主人公のさやけんさんは、ある日彼氏のけむりんから突然プロポーズをされました。家事に自信がなく困惑するさやけんさんでしたが、「結婚したらきっと楽しい」と言ってくれるやさしいけむりんと、夫婦として共に歩むことを決意します。新婚生活開始後すぐに妊娠していることが判明。つわりや体重管理、長い陣痛に苦戦したさやけんさんでしたが、無事に息子・ことげが誕生し3人家族になりました。初めての育児に奮闘し、喧嘩を繰り返しながら少しずつ同じ位置から育児に向き合えるようになったさやけんさんとけむりん。そんな中、2人目の妊娠が判明したのです。しかし、育児をしながらの妊婦生活は容易ではなく、予定日の1カ月前におしるしが……。出産の予兆であるおしるしがあり、その日はことげの初めての運動会当日でしたがそのまま入院が決定。けむりんとの運動会に対する思いの温度差を感じたさやけんさんは、ひとりで出産してやると意地になっていました。お母ちゃん頑張るから、はやく産まれておいで! お産を進めるため、人工的に破水をしてもらったさやけんさん。 痛みは増すものの、周りに気を遣ってばかりで苦しかった1人目の出産と比べると、随分とリラックスできていました。「このままラクに産めるのでは?」と思っていましたが、内診の痛みはやはりとても強かったようです。 とはいえ痛みもそこまで強くなく、さやけんさんはまだ我慢できると思っていましたが、痛みが弱いのはいいことではないと助産師さんからの指摘が……。 陣痛促進剤を投与することになり怯えてしまいますが、さやけんさんは痛くても頑張るからはやく産まれてきてほしいと心から思うのでした。 家族の付き添いなく分娩室に移動したさやけんさん。 思い通りになるとは限らないお産ですが、助産師さんの存在がなんとも心強いですね。 さやけんさんも、「ラクなお産はない」と母親として腹をくくります。さやけんさんの思いが、おなかの赤ちゃんにも伝わると良いですね。著者:マンガ家・イラストレーター さやけん
2023年10月27日第2子を出産したときのお話です。出産予定日の11日前。朝起きるとおしるしがあり、おなかの張りと痛みがあったので急きょ病院へ。母と上の子と一緒に車で病院へ向かったのですが、そのとき何気なく言った上の子の発言に衝撃を受けた体験談です。予定日の11日前におしるしが!妊娠38週3日のときのことです。前の日の夜中に上の子(当時3歳)が嘔吐をしてしまい、朝には落ち着きましたが、私はまったく寝ていない状態で朝を迎えました。そして、朝トイレに行くと「おしるし」が! 第二子を妊娠してから、まったく抱っこしていなかった上の子を抱っこしたからかも……と焦りました。 おしるしは上の子のときにはなかったので、「ついに!」と思ったものの、もうそろそろという目安なだけで、「おしるしがあってから出産まで1週間かかる場合もある」という情報をネットで見てしまったので、仕事に行く夫に軽い気持ちで「妊婦姿見納めかも〜」なんて伝えていました。 妊婦健診のあとにおなかの張りを感じ始めて……その日はちょうど妊婦健診があり、母に送迎してもらう予定だったので、保育園をお休みにした上の子を小児科に連れて行き、そのまま妊婦健診へ。 11時の時点で子宮口は1cm。2人目なので、「痛みがあったら早く来てね」と言われ帰宅しました。帰る車の中、なんとなくおなかが張って定期的な痛みはあるなぁと、陣痛アプリを使ってみると、すでに3~4分! いやいや、まだわからない……そう思いつつも不安だったので、念のため母にはしばらく自宅で一緒に待機してもらい様子を見ていました。 しかし痛みは引かず、15時30分に病院へ電話。すると、「入院セットを持ってきてください」と言われたので、急いで病院へ出発しました。 上の子の予言が的中!?病院に向かう車の中で、上の子に「何時に生まれるかねぇ?」と何気なく質問したところ、「ろくじ!」と言われました。ちなみに当時、上の子はまだ時間のことは理解できていません。私は、「18時ならあと2時間か〜。それくらいなら耐えられるわ。がんばってくるねー!」と言って別れました。 助産師さんにそのやりとりを伝えると、「子どもの言うことは意外と当たるよ」と言われましたが、「もしこれが朝の6時だったら結構キツイなぁ」なんて思っていました。そして、陣痛室に入ったのが17時30分。すると助産師さんが、経産婦だから早め早めにと言って、子宮口が7~8cmになったところで早々に分娩室へ。 分娩室に入ってからいつまで経ってもいきんでいいと言ってもらえず、いきみ逃しをしているはずが……何とそのままスルッと誕生! そのとき17時52分。まさかの上の子の予言が的中してビックリでした! 出産後、本人に「生まれる時間当たったよー!」と伝えたのですが、言った本人は無反応(笑)。 産後、複数の助産師さんから「小さい子どもの言うことは当たるから!」と言われました。あんまり信じてはいなかった、上の子が言った下の子の誕生した時間。出産直後に時間を聞いて、とても不思議な気持ちになったのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ミルク3歳、0歳の2児の母。ただいま育休中。
2023年10月14日私には3歳の長男と1歳になる次男がいます。ちょうど1年前、次男の出産予定日の20日前におしるしが来ました。おしるしが来てもまだ生まれないだろうと、その日私は長男と2人で普段通りお散歩へ行ったり家で遊んだりして過ごしていました。しかし、だんだんおなかが痛いような気が⋯⋯。出産予定日よりかなり早かったので、まさかその日に生まれるとは思っていなかったのです。おしるしからすぐに生まれないと思い込む長男を出産したときは、おしるしから24時間以上して陣痛が来ました。私は次男のときも同じように、おしるしが来てもすぐには生まれないだろう、たまにある腹痛は前駆陣痛だろう、と思い込んでいたのです。 しかしズーンとした生理痛のような痛みが続き、もしかして陣痛かもしれないと気づきました。そして19時ごろ夫が帰宅。すぐに夫におしるしがあったことと、陣痛かもしれないということを伝えました。夫が帰ってきた途端、気が緩んだのか痛みがジワジワと強くなってきたのです。 コロナ禍で面会時間が少ないからこそ……そのまま痛みは続きましたが、間隔が20分程度空いていたのでまだ大丈夫だろうと思って我慢をしていました。長男を寝かしつけたあと、私も早めに布団に入りました。しかし、だんだん20分、10分と痛みの間隔が狭くなって……。コロナ禍で面会時間が30分に限定されるため、私はせめて、長男が朝起きるまでは自宅で耐えたいなと思っていたのです。 次男を出産するときには、長男を私の実家に預けるつもりでした。もし長男を寝たまま実家に連れて行ってしまえば、長男とまともに話す時間がないまま産婦人科へ入院になります。それは私にとっても長男にとっても寂しいなと思ったのです。 もう限界! 長男を実家に預け、産婦人科へ夜中3時、3時10分、20分……とあのときの時間が経つのは永遠に感じました。長男が「おはよう!」と起きてくる7時ごろまでは耐えなければ……と、私はかなり痛かったですがひとりで耐えていました。しかし、もう限界。痛みの間隔も10分以下と狭くなってきたので、夫を起こし病院へ電話することに。そうすると「すぐに来てください」とのことでした。 仕方なく寝ている長男を車へ乗せ、実家に連絡をし、そのまま長男を預けることになりました。そのときの陣痛の痛みはかなり強いもので、車の揺れさえつらかったです。無事に産婦人科へ着き、そのまま分娩室へ。診察してビックリ、子宮口が全開大だったのです! 助産師さんから「3人目はもう少し早く来ててくださいね〜」と言われてしまいました。 そのままありがたいことに15分程度で破水、合計30分程度で次男は元気に生まれてきてくれました。しかし、陣痛を我慢するのはほどほどにしておかないと、本当に危なかったようです。コロナ禍で面会時間が短いからと長男との時間を惜しんでしまった結果です。今のところ3人目は未定ですが、もし授かることがあったら次は早めに受診したいと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:森下ミメカ3歳男児と1歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。
2023年09月25日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。妊娠中期以降は、大きなトラブルもなく順調に経過し、パッと見でも妊婦だとわかるくらいおなかも目立ってきました。そして、ついに里帰りの日を迎え、家族が増える喜びを実感するみかんさん夫婦。結婚してから長い間離れるのは初めてですが、さびしい気持ちを埋められるようにと夫から手紙をプレゼントされ、みかんさんはほっこりした気持ちで里帰りをしたのでした。久しぶりの実家生活には少し不安もありましたが、実際には両親ともに忙しく、ひとりの時間を満喫できていました。空いた時間には、助産師さんが情報を発信している動画を見て普通分娩の流れを把握しておくなど、イメージトレーニングも欠かしません。そしてついに迎えた臨月。なんと、内診ですでに子宮口が2センチ開いていると言われ、体の準備も着々と進んでいき……!? 今度こそおしるしってやつ…? 出産予定日に合わせてやって来る夫との再会を楽しみにしながら、みかんさんの残り少ないマタニティライフは続きます。ある日、トイレで出血を確認してビックリしたみかんさんでしたが、内診の影響で出血することもあると言われたことを思い出します。そのころには、おなかの張りを強く感じたり、赤ちゃんがお尻のほうに少しだけ降りてきている感じもしたりと、体の変化も大きくなっていました。そんなとき、また出血を確認。今度こそ「おしるしかも」と思ったみかんさんは、入院準備のことも気になり始めます。 とはいえ、さすがにおしるしがあってからすぐ生まれるとは思っていなかったみかんさんは、いつもどおり過ごしていました。しかし両親とともに食卓を囲んでいたとき、「パンッ」という音とともにジュワッとする感覚に襲われるのでした。 出産予定日より早く生まれる可能性があることを告げられていたものの、初産の場合はなおさら実感がわきにくいかもしれませんね。出産の始まり方は人それぞれなので、家族に状況を共有しながら、いざというときにサポートしてもらえるよう備えておきたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月10日私は妊娠33週から実家に里帰りしていました。周りからは「貴重なひとりの時間、有意義に使いなよ!」と言われていましたが、だらだらと過ごす日々。思いもよらぬてんやわんやな出産が待っているとは知らずに……。 これはおしるし? 前日、病院にて確認妊娠36週6日のとき、おしるしのようなものが確認できました。念のため病院に電話をすると、「状況を確認するので来てください」とのこと。先生からは「子宮口も開いていないです。様子を見ながら安静にしていてください」との指示を受けたので、その日はそのまま帰宅しました。私自身も「さすがに3週間以上前だし、たまたまの出血かな……」と思っていました。 母から「陣痛はそんなもんじゃない!」翌日5時ころからおなかが痛いな〜と目が覚めてしまいました。昨日のこともあったので心配になり、陣痛アプリをダウンロード。間隔を入力してみましたが、陣痛かどうかよくわからず、「間隔も何もずっと痛いんだけどな……」と感じた私は病院に電話しました。先生からは「あなた、声は元気そうよ。だからそれまだ陣痛じゃないんじゃない? また何かあったら電話して」と意外とあっさり。 私がソファで丸まって「おなか痛いよ〜」と訴えても、母からは「陣痛はそんな痛みじゃないから! 私なんか叫びすぎてよく覚えてないくらいだったわよ」と。出産経験のない妹からも「お姉ちゃん大丈夫〜?」と皆あまり心配してくれていませんでした。 車内で悶絶、スピード出産12時半ごろ、耐えきれなくなった私は「もう無理! 病院に連れてって!」と母と妹に伝えました。ようやく私の状況を理解してくれたのか、2人は車で私を病院まで運んでくれました。このときとにかく冷や汗が止まらなかったのを覚えています。病院に到着すると、助産師さんが「これは大変!」と私の足の間を手で押さえました。そして、「あなた歩ける?」と聞かれたので、「大丈夫です!」となんとか分娩室までの階段を自力で歩き、その後約20分で出産予定日より3週間早く出産しました。 私にとっても家族にとっても初めての経験だったので、全員ドタバタ焦ってしまいました。とにかく無事病院に着いてよかったなと思います。今となってはスピード出産でよかったねと言えますが、少し遅れていれば車内で出産する可能性もあったと思うとゾッとします。今第2子を妊娠中なので、次はもう少し余裕を持って行動したいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子作画/こちょれーと著者:倉木アリサIT企業に在職中。現在第2子妊娠中のため育休延長し、1歳男児の子育てをしながら、自身の経験をもとに体験談を執筆している。転勤族のため現在は東京都在住。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2023年05月11日第2子を出産したときのお話です。出産予定日の11日前。朝起きるとおしるしがあり、おなかの張りと痛みがあったので急きょ病院へ。母と上の子と一緒に車で病院へ向かったのですが、そのとき何気なく言った上の子の発言に衝撃を受けた体験談です。予定日の11日前におしるしが!妊娠38週3日のときのことです。前の日の夜中に上の子(当時3歳)が嘔吐をしてしまい、朝には落ち着きましたが、私はまったく寝ていない状態で朝を迎えました。そして、朝トイレに行くと「おしるし」が! 第二子を妊娠してから、まったく抱っこしていなかった上の子を抱っこしたからかも……と焦りました。 おしるしは上の子のときにはなかったので、「ついに!」と思ったものの、もうそろそろという目安なだけで、「おしるしがあってから出産まで1週間かかる場合もある」という情報をネットで見てしまったので、仕事に行く夫に軽い気持ちで「妊婦姿見納めかも〜」なんて伝えていました。 妊婦健診のあとにおなかの張りを感じ始めて……その日はちょうど妊婦健診があり、母に送迎してもらう予定だったので、保育園をお休みにした上の子を小児科に連れて行き、そのまま妊婦健診へ。 11時の時点で子宮口は1cm。2人目なので、「痛みがあったら早く来てね」と言われ帰宅しました。帰る車の中、なんとなくおなかが張って定期的な痛みはあるなぁと、陣痛アプリを使ってみると、すでに3~4分! いやいや、まだわからない……そう思いつつも不安だったので、念のため母にはしばらく自宅で一緒に待機してもらい様子を見ていました。 しかし痛みは引かず、15時30分に病院へ電話。すると、「入院セットを持ってきてください」と言われたので、急いで病院へ出発しました。 上の子の予言が的中!?病院に向かう車の中で、上の子に「何時に生まれるかねぇ?」と何気なく質問したところ、「ろくじ!」と言われました。ちなみに当時、上の子はまだ時間のことは理解できていません。私は、「18時ならあと2時間か〜。それくらいなら耐えられるわ。がんばってくるねー!」と言って別れました。 助産師さんにそのやりとりを伝えると、「子どもの言うことは意外と当たるよ」と言われましたが、「もしこれが朝の6時だったら結構キツイなぁ」なんて思っていました。そして、陣痛室に入ったのが17時30分。すると助産師さんが、経産婦だから早め早めにと言って、子宮口が7~8cmになったところで早々に分娩室へ。 分娩室に入ってからいつまで経ってもいきんでいいと言ってもらえず、いきみ逃しをしているはずが……何とそのままスルッと誕生! そのとき17時52分。まさかの上の子の予言が的中してビックリでした! 出産後、本人に「生まれる時間当たったよー!」と伝えたのですが、言った本人は無反応(笑)。 産後、複数の助産師さんから「小さい子どもの言うことは当たるから!」と言われました。あんまり信じてはいなかった、上の子が言った下の子の誕生した時間。出産直後に時間を聞いて、とても不思議な気持ちになったのでした。 著者:ミルク3歳、0歳の2児の母。ただいま育休中。
2022年10月05日私には3歳の長男と1歳になる次男がいます。ちょうど1年前、次男の出産予定日の20日前におしるしが来ました。おしるしが来てもまだ生まれないだろうと、その日私は長男と2人で普段通りお散歩へ行ったり家で遊んだりして過ごしていました。しかし、だんだんおなかが痛いような気が⋯⋯。出産予定日よりかなり早かったので、まさかその日に生まれるとは思っていなかったのです。おしるしからすぐに生まれないと思い込む長男を出産したときは、おしるしから24時間以上して陣痛が来ました。私は次男のときも同じように、おしるしが来てもすぐには生まれないだろう、たまにある腹痛は前駆陣痛だろう、と思い込んでいたのです。 しかしズーンとした生理痛のような痛みが続き、もしかして陣痛かもしれないと気づきました。そして19時ごろ夫が帰宅。すぐに夫におしるしがあったことと、陣痛かもしれないということを伝えました。夫が帰ってきた途端、気が緩んだのか痛みがジワジワと強くなってきたのです。 コロナ禍で面会時間が少ないからこそ……そのまま痛みは続きましたが、間隔が20分程度空いていたのでまだ大丈夫だろうと思って我慢をしていました。長男を寝かしつけたあと、私も早めに布団に入りました。しかし、だんだん20分、10分と痛みの間隔が狭くなって……。コロナ禍で面会時間が30分に限定されるため、私はせめて、長男が朝起きるまでは自宅で耐えたいなと思っていたのです。 次男を出産するときには、長男を私の実家に預けるつもりでした。もし長男を寝たまま実家に連れて行ってしまえば、長男とまともに話す時間がないまま産婦人科へ入院になります。それは私にとっても長男にとっても寂しいなと思ったのです。 もう限界! 長男を実家に預け、産婦人科へ夜中3時、3時10分、20分……とあのときの時間が経つのは永遠に感じました。長男が「おはよう!」と起きてくる7時ごろまでは耐えなければ……と、私はかなり痛かったですがひとりで耐えていました。しかし、もう限界。痛みの間隔も10分以下と狭くなってきたので、夫を起こし病院へ電話することに。そうすると「すぐに来てください」とのことでした。 仕方なく寝ている長男を車へ乗せ、実家に連絡をし、そのまま長男を預けることになりました。そのときの陣痛の痛みはかなり強いもので、車の揺れさえつらかったです。無事に産婦人科へ着き、そのまま分娩室へ。診察してビックリ、子宮口が全開大だったのです! 助産師さんから「3人目はもう少し早く来ててくださいね〜」と言われてしまいました。 そのままありがたいことに15分程度で破水、合計30分程度で次男は元気に生まれてきてくれました。しかし、陣痛を我慢するのはほどほどにしておかないと、本当に危なかったようです。コロナ禍で面会時間が短いからと長男との時間を惜しんでしまった結果です。今のところ3人目は未定ですが、もし授かることがあったら次は早めに受診したいと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:森下ミメカ3歳男児と1歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。
2022年09月07日第1子となる女の子を出産したときのこと。出産するにあたって一番不安だったのは、なんといっても陣痛! 私は不安を紛らわすため、いろいろな人の体験談や動画を見まくっていました。しかし実際は、自分が想像した出産とはまるで違う驚きの結果になりました。陣痛への恐怖私は痛がりの怖がりで、妊娠がわかったときも、うれしさよりもまず先に「陣痛に耐えられなかったらどうしよう。ちゃんと産めるのかな?」という不安がありました。いろいろな人に話を聞いても、「大丈夫! 大丈夫! みんな産んでるし」ということでしたが、出産が近づくにつれて不安は増すばかりでした。 動画を見て予行練習出産1カ月前になり、実家でお世話になることに。ごはんの準備も洗濯もしなくてよかったので、暇で暇で仕方ありません。やることがなかった私がしていたことといえば、いろいろな人の出産体験談を見たり、出産の動画を観ること。それをすることで不安になる人もいるかと思いますが、私は気が紛れました。 私が見た動画では、出産の始まりはどの人もたいてい「飛び上がるような痛みで起きました」とか、「破水をしたので病院に走りました」というもの。なので、私自身も「あーきっと、陣痛や破水から始まるんだろうなぁ」と勝手に思っていました。また、動画や体験談から呼吸が大事だということも学び、出産までひたすら呼吸の練習もしていました。 おしるしが出た! けれど…妊娠39週目のある日。トイレに行ってみると、ショーツに血が付いていました。「あ! おしるしだ!」とすぐにわかりました。でも、おしるしではすぐに生まれないということも体験談を読んで知っていたので、「もうすぐ出産かなー」くらいしか思いませんでした。その日の診察でも、子宮口はまだ全然開いてきていないとのことだったので、普段通りに過ごしていました。 次の日になっても特に痛みはありません。ただ前日にあった、おしるしの量がどんどん増えているだけです。「まぁこんなもんかなー?」と思っていましたが、なかなか出血はおさまりません。少し心配になり母に相談すると、「それちょっと診てもらったほうがよくない?」とのこと。「まぁ母が言うなら……」と軽い気持ちで病院に行きました。 もう生まれる!?病院に行って診てもらうと、なんと子宮口6cm。先生からは「痛くなかったんですか?」と言われました。たしかに生理痛のような痛みはずっとありましたが、どの動画も体験談も、出産の始まりは飛び起きるような陣痛か破水です。そう信じて疑わなかった私は、まさかもうそんなにお産が進んでいるとは思いませんでした。 そのままどんどん子宮口が開き、いつのまにやら分娩台へ! 呼吸法の練習の成果を発揮することもなく、分娩台に上がったのでした。しかしここからが大変!「さぁ、いきんでもいいですよ!」先生にそう言われたものの、呼吸法ばかり練習していた私はいきみ方がわかりません。「どうやっていきめばいいんですかー!?」そう叫びながらも、なんとか無事出産したのでした。 出産を通して学んだのは、出産は一人ひとり違うということ。ひたすら動画を見たり体験談を読んだりして、「絶対に自分もこういう始まりで出産するんだ!」と思い込んでいましたが、実際はまったく違っていました。へたくそないきみ方でも無事に生まれてきてくれた娘に感謝です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:aky0920一児の母。小学校教員として働いているため子育てなんて楽勝!と思っていたが……。初めての育児にバタバタの日々!
2022年05月21日私は妊娠33週から実家に里帰りしていました。周りからは「貴重なひとりの時間、有意義に使いなよ!」と言われていましたが、だらだらと過ごす日々。思いもよらぬてんやわんやな出産が待っているとは知らずに……。 これはおしるし? 前日、病院にて確認妊娠36週6日のとき、おしるしのようなものが確認できました。念のため病院に電話をすると、「状況を確認するので来てください」とのこと。先生からは「子宮口も開いていないです。様子を見ながら安静にしていてください」との指示を受けたので、その日はそのまま帰宅しました。私自身も「さすがに3週間以上前だし、たまたまの出血かな……」と思っていました。 母から「陣痛はそんなもんじゃない!」翌日5時ころからおなかが痛いな〜と目が覚めてしまいました。昨日のこともあったので心配になり、陣痛アプリをダウンロード。間隔を入力してみましたが、陣痛かどうかよくわからず、「間隔も何もずっと痛いんだけどな……」と感じた私は病院に電話しました。先生からは「あなた、声は元気そうよ。だからそれまだ陣痛じゃないんじゃない? また何かあったら電話して」と意外とあっさり。 私がソファで丸まって「おなか痛いよ〜」と訴えても、母からは「陣痛はそんな痛みじゃないから! 私なんか叫びすぎてよく覚えてないくらいだったわよ」と。出産経験のない妹からも「お姉ちゃん大丈夫〜?」と皆あまり心配してくれていませんでした。 車内で悶絶、スピード出産12時半ごろ、耐えきれなくなった私は「もう無理! 病院に連れてって!」と母と妹に伝えました。ようやく私の状況を理解してくれたのか、2人は車で私を病院まで運んでくれました。このときとにかく冷や汗が止まらなかったのを覚えています。病院に到着すると、助産師さんが「これは大変!」と私の足の間を手で押さえました。そして、「あなた歩ける?」と聞かれたので、「大丈夫です!」となんとか分娩室までの階段を自力で歩き、その後約20分で出産予定日より3週間早く出産しました。 私にとっても家族にとっても初めての経験だったので、全員ドタバタ焦ってしまいました。とにかく無事病院に着いてよかったなと思います。今となってはスピード出産でよかったねと言えますが、少し遅れていれば車内で出産する可能性もあったと思うとゾッとします。今第2子を妊娠中なので、次はもう少し余裕を持って行動したいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子作画/こちょれーと著者:倉木アリサIT企業に在職中。現在第2子妊娠中のため育休延長し、1歳男児の子育てをしながら、自身の経験をもとに体験談を執筆している。転勤族のため現在は東京都在住。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2022年05月02日第二子を出産したときのお話です。出産予定日の11日前。朝起きるとおしるしがあり、おなかの張りと痛みがあったので急きょ病院へ。母と上の子と一緒に車で病院へ向かったのですが、そのとき何気なく言った上の子の発言に衝撃を受けた体験談です。予定日の11日前におしるしが!妊娠38週3日のときのことです。前の日の夜中に上の子(当時3歳)が嘔吐をしてしまい、朝には落ち着きましたが、私はまったく寝ていない状態で朝を迎えました。そして、朝トイレに行くと「おしるし」が! 第二子を妊娠してから、まったく抱っこしていなかった上の子を抱っこしたからかも……と焦りました。 おしるしは上の子のときにはなかったので、「ついに!」と思ったものの、もうそろそろという目安なだけで、「おしるしがあってから出産まで1週間かかる場合もある」という情報をネットで見てしまったので、仕事に行く夫に軽い気持ちで「妊婦姿見納めかも〜」なんて伝えていました。 妊婦健診のあとにおなかの張りを感じ始めて…その日はちょうど妊婦健診があり、母に送迎してもらう予定だったので、保育園を休みにした上の子を小児科に連れて行き、そのまま妊婦健診へ。 11時の時点で子宮口は1cm。2人目なので、「痛みがあったら早く来てね」と言われ帰宅しました。帰る車の中、なんとなくおなかが張って定期的な痛みはあるなぁと、陣痛アプリを使ってみると、すでに3~4分! いやいや、まだわからない……そう思いつつも不安だったので、念のため母にはしばらく自宅で一緒に待機してもらい様子を見ていました。 しかし痛みは引かず、15時30分に病院に電話。すると、「入院セットを持ってきてください」と言われたので、急いで病院へ出発しました。 上の子の予言が的中!?病院に向かう車の中で、上の子に「何時に生まれるかねぇ?」と何気なく質問したところ、「ろくじ!」と言われました。ちなみに当時、上の子はまだ時間のことは理解できていません。私は、「18時ならあと2時間か〜。それくらいなら耐えられるわ。がんばってくるねー!」と言って別れました。 助産師さんにそのやりとりを伝えると、「子どもの言うことは意外と当たるよ」と言われましたが、「もしこれが朝の6時だったら結構キツイなぁ」なんて思っていました。そして、陣痛室に入ったのが17時30分。すると助産師さんが、経産婦だから早め早めにと言って、子宮口が7~8cmになったところで早々に分娩室へ。 分娩室に入ってからいつまで経ってもいきんでいいと言ってもらえず、いきみ逃しをしているはずが……何とそのままスルッと誕生! そのとき17時52分。まさかの上の子の予言が的中してビックリでした! 出産後、本人に「生まれる時間当たったよー!」と伝えたのですが、言った本人は無反応(笑)。 産後、複数の助産師さんから「小さい子どもの言うことは当たるから!」と言われました。あんまり信じてはいなかった、上の子が言った誕生の時間。出産直後に時間を聞いて、とても不思議な気持ちになったのでした。 著者:ミルク3歳、0歳の2児の母。ただいま育休中。
2021年10月22日私には3歳の長男と1歳になる次男がいます。ちょうど1年前、次男の出産予定日の20日前におしるしが来ました。おしるしが来てもまだ生まれないだろうと、その日私は長男と2人で普段通りお散歩へ行ったり家で遊んだりして過ごしていました。しかし、だんだんおなかが痛いような気が⋯⋯。出産予定日よりかなり早かったので、まさかその日に生まれるとは思っていなかったのです。おしるしからすぐに生まれないと思い込む長男を出産したときは、おしるしから24時間以上して陣痛が来ました。私は次男のときも同じように、おしるしが来てもすぐには生まれないだろう、たまにある腹痛は前駆陣痛だろう、と思い込んでいたのです。 しかしズーンとした生理痛のような痛みが続き、もしかして陣痛かもしれないと気付きました。そして19時ごろ夫が帰宅。すぐに夫におしるしがあったことと、陣痛かもしれないということを伝えました。夫が帰ってきた途端、気が緩んだのか痛みがジワジワと強くなってきたのです。 コロナ禍で面会時間が少ないからこそ…そのまま痛みは続きましたが、間隔が20分程度空いていたのでまだ大丈夫だろうと思って我慢をしていました。長男を寝かしつけたあと、私も早めに布団に入りました。しかし、だんだん20分、10分と痛みの間隔が狭くなって……。コロナ禍で面会時間が30分に限定されるため、私はせめて、長男が朝起きるまでは自宅で耐えたいなと思っていたのです。 次男を出産するときには、長男を私の実家に預けるつもりでした。もし長男を寝たまま実家に連れて行ってしまえば、長男とまともに話す時間がないまま産婦人科へ入院になります。それは私にとっても長男にとっても寂しいなと思ったのです。 もう限界!長男を実家に預け、産婦人科へ夜中3時、3時10分、20分……とあのときの時間が経つのは永遠に感じました。長男が「おはよう!」と起きてくる7時ごろまでは耐えなければ……と、私はかなり痛かったですがひとりで耐えていました。しかし、もう限界。陣痛みの間隔も10分以下と狭くなってきたので、夫を起こし病院に電話することに。そうすると「すぐに来てください」とのことでした。 仕方なく寝ている長男を車へ乗せ、実家に連絡をし、そのまま長男を預けることになりました。そのときの陣痛の痛みはかなり強いもので、車の揺れさえつらかったです。無事に産婦人科へ着き、そのまま分娩室へ。診察してビックリ、子宮口が全開大だったのです! 助産師さんから「3人目はもう少し早く来ててくださいね〜」と言われてしまいました。 そのままありがたいことに15分程度で破水、合計30分程度で次男は元気に生まれてきてくれました。しかし、陣痛を我慢するのはほどほどにしておかないと、本当に危なかったようです。コロナ禍で面会時間が短いからと長男との時間を惜しんでしまった結果です。今のところ3人目は未定ですが、もし授かることがあったら次は早めに受診したいと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO著者:森下ミメカ3歳男児と0歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。
2021年09月25日私は妊娠33週から実家に里帰りしていました。周りからは「貴重なひとりの時間、有意義に使いなよ!」と言われていましたが、だらだらと過ごす日々。思いもよらぬてんやわんやな出産が待っているとは知らずに……。 これはおしるし? 前日、病院にて確認妊娠36週6日のとき、おしるしのようなものが確認できました。念のため病院に電話をすると、「状況を確認するのできてください」とのこと。先生からは「子宮口も開いていないです。様子を見ながら安静にしていてください」との指示を受けたので、その日はそのまま帰宅しました。私自身も「さすがに3週間以上前だし、たまたまの出血かな……」と思っていました。 母から「陣痛はそんなもんじゃない!」翌日5時ころからおなかが痛いな〜と目が覚めてしまいました。昨日のこともあったので心配になり、陣痛アプリをダウンロード。間隔を入力してみましたが、陣痛かどうかよくわからず、「間隔も何もずっと痛いんだけどな……」と感じた私は病院に電話しました。先生からは「あなた、声は元気そうよ。だからそれまだ陣痛じゃないんじゃない? また何かあったら電話して」と意外とあっさり。 私がソファで丸まって「おなか痛いよ〜」と訴えても、母からは「陣痛はそんな痛みじゃないから! 私なんか叫びすぎてよく覚えてないくらいだったわよ」と。出産経験のない妹からも「お姉ちゃん大丈夫〜?」と皆あまり心配してくれていませんでした。 車内で悶絶、スピード出産12時半ごろ、耐えきれなくなった私は「もう無理! 病院に連れてって!」と母と妹に伝えました。ようやく私の状況を理解してくれたのか、2人は車で私を病院まで運んでくれました。このときとにかく冷や汗が止まらなかったのを覚えています。病院に到着すると、助産師さんが「これは大変!」と私の足の間を手で押さえました。そして、「あなた歩ける?」と聞かれたので、「大丈夫です!」となんとか分娩室までの階段を自力で歩き、その後約20分で出産予定日より3週間早く出産しました。 私にとっても家族にとっても初めての経験だったので、全員ドタバタ焦ってしまいました。とにかく無事病院に着いてよかったなと思います。今となってはスピード出産でよかったねと言えますが、少し遅れていれば車内で出産する可能性もあったと思うとゾッとします。今第2子を妊娠中なので、次はもう少し余裕を持って行動したいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO作画/こちょれーと著者:倉木アリサIT企業に在職中。現在第2子妊娠中のため育休延長し、1歳男児の子育てをしながら、自身の経験をもとに体験談を執筆している。転勤族のため現在は東京都在住。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと漫画家。6人家族で、双子を含む4姉妹のママです! 今は主にイラストを描いていますが、もとは紙面で漫画を描いていました。
2021年05月14日第1子となる女の子を出産したときのこと。出産するにあたって一番不安だったのは、なんといっても陣痛! 私は不安を紛らわすため、いろいろな人の体験談や動画を見まくっていました。しかし実際は、自分が想像した出産とはまるで違う驚きの結果になりました。陣痛への恐怖私は痛がりの怖がりで、妊娠がわかったときも、うれしさよりもまず先に「陣痛に耐えられなかったらどうしよう。ちゃんと産めるのかな?」という不安がありました。いろいろな人に話を聞いても、「大丈夫! 大丈夫! みんな産んでるし」ということでしたが、出産が近づくにつれて不安は増すばかりでした。 動画を見て予行練習出産1カ月前になり、実家でお世話になることに。ごはんの準備も洗濯もしなくてよかったので、暇で暇で仕方ありません。やることがなかった私がしていたことといえば、いろいろな人の出産体験談を見たり、出産の動画を観ること。それをすることで不安になる人もいるかと思いますが、私は気が紛れました。 私が見た動画では、出産の始まりはどの人もたいてい「飛び上がるような痛みで起きました」とか、「破水をしたので病院に走りました」というもの。なので、私自身も「あーきっと、陣痛や破水から始まるんだろうなぁ」と勝手に思っていました。また、動画や体験談から呼吸が大事だということも学び、出産までひたすら呼吸の練習もしていました。 おしるしが出た! けれど…妊娠39週目のある日。トイレに行ってみると、ショーツに血が付いていました。「あ! おしるしだ!」とすぐにわかりました。でも、おしるしではすぐに生まれないということも体験談を読んで知っていたので、「もうすぐ出産かなー」くらいしか思いませんでした。その日の診察でも、子宮口はまだ全然開いてきていないとのことだったので、普段通りに過ごしていました。 次の日になっても特に痛みはありません。ただ前日にあった、おしるしの量がどんどん増えているだけです。「まぁこんなもんかなー?」と思っていましたが、なかなか出血はおさまりません。少し心配になり母に相談すると、「それちょっと診てもらったほうがよくない?」とのこと。「まぁ母が言うなら……」と軽い気持ちで病院に行きました。 もう生まれる!?病院に行って診てもらうと、なんと子宮口6cm。先生からは「痛くなかったんですか?」と言われました。たしかに生理痛のような痛みはずっとありましたが、どの動画も体験談も、出産の始まりは飛び起きるような陣痛か破水です。そう信じて疑わなかった私は、まさかもうそんなにお産が進んでいるとは思いませんでした。 そのままどんどん子宮口が開き、いつのまにやら分娩台へ! 呼吸法の練習の成果を発揮することもなく、分娩台に上がったのでした。しかしここからが大変!「さぁ、いきんでもいいですよ!」先生にそう言われたものの、呼吸法ばかり練習していた私はいきみ方がわかりません。「どうやっていきめばいいんですかー!?」そう叫びながらも、なんとか無事出産したのでした。 出産を通して学んだのは、出産は一人ひとり違うということ。ひたすら動画を見たり体験談を読んだりして、「絶対に自分もこういう始まりで出産するんだ!」と思い込んでいましたが、実際はまったく違っていました。へたくそないきみ方でも無事に生まれてきてくれた娘に感謝です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:aky0920一児の母。小学校教員として働いているため子育てなんて楽勝!と思っていたが……。初めての育児にバタバタの日々!
2021年05月04日助産師・みたんさんの1人目出産レポです。■前回のあらすじ夕食後、雑巾を絞られるような痛みが下腹部に。夜の21時にはじまった20分間隔の痛みは、深夜2時にようやく10分間隔に突入して…。※当時の作者の体験談による感想であり、おしるしの症状を断定するものではありませんついに「おしるし」がきて、高まるいよいよ感。病院へ向かう準備は整ったのに、夫はどこへ…と思ったらヒゲを剃ってました。夫は確かにヒゲが濃いので、1日1回は剃らないとジョリジョリしちゃうんですが、このタイミングは衝撃でした…!! この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全10話)「助産師私が産んでみた!~第1子出産編~」は毎日12時更新!
2021年04月27日独身時代は「下着に出血=生理」と思っていた私。でも、出血するのは生理のほかにも理由があることを、身をもって学んだ私の体験エピソードです。 結婚前から生理が重く、周期も不安定な私私は、結婚前も結婚後も生理が重く、生理周期も安定しているとは言えません。だから勝手に「私は妊娠しづらい体なんだろうな……」とずっと思っていました。 実は、私の周りには、不妊で悩んでいる先輩が何人かいたのです。そういう環境だったこともあって、余計にそう思い込んでいたのかもしれません。 生理と思ったらまさかの…あれは新婚旅行が終わり、ほっとしていたとこのこと。トイレに行くと、下着に血液がついていました。「あ~、おなかが痛くなってきたし、またつらい生理が始まるのか……」と憂うつになったのですが……。 いつもなら、どんどん経血の量が増えていくのに、今回はまったく増えません。それどころか、どんどん量が少なくなっていくのです。 「何かの病気かも……」と心配になった私は夫に相談。夫は「もしかして妊娠じゃない?」と言い、念のため妊娠検査薬を使ってみることに。すると、驚いたことに陽性反応! 私はてっきり生理だと思っていたのでとてもびっくりしましたが、すぐに病院へ。そして、病院で妊娠を確認できたのです。その際、出血について産婦人科の先生に確認すると「それは着床出血で間違いないですね」とのことでした。 出産間近に生理2日目のような出血が!その後は順調に妊娠生活を送り、いよいよ出産間近というとき。またしても下着に生理2日目のような出血が! 不安になって病院へ行くと、「それは“おしるし”ですね。子宮口も4cm、開いていますよ」と言われたのです! 「おしるし」で思った以上の出血があったこと、そして子宮口も開いていたことに驚きましたが、それから順調に陣痛が始まり、無事に出産することができました。 「下着に血液=生理」とは限らないということを身を持って学びました。私は妊娠も出産も、「出血」で気づかされました。そして、いつもは生理のたびにブルーな気分になっていましたが、生理は大切な命を授かるための大事な期間であることを改めて感じることができました。次にくる生理には感謝したいくらいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO----------文/こんゆきさん
2021年04月23日■ 前回 のあらすじ 吐き気と腹痛を伴う5日間の前駆陣痛。実母や旦那もそわそわする日々を送って…そして…前駆陣痛に5日も振り回されていたので、これが本陣痛なのか前駆陣痛なのかよくわからなくなっていました…。それと1度出産を経験し「陣痛はこんなもんじゃない…」みたいな覚悟?でいたので、ちょっと病院へ出発するの遅かったかもしれない…。次回に続く本記事はあくまで筆者の体験談で、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 あん太くん出産レポ この連載の全話を見る >> 4人目と5人目の話 この連載の全話を見る >>
2021年01月20日妊娠後期になり、破水したらどうしようかと漠然とした不安を抱えていました。妊婦健診の際には助産師さんに破水したらどうすればいいかを確認するなどして備えていました。破水を体験し、後悔していることをお伝えしたいと思います。 おしるしからの破水妊娠37週目の妊婦健診は異常なく、翌週の健診予約をして帰りました。その日の夜、うっすら出血しており「おしるし」のようなものが……。内診の際の微量な出血かとも思いましたが、数日続いたので「おしるし」だと思い、そろそろかしら?と毎日ソワソワしながら過ごしました。 健診から4日後の日曜日、夫と自宅で昼食を食べてのんびりと過ごし、少しベッドで横になろうとすると陣痛が始まりました。そしてトイレに行こうと起き上がった瞬間、下着が濡れた感覚が! 妊娠後期に入りますます頻尿になっていた私は、ついにお漏らしをしてしまったかと思いました。しかしすぐに「あ、これが破水かも!」と思い直しました。 落ち着いている私とテンパる夫すぐさまナプキンをあて、入院準備として用意していたかばんを取り出しました。出産後は実家で過ごす予定だったため、当分自宅には帰ってこないと思い、キッチン周りを片付け、シャツを洗濯して、それから病院へ電話をかけました。自分でも驚くほど落ち着いて、夫のほうが慌てていたくらいです。 病院からはすぐに来るようにと言われたので、夫の運転で病院へ。陣痛間隔も短くなってきたので、早く病院に到着したかったのに、こんなときになんと夫は道を間違えたのです。思わず「ふざけてんのっ!」と大きな声を出してしまいました。 ものすごく遠回りをして、病院に到着したのは破水から1時間30分後。すぐに内診がおこなわれ、赤ちゃんが下りてきているので入院しましょうと言われました。そのまま入院となり、LDR(陣痛分娩室)に入りました。 まさかの発熱陣痛が強まるなか、体のだるさを感じていたのですが、初めてのことなのでこんなものなのかと思っていました。そのとき助産師さんが異常を察して体温を測るとなんと39度もあったのです。子宮内での細菌感染も疑われたため、胎児への感染を防ぐため早く出産したほうがいいと医師が判断し、陣痛促進剤と抗生剤を使うことになりました。 陣痛促進剤を使い始めてから3時間ほどで出産しましたが、再度産後3日目に38度の発熱があり、採血や尿検査などをし、細菌感染が疑われ抗生剤を投与することに。予定より2日遅れて退院となりました。 医師の賢明な判断で陣痛促進剤を使用し、子どもに感染することなく出産を終えることができました。どの時期から感染していたかは不明ですが、破水したときにのんびり家事をすることなく、また道を間違うことなくもっと早くに病院へ到着していれば感染を防げたのかもしれないと後悔しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修/助産師REIKO著者:きのもとりんこ0歳女の子1児の母。看護師資格保有。自身の妊娠や育児の体験談を中心に執筆している。
2020年10月05日かめこさんの「赤ちゃんがやってくる!」第34話。産院から家に帰されてしまったかめこさん。ところが、陣痛はますます強くなり…?!ベビーカレンダーご覧のみなさん、こんにちは!2019年8月に女の子を出産し、はじめての育児に日々奮闘中のかめこです。 第34話は、痛みの中産院に着いたけれど……陣痛の痛みを耐えながら、家に帰ったお話です。 一旦家に帰ることになったのはいいのですが、車に乗り込むころには陣痛がかなり強くなり歩くのもしんどくなってきていました。 そんな中、帰る途中に寄ったコンビニのトイレでおしるしが!ですが、私は悩んだ挙句、もしかしたらまた陣痛の痛みも治まるかもしれないとそのままスルーし家に向かうことに……。産院へ引き戻そうかとも思いましたが、戻ってもまた帰されてしまうかもと不安で戻れず、ギリギリまで耐えることにしました……。 陣痛がどんどん強まり、駐車場に着いたはいいけれど自宅の階段を上ることができず(4階なので)車内でうずくまってずっと痛みに耐えていたのですが、陣痛の間隔も1分を切ったころもう限界を感じ「これはもう生まれる!!」と本気で思いました!痛みの中また帰されたらという不安の中、病院に電話することに!おしるしがあったこと、痛みがどんどん強まって間隔も1分を切ったことを伝えると「すぐ来てください」と言われ再び病院に向かうことになりました。本当につらかった……。産院に着くとすぐ内診へ、その時ちょうどけいさんも産院に到着しました。ナイスタイミング!内診で診てもらうと、なんと子宮口は6cmに!あの痛みの中でどんどん開いていっていたようです。そのまま入院となり、分娩室へ向かいました。これから出産という状況でしたが、出産の不安よりも「やっと入院できる!」という安心感のほうが勝っていた気がします。 そして、入院着に着替えて分娩台に上がると、なぜか横にはけいさんが!看護師さんに連れられて流れで分娩室に入ってしまったとのことで、立ち会い希望ではなかったのですがこの時そんなことを言っている余裕もなく……。けいさん立ち会いのもと出産することになってしまいました!!イヤだったのに……。 著者:イラストレーター かめこ2019年8月に女の子を出産し、家族が増えて一層賑やかになりました。はじめての育児は分からないことだらけで日々奮闘中です!赤ちゃんが産まれるまでの家族とほのぼの妊娠ライフをブログにて更新しています。
2020年08月12日妊娠中のママは、お友達や本・インターネットの情報などで、「おしるし」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。みなさんが気になる、出産前の「おしるし」についてお話ししていきます。 おしるしとは?おしるしは、正式には「血性分泌物」といいます。卵膜(赤ちゃんを包む膜)は、子宮の内側の壁に張り付いています。子宮の収縮などで、子宮の出口の部分(子宮頚部)が広がり、卵膜とズレが生じることで剥がれて出血をします。少量の出血とともに、子宮頸管を満たしている粘液(粘液栓)も押し出されてきます。それが「おしるし」で、「産徴(さんちょう)」とも呼ばれます。出血の量や膣内に停滞していた時間などによって変化しますが、ドロッとした性状で色はピンク色・赤色・茶褐色などです。サラサラした水っぽい性状は破水もしている可能性もあります。出産が近くなると子宮の収縮が起こり、このおしるしがみられるようになります。このおしるしは、出産のはじまりのサインと言われていますが、おしるしがあっても陣痛はすぐに始まらずに何日も後になる場合もあります。また、妊婦健診の内診の時の刺激で少量出血することもあります。予定日を過ぎると早く陣痛がくるように医師が健診の内診時に子宮口を刺激する「卵膜剥離」という処置をするこで、同じような膣出血(おしるし)があることがあります。 おしるしがあった!家で様子を見る?受診するべき?おしるしがみられても慌てなくて大丈夫!おしるしがあっても、すぐに陣痛が来なかったり、陣痛が開始するまでに数日〜数週間かかることもあります。家で様子を見てもいいものと受診したほうがいいものの違いはこちらです。 【家で様子を見ていいおしるし】・正期産(妊娠37週以降)である・ピンク色。赤い出血であっても少量(生理の始まりや終わりかけの量)・陣痛がない、または弱い・おなかが柔らかい(張っていない)・胎動が良好・おしるしがあった当日〜数日前に内診をした・性生活をした 【受診したほうがいいおしるし】・早産(妊娠36週以下)・おしるしが赤色で多い(生理の2日目よりも多い場合)・おしるしの性状がサラサラしている、水っぽい(破水の可能性があります)・胎動が少ない・おなかがずっと張っていて痛い・胎盤の位置が低い(子宮の出口の近くにある)と妊婦健診で医師から注意するようにいわれている 受診するときにおしるしの状態を伝えるポイント受診の前には必ず、病院に連絡しましょう。基本的には、電話越しの医師や助産師の質問通りに答えていただければ大丈夫です。慌てずにわかりやすく伝えられるポイントをお伝えします。・妊娠週数・初産婦か経産婦か・おしるしがみられたのはいつか・おしるしの色、量(生理中だと○日目ぐらい)・破水の有無・おなかの痛み、陣痛の有無・胎動の有無・医師から注意するように言われていること(胎盤の位置が低い、血圧が高いなど) おしるしがあっても、すぐに陣痛がきたり分娩にならないこともあります。また、陣痛開始時はなかったのに、分娩がだいぶ進んできてからみられる場合もあります。助産師や医師は、この血性分泌物(おしるし)の量や様子でお産の進み状況の判断材料の一つにしています。おしるしがあっても慌てずに、出産に向けて心身共に準備していけるといいですね。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年07月03日上の子は妊娠38週ちょうどで生まれたので、下の子も同じくらいで生まれるかもしれないと思っていたら、妊娠36週でおしるしがありました。妊娠37週の健診で子宮口が4cm開いているので、いつ陣痛がきてもおかしくないと医師に言われましたが、おしるしと前駆陣痛はあるものの、なかなか陣痛に繋がらず……。 なかなか生まれない…周りからは「生まれた?」の言葉が増えていき、プレッシャーを感じる日々。陣痛ジンクスやあらゆる方法を試してみましたが、妊娠38週、39週過ぎても、やっぱり生まれない……。 経産婦はお産の進みも早いと聞いていたので、いつ生まれるのかという緊張感で、若干ノイローゼ気味になりかけましたが、「もう赤ちゃんのタイミングに任せよう」と開き直って妊娠39週の健診に向かいました。 妊娠39週の健診で急遽入院することに!病院の駐車場から病院までの距離を歩いていくうちに、なんとなくおなかの痛みを感じました。また前駆陣痛かな? いつもより痛みが強いなぁと思っていたところ、内診をしてみたら子宮口が6cmに! 急きょ、そのまま入院することになりました。 まさかのスピード出産入院とはいえ、前駆陣痛で遠のくだろうと思いきや、そのまま真っ直ぐ陣痛室へ。いやいや、昼間に出産はないだろうと思っていたら、なんと、子宮口8cmに! このとき初めて「あ、生まれるの?」と思った私。たまたま実習に来ていた看護学生に見守られつつ、あっという間に出産。健診のつもりで病院に着いてから2時間半でのスピード出産でした。 約1カ月も続いたおしるしと前駆陣痛で、本格的な陣痛が来ても疑心暗鬼になってしまい、遠のくだろう、日中に出産はないだろうと思っていましたが、まさかの健診ついでの出産に! 助産師さんからも「こんなことは初めて」とびっくりされました。経産婦のため、夜間の慌ただしい出産になるのでは、という心配も何のその、まさかの日中での出産。それも平日だったからか、費用も想定していたよりかからず、親孝行な子だなぁと感じた出産でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:伊藤 綾6歳、0歳の二児の母。甲状腺疾患のため、二人目を諦めていたところ、血液検査の数値が正常値になったことを機に妊活再開して半年後に妊娠判明。ワンオペ育児に奮闘中。
2020年04月12日出産間近になると、もしや陣痛? これが出産の兆候? など、体の変化に敏感になりますよね。私には4人の子どもがいるのですが、親は同じでも出産の兆候はみな違いました。毎回、コレが陣痛につながるのか!? と、出産の兆候にドキドキしていた私の体験談をお伝えします。 第一子、第二子の出産1人目は出産予定日の朝におしるしがあり、念のため受診するとその場で破水。そのまま入院・出産に至りました。 同じ親から生まれるのなら、出産の兆候は同じかもしれないと思っていた私。1人目のときの経験から、2人目の出産時もおしるしがあるかもしれないと思っていたところ、2人目はおしるしも前駆陣痛も何もなく予定日超過へ。経産婦でしたが子宮口も硬かったようで、バルーンと陣痛促進剤を使用しての出産となりました。 【関連記事】・おしるしとは?初産と経産婦で違うの?陣痛や破水との関係と対処方法について・陣痛促進剤の効果・副作用・使うタイミング・使えないケース・費用について第三子、第四子の出産3人目は、出産予定日よりも1カ月前に子宮口が1cmほど開き始め、前駆陣痛も頻繁に起こりました。さすがに早めの出産になるかと思っていたら、結果的には予定日超過でした。おしるしもなく、3人目も陣痛促進剤を使用しての出産となりました。 4人目は、上の子3人のお世話に追われ、ゆっくりする時間も確保できなかったためか、出産予定日よりも早く、朝におしるしが。その夜には自然に陣痛も始まり、出産に至りました。 【関連記事】・破水とは何?破水の種類や見分け方、対処方法について・前駆陣痛とは?本陣痛との違いや痛みや特徴、対処法を解説 4人の出産を経験して思うこと4人の子どもを産んでみて思うことは、出産の兆候は同じ親でも子どもによってそれぞれ違うということです。出産間際になると気持ちが焦り、毎回ネットで「出産の兆候」や「ジンクス」などを検索していましたが、得られた情報が誰しもに当てはまることではないと感じました。 私の場合、唯一共通していたことは、夫が帰宅していたり、母が来てくれているときだったりと、誰かの助けがある状況のときに出産が始まり、子どもたちが生まれてきたということです。もしかすると、おなかの中で赤ちゃんが私の状況を感じてくれていたのかもしれませんね。 臨月は母体にも負荷がかかり、早く出産したいという気持ちも高まります。気持ちが焦ってしまうことも多いかもしれませんが、できるだけリラックスして出産のそのときを待ちたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:(c)chicchimama著者:武山あゆみ三男一女の母。ワンオペ育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年02月08日「出産のことについて、たくさん学んできたからいつでも大丈夫!」と準備万端で迎えた出産予定日の朝、ピンクのおりものが。「やっと会える!」とわくわくしながらのんびり過ごしていました。初産婦だった私の、おしるしと破水の体験談です。 予定日の朝、ピンクのおりものを確認出産予定日間近の健診で、「あとは赤ちゃんのタイミングを待つのみ」と先生に伝えられました。いざというときに焦らないためにも、おりものや破水、陣痛について、毎日インターネットで調べながら予定日まで過ごしていました。 そして予定日当日、ついにピンクのおりものが! これは、おしるし?!「おしるしが来てから出産までの時間は個人差がある」とインターネットで見ていたので、ひとまず両親には連絡し、自宅で過ごしていました。しかしその日は軽い腹痛と、お手洗いのたびにピンクのおりものが確認できるだけでした。 出続けるおりもの、本当におしるし?出産予定日翌日も軽い腹痛とおりものが。インターネットで見た「お風呂に入ると陣痛促進につながる」という情報を信じ、お風呂に入って家で安静に過ごしていました。 「おしるしが長く続いた」という声も見たことがあったので心配はしていませんでしたが、あまりにもおしるしが長く続くので義母に相談すると、「すぐに病院に確認しなさい!」と言われました。腹痛はあるものの何てことないだろうと思っていた私は、産婦人科に渋々電話をしました。 実は少量の破水だった!病院に連絡してみると「今すぐ来てください!」と電話越しに焦る先生の声。急いで病院に行き、すぐに内診を受けることに。 検査の結果、なんとピンクのおりものは少量の破水であることが判明し、腹痛は微弱陣痛であると伝えられました。2日前に破水し、お風呂も入ってしまっていたため、赤ちゃんに何らかの影響があるかもしれない……ということで、その場で入院することになってしまいました。 バルーンや陣痛促進剤で無事出産!入院時は子宮口がまだ開いていない状態でしたが、破水してからかなりの時間が経ってしまっていたため、これ以上赤ちゃんがおなかの中にいると危険な状態になるということで、バルーンや陣痛促進剤を使って出産しました。 出産までの過程でかなりの痛みを伴いましたが、それ以上におなかの赤ちゃんの命を預かっているということへの自覚の低さを痛感し、赤ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。 結果的には、元気な赤ちゃんを出産することができました! ですが、今後何か起きたときには自分の思い込みやインターネットなどで得た情報を過信せずに、落ち着いて一度病院に確認しようと心に決めました。著者:星野みなと一児の母。小売業から転職し、現在広告代理店に勤務。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はカメラ撮影。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー
2020年01月11日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramでフォロワー2千人を超える「HYPかなこ」さん。ご自身の出産レポを詳しく丁寧に描いています。 ついに、おしるし……!! おしるしは鮮血で、最初は本当にちょっとだけ(500円玉程度)でした。 このときすでに産褥パッドのLサイズを当てていたのですが、生理用ナプキンの究極版みたいでした(笑)。でかい、厚い、長い。破水や悪露に対応するなら、こんくらいでかくなるよな~と今なら思います。 こうじ氏は自営のお仕事を2人分こなすようになるため、ギリギリまでお仕事を頑張っております。 このころはまだメンタルも体も余裕があった気がします。普通にしゃべれてたんじゃないかな~。 HYPかなこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ この投稿をInstagramで見る HYPかなこさん(@hyp_kanako)がシェアした投稿 - 2019年10月月7日午前8時44分PDT
2019年12月15日出産予定日まであと少し。もうすぐ赤ちゃんに会えると思うと楽しみですね。出産予定日まであと少しという方は、いつお産が始まるのかドキドキしているのではないでしょうか。今回は、筆者が体験した「もうすぐお産」を知らせてくれたサインについてお伝えします。 一番気になるサイン!? おしるしお産が近付くと、妊娠中のママの体にはさまざまな変化があらわれます。もうすぐお産が始まるというサインで、よく聞くのが「おしるし」ではないでしょうか。 ただ、おしるしがあってから数時間後に陣痛が始まった人、2~3日後に始まった人もいるなど、ケースは人それぞれのようです。私の場合、おしるしを見ないままお産となりました。 恥骨と足のつけ根が痛くなった!私がお産直前に感じた、もうすぐお産が始まるというサインは、「恥骨と足のつけ根が痛くなったこと」です。それは近所の夏祭りへ出かけたときでした。いつものように歩いていると、突然「ズキューン」と恥骨あたりに激痛が走ったのです。 足のつけ根も痛くなり、だんだんと一歩一歩が動きづらくなりました。骨盤がおなかの重さに耐えきれなくなったのかも……。そう感じていたところ、その日のうちに陣痛が始まりました。このときは、翌日に出産するとは思いもしませんでした。 トイレが近くなった!私は妊娠中期ごろから頻尿が続いていたのですが、臨月に入るとさらに症状が悪化しました。くしゃみをしたり、席を立ったりしただけでも失禁してしまう……。尿もれパッドが手放せませんでした。 ひどいときには10分おきにトイレに行くこともあり、外出するにもしづらい状況に……。外出しづらいことが悩みでしたが、これもお産が近付いているサインの1つだったのです。今思うと仕方のないことだったと思えます。 赤ちゃんが骨盤のなかへゆっくりと下がっていくことで、体にさまざまな変化があらわれます。腰が痛くなる、おなかのふくらみが下がってきたなど、あらわれ方は人それぞれのよう。自分の体の変化を観察しながら、お産のときを待ちたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:imasaku著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年12月14日臨月に入り、出産間近ということで、お母さんは体の変化に気づくことも多いでしょう。大きくなったおなかが下に降りてきた、胎動が少なくなった、食欲が増した…。これらはすべて、出産へ向けてお母さんの体が準備に入っている証拠です。ここでは、10の出産の兆候について詳しくご紹介しましょう。【監修】成城松村クリニック院長 松村圭子先生婦人科専門医。1995年広島大学医学部卒業、同年広島大学付属病院産婦人科学教室入局。2010年、成城松村クリニックを開院。女性の「体の健康」「心の健康」のために、一般の婦人科診療だけではなく女性のあらゆる面をトータルにケア。講演、執筆、TV出演など幅広く活動。著書に、『女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本』(東京書店)、『医者が教える女性のための最強の食事術』(青春出版社)など多数。■臨月になると起こる症状臨月とは臨月とは、妊娠36週0日から39週6日をさします。いよいよ出産間近となり、妊婦健診も週に1回となります。昔から「うみづき」と呼ばれますが、産科が出産に最も適した期間とする「正産期」は妊娠37週0日から41週6日のため、前後1〜2週間の差が生じます。そのため、臨月期間中とはいえ、妊娠36週での出産は早産という扱いになります。臨月になると起こる症状出産を間近に控える臨月となると、次のような症状が出始めます。おなかが張りやすくなるお母さんの体は徐々に出産準備を始めます。頻繁に子宮が収縮するようになり、おなかが張るように感じる回数も増えます。下腹部がキューっと締め付けられるように感じてつらいですが、「出産の予行演習」と思って乗り切りましょう。胎動が少なくなるおなかの中の赤ちゃんも生まれる準備を少しずつ始めています。赤ちゃんは徐々に下に降りてきて、お母さんの骨盤に頭が入ります。すると、それまで元気よく動き回っていた赤ちゃんも動きにくくなるので、胎動が少なくなるのです。ただし、1時間以上胎動を感じない場合は、赤ちゃんの具合が悪いなど別の理由も考えられますので、医療機関に相談しましょう。参考サイト:日本産婦人科学会・日本産婦人科医会 「産婦人科診療ガイドラインー産科編2017」 食欲が増す先に紹介したように、臨月に入ると赤ちゃんが徐々に下へ降りてきます。すると、胃などの消化器官が赤ちゃんに圧迫されなくなるため、以前と同じ食欲が戻ってくるのです。腰痛がひどくなる赤ちゃんが大きくなるにつれておなかが前にせり出し重心が前になるため、お母さんの体はバランスを取るために、いつも腰を反らせた状態になります。さらに、出産が近くなると、赤ちゃんが生まれやすいように骨盤周りの関節や靭帯がゆるくなるため、腰や背中への負担が一層増します。そのため、臨月になると腰痛がひどくなるのです。恥骨周辺が痛くなる前述したように、間近に迫った出産に備え、骨盤周りの関節や靭帯がゆるくなります。そのため、恥骨周辺の股関節もゆるみ、その影響で痛みが出るようです。■出産が近いかも? よくある7つの兆候兆候1:おりものが変化する赤ちゃんが産道を通りやすいように、白く水っぽいおりものが増えます。ただし、同じ水っぽくてもチョロチョロと出続ける場合は注意が必要です。もしかしたら、何かの理由で赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れて、破水が始まっている可能性もあります。少量の破水はおりものと区別がつきにくいので、心配な場合はかかりつけの産科医に相談しましょう。また、おりものに粘りのある血が混ざっていたら、出産が間近に迫っているのかもしれません。この血は「おしるし」と呼ばれ、子宮口が開き始めたり、子宮が収縮した時の出血かもしれないからです。兆候2:下痢をする妊娠中のホルモンバランスの変化によって、下痢が起こることがあります。妊娠中だと、「胎児に影響はないのかしら…」「流産・早産するのでは?」と不安に感じるでしょう。一時的で急性な下痢なら心配はありません。ただし、嘔吐(おうと)が伴う、1日に何度もおなかが下る、1週間以上下痢が続くなどの症状の場合は、食中毒などほかの病気の可能性があるので、医師の診察をおすすめします。兆候3:はき気妊娠初期に一旦は終わったつわりと同じような症状が、後期に再び始まることがあります。俗に「後期つわり」と呼ばれるものですが、おなかが大きくなったことで胃が圧迫されたり、寝不足によるストレスが原因ではないかといわれています。ただし、このはき気に思わぬ病気が隠れている可能性も。妊娠で増加する黄体ホルモン、プロゲステロンによって下部食道括約筋がゆるみ、胃液が食道へ逆流しやすくなります。そのため、「逆流性食道炎」を発症し、はき気や胸焼けといった症状が出るのです。また、高血圧となる「妊娠高血圧症」、高血圧に腎機能障害、赤ちゃんの発育不全なども伴う「妊娠高血圧腎症」を発症した場合も、はき気や嘔吐を感じることがあります。重症化する場合もあるので、これら妊娠高血圧症候群が疑われる場合は、かかりつけの産科医にすぐ相談を。兆候4:昼間に眠気を感じるおなかが大きくなるにつれ、寝返りや仰向け寝ができなくなり、睡眠不足になる妊婦は少なくありません。また、おなかが大きく重くなったことで、妊娠前より体力を消耗し、疲れやすくなっているのでしょう。そのため、昼間でも眠気を感じることが多くなるのかもしれません。兆候5:便秘しやすくなる 妊娠後期となると腸は大きくなった赤ちゃんに押され、うまくぜん動運動ができなくなります。そのため、便秘しやすくなるのです。妊娠中からの便秘は出産後にも悩まされることが多いので、十分な水分をとる、繊維質の多い野菜など食材を多く取り入れるなどして、うまく便通をコントロールできるように心がけましょう。便秘が続くと痔に発展する場合もあるので、そうなる前に医師に相談を。妊娠中でも処方してもらえる便秘薬はあります。参考サイト:厚生労働省 ヘルスケアラボ 「Q.便秘がつらいです。」 兆候6:トイレが近くなる出産間近になって赤ちゃんが下に降りると、膀胱(ぼうこう)が圧迫されてトイレが近くなります。尿意のコントロールも難しくなるので、場合によっては尿漏れをしてしまうことも。パットなどを当てて対応しましょう。参考サイト:厚生労働省 ヘルスケアラボ 「Q.妊娠中や産後の尿漏れが気になります。」 兆候7:前駆陣痛本陣痛の予行演習ともいえる「前駆陣痛」を感じ始めるのも臨月の頃からです。子宮の収縮によっておなかが張るような感覚がたびたび起こるようになります。では、本陣痛と前駆陣痛の違いは何でしょうか? 大きく分けて次の3つです。・張りの感覚は一定ではない。・それほど痛みが強くない。・痛みが徐々に収まっていく。おなかの張りや痛みを感じた時、その間隔を計るのが一番わかりやすいでしょう。もし、痛みが一定の間隔である、1時間に6回以上ある場合は、本陣痛かもしれません。その場合は、入院準備をして、産院へ連絡しましょう。■いよいよ出産間近! 3つの出産直前の兆候いよいよ出産という時の兆候は次の3つが挙げられます。おしるし個人差が大きいのが「おしるし」。子宮の収縮によって赤ちゃんを包む卵膜がはがれたり、子宮口が開いたりすることによって少量の血液がおりものと一緒に出てくるのをおしるしといいます。色や量、回数、粘りがあるかどうかなど、おしるしの症状は人それぞれ。おしるしが全くない場合もあります。破水赤ちゃんを包む卵膜が破れ、羊水が流れ出る「破水」。下の方で破れた場合は、勢いよく羊水が出てきますが、上部が破れる「高位破水」の場合は、少量が継続的に流れ出ます。また、陣痛前の破水を「前期破水」、子宮口が全開になる前の破水を「早期破水」と呼びます。破水したら、子宮内に雑菌が入り込みやすくなり、赤ちゃんが細菌感染する可能性があります。すぐに出産予定の産院へ連絡しましょう。おしるしと同様に破水がないまま出産が進むケースもあり、その場合は、子宮口が全開になった段階で産科医が安全に破水をさせて出産に導きます。陣痛前駆陣痛とは違い、本陣痛は一定の間隔で痛みがあり、だんだんその時間が短く強くなっていきます。初産の場合は、陣痛が10分間隔になるのが一つの目安。それを待って、かかりつけの産院へ連絡しましょう。ただし、出産が2人目以上の経産婦は、陣痛が始まって出産までが早く進む傾向にあります。一般に、初産婦の出産時間は陣痛間隔が10分になってから12〜16時間、経産婦は5〜8 時間程度といわれています。出産の進み具合にはかなりの個人差があるので、経産婦はあらかじめ、担当医に何分間隔で連絡したらいいか相談しておくといいですね。参考サイト:日本産科婦人科学会 「HUMAN+」 ■出産の兆候に似た要注意症状とは?急激な腹痛と大量の出血急激な腹痛に大量の出血。陣痛のような間隔のある痛みではなく、おしるしというには出血が多すぎる…。それはもしかしたら、「常位胎盤早期剥離」かもしれません。本来、胎盤は赤ちゃんが生まれて子宮壁からはがれるものですが、常位胎盤早期剥離は、その前に何らかの理由で胎盤がはがれ始めることです。もし、胎盤が完全にはがれてしまうと、おなかの赤ちゃんに酸素と栄養が届かなくなるので、そうなる前に入院して絶対安静のうえ、母体と胎児の医師によるモニタリングが必要となります。出産間近のタイミングなら、緊急帝王切開手術となることもあるでしょう。妊娠37週未満で出産直前の兆候が出ている正産期ではない妊娠37週未満で、陣痛のようなおなかの張りや痛みが規則的にたびたび起こり、子宮口が開き始めているといった症状は、「切迫早産」かもしれません。妊娠37週に入り、おなかの赤ちゃんの体はようやくほぼ完全に整います。そのため、それより早く生まれた赤ちゃんは、何らかの障害が残る可能性が。正産期に入る前に出産直前のような兆候があるようなら、かかりつけ医に相談しましょう。子宮収縮を抑える薬や、赤ちゃんへの細菌感染を防ぐ抗菌薬などが処方されます。もちろん、お母さんは無理のない妊娠生活を心がけて。参考サイト:日本産科婦人科学会 「早産・切迫早産」 ひどい頭痛妊娠後期の頭痛の原因には、おなかが大きく重くなったことによる体のこりやストレスによるもの、体内の血流量が増え血管が拡張したことによるものなどがあります。その中でも注意したいのが、「妊娠高血圧症候群」が原因の頭痛。高血圧による頭痛やめまいといった症状があり、重くなると脳出血や胎盤早期剥離などに進む場合も。妊婦健診での血圧検査などでわかることが多いので、きちんと定期健診は受けましょう。■出産の兆候が出て慌てないために入院準備はバッチリ?いつでも病院へ行けるように、あらかじめ入院・出産準備はしておきましょう。出産予定の産院から事前に渡される「入院のしおり」などに準備品リストが紹介されているでしょう。そちらをチェックしながら用意し、旅行バッグなどにまとめておくと、急な入院・出産となっても慌てないでしょう。連絡先をまとめておく出産準備品を用意するついでに、いざ入院する時に連絡が必要な先の電話番号をまとめておくといいでしょう。特に上の子がいる場合、入院中は育児・家事を手伝ってもらうために実母やきょうだい、ママ友に応援を頼む方も多いでしょう。また、病院へ行くためにタクシーを考えている方は配車の連絡をしなければいけません。陣痛が始まったり破水したりすると電話をかける余裕はなくなりなるので、夫や家族がすぐ連絡できるようにわかりやすくリストアップしておくと安心です。病院へ向かうまでのシミュレーションをしておこう出産予定の病院へは、どうやって行く予定ですか?「病院が近いから歩いて行く」「バスや電車で」と考えるお母さんもいますが、陣痛が始まると、立つこと・歩くこと自体が難しいことも。お母さん自身で移動できないことを想定して、近距離でもタクシー利用をおすすめします。自家用車を想定している場合、陣痛中のお母さんが運転するのは危険なので、ほかに運転できる人が必要となります。運転できる人がいない場合もタクシーなどの利用となるので、配車をお願いできるタクシー会社をチェックしておきましょう。自動車移動で怖いのが渋滞。いつ入院することになるのかわからないので、あらかじめ渋滞する時間帯などを調べておき、余裕を持って行動することが大切でしょう。■まとめ主な出産の兆候をご紹介しましたが、出産の数だけ兆候はさまざま。あらわれる兆候は人それぞれで、ほとんど兆候がない方もいます。出産予定日が近づくと、「もしかして、これって出産の兆候かも?」「この痛みは陣痛?」と気になってくるものですが、それにとらわれ過ぎず残りわずかの妊婦生活を楽しみましょう。参考資料:・ 日本産婦人科学会 ・ 日本産婦人科医会 ・ 厚生労働省 ヘルスケアラボ
2019年11月26日入院の準備はしていたけれど、まさか夫もいない、実家は新幹線を乗り継いで5時間の距離、2歳になりたての子どもを抱えている早朝に陣痛が来てしまうとは予想していませんでした。ひとりでどのように陣痛・出産を乗り切ったのか、筆者の体験談をご紹介します。 早めのお産に備えて生活長女を妊娠37週で出産したため、次の子も早くなるのではないかと予想をし、出産予定日の2カ月前には入院準備をしていました。時はちょうどお正月。夫は年末から離島へ出張に出ていて、1週間後に戻る予定でした。 夫のいないときに陣痛が来ませんようにと祈りながら、人混みを避け、帰省もせず、あまり体を動かさないように長女とおとなしく過ごしていました。 深夜に腹痛、早朝におしるしなんとか3日の夜になり、実家の母と電話で5日に来てもらう約束をして就寝。夜中2時くらいに腹痛で起き、おなかを下して朝まで何回かトイレに行くことを繰り返し、あまり眠れずにいたところ、5時におしるしが……。このとき妊娠36週1日。頻回にトイレに行っていたので、最初はおしるしなのかわからなかったのですが、下した痛みではない、定期的に締めつける痛みを感じて陣痛だと確信しました。 すぐに母、夫、産院、タクシーに連絡。しかしここで問題が生じます。産院は分娩に子どもの立ち会いNGのため、長女を連れて行くことができません。筆者はこのまま入院となるため長女をどうしたらいいのか、大パニックに。 長女の預け先をどうする?!悩んでいるうちに陣痛はどんどん痛みを増してきて、間隔も短くなってきていたので、迷惑をかけるけれど勇気を出して、一時保育で利用している保育所に4日早朝から一時預かりしてほしいとお願いしました。そして園までの送りを同じマンションのママ友だちにお願いし、筆者は単身タクシーで産院へ。 妊娠36週1日はその産院で扱えるギリギリの週数で、あやうく大きな病院に転院するところでした。経産婦だったのでスムーズにお産は進み、昼前には出産。長女のお迎えには朝一で新幹線に飛び乗った母が駆けつけてくれ、安心して入院することができました。一方の夫は遠方過ぎて帰宅ができず、翌日赤ちゃんと初対面というドタバタな出産になりました。 入院準備だけはしっかりとしていましたが、お正月という非日常だったため、長女と2人きりのときに陣痛が来るとは想定していなかった筆者。長女をどうするか、自分はどう産院にいくかなどのシミュレーションが足りていなかったと思います。ですがこの出産の際、保育所もタクシーの運転手さんも、ママ友も、ひとりで出産に向かう筆者を励まして子どものフォローや応援をしてくれたので、痛みや怖さよりも、頑張らなきゃ! という気持ちで出産に臨めたことは心強かったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 横山まい三児の母。夫の転勤に伴い三人別々の県で出産し子育てをしている。転勤妻としての妊娠・出産・子育ての経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2019年07月07日こんにちは! 助産師のREIKOです。出産予定日は、あくまでも予定だとはいうけれど、やはり出産予定日を1日、2日、3日……と過ぎていくと、少し心配になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか? そこで今回は、出産予定日を過ぎてからのことについて、私の働いていた病院を例に、シリーズでお話ししたいと思います。 出産予定日を過ぎたらおなかの中の赤ちゃんはどうなる?出産予定日というのは、妊娠40週0日。妊娠10カ月というイメージが強いですが、実は妊娠11カ月に入っているんですよ。 妊娠37週0日から妊娠41週6日までの出産は、「正期産(せいきさん)」といい、妊娠42週を過ぎても、お産にならない場合を、「過期妊娠(かきにんしん)」といいます。 過期妊娠は、おなかの中で赤ちゃんが大きくなりすぎて、巨大児になってしまったり、胎盤の機能が衰えてきてしまい、おなかの中の赤ちゃんに悪影響を及ぼす恐れがあるので、注意が必要になってきます。 妊婦健診はどうなる?妊娠36週を過ぎると、妊婦健診は1週間に1回の頻度になります。内診で、子宮口の開き具合などを診ていくようにもなります。そして、妊娠40週を過ぎると、これに胎児心拍モニタリングが加わります。 胎児心拍モニタリングは、ママのおなかに、おなかの張りをみる器械とおなかの中の赤ちゃんの心拍数をみる器械を取り付けて、おなかの中の赤ちゃんが元気かどうか、みていきます。 私が働いていた病院では、妊娠40週を過ぎ、お産の兆候があまりみられないケースでは、「分娩誘発」も考慮しつつ、経過を見ていました。 うわさの「子宮口(内診)ぐりぐり」って?そろそろお産になりそうな妊婦さんにおこなわれることがある、「子宮口(内診)ぐりぐり」といわれているものをご存知ですか?この「子宮口(内診)ぐりぐり」、正しくは「卵膜剥離(らんまくはくり)」という処置です。 赤ちゃんを包んでいる膜を卵膜といいますが、お産になる前はこの膜は子宮の壁にくっついている状態です。お産に向けての準備が進んでいくと、子宮口は徐々にやわらかくなって、開いてきます。そうすると子宮の壁にくっついていた膜がはがれて出血します。これがおしるしです。 このような準備ができないとお産にはならないので、内診のときに、子宮の壁から赤ちゃんを包んでいる膜をペリペリ~ってはがすんです。この「子宮口(内診)ぐりぐり」は、子宮の壁から膜をはがすので、痛みも伴うことも。また、ぐりぐりの効果が全員に現れるともいえません。何回かおこなう方もいらっしゃいます。 ママはどう過ごせばいい?早く赤ちゃんが生まれてきてほしいと思うママは、お散歩やスクワットなど、体を動かしてみるのもいいと思います。おなかの中の赤ちゃんに話しかけるのも効果的という話もありますよね。そのほかにも、真偽のほどは別として、さまざまなジンクスもあるようです。 出産予定日が過ぎると、ママだけでなく、周りの人たちもまだかまだかと落ち着かなくなります。そんな周りの雰囲気をストレスと感じてしまう場合もあるかと思います。出産予定日は、あくまでも予定ですから、その日が来るのを準備万端で待っていてくださいね。 今回は、出産予定日を過ぎてしまった場合の基本的なお話をさせていただきました。次回は、「分娩誘発」について、お話ししたいと思います。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩) 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2019年06月02日初めての出産。陣痛ってどれぐらい痛いんだろう…耐えられるか心配…などいろいろ不安だらけですよね。私もついこないだ第3子を出産しましたが、あの痛みを知ってるからこそ、臨月になるといつ陣痛がくるのかと毎日ソワソワしてました。陣痛の始まり方はその人によっても、赤ちゃんによっても違います。痛みも陣痛の時間もそれぞれですが、少しでも不安な気持ちを解消できたらと思い、お産の流れや呼吸の仕方などまとめました。お産の流れをおさらいしよう!基本的な流れは、おしるし→前駆陣痛→陣痛→本陣痛→破水→出産。人によってはおしるしや前駆陣痛がなかったり、破水から始まることもあります。そして、陣痛から出産までの分娩の流れは、以下のように大きく3段階に分けられます。第一期(開口期)本陣痛が10分間隔になってから、子宮口が全開大になるまで↓第二期(娩出期)子宮口が全開大になってから赤ちゃんを生み出すまで↓第三期(後産期)赤ちゃんが生まれてから胎盤などをすべて排出し終えるまで第一期の陣痛から分娩までにかかる時間は個人差があり、4時間未満で終わった人もいれば、18時間以上かかった人もいます。ちなみに私の場合は1人目が約9時間で2人目が約11時間、3人目が約6時間でした。子宮口全開になるまでの、いきみ逃しのポイント第一期(開口期)はさらに準備期・進行期・極期の3段階に分けられます。①準備期(子宮口の開き0~3cm、陣痛間隔8~10分)痛みはあるものの、まだ余裕があります。この時に眠ったり食事をとったりして、体力をつけておくことが大切です。経産婦さんの場合は、お産の進みが急に早くなることがあるため、この段階で入院となることが多いです。私も2人目は陣痛が15分間隔、3人目は20分間隔になったら病院に来るよう言われていました。↓②進行期(子宮口の開き4~7cm、陣痛間隔4~7分)だんだん陣痛間隔が短くなって、痛みも強くなります。陣痛も次から次へとやってきますが、大切なのは力を抜いて呼吸をすること。このときの呼吸は2秒鼻から吸って、2秒口から吐くくらいのペースでいきみ逃しをします。痛みが辛いときは、肛門付近をパパに押してもらうと痛みが和らぐので是非やってもらいましょう。陣痛がきてない間は普通の呼吸に戻して、ゆっくり休んだり、水分補給やトイレに行ったりします。体制は四つん這いやあぐらなど、できるだけ楽な姿勢が良いと言われてますが、私はベットで横向きに寝ていました。3人目の出産のときに、助産師さんに「向きを変えて横になってみて!赤ちゃんが回転してお産が進みやすくなるよ」と言われ、変えたらその後だんだん痛みがMAXに。↓③極期(子宮口の開き8~10cm、陣痛間隔2~3分おき)さぁ~分娩まであと、もう一息!!痛みがMAXになると、力を入れていきみたくなりますが、子宮口が全開大になる前にいきむとかえって子宮口が開きにくくなったり、会陰が裂けたりすることがあります。つらいですが、力を入れずにいきみ逃しをしながら乗り切りましょう。このときは、息を吸うことが難しくなってくるので、息を吐くことを意識します。なるべく力を入れないように「ふぅー」と長めに息を吐きましょう。いよいよ分娩台へGO!!子宮口が全開大になったら、いよいよ分娩台へ!だいたい子宮口が全開大になったときには、破水もします。分娩台に座ったら助産師さんの指示に従いながら、陣痛が来たら一度深呼吸をし、次に軽く息を吸い、そのまま息を止めて肛門に力を入れます。いきむ時は少し背中を丸める感じにしてあごを引くのがコツ。赤ちゃんの頭が出たら両手を胸において、「ハッハッハッ」と浅く短い呼吸に切り替えます。これも助産師さんが教えてくれるので、心配しなくて大丈夫です。赤ちゃんの頭が出れば、あとはスルリと出てきてくれますよ。3回の出産を経験して思うことは、どの時も陣痛は辛いし痛いですが、赤ちゃんの顔をみたときの感動は一生忘れられないです。「やっと会えたね」「生まれてきてくれてありがとう」と、自然と涙が溢れでました。そして、もう無理!と感じていた痛みもすっかり忘れてしまうから、母親って本当に不思議なもの。初産のママはやっぱり不安だと思いますが、少しでもリラックスして、赤ちゃんとの素敵なご対面ができることを願っています。
2018年03月06日【ママからのご相談】臨月に入ったばかりの妊婦です。これが初めての妊娠ですが、毎日毎日あっという間に過ぎてしまい予定日もすぐ来るんだろうな……と思うと今から緊張してしまいます。陣痛なんて経験したことがないのできちんと気づくことができるのかも不安で……。どんなきっかけで陣痛が来ることが多いのでしょうか?●A. お産も陣痛のきっかけも妊婦さんの数だけパターンがあります!ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。臨月に入ると、今まではどこか人ごとのようだった出産を間近に控え、とても緊張してしまいますよね。出産につながる陣痛の兆候パターンはさまざまあり、タイミングも始まり方も妊婦さんによってエピソードはさまざまですが、大体の流れやパターンは把握しておくと、本番のときも慌てず冷静になることができます。今回は、先輩ママが体験した陣痛のきっかけエピソードをご紹介します。●陣痛のはじまり3パターン●(1)前駆陣痛から始まる前駆陣痛とは、本陣痛のための予行練習 のようなもの。36週を過ぎたころから出産の数日前から感じることがあります。“定期的なおなかの張り”が前駆陣痛の症状です。おなかが固くなってから柔らかくなるまでの秒数と、次の張りまでの間隔の時間をメモしておきましょう。●(2)おしるしから始まる出産が近づいてくると、おりもの程度~軽い生理のときのような出血があることがあります。これが俗に言う“おしるし”です。出産までおしるしを何度も繰り返すこともあり、緊急で病院に連絡する必要はありませんが、レバーのような血の塊 が出た場合、別の異常の可能性がありますので、直ちに病院に連絡をしましょう。●(3)破水から始まる陣痛がなくても、破水してしまったら即病院に連絡 しましょう。おなかで「パン!」という破裂の感覚があり(自覚がない場合もあります)、生暖かい水のようなものがチョロチョロと出てきます。羊水が外に流れ出てきているのです。外出先で破水する可能性もありますので、臨月に入った妊婦さんは夜用の生理ナプキンを持ち歩いておくと安心。破水をしたら入浴は控えましょう。●先輩ママの陣痛エピソード『出産前日にマタニティヨガに参加して、終わったあとにトイレへ行くとおしるし。それが2度目のおしるしで、前駆陣痛もある状態でしたがなかなか陣痛はきませんでした。翌日いつものように前駆陣痛 があり「また思わせぶりか~」と思っているとどんどん間隔が短くなり、間隔を測ってみると間隔が10分を切っていました。病院に電話するとすぐに来てくださいとのことで、そのまま入院。その日のうちに元気な女の子を出産しました』(20代/女の子ママ)『1人目も2人目も破水から始まりました 。それも同じ早朝でお弁当を作ろうと立ち上がろうとした瞬間です!1人目は破水してすぐ入院したたもののなかなか陣痛が起こらず、促進剤を使って出産しました』(30代/女の子2児ママ)『前駆陣痛 が続いて、間隔が詰まってきたので病院へ行きましたが、痛みが遠のいてしまいいったん帰宅……そのまま2日ほど、間隔が15分~20分程度の前駆陣痛と戦いながら自宅で過ごし、やっと予定日ちょうどの日に入院、そのまま出産しました』(20代/男の子ママ)『出産数日前はいつもと違うな、という感じがありました。まずお恥ずかしい話ですが腹痛があり激しい下痢をしました ……それからすごーく眠たくて、寝だめをするかのように日中も寝ていました』(30代/女の子ママ)●自信がないのは当たり前。必ず赤ちゃんを産むことはできます今回4人のママの陣痛エピソードをご紹介しましたが、話に聞いていた通りの流れになるとは限らない のがお産の神秘です。初めてのお産でも、何度目かのお産でも「陣痛に気づけるのか?」「ちゃんと産めるのか?」という不安は最後までつきまといます。とはいえ、絶対に何らかの形で陣痛に気づくことはできますし、絶対にあなたはきちんと赤ちゃんを産むことができます。陣痛待ちの妊婦さんは毎日がドキドキだと思いますが、その緊張感も人生のなかで数度経験できるかできないかの貴重な時間。もうすぐ会える赤ちゃんのことを思いながら、おいしいご飯を食べてゆっくりとお風呂につかり、たっぷりと睡眠をとってくださいね。●ライター/ましゅまま(ママライター)
2016年05月02日おしるし・破水・陣痛妊娠36~39週頃の臨月になると、ママの体では出産準備がはじまります。この時期には、赤ちゃんが産まれてくるための様々なサインが現れますが、個人差によるため必ず起こるとは限りません。・おしるし血の混じった状態のおりものを指します。出産に向け、赤ちゃんが産まれてくるための子宮口が開き始めた出産兆候です。子宮が収縮し、赤ちゃんを包んでいる卵膜が剥がれることで出た血液が、粘液と混じって出てくることで現れます。・破水赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れ、羊水が流出することを破水といいます。おしるし後や陣痛後、子宮口が全開する前後や分娩台の上など、出産につながる兆候として突然起こります。また破水がなく、陣痛を迎える場合もあります。・陣痛赤ちゃんをママの体外に押し出すために、子宮が収縮することです。個人差はありますが、次第に痛みが増し、間隔も狭まります。おしるしや破水がなくても陣痛は発生します。おしるし・破水・陣痛がある時期おしるし・陣痛・破水は、一般的には妊娠36~40週に発生します。すべてが必ず起こるものではなく、ママの体質や体調、妊娠状態により異なりますが、陣痛は必ず発生します。また破水に関しては、妊娠37週以降の破水は陣痛が始まりお産となりますが、24時間以内に陣痛が始まらない時は陣痛誘発剤を使うこともあります。37週未満で破水した場合は、赤ちゃんがお腹の中に留まって成長できるように入院し、安静状態でお産に備えます。おしるし・破水・陣痛の症状・おしるしの症状おしるしは個人差が大きく、出血の量や色味、粘り気の有無などで状態が異なります。回数も1回から1週間くらいかけて毎日など、差があることが特徴です。またおしるし自体がない場合もあります。・破水の症状羊水は匂いがやや生臭く、透明・黄緑・黄色味をもち、粘り気がないと言われます。自分の意思で止められないことも特徴です。一般的には、赤ちゃんを包んでいる卵膜の下部が破れ羊水が出ることを破水と呼びます。陣痛前に破水することを前期破水、子宮口が全開になる前に破水することを早期破水と呼びます。破水がなく子宮口が全開になった場合は、分娩台の上で分娩医が安全に破水させることもあります。いずれも羊水が勢いよく出る点が特徴です。また子宮卵膜の上部が破れたことによる破水を高位破水と呼び、少量の羊水が継続的に流れる点が特徴です。・陣痛の症状下腹部から膣を周辺に、子宮が強い収縮を繰り返すことで痛みが発生します。痛みは規則的な間隔で訪れることが多く、2~3時間程度の間隔から始まり、5~10分程度、3~4分程度と間隔を縮めて継続的に発生します。人によっては間隔が規則的ではないままお産を迎える場合もあります。また子宮の収縮に伴い、腹痛や腰痛、背中の痛みや突っ張りなどといった症状も同時に起こります。おしるし・破水・陣痛が起きたら?おしるしの場合は慌てずに様子を見て、妊婦健診時に健診医に伝えましょう。破水は、産道を経由して子宮内に雑菌が入り込みやすくなり、赤ちゃんが感染症を引き起こす可能性があります。「もしかして破水?」と思ったら、必ず分娩施設に連絡し、指示を仰ぎましょう。その際、シャワーや入浴は控えることも大切です。陣痛は、痛みや間隔が徐々に消えていくなら前駆陣痛ですが、継続的に続き、痛みが増していくなら本陣痛である可能性があります。痛みや発生する間隔をメモしておきましょう。おしるし・破水・陣痛の受診の目安おしるしは、健診施設や分娩施設での受診は特に必要ありませんが、水様性の場合は破水しているかもしれませんから、分娩施設に連絡を。また出血量が多い時やいつもと違う症状を伴う時は受診が必要です。破水は出産が始まるサインであることが多いため、赤ちゃんへの細菌感染を防ぐためにも、すぐに分娩施設へ連絡しましょう。陣痛は、初産婦の場合は痛みの間隔が5~10分間隔の時点で、分娩施設へ連絡しましょう。ただし経産婦の場合は陣痛開始から分娩へ進むスピードが速い場合があります。事前に主治医へ相談し、「○分間隔になったら連絡を」といった取り決めがあったほうが安心です。
2016年04月04日ムスメちゃんとオコメちゃん
うちの家族、個性の塊です
夫婦・子育ていまむかし