1.学校などのテストや宿題をスキャンし、アップロード2.AIで解析し、苦手な分野を特定3.お子さまにあった教材を提供4.授業動画を閲覧5.演習問題を解く6.解答をもとに採点して完了■新型コロナウイルスの影響にともなう対応新型コロナウイルスの影響により、休校している小学校も多数あることから、2020年3月から1ヶ月無料でサービスを提供し、4月は以下対応に。●学年別まとめテストの無料公開(会員登録不要)●4月の教材一覧を公開し、休校中でも予習ができるようサポート(初回登録1週間無料)■株式会社Study Valley(スタディーバレー)について2020年1月23日に設立し、テクノロジーを活用し、教育における課題を解決することをミッションに掲げている会社。 小学生向けのオンライン学習サービス「アンカー」に加えて、今後は学校の教師の方々の業務効率を支援するサービスなども展開を予定いる。【アンカーサービス紹介サイト】【パソコン用Webブラウザ版】【iOS版アプリ】【Android版アプリ】■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月22日編集部:学研キッズネット編集部株式会社エイジアクリエイトは、緊急事態宣言にともなう小学校・中学校の休校中に対する学習支援として、すでに無償公開している中学生版に加え、小学生向け自宅学習教材「メイトホームスタディ」の要点解説動画を無償公開。会員登録することなく、スマホやタブレット、PCにて算数121動画、理科106動画、社会94動画の全321講義が視聴できることを発表しました。無償公開の背景株式会社エイジアクリエイトは、新型コロナウィルスの緊急事態宣言に伴う小学校・中学校の休校により、学習に対する不安を持たれるご家庭に、少しでもお力になれればと、先日より無償公開していた中学生版に加え、本日より小学生版の要点解説動画の無償公開を行うことを決定。ご自宅にパソコンがないご家庭においても、ご家庭ですぐに活用いただけるよう、スマートホン、タブレットで会員登録不要で動画を視聴できる環境を整えている。今回、無償公開する要点解説動画は、株式会社エイジアクリエイト提携の全国の家庭教師会社の生徒にご利用いただいている「メイトホームスタディ」に掲載されている動画となり、年間シリーズ累計17万部のお申し込みをいただいているテキストとなっている。ご家庭でもお子さん自ら集中して学習しやすいよう、学校の教科書で学習する単元の要点を1動画10分程度にまとめています。公開動画概要小学生用算数4年44講座5年44講座6年33講座理科4年39講座5年34講座6年33講座社会4年22講座5年34講座6年38講座中学生用英語1年40講座2年40講座3年40講座数学1年55講座2年46講座3年60講座理科1年22講座2年34講座3年30講座社会1年28講座2年29講座3年20講座《提供期間》2020年5月6日(水)まで《ご利用方法》下記WEBサイトにて視聴ボタンをクリック。WEBサイトにて無料視聴用の各学年のログインID、パスワードを公開。またエイジアクリエイトでは、家庭教師による指導をご希望される場合は、株式会社エイジアクリエイト出版のテキストを利用している全国の家庭教師会社をご紹介することも可能ですので、お気軽にご相談ください。■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月17日編集部:学研キッズネット編集部株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)のグループ会社である株式会社Z会の「中学受験コース」は、2020年5月より難関国私立中学入試対策に特化した小学6年生向けの3カ月完成講座「頻出分野別演習」(全7講座・41校対応)の開講を発表した。どの講座も、例年Z会員の難関中学合格者たちに「これさえできれば!」と言わしめる粒選りの問題ぞろい。通塾している方も自宅で取り組める短期集中の特訓教材として活用できます。開校講座概要なぜか最後の1行が埋まらない制限字数多めの記述問題、偶然のひらめき頼みになりがちな難度の高い図形問題など、難関中学入試頻出でありながら対策の立てにくい分野を厳選し、7つの講座を開講。いずれもさらなる得点アップのためのポイントを凝縮し、3カ月の集中演習でゆるぎない応用力を養成します。開講時期は、1期(5~7月)、2期(8~10月)、3期(11~1月)の3期制。いずれの期も同じ学習内容となっており、お子さまの学習の進捗状況に応じたより適切な受講時期をお選びいただけます。頻出分野別演習<1期>5月スタートのお申し込みは【2020年4月29日(水・祝)】まで。ライバルにさきがけ、志望校の出題傾向に合わせた学習に着手する絶好のチャンスです。◎開講講座〔4教科7講座〕・国語 超長文対策・国語 難関記述対策・算数 立体図形難問対策・算数 平面図形難問対策・理科 論理的思考問題対策・理科 複雑計算問題対策・社会 文章記述対策◎受講会費:1講座6,897円(1カ月あたり2,299円)※一括払いの場合▼全41校対応!志望校別のおすすめ受講講座一覧はこちらへ。▼資料のご請求は、以下のWebサイトよりお申し込みください。▼ご受講は、以下のWebサイトよりお申し込みください。<本件に関するお問い合わせ>株式会社Z会 幼児・小学生向けコースお客様センター通話料無料0120-79-8739※携帯電話からもご利用いただけます。※受付時間…月曜日〜土曜日午前10:00~午後8:00(年末年始を除く、祝日も受付)■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月16日小学生の苦手教科に挙げられることも多い算数ですが、その苦手意識の強さは単元によって異なります。はたして、どんな単元を子どもたちはとくに苦手としているのでしょうか。算数に特化した学習塾「RISU」の代表である今木智隆先生が収集した10億件ものデータから、小学生がとくに苦手としている単元とその例題を教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人親の態度と発言が子どもに苦手意識を植えつけるわたしは2019年に『10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方』(文響社)という著書を出しました。その本を読んだ読者のブックレビューには、「こんな問題は簡単です」というものもありますが、それはあたりまえのことです。小学生向けの問題を大人が間違っていては、それこそ問題です。でも、大人には簡単に思えても、多くの子どもたちが間違う問題があるのです。たとえば、以下の問題もそういうもののひとつです。大人なら、すぐにどちらも「6cm」だとわかるでしょう。ところが、子どもたちが学校の授業で「円」の単元を習うときには、円はひとつしか出てきません。こういうふうに複数の円が組み合わさった問題を見たことがないために、子どもは戸惑うわけです。30年も40年も生きている大人からすれば簡単に思えることも、8歳や9歳の子どもにとってはそうではありません。ですから、こういう問題に取り組む子どもに対して、「どうしてこれくらいの問題ができないの?」なんていうことはご法度です。そういう親の態度や言葉が、算数に対する苦手意識を子どもに持たせかねません。小学生が苦手な単元として頭ひとつ抜けている「位」ここから、多くの小学生が苦手としている単元とその例題をふたつ取り上げます。ひとつ目は「位」で、ふたつ目が「時計」です。まず位ですが、わたしが収集した10億件のデータからも、小学生が苦手としている点で頭ひとつ抜けています。では、位の例題を紹介しましょう。「あ」の問題の答えは「2100」ですが、多くの子どもが「2001」と答えます。小学生は普段使っている定規を見て、目盛りは1、2、3、4……と進んでいくものだと思っている。そのため、この問題でもひとつの目盛りが1だと思ってしまうのです。ひとつの目盛りが1であるというのは、習慣からくる思い込みです。だとしたら、このようなちょっと立ち止まってきちんと考えなければならない変則的な問題を経験させてあげることが大切です。そうして、思い込みをなくしてあげれば、その後は問題なく解けるようになるでしょう。そして、そういったしっかりと考えなければならない問題こそが良問といえます。「時計」を苦手としないためにはアナログ時計を使う続いては、「時計」の例題です。答えは「7時間15分」ですね。それこそ大人には解けて当然の問題ですが、これが小学生には本当に難しい。午前・午後の概念や、1分は60秒なのに時間は12や24だとか、24時間たったらゼロになるなど、子どもにとっては複雑なことのオンパレード。正直、この単元がなぜ低学年のカリキュラムにあるのかと疑問を持つくらいです。ただ、もし子どもが中学受験をしないのならば、時計に関してはスルーしてしまっても問題ありません。というのも、小4以降の算数にも中学以降の数学にも時計の単元は一切ないからです。大人になれば誰もが時計を読めるようになりますから、なんの問題もありません。一方、子どもが中学受験をするというなら、きちんと勉強する必要があります。中学受験では時計の問題は頻繁に登場します。なぜなら、「○時○分のときの長針と短針のあいだの角度は?」「1年のうちで長針と短針は何回交わるか」といった嫌がらせのような問題をつくりやすいからです。では、苦手意識を払拭するためにはどうすればいいでしょうか?そのためには、つねにアナログ時計に触れることをおすすめします。いまは子どもたちも多くがスマホを持っていますから、日常的に目にする時計はほとんどがデジタル時計でしょう。でも、算数の問題では必ず丸いアナログ時計が使われる。そうでないと、先に例に挙げたような受験問題がつくれないからです。だからこそ、日常的にアナログ時計を使うべきです。そうすれば、「長針が30分を指しているときには、短針は文字盤の数字のあいだにある」といったことも自然に理解するようになる。実物があるのに、「勉強だから」と紙のうえだけで学ぼうとするのはおかしなことですよね?リアルの体験から得た知識や体感ほど強いものはありません。『10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方』今木智隆 著/文響社(2019)■ 算数塾「RISU」代表・今木智隆先生 インタビュー記事一覧第1回:子どもを「算数嫌い」にしない大原則。幼児期からできる“算数好きの基礎”の築き方第2回:子どもが勉強で成果を出せないのは、親の「勘違い」が原因かもしれない第3回:10億件のデータを調べてわかった、小学生が「ずば抜けて苦手」な算数の単元と例題第4回:「算数の文章題が苦手」な子どもが、ひねった応用問題でも解けるようになる教育法(※近日公開)【プロフィール】今木智隆(いまき・ともたか)RISU Japan株式会社代表取締役。京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、ユーザー行動調査・デジタルマーケティング専門特化型コンサルティングファームの株式会社beBitに入社。金融、消費財、小売流通領域クライアント等にコンサルティングサービスを提供し、2012年より同社国内コンサルティングサービス統括責任者に就任。2014年、RISU Japan株式会社を設立。タブレットを利用した小学生の算数の学習教材で、延べ10億件のデータを収集し、より学習効果の高いカリキュラムや指導法を考案。国内はもちろん、シリコンバレーのハイレベルなアフタースクール等からも算数やAIの基礎を学びたいとオファーが殺到している。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年04月16日編集部:学研キッズネット編集部株式会社Z会は、ご自宅で過ごす小学生への学習支援として、2020年4月14日よりお取り組みいただける教材を新たに追加したことを発表しました。「Z会の通信教育」の受講有無を問わず、どなたでも登録不要でご利用いただけます。新型コロナウイルス感染拡大防止を受けて、ご自宅で過ごす時間が増えているこの時期の家庭学習に、ぜひご活用しよう。■無料公開期間2020年4月14日(火)より■対象と内容小学1年生・小学2年生向け4月〜7月までの期間に身につけておきたい、算数と国語の自習用ドリル教材小学3年生〜小学6年生向け普段とは切り口の異なる 思考力を養う「算数」「理科」の問題■ダウンロード方法Z会Webサイトの特設ページより、お子様の学年の教材をダウンロードし、ご活用ください。▼【小学生向け】自宅学習教材公開特設ページ〈ご参考〉Z会およびグループ会社では、2月28日よりご自宅での学習を支援する取り組みとして、以下を実施。Z会Asteria総合探究講座の探究学習のアーカイブの一部の無料公開【中高生対象】「Z会の通信教育」教材の一部を無料公開【小中高生・大学受験生対象】小中高生向けに解説動画・学力診断テスト等を無料公開【主に中高生対象】「プログラミング学習 Z-pro」を無料公開【小学生対象】■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月15日国語・算数・理科・社会――各教科の学習と、アート教育、どちらが大切か。そう聞かれたら、あなたはなんと答えますか?アート教育も大切だとは思いつつ、実際は教科の学習に重きを置いている。そんなご家庭も多いのではないでしょうか。教科の勉強と芸術教育はまったくの別物だと考えられがちですが、じつはそうではありません。相違点もあれば、共通点もあります。さらに、互いに活用できる要素も多く存在するのです。たとえば、アート教育の手法から各教科の学びに生かせることはたくさんあります。今回は、美術鑑賞教育法として生まれた「対話型鑑賞」を、算国理社4教科の学びに活かす方法をお教えします。学校がお休みになり、いつもより時間に余裕のある春休み。家庭での親子の対話で、従来の学習では習得が難しい大切な力を磨いてみませんか。成績至上主義では難しい、「対話」で得られる7つの力人間の知の基本フレームは、小学生の時期に形成されます。子どもの思考や感性が形成されるこの大切な時期に、あらかじめ定められた解答を単に繰り返すだけの作業や、一問一答式のテスト結果などの目先の成果を優先してしまったら、どうなるでしょう。子どもたちの、自ら学び創造する力、じっくりと考える力、多様な視点や解釈の可能性を受け入れ、自分とは異なる他者を受容して理解する力を削いでしまうのではないでしょうか。それを避けるためには、対話による学びが有効です。対話型鑑賞をとおして得られる7つの力は、これからの時代に必要不可欠な能力ばかり。どれも、生きる力につながる大切な能力です。観察力推論する力表現力再考する力共感力コミュニケーション能力主体的に学ぶ力そして、この7つの力は、特別なことをしなくても、親子の対話をとおして身につけることができるのです。「答えは?」「速く!」はNGワード。5つのコツと3つの問いかけ教科の学びでは、一定の時間内にひとつの正しい答えを求める局面が増えてきます。したがって、いかに「速く」「正解」を導くことができるかが問われるようになります。そんななか、解答に至るまでの思考のプロセスは、なかなか評価してもらえません。これは、テストの成績至上主義の弊害だといえるでしょう。そこで、家庭では、成績至上主義で見過ごされがちなことを、対話をつうじて積極的に補ってあげてください。親子で対話をするときに気をつけてほしいポイントは、以下の5つです。1. 子どもの思考のプロセスをたどる思考力・想像力・メタ認知能力などの大切な力は、思考のプロセスをたどることで培うことができます。ただし、子どもはふだん思考の過程を伝えるのに慣れていないので、最初は親御さんのサポートが必要です。お子さんの発言を丁寧に拾いながら、対話をとおしてひとつひとつ探っていきましょう。◆気づいたこと、考えたことは?◆どこでそう気づいたの?なんでそう考えたの?◆ほかに発見はある?この3つの問いかけで、子どもの思考のプロセスを引き出すことができます。2. 思考のプロセスを「見える化」する思考の過程を言葉にすることに慣れてきたら、お子さんの発言を図示したりメモに残したりして「見える化」することをお勧めします。過去と現在の子どもの思考をつなげたり、振り返って次の思考に役立てたりすることができるでしょう。手を動かすことが論理的思考を刺激し、表現力を高めることはよく知られています。最終的には、子ども自身でも思考のプロセスを残せるように仕向けられるといいですね。親が手を動かして思考の軌跡を記す姿を見ていると、子どもも自然にまねるようになるものです。3. 間違いを恐れないはじめにたどりついた答えが正解ではないことを、恐れないでください。何度つまずいてもいいのです。思考のプロセスに誤りはひとつもありません。つまずきは、新たな思考の飛躍につながる大きなステップ。キラキラ輝く宝物のような存在なのだととらえましょう。4. 解答スピードを気にしない一刻も早く正答を見つけなければならないという強迫観念を捨ててください。すぐに正解できなくてもいいのです。どれだけ時間がかかるかは問題ではありません。頭を使って考えた時間そのものが大切な財産となります。5. 大人が教えない親が教える立場に立ってはいけません。大人としての権威を示す場面はここではありません。子どもと一緒に試行錯誤しながら、ともに歩んでいく姿勢を保ちましょう。私たちにできるのは、ファシリテーターとして、対話をとおして子どもの考えを引き出すこと。あくまでも主人公は子どもです。親はサポート役に徹しましょう。【国語】対話をとおして俳句を味わう各教科の学習内容に「対話」のエッセンスを入れると、どんな学びになるのでしょう?まずは国語からお話します。定番の「俳句」を使って対話型鑑賞に挑戦してみましょう。閑さや岩にしみ入る蝉の声短い5・7・5のなかに、さまざまな意味が込められている俳句。そんな俳句は解釈の多様性にあふれています。言葉から喚起されるイメージを、子どもと対話しながらふくらませていってください。親御さんも見慣れた松尾芭蕉の名句なら、気軽に取り組むことができるはずです。対話のポイントは、定説を押しつけないこと。素朴な疑問からスタートしていいのです。たとえば、このような発問を交えると効果的です。蝉が鳴いているのになぜ静かなの?岩にしみ入るってどういうこと?蝉なのになんで「声」なの?蝉は何匹いるんだろう?どんな情景が思い浮かぶ?決して正解はひとつではありません。この俳句なら、「静けさとは心の静寂を表している」という解釈以外にも、「蝉は何万匹もいてその声は耳を圧するほどうるさいが、その一定の大音量のなかにいてフッと意識が遠のく感覚を静けさと表現した」と解釈をすることもできます。お子さんと一緒に、対話をとおして自由な鑑賞を楽しんでみてください。対話による韻文の鑑賞で培った力は、長文の読解にも役立ちます。さらに、対話を終えてから、感じたことや考えたことを自由に記述する機会を設けることで、論理的な思考力や表現力を高めることもできます(詳しくは『語彙力と読解力はアート鑑賞で伸びる!写真と俳句で「国語力」を高める5つのポイント』をご覧ください)。【算数】三角形の面積の出し方について話し合うこの三角形の面積を答えよ。なぜ「底辺×高さ÷2」の計算式で三角形の面積が出せるのか説明せよ。たとえば三角形の面積のように、算数では答えがひとつに定まることがほとんどですが、正解に至るまでのプロセスは幾通りもあります。大切にしたいのは、その思考のプロセス。子どもたちは正しい答えを導くまで、さまざまな試行錯誤を繰り返します。その過程でのつまずきを大切にしましょう。頭で考えるだけではなく、実際に手を動かして図に書いてもらうのも効果的です。子どもの行動の根拠を尋ねながら、一緒にどうすれば答えを導けるか、その足跡を残していきましょう。算数では、「直角は90°であるとする」というように、前提を元に考えられるということを、子どもが自然に気づけるようになるといいですね。【理科・社会】対話で図表の見方を深める理科では、アート作品の鑑賞と同じように、さまざまな写真や図表から、対話をつうじて有意義な学びを得ることができます。動植物、地質、星座や宇宙の仕組みなどについて、写真や図表を見ながら語り合うことで学べることはたくさんあります。また、目に見えない原理を現象から探る電気や力学などの物理学では、目に見えないものを伝達するために、言語化や数式化が必須です。因果関係を推論し、検証する際に、対話の学習が効果を発揮することでしょう。社会でも、国勢調査や歴史年表など、対話の素材として使える図表はたくさんあります。たとえば、日本・世界各地の写真や歴史資料を見ながら、それぞれの土地や時代の暮らしについて話し合ってもいいでしょう。小学校高学年の子どもであれば、何の資料なのか示さずに、対話をつうじて「この資料が指しているデータは何なのか」を探っていくのもおもしろいはずです。都道府県別の鉄鋼生産量のグラフなどを用意し、何についてのグラフなのか、親子で話し合ってみましょう。今まで習った知識を整理し、知っている情報をもとに推論する力を磨くのに役立ちます。社会や理科で行なわれる比較や分類は、さまざまな視点から比べ、分けられています。たとえば、地域や時代の比較、動植物の分類など、あげればキリがないほどです。対話の際は、今見ている図表やデータは、どのような視点で比較・分類されたものなのか、子ども自身で考えられるよう、促してあげてください。子どもの生きる力を育むためにテストの成績至上主義は、子どもの思考力、非認知能力、メタ認知能力、創造力、他者の立場に立って考えるための多様な視点、ひいては自ら学び判断するという生きる力を削ぐ結果になりかねません。それを避けるためにも、対話をとおして、子どもの思考のプロセスをたどっていきましょう。人生において、正解はひとつだけではありません。たとえ途中で失敗しても、決して無駄にはなりません。結果だけでなく、過程も大切にする親の姿勢は、必ず子どもにも伝わるはずです。それはきっと、お子さんが学びを深めるうえでも、人生を歩むうえでも、大きな糧になることでしょう。(参考)フィリップ ヤノウィン 著, 京都造形芸術大学アートコミュニケーション研究センター 訳(2015),『学力をのばす美術鑑賞』,淡交社.
2020年04月12日わたしたちは、無意識のうちに多くの「思い込み」を抱えて生きています。その思い込みが、子どもが勉強で成果を出すにあたって支障になっていたとしたら?親であれば、子どものためにもそんな思い込みは払拭したいものです。算数に特化した学習塾「RISU」の代表である今木智隆先生が、算数を中心とした勉強に関する思い込みを教えてくれました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)算数が得意な子どもの男女比はほぼ5対5「男性は理系教科が得意で、女性は文系教科が得意」。みなさんのなかにもそう思っている人が多いはずです。でも、これはまさに思い込み。算数が得意な子どもの男女比は、ほぼ5対5という数字があるのです。わたしが収集した10億件ものデータによる結果なので、間違いありません。でも、理系の大学院に進むような人には男性が多いというのは事実です。ただ、これは単純に環境によるものではないでしょうか。わたしも京都大学の大学院に行きましたが、理系の大学院は女性に優しい環境だとはとてもいえないからです。いまなら綺麗になっているところも多いかもしれませんが、伝統的に男社会である理系の大学院の多くは、やはり汚いし臭いし……(苦笑)。研究に追われて泊まり込むというようなことになれば、仮眠室なんてものもありませんから、並べたふたつの椅子のうえに寝るようなこともふつうにある。そんなところを女性が敬遠するのはあたりまえのことでしょう。そういうことの積み重ねが、「男性は理系教科が得意で、女性は文系教科が得意」という思い込みを多くの人に持たせてしまっているのだと思います。また、親によるミスリードも「男性は理系教科が得意で、女性は文系教科が得意」という風潮をつくっている要因のひとつでしょう。父親よりも家庭教育を担うことが多く、得手不得手が遺伝すると思い込んでいるような母親が、子どもの頃に算数が苦手だったというケースがそれにあたります。「わたしは算数が苦手だったから、同性の娘も苦手にちがいない」というわけです。でも、子どもにそう思い込ませることほどもったいないことはありません。もしかしたら、母親には発現していない算数の才能をその子は持っているかもしれないのですからね。子どもは親とはまったくの別人格なのですから、親の体験を子どもに投影しないようにしてほしいものです。テストの85点はいい点?悪い点?また、思い込みという点では、テストの点数の解釈にも注意が必要です。たとえば、子どもが算数のテストで85点を取ってきたとしたら、みなさんはどんな印象を受けるでしょうか?100点ではありませんが、「8割以上はできているし、問題ない」と思う人も多いはずです。ところが、その内容によっては大いに問題であるという場合もあるのです。たとえば、配点はすべて5点の20個の問題のうち、ケアレスミスで計算問題だけを3つ間違ったケースと、3つの文章題すべてを間違ったケースではどうでしょう?前者は、学習内容はきちんと理解できていて、今後はケアレスミスにだけ注意すればいいということ。一方、後者の場合、計算はできても、文章題を解釈して式を立てる能力がまったく足りないということになる。深刻度でいえば、後者は前者の何倍にもなるでしょう。つまり、点数そのものではなく、どういうミスをしたのかというところにきちんと着目し、理解すべき大切な内容が抜け落ちたまま先に進むことがないよう注意する必要があるのです。そうしなければ、算数の場合は、「積み上げ型」という教科の特性があるため、その抜け落ちた内容がネックとなって、のちのちに大きな壁にぶつかることになります(インタビュー第1回参照)。親の謙遜と、子どもへのご褒美の条件に要注意ここからお伝えすることは、算数に限った話ではありません。でも、子どもが勉強でしっかり成果を出していけるようにするため、ぜひみなさんには心にとめておいてほしいことです。ひとつは、親の謙遜に注意してほしいということ。ママ友との会話のなかで、「うちの子なんて、算数が全然駄目で……」なんてことを口にしていませんか?じつに謙虚な日本人らしい言葉です。ただ、謙虚であることがいいというのは、このケースにはあてはまらず、ただの思い込みといえます。もし、その言葉を当の子どものまえでいっていたとしたどうでしょう?子どもは大人ほど言葉の裏にある文脈を読めませんから、字面どおりに親の言葉を受け取ります。子どもは、「僕は駄目な子で、お母さんにも期待されていないんだ……」と思ってしまう。すると、「駄目な子なんだから、できなくていい」という論法が成立し、勉強しない理由を子どもにつくらせることになってしまうのです。子どもの勉強に対するモチベーションを上げるためにも、やはり褒めてあげることを大切にしてください。もうひとつは、ご褒美のあげ方についての注意点です。ご褒美によって子どもの勉強に対するやる気を出させること自体が間違いだというわけではありません。ただ、ご褒美をあげる条件の内容には注意が必要。たとえば、「宿題が終わったらゲームをしていいよ」。この場合、たとえば計算ドリルで全問間違ったとしても、とにかく全問やればいいということになりますから、宿題をする意味がまったくありません。「勉強を1時間したら……」でも同様です。勉強の内容は問いませんから、極端な話、机に向かっていたらいいということになります。ではどんな条件がいいのかというと、たとえば、「宿題をやって採点をして全部正解になったら……」ならどうでしょうか。これなら自己採点の習慣もつきますし、内容の理解も進みます。ご褒美の条件次第で、子どもの勉強は意味のある時間にもなれば、まったく意味のない時間にもなる。その点を意識して、ご褒美の条件を考えてみてほしいと思います。『10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方』今木智隆 著/文響社(2019)■ 算数塾「RISU」代表・今木智隆先生 インタビュー記事一覧第1回:子どもを「算数嫌い」にしない大原則。幼児期からできる“算数好きの基礎”の築き方第2回:子どもが勉強で成果を出せないのは、親の「勘違い」が原因かもしれない第3回:10億件のデータを調べてわかった、小学生が「ずば抜けて苦手」な算数の単元と例題(※近日公開)第4回:「算数の文章題が苦手」な子どもが、ひねった応用問題でも解けるようになる教育法(※近日公開)【プロフィール】今木智隆(いまき・ともたか)RISU Japan株式会社代表取締役。京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、ユーザー行動調査・デジタルマーケティング専門特化型コンサルティングファームの株式会社beBitに入社。金融、消費財、小売流通領域クライアント等にコンサルティングサービスを提供し、2012年より同社国内コンサルティングサービス統括責任者に就任。2014年、RISU Japan株式会社を設立。タブレットを利用した小学生の算数の学習教材で、延べ10億件のデータを収集し、より学習効果の高いカリキュラムや指導法を考案。国内はもちろん、シリコンバレーのハイレベルなアフタースクール等からも算数やAIの基礎を学びたいとオファーが殺到している。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年04月09日編集部:学研キッズネット編集部株式会社受験ドクターは小学5・6年生向けの無料学習動画「無料でオンライン」を2020年4月3日に公開しました。公立小学校の生徒から中学受験生まで、単元の基礎学習に役立つ内容となっており、新型コロナウイルスの影響による休校が長引く中、子どもの自宅学習に悩むご家庭に向けての提供となっている。「無料でオンライン」とは中学受験専門の個別指導塾・家庭教師である受験ドクターが、小学5・6年生向けの無料学習動画「無料でオンライン」を4月3日に公開しました。新型コロナウイルスの影響で小学校の臨時休校が長期化する中、受験ドクターは全国の小学生の【学びを止めない】ために、各教科の単元の基礎を学べる「根本原理学習動画」を提供。動画は5分~15分程度のコンパクトな長さなので、まとまった時間がなくても空いた時間にパッと見て学習することが可能となっている。公立小学校の生徒から中学受験生まで、これからの学習の土台作りや過去に習った単元の基礎の確認などに役立てほしいと考えている。現在公開している動画・6年生 国語「あっという間!? 小学校6年間の漢字1026字が覚えられる!」・6年生 算数「つりあいのとれた図形~線対称と点対称~」・5年生 算数「少数のかけ算 ~小数点の動きに注目~」・6年生 理科「ものが燃えるしくみを理解しよう!」・5年生 理科「覚えておこう!植物の発芽と成長」・5年生 社会「地図で世界のすがたを知ろう!」今後も随時、各教科の動画を追加・公開予定。■受験ドクターについて「受験ドクター」は【目の前の1人を勝たせる!】をモットーに、お子さん一人ひとりの性格や学習状況に合わせたオーダーメイド授業の「個別指導塾」「プロ家庭教師の派遣」のサービスを提供しています。開成合格者数は2018年度~2020年度の3年連続で10名以上となり、個別指導No.1の高い合格実績を達成しています。【「無料でオンライン」公式サイト】【中学受験公式サイト】■「学研キッズネット」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月07日編集部:学研キッズネット編集部株式会社math channelは、2020年4月6日(月)より小学1~4年生を対象に、おうちで楽しく学べる双方向型講座「オンライン算数パズル教室」を開講。4月中は体験会を実施し、5月11日(月)より講座を開始する。「オンライン算数パズル教室」について教室は、Web会議ツール「Zoom」を使用した全国各地で、自宅にいながら双方向型の習い事を受けられる「オンライン算数教室」。1クラス最大15名程度のお子さま方に対して、代表でありオンライン授業の実施実績も多数有する「数学のお兄さん」横山明日希が講師を務め、双方向で適宜コミュニケーションをとりつつ進行していく。こんな時でも「子どもの楽しみと学びをなくさない」ために「算数・数学の楽しさを広める」をミッションに、オフライン教室やワークショップ、イベントを中心に展開してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大による社会情勢に伴い、web会議システム「Zoom」を活用したオンライン授業も開始。3月は日本全国から小学校低学年~中学年を中心とした60名以上のお子さまが参加した。オンライン講座実施時の様子本年2月末より全国の小・中・高校が休校措置となり、それに伴い子ども達は家庭での自学自習が基本、またオフラインの習い事も一時休止、もしくは現在も休止となっている方も少なくはない。この先が見えない社会情勢のなかで、自宅で過ごさなければいけない時間が増え、ごく親しい方々以外とコミュニケーションをとる機会も減ってきている現在。このような状況下で、「学びの楽しさを広める」をミッションとして掲げる株式会社math channelは、お子さま方、そして保護者の皆さまのためにオンライン教室という形をとり、日本全国のお子さま方を「算数」という学びで繋げてコミュニケーションの機会を設けること、そしてご家庭に「子どもの楽しみと学びの場」を届けること、お子さま方の将来に繋がるアクションを止めないために、オンライン習い事「算数パズル教室」を開講する。「オンライン算数パズル教室」利用教材についてメインで利用する教材は、教室講師の横山明日希も著作者として製作を手がけた、サイエンス作家竹内薫氏、田森佳秀氏との共著作『理数センスが育つ算数王パズル』(小学館)を使用。学校ではあまり扱われることのない、算数を好きになるきっかけが沢山詰まった問題を扱っていきます。◆math channelの「算数パズル教室」についてmath channelの算数パズル教室は「算数をもっと楽しくそして好きになる」ためのエッセンスが沢山詰まった「楽しく考えて取り組める問題」を取り入れたオリジナルの算数講座です。「パズル」とは、図形の問題だけでなく、数や論理なども含めて「頭を使って考えながら解く問題」のことを指します。math channelの算数パズル教室では、様々な分野に潜む「考えれば考えるほど楽しくなる」問題を取り扱いながら、お子さまの「主体的に考えていく力」を身に付けるきっかけを作っていきます。担当講師プロフィール横山明日希横山明日希(よこやまあすき)算数・数学の楽しさを伝える数学のお兄さん。株式会社math channel代表。明光ネットワークジャパン、株式会社サイバーエージェント、株式会社ビズリーチのマーケティング部門マネージャーを経て独立。日本お笑い数学協会副会長、探究型学習塾a.school探究算数アドバイザー。著書・共著書に『笑う数学』(KADOKAWA)、『愛×数学×短歌』(河出書房新社)、『理数センスが育つ・算数王パズル』(小学館)、『算数脳をつくる かずそろえ計算パズル』(幻冬舎)等。最新刊は、『サクッとわかる!中学数学キャラ図鑑』(KADOKAWA)。「オンライン算数パズル教室」実施概要<4月体験会・概要>【開催日程】コンテンツA「算数パズル・図形編」→4月6日(月)、20日(月)コンテンツB「算数パズル・論理編」→4月13日(月)、27日(月)※コンテンツA、Bの日程より1日程ずつご選択の上、1ヶ月で計2コマご受講頂きます。【時間】小1~2クラス:16時30分~17時30分小3~4クラス:18時~19時【費用】2コマ分合わせて4,000円(税込)【定員】各講座15名【対象】小学1年生~4年生詳細&申込ページはこちら→ <5月からの講座・概要>【開催期間】2020年5月11日(月)~7月27日(月)の毎週月曜日【時間】小1~2クラス:16時30分~17時30分小3~4クラス:18時~19時【費用】4コマごとに8,800円(税込)※5月~12月の全12回まとめて支払いの場合25,400円(1000円off)【定員】各講座15名【対象】小学1年生~4年生詳細&申込ページはこちら→ 学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月02日「理系離れ」という言葉が生まれて久しいいまも、「算数が嫌い」「算数が苦手」という子どもはたくさんいます。「好きなことや得意なことを伸ばせばいい」という考え方もありますが、子どもの将来の可能性を狭めないためにも、苦手教科をつくりたくはありません。では、どうすれば子どもたちは算数に親しむことができるのでしょうか?算数に特化した学習塾「RISU」の代表である、今木智隆先生にアドバイスをしてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)算数が持つ「積み上げ型」という特徴に注意低学年の頃には多くの子どもが算数に苦手意識を持っていないのに、学年が上がるにつれて「算数が嫌い」「算数が苦手」という子が増えていきます。これには、算数という教科が持つ「積み上げ型」という特性が影響しています。歴史という教科の場合なら、試験範囲が近代であれば、古代のことはなにも知らなくても近代のことだけを暗記してしまえば高得点を取ることができます。でも、算数にはその手法が通用しません。足し算、引き算、掛け算、割り算のすべてを理解しておかないと、それらのすべてが含まれる四則混合計算の問題では絶対に正解にたどり着けませんよね。ゲームにたとえていうなら、RPGのようなもの。味方のメンバーに勇者と戦士がいれば序盤の敵なら倒せるとしても、強いボスに勝つには、勇者と戦士に加えて魔法使いも必要というイメージです。ゲームのメンバーに魔法使いがいない状態のように、どこかで重要な要素が抜け落ちたまま先に進んでしまうと、学年が上がるにつれて理解できないことが増え、「算数が嫌い」「算数が苦手」という子どもが増えていくのです。ですから、どこかのタイミングで大きく算数の成績が下がるというようなことがあれば、その単元に含まれる要素をさかのぼり、その要所を復習する必要があります。「時計」の単元でつまずいたのなら、時計の単元の内容だけでなく、それ以前に習った足し算や引き算の要所を理解していない可能性もあるのです。子どもの興味関心と算数を関連づけるもちろん、小学生になる以前の幼いときから、子どもが算数に親しめるようにさせることも大切なことでしょう。ただ、やり方には注意が必要です。近所の同い年の子どもが50まで数を数えられるからと親が勝手に焦って、「じゃ、50まで数えてみようか」と自分の子どもにただ数を読み上げさせたとしても、子どもにとっては面白くもなんともない。興味を示すわけもありません。それどころか、面白くもないことを強要されることで、むしろ算数を嫌いにさせてしまう可能性もあります。そうではなく、子どもが興味を持っていることと算数を関連づけることが大原則。わたしの子どもの場合なら電車が好きですから、駅の階段を降りるときにわたしが階段の数を数えてあげる。自分が好きな駅という空間で数字を耳にすることで、子どもは自然に数字にも興味を示してくれるようになりました。大人だって同じですよね?ある日、会社でいきなりセキュリティー研修に参加させられたとします。セキュリティーに興味がある人ならともかく、そうではない人にとってはなにも面白くない。こどもの場合、大人以上に好きかどうかでそのことに向かう関心に大きなちがいが生まれますから、なにより子どもの興味関心を軸に算数に親しめるように工夫してみてください。それこそ、子どもがレゴブロックといった知育玩具に興味を示してくれたりすればしめたもの。ブロックで遊ぶことで、「図形」の単元の内容に幼いときから親しむことになるからです。苦手な子どもが多い図形ですが、とくに二次元から三次元になると、その難易度はさらに上がります。紙に描かれた立方体を見せられて「頂点はいくつ?」と問われた場合、見えない部分を類推しなければならない。でも、ブロックに直接触れていた経験があれば、その類推もスムーズにできるでしょう。そういうリアルのものに触れる体験が、小学生になって算数をするとなったときに生きるのです。先取り学習をさせるにも子どもの特徴に要注目子どもそれぞれの興味や特徴に注目しなければならないということについては、子どもに先取り学習をさせる際にも同様のことがいえます。わたし自身は、先取り教育に賛成でも反対でもありません。なぜなら、子どもそれぞれがその子なりの適切なペースで学べることがなにより大切だと考えているからです。もちろん、先取り学習に合う子どももいます。子どもの頃のわたしもそうでしたが、ゲーム感覚でテストに臨んで高得点を取ることが気持ちいいと感じるような子どもは先取り学習に合うタイプでしょう。そして、いい点を取れたことが自信になり、「頑張れば自分はやれるんだ!」と感じる体験を積み重ねれば、その後も努力をいとわない子どもになります。そのスタンスは、算数の勉強に限らず、あらゆることを子どもが主体的に進めるうえでとても大切なものです。一方で、そういうゲーム感覚のようなペースでの勉強が合わず、新しい単元の概念はじっくりと時間をかけてかみ砕いて教えてあげないと理解できない子どももいます。そういう子どもに、「みんなもやっているから」と親が焦って、まわりの子と同じ先取り学習をさせても効果は薄い。このタイプの子どもは、学校や規模の大きい学習塾での集団授業に合いませんから、先取り学習をするにしても、少人数制の塾などでフォローしてあげることが必要になってくるでしょう。先に述べた、算数の学習を進めるうえで理解すべき要所を抜け落ちさせないことに関してもいえますが、我が子の現状や特徴を親がまず理解することが大切なのだと思います。『10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方』今木智隆 著/文響社(2019)■ 算数塾「RISU」代表・今木智隆先生 インタビュー記事一覧第1回:子どもを「算数嫌い」にしない大原則。幼児期からできる“算数好きの基礎”の築き方第2回:子どもが勉強で成果を出せないのは、親の「勘違い」が原因かもしれない(※近日公開)第3回:10億件のデータを調べてわかった、小学生が「ずば抜けて苦手」な算数の単元と例題(※近日公開)第4回:「算数の文章題が苦手」な子どもが、ひねった応用問題でも解けるようになる教育法(※近日公開)【プロフィール】今木智隆(いまき・ともたか)RISU Japan株式会社代表取締役。京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、ユーザー行動調査・デジタルマーケティング専門特化型コンサルティングファームの株式会社beBitに入社。金融、消費財、小売流通領域クライアント等にコンサルティングサービスを提供し、2012年より同社国内コンサルティングサービス統括責任者に就任。2014年、RISU Japan株式会社を設立。タブレットを利用した小学生の算数の学習教材で、延べ10億件のデータを収集し、より学習効果の高いカリキュラムや指導法を考案。国内はもちろん、シリコンバレーのハイレベルなアフタースクール等からも算数やAIの基礎を学びたいとオファーが殺到している。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年04月02日編集部:学研キッズネット編集部株式会社学研ホールディングスのグループ会社、株式会社学研プラスは、「毎日のドリル」シリーズから4冊お買い上げいただいた方全員に500円分の図書カードをプレゼントするキャンペーンを実施しています。小学生向け人気ドリル「毎日のドリル」読者キャンペーン実施中!「毎日のドリル」改訂版の発売を記念し、読者キャンペーンを実施しております。「毎日のドリル」シリーズから4冊お買い上げいただいた方全員に、500円分の図書カードをプレゼント(「毎日のドリル」改訂版52点から、どの4冊を選んでいただいても応募可能です)。「毎日のドリル」は、学年末の復習や新学期の準備に役立つので、春休みのおうち学習にぴったりです。さらに、学校の勉強の進度に合わせて使いやすいので、新学期からの日常学習にも強い味方となります。ぜひ、ご応募ください!学研「毎日のドリル」がリニューアル!お子様の学習をばっちりサポート!◎やりきれるから自信がつく!「1日1枚」の勉強で、学習習慣が定着します。解説が丁寧なのでひとりでも学習が進められます。この春、オールカラーになってリニューアル!かわいいイヌのイラストが目印。◎ラインナップが豊富!!教科は「国語」「算数」「英語」があり、2020年2月に52点発売。国語は「漢字」「文章読解」、算数は「たし算」「文章題」など分野別に構成されているので、お子様が重点的に対策したいドリルを選ぶことができます。豊富なラインナップで「基礎力」がしっかり身につく!◎専用アプリで、おうち学習がパワーアップ!専用の勉強管理アプリに時間や点数を登録すると、成績がグラフ化され賞状やメダルをもらえます。勉強をがんばると、キャラクターが育つのでやる気が続きます。改訂にあたり、漢字・英単語のミニゲームの機能が追加されました!無料の学習管理アプリがすごい!かわいいキャラクターと一緒に学べる漢字の読みがなを当てるミニゲーム英単語の意味を当てるミニゲーム。◎読者のみなさんから、好評の声が届きました!・毎日続けられる問題量、毎日続けたくなるアプリに親も助かっております。・カラーで見やすく、難易度が丁度よく、一人で取り組めます。・単元別のドリル構成なので、子どもの苦手なものだけ買うことができて良いです。・解説があり一人で取り組めるので、達成感を味わえます。・子供のやる気を引き出す要素がたくさんあり、素晴らしいなと思い購入継続しています。読者キャンペーン詳細◆応募方法①「毎日のドリル」シリーズについている応募券を4冊分切り取ってください。②ハガキに応募券を4枚貼り付け、必要事項をご記入の上、ポストに投函してください。【対象商品】「毎日のドリル」シリーズ全点シリーズ全点はこちら:【必要事項】(1) お名前(2) ご住所(3) 電話番号(4) お子様の学年(5)「毎日のドリル」を購入した理由【応募先】〒141-8415東京都品川区西五反田2-11-8株式会社学研プラス「毎日のドリル」キャンペーン係【応募締切】2020年6月5日(金)当日消印有効【賞品の発送】2020年8月頃より順次発送予定◆詳細につきましては、下記をご確認ください。学研「毎日のドリル」キャンペーン告知サイト【商品概要】シリーズ名:毎日のドリル編集:株式会社学研プラス定価: 算数・国語各650円、英語各840円発売日:2020年2月17日判型:B5判/各80~112ページ発行所:株式会社学研プラス学研出版サイト:学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月01日編集部:学研キッズネット編集部3月も終わりを迎え、いよいよ入学シーズンが近づいてきました。例年であれば受験生は試験を乗り越え、新入学・新学年に期待が膨らむ時期ですが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、卒業式もままならず落ち着かないまま春休みを迎えたお子さんやご家族の方も多いのではないでしょうか? そこで、「Campusノート」シリーズを販売するコクヨ株式会社は、新入学・新学年への準備やスタートの不安を少しでも減らすために、中学受験算数専門のプロ家庭教師でカウンセラーでもある安浪京子先生による、新入学の中学1年生を対象とした「子どものフォローとノート選びのポイント」を公開しました。そのポイントは、安浪先生のコメントともに紹介します!「うるせーな」 子どもの変化に、親はどう接するべきか「親離れ」が始まる中学1年生『学校だよりや授業参観が頻繁にあり、同級生の親から我が子に関する色々な情報が入ってきた小学校時代。子どもの「受験したい」いう気持ちが「勉強する」行動に結びつかず、つい「勉強しなさい」と声を荒げて親子関係が険悪になった中学受験。少しずつ反抗期が始まったとはいえ、まだまだ小学生。我が子が親の庇護下にいると信じて疑わなかった12年間。しかし中学に進学すると、行動範囲も人間関係も拡がり、まだまだ子どもだと思っていた我が子が、親が把握しきれない知らない世界をどんどん増やし始め、自立に向けて「親離れ」が始まります。必要とされなくなったように感じて寂しく思われるかもしれませんが、逞しく成長している証でもあり、子どもが親に求めるものが変わってくるだけで家族の形は変わりません。我が子の自立に向けて少しずつ、親の考え方、接し方を変えていく時期が訪れたのです』親子関係を良好にする子どもとの接し方『例えば生活態度。「早く寝なさい」といった、小学生時代のやり方はほぼ通用しません。むしろうるさい親から逃れたいがために早く布団に入り、その中でスマホをいじり続けます。勉強に関しても「勉強しなさい」といっても、「うるせーな」といった冷たい態度にショックを受ける機会が増えるだけです。これからは保護者としての正論をかざすのではなく、「パパも一回徹夜をやってみたくて、こっそり試した事があったなぁ」「ママも理科が大嫌いで10点を取った事があったんだ」という経験談を沢山してあげて下さい。中学生になってまだ日が浅いだけに、そんな親の武勇伝や経験話はとても新鮮です。また、中学の学習過程は小学校と比べると親にとってはるかに馴染みやすい内容です。方程式も解禁となり、数学や英語を教えられるようになって親子関係が良好になったという話を沢山聞きます。つまり、小学生の延長ではなく、「中学生になった」と一段ステージを上げて対等に接する姿勢を明確に打ち出す事が鍵です。中学生は自分の悩みをそのまま親に打ち明ける事はありませんが、「学校でこんな事があったけど、パパの場合はどうだった?」とアドバイスを求める体ならば、色々話をしてくれます』ノートは一緒に選び、書いて見せる。不安を解消するポイントとはノートの変化にも対応。チャットツールではできないコミュニケーションにも『今まで小学校では「方眼ノートと鉛筆」だった学習環境が「大学ノートとシャープペンシル」に代わります。マス目がなくなって不安を感じるお子さんに是非、次のような形で寄り添ってあげて下さい』①ノートを一緒に選びに行く『今までは一方的にノートを買い与える事が多かったかと思いますが、大学ノートには・A罫(普通横罫) 罫幅7mm・B罫(中横罫) 罫幅6mm・C罫(細横罫) 罫幅5mmの3種類がある事を教えてあげましょう。コンビニに行くと、大抵「A罫」「B罫」の2種類が売られていますが、中学生が使うのはA罫です。「たった1mmの違い」と思うかもしれませんが、使い勝手は全く異なります。実際に2種類購入し、その使い勝手を一緒に比べてみるのもお薦めです。また、一緒に買いに行く事により「ママもこれ使ってたよ!」「今はこんなに可愛い表紙があるんだね」など、話も盛り上がります』②具体的に書いて見せる『マス目がない大学ノートに子どもは不安を覚えます。しかし、1マスに1文字書いていた窮屈な小学生時代と異なり、マス目がないからこそ自分の書きたい文字のサイズで自由に書ける良さを教えてあげましょう。文字サイズなどは口では伝わりません。「こんな風に使っていたよ」と、実際にノートに数字や英単語、図などを書いて見せてあげる事がコツです。また、部活や塾、友達づきあいが忙しくて生活時間帯が合わない、親と顔を合わせる時間が短くなる、などすれ違いが出てくる事もあります。直接親と話をしたくない時期も出てくるでしょう。そんな時、伝言ツールとして「ノート」を使うのも手です。今は親子でもLINEで簡単にやりとりできますが、手書きの文字と電子デバイスのスタンプでは、伝わるもの、伝わり方も異なります』安浪先生直伝!入学直後から周囲と差をつける「数学ノートの作り方」『中学に入ると、どの科目も先生からガイダンス(授業の予習、復習の仕方、テストの臨み方、ノートの作り方)があると思います。そのガイダンスを踏まえ、さらに周囲に差をつける「数学ノートの作り方」を伝授します』①日付と単元、問題番号を書く『ないがしろにしがちですがとても大切です。どこに何を書くか、先生の指示があればその通りに、なければ自分でルールを作りましょう。日付は「いつ何を勉強したか」のバロメーター。同じ問題でも、GW前と夏休みでは理解度が異なります。あるいは「3か月前に同じ事を勉強していたんだな」と振り返り、より理解を深化する事もできます』②ノートをケチらない『数学に限らず、ノートはケチってはいけません。1ページにギッシリ詰め込んで書くと達成感はあるかもしれませんが、数学はミスした部分の間違い直し、大切なポイントを書き込むなどの「余白」が非常に大切です。具体的には・分数を一行で書かない・ミスを消さず残しておく・ポイントを書くスペースを作る事を意識すると、見やすく、勉強の積みあがるノートになります。もしスペースが足りなくなったときはノートふせんを活用するのもいいかもしれません』③図はフリーハンド&適切なサイズで『数学は、証明問題の図形や関数の放物線など、図をかく機会が増えます。そういった時に小さくチマチマかいたり、正確性を重んじるあまり定規で書くのはNG。適切なサイズ(問題にもよりますが、1ページの1/6~1/8)で、かつフリーハンドで書きましょう。また、美術のように線を重ねるのではなく、一本の線で潔くかくことが大切。沢山図をかいているうちに、ちゃんと書けるようになってきます』中学受験のプロ家庭教師・安浪先生が推奨する「子どもの接し方」と「ノート活用法」。新入学・新学年への準備の今、ぜひ参考にしてみてはいかかでしょうか。株式会社アートオブエデュケーション 安浪京子先生算数教育家中学受験専門カウンセラー神戸大学発達科学部卒。関西、関東の中学受験専門大手進学塾にて算数講師を担当、生徒アンケートでは100%の支持率を誇る。プロ家庭教師歴約20年。中学受験算数プロ家庭教師「株式会社アートオブエデュケーション」代表。きめ細かい指導とメンタルフォローをモットーに毎年多数の合格者を輩 出している。中学受験、算数、メンタルサポートなどに関するセミナー を多数開催、特に家庭で算数力をつける独自のメソッドは多数の親子から支持を得ている。中学受験や算数、親子関係に関する著書、連載、コラムなど多数。また、教育業界における女性起業家としてビジネス誌にも多数取り上げられている。安浪京子先生夢も、学びも。新学生応援サイト「you can pass」公開!学生のみなさんをいつもそばで見守る「Campus」シリーズ。新入学・新学期の時期に合わせ、学生みなさんの夢も勉強も応援するコンテンツを集めた特設サイトを公開。君だけの青春シーンを人気漫画家がイラスト化!SNSキャンペーンも開始。Twitterで「○○も、○○も。」というテーマで青春エピソードを指定ハッシュタグをつけて投稿すると、選ばれたエピソードはSNS人気漫画家がイラスト化しプレゼント!Campusシリーズについて1975年の発売から今も進化を続ける学習ノートシリーズ「Campus」。 中でも代表的な「ドット罫」シリーズでは、 東大生の85%以上が使用経験があり、ノートを美しく書くためにこだわった特長が詰まっています。また、 Campusシリーズはノートだけでなく、 学生のみなさんの「計画」→「勉強」→「振り返り」までの学習サイクルをトータルサポート。 勉強のスケジュールを立てられるルーズリーフ「スタディプランナー」や、 ノートを振り返りやすい「チョイタス」「ノートふせん」といった商品も展開している。安浪先生の「数学ノートのつくり方」でもノートはケチらず、もし足りなくなった場合はノートふせんの活用を推奨しています。コクヨ「ノートふせん」は、ノートと同じ紙で見やすく、きれいに書ける両面ドット罫入りなど、すっきりまとめやすい工夫を詰め込んだふせんです。ノート配分に不安な人も、ひとつもっておくと安心です。【コクヨ公式サイト】【新学生応援サイト】学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年03月31日感覚過敏、アレルギー、疲れやすさ発達障害の特性として、感覚過敏(五感が敏感すぎる)や、それとつながっていると思われる疲れやすさがあります。私も小さなころからこれらの特性には苦労していました。生活の中でつらい刺激に耐えなければならないことが多くあったのです。家にいても、特定の服を着ているだけで疲れてしまう。学校では教室の環境だけでもつらく、陽の光や土埃といった刺激の強い校庭の環境はさらに過酷に感じました。私には、どうにも不快で着られない服がたくさんありました。当時は気づいていませんでしたが、感覚過敏の中の触覚過敏によるものだったと思われます。素材がチクチクする、首や肩がきつい、縫い目がゴロゴロする、タグが痛痒くなるなど、いろいろな要素が気になりました。周囲の大人はわがままによる選り好みと勘違いし、私を叱責することが多かったので、私は自分が悪いのだと思って、必死に我慢して着ていました。でも、そうするとすぐに疲れてしまったり、具合が悪くなったりする。皮膚が乾燥しやすく、アトピーもあったため、実際にいつも身体のどこかが皮膚炎を起こしているような状態でした。休み時間などは図書室などの、ほかの児童生徒のいないところに逃げ込みたくなることがありました。私が逃げ込んでいたところの共通点を考えると、音が静か、雑多な匂いがしない、光が明るすぎないといった、感覚過敏にやさしい環境だったことに気づきます。最近国内の空港で導入されつつある、カームダウンスペースのようなものですね。皮膚や粘膜が過敏という意味で触覚過敏とつながっていると思われるのが、原因不明のアレルギー症状です。土埃や花粉、気温差などですぐに目鼻が痒くなったり、のどが詰まるようになって息苦しくなったり、鼻水が出たりしました。こういうときには耳の穴や陰部まで痒くなり、難儀でした。冬の寒い日のマラソンや、少しでも水が冷たい日のプールでは「喉がヒュッとなる」のが怖かったのもあって、頑なに参加を拒否したことがあったのを覚えています。いまでも花粉の時期になると症状が出ますし、埃も苦手。50項目ぐらいあるアレルゲン検査を受けてみたら、なにひとつアレルゲンが出ませんでした。ここ10年ぐらいで2度検査してみましたが、結果は同じ…… あるアレルギー内科医によると、「特定のアレルゲンに反応するアレルギーというよりも、刺激全般に過敏な過敏体質という感じではないか」とのことです。自分の世界観と周囲の人たちの世界観とのギャップ中学からは私立の進学校に進んだためもあるのかかなり楽になったのですが、私は子ども時代、周囲の人たちの持っている世界観と自分の持っている世界観とのギャップに苦しんでいました。特に小学校時代は、「自分のようなものの考え方をしているのは私だけ」と感じることが多くありました。「ものごとの筋が通っていない」ことについての苛立ちを言語化できるだけの語彙もまだ与えられていなかったので、強い孤立感と不自由感を感じていました。「子羊と戯れたあとにジンギスカン鍋を食べた」エピソードは心に残っています。確か小学校低学年のころ、とある農場に遠足に行ったとき、午前中みんなで子羊と戯れたあと、昼はジンギスカン鍋を食べることになっていました。私はまず、聞いたことのないこの鍋の肉がなんの肉なのかが気になって担任に聞きました。すると、羊の肉だと言う。私はその瞬間、さっきまで皆で遊んでいた子羊が首を矯(た)められて捌(さば)かれるイメージに頭を占領されてしまいました。人間って残酷だなあという思いにかられ、周囲のクラスメートに「ねえ、この鍋の肉、羊のなんだって」と言ってみると、みんな「ふうん、それで?」という感じで反応したのみで、楽しそうにキャッキャしています。周囲のだれも、自分が食べる珍しい鍋の肉がなんの肉なのかに興味を持たないばかりか、羊と戯れたあとになんの引っかかりも感じず上機嫌で羊の肉を食べるなんて…私はそれですっかり食欲を失ってしまったのでした。小学校5年ぐらいだったか、太めだったAくんが一人だけお弁当を持ってくるようになりました。そのとき担任の先生が、「Aくんは健康上の理由でお昼にお弁当を食べることになりました。『脂肪』という成分がAくんの身体によくないんだそうです」と言ったのです。私は、脂肪のカロリーが高いことはすでに知っていたので、「後半がよけい! Aくんが肥満の治療のためにお弁当を持ってくるようになったことがバレバレじゃないか! 小5の理解度をバカにしてるのか?」と思いました。でも周囲を見てみると、何か特別な反応をしている子はひとりもいなくて、みんな「ふーん」という感じで聞き流していました。また、同じ担任の先生だったとき、クラスの男の子が出し物で「プロレスをやります」と言い出しました。そこに担任の先生はわざわざ、「プロレスというのはプロの選手がやるレスリングのこと。プロ以外はプロレスを名乗れないから、レスリングと言いなさい」と指摘しました。いまの語彙でなら、「子どもは概念としての『あのプロレス』、マスクをつけた悪役がいたりするあのプロレスをやりたいのであって、そこにそういう突っ込みを入れるのは興ざめなだけだ。教師が不必要な指摘で子どもの興を削いでどうする」といった表現になるでしょうか。ただ当時はこのような語彙がなかったので、ひたすらにモヤモヤと腹が立ちました。でもこの状況に歯向かう子は一人もおらず、クラスのボスクラスのやんちゃな男の子さえ「レスリングをやります」と素直に言い直したのです。よく言われる、「お友達とみんなで楽しく遊びましょう」という表現にも腹が立ったものです。友達とは双方が互いに友達と考えて成り立つもので、単に同級とか同学年とか同年代とかで決まるものではない。遊びは本人のためにあるもので、それが楽しいかどうかも本人にしか決められないはず。なのに「楽しい遊び」を他人から指示されてするなんて意味がわからない。それに、これはどうも指示とか命令みたいだけど、なぜか「しましょう」の形で言うのは嫌な感じだなあ…… などと私は思っていました。運動会かなにかの練習で、「ワーと声をあげて、盛り上がった雰囲気でグラウンドに入場しなさい」と先生が指示すれば、子どもたちは「ワー」とカタカナで書けるような平坦な声をあげて入場します。なんだかもう、本当に辟易としました……学校の授業も易しすぎて、私はよく苛立っていました。私には、みんなが「わからないほうが、答えないほうが人間として上」かのように、我先に「わからない、わからない」と言い、先生から当てられることから逃げているように見えるのです。らちが開かないので私が手を挙げると授業が進む。先生の側も、授業を進めたいときに意識的に私を当てたりして、便利に思っているようでした。しかし、授業参観のとき、先生がなぜかいつもみたいには私を当ててくれない事態が起きます。いくら手を挙げても先生は無視してほかの子を当てようとするので、私は意味がわからず混乱し、最終的に怒りながら泣きだして、教室をざわつかせたのでした。今だったらもちろん、「ほかの子にも華を持たせよう」という先生の意図が理解できます。しかし、「それなら事前にひとこと説明してくれればよかったのに。周囲に対する手前もあってその場では説明しなかったのだろうけど、ちょっとそれは子ども個人の気持ちを軽んじてはいないかな?」とも思います。自習の時間、自由帳の、以前にボールペンで描いた絵のあるページを広げながら本を読んでいたら、学級委員の男の子が「自習の時間なのにお絵かきして、いけないんだ」と言い出しました。いま描いたのじゃない、以前描いたやつだと言ったら、男の子は絵を指でこすって「インクが滲んだから今描いたやつだろう」と食い下がります。出典 : 「昔描いたやつもインクが滲むかもしれないし、滲むか滲まないかをいま確認する方法はないよね?」と言いましたが、どうも意味が通じないので面倒になって「あなたが私がズルしたと思いたいならそう思っておけば」みたいに言って終わらせたように記憶しています。傲慢だったかもしれないのですが、このようにして私は小学校時代、「大人も含め、幼稚園のお遊戯のようなことをみんなでやっている」「そこにたった一人異質な者として説明もなしに投げ込まれて、逃げられない」ようなつらさを感じていました。いわゆる、落ちこぼれよりも「浮きこぼれ」の状態だったように思います。落ちるのだろうが浮くのだろうが、こぼれるつらさは同じ。「成績がいいからってお高くとまってる」と言われたり、「キモい、汚い」とバイ菌扱いされたり、クスクス笑いながら噂されるなど、いじめを経験した私。小学校5、6年のころにはすでに、いま思えば二次障害と思われる精神症状(人が怖い、皆が自分の悪い噂をしているように感じるなど)を感じるようになっていました。当時は十分に言語化できないモヤモヤをたくさん抱えていて、私はいつも不機嫌でした。自分がなぜいつも不機嫌なのか、また自分が不機嫌であったこと自体、自分ではわかりませんでした。「抽象的理解力の高さと、義務教育で与えられていた語彙の小ささとのギャップに苦しんでいたのだ」と言語化できてすごく楽になったのは、高校生になって小論文対策にと評論用語を覚えてからです。「幸福の絶対性」とか「比較実験」とかいった言葉を覚えて、パァッと目の前が開けていくような気がしたものです。本人の中での能力のギャップ周囲の世界観と自分の世界観との間にギャップがあっただけではなく、私は自分自身の中での能力のギャップも抱えていました。まずは、知的な面と社会面での成熟度にギャップがありました。ともかく、「暗黙のルール」に気づけないのです。こうこうだからこうしてはいけないんだよ、ときちんと説明されれば理解できるのですが、説明されないかぎり理解できない。たとえば、思ったことが事実なら全部言う、理詰めで他の子を論破してしまう。注目を浴びたい気持ちが先行してしまって、ほかの子に譲ることを思いつかない。ほかの子がいじめられていることに気づかない、など。私は勉強しなくても(算数と体育以外は)いつもほぼ満点の好成績をおさめていました。発達障害の知識が普及していなかった当時ですから、周囲の大人が「こんなにできる子なのだから、社会的なルールだってよく理解できるはず→ 理解できているのにルールを破るような言動をするのだから、わざとだ」と、私に悪意があるように勘違いしてしまったのも無理はなかったのかもしれません。ただ、こちらはいつも精一杯誠実にまじめに生きているつもりなのに、周囲からわがままだとか性格が悪いだとか努力が足りないだとか言われつづけるので、そうとうに傷つきました。相手が子どもでも大人でも同じように接し、おかしいことにはおかしいと主張する私に、暴力や暴言といった虐待を行う担任教師もいたのです。また、口は達者ですが、動作はのろく、教室移動時などビリっけつ。体育のときはどこか変な動きをするらしく、よく周囲に真似されていじめられていました。算数にだけものすごい苦手意識を覚えていて、「国語で学年1位、算数で学年ビリ、平均がちょうどまんなか」という伝説を作ったこともあります。当時の小学校教育との相性の悪さ当時の小学校教育と私はとても相性が悪かったように思います。環境のしくみ自体が、私を不自由にし、苦しめるものでした。全教科を担任が教える学級担任制は、私には合いませんでした。たとえば、算数に強烈な苦手意識を持ったのはもしかすると、丸呑みさせられるような形で算数を教えられたからかもしれません。というのは、私はずっと算数や数学の成績がさんざんだったので、「私は計算が異常なほどできない」と思っていたのですが、30歳を過ぎて受けた知能検査の結果について、心理士さんから「数の処理の能力は普通程度。算数障害ということはないと思う」と指摘されたからです。思い出してみれば、小学校で算数を教えられたときはたとえば以下のような感じでした。「分数の割り算ではひっくり返してかけるのはなぜか、どういうしくみなのか」などと聞くと先生が「そういうものなんだ」などと言う。納得できないから質問しつづけていると「教師の指導は素直に聞くべきだ」などと怒りだす。そのうち私は「こういった疑問を抱くのはいけないことなんだ。こういった疑問から脱出できない私は算数に向いてないし、先生を怒らせる理屈っぽすぎるダメな子なんだ」と思い込むようになってしまいました。いま思えば「割り算はなぜひっくり返してかけるのか」の理屈は、先生本人がよく理解しないまま丸呑みで覚えてきたところで、自分のわからないところを繰り返し聞かれるのがプライドに障ったのかもしれません。だからといって指導者が子どもに対してこのように、子どもが理解できないのを子どものせいにしていいとは思いませんが。学級制自体も私と相性が悪かったように思います。学級制はそれぞれのクラスでがっちりグループができてしまい、その中で一度それぞれの立ち位置が決まってしまうと立ち位置を動かすことは容易ではありません。また、学級担任に嫌われてしまえば終わりみたいなところもありました。当時の私のように、場へのなじみにくさ、ときに大人から嫌われやすい要素を抱えた子にはなかなか過酷でした。私は個人的には、学級制を解体してしまえば、それぞれの子に多様な立ち位置や居場所ができて、いじめや、担任による虐待はほとんど解消するのではないかと思っています。当時私がいた地域でさかんだった管理教育も、私にとってかなり厳しいものでした。管理教育は、「いわゆる、『企業・団体の労働者として雇用しやすい、標準的な人』」を養成することがベースにある教育だと私は感じています。そこで、私のように標準的でない子はまず「矯正」の対象とされてしまうのです。なんでも「論理的な理由が納得できないと前に進めない」タイプだったので、「大人・目上の人の言うこと・決まっていることは素直に飲み込め」という指導とは相容れないものがありました。いま振り返って思うこといま振り返ってみて何度でも強調したいのは、「社会や周囲の大人にもっと発達障害についての知識が広がっていれば…」ということです。発達障害についての知識の普及も含め、私のような子どもがもっと多様な居場所や情報源に触れられる環境があったら良かったのに、と思います。当時の私には、学校と家しか所属できるコミュニティがありませんでした。趣味や習い事、部活に打ち込めるだけの余剰の体力がなかったことも災いしたと思います。当時からインターネットやフリースクール、さまざまな特性に対応する特別支援学級、たとえば情緒学級や通級、ソーシャルスキルを学べる療育施設などが普及しており、いろいろな居場所が気軽に選択できるような環境であれば、私はもっと違った人生が送れたことでしょう。いまの子どもたちには、私が子どもだったころと比べてずいぶん環境が整いつつあります。私は、いまの子たちを多少羨ましく思いながらも、希望を持って応援しているところです。困難を抱えた子どもたちが、少しでも楽に軽やかに人生を歩んでゆけますように。
2020年03月22日「赤ちゃんのころから必死に読み聞かせをしているのに、ちっとも本に興味を持ってくれない……」「日ごろから『本を読みなさい!』と言い続けているのに、だんだん本が嫌いになってきているみたい……」そんな悩みを抱えている親御さんは多いといいます。そもそも、どうして私たちは自分の子どもが「読書好き」であることを、こんなにも求めてしまうのでしょうか。それはきっと、本を読むことで得られるメリットがたくさんあることを知っているから。今回は、これまでにご紹介してきた「読書」にまつわる記事のなかで、特に人気の高かった6本をまとめました。「子どもに本好きになってほしい」「読書習慣を身につけてほしい」と願う親御さん必読の記事ばかりですよ。「読書」おすすめ記事1■我が子に“読書好き”になってほしいなら。ぜひ身につけさせたい「読み癖」とは麻布中学・高校の国語科教師である中島克治先生は、「子どもが本当に時間を気にせずに本と向き合えるのは小学生まで」と断言します。それは、中学生や高校生になると勉強や部活、友だち付き合いなどで忙しくなり、本を読む時間が取れなくなるから。さらに、本を読むことによって「学習面でのメリット以上に、“ある力”を養うことができる」とも。読書は子どもにたくさんのものを与えてくれます。(中略)読書をして語彙が増えれば、教科書の内容や先生の話をしっかり理解できるのですから、学力の向上にもつながります。また、読書によって増えた語彙は、感情コントロールという点でも力を発揮します。というのも、言葉によって自分の感情を相対化して見つめ直すことができるようになるからです。(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|我が子に“読書好き”になってほしいなら。ぜひ身につけさせたい「読み癖」とは)この記事では、「わが子に本好きになってもらいたい」と願う親御さんに向けて、子どもが自分から進んで本を読むようになる実践的なアドバイスが多数紹介されています。まず重要なのが、“親が読んでほしい本”を無理にすすめるのではなく、“子ども自身が興味を持っているジャンルの本”を与えてあげること。中島先生は、「野球やサッカーが好きな子なら、野球雑誌やサッカー雑誌でも構わない」と述べています。たとえどんな本でも、興味があるからこそ読み続けることができ、その結果「読み癖」が身につくそうです。また、子どもに本への興味を持たせる最も簡単な方法は、「親が子どもを連れて書店や図書館に行く時間を増やすこと」だといいます。親と一緒に本に囲まれた場所に行くことで、子どもは「お父さんやお母さんは本に興味を持っていて、本を大切なものだと思っている」ことを体で感じ取ることができるそう。それが本好きの道を進む第一歩になるんですね。「読書」おすすめ記事2■「つまらない本」を知ることも大事。図書館での“3千冊の乱読”から子どもが養う大事なもの子どもには「良い本」を読んでほしい。でも世の中には膨大な量の本があり、その中から子どもに適した本を選ぶのは至難の技です。この記事では、「子どもの脳を耕す本選びのコツ」や「本と向き合う姿勢」について、児童文学評論家の赤木かん子さんに深く語っていただいています。子ども時代は、とにかくたくさんの本に触れることが大事。だからこそ赤木さんは、子どもたちに「乱読」をすすめているのです。たくさん読んだなかには、子どもがワンシーンだけ、1ページだけ好きになる本もあれば、1冊丸ごと気に入ってしまうような完成度が高い本もあるでしょう。一方で、全然子どもの気に入らない本があるのも当然のことです。つまらない本を知らないと「この本はおもしろいんだな」ということがわかりません。子どもには膨大な時間がありますから、乱読することで感覚やものを見る目を養わせましょう。(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「つまらない本」を知ることも大事。図書館での“3千冊の乱読”から子どもが養う大事なもの)赤木さんは、「子どもに読書をさせるなら物語を読ませないといけない、と思っている親御さんが多いですが、そんなことはないんですよ」といいます。特に低学年では図鑑が好きな子どもが多い、という例を挙げ、「低学年のうちは、答えがないようなものや範囲の広いものは理解できない」とし、図鑑は「脳を耕す=畑にたくさん栄養を入れてふかふかにしている」時期である低学年にぴったりだと述べています。そして小学4年生くらいから徐々に前頭葉が発達し、「自分とは違うけれど、こういう暮らしや生き方をしている人がいる」ということを理解し始めます。そこで物語や伝記などを好んで読むようになってくるわけです。赤木さんは、「低学年で耕した頭に、高学年から種をまきはじめて、実の収穫ができるようになるのは高校卒業くらい」とも述べています。いずれ大きな実が収穫できるように、小さいうちからたくさんの本に触れさせて、子どもの可能性を広げてあげたいですね。「読書」おすすめ記事3■読書習慣は親の影響が大きい!子どもが “本好き” になる、家庭の本棚の作り方最新の国際学習到達度調査(PISA)によると、日本の子どもの読解力が著しく低下していることがわかったそうです。その中で、読書習慣のある生徒は、ない生徒に比べて読解力の平均点が高かったことから、読解力低下の背景には「読書量の減少」が関係していると読み取れます。この記事では、家庭内でできる「子どもを読書好きにする方法」をたっぷり紹介しているので、ぜひ参考にして取り入れてみてください。大人でも「この本を読みなさい!」と強引に押し付けられたら、内心では反発したり、億劫になったりするのではないでしょうか。子どもならなおさらです。(中略)そこで、おすすめしたいのが「アラカルト本棚」です。“アラカルト”という呼び名どおりに、文化系、理系、雑誌、漫画、小説、絵本、世界地図など、なんでも、あらゆるジャンルの「おすすめ本」を並べてしまうのです。(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|読書習慣は親の影響が大きい!子どもが “本好き” になる、家庭の本棚の作り方)この「アラカルト本棚」をおすすめするのは、偏差値35から読書週間の改善で東大合格を果たした西岡壱誠さん。西岡さんが東大生100人にアンケートをとったところ、親が作った「アラカルト本棚」によって好奇心が刺激されたり、読書が好きになったりした学生が多かったのだとか。また、カリスマ家庭教師の西村則康さんによると、「親子で本棚を共有したほうがいい」とのこと。その理由は、親の難しそうな本を眺めているうちに、子どもは「いつか読めるようになりたい」と向上心をもつからです。アラカルト本棚を作ったり、本棚を家族で共有したりすることで、子どもは広い視野をもって本選びをすることができます。さらには、「この本、どういう内容なの?」「難しいところは教えてあげるから読んでみたら?」など、親子の会話が弾むきっかけにもなりそうですね。「読書」おすすめ記事4■読書量が算数の成績を左右する!?子どもの学力を上げるために「1日数分」からできること読書量と国語の成績が比例することは誰にでも想像がつきますが、じつは近年、「数学の基礎知識」や「ITスキルの高さ」にも影響を及ぼしていることが判明しました。この記事では、さまざまなデータから、家庭の読書環境と子どもの読書量が、いかに算数の成績に影響するかをくわしく説明しています。なかでも注目すべきは算数の結果です。どの教科よりも、「読書量が多い」グループと「まったく読書をしない」グループの偏差値に大きな差が開いたのです。この結果を受けて、ベネッセ教育総合研究所は「(読書によって)与えられた問いや条件を性格に読み取る力を高めているのではないか」という見解を示しています。(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|読書量が算数の成績を左右する!?子どもの学力を上げるために「1日数分」からできること)小学5年生を対象にしたこの調査では、国語・算数・理科・社会の学力テストを実施し、読書量の違いが結果に影響するかを調べました。すると、まったく読書をしない生徒に比べて、読書量が多い生徒ほど良い成績をおさめ、平均1.9ポイントも偏差値に差が出たそうです。算数が苦手な子は、もしかしたら計算問題よりも文章を読み解く力が弱いのかもしれません。読書による成績アップの効果はすぐには現れませんが、いずれ必ず、読書で培った読解力や論理的思考力が役立つはずです。また、記事内では「親の読書量が子どもの読書量に比例する」というデータも紹介しています。つまり、親自身に本を読む習慣がなければ、子どもにいくら「本を読みなさい」と言ったところで意味がないということ。教育評論家の親野智可等氏によると、「1日10分からでも、親子で毎日決まった時間に読書をするだけで、大きな違いが生まれる」らしいですよ。「読書」おすすめ記事5■子どもを本嫌いにする【親のNGワード&行動】と【子どもが本好きになる方法】この記事では「わが子に本を好きになってもらいたい!」と願うすべての保護者に向けて、日常で取り入れられるちょっとしたコツを伝授しています。また、親の伝え方次第では、かえって子どもを本嫌いにしてしまうかもしれない“落とし穴”についても、くわしく解説しています。子どもを本嫌いにさせる親のNG行動&NGワードは、主に3つあります。1.「本を読みなさい」・・・読書を強制する2.「もう絵本は卒業しようね」・・・読む本を大人が決める3.「どんなことが書いてあったの?」・・・完璧な理解を求める(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|子どもを本嫌いにする【親のNGワード&行動】と【子どもが本好きになる方法】)どれも何気なく言ってしまいそうですが、これらの言葉によって、子どもは本を嫌いになってしまうことも。本を読むことを強制したり、また読む本を勝手に決めて押し付けたりすると、「読書=つらい記憶=本が嫌い」と脳にインプットされてしまうというのです。すでに読書が苦手になりつつあるお子さんには、まずは読書の楽しさを知ってもらう工夫を。どんなに「本が嫌い・苦手」であっても、読みたい気持ちが強い子どもは多いそう。そういった子は、何を読めばいいのかわからない、最後まで読めずに挫折したら……と考えて、躊躇しているパターンもあるといいます。家の本棚だって、工夫次第で子どもを本好きにする魔法をかけることができます。一級建築士のすはらひろこ氏によると、「子どもの目線に自然と本が見える高さにする」「本を取り出しやすいように扉はつけない」「居間や階段の踊り場に親子共通の本棚を置く」などを取り入れると、本に触れる機会が増えて効果的だそう。子どもを本好きにするきっかけは、親子の会話や家の本棚にあふれています。「読書」おすすめ記事6■子どもを “本好き” に育てよう。読書習慣を身につけさせるために実践したい3つのこと子どもを本好きにするのは簡単なことではありません。だからこそ、子どもが自然に本に興味を持つように、小さいうちから本を身近に感じさせる工夫が必要です。この記事では、子どもに読書習慣を身につけさせるための“3つのポイント”をわかりやすく解説しています。子どもでも大人でも、本嫌いの人はいますが、その最大の原因は本の魅力をまだ知らない、いわゆる「本の読まず嫌い」なのだとか。本の中には何でも入っているのに、その広い世界と自分の世界が結びついておらず、本はつまらないと思い込んでいるだけなのです。(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|子どもを “本好き” に育てよう。読書習慣を身につけさせるために実践したい3つのこと)ポイントは、「興味のあるテーマの本をテンポよく与える」こと。大人でも興味のないジャンルの本を読むのは苦痛ですよね。子どもならなおさらです。そこで、子どもが好きなアニメのキャラクターや動物、乗り物の図鑑などを本棚に並べてみましょう。興味の延長線上で、活字に親しむきっかけづくりができれば成功です。成長とともに子どもの興味や関心は変化していきます。読書を習慣づけるには、親がその変化に柔軟に対応する必要があるでしょう。その時々の子どもの興味に合わせて、並べる本を変化させるのはもちろんですが、「読書が習慣になってきたな」と感じたら、少し背伸びした本を混ぜるとより効果的だそう。また、子どもに読書習慣をつける一番の近道は、普段から親が読書を楽しんでいる姿を見せること。子どもが読んでいる本を親が読んでみるのもいいですね。親子で同じ本を共有することで、内容について話し合ったり、どう感じたのか意見を交わしたりと、充実したコミュニケーションの一助にもなるでしょう。***ご紹介した記事に共通しているのは、「本選びには子どもの興味・関心を優先させること」「親も普段から読書に親しむこと」の2点です。興味があれば、子どもは自然と本を手に取ります。また、親御さんが楽しそうに本を読んでいれば、「そんなにおもしろいのなら自分も本を読んでみよう」と思うはず。子どもを本好きにするのは、それほど高いハードルではありません。普段の生活の中に、自然に本を取り入れることを心がけてみませんか?
2020年03月22日算数・数学の楽しさを伝える株式会社mathchannel(代表取締役社長横山明日希・東京都渋谷区)は、家庭で遊びながら学べる算数カードゲーム「kukupon!(くくぽん)」を制作・販売開始しました。おうちで遊べる算数ゲームとしてだけでなく、塾や学校、児童館や科学館などでも講座として導入できる算数教材です。◆算数カードゲームkukupon!とはkukupon!は遊びながら学べる「算数×ゲーム」です。九九は算数で大切な単元です。ただ暗記するだけでは定着せず、正しく身につけることもできません。そこで、遊びながら九九を学べる『kukupon!』ができました。kukupon!は複数の遊び方が出来るカードゲームです。それぞれのゲームを通して「かけ算」を多角的に学ぶことができます。・九九を覚える段階では神経衰弱形式の「九九あわせ」・めくった数のカードで出来る九九をはやく見つける「九九かるた」・九九が定着してきた段階ではカードバトル形式の「九九ぽん」の3つのルールブックがついており、ご家庭でも楽しく遊びながら学習することができます。また、mathchannelではこのkukupon!を活用した算数講座や展示企画を実施しており、これまで科学館や学童、学校などでもkukupon!行ってきました。九九の導入からマスターまでのお供に、ぜひkukupon!をご活用ください!◆なぜ算数×ゲームなのか算数を楽しむきっかけづくりとして、”勉強”っぽさを取り除いたゲーム形式で算数をお届けしています。どうしても勉強、学習となるとそれだけで抵抗感を持ってしまうお子様は少なくはないため、体験を通して楽しく学ぶ経験をすること、また、楽しい!わかった!というポジティブな思い出ができることが重要となってきます。そこで、私達はその楽しさをふんだんに体験できる算数「ゲーム」を開発しています。◆今後の展望mathchannelはこれまで多くの算数ゲームを開発し、また、その算数ゲームを使って遊びながら学べる講座も多く展開してきました。今後は引き続きその講座を多くのお子様に届けていけるよう、教育機関・科学館・商業施設等の皆様との連携をはかりつつ、小学校の算数で苦手になりがちの単元を中心に、全国各地に算数ゲームが届けられるよう、販売店舗の拡大やゲームアプリ等への横展開などを行える企業様との協業を目指しています。◆mathchannelの「算数コンテンツ」とはmathchannelは200人以上の親子が参加可能なライブショー形式「算数ショー」、展示形式の「算数ゲームランド」やお持ち帰りもできる工作を交えた「算数ワークショップ」など「算数の楽しさと面白さ」を体験できるイベントを実施しています。これまで、三菱みなとみらい技術館(神奈川県横浜市)、パナソニックセンター東京・リスーピア(東京都江東区)等、商業施設や科学館のイベントスペースなどで開催してきました。◆算数カードゲーム「kukupon!」商品概要名称:算数カードゲーム「kukupon!」価格:1,650円(税込)カード構成:数字(1-9)カード・全9種36枚+九九カード・全36種36枚=合計72枚対象年齢:小学1年生~大人までプレイ人数:2人~5人考案:吉田真也(mathchannel/算数ゲームクリエイター)制作:算数・数学の楽しさを伝えるmathchannelmath channel◆「kukupon!」ご購入について個人のお客様の販売はオンライン通販(minne)にて実施しております。minne購入ページ※別途送料等が追加となります。詳しくは上記URLを御覧ください◆塾や教育機関、学童さまへのご導入、店舗様での販売のご相談について塾や教育機関、学童さまへのご導入のご相談、店舗等での販売のご相談につきましても承っております。下記よりお問い合わせ下さいお問い合わせはこちら◆株式会社mathchannelについて『「わかった!」と「おもしろい!」の感動を広げよう』を理念に掲げる算数・数学教育グループ。算数・数学の楽しさを伝える活動を約10年間続ける「数学のお兄さん」こと横山明日希が代表、プログラムの監修を行なっています。学校や塾などとは一味違った切り口や内容を扱った算数コンテンツの展開を通して、これまでなかった“頭と体を使って学ぶ”新しい「体験型の学び」の機会等を全国各地の子どもたちに提供中。株式会社mathchannel代表取締役:横山明日希所在地:東京都渋谷区代々木URL:イベント実施等に関するお問い合わせ:企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年03月12日3人の女性当事者が語りあう。発達障害のある人生Upload By 発達ナビ編集部「女性の発達障害鼎談企画」に集まっていただいた3名の当事者の方々。3名とも成人してから診断を受け、それぞれ発達障害に関する情報の発信をされています。今回は発達ナビユーザーへのアンケートももとにして、ご自身のことから女性特有のお悩みとの向き合い方まで幅広くお話を伺いました。まずはご自身の特性や診断を受けたきっかけ、障害受容について、困難もあった人生を生き抜いてきたライフハック術などをお話しいただきました。診断を受けて服薬して、「これまで無駄な努力をしていた」と傷ついた(宇樹さん)ライターとして活躍している宇樹義子さんは、32歳のときに高機能自閉症と診断されたそう。鍼灸院で聴覚過敏ではないかと指摘されたことをきっかけに特性を自覚し、その1年ほど後に心療内科で診断を受けたそう。診断されたとき、どのような心境だったのでしょうか。Upload By 発達ナビ編集部宇樹さん――診断を受けて薬を飲み始めて1日目に、10年ぐらい悩んでいた昼夜逆転がピタッと治ったんですよ!それでものすごく救われた面と、私はその薬を飲まないと生活できない障害者なんだっていう2つの間で引き裂かれるようになっちゃって。私は今まで無駄な努力というか、頑張ってもできないことを一生懸命してきてしまったんだなっていう喪失感があって、30年分ぐらいさかのぼって傷ついた。ただ、これからどうするべきかっていうのを早く考えなきゃいけないと思って支援を受け始めました。それまでの自分の生活を振り返って納得感があった(姫野さん)姫野桂さんは、ご自身の著書のほか、発達障害当事者への取材もたくさんされています。今から約1年前に算数LDと不注意優勢のADHDの診断を受けたそう。算数LDについては小学1年生からいくら努力しても算数ができなかったことから自覚があったそうですが、ADHDについては特に自覚はなかったとか。Upload By 発達ナビ編集部姫野さん――診断を受けて、いろいろ納得がいきました。自分が算数ができないということと、ちょっと人より行動が遅いこととか。そういうことがあったんだなぁって思いました。息子の発達障害の可能性...調べてみたら、自分に当てはまることだらけ(鈴木さん)鈴木希望さんは、発達ナビでもおなじみのライターで、自閉スペクトラム症の診断があります。Upload By 発達ナビ編集部鈴木さん――息子が可能性があるって言われている自閉スペクトラム症とADHDについて調べたときに、これは私じゃないか!と思ったんですよ。息子より私の方がこれは強くないか?と。診断については、「努力不足や性格の問題ではないことが分かって嬉しかった」とおっしゃっています。もともとてんかんがあることから、発達障害の診断についても抵抗はなかったそうです。支援を受けることに後ろ向きな人へ――考え方ややるべきことは?3つのアイディアUpload By 発達ナビ編集部自身の障害を受け入れて生活されている3名ですが、当事者や家族のお悩みとしては、「周りと違うことに抵抗感が強く、受容できない」「支援を拒否してしまう」といったケースもよく耳にします。自身の特性を受け入れて、支援をうまく活用しながら生活していくにはどうしたらよいか、アドバイスを伺いました。姫野さん――得意なことも具体的に書き出してみるとよいですね。友人が就労移行支援を利用して最近就職したのですが、その友人は今まで接客業が多かったから自分は接客が向いてると思ってたらしいんです。でも就労移行支援事業所でのワークで適性を見てもらったところ、マニュアルがあれば大丈夫だと気づいたらしくて。そういうふうに、”自分はこれがあれば大丈夫”っていうのが分かると、なんだか前に進めそうな気がしますね。宇樹さん――抵抗感が強いのは分かるんですけど、その抵抗感の中にいたらずっと自分が被ってきた損をこのまま被り続ける。でも勇気を出して踏み出してみたら、もうちょっと楽に生きられるようになるかもしれない。自分のためなんだとなるべく考えるようにすればいいのかなと思います。また、支援を受けるにあたっての「情報収集」の大切さについては、3名ともがお話しされていました。宇樹さん――それまでに結構、発達障害の人ってズタズタに傷ついているんですね。人によっては助けてもらおうとして誰かに頼って裏切られてってことを繰り返してきているので、なかなかそこから出ていくのって難しいと思うんですけど、まずは情報を手に入れること。支援者はいろんな人がいて1人ダメだったら他の人にどんどん当たればいいんだということ、支援機関もどこがダメだったら他のところにどんどん当たればいいんだっていうこと、そういうあたりを知ること。鈴木さん――ご自身が障害を受け入れられないっていう方もそうだし、ご家族の理解を得られない場合も人と繋がるというか、情報を得られる方法とかが分かれば。姫野さん――SNS時代なのでクチコミかなぁと思っていて。病院を探していた友人に相談をされたことがあって、私も病院のことはよく知らないので、とりあえずそういう発達障害系の自助会とかをひらいている方にSNSで相談をしたらいろんな人に聞いてくれて、いろんな病院のリストが集まったっていうこともありました。Upload By 発達ナビ編集部障害や自身の特性をどう捉えて受容していくか、その考え方のポイントも参考になりますが、情報収集を幅広く行い、どんな支援が受けられるのかをまず調べてみることも大切だと実感されているようです。日常から仕事まで!3人が教えてくれた7のライフハックご自身が障害を受容したあと、こういう工夫をしたら生きやすくなったなど、具体的なライフハック術についてもいろいろとお話しいただきました。まずは姫野さんから。姫野さん――私は確定申告がボロボロだったので、税理士さんをつけてお金で解決しました!できないことはできないって認めていろいろ人に頼っています。姫野さん――忘れ物を結構しちゃうので、玄関に100円ショップで買える小さいホワイトボードを貼って、そこにいつも持っていくものや必ず持っていくものを書いて、家を出る前にチェックして忘れ物対策をしています。これについては鈴木さんも同様の方法を取り入れていました。鈴木さん――忘れ物しないように、うちは貼り紙だらけなんですよ。よく息子が玄関の鍵を閉め忘れるので、もう”鍵を閉める!鍵を閉める!鍵を閉める!”みたいに、めちゃくちゃいっぱい紙が貼ってあったりとか。目に付くところにとにかく貼り紙を。姫野さん――仕事では基本ノートパソコンを使いますが、家で仕事をするときは27インチの大きい画面に映して作業します。そうすると誤字脱字を防ぎやすいです。宇樹さんは先端技術をいろいろと取り入れて生活をしているそうです。宇樹さん――「タイマーをかけて」とか言えば、手で操作しなくてもタイマーをかけられたりして便利です。Upload By 発達ナビ編集部宇樹さん――活動量計っていう、自分の心拍数とかのログをとってくれて、自分の体力の残り具合とか今のストレスレベルとかを計ってくれる機械を愛用中。主治医に体調を伝えるときにも活用しています。鈴木さんは、身近な人と苦手をカバーしあっています。鈴木さん――息子が私と正反対で、数字にすごく強いんですよ!お互いちょうど得意なことや苦手なことが逆だったりする。なので、数字を見間違ってないか確認してもらったり。私の母も、“覚えのないところから郵便が来たんだけど、これは詐欺ではないか”みたいな不安があると、私が実家に行って確認したり。とにかく相談できる相手と確認するようにしています。鈴木さん――気になることは書いて主治医のところに持って行って、「コミュニケーションの中でこの反応はどうだったんだろう」とか、そういうことも含めてこまめに相談するようにしています。貼り紙をすることや家族と確認しあうことなど、日々気をつけたいことへの対策は日常生活の中にしっかり落とし込んでいるようでした。そしてお話しいただいた中でも、宇樹さんの「先端技術の活用」には他のお2人も興味津々で盛り上がりました。忘れがちなタスクは機械に頼って管理したり、見えないものを見える指標で計るようにしたり...最近はスマホアプリなども本当にさまざまな種類があるので、自分の苦手に合ったものを探してみるのもよいかもしれないですね。ここまで、まずは性別に関係なく、当事者としてのご自身のことや生活術を伺いました。次回は女性ならではの話題にも切り込んでお話を伺っていきます。今回お話しいただいた内容はyoutubeでも公開中。コラム文面に乗り切らなかったお話もご視聴いただけます。
2020年03月04日