人気バンド・氣志團が主催する、毎年恒例の音楽フェス「氣志團万博2019」が14日と15日、千葉・袖ケ浦海浜公園で開催される。両日のタイムテーブルの中で注目すべきが15日の夕方。2つあるステージの片方に午後5時10分から同50分まで田原俊彦(58)が出演予定。続けて同じステージに午後6時半から7時10分まで元SMAPの稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)が出演予定。2組に続く大トリを氣志團が同じステージでつとめる。主催者の綾小路翔(43)は9日、TOKYOMX「5時に夢中!」にゲストとして生出演。共演者から元SMAPの歌唱曲を聞かれ、「オリジナル曲がありまして。ほかにもいくつか、いろんなこと考えて下さってるようなので、もしかしたらこのイベントしかできないようなことが起きるんじゃないかな、と思っております」とサプライズ企画の可能性を示唆したのだ。「『氣志團万博』でしかできないような企画が実現するのではないでしょうか。おそらく、トシちゃんと3人がジャニーズ時代・退所後に同じステージに立つのは初めてでは。3人が田原のバックダンサーをつとめたり、ともにジャニー喜多川社長の家族葬とお別れ会に出席していないため、ジャニーさんの思い出話を語りあうなど、かなり実現が難しいような企画も期待されます」(芸能記者)当日は田原と3人のファンが大挙して会場を訪れそうだ。
2019年09月09日9月7日、8日の全国映画動員ランキングは、赤坂アカ原作の人気漫画を主演・平野紫耀(King & Prince)、ヒロイン・橋本環奈で実写化した『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』(全国291館)が初登場で首位を飾った。公開8週目の『天気の子』(全国363館)は2位、公開5週目の『ライオン・キング』(全国372館)は3位、公開3週目の『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(全国313館)は4位、公開5週目の『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』(全国353館)は5位と、先週の上位作品が並びはそのままに順位をひとつずつ下げている。そのほか新作では、暁佳奈のライトノベルを原作にTVアニメ化された作品のその後を描いた『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』(全国83館)が初登場6位に入った。草なぎ剛が主演を務め、『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督と組んだ『台風家族』(全国96館)は初登場11位につけている。次週は『ある船頭の話』『記憶にございません!』『人間失格 太宰治と3人の女たち』『BanG Dream! FILM LIVE』『プライベート・ウォー』『僕のワンダフル・ジャーニー』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』2位『天気の子』3位『ライオン・キング』4位『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』5位『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』6位『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』7位『引っ越し大名!』8位『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』9位『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』10位『トイ・ストーリー4』
2019年09月09日思いがけない事情で公開が危ぶまれていた草なぎ剛主演の映画『台風家族』が、この作品を観たいと訴えるファンの後押しもあって、9月6日に公開を迎えた。『箱入り息子の恋』(13)、『ハルチカ』(17)などの市井昌秀監督が12年間温めていたオリジナル・シナリオの映画化した本作は、銀行強盗をして行方をくらました両親の“見せかけ”の葬儀に集まった4兄弟とその家族が遺産分与をめぐって醜くも激しい争いを繰り広げる姿を炙り出すもの。兄弟だからこそ容赦なく炸裂するその剥き出しの感情は傍から見たら滑稽だが、当事者たちにとっては真剣そのもので、昨年7月11日に栃木市藤岡町の撮影現場に潜入したときも、一家の長男・小鉄を演じた草なぎ剛がいままでに見たことのないダメでクズな中年男を生々しい形相で演じている姿を目撃することができた(以下、一部ネタバレを含みます)。この日の撮影は、10年ぶりに実家に戻ってきた兄弟の骨肉の遺産争いを中村倫也の演じた三男の千尋が盗撮し、全世界に配信していたことが分かる面白いシーン。少し前まで実際におばあさんが住んでいたロケセットの日本家屋もぴったりの雰囲気だったが、気温が40度近くて、カメラが回る本番は扇風機も止めるため、現場はサウナ状態に。全員が汗だくなのが離れたところからでも分かったが、その極悪に環境が草なぎを始め、長女の麗奈を演じたMEGUMI、小鉄の妻に扮した尾野真千子ら出演者のイライラを募らせて、映画的にはいい効果になっていた。しかも、市井監督は長回しが多く、俳優陣から生の芝居が出てくるまで何度でもテイクを重ねるため、現場はどんどんヒートアップ。千尋の告白を聞いて「オマエ、盗撮していたのか?」と声を荒げる草なぎの声もどんどん迫力が増していったが、何度テイクを重ねても、当然のことながら誰も不平を言うものはない。それこそ草なぎは、撮影の合間には共演者たちに声をかけて現場の空気をやわらげたり、考え込んでしまう監督をほどよくイジッて緊張をほぐしたりして、座長として現場をさりげなくサポート。だが、カメラが回ると豹変したように汚い言葉で毒つき、千尋の配信が儲かると分かった瞬間に「いいじゃないか、配信続けよう」と絶妙な変わり身の早さを見せ、劇中の人物だけでなく取材陣も驚かせた。それにしても、この日の草なぎは舌好調で、囲みの取材の場では「このお茶、誰のか分からないけれど、栓が開いてないから飲んじゃおう、僕、このお茶のCMをやっていたから」と言って笑わせたり、市井監督に「草なぎさんと初めてお仕事をされていかがですか?」「小鉄役は僕をあてがきしたんですか?」と自ら質問したりして大暴走!完成した映画では、その充実ぶりが形になって全開しているのは言うまでもない。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月09日俳優の草なぎ剛が、映画『台風家族』(公開中)で、世界一“クズ”な一家の長男・小鉄役を熱演している。長男なのに自分のことしか考えていないクズっぷりが炸裂しており、長女役のMEGUMIや三男役の中村倫也らとの兄弟の掛け合いがたまらなく面白く、それでいて心が温かくなる場面も。このたび草なぎに長男役を演じた感想を尋ね、「新しい地図」として共に活動している稲垣吾郎、香取慎吾との関係性について、兄弟に例えて語ってもらった。さらに、勢いに乗っている中村との共演の感想も聞いた。○■“弟”に抜かれる心境「慎吾のおかげで学べている」――今回、長男役でしたが、“長男”はしっくりきましたか? 「新しい地図」の3人を兄弟に例えるとどうかというのも伺いたいです。僕は実際長男なのでわかりますし、「新しい地図」の中では真ん中ですけど、企画やイベントになると慎吾が一番考えてくれているから、僕より少し上のような気がしています。香取慎吾には10代の頃からちょっと追い抜かれている節があって…実力ともにね(笑)。だから、次男に追い抜かれる心境は慎吾のおかげで学べているかな。自分よりしっかりしている弟って、プレッシャーかかるというか、焦る部分もあるんです。香取くんは身長も僕より低かったのに急に大きくなっちゃって、今回の役も新井(浩文)君のほうが大きいんです。身長って弟に抜かれると屈辱で、市井監督もそうだったらしいです。急に背も大きくなって、いろんなスキルも上がってくると困るんだぜ! みたいなプレッシャーは、いい意味で香取君のおかげで常に学ばせてもらっています。トークのスキルも高いし。――稲垣さんはいかがですか?吾郎さんは年齢的は長男ですけど、一番下のときもあったりするんです。吾郎さんすぐ“ヒステリックゴロチ”になるから(笑)。湿気があって髪の毛がなかなか決まらないと「あー!」ってなっちゃって、「どうしたの吾郎さん」みたいな感じで。面白い3人ですよね。その時々で次男とか長男が変わるのが3人の関係性かなと。3人で焼き肉を食べに行くと僕が長男になります。僕が焼くので、焼き肉長男、プルコギ長男!○■“三男”中村倫也のYouTuber設定に喜び――本作では、勢いに乗っている中村倫也さんが三男役でしたが、共演されていかがでしたか?2人でケンカするシーンもあったんですけど、めちゃくちゃすごい素敵でした! しかも倫也くんがYouTuber役で、やっぱ今きてる人っていうのはYouTubeなんだなと。僕がYouTubeを始めて頑張っているときだったのでうれしかったです。今をときめく倫也君のファンの方にも映画を見てもらって盛り上げてほしいですね。僕よりも若い世代の方にも見ていただけるチャンスですし、倫也くんのファンの方にも僕のYouTubeを見てもらえたらうれしいです。YouTuber役の倫也君が、僕がYouTubeやってることを話してくれたら、俺のチャンネル登録者数が上がらないかな、なんて(笑)――草なぎさんのYouTubeでの共演というのも、お二人のファンともに喜ばれそうです。それもいいですね! でもちょっとハードル高いかもしれないな(笑)■プロフィール草なぎ剛(くさなぎ・つよし)1974年7月9日生まれ、埼玉県春日部市出身。91年にCDデビュー以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。主な出演映画は『黄泉がえり』(03)、『日本沈没』(06)、『あなたへ』(12)、『まく子』(19)など。『僕と彼女と彼女の生きる道』(04)、『任侠ヘルパー』(09)など数多くの話題のドラマや『バリーターク』(18)、『道』(18)などの舞台作品でも注目を集め、演技力にも定評がある。17年9月には稲垣吾郎、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げ、18年には自身が主演した『光へ、航る』を収めた映画『クソ野郎と美しき世界』が2週間の限定公開ながら28万人以上を動員する大ヒットを記録。YouTuberとしても活動している。
2019年09月08日俳優の草なぎ剛が、映画『台風家族』(9月6日公開)で、世界一“クズ”な一家の長男役を熱演している。本作は、主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定。草なぎにインタビューし、公開決定の思いとともに、この作品によって引き出された新たな自分や、自身のクズな一面について話を聞いた。市井昌秀監督が構想から12年間あたためてきた“両親への想い”を形にした、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた本作。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田まひるが演じた。――上映を望む声が多く寄せられ、公開決定に至ったということですが、改めて心境をお聞かせください。みなさん心配してくださって、配給会社にお便りを送ってくれたり、SNSを通して声を上げてくれたり、そういう作品を期待してくださるファンの方がいなかったら公開は絶対無理だったので本当に感謝しています。ありがとうございます。――本作で、自分も知らない一面を市井監督から引き出してもらえるのではないかと話されていましたが、実際に引き出されたなと思う一面はありましたか?市井監督とは、“水と油”みたいな感じで最後まで分かり合えずに終わってしまったんですけど、それがよかったなと。――分かり合えず!?監督はすごい真面目で、すべてに真剣に向き合うタイプなんです。僕はいい意味でラフ、悪い言葉で言うと不真面目(笑)。適当にやるくらいのほうがお芝居もうまくいくタイプだったので、最初は監督のことが嫌で(笑)、でも仕事って面白いもので、「監督大丈夫かな?」みたいなほうが、完成したときに自分自身も見たことない表情に出会えたり、そういった面で監督と分かり合えなくてよかったなと。僕はいつも台本を読まないで現場に行くような感じなんですけど、今回は真面目にやるのもいいなと思って、台本を読んでいた時期もありました。『台風家族』のお仕事を決めるときも、尾野真千子ちゃんが出るって聞いただけでやるって決めて、本も読んでいるふりをしていたんですけど、尾野真千子ちゃんがOKするってことはいい本なんだろうと思って。でも、いろんな意味で監督には引き出されました。だんだん監督の熱意や真面目っていうのが僕の中に浸透してきて、すごいなこの人って尊敬するようになって。みんなを巻き込んでいて、それこそ監督は“台風の目”でしたね。うまいですね、今のコメント(笑)。――うまいです(笑)完成したものを見たときも、新たな自分と出会えましたか?そうです。この映画は、「新しい地図」という新しい環境になって初めての(単独)主演の映画でしたし、無意識の中で頑張ろうという自分もあったせいか、空回りしたり力が入りすぎるところもあるのかなと思ったんですけど、うまく監督が僕をコントロールしてくれて。僕の役はクズだけど最後はほろっとさせるあたりとか、新たな僕の表情がスクリーンに出ていると思います。初めて市井監督の世界に触れて戸惑うこともあったんですけど、それも結果的にめちゃくちゃいい方向に転び、監督に感謝しています。――クズでありながら憎めない小鉄との共通点はありますか? また、ご自身のクズだなと思う点を教えてください。基本的にクズです。すぐ帰りたいと思っているし(笑)。家に愛犬のクルミちゃんがいるからすぐ帰りたくて、それを言うと最近ファンの子が怒るんですよね。「剛くん仕事中なのにクルミちゃんのことばっかり考えている」って。申し訳ないと思いますが、やるときはちゃんとやるんで! でもそこがまずクズですよね、早く帰るために真面目を演じているわけですよ。真面目に監督の意見を聞いてその通りにやると早く帰れるので。僕は1秒でも早く帰りたいから話を聞いているだけなので、クズですよね。根っからのやばいヤツというか(笑)――クルミちゃんと生活するようになって早く帰りたいと思うように?でも、その予兆は昔からあったと思います。だいたい冷房効いているところが嫌いで、冷房を消すんですけど、そうするとみんなまたつけるんです。うちの(香取)慎吾ちゃんとかすごい冷房好きで、俺が消してもすぐつける。でも僕もつけないと嫌なときもあって、つける瞬間を見られると「あいつ冷房嫌いなのに」って思われる。そう思われるのが嫌で、見られるとめちゃくちゃ帰りたくなるんです。こんなこと言いつつ仕事は好きなので、皆さんお仕事ください(笑)――市井監督に引き出された“真面目な自分”はいかがでしたか?お芝居などは答えがないものだなって再確認できました。監督と離れると真面目ではない元の自分に戻ってしまうんですけど、つかんだつもりなのに一晩寝たら消えてしまうっていうのが人間なんじゃないかなと。真面目な自分も抱きしめておこうぜって思うけど、忘れていなくなっちゃったらまた探せばいいじゃんって。だから、正解とか答えってなくていいんだと、監督に教わりました。その現場現場で対応していくのが大事なんだって。だからこれからも不真面目に生きていこうかなと思います(笑)――より柔軟になったということですね?そうですね、より柔軟に! 私、ユーチューバ―ですから!■プロフィール草なぎ剛(くさなぎ・つよし)1974年7月9日生まれ、埼玉県春日部市出身。91年にCDデビュー以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。主な出演映画は『黄泉がえり』(03)、『日本沈没』(06)、『あなたへ』(12)、『まく子』(19)など。『僕と彼女と彼女の生きる道』(04)、『任侠ヘルパー』(09)など数多くの話題のドラマや『バリーターク』(18)、『道』(18)などの舞台作品でも注目を集め、演技力にも定評がある。17年9月には稲垣吾郎、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げ、18年には自身が主演した『光へ、航る』を収めた映画『クソ野郎と美しき世界』が2週間の限定公開ながら28万人以上を動員する大ヒットを記録。YouTuberとしても活動している。
2019年09月07日元SMAPの草なぎ剛が6日、都内で行われた主演映画『台風家族』の初日舞台挨拶に、共演のMEGUMI、中村倫也、尾野真千子、甲田まひる、若葉竜也、長内映里香、榊原るみ、藤竜也、市井昌秀監督とともに登壇した。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した本作。草なぎは「いろいろなことがあって、公開にたどり着けることができるのは、みなさんの応援の声が大きく届いたおかげ。『初日公開おめでとう』という言葉がこんなにグッとくる日は初めてです」と心境を明かし、「この作品がみなさまのところに届けられるこの日を感謝しています」とあいさつした。市井監督も「公開を迎えられたこと本当にありがたく思っています。応援してくださったみなさんの声が後押しになって、こういった決断をしていただけたと思っています。本当にありがとうございます」と感謝。「スタッフ、キャストの力があって映画が完成したと思っていましたが、応援してくださるみなさんの力があって公開できたと思っています」と目を潤ませながら語った。監督の強い思いを聞き、草なぎは「本当に監督が台風の目になって僕らを引っ張ってくれて、最後は監督のためにこの役を演じようと思ったくらい。監督がうれしい顔をしているのを見ると僕らもすごくうれしいです」と優しい表情でコメント。そして、「ね! みんなよかったよね、できて。やったよね!」と突然、陽気なテンションに変えて笑いを誘った。また、草なぎは「倫也くん話してよ! 監督どうでした?」などと共演者に話を振り出し、中村は爆笑した後、「現場でも熱い思いを感じていました。多くの方に今日から見ていただけるというのは僕たちもうれしいですけど、何より監督良かったねっていう気持ちです」と心境を告白。そして、「今日は進行してくださる感じで?」と草なぎにツッコミを入れ、再び会場から笑いが起こった。本作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。
2019年09月06日映画『台風家族』(9月6日公開)で兄弟役で共演した草なぎ剛(45)と中村倫也(32)。昨夏の撮影時にはゆっくり話すことができなかったという2人が、本取材で1年ぶりに再会。初めてじっくり話してもらいました。草なぎ「お久しぶりです。元気?ドラマやってるから忙しいよね。CMのかわいい倫也くんも見てるよ。『孤狼の血』も見た」中村「(照れながら)ありがとうございます。僕、これまでけっこう草なぎさんの舞台見させていただいています。『屋上の狂人』(’06年)や『K2』(’10年)とか。ドラマや映画も。草なぎさんの、ある種の狂気を感じさせる演技が好きなんです」草なぎ「そういうこと言ってくれる人がいないからうれしすぎる。KAT-TUNの上田くんと出ていたドラマも見たよ」中村「『新宿セブン』(’17年)ですね」草なぎ「『あ、このコすごいな』って気になってたの。今回、共演して、やっぱり何か持ってるものがあるなって思った。今や飛ぶ鳥を落とす勢いの倫也くんの人気にあやかって、ファンのコに『草なぎさんもいいんじゃない』って思ってもらえたらしめたもん、って思うのよ(笑)」中村「僕は目の前で草なぎさんの振り切ったお芝居が見られて楽しかったです。僕が包丁を持って暴れるシーンは、カメラが回っていない外まで出ていって、みんなで『わー』とか『ギャー』とかやってましたよね(笑)」草なぎ「面白かったね。現場が暑かったんだよね。冷房も効かない場所で、朦朧としながらセリフを言ってて。みんな癖のある役だったから、変なテンションだったのがちょうどよかった」中村「楽しいひと夏でしたね」
2019年09月06日映画『台風家族』(9月6日公開)で兄弟役で共演した草なぎ剛(45)と中村倫也(32)。昨夏の撮影時にはゆっくり話すことができなかったという2人が、本取材で1年ぶりに再会。初めてじっくり話したら、この展開に……!草なぎ「(『台風家族』の)現場が暑かったんだよね。冷房も効かない場所で、朦朧としながらセリフを言ってて。みんな癖のある役だったから、変なテンションだったのがちょうどよかった」中村「楽しいひと夏でしたね」草なぎ「倫也くん、動物好きなんだね。どんな動物がすきなの?」中村「最近は巡り巡って昆虫の進化論をずっと調べています。昨日もエレベーターを待っていたら上からクモが落ちてきたからしゃがんでずっと見てました」草なぎ「やるねえ(笑)。僕は犬を飼ってるんだけど、ツンデレで。家に帰っても全然出迎えてくれないの。憧れだったのに」中村「ドアを開けた瞬間においしいもので釣るのがいいと思いますね。好物は何ですか?」草なぎ「肉かな。鹿とか馬の、ドライなやつをあげてる。いまあきらめてるから、やってみよう。倫也くんは何も飼ってないの?」中村「ハムスター2匹と古代魚のポリプテルスがいます。恐竜みたいな顔をしてる魚です」草なぎ「ええ〜」中村「ハムスターは小学校低学年から、ずっと飼っていて、通算30匹は飼ってるので、いない生活は考えられない。でも、飼いたい動物がたくさんいます」草なぎ「どんな動物?」中村「マメルリハっていう鳥とか、猫はベンガルかノルウェージャンフォレストキャット……」草なぎ「本当に好きなんだね〜」取材は初めから仲よしムード。「倫也くんのファンに怒られちゃうかな〜」と笑いながらもハグをする草なぎにつられて、中村もなぜか“前ならえ”ポーズ(!?)をとってくれた。
2019年09月06日“いい人”キャラの草なぎ剛が、金に汚く、娘から「自立しろよ」とまで言われしまうクズでゲスな中年男を振り切った演技で体現した『台風家族』(9月6日公開)。本作は『箱入り息子の恋』(13)の市井昌秀監督が12年間温めてきた念願の企画を映画化だが、主人公のキャラは半ば草なぎをイメージしたものだというから驚く。映画は両親が銀行強盗で強奪した2000万円とともに失踪してから10年後、時効の成立とともに久しぶり実家に集まった4兄弟が遺産分与をめぐって醜い争いをする姿をシニカルに描いたもの。そこではキャスト陣の剥き出しの感情がぶつかり合うが、市井監督は兄弟の中でも最もゲスでクズとして描かれる主人公の長男・小鉄役には最初から草なぎ剛を想定していたという。果たしてその真意と、キャスティングされた草なぎがもたらした功績とは!?――『台風家族』は市井監督が12年間温めていたオリジナル脚本の映画化なんですね。そうなんです。アイデアのもとになったのは幼いころの出来事です。大型の台風が来て街中が停電になったことがあったんですけど、夜中、台風が去った後、家族で外に出てすごくはしゃいだ記憶が鮮明に残っていたので、台風と家族をつないだ映画を撮れないかなと思ったのが最初で。数年前からオリジナル脚本の映画を撮りたいと思い始めたときに、それをもう一度持ち出してきたというわけです。でも、実はこの映画の撮影に入る前は、もともとのものをベースにしながら脚本を書くために、昼はポスティングの仕事、夜は執筆という日々を送っていました。そんな経緯があったので、去年、撮影で現場にいたときはたまらなくうれしくて、とても幸せでしたね。――本作で醜い遺産相続争いを繰り広げる鈴木家の4兄弟は、特に本当の兄弟に見えることを念頭にキャスティングされたそうですが、その長男・小鉄役に草なぎ剛さんを起用されたポイントは何だったのでしょう?草なぎさんの少し無骨な役やものすごくいい人の役は見たことがあるけれど、人間臭い平凡なズルさや醜さを持ったそのへんにいそうな人間の役は見たことがないなと思って。しょうもないことを大人になったいまも根に持っている、小ズルい小鉄を草なぎさんが演じてくれたら面白いだろうなと考えたんです。――草なぎさんの中にもそういう部分があるのではないか? と思われたわけですね。というより、そういう草なぎさんを僕が見たいという期待の方が大きかったです。これまでの彼は役柄的にもスター性の強いものが多かったと思うんですけど、草なぎさんがしょうもないことにこだわって、小っちゃいことを執念深くやるところに面白みが出るような気がしたんです。それこそ、劇中で小鉄は三男の千尋(中村倫也)のことを「このクソボケフニャチンカス野郎!」ってバカにしますけど、あの最低なセリフも草なぎさんが言ったら面白いだろうな~と思いながら書いたところがあるんですよね(笑)。――それにしても、ここまで草なぎさんが振り切って、クズになりきっているとは思いませんでした(笑)。頑張らない努力をしていただいたような気がします。演じるときにはどうしても力が入ってしまう。でも、僕は草なぎさんの小鉄を見たかったし、すべてのキャストに求めたことですけど、わざとコミカルな演技をするのではなく、あくまでもそこに実際にいる人間でいてもらいたかったんです。そうすると頑張らなくていいのかなという思考になるし、その人自身が滲み出る。みなさんけっこう悩まれたと思いますが、ご自身に近い生身の人間で現場にいてくれたと思います。――草なぎさんが小鉄になったと思われた瞬間はいつですか?10年前の回想シーンからクランクインしたんですけど、実際には10年ぶりに訪れた実家の中に入ってからですね。部屋に入ってきた途端に、壊れて動かない扇風機をバーンと叩き、すぐに物置の方へ行くくだり。あの衝動的で短気な言動を見せた草なぎさんを見たときに、ああ、これが小鉄なんだ! って思いましたから。――草なぎさんが演じたことでよくなったところや、監督が想像していた以上のものが出てきて驚かれたようなことは?暴れるときの迫力はとんでもなかったですね。例えばタンスの引き出しをバーンって出して、中の物を投げ散らかしながら暴れるシーンを長回しで撮ったときも、テストを入れると7テイクぐらいやってもらったんです。でも、草なぎさんはそのすべてのテイクを熱量を変えずにやってくれたので、草なぎさんだからこその迫力のある小鉄になった。しかも、その要所要所に弱さが垣間見えたのがよかったんですよね。――弱さですか?小鉄ってどこか中二的なところがあって、派手に暴れれば暴れるほど弱さが見えるタイプの人間だと思うんです。草なぎさんがそこをどこまで考えてやったのかは分からないけれど、仕上がったものを見ると、ただ暴れているのではなく、弱さを隠すために暴れている感じもしっかり醸し出されていて。そんなところまで、すごく繊細に演じていただいたなと思っています。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月06日雰囲気づくりの達人。その場にいる誰もが気持ちよく仕事ができるように、友達のような気さくさで接し、空気を和ませる。ノーガードの佇まいで、草なぎ剛はこちらの余計な緊張をスッと解いてくれる。ついに公開される主演作『台風家族』で演じている鈴木小鉄とは正反対の、明るい表情だ。9月6日(金)から3週間の限定公開の実現について、「皆さんの応援の声が届いたおかげです。本当にありがたいと思っています」と言う。「新しい地図を広げて、慎吾ちゃんと吾郎さんも主演映画が今年公開されて。僕もそこに加われば、全部ラインナップが揃うという気持ちもあったので、うれしい。待ってくれている方々に早く観てもらいたいです」。あえて役づくりをしない、その理由草なぎさんが演じる小鉄は4きょうだいの長男。年老いた両親が銀行から2000万円を強盗、行方をくらましたまま時効を迎えたことから、子どもたちが10年ぶりに実家に集まり、形ばかりの葬儀と遺産相続の話し合いをするのだが、それぞれの思惑をぶつけ合ううちに、次々と意外な事実が浮かび上がってくる。今回の役にどう臨んだか問うと「もうノープランですね、この場合は」と言う。「それが面白いというか。今回はオリジナル脚本だったので、別に準備せず、自分の中に余白がある方が、監督の言っていることを受け入れられるんじゃないかと思って、本当に何も考えずにやらせてもらいました」。丸腰で戦いに挑むようなその状況は、逆に怖くないだろうか。「いや、怖いですよ。けど、何も準備するものがないからしょうがない(笑)。だからもう早く寝るだけ。とりあえず睡眠を取っておけばどうにかなる。睡眠が僕の一番の役づくりなんですよ」と言う。「自律神経が整ってないと活舌も悪くなるし、ちょっとしたことや音が気になったりする。だから僕はいつも10時に寝ようと思ってます。普段も。撮影が遅くなるときもあるんだけど。早く寝て、早く起きれるように。それが一番の役づくり」と言うと、わざと得意そうな表情を作ってみせて「真面目なんですよ、そういうところ。考えているわけですよ。8時とかに寝ますから、撮影に入ると」と冗談めかす。言うのは簡単だが、徹底させるのは難しい。「そう。でも夜中までいろいろ資料とか読んで考えてると、逆に翌日、眠くなっちゃう。それよりパッと寝て、クリアの状態で起きて、現場入ってその空気吸った方がいい。自分で決めつけていくと、監督に何か言われても変えるのが難しくなる。たぶん演技って、何も考えなくてもいいんですよ。こだわりを持っていると、むしろ僕はできなくなっちゃうんです。現場に行けば監督いるし、共演者もいる。セットや小道具があって、『こういう世界観だな』と思ってやるのが好きです」。アイデアやアドリブも「回っているときに生まれる」。そして「役者じゃないんで、もともと」と語る。「いろんなことをやってきました。コンサートもそうだし、ステージに立つこと、歌うことも、バラエティーもそうだし。役者1本で、子役からやってきているのであれば、ちゃんと作るようなお芝居になるかもしれないけど、そういう環境で育ってきてないので。それこそ『ユーたち、やっちゃいなよ』とステージに上げられる環境で育ってきて、そっちが当たり前なんです」。瞬間瞬間に反応、反射していくことで「予想だにしなかった自分に会えたり、本番中、相手に対してこんな感情を持っているんだという発見ある。もちろんリスクはありますよ。自分の中から出なければ、つまんないものになっちゃう。すごいリスクはあるけど、僕はその方が好きです」。歳を重ねたからこそ受け入れられたもの草なぎさんが現場で作り上げていった小鉄からは、子どもの気持ちと親の気持ち、両方が伝わってくる。親のようになりたくないと思いながらも似てしまうその有様がリアルだ。「若いときは自分の親に似てるのがすごく嫌だった。思春期過ぎて20代、中年になる前です。体の成長もいったん終わって、二十歳から人間って老いていくと言いますよね。でも、25って気持ちはまだ若い。そのとき親に似るのが嫌だった記憶があって。家族って血が濃いから、どうしたって顔も似ていくし、同じ遺伝子だから逃れられない運命なんだけど、そこから逃げたい感覚があって。でも、だんだん年とともに、それが『いいな』と感じてくる。でも、やっぱりちょっと照れくさい(笑)」。「恥ずかしさ混じりのむずがゆさの比重がどんどん変わって、“嫌”と“いいな”がひっくり返っていく。それが家族なのかなと思う。ちょっと年を取ってから許し合え、認めてくるのかな。不思議ですね、家族って。タイミングは皆さん違うと思うんだけど。小鉄も父親に似てると自分で分かってるんけど、それを絶対認めたくない。でも、血は争えないということは『台風家族』を見ても思う。だから僕はラストがすごい好き。あそこを見てほしいな」。小鉄は若い頃、夢を追いかけるために家業を継がず、家を飛び出す。その後の挫折を揶揄する弟妹に「俺はまだ夢の途中だ!」と叫ぶ場面がある。10代から活躍してきた草なぎさん自身、いまは夢の途中なのか、それとも夢はもう叶ったのだろうか。「こういう世界に入って、人前で歌ったりお芝居したりということをやりたかったので、その意味では叶っていると思うんです。だけど、その夢をどういう形に、もっともっとより良くつくり上げていくのかという意味では、やっぱり夢の途中っていうことかな」芝居の技術より大切なこと「常に自分と向き合う」小鉄と草なぎさんの一番の違いは機嫌だ。もちろん誰だって、内輪に見せる顔と他人に見せる顔は違う。それにしても草なぎさんはいつも笑顔で上機嫌。仕事柄、ストレスを感じるのは人一倍のはずなのに。本人は「ちょっとおかしい子なんじゃないですか?」と笑い出す。それはないでしょう、と言っても、「いやいや、そうかもしれないじゃない、マジで(笑)。それ一つあると思う。真面目にならないっていうか。たぶん、ネジがちょっと外れてるところあると思う(笑)」。ストレス発散は「そうだな、おいしいものを食べますね、まずね。で、お風呂に入ったり、汗をかいたり。ごく普通のことを意識してるかな」という答え。「どこか痛めたり、病気になると負担になってくる。だから、健康状態を気にしてることかな。まず健康でいること。例えば、スーパープロフェッショナルでどんな芝居もできる人がいたとしても、不健康だったら駄目じゃないですか。極端な話、芝居が下手でも、元気のある人が出られる。技術うんぬんじゃなくて、やっぱり健康だよね、この世界。だって、うまい人なんていくらでもいるんだから」と言う草なぎさん。「そこでうまいのを選ぶより健康を選ぶよね」と断言する。「心を蝕まれちゃうような役、そこまで追い込む役もあると思う。でも、やっぱり心も健康じゃないと次に進めないと思うんですよね」。深刻ぶらずに自分を笑い飛ばしながら、でも、とても自分を大切にしている。そしてそれは、現場で常にベストな状態の自分でいるため。しなやかなストイシズムは自然体という形に行き着く。ではいまは心も体も健やか?「そうですね。健康だし、心がけているところはある。常に、どうしたら健康な体と心でいられるのかなって。やっぱりそれは自分と向き合っているのかもしれません」。(text:Yuki Tominaga/photo:You Ishii)■関連作品:台風家族 2019年9月6日より3週間限定公開©2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月06日草なぎ剛(45)が9月4日、大阪市内で主演映画「台風家族」の舞台あいさつに登壇した。同日にはジャニー喜多川さん(享年87)のお別れの会が都内で開かれていたなか、草なぎはジャニーさんへの思いを吐露。ネットで大きな反響を呼んでいる。ジャニーさんが亡くなった今年7月、草なぎは香取慎吾(42)や稲垣吾郎(45)と連名で「どんな時でも背中を押してくれたジャニーさん、ありがとうございました。心からご冥福をお祈りします」と追悼コメントを発表していた。香取は7月に東京五輪の関連イベントに出演した際、ジャニーさんについて「SMAPを生んでくれた方……。自分のアイドルとしての生き方をたくさん教えていただき、感謝しています」とコメント。8月には稲垣も自身の主演舞台にちなんで「今日の初日を、ジャニーさんもきっと観てくれて見守ってくれるんじゃないかな」と思いを馳せていた。各メディアによると4日、草なぎは「たくさんのことを学んだ」とコメント。「感謝の気持ちを忘れず、これからもジャニーさんからの教えを胸に抱いてエンターテインメントの世界を歩んでいきたいと思います」と思いを告白。続けて「この映画もめちゃくちゃエンターテインメントになっています。ダンスを踊るシーンがあるんですけど……」と目に涙をためながらも、「“YOU、やっちゃいなよ”精神で、その場で考えて踊ってます」と笑顔で明かしたという。『Oggi』17年12月号に掲載された連載「絶対的好感論」の最終回でも、「僕をここまで育ててくれた事務所や、ジャニー(喜多川)さんにはすごく感謝しているんだ」と明かしていた草なぎ。涙を堪えながら感謝の気持ちを明かした姿に、ネットではエールが上がっている。《いつも明るく、おどけた表情で話してるけど、心の中はいろんな思いがいっぱいいっぱい詰まっているんだと思います。それが今日はこぼれ出てしまったんですね》《舞台挨拶の任務を全うすることで、草なぎさんはジャニーさんへの気持ちを示したということ。思いは故人に伝わっただろう》《いろんな想いを抱いていることと思いますが、初心を忘れずに邁進されていることが伝わります。これからも、いいお芝居をたくさん観せて頂きたいです》91年にCDデビューしたSMAP。16年末に惜しまれつつ解散し、3人は17年6月にジャニーズ退所を発表。当時、ジャニーさんは異例の形で3人を送り出していた。「ジャニーさんは、最後まで3人のことを応援していました。そしてSMAPについて『(S)すばらしい、(M)MEMORIES、(A)ありがとう、(P)POWER』と表現したのです。この言葉に、3人はいたく感動していたといいます。草なぎさんが言葉を詰まらせたのも、それだけジャニーさんへの感謝の思いが強かったのでしょう」ジャニーさんから贈られたものは、それぞれの胸に刻まれているようだ。
2019年09月05日映画、ドラマ、舞台など幅広いフィールドで活躍し、“いい人”キャラで知られる草なぎ剛が、市井昌秀監督(『箱入り息子の恋』『ハルチカ』)のオリジナル脚本を映画化する『台風家族』(9月6日公開)でなんと最低最悪のクズ男を怪演! 生々しい表情と汚い言動で強欲ぶりを爆発させる彼にいったい何が!?映画は銀行強盗で強奪した2000万円とともに姿を消した両親の“見せかけ”の葬儀に、兄弟とその家族が集まるところから始まるが……そんな本作で草なぎが演じたのは、どんな手を使っても遺産をぶん取ってやろうと考えている4人兄弟の長男・小鉄。娘からも「自立しろ」と言われるクズ野郎を剥き出しの生々しい芝居で体現したが、その姿はこれまでになく圧倒的で人間らしい。新たな魅力を開花させた草なぎの熱い想いを、昨年7月、猛暑の栃木県で行われた撮影現場の本人の言葉で伝えたい。――『台風家族』はかなり衝撃的な映画ですが、草なぎさんはこの作品のどんなところに魅力を感じましたか?この映画は市井昌秀監督のオリジナル脚本を映画化するものなんですけど、もしかしたら主演映画で自分よりも年下の監督とご一緒するのは初めてかもしれなくて。自分もそういう年齢になったんだなと思ったりもしたし、長男の役で遺産相続の話なんですけど、作品に対する監督と情熱とパワーを現場でもひしひしと感じるので、僕にとってもメモリアルな、特別な作品になると思います。――草なぎさんが演じられた鈴木小鉄はどんな仕事をしても長続きしない、お金に異常なほどの執着を見せる中年男です。小鉄は44歳なので僕と同い年です。彼の振る舞いは観る人によってはコミカルに映るかもしれないけれど、別にふざけているわけではなくて、ただ必死に生きているだけなんですよね。監督のテーマも、僕たちキャストがそれぞれのキャラクターを演じるのではなく、実際にそこにいる人たちのように見えること。家族や兄弟の絆のドラマがそれによってリアルに描き出せればこれは本当にいい映画になると思うんですけど、演じる方は必死だし、けっこう悩んでいます。でも、どうすればいいんだろう? って考えるのは、新しい課題を与えられたようで楽しいですよ。小鉄は遺産をほかの兄弟からぶん取ってやろう! と思っている男だからめちゃくちゃ汚い(笑)。でも、めちゃくちゃ人間臭かったりもするし、より素の僕が見られると思います。――市井監督からは現場でどんな指示、要求がありました?監督から「芝居で小鉄に寄せるのではなく、草なぎくんの小鉄を見たい」って言われたんです。それは僕だけではなく、小鉄の奥さんを演じた(尾野)真千子ちゃんや三男の千尋を演じた(中村)倫也くんに対しても同じで。それこそ、普通の芝居はここは少し怒った感じで言おう、ここは悲しい感じを出してみようって考えながら作っていくものかもしれないけれど、市井監督はそれを嫌う人で。こう言おうと思って言ったりすると、それを見逃さないんです。でも、芝居をしないで自然にそこにいることは、自分の演技の次の段階のテーマが含まれていると思っていた節もあって。なので、いいタイミングで市井監督と出会えたと思っているし、今回の現場では極力考えずに怒ったり、笑ったりするようにしているんです。でも、そうすると自分でしかなくて。逆に回り回って僕自身でいいんだなと思うことができたので、けっこう自分が出ていると思いますね。――小鉄に素の草なぎさんが滲み出てくるわけですね。監督が言っていたことなんですけど、お客さんの目も肥えてきているし、2時間弱の映画を形式ばった芝居で作ってもつまらないものにしかならない。特にこの作品の場合は倫也くんなら倫也くん、(長女の麗奈を演じた)MEGUMIさんだったらMEGUMIさんのパーソナルな部分が見えないと薄っぺらいものになっちゃうと思うので、恥ずかしながら、僕も自分が出てるんじゃないかな(笑)。特にあの鈴木家の居間のシーンは、7月半ばの酷暑の中、クーラーを切って蒸し風呂状態の中で延々と撮ったからキツい作業だったけれど、汗もリアルにかいているし、全員の素が出ているから、面白いものになっているような気がする。――兄弟感も出てきていますか?撮影も5日目ぐらいだから、兄弟感もだんだん出てきましたね。それに、僕は自宅に犬がいるから毎日帰らないといけないんだけど、みんなはずっと泊まって合宿状態なので、本当の家族みたいになっていて。逆に小鉄はほかの兄弟とベタベタしない役だったから、帰宅することで距離感ができたのはよかったなと思う。ひとりになって、遺産をどうやってぶん取ってやろうか? みたいなことを考える時間もけっこう楽しいですしね(笑)。――尾野さん、中村さん、MEGUMIさんとのお芝居はいかがですか?真千子ちゃんとは『クソ野郎と美しき世界』の撮影で沖縄に行ったときに意気投合したし、MEGUMIさんとも昔共演したことがあったからすぐに打ち解けて。監督の指示に瞬時に反応できる倫也くんの泣きの芝居も最高で、みんなすごく仲がよかったから、楽しいし、それぞれにいまの自分を出している感じも伝わってきました。市井監督の脚本がいいからなんでしょうね。本当の兄弟っぽかったんですよ。でも、みんなやっぱり必死で、MEGUMIさんが緊張しているのが分かったときには僕も緊張しましたね。――兄弟間の生々しいバトルも繰り広げられますが……。兄弟が罵倒し合うシーンは本当に壮絶ですけど、市井監督はけっこう長回しで撮影されるので、それでドキドキ感がさらに加わりました。それこそ、僕の顔の前で2分半ぐらいカメラを回し続けたときはどんな表情していいのか分からなくなって、けっこう迷ったりしたんですけど、そうなってくると、本当に演技をするのをやめようと思ったりして。そんな感じで、市井監督は追い詰めてくるし、監督の術中に完全にハマっています(笑)。――確かな手応えを感じているようですね。そうですね。最初に読んだときも素晴らしい脚本だと思ったけれど、実際に演じてみるとバカげているなと思ったセリフも実に愛着のあるものに感じられて。市井監督は、昔、演じられていた経験があるので、演じ手のこともよく考えてくれているし、噛みしめてやってみると読んだときよりも面白くなることが多いんです。真面目に演じれば演じるほど、人間らしさが出るのも僕はすごくいいと思っているし、これは、もしかしたら、もしかする作品になるかもしれません。■プロフィール草なぎ剛(くさなぎ・つよし)1974年7月9日生まれ、埼玉県春日部市出身。91年にCDデビュー以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。主な出演映画は『黄泉がえり』(03)、『日本沈没』(06)、『あなたへ』(12)、『まく子』(19)など。『僕と彼女と彼女の生きる道』(04)、『任侠ヘルパー』(09)など数多くの話題のドラマや『バリーターク』(18)、『道』(18)などの舞台作品でも注目を集め、演技力にも定評がある。17年9月には稲垣吾郎、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げ、18年には自身が主演した『光へ、航る』を収めたオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』が2週間の限定公開ながら28万人以上を動員する大ヒットを記録した。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月05日稲垣吾郎主演舞台『君の輝く夜に ~FREE TIME,SHOW TIME~』が8月30日に東京・日本青年館ホールで開幕した。今作は2012年、2014年、2016年と上演された稲垣主演の舞台『恋と音楽』シリーズのクリエイター陣が再びタッグを組んだもの。作・演出に鈴木聡、音楽は鬼才のジャズピアニスト・作曲家の佐山雅弘が担当。2018年夏に京都で上演されて好評を博した作品が、さらにパワーアップを遂げていよいよ東京にお目見えとなった。昨年と同じく、主演の稲垣吾郎を、共演の安寿ミラ、北村岳子、中島亜梨沙という3人の実力派女優が囲む布陣。2部構成の音楽劇の合間にショウタイムが入り、音楽は舞台上での生演奏。ショウアップされたエンタテインメント作品となっている。初演から1年近く時間が空いての再演となったが、初日公演前の囲み取材では「去年京都で1カ月公演をしているので、スタート地点が違う。より良い、さらに磨きのかかったものになっていると思います」と稲垣。安寿も「1年経って寝かせたというか、熟成した4人のチームワークはバッチリなので、いい初日を迎えられると信じております」とコメント。中島も「京都の時よりもさらに人の関係がパワーアップしているので、楽しみにしてください」と語れば、「練りこんで寝かせて、良いものをお見せできるように頑張りたいと思います」と北村も自信を覗かせる。また、新しい地図のふたり、香取慎吾と草なぎ剛も観にくるのかと問われ、「多分……そうですね、もちろん来てくれると思います」と稲垣が一瞬照れる様子も。昨年の京都公演にはふたりが訪れていたらしいが、どうやらふたりに今作を観られるのは緊張するようで、「歌とか踊りって、ずっとグループでやってきたものだから。お芝居は昔からひとりでやらせてもらってきたけど、歌と踊りをふたりに見られるのはなんとも言えない小っ恥ずかしさがあり。でもピリッと引き締まります。恥のないようにやりたいと思いますし、逆に頑張れるかなと」と、長く活動を共にしてきたメンバーならではの思いを語った。音楽劇の舞台は、国道沿いにある海の見えるダイナー兼ホテル。稲垣演じる男性客が店を訪れ、店の女主人や逗留客の若い美女、ふらりと店を訪れた謎の女社長らと、夏の終りのひとときを過ごすこととなる。男性客・ジョージにはこの店を訪れた理由があり、それは「10年前に別れた恋人とここで再会の約束をしている」というもの。また、女性たちもそれぞれ過去や事情を抱え、ジョージは再会の時を待ち焦がれながら、彼女らと会話を交わしていく……という物語だ。少しチャラいけれどもナイーブさを抱えたジョージには、まさに稲垣のキャラクターがぴったり。また、コメディエンヌぶりをいかんなく発揮している北村、凛とした佇まいで“大人の女性”の存在感を見せつける安寿、弾けるような天真爛漫さが魅力の中島と、女性陣のキャラクターがまさに三者三様。ジョージが抱えた“大人の恋”の顛末を、歌い踊りながら彩っていく。1幕と2幕の間に入るショウタイムも、見どころがたっぷりだ。全員がデザイン違いの白い燕尾服に身を包み、『ニューヨークニューヨーク』や『マック・ザ・ナイフ』など誰もが知るスタンダード・ナンバーを歌い踊っていく。ときに芝居仕立てでコミカルに、ときにしっとりと繰り広げるナンバーはなんとノンストップで14曲!今回のショウタイムは京都公演から時間が10分拡大されたとのことで、よりパワーアップした構成に。それぞれ活動してきたフィールドは少しずつ違うものの、“歌とダンス”という共通の分野で活躍を続けてきた4人だけに、そのクオリティは折り紙付き。特に稲垣と北村のタップダンスや、『イパネマの娘』や『スマイル』などをソロで歌い上げるなど、稲垣ファンにはたまらないシーンが満載だ。実は今作の音楽監督である佐山が昨年11月に64歳の若さで逝去。今回の公演は彼への追悼の意が込められているが、会見で稲垣が「暗い雰囲気は佐山さん自身が好きではないと思う。今日の初日、本番も一番の特等席で観劇して欲しい」と語ったように、出演者全員の想いが伝わってくるようなパワフルな舞台となっている。夏の終わりにぴったりの贅沢なエンタテインメント作品、ぜひたっぷりと楽しもう。同会場にて9月23日(月)まで上演される。取材・文:川口有紀
2019年09月03日元SMAPの草なぎ剛が主演を務める映画『台風家族』(9月6日公開)の初お披露目イベントが31日、都内で行われ、草なぎ、MEGUMI、甲田まひる、市井昌秀監督が登壇した。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した本作。草なぎは「ようやく公開にたどり着けることができました。みなさんの応援のおかげだと思います。本当に感謝しています」と感謝し、「普通に映画が公開するのが当たり前だと思っていたんですけど、自分がこういうことになって、何事もなく公開できる映画って幸せなんだなと思っています」と感慨深げに語った。同作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。草なぎは、昨夏猛暑の中で行われた撮影を振り返って「本当に熱くて…。『あの撮影は暑かったんですよ』っていうのはよくあるので、あんまり言いたくなかったんですけど、本当に暑かったのでどうしても言ってしまう。言いたくないんですよ。でも本当に暑かったんです。熱中症にならなかったのが奇跡だっていうくらい」と吐露。「言いたくない」と言いながら「暑かった」と何度も繰り返して笑いを誘い、「でもその暑さが僕たちのチームワークを作ってくれたのかなと思います」と話した。甲田も「暑かったです。言いたくないけど」と打ち明け、MEGUMIも「私も言いたくないんですけど暑かった」と告白し、会場からは笑いが。市井監督は「汗も本物。狙いです」と説明した。MEGUMIは、役の細かい設定が書かれた資料をもらったことを明かし、そこに草なぎ演じるクズな長男・小鉄について「麗奈が12歳のときに、麗奈が履いていた下着を売った」と書いてあったと告白。その裏設定を読んで、小鉄をクズだと思えたという。この裏設定について、草なぎは「初めて聞いた。僕のやつには書かれてなかった」と知らなかった様子。だが、監督が草なぎの資料にも書いてあったと言うと、草なぎは「読んでないのがバレた。でも大丈夫です。問題ナッシングです」と笑いながら話した。
2019年08月31日元SMAPの草なぎ剛が31日、都内で行われた主演映画『台風家族』(9月6日公開)の初お披露目イベントに、共演のMEGUMI、甲田まひる、市井昌秀監督とともに登壇した。主要キャストの新井浩文被告が2月に逮捕・起訴されたことを受け、公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、9月6日から26日までの3週間限定で公開されることが決定。上映を望む声が多く寄せられ、公開決定に至った。草なぎは「紆余曲折あって延期になり、ようやく公開にたどり着けることができました。みなさんの応援のおかげだと思います。本当に感謝しています」と感謝の思いを伝え、「普通に映画が公開するのが当たり前だと思っていたんですけど、自分がこういうことになって、何事もなく公開できる映画って幸せなんだなと思っています」としみじみ。「少しでもみなさんに何か伝わればいいかなと思っています。いろんなデリケートな問題があると思いますが、去年の夏に僕たちがかけた情熱は、みなさんの心に触れるものがあると思うので、楽しんでご覧ください」とメッセージを送った。最後のあいさつでも「公開できることにすごく幸せを感じています。一番お蔵入りになることが悲しいことだったので」と公開を迎えられる喜びを語り、「本当にみなさんの応援のおかげで公開にたどり着けた。本当に感謝しています」と感謝。「とても面白い映画で、声を出して笑うところもたくさんある。大声で笑っていただきたい。最後に温かい感情が押し寄せてくると思うので、温かいものを持って帰ってほしいです」とアピールした。同作は、市井監督が構想から12年間あたためてきた“両親への想い”を形にしたオリジナルストーリー。銀行強盗を企て2000万円の大金と共に忽然と姿を消してしまった両親の“なんちゃって”葬儀を行うために、10年ぶりに集まったきょうだい達の、愛おしくも、めまぐるしい夏の一日の物語を描く。主人公で鈴木家の長男を草なぎ、次男役を新井、長女役をMEGUMI、三男役を中村倫也、草なぎ演じる長男の妻役を尾野真千子、娘役を甲田が演じた。
2019年08月31日俳優の稲垣吾郎が30日、東京・日本青年館ホールにて、同日開幕する主演ミュージカル『君の輝く夜に~FREE TIME, SHOW TIME~』の囲み取材に、共演の安寿ミラ、北村岳子、中島亜梨沙とともに出席。今年7月に亡くなったジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川さんについて「今日の初日もきっと、ジャニーさんも観てくれて、見守ってくれているんじゃないかなと思っています」と話した。同作は、2012年、2014年、2016年と3度にわたり上演された稲垣主演「恋と音楽」シリーズのクリエイター陣が集結し、再び稲垣とタッグを組んだ舞台。昨夏に京都で上演され、このたびパワーアップして東京にて上演される。作・演出は、数々のオリジナルミュージカルを手掛ける鈴木聡氏、音楽は、昨年11月に亡くなったジャズピアニスト・作曲家の佐山雅弘さんが手掛けた。稲垣は「去年より磨きのかかった内容になっています」と言い、スタッフ・キャストとのチームワークも「バッチリ」と手応え。昨年亡くなった佐山さんについて「稽古場でもずっと近くに感じながらやっていましたし、今日の初日も一番の特等席で観劇してもらいたい」と話した。また、ジャニーさんのお別れ会について聞かれると「これ聞かれるの4回目」と苦笑しつつ、「行けないのは残念ですが、この気持ちはずっと永遠に持ってます」とコメント。「今日の初日もきっと、ジャニーさんも佐山さんと一緒に観てくれて見守ってくれているんじゃないかなと思います」と話し、「『Show must go on』の方なので、そういうことよりも自分のショーを大切にして、お客さまに喜んでもられるステージをやれって言ってくれていると思うので、今日も頑張りたいです」とジャニーさんの精神を受け継ぐ。ともに「新しい地図」を立ち上げた草なぎ剛と香取慎吾の観劇予定を聞かれると「たぶん。もちろん来てくれると思います」と笑いながら返答。2人は昨年の京都の舞台も観劇しているが、「なんともいえない感じで、緊張するんですよね。特に歌とか踊りはずっとグループでやっているものだから、それを見られるのはなんともいえないこっぱずかしさが。でもピリッと引き締まりますし、逆に頑張れる」と打ち明け、「カーテンコールとかでスタンディングオベーションをお客様と一緒にしてくれているのをステージの上から見るのは不思議ですね。同じステージで同じ時間を過ごしているので」としみじみと語った。『君の輝く夜に~FREE TIME, SHOW TIME~』は8月30日~9月23日、東京・日本青年館ホール)にて上演。
2019年08月30日稲垣吾郎(45)と香取慎吾(42)がクエンティン・タランティーノ監督(56)と対談をしたと8月28日に発表された。映画界の巨匠と2人の共演にネットは湧いている。各メディアによると対談の様子は9月に放送される「7.2 新しい別の窓」(AbemaTV)内の「インテリゴロウ」で公開される。稲垣は「本当に夢のような時間でした」と感激の様子で、さらに「タランティーノ監督は初めてお会いした時の印象と同じく、長く多くを語ってくれる方なので、撮影秘話を聞けて楽しかったです」とコメントしているという。27日、Twitterで《ただいま、ななにーロケでタランティーノ監督と対談中。タランティーノ監督に聞きたいことを募集します!》と投稿した稲垣。ツイートには《タランティーノ監督といえば日本のアニメにも精通していますが、最近のお気に入りの作品はありますか?》《もし吾郎さんで映画を作るとしたら、どういう役にしますか?》といった質問が上がった。さらに草なぎ剛(45)からも《新作映画の見所は?》とのリプライが。稲垣と草なぎの投稿は、どちらも2.1万回以上の“いいね”を記録している。タランティーノ監督は94年の映画「パルプ・フィクション」でカンヌ国際映画祭・パルムドールやアカデミー賞・脚本賞を受賞している。さらに30日からはレオナルド・ディカプリオ(44)とブラッド・ピット(55)が初共演することで注目を集めている最新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が公開される。今回の対談は、香取とタランティーノ監督が三池崇史(59)監督映画「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(07年)で共演し、「シンゴ」「タラちゃん」と呼び合う仲となったために実現した。またタランティーノ監督も、09年11月、「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)の「ビストロSMAP」にピットとともに登場したことが。提供される料理のクオリティに感激していたことから、“胃袋を掴んだ”のも対談につながったのかもしれない。Twitterでは、今回の対談を喜ぶ声が上がっている。《大好きなインテリゴロウのコーナーにタランティーノ監督が出演して下さるなんて凄すぎる ななにーが益々楽しみになりました》《タランティーノ監督!ななにー へようこそ!ネット番組なのに出演してくださるってすごいことだ思うの… 縁って強いね》《旦那に自慢しないとー!!吾郎さんがねー!タランティーノ監督とねー!》タランティーノ監督が、『新しい地図』の3人を撮る日は来るのか!?
2019年08月28日俳優でYouTuberとしても活躍する草なぎ剛が27日、都内で行われた「U-FES.TOUR 2019 Kids」東京公演にスペシャルゲストとしてサプライズ登場した。“神様”に扮した草なぎは、人気クリエイターのHIKAKINとSEIKINらと共演を果たし、会場を大いに盛り上げた。同イベントは、日本最大級の動画クリエイターの祭典。今年6月から2020年3月まで、「Music・Games・Girls・Kids・Variety」の5つのジャンルのイベントが10都市20公演開催される。「小学生未満向け」「小学生向け」の2部構成で行われたイベントには、HIMAWARIちゃんねる、おるたなChannel、太陽チャンネル、Hane & Mari’s World Japan Kids TV、Leoichannelれおいちゃんねる、ファーストキッズTV ・ First Kids TV(・はハート)、ボンボンTV、ガチャピン・ムック、こうじょうちょー、Kazu、まえちゃんねる、みにきゅーとくら部、1D&ゆーぽん、ひまひまチャンネルが登場し、子どもたちを中心に大きな声援が飛び交った。草なぎは、2部のリアル脱出ゲームステージでドラキュラに扮したHIKAKINとSEIKINを倒す“神”として登場。このときばかりは、子どもたちと同じくらいの大人の声援が会場を包み、「みんなのパワーくれー!」と草なぎが叫ぶと、割れんばかりの拍手が起こった。無事にドラキュラを倒す役目を終えた草なぎは、ノリノリでステージを後にすると、カーテンコールで再び登場。人気クリエイターたちと一緒に会場を練り歩きながらファンサービスを行うと、「頭洗えよ。歯を磨けよ」とドリフターズ風に会場を後にした。
2019年08月28日元SMAPの稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)とともに国際パラリンピック委員会(IPC)特別親善大使を務めている香取慎吾(42)が、28日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)に生出演する。27日の同番組では香取、稲垣、草なぎが出席し、25日に行われた「東京2020パラリンピック1年前カウントダウンイベント」の様子を紹介。その後、MCをつとめる同局の水卜麻美アナ(32)が、28日に香取が生出演してパラ五輪の魅力をPRすると告知した。すると2002年に放送された香取の主演ドラマ「人にやさしく」(フジテレビ系)以来親交のあるMCの加藤浩次(50)は「うれしいですね、こんなに朝早く来てくれるの」と満面の笑み。続けて「慎吾ちゃんはパラリンピックのことをやってましたし、競技もいろいろ経験して、インタビューもしているから、いろいろなことが聞けると思いますよ。僕も楽しみです」と意欲をみせた。この“香取の生出演”が告知されると、ネット上では《地上波で慎吾ちゃん観れるのは嬉しいし、これからもたくさんの番組に出て欲しい!》《普段時々しか見ないけど明日は必ず見よう》《素直に嬉しい記事です》など、歓喜の声が続々とあがっている。「ジャニーズ事務所から独立後、香取さんが地上波の情報番組に出演する機会はなくなっていました。このところは所属事務所問題で渋い表情が多かった加藤さんですが、香取との旧交を温めるような軽妙なトークをしてくれることでしょう。視聴率アップも期待されています」(日テレ関係者)香取の出演後、ネット上ではさらに多くの反響がありそうだ。
2019年08月27日KinKi Kidsの堂本剛が、24日に放送されたラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm/毎週土曜22:00~22:30)に出演し、“笑い”について持論を展開した。「笑うツボやタイミングが一緒の人とだったら暮らしていけそう」というリスナーからのお便りに、剛は、「これは理想じゃない?こんな人いたらいいやん」と賛同。「しんどいときこそ、笑いでポジティブに持っていけるみたいな」「笑いで空気をバーッと変えるということが、僕の人生の中でいっぱいあるといいな」と、自身が思う“笑い”について語った。さらに、剛は、7月に亡くなったジャニーズ事務所代表取締役社長・ジャニー喜多川さんについても言及。亡くなる前の病室で、お笑い好きだったジャニーさんに“笑い”を提供していたそうで、「『ちょっと、あの人うるさいな~』って思われてへんかな?というときもありましたけど(笑)。重たい空気を明るくしたいなと思って、いろいろボケ倒してたんですけどね」と当時の様子を振り返る場面も。また、「そういうことを言える間柄だった」というほど、ジャニーさんと親交の深かった剛。亡くなってからも、「ちょくちょく夢に出てくる」そうで、「この間は、なんか知らんけど、ご飯を一緒に食べました」と笑いながら打ち明けていた。
2019年08月26日KinKi Kidsの堂本剛が、24日に放送されたラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm/毎週土曜22:00~22:30)に出演。男性が持つ“女子力”の話題になり、「着眼点が女子っぽいなと思うことがすごくある。どうやら女性っぽい」と自身の性格について打ち明けた。「男っぽい女の人の方が話していて楽」だと語った剛。「世の中では、男っぽいイメージがあるかもしれない。やんちゃな感じとか、よく言われたので。でも、そんなに男、男してないねんけどなって思いながら生きてきた」と話し、続けて、「『剛くんに強く抱きしめてほしい』とかあるじゃないですか。そんなことしいひんな~って思ったりしてて。どっちかというと、逆がいいなって思ってたんでね」と正直な気持ちを告白した。さらに、剛は、カバンの中をポーチで小分けにしたり、スタッフにも分けてあげられる量の風邪薬を持ち歩くなど、”女子力”エピソードも披露。「女子っぽいところが多いなと思うよね。男の人はそこまでしないような気がする」「心配しいなんでしょうね。ちょっと神経質なんかな……」と自身の性格を分析しつつ、「荷物なんていらないよっていう自分になってみたいんですけど。雑に生きてみたいんですけどね」と内なる理想を語る場面も。そんな剛の様子に、番組スタッフは、「お母さんみたいな役割をしていますよ」とコメント。剛は、「自分が母性的なものを持っているのか分からないけど、現場でみんなが笑っててほしい。楽しくしててほしい。みんなが楽しかったり、平和だったりするために、自分が引き算の役割をしているというか。みんなが優しい気持ちになれる愛ある場所で、自分らしく、生きてて良かったと思える時間を過ごせたらいいなと思って生きてるだけやから」と返して、話題を締めくくっていた。
2019年08月26日KinKi Kids・堂本剛と俳優・ムロツヨシのラジオ特番『剛とツヨシ 漢字とカタカナ。』(文化放送/8月29日20:00~21:30)に女優の水川あさみがゲスト出演し、このほど収録が行われた。昨年10月に放送され、大反響を呼んだ『剛とツヨシ 漢字とカタカナ。』の第二弾。水川は共演経験のある堂本、ムロと仲が良く、堂本は自身のラジオ番組『KinKi Kids どんなもんヤ!』で、「はぁ~、怖いわ……」「もうバチクソにやられますよ」と戦々恐々としつつ、「とんでもないオモロイ回になりそう」と待ち望んでいた。収録では、水川がゲストとして登場した直後に、堂本が「ラジオをお聴きの方には伝わらなかったですけど、僕が拍手をしなかったら(水川に)人差し指で『おい、やれよ』みたいな感じで強制的に拍手をさせられました」と冗談を飛ばすと、水川も「ここ(スタジオ)に入って来たときに(堂本が)挨拶もせえへんのよ。仕事するんやから『おはようございます』とか言おうや」と応酬。その後、ムロを含めたそれぞれの共演作の舞台裏で見せ合ってきた「素」の部分についてたっぷりと語り合った。また、水川は第1弾でも好評だったコーナー「漢字とカタカナの組み合わせについてアカデミックに考えていこう」にも参加。「水川あさみ」という名前にカタカナのミドルネームを付け足すなら何がいいかという話題では、「インパクトのある名前がいい。『ダレノガレ』とか『トリンドル』とか」と要望を出し、その後も「歌手デビューすることになったとき用の名前」「大阪のローカル番組に出演するとき用の名前」などのテーマで、堂本とムロからの提案に戸惑いを見せつつも、収録を楽しんでいる様子だったという。
2019年08月26日KinKi Kidsの堂本剛が、17日に放送されたラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm/毎週土曜22:00~22:30)で、ジャニーズ事務所代表取締役社長・ジャニー喜多川さんが亡くなった日のエピソードを語った。番組内では、お盆の話になり、剛はジャニーさんが亡くなった日の夜を回顧。「ジャニーさんは、『普通にしててよ。僕は魂になっただけだよ』って絶対言うから、普通に過ごそうと思って。ライブもあったので、『ライブちゃんとやれよ』って絶対に言われるから、普通に寝ました」とその日の様子を明かしつつも、「でも、やっぱり眠れなかった……」としんみり語った。眠ることができなかったため、曲作りをしようと鍵盤を弾き始めたところ、「右肩の方から、右手が伸びてきたような感じがあって。『あれ? なんか手が出て来てるやん』みたいな。あくまで僕の感じなんだけど」という不思議な体験を告白。「普段は選ばないような音階をちょっとずつ選びながら、曲を軽くデッサンして終わったんですが。なんとなくですけど、『ジャニーさん、来たな』みたいな感じはありましたね」と振り返って、話題を締めくくっていた。
2019年08月18日元SMAPの稲垣吾郎が12日、自身のブログを更新。草なぎ剛の愛犬“クルミ”との2ショットや、草なぎが写り込んだ3ショットを公開した。稲垣は「新しい魅力」と題してブログを更新し、「皆さま、既にご存知だとは思いますが、この度、10月にレストラン&カフェ『BISTRO J_O』『J_O CAFE』をオープンさせていただくことになりました」と改めて報告。「食の大切さ素晴らしさをNAKAMAの皆さんと共有していくことは僕の長年の夢☆ 僕自身が行きたくなるような、僕の経験やこだわりをちりばめた、お客様に長く愛されるお店にしていきたいと思っています」と思いをつづり、「舞台稽古の合間を縫って服部栄養専門学校の先生方とお料理やワインの打ち合わせもしているんですよ。長年お世話になった先生方なのでお互いの息もぴったり 楽しみにしていて下さい」と伝えた。続けて、「とある撮影現場にて・・クルミさんも祝福してくれていますよ」と草なぎの愛犬“クルミ”との2ショットを公開。さらに、「ん?後ろにいるのは・・まるで僕も彼のペットみたい。笑 ペットと言ったら怒られるね。息子と娘?? パパの発表会も楽しみです」と茶目っ気たっぷりのコメントを添えて、“クルミ”のリードをもった草なぎと思われる足もチラっと写った写真も公開した。この投稿にファンからは、「おめでとうございます!!」「いまから、ワクワク、ウキウキ、ドキドキです!行くのが楽しみです!」「吾郎さんの夢が叶って私もとてもとても嬉しい気持ちでいっぱいです」と祝福と喜びの声が殺到。さらに、「クルちゃんとのツーショットもほのぼのしていて癒されます」「稲垣さんの茶目っ気たっぷりな姿が素敵です」「クルミ嬢と吾郎さんのツーショットがなんとも愛らしい」「ペットみたいに繋がれてるみたいに見える。笑」「クルちゃんと吾郎さんとクルちゃんパパの足のみの3ショット可愛い」などと900件以上のコメントが寄せられている。
2019年08月14日KinKi Kidsの堂本剛が、10日に放送されたラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm/毎週土曜22:00~22:30)で、先月9日に亡くなったジャニーズ事務所代表取締役社長・ジャニー喜多川さんから受けた教えや思いを語った。番組内で、ソロプロジェクト「ENDRECHERI」の最新アルバム『NARALIEN』(8月14日発売)について紹介した剛。5月から7月にかけて開催したツアーでも、多数の新曲を披露しており、「まだアルバムができてないけど、僕がやりたいからセットリストに入れた。みんなが困惑していてもそれはそれ。俺が格好いいと思ってて、やりたいと思ってる表現をステージでやる」とその真意を明かした。以前は、自身の意見が反映されないステージもあったそうで、それを見たジャニーさんに、「君は、君が思っていることをステージで表現すればいいだけ。とても最高のファンを持っていることに自信を持つべき。君が悩み、その中で何を考えているのか、どうしたいのかを、追い求めて楽しめるレベルの高いファンなんだよ。だから、人から言われたからじゃなくて、君がやりたい世界をステージでぶつけて表現することが正解なんだ」と言われたそう。また、剛は、ジャニーさんが誕生日に自宅で一人過ごしていたところ、「一人の誕生日は寂しすぎじゃない? 今から行くよ」と電話をかけて、自宅訪問したエピソードも披露。そのときも、ジャニーさんに、「僕の考えてることを形にしてくれた人はいない。僕はこう思ってるのに、誰も分からないんだよ」という話をされたそうで、「『めっちゃグチるやん!』と思いながら聞いてたけど、もしかしたら、『僕も考えてることがすべて表現できてないけど、表現し続けなさい』って言ってくれたのかな」としみじみ振り返った。そして、「そういうちょっとしたことが教えとしてある」と、敬愛するジャニーさんの言葉を改めてかみしめた剛。ツアー中にジャニーさんが亡くなり、「すごく強烈なツアーでしたね。でも、泣かないって決めたので、ずっと泣いてませんけど」としながらも、7月の最終日は感極まったようで、「気が抜けちゃったのか、思うようにギターが弾けなくて悔しかった。最後、オーディエンスに『ありがとうございました』って言ったときは、『危ない!泣いてまう……』と思ったけど、グッとこらえてステージを後にしました」としんみり告白していた。
2019年08月12日「9月上旬に大規模な会場で開催されるジャニーさんのお別れ会ですが、旧知の関係者へは8月中旬にも案内状が発送される予定と聞いています。多くの人たちに愛されたジャニーさんのため、案内状がない人でも何らかの形で柔軟に対応することも考えているそうです」(テレビ局関係者)7月9日、くも膜下出血のため他界したジャニー喜多川さん(享年87)のお別れ会まであと1カ月、“家族葬”を欠席した中居正広(46)が、先月13日放送の『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日系)で、初めて恩人・ジャニーさんについてこう語った。「僕は怖かった世代かな。すごく厳しくしてもらいました。ただ、トークのスキルをいちばん最初に見出してくれたのがジャニーさんだったんですね。ライブが始まる15分前に1人で舞台でしゃべるんですよ、ライブ会場で。15〜16(歳)ですからしゃべれないんですけど、前説をやりなさいって。ジャニーさんが直接本番前に毎回毎回台本を書いてくれて、僕はそれを丸暗記してステージへ……」そんな中居に“真夏の異変”が!「中居さんはこれまで04年のアテネ五輪から8大会連続でTBSの五輪メインキャスターを務めてきました。ですが、今回の東京五輪では制作費削減という昨今の事情もあり、TBSは自局のエース・安住紳一郎アナをメインキャスターに起用することを発表しました」(制作関係者)中居は五輪キャスターとして、現場の評価も高かったという。「そこで、メインキャスターではなく競技ごとに登場する“ゲストナビゲーター”の1人として中居さんを起用する案も浮上しました。しかしながら、中居さんは『今はバラエティに専念したい』という意向が強く、説得を断念したようです。そのためTBSの上層部は“ゲストナビゲーター”として世界陸上で12大会連続メインキャスターを務めている織田裕二さんを起用したい意向のようですね」(前出・制作関係者)その一方で、稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)の「新しい地図」の3人は、来年の東京パラリンピックのスペシャルサポーターを務めている。香取は、東京パラリンピックでボランティアが着るユニホームの選考委員も担当している。「TBSの五輪キャスターを引退することで、一部では中居さんがジャニーズ事務所を退所して、新しい事務所、もしくは『新しい地図』に合流するのではないかという報道もありました」(スポーツ紙記者)40代半ばとなった中居は、ジャニーさんの死後、一貫してこう主張しているという。「『仕事は好きだけど、今は(バラエティの)ほかにやりたいことがない。だからしばらくは事務所を辞めない』と話しています。中居さん自身、残りの40代は“バラエティ番組のMCを究めろ”というジャニーさんの遺志を全力で継いでいこうと決心しているんですね。中居さんも頻繁にジャニーさんの病室を訪れていました。そこで会った、今まであまり交わることのなかった後輩たちへ熱心にMCのアドバイスをしていたようです。ジャニーさんの三回忌を終えるまでは、事務所を辞める気はないようです。節目の50歳を迎えるまで後輩の面倒を見ながら、自らの“新しい進路”をじっくり考えるようです」(前出・音楽関係者)“五輪の顔”引退を機に、50代に向け「地図なき出直し」へ。今は原点であるバラエティの神髄を後輩たちに伝えていく——。
2019年08月08日草なぎ剛(45)が8月4日、「7.2 新しい別の窓」(AbemaTV)でギターのイベント「草なぎ剛 ギターはっぴょう会」を11月に開催すると発表した。さらに大物アーティストにも出演オファーをしたため、ファンの期待が高まっている。番組で草なぎは「ギターをやり始めてから6~7年経つんですよ」と切り出し、「やる機会は増えてきたんですけど、人前で弾かないとなかなか上達しない。自分の家でばかりやっていてもしょうがないということで、小屋を取っちゃいました」とイベント会場の確保を報告した。さらにTRICERATOPS・和田唱(43)やMIYAVI(37)、奥田民生(54)といった名だたるギタリストたちに直接イベント出演を交渉し、それぞれから好反応が返ってくるという一幕もあった。昨年4月に放送された同番組で、ギターを始めたのは大杉漣さん(享年66)がキッカケだったと明かした草なぎ。ギターにのめり込むようになって以降、TwitterやInstagramといったSNSでもたびたびギター姿を披露している。また同年3月に放映された「伊右衛門」のCMでギター姿を披露していたのも記憶に新しい。さらに草なぎには自作曲もあり17年12月、YouTube「ユーチューバー 草なぎチャンネル」にアップされた「いま -新しい地図-」の弾き語り映像は40万回近い再生回数を記録。昨年2月に投稿した楽曲「カメレオン」も35万回近い再生回数となっている。「ギターはっぴょう会」は草なぎにとって初となるギターイベント。Twitterでは期待の声が上がっている。《ギターはっぴょう会サポートメンバー豪華すぎてビビっていますww つよぽんの人脈凄いです!皆さんの予定が合うことを願い、私はチケットゲットの為神頼みします!》《つよぽんの発表会 期待してます 絶対生ギター聴きにいきたいです》《生ギター聴きたいよ 新曲も期待してるよ!!》
2019年08月05日先日、3週間限定で劇場上映が決定した草なぎ剛主演映画『台風家族』から、15秒特報映像が到着。主題歌は「フラワーカンパニーズ」の書き下ろし楽曲「西陽」に決定した。今回到着した特報映像では、草なぎさん演じる長男、尾野真千子演じるその妻、MEGUMI演じる長女、中村倫也演じる三男ら家族が登場。ドタバタの様子や、草なぎさんが「うるせえ!黙れー!」と叫ぶシーンあり、アップテンポな映像となっている。また、映像では本作の主題歌の一部も聴くことができる。本作の監督、市井昌秀からのラブコールを受け、完成前のラッシュを観て「フラワーカンパニーズ」のメンバーが快諾。「西陽」を書き下ろした。「フラワーカンパニーズ」は1989年結成し、今年4月に結成30周年を迎えた4人組のバンド。“自らライブを届けに行く事”をモットーに、メンバー自ら機材車に乗り込みハンドルを握り、年間100本近い怒涛のライブを展開。楽曲「深夜高速」が多数のミュージシャンにカヴァーされるなど、その活動が注目され話題に。今回の主題歌は、9月4日(水)リリースの最新アルバム「50×4」の中に収録される。フラワーカンパニーズ・鈴木圭介(Vocal)コメントオファーを頂いて、ラッシュを一回だけ物凄く集中して観て、その興奮と感触を忘れないうちに曲にしました。歌詞は映画の内容に沿わせ過ぎず、かつ離れすぎないように書きましたが、結果、自分の事を歌ってしまいました。偶然ながら同じ鈴木家だし、監督のOKが出たので大丈夫だったんですよね(笑)?市井昌秀監督コメント「攻めて下さい」そうお願いしたら、フラワーカンパニーズさんは泥臭く繊細な持ち味を残しつつも、自らの「好き」に忠実な曲を産み出してくれました。それは僕が、自らの「好き」に忠実な映画を作ったことと同じです。主題歌「西陽」が映画「台風家族」とこんなにも溶け合っているのは、そこにあると勝手に思っています。『台風家族』は9月6日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:台風家族 2019年9月6日より3週間限定公開©2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年08月05日元SMAPの草なぎ剛が主演を務める映画『台風家族』(9月6日公開)の主題歌に、フラワーカンパニーズの本作書き下ろし楽曲「西陽」が決定、その楽曲が使用された15秒の特報映像が5日、公開された。同作は、市井昌秀監督が構想から12年間あたためてきた“両親への想い”を形にしたオリジナルストーリー。銀行強盗を企て2000万円の大金と共に忽然と姿を消してしまった両親の“なんちゃって”葬儀を行うために、10年ぶりに集まったきょうだい達の、愛おしくも、めまぐるしい夏の一日の物語。主人公で鈴木家の長男を草なぎ、次男役を新井、長女役をMEGUMI、三男役を中村倫也が演じ、草なぎ演じる長男の妻役は尾野真千子が務めている。市井監督からのラブコールを受け、完成前のラッシュをみたフラワーカンパニーズのメンバーは、快諾して楽曲を書き下ろし。市井監督からの「攻めて下さい」との依頼に、作詞・作曲を手がけた鈴木圭介は「作品を観たその興奮と感触を忘れないうち」に製作、「結果、自分の事を歌ってしまいました」とコメントした。15秒特報は、騒がしい台風の一日の中駆け抜けた、本作にぴったりのアップテンポな映像となっている。なお、本楽曲は、9月4日リリースのフラワーカンパニーズ最新アルバム『50×4』の中に収録される。■フラワーカンパニーズ・鈴木圭介(Vocal)コメントオファーを頂いて、ラッシュを一回だけ物凄く集中して観て、その興奮と感触を忘れないうちに曲にしました。歌詞は映画の内容に沿わせ過ぎず、かつ離れすぎないように書きましたが、結果、自分の事を歌ってしまいました。偶然ながら同じ鈴木家だし、監督のOKが出たので大丈夫だったんですよね(笑)?■市井昌秀監督コメント「攻めて下さい」そうお願いしたら、フラワーカンパニーズさんは泥臭く繊細な持ち味を残しつつも、自らの「好き」に忠実な曲を産み出してくれました。それは僕が、自らの「好き」に忠実な映画を作ったことと同じです。主題歌「西陽」が映画『台風家族』とこんなにも溶け合っているのは、そこにあると勝手に思っています。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年08月05日草なぎ剛(45)主演映画「台風家族」が9月に公開されることを、各メディアが報じた。6日から3週間限定での公開になるという。同作はもともと6月に公開予定だったが、強制性交罪で起訴された俳優の新井浩文被告(40)が主要キャストとして出演しているため2月に公開延期。新井被告は草なぎや中村倫也(32)の兄弟役を演じていた。「まだ正式決定ではありませんが、新井被告のシーンはノーカットで上演される方向になりそうです。というのも彼が演じていたのは、代役を立てるのが難しい重要な役どころ。撮り直しが物理的に難しかったということも大きかったようです」(映画関係者)また世間の反応が変化してきたことも、大きく影響しているようだ。「これまでは映画の出演者が逮捕されると、公開延期やお蔵入りになってきました。しかし最近は、『作品には罪はない』という流れに変わってきています。今年4月に『麻雀放浪記2020』公開されましたが、麻薬取締法違反で逮捕されたピエール瀧さん(52)の出演シーンはノーカットのまま。そうした流れも、決定の後押しになったようです」(前出・映画関係者)今年はすでに出演作「まく子」が公開された草なぎだが、単独主演作は13年公開の「中学生円山」以来6年ぶり。それだけに公開決定報道に対しネット上では《お蔵入りにならなくて良かった》《久しぶりにスクリーンで草なぎさんを見れると思うと今から楽しみです》、《これは英断と言っていいでしょうね》など歓喜の声が飛び交っている。
2019年08月02日