「道路」について知りたいことや今話題の「道路」についての記事をチェック! (6/6)
地震大国と呼ばれる日本では、建築物の耐震強度を高めることは常に重視されてきました。近年では道路についても、日常的な通行の安全性確保を当然の前提としながら、災害時にはライフラインの一つとなることから、耐震補強が課題になっています。さらに、高速道路に関しては阪神淡路大震災において、阪神高速道路が甚大な被害を受けたことを教訓に、NEXCO各社は道路だけでなく橋梁の耐震補強にも力を注いでいます。地震などの災害で橋梁部に甚大な損害が生じた場合、復旧には土工部(土を掘り、運び、盛り固めるなどの基礎的な作業)より多くの時間や費用がかかります。NEXCO東日本では、阪神淡路大震災を教訓にして、災害に強い高速道路ネットワークを構築するため、多くの橋梁にRC(鉄筋コンクリート)巻立工法という耐震補強を行っています。これは既設の橋梁周囲に鉄筋を巻き、その上から厚さ200~250mm程度のコンクリートを巻き立てて補強するものです。東日本管内には開通から30年以上経過した東北道や常磐道がありますが、いずれも補強工事が一通り完了していたため、2011年3月11日に発生した東日本大震災でも、倒壊や落橋などの甚大な損傷はなく、早期復旧につながりました。NEXCO中日本の管内では、供用後30年を経過する道路が全体の約7割を占めており、適切な点検と集中的な補修・補強といった、高齢化する高速道路ネットワークの長期的な保全事業の推進が急務となっています。国民生活に必要不可欠な高速道路を健全な状態で百年以上維持するという「百年道路」を目指し、対症療法的な「事後保全」から「計画保全」への転換を推進しています。「百年道路」計画の着実な実行に向けて、橋梁の耐震補強、盛土補強対策など災害に強い道路づくり計画的に取り組んでいます。NEXCO西日本でも、東日本大震災の経験を踏まえて、津波を含めた自然災害による被害想定と災害復旧対策の見直しを行うとともに、地域や関係機関との連携強化により、防災機能を高め、災害に強い高速道路を目指しています。また、高速道路は地震などの自然災害が発生した場合、救援活動に重要な役割を担う道路として位置付けられており、橋脚の耐震補強を積極的に進めるとともに、さらなる耐震性の向上を目的とした検討を進めています。大規模地震時にも緊急輸送路として機能を十分発揮できるよう、橋脚などの耐震補強工事を行っています。備えることは、たゆまぬ努力であり、挑戦でもあるのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日高速道路には「こんなところにこんなものが?」と驚くような施設があります。いずれも高速道路を安心、安全、快適、便利に利用するために設置されています。NEXCO東日本管内の東京湾アクアラインには、トンネルの地下に緊急避難用通路があります。緊急避難用通路は車両も通行できますが、通常のトンネルより小さいため、一般の緊急車両は通行できません。そこで、海ほたるPAには緊急避難通路用の緊急車両が配置され、火災などの緊急時にも即座に現場に向かうことができるようになっています。上信越自動車道の横川SA(上り線)では、実際に使用していた電車の一部を設置して、昭和30年代の信越本線の横川駅を再現しています。売店では、駅弁で有名な「おぎのや」の峠の釜めしを販売しています。もちろん、購入した釜めしを電車の中で食べることもできます。東北道の佐野SAには、高速道路から直接出入りが可能な宿泊施設「E-NEXCO LODGE」があります。1名で宿泊の場合は1室5,250円、4名で宿泊の場合は1室10,500円で利用できます。いずれもレギュラーシーズンの金額なので、詳しくはE-NEXCO LODGEまでお問い合わせください。E-NEXCO LODGEは上り線の敷地内にありますが、下り線からも階段を経由して上り線に行くことができます。予約はインターネット上の他、電話でも受け付けています。NEXCO中日本も負けてはいません。名二環こと名古屋第二環状自動車道には、設置面積1万4千㎡・発電量約2千kwの、高速道路に設置された太陽光パネルとしては最大のメガソーラーを設置しています。高速道路では全国初の、バイオディーゼル燃料製造プラントも設置しています。新東名などのSA・PAから発生した廃食油を回収・精製し、高速道路の維持管理車両の燃料として使用しています。資料写真を見ると意外にこじんまりした規模なのが、地に足が着いている良い感じです。その他にもNEXCO中日本には、世界に一台しかないという走りながら路面の落下物を回収できる新型路面清掃車を所有しています。清水PAでは、併設された「ぷらっとパーク」でバイクをレンタルできる『レンタルバイクNEOPASA清水』を2012年7月21日~11月30日の期間限定で設置しています。しかもこの清水PA、フードコートに隣接して車やバイクを展示・販売しているのですから驚きです。まだまだ紹介しきれなかった設備がたくさんあります。みなさんも、ひとっ走り探検に出かけてみてはいかがですか?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日冬になると、高速道路上に「白い物体」が撒いてあることがあります。この正体は「凍結防止剤」の塩化ナトリウムです。高速道路では雪が路面に積もると除雪を行うほかに、路面が凍結するのを防ぐため、「凍結防止剤」を撒きます。道路に凍結防止剤として塩を撒くのは、路面上の水分が凍って氷で覆われた状態になるアイスバーンや、降り積もった雪を車両が踏むことで氷の層が形成される圧雪アイスバーンを解消するためです。凍結防止剤のほとんどは、塩化ナトリウムや塩化カルシウムです。小学校の理科の時間で『試験管に入れた真水は0℃で凍るのに、食塩を入れたら0℃では凍らない』という実験があったのをご記憶の方もいらっしゃるでしょう。これは塩水を作ることによって凍結開始温度を下げる、いわゆる凝固点降下を起こし、氷を水の状態にするという原理です。よって、0度より低い温度でも凍らなくなります。また、塩化ナトリウムや塩化カルシウムが溶けるときに熱を発生するため、その周りを溶かすこともできるのです。道路脇や橋のたもとに袋が設置されている場合もあり、各自で散布することもあります。ただし、塩化ナトリウムや塩化カルシウムは金属を錆びさせる力や環境への影響もあるため、有機系の凍結防止剤など代用品も出てきています。凍結防止剤の散布の他にも、アイスバーンなどを解消するため、砂や砕石といった滑り止め材を散布したり、除雪後のツルツルした路面に傷をつけてタイヤの摩擦抵抗を高めることも行われています。路面の凍結を防ぐ凍結防止剤の散布は、通常はこれから雪が降ると予測されていたり、既に降った雪が解けて、路面に残った水分が気温の低下で凍ってしまうような場合で行います。また、気温低下に伴って霜が降りる場合にも、路面がぬれて凍ってしまうことがあるので、凍結防止剤を撒くことがあります。路面に雪が無いのに凍結防止剤を撒くのはそのためです。高速道路の除雪や凍結防止剤の散布は、気象予測と道路巡回による現場確認に基づいて作業の実施を判断します。気象予測では、気温や降水確率、降水量の他に、一般には耳慣れない「路温」と呼ばれる路面の温度予測なども使って効率的な作業を行うようにしています。雪が降ることは止められませんが、路面が凍るのを防ぐことはできます。冬季の路面凍結防止と安全性向上のため、地道な作業が続けられています。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月19日NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本の3社では、高速道路を安全・安心・快適・便利に運用するために、作業の目的に応じた車で高速道路を管理しています。今回は、そんな「働く車」をご紹介します。NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本の3社では、高速道路を安全・安心・快適・便利に運用するために、作業の目的に応じた車で高速道路を管理しています。今回は、そんな「働く車」をご紹介します。地震や大雨などで高速道路が壊れた時、その場所に行って衛星通信で音や映像を配信します。この車から送られる映像を基に復旧方法を検討します。道路照明や標識など、高いところに設置した設備のメンテナンスに使用する車です。道路照明は高さが12mもあり、作業の際には背の高い車が必要です。この車は15mまで高くすることができます。降雪時に雪かきを行う車です。ブルドーザーのような「スノープラウ」という大きな道具を取り付け、何台もの除雪車がチームを組んで並び、雪を一気に端に寄せていきます。スノープラウの大きさは幅4mと、間近で見ると思わず圧倒される大きさです。作業に応じて装置を載せ替えて、中央分離帯部の樹木選定や、のり面の草刈り、トンネル照明灯具清掃、除雪作業などを行います。写真はトンネルの側壁洗浄を行う装置を取り付けた状態です。遮音壁外装板の点検作業や補修作業に使用します。NEXCO東日本管内の東京外環道の場合だと、高さは約8mにもなります。遮音壁に近づいて作業が出来るよう、アームが遮音壁の高さを越えて、遮音壁背面に作業台を配置します。高速道路の巡回に使用します。落下物の回収等や交通規制を行うこともあるため、後続車に落下物の存在を知らせる電光式の標識を設置したり、カラーコーン等の規制機材を搭載したりしています。トンネル内の照明や換気装置「ジェットファン」などの設備の点検や清掃、補修などに使用します。最大で5m以上の高さまで荷台を昇降させて作業を行います。道路の上に落ちているゴミを掃除します。高速で回転する「掃き寄せブラシ」やゴミを吸い取る「吸い込みブラシ」で土やゴミを吸い取ります。いかがでしたか?上記の車両は、高速道路で働く車の代表的なものです。この他にも、災害時に活躍する災害対策本部車や、雪道での作業に特化した圧雪処理車など、多くの車が高速道路を安全に管理するために活躍しています。高速道路を走行中に見慣れない作業車があったら、調べてみるのも面白いかもしれません。ただし、わきみ運転にはご注意を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月14日高速道路では、供用中の高速道路の上に高速道路を横断するための橋を建設することがあります。道路と橋が交差するので、工事の際は安全確保のために通行止めを行いますが、影響を最小限にするため、過去の交通量などから工事を実施する曜日や時間を想定するほか、工事の方法も工夫しています。大型クレーンは架設工事の一般的な方法として、多くの現場で採用されています。クレーンで橋桁を吊り下げて、一晩で橋を架設します。クレーンのアームの長さは最大で約100m、吊り下げ能力は1000tを超えます。1000tと言われてもピンとこないという方のために、参考までにジャンボジェットの愛称で呼ばれる大型旅客機「ボーイング747」の重量は約180tです。ちなみにこのボーイング747、2005年にエアバスA380が登場するまで、世界最大の旅客機でした。大型クレーンの力がいかに強いか分かります。大型多軸台車は、橋桁の組立場所から架設地点まで車体が移動できる平坦なヤードがある場合に採用されます。現地で橋桁をあらかじめ組み立て、大型多軸車を使って運搬し、一晩で橋を架設します。大型多軸車の大きさは全長約10m、軸の数は一般的には6軸程度です。幅は3m以上あり、橋の大きさによっては2台の台車を使って運搬します。大型クレーンや大型多軸台車が実際に稼働する姿を見ることができる、見学会やツアーが各地で行われています。NEXCO東日本では関越道での工事が予定されており、一般の方向けの見学スペースを設ける場合があります。深夜の工事にもかかわらず、多くの参加者が訪れるそうです。事前に調整ができれば、施工ヤード内からの撮影も可能です。詳しい工事の予定につきましてはNEXCO東日本までお問い合わせください。NEXCO中日本ではオリジナルバスツアーを実施しています。開通前の高速道路や工事現場の見学を企画していて、その都度NEXCO中日本のサイトに情報が掲載されますのでチェックしてみて下さい。NEXCO西日本でも同様に工事現場の見学会や、毎年夏休みには親子見学会を実施しています。こちらもNEXCO西日本サイトをチェックして下さい。大きな橋が目の前で出来上がっていく様子は、土木の専門家でなくてもワクワクする光景です。お気軽に参加してみてはいかかでしょう?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日前回は高速道路の安全を支える2本柱のうち、情報を司る交通管制室について紹介しましたが、今回はもう一つの柱である施設制御室をご紹介します。道路管制センターに設置されている施設制御室は、遠方監視制御施設で、道路やトンネルのさまざまな施設の動作と運転状況を24時間計測・監視・制御しています。トンネル内で火災や事故が発生した場合には、さまざまな非常用設備を操作して、安全を確保し、被害の拡大を防止します。雨量計・風向風速計・路温計・視程計などの気象観測設備や、地震計・地滑り計などを常に観測しており、定められた基準値を超えたら、関係部署へ連絡します。大規模災害を未然に防ぐことも、施設制御室の役割の一つです。火災が発生すると、まず火災検知器が自動的に火災を検知します。高速道路やトンネル内に設置されたカメラからも状況を確認します。もし走行中に火災を発見した場合には、携帯電話などでの通報だけでなく、押しボタン通報機や、トンネル内に200m間隔で設置されている非常電話も利用することができます。火災発生が確認されたら、迅速かつ的確に避難誘導を行い、トンネル非常用設備を稼働させます。水噴霧設備で天井から霧状の水を出して冷却、ジェットファンがトンネル内の煙を排出します。トンネル入口情報板で、中の状況をドライバーに知らせます。トンネル内には50m間隔で消火栓・消火器が設置されていますので、初期消火に使用して下さい。ただし、あくまでも安全第一で、無謀な消火活動は控えて下さい。非常電話で事故や故障の状況、負傷者の有無を交通管制室に伝えることも、被害を最小限に抑えるために役立ちます。こうした非常時への備えだけではなく、日々の設備操作や故障監視も重要な仕事です。高速道路に設置された設備の状況を監視し、照明の点灯やトンネル内の換気運転など、必要に応じて操作をしています。設備の故障を監視し、故障が発生したら管理事務所と連携して修理を行います。無駄のない効率的な運転を目指すべく、設備の稼働状態記録を分析して施設の保守支援や改善につなげています。また故障状況を解析して、設備の延命化を図っています。私たちが安全かつ快適に高速道路を利用できるのは、こうした地道な、不断の努力に支えられているからなのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月05日高速道路上で発生するさまざまな事象を集約し、対応を行う高速道路の心臓部ともいえる設備が道路管制センターです。24時間・365日、休むことなく高速道路を見守っています。道路管制センターは、大きく分けて、道路や交通の流れに関することを取り扱う交通管制室と、高速道路上にあるさまざまな電気系の設備を管理する施設制御室の2つとなっています。交通管制室では、刻々と変化する高速道路上の情報を迅速に提供するため、各方面からの情報を収集する経路を整備して、道路状況の把握に努めています。故障車、事故、落下物、道路の損傷といったさまざまな情報が、高速道路上に設置された非常電話による利用者からの通報や、道路緊急ダイヤル(#9910)、交通管理隊及び警察からの連絡などにより、交通管制室に届けられます。また料金所や休憩施設からも情報は送られてきます。その他にもカメラや気象観測機器などを使った道路状況の把握と、工事規制や除雪作業状況の把握も交通管制室の役割です。集まった情報は、さまざまな機器を使って即座に提供されています。高速道路走行中は、道路情報版やハイウェイラジオで道路状況を知ることができます。カーナビゲーションを搭載している車両であれば、VICS(ビックス)から送信される情報を受け取ることができます。VICSとは、渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに送信し、カーナビゲーションなどの車載機に文字・図形で表示する画期的な情報配信システムです。サービスエリアの情報ターミナル、インターネット交通情報、道路交通情報を音声で案内するハイウェイテレフォンからも情報を入手できます。ひとたび事故が発生して交通管制室に一報が届くと、併設している管区警察局高速道路管理室がパトカーの出動を要請して現場に急行させます。交通管制室は必要に応じて救急車と消防車の出動を要請し、交通管理隊への出動指示を出します。他の道路管理者、河川管理者、関係自治体への連絡も行っています。さらに緊急事故復旧工事を手配し、修理業者への連絡も行います。こうした動きに並行して、交通管制室が事故に関する道路状況の情報を発信するとともに、道路交通情報センターからもさまざまなメディアを通して道路交通情報を提供しています。交通管制室は、24時間・365日休みなく常に流動する高速道路の情報を収集し、高速道路の安全に目を光らせているのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日東日本高速道路(NEXCO東日本)では、NEXCO東日本管内の高速道路において、今年に入ってから死亡事故が激増しているとして、注意を呼びかけている。NEXCO東日本によると、今年に入ってから、NEXCO東日本管内の高速道路において44件の死亡事故が発生し、60人の命が失われている(8月8日現在、NEXCO東日本調べ)。この状況は、件数で前年同期比+15件(151%)、死亡者数で同+27名(182%)という同社発足以来、例のない深刻な状況になっている。同社では、こうした状況を受け、夏の交通混雑期を控え、死亡事故を減少させるため、今後さらなる交通安全啓発の取り組みを強化していく。死亡事故の要因としては、下記のキーワード・傾向が上げられるという。人と車の事故 : 事故発生時など高速道路上で、人が後続車に轢かれるケース停止車両 : 故障、渋滞後尾など、停止している車両へ衝突するケース車外放出 : シートベルトの未装着により、車外へ放出されるケースこれらに起因する死亡事故は、ドライバーのほんの少しの注意と行動で、死亡事故に至らずに済むケースも考えられるため、NEXCO東日本は、ドライバーに再度、注意して利用するよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日日本自動車連盟(以下JAF)は、高速道路上での逆走車による事故が毎年発生していることから、そうした状況を再現した動画を作成し、JAFホームページに公開した。警視庁発表の高速道路における逆走事故発生状況は、平成19年~23年の5年間で106件。高速道路3社の平成23年度報告事案でも、高速道路上の逆走車事案は937件にものぼる。こうした状況を受けて作成された動画は、NEXCO中日本の協力を得て開通前の高速道路を使い、逆走車に遭遇した際の状況を再現した映像を収録したもの。逆走事故の危険性や事故を回避するポイント、逆走車に遭遇した際の注意点を解説している。また、過去の事故事例から逆走事故が起きやすい場所や原因についても解説。サービスエリアなどに設置されている逆走防止装置などの防止策を紹介し、ドライバーに注意を呼び掛けている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月16日東日本高速道路(NEXCO東日本)では、NEXCO東日本管内の高速道路において、今年に入ってから死亡事故が激増しているとして、注意を呼びかけている。NEXCO東日本によると、今年に入ってから、NEXCO東日本管内の高速道路において44件の死亡事故が発生し、60人の命が失われている(8月8日現在、NEXCO東日本調べ)。この状況は、件数で前年同期比+15件(151%)、死亡者数で同+27名(182%)という同社発足以来、例のない深刻な状況になっている。同社では、こうした状況を受け、夏の交通混雑期を控え、死亡事故を減少させるため、今後さらなる交通安全啓発の取り組みを強化していく。死亡事故の要因としては、下記のキーワード・傾向が上げられるという。人と車の事故 : 事故発生時など高速道路上で、人が後続車に轢かれるケース停止車両 : 故障、渋滞後尾など、停止している車両へ衝突するケース車外放出 : シートベルトの未装着により、車外へ放出されるケースこれらに起因する死亡事故は、ドライバーのほんの少しの注意と行動で、死亡事故に至らずに済むケースも考えられるため、NEXCO東日本は、ドライバーに再度、注意して利用するよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月15日JAF(日本自動車連盟)では、この夏の帰省最盛期を前に、同団体のWebページで「高速道路で事故や故障が発生したらどうすればいいのですか?」というノウハウページを公開中。JAFの公式サイト内「クルマなんでも質問箱」では、クルマと運転に関するノウハウを豊富に掲載している。渋滞や事故、故障が頻発するお盆時期に向け、事前にノウハウを学んできたい。記事では、高速道路で事故や故障が起き、クルマが停止してしまった際の、絶対に忘れてはならない避難手順などが解説されている。動画解説もあり、初めて高速道路を利用する人にも分かりやすい。詳細は「高速道路の事故や故障」解説ページへ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日高速道路を走っていると、普通自動車のほかに、重機などを積載した大型トレーラーや観光バスなど、さまざまな車両を見かけます。しかし、高速道路は一定の規格で作られているため、どんな車両でも自由に通行できるわけではありません。道路構造物を守り、交通の危険を防止するため、自由に道路を通行できる規格(幅、長さ、高さ、重さ等)の限度値(一般的制限値)が道路法の政令「車両制限令」により定められているのです。一般的制限値を超えてしまった車両(車両制限令違反車両)の通行は、道路に大きな損傷を与えたり、事故の際に重大な結果を招く危険性があります。そのため、やむを得ず、一般的限度値を超過する車両の通行には、事前に道路管理者に申請を行い、特殊車両通行許可が必要になります。車両制限令違反をすると、NEXCO各社より命令書が発行されます。さらに、命令書が発行された3カ月間で違反を繰り返すと、ペナルティ(ETC割引停止などの措置)が発生します。こうした罰則があるにもかかわらず、法令に違反した状態で道路を通行している車両が後を絶たないのが現状です。NEXCO東日本関東支社管内を例に挙げると、2010年度に取締で検問した約5800台のうち、車両制限令違反で措置命令されたのは約1800台に上り、その約半数は違反車両「総重量違反」でした。過去には総重量93tの車両が68t超過(一般的制限値25t)で車両制限令違反の措置命令を受けたケースもありました。NEXCO各社は、積荷を落下する恐れのある”積載不適当車両”の指導取締役も行っており、落下物による事故等を防ぐように努めています。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日日本自動車連盟(以下、JAF)は、同連盟ホームページ内のWEBコンテンツ「JAFがおしえる運転のニガ手克服1・2・3」に高速道路の内容を追加し、このほど公開した。JAFは苦手運転を克服するための実技講習会、「JAFセンスアップ・ドライビングスクール」を全国で実施している。WEBコンテンツは多くの初心者ドライバーが苦手とする運転シーンを想定し、講習会を受講できない人にも手軽にコツをつかめるように制作。スムーズで安全に運転するポイントを3つに絞り、分かりやすく動画で解説している。今回は昨年公開した一般道路での運転シーンに加え、高速道路を利用する時の“ニガ手”ポイントである「合流・車線変更・ETCゲート」について詳しく紹介している。今回、レッスンを担当するのはJAFの実技講習会などでも講師を務めるベテランインストラクター。撮影はNEXCO中日本の協力を得て、開通前の新東名高速道路で実施したという。実際の高速道路を走行するドライバーの視点で撮影されたシミュレーションムービーとなっており、周囲の車との距離感や速度感などがつかみやすくなっている。このほか、車庫入れ・縦列駐車のコツを紹介するWebコンテンツ「JAFがおしえる車庫入れ・縦列駐車のあいうえお」も公開している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月12日NEXCO中日本とレンタルバイク事業を運営する「レンタルバイク キズキ」は、全国で初めて、高速道路の休憩施設でバイクをレンタルできる店舗「レンタルバイク NEOPASA清水」を期間限定で2012年7月21日にオープンする。「レンタルバイク NEOPASA清水」は、「レンタルバイクキズキ」のFC店としてNEXCO中日本が運営する。「昔乗っていたが手放してしまった」「新車購入前に一度試乗してみたい」「自宅からツーリングするには遠すぎる」などのニーズに応えるためのバイクの貸し出しサービスで、手ぶらで利用が可能。清水パーキングエリアのぷらっとパークに貸し出し・返却施設を設置し、受付はテナントとして店舗を構えるバイク用品の「KUSHITANI PERFORMANCE STORE」にて行う。NEOPASA清水は日本の中心に位置するため、各方面へのツーリングのスタートに便利な場所。関東はもちろん関西エリアからの集客、さらには海外からの需要にも応えていくという。「レンタルバイクNEOPASA清水」ではハーレーやドゥカティなど、さまざまな国内外の車種を20台用意。料金は車種によって異なり、4時間8,640円(HONDA VTR250の場合)から。営業期間は2012年7月21日~2012年11月30日まで(予約開始日は2012年6月29日)。営業時間は9時~20時。詳細はNEXCO中日本ホームページを参照。現在、電話(レンタルバイクNEOPASA清水 0120-819-147)で予約した先着10名に、レンタルバイク基本料金を50%OFFにするオープニングキャンペーンを実施している。※新東名高速道路より清水パーキングエリアに駐車しての利用は不可。一般道からぷらっとパーク利用。
2012年06月29日広島県などでは、県内の国道2号線宮島口周辺の混雑緩和のためゴールデンウィーク中にパーク&ライドを実施する。日本三景・世界遺産の宮島方面に家族旅行をされる方は、目的地に早く到着できる快適なパーク&ライドを利用してみてはいかがだろう。【アクセス1】JR広島駅北口(徒歩約7分)無料駐車場からJRで●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●駐車場利用時間:9時~18時(入場は14時まで)19時以降は駐車場を施錠●宿泊される方はご利用できません。また,乗用車のみご利用いただけます。●JR広島駅から宮島口駅までの所要時間:約30分【アクセス2】広島港から高速船で●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●24時間まで無料(高速船往復利用者限定)●乗船券の購入時に窓口に駐車券を提示してください。●広島港から宮島港までの所要時間:約30分【アクセス3】廿日市市浄化センター(無料駐車場)からシャトルバスと広電電車で●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●利用時間:10時~18時(入場は15時まで)19時以降は駐車場を施錠します。●宿泊される方はご利用できません。また、乗用車のみご利用いただけます。●広電廿日市市役所駅から広電宮島口駅までの所要時間:約10分【アクセス4】ちゅーピーパーク駐車場(廿日市市大野)からシャトルバスで ●実施日:4月28日(土)~4月30日(月),5月3日(木)~5月6日(日) ●駐車料金:1,000円 ●駐車場から宮島口までの所要時間:約15分※パーク&ライド:自宅から自家用車で最寄りの駅等まで行き,車を駐車させた後,鉄道等の公共交通機関等を利用して目的地に向かう方法です。プレスリリース提供元: PR TIMES
2012年04月29日NEXCO東日本(東日本高速道路株式会社)は、2月13日から15日にかけて東日本地域(当社の営業エリア)の1都1道14県に住む1,000名を対象に、「高速道路のマナーに関する意識調査」を実施した。最も気になるマナー違反の第1位は「急な車線変更」という結果になった。最も気になるマナー違反についての質問では、「急な車線変更」と回答した人が26.2%で第1位。その後「無理な追越」(22.7%)、「あおり運転」(22.5%)と続く。性別と年齢別で詳しく見ると、男性では全年齢層で「急な車線変更」と「あおり運転」をあげる人が多く、「無理な追越」については60歳以上の方が35.5%と、他の年齢層を15ポイント近く上回った。女性では、「急な車線変更」が男性を10ポイント以上上回り、特に50歳代では44.2%と性別、年齢層別でも高くなっている。他人の行動ではなく、自分自身の行動について「思わずしてしまったマナー違反」についての質問では、第1位は「追越車線を走り続ける」の28.4%。この答えを選択した人の性別ごとの年齢構成をみると、男性の50歳代では43.1%、30歳代で38.5%の方が追越車線を走り続けるということが明らかに。女性では、「追越車線を走り続ける」を上げた人は男性と同様に各年齢ともに多いが、男性ほど顕著な傾向ではないという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月24日日本ユニシスはこのほど、新東名高速道路に設置される「電気自動車用急速充電システム」に充電インフラシステムサービス「smart oasis」(スマートオアシス)を提供すると発表した。同社の電気自動車(EV)、プラグイン ハイブリッド車(PHV)向け充電インフラシステムサービス「smart oasis」は、すでに東名高速道路の海老名サービスエリアなどに設置された電気自動車用急速充電システムに提供されている。これは国内初の事例となる課金、決済を含む運用サービスだ。4月14日に開通した新東名高速道路では、浜松、静岡、駿河沼津の各サービスエリアに電気自動車用急速充電システムが設置されたが、ここでも「smart oasis」が提供された。同システムは東名高速道路のほか、名神高速道路の多賀サービスエリアなど、これまでに15カ所で運用されている。新東名高速道路では前述のサービスエリアの上り、下りそれぞれに設置されているため、全国の設置数は21カ所まで拡充された。同システムを利用するには「利用者カード」の事前申込みか、「おサイフケータイ」「FeliCaカード」の事前要録が必要。「smart oasis」によって利用者認証や充電サービス管理、充電サービス利用料の課金、決済、ユーザーサポートサービスが可能となる。日本ユニシスでは全国の充電インフラの構築拡大をめざすとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月22日田畑の作物、民家や庭園、高速道路などを動物から保護する商品「ウルフピー」を輸入している有限会社エイアイ企画は、同商品の販売出荷量が6,000リットルを突破したことを発表した。同商品は、「動物は天敵の臭いのある場所に近づかない」という習性を利用し、田畑の作物、民家や庭園、高速道路などを動物から保護する目的で開発されたもの。約10ccから30㏄ずつ小型容器に小分けにし、動物から守りたい場所をブロックするように設置する。人にはわからない臭いだが、動物はそこに「オオカミがいる」と勘違いして近づかなくなるという。動物の本能に天敵の存在をはたらきかけるため、既存の忌避材に比べて動物が臭いに慣れにくいのも特徴とのこと。現在までに、農業関連だけでなく、全国のNEXCOやJR等で獣害対策の手段として多く活用されている。同商品はオオカミを捕食者とする、猿、イノシシ、鹿、タヌキ、ハクビシン、犬など被害をもたらすほとんどの哺乳類に対して効果が確認されているとのこと。また、食の安全に対する意識の高まりを受け、農林水産省JAS認定機関であるアファス認証センターより、「JAS有機適合資材」としての確認を受けている。動物対策の切り札として評価を受け、平成21年1月に全国販売開始以来、現在までに累計出荷量6,000リットルを突破したという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月19日郊外に足を延ばすと、のんびりした風景に似つかわしくない巨大な高速道路に出くわすことがよくあります。狭い日本ではありますが、この国土の中に総延長9,126.8kmもの高速自動車国道が整備されています。おおざっぱではありますが、東京からロサンゼルスまで直線距離で約8,800km。これよりも長い距離になります。この高速道路……、どれぐらいのお金があればできるものなのでしょうか?※国土交通省道路局■高速道路にかかるお金高速道路の建築コストはおおよそ「1kmあたり53億6千万円」(平成17年国際建設技術協会の調査)と試算されています。建築コストには、「工事費」と「用地費」が含まれているもの。山地が多く人口密度の高い日本の建築コストは、諸外国と比較して高いと言われています。1kmの高速道路を建設するのに必要な費用が53億6千万円と聞いてもあまりピンときませんが、日本人の人口を1億2,800万人とした場合、国民一人が42円ずつ出し合えば1kmの高速道路ができるという計算になります。とは言え個々の高速道路によって事情は異なるもの。ちなみに2,012年4月14日に一部開通する新東名高速道路、御殿場JCT~三ヶ日JCT間(約162(18))の総工費は約2兆5,000億円。1kmあたり154億円。国民一人ずつがお金を出すとしたら1kmあたり約120円必要になります。また、平成9年に開通した東京湾の中央部を横断する「東京湾アクアライン」は延長約15kmながら、建設費は約1.4兆円。コストが高いのは、日本一長い橋「アクアブリッジ」(4,424m)と海底トンネル、2つの人工島から構成されているため。少し乱暴ですが1kmの建設費は国民一人あたり729円に換算されます。■橋、トンネルにかかるお金多くの高速道路がそうであるように、山、川、海に囲まれた日本の高速道路を建設するには、橋やトンネルが欠かせません。長大トンネルの一つ「関越トンネル」(11,055m平成3年全線開通)は建設費が630億円、「飛騨トンネル」(10,710m平成20年開通)が約1,000億円。また、本四連絡橋にかかるそれぞれの橋にかかった建設費は・明石海峡大橋(平成10年開通)5,000億円・瀬戸大橋(昭和63年開通)8,200億円・来島海峡大橋(平成11年開通)2,800億円これほどの規模ではありませんが、東京の「レインボーブリッジ」は1,281億円、横浜の「ベイブリッジ」が800億円と言われています。参考:JB本四高速:お問い合わせ:本州四国連絡橋について百、千、万、単位のお金であれば現実感もありますが、億、兆の単位になると想像力すらかきたてられにくいものです。とは言え税金が投入される公共事業。日常生活には縁遠い単位であっても億、兆という単位の数字に日々接することによって、その規模感が少しずつ養われていくかもしれません。(文/森眞奈美)■執筆者 プロフィール森眞奈美(もりまなみ)サンダーバード国際経営大学院にて国際経営学修士号取得後、米国系再保険会社に入社。退社後ライター業をしながら、AFPを取得。現在は「保険」、「クレジットカード・電子マネー」、「ライフプランニング」などマネーに関するコラムを雑誌やWebで執筆中。
2012年03月31日昭文社は15日、二輪ライダー向けの道路地図「ツーリングマップル」の全日本版を発売する。これまでは地域版のみで、全国版を発行するのは初めて。遠方へのツーリングでも複数の地図を持つ必要がなくなる。ツーリングマップルは発売から20年余りになる道路地図の定番で、ライダーだけでなく自動車や自転車で旅行をする人にも圧倒的な支持を受けている。掲載されているすべての道路をバイクで実走して取材し、コメントやおすすめコース、絶景ポイントなどを記載しているのが特徴だ。情報量が多いだけにこれまでは北海道、東北、関東甲信越といった地域ごとに分けて発行されていたが、ロングツーリングではこれらの地域をまたぐことも珍しくなく、複数の地図を持たなければならなくなる欠点があった。初の全国版では地図の縮尺を40万分の1にすることでコンパクトなサイズのまま全国をカバーした。また、地図だけでなくベテランライダーが選定した「全国おすすめツーリングコース100」を掲載。旅行のプランニングに役立つ。また、各地域版のマップルと連動して使えるよう、各図の左右にそのページがどの地域版の収録範囲であるかが一目でわかるようになっている。「ツーリングマップル全日本」は地域版より一回り小さいA5版でページ数は232ページ。巻末に全国高速道路網図、高速料金検索QRコード、長距離フェリー運賃表を収録。価格は1,680円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月14日子供たちが参加、安全マップ作り明治安田生命保険相互会社は16日、愛媛県松山市の明治安田生命松山ビルで「地域安全マップづくり教室」を開催した。市内の小学生36人が参加し、自ら危険を回避する能力を身に着けることをめざし、思い思いに地図を描きながら子供たち同士で危険について考えた。フィールドワークで実際に歩いて考える講師となったのは、マップの発案者でもある立正大学の小宮信夫教授。まず、子供たちは5つの班に分かれてフィールドワークに出発。周囲から目に届きにくく危険な場所を見つけて写真を撮るなどした。その後、帰って模造紙に撮った写真を貼って、コメントを書き込むなどしてマップを完成させた。楽しみながら実際に自らが利用する道路の危険を知ることで、子供たちにとって有効な形で安全について考えることができたようだ。
2010年10月20日安全の運転のためには見過ごすことのできない、道路標識。車の免許を持っている方なら、一度は自動車教習所で習ったのではないでしょうか(まぎらわしい標識もあったりで苦労したものですが……)。もちろん日本だけではなく、世界にもたくさんの標識があります。きっとその国独自の標識があるはず!というわけで、どんなものがあるのか、ちょっと見ていくことにします。手書きイラストでご紹介いたします。【拡大画像を含む記事】■(1)中国(速度落とせ)漢字の「慢」が中央にドーンと描かれています。辞書などによれば、この「慢」とは「心がゆるんでいる」とか、「他と比較して思い上がる」といった意味があるとか。「俺はこんな狭い道だって、ぐんぐんスピード出せちゃうくらいのテクを持ってるぜ!スゴいだろ~?」なんて、いうのは必要のない考えですよ、ということ言っているワケですね。まさに、心に語りかけてくる道路標識です。■(2)フランス(国立公園)ぐるぐると何かが渦を巻いています。「国立公園」という意味を知れば、大自然のうねり(雄大さ?)を表現しているようにも思えてきますが、一見したところは何かのイタズラ書きか、抽象画のようにも。芸術の国フランスということで、道路標識もアートだったりするのでしょうか。けっして、「鳴門海峡のうずしお」ではないです(念のため)。■(3)オランダ(事故の危険)このまま横転してしまいそうです。パッと見て、「危ない!」と思える、良い標識ではないでしょうか。もちろん、これは「事故の危険」を意味する標識で、「カースタント中」でもないし、「凄腕ドライビングテク」でもないです、ハイ。■(4)香港(風に弱い車両通行禁止)一方、分かりにくいのがこの標識。「風に弱い車両通行禁止」を意味する香港の標識なのですが、これはもはや「ただそこにある車」。「風に弱い車両」を完全な無風状態で描いているところがある意味、前衛的です。逆にこういう標識の方が、一度覚えたら忘れないのかもしれませんが。■(5)インド(フェリーが川を横断する場所)これは「フェリーが川を横断する場所」を意味する標識。インドと言えば、ガンジス川。渡るんでしょうね、ガンジスを、ここから、スイスイと。インドのフェリーはこの手漕ぎボート的なものを指すのでしょうか。車を載せたら、ブクブクと水に沈んでしまいそうなところが気になります。またこれは、「ようかんをいただきます」とかでもありません。そもそも、「ようかんをいただきます」が標識であるはずがないじゃないですか(もうこの話はやめましょう)。■(6)スイス(発砲音に注意)昔ながらの砲台が描かれています。軍事演習などが行われるような地域にあるんでしょう。けっして、「耳かきをしている人がいます」とかではないので、間違えないようにしてくださいね(間違えないか)。標識の意味が分からないと、事故の危険性も高まります。海外で運転をする方はもちろん、国内の運転でも、意味を取り違えて事故を起こしてしまわないよう、あらためて標識のアレコレをおさらいしておくのもいいかもしれません。また、運転に慣れてくると、「保険に入っているし大丈夫!」なんて、つい気を緩めてしまいがち。教習所で標識の勉強をするように、まずは保険も基本から見直しておくことが大切です。何ごとも万全の状態にした上で、快適なドライブを楽しみたいですね。(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】彼の車が●●だったら。女子に聞いたテンション上がる車ランキング!!クルマor電車?モテる旅行プランはどっち?美味しすぎるガソリンスタンドの使い方とは?
2010年09月17日