自営業なら知っておきたい年金の仕組み。基礎知識&今できる老後対策をFPが解説!
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少子高齢化が進み、公的年金だけでは老後の生活が成り立たないと、ほとんどの人が不安を感じています。特に、国民年金だけで厚生年金のような上乗せがない自営業者は、より一層不安が大きいことでしょう。
今回は、自営業者の人の老後の支えになる公的年金の基礎知識と、老後のための自助努力について解説します。
自営業の公的年金制度についての基礎知識
厚生労働省ホームページ
国民年金の年金額はどのくらい?
公的年金でもらえる金額は?
では、国民年金の年金額は厚生年金に比べてどのくらい少ないのでしょうか。
厚生労働省が公開している「平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、会社員などの第1号厚生年金被保険者に対する厚生年金の平均支給額は、月に143,761円です。これに対し、国民年金の平均支給額は月に55,809円です。
夫婦ともに国民年金の世帯では、月当たりの年金額が10万円強ということになります。これでは、住宅ローンなどもなく質素な暮らしをしたとしても、生活していくことは難しいでしょう。
もちろん、健康であれば働けるだけ働くことも可能ですし、それが自営業のメリットでもあります。