こんにちは。ママライターのあしださきです。2017年の夏休みも後半に折り返したところでしょうか。皆さん元気に楽しい夏休みをお過ごしですか?楽しい旅行やレジャーにと毎日エネルギー全開な子どもたち。笑顔で見守っているママたちからそろそろこんな声が聞こえてきそうですが……「早く学校や幼稚園が始まらないかなぁ」と。『株式会社バンダイ』が2017年7月に行った「小学生の夏休みに関する意識調査」によりますと、「夏休みに気がかりなことは?」という質問に対し、小学生を持つ親の回答で多かったものに、「毎日のお昼ご飯の用意が大変」(28.9%)がありました。夏休みの昼食の定番は今も昔も“そうめん”が多いのではないでしょうか?わが家の子どもたちは幸いそうめんが大好きで、毎日でもオッケーと言って喜んでくれますが、筆者自身は子どものころ夏に食べるそうめんの昼食に「またか……」という感想を持っていましたね(お母さんごめんね)。自分が母親になった今は、痛いほどその大変さが分かるようになりました。約1か月以上の期間、毎日昼食を考えるのはとても大変で、お料理好きなお母さんでもきっと“中だるみ”の時期が訪れてしまうと思うのです。そんな時期にちょうどさしかかっているご家庭へ、今回のコラムをぜひご覧いただけたらいいなと思っています。●中だるみ解消アイデア:昼食をひとつのイベントに! Let’s 流しそうめん流しそうめんを手軽におうちでできる、卓上タイプの「流しそうめん機」があるのをご存知ですか?ホームセンターなどで見かけたこともあるかもしれませんね。価格も2,000円前後とお手ごろで、これ一台あると夏のイベントがひとつ生まれる という優れものです。「エー、こんなものいらないなぁ」と思っていた私もその楽しさと子どもの喜ぶ顔にすっかり流しそうめん機への評価が高くなり、今では友人たちに積極的にお勧めしているほどです。普通に食べるより水がたくさん跳ねるのでビニールシートをテーブルに広げて準備万端!これで後片付けも簡単です。●流しそうめんが楽しい理由・流れてきた麺をキャッチすることやそれがうまくいかないことで会話や笑いが多く生まれるため。・流す役とキャッチする役で分担を決めれば、ゲーム感覚で食事ができるから。・大人も初めての流しそうめん経験であることが多い。そのため意外にもパパやママが一緒になって盛り上がれる。・お友達を呼んで、大人数でやるとかなり盛り上がる。流しそうめん大会ができる。----------いかがでしたか?そろそろ夏休みも後半となり、「今さら流しそうめん機を買うのはもったいないかも」というお声もあがりそうですが、ちょっと落ち着いて考えてみてください。流しそうめんなどのシーズン限定のものは、「季節が変わるころに非常にお安くなる! 」ということ。8月も半ばを過ぎた今は以前よりもお買い得になっている可能性があるので要チェックです。そして小学生の夏休みは6年間続くわけですから、今年あまり活躍するチャンスがなくとも来年、再来年と長い期間楽しむことができます。先日旅行先で夕食がバイキングというホテルに宿泊しました。そこで出会った巨大流しそうめん機には筆者も衝撃を受けました。その姿はまるでそびえたつウォータースライダーのよう。くるくる回転しながら滑り降りてくるそうめん。最後は加速度をつけて一気にやってくるのを箸でキャッチするのですが、これは子どもたちに大人気でした。流しそうめんの周りにはちびっ子たちの長蛇の列ができ、流す役のお姉さんも嬉しそうな、困ったような様子でどんどんそうめんを流していました。後でその流しそうめん機のニュースを新聞で知り、非常に話題になっていたことが分かりました。これまでマイナーな楽しみだと思っていた流しそうめんが今スポットライトを浴びている。これは世間にお勧めする絶好のチャンスかもしれないと、今回のコラムを執筆した次第です。ぜひ、参考に楽しんで読んでいただけたら嬉しいです。【参考リンク】・バンダイこどもアンケートレポート Vol.237「小学生の夏休みに関する意識調査」結果2017年7月 | 株式会社バンダイ(PDF)()●ライター/あしださき(元モデル)●モデル/神山みき(れんくん)
2017年08月23日こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です。多くの学校では夏休みの宿題に“読書感想文”があると思います。特に低学年のお子さんの場合は、一人で完成させることは難しく、ママのサポートが必要な場合も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ママが読書感想文をサポートするときのコツについてお伝えします。●21世紀型教育の中核は読書感想文が土台になる?夏休みの読書感想文といえば、「めんどうくさい」「嫌い」「やりたくない」という3拍子のコメントを耳にします。バンダイ(2013)の調査でも、読書感想文に対する苦手意識の高さがうかがえます。しかし、これから学校受験や就職試験をする子どもたちはそうはいっていられません。すでに名門大学では論作文に重点をおく試験に移行することを明言していますし、教員採用試験でも論作文や集団討論などの“自分の意見を伝える技術”が合否を左右するようになっています。検索サイトの進歩によって、多くの知識を覚えるような“記憶偏重型学習”から、情報をうまくまとめながら“自分の考えを作り出して伝える”という能力 を求める動きにシフトしています。読書感想文は、このような“自分の意見を伝える技術”の基本的な練習になりますし、何よりもお子さんの“生き抜く力”を育てるきっかけになります。●作文を書くことによるさまざまな効果冒頭の書きっぷりから想像もつきませんが……かくいう私も子どものころは読書感想文を嫌々やっていました。しかし今、子どもの教育に携わってわかることは、作文を書く力は子どもにとって必要な力だということです。そして、子どもたちにはもっと読書感想文を楽しんでほしいと思っています。作文を書くことによる効果のひとつは、自分の意見を論理的に説明する力 が身につくことです。また、“自分の考え方のクセ”に気づき、自己理解が深まることも期待できます。さらに、作文を書くうえでは「登場人物は何を思っているのだろう?」と推測したり、登場人物の思いに寄り添ったりするため、共感の心を育てることにつながります。このことは、人間性の成長にも大きく関わってくると思います。このように作文が多くの効果をもたらす背景には、書くことが“メタ認知(自分の認知機能を理解したり、モニタリングしたり、コントロールしたりする一連の過程)”を鍛える作業に関連しているためだと心理学的にはいうことができます。●作文をサポートするときのママの姿勢私のように子ども時代は読書感想文が嫌いだったママも、お子さんのサポートをするときには、「めんどうくさい」という気持ちは一旦捨て、「楽しいと思わせてやるぞ!」といった気持ち で向き合っていきましょう。特に低学年のお子さんの場合は、ママが「嫌い」と言っているものは、お子さんも「嫌い」と感じやすくなるので気をつけたいですね。サポートの基本姿勢は“明るく楽しく”です。●音読段階のサポート低学年のお子さんにとっては、文章を読みながら頭の中だけで物語を整理したり、考えをまとめたりすることは難しい作業です。このように同時にいろんな考えを処理できるようになるのは、10歳前後に発達する脳機能ですから、これらの作業は分割して取り組む とよいでしょう。たとえば、低学年のお子さんの場合は、最初はママが何度か音読してあげるとよいかもしれません。そのときには、「楽しい!」と子どもが思えるように、声の抑揚などを工夫することがポイントになります。そして、お子さんが物語の内容を理解できるようになってきたら、今度はお子さんが音読をしていきます。●情報整理段階のサポートすぐに理解ができる子はいいのですが、多くの低学年の子は話の印象的なところと終盤のみを記憶しています(ピーク・エンド効果といいます)。私が感想文をサポートする場合には、“ワークシート”を活用し、子どもたちと話し合いながら全体像についてまとめる作業をしています。ワークシートには、まず相関図を作って、登場人物の特徴とセリフを記録していきます。不思議と、ワークシートを使うと子どもたちは自由な発想で面白いことを次々と発言していきます(例:桃太郎の仲間の動物は疲れないのか?鬼は桃太郎が来ると思っていたのか?)。そのワークシートをもとに、物語に対してお子さんが感じたことや考えたことを記録していくとよいでしょう。このようにワークシートに書き出すことで、情報が整理され、物語を客観的に理解することができます 。また、自分の考えを深く理解することにもつながっていくでしょう。これらはまさに、メタ認知を鍛える作業です。●書く段階のサポート読書感想文をサポートしていると、「真面目に書かなきゃ」といったプレッシャーを感じ、たくさんの口出しをしてしまうママもいるかもしれません。でも、個人的には、子どもの自由な発想を大切にしてあげてほしいと思います。たとえば、主人公ではなく“脇役の目線”が気になったり、大人が気づかない部分に着目したりするお子さんもいます。あるお子さんは、「桃太郎の仲間の動物たちは鬼ケ島に行くまで喧嘩はしなかったのか?」ということが気になっていました(よく考えれば犬猿の仲という言葉もありますよね)。そんなときには、大人の価値基準で書き直させるよりも、「よく気づいたね。面白い視点だね!」などとお子さんの目線を大事にして 自由な発想をどんどん育ててあげてほしいと思います。本来、自分の思いを書くことは楽しいものです。それを苦痛に感じてしまう子が多いのは、他者の視点(評価)ばかりが気になり、自分の意見に自信がもてないことも関係しているのではないでしょうか。また、ママから「字をきれいに書きなさい」と叱られることによって、読書感想文に苦手意識をもってしまうお子さんもいます。もちろん字はきれいに越したことはありませんが、字の練習は別の時間に行いましょう。内容以外の部分で叱られることによって、せっかくのやる気の芽が奪われてしまうのはもったいないことです。●本を選ぶときのポイント最後に、本を選ぶときのポイントです。お子さんから「この本がいい」といったリクエストがあるなら、それに挑戦してみてもよいと思います。ただ、もしお子さんからのリクエストがない場合は、お子さんの発達に合わせた本をママが一緒に選びましょう。たとえば、低学年の子の場合は、文章だけで理解するのはまだまだ難しい時期ですので、“挿絵”がある方がイメージを膨らませやすいと思います(低学年のお子さんだけでなく、読書が苦手なお子さんも挿絵がある方が取り組みやすいと思います)。また、作文を書く前には、何度も読んでストーリーを理解することも必要になりますので、お子さんが繰り返し読んでも苦痛がない長さの本 を選ぶとよいでしょう。本を読んでいる途中に「まだ続くの?」という態度が頻繁にみられるようなら、別の本を考えてみてもよいかもしれません。お子さんが、楽しく取り組める一冊を選んでいきましょう!----------いかがでしたか?今回は、ママが読書感想文をサポートするときのコツについてお伝えしました。読書感想文に笑顔で向き合うお子さんとママが増えたらうれしいです!【参考リンク】・バンダイこどもアンケートレポートVol.21「夏休みの宿題に関する意識調査」結果 | 株式会社バンダイ(PDF)()●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)
2017年08月23日長い長い夏休みも、もう終盤戦となってきました。お子さんの夏休みの宿題、とりわけ自由研究や工作はテーマ決めから頭を悩まし、1日、2日ではどうにもならないものだけに、早々に終わらせたいものですね。わたしも長女が小学校に上がった時から自由研究で苦しみ続け、めでたく今年で10年目を迎えました。8月31日の夜は毎年、親子で深夜まで自由研究の仕上げに追われるという恐怖を味わってきているわけです(涙)。そこで、今年こそは早めに終わらせようと小3息子と参加したのが、「夏休み2017 宿題・自由研究大作戦」。東京・仙台・大阪3会場で開催され、合わせて約3万人の親子が参加した体験型イベントです。東京会場に参加したわたしたちは、ここで2つのプログラムを体験取材。第一弾レポートの 「悩める小3男子が行ってみた! 自由研究のお助けイベント体験レポ―トpart1」 では、WWFジャパンのプログラムをご紹介しました。続いて、息子が挑戦したのが、憧れの企業バンダイのプログラム「カプセルはんこ エコ工作」です。ガシャポン®の空カプセルが大変身!、カプセルはんこ エコ工作子どもだけでなく大人にも人気のカプセルトイは、中身を出したあと、空になったカプセルはどうしていますか? いろいろな色があって、しっかりした作りなので、捨ててしまうのはもったいないですよね。そこで、楽しいアイデアで再利用するワークショップを展開するのが、バンダイの「カプセルはんこ エコ工作」。このカプセルはんこは、バンダイのカプセルトイ「ガシャポン®」の空カプセルと、東京都墨田区の町工場で出るウレタンの廃材を組み合わせたオリジナルのはんこです。プログラム前半では、おもちゃの3R(ゴミを減らすリデュース、捨てずに繰り返し使うリユース、もう一度資源に戻すリサイクルの3つの頭文字をとって)を紹介し、生活の中でできる環境活動を考える機会を提供しています。続いて、プログラム後半のエコ工作では、不要になったものを実際に再利用することで、身近で楽しく環境への取り組みを体験することができるプログラムになっています。あらかじめセットされた制作キットを使うので、未就学児でも簡単に作ることができます。ハサミに慣れていない低学年は、切れ目の入ったスポンジシールから好みの形を選んで貼り、高学年は自分で好きな形をハサミで切り抜くようにできるなど、幅広い年齢に対応したプログラムとなっていました。その中で、小3男子の心をとらえたのが、カプセルはんこ作りを説明する映像に登場するキャラクター。色とりどりの空カブセルのキャラクターが「カプセルはんこがつくりたーい!」と歌って踊る映像にくぎ付けとなり、その日一日、ずっと歌っているほどの気に入りようでした。肝心のエコはんこは、愛猫の顔を模してかわいくできました。おもちゃという身近なものを通して、企業のエコ活動や取り組みについても学べ、楽しく工作を体験できました。ラストスパート! まずは体験イベントに参加してみよう夏休みも残りわずかですが、自由研究や工作をテーマとした小学生向け体験イベントやワークショップは、まだまだ各地で開催されています。「自由研究・工作はまだ手つかず」というお子さんほど、こういったイベントへの参加がおすすめ。バンダイの「カプセルはんこ エコ工作」のように、短時間で工作も研究もできるプログラムもありますので、悩む前にまずは参加してみてはいかがでしょう。 ▼「夏休み2017 宿題・自由研究大作戦」HP ※上記記事は、2017年の開催内容となります。来年以降、参加する際のご参考としてください。
2017年08月22日みなさん、夏休みは満喫されましたか?働いているとなかなかまとまった夏休みがとれないものですが、中には10連休がとれたという羨ましい人もいるようです。十人十色というように、夏休みの過ごし方も人それぞれ。自宅でまったりのんびり過ごす人もいれば、あちこちへ出かけて夏を満喫する人もいます。そして、充実した夏休みの様子をSNSに次々とアップする人も……。今回はSNSで見かけて思わずイラッとした“夏休み自慢”投稿について調査してみました。●(1)家族で海外旅行へ行き実況中継するウザいママ友『ママ友が家族で1週間ハワイに行き、実況中継並みに現地の様子がひっきりなしに写真付きでつぶやかれていた 。水着写真やら泊まったホテルの写真やら、どうでもよすぎてウザかった。でも、子ども同士の仲が良いので無下にもできず、とりあえず「いいね」を押しておきました。わが家は近所の大型ヨッピングモールへ行ったくらい。その格差にちょっとダメージを受けましたね。子どもが不憫ですが、喜んでいたので良しとします……』(36歳女性/パート)海外旅行は自慢するのにもってこいのネタです。羨ましがったら負けな気がしますが、羨ましがらずにはいられませんよね。あまり人が行かないような国であれば、嫉妬というより素直に「すごい!」と思えるし、「もっと写真をアップして詳細を教えて!」とも思えるのですが、ハワイとなると、行けそうで行けない感じが嫉妬心を煽ります。とはいえ、海外旅行へ連れていけなくても、近所に出かけただけでも、お子さんが喜んでくれたならそれが何よりです。●(2)音楽好きでもないくせに音楽フェスへ行った友達に激しく嫉妬『私はロック大好きで、もちろん夏の音楽フェスは行きたくて仕方なかったけど、どうしても仕事が休めず断念。にも関わらず、友達は特に音楽が好きなわけでも詳しいわけでもないのに、かっこつけで音楽フェスへ行き 、自慢をしているのがイラつく。悔しいから、友達が絶対知らないであろうバンドについて質問しまくってやった。あー、ほんとに羨ましい』(25歳女性/会社員)これは激しく同意します。「なんであの子が?」と思うような人が音楽フェスへ行って自分のファッションやら食べたものやらの写真を投稿していると、「演奏聞けよ!ステージ見ろよ!」と思ってしまうんですよね……。また、自分が好きなバンドについて知ったような感想を書かれていると余計に腹が立つものです。●(3)職場の仲間が自分抜きでナイトプールやBBQに行ったことが判明『職場で仲の良い同僚の子が男女数人のグループでBBQやナイトプールに行った写真を投稿していて衝撃を受けました。だって、そこに写っていたのはみんな同じ職場の人たちだった から。私は誘われてないのに……。ショックすぎてフォロー外しました。仲間外れ感が半端ないです』(30歳女性/会社員)これはショックです。実際に行く行かないは別にして、普段仲が良いのなら一声かけてくれてもいいものを、なぜ誘ってくれなかったのかと悶々としてしまいますよね。休み明けに職場で顔を合わせたときにも気まずいですし、見なかったことにするしかありません。それにしても、BBQにナイトプールとは、リア充感満載ですね……。余計に腹立たしい気がします(笑)。----------夏休みの思い出をSNSに投稿したい、みんなに見てもらいたいという気持ちはわかりますが、あまりにやりすぎると友達に引かれてしまう可能性もありますし、反感を買ってしまうこともありますので、注意が必要そうです。友達のSNS投稿を見ていると、「充実していて羨ましいな」と思うことも多いでしょうが、実際にはそうとも限りません。みんなに羨ましがられそうなところへ無理して行っていたり、人からどう思われるかを気にしすぎていたりする人も少なくないでしょう。案外、SNSで何も発信していない人のほうが心から充実した日々を過ごしていたりするものです。●文/パピマミ編集部●モデル/福永桃子
2017年08月21日夏休みが明けていよいよ新学期…スムーズに迎えるには?出典 : 楽しかった夏休みもそろそろ終わり、再び学校・幼稚園生活が始まります。夏休み明けの新学期は久しぶりに会った先生や友達と夏の思い出話をしたり、学校行事の準備が始まったりと、夏休み前とはまた違う楽しみがあります。一方で、新学期が始まる時期は、夏休みから新学期の始まりという生活・環境の変化に戸惑いや不安を感じ、学校や幼稚園などに行くのを嫌がる子どもが増える傾向にあります。特に発達障害がある子どもは生活や環境の変化に敏感なことが多かったり、切り替えが難しかったりする特性から、夏休み前後での学校生活の変化に強い不安を感じることがあります。また、夏休みに親子で過ごす時間が多かった分、「パパ・ママと一緒にいたい」という思いから学校や幼稚園へ行きたがらなくなってしまうこともあります。このような登校・登園しぶりが続き、夏休み明けに不登校になったというケースも少なくありません。平成26年文部科学省・不登校生徒に関する追跡調査研究会「不登校に関する実態調査」新学期を楽しくスムーズに迎えるには、夏休み中から新学期を見据えた準備が大切です。次から新学期前後に何でつまずくのか、そして夏休み中にどんな対策をすればよいのかについて解説します!発達障害のある子どもが新学期前後でつまずきやすいポイントって?出典 : 新学期前後、発達障害のある子どもは、どんなことに困ることが多いのでしょうか。これらの困りごとが積み重なり、新学期の登校・登園しぶりにつながることもあるため、子どもがつまずきやすいポイントを把握しておくことが大切です。学校や幼稚園のない夏休みは、睡眠が不規則になったり、運動不足になったりすることから生活リズムが乱れることが多くあります。発達障害がある子どもの中でも時間の感覚を上手くつかめず、切り替えが苦手という特性がある場合、それが夏休み中の生活の乱れにつながってしまうことがあります。夜更かしがくせになり朝に起きられない、お菓子や清涼飲料水をたくさん食べたり飲んだりしている、冷房の効いた室内でだらだら過ごしている…このような生活を夏休み期間に送っていると、新学期が始まった途端に規則正しい生活に戻そうとしても難しく、学校や幼稚園へ行くモチベーションの低下につながることがあります。夏休みの宿題は発達障害のある子どもにとって何かと困りごとが起こりやすいと言われています。宿題を進めることが難しく、夏休み終盤になってもたくさん残ってしまうことも少なくありません。宿題が終わっておらず、先生にも出せないことを自覚していると、学校に行くこと自体がおっくうになる可能性も考えられます。また、宿題を夏休み前半に一気に終えた子どもの場合、宿題を終えた以降学習をしない期間が続くと、家庭学習をしない習慣がついてしまい、授業の始まりに憂うつ感を抱くこともあります。新学期は夏休み前の学校生活と全く同じリズムで進むわけではありません。夏休み明けは運動会をはじめとした学校行事の準備や練習が入ってきたり、時間割や担当する先生が新学期をきっかけに変わったりするなど、学校生活のパターンに変更が出てくることもありますよね。このような学校生活のパターンに関する変化に戸惑ったり、切り替えるのが難しかったりすることをきっかけに学校へ行きたくなくなってしまうこともあります。夏休み中は学校・幼稚園がある時より友達に会う機会が減る子どもが多いと思います。久しぶりに会う友達となんだかぎくしゃくしてしまったり、夏休み前に関係がうまくいっていない友達と会うことに不安を感じてしまったりなど、人間関係への不安から学校へ行くことに抵抗を感じてしまうケースも少なくありません。新学期に向けて夏休み中にやっておきたいことって?出典 : 夏休みのような長期休みが続くと、休み明けになかなか身体がついていかなかったり、学校や幼稚園に毎日通っていた時のような元気ややる気がでなかったりします。新学期をスムーズに迎えるには、夏休み中に何を心がければ良いのでしょうか。新学期が近づいてきたら改めて、生活リズムが著しく崩れていないかチェックしましょう。具体的には、きちんと睡眠をとれているか、食事は3食食べているか、運動不足になっていないかなどを確認するとよいですね。睡眠が不規則になり、昼夜逆転してしまっている、食欲がなくなっている、エアコンの効いた部屋でゲームばかりしているなどの様子が見られたら、新学期の始まりに間に合うように少しずつ改善していきましょう。学校や幼稚園のある日を想定して、登校・登園時間に間に合うように起床や身支度を済ませる、きちんと起床できるような時間に布団に入って身体を休める習慣をつける、学校のプールや図書館の夏休み開放日に行ってみる、学校まで親子で散歩してみる、というような夏休み中からの工夫が、新学期を万全な体調でスタートさせるコツです。夏休みの宿題には教科のワークやドリル・プリントから自由研究、読書感想文などさまざまな種類があり、親子で苦労するということもあるのではないのでしょうか。これらの宿題を夏休み終了間近に追い込んで終わらせる…ということを避けるためにも、新学期が近づいてきたら、改めて指定された宿題の内容と、どのくらい終わらせられたかをチェックしましょう。宿題は終わっているものの、しばらく勉強している様子が見られない場合は、新学期に向けて少しでも勉強する習慣を復活させると授業が開始した時に戸惑うことなく学習できます。新学期に学ぶ内容を簡単に予習してみたり、好きな教科のワークから取り組んでみたりするのも良いでしょう。発達ナビ親子のヒント‐小学校‐「宿題をやらない」夏休みが明けた新学期は、学校行事の準備が入って変則的な時間割になったり、時間割の一部が変更されたりすることがあります。このような変化を新学期に入ってから知ると、こだわりや切り替えに対する苦手意識がある子どもにとっては強い不安感につながることがあります。そのため、夏休み明けの学校生活の見通しをあらかじめ子どもに伝えておくことが大切です。新学期に入る前にどのような変更があるのかわかると、子どもの安心感につながります。教えてもらえる範囲で、担任の先生から新学期での変更点を教えてもらうことも良い方法でしょう。親子のヒント‐幼稚園・保育園‐「新しい環境になじめない」親子のヒント-小学校‐「変化に対応することが苦手」およそ1ヶ月ほどある夏休み。その間ずっと友達と会っていないと、新学期に友達とどう接すれば良いかわからなくなり、ついぎくしゃくしてしまう子どももいるかもしれません。子ども自身に抵抗がなければ、夏休み中も友達と遊ぶ機会を設けたり、学童施設や児童館、子ども向けイベントなどの同年代の子どもと関わることができる場所へ出かけたりすることをおすすめします。このような機会をつくることは、子どもが新学期も友達とスムーズに学校生活を送ることにつながるだけではなく、親自身がリフレッシュすることにもつながります。新学期を気持ちよくスタートできるよう、時間のある夏休みのうちに学校や幼稚園などで使う道具や身につけるものがちゃんと使えるかどうか確認することも大事です。文房具や制服・体操服、サブバッグなど、子どもが安全に使うことができるか今一度点検してみましょう。もし新調する必要があるものがあったら休み中に対応することができますし、新学期へのモチベーションアップにちょっとした道具を新調してあげるのも良いかもしれませんね。新学期、子どもが登校・登園を嫌がったらどうする?出典 : いざ新学期に入り、子どもが学校や幼稚園へ行くのを嫌がった時、保護者としてはどのように対応すればよいのでしょうか。対応方法は、子どもが学校や幼稚園に行くことを嫌がっている理由によって異なります。学習や成績に関して不安だったり、友達などとの人間関係に難しさを感じたりしている場合、夏休み明け再び学校へ行くことに抵抗を感じることがあります。学習への不安から学校へ行きしぶる場合、子どもが学習面の何に困り感を抱いていて、それをどのように解消すればよいかを具体的に考え、実践する必要があります。学校と連携し、子どもの学習への自信を高めてあげることが登校につながる可能性があります。人間関係など、学習以外の不安が原因の時は、そもそも原因が何なのかしっかり把握することが大切です。併せて子どもの特性も理解し、その特性に合う解決方法を学校や医師・カウンセラーなどとの連携のもとに考えていくことが重要になります。夏休みは、学校や幼稚園へ通っている時より親子で過ごす時間が増えます。それゆえ、新学期が始まると保護者と離れて過ごす時間が再び増えることに不安を感じ、登校・登園を嫌がる場合があります。これは特に幼稚園に通う年齢の子どもや小学校低学年の子どもを中心に見られます。子どもにこのような保護者との分離不安が見られる場合、親子で過ごす時間を増やし、少しずつ子どもの不安を和らげてあげることが大切です。親子で登校したり、子どもが学校や幼稚園にいる様子を見守ってあげたりして、子どもの安心感を少しずつ増やしていきましょう。学校生活・学習・人間関係どれもこれといった悩みがないにも関わらず学校へ行きたがらない場合、長期休みの間で学校へ行く意欲が減り、無気力状態になっていることが考えられます。このような場合、保護者が家から学校へ送ってあげたり、先生や友達が迎えに来てくれたりすると登校することが多いため、保護者や先生側から積極的に関わっていくことで登校への意欲が戻ってくるかもしれません。他にも学校で新しい遊びやクラブ活動・委員会活動に誘ってみたり、家庭や学校でその子どもに何かしらの役割を持たせたりすることで学校へ行くモチベーションの回復につながることがあります。四日市市教育委員会‐不登校の子どもへの指導の手引き‐01不登校とは(不登校の定義とタイプわけ)親子のヒント‐幼稚園・保育園‐「登園を嫌がって泣く」まとめ出典 : 新学期は学校行事やイベント、またその準備のため生活に変更点が増えたり、同級生や先生と久しぶりに再会し、再び集団生活を送るなど、子どものストレスや心身の不安定につながりやすい時期です。新学期突入をきっかけに心身のバランスが崩れてしまわないよう、子どもの特性に合わせ、夏休み中から新学期を見据えた準備をすることが大切です。また新学期前後は、子どもが学校や幼稚園で過ごすうえで困りごとが起きていないか、特に注意して見守ることを心がけましょう。夏休み中からの準備と新学期前後の目配りを通して、子どもが新学期も元気に学校や幼稚園に行けるよう、サポートしていきたいですね。
2017年08月21日夏休みもラストスパートです!小学生って担任の先生から暑中見舞いが届くんですね。いや、「暑中見舞い」って書いてないからただのはがきなのかもしれませんが…。お盆あたりに先生からはがきが届いていたのですが、すーーーーっかり忘れていました!(やること多くて多くて…言い訳)そしてあわててコンビニでハガキを買ってきましたそろそろお返事投函しないと夏休みが終わってしまう…!!自分の予定ではラスト1週間はもっとのんびりしてる予定だったんだけどなぁ…(笑)
2017年08月19日お盆休み、せっかくの連休とあって子どもと一緒に帰省や旅行をしたという人は多いのではないでしょうか。夏休み中の家族旅行は子どもにとって最高の思い出になりますから、終始はしゃぎ気味だったというご家庭も少なくないと思います。しかし、家族で楽しい時間を送っている間、もしかしたら周囲に迷惑をかけていたかもしれません。このお盆期間中、ネット上では“子連れ”の迷惑エピソードが数多く投稿されており、不快な思いをしてしまった人もいるようです。そこで今回は、夏休み中に見かけた“非常識な子連れ”の体験談についてご紹介したいと思います。●(1)空港や飛行機ではしゃぐ子ども『日頃の仕事の息抜きにとお盆中に沖縄に旅行したのですが、子どもがうるさくて最悪でした。空港の時点で走り回ったり叫んだりしてやりたい放題で、親は楽しそうにそれを見つめてニコニコ顔。静かなところに行こうとラウンジに移動したら、そこでもはしゃぐ子どもたち。機内でもシートの上に靴で立ったり走り回ったりと、本当ノイローゼになりそうでした。気持ちは分かるけど、しつけるときはしつけないと 』(41歳女性/販売)夏休みの旅行や帰省は親も子も楽しい気持ちになるものです。普段よりも開放的な気分になってしまうのも仕方ありません。しかし、中には静かに旅行をしたいという人たちもいます。誰もがはしゃいで楽しみたいわけではないのです。そのため、子どもが周囲の人に迷惑をかけるような行動を取っているときはきちんと叱ってあげてほしいものですよね。お出かけを楽しむのもいいですが、その裏で周囲に不快な思いをさせてしまっていないか気をつけるようにしましょう。●(2)電車の中でお菓子『私は仕事上お盆休みがなかったので普通に通勤してたのですが、電車の中にいた非常識な親子に唖然としました。子どもが泣き叫んでいて隣の人の足を蹴っているのに、母親は「どうしたの?〜」と優しく問いかけるだけ。そこでも軽くイラッときてたのですが、その母親はなんと大きめのスナック菓子を取り出して、子どもに与えました。それで子どもが泣き止んだのはいいものの、食べカスでシートや床が汚れまくり 。母親はそれを見て見ぬ振りで掃除せず降りていきました』(37歳女性/IT)夏休み中の遠出に電車を利用する親子連れの方も少なくありませんが、中にはマナーが悪い人もいますよね。せっかくの夏休みに子どもを叱ってばかりなのが嫌なのも分かりますから、多少のことには目をつむる人も多いと思いますが、あまりにも度が過ぎると少し気になるものです。とくに長時間の移動をする場合は気をつけるようにしたいですね。●(3)お店の障子を破って知らんぷり『地元ではそこそこ有名な和食屋さんで見かけた親子に驚愕でした。明らかに観光客といった感じの親子が座敷席でご飯を食べていたのですが、子どもがお店の障子を面白おかしく破っていました。これはパパママキレるだろうなぁと思ってみていたら、まさかのスルー。子どもが破った障子に気づいていたにも関わらず、子どもを軽く叱るだけで何事もなかったかのように 帰っていきました。どんな神経してるんだと目を疑いましたね』(35歳女性/事務)飲食店でもマナーの悪い親子連れの客はいるものですよね。この方が遭遇した親子は、なんとお店の障子を破ったにも関わらず、それをお店に報告せずに帰ってしまったとのこと。観光で訪れた見知らぬ土地だからいいや、という感覚だったのでしょうか。とても許せない行為ですね。小さい子どもとお店に行く際には、しっかりと目の届くところで見守っておくようにしたいですね。●周囲に迷惑をかけないために家族でおでかけをするのは楽しいものですが、自分でも気づかないうちにマナーの悪い客になっている可能性もあります。周囲に不快な思いをさせないためにも、小さい子どもとお出かけをする際には事前にできる準備をしておきましょう。まず、長距離の移動が予想される場合は、子どもがグズったり暇になったりしたとき用のグッズ をそろえていきましょう。子どもが好きなオモチャやグミなどの食べカスが出ないお菓子、ゲーム機など、子どもが電車や飛行機の中で騒いだときのために備えておくことが大切です。また、旅行先などではじめてのお店に入る場合は入店前に子連れでもOKか店員に確認を取っておきましょう。予約していくのであれば、予約の時点で問い合わせるとスムーズです。最後に、親自身も夏休みだからといって子どもを甘やかさないようにすることも重要です。せっかくのお出かけをつまらないものにしたくないという気持ちは分かりますが、子どもを叱らないことで他のお客さんに迷惑をかけていることもあります。子どもがマナー違反を犯したら、いつも通りに叱ってあげましょう。----------夏休みに限らず、子どもと一緒にお出かけをする際には周囲への配慮が大切です。浮かれすぎて嫌な子連れ様になってしまわないようにしたいですね。●文/パピマミ編集部●モデル/倉本麻貴(和くん)
2017年08月18日夏休みの宿題、ぜんぜん進んでない!親子のストレスはたまる一方…出典 : 夏まっさかり。イベントやお出かけの予定も盛りだくさんで楽しみな一方、夏休みの宿題がなかなか進んでいない…という親子も少なくないのではないでしょうか?「宿題やったの?」「どうしてちゃんとできないの!」夏休みの最終日までにお家できちんと宿題を終わらせないとと、親としてはあせってしまいますね。毎日、顔を合わせて宿題のことを注意していると、お互いストレスもたまります。そんな時についつい親子げんかになってしまうことも…。ですが、日記や作文、ドリル、自由研究、図画工作…夏休みの宿題は発達障害のある子どもにとって、一筋縄ではいかないものばかり。がんばっていてもできない場合もあるのです。そんなとき、どうしたらうまくいくのか、宿題の困りごとについて、うまくいくコツをご紹介します。お子さんの特性やタイプ、困っていることにぴったりな解決策があるかもしれません。せっかくの夏休み、宿題を楽しい成功体験に変えてみませんか?夏休みの宿題がうまくいく3つのポイント出典 : 子どもが宿題に取り組みやすい環境を整えたり工夫をすることで、親の負担も減ります。・見える化する課題がどのくらいあるのか、これから何をすればいいかがわからず、取り組めないことがあります。今、残っている宿題がどれだけあるかを書きだした表や、スケジュールを作って見える化するとよいでしょう。・「宿題に取り組む」場所・時間を決める机の上におもちゃがあったりすると、気が散りやすくなります。宿題をするスペースを決め、宿題をしている間余計なものが視界に入らないように片づけたり、布をかけたりしてもよいでしょう。また、ゲームの前にドリルをするなど取り組む時間を決め、習慣化するのもおすすめです。・宿題をスモールステップに分解する発達障害がある子は、より具体的な指示の方が理解しやすい子が多いようです。「宿題しなさい!」だとどうしていいかわからないことも。もう少し小さくタスクを分解すると取り組みやすくなります。例えば読書感想文の場合は次のようなステップで挑戦してみるのはいかがでしょうか。1.読んでみたいと思う本を図書館や書店で探す2.本を一通り読む(この際も、子どもが熱中して読めるようであれば子どものペースに委ね、どこまで読んでよいかわからない様子であれば1日に○章まで読む、などゴールを設定してあげると良いですね。)3.読んだ本の中でお気に入りの部分(ページ、セリフ、絵など)を書き出してみる4.読んだ本のタイトル、どんな内容だったかを書けるだけ書いてみる5.お気に入りの部分を紹介、またどうして気に入ったのか書いてみるこのように小さなステップを設けて一つずつ子どもに挑戦させてみると、何をやればよいかわからないストレスが解消され、またステップを積み重ねるたびに子どもの自信にもつながります。出典 : 怒るとイライラもたまります。宿題がうまくいかなくて子ども自身も悩んでいます。親子がお互いにストレスをためない工夫をご紹介します。・叱らずに一緒に考える「なんでできないの」と責めるだけでは解決につながらないことも。うまくいくにはどうしたらよいか、一緒に考えていきましょう。・完璧をもとめない「できた!」の基準をどのレベルに設定するかも大切なポイントです。たとえ答えが間違っていても回答欄がうまったらOK、日記は字が汚くても書けたらOKなど、割り切って子どもに合わせてハードルを設定します。まずは取り組めたその子の頑張りに目を向けられるといですね。・ほめる&ごほうびで達成感とやる気アップやる気にさせることが成功への近道です。スモールステップで目標を設定し、できたらほめるを繰り返します。やることを表にして、できたらシールを張るなどのトークンエコノミーを導入するのもおすすめです。また、ルールを決めて取り組み、ドリルを1ページやったらゲームを何分かやっていいなど、楽しいこととセットにするのもよいでしょう。出典 : 宿題の合理的配慮に関しては学校の先生との連携が必要になってきます。・パソコン・デジカメ・計算機などの利用についての合理的配慮パソコンやデジカメ、計算機をつかうことでうまくいく場合もあります。学校側に相談し使用の許可をお願いしてみましょう。・宿題についての合理的配慮をお願いするドリルや学習帳などの難易度や量が合わない場合もあります。本人が頑張っているのにどうしてもできない場合、答えやヒント、解説を見ながらやってもよいかどうか、別のドリルを使ってもよいかなどを聞いてみるのも一つの手です。発達障害のある子の特性や困っていることは一人ひとり違います。では、宿題の種類別の具体的な工夫をご紹介します!ドリル・プリントの困りごと・対処法出典 : ドリルやプリントは、たまってしまうとやる気もダウンしてしまいがち。モチベーションを保ちながらこなしていくには、どんな工夫ができるでしょうか?国語や算数などのドリルやワーク・プリントを進めるうえでまず大切なのは、ドリルやワークのやらなければならない部分がどのくらいあるのか、全体量を見える化して示すことです。全体像を把握することで、これだけの量を夏休み中にこなさなければいけないんだ、と子どもにとっても実感がわくので、取り組みやすくなることが多いです。また、ドリルやワークの場合、1日に取り組む分ができたらシールを貼ってあげるなど、達成した際のちょっとしたご褒美をあげるという工夫もおすすめです。ドリルが難しかったり、こなせない量だったり、がんばっているのにこなせない場合もあるでしょう。そんなときは学校側と相談してみることをおすすめします。プリント1枚全部を一度にやるのが難しい場合、2問ずつ進めるなど、小さく分割するとよいでしょう。また、「全部じゃなくてこれだけ頑張る」「わからないときは飛ばして後で一緒にやる」など取り組む前に子どもと決めるのも一つの方法です。宿題をやらない|親子のヒント日記・絵日記・作文・読書感想文の困りごと・対処法出典 : 毎日の記録を絵や文字で表現する日記は、発達障害のある子にとってハードルが高い宿題の一つです。毎日取り組まないと、夏休みの終わりごろになって、真っ白の日記帳を前に茫然…という事態になってしまうこともありますね。また、作文や読書感想文も、テーマを決める、本を読む、文字を書くなど苦手なことが含まれているので、フォローが必要になります。毎日決まったスケジュールに組み込むとよいでしょう。遊びに行く前につける、夜寝る前につけるなど、習慣にするとうまくいきます。また、毎日書くことの達成感が得られるように、書けたらシールやスタンプを押すなど、トークンエコノミーを使うのもおすすめです。絵や文字がかくのが苦手な場合、事前に学校に合理的配慮をお願いして、デジカメなどで写真を撮って貼ったり、パソコンやタブレットで文字を打ってプリントし、ノートに貼ったりするのもよいでしょう。今は音声認識で入力できるスマホやタブレットもあります。原稿用紙に手書きでないとダメ、という場合は、タイプしてプリントしたものをお手本にしながら写すとやりやすい場合もあります。「自由に何でもかいていい」という状況では、何をかいていいかわからず困ってしまうこともあります。いきなり日記帳に向かう前に、「今日はどんなことがあった?」「何を書こうか」などとパパ・ママと一緒に振り返ってみましょう。写真や動画を撮っていたらそれを見ながら思い出すとよいでしょう。テーマが決まったら、「まず、いつ、誰が、どこで何をしたか書くよ」などと書きだしをフォローしてあげるとよいでしょう。読書感想文の場合、まず本を読む必要があります。音声を聞くと理解しやすい子は、読み聞かせをしてもよいでしょう。音読の音源がついたオーディオブックや、電子書籍などには音声読み上げ機能のあるものも便利です。映画化されている本は、映画を観ると理解が深まることもあります。日記や手紙、作文を書くのが苦手|親子のヒント自由研究の困りごと・対処法出典 : 自由研究は、子どもの好奇心や問題解決の力をはぐくむ大切な宿題ですが、その自由さが発達障害のある子にとっては悩みにつながる場合も多いもの。また、親がどのくらい手伝うかの見極めも難しい課題です。なかなかテーマが決められないこともありますね。そんな時は、テーマを選びやすくするきっかけをつくってあげるとよいでしょう。子どもの興味のあることや好きなことから選ぶと、モチベーションが保ちやすくなります。自由研究のテーマが載っている書籍もたくさんあります。本を見ながらどんなテーマにしたいか親子で話し合ったり、科学館や博物館へ出かけて探したりしてもよいでしょう。子ども向けの実験や観察会などのイベントを開催している施設もあります。自由研究用レポート用紙のついた3Dペンなど、キットもいろいろあります。市販のツールを使うのもおすすめです。自由研究におすすめ!厳選キット特集|LITALICOワンダー オンラインショップいきなり大きな白い紙を前にすると、何を書いたらよいかわからなくなります。そんなときはノートなどに、どこに何を書くかレイアウトをつくります。実際に書く文章もノートに下書きして写すだけにすると簡単です。模造紙に線が入っていない場合は鉛筆で線を書くとよいでしょう。またタイトルや見出しなど、少し大きな字を書く場合は、バランスが崩れやすいので、鉛筆で目安となるようざっくり枠を記すとよいでしょう。また文字を書くのが苦手な場合は、写真などを撮って、大きくプリントして貼ると、文字を書くスペースも少なくてすみます。何にどのくらいかかるのか、どんな作業が発生するかを見える化します。テーマを決める、必要な物を揃えるなどをリストにしてスケジュールをつくります。続けるのが苦手な場合、毎日観察が必要だったり、取り組みに時間がかかるテーマをあらかじめ避けるのもポイントです。図工の困りごと・対処法出典 : 手先のこまかい作業が苦手な子にとって、工作や絵を描くのは、気が重い宿題です。何を作りたいか聞きだしたり、工作のアイデアが載っている書籍から本人に選んでもらったりしてテーマを決めるのを手助けするとよいでしょう。テーマが決まったら、道具や材料を準備する・制作する工程をスモールステップにして書きだし、一つひとつこなしていきます。また、夏休みには工作や絵を描くイベントやワークショップもたくさんあります。お近くで開催されていないか調べてみましょう。写生が苦手な場合、写真を撮って写すとうまくいく子どももいます。ペンや筆が苦手なら、ちぎり絵やコラージュにするなど、苦手を避ける方法を考えてみるのもよいでしょう。道具の使い方に慣れていなかったり、道具が合っていなかったりしていないか子どもの様子を見てみましょう。手に合った道具を使うようにし、練習してみましょう。切れないハサミやカッターの刃はかえって力が入り危ないのでとり変えます。不器用な子どもが使いやすいハサミや定規、カッター、のりなどの文房具もあります。子どもが使いやすい道具を探してみるのもよいかもしれません。以下にいくつか便利な文房具を御紹介します。長谷川刃物 HARAC カバー付きはさみ Castaモチモノ 滑らない 定規 ピタットルーラーアラビックヤマト色消えタイプハサミがうまく使えない|親子のヒントノリがうまく使えない|親子のヒント参考書籍:谷田貝公昭 /著『不器用っ子が増えている―手と指は[第2の脳] 』(一藝社)まとめ出典 : 「頑張りなさい」だけではうまくいかないことも多い夏休みの宿題ですが、ご紹介したヒントのなかに、子どもにあった方法が見つかるかもしれません。また、発達ナビのユーザーの皆さんの工夫やエピソードの中にもヒントがあるかもしれません。発達ナビアンケート|夏休みの宿題を親子でやりきるアイデア大募集!実践の工夫や、エピソードを教えてフォローをしてあげたり、見える化してスケジュールを決めてあげたり、パパ・ママの負担は決して少なくないかもしれません。ですが、小さなステップを一つひとつこなす達成感は子どもにとって大きな成長の糧になるはずです。また、完璧を目指しすぎないことも大切です。出された宿題をやり遂げるのが難しい場合には学校の先生に相談したり、便利なツールを使ってハードルをさげることも、親子のストレスを軽くしてくれます。残りの夏休み、親子で宿題を乗り切って、晴れやかな新学期が迎えられるとよいですね。
2017年08月16日夏休みを挟むと、学校に行きたがらなくなる子どもたちが増えますよね。長く休んでしまったせいでちょっとダルいな、学校が面倒くさいな……という程度ならいいのですが、もし本格的な不登校になる可能性があるなら、じっくりと向き合わなければなりません。今回は、学校に適応できない子どもたちを支える場所“フリースクール ”を紹介します。フリースクールとはいったいどのような場所で、どんなメリットがあるのでしょうか。経験者の声も集めてみました。●フリースクールは子どもの安全な居場所フリースクールは、何らかの理由で学校に行けない子どもたちの居場所 のことです。文部科学省の定める“学校”の基準を満たしていないため、正規の学校とは認められていません。しかし、だからこそ学習指導要領に縛られない、自由な学習プログラムを展開できます。これが、フリースクールの最大の魅力。教科学習に重きが置かれる一般的な“学校”は、近年の脱ゆとり施策のもとに年々厳しさを増してきています。授業時間は増え、休みは減り、子どもたちにかかる負担も増加する一方です。しかし、フリースクールではこういった画一的な指導を行う必要がありません。他者と交流しつつ、自分の好きなことを自由に学ぶのがフリースクールの主なプログラム。そのため、子どもたちは過度の負担を感じることなく、安心して過ごせるのです。●サポート校とフリースクール、どう違うの?学校以外の子どもの居場所といえば、“サポート校”と呼ばれるものもありますね。サポート校とフリースクールには似たようなイメージがありますが、実際には大きく異なります。ふたつの違いをまとめてみました。●サポート校主な目的は、通信制高校に通う生徒が3年間で確実に卒業できるように支援することです。そのため、入学できるのは通信制高校の生徒や、高卒認定試験を目指す子どもたちに限られていることがほとんど。予備校や学習塾が運営していることが多く、活動内容も学習支援がメイン になります。場所によってはあたかも学習塾のような雰囲気のところもあるようです。●フリースクール主な目的は、学校になじめず傷ついた子どもたちの精神的なサポート です。入学資格は特に設けられておらず、不登校児全般を広く対象としています。個人やNPO法人が運営していることが多く、活動内容はスクールによってさまざま。勉強だけでなく、遊びや季節行事もたくさん行われます。●「心が休まった」「費用が高い」……経験者の話実際に通っていた人やその保護者は、フリースクールをどのように捉えているのでしょうか。インタビューしてみました。『いじめにあって不登校になった私は、中学1年の夏から3年の春まで、私立のフリースクールに通いました。普通の学校と全然違い、いろんなタイプの人がいて、誰もが「ありのまま」を認めてもらえる 場所でした。毎日の活動で何をするか・しないかは自分で決めることができたし、決めたことにとやかく文句を言ってくる人もいなかったのでとても安心でした。おかげで心をじっくりと休めることができ、中3のゴールデンウイーク開けにはもとの学校に戻れました。今でもスクール時代の仲間とたまに飲みに行ったりしますよ』(30代女性/パート)これはまさにフリースクールの成功事例といえますね。子どもたちには本来、生まれ持っての回復力が備わっています。学校になじめないことで傷ついたとしても、安心・安全な場所でゆっくりと休むことができれば、自然とふたたび羽ばたくことができるのでしょう。また、お子さんをフリースクールに入れた方からはこんな話が聞けました。『のびのびした泥んこ系幼稚園を卒園した息子。地元の公立小学校に入ったとたん、画一的な教育と理不尽な評価、無意味な規律ばかりの毎日で日に日にぐったりしていったんです。息子なりに頑張って通学してはいましたが、勉強にはすぐについていけなくなりました。ストレスから体調を崩しはじめ、1年生の夏休み開けには泣きながら「僕もう学校はイヤ……」と言い出したため、フリースクールに通わせるようにしました。スクールでは一人ひとりの理解度に合わせた教育がなされ、できたことは徹底的に褒めてもらえます。わからない問題があっても決して叱られず、理解できるまで根気よく教えてくれるんだそうです。遊びも取り入れながら楽しく学ぶことができ、息子は本来の屈託なさを取り戻すことができました』(40代女性/主婦)『フリースクールは費用がネックですね。うちの娘が通っているスクールは、入会金が5万5千円。毎月の月謝が4万円 かかります。お金を出し惜しむべきではないってことは百も承知です。でも、「いつまでここに通わせなきゃいけないのかな……」と思うことは正直ありますね』(40代男性/会社員)残念ながら、現行の制度ではフリースクールに対する政府の助成は行われていません。かかる費用はスクールによってピンキリですが、中には高額な入会金や月謝を請求するところもあるようです。ちなみに、平成27年3月に行われた文部科学省による調査では、月謝の平均額は約3万3千円という結果が出ています。家庭の経済状況によっては、希望するスクールに通わせることができない可能性もありますね。公的支援の拡充が期待されるところです。----------小学生、中学生の子どもたちは「学校が世界のすべて」であるかのような錯覚を持ってしまいがちです。そんな中で、学校以外の安全な居場所があることは、学校にうまく適応できない子どもたちの希望になるのではないでしょうか。子どものためのさまざまな選択肢のひとつとして、フリースクールはおおいに検討の余地がある施設といえますね。【参考リンク】・小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査 | 文部科学省(PDF)()●文/パピマミ編集部●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年08月14日子どもたちは夏休み真っ只中!楽しい半面、悩ましいのが宿題ですよね。特にこの時期の小学生ママたちは、自由研究や自由工作のネタ探しに困っていませんか?今回は、夏にピッタリの制作「折り染め 」を紹介します。この折り染め、鮮やかな色でどこか涼しげ、見ているだけでもキレイ。出来上がった作品はいろいろな工作の材料としても使うことができるため、自由研究にも使えちゃう。まさに、夏のお楽しみにはもってこいなんです。身近な材料だけで簡単にできちゃうのも嬉しいところ。悩めるママたち、どうぞ参考にしてくださいね!●用意するもの・和紙(障子紙や半紙)・絵の具(水彩絵の具、ポスターカラー)・紙皿または紙コップ作るときに使うのは、たったこれだけ。もしも周りを汚したくないなら、新聞紙を用意して作業スペースに敷き詰めるといいでしょう。また、染めたあとの和紙は洗濯物干しハンガーに吊るす とサッと乾いて便利です。●染め紙の手順とうまく作るコツ(1)紙コップに水を入れ、絵の具を溶かす。(2)半紙を小さく折りたたむ。小さな子どもが行うなら、くしゃくしゃと丸めるだけでもOK(3)折りたたんだ半紙の角を絵の具に浸し、染めていく。(4)全ての角に色を付けたら、半紙をそっと広げる。(5)風通しの良い場所に置き、完全に乾くまで待てば完成♪和紙を広げ、そこに思わぬ模様ができているのを見た瞬間の子どもたちの表情は、喜びと驚きでいっぱい!ママがサポートすれば、2〜3歳の小さな子でも楽しむことができる簡単な制作ですが、うまく作るにはちょっとしたコツがあるようです。『色数は少ないほうが、シンプルできれいに作れます。いつも私たちが制作で行うときは、赤・青・黄の3色 くらいしか用意しません。たったそれだけでも、みんな違うパターンの作品ができますよ』(30代女性/保育士)確かに、子どもは準備の段階から楽しくなってしまい、あれこれたくさんの色の水をこしらえてしまいそうですよね。色数はあくまで少なめに。そのかわり、紙の折り方や色水の濃度を変えていくことで、さまざまな表情の作品を作ることができるそうです。『和紙は、障子紙 があればベストです。水に強く、濡れても破れにくいので失敗を防げますよ。しっかりした厚みもあるので、染めた後に切ったり貼ったりするのも断然ラクですね』(40代女性/幼児教室講師)色水に浸けたあと、いざ紙を開こうとしてビリッといってしまうこともよくあるんですよね。強度のある障子紙を使えば、そんな失敗も防げます。最近では100円ショップでも売っているので、材料探しのときにはチェックしてみてください。もちろん、障子紙がないときは習字用半紙でOKです。半紙は障子紙よりもヨレやすいので、ピンとよく伸ばしてから干すといいでしょう。『本格的な染め紙では、専用の染め粉を使います。でも、家庭で行うときは普通の水彩絵の具やポスターカラーで大丈夫。画材による差はあまりないので、手近にあるものを使ってしまいましょう(笑)』(30代男性/幼児教室講師)大型の画材店に行くと、染め紙用の染め粉セットを売っていることもあります。ただ、お値段はちょっぴり高めなんですよね。さらに、染め粉で作った色水は服につくと落ちないため子どもと楽しむには厄介なシロモノ。普通の絵の具でいいなら、気軽にチャレンジできますね。お子さんが学校で使っている絵の具セットをちょっぴり拝借してもいいかもしれません。●できた染め紙でこんなものが作れる!美しく染まった紙、見ているだけはもったいない!一手間加えると、立派な作品に変身するんですよ。例えば、レースペーパーのように飾り切りをし、黒い紙に貼り付けると……夜空に浮かぶ花火のできあがり。アサガオやアジサイの形に切って、ペーパークラフトを作ってもいいでしょう。鮮やかな色を活かすためには、背景をシンプルにまとめるのがコツですよ。また、手作りうちわの材料 にしても素敵。うちわの骨組みは、家電量販店のプリンター用品コーナーや100円ショップで手に入れることができます。アイディアしだいで無限に楽しめるのが、折り染めの魅力なんですね。----------小さなお子さんから小学生まで、幅広く楽しめる折り染め。ぜひたくさん作って、お気に入りの1枚を残してくださいね!●文/パピマミ編集部●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年08月14日そろそろ夏休みも中旬。お子さんの夏休みの宿題は順調ですか?自由度が高い分、何をすればよいか迷ってしまう「自由研究」。小学校低学年向けに、先生ウケがよく、これからでも間に合う自由研究について、大学で研究職についているAさん、現役小学校教師のBさんにアドバイスをもらいました。先生ウケする小学校低学年の自由研究って?「大きくは、何らかを学ぶ自由研究、創意工夫しながら何かを作る工作に分かれます。工作では、“◯◯するところが難しかったけど、こう工夫しました”などの感想や作り方のまとめが書いてあるとポイントアップ。その子ならではのオリジナリティが出ているものは好感が持てますね」(Aさん)「先生の好みもあるので一概には言えませんが、キットになっている工作などよりは、その子オリジナルの作品のほうが私は好きです。自由研究では“こんな実験をしました”だけより、その実験をしようと思ったきっかけ、実際にやってみてわかったことなどの振り返りがあるといいです」(Bさん)さらに、「何かを調べてまとめるというのは高学年でも難しいもの。本やパソコンから必要なことを選別するのも大変。低学年となると、まだまだ親の手伝いは欠かせません」(Bさん)とのこと。親が手助けしつつも、その子らしさが出ている自由研究が望ましいということでしょうか。具体的なアイデアもいくつか聞きました。調べたり研究したことをまとめる「自由研究」【星や月の観察】ただ「星空を眺める」だけだと自由研究になりません。図書館で夏の星座やその星座にまつわる神話などを読み、自分が興味のある星を探してみるなど、目的を決めて星を見るのはいかがでしょう?もし期間があるなら月の観察もオススメ。1週間もあければ、満月が半月になったり、見える時間が変わるなど、誰が見ても変化がわかります。月の満ち欠けの仕組みは4年生くらいで習うので、低学年の場合は自分が見た月の様子や時間を記録するだけでもいいと思います。【路線図を作ってみる】よく乗る電車、よく使う駅を大きな紙に書き、写真を貼ったり感想を書いたりしている子もいます。窓から見える景色や看板を書き込んでもオモシロイですよ。【国語で習った教材の同じ作者の本を読んでみる】前期で学習したことの発展もとてもよいテーマです。長い感想文が書けなくても大丈夫。同じ作者の本をたくさん探し、気に入ったものを数冊読んで、あらすじや短い感想を添えてみましょう。創意工夫する「工作系」【海で拾ってきた貝殻で工作】100均で買ってきたシンプルなフォトフレームに貼り付けるだけでステキな作品になります。【夏休みの思い出のスクラップブッキング】夏休みの思い出の写真を数枚選び、何をしているところか、どう思ったかなどを書き込んでいきます。子どもが好きな作業でもあり、あとで見返すのも楽しい、思い出のぎゅっと詰まったアルバムになります。【自分で育てた野菜のレシピを調べる】こちらも前期の学習の発展。2年生は野菜を育てている学校が多いと思います。自分で育てた野菜を使ったレシピを調べ、実際に調理をしてみるのはいかがでしょう。「自由研究の意図は、自由になる時間を使って、ちょっと特別なことをしてほしいということ。ですから、“体験・経験”があるとよいのでは?それを記録として残したり人に伝えたりする練習として“調べる・まとめる”があるのです。もちろん、特別な経験でなくても、1つのことにじっくり取り組むこと自体がよい学びになります」(Aさん)とのことでした。ヒントになることはありましたか?宿題を終わらせてスッキリと新学期を迎えられますように。<文・写真:フリーランス記者森藤理絵>
2017年08月14日さてさて、夏休みの「思い出」にプールへ行こうとくまさんが言っててやっと行ってきました。 よく考えたらわたし、プール行くの20代前半ぶりぐらいで、もう控えめにいっても15年くらい経ってる。浦島太郎状態だった私がプールでみたものとは(笑)!夏休み、芋洗い状態のレジャープールでしたが、その中でもチラチラ目に入ってきた水着美女。胸元とかすごくセクシーで、見てる私の方が照れてしまうほどでした(笑)。それがお母さんだったなんて。そうか…今の時代はお母さんもセクシーな時代なんだ…と思いながら自分の姿を3度見してしまったプールでした。そんな私↓ママ友におススメされたお店でセール品の水着を買いました。小花柄。水着はセットで2000円くらいで買えました。なので一緒に赤ボーダーのラッシュガードも買ったのですが、このラッシュガードが思いのほか目立ち、プールでは家族の迷子用目印的存在になってしまいました(笑)もう次回からはやめよう…(ハズカシイ)。市営プールは水泳帽かぶらなきゃいけないなどのルールがありますが、レジャープールは厳しくないのですね。日焼け防止対策をしているママさんもたくさんいまして、つばの広い帽子をかぶりながら泳いでいるママさんにはちょっとびっくりしました。帽子濡れてたし!図のようなママさんみたいに、ハーフパンツの水着があることを知らなかったので、これはまたプールにいくことがあったらこれを買おう!と思いました。(あとトレンカ)でも、今回プールいってみて、「誰も見てないって」っていうの、よくわかりました。水着美女みたいな方なら振り返っちゃうかもしんないけど、その他は記憶に残らない(笑)。(だいたい)15年ぶりにプール経験して良かったです。
2017年08月12日こんにちは。フリーママライターの横山かおりです。夏休みは子どもだけでなく、ママも毎日何を着ようか悩みます。去年は普通に着ていたTシャツが今年はもう着られない、なんてこともありますよね。衿がヨレヨレになっていたり、形が古くなってしまったり……。そこで今回は、ステキなアイデアでTシャツをリメイクされている、3名のインスタグラマーにお話を聞いてみました!●(1)トレンドのフリンジも自作で出典:売りものかと思うほどの、トレンドのフリンジTシャツ。なんと“切って結ぶだけ ”のリメイクTシャツなのです!こちらを投稿されたAyanoさん(@ayanochi1119)に作り方を聞いてみました。【フリンジづくり】(a)自分の作りたいヒモの太さ、長さに切っていく(長さはしっかり着て計らないとへそ出しになってしまうので注意!)。このとき、必ずヒモの数を偶数にすること。(b)できたヒモを2本ずつとり、バランスを整えながら結んでいく。(c)すべて結べたら2本ずつまとまっている束から片方ずつとり、また互い違いに2本ずつ結んでいく。『どんどん互い違いに結んでいくことで網目ができて、2回でも十分かわいいです。もっと背中を出したい方や露出を多めにしたい方は、長めに切ってたくさん結べば網タイツのようなTシャツになりますよ』(Ayanoさん)切って結んだだけとは思えないほどのクオリティ。今年らしいTシャツが欲しい人にはオススメです!●(2)夫のTシャツがかわいいエコバッグに!出典:ご主人のクタクタになったロンTを、こんなにかわいいエコバッグにリメイクしてしまったというMAIMAIさん(@hinana1717)。こちらも作り方を聞いてみました。【エコバッグづくり】(a)袖を肩の縫い目にそって切り、襟は荷物を出し入れするために大きめに切ります。(b)バッグの底の部分は、まず余分な裾の部分を切り落とします。(c)下から10cmくらい上のところを水平に縫い、下の縫い目の余った布をハサミなどで縦に裂けば完成です。『私は縫い目が見えるのが嫌なので、生地を裏返しにして縫いましたよ』(MAIMAIさん)バッグの持ち手部分は、ロンTの場合切って結ぶだけでも簡単にできますね。切りっぱなしが気になる人は追加で縫う とスッキリするでしょう。夫のクタクタTシャツは迷わず処分という人が多いと思いますが、こんなにかわいく仕上がるなら次回から処分の前にデザインなどチェックしてみてもいいですね……。●(3)Tシャツリメイクは夏休みの宿題にも使える!?出典:プリントやデザインがなんともおしゃれ……と思いきや、なんと夏休みの自由工作の宿題として作ったリメイクTシャツ ということ……!完成度高すぎるリメイクをされたのはchieko odaさん(@gachako125)。こちらも作り方を聞いてみました。【霧吹き染め(写真左)】『本来は硬いブラシに染料をつけて金網を擦って吹き付けるものなのですが、わが家ではキッチンのザルとタワシで代用しました。それだけでは派手さにかけたので、残った絵の具を筆やスプーンでTシャツに散らしました』(chieko oda さん)【マステアート(写真右)】『マスキングテープで四角の枠を作り、その中を布用絵の具で塗りつぶしました。Kの部分もあらかじめマステを貼って、白く抜けるようにしています。絵の具が乾いたらマステを外し、2〜3日乾燥させたらアイロンの熱で色を定着させ完成です』(chieko oda さん)どちらもとても独創的ですが、マステと絵の具を同時に使ってリメイクするとは驚きです。本当にいろいろな使い方がありますね。親子で楽しめること間違いなしなので、夏休みにぜひチャレンジしてみたいですね!----------着られなくなったTシャツや無地のTシャツが、少し手を加えることで世界にひとつだけのオリジナルTシャツに。捨てるはずだったものも、より愛着がわき、さらに長く使い続けることができるかもしれません。夏休みに時間のある人は、親子で楽しんでみてもいいですね。●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)
2017年08月11日小学生のお父さん・お母さん3000人にアンケートしたところ、「夏休みの宿題、実は手伝っている」は7割を超え、「自由研究を負担に感じている」も約7割という結果が!※2017年一般社団法人日本能率協会実施アンケートより。そんな「がんばりたい気持ちはあるけど、何をがんばればいいのかわからない!」という自由研究難民の小学生親子を救うのが体験型イベント「夏休み2017 宿題・自由研究大作戦」。東京・仙台・大阪3会場で開催され、合わせて約3万人の親子が参加しました。そこで、エキサイト編集部員も小3息子と一緒に東京会場を体験取材! 自由研究のタネを探す、いや、ここで自由研究を終わらせてしまおうという勢いで参加しました。 自由研究の完成まで、動物のプロがアフターフォロー自由研究の定番テーマといえば、動植物や昆虫を観察したり調べたり。それを、もう一歩踏み込んで、子どもの探究心をくすぐってくれるのが、WWFジャパンの「ようこそ! 動物のおうちへ!」です。WWFジャパンがこういったイベントに参加するのは、今回が初めてだそう。今回のプログラムのために作られたワークブックを元に、まず最初、絶滅が心配されている動物(シロクマ、オランウータン、ウミガメ)の中から好きな動物を選びます。その動物を紹介する映像を見ながら、動物のプロフィール、生息エリア、動物が思っているだろう本音や不満を、スタッフと楽しく話しながら子ども達はワークブックに書き込んでいきます。最後に、「動物を守るために、わたしたちができることは?」という問題が出されて、20分のプログラムが終了。スタッフからのヒントを元に、この後は、子ども達自身で調べて答えをみつけ、ワークブックを仕上げれば自由研究も完了…となるわけです。このプログラムでありがたいのが、自由研究を進めるうえでわからないこと、困ったことがあったら、WWFジャパンのスタッフがメールで相談にのってくれるところ。アフターケアも万全です。 ▼WWFジャパン「ようこそ! 動物のおうちへ!」公式ホームページ 見て、触って、考える! 体験できる自由研究・工作は多種多彩そのほか、「こどもビヒダス研究所(森永乳業)」など食品をテーマとしたブースや、「水だけでピカッと光る! マグネシウムライト!!(エス・ワイ・エス)」など科学の不思議に迫るブース、「匂い香づくり教室(香老舗 松栄堂)」など女子向けブースなど、さまざまな業種・業態の企業・団体が43ものブースを出展し、自由研究の「種」を提案していました。息子はWWFジャパンのプログラムにヒントを得て、田舎のおばあちゃんの家周辺(クマも出没するほど野生動物の宝庫!)に生息する動物調べに決定! 親子共々、自由研究に一筋の光が見えた瞬間でした(ホッ)。この日、息子はもう一つ、体験取材に挑戦しました。それは、いつもお小遣いを握りしめて「何が出るかな~?」とハンドルを回すのが快感のガシャポンでおなじみ、バンダイのブースです。ここで提案しているのが、「カプセルはんこ エコ工作」。その様子は、「悩める小3男子が行ってみた! 自由研究のお助けイベント体験レポ―トpart2」に続きます。「夏休み2017 宿題・自由研究大作戦」開催概要【開催場所】東京・東京ビッグサイト仙台・夢メッセ みやぎ大阪・インテックス大阪1号館【開催期間】東京:7月21日~23日仙台:7月28日~29日大阪:8月3日~4日【参加料】無料【参加方法】公式ホームページで入場登録後、メールで送られてきた登録証を当日、受付で提示すると入場できます。予約制プログラムは事前抽選、整理券制プログラム・当日受付プログラムは当日先着順となります。 ▼「夏休み2017 宿題・自由研究大作戦」HP ※上記データは、2017年の開催内容となります。来年以降、参加する際のご参考としてください。
2017年08月10日夏休み、海外旅行に出かける人も多いのでは。渡航にあたり、いろいろ心配ごとはあるけれど、やはり安心なのは海外旅行保険に加入しておくこと。近年では無保険では入国できない国があることもあり、外務省でも渡航の際には海外旅行保険に加入しておくことを推奨しています。でも、保険商品はいっぱいあるし、クレジットカードにも付帯保険があったような…?子連れで海外旅行に出かける際、どんな保険に加入すればいいのか、損害保険ジャパン日本興亜株式会社(損保ジャパン日本興亜)のリテール商品業務部特命課長の釣島英之さんにアドバイスしてもらいました。損保ジャパン日本興亜の3人にお話を聞きました。左から江戸川支社長の森健一さん、リテール商品業務部特命課長の釣島英之さん、主任の横田美樹さん子どもが現地で入院…実際にあった請求例万が一のために加入しておくのが保険。旅先での安全を守るのはもちろん自分たち自身ですが、事故や病気といった可能性は必ずつきまとうもの。そうした際に心強いのが海外旅行保険です。火災保険や自動車保険と同じで、いわゆる掛け捨て。しかも補償期間が旅行中だけと短いため、ついうっかり忘れてしまったり、必要性を感じない人もいるかもしれません。が、損保ジャパン日本興亜で過去に扱った補償案件では、ぎょっとするような金額に達するものもあったそう。事例その1(ハワイ)◆子どもがマイコプラズマ肺炎にかかり1カ月ほど現地で入院。治療費用6000万円と医療搬送費用500万円の費用が発生→保険金支払額1000万円(補償額1000万円の契約であったため、残りの費用は自己負担)事例その2(フランス)◆ホテルでバスタブにお湯をはっていたところ、うっかり水をあふれさせてしまい階下の部屋が水浸しに。多額の賠償金を求められた→保険金支払額1243万円事例その3(イタリア)◆知人宅に家族で訪問した際に子どもが誤って洗濯機を誤作動させてしまい、木造家屋の壁面、床面及びラグ、絵画、エアコン等が水浸しに。その家屋修理費用、動産損害、修理中の宿泊費用などを賠償金で対応(イタリア)→保険金支払額270万円医療費や諸経費の立て替えはかなりの額に釣島さんによると、子連れ旅行での事案では行き先にかかわらず、急な発熱による医療費の請求がもっとも多く、旅の疲れや環境が変わったことによるストレスも原因のひとつではないか、とのこと。疲れによる免疫力低下から、感染症が悪化した場合には死亡例もあるとのことで、旅先で体調を崩したらすみやかに医療機関にかかったほうがよさそうです。もちろん、海外では日本の健康保険等は通用しませんから、その場では医療費の実費がかかります。アジアでも先端医療を用いればかなりの額になりますし、欧米では救急車すら有料である地域もあるので、それを支払うとなると驚くほどの金額になることも。現地で英語のカルテを書いてもらい、日本に戻ってからそれを日本語に翻訳して健康保険等でカバーされる部分の医療費を請求することが可能ですが、日本で認可されている医療行為のみに適用になるため、全額が返金されるとは限りません。大きな医療機関ならば英語のカルテを作ってもらうことも容易ですが、小さな診療所では対応不可であったり、そもそも英語が通じないといったこともあります。保険加入の際の重要なチェックポイントとは?英語に限らず、現地の言葉に精通していても、医療水準そのものが心配であるケースもあり、その場合、医師を派遣し、日本の病院へ移送したりすることもあり得ます。このときにかかる費用を「救援者費用」といい、これも保険でカバーされるもの。ただ、損保ジャパン日本興亜の保険の場合はまず日本語の通じるオペレーターに電話相談し、その際に症状に応じてベストな病院を紹介してもらえるという利点があります。近くにそうした病院がなければ契約している医師を派遣するのも、別の病院に移送するのもオペレーターさん任せでOK。医療ヘリなどを利用する場合、500万円から1000万円がかかることも珍しくありませんが、これも「救援者費用」に含まれているので、安心です。保険に加入する場合、死亡時や携行品損害の補償額をチェックしがちですが、この「治療・救援者費用」がとても重要なチェックポイントですので、補償額などをよく確認しておきましょう。ペナン島にある、日本語の通訳がいる病院。保険に加入している場合、オペレーターがこうした病院を教えてくれる。提携病院では料金をその場で支払う必要がない「キャッシュレスサービス」も適用カード付帯保険の落とし穴?しっかり見直してクレジットカードを持っている場合、海外旅行保険がついていることがあります。でもこれ、よく規約を読んでみると「渡航費用のすべて(または一部)をカードで支払った場合」「○○円までの補償額は免責」といった条件がついているのが一般的。たとえば携行品損害の場合、「10万円までは免責」だったら、5万円で購入したデジカメを紛失してもそれは免責、つまり補償されないことになります。そして渡航費用をカードで支払っていなかった場合はまったく保険が適用されないこともあるので、今一度、渡航前に持っているカードの付帯保険について条件を読み直してみましょう。カード会社によって、また、一般カード、ゴールドカードといったステイタスによっても補償額やカバー範囲が異なります。ちなみに、クレジットカードの付帯保険でカバーされない部分だけを補うかたちで保険に加入するオプション型保険もあります。こうしたオプション型保険の大きな利点は通訳を派遣したり現地からオペレーターに相談できるといったサービスがついていること。カードの付帯保険で十分かどうか、そうしたサービス面も含めて吟味しましょう。お家に帰るまでが旅行です!保険は家を出る前に保険の重要性はわかっているけれど、渡航前のバタバタで加入するのを忘れてしまった。そんな場合でも、国際空港には保険の窓口やマシンが設置されていることが多いので安心です。日本に住んでいる人の場合、日本から出てしまったら保険に加入することはできません。必ず渡航前に手配する必要がありますが、“旅行期間”とは旅に出るために自宅を出た瞬間から始まるので、たとえば空港に向かう車が事故を起こした場合にもこの海外旅行保険が適用されます。こうした国内での“万が一”にも対応しているのは心強いこと。保険は事前手配することをおすすめします。空港で直前に保険に加入する場合、パッケージ商品のチョイスしかないので、「治療・救援費用」の部分を強化したい、といった希望がある場合は特に事前手配が必要です。損保ジャパン日本興亜ではインターネットで申し込める海外旅行保険「新・海外旅行保険【off!(オフ)】」もあり、保険の窓口まで出向かなくても加入ができます。保険証書もプリントアウトすることができますし、現地で困ったときの連絡先や対応方法などが記された小冊子も郵送してもらえますので、インターネット経由で加入する場合も時間的余裕をもつのがいいでしょう。万が一、どうしても加入が直前になってしまったとしても、この小冊子は空港の保険マシンにも置いてありますから、加入した保険会社の冊子を手元に備えておきたいものです。海外旅行保険のパンフレットと保険の手引きの小冊子。窓口でもマシンでもインターネットでも、保険を事前手配することが重要自宅や親せきの家などに必ず控えをおくこと最後に、釣島さんから一言。「保険に加入したら、必ず自宅や親せきなどの家に控えをおいておいてください」とのこと。あまり考えたくないことですが、事故に巻き込まれ一家全員が意識不明などの状態に陥った際、日本にいる親せきなどがさまざまな手配をすることになりますが、保険に加入していることを知っていればその保険会社に連絡し、煩雑な手配を代行してもらうことができるからです。控えがなかったばかりに、補償金を得られないというケースも起こりえますので、忘れないようにしましょう。旅の安全を確保するのは自分たちの責任ですが、安心は保険である程度カバーすることが可能です。保険に加入して、楽しい旅を!保険証書の実物。証書は一緒に旅行に持っていき、真ん中の「ご自宅控え」は必ず親せきや友人、知人など信頼できる人に送っておくなど、保険に加入していることがわかるようにしておくこと(※個人情報部分を加工してあります)<文・写真:フリーランス記者岩佐 史絵>
2017年08月10日みなさま、こんにちは!海外生活25年続行中、国際結婚、国際子育て真っ只中のバイリンガル教育パパ、Golden Beanです。インターナショナルスクールで学ぶメリットとしては、(1)優れた英語力が身に付く(2)自分とは異なる文化への理解力が身に付く(3)個性尊重の教育により、個性が伸びる(4)自由の中で、守らねばならない規律を学べる以上の4つが挙げられます。では、逆にデメリットはあるの?気を付けないといけないことはどんなこと?不安もありますよね。今回は、インターナショナルスクールにお子様を通わせるという決定をするまでに知っておいた方が良い注意点を、シンガポール、オーストラリア、上海と3か国で娘をインターナショナルスクールに通わせてきた私が、自身の経験を交えつつお話しさせていただきたいと思います。●インターナショナルスクールは日本では各種学校という扱いである欧米の学校評価機関(英国のECIS『ヨーロッパ国際学校協議会』、米国のWASC『西部地域学校協議会』、NEASC『ニューイングランド学校協議会』、IBO『インターナショナルバカロレア機構』など)から一定の水準にあると認められたインターナショナルスクールは日本全国にあります。インターナショナルスクールの多くは、日本国内では都道府県認可の“各種学校”と同じ扱いということになっています。では“各種学校”とはどのような学校なのでしょうか?それは、調理師や簿記、コンピュータなどといった専門学校のこと なのです。インターナショナルスクールでは、事実上、日本の小学校・中学校・高校と同程度(もしくはそれ以上)の教育を行っているのですが、日本では私立の学校としても認められておらず、専門学校と同等の扱いなのです。そのため、小学校入学の段階でインターナショナルスクールに通わせる旨を教育委員会に伝えた場合、「親が子どもに対する教育の義務を怠ることになるんですよ」とか「インターナショナルスクールで小学校を卒業しても、日本の小学校卒業の資格はないですから中学校から公立に行かせたいと思っても行けませんよ」などと叱られてしまうことがあるようです。●中学校、高校卒業後の進路についてインターナショナルスクールは日本の正規の学校と認められていないため、日本の小・中学校の義務教育の卒業資格は取得できません 。たとえば、インターナショナルスクールで中学校のレベルを卒業しても、基本的に日本の高校に進学する資格を得ることはできないのです。日本国内の高校や大学への進学を考えているとすると、入学できる学校の数は限られたものになってしまいます。最近では、日本国内の高校や大学も“国際化”を目指している学校が増え、インターナショナルスクール出身生徒の入学を受け入れる高校や大学が増えてきつつはあるのですが。現状では、中学卒業の段階で、私立の全寮制高校など海外の高校に進学するか、日本国内で高校を持つインターナショナルスクールに転入する人が大多数です。インターナショナルスクールを卒業した後に、日本の高校や大学に進学を考える人は少ないようです。お子様をインターナショナルスクールに入学させる決定をする前に、中学、高校、大学と一貫して欧米式の教育を受けさせるのかどうかを、よく考えてみることが大切です。また、“インターナショナルスクールに合わない子ども”も存在します。せっかく入ったのにやめさせるのはもったいないと思ってしまいがちですが、子どもを無理やり通わせて、学校嫌い、勉強嫌いにさせてしまったら元も子もありません。冷静に考え、子どもがインターナショナルスクールに合わないということであれば、将来の高校、大学のことを考えて、早期に公立学校への転入 を決断すべきかもしれません。お子様をインターナショナルスクールに通わせる決定をするために、将来どこの国の高校、大学を目指すかまで、一応のプランを立てておくべきなのですね。●日本人としての文化やアイデンティティーを持ち続けることができるかという問題幼稚園や小学校からインターナショナルスクールに入学し、中学、高校、大学と将来にわたって欧米の教育を受けさせるということは、その子どもは、日本の教育を受けた経験がないということになりますよね。言葉は当然のことですが、考え方や文化、習慣なども自然と欧米式のものが身に付いてきます 。つまり、日本式教育を受けて育った日本人とは違ったものを持つ日本人になるのです。日本人である以上、日本人としての文化や習慣も身に付けてほしいと思うのは、ママパパにとって当然の願いだと思います。娘がグレード3(小学校3年生)のときに、シドニーから上海に転勤になったのですが、日本人の先生が日本語を毎日1時間教えてくれるというインターナショナルスクールを見つけ、その学校に入学を決めました。日本語だけではなく、日本文化もしっかり教えてくれる先生で助かりました。同じ上海のインターナショナルスクールに通っていた娘の友人は、インターナショナルスクールの夏休みが6月の終わりから始まることを利用し、日本の学校の夏休みが始まる7月半ばまでの短い期間であったそうですが、日本に帰国して日本の公立学校に体験入学しておりました。日本のインターナショナルスクールでは、日本語教育を始め、さまざまな日本文化体験ができるように工夫されているようです。日本人の先生が指導する武道の道場に通ったり、華道や書道の教室に通ったりするのもいいと思います。日本人としてのアイデンティティーを保ち続けるための何らかの努力をしなければならないということですね。●高額の学費がかかるインターナショナルスクールに通わせるには、どこの国でも莫大な学費がかかります。上海のインターナショナルスクールの場合、年間の学費は10万元(約165万円)から始まり、30万元(約490万円)!というとんでもない学費の学校もあります。また、学年が進むにつれて学費が上がっていくのもインターナショナルスクールの特徴で、2017年9月からグレード11(高校2年生)に進級する娘を持つ私の生活苦は、今や最高度に達しようとしています(涙)。しかし、ここまで来て公立学校に転校させるのも無理な話ですので、あと数年の辛抱だ!と歯を食いしばって頑張っている次第です。日本のインターナショナルスクールの場合、年間の学費は平均およそ250万円 で、上海とあまり変わらない学費設定であると思われます。小学校から高校卒業まで12年間在籍したとすると、学費だけで3,000万円!になりますね。それだけのお金を投資する価値が本当にあるのか?インターナショナルスクールにお子様を通わせる決定をする前に、よく考えないといけませんね。今後12年間に及ぶかもしれない長期に渡る経済的計画も、インターナショナルスクールを選択する場合、大変重要となるのです。●留年する可能性があるインターナショナルスクールには、留年もあります。それは、何歳だからどの学年であるという考え方がないからなのです。インターナショナルスクールは、その子どもがどのくらいの学力を持っているか ということをかなりシビアに審査します。うちの娘がシンガポールのインターナショナルスクールに通っていたころのことです。グレード1(小学校1年生)からグレード2(小学校2年生)に進級するとき、先生から留年を勧告されました。勉強についていけていないようなところがあるからというのがその理由でしたが、私はかなりショックを受け、うろたえ、何とかグレード2に進級させてくださいと担任の先生にお願いし、留年せずに済みました。その後、シドニーを経て上海に来て現在までは何とか留年せずにきておりますが、娘の友人の中には、数人留年している子がいるのです。さぞかしご両親もショックだろうと心配していましたが、会ってみると意外とさっぱりとした顔で、学力に応じた学年にいたほうがいい、ということをおっしゃるのです。娘たちも、留年した友人のことを軽んじたりすることもなく、それまでと同じようにつきあっているのが印象的でした。小学校で留年なんてかわいそうという考え方はなく、その子どものことを考えたら、勉強がついていけていないのに進級させるよりも、もう1年同じ学年で勉強をして、それができるようになってから上の学年に上がる方が結果的にその子どものためになる という考え方なのですね。●インターナショナルスクールに入学する前に理解しておきたい注意点(1)インターナショナルスクールは、日本の正規の学校と認められていないため、日本の小・中学校の義務教育の卒業資格は取得できない(2)中学、高校、大学と一貫して欧米式の教育を受けさせるのかどうかを、よく考えてみることが重要(3)日本人としての文化やアイデンティティーを持ち続けることができるよう何らかの工夫、努力をする必要がある(4)かなり高額の学費がかかるため、長期に渡る経済的計画を立てる必要がある(5)留年する可能性もあるため、しっかり勉強をしないといけない----------いかがでしたでしょうか。インターナショナルスクールに入学を決める前によく知っておくべき点をご理解いただけたでしょうか。ひとりでも多くのお子様が、豊かな計画の元に、インターナショナルスクールで楽しく学び、世界中で活躍できる人となりますように。【参考文献】・『全国版インターナショナルスクール活用ガイド』増田ユリヤ・著・『子どもをインターナショナルスクールに入れたいと思ったときに読む本』平田久子・著●ライター/Golden Bean(バイリンガル教育パパ)●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年08月09日こんにちは。ママライターのあしださきです。幼稚園や小学校に通うお子さんをお持ちの皆さん、2017年の夏休みいかがお過ごしでしょうか?楽しい旅行の計画やお出かけの予定もたくさんあるのではないでしょうか。小学生の子どもが2人いるわが家では、旅行のときにとても気がかりなことが毎年あるのです。それは、“植物への水やり ”です。小学校では低学年のうちは“生活科”と呼ばれる、後に“理科”や“社会”へと発展していく科目があります。小学生をお持ちのパパやママたちはご存じの方も多いと思います。その“生活科”で扱う教材が植物です。私の子どもたちは、1年生で“アサガオ”、2年生で“野菜の苗”、3年生で“ホウセンカ”を育てます。それらを夏休み中に育てて観察日記を書いたり、野菜を収穫して食べたりするのが宿題になっています。お盆の帰省、国内や海外へ長期の旅行を計画していると、どうしてもこの植物たちの世話を考えなくてはならないのです。メーリングリストサービス『らくらく連絡網』を提供する株式会社イオレが2016年7月に実施した『夏休みの宿題に関するアンケート』によりますと、「ご家庭での夏休みの宿題“あるある”なのはどれですか」という質問に対して、「家族旅行から帰ってきたら、観察日記の植物が枯れている」と回答している割合が8.8%となっていました。“夏休みの宿題あるある”というカテゴリーに挙げられていることからも、同様のお悩みを抱えるご家庭が多く存在していることが推測されますよね。そこで今回は、1週間ほどの旅行で家を空ける際の植物の水やりテクニックについて、筆者の実体験に基づいた方法をご紹介したいと思います。●家にあるもので簡単にできる、水やりテクニックこの方法は、実家の植木の手入れによく来てくれていた植木屋のご主人から教えてもらったものです。今はこの方法以外にもホームセンターなどに行けば便利な水やりグッズは簡単に手に入りますが、家にもともとあるようなもので十分 だというのが正直な感想だったので、あえて便利グッズの紹介は割愛させていただきますのでご了承くださいね。【用意するもの】・10Lほど入るバケツ(バケツでなくても水がためられるものなら何でも)・ホース(長さは適宜カットして使用)・使い古しのタオルなど・ブロックやレンガなどバケツを乗せることができるもの準備はこれだけです。どれも家にありそうなものばかりですよね。【方法】(1)使い古しのタオルなどを細く切り(裂ければそれでも可)、ひも状にしておく(2)ひも状のタオルをホースの中に通す(両方の端は15cm~20cmほどホースから出して)(3)バケツに水を張り、植木鉢を置いた地面より少し高い台の上に置く(4)ひも状のタオルを通したホースの一端をバケツに入れ、もう一端は植木鉢の土に埋めるこれで1週間程度は水やりをしなくても植物が枯れることはない です。実際筆者の家庭でもこの方法で旅行中を乗り切って、植物は元気に夏を越すことができました。最後にアサガオの鉢を置く場所として注意しなくてはいけないのは、・西日の当たる場所は避ける・夜間に照明が当たる場所も避けるということ。ぜひ参考にしてみてください。----------いかがでしたか?「親は夏休みの宿題にとてもプレッシャーを感じている」というお悩みがコラムのテーマの裏には隠れているということ、お気づきになりましたでしょうか。筆者自身も含め周囲の子育てママたちからよく聞かれる意見でもあります。筆者自身が子どもであったときと比較してみると、子どもが低学年でも高学年でも、夏休みの宿題に対して親の担う役割が多いというのが実感としてもあるのですが、皆さんはいかがお感じでしょうか。自由研究でも読書感想文でも、植物の水やりでも、家庭でのサポートに頼る部分が非常に多く、大変です。わたしも親である以上、子どもの手助けはできる限りしてあげたいと思っていますが、専門外のことは分からなくて困ることも多いのが現状です。その1つとして挙げた今回のテーマ。“植物の水やりを旅行中どうするか”。このコラムを参考にしていただいて悩めるママたちの手助けになるように祈っています。【参考リンク】・夏休みの宿題に関するアンケート(2016年7月) | 株式会社イオレ()●ライター/あしださき(元モデル)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2017年08月07日発達障害のある子どもにとって、夏休みの生活は悩みも多い!?出典 : ヶ月近く学校や幼稚園などがない、夏休み。普段できないようなイベントやレクリエーションなどに参加できる楽しみもありますが、学校がない分、生活リズムの崩れや体調の崩れが起こりやすい時期でもありますし、夏休みに出される宿題を自分の力で進める必要もあります。特に発達障害のある子どもにとって夏休みは、自由な時間が多いだけに何をしてよいかわからない、活動の切り替えができない、宿題を上手く進めることができないなどさまざまな困り感が生じやすく、生活パターンが崩れることも多くあるようです。そのため、夏休みとはいえ計画を立てて、メリハリのある生活を送ることが重要です。この先で詳しく、夏休みに起こりやすい発達障害のある子どもの困り事やその対処法、夏休みの計画の立て方についてご紹介します。夏休みがうまくいかない!3つの要因とは出典 : 発達障害のある子どもとパパ・ママが陥りやすい夏休みのトラブルは様々ですが、その背景には大きく以下の3つの問題が挙げられます。まずはその3大トラブルの解決法を考えてみましょう。多くの保護者の方は、夏休み中子どもと接する時間が増え、食事の用意などの育児負担も増えます。子どもと一緒に過ごせる時間が増えることは楽しいことでもありますが、ずっと子どもと過ごすことにストレスを感じてしまう保護者の方もいるかもしれません。そんな時、次のようなことを意識してみましょう。◇完璧を求めず時々手を抜くことも許容する「夏休み、しっかり計画だてて有意義にしよう!」と意気込むのは大切ですが、あまりに完璧な計画を立ててしまうと、計画倒れに終わってしまったり、親自身が疲れてしまったりすることもあります。時にはパートナー、祖父母、ご近所づきあいをはじめとした周りの人に頼るなどして、親もリラックスできるように心がけましょう。◇子どもに元気がありすぎて、家にいるのがストレスな場合、外で発散させる子どもによっては、元気が有り余っていて家にいるのがストレスで、外出したがったり、家の中で騒いでしまったりすることもあると思います。そんな子どものストレスは、やはり外で発散させることが一番です。発達障害のある子どもの場合、その特性を理解したうえで、子どもがのびのびできるような場所を一つでも見つけることが大切です。学校開放や学童、児童館をはじめ、夏なら福祉センターのプールなどもおすすめです。そのような場所を利用する場合、必ずその場所を使うルールやけが・事故の防止についてしっかり伝えるようにしましょう。また、子どもを連れていくにあたって不安がある場合、事前に施設の職員などに相談しておくとよりいっそう安心できますね。◇一人遊びできる時間をつくる子どもが家で過ごす時間が多い場合、何か1人でも遊べるおもちゃや道具を与えることも一つの手段です。読書好きなら興味のある本、絵を描くことが好きなら落書き帳やぬりえ本などを渡し、家の中でも親子それぞれの時間を過ごすことができるようにするのもおすすめです。学校や幼稚園のない夏休みは、睡眠が不規則になったり、運動不足になったりすることから生活リズムが乱れることが多くあります。発達障害のある子どもの中には、生活パターンが決まっていて、それをきっちり守る傾向がある子どももいれば、時間の感覚を上手くつかめず切り替えができないために生活が乱れやすい傾向がある子どももいます。このような生活リズムに関する困りごとには次のように対応しましょう。◇決まっている生活パターンをできるだけ崩さないようにサポートする発達障害の中でも、自閉症スペクトラム障害の場合、生活パターンが決まっている方が安心でき、本人もそれをきっちり守りたがる子どもが多いと言われています。このような特性を持つ子どもに対しては、今まで送ってきた生活リズムを夏休みに入っても維持することが重要です。予定変更がある場合はできるだけ変更内容を事前に伝えたり、変更があるたびに子どもの様子をよく観察したりすることを心がけましょう。不安やパニックが強く現れたら予定変更の伝え方やサポートの方法を変えて、子どもが少しずつでも変化が受け止められるように支えていくことが大切です。◇夏休みも普段の生活リズムを維持できるようにする生活リズムが乱れることによって、体調を崩す原因になったり、新学期が始まった時に元の生活になかなか戻れなくなったりする可能性があります。基本的に、夏休みに入っても学校や幼稚園がある日と同じ生活習慣を続けることが重要です。起床・就寝時間や昼寝の時間など、睡眠は特に生活リズムが崩れるきっかけになりやすいので気をつけるようにしましょう。また、夏は暑いため冷房の効いた室内で過ごす時間が増える子どもも多いと思います。ですが、それがきっかけで運動不足になって食欲や睡眠に悪影響が出ることもあります。暑いからといって家の中に居続けるだけでなく、夏のイベント参加も利用しながら適度に体を動かすことを心がけましょう。上野 一彦、月森 久江著『ケース別 発達障害のある子へのサポート実例集 小学校編』ナツメ社/2010ここでは自閉症スペクトラム障害(ASD)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、学習障害(LD)の3つに関して、親と子どもが夏休みの時期に抱えやすい困りごとについて挙げていきます。◇自閉症スペクトラム障害(ASD)自閉症スペクトラム障害の特徴として、対人関係・社会性やコミュニケーション能力に障害があり、物事への強いこだわりが挙げられます。また感覚が過敏(または鈍麻)であったり、柔軟に思考することや変化に対処することが難しかったりするという特徴もあります。夏休み期間では、次のような困りごとが起こることがあります。・やるべきこと(宿題など)へ取りかかるための切り替えが難しい・自由な時間に何をしてよいかわからない・好きなことだけをひたすらやり続けてしまうなど◇ADHD(注意欠陥・多動性障害)ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考えずに行動してしまう)の3つの症状があります。ADHDの子どもは夏休みの間、このような困りごとが考えられます。・夏休みの宿題に取りかかろうとしても集中できない・することがなく、ずっと家にいるとイライラしてしまう・ケガや事故を顧みない行動をしてしまうなど◇学習障害(LD)学習障害は、全般的な知的発達に遅れはありませんが、読む・書く・聞く・計算などのある特定分野における理解・能力取得に極端な困難さがあります。学習障害の子どもは、その特性上、やはり夏休みの宿題に困ってしまうケースが多いようです。・夏休みの宿題を自分の力で進めることができない(計算ドリル、漢字書き取りワークなど)・特性ゆえに不得意な教科の宿題をやる気になれない・絵日記や作文などで上手に物事を整理して書き出すことが難しいなど発達障害がある子どもの場合、上記のような要因から困りごとが生じることがありますが、その子の特性を理解し、なぜその困りごとが起きるのかを考えることで、うまくいくことも多いのです。環境を調整したり、子どもへの接し方を変えたり、スキルトレーニングをしたり、さまざまな工夫をすることで、夏休みの悩みが軽減できるかもしれません。これから、発達障害の子どもとその親が抱えやすい具体的な困りごとと、その対処法を5つ紹介します!発達障害は人それぞれ特性や症状の程度に差があります。また、いくつかの発達障害を合併している人もいるため、全ての子どもにこのような症状・困りごとがあてはまるわけではないということに注意が必要ですが、その子に合う方法をぜひ探してみてください。【困りごと1】夏休みの計画がうまく立てられない出典 : 夏休みは1日のほとんどを子どもと過ごすというと、何かと不安や心配を感じる保護者の方も多いと思います。ですが、夏休みは自由な時間が多いだけに、子ども自身の生活力や自主性をトレーニングするチャンスでもあります。夏休みでもメリハリをつけた生活をするためには、発達障害の子どもに合わせた計画づくりを工夫することがポイントです。計画を立てる際には、具体的に次のようなポイントを心がけてみましょう。発達障害のある子どもは、「いつ何をするのかがわからないと不安」「生活における一つひとつの工程(着替える、顔を洗う、朝ごはんを食べる…)を頭の中で順序立てることが苦手」「時間の流れがうまくつかめず、作業を切り上げることができない」というように、生活のちょっとした場面でも困り感を抱くことが多くあります。そんな子どもたちのために、1日の予定が視覚的にわかるような予定表をつくることをおすすめします。写真やイラストを入れることで1日の中でやるべきことをパッとイメージすることができ、多くの自由な時間がある夏休みも生活リズムを崩さずに暮らすことが見込めます。特に夏休みは学校や幼稚園などへ行く時間などを気にする必要がなくなるので、いつもより時間をかけて、予定表に沿った行動が取れるように見守っていきましょう。目で見てわかりやすい予定表ってどのように作ればいいの?と感じている方は、次のコラムやアンケートの声を参考にしてみてください。【先輩教えて!】夏休み、30日もどうすればいい?起床時間やお手伝い、宿題…みんなの工夫を大募集!発達障害、特に自閉症スペクトラム障害の子どもは、前もって決められていた予定が変更になるとパニックになってしまったり、うまく切り替えることができなかったりすることがあります。予定表をつくったとしても、何かしらの予定変更を余儀なくされることもあるかと思います。その変更を急に子どもに伝えてしまっては、パニックや癇癪の原因になることもあります。ですので、予定変更が分かり次第、できるだけ早く子ども自身がわかりやすい方法で子どもに伝えるようにしましょう。変更点を子どもの目につく場所に書いて貼ったりするなどの工夫もおすすめです。時間のある夏休みに計画を立てることは大事、とは言っても、毎日予定をたくさん詰め込み過ぎていると、親の負担やストレスが溜まってしまうこともあります。また、夏休みの宿題など、家庭である程度の期限を設けたとしても、子どものその日の体調やモチベーションによっては、立てていた計画が崩れることも十分に考えられます。夏休みの計画を立てるうえでは、ある程度余裕をもたせて、無理のない計画を立てるということも大切です。親も子どもも無理のない範囲で夏休みの見通しをもつ、ということを心がけましょう。【困りごと2】自由な時間の過ごし方がわからない出典 : 発達障害の特性を持つ子どもにとって、何もすることがなかったり、何をすればよいのかわからなかったりする時間は苦痛に感じることが多いと言います。自由な時間には自分の好きに遊べばいい、と思ってしまいがちですが、発達障害の特性がある子どもの中には自分の自由に過ごすということがわからず、戸惑ったり苦しくなったりすることが少なくありません。この困りごとには対処法が3つ考えられます。【困りごと1】で紹介したようなスケジュール作りをもとに、することがなくなりそうな時間を事前に把握してみましょう。そしてその時間を読書やお絵描きなど1人遊びの時間、家族とお手伝いをする時間などに割り当てておくと、自由な時間にすることがわからないというような子どもの安心感につながります。子どもの自由な時間にお手伝いをお願いしてみると、自由な時間によって感じる苦痛を減らせるだけでなく、役割や仕事を与えられる嬉しさから積極的にお手伝いしてもらえるかもしれません。そしてそれが生活するための力を伸ばし、自信をつけることにつながることも多くあります。ある程度まとまった時間が空いてしまう場合は、子どもにあった習い事をさせてみるのもおすすめです。発達障害の特性がある子どもには、水泳、ピアノなどの音楽、絵画、習字のような自分のペースで取り組むことができ、勝ち負けがあまり明確でない習い事が向いていると言われています。習い事の教室の雰囲気や先生の性格、子どもの特性に対してサポートしてもらえるかを確認したうえで、子どもに取り組ませてみるのも良いでしょう。田中康雄/著『イラスト図解 発達障害の子どもの心と行動がわかる本』 西東社/2014【困りごと3】夏休みの宿題がスムーズにできない出典 : 勉強への集中力が続かない、夏休みの期間内で計画的に宿題を進めることが難しい、読み書きや計算が苦手でうまく進められないなど、夏休みの宿題に関しては子どもだけでなく親も困ってしまうことが多いかと思います。国語や算数などのドリルやワーク・プリントを進めるうえでまず大切なのは、ドリルやワークのやらなければならない部分がどのくらいあるのかを目に見えるように示すことです。全体像を把握することで、これだけの量を夏休み中にこなさなければいけないんだ、と子どもにとっても実感がわくので、取り組みやすくなることが多いです。また、ドリルやワークの場合、1日に取り組む分をきちんとできたらシールを貼ってあげるなど、達成した際のちょっとしたご褒美をあげるという工夫もおすすめです。自由研究はこれといったテーマが決まっていないことが多いため、子どもが興味を持ち、熱中して取り組めるように子ども自身の特性や関心に合ったものを選択することが大切です。科学や工作の子ども向けワークショップなど、夏休みには各地で自由研究にも生かせそうなイベントが多く開催されています。そのような場に出かけるついでに自由研究のネタ探しをするのもよいですね。読書感想文や絵日記、作文などは「本を読む気になれない」「いきなり書き出しては上手く書けずイライラしてしまう」、などなかなか手をつけづらくなってしまうことも多いかと思います。そのような場合の対策として、文章を書くための工程を細かくわけ、ステップを一つひとつクリアしていくうちに完成できるように子どもに声かけすることをおすすめします。例えば読書感想文の場合は次のようなステップで挑戦してみるのはいかがでしょうか。1.読んでみたいと思う本を図書館や書店で探す2.本を一通り読む(この際も、子どもが熱中して読めるようであれば子どものペースに委ね、どこまで読んでよいかわからない様子であれば1日に○章まで読む、などゴールを設定してあげると良いですね。)3.読んだ本の中でお気に入りの部分(ページ、セリフ、絵など)を書き出してみる4.読んだ本のタイトル、どんな内容だったかを作文用紙の初めに書けるだけ書いてみる5.お気に入りの部分を紹介、またどうして気に入ったのか書いてみるこのように小さなステップを設けて1つずつ子どもに挑戦させてみると、何をやればよいかわからないストレスが解消され、またステップを積み重ねるたびに子どもの自信にもつながります。夏休みの宿題を進める方法に関しても、子どもによって合うものと合わないものがあります。他の保護者の方がおすすめしている方法なども参考にしつつ、自分の子どもに合った方法を見つけていくことも大切です。【先輩教えて!】夏休み、30日もどうすればいい?起床時間やお手伝い、宿題…みんなの工夫を大募集!夏休みの宿題を親子でやりきるアイデア大募集!実践の工夫や、エピソードを教えて【困りごと4】きょうだいげんかが起きてしまう出典 : きょうだいがいる家庭は、子どもたちがみんな家にいることが多くなるため、どうしてもきょうだいげんかが増えることがあります。きょうだいげんかが頻繁に起きてしまうと、その度に親が仲裁に入らなければならなかったり、家の中の雰囲気が悪くなってしまったり、時にはけがの原因になったりすることがあります。きょうだいげんかによる子どもや親のストレスを和らげるためには、次のような工夫が考えられます。きょうだい同士が常に一緒にいると、どうしてもけんかも増えてきてしまいます。祖父母をはじめ、親戚や友達の家にきょうだい一人ずつ遊びに行かせてもらう機会をつくるなど、時にはそれぞれが1人で過ごす時間を設け、のびのびと過ごせるように工夫しましょう。【困りごと5】夏の思い出作りに何をしてあげればよいかわからない出典 : 発達障害の子どもをもつ保護者の方の中には、「せっかくの長期休みだから親子で外に出かけて、一緒に楽しい思い出を作りたい、でもお出かけの道中や目的地で子どもが疲れたり、辛くなってしまったりするかもしれない…」と悩んでいる方も少なくありません。そんな子どもとのお出かけについての不安や心配については、次のようなことを心がけてみてください。発達障害の子どもとお出かけするときは、事前に目的のイベントや施設に発達障害の特性がある子どもへの配慮やサポートがあるのかを確認することが大切です。また、子どもが楽しく元気にお出かけできるよう、子どもの特性から予想される困りごととその対処法を考えておくことも重要と言えます。発達ナビでも、障害のある子どもや、発達が気になる子どもへの配慮・サポートのある夏の子ども向けイベントを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。また、どこかへ外出することももちろん夏の思い出になりますが、そこまでお出かけする時間・余裕がない…という方は、家の中で思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。例えば子どもの食べたい料理やお菓子を一緒に作ってみたり、市販されている科学キットや工作キットなどを一緒に作ってみたりするなど、家の中でもちょっとしたイベントをするような感覚で、子どもとの思い出作りを楽しんでみることもおすすめです。まとめ出典 : 夏休みはおよそ1ヶ月もある、長い休暇期間です。夏休みならではのイベントや長期休みならではの過ごし方を楽しみにしているご家庭も多いのではないでしょうか?ですが同時に、学校や幼稚園がないだけに生活リズムの乱れや、子どもと過ごす時間の長さから、親の負担が大きくなってしまうこともあります。発達障害がある子どもの場合、子どもの特性を把握したうえで、夏休みに生活や体調が崩れないようにどう工夫するか考えたり、対策を知っておいたりすることが重要です。親子で元気いっぱいに楽しく夏休みを過ごせるよう、子どもに合わせた工夫を考え、試してみましょう!
2017年08月07日まだ始まって3日しか経ってませんが、こんな感じでした。とうとう寝坊しました。一応5:30に目覚ましかけてるんですが、起きれませんでした!こまめとのまめに先にいってもらって、私はあとでついていったのですが…おや、この時点で私はもう不要なんじゃ…。(ラジオ体操についていく理由が「行きと帰りの道が不安」だったので2人に先にいってもらってる時点で私の役目が終わってる)ラジオ体操の最中はこんな感じで。人数が多い地域のせいか、今はこういう決まりになってるのかわかりませんが、たぶん「子ども会」の役員さんなのかな? と思われる方が常にいて子供たちを見守ってくれています。で、ほかの一年生の親はいるのかなーと思って探してみたところ…いませんでした(笑)。上におにいちゃんやおねえちゃんがいる子は上の子と一緒にきているみたいだし、自転車でチャリーンとやってくる子もいます。ちらほら来ている大人は、保育園・幼稚園の子の親で参加してる人が多いっぽいです。ラジオ体操が終わったあともみんな寄り道したりせずにまっすぐ家に帰りますし、私が心配していたほど車通りも全然ありませんし…。3日目出した結論。思ったより全然大丈夫そう!でした。明日は2人だけで送り出してみようかと思っています。※これは私の地域の話です。同じ学校でも地域によって親がついていかなければいけない場所もあるみたいなので、地域それぞれみたいです。
2017年08月05日小学館の学習雑誌『小学○年生』。私たちが幼いころには毎月発売され、書店では平積みにされているほど人気があるシリーズでしたよね。しかし、部数低迷により2009年以降に相次いで休刊されてしまいました。2017年4月からは、『小学1年生』のみが販売されるという寂しい状況だったのですが……… 実はこのたび、新しい学習雑誌が創刊されて話題になっているんです。その名も『小学8年生 』。小学8年生ということは、中学2年生が読むための雑誌?いえいえ、実はこれ、小学1年生から6年生まで全ての学年に対応した、新しいタイプの学習雑誌なんです。今回は学習雑誌『小学8年生』の魅力と活用法を徹底解剖!もちろん実際に買ってみて、小学生や保護者さんたちの反応も見てみましたよ。小学生ママさんたち、どうぞ参考にしてくださいね。●『小学8年生』……ネーミングに込められた思いとはなんとも不思議な『小学8年生』というタイトルですが、この名前には作り手の深い思いが込められているんです。表紙の8の字のロゴは、よく見るとデジタル数字の形。電卓を思い出してください。デジタル数字の8は0〜9のどんな数字にも変身しますよね。つまり、「学年を問わず、全ての小学生が楽しめる雑誌を作りたい」というコンセプトを濃縮したネーミングとなっているんです。●実際の紙面はどんな感じ?さて、中身はどんな感じなのでしょうか。今回は『小学8年生第3号』(2017年7月発売)を購入してみました。目玉はやはり付録の簡易顕微鏡 でしょう。小さなスコープ型ながら、倍率は30倍あります。夏休みの自由研究にピッタリのアイテムですね。夏休み前に発売されたとあり、紙面も自由研究ガイドに多くのページを割いています。「自由研究テーマ30連発」は、すぐにでも使えるお役立ちコンテンツといえそうです。読み進めていくと、ドラえもんのマンガを題材にした戦争特集、トランプ大統領と安倍総理大臣が登場する歴史マンガまであり、なかなかの読み応えです。その他にも、CDジャケットやお菓子のパッケージなどで大人気のデザイナー・中村佑介さんが、小学生たちの書いた絵を1枚ずつ添削する「中村佑介先生の絵ヂカラUP!!教室」、さかなクンによる魚研究、メンタリストDaiGoさんによる読書感想文の書き方特集など、豪華メンバーが登場する雑誌となっていました。●子どもたちの反応は……?この小学8年生、子どもたちはどう受け止めるのでしょうか。夏休み中のある日、筆者宅に近所の小学生と保護者さんたちを集め、実際に読んでもらいました。『自由研究や工作をどうしようか悩んでいて、いろいろ本とかネットを見ていたんだけど、この本に載ってるのが一番ピンときた。大きな写真つきで見やすい し、作り方も分かりやすく書いてあるのがいいと思った』(小学4年生女子)やはり、自由研究特集は大人気の様子。まだネタが決まっていないという子たちが大半だったため、友だち同士であれこれ言いながら読み込んでいました。研究の方法だけでなく、よく見せるためのまとめ方まで教えてくれているのも嬉しいポイント。サラッと読むだけでも、かなり参考になったようです。ただし、紹介されているネタの難易度は少々高めです。親が手伝わずに最後までできるのは、5年生以上かなという印象はありました。『謎解きゲームのページ、マンガのページ、読み物のページ。たくさん読むところがあってビックリした!』(小学5年生男子)小学8年生はそれほど分厚い本ではないのですが、中身がギュッと詰まっていて読むところが豊富なんです。じっくり読むとしたら、高学年の子どもたちでも何日もかかりそうです。ということは、帰省のお供に最適 なのでは?移動が長くても、帰省先でちょっぴり退屈しても、この1冊があれば困らず過ごせそうですね。低学年のお子さんを持つママからは、こんな感想もありました。『小学1年生の娘にとっては、内容が少し難しかったようです。付録の顕微鏡も見るにはコツが必要で、1年生がうまく扱うのはちょっと厳しいものでした。3年生のお兄ちゃんは楽しく読んでいたので、学年でこれだけ反応の差がでるんだなと興味深く思いました』(30代女性/3年生男の子・1年生女の子のママ)1年生と6年生の差は大きいもの。全学年対応型の雑誌とはいえ、どちらも同じように興味を持ち、楽しめるのかといえばちょっぴり難しいようです。わが家に集まった子どもたちを見ても、1年生や2年生は写真を眺めて喜んでいる感じ。記事を読み、理解できるのは3年生以上の子どもたちかなと感じられました。小学館の学年雑誌は『小学1年生』だけまだ出されていますから、1年生のお子さんにはそちらのほうが楽しく読めるかもしれませんね。----------いかがでしたか?『小学8年生』は、小学校中学年以上のお子さんがいるご家庭ではとっても役に立ちそうな1冊でした。気になるママさんはぜひ一度書店で手にとってみてはいかがでしょうか。ママ自身も、幼かったころのワクワク感を思い出して嬉しくなってしまうかもしれませんよ♪●文/パピマミ編集部●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年08月03日長い夏休みが始まりました。小学生となると、子どもだけで自転車に乗る機会が増えるかもしれません。そう遠くない場所へ遊びに行くとしても、車との思わぬ事故などに遭わないか、親としては心配ですね。子どもだけで出掛ける前に確認しておきたいことをまとめました。親子でしっかり共有をしておきましょう。基本の交通ルールと、走行ルートを一緒に確認子どもだけで自転車に乗るにあたり、基本の交通ルールを再確認しておきましょう。基本中の基本は「自転車は車の仲間であり、道路の左端を走る」ということです。事故に遭うことばかり心配しがちですが、自転車が歩行者にけがをさせる可能性があるということも十分に理解し注意させる必要があります。また、走行ルートはあらかじめ一緒に自転車で走るなどして、どこが危険かを確認しておきましょう。近所の危険箇所の地図を作るなどして、楽しみながら安全対策を学ぶこともオススメです。安全走行と自転車点検のポイント意外と知らない、安全走行のポイントをおさえておきましょう。・必ずヘルメットを着用する・こぎ出す前に必ず左右と後方を確認する・道路の左端を走る。13歳未満は車道寄りの歩道を走ることも可能・走る速度は、すぐ止まれる程度にする・自転車は、年に1回専門店で点検する自転車の基本として、自分の体格に合う自転車に乗りましょう。サドルの高さは、両足の爪先がつく高さに調整します。自転車の点検についてはおろそかになりがちですが、整備していない自転車は、必要な時にブレーキが利かないなどの命に関わる危険の可能性があります。点検の合言葉は「ぶたはしゃべる」ぶ・・・ブレーキは利くかた・・・タイヤの空気圧、すり減りを確認は・・・反射光は光るかしゃ・・・車体(ハンドル・サドル・チェーン)に不具合はないかべる・・・ベルは鳴るか(自転車協会ホームページより)自転車の不具合で事故につながる…ということのないように、ポイントをおさえた点検を定期的に行いましょう。さらに安全のための重要ポイント安全を確認していても、友達とのお出かけが楽しくて走っている内に忘れてしまうこともあります。一番事故の多い交差点では、特に気を付ける必要があることをしっかりと伝えておきましょう。小学生の自動車事故で最も多いのは、裏道や脇道の交差点での車との出合い頭で起こるものです。交差点では止まれの標識がなくても一時停止・左右確認を怠らないように普段一緒にいる時から徹底しましょう。自転車に乗っていない時でも徹底することで身についていくでしょう。自転車、特に小学生が乗っている場合はドライバーから死角になりやすく巻き込まれる事故も多発しています。車の動きに特に注意するようにしましょう。車が横にいたら無理に進まず一旦止まることで防げることが多いですね。横断歩道などでは、ドライバーの目線を見るように指導するところもあります。「横断歩道だから譲ってもらえる」という思い込みは危険です。ドライバーが自分に気付いているかどうかを判断できるようになると事故に遭う確率は格段に下がります。逆に、歩道では歩行者を優先することも知っておく必要があります。すぐに止まれる速さで走り、歩行者がいたら道を譲ることを徹底させましょう。年長の息子も、最近自転車に乗ることができるようになりました。いつかは子どもだけで出掛けるようにもなるでしょう。今から交通ルールについて学び確認しておくことは、今後につながるのだと実感しました。楽しい夏休みを無事に終えることができるよう、親子でしっかりと確認しておきたいですね。
2017年08月03日夏休みを利用して、キャンプやバーベキューなどのアウトドアを楽しむ家庭は多いと思います。自然の中で遊ぶことは子どもにとってもいい経験となりますが、事故やケガの危険性があることを忘れないようにしたいものです。リスクを減らすためにも、出かける前にもう一度、チェックしておきましょう。■子どもの水難事故が多発。その多くは「水遊び中」警察庁が発表した「平成28年における水難の概況」によれば、発生件数は1,505件(1,721人)で、そのうち中学生以下の子どもは162件(217人)とのこと。さらに子どもの死者・行方不明者(31人)にしぼって発生場所を見ると、河川が64.5%(20人)で、その約半数となる45.2%(14人)が水遊び中に水難事故に見舞われていることがわかりました。こうした事故が起きるのは、子どもだけで遊ばせることが原因といえます。遊びに夢中で深みにはまってしまう、激流に流されてしまう、天候の変化に気づかないなど、危険がたくさんあるものです。水場で遊ばせるときには、必ず大人がついていること。浅瀬だから大丈夫と油断していると、気づいたときには沖のほうまで流されていることもあるからです。また、河原などは歩きにくいため、転倒のリスクも考えられます。慣れない場所で走り回ることは危険ですから、とくに小さい子は大人が手をつないであげましょう。ほかにも、足に石を落としてしまうこともあるため、場合によっては足先を包み込むタイプのサンダルを選ぶのもよいでしょう。■海やプールの中での「熱中症」に注意!海やプールなどの水中でも、熱中症にかかる危険性はあります。これが室内なら大丈夫と思うかもしれませんが、実際に室内プールで熱中症による死亡事故も起きているので油断はできません。日本水泳連盟の指導教本では、室温と水温の合計が65度を超えると「不適」とされるそう。これは目安になりそうですね。また、水の中では汗をかいている感覚がないので、水分補給を怠りがち。これも、熱中症のリスクを高める原因となります。遊んでいると時間の感覚が失われやすいですが、休憩をこまめにとることを忘れないようにしましょう。■安心できる「定番」の場所をつくっておこう河原などでキャンプやバーベキューを行う場合、毎年同じ場所では飽きてしまう…。そこで新たなスポットを探すことがあると思います。しかし、自然の中で楽しむ場合は、慣れた場所のほうが安心です。地形をはじめ、どこに何があるかわかっているということは、アウトドアを行う上で大切な要素でもあります。同じ木でも葉のつき方や色が違うなど、小さな変化を楽しめるものです。無理に新しい場所を開拓しようとせず、家族の「定番」のスポットを作り上げることもひとつの手です。また、自然の中には木の実などの植物がたくさんありますが、有毒なものも少なくありません。子どもには、出かける前から「勝手に口の中に入れてはいけない」ということも教えておきましょう。■応急処置を学んでおくアウトドアを楽しめるような場所は、自然が豊かな分、決して便利とはいえないかもしれません。そのため、急病やケガに見舞われても、すぐ病院へ連れていけないことがあります。常備薬やばんそうこうなどの救急グッズを持参するのはもちろんですが、止血方法などの応急処置も覚えておきましょう。また、スマホの電波が届かない可能性もあるので、電波状況なども事前に把握しておくことが大切です。自然はたくさんの楽しみや癒やしを与えてくれますが、市街地では起こりえない危険も待ち受けています。注意しすぎるということはありません。安全のためにも事前チェックはもちろん、現地でもじゅうぶんに気を付けてアウトドアを楽しみましょう。参考資料: 「平成28年における水難の概況」(警察庁 生活安全局地域課)
2017年08月02日小学校の夏休みとともにやってくる、宿題の定番・自由研究。イベントやワークショップの参加を検討したり、図書館やインターネットなどで情報収集をしたり、テーマ決めに向けた行動を開始している家庭もあることでしょう。子どもが興味をもてるテーマが見つけられずに困り果てているお母さんにオススメしたいのが、 『夏休み! 発酵菌ですぐできるおいしい自由研究』 (あかね書房)です。味噌や納豆、ヨーグルトなどの発酵食品のつくり方をわかりやすい文章やイラスト・写真で教えてくれます。著書の小倉ヒラクさんは、発酵デザイナーという不思議な肩書きの持ち主。微生物学の研究や一般向けの麹づくりワークショップなど、目には見えない菌を見えるようにする活動を広く行っています。そんなヒラクさんに発酵食品のおもしろさやポイントを聞きました。■見えない菌を育てる! 発酵食品をつくるメリット菌の働きによっておいしさがアップすることに加え、保存性を高められるといいことづくしの発酵食品。自由研究のテーマとどう結びつくのでしょうか。「発酵食品は、料理とサイエンスという二つのジャンルにわけられます。僕の専門は微生物学のため、本書は料理よりも菌を育てることに重点を置いているんです。発酵食品づくりの魅力は、生き物の反応がわかること。観察していると、菌が魔法のように食べ物をおいしくする過程を楽しめます。たとえば、パンをふくらませるための酵母をつくる場合、瓶の中に果物と水と砂糖を入れて酵母菌を呼び込みます。発酵が進むと酵母がシュワシュワしてくるので、菌が元気に育っている様子を実感できます。『ここに菌がいるんだ!』と子どももワクワクしてくれますよ」とヒラクさん。目に見えない菌の存在を言葉だけで説明しても、子どもはうまく想像できません。実践を伴うことにより、菌の存在や自然の力に対するイマジネーションを育てられる。ワークショップを通じて多くの子どもたちと接するなかで、ヒラクさんが感じたことだそうです。もうひとつ、発酵食品づくりで得られるものがあるそうです。「現在の学校教育は、出題者の意図を汲み取って答えを出す力を要求されることが多く、『よく観察すること』を教えてもらえる機会が少ないと感じています。人の予想を大きく上回る現象が起こりうる生物学では、主観は邪魔になることも多い。発酵食品づくりは、“ただ観察をして目の前に起こっている事実を受け止める”トレーニングになります。つまり、生物学の基本を学ぶことができるんです」■思い通りにいかないのが菌の魅力 失敗も楽しんでしまおう!本著で紹介している発酵食品は、比較的簡単にできるヨーグルトから少しレベルの高い麹まで、難易度もさまざまです。しかし、学年や年齢の設定はとくにないそうです。「年齢で区切るよりも、子ども一人ひとりが持つ好奇心の度合いによってできる範囲が変わってくるからです。それから、親の関わり方も大きい。発酵が進む過程で見た目や匂いが変わると、不安になる子どももいます。親が『それでいいんだよ』と声をかけて一緒におもしろがってくれると、子どもも先に進める。親と楽しみながらだと、5歳くらいでも難易度の高い味噌づくりに挑戦できるんですよ」本著で紹介する味噌は、夏休み中に完成できるように麹を多めに使ったアレンジレシピ。仕込みから40日で完成します。手前味噌を使ってお味噌汁をつくれば、嫌いな野菜も食べてくれるかも?「食べ物を自分でつくることって大事ですよね。現在、絶賛イヤイヤ期で汁物を拒否している僕の娘も、一緒につくったスープならたくさん食べてくれる。発酵食品は最高の食育になるんじゃないかな」菌をうまく育てられるか、ばい菌にしてしまうかのカギを握るのが温度管理。夏は、発酵商品を仕込むのに適した季節だとヒラクさんはいいます。「菌が元気になるのは、30℃前後の温度です。冬場に仕込んだら4、5日くらいかかるヨーグルトも、真夏なら翌日にできます。一方、放置しすぎると腐ってしまうので、本に書かれた時間を守ってつくってくださいね」直射日光の当たる場所やジメジメした場所には置かないことも腐らせないためのポイントです。ヒラクさんのオススメは、オープンシェルフや本棚の一番上の段。風通しがよく、空気がよどんでいない場所を「発酵棚」にするといいそうです。とはいえ、生きている菌が人間の思い通りになるとは限りません。ときには菌がうまく育たずに腐ってしまうこともあります。「失敗も失敗で楽しいんですよ。発酵がうまくいかないと、臭くなったり、ドロドロしてしまったりするけど、子どもは『くせえ!』とかいいながら意外とよろこんでいる。僕のワークショップでも、失敗すると逆に盛り上がることもあるくらいです」「食べ物がくさるとはどういうことなのか」「失敗から発見できることもある」など、事前に本を読み失敗したときの対処法を親が把握しておくことも大切です。見えない生き物との生活を親子で楽しめれば、うまくいっても失敗しても学びの多い自由研究になりそうです。目に見えない菌たちの働きを実感できる発酵食品づくり、ぜひ親子で観察してみませんか?\発酵って楽しそう! と興味が湧いた方に、ぴったりのイベントが開催/夏休み!歌って踊る手前みそ〜『発酵菌ですぐできる おいしい自由研究』出版記念イベント〜『発酵菌ですぐできる おいしい自由研究』の出版を記念して、小倉ヒラクさんがイベントを開催! はじめての人でもカンタンにできる手前味噌づくりをはじめ、オリジナルアニメ『てまえみそのうた』を使ったダンスワークショップ、発酵レクチャーなど、盛りだくさん! 夏休みの自由研究に、思い出に、ぜひ親子で参加してみませんか。日時:2017年8月11日(金) 10:00開場 10:30スタート料金:¥3,500(手前みそキット1kg付き)詳細ページ: 『夏休み! 発酵菌ですぐできるおいしい自由研究』 小倉ヒラク (著)/あかね書房 1,000円(税別)小倉ヒラク プロフィール1983年東京生まれ。発酵デザイナー。自身の体調不良を機に発酵食品に出会い、東京農業大学の醸造学科研究生として醸造学を学ぶ。全国各地の醸造家たちと商品開発や絵本、アニメの制作やワークショップを行うと同時に、自由大学や桜美林大学等の一般講座で発酵学の講師もつとめる。著書に、「てまえみそのうた」「おうちでかんたん こうじづくり」(農山漁村文化協会)、「発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ」(木楽舎)。一児の父でもある。
2017年08月02日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。共働きが多いこの時代、小3までは夏休みでも児童館などに子どもをお願いすることができます。しかし、小4以上となるとそれもかないません。子どもだけで留守番させることは不安になることでしょう。今回、特に注意したい点を5つ挙げました。これは、事故だけでなく、体調不良などさまざまなことを考えての注意点ですので、ご家庭の事情を踏まえて、親子で相談する話のタネとしていただければと思います。●防犯対策夏場だと、玄関は戸締まりをしても窓が開けっ放しになっていたなんてことも少なくありません。子どもが塾などで外出する際は、窓の戸締まり もさせるように注意します。また、子どもの在宅時に訪問客があっても鍵を開けないことが大切です。どうしてもの場合は、インターホンやチェーンロックなどを利用して対応することを徹底させます。電話は留守電にして出ないようにさせるか、親の携帯に転送する機能を使って出させないようにします(子どもだけで留守番していることを悟られないようにするためです)。【まとめ】・窓もドアもしっかり戸締まりを・対応できる場合でもインターホンやチェーンロックのみの対応が必須・電話は留守電か、親の携帯に転送して子どもを出させない●体のこと暑い日が続くと、室内でも熱中症になってしまうことがあります。水分不足もセットと考えましょう。アイスノンなどの保冷剤の使い方を教え、水分補給をするように話しましょう(ジュースではなく水やお茶などが望ましいですが、スポーツドリンクを用意しておくのもいいです)。熱中症の初期症状(頭痛やぼーっとする、体が熱っぽいなど)が現れたときにどうするかを話し合って対処法を教えます。書き記しておく のもいいですね。【まとめ】・熱中症予防の対策を話し合う・体を冷やす物や飲料水の準備をしておく●火のこと火を使いたがる子どもが増えてきます。家庭科で調理を習ったり、理科の実験で火について学んだりしているからです。しかし、火は火事を起こしてしまう原因となるものです。留守番時には火を使わせない(コンロも不可)ようにします。マッチなど火を起こすものについても家に置かないようにしましょう。火事は、家も家財道具も命も奪います。また、他人にも迷惑をかけてしまう危険なもの です。ここについては、しっかり話し合わなくてはいけません。【まとめ】・親のいないところで火を使わないことを徹底させる・なぜ火を使ってはいけないか、子どもと十分に話し合う(火の危険性について)●たまり場について親がいないのをいいことに、留守宅が子どものたまり場になってしまうことがあります。学校で“親が不在の家にはあがらない”という決まりごとがあっても、親のいない自由にできる空間を求めて集まってしまうことがあります。家をたまり場にして、盗みや性的なことを目的としていたなんてことになったら、それこそ大変です。ネットを自由に扱えるようなお宅 は特に注意が必要です。親がいないときは家の中に上げないことを十分に話し合いましょう。時々、様子を見に来る大人(親戚や隣近所、ママ友など)がいれば、たまり場になってしまうことが防げます。【まとめ】・“親が不在の家にはあがらない”を徹底させる・ネットにはセキュリティをかけておく・近所の人やママ友と連携して時折様子見をする(子どもに来ることを伝えておく)●災害のとき2017年4月に起きた熊本地震は夜間でしたが、日中に起こることも考えられます。大きな地震が来たというときにどのようにやり過ごすか、地震がいったんおさまった後はどこへ避難するかなど、いざというときにすぐ行動が取れるようにします。話し合って、ルールを決めておく ことはとても重要です。【まとめ】・地震時に家の中のどの部分でやり過ごすか、避難はどこへするか話し合う・震災だけでなく、何かあったときにどうするかルールを決めておく●おわりに留守番は、子どもにとって一人の時間を楽しく過ごすことであり、ちょっと不安を持ちながら大人気分を味わう勉強の機会でもあります。でも、各家庭で話し合ってルールを決めることは本当に大切です。子どもにとって、守らなければならないルールがあることを学ぶ良い機会となるでしょう。【参考リンク】・夏休みは危険がいっぱい!? 子供の非行・被害を防ぐために | 政府広報オンライン()●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2017年08月02日夏休み真っ只中!今年も暑い暑い夏がやってきましたね。皆さまいかがお過ごしでしょうか、ママライターのパピルスです。この夏休みに一つ、生活が便利になるサービスが開始されることをご存じでしょうか?それは“キャッシュアウト”。実は欧米ではすでに開始されているサービスですが、2017年4月1日(土)から施行された、銀行法施行規則改正に伴う規制緩和を受け、この度2018年4月から日本でも開始されると発表されました。今回は“キャッシュアウト”とはどのようなサービスなのか、私たちにとってどんなメリットがあるのかについてご説明したいと思います。●キャッシュアウトとは?キャッシュアウトに使用できるカードは“デビットカード”と呼ばれるカードで、キャッシュカードと一体化している場合が多いです。デビットカードは加盟小売店等のレジでの会計に使用できるのですが、クレジットカードと違うところは“決済が口座から即時に行われる”という点です。日本では使ったことがない、という方も珍しくない“デビットカード”。実際、2016年にマイナビニュースが行った調査ではデビットカードを持っている人は3割弱で、持っていない人が7割を超えるという結果が出ており、普及率は高くありません。しかし、日本と同じ島国であるイギリスではすでに一般に普及しています。電子決済研究所の2014年の報告によると、イギリスではクレジットカードの発行が約7,300万枚であるところ、デビットカードは約7,600万枚とクレジットカードの発行枚数をデビットカードが超えており、カードを所有する年齢層では1人あたり1.5枚を所有している計算になるのだそうです。日本におけるデビットカードに新たに加わる機能が“キャッシュアウト”です。“キャッシュアウト”は簡単にいえば加盟小売店のレジで自身の口座から現金の引き出しを行い、その場で受け取る ことができるというサービスです。●キャッシュアウトのメリットは?私たち利用者にとって、どのようなメリットがあるのでしょうか?(1)加盟小売店でお金がおろせる!→まず第一にデビットカード加盟店のレジで自分の口座からお金がおろせるようになります。これまでの金融機関のATMやコンビニに設置のATMに出向いて出金していた手間がなくなり、お買い物のついでにレジで口座から出金 、ということが可能になります!(2)引き出し手数料や年会費、金利が無料!→他行の銀行ATMで出金するとATM利用手数料がかかりますが、デビットカードのキャッシュアウトは基本的に手数料無料 です。キャッシュカードですから、年会費はもちろん無料ですし、金利などもかかりません(例外もあります)。(3)近くにATMの設置がない地域では、近所の小売り加盟店でお金が引き出せるようになるので大変便利。(4)自宅に居ながら現金の引き出しができる“宅配サービス ”が可能になる。(5)新たに“デビットカード”を作る手続きをしなくても、手持ちの金融機関のキャッシュカードを“デビットカード”として使える(J-Debit)。クレジットカードのような審査がなく 、銀行口座が開設できる方であれば使用可能です。●デメリットもある?サービスが始まったらとても便利そうな“キャッシュアウト”ですが、デメリットはないのでしょうか?専門家たちの間では次のようなデメリットが懸念されています。(1)レジの負担の増大。→お客の込み合う時間帯に、レジでのお会計に加えて現金のキャッシュアウトがあると、作業が煩雑になり、レジでの待ち時間が増える 可能性がある。(2)不正利用の懸念。→キャッシュアウトには当然暗証番号の入力などの本人確認が行われますが、万が一紛失した際に口座から現金を引き出せてしまうのではないか、という不安がある。(3)加盟店でないと使えない。→サービスが開始されても、近所のお店が“デビットカード”加盟店でなければ使えない。どこまで加盟店が増えるか で便利さも変わってくる。----------いかがでしょうか?スーパーなどでお買い物ついでにお金をおろせる、というのは忙しいママたちにとってはとても便利ですね。しかも手数料や金利が掛からないのはとてもうれしいです。とはいえ、近所のお店が加盟店になっていなければ、キャッシュアウトのために遠くの店舗に出向くということになり、それでは便利さも半減ですね。国内での加盟店の増加が利用者の便利さに大きくかかわってきそうです。今後の動向に注目ですね!【参考リンク】・J-Debit「キャッシュアウトサービス」の取扱い開始について | 日本電子決済推進機構()・イギリスに見るデビットカードの普及事情(電子決済研究所) | NFC & Smart WORLD()●ライター/パピルス(フリーライター)●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2017年08月01日イオンモール幕張新都心にできた新たな屋内型アミューズメント施設「TONDEMI(トンデミ)」をご存じでしょうか? ここでは、世界中から集めたスポーツアクティビティで、体感型の遊びができるといいます。そんなトンデミに、運動オンチなわが家(母と子)が潜入! 「子どもは喜ぶ?」「怖くない?」「安全性って…」などなど、気になることを徹底調査してきました。■「トンデミ」ってどんなところ? トンデミのコンセプトは「新奇性のある遊びを集めた体汗エンターテインメントセンター」。約480坪ある施設のなかには、高さ約3メートルのところに設置された全長42メートルのコースをひと回りする「ロープウォークエリア」、その子のレベルに合わせて楽しめる「クライミングウォールエリア」、ダンクシュートやドッジボールも可能な国内最大規模の「トランポリンエリア」などがあります。身長110cm~190cm、体重20kg~120kgという入場制限がありますが、身長・体重の満たない子はアスレチックのミニ版「キッズエリア」を利用できるので、兄弟姉妹がいるファミリーもしっかり楽しめそうですね!■宙をとんでる!? トランポリンエリアで全身汗だく! 1人1人区切られたスペースでとびはねることができるトランポリンエリアに早速潜入。「宙をとんでいる」感覚が味わえるのはトランポリンの醍醐味(だいごみ)ですね。とんでみると、重い体が軽い軽い…! 集中しながら数分とんでいると、高くとびたいときは中央で力をこめてふみこむ、反対に高くとびたくないときは力をいれすぎないなど、コツがわかってきました。高くとんだときの滞空時間は思った以上に長く、一瞬の浮遊感がクセになります! 運動が苦手な息子もとべているよう。わざと体勢をくずしておしりから着地したりと笑顔をみせています。後半、とぶことに慣れてきたのか、エリア内に用意されたなわとびにも挑戦する意欲をみせました。なわとびは、なんとかとべる息子。「トランポリンでとぶ」のは、地上でとぶのとまた違った楽しさがありそうですね。しかし、失敗! でも、2~3度やりなおしたら…お見事! 1回とべたことで大満足の様子でした。初めての息子も、思い切り体を動かして遊べたトランポリンエリア。ほかに大人数でドッジボールができるエリアやダンクシュートができるバスケットゴールもあります。とび終えたあとの疲労感はなかなかですが、まだまだバテるわけにはいきません。■高所が苦手でも近道で安心。ロープウォークエリアに挑戦!お次は地上から3メートルのところに設置されたコースをひと回りするロープウォークエリアへ。高いところが苦手な息子、はたしてできるのか…。「一緒にいこう!」と気分をもりあげながら親子で列に並びます。大人が下からみあげるとたいした高さではありませんが、小さな子どもが上からみる景色はまた違うはず…。それでも、前に並んだ自分より小さな子たちがどんどん進んでいく姿に勇気をもらったのか、グズることなくスタート! 平気そうな表情で、どんどん進んでいきました。コース中盤、足場に迷って下をみてしまったのか急にロープにしがみつき、進みの遅くなる場面もみられました。でも、スタッフのお姉さんが着地点まできて声をかけ、安心させてくれます。後半は恐怖心を克服したのか、カメラに顔をむける余裕もみせました。終わったあと「どうだった?」と感想を聞いてみると「まあまあ」とのことでしたが、やりきった感はあったようです。1周すべてを回るむずかしいコース、途中でショートカットできる簡単なコースの2種類があるので、途中で怖くなってもコース変更できて安心。最初から恐怖心を感じるお子さんには、まずパパやママがやってみせてあげたり、そばで勇気づけながら挑戦してみるといいかもしれません。■クライミング初体験の超初心者も頂上突破!? 最後は13種類のコースが楽しめるクライミングウォールエリアへ! 最初に挑戦したのは階段形式の足場をのぼっていくスカイスクレーパーウォールです。近くでみると頂上部に高さがあり、かなりインパクトがあります。のぼりつめた先では思い切って地上にむかってジャンプ! 体につけた安全装置のロープにつりさがりながら、おりてくるという流れです。 いよいよ、挑戦。出だしは順調と思いきや、4段目になると「どうしたらいいかわからない!」と不安げ。「体勢を変えてごらん」「足から先に出してごらん」と近くで励ましてみるものの「おりたい!」と決心した様子なので断念…。 今回は頂上までいくことができませんでしたが、普段は高いところにのぼろうともしないので、ここまでのぼれたのはすごい! またきて挑戦してほしいです。 次は、スタッフのお姉さんに「これが簡単だよ」と紹介してもらった壁タイプのコースに挑戦します。エリア内にはスタッフがたくさんおり、子どもたちに「大丈夫だよ」「やってみない?」など明るく声をかけてくれます。 ゆっくりとですが、上にのぼっていきます。これまで、公園にいっても垂直にのぼるタイプの遊具には一切挑戦してこなかった息子。今回、自分からやってみようという姿勢がみえたことは、親としてうれしかったです。残念ながらいちばん上まではいけませんでしたが、やる前から「できない」と諦めずにチャレンジできたのは子ども心を刺激する工夫が随所に施されたトンデミならではなのかもしれません。そして「自分の体を腕で支えられるのか」という不安を抱きながら、私ものぼってみることにしました。いざのぼりはじめると、自分の体の軽さにびっくり! おしりを下からもちあげてもらっているような感覚で、すいすいとのぼれることに気づきました。これは体を支える安全装置のおかげだそう。コースのいちばん上まで30秒とたたずに到着し、おりるときは手をロープにそえ、足で壁をけるようにおります。クライミングは初めての体験でしたが、これならいろんなコースに挑んでみたい…! 私のように初心者&運動神経が悪くても、まったく問題ありませんでした。■結局、「トンデミ」はこんなところだった! トンデミではトランポリンやクライミングなど珍しいスポーツアクティビティが利用でき、記憶に残る体験ができます。運動や高いところが苦手でも、そのことを意識せず「遊び」と認識できる要素がたっぷり。だから、どんな子(親)でも思い切り体を動かして遊ぶことができると思います。子どもだけの入場(大人はそばで付き添い)もできますが、ここではぜひ家族みんなで遊んでみてほしいです。また屋内施設なので天候の心配なく出かけられるのもうれしいところ。雨や寒さに関係なく予定をたてられるのでストレスもありません。それから、アクセサリーや腕時計、チェーンなどの金属類ははずしてポケットは空にする(トランポリンエリア)、ハーネスと靴、ヘルメットをしっかり装着する(ロープウォーク、クライミングウォールエリア)など各エリア、安全を最優先に考えられています。専門スタッフがいつもそばにいて、何かあったときもすぐにかけつけられる体制をとっているので安心して遊ぶ(遊ばせる)ことができました。■遊びたい人は、事前の登録がおすすめ初めて遊びにいくときは、事前にウェブページからの会員登録がおすすめです。当日受付もできますが、事前に登録しておいたほうが何かとスムーズです。入場は時間指定制なので、希望時間のチケットをとりましょう。受付後に入場時間の記載されたリストバンドをもらい、あとは入場15分前までに集合場所に集まるだけです。ちなみに、土日利用は予想通り、とても混雑するそうです。利用時間90分のトンデミでは、この時間制限を意識しながら空いているエリアから効率的に利用していきましょう。新感覚のアクティビティをぜひ家族で体感してみてくださいね!<取材協力>SPACE ATHLETIC TONDEMI (スペースアスレチック トンデミ)千葉県千葉市美浜区豊砂1-5 イオンモール幕張新都心 ファミリーモール3F営業時間:10:00~21:00 ※不定休 ※記事は2017年7月現在の情報になります。
2017年07月30日今日は雨だったので、ラジオ体操はありませんでした。ちょっとだけ朝に余裕ができました(笑)。さて、今日は4コマです。お昼寝いいなぁ~。保育園の頃は、休みになると急に早起きになったり、お昼寝しなくなったりと大変だったこともありましたが、最近は休日の朝もそこまで早く起きませんし、昼間も「眠かったら寝る」のスタンスになってきたみたいです。学童はお友達もたくさんいるし、楽しくて寝てる場合じゃないんじゃないかと思ったけど「寝る気満々」で通っています。(まだ今日で3日目ですが)ちゃんと昼寝の時間は遊ぶ子と寝る子と部屋を分けているっぽいので、とても快適らしいです。お母さんも一緒に寝たい…!
2017年07月29日子どもたちの夏休みがどんどん短くされようとしている……こんな現実、あなたはご存知でしょうか。2017年6月、静岡県の吉田町は「小学校の夏休みを16日間程度に短縮する ことを検討している」と発表しました。この計画の目的は、夏休みを短縮して授業日数を増やし、教員の長時間労働を減らすこと。 先生たちはより充実した授業を行えるようになり、最終的には子どもの学力向上にもなるということでしたが、保護者からは賛否両論の嵐が巻き起こりました。夏休みを短縮しようという動きは、いま全国的に広がっています。小学生のお子さんをお持ちのママたちは一体どう受け止めているのでしょうか。本音を聞いてみました。●賛成派の声『実際に子どもが入学して初めて知ったのですが、先生たちは毎日すごく遅くまで仕事されています。先日も、「やっと時間ができたのでお電話しました、夜分に申し訳ございません……」って恐縮しながら電話をかけてきたのが20時過ぎ。ヘトヘトの声でした。あんなので、いい授業ができるわけないです。何らかの改革をして、先生の負担を減らしてあげないと 』(30代女性/1年生男の子のママ)会議、採点、プリント作り、保護者への個別対応……先生たちの仕事は山のようにあり、長時間残業をしないとさばくことができないのが現状です。さらに、公立学校の教員は公務員であるため、そもそも労務契約が存在しません。一般的な企業では当たり前の「何時から何時までが勤務時間」という概念も根付いていないようです。その結果、長時間労働となってしまう上に、本来の業務である「授業の準備」に時間を割くことができなくなります。子どもたちを引きつける魅力的な授業など、これではできようもありませんね。また、こんな声もありました。『うちの子の学校では、ほとんどの子が低学年から塾の夏期講習に通います。学校の授業だけでは教科書の内容がわからない、勉強についていけないというんです。塾に行けない子はどんどん落ちこぼれていき、学力差は開くばかり。これは本来あるべき姿ではありませんよね。学習の機会はどんな子にも平等に与えられるべき 。夏休みを短くし、みんなが平等に受けられる学校の授業をふやすのは正しいと思いますよ』(40代女性/小学4年生女の子、小学1年生女の子のママ)私の周りの子どもたちの多くも、何らかの学習塾に通っています。でも、どこの家庭でもそれができるわけではないですよね。家族の事情、経済的な理由などで学習塾に通うことができない子どもたちは、学習の機会が圧倒的に短いのが現状です。塾が担ってしまった部分をいまいちど小学校に返すことで、平等な教育ができるのかもしれません。●反対派続いて、反対派の声を聞いてみましょう。『長い休みだからこそできること、たくさんありますよね。旅行で見聞を深めたり、一つのことにじっくり取り組んだり、毎日汗だくになって遊んだり。子どもからそういう体験を取り上げ、学校の授業で埋めてしまう……これが果たして豊かな教育といえますか?』(40代女性/2年生男の子、1年生男の子のママ)夏休みの経験は、子どもたちにとって格別なものですよね。実際、始業式に登校してくるときにはちょっぴり大人びた顔立ちになってもいるんです。そして、学びは学校の授業で行うものだけではないはず。子どもたちの「生きる力」 をつけるためにも、夏休みは必要といえます。『今でもすでに、学校の課外プールや夏休みの補習、どっさり出てる宿題で忙しいのに、これ以上短くなってどうするんですかね』(30代女性/小学3年生女の子ママ)まさにこれは私も思っていました。小学生の夏休みって思っていたよりずっと忙しいんです!午前中に課外プールをこなし、午後は算数ドリルや読書感想文をさばくだけで精一杯。夏休みが短くなるなら、ぜひとも自由研究だの絵日記だのは廃止していただきたいものです……。●夏休みの短縮は学力の向上・教示の負担減に貢献するのか教員の負担を減らし、生徒の学力を上げるためには、夏休みを短くするしかないのでしょうか?それ以外の方法を考えてみました。●少人数学習、学力に応じたクラス編成ただ単純に授業日数を増やしても、学力の向上には結びつかないのではないでしょうか。特に、クラス内の学力差が大きい公立小学校では、より細やかな授業をすることが求められていると感じます。学力に応じたクラス編成をし、少人数で授業を行う 。先生が一人ひとりによりそって、わからないところをしっかりサポートする体制を整えていけば、学力アップの秘訣と言えます。●積極的なICT化学校には前時代的な部分がたくさん。可能な限りICT化して、先生の負担を減らすのも一案です。連絡帳や夏のプールカードはアプリ化することができないでしょうか?毎日何枚も持ち帰ってくる紙のプリントは、メール連絡にならないでしょうか?文科省は生徒にタブレットを支給し、教科書をデジタル化しようという計画も行なっています。このタブレットを連絡帳代わりに使えれば、面倒な業務はぐっと減らせそうです。----------いかがでしたか?私たち自身にとっても、小学校の夏休みは特別な存在でしたよね。家族旅行、友達どうしで行ったプール、夏祭りのお菓子、すべていい思い出です。夏休みという子ども時代にだけ許された時間を守りながら、今ある問題を解決するためには、多方面からの教育改革が必要なのではと考えたインタビューでした。●文/パピマミ編集部●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年07月27日もうすぐ長い夏休みが始まります。外遊びは暑さが気になりますし、毎日遊園地などに出かけるわけにもいきません。さらに夏は生活が不規則になりがちです。夏休みのオススメの過ごし方と、有意義に過ごすためのポイントをおさえておきましょう。人気の過ごし方は水遊び暑い夏にはやはり水遊びが人気です。近所の川やプール、あとは最近増えているジャブジャブ池などが手軽に水遊びできる場所として人気です。私の息子が通う園では、夏季休暇の間だけ園のプールを一般開放しているので何度か利用しています。ただ屋外の場合は付き添って見ているママの日焼けも気になりますし、そういった場所が近くにないという場合もありますよね。そんな場合にオススメなのは、お風呂で水遊びです。お風呂に水を10cmほど溜め、水遊びできるオモチャを浮かべたり水鉄砲を用意したりします。ママも一緒に入る必要はありませんが、浴室のドアは開け目を離さないようにしましょう。家のお風呂であれば水着を着せずに遊ばせることもできますし、雨の日でも遊べますね。他にオススメの夏休みの過ごし方他にオススメの過ごし方を見てみましょう。児童館や図書館は上手に活用したいですね。同世代の子がいれば一緒に遊ぶこともできるので、家で遊ぶのとは違う刺激を得ることができます。さらにデパートもママが活用する場所として人気です。キッズの遊び場や試食など、時間をつぶせるところが色々あるのが魅力です。私自身も出掛けることが多いですが、数人のママ友に遭遇することが多いです。夏は冷房代もバカにならないので、暑い時間に外出して節約するという声が多いですね。夏休みを有意義に過ごすための5つのポイント長い夏休みですが、毎日何となく過ごしていたらただ終わってしまいます。それではもったいないですね。有意義に過ごすためのポイントをおさえておきましょう。1.目標を決め、やり遂げる今できないことでやってみたいことを、夏休みの間にクリアするという目標をたててみましょう。「自転車に乗れるようになる」「逆上がりができるようになる」「平仮名を書けるようになる」など何かに取り組んだり、「毎日自分で起きる」など何かを習慣化したりするのもいいですね。やり遂げた達成感は子どもの自信につながります。2.家のお手伝いをする普段からお手伝いする子も多いでしょうが、「毎日〇〇をする」と決めてそれに関しては任せるようにすると、責任感を養うことができます。靴を並べる、テーブルを拭く、洗濯物をたたむなど、その子の年齢やできることに合わせてどんなことでも構いません。大切なのは責任を持って取り組むことです。長い夏休みに毎日行うことで持続力もつきますし、大人に信頼してもらえたという信頼感もうまれます。3.読書の習慣をつける読書の大切さは色々な場所で提唱されています。普段園や学校、習い事で忙しく読書ができないという方は特に、読書の習慣をつけておきましょう。楽しさを知って自分で進んで読むようになると理想的ですね。就寝前の20分などと時間を決めて、親子でそれぞれの読書をすると集中力が高まります。自分で本が読めない子には、親が読み聞かせてもいいでしょう。4.普段できない体験をする夏休みしか実施しないイベントが各地で開催されます。子ども向けということでお手頃の価格だったり無料だったりするものが多いので、積極的に参加してみましょう。また、小学生は自由研究が夏季の課題であることが多いですが、学校の課題でなくても挑戦してみるのもいいですね。さらに園児が取り組むのも良いでしょう。本屋などで自由研究キットなどが多く販売されています。興味のあるものがあればTRYしてみるといいですね。5.自分のことは自分で行う長期休暇に限ることではないですが、自分のことは自分でできる習慣をつけておくことは大切です。普段は忙しくて親が手を貸してしまいがちなことも、自分で行えるように習慣づけていきましょう。布団の上げ下ろしや皿洗い、整理整頓など普段より難易度の高いことに挑戦するといいですね。子どもの長い休みは大人にとっては大変なものですが、終日子どもと向き合える時間は小さいうちだけであり、大事にしたいものですね。大人も一緒に色々なことを経験して楽しい親子の時間を過ごしましょう。
2017年07月27日多くの子どもたちが夏休みに入り、ママたちにとっては忙しさが増す時期となりましたね。せっかくの長期休みですから、どこかへ出かける予定を立てている家庭も多いことでしょう。中には子どもたち以上に楽しみにしている人もいるかもしれません。そこで、パピマミ読者のみなさまに7月20日〜25日にかけて「2017年の夏休みはどこへ行きますか?」 というアンケートを実施し、182人の方々から回答を得ましたので、その結果を見ていきたいと思います!●2017年の夏休みはどこへ行きますか?・1位:自宅でゆっくり過ごす(どこへも行かない)……39%(71人)・2位:実家に帰省……18%(33人)・3位:国内旅行……13%(24人)・4位:仕事に打ち込む……10%(18人)・同率5位:プール……4%(7人)・同率5位:海外旅行……4%(7人)・同率5位:マッサージやエステで自分の体をいたわる……4%(7人)・同率8位:海……3%(5人)・同率8位:温泉……3%(5人)・10位:キャンプ……2%(4人)※11位以下は省略※有効回答者数:182人/集計期間:2017年7月20日〜2017年7月25日(パピマミ調べ)●「自宅で過ごす」という回答が最多『ただでさえ家事や育児でヘトヘトなのに、子どもが毎日いる夏休みに出かける元気はない。とにかくゆっくり過ごしたいです』(40代女性/2児のママ)『どこへ行っても人ごみでごった返しているし、出かけても疲れるだけ。子どもたちが遊び回るのはいいと思いますが、どこかへ積極的に出かけたいとは思いませんね』(30代女性/1児のママ)夏休みはさまざまな場所でイベントが行われており、お出かけするという人が多い季節です。テーマパークなどはいつも以上に混んでいることが多く、その上厳しい暑さを想像すると外出が億劫になってしまうのは当然 と言えるかもしれません。普段の仕事や家事でお疲れのパパ・ママにとってはハードルが高いのかもしれませんね。エアコンの効いた自宅でゆっくり過ごすことで、体力の回復を図りたいという気持ちもあるのではないでしょうか。●実家に帰省するのが精一杯?『あまり気は進みませんが、旦那の実家に家族みんなで帰省します。気ばかり使って全然休めないんですよね。ただ、子どもたちが楽しみにしていますし、それ以外に出かける予定がないので何とか頑張ります』(30代女性/1児のママ)『実家に帰省するのが唯一の予定ですかね。お義母さんたちが気を使ってくれるので、意外と羽を伸ばせます。家にいると子どもたちの世話でなにもできないので、ここぞとばかりに本を持っていって読書を楽しむ予定です』(30代女性/2児のママ)「実家に帰省」という回答も18%と多く見られましたが、これは疲れがたまるネガティブなイベントととらえている人も多い様子。特に相手の実家に行くというのは気が重いものですよね。また、4位には「仕事に打ち込む」という回答もあり、大人にとってはあまり楽しい季節ではない のかもしれません。仮にどこかへ出かけるとしても、親は子どもの面倒を見なければならないことも多く、どうしても“疲れ”から離れることはできないと言えそうです。●レジャーを楽しむという人は3割ほど『夏休みは子どもたちに貴重な経験をさせたくて、いろいろな場所に出かけています。今年はキャンプに行く予定で、大自然のなかで食べる食事のおいしさを感じてほしいですね』(40代男性/2児のパパ)『今年は家族で温泉に行く予定です。子どもたちは近くのレジャーで遊ぶと思いますが、親は宿でのんびりさせてほしいですね』(30代女性/2児のママ)「出かけない」「帰省」「仕事」などの回答を除いた残りは3割ほど。積極的に遊びに出かけるという人はあまり多くない ようです。夏休みのお出かけには体力が必要で、さらに金銭的な負担も少なくはありません。しかし、長い夏休みにしかできないことも多いはず。子どもたちに今しかできない経験をさせてあげることは、親の務めとも言えるのではないでしょうか。子どもたちの笑顔が見られることを想像すると、少しは前向きな気持ちになれるかもしれませんね。----------いかがでしたか?毎日働く人にとって、“夏休み”はあまりポジティブな印象ではない様子。お盆休みも、テレビで流れる渋滞や施設の混雑した様子を見ると、家でゆっくりしたくなりますよね。みなさんは、どんな夏休みを過ごす予定ですか?【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜11位)】2017年の夏休みはどこへ行きますか?()●文/パピマミ編集部●モデル/神山みき(れんくん)
2017年07月26日猫の手貸して~育児絵日記~
うちはモフモフ暮らし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々