「苦手な上司がいる」「後輩とコミュニケーションが取りづらい」など、職場の人間関係の悩みはつきないもの。エン・ジャパン株式会社が行った「仕事のストレス」に関する調査でも、仕事でストレスを感じるポイントの1位は人間関係であり、その対象としては同僚・後輩(42%)、上司(40%)が挙げられています。しかし、今回ご紹介する『人間を磨く 人間関係が好転する「こころの技法」』(田坂広志著、光文社)では、難しい人間関係に直面したときが、人間を磨く最高の機会であるとされています。日常生活のなかで「こころの技法」を実践していれば、人間関係は好転し、さらに自分の人間力を高めることにつながるというのです。本書で語られている7つの「こころの技法」のうち、第1の技法「心の中で自分の非を認める」を詳しく見ていきましょう。■欠点がある人より「欠点を認めない人」が嫌われる!「人間を磨く」というと、自分の持つ「非」や「欠点」「未熟さ」を改めなければならないと考える人も多いでしょう。しかし、世の中には、多くの欠点を抱えながらも人から愛され、いい人間関係を築いている人がいます。一方、特に目立った欠点は見当たらないのに、周りからあまり好かれない人がいることも事実です。著者も、学生時代は後者の人間であったと振り返ります。大学生のころ師事していた教授はとても厳しく、発表やレポートの内容が悪い生徒は怒鳴られることもしばしばだったというのです。しかし、著者は厳しい指導を受けそうな場面の前に、先回りして必要なことを覚えるなどしていたため、2年間で1度も教授の叱責も受けずに過ごすことができたというのです。そして、そのことにとても満足していたそうです。ところが卒業する際、この教授から投げかけられたのは「君は優秀だが、かわいげがない」という言葉。「自分には非がない」と思い込んでいた著者の「密やかなおごり」や「無意識の傲慢さ」を指摘されてしまったというわけです。誰にでも欠点や未熟な点はあるのに、欠点がない人間のように振舞おうとする「優等生意識」は、人の心を遠ざけるもの。「かわいげ」という言葉に表れた、素直に自分の未熟さを認める「しなやかな心」こそ、人と関わり合う上で必要なものだったのです。■素直に自分の欠点を認めると人間関係は必ずよくなるでは、欠点が多いのに人から愛されるのはどんな人でしょうか。たとえば営業センスはあるのに、大雑把なところのあるA課長。会議の時間になっても現れず、携帯に電話するとまだ外回り中とのこと。その後会社に慌てて戻り、会議室に入るなり「いやー、すまんすまん!また俺やっちゃったなぁ」と頭を下げます。こんな人、みなさんの周りにも1人はいるのではないでしょうか。しかし、そんな人について、周りに聞いてみると「あの性格には困っているんですが、憎めないんですよねぇ」という答えが返ってくるはず。なぜなら彼らは自分の欠点をよく知っていて、それを素直に認めているからです。これこそ欠点がゆえに周りに迷惑をかけても、人間関係を損ねない秘訣。「そんな簡単なことか」と思うかもしれませんが、これはなかなかできることではありません。言葉だけで「誠に申し訳ない」などと謝ることはできますが、こういうときには多くの場合、心のなかの小さなエゴが「自分は悪くない!」「自分は間違っていない!」と叫んでいるもの。そして周りの人たちはその「小さなエゴ」を無言のメッセージとして敏感に感じ取るのです。しかし逆に、A課長のように自分の欠点を素直に自覚していれば、それを無言のメッセージとして周りに伝えることができるというわけです。これができれば、人間関係は決しておかしくならないし、こじれた人間関係がよくなっていくことさえあるのだとか。なぜなら、日常生活で人間関係が悪くなるときは、必ずといっていいほどお互いに「相手に非がある」「自分には非がない」と思っているから。■相手に感謝の気持ちをもつと自分の心も整えられる!さらに深い「こころの技法」として、「自分の欠点を受け入れてくれる相手に対して感謝する」というものがあります。著者もこのことをとても大切にしていて、たとえば商談や会議が始まる前には参加者一人一人に対して、心の中で「ありがとうございます」と唱えることを習慣にしているといいます。そうすることで、厳しい交渉が予想される商談や、激しい議論が交わされる会議であっても心を整えることができ、会議の参加者にポジティブなメッセージを伝えることができるのです。コミュニケーションは、言葉で伝わるものは2割、表情や眼差し、態度などの言葉以外のメッセージが8割といわれています。心のなかで自分の非を認めることが無言のメッセージとして伝わるのと同様、感謝の心は言葉に出さずとも不思議なほど周りに伝わっていくのです。「感謝はすべてを癒す」という言葉があるとおり、相手への感謝の心を持つことは、素晴らしい人間関係を築くための大切な鍵となるわけです。*わかってはいても、自分の欠点を素直に認めるのは難しいものですよね。でも、人間誰しも未熟な点があって当たり前、それを無くそうとするのは無理なこと。そんなふうに思えたら少し心も軽くなりませんか?人間関係に悩んだときは、7つの「こころの技法」を少しずつでも日常生活に取り入れてみてはいかがでしょう?(文/平野鞠) 【参考】※田坂広志(2016)『人間を磨く 人間関係が好転する「こころの技法」』光文社※「仕事のストレス」のアンケート調査-エン・ジャパン株式会社
2016年06月19日35歳を過ぎた頃から体に変調が訪れ、心身ともに疲れが出やすくなります。「私はできるはず!」と無理に突っ走ろうとしても、余計に体調を崩してしまったり、時には自律神経を乱すことにも。がんばり続けた時代を過ぎたら、そろそろラクな気持ちで過ごしたいもの。そんな「ハッピーライフ」を送る方法をご紹介しましょう。■女性のストレスを大きくしているものとは?自律神経をコントロールをしている視床下部はホルモンの影響を受けやすく、月経、妊娠、出産、更年期、閉経と、女性ホルモンが変化する女性は自律神経を乱しやすいといえます。自律神経失調症になる原因としては、ストレスも考えられます。もちろん、昔から社会で働く男性のほうが多くのストレスを抱えてきたといえますし、とりたてて女性がストレスに弱いとは言えません。ただ、日本の社会生活の変化の影響は女性のほうがより多く受けているため、新しいストレスに対応しきれていない、もしくはストレスの原因への対処が遅れている面があるとも考えられます。例えば、次のようなことが挙げられます。・社会進出による仕事のストレス・仕事と家事や子育てとの両立・晩婚や未婚の女性が増えたことによる将来への不安・学校のPTAを含むママ友同士の人間関係気づけばいろいろなストレスにさらされている女性たち。そんなストレスを少しでも軽減して、これからも快適に暮らしていくためには、少々の「手抜き」がとても大切です。■手抜き1: うまく切り抜ける「スルー力」をつける 世の中、言いたがりは大勢います。そのほとんどは言えばスッキリし、後々のことまでは考えていません。つまり言わせておけばいいのです。面倒なことは「シカト」「スルー」してうまく切り抜けるのもひとつの方法。 「ごめ~ん、うっかり聞いていなかった~」と茶目っ気たっぷりに笑って、日ごろから「人の話をちゃんと聞かないキャラ」を作っておくのも手かもしれません。あまりやりすぎると、不信感を持たれるので、ほどほどに。 ■手抜き2: 余計なことは考えないもちろん、すべてにおいて考えずに行動していては、それは大人とは言えません。ただ「余計」な考えは、捨て去りたいものです。例えば、朝、目が覚めたときに、布団の上で「今日はあれをしなきゃ」とかあれこれ考えてしまい、気分が重くなるということはありませんか? そんなときは「えいや!」と、一切何も考えず起きてしまったほうが気分すっきりします。ストレスを貯めやすい人は、常に小さいこともぐるぐると考えてしまいがち。考え込みすぎているうちに大切なことを逃してしまい、それがまたストレスになることも。あまり考えすぎず、常に頭の中をシンプルにしておくことも毎日を楽しく過ごす秘訣かもしれません。■手抜き3: スマホを使う時間を制限する友達からのライン待ちや、ツイッターでの趣味仲間の発言チェックなど、ついつい楽しくて手が放せないスマホ。でも、スマホの中にある情報量は膨大で、私たちの許容は追いつかず、それがストレスの原因になっていることはないでしょうか。インターネットでは悪意のある発言を目にすることも多く、気づかぬうちに心は疲弊しています。また、画面を見すぎたことによる眼精疲労も気持ちが下がる一因に。子どもにゲームの時間を制限するのですから、自分も一緒にスマホの時間制限をしてみてはいかがでしょうか。料理だって家事だって、仕事だって、ちょっと手抜きするだけで、シンプルになってやりやすくなるもの。ハッピーな人生を送りたい、日々の生活に疲れを感じるときには、ぜひ「手抜きライフ」を試してみてはいかがでしょうか。
2016年06月08日職場での人間関係、失業、失恋、家族間のトラブルなど、誰しもがいろんな悩みや不安を抱え、ときには壁にぶち当たりながら生きていますよね。一説によれば、「1人の人間が1日に思考する回数は約7万回で、そのうち8割はネガティブな思考をしている」そうです。だとすれば、マイナス思考はむしろ自然なことであり、無理してポジティブになる必要はないのかもしれません。ところが一方で、常に前向きな人もいます。世間で「超一流」といわれている人たちの多くが、なにごとも前向きに考える思考法を手に入れているというのです。そんな超一流の人たちがどんな考え方をしたり、壁を乗り越えてきたのかというエピソードを、クイズ形式で紹介しているのが、西沢泰生さんの『読むだけでポジティブになれる 超一流の人のちょっと深い話』(アスコム)。モヤモヤとした気持ちを解消したり、人生のピンチに役立つ、すぐれたエピソードをご紹介していきましょう。■1:巨匠、黒澤明監督がこだわった「9時5時」の習慣リアリティの追求にこだわって完璧主義を貫いた、日本映画界の巨匠、黒澤明監督。その撮影時間は、意外にも朝の9時から夕方5時までと決まっていたそうです。理由は、スタッフに撮影の準備と後片づけのための時間を十分に与えるため。朝9時にスタートするには、スタッフは早朝5時から準備を開始し、撮影が夕方5時に終わったとしても後片付けに11時までかかったとか。これ以上撮影時間を延長すれば、スタッフの睡眠時間がなくなることを知っていたからなのです。部下の仕事の時間を確保し、休む時間まで考慮する。そして、最高のパフォーマンスを引き出す。これぞ、マネジメントの極意といえそうですね。黒澤監督が、名作を量産できた理由のひとつがわかった気がします。■2:ドクター・中松の発明がすべて成功している理由数々の発明を生み出した、ドクター・中松はまさに天才。「いままでに失敗したことはありますか?」と問われると、「自分の発明はすべて成功している」といい切ってしまうほど。その発言の真意とは、「成功するまでギブアップしない」ということなのです。「現段階で失敗していても、そこで終わりではなく、粘り強く工夫し、必ず成功までもっていく」というのが発明家の極意。エジソンも「成功するための確実な方法は、どんなときももう1回だけ試してみると思い続けること」といっています。画期的な掃除機で人気のダイソンも、試作品が完成するまでにかかった歳月は15年。それまでに作った失敗作の数は5,125個。ケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダースが、融資先の企業を求めて売り込みを続けた企業の数は、なんと1,009社。1、2回の失敗なんて、まさに序の口。「失敗なんてない、あるのは成功につながる経験だけ」。そんなふうに出来事を受け止め、成功するまで工夫してチャレンジし続けましょう。■3:帝国ホテルのバーテンダーが2杯目のグラスを置く場所究極のもてなしで客人を迎える帝国ホテル。バーの居心地のよさも格別です。ここのバーテンダーは、1杯目のグラスはお客が手に取りやすい右斜め前に置くそうですが、2杯目はいったいどこに置くのでしょうか。答えは、1杯目のグラスが置かれていた位置。人間ならだれしも無意識に飲みやすい場所や置いておきたい場所に置くもの。それを観察し、当たり前のようにさりげなくその位置に置く気配りができれば、人の心をとらえることができるというわけです。さすがは、帝国ホテル。配慮の行き届いた接客術の真骨頂といってもいいでしょう。■4:ピカソが3分で描いたスケッチが5,000フラン?ある婦人がピカソに「私のスケッチを描いてくださいませんか? お値段は言い値でけっこうです」と声をかけたところ、3分ほどで描きあげられた絵の値段はなんと5,000フラン(今の相場で約40万円)。高額すぎると憤慨する婦人に、ピカソが告げたひと言とは――。「私はここまで来るのに、生涯を費やしているのです」生涯に15万点もの作品を生み出したピカソは、「もっとも多くの作品を残した画家」としてギネスブックにも載っているほど多作な芸術家。その膨大な積み上げがあるからこそ、3分の絵にも価値があると自信をもっていえるのでしょう。ちなみに、正岡子規が36歳で他界するまでの16年間で詠んだ俳句は2万3,647句。エジソンの死後に見つかった、アイデアがぎっしり書かれたノートの数はなんと約3,500冊。日々の膨大な積み重ねが、圧倒的な自信につながることを証明していますね。■5:漫画家、赤塚不二夫の「2度目だから」という思いやりいわずと知れたギャグ漫画『天才バカボン』の生みの親、赤塚不二夫さん。描きあげた原稿を編集者に渡したあとに事件が発生したことがあるといいます。なんと編集者が、原稿をタクシーに置き忘れてなくしてしまったというのです。それを聞いた赤塚さん。まったく怒ることなく、「ネーム(脚本のようなもの)があるからまた描ける」といい、さらにこう続けます。「まだ少し時間がある。飲みに行こう」と。そして編集者を気遣い、飲んで帰ったあと、同じ話を数時間かけて描きあげたそうです。そして、編集者に手渡すときに「2度目だから、もっとうまく描けたよ」といったのです。ファンからも出版関係者からも愛されていた彼の葬儀には1,200人が参列したとか。いかに慕われていたか、よくわかるエピソードですね。失敗をしたらつい責めてしまいたくなりますが、そんなときにも周囲を気遣える人こそ、本当に優しい人なのかもしれません。*悩んだり、つまづいたりしたとき、自分とは異なる発想を知ることで、思わぬ解決策が見つかることがあります。身近な人と話すことも大事ですが、超一流の人の考え方に触れることもひとつの方法です。大いに活用しましょう。(文/山本裕美) 【参考】※西沢泰生(2016)『読むだけでポジティブになれる 超一流の人のちょっと深い話』アスコム
2016年06月06日こんにちは、栗原達也です。今回は、「真の人間関係とは、どんなものか?」について、話をしていこう。君は人間関係について、どんな考えを持っているかな? たくさんの人から好かれ、魅力的な人たちと交流し、輝いている…そんな人物にあこがれることもあるかもしれないね。でも、どんなに人気者に見える人でも、本当の意味で心を開いている友人は数えるほどじゃないかな。だから、君がもし友人が少なくて悩んでいるとしたら、そのままでいいと僕は思うよ。友人はたくさんいればいるほどいい、というものでもない。むしろ、たくさんの人と幅広く交流する姿勢が八方美人に見えて信頼を失ってしまったり、結局誰とも深いつきあいができなかったり…という事態になりがちだ。だから、いま君にひとりでも親友と呼べる人物がいるならば、その人との関係を大切に育てていく姿勢を忘れないでほしい。それは、何ものにもかえがたい、一生の宝なんだからね。また、そういったケースとは逆に、ある程度人と交流はしているものの、心が満たされない…という悩みを持っている場合もあるだろう。 それは、誰かに好かれること、合わせることばかり考えて、自分の気持ちをないがしろにしているからなんじゃないかな? たとえ一緒にいてワクワクしないような関係でも、「この人とつきあっておけば、トクだから」という気持ちで繋がりを持ち続けてしまう、なんてことがあるかもしれないね。でも、損得勘定でつきあっていることは、たとえ上手に隠していても相手に伝わってしまうものだ。それに加えて、相手も君のことを同じように見ているかもしれないよ。おたがいに表面上のことだけでつきあっているから、信頼も育たないし、どこかむなしさを感じるんだ。君が真の人間関係を築きたいと思うのだったら、数にはこだわらないこと、それと自分自身に正直になることが何よりも大切だよ。それは、つまり目の前の相手に対しても正直に、嘘をつかない姿勢で向きあえるということ。君が誠実な態度を取り続けるのならば、周囲も君に対して真摯な気持ちを投げかけてくれるだろう。そうやって、真の人間関係がはぐくまれていくんだよ。 ずっと報われないまま?<長期進展なし恋⇒終結>相手の本音、選ぶ人
2016年06月03日この春ワーキングママにデビューした方も、だんだんと生活のペースができてくる頃。一方で「本当に仕事と両立できるのかな」「子どもはお友達と仲良くなれるかな」など、不安に思うことが増えてくる時期ではないでしょうか。精神的にも身体的にもハードなワーキングママ。この時期を乗り越えるために大切だと思うことを、自分の経験からご紹介しましょう。■忙しさに流されないために夫や両親、ベビーシッターさんなど他の人の手を借りる算段をつけていたとしても、やはり育児は「ママ」が中心である家庭が多いと思います。「仕事も子育てもしっかりやらなくては」という日々のプレッシャー…。私自身、夫が多忙で全く育児に協力を得られず、子どもが小さいころは1人で家事&育児を担いながら、フルタイム残業ありで仕事をしていたので、毎日が時間との闘いであったことを懐かしく思い出します。今その時を振り返ってみると、あの激動の時期を乗り越えていくのには「自分自身のココロのバランスを保つこと」が大切であったと感じます。ワーキングママのタスクは多岐にわたるので、常に周りに気を配らなくてはなりません。仕事をどこまで引き受けられるか、短い時間で子どもとどう向き合うのか、家事をどこまでこなすのか、などの基準は人それぞれ。「これでOK」という明確なラインがないため、気がつけば頑張りすぎて、身体やココロが悲鳴を上げてしまうことがあります。いつの間にか子どもに八つ当たりして怒鳴りちらすようになったり、夫と喧嘩が絶えなくなったり…、それではあまり幸せな状況とはいえませんよね。そのような状態にならないために、いつも自分のココロの上下の幅が一定に保つように心がけることが大切だと思います。 ■ココロが下に触れているとき「ココロが下に振れている」ときは、「何かにすごくイラつく」ことが多くなってきます。例えば職場の上司、同僚、取引先の担当者、夫、子供、人だけではなく会社の制度や世の中の景気など、何者かに対して不満が募ってきているときは、今あなたが抱えているものが多すぎる可能性があります。頑張りすぎな状態ともいえます。このサインに気づいたときは、今の仕事や家事の分担、子供の状態などを見直し、負荷を軽くするよう他の人に助けを求めたり、休日に1人でリフレッシュする時間を持つなどしてこれ以上の下振れを防ぎましょう。 ■ココロが上に振れているとき逆に、ココロが上に振れているときは「ワーキングママって楽しい」と感じることが多くなってきます。「ワーキングママ生活を楽しんでいる」のはいいのですが、「楽しいワーキングママ生活」というのはえてして「他の誰かがあなたをラクにしてくれている」ことが多いのです。例えば、上司があなたに負担を与えないように配慮するあまり、周りの同僚にあなたの仕事を振りすぎていて実は周りが大変になっていたり、子供が保育園に早くなじめるように一生懸命お世話してくれている保育士がいたり、洗濯物がたまっていても文句を言わず、黙って洗濯してくれる夫がいたり…。誤解のないようにつけ加えると、私はワーキングママ生活を大いに楽しむべきと思っているので、楽しむことが悪いと言いたいのではありません。このような方たちに感謝の気持ちを忘れて、自分だけ充実した時間を過ごしているとしたら、知らないうちに同僚から悪口を言われていたとか、子どもがお気に入りの保育士さんが病気になってしまったりなど、困った事態を招いてしまうかもしれないのです。最近楽しいかも…と感じたときは、ぜひ意識して周りの方のことを見回してください。今の生活を支えてくれている人達に感謝の気持ちを持ち、自分が引き受けられそうなことは進んで引き受けて、周りの方をラクにしてあげましょう。このように、ココロのバランスをとることで、忙しいながらも充実したワーキングママ生活を過ごすことができるようになると思います。現在、出産を控えてお仕事をお休みしている方、いつか出産を経験してみたいと思っている方もぜひ、心の片隅に留めておいてくださいね。
2016年05月31日仕事もきっちりしたいけれど、子どもとの時間も大切にしたい。仕事と家庭の両立は、働くママにとって永遠のテーマですよね。ちょうどこの4月から「女性活躍推進法」も施行され、女性活躍推進の意識が高まっているところ。近年は、多様な人材を登用し活用する「ダイバーシティ経営」を推し進める企業も増えてきました。また、女性管理職登用を積極的に推進したり、社内の支援制度を充実させる企業も増えています。実際に女性は働きやすくなっているのでしょうか?6割以上が「自分の会社にダイバーシティ推進の制度がある」と回答先ごろ、P&Gの「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容と活用)啓発プロジェクト」が、一般のビジネスパーソン2000名を対象に「ダイバーシティに関する潜在意識調査」を行いました。その中で「あなたの勤務先では、“ダイバーシティ推進のための制度・施策”を実施していますか?」という問いに、「実施している」と答えた人は65.8%に上りました。具体的な施策として上位を占めたのは、「積極的な女性登用」(35.0%)、「障がい者雇用」(33.0%)、「時短勤務」(30.8%)、「育児休暇」(29.4%)など。“制度はあるが風土がない”ダイバーシティ推進の実態ところが「ダイバーシティ推進のための制度・施策がある」と回答した人のうち、約半数(47.0%)の人が、「自分の勤務先は、ダイバーシティの理解や取り組みが“進んでいない”」と答えています。その理由のトップ3は以下のとおり。1位:企業文化としてダイバーシティ活用の考えが根付いていない(42.6%)2位:社内の支援制度が充実していない(34.3%)3位:社内の支援制度を利用しにくい雰囲気がある(27.8%)1位や3位の回答を見ると、制度はあっても風土として浸透していないために制度を利用しづらい会社が多いことがわかります。このあたりにダイバーシティ推進の課題があるといえそうですね。 せっかくの制度が不満や不公平感のモトに支援制度の導入が、逆に職場に不満や不公平感を生んでしまうこともあります。同調査でも、育児休業・時短勤務・在宅勤務といった制度に対して、いろんな声がありました。■働くママの声・所属部署によって、制度の活用しやすさに大きな差がある(30代女性 会社員)・時短勤務や在宅勤務で楽をしていると思われ、特に同性の同僚からの視線が厳しい(30代女性 会社員)■制度利用者の周囲の人の声・育児休業 を取得した人の周囲で業務負担が増えている(40代男性 会社員)・「社内の育児制度を活用するなら、退職して育児に専念すべき」という雰囲気がある(50代女性 会社員)■男性社員の声・男性社員が制度を利用することに対して、職場で消極的な雰囲気がある(50代男性 会社員)・必要以上に女性が優遇されていて、資質や能力に関係なく管理職に登用されていると感じる(50代男性 会社員)こうした声から見えてくるのは、社内の制度を整えるだけではなく、社員の理解を深め、制度を利用しやすい環境を整えることも必要であるということです。ダイバーシティ推進の要は管理職!それではダイバーシティ推進には何が必要なのでしょうか? 同調査で「ダイバーシティ推進のために重要なこと」の第1位に挙げられたのは「管理職の理解・努力」(55.3%)でした。調査を実施したP&Gでは、1990年代から経営戦略の一環として「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容と活用)」を推進しています。多様な社員の違いを認めて尊重し、さらにビジネスなどに活用すれば、さまざまなアイデアが生まれ、消費者の多様なニーズに応えられ、結果的に企業の競争力アップにもつながるとの考えからです。ここでのポイントは、“女性”や特定の人だけを尊重するのではなく、“すべての社員”の個性を尊重していることにあります。2012年には、多様な社員の多様な働き方を実現するために、フレックスタイムや時短勤務、在宅勤務などの制度を組み合わせ社員一人ひとりに合った働き方を可能にする「フレックス・アット・ワーク」を導入。組織内風土を醸成するために管理職が率先して活用することで、多くの社員が利用しやすい環境を整えました。みなさんの職場の状況はいかがでしょうか? ダイバーシティ推進や女性活躍推進のための制度を整えるだけでなく、職場の風土づくりのための取り組みなどもあわせて行うことで、女性だけでなく、さまざまな状況にある社員が働きやすい職場になるのではないでしょうか。PR:プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社
2016年05月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「過去のことでどうしても自分を許せない」という、うさきちさん(26歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の福原由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。■うさきちさんのお悩み初めまして。私は26歳の女性です。今まですぐに落ち込んだり、自分を責めたり、嫌われてると思ったり、そうやって生きづらい自分を歩んできました。最近ではマイナスに考えないようになり、大好きで大切な友人、先輩、後輩、仲間たち、彼氏…、気づいたら周りに集まっていて、私にはもったいないくらい幸せだな…と、実感する日々です。ですが、私は過去のことでどうしても自分を許せないことがあります。犯罪ではありませんが、人として、決してしてはいけないことをしてしまったのです。そのことで、傷つけてしまった方もいるはずです。そのことを思い出すたびに、後悔の念と、ネガティブな気持ちがフツフツと沸き上がってきます。誰かを傷つけるこんな私は、幸せになってはいけないのでは、と思います。私自身にもとても非があることで、自分自身を許そうと思っても、こればかりは許せません。当時誰かに何かを言われたわけではないですが、自分では許されないことをしたと思っています。このままこの気持ちとどういう風に向き合っていけばいいのか、わからないのです。変えられない過去。取り返しのつかない過去。最低な自分。私は私を許してもいいのでしょうか? どうかアドバイスをいただきたいです。■心屋塾上級認定講師の福原由佳(うさこ)さんより人として、決してしてはいけないことをしてしまった、と罪悪感を感じていらしゃるのですね。人を傷つけてしまったそのご経験によって、うさきちさんご自身もたくさん心を痛めてこられたのではないでしょうか。今までよくがんばってこられましたね。きっとうさきちさんは「人を大切にしたい」という思いが強い方なのでしょうね。だからこそ、今「勿体ないくらい幸せだな…」と実感するほど、“大好きで大切な友人、先輩、後輩、仲間たち、彼氏”に囲まれていらっしゃるのでしょう。そしてまた「人を大切にしたい」という思いが強いからこそ、「人を傷つけてしまった自分」をずっと後悔していらっしゃるのではないでしょうか。うさきちさんは、ご質問文の中で「私は私を、許してもいいのでしょうか?」と書かれていらっしゃいますが、答えは「イエス」です。 ■幸せになってはいけない人はいない自分を許すために「最低な私のままで幸せになってもいい」という言葉を、口に出して言ってみてください。何度も何度も、ご自身に言ってあげてください。ステキな友人や恋人に囲まれたあなたも、過去に誰かを傷つけてしまった“最低”と思うあなたも、どちらも大切で大好きなあなた自身です。過去に誰かを傷つけてしまった、あの頃のあなたも、きっとその瞬間を必死に生きていらっしゃったのではないでしょうか。そして、その後から今日までも、きっと精一杯生きていらっしゃった結果、今のあなたがいるのだと思うのです。まわりの人を大切に思うように、どんな過去のあなたも、大切な愛おしい存在として、いたわってあげてほしいなと思います。幸せになってはいけない人はいません。過去にどんなことがあったとしても。実は、私も過去に「自分で自分を許せないくらいにひどいことをした」と思った経験があります。後悔もたくさんしました。だけど、人を傷つけてしまったあのできごとを経験した結果、今の私がいるのも事実です。それでも、生かされているし、あのできごとがあったからこそ、今の私ができることもあるのです。だからこそ、私は、幸せに遠慮しないでいようと決めています。ニックネームが私のカウンセラー名と似ていたこともあり、他人ごととは思えず、思わずお返事をさせていただきました。ぜひうさきちさんも堂々と幸せでいてくださいね。心から応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年05月10日子育てと仕事の両立をするワーキングマザーの存在は、現代の日本において当たり前の時代になってきました。社内規定や就業規則などで、働くママたちをサポートする支援制度を設けている企業も増えています。それらを上手に利用して、会社に迷惑がかからないよう、そしてお子さんの負担が減るようにと、日々努力しているママたちが多いことでしょう。そろそろ4月から続いてきた “緊張感” や “疲れ” がたまってくる頃です。心も体も揺らぎがちな季節だからこそ、ワーキングマザーたちが陥りがちな職場の人間関係と、その心のケアについてお話ししましょう。■まず「自分自身の居場所」を確保することお子さんの急な体調不良や “試し行動” などで会社を遅刻することになったり、早退もしくは、仕事を休まなくてはいけなくなることもあるでしょう。職場に迷惑がかからないように… と思って普段から早め早めに仕事に取り組んでいるつもりであっても、お子さんのことすべてを予測して行動することはできません。そういったときに、職場での理解がワーキングマザーにとっては必要不可欠です。しかし、職場にすべてを理解してもらうことも難しく、子どものことでお休みが続くと “仮病” と思われてしまうことがあったり、仕事を完璧にこなすことが難しかったり…。また、職場の飲み会に参加できなくなることで人間関係が希薄になってしまうことも。様々な人間関係の問題が発生しやすい状況となります。そんな中で、あなたの不安感や強迫観念が膨らんでいくと、悪循環を生み出す可能性があります。フルタイムで働く同僚に対しても感謝の気持ちを持ち、自分の心の状態と向き合ってセルフケアをしながら、まずは自分自身の居場所を確保していくようにしましょう。 ■「認めてもらいたい!」よりも「黙って行動に移す」うしろめたさを感じて気を使いすぎてしまうと、あなたの気力が低下し、自己評価が下がります。仕事への意欲が持てなくなり、本末転倒なことになりかねません。それでも、あなたを必要としている仕事があるのです。自尊心を高め、会社に貢献していく気持ちを持ち、同僚にも素直な気持ちで向き合えば理解はしてもらえるはずです。そして、子育てをしながら頑張っている自分を褒めてあげましょう。「認めてもらいたい」と誰かに訴えるよりも、黙って行動に移すことが賢明であり、理解をしてくれている人は必ずいます。そういう人との関係性を大切にしていきましょう。独身や出産前までのあなたが築き上げてきた信頼関係は、そう簡単に崩れるものではありません。ただし、あなたは今までとは違うステージに上がったのです。「今」あなたが大切にするべきことは何か? を考えてみると、少し気持ちが楽になりますよ。育児と仕事の両立を楽しみ、笑顔いっぱいのワーキングマザーを目指してくださいね。
2016年05月09日育休明け、ならし保育を終え、少しずつ日々のリズムを掴みはじめる5月。初めての育休復帰の場合は、精神的な疲れも出るころです。子育てと家事に追われながらの仕事は常に綱渡り。余裕がなさすぎて、知らず知らずのうちに周りに迷惑をかけていたり、逆に開き直りすぎて嫌われてしまうケースも…。子育てしながらスマートに仕事を進めるコツとは?■余裕をもって、無理をしない保育園に通い始めると、とにかく病気をたくさんもらってきます。子どもだけでなく、自分にも病気がうつり、大人の方が重症化するケースも。育休明けは想像以上に子どもと自分の病欠が増え、スケジュール管理が難しくなります。育休前の感覚で「遅れは早出残業で取り戻せる」「ちょっと急ぎで作業すればギリギリ間に合う」といった進め方をしていると危険です。病気によっては1週間近く登園できない場合もあるので、仕事の期日には余裕を持ち、極力前倒しで仕事を進める習慣をつけましょう。また、面白そうなプロジェクト、希望していた業務など、いつもなら自ら手を挙げてやりたい! と思う仕事でも、即決せず冷静に判断を。無理をしすぎて、結局周りに迷惑をかけることにならないよう、自分のキャパシティを常に把握しておくことが重要です。 ■かといって開き直らない無理をしないとはいっても、「子育て中だから…」「時短だから…」を理由に、ふてぶてしく開き直るような態度は絶対NG。子どもを理由に遅刻を重ねたり、急な休みをとっても平然としていると、周りからの評価はガタ落ちです。同じ職場に自分に厳しく頑張っているワーキングマザーがいれば、そんな甘えをよく思わないはず。みな口には出さずとも、周りはあなたの態度をよく見ていることを忘れずに。■いざという時助け合えるママ友をつくるどうしてもお迎えが間に合わない時などに「お願い!」と泣きつけるママ友がいると、精神的に大きく救われます。保育園のママ友は同士・戦友のようなもの。「向こうも仕事をしているし…」と遠慮せず、自分から声をかけ、お互いに助け合うことをおすすめします。ワーキングマザーは大変です。でも、仕事中は「母でも妻でもない自分」でいられる貴重な時間でもあります。ママ業との両立はハードですが、それも期間限定のこと。子どもの手が離れた時にきっと「頑張っていてよかった!」と思えるはず。ぜひ楽しみながら頑張りましょう!
2016年05月06日職場や友人関係、恋愛など、さまざまな人間関係で「困った!」「こういうとき、どうすればいいの?」と悩むことは多いものです。心理学の理論やテクニックを使い、そんな人間関係の「困った!」を解決してくれるのが、『一瞬で相手の心をつかむ 1行心理術』(渋谷昌三監修、宝島社)。「交渉時」「部下・上司関係」「ウソを見抜くしぐさ」「第一印象」「メールをはじめとした文章」「恋愛シーン」という7つのシチュエーション別に、ズバリ1行のアドバイスが掲載されているのです。そのなかから、すぐに役立つ“回数”にまつわる1行心理術を5つピックアップしてみます。■1:鏡を見る回数が多いほど外見は魅力的になる好感度を上げる第一印象のテクニックがこちら。「他人からどう見られているか」という意識を、心理学では「公的自己意識」と呼びます。この意識が高い人ほど、鏡を繰り返し見るということがわかっています。つまり、鏡を繰り返し見るのは、他人から見た自分の印象をアップさせたいという思いの表れ。実際、アメリカの大学で行われた実験では、男女ともに外見が魅力的な人ほど鏡を見る時間が長かったという結果も出ています。意識して鏡を頻繁に見るようにすれば、自分の外見をもっとよくしようという意識が育ちます。外見に磨きをかけたい場合は、現実をしっかり見つめて意識を高めるようにしてみましょう。■2:何度も顔を合わせて「回数」で挽回するアポイントに遅刻する、相手の名前を間違えるなど、最悪の第一印象を与えてしまうことってありますよね。そんな、初対面での失敗を取り戻したいときのテクニックがこれ。ちょくちょく顔を出して、なるべく相手と数多く会うことを心がけるのです。心理学には、会う回数が増えるほど親しみがわくという「熟知性の原則」があります。あまり印象のよくなかったタレントが、CMで顔を何度も見るうちにいつの間にか気になる存在になっていた、なんていうことはありませんか?それは、この熟知性の原則によるもの。初対面で失敗したときこそ、恐れずどんどん相手に向き合ってみましょう。■3:4回目のメールから「~様」を「~さま」に変える取引先の担当者など、あまり親しくない相手にメールで連絡をする場合に、さりげなく親しみを演出したければ、このテクニックが有効。メール冒頭の「~様」という宛名を、「~さま」に変えてみるのです。ひらがなには、文章をやわらかく見せて親しみを演出する効果が。より効果をアップさせるため、最初のやりとりではあえて「~様」を使い、4回目から「~さま」に変えるのです。すると、相手にグッと距離が縮まったような印象を与えることができます。もし、受け取ったメールがカジュアルな文面なら、こちらも思い切って同じくらい砕けた雰囲気で返しましょう。たとえば、社外の人から「お疲れさまです」という書き出しのメールが来た場合。そこはためらわず、こちらも「お疲れさまです」と返してOK。じつは、相手に調子やリズムを合わせるとお互いに好感を持ちやすくなるという効果があり、これを心理学では「同調ダンス」と呼んでいます。■4:部下の提案には3回までダメ出しするこれは、職場で部下の潜在能力を引き出すアドバイス。部下が企画を出してきたら、1~2回目はあえて機械的に突っ返し、だいぶ練りなおされたところでもう一度突っ返すと、部下は必至に知恵をしぼり提案をまとめてくるので、ここでようやくゴーサインを。すると企画が見違えるようにブラッシュアップされている、というテクニックです。これは、徹底して「反対」を繰り出し相手国から妥協策を引き出す旧ソ連の交渉術「反対の原則」を応用したものです。ただし気をつけたいのは、部下のタイプを見極めること。自尊感情が高い部下には有効ですが、自分の能力を低く見ている部下の場合、ダメを出されると「やっぱりダメか」とあきらめてしまうこともあるので要注意。■5:プレゼントは回数が大事本書には、恋愛にまつわるテクニックも登場します。気になる相手やまだ距離感がつかめない恋人にプレゼントを贈りたい場合がこちら。男性と女性では、もらってうれしいプレゼントの頻度に感覚のズレがあるもの。女性にとってプレゼントは「心遣い」なので頻度が重要。ささやかでもこまめにすることの方が大切で、ときには「ありがとう」といった感謝や労いのメッセージが大きな意味を持つこともありますよね。一方、男性は頻度よりも1回の大きさを重視するもの。大きなことをドーンとすることに意味を見いだす生き物といえます。この男女の違いをよく理解することが、成功の秘訣。ただし、あまり高価なものは逆効果になることも。心理学では「好意の返報性」といって、好意には好意で返さなければならないとう心理が働くとされているのです。あまりに相手の負担になってしまうようなプレゼントも考えもの。相手への気持ちを上手に伝える手段にしたいですよね。*本書では、合計250もの1行心理術が紹介されています。人間関係の「困った」に対する答えがきっとみつかるはず。『家庭の医学』やマナー本のように、かたわらに置いて必要なときに手に取りたい一冊です。(文/よりみちこ) 【参考】※渋谷昌三(2016)『一瞬で相手の心をつかむ 1行心理術』宝島社
2016年05月03日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「職場でも家庭でも孤独を抱えている」という、もくれんさん(40歳・会社員)へ、心屋塾上級認定講師の小林威之からアドバイスをいただきました。■もくれんさんのお悩み職場で、どの部署に異動になっても、誰からも声をかけてもらえません。ほかの人たちは話の輪のなかで盛りあがっており、ひとりひとり話を振られるのに(○○さんはどう? というような感じ)、私だけがいつも振ってもらえずにいます。また、今年4月に異動してきた現在の部長が、ほかの人たちには声をかけるのに、私には仕事以外の話は一切しません(さすがにあいさつは返してくれますが)。存在感がないのか、嫌われているもしくは無視されているのか…。しかし、いまとなってはもはやどうでもよくなってしまい、諦めの境地にいます。家庭内でも、育児のことや家のことでさまざまな悩みがつのり、主人をあてにすることや信頼することもできません。疲れはてて、来年の3月末で退職をしようと思っています。3月末までに、どう気持ちを持ちこたえるか、孤独に耐えられるか。職場でも家庭でも孤独で居場所のない私に、ぜひアドバイスがほしいです。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりもくれんさんこんにちは、心屋流カウンセラーの小林威之です。職場でも家庭でもどこにいても孤独感を感じていらっしゃるとのことで、とてもつらい状況だと思います。よくがんばりましたね。よく我慢しましたね。本当に大変だったと思います。おそらく、もくれんさんは、この孤独感を感じる状況から抜けだそうと、さまざまな努力をされたはずです。職場だけでも大変なのに、家に帰っても落ちつける場所がない。そしてこの状況がずっと続くかと思うと、どうしていいのかわからなくなります。こういった状況に追いこまれると、どこか自分に原因があるのではないかと「原因探し」をはじめる人もいます。ですが、原因は自分にはありません。コミュニケーション能力が必要だとか、ポジティブに物ごとを考られるとか、ハキハキ意見を言うとか、自分に自信を持つとか、とりわけビジネスの場では用いられる言葉ですが、これらは、物ごとがうまくいくいかない原因にはなりません。あるに越したことはありませんが、自分の人生を楽しむという観点からは、ほとんど関係のないことです。ですので、もくれんさん自身が何かが足りない、「ない」から、いまの状況が起きているわけではありません。一見すると、ネガティブに感じられる状況は、じつは自分の人生を変える上で大きなターニングポイントになります。言いかえますと、より自分らしく生きるために、より自分を好きになるために、より自分が幸せになるために、ネガティブに見える状況を自分でつくって、それを乗りこえることでポジティブな状況にひっくり返そうとするのです。もくれんさんは、とてもすてきな女性です。育児や家事、仕事をやりつつ、友人関係、近所付きあい、親戚付きあいなどを含めたら、気の休まるときなんてほとんどないと思います。男性なんて「仕事」の1項目もままならない人が多いですが、もくれんさんは、その何倍もやっています。まずは、がんばってきた自分をたくさんほめてあげてくださいね。もちろん、休息もたくさん取ってほしいのですが、それに合わせてやってみてほしいことがあります。それは、「わがままを言う」です。わがままは人に嫌われてしまう大きな原因と思われてしまいがちですが、じつは、わがままには自分の本音が隠れています。そして、わがままは隠しても表情や雰囲気から周りの人になんとなく気づかれてもいます。周りの人は「言ってくれたらいいのに」と思っているのに、本人が言ってくれないと「信頼してもらえない」「距離を置かれている」と感じてしまうものです。なにより、わがままを我慢することは、自分にウソをついていることになります。自分にウソをついていると自分を信用できなくなります。すると、今度は周りの人も信用できなくなります。ですので、ぜひ「わがままを言う」を試してみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年04月26日新生活のはじまりを告げる春。子どもの入学や進学、また自身の勤務先などでも多くの出会いがある季節です。新しく出会うメンバーのなかには、どうしてもウマが合わないという人もいるでしょう。意識するほどマイナスの感情が高まりそうな人が…。でも、視点を変えることで、そんな苦手な人ともよい距離感で付きあっていけるのです。■単純接触効果で苦手意識を克服世のなかには、愛想がない・近寄りがたいタイプの人もいます。けれど、もしかしたらその人は単にシャイでコミュニケーション下手だけなのかもしれません。直感だけでイヤな人と敬遠せずに、まずはその人の本質を見極めてみましょう。その方法のひとつに「単純接触効果」があります。「単純接触効果」とは、1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文にまとめたもので、繰りかえし接すると、好感度や印象が高まるというものです。人との付きあいは接触の頻度を高めることで、しだいに相手を肯定的に捉えられるようになるのです。ですから、あえて会う機会を増やしましょう。まずは、あいさつをしてみましょう。先方の様子を伺いながら、天気などの日常会話を交わすまでに関係が進展すれば、親近感も生まれるかもしれません。■装う、受けながす技術を身につける苦手という意識が芽生えると、潜在的に相手との接触をさけるようになるのが人間の心理です。しかし、それがあまりにも顕著であると、相手も気付いて不快感を抱くように。適切に対処することが大切です。話すときには相手の声のトーンや口調をまねてみましょう。さらに、傾聴のテクニックとしてオウム返しもよいとされています。■感情をコントロールし、ターゲットから回避高圧的な態度、自己主張の強い人もいますが、このような人はある程度ターゲットを絞っています。オドオドと気弱な人は標的にされやすい傾向に。目をつけられないように気をつけてください。理想はハキハキとしていて、自信があるオーラを放つこと。この態度を貫きましょう。もちろん、はっきりとした意思表示ができればよいというわけではありません。強すぎる自己主張は反感を買う原因になることも。相手と対等であることをイメージしてください。ちなみに、視線を合わせるときは、対等をあらわす水平を意識すること。上から見下ろすと威圧的となり、上目づかいは自信がないことの表れとなりますので要注意です。誰にでも苦手な人はいるものですが、ちょっとした意識でその気持ちを半減できるかも。大人の対応で人間関係を円滑なものにしたいです。
2016年04月17日職場での人間関係、同僚に気をつかったり上司の顔色をうかがったり、何かと面倒ですよね。とくに面倒くさいのが男性とのコミュニケーション。正直なところ、その都度相手するのが面倒ですし、かといって無視するわけにもいかない。簡単な方法で良好な人間関係を保つことができれば便利です。どんな方法であれ、嫌な気持ちにさえさせなければコミュニケーションなんて簡単。それを解決するためには、思いきって“媚び”を売っちゃいましょう。腹黒いと言われようが、うまくまとまれば結果オーライ。今回は、職場で役立つ媚びを売るひとことをご紹介します。■「やっぱり頼りになりますね」媚びを売る女性の定番フレーズはコレ。ナチュラルなのにインパクトが強く、そのうえ男がよろこぶひとことで、誰も傷つかないフレーズです。男心としては「○○さん、やっぱり頼りになりますね」と言われると、なんでも積極的に手伝ってあげたくなっちゃうとか。■「はじめて知りました」職場で交わす男性との世間話が苦手な女性も多いはず。さっさと切りあげて仕事に集中したいのに、くだらない上司の自慢話やうんちく話が延々と続き、うんざり。会社での飲み会でも同じです。うまく会話からフェイドアウトしたいときは、「はじめて知りました」でOK。そのあと2~3分くらい適当に話を聞いたら、「そうなんですね」と共感して終わりです。それでも話が長引きそうな気配なら、こちらから「今度も聞かせてくださいね」で強制シャットアウト! 先ほどのひとことで印象が良くなっているので、不快な気持ちにはさせません。■「楽しみですね」どうしても行きたくない会社のイベントが決まったとき、前もって保険をかけておくフレーズがこのひとこと。「今度の○○楽しみですね」と言っておけば、一週間前や10日前にキャンセルしても嫌なヤツ扱いされません。“楽しみにしていた”という印象を前もって与えているのですから、言われた相手は「参加できなくて残念だったね」とかわいそうに思うわけです。3つのフレーズをつかうときのポイントは、さり気なく媚びを売ること。気負いすぎると変な空気になりますし、かんちがいさせたら厄介です。会話のアクセント程度に使うのがいいでしょう。注意しなければならないのは、わざとらしく振るまわないこと。あくまでもナチュラルに、サラッと言うのがポイントです。それさえできれば職場での人間関係良好になることでしょう。さらに、ポジティブな雰囲気も伝わりますから、コミュニケーションだけでなく会社での評価も良くなるかもしれません。あまり連発すると、ウソだと思われる場合もあるので、乱発・乱用はNG。適度に活用してくださいね。
2016年04月16日こんにちは、栗原達也です。今回は、「真の人間関係とは、どんなものか?」について、話をしていこう。君は人間関係について、どんな考えを持っているかな? たくさんの人から好かれ、魅力的な人たちと交流し、輝いている…そんな人物にあこがれることもあるかもしれないね。でも、どんなに人気者に見える人でも、本当の意味で心を開いている友人は数えるほどじゃないかな。だから、君がもし友人が少なくて悩んでいるとしたら、そのままでいいと僕は思うよ。友人はたくさんいればいるほどいい、というものでもない。むしろ、たくさんの人と幅広く交流する姿勢が八方美人に見えて信頼を失ってしまったり、結局誰とも深いつきあいができなかったり…という事態になりがちだ。だから、今君にひとりでも親友と呼べる人物がいるならば、その人との関係を大切に育てていく姿勢を忘れないでほしい。それは、何ものにもかえがたい、一生の宝なんだからね。 また、そういったケースとは逆に、ある程度人と交流はしているものの、心が満たされない…という悩みを持っている場合もあるだろう。それは、誰かに好かれること、合わせることばかり考えて、自分の気持ちをないがしろにしているからなんじゃないかな? たとえ一緒にいてワクワクしないような関係でも、「この人とつきあっておけば、トクだから」という気持ちで繋がりを持ち続けてしまう、なんてことがあるかもしれないね。でも、損得勘定でつきあっていることは、たとえ上手に隠していても相手に伝わってしまうものだ。それに加えて、相手も君のことを同じように見ているかもしれないよ。おたがいに表面上のことだけでつきあっているから、信頼も育たないし、どこかむなしさを感じるんだ。君が真の人間関係を築きたいと思うのだったら、数にはこだわらないこと、それと自分自身に正直になることが何よりも大切だよ。それは、つまり目の前の相手に対しても正直に、嘘をつかない姿勢で向きあえるということ。君が誠実な態度を取り続けるのならば、周囲も君に対して真摯な気持ちを投げかけてくれるだろう。そうやって、真の人間関係がはぐくまれていくんだよ。 当たりすぎ! 完全鑑定16項目【あなたの人生、この先こうなる!】
2016年04月15日この春から職場復帰を果たしたママもいることでしょう。子どもが小さいうちは時短勤務をすることが多いですが、だからといって仕事を途中で放りなげると嫌われてしまいます。そこで、短い時間でも効率的に仕事をこなす方法を紹介します。■1日のスケジュールを紙に書く子どもを保育園に送りとどけてから出社するママは、朝から疲れてしまうことがあります。家族の朝ごはんをつくるだけでなく、自分と子どもの支たくもしなくてはなりません。すでにひと仕事終えた気分です。そこですぐに仕事にとりかかっても、効率的ではありません。まずは、1日のスケジュールを紙に書いて整理しましょう。スマホのTo Do機能を使ってもいいのですが、やはり自分で書いたほうが流れを把握しやすいもの。メモ用紙などに今日中にやらなくてはいけないことをまとめます。リストができたら、優先順位を決めましょう。自分にしかできないこと、明日でも間に合うこと、誰かにお願いできそうなことなどをまとめると、いますぐやらなくてはいけないことが明確になります。■時間を効率的に使う方法朝はまだ頭がぼんやりしていることもあるので、できるだけ頭を使わない作業に費やすのがおすすめ。スケジュールやメールのチェック、書類整理、資料のコピーのような作業からスタートして、じょじょに仕事モードのスイッチをオンにしていきます。本格的に仕事をはじめるときには、目標時間を定めること。たとえば、伝票整理は12時までに終わらせる、プレゼン用の書類は15時までに部長に見せるといったように、自分にノルマを課します。時間を決めれば、それまでに終わらせようとがんばれるし、自分の抱えている仕事の所要時間を把握できるようになります。■引きつぎのタイミングを考える会社の制度にもよりますが、時短勤務の場合は16~17時まで働くことが多いようです。定時にさっと退勤できるように、終業時間の1~2時間前には引きつぎの準備をしておきましょう。1日では終わらない大きな仕事を抱えているときには、誰かに割りふれるか、フォローしてくれる人とボリュームを考えます。定時になってから資料を渡されても、相手にだって予定があるわけです。急に仕事をお願いするのではなく、事前に相談しておいたほうが受けいれてもらいやすくなります。仕事を引きうけてもらったときには、ちょっとしたことでもお礼を忘れずに。ささいなことにも心配りをすることが、時短勤務を円滑に進めるための秘けつです。時短勤務はママたちに認められた権利ではありますが、それに甘えすぎると同僚たちに迷惑をかけてしまいます。制度とはいえ、自分が帰宅した後もほかの人たちは働いているわけですから。そのことを忘れずに、できるだけ効率良く仕事を進める方法を見つけていきたいですね。
2016年04月15日こんにちは。Dr.コパです。4月は新しい生活が始まり、ウキウキすることも多いですが、同時に不安も伴いますよね。特に、新しい人間関係になじめるかドキドキしている人も多いでしょう。今回は、そんな人でもすぐに打ち解けられるための風水をお教えします。■色の力って大切! 好印象カラーで人気者にまず、第一印象から好感を持ってもらいたいのなら、着ていく服に気をつかうようにしましょう。風水では、色というのは地球のパワーを吸収するものだと考えられています。その恩恵を受ければ、あなた自身の印象も変わるというわけ。また、心理的に与える影響も強いんです。たとえば、スーツを着ている人がたくさんいる場所に行くと緊張することがありますよね。そのため、黒やグレーばかりを着ていると相手に威圧感や人情味が薄いというイメージを与える可能性があります。職場などで服装が決まっていない限りは、できるだけ明るい色の服を着ると、最初から良い印象を与えられるでしょう。■テーブル囲んで縁を結ぼう! 食事に誘うなら? 手っ取り早く相手と仲良くなってしまいたいなら、食事に行くのがおすすめです。食べ物の話題で会話を進めていけば、話が途切れてぎこちなくなる可能性も低いでしょう。 また、同じテーブルを囲んだということが心に残り、そこから絆が深まるはず。「今度は何を食べようか」といった話で盛りあがれるかもしれませんね。おすすめのメニューは、麺類です。風水では、長い物は人の縁を結んでくれると考えます。そばやうどん、ラーメンならば、あまりかしこまった雰囲気のお店でないはずですから、行きやすいでしょう。■ツンとした態度はNG! あなたの振る舞いが運気を下げるかも? もし、あなたが新しい人を受け入れる立場なら、上から目線の態度を取ってはいけませんよ。なめられたくないという気持ちもわかりますが、あなたの格を下げてしまいます。下手に出る必要はありませんが、トゲトゲした態度は見せず、にこやかに接しましょう。そうすれば、後輩から慕われる先輩になれるかもしれませんよ。どんな出会い方でも、関係が深まれば後で笑い話になる可能性もありますが、できるだけ印象が良い方がいいですよね。ちょっとした振る舞いひとつで、長く続く縁かそうでないかを左右するのだと思ってください。 ・なまえだけで驚愕的中!【陽気な幸運オヤジDr.コパ】開運姓名判断
2016年04月14日生きている以上、誰かと関わって生活しなければなりません。職場でも友人関係でも恋愛でも同じ。つまり、コミュニケーションは必要不可欠です。 でも最近、何かと問題になっているのが“コミュニケーション障害”について。ひょっとしたらあなたも、彼や職場の人から「もしかしてコミ障?」なんて疑われているかもしれません。LINEやSNSといったインターネットでの交流により、日常的なコミュニケーションが成立しない人が急速に増えているそう。ネットでの一方的なコミュニケーションに慣れてしまい、リアルな場での会話が誤作動を起こしているんですね。どういったケースがコミ障に当たるのか、ポイントをご紹介しましょう。もし心当たりのある人は、今後のために見直す機会にしてみてはいかがでしょうか。■接続詞が「否定形」コミ障の女性は否定形の接続詞を言葉の頭に入れ込む傾向があります。これが癖なら、かなりの確率でコミュニケーション障害ですね。たとえば、「最近どう?」と聞かれると普通は「元気だよ」とか「忙しいよ」と答えますが、コミ障の場合、返事の始まりが「だけど」や「でも」です。「だけど、元気」とか「でも、忙しい」とか、いきなり言葉の始まりに否定形の接続詞を使ってくるパターン。言うまでもなく、かなり違和感が生じます。 ■会話があちこち飛ぶこれまでの話題とは関係なく、急に話を切り替えるのもコミ障の特徴。あちこち話が飛ぶので、薄っぺらい内容のない会話になってしまうんです。自分中心のコミュニケーションになっているせいで、相手のペースを考えず思いつきや衝動的な発言を繰り返す癖があります。基本的に自分の話が8割。自分に会話のペースを合わせてもらう意識なので、上手くコミュニケーションが成立しません。本人はスムーズにやり取りできていると思っているようなのですが…。■最後まで話が聞けない集中力がなくて話を最後まで聞けないのもコミ障の特徴です。途中で会話をさえぎったり、話題を終わらせたりする厄介なパターン。また、スマホをいじりながら話を聞いたり、ほかのことに意識を向けながら話を聞いたりする癖もあるようです。■自覚がないから危険コミ障の一番の難点は本人に自覚がないところ。本人は、問題なくコミュニケーションが成立していると思っているし、相手を不快にさせているとは思っていないのです。それどころか「私はコミュニケーションが上手♪」なんて思っている傾向も…。コミ障は「相性が悪い」「楽しくない」というマイナスな印象を与える原因。キャッチボールが成立しているかを客観的に判断し、くれぐれも一方通行にならないよう意識しながら会話を楽しみたいですね。
2016年04月12日正しい日本語を使える女性って魅力的ですよね。オフィスシーンで、さりげなく使いこなせていたらとてもすてきです。日本女性のたしなみとして、大和言葉を上手に使いこなすコツを紹介します。■大和言葉とは私たちが日常で使っている言葉は、大和言葉、外来語、漢語の3つにわけられます。大和言葉はこのうちのひとつで、古来日本に伝わっている言葉のことをいいます。■オフィスで使いたい大和言葉大和言葉は決してよそ行きの言葉ではありません。日常の会話のなかで、さりげなく使うことでよさが引きたつのです。オフィスではとくに目上の方や取引先の方と話す機会が多くあります。なので響きがよく、やわらかい大和言葉を選ぶとよいでしょう。■オフィスに使いたい大和言葉・心待ち相手の反応を待つときによく使われる「お待ちしております」といういい方。これを「心待ち」という大和言葉を使って「心待ちにしております」といういい方にしてみましょう。相手に「とても期待している」いう感じがより強く伝わりそうですね。・お手すき仕事中に何かをお願いすることは多いと思います。そんなときは「お手すき」を使ってみましょう。「お手すきのときにお願いいたします」という言葉を添えると、相手に対しての思いやりを表現できます。・折りあい会議などではいろいろな意見が出され、まとまりがつかなくなるということはよくあることです。そんなときは「妥協案を考えましょう」といういい方をしますよね。それを「折りあいをつける方法を考えましょう」とすると、やわらかい印象になります。・不躾(ぶしつけ)何かお願いをするときに使う「大変失礼なのですが」は「不躾(ぶしつけ)ですが」といういい方にすると、相手に対して敬意を示す表現になります。・続けざま何度も聞いてしまったり、メールで連絡してしまったりすることもあります。そんなときは「続けざまに申し訳ありません」とひとこと添えてみましょう。オフィスでは人付きあいが大切です。はっきりと伝えなくてはならない場面もあると思いますが、できるだけやわらかく伝えたいものです。「結構です」を「おかまいなく」、「先ほど」を「いましがた」、「意外に」を「思いのほか」というふうに、言葉のひとつを大和言葉に置きかえるだけでも、受けとる側の印象は変わってきます。オフィスで何気なく使っている言葉は、たくさん大和言葉に置きかえられます。自分の話す言葉を改めて見直すのも楽しいかもしれません。センスのよい言葉使いは女性の品格を上げてくれます。大和言葉で話し方美人を目指してくださいね。
2016年04月12日会社でどうしても気のあわない同僚が、誰しも一人はいるのではないでしょうか。仕事上、その人と関わらないといけない日は、朝から憂うつになることも。「もっとうまくコミュニケーションがとれれば、仕事もはかどるのに…」と、いろいろ考えたけれど、やっぱりイライラ。そんなことでずっと悩んでいるあなたに、対処法をまとめてみました。あなたのためにも相手のためにもきっと役立つはずです。■何のために働くのか? 目標を再確認あなたが会社で働く理由は何ですか? もちろん生活のため、お給料をもらうためでしょう。しかし、それだけではないはずです。あなたを慕ってきてくれるお客さまの笑顔のため、社会に貢献するため、自己実現のためなど、会社で働くのには、ひとつ先の目標があることでしょう。気のあわない同僚がいると目の前のことにとらわれてしまい、本来の目標があったことを忘れてしまいがちです。あなたはその同僚と会うために会社へ行くのではありません。ひとつ先の目標に向かうためです。自分を見つめなおして目標を再確認してみましょう。■相手の思考回路を考えすぎない人は、気のあわない人がいるとき、なぜあんな行動をとるのかと原因を探りたくなるものです。原因がわかれば何か対処法を見つけられるのではないかと考えるからです。しかし、いくら考えてもその答えはなかなか出てきません。人間は共有することで、うれしい気持ちになります。共有できることが多くなればなるほど、友人との距離も縮まります。だから、相手も同じように考えるだろうと想像するのです。ところが、問題の相手はそうではありません。思考回路があなたとはまったくちがうのです。考えても考えてもわからないのだから、重要なのは考えすぎないことです。考えすぎてあなたが気を落としてしまっては元も子もないのですから。■自分は自分、相手は相手の人生がある結局は考えすぎないことです。すべての人間とわかりあうことはもちろんむずかしいこと。むしろ、気のあう人との時間をより大事にしていくべきだと思います。もしかしたら、周りの環境や状況によって、問題の相手といつかわかりあえる日が来るかもしれません。しかし、まだそのときではありません。真面目なあなたは考えすぎてしまっているのです。来るであろういつかの日を長い目で待ってみましょう。仕事をしていると、ついストレスをためてしまうことが多々あります。少しでもよりよい方向へ向けて心がけたいものです。解決策を模索しているあなたはきっと正直で真正面な人です。あまり考えすぎず、明るい将来へ目を向けられるよう応援しています。
2016年04月08日部下のことをしっかり見てくれて、いざというときには責任をとってくれて、ミスをしたら一緒に謝ってくれる。ドラマやCMに出てくるような理想の上司に出会えることは、そうそうありません。むしろ、苦手な上司の方が多いものです。でも、ずっとイヤだイヤだとストレスをためるより、そんな上司とでもうまく付きあえるようになる方が、より気持ちよく働くことができます。大丈夫、上司も人です。攻略法があるのです。上司のタイプ別にその方法を紹介します。■ひとりよがりなワンマンタイプひとりよがりなワンマンタイプの上司の場合は、まずその上司の価値基準を知りましょう。何をよしとして、何を問題とするのか? 何を言ったら喜んで、何を言ったら機嫌を損ねるのか? どれだけの結果を出せば満足するのか?それらを分析したら、まずはそれに従ってみましょう。このタイプは意外と実力があるので、自分自身にも学べる点があるものです。また、自分に酔っていることが多いので、部下が思う理想の上司像をうまく擦りこむことができれば、そうなろうと努力し協力的になってくれるでしょう。■エラそうに理想論だけ語って何もしない役職に就いたとたん、エラそうに理想論だけ語って何もしない上司もいます。そういう人が直属の上司になった場合、残念ですが、すべての仕事は自分や同僚などの部下がするものと諦めましょう。上司はあくまで飾り物。そう思ってしまう方が気は楽です。でも、その上司の邪魔をせず、お世辞をひとことでも言えば機嫌がよくなるので、単純といえば単純。あいさつを忘れず、仕事の進め方と結果を報告し、時折軽い相談でもすれば、あなたのことを敵視することはありません。ただし、一緒に飲みに行ったりなど、仕事上以外の付きあいは極力しないこと。便利な子分と思われてしまうのもシャクですからね。■とにかく気弱で上の意向ばかり伺う人年功序列のせいで、その器ではないのに役職についてしまった気弱で上の意向ばかり伺う上司も困りものですよね。とにかく決定ができないから物事が進まない。何かというとすぐに上の意見を伺おうとするから、仕事がとどこおる。こんな人が上司の場合は、影のリーダーシップは自分や同僚が取るようにしましょう。また、ひとつ上の上司と親しくするのも手です。不安に思っているのはそのひとつ上の上司も同じはず。だから、ひとつ上の上司はあなたのことをよく覚えてくれるかもしれません。他部署との関係を友好にしておくのも一案です。上司の代理として相談や報告ができるほどに。そうすれば、気弱な上司は安心してあなたに仕事を任せるでしょう。あと、このタイプはいい人の場合が多いので、子どもの熱によるいきなりの早退や有給取得など、会社の規定のなかにあることに関してはきっと協力してくれるはずですよ。人との付きあいの基本は、その人を観察して理解すること。そして、それに合わせて対応することです。それは上司も同じ。仕事の満足度は、かなりの部分が人間関係で決まるもの。仕事を楽しく充実させるためにも、上司をよく知り、その上司とのベストの付きあい方を見つけられるといいですね。
2016年04月06日新年度は新入社員や人事異動などで、新しい人間関係が生まれやすい時期。新たな出会いを楽しみにしている人もいるかもしれませんね。そんな出会いに向けて、今から心がけたいこと、それはデスクの整理です。え、普通すぎる?でもそのデスクに、あなたの人柄が出ています。人間化関係がスムーズにいかないなら、それはデスクが原因かもしれません。今回は私の独断と偏見による「デスクタイプ別」モテ診断をしたいと思います。デスクにはキーボードだけ!シンプル潔癖タイプデスクが整然と片付いている人は、仕事もできるし気も利く、才色兼備の方が多い印象です。秘書のように誰かをお世話する仕事に就いている人は、自分の身の回りもしっかり管理して、デスクがキレイに片付いている傾向があります。その一方で、スキがない印象を周囲にもたれている可能性も。デスクには人となりが表れるものですが、何もないデスクからは私生活やその人の性格が見えてこないものです。男性からは高嶺の花と見られてしまい、実はお誘いが少ないかもしれませんね。一輪挿しのお花やミニ観葉植物などの生きたオブジェを飾ると、デスク周りに潤いが出て女性らしい柔らかさを演出できますよ。デスクは可愛く!自分らしく!趣味全開デスク恐らく女性に一番多いのが、こちらのタイプではないでしょうか。デスクも自分好みに飾りつけて、趣味を楽しみたい女性は多いものです。お気に入りのカップとコースターに、ペットの写真のピンナップは鉄板中の鉄板でしょう。周囲にセンスをアピールするチャンスでもあるので、小物選びに意外と力を入れている人もいるようです。女子力の高さを表現する力があるので、このタイプが一番男性からモテるのは間違いないでしょう。中にはマニアックな趣味でデスクを彩りたいという方もいるかもしれませんが、小出しにしつつ職場の様子を伺うのが正解です。調子にのって、好きなアニメのキャラクターなどをどんどんディスプレイするのは控えましょう。自分が満足しているのだから周囲の目は関係ないという人もいるかもしれませんが、職場で調和をはかるのも社会人の大切な心得です。デスクの添え物を超えた飾りは、モテ度も仕事の効率も下げかねません。デスクは戦場・・・!カオスデスクタイプ仕事の資料でてんこ盛りのカオスデスクは、一見仕事ができそうな印象ですが、実際にはマルチタスクをこなすのが苦手なタイプかもしれません。カオスデスクというと小説家や名だたる企業家に多い印象ですが、共通しているのはゼロから何かを生み出すクリエイター系の人であること。彼らも、マルチタスクをこなすというよりは一つのことをとことん突き詰める印象が強いですよね。でも、もしみなさんがクリエイター以外の職業なら、断然片付いているデスクの方が仕事の効率が上がるはずです。そもそも、ちらかっているデスクは清潔感がありません。どんなにキレイに飾ってもホチキスの芯が散らかって、カップの輪染みがついているようなデスクではモテません。資料の下から、使ったティッシュなんか出てきた日には、百年の恋も冷めることでしょう。何歳になっても乙女が保つべきは、清潔感です。春から目指そう!「ストレスフリー」デスクどんな仕事にもストレスはつきもの。不本意な仕事を任せられたり、人間関係に悩んだりと、職場のストレスはつきません。そんなストレスを少しでも減らすためにも、デスクを片付けてみることをおすすめします。使いにくいデスクではイライラが倍増するのは当然です。イライラからくる貧乏ゆすりや舌打ち、ため息も、他でもない自身のデスクが元凶ということも……。仕事の効率が上がるようなレイアウトを考えてみたり、不要になった資料は思い切って廃棄したりするのも良いでしょう。お気に入りの写真や絵葉書も、たまには新しいものに変えてみるのも◎。デスクも仕事もマンネリ化したときが要注意です。新年度を迎える前に、掃除もかねた模様替えで”出来る”デスクを目指してみては?人モテするためにも、イライラしていては始まりませんよ。
2016年04月04日もうすぐ入社シーズン。新たに社会に出る新入社員はもちろん、迎える立場の先輩のみなさんも、仕事で必須なのがビジネス敬語です。「敬語の使い方くらい大丈夫」と思っていても、意外と普段間違った使い方をしてしまうことも。年度の変わり目、この機会に正しい使い方を確認しておきたいですね。■お休みをいただいております取引先などから「○○さんはいらっしゃいますか?」とかかってきた電話を、取り次ごうとしたら担当者が休み…。そんなときに、つい言ってしまいがちなのが「○○はお休みをいただいております」。まず、自社の人間に対して「お休み」と丁寧語にしているのがNG。さらに、休みを「与えて」いるのは自社になるため、「(自社から)お休みをいただいております」という自社を持ち上げた意味合いになってしまいます。正しくは「休みをとっております」や「休んでおります」。もし、もう少し柔らかい表現にしたいと思った場合は、「あいにくですが」「申し訳ありませんが」と加えるとよいでしょう。■とんでもございません恐縮した気持ちや、へりくだる意味をこめて使いがちな「とんでもございません」。「とんでもない」という言葉は、「もったいない」と同じように、それ自体で一つの言葉。なので「ない」の部分を丁寧にして「とんでもございません」というのは、実は日本語として間違っているのです。正しく敬語にすると「とんでもないことでございます」ですが、ビジネスシーンでは少し使いづらいかもしれません。そういう場合は「とんでもないことです」または「恐れ入ります」と答えましょう。■ご持参ください相手に何か用意してきてもらいたいとき、「○○をご持参ください」と伝えるシーンがよく見られます。「持参」という言葉は、本来自分の行動に対して用いるもの。ですから、「ご持参」と丁寧な言い方にしても、やはり相手への敬意を表す言葉として使うのは誤りです。正しくは「お持ちください」です。お客様や目上の人に使う場合はとくに注意してくださいね。■了解しましたメールなどでもよく使われがちな「了解しました」や「了解です」。同僚や後輩、気の置けない相手に対して使うのは問題ありませんが、「了解」という言葉には敬意が含まれていないため、目上の人に対しては「承知しました」「かしこまりました」が◎。「了解いたしました」と丁寧にいえばOKともいわれていますが、言葉づかいに厳しい上司などには、やはり正しく使った方がよさそうです。■参考になりましたとくに新人のうちは、先輩や上司にいろいろなことを教わる機会が多いもの。そんなとき、お礼のつもりで「大変参考になりました」といっていると、実は相手をムッとさせてしまっているかもしれません。「参考」という言葉には「自分の考えの足しにする」という意味があり、目上の人に対しては失礼です。同様に「感心しました」もNG。目上の相手には「勉強になりました」というようにしましょう。間違った敬語で相手に不快感を与えるのは避けたいもの。目上の人と接する機会の多いビジネスシーンだからこそ、正しい敬語を身につけておきたいですね。
2016年03月13日心理カウンセラーの小高千枝です。先日、あるテレビ番組で “下着” への意識の配り方についてコメントをさせていただきました。下着は自分の肌に直接触れるものです。女性は皮膚感覚が男性よりも10倍敏感だといわれているため、自分がつけ心地のよい素材のものや、気分が上がる色彩豊かな下着を身につけることで、高揚感や心の安定が保たれ、愛しむ気持ちや優しさが芽生えてくるのです。下着や洋服、バッグやアクセサリーなど、いつも一緒にいるものだからこそ “好き” を大切にして選んでいくと、自然と心のゆとりが生まれてきます。今回は “身に着けるもの” の選び方ひとつで変わる「心のゆとり」の育て方についてご紹介いたします。その1:「本当の自分」の魅せ方を習得する私は白い服が好きです。白は素直さ、順応性、誠実で自分に厳しく、不正なものを避けることを意味するため、私自身の人生の基礎として捉えている色です。柔らかい白、凜とした背筋が伸びる白と様々な顔を見せてくれるため仕事上、 “白い服” をケースバイケースで使いこなしています。ただ、あくまでも自分が社会で演じている “顔” に寄り添っている色。プライベートでは違った色を楽しみ、素材も気分に合わせたものを自然と選択するようになりました。心に安らぎをもたらすものや、気分がのってくるものなど。一番身近にあるものだからこそ、その時の自分の 色 、 立場 や キャラ にあった “楽しみ” を忘れないでいたいと思っています。そして、ある程度の年代になるとアクセサリーにも自分らしさを反映させたいもの。私は線が細く、小ぶりのアクセサリーが好きです。きっと、そういう華奢なイメージにどこかに憧れもあるのかもしれませんね。繊細なアクセサリーをつけると、身のこなしに変化が生まれます。伸びやかでゆっくりとした手の動き、柔らかい表情。アクセサリーのイメージに順応しようとする意識から、自然と一体化できるようになっていけるのです。パーティやイベントへ足を運ぶときは少し大ぶりのものも。ただ “ジャラジャラ” つけるのではなく、ポイントを抑えて。自分だけが知っている、本当の自分の魅せ方ができるようになると、心にゆとりと余裕が芽生え、瞬間瞬間の幸福感を味わうことができます。その2: 自分なりの「基準」を持つ女性誌の取材を受けるときに、編集部の方が最新号を持参してくださいます。私の記事の掲載号も勿論手にしますが、流行のものを見ることができる取材時の雑誌はファッションだけではなく時代の流れを知ることができるため、ありがたい存在です。「へ~こんな洋服の組み合わせがOKなんだ」「わ~ステキ~。今度行ってみよう!」「皆、こういう物事の見方をする傾向があるのね…」小高の冒険心が多々駆り立てられますが、ふと立ち止まることも忘れません。そこに “私らしさ” はあるのか? 服に着られ、流行に流され、それでも自分の内面からの喜びを感じ、自分のスタイルとして取り入れることができるのか? やってみなくてはわかりませんが、自分なりの基準、ベースは持っていたいと思っています。自分の魅力が伝わる服。定番の基礎となるファッションの確立が大切です。そのベースが理解できていると特別なときに、そのベースを基軸にたし算・引き算し、特別感と自分らしさが引き立つファッションを導き出すことができるのです。ゆったりしている服が多い人が、しめつけ感のある服やヒールで颯爽とあらわれても違和感を感じない。どこか普段のその人が更にステキになった…。そんな感覚を受ける人っていますよね。それは、自分の定番、基礎、ベースをわかっているからこその自信が反映されているのです。定番をアレンジできると、他人にも安心感や心地よさを与えることができます。その3: “相手の気持ち” にも寄り添うファッションを選ぶ他人に安心感や心地よさを与えることについて少し触れましたが、「自分らしさ」「自分が好きなモノ」「自分の定番」と自分軸がある中にも、接する相手も心地よく楽しい気持ちになれるファッションができたらステキですよね。それこそ、相手を “視覚的効果で思いやる” あなたの心のゆとりです。私はカウンセラーになってから、臨床の現場でずっと心掛けていることがあります。それは、クライエントさまが安心して自己開示、自己解放できるような服装をすること。環境を整えることは当たり前ですが、人的環境として私自身が安心安全な環境でなくてはなりません。時間を作り、サロンへ足を運び、そしてお金を支払う。その価値がある存在かどうかということはカウンセリングの技量と同じように、クライエントさまに失礼がないようにしなくてはいけないと感じております。最初は試行錯誤の日々でしたが、これこそ定番に落ち着いてからかれこれ10年弱。私自身も非常に楽になり、本来力を注ぐべきことに集中できます。自分は勿論、相手も好感が持てるものを身につけること。それは皆さんの成長、変化にも大きな影響を与えるモノだと感じます。
2016年03月10日3月は人事異動や転勤の多い季節。上司や同僚、クライアントに迷惑をかけず、むしろ評価がアップするスマートに対処できるよう、「飛ぶ鳥跡を濁さず」のマナーを心得ておきましょう。■あいさつは早めに、フェイストゥーフェイスで異動直前になると、期末の忙しさに加えて引き継ぎなどに追われてしまいます。職場でのあいさつを後回しにすると、どうしても最終日に会えない人ができてしまいがち。あいさつは異動がオープンになったら早めに始めてもよいでしょう。同僚や先輩はもちろん、他部署でお世話になった人には、なるべく直接会って報告・あいさつするのがベスト。一斉メールなどとは違い、特別な感謝の気持ちが伝わります。その時、日頃サポートしてくれている事務さん、アシスタントさんへの感謝も忘れずに、丁寧に!■最終出社日は菓子折り持参で送別会を開いてもらったり、送別品をいただいた場合などはもちろん、これまでのお礼として菓子折りを用意しましょう。個別包装で日持ちする焼き菓子などが無難です。持参するなら最終出社日に。帰りがけにそっと誰かに託すのがスマートです。特にお世話になった方や、よくごちそうになった方などには個別でお礼の品を贈っても。デスクで使えるちょっとしたグッズや、何枚あっても困らないハンカチなどがおすすめです。■クライアント、後任への気配り営業部門などでは、担当するクライアントへのごあいさつや後任への引き継ぎも重要です。クライアントへのごあいさつには、なるべく後任を同行できるよう調整しましょう。引き合わせの際、クライアントに不安を感じさせないよう、課題や懸念事項があれば三者で共有しておくことも大切です。異動後に「そんな話聞いてないよ!」とトラブルが発覚することだけは避けましょう。また、引き継ぎの際は、後任にクライアントの「パターン」を必ず伝えること。たとえば、先方の社内確認に通常どのぐらいの時間がかかるか、急ぎの案件が発生する頻度、求められるテイストや好み・クセなど。担当者だからこそわかる感覚的な部分こそ、後任の助けになるはずです。異動時のふるまいによって、社内外でのあなたの評判は一変します。異動になったときは、これらのポイントを押さえてスマートに新天地に向かってくださいね。(SARA)
2016年03月06日人は誰でも他人から褒められるとうれしいもの。でも、それが心にもない言葉だったりお世辞に聞こえてしまったりすると、「わざとらしい」とかえって悪印象になってしまいます。意外と難しい褒め方のスキル。職場の人間関係をよくするためにも、周りの人を上手に褒めてみましょう。■上司や先輩には感謝の気持ちで「上司や目上の人を褒める」というと、何となく失礼なのではないかと思ってしまいがちですが、そんなことはありません。ポイントは、感謝の気持ちを伝えながら、上から目線にならないようにすること。たとえば、相談に乗ってもらったときには「○○さんに相談してよかったです」、仕事がうまくいったときには「○○さんのアドバイスのおかげでうまくいきました」など。褒めようとして、ただやみくもに「すごい」を連発していても、相手によっては心がこもっていないと思われてしまうことも。「私には出せないアイディアです。さすがですね」など、自分の言葉で伝えるようにしたいですね。■「心強い」と褒めて後輩のモチベーションアップ「○○さんがいるから心強い」という言葉は、誰に言われてもうれしいもの。もちろん上司や同僚に使ってもよいのですが、一番“効く”のが後輩や部下に対してです。先輩から「あなたがいると心強い」と言ってもらえれば、本人の自信になり、「信頼に応えよう」というモチベーションアップにもつながります。ここぞというときに使えば、相手との信頼関係を、よりアップさせることができるはずです。■同僚を褒めるときはほかの人とちがうところを親しい間柄である同僚には、褒め言葉も気軽にかけやすいもの。だからこそ、ありきたりではない印象に残る褒め方を心がけてみましょう。たとえば、いつもテキパキと仕事を進めている同僚に「仕事が早くてすごいね」と褒めても、本人にしてみればほかの人からもいつも言われているはず。「○○さんは職場のムードメーカーだね」「○○さんは一番話しやすい」など、あえてまったくちがうところに目を向けて褒めると、相手の印象にも残りやすくなります。他人を上手に褒められる人は、周りからの好感度も高くなります。職場の周りの人の良いところを見つけて、どんどん褒めてみてくださいね。(加藤朋実)
2016年03月05日こんにちは。栗原達也です。今回は、人間関係がうまくいかないと悩んでいる君に、メッセージを送ろうと思う。さまざまな人の相談を受けているけれど、やはり “人間関係”の悩みが一番多い。職場、友人、家族…いろいろな共同体に人間は所属して生きているからね。そこで、よく思うことがある。「人とうまくやれない」という人のほとんどは、話下手であり、人との関わりに神経質になりすぎているところがあるんだ。まず、会話が苦手だと思うのなら、雑学の引き出しをたくさん持つといい。たとえば、新聞や本を読んだり、流行していることを調べたり…。暇つぶしに、テレビやインターネットを眺めるだけでも、話題の幅が全然違ってくるよ。そして、人間関係に過敏になっている人に、特に言いたいのは、何事もほどほどが大切だということ。ここで言っているのは、過度に自分を追い込まない、ということだ。 人間というのは3人集まれば派閥ができるし、心理的に人の不幸を喜ぶところがある…。悲しい事実だけれど、人はそういう面を持った生き物だから、人間関係で嫌な思いをするということは、世の中に山ほどある。これはいくつになっても変わらないだろう。「どうすれば誰とでもうまくやっていけるのか?」「いい関係を継続できるのか」…そう、真剣に考え抜いても、ストレスがたまってしまうだけなんじゃないかな。それよりも、「こういうことをされると嫌な感じがするから、自分はしないでおこう」と学んで、笑顔でかわせるといい。また、社会、そして組織においては、周囲との雰囲気を崩さないことがやはり重要だね。たいていの人は、「嫌だ」と思うことに対して、口には出さなくても、表情や態度に自然と表れてしまうものなんだ。そうなると、「あの人は…」という目で周囲から見られたり、孤立させられたりしやすい。結局は君の「損」につながってしまう。生きていく上で、やはり協調性は必要不可欠だといえる。肝心ではないことに気を取られすぎず、自分自身に誇りを持つことだ。これは、ひとりでも多くの人に伝えたいな。 どんなに悩んでも答えは出てる!~【相手の本心本音】今後の未来展開
2016年03月04日子どもを育てながら働く…。仕事に対し、ワーキングマザーが「与えられた任務を最後までやり遂げる」という強い気持ちを持っている一方で、周囲の人たちは「無理して抱え込まないでほしい」と真逆の思いを抱いているという事実が、アンケート調査で明らかになりました。ワーママ「任務遂行」、周囲「ひとりで抱え込まないで」このたびエン・ジャパン株式会社が行った「 ワーママ(ワーキングマザー)の就業意識 」で、子育て中のワーキングマザーは「周囲の社員への配慮」を最も意識していることが判明しました。ただワーママ以外からの「周囲への配慮(協力を当然と思わない、等)は必要」とする声は95%に対し、ワーママは68%。就業意識は一致しているかに見えるものの、その数値には開きがあることもわかっています。また、「業務を抱え込まない」とするワーママの割合が38%に対し、ワーママ以外の周囲は82%と高い数値。「ひとりで抱え込まずに周りに頼ってほしい」と周囲が思っている一方で、ワーママは「自分に求められる任務を完遂すること」を周囲への配慮と同じく重要視しているようです。「与えられた仕事は最後まで責任を持って取り組まねば」とする責任感でいっぱいのワーママと「ひとりで何でもやろうとしないで、頼って。でも、周囲への配慮も忘れないでほしい」という周囲とのギャップが少なからず存在するようです。管理職がしている配慮と、ワーママが求める配慮マネジメント経験のある人を対象に行われた「マネジメント対象にワーママがいた場合、配慮する/したいこと」というアンケートでは、ワーママ本人の希望との比較が明確になっています。1位は「勤務時間の柔軟性」、2位は「急な休みや業務時間外の対応」、3位に「周囲の理解獲得」と続きますが、ワーママ本人の希望と大きな差が開いたのが「時間ではなく成果での評価」です。『フルタイムの前任者が残業していた業務を時短内でこなし、かつ新たな案件への取り組みなどもこなしているのに、時短という理由だけで不就業分を控除するのはおかしい』というコメントも寄せられているように、時間評価よりも成果を重視してほしいという強い思いがワーママには存在するようです。急なお願いを快く引き受けられるのは本人からの「感謝の気持ち」ワーママと一緒に働いた経験がある人を対象に行われた「ワーママから残業務対応・急な休みの対応などをお願いされたことはありますか?」というアンケートでは57%があると回答。「快く対応しようと思うためには、何が必要ですか?」という質問には72%の人が「ワーキングマザー本人からの感謝の言葉や態度」、続いて46%の人は「自分にかかっている業務負荷の可視化(周囲からの理解)」と回答しました。仕事を完璧にこなすことももちろん大切なことですが、人との関わりなくしては成り立たないのが仕事です。もし周囲との隔たりを感じることがあったら、請け負っている仕事量を周囲からわかりやすく提示しておく、助けてもらったら「ありがとう」を伝える。こんなことを意識してみてはいかがでしょうか。柔らかい心で人を受け入れて、周囲と働く自分とのずれを少しでも解消できるといいですね。(すだあゆみ)
2016年03月02日職場の人間関係が原因で離職や転職を決意する人は多く、厚生労働省がまとめた「個別労働の紛争に関わる相談件数」の内容のトップは、いじめや嫌がらせでした。2010年度に約32,000件だった相談件数は、2015年度には約59,000件にまで増加しています。せっかく手に入れたポジションを、人間関係のために離れなければならなくなったら大変です。アメリカのビジネスサイト『Entrepreneur』の紹介する、職場の人間関係を良好にしたければしてはいけない9つのことを知り、いじめや嫌がらせから距離を置きましょう。■1:噂話をする噂話は風邪のウイルスのように職場を駆け巡り、あっという間に会社じゅうに広まります。人々の仕事の質を下げ、下手すると会社の利益に関わってくることさえあります。職場の噂話を止めさせるのはたやすいことではありませんが、まず噂を聞いた自分自身が、それを広めるのを防ぐことです。もしかしたら、噂を流した張本人に止めさせることもできるかもしれません。いずれにせよ、早いうちに手を打つことが肝心です。■2:信頼を失うことをするどんな職場にも必ずひとりは、遅刻の常習犯や会議の出席をドタキャンしたりする人がいるもの。こういう人がいるだけで、仕事を最後までやり抜く上での障害になります。チームワークを崩さないためには、自分の能力以上の仕事を引き受けるときや、締切前に間に合わないと思ったときにはきちんと同僚に伝え、アドバイスを受けるなどコミュニケーションを怠らない努力をすることが大事。これができれば、同僚の信頼を得られるだけでなく、自分の仕事を広げるチャンスにもなります。■3:仕事を先延ばしする会社はひとつのチームです。ひとりが仕事を先延ばしするだけで、多くの人を慌てさせ急がせることになります。同僚は不必要なストレスだけでなく、あなたに対する大きな失望も感じるはず。そうならないために、仕事に優先順位をつけましょう。そして、大変な仕事を1日の早いうちに済ませてしまう習慣をつけるのです。そうすれば、やり残しはなくなります。■4:パワハラをするパワハラとは、職場で優位に立つ人が、下位の人に身体的・精神的苦痛を負わせること。子ども時代でいう「いじめっ子」と「いじめられっ子」の関係です。子どものいじめと一緒で、パワハラははじまってしまうと、それを止めさせるのは簡単ではありません。日ごろからのコミュニケーションも大事ですが、もしパワハラがはじまってしまったら、企業のパワハラ相談に行くなど、誰かに相談しながら解決していくのが効果的です。■5:嘘をつく私たちはときどき他愛ない嘘をつくことがあります。しかし嘘をつくと、重大な問題になることもあります。職場では、地位争いで相手に痛手を負わせるために嘘をつく人もいて、これは深刻な影響を与えます。企業の最高幹部に、病的に虚言癖のある人がいたら、企業全体の統一感を揺るがせることになるでしょう。■6:口でいうことと、実行することが違う同僚のなかには自分の仕事をちゃんとやらない人もいて、まわりを苛立たせます。たとえば、ウェブサイトの立ち上げが完了していつでも稼働できるのに、ひとりの同僚の書類作成が間に合わずに待たされているときなどは特にそうです。職場の平和を守るためには、約束を果たすことでチームの信用を維持することが大切です。■7:人の功績を横取りするこういうことをする人は、相当に自己中心的な人です。結果的には信用を失い、敵対する同僚を増やしてしまうことでしょう。ですから、いい仕事をした人がいれば、その人にはちゃんとした功績が与えられるように見守るべきです。■8:1日に4回以上SNSを見るみなさんは1日に何回ぐらいSNSを見ていますか?1回だけと答えた人でも、おそらくその4倍の4回は見ているもの。SNSにハマってしまうと、メールの返信を後回しにする人が多いそうです。メールは仕事上の大切な要件が多いので、見る優先順位は必ずメールからにしましょう。■9:チームの和を乱す1匹狼になる大勢の職場で働く時は、「1匹狼」になってはいけません。チームで働くということ自体が、いろんな意味で人を成長させます。また個人の目標よりも、チームの目標を達成できたときのほうが、企業にとっても、個人にとっても大きな利益をもたらします。チームプレーは、個人の信用を築くだけでなく、互いをサポートし合うことで、やる気も起きて、プロジェクトをまとめやすくします。*どれも、当然だと思えることばかりですが、実行するのは難しいもの。長年の慣れから周囲に対してルーズになってしまったり、最初は小さかった問題が気づかないうちに大きくなったりしがちです。職場の同僚への感謝や尊敬の気持ちを忘れずに、チームの一員としての自分という立場を常に意識して行動しましょう。(文/スケルトンワークス) 【参考】※10 Habits That Destroy Workplace Relationships-Entrepreneur※平成25年度個別労働紛争解決制度施行状況-厚生労働省
2016年02月28日心理カウンセラーの小高千枝です。「先生は人間関係で悩むことはありますか?」「どうして、コミュニケーションで問題が起こらないんですか?」という質問をいただくことが多々あります。私の場合、問題が起こらないのではなく「相手と自分の心のポジショニングや感情のコントロールをし、問題にまで発展しないようになった」という言い方のほうが正しいかもしれません。それでも人間同士ですから、問題が全く起こらないわけではありません。ただ、終息するのは早くなりました。対人コミュニケーションにおいて大切なことのひとつは “心の距離感” です。今回は一定の心の距離をとることでの人間関係のあり方について、私の事例をもとにご紹介しましょう。「必要とされたい」 かまってちゃん時代のあの頃“誰かに必要とされたい”と思うことは誰にでもあることです。私も以前はそうでした。かれこれ15年以上前になるでしょう。話題の中心でいたい気持ちやパートナーとは常に連絡をとっていたい。自分のペースを維持し、相手に押し付けるとても迷惑なことを多々やっていました。こうやって可視化すると自分を振り返るきっかけになります。「そうそう。私ってこういう人だった。恥ずかしい」と自戒の念を込めて書いてみました。今も昔も私は自他ともに認める協調性のかたまりのような人間ですが、根本的には、人と同じ行動をすることがあまり得意ではありません。相手に寄り添いながら自分のペースに導いてしまう。自分の価値観や行動を自分で納得できていなかったために人に押し付けていたのですよね。自信が無かったのでしょう。だから、人を巻き込み、そこに自分の存在価値を見出していたのだと思います。そういったことを繰り返していた、承認欲求が強いかまってちゃん時代。「必要とされたい」という根底にある気持ちが、話題の中心になることや、パートナーとオンリーワンの関係を常に意識することで満たそうとしていました。 “ご縁”があるから必要とされる本当の意味で、私の強みである“協調性”を活用できるようになったのはここ5~6年のことです。公私ともに人生経験を積み重ねていく中で、ご縁があるから必要とされるのであって、ご縁がないのに無理やり相手を自分の方向へ向かせてもお互いに何のためにもならない。そう気づき、感情と理性のバランスをとりながら人間関係を構築していくと、気持ちが楽になりました。そして「私を必要として」という主張が一切なくなりました。それはカウンセリングを通して、クライアントさまに教えていただいたことがひとつのきっかけかもしれません。私はカウンセリング、メンタルトレーニングの際に必ず「自分にあった専門家を選んでください。私が必ずしも○○さんと相性がいいとは限りませんからね」とお伝えします。時間を作り、お金を払い、形に見えない心と向き合うわけです。人生の大切な1ページをご一緒するわけですから、ご縁を大切にしたい。そう思えるカウンセラーと向き合っていただきたいと思います。私と相性が合わない方は「小高のようなタイプのカウンセラーは向いていない」と感じる良い経験だったと捉えてみていただきたいです。マッチングすることだけがご縁ではなく、感覚や価値観が合わない。そういったことを教えてくれる存在の人も、私はご縁として素晴らしい出会いだと思い、受け止めています。人生のステージが変化するごとに、“過去の人たち” に感謝先日、30年来の親友と食事をしました。私の人生の転機となった離婚と向き合う時期も見守ってくれた友人です。「本当に頑張ってきたよね」と励ましの言葉を伝えてくれたと同時に「それにしても波乱万丈な人生だね」と苦笑。確かに、一般的ではない人生を歩んでいるのかもしれませんが、すべて今の私を築き上げるために必要な経験でした。そして、人生のステージの変化と関わる人の変化も改めて客観視。出会いと別れ「ともに成長している人とはずっと一緒にいるな」「あの時のAさんとの出会いがあったからBさんと知り合えた」Aさんとはもう連絡をとっていなくてもAさんには感謝ですよね。私は少し時間ができたときに自分の人生の全体像をイメージし、なぜこの方とご縁が続かなかったのか? 続いているのか? を感謝しながら見つめなおすことがあります。そう、続いている人とは心の距離の取り方が心地よいからなんですよね。その心地よさは人によって違う、ということも合わせて落とし込みます。 心地よい “心の距離感” を知っていますか?私が「かまってちゃん」だった時代のことを書きましたが、この頃は “心の距離の近さ” をとにかく求めていた気がします。近くにいてもらうことで自分の心の安定を保ち、自己承認できていたのです。近いこと、遠いことどちらが良いとか悪いとかではありません。自分軸、相手軸にそれぞれ置き換え、どういう距離感をとることがお互いの幸福度が増すかを考える必要があるということです。近いことを喜んでいた人もいれば、迷惑だった人もいたでしょうね。当時、お付き合いをしていた彼も正直面倒くさいと思ったこともあったでしょう。若かったこともありますが、素直に「ごめんなさい」と伝えたいです。みなさんも自分軸と相手軸をちょっと意識してみてください。自分が良くても相手にとっては違和感を感じる距離感。自分なりの一定の距離感の基軸を持ち、相手の価値観や感覚に寄り添うようにしてみてくださいね。ほどよい “執着” と “諦め”“執着”や“諦め”という言葉は一瞬マイナスの感覚を与えられますが、私はそう思わないようにしています。執着心を抱き一生懸命追いかけること、次のステージに上がるために諦め手放す勇気を持つこと。どちらかに偏る必要もなく、ほどよいバランスが大切だと感じます。そういう感覚を身につけたことにより、「わかってくれる人とは執着心をもってとことん向き合う。ただ、無理に強要したり理解してもらおうなんて思うことはおこがましい。どこかで理解しあえないことには、どこかのタイミングで諦めを持つことがお互いのため」こういった意識を持てるようになりました。そして、自分の立場や状況によって、対人コミュニケーションにおける心の距離感が違うという認識を心の引き出しに常備。仕事、プライベートそれぞれの立場における二面性、三面性を生かし心のポジショニングをとるようにしています。ただし、すべてに共通して言えることは、自分の中にある “物差し” で、一定の距離を必ずとること。そこの距離感を維持しながら近づいたり離れたりを繰り返し、ほどよい距離・ポジションを相手との間に築き上げるのです。
2016年02月19日人間関係で悩み、落ち込んでいる人にお薦めなのが、『「心を軽くする超戦略的“人間関係”論」万年補欠の僕が17年間生き残れたワケ』(小田幸平著、KKベストセラーズ)です。著者は元プロ野球選手の小田幸平氏。2014年までの17年間にわたって読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズの選手でありながら、現役時代は一度もレギュラーになれず補欠。しかし、首脳陣から守備と巧みなリードを高く評価され、ムードメーカーとしてチームを盛り上げる存在に。そして、落合博満、山本昌、桑田真澄ら一流監督や選手から信頼され続けてきた人物です。なぜ彼は、平均寿命8~9年と言われるプロ野球の厳しい世界で、17年間も生き残ることができたのでしょうか?その秘訣は、超戦略的「人間関係」論にあったといいます。本書では、「人間関係」力を磨き、他の選手にはない、強さを身に着けた著者の人間関係論を紹介。人生をハッピーに生きるために必要なトレーニング、心得、テクニックを伝授しています。小田流「人間関係」論のなかから、彼が定めている4つの心得と3つのルールをご紹介しましょう。■人間関係を築く4つの心得[心得1]「人間関係」は全員と築かなくてもいい人間関係を大事にしなさいといわれると、「気の合わない人と話さなきゃいけない」と思いがち。しかし、そうではないと著者はいいます。例に挙げているのは、引退直前、独立球団からのオファーのエピソード。自身は「プレーイングマネージャーとして、強いチームを作りたい」と思うと同時に、17年間の経験と実績を生かすことを考えていたそうなのです。しかし交渉を重ねるうち、手の平を返した相手の態度に「裏切られた気持ちになった」と愕然とし、オファーを断ったといいます。そしてそんな経験に基づき、こういう態度の人と我慢してつきあう必要はないといい切ります。人間関係を大事にすることは、無理して誰とでもつきあうことではないということ。[心得2]常に一番を目指せプロ一年目のとき、周囲の選手たちのレベルの高さに打ちのめされ、自己嫌悪に陥りながらも入ったからには一番を目指そうと考えたそうです。一番になるためには、どんな人とどんな人間関係を築いていくべきなのかを考え抜き、一流と呼ばれる人たちと話をし、相手を知り、自分を知ってもらう必要があるといいます。「一番を目指す意識」は、自分がどういう人と人間関係を築くべきか、それをどう磨いていくべきか、ということを考えるきっかけとなるもの。常に一番を目指そうとする姿勢が大事だというのです。[心得3]3つの「ない」を心がける(1)第三者は関係「ない」プロ野球界では「マスコミは信用するな」といわれているそうですが、そうした周囲の意見を鵜呑みにせず、記者たちに丁寧に対応し、よい関係を築くようにしたそうです。第三者の意見や常識は自分で判断して、結論を出すことが必要だということです。(2)見た目は関係「ない」見た目が怖い、理屈っぽい、暗そうなど、組織には周りから敬遠されがちな人間がいるものですが、見た目は関係「ない」と著者は断言します。「見た目の評価というのは、人から伝え聞くものや、周囲が醸し出す空気が生んだものだったり、その人自身のことを知らない段階で決めつけてしまっているもの」。だからこそ、まずはその人の懐に飛び込むべきだという考え方。(3)年齢は関係「ない」プロ野球は年功序列の縦社会で、年齢が年上のほうが先輩。だからこそ年齢によって関係が決まってしまう上下関係の厳しい社会だということですが、著者は、先輩風をふかさないようにやってきたとか。年下の阿部慎之助との関係を例にとり、「リスペクトの関係があれば、年齢など関係なくつきあっていける。年齢を気にして、人間関係に縛られていてはお互いを認め合うことはできません」といいます。[心得4]一言を大事にするプロ1年目、ジャイアンツ春季キャンプで、当時のエース、桑田真澄氏からいわれた一言が野球選手としての17年間を支えたそうです。「ボールを受けてくれてありがとう。君、キャッチングうまいね」という言葉が、大きなモチベーションになったというのです。この経験を踏まえて、自分の一言で後輩たちが自信をつけてくれるかもしれないと、新人選手が入ってきたら、自分から声をかけるようにしたとのこと。■人間関係づくりの3つの戦略的ルール著者はチームメイトと仲よくなる、苦手な人と行動を共にするなど、人間関係づくりのために3つのルールを決めて行動したといいます。[ルール1]3回ルール人間関係を構築できる人と会う回数を3回と決め、3回会う間にテーマを設定するというもの。つまり、3回会うことができれば、その人が自分とどう付き合おうとしているのか、良好な関係を築けるのがある程度判断できるというのです。テーマを設けるとは、1回目は「聞く」。初対面ですから相手の話を聞き、印象付けます。2回目は「話す」。1回会った人と、次の2回目に会った時に、1回目の話を踏まえて話すのです。著者は1回目に会った後、趣味や出身地、利き腕、クセなど、その人がどんな人だったかをメモし、パーソナルデータをつくるそうです。3回目はノープラン。ただし、1回、2回目にどんな話をしてきたのか、パーソナルデータを見て復習しておくことが大事。[ルール2]50:50ルールたとえば100人のうち、50人が自分のことを好き、もう半分の50人は嫌いだとすると、多くの人は嫌われている50人を意識し不安になってしまうものです。しかし著者は、自分を好きだいってくれた50人とよりよい関係をつくるといいます。つまり、自分の意見に賛成50、反対50で分かれたとすると、まず賛成してくれている50人との関係をよりよいものにして、その後反対している人を1人、2人と減らすよう努力するべきだということ。50:50ルールとは、好んでくれる人との関係を当たり前だという考えを戒め、嫌いな人を味方に取り組んでいくための方法だというのです。[ルール3]人間関係は「観察」と「暗記」「観察」と「暗記」は、人間関係を築くためのトレーニング方法。選手時代には欠かさず試合前に相手チームの練習を観察し、試合に臨んでいたようで、観察によって感性が養われたとか。観察することで他の人が知らない情報を得られ、それを暗記して現場で生かすことで深い人間関係が築けるということです。さらに「観察」の質を上げるためのトレーニングをしていたそうです。人の往来を観察する「雑踏トレーニング」です。自家用車やタクシーで移動するプロ野球選手が多いなか、著者は電車に乗って人を観察したとか。「目の前にサラリーマンが座っていたときはこんなことを想像します。高そうなスーツで身を固め、膝に抱えているカバンもおそらくブランド品だ。ところが目線を靴に向けると、値段はそこそこする品だろうに汚れが目立っていて手入れもしていなさそう。靴は人間性を表すといわれているから、この人はお金を持っている。日々の仕事はしっかりとするだろうけれど、詰めが甘いんだろうな、と勝手に想像する」という具合です。雑踏で人を観察することは、人間関係で重要な技術を養ってくれるのです。*本書では、プロ野球選手時代の経験やエピソードを交え、具体例を挙げながら人間関係を築くための方法論が紹介されています。読んでみれば、厳しいプロ野球の世界で17年間も現役を続けてこられた理由が納得できるはず。また、「人生は9割が人間関係」というその重みが伝わってきます。人間関係で悩んでいる人はもちろん、そうでない人も、手に取ってみてはいかがでしょうか。(文/森美奈)【参考】※小田幸平(2015)『「心を軽くする超戦略的“人間関係”論」万年補欠の僕が17年間生き残れたワケ』KKベストセラーズ
2016年02月13日兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい
義父母がシンドイんです!