WOWOWで放送されるドキュメンタリー番組「ノンフィクションWWHY MEXICO?~アカデミー賞に輝く越境者たち~」に、菊地凛子と斎藤工が出演することが明らかになった。WOWOWでは世界最高峰の映画の祭典「第91回アカデミー賞授賞式」を今年も独占生中継。この5年間、アカデミー賞では『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『レヴェナント:蘇えりし者』のアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督、『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督と、3人のメキシコ人監督が4度も栄冠に輝いている。また、今回アカデミー賞でもキュアロン監督は、『ROMA/ローマ』で作品賞・監督賞など10部門にノミネートされており大注目を集めている。もうすぐ行われる授賞式に先駆け、そんなアカデミー賞を席巻するメキシコの映画人たちを追ったドキュメンタリー番組を放送。イニャリトゥ監督の『バベル』やデル・トロ監督の『パシフィック・リム』に出演した菊地さんがナレーションを務め、移民として国境を越え、アカデミー賞の栄誉に輝いた“スリーアミーゴス”たちの躍進の原点に迫る。また、アカデミー賞で撮影賞を3度受賞しているエマニュエル・ルベツキがまだ学生時代に撮った映画を日本初公開するほか、「W座からの招待状」の信濃八太郎のイラストで若き日の監督たちをアニメーションで紹介。その声を斎藤さんが担当する。ナレーションを担当する菊地さんは「一緒に仕事をさせていただいてきた監督たちが、この時代に生きて苦労してもがいてアメリカに進出していった事を改めて感じることができました」と番組の感想を語り、「この3人の監督は、15年くらい前からお会いする機会が多く、アレハンドロ監督の作品に出演させていただき、その後ギレルモ監督に出会って彼の作品にも出演させていただきました。その時にアルフォンソ監督に再会しました。今度は、彼と作品を一緒にやれたらいいなというのが夢です」とふり返っている。一方、斎藤さんは「メキシコとアメリカの情勢もガソリンにして、何か反動のようなエネルギーが宿っていることがわかりました。日本やアジアが今後どうやって映画を作っていこうかという指針になるのが、この3人です」と言い、「この番組は、観覧で終わらない、映画人の養分になります」とアピールしている。「ノンフィクションWWHY MEXICO?~アカデミー賞に輝く越境者たち~」は2月17日(日)13時30分~WOWOWプライムにて放送。(cinemacafe.net)
2019年02月15日声優の宮野真守が、15日(22:00~)に放送されるニッポン放送『斎藤工のオールナイトニッポンGOLD~映画「家族のレシピ」スペシャル~』に出演することが決定した。斎藤と宮野は、10年以上前にミュージカル『テニスの王子様』で共演して以来、「また仕事をしてみたい」と思っていた仲であり、斎藤の熱烈なオファーにより今回共演が実現した。企画「WORD CUP2019~最強ワード決定戦~」では、「深夜ラジオということで、コンプライアンスのギリギリを攻める!」と宣言した斎藤と宮野による「美声」を生かした2人の対決も。宮野は「ミュージカル『テニスの王子様』以降、なかなかご一緒出来ず、僕もこの様な機会を切望しておりました。なので、今回お声がけいただけて、本当に本当にうれしかったです」と明かす。そして「『おもしろ』に対して貪欲な僕らの、ギリギリセーフ…なのか、アウトなのかわからないトークを(笑)、どうぞお楽しみください!」と話した。
2019年02月15日俳優の斎藤工が2月15日(22:00~)に放送されるニッポン放送『斎藤工のオールナイトニッポンGOLD~映画「家族のレシピ」スペシャル~』で、パーソナリティを務めることが決定した。3月9日公開の映画『家族のレシピ』の公開を記念し、同作の主演を務める斎藤がパーソナリティに。斎藤がニッポン放送の番組でメインパーソナリティを務めるのは今回が初となる。番組では、映画にちなみ、リスナーから‟思い出のソウルフード”をテーマにメール募集する。また、笑いへのこだわりと、言葉選びのセンスに定評のある斎藤ならではの着眼点で、「最強ワード決定戦」を決めるコーナーを展開していく。さらに、映画で父親役として共演した伊原剛志ほか、スペシャルゲストも登場する予定となっている。斎藤は「『オールナイトニッポン』で育った」と明かし、「『オールナイトニッポン』は思春期の私をムンムンムラムラさせ続けた元凶でもあるので、コンプライアンスの淵を彷徨いながら敬意を込めた復讐したいと思います」と話した。
2019年01月31日お笑い芸人・永野が25日、自身のブログで“声”を投稿。俳優の斎藤工も“声”出演し、ファンから歓喜の声が上がった。永野は、「1/25のこえ 斎藤工とMANRIKIについて語る」と題して更新し、声で手軽にブログ投稿ができるアメブロの新機能「こえのブログ」を使って“声”を投稿。「こんにちは」「永野です」と自己紹介すると、「そして、お隣にいるのは」と続け、「あ、斎藤工です」と斎藤も登場した。斎藤は「こんにちはって夜の可能性もありますよね おはようかもしれないじゃないですか。なんで決めつけるんですか」と永野にツッコミ。永野も「理屈くせーよ! お前!」と返し、仲の良さをうかがわせた。永野と斎藤は、金子ノブアキ、映像ディレクター・清水康彦と4人で、映像制作プロジェクトチーム「チーム万力」を結成。彼らの初長編作品となる映画『MANRIKI(万力)』(2019年公開予定)では、主演を斎藤、監督を清水が務め、永野が原案・脚本、金子が音楽監督を担当している。斎藤は映画の公開時期について「年末になるかな」「まだ先なんですが」と言いつつ、「本当にヤバい映画ができましたね」と自信。永野は構想に3~4年の時を費やしたことを明かし、斎藤について「製作でずっと話したんですけど芝居もものすごい」「やばい」と絶賛した。最後に、斎藤は同映画のInstagramアカウントなども紹介し、「ティザーというか予告編みたいなものも見れますんで 「雰囲気だけでもだまされたと思って味わってください」と呼びかけた。斉藤の“声”出演に、ファンは「まさかの斎藤工さん!!」「素敵な声」「また是非聴きたいです、永野さんお願します笑」「耳が喜んでるw」「声もホントイケメン!」「テレビより声が近く聞こえる気がしてなんかドキドキします」「キャー!ダンディな声がヤバイ…!」「めっちゃいい声」と興奮。「永野さんとの掛け合いが面白い」「最高の1日になりました」「永野さんのつっこみ激しすぎ!!」といったコメントも寄せられている。
2019年01月26日主演・斎藤工、共演に松田聖子を迎え“家族愛”を描いたシンガポール・日本・フランス合作映画『家族のレシピ』。この度、シシド・カフカによる主題歌「Hold my Hand」が初披露される予告編が到着した。本作は日本とシンガポール、両国のソウルフードがつなぐ家族愛を描いた感動作。斎藤さん演じる主人公・真人が、父親の死をきっかけに、幼いときに亡くした母の地元・シンガポールに旅立ち、一度はバラバラになってしまった家族の絆を取り戻すために奔走する。日本とシンガポールの食文化の架け橋となる主人公・真人役の斎藤さんのほか、真人にシンガポールを案内する現地在住のフードブロガー・美樹役を松田さん。そのほか、伊原剛志、別所哲也ら日本人キャストに加え、シンガポールから人気コメディアンのマーク・リーや国民的女優のジネット・アウらが出演した。また昨年、ベルリン国際映画祭とサン・セバスチャン国際映画祭の両方のキュリナリー・シネマ(美食と映画)部門に正式招待され、料理がテーマの美食映画として世界から注目を受けている本作。今回到着した予告編でも、美味しそうな料理が登場している。両親のルーツを求めて、真人が母の故郷でもあるシンガポールへ旅立つところから始まる映像には、美樹の助けを借りてシンガポールのローカルフードのお店を訪ね、真人の思い出の味を頼りに、母の家族探しを始める様子が映し出されている。なお、1月19日(土)より特典(海外ポスターアートのポストカードセット)付き鑑賞券が、前売り券ネット通販(メイジャー)にて発売される。『家族のレシピ』は3月9日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:家族のレシピ 2019年3月、シネマート新宿ほか全国にて順次公開(C)Zhao Wei Films/Wild Orange Artists
2019年01月18日俳優・斎藤工主演の映画『麻雀放浪記2020』(2019年4月5日公開)のがiPhoneで撮影されたことが15日、明らかになった。同作は、阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説を実写映画化。主人公・坊や哲(斉藤)がいるのは、2020年の未来。人口は減少し、労働はAIに取って代わられ、街には失業者と老人があふれており、東京オリンピックが中止となっている。1945年の戦後からやってきたという坊や哲が思わぬ状況で立ちはだかった麻雀で死闘を繰り広げる。2017年に、同じく全編iPhoneで撮影され世界中で高い評価を得た『タンジェリン』(17)を見たプロデューサーが画期的な映像表現に感銘を受け、白石和彌監督もiPhoneでの映画制作を以前から切望していたことが重なり、同作で邦画初となるiPhoneの採用を決意。同年の11月から12月にかけて、常時20台のiPhoneを駆使した撮影を決行した。通常の映画用機材よりも遥かに小型なiPhoneを使用することで、演者とカメラの距離が縮まり、機動力を最大限活かして躍動感溢れる映像を収めたという。麻雀の対局シーンでは、麻雀卓の上にiPhoneを複数台設置し、ゲームの展開に合わせてカメラポジションを自在に移動させてキャラクターたちの表情を切り取るという手法で、緊迫の心理戦や駆け引きを映し出した。また公開されたメイキングスチールでは、「回転寿司のマグロと共に設置されているiPhone」という撮影風景も。iPhoneでの映画制作に適した「FiLMiC Pro」というアプリを、メーカーの協力のもとチューンナップするなど、挑戦的な撮影スタイルとなっている。○斎藤工 コメント昭和をiPhoneで撮るという撮影スタイルに、良い意味の違和感がありました。僕の憧れである、昭和の戦後の衰退しながらもどこか生命エネルギーを感じるような時代を、その対比である現代のiPhoneの機動力を使って撮影していくという行為がとても面白かったです。その滑稽さみたいなものが「あぁ、『麻雀放浪記』に挑んでるんだな」という感じがしました。回転寿司のお皿の上にiPhoneが乗っている寿司アングルは、世界初じゃないかなと思います(笑)。○白石和彌監督コメント麻雀放浪記の戦後の焼け野原から舞台を2020年に移して世界観を一変させるにために今回は全編iPhoneで撮影しました。変に肩に力も入らず軽快に撮影出来ただけでなく、この狂った世界を表現するのに最高のガジェットだったと思います。結果には非常に満足しています。○馬場元(撮影) コメント映画を全編iPhoneで撮影したいと聞いた時はとても驚き、正直戸惑いました。僕自身もiPhoneを使っていて、携帯カメラとしては優秀だとは感じていましたが、まさかそれで劇場公開の映画を撮影することになるとは思ってもいませんでした。でも『麻雀放浪記2020』の脚本を読んでいくうちに、このぶっ飛んだ内容を映像化するためには斬新なアプローチ、iPhoneでの撮影もありなんじゃないかと考えるようになりました。いつも映画でみているテイストと違う、何か崩れたような感じの映像が逆にこの映画の世界観にマッチするのではないかと。撮影時のカメラアングルについては、小型カメラならではの特性を生かした大胆なポジションに挑戦しています。回転寿司のレーン上にカメラを設置して移動ショットを撮影したり、お芝居をしている斎藤工さんに収録中のカメラを手渡ししてしまうなんてこともありました。iPhoneにオプションを装着して業務用カメラ風に変身させてしまうことも出来ましたが、多少の不便があっても必要最小限とどめ、普段iPhoneで撮影するようなシンプルな感じを失わないよう心掛けました。クランクアップ後、ドテ子役のももさんから目の前に大きなカメラが構えていないことで自然にお芝居ができたというお話を伺い、iPhoneで撮影することで役者さんへの心理的な影響もあったんだなと感じました。
2018年12月15日白黒写真家としても活躍している齊藤工(俳優:斎藤工)のアート作品が、12月13日~16日、フランス・パリのルーヴル美術館に展示されることがこのほど、明らかになった。俳優のみならず、劇場体験の少ない子供たちや劇場のない地域、被災地を中心に、劇場体験を届けることを目的に活動している「cinema bird(移動映画館)」や、初の長編映画作品『blank13』が8冠(第20回上海国際映画祭 最優秀監督賞アジア新人賞部門含む)を達成するなど、クリエイターとしての才能を発揮。最近では白黒写真家としても活躍している。そんな齊藤工のアート作品が、パリ・ルーブル美術館 地下巨大空間カルーゼル・デュ・ルーブルで開催されるアート展「SALON DES BEAUX ARTS 2018」にて展示されることが決定(展示期間:12月13日~16日)。歴史ある学生のアートコンクール「学展」が同アート展に参加することとなり、齊藤は学展ゲストアーティストとして参加する。齊藤は「私事ですが、今年は覆面・匿名でR-1グランプリに挑戦したり(1回戦落ち)、吉本工業のNSCに通ったり(23期生)、ストリートでコントのパフォーマンスをしたり(ほぼ無視)、私なりに恥をかき捨て新しい景色を見てきましたが、まさか年の終わりにこのような事になるなんて、1ミリも思い描いていませんでした。しかしながら、どの表現も全力を尽くして来た所存なので、今回もそんな心持ちで臨ませていただきました。私如きをルーヴル美術館と言う特別な場所に導いて下さった方々、作品作りにご協力頂いたKIKO ARAIさんに心から感謝致します」とコメントしている。齊藤工撮影の写真モデル:江波杏子提供:フィガロジャポン
2018年11月20日俳優の斎藤工が齊藤工名義で発案した「cinema bird(移動映画館) in 沖縄 2018」が10日、沖縄県うるま市の伊計島にて開催され、齊藤をはじめ、歌手のChara、お笑いコンビのカミナリ、お笑い芸人の永野、ミラクルひかる、女優の伊藤歩らが登場した。「cinema bird」プロジェクトは、劇場体験の少ない子供たちや劇場のない地域の人たちに、同じ空間で感動を共有する劇場体験を届けることを目的として開催するもの。過去には宮城県石巻市、福島県広野町、大分県豊後大野市、福島県南相馬市、熊本県山鹿市で開催、今回は6回目となるが、7月に台風の影響で中止となり、今回、満を持しての開催となった。沖縄らしい心地よい気候と天気に恵まれた会場の伊計ビーチには、巨大なスクリーンとライブステージが設置。開場前から100人ほどが列を作り待っていたが、開場とともにウェルカムライブで齊藤自身が来場者を出迎えるという粋な演出で盛り上げた。映画上映前には、このプロジェクトですでにお馴染みの永野やミラクルひかる、そして今回、初参戦となったカミナリによるお笑いライブを実施。波の音と一緒に、齊藤、アーティスト・古賀小由実、豪起の3人による“cinema birds”によるゆるやかな音楽ライブも行われた。また、プロジェクト初期にはボランティアとしても参加していたという伊藤も歌声を披露した。映画は、齊藤自身が制作を行った『映画の妖精 フィルとムー』をはじめ、3本の映画を昼の部と夜の部の2回に分け参加費無料で上映。2部全体で限定800人の観客が来場した。さらに、Charaによるライブも行われ、彼女の織り成す世界観と波の音がマッチし、会場は完全にリラックスモードに。イベントの最後には、ゲストがそろって出口で来場者と握手とハイタッチを交わし、一人一人を丁寧に送り出すなど、最後まで心のこもったおもてなしとなった。齊藤は、冒頭のウェルカムライブ中に「今日は目白押しのイベントですので、楽しんでください。“伊計祭り”とも呼べるイベントにしたいと思っています。沖縄に来て、沖縄の歌を歌えるってすごいうれしいです」とあいさつ。お笑いライブでは、「以前永野さんの営業のライブにこっそり一緒に出させてもらった事があって。お客さんが8人だったから、びっくりしましたよ。本当に鍛えられました(笑)」と驚きのエピソードを披露した。また、終盤には「今のCharaさんのライブを聞いていて、今日一日のこの空間、この時間が細胞の一つ一つに染み込んでしくような、どこか皆さんの身体の一部になっているんじゃないかな、と。皆さんの背中越しにCharaさんの歌っている姿が見えて、なんて贅沢なんだろうと思っていました。僕にとっては、これが最高の心の贅沢だな、と思いますね」としみじみ。「地元の方々がこの企画を受け入れてくれて、テクニカルスタッフもほとんど沖縄の方なんです。僕らが持ち込んだのは、映画の素材とゲストの方々と“自分たちも楽しみたい“という思いだけ。あとはここにいる皆さんが完成させてくれました。『終わらなければ良いのに』という時間を過ごさせていただきました」と感謝の思いを伝えた。伊藤は「実は7月の中止になってしまったとき、前乗りをしていたのが工さんと二人きりだったんです。テレビで『昼顔』をオンエアした2日後なので(ドラマの続きかのように)沖縄までついてきてしまって、もはやホラー映画みたいだよね、と(笑)」と齊藤とのエピソードを披露。永野は「工さん、歌がうまくてびっくりしましたよ。スタッフにあの声誰って聞いたら、工さんだって言うから」と齊藤の歌声に驚いていた。
2018年11月11日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、大の映画好きで知られる俳優・斎藤工が、監督・斎藤工としてメガホンをとった『blank13』が、ついにDVD&Blu-rayが発売!ということで、さっそく見てみました。■『blank13』DVD&Blu-ray10月31日発売。価格/DVD5,184円、Blu-ray BOX6,264円(ともに税込み)。発売元/「blank13」製作委員会、販売元/TCエンタテインメント高橋一生に松岡茉優、リリー・フランキーなど豪華キャストを迎え描かれたのは、実話を基にしたいびつな家族の物語です。リリー・フランキー演じる父はギャンブルが好きなお人よし風。ある日、借金を残したまま蒸発。母と息子2人の苦労の生活が始まりました。13年後、父が見つかるも余命3カ月で、まもなくこの世を去ります。ガラガラの葬儀場で数人の口から語られたのは、家族の知らない父親の姿でした。記憶の底にある父親の優しさよりも、その後の苦労が断然に勝る家族。わずかな人に熱量高く思われる人生を送った父に抱く念は複雑です。家族や親に対してなんのためらいもなく愛の言葉を口にする人もいれば、そうできない人もいます。好きでいたいのに現実はそうもいかなくて、という居心地の悪さ、アンビバレントな思いを家族や親に持つ人は少なくないと思います。この映画に登場する母や息子たちもそう。それを静と動と、抑揚のきいたテンポで監督は描きます。今をときめく人気俳優の監督作品だけに、バイアスがかかるのは避けられないことかもしれません。しかし、国内外の映画祭で7冠を得るなど、評価は本物のよう。斎藤監督の世界を一度体感してみて。
2018年11月05日斎藤工(37)が11月1日に行った、ハロウィンにより散乱したゴミを拾う活動「たくみひろい」に称賛の声が集まっている。「たくみひろい」は求人検索エンジン「Indeed」で集まった80名とともに東京・六本木周辺で行われた。各スポーツ紙によると斎藤は参加者と気さくにコミュニケーションをとるだけでなく、サプライズで握手会も開催。さらに「僕らのアクションが届いていると願う」と語ったという。そんな斎藤の行動力にTwitterも沸いている。《斎藤工さんは、内面もカッコいいよねー。ポーズとしてやってる感がないのが素晴らしい》《斎藤工さんの行動力 好きなんだよなぁ 映画の活動もそう 何を言われようが言われまいが 我が道をきちんと歩んでいて凄い》《斎藤工のゴミ拾いは好感が持てる。やっぱり芸能人がアクションを起こすというのも一つの手としてありなのかな》また斎藤は今年7月、西日本豪雨の傷跡残る広島県へ。あくまでプライベートでボランティア活動に従事し、その行動力が讃えられていた。「斎藤さんは信念をもち、行動へと移す俳優です。来年公開予定の映画『麻雀放浪記2020』も構想から10年、原作者サイドに長らくラブコールを送っていたといいます。自分を信じて行動に移す姿は、後輩俳優たちの憧れの的。これからも斎藤さんに共鳴する、頼もしい俳優たちが増えそうです」(芸能関係者)その行動力をこれからも見せてほしい!
2018年11月01日映画『麻雀放浪記2020』が、2019年4月5日(金)全国の劇場で公開される。主演は斎藤工、監督は白石和彌。小説『麻雀放浪記』を斎藤工×白石和彌で映画化原案となったのは、阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説『麻雀放浪記』。映画化は、イラストレーターの和田誠が初監督した『麻雀放浪記』から35年振りとなる。『麻雀放浪記2020』の制作は、『去年の冬、きみと別れ』や『のみとり侍』などで俳優として活躍するのみならず、『blank13』で監督にも挑戦する主演・斎藤工が発起人となりスタート。斎藤は「麻雀放浪記」の再映画化を、10年間熱望し続けていたという。監督として白羽の矢が立ったのは、『彼女がその名を知らない鳥たち』や続編も決定している『孤狼の血』でヒットを飛ばし、香取慎吾主演映画『凪待ち』の公開も控える白石和彌だ。斎藤と白石がタッグを組むことにより誕生する『麻雀放浪記2020』では、原案の『麻雀放浪記』の設定を大胆に変更した。『麻雀放浪記』を愛する2人が、大胆かつ驚きの世界を繰り広げていく。竹中直人やベッキーも出演主演・斎藤工の他には、主人公・坊や哲を拾って面倒を見ることにした地下アイドル・ドテ子を姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」のボーカル・ももが、その地下アイドルたちを抱える芸能プロダクションの社長で、ドテ子の部屋に転がり混むクソ丸を『翔んで埼玉』『カツベン!(仮)』にも出演する竹中直人が演じる。原作では強運の持ち主の娼婦だったドテ子を、地下アイドルとして現代風にアレンジした。また、坊や哲がいた元の時代で、哲に麻雀を教えたアパートの大家であり、麻雀クラブ「オックス」のママ・ゆき役には、タレントでモデルのベッキーが抜擢。原作では加賀まりこが演じた妖艶なゆきに扮し、見事な牌さばきを披露する。そしてベッキーは、哲の前に現れる謎のAI搭載アンドロイド・ユキ役も兼任することが明らかに。ハードな2つの役どころを演じることに対しては「二役もやらせていただけて嬉しかったです。二役と言っても、“人間と人間”ではなく“人間とAI”なので、かなりやりがいがありました。」とコメントしている。麻雀クラブ「オックス」で坊や哲と激戦を共にしてきた、ドサ健、出目徳、女衒の達役には実力派俳優が集結。原案小説でも不動の人気を誇る名キャラクターであるドサ健を演じるのは的場浩司、冷静に麻雀を打ち続け、勝つためには手段を選ばず完膚なきまで相手を叩き潰す出目徳役には小松政夫、女衒の達には堀内正美が出演する。さらに、ドテ子の熱烈なファンであるドクを、NHK連続テレビ小説「まんぷく」での演技が話題となった、シンガーソングライターの岡崎体育が担当。2020年の近未来、電磁パルスを仕掛けるオタクテロリストとして、坊や哲を翻弄する。なお、岡崎が商業映画で本格的な演技に挑戦するのは初となる。全編をiPhoneで撮影なお『麻雀放浪記2020』では、邦画では初の試みとなる常時20台のiPhoneを駆使し、全編を撮影。プロデューサーが全編iPhoneで撮影された『タンジェリン』に感銘を受け、監督の白石和彌もiPhoneでの映画制作を切望したことにより、実行に移された。あらすじ主人公・坊や哲がいるのは、2020年の“未来”。なぜ?人口が減少し、労働はAI(人工知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれている…そしてそこは“東京オリンピック”が中止となった未来だった…嘘か?真か!?1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が見る、驚愕の世界。その時、思わぬ状況で立ちはだかるゲーム“麻雀”での死闘とは!?【詳細】映画『麻雀放浪記2020』公開日:2019年4月5日(金)原案:阿佐田哲也『麻雀放浪記』(文春文庫・刊)キャスト:斎藤工、もも、ベッキー、的場浩司、岡崎体育、堀内正美、小松政夫 / 竹中直人ほか監督:白石和彌
2018年10月07日1984年にも映画化された阿佐田哲也の不朽の名作「麻雀放浪記」が、斎藤工主演&白石和彌監督によって、再び映画化されることが分かった。■斎藤工と白石監督が不朽の名作に挑む!映画ファンとして名高い斎藤さん自身が、名作の一つとして讃える「麻雀放浪記」は、250万部を超える大人気作で、過去にイラストレーターの和田誠が1984年に初めて監督した『麻雀放浪記』も大きな話題となり、今回は実に35年ぶりの映画化となる。斎藤さんは10年間、本作の再度映画化を熱望し、ついに企画が動き出したときに監督として声をかけたのが『彼女がその名を知らない鳥たち』『孤狼の血』の白石監督だったという。白石監督は最初「率直に無理だと思いました。どんなに努力したところで和田誠監督の名作を超えることなんて不可能だからです」と語る。■舞台はなんと2020年?近未来に来た坊や哲は…そんな本作の舞台は、東京オリンピックが中止となった2020年の世界。1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が見るのは、人口が減少し、労働はAIによって奪われ、町は失業者に溢れているというもの。白石監督は「プロデューサーからポロっと出たアイデアが坊や哲が2020年に来たら…。最初は半笑いでしたが、これはもしや今誰もが感じている現代社会のひずみや、今の社会が忘れてしまったものを警鐘として描けるかな、と思い至りました。時代に生きられないアウトローたちを描いてきましたが、坊や哲はその最たるもので、彼が2020年の近未来に来たらと考えると堪らなくなり作品に邁進することにしました」と本作の展開を語った。■斎藤さんも度肝を抜かれたストーリーで新たな「麻雀放浪記」が誕生!「麻雀放浪記」の世界をこよなく愛する斎藤さんは「頂いた佐藤佐吉さんの脚本をめくって行くと、これは本当に麻雀放浪記?と思うほどの鋭角的で奇天烈な世界観に唖然・呆然としながらも、気がつくと喉が渇き切る様に最後のページまでめくっていました」とコメント。白石監督についても「私は邦画ファンとして、この台本での白石和彌×麻雀放浪記が無性に観たくて仕方なくなっていました。とんでもない作品が生まれる瞬間に立ち会えるのではなかろうか」と語った。斎藤さんは本作の原作者・阿佐田氏の半生を『明日、泣く』という作品で演じていることもあり、思い入れは人一倍の様子だ。白石監督は、「麻雀を好きな人が見ても当然楽しめるけど、全く知らない人が見ても、楽しめるものになっていると思います」と本作に期待が高まるコメントも残している。『麻雀放浪記2020』は2019年4月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年10月04日俳優の斎藤工、ドラマーで俳優の金子ノブアキ、お笑いタレントの永野、映像作家の清水康彦が21日、都内で行われたトークイベント「チーム万力 presents ショートフィルムの未来地図」に出席した。トークイベント「チーム万力 presents ショートフィルムの未来地図」に出席した斎藤工、永野、金子ノブアキ、清水康彦同イベントは、24日まで開催されている「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア2018」の一貫として行われたもので、この日登壇した斎藤工、金子ノブアキ、永野、清水康彦監督が、映像制作プロジェクトチーム「チーム万力」を結成し、彼らのオリジナルショートフィルム『LOHAS』、『ZERO-焼きそばしかないキャバクラ』、『ドラマ・手から光の出る魚屋さん』、『宮本』の4本が同イベントで上映された。チーム万力の結成について斎藤が「永野さんのネタは、テレビで皆さんが見ているもの含めて、とてもかっこいいと思っているメンバーが集まりました。それを映像に展開していこうという共通認識を持って必然的に集まった人たちだと思います」と明かし、永野とは清水の結婚式で出会ったという金子は「永野さんが余興で出てきてクソヤバイなと、すごいやつだなと思ってそれから大好きになりました」と説明。この日公開された4本の作品は、すべて永野の原案を短編映画にしているが、その魅力を金子が「鬱屈しているところで生まれる爆発みたいなエネルギーというか、マイノリティーが持っているエネルギーを感じました」と語り、イベント中に頻繁に「衝動的」「感覚的」という言葉を口にした永野は「こういう映像って、クイズじゃないんですよ。答え合わせの確認ではないので、皆さんが勝手に思えばいいんです。僕はずっとそういう感じで映画や音楽を観たり聴いたりしてきましたから」と持論を展開した。そんな4人が結成したチーム万力が、オリジナル長編映画『万力』を製作すると発表。本作は斎藤と永野による企画で、プロデュース・主演を斎藤、脚本を永野が書き下ろし、音楽を金子が担当、来年の公開を予定している。2016年の春に出演した『東京ガールズコレクション』で体験したことが原案だという永野は「自分の劣等感もそうですけど、生きていて感じる違和感や衝動といったもの全部積んで作るなら万力しかないと言ったら皆さん共感してくれました。軽いテーマではないです。美醜を究極までエグッてやろうというのがこの映画です」と解説した。そのアイデアを絶賛した斎藤は「日本で普通の映画を立ち上げようとするとコンプライアンスが立ちはだかります。この映画は多分通らない企画ですが、逆に通らない時がチャンスで、なぜ通らないんだということを映像に踏襲し、先に日本より外に放つという新しい法則を打ち出せるんじゃないかと思っています。イチ映画ファンとして重要なプロジェクトになっていくと思いますよ。見たことがない世界で普遍的なテーマにしたいですね」と意欲を見せていた。
2018年06月22日梅沢富美男がテレビ東京ゴールデンタイムで初MCを務める「アッパレ!日本の縁の下さま~隠れたスゴい職業応援バラエティー~」が、4月6日(金)に2時間スペシャルで放送される。各界の様々なトップランナーたちを「縁の下」から支える職業に焦点を当てたバラエティーは、今回、齊藤工・監督×高橋一生・主演の映画『blank13』舞台挨拶の裏側にも潜入した。■著名人を支える、知られざる「縁の下の力持ち」に密着!昨年10月7日に放送され、好評を得た番組「アッパレ!日本の縁の下さま」がパワーアップしてゴールデンタイムに放送。「縁の下さま」とは、表舞台で活躍する著名人を「縁の下の力持ち」となって支える人たちのこと。普段はスポットライトの当たらない彼らに密着し、知られざる技や熱い思いを取材。「縁の下さま」の熱い思いや知られざる匠の技を「縁の上さま」にVTRで見てもらい、「これは知らなかった!」「ありがとう!」を、この番組きっかけに生みだしていく。前回密着したのは「相撲界」「フィギュアスケート界」「政界」の3分野。相撲の土俵に使われる土を国内で探し、提供する仕事だけで生計を立てる土業者。フィギュアスケートの靴の先の刃だけを研ぎ続け、生計を立てる研磨師。国会に欠かせない氏名標を作る元蕎麦屋さんなどなど、“テレ東らしい”、せまーい、けど情熱はスゴイ「縁の下さま」を紹介した。そして、今回のスペシャルでは、ワールドカップを控えるサッカー日本代表のベルギー合宿、国民栄誉賞を受賞した羽生竜王、齊藤監督の初長編『blank13』初日舞台挨拶などに密着する。■齊藤工×高橋一生『blank13』の舞台挨拶にまつわる縁の下さま抱かれたい男のトップにランクインする、齊藤工(監督)と高橋一生(主演)がタッグを組んだ映画『blank13』の公開初日・舞台挨拶に潜入!その舞台裏にも様々な「縁の下さま」が存在していた。映画公開初日は、舞台挨拶のため映画館を3か所も巡る過密スケジュール。早朝から、齊藤監督に密着開始。映画館に到着すると、ガチの凄腕ボディーガードが登場。控え室には、主演の高橋さんを始め、豪華俳優陣がギッシリ。すると…、ある「縁の下さま」を中心として、舞台挨拶直前にどんなトークを行うのか、出演者の間で打ち合わせがスタート!その結果、舞台挨拶は、打ち合わせから生まれた高橋さんの爆笑エピソードで大盛り上がりに!色気で語られることの多い2人だが、「縁の下さま」に向けられたカメラに映り込んだ、ふわっとした素の空気感、心配りまでばっちりカメラが捉え、上川隆也も「流石!」と感嘆するリアル“BGのチームリーダー”まで登場。ファン垂涎、永久保存版のお宝映像となりそうだ。■“サムライ・ブルー”サッカー日本代表の縁の下さま6月のワールドカップ本番を目前に控え、最終選考を兼ねた合宿に潜入!ハリル監督の口から代表メンバーが発表されたその瞬間、ドタバタと代表合宿の準備を始める「縁の下さま」たちに密着。さらにベルギーまで遠征し、選手たちが宿泊している5ツ星ホテルに潜入成功。すると…「こんなところまで取材したのは、この番組が初めてですよ!」知られざるサッカー日本代表の裏側、歴代監督から厚い信頼を受ける、代表(帯同)歴ナンバーワンの「縁の下さま」の存在が明らかに。用意されているドライヤーまでサムライ・ブルー。もちろん、長友佑都選手も熱く語っている。■羽生善治・竜王の縁の下さまは!?国民栄誉賞を受賞した天才棋士、羽生善治・竜王を支える縁の下さまに密着。「これは凄い技ですねっ!!」と、いつもは冷静な羽生竜王も思わずテンションが上がってしまう、愛用の駒職人さんの作業工程を紹介。さらに、タイトル戦が行われる前夜祭に潜入し「縁の下さま」探し。白熱するタイトル戦の裏側で奔走する「縁の下さま」とは?そのほか、2020年東京五輪のメイン会場となる新国立競技場の設計者・隈研吾の「縁の下の縁の下」、落語界のホープ、林家たい平をサポートし続ける「縁の下さま」を紹介。番組のMCを務める梅沢さんは、「自分でも劇団を抱えてやってきているので、芝居は、支えてくださる縁の下の裏方の皆さんがいないと成立しない世界ですし、皆さんに感謝しながら過ごす環境に身を置いているので、『縁の下さま』応援バラエティー、というコンセプトに意義を感じます」と真面目にコメント。「MCって、ありがたいお話ではあるんですけど、面白おかしくやりたい方で、決まりごとが得意ではないので、積極的には受けたくない(笑)」とは言いながらも、「番組自体、とても自分に合っていると思います。もうレギュラー化を目指して、頑張ろうかと(笑)」と梅沢さん。「世の中の物事の全てが、縁の下さまに支えられて成り立っていて、1人の仕事なんてない、ということ、感謝することの大切さを感じてもらえれば嬉しいと思います」と締めてくれた。なお、本日4月5日(木)深夜2時5分より「アッパレ!日本の縁の下さま~隠れたスゴい職業応援バラエティー~予習復習スペシャル」も合わせて放送される。「アッパレ!日本の縁の下さま~隠れたスゴい職業応援バラエティー~」は4月6日(金)18時55分~テレビ東京にて放送。(text:cinemacafe.net)■関連作品:blank13 2018年2月3日よりシネマート新宿にて公開、2月24日より全国にて順次公開© 2017「blank13」製作委員会
2018年04月05日女優の石田ゆり子(48)が3月8日、自身のInstagramに俳優の斉藤工(36)とのツーショットを投稿し、反響をよんでいる。 石田は自身の出演するテレビ朝日系ドラマ『BG~身辺警護人~』の撮影がラストスパートになったことを明かし、「高梨さんを演じる、たくみくんと」と斉藤の肩に笑顔で寄り添うツーショット写真を投稿した。 斉藤とは過去に2015年のフジテレビ系ドラマ『医師たちの恋愛事情』で共演しており、「ひさびさに共演できて とても嬉しいです」とつづり喜んだ。 さらに「なんか、親戚みたいな気持ちになるのは何故なんだろう。これは板谷由夏ちゃんもおなじことをいっています。みんなの親戚、斎藤工。いつも楽しい話題をありがとう。」と気持ちを明かした。 その数時間後に「親戚その2ブレても素敵な親戚。撮影、ワタクヒ。#みんなの親戚」というコメントとともに、斉藤のブレブレ写真を投稿。斉藤がカメラ目線で笑っている姿が収められていた。 これに対しファンは「癒しのツーショット 素敵」「最高っす!! 最終回まで突っ走って下さい!! 楽しみにしてます!!」「お疲れ様でした たくさんじゃんカッコいいやばいっす カッコいい綺麗二人最高ですねん」「タクミさんはセクシー系入ってると思うんですけど、なぜか、ゆりさんと並ぶと癒し系に変わる不思議感」「お似合い!絶対お似合いです」「たしかに。ブレても素敵」「わたくしも親戚になりたいです」など反応を見ている。
2018年03月09日「工さんとご一緒できると知ってすぐ、『今度、楽しみですね』って言っちゃったんです。でも、工さんはそのときまだ共演のことを知らなくて…(笑)」というちょっとしたフライングで始まった両者の共演。中村文則の同名小説を映画化する『去年の冬、きみと別れ』は、岩田剛典と斎藤工の本格的共演作となった。「『HiGH&LOW』シリーズも共演という形にはなりますが、あのときは同じ空間でお芝居をすることがなかったので。嬉しかったですよ。すごくワクワクしました」と、フライングされた側の斎藤さんも微笑む。そんな始まりからも分かるように、2人はすでに気心の知れた仲。ただし、演じる役柄の関係性は複雑で、厄介だ。岩田さん演じる主人公の耶雲は、ある女性の焼死事件を追う記者。その犯人とおぼしき天才カメラマン、木原坂を斎藤さんが演じる。「怪しげな木原坂に、耶雲は振り回されてしまうんです。対立の図式が成り立ってくるんですよね」と岩田さんが語るように、真相に迫る耶雲と彼の追及を巧みにかわす木原坂の攻防が展開。そのため、撮影現場での2人は一定の距離を保っていたそうだ。「撮影現場での工さんは役にすごく入られている感じがあって。寡黙に、淡々と作品の世界にいる。だから、世間話などはそんなにしなかったです。僕の知る工さんではない。木原坂でしたね」と撮影時を振り返る岩田さん。一方の斎藤さんはこう語る。「台本の読み合わせをしたとき、岩田さんの根の部分に耶雲を感じたんです。覚悟というか、向かうべき場所を見つけた人の強さみたいなものが岩田さんにあった。僕はどの作品のときも『どうやって現場に入ったらいいのかな?』なんてことを考えがちなんですが、今回はなれ合うべきじゃないなと思いました。それぞれが個体でいた方がいい」。個体であったからこそ、触れ合って化学反応も生まれる。「工さんの木原坂と向き合うことで、耶雲の正解を実感できた気がします」と岩田さん。「この作品は瀧本(智行)監督の緻密な計算の上に成り立っていて、それぞれのキャラクターの強弱やコントラストも考えられている。そんな中、観客が耶雲目線で物語を体感することもあり、耶雲は常にフラットでいる必要がありました。でも、登場人物はみんな激しい人ばかり(笑)。だから、フラットと言ってもなかなか難しかったんですが、こうあればいいのかなというのを最初に教えてくれたのが工さんの木原坂です」。「これは映画を生ものにしていくために必要なことだと思うんですが」と、斎藤さんが続ける。「こう演じようと決め込むのではなく、相手が放ってくるに対してリアクションする。そうすることで、岩田さんと僕がキャスティングされた意味も見えてくると思ったんです。例えば今回の場合、耶雲と木原坂のシーンでは剣道の間合いのようなジリジリ感が自然と出た。それを瀧本監督がくみ取って下さったのも感じましたし、岩田さんの耶雲から放たれるものを受けて木原坂に生まれるものも多かったです。耶雲に反射してできたのが木原坂です」。2人の話の中に自然と名前の挙がった瀧本監督は撮影期間中、岩田さんの夢に出てくることもあったそう。それほど作品に集中していたのだろうが、「現場で怒られたり、指示を受けたりしている夢でした」と苦笑する岩田さんに対し、「いろんな場面に合いそうなお顔ですしね」と微妙なフォロー(?)を入れる斎藤さん。「僕の夢には出てきませんでしたが(笑)、気持ちはすごく分かります。監督と主演俳優のいい関係性ですよね。この映画って、世間が岩田さんに抱くイメージも含めた罠になっていると思うんです。映画を見た後に笑顔の岩田さんを見ると、いい意味でちょっとゾッとする。僕自身、映画に引き込まれるのは、普段は人に見せない心が見えたとき。綺麗な部分だけじゃなく、本音が映り込んでいるのを目にしたときに客観から主観になっていく。今回の岩田さんからそれを凄まじく感じましたし、瀧本監督の存在あってこそなんだろうなと思いました」。「工さんにそう言っていただけて、本当に嬉しいです」と恐縮する岩田さんも、パブリックイメージと役柄、さらには作品に関して思うところはあったという。「濃密な作品ですし、難しい役ですから。僕は役者1本で活動している身でもありませんし、こういった作品のこういった役にいまのタイミングで出会えたのがありがたかったです。最初は僕の中でも、この作品に出ている自分をイメージできなかったくらいで…。役者として見てもらえたのかなという喜びが湧く反面、自分に務まるのかという葛藤もありました。でも、殻を破って飛び込もうと思った決断は間違いじゃなかったと、いまはすごく思います」。こう力強く語る岩田さんの言葉に、大きく頷く斎藤さん。そんな斎藤さんは長編初監督作『blank13』が公開されたばかり。俳優・斎藤工ならぬ齊藤工監督に、もし自分の監督作で俳優・岩田剛典とタッグを組むとしたら?なる質問を最後に投げてみた。「見たかった岩田さんを(『去年の冬、きみと別れ』で)見たばかりだから難しいけど、木原坂みたいな役の岩田さんも見たいかな。あまり言葉も発さないような、怪しさと危うさを持っている役。もし一緒に作品を作れるようなことがあったら、企画段階からお互いに好きな映画の話をしたりしつつ、クリエイター同士としてコラボレートしたいです」。では、そのときは斎藤さんが耶雲で!岩田さんに振り回される斎藤さんも見てみたい。(text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii)■関連作品:去年の冬、きみと別れ 2018年3月10日より全国にて公開©2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会
2018年03月07日俳優としてだけでなく、写真家や映画コラムニスト、さらに最近では覆面芸人としても始動するなど、「いったい天は何物与えるんだ」と思わず言いたくなってしまう存在といえば、幅広い層から人気の高い斎藤工さん。クリエイターとしては「齊藤工」の名義で展開されていますが、なかでも本領発揮しているのが映画監督としての活動。すでに短編を6作発表していますが、今回ご紹介する作品とは……。待望の長編デビュー作『blank13』!【映画、ときどき私】 vol. 146コウジは母と兄、そしてギャンブル好きの父と4人で暮らしていた。ところがある日、タバコを買いに行くと出かけたまま父が突然失踪してしまう。そして、13年のときが経ち、父は余命3か月で見つかるものの、借金を残したまま姿を消した父に母と兄は会おうとしなかった。しかし、子どもの頃にキャッチボールをしてくれた優しい父を忘れられなかったコウジは、入院先を訪ねることを決意する。13年ぶりの再会をはたすも、2人の溝は埋められないまま父はこの世を去ってしまう。その後執り行われた葬儀では、数少ない友人たちが参列し、父とのエピソードをそれぞれ語り始めることに。そして、父の知られざる “真実” が徐々に明かされていくのだった……。24日からの全国公開を前に先行上映されていたので、さっそく劇場に行ってみましたが注目度の高い作品だけに連日満席。私も最後の1枚といわれた立ち見券をかろうじてゲットし、観ることができました。劇場で観ることで得られるものとは?本作はタイトルクレジットを境に、家族の歴史を描いた前半と葬儀の様子が展開される後半とにわかれており、テイストが大きく変わるのが特徴。そのなかでも、驚くべきは葬儀のシーンが役者たちのアドリブによって繰り広げられているということです。キャストとスタッフに絶対的な信頼感がなければ撮ることが難しいシーンだけに、観ているこちらにまで伝わってくるのは、次に何が起こるかわからない緊張感とライブ感。さらに、畳みかけるような予測不能な笑いの渦に巻き込まれ、一気にスクリーンのなかへと引き込まれていくことに。そして、一緒に笑ったり泣いたりしている観客のなかに生まれるのは、ある種の一体感。知らない者同士が集う葬儀会場と、知らない者同士がひとつの空間に集まる劇場とがリンクし、まるで自分たちもお葬式に立ち会っているかのような雰囲気に包まれましたが、それこそが劇場で映画を観ることの醍醐味であり、劇場でしか味わえないものなのです。家族とは何かを突きつけられる!今回、これだけキャラの濃い俳優陣が集結しているだけに、カットするには惜しい映像も多かったのではないかというのは想像に難くないですが、それにも関わらず本作は70分という長編としては短めの尺。とはいえ、そこには映画に造詣の深い齊藤監督だからこその手腕が光る “引き算” があり、絶妙な切り取り方によって各シーンがより印象的に映し出されています。放送作家のはしもとこうじさんの実体験がもとになっている本作は、決して派手なストーリーではないですが、誰にでもいる家族の物語だからこそ、それぞれの “家族の風景” が観客の心にも広がるはず。私にも少しややこしい家族がいますが、面倒だけど愛おしい家族の姿が浮かび、胸の奥がグッと痛くなったあとに、温かくなりました。説明過多ではないからこそ、観客が自ら想像したり、自分と重ね合わせたりすることができる “余白” があり、それこそが多くの共感を呼んでいる理由のひとつ。上海国際映画祭「アジア新人賞部門」での最優秀監督賞など、海外の映画祭でも数々の賞を受賞していますが、言葉や文化を超えて受け入れられたのもうなずけます。個性豊かなキャストが生み出す見事な化学反応!そんな本作を支えているのは、主演の高橋一生さんやリリー・フランキーさんをはじめとする実力派俳優たち。「こんなところにこの人が!?」と思わず言いたくなってしまうような豪華メンバーたちもあちこちで登場するので、くれぐれもお見逃しなく。そのなかでも、同じ女性として注目したい人物といえば、母親役を演じた神野三鈴さん。女性が持つ強さや儚さを見事に表現されていますが、特にラストシーンが秀逸。愛した人を心のなかで火葬しているかのような姿が見せる切なさと佇まいの美しさは、思わず鳥肌が立つほど忘れられないシーンとなっています。感情を揺さぶる音楽を体感する!そして、本作のもうひとつの主役といえば、映画とは切っても切り離せない音楽。煩悩の数にちなんで、最初から最後まで108のビートで作り上げたという金子ノブアキさんの音楽も重要な役割をはたしていますが、特筆すべきは最後に流れる新潟在住のシンガー・ソングライター笹川美和さんの歌う「家族の風景」。タイアップなどで主題歌が決まることが多いなか、齊藤監督がどうしてもこの曲にしたいと最初からこだわっていただけに、「この映画のために作られたのではないか」といわれているほど。実際、曲が流れる瞬間には、映画を完成させる最後の1ピースがピタリとはまったかのように感じるはず。琴線に触れる力強い歌声は必聴ですが、この曲へとつながるこだわりの小道具も劇中には登場するので、一度聞いてから鑑賞するのがオススメです。映画は最後の最後まで見届ける!私は好きな映画に出会うと、「続きが見たいけどまだこの世界にいたいから、終わらないで欲しい」という葛藤が生じますが、今回もまさにそんな感覚。おそらく、多くの人が同じように思うかもしれませんが、そんな要望に応えるかのごとく、エンドクレジットのなかにも、“おまけ” が待ち受けているので、くれぐれも劇場が明るくなるまでは立ち上がることのないようにしてください。以前、ananwebで斎藤さんにインタビューした際に語っていたのは、「俳優が記念で映画を撮ったということにしたくはないので、これからも戦い続けたい」という並々ならぬ思い。映画への愛情で埋め尽くされた本作を観たあとには、スクリーンで受け止めることの意味をきっと感じられるはずです。目が離せない予告編はこちら!作品情報シネマート新宿にて公開中、2月24日(土)全国順次公開配給:クロックワークス©2017「blank13」製作委員会
2018年02月23日斎藤工さんが監督(「齊藤工」名義)、高橋一生さんが主演を務めた映画『blank13』が、先週ついに公開しましたね。みなさんはもうご覧になりました?超モテ男の2人は今回の作品で初対面したとか。にも関わらず、必要以上にコミュニケーションを取らなくても通じ合う仲だそう。キャラクターや映画に向かう姿勢など、共通点も多いのでしょうけど、2人がアイコンタクトで通じ合い、微笑み合う場面を想像するだけで…ヨダレ(失礼)!■斎藤工と高橋一生の魅力を検証もちろん、今作が実話を基とした映画であることも要注目。斎藤さんはこの作品で、第20回上海国際映画祭(アジア新人賞部門)における、日本人俳優として初の最優秀監督賞を受賞したそうです。今回は斎藤さん、高橋さん、それぞれの魅力や恋愛傾向を星占いで分析。そこから、12星座別に「言葉に出さなくても通じ合う関係」を見つける方法をお届けします。■斎藤工はこだわりの強い自信家タイプ◎斎藤工(1981年8月22日生まれ)太陽:獅子座/月:牡牛座/金星:天秤座/火星:蟹座斎藤さんは、自分らしさに自信とプライドを持つタイプ。太陽は仕事、月はプライベートを表しますが、太陽獅子座も月牡牛座も不動宮のグループに属すので、どうしてもこだわりが強くなります。例えば「それ変えたら?」と提案されても変えたくないし、「動いて!」と言われても梃子でも動きません。流行よりも自分好みか、自分らしいかを大切にします。そもそも太陽獅子座の人は人気者が多く、堂々とした男っぽい風貌が魅力です。男女問わず派手好きが多く、まるで太陽や王様のように、世界の中心にいるにふさわしい振る舞いで周囲の注目を集めます。とても情熱的ですが、口数は少なく、行動はマイペースでチャラチャラしていません。内側からあふれ出るエネルギーで魅力を発します。別名「オレ様」と呼ばれる獅子座は、ただただ好きなことをひたすら愛して身を焦がし続けます。■高橋一生は本能に従い夢を追うタイプ◎高橋一生(1980年12月9日生まれ)太陽:射手座/月:山羊座/金星:蠍座/火星:山羊座高橋さんは、本能に従って行動するアクティブなタイプ。月はおそらく山羊座で、自分を肯定するまでに時間を要し、下積みを重ねることも…。時に自己嫌悪に陥ることもあれど、あらゆる可能性を見出して夢に向かうパワフルさが。例えば「それ止めとけば?」と言われるほどメラメラ燃えてくるし、「動いて!」と言われる前に、次の夢に向かっています。そもそも太陽射手座の人は、常にパワフルで、顔にも態度にも出やすい正直さと無邪気さが魅力です。男女問わず大胆で好奇心旺盛、まるでケンタウロスの弓のごとく、狙った獲物は捕らえて逃がしません。とても情熱的ですが、飽きるのも早いので興味がないと不愛想に。行動パターンは常に変化します。理想を抱き、研究する姿勢がキラキラして魅力的。別名「プレイボーイ」と呼ばれる射手座は世界を股にかけ、たくさんの異性を虜にして憧れの世界に身を投じます。■斎藤工、高橋一生の恋愛傾向は?◎斎藤工の場合斎藤さんの恋愛は、仕事とは印象が変わりそう。太陽獅子座のカッコよさ、月牡牛座の一途で誠実なところ、金星天秤座のセンスのよさ、火星蟹座の優しさで確実にモテる男の部類に。プライドが高いわりに好きな女性にはとても誠実で、なおかつ甘いところも。好みの女性は上位クラス。美意識が高く自分に磨きをかける、スタイル抜群で洗練された美人でしょう。彼のプライドを傷つけず、愛してくれる女性とは上手くいきます。離れた相手を追いかけられない受け身な面も。◎高橋一生の場合高橋一生さんの恋愛も仕事とは印象が変わります。太陽射手座の無邪気さ、月山羊座の真面目さ、金星蠍座の愛情深さとシャイなところ、火星山羊座の負けず嫌いでやはりモテ男の部類に。オープンで屈託のないイメージをよそに、好きな女性には恥じらいを見せて気持ちを心にしまう感じも。以前、某インタビューで「自分にはこの人だけだと思っていたのに終わってしまって、けれどどこかに忘れる機能があるから、人はまた恋をするんだと思います。性懲りもなく(笑)」と語っていたこともありました。好みのタイプは、内に秘める情熱がキラキラした魔性の女性でしょう。これは金星蠍座のムードですが、斎藤さんの放つ魅力とどこか似ていますよね。■12星座別・目と目で通じ合うお相手必要以上にコミュニケーションを取らなくても、通じ合える仲間を12星座で探すのは簡単!あなたの太陽星座と月星座を調べて、以下の表からお目当てやパターンが共通する相手を探してください。【火・土・風・水とは?】12星座には、それぞれの性質のどの部分に着目するかにより、分類する方法が複数あります。その一つが「エレメント」。自然界にある“火・地・風・水”の4つの元素に区分けしています。あなたとアイコンタクトで気持ちが伝わる相手が誰か、わかりましたか?仕事でもプライベートでも相性抜群上記を参考に、斎藤さんと高橋一生さんの関係を見ていくと、太陽は仕事、月はプライベートを表すので、この2人は仕事で楽しさを見出したいと思っていることがわかります。当然、盛り上がりますよね。こだわりが強く、梃子でも動かない斎藤さんを高橋さんがフォローしたり、あれもこれもと変化を望む高橋さんに、斎藤さんが一つの方向を示したり。プライベートでも、斎藤さんの家の近くに「飲もうぜ」って通う高橋一生さんがいたりするかもしれませんね。つまり、仕事もプライベートも息がピッタリ。必要以上に言葉を費やさなくても通じ合う仲なのは、間違いなさそうです。■2人は一緒にいるだけで満たされる?仮の話ですが、斎藤さんと高橋さんは、お互いを恋愛対象としても相性は抜群です。高橋さんの好みの女性(金星)と斎藤さんの傾向は一部似ていて、斎藤さんの好みの女性(金星)と、高橋さんの傾向は一部で似ているので、一緒にいると満たされることが多いでしょうね。共通のグループに属している星座の人は、息がピッタリです。ただし、息が合うからといって、言葉を交わさなくても良い関係になれるかは、環境や立場も大いに関係するもの。お互いに努力は必要だと思います。みなさんも斎藤さんと高橋さんのような、自然とわかり合える相手と出会えますように!
2018年02月11日齊藤工による長編初監督作『blank13』初日舞台挨拶が2月3日(土)、シネマート新宿にて行われ、齊藤監督とともに、出演する高橋一生、神野三鈴、リリー・フランキーが登壇した。節分の日に行われたイベントとあって、「今年こそ呼び込みたい福」を尋ねられた登壇陣。高橋さんが空白(blank)のフリップを出し、「ない、ブランクです。今年こそっていままで不幸みたいですし、ここに立たせていただいていることが、もう福を招いちゃっているので」ときっぱりと言い切ると、齊藤監督は「かっこいい…」と羨望の眼差しを送り、フリップを出そうとしていたリリーさんも「アホみたいに書いた…」と高橋さんの格好よさを讃えていた。『blank13』は放送作家・はしもとこうじの実話に基づく、ある家族の物語。突然失踪し、13年間行方不明だったコウジ(高橋さん)の父親(リリーさん)が、余命3か月になったときに見つかる。結局、家族との溝が埋まらないまま亡くなった父だったが、葬儀当日の参列者が語る彼のエピソードで、家族の誰も知らなかった真実とともに、それまでの空白が埋まっていく。■高橋一生「工さんは信頼して見守ってくれる」キャスティングについて、齊藤監督は「偶然なんですが、(登壇の)皆さまは“初めまして”なんです」と意外な事実を吐露。「一方的にだいぶ前から心を動かされていて、一種の恋心を抱いている好きな方たちに、半分やけくそで声をかけさせていただいた」と照れながら答えた。そんな齊藤監督とは普段、俳優として同業者の高橋さんだが、「謙遜していたけど、監督をされることはとても難しいことだと思う。工さんは信頼して見守ってくださっていてうれしかったですし、僕は途中から工さんを監督さんとして認識していたので、とても心強い人がそばにいてくれてありがたかったです」と絶大なる信頼と感謝を寄せた。■齊藤監督「ぜひ受け止めてほしい」本作は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のゆうばりファンタランド大賞受賞をはじめ、世界の映画祭で6冠を獲得という快挙を成し遂げている。各地の反響を肌で感じたという齊藤監督は、「とある映画祭では最初、内容について突っ込んでいるマダムがいて手厳しいと思っていたんですけど、進むにつれて空間の空気が変わっていくのを肌で感じました。映画が終わって、その方が涙を流して“これは私の物語だ、何でわかるんだ”と僕をハグしてくれた。いただいたどんな賞よりも重くうれしい出来事でした」と感動を伝え、「ぜひ受け止めてほしいです」と観客に呼びかけていた。『blank13』はシネマート新宿にて公開中、2月24日(土)より全国にて順次公開。(cinamacafe.net)
2018年02月03日俳優の高橋一生が3日、主演映画『blank13』(2月3日公開)の初日舞台挨拶に、神野三鈴、リリー・フランキー、齊藤工監督とともに登場した。同作は放送作家・はしもとこうじの実話を基に、長編監督デビューとなる齊藤がメガホンをとった。本年度のゆうばり国際ファンタスティック映画祭で、観客賞にあたるゆうばりファンタランド大賞 作品賞を受賞。主人公・コウジ(高橋)の、13年前に失踪した父(リリー・フランキー)が、余命3カ月で見つかったことから話が始まる。舞台挨拶では、節分にちなみ「今年こそ招き入れたい福」について語ることに。高橋は何も書いていない=blankなフリップを見せ、「この場所に立たせていただいて、すごく幸福で。もう福を招いちゃっているんですね。なのであえて"blank"で」と意図を明かした。この神回答に、齋藤も思わず「かっこいい……」と感嘆の声を漏らす。共演者陣も高橋の後に出しづらいと苦笑しつつ、「ワンちゃんやネコちゃんに里親さんがたくさん決まりますように」(神野)、「家」(リリー)とフリップを掲げた。「普段なら、テレビに取り上げられそうなドギツイことを書くんだけど……」と言う齋藤は、「必要な人」と回答。海外の映画祭でも、観終わった後に「この映画は私の映画だ」と泣いていた観客がいたという同作について「全員じゃなくても、この映画が必要だったという方がいらっしゃって、そういう人に、数じゃなくて必要な人にこの映画が届くことを願っています」と真摯に語った。
2018年02月03日世界の映画祭で話題沸騰の長編映画『blank 13』。公開を前に、監督をつとめた齊藤工さんと主演・高橋一生さんの対談が実現しました。齊藤:今回、映画でご一緒させていただきましたが、一生さんが主演じゃなかったら『blank 13』はこのかたちになってなかった。音信不通だった父親との再会は、放送作家はしもとこうじさんの実体験ですけど、僕らが一方向からしか見ていなかった物語に、一生さんご自身の角度を加えて、台本を立体的にしてくださって。高橋:それは以前、僕自身にもこの作品に近いことが起きてしまって、脚本が肉薄していたんです。脚本の生々しさとはまた違う、自分の生々しさも話させてもらえたのは工さんの心の広さです。齊藤:悲しいときに誰もが泣くわけじゃない。感情がどう転ぶかは本人にしかわからない。そういう話し合いから物語が深くなっていったし、一生さんは「表現しない表現」で何層にもなっている主人公の心に感情移入させてくださる。高橋:余白を残すお芝居は、わかりづらいと言われることもあるんですが、工さんは受け止めてくれました。試写を観たあと、別の場所でお会いしたときに、「僕、これ以降は余生です」と言ったんです(笑)。ここまで余白を許してもらえるんだという充実感もそうですが、この作品の頃には自分がしたかった表現に到達できている感じがあったんです。齊藤:撮影前からエモーショナルな交流をしてしまったし(笑)。高橋:言ってみれば、摩擦で皮膚が剥けちゃった手で「痛い!痛い!」と言いながらガチッと握り合っているみたいな(笑)。お互い、そんな感覚があるのではないかと。齊藤:テレパシーじゃないけど、言葉で必要以上にコミュニケーションをとらなくていいという交流をさせていただきましたから。高橋:ちょっと特殊な関係なのかもしれない(笑)。齊藤:もともと映画ファンとしても、一生さんは大好きな俳優さん。1年間に朝ドラと大河と月9をやる俳優さんがかつていただろうかっていうぐらいのウェーブにも飄々と冷静に乗っている感じがイカしている。一生さんて、年代とかでくくる次元じゃないんです。似ているというわけじゃないけど、マインド的にちょっとかぶるのがライアン・ゴズリング。すごく成熟した心が宿っていて、あの人には何か日本的な要素を感じる。高橋:そうそう、最小限に抑えますからね。齊藤:奥行きありますよね。まったく平たい部分がないというか。そういうところが、映画ファンとしては重なる二人です。高橋:僕がライアン・ゴズリングかはさておき(笑)、僕も彼は大好きなので、影響されている部分があるかもしれない。確かに奥行きがあるというか。3DSの立体感が、前に飛び出してくるんじゃなくて、奥行きの表現みたいな。ライアン・ゴズリングを3DSにたとえるのもなんですが(笑)。齊藤:そんな大好きな俳優さんである一生さんやキャストみんなの才能を、海外の人たちに知らしめたい。それが僕のミッションだという意識はあります。さいとう・たくみ1981年8月22日生まれ、東京都出身。俳優として活躍する一方、監督業にも挑戦。長編初監督作『blank 13』が2月3日シネマート新宿にて公開。2月24日より全国順次公開。たかはし・いっせい1980年12月9日生まれ、東京都出身。『blank 13』では、主役の松田コウジを演じている。現在、映画『嘘を愛する女』が上映中。また『空飛ぶタイヤ』の公開が控えている。高橋さん・ジャケット¥233,000シャツ 参考商品パンツ¥132,000(以上ジル・サンダー/オンワードグローバルファッションTEL:0120・919・256)齊藤さん・レザージャケット¥345,000シャツ¥62,000パンツ¥71,000ベルト¥36,000(以上ディースクエアード/ディースクエアード 東京TEL:03・3573・5731)※『anan』2018年1月31日号より。写真・笠井爾示(MILD)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・田中真維(MARVEE/高橋さん)赤塚修二(メーキャップルーム/齊藤さん)文・杉谷伸子重信 綾
2018年01月30日俳優・高橋一生さんが主演し、齊藤工さんがメガホンをとった長編映画『blank 13』。この作品への思いを、齊藤さんに聞きました。「恥をかきたくないのは人の当然の心理ですが、挑戦しなかったという内なる後悔が続いてしまうのが嫌なんです。怖いという感情より、好奇心やその先の自分に期待する選択肢を選ぶ。今、好奇心を優先せずに保身していたら、その先は細っていくだけ。クリエイターは拡大を続けていくべきだと思うので、恥をかくギアを恐れずに入れて楽しむ。そのほうが40代50代が豊かになるんじゃないかな」そんな思いを持って、いつも何かを決めているという齊藤工さん。「映画を撮ったことも、“よくそんな怖いことしたね”と同業者に言われます。でも、この数年、海外の映画祭に行く機会を頂いて、文化の違いを超える映画の力を感じました。自分もそういう作品を作って海外へ届けたいという憧れがずっとあって。今回、“今だ!”という決断をしたのは大きかったです」結果を恐れない挑戦は、各国の映画祭で高い評価を得ている。「人生が1本の映画だとしたら、自分が主人公じゃないですか。そう考えれば、何でもあり。ただ、自分の心に主軸を置きすぎるとつい保身に走ってしまいますよね。だから傷つきたくないという軟弱な精神をコーティングするんです。そしてそのうえで新たに、どうするかと考えることにしています」雑誌やドラマなどで、思い切った企画や役に挑むときも同じ?「そうですね。そのうえで、僕だからこそ成立するものを何か残したいという気持ちはいつもあります。そうじゃないと選んでくださった人に失礼ですよね」さいとう・たくみ1981年8月22日生まれ、東京都出身。俳優として活躍する一方、監督業にも挑戦。長編初監督作『blank 13』が2月3日シネマート新宿にて公開。2月24日より全国順次公開。高橋さん・シャツ¥77,000パンツ¥97,000ベルト 参考商品シューズ[予定価格]¥115,000(以上ドルチェ&ガッバーナ/ドルチェ&ガッバーナ ジャパンTEL03・6419・2220)サングラス¥35,000(ドルチェ&ガッバーナ/ドルチェ&ガッバーナ アイウエアTEL03・3514・2947)齊藤さん・シャツ¥77,000パンツ¥299,000(共にドルチェ&ガッバーナ/ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)高橋さん・スーツ¥309,000~(オーダー価格)シャツ¥52,000ネクタイ¥20,000シューズ¥78,000(以上ジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパンTEL:03・6274・7070)齊藤さん・スーツ¥309,000~(オーダー価格)シャツ¥52,000ネクタイ¥20,000シューズ¥78,000(以上ジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン)※『anan』2018年1月31日号より。写真・笠井爾示(MILD)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・田中真維(MARVEE/高橋さん)赤塚修二(メーキャップルーム/齊藤さん)文・杉谷伸子重信 綾
2018年01月30日齊藤工さんが監督をつとめた長編映画『blank 13』に主演した俳優・高橋一生さんにインタビュー。役柄について、自身の変化について聞きました。映画『blank 13』で高橋一生さんが演じる松田コウジは、蒸発した父親が見つかったとき、家族で唯一、会うことを選択する。「彼の中で、引っかかっている何かがあったのでしょう。肉親への感情って複雑に絡み合っていると思うんです。父に対しての憎しみや愛情、顔が見たいとか、いろんな気持ちが。選択したというよりも、会いに行くしか道がなかったのではないか。そもそも、人生における選択って、そういうものだと思います。僕自身、人生で“こうしよう”と選んだことはありませんから。思考を挟まず、川を流れる中で藁をつかむような、反射的な行動。その動きこそが真実だと思うし、常に反射できる状態にはいたいです」“選択=反射の繰り返し”だと考えるのは、生きていくうえでは必ず、人との関わりが生まれるから。「行動をするときには、自分の肉体や心以外に、必ず他者が介在しています。アクションではなく、リアクション。会った人や起きた出来事によって選択の幅は狭まるし、“これしかない”と、おのずと決まっていきます。そんな感覚がはっきりしてきたのは30歳を越えてからです」そして37歳になった今、行動をするときの基準がひとつ増えた。「若い頃より、裏づけがされていないものを選びがちだと思います。ヤケになっているといえばそれまでですが(笑)、ヤケって自信のあるなしを飛び越えた、何か二元的ではない瞬間だと思うから。そのときの行動には自分の本質が出ていて、面白くて好きなんです」たかはし・いっせい1980年12月9日生まれ、東京都出身。『blank 13』では、主役の松田コウジを演じている。現在、映画『嘘を愛する女』が上映中。また『空飛ぶタイヤ』の公開が控えている。高橋さん・スーツ¥309,000~(オーダー価格)シャツ¥52,000ネクタイ¥20,000シューズ¥78,000(以上ジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパンTEL:03・6274・7070)齊藤さん・スーツ¥309,000~(オーダー価格)シャツ¥52,000ネクタイ¥20,000シューズ¥78,000(以上ジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン)※『anan』2018年1月31日号より。写真・笠井爾示(MILD)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・田中真維(MARVEE/高橋さん)赤塚修二(メーキャップルーム/齊藤さん)文・杉谷伸子重信 綾
2018年01月29日「anan」2087号1/24水曜日発売「選択の技術」特集、表紙には高橋一生さん、齊藤工さんが登場。今回の表紙撮影の様子を紹介します。anan編集部選択できません!!女子の理性を破壊する贅沢すぎるツーショットグラビア。突然ですが皆さん、目の前に、“最高級フレンチ”と“一流の寿司”が同時にサーブされたらどうしますか? なおかつ、あなたの前にあるのが、ごくわずかな時間だとしたら。「別のときに、ひとつずつでお願いします!」と思うのが、たぶん小市民(私のような)。けれども、「両方だからこそ、奇跡なんじゃないか!」というのが、真理なのかもと思うのです。そして、まさに盆と正月がいっぺんにやってきたようなゴージャスなコラボが実現。すなわち、今回の表紙のお話です。高橋一生さんと、齊藤工さん――当代きってのモテ男、その両雄が揃うとな!!! ある日そんな話が舞い込んで、編集部は俄然色めきたちました。とはいえ、想像するだけでワクワクする、この奇跡のツーショットをどう撮るべきか?そんなとき編集長が閃いたのが、“名作映画の世界観のなかで、登場人物としての二人を撮る”というアイデア。なるほど! ではせっかくだから、作品のセレクトも、映画に造詣の深い齊藤工さんにお願いすることができたら…最高だよね、ということに。お願いして待つこと数日、齊藤さんからの作品リストが到着。見てみると、さすが齊藤さん、年代もテイストもバリエーションに富んだもの。ふむふむ、勉強になります。そこから作品を絞り、準備をととのえ、いよいよ撮影当日に。お着替えが済んだ高橋さんと齊藤さんに、まずは設定と撮り方についてご説明。その後、撮影がスタート。求められているものをすぐに把握して、役柄に入るスピード感と理解力はさすが。しかも、お二人が一緒にいる時、なんだか本当にいいムードなんです。今回、新作映画『blank13』の撮影を通じて、深めた絆というものをビシビシ感じました。高橋さんファンも、齊藤さんファンも、そして、どっちも好き! という健全な欲ばりさんも、素晴らしい写真の数々をぜひ本誌でご覧ください!(S)
2018年01月23日放送作家・はしもとこうじの実話を基に、高橋一生、松岡茉優、リリー・フランキーらを迎え家族の物語を描く、齊藤工監督作『blank13』。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭「ゆうばりファンタランド大賞」受賞を皮切りに、世界中の映画祭を席巻中と話題の本作から、新たな予告映像が公開された。到着した映像では、幼少期のコウジが麻雀をしている父(リリー・フランキー)に、作文で賞を獲ったことを嬉しそうに話すシーンからスタート。父親の失踪により日常の生活に不満を持ちながら成長していく家族の姿が映し出されるほか、その後の父親の葬儀では、生前親交のあった知人たちが思い出をふり返り、父親の意外な一面を知ることに。「父のことは大嫌いです。でも…」葬儀を通して父親の知られざる真実を知ったコウジは、最後に何を伝えようとしたのか――?映像には、コウジ役の高橋さんのほか、彼女役の松岡茉優、兄役の斎藤工、佐藤二朗や伊藤沙莉などの姿も確認することができる。『blank13』は2018年2月3日(土)よりシネマート新宿にて、24日(土)より全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年12月27日映画『パディントン2』日本語吹き替え版の完成披露試写会が12月18日(月)に開催。松坂桃李、古田新太、三戸なつめ、斎藤工という、本国のオリジナル版に負けない個性派の吹き替えキャストが爆笑トークを繰り広げた。パディントン吹替役の松坂桃李、パンダのシャンシャンをライバル視?松坂さんは「世間はシャンシャンで盛り上がっていますが…」と上野動物園での一般公開が始まったジャイアントパンダのシャンシャンをライバル視!パンダの次はモフモフのクマの時代が来ると力強く語った。一方、古田さんは「世間では大相撲の問題で盛り上がっていますが…」と松坂さんに乗っかる形でいきなりきわどいネタをぶち込み笑いを誘い「そういう問題も全て、パディントンが吹き飛ばしてくれます」と気ままに宣言した。斎藤工、落ち目の俳優の吹替役の自虐連発!斎藤さんは、ヒュー・グラント演じるパディントンの敵役である、落ち目の俳優・ブキャナンの吹き替えを担当したが、さっそく自己紹介から「どうも、落ち目の俳優の斎藤工です」と自虐挨拶。さらに「上がったと思わなければ落ちていかないという、強いマインドを手に入れました。そもそも、上がってないと戒めております」と“セクシー俳優”として一気にスターダムに持ち上げられた自らのここ数年のフィーバーぶりを念頭に置いたような意味深な言葉を漏らし、会場は笑いに包まれる。松坂桃李、人生初のスーパーの青果コーナーでの神対応(?)告白また斎藤さんは映画の中でパディントンがバイトにいそしむシーンをお気に入りのシーンにあげ「バイトするなら僕に聞いてほしい」とバイト探しのCMに出演中の自らの強みをアピール!松坂さんからパディントンがバイトするなら何がいいか?と相談されると「体毛は活かしたい。ヌルヌルプロレスとかどうでしょう?野獣VS女子レスラーとか?」と斜め上のコンサルティングで会場は爆笑に包まれる。古田さんからは「洗車のバイトはどうかな?」と提案があり、斎藤さんも「いいですね、モップとして。来日したらしてほしい」と乗り気だった。また、松坂さんは自身のバイト経験について尋ねられ「スーパーの青果コーナーで野菜を売ってました」と驚きの告白。ただ「全く料理もしないので知識がなくてお客さんに『この野菜、どう調理したらいい?』と聞かれるたびに『煮たらいいんじゃないですかね?』『この野菜は煮た方がいいですね』『これは煮る野菜です』と言って乗り切っていました」と明かしていた。『パディントン2』は2018年1月19日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月18日俳優の斎藤工が、今年最も輝いた男性を表彰する「GQ MEN OF THE YEAR 2017」に選出され22日、都内で行われた授賞式に出席。同じく受賞した元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による共同コミュニティ「新しい地図」が製作する映画について、「オファーをお待ちしたい」と出演に意欲を見せた。男性向けファッション・カルチャー誌『GQ JAPAN』が選出する同賞は、生き方、仕事、スタイルにおいて、読者をインスパイアし、各分野において圧倒的な活躍を見せた男性に贈る賞。今年で12回目となる。映画監督としても活躍する斎藤は、多面的な才能を全面的に開花させたとして「アウトスタンディング・アーチブメント賞」を受賞。「『MEN OF THE YEAR』に憧れを抱きながら生きてきました」と同賞への憧れを明かし、「いつか呼ばれる日が来るのかなと思っていたんですけど、僕の場合は貯金残高を絶叫したり、いろいろなコスプレをして歌を歌ったり、ちょっと取っ散らかって遠のいたかなと思ったんですけど」と笑った。続けて、「実は水面下で映画をつくっていたり、ライフワークである移動映画館をアフリカや南米、日本の被災地でやったり、表に出ない時間が長かったんですけど、そこを評価していただいたことを心より光栄に思っています」と感激。「映画をつくったり届ける中で、僕一人の力は微力なんですが、心をあわせて共にものをつくり、届ける作業をしてくださった方の賜物だと思います」と語った。2018年に公開予定の初の長編監督作『blank13』にも触れ、「低空飛行でゆっくりじっくり映画を届けるという作業を、しっかり立ち会って責任もってお届けすることをしたい」とコメント。さらに、稲垣ら3人の"新しい地図"が製作する映画『クソ野郎と美しき世界』(2018年春公開)について、「オファーをお待ちしたいなと思っています」とアピールして笑いを誘った。今年は斎藤、稲垣、草なぎ、香取のほか、棋士の佐藤天彦、レーシングドライバーの佐藤琢磨、RADWIMPS・illionの野田洋次郎、俳優の長谷川博己、お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次が受賞し、授賞式に出席した。
2017年11月23日ゆうばり国際ファンタスティック映画祭を皮切りに、世界各国の映画祭を席巻中の齊藤工監督・高橋一生主演『blank13』。このたび、待望の予告編が解禁。また、多くのファンの声を受け、当初の東京・シネマート新宿1館での限定公開から全国順次公開も決定した。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭・ゆうばりファンタランド大賞の受賞を皮切りに、第20回上海国際映画祭「アジア新人賞部門」では、齊藤監督が日本人俳優として初となる最優秀監督賞受賞、第15回ウラジオストク国際映画祭「長編コンペティション部門」では高橋さん&リリー・フランキー&斎藤工の3人が最優秀男優賞トリプル受賞(日本人初&映画祭史上初)を果たすなど、各国を席巻中だ。このたびお披露目された予告編の前半では、齋藤監督とも親交の深い女優・板谷由夏のナレーションから始まり、笹川美和による主題歌「家族の風景」が流れる中、家族の不遇の歴史が紐解かれ、高橋さん演じるコウジが13年ぶりにリリーさん演じる父と病院で対峙するシーンが描かれる。空白の時間を埋めるかのような、親子にしか出せない空気感と心の機微を、2人が見事に演じている様子が見てとれる。しかし映像後半、これからしめやかに営まれるであろう感動的な葬儀のシーン…と思いきや、葬儀には父と親交のあった超個性的な面々が登場し、アドリブ全開の予測不能な展開に。そして、「父のことは大嫌いです」と語り始めたコウジは、最後に何を言おうとしたのか…。映像には、高橋さん、リリーさん、斎藤さんほか、母親役の神野三鈴をはじめ、松岡茉優、伊藤沙莉、村上淳、織本順吉、さらに佐藤二朗と多彩な豪華俳優陣がずらり。葬儀の日に参列者たちが語る父のエピソードは、「これ、実話!?」と思わずにはいられない。『blank13』は2月3日(土)よりシネマート新宿にて公開、2月24日(土)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月26日第15回ウラジオストク国際映画祭「長編コンペティション部門」にて、齊藤工監督の映画『blank13』から、主演の高橋一生を始め、リリー・フランキー、斎藤工の3人が“最優秀男優賞”を受賞したことが分かった。なお、同映画祭での最優秀男優賞受賞は日本人として初となり、トリプル受賞は映画祭史上初となった。本作は放送作家のはしもとこうじの実話を基に、13年前に突然失踪した父が余命3か月で見つかったことから始まるある家族の物語を描いたもの。主人公・コウジを高橋さんが、彼女役を松岡茉優、失踪した父親役をリリーさん、母親役を神野三鈴が務め、斎藤さん自身も主人公の兄役で出演。さらに製作には、福山雅治も名を連ねている。ワールドプレミアとなったゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて“最優秀作品賞”にあたる、ゆうばりファンタランド大賞の受賞を皮切りに、第20回上海国際映画祭「アジア新人賞部門」では、日本人俳優として初となる最優秀監督賞を受賞するなど、映画祭を席巻中の『blank13』。そして、今回のウラジオストク国際映画祭「最優秀男優賞」トリプル受賞で計5冠を数え、今後もインドネシアで開催される第11回バリ国際映画祭「コンペティション部門」、イギリスで開催される第2回ロンドン・イーストアジア映画祭「コンペティション部門」へ正式出品されることが決定しており、こちらの受賞にも期待がかかる。『blank13』は2018年2月3日(土)シネマート新宿にて限定公開。(cinemacafe.net)
2017年09月19日壮絶アクション映画『RE:BORN リボーン』の初日舞台挨拶が8月12日(土)、都内にて行われ、出演するTAK∴、斎藤工らが登壇した。およそ1年間という訓練期間を経て挑んだ戦闘術「ゼロレンジコンバット」などが全編に使われた作品だけに、女性でも使えるようにと「電車で痴漢にあったら…」と巧みに技を披露したTAK∴さん。目にもとまらぬ速さに圧倒された様子の斎藤さんは「冤罪にだけは気をつけてくださいね」とコメントし、笑いを誘っていた。『RE:BORN リボーン』は『GANTZ』、『図書館戦争』シリーズで知られる下村勇二監督が贈る、バトルアクションサスペンス。かつて最強と言われた特殊傭兵部隊に属しながら、自らの手で部隊を壊滅させた黒田敏郎(TAK∴さん)は、いまは少女・サチ(近藤結良)と平穏に暮らしていた。しかし、指揮官であったファントム(大塚明夫)は、敏郎を処刑すべく特殊部隊を引き連れ追ってきていた。TAK∴さんは、坂口拓名義で活躍していたが、2013年に俳優業を引退。そしてTAK∴として復帰する作品が『RE:BORN リボーン』となった。共に舞台挨拶に出席した下村監督は、「TAK∴が復帰するからには、いままで観たことのないのを作りたい。模索しているときに稲川(義貴)先生と出会ってゼロレンジコンバットを知りました。武士道を感じるアクション映画になっています」と、自信作に胸を張った。斎藤さんも戦術戦技スーパーバイザーの稲川さんの様相には圧倒されそうで、「初めて稲川先生の動きを拝見したときに、本当に『やばいな…』と思ったんです。映画って本物が映り込むことのできるメディアだと思っていて、そんな作品に僕が参加できるなら覚悟を持ってやりたいと。ずっと興奮状態にありました」と、胸の内を語った。下村監督もアクションのすごさを説明しようと、「あまりにも(動きが)早すぎて、映らないんですよ!だからもう1回と言ったら『本気で殺し合いをやってるんだ、二度とできるか』って言われて(笑)」と、稲川さんの気迫を伝えていた。そのほか、初日舞台挨拶には長谷部瞳、大塚さん、いしだ壱成、稲川さん、望月オーソン(『RE:BORN リボーン』研修生)が出席した。『RE:BORN リボーン』は新宿武蔵野館ほか全国にて公開中。(cinamacafe.net)
2017年08月12日