2022年1月27日 10:00
【妻、小学生になる。第1話 感想】第1話から名シーン炸裂、演者の揺るがぬ演技力が光る注目作
第一話にして、私の語彙力では到底言葉にできない史上最強の名シーン集に刻まれることになった。
『妻、小学生になる。』最大の魅力
初回は過去と現在がリンクしていく描写がとても印象的だった。事故の日、菜園で食べたハバネロ。出会った日に出してくれたミートボール。夜食に作ってくれたハバネロミートボール。
過去の出来事を丁寧に取り上げることで、今作った弁当に込められた愛をより深く感じさせ、新しい人生を歩んでいく希望が見えるのだと思う。
今作の魅力の一つに演者の揺るがぬ演技力がある。
太陽のような笑顔で微笑む石田ゆり子さんの安定感。そして中身は中年世代の母親、また、石田ゆり子さんの写鏡という重圧を一ミリも感じさせずに演じ切る、毎田暖々さん。
そして、身長も年齢も小学生より上なのに、完全に『子ども』に見える娘役の蒔田彩珠さん。
さらに、老け込んでもはや表情も無くなっていたが、貴恵と新しい時間を過ごす中でゾンビから見事に生還する堤真一さん。
「君が18歳になったら結婚しよう!」
そんな犯罪級の衝撃発言もなぜか「えっ、是非結婚してください!」という気持ちにさせられてしまったのも、堤さんの腕のなせる技なのかもしれない。