2022年7月21日 19:18
【石子と羽男 第1話 感想】「おもしろい」だけでは終わらせなかった第1話・ネタバレあり
そんな羽男の記憶力をヒントに、石子は店長が資金繰りに困っていることを一人で調べ上げていた。
請求を考え直すならば、相談に乗るという提案を思いつく。
石子がパラリーガルとしてできる最大限のことを尽くし、弁護士の羽男が膨大な知識量で提案を行う。
互いの足りない部分を補い合って解決まで導く、二人の掛け合いの演出が光っていた。
これで一件落着かと思ったが、羽男は大庭が務める整備工場の本社・カーキャプテンの支店が、カフェの目の前にあることに気がつく。
「本当の狙いは、別にあるんじゃないですか?」
羽男はこう切り出し、大庭は初めの訴えの奥に隠された問題を二人に話す。
大庭は元々は本社で働いていたが、支店長(丸山智己)によるパワハラを超えた、職場いじめが行われていた。
大庭は仕事を押し付けられ、連日の叱責や物理的被害も受けていた。
そして同僚の沢村(小関裕太)が業務を助けたことをきっかけに、その標的は沢村に向かった。
いじめを目撃した大庭が会社に告発するも、いじめと判断されずに大庭はそのまま左遷されてしまったのだ。
未だに会社でのいじめが指導の一環やただのパワハラだとされ、いじめと認められず根本的な解決がなされないことも多い。