4月に入り、新たな職場で新生活をスタートさせたという人も多いのでは?そんななか、ご紹介するオススメの映画は、夜間のスーパーマーケットで働き始めたばかりの青年が主人公の話題作『希望の灯り』です。そこで、主演を務めたこちらの方にお話を聞いてきました。それは……。写真・黒川ひろみ(フランツ・ロゴフスキ)俳優、ダンサーとして活躍中フランツ・ロゴフスキさん!【映画、ときどき私】 vol. 2222018年のベルリン国際映画祭では「シューティングスター賞」、そして本作で第68回ドイツアカデミー賞主演男優賞を受賞したフランツさん。いまドイツ映画界でもっとも注目されている俳優のひとりと言われており、日本でも今年は主演作が2本公開となっています。そこで今回は、撮影秘話から自身の恋愛観まで語っていただきました。―本作はドイツの歴史的な背景を描きつつ、ラブストーリーとしても人間ドラマしても楽しめる作品ですが、出演を決めた理由から教えてください。フランツさんそれは、原作者でもあるクレメンス・マイヤーとトーマス・ステューバー監督の2人による脚本に惹かれたから。というのも、これまでに野望的すぎたり、空虚的すぎたりする脚本を数多く読んできたけど、今回はとてもシンプルな言葉で人間の奥深い感情を描いていると感じたんだ。つまりそれは、父と子や愛、そしてドイツの歴史といったどのテーマもシンプルに表現しているということ。だからこそ、それぞれの細部が見えてくるんだけれど、そういうところが素晴らしいなと感じて、ぜひこの作品に出演したいと思ったんだ。―決してセリフの多い役ではないですが、フランツさんの佇まいから多くのものを感じることができました。役作りのためにどのような準備をしましたか?フランツさん普段は山登りやヨガが好きで体を動かしているのだけど、役作りのために体を鍛える必要があったから、撮影の前から、日頃はあまり行かないジムに通うようにしていたんだ。腕や首の後ろにタトゥーをしている青年という設定もあって、今回は首がすごく太い人やタトゥーが入っているような人がたくさんいるようなジムに行ったよ(笑)。あと、タバコを吸うシーンが多かったから、つねにタバコを吸うようにもしていたかな。普段はまったく吸わないんだけど、撮影中に吸っていた本数は1日40本!もちろん、いまはもう吸っていないけどね。―クリスティアンの話すときの間も独特に感じましたが、どのようなことを意識されていましたか?フランツさんまずはセリフを覚えて、そのストーリーについて多く語るようにしたよ。そのうえで、リハーサルを重ねてセリフを調整したり、監督と話し合ったりしながら撮影前までに人物像を作り上げていくようにしたんだ。フィクションだけどドキュメンタリーのようだった―物語の大半はスーパーマーケットが舞台ということで、撮影中に印象に残っていることはありますか?フランツさん今回はあまり予算がなくて、スーパーを新しく作ることができなかったから、本物のスーパーを閉店後に借りて、開店するまでの間で撮影していだんだ。夜通し寝ずに日光も浴びずに撮影していたから、実際に深夜働いている人と同じような環境。だから、作品はフィクションだけれど、どこかドキュメンタリーのようなところもあったんじゃないかな。―フォークリフトの運転も実際にご自身でされているそうですが、いかがでしたか?フランツさん撮影の前にフォークリフトの免許を取ったんだけど、車とはメカニズムが違って左に行きたいときに右に行ってしまったりするから、それに慣れないといけないのは大変だったよ。でも、スーパーの店長がすごくいい人で、「店内で好きに練習していいよ」と言ってくれたんだけど、初めて乗ったときに思いっきり棚に突っ込んでしまって……。高さ10メートル、長さ20メートルの棚が大きく揺れて、危うく倒れてきそうになったこともあったけどね。―クリスティアンが年上の女性に恋してしまう場面では、不器用だけど一生懸命女性を喜ばせようとする感じがステキだなと思いました。ご自分と似ているところもありましたか?フランツさん役を演じるときは、自分と似ているところをつねに探すようにしているよ。僕自身は、女性に積極的にアプローチするときもあれば、急にシャイになってしまうときもあるので、両方の側面を持っていると言えるかな。だから、クリスティアンの不器用でぎこちない感じというのもすごく理解できるよ。実は、僕は気に入った女性と出会ったとき、頭の中でいろいろと考えすぎて想像を膨らませてしまうと、ものすごくシャイになって動けなくなってしまうんだ。だから、好きになった人がいたら即行動に移すようにしているよ。そうしないと、結局ひとりで家にいることになってしまうからね(笑)。人の愛し方を学ぶ姿が描かれている―そういった共通点を感じながら演じていらっしゃったんですね。フランツさんただ、演じるうえで意識していたのは、彼を理解してから自分との間にスペースを設けること。そして、そこからクリスティアンという人物を成長させていくことが必要だったんだ。ちなみに、僕もクリスティアンのようにプレゼントを贈ったりするのが好きだから、劇中で彼が彼女にケーキをあげるシーンはとても印象に残っているよ。―そこは女性にとっても、思わずキュンとしてしまうシーンのひとつだと思います。フランツさんこの作品は青春を描いているとも思うんだけど、いままで愛を知らなかったクリスティアンが、初めて愛を知り、そこから彼自身が成長していくんだ。これは赤ちゃんが歩き方を学ぶようなものであって、彼も初めて人の愛し方を学んだんじゃないかな。―フランツさんもクリスティアンのように一目惚れした経験や恋愛で頭がいっぱいになって仕事がおろそかになったことはありますか?フランツさんもちろんあるよ(笑)。ただ、愛にはレシピがないから、準備しておくことができないんだよね。突然やってくるもので、それがいつかはわからないから、僕もどう備えていいかはわからないんだ。僕は自分の心のなかに“花”をたくさん咲かせていて、好きな女性と出会ったときにそれをあげたいと思うんだけど、いざというときに「花はどこにいったんだろう?」と見失ってしまう。準備をしているつもりでも、素敵な人と出会うとなかなか行動に移せないんだよね。本当に不思議だなと思うよ。日本では驚くことがたくさんある―まさにその通りだと私も思います……。では、日本についてもお伺いしたいのですが、今回初めて来日されて驚いたことはありますか?フランツさん驚くことばかりだよ!ドイツもそれなりにきれいだけど、日本はすごく美意識が高いし、整理整頓されているのがすごいよね。たとえば、ドイツなら地下鉄で5人降りて、5人乗るだけで混乱が起きるけど、日本では100人降りて100人乗っても問題なくスムーズに動けているくらいだから(笑)。あと、今回うれしかったのは、大好きな浮世絵を買うことができたこと、それからクライミングジムで友達ができたことかな。それから、ベルリンにもお寿司屋さんはたくさんあるけれど、「あれはお寿司ではない」と気がつくことができたよ!日本で食べたお寿司は、涙が出るほどのおいしさだよね。このあともステューバー監督とお寿司を食べに行くんだけど、きっと2人して泣くことになると思うよ(笑)。―それでは最後に、ananweb読者に向けてひと言お願いします!フランツさん今回日本に来ることができて本当にうれしく思っているんだ。だから、日本のみなさんにもこの映画を観て欲しいし、気に入ってくれることを願っているよ。そして、また来年戻ってくる予定なので、そのときはぜひみんなでお寿司を食べに行きましょう(笑)!インタビューを終えてみて……。映画ではミステリアスな印象が強いですが、実際は冗談が好きでとても気さくなフランツさん。ダンサーでもあるだけに、鍛え上げられたスラリとした佇まいが素敵でした。意外にも、「子連れ狼」シリーズがお気に入りというほどの日本好きでもあるようなので、また次回の来日もお待ちしたいと思います。かけがえのない喜びで世界は溢れている!小さな幸せや人との繋がりで感じられる温もりが、心の中を優しく照らしてくれる本作。人生ではときに絶望に陥ることがあっても、その先にはきっと希望の光があるのだと感じさせてくれるはずです。ストーリー旧東ドイツにあるスーパーマーケットで、在庫管理担当として働き始めた内気なクリスティアン。そこでは、父親のような存在のブルーノから仕事のいろはやフォークリフトの操縦を教えてもらっていた。そんなある日、クリスティアンはお菓子担当として働く年上のワケあり女性マリオンと出会い、謎めいた魅力に一瞬で惹かれてしまう。いつしか、2人は親密になっていくのだった……。温かさを感じる予告編はこちら!作品情報『希望の灯り』4月5日(金)より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開配給:彩プロ© 2018 Sommerhaus Filmproduktion GmbH
2019年04月03日ドイツの大きなイベントの一つ、カーニバル。私の住んでいる地域周辺だとデュッセルドルフ・ケルン・マインツが代表的なカーニバルタウン。毎年11月11日の11時11分にカーニバル期間がスタートします。 デュッセルドルフの場合はこの日にホッペンディッツというマスコットのお目覚めからスタート。それから数か月経ったあと、大体毎年2・3月に集大成を迎えます。そのカーニバル期間最後の木〜火曜日の6日間はお祭り。仮装して飲んで大騒ぎ! 特にRosenmontag/薔薇の月曜日には大フィナーレとしてパレードが街を闊歩します。そのパレードが偶然、私の家の真下で準備・出発までの待機をするということだったので、せっかくなので今年は友達を呼んでみんなでわいわい上から眺めることにしました! なぜか例年いつもカーニバルの時期に空模様が悪くなるんですが、今年も残念ながらまさにでした…。嵐が迫ってる予報です。 前日の夜に決行か中止か判断しますというニュースが町中を駆け巡り、どうなるのかそわそわしていた日曜日。夜に入った情報は、2時間程遅らせてスタートしますとのこと! 月曜日の朝、身支度やら片付けやらしながらぱっと窓から下を見ると、もうちらほら車が並んでいました。 2時間遅らせてくれたことで私ものんびり来客準備。 こちらは大晦日の過ごし方のお話をした時にも登場したベルリーナー。カーニバルの必需品でもあります。 なぜこの時期にベルリーナーを食べるのかというと、「薔薇の月曜日が終わった2日後の水曜日からイースターまでの40日間絶食期間に入る」という伝統があり、肉・卵・乳製品・お酒がNGになるので、その前にこれらのものを食べ納めすることで始まった習慣だそうです。 そこまでちゃんとカーニバルを祝わないという人でもこの絶食期間にお酒を断ったり、チョコレートを断ったり、オリジナルの断食をする人も多いです。 さて、だんだん下も準備が整ってきました! 途中雨風が強まってきて心配でしたが、カーニバル団体の皆様はなんてことない様子で、さすが…。パレードの上で飲んで談笑して楽しそう! なんだかんだで雨はやみ、出発する頃にはお日様も見えるようになってきました。私がこの日のために窓に書いたペイントもきらり☆Helau!(ヘラウ!)はデュッセルドルフのカーニバルの掛け声です。 寒いですが我が家も窓を全開にして街中に繰り出すパレードたちをお見送り。この時もうすでに音楽はガンガン&パレードMCの盛り上げトークでかなりノリノリ!熱気が上がっています。 次々と出発していくパレードたち。 (右に停まっているのは出発待ち中の車、左側はパレードがどんどん前進していっています)ちなみにこのパレードの中には主にお菓子が大量に用意されていて、街中でみんなに配られます。(配るというか撒くという表現が近いかもしれませんが…。)お菓子目当てに下で待っている人たちは降ってくるお菓子を次々にキャッチ! 酔っぱらっている人も多いしみんなかなり本気なので場所によってはだいぶ強気にいかないともらえない厳しい戦いとなります...。 私は家で上からの参戦だったのでもちろんお菓子はもらえませんでしたが、ちょうどお菓子を投げ込みやすい階に住んでいる人たちは色々投げ込んでもらっていました。本当に寒かったので、私は途中暖かい場所に逃げたり休み休み。こんなのができるのも家の中ならではですね。みんなが小腹が空いたときに食べられるようにドイツ風レンズ豆のスープを作っておいたのですがこれが大正解!冷え切った体にしみる〜。 時間はすぐに過ぎてしまい、3時間程経ってあっという間にパレードがはけ、にぎやかな音楽もなくなりがらんとした道。そこに出現したのは…何台ものオレンジ色の車。そう、清掃車です。手際よく作業して何事もなかったかのように元に戻っていく道…。 切り替えが早い。ドイツらしくて笑ってしまいました。パレードを見送った後はみんなでぬくぬくテレビを見たり映画を見たり、食べて飲んで夜までまったり。これはまた来年もうちでパーティーすることになりそうです。 Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2019年03月20日今年は雪も何度か降ったり、どんよりしてたり、まだまだ寒い冬から抜け出せる日は遠いなぁと思う毎日。そんな日々に人気なのがスープ料理や煮込み料理。種類もたくさんあります。今回はドイツの定番家庭料理、私も大好きなケールの煮込みをご紹介したいと思います。ドイツ人の友人に教えてもらいながら作ってみました! ケールはドイツ語ではGrünkohl(グリューンコール)と言って、直訳すると緑キャベツ。こんな感じで袋にどさっと入って売ってます。これで1キロ分。 初めて見たときはなんだか分からず、市場でこの謎の緑の袋が大量に積み重なってる状況を異様に思ってました(笑) 材料はこんな感じ。 多少の地域差はあるかもしれませんが、定番は玉ねぎ、ジャガイモ、そして塩気の強いお肉と一緒に煮込むことが多いです。玉ねぎはドイツの小さい玉ねぎをを2つ、ジャガイモは煮崩れないタイプを3つ使用しました。 そして隠し技のオートミール。これを入れることによってよりとろみが出るそう。量は大さじ1杯程度。 作り方は簡単です。①粗みじん切りにした玉ねぎを炒めます。ここで一般的にはラードを使用しますが、無ければバターでもOK。②ケールも投入して軽く炒めたら500gの水とブイヨンを加え1時間程弱火で煮込みます。③塩コショウで味をととのえ、オートミール・さいの目に切ったジャガイモと肉類を入れて30分程再びコトコト。そして完成! 煮込み料理なので、多少大雑把でもおいしくできます。ジャガイモは別で茹でてもOKですが、今回は簡単に全部一緒に煮込む作り方でした。 体も温まるし栄養も満点で、最高です! Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2019年02月15日レストランやオシャレな雑貨店で見かける鉄フライパン。テーブルの上でも見栄えがよさそうで素敵ですが、本格派のムードもあり、一般家庭ではまだまだ馴染みのないアイテム。でも「どんな料理に使う?」、「手入れが難しそう…」と考えてしまうビギナーこそ、じつは鉄フライパンが向いているんです!焼くスペシャリストである鉄フライパンが料理の腕を助け、いつものレシピもぐっと美味しく感じるはず。 ドイツ生まれ、『turk(ターク)』のクラシックフライパン 一枚の鉄板より打ち出された鍛造クラシックフライパン、無骨な雰囲気はここから美味しものが作り出されることを予感させます。ドイツのブランド『turk(ターク)』の鉄フライパンで、その製法は150年以上変わらず。鉄の塊を高温で加熱して鍛造し、つなぎ目のない一体型なので取っ手がとれてしまうこともありません。その丈夫な作りは「100年使えるフライパン」と言われるほど。 片手で振ったりできる軽さはありませんが、蓄熱性に富み食材の持ち味を引き出して仕上げてくれるのがクラシックフライパンの魅力。調理に気をつかい過ぎず、ただじっくり調理することでジューシーな味わいが楽しめます。シンプルな卵料理、野菜のおかずからメインディッシュのステーキ、さらにはオーブン料理も可能。 使い込むほどに増す味わい 使えば使うほどになじみ、より美味しく調理できフライパンの風合いにもアジが出てきます。調理後はそのまま食卓に出して、テーブルウェアとしても主役級の存在感。簡単におもてなしムードが演出でき、ホームパーティーなど特別な日にも場を盛り上げてくれます。 フライパン¥14,000/turk(ザッカワークス) turkザッカワークス) photograph:kimyongduckstyling:Rina Taruyamatext:Momoko Yokomizo
2019年02月15日ドイツ社会で一緒に切磋琢磨してきた友人の1人が、寂しいことにドイツ生活に終止符を打ち日本に戻ることに。海外生活には出逢いより別れの方がたくさんある気がして、そんな時は寂しく思ってしまいます。そんな彼女、日本に帰る前に英語もちゃんと習得したい!との想いでイギリス留学を決断。いつも前に進み続けるその向上心には本当に頭が下がります。 留学がんばってねの気持ちを込めて共通の友人で何かプレゼントをしようということになりましたが何をあげようかでだいぶ悩みました。 日本への帰国も控えているからそんなにかさばるものをあげても・・ハンドクリームやお茶は確かたくさんあると言っていたし・・と色々試行錯誤した結果、勉強がはかどりそうなものがいいなと思い文房具をチェック。そこでいいもの発見。Kawecoの万年筆です。 コンパクトでおしゃれ、友人の大好きな淡いピンクもあってしかもドイツ製!てことで即決。 インクは青や黒は定番すぎるし、彼女のイメージとも違うのでブラウンをチョイス。インクのケースもレトロで可愛い〜。 ギリギリ荷物が届き、なんとか留学出発前にプレゼントすることができました。ドキドキしながらプレゼントしましたが、なんと、手帳を新調したばかりでそれに合うペンをちょうど探してたとのことでとっても喜んでくれました。私も試し書きをさせてもらいましたが軽くてとても書きやすい。デザインもシンプルでよい。 これは私も自分に購入の予感です...笑 Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2019年01月28日明けましておめでとうございます。 年末はクリスマスでバタバタとしているドイツ、そしてみんなクリスマス休暇に入り世の中の流れがゆっくりになるドイツ。不便なことも多いですが、あぁ、年の瀬だなぁと感じます。 クリスマスで実家に帰ったり、家族とのんびりするのは終わり、大みそかはどんちゃん騒ぎ。普段は禁止されている花火も年末だけ特別に販売されます。今年の大みそか、どうする?どのパーティー行く?誰と過ごす?なんて会話が飛び交い、年明けは二日酔いなんてあるある。そうそう、不思議な習慣もあります。ベルリーナーというドーナッツがあるのですが、大晦日にそれを食べるんです。普段より種類多めで嬉しい。カーニバルの時にも登場します。普段はない、変わり種の方が好きだったり。 我が家もいろんな種類を購入して、がぶり。シャンパンをゴクリ。そうこうしているうちにカウントダウンが始まり2019!Frohes neues Jahr!日本とは8時間遅れでドイツも新年を迎えました。そこからはもう大花火大会。(みんな我慢できずもっと前からやってますが。笑) 9月に引っ越した今の家は大通り沿いで、トラムも車も通るので近くではそこまで花火上がらないかなと思っていたら大間違い!真下から目の前でドカンドカン。窓を開けていたら中に花火が入ってきそうなスリル、もくもくと上がる煙そして爆音。普段できない花火ができるとあってここぞとばかりに次から次へと 点火していきもう大爆発です。私は数分だけ楽しみ、あとはもううるさいので窓を閉めてしまいました(笑)あとはゆったり映画を観ながら余韻にひたりつつしっとりと。 次の日は前日の騒ぎからは一変、静かで、ドイツらしいグレーな空で新年の幕開け。薄暗くていまいち外に出る気にはなれませんでしたが近所の公園までお散歩することに。 道中道端には至る所に花火のゴミ・大晦日の残骸だらけ。あらあらと思いますが、これら、年末のゴミ専用のお掃除スタッフが年始に配備され、いつの間に綺麗になっているんです。このシステム、良いんだか悪いんだか。公園では、おそらくやっと静けさが戻りほっとしたであろう鳥さんたちがお出迎えしてくれました。 お散歩の後は出来ればそのあとカフェ・・といきたいところでしたが、残念ながらどこも閉店。お家でのんびりカフェタイムとしました。 今年も皆様にとって実りある年になりますように!本年もどうぞよろしくお願いいたします。 Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2019年01月12日今回はドイツで定番なクリスマス菓子をご紹介!クリスマススパイスという香辛料のミックスが入っているものが多いのですが、実はこちら、日本の方にウケの良くないものも多いという残念な点が…。なので今回は、食べやすいものもご紹介しますので、よければお土産などのご参考にしてくださいね。 まずは、Lebkuchen/レープクーヘン。これはかなり定番で、ドイツ人に大人気です。スパイスの風味は強め。外はチョココーティング、中にはジャムが入っているものが多いです。 こちらはMarzipankartoffel/マジパンカルトッフェル。ドイツではお菓子に入っていることも多く大人気のマジパン。クリスマスにはこういったマジパンのみの商品も多いです。見た目がお芋に似ているのでマジパンポテトと名付けられてます。日本の方にはレベルの高いものになりますが、好奇心のある方はドイツ人になりきって是非お試しを! そしてZimtsterne/ツィムトシュテルネ(左)・Dominosteine/ドミノシュタイネ(右)も定番。ツィムトシュテルネはシナモンスターという意味なのですが、その名の通りシナモンの味が強く、しっとり系のクッキーになっています。ドミノシュタイネはプラリネのような見た目の中にゼリーや、上述したレープクーヘン・マジパンなどが入っています。 次からは比較的くせの少ないものを。クリスマスのクッキーといえば、こちらのSpekulatius/シュペクラツィウス。パン屋さんでも売っていることがあります。家庭で作る人も多いです。香辛料の苦手な方は、香辛料なしのButterspekulatiusもおいしいので、是非。 以下は、Kokosmakronen/ココスマクローネン(左下)・Nussecke/ヌスエッケ(左上)・Kipferl/キプフェル(右下)・Spritzgebäck/シュプリッツゲベック(右上)。いずれもクッキー系で、どれもくせがなくて食べやすい、私もお気に入りのお勧め品。ココスマクローネンはココナッツベースのクッキー、ヌスエッケはナッツベースのしっとり系お菓子です。 こちらはもう日本でも最近はよく見かけますね。シュトレン。こちらもマジパン入りも売っていて、私も最近はマジパンが入ってる方がおいしいななんて思うように。ドイツ人化してます(笑) 。シュトレンはまるまる買うと1キロくらいあって結構ボリューミーなので、私はミニシュトレンや、半分で売ってるものを買うことが多いです。 そうそう、豆知識ですが日本で大人気のバウムクーヘンは、ドイツでは一部のお菓子屋さんを除きクリスマスの時期にしか登場しません。なので、バウムクーヘンを知らないドイツ人も多いんです…。 クリスマス時期にドイツにいる皆さん、バウムクーヘンをお土産に買うなら今です! くせのあるものが多いドイツのクリスマス菓子ですが、食べると一気にクリスマスムードに浸れます。食べたことのないものがあれば、是非何か試してみてくださいね♪ Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年12月25日ドイツを中心にヨーロッパ各地で開催されている伝統的なお祭り・クリスマスマーケット。大きなクリスマスツリーが点灯し、賑やかにデコレーションされた雑貨店や屋台が軒を連ね、クリスマスの訪れをお祝いします。イルミネーションが輝き、ロマンチックムード溢れるマーケットで飲むグリューワインのおいしさは格別!いつもお世話になっている人へのちょっとした贈り物や、普段頑張っている自分へのささやかなプレゼントをクリスマスマーケットで選ぶのも、愛おしい時間に。今回は日比谷公園と横浜・赤レンガ倉庫で開催している2箇所をご紹介します。開催は12月25日まで。この週末に、出かけてみませんか? 【日比谷公園】東京クリスマスマーケット2018 日比谷公園で12月14日から開催中の東京クリスマスマーケット2018。開催時間が11時〜22時(L.O.21時半)なので、ランチを兼ねてお昼からゆっくりと会場を回るのも良し、日が暮れてからホットワインをたしなむのも良しと、1日の中でいつ行っても楽しめるクリスマスマーケットです! クリスマスムードいっぱいの会場! 会場にはフラワーアーティストによる手作りクリスマスリースの展示も。北欧、フランス、ドイツなど国によってリースのデザインが異なるようです。たしかによく見ると、傾向が違うような気がします。どれも可愛くて素敵!気に入ったリースには投票もできるので、ぜひ。 東京クリスマスマーケットのシンボルになっている「クリスマスピラミッド」(写真内右)は、クリスマス・オーナメントの本場、ドイツ・ザイフェン村からやってきた高さ14mもある機械仕掛けの塔。ザイフェン村は、別名「おもちゃの村」としても有名で、クリスマスシーズンが一番賑わうのだそう。村のあちこちにおもちゃが点在しているとってもかわいい村だとか。行ってみたくなりますね。 クリスマスピラミッドに付いているロゴは、ザイフェン村のあるエルツ地方のおもちゃ工房のもの。ロゴまでがファンシー!よく見るとこんなところにも…小さなクリスマス発見! 会場にあるツリーにはサンタクロースの手伝いをする北欧の妖精トントゥらしき姿も。どこにいるかぜひ探してみてください。 キリスト生誕の瞬間を模したジオラマ・クリッペ。中世壁画の雰囲気があるフォトジェニックなスポットなのに夜はライトアップされないため、明るいうちに立ち寄った方はぜひお写真に納めましょう。 「ヒュッテ」と呼ばれる各小屋の屋根にも注目!雪だるまやサンタクロースなどクリスマスモチーフの装飾がちりばめられていて、夜になればライトアップされて、とっても幻想的。見ているだけで心が和みます。 見ているだけでワクワクの本場・ドイツの木工雑貨会場には、本場・ドイツからやって来た木工雑貨が大集合。クリスマスのオーナメントは見ているだけでもワクワクしてきます!オーナメントは、ツリーがなければアクセサリースタンドにかけてもOK。ドアノブや玄関に吊り下げるだけでもかわいいインテリアになります。 ショーウィンドウを眺めているだけでも楽しくて飽きない! ドイツ製のキャンドルホルダー。絵柄の種類が豊富でどれにしようか迷います。気になったものは実際に明かりを灯してみてくれるので、雰囲気がわかりやすいですよ。 キャンドルホルダーは中にアロマキャンドルを入れたり、ホルダーをひっくり返せば、電気笠としても使えます。明かりを灯したとき、黄色や赤が強ければほっこり、青や緑が多ければしっとり。夜が来るのが楽しくなるように、お気に入りを見つけてください。 ホットドリンク片手に楽しむマーケットホットドリンクやドイツビールを片手にマーケットを歩いてみましょう。東京クリスマスマーケットでは、1杯目に「マグカップ(購入)とホットドリンクのセット」もしくは「ビールグラス(デポジット)とビールのセット」を購入するスタイル。カップかグラスを持っていれば、2杯目からは空のマグカップに好きなドリンクを注いでくれます。(ドリンク代はかかります) マグカップはその年限定のオリジナルデザインなので、毎年集めたくなりますね!1杯目には「エッグ・ノック」を注文。牛乳と卵を使ったカスタードベースのとろりと甘い冬のドリンクです。 北米では寒い季節によく飲まれるそうです。ハリーポッターの中でも登場したので、知っている人も多いのでは?味はミルクセーキに似ています。甘くておいしい! おやつには、ハンガリーの伝統的な焼き菓子の「クルトシュ」を。外はカリッとしていて、中はもちもちの不思議なスイーツ。くるくると巻いて焼き上げるので、渦巻き状になっています。沖縄の国際通りにお店がある「クルトシュ カラーチ」がこの時期限定出店。 プレーン、シナモン、ココナッツ、キャラメル、ココアの5種類の中から選べます。写真はシナモン。その場で焼いてくれるので熱々の出来立てをいただけます!これだけでも結構な食べ応えがありました。 暖かいテントでショーを見ながら一休み 会場にはステージのある大型テントの設置も。バンド演奏や弾き語りなど日替わりのステージがあるので、タイミングが合えば音楽を聴きながら、ゆっくりと休憩するのもいいですよ。冷たいビールも暖かいテントの中ならついつい飲むペースが上がっちゃうかも。 お腹が空いたらしっかりと食事もとれます。ドイツビールとソーセージの定番の組み合わせはもちろん、クリスマスマーケット限定のメニューもチェックしてみてください!最近パンに目がない私は、ふわふわブリオッシュの中に濃厚なビーフシチューが入った「シチューパン グラーシュ」をいただきました。直径10cm、高さ15cmというボリュームたっぷりの食事系パン。 シチューに合わせて、ドリンクは「国産木苺の自家製グリューワイン」をチョイス。グリューワインも各ヒュッテでメニューが違うので、会場に着いたらまずはマップを入手しましょう。アルコールが苦手な人やたくさん飲めない人も、ノンアルコールのワインメニューがあるので安心ですよ。 昼から夜までゆっくりと楽しめる東京クリスマスマーケット。おすすめは、夕方の少し明るい時間帯から出かけて、ワインやビールを飲みながらのんびりと雑貨を見て回り、暗くなってからはヒュッテのイルミネーションを堪能するコースです。ステージの時間帯に合わせて出かけるのもアリですね! 東京クリスマスマーケット2018開催日程:〜12/25まで(全日11:00〜22:00 L.O.は21:30)場所:日比谷公園 噴水広場※雨天時開催、荒天は中止の場合も有。【横浜 赤レンガ倉庫】クリスマスマーケット横浜の赤レンガ倉庫で開催しているクリスマスマーケットは、ドイツの古都・アーヘンのマーケットをイメージ。今年で開催9回目となる人気会場です。アーヘンのクリスマスマーケットは、伝統の焼き菓子「プリンテン」がモチーフになっているそう。そこで横浜会場のエントランスでも、巨大プリンテンが出迎えてくれます。 ロマンチックムード全開の赤レンガ倉庫のクリスマスマーケット。プリンテンのアーチを前にアツアツな雰囲気…!異国情緒たっぷりです。 クリスマスツリーに願いをかける エントランスのプリンテンアーチをくぐると、奥には立派なクリスマスツリーがお目見え。ツリーに続く道々にはクリスマスフードのヒュッテが並びます。 近くに寄るとその大きさに圧倒!ぜひライトアップして幻想的な夜に見て欲しい光景。「永遠に枯れない命」を意味するクリスマスツリー。眺めていると、どことなく厳かな気持ちになります。 赤レンガ倉庫のヒュッテもバリエーション豊か。サンタクロースやトナカイのモチーフ以外にも三賢者とマリア様など、聖夜にまつわるシーンを見つける楽しさもありますね。 大切な人にプレゼントしたくなるクリスマス雑貨 ドイツ雑貨が並ぶ中、ひときわ目立つマトリョーシカのヒュッテ。台いっぱいにところ狭しと並んでいて、賑やかで鮮やか!ツリーやサンタクロースなど、中にはクリスマスにちなんだ珍しいモチーフのマトリョーシカも。手作りなので、顔が一つひとつ違う一点モノ。どの子にしようか迷います。 マトリョーシカはロシアの縁起物。お守りなのだそう。幸せな願いを込めたマトリョーシカを、クリスマスプレゼントに送るのも素敵ですね。 会場限定オリジナルマグはクリスマスブーツ型 横浜・赤レンガ倉庫のオリジナルマグはピンクのクリスマスブーツ型。限定マグカップで飲むと、クリスマスムードも倍増です。アップルグリューワインにホイップとシナモンを追加して、甘さが体に染み渡るとびきりの冬のホットドリンクに。寒ければ寒いほど、幸せが募ります。 ホットワインやドイツビールに相性抜群のオリジナルソーセージ。付け合わせのザワークラウトのすっぱさもクセになる、最強の組み合わせです。一品でも満足感があるので、いろいろなフードを楽しみたい人は友達やカップルで行って、みんなでシェアを!クリスマスマーケットを堪能した後は、赤レンガ倉庫で買い物も楽しめて一石二鳥。 クリスマスマーケットin横浜赤レンガ倉庫開催日程:〜12/25まで(11:00~21:00 L.O.は21:30)場所:横浜赤レンガ倉庫※荒天時は休業の場合有※イルミネーションのライトアップは16:00~営業終了まで(ツリーのみ23:00まで)※物販ブースの営業時間は11:00〜21:00まで一年中クリスマスのお店・Christmas Toys 横浜の赤レンガ倉庫に行くなら、少し足を伸ばして欲しいのが元町・中華街駅が最寄りの「Christmas Toys」。ここは、クリスマスが大好きなオーナーがつくった”一年中クリスマス”のお店です。隣にある「ブリキのおもちゃ博物館」と双子の洋館につくられたこのお店、店構えからクリスマスの楽しげなムードが溢れています! どこからともなくサンタクロース大集合! 敷地内に、一体何人いるのかわからないほどたくさんのサンタクロースが!滞在中にも、お店のスタッフさんがどこからともなくサンタクロースを抱きかかえてやってきます…。 反射して写らなかったのですが、ワゴン車の中にも複数のサンタクロースが乗り合わせています。まだお店の中に入っていないのに、店先だけでもかなりの人数のサンタに出会えます。 クリスマス好きにはたまらない!テンションが上がる店内 お店の中に入ると思わず「わー!」と声が出てしまうほど、クリスマス一色!まるでヨーロッパの雑貨屋さんへ来たかのような錯覚に陥るかも。どこを見ても、クリスマスが溢れていてテンションが上がりっぱなしに。 クリスマス雑貨はシーズン以外でも入れ替わりがあり、新しい商品が入荷してくるそう。夏場はバリエーションが若干少なくなるとのことですが、その時期にしか手に入らないものや、人気があって売り切れてしまうアイテムも多くあるので、気になる人は要チェックです! ブリキのおもちゃ博物館にも立ち寄って! 「Christmas Toys」に来たら隣の「ブリキのおもちゃ博物館」にもぜひ立ち寄ってみてください。この博物館には、1890年代から1960年代にかけて主に日本で製造された玩具、約3,000点が常設展示されています。どこか懐かしく感じる玩具からTVドラマで使われた小道具まで、オーナーの貴重なコレクションは見応えたぷり。 どこかで見たことのあるブリキロボットも。ブリキの質感が、懐かしくてなんとも味わい深い。博物館で玩具を見た後は、入口のショップでついつい買い物しちゃいます。 アイドル犬・ロビーに会おう! 博物館のアイドル・ロビーくんは、地元でもちょっと有名な看板犬。ロビーくんへ会いに、お客さんがリピートして来店するほど。その大きさに、初めて会う人はきっとビックリするかと思いますが、とっても大人しくて賢いから、一目会えばロビーの虜になってしまいますよ! 大抵は看板犬としてお店にいるそうですが、タイミングによっては外出していることも。訪問した日、実はシャンプーをしにお出かけ中でした。たまたまタイミング良く、ふわふわになって帰って来たロビーくんと遭遇!会えてよかった! Christmas Toys / ブリキのおもちゃ博物館(TOYS CLUB)所在地横浜市中区山手町239営業時間9:30~18:00 (土・日・祝日は~19時) いくつになってもやっぱりワクワクしてしまうクリスマスシーズン。クリスマスマーケットで存分に楽しみましょう!
2018年12月22日redfries(レッドフライズ)はドイツ人のグラフィックデザイナー男女2人によるペーパープロダクトブランド。キャッチーでコミカルなイラストが魅力で、ドイツのデザイン賞に連続ノミネートされるなど、国内外で注目されています。DELFONICSでは、2018年11月より、「DELFONICS×redfries」コラボレーションアイテムを、直営店限定で販売しています。 また、DELFONICS WEBSHOP、スミス一部店舗では、コラボレーションアイテムに加え、ドイツから届いたグリーティングカードやラッピングペーパーを取り扱っています。 redfries グリーティングカード クリスマス(全5柄) 550円+税 redfries ポストカード クリスマス(全3柄) 200円+税 redfriesのチャーミングなイラストが、クリスマスのムードをさらに盛り上げてくれます。ギフトへプラスして、贈り物を色鮮やかに彩ってみてはいかがでしょうか。 ギフトに最適なアイテムをご紹介なお、今回のコラボレーションでは、DELFONICSの文房具や雑貨にredfriesのイラストをデザインし、持っていると楽しくなるような、ポップなアイテムが多数ラインナップ。 全11アイテムの中から、ホリデーシーズンの贈り物や、自分へのご褒美にも最適なアイテムをピックアップしてご紹介します。 redfries iPhoneケース 色鮮やかな遊び心溢れるイラストをあしらった、iPhoneXS用のケースです。5柄それぞれに「STATIONERY LOVER」や「HELLO!」、「STAY COOL」などのメッセージが添えられています。 redfries トートバッグコットン素材のトートバッグです。B4サイズを収納できる大判サイズで、4.5cmの薄いマチ幅があり、肩にかけてもゆったりと使えます。前面にredfriesによる色鮮やかでコミカルなモチーフをプリント。3柄それぞれ違った色味でご用意しています。 書きおろしの「ステーショナリー柄」文具セット消しゴム、鉛筆、ステープラーなどの文具モチーフに加え、DELFONICSの木軸シャープペンシルや、キトリのカードケースも描かれたステーショナリー柄。redfriesが今回のために描きおろしたデザインです。ロルバーンやペンケース、ポーチ、マスキングテープなど同じ柄でそろえて、文房具のギフトセットにするのもおすすめです。 ※アイテムの詳細、コラボレーションアイテムの一覧は、DELFONICS WEB SHOPの特集「DELFONICS×redfries」でご紹介しています。併せてご覧ください。 DELFONICS HPはこちらから
2018年12月20日女優の中谷美紀(42)が27日、公式サイトを通じて、ドイツ出身のヴィオラ奏者ティロ・フェヒナー氏との結婚を報告した。中谷は「突然ですが、このたび結婚の運びとなりましたこと、ご報告させていただきます」と報告。お相手について「ドイツ出身の音楽家ティロ・フェヒナーさんで、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、そしてウィーンフィルハーモニー管弦楽団、さらには管弦楽アンサンブルPHILHARMONIXにて、ヴァイオリンより少しだけ大きく、チェロよりはずいぶんと小ぶりなヴィオラという楽器を奏でています」と紹介した。続けて、「日本とオーストリア、異なる国で暮らす私たちは、話せば長くなるような不思議な偶然が重なって、2016年の秋に出逢い、信頼関係を育んで参りました。共に山歩きをする時などは、常にこちらのペース配分に配慮し、自らの楽しみや利益よりも、人の幸せを優先する彼の人柄に惹かれました」と馴れ初めを説明。「ヴァイオリンをはじめとする様々な楽器の音に真摯に耳を傾け、自らの音を主張するのではなく、調和を大切にして来たヴィオラ奏者だからこそ、私のような自由を愛する人間をも手なずけることができるのでしょう」とつづった。そして、今後について「これより拠点はオーストリアになりますが、語るべき物語を携えた誰かを演じる日々と、何者でもない自分に戻る日の緩急をつけて、これまで通り大切にお仕事をさせていただきますので、変わらぬご愛顧をいただけましたら大変ありがたく存じます」と伝え、さらに、「オーストラリアへ送ることのできる荷物には限りがあり、お礼のご挨拶に馳せ参じることも叶いませぬゆえ、お祝いなどのお心遣いは謹んでご遠慮申し上げます。最後になりますが、皆様のますますのご健勝を心よりお祈りいたしております」と呼びかけた。
2018年11月27日ドイツでは、クリスマスから数えて4つ前の日曜日を"第一アドベント"と言います。そしてクリスマス直前の日曜日の「第四アドベント」まで、"アドベントクランツ(Adventkranz)"というクリスマスリースのキャンドルに毎週1つずつ火を灯していく…という習慣があります。 そしてお花屋さんはお店オリジナルのクランツをたくさん制作し、第一アドベントに向けて販売するのでこの時期大繁忙期!様々なデザイン・色味・アレンジで、リースとキャンドルで作り出す世界を魅せてくれます。販売展示会をするお花屋さんも多く、先日フローリストの友人のお店でも展示会が開催されるとのことでご招待頂いたので、遊びに行ってきました!こちらのお花屋さん、家具屋?雑貨屋?というほど普段からおしゃれな雰囲気で広いので、展示も大規模。外観から素敵でした。 入店してすぐ、ポップコーンを配っていて早速いただき お店の中を散策。 色・スタイル別にコーナーが分かれていて、見て回っているだけでも楽しい!クリスマス菓子やホットワインもあり、クリスマスソングも流れていたのでるんるん気分。クランツだけでなく、オーナメントや花瓶などの雑貨も多数あります。 私もお家に飾る様にオーナメントをゲット。黒のオーナメントボールは意外と見かけないので大小両方購入しました。どんなデコレーションにしようか今からわくわくです♪ 老舗のお花屋さんで、毎年この展示会を楽しみにしてる人も多いので、店内は大賑わい。聞くと、開店前から待っていたお客様も結構いらしたとのこと。 お花屋さんのクランツは持って帰るのが大変!という場合は雑貨屋さんでもクランツやキャンドル飾りを作るキットなどがたくさん売られてますので、是非オリジナルデコレーションを作ってドイツ風にクリスマスまでの日々を楽しんでみてくださいね♪ Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年11月26日今年は本当に珍しくお天気が良かったドイツの夏。いよいよこの暖かさも終わりかな、、というタイミングで、素敵カフェで最後の夏日を堪能してきました。中庭に向かう途中の通路を通ると、なんだか違う空間に来たような感覚に。 隠れ家のような中庭に加えここはフランス風のかわいいケーキがたくさんあるので、それだけでも気分が上がるんです。静かで、普段見ないケーキに出会えるこのカフェは、日常から離れさせてくれる私の特別カフェ。薔薇のマカロンケーキをチョイスしてみました。 可愛くて食べるのがもったいない〜私、マカロンが好きなんですが、ドイツではほぼ出会うことがないんです。なのでこのケーキを見つけた瞬間、即決でこちらを注文(笑)バラの味は好き嫌いが分かれますがおいしく頂けました。素敵空間に加え可愛くておいしいものを堪能できるなんて幸せ。 そしてこのあと本当に寒くなってしまい、いよいよ冬の到来を感じています…。またゆったり中庭でお茶できるのはいつになるかなぁ。 Pure FreudeHohe Str. 19, 40213 Düsseldorf Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年11月11日コンスタンツという街に住む友人を訪ねつつ、チューリッヒへ。 コンスタンツはスイスとの国境付近にあるので電車でチューリッヒまでは電車で1本。 通貨は違うけどユーロが使えて、方言はすごいけどドイツ語が通じるこの国はあまり外国に来た感じはしませんが、そんな中でもドイツと違うと思うことも。 横断歩道が黄色なのにはビックリ。 今回の旅の目的は、日本の水墨画の展示『長澤蘆雪展』を見に行くこと。 チューリッヒの駅に着き、そこから路面電車でトコトコ。 電車を降りると早速ポスターがずらり。 矢印の方向へ。冒険みたい。ミュージアムは結構高台にあり、上まで少し歩きました。 こちらがリートベルク美術館。ガラス張りの外観によく見ると三角形の模様がびっしりとデザインされていてかっこいい。 入場券が特徴的でした。ドイツだと腕に巻くタイプが多いのですがこちらはクリップ式。さすがスイスはおしゃれ〜と思ってしまうのは外から来てるからでしょうか(笑) 展示エリアに行くまでの階段も木でできていて素敵。 中は撮影NGだったので写真はここまで。展示内容はそれは素晴らしく、和歌山県は無量寺にある実際のふすまを柱・部屋の位置から全てオリジナルに忠実に再現して展示してあったのは圧巻でした。何よりこんな遠い異国の地で日本の歴史ある作品が展示されているのは日本人として嬉しくなってしまいますね。中は解説ツアーもあり終始大盛況。人が絶えることはありませんでした。 展示を見終わったあとはミュージアム前の庭園をお散歩。芸術で満たされた心にチューリッヒの街並みを見て、私の想像力も豊かになったかなぁ、なんて…。 また行きたいな。 Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年11月02日ドイツは秋に新種のワインが出現します。その名も“フェーダーヴァイサー“! このワインはなんと発酵途中なんです。ワインにするには品質が足らないブドウや、早く熟したブドウがフェーダーヴァイサーとして製造され出荷されます。ビンの中で発酵していくので、その時に発生する二酸化炭素を逃がすためにもビンは完全に閉めずに売られます。つまり横にしてしまうとこぼれてしまうのでフタには「立てて保管してください」との文字。 発酵がまだ進んでおらず開けたばかりの時はまだブドウ汁の中の糖分がアルコールに変わっていないので甘くてフルーティーなジュース感覚で楽しめます。初めアルコール度数は4%くらいなので、お酒が飲めない方、是非!発酵をすすめてもう少しお酒っぽく楽しみたければ、常温で置いておくと発酵がより進みます。お好みでどうぞ。 発酵度合いによりいろんな味が楽しめますが、1週間以内では飲み切ることをお勧めします。出荷時期は、9月中旬から11月中旬まで。残念ながらお土産にはしづらいと思いますが、レストランや、スーパーでチェックしてみてください! Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年10月18日今回はドイツの意外なグルメをご紹介します。 それは…生のひき肉!味付けがされていて、生で食べられるひき肉です。Mett(メット)といいます。ハムやサラミが売っているコーナーにありますが、お肉屋さんのカウンターで新鮮なものを是非!そのままパンに乗せて頂きます。 写真のように小分けにしっかり包装されているものと、通常のひき肉と同じように売られてるのとお店によって違いがありますが、小分けになっていないメットはその日のうちに売り切らなければならないという決まりがあるそう。 日持ちもしないし、そんなに大量に食べないので、これくらいが私にはちょうどいいです。見た目もちょっとコロコロしてて可愛い(笑)。開けると、ひき肉そのもの。 メットを乗せるパンは、バゲットだったり、ドイツではおなじみのミニパン、Brötchen(ブロートヒェン)だったり様々。ちなみにブロートヒェンもたっくさん種類があるのですがそれはまた別の機会に...今回はゴマとケシの実のものを。このパンを上下二つにナイフでザクっと切り分け、断面に色々のせて食べるのがドイツ流。ドイツに来たばかりのころ、このパンのカットがうまいことできず何度ドイツ人に笑われたことか。 お陰様で今では完璧です。笑 スタンダードな食べ方は、生の玉ねぎと塩コショウと共に。そしてそのままパクっと豪快に! ちなみに、ドイツ在住の日本人の間ではわさびやごま油などかけてご飯のおかずにするのもブーム。なかなかいけるんです。パン屋さんでも、パンにのせた状態で売ってることもあるので初めての場合はそちらの方がお試ししやすいかもしれません。ちょっと最初は戸惑うとは思いますが、是非チャレンジしてみてくださいね! Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年09月25日ちょっと足を伸ばして、オランダへお邪魔。 ドイツ国境近くEnschede(エンスヘーデ)というオランダの街に電車で行ってきました。 ドルトムントから直通の電車が出ているので、乗り換えなしでピュンっと行ける外国。電車で行くことができるし、ドイツ語ができる人はいるしで、外国に来た感じはあまりないのですが、道端で知らない言葉が聞こえてきたり建物の作りや習慣がドイツとは違うところもあり、やっぱり違う国にいるんだなと感じます。 旅先でも、カフェタイムは必須! カフェ好きの私。旅先でのカフェタイムは必須です。事前に少し調べていったのですが、街を歩いていると賑わっているところを発見したのでそこに入ることに。インターネットの情報より、実際目で見ていい感じがしたところにふらっと入る方がワクワクして好きです。今回は80年代の音楽が流れるカフェ。 ドイツではなかなか見かけないバタークリームのケーキを注文してみました。かなりどっしり系ですが、美味しい! そしてふとカフェの中を見渡すと一角に不思議な自動販売機を発見!中にはマッチ箱ほどのサイズの箱たちが積み重なってます。なんと4ユーロで芸術品が買えるそう。 気になるので早速コインを投入。箱はこんな感じ。 どきどき。 開けると出てきたのは… ドングリでした(笑)陶器を使ったモチーフを作るアーティストさんの作品だそうです。可愛い。こんな風に小さい作品が箱に入って売られてるんですね〜。アートと偶然の掛け合わせで、ゲーム感覚で様々なアート及びアーティストに出会える仕組み。こういう風になっていると芸術がより身近に感じられますね。 来たことがある街でしたが、また発見があって楽しいショートトリップとなりました。 Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年09月13日ドイツビールの祭典「オクトーバーフェスト」が、2018年9月7日(金)から24日(月・休)までラゾーナ川崎プラザで開催される。ドイツ・ミュンヘンで開催され、毎年世界中から600万人以上を動員する世界最大のビールイベント「オクトーバーフェスト」。ラゾーナ川崎では初めての「オクトーバーフェスト」となる本イベントでは、普段なかなかお目にかかることの出来ない本場直送のドイツビールと、ソーセージをはじめとするドイツ料理の数々が楽しめる。また、会場にはドイツ製のテーブルやベンチを設置するほか、ドイツ本国より来日する楽団による本場オクトーバーフェスト同様の演奏、女性限定で衣裳レンタルも合わせて実施するなど、会場全体で本場ドイツの雰囲気が楽しめるイベントとなっている。【開催概要】「KAWASAKI Oktoberfest in LAZONA 2018」開催期間:2018年9月7日(金)〜9月24日(月・休)開催時間:平日 16:00~22:00(ラストオーダー21:30)、土日祝日 11:00~22:00(ラストオーダー21:30)開催場所:ラゾーナ川崎プラザ 2Fルーファ広場参加費:入場無料 ※飲食は有料※雨天決行。※荒天時は中止となる場合あり。【問い合わせ先】ラゾーナ川崎プラザ(代表)TEL:044-874-8000(受付時間10:00~18:00)
2018年08月26日ドイツの夏のカフェドリンクといえば、Eiskaffee!アイスカフェーと読みますが、アイスコーヒーと表記が似ていることから注文してちょっとした衝撃を受ける日本の方が多いこの飲み物。いわゆる日本でおなじみのアイスコーヒーは、焙煎もしてるようなコーヒーにこだわりのあるカフェではコールドブリューとして最近ようやく見かけるようになりましたが、まだまだどこにでもあるわけではないのです。 そう、EiskaffeeはEis→アイスKaffee→コーヒーなので、アイスがどんっと入ったコーヒーになります、笑。 例えばこんな感じ。 私、結構好きでよく頼みます。面白いのが、お店によって結構スタイルが違うところ。クリーム有り無しが選べたり、ミルク入れるか聞かれたり、結構甘いところとコーヒーの味が強めで甘さ控えめなところがあったりと様々。写真のものは、クリームなし、ミルク入りです。あんまり甘くなくて良い感じ。メニューに載っていなくても夏は大抵のカフェにあるので、 “Einen Eiskaffee, bitte!“(アイネン アイスカフェー ビテ! / アイスカフェーひとつ下さい!) と是非ドイツ語で注文してみてくださいね♪ Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年08月22日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ナチスのプロパガンダ」です。いまも使われるプロパガンダ手法。自覚が必要です。今夏、ナチス関連の映画『ゲッべルスと私』や『ヒトラーを欺いた黄色い星』が公開されました。ヒトラー率いるナチス・ドイツの独裁体制が始まったのが85年前。ヒトラーはプロパガンダの名手で、ゲッべルスを宣伝大臣に任命し、ラジオや映画、新聞を駆使し、自分が魅力的なリーダーであることを知らしめました。「プロパガンダ」とは大衆宣伝のこと。知らず知らずのうちに、ある主義や思想を大衆に浸透させてしまうことです。プロパガンダ自体には、良いも悪いもありません。しかしナチス・ドイツは、間違った選民意識をドイツ国民に植え付け、ユダヤ人廃絶に加担・黙認させました。欧州中のユダヤ人を強制収容所に送り強制労働をさせ、女性や子供までガス室に送り、約600万人を虐殺したのです。80年も前のヨーロッパの悲劇が現在の日本と何の関係が?と思われるかもしれません。しかし現代でも、「いつの間にか世の中が偏った空気に包まれる」ということは起きているのです。例えば、先日のサッカーW杯。「観ない奴は非国民」という熱狂の声があがり、「観ない自由はある」という反論派との論争が起きました。でも、ない問題をあたかもあるように見せ、人々を分断するメディアにまんまと乗せられたともいえます。メディアは番組や記事に注目を集めるため、反論が出ることを見越した上で、わざと過激な見出しをつけて対立を煽ります。これは、仮想敵を作り、美しいドイツを守るためにはユダヤ人を排除せねばならないという極端な理論を押し通したナチスと同じ、プロパガンダ手法です。問題は情報を受け取る私たちの側にもあります。メディアの煽りには乗らない、という冷静な姿勢が大事。煽られるのは怒りや不安だけでなく、SNSでよく見る「いい話」や「感動的な話」も実は危険です。ネット社会では、誰がどんな目的で私たちの「精神」に働きかけ、プロパガンダを仕掛けているかわかりません。心が揺さぶられたときには立ち止まり、頭の半分で「誰かが私の心に何かを刺した」と警戒心を持ってください。いつの間にか体制に反論できなくなった、ナチス・ドイツの教訓を忘れてはなりません。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。新刊『堀潤の伝える人になろう講座』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2018年8月15・22日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年08月19日まだまだ暑い日が続いていますが、ひと足お先に芸術の秋を感じる光の涼しげなイベントをご紹介します。秋の始まりに、アーティスティックで美しい照明の展示会を楽しんでみてはいかがでしょう? 東京・銀座のデンマーク家具を中心に販売するインテリアショップ「DANSK MØBEL GALLERY(ダンスクムーベル ギャラリー)」では、ドイツの照明メーカー “インゴ・マウラー” にスポットを当てた展示会を開催します。 インゴ・マウラー氏(INGO MAURER) インゴ・マウラーはドイツを拠点に活躍する照明界の巨匠。その独創的でアーティスティックな作風は「光の詩人」と評されていますが、伝統的なデンマークの照明とは全く異なるアプローチです。ときに見る人を驚かせ、どのように解釈したらよいのか...という声も耳にします。ただ、私たちはそのデザインに、光に対する愛情や尊敬、光との戯れを感じるのです。 今回の企画展では、4月のミラノサローネで発表された日本初披露となる照明「Blue Luzy」を始め、日本初披露の作品を多数展示。いかにもマウラー氏らしいデザインのものから、住宅のインテリアに取り入れやすいデザインまで、幅広い商品を展示します。また、企画展に先駆けて、9月7日(金) にはオープニングレセプションも開催します。 【展示予定商品(一部)】【日本初披露 】 Blue Luzy商品名: Holonzki LEDサイズ: H56cm価 格: ¥250,560(税込)商品名: Yoruba Roseサイズ: W50×H60cm価 格: ¥200,880(税込)商品名: Floatation 3サイズ: φ75cm価 格: ¥275,400(税込) ————————————————————————————————————————————<“光の詩人” インゴ・マウラー展 - デンマークモダンとの邂逅 - 開催概要>会期:2018年9月8日(土)~9月18日(火)12時~19時 (水曜定休)場所:DANSK MØBEL GALLERY(ダンスク ムーベル ギャラリー)〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-6 松岡第二銀緑館2階TEL:03-6263-0675WEB:<オープニングレセプション>日時:2018年9月7日(金) 18時~20時(予約不要)———————————————————————————————————————————— 光と戯れるインゴ・マウラーの照明と、実直で堅実なシンプルモダンを追求してきたデンマーク家具。お互いの間に会話が生まれ、新しい一面が顔を出すような…そんな企画展をどうぞお楽しみください。
2018年08月13日ドイツでは大定番のコスメブランドといえば? 化粧品はなんとなく無難な使い心地のものを使うことが多く、ハマっているものは少ないのですが、そんな私でもとても気に入っているおすすめの2点があるんです。今回はそちらをご紹介したいと思います! リップクリームとハンドクリームで、どちらも『Lavera』のもの。 ナチュラルコスメ好きな方なら定番ですし日本でも買えますが、現地で買う方が安く手に入りますし、自分用・お土産用と是非!ここで、ドイツではあまりに身近なLaveraの魅力を改めて実感した時のお話を少し。ドイツの冬は言わずもがな大変乾燥が厳しいのですが、そんな乾燥の中、極寒の中外の仕事+ホテルステイが続いてた時のこと。私の唇はバリバリでもはや唇とは言えない状態に…合間にドラッグストアに駆け込み「リペア」と書いてあるこのリップに期待を込めて買って使ってみたところ…みるみるうちに皮むけが治っていったのです。もうそれ以来リピートしまくりです。ハンドクリームの方はただ何となく買ってみたのですが、ちゃんとしっとりする上に塗った瞬間にすぐ染み込んで塗った直後でもPC触ったりできるのでとても重宝しています。どちらも、赤のパッケージが目印!価格は2〜4ユーロほどです。お買い得!Laveraは他のナチュラルコスメに比べて価格も低めなうえ、ドラッグストアで買えるので普段使いしやすい。使い心地も良いものが多いので私も良くプレゼントやお土産にしています。ちなみにドラッグストアですが、代表的なものは「Rossmann」と「dm」です。この2つは比較的全国どこでもあって、よく駅構内に入っていたりもするので旅行の際はチェックしてみてくださいね!コスメやちょっとした雑貨、スナックなどなんでも売っているので、ついつい買いすぎてしまう危険なお店ですが…(笑) Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年07月19日キッチンの中で、とりわけ生活感が出やすいのがシンクまわり。洗剤のボトルにスポンジ、フキン……そのどれもがキッチンの片付けの必須アイテムゆえ、排除することはできません。ならば、眺めるたびに気分が高揚するデザインで、使用感も納得できるキッチンツールを選べばいいのです。 南仏から届いた、手にも環境にも優しい洗剤。ディッシュソープ¥900/FER À CHEVAL(リビング・モティーフ)クリーンな印象の食器用洗剤。こちらは、19世紀から伝統的なマルセイユソープを作り続ける会社『FER À CHEVAL(フェール シュヴァル)』のもの。昔からのエスプリをずっと守りながらも、その時代ごとのライフスタイルに合わせて改良を重ね、使いやすいアイテムを生み出しています。 このディッシュソープは、99パーセントが天然成分で作られているので、肌が弱い人でも安心。しかも、自然回帰する原料が使用されているから、環境にも優しいのです。ここまで聞くと、汚れの落ち具合が気になるところですが、心配はご無用。老舗のノウハウがしっかり詰め込まれ、油汚れに強く、水垢を残さず洗い上げることができるのです。シンプルなパッケージデザインだから、どんなキッチンにもすんなり馴染んでくれます。 ディッシュブラシとティータオルを日常に。ティータオル(横45×縦77cm) 各¥2,800/Charvet Editions、ディッシュブラシ(全長23㎝)¥650/REDECKER(ともにリビング・モティーフ)ディッシュブラシ、すなわちお皿専門のブラシのこと。日本ではあまり馴染みはありませんが、ぜひともおすすめしたいキッチンツールのひとつです。木の温かみを感じるこちらは、ドイツの老舗ブラシメーカー『REDECKER(レデッカー)』の人気商品。ブラシ部分は、柔らかな天然素材が使われているので、繊細な器でも傷をつけることはありません。スポンジと違って、肌に水や洗剤が触れる時間が短くなるのも嬉しいポイント。フック付きだから、使用後は水気をよく切ってキッチンに吊るすだけ。美しいブラシだから、キッチンで目についても気になるどころか、目にするたびにうっとりしてしまいそう。 1866年創業の製織会社から、2009年に誕生した家庭用ファブリックのブランドが『Charvet Editions(シャルべエディション)』。フランス北部にある織物の町として有名な「アルマンティエール」にあり、全ての商品をフランスの自社工場で生産するメーカーです。おすすめしたいのは、フレンチリネンで作られたティータオル。素朴なリネン地に施されているのが、刺繍で入れられたストライプのライン。この配色とデザインが、なんともフランスらしい逸品です。大判で厚手、そして吸水性も抜群なので用途も無限大。お皿を拭いたり、キッチンタオルとして使ったり、ちょっとしたものの目隠しに使ったり。いろんなシーンで活躍してくれます。 取り入れるだけで、一気におしゃれな印象にしてくれるキッチンツール。見た目の優秀さはもちろんですが、その使い心地の良さも声を大にしておすすめしたい理由。キッチンの片付けが楽しくなるアイテムを取り入れれば、暮らしがもっと丁寧に、豊かになっていくことでしょう。 リビング・モティーフ03-3587-2784:Masahiro Arimotostyling:Yumika Asai text:Kisae Nomura
2018年07月08日いきなりですが、ここで問題です。これはなんでしょう? 正解は、、ぺちゃんこ桃!…ふざけてるんじゃなくて本当にそういう名前でして(笑)ドイツ語だと「Plattpfirsich」と言います。(地域で色んな名前があるようですが、私の住んでいる地域ではそうです) 「platt」がぺちゃんこ、「Pfirsich」が桃です。 旬はちょうど今。この桃、どんなお味かというと、日本でよく食べる桃に味と食感が似てるんです。甘くて美味しい! 切るとこんな感じ。 小さいから1個すぐにペロリ。普通に食べる以外は、ヨーグルトに入れたりゼリーにしてみたりと、日本の桃と同様にいただけます。この頃暑い日が続いてたので私は小さく切って凍らせてから白ワインに入れてサングリアっぽくしてみました!ビールのイメージの強いドイツですが、ワインも自国のものから隣国のものまでいろんな種類が揃っていて、その上安い!なので、こんな贅沢な使い方が気軽にできてしまうんです。 溶けて少し柔らかくなった桃とワインを一緒に口の中で楽しんだり、桃だけスプーンですくって食べたり、暑い日にぴったりの爽やかデザートになりました。 春夏のドイツは日も長く、植物は彩り、イチゴや桃といった色のある果物も次々旬になり、どんどん明るくカラフルになっていくのでわくわくします。これがあるから寒くて暗い長〜い冬も乗り越えられるのかなと。大きなイベントはないですが良い時期なので、実は旅行にもおすすめのシーズンです♪ Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年07月01日お休みの日は、お気に入りの公園へ! 基本的に天気の悪い日が多いドイツですが、太陽ジリジリ、暑ーい日もあります。寒さ対策は万全なドイツの住居ですが、暑さ対策はない家が多く、冷房も一般家庭ではほとんどなし。上の方の階に住んでる場合は特に、風がない猛暑日にはなすすべはありません…。そんな時は!もう思い切って外に出て暑さを楽しんでしまうのがいいんです。私も熱気むんむんの家の中から抜け出しお気に入りの場所へ。Rombergparkというドルトムントの素敵な公園です。 日曜日だったこともあってお散歩する人たちでとっても賑わっていました。 ドイツに住む人々にとって、日曜日は特別な日。 ドイツの日曜日はお店も全部閉まっていて、静か。 日曜日は家族や友人とゆったり過ごす日なのです。初めてドイツに来たときは衝撃的でしたが今ではこのメリハリのあるライフスタイルが好きになりました。 片手にビール、片手にウクレレで、日曜日万歳! さて、日向ぼっこができると良い場所ないかな〜と私も少し公園内を歩いてよさそうな芝生を散策。人通りが少なくていい感じのスポットを発見しました。 ピクニックシートを敷いてゴロン。もちろんビール持参。天気のいい日に昼間から外でビールって最高すぎます。ちなみに左はドルトムントの地ビール。右はグレープフルーツミックスのビールで、飲みやすくて気に入ってます。右上はウクレレ。これも私の必須アイテム! 緑の中にいると、暑い日でも涼しさを感じられますね。ほろ酔い気分にウクレレの音色。そしてこの天気。 幸せな一日。 Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年06月19日■ザ・ニーシングリング〈アンタレス〉夜空の中でひときわ光るさそり座の1等星”アンタレス”。その輝きにインスパイアされて生まれたザ・ニーシングリング〈アンタレス〉は、ザ・ニーシングリングのオリジナルモデルである〈ラウンド〉をベースに、革新的な技術によってスレンダーなフォルムへのダイヤモンドセッティングが実現し完成しました。特別なプラチナの合金と新しい製法により生まれたザ・ニーシングリング エスの発売から5年、プラチナだけでなくゴールドもその素材として使用できるよう製法を進歩させた結果、極めて細く安全にダイヤモンドを留めることのできるリングの製造が可能になりました。ダイヤモンドのサイズは0.12ct、0.16ctの2種類。素材はプラチナまたはニーシングのオリジナルカラーゴールド4種類からお選びいただけます。Diamond0.12ct K18 ¥260000 Pt950 ¥330000Diamond0.16ct K18 ¥300000 Pt950 ¥375000(K18:Classic Yellow/Classic Red/Fine Rose/Rosewood)※表示価格は税抜です。■メモリーニーシング〈メモリー〉は、光り輝くホワイトダイヤモンドが視線を集める、現代風にアレンジしたメモワールリング。結婚式、第一子の誕生、節目となる誕生日、試験に合格した日……大切な思い出をダイヤモンドに込めて永遠に刻み込むことができます。一つひとつのダイヤモンドが、人生における数々のイベントの象徴となり、貴重な思い出を輝かせる記念碑に。リングそのものが十分な存在感を放つ〈メモリー〉は、そのバランスのとれたデザインでどんな装いにも完璧にマッチします。ニーシングのマリッジリングともしっくり馴染み、生涯身につけられる自分の分身のようなリングです。ダイヤモンドのサイズは0.01ct、0.03ct、0.07ct、0.1ctの4種類。素材はプラチナまたはニーシングのオリジナルカラーゴールド5種類からお選びいただけます。直営3店舗に限り、後日ダイヤモンドの追加を有料にて承ります。ハーフエタニティの場合Diamond0.01ct~K18 ¥162500~Pt950 ¥180500~(K18:Classic Yellow/Classic Red/Fine Rose/Rosewood/Fine Gray)※表示価格は税抜です。※価格はダイヤモンドのct数、個数によって異なります。■購入特典期間:6月1日(金)~7月31日(火)ザ・ニーシングリング〈アンタレス〉または〈メモリー〉をご購入のお客様へ、最高級シャンパン「ルイ・ロデレール」のハーフボトルをプレゼントします。■Instagramキャンペーンニーシングアカウントのキャンペーン投稿をRepostまたはスクリーンショットした画像を投稿してくださった方を対象に、Steel×Yellow diamondの特別限定リング(非売品)を抽選で3名様へプレゼントします。応募期間:6月1日(金)~6月30日(土)※Repost投稿時にハッシュタグ#ニーシングキャンペーン2018が必須となります。※受取後のリングサイズ交換不可Steel×Yellow diamond Special EditionOval型/幅4.0mm /yellow diamond 0.1ct(先行販売対象店舗/お問い合せ先)ニーシング東京東京都港区南青山5-9-10 サンク青山1FTEL 03-3499-1868ニーシング名古屋名古屋市中区栄3-19-7 丸喜ビル1FTEL 052-265-2149ニーシング大阪大阪市中央区西心斎橋1-10-40 サンメゾン心斎橋セレブリテ1FTEL 06-6241-2149
2018年06月02日やってきました!シュパーゲル(アスパラガス)シーズン!シュパーゲルが市場に並びだすと、春が来たなぁと嬉しくなります。ハイライトはなんと言っても白シュパーゲル。ドイツ産のものは例年4月から6月の間に販売されます。オフィシャルなシュパーゲルシーズンの終わりは、6月24日の聖ヨハネの日だそう。まさにこの時期だけのものでワクワクします。 早速私も市場に行って調達してきました。よくあるこの大きなマシンは皮むき器で、頼めば皮を剥いてくれます。すぐに食べない場合はそのままで。私は自分で剥いてます。 食べ方は色々ありますが、スタンダードに茹でて食べるのが私は好み。新鮮なジャガイモも一緒に食べようと購入しました。 材料を揃えたら、調理開始。早速茹でてみます。 以前八百屋さんに教わったやり方をご紹介しますね! ①端っこの硬い部分を2~3センチカットして皮を剥きます。(本当に厚くて硬いのでしっかり剥くのが大事!)②シュパーゲルが入る大きめのお鍋にお湯を沸かし、湧いたらお塩小さじ2、お砂糖小さじ1/2、バター小さじ1を入れてシュパーゲルを投入。③グツグツしない程度の中火でコトコト15分程度茹で、柔らかくなったら完成です。茹で時間は太さによって変わるので様子を見ておこなってくださいね。 シュパーゲルにとっても合うオランデーズソースは市場でもスーパーでも購入可能です。 お好みでハムなども添えて… 出来上がり! 今年のシュパーゲルも美味しいー! 検閲に出せば日本に持ち帰られますので、お土産にもオススメです。 ドイツの旬の味覚、ご家庭でも是非お試しください♪ Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年05月04日国内最大級のセレクション! 本場ドイツのビールと進化形ドイツ料理が並ぶビアダイニングドイツ語で幸せな音を意味する“シュマッツ”を店名に使用した「シュマッツビアダイニング吉祥寺店」は、本格ドイツビールや料理が楽しめるカジュアルダイニングです。都内4軒目となる吉祥寺店には、ここでしか味わえない「キチジョウジピルスナー」をはじめとする、8種類のオリジナルビールが勢ぞろい。本場ドイツの味を日本人好みにアレンジした、シュマッツ特製のドイツ料理とともに堪能しましょう。香りや旨みを完璧な状態に保つべく、徹底的に温度管理されたオリジナルビールを注ぐのは、バーテンダーならぬ“ビアテンダー”。黄金色に輝く巨大なビアサーバーから提供される至極の一杯に、思わず舌が鳴ってしまうかも。迷ったらまずはこれ! 吉祥寺店限定ドラフトビールに酔いしれる吉祥寺店限定の「キチジョウジピルスナー」は、ドイツ原産の大麦モルトとホップを使用したフルーティーな味わいが特徴。白ワインテイストのフレーバーが食欲をモリモリ刺激します。アルコール度数も4.8%と低めなので、食前酒におすすめです。ほかにも、ドライでやわらかなモルトの風味がエレガンスな「ビットブルガー」や、華やかな香りと高貴な苦みがすっきりとしたのどごしを演出する「エーデルピルス」など、奥深いビールが満載。500年以上歴史のある「ビール純粋令」というドイツビールの伝統的な製法にこだわったオリジナルビールでのどを潤しましょう。ビールのおともにピッタリ! ボリューミー&やみつきドイツ料理爽やかなドラフトビールに合わせるのは、シュマッツ自慢のアレンジドイツ料理で決まり。薄くカリっと揚げたポークカツレツ(シュニッツェル)にトマトソースとチーズをトッピング「シュニッツェル・パルミジャーナ」はやみつきになる人続出の一品です。ほかにも、シュマッツオリジナルの「ドイツ風シャルキュトリボード」は生ハムとサラミ、特製ザワークラウトとピクルスの盛り合わせ。木槌でクラッカーを割って楽しんで!インスタ栄え間違いなしです。文/千祈(Kazuki)スポット情報スポット名:シュマッツビアダイニング吉祥寺住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-2 ルルビル B1F電話番号:0422-27-1288
2018年04月18日プレゼント探しは、いつも真剣。 友人の誕生日プレゼントを買ったときのお話。その友人はお料理好きで、よくネットなどでレシピを見つけては印刷したりメモしたりしていました。そんなメモがいっぱいになっているのを見ていたので、自分のレシピ集を作れるノートをプレゼントしよう!と思い立ちました。街のお店ではあまりなかったのでネットをぐるぐる。色々出てはきたのですが、どこを見てもラブリーでカラフルな柄ばかり…。友人はシンプルな感じが好みなのです。 その後やっと見つけたのはこちらのサイトで。といって、個人で商品が販売できるサイトです。手作りのアクセサリーや雑貨や洋服など、巷では見かけないようなオリジナルのおしゃれなものがたくさんあり人気があります。そこに出店していたAhoimeiseというお店で購入。港町ハンブルクのお店で、スタンプ・印刷をひとつひとつ手作業でされてるとのこと。 ついにDaWandaで注文した荷物が到着…! 注文してからすぐに届きました。自分へのプレゼントじゃないのに、小包を開けるときってワクワクしますね。 開けるやいなやかわいいショップカードとポストカードがお出迎え。素敵! 中身はこちら 背にはドイツ語でAlles lecker! (全部おいしい!)の文字と 背表紙にはショップ名がスタンプされています。 中身もおそろいのデザインで、材料・時間・作り方などがメモできるようになっています。レフィルも別売りしていてリングファイルなのでメモをどんどん追加していけるのにも魅力を感じました。 受け取った相手が、喜んでくれる顔を思い浮かべながら これだけだと寂しいので、フォカッチャミックスとブルスケッタの素をOil&Vinegerで購入し、プレゼント完成!このブルスケッタの素は私もプレゼントで頂いてからハマっているもの。いろんな味があって、パンにつけても、パスタソースとしてもアレンジできて便利で気に入っています。ただ、一度食べ出すと止まらない中毒性ありなので注意...(笑)日本でも購入可能のようなので是非お試しください! 渡すのが楽しみです♪ Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年04月17日カンヌ国際映画祭で主演女優賞のダイアン・クルーガー!【映画、ときどき私】 vol. 155ドイツ出身でありながら、『ナショナル・トレジャー』や『イングロリアス・バスターズ』など、ハリウッドやヨーロッパを中心に活躍していたこともあり、今回が自身初となるドイツ映画への出演。各国の賞レースでも高く評価された本作へかけた思いやいまの心境について語ってもらいました。最愛の家族を失う女性という難しい役どころでしたが、このテーマについてはどのように感じましたか?ダイアンまずは主人公のカティヤには共感したわ。今回私がこの物語で素晴らしいと思ったのは、テロを描いているだけでなく、被害者の女性の悲痛な旅をきちんと描いているところ。私はドイツを離れて25年経っているので、実際の事件については知らなかったんだけれど、これはアメリカでもフランスでもどこでも広く通じるものになるだろうと感じたわ。役作りのために、実際の被害者家族にもたくさん会われたそうですが、この役を演じる際に意識したことは?ダイアン被害者家族のみなさんからいろいろな話や体験談を聞いたこともあり、彼らの思いを一番大事にして役に臨むようにしたわ。ただ、私には子どもがいないから、正直言って自分にこの役が務められるのだろうかという不安もあった。だからこそ、演じるうえで意識したことのひとつに、「女優がよくやりがちな “美しい涙” を流している芝居だけはしないようにしよう」と思ったの。そのために、準備にはかなり時間をかけたし、彼らの痛みをしっかりと心を開いて受け止めるようにしたの。ただ、その責任は私に重くのしかかってきて、撮影中も「この瞬間の真実はどこにあるんだろう」ということを常に考えることになったわ。そんなふうに、何が正しいかどうかもわからない状況ではあったけれど、つねにそういうことを意識しながら芝居をしていたわ。衝撃的なラストには賛否もあったと思いますが、ラストシーンに関してはどのように感じましたか?ダイアン最初は私も観客のみなさんと同じように、結末を読んでびっくりしたわ。そして、どうやって最後までこのキャラクターを運んでいこうか、どのようにして信ぴょう性を持って演じようかと思ったときに、「なぜ彼女がそういう決断にいたったのか」ということを考えなければならないと感じたの。この作品は、決して彼女を断罪するような映画ではなくて、観客に「自分だったらどうするだろう」と一緒に考えさせるそういう映画だと思うわ。なかでも注目して欲しいシーンはありますか?ダイアン私が一番好きなのはやっぱり最後のシーンね。実はあのラストシーンはもともと脚本上では違う終わり方をしていたの。でも、現場でなんかしっくりこない、省略しすぎなんじゃないかということになって、監督と考え直して変更したの。半日がかりで撮ったのよ。それから、あのシーンでは焦点の合わせ方もなかなか難しくて、技術的にも大変だったの。この作品の英題は、「In The Fade(イン・ザ・フェイド)」というタイトルで、フェイドというのは焦点がぼやけるということなんだけど、そんなタイトルを想起させるようなワンシーンにもなっているので、すごく気にいっているわ。もともとファティ・アキン監督(写真・左)の大ファンだったダイアンさんは、2012年にカンヌで出会った際に自ら「あなたの映画に出たい」と監督に直接思いを伝え、本作でようやく夢を実現。ダイアンさんから見て、監督の魅力はどのようなところだと思いますか?ダイアンファティ・アキン監督は、ドイツ人監督のなかで誰よりも国際的に影響力を及ぼしている監督だけど、彼の素晴らしさはいまの時代を描いているということ。つまり、ドイツにおけるいまの社会の現状を彼は見ているということね。そして、それを真実味を持って、正直に、まっすぐ描いているところが魅力だと思うわ。彼の両親はトルコからの移民ということもあって、トルコ系ドイツ人として感じるいろんな苦しみや葛藤をもちろん抱えているわけだけど、この映画でも描かれているように金髪のドイツ人女性が移民と結婚することがいまだにタブーでもあるのよ。それがいまのドイツの社会でもあるんだけれど、それを彼の視点でまっすぐ描いているところがファティ・アキンならではの映画作りだと感じているの。ドイツ作品というといまだにテレビでも映画でも第二次世界大戦を舞台にしたものばかりだけど、正直もううんざりぎみであって、私はいまのドイツが見たいからそういう意味でも彼の視点は素晴らしいと思うわ。本作では世界的な映画祭で初めて主演女優賞を獲得するだけでなく、初めてドイツ映画に出演した作品という意味でも、ダイアンさんのキャリアにおいて大きな分岐点となっているはず。最後に、今後女優としてどのように進んでいきたいかを教えてください。ダイアンこういう素晴らしい作品にはしょっちゅう出会えるわけではなくて、同じようなことを再現することはなかなかできないものよ。でも、女優としていつも意識していることで、これからも持ち続けていきたいと思っているのは、新しい機会や視点で物語っているものを大事にしたいということ。この後、またファティ・アキン監督とマレーネ・ディートリッヒを描いたミニシリーズを撮る予定なんだけれど、そういうふうに何かほかと違うなと感じるものにはワクワクするものよ。それは、必ずしもこの作品みたいにヘビーなドラマである必要はなくて、コメディでもいいし、もう少し軽いものでいいんだけど、「これは新しいチャレンジになりそうだな」みたいなものに心が動かされるというような感覚といえるわね。インタビューを終えてみて……。相変わらずの美しさはもちろん、女性としての強さと凛々しさをあわせ持つダイアンさん。あまりのかっこよさとまっすぐな瞳に、思わずくぎ付けになってしまいました。そんなダイアンさんがこの作品へどれほどの思いを込めて挑んだかは、見事な演技を見れば一目瞭然。その姿はぜひスクリーンで目に焼き付けてください。この決断はあなたの心を打ち砕く!ショッキングな展開に激しく心が揺さぶられ、誰もが打ちひしがれてしまう衝撃作。ドイツが抱える問題を描きながらも、家族を失う悲しみやテロへの恐怖は、もはや他人事ではないと感じるはず。こんな時代だからこそ、いま観るべき1本です。ストーリードイツのハンブルクに暮らすカティヤ。トルコ移民の夫と息子とともに幸せな生活を送っていた。ところがある日、夫の事務所の前で爆弾が爆発し、夫と息子が犠牲となってしまう。その後、ドイツ人による人種差別のテロであることが判明するも、証拠不十分やアリバイなどが立ちはだかり、カティヤにとってはつらい裁判を強いられることに。そして、心の傷が深まるカティヤが最後に下した決断とは……。激しさに満ちた予告編はこちら!作品情報『女は二度決断する』4月14日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー!配給:ビターズ・エンド© 2017 bombero international GmbH & Co. KG, Macassar Productions, Pathe Production,corazon international GmbH & Co. KG,Warner Bros. Entertainment GmbHこれまでに事実から着想を得た映画は数多く存在していますが、まもなく公開される話題作『女は二度決断する』もそのひとつ。本作では、ドイツで起きた連続テロ事件を被害者家族の目線から核心に迫っており、驚愕のラストに世界中が衝撃を受けていると注目を集めています。そこで今回は、主演を務めたこちらの方にお話を聞いてきました。それは……。
2018年04月13日ドイツで欠かせないものの1つといえば、パン。値段重視のお手軽なものであったり、全国展開のチェーン店だったり、こだわりのオーガニックだったり、昔ながらのお店だったり、本当にいろんな種類のパン屋さんがあります。こちらは、ドルトムントに150年以上続く老舗のパン屋さん“Fischer am Rathaus„。なんと創業1848年!地元の人たちに今でも愛されています。 朝はいつも行列が。あまり並ぶことの多くないドイツですが、ここはいつも列が絶えません。 まずは定番ドイツパンから こちらはクッキー ドイツらしいケーキもたくさん。 こちらは季節商品のコーナー。クリスマス前はシュトレンであふれています。 もうすぐイースターが近いので今はうさぎ、子羊(ラム)といったイースターモチーフの焼き菓子が並んでいました。 イースターでうさぎをイメージするのは割と日本でも浸透してると思いますが、 イエス・キリストが神の子羊と呼ばれていたことから子羊もイースターのシンボルとして定番です。 ということでイースターラムを1つ購入。 ダークチョココーティングで美味しそうな見た目。 胴体の左にあるこぶは、おそらくただチョコレートが多く付いてしまったものかと(笑) そんなところにもドイツらしさを感じつつ。 断面図。 おしりから失礼します・・ しっとりケーキではなくパンに近い感じでしたが、チョコチップ入りで美味しかったです。 コーヒーなどのお飲み物と是非。ちなみにこちらのお店、お隣に併設のカフェもあり、おいしいケーキや軽食をゆっくりと楽しむこともできるんです。 サッカーのイメージが強い街ですがこんな素敵なスポットも意外と沢山あるドルトムント。何年住んでも飽きません。 Mari Kusakari ◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年04月04日