カードローンの返済方法は利用するカードローンによって違いがあり、返済の負担にも影響する重要なポイントです。どのような返済方法があるのか、返済のコツとあわせて解説していきます。返済するタイミングによる違い借入後残高スライド方式残高スライド方式には、毎月の返済時点の借入残高ではなく、最終の借入時点での借入残高を基準に最低支払額が決定される「借入後残高スライド方式」という返済方式もあります。この方式では返済により借入残高が減っても、新たな借入がない限り最低返済額が変動しません。主なカードローンの返済方式カードローンを扱う主な金融機関の返済方法は以下のようになっています。(2019年6月13日時点)[adsense_middle]返済する経路による違いカードローンの返済方法(返済経路)としては、主に「口座振替」「WEB返済」「振込・ATM返済」「店頭(窓口)返済」などの方法があります。口座振替指定した口座からの振替により返済する方法。毎月の約定返済では口座振替による自動引き落としが主流です。WEB返済利用しているカードローンの会員ページから金融機関のインターネットバンキングを利用して返済する方法。いつでも返済でき、手数料もかからないことが多いです。ATM返済カードを利用してコンビニなどの提携ATMから返済する方法。1,000円単位(一部は1円単位も可)で返済でき、ATM利用手数料は自己負担となることが多いです。振込返済カードローン返済口座への振込により返済する方法。振込手数料は基本的に自己負担となります。店頭(窓口)返済店頭に出向いて返済する方法。繰り上げ返済や返済計画の見直しなどの相談ができるメリットがあります。手間や時間がかかるため、通常はWEBやATMから返済するのが一般的です。カードローンをうまく返済する6つのコツカードローンをうまく返済するためのコツを6つご紹介します。返済余力があるなら返済額はなるべく多めに設定する返済余力が少ないなら、毎月の返済額は確実に返済できる金額に留め繰り上げ返済を行う利息は日割りで発生することを意識する引き落とし日は給料日の直後に設定する借り換えやおまとめで返済条件を有利に変更できないか検討を返済のしやすい借入先を選ぶ①返済余力があるなら返済額はなるべく多めに設定するもし返済余力があるなら、無理のない範囲でなるべく多めに返済額を設定しましょう。多くのカードローンで採用されている「残高スライドリボルビング返済方式」では、借入残高に応じて毎月の返済額が決まります。毎月の返済額が比較的少なくて済むのが特徴ですが、消費者金融や銀行から提示される返済額ではその多くが利息の支払いに消え、元本はなかなか減りません。貸し手はなるべく元本を減らさず長くお金を貸し、なるべく多くの利息を払ってもらいたいと思っています。最低額での返済はまさに消費者金融や銀行の思うツボなのです。提示される返済額はあくまで最低額。この金額以上であれば返済額を自分で設定できます。返済に余裕があるとお金を使いすぎたり、借りすぎたりする可能性も高くなります。無理のない範囲で返済額を設定してなるべく早く完済することが大切です。②返済余力が少ないなら、毎月の返済額は確実に返済できる金額に留め繰り上げ返済を行う返済額が少な過ぎるのも問題ですが、返済額を上げすぎて返済が滞ってしまっては本末転倒です。返済余力に応じて毎月の返済額は確実に返済できる金額に留め、随時返済を活用して余裕ができたタイミングで元本を減らしていくことも大切です。返済余力に応じた返済方式の選択「借入後残高スライド返済方式」は借入残高が減っても最低返済額が減らず、返済余力の少ない人にとっては返済が苦しく感じるかもしれません。返済が滞るリスクを下げるため、返済時点の借入残高に応じて最低返済額も下がる方式を選択するのもひとつの方法といえます。③利息は日割りで発生することを意識するカードローンの利息は日割りで発生します。つまり1日でも早く返済すれば支払う利息もそれだけ少なくて済みます。余裕ができたら随時返済により1日でも早く返済に回すことを意識しましょう。毎月の返済日まで待つ必要はありません。1日あたりの利息額=借入残高×金利/365④引き落とし日は給料日の直後に設定する毎月の約定返済は必ず行わなければなりません。もし支払いが滞ると信用情報が傷つき、年率20%近い遅延損害金を請求されます。支払遅滞を防ぐためにも毎月の引き落とし日(返済日)を給料日直後に設定しましょう。給料日から引き落としまでの期間が長いと、生活費などにお金を使って返済に必要なお金まで使い込んでしまう可能性が高くなります。まずは確実に返済を済ませ、残ったお金で生活費をやりくりすることが大切です。⑤借り換えやおまとめで返済条件を有利に変更できないか検討を借りる前に条件のいい借入先が見つかればベストです。しかし時間的な余裕がなかったり審査に通らなかったりといった理由で、条件のいい借入先から借りられるとは限りません。返済条件が有利な借入先が見つかったなら、借り換えるという選択肢も持っておきましょう。これまで滞りなく返済をしていればちゃんと返済できているという実績となり、審査に有利に働く可能性もあります。また、複数のカードローンを利用しているのであれば、借入先をひとつにまとめることで借入金利を下げられる可能性があります。ただし借り換えやおまとめが常に有利に働くわけではありません。借り換えやおまとめ前後の条件を比較し、コストや手間に対する効果をよく検証した上で判断すべきです。⑥返済のしやすい借入先を選ぶ随時返済(繰り上げ返済)のハードルが低い借入先を選ぶこともうまく返済を進めるコツです。手間やコストが少なければ、返済を後回しにすることを防ぐ効果が期待できます。ただ返しやすさは借りやすさと表裏一体の部分もあるため注意も必要です。カードローンの返済方法に関するまとめカードローンをうまく返済するコツは、毎月の返済だけで安心せず、返せるタイミングで返せる金額をその都度返済し、ダラダラと借り続けないことに尽きます。カードローンで多く採用されるリボルビング返済において、毎月最低額で返済し続けることは効率の悪い返済方法だと理解しておきましょう。
2019年06月25日借金の返済に困った時は絶対に逃げたり、債権者と連絡を絶ってはなりません。連絡がつかないと、債権者は法的な手段によって回収を図りますので、自宅が差し押さえられたり、給料が差し押さえられたり、取り返しのつかない事態になってしまいます。借金返済に困った時には、とるべき方法が3つあります。まずは、借金が返済できない時の3つの対処方法を理解し、自分がどの方法で借金返済問題を解決することができるのかを冷静に判断しましょう。借金返済に困った時の3つの方法①複数の借金はおまとめする複数の借金を抱え、返済に苦しんでいるという人も多いのではないでしょうか?このような人は、複数の借金を1本にまとめることで毎月の返済を楽にすることができる可能性があります。例えば以下のような借金を抱えている人のケースで考えてみましょう。A社:借入額50万円:毎月返済額15,000円B社:借入額30万円:毎月返済額10,000円C社:借入額20万円:毎月返済額7,000円合計100万円の借入に対して、32,000円の返済金があります。この借入金を例えば、メガバンクのカードローンで1本にまとめた場合には、毎月返済額は15,000円になります。(三井住友銀行カードローンの場合)このように、複数の借入金を1本にまとめることで、返済が楽になり、借金問題を解決することができる可能性が高くなるのです。②それでも返済が苦しい時は金融機関に相談する借金のおまとめをするにも、審査に通過する必要があります。そのため、誰でも審査に通過することができるわけではありませんし、そもそも1本のローンしか抱えていないのに返済が苦しいという人も少なくありません。このように、おまとめで借金返済を楽にすることができない場合には、金融機関へ相談することで解決できることもあります。リスケジュールで利息のみの支払いができる場合も銀行は顧客から「返済が苦しい」と相談された場合には、その相談に対応する義務を負っています。そのため、返済が苦しくなった場合には、金融機関に相談することで、以下のいずれかの方法によって対応してくれるのが一般的です。一定期間利息のみの支払いに切り替えてくれる最終期日を延長し、元金の毎月返済額を少なくするこのような対応を、「条件変更」または「リスケジュール」と言います。リスケジュールは1回までであれば対応してくれるのが一般的です。また、大手消費者金融は、顧客の要望にかなり柔軟ですので、「返済が苦しい」という旨とその理由を伝え、理解してもらえれば1ヶ月程度は利息の支払いのみに切り替えてくれます。リスケジュールを行なっても、利息だけは期日通りに返済していけば、延滞にはならないので、信用情報に傷がつくこともありません。返済ができないからと言って逃げずに、まずは相談してみましょう。③国が認めた借金減額の方法おまとめもできない、リスケジュールをしても借金を減額することができない場合には、国が認めた借金減額の方法で解決するしかありません。国が認めた借金減額の方法であれば高い確率で借金問題を解決することができますが、信用情報には金融事故情報が記録され、いわゆる「ブラック」になってしまうので、この点だけは覚悟する必要があります。以下、詳細に国が認めた借金減額の方法について説明していきたいと思います。国が認めた借金の減額方法は4つ国が認めている借金を減額させる方法は以下の4つだけです。任意整理特定調停個人再生自己破産これらの方法は、それぞれ方法が異なり、基本的には1から4の順番で行なっていきます。任意整理がうまくいかなければ特定調停へ、特定調停がうまくいかなければ個人再生へ、個人再生がうまくいかなければ自己破産へという順番になるのが一般的ですが、それぞれの借金減額方法がどのような手段なのか詳しく知っておく必要があります。それぞれの方法の詳細について詳しく解説していきます。①任意整理任意整理とは債権者と話し合って、借金を減額させたり、支払条件を緩和させたりする方法です。債権者も、借金が全て返済されないよりも、一部だけでも返済してもらう方がメリットがあると考えることがあり、そのような場合には、任意整理に応じてもらうことができる場合があります。ただし、あくまでも話し合いですので、債権者によっては任意整理に応じてくれないこともしばしばです。②特定調停特定調停とは、裁判所を交えて債権者と債務者で借金の減額や支払条件の緩和などについて話し合いを行うことです。任意整理は当事者同士の話し合いであることに対して、特定調停は裁判所を交えての話合いであるので、裁判所を交えることで、借金の減額などが成功する可能性はあります。しかし、特定調停は、あくまでも話し合いを裁判所が仲介するだけで、裁判所に強制力はありません。特定調停を行なっても、債権者が借金の減額等に応じない場合には、借金の減額に成功しないこともあります。③個人再生個人再生とは、裁判所の許可を得て、借金を原則5分の1に減額し、3年以内に完済ができるようにする法的な手続きです。個人再生の特徴は、自己破産と異なり、住宅等の資産を残すことができるという点です。つまり、住宅を手放すことがなく、借金の減額を行うことができるのです。一般的には自己破産よりも前に個人再生によって借金の減額を図ることが一般的です。④自己破産自己破産とは、借金をゼロにすることができますが、20万円超の資産も全て没収される債務整理の方法です。借金も資産も全てゼロになるので、まさに債務整理の最後の手段ということができるでしょう。個人再生が認めらない場合の最終手段として行われることが一般的です。債務整理を成功させるには法律のプロの弁護士へ相談しようこのように、債務整理と言っても様々な方法があります。債務者の状況によって、どの方法によって借金の減額を行うのか異なりますし、任意整理などは債権者との交渉になるので、素人が交渉してもまず相手にされず、自分で交渉するのはほぼ不可能です。債務整理をしたいのであれば、債務整理の方法と、交渉術に精通したプロに任せるのが一番です。借金の返済額を減額する方法まとめ借金の返済に悩んでいる人は、まずは自力でおまとめを検討してみましょう。おまとめでも返済が楽にならない人、おまとめローンの審査に通過できない人は、銀行や消費者金融などに相談して、リスケジュールを行うという方法があります。しかし、誰もがおまとめやリスケジュールで返済が楽になるわけではありません。自力で借金問題を解決することができないのであれば、債務整理を行うことをおすすめします。債務整理は信用情報はブラックになりますが、うまくいけば、借金を減額することができる可能性があるのです。債務整理は法律に精通した交渉のプロである弁護士などの専門家に任せなければ自力で成功することはほぼ不可能です。おまとめやリスケジュールで借金問題を解決することができない時には、まず、専門家へ相談するようにしましょう。
2019年04月23日住宅ローンの返済方法には「元利均等返済」と「元金均等返済」の2パターンあります。今回はこの「元利均等返済」と「元金均等返済」の違いと、どちらの返済方法が得なのかシュミレーションしていきながら、考えてみたいと思います。「元利均等返済」と「元金均等返済」は、一見よく似ているため、あまり違いがわからないかもしれません。しかし、この2つの返済方法はまったく異なるものなのです。「元利均等返済」と「元金均等返済」の違いとは?Naoaki / PIXTA(ピクスタ)まずは「元利均等返済」と「元金均等返済」の違いについてご説明しましょう。名前がよく似ているため、混乱してしまう方が多いのではないでしょうか。元利均等返済まず元利均等返済についてです。元利均等返済とは、元金と利息を合わせた返済額が一定となる返済方法です。メリットは、返済額が一定なので、返済計画が立てやすく、返済当初は元金均等返済よりも負担を軽減することができます。毎月の負担を抑えたいという方は元利均等返済がオススメです。もとくん / PIXTA(ピクスタ)デメリットは、返済当初はほとんど利息を支払っている状態で、元金の減りが遅くなります。よって、総返済額が元金均等返済よりも多くなってしまいます。元金均等返済元金均等返済は、毎月の返済額のうち元金の部分が一定になります。その元金の部分に利息が足されます。kzkyo / PIXTA(ピクスタ)元金均等返済のメリットは、元金を一定に支払っていくため、元金部分の減りが元利均等返済に比べると早く、総返済額が元利均等返済より少なくなります。反対にデメリットは、返済当初の返済負担が大きいため、家計にある程度余裕がないと厳しくなります。できるだけ総返済額を抑えて、早めに返済したい方は元金均等返済がいいでしょう。「元利均等返済」と「元金均等返済」のどちらがお得?2つの返済方法についてご説明しましたが、気になるのは「どちらの返済方法が得なのか?」という点ですよね。結論から言うと、借入条件はまったく同じとして、金利が高ければ高いほど元金均等返済の方がお得です。早速シュミレーションを見てみましょう。借入金額:3,500万円借入期間:30年金利3%元利均等返済→総返済額:53,121,940円元金均等返済→総返済額:50,793,606円借入金額:3,500万円借入期間:30年金利1%元利均等返済→総返済額:40,526,411円元金均等返済→総返済額:40,264,420円EKAKI / PIXTA(ピクスタ)上記のように金利が仮に3%だと総返済額の差が約230万にもなりますが、金利が1%だと約26万円の差になります。近年では変動金利だと1%(※注)を切っているので、さらに差はないでしょう。シュミレーションサイトを使えば、簡単に計算できますので、ぜひやってみてください。※注審査結果によって金利の優遇幅は異なります。また、元金均等返済ができる金融機関も限られているため、元金均等返済にしたい場合は、確認する必要があります。まとめもとくん / PIXTA(ピクスタ)元金均等返済の方が元金の減りが早く、総返済額も元利均等返済に比べると少ないと言われてきましたが、低金利が続いていることもあり、その差は現状においてはあまり大きいものではないみたいです。総返済額を減らしたいがために、当初の毎月の返済額を無理してしまうのは本末転倒です。どうしても少しでも総返済額を抑えたいという方は、毎月の返済額が家計を圧迫しないかどうか、しっかりと検討するべきです。自分自身の毎月の収入に合わせた返済方法を選びましょう。【参考】※住宅金融支援機構【フラット35】元金均等返済と元利均等返済の違いは何ですか。※住宅金融支援機構【フラット35】元利均等返済と元金均等返済とは?※イオン銀行住宅ローン※三菱UFJ銀行住宅ローン金利一覧(新規)
2019年02月27日一般的に、返済期間が30年前後に渡る住宅ローンについて、一番心配なのは「本当に返済し続けられるだろうか」ということではないでしょうか。今回は、安心して住宅ローンを利用するためにとても重要な「返済率」について解説します。■ そもそも「返済率」ってなに?すでにご存じのかたも多いと思いますが、返済率とは「年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合」のことです。もとくん / PIXTA(ピクスタ)例えば、年収が500万円の場合、年間返済額が100万円なら返済率は20%となります。この返済率は、住宅ローンを長期に渡り確実に返済していくための「大事な指標」となります。■ 住宅ローンの審査でも重視される「返済率」MaCC / PIXTA(ピクスタ)返済率は住宅ローンの審査でも重要なポイントとなります。審査を行う金融機関によって、そしてローンの申込みをする人の年収等によっても基準は異なりますが、多くの金融機関では返済比率の上限を25~35%前後で設定しています。ただし、審査時には実際の融資金利ではなく、各金融機関が独自の「審査金利」を用いて、返済率を計算しています(フラット35以外)。■ 返済率はどう決めればいい?KY / PIXTA(ピクスタ)では、住宅ローンを利用する場合、この返済率をどの程度に設定すれば良いのでしょうか?たとえば金融機関などで住宅ローンの相談をしたとき、「○○様のこの返済率でしたら何の問題もありません」といわれたとしましょう。ただし、ここで「何の問題もない」のは、あくまで金融機関から見た返済率についてです。返済率を考えるうえで重要なことは、「金融機関が考える最適な返済率」と「自分にとっての最適な返済率」は違うということです。まず、「自分は年間収入をどれくらい住宅のために支出できるか」を考えてみましょう。tsukat / PIXTA(ピクスタ)■ 自分にとって最適な返済率とは?stpure / PIXTA(ピクスタ)人によって、「日常生活上の支出」の項目やその割合は千差万別です。もちろん、「家」を購入するうえで日常生活の支出バランスについて変えざるを得ないこともあるでしょうし、そうする努力も必要でしょう。しかし冒頭で示したとおり、住宅ローンは長期に渡り返済を続けなければなりません。万が一、その返済が滞ってしまうと、これまでの平穏な生活に重大な支障がでてしまいます。安心して住宅ローンの返済を続けるためには、自分が住宅のために毎月、毎年どれくらい支出できるのかを知ることが重要なのです。現在、賃貸住宅にお住いの場合は、支払っている家賃を目安に住宅費(住宅ローン+維持費)としての支出可能額を算出してみましょう。■ 現在の住宅費との比較現在の家賃が高い(住宅費の割合を減らしたい)と感じているなら、住宅ローンの返済額を現在の家賃以下に設定する必要があります。makaron* / PIXTA(ピクスタ)逆に、現在の家賃を安い(住宅費の割合を増やせる)と感じているなら、その程度に合わせて住宅ローンの返済額を設定してみてください。そして、その返済額から借入額を算出してみましょう。例えば、現在の家賃が8万円として、その家賃が自分の住宅費として適正だと感じている場合、そこから逆算した借入額は約2,960万円です(変動金利0.725%、期間35年、元利均等払の場合)。仮に年収が500万円だとすると、返済率は約19.2%となり、一般的には「問題のない返済率」といえます。しかし、購入する住宅がマンションだった場合、上記8万円の住宅ローン返済額のほかに、住宅の維持費として「管理費・修繕積立金」が毎月必要となり、これまでより住宅費はアップします。また、マンション・戸建問わず、不動産を所有すると「固定資産税や都市計画税」が毎年課税されます。■ 「どれくらい借りられるか」ではないhilite / PIXTA(ピクスタ)これ以外にも、家族構成や車のローン、子どもの学費など、その家庭ごとに支出の中身は様々です。「融資審査が通る返済率」や「一般的に問題ない返済率」についてはあくまで目安程度として捉え、「どれくらい借りられるか」ではなく「自分が住宅費として支出できるのはいくらか」を把握して住宅ローンを利用しましょう。
2018年12月14日住宅ローンの繰り上げ返済とは、住宅ローンを契約していた返済計画を前倒して返済をすることで利息の支払額を抑える方法のことです。 この住宅ローンのの繰り上げ返済の方法には2種類の方法があります。それぞれの方法によって、利息の削減の効果が異なる一方で、今後の返済計画も大きく変わりますので、自分自身のライフスタイルにあった方法を選びましょう。まず、一つ目は、月々の返済額は同じ額のまま、残りの返済期間を短くすることによって利息の支払い額を抑える「期間短縮型」があります。 そして二つ目が、残りの返済期間は同じ期間のまま、月々の返済金額を少なくすることで利息の支払額を抑える「返済額軽減型」の2種類があります。どちらの場合でも、当初住宅ローンを契約していた際に予定されていた支払利息よりは金利負担を減らすことができます。それでは具体的に「期間短縮型」と「返済額軽減型」のそれぞれの繰り上げ返済の方法を解説し、どちらの方がより多くの利息の支払い額を減らすことができるのかや、それぞれの繰り上げ返済の方法のメリット・デメリットを解説していきます。月々の返済額がラクになる「返済額軽減型」返済額軽減型は、繰り上げ返済をした金額を毎月の返済額に充当する方法になります。つまり、毎月の返済額が少しずつ安くなるようになるため、利息の減少額も少なくなるのです。例えば、住宅ローンの金額が1,000万円で10年のローンがあった場合、100万円の繰り上げ返済を返済額軽減型で行ったとします。その場合1年目の返済額から10年目の返済額までが毎月均等に安くなるのです。そのため、実質的に「前倒し」で返済できている期間や金額としてはあまり多くはありません。返済額軽減型のメリットとしては、やはり月々の返済が楽になるという事で生活面が楽になるのが最大のメリットです。特に住宅ローンの返済は毎月固定の金額になるため、その返済額を少しでも低くすることができれば生活面でも余裕が出てきます。また、繰り上げ返済を行ったばかりの場合は貯金を取り崩しているケースもあるため、生活に余裕がないケースが多くなっています。そのようなことを踏まえると、返済額軽減型は月々の返済額をラクにしてくれながら、住宅ローンの利息の総支払額も軽減される、バランスの良い繰り上げ返済の方法といえます。大きく返済額を減らせる「期間短縮型」次に月々の返済額は変えずに期間を短縮する期間短縮型について解説をします。期間短縮型については繰り上げ返済分を残りの借入期間から短くする方法です。例えば、住宅ローンの金額が1000万円で10年だと仮定した場合、繰り上げ返済で100万円を「期間短縮型」で返済した場合には、毎月の返済額は変わらい代わりに約1年ほど返済期間が短くなります。つまり、この「期間短縮型」の場合は繰り上げ返済を行った100万円の金額の約10年分の金利を丸ごと支払う必要がなくなるのです。その結果、小分けで毎月少しずつ安くする「返済額軽減型」と比べると利息の支払い額を大きく減らせるため、期間短縮型の方が有利になるのです。次に期間短縮型のメリット・デメリットについて解説します。期間短縮型のメリットについては何といっても金利の削減効果が大きいことです。大きく利息の支払い額を減らすことができるため非常に有利に住宅ローンの返済を進めることができます。一方で期間短縮型のデメリットとしては、月々の返済額は変わらないことから繰り上げ返済をしているにもかかわらず生活面での余裕はあまり生まれてきません。むしろ、住宅ローンの繰り上げ返済をする際に貯金を取り崩すことがあるため、期間短縮型で返済をすると一気に家計に余裕がなくなってしまうデメリットがあります。繰り上げ返済をするときは住宅ローン減税のタイミングも考えよう!また、繰り上げ返済をするときにはここで紹介をした繰り上げ返済の方法だけではなく、繰り上げ返済のタイミングも考えましょう。というのも、繰り上げ返済を行った場合には期間短縮型や返済額軽減型のどちら場合でも「住宅ローン減税」の減税額が少なくなってしまうため、注意しましょう。住宅ローン減税は、その年末の住宅ローンの残額が減税の基準になります。そのため住宅ローンの残高が多ければ多いほど減税額も多くなり、住宅ローンの残高が少なければ少ないほど減税額も少なくなるのです。これらの点を踏まえて、住宅ローン減税を使うといくら減税されるのか、そして繰り上げ返済をすることでいくら金利の支払額が減るのかをシミュレーションを行って、繰り上げ返済を行うようにしましょう。また、一般的には住宅ローン減税には10年間という期間がありますので、その10年を超えたタイミングで一気に繰り上げ返済をするのが最も有利なタイミングと言われています。ただし、人によっては住宅ローン減税の減税額をフルに使えていない人などもいるため、自身がどれだけ住宅ローン減税の恩恵を享受出来ているのかなどを確認するようにしましょう。最後にこの記事では繰り上げ返済の方法である「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類を解説しました。また、「期間短縮型」の方が金利の支払いを大きく減らせて有利に繰り上げ返済ができると解説してきました。ただ結局のところ、期間短縮型の方が支払計画が大変になりますので、どちらの方法がトクするのか、損をするのかと言うわけではありません。「期間短縮型」の方が早く多額の住宅ローン分を返済しているため、利息の減少額も多額になっているに過ぎません。そのため、どちらがトクなのか、損なのかではなく、自分の人生設計においてどちらが良いのかという軸で「期間短縮型」と「返済額軽減型」を選ぶようにしましょう。
2018年02月23日住宅ローンを利用して家を買う場合に必要な住宅ローンの条件のひとつである「金利」が総返済額や毎月返済額にどのような影響を与えるのか、実際の数値を使って見ていきたいと思います。1. 総返済額に占める利息の割合まずは、住宅ローンを利用する場合の総返済額に占める元金と利息の割合を見てみましょう。(図1)「住宅ローンの借り入れと返済の内訳」※各種数値は、次の条件をもとに設定しています。金利:1.800%/返済期間:35年/返済方法:元利均等返済※分かりやすさを優先し、一部端数処理等を行っています。図を見ると分かるように、3,000万円を金利1.800%、35年返済で借りた場合の総返済額は4,046万円です。利息額は1,046万円なので、総返済額の25.9%。つまり、返済額のうち4分の1は利息分ということになります。このように長期間借り入れをする住宅ローンの場合、総返済額に占める利息額の割合はかなり大きくなります。金利が高くなればさらにその割合はさらに増すので、わずかな金利差も無視できません。2. 金利でここまで変わる!借入額別の総返済額一覧下の図は、借入額別・金利別の総返済額を計算したものです。総返済額から借入額を引いたものが、利息額になります。同じ借入額でも、金利によって総返済額がずいぶん違うことが分かります。(図2)「借入額別・金利別の総返済額(単位:万円)」※各種数値は、次の条件をもとに設定しています。返済期間:35年/返済方法:元利均等返済※分かりやすさを優先し、一部端数処理等を行っています。3. 総返済額を毎月返済額に置き換えて確認金利による総返済額への影響を体感できたでしょうか。次は、実際に自分が住宅ローンを利用することを前提に、この表を活用してみましょう。総返済額(借入額+利息額)だけを見ても、無理なく返済できるかどうか判断は難しいので、上の表の総返済額に毎月返済額を追記しました。今度は、現時点で想定している毎月返済額を中心に表を見てください。(図3)「借入額別・金利別の毎月返済額(上段)と総返済額(下段)(単位:万円)」※各種数値は、次の条件をもとに設定しています。返済期間:35年/返済方法:元利均等返済※分かりやすさを優先し、一部端数処理等を行っています。毎月返済額がほぼ同じでも、金利との組み合わせ次第で借入額・総返済額に様々な可能性があることが分かったでしょうか。この表を見て、「とにかく金利が低いにこしたことはない」と考える人も多いと思います。「住宅ローン=金利の低い商品」を求めることは、あながち間違いではありません。ただし、金利の低さだけを追い求めて住宅ローンを選ぶと大きなリスクが生じます。このリスクは購入予算の設定にも影響するため、家探しの最初の段階で把握しておかないと、後戻りができなくなるほど危険をはらんだものなのです。【訂正】サブタイトルの一部に誤りがありましたので修正いたしました。
2018年01月19日住宅ローンは一般的に借り入れの金額が大きくなることから長期間の返済を余儀なくされてしまいます。例えば、住宅金融支援機構が提供するフラット35などは35年間返済を行うことになりますが、それだけの長い間安定して返済を行わなければなりません。病気、リストラ、減給などの予期せぬ理由によって、返済計画に支障が生じてしまうようなこともないとは限りません。住宅ローンを延滞・滞納してしまった場合にはどうなってしまうのでしょうか?住宅ローンの延滞・滞納後の流れ延滞・滞納を行ってしまった場合の流れは以下のようになります。住宅ローンの返済期間中には、一時的に住宅ローンの返済用の口座の残高が少なくなってしまっていて引き落としが行われないなど、返済の滞りが生じてしまう場合があります。最初の1回程度の滞納に対しては銀行などの金融機関も「入金が確認できなかったので、確認してくださいね」というような入金が行えていないことに対する支払い請求程度で済みますが、その通知を無視して延滞・滞納から2~3ヶ月経過すると請求書から催告書へと変わります。催告書に変わるとどうなるのでしょうか?催告書では、これ以上延滞・滞納を行うと期限の利益といって住宅ローンの分割返済を認めないという内容になります。この催告書を無視して延滞・滞納から3~6ヵ月経過してしまうと期限の利益喪失通知が届き、返済期日が先であったとしても一括返済を行わなければなりません。期限の利益喪失通知が到着してからは、代位弁済通知といって住宅ローンを契約した際の保証会社が銀行に対して代わりに返済を行ったという通知書が届きます。保証会社が返済を行ってくれたからといって返済がなくなるわけではなく、返済先が銀行から保証会社に変わることになります。保証会社が代位弁済を行ってしまうと、保証会社は建物を競売にかけることによって返済を肩代わりした分を回収しますが、いきなり競売が行われるわけではなく、まずは保証会社から競売を開始するための競売開始決定通知が届きます。競売開始決定通知が届くとどうなってしまうのでしょうか?競売と競売を防ぐための任意売却とは?競売開始決定通知が届くと、いよいよ住宅ローン対象の物件が競売にかけられることになってしまいます。競売にかけられてしまうと以下のようなデメリットがあるので注意が必要です。・普通に売却する場合によりも安く買いたたかれてしまう。・競売が行われてしまうと出ていかなくてはならなくなる。競売開始決定通知が届いてから実際に競売が行われるまで6ヵ月程度の期間がありますが、その間に何とかして競売を防ぐ方法はないのでしょうか?競売を防ぐ方法として任意売却を行うという手段が挙げられます。任意売却によるメリットは以下の通りです。・リースバック方式によって住み続けることができる。・競売よりも高い価格で売却できる可能性が高い。任意売却によって購入した人が同意してくれた場合には、賃料を払うことによって住み続けることが可能になります(リースバック方式)。任意売却は保証会社の許可を得る必要があるので、なるべく早く申し出た方が良いでしょう。まずは銀行に相談してみる住宅ローンは契約当時の世帯年収などを基準にして返済計画を立てますが、必ずしも返済計画通りに返済が進むとは限りません。体調を崩してしまったことによって一時的に返済が滞ってしまったり、出産による産休や退職して育児に専念するために専業主婦になったりなど様々な理由によって返済計画に支障が生じる可能性があります。一時的に支障が生じた場合にはどうすればいいのでしょうか?まずは銀行に現状を伝えることをおすすめします。銀行からすれば信頼して住宅ローンの契約を行ったにもかかわらず、独断で延滞・滞納を行われてしまった場合には、後から理由を伝えたとしても配慮の余地がありません。しかし、返済計画の支障が一時的な理由である場合には、返済計画の見直しによって一時的に返済額を引き下げてくれるなど、競売を免れることができる可能性があるため、まずは銀行に相談してみましょう。まとめ住宅ローンの延滞・滞納を続けた場合には、住宅ローンの対象の物件を競売で失ってしまうことを覚悟しておかなくてはなりません。しかし、延滞・滞納を行ってしまったからといって即座に競売が行われるわけではありませんので、延滞・滞納に陥ってしまったとしても放っておかずに、任意売却やその他の解決策を模索するようにすることができるので、まずは銀行に相談など解決策を検討するようにしましょう。
2018年01月12日来年度から始まる給付型奨学金が話題だが、貸与型では、その返済に苦しむ人がまだ多いのが現状。そこで今回、新たに始まる予定の救済策を経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた。 【1】’17年度生向け所得連動型 これまでも、奨学金を借りた本人の年収が300万円以下の場合、申請すると返済額をゼロに猶予してもらえる仕組み自体はあった。だが、返済方法は毎月決められた一定額を返す『定額返済』しかなかった。 「無利子奨学金を来年度から受ける学生を対象に『所得連動型』と呼ばれる返済制度が始まります。本人の年収から各種控除を除いた所得の9%を返済額とするものです」 たとえば、月5万4,000円の無利子奨学金を4年間借りるAさんのケースで見てみると、返済総額は259万2,000円となり、従来の定額返済では15年間、月々1万4,400円を返済することになる。 「Aさんが所得連動型を選んだとします。年収が200万円だと各種控除後の所得は約62万円です。1年間の返済額は所得の9%ですから、約5万5,800円。月に換算すると約4,650円と、定額返済よりかなり楽な返済額です。Aさんが年収300万円に昇給すると、月々の返済額は約8,900円に増えます。さらに、年収が500万円になると月々の返済額は約1万8,500円になり、定額返済の月1万4,400円を超えます。そのまま所得連動型を続けることも、途中で定額返済に変更することも可能です。逆に、Aさんの年収が100万円に下がって、各種控除後の所得がゼロになっても、月2,000円は返済しなければなりません。もちろん、申請すれば、年収300万円以下の猶予制度は利用できます」 【2】既卒者向け減額制度 すでに卒業している人は「所得連動型」が選べないため、文部科学省は来年度から、従来の返済額減額制度を拡充する予定だ。 「現在の減額制度は、最長10年間、返済額を2分の1に引き下げるものでした。来年度からは、最長15年間、返済額を3分の1か、2分の1に引き下げることができます。減額制度は、年収325万円以下なら、有利子奨学金でも無利子奨学金でも利用できます。有利子の場合、期間が延びると利子がかさみ返済総額は増えるものですが、増えた分の利子は国が負担し、本人の返済総額は変わりません」 しかし、これらの制度は返済の免除ではない。本人が亡くなるか、障害などで返済ができないと認められるまで、返済は続く。荻原さんは奨学金について、こう語る。 「奨学金とはいえ、貸与型は“教育ローン”と認識しましょう。借金と考えると、日本学生支援機構の利率は、昨年3月の卒業生で0.16%(基本月額にかかる利率固定方式)。『国の教育ローン』の1.81%と比べても相当低いです」
2017年03月06日奨学金で大学へ行っても、その後就職ができないなどの理由から返済遅延や返済滞納する若者が急増しているという問題が起こっています。そんななか、給付型奨学金という新たな制度についての検討がされています。学びたい意欲のある子どもや親にとってはうれしい限りのこの制度について、親たちの意見を聞いてみました。Q.給付型奨学金、どう思う?1.評価できる 68.0%2.評価できない 6.4%3.わからない・どちらとも言えない 25.6%68%の親たちが給付型奨学金を評価できると回答しました。わからない・どちらとも言えないという人も審査や基準がクリアになれば賛成という人がほとんどという結果に。■貧困の連鎖を断ち切るきっかけに勉強が好きで学ぶ意欲があるのに、経済状況が原因で大学進学をあきらめなければならない、そんな子どもたちは世の中で救ってあげるべきだという意見が多くありました。今問題になっている貧困の連鎖を断ち切るためにも、給付型奨学金制度を確立してほしいとの声が。「親が貧乏だから大学を諦める、そんな世の中ではなくなってほしい」(埼玉県 30代女性)「シングルマザーはどんなに頑張っても家計にゆとりが出るまでにはいたりません。うちの娘は勉強が好きみたいなのですが、塾に行かせてあげる余裕などないのです。きちんと基準を決めた上で、貧困の家庭の子どもたちにもっと支援できる世の中になってほしいと願っています」(神奈川県 40代女性)「お年玉の一部は子どもに渡しています。残りは貯金。貯金額が10万円ごとに定期預金に変更しています」(兵庫県 40代女性)「親の貧困が原因で子どもに奨学金返済という借金を背負わせるのは、頑張っている親にとってもストレスです。貧困の連鎖にならなぬようにしてあげたいです」(神奈川県 50代女性)■しっかりとした基準や審査が必要給付型にするからにはもちろんしっかり授業を受け、勉強してほしいもの。さらには偏差値の高い大学のみにするべきなどの意見もありました。「大学に行って遊んでいるような人には支給してほしくない。ちゃんと授業を受ける、学ぶ意思のある人だけにする基準が必要だと思う」(宮崎県 40代女性)「制度の中身が大事だと思います。一生懸命努力をして成績を維持する方なら応援してあげたいです! 努力を怠って遊びに使うようになってしまった場合は、打ち切りし返却するような制度も併せてあってほしいです」(茨城県 40代女性)「まず、大学のレベルも考えてほしい。今の時代、高校卒業の子どもの数より、大学側が応募している数の方が多いのです。選ばなければどこの大学でも行ける時代」(神奈川県 40代女性)■奨学金経験者が感じる返却の壁自分自身が奨学金を借りていたという人からは、返済の長さと大変さについてのコメントがありました。給付型になることでやる気がある子がたくさん大学に行ける世の中でありたいですね。「自分の奨学金をついこないだまで返していました。長かったです。給付型はありがたいですね。本当に学びたい志がある子には可能性を広げてあげてほしいです」(千葉県 30代女性)「私自身、奨学金を借りて進学しました。10年かけて返済しましたが、私のときにもこの制度があったら、良い意味でやる気が出たかもしれない」(神奈川県 40代女性)Q.給付型奨学金、どう思う?アンケート回答数:3552件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年01月25日●連載の目次は こちら から●住宅ローンのマッピングが頭に入って、金利の大枠についても把握した。そうなると、残すは「住宅ローンの返済期間を、どう決めるか?」という問題だ。引き続き、住宅ローンに詳しいファイナンシャルプランナーの浅井秀一さんに、お話を伺った。■住宅ローンは60歳~65歳で完済が理想多くの住宅ローンの最長返済期間は35年で設定されている。しかし、仮に40歳で住宅を購入し35年返済を選ぶと、完済は75歳。ローンの残りを一括返済するために退職金を使ってしまうと、最悪の場合、その後は年金だけで生活することにもなりかねない「住宅ローンの返済は、定年を迎える60歳~65歳くらいまでに終わらせる計画を立てるのが理想です」(浅井さん)■返済期間の設定で違ってくる返済総額返済期間を長くすれば月々の返済額が減るので、さしあたっての生活は楽。けれども、返済期間を短くできれば、下記のごとく返済総額は少なくなる。 ■金利上昇リスク軽減の効果もまた、下図の「変動金利型」や「固定金利選択型」のローンの場合は、返済期間が短いほど、将来的な金利上昇リスクを抑えることができる。■「とりあえず35年で」はNG!「今の生活を大切にしたいから、長期間で返済にする」「リスクを軽減したいから、ちょっと返済は頑張ってみる」など、人によって選択は違ってくるだろう。「35年借りられるなら、とりあえずそれで」というのではなく、返済期間は自分のライフサイクルや価値観を反映しながら、選びたいものだ。次回は、「フラット35」の賢い利用方法について、住宅ローンのプロに聞いてみよう。
2016年08月16日●貸与利率で注意することは?いまや大学生の過半数が受給しているという奨学金(日本学生支援機構「学生生活費調査(平成24年度)」)。返済不要の給付型奨学金でない限り、奨学金は返済しなければなりません。日本学生支援機構の奨学金は、無利息の第一種奨学金と有利息の第二奨学金がありますが、いずれも貸与型。奨学金といえど借入金なのです。独身時代は問題なく返済できても、学生時代の負債を40歳近くまで払い続けると思うと、重荷も感じますね。できる限り効率よく、上手に返済する方法を検討してみましょう。○貸与利率は申請時点ではわからない!?借入金を効率的に返済するための鉄則は、ムダな利息を払わないこと。しかしながら、日本学生支援機構の奨学金制度は一般的なローン返済と異なる点が数々あり、貸与利率もそのひとつ。第二種奨学金の貸与利率は奨学金申請時点の利率ではなく、貸与が終了した時点の利率を用います。つまり、申請時点では借入金に対する利息の金額が分からないため、毎回の返済金額は概算しか分かりません。4年後に貸与が終了して、初めて毎回の返済金額が確定するという仕組みです。そのうえ、「利率固定方式」及び「利率見直し方式」といった付利方式は、奨学金を申し込む際に選択しなければなりません。4年後にそれぞれの利率を確認するときに「違う方を選べば良かった…!」と後悔することもあり得ます。付利方式は申込時に選択した後でも、貸与期間が終了する年度の一定期間前までなら変更可能。まだ貸与中という人は市場金利等をチェックしながら、変更の検討をするようにしましょう。※写真は本文と関係ありません●おすすめの返済方法は?さて、奨学金の返済は13年~20年と長くかかります。一般的に「返済期間が長い」=「払う利息が多い」となります。奨学金の返済方法は、毎月支払う「月賦返還」、あるいは借入総額の半分は月払い、残り半分は半年ごと(1月と7月)に支払う「月賦・半年賦併用返還」の2つから選択します。ボーナス時にまとまった金額を返済することは、それだけ早く返すということで、支払利息を減少できます。できれば併用払いを選択したいですね。ところが、奨学金を申し込み、返還誓約書を提出するときにどちらかを決めなければならず、返済中には変更できません。○繰り上げ返済のメリットは?それなら繰り上げ返済を利用してみましょう。繰り上げ返済は残額全部でなく、一部でも可能です。一部返済の場合は期間短縮となり、繰り上げ期間分の利息が免除されます。また、一般的なローンと異なり、繰り上げ返済をしても手数料がかからないのは、大きなメリットです。繰り上げ返済をする際には申し込みが必要となりますが、併用払いのように半年ごとに6か月分をまとめて返すのも良いでしょう。あるいはボーナス等のまとまった収入があるときに、10~20万円でも返せれば、利息免除と早期完済の効果が得られます。例えば毎月1万5,000円返している人がボーナスで20万円返済するなら、約13カ月分を先に返すことになり、それに対する利息がなくなります。完済時期も約13カ月早まるのは嬉しいですね。20歳代後半から30歳代になって、結婚・子育てなどライフプランの変化が起こるときに困らないために、効率よく返済していってください。※写真は本文と関係ありません筆者プロフィール:武田明日香(たけだ あすか)エフピーウーマン所属、ファイナンシャルプランナー。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく! トラベル!」「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「webR25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人を送るための知識を伝えている。人生の"やりたい"が"できる"に変わるお金の教養スクール開講中!
2016年03月31日クリス・ヘムズワース(32)が、俳優として成功してから両親の借金を返済してあげたのだという。クリスは、借金を返済するだけの金額を父親の口座に振り込んであげたのだそうで、弟のリアム(25)がザ・インディペンデント紙に「うちの父親は兄貴のクリスに電話して、『どんな気持ちかも分からないよ。借金があったから、死ぬまでその返済を続けるもんだと思って、ずっとそのプレッシャーがのしかかっていたのに、今はそれが完全になくなったんだ』って言ってたよ」「両親はいますごく幸せで、俺たちともっと一緒にいられることができるようになったからね。俺もそんなことを両親にしてあげたいよ」と明かした。またリアムは、クリスと共に一番上の兄ルーク(34)を交えた映画を一緒に作りたいと話していることも明かしており、「長い間その話はしているんだ。どんな映画になるかは分からないけど、チャンスは1回しかやって来ないんじゃないかな。だからパーフェクトな作品を待っているんだよ」とコメント。「俺が17歳の時に一番上の兄のルークとテレビ番組の一つのエピソードに出たことがあるんだ。子供向けのファンタジー作品だったんだけど、一番つらい経験だったよ。だって兄貴は自分がカメラに写っていないと、カメラに写っている俺を台無しにしようとしたんだ」と振り返り、「だから兄貴との映画作りは難しいものになるだろうね」と語った。(C)BANG Media International
2015年12月01日【ご相談】住宅購入を検討中。月々のローンはどのくらい払える?36歳男性です。現在賃貸住まいで、月12万5,000円(駐車場代込)程度の支払いがあります。そろそろ住宅を購入したいと考えていますが、月々いくらくらいまでローンの支払いにまわせるでしょうか?住宅購入価格は4,000万円を希望しております。現在の家賃が高いと感じており、これから子どもにかかるお金も増えていくと思うので、いまの家賃より大幅に下げなくてはというイメージがあります。毎月の収入で教育費、住宅ローンが賄え、年間100万円の貯蓄ができるとうれしいです。千葉県在住 浜田聡さん (仮名)【回答】戸建てなら、住宅ローンは月10万円程度なら無理なく組めそうです(ファイナンシャルプランナー 竹内 美紀からのアドバイス)住宅購入を検討されているのですね。住宅探しは、将来に向けて夢が膨らむ楽しい時間です。さて、月々の収入で、教育費・住宅ローンが賄え、年間100万円の貯蓄をされたいとのこと。その上で、住宅ローンの返済に月々どのくらいまわせるか、というご質問ですが、結論から申し上げます。■現在の家計状況なら、住宅ローンの毎月の返済額は10万円を目安にしましょう。ご希望の住宅購入価格は4,000万円ですが、戸建ての新築住宅を購入される場合、税金や手数料、保険料などの諸費用は物件価格の5%程度かかります。この諸費用を含めると、合計で4,200万円が必要です。預貯金1,500万円のうち、予備費として生活費の6カ月分(約210万円)、カーテンや家具、引っ越し費用などに使える予備資金として190万円、合計400万円を手元に残すとすると、頭金につかえるお金は1,100万円となります。つまり、3,100万円の住宅ローンを組むことになります。借入金額3,100万円、全期間固定金利2.1%の住宅ローンを返済期間35年で組んだとすると、毎月の返済額は約10万5,000円となります。現在、家賃と駐車場代で12万5,000円かかっていますが、4,000万円の新築一戸建てを購入することにより、約2万円の支出を削減することができます。これにより、毎月の赤字が4万1,000円から2万1,000円に減り、年間貯蓄額は現状の120万8,000円から144万8,000円に増えることになります。かなり余裕がでますね。一方、マンションを購入される場合は、別途「管理費」「修繕積立金」「駐車場代」の支払いが毎月発生します。そのため、毎月のローンの返済額が約10万5,000円ですと、住宅にかかる費用はこれまでよりも高くなるおそれがありますが、「管理費+修繕積立金+駐車場代」の合計が3万7,000円以下であれば、毎年100万円の貯蓄を死守することができます。ただ、幼稚園の月謝などの将来の出費を考えると、マンション購入で住宅ローンの支払いが月10万円以上になる4,000万円の物件は、少し無理があります。物件価格を引き下げるか、変動金利型のローンの利用も視野に入れておきましょう。■いまが貯めどき!資金を3つに分けて、効率のよい資産づくりを浜田さまのお子さまは、まだ1歳。教育費が本格的にかかるまで10年以上の余裕があります。いまが貯めどきですので、将来の出費に備えて資産づくりに取り組みましょう。ところで、いま、どのようなかたちで貯蓄をされていますか?余ったら貯蓄する、というやり方をしているなら、思い切って見直しをするべきです。「貯蓄はボーナスから」と決めて、貯める金額を引き出し、貯蓄専用口座などに取り分けておきましょう。そして、残ったお金で生活するように心掛けてください。取り分けた貯蓄用のお金は、用途に応じて3つに分けます。(1)流動性資金緊急予備資金です。急な出費や、収入が急に途絶えてしまったときのための準備資金で、生活費の6カ月分が目安です。すぐに引き出せる普通預金などに入れておきましょう。(2)安全性資金近々、確実に必要となるお金です。教育費や住宅購入費などが該当します。学資保険や定期預金などを利用して、必要な時期に確実に用意できるようにしましょう。(3)収益性資金いわゆる、老後資金がこれにあたります。長い期間をかけて、少しずつでもじっくり蓄えていくことが大切です。投資信託や変額保険など、インフレに強い金融商品で運用しましょう。(2)の安全性資金のうち、教育資金は進路によってかかる費用が異なります。高校までの学費は、毎月の収入で賄うことが理想です。習い事や塾、進路を決める際は、貯蓄を取り崩さずに払えるかがポイントになります。大学に関しては、私立文系の場合、大学の初年度納入金は約115万円で、次年度以降約90万円、4年間で約386万円かかります。私立理系で初年度約150万円、次年度以降は約123万円、4年間で約519万円です。こちらの資金に関しては、学資保険などの確実に用意できるもので積み立てるとよいでしょう。※文部科学省「平成25年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」より。住宅の資金計画が決まったら、次は楽しい物件探し。素敵な住宅が見つかるといいですね!コラム執筆者プロフィール 竹内 美紀(たけうち みき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士/相続診断士(R)システムエンジニア時代にFP資格を取得し、経営者保険営業を経て、ファイナンシャルプランナーとして活動中。保険税務や相続に強く、「争いにならないための相続」や「マネーセミナー」なども開催。「数字に夢や希望をのせていっしょに夢を叶えるお手伝い」をモットーに、お客様の気持ちを掬い上げながら、丁寧な相談と生活実感を踏まえたアドバイスで、お客様の夢の実現をサポートしている。竹内FP事務所 代表コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2015年10月27日大学に進学している学生の約半分が受給している奨学金。大学卒業後、就業してからも返済している人が多いのではないでしょうか。ご自身のライフプランに合わせ、奨学金を返済していくことが重要なポイント。今一度奨学金について見直してみましょう。○独身時代は問題なくても……日本学生支援機構の「学生生活費調査(平成24年度)」によると、大学(4年生昼間部)に進学している学生のうち52.5%の人が何らかの奨学金を受給しています。奨学金の種類や額にもよりますが、奨学金の返済は、開始から終了するまで12年から20年という長期間続く支出。読者の皆さんの中にも、現在奨学金を返済しているという人も多いでしょう。例えば、大学4年間にわたり月額5万円を利息付の第二種奨学金で貸与を受けていたとします。利息は「利率固定方式」と「利率見直し方式」のうち申し込み時に選択した一方で計算されますが、利率固定方式を選択した場合、貸与終了時に決定された利率が返還が終了するまで適用されます。現在の固定方式の年利率は0.69%と低めですが、現在返済中という方の中には1.5~1.9%の利率が適用されている人もいるでしょう。総額240万円の貸与を受けた場合、返済期間は15年間となり、毎月約15,000円の返済義務が課されているでしょう。夫婦共に同条件で貸与を受けている場合は、毎月約3万円が家計の固定支出として出て行くことになります。独身時代は各自問題なく返済できていたとしても、20歳代後半から30歳代になって、結婚・子育て・ファミリーカーへの買い替え・マイホームの購入など、ライフプランの中で支出項目および金額が大きく変化してくると、現在の家計や将来への貯蓄にも影響を及ぼしかねません。特に女性が奨学金を受給していた場合で、出産・育児などで一時的にでも収入が途絶えると、3万円の支出は家計への影響度も高いです。しかし家計が厳しいからといっても、返済を甘く見るのはNG。延滞金(平成27年現在、年5%)が課されたり、長期滞納者には法的措置も取られます。個人信用情報機関に登録され、俗に言うブラックリストに載るのもその1つです。慌てて滞納分を払っても、一旦ブラックリストに載ると5年間は抹消されません。クレジットカードや住宅ローンを申込みたくても拒否されてしまう可能性もあるのです。そのためにも返済を怠らず、家計全体で必要な支出や貯蓄をする工夫が必要です。今一度家計を見直し、毎月の出費に無駄がないか確認しましょう。通話料や外食費など縮小できる支出は縮小していきましょう。共働きのうちは早く完済することを目標に、ボーナスなどで繰上げ返済を検討するのもその1つです。繰上げ返済は一部でも全部でも可能ですが、一部返済の場合は期間短縮となり、繰上げ期間分の利息が免除されます。ただし他に返済すべきローンがある場合は、奨学金にこだわる必要はありません。借入金利・返済期間・残高を考慮して節約効果が最も高いものを繰上げ返済するようにします。夫婦の一方が育児に専念する期間がある場合は、奨学金の返済が家計を圧迫してしまう可能性もあります。仕事復帰までの間の奨学金返済を減額する「減額返還制度」も検討してみましょう。一定期間返済を停止して先送りにする「返還期限猶予」という方法もあります。いずれも申請をして承認を受ける必要がありますが、延滞にならないので安心です。※画像は本文と関係ありません。○著者プロフィール武田明日香エフピーウーマン所属ファイナンシャル・プランナー南山大学経済学部卒業後、大手印刷会社に入社。2010年に、法人営業の仕事をしながら自己啓発のためにファイナンシャルプランナーの資格を取得。「女性がライフステージで選択を迫られたときに、諦めではなく自ら選択できるための支援がしたい」という想いから、2013年にファイナンシャルプランナーに転身。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく!トラベル!」、「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「webR25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人生を送るための知識を伝えている。お金の知識が身につく初心者向けマネーセミナー受付中(受講料無料)
2015年10月07日【ご相談】50代夫婦、このまま住宅ローンを払い続けていけるのか心配です54歳男性です。妻は53歳で夫婦ともに会社員です。教育費の負担は終わったのですが、住宅ローンの返済がまだ20年近く残っています。老後にお金で苦労はしたくないと思っているのですが、今の家計で住宅ローンを払い続けていけるでしょうか?埼玉県在住 高田正男さん (仮名)【回答】住宅ローンの早期返済に向けて家計の見直しを!リタイア後の家計の収支について、具体的なイメージをつかんでおくことも大切です(ファイナンシャルプランナー 小林 美智子からのアドバイス)夫婦ともに50代になり、老後の生活も視野に入りはじめる頃ですね。住宅ローンを払い続けていけるのかご心配とのこと。残りの返済年数はまだ20年近くあり、不安を感じられるのも無理はありません。現在の家計の状況ですが、二人の娘さんはすでに25歳と23歳ということで、教育費の負担は終わっています。基本的な生活費についても、特に無駄遣いをされているような項目はないようです。今のところ、夫婦二人の手取りの収入を合わせると約43万円となり、住宅ローンも含めた毎月の支出、約38万円をまかなうことができています。このまま今の収入が維持できれば、当面は住宅ローンの返済を続けていけるでしょう。しかし、住宅ローンの返済が70歳を過ぎるまで続くことを考えると、ずっと安心というわけにはいかないかもしれません。漠然とした不安を解消していくには、リタイア後の暮らしを具体的にイメージしていくことが必要になります。リタイア後の暮らしをイメージするために、50代になったらチェックすべきポイントをみていきましょう。■勤務先の退職金制度や再雇用制度、老齢年金等について確認しよういつまでどのくらいの収入が得られるのか、退職金はいくらもらえるのかによって、リタイア後の生活設計は大きく変わります。「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」(高年齢者雇用安定法)により、定年が60歳の場合でも、本人が希望すれば、最長65歳まで雇用(再雇用を含む)することが企業に義務付けられています。ご自身の勤務先がどのような制度を導入しているのか調べておきましょう。また、再雇用制度を利用する場合、働き続けることができても収入が大きくダウンすることがあります。どの程度の収入が想定されるのか、事前に確認しておきましょう。リタイア後の主な収入は公的年金です。高田さまは、ご夫婦ともに50歳以上ですので、「ねんきん定期便」で老齢年金の見込み額を知ることができます。その他にも、厚生年金基金などの企業年金や個人年金保険などの私的年金があれば、何歳からいくら受け取ることができるのか把握しておきましょう。■生命保険を見直して、老後資金の原資にしましょう高田さまの場合、現在の毎月の収支は約5万円のプラスとなっています。毎月5万円の貯蓄をされているということで、年間で約60万円、これに奥さまのボーナス25万円を全額加えることができると、1年間で約85万円の貯蓄が可能です。仮にこの収支が、ご主人さまが60歳になられるまで続くとすると、6年間で約510万円となり、現在の貯蓄150万円と合わせると660万円になります。基本生活費については、堅実なやりくりをされているようですね。しかし、今回、見直しを提案させていただきたいのは、保険料についてです。加入されている保険の状況を拝見すると、ご夫婦ともに死亡保障額が適正な水準よりも多い可能性があります。お子さまの教育費負担も終わっていますし、貯蓄目的の終身保険はそのまま継続するとして、それ以外の死亡保障については削減の余地がありそうです。住宅ローンの名義がご主人さまで、団体信用生命保険に加入されている場合、ご主人さまに万一があったときは、住宅ローンの返済はなくなります。ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談して、適正な必要保障額を計算してもらうとよいでしょう。医療保険についても、現役時代は収入補てんとしての意味合いもあるかもしれませんが、今後はシンプルに医療費への備えと考え、高額療養費制度など公的な保障も踏まえて費用対効果を考えた保障へ見直していきましょう。保険料を節約できれば、先ほどの蓄えにさらに上乗せすることができます。ここに退職金を加えたものが老後資金の原資となります。また、貯蓄目的で加入している奥さまの終身保険を解約することで、さらなる上積みも可能です。解約返戻金がどのくらいになるか確認しておくとよいでしょう。60歳以降に収入が減少すると、家計の収支が赤字になることも予想されます。できれば住宅ローンは早めに返済してしまいたいところです。ご主人さまが60歳で定年を迎える頃の住宅ローン残高は、約1,600万円。退職金の額にもよりますが、完済も視野に入ってくるかもしれません。退職金も含めた貯蓄で住宅ローンを繰上返済(または完済)する場合は、手元に残るお金と60歳以降の就労による収入、65歳以降の年金収入と、老後の生活費とのバランスをとりながら返済に回せる金額を考えましょう。きちんとした計画もないままに住宅ローンの返済に回してしまうと、老後の早いうちに貯蓄が底をついてしまったり、介護や病気など不測の事態に備えることができなくなったりしてしまいます。厚生労働省が2015年7月30日に発表した「平成26年簡易生命表の概況」によれば、日本人の平均寿命は、男性が80.50歳、女性が86.83歳で、男女ともに過去最高を更新しています。リタイア後のセカンドライフは想像以上に長いものです。健康で自分らしく豊かなセカンドライフを送るためにも、50代の今から計画的に準備していきましょう。コラム執筆者プロフィール 小林 美智子(こばやし みちこ)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士/住宅ローンアドバイザー住宅購入や子どもの教育費の準備など、計画的な家計管理の必要性を感じ、家計の見直しを進めていくうちにファイナンシャルプランナーとなる。自身のライフプランにおけるお金の問題を解決してきた経験と、主婦として家計を守ってきた経験から、「難しいことをわかりやすく」をモットーに、お金にまつわる様々な問題や不安を解決する方法を発信している。こころFP事務所 代表コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2015年10月06日念願のマイホームを購入するにあたって、住宅ローンの利用を検討する人も多いのではないでしょうか? 利用者の中には、なるべく早くにローン返済を…と考えている人もいるかもしれません。でも、実際のところはどうなのでしょう? 「住宅ローン」についての調査結果では、意外な事実が判明しています。マイホームを買うときに気にしたこととは?日経BP社は、共働き子育て家庭向けのウェブメディア「日経DUAL」において、読者347名を対象に アンケートを実施 。「住宅ローンの借り方、返し方」についての調査結果を報告しています。 「住宅購入時に悩んだお金のこと」について73%の人が「家の購入予算(ローン返済額)は無理のない金額か」で悩んでおり、続いて「住宅ローンの金利は固定にするか変動にするか」を気にする人が69%、「賃貸の家賃がもったいないので家を買いたい」という人が40%いました。マイホーム購入にあたっては、何より「予算が適切かどうか」を重視している家庭が多いようです。繰り上げ返済を考えている人は少ない?住宅ローン利用の際、頭金について「なるべく入れた」という人は36%、「余裕資金分だけ頭金にした」人は44%、「あまり入れなかった」人は19%と、資金において無理をする人は少ないことがわかりました。また、住宅ローンの繰り上げ返済については「利息を減らすために、繰り上げ返済を優先する」人は31%、「ある程度貯金がたまるまで、繰り上げ返済は先送りするのがいい」とする人は48%と、繰り上げ返済は先延ばしする人が多いことも判明! 住宅ローン借り入れ後、すぐに繰り上げ返済をする家庭は、思っているよりも少ないのかもしれません。ローン返済中の家計管理はできている?では、住宅ローン返済中の家計管理についてはどうでしょうか? 調査によれば実際に「家計簿を付けて出費を抑えている」人は全体の14%しかおらず、家計簿を長い間付けていない人は34%、付けていても挫折した人が15%、付けているが出費を抑えられていない人が21%と、合わせて7割の家庭がうまく家計を管理できていない現状が明らかとなりました。住宅ローン返済は長く続くことがほとんどです。毎月・ボーナス時の返済額の検討、繰り上げ返済の頻度など、最初のシミュレーションでどれだけ把握しておけるかが大切です。その上で、締めるところは締め、息を抜くところはうまく抜いて、家計を管理できるといいですね。(すだあゆみ)
2015年09月24日念願のマイホームを購入するにあたって、住宅ローンの利用を検討する人も多いのではないでしょうか? 利用者の中には、なるべく早くにローン返済を…と考えている人もいるかもしれません。でも、実際のところはどうなのでしょう? 「住宅ローン」についての調査結果では、意外な事実が判明しています。マイホームを買う時、気にしたこととは?日経BP社は、共働き子育て家庭向けのウェブメディア「日経DUAL」において、読者347名を対象に アンケート を実施。「住宅ローンの借り方、返し方」についての調査結果を報告しています。「住宅購入時に悩んだお金のこと」について73%の人が「家の購入予算(ローン返済額)は無理のない金額か」で悩んでおり、続いて「住宅ローンの金利は固定にするか変動にするか」を気にする人が69%、「賃貸の家賃がもったいないので家を買いたい」という人が40%いました。マイホーム購入にあたっては、何より「予算が適切かどうか」を重視している家庭が多いようです。繰り上げ返済を考えている人は少ない?住宅ローン利用の際、頭金について「なるべく入れた」という人は36%、「余裕資金分だけ頭金にした」人は44%、「あまり入れなかった」人は19%と、資金において無理をする人は少ないことがわかりました。また、住宅ローンの繰り上げ返済については「利息を減らすために、繰り上げ返済を優先する」人は31%、「ある程度貯金がたまるまで、繰り上げ返済は先送りするのがいい」とする人は48%と、繰り上げ返済は先延ばしする人が多いことも判明! 住宅ローン借り入れ後、すぐに繰り上げ返済をする家庭は、思っているよりも少ないのかもしれません。ローン返済中の家計管理はできている?では、住宅ローン返済中の家計管理についてはどうでしょうか? 調査によれば実際に「家計簿を付けて出費を抑えている」人は全体の14%しかおらず、家計簿を長い間付けていない人は34%、付けていても挫折した人が15%、付けているが出費を抑えられていない人が21%と、合わせて7割の家庭がうまく家計を管理できていない現状が明らかとなりました。住宅ローン返済は長く続くことがほとんどです。毎月・ボーナス時の返済額の検討、繰り上げ返済の頻度など、最初のシミュレーションでどれだけ把握しておけるかが大切です。その上で、締めるところは締め、息を抜くところはうまく抜いて、家計を管理できるといいですね。
2015年09月19日今やダブルインカム(共働き)が当たり前な世の中になっていますね。特に住宅ローンを抱えている家庭では、夫婦ともに働かないと厳しい経済状況となっていることも多いと聞きます。今回は、住宅ローンを抱えた共働き世帯の生命保険の見直しを、どのように考えたらよいかを考えてみましょう。夫婦のどちらか一方が単独でローンを組んでいる場合夫婦のどちらかが単独で住宅ローンを組んでいる場合、まず「団体信用生命保険」が住宅ローンに付いているかどうかで見直し方法が変わってきます。なぜなら、団体信用生命保険は、住宅ローンを借りている人に万一のことがあった場合に、残りの住宅ローンが返済される保険だからです。例えば、夫が住宅ローンを借りていて、夫に万一のことがあった場合には、団体信用生命保険によって住宅ローンの残りは全額返済され、残された妻には返済負担のないマイホームが残されます。夫婦二人暮らしで、妻の働きで生計を維持できる場合は、夫の死亡保障は特に用意しなくてもよいかもしれません。しかし、子どもがいる場合は少し違ってきます。団体信用生命保険によって住宅ローンの残債は無くなりますが、残された妻と子どもの生活を考えなくてはなりません。妻が正社員等で、自分の収入と遺族年金等で生活に困らないのであれば、夫に大きな死亡保障は考えなくてもよいかもしれません。ただ、妻がパートなどの家計の足しという働き方をしている場合は、夫に万一のことがあったときの死亡保障をしっかり備えておく必要があります。とはいえ、住宅ローンと子どもの教育費の積み立てだけで精一杯で、死亡保障の保険料負担までは無理、というご家庭も多いのではないでしょうか。そこで、保険料をできるだけ抑えつつ必要な死亡保障をカバーしたい場合、「収入保障保険」という選択肢があります。図1 収入保障保険の仕組み例図はイメージで、実際の商品とは異なります資料:執筆者作成収入保障保険は、保険金が毎月一定額ずつ支払われる保険で、被保険者が万一の場合、残された家族が毎月お給料感覚で保険金を受け取ることができる保険です。また、亡くなったときから保険期間満了になるまで保険金が支払われるので、早期に死亡した場合に受取総額が多くなり、徐々に逓減していくという特徴があります。必要保障額は子どもの成長と共に減少していくので、効率のよい保険の掛け方ができます。そしてなにより、保険料が安く抑えられるというメリットがあります。図2 契約年齢:30歳 保険期間・保険料払込期間:60歳満了 年金(保険金)月額10万円の場合資料:執筆者作成夫婦で連帯してローンを組んでいる場合夫と妻の双方の収入を合算して住宅ローンを組む場合、どちらかを主債務者、もうひとりを連帯債務者とする場合があります。この場合、主債務者のみが団体信用生命保険に加入するのが一般的です(「フラット35」には夫婦ともに保障対象となるものがあります)。主債務者に万一のことがあった場合には夫の分の住宅ローンは無くなりますが、連帯債務者が亡くなった場合には住宅ローンは残ります。夫婦の収入にもよりますが、一般的に夫が主債務者、妻が連帯債務者だった場合、もし妻が亡くなったとしても住宅ローンはまるまる残ることになるのです。この場合、連帯債務者である妻の死亡保障を考えることが重要です。ここでも、収入保障保険を活用しましょう。残された主債務者である夫が、それまでの妻の分まで一人で住宅ローンを負担することになるのですから、経済的にはかなり厳しくなることが予想されます。住宅ローンの返済期間にあわせて収入保障保険を準備しておけば、ローン残高に合わせて保険金も減るため合理的で、妻に万一のことがあっても対処できます。なお、主債務者である夫が亡くなった場合も、妻の分の住宅ローンは残りますので、収入保障保険でローン返済や子どもの教育費、生活費に備えておくとよいでしょう。夫婦で別々にローンを組んでいる場合夫と妻が別々にそれぞれローンを組む場合は、団体信用生命保険を別々に付けることになるため、万一の場合は亡くなった方の分のローンが無くなります。残された側は今までと変わらず自分の住宅ローンを払うことになりますが、共働きからシングル世帯となることから経済的に厳しくなることも予測されます。子どもがいる場合は、やはり夫婦ともに住宅ローンの返済期間に合わせて、収入保障保険を準備しておくとよいでしょう。他に考えるべき保険の見直しどのパターンの住宅ローンの組み方をした場合でも、夫や妻が健康で収入を得られることが前提となっています。たとえ「万一」は無くても、体を壊して入院ということになっては、ローンの返済計画も見直しを余儀なくされることがあります。元気でいられるのがベストですが、病気やケガへの備えも大切です。共働きの場合、夫婦どちらが入院したとしても、どちらかの収入が途絶えると、毎日の生活に支障が出ます。特に子どもが小さい間は、家事代行や子どもの送り迎えを有料サービスでお願いしたり、託児所に依頼したりするなど、思わぬ出費がかさむ可能性があります。家事代行などは、2時間程度で5,000円?8,000円程度かかります。託児サービスも一時預かりだと費用がかさみます。このような出費に対処するためには、夫婦で「医療保険」を準備しておくとよいですね。夫婦ともに日額5,000円?1万円程度の入院保障を付けていると、ひとまず安心です。ダブルインカムで住宅ローンを返済しているご家庭では、夫婦のどちらにどんなことがあっても対処できるように、少ない金額で保障を付けられる、収入保障保険と医療保険で万全の準備をしておきましょう。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2014年12月16日オンデーズは12月から、深刻化している奨学金滞納問題への取り組みとして、奨学生の負担となる奨学金の返済金を給与に付加し、月々の奨学金返済を企業として加担する「奨学金返金救済制度」を導入する。○社内試験に合格した社員を対象に支給日本学生支援機構(JASSO)によると、奨学金の利用者は年々増加傾向にあり、2003年は約86万人だった貸与人数が、2012年には約134万人にも達した。利用者数の増加とともに、滞納者の数も年々増えており、2012年度の統計では、日本学生支援機構の奨学金滞納者は33万4,000人で、滞納額は925億円にものぼるという。奨学金は、卒業後に返還することで、次の世代のために利用される。滞納の主な原因として挙げられているのは、「不況による収入減と支出増」「安定した仕事に就けない」だ。同社は、企業に就職する新社会人の生活と、次の世代の学生を企業としてバックアップできる体制づくりが必要と考え、新制度の設立に至った。同制度は、独自の社内試験に合格した社員を対象に月々の返済額を給与に上乗せして支給する。対象者は、学生の時に奨学金受給をしており、現在も返済を続けている者で、社内試験に合格することが必要となる。社内試験は、筆記試験、プレゼン、グループワーク、面接を予定している。※画像と本文は関係ありません
2014年12月01日オンデーズは19日、奨学金滞納問題への取り組みとして奨学生の負担となる奨学金の返済金を給与に付加し、月々の奨学金返済を企業として加担する「奨学金返金救済制度」を2014年12月より導入すると発表した。同制度は、独自の社内試験に合格した社員を対象に、月々の返済額を給与に上乗せして支給することで、奨学金の返済分を企業が加担するというもの。対象は、学生の時に奨学金を受給しており現在も返済を続けている人で、かつ社内試験に合格した人となる。社内試験は、筆記試験、プレゼンテーション、グループワーク、面接にて行われる。日本学生支援機構(JASSO)によると、奨学金の利用者は年々増加傾向にあり、貸与人数は2003年には約86万人だったものが、2012年には約134万人に達し、この10年間で約1.5倍に拡大。増加傾向の利用者数と同時に、滞納者の数も年々増えており、2012年度の統計では、日本学生支援機構の奨学金滞納者は33万4,000人、滞納額は925億円で、1998年の15万人に比べると滞納者は倍以上に伸びているという。オンデーズは、学業を終了し、企業に就職する新社会人の生活と、次世代の学生を企業としてバックアップ出来る体制づくりが必要と考え、制度設立に至ったと説明している。
2014年11月20日じぶん銀行は11日、「じぶんローン」を安心して利用してもらえるよう、返済日3日前にEメールで知らせるサービスを開始した。同サービスは、「じぶんローン」の利用残高のある顧客に向けて、返済日3日前に登録されているEメールアドレスにお知らせメールを送るものとなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月12日群馬銀行では、同行で借り入れの住宅ローンについて、インターネットバンキングを利用して借入残高の一部を最終回返済日より前に繰り上げて返済する「インターネットバンキング住宅ローン一部繰り上げ返済サービス」を開始する。主なサービス内容は、住宅ローン一部繰り上げ返済の予約申し込み(お申し込み内容の取消)や住宅ローン一部繰り上げ返済シミュレーション、住宅ローン残高照会ができるほか、10万円以上1円単位で申し込みができ、一部繰り上げ返済手数料が無料に。また、土・日・祝休日も利用できる、インターネットバンキングなので来店不要など、今までより便利になる。固定金利と変動金利、いずれの適用金利期間中でも申し込みが可能で、返済方式は期間短縮返済方式、返済額変更方式どちらも可能。スマートフォンからの申し込みもできる。詳細は同行Webサイトまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月05日出金手数料は105円第一生命保険株式会社が、セブン銀行との間で、17日からATM入金提携を開始した。これにより、セブン銀行のATMで入金や返済可能額照会が可能となった。第一生命とセブン銀行との間では、すでに出金と引き出し可能額の照会ができるようになっており、平日は8時から21時まで、土日祝日は9時から20時まで、手数料105円で引き出すことが可能。それ以外の時間帯は取り扱われていない。入金は1千円単位で、手数料無料今回の提携で、契約者貸付金の返済のための入金や照会も同時間帯に可能となり、手数料は無料。ただし一部返済できない場合もある。入金は1千円以上かつ1千円単位となる。第一生命は今回の発表に際し下記のようなコメントを発表している。第一生命保険株式会社は、このたび、株式会社セブン銀行とATM入金提携を開始し、同行ATMによる入金(契約者貸付金の返済)および返済可能額照会を可能とします。従来の出金および引出可能額の照会に加えて、ご利用ください。
2011年01月18日早期返済を要望活動開始自賠責保険の保険料で積み立てた資金の大部分が国に貸与され、5893億円が返済されないままとなっている問題で、自動車ユーザーや事故被害者らが政府と与野党に早期返済を求める要望活動を開始する。期限通りに返済を15日、早期返済の要望活動として自動車損害賠償保障制度を考える会が国に対して要望書を提出する。要望書では、自賠責保険は自動車ユーザーが支払った保険料により交通事故被害者を支える共助の仕組みであることを強調している。積立金は一般会計に貸し出されたまま、6000億円近くが返済されずに期限である11年を迎えようとしているため、期限通りの返済を求める。
2010年09月18日