【インタビュー】有村架純 怒涛の20代前半を過ぎても、次々と訪れる“初体験”に胸躍る
それは、有村さん自身のパーソナリティとも重なる部分と言える。数と自身の近しいと思える部分について「人との距離感を見ているところ」と語る。たしかに数は、店を訪れる常連客に対し、踏み込み過ぎず、かといって無関心で突き放すでもなく、絶妙な距離感で接していく。
「そこは似ていると思いますね。私も人との距離感はわりと考えてます。主演をやらせていただく機会が増えれば増えるほど、そういうことは考えるようになりました。話しかけられ過ぎるのがイヤな人もいるし、人によって距離感は違うので。今回の現場はみなさん、大人の方たちばかりで、それぞれの時間を過ごされる方が多いので、主演だからと頑張って話しかけようというのでもなく、みなさんにお任せしていました(笑)」
水中での撮影「実は泳げなくて…(苦笑)」
数がコーヒーを入れることによって過去に戻る瞬間は、その席に座った人間が水の中に沈んでいく中で時を遡るという、なんとも幻想的な映像で描かれる。
数もまた、過去に戻るシーンがあり、当然、有村さんも水中での撮影を行なったのだが…。
「2メートルくらいの深さの水槽がスタジオに用意されたんですけど、私、実は泳げなくて…(苦笑)。