30~40代の老後準備は非合理的!本当に効率的なお金の使い方
最も教育費がかかる大学入試から大学卒業までの数年間を乗り切ることができれば、今度は老後資金に全力投球することができるのです。
「お金には色がついていない」と著者はいいます。その時々、手元にあるお金をもっとも使わなくてはいけないところに集中的に使っていくことで、効率的なお金の使い方ができるというわけです。
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公的年金が目減りしていくなか、30~40代の若い世代にとって「老後資金をどうつくっていくか」は大問題。
しかし著者は、「30~40代は、年金より現金」を肝に銘じよと訴えます。遠い将来を不安がり個人年金などを検討するよりも前に、まずは足元固め。確実に借金を減らす方が、効率よく家計を回すことができるのです。
本書では、平均より収入が多くても効率的なお金の使い方をしていないばかりにお金の生活習慣病に陥っている家計を詳細に分析。
そこから逆説的に「効率的なお金の使い方」を導き出しています。
また、高収入でも収支がマイナスになるケースなど62の具体的なお悩みをQ&Aの形で解説。自分の家計に即、活かせるアドバイスを見つけることができます。
収入が増えてくる50代、そして老後に借金家計に陥らないために、30~40代で読んでおきたい1冊です。