アンドリュー・スコットが主演をつとめ、2024年ローレンス・オリヴィエ賞の演劇部門リバイバル賞と主演男優賞にノミネートされているNTLive2024の新作第2弾「ワーニャ」から、場面写真とリハーサル中のメイキング写真が到着した。NTLive2024シーズンの新作第2弾「ワーニャ」は、チェーホフによる人気の古典を、ローレンス・オリヴィエ賞やトニー賞の受賞脚本家サイモン・スティーヴンス(「夜中に犬に起こった奇妙な事件」)がひとり芝居に仕立て、NTLive「プレゼント・ラフター」やドラマ「Fleabag フリーバッグ」「SHERLOCK/シャーロック」などで人気のアンドリュー・スコットが主演。5月24日(金)から劇場で上映されるのは、イギリスのデューク・オブ・ヨーク劇場にて収録されたもの。演出はスクリーン・インターナショナル・スター・オブ・トゥモローに選ばれた注目の才能、サム・イェーツ。演劇界では各地で毎年上演されている「ワーニャ伯父さん」が新たに生まれ変わり、現地時間4月14日(日)にイギリスのロイヤル・アルバート・ホールで授賞式が開催されるローレンス・オリヴィエ賞にて演劇部門リバイバル賞と主演男優賞にノミネートされている。すでに本作には「アンドリュー・スコットの一人芝居の演技はベスト・オブ・ザ・イヤーだ」(iNews)、「マスタークラス!」(Evening Standard)、「文句なしに最高の演劇」(Broadway World)、「アンドリューに魅了される」(Telegraph)などの声が寄せられている。ナショナル・シアター・ライブ「ワーニャ」は5月24日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月12日イギリスの演劇界で最も権威のあるローレンス・オリヴィエ賞のノミネーションが発表された。スタジオジブリの人気アニメ映画『となりのトトロ』を舞台化した「My Neighbor Totoro(英題)」が演出賞、女優賞(メイ・マック)、作・編曲賞(久石譲&ウィル・スチュアート)などを含む最多の9部門にノミネートされた。「My Neighbor Totoro」はロンドンの名門劇団「ロイヤル・シェークスピア・カンパニー」、日本テレビ、久石氏が製作し、2022年10月、ロンドンのバービカン劇場で上演開始になった。同年5月、バービカン劇場でチケットが発売開始になると、過去最高のチケット販売額を保持していたベネディクト・カンバーバッチ率いる「ハムレット」の記録を、たった1日で更新するほどの人気を集めた。ロイヤル・シェークスピア・カンパニーより公演初日の模様の一部が公開されている。主人公のサツキとメイを演じるアミ・オクムラ・ジョーンズ、メイを演じるメイ・マックや久石氏らの姿が見られる。女優賞にはメイのほか、ジョディ・カマー、ジャネット・マクティア、パッツィ・フェラン、ニコラ・ウォーカーが候補に挙がっている。『aftersun/アフターサン』でアカデミー主演男優賞にノミネートされ、注目度アップのポール・メスカルは男優賞にノミネート。舞台でも大活躍だ。(賀来比呂美)■関連作品:となりのトトロ 1988年4月16日より公開
2023年03月01日東京現音計画主催、『オリヴィエ・メシアン《アーメンの幻影》』が2022年12月25日 (日)にヤマハ銀座コンサートサロン(東京都中央区銀座7-9-14)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 現代音楽アンサンブル・東京現音計画のメンバーが自由に企画するアラカルトシリーズ第8弾は、ピアニストの黒田亜樹によるクリスマス企画。メシアンの愛弟子である藤井一興と、藤井の薫陶を受けた黒田による師弟共演にて、メシアンのピアノデュオ作品の傑作をお届けします。ピアノファン、現代音楽ファン必見のステージにご期待ください。演目:オリヴィエ・メシアン《アーメンの幻影》2台ピアノのための(1943)Olivier Messiaen: Visions de l’Amenプロフィール藤井一興 Kazuoki Fujii東京芸術大学入学後、パリ・コンセルヴァトワールにて作曲科、ピアノ伴奏科ともに一等賞で卒業。パリ・エコール・ノルマルにてピアノ科を高等演奏家資格第一位で卒業。メシアン、イヴォンヌ・ロリオ、ピュイグ=ロジェの各氏に師事。入賞した国際ピアノコンクールの数は10以上に及ぶ。CDではメシアン、武満徹、フォーレ作品集などをリリースし、ドビュッシー第3弾「ドビュッシー&ショパン」が2016年秋に発売予定。作曲家としても、毎年新作を発表している。その他、世界初のフォーレのピアノ全集の校訂を担当し、全 5 巻完結を春秋社より出版している。現在、東邦音楽大学大学院大学および東邦音楽総合芸術研究所特任教授、桐朋学園大特任教授。 黒田亜樹 Aki Kuroda東京芸術大学卒業、伊ペスカーラ音楽院高等課程を最高位修了。フランス音楽コンクール第1位。ジローナ20世紀音楽コンクール現代作品特別賞。現代音楽演奏コンクール優勝、朝日現代音楽賞。ビクター『タンゴ2000』『タルカス&展覧会の絵』、伊LIMENレーベル『ブルグミュラーエチュード全曲集』DVDなど録音多数。サルデーニャのSpazio Musica現代音楽祭、シチリアのエトネ音楽祭などイタリアを中心に活動。作曲家の指名により録音した『Piano Collections FINAL FANTASY』等によっても親しまれている。2014年『火の鳥〜20世紀ピアノ編曲集』を伊オドラデクよりリリース、英BBCミュージックマガジンにて五つ星、レコード芸術誌にて特選盤。 東京現音計画現代音楽の第一線で活動する演奏家により2012年に結成。日本初演曲を中心としたプログラム、ユニークな編成の委嘱、若手演奏家/作曲家/スタッフへのワークショップなど演奏家サイドから新たな視点を提案していく。第1回主催公演でサントリー芸術財団第13回佐治敬三賞受賞。公演概要東京現音計画『オリヴィエ・メシアン《アーメンの幻影》』公演日時:2022年12月25日 (日)14:00/18:00※開場は、開演の30分前会場:ヤマハ銀座コンサートサロン(東京都中央区銀座7-9-14)■出演者ピアノ:藤井一興、黒田亜樹■スタッフ企画:黒田亜樹主催:東京現音計画共催:ヤマハ銀座コンサートサロン制作:福永綾子(ナヤ・コレクティブ)■チケット料金一般前売:4,000円当日:4,500円学生前売:3,000円当日:3,500円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月19日イギリスの演劇界で最高峰の賞、オリヴィエ賞のノミネーションが発表された。リバイバル版「キャバレー」が、ミュージカル部門でエディ・レッドメインの主演男優賞、ジェシー・バックリーの主演女優賞を含む11ノミネーションでトップ。演劇部門では「ザ・クラウン」で若きダイアナ妃を演じたエマ・コリンが「Anna X」で主演女優賞の候補に。エマはインスタグラムで「とても光栄です。ありがとうございます!」と喜ぶとともに、「小さな頃、電車でロンドンに行って、オリヴィエ賞授賞式の会場の外で私のヒーローたちが到着するのを見ていました。そういうわけで、これは本当に信じられなくて、身の引き締まる思いです」とコメント。同賞の候補には、「2:22 A Ghost Story」で舞台デビューを果たした歌手のリリー・アレンもノミネート。リリーはインスタグラムで応援してくれた人や関係者、夫のデヴィッド・ハーバーに感謝を伝えている。オリヴィエ賞授賞式の主催者は、「2年間の休止を経て、演劇コミュニティのみなさんと一緒に素晴らしい才能を祝福できることになり、大変うれしく思います。4月10日の土曜日、ロイヤル・アルバート・ホールの雰囲気は間違いなく刺激的なものになるでしょう」と自信にあふれるコメントを発表している。(Hiromi Kaku)
2022年03月09日夏休みシーズンが終わりを迎え、日常生活へと戻るなか、何となくやる気が出ないという人も多いのでは?そこで、どんな危機的な状況に追い込まれても、信念を貫くために戦い続けた男たちの実話を基にした感動作をご紹介します。それは……。『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』【映画、ときどき私】 vol. 320パリで自閉症の子どもたちをケアする団体を運営しているブリュノは、ドロップアウトした若者たちを支える団体を取り仕切るマリクとともに、社会からはじかれた子どもたちを救おうと日々奮闘していた。どんなに問題のある子でも断らないため、施設はいつも満員だったが、無認可で赤字経営のため政府の監査が入り、閉鎖の危機へと追い込まれてしまう。そんななか、新たな事件が彼らを襲うことに……。主人公を演じるヴァンサン・カッセルとレダ・カテブという2人の名優による熱演もさることながら、力強いメッセージを放つ本作は、本国フランスで200万人の動員数を突破したのを皮切りに、ヨーロッパ各国で大きな反響を巻き起こしたほど。そこで、作品に込めた思いについて、こちらの方にお話をうかがってきました。エリック・トレダノ監督人気作『最強のふたり』を手掛けたことで知られ、世界中にファンが多いトレダノ監督。普段、映画作りはオリヴィエ・ナカシュ監督と2人でコンビを組んでいますが、今回の取材ではトレダノ監督おひとりに、本作を制作する過程の苦労や子どもたちとの交流から学んだことなどを語っていただきました。―本作は、ブリュノとマリクのモデルとなったステファン・ベナムさんとダーウド・タトゥさんの実話が基に描かれていますが、この映画の大ヒットを受けて、彼らが運営する団体にも影響を与えたことはありましたか?監督そうですね、すでに変化はいくつか感じていますよ。たとえば、フランスでは国会の上院と下院の両方で上映会を開催し、マクロン大統領と夫人にも観てもらうことができたので、政治関係にもアプローチができました。これは大きな一歩だったと思っています。実際、本作のモデルになった団体も映画の公開と同時に当局との話し合いがスムーズになり、認可を受けることができたそうなので、彼らの環境もガラリと変わりました。―1本の映画によって国をも動かしてしまうとは、改めて映画の力を感じる出来事ですね。監督ほかにも同じような団体がいくつかありますが、この映画がきっかけとなって彼らに対する認識も同様の変化があったと聞いています。あとはフランスだけでなく、オランダやドイツなど、ほかの国においてもこの作品の上映があったのちに、こういった仕事の大変さや存在意義、さらには自閉症というのがどういった病気なのか、ということが見直されたそうです。コミュニケーションの方法は言葉だけではないと知った―素晴らしいですね。では、ステファンさんとダーウドさんと交流を続けるなかで、監督自身が影響を受けたことはありますか?監督彼らと出会ったことによって学んだのは、「“言語”というのはひとつではない」ということ。つまり、あくまでも言葉は相手とコミュニケーションをとる方法のひとつであって、ほかにもいろいろなやり方があるということです。そのなかで、僕と共同監督のナカシュにとってのは“言語”は映画であり、映画を通してやるべきことを伝えていくのが自分たちの任務であるということに改めて気づかされました。そんなふうに、コミュニケーションの方法はひとつではないということを知れたのは、彼らとの出会いから一番影響を受けたところじゃないかなと思います。―彼らと出会ったのは26年も前で、そのときからナカシュ監督と一緒にいつか映画にしたいと思われていたそうですが、いまこの作品を作ろうと思ったのはなぜですか?監督出会ったときは、彼らの団体もまだスタートして間もなかったですし、僕たちもまだ“言語”としての映画がどういうものかというのがわからず、試行錯誤しながらという状態でした。それに、当時はショットの使い方をどうするか、今回のように素人を使っても映画ができるものなんだろうかといったことがわからなかったですし、先にやらなければいけない映画がほかにもたくさんありましたから。そうやっていろいろな作品に取り組んでいくなかで、だんだん“言語”としての映画がわかってきたので、いまがいいタイミングだなと。つまり、「いまこそ社会の深い部分を語るべきときがきた」と感じたということです。突発的な問題が起きることもあって大変な現場だった―今回は撮影中にトラブルが起きたこともあったそうですが、一番大変だったのはどんなことでしょうか?監督この作品では、実際に自閉症の子どもたちに出演してもらったので、撮影現場では本当にいろいろなことがありました。というのも、彼らはカメラの前で演じた経験もなければ、演じている認識もありませんからね。問題が突発的に起きてしまったこともありましたが、作品に信憑性を持たせるためには重要だったので、医師や心理学者の方々ときちんと話し合いを重ねて出演してもらいました。現場には、本物の支援員たちにも来てもらったので、彼らが何とかうまく収めてくれた感じでしたが、ヴァンサン・カッセルなどの俳優がいると、子どもたちは「俳優ってどんな感じなの?」とかセリフと違うことを言ってしまうことも……。いっぽうのカッセルも支援員にいきなり質問を始めてしまって、中断したことがありましたが、そんなふうにいろいろなことが起きましたね(笑)。―そのなかで、忘れられないシーンなどもありましたか?監督おもしろかったエピソードとしては、ジョゼフという役を演じた自閉症の子が役になりきってしまい、台本に書かれていないことを言い出しちゃったときのこと。問題を起こすたびに、「次はできるよ」みたいな意味を持つフレーズをたびたび言うようになったんです。それを聞いたとき、この言葉に信憑性があると思ったので、実際に劇中でも何度も使うことに決めましたが、そんなふうに即興で対応することもありました。感性豊かな子どもたちから学ぶことは多かった―実際に自閉症の若者たちと時間をともにするなかで、彼らに感銘を受けた瞬間があれば、教えてください。監督彼らは本当に感性が豊かなので、学ぶことはたくさんありましたね。イライラして飛び跳ねたり、叫んだり、壁を叩いたりというのがよくある自閉症の症状だと思われがちですが、それはあくまでも氷山の一角。彼らとじっくり時間をかけて付き合っていくと、彼らは私たちとは違う現実や社会のなかで生きていることがわかるんですよ。―具体的に、どのような部分にそれを感じましたか?監督まず彼らを見ていて、何よりも好ましいと思ったのは、まったくエゴがない人たちであるということ。たとえば、いまはSNSで自分がいかにほかの人より素敵かとか、頭がいいかとか、こんなバカンスを楽しんでいますよ、みたいなことを見せびらかそうとする人が多いですよね?そんなふうに、他人よりも上になろうとするような考え方があふれているなかで、彼らは相手へのフィルターなしで接してくれるんですよ。他人と比較するような部分をすべて脱ぎ捨てて付き合えることは新鮮でしたし、そういうところに、すごく安らぎを感じました。現場で彼らと触れ合ったあとに、また普段の生活に戻ると、自分のいる社会のほうが騒々しくて、人との関係がギクシャクしているのを感じたほど。本当に彼らから教えられることは多かったので、また彼らと一緒に仕事がしたいなと思っています。―厳しい時代を生きる日本の観客にとっても、非常に響く作品だと思うので、最後に監督からメッセージをお願いします。監督僕はこれまで2回日本に行ったことがありますが、そのたびに日本人はいかに礼儀正しくて、きちんとしている方々かというのを感じているので、またぜひ行きたいですね。前作『セラヴィ!』では、仕事に対する向き合い方などが日本のみなさんにも共通する部分があって楽しんでいただけたと聞いていますが、今回のようなハンディキャップをテーマにした作品に対してみなさんがどう感じるのかを知りたいので、ぜひ感想をお待ちしています。スペシャルな1本が背中を押してくれる!自閉症の子どもたちの現実を映しつつ、他人への献身や思いやりといった普遍的な部分を描いた本作。揺るぎない信念を持つ人たちの強さは、きっと観る者にも大きな“気づき”を与えてくれるはず。つい忘れがちな心の声に従って生きることの大切さについて、改めて考えてみては?胸に刺さる予告編はこちら!作品情報『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』9月11日(⾦)TOHOシネマズ シャンテ他全国順次ロードショー配給:ギャガ© 2019 ADNP - TEN CINÉMA - GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - BELGA PRODUCTIONS - QUAD+TEN© Philip Conrad
2020年09月10日『最強のふたり』のエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督の最新作『スペシャルズ!~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』からメイキング写真が到着。監督は、25年越しのヴァンサン・カッセルのキャスティング秘話を明かした。本作は、本国フランスで公開されるや、熱い支持を受け動員数200万人を突破。スペイン サンセバスチャン国際映画祭では過去最高得点で観客賞に輝き、セザール賞では9部門にノミネートされ、ヨーロッパ各国で熱狂的に愛された。そして本作の主人公も『最強のふたり』と同じく、実在するふたりの男たちがモデルとなっている。そのひとりを演じるのは、1991年のデビュー以来、フランス映画界を牽引し続ける名優ヴァンサン・カッセル。30年程度のキャリアで出演作が約90本(TVシリーズ含)に及ぶカッセルだが、これまで演じてきた役をふり返ると、実在の人物では画家のポール・ゴーギャンや、伝説的なギャングのジャック・メスリーヌ。近作も怪盗や謎の大富豪など、とにかくアクの強い、カリスマ性のある役柄が記憶に新しい。今回、質素な市井の人にあえてカッセルをキャスティングすることに不安がなかったのか、監督のひとりオリヴィエ・ナカシュに尋ねると、決め手となったのは、なんと25年前の映画体験だったという。「1995年に『憎しみ』(95/マチュー・カソヴィッツ監督)を観たんです。そしてその1年後ぐらいに、オリヴィエ・シャツキー監督の『L’eleve』(96/日本未公開)という作品を観て、ぶっとびました」と監督。「どちらもヴァンサンが主演ですが、現代のパリ郊外の鬱屈した若者のヴィンス(『憎しみ』)が、一年後には19世紀末のコスチューム劇で貴族の男の子の家庭教師になっていました(笑)。まさかこれが同じ役者!?と衝撃的だったんです。だからそのとき『いったいこの役者は誰だ!?』と思ったのを今でもよく覚えています。映画ごとにこんなに異なる役ができるなんて、とね。それ以来、僕らはいつか彼と一緒に仕事をしたいと思っていて、今回ついにこれだ!と思ったんです。だから、彼のカリスマ性は全く邪魔にならなかったし、むしろ彼にカリスマ性があったからこそ25年間も僕らの記憶に刻み込まれ、この役をオファーすることになったのです」と明かす。そんな25年越しの熱いラブコールを受けたカッセルだが、実は監督たちと会うときにはすでに引き受けると心を決めていたそう。カッセルは「脚本もできていなかったのですが、このふたりが監督で、このテーマで、共演がレダ・カテブと聞いて、とくに考えることもありませんでした」と語る。「すぐれた監督の手に身を委ねることは、俳優にとってとてもやりやすい。きっといいものになるとわかるんです。彼らの映画を観ると、すべての点でうまくいくやり方を心得ています。これは生易しいことじゃありません。成功してからも、毎回彼らの作るものには唸らされます。すごいことですよ」と監督たちを大絶賛する。この度解禁するメイキング写真では、初タッグにも関わらず和気あいあいとしたカッセルや監督らの姿が伝わってくる。順調な現場の雰囲気が見てとれ、カッセルをはじめ役者たちはもちろん、施設から参加した当事者や家族たちも監督たちに全幅の信頼を寄せて撮影に臨んだことが伺える。ちなみに、監督たちがカッセル演じるブリュノのモデルとなったステファン・ベナムと出会い、映画化を誓ったのも1994年と、約25年前。彼らがその間「いつか出演してもらいたい」と願い続けたカッセルが出演を快諾し、四半世紀を経て監督たちの様々な思いが詰まって完成したのが本作なのだ。『スペシャルズ!~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』は9月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年08月22日『最強のふたり』で世界を笑いと涙で元気にしたエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督の最新作『スペシャルズ!~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』が9月11日(金)より公開決定、併せて日本版予告編とビジュアルも到着した。本国フランスで公開されるや否や、熱い支持を受け動員数200万人を突破。セザール賞では9部門にノミネートされ、スペインのサンセバスチャン国際映画祭では過去最高得点で観客賞に輝くなど、ヨーロッパ各国で熱狂的に愛された本作。主人公は、実在するふたりの男たち。1994年、自閉症の子どもたちやドロップアウトした若者の社会参加を支援する団体と出会ったトレダノ&ナカシュ両監督は、携わる人々から湧き出る活力やにじみ出る人間性に深く感動、当時まだ駆け出し監督だったが、必ず彼らを映画化すると心に誓い、その後約25年の時を経てようやく実現にこぎつけた。ナカシュは「この出会いがきっかけで、僕らのハンディキャップやノーマライゼーションに対する関心は強くなっていった。そこから『最強のふたり』も生まれたんだ」と語っている。自閉症児をケアする施設「正義の家」を切り盛りする主人公のひとり、ブリュノを演じるのは『ブラック・スワン』から海外ドラマ「ウエストワールド」まで、ハリウッドでも活躍するフランス映画界きっての演技派俳優ヴァンサン・カッセル。ギャングや犯罪者など強面の印象の強いカッセルだが、本作では政府や社会から理解を得るため、見返りを求めず奮闘するケア施設の代表を見事に演じきった。共演には、『永遠のジャンゴ』で主演を務め、ジャック・オーディアールやヴィム・ヴェンダースの作品で活躍するレダ・カテブ。そして、当事者の日常や問題に寄り添うような演出を目指した両監督は、本物の介護者や自閉症の若者、その家族たちを多数キャスティングしている。この度解禁された予告編では、課題を抱えながらも和気あいあいとしたケア施設での様子ややり取りが、ユーモアと爽快感あふれるタッチで描かれている。ところが、四角四面な厚生省の無理解により閉鎖が示唆され、問題が一気に露わになり――。施設はこのまま閉鎖に追い込まれてしまうのか?25年間、施設や当事者たちと歩みを共にしてきた両監督が、彼らの見せる笑顔、涙、そして怒りを同じ目線で丹念に捉えた映像に、強く心が揺さぶられる。また、ポスタービジュアルにはブリュノ(カッセル)とマリク(カテブ)の2ショットをメインに、「愛はどうだ!」のキャッチコピーと前を見据えた2人の笑顔。どんなに困難な状況でも共に理解し寄り添うことで切り開かれる未来を示唆しているかのよう。人と人のつながりが分断され、様々な価値観が再構築されようとしているこの時代に、我々の胸に優しい衝動を呼び覚ます1本となりそうだ。『スペシャルズ!~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』は9月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月25日UK版トニー賞といわれるオリヴィエ賞のノミネーションが発表された。映画やテレビ界でも活躍中の俳優がノミネートされている。演劇部門の「主演女優賞」には、大人気ドラマ「Fleabag フリーバッグ」のフィービー・ウォーラー=ブリッジ(舞台版「Fleabag」)、MCU作品のペギー・カーター役でお馴染みのヘイリー・アトウェル(「Rosmersholm」)、「ドクター・フー」のシャロン・D・クラーク(「Death of A Salesman」)、『ダイアナ』のジュリエット・スティーヴンソン(「The Doctor」)がノミネートされた。フィービーは昨年から「Fleabag フリーバッグ」で受賞続き。今年はついにゴールデングローブ主演女優賞を獲得した。この勢いのままオリヴィエ賞の受賞なるか?同じく演劇部門の「主演男優賞」には、ジェームズ・マカヴォイ(「Cyrano De Bergerac」)、『ハリー・ポッター』シリーズでドビーの声を演じたトビー・ジョーンズ(「Uncle Vanya」)、『4 FOUR』のウェンデル・ピアース(「Death of A Salesman」)、「Fleabag フリーバッグ」の神父役や「SHERLOCK」のジム・モリアーティ役で知られるアンドリュー・スコット(「Present Laughter」)がノミネートされた。※括弧内の作品が、今回の舞台作品名。オリヴィエ賞の授賞式はロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで4月5日に行われる。(Hiromi Kaku)
2020年03月04日フランス発の最高級オリーブオイルブランド「オリヴィエ・アンド・コー(OLIVIERS&CO)」は、銀座の日本1号店に続き、恵比寿ガーデンプレイスに、2号店を2018年10月6日(土)にオープンする。「オリヴィエ・アンド・コー エビス」では、「オリヴィエ・アンド・コー」のオリーブオイルなどの商品を販売するのに加え、旬の食材を使用したデリ、パンといったフードと、最高級オリーブオイルのペアリングを店内・テイクアウトの両方で楽しむことができる。また、フランス語で“ごちゃ混ぜ”という意味の「メリメロ」をテーマに、30種の野菜を使ったサラダ「メリメロ30」や、ふんだんに野菜を入れたポテトサラダ「メリメロポテト」などのメニューを用意。オリーブオイルとビネガーを、その場で自分好みにブレンドした調味料をかけて、オリジナルの味わいを楽しむことができる。店内には、20種類以上のオリーブオイルを含む、60種類以上の商品を揃え、全て試食することができる。さらに、常駐しているオリーブオイルソムリエが、多彩なラインナップの中から、様々な食材との相性を考慮し、好みに合わせたフードペアリングを提案してくれるのも魅力だ。【詳細】オリヴィエ・アンド・コー エビスオープン日:2018年10月6日(土)住所:東京都渋谷区恵比寿4-20-5 恵比寿ガーデンプレイスTEL:03-6455-6915営業時間:11:00~21:30席数:店内12席、テラス16席■メニュー例・オリヴィエ・アンド・コー セレクトランチ 900円~ ※サラダ2種、メイン1種をセレクト・サンドウィッチ 480円・コーヒー 350円※デリ内容は季節によって変更。■商品例・アロマティックオイル「オリーブオイル&フレッシュバジリコ」250ml 2,800円、100ml 1,500円・フルーツビネガー「ザクロ」250ml 3,200円※価格は全て税込。
2018年10月08日多くの女子が憧れる人生の一大イベントといえば、結婚式。とはいえ、もし夢と理想が詰まった一日にトラブルが続出したらどうしますか?考えるだけでもゾッとしてしまうかもしれませんが、他人事なら覗いてみたいと思う人もいるはず。そこで、オススメの映画は、大惨事が巻き起こる結婚式を描いたこちらの作品です。それは……。抱腹絶倒! フランス発のコメディ『セラヴィ!』【映画、ときどき私】 vol. 174ウェディングプランナーとして数え切れないほどの結婚式をプロデュースしてきたマックス。この仕事に30年間も情熱を注いできたものの、そろそろ引退することを考えていた。そんなある日、手掛けることとなったのは、17世紀の城を舞台にした豪華絢爛な結婚式。いつも通り完璧に準備を整え、当日を迎えたはずだった。ところが、集まったスタッフたちは、新郎の希望と真逆の歌を熱唱するワンマンなバンドのボーカルをはじめ、撮影よりもつまみ食いばかりしているカメラマン、新婦に好意を抱くウェイターなど、ポンコツばかり。案の定、次々とトラブルが発生してしまう。はたして、チーム一丸となって、結婚式を無事に成功させられるのか……。先日行われたフランス映画祭2018で、「エールフランス観客賞」を受賞した本作は、フランスをはじめ世界50か国以上で高い人気を獲得している話題作。手掛けたのは、日本でも大ヒットした『最強のふたり』の監督コンビです。そこで、さらなる魅力を探るべく、こちらの方にお話をうかがってきました。それは……。フランスのエリック・トレダノ監督!トレダノ監督は、オリヴィエ・ナカシュ監督と長年コンビを組みながら作品を生み出し、多くの観客を魅了し続けている人気監督。今回は、撮影秘話から実体験まで、ナカシュ監督のぶんもたっぷりと語ってもらいました。駆け出しの頃、おふたりはイベント会場でウェイターをしていたそうですが、その経験も反映されていますか?監督もちろんあるよ。たとえば、カメラマンがビュッフェの料理をパクパク食べちゃうところとか、有名になれなかったのに偉そうにしているバンドの人たちとかは、どれも僕たちの経験。あとは、いろいろなところから持ってきたエピソードも参考にしているけれど、実際の出来事とそうではないものをごちゃまぜにして語るというのが映画なんじゃないかな。フランスの作家ジャック・プレヴェールも「芸術というのは真実を語る嘘である」と言っていたんだけど、映画はまさにそうだよね。劇中ではとにかくトラブルの連続でしたが、現場ではハプニングはなかったですか?監督今回の映画には、かなりたくさんの俳優がいたから、問題がないということはあり得ないよね……。だから、まるで学校の先生のように「静かにして話を聞いてください!」とか、「ちゃんとセリフを覚えてください!」といったことをずっと言ってたんだ(笑)。あと、撮影が夜だったときは、午前3時くらいになるとみんな疲れてきて撮影が進まなくなるから、周りを一生懸命励ましながら対応しないといけなくてそれも大変だったよ。では、あのドタバタ感はリアルでもあるんですね(笑)。監督そうだよ!今回は50日間の撮影だったんだけど、51日目はもう声を出したくないくらいヘトヘト(笑)。でも、現場というのはそういうものだよね。劇中には出会い系アプリを使用した笑えるシーンもありましたが、それも実体験ですか?監督パリにある僕たちの事務所には25人くらいのスタッフが働いているんだけど、そのなかに若者もたくさんいて、彼らから「いまの人は出会い系アプリを使っている」ということを聞いたんだ。映画というのは、そのときの時代背景を表すものでもあるから、ただ楽しませるだけではなくて、10年、15年経ったときに、「この時代ってこうだったよね」という記録になったり、次の世代に教えたりする役割もあるものだと思っているよ。だから、カメラマンが「スマホでみんなが写真を撮るから仕事がなくなる」というようなエピソードも入れたんだ。こんなふうにいくつもの要素をバランスよく調整する映画監督の仕事は、適材適所にスタッフをまとめたり、式を演出したりするウェディングプランナーと通じるところもあったはず。やはり主人公に感情移入したところはありましたか?監督もちろんあったよ。たとえば、どうやってキャストやスタッフを意気投合させようかとか、いかにしてそれぞれの才能に合わせた仕事を与えようかとか、そういう部分は特に共感したかな。でも、それは映画監督だけではなくて、観客もそれぞれの立場で感情移入できると思っているんだ。というのも、この物語はいろんな困難がやってくるなかで、どういうふうにしてそれを乗り越えるかという話であって、そこであきらめるのか、それとも続けていくのか、というのをみんな自分に投影して考えるんじゃないかな。家族や友人関係においても、それは同じだと思っているよ。相棒のナカシュ監督とは対立したことがないそうですが、仕事仲間とストレスなく働ける秘訣は?監督僕たちは気の合うカップルみたいな感じで、化学反応に近いからうまく説明できないんだけど、お互いの足りないところを補い合っている関係なんだ。それは、『最強のふたり』でも今回の映画でも同じで、人と人が補完関係にあることを描いているんだけど、それはつまり僕たちのことを表しているのかもしれないね。では、1人で映画を作ることを考えたことはないですか?監督いままでもないし、これからもないね!長い時間をかけた映画が公開されるというのは、批評家をはじめ、家族や観客から批判されることもあるわけで、勇気のいることなんだけど、そういうときも、2人のほうがストレスを受け止めやすいよね。息の合ったトレダノ監督とナカシュ監督が生み出すからこそ、キャラクターたちのやりとりも絶妙なものばかり。そんなシーンの連続にくぎ付けになるものの、もうひとつ興味をそそられるものといえば、日本とは異なるフランス流の結婚式。かなりリサーチもされたそうですが、印象に残っている結婚式があれば教えてください。監督今回は取材で結婚式をたくさん見たんだけど、なかでもロマンチストな新郎新婦が空中に飛びながらキスをするという結婚式にはすごく驚いたよ(笑)。ちなみに、作品ではそこからアイディアをもらったシーンがあるんだけど、あえてエゴが強い新郎だけを空に飛ばすことにしたんだ。ちなみに、ご自身の結婚式はどのようなものでしたか?監督僕のときはサーカスの会場を借りて結婚式をしたんだけど、すごくロマンチックだったよ。でも、あまりにも早く終わってしまったので、写真がなかったら詳細までわからないくらい、実はよく覚えてないんだ(笑)。だから、どちらかというと準備がすごく大変で緊張していたのにも関わらず、実際にはあっという間に終わっちゃったという感じかな。ただ、人生においては、ひとつのシンボルであり、ステップでもあるんじゃないかな。このところの日本では生涯未婚率が年々上昇しており、年を重ねるごとに恋愛に踏み出すのが怖くなっている人が増えているのも事実。「さすが愛の国フランス!」と思うシーンも多かったので、恋愛に臆病な人にアドバイスをお願いします!監督まず、地球で最も美しいものである「愛」を知らずに過ごさないで欲しいね。シャイな気持ちがあったり、相手との間に境界を作ってしまったりするかもしれないけど、もっと自分に自信を持って、自分を愛することからはじめたらいいんじゃないかな。つまり、自分を大切にするということが一番重要なこと。それができれば、スタイルがどうだとか、賢いかどうかとかは関係なく、輝くことができると思うよ。だから、「自分には価値があるんだ」ということをしっかりと認めることだね。だって、僕たちにはほかの人に愛を伝えたり、誰かに愛されたりする権利があるし、そういう思いは遺伝子のなかにもあるものなんだよ。それに、ひとりでいるよりも、みんなで一緒にいるほうがいろいろなことができるし、楽しいことでもあるというのを感じてもらいたいな。僕たちも2人で働いているけれど、映画でもまさにそういうことを語っているんだと思うよ。最後に、この作品の見どころを教えてください。監督人間が言葉では言えないようなことも、音楽が伝えてくれることがあるんだということ。それが劇中では、フルートの美しい音色に象徴されているよ。そして、最後のシーンは、目を見張るようなことをやらなくても、シンプルなものだけでみんな幸せになれるんだよというメッセージでもあるんだ。あと、新郎のスピーチのなかでもあるように、「泣くよりは笑ったほうがいい」という言葉。人生には大変なこともあるかもしれないけど、それを嘆くよりも笑っていたほうがいいと思うし、僕たちもそうするようにしているよ。喜びも悩みもあるからこそ、人生は愛おしい!泣いても笑っても一度きりの人生。「まあ、これも人生さ!」という意味を持つ “セラヴィの精神” を見習って、まずは自分の気持ちに正直に突き進んでみては?その先にはきっと、つらいことも笑って吹き飛ばせるほどのハッピーな世界が広がっているはず!笑いと感動が詰まった予告編はこちら!作品情報『セラヴィ!』7月6日(金)渋谷・シネクイント他全国公開配給:パルコⓒ 2017 QUAD+TEN / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / PANACHE PRODUCTIONS / LA COMPAGNIE CINEMATOGRAPHIQUE
2018年07月04日オリヴィエ・アンド・コー ギンザ(OLIVIERS&CO GINZA)は、20種類以上のオリーブオイルとアイスのペアリングを楽しめる「オリーブオイル&アイス テイスティング」を夏季限定で開催。オリーブオイルだけで20種類、ビネガー、バルサミコ、トリュフオイルやソルトなど全商品合わせると60種類以上を取り揃えるオリヴィエ・アンド・コー ギンザは、世界15カ国に展開するフランス発最高級オリーブオイルブランド「オリヴィエ・アンド・コー(OLIVIERS&CO)」の日本1号店。オリーブオイルをはじめとする食材を販売し、店内のテイスティングテーブルでは商品の試食が可能だ。さらに、イートインスペースでは、オリーブオイルとのフードペアリングメニューを提供する。テイスティングテーブルにて、バゲットやトマトなど既存の食材に加え、夏季限定で「オリーブオイル&アイス」のテイスティングを開始。「オリーブオイル&アイス」の組み合わせは、アイスの甘さとオリーブオイルの濃厚な風味がマッチし、近年ではフランスや海外でも定番のペアリングとなっている。オリヴィエ・アンド・コー ギンザでは、店舗に常駐するオリーブオイルソムリエがアイスに合うオイルを提案。数々のオイルの中から、マンダリンやレモンなど、柑橘系の爽やかな味わいのオイルや、辛味、青味を持つエクストラバージンオリーブオイルなどをセレクトしてくれる。また、カフェタイムでは、「オリーブオイル&アイス」のデザートメニューも用意。テイスティングで発見した好みのオリーブオイルをかけて楽しめる。【詳細】オリーブオイル&アイス テイスティング開催期間:開催中~ ※夏季限定、終了時期未定開催場所:オリヴィエ・アンド・コー ギンザ住所:東京都中央区銀座1-3-3 G1ビル1F営業時間:11:00~21:00(L.O.20:30)TEL:03-6263-2951■カフェメニュー(14:00~17:00)・カフェセット(アイスとコーヒーのセット) 700円+税・アイス単品 400円+税
2018年06月21日フランスのオリーブオイルブランド「オリヴィエ・アンド・コー(OLIVIERS&CO)」が、日本初出店となる「オリヴィエ・アンド・コー ギンザ(OLIVIERS&CO GINZA)」を2018年1月25日(木)より東京・銀座にオープンする。「オリヴィエ・アンド・コー」は、現在フランス国内に30店舗、世界15カ国に75店舗を展開する最高級オリーブオイルブランド。フランスのトップオリーブオイルソムリエであるエリック・ヴェルディエが独自の厳格な基準を定めており、その基準を満たす500以上のオリーブオイルからさらに彼がテイスティングし、優れた30のオリーブオイルを厳選している。「オリヴィエ・アンド・コー ギンザ」では、オリーブオイルだけで20種類、ビネガー、バルサミコ、トリュフオイルやソルトなど全商品合わせると60種類以上が取り揃えられる。さらに店内のイートインスペースやテイスティングテーブルにて、オリーブオイルソムリエによるオリーブオイルと様々な食材との"フードペアリング"が体験できる。他にも、店内で販売している食品を使った料理を試食し、気に入れば購入することができる"グローサラント"システムを導入。こだわりのオリーブオイルと相性抜群のメニューを、ランチタイム、カフェタイム、ワインタイムとそれぞれの時間帯で楽しむことができる。【詳細】オリヴィエ・アンド・コー ギンザオープン日:2018年1月25日(木)住所:東京都中央区銀座1-3-3 G1ビル1F営業時間:11:00~21:00(L.O.20:30)TEL:03-6263-2951アイテム例:・エクストラバージンオリーブオイル「アグロラグーナ」100ml 1,300円+税/250ml 3,200円+税/500ml 5,800円+税・ワインビネガー&フレッシュガーリック 250ml 2,500円+税・グリーンオリーブタプナート 100ml 1,500円+税イートインメニュー例:■ランチタイム<11:00~14:00>今週のオリヴィエ&コー ランチ(メイン・サラダ・スープ・パン2種)1,200円+税■カフェタイム<14:00~17:00>パンナコッタ、ジェラート(オリーブオイルやバルサミコを添えて)コーヒーorハーブティーが選べるデザートセット 各800円+税■ワインタイム<17:00~21:00>ワイン 各700円+税その他 チーズ盛り合わせ、ハム盛り合わせなど
2018年01月18日ランバン(LANVIN)は、新アーティスティック・ディレクターにオリヴィエ・ラピドス(Olivier Lapidus)を迎えて初となるコレクション、2018年春夏ランウェイショーをフランス・パリで発表した。デビューシーズンのアイコンとなるのは「LANVIN」のロゴだ。ブランドネームをグラフィカルにプリントした模様は、ドレスにスカートにそしてバッグからも顔を出す。カラーはジャンヌ・ランバンが好きだったブラックを中心にピンクやレッドなどのカラーをプラスして。ビッグメゾンの歴史に足を踏み入れた暁として、オリヴィエ初コレクションの中で大きな存在感を放っている。そして、もう一つキーワードとなるのはアシンメトリーなシルエット。基本的にショート丈に揃えたスカート・ドレスは、テキスタイルを捻ったりつまんだり、そして複雑なスリットを配してアンバランスに整えた。ショルダーにはアーカイブから着想を得て花の飾りを、そしてウエストには3本重なったベルトを添えた。軽さを追求し起用したシースルー素材は、左右に揺れ動き不均衡なシルエットに拍車をかける。ドレスと並べたのは、アーカイブから着想を得て生み出した丸みのあるコートだ。素材には、上質なキルティングコットンやネオプレンなどを使用している。新作アクセサリーは、90年代香らせるスクエアトゥのシューズをアイコンに。ひざ下までストラップが伸びたグラディエーターサンダルは、特に大きな活躍を見せている。
2017年10月11日4月9日(現地時間)、イギリス演劇界で最も権威のあるオリヴィエ賞の授賞式がロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた。最多9部門受賞となったのは、史上最多11部門でノミネーションを受けていた「ハリー・ポッターと呪いの子」。主要部門では「新作作品賞」をはじめ、大人になったハリー・ポッターを演じたジェイミー・パーカーが「主演男優賞」、ハーマイオニー役のノーマ・ドゥメズウェニが「助演女優賞」、ドラコ・マルフォイの息子スコーピウス役のアンソニー・ボイルが「助演男優賞」、ジョン・ティファニーが「監督賞」を受賞。そのほか「衣装デザイン賞」や「音響デザイン賞」などオリヴィエ賞史上最多の9部門受賞を果たし、圧倒的な強さを見せつけた。ほかには「glee/グリー」のメルセデス役で知られるアンバー・ライリーが、ミュージカル「ドリームガールズ」でミュージカル部門の主演女優賞を獲得。喜びのあまり泣きすぎて目を腫らした微笑ましいアンバーの写真がインスタグラムで見られる。また、イギリスの演劇界に貢献したとして、ケネス・ブラナーが特別賞を受賞し、マーク・ライランスがプレゼンターとして彼の名を読み上げた。(Hiromi Kaku)
2017年04月10日『ハリー・ポッターと呪いの子』がその年に上演された優れた演劇・オペラに与えられる、イギリスで最も権威あるオリヴィエ賞史上最多ノミネートを受けた。『ハリー・ポッターと死の秘宝』の19年後の世界を舞台に、ハリー・ポッター、ハーマイオニー・グレンジャー、ロン・ウィーズリーの子供たちがホグワーツ魔法魔術学校に入学して巻き起こるさまざまな事件を描いたJ.K.ローリング脚本による同作は、6日に発表されたノミネートで最優秀新作演劇賞を含む11の候補に挙がった。現在ロンドンで公演中の同作でハリー役を演じるジェイミー・パーカーは、『バリード・チャイルド』のエド・ハリス、『トラベスティーズ』のトム・ホランダー、これまで6度の受賞歴を持つイアン・マッケランらと最優秀主演男優賞をかけて争うことになる。また、音楽部門最優秀アチーブメント賞では、『ドリームガールズ』『ジーザス・クライスト・スーパースター』『スクール・オブ・ロック・ザ・ミュージカル』と並んでノミネートされている。そのほかにも『ハリー・ポッターと呪いの子』は、最優秀演劇振付賞にスティーブン・ホゲット、ライティング・デザイン賞にニール・オースティン、最優秀セットデザイン賞にクリスティン・ジョーンズ、助演男優賞にアンソニー・ボイル、助演女優賞にノーマ・ドゥメズエニがノミネートされた。ケネス・ブラナーが演劇界への功績を称えられることが決定している今年度の授賞式は、来月9日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催される。(C)BANG Media International
2017年03月08日昨年10月に離婚申請したハル・ベリーとオリヴィエ・マルティネスだが、どうやら離婚回避を考えているようだ。申請はしたものの、両者は何の行動も起こさないまま1年が過ぎようとしている。そこで離婚裁判所から、どちらか一方でも何か行動しない限り、申請は棄却されると通知したが、ゴシップサイト「TMZ.com」によると、ハル側もオリヴィエ側も、離婚成立を急ぐ気はないばかりか、結婚状態のままで構わないと考えているという。離婚の理由の1つはオリヴィエの気性の荒さだった。ハルの元パートナー(ハルの娘・ナーラちゃんの父親)を殴ったり、ロサンゼルス空港職員をチャイルドシートで押し倒すなど暴力沙汰が続いたことが離婚の引き金となったが、ハルは、アンガーマネージメントの治療を続ければオリヴィエが変わるのではないか、と希望を捨てずにいるという。夫妻には3歳になる息子・マセオくんがいて、8歳のナーラちゃんも一緒に四人家族としての関係は良好であり、この点からも夫妻は離婚に消極的になっている。夫婦としてよりも、子どもたちの良き親としての関係を重視し、現状維持を選んだようだ。(text:Yuki Tominaga)
2016年09月08日バルマン(BALMAIN)のクリエイティブ・ディレクター、オリヴィエ・ルスタンと、ナイキラボ(NikeLab)がコラボレートしたコレクションが登場。2016年6月2日(木)より、一部のNikeLab販売店及びNIKE.COM/NikeLabで発売される。Summer of Sport(スポーツの夏)シリーズ第2弾となる本コラボレーション。ナイキのイノベーションと、オリヴィエの創造性がブレンドされたデザインが特徴だ。フットボールのアイコン的スタイルを用いてスポーツスタイルの製品を作ったと語るオリヴィエ。フットボールの美しさをこれまで以上の新しさで表現し、モダンなシルエットと王者を象徴するゴールドをアクセントに使うなど、贅沢な仕上げを施している。クラシックな「N98 ジャケット」を元にしたアイテムは、オフピッチでの着用をイメージしたもの。メンズ・ウィメンズそれぞれのバージョンに、金のフレームがあしらった。他にも靴下のようなフィット感のフライニット アッパーと、柔らかく快適なナイキ フリーのアウトソールを用いた「フリー マーキュリアル フライニット」や、フットボールブーツをストリート向けに再解釈した「フリー ハイパーヴェノム」などを展開。細部の仕上げまでこだわり抜かれた、本コレクションに是非注目してみて。【詳細】ナイキラボ × オリヴィエ・ルスタン:フットボール ヌーボー コレクション発売日:2016年6月2日(木)販売店舗:一部のNikeLab販売店、NIKE.COM/NikeLabアイテム情報:・NikeLab N98 ジャケット × OR 39,960円(税込)・NikeLab トップ × OR 17,280円(税込)・NikeLab フットスケープ マジスタ × OR 27,000円(税込)・NikeLab フリー マーキュリアル フライニット × OR 27,000円(税込)・NikeLab ローシ ティエンポ VI × OR 19,440円(税込)・NikeLab フリー ハイパーヴェノム 2 × OR 19,440円(税込)【問い合わせ先】NIKE カスタマーサービスTEL:0120-6453-77
2016年05月28日バスケ選手のデヴィッド・ジャスティス、歌手のエリック・ベネイ、そして今回は俳優のオリヴィエ・マルティネスと3回目の離婚になるハル・ベリー。昨年10月に「離婚することにした」と表明してからまだ離婚手続き中の身だが、家族でメキシコへ飛ぶ姿がロサンゼルス国際空港でキャッチされた。関係者が「People」誌に語ったところによると、2人は離婚を「子どもたちにとって極力ダメージが少ないように円滑・円満に進めたい」らしく、今後も「いい関係」を続けていくという。2人の子どもである長男マセオ・ロバートくんは、ハルが47歳のときに生んだ“高齢出産”の子で、当時驚きと共に多くの女性に希望を与えた。ハルにはオリヴィエと結婚する前に交際していたモデルのガブリエル・オーブリーとの間にもうけた長女・ナーラちゃんもいる。離婚手続き中でありながら、家族で仲睦まじく旅行へと出かける姿に「復縁もあるのでは?」と思わずにいられないが、残念ながら関係者によれば「絶対にありえない」そうだ。すでに離婚を決意して手続きに入っていた昨年11月、ハルは離婚の話と絡め、困難への向き合い方をこう語っていた。「人生で何かツラいことに直面したら、それに無理に立ち向かうより、一歩踏み出してほかのことに集中するのが常に一番の改善策なのよ」。(Hiromi Kaku)
2016年03月24日オリヴィエ・マルティネスがロサンゼルス空港で、写真を撮ろうとした男性を威嚇し、暴行罪で訴えられた。4日(現地時間)、妻のハル・ベリーと6歳の娘・ナーラ、1歳2か月の息子・マセオと空港にやって来たオリヴィエは、いつものようにパパラッチに取り囲まれたが、この日はいつも以上に大勢が殺到し、空港警察が出動したほど。人だかりの中にはパパラッチに便乗してオリヴィエたちの写真を撮ろうとする空港職員もいたという。オリヴィエは自分たちに近づきすぎたうちの1人に対して、車に載せてあったチャイルド・シートを振りかざし、それを避けようとしたその男性は仰向けに倒れてしまった。この人物は空港職員で、オリヴィエたちの写真を撮ろうとしていたようだ。彼はその場で手当を受けた後、地元の病院に搬送された。オリヴィエたちはそのまま飛行機に搭乗したが、男性はその後、オリヴィエに暴行を受けたと被害届を提出した。夫妻がパパラッチとトラブルになったのはこれが初めてではなく、これまで何度もプライベートな写真を撮ろうとする彼らと口論になり、エキサイトしたオリヴィエをハルがなだめて暴力沙汰にならずに済んだこともある。夫妻は許可なくセレブの子どもの写真を撮ることを禁ずる「ノーキッズ・ポリシー」の賛同者として知られている。(text:Yuki Tominaga)
2015年01月06日2012年、日本中を笑いと涙で包み込み、ロングランヒットとなった『最強のふたり』の主演オマール・シーと、エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ両監督が再びタッグを組んだ『サンバ』。アフリカからフランスにやってきた陽気な青年サンバの恋や友情を、シニカルなユーモアで現代社会を映しつつ描いた本作の一般試写会が、先日行われた。その際に実施されたアンケートから見えてきたのは、本作でシャルロット・ゲンズブールが演じた「燃え尽き症候群」のキャリア女性・アリスに共感し、自分を重ねる女性たちの姿。ついつい仕事を頑張り過ぎてしまう、デキる女性ほど要注意といわれる「燃え尽き症候群」の乗り越え方を、『サンバ』から探ってみた。サンバ(オマール・シー)は、料理人になることを目指し、アフリカ・セネガルからフランスにやってきて10年。ところが、ちょっとした手違いから滞在許可書がもらえず、国外退去を命じられた彼は、移民支援協会に相談することに。そこで出会ったのが、ボランティアのアリス(シャルロット・ゲンズブール)だった。たいてい、移民支援協会で働くボランティアといえば、法科を学ぶ学生か年配の女性。なぜ、こんなところにアリスような女性が? そう不思議に思ったサンバは彼女に関心を持っていく。一方のアリスも、困難な状況にいるのに笑顔を忘れないサンバに興味を抱き、彼のために尽力するように。最初はぶつかり合っていたふたりだが、次第に心を通わせるようになり、やがて恋に落ちる。実は、ボランティアの中でどこか場違いに見えるアリスは、15年間、大手の人材紹介会社で働いてきた“バリキャリ女子”。友人も作らず、旅行にも行かず、一心不乱に働いてきたが、成績を伸ばすよう圧力をかけられ続け、ある日ふとしたことからブチキレる。やる気を失い、虚無感にさいなまれた彼女は入院し、休職中の身に。協会でのボランティアも、リハビリ治療の一環だった。そんなアリスを演じた、フランスを代表する女優のシャルロット。コメディに出演するのは意外なようにも思えるが、知的で芯の強さを感じさせながら、いまにも壊れそうな繊細さを持ち合わせた「燃え尽き症候群」のアリスは、思いがけないハマり役となっている。今回の試写会でのアンケートによれば、実に7割以上の人が、劇中のアリスのように仕事内容や職場の人間関係などから、慢性的なストレスや倦怠感、欲求不満を感じたことがあるという。では、それをどうやって乗り越えているかといえば、「休むときはしっかり休む」「自然に任せた」と「時間」が解決してくれると考える人や、あるいは「考えないようする」「趣味で息抜きする」というスタンスを貫き、「ノー天気に生きることも必要」とある種の悟りの境地(?)を得た人も。その一方で、あえて「仕事にのめり込む」といった強者もいた。また、物理的にその状況から離れることが一番と「旅行」「転職」を挙げる人も多く、「無理に勤めてストレスをためるぐらいなら、辞めて次を探す」というキッパリした意見も。さらには、「自分の時間を取り戻す、リハビリ期間を設けた」という、まさに劇中のアリスと同じような状況の人もおり、「下を向いていても落ち込むので、笑う、話をする、『むかつく』と怒鳴ってみる」と、時にはブチキレる以前に(!?)、感情を吐き出すことが大切という意見もあった。中には、「自分の考えを変えるしかない。自分が変わるのが一番の近道」「新しい価値観を発見する暮らしを見つける」と、結局は“自分次第”というとらえ方をする人も。そのためには、ひき籠もってばかりはいられず、アリスがサンバとの距離を縮めていったように、人との交わりは欠かせない。例えば、アリスが自身の身の上を思い切ってサンバに語ったとき、彼は「燃え尽きた友だちに感動した」とアリスを称え、あるがままを認めていた。そんなサンバや、常に前向きなラテン系イケメンのウィルソン(タハール・ ラヒム)たちとの関わりは、確かに彼女を少しずつ変化させていく。もちろん、ストレス解消法として「映画を見る」という声も多数。そんなちょっぴり心が疲れたときに、『サンバ』はオススメの1本となるはずだ。『サンバ』は12月26日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サンバ 2014年12月26日より全国にて公開(C) Quad - Ten Films - Gaumont - TF1 Films Productions - Korokoro
2014年12月26日『最強のふたり』のオリヴィエ・ナカシュ監督と主演のオマール・シーが、ヒロインにシャルロット・ゲンズブールを迎えた最新作『サンバ』を引っ提げて来日。オリヴィエ監督&エリック・トレダノ監督作へ、短編を含めこれが5本目の出演となるオマールは、本作の企画段階から参加。オリヴィエ監督とオマールが『サンバ』に込めた想いを語った。その他の写真本作でのオマールは印象的な“笑顔”だけでなく、“怒り”や“後悔”など、さまざまな顔を見せる。演じたのはフランスへ来て10年の移民サンバ。ビザを失ったサンバは、シャルロット扮する燃え尽き症候群の女性アリスと出会う。監督は言う。「背景には移民問題がありますが、これはヒューマンドラマ。『最強のふたり』と同様、他人同士が出会って歩み寄れば、希望が生まれることを描きたかった。さらに今回は男女のストーリーでもあります」。そしてオマールとシャルロットを起用してよかったと特に感じたシーンを挙げた。「ガソリンスタンドの中でサンバとアリスが会話をしている5分間ほどの場面があります。ふたりがただぽつぽつと話している何も起こらないシーンにこそ、オマールとシャルロットでよかったと強く感じましたね」。オマールは「サンバは生き延びるためだけに仕事を続けるなかで、アリスは仕事をしすぎて、自分が分らなくなった。理由は違うけれど、共に仕事によって自分を見失ったふたりが出会うことによって自分のポジションが照らされて見えてくる」と解説。そして「アイデンティティは変わっていくものですが、こうした出会いによって取り戻せることもあるのは感動的です。それに、出会いが人生を変える力を持つことについては、僕自身がオリヴィエ監督とエリック監督との出会いで経験しているので、心から信じられるんです」と微笑んだ。本編ラスト手前、サンバがアリスにある思いを打ち明ける。これを受けてのアリスの言葉が、自分を想う人が隣にいることの強さを伝え、心を打つ。『サンバ』12月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー取材・文・写真:望月ふみ
2014年12月25日世界的ヒットを記録した『最強のふたり』の主演オマール・シーと監督のオリヴィエ・ナカシュが再びタッグを組んだ最新作『サンバ』を携え、第27回東京国際映画祭のために来日。10月26日(日)に舞台挨拶が行われ、オマールは覚えたての日本語やダンスを披露し喝采を浴びた。本作は、うっかり滞在ビザが失効し国外退去となってしまった青年・サンバが、それでも明るさを失うことなく強く生きていくさまを描いたドラマ。『最強のふたり』は3年前の東京国際映画祭で「グランプリ」と「最優秀男優賞」に輝き、その後、日本を含め世界中で大ヒットとなった。オマールは「こんにちは、オマール・シーです」と日本語で挨拶。今回が初来日だが、3年前の東京国際映画祭での「最優秀男優賞」は『最強のふたり』の数ある受賞歴の中でも一番最初の受賞だったそうで特別な思いがあるよう。「あの時は日本に来ることはできなかったけど、ここに来てみなさんに『ありがとう』と言いたかったんです」と笑顔で語る。ナカシュ監督は、今回の企画について「前作の大成功の後、何をすべきか?と考え、また同じチームでやりたいと思いました。実はこの企画は『最強のふたり』よりも前からあったものなんです」と明かし、「この映画を通じてパリの違う側面が見られると思います。私は映画の中で常に“ユーモア”と“人間性”というものを大事に描くことを心がけています」と作品に込めた思いを語る。苦境の中でも常に笑顔を失わない主人公について、オマールは「これまでに演じたことのないタイプの役であり難しかったですし、僕自身とはかけ離れたキャラクターでした。こういうつらい人生を送る人々はたくさんいると思いますが、それでも日々を生きていかなくてはいけないし、その上で希望を持っていなくてはいけない。その希望が笑顔に象徴されていると思います」と語った。オマール自身は『最強のふたり』で成功をおさめた後、次々と話題作に出演。フランスに留まらず『X-MEN』などハリウッド大作にも呼ばれるようになったが、そうした変化について「正直、人生が一変した感じです。英語も勉強しなくてはいけなかったし、いまこうして日本にいるというのもそう。こうやって服も靴も新しくなったしね(笑)。いろんなことがいい方に変わっていまは幸せに思っています」と満面の笑みを浮かべて語った。ちなみに本作のオマールが演じた主人公は、サンバという名前なのに踊れないという設定。司会者から「でも、オマールさんは踊れますよね?」と振られると、オマールは覚えたばかりの日本語で「ダメよ~、ダメダメ!」と「日本エレキテル連合」の流行ネタを披露し会場を沸かせる。さらに、音楽が流れ始めるとノリノリで華麗なステップを見せ、劇場は拍手喝采に包まれた。第27回東京国際映画祭は10月31日(金)まで開催。『サンバ』は12月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月26日フランス映画ながら、日本での観客動員数が36万人を突破する大ヒットを記録している『最強のふたり』。先日、本作の監督を務めたオリヴィエ・ナカシュとエリック・トレダノが自身のtwitterを通して、2013年度のアカデミー賞外国語映画賞のフランス代表として本作が選出されたことを明らかにした。事故で車いす生活になった大富豪と彼の世話をすることになった黒人青年。生まれも育ちも全く異なる2人が衝突しながらも互いを受け入れ、友情を築いていく姿を描く。本国・フランスでは3人に1人が観たと言われ、各国の大統領なども関心を寄せる社会現象を巻き起こした本作。昨年の東京国際映画祭でサクラグランプリを受賞するなど、公開を前に日本でも大きな注目を集めていたが、公開を迎えてからもその勢いは衰えることなく、公開3週目に入っても全国興行収入ランキングでに3週連続TOP10入りを果たすなど、口コミでその良作ぶりは広まり続けている。さらに、北米でも本年度外国語映画No.1の動員数を誇り、世界各国で開催される映画祭ではすでに数多くの賞を総なめにしてきた『最強のふたり』。今年のアカデミー賞で作品賞ほか5部門を制したフランス映画『アーティスト』の再来を予感させる本作の快進撃に、再び世界が注目している。オスカーのノミネート作品発表は2013年1月10日(現地時間)、昨年に続くフランス映画旋風からまだまだ目が離せない。『最強のふたり』はTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開中。■関連作品:最強のふたり 2012年9月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORPアーティスト 2012年4月7日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© La Petite Reine - Studio 37 - La Classe Americaine - JD Prod - France 3 Cinema - Jouror Productions - uFilm
2012年09月21日1月にハル・ベリーとの婚約が報じられたオリヴィエ・マルティネスが、報道が事実であることを認めた。10日(現地時間)にフロリダ州マイアミにレストラン「Villa Azur」を開店したオリヴィエは、オープニング・イベントの際に婚約について尋ねられると、「もちろん、本当だよ」と答えた。2人は2010年に映画『Dark Tide』(原題)での共演を縁に交際を始めたが、婚約報道については肯定も否定もせず、沈黙を守っていた。婚約のうわさが流れたのは、ハルが左手薬指にエメラルドの指輪をはめていたのをスクープされたことがきっかけで、あるジュエリー・デザイナーが自分の作だと名乗りを上げたが、オリヴィエは「Miami Herald」紙に「あれは嘘。彼らは何の関係もないよ」と否定し、指輪はパリ在住のロベール・マズロがデザインしたと明かした。マズロは、15世紀から続く宝石商の末裔で、錬金術やパワーストーンに精通し、身につける人の個性に合わせた石選びとデザインで知られている。ハルはプロ野球選手のデヴィッド・ジャスティス、シンガーのエリック・ベネイと結婚・離婚し、その後にカナダ人モデルのガブリエル・オーブリーとの間に今年3歳になる娘をもうけたが、結婚しないまま破局を迎えた。彼女の3番目の夫になるオリヴィエは今回が初婚だが、20代の頃にはフランス人女優のジュリエット・ビノシュ、その後はミラ・ソルヴィーノ、カイリー・ミノーグ、ロージー・ハンティントン=ホワイトリーと交際していたモテ男だ。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:史上最強のキャストが集結!『ニューイヤーズ・イブ』DVD ペア限定試写会に20組40名様ご招待カイリー・ミノーグ、ハル・ベリーと婚約した元カレを祝福ツイートジャスティン・ティンバーレイク、ジェシカ・ビールとついに婚約?ハル・ベリーの薬指にエメラルドの指輪。オリヴィエ・マルティネスと婚約?『ニューイヤーズ・イブ』サラ・ジェシカ・パーカー大晦日は「大事な人と過ごす日」
2012年03月13日『ニューイヤーズ・イブ』のハル・ベリーが、一昨年から交際中のオリヴィエ・マルティネスと婚約したのではないかと言われている。2人は2010年9月、『Dark Tide』(原題)での共演後にオリヴィエの故郷であるフランスのパリでパパラッチに写真を撮られ、その1か月後に交際を認めた。その後、ハルが元恋人のガブリエル・オーブリーとの間にもうけた娘と3人で仲良く過ごす様子も頻繁に見かけられていた。そして、新年を迎えた1日、マリブでハルが左手薬指に大きなエメラルドの指輪をはめているのが目撃されたのだ。2人の代理人は婚約についてはノーコメント。ハルはプロ野球選手のデヴィッド・ジャスティスと1996年に、ミュージシャンのエリック・ベネイと2003年に離婚を経験している。その後に交際したガブリエルとは子供までもうけながら、「もう二度と結婚しない」と断言していた彼女に心境の変化が訪れたのか、それとも?(text:Yuki Tominaga)© Fame Pictures/AFLO■関連作品:ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:『ニューイヤーズ・イブ』サラ・ジェシカ・パーカー大晦日は「大事な人と過ごす日」ラブストーリーの匠、ゲイリー・マーシャル監督豪華スターたちをまとめる苦労は…被災地支援、出産、離婚までセレブたちの2011年をふり返り超貴重!『ニューイヤーズ・イブ』サラ・ジェシカ・パーカー直筆サイン入りポスターを1名様プレゼント“女性を笑顔にできる男”ザック・エフロンに直撃!理想の「大晦日」の過ごし方は?
2012年01月05日