『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の公開を控えるサム・ライミ監督が、プロモーションの一環で映画チケット販売サイト「Fandango」のインタビューに応じた。そこで、「『スパイダーマン』の4作目を撮りたい?」と聞かれ、次のように答えた。「『ドクター・ストレンジ』を作ったあとなので、なんだってできると思うようになりました。マーベルユニバースの中で、本当になんだってできる。どんなチームを組んでもいい」。ライミ監督といえば、初代の『スパイダーマン』三部作を手掛けた人物。同シリーズではトビー・マグワイアがスパイダーマン、キルスティン・ダンストがメリー・ジェーンを演じた。「トビーのことが大好きです。キルスティンのことも大好き。すべてのことが可能ではないでしょうか。実際にそういう話や計画はないけれど。それに、マーベルが現時点で興味を持つかもわかりません。彼らはこの話についてどう思うでしょうか?私はこの件を追い求めてきたわけではないけれど、美しい話ですね。たとえ『スパイダーマン』映画じゃなくても、トビーとまた仕事がしたいです。違う役柄でも」と語った。ライミ監督の発言を受け、ファンたちは「ぜひ『スパイダーマン4』を実現させよう!」「サム、トビー、キルスティンは乗り気だよ。あとはソニーだけだ!」などとツイッターで盛り上がっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 2022年5月4日より全国にて公開©Marvel Studios 2021
2022年04月07日キルスティン・ダンストが、2002年に出演したサム・ライミ監督の『スパイダーマン』のギャラについて振り返った。ヒロインのメアリー・ジェーン役であるキルスティンと、スパイダーマンを演じたトビー・マグワイアとのギャラには「極端な」差があったという。「The Independent」に語った。「私とスパイダーマンのギャラの差はあまりにもすごすぎて、考えることすらしなかった。『そうか。トビーはスパイダーマンを演じているのだから』という感じで」。主役はあくまでもトビーだから…と納得しようとしたのだろう。しかし、「でも、『スパイダーマン2』のポスターを飾ったのはだれだか知っているでしょう?」とにっこり笑って自分の胸元を指すキルスティン。「スパイダーマンと“私”なの」と胸を張る。「ニューヨーク・ポスト」紙によると、『スパイダーマン』のトビーのギャラは400万ドルで、同作の大ヒットを受けて『スパイダーマン2』では4倍以上の1750万ドルに跳ね上がったという。キルスティンのギャラやトビーのように2本目でギャラが大幅に増えたかどうかは不明だ。キルスティンは『スパイダーマン』のプロデューサーに、歯の矯正を強制されそうになったことも明かしているが、「えーと、イヤです。この歯が気に入っているので」と断ったという。このように好ましくない思い出について語っているものの、今後メアリー・ジェーンとして『スパイダーマン』映画に再出演することは「楽しそう。『No』と言ったことはない」と前向きだ。(Hiromi Kaku)
2021年11月17日トム・ホランドが、『スパイダーマン』シリーズ第3弾に歴代スパイダーマンのトビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドが出演するといううわさを否定した。「Esquire」誌との対談で「ノー、ノー。彼らは今作には登場しないよ」と語り、「ものすごく重要な情報のかけらを、ぼくに隠しているということがない限り。それって、隠しておくにはあまりにも大きな秘密だから、無理だと思う」と“分析”した。しかし、マーベルファンはトムのコメントを疑問視している模様。トムはこれまで何度もマーベル映画について悪気なく「ネタバレ」してしまい、製作陣から要注意人物として認定されている。製作陣はトムからのネタバレを避けるために、あえて全体の台本を渡さなかったり、インタビューの場にドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチを“お目付け役”として派遣したりと対策を行ってきた。実際にトムが「ぼくは、製作陣がいまだにぼくをだましているという可能性を100%確信している」と言うくらいだ。トビーの出演については、『スパイダーマン』第3弾への出演は「ギャラを上げてほしいと訴えている」ことが最近報じられ、その数日後「ついに契約書にサインした」とまで報じられている。本当にトムには知らされていないだけかもしれない。(Hiromi Kaku)
2021年02月10日エリザ・スカンレンとトビー・ウォレスという次世代注目俳優が共演する映画『ベイビーティース』。この度、エリザ演じる主人公の両親とトビー演じる不良青年と初対面する食卓のシーンが到着した。この度到着したのは、モーゼス(トビー)とミラ(エリザ)の両親が初めて対面するシーン。ミラはこの直前に、モーゼスに髪をばっさりと切ってもらっており、娘の突然の変化とモーゼスの言動に驚くショッキングなシチュエーションにもかかわらず、食卓を囲み平然と交わされる会話のギャップがどこかユーモラス。『湯を沸かすほどの熱い愛』や、『ショート・ターム』『キッズ・オールライト』など、シリアスなテーマをコメディタッチで描いている作品を参考にしたという監督のシャノン・マーフィは、「こうした作品は、コメディに分類されながらも、趣味のいいやさしい情緒性が作品全体を貫いています。感傷とは対照的な感情と、作品テーマに対して通り一遍ではない、さわやかな解釈があります」と分析する。また、原作となった演劇の戯曲家でもあるリタ・カルネジェイスが担当した脚本について「リタは、日常のシーンや関係性を、変わった角度から切り出す特別な目を持っています」と称賛している。モーゼスの見た目や態度に不快感を隠せないながらも、平気な素振りで会話を交わすミラの両親だったが、彼の年齢が娘より7つ年上だと分かると、母親(エシー・デイヴィス)は思わず「卒倒しそうだけど平気」とひと言。10代の娘の初めての恋に動揺しながらも精一杯冷静に振舞おうとする様子、テンポよく進む会話が独特の世界観を形づくっている。『ベイビーティース』は2月19日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビーティース 2021年2月19日より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2019 Whitefalk Films Pty Ltd, Spectrum Films, Create NSW and Screen Australia
2021年02月04日アルフレッド・モリナが、次の『スパイダーマン』に出演することがわかった。役は、彼がトビー・マグワイア主演の『スパイダーマン2』で演じたオットー・オクタビアス。今作にはベネディクト・カンバーバッチがドクター・ストレンジ役で出演することもわかっている。監督は、『スパイダーマン:ホームカミング』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』と同じくジョン・ワッツ。北米公開予定日は来年12月17日。モリナは現在制作中のNetflixのオリジナルアニメ映画『Trollhunters: Rise of the Titans』に声の出演をしている。文=猿渡由紀
2020年12月09日ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジが、トム・ホランド主演『スパイダーマン』シリーズ第3弾に登場することが明らかになった。「The Hollywood Reporter」が伝えた。ドクター・ストレンジは同作で、スパイダーマン/ピーター・パーカーにとって師の存在であった『スパイダーマン:ホームカミング』のアイアンマン/トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)や、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)のような、導く役割を担うという。『スパイダーマン』第3弾の撮影は、今月の終わりからアトランタにて開始予定で、ベネディクト主演の『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』(原題)も今月中にロンドンで開始予定。ベネディクトとトムの共演シーンがいつ撮影されるかは不明。先日、『スパイダーマン』第3弾にはアンドリュー・ガーフィールドがスパイダーマンを演じていた『アメイジング・スパイダーマン2』に登場したエレクトロ(ジェイミー・フォックス)が再登場することが報じられたばかり。ドクター・ストレンジやエレクトロの登場が決定したことで、ファンから「マルチバース」や「スパイダーバース」の実現を期待する声が上がっており、「1代目スパイダーマンのトビー・マグワイアや2代目のアンドリューが出演してくれたらうれしい」という希望が多数寄せられている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ドクター・ストレンジ 2017年1月27日より全国にて公開© 2016MARVEL
2020年10月09日トム・ホランドがスパイダーマンを演じる『スパイダーマン』第3弾に、ジェイミー・フォックスが出演交渉中であることが明らかになった。「The Hollywood Reporter」が報じた。ジェイミーが演じるのは、2014年にアンドリュー・ガーフィールドがスパイダーマン役を務めた『アメイジング・スパイダーマン2』で演じたヴィランのエレクトロ役。スパイダーマンを演じる俳優が変わっても、同じ役を再演することになったのは意外にもジェイミーが初めてではなく、トビー・マグワイアがスパイダーマンを演じた『スパイダーマン』(2002)、『スパイダーマン2』(2004)、『スパイダーマン3』(2007)でJ・ジョナ・ジェイムソン役を演じたJ・K・シモンズが、アンドリュー版を飛び越えてトム・ホランド版の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)にカメオ出演した例もある。『スパイダーマン』ファンの意見としては、「そういうことが可能なら、ポール・ジアマッティのライノ役やウィレム・デフォーのゴブリン役もまた見てみたい!」という声がちらほら。トム版の『スパイダーマン』第3弾には、前2作のキャストのゼンデイヤ(MJ)、マリサ・トメイ(メイ)、ジェイコブ・バタロン(ネッド)、トニー・レヴォロリ(フラッシュ)が出演予定。現在のところは2021年12月17日全米公開予定となっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:アメイジング・スパイダーマン2 2014年4月25日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2013 CTMG. All Rights Reserved.スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 2019年夏、全国にて公開予定
2020年10月02日新型コロナウイルス感染拡大が深刻化するなか、セレブたちもマスクなどで対策を講じています。マスクは身バレも防げて一石二鳥!いやしかし、にじみ出るスターオーラはやはり隠せません。そこでクイズを出題!いったいこの人は誰でしょう?【Q1】ヒント:カナダ出身のお騒がせアーティスト(写真:アフロ)【Q2】ヒント:映画『レオン』から25年がたちました(写真:アフロ)【Q3】ヒント:無敵のウルヴァリンもマスクで対策(写真:アフロ)【Q4】ヒント:親友はマット・デイモン。野球大好き(写真:アフロ)【Q5】ヒント:隠せないイケメンは元祖スパイダーマン(写真:アフロ)【Q6】ヒント:青春ダンス映画のスターから個性派俳優へ(写真:アフロ)【A1】ジャスティン・ビーバー(26)コロナの影響で食料を必要とする人のためのチャリティ企画に参加したりと、お騒がせセレブから脱皮中!?(写真:アフロ)【A2】ナタリー・ポートマン(38)映画『レオン』のマチルダ役は13歳のとき。現在は2児の母となりLAに在住。動物病院へ愛犬をお迎えに向かう途中。(写真:アフロ)【A3】ヒュー・ジャックマン(51)自宅のあるNYで散歩中。愛犬や妻のデボラ=リー・ファーネスと一緒のことが多く、愛妻家ぶりが伝わってきます。(写真:アフロ)【A4】ベン・アフレック(47)元妻と子ども3人の自宅を訪問するところ。よく見ると柄入りのマスクでお手製!?新恋人につくってもらったのかな?(写真:アフロ)【A5】トビー・マグワイア(44)マスクをしていてもイケメンオーラがダダもれ。ヴィーガンの彼はヴィーガンレストランで多くの品をテークアウト。(写真:アフロ)【A6】ケヴィン・ベーコン(61)外出自粛『#6Degrees』の発起人らしく紙袋7つ分の必需品を地元のスーパーで購入。これで当分ひきこもれる!?(写真:アフロ)「女性自身」2020年5月5日号 掲載
2020年05月17日トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』シリーズを監督したサム・ライミが、久々にアメコミ作品を手掛けるかもしれない。MCU映画『ドクター・ストレンジ』の続編となる『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』(原題)の監督候補として、契約交渉中だという。「Variety」誌が報じた。同誌は先月初旬に、前作の監督を務め、続投予定だったスコット・デリクソンが「クリエイティヴ面での意見の相違」から降板したことを伝えていた。デリクソンは製作総指揮としては残るという。続編の製作は今年5月から開始予定のため、スタジオ側は迅速に新たな監督を決めたい考え。デリクソンはツイッターで「サム・ライミとは一緒に働いたことがある。映画業界の中で、最も人柄のいい人の1人だし、監督としても“生きる伝説”みたいな人。ドクター・ストレンジを引き継ぐ人として最高のチョイスだね」と“後任”のライミ監督に太鼓判を押している。ライミ監督は、『スパイダーマン』3部作を撮り終えた後(2007年)、これまで長編作品でメガホンを取ったのは『スペル』(2009年)と『オズ はじまりの戦い』(2013年)の2本のみ。監督業ではなく、映画・テレビのプロデュース業に専念していた。『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』は2021年5月7日全米公開予定。(Hiromi Kaku)■関連作品:ドクター・ストレンジ 2017年1月27日より全国にて公開© 2016MARVEL
2020年02月07日ライアン・レイノルズが育児中の悩める母親にアドバイスを行った。ライアンのツイッターに、「ライアン。いますぐにでも答えてほしい、すごく大事な質問があるの」とある女性からの緊急メッセージが届いた。「マーベルが大好きな4歳の息子がいて、私はどうしても『デッドプール』を見せたいのよ。でもそうすべきか、決めかねていて…。どうしたらいいかしら」という内容だ。2人の娘の子育て中で、まもなく第3子の誕生を控えるベテランパパのライアンは、大人向けな『デッドプール』を子どもに見せるのは「ダメ」と返答。そのかわり、「2002年製作の『スパイダーマン』を見せて、『これがデッドプールだよ』と言うんだ。ぼくが子どもたちにやっていることだよ」とアドバイス。「うそをつくときは、必ず息子くんの目をまっすぐ見るのを忘れずにね。グッドラック!」と励ました。このやりとりを見たファンたちからは、トビー・マグワイアが初代スパイダーマンを演じた『スパイダーマン』を勧めたライアンに「センスがいい」とべた褒めする声、トム・ホランド演じる3代目スパイダーマンの画像を貼って「2002年!」と初代をうらやむコメントなど、ライアンのアドバイスに負けない楽しいコメントが多数寄せられた。(Hiromi Kaku)
2019年09月13日7月5日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は、シリーズ最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の公開を記念して、2017年に公開された新シリーズ1作目となる『スパイダーマン:ホームカミング』を地上波初放送する。トビー・マグワイア主演による3部作、アンドリュー・ガーフィールド主演でリブートされた『アメイジング・スパイダーマン』2部作に続き、アイアンマンやキャプテン・アメリカと共に“マーベル・シネマティック・ユニバース”(MCU)の一員として新たにスタートしたトム・ホランド主演による本作。本作のピーター・パーカー/スパイダーマンはヒーローとして戦う顔とともに、初恋や学業との両立に悩む15歳の高校生らしい一面も併せ持つ“等身大ヒーロー”として描かれており、シリーズ史上最も若いピーター・パーカーを演じるのは、本作で大抜擢され『アベンジャーズ』シリーズなどに出演、いま注目の若き実力派トム・ホランド。さらに「MCU」シリーズとなったことでアイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr、キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンス、ハッピー・ホーガン役のジョン・ファヴローなど“アベンジャーズ”の面々も登場するほか、『バットマン』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのマイケル・キートンが悪役・バルチャーとして出演。フレッシュな次世代ハリウッドスターと名優たちの競演も見どころ。さらに2.5次元俳優として人気の榎木淳弥をはじめ藤原啓治、大川透、中村悠一、美山加恋ら豪華吹き替えキャスト陣の声もしっかりチェックしたいところだ。憧れのトニー・スターク=アイアンマンにもらった特製スーツでスパイダーマンとして活躍する15歳の高校生ピーター・パーカー。N.Y.の街を華麗に飛び回り、悪を裁く…といきたいところだが、ヒーロー気分で街に繰り出してはビルの間や住宅街を飛び回るその姿はまだ初々しい。YouTubeで話題になっているものの親友にも正体がバレ、挙句の果てにはキャプテン・アメリカのシールドを盗んだと自慢話をする始末。そんな彼の目標は<ヒーロー>として認められることだった。大富豪・トニー・スタークに恨みを持つ不穏な影がN.Y.を危機に陥れると、ピーターはアベンジャーズに任せておけと言うスタークの忠告も聞かずに、ひとり敵を倒しに行こうとする。果たしてわずか15歳の新人ヒーローに世界を救うことはできるのか…というストーリー。なおシリーズ最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』も現在大ヒット公開中。『アベンジャーズ/エンドゲーム』とバトンタッチするように公開されたこともあり、大きな盛り上がりを見せる同作も是非チェックして。金曜ロードSHOW!『スパイダーマン:ホームカミング』は7月5日(金)今夜21時~日本テレビ系で地上波初放送。(笠緒)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開© Marvel Studios 2016. © 2016 CTMG. All Rights Reserved.
2019年07月05日映画『スパイダーマン:ホームカミング』の続編『Spider-man:Far From Home』(原題)が、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の邦題で来年、日本公開されることが決定した。トビー・マグワイアがピーター・パーカー/スパイダーマン役を演じ、2002年に初めてスクリーンに登場して以来、2004年の『スパイダーマン2』、2007年の『スパイダーマン3』が公開。トビーからアンドリュー・ガーフィールドに代わり、2012年には『アメイジング・スパイダーマン』、2014年に『アメイジング・スパイダーマン2』が公開と、5作品で40億ドル以上の全世界興行収入をあげ、世界中を熱狂させてきた『スパイダーマン』シリーズ。昨年には、スパイダーマン新シリーズ『スパイダーマン:ホームカミング』が公開され、主人公ピーター・パーカー/スパイダーマン役には、新進気鋭の若手俳優トム・ホランドが抜擢。ロバート・ダウニー・Jr.演じるアイアンマン/トニー・スタークとの共演が話題になった。また、スパイダーマンこと、15歳の高校生ピーター・パーカーが、ヒーローの師匠とも言うべきアイアンマンに導かれ、真のヒーローへと成長する過程を描きながら、彼の高校生活にもフォーカスした学園ドラマとしても大きな話題を集め、全世界興収は8億8千万ドルを超える大ヒットを記録。今回公開が決定したのは、その続編。前作に続きジョン・ワッツが監督、トムも出演が決定した。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年、全国にて公開予定。※全米公開は2019年7月5日(cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開© Marvel Studios 2016. © 2016 CTMG. All Rights Reserved.スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 2019年、全国にて公開予定
2018年08月02日5月23日は「キスの日」!なぜなら、いまから72年前の1946(昭和21)年の今日、日本で初めてキスシーンが登場する映画『はたちの青春』(佐々木康監督)が公開された日だから。主演俳優と女優がほんのわずかに唇を合わせただけのキスながら、大きな話題を呼び、映画館は連日賑わったのだとか。そんな「キスの日」にちなみ、思わずうっとりとしてしまうような、憧れのシチュエーションのキスシーンがある映画をシネマカフェがピックアップ!『50回目のファーストキス』山田孝之&長澤まさみ、雄大なハワイに抱かれてまず、最新映画からは、山田孝之&長澤まさみが11年ぶりに共演する『50回目のファーストキス』(6月1日公開)。ドリュー・バリモアとアダム・サンドラーによる2004年製作のロマンティック・コメディ『50回目のファースト・キス』を原案にし、『銀魂』の福田雄一監督が王道ラブストーリーに初挑戦。ハワイでオールロケを行った。山田さん演じる大輔は長澤さん演じる瑠衣にひと目惚れ、あとクサれのない恋愛が信条のプレイボーイを返上する。そして、1日しか記憶が持たない瑠衣のために、毎日、あの手この手でアプローチを繰り返し、毎日、瑠衣と恋に落ちて、ファーストキスを繰り返していく。ハワイの夕陽や星空の下、広大なパイナップル畑など、最高にロマンティックなロケーションで繰り広げられるファーストキスには、一途な大輔の思いとピュアな瑠衣の感動が何度も繰り返され、トキメキとともに切なく胸締めつけられることにもなりそう。もちろん、オリジナルとなった『50回目のファースト・キス』も、キュートで愛らしいドリューと大まじめでも面白いアダムは、『ウエディング・シンガー』『子連れじゃダメかしら?』などで共演経験が多く、息もぴったり。『ママレード・ボーイ』吉沢亮&桜井日奈子、両思いのキスにキュン吉沢亮が容姿端麗、頭脳明晰、ミステリアス…少女漫画人気キャラの三大魅力を全て兼ね備えた主人公・松浦遊を演じ、そんな吉沢さんが「妖精みたい」と評する桜井日奈子がヒロイン・光希を演じる『ママレード・ボーイ』(公開中)。お互いの両親がパートナーチェンジをしてシェアハウスで一緒に暮らすことになった遊と光希は、最初こそぎくしゃくするものの、やがてお互いを想うように。光希が遊を意識するようになったのは、保健室でのこっそりキスから。その後、それぞれに両思い宣言してからの、海辺でのキスにもキュンキュン。あるときはクローゼットに隠れてキスしようとするも…。世の女性たちを虜にし、「いま『ママレ』が実写化できる理由のひとつ」と廣木隆一監督に言わしめた吉沢さんがパーフェクトな顔面で熱演する遊のイケメンぶり、恋したら一直線の光希を初々しく演じた桜井さんの好演にも注目。『となりの怪物くん』菅田将暉&土屋太鳳、誰もいない昼下がりの教室で菅田将暉史上もっともカワイイキャラといわれる、天才で予測不能な“怪物”こと春と、いつもの明るいキャラクターとは一転、土屋太鳳が演じるガリ勉&冷血な雫の初めての恋を描く『となりの怪物くん』(公開中)。2人とも、恋人はおろか友達もいなかったのに、やがて初めての友達同士になり、気づけば初めての大切な存在になっていく。見どころは昼下がり、傾きかけた日が差し込む地学準備室でのキスシーン。ソファで寝ているハルの髪に雫が触れると、ハルがふいに目を覚ましてねぼけ眼のままでキス。さらに、ラストシーンのキスも、思わず“舞い上がる”!『ラ・ラ・ランド』エマ&ライアン、夢見るキスで舞い上がるエマ・ストーンとライアン・ゴズリンという人気俳優2人が、歌やダンス、さらにライアンはピアノまで吹き替えなしで披露し、大ヒットした『ラ・ラ・ランド』(2016)。夢見る街・ロサンゼルス(LA)で恋に落ちたミアとセブのキスシーンは幾度も登場するが、なんといっても印象的なのが、夜の映画デートの延長で出かけたグリフィス・パーク天文台のプラネタリウム。好きな人との初めてのキスで、まさに天にも昇るような気持ちを表現している。また、長~いクラクションを鳴らしながら車で迎えに来たときのキス、現在は稼働していないが撮影のために特別に動かしてもらったという「エンジェルズ・フライト」というケーブルカーでのキスなどにもうっとり。『塔の上のラプンツェル』自分からキスしにいくディズニープリンセス白雪姫が目を覚ますキスから、野獣の魔法が解けた後のキス、『わんわん物語』のスパゲティ・キスまで、数々の名キスシーンを世に送り出してきたディズニー・アニメーションからは、『塔の上のラプンツェル』(2011)を厳選。ランタンが夜空いっぱいに舞う幻想的な雰囲気の中、「輝く未来」に乗せてラプンツェルと、フリン・ライダーことユージーンは互いの気持ちを確かめ合う。ユージーンは優しくラプンツェルの顔に手を添え、カメレオンのパスカルが思わず頬を染めるも…。また、ラストには、うれしさのあまり自分からキスしにいくラプンツェル。一瞬驚いた様子のユージーンも実にキュート。『L・DK』山崎賢人のツンデレ王子がキスをノーカウントに山崎賢人が“ツンデレ王子”・柊聖を演じ、壁ドンを披露してブレイクするきっかけとなった『L・DK』(2014)にも注目。柊聖の兄に、不意打ちのようにファーストキスを奪われた剛力彩芽演じる葵。泣きじゃくる葵の涙に濡れる頬にそっと唇を寄せ、「あいつのキスはノーカウント、俺が決めた」と言い放つ姿に悶絶した方も多いのでは?そして最後には、恋が成就するというハート型の花火の下でのロマンティックなキスも!来年には実写映画化第2弾として、柊聖のいとこ・玲苑と3人の同居生活で三角関係がスタートする『L・DKひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』が公開に。新キャストもまだ発表されていないが、いまからも期待が高まる。『ピース オブ ケイク』多部未華子&綾野剛に、菅田将暉も!?ジョージ朝倉の同名人気コミックを、多部未華子&綾野剛に松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉ら豪華キャストで映画化した田口トモロヲ監督の『ピース オブ ケイク』(2015)は、映画も大人女子から支持を集めている。「こんな綾野剛は観たことない」といわれるほど、柔和で優柔不断、くしゃっとした笑顔が印象的な“ヒゲ店”(ヒゲ店長)を綾野さんが演じ、“流されやすい”ヒロイン・志乃を多部さんも熱演。アパートの縁側、「梅宮さんのこと好きだよ」という告白があり、優しく抱き寄せてからのキスには注目。さらに、いまや引く手あまたの菅田さんにとって初めての恋愛映画のキスシーンがあった本作。“飲み会”の最中、ちょっと気になっている女子(志乃)をトイレの前で待ち伏せしてキスという、“飲み会あるある”(!?)シチュエーションを演じている。『スパイダーマン』逆さづりキスは映画史の伝説級憧れのキスシーンといえば、忘れてならないのが、サム・ライミ監督によるシリーズ第1弾『スパイダーマン』(2002)での逆さ宙づりキス。目の前にいる憧れのスパイダーマンが、幼なじみのピーターだとは知るよしもないメリー・ジェーン(キルスティン・ダンスト)。方や、スパイダーマンことピーター(トビー・マグワイア)にとって、彼女はずっと想い続けてきた女性。雨の中、逆さづりの状態でのドキドキのキスは、そんな2人のすれ違いも象徴しており、映画史を代表する伝説的キスシーンといえるだろう。現在「BS10 スターチャンネル」ではキスの日記念特集として5月21日(月)~5月23日(水)18:30頃~『スパイダーマン』含め6作品を放送中だ。『アデル、ブルーは熱い色』激しさの対極にある優しいキス伝説といえば、第66回カンヌ国際映画祭で審査員長を務めたスピルバーグが、監督だけでなく主演女優2人にも最高賞のパルムドールを贈り、絶賛した『アデル、ブルーは熱い色 』(2013)。大胆で美しいラブシーンが話題となったが、青い髪の女性エマ(レア・セドゥ)と交差点ですれ違いざまに恋に落ちたアデル(アデル・エグザルコプロス)は、“視線でキスを交わしている”といってもいいほど。公園でのキス、パレードでの何気ないキスも、あの激しいラブシーンがあるからこそ、いっそう愛おしく引き立つ。『君の名前で僕を呼んで』ティモシー×アーミーの不器用キス17歳の青年エリオの初恋を描いた『君の名前で僕を呼んで』(公開中)には、風光明媚な北イタリアを背景に生涯忘れられないであろう喜びと痛みのキスの数々が…。お互いを探るかのように、自転車で田舎へと向かうエリオとオリヴァー。そこでようやく想いを確かめ合うキス。また、誰も彼らを知る者がいない街角でのキス。長身のアーミー・ハマーにしがみつくかのような華奢なティモシー・シャラメの身体が、2人の置かれた状況や心境の違いを示しているようにも見えてくる。ほかにも、ノラ・ジョーンズとジュード・ロウの逆さキスがビジュアルになった『マイ・ブルーベリー・ナイツ』、カウボーイ同士の再会のキスが印象的だった『ブロークバック・マウンテン』、さまざまなキスシーンが連なり、感動の涙を誘う『ニューシネマパラダイス』といった作品もオススメ。今日は素敵なキスシーンのある映画で、過ごしてみては?(text:Reiko Uehara)■関連作品:となりの怪物くん 2018年4月27日より全国東宝系にて公開©2018映画「となりの怪物くん」製作委員会©ろびこ/講談社君の名前で僕を呼んで 2018年4月27日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Frenesy, La Cinefactureママレード・ボーイ 2018年4月27日より全国にて公開© 吉住渉/集英社 © 2018 映画「ママレード・ボーイ」製作委員会50回目のファーストキス 2018年6月1日より全国にて公開© 2018 『50回目のファーストキス』製作委員会
2018年05月23日DRESS読者のみなさん、こんにちは。新作映画レビュー「映画は、微笑む。」の連載も、ついに50回目を迎えさせていただくこととなりました。これからも、何かを考えるきっかけになったり、元気をもらえたりと、DRESS読者のみなさまが楽しめる作品に絞ってご紹介していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!◼︎映画スター、スポーツ選手、億万長者……セレブが集う実在の高額ポーカールームへようこそさて、そんな50回目となる今回、みなさんにご紹介したいのは”セレブ専用”の高額ポーカールームを経営していた、26歳の独身女性モリー・ブルームのベストセラー回顧録を映画化した『モリーズ・ゲーム』です。トビー・マグワイアレオナルド・ディカプリオマット・デイモンベン・アフレックなどなど……名だたる大物たちが参加していたとされるエクスクルーシブ(※)なポーカールームの裏側とは……?『ソーシャル・ネットワーク』、『マネーボール』、『スティーブ・ジョブズ』と実在の人物を描いたら右に出るものはいない天才脚本家アーロン・ソーキンが、自らの集大成といえるシナリオを完成させ、初の監督に挑みます!※エクスクルーシブ:排他的な。閉鎖的な。部外者などをいれないさま。◼︎『モリーズ・ゲーム』のストーリー心理学教授の厳格な父親(ケヴィン・コスナー)のもと、幼い頃からひたすら練習を重ね女子モーグルの選手として五輪出場を目前にしていたモリー・ブルーム(ジェシカ・チャスティン)。コロラド大学を首席で卒業した彼女は、ソルトレークで金メダルを獲得し、ロースクールを卒業して会社を設立するという人生設計を立てていた。しかし、とある不運な事故によって冬季オリンピック予選の最終戦で転倒してしまい、アスリート人生に終止符を打つことに。時は2002年、転倒のケガから回復したモリーは、ロースクールへ行く前にLAで1年間の休暇を取ることを決め、ハリウッドのクラブでウェイトレスとして働き始める。店の常連客のディーンから雑用係としてスカウトされ、彼が主催するポーカー・ゲームを手伝い始めたモリーだったが、それはハリウッドスターや映画監督、ラッパー、ボクサー、大物実業家など、大金持ちの有名人ばかりが集まるエクスクルーシブなポーカールームだった。2005年、ポーカーを通じて、最高レベルの人々と交流することに生きがいを見つけたモリー。しかし、ある日突然、ディーンからクビを言い渡されてしまう。そこでモリーは、密かに練っていた計画を実行する。プレイヤーたちにポーカールームの場所の変更をメールし、一流ホテルのスイートルームに彼らを集めると、自分が主催の新しいポーカールーム”モリーズ・ルーム”のオープンを告げるのだった。だが、宝石の城が砂の城に変わるのは一瞬だった。2014年、FBIから突然逮捕令状を突きつけられ、違法賭博の運営容疑をかけられたモリーは、弁護士のチャーリーのオフィスを訪ねる。果たして、モリーは無罪を勝ち取ることができるのか――?◼︎一夜で億単位の巨額が動く!豪華なポーカー・ゲームモリーが開いたポーカー・ゲームの顧客リストに並ぶのは、世界中の誰もが知っているハリウッドスターや映画監督、一流スポーツ選手にミュージシャン、さらには大物実業家まで、名だたるセレブたちばかり。映画の出演者たちを見ながら、この役は実在の誰なのかを予想してみてもおもしろいかもしれません。また、フォーシズンズのスイートルームにモリーが開いたポーカールームは、豪華の一言。初めてのポーカーゲームには、安物のワンピース姿で出かけていたモリーも最後には美しい服をまとい、二度と同じ服は着ない、なんて変わりよう。主演のジェシカ・チャステインに用意された衣装は、なんと全部で90着!その美しい服の数々も見どころとなっています。◼︎アカデミー常連、ジェシカ・チャステインが光る!掛け金の最低額は1万ドル(100万円相当)。どんなにキャッシュを積んでもオーナーからの招待がなければ覗くことも許されない、まるで都市伝説のようなサロンのオーナー・モリー。そんな彼女を演じたのは、『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』『ゼロ・ダーク・サーティ』でアカデミー賞にノミネートされたジェシカ・チャステインです。天才ロビイストを演じた昨年10月公開の『女神の見えざる手』と本作でゴールデン・グローブ賞にもノミネートされ、実力派女優としての地位を確固たるものにしました。本作では、12歳での背骨の大手術、オリンピック予選でのアクシデント、ポーカールーム常連客の裏切り、マフィアからの脅迫……など、次々と襲いかかる危機を知性とユーモアで乗り切るモリーを、強く、美しく、演じ切ります!オリンピック候補にもなったトップアスリートから、モリーはなぜギャンブルの世界へと身を投じたのか?どうやって巨万の富を手に入れ、それらを失くしたのか?FBI が彼女を追う本当の理由とは?手に汗握る破滅的なゲームの舞台裏はもちろん、モリーの人格形成に大いなる影響を与えた厳格な父親との胸に迫るやりとりなど、ヒューマンドラマとしての見どころにもあふれた本作。実在の女性モリーのパワフルな生き様から、きっと元気をもらえるに違いありません。『モリーズ・ゲーム』は5月11日(金)全国公開です。◼︎『モリーズ・ゲーム』公開情報『モリーズ・ゲーム』※PG125月11日(金)、TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー監督・脚本:アーロン・ソーキン出演:ジェシカ・チャステイン、イドリス・エルバ、ケヴィン・コスナー、マイケル・セラ配給:キノフィルムズ上映時間:140分公式サイト: MG’s Game, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年05月11日レオナルド・ディカプリオ、ベン・アフレック、トビー・マグワイアを始めとする、オスカー・クラスのトップスターが顧客リストに並ぶ“伝説のポーカールーム”を舞台にしたジェシカ・チャステイン主演作『モリーズ・ゲーム』。このたび、本作の日本公開日が5月11日(金)に決定。日本オリジナルのポスタービジュアルがお披露目された。オリンピックを有望視されたモーグル選手から、招待された者だけが参加できる都市伝説のようなサロンのオーナーへと転身した、モリー・ブルームの“真実”に迫る本作。今回解禁となったポスターは、いま最も旬な女優ジェシカが演じるモリーが、ワイングラスに入ったチップをポーカーテーブルに放つ姿をとらえた、日本だけのオリジナル・ビジュアル。ゴージャスなドレスで正面を直視する主人公モリーの背景には、一夜で億単位の巨額が動く、煌びやかな世界が映し出されている。だが、その華やかさの一方で「セレブを虜にしたのは、華麗なる破滅。」のキャッチコピーが示すように、一夜にして全てを失う、危うさと儚さも見え隠れし…。■挫折から立ち上がり、揺るぎない信念で闘い続けた1人の女性を描く本作は、モリー・ブルーム本人が2014年に刊行し、ベストセラーとなった同名の回想録の映画化。『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが脚色・監督を手がけた映画は、セレブたちが虜になったポーカールームの裏側だけでなく、原作にはないモリー(ジェシカ)の父親(ケヴィン・コスナー)との関係性や、やがて彼女の唯一の味方になっていく弁護士(イドリス・エルバ)との絆など、ヒューマンドラマの一面も描かれる。何より、観客に最も感動と共感を与えるのは、幾度もの挫折から立ち上がり、揺るぎない信念で闘い続けた1人の女性の強くたくましい生き方だ。トップアスリートからなぜ、ポーカーの世界に足を踏み入れたのか。500万ドルの富を手に入れながらも、なぜ失ってしまったのか。弁護士とのミーティングを通して、スキャンダラスに伝えられたモリーとはまったく違う彼女の姿が浮かびあがってくる。運命に配られた敗北のカードを、自らの手で勝利へと変えていったモリー・ブルームの真実に触れたとき、私たちは何を目にするのだろうか?『モリーズ・ゲーム』は5月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モリーズ・ゲーム 2018年5月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2017 MG’s Game, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年04月05日NetflixやHuluなど、思ったときにすぐに始められ、手軽さが人気のストリーミング配信サービス。各社で配信されている作品の数は膨大で、「何から観ていいか迷っちゃう…」といううれしい悩みもあるかもしれませんね。そこで、シネマカフェ愛読者にオススメしたいポップで可愛いアメリカ青春映画3本をご紹介します。カラフルでオシャレなファッションやインテリアはもちろん、悩みや問題を乗り越えて成長していく女子たちの活躍も見どころです!『ウォールフラワー』(2012年)Netflix、Hulu、Amazonプライム、U-NEXT高校生のチャーリー(ローガン・ラーマン)が、サム(エマ・ワトソン)とパトリック(エズラ・ミラー)との出会いによって過去のトラウマと向き合っていく青春映画。幼い頃に「世界一大好きだったヘレン叔母さん」を交通事故で亡くし、春には親友が自殺。精神的なダメージで孤独感にさいなまれるチャーリーだが、不安や悩みを抱えているのはサムとパトリックも同じだった…。原作の同名小説を執筆したスティーブン・チョボスキーがメガホンを取ったことで、原作の世界観が瑞々しく映像化されている。思春期における不安定さを繊細に描き、各シーンを印象的に彩るデヴィッド・ボウイなどの音楽も人気の秘訣だ。当時21歳だったエマにはサムを演じるにふさわしい美しさと素朴さが共存、架空の友だちに心情をしたためながら人間的に成長していくチャーリーには、ローガン以外のキャスティングは考えられない。エズラが『ロッキー・ホラー・ショー』のコスプレで魅了する女装姿も必見!『キューティ・バニー』(2008年)Netflix「PLAYBOY」誌の表紙を飾ることを夢見ていたプレイメイトのシェリーは、27歳の誕生日を迎えると「若くない」との理由であっけなく「プレイボーイ・マンション」を追い出されてしまう。突然職も住居も失くしてしまった彼女は、大学の寮母という新しい職を見つけて一安心。しかし、その寮「ZETA」には数日中に新入生を30名集めなければ閉鎖する…という厳しい条件が付けられていた。いまやオスカー女優のエマ・ストーンがものすごく地味なバージンの女子大学生を好演。ダサすぎる入居者のせいで人が集まらない「ZETA」のために、元プレイメイトのシェリーの手腕でみんなが生き生きとキレイに輝かせるのが見もの。現在アメリカでは「Netflix and Chill」(おうちでゴロゴロNetflixを見ながらデート&それ以上!?)のスラングが定着するくらい、配信サービスが主流になっている。日本では劇場未公開だったがこうした埋もれた傑作を観られるのがストリーミングサービスの醍醐味。上映時間は気軽に観やすい97分。『カラー・オブ・ハート』(1998年)U-NEXT高校生のデイビッド(トビー・マグワイア)とジェニファー(リース・ウィザースプーン)は性格が対称的な双子。自分のことが大好きで流行最先端を行くジェニファーは、50年代が舞台の白黒ドラマ「プレザントヴィル」のオタクであるデイヴィッドとたびたび対立していた。ある日2人はテレビのリモコンを取り合って壊してしまったことをきっかけに、「プレザントヴィル」の世界に迷い込んでしまう。そこは何もかもが白黒で犯罪もドラッグもなく、純粋で品行方正な住民たちが全く同じ毎日を送る“クリーン”すぎる世界。ところがジェニファーが退屈しのぎに住民の一人スキップ(故ポール・ウォーカー)とセックスしたことが影響し、この白黒の世界に少しずつ“色”が現れ始める…。“軽い女子”の代表格だったジェニファーが、「プレザントヴィル」で暮らすことによって自分が本当に求めていたものに気付く過程を演じたリースの演技に涙。後に『メラニーは行く!』でアカデミー主演賞を獲得することになるのも必然と思わせる。「女性の権利向上」が声高に叫ばれるいまだからこそ、観て欲しい作品。(Hiromi Kaku)■関連作品:キューティ・バニー© 2008 Columbia Pictures Industries, Inc. and Beverly Blvd LLC. All Rights Reserved.ウォールフラワー 2013年11月22日よりTOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2018年03月28日『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞を受賞し、『マネーボール』や『スティーブ・ジョブズ』などで実在人物の知られざる裏側に光を当ててきた脚本家アーロン・ソーキンが、自らの脚本で監督デビューを果たした『モリーズ・ゲーム』。このたび、本作で主演を務めたジェシカ・チャステインが多面的な女性経営者モリー・ブルームを彩り豊かに演じ分ける場面写真を、シネマカフェが独占入手した。本作の舞台となるのは、レオナルド・ディカプリオ、ベン・アフレック、トビー・マグワイアを始めとするトップスターが顧客リストに並ぶ高級ポーカールーム。法外な掛け金が飛び交い、招待された者のみが参加できる、都市伝説のようなサロンのオーナーは、何の後ろ盾も持たない26歳のモリー・ブルームだ。彼女はオリンピックを有望視されたモーグル選手だったが、ケガのためにアスリートの道を断念。一転して、高額なポーカーの世界へと足を踏み入れる。背骨の大手術をへて、オリンピック予選でのアクシデント、ポーカールームの常連客の裏切り、マフィアからの脅迫──次々と襲い掛かる危機を知性と熱いハートとユーモアで乗り切る女性モリーを力強く演じたジェシカは、第75回ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。美しさと知性を兼ね備えたジェシカの着こなしに注目今回入手したのは、そんなジェシカが演じる魅惑的なドレスを身に纏ったモリーの場面写真。肌を大胆に露出するドレスはひときわ目を引くが、品のある知性を兼ね備えた女性だけが許される着こなしで、決していやらしさを感じさせない。そこには、並外れた才覚と情熱で伝説のポーカールームを仕切ってきた、強さを秘めたモリーの姿を垣間見ることができる。彼女はオリンピック候補にもなったトップアスリートから、なぜ全く違う世界へと身を投じたのか?いかにして500万ドル近くの富を手に入れ、それをすべて失くしてしまうことになったのか?彼女に迫るFBIの本当の目的は?やがて弁護士(イドリス・エルバ)との作戦会議を通して、タブロイド紙に書きたてられるスキャンダラスなイメージとは全く違うモリーの真の姿が現れ始めるのだが…。幾度もの失敗から立ち上がった“勝つために生まれた女”の逆転ドラマ。世界一、魅惑的で破滅的なゲームに秘められた彼女の真の姿が、ますます気になるばかりだ。『モリーズ・ゲーム』は5月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モリーズ・ゲーム 2018年5月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2017 MG’s Game, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年03月17日映画『モリーズ・ゲーム(MOLLY’S GAME)』が、2018年5月に全国で公開される。主演はジェシカ・チャステイン。ハリウッドで一大スキャンダルとなった実話『モリーズ・ゲーム』は、トップアスリートからセレブリティが集う高額ポーカー・ゲームの経営者へと転身した、実在する女性を描いた物語。本作の舞台となるのは、レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、ベン・アフレックをはじめとするトップスターを顧客としていた、ハリウッドの都市伝説的なポーカールーム。経営者であるモリー・ブルームは、若干26歳の元トップアスリート。違法なポーカー・ゲームで逮捕され、スキャンダルの的となったモリーの栄光と転落に迫るとともに、才気あふれるモリーの、情熱の根源を描いていく。物語のベースになっているのは、2014年に刊行されベストセラーとなった、モリー・ブルームの回想録だ。主演はジェシカ・チャステイン主人公のモリー・ブルームを演じるのは、『女神の見えざる手』で天才ロビイストを演じ、『ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~』で初来日を遂げたジェシカ・チャステイン。『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』や『ゼロ・ダーク・サーティ』での好演も記憶に新しい。『女神の見えざる手』に続き、並外れた才覚と情熱を仕事に注ぐ女性を演じている。予告編では、五輪モーグル予選のアクシデントやFBI に逮捕される瞬間など、大きな 挫折をめぐる彼女の壮絶な人生が映し出されている。常に厳しい態度で彼女に接し た父親と再会し、思わず涙ぐむ姿も公開された。また、モリーの弁護士役をイドリス・エルバ、モリーの父親役をケヴィン・コスナー、モリーを翻弄するクライアントの1人プレイヤーX役をマイケル・セラが担当する。脚本・監督は『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキン脚本と監督を手掛けたのは、『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞脚色賞を受賞し、『スティーブ・ジョブズ』など、実在の人物を描くことで高い評価を得ている脚本家・アーロン・ソーキン。今作が初監督作品となる。またアカデミー賞ではアーロン・ソーキンが脚色賞にノミネートされている。ストーリーモーグルのオリンピック候補だったモリー・ブルームは、選考をかけた大会で怪我を負い、アスリートの道を諦める。ハーバード大学へ進学するまでの一年を、ロサンゼルスで気ままに過ごすことにしたモリーだったが、勤めていた会社のボスから、アンダーグラウンドなポーカー・ゲームのアシスタントを頼まれる。そこでは、ハリウッドスターや大物プロデューサー、大企業の経営者らが法外な掛け金でポーカーに講じていた。やがて、彼女はその才覚で26歳にして自分のゲームルームを開設するのだが、10年後FBIに逮捕される。彼女を担当した弁護士は、打合せを重ねるうちに、目の前の女性がタブロイド紙に書きたてられるような人物でないことを知るのだがーー。作品情報『モリーズ・ゲーム』公開時期:2018年5月 TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー監督・脚本:アーロン・ソーキン出演:ジェシカ・チャステイン、イドリス・エルバ、ケヴィン・コスナー、マイケル・セラ製作国:アメリカ
2017年12月03日『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞脚色賞を受賞した天才脚本家アーロン・ソーキンの監督デビュー作『MOLLY’S GAME』(原題)が、2018年5月に日本公開されることが決定。ジェシカ・チャステインを主演に迎え、トップアスリートから、26歳にしてスター俳優が集う高額ポーカーの経営となったモリー・ブルームを描いていく。モーグルのオリンピック候補だったモリー・ブルームは、選考をかけた大会で怪我を負い、アスリートの道を諦める。ハーバード大学へ進学するまでの1年をロサンゼルスで気ままに過ごすことにしたモリーだったが、勤めていた会社のボスから、アンダーグラウンドなポーカー・ゲームのアシスタントを頼まれる。そこでは、ハリウッドスターや大物プロデューサー、大企業の経営者らが法外な掛け金でポーカーに講じていた。やがて、彼女はその才覚で26歳にして自分のゲームルームを開設するのだが、10年後FBIに逮捕される。彼女を担当した弁護士は、打合せを重ねるうちに、目の前の女性がタブロイド紙に書きたてられるような人物でないことを知るのだが――。『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』『ゼロ・ダーク・サーティ』と2年連続でアカデミー賞にノミネートされ、現在ロングランヒット中の『女神の見えざる手』でゴールデングローブ賞のドラマ部門で主演女優賞候補となったジェシカ。そんないまノリに乗っているハリウッド最注目の女優が主演する本作は、トロント映画祭でプレミア上映、AFIのクロージングを飾り、本年度アカデミー賞の候補作とも目されている話題作。また、レビューサイトRotten Tomatoesで批評家95%の高評価を獲得している(11月24日現在)。レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、ベン・アフレックをはじめとするトップスターが顧客リストに名を連ねていたことでニュースとなったエクスクルーシブルなポーカールーム。招待された限られた者のみが参加できる、ハリウッドの都市伝説的なそのポーカールームを経営していたのは、若干26歳の魅力的な女性モリー・ブルーム。ジェシカが今作で演じるのは、このモリー。彼女は、オリンピック候補にもなったトップアスリートから予想外の転身を遂げ、タブロイド紙の注目の的になった人物。今回、2014年に刊行されベストセラーとなった彼女の回想録を、実在の人物を描くことに定評のある脚本家アーロン・ソーキンが、独自の視点で脚本、初監督に挑んだ本作。物語は、違法なポーカー・ゲームでFBIに逮捕された彼女と弁護士のやりとりを通して、スキャンダルの的となったモリーの栄光と転落を追いながら、その才気と情熱の根源に迫っていく。『女神の見えざる手』に続き、本作では並外れた才覚と情熱を仕事にそそぐ女性を演じ、オスカー候補との呼び声も高いジェシカ。彼女のほかにも、モリーの弁護士には『マイティ・ソー』シリーズや『スター・トレック BEYOND』のイドリス・エルバ、モリーの父親を『パーフェクト・ワールド』『ドリーム』のケヴィン・コスナーが演じる。『MOLLY’S GAME』(原題)は2018年5月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月29日ついに日本でも公開された『ワンダーウーマン』。なんと公開初日3日間で、動員25万7,266人、興収3億7,024万5,700円の大ヒットスタートを記録。しかも、DCを代表する最強女性ヒーローの満を持しての初映画化作品は、これまでのヒーローデビュー作としてはぶっちぎりの大ヒットとなっている。アメリカでは、『アナと雪の女王』や『ハリー・ポッター』シリーズ超えの興行成績を樹立し、パティ・ジェンキンス監督が女性監督興行成績歴代1位を獲得するなど、一大ムーブメントとなっている本作。注目すべきは、本作がいわゆるアメコミ映画の“単独ヒーロー映画のデビュー戦”としても、ぶっちぎりの好成績を残していることだ。興収4億ドルを優に突破したアメリカでは、トビー・マグワイア主演『スパイダーマン』を超えて歴代第1位に。日本でも、マーベルの『アイアンマン』(2008年9月27日公開)の週末3日間興収2億1,148万5,800円に対し『ワンダーウーマン』はこの175%を記録!クリストファー・ノーランによるバットマン作品の2作目『ダークナイト』(2008年8月9日公開)の先行公開2日間+土日の合計4日間の興収3億3,366万1,800円に対しても、110%と上回っている。ちなみに、女性主人公の映画で比較すると、アン・ハサウェイ主演『マイ・インターン』(最終興収17.8億円)の初週土日+月曜祝日の合計3日間で2億6,860万7,200円をも大きく上回り、『ワンダーウーマン』は20億円突破も射程圏内となっている。世界的に見ても、これだけの大ヒットとなっているのは、これまでアメコミを見てこなかった層が気負いすることなく楽しむことができる作品に仕上がっていることが大きい。女性だけの島で育ち、男性を見たことすらなかった好奇心豊かな“プリンセス”ダイアナ(ガル・ガドット)が、外の世界を知り、人々の争いを止めるため“最強の美女戦士”ワンダーウーマンとして立ち上がる“成長物語”は、アメコミ映画を観たことのない層からも支持された。また、初めてのアイスクリームに大感激したり、当時のロンドン女性のファッションに驚いたり、時折見せる純粋でチャーミングな姿やそのプリンセス・ストーリーなどに、もはやアメコミというジャンルを超え、幅広い層からの共感を得てのヒットに繋がったと言えるだろう。つまり、この大ヒットを支えているのは、新しいファン層。これまでのアクション映画、スーパーヒーロー映画では考えられない客層で、アメリカでは通常スーパーヒーロー映画は60%以上が男性客だが、本作では女性の観客が半数以上を占め、客層は大人のみならず、子どもたちにまで広がり、社会現象化した。日本での客層も、20代~60代と幅広く、カップルや夫婦など2人組も多くみられ、男女比は6:4。いままでのアメコミ映画の男女比が7:3というから、やはり女性の割合が高いと言える。劇場によっては女性客のほうが上回る箇所もあり、アメコミファンと女性層の両方から支持を集め、全米と同じ傾向となっている。さらに、すでに2回、3回と鑑賞するリピーターも多く、作品に対する評価の高さも伺える。SNS上でも、「なんかすげー泣いちまった」「愛に溢れた映画」「感動して泣きながら見ました」「いままでで一番感動した」「アメコミ初めてでもすごい楽しめた!」「想像以上の迫力と内容。泣けるシーンが多くて最高だった」「自分の中のヒーロー像がアップグレードされたし、なにか人生における意識自体さえ変わった気がします」「もぅ、ねぇさんかっこよすぎ! 勇ましさと美しさ備えた女性って本当最強」「ダイアナの気高さにむせび泣いた。映画でこんな泣き方したことない。やはり彼女は俺の人生最初にして最高のヒーローだった」と、いままでのアメコミ映画とはひと味違う感想が飛び交い、アクションのみならず、新たなヒーロー像としてワンダーウーマンの人生、決断に涙を流す声も多く寄せられた。加えて、ワンダーウーマンの運命を大きく動かしたスティーブ・トレバー(クリス・パイン)に対しての絶賛の声も目立つ。「2人の掛け合いが面白い」「彼こそが新しい男性像」「ワンダーウーマンとスティーブのロマンスに涙」「最後のセリフが最高過ぎる。もう一度見たい」「クリパ史上、最高のクリパ」と、クリスの好演とスティーブとのお互いを成長させるラブストーリーも評価されている。「価値観までも変えられた」という声までも飛び交う『ワンダーウーマン』。感動の声はさらに口コミで広がり、より幅広い客層にサポートされながら、アメリカ同様にロングランヒットとなる可能性は高い。『ワンダーウーマン』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2017年09月02日人気アメコミヒーロー・スパイダーマンの活躍を描いて、2014年に公開され世界的ヒットを巻き起こした『アメイジング・スパイダーマン2』が、8月25日(金)今夜放送される「金曜ロードSHOW!」でオンエア。トビー・マグワイア主演で2002年に公開され、北米公開1週目に興収1億ドルという史上初の快挙を達成した『スパイダーマン』と2004年の『スパイダーマン2』、2007年の『スパイダーマン3』の3部作に続いて、『ソーシャル・ネットワーク』などで知られるアンドリュー・ガーフィールドを主演に迎えリブートされた2012年の『アメイジング・スパイダーマン』。同作が大ヒットするなか、2014年に公開されたのが『アメイジング・スパイダーマン2』だ。ピーター・パーカーは“スパイダーマン”としてN.Y.を守り、愛する恋人のグウェンと充実した日々を満喫していた。しかし戦いで命を落としたグウェンの父と「グウェンに近づかない」という約束をしていたピーターは、いまでもグウェンのそばにいることに思い悩み、グウェンもその思いを感じ取って別れを切り出す。そんなある日、ピーターは幼なじみで軍事産業も手掛ける大企業・オズコープ社の御曹司、ハリー・オズボーンと再会。ハリーは父が亡くなったことでオズコープ社のCEOに就任することになる。その頃スパイダーマンに命を救われ、自分が彼の「パートナー」だと思い込んだ孤独な電気技師・マックスは、オズコープ社での作業中に誤って実験用の電気ウナギの水槽に落下、怪物・エレクトロへと変貌してしまう。さらに強力なサイ型パワードスーツの“超人ライノ”、さらには“グリーン・ゴブリン”となったハリーもピーターの前に立ちはだかる…という物語。ピーター/スパイダーマン役のアンドリュー・ガーフィールドのほか、恋人のグウェン役には『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したエマ・ストーン。ハリー役にデイン・デハーン、マックス/エレクトロ役は『ドリームガールズ』『ANNIE/アニー』などのジェイミー・フォックスといったキャスト。なお、日本語吹き替え声優も豪華ランナップ。主人公のピーター・パーカーを前野智昭、グウェン・ステイシーを本名陽子、マックスを中村獅童、ハリーを石田彰、ほか吉田美保、てらそままさき、家中宏、楠見尚己、一龍斎春水が名を連ねる。8月11日(金)からはシリーズ最新作となる『スパイダーマン:ホームカミング』が日本公開され、大ヒットスタートを達成した。金曜ロードSHOW!『アメイジング・スパイダーマン2』は8月25日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:アメイジング・スパイダーマン2 2014年4月25日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2013 CTMG. All Rights Reserved.
2017年08月25日8月11日より公開され、早くも話題沸騰中の『スパイダーマン:ホームカミング』。10代にしてヒーローになったピーター・パーカーの成長物語という側面は、2002年に始まった『スパイダーマン』シリーズから受け継がれている。突然得たスーパーパワーに舞い上がりながら、次第に責任感も身につけていく。そんな歩みを演じた歴代2人の主演俳優のその後の活躍を見れば、『スパイダーマン』シリーズ主演=名優への登竜門という公式が見えてくる。トビー・マグワイア/『スパイダーマン』2002年の『スパイダーマン』でピーターを演じたのはトビー・マグワイア。大作への主演が続く親友レオナルド・ディカプリオに対して、『サイダーハウス・ルール』(’99)やアン・リー監督作(『アイス・ストーム』『楽園をください』)など、インディーズ系の作品で活躍する演技派という印象だった。それだけに、アクション演技もほとんど経験のなかった彼が鍛え上げて変身した姿のインパクトは大きく、北米公開1周目に興収1億ドルという史上初の快挙を達成。高まった期待に応えてみせた。ピーターは高校生だが、2002年の時点でトビーはすでに27歳。かなりの年齢ギャップだが、もともと童顔でもあり、演技力と合わせ技でこれも難なくクリア。さらに彼はシリーズ主演を続けながら、ジョージ・クルーニー監督作『さらば、ベルリン』(’06)などドラマ作品にも出演、主演作『シービスケット』(’03)では製作総指揮も兼任した。『スパイダーマン3』(’07)を以ってシリーズを卒業後、09年の主演作『マイ・ブラザー』でゴールデングローブ賞ドラマ部門主演男優賞候補に。2014年の主演作『完全なるチェックメイト』然り、スーパーヒーロー役を経験した上で、自らの本分はキャラクターの内面を深く掘り下げる心理描写だと確信したようだ。最近では『スパイダーマン』出演時から始めた映画製作業の方に熱心で、出演作を厳選しすぎなのがファンとしては少々寂しいところ。アンドリュー・ガーフィールド/『アメイジング・スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』(’12)『アメイジング・スパイダーマン2』(’14)で後継者となったアンドリュー・ガーフィールドがピーター役に挑戦したのは、トビーよりさらに年上の29歳のとき。彼もまた『大いなる陰謀』(’07)やゴールデングローブ賞助演男優賞候補になった『ソーシャル・ネットワーク』(’10)、『わたしを離さないで』(’10)などドラマ作で注目された若手だった。スパイダーマンを演じた2年間、映画出演は同シリーズに集中したが、ブロードウェイで舞台「セールスマンの死」に出演、俳優として幅広いチャレンジに貪欲な姿勢を見せた。演じる役に対する桁外れの献身でも定評がある。スパイダーマン卒業後の主演作2本『沈黙-サイレンス-』(’16)『ハクソー・リッジ』(’16)はともに重厚なテーマの大作。前者では長期にわたる撮影で役にのめり込みすぎてしまったのか、婚約のうわさもあったエマ・ストーンと破局してしまった…。太平洋戦争の沖縄戦で銃を持たず人命救助に徹した衛生兵を演じた後者では、第89回アカデミー主演男優賞候補に選ばれた。トム・ホランド/『スパイダーマン:ホームカミング』そして三代目となるトムは21歳。彼が演じるピーターは、過去2シリーズの悩める少年像に比べると格段にポップ。作品が「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの1作であることからも、いままでとは違うキャラクターが要求されるが、それに応えるのに必須なのは何をおいても演技力。実年齢が近いことに加えて、先輩2人に勝るとも劣らないキャリアがトムの強みだ。12歳でミュージカル「ビリー・エリオット」主演に抜擢され、映画『インポッシブル』(’12)などに出演。『借りぐらしのアリエッティ』(’11)イギリス版の翔役や、トム・ハーディ主演の『オン・ザ・ハイウェイその夜、86分』など、10代にして声だけの演技でも実績あり。今後も『アベンジャーズ』シリーズのみならず、ベネディクト・カンバーバッチと共演の『The Current War』(原題)など多彩な出演作が待機している。ところで、トビーもアンドリューも、ピーターのガールフレンドを演じた女優たち(キルステン・ダンスト、エマ・ストーン)と交際に発展した過去がある。トムもミシェル役のゼンデイヤと休暇を一緒に過ごしたなどと一部で報じられたが、ゼンデイヤは「もう何年も休暇なんて取ってない」とツイートし、トムが「プレス・ツアーもカウントしてるのかな?」と舌を出した絵文字付きでリプライ。ミレニアル世代のピーター・パーカー役者は、どうやら先輩たちと違って公私はきっちり分ける派らしい。すでにキャラクター像が成立しているアイコニックなヒーローを演じるプレッシャーは計り知れないが、強烈なアンチへの対応も含めて、スパイダーマンという役との出会いは、いい演技を見せるだけでは許してもらえない映画スターとしての覚悟を学ぶ機会にもなるだろう。実力派の若手俳優に大作主演を経験させ、押しも押されぬスターに育て上げるばかりか、スーパーヒーローのイメージに縛りつけず、さらに飛躍させる。そんな役割が“ピーター・パーカー/スパイダーマン”という役にはあるのだ。(text:Yuki Tominaga)
2017年08月15日ガル・ガドッドが主演を務め、メガホンをとったパティ・ジェンキンス監督が女性監督興行収入歴代No.1を獲得した、この夏最強のアクションエンターテインメント『ワンダーウーマン』。本作は、好奇心豊かな“プリンセス”のダイアナが、はじめて外の世界を知り、最強のスーパーヒーローへと成長する姿を描く物語だが、その成長のきっかけとして1つの“ラブストーリー”が描かれていることが分かった。ハリウッドの歴史を塗り替え、すでに全世界で850億円を超える大ヒットを記録している本作。アメコミ映画としては珍しく、観客の半数以上を女性が占め、女性たちの支持を集めていることでも話題で、先日の米サンディエゴ・コミコンではワンダーウーマンのコスプレをした少女たちの姿が大勢見られるなど、いまや社会現象となっている。一方、女性からの絶大な支持を集めるアメコミ作品といえば、「スパイダーマン」。この2つのアメコミ作品には、恋愛を通して主人公がヒーローとして成長する姿が描かれている。例えば、トビー・マグワイア版の『スパイダーマン』では、主人公の高校生・ピーターが幼いころからずっと思いを寄せるヒロイン・MJとのラブストーリーが描かれていた。しかし、自身の活躍によって彼女に危険が及ぶことに気づき、ピーターは思いを伝えるのではなく、ヒーローとして彼女を守ることを決断。また、『アメイジング・スパイダーマン』では、仲むつまじく描かれていたピーターと同級生グウェンも同様だ。ちなみに、新シリーズ『スパイダーマン:ホームカミング』では、ピーターは高校の同じクラブのメンバー、リズに片想い中という。では、『ワンダーウーマン』はどのようなラブストーリーが描かれるのだろうか。ワンダーウーマンことダイアナ(ガル・ガドット)は、完璧な美貌と圧倒的な強さを兼ね備えた最強の美女戦士だが、女性だけの島で暮らしてきたため、外の世界で起きていることを何も知らず、男性を見たことすらなかった。そんな彼女は、あるとき島に不時着した男性パイロットのスティーブ(クリス・パイン)と出会い、世界を救うために彼と一緒に島を出る。純粋で世間知らずのワンダーウーマンと、軍隊でさまざまな経験を積んできたスティーブの2人は、いわば正反対で、とても恋愛感情が生まれる組み合わせには見えない。しかし、“世界を救う”という目的のためにお互いに協力し、戦いを乗り越える中で次第に2人は信頼し合い、惹かれ合っていく。ワンダーウーマンを演じたガルは、2人のラブストーリーに自信を見せる。「この映画には、1人の少女が大人の女性に成長していく姿が描かれているの。特にワンダーウーマンとスティーブの美しくて切ないラブストーリーは彼女を大きく成長させる。感動的なドラマにも注目してほしいと思っているわ」。彼女の語るように、ワンダーウーマンはスティーブとの初恋を経験し、人を愛することを原動力の1つにしてスーパーヒーローへと成長する。このワンダーウーマンとスティーブのカップルは、一般10代からの投票で選ばれる「ティーン・チョイス・アワード2017」で“ベストキス賞”にもノミネートされている。スティーブを演じたクリス・パインは、「ガルは僕がこれまでに会ったなかでいちばん美しい女性の1人で、ユーモア感覚や知性も抜群なんだ。そして、現場での僕は彼女を笑わせることが仕事だった。最高に楽しかったよ」と語り、撮影中もまるで恋人同士のような相性の良さを発揮していたことを明かす。アクションのみならず、そんな2人が織りなすラブストーリーにも期待大。世界に受け入れられた、潔くチャーミングなキャラクターと揺るがない芯のあるプリンセス・ダイアナ:ワンダーウーマンの成長にも注目だ。『ワンダーウーマン』は8月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2017年08月01日米BOX OFFICE MOJOは7月7日~7月9日の全米週末興業成績を発表した。マーベル・コミックのアメコミ『スパイダーマン』の実写映画『スパイダーマン:ホームカミング』が初登場1位にランクイン。サム・ライミ監督&トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』、マーク・ウェブ監督&アンドリュー・ガーフィールド主演の『アメイジング・スパイダーマン』に続いて3度目のリブートで、シリーズ16作目となる。監督は『COP CAR/コップ・カー』のジョン・ワッツが務め、主演のピーター・パーカー/スパイダーマン役は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で同役を務めたトム・ホランドが演じる他、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートンが悪役バルチャー役で出演する。前週トップの『怪盗グルーのミニオン大脱走』は2位に降下。累計興収1億4,918万9,535ドルと1億ドルを突破した。3位『ベイビー・ドライバー』も前週2位からワンランクダウン。4位の『ワンダーウーマン』は順位をキープし、『トランスフォーマー/最後の騎士王』が前週3位から5位に転落した。その他以下のラインナップも1~2位順位を落とす中、8位の『The Big Sick(原題)』は前週12位からのランクアップで公開4週目にして初のトップ10入り。『ルビー・スパークス』のゾーイ・カザンがヒロインを務めるラブコメ作品だ。
2017年07月10日いままでに、多くの美人モデルと浮名を流してきたレオナルド・ディカプリオが、またしても破局を迎えてしまった。2016年5月、モデルのニーナ・アグダルと初めて一緒にいるところをクラブで目撃されたディカプリオ。25歳のニーナと42歳のディカプリオは17歳も離れた年の差カップルではあったが、以前より結婚願望を明かしていた彼に、ついに未来の妻が出現かと期待されていた。破局までの1年間,、2人はさまざまなことを共有してきた。「People」誌によれば、昨年7月、ディカプリオはニーナを連れて親友トビー・マグワイアらとイビサ島でパーティーを楽しんだ。8月には2人で軽い自動車事故に遭遇。11月には、ディカプリオの母親を含むグループでフランス領ポリネシアで休暇を過ごした。12月にはルーカス・ハースらとカンクンへ。その後も公の場でキスをしたりと臆することなくニーナへの愛情をオープンにしていたディカプリオ。今年2月のアカデミー賞授賞式には、1人で参加したディカプリオだったが、授賞式後のマドンナ主催のパーティーでニーナと合流。関係者はこのパーティーで「2人は最高潮に盛り上がっていた」と破局に驚く。「円満な破局」で、「いまも友だち」だという2人が別れるに至った原因は明かされていない。(Hiromi Kaku)
2017年05月19日綾瀬はるか主演のラブストーリー、映画『今夜、ロマンス劇場で』が2018年2月10日(土)に全国ロードショー。“モノクロのお姫様”に憧れた青年の恋が現実に - 運命なんて飛び越えて、私はあなたに逢いに行く。小説やマンガを原作とする実写映画が数多く制作される昨今。『今夜、ロマンス劇場で』は、完全オリジナル脚本から生まれるロマンティックラブストーリーだ。映画監督を夢見る青年・健司(坂口健太郎)には、長年憧れ続けたスクリーンの中の“モノクロのお姫様”美雪(綾瀬はるか)がいた。そして彼の想いは遂に現実に。彼の逢いたいという気持ちが奇跡を起こす。モノクロの世界からやってきた美雪はカラフルな劇場のロビーで初めて見た“色”に心を躍す。色のない主人公が色を取り戻していく様子は、ゲイリー・ロス監督&主演トビー・マグワイアの名作『カラー・オブ・ハート』を彷彿させる。綾瀬はるかと坂口健太郎にインタビューお転婆でチャーミングな美雪は、健司のことを”しもべ”と呼びカラフルな世界を案内させる。それに振り回される優しいけどちょっぴり情けない健司との、テンポの良い掛け合いも見どころだ。2人を演じた綾瀬はるかと坂口健太郎に映画の魅力を聞くと、まさに映画の中から飛び出してきたかのように、息ぴったりに作品の見どころを語ってくれた。本格的な共演は、『今夜、ロマンス劇場で』が初めてですね。お互いの第一印象を教えてください。綾瀬:坂口くんは『海街diary』の現場ですれ違ったことがあるんですけど、緊張していたからかな?その時はクールで、ツンとしている人だという印象があって。でも今回共演してみたら優しくて、なんて言ったらいいんだろう…坂口:頼りがいがあって、男らしくて、綾瀬:ん~(笑)。というよりは柔軟で、人を包みこむような感じの人だなと思いましたね。あとはお話がすごく上手!客観的に物事を捉えつつも、自分の中で整理して、それを言葉にすることがとても上手な人だなと感じました。坂口:そう言ってもらえるのは嬉しいですね。僕と綾瀬さんは今まで同じ作品に出演することはあっても、共演シーンは無かったんです。なので綾瀬さんのイメージはテレビで見た印象が強くて、ふわっとした方なのかなと。でも共演してみたら…綾瀬:しっかりしている!坂口:そう!(笑)すごく芯がある女性だなと思いました。役者として、自分の考えを持って演じている。“天然”という表現をされていることがありますが、僕は”チャーミング”な方だと思いましたね。お話を聞いていると、まさに美雪と健司が映画の中から飛び出してきたかのように息ぴったりですね。まさにはまり役だった、ということでしょうか。坂口:綾瀬さんも僕も、自身と役との乖離はあんまりなかったと思います。劇中では美雪が健司をリードするシーンが多いのですが、綾瀬さんは現場でもムードメーカーで。僕が自分の性格を「誠実で、柔軟で」と表現すると、綾瀬さんが「またまた~」という感じでいじってくれたりして、引っ張っていってくれました。綾瀬:カメラが回っていない間もこんなやり取りをよくしていたので、すんなりと映画の世界に入り込むことができました。劇中はカラフルなセットや景色であふれていますが、中でも印象に残っている撮影場所はありますか。綾瀬:タイトルになっている“ロマンス劇場”の舞台となった、栃木県にある旧映画館・足利プラザかな。約20年前に閉館になった劇場なんですが、昔のまま残されていて。その廊下に鮮やかなタイルを埋め込んだりすることで、クラシカルでカラフルな映画館が出来あがっていました。撮影していても、すごく楽しかったですね。坂口:実は劇場内に貼られている作品ポスターに描かれている人物のモデルは、この作品のスタッフさんたちなんですよ。映画館の上に実際にあった試写室はノスタルジックな雰囲気の小さな部屋なんですが、健司の心の拠り所になっているような場所でもあったので、印象深いですね。お気に入りのシーンはありますか。綾瀬:美雪がモノクロ映画から飛び出してくるシーンです。ユニークで面白いですよね。彩り豊かな映画館と、1人だけ白黒で存在している美雪とのコントラストが印象的でした。そうしてカラフルな世界にやってきた美雪と健司との恋が色づいていくにつれて、画全体に鮮やかなカラーが配置されていく様子も素敵でしたね。坂口:僕は美雪が健司に秘密を打ち明けるシーンが、強く心に刻まれています。物語はこのシーンを境に、コミカルなテンポから切ないラブストーリーへと大きく変化します。美雪の秘密は2人にとって辛く悲しいものでもあるのですが、いままで彼女がとってきた行動の真相が分かり、健司が美雪のことをより一層愛しく感じる要素にもなったと思うんです。2人の複雑な想いを代弁してくれているかのような景色は、前半のポップな色使いとは一味違う、幻想的で美しいものに仕上がっていました。情景だけでなく衣装も、美雪の心情に合わせて色味が変化しているそうですね。綾瀬:そうなんです。映画の中で美雪はゴージャスなドレスから、シックなワンピースまでシーンに合わせて25変化もしているんですよ。モノクロの世界のお姫様のドレスは実際にモノトーンだったのですが、ディテールまでとても美しかった。全ての衣装に共通することですが、舞台となった60年代のクラシカルな着こなしや絶妙なカラーがすごく素敵で。映画の世界観を作り上げる上で重要な要素の1つになっていたと思います。お気に入りは、ふんわりしたスカート。坂口:僕は美雪の服で言うと、綾瀬さんが“豚ピンク!(笑)”と命名した絶妙な色味のブラウスが、繊細で綺麗だなと思いました。綾瀬:坂口くんの衣装も好きだったな。すごく素敵だったよね。坂口:衣装合わせの時、60年代の実際の撮影現場の写真を見せていただいて。スタッフさんも皆さんしっかりとネクタイを締めたタイドアップで、かっちりとしたジャケットスーツを着て、革靴も履いていたんです。助監督さんもキャスケットをかぶった姿で、音声マイクを持っていたり。その感じが男性陣の衣装に反映されていて、素敵でしたね。健司は、仕事をしているシーンでは基本的に一張羅でした。健司の映画作りに対する誠実さが垣間見えるような気がして、良いですよね。実はこの衣装がとても気に入ってしまって、いただけることになりました。プライベートでも着ようと思います。お2人は普段どのようなファッションを楽しんでいますか。綾瀬:私はメンズライクで、シンプルなものが好きです。革靴やスニーカーも大好きです。ヒールはあまり履かないんですよ。坂口:僕はモデルや役者という仕事柄、着替えが多いので、普段はリラックスした服が着たくなります。夏はずっとビーサンを履いていたり。親父のおさがりを着ることもあります。綾瀬:素敵!どんな服をもらうの?坂口:ジャケットですね。同じくらいの身長なんですけど、なぜかビッグシルエットで。そこが気に入っています。舞台となった60年代の洋服もそうですけど、昔の服のどこか落ち着く、心がほっとするようなところが好きなんです。多彩なキャストが勢揃い映画の中から飛び出してくる“モノクロのお姫様”を演じるの綾瀬はるかは、これまで『あなたへ』や『海賊と呼ばれた男』に出演。『海街diary』では4姉妹の長女・香田幸を見事に演じきり、国内の数々の主演女優賞を受賞した今や日本を代表する女優のひとり。また、相手役を演じるのはメンズノンノのモデルとしてデビューし、テレビドラマ「とと姉ちゃん」や「東京タラレバ娘」などで今や俳優としても頭角を現し始めている坂口健太郎だ。本田翼がヒロインの恋敵に、北村一輝や中尾明慶らも出演主人公とヒロインの2人を取り巻くキャストも豪華俳優陣が勢ぞろい。映画会社の社長令嬢・成瀬塔子役には、映画『鋼の錬金術師』のヒロイン役でも注目を集める本田翼を起用。綾瀬はるかと、坂口健太郎を奪い合う三角関係の一角を演じる。さらに、大スター俳優・俊藤龍之介役を『テルマエ・ロマエ』シリーズ以来の武内監督作品となる北村一輝が、坂口健太郎の友人でもあり良きライバルでもある山中伸太郎役を中尾明慶が演じるなど、人気と実力を兼ね備えたキャストたちが物語を盛り上げる。監督に『テルマエ・ロマエ』の武内英樹綾瀬はるかと坂口健太郎の2人のロマンティックなラブストーリーを手掛けるのは武内英樹監督。『のだめカンタービレ 最終楽章 前編/後編』で映画監督デビューを果たし、劇場公開作品3作目となる『テルマエ・ロマエ』では、国内の映画賞の他、トロント国際映画祭で実写日本映画初のガラ・プレミア上映作品として招待されるなど、海外でも評価を受けている人物。また、完全オリジナル脚本を務めるのは、映画『信長協奏曲』をはじめ、テレビドラマ・映画を数多く手掛けてきた宇山佳佑だ。東京スカイツリータウンでバレンタインコラボ企画映画の公開にあたり、東京スカイツリータウンにて『今夜、ロマンス劇場で』とコラボレーションしたバレンタイン企画が開催される。期間は2018年1月29日(月)から2月14日(水)まで。バレンタイン企画ではコラボレーションメニューの提供や衣装展、抽選会や特別ライティングなどを用意する。東京ソラマチの全8店舗では、映画に登場するバラや虹をモチーフにしたロマンティックなスイーツやドリンクが販売される。ウエストヤード4階・ココノハは「いちごとローズホワイトチョコ クリームのパンケーキ」を用意。プレートには色鮮やかなベリーやバラの花びらを散りばめた。トップにあしらったふわふわのコットンキャンディーに、ベリーソースをかけて食べる。さらに東京ソラマチ5F スペース634では、2月3日(土)から2月14日(水)まで、綾瀬はるか演じる美幸が着用したオレンジのドレスや坂口健太郎演じる健司が書いた映画の原稿などを展示した「公開記念 映画衣装展」を開催。その他にも東京スカイツリーのバレンタイン特別ライティング「ラブリーショコラ」を実施する。ストーリーモノクロ映画のヒロインと、現実世界に生きる青年。出逢うはずのない二人が出逢ったら―。それはロマンティックで切ない恋のはじまり。映画監督を夢見る青年・健司はスクリーンの中の美雪に恋をして、何度もくり返しその映画を観ていた。そんなある日、美雪が健司の目の前に現れる。モノクロの世界しか知らない美雪にカラフルな現実世界を案内する健司。2人は次第に惹かれ合っていく。けれど、美雪には秘密があった。それは彼女が人のぬくもりに触れたら消えてしまうこと。【作品情報】映画『今夜、ロマンス劇場で』公開予定:2018年2月10日(土)全国ロードショー出演:綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、北村一輝、中尾明慶、石橋杏奈、西岡德馬、柄本明、加藤剛監督:武内英樹脚本:宇山佳佑音楽:住友紀人主題歌:シェネル「奇跡」(ユニバーサル ミュージック)配給:ワーナー・ブラザース映画© 2018 映画「今夜、ロマンス劇場で」製作委員会【東京スカイツリータウン 映画『今夜、ロマンス劇場で』バレンタインコラボ企画】場所:東京ソラマチ(東京都墨田区押上一丁目1番2号)■コラボメニュー期間:2018年1月29日(月)~2月14日(水)対象店舗:全8店舗■映画衣装展日時:2月3日(土)から2月14日(水) 10:00~21:00場所:5階 スペース634料金:無料■東京スカイツリー バレンタインライティング「ラブリーショコラ」期間:1月29日(月) 18:10~22:00、1月30日(火)~1月31日(水) 17:00~22:00、2月1日(木)~2月14日(水) 17:15~22:00 ※22:00~24:00は通常ライティング。【問い合わせ先】東京ソラマチコールセンター TEL:0570-55-0102(10:00~21:00)東京スカイツリーコールセンター TEL:0570-55-0634(9:00~20:00)
2017年05月12日双子を妊娠したことでヘッドライナーを降板したビヨンセに代わり、先週末、レディー・ガガがコーチェラ・フェスティバルに降臨。ガガは90分間、計20曲のパフォーマンス中に、「次の曲を歌うのをとても楽しみにしてたの。長い間、秘密にしてたけど、すでにレコーディングも済んでいる新曲よ!」とアナウンスし、新曲「The Cure」を披露した。「The Cure」はパフォーマンス後の夜、iTunesで発売開始となっている。コーチェラ・フェスでは錚々たるアーティストのパフォーマンスのほか、さまざまなパーティーが開催される。「People」誌によれば、リテーラーの「REVOLVE」が主催、シャンパンの「モエ・エ・シャンドン」がスポンサーを務めたパーティーにはケイティ・ペリーと破局してシングルになったばかりのオーランド・ブルームの姿が。しかし、オーリーは女子セレブに声を掛けることはなく、プールのそばでレオナルド・ディカプリオ&トビー・マグワイアコンビと「アイス・アンペリアル」を飲みながらくつろいでいたとのこと。「Republic Records」のパーティーには、所属アーティストのジョー・ジョナス&彼女のソフィー・ターナーが一緒にやってきたそうだ。エマ・ロバーツ、スコット・イーストウッド、アシュレイ・ティスデイル、ニーナ・ドブレフなどの若手スターらが参加し、セレブに大人気の「UMAMI BURGER」のハンバーガーなどがふる舞われたという。今週末には第2週目のコーチェラ・フェスが開催される。(Hiromi Kaku)
2017年04月17日ハリウッドに新たな「ブロマンス」(ブラザーとロマンスの合成語)が生まれたようだ。競争社会のハリウッドで固い友情を築いてきたコンビといえば、古くはマット・デイモン&ベン・アフレック、レオナルド・ディカプリオ&トビー・マグワイアなどがいるが、今回は親子ほどの年の離れた2人に「ブロマンス」が誕生!現在ミュージカル映画「The Greatest Showman」(原題)を撮影中のヒュー・ジャックマンとザック・エフロンが、プライベートでブロードウェイミュージカル「ウェイトレス」を鑑賞した。ヒューは終演後にキャストとザックと撮影した1枚をSNSに載せ、「『ウェイトレス』のチケットをゲットするべき!」とオススメしている。ザックもSNSに別ショットを載せてショーを絶賛した。2人は最近、仲良しぶりがたびたび報道されており、先月は「The Greatest Showman」のセットで誕生日を迎えたザックにヒューがバースデーソングを歌ったり、一緒にアメフト観戦に行ったりして友情を深めている。ヒューのツイッターのアカウントは、フォロワーは700万人なのに対し、フォローしているのはわずか16人。その数少ないフォローリストに、ヒューの愛妻デボラやごく親しい友人らともにザックも名前を連ねている。(Hiromi Kaku)
2016年11月07日トビー・マグワイアとジュエリーデザイナーのジェニファー・メイヤーが9年の結婚生活に終止符を打った。2人は「People」誌に「長い間自分たちを見つめ直し、熟考を重ねた結果、私たちはカップルの関係を解消することに決めました」と共同で声明を発表。さらに「子どもたちを大切にしている親として、愛と敬意、友情を保ちながら、一緒に子育てを最優先することに変わりはありません」と引き続きお互いが子育てに関わっていくことを宣言した。トビーとジェニファーはトビーが『シービスケット』を撮影中の2003年に出会い、4年後にハワイで挙式。現在9歳のルビーちゃんと7歳のオーティスくんの2人の子どもをもうけた。現在はセレブ御用達のジュエリーデザイナーとなったジェニファーだが、結婚当時は父親がユニバーサル・スタジオの社長だったため、トビーの「逆玉婚」と騒がれた。18歳と20歳の若い両親のもとに生まれたトビーは、3歳のときに両親の離婚を経験。子どもの頃に厳しくツラい生活を強いられたことから、「お金を稼ぎ、安心感と快適さに満ちた生活を送りたい」という願望を口にしていた。結婚生活でその願望が叶ったように見え、ジェニファーも「トビーはとっても良い父親なの」とのろけていたため、まさかの別離宣言だった。(Hiromi Kaku)
2016年10月19日11月のアメリカ大統領選に向けて、民主党候補のヒラリー・クリントンの選挙資金集めのパーティを、ジャスティン・ティンバーレイク夫妻が23日(現地時間)にロサンゼルスで開いた。ジャスティンと妻のジェシカ・ビールの自宅で開かれ、「ヒラリーとの会話(Conversation with Hilary)」と題されたこのパーティ参加費は1人につき3万3,400ドル。55人の参加者の中にはジェイミー・フォックスとケイティ・ホームズ、ジェニファー・アニストン、トビー・マグワイア夫妻らがいた。ジャスティンはインスタグラムに、ヒラリー・クリントンとジェシカと3人で撮ったスピード写真に「誰がランチに来たか、見てよ」とコメントを添えてアップした。このパーティはもともとレオナルド・ディカプリオがホストを務める予定だったが、9月開催のトロント国際映画祭に出品する最新作の仕上げを理由に辞退、ジャスティン&ジェシカ夫妻が代役を務めた。(text:Yuki Tominaga)
2016年08月25日