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子どもたちと一緒におやつを作りながら、子どもたちの成長を実感。学校の勉強が生活に役立った瞬間を見ました!子どもたちとおやつを作りました!今日は4コマです。リットル・ミリリットルの勉強が役立った!この間、デシリットルの話をした時に、この液体の単位を覚えてから料理をするとき格段に理解力が違うと思った! ミルメークに限らず(というかミルメーク知ってますかね?)水と混ぜて食べるお菓子系も自分でできるもんね!ただ、漫画の最後にも描いたんだけど、作り方に読めない漢字があったので、そこが読める字にしてもらえると完璧かな~(えらそうに)ミルメークは私が小学生の頃給食にたまに出てくる粉で、牛乳(わたしはビン牛乳だった)に入れて混ぜて飲むとおいしい、という素晴らしい粉だったんです! パック牛乳は混ぜられないから出ないのかな…?今、いろんな味があるんだね! 知らなかった!
2018年09月15日専門家・プロ:親野智可等親子関係がよければうまくいく親子関係をよくすることは、しつけや勉強よりもはるかに大事です。これは、子どもが幼児であろうが小中学生であろうがそれ以上であろうが、まったくかわりません。そして、親子関係をよくするために絶対必要なのが、子どもが「自分は親に受け入れてもらえている」「わかってもらえている」「大切にされている」「愛されている」と実感できるようにしてあげることです。これが、すべての土台であり始まりです。子どもがそういう実感を持てていれば、生きる力がわいてきます。いろいろなことでがんばるエネルギーがわいてくるのです。そして、親の言うことも素直に聞くようになります。親が「ゲームのやり過ぎに気をつけよう」とか「友達の家に行ったらあいさつを忘れないでね」などと言えば、それを素直に受け入れます。すぐにはできないことでも、やってみようという気持ちにはなります。親が「いけないことや危ないことに誘われたり巻き込まれたりしたら、心配だよ」とか「危ないことしないでね」などと言えば、「大好きな親を心配させちゃいけない」ということで心のブレーキになります。叱りすぎると子どもは親の愛情を疑うようになるこの反対に、「自分はいつも叱られている」「自分は親に受け入れてもらえていない」「自分の気持ちを分かってもらえていない」「あまり大切にされていない」「あまり愛されていない」などと感じている子もいます。もちろん、親は愛しているつもりです。でも、子どもの方はそれが実感できていないというのです。こういうケースはけっこうたくさんあり、多くの場合その原因は親の叱りすぎです。このような場合、親がいくら口でいいことを教えても、いくら正しいことを教えても、子どもはそれを素直に聞くことができません。親の心配が心のブレーキになるどころかかえって反発材料になり、よけい危ないことをしてしまうことすらあるのです。こういうわけで、いい親子関係をつくることこそが最優先なのです。それのないところで、「しつけをしなければ」とか「勉強をさせなければ」などと思っても絶対にうまくいきません。ある親の実例これらのことは、私が教師時代にいろいろな親子を見てきてわかったことです。ある親が次のように言ったことがありました。「懇談会で先生が教えてくれたように、2学期のはじめに節目の高揚感を活かして「○○するために□□する」という目標の書き方をしてやり始めたんですけど、子どものやる気はあまり続きませんでした」親はそう言いましたが、私にはうまくいかない原因ははっきりわかっていました。うまくいかないのは、その親が感情の起伏が激しくて、自分の気分が優れないときは感情的に叱りつける人だったからです。子どもはそういう親にかなり反発心を持っていました。ですから、形だけ「○○するために□□する」などという目標の書き方をさせられても、素直にがんばろうという気持ちになれないのです。肝心なところができていないとノウハウコレクターになるだけまず、土台になるいい親子関係がなければ、どんな方法を試したところで、うまくいきません。それでは、いわゆるノウハウコレクターになるだけです。みなさんの職場やビジネスの世界にもそういう人がいるはずです。いろいろなノウハウに飛びついてやり始めるけど、結局うまくいかないという人です。そういう人は、一番肝心なところができていないのです。ノウハウコレクターは職場やビジネスの世界だけでなく、親の中にもいるのです。親野智可等(おやのちから)教育評論家。1958年生まれ。本名杉山 桂一。公立小学校で23年間教師を務めた。教師としての経験と知識を少しでも子育てに役立ててもらいたいと、メールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発行。具体的ですぐできるアイデアが多いとたちまち評判を呼び、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛される。また、子育て中の親たちの圧倒的な支持を得てメルマガ大賞の教育・研究部門で5年連続第1位に輝いた。読者数も4万5千人を越え、教育系メルマガとして最大規模を誇る。『「親力」で決まる!』(宝島社)、『「叱らない」しつけ』(PHP研究所)などベストセラー多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても知られる。長年の教師経験に基づく話が、全国の小学校や幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会で大人気となっている。著書多数。Webサイト
2018年08月27日最近、Netflix(ネットフリックス)やAmazonプライム、Hulu(フールー)など、会員制の動画配信サービスが人気ですよね。レンタルショップにDVDを借りに行くよりも手軽に映画やドラマを楽しめるため、登録を考えている人もいるのでは?夫婦とも映画好きなわが家では数年前からネットフリックスに登録していましたが、子どもが産まれてからキッズ向けのアニメに注目したところ、英語アニメが豊富に揃っていることに気づきました。今回は子育て中の筆者がネットフリックスを利用して感じた魅力について、紹介します。どんな英語アニメを観られるの?ネットフリックスでは『スヌーピー』や『ミニオンズ』『スポンジ・ボブ』『おさるのジョージ』など、さまざまな外国のアニメを観ることができます。さらに、他の動画配信サービスにはない特徴として、ネットフリックスだけのオリジナルの英語アニメも観られるのも魅力です。ジャンルも幅広く、『ことばのパーティ』という英語教育を目的とした作品もあれば、過去に映画が公開された『ボス・ベイビー』や『長ぐつをはいたネコ』『カンフー・パンダ』などのオリジナルストーリーも提供されています。わが子がドハマリした『ことばのパーティ』!実は、子どもとは関係なく、自分の英語勉強のために視聴し始めた『ことばのパーティ』。パンダ・チーター・ワラビー・ゾウのかわいらしいキャラクターを通じて英語のリスニングや簡単な英単語、文法を学べるので、1日1話(13分程度)を目標に観ていました。これに嬉々として飛びついたのがわが子。『ことばのパーティ』には子どもが好きそうな歌とダンスがたくさん出てくるので、キャラクターの真似をして一緒に踊りだすようになりました。ストーリーパートに入ると、私がキャラクターの台詞を繰り返しているのを見てニコニコしながら、自分も英語を真似しようとしているのか、何か話そうとしています。我が子はまだ1歳と幼いので、本格的な英語学習をできる年齢ではありません。ですが、作中の台詞に出てくる「Please」や「Excuse me」「I’m sorry」のような簡単なフレーズであれば、やがて耳慣れして聞き取ることができるようになるかもしれないと期待しています。親子で気軽に、楽しく英語学習ができるネットフリックスの動画は、作品によっては音声・字幕の言語を変えられるようになっています。我が家では筆者のリスニング・文法学習も兼ねて、音声・字幕ともに英語に設定。『ことばのパーティ』の場合は日本語・韓国語・ポルトガル語・中国語・英語に対応しているので、英語以外の言語学習にも利用できます。英語アニメが目的ならDVD教材を購入するという手もありますが、子どもが本当に気に入ってくれるかは分かりません。我が子も国内で人気の高い『スヌーピー』やユニークなブタが登場する『ペッパピッグ』などの英語アニメはあまり好きではなく、映像を流しても、すぐにそっぽを向いてしまいました。その点、ネットフリックスのような動画配信サービスは月額料金がかかりますが、多種多様な作品の中から好きなものを選んで観られるのが魅力です。一口に英語アニメと言っても作品によって使用されている英語レベルが違うため、我が家では子どもの成長に合わせて英語レベルの高いアニメに移っていきたいと考えています。ママと子どもが楽しく英語を学べるので、ネットフリックスや他の動画配信サービスについて調べてみてくださいね。<文・写真:フリーランス記者奥 汐紀>
2018年08月04日子どもがある程度の年齢になってくると、「そろそろ文字を書く勉強をさせたい」と考える親は多いもの。しかし突然、紙と鉛筆を持たせて「やりなさい!」と言っても子どもの反応は…。子どもが自分から積極的に文字を学ぶようにするために、ママたちが気を付けているポイントについて調べてみました。子どもに「楽しそう」と思わせることが大切ネット上のママたちの声を見てみると、「文字の勉強は、小学校に入学すれば必ずするものだから、急いでする必要はない」という声もありますが、勉強させたいママたちも散見されます。そんなママたちが工夫していることは、たとえば塗り絵を使う方法。まずは、文字の勉強よりも色鉛筆(鉛筆)に慣れさせるようです。塗り絵は鉛筆の持ち方や線を描く練習にピッタリ。子どもの好きなキャラクターの塗り絵なら、子どもは喜んで描いてくれますよね。子どもが鉛筆と紙になれたら、徐々にひらがなドリルに移行したママもいるようです。他には、トランプやカルタを使う方法も。文字や数字が書かれたカードで遊ぶことで、子どもが興味を持てるように誘導してあげるのもいいのだとか。または、ママが子どもへ手書きのメッセージを書いてあげる方法も。簡単なメモでもいいので、実際に書いて渡して、読んで教えてあげる。こういったことを繰り返すことで、子どもが文字に興味を持つキッカケにつなげるそうです。重要なのは、子どもが“自分から興味を持ち、楽しそう”と思え、知的好奇心を高めてあげることなのだとか。子どもが学ぶ前にママが楽しむこと!前述などの方法をおこなうにしても、大切なことがあります。それは“まずはママ本人が楽しむこと”。塗り絵にしてもトランプにしても、ママやパパが楽しそうにやっていれば、子どもは自然と興味を持ち、“自分もやってみたい”と思うもの。たとえば、子どもとお絵かきをしているときに、子どもがママの描いた絵をマネしたり、絵に描き加えたりしますよね。文字もそれと同じこと。ママが楽しく文字を書いていれば、子どもも書きたがってくれる可能性があります。ここで注意しなければならないのは、「やりなさい!」と無理にやらせること。子どもが楽しいと思えないことを無理やりさせてしまうと、文字を嫌いになってしまうこともあるといいます。子どもが楽しく文字を学ぶためには、ママのちょっとした工夫が必要。「もうそろそろ勉強を…」と考えているなら、まずはママが楽しむことから始めてみましょう。(文・山手チカコ/考務店)
2018年06月13日中学校まではほぼ自習ゼロ。高専でも通用する?出典 : 私には最近ADHDと診断された3歳年の離れた弟がいます。弟は、「やる気スイッチ」がどこにあるのかまったく分からないタイプで、周りの人が何を言っても自分がやりたいことだけをやり続ける子どもでした。中学3年生になっても真面目に勉強しないので、両親は相当心配していたようで、私もよく相談されていました。私も弟も小・中学校では授業を真面目に受けるくらいでそれほど力を入れて勉強していたわけではありませんでした。さすがに受験直前には家でも勉強していましたが、そのとき以外は家で勉強した記憶がありません。同じ地元の高専(工業高等専門学校)に進学したのですが、そのとき二人とも「中学校までのやり方で、高専でもやっていけるのかな?」と考えたのです…。当時の私は入学した年代は違うのに同じことを考えるなんて面白いなあと思っていましたが、両親はかなりヒヤヒヤしていたようで、お願いだからやめてくれなんて言われていました。そうだ!入学1年目は自習なしで過ごしてみよう!出典 : というわけで、ふたりとも入学してすぐの1年目を、自習することなく、ほぼ授業を受けるだけでどこまでやれるのか試してみることにしました。いま考えても無謀な挑戦です。でも当時はそうしないと自分で勉強する必要性を体感できないと思ってやっていました。おそらく弟も似たようなことを考えたのではないかと思います。それでは、それぞれどういう結果になったのでしょう。自習なしチャレンジ!私の場合出典 : 私の学科は情報系で、私自身それを勉強するために学校に入りました。そのおかげもあってか、専門教科の情報系の教科は授業と関係なく勉強していました。それ以外の教科は基本的に授業を受けるだけで、試験前も特に勉強などしていませんでした。高専なのでロボコンをやる部活もあったのですが、みんなで同じことをしなければいけないことから部活自体があまり好きではなかったので、特に部活には所属しませんでした。その時間を使ってプログラミングの勉強をしたいと思っていましたし、実際にやっていました。出典 : その結果は…クラスで下から2番目。赤点の教科もいくつかあって危うく留年してしまうところでした…。学校から届いた結果を見せながら両親に「自習しないでどこまでいけるか試してみた結果なんだ」と話したところ、母親には「お願いだからやめてくれ!」と悲愴な顔で懇願されてしまい、父親には「そんな馬鹿なことをやってないでちゃんと勉強しろ」とあきれられました。その年の冬休みは申し訳なさでいっぱいだったのでとても家に居づらかったことをいまでも覚えています。自分自身もっとやれると思っていたのですが、いままで通りのやり方ではまったく通用しないことが分かったので、翌年から試験勉強をしっかりやるようにしていきました。このころ周りの友人と一緒に授業をさぼったりしていることもあったのですが、それもやめなきゃ"自分はこの先ダメになる"と考えていました。出典 : 結局卒業するまでずっと1時間目の遅刻の常習犯ではありましたが、真面目に勉強するようにしたところ、徐々に順位が上がっていき、卒業するころにはクラスで一桁の順位に入っていました。1年目に無茶をやって危機感をもって生活していたことや、「過去問を仕入れてくる代わりに勉強を手伝ってほしい!」とお願いしてくる友人をもてたことが大きな要因だったのだと思っています。自分も勉強しておかないと友人の点数が上がらないので、自分一人でやるよりも本気で勉強することができていたからです。いつもは気の向くままにプログラミングの勉強をして、試験が近づいてくると試験対策の勉強をする。そんな生活を続けていたらいつの間にか順位が上がっていき、最終的には自分なりに満足できる成果を挙げることができました。自習なしチャレンジ!弟の場合出典 : 弟は機械系の学科に進みました。元々形があるものをつくるのが好きだったためか、弟はロボコンをつくる部活に入ってその作業にかなりの時間をかけるような生活をしているようでした。たまに部活の情報系の友人を私のところに連れてきて分からないところを聞きに来ることはありました。部活を謳歌してるんだなあという印象があるくらいで、まさか私と同じチャレンジをしているなんて夢にも思っていませんでした。その年の期末テストで弟の成績が明らかになると、弟も私と同じようなことを両親に話していたようです。両親が私に「弟が1年のころの私と同じようなことを言ってるんだけどどうしたらいい?」と相談をしてきたため、そのときようやく私も弟が私と同じチャレンジをしていることを知りました。それを聞いた私は「やっぱり兄弟だと考えることも似るものなんだなあ」なんてのんきなことを考えていました。両親には本人がそう考えているならどうしようもない旨と、私からも弟に話をしておく旨を伝えました。そして、弟に自分も1年のころ同じことをやっていたんだという話をしたらかなり驚いていました。先輩からのアドバイスとしては「来年からは真面目に勉強しないと本当に留年することになるよ」ということだけ伝えました。出典 : その後も弟はそれほど順位を上げずに、赤点になるかどうかギリギリの成績を続けていたようです。母親も卒業する直前まで心配そうにしていました。勉強面ではそんな状況の弟でしたが、ロボコンの部活には打ち込んでいたようで、高専最後の大会では全国大会に進むという大きな成果を挙げました。私も応援しに、会場まで足を運びました。大きい舞台で活躍することは、勉強だけでは味わえない貴重な経験だと感じました。成績があまりよくなかったことが響いたのか、就職先が決まるまではなかなか苦戦しましたが、最終的には無事に就職することもできて両親と一緒にほっと胸をなでおろしていました。崖っぷちに立たされる経験から学べたこと出典 : 弟にとって「自習はまったくしないけれど、ロボコンに没頭する」という経験をせず中途半端に過ごしていたら、途中でドロップアウトしていたかもしれません。勉強の「やる気スイッチ」が見つからなくても、自分で勉強して何とか卒業できたのは良かったと思います。私にとっても、自分の実力を知るいい機会になりました。この経験があったからどうやって自分で力をつけていくかを身をもって理解できたし、自分で勉強する習慣がついたのだろうと思います。両親には心配をかけてしまったし、崖っぷちに立たされて場合によっては留年してしまうので、あまりおすすめできませんが…。もしお子さんが「勉強をまったくしない」ことで悩んでいるなら、ギリギリの経験からお子さんが得るものもあるかもしれないということを、お伝えしたいと思います。
2018年05月10日「ちょっと勉強してみようかな」、「何か資格でも取ってみようかな」。ふと芽生える気持ち、ありませんか?でも家事育児に忙しく、結局何もせずに過ぎてしまう…。そんなママにお勧めしたい、ちょっと珍しい「調味料検定」。第1回の中上級(名人)合格者でもある筆者が紹介します。「調味料検定」ってなあに?「調味料検定」は、しょうゆ・みそ・酢・塩・砂糖など、調味料の種類や効果、活用法、文化や歴史にいたるまでを網羅した検定試験。今年9月に第3回を迎えるこの検定は、誰でも受験可能で、会場は東京・大阪・名古屋の3カ所。初回の協力企業が成城石井(第3回は北野エース)ということもあり、受験者には食品業界の方も含まれていたようですが、受験会場には、まさに“あんふぁん世代”の主婦層も見受けられました。“通”(初級)・“名人”(中上級)の2レベル制、合格すると立派な賞状がもらえます。予想以上に大きかった3つのメリット「資格を取る」という目的以外に、この検定を取得して得たメリットを紹介します。1)料理の腕があがること間違いなし料理のキーポイントととも言える調味料。正しい知識を持って使うと、素材を生かしたおいしい料理に仕上げられるようになります。また、調味料というとその"味"ばかりに注目しがちですが、もうひとつ大切なのは、その"効果・効能"。いわゆる「さ・し・す・せ・そ」の順番は、調味料の基本特性を反映したもの。調味料検定の勉強をすれば、食材を早く柔らかくしたい、上品な照りを出したい、そんな時のベストな使い方をマスターできるようになります。おうちの料理が格段においしくなって、家族みんなが笑顔に。2)家事効率アップが実現できた塩・酢や麹などの調味料をうまく使いこなし、下ごしらえの効率化や保存食の活用ができるようになって、料理の時短に成功。勉強したことよって、こういう改善が実感できるのはとても嬉しいこと。浮いた時間に、ご褒美のコーヒータイムができました。3)調味料の細かな違いを説明できるようになった幼い頃、母とスーパーで買い物中、本みりんを探していた母に、「あったよ~!」とボトルを抱えていった私。でも、「これはみりん風調味料、本みりんとは違うの。ほら、お値段も違うのよ」と、さらりと言われてがっかりした記憶がよみがえってきました。当時は「え?何で?」とほとんど理解できませんでしたが、このテキストを読んで納得。他にも、干ししいたけの「どんこ」と「香信」の使い分け方、市販のコーヒー飲料の「無糖」「低糖」「微糖」の表記基準などまで、知っていそうで実は曖昧な認識も正しく説明できるようになりました。試験が終わってもずっと愛用できる「公式テキスト」受験対策は、よくまとまった内容のテキスト一冊のみで対応可能。調味料に関するトピックスやコラムも充実していておもしろいです。コンパクトなA5サイズで持ち運びも楽々。子どもの習い事を待っている間や小児科の待ち時間など、すきま時間を有効活用しましょう。試験に合格した後も、ずっと手元においておきたいと思うほどお気に入りの本。キッチン脇において料理中にちょっと見返したり、家庭の本棚に置いて実用本として共有しても良いですね。娘にも引き継いでいきたい一冊です。ママ業に役立つ資格は他にもたくさん!忙しい子育ての合い間にも、資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。<文・写真:フリーランス記者石川友美>
2018年05月04日Upload By 楽々かあさんこんにちは。『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』著者、楽々かあさんこと、大場美鈴です。まずはご報告。うちの「あの」長男が、無謀にも約一年間の自宅学習で中学受験に挑戦し、第一志望の中高一貫校に無事、合格しました!小学校時代、字を書くのが苦手で、ノートもロクに書けなかった長男。漢字は何回書いても覚えられないし、得意なハズの算数もミスばかり。折角やった宿題は提出し忘れ、持ち帰ったテストはくっちゃくちゃ!成績表はC評価の「がんばりましょう」ばっかり…。そんな発達凸凹男子の彼の強い希望が叶ったこと、そして、受験勉強をきっかけに「おれ、勉強好き〜」と、今は言えるようになったことが、私は何より嬉しいんです。今回、親子で一緒に歩んだ日々を振り返りながら、「みんなと同じ」学び方が合わない子や、発達凸凹の差が大きい子が「勉強が好きになる」勉強法…そして、しんどい時期の乗り切り方などを、息子にインタビューを敢行!前・後編の2回に分けて、彼自身の言葉で語ってもらいました(文責・インタビュアー:製造責任者・母)。好きなことを入口にした、ボクの勉強法出典 : かあちゃん(以下、母):まずは、第一志望合格おめでとうございます。長男・◯太郎(以下、長男):Thank you!母:(笑)じゃあ、まずは志望校に合格した、今の素直な気持ちは…?長男:1つは嬉しいという気持ち。もう一つは「勉強大丈夫かなぁ」という不安もある。母:なるほど、中学での勉強に対する不安もあるんだね。第一志望の学校、すごく気に入ってたけど、どういうところが良かったの?長男:教育に新しい方法を取り入れてるトコと、明るい感じがしたこと。あと、おれの好きなカレー屋さんが近くにあったから!母:…いや、確か校則で「買い食い禁止」だから、まっすぐ帰ってネ(汗)。でも、かあちゃんも、小規模校でチャレンジ精神を大事にする校風だし、全校でICT導入済みで、すごくキミの個性にピッタリだと思う。自分に合った学校への希望が叶って、本当に良かった。Upload By 楽々かあさん母:じゃあ、具体的に勉強のことを聞くよ。キミは受験勉強を始めたのが正直かなり遅かったけど、そこからすごくがんばれたし、勉強楽しそうになったよね。「勉強ができるようになった」「楽しくできるようになった」その理由は…?長男:…とにかく歴史が楽しかったから。歴史に興味を持てたのは、かあちゃんが買ってくれたPCゲーム「信長の野望」とかがきっかけで!母:(笑)ソレだね。キミは元々PCゲーム大好きだから、「信長の野望」にすぐハマったよね。自分の好きなことからまず入っていって、そこから他の勉強にも広がっていったね。長男:他の普通のゲームでも、例えば、おれが前から大好きな「マインクラフト」でも、世界遺産の歴史的な建造物を再現して作ったりすれば、それは立派な学習になる。母:なんでも工夫次第で活かせるよね。それに、自分の好きなことや興味のあることだと、結構集中できるかな?長男:うん!母:でも、これだけだとゲームで遊んでるだけになっちゃうでしょ?ただのゲーム好きな子が「もっといろんなことを知りたい」って思えるには何が必要?長男:やっぱり、最初のうちは、興味を持てそうなところからやって…興味の輪を広げる!母:「興味の輪を広げる!」いい表現だね、これ。長男:おれは、歴史で興味を持ったけど、これはあくまで一例だから。例えば、算数の分数が好きな子もいれば、理科の元素記号とかが好きな子もいる。だから、まず自分の好きなことからやる!それで、自分の形に合うものからはめていく。母:ほうほう、ちょっとイメージを図に書いてくれる?Upload By 楽々かあさん長男:それぞれの子でいろんな形と穴があって、自分の持っているピースもそれぞれ違うから。だから、自分の好きなものから、ドンドン順番にはめていって、そして最後に、最初はあんまり興味持てなかったことも、埋めていくっていうか…。母:好きなものが広がると、興味も広がっていくよね。キミの場合は「信長の野望」が入り口で、そこから歴史全体が好きになって…長男:そう、戦国時代から…次が同じ武士つながりで、室町・鎌倉・幕末と明治維新とか、プラス江戸時代とかって感じで、次に日本の地理とか…。最初は1コだった「勉強の拠点」が、どんどん広がっていって…。母:なるほど!「信長の野望」と同じで、自分の拠点が増えて領土が広がっていくんだね。まずは歴史を一国制覇したら、地理でも「信濃川」「越後平野」とか、旧国名に因んだ地名は自然と覚えちゃうし、戦国モノは漢字もいっぱい出てくるもんね。長男:そう、漢字も見慣れる。社会を制覇したら、他のところにも勢力を広げる。母:興味が持てれば、勉強は全然苦にならない?長男:うん。母:でも、やっぱり問題集解いたり、「墾田永年私財法」とか覚えることも必要でしょ?(笑)それも嫌じゃない?長男:うん!興味持てれば!「マインクラフト」公式サイト「信長の野望」30周年記念サイト:GAMECITY(コーエーテクモゲームス)Upload By 楽々かあさん母:あとは「体験する」っていうのが、大事だよね。長男:そう!実際に見て、やってみる!まずは、地元の城とか、近所の郷土資料館とかでもいい。それで、実際に体験したら、思ったことをまとめる。ただ見ただけだと「楽しかった〜」で終わっちゃって、ただの観光になっちゃう。母:じゃあ、更にそれを勉強に活かすにはどうしたらいいの?長男:家族に「こういうところが面白かったんだよ」って話す!これだったら家族も、お土産より喜ぶ。母:人に話すって凄く大事だね、アウトプットするの。長男:そう、ノートに絵を入れて描いたり、家族に話して、外側に自分の考えをまとめる。母:実際に甲冑着てみると「もし戦場に出たら、こんな凄い重いのを着て、素早く動けないな」みたいなことも分かったよね。長男:映画だと、普通に歩けているように見えるけれど、あれはプロだから。それか、軽い素材でできてるのかも。実際の戦国時代で身軽に動けてるのは、相当鍛えてるからだと思う。だから、「実際どうなのか」自分で確かめる。火縄銃の実演見学も、空砲でもあんなにすごい音がしたらねえ…実際の戦場では火薬バンバンつめてさ、もっともっとスッゲー音がすると思う!!(瞳キラキラ)Upload By 楽々かあさん母:ああいう音は、体験しないとわからないね。長男:「どんくらい凄い音なのか」とか、まず行く前に予想立てる。母:おお、いいね。長男:城の天守閣からの景色はどんなか…「めちゃめちゃキレイだろう」みたいな予想。火縄銃の音は「スピーカー音30くらいかな」とか。で、実際見た後で、やっぱり「景色高くて怖かった」とか「スピーカー音50位だった」とか。あと本の図では、城のお堀があんまり深くなさそうだったけど、実際は予想以上にめちゃくちゃ深かったとか。実際に感じたことをまとめるといい。母:感覚が敏感なキミは肌で感じ取るのが得意だろうし、更にそれを人に話すのは、すごく◯太郎に合った勉強法だと思う。自分で体験してみないと分からないことは沢山あるよね。それからキミの場合、実際体験したことは、テストでも結構覚えてられるんじゃない?長男:そう結構覚えてる。本だけだと受験用の勉強はなおさら難しい。YouTubeとかの面白動画だったら、覚えるのはカンタンだけど。母:(笑)。やっぱり「楽しい」と思えるかどうかが大事かな?理科の実験もいろいろやってみたけど、家ですべての実験ができるわけじゃないよネ。長男:例えば爆発の実験とか、危険なのは動画で見る。でも、スチールウール燃やす程度だったら、ウチでスグできる。母:そうだね。スチールウール燃えるの、キレイだったね。あとは、YouTubeで塾の先生とかが、面白く分かりやすい解説動画を沢山UPしてたよね。そういうのも含めて「ひたすら問題集を解く」じゃなくて、自分に合った方法で勉強したのがすごく良かったなと思う。長男:結局、勉強の中で一番大事なのは、「興味の輪」を広げられるか、広げられないか、だとおれは思う。受験勉強中に本当につらかったのは、過去の記憶。出典 : 母:じゃあ逆に、この一年間で一番つらかったことを聞いてもいい?長男:……学校。母:うーん、やっぱりそうかあ。学校の何がつらかったかな?長男:もう、ずーっと前に、他の子に言われたヤなこととか…。母:そうだね。何年も昔のことを、ちょっとしたキッカケで何度も思い出しちゃうんだよね…。かあちゃんも、見ててつらかったけど、勉強してる最中に急にイヤな体験を、よく思い出してたよね…。長男:イヤな体験は「忘れようとしても忘れられない」みたいな、そういうのがある。母:そうだね。特に、受験勉強を始めて最初の三か月くらいは、ヤなことしょっちゅう思い出して、一旦ストップしたり…◯太郎にはつらい時期だったと思う。やっぱり、勉強に興味が持てても、いろいろ気になる事があると、余計に集中力が落ちたり、ミスが増えたり、ぼーっとするのが増えちゃうように思うんだよね。長男:うん…。出典 : 母:でも、多分◯太郎と同じように、学校でイヤなことがあって、勉強に集中できなかったり、「学校行きたくないなあ…」なんて思ってる子は結構いると思うんだけどネ。かあちゃんはネガティブなことも、決して思っちゃダメなワケじゃなくて「そういう時どうしたらいいか」が大事だと思う。キミはどうしてきたっけ?長男:うーん。おれは「スクールカウンセラーの先生に話す」とかした。母:そうだね。スクールカウンセラーの先生と、何度も相談させてもらったよね。長男:思い切って話した。母:そうすると、少しスッキリしたりする?長男:する。母:じゃあ、カウンセラーの先生は、どんなカンジで話を聴いてくれたのかな?長男:フレンドリーに話してくれた。あと、相談しながら一緒に給食食べてくれたし。だから、相談するのは「ちょっと恥ずかしい」とか、「初めてだから、よく分かんない」って利用しない子は多いかもしれないけど、友だちだと思って一回やってみるといいと思う。それでも不安な時は、親にも一緒について行ってもらうとか。母:慣れるまでの最初の何回かは、かあちゃん隣にいたもんね。それだと安心して相談できたかな?家の中だけじゃなくて、学校にも味方がいたのは、キミに取って大きいことだったかな、と思う。長男:そう、そう。一緒に勉強してくれた母と、いつも通りにしてくれた家族。出典 : 母:では、キミが勉強してる時、家族や周りの人が「してくれてよかった、助かったこと」ってある?長男:まず、かあちゃん。ずっと一緒に毎日勉強につき合ってくれてありがとう。母:そっか(照)。一緒にやったこと自体が、よかったんだね。長男:それから、弟と妹ととうちゃん。一緒にゲームしたり、フツーに息抜きしてくれて、今まで通りに接してくれたこと…うん。そしてMy dog は癒し。ぺろぺろしてね、おやつをねだってきてね、カワイイ。母:そうか。他の家族はいつも通りだったのが、かえって気が楽だったかな?長男:うん!それから勉強も、休憩を挟んで、朝・昼・夜に分けて、ちょこちょこやるのがいいと思う。母:まぁ無理しすぎないと言うか…集中できる時間も個人差あるもんね。キミはあんまり、毎日何時間も続けて勉強だと、ちょっと負担が大き過ぎるから「それはやめよう」って思ってた。成長期にしっかり睡眠を取るのも大事だしね。長男:それに、遊ぶのも大切なことだから。おやつ食べたりさ。そういう時間を作る方が、より集中しやすいと思う。母:うん、そうだね。じゃあ一旦、おやつタイムにしよう!(笑)その子に合った学び方なら、できる子は沢山いる…!出典 : この一年間での、自分の学び方に合わせた主体的な勉強は、多感な少年の心も成長させてくれました。そして、例え今、お子さんの学校の成績がイマイチでも、それはその子の本当の「学力」を表しているのではないと思います。「自分に合った学び方なら、勉強ができる子は沢山いる!」…私はそう、心から確信しています。☆次回「後編」では、長男が生意気にも、現在の日本の教育制度について思うことを正直に語ります。お楽しみに〜!大場美鈴/著『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』2017年/刊/ポプラ社
2018年04月29日小学校入学した広汎性発達障害の娘。勉強についていける?広汎性発達障害の娘は、小学1年生。小学生になる前に、親として、色々心配がありましたが、その中の一つが学校の「授業」。先生がクラスの子どもを一気に教える授業。娘が理解できるか…集中して受けられるのか…ついて行けるか…不安が募ります。Upload By SAKURAうまくいっていたのもつかの間!?担任の先生に告げられた娘の様子入学当初は、ひらがな五十音だったり…数字だったり…授業も宿題も簡単なものだけだったので、ついていけているようでした。Upload By SAKURAしかし、少しずつ内容が濃くなり…入学して2ヶ月ほど経った時、担任の先生から「授業についていけていない」という話をされました。娘は、先生が全体にする指示を聞き取れず、周りの子から大幅に遅れているとのことでした。また、授業中にマイワールドに入ることが多く、授業も聞いていないようでした。ちょっとだけ「小学生になったら、意外と何とかなるんじゃないかな」と思っていた私。自分の甘さを反省しつつ、新たにできた課題に挑むことにしました。発達外来の先生に相談したら…意外にも娘に必要だったのは今まで自宅での生活面や、コミュニケーションについては、いろいろ試してきましたが、小学生の勉強、授業の問題となると、ノープラン!!そこで私は、いつも的確なアドバイスをくれる、娘の主治医である、発達外来の先生に相談することにしました。私の話を聞き終わった後、先生は「宿題ってどんなものが出てる?」と聞いていきました。Upload By SAKURA先生は「おそらく宿題は、学校でやったことを確認するような復習の内容だと思う。発達障害のある子どもの多くは、復習と言うのはあんまり必要じゃないんですよ。娘さんのような子たちは、見通しのつかないことが苦手。初めて聞くことには、興味を惹かれないんです。こういう子にとっては、授業で聞くことは、二回目であったほうがいいんです。『あ、聞いたことある!』というのが、授業を聞こう!って興味になるんです。」とアドバイスをくれました。「だから、復習よりも予習が大事なんです。一度やってることは、自信にも繋がりますよ。」またまた私は、目からうろこ!何度この先生からのアドバイスに、うろこを落とした事か(笑)みんなと違う宿題をやってみる?それから先生はこんなことを言いました。「学校の先生にお願いして、みんなと違う宿題をだしてもらったらどうですか?例えば、来週出す予定の宿題を、先にもらうとか。」しかし…宿題を一人だけ別に…なんて…担任の先生の手を、これ以上煩わせるわけにはいかない。Upload By SAKURA学校で来週やる範囲をお家で予習!そこで私は、学校の先生に事情を説明し、毎週、来週やる授業の予定範囲を聞くことにしました。そして、娘が帰宅後、みんなと同じ宿題を終わらせた後、授業で使う教科書と、ワークブックをコピーして、来週予定のものを、先にやることにしました。ここでポイントなのは、教科書を書き写したりしてやるのではなく、同じ教科書やワークの、実際にやるものをコピーして使うこと!娘は視覚優先という特性があり、問題を書き写しても、それは同じものではありません。授業の時に娘が、「見たことある!」と思うよう、コピーを使うのです。娘は、この予習を毎日頑張ってくれました。Upload By SAKURA「やったことある」が授業中の娘をサポート!予習を始めて、1ヶ月ほど経った時、授業中の娘に変化がありました。学校の先生に聞いたところ、指示をしなければ書けなかったところが、 スッと書けているとのことでした。予習として事前にやっているためでしょう。もちろん、同じものをやっているので、当たり前と言えば、当たり前。しかし、娘にとっては「授業がわかるという自信」につながっているようでした。娘の口から、自信満々な授業の話を聞くと、私も嬉しくなり、予習の大切さを改めて感じました。Upload By SAKURA授業中はサポートできないけれど、家でできることは親子でやってみる娘は、みんなと同じ勉強方法・勉強量では、ついていけません。小学校に通っているからと言って、 学校にすべてを任せるのではなく、 娘がみんなと同じようにやれるように…家でも、努力でカバーできることは、 とにかくやってみる!! そういう気持ちをもって、取り組んできました。そうするうちに、授業を少しずつ聞けるようになってきたようで、予習をすることも少しずつ減ってきました。算数に関しては、ほとんど必要ないほどに。言語が苦手な娘は、国語が苦手。文章を読み取って問題に答える、文章問題や、文章を自分で構成しなければならない、感想文や作文は、まだまだです。ですが、徐々に、授業でやったプリントを、先生の指示を聞きながら、自分で丸付けできるようにもなりました。1年生も、残り僅か。4月には、娘も2年生になります。2年生になれば、勉強もより難しくなります。宿題やテストの結果などから、娘の学習状況を確認しつつ、担任の先生に授業の様子を細かく聞きながら、予習を調整していきたいと思っています。Upload By SAKURA
2018年01月24日小学校中学年以上のお子さんがいらっしゃるご家庭では、学校での学習の難易度が高くなるにつれ、わが子の成績の善し悪しが気にかかるようになるのではないでしょうか。「うちの子、もしかして頭が良くない?」一抹の不安からこのままではいけないと思いつつ、どうしたらいいか分からない。テストで散々な点数を取ってきたわが子につい厳しく怒ってしまうという話はよく耳にします。●親が怒っても、やる気が出ることはまずないご自身が子どもだった頃を思い出してみてください。親や学校の先生に成績の事で怒られ、嫌な気持ちになった後「よし、勉強やるぞ!」とは思わなかったのではないでしょうか?さらに怒られ続けることによってお子さんが、「どうせ自分はバカだから」と卑屈な考え方になっていく危険性があります。ある有名なプロ家庭教師が書いた本で読んだのですが、「子どものやる気を失わせるような親の関わり方を変える だけで、成績は上向く」とのことでした。では具体的にどう関わるのが正解なのでしょうか?●ポイント①命令形では効果薄!褒めるタイミングを見逃さず、親の気持ちを伝えて学校の成績が悪いわが子に、せめて宿題くらいは毎日きちんとやってほしいと思うママの気持ちはよく分かります。しかし、「宿題しなさい!」と命令口調で言うのはよくありません。子どもには、「承認欲求」があり、自分を認めて欲しいと思っています。ですから、まずは①お子さんの日頃の行動をしっかり見ていく ことから始めましょう。そして自主的に机に向かった時を見逃さず、②「自分から宿題をした」という1点をしっかり褒めて あげてください。その時、③「お母さん、あなたが自分から宿題をやってくれて本当に嬉しい。」と母の気持ちを一緒に伝える ことがポイントです。自分のしたことを認められたことは、嬉しい記憶としてお子さんの中にしっかり残ります。時間は少しかかるかもしれませんが、お子さんは良い行動を繰り返して「また親に認めてもらいたい」という方向に向かうはずです。●ポイント②「勉強のやり方が分からない」という悩みにどう向き合うか株式会社ベネッセホールディングスが2014年に行った「小中学生の学びに関する実態調査」によりますと、小学生の「学習上の悩み」の項目に挙げられた回答に「上手な勉強のやり方が分からない」が39.9%の割合を占めていました。これは全体で2番目に多いものでした。また中学生では、子どもの成績を上位層・中位層・低位層の三段階に分け「上手な勉強のやり方が分からない」と答えた割合を算出しています。上位層:29.9%、中位層:55.3%、低位層:75.0%という結果になり、これにより成績が悪い子どもほど上手な勉強のやり方が分からないという悩みがある ことが明らかになりました。こういうデータがある以上、この悩みにどう親が向き合ってあげるかがポイントになってくると思います。低学年なら・宿題のドリルをやっている間は、隣で見ている(よくできていたら褒める)・字や計算の丁寧さをチェックしておく中学年以降は、・簡単な計算練習を毎日続けていく(市販のドリルやお手製のプリントでOK)・夏休みなどの長期休暇中は、その学期履修した範囲を必ず復習する(全科目)少々手間はかかるものの、こうした地道な作業で学習の習慣化を図っていくことが効果的だと思います。●学びの面白さを伝えよう同調査でもう1点、大変興味深い結果が現れています。それは、「学びの面白さを伝える保護者の子どもはそうでない保護者の子どもより、好奇心や関心を動機として学習をする割合が約10ポイントも高い」というものです。これは子どもの苦手科目の代表選手・算数(数学)に関しての結果です。子どもの学習動機は非常に重要です。今後の人生の中で「どんな動機で勉強がしたいか?」はお子さんの将来の進路にも関わってくるからです。親と子の関わりが深い小学生だからこそ、親は子の学習動機にアプローチできます。「勉強を教える」や「できないことを叱る」視点ではなく、パパやママが「学習の面白さ」を積極的に伝えてみて はいかがでしょうか。例えば筆者は、算数(数学)が大好きです。中学受験を控えている娘には算数という科目の魅力をどうにかして伝えたいと日々奮闘しています。算数は、パズルのピースがピタっとはまったときのような気持ちよさを自分自身で味わうのが醍醐味だと思います。工夫している点は・与えるのはヒントだけ・「自分の考えを式に書く事」をアドバイスする・必ず見直すようにさせるという3点です。これでじっくり問題に向き合い、解決してみる。間違えた問題は数日以内にもう一度解いてみるようにさせています。まだまだ先は長いですが、本人も少し算数の面白さが分かってきたと言っています。これからも続けていこうと思っています。----------いかがでしたか?成績が悪いわが子への向き合い方が分からない、気付けばいつも怒ってしまい他に何も対策が思いつかないという悩めるパパ・ママたちの参考になれば嬉しいです。参照/株式会社ベネッセホールディングス「小中学生の学びに関する実態調査」速報2014年小学館 平成30年2月号ベビーブック別冊「café BB」「子どもに伝わるほめ方・叱り方」●ライター/あしださき●モデル/前田彩
2018年01月22日くも膜下出血から退院したものの…息子にみられた数々の異変学校での事故で外傷性くも膜下出血になり入院した息子リクでしたが、頭痛や眩暈もおさまり、2週間ほどで退院することができました。Upload By ひらたともみ退院して数日後には学校に行けるようになったリク。このとき私立の受験まで2か月。公立高校の受験まで4か月…。受験勉強もなんとか間に合いそう!と思っていた矢先、私はリクの異変に気づき始めました。Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみケガをする前のリクは、私も仰天するほどの努力の甲斐もあり、成績も急上昇。ところが、上り調子だった勉強が退院してからさっぱりわからなくなったらしく、テストの結果も過去最低更新記録の連続。常にイライラして落ち着きがなく…おまけにどこでも寝てしまうのです!テレビを見ながらウトウト、食事中にウトウト、学校でもウトウトと、とにかくすぐ眠ってしまうようになりました。それに、思春期で私にはそっけないリクでしたが、おおらかさと面倒見の良さで慕われてきたはずなのに…学校では急に暴言を吐いたり、先生に食ってかかったりと、まるで人格が変わってしまったかのようなことが続いたのです。息子の異変に疑問を持ち、病院を受診したところ…Upload By ひらたともみ「やっぱりおかしい…!」心配になってネットで検索してみると、今のリクの様子は、高次脳機能障害の特徴に当てはまることばかりでした。高校受験も控えており、私立の願書も提出済み。病院になんとかお願いをし、最短で検査してくれる専門の病院を紹介してもらうことになりました。Upload By ひらたともみ心構えしていたせいか、医師の高次脳機能障害という診断を、リクも私も落ち着いて受け入れました。息子の不安と苦しみに手を差し伸べたのは妹の真っすぐな愛情Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみ不快な異変の原因がケガの後遺症だとわかるまで、リクは相当なストレスと恐怖と混乱だったと思います。くも膜下出血も収まり、日に日に回復していく頭痛や眩暈と裏腹に、脳内だけが暗い森の中で、昼夜問わず光を求めて歩くような日々…。学校で窓ガラスを割ってしまったときは、はたと我にかえったとたん、どうして自分はこんな乱暴なことをしているのだと、ガクガクと震えて泣いていたそうです。会議室に私と娘が迎えに行ったとき、リクは妹のイロハを見て、安堵の表情を浮かべていました。リクの手を握るイロハの小さな手は、兄を想い、なぐさめ、未来の展望など皆無でもいいから、共に明るく一緒に進もうと言っているようで、自然と私も涙があふれ出し泣いていました。実際のところ、医師に高次脳機能障害と言われ、リクも私もホッとしました。というのも近年、高次脳機能障害は時間をかけてリハビリすれば改善されることが多くなったそうです。高校生になれてもなれなくても、リクはリク。怒りっぽい今のリクは、いつか元の優しいリクに戻る日がくるんだと、冬の満点の空を見ながら、毎夜祈るばかりです。
2018年01月19日勉強は断固拒否!こんな状態で、将来だいじょうぶ?Upload By かなしろにゃんこ。息子リュウ太は気がのらないことは暴れてでも徹底的に拒否する性格!中2で反抗期真っ盛りのころは「受験勉強やりなさい!」と買ってきた問題集を広げて促しても「問題集を見ると気分が悪くなるから見せんな!」と反抗するばかりで、私の言うことは聞いてくれませんでした。こんな状態で、将来この子はだいじょうぶなのかな?と心配になるぐらい、自由に怠惰に生活する息子でした。就活するならPCスキル必須!?リュウ太を早くからパソコン慣れさせようと…Upload By かなしろにゃんこ。そんなとき、仕事で、障害者雇用のコンサルタントをされている方にお話しを伺う機会がありました。発達障害がある子の就職でも、「基本的な挨拶や礼儀を身につけることに加えて、パソコンを使えるようにしておいたほうが良い」とアドバイスをいただきました。パソコンといってもインターネットができる程度のスキルではなく、ExcelやWordなどの事務系ソフトをある程度扱えるようになっておくほうが良いということでした。就活だなんてその時はまだピンときませんでしたが、「就活はあっという間にやってきますよ!準備しておいたほうがいいでしょう」と教えてもらい、「よっしゃ!うちも息子に徐々に教えていこう!」と決意。最近は中高生でもスマホを持つ時代で、若者のパソコン離れが指摘されています。わが家も、自宅にパソコンはあるものの、息子の使用頻度は低かったので、今のうちに何かソフトの操作を教えてパソコン操作に慣れてもらおうと考えました。絵を描くのがスキな息子。まずは、画像編集ソフトからスタート!Upload By かなしろにゃんこ。私のパソコンにはグラフィック系のデザインソフトかマンガ制作ソフトしか入っていません。事務系ソフトはない…。でも、まずはパソコン操作に慣れてもらうことが大切!「絵を描くことからはじめれば覚えやすいかな?」ということで、息子の機嫌が良い日に「フォトショップっていう画像編集ソフト、覚えてみない?」と誘ってみました。息子は絵を描くことがスキで、このソフトにも以前から少し興味がある様子でした。でも、「やりたい教えて~!」とは言わず「やってもいいけど」と、「お前何様だよ…」ってツッコミたくなる返事でした。思春期の子はその辺も難しい!完全に照れ隠しな返事です(笑)ソフトの扱いを教えてみると、普段は人の話を落ち着いて聞くことができない息子なのに、集中して覚えてくれました。話を聞いてくれると親も欲を出して「この波にのってドンドン教えたい」とアレコレ伝えてしまいます。「お母さんの説明は、早くて分からない」と怒りだすこともありましたが、何日間か続けて教えると機能を覚えて、自分だけでスラスラ操作し、好きな絵を描いて楽しめるようになりました。ソフトの面白さにハマってくれて「毎日やりたい」と言うので、私が使わない早朝の時間だけ自由に使っていいルールにしました。すると、寝坊助の息子がパソコンやりたさに朝5時半に起きるようになりました!驚きです。好きな音楽をヘッドホンで聴きながらルンルン♪で2時間絵を描いてから学校に行くようになりました。リュウ太って、2時間座って作業ができる子だったんだ!Upload By かなしろにゃんこ。この子って2時間座って作業ができる子なんだ~と感心したものの…学校の先生から「最近リュウ太くんが授業中に本格的に寝るんですけど、夜はちゃんと睡眠とれていますか?」と聞かれてヤツめ、学校で寝ていやがったのかーーーーー!!(怒)と言うわけで、その日から平日の早朝はパソコン禁止にしました。それでも、息子が落ち着いて作業できるようになった姿を見るのはうれしいものです。高校生になってからは、自分で安いパソコンを買い、いろんなソフトを楽しむように。操作にも慣れ、少しは成長しました!そんな息子も、今年は成人に。本当にあっという間に大人になってしまいました。あ、就活の準備は…まだまだ親が思うようには進んでいませーーーん(焦)そんなわが家に今ドンピシャな本がこちら!就活アドバイスをくれたコンサルタントの方の著書です。子どもの就活前にどんな準備が必要か参考になりますよ。
2018年01月09日回復するケガとふさぎ込む心外傷性くも膜下出血で入院中の息子リク。点滴も外れ、フワフワした口調もだんだんと安定し、状態は少しずつ良くなってはいましたが…。受験まであと3か月、激しい頭痛に襲われたりと受験勉強に取り組めるコンディションではなく、そのことが息子を焦らせ、とうとう嘆くのにも疲れたのか、次第に笑わなくなっていました。そんなある日、リクの友人がお見舞いに来てくれました。Upload By ひらたともみリクは学校の友だちの気兼ねないふるまいや、屈託のない話題に、大声で笑い、ほんの数分で、こぼれ落ちるほどの若きパワーが部屋中を駆け巡っていました。それはなんだか懐かしい光景でもあり、私の心も救われたように思います。Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみ入院してから、ロビーに出るのはこれが初めて。歩き方もぎこちなく、息があがっているのが見ていてよくわかりました。Upload By ひらたともみつらさをこらえ最高の笑顔で友人に伝えた「ありがとう」Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみこの日友人が来てくれたことで、リクは驚くほどはしゃぎ笑い、その表情は喜びで溢れていました。勉強したいと焦り、嘆き、ふさぎこんでいたリクに対し、私は声をかけ励ましているつもりでしたが…リクにとっては軽々しく浮薄なものだったのかもしれません。ひたすら気を使ったような私の励ましは、今のリクにとって、いつも通り接してくれる友人のくれるパワーには到底かなわないものだったのです。友人達の前で、おぼつかない足取りながらも友人と肩を並べて歩くリク。それはリクの精一杯の意地でした。リクは私の知らないところでたくさんの絆をつくり育んでいました。事故後、記憶の整理や物事の理解に困難が出ている状況なので、本当はみんなの話すスピードについていくだけで必死だったと思います。それでも「友だちと歩きたかった」から見送るというリクの本心は、同情もせず、いつも通りに接してくれた友人たちへ向けた、彼なりのプライドの証なのかもしれません。15歳という粗削りな経験の中でも自分の口からふいに「幸せだ」という言葉が出てしまうほど、これまで友人達と過ごしたなんでもない日々がリクの全てであり、守りたいものであり、宝物だったのです。怖めず臆せず日常を取り戻そうとする勇敢なリクの後ろ姿を見て、子どもは親が思う以上に大人で、「うちの子がかわいそう」の愛情だけでは、もうどうにもならない年齢になったのだと心打たれた一日でした。退院まであと少し。いつか必ず、「そんなことがあったね!」と笑い合おうね!リク…!
2017年12月27日成績の上がった通知表を手にしたまま、入院生活へ…体育の授業で事故にあい、そのまま救急車で運ばれ外傷性くも膜下出血と診断された受験生の息子リク。事故にあった日は学期末で、リクは通知表を受け取るのをとても楽しみにしていました。というのも中2までの通知表は5教科オール2だったものの、3年になって勉強に精力的に取り組むようになり、テストの点もあがっていたからです。学校から救急車で運ばれそのまま入院となったリクのかわりに学校から通知表を受け取った私は、また車を走らせ病院に急ぎました。私の胸中は、一刻でも早く、リクにこの通知表を見せたい思いでいっぱいでした。Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみ空腹を訴えるリクをかわいそうに思いつつも、食欲があることに少しほっとしながらこの日は病院をあとに。…本当に長い1日でした。小さいころから、リクは人よりケガの多い子でした。でも、こんなに不安になったのは今日が初めてです。昼間、不安な気持ちを抱えながら、リクが受け取れなかった通知表や置きっぱなしになってしまった勉強道具を学校に取りに行くとき、ふとリクが生まれた日のことを思い出していました。小さく産まれた赤ちゃんのリク。いっしょに産院から帰ることが出来ず、全身管だらけで数か月ガラスケースの中にいました。私は毎日、母乳を泣きながら絞り、車を走らせその母乳を届けていました。そして、ガラス越しの赤ちゃんのリクに、「元気ならばそれでいい」と心から願っていたのです。それが、成長とともに他人と比べ、言葉が遅いとか、字が読めないとか、そんな不安で勝手にイラ立つようになり…いつの間にかあの日の「元気ならそれでいい」は、もうどこかに置いてきてしまっていました。しかし今回の事故で改めて、リクが生まれてきたときの初心を思い出すことができたように思います。入院することにはなりましたが、こうして今、リクと会話ができることや、普通にお腹をすかした15歳の屈託のない姿を見ているうちに、いつのまにか私は受験云々をどこかに放り投げ、リクが産まれてきたときの「元気ならそれでいい」という気持ちでいっぱいになっていました。リクの不安が爆発、自分はいったいどうなってしまったのかとパニックに!そのまま入院となったリク。私は毎日、着替えを届けたりしながら、リクの様子を見舞っていました。Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみイライラすることも、集中できないことも、頭の整理がうまくできないことも、ケガのせいではあるけれど、発した言葉は素直なリクの今の気持ちだったと思います。その溢れんばかりのリクの不安は、ただただ悔しくてどうしようもなくて、泣き叫ぶしか手立てがなかったのでしょう。お母さん、リクの悔しい気持ち、分かるよ。焦る気持ちもわかる。勉強頑張ってきたの、知ってるからね。そりゃそうだよね…。でもさ…リク…、でも‥‥…でもの続きが出てこない…。情けないけど、親として、母として、人として、どんなふうになだめていいか、どんな言葉が的確か、病院を後にしてからもずっと考えあぐねていました。今のリクの気持ちにピッタリくるような言葉をかけてあげることは出来なかったけれど。「元気ならそれでいい」本当に今、私の気持ちはそこに再び立っています…。
2017年12月12日みなさま、子どもの勉強や宿題でイライラしたことありますか?私も初めの育児の時こそ気にしてあれやこれや口出したりしていましたが、だんだんと「口うるさく言われるほど子どもはやる気をなくす!」ということを実感したので、今や、最低限の宿題さえやってりゃいいや~という感じです。 そんなある日の末っ子(当時3年生)とのやりとりです。 おやつ抜きは冗談で、終わったらおやつ食べようね~ってことで一緒にテストの見直しをしました。 【ここでちょっとポイント!】・おやつ抜き=罰になって嫌な気持ちになる・ご褒美=癖になると報酬がないとやらなくなるので内容に気を付けたいところ。・やってからおやつ=行動の順番の調整。いつものちょっと嬉しいことが待ってるとご褒美気分になれる。 頭ごなしに怒ってやらせようとすると勉強が「嫌なこと」になってしまうし、テスト隠されたら分からないところ教えてあげられない。分からない所が増えるともっと嫌いになる。悪循環です。 子どもにやって欲しいことは「好きじゃなくても嫌いにさせない」ということって大切な気がします。嫌いでもやれることも大切ですが、それはこなすだけ、最低限になりがちです。 数年先の子どもを考えて、楽しみにしながら「どうやったら子どもをノせられるだろう?」って視点で関わっていけたらいいなと思う(理想)今日この頃です。【お知らせ】前回の第9話「クリスマス親の失敗エピソード3選!」の記事下アンケート「Q. 子どもとのクリスマスで失敗した経験はありますか?」の回答をまとめました! 失敗で多かったのは…? アンケート結果はこちら↓
2017年12月09日こんにちはライターのいるみです!妊娠中は産院で行われる勉強会や雑誌、ネットなどでお産について勉強しある程度お産についてイメージを固めたりしました。お産を経験されたみなさんも、ある程度調べてお産にのぞまれたと思います。さてみなさんは、思い通りの出産ができましたか?わたしはというと……今回は1人目と2人目のお産の時のお話しを紹介します!頭ではどうすればいいかわかっていたのですが、いざ陣痛が来ると想像以上の痛さ で実践することができませんでした。個人差はあると思いますが陣痛から出産までって長いですよね……。その長い時間ずっと助産師さんが付き切りというわけにもいかないので『何かあったら呼んでくださいね!』と陣痛室に夫と2人きりに……(夫は描いていませんが居ます!!)夫は励ましてくれたり、痛い所をさすってはくれるのですが肝心の子宮の広がり具合を見ることはできないので私は、早く産んで楽になりたいがあまりに産むまで何回も助産師さんを呼んでしまいました。(……申し訳ないです。)いつまで耐えればいいのか、ゴールが見えなくて不安な私を優しく励ましてくれた助産師さんには本当に助けられました!!そして、みなさんのおかげで無事第1子を出産することができました!!(分娩所要時間約12時間)(分娩所要時間約8時間)「どうしてこんなに変わったの!?」とお思いの方も多いでしょう!わたし自身も描いていて『まるで別人じゃん!!』と思いました。なぜこんなにも頑張れたのか考えてみたのですが多分『痛さの限界を知っていた 』というのが大きかったのではないでしょうか。一人目の時はいつ終わるかわからない痛みに怯えていましたが、2人目となるとなんとなくどれ位我慢すればいいかわかっていた ので頑張れたのではないかなぁ……と思いました。陣痛中にスクワットや病院内を歩いたりするとお産が進むとよく聞きますが分娩台に上がってから産むまでにさらに体力を使うので、ペース配分には注意が必要です!最後に1人目で色々と後悔が残るお産をしてしまった私ですが2人目を産んでやっとほんの少しお産についてわかったような気がしました。こらから初めてお産をされる方はあまり理想を求めすぎず、無理のないお産をしてくださいね!●ライター/いるみ
2017年12月05日子どもに進んで勉強をしてもらうために、お菓子やおもちゃ、お金などのご褒美をあげる人も多いかと思います。この方法だと子どもは欲しいものがあるときには頑張るのですが、ご褒美がないときは頑張らないということにもなってしまいます。Q.子どもの勉強や成績でご褒美、効果ある?1.ある 50.3%2.ない 18.9%3.わからない・どちらとも言えない 30.8%効果があると答えた人は50.3%と約半数。何もないよりは効果があるといことのようです。■各家庭のご褒美システム公開!ご褒美とひとことで言っても、あげるものやあげるタイミングは各家庭でさまざま。そこでみなさんが取り入れているご褒美システムについて聞いてみました。「子どもの誕生日が6月なので、年初めから誕生日までがんばったら欲しいプレゼントをあげて、次はクリスマスまでがんばったらまた欲しいプレゼントがもらえるというシステムになっています」(青森県 30代女性)「ご褒美をチラつかせて頑張る機会を与えることは、間違いではないと思う。おやつを豪華にしたり、テレビやゲームの時間を増やしたり、地味な駆け引きで何とかやってます」(神奈川県 40代女性)「子どもの方から『今度のテストで◯◯点取ったらご褒美くれる?』と気持ちを上げたいのか言ってきます。なので、いいよって言います。でも、残念ながら今までその点数になったことがないので、ご褒美はなしです」(山口県 40代女性)「小・中学生のころは褒めることが大きなご褒美でした。高校受験のときは合格したらスマホと約束していました。そういうご家庭が多いのか、県立高校の発表の次の日は携帯ショップが激混みでした」(神奈川県 40代女性)■勉強を頑張るのは自分のため! ご褒美なんて必要ない親が頼んで勉強してもらっているわけじゃないんだから、ご褒美なんてあげる必要はないという人もいました。何もせずとも、誕生日やクリスマスにはプレゼントがもらえるんですから。「ご褒美制は一時的には効果があると思いますが、何のために勉強するのかの目的を間違えているので、子どものためになっていないと思うので反対です。経過や結果を褒めることはします」(神奈川県 40代女性)「ご褒美…。子どもが宿題や勉強をごほうびのためにするなんて、私には考えられない! もちろんご褒美なんかしません! 泣いてでもやらせます」(栃木県 40代男性)「ご褒美って表現に違和感。勉強や成績って褒美を与える親のためではなく、子ども自身が自分のためにやるものだよね」(神奈川県 40代女性)■小学生までならご褒美目当てでもいい小学生のうちならご褒美と言っても小さなものですし、それでやる気になれるならいいのではという人もいました。大人もご褒美目当てに頑張ることもありますしね。「ご褒美がないと自主的にやらないなどのリスクはないと思います。ご褒美があってもなくても、やる子はやるし、やらない子はやらない。それに節目節目で祖父母がお祝いをくれるし、難関校に合格したらお祝いをしない家庭はないでしょう。どれも立派なご褒美です。素敵なことだと思うし、小学生のうちはいいのでは」(神奈川県 40代女性)Q.子どもの勉強や成績でご褒美、効果ある?アンケート回答数:4801件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年12月01日中3の通知表をもらう日、救急車に乗るほどのケガをした息子LDの息子が通う中学校は2学期制なので、10月上旬に1学期の修了日があります。修了日は通常授業と修了式を受け、中3になって初めての通知表をもらう予定でした。中2までの通知表は5教科オール2でしたが、ここのところテストの点も上がっていた息子。人が変わったかのような頑張りを見せていたので、この日の通知表を本人も私もとても楽しみにしていました。子ども達を学校へと送り出し、家で仕事をしていたところ、10時頃、息子の通う中学校から電話がかかってきました。体育でバスケットの授業をしていた際に相手プレイヤーと接触し、転倒したとのことです。Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみ意識はしっかりあるものの、転倒した際の記憶がまったくないというリク。救急車で救急隊員の方から説明を受け、脳外科のある病院に搬送されることに。検査結果は外傷性クモ膜下出血、そのまま入院することに…Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみ確かにリクの様子はいつもと違っていました。意識はあるものの、話すリズムや表情、目の焦点が合っていないのです。それなのにこの子、この後に及んで勉強する気なの!?母ちゃんびっくりだよ!目標や夢を抱え、地道に努力を続けていた息子Upload By ひらたともみ私は不安をみせまいと明るく振舞ったまま病院を後にしていったん帰宅し、言われた通り勉強道具を抱え、学校に寄り、通知表を受け取りました。そして通知表を開いたら…。Upload By ひらたともみそこに並ぶのは、3と4の成績。これまで5教科オール2だったのにも関わらず、です。勉強や進路に関しては本人に任せていましたが、普通科高校への進学を希望しているLDの息子に対し、私は心のどこかで息子が無謀な希望を抱いているのではないかと勝手に決めつけていました。元々あきらめないことの大切さを子ども達に教えていたのは、私だったのに…。息子は、自分の抱えるLDの困難さを理解した上で、それでも何倍も努力することで「ようやく人よりプラス1になる」ということを知り、私たち親の知る以上に目標やら夢やらを抱え、地道にただただ小石を集めるように、コツコツと勉強し、中3ではじめて「4」の成績を得られるまでになっていたのです。通知表を見たとき、空に向かって叫びたくなるくらい感動しました。頑張った者が報われ、LDだってできるんだ!と思うと、心から息子を誇らしく思え、肩を震わせて泣きました。しかしこのケガで、リクはリスクを背負ってしまいました。どうしよう‥‥どうしよう…。今頭の中はそればかりです。このお話は、もう少し続きます。
2017年11月29日LDでも、勉強の成果が出なくても…めげない息子Upload By ひらたともみLD(学習障害)のある息子は現在中学3年、受験生。部活に、文化祭に…と精力的に中学生活に取り組んでいましたが、勉強の方はというと、教科によっては1ケタ台のテストの点を取ってきているものもありました。しかしそれでも、たとえ課題の答えが間違っていたり、テストでなかなかいい結果がでなくても、めげずに根気強く、毎日をいつも通りにこなしていました。その姿勢と粘り強さには、感動すら覚えます。そして部活も引退になった夏休み。リクのライフスタイルに変化が出てきたのです。ウチの息子が…本当に勉強をしにカフェへ…?Upload By ひらたともみ当然ながら、本当に勉強しているんだろうか…?という疑念を抱き、時々こっそり偵察に行ったのですが…Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみまさにミラクル!結果が出だしたのです。LD検査時に言われた「開花」の可能性の話を思い出したUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみ「普通科高校に入りたい」そう言ってはいたものの、正直、なかなか点数が上がらなかったリク。口には出しませんでしたが、私の中には普通科高校進学以外の道もあるだろう…と考えていました。が!それは時期尚早だったと思い知らされることに!徐々に努力が実りだし、校内順位も上がってきたのです。受験はリクにとって、人生最初の大きなチャレンジの場。今はとにかく、どういう形であれ、リクの未来に希望があればいいな、と願ってやみません。
2017年11月14日小学校から不登校だった娘のフリースクールでの過ごし方出典 : アスペルガー症候群の診断を受けている中学校3年年生の娘は、小学校2年生のときから学校には通っていません。自宅でもほとんど勉強をしてこなかった娘ですが、「高校には行きたい」と自ら訴え、特別支援コーディネーターの先生にも相談し、来年からは通信制高校に行くことが決まりました。合わせて、自宅から通える場所にある、技能連携校にも通うことに。技能連携校というのは、通信制高校の分校のようなところで、通信制高校と技能連携校の両方に入学することで、技能連携校の方で卒業に必要な出席日数、レポート提出、試験をすべて済ませることができるそうです。娘が通う予定の技能連携校では、フリースクールとしての機能も持っており、高校入学までのあいだは、ここに通うことになりました。フリースクールでの1日はというと出典 : 娘の行くこのフリースクールでは、ピアノ教室と提携していて生徒は無料でレッスンを受けることができます。好きな曲をピアノの先生に聞いてもらって、 それを先生が聴き取って、弾き方を教えてくれます。先生のモットーは「音楽は楽しむもの。 譜面も見ないで自分の好きな曲をまずは弾いて楽しむ」なんだとか。だから、みんなピアノの時間が大好きだそうです。娘もまずは15分ほど先生とピアノを弾きます。特にピアノに興味がなかった娘ですが、自分の大好きなゲーム音楽を弾けるようになるのは楽しいようです。それから学習スペース(特に決まってないのですが)で、校長先生か教頭先生と一緒に勉強します。2人とも元小学校の先生で、塾講師のキャリアも長いので教え方が上手。学校と比べて生徒の自主性を重んじ、いくらできなくても決して声を荒げるようなことはありません。なので、怒られることが怖くてたまらない娘も安心して教わっています。小学校2年生で学力が止まっている娘は、レベルにあったプリントを1枚ずづ取り組んでいきます。たとえば、1桁 + 1桁の計算問題、また別の日は4年生くらいの漢字の読み問題。時間にしてわずか20分くらいで終わってしまう内容です。時にはほかの生徒さんも交えておやつタイム。ジュースとお菓子を頂きながらホッコリと休憩。そして1日は終了。滞在時間は全部合わせて1時間程度です。1回20分の勉強って効果があるのだろうか?出典 : 娘は満足そうなのですが、親としてやはり気になるのが勉強時間。「え、こんなちょっとでいいの?」と思うのが正直なところです。「ただでさえ人より遅れてるのに」って。でも、校長先生が言うには「学校のように、1日6時間も座って興味のないことも勉強するより、こうやって少しずつ集中して勉強したほうが効率がいいんですよ。」この言葉に疑いを持ったわけではありませんが、どうしても腑に落ちず、娘の主治医である思春期外来の先生にも勉強時間について聞いてみたのです。すると、「娘さんのような子どもたちは、普通の学校のようにカリキュラムを組んで、これをこなさないと次にいけないとなると絶望的な気持ちになります。 今のやり方がいいと思いますよ」とのこと。そういえば、以前娘の支援に関わってくれた先生にも同じようなことを指摘されたことを思い出しました。その人が言うには、ただ漫然と課題を与えられても、いつまでやり続ければいいのかわからず、不安になってしまう。だから、全体図を見せて今はここをやっているんだよと教えてあげることが大切だと言うのです。確かに、今の娘の学習の遅れは大きく、どれくらい勉強したら追いつけるのか本人も分からず不安になっている様子が見受けられます。だからこそ、フリースクールでの小学校1年生レベルから徐々に始められる環境、先生が「大丈夫、ちゃんと追いつくからね」と言ってくれる環境があることで、過度な負担や不安に悩むことなく学習を進めることができるのだと気づくことができました。在校生・卒業生たちとの交流も!出典 : フリースクールも技能連携校も、スペースやスタッフはみんな同じです。なので、娘が勉強している側で高校生や、遊びに来た卒業生が娘に勉強を教えてくれることもあります。また、先日は卒業生に仕事の体験談を聞いたりして、とても話が盛り上がっていたそうです。そうして世代を超えた交流ができるのも魅力の1つだと感じました。また、そうやって高校生たちと交流することで、実際に通うことになる技能連携校に馴染んでいくことができるのも、校長先生の狙いだけあって、さすがと思います。実際、娘はフリースクールに入ってから「学校(フリースクール)の予定表ちょうだい」と言ってくるようになり、すっかりフリースクールに所属意識を抱いているようです。思い返せば、小学校を卒業するときには、中学生になる不安で体調も悪かった娘。でも中学を卒業する今回は、気持ちもすこぶる安定していており、私もホッとしています。あきらめないでよかった出典 : このフリースクールに出会うまでには、さまざまな機関を頼り、そして失敗を繰り返してきました。今回やっと娘に合うところに出会うことができ、あきらめずチャレンジを続けてきたことは間違いではなかったと思うことができます。娘に起こったなによりの変化は、「私には行くところがある」という安心感による気持ちの安定だと思います。また、同時に、来春から通う技能連携校の様子を内部からまじまじと見て、見通しがたったことも大きな理由でしょう。こうした要素が合わさったことによって、娘は希望を持って、春を迎えることができると思います。小学校から中学校に進学する際、不安から体調やメンタルを大きく崩した経験があるだけに、中学3年生になるのが怖かった私。でも、笑顔でいつも通り過ごしている娘を見て、本当によかったと胸をなで下ろしています。
2017年10月23日こんにちは。コラムニストで経済思想史家の鈴木かつよしです。筆者が子どもだった昭和30年代から40年代は「勉強は苦手だけどスポーツだけは得意」という友だちがいっぱいいて、“勉強エリート”の子たちとはまた違う存在感と輝きを放っていました。しかし現在は、スポーツができる子は“アスリート”と呼ばれてエリートの一種とされますので、すべからくメジャーな存在になりました。今、ポテンシャルのある層として存在しているのは「勉強もスポーツもこれといって得意ではないけれどコミュ力だけは自信がある」という子どもたちではないでしょうか。このような子たちはその後お笑い芸人や地方議員として有名になったりする場合もあり、楽しみな面も多いのですが、一方で気をつけないと足元をすくわれてしまう「落とし穴」と隣り合わせにいるようにも見えます。今回は“コミュ力自慢”の子どものママのみなさんにぜひ注意して見守っていてほしい彼らの「適性」と「落とし穴」についてお話ししたいと思います。目次コミュ力自慢の子どもたちに“向いている”進路は?コミュ力自慢の子どもたちに共通する“落とし穴”コミュ力はもちろん大切だがもっと大切なのは譲れない“信念”●コミュ力自慢の子どもたちに“向いている”進路は?医師だ弁護士だ一級建築士だといったような“取得するためには相当の学力を要する職業”には最初から関心がなく、かといってプロスポーツの選手になるほど何かの運動競技に秀でているわけでもない。だけど“コミュ力”にだけは自信があって、「同窓会の幹事ならあいつに任せておけば間違いなく盛り上がれる」と定評を得ているような人がいます。本稿でいう“コミュ力自慢の子どもたち”です。筆者が自分自身の職業経験や、暮らしている地元での人間関係などからみて、こういった“コミュ力自慢の子どもたち”に向いている進路として次のようなものが挙げられます。◆消防士◆建設現場での技術者・作業者(大工・鳶・左官等含む)◆芸人・お笑い芸人◆接客業全般◆保育士◆地方議員◆飲食業・販売業の従業員ならびに経営者◆信用金庫職員◆地元放送局のアナウンサーざっとこういったところでしょうか。消防士さんや建設現場で作業する人は大きな声を出して仲間と連携をとることが不可欠ですし、以下のどの仕事をみても“コミュ力”がものをいう要素が大きく、コミュ力自慢のお子さんがこういった進路を目指したいという場合には、ママのみなさんにはぜひ背中を押してさしあげていただきたいと思います。●コミュ力自慢の子どもたちに共通する“落とし穴”コミュ力自慢の子どもたちのママのみなさんによく注意していただきたいのはむしろここからの話です。お子さんたちが目指しているような世界には経済社会学的にみるとある特徴があり、その点の認識が甘いと思わぬところで足元をすくわれる怖れがあるからです。どういうことでしょうか。わが国の地域経済の世界は強固な地縁・血縁で結ばれた共同体である場合が多く、大半のケースで“世襲”の後継者たちが地元経済圏にある個別企業を経営しています。こういう経営者やリーダーの人たちは概して面倒見がよく親切ですので、お子さんたちが現状にこれといった疑問を持たずに目の前の仕事に専念している限りにおいては彼らから可愛がられ、円滑な関係が期待できるでしょう。地域経済に限らず全国規模の経済界も体質的には大体同じです。『ヤンキー化する日本』の著者で精神科医の斉藤環先生はこの体質のことを“ヤンキー体質 ”という言葉で表現しています。斉藤先生によればわが国の経済社会は『統治する側とされる側が同じ体質』(ヤンキー体質といってもいいし、コミュ力第一主義といってもいい)であるため基本的に「安泰」な社会ではあるけれど、そのかわりに大きな発展もなく閉塞的な社会でもあると指摘しています。つまり、コミュ力自慢の子どもたちにとっての落とし穴は、いったん社会人になったあとで「もっと上の世界を目指したい」という気持ちに目覚めてしまったときに、日本の国内にはなかなかそれを受け入れてくれる体質がない ため苦労しがちである、ということなのです。具体的な例を挙げるなら実際にこのような話があります。『小学生の頃からコミュ力抜群だった同級生のSさんは専門学校を卒業した後、地元のC市で幅広い事業を営む地域有力企業であるK社という同族会社に就職。地元での顔を生かして30代で部長になった彼はサラリーマンに飽き足らずC市の市会議員選挙に立候補して見事に当選。C市では最年少の市会議員になりました。ところが議員になってからC市のエネルギー政策の遅れに気づいてしまったSさんは自然エネルギー化の推進を訴えて後援会長でもあったK社の3代目社長と対立。執拗ないじめと“村八分”に遭い、再選を期した市議選では落選してしまったのです』(30代女性/都内C市在住、主婦)Sさんがもし自然エネルギーの研究者との交流や研究内容そのものへの造詣、そして自然エネルギー化を願う市民との対話をもっと持っていたなら、再選されていたのかもしれません。筆者が地元C市に住む30代主婦の女性から聞いたこの話は、「ヤンキー的なコミュ力だけである程度まで出世した人は、より質の高いところを目指そうと思うとかつてヤンキー的な仲間だった人たちからの村八分に遭って失脚する怖れがある」という教訓を示しています。●コミュ力はもちろん大切だがもっと大切なのは譲れない“信念”今回の話を読まれて「息子にはコミュ力で上手く世間を渡って行ってくれればそれでいいわ」とお感じのママも多かろうと思います。筆者もそう思います。というよりも、コミュ力でもって市会議員にまでなられたSさんのような方はすごいと思いますし、それ以上の出世など望まなくてもいいのではないかとも思います。ですが、ママのみなさんに考えていただきたいことが一つだけあります。今の日本の社会、コミュ力だけで渡っていたらしまいには疲れ果て、おかしくなってしまう と思いませんか?コミュ力の根幹をなす要素の一つである「協調性」という能力はとても大切なものではありますが、『協調性だけを強調するカルチャーが、ムラ社会におけるいじめのロジックを補強している。一人だけ変わったことをするやつはいじめていいという話につながっている』(前出・斉藤環氏)という精神科医の見方もあるように、コミュ力頼み・協調性頼みでやや無理して繋がった人間関係においては、Sさんと後援会長でもあるK社の社長さんのようにいったん亀裂が入ってしまうと深刻です。Sさんは立派な大人ですから大丈夫でしょうが、もしまだ10代のお子さんがそんな状況にぶつかって悩んでいたなら、ママのみなさんはこう言ってさしあげてください。『協調性だとかコミュニケーション力だとかよりも、自分の信念を大切になさい 』と。その後30代主婦の女性から聞いた話ですが、Sさんは市議落選浪人中の間に再生可能エネルギーについて独学で猛勉強され、Sさんを支援するC市の市民の人たちの後押しもあり、次の市議選には満を持してリベンジの立候補をするそうです。ご自身の考えが必ずC市の市民の生活を豊かにするはずだというSさんの信念はきっと功を奏するはずだと筆者は信じて疑いません。繰り返しますがママのみなさん、お子さんが「人間関係の協調か、自分が正しいと思う信念か」で悩んでいたら、信念を大事にするようにおっしゃってください。親だけは絶対的に子どもの味方でいてやらなければいけません。参考文献:『ヤンキー化する日本』斉藤環・著(角川書店)2014年●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)●モデル/SAYA、ゆみ
2017年10月17日こんにちは、ママライターのましゅままです。子どもにとって初めての集団生活となる園。同じ園でも、保育園と幼稚園が存在していますが、教育面以外での違いがよくわからない箇所が多いですよね。筆者も保育園=遊び、幼稚園=お勉強という教育面で方針の違うイメージがありましたが、そのほかは殆ど同じと思っていました。ですが、実は教育面ではさほど差はなく他にも意外と知られていない違いがいくつかあるのです。今回は、意外と知らない幼稚園・保育園の違いについてご紹介します。●保育園と幼稚園のちがい●<保育園>厚生労働省の管轄の元運営されている福祉施設です。**********保育園(保育所)”日々保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育することを目的とする施設(児童福祉法第39条第1項)。(1)「公営保育所」経営主体が都道府県、市区町村及び一部事務組合(都道府県・市町村・特別区の事務の一部を共同処理するための地方公共団体の組合)の保育所。(2)「私営保育所」公営保育所以外の保育所”**********保育に欠ける、というのは母親が働いていて、子供を保育できる状態にない ことを指します。預けられる子供の年齢:0~6歳児給食(自園調理施設):義務あり自園調理施設を持つ園が9割ほどで残りは外部委託の給食保育時間:原則8時間延長保育11時間先生:保育士子供と先生の割合:3歳児は3歳児で子供20人に対し保育士1人、3歳以上で30人に対し1人、という配置お昼寝:~年少さんまではありの園が多く、年中さん以降もお昼寝の時間をとっている園も。年中さん以降はプールの季節のみお昼寝させる園もあるようです。●<幼稚園>文部科学省の管轄の幼児の通うはじめての「学校」です。母親が「保育にかけている」状態でなくとも、年齢を満たせば入園を希望することができます。**********”「学校」というと小学校からと思っていませんか。幼稚園も学校教育法に基づく「学校」です。3歳から小学校入学前までの子どもは,全国どこでも共通の教育課程(「幼稚園教育要領)に基づく教育が受けられます。”**********自由保育と認定保育の2系列に別れ、私立の幼稚園では各園によって教育方針を定めて、それに基づいたカリキュラム が組まれています。預けられる子供の年齢:3~6歳児給食:義務なし外部業者のフル給食の園もあれば、オールお弁当、月に数回お弁当の日を設けている園もあります。保育時間:4時間メインの養育は保護者が行う、というスタンスですが16~17時ごろまで「預かり保育」として延長保育してくれる園も増えています。先生:幼稚園教諭子供と先生の割合:子供35人以下に対し先生1人お昼寝:なしまれに年少さんのみお昼寝させる園もあるようです。●幼稚園と保育園、教育面は大差はない幼稚園では、小学校に上がるための準備として、独自の園風にこだわったカリキュラムが目立ちますが、保育園は自由な遊びや食育を通し、幼児期に形成される心や体づくりを促しているところがおおいようです。幼稚園は、文部科学省の定めたカリキュラムに基づき、お勉強をさせる園と、一切お勉強をしない園、遊びと勉強バランスよく取り入れる園など分かれています。工作に力を入れる園、英会話や音楽に力を入れる園、自園調理で食育を重んじる園、少人数、マンモス園など特色は様々 です。しかし最近は、保育園でも保育のみでなく独自に幼稚園と大差ないお勉強を取り入れている園もみられますので、教育に関する差や違いはほとんど無いものといえます。保育園・幼稚園、どちらを選んだとしても子供を育てる役割はあくまで親。親との過ごし方が一番大切だということは変わらなのです。監修川本あずさ(保育士)参考URL●ライター/ましゅまま
2017年10月16日過去問を見るだけで生命力ダウン!?Upload By かなしろにゃんこ。うちの子は今大学生になりましたが、それまで本当に勉強をやりませんでした。小学校のときは授業中に寝ていることが多かったし、勉強をする時間があるなら工作や絵を書いていたいという子でした。中学では数学と英語の塾に通っただけで他の教科はヤヴァイくらい点数が悪かったので、なんとか家庭で自力で学習させようと過去問を買ってきたり、受験勉強のやり方を説得したり…私はかなり焦っていました。しかし、勉強しよう!と誘っても反抗期ですから反発がスゴくて、「過去問見るのイヤだ!やりたくない!」とか「やってもムダ」などと言っては勉強から逃げてばかり。それはそれは頑なに避けまくっていたので、何がイヤなのか聞いてみると、どうも過去問の厚さや文字の詰まった問題を見ていると生きるテンションが下がる(自分生命力が下がる的なこと)らしいのです。そこから私は息子に塾で勉強する以外は求めるのをやめようと思いました。「この子はこのまま一生勉強で努力はせずに過ごすのだろうな…」なんて考えたものでした。勉強に向かわせた目標の国家試験。Upload By かなしろにゃんこ。高校3年間も息子に期待せずにいたのですが、3年生のときの運転免許取得で、息子ははじめて「勉強すれば努力すれば報われる!」という成功体験をしました。そのことがきっかけで、すこしずつテスト勉強をするようになったのです。そして19歳になった今年、来年控えている整備士の国家試験に向けての専門課程に進んだことで、今までとは違いテストで手が抜けないため、テスト勉強は必須だと燃えています。Upload By かなしろにゃんこ。先週、連続8時間机に向かう息子をはじめて目撃…!「うそーーー!うちの子が真面目に勉強するなんて!雪降るわ!」と思いました(笑)。でもとても嬉しいことでした。「テストをクリアしないと夏休みに補習になるのが絶対にイヤだ!!」という理由ももちろんありますが、自分よりも頭のいい子に少しでも勝ちたい競争心が芽生えてきたようでした。テストの結果が出た日は、「オレより勉強できる友だちよりイイ点取れてた!ラッキー☆勉強しといて良かったZe!」と満足げ。今まで勉強を嫌がっていたのは気が向かないや怠惰な気持ちもあったと思うのですが、成功体験をしていなかったために「やってもムダ」と思い込んでいただけなんじゃないかと思いました。ようやく勉強への意欲が芽生えてきたため「オレ、今みたいにあのとき勉強してたら一番行きたかった私立の工業高校に行けたかもな~」と言うので、「そうかもね~今リュウ太ならどこの学校も目指せるかもね~」と少し盛って答えたのでした。
2017年08月08日ファミレスやカフェへ行ったとき、一人で黙々と勉強をしている人たちを見かけますよね。勉強をすることは立派なことですが、お店が混んでお客さんが並んでいる状況でやっている人を見ると複雑な気持ちになるものです。女性のためのコミュニティサイト『ガールズちゃんねる』では、『なぜファミレスやカフェで勉強するの?』というトピが立てられ、さまざまな意見が寄せられています。●ファミレスやカフェで勉強する人たちの意見トピ主は、サイゼリヤでご飯を食べているとき、なぜ混んでいるファミレスでわざわざ勉強をするのか理解できなかったそう。これに対し、実際に勉強をしている派の人たちからさまざまな意見が寄せられました。『外の方がはかどるからだよ。家には誘惑が多すぎる』『ある程度雑音があったほうが集中できるから』『誰かに努力してる姿を見てもらわないと頑張れないタイプだから』『家にいると寝ちゃうから』『ドリンクバーがあるから快適な環境で勉強できる』など、まとめると、“誘惑が少ないから勉強に集中しやすい”、“飲食が自由にできて快適”などに魅力を感じている人が多いようです。実際にファミレスやカフェで勉強をしたことがある人は分かると思いますが、ある程度雑音があったり人目があったりするほうがかえって集中できるものですよね。また、自由に飲食もできるため、図書館などで勉強するときのようにわざわざ外に出てご飯を食べに行く必要がないのも魅力です。●他の客には大迷惑!?一方、ファミレスやカフェで勉強をする人たちに嫌悪感を抱いている人は少なくないようで、『本当に迷惑!!家でやれ!こっちは食べにきてるんじゃ!』『この前子どもとファミレス行ったら、隣の勉強してる人に舌打ちされた。はぁ?ここご飯食べるとこなんですけど??』『勉強してるやつもそうだし、PC開いてカタカタやってるやつも同じだよ。とっとと席譲ってほしい』『一番最悪なのは、テスト期間中にスタバとかを集団で占領して勉強もせずおしゃべりしてるやつら。家帰れよ』『席が空いてるときはいいけど、混雑時に居座り続ける人は神経おかしい』『私は店が混んでなくても勉強する人嫌い。気を遣っておしゃべりできないもん』『店員側としては、混雑時にろくに注文もせず勉強のために居座り続けられるのは本当に厄介。回転率落ちることで店の利益も下がるし、他の客からのクレームもすごい。あと消しゴムのカスをまき散らしてる人多くてイライラする』などの厳しい意見が多く飛び交いました。やはり混雑時にもかかわらず勉強をしている人は“迷惑”と捉えられているようですね。また、混雑の有無にかかわらず、気を遣うからやめてほしいという意見もありました。ファミレスやカフェなどで勉強をする際は、お店の雰囲気や混雑状況を見ながらやったほうが良さそうですね。----------受験や資格取得に向けて勉強に励むことは素晴らしいことですが、時と場合によっては周囲に迷惑をかけてしまいます。お店で勉強するときは周囲に気を遣いながら行うようにしたいですね。●文/パピマミ編集部●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年07月26日中学不登校だった僕が出会った“通信制高校”。そこは、自分の興味を思いっきり追求できる場所だったUpload By 吉開拓人こんにちは、現在大学生で、プログラマーとしても活動している吉開拓人といいます。これまで、ベンチャー企業でのロボットの開発などに携わってきました。開発に携わったロボット「Gatebox」今でこそ、大学生活にエンジニアの仕事にと充実した毎日を送っている僕ですが、実は中学から約3年半の不登校経験があります。そんな僕がプログラミングに打ち込み、そして大学進学という目標を持てた理由の一つには、「通信制高校」という選択肢があったことがあると思います。通っていたのは、長野県にある通信制高校「コードアカデミー」。国語や数学といった通常の高校の授業科目だけでなく、プログラミング教育に力を入れた学校です。2014年に開校されたばかりでまだ歴史は浅く、僕が卒業第一期生です。コードアカデミーでの日々はとても充実していました。自分の好きなことや楽しいことに3年間ずっとノンストップで取り組むことができただけでなく、面白い生徒にたくさん出会えましたし、その人たちから普通の高校に通う以上の良い刺激をたくさん受けとることができました。今回は、僕自身の「コードアカデミー」での高校生活をお話し、不登校であったり、学校に行く理由を見出せないでいる中高生の後輩たちに向けて、通信制高校のポジティブな活用方法をお伝えできればと思います。「勉強する目的が分からない」ー3年半の引きこもりから、プログラミングという道に出会うまで出典 : 通信制高校へ通うようになったキッカケは中学生のころまでさかのぼります。僕は中学生1年生の時から、家に引きこもるようになりました。学校に行かなくなった理由は人間関係などではなく、「勉強する目的が分からない」から。小学校と違い中学にあがってから大きく変わるのは勉強への姿勢。周りは受験モードに切り替わり、勉強に力を入れる人が増えていきます。友達が塾に行き始めるのをみて「自分も勉強をがんばらなくては」と焦燥感をかんじ勉強に向かってみたものの、目的を定めずに何かをすることが苦手だった僕は、目的のない受験勉強をし続けることに対しもやもやとした疑問を抱き始めます。そしてついに中学一年の秋、糸が切れたように通学ができなくなってしまい、そこから3年以上もの間引きこもり生活が続きました。ですが今振り返ると、この不登校経験は僕の人生のターニングポイントとなったかけがえのない時間だったと思います。一日中ゲームをしていた僕に、父が「そんなに好きなら、自分でゲームを作ってみれば?」とプログラミングの専門書を買ってくれ、僕がエンジニアになるきっかけを与えてくれたからです。※詳しくは、以前発達ナビでインタビューしていただいたコラムでお話していますので、こちらも併せてご覧いただけると嬉しいです。プログラミングに特化した通信制高校がある?ニュースを見てすぐに入学を決意出典 : 引きこもり始めて3年の月日が経った頃、「まだ学校に行きたくはない」と中学卒業後も家で過ごしていた時のこと。ふと目にしたのが“通信制高校「コードアカデミー」開校”のニュースでした。コードアカデミーは、日本でも稀なプログラミング科目を導入した高校です。国語や数学、英語といった普通科目とプログラミング科目の授業はネットで受講し、メールで課題を提出。あとは半年に一度、約5日間長野県にある本校で授業とテストを受けて単位を修得します。卒業に必要な単位を取れれば高校卒業資格が取得できるので、大学を受験する事が出来ます。さきほどお話した通り、不登校生活で一番力を入れてたのがプログラミングの勉強だったこともあり、このニュースを見たときは飛び上がるような気持ちになったのを覚えています。将来のために今以上のプログラミング技術が学べるかも…ここだったら自分のやりたいことに向かって努力できるはず。高校に通うならここしかない!不登校になる前と違い、勉強することに大きな目的を持てた瞬間でした。すぐさま資料請求し、願書を提出。入学が認められ、記念すべき第一期生としてコードアカデミーに入ることになりました。コードアカデミー高等学校通信制高校のイメージを変えてくれたのは、魅力的な同級生との出会い出典 : 「やりたいことができる!」と入学を決めたものの、正直に言うと僕自身も通信制高校にまったくネガティブなイメージを持っていなかったといえばウソになります。就職や進学には明らかに不利だし、世間にもあまり良いイメージは持たれていない…全日制の高校には確実に劣ると思っていました。少し不安な気持ちも残ったまま入学式初日を迎えた僕ですが、そんなイメージを180度変えてくれた出会いがありました。コードアカデミーの本校は長野県にあり、そこで行われた入学式の日のことです。同じく第一期生として入学式に参加していたK君と出会いました。彼は通信制高校に対してとてもポジティブな考え方を持っていたんです。「通信制高校と普通の高校の違いは、時間を自由に使えること。好きなように予定を入れて行動できる。やりたいことのために時間を有効活用できるのは大きなメリットだ。」社会問題やインターネット文化に興味があった彼は、とても好奇心旺盛。学校外でやりたい事がたくさんあった彼は、昼間の時間を「やりたい事」に使うために通信制高校を選んだのだそうです。昼間の時間は、気になるビジネスに取り組んだり、旅に出たりとアクティブに過ごしたいと張り切っていました。彼の考えは僕にとってとても衝撃的で、それでありながら僕の胸にストンと落ちるものでした。「平日の時間を有効に使えること」をどう活用するか、それが高校生活を有意義なものにするかキーポイントになっているのではないか……だったら、僕も彼のように通信制高校の環境をポジティブに活かせるように行動すればいい。この考えに出会ってから、僕の通信制高校に対するイメージは大きく変わり、結果、高校生活も充実したものになっていきました。自分で目的を持って通信制高校を“活用”してみたところ…出典 : ここからは、実際に僕が「コードアカデミー」で行動してみて体感した、通信制高校のメリットをご紹介したいと思います。学校の中の友達や繋がりは大事ですが、それだけに限られてしまうと、思考も限定されてしまいます。僕はできるだけ外に出ました。フリーランスのエンジニアの方々に会ったり、カフェで店員さんとおしゃべりしながら作業したり、平日に開催されるイベントに参加したり…通信制の平日の時間が使えるというメリットをフル活用したのです。全日制高校と違って単位制で履修の時間を自由に決めることができるからこそできたことです。また、僕は空いていた平日の時間の大半を「仕事」の時間に使っていました。働く目的は、遊ぶお金がほしいからではなく、将来に向けてプログラミング技術を磨くこと。むしろお金はおまけのような感覚でした。高校生でもプログラマーとして働ける会社を見つけて勤務していたのですが、そこで学んだことはとても大きかったです。毎日社会人といっしょに仕事をする機会をもてるのは、まさに通信制高校ならではのメリットだと思います。ほぼ毎日仕事をしていましたが、働くこと自体が楽しくて仕方なかったので、遊ぶ時間は必要ありませんでした。プログラマーとしての業務に必要なのは「コミュニケーション」と「勉強」です。仕事を通じて、その2つのスキルはどんどん磨かれていきました。この経験は社会人スキルとして一生活きていくでしょう。新しい人に会って新しい友達が出来ると、新しい情報を知る事が出来ます。そして多くの人から自分の知らない世界を教えてもらうことにより、自分のやりたいことが新しく見つかる場合もあります。もちろん時間はたっぷりあるので、そのやりたいことにすぐさま取り組むこともできます。やりたいことにフットワーク軽く、自分の満足のいくようにひたすら模索できるのは時間を自由に使える環境があったおかげだと思っています。今の大学に行くことができたのも、志望大学の先輩方に会って将来の夢を語り、受験の相談に乗っていただけたから。夢の実現のために自由に動ける時間が得られたのは、とても良かったと思っています。僕の高校時代は自由そのものでした。そして何も出来ないのび太くんだと思っていた自分でも、時間の使い方を理解し、使いこなす事が出来れば、どんなことでも出来るようになると分かりました。エンジニアは生涯勉強し続けなければいけない職業です。勉強し続けるには仕事と休みの合間に勉強の時間を作らなければいけません。それは自分の限られた自由をマネジメントするということです。高校時代、平日いつ・どこに行き、誰と会うのも自由。全て自分で選択して生活してきたお陰で、自分の自由をマネジメントする癖が付きました。その能力はこれから先、エンジニアの僕にとって大きく役に立ってくれるはずです。不安も失敗もあった。でも勇気を持って挑戦すれば、その経験はきっと自分の財産になるUpload By 吉開拓人そんな高校生活を経て、僕は今年4月に慶應義塾大学の総合政策学部に入学しました。「目的のない勉強」が嫌で学校に行かなくなった僕にとって、大学の「目的のある勉強」は楽しくて仕方がないです。興味はテクノロジー以外の分野にも広がっており、今後も高校生活で得られた行動力をもとに活動の幅を広げていきたいと思っています。僕の高校生活を転換させてくれたKくんは、在学中、自分の興味の赴くまま全国を駆け回り、フィールドワークをしていました。卒業後は早稲田大学に進学。そんな彼の最近の口癖は「情報は足で稼ぐもの」、まさに有言実行を貫いていました。Kくんだけでなく、他にも自分の興味のある領域を研究する時間に使い、学問を究めるため大学に進んだ人もいます。このように、みんな自力で進路切り開いていきました。大学生、社会人となるにつれて、ますます学習が大切になっていきます。それを両立させるためにも、僕らが通信制高校で身に付けた「自分の時間を管理」する能力が役に立ってくれるはずです。通信制高校に入って将来が不利になるのでは……と心配になることもあるでしょう、でも実は、全日制高校でなければ出来ないことより、通信制高校でなければ出来ないことの方がたくさんあると思っています。もちろん僕も、ただ順風満帆な高校生活を送っていたわけではありません。たくさん失敗もしました。でも、その失敗も今の自分には必要不可欠なことだったと思っています。そのおかげで、最近は失敗するのがそんなに恐くなくなりました。上手く活用すれば、普通の高校生が見たこと無いような景色を見たり、やれない事をやったり、出会えない人と友達になれます。時間と場所の制約がなければ自由な発想力が身につきます。その結果、好きなことを仕事にしたり、好きな分野を研究したり、興味を持ったことは何でも挑戦出来るんです。この高校生活で得られたモノは、ずっと自分の武器になるはずです。もし高校の勉強に時間を奪われ、自分のやりたいことが出来ないと感じているなら、通信制高校の入学を検討するのもいいかもしれません。僕の体験談が、少しでもお子さんやご自身の進学先選びの参考になれば幸いです。
2017年07月14日突然ですが、皆さんは“押し入れ”を有効活用していますか?押し入れは普通収納に使われるものですが、最近押し入れを別の用途にリメイクする人が急増しているんです!……といっても、「押し入れをリメイク?どんな風に?」となかなか具体的にイメージできない方もいると思います。そこで今回は、押し入れを上手にリメイク・改造している人たちのアイデアをご紹介します!●裁縫スペースとして活用!出典:さんは、押し入れを改装して裁縫スペースとして活用しています。ぱっと見、これがもともと押し入れだったなんて絶対分からないですね……。上部の照明やインテリアグリーン、裁縫セットの雰囲気が統一されていて、まるで元々このように使われることを計算して作られたスペースかのようです。アイデア次第で押し入れをここまでオシャレに有効活用することができるんですね。こんな素敵空間なら、毎日の裁縫がもっと楽しくなりそうですね。●勉強スペースにDIY!出典:さんはリビングの押し入れをDIYで勉強スペースに変身させています。勉強机やイスはもちろんのこと、ランドセルを置く場所まで確保されており、間に仕切りがあることで勉強に集中できる仕様となっているのがいいですね。また、リビング学習になることで、子どもがちゃんと勉強しているかを確認することができ、子どもも勉強に集中できます。もともと押し入れだった場所をDIYしているので場所も取りません。とても素晴らしいアイデアですね。子どもにリビング学習させたいけど、スペースがない!と悩んでいる方は参考にしてみてはいかがでしょうか。●子どもの秘密基地に改造!出典:出典:さんと@hiro_naka_gvさんは、押し入れを改造して子どもの遊び場所として活用しています。子どもは秘密基地っぽい空間が大好きなので、押し入れのようなスペースは喜ばれますよね。押し入れの中で遊ぶのは子どものうちにしかできない経験ですから、大人になっても大切な思い出として残りそうです。----------いかがでしたか?押し入れは工夫次第で全く違う用途に使うことができます。押し入れのスペースが空いているという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。●文/パピマミ編集部
2017年07月05日「子どもの“やる気”を伸ばしたい」「口うるさくなるばかりで、どうにかなるのだろうか?」と思うことはありませんか。子どもの将来を考えている親の気持ちが伝わらず、ため息が出てしまうこともあるでしょう。では、やる気を出す方法、子どもに合った勉強法にはどのようなものがあるのでしょうか。筆者の経験をもとに、未就学、小学生、中学生とそのときどきの勉強方方法を振り返ってみたいと思います。子どものやる気に火をつけよう!まず、自分自身のやる気が出るのはどんなときなのかを考えてみましょう。目標や夢を持ったとき、認められたとき、褒められたとき、人によっては悔しいときという方もいるのではないでしょうか。私の場合は、認められ、苦労したことが報われることで達成感が得られたときに、また頑張ろうと思います。子どもたちも大人と同じです。褒められることで喜び、認められることで自信がつきます。できたという喜びや目標を達成することも自信につながります。目標は小さなものでOKです。一つひとつクリアしていくことで達成感を得やすくなります。それがつぎへのやる気につながります。失敗や悔しさも大切です。その気持ちが新たなやる気に火をつけるのです。だから、大人も一緒に悔しがりましょう。共感してもらうことで、さらにやる気が出てきます。小さなことでも親子で一緒に喜び、褒めることでやる気に火をつけてあげましょう。子どもに合った勉強法とは? 子どもを知ることから始めよう!では子どもに合った勉強法とはいったいどのようなものでしょうか。■未就学児この時期は勉強法というよりは体を動かし、思いきり遊ぶことが大切です。遊びを通して体の使い方を知り、遊び方を工夫したり楽しさを広げたりしながら、さまざまなことを学んでいます。思いきり体を動かしたあとは、絵本やお絵描きなどに集中できるようになります。この時期はのびのびと遊ばせてあげましょう。■小学生小学生になると本格的に勉強が始まります。まずは、親が子どもの勉強への向き合い方を理解することが必要です。先に遊んでから宿題をする子もいるでしょうし、宿題を終わらせてから遊ぶ子、ごはん・おふろが終わり、寝る前にやる気が出る子、朝早く起きて勉強するタイプの子もいるでしょう。それぞれ子どもたちにはタイミングがあります。親のやってほしいタイミングと子どもがやる気になるタイミングが違う場合もあるのです。子どもの勉強するタイミングを探りましょう。また、声かけのタイミングや言い方もポイントです。例えば「勉強したくない」と言ったときに、「ふーん」と親に受けながされたら、そのままやらない子もいれば、反対に勉強をし始める子もいます。いつも口うるさかった親から宿題や勉強という言葉がまったく出なくなったとき、急に自発的に勉強をし始めるという子もいるかもしれません。さまざまなパターンを試し、親に言われていやなことはなにか、親のどんな態度で勉強する気になるのかを見きわめてみましょう。■中学生中学生になると部活動が始まります。また、受験へ向け本格的に受験勉強を始める子も増えてきます。身近な友だちや先輩の意識にも変化がみられるようになりますので、そんな姿に影響され、子ども自身に自覚が生まれてくるようになります。親として、子どもがやる気をなくしてしまうような言動は避けたいですが、つい口うるさく言ってしまいけんかになることや、やる気に水を差すということもあるかと思います。思春期に入り、子どもでありながらも大人の感情が芽生えていますので、自分の置かれている立場をよく理解しています。ときには言いたい気持ちをおさえ、見守ることを心がけるようにしましょう。家庭での勉強法は?■小学生・家での勉強時間は?学校から学年別の学習時間を指定されることがあります。息子の行っていた小学校は宿題も含め「学年×10+10分」でした。1年生ならば20分間の家庭学習が必要ということになります。学校により、家庭学習に対する指導はさまざまですので、小学校からのお知らせや先生からの指導などを目安に勉強時間を考えるとよいでしょう。・宿題は?息子の小学校からは、3年生までは音読の聞き手や丸つけなどを親がやるように言われていました。親にしてみると大変でしたが、一緒にやることで子どもの意欲がみられ、親子のかかわりも深まるきっかけになったのでよかったです。親子で本を読み合うという課題も年に1回ありました。お互いに読み聞かせてもよし、同じ本をそれぞれで読んで感想を話し合ってもよしというものでした。親子で本に関心を持つことで、本を読むきっかけにすることが目的でしたが、読書は文章力、読解力など国語にかかわらず、どの教科にもつながっていくことですので、ときどき、一緒に読書をする機会を設けるのもいいかもしれません。■中学生・どんな勉強の進め方?中学に入ると自分のやり方で勉強ができるようになりますが、毎日コツコツ覚えていくことが大切です。「ノートづくり=家庭学習」ではなく、ノートを元に家で復習し覚えるようにします。わからない問題があると勉強意欲がなくなってしまいがち。わからない問題をそのままにせず、次の日などに先生や友だち、先輩に教えてもらう習慣がつけられるとよいでしょう。信頼できる相手からなら素直な気持ちで教えてもらえますので、理解しやすくなります。・いつ、どこで勉強すべき?部活動で疲れ、家ではゆっくりしたいと思うこともあるでしょう。できれば朝型勉強法に変えられるといいですね。朝型にするメリットはたくさんあります。■朝方勉強法のメリット◇朝ごはんがしっかり食べられるようになる◇受験に向けて朝から頭を働かせる習慣がつくようになる◇朝は睡眠で疲れが癒されているので、復習、暗記や問題を解くには効率がよい◇学校へ行く前の限られた時間なので、集中力がつくどうしても朝は苦手という子どももいます。その場合は、その子の一番効率のよい勉強方法を理解し、否定せずに認めてあげましょう。勉強する場所についても同じです。私の息子のように、リビングなど少し騒々しいところのほうが集中できるという子もいますので、子どもが集中できるところならば、勉強部屋でもリビングでもよいでしょう。勉強法を身につけるために塾には行ったほうがいいの? 行くならいつから?塾に関してはそれぞれの家庭で考え方がさまざまあると思います。幼稚園のときから英語や勉強の塾に行っている子もいれば、塾に行ったことがないという子もいるでしょう。その子にやる気があるのかどうかが大切ですので、まずは本人の気持ちを確認することから始めましょう。塾へ行くならいつからがいいの?子ども自身にやる気がないのに塾に入れても伸び悩んでしまうでしょうし、塾に入れることが親の安心感だけになってしまうのであれば、もったいないですね。しかし、塾をきっかけにやる気を出す子もいます。どのような塾なのか、子どもに合っているのか、ということが重要になりますので、塾に入る目的や子どもの気持ちを大切にして親子で話し合いましょう。子どもにやる気があるなら、いつから始めても成果は出ます。塾ではなにを習うといいの?ある先生から聞いた話です。「理科と社会は暗記が主なので慌てなくても大丈夫。英・数・国の3教科はわからないままでいると、ついていけなくなります」子どもの不得意教科に英・数・国があるのであれば、子どもとしっかり相談し、塾を考えてみるのもいいかもしれません。子どものやる気を育てるための親の心構え勉強は、本人にやる気があることが一番大切です。子どものやる気を伸ばすことを意識しつつ、親も子どもと一緒に喜んだり、悔しがったりしましょう。もし子どもが失敗しても、一緒に悔しがってくれる人がいるだけで励みになります。子どもにとって言うべきことと見守るべきことを見きわめ、口うるさく言うことがあっても、やる気が失われることがないようにするのもポイントです。きちんと納得できる説明をするといいですよ。じつは、このように書きながら、改めて私も実感しています。
2017年05月21日昔から、遠出の手段は選ばないタイプでしたUpload By かなしろにゃんこ。ADHDがある息子は少々とっ散らかったところはありますが、情熱的で好奇心が強くアクティブなところはとにかくスゴイな~と思っています。叶えたい夢があると叶えるまで全力で手に入れようとします。小学校低学年のときは電車の乗り換えのある15駅離れたイベント会場まで一人で出かけ、高学年になると30キロ離れた都内まで自転車で遊びに行くなど、知らない道であろうとお構いなしで出かけていきました。ときに欲しい物や行きたい場所があると、しつこく要求して親を困らせる原因となりますが、自分の夢に全力を出せるパワーがあり行動力があるのはいいこと!帰りが遅くなると心配になりますが、危ないからと止めても守れる子ではないので自由にさせてきました。「まあ何とかなるだろう」という理由で決断したNY行きUpload By かなしろにゃんこ。中学2年生のある日、夏休みに友達とニューヨークに旅行に行くと言い出しました。息子の友達のお母さんは英会話の先生です。その友達は日常会話程度の英会話はできるため、息子は「あいつの英会話能力に便乗していけば大丈夫だろう!まぁなんとかなる!」と思ったようでした。地下鉄のことで頭がいっぱい!でも肝心の…Upload By かなしろにゃんこ。息子は鉄道と車オタクなのでNYの地下鉄全線に乗ることやアメリカの車やバスに乗ることが夢でした。NY地下鉄博物館でサブウェイグッズを購入するんだ!とウキウキする様子をみて、息子が「どうしても行きたい!」と願うなら社会勉強に行かせてもいいかなと思いました。異国でカタコトでも英語を話す楽しさから新しい目標を見つけたり、困難にぶつかったり乗り越えたりして社会勉強をしてほしいからです。そのためなら借金してでも渡航費を工面しようと考えました、かなりのバカ親です。しかし、15歳未満は子どもだけでは入国できない!という問題にぶつかりました。そこで、「いろいろな国の人と交流できる2週間ステイの短期留学に参加してみたら?」と提案したところ、「それいい!」とヤル気を示したので、これまでの息子の行動から私は「この子は大丈夫、知らない国でもやれる!」と何故か思い込んでいったのでした。今回ばかりは母も完敗。成長し、冷静な判断を下した息子それでも英会話がまるっきりできないのでは話にならないので英会話教室に通うことにしたのです。しかし同い年の子の多いグループの教室で自分の英語レベルがとんでもなく低いことを自覚してしまいました。教室に通うことが苦痛になってきたのか徐々に通わなくなっていきました。Upload By かなしろにゃんこ。しまいには、「NYに行くのは、やっぱり大人になってからにする」と、らしくない弱気な発言も出てきました。息子は目標のためなら一生懸命やりそうだと思い込んでいたのでパスポートも申請していたのですが、さすがに英語はハードルが高かったようでした。次第に親の期待と英会話教室が息子の負担になっていったと分かりました。アメリカに行かせたい気持ちが早まって冷静な判断ができていなかった母さんもちょっと反省。いつもは衝動的に思いついたまま行動する息子のほうが「あれ?やっぱりオレの語学力じゃ全然ムリかも…」と冷静に考えていたようでした。未だにアメリカには上陸していません(笑)
2017年05月09日子どもが小学生になるのを機に、再び仕事を始めたママも多いと思います。小学校では基本的に給食があり、お弁当の準備が必要なくなり、朝のあわただしい時間が解消されるのでは? なんて期待を持っている方もいるのでは。でも実際には勉強や教材のチェックなどで、これまでよりも手がかかることも。仕事も学校関連のことも、すべてをママひとりでこなすのはかなり大変! そこでパパとママでお互いの得意分野をいかして、子どものフォローを分担できるようにしましょう。■勉強は誰がみてあげる?これまでの幼稚園、保育園と小学校生活。どこに大きな違いがあるかといえば、もちろん「勉強」です。小学1年生レベルであれば、まだ内容的に難しくないとはいえ、子どもにとってははじめて勉強。親も勉強を見てあげるのも初めて。だから、どうやればいいのか親子で戸惑ってしまうこともあります。そこでまずは大事なことを押さえておきましょう。低学年の場合、大事なのは「勉強する習慣をつけること」。パパかママ、早く帰宅できるほうが勉強を見てあげるなど、親のどちらかが近くでみてあげるといいですね。簡単な問題につまずいていると、つい口を出したくなりますが、そこはグッとこらえて。まずは自分の力でやり遂げるように「問題を声に出して読んでみて」レベルの声掛けにしましょう。それでもどうしてもわからなそうな場合は、絵を書いてみるなどフォローしてあげましょう。パパ、ママがお互いの得意教科に合わせて分担してフォローしてあげてもいいでしょう。たとえば算数はパパ、国語はママのようにすれば、頼る回数の多い教科が苦手ということもわかります。■時間割が何か理解している?幼稚園や保育園では、遠足などの行事を除いては、持ち物は毎日ほぼ同じもの。でも、小学生になると、時間割に合わせて教科書などを用意しなければなりません。時間割さえあれば、子どもにも何が必要なものかわかるだろう。そう思うかもしれませんが、まだ時間割とは何かを理解していない場合もあります。子どもと一緒に確認しながら、何が必要なのか教えてあげましょう。このとき、子どもにも一緒に考えてもらうといいですね。たとえば、「明日は体育があるけど、何を持っていけばいいかな?」、「国語の授業があるね。ノートはどれを使うかな?」という感じ。ひとつずつ確認してあげましょう。パパの帰りが子どもが起きている時間帯であれば、この作業をパパにお願いしてみては。パパも子どもと一緒に明日の準備をしてもいいですね。コミュニケーションが取れて、パパも積極的に育児にかかわろうとしてくれるかもしれません。■学校からのプリントを担当するのは?遠足のお知らせや教材費のことなど、子どもはほぼ毎日のように学校からプリントを持って帰ってきます。家計を預かっていたり、学校行事に参加したりするのはママという家庭も多いでしょう。そんなご家庭の場合では、ママがプリントの確認をするように、子どもにも毎日声がけをしましょう。子どもは、プリントをもらったことすら忘れているときもあります。ママがプリントの確認を行ったら、持ち物については時間割係のパパに伝達を。パパもプリントの有無をチェックすれば、お互い二重チェックができます。明日、着ていく服や、プールの授業で使う水着などの準備も、ママが一緒に行うほうが向いているかもしれません。「明日は雨だよ」「明日はすごく暑いって」など洋服選びに参考になりそうな声掛けをしながら、子どもが用意するのを見守ってあげましょう。■小学生になると人間関係の悩みが…小学生になると、新しい環境になじめない、友だちとケンカしてしまったなど、子どもが人間関係で悩むことが増えてきます。すぐに気づいてあげるためにも、今日は何があったのか毎日聞いてあげましょう。これは夫婦一緒でもいいですし、子どもが話しやすい、一緒に過ごす時間が長いほうでいいと思います。あえて時間を作ろうとすると大変だと感じるかもしれません。でも、ママが食事の片づけをしている最中にパパが話を聞いてあげる、ママとお風呂に入りながら話をするなど、ゆっくり時間をとれるときに、一日の報告をしてもらえば自然と習慣づけられるでしょう。報告会を毎日行うことで、子どもに何かあったときに気づきやすくなるものです。何もなければいろいろと話してくれていたのに、悩みがあると言いたがらない、言葉につまるなどの兆候が見られることも。「おかしいな」と感じても、すぐには問いたださないほうが無難。子どもだって、親には知られたくないことがあるものです。まずは話を聞くだけにとどめ、あとから夫婦で相談する時間を作り、対策を練りましょう。自分のことは自分でできるようになってほしいと思っていても、なかなかうまくいかないこともあります。それを助けてあげるのが親の役割。でもママひとりでフォローするのは大変です。夫と役割を分担しながら、楽しい小学校生活が遅れるようにサポートしてあげたいですね。
2017年04月15日いよいよ新学年。勉強の仕方を見直して、心機一転、がんばるぞ!という意気込みの人も多いでしょう。学年が上がったため、勉強時間をもう少し増やしたい、そんなときには“脳にご褒美”をあげるのが有効!4年生男子を英語力ゼロから半年で英検4級合格に導いた家庭学習ブロガーのなかやまさんに、効果的なモチベーションUPの方法を聞きました。必修科目にまで設定する学校があるほど、人気のマインクラフト(写真:なかやまさん提供)小学生男子も食いつく!「マインクラフト」って?神奈川県在住の主婦、なかやまさんの息子は4年生になってしばらくすると、先生から成績のことで「もう少しがんばりましょう」と注意されてしまいました。このままでは中学で落ちこぼれ、高校受験なんて無理かも!と焦ったなかやまさんは、家庭学習の習慣のなかった息子に勉強をさせようと試みます。途中から、高校受験に有利になるよう科目を英語だけにしぼって学習させたところ、ABCも知らなかった彼はわずか半年で英検4級に合格するまでになりました。4年生の男子がそんな簡単に親の言うことを聞く? これまでほとんど家庭学習をしてこなかったのに、いきなり「やりなさい」と言ったところでやる気なんて出るわけない!というわけで、なかやまさんが自宅での英語学習に取り入れたのはなんと「Minecraft(マインクラフト)」。プレイステーションやXboxなどで遊べるゲームで、画面の中で立方体のブロックを設置したり破壊したりして独自の世界を築き、森林の木々や地下に埋没している鉱石などを利用して武器や燃料を作るなど、とにかく遊び方が多岐にわたるのが特徴的。創造性に充ち、想像力をかきたてるため、スウェーデンのある学校では授業に取り入れられているという、なんだかすごい人気ゲームです。大好きなゲームを日課に取り入れることで時間管理ができるようにマインクラフト(通称「マイクラ」)を息子に買い与え、まずはその遊ぶ時間を1日1回、30分間に設定しました。プレイステーションの“ペアレントコントロール”機能を使えば、1日に遊べる時間を設定できます。遊び始めて30分経つと勝手に使えなくなるので、遊ぶのをやめざるをえません。もちろん「え~、もう終わり?」とぶーぶー言いますが、それは母に対してではなくあくまでもマシンに向かって文句を言っているので、ケンカや言い合いになることなくあっさりと遊ぶのをやめてくれます。そこでなかやまさんは、マイクラができる時間を朝学習の前の早朝に決めました。これには理由があって、英語を話す習慣をつけるためのオンライン英会話(スカイプを用いて海外に住む先生とマンツーマンでの会話ができるサービス)の、お気に入りの先生が早朝にしかいなかったから。また、学校から帰ってからの時間だと、公文や学研など塾に行って帰ってくるだけで勉強する時間がなくなってしまうこともあります。すると、それまでは朝、学校に行くために起こすだけでも一苦労だった息子は、マイクラやりたさに「明日は4時に起きようっと!」と自ら目覚まし時計をセットして、さっさと布団に潜り込むように。朝、寝ぼけた頭を30分間のマイクラですっきりさせてから公文を5枚、そのあとオンライン英会話を2レッスン(1レッスン25分)、というのが日課になりました。マイクラは30分で自動的に切れますが、その後のオンライン英会話は先生から電話(スカイプコール)がかかってきてしまうので、着替えや公文をやる時間など、ちゃんと自分で考えて時間配分をしないと間に合いません。必然的に自分で時間の管理もできるようになってきました。マイクラを通して具体的な目的が見えたマイクラにはほかにも利点がありました。世界中にプレーヤーがいるため、オンラインで英語でチャットしながらいろいろな国のプレーヤーと一緒にバーチャルな世界を冒険したりもできるのです(これはさすがに会話のスピードについていけず、4年生の息子には早かったみたい)。とはいえ、ユーチューブに自分のゲームの進捗を実況する動画がたくさんあるので、発音が聞き取りやすい英国人ユーチューバ―の動画を選んで見せています。実況ですから、画面と言葉がリンクしていて、わからない単語が出てきても彼は興味を持って見入っています。そのうち「僕、もっとダニエル(ユーチューバーのひとり)の言うことがわかるようになりたい!」と言うようになり、英語を学習する意欲がぐんと上がりました。英語が話せるようになりたい、といった漠然とした目標よりも、たった1つ、ダニエルと話がしてみたい。そんな小さな目的でもあったほうが、やる気の出方が違うことをなかやまさんは痛感。親の押しつけではなく、自らやりたいという気持ちにさせることに成功しました。息子が「ダニエル」と呼んでいるユーチューバ―DanTDMさん。確かに、男の子が夢中になりそうなおもしろさ。言葉に出てくる単語も難しくありません(写真:なかやまさんブログのスクリーンショット)”脳にご褒美”でモチベーションがぐんと上がる早起きする理由は「マイクラができるから」。英語を勉強するのは「ダニエルと話せるようになるから」。というように、具体的な“ご褒美”を脳に与えてあげれば、いくらでもモチベーションが上げられる。「これは利用しない手はないよね!」となかやまさんは言います。もちろん、“ご褒美”の内容はマイクラでなくてもよくて、それぞれ子どもの好みに合わせるといいでしょう。なかやまさんによると、大切なのは、“特別感”を持たせることだそう。なかやま家の場合は、遊べる時間がきっちり決められていることで、息子の「この時間だけは逃すまい」という気持ちが働いたわけです。子どもの大好きなものをひとつ見つけて、それを“ご褒美”にモチベーションをアップ。この方法はぜひ取り入れたいものです。なかやまさんの親子学習ブログに細かく学習の様子が書かれています。おやこども英語~目指せエーペラ~<取材・文:フリーランス記者岩佐 史絵>
2017年04月11日学校に行かない息子についイライラ…思い切ってこう宣言!出典 : 我が家の息子が不登校になり、約1年半になります。学校に行かなくなったばかりのころは、その事実を受け入れることができたものの、「好きなことばかりやって過ごしている」「勉強させなきゃ…学校に行ってる子たちより遅れちゃう」「進路は?受験はどうなるの?!」などなどやはり不安だらけでした。一方で息子のほうはというと、合わない環境で過ごすストレスから解放され、悠々と生活しています。そんな息子を見るとどうしてもイライラしてしまうこともありました。そんな我が家がその後どうしたのかと言うと…私はある日息子に、「もう勉強もやらなくてもいい!ネットやパソコン使用、ゲームの制限もぜーんぶもう無し!とにかく好きな事を好きなだけやっていい!ただ、ご飯はちゃんと食べて、少しは眠ること。あと、私やパパ、他の身近な人の誘いにはとりあえず乗って外へ出てみること!」と選手宣誓の如く、ハッキリと宣言したのです。理由の1つは、家事や他の仕事の合間に、息子の勉強やその答え合せをしたり、「これだけ勉強したから〇分パソコンやっていいよ」と時間を計測したり、終了時間を告げては「まだやりたい」「もうおしまい」を押し問答を繰り返したり…そんなやり取りに疲れてしまったこと。そして2つ目の理由は、息子を思いっきり自由にさせる不安より、「こうすると息子はどう変化するのか?」という好奇心とワクワク感の方が私の中で勝っていたことです。「息子本人のペースに賭けてみよう」という気持ちが私の中で生まれたのでした。宣言のあと、息子の生活に変化が…出典 : そんな生活を始めると、息子は私や主治医が驚くほど落ち着きました。かなり酷かった噛み癖も癇癪もいつの間にかほぼ消えたのです。大げさかもしれませんが、やっと「本来の息子に戻った」という気がしました。フリースクールに週に2日通うようになり、自分より年齢が上の高校生たちと大好な音楽の勉強に打ち込んでいます。他の習いごとでも、いろいろな年齢の友だちが増えたようでとても楽しそうです。Skypeなどでコミュニケーションをとることも多いのですが、息子なりに考えなかなか上手く出来ているようです。案の定、ゲームには長時間没頭していましたが…「いくら大好きなゲームでも長時間続けるのは飽きることもあるし、それなりにキツイことだ」ということも身をもって体験したようです。周りに言われなくても、本人なりに気分転換や別のことを間に入れる工夫もできるようになりました。私にとっても、息子が「いくら周りが説明したところで、本人が納得しないとほとんどのことは聞かないタイプ」ということを再確認できた出来事でした。また、息子は日々興味があることに対して、途中で投げ出すことなく自分一人で長時間パソコンに向かい黙々と解決・達成しようと没頭しています。その姿を見て、息子の学び方が基礎から積み上げていくタイプではなく、最終的な目標や目的に惹かれてこそ、そこから掘り下げていくタイプなのだと気づかされました。好きなことに対する熱量を目の当たりにし、私は「息子にとっての学びとは一体なんなんだろう」ということを深く考えさせられたのです。みんなとは違う一歩を踏み出すのは怖い。だからこそ嬉しかった、息子の一言出典 : こんな選択をしてみたものの、私自身は、ごく一般的に「学校へ行く」という経験しかしていません。それ以外の選択など考えたこともありませんでした。やはり最初は、「学校へ行かない、しかも好きに過ごすなんて本当に許されることなのか?」「あちこちから批判されるのでは…」と、世間の一般的なレールから一歩踏み外すのが怖かったです。それでも息子の不登校を受け入れた今、息子にとっての幸せとは?経験すべき試練とは?乗り越えるべきものとは?と純粋に考えた時、今の方向以外考えられなくなっていました。先日息子がこんなことを言いました。「あー、俺、変人で良かったー!」自分がいかに幸せなのかを噛み締めるように言ったのです。話を聞くと、周りの友達の愚痴や悩みを知り、自分のような生き方やそれを認める私のような親は珍しいと感じたようでした。さらに息子は、「自分と同じような境遇の友だちが、奇異な目で見られないためにはどうすればいいのか?」「自分が大人になってから、自分たちのような選択が当たり前になるためにできることは何か?」ということまで考え始めたようです。とても頼もしく思えました。息子にとっての幸せを考え抜いた選択。親がこれから出来ることはなんだろう出典 : もちろん進路や就職など、心配なことはまだまだあります。しかしその分、息子の今の生活を大事にしつつとれる進路には何があるのか考え、動いています。本人とも、「自分自身の強みは何か?」「これからどう生きたいか?」また「君の選んだ道は自由な分、厳しさもあるから正直選択肢はこれとこれだけになりそうだよ。そういう事も頭に入れて置いてね」など、具体的に日々話し合っています。息子の様子を見ていると、今は「何とかなるかも」と思えるようにもなってきました。今でも息子のこの生活に、苦言をいただくことも少なからずあります。それもまた正論でもあることはよく分かっていますし、以前の私だってそう思ったと思います。ですが今は、そんな声は聞こえないふりをして、振り払って目の前の息子を支えるべく自分に喝を入れて踏ん張っています。周りからの声に心身を消耗するのも事実です。もっともっと味方になってくれる方や、説得力のある後ろ盾がどうしても欲しくなってしまいます。そんな中で私にできることは、・息子のような生き方も「あり」なんだと、「一大人として」認め続けること・「生き方は人それぞれで当たり前」という世の中に一歩近づけるための一員になることなのかなという気がしています。
2017年04月02日子育て楽じゃありません
細川珠生のここなら分かる政治のコト
私の愛すべき家族