朝ドラヒロインや日本を代表する“美”のアイコン、国民的美少女まで、それぞれがそれぞれの道を見つけ、邁進している12月生まれの美女たち。いずれも数々の話題作でときめきと勇気、ときには笑いも提供してくれる人気女優ばかりだ。高畑充希、ピーターパンからカホコまで!「ナチュラルボーン女優」の躍進は続く1991年12月14日生まれの高畑充希は、幼いころから舞台女優を夢見ていたという。2013年、連続テレビ小説「ごちそうさん」で東出昌大の妹・希子役に脚本家・森下佳子から当て書きで起用されると、舞台で培ってきた美声を披露しながらサイドストーリーを盛り上げ、一躍注目を集めた高畑さん。映画『バンクーバーの朝日』でも歌声を披露し、ディズニー実写版『シンデレラ』の日本語吹き替えにも抜擢。CDデビューもしており、その歌声のすばらしさは広く知られるところ。NTTドコモのCMで熱唱した「紅」は、あまりにも迫力がありすぎて話題になったほど。2007年にブロードウェイミュージカル「ピーターパン」で8代目ピーターパンに起用され、6年間務めあげた。同年には「3年B組金八先生」第8シリーズ、映画『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』にも出演。「Q10」(10)で共演した前田敦子、柄本時生、池松壮亮との通称“ブス会”の交流は多くのファンにお馴染み。アスタリフトTVCM「ジェリーで、美に革命。」篇では松田聖子と歌声を披露2016年にはついに朝ドラ「とと姉ちゃん」で父親(とと)代わりになる三姉妹の長女、ヒロイン・小橋常子役にオーディションから抜擢され、国民的女優の仲間入り。この年はドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」もあり、映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』『怒り』などに出演、「日経トレンディ」の今年のヒット人、Yahoo!検索大賞2016女優部門賞などをに選ばれ、翌年の第40回日本アカデミー賞では新人俳優賞を受賞する。「過保護のカホコ」では超過保護に育てられた“最強の箱入り娘”カホコと竹内涼真演じる正反対の境遇の麦野初(はじめ)との凸凹で、ピュアな掛け合いが評判を呼び、今年は後日談となるスペシャル「過保護のカホコ2018~ラブ&ドリーム~」が放送。現在、主演を務めているテレ東が新たに放つ美食ドラマ「忘却のサチコ」では、結婚式の真っ最中に花婿に逃げられたサチコが、彼を忘れるために美食道を邁進する。このサチコもまたカホコより仕事はできるが(!?)、あまりにも真面目で“四角四面”な、なかなかの強烈キャラ。美味しい物を食べまくり恍惚の表情を浮かべるかと思えば、時には歌って踊り、コスプレや変顔も炸裂。そのコメディ演技のさじ加減が絶妙だ。12月28日(金)からは、大泉洋と三浦春馬と共演する『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』が公開に。大泉さん演じる難病を抱えた男・鹿野が好きになるも、実は医学生の田中(三浦さん)と交際している新人ボランティアの女子大生・美咲を好演する。さらに1月スタートのTBS新ドラマ「メゾン・ド・ポリス」では、「とと姉ちゃん」では早くに亡くなった“とと”西島秀俊との再共演が実現、刑事役に初挑戦する。TBS連続ドラマのレギュラー出演は「金八先生」以来約10年ぶりだ。4月には、ヘレン・ケラーを2度演じた代表作である舞台「奇跡の人」でアニー・サリヴァン先生役に挑み、ヘレンはいまや中学生となった鈴木梨央が演じる。『アオハライド』の三木孝浩監督は以前、高畑さんの「奇跡の人」を観劇後、彼女を「ナチュラルボーン女優」と評していたが、異論を唱える人はいないだろう。大ブレイク前夜、福田雄一脚本・演出の舞台「スマートモテリーマン講座」(13)に参加すると、映画『HK/変態仮面』『女子ーズ』(傑作です)に相次いで起用された高畑さん。2019年は星野源主演、高橋一生共演の『引っ越し大名!』に加えて、福田監督との待望の再タッグで山崎賢人とW主演する『ヲタクに恋は難しい』が控えている。「コメディをもう一度ご一緒したかった2人」と福田監督がコメントするだけに、いまから期待せずにはいられない。挑戦に次ぐ挑戦が、ナチュラルボーン女優をますます最強にする。桐谷美玲、憧れのファッションアイコンは「ハリポタ」好き!『女子ーズ』で生真面目な性格ゆえに、恋に悩む女子レッドを演じていたのが桐谷美玲。今年7月には、月9ドラマ「好きな人がいること」(16)で共演した俳優・三浦翔平と結婚、9月には女優・モデルとしての活動をしながら2012年4月から約6年半も務めた日本テレビ系「NEWS ZERO」の火曜日キャスターを“卒業”した。1989年12月16日生まれ。高校時代にスカウトされ、雑誌「SEVENTEEN」の専属モデルとなり、以後「non・no」「GINGER」「BAILA」とモデルを務めており、自身も年齢を重ねていくと同時に各世代の憧れの存在を体現してきた。『リベンジgirl』のシネマカフェインタビューで「年齢が上がったことで、さまざまな役柄に挑戦できるようになってきました。そのなかで、働く女性のもどかしさや、頑張っている姿を表現できれば、自分の成長にもつながっていくと思います」と語っていた姿が印象的だ。2017年のドラマ「人は見た目が100パーセント」では女子力ゼロという研究員を演じていたが、実際は誰もが参考にしたくなるファッションアイコン。2014年末には米サイト「TC Candler」が毎年発表する「世界で最も美しい顔100人」で当時日本人最高位の8位にランクインした。2006年に映画『春の居場所』で女優デビュー、映画『君に届け』、ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」(’07版)、『100回泣くこと』など胸キュンものから『荒川アンダー ザ ブリッジ』といった異色系まで幅広い作品に出演。山崎賢人、坂口健太郎と共演しながら、それまでのパブリックイメージを打ち破るコメディエンヌぶりを発揮した映画『ヒロイン失格』(15)は映画業界も驚く大ヒットとなった。最近では「ハリー・ポッター」魔法ワールド公式アンバサダーにも起用され、最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』ロンドンプレミアにも参加。ニュート役エディ・レッドメインとの対面に歓喜していた桐谷さんだが、貴重な2ショットに日本のファンも沸いた。小学生時代に「ハリポタ」の小説に出会って以来の魔法ワールドの大ファンで、「USJ」のハリポタエリアもプライベートで訪れるほどの“ガチ”勢だそう。石原さとみの働く女性像に共感!等身大のCMには癒しも「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」(地味スゴ)「アンナチュラル」「高嶺の花」など、タイプの異なる主演ドラマで存在感を発揮している石原さとみ。とりわけ続編としてスペシャルドラマも制作された「地味スゴ」は、ファッション誌の編集者を夢見るオシャレ大好きな主人公が地味な校閲部で奮闘するお仕事ドラマとして、明るく前向きな姿が多くの人に支持され、目まぐるしく変わる彼女の劇中ファッションも大きな注目を集めた。1986年12月24日生まれ。第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン 「ピュアガール2002」でグランプリ受賞。朝ドラ「てるてる家族」のヒロインを経て、「Ns’(ナース)あおい」「リッチマン、プアウーマン」、『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』『風に立つライオン』『シン・ゴジラ』『忍びの国』などドラマや映画を中心に舞台、CMと幅広く活躍してきた石原さん。「世界で最も美しい顔100人」常連の1人で今年もローラ、Niki、小松菜奈らとともにノミネートされている。2017年に発売した、デビュー15周年&30歳の節目を記念した写真集「encourage(エンカレッジ)」は発売3か月で6刷15万部を突破するヒットに。「失恋ショコラティエ」「地味スゴ」を始め、放送当時に反響を呼んだ出演ドラマのヘアメイク解説も石原さん自身の直筆で掲載された。1つの転機となったのは20代最後に出演し、社会現象化する大ヒットとなった『シン・ゴジラ』だそうで、「連ドラに関しては特に感情表現で、敏感な10代、20代の若い人たちの琴線に触れるような役柄を演じたいという思いが強いです。映画では、この『シン・ゴジラ』はまさしくですが、風刺などで社会を反映しつつ、しかもそれをエンターテインメントとして届けられるような作品に出たいという思いが強くあります」と当時のシネマカフェインタビューでは明かしている。一方、東京メトロ「Find my Tokyo.」のCMでは等身大で癒し系の魅力を発揮。新しいCMを楽しみにしている人も多いだろう。武井咲、“国民的美少女”は着物姿が似合う大人の女性に2006年、中学1年生のときに「第11回全日本国民的美少女コンテスト」でモデル部門賞と一般投票が最も多かった人に贈られるマルチメディア賞をW受賞、現在ではドラマ「戦力外捜査官」で共演した「EXILE」TAKAHIROと結婚し、1児の母となった。1993年12月25日生まれ。国民的美少女コンテストをきっかけにモデルデビューし、「アスコーマーチ~明日香工業高校物語~」で連続ドラマ初主演を務めた後、「Wの悲劇」「息もできない夏」「東京全力少女」への出演ほか、人気少女コミック実写化の先駆者的な映画『今日、恋をはじめます』では学校一のモテ男(松坂桃李)と恋に落ちる、“昭和風”マジメ女子を演じたことも。大ヒットコミックの映画化『るろうに剣心』シリーズでヒロイン・薫役に抜擢され、凛とした佇まいの中に芯の強さと、可憐な繊細さを同居させた演技で一躍ブレイク。その後も大倉忠義(関ジャニ∞)共演の映画『クローバー』、滝沢秀明共演の「せいせいするほど、愛してる」、ディーン・フジオカ共演の「今からあなたを脅迫します」など話題作、注目作に出演を続けてきた。2017年には、事務所の先輩・米倉涼子主演で連続ドラマ化され、高視聴率を獲得した松本清張の名作「黒革の手帖」にも主演。武井さんが史上最年少で“稀代の悪女”・原口元子を演じ、“国民的美少女”からの見事な脱却を見せた。数多くのCM出演でも知られる武井さんだが、出産後復帰第1弾はなんと今作を彷彿とさせるメガネ型拡大鏡「ハズキルーペ」のCM。テレビ局側や事務所からも許諾を得たというだけに高級クラブに黒と金色の着物姿で現れる“武井ママ”と、小泉孝太郎、舘ひろしの共演には話題沸騰、YoutubeのCM動画の再生回数は100万回超え。フォーマルウェアを素敵に着こなせる著名人として「第19回ベストフォーマリスト賞 2018」も受賞している。(text:Reiko Uehara)
2018年12月19日12月28日公開の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の公開直前イベントが17日、東京・神田明神で行われ、大泉洋、高畑充希が出席した。第35回大宅壮一ノンフィクション賞・第25回講談社ノンフィクション賞のダブル受賞を果たした渡辺一史原作の『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』を、『ブタがいた教室』(2008年公開)などの前田哲監督が映画化した本作。難病を患って身体が不自由にもかかわらず、自由気ままに生きた鹿野靖明と、そんな真っ直ぐな生き方をする彼に会って変わっていく人々の姿を描く。主人公の鹿野靖明さんは実在の人物で、同じ北海道出身の大泉洋が熱演している。公開を間近に控えたこの日は、主演の大泉洋と高畑充希が神田明神に訪れて大ヒット祈願。その前に一般客を入れてのトークショーが行われた。本作で初共演となった高畑について大泉は「嘘のないお芝居をなさるところが素晴らしいなと思いました。女優さんなので、演じようと思えばいくらでも演じられますが、今回は監督(前田哲)とバチバチやっていましたよ。納得がいかないとお芝居をされない方なので、訴えるものがあるのでしょうね」と絶賛。大泉の言葉に高畑は「恥ずかしいですね。あんまり上手くできないので(笑)」と照れ笑いを見せつつ、「映画は大泉さん史上一番可愛い映画だと思います」と大泉を褒め称えて「可愛い大泉さんを見に劇場に足を運んでいただけたらうれしいです」とアピールしていた。イベントの最後には神田明神の参道に場所を移し、自身にとっての今年の漢字を披露。「鹿」と書いた大泉は「僕がこの映画で演じた鹿野さんは、たくさんのわがままを言いながら自分の生きたい思いを正直に生き抜いた方です。鹿野さんを演じたのは一つの縁を感じますし、ここまで役に感情移入したことはありませんでした。それに今年は鹿をやたらと食べた年でしたね」とその理由を説明。対する高畑は「再会の再です。映画デビューした時の監督さんが前田哲監督で、10年ぶりに再会しました。監督だけじゃなく、今年は俳優さんを含めて再会の多い年でした」と振り返った。映画『こんな夜更けにバナナかよ 悲しき実話』は、12月28日より全国公開。
2018年12月18日「嵐」の大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤がゲストとともにトークやゲームで盛り上がるバラエティー「嵐にしやがれ」。その12月15日(土)今夜放送回に俳優の滝沢秀明と高畑充希、三浦春馬がゲスト出演。滝沢さんの引退の真相に相葉さんが迫る。滝沢さんは1995年にジャニーズに入所すると、そのリーダーとしての素質を買われジャニーズJr.のリーダー格としてメンバーを取り纏めるようになり「8時だJ」などの人気番組に多数出演しながら同時に俳優としても活動を開始。「タッキー&翼」としてCDデビューすると大河ドラマ「義経」主演などを経て舞台「滝沢演舞城」を開始。最近では映画『こどもつかい』をヒットさせたほか、火山に魅了され自らの人脈で火山研究チームを結成、探検家としての顔も持つなど多面的に活動するなかで、今年いっぱいで芸能活動を引退、プロデュースや演出業に専念することを発表している。そんな滝沢さんが“盟友”でもある相葉さんを使って約20年ぶりにMV撮影。相葉さんが滝沢さんに学んだことは?懐かしい思い出トークとともに、今回の引退の“真意”についても迫っていく。また『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』で共演している高畑さんと三浦さんが“グルメデスマッチ”に参戦。日本初上陸のバルセロナNo.1パエリアレストランや、1日2000個売れるというチャーシューパオ、女性に大人気のタピオカスイーツなど、行列のできる話題の料理が続々登場するので、こちらもお見逃しなく。さらに「隠れ家ARASHI」には「TOKIO」を迎える。高畑さんと三浦さんが共演する映画『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』は幼少期から筋ジストロフィーという難病を抱えながらも多くのボランティアと風変わりな自立生活を送った実在の人物・鹿野靖明を描いた作品。鹿野靖明を大泉洋が演じるほか、鹿野を支える新人ボランティア・安堂美咲に高畑さん、美咲と付き合っている医大生・田中久に三浦さんといったキャスト。夜中に突然「バナナが食べたい!」と言い出すなど王様のようなワガママな振る舞いをみせるがどこか憎めない愛される存在の鹿野が、新人ボランティアの美咲に惚れ彼女へのラブレター代筆を田中に依頼するが、実は美咲は田中と付き合っていて…というストーリー。映画『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』は12月28日(金)より全国にて公開。「嵐にしやがれ」は12月15日(土)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年12月15日大泉洋主演の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(12月28日公開)に出演する、高畑充希へのコメントが11日、届いた。同作は『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』(渡辺一史 著/文春文庫刊)を実写化。幼少期から難病にかかり、車イスで過ごした実在の人物・鹿野靖明(大泉洋)と、周囲の人間たち(高畑充希、三浦春馬)の笑いと涙の実話を描く。今回高畑が演じるのは、ボランティアの安堂美咲。鹿野のボランティアとして従事する医学生の彼氏・田中(三浦)に会いにきたところ、鹿野に一目惚れされ、否応無くボランティアに引き込まれる。前田哲監督はデビュー当時から高畑を知るが、「思ったままを言う美咲を演じられる若手女優は彼女しかいない」と太鼓判。今回高畑が演じた美咲について、「竹を割ったような性格」と語り、「彼女は天性の勘で、その場その場で"美咲になる"」と高畑を絶賛した。わがままで図々しい鹿野に対して、美咲は「障害者だったら何言ってもいいわけ?」とはっきりと言い切るが、高畑自身も「今目の前にいる人が困っているから助ける、今言われたことがムカつくから怒る、それが美咲かなと思って」と表す。最初は鹿野に反発するが、ボランティアを続けるうちに少しずつ心を開き、やがて鹿野の最大の理解者へ成長していく美咲を演じきった。
2018年12月11日12月7日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では2020年東京オリンピック開閉会式の演出を担当する山崎貴監督の最新作で堺雅人&高畑充希が夫婦役で初共演した『DESTINY 鎌倉ものがたり』を地上波初放送する。本作は西岸良平による既刊33巻、累計発行部数900万部のベストセラー「鎌倉ものがたり」の映画化作品。『ALWAYS 三丁目の夕日』や『永遠の0』『海賊とよばれた男』などで独特の映像美によって観客を魅了、来年夏には菅田将暉主演で「戦艦大和」の建造計画をめぐる物語を描く『アルキメデスの大戦』の公開も控える山崎監督がメガホンを取って映像化を実現した。堺さんが鎌倉に住み普段から和装を好む多趣味なミステリー作家・一色正和を、歳が離れた正和の妻・亜紀子を高畑さんがそれぞれ演じるほか、正和の担当編集者・本田役で堤真一、死神役で安藤サクラ、貧乏神役で田中泯、そのほか市川実日子、ムロツヨシ、要潤、大倉孝二、神戸浩、鶴田真由、薬師丸ひろ子、國村隼、吉行和子、橋爪功、三浦友和、中村玉緒ら超豪華キャストが集結。天頭鬼の声は古田新太が担当している。鎌倉に住むミステリー作家・一色正和は初めて会った瞬間に運命を感じた亜紀子と結婚、ハネムーンから戻ったばかり。幸せいっぱいの亜紀子だが、初めての鎌倉暮らしは驚くことだらけだった。道を歩く正和と亜紀子の前を貉(ムジナ)か河童か通り過ぎて心底驚く亜紀子に、正和は「鎌倉は何千年も昔から妖気が溜りに溜まって、いろいろな怪奇現象が起こるけれどもここでは普通のこと、すぐに慣れる」と言ってのける。魔物の夜市で手に入れたキノコを食べて幽体離脱してしまったり、家に取り憑いた貧乏神と仲良くなりお茶碗を交換したりと奇妙な経験を重ねながら一色家で過ごすうちに、正和のことを少しずつ理解していく亜紀子。そんな亜紀子の存在は正和が幼いころから抱き続けてきた心の傷をも次第に癒していく。正和の担当編集者・本田が病に侵され、余命があとわずかだということが判明。正和から死神の存在を教えられた本田はこの世に残って家族を見守るために死神と取引することを決意、一方、階段で転んだ拍子に身体のある“変化”に気付いた亜紀子。彼女はこのままでは正和の寿命が短くなると知り、愛する人を守るために黄泉の国に旅立つ。そんな彼女の思いを知った正和は…という物語。金曜ロードSHOW!『DESTINY 鎌倉ものがたり』は12月7日(金)21時~日本テレビ系で地上波初放送。(笠緒)■関連作品:DESTINY 鎌倉ものがたり 2017年12月9日より全国東宝系にて公開© 2017「DESTINY 鎌倉ものがたり」製作委員会
2018年12月07日俳優・大泉洋主演の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(12月28日公開)の主題歌「フラワー」の映画版PVが28日、公開された。同作は『こんな夜更けにバナナかよ筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』(渡辺一史 著/文春文庫刊)を実写化。幼少期から難病にかかり、車イスで過ごした実在の人物・鹿野靖明(大泉)と、周囲の人間たち(高畑充希、三浦春馬)の笑いと涙の実話を描く。主題歌「フラワー」(12月14日よりダウンロード配信開始)は、ポルノグラフィティが同作のために書き下ろした。今回公開された映画版PVでは、計2分30秒の映画予告ロングバージョンとなっており、先同曲の魅力をいち早く聴くことができる。わがままで、おしゃべりで、ほれっぽい鹿野が、美咲や田中をはじめ大勢のボランティアに支えられながら風変わりな自立生活をする様から、鹿野が突然倒れ、命の危機にさらされていく姿、衰弱しても力強く生きようとする様子が描かれる。さらに彼を支えようとするボランティアたちが"家族"として共に病と闘う姿に、主題歌があわさった映像となっている。
2018年11月28日高畑充希が刑事役に挑戦する2019年1月ドラマ「メゾン・ド・ポリス」より、おじさまキャストに続き、新たに西田尚美、竜星涼、木村了、戸田昌宏の出演が発表された。本作は、高畑さん演じる若手刑事・牧野ひよりが、退職警察官だけが住むシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」を訪れ、何やらワケありの“おじさま”たちに振り回されながらも事件を解決していく、1話完結の刑事ドラマ。今回新たに発表された4名の俳優陣が演じるのは、西島秀俊、小日向文世、野口五郎、近藤正臣らクセの強いメゾンの“おじさま”たちとはまた違った存在感を発揮してくれるであろう登場人物。ひよりも所属する柳町北署の鑑識係でひよりのよき相談相手である杉岡沙耶役に、「コウノドリ」や『図書館戦争』シリーズに出演した西田尚美。買い物コーディネーターとしてメゾンに出入りする瀬川草介役に、『シマウマ』『泣き虫ピエロの結婚式』の竜星涼。ひよりの先輩刑事・原田照之役に、映画・ドラマ・舞台・ミュージカルなど様々なジャンルで活躍する木村了。そして柳町北署刑事課長・新木幸司役には、昨今の映画やドラマには欠かせないバイプレイヤー・戸田昌宏が演じる。また先日は、高畑さんがついに本作のクランクインを迎えた。今回初の刑事役に挑む高畑さんは、胸元まで届くロングヘアをバッサリ!原作小説の表紙絵には髪を結わえたひよりが描かれているが、原作と脚本を読んだ高畑さんがボブヘアを監督に提案し採用。今回20cmほどカットしたそうだ。「いざ切ってみるとすごく気持ちがスッキリして、スーツを着ると『よし、ひよりだぁ!』とスイッチが入る気がします」とボブカットにした感想を語る高畑さん。クランクインを迎え、「先日リハーサルで、共演させていただく方々と顔を合わせる事が出来たのもあって、違和感や変な緊張感なくクランクインを迎えられました。皆さんめちゃくちゃ楽しい方ですし、何でも受け止めてくださるので、すごく穏やかな気持ちで現場にいます」と現在の心境を明かす。ひよりがメゾンを初めて訪れ、雑用係の夏目(西島さん)やオーナーの伊達(近藤さん)と会話をする第1話の冒頭シーンが収録されたという今回は、「西島さんとは朝ドラで親子役だったんですが、その時は1シーンしかご一緒できなくて。でも今回はタッグを組んで捜査出来るので、すごく嬉しいです。リハーサルでは『役の距離感が近い』と、監督に叱られてしまいました(笑)。序盤は仲の悪い設定なので、頑張って仲悪くやらなきゃって思ってます(笑)」と撮影の様子を語っている。金曜ドラマ「メゾン・ド・ポリス」は2019年1月より毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年11月26日大泉洋主演『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』の公開に先駆け、物語の舞台であり、ロケ地にもなった北海道・札幌にて上映会&舞台挨拶が行われ、大泉さんはじめ、共演の高畑充希、三浦春馬、前田哲監督が登壇した。本作は、難病を患いながら自由気ままにワガママに生きた、北海道在住の実在の人物・鹿野靖明と、そんな真っ直ぐな生き方をする彼に会って変わっていく人々の人生を描いた、実話を元にした物語。■大泉洋、札幌凱旋に「少しグッときました」まず、地元でもある北海道での舞台挨拶ということで、司会から「北海道が生んだ大スター!」と紹介されると大泉さんは「ありがとうございます!北海道が生んだ大スターだなんて、毎回本当のことを言われても(笑)緊張するばかりですね」といつもの調子で挨拶。しかし、「札幌でオールロケをした本作が初めて(札幌の)みなさんに観ていただける日がきて、なんだか少しグッときました。鹿野さんがどんなことを思って日々必死に生きていたのかを気楽に観ていただきつつ、何かを感じ取ってもらえると嬉しいです」と少し感極まった様子で言葉を続けた。高畑さんは「(役柄で)北海道が生んだ大スターの介助をしました!夏にロケをしましたが、食べ物もおいしいし空気もきれいで、いいところばかりで移り住むなら北海道だなと思いました。この空気感がギュッと映画に詰まってるかなと思います」と語り、三浦さんは「北海道が生んだ大スター!の大泉さんのすごさを、撮影現場で毎日見ていました。大泉さんにご挨拶に来るお客さんが毎日必ずなにかお土産を持って、たくさん来ていて…(大泉さんが)大司教のようでした」と、まさに“北海道が生んだ大スター!”なエピソードを激白。大泉さんは「よくみなさん陳情にいらっしゃいますね。千歳空港を歩いていた時なんかは、次から次へと新商品を持ってくる方が現れて(笑)。ぜひお願いします!と言われて、全部味見したりして」という面白エピソードも語り、冒頭から場内は大爆笑に。そして前田監督は「みなさんの厚いご協力のもと、無事に作品が完成しました。鹿野さんの部屋での撮影は、実際に鹿野さんが住んでいたお部屋をお借りして撮影しました。また、今日もいらっしゃっていますが、鹿野さんのお母様にも協力していただきました。先ほど大泉さんとも会ってもらいましたが、スクリーンを観ていたら大泉さんが自分の息子さんのように見えてしょうがなかった、と言っていただき、よかったなと思いました」と実際の鹿野さんのお母様のお話も交え、札幌での撮影した作品をアピールした。■「鹿野さんは『水どう』を観ていたんじゃないかという気が…」その札幌が舞台となったことについて、大泉さんは「実際に北海道で生活されていた鹿野さんを演じられたのは、不思議な縁を感じました」とコメント。「鹿野さんは、いろんな不安があってよく眠れなかった方だと聞いていたので、夜に『水曜どうでしょう』とかを観ていたんじゃないかなという気がなんとなくしています。番組でよく騙されていた男が、自分を演じることになっているとは鹿野さんも思わなかったんじゃないかな」と語った。また、実在の人物を演じるにあたり、撮影中に心掛けていたことを聞かれると「鹿野さんは、ぱっと見ワガママに見えるのですが、演じてみて思うのは鹿野さんが言っていたことはそんなにワガママではなくて、普通の人と同じように生活がしたかったんだなと思います。その部分と、映画としての見え方との兼ね合いをうまくつけるのが難しかったです」と難しかった側面も告白した。■高畑充希、やっぱり怒っていた?あのシーンがカットに撮影エピソードがポンポン飛び出す中、ほかに思い出に残っているエピソードを聞かれた三浦さん。「大泉さんがセッティングしてくださってスタッフ・キャストのみなさんと、ジンギスカンやシカ肉のしゃぶしゃぶなど(北海道らしい)ごはんに行けてよかったです」と話すと、前田監督からすかさず「ごはんの話だけじゃなくて撮影現場についてはもっと無いの!?」とツッコミが。すると、大泉さんが「ラストシーンあたりの朝の美瑛でのシーンなんか…」と好アシスト!三浦さんだけでなく高畑さんも「あのシーンは忘れられないですね」と同調。全員がかなり何度も走ったシーンだったそうで、「(朝早くて)すごく眠たくて…。でも景色がきれいなことを心の支えに何度も撮影したラストシーンがあったのですが、完成した本編を観たらまったくそのシーンがなくて!本当にこの監督は…って思いました」と、語尾がつい強くなってしまうほどだった高畑さん。それを聞いた前田監督が「同じシーンで大泉さんは、俺は何度でもできるよ!大丈夫だ!とものすごくポジティブなんです。その一方でひとりだけプンプン!としてる人がいたんです(笑)」と暴露。大泉さんが「僕は正直動けない役で、電動車イスなので何往復でもできるんですよ。それに付いてこなきゃいけないこの子(高畑さん)本当かわいそう…」と話すと、高畑さんは「しかもちょっと坂だったんですよね。結構大変で何回も撮ったので、ちょっと怒ってたけど…」と本音をぽろり。監督ら3人は「やっぱり怒ってたんだ」「あれ怒ってたね」と大爆笑となった。3人のコンビネーションのよさや和気あいあいとした雰囲気も垣間見れるエピソードトークが続いたが、実は大泉さんと高畑さん、三浦さんは今回が初共演。前田監督は「最初から3人のコンビネーションはすごくよかったですね」と明かし、大泉さんも「なんだかあまり気を遣わなくていいような2人でしたね。気楽な方たちでした」と3人の空気感がとてもよかったことも改めて語っていた。■SNSで「『洋ちゃんサイコー』と書いて広めて!」最後に大泉さんからは「いつもは楽しんでもらえればいいやと思うだけのところ、この映画に関して言うと鹿野さんのような障がいを持った方たちが、よりよい環境で住めれば素晴らしいことだなと思います。彼らが求めていることは、僕たちと変わらず普通に生活することだとも聞きました。この映画を機に、そんな方々の想いも知っていただけるといいなと思います」と真摯な言葉が。「それでもこの映画は本当に堅苦しくなく、ゲラゲラ笑っているうちに終わるような気楽な映画です。面白かったらSNSにそれぞれに宣伝してください!『洋ちゃんサイコー』とかファンっぽくない感想でぜひ書いて広めてください!(作品を)楽しんでください!」と笑いを誘いつつ、大盛況のうちに舞台挨拶は終了した。『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』は12月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話 2018年12月28日より全国にて公開予定©2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
2018年11月21日12月28日公開の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の完成披露試写会が12日、都内で行われ、大泉洋、高畑充希、三浦春馬、渡辺真知子、竜雷太、綾戸智恵、佐藤浩市、原田美枝子、前田哲監督が出席した。第35回大宅壮一ノンフィクション賞・第25回講談社ノンフィクション賞のダブル受賞を果たした渡辺一史原作の『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』を、『ブタがいた教室』(2008年公開)などの前田哲監督が映画化した本作。難病を患って身体が不自由にもかかわらず、自由気ままに生きた鹿野靖明と、そんな真っ直ぐな生き方をする彼に会って変わっていく人々の姿を描く。主人公の鹿野靖明さんは実在の人物で、同じ北海道出身の大泉洋が熱演している。主演の大泉は「皆さんと北海道で1カ月間過ごしましたが、最初は素敵なタイトルで一体どんなお話なのかと興味を持って台本を読みました」と撮影前の本作に対する印象を語り、「鹿野さんがあそこまでわがままをいったのか、鹿野さんが目指していた社会、日本がどうあればいいのかという思いも込めて彼がどう行動していたのか、見終わった後に伝わればいいと思います」と話した。鹿野に最初は反発したものの、良き理解者になっていく新人ボラ・美咲役の高畑は「美咲という役がお客様の目線に似た役でした。最初は鹿野さんのわがままをこの野郎と思いますが、終わる頃には鹿野さんのことが大好きになっていく映画だと思います」とアピールした。映画のタイトルにかけて、「◯◯なのに◯◯かよ」というお題で◯◯を埋めて共演者の意外な一面を披露するコーナーも。「ランニングなのに止まるなよ」と回答した大泉は「私の役は太る訳にいかなくて、ダイエットしていたんですが、撮影は北海道でしたから美味しいご飯を食べてもらいたいと思って皆さんと一緒にご飯を食べました。食べた後にランニングをしてたら、春馬くんと高畑さんが走りたいと言って一緒に走ったんですよね。でも高畑さんは10m走ると止まる訳ですよ。全然長く走ってくれなかったな~」と暴露すると、名指しされた高畑は「かなりマイペースなランニングでしたね。すみませんした」と恐縮しきり。また、佐藤浩市について大泉が「撮影の前乗りでゴルフして、撮影して、帰りにゴルフをするという。浩市さんがゴルフをする日は晴れて、撮影は雨。言った言葉が『やっぱり俺さすがだよな』と。本当に何しに来ているのか分かりませんでしたよ。夏の北海道の撮影だったから来てくれたと思います」と明かして客席は大盛り上がり。すると佐藤は「休みの日は何やっても良いんだよ!」と自分の行動を正当化して再び笑いを誘っていた。映画『こんな夜更けにバナナかよ 悲しき実話』は、12月28日より全国公開。
2018年11月13日2018年の最後を締めくくる秋ドラマも中盤に。今期は、働く女性にスポットを当てた“共感型”ドラマが大きな話題を集めています。そこで今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者直伝!忙しない日々を送る皆さんへ――心の栄養剤となるおすすめの3作品を、ピックアップしてご紹介していきましょう。■理性的人間の落とし穴――“SOS”が大の苦手 「獣になれない私たち」社会派作品、取り分け女性の本音に定評のある脚本家・野木亜紀子さんが描くオリジナルラブストーリー「獣になれない私たち」は、仕事帰りのクラフトビールバーで偶然出会った男女――赤の他人だからこそ本音でぶつかり合う2人の姿を、時に笑えるコメディータッチな会話で切なくもリアルに映し出していきます。新垣結衣さん演じる主人公・晶は、常に笑顔で仕事も完璧。誰からも愛されるまさにパーフェクトなキャラクター。しかし、実はその裏で人知れず身を削るような努力をしており、周りが皆当たり前の様に「君なら出来る」と頼みを押し付けてくることに我慢の限界を迎えていました。唯一の味方だと思っていた彼氏さえも、晶の優しさに甘え始め、爆発寸前!懸命に器用を装っているけれど、本当はすごく不器用で上手く“SOS”が出せないそのもどかしさに、世の女性たちからは「わかる!」「彼女のような人が、社会のバランスを保っている」と、共感の声が続々呟かれています。劇中では、晶同様、心に分厚い鎧を着込んだエリート会計士の恒星(松田龍平)との触れ合いが、プラスの化学反応となって進展。「獣になり切れない」理性的な彼らが、行き着く先とは…?成長する姿を見届けながら、共に成長――癒しの時間をお過ごしくださいませ。■懸命に生きているからこそ、“こじらせ”に拍車が 「僕らは奇跡でできている」高橋一生さん演じる、生き物の不思議に目がない風変りな大学講師・一輝と、彼を取り巻く個性的なキャラクターが織り成すハートフルコメディ「僕らは奇跡でできている」。周りの評価は一切気にしない、超マイペース体質の主人公をイソップ物語の亀と称すなら、まさに対照的――1位という評価に向かって猪突猛進に駆け抜ける兎のようなキャラクター、ヒロインの水本育実(榮倉奈々)の生き方にいま、大きな注目が集まっています。容姿端麗、若くして歯科クリニックの院長を務める育実は、一見誰からも羨まれる完璧な人生を送っている風に見えるのですが…正論をかざし過ぎて疎まれてしまうこともしばしば。時に冷ややかな視線を集めてしまう“こじらせ”な一面が、非常にリアルだと話題に。努力のモチベーションとなるゴールへ設定が「他者(社会)からの評価」であるため、思うように賛同を得られないとついヤキモキ。「私は間違っていない」「こんなに頑張っているのに、どうして!?」と、生真面目な性格ゆえ、自らが課した重圧に耐えきれなくなる彼女の悶絶に共感を覚える方も多いのではないでしょうか。そんな時は一度立ち止まり、「周りの評価ではなく、自分が好きな自分でいられるか」主人公・一輝の核心をつく名台詞を思い出してみてはいかがでしょうか。■“あるある”感満載! 疲れた心に染み渡る、美食タイム 「忘却のサチコ」最後がこちら。人気コミック「忘却のサチコ」が連ドラに!ビジュアルを見る限り、一瞬「流行りのグルメドラマか?」と思われがちですが、この作品はもっと奥が深い。美味しいお店の情報を得られるだけでなく、主人公と共に極上の癒しを体験できるからおすすめです。高畑充希さん演じるサチコは、真面目な性格と完璧な仕事ぶりから「鉄の女」と一目置かれる、文芸誌編集者。旅先で出会った運命の相手(早乙女太一)と結婚を約束し、完璧な人生を手に入れるはずだったのですが…式当日、婚約者が突如失踪してしまいます。自分をさらけ出すことが苦手なサチコは、必死で平静を装う毎日。自分でも知らず知らずのうち、心に大きな打撃を受けていた彼女を救ったのが――温かくて美味しい食事。誰しも一度は同じような経験、あるのではないでしょうか。冷たく凍てついてしまった心に染み渡る温もり。そのあまりの美味しさに、悶々としていた悩みを忘却する“あるある”感は、見ているだけでスッキリ!回を追う毎、美食を求めて奔走するサチコの背中に癒されること間違いなしですよ。以上、いかがでしたか?完璧に見える女性ほど、胸の奥に秘めた悩みがあると言えるでしょう。これからは、いままで見えていた景色がほんの少し違って見えて来るかもしれませんね。(text:Yuki Watanabe)
2018年11月12日女の子なら一度は憧れるラブストーリーのヒロインたち。実は、彼女たちのパーソナリティは設定は違えど共通している点がたくさんあるんです。今回は、平成の名作ドラマ「過保護のカホコ」「リッチマンプアウーマン」「花より男子」を参考に、彼女たちが”なぜ愛されるのか”を考え、愛され女子になるためのポイントを見ていきたいと思います。■やさしくて、思いやりがある女の子まず初めに参考にしたいのは「過保護のカホコ」のヒロインのカホコ。この物語は、タイトルの通り過保護に育てられた箱入り娘・根本カホコ(高畑充希)と美大生・麦野ハジメ(竹内涼真)の恋と成長を描いたストーリー。1人では何もできないドジっ子カホコにイラっとするシーンもしばしば・・・。そんなカホコだけれど、周りのみんなからとても愛されていました。いったいなぜでしょうか。それは彼女がとても《やさしい》から。家族想いで素直なカホコは、相手が誰であっても決して見放さずに、やさしく接します。いとこのイトちゃんにひどい暴言を吐かれても、彼女を悪く言ったりはしません。思いやりのある人って、やはりすんばらしく”モテるんですよね。その証拠に、最初はカホコをバカにしていたハジメくんも、彼女のやさしさに助けられ、どんどんと惹かれていきます。私たちの周りでも、「美人じゃないけど癒し系で、誰にでもやさしい人」って好感度が高くて人気がありますよね。それも、異性の前でだけやさしい自分を演出するのではなく、どんな相手にも分け隔てなくやさしく接することが出来る人。現実的に考えて、どんな人にもやさしく接するって案外難しいことなんですよ。誰だって、自分でいっぱいいっぱいになったり、余裕がなくなってしまうときはあるし、学校や仕事場には苦手な人だっているはず。それでも、分け隔てなくみんなにやさしく接することができる人が、男女を問わず周りから尊敬され、愛されます。そして男性も、そういう人なら自分を理解して受け入れてくれるんじゃないか、と考えるのです。つまり、愛され女子のモテポイントは、“誰に対しても”“やさしいということ。彼にやさしく接して、彼の話を最後までちゃんと聞く、だけではだめなんです。人の悪口を言わないようにする、人の良いところを探すようにするなど、普段の自分を振り返って、少し意識を変えてみましょう。■素直で、まっすぐな女の子次に参考にする作品は「リッチマン・プアウーマン」。石原さとみさん演じる東大生ながら内定ゼロの就活生・夏木真琴(澤木千尋)と小栗旬さん演じるITベンチャー企業の社長・日向徹のコミカルな掛け合いが話題となった大人気ドラマですね。ここで気になるのは、天才・日向徹がなぜ平凡で努力家の真琴を選んだのか、ということ。それは真琴が《素直でまっすぐ》だったからです。日頃から仕事で頭を使い、精神的にもストレスが溜まりやすい徹は、真琴の純粋で、感情も表情も豊かなところに惹かれました。程度の差はあるものの、会社でプレッシャーや責任を感じることが多い男性にとって、少女のように純粋で素直な女性というのは魅力的に見えるものです。その点で、裏表がなく、何事にも一生懸命に取り組むまっすぐな真琴は、愛される女性の理想的な姿とも言えるでしょう。誰だって、周りからは良く思われたいと考え、人の前では自分を取り繕ってしまいがち。純粋で何も考えていなかった子供の頃とは違い、裏表がなく誰にでも素直でいられることって、ある意味で強さでもあるのです。だから、素直でまっすぐな女性は人として魅力的であり、尊敬できる相手だと認識されるのです。愛され女子になりたいのなら、モテるために計算高く動くよりも、まずは素直になること。「ありがとう」とちゃんと伝えたり、嬉しいことがあったら素直に喜んだり、まずはそこから始めてみるのが良いんじゃないでしょうか。■守ってあげたくなる女の子最後は、誰もが憧れる大ヒットシンデレラストーリー「花より男子」。貧乏で負けず嫌いな牧野つくし(井上真央)と、わがままな御曹司・道明寺司(松本潤)が繰り広げる胸キュンラブストーリーです。主人公の2人と三角関係になるF4メンバーの花沢類(小栗旬)の行動も胸キュンすぎる!と話題になりましたよね♡イケメンでお金持ちな王子様たちからモテモテだったヒロインのつくしは、絶世の美女でもなければ、スタイルがいいわけでもありません。ではどうして、彼女はあんなにもモテたんでしょうか。それは、彼女がいつも全力で《守ってあげたくなる》女の子だったから。学校のいじめにも負けずに立ち向かっていき、一見強そうに見えるつくしだけれど、実は意外とナイーブで心は“か弱い女の子”。王子たちからモテまくる理由はこの《か弱さ》にあったんです。何でも一生懸命に頑張る女の子が、ふと見せるか弱い一面に、男性は弱いものです。弱っている女性を守ってあげたいと思ってしまうのが、男性本能ですからね。つまり、愛される女子は強がってばかりではありません。何でも一生懸命頑張る、けれどつらいときには助けを求める、そういう甘え上手な子が最終的に幸せになるんです。話を聞いてほしい、相談に乗ってほしい、そばにいてほしい、何でもいいんです。まずは、男性を頼ってみる。これを意識してみましょう。■結論恋愛ドラマのヒロインたちは、1.やさしさ、2.素直さ、3.か弱さを持っています。つまりそれって、《人として尊敬され》る面を持ちながらも、さらに《男性を頼れる》人ってことなんです。誰にでもやさしく、素直でいることが出来るのは、人として大事な“強さ”が備わっているから。さらにどんな事にも一生懸命で、助けてあげたくなっちゃうような“弱い”一面も持ち合わせています。この《強さと弱さのギャップ》が愛され女子になるためのカギだったんですね。いきなりこんな子になれるわけない~!と思うかもしれませんが、少しずつでいいんです。意識して生活してみるだけで、自然と幸せになれる可能性は上がっていくはずです。(IROHA/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年10月29日「このままじゃつまらない人間になってしまう。そう思って心構えを変えている時期なんです」そう語るのは、映画『旅猫リポート』(10月26日公開)で主人公・悟を演じる福士蒼汰(25)。野良猫のナナ(声=高畑充希)は事故をきっかけに悟の猫になる。ナナと悟は強い絆で結ばれていたが、悟はある事情でナナを手放さなければならなくなり……。そして、新しい飼い主を探す旅が始まる。福士は、ここ1~2年で役者として大きな変化があったという。「それまで社会をシャットアウトして生きていました。たくさん作品をやらせてもらえて、忙しい日々が続いていた半面、心の中ですり減っている自分もいて……。これじゃ面白くない。何かをインプットしなければと思い、できるだけ外に出るようにしています」(福士・以下同)その結果、吸収できたことは?「以前は人を疑うところから始めてしまっていましたが、人ってそんなに怖くないな、と思うようになりました」インプットのために、プライベートの時間も大切にするようになったそう。「最近、撮影が落ち着いているときには、剣戟の稽古をしたり、誰かとご飯を食べに行ったりしています。この間はロサンゼルスにいる友達にも会ってきました。友達の誕生日会や、両親との食事も楽しかったです」気持ちを新たにした福士。役者として目指すところは……。「武器になるような個性を身に付けたいです。アクションは好きですし、欠かせないとも思っています。もっとほかにもいろいろ見つけていきたいです」
2018年10月27日映画『旅猫リポート』(公開中)の公開初日舞台挨拶が26日に都内で行われ、福士蒼汰、高畑充希、竹内結子、ナナ(猫)、広瀬アリス、大野拓朗、山本涼介、三木康一郎監督が登場した。同作は有川浩による人気小説を実写映画化。有川自身も「一生に一本しか書けない物語」と表現するほど思い入れの強い作品で、自ら脚本開発にも参加した。猫好きの青年・悟(福士)は、猫のナナ(声:高畑充希)を手放さなくてはならなくなり、新しい飼い主を探す旅に出る。それは図らずも悟の人生を振り返る旅となる。福士に「安定したメンタルの作り方を聞いてみたい」という竹内。「私は朝のお弁当のおにぎりの具一つでちょっとプチっと怒ったりするので」と明かすと、会場は驚きに包まれる。竹内は「(具が)フレーク・フレークだった時があって。おかかと、シャケのフレーク。カッサカサとカッサカサで……どっちも嫌いなわけじゃないんです。自分の中での現場を頑張るための最後の一滴だったんですよね」と熱弁し、その勢いに周囲も爆笑。竹内は「私より大人に見えるし、安定されているので、羨ましいなと思います」と語った。また、猫用ミルクで行われた鏡開きでは、スタッフが樽を運んでいる間に若干蓋が外れてしまうハプニングも。ざわつく会場だが、樽の前に移動した竹内は身を挺して隠し、広瀬から「ファインプレー!」と声をかけられていた。さらに福士が猫のナナを連れてくると、竹内は隣で興味津々。自由に動くナナをじっと見つめたり、あごを撫でたりとかまっていた。
2018年10月26日映画『旅猫リポート』(公開中)の公開初日舞台挨拶が26日に都内で行われ、福士蒼汰、高畑充希、竹内結子、ナナ(猫)、広瀬アリス、大野拓朗、山本涼介、三木康一郎監督が登場した。同作は有川浩による人気小説を実写映画化。有川自身も「一生に一本しか書けない物語」と表現するほど思い入れの強い作品で、自ら脚本開発にも参加した。猫好きの青年・悟(福士)は、猫のナナ(声:高畑充希)を手放さなくてはならなくなり、新しい飼い主を探す旅に出る。それは図らずも悟の人生を振り返る旅となる。今回、猫の声で出演した高畑だが、「皆さん、楽屋とかで久々に再会して、一緒に頑張った仲間という感じだったんですが、私は皆さんと現場で一回も会ってなくて。1日で仕事が終わっちゃって、皆さんと横並びというのが申し訳なく、後ろに下がりたくなる感覚です」と苦笑。高畑が後ずさると、登壇者全員が後ろに下がってしまうという和気藹々とした空気を見せていた。福士は「高畑さんが、ネバーランドにいた頃もあるじゃないですか」と急に、高畑が出演していたミュージカル『ピーターパン』の話に。福士が「だから男の子の声がすごく良かったし、有川さんも「素敵だ」と言ってました。と語ると、高畑は「まさかここでネバーランドって出てくるとは」と驚いていた。また、舞台挨拶の終盤では、猫のナナを迎えに行った福士が客席より再登場。報道陣には「フラッシュ禁止」とナナへの配慮もありつつ、猫のナナとともにフォトセッションが行われる。さらに猫用ミルクで満たされた鏡開きが行われ、出演者陣は"人間用"のミルクで乾杯。猫のナナにも……とミルクを近づけるが、拒否されてしまう。何度かミルクを近づけたり、高畑が指にミルクをとって手ずから与えようとするが、結局飲まなかったナナ。さらに福士が「ナナとも、なかなか会えなくなってしまうので寂しい……」と挨拶をしている間も自由に動いて福士の体に巻きつき、福士は「マフラーみたい」と苦笑していた。I@036.jpg|I@037.jpg|I@038.jpg|I@039.jpg
2018年10月26日俳優の福士蒼汰が25日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた第31回東京国際映画祭 特別招待作品『旅猫リポート』(10月26日公開)の舞台挨拶に、猫のナナと三木康一郎監督と共に登場。最近になってナナと仲良くなったと実感していると明かした。有川浩氏による人気小説を実写映画化した同作は、1人の青年と1匹の猫が新しい飼い主を探す旅物語。猫好きの青年・悟(福士)は、猫のナナ(声:高畑充希)を手放さなくてはならなくなり、新しい飼い主を探す旅に出る。それは図らずも悟の人生を振り返る旅となる。福士は、東京国際映画祭で上映されることに「非常にうれしいです。すごく光栄だなと思います」と喜び、「たくさんの人に見てもらえる機会があるというのもうれしく思っています」とコメント。共演した猫のナナと仲良くなったか聞かれると「最近仲良くなったんじゃないかなという実感があります」と答えた。そして、「僕は猫ちゃんとコミュニケーションをとるのが初めてだったので、何を考えているかわからなかった」と福士。撮影終了後もプロモーションで会う機会があり、「僕の顔を覚えているか不安だったんですが、顔をずっと見てくれたり、昔より落ち着いていて、そういうのを見ると仲良くなれてきたんじゃないかなと、ようやく…」と笑った。本日開催されるレッドカーペットにもナナと共に参加予定の福士。意気込みを聞かれると「なかなかない光栄なことなので、しっかり一歩一歩、貴重な時間を感じて歩きたいと思いますし、僕にとっては2回目の映画祭で特別なことだなと感じているので、一秒一秒を大切にしたい」と語った。
2018年10月25日大泉洋が主演する、車いす人生を駆け抜けた男の笑いと涙の感動実話『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』。この度、本作の本予告編と本ビジュアルが公開された。今回到着した予告編は、難病である筋ジストロフィーを患い体が不自由にも関わらず、病院を飛び出し、自分で大勢のボランティアを集め、風変わりな自立生活を始める鹿野靖明(大泉さん)の生き様が映し出される。わがままで、おしゃべりで、ずうずうしくて…そんな鹿野が、高畑充希と三浦春馬演じるボランティアの美咲と田中を振り回し、ぶつかる様子がコミカルに描かれる中、一転、徐々に病が進行していく鹿野が「俺は1日1日が勝負なんだよ!」と言いながら、自分のボランティアを家族のように思い共に病と戦う姿も収録され、笑いと感動に溢れた予告編となっている。また併せて公開された本ポスタービジュアルには、大泉さんを中心に高畑さんと三浦さんが寄り添い、仲睦まじい3ショットが描かれているほか、中央の大きなバナナがインパクト抜群の1枚となっている。『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』は12月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話 2018年12月28日より全国にて公開予定©2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
2018年10月25日映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(12月28日公開)の本予告映像、及び本ポスタービジュアルが25日、公開された。同作は『こんな夜更けにバナナかよ筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』(渡辺一史 著/文春文庫刊)を実写化。幼少期から難病にかかり、車イスで過ごした実在の人物・鹿野靖明(大泉洋)と、周囲の人間たち(高畑充希、三浦春馬)の笑いと涙の実話を描く。完成したポスタービジュアルは、わがままに生きながらも皆から愛された実際の鹿野さんの姿を思わせる大泉に、ボランティア役の高畑&三浦が寄り添い、仲睦まじい3ショットに。さらに、映画タイトルにも登場する大きなバナナが中央に置かれた。本予告映像では、車椅子に乗った鹿野が静かに余命を待つ姿を映し出した……と思いきや「俺が人生楽しんだらいけないのかよ!」と一変し、病院を飛び出しわがまま放題な自立生活を送る鹿野と、鹿野のボランティアの美咲(高畑)、田中(三浦)がぶつかりながらも成長していく様子を描く。さらに、あまりにわがままな鹿野に対し美咲が「鹿野さんて何様?」と怒りをあらわにする場面や、田中の「あの人のわがままは命懸けなんです!」というセリフが散りばめられた。徐々に病が進行していく鹿野が「俺は1日1日が勝負なんだよ!」と言いながら、自分のボランティアを家族のように思い共に病と戦う姿も描かれ、予告を見た大泉自身も「めちゃくちゃ面白かった!」と絶賛していた。
2018年10月25日10月19日発売の写真週刊誌FRIDAYで、のんが元所属事務所・レプロエンタテインメントを訪れていたと報じられた“のん”こと能年玲奈(25)。記事によると彼女が事務所側に謝罪を申し入れ、さらには再びマネジメント契約を結ぶべく話し合ったという。さらには来年の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』でNHKにカムバックという仰天プランも。タイトルには「和解」の文字が大きく打たれ、話し合い後に笑顔で手を振る彼女の写真も掲載されていた。しかし同日、レプロはこうコメントした。「能年氏から、過去についての謝罪と、弊社にマネジメントを再度依頼したい旨の要望があり、本人との面会に至りました。しかしながら、何ら解決には至っておりません。なお、当事者しか知り得ないはずの情報が事前に外部に漏れ、このような記事が出たことについては、大変不可解であり、誠に遺憾であります」のんといえば13年のNHK朝ドラ「あまちゃん」でヒロインに抜擢され、一躍大ブレークを果たした。だが、15年4月に独立騒動が勃発。一部週刊誌は、彼女が事務所の対応や仕事を入れてくれないことに不信感を募らせていると報道。「私は仕事がしたいです」と訴えるコメントも掲載されていた。両者の話し合いが平行線をたどるなか、16年6月に独立を強行。芸名を「能年玲奈」から「のん」に変え、活動を再開していた。そんな彼女が、なぜ今になって古巣へ戻ろうとしているのか。そこには、抱え続けていた“苦悩”があったという。「のんさんは公式サイトで今も“女優”と名乗っています。しかし独立騒動後にやっていることといえば、アーティスト活動や広告の仕事。主要なテレビドラマや映画には1本も出演しておらず、女優業は開店休業状態になっていました」(芸能関係者)16年11月公開のアニメーション映画『この世界の片隅に』で声優を務めたほか、音楽やアート方面でも活動。CM出演も果たしていたが、女優としては思うような結果が出ていなかった。いっぽうで同世代の“朝ドラ女優たち”は、次々と活躍の場を広げていた。「有村架純さん(25)は『あまちゃん』のヒロインオーディションに落選しましたが、小泉今日子さんの青春時代を熱演。17年に『ひよっこ』でヒロインに返り咲き、日本を代表する女優に成長しています。それ以外にも波瑠さん(27)や高畑充希さん(26)、吉岡里帆さん(25)など多くの同世代女優たちが朝ドラ出演をきっかけにブレークしています。そんな中で、のんさんだけがもう4年近くもテレビや映画でのオファーがない状態。14年の映画『海月姫』が最後となっていました。それはかつて『あまちゃん』で日本中から脚光を浴びた彼女にとって、耐えがたいことだったようです」(テレビ局関係者)そして意を決し、元事務所の門を叩いたのん。だが前述のとおり、レプロ側は密会の一部始終が漏れたことに対して不信感を抱いているよう。今後についても、そう簡単には進まなさそうだ。「実際、大河の話はまったく進んでいません。事務所との話し合いもあれが最初で、これからという段階だったそうです。にもかかわらず情報が漏れたことで、今後の話し合いにも影響が出そうです。和解どころか、暗雲が立ち込めています」(スポーツ紙記者)ふたたび女優としての彼女を見られる日は、果たしていつになるのだろうか――。
2018年10月24日『忘却のサチコ』が連続ドラマ化。主演・高畑充希さんにお話を伺いました。ドラマを見て、お腹がすく人が増えたら嬉しいです(笑)。原作は阿部潤さんの人気グルメ漫画。以前、ドラマスペシャルとして放送された『忘却のサチコ』が、テレビ東京の「ドラマ24」枠で連続ドラマ化。ついに放送がスタートした。主演を務める高畑充希さんは、もともと原作漫画の大ファンだったそう。「ドラマのお話をいただく前から、『この漫画を連ドラにしたら面白いだろうな』と勝手に思っていたので、いざ自分が演じると決まった時はとまどいましたね。『幸子さん役ならもうちょっと身長が欲しいな』とか、見た目に関しては自分とは全然違うイメージだったのですが、これも何かのご縁ですし、少しでもお芝居で近づけたらいいなと思って挑戦させていただきました」演じる主人公の佐々木幸子は、出版社に勤める文芸誌編集者。完璧な仕事ぶりと感情を見せない冷静な性格で周囲から“鉄の女”と称されるが、自分の結婚式当日、新郎に失踪されるという災難に見舞われる。その存在を忘れるため美食に目覚める幸子だが、ふとした瞬間に彼のことを度々思い出してしまう。「我慢強い性格で、辛いことがあってもあまり人に言わない。そういう不器用なところが幸子さんの可愛らしいところだと思います。私自身は悩んだらすぐに身近な人に相談してしまうので、幸子さんにはあまり似ていないかも。ただ、ごはんが好きなところはすごく共感します」普段の自分とは真逆の役を演じる苦労は、演技にも表れているそう。「幸子さんは動きが常にテキパキしていて姿勢もいいので、意外とインナーマッスルが必要なんです。そしたら先日、別のCMの撮影があったのですが、監督から『姿勢が良すぎる』と怒られてしまいました(笑)」連ドラでは、妄想で繰り広げられるコスプレやミュージカル風の演出など、単発ドラマ版以上のはじけっぷりが楽しめるとのこと。そしてもちろん、毎回出てくる幸子の美食シーンも見どころの一つだ。「先日、食べ方の大先輩の松重豊さんと現場が一緒で、松重さんに『食べるシーンのコツを教えてください』と聞いたんですけど、『絶対内緒』って(笑)。でも昔から周りの人に『美味しそうに食べるね』と言われることは多いので、あまり難しいことは考えずに目の前のメニューと向き合いたいと思います。深夜0時を過ぎてからの放送ですが、ドラマを見ながらお腹がすく人が増えるといいなと思います(笑)。美味しそうな料理の数々を見て、テレビの前でぜひのたうち回ってください!」たかはた・みつき1991月12月14日生まれ、大阪府出身。猫の声を担当する映画『旅猫リポート』が10月26日に、映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』が12月28日に公開。11月に、2019年度版カレンダーが発売。シャツ¥37,000パンツ¥43,000(共にPONTI/ハルミ ショールームTEL:03・6433・5395)その他はスタイリスト私物『忘却のサチコ』くせ者ぞろいの作家たちや、空気の読めない新入社員など、個性豊かな登場人物にも注目。共演には早乙女太一さん、葉山奨之さん、吹越満さんなど。毎週金曜24時12分より放送。※『anan』2018年10月24日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・杉山まゆみヘア&メイク・市岡 愛インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2018年10月22日女優・高畑充希が、来年1月期放送のTBS新ドラマ「メゾン・ド・ポリス」で主演を務めることが決定。共演には西島秀俊、小日向文世、野口五郎ら豪華俳優陣が顔を揃えた。本作は、加藤実秋の小説「メゾン・ド・ポリス」シリーズ(角川文庫刊)のドラマ化。今年1月に発売された「メゾン・ド・ポリス退職刑事のシェアハウス」は、半年も経たずに5度の重版がかかり、その人気から、続編となる「メゾン・ド・ポリス2退職刑事とエリート警視」が10月24日(水)に発売されることも決定している。■高畑充希、初の刑事役に楽しさと不安「五分五分」ドラマは、新人刑事・牧野ひよりが退職警察官だけが住むシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」を訪れ、何やらワケありのおじさまたちに振り回されながら事件を解決していく、1話完結のストーリー。主人公ひよりを演じるのは、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」でヒロインを務め、「過保護のカホコ」『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』『DESTINY 鎌倉ものがたり』などに出演、人気漫画を実写化する『ヲタクに恋は難しい』では、主演を務めることが決定するなど、若手を代表する女優のひとりとなった高畑さん。今回が刑事役初挑戦、TBS連続ドラマにレギュラー出演するのは「3年B組金八先生」第8シリーズ以来約10年ぶり、TBSドラマの主演は今回が初となったことについて高畑さんは、「10年ぶりに帰ってこられて嬉しいです!痛快な刑事ドラマが好きで、10代の頃からよく見ていました。今回初めての刑事役ということで、ウキウキ楽しみな気持ちと、あんな難しいたくさんのセリフ覚えられるのかな…と不安な気持ちが五分五分です」と現在の心境を明かしつつ、「先輩方の胸をお借りして、のびのび楽しく撮影出来たらな、と思います」と意気込みを語っている。■西島秀俊とコンビ? シェアハウス住人に豪華キャスト集結高齢ゆえの持病を抱えながらも、元警官として抜群の能力や知識を持つアクの強いおじさまたちが仲良く暮らす、退職警察官専用のシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」。物語は、ここに主人公・ひよりが訪ねて来るところから始まる。そんなおじさまを演じる俳優陣もこの度発表!エプロン姿でメゾンの使用人を務めるが、2年前までは警視庁捜査一課の敏腕刑事だった夏目惣一郎役には、高畑さんとは「とと姉ちゃん」で親子役で共演した西島秀俊。ひよりの来訪をきっかけに捜査魂が再燃、事件に介入していくおじさまたちだが、ひとりだけ捜査に乗り気になれない夏目とひよりの2人が渋々コンビを組んで捜査に乗り出すことになる。「真面目で不器用な男」と、今回の役柄を説明する西島さんは、「高畑さんとは以前の作品では親子でしたが、今回はコンビという新しい関係でのお芝居が楽しみです。そして、個性豊かなシェアハウスの同居人を尊敬する大先輩たちが演じると聞き、是非ご一緒させて頂きたいと思いました」とコメント。そして、「第1話の台本は、『さあこれから何かが始まる!』、そんな期待に溢れています。週末の金曜日に、視聴者のみなさんの疲れを吹き飛ばすような楽しいドラマを目指して、スタッフ、キャスト、みんなで頑張ります」と強く意気込んでいる。また、現役警官時代は事務畑一筋で、現在はメゾンの管理人を勤める高平厚彦役に小日向文世。元科学捜査研究所勤務の博士・藤堂雅人役に野口五郎。定年退職と同時に妻から離婚を切り出された元所轄刑事・迫田保役に角野卓造。メゾンの大家・伊達有嗣役に近藤正臣と、存在感たっぷりの超豪華俳優たちが演じる。<第1話あらすじ>所轄内で人が焼かれる動画が投稿サイトにアップされるという事件が発生。捜査本部は5年前に起きた焼殺事件の模倣犯と見て捜査を開始。新人刑事・牧野ひより(高畑充希)は、事件の手がかりを探るべく「デスダンス事件」と呼ばれたその5年前の事件を担当していた元刑事・夏目惣一郎(西島秀俊)から話を聞くため、高級住宅街にある古びた洋館、元警察官のおじさんばかりが共同生活を送るシェアハウスを訪れる。ひよりは夏目に話を聞きにきたのだが、当の夏目は口を割ろうとせず、藤堂雅人(野口五郎)や迫田保(角野卓造)のペースでことが進んでいく。いまや一般人のおじさんたちが捜査に介入しようとすることにひよりは慌てるが、「上には私が一声かけておきましょう」という伊達有嗣(近藤正臣)の謎の一言で話は進んでいってしまう。こうしてひよりとおじさんたちの不思議な捜査会議がスタート。老眼、腰痛、高血圧だが捜査の腕は超一流のくせ者おじさんたちと共に、ひよりは事件を追っていくことになるのだが――。金曜ドラマ「メゾン・ド・ポリス」は2019年1月より毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年10月20日映画「引っ越し大名!」の公開日が2019年8月に決定。星野源さん・高橋一生さん・高畑充希さんがメインキャストとして出演する、話題の新作映画の情報や出演者コメントをご紹介します。映画「引っ越し大名!」の公開日が決定星野源さんが主演の映画「引っ越し大名!」の公開日が2019年8月30日に決定しました。シンガーソングライターとしてだけでなく、俳優業など幅広いジャンルで活躍を見せる星野源さんの活躍に注目が集まります。作家・土橋章宏さん ✕ 犬童一心監督のタッグに注目映画「超高速!参勤交代」シリーズで有名な作家・土橋章宏さんの時代小説「引っ越し大名三千里」を、「のぼうの城」などを手掛ける犬童一心監督が映画化。時代劇のヒット作を生み出し続けるお二方のタッグに期待が高まります。メインキャストが豪華だと話題高橋一生さん連続ドラマやCMなどでも大活躍中の高橋一生さんも本作に出演。星野源さん演じる主人公の幼馴染役として、どのような姿を見せてくれるのでしょうか。高畑充希さん主人公のサポートをするしっかり者の女性役として、高畑充希さんが出演。高畑さんが主人公を務めた人気ドラマ「過保護のカホコ」では星野源さんが主題歌を担当しており、本作での二人の共演に注目が集まっています。メインキャストと監督がコメントを発表オフィシャルサイトでは、メインキャスト3名と監督によるコメントが公開されています。星野源さん “オファーをいただいた時、時代劇の主演だというのでどんなシリアスな役柄だろうと身構えたのですが、その役が「引きこもり侍」だと聞き、楽しい作品になりそうだと非常にワクワクしました。”出典:高橋一生さん “今回演じる鷹村源右衛門は、今までとはさらに違った方法論を持ち出さなければならないことを感じていますし、それをこの組で、この共演者の方々と共に作っていけることが楽しみで仕方ありません。”出典:高畑充希さん “2015年の犬童監督とのメッセージのやりとり履歴を先日発見して、「いつか一緒に。」という言葉を見つけ、やっと実現するんだなぁ、、と嬉しくなっています。時代劇で、京都で、馬にまで乗る。慣れないことだらけですが、未知の場所に思いっきりダイブするつもりで。”出典:犬童一心監督 “江戸時代、理不尽な人たちや、タイミングが引き起こす苦難を、偽ることなく、真っ直ぐな正直さ、そして笑顔で乗り切ろうとする若者を描きたい。それこそ、今一番必要だと思うから。星野源こその片桐春之介。きっと、最高にグッとくるはずです。キュート極まる高畑さん、ぶっ飛んだ一生さんにも、乞うご期待!!”出典:「引っ越し大名!」作品詳細公開日2019年8月30日(金) 全国で公開開始スタッフ監督:犬童一心原作:土橋章宏脚本:土橋章宏出演者星野源高橋一生高畑充希などお問い合わせ先公式HP:「引っ越し大名!」オフィシャルサイト映画「引っ越し大名!」を見に行こう時代劇作品の大御所と豪華なメインキャストで公開前から話題の本作。舞台挨拶のチケットも争奪戦になること間違いなしではないでしょうか。ぜひ話題の「引っ越し大名!」を見に、映画館へ足を運んでみませんか。
2018年10月17日俳優の福士蒼汰が8日、東京・神田明神で行われた映画『旅猫リポート』(10月26日公開)大ヒット祈願イベントに登場した。同作は有川浩による人気小説を実写映画化。有川自身も「一生に一本しか書けない物語」と表現するほど思い入れの強い作品で、自ら脚本開発にも参加した。猫好きの青年・悟(福士)は、猫のナナ(声:高畑充希)を手放さなくてはならなくなり、新しい飼い主を探す旅に出る。それは図らずも悟の人生を振り返る旅となる。今回、初めて猫のナナと一緒に祈祷を受けたという福士。「僕と猫ちゃんで、ご祈祷を受けさせていただきました。ナナちゃんは、多少ビビってました」と振り返る。「でも、ナナちゃんもすごくリラックスしていたと思います。何かを感じとっていたと思いますね」と、祈祷の様子を語った。また同作について福士は「お芝居のアプローチの方法だとか、完成作を見たときに、全て新しい感覚があった」と明かす。「恥ずかしながら、自分の映画で泣いていまいまして、それも初めてだったので。普段はそういう風に見れないんですけど、今回は、猫ちゃんワンちゃんに感情移入してしまって涙がボロボロに出てしまったのを覚えています」と心境を表した。実は、横にいた同所の神職も8匹猫を飼うほどの猫好き。マイクを向けられると「泣いてしまうかもしれません……」と予想し、福士も笑顔を見せていた。
2018年10月08日アスタリフトで『美の革命』を富士フイルム株式会社は、スキンケアシリーズ「ASTALIFT(アスタリフト)」のジェリー状先行美容液『アスタリフト ジェリー アクアリスタ』の新しいテレビCMを9月22日(土)から全国で放映をスタートした。アスタリフトは、エイジングケアを目的としたシリーズであり、シミや肌のくすみなどの肌悩みを持つ幅広い年齢層の女性に向けた商品展開になっている。ナノ・サイエンスで角層の内部まで浸透今回の新CMは、アスタリフト「ジェリーで、美に革命。」篇と、アスタリフト 「贈ろう、美の革命。」篇の2篇である。松田聖子さんと高畑充希さんが、ブランドミューズとして引き続き登場する。「ジェリーで、美に革命。」篇では、アレサ・フランクリンの名曲『ナチュラル・ウーマン』が流れ、モノクロの砂漠で大勢の女性たちと合唱しながら歩き、松田さんと高畑さんが女性たちを導きながら歌うCMとなっている。『アスタリフト ジェリー アクアリスタ』は、洗顔後、化粧水をつける前の肌に使用するジェリー状先行美容液である。同製品は、肌に存在するうるおい成分の「セラミド」を、独自の技術でナノ化した「ヒト型ナノセラミド」と「ヒト型ナノアシルセラミド」として配合している。ハリを与える美容成分の「ナノアスタキサンチン」「ナノリコピン」も配合しており、つややかに輝いて、ハリがあふれる肌へと導いてくれる。同社では、新CMの放映に合わせて、10万人無料サンプルプレゼントや商品体験イベントをはじめとした、「贈ろう、『美の革命。』~化粧水前のジェリーで、浸透する力。」キャンペーンを実施する。(画像は富士フイルム株式会社ホームページより)【参考】※プレスリリース富士フイルム株式会社※アスタリフト スペシャルサイト
2018年09月24日最新作の映画『ヲタクに恋は難しい』が、2020年2月7日(金)に公開される。監督は福田雄一。高畑充希、山﨑賢人がW主演する。隠れ腐女子×重度なゲームヲタクのラブストーリー『ヲタクに恋は難しい』の原作は、イラスト投稿サイトで2014年から連載されたWEB漫画。サイトで注目を集めた後にコミック化され、累計発行部数が700万部を突破する程の人気を博した。さらに、2018年4月にはアニメ化もされている。周囲にヲタクであることがバレることを恐れる“隠れ腐女子”と“重度なゲームヲタク”、不器用な男女の微笑ましいピュアラブストーリー。ミュージカル仕立てのラブコメディとなっている。高畑充希と山﨑賢人が初共演主人公・桃瀬成海(高畑充希)26歳OL、そして“隠れ腐女子”である桃瀬成海。転職先の会社で幼馴染の二藤宏嵩(山﨑賢人)と再会する。周囲にヲタクだとバレるいわゆる「ヲタバレ」を何よりも恐れている。成海が真実の自分をさらけ出せるのは、ヲタク友達の宏嵩(山﨑賢人)の前だけ。桃瀬成海を演じる高畑充希は、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」や、映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』などに出演し、『旅猫リポート』では声の出演も果たした。二藤宏嵩(山﨑賢人)二藤宏嵩は、成海の幼馴染で同僚になる。ルックスが良く仕事バリバリこなすが、実は“重度なゲームヲタク”。ある飲み会で、男を見る目がないと嘆く成海に「ヲタク同士で付きあえば快適なのでは?」と交際を提案。ヲタカップルで上手くいくと思いきや、二人の行く先には様々な試練が…二藤を演じる山﨑賢人は、『四月は君の噓』『斉木楠雄のΨ難』『羊と鋼の森』、『キングダム』など数々の映画作品で主演を務めてきた。高畑充希と山﨑賢人は初共演となる。小柳花子(菜々緒)二藤の会社の先輩であり、ある界隈で有名なコスプレイヤー。樺倉太郎(斎藤工)二藤の会社の先輩で、顔が激コワだが意外と面倒見がよい。花子の彼氏でもある。菜々緒と斎藤工は“恋人役”を演じている。また、二藤が熱狂する声優アイドルに、声優の内田真礼が本人役として登場。自身の人気楽曲「ギミー!レボリューション」と、今作のために書き下ろされたオリジナル楽曲「恋の発熱」を披露する。その他、賀来賢人、ムロツヨシ、佐藤二朗といった豪華な面々が揃う。監督・福田雄一がミュージカル仕立てに監督を務めるのは、『銀魂』シリーズや『50回目のファーストキス』など、コメディセンスと独特の世界観を表現した作品を手掛ける福田雄一。『ヲタクに恋は難しい』では、「ヤングフランケンシュタイン」や「ブロードウェイと銃弾」など、ミュージカルも手掛けてきた福田雄一ならではの、歌って踊る演出を追加している。作曲・編曲に鷺巣詩郎劇中のミュージカル楽曲の作曲・編曲を手掛けたのは、日本を代表する音楽会の巨匠・鷺巣詩郎。「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズや『シン・ゴジラ』における楽曲を担当してきた人物で、福田監督とタッグを組むのは初の出来事となる。かつてビートルズが使用していた事でも有名なロンドンの「アビー・ロード・スタジオ」で録音が実施されるという、コメディ作品としては異例の超本格的な音楽環境のもと、夢のコラボレーションが実現された。ヲタクワールド全開!ミュージカルPVもまた高畑充希や山﨑賢人らメインキャストが出演する<ヲタクワールドPV映像>も公開。本作に登場するミュージカルシーンを抜粋したこだわりの動画は、あまたの人気作品のコスプレイヤーたちが現れる、インパクト絶大なシーンからスタート。また鷺巣詩郎が作曲・編曲した楽曲にヲタクの気持ちを代弁する歌詞を乗せながら、高畑と山﨑が歌って踊るオリジナルナンバー「いっさいがっさい SAVE THE WORLD」が披露されている。ストーリー26歳OLの桃瀬成海は、転職先の会社で幼馴染の二藤宏嵩と再会する。ルックスが良く仕事もできる宏嵩は、実は重度のゲームヲタク。そして成海もまた、隠れ腐女子であった。周りの人々にヲタクだとバレる「ヲタバレ」を何よりも恐れている成海は、その本性を隠している。そんな成海が真実の自分をさらけ出せるのは、ヲタク友達の宏嵩の前だけ。会社が終われば2人はいつもの居酒屋で呑みながら、ヲタ話に花を咲かす。男を見る目がない事を嘆く成海に対して宏嵩は「ヲタク同士で付きあえば快適なのでは?」と交際を提案。こうして2人はお付き合いすることに。お互い充実したヲタクカップルライフを始めるはずだったが、2人の恋愛には数々の試練や困難が待ち受けていた!詳細映画『ヲタクに恋は難しい』公開日:2020年2月7日(金)監督:福田雄一原作:ふじた『ヲタクに恋は難しい』(一迅社)出演者:高畑充希、山﨑賢人、菜々緒、斎藤工、佐藤二朗、ムロツヨシ、賀来賢人
2018年09月21日高畑充希主演、竹内涼真らの共演で昨年夏に放送された「過保護のカホコ」が1年ぶりに復活したSPドラマ「過保護のカホコ2018~ラブ&ドリーム~」が9月19日にオンエアされた。高畑さん演じる超過保護な究極の箱入り娘・カホコが、全く正反対の境遇で育った竹内さん演じる画家を目指す大学生・麦野初と出会い、自らの中に眠っていた本当の“力”で、家族の問題を次々と解決していく痛快ホームドラマとして昨年7月から9月まで放送され感動の渦を巻き起こした本作のTVシリーズ。それから1年後を舞台にカホコたちの“その後”が描かれた今回のSPドラマ。高畑さん、竹内さんはじめカホコの母・泉に黒木瞳、カホコの父・正高に時任三郎、カホコの祖母・初代に三田佳子、泉の父親・福士に西岡徳馬、カホコの親族役で佐藤二朗、中島ひろ子、西尾まり、夙川アトム、久保田紗友、平泉成、濱田マリ、梅沢昌代らTVシリーズと同じキャストが顔を揃えた。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。カホコと初が結婚して1年、カホコはあらゆるトラブルを抱えて空回りする日々を送り、親と一緒にいられない子どものために始めた「カホコハウス」も経営は悪化の一途をたどっていた。さらに無理して開いた糸(久保田さん)の誕生パーティーではチェロの道を断念した糸が、コンダクターへの道を探すためにウィーンへ旅立つと言い出し、それをきっかけにパーティーが紛糾。家族がバラバラになる危機に。さらにカホコハウスに通う保のもとに行方不明の母が突如現れ、保つを引き取っていく。さらに会社でリストラ担当を任された正高がプレッシャーに耐えられず会社を退職してしまう…というストーリー。放送後には1年ぶりにカホコを演じた高畑さんに「カホコほんとうにかわいい」「カホコ、萌えすぎてやばい」「高畑充希ちゃんのうっとおしい演技さいっこうだなぁ… (ほめてる)」という声が多数寄せられているほか、初を演じた竹内さんには「今更ながら竹内涼真くんかっこいいのはもちろんだけどスタイルも良すぎない?」といった声も。特に今回は初が“就活”のためスーツ姿になる場面があり「脚20mあるじゃん」「スタイルがスーツで際立ってて最高」などそのスタイルの良さを絶賛するツイートが多数見受けられた。また糸を演じた久保田さんにも「この世界の片隅にのすみちゃん役の子だ。雰囲気また違うからずっと気づかなかった!」「本当演技上手くなったし、とても可愛い」「この前まですみちゃんだったのに、イトちゃんに戻れる、さすが女優さん」など、「この世界の片隅に」のすみ役とのギャップと、その演技力に驚いたという反応が数多く投稿されている。(笠緒)
2018年09月20日高畑充希と山﨑賢人が、映画『ヲタクに恋は難しい』(2019年公開)でW主演を務めることが18日、わかった。同作は、イラスト投稿サイト「pixiv」で2014年から連載された、漫画家・ふじたによるWEB漫画を実写化。累計発行部数は700万部を突破(既刊6巻/電子書籍含む)、2018年4月にはアニメ化もされた。周囲にヲタクであることがバレることを恐れる“隠れ腐女子”の桃瀬成海(高畑)と、成海の幼馴染で同僚、“重度なゲームヲタク”の二藤宏嵩(山﨑)のピュアなラブストーリーを描く。さらに、監督は映画『銀魂』シリーズ、『50回目のファーストキス』や、数々のミュージカルも手掛ける福田雄一が務める。原作にはない、歌って踊るシーンも盛り込まれるという。「正直、嬉しい半面不安に思う気持ちもありました」という原作のふじただが、「W主演の高畑充希さん・山﨑賢人さんなど豪華なキャスティングや、福田監督によるミュージカルを交えた演出など、なにやらおもしろそうな仕掛けがたくさんで、これはいろんな意味でおもしろい、まったく新しい『ヲタ恋』になるんじゃないか! とワクワクしています」と期待を寄せる。さらに「漫画をそのまま何も変えずに作ることだけが映像化における正解だとは思っておりません。作る側も観る側も楽しんでくれる作品にしていただけたら、原作者としてこれ以上の喜びはありません。完成がいまから楽しみです」と語った。○高畑コメント福田監督とは出会ってから10年程になりますが、監督と俳優、である前に、ミューヲタ仲間だと私は勝手に思っています。お互い重度のミュージカルヲタクで、お肉を食らいながらミュージカル愛を語り合った夜は数知れず……。ヲタ同士は深い絆で繋がるのだ! と、福田さんに教わったような気がします(笑)その、普段私がミュージカルに注いでいるやや重めの偏愛を、今回は漫画やゲームやコスプレにたっぷり注いで、少しでも成海ちゃんに近づけるよう、真摯に一生懸命頑張りたいと思います。共演の山﨑さんとは、こんなに近いところでお仕事しているにも関わらず実は一度もお会いしたことがなく。この作品で会うために今までとっておいたんだな! ご縁だな! と思っています。とっても愛されキャラだと伺っているので、お会いできるのが楽しみです。福田監督×ヲタ恋×ミュージカル。出来上がりが想像もつかないジェットコースターに乗ってしまいました。頑張ります!○山﨑賢人コメント僕は福田さんの事を笑いとミュージカルとご飯のヲタクだと思っています。ご飯を残したときの福田さんはとても厳しかったです。ミュージカルの演出をするときも厳しいそうです。そして賀来賢人くんから福田組は2回目からが怖いとも言われています。それだけ熱意のある福田監督とミュージカルラブコメディを作れることがとてもうれしいです。歌うことは好きですが踊りはかなり苦手なので高畑充希さんと釣り合うかどうかとてもプレッシャーですが、同時にとっても心強くもあります。みっちり練習して、福田組の皆さんと共に 最高に楽しい映画をお届けできるよう頑張ります。○監督コメント僕は「ヲタク」という人達を心の底から尊敬しています。ひとつのことにすべてを捧げて熱中出来る精神は素晴らしいものです。おかげで僕の組のスタッフはヲタクが多いです。僕もそんなスタッフとモノづくりをするのが楽しいのです。今回はそんな魅力的なヲタクの男女が様々な障害? を乗り越えて恋をするコメディ原作を頂きました。かねてからコメディをもう一度ご一緒したかった高畑充希ちゃん、山﨑賢人くんにこの2人を託しました。きっと尊敬に値する魅力的なヲタクを演じ切ってくれるに違いありません。せっかくアニメ、コスプレというキーワードもあるので、ちょいと歌ったり踊ったりしようと思います。ずっとミュージカルを演出してきたことが、やっとこここで活かせそうです。
2018年09月18日「本にして欲しいWEB漫画1位」を獲得するなど絶大な人気を誇るWEB漫画「ヲタクに恋は難しい」の実写映画化が決定。高畑充希と山崎賢人がW主演を務め、監督には福田雄一が起用されたことが明らかとなった。■ストーリー26歳OLの桃瀬成海(高畑充希)は、BLを好む隠れ腐女子。周囲の人間にヲタクとバレる“ヲタバレ”を何より恐れていて、家族はおろか親しい友人にもヲタクであることを隠している成海。ある日、成海は転職先の会社で幼なじみの二藤宏嵩(山崎賢人)と再会する。ルックスも良く仕事もできる宏嵩も実は重度のゲームヲタク。宏嵩は成海が本当の自分を曝け出せるの唯一の存在。会社帰り、2人は居酒屋で呑みながらヲタ話に花を咲かせる。実は成海は、“ヲタバレ”して付き合っていた彼氏にフラれたばかり。「次の彼氏には死んでもヲタクを隠し通す」と息巻く成海に対して、宏嵩はヲタク同士で付き合うメリットを説き交際を提案。2人は正式に交際をスタートさせ、お互い充実したヲタクカップル生活を始めるはずだったが…ヲタク2人の恋愛には数々の試練や困難が待ち受けていた――。■人気若手俳優の共演が実現!イラスト投稿サイト「pixiv」で2014年から連載されたWEB漫画が原作となる本作。ジャンルの異なるヲタクの不器用で、微笑ましいピュアラブストーリーは瞬く間に注目を集め、その後コミカライズされると「このマンガがすごい!2016」オンナ編で第1位を獲得。2018年4月にはアニメ化もされるなど、話題を集め続けている。そんな本作の実写化で主演の成海を演じるのは、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016)やドラマ「過保護のカホコ」(2017)、映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』(2017)など、数々のヒット作に出演し、若手実力派として高い評価を得ている高畑さん。周りにヲタクであることがバレることを恐れる“隠れ腐女子”を熱演している。高畑さんは、監督の福田さんと同じく重度のミュージカルヲタクを公言しており、「ヲタ同士は深い絆で繋がるのだ!と、福田さんに教わったような気がします(笑)」とコメント。「普段私がミュージカルに注いでいるやや重めの偏愛を、今回は漫画やゲームやコスプレにたっぷり注いで、少しでも成海ちゃんに近づけるよう、真摯に一生懸命頑張りたいと思います」と意気込みも語った。そして成海と交際をするゲームヲタク・二藤宏嵩(にふじ・ひろたか)を、先日最終回を迎えた「グッド・ドクター」にてサヴァン症候群の役を演じ、福田監督は『斉木楠雄のΨ難』以来、2度目のタッグとなる山崎さん。「賀来賢人くんから福田組は2回目からが怖いとも言われています。それだけ熱意のある福田監督とミュージカルラブコメディを作れることがとてもうれしいです」と2度目のタッグに喜びをあらわにし、「歌うことは好きですが踊りはかなり苦手なので高畑充希さんと釣り合うかどうかとてもプレッシャーですが、同時にとっても心強くもあります。みっちり練習して、福田組の皆さんと共に最高に楽しい映画をお届けできるよう頑張ります」とコメントした。■ミュージカルも手掛けた福田監督が、歌うラブコメに挑む!本作を手掛けるのは、映画『銀魂』シリーズ(2017・2018)、『50回目のファーストキス』(2018)など、類まれなコメディセンスと独特の世界観で支持を集める福田監督。映画が注目される中、17年の「ヤングフランケンシュタイン」、18年の「ブロードウェイと銃弾」などの舞台で、数々のミュージカルを手掛けてきた経歴も持つ福田監督ならではの演出として、原作にはない歌って踊るシーンが盛り込まれているとのこと。福田監督は、「僕は『ヲタク』という人達を心の底から尊敬しています。ひとつのことにすべてを捧げて熱中出来る精神は素晴らしいものです。おかげで僕の組のスタッフはヲタクが多いです。僕もそんなスタッフとモノづくりをするのが楽しいのです。今回はそんな魅力的なヲタクの男女が様々な障害?を乗り越えて恋をするコメディ原作を頂きました」と喜びのコメント。また監督は、高畑さんとは舞台「スマートモテリーマン講座」(2013)、映画『HK/変態仮面』(2013)、映画『女子ーズ』(2014)で、山崎さんは映画『斉木楠雄のΨ難』(2017)で過去にタッグを組んでおり、主演の2人には「かねてからコメディをもう一度ご一緒したかった高畑ちゃん、山崎くんにこの2人を託しました。きっと尊敬に値する魅力的なヲタクを演じ切ってくれるに違いありません。せっかくアニメ、コスプレというキーワードもあるので、ちょいと歌ったり踊ったりしようと思います。ずっとミュージカルを演出してきたことが、やっとこここで活かせそうです」と期待を語った。原作者のふじたも「なにやらおもしろそうな仕掛けがたくさんで、これはいろんな意味でおもしろい、まったく新しい『ヲタ恋』になるんじゃないか!とワクワクしています」とコメントし「私は、漫画をそのまま何も変えずに作ることだけが映像化における正解だとは思っておりません。作る側も観る側も楽しんでくれる作品にしていただけたら、原作者としてこれ以上の喜びはありません」と映画ならではの演出を楽しみにしている様子だ。『ヲタクに恋は難しい』は2019年、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヲタクに恋は難しい 2019年、全国にて公開予定
2018年09月18日映画『旅猫リポート』(10月26日公開)で、俳優の福士蒼汰(25)、大野拓朗(29)、女優の広瀬アリス(23)の制服姿を捉えた場面写真が11日、公開された。同作は、『図書館戦争』『植物図鑑』などで知られる有川浩氏の人気小説を三木康一郎監督が実写化。主人公の悟を福士、猫のナナの声を高畑充希が演じ、1人の青年と1匹の猫が新しい飼い主を探す旅、絆を感動的に描く。今回公開された場面写真は、3人が演じる役柄の高校時代を切り取ったものなど計4点。新しい飼い主を探すため、高校時代の同級生である千佳子(広瀬)と修介(大野)の杉夫妻を訪ねた悟とナナ。当時、悟と修介は互いに千佳子への淡い恋心を募らせていた間柄でもある。幼なじみとして、千佳子を見守ってきた修介と、クラスメイトで猫好きという共通点もあって瞬く間に仲良くなった悟と千佳子。月日が経っても、すぐに打ち解ける2人を前に修介は内心穏やかではないが、悟はなつかしそうに過去の恋心を千佳子に打ち明ける。公開された場面写真からも、淡い青春時代と繊細な心の動きが伝わる。(C)2018「旅猫リポート」製作委員会 (C)有川浩/講談社
2018年09月11日「きゃー、超イケメン!」CAの女性たちから黄色い歓声が上がった、8月下旬の成田空港第2ターミナル。この日は早朝から、竹内涼真(25)が“初くん役”で1年ぶりにカムバックすることで話題のSPドラマ『過保護のカホコ2018ラブ&ドリーム』(日本テレビ系)のロケが行われていたのだ。「現場でも、竹内さんはみんなの人気者。共演者の黒木瞳さん(57)や西尾まりさん(44)ら先輩女優たちからも“涼ちゃん”と呼ばれて可愛がられています。でも、先日黒木さんたちが持ってきたお菓子などの差し入れを竹内さんに勧めたところ、竹内さんは『ごめんなさい、大丈夫です』と断っていて……」(ドラマ関係者)先輩女優からの心遣いを拒否した理由とは――。「実は、竹内さんは役作りのために減量中なんです。7月に発売されてすでに5万部以上を売り上げたという写真集『Ryoma Takeuchi』(マガジンハウス刊)では肉体美が話題になっていましたが、それをキープするために今も筋トレに励んでいます。今回のSPドラマでは主演で妻役の高畑充希さん(26)と絡むシーンが多く、“自慢の腹筋を披露してくれるかも”という視聴者からの期待もありますからね。お弁当のご飯を抜いて糖質制限するなど食事にも気を遣っているみたいなので、差し入れも食べられなかったのだと思います」(前出・ドラマ関係者)ストイックに鍛え上げた身体で、今後も世の女性たちを魅了すること間違いなし!
2018年09月07日友だちのリア充アピールを鬱陶しく感じてしまったり、匿名をいいことに平気で他者を“口撃”したり、過去の恥ずかしい発言を後悔したり、嫌いな人からフォローされてしまったり…。ネットでモヤモヤした感情を抱いた経験は、大なり小なりあるはず。そんな複雑化しすぎたコミュニケーションに疲れてしまった人のために存在するのが、「もしもし堂」という携帯電話会社だ。マンガ『もしもし、てるみです。』について作者の水沢悦子さんに話を聞いた。ネットに疲れた人に贈る、つながりの物語。「アンチネットというつもりではないのですが、人と人の距離感についていろいろ思うところがあり、時代にも合っているので、この設定がちょうどいいと思いました」もしもし堂の営業所で働く販売員のてるみさんは、ネットを毛嫌いしている古風でおっとりした大人の女性。そんな彼女に恋心を抱いているのが、過去にスマホでいろんな失敗をやらかしてしまった、中学2年生の鈴太郎だ。「ミライフォン」が普及し、SNS「トモッター」や「ニャイン」を駆使する同級生を尻目に、ネットから遠ざかる人生を選んだ鈴太郎は、「もしメカ6号」という時代遅れ感たっぷりの携帯電話(ただし、通話相手の心拍数を計測するセンサー付き!)に乗り換えて、てるみさんの元へ足繁く通うように。「もしもし堂周辺のスマホのない空間は、どうしても昭和っぽくなってしまいますよね。自分もある程度昭和を生きましたので」と、著者が言う通り、クロスワードパズルや電話相談、間違い電話など思わず懐かしさを覚えてしまうようなアイテムや出来事がたくさん。「自分が電話で商売するならこんな感じがいいっていうのが、もしもし堂なんだと思います。女子たちが電話でお客様の相談に乗ったり、話し相手になったりする、もしもし堂サポートセンターの存在は、今の時代に絶対に必要だと思っていて、国が運営してほしいくらいです。大きな雇用も生まれるし、おしゃべりをするだけで楽しく働けて、人も癒せるなんて、素晴らしいですよね」1話2ページで展開していく物語は、笑いはもちろん、エロや癒しの要素が満載なのだけど、知らず知らずのうちにネットに振り回されている現代人に対するメッセージが、さりげなく潜んでいたりもいる。今の時代、てるみさんのようにネットを完全に遮断することは難しいかもしれないが、もしもし堂で繰り広げられる血の通った温かいやり取りには、ストレスを軽減するためのヒントがたくさんあるはずだ。「いまやネットは、どうしようもなく存在するもの。上手に使えば素晴らしいツールですし、共存していくしかないので、批判だけにならないようにして、功罪の功の部分もちゃんと描いているつもりです。もしもし堂の社訓『君子の交わりは淡きこと水の如し』が伝わればいいですね」『もしもし、てるみです。』2 『花のズボラ飯』の著者がネット全盛の時代に放つ、超アナログな世界観。個性的なデザイン&機能のもしメカ1~6号にも注目!アニメBeansでも配信中。小学館972円©水沢悦子/小学館みずさわ・えつこマンガ家。デビュー作『花のズボラ飯』(原作:久住昌之)が大ヒット。近未来を描いた「ヤコとポコ」を『エレガンスイブ』(秋田書店)で不定期連載中。※『anan』2018年9月5日号より。写真・大嶋千尋インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2018年08月29日