(写真:THE FACT JAPAN) 再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第17回】『町の弁護士チョ・ドゥルホ』ーパク・シニャンの成熟度について ’16年の『町の弁護士チョ・ドゥルホ』(KBS)は好評のうちに終了したのち、早々と続編制作が決定した。その主役が今いちばん韓国で演技力に定評がある俳優の1人である、パク・シニャンだ。 医師、弁護士といった職業がまさに嵌まり役で、熱血とコミカルな部分がないまぜになったオーバーな感情過多の部分さえ特徴の1つと思い当たる、他に類型を探すのが難しいタイプだ。静かな闘志を秘めて、およそ考えつくあらゆる人間の英知と感情をフルに使って、弁護に猪突猛進する。そういう役柄にピッタリな俳優はいそうでなかなかいない。もう少し庶民的な俳優のソン・ヒョンジュと対極的な位置にあるともいえる。 パク・シニャンは現在、48歳、映画もだが、ドラマは特に主演作品は少なく、作品を選ぶ俳優ともいわれている。’04年の『パリの恋人』が大ヒットしたためか、そのイメージが強かったが(『銭の戦争』はほとんど韓国版ナニワ金融道だが)、俳優としての本質は明らかに、その後の『サイン』、この『町の弁護士チョ・ドゥルホ』にある。 特にこの作品(『町の弁護士〜』)で、俳優としての評価は決定的になった。世界的に有名な俳優学校の1つであるアメリカのアクターズ・スタジオ出身かと錯覚するような部分もあり、アメリカの良心と称されたヘンリー・フォンダと言うより、韓国ではアン・ソンギ、イ・ソンミン、カン・シニルの系譜につながる、演劇的な俳優の1人だ。 今まで夥しい量の裁判、弁護士物が製作されてきたが、パク・シニャンの作品だけ違う手触りを感じるのは、一つにはこの俳優の人間的な、関西テイストをも彷彿させるキャラクターによるものだろう。様々な局面での意表を突く解決策は、シナリオの妙によるところが大であっても、俳優によってその印象がずいぶん違ってくる。そのくらい、タイトル通り庶民の味方となった“町の弁護士”としての活躍はまさに全開で、手垢の付いた正義の味方的な神話も一瞬信じたくなる錯覚を覚えるほどだ。 脇役の金貸し業パク・ウォンサンと、事務長ファン・ソクチョンとのコンビは傑作で、スパイ大作戦的な要素も加わって、視聴率の好調と続編制作決定の背景には、現在の韓国における汚職、収賄の忌避という民意の反映が大きいと思われる。
2017年08月07日(写真:THE FACT JAPAN) 再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第15回】『偉大なる糟糠の妻』ーー最強にして無敵なクイーンの登場! 今日本で見ることができる韓国ドラマで、最強にして無敵なキャラクターが遂に現れた。その女優はキム・ジヨン。本来は『偉大なる糟糠の妻』(’15年)の主人公の1人のはずが、キム・ジヨンの演技は適役どころではなく、その傍若無人な態度、傲岸不遜ともいえる言動、厚顔無恥の度合い、さらに容姿と学歴のコンプレックスが高じて無神経の塊りとなるに至っては、まるで何かが憑依しているかのようだ。どう考えても、この作品の真の主人公はこのキム・ジヨンであり、これはキム・ジヨンのためのドラマである。 善人か悪人か、という二元論ではとても割り切れない、常に相手を屈服させるシャウトボーカル口調、髪を上でまとめた年代を無視したヘアスタイル、わざと目立つことを目的としたかのようなヤンキーファッション。時代も世間も完全に超越して、人に文句を言うことで一日の大半の時間を使うことを生き甲斐としているような、わが道を行く自分中心のわがまま主婦キム・ジヨンは登場するだけであらゆる画面に波紋を呼び起こす。その言動は舞台を変えればほとんど、先頃、離党届を出した、“絶叫ピンクモンスター豊田真由子”のようだ。 このドラマは、同じマンションで偶然再会した3人の女子高の同級生たちの過去に関わった殺人事件と現在の彼女たちの夫婦生活や離婚、さらに復讐劇を描いたものだが、作品内の人間関係がすべて誰かとの血縁、姻戚関係等で完結するようにがんじがらめに設定されていて、少し作為が過剰過ぎるのが難点となっている。この点だけ目をつむれば、このキム・ジヨンの存在とキャラクターを全開にさせる、絶好の環境である人間関係が用意されているともいえる。とにかく、成金上がりの亭主の妻となった、学歴コンプレックスのキム・ジヨンの決まり文句「金と贅肉はたっぷりあるから」は近年の傑作で、その亭主の浮気がいつもささいな理由ですぐ露見してしまうところも大笑いである。 後半は、主人公の主婦たちのそれぞれの亭主への三人三様の報復劇になり、タイトル通りになるにしても、実はこの3人の関係は同級生同士ではあるものの、どこまで心を許した親友なのかは最後までわからない。お互いが必要な時には喧嘩状態で、喧嘩していない時は余計で傍迷惑な相談事を持ち込み、また3人の仲が悪くなるという寸法で、韓国ドラマにおけるシナリオの構成テクニックには今更ながら感服させられる。
2017年07月24日(写真:THE FACT JAPAN) 再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第14回】『隣人の妻』――同年代女性が共感した意外な痛快シーン ドラマの本筋とは一見関係のないような、さりげないシーンがいつまでも心に残るのが、名作の証拠と筆者は以前より考えているが、これは韓国ドラマでも例外ではない。そんなシーンが満載の作品を今回は紹介してみよう。 本欄では期せずしてケーブル局制作のドラマを紹介することが多くなっているが、それだけ、今のケーブル局ドラマは韓国の現在をストレートに投影しているともいえる。従来の多様な世代が見ることを前提にした家族ドラマ以外の、特定の層の「家族ドラマ」を現在見るにはケーブル局しかないといっていい。要するに自分の希望する番組を見たいのであれば、その選択は当然有料に直結するわけで、この方式を最良の形で実践しているのが韓国のケーブル局だ。 その中でも、’13年の『隣人の妻』(JTBC)はその典型的な作品例といっていい。おそらく、家族ドラマでありながら、親子の日常と同じ比重で、夫婦の性生活が扱われたのは、韓国ドラマの中でこの作品が初めてである。 医師と広告代理店勤務の共働き夫婦には中学生、高校生の2人の子どもがいる。夫婦の性生活にトラブルがあった夜の翌日、朝食は母親が適当に作るが、食事中、子どもたちはそのよそよそしい態度から、親たちの事情にある程度感づいている。これは見方によっては、少し危ない設定である。地上波放送では絶対ありえない設定とドラマ展開ともいえる。 メインストーリーはもう1組の夫婦と、会社、家庭共々、不倫も含めて密接な関係になっていく過程が中心の一種の不倫ドラマだが、2組の夫婦それぞれが親密な間柄になる設定はそんなに珍しくない。この作品はシリアスとコメディがないまぜになっている展開が新鮮で、なかでも見どころは、広告代理店勤務の母親(ヨム・ジョンア)と会社の同僚でもある、40代の独身遊び人OLとの奇妙な友人関係だ。ある時、話があるといって、その友人を夜中に呼び出し、2人でドライブして愚痴を言いながら朝まで飲み明かすシーンは痛快の一言に尽きる。 何とその回の半分近い時間を占めていて、本筋には意味のないこんなシーンが効果的に効いていたためか、ドラマの視聴者は敏感で、平均3%で同局の最高記録となった(因みにケーブルの視聴率を3~4倍すると地上波と同等になるという)。同年代の女性は、例えば、こういったシーンに最も共感したのに違いないと思うのだが、どうだろうか。
2017年07月16日(写真:THE FACT JAPAN) 再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第13回】『私たち、恋してる』ーー多様な家族像のなかで描かれるさりげない場面 ケーブルテレビ局JTBC制作の、アラフォーの男女3組それぞれの家庭の事情を描いた’14年の話題作『私たち、恋してる』だが、以前もこのコラムで述べたように、近年、ケーブル局制作の作品にはアメリカTVドラマの感覚に近い作品が多く、この作品もそうしたテイストを何らかの形で内包していると言えるだろう。内容的にも見所は盛り沢山だが、今回はこの作品を少し違った角度で見てみたい。 映画プロデューサー、キム・ソンス(以下、同様に俳優名)はかつての恋人(チェ・ジョンユン)に再会した時に初めて、別れた後に生まれた娘のことを知る。しかも、元恋人がその娘を子どものいない弟夫婦に託し、新たに結婚して新しい家庭を築いている経緯も知らないままだった。その事実を突きとめたキム・ソンスは、ようやくその娘と親子の対面を果たすが、2人は何ともいえないぎこちない感覚のまま、気まずい時間を過ごす。これは間違いなく韓国ドラマの“情感”の一つといえるものだ。だが、娘も高校生というそんなに子どもでもない年齢で、お互い親子として会うにはふさわしい時期だ。2人の他人行儀な食事が済んだ後、父親は何か欲しいものはないかと娘に問うと、叔父夫婦の家族の中で質素ながら、実子同様の愛情で育てられた娘は欲しい本があるので買ってほしいと言う。快諾した父親は本を買った後、他に欲しいものはないか、服でもどうだと言うと、制服のままの娘は本だけで十分と父親に感謝する。 “小さな喜び”ともいえそうな、どうということのないシーンのように見えるかもしれない。しかし、人生とは毎日の小さな出来事の積み重ねから構築されているもので、こういった細部の描写が韓国ドラマの質を支えているという筆者の持論は今も変わらない。もちろん、韓国ドラマのすべてが傑作なわけではない。だが、ヒットした作品には必ずといっていいほどこういったシーンが含まれていることも確かだ。いや、こういう描写が少なからず入っているところに、韓国ドラマの永遠の未来があると言い換えた方がいいかもしれない。 ドラマの設定以外の、一見本筋とは外れたような、前述のさりげない些細な描写にこそ、韓国ドラマの真実がある。このドラマもその観点から見るとまた違った側面を発見するはずだ。
2017年07月10日再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第12回】家族ドラマの王道を継承する『家族を守れ』ーー女性ヒロインの健気 韓国ドラマの定番ともいえる家族ドラマも見るべき作品が少なくなったといわれて久しいが、その王道の継承ともいえるのが『家族を守れ』(’15年)だ。今回新しいテーマとして選ばれたのは、本当の家族より、疑似家族の方が家族本来の大切さを気付かせてくれるという逆説的なものだが、これが予想以上の効果を上げた(最高視聴率28%強)。 家族ドラマ作りにおいて、その条件を踏み外すことなく新味を入れるのは常に課題としてあるが、今回も、経済環境の格差から想定された設定は登場人物に見事に振り分けられている。つまり、金持ちの娘はわがままで意地の悪い性格、一方、庶民の娘は心優しく、気配りができ、料理上手で、少し人が良すぎるが、親はもちろん男を立て、兄弟及び家族の幸福を誰よりも願っているという対照的な役柄だ。主人公ヘスはその理想的な存在として、自身の不幸な家族関係を恨みもせず、血のつながらない子どもたちと助け合って毎日を生きている。その点では、紛れもない正統韓国ドラマの系譜で、伝統回帰というか、先祖返りの意味も持っているわけだ。 深刻な話の展開の中でも、笑いを誘うところは随所にある。例えば、主人公の医者の父親が、金がないことを妻になじられると「天国に貯金してあるから大丈夫」だというフレーズは傑作で、楽天的なようだが、韓国のラテン系アジア人ともいえる心性をよく表している。また、間抜けな叔父夫婦もコメディ・リリーフとして、ストーリー展開の中の息抜きになり飽きさせない。 さらに、常に主人公と対立する敵役も度を越した手段で最後まで執拗に邪魔をするが、実は悪役のほうが演じるのが難しいといわれていて、この作品も例外ではない。結末はある程度、勧善懲悪と予定調和に終わるが、そうであっても、このドラマを成り立たせているのはやはり主人公ヘスの健気さに尽きる。 かつての『男はつらいよ』の妹・さくらを演じた倍賞千恵子のような女優はこれからの日本の映画、ドラマの中では絶対出てこないだろうが、その残像をこの作品に見ることも可能だ。演じたカン・ビョルは今までは地味な脇役が多かったが、今回の抜擢で、韓国ドラマはまたしても新しい女優ーーヒロインを得た。韓国ドラマ世界の鉱脈はまだ掘り尽くせないようで、その充実ぶりはこの作品でも明らかだ。
2017年07月03日再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第10回】『トロットの恋人』。K-POP出身者にみる俳優の層の厚さについて 最近の韓国ドラマの傾向の一つに、K-POPグループメンバーのドラマ出演がある。主役ではないが、重要な脇役として、配役されることが多く、話題作には必ずその存在がある。ミュージシャンだけでなく、俳優としてもデビューさせるための方法の一つでもあるが、これが必ずしもミスキャストでないのが韓国ドラマの奥深いところだ。今回はまず女優から、有望な新人として、その存在が無視できない例を取り上げてみたい。 まずは何といっても、チョン・ウンジである。A pinkのメンバーの一人でもあるが、『トロットの恋人』(‘14年)を見れば、本当にこれが歌手の演技なのかと疑ったのは筆者だけではないだろう。とにかく、どう考えてもこれは断じて素人芝居ではない。元々女優ではなかったのかと錯覚するほどその演技はこなれていて、庶民的な風貌、人懐っこい雰囲気は日本でいう関西在住の芸人のような味もある。これは実際に見て確認してもらうしかないが、それほど突出した出来といっていい。 これが主役の4人の中の1人で、さらに、もう1人の主役もK-POP出身の男優(チ・ヒョヌ)なのだから、題材がトロット(韓国の演歌のことだが、伝統歌謡ともいわれている)で、舞台が音楽業界という点を差し引いても(実際、この作品はK-POP全盛時代にもかかわらず、「トロット再評価」にもつながったという)、やはり韓国ドラマの俳優陣の層の厚さは驚異的だ。 さらに、歌手に対してこういうのも変な話だが、歌のほうも最初、アイドルシンガー程度と思っていたのだが、ドラマの中で歌うトロットの名曲『人生』(リュ・ゲヨン、’03年)のカバーはあまりのうまさに舌を巻いてしまった。これは一聴すれば誰にでもわかることで、「一芸に秀でる者は多芸に通ず」の典型的な例がここにある。 チョン・ウンジの女優としての評価は、『応答せよ1997』(’12年)で既に証明されていたが、ラブコメ演技満開のこの作品の方が本人生来のキャラクターに合っているように思う。コメディ女優は、他にも、コン・ヒョジン、キム・ソナ、ハン・イェスルと枚挙にいとまがないが、その中でもチョン・ウンジは20代では断トツ、しかも圧倒的な存在で、その意味でも、この『トロットの恋人』は必見だ。
2017年06月19日再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第9回】『パパはスーパースター!?』。韓国ドラマにおける子役の存在について 普通の配役以上に子役が輝くのは、子どもの設定のままでありながら、大人の役柄の特徴を出す時だ。通常、子役とは、主人公の小学生〜中学生前後の役柄が多いが、それとは別に、子役自体が重要な配役の一人になる場合がある。その典型的な最近の好例が『パパはスーパースター!?』(’15年)で、この作品を推奨するのは、単なる家族の中での子どもではなく、ドラマにおいて不可欠な構成要素としての子役だからだ。韓国ドラマの最良の部分がよく出た作品の一つだと思う。 病のため命に限りがあることに気付いたシングルマザーである女医(イ・ユリ)は、残された子どものために、その父親役にするためかつての恋人(イ・ドンゴン)とヨリを戻す決断をする。その事情を知らない元恋人はもちろん、一人娘もその再婚理由を訝しがる。 元恋人は将来を嘱望された野球選手だったが、全盛期を過ぎた今はリハビリコーチとして、何とかチーム内に留まっているものの解雇寸前の不安定な立場にいる。だが、主人公は娘の将来を考えて、自分が丈夫なうちに娘とこの元恋人が家族となるための舞台建てを用意しておこうとする。その行為のすべてがコミカルに、しかも悲しみを秘めて描かれていて、このドラマを貫くトーンの一つだが、10歳になった小生意気な小学生の娘はそう簡単に母親の言う通りにはならないし、初めて会う母の元恋人にもなかなか心を開かない(折に触れてドラマのポイントに出てくる、娘が飼っている愛犬の存在が見逃せない。必見!)。 この10歳という年齢設定は、もう子どもではないが、かといって思春期に至っているわけでもない、小学校後半の自我も芽生えてくる時期にあたる。疑似親子になるのを成立させるためには、おそらくこの年齢設定しかない。 シングルマザーである母親と相手の父親役が30代半ばという設定がここで初めて意味を持ってくる。娘は少し小憎らしい大人びた言動も取るし、いつまでも子どもだと思っているとそれなりに反抗もする。要するに親の言うことを素直に聞かなくなる寸前の年齢だが、実はこの年齢設定がこのドラマのコンセプトには絶対に必要だったわけで、日本ではなかなかいないと思われる娘役の子役(イ・レ)の存在が何といっても絶妙であり、この作品の一番の見どころである。
2017年06月12日再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第8回】『パンチ〜余命6ヶ月の奇跡〜』。現実は創作をはたして模倣するのかーー 一般的に、現実の事件等をヒントにした創作が書かれることは珍しくないが、現実が創作を模倣した事件がないわけではない。例外はいつの時代にでもある。 韓国では、政府や企業間であっても、親族関連による不祥事が後を絶たないのは血縁による共同身内意識が強いことの表れでもあるといわれている。血縁による絆は良くも悪くも切っても切れないものであり、プラスに働くことより、マイナスの要素の方が多い。政治家の退任後に不正が露見しなかったことはほとんどないといっていい。 大企業はもちろん、中小企業もほとんど同族経営だからいうまでもないが、この意識の延長線上に政治もあるのだから、汚職のルーツは血縁に通じるというのにはかなりの説得力がある。その縁を強調してドラマの設定、ストーリーを考えていくとそのまま現実のある事件に似てくるのは無理もない、いや必然なのかもしれない。そう思わせるような作品は実は今までかなり作られている。 例えば、今回の朴槿恵にまつわる「崔順実ゲート」は、表面的にストーリーだけを捉えるなら、従来の韓国ドラマの一部との差はほとんどない。例えば、『パン〜余命6ヶ月の奇跡〜』(’15年)はその典型的な例の一つといえるだろう。 この作品は余命が限られている身でありながら、今までの自らの裏工作を後悔し、その贖罪にすべてを懸ける若き検事の最後の戦いを描いたものだ。離婚した妻の協力を得ながらも、かつての上司へのリベンジには困難が多く、誰が誰の味方か敵かわからないまま話は進行していく。 事件の当事者である、かつての上司??検察総長の暗躍、また、法務長官の身勝手な変節と保身と言い、その深謀の深さをストーリーにうまく織り込んであるだけに、視聴者は誰が首謀者かすぐに察することができるように作られていて、最後は予想を凌駕するような結末を迎える。 ネットユーザーたちによって実際に創作ドラマの結末が左右されるのは韓国の特徴の一つだが、それと同様に、今回国民とマスコミは現実の政治の結末まで動かした。 結果的にこのドラマの中における主人公の立場は、現実(崔順実ゲート)では国民とマスコミが見事に代弁したことになる。創作と現実はまさに紙一重である。
2017年06月05日再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第7回】正統派韓国政治ドラマ『プレジデント』の二転三転の見ごたえ 今回の大統領選は予想通り、文在寅の圧倒的な勝利で終わった。9年ぶりの革新政権の誕生といることで国内外の関心も高く、当選に至るまでの選挙運動は、日本でもかなり詳細に報道されていたが、実際にはもっと生臭い戦いがあったであろうことは容易に想像がつく。大統領選挙はドラマとしてみるなら、「戦争」と同様に、これほど人生を凝縮してあらわす舞台と背景はないからだ。 だが、民主化以降の「大統領選挙」そのものを題材にした韓国ドラマは意外と少なく、大統領候補が主人公で大統領選がストーリー展開そのものになっている作品は、最近では、極論すると『レディ・プレジデント』と『プレジデント』だけと思われる(偶然なのか、2作とも’01年制作で、『レディ〜』はタイトル通り、女性大統領誕生の話で、恋愛ドラマ仕立てでありながら善戦した内容だったが、朴槿恵の退陣という現実があっただけに、今この作品に言及する意味は全くない)。 この大統領選を機に再見する意味があると思うのは、実はこの『プレジデント』である。日本の漫画『イーグル』(かわぐちかいじ作、’98〜’01年)を元にしたものだが、そんな点を全く感じさせないくらい、正統派な韓国政治ドラマの佳作に仕上がっている。アメリカ映画的といってもいい充実度だ。 ドラマは現実とは大きく違い、所属政党から、ある議員が大統領選を目指してそれを勝ち取るまでの道のりが、選挙運動の古典的なイロハを踏襲しながら、個人的な人物が脇を固める設定で描かれる。ナンパの達人でもある色男の作戦参謀、民主化運動で友人である主人公の兄を亡くした実直な選挙本部長(カン・シニルの名演が光る)、使命感に燃える“お局さま”のメディア担当とそれにまつわる微笑ましい恋愛など見所満載。また、特筆すべきは、主役であるチェ・スジョンが実生活でも夫婦であるハ・ヒラとドラマ内で夫婦役を演じたことだ。 さらに、この大統領選の展開に、主人公の隠し子と養女の存在が絡み、複雑なストーリー展開になっていくが、最後まで二転三転する選挙活動の盛衰、そして、意外な結末はちょっと予想できないだろう。筆者は原作漫画を読んでいたにも拘わらず、巧妙な作劇の中で、原作自体のエンディングの意外さを失念していたくらいだが、違う解釈の結末ながら、このドラマの方が主人公の非情さを示すためにも説得力があったのではないか。女性目線で見ても、満足度が高いドラマの一つとして、この作品を推薦しておきたい。
2017年05月29日再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第6回】『私の人生の春の日』。限られた時間の中の幸福感について 韓国ドラマの特徴の一つは、鑑賞後に感じる幸福感だと筆者は常々思っているが、その典型的な例として挙げるのがこの作品『私の人生の春の日』だ。これもストーリーはとりたてて新しいものではなく、そんなに新しい要素が付け加えられているわけでもない。だが、何を語るというより、どう語るかも映像表現ーードラマの一側面であり、重要な要素だ。 テーマは、別に韓国でなくても多用されている「闘病もの」の一つで、心臓に持病を抱えていた若い女性が献体で生体移植が可能になり、一命をとりとめて平穏な人生を過ごしているところに、ずいぶん歳の違うある会社経営者と知り合う。 実はその女性に移植された心臓は、その男の事故死した妻からのものだった。さらにその女性の婚約者は男の実弟という密接な設定の中、当然、この男女の恋愛がメインストーリーになっていく。興味深いのは、その心臓移植により、どういうわけか女性の中に、男の前妻の感情も同時に移植されたのではと思わせるシーンが効果的に使用されていて、情感の中の既視感(デジャヴ)ともいえる、説明のつかない繊細な印象を見る者に与えたのは予想外の効果だっただろう。 例えば、その女性が男の子を見ると何か胸にこみ上げるものがあり、理由もなく泣いてしまうとか、子どもたちと離れると寂しく思うといった情感を抱くようになると、同時に女性は男に対するもう一つの特別な感情を意識し始める。そして、男も、妻の心臓が女性に移植されていることに気付き、恋愛感情が芽生えた瞬間、同時に女性の体調が悪化し、残された限りある日々を男の家族と共に過ごすことになる。 この静かな時間の流れは、映画はもちろん、韓国ドラマ独特の特異な点の一つだ。 最後は女性がめぐり合った男とその家族との時間に、さらに、自分の人生に感謝して短い生涯を終えることを暗示してこのドラマは終わる。タイトルはその「みじかくも美しく燃え」た日々のことを例えたもので、その時期が私の人生の春の日だったという意味が込められている(ちなみに、女性の役名はボミ、ハングルで「春」という意味である)。 視聴後に残るのは、間違いなく、切ないほどの幸福感だ。
2017年05月22日再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第5回】『風船ガム』のきめ細かく密接な共感ドラマ空間 韓国ドラマにあって日本のドラマにない特徴の一つが30〜40代を主役にしたドラマだ。現在、日本で一応の結婚適齢期(?)とされている30歳前後を対象にした(主人公たちの年齢設定は30歳)前クールの『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)はかなりの例外だが、韓国ドラマは違う。その世代だけに焦点を当てた作品は少なくなっていても、家族ドラマがある限り、年代別のドラマはこれからも制作されていくだろう。 ’15年に放送されたドラマで、視聴率的にはさほど振るわなかったにもかかわらず、30代を主人公にして確かな支持を得た作品がある。その作品『風船ガム』の主演は『私の名前はキム・サムスン』(’05年)にも出演したチョン・リョウォン。当時24歳だった彼女も、10年後のこの作品では34歳でドラマ内の設定年齢(33歳)とほとんど同じで、その年齢をうまく取り入れて発想されたドラマというべきだろう。制作局はtvNで、まさに加入制の有料ケーブル放送特有の視聴者層の特性に適合した内容となっている。 まず33〜34歳の女性が主人公の韓国ドラマでは恋愛はほとんど不倫と同義語になるが、その種の不倫と復讐ドラマはまだ日本では一般的な支持を得られていないし、かつての昼メロが制作されていない現在では、さらにその枠は狭められている。だがその疑似体験として、この作品には日本のアラサーにも共感できる要素(30歳を過ぎると恋愛に臆病になるなど)が少なからずあり、俳優陣も充実している。中でも脇役として、『ラスト・ゲーム』(’15年)とは正反対のキャラクターを演じるパク・ウォンサンの存在も見逃せない。 親の再婚できょうだいのように育った男女が、年月を経て、女が不倫で悩んでいる頃に再会し、ある種予定調和のハッピーエンドで終わる話だが、この男女の間はもちろん、登場人物すべての人生の“風船ガム”は破れてもまた膨らませればいいという意味がそのまま題名になっている。身近で親密な幼なじみの間柄にある男女が、お互いの感情に気付くようになるのは恋愛ドラマのイロハだが、そこに至るまでの男女の間の距離が近づく時間がかつてないほどきめ細かく、微妙な感情の襞まで感じ取れるところが出色だ。 遅咲きの恋の成就ほど充実感が大きいというが、この作品でも例外ではない。極めて日本的な情感を読み取れる部分も多く、音楽の選曲も絶妙で、レンタルで再見する価値は絶対にある。 ※『風船ガム』DVD-BOX1、DVD-BOX2発売中価格:各14,000円(本体)+税販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント©CJ E&M Corporation, all rights reserved.
2017年05月15日再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第4回】『紳士の品格』の実は侮れないネオ韓国ドラマ感覚 『紳士の品格』は’12年の作品だが、この種のドラマがあまり作られることがないだろう点でも貴重な作品だ。今まで上流階級を舞台にしていたドラマであっても、その設定の背景には登場人物の生い立ちと上昇志向が必ず隠されていたし、その人物相関図の中に「貧困」は少なからず内包されていて、韓国ドラマでは不可欠な要素の一つだったが、この作品ではそうした背景は完全に排除されている。 定番ともいえる、街中の食堂や屋台等の庶民(?)の描写がまったく出てこないだけでも画期的だが、今までのセオリーからすると、その要素を抜きにした世界でドラマを構築することが逆にいかに難しいか、これは従来の韓国ドラマの逆説の発想ともいえる。一般的な庶民の、現実の生活環境、及びその感覚は全く違うからだ。 その点だけでもこの作品がいかに異色な手触りのものかがわかるだろう。背景のヒントの一つが米ドラマ『Sex and the City』(’98~’04年)だとしても、まず、登場人物すべてにある程度の生活水準が構築されていて、それなりの職業があり、しかもセレブに近い階級にいる。生活の不安がなく、家族のしがらみもないという、ドラマが一番発生しにくい設定でストーリーを作るとなると、当然、テーマは恋愛に終始することになる。 さらに主人公の男たちが41歳という年齢設定を考えると、これは韓国でも同様だと思うが、’10年代現在の40歳前後の恋愛を描くのは、映像はもちろん小説でも、実際かなり難しい。決して若くないとは言っても、年齢的にこの時期の恋愛は大体そのまま不倫等に直結する。「不倫」と「復讐」は韓国ドラマ世界では同義語だが、その要素抜きで、この年代の恋愛ドラマが果たして成立するのか。 ドラマは登場人物たちの恋愛がゆるやかに描かれていくが、それだけで全20話を保たせるシナリオを描くにはそれなりの才能が要求される。実はこういう話がなかなか書けない。出色なのは、4人の同級生たちが40歳過ぎても毎日つるんでいるところで、友情に近い腐れ縁のコンビネーションがうまくからんで、起承転結があるようでない恋愛話がなんとなく進んでいく。 主役のチャン・ドンゴン、キム・ハヌルもワン・オブ・ゼムにすぎず、恋愛さえ二の次と思わせるほどで、これは主役俳優目当てで見た視聴者も途中で気付いたのではないだろうか。こういう意外な見所があるから韓国ドラマは侮れない。
2017年05月07日再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第3回】『チャングム』から12年。イ・ヨンエ復活が意味すること 『冬のソナタ』の後、韓流ブームを決定づけたのは、何といっても、’05年に日本で放送された『宮廷女官チャングムの誓い』(以下・チャングム)で、NHKでも放送という点でも同じだが、一つ決定的に違うのは、男女双方が観賞したことだ。『冬のソナタ』はまず女性だけといってもよかったが、『チャングム』は違う。韓国ドラマに触れた男性の視聴者はこの作品が最初というのがほとんどだったはずだ。さらに、年代層も意外に広く、それまで大体50代前後だったのが、この作品で40〜70代まで広がった。加えて、セル中心の『冬のソナタ』に比べて、『チャングム』は巻数が長いこともあり、圧倒的にレンタル主体だった。このレンタル率は日本最大レンタルチェーンにその記録があり、おそらく今後もまず破られることはない、日本最高記録といわれている。 だが、主役のイ・ヨンエは、’09年に結婚で女優業を“引退”してしまう。その後、’12年に『チャングム』の続編の企画もあったが、イ・ヨンエ自身が出演を承諾しないため、結局その企画自体、頓挫してしまった。では、ほかの作品ではどうかとのことで、カムバック作まで話を持っていくために、放送局(SBS)はその前哨戦(ゴマすり?)としてか、家族も出演する特番まで制作して何とか実現にこぎつけたのが、現在、日中韓で同時放送中(KNTV)の『師任堂(サイムダン)、色の日記』というわけだ。 この特番『イ・ヨンエの晩餐』(’14年)は韓国料理の歴史をたどる趣旨のドキュメンタリーで、後半はイ・ヨンエ自身の家族も登場し、見方によっては芸能番組的な要素もあり、意外にも双子の子供たちまでが堂々と素顔のまま登場している。ここまでプライバシーを公開する必要はないのではと思われるが、スター女優の心理は一般常識では計れないようだ。 そこには、女優の存在はもちろん、成功した実業家の夫と双子の子供たちとの家庭という究極のセレブとしての完成形を誇示したい意図も感じられる。そのくらいこの特番でのイ・ヨンエはその点について象徴的で、しかも極めて魅力的である。 12年ぶりのドラマ出演という復活の裏には単なる女優業への復帰だけではなく、’18年平昌オリンピックの広報大使ともなった、新しいセレブとしてのデビューと、その確認の意味のほうが大きかったと思われる。
2017年04月24日韓国の男性アイドルグループTOPSECRETが、5月14日(日)に北海道・小樽 GOLDSTONEで北海道では初となる単独公演「TOPSECRET Spring Happiness Concert」を開催する。同公演は昼と夜の2部制となっており、テーマは‘So Cute!’&‘So Cool!’。1部と2部でコンセプトが異なるライブを披露。同公演では新曲を初披露するほか、公演後にはメンバーによる来場者のお見送りも行われる。さらに当日はメンバー ウヨン21回目の誕生日。1部・2部、両公演参加した方の中から抽選でバックステージに招待、プレゼントを直接本人に渡せる誕生日スペシャル企画も実施予定。TOPSECRETは今年1月4日に韓国でデビュー。4月2日には「JAPAN FIRST SHOW CASE」を開催し、新人ながら各回満員になるほどの観客を動員。注目を集めている。チケットの一般発売は4月29日(土)より。なお、一般発売に先駆けて、先行先着プリセールを実施。受付は4月22日(土)午前10時から27日(木)午後11時59分まで。■「TOPSECRET Spring Happiness Concert」日時:5月14日(日)【1】開場13:00 / 開演13:30【2】開場17:00 / 開演17:30会場:小樽GOLD STONE(北海道)料金:スタンディング 4,800円(税込)※入場時ドリンク代別途500円※別途システム手数料、発券手数料が必要です。
2017年04月21日再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第2回】『冬ソナ』続編は、親世代のしがらみが子供たちの愛憎劇に! 実は筆者自身、『冬のソナタ』の続編が年内に制作されるという話を聞いた時、そんなに驚いたわけではない。何故なら、このドラマの最終回は、続編を予想させる余韻を持って終わっていたからだ。当初の企画書の段階では、ペ・ヨンジュンの病死で終わるはずだったのは有名な話だが、視聴者からの反響もあり、脚本家たちと監督で話し合い、失明はしても生存するように書き変えたという。ぺ・ヨンジュンの死で終わらないということは、チェ・ジウとの再会があり、結ばれて、続編では二人の間に子供がいる設定も可能にしていたということだ。つまり、書き変えた時点から、続編のために伏線を既に張っていたともいえる。 ペ・ヨンジュンが出演するかどうかが話題になっているが、実はこの続編は本人がいないほうが作りやすいというか、逆に既に亡くなっていることを前提にしないとこれから後の話がうまく展開しないと筆者は予想している。本人は回想の中で登場するだけにして、続編はあくまでも、正編の主人公たちの子供世代の話を中心に、両親たちの過去の恋愛のしがらみが絡んでいる設定で考えるのが普通の発想である。 さらに、この続編のためにはもう一つの条件があったと思われる。それは前回とすべて同じ俳優が出演することだ。だが、正編のドラマが終わった後、続編を構想中に予期しないことが起こる。重要な登場人物役のパク・ヨンハが実際に自殺してしまったことだ。他は同じ俳優が出演している以上、ふんだんに回想シーンで登場するこの人物を続編だけ他の俳優が演じるわけにはいかない。そこで、続編ドラマの中でも、病気、事故等で死亡したという設定にすれば、少なくとも前回の回想の中でのドラマ設定はそのまま現在に継続して、無理なく移し替えることができる。 以上から考えると、続編の冒頭シーンはサンヒョク(パク・ヨンハ)の葬儀となる可能性が高い。その場に前回の登場人物が再登場することで、これ以降のストーリーが無理なく展開するからだ。そして、その葬儀会場での、誰かのモノローグで続編が始まる。 その時点で、ドラマ内のかつての登場人物の夫婦(ぺ・ヨンジュン&チェ・ジウ/パク・ソルミ/パク・ヨンハ)の子供たちも大体16〜17歳になっていて、実際に前回のドラマから、16年経っていることにも意味が通じることにもなるが、どうだろうか。
2017年04月17日小顔メソッド満載「小田切流 小顔道」2017年4月19日、ヘア&メイクアップアーティスト小田切ヒロの初書籍本「小田切流 小顔道」が発売される。「小田切流小顔道」は、30歳を過ぎたら、誰でも顔が大きくなっていく真実に注目。小田切自身、体重を変えずに、5kg痩せたような小顔へと大変身を遂げた経験を持つ。夜の習慣として、一生モノのスキンケアとマッサージを提案。すぐにできる小顔メイクも必見だ。「出すこと」に徹底的にこだわった小顔メソッドで、理想の小顔を自分でつくってみてはいかがだろうか。今最も注目されているヘア&メイクアップアーティスト「小田切ヒロ」小田切ヒロは、藤原美智子主宰ラ・ドンナに所属しているヘア&メイクアップアーティスト。資生堂美容専門学校を卒業後、都内サロン、外資系化粧品会社で経験を積み、2009年にラ・ドンナに入社。藤原美智子らのアシスタントを経て、現在はフリーで、雑誌、広告、CMなど、幅広い分野で活躍している。特に小顔メソッドは、「MORE」「BAILA」「CLASSY」など、数々の女性誌で取り上げられ、人気企画となっている。美容情報満載のInstagramも注目を集め、フォロワー数はおよそ1万3千人。今、最も勢いのある注目のヘア&メイクアップアーティストだ。(画像は小田切ヒロInstagramより)【参考】※Amazon※小田切ヒロInstagram※ラ・ドンナ
2017年04月14日『オラクル流 コンサルティング』(キム・ミラー著、夏井幸子訳、日本実業出版社)の著者は、オラクル社に置いて独自のコンサルティングスキル研修を開発し、さまざまなアイデアとスキルを活用しながらオラクルの販路拡大に貢献してきたという人物。本書においてはまず、オラクルという会社が持つ大きな特徴を紹介しています。オラクルでは、ITソフトウェア業界で必要な技術的スキルとソフトスキルの研究を全社員に提供していて、コンサルタントが、クライアントやパートナー企業向けのどんな研修も無料で受けられるようにしているというのです。つまりオラクルのコンサルタントが優秀だといわれるのは、競合企業も利用する教材にいち早く触れられるからだということ。社員教育に力を注ぎ、社員の意欲と満足度の向上に重きを置いているわけです。そんな社風に基づいて、オラクル独自のコンサルティング論を明かした本書から、「オラクルのコンサルタントの“30秒”の生かし方をご紹介しましょう。■エレベーターピッチを徹底的に練習せよコンサルタントなら、エレベーターピッチを徹底的に練習することが必要だと著者はいいます。ご存知の方も多いと思いますが、エレベーターピッチとは、自身のことや自社の製品、プロジェクトの方法論、テクノロジーなど、聞き手が知りたがることを簡潔にまとめたセールストークのこと。この出来不出来が、製品乗っ取り弾きや口コミにつながることもあるといいます。■エレベーターピッチは30秒間に伝えるエレベーターピッチと呼ばれる理由は、エレベーターで最上階まで上がる「30秒」ほどの間に説明を済ませられるように、いいたいことを要約するから。そのため、どんな状況にもマッチするように、エレベーターピッチは何種類も用意しておくことが大切だといいます。エレベーターピッチの目的は、役職名と仕事内容、そして会社の業務内容を聞き手に伝えること。そこで、十分な情報を盛り込み、最後にどんな用件か必ず伝えることが重要。そうすれば、聞き手も話しやすいわけです。そして車内での肩書き関わったら、エレベーターピッチの内容もその都度変えることが大切。■オラクルがどんな会社か30秒で答える仕事と製品について話を聞いた相手は、会社のことも知りたくなるもの。著者もオラクルについてよく聞かれるため、次のように答えるようにしているそうです。「オラクルは、データベース、ミドルウェア、ハードウェア、アプリケーションを扱う世界最大手企業のひとつで、社員にとっても働きがいのある職場です。オラクルの製品は、ほぼすべての業界で使われています。ここ数年、吸収合併を繰り返して事業を拡大していますが、それは、ゼロベースでつくり上げるよりコスト効率が高いからです。それで、本日のご用件はどのようなものでしょうか?」なるほどここには、オラクルという会社の将来性や企業買収に熱心な理由が凝縮されています。相手からすれば聞きづらい質問でも、こちらから先に情報を提供すれば、相手の質問をしやすくなるわけです。■事前に用意をすべきエレベーターピッチまた、自分の専門外のことについて聞かれてもあわてないように、次のようなエレベーターピッチを用意しておくことも大切だといいます。「申し訳ありませんが、その製品は私の専門外ですのでわかりかねます。我が社では専門分野のエキスパートの養成に力を入れているものですから。給与業務に関しては私でお役に立てますが、その後質問に関しては、担当のAを紹介させていただいてもよろしいでしょうか?この者からお電話を差し上げるよう手配いたしますので、お電話番号を押せていただけますか?私の名刺をお渡ししておきますね」わからないことはわからないと正直にいって構わないけれども、あとで勉強して自分の知識不足を補っておくこと必要だそうです。これらは一例にすぎませんが、つまり状況に応じたさまざまなエレベーターピッチを用意しておくことが大切だというのです。■いいエレベーターピッチは先輩から盗めいいエレベーターピッチをつくる最大のコツは、マネジャーやベテランコンサルタントからヒントをもらうこと。経験豊かなコンサルタントがクライアントと交わす話に耳を傾けていれば、会話のどこにセールストークを織り交ぜればいいのかわかるようになるといいます。自分の個性や経験談を盛り込みたい場合は、先輩たちの話をベースにし、そこに自分らしさをプラスすればOK。そして自分のスキルが上がったら、エレベーターピッチも更新することが大切。さらにいえば、なによりも大事なのは、完璧に暗記できるまで、練習に練習を重ねること。なぜなら、しどろもどろでは、相手に誠実な印象を与えることなどできないからです。*もちろんこれはほんの一例ですが、ここからもわかるとおり、本書の内容はオラクルでの時連れに基づいているだけにとても実践的。あらゆる会社の、あらゆるシチュエーションに応用できるはずです。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※キム・ミラー(2016)『オラクル流 コンサルティング』日本実業出版社
2016年09月04日いよいよダイエットを本格化したい季節が到来。でもまだ夏までには時間があるし、できるだけ無理せずに、しかも美しくなりながら痩せたいと思いますよね?そんな時に取り入れたいのが、サツマイモ!実はスタイルのいい韓国アイドルは必ずと言っていいほど食べている美容食でありダイエット食なのです。そこで今回は、美脚の秘訣!韓流アイドルたちのサツマイモ献立についてたっぷり迫りたいと思います。韓流アイドルの美脚はコレのお陰だった!韓流アイドルといえば、やっぱりまっすぐな美脚!実は、彼女たちがスタイルを保つために食べているのが、サツマイモなんだそう。特にカムバック(CDリリースをしてTV出演する)時の前は、ダイエットをするのが基本。そして、最近めっきり痩せてセクシーになったIU(アイユー)をはじめ、少女時代、SISTAR(シスター)、パク・ボラムといった韓流アイドルたちのメインの食事こそが、サツマイモなのです。なぜ、サツマイモが美脚にいいの?ではなぜサツマイモが美脚にいいのか、というとまずはカリウムが豊富に含まれているから!カリウムといえば、体内の余分な塩分を排出する効果が期待できることで有名。塩分はむくみの原因、そう、サツマイモを食べることで、美脚の大敵であるむくみを予防することができるのです。さらにサツマイモに含まれるポリフェノールの一種、クロロゲン酸は糖分の吸収を防ぎ、脂肪燃焼効果もあるそうなので、美脚だけでなく全身のダイエットにも期待大。しかも何といっても、白米の168キロカロリー(100g)と比べると、さつまいもは134キロカロリー(100g)と低め。だからご飯の代わりに食べれば、カロリーセーブとしても◎。また、コラーゲン生成に必要なビタミンCに、アンチエイジング効果のあるビタミンEもたっぷり。だからこそ、細くて、しかも美しい脚が目指せるのです。 韓流アイドルたちの献立って?Photo by Instagramでは実際に、アイドルたちはどんな風にサツマイモを食べているのでしょうか?Photo by Instagram二年間で32キロ痩せたと話題になったのが、ソロ歌手のパク・ボラム。彼女は一日5食の食事方法で、サツマイモを取り入れダイエットに成功しました。パク・ボラムの一日の献立朝食:トマト、サツマイモ、ささみ、野菜昼食:鶏の胸肉とサラダ、ダイエットドリンク午後3時:バナナ1本、卵の白身3つ、黄身1つ午後6時:サツマイモ1本、鶏の胸肉1枚、野菜夜9時:バナナ1本、卵の白身2つ、黄身1つ、くるみ3つサツマイモは甘みがあるため満腹中枢を刺激し、しかも繊維質がたっぷりなので食べるのに時間がかかることから、少量でもしっかりした満足感が得られるもの。そのため朝と夜の6時に食べることで、空腹を感じることが少なくなるそう!Photo by Instagramデビュー時は結構ぽっちゃりしていたmiss Aのスジもサツマイモダイエットの実行者。今やスリム体型の大人気アイドルへと成長しました。スジの一日の献立朝食:鶏ささみとサツマイモ1本、低脂肪牛乳昼食:玄米と野菜サラダ夕食:サツマイモ2本Photo by InstagramDAVICHI(ダビチ)のカン・ミンギョンは、朝ごはんをサツマイモにするだけのダイエット。毎朝サツマイモ(小)1~2本程度と、牛乳を摂っていたそうです。朝ごはんを満腹感のあるものにすれば、昼も夜も少なく済むように。しかも短期ダイエットの時は、昼食もサツマイモ2本にリンゴ、夕食はサツマイモ1本、低脂肪牛乳、ミニトマト数個にしたそう。栄養が偏るので、長期間はオススメできませんが、数日間のダイエットとしてならできそうですね!手軽に取り入れたいなら、まずは白米と置き換えてみることから始めてみてもOK!自分ができる範囲でサツマイモを取り入れ、美脚、そして美ボディを目指していきましょう!
2016年05月02日韓流ドラマにはまったことはありますか?私にはインフルエンザで会社を休み、その休みを利用して『冬のソナタ』を全話ぶっとおしで制覇した思い出があります。韓流ドラマにでてくる女性はみなキュートで色っぽくて、すぐに大好きになってしまうんですよね。先日、日本で放送された韓国ドラマ『風船ガム』は「最高の男友達は最高の彼氏となりえるのか?」がテーマだったことに、私はとても興味がわきました。その理由は、私自身も最高におもしろい男友達と付き合った経験があるからです。ドラマの結末はわかりませんが、私の場合はどうだったのか……、当時のエピソードをお聞きください!二人でいると、とにかく楽しい!でも・・・私には当時、一緒にいると笑いが絶えない男友達がいました。突っ込めば突っ込むほどおもしろくなっていくようないじられキャラクターの彼は友人も多く、常に笑いの発信源となっていました。あるとき、ひょんなことから私たち二人は彼氏・彼女として正式にお付き合いすることになったのです。大勢でいるときも、二人きりのときでも、彼といると私はいつも笑っていました。デートもとても楽しくて、はたから見たらさぞや幸せなカップルに見えたことでしょう……。でも付き合い初めて半年が過ぎたころ、ある違和感を感じるようになりました。それが彼を「独占したくならない」ことだったのです。独占欲がないと恋愛は上手くいかない?それまで好きになった人に対しては「誰よりも長い時間を過ごしたい」とか「自分だけを見つめてほしい」という気持ちがあったのに、彼にそうした気持ちがわいてこなかった私。「彼のこと、本当に好きなのかな?」という疑問と、「誰にも嫉妬しないこの恋こそ本物かも!」という期待の両方を味わうことになりました。しかし、お付き合いを続けていく中で膨らみ続ける違和感。そして徐々にわかってきたのは、「一緒にいると楽しいのは本当だけれど、それだけじゃ恋愛はできない」ということでした。独占欲は満たそうとすればするほど、相手も自分も苦しめてしますもの。そんな独占欲とどう折り合いをつけるか、どう抑え込むかという気持ちが、私の恋愛のエネルギー源であり、必要不可欠なものだと気付いたのです。彼との恋愛関係に違和感を感じていたものの正体がやっとわかりました。大好きなお笑い芸人のファンという感覚「じゃあ、彼は私にとってただの友人でしかないのか?」と考えてみました。行き着いたのは「こんなおもしろい人他にいない!この気持ちを誰かと共有したい」という思い。これって大好きなお笑い芸人さんを応援するファンみたいだな、ということに気がつきました。彼には大勢の中でいつも笑っていてほしい。より多くの人を笑わせてほしい。恋愛関係ではなく、好きな芸人といちファンという関係がとても居心地が良かったのです。一緒にいると死ぬほど笑える彼が彼氏となったのはたったの半年でしたが、自分の恋愛観がはっきりする良い経験となりました。「一緒にいると楽しい」だけでは、恋愛関係を続けていけないのだということを、私はこの恋愛で学びました。彼とは、ありがたいことに別れたあとに友達に戻ることができたので、今でも最高の男友達としてお付き合いをさせてもらっています。最高の男友達は、最高の彼氏となりえるのか。このテーマを考えるにあたって個人的な例を紹介させていただきましたが、あなたはどう感じましたか? みなさんの意見もぜひ聞いてみたいです!
2016年04月19日「おもしろいこと、楽しいことを全力でやる」をモットーに、アジアの音楽シーンを賑わせている韓国のヒップホップグループBlock B。2月24日に発売された最新シングル『Jackpot』は軽快なピアノの旋律から始まり、ビッグバンド、エレクトロスイング、アイドルポップ……と様々な要素がミックスされた、遊び心がいっぱいのアップテンポナンバー。作詞曲・アレンジは、リーダー兼プロデューサーのジコ。「Block B史上、一番完成度が高い曲。自分でも、ここまでの曲はもう作れないかもしれないと思うくらい。この一曲の中にアレンジャーに必要なアイデアやスキルが全部入っているので、音楽を勉強している人にもオススメです」(ジコ)「構成が複雑で、初めて聞いた時は『歌うの難しそうだな、大丈夫かな?』と心配しました」(テイル)「テイルくんが難色を示す曲に限って1位をとるというジンクスがあるんですけど、この曲も例に漏れず、評判が良くて(笑)」(ピオ)「はじめから日本語で歌うことを想定して作ったのかなと思うくらい、日本語の歌詞がメロディにマッチしていて不思議でした」(パクキョン)「おかげで、僕はレコーディングも20分で終わりました!」(テイル)軽快なサウンドに乗っているのは、意外に(?)真面目なメッセージ。「野心や成功よりも大事なものがある、ということを伝えたかったんです。人って、上を目指したり、何かに執着しすぎるあまり、大切なことを見逃してしまいがちな気がして。『Block Bの歌は、盛り上がるけど薄っぺらい』という世間の先入観を破りたいという気持ちもありました」(ジコ)Jackpotとは、勝負事で大当たりを意味する言葉。ちなみに、メンバーで勝負欲が強いのは誰?「ジャンルによって違うんですけど、ゲームに関しては僕。自分が得意なものに関しては、絶対勝たなきゃって気持ちが強いんです」(ジェヒョ)「日本でホテルの部屋割りを決める時のビボムくんのじゃんけんの強さはハンパないですね。7人なので、勝つと1人だけ1人部屋が使えるんですけど、高確率でビボムくんになります」(ユグォン)「負けず嫌いというより、一番、邪心がないんです(笑)」(ビボム)では今までの人生の中で、一番のJackpotは?「僕はBlock Bになったことだと思います。このグループだからこそもっと頑張ろうと思うし、自信も出たし」(ユグォン)「僕も同じです」(ビボム)「僕はメンバーたちに会えたことです。月並みですけど。仕事仲間であり、親友であり。メンバーとはずっと一緒にいたいです」(パクキョン)(全員、プッと噴き出して大爆笑)「ほんとに思ってる?」(ピオ)「僕は大阪の『金龍ラーメン』のラーメン。一口食べたとたん、僕のJackpotに火がつきました♪早くまた食べたいです」(ジェヒョ)MVも、これまた愉快な仕上がりに。テーマは奇妙なサーカス団。ユグォンがクレイジーな理髪師に変身し、ピオがカブトムシを食してニヤリとしたかと思えば、全員でキレッキレのダンスを踊ってみせる。Block Bワールド全開のMVも、ぜひチェックして。◇ブロックビーパクキョン(左上)、ビボム(左下)、ピオ(中央上)、ユグォン(中央中)、テイル(中央下)、ジコ(右上)、ジェヒョ(右下)。2011年韓国デビュー。2015年、代表作『Very Good』で日本進出。チーム名はBlockbuster(=大旋風を巻き起こすもの)に由来。◇New Single『Jackpot』【初回限定盤CD】¥1,667TAEIL Edition他、メンバーごとに7種類あり。c/wに「Be The Light」日本語バージョンを収録、メンバー別のソロブックレットも封入。【通常盤CD】¥926「Jackpot」の日本語バージョン収録。(キングレコード)※『anan』2016年3月2日号より。写真・衛藤キヨコ取材、文・酒井美絵子
2016年02月29日東京大学は2月16日、「層流」と呼ばれる整った空気や水などの流れが、乱れた状態の「乱流」に遷移するときに従う普遍法則を実験で見いだしたと発表した。同成果は、同大学大学院 理学系研究科 佐野雅己 教授と大学院生の玉井敬一氏らの研究チームによるもので、2月15日付けの英科学誌「Nature Physics」に掲載された。空気や水といった流体は、速度が十分遅い場合、一般に規則的な層流となるが、速度が速くなると流れが乱れ、乱流になる。しかし、層流がいつどのようにして乱流に遷移するのか、そこにどんな法則があるのかは、130年以上にわたって未解決の問題となっていた。今回、同研究チームは、2枚の平行な平板の間に流体の流れを作るチャネル実験装置を製作。同装置は、長さ6m、幅90cm、ギャップ幅5mmと、これまでで最大級だという。実験ではこれを用い、チャネルの入り口から乱流状態の流れを注入し、その乱れが下流に流れるに従って減衰するのか、あるいはチャネル内に広がるのかを調べる手法を考案した。その結果、流速(レイノルズ数)が小さい場合には、注入された乱れは直ちに減衰し、流れは単純な層流になるが、速度を上げていくと、一様な乱れのなかに局在した乱流スポットが現れ、この乱流スポットが流れとともに分裂したり消滅したりを繰り返す現象が見られた。さらに速度を上げると、乱流スポットは分裂や伸張を始め、やがてチャネル全体に乱流が広がった状態になる。このとき、十分下流の地点で観測した場合、最終的に層流状態が観測されるのか、あるいは乱流状態が観測されるのかは、あるレイノルズ数で明確に分かれることが明らかになった。また、同研究グループは、マイカ薄片を使用した流れの可視化技術を用い、流体の膨大な時空間データの解析から乱流遷移の法則を表す物理量を測定する手法を開発。乱流スポットが空間を占める割合(乱流割合)を測定し、その空間依存性を調べること、さらには、測定場所を固定して乱流スポットが通過する時間間隔などを測定することで、相転移と類似した複数の現象を見いだした。同現象は、臨界点に近づくに従い、乱流割合の空間的な減衰が遅くなり、最終的には減衰せずに乱流割合が一定値だけ残る現象や、定点観測においてレイノルズ数を下げてゆくと、乱流スポットが到達する時間間隔が臨界点に近づくにつれ発散する現象で、いずれも相転移で見られる相関長の発散という現象に対応する。この発散の仕方から臨界指数と呼ばれる量が得られるが、実験で得られた独立な3つの臨界指数は、いずれも有向浸透現象と呼ばれる相転移現象で、理論的に予測されている臨界指数と良く一致することがわかった。同研究チームは加えて「乱流への遷移が有向浸透現象である」との仮説に基づき、単純化した数理モデルをチャネル流に見立て、入り口で境界条件を活性化し、流れを加えるシミュレーションを実施。チャネル流の実験で採用した測定と解析の手法が正しく臨界指数を与えることを確認した。以上の証拠から、乱流への遷移が、普遍的な相転移と同じ法則に従うことを示せたといえる。今回の成果は今後、従来の枠を超えた新しい理論の発展を促すとともに、周辺のさまざまの分野で見られる不規則現象一般に対する理解を進展させることが期待されると同研究チームは説明している。
2016年02月17日日立情報通信エンジニアリングは、人流情報をレーザー・レーダー方式で計測し、広域における動線や滞留状況、人数などを解析してレポートを提供するサービス「人流計測サービス」をソフトパッケージ化し、新たに「人流計測ソフトウェア」としてライセンスの販売を開始すると発表した。同社では、同ソフトウェアを利用することにより、人流データをビッグデータとして解析・利活用することが可能となるとともに、セキュリティ設備や省エネ設備と連携したシステム構築やソリューションの提供が可能となるとしている。同ライセンス販売では、レーザー・センサ、制御PC、ソフトウェアライセンスを基本構成とし、センサの台数に応じて、ライト、バリュー、カスタムの3つのパッケージを用意。価格は、「ライトパッケージ」が80万円/年、「バリューパッケージ」が240万円/年、カスタムパッケージが個別見積もりとなっている(いずれも税別)。なお、同社では、現地調査、システム方式・構成設計、センサ配置シミュレーション、オンサイト構築、オンサイト計測などの導入・支援サービス、各種レポート作成などのレポートサービスもメニュー化しており、教育、導入・支援サービス、レポートサービスについては別見積もりとしている。
2016年02月04日“とにもかくにも韓流!!”だった一時のブームも一段落。でも、実は韓国映画はいまが最熟!anan本誌で「お杉とB子のMOVIE TALK」を隔週連載中の映画評論ユニット「お杉とB子」が、傑作かつイケメンが拝める韓国映画をピックアップしました!***お杉:いわゆる韓流マダムたちには甘いイケメンが人気だけど、韓国男優の魅力はそれだけじゃないわ。むしろ、男くささにときめいていただきたいの。B子:そう、イチオシはファン・ジョンミン。ヤクザな男がお得意だけど、『ベテラン』ではなんと熱血刑事!財閥のバカ息子の横暴に敢然と立ち向かう。お杉:最初は派手なスーツで登場するから汚職刑事なのかと驚いちゃうけれど、それも潜入捜査。成り金ファッションの着こなしに関しては天下一品。B子:ふだんは『太陽にほえろ!』みたいな革ジャンにGパン。けんかっぱやいけど男気溢れる王道刑事よ。お杉:その暴走を抑えるチーム長が、『国際市場で逢いましょう』では親友役だったオ・ダルス。B子:同じ事務所?いつもセットで出てる印象が。お杉:大ヒット作で立て続けにいい感じでコンビを組んでるのを見たら、そう思うよね。B子:韓国映画界の東方神起ですか?お杉:と、B子が言ってます。B子:韓国歴代興収No.1の大ヒットになったのも、アンチ財閥を痛快に描いてたからなのよね。ナッツ・リターンで溜飲を下げた国民の共感をさらに誘ったわ。お杉:凶暴御曹司役のユ・アインはこれが初の悪役。本来はイケメン枠での起用だったんでしょうけど、結果的に演技力もアピール。スタイルもよくてスーツもお似合い。身長が高いっていいね。B子:そのてん、身長が高ければと悔やまれるのがコ・ス。180 cm級がイケメンの条件の韓国では残念すぎる公称177cm。『尚衣院―サンイウォン―』では王朝時代に尚衣院(王室の衣服を作る部署)に出入りすることになった庶民出身の天才デザイナーのゴンジンを演じてるの。斬新なデザインでありつつ、機能性も追究するチマチョゴリで女官たちの人気者に。お杉:王妃との身分違いの恋も匂わせつつ、ハン・ソッキュ演じる伝統職人の野心も絡んだりと盛りだくさん。B子:正室の座をめぐる女同士の闘いもお約束ですが、全体がすごくまとまってて上手いよね。お杉:ハン・ソッキュ様はダメな映画には出ないってことね。韓国映画を選ぶ基準のひとつにしましょう。ファン・ジョンミンとハン・ソッキュの出演作にハズレなし。はい、みなさん、ご一緒に!◇おすぎとびーこanan本誌「お杉とB子のMOVIE TALK」を隔週連載中の映画評論ユニット。映画の趣味はそれぞれ違うけど、最近は韓流を愛好中。男くさい俳優が大好物なの。◇『ベテラン』12月12日より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次ロードショー。(C)2015 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.◇『尚衣院―サンイウォン―』11月7日より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国ロードショー。(C)2014 WAW PICTURES All Rights Reserved.※『anan』2015年11月11日号より
2015年11月06日東京都台東区の浅草花やしきおよびその周辺で11月6日~7日、「日韓グルメフェア2015 in浅草」が開催される。○日韓友好・食文化の祭典同イベントは、食を通じて両国の文化を理解し、友好の架け橋となることを願い実施される。第4回全国キムチグランプリが開催されるほか、日韓グルメフードコートや韓流ステージ、民族衣装体験コーナー(予定)、発酵キムチなどの韓国食材販売コーナーが展開される。開催時間は6日が11時から21時まで、7日は17時までとなる。
2015年11月04日LINE Payは14日、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」の外貨両替・出金対応サービスの提供に先立ち、韓国の新韓銀行と業務提携を締結したと発表した。LINE PayはLINEアプリを通じてユーザー間の送金や提携サービス・店舗での決済が行えるモバイルサービス。同社では、国境を越えたクロスボーダーでの利用が可能なプラットフォームを目指しており、その第一弾として、2016年上半期をメドに外貨両替・出金対応サービスを開始する。同サービスの開始に先立ち、13日に韓国の新韓銀行と業務提携を締結。サービス開始後に、ユーザーはLINE Payにチャージされている金額を韓国国内に7000台以上設置されている新韓銀行のATMからウォンで出金することが可能となる。今回の業務提携により、両社は今後もサービス連携を継続的に検討・導入していくという。
2015年10月14日パイオニアは7月21日、体を傷つけることなく、動きながら血流量の測定が可能なウェアラブルタイプの「研究用レーザ血流計」を発売した。同製品は、小型血流センサー素子を内蔵したプローブを、手・脚などに接触させることで血流量の測定ができる。プローブ先端にはクリップが付いており、測定部位に挟み込むことで、指や耳たぶなど突起した部位での測定を容易に行うことが可能。小型なため、持ち運びができ、Bluetoothでのワイヤレス接続またはUSB接続によりデータをPCなどへ転送することができる。また、ケーブルをファイバレスにすることで、測定結果のデータノイズを低減し、動きながらでも安定した血流量計測が可能となっている。計測には本体と専用プローブが必要となり、いずれもオープン価格となっている。なお、同製品は研究用であるため、医療機器として臨床で使用することはできない。
2015年07月21日エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ(以下エイベックス)と三井住友カードはこのたび提携し、エイベックス所属の5人組女性アーティスト「東京女子流」とタイアップしたクレジットカード「東京女子流VISAカード」を発行し、7月1日に会員募集を開始した。○ファンに嬉しい特典を多数用意した「東京女子流VISAカード」「東京女子流」は、2010年に結成された5人組のガールズ・ダンス&ボーカルグループ。2012年には女性グループとして当時史上最年少で日本武道館ライブを実現した実力派で、現在は海外へも活躍の場を広げているという。ファンも20代・30代の男性を中心に順調に増えているとしている。このたび発行する「東京女子流VISAカード」は、「東京女子流」のファンをターゲットに、ポイントの交換景品として、バックステージ招待付きライブチケットや、メンバーからのメッセージビデオ等、ファンには嬉しい特典を多数用意しているという。○カード特典ポイント交換でバックステージの招待付きのライブチケットがもらえるカード利用金額に応じて貯まるワールドプレゼントのポイントを、同カード会員限定のオリジナル特典・グッズに交換できる。ライブペアチケット+バックステージ招待(本会員のみ):4000ポイントメンバー直筆サイン入り手形:3000ポイントメンバーからのオリジナルビデオメッセージ:2500ポイントオリジナルスマホケース(メンバー手書きイラスト入り):1000ポイントカード入会者全員にメンバーのサイン入り生写真をプレゼント同カード入会特典として、メンバーのサイン+メッセージ(印刷)入り2Lサイズ生写真をもれなくプレゼントする。(カードとは別送)エイベックスと三井住友カードは今後も協力し、同カード会員にさらに喜んでもらえるような、特典・サービスを展開していくとしている。
2015年07月02日かつて「オタク」とは、趣味に没頭する男性を指す言葉でした。ところが最近、アイドルやBLなど、二次元の世界にハマる女性も少なくありません。彼女たちは「オタク」であることを隠そうとせず、なかには趣味に夢中になりすぎて、バーチャルのキャラクターを本気で好きになってしまう人もいるようです。そこで今回は、オタク女子を自称する20代女子に「バーチャル恋愛にハマるわけ」を自己分析してもらいました。■自分に自信がない▽「外見も中身も、いわゆる“女子力”に自信がありません。大学生になった頃は、周りにあわせておしゃれをしてたけど、好きな人に振られたのをきっかけにBLの世界に戻ってきました。傷つくのが怖くて、すっかり恋愛はご無沙汰です」(23歳/腐女子)外見にコンプレックスがあったり、過去に立ち直れないほどツラい失恋を経験したりすると、異性との恋愛に積極的になれず、バーチャルの世界に逃げ込んでしまうようです。「アニメのキャラクターは、何があっても裏切らない!」という安心感が、バーチャル恋愛の魅力なのでしょう。■理想が高すぎる▽「男性とデートをしても、どうしてもダメなところばかりに目がついちゃうんです。やっぱりタカラジェンヌを超える人は、リアルにはいない!妥協して付き合うぐらいなら、別に彼氏なんていなくてもいいかなぁって思うんですよね」(25歳/ヅカヲタ)好きなキャラクターやアイドルに対して「この人は完璧だ」と理想化しすぎると、異性に目が向きにくくなるようです。また、オタク女子は、自分の考えが曲げられず、頑固な一面も。そうしたこだわりの強さが異性の外見やファッションに向けられてしまうと、極度の面食いになり、なかなか彼氏ができないのかもしれません。■想像力が豊か▽「数年前に元カレに振られてから、恋愛ゲームにハマりました。ゲームの中のキャラクターは、私の思い通りに動いてくれるし、あらゆる欲求を満たしてくれるんです。だから別に寂しいとか思わない」(26歳/腐女子)アニメのキャラクターに話しかけたり、アイドルのライブに行くことを「デート」と言ったり。想像力が豊かな人ほど、現実世界と同じように、架空のキャラクターに夢中になりすぎてしまう一面も。■異性と接する機会が少ない▽「中学生の頃から女子校に通っていたので、男性が苦手です。バイト先の男の子と話すのも億劫なぐらい!緊張してどう接したらいいのか分からないんです。だから彼氏ができないんだろうなぁと思うけど」(21歳/ジャニヲタ)異性と接する機会が少ないまま大人になってしまうと、現実の異性に対して苦手意識が芽生えやすくなります。その反動として、独占欲や性欲など恋愛にまつわる欲求を二次元に向けてしまうのかもしれません。バーチャルの世界にハマるきっかけは人それぞれ。ちょっと不器用でこだわりの強い、オタク女子たちは、異性からはなかなか理解されにくいこともありますが、実は、とても素直でピュアな心の持ち主でもあります。自分を曲げずに、趣味にイキイキと生きる姿を尊重してくれる男性に出会えたら、きっと素敵な恋愛ができるはずです。
2015年06月22日チソン×チュ・ジフンという韓国の二大スターが初競演する映画『コンフェッション友の告白』の公開日が、8月1日(土)に決定。さらに、“韓流の聖地”として知られるシネマート六本木の閉館日6月14日(日)に、「韓流シネマ・フェスティバル2015」においてプレミア上映されることが明らかとなった。マジメで正義感の強いヒョンテ(チソン)、保険のセールスマンで世渡り上手のインチョル(チュ・ジフン)、ドジなミンス(イ・グァンス)。性格も生き方も異なる3人は、少年時代に直面した危機を友情で乗り切り、大人になったいまも兄弟のように固い絆で結ばれていた。ある日、ヒョンテの母親が社長を務めるゲーム賭博店に火災契約保険のために訪れたインチョルは、店が経営難で借金を抱えていることを知る。「もし店が放火されたら、いくらもらえるの?」との質問に「監視カメラに証拠が残れば、10億ウォンの保険金が出ます」と応じるインチョル。だが、この何気ない会話の直後、店の売上金を狙った強盗放火事件が発生。ヒョンテの母親が亡くなってしまう。自らの手で事件に決着をつけることを心に誓い、独自に事件を調べ始めたヒョンテに、インチョルとミンスも手を貸すが…。無二の友情で結ばれた3人の男に突然降りかかった強盗放火事件。その真相に迫るにつれ、衝撃の展開へと向かう本作は、男たちの熱いアンサンブルと高密度のストーリー、緊張感のある卓越した心理描写が作り出す、新感覚の犯罪ドラマとなっている。現在シネマート六本木では、本作の主演の1人チュ・ジフンの過去作を上映する毎年恒例の「チュ・ジフン祭」FINALが6月5日(金)まで開催中だ。支配人によれば、「お蔭さまで、連日多くのファンの方にお越しいただき、スタンド花も届いております。当館では多くの俳優括りで上映企画を行ってきましたが、チュ・ジフンのファンの方の熱は衰えることなく、別格だなと思っております」という。そんなチュ・ジフンの出演作を始め、これまで数え切れないほどの韓国映画を紹介してきた“韓流の聖地”シネマート六本木は、この6月14日(日)を持って閉館を迎える。そのクロージングに際し、本作の特別先行上映会が決定。ファンにとっては、いままで慣れ親しんできた劇場で、話題作を誰よりも先に観ることができる貴重な機会となる。『コンフェッション友の告白』は6月14日(日)13:20~「韓流シネマ・フェスティバル2015」にてプレミア上映。8月1日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月01日5月14日(木)、韓国人俳優ペ・ヨンジュンと女優のパク・スジンが、今年2月からの交際を経て、この秋頃に13歳という歳の差を超えて結婚する予定であることが、二人の所属事務所キーイーストから、公式サイトを通して発表された。“ヨン様”の愛称で親しまれ、その笑顔から「微笑みの貴公子」と称され日本中の女性を虜にしたペ・ヨンジュン。彼が出演した「冬のソナタ」は、日本に一大韓国ドラマブームを巻き起こし、ドラマの略称「冬ソナ」は2004年の流行語大賞をとったほど。いまに続く韓流ブームの火付け役といっても過言ではないだろう。この度、結婚相手と公表された女優のパク・スジンは、ペ・ヨンジュンと同じ事務所の後輩にあたる。2002年、ガールズグループ「Suger」の一員としてデビューした彼女は、2004年に日本でも正式にCDデビューも果たし、2005年には深田恭子と松下由樹出演のTBS系ドラマ「幸せになりたい!」の主題歌を担当した。2006年に同グループが解散した後は主に女優として活動。ドラマ「花より男子~Boys Over Flowers~」や「となりの美男<イケメン>」などをはじめ映画にも出演し、近年はMC業も務めその活躍の幅を広げている。今回のニュースを受け、SNS上では「ヨン様72年生まれ。スジンさん85年生まれ。歳の差13歳!? おめでとうございます!」とその歳の差に驚く声や「スピード婚すぎて驚きを隠せない!!」と約3か月という交際期間からのゴールインに驚く声も続出。また韓流ブームの火付け役だけに、「私の韓流の入り口とうとうヨン様結婚するんだ~。」「ヨン様がついにご結婚!韓流を日本にもたらした神だよね!!彼が居なければ、ここまで、日本に韓流ブームは起こらなかったし、K-POPもなかっただろうなぁ~。おめでとう!」と、多くの人がヨン様から韓流文化に親しんだことをコメントし、祝福するとともに感慨に耽っているようだ。公式サイトによると、結婚の具体的な日程や場所は決まっておらず、今年の秋ごろを目処に話を進めている段階だとのこと。また、詳しいことが決まり次第、随時情報を公開する旨も記載されており、今後の動向が気になるところだ。(text:cinemacafe.net)
2015年05月15日