女優・玄里が映画の匠の素顔に迫る!対談インタビュー第2弾に登場してくれたのは、最新作『のぼうの城』が間もなく公開される犬童一心監督。『ジョゼと虎と魚たち』や『メゾン・ド・ヒミコ』などのほろ苦い愛のドラマから大ベストセラーを映画化した『ゼロの焦点』まで、多彩なジャンルの映画を手がけてきた監督が、今回は樋口真嗣監督と異例のW監督というスタイルで時代劇に挑んだ。足掛け9年で完成に至った本作について、映画少年だった頃からの変わらぬこだわりを聞かせてくれた。犬童:玄里さんは映画監督になることに興味があるの?玄里:いえ、私は女優として映画に関わっていきたいんですけど、実は私の弟は監督志望でいま韓国の大学で映画の勉強をしているんです。私も時々シナリオを一緒に考えたりしています。犬童:韓国の方がいまオリジナルの映画が作りやすい、日本とは全然違う。『のぼうの城』は和田竜さんが書いたオリジナルのシナリオがあったんだけど、映画化まで9年もかかって。日本はオリジナルの映画を作るのがすごい難しいんだよね。玄里:今回の『のぼうの城』は規模の大きさから9年もかかったのですか?犬童:それは大きいね。シナリオを小説にしてベストセラーになってやっと映画化にこぎつけた。玄里:監督の映画監督になるまでのルーツに興味があるのですが、最初から映画監督になろうと思ってCMを撮り始めたんですか?犬童:僕は17歳のときから8ミリで自主映画を作っていて、大学のときにはインディーズの世界ではある程度名が知られていたんだけど、仲間たちがそのままフリーで映画業界に進んでいったときに僕は就職しないと貧乏になると思って広告業界に行ったの。そこで6年くらいCMの制作の仕事をやってた。30歳を過ぎてCMディレクターになってからまた自分の作品を作るようになったんだ。大学の後輩だった山村浩二君(『カフカ 田舎医者』)と2人で作ったアニメーションが賞を獲って、その賞金で次の映画を作った。それを観た市川準監督が映画のシナリオを書かないか?って誘ってくれて、映画の世界に来たの。玄里:シナリオも書かれてたんですね。犬童:シナリオは仕方なく書いてたんだけどね(笑)。嫌いではないんだけど、やっぱり才能のあるシナリオライターさんに書いてもらった方がいいから。『のぼう』の和田さんとか『ジョゼ~』の渡辺あやさんとか、本当に才能がある脚本家が書いてくれたシナリオを撮る方がずっとおもしろい。玄里:渡辺さんと言うと、私は『メゾン・ド・ヒミコ』も本当に大好きで、必ず胸にガツンとくる台詞がありますよね。「触りたいものがないんでしょ?」とか。『ジョゼ~』も『メゾン~』もマイノリティというか弱者に対する視線がすごく優しいなと思って、それからずっと犬童監督の作品を観ているんです!犬童:かつて岩井俊二監督がサイトで「シナリオどんとこい」というシナリオを募って批評する企画をやってて、そこに一本のシナリオが送られてきて。『のぼうの城』も一緒に手がけた久保田(修プロデューサー)さんが読んで、それまで応募されたすごい数のシナリオを読んでたんだけど、初めて「このシナリオ読んでもらえないか」と僕のところに送ってきたのが、渡辺さんのシナリオだった。素晴らしかった島根に住んでる主婦の人が初めて書いたものだって言うからとても驚いた。この人はすごい、本物だって思ったの。その頃、大島弓子さんの「つるばらつるばら」という漫画をシナリオにするつもりだったから、それをあやちゃんに書いてもらうことにしたの。出来上がったシナリオが最初からすごく良くて。『ジョゼ』や『メゾン』も絶対にいいものになるという感触があったんだよね。その後『メゾン~』も完成まで5年くらいかかったんだけどね。玄里:『ジョゼ』や『メゾン』とは打って変わって『のぼうの城』は時代劇に挑んでますが、監督自身、どんなジャンルの映画が好きなんですか?犬童:ジャンルは特に…、映画であれば。ジャンルではなくて、“映画になってるか”どうかなんだよね。僕は小学生の頃からビリー・ワイルダーの映画に惹かれてた。『ワン・ツー・スリー』というコメディを観てすごく映画が好きになった。笑えて、スピーディで、くだらなくて楽しくて。それでいろんな映画を観るようになった。たぶん異常に映画を観てる子供で、野球か映画か好きなことしかしないみたいな(笑)。でもあるとき、小林信彦さんという小説家の方がある雑誌で「ビリー・ワイルダーは一流の脚本家だけど、一流の映画監督ではないんじゃないか」ということを書いていて。確かになあと思うところがあって、映画の奥深さ、謎に気付いた。高校生のときに読んで以来、ずっと映画を観るときはそれが頭の中にあるんだよね。面白さだけでなく、出来が悪くても“映画を観たなー”というものの方が自分の中で大事になって。もちろん『のぼうの城』みたいな映画はおもしろくて楽しくなきゃいけないから、そういう部分に一生懸命気を配ったんだけど、それと同時に“映画になってるか?”というのがすごく気になる。ここは間違いなく映画だという瞬間を作れているのかってね。玄里:たしか、以前に監督がホラー映画を撮りたいと仰ってたと思うんですが、それは本当ですか?犬童:そう、僕はホラーや怪奇映画が大好きで、そういった映画の作り方そのものが好き。実は『ジョゼ~』も『メゾン~』も『金髪の草原』もホラーや怪奇映画の作りがベースになってる。3つとも屋敷に変わった人が住んでいて、そこに普通の人が訪ねて来て、ドラマが生まれ、そこから出て行くまでの話なんだ。玄里:なるほど、お化け屋敷みたいな?犬童:そうそう、屋敷に住んでる人というのは一種のドラキュラみたいな存在で、本人のビジュアルや屋敷の美術がキャラクターを表現する。ドラキュラ映画のように作っていく。僕の中では『のぼうの城』は久しぶりの屋敷映画なんだ。玄里:『のぼうの城』についても聞きたいんですけど、先日観させていただいて、とにかく冒頭から目を引き付ける画が多いんです。大波を背に高笑いする秀吉役の市村正親さんを見て「狂ってるなぁ」とゾクゾクしたし、のぼうさまを探すため 大馬を乗りこなして村を駆けずり回る佐藤浩市さんの馬術に感嘆しました。歴史ものとファンタジーって実は紙一重なんだよなあと気づかせてくれる作品でしたね。そしてまさに萬斎さんありきの映画だなと感じました。今回、樋口監督と共同作業をされてますが、一緒に監督をやる中でケンカはなかったですか(笑)?犬童:それはよく言われるんだけど、僕たちの間でケンカは全く考えられないね。相談もしないけど、普通にひとりで映画を撮っていくのと同じように2人でやっていった感じだよね。たぶん誰にでもできるものじゃないと思うんだけど、何かを決めなきゃいけないときに、漫才の掛け合いみたいにやる。例えば、ぐっさん(山口智充)の衣裳をもっとワイルドにするってなったら、僕が毛皮を着せたいと言うと、さらに樋口さんが角をつけた方がいいんじゃないて言いだす、さらに顔に傷もつけようかあってなると樋口さんが甲冑全体が銀色がいいなとか言い出したりするわけ。そうやって発展して一つの魅力的なキャラクターが生まれていく。お互いのやりたいことを両方とも重ね合わせていくから、良い事が多いんだ。玄里:「銀色にしたい」と言われたときに“銀色はないよ”って思ったりはしないんですか…?犬童:思わないね。僕は最初から樋口監督をアーティストだと思ってるから、樋口さんが言った以上はそれを受け入れるし、それがすごくいいアイディアだと思うから。映画がそこでワンテンション上がるんだ。でも大概の監督はそうじゃないから、俺が、俺がだからね。僕と樋口監督だからできたんじゃないかな。玄里:長年連れ添うと夫婦って似てくるって言いますけど、モントリオール映画祭で樋口監督と一緒に兜を被っている写真を見て、すごく似ていらっしゃると思いました!犬童:連れ添う前から似てるの!玄里:そうなんですね(笑)!犬童:僕が痩せて一時期似てなかったんだけど、リバウンドでまた最近似てきたんだよね(笑)。その言葉通り、写真撮影の際にはお決まりといった調子で樋口監督と揃って仲良く兜を被り、少年の顔になった犬童監督。ぜひ、『のぼうの城』に込めた“映画の瞬間”をお楽しみあれ。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年10月29日映画化実現まで8年の歳月を費やした、歴史エンタテインメント超大作『のぼうの城』がまもなく公開される。そんな壮大な作品の撮影現場はさぞやピリピリとした緊張感に包まれているのだろう…と思いきや、このほど劇中の戦いさながらの“お笑い”合戦が繰り広げられていたことが、主演を務めた野村萬斎の口から明かされた。一国一城の主でありながら民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生と戦場にめぐる人間模様を描く。狂言界の至宝にして9年ぶりの映画主演となる野村さんが、この“のぼう様”成田長親を演じ、総大将と共に圧倒的勢力に屈せず戦い抜くのが、成宮寛貴が演じる“軍略の天才”を自称する靭負。山口智充が演じる、力自慢の武功一等を豪語する豪傑・和泉。佐藤浩市が演じる、のぼう様の幼馴染みで“漆黒の魔人”の異名を持つ戦上手・丹波の3人の武将。絶体絶命の窮地に立たされても、自らの信念に従い忍城の民を守り抜くこの痛快で愛すべき4人は、堅い絆で結ばれているが、劇中以外でもこの4人は男の絆で結ばれていたようだ。約3か月間に渡る過酷な撮影中について、野村萬斎はこのように語る。「撮影以外でもみなさんと楽しくさせていただききました。とにかく山口さんはエンターテイナーですからね(笑)。たとえ撮影でなくても、みんなが楽屋で待機しているときも、人を喜ばせようという魂というか、そういうのがきっとおありなんでしょうね。ずっと笑わされっぱなしで、逆に笑い疲れないように自分から身を引かないと持たないなと思いながらも(笑)、本当に楽しかったです」と撮影現場を心ゆくまで楽しんだ様子。さらには、男子特有のこんなカミングアウトも…。「忍城軍は男ばかりですから、話の中身は自然と下ネタも多かった気もします(笑)。そうやってみんなの集中力を落とさずに山口さん中心に非常に盛り上げて下さった」とまさに男子校のような和気あいあいとした雰囲気の現場で関係を築き上げたことを明かす。対する2万の兵を率いる天下軍には、石田三成役の上地雄輔、大谷吉継役の山田孝之、長束家正役の平岳大、そして天下統一の野望に燃える関白・豊臣秀吉役の市村正親とこちらも相当に楽しそうな4人。撮影を通して裸の付き合いで仲を深めていたようだ。そんな露天風呂のシーンでは、山田孝之の洗練された美尻が露わになる場面もあるのだとか。人知れず行われていたこのお笑い合戦。果たして軍配はどちらに上がったのだろうか?『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年10月25日来年秋に公開予定の三谷幸喜監督の新作『清須会議』に出演する総勢26名のキャストが発表され、役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市からコメントが届いた。その他の写真“清須会議”とは、安土桃山時代、1582年6月27日に開かれた、織田氏の継嗣問題と、明智光秀の領地配分を議題にした、尾張国・清須城(愛知県清須市)で行われた会議のこと。映画は、信長の没後、彼の跡取りに名乗りをあげたふたりの男の息つまる頭脳戦を描くもので、信長の重臣・柴田勝家を役所、羽柴秀吉を大泉、丹羽長秀を小日向、池田恒興を佐藤が演じる。三谷作品には『THE 有頂天ホテル』以来となる役所は、「久しぶりの三谷作品への参加、とても楽しみです。戦国武将の中で地味な印象の“勝家”ですが、きっといい奴だったんだろうなぁと思います。愛すべき男、勝家を楽しんで演じたいと思います」。昨年、三谷監督が演出した舞台『ベッジ・パードン』に出演し、監督作品には初出演となる大泉は、「尊敬する三谷さんの映画に出演し、本当に豪華な出演者の皆様の中で“秀吉”という大役を演じる事に大変緊張しています。また監督の『今回の秀吉は本当の猿みたいな見た目です』という言葉にいささかの不安を感じております(笑)」。小日向と佐藤は、「三谷さんの演出にしっかり応えられる様、気合を入れて挑みます」(小日向)、「三谷さん自身の原作から自身の台本へ、同じ二次元なれど脚本は三次元な広がりを持ち、一人の人間の所業とは思えぬ裁きに舌を巻く作品、今から楽しみです」(佐藤)とコメントを寄せている。その他、妻夫木聡、坂東巳之助、伊勢谷友介、中村勘九郎、篠井英介、鈴木京香、中谷美紀、剛力彩芽、浅野忠信、寺島進、阿南健治、松山ケンイチ、でんでん、市川しんぺー、浅野和之、染谷将太、瀬戸カトリーヌ、近藤芳正、戸田恵子、梶原善、天海祐希、そして、同時代を生きていた『ステキな金縛り』の更科六兵衛役で西田敏行が出演する。撮影は11月よりクランクインし、公開は2013年秋の予定。『清須会議』2013年秋、全国東宝系超拡大ロードショー
2012年10月22日映画監督・劇作家・脚本家として絶大な人気を集める、日本が誇る喜劇の名手・三谷幸喜が、昨年行った「三谷幸喜生誕50周年大感謝祭」の締めくくりとして発売した小説「清須会議」(幻冬舎刊)。その映画化にあたり、このほど役所広司や大泉洋ら豪華なキャスト陣の参加が発表された。三谷監督の第6作目となる『清須会議』は、自身初となる“時代劇”。天下統一を目前にしながら、明智光秀の謀反によって、本能寺で命を絶った織田信長。その信長亡き後、織田の継嗣問題と明智光秀の領地配分を議題に、日本史上において初めて会議の席上で歴史が動いたと言われる「清須会議」をテーマに、猛将・柴田勝家vs羽柴秀吉の頭脳戦を軸にそれぞれの思惑の中、絶妙に絡み合う人間模様を三谷監督ならではのコメディタッチで描き出す。今回、発表されたキャスト陣は三谷監督の意気込みが伝わる超豪華な面々。織田信長の筆頭宿老にして羽柴秀吉との織田家後継争いを繰り広げる実直な猛将、主人公・柴田勝家役には、『THE 有頂天ホテル』以来7年ぶりの三谷映画となる名優・役所広司。その敵役となる、巧みな人心掌握術で勝家に相対する羽柴秀吉役に三谷映画は初出演となる大泉洋が扮する。さらに、勝家&秀吉と共に清須会議に出席する織田四天王の策士・丹羽長秀役に小日向文世、会議の行方を左右する池田恒興役に佐藤浩市と日本映画界を支える主役級の俳優たちが集結。しかし、もちろんそれだに留まるはずもなく、信長の跡継ぎ候補になる次男・織田信雄役には妻夫木聡、三男・信孝役に坂東巳之助。信長の弟・三十郎信包役に伊勢谷友介、長男・信忠役に中村勘九郎という奇跡のようなキャスティングが実現した。一方の女優陣には、信長の妹・お市様役に鈴木京香、秀吉の妻・寧役に中谷美紀、信忠の妻で未亡人の松姫役に剛力彩芽と、もはや映画版“大河”(?)の様相だ。このほかにも、浅野忠信、松山ケンイチ、でんでん、寺島進、篠井英介、梶原善、染谷将太、近藤芳正、戸田恵子、瀬戸カトリーヌ。そして“忍びの者”役に天海祐希、また奇しくも同時代を生きていた『ステキな金縛り』の更科六兵衛を演じた西田敏行も登場し、劇中では濃密なドラマが展開すること必至だ!日本映画・ドラマ・演劇・歌舞伎界から結集した、まさに“鉄壁の布陣”で挑む本作だが、今回の撮影にあたり、スタジオセットでハリウッド顔負けのスタジオセットが話題となった『ザ・マジックアワー』を上回る大規模なセットを現在制作中だという。果たして、三谷監督の新境地はどんな笑いと感動を見せてくれるのか?期待して続報を待ちたい。『清須会議』の撮影は11月よりクランクイン、公開は2013年秋を予定している。■関連作品:清須会議 2013年秋より全国東宝系にて公開© 2013フジテレビ東宝
2012年10月22日累計140万部を突破した大ベストセラー歴史小説を、8年ぶりの映画主演となる野村萬斎を迎えて映画化した一大プロジェクト『のぼうの城』。本作の主人公・成田長親が“のぼう様”と言われる所以が明らかとなる、その重要な決断のシーンを収めた本編映像がどこよりも早くシネマカフェに到着した。一国一城の主でありながら“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で民に慕われた、成田長親。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生と戦をめぐる人間模様を描く。今回届いた映像は、まさにその“2万人 VS 500人”の無謀な喧嘩を買う瞬間が収められている。豊臣秀吉の名を受けた石田三成率いる2万の大軍に忍城(おしじょう)を完全包囲され、絶体絶命の状況に追いやられ、いつもの飄々としたキャラに似合わず熟考するのぼう様が発した、敵軍をも仰天させた一言とは?この驚きの決断を受けて、成宮寛貴を始め、佐藤浩市や山口智充ら演じる家臣たちのビックリ顔にも要注目だ。この重要なシーンについて、“のぼう様”を演じた野村さんは一番印象深いシーンだと言い、「何度見ても面白いなと思っています。お互い駆け引きがありつつ、のぼうの突飛な行動に、みんながあっけにとられていたるのが非常によく出ていて、僕も結構演技で遊ばせていただきました」と楽しみながら演じたようだ。勝負師として天才なのか、それとも、ただの“アホ=でくのぼう”なのか、掴めそうで掴めないのぼう様の新たなる魅力をこちらの映像で楽しんでみて。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年10月10日今月2日に亡くなった俳優、大滝秀治の訃報を受け、公開中の映画『あなたへ』で大滝と共演した高倉健がコメントを発表した。その他の写真高倉は、訃報を受け「大滝さんが今年に入り体調を崩され、入院なさっている間、お手紙の遣り取りを続けておりました。大滝さんの最後のお仕事の相手を務めさせて戴き、感謝しております。今までご一緒させて頂いたいろいろな場面が思い浮かびます。本当に素晴らしい先輩でした。静かなお別れができました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」とコメントした。大滝は、1925年生まれの俳優で、1948年に東京民衆芸術劇場附属俳優養成所に入所。1950年に民藝創設に参加。以降、舞台を中心に活動を続ける一方で、『不毛地帯』や『あにいもうと』などの映画や、CMでも活動を続けてきた。今年6月の民藝公演『「うしろ姿のしぐれてゆくか』を体調不良のために降板し、療養していたが、今月2日に都内の自宅で亡くなった。『あなたへ』は、亡き妻の遺した絵手紙をきっかけにその真意を知るため、妻の故郷・九州へと旅に出る夫(高倉)の姿を描いたロードムービーで、高倉、大滝のほか、ビートたけし、佐藤浩市、草なぎ剛、綾瀬はるか、田中裕子、浅野忠信らが出演している。『あなたへ』公開中
2012年10月05日野村萬斎が7年ぶりの映画主演を果たした歴史スペクタクル『のぼうの城』のジャパンプレミアが20日に東京・六本木ヒルズアリーナで開催され、野村をはじめ、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之、佐藤浩市ら豪華キャストが本作の“出陣”に雄叫びを上げた。舞台上には滝をイメージした水のカーテン。前方では炎が上がるという本作の世界観を再現するド派手な演出に、キャスト陣は汗だくだった。その他の写真発行部数130万部を突破した和田竜のベストセラーを『ゼロの焦点』の犬童一心監督と『ローレライ』の樋口真嗣監督が共同でメガホンを執り映画化。家臣から“のぼう様”と呼ばれる忍城(おしじょう)の城代・成田長親(野村)が、外見からは想像もできない才能と人望によって、天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500名の兵で圧倒的な戦いを見せる様を描く。昨年9月に公開される予定だった本作。しかし、東日本大震災を受け、映画のクライマックスである“水攻め”の表現が、時節柄ふさわしくない描写であるとの判断で、公開が延期されていた。念願の公開決定に、野村は「とにかく嬉しい」と喜びを爆発させ「泣いて笑って、ビックリしてズッコケて……。ぜひ映画から活力をもらって、家に帰ってもらえれば」と“のぼう様”顔負けの熱弁でアピールした。一方、佐藤は「なんで監督がふたりだったの?」と今更ながら、素朴な疑問。「面白い作品が作れるという確信があって、樋口を誘った」(犬童監督)、「マネする人が増えると困るから、大きな声では言えないが、監督が2人いるのは大変良かった。演出が“当社比2倍”ですから、ツインターボを搭載しているようなもの」(樋口監督)と経緯を説明し、さらに「面白くって、つい5回も観ちゃった」(犬童監督)と並々ならぬ自信だ。「ロマンスの要素もあるので、女性にも楽しんでもらえる」(榮倉)、「壮大な時代劇であり、同時に人間ドラマ」(成宮)、「家族三代で楽しめる作品」(山田)、「僕の衣装は“そで”が無いので、ぜひ二の腕フェチの皆さんには注目してほしい」(山口)。上地は先月、本作のプレミア上映が行われた第36回モントリオール世界映画祭に参戦し「現地のみなさんのリアクションがとても大きかった」と手応えを感じていた。『のぼうの城』11月2日(金) ロードショー
2012年09月20日映画『のぼうの城』のジャパン・プレミアが9月20日(木)、都内で開催され、主演の野村萬斎を始め、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之、佐藤浩市、犬童一心監督、樋口真嗣監督が揃って出席した。石田三成率いる豊臣方の2万の大軍を前に、でくのぼうの“のぼう様”こと成田長親の指揮の下、わずか500の兵で城を守りきった忍城の史実を映画化。東日本大震災の発生を受けて公開が延期となっていたが、ついに晴れのお披露目となった。萬斎さんはこの日を迎え「とにかく嬉しい」とニンマリ。(公開が)1年延びたこともあり、やっとみなさんにこの素晴らしい映画を観ていただけます」と感慨深げに語る。でくのぼう扱いされながらも民衆に愛され、飄々と“奇跡”を起こす長親について「どういう思考回路を持った男なのか全く書かれてないし、どう役作りしたものか?“大きな男”とあるけど僕は全然大きくないし、『困ったなぁ』と思った」と苦労を明かした。犬童&樋口両監督は鎧兜を被って登場。日本映画では異例のW監督となるが「現場に出てみると若干、戸惑うところもありましたが、妙にうまい具合に融合していった」と手応えを明かす。自身の演技は「7割ぐらいが馬上」だったが、「思う存分に馬に乗れました。この仕事を30年ほどやって来て、久しぶりに映画会社の小さなスクリーンで(完成した映画を)観て後悔した」とスケール、完成度に自信をのぞかせた。紅一点の榮倉さんは時代劇初挑戦。監督に勧められて参考に黒澤明の時代劇を事前に観たそうだが「壮大過ぎて、逆に緊張しました」と苦笑い。薙刀を華麗に使いこなし、自分よりも大きな山口さんを投げ飛ばすシーンのために武術も学び、さらに乗馬にも励んだそうだが「乗馬は好きで2か月くらい練習したんですが、(完成した映画では)カットされてました」とちょっぴり不満げ。犬童監督は「僕が切りました。編集してみたら映画のためにはない方が良いと思ったので…。でも乗馬のシーンは(ほかにも)ありますよ」と慌てて釈明していた。成宮さんは出演陣の中でも一番重い甲冑を着こんでのシーンが多くて苦労したよう。「3キロくらい痩せました。もっと動けるイメージだったんですが、重くて全然動けなかったです。当分、甲冑は着たくないです…」と苦笑を浮かべた。上地さんと山田さんは、石田三成&大谷吉継のコンビを演じたが「10年くらい前から何度か共演しているのでやりやすかった」と山田さんが言えば、上地さんは「一緒に誕生日を祝ったり、いつも2人だった」と笑顔で明かす。甲冑を着こむときも、上地さんはいつも山田さんに手伝ってもらっていたそうで「いつも『つけて』とお願いして、『いいかげん、覚えなよ』って怒られてました(笑)」と明かすなど仲の良い様子を見せていた。山口さんは佐藤さんと手柄を競うライバル関係にある役どころだったが、自身が佐藤さんに勝てるところは「これっぽっちもありません!尊敬してます」と恐縮しきり。逆に佐藤さんは「一度、プライベートでご家族にもお会いしたんですが、子供たちがぐっさんをいい目で見ていて、父として確実に責務を果たしてるんだな、負けてるなと思いました」と“父親”ぐっさんを称えていた。犬童監督は「自信満々の楽しめる娯楽作品を自分の手で作れて満足しています」と語り、樋口監督も「普通の映画の2倍の演出が入ってます」とW監督の効果をアピール。最後は萬斎さんの掛け声に合わせて、会場全体で「えいか、えいか、おー!」と劇中にも出てくる鬨の声を上げ作品を送り出した。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年09月20日監督クリント・イーストウッドに初めてアカデミー賞作品賞・監督賞をもたらした傑作ウェスタン・ムービー『許されざる者』(’92)を、李相日監督&渡辺謙主演で明治初期の北海道を舞台に映画化する日本版『許されざる者』から続報!先日報じられた第1弾キャストに続いて、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、國村隼ら豪華キャストの出演が明らかとなった。1880年、幕府崩壊後の北海道を舞台に、二度と刀を持たないと決めたかつての江戸幕府の残党・釜田十兵衛が、貧困の末、再び賞金稼ぎとして戦うことを余儀なくされ、自らを正義と見なす偽善者たちと対峙していく姿を描いた、新たなる時代劇。主人公・十兵衛役に渡辺さん、そして柄本明、佐藤浩市の共演が先日の報道で明かされたが、これに続く重要ポストについたのが先述の4名である。すっかり大人びた雰囲気をまとう柳楽さん(『誰も知らない』)は主人公・十兵衛と共に賞金首を追う沢田五郎役に、彼と同じく賞金首を狙い、佐藤浩市扮する大石一蔵と対峙する勤皇の志士・北大路正春役(オリジナル版ではリチャード・ハリスの役にあたる)に名優・國村さんが扮する。柳楽さんはこれが初の時代劇挑戦となるが、「参加させていただけると聞いたときは、ものすごく興奮しました。それと同時に、オリジナル版で言えば“キッド”にあたる五郎というキャラクターを僕が演じることに少し怖さを感じていました。ただ、いまは自分の演じる役に対して誠意をもって向き合っていきたいと思ってます」と心境を語る。また、オリジナル版を劇場で観た経験のある國村さんは、「脚本が素晴らしく、オリジナルの設定を上手く同時代の日本に取り込んで、新たな魅力を見せています。これから北海道のロケ地に入って、李監督と共にどう創り上げていくか、楽しみです」と期待に胸膨らませる。女優陣の役どころも見逃せない。清楚で溌剌とした雰囲気を放つ忽那さんはその印象を封印し、顔を切り刻まれ、心に大きな傷を持つ女郎・なつめ役に、彼女のために事件の発端となった堀田兄弟の命に賞金を賭ける年長の女郎・お梶役を“姉御”が板につく小池さんが演じる。2人共に「映画のお話を聞いたときから、何が何でもこの役を演じたいと思っていましたので、決定のご連絡をいただいたときは、本当に嬉しかったです!早く北海道へ行きたい!待ち遠しい!」(忽那さん)、「お梶という役を大切に!!全力で演じたいと思います」(小池さん)と興奮を隠し切れない様子。このほかのメインキャストには、酒場の主人・喜八役に近藤芳正、なつめを斬りつける堀田佐之助役に小澤征悦、佐之助の弟である堀田卯之助は三浦貴大、北大路正春に付き従う姫路弥三郎役には滝藤賢一が決定。撮影は9月下旬より全編北海道ロケで行われる。オリジナル版の生みの親、イーストウッド監督の後押しも得て、今後海外からの注目も高まってきそうな本作。まもなく男たちの闘いの火蓋が切って落とされる!『許されざる者』は2013年秋、全国にて公開。■関連作品:許されざる者 (2013) 2013年秋、全国にて公開
2012年09月10日戸籍上・男性の佐藤かよ、「an・an」表紙採用で涙!3日、モデルの佐藤かよ(23)が冨永愛(30)、国生さゆり(45)と共にスキンケアブランド新商品発表イベントに登場し「an・an」10月5日発売の表紙にすっぴんで登場すると発表された。デイリースポーツによると「米肌~MAIHADA~」の新商品発表会に出席した3人は今年6月から肌質改善に挑み、目標数値を達成して表紙をゲットしたという。「夢がかないました。本当にうれしい」と、「an・an」の表紙を飾った佐藤は感激の涙を流した。肌質改善レポート佐藤は自身のブログに水分、明度、ハリ、全ての数値が上がり、以前多めと診断された油分が抑えられた。日々の積み重ねでここまで肌が変わり、毛穴も以前より目立たなくなり嬉しい事ずくし!と、肌質データの写真と共に記している。ギネスに申請また、今回の「an・an」は実物の約10倍の大きさで制作、ギネスブックに「世界一大きい本」として申請中だという。元の記事を読む
2012年09月05日累計140万部を突破した大ベストセラー歴史小説を、8年ぶりの映画主演となる野村萬斎を迎えて映画化した一大プロジェクト『のぼうの城』。8月28日(現地時間)カナダ・モントリオールにて開催中の第36回モントリオール世界映画祭(ワールド・グレイツ部門)にてワールド・プレミアが行われ、石田三成役を演じた上地雄輔を筆頭に犬童一心監督、樋口真嗣監督の3名が“出陣”した!一国一城の主でありながら民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生と戦をめぐる人間模様を描く。長親役の野村さんを始め、榮倉奈々、成宮寛貴、佐藤浩市、山田孝之、市村正親など錚々たる豪華キャストが競演したことでも注目を集めている本作。この日が世界初の一般向けのお披露目となったが、黒のタキシードに身を包み、映画の中で演じた武将・石田三成を彷彿とさせる堂々たる装いの上地さんと、のぼう様こと成田長親と石田三成の兜を被った犬童監督と樋口監督が劇場に姿を現すと、上映を心待ちにしていた大勢の観客からは大歓声が!登場するや犬童監督が「こんばんは、監督を務めた犬童です」とフランス語で挨拶をし、樋口監督もそれに続き「私たちは双子ではありません。私たちは夫婦でもありません」とユーモアたっぷりに挨拶し会場を沸かせた。「この映画は450年ぐらい前の話です。その時代、日本は戦国時代と呼ばれ、日本中が戦争をしてその中で誰が天下を取るかという戦いをしていました。いつ自分が死んでもおかしくない時代で一生懸命生きた人たちの姿を描こうと思いました」と作品に込めた熱い思いを口にした犬童監督。上地さんも「この映画はたくさんのスタッフ、素晴らしいキャストのみなさんと力を合わせて時間をかけて一生懸命に作った作品です。これをきっかけに日本や世界中に力強さや優しさが広がるように、みなさんもこれを観てもし感動したら、いろんな家族や友達に強さや優しさを伝えてもらえたらなと思ってます」と海を越えての上映に感慨深げな様子だ。残念ながら上映開始時間の遅延のため、予定されていたQ&Aは急遽中止となってしまったが、劇場の外では3人に直接映画の感想を伝えようと列をなす大勢の観客の姿もあったそう。映画化実現まで8年、さらに震災での公開延期など大きな波乱の時期を迎えたものの、その苦労も遂に実を結ぶ結果となった。初の海外映画祭に参加した上地さんは、滞在時間20時間弱という超弾丸スケジュールだったものの、文字通り“不眠不休”で楽しんだよう。公開に向けて遂に本格始動となる本作。『のぼうの城』がこの秋、日本の映画界をさらに盛り上げてくれそうだ。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年08月30日1992年に製作され、米アカデミー賞4部門に輝いたクリント・イーストウッド主演・監督作『許されざる者』が、日本映画として新たに製作され、渡辺謙が主演を、『悪人』の李相日が監督を務めることが発表された。その他の写真巨匠イーストウッド監督の名作を、『硫黄島からの手紙』でイーストウッド監督とタッグを組んだ渡辺謙主演でリメイクする巨大プロジェクトがスタートする。物語の骨格はそのままに、舞台を19世紀の北海道に変更し、かつては江戸幕府の残党として京都中にその名を轟かせるも、二度と刀を持たないと誓った男・釜田十兵衛(渡辺)が辿る数奇な運命と、暴力の連鎖を描き出す。オリジナルでイーストウッドが演じた役を渡辺が、モーガン・フリーマンの役を柄本明が、ジーン・ハックマンの役を佐藤浩市が演じる。渡辺は本プロジェクトについて「映画界での父とも思っているクリントの代表作をリメイクするのは、大きな挑戦になります。李監督と共に北海道の大地と格闘しながら、僕たちなりの『許されざる者』を積み上げていきたいと思っています」と語り、李監督は「西部劇の傑作と言われるオリジナル作品。そしてなによりも、尊敬してやまないクリント・イーストウッドという類まれな映画人に立ち向かえる機会を得られたことに、興奮と喜びはもちろん、怖れすら抱かざるえません。この作品の根底に流れるテーマは、未だ暴力の連鎖を断ち切れない現代の我々に深く突き刺さります。自分は正しいと疑いなく胸を張る人間よりも、迷いや贖罪を抱え、正しくありたいと葛藤する人間に寄り添えるもの……、そんな映画を目指していければ、と考えています」と意気込みを語っている。本企画は2011年5月に立ち上がり、同年11月にはイーストウッド監督のOKも出たことから、脚本執筆が開始された。イーストウッド監督は本企画について「『硫黄島からの手紙』で濃密な仕事をした私の良き友人である渡辺謙氏と李相日監督が、この度、日本の『許されざる者』制作にあたり、タッグを組むと聞いて大変光栄に思います」と述べている。撮影は9月中旬より11月下旬まで全編北海道ロケで行われ、来年秋にワーナー・ブラザース映画の配給で全国公開される。『許されざる者』2013年秋、全国ロードショー『許されざる者〈1992年〉』ブルーレイ 2500円(税込)DVD 1500円(税込)ワーナー・ホーム・ビデオ
2012年08月20日名優にして巨匠クリント・イーストウッドが西部劇にオマージュを捧げ、1993年にアカデミー賞9部門ノミネート、最優秀作品賞ほか4部門に輝いた名作『許されざる者』が日本映画として生まれ変わる!『フラガール』、『悪人』の李相日監督が自ら持ち込んだ企画を実現、国際派俳優・渡辺謙を主演に迎えて同名映画にて日本時代劇を制作することが決定した。『荒野の用心棒』に代表されるマカロニ・ウエスタンで一時代を築いたイーストウッドが自らの師にオマージュを捧げるために作り上げた“最後の西部劇”『許されざる者』。銃を捨て、幼い子供たちと密かに暮らしていた老ガンマンが、賞金稼ぎのために再び銃を取る姿を描き、当時無冠であった彼は4冠を獲得した。本作に感銘を受けた李監督は、昨年配給元であるワーナー・ブラザーズに日本版の企画を持ち込み、半年後に本国後より許可が下りてすぐに執筆を開始。今年6月に製作の最終決定が下りた。自身初の時代劇として挑む本作では、幕府崩壊後の明治時代初期、北海道を舞台に、江戸幕府側の残党・釜田十兵衛が再び刀を取り戦いに身を投じる姿を描く。黒澤明監督の名作『用心棒』を西部劇に変えた『荒野の用心棒』、さらにそれにオマージュを捧げた三池崇史監督の『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』と、相思相愛の関係にある時代劇と西部劇。その決定打となる今回の一大プロジェクトにふさわしい主演キャストに抜擢されたのが、『硫黄島からの手紙』でイーストウッド監督とタッグを組んだ経験のある渡辺さん。オリジナル版でイーストウッドが演じた役を渡辺さんが演じるほか、相棒モーガン・フリーマンの役に柄本明、そしてジーン・ハックマンの役に佐藤浩市という日本映画界を代表する演技派3人が揃った。この映画化決定に、当のイーストウッド監督からは「『硫黄島からの手紙』で濃密な仕事をした私の良き友人である渡辺謙氏と李相日監督が、このたび、日本の『許されざる者』製作にあたり、タッグを組むと聞いて大変光栄に思います」と喜びのコメント。巨匠から背中を押される形となった李監督は、「自分は正しいと疑いなく胸を張る人間よりも、迷いや贖罪を抱え、正しくありたいと葛藤する人間に寄り添えるもの…、そんな映画を目指していければ、と考えています。西部劇の傑作と言われるオリジナル作品。そして何よりも、尊敬してやまないクリント・イーストウッドという類まれな映画人に立ち向かえる機会を得られたことに、興奮と喜びはもちろん、怖れすら抱かざるを得ません」と並々ならぬ喜びを表す。そして、大役に抜擢された渡辺さんは「映画界での父とも思っているクリントの代表作をリメイクするのは、大きな挑戦になります。李監督と共に北海道の大地と格闘しながら、僕たちなりの『許されざる者』を積み上げていきたいと思っています」と力強い意気込みを寄せている。本作の撮影は、9月中旬より11月下旬まで全編北海道ロケで行われ、2013年秋に公開予定。ウエスタンにインスパイアされた映画魂を、どのように日本映画として蘇らせるのか?続報を待ちたい。『許されざる者』は2013年秋、全国にて公開。「許されざる者」Blu−ray価格:2,500円(税込)「許されざる者」DVD価格:1,500円(税込)発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ発売中■関連作品:許されざる者 (2013) 2013年秋、全国にて公開
2012年08月20日佐藤健主演の映画『るろうに剣心』の舞台あいさつが13日に名古屋で行なわれ、佐藤と大友啓史監督が登壇した。その他の写真『るろうに剣心』は、1994年から『週刊少年ジャンプ』に連載され、コミックの累計発行部数は5000万部を突破、テレビアニメ化もされた人気作。かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられるも、維新後に殺さずの誓いを立てた伝説の剣客・緋村剣心(佐藤)が、様々な人との出会いを通じて、自らの生きる道を見出していく姿を描く。子どもの頃、リアルタイムでテレビアニメの放送を見ていたという佐藤は「ハードルは高かったです。僕自身がこのアニメを好きだったし、誰もが知っているマンガっていうのがわかっていたので、剣心を演じるっていうのがどれだけ高いハードルかっていうのは、最初から意識していました。でも、このハードルを超えられないならやらない方が良いと思った」と役への想いを告白。大友監督は「彼は自分から高いハードルを設定していた。そこに時間や場所を用意してあげれば、どんどん吸収していっていた」と称賛した。本作には本格的なアクションシーンが多く登場するが、大友監督は「今回は、時代劇の“殺陣”ではなく、“ソード(刀)アクション”と呼んでいます。“斬り合い”というのは人間とのぶつかり合いなので、そこにはドラマがある。今回はアクション俳優ではなく、健くんはじめ、素晴らしい役者たちが練習して演じた、CGに頼らない、汗を感じる生身のアクションになっています」と語った。また司会者から、この日を心待ちにしていたファンが開場の11時間前から列を作っていたことを聞くと佐藤は「マジっすか!? 暑いなか…。お水飲んでくださいね(笑)」と声をかけ、「この映画を楽しみにしていただいていたと思いますが、みなさんに見ていただけるのが本当にうれしいです」と笑顔を見せた。『るろうに剣心』8月25日(土)全国ロードショー※8月22日(水)、23日(木)、24日(金) 先行上映
2012年08月14日累計130万部を突破した大ベストセラー歴史小説を8年ぶりの映画主演となる野村萬斎を迎えて映画化した一大プロジェクト『のぼうの城』が11月の公開に先立ち、第36回モントリオール世界映画祭「ワールド・グレイツ」部門へ特別招待された。これを受け、このたびW監督を務めた犬童一心監督と樋口真嗣監督、そして石田三成役を演じた俳優・上地雄輔が現地入りすることが急遽決定した。一国一城の主でありながら民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生と戦をめぐる人間模様を描く。“総大将”のぼう様役の野村さんを始め、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、佐藤浩市、山田孝之、平岳大、市村正親など錚々たる豪華キャストの競演が注目を集めている本作。今回、映画祭への緊急参戦が決まった上地さんは、天下統一目前の豊臣秀吉の命を受け、2万の軍勢を率いて忍城(おしじょう)に“水攻め”を仕掛ける、理知に富む戦国武将・石田三成を熱演、役者として新境地を開いている。上地さんが海外の国際映画祭に参加するのは今回が初めて。TVドラマにバラエティ、映画、歌手活動と多忙な中で参加を決めたため、滞在時間は20時間未満という異例の弾丸スケジュールとなるとのこと。昨年の東日本大震災の発生を受けての公開延期を乗り越えての上映決定に続く映画祭出品決定とあって、上地さんは「やっとみなさんに(しかも海外・モントリオールの地から!)御覧いただけるという思いと、歴史あるモントリオール世界映画祭への出品ということで、犬童・樋口両監督と共に、日本の元気、底力をお届けできたらと思っています」と感動もひとしお。一方、犬童監督と樋口監督の両監督はというと「参加するワールドグレイツ部門の『グレイツ』という、どこか大げさで楽しい響きはこの作品にとっても似合いますね。萬斎さんと三成役として堂々渡り合った上地雄輔さんと共に映画祭を楽しんできたいと思います!」(犬童監督)、「『日本人はみんな同じ顔に見える』と言われがちですが、今回は野村萬斎さんを始めとして各ジャンルで活躍している、いろんな“イイ顔”をまんべんなく集めています。まさしく日本代表選手団です」(樋口監督)と既に本映画祭に攻め入る心の準備は万端のようだ。本作以外にも、同映画祭には堺雅人主演の『その夜の侍』に高倉健主演『あなたへ』、そして『渾身 KON-SHIN』の出品が決定しており、例年以上に日本映画の活躍が期待されるところだが、ほかとは異なる“時代劇映画”というジャンルを確立している本作に対する海外の反応とは?日本公開より一足早く、世界で初のお披露目となる。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年08月02日日本を代表する名優・高倉健の通算205本目の出演作であり、盟友・降旗康男監督との20本目の共作映画『あなたへ』。このほど、本作が今年の8月に開催される第36回モントリオール世界映画祭の「ワールドコンペティション」部門に正式出品されることが決定した。亡き愛妻が遺した絵手紙を受け取り、真意を知るために北陸から九州まで車で旅をする主人公・倉島英二(高倉さん)の総距離1,200キロにおよぶ、大切な人との思い出を辿る旅を描く本作。英二が旅路の最中に出会う人々として、ビートたけしや佐藤浩市、草なぎ剛(SMAP)、綾瀬はるか、浅野忠信など個性豊かなキャスト陣が登場することでも話題を呼んでいる。高倉さんはモントリオール映画祭で、1999年に降旗監督とのタッグ作『鉄道員(ぽっぽや)』で日本人俳優として初の主演男優賞を獲得しており、13年ぶり二度目の受賞に期待がかかる。高倉さん本人からは「感謝の念を感じながらも、主演させていただいた作品が選ばれたことに気が引き締まる思いです。日本映画の良さを世界に伝えられる一助になればと思っています」とさすがベテランらしい真摯なコメントが寄せられた。また、降旗監督も同様に「『鉄道員』から13年の時を経て、再びモントリオール映画祭に参加できることを大変嬉しく思っております」と言葉少なだが喜びを表している。さらに、本作のプロデューサー・佐藤善宏氏からは「高倉さんは『鉄道員』のときに現地入りできなかったのに主演男優賞をいただいた、『感謝の気持ちを伝える機会をいただいたのかな』とおっしゃっていました。その想いに応えるべく、高倉さんのモントリオール入りを前向きに調整中です」という情報も。今年のモントリオール映画祭では、本作のほかにも日本映画の出品の決定が続々と報じられているが、その中で本作はどのような反応で迎えられるのか?願わくば高倉さんの現地入り&受賞の知らせを。『あなたへ』は8月25日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:あなたへ 2012年8月25日より全国東宝系にて公開© 2012「あなたへ」製作委員会
2012年07月31日高倉健の主演する映画『あなたへ』が、現地時間8月23日(木)よりカナダで開催される第36回モントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門に正式出品されることが決定した。その他の写真『あなたへ』は、亡き妻の遺した絵手紙をきっかけにその真意を知るため、妻の故郷・九州へと旅に出る夫(高倉)の姿を描いたロードムービーで、高倉のほか、ビートたけし、佐藤浩市、草なぎ剛、綾瀬はるか、田中裕子、浅野忠信らが出演。日本映画界を代表する降旗康男監督と高倉の記念すべき20本目の共作となる。高倉は過去に、降旗監督と組んだ『鉄道員〈ぽっぽや〉』で、モントリオール世界映画祭の主演男優賞を獲得しており、同賞では日本人唯一の受賞となっている。正式出品の決定を受けて高倉は「日本映画が、モントリオール世界映画祭に呼ばれることは感謝の念を感じながらも、主演させて頂いた作品が選ばれたことに気が引き締まる思いです。この作品にかけたスタッフ、キャストの情熱がモントリオールに届いたのだと思います。日本映画の良さを世界に伝えられる一助になればと思っています」と喜びを語っている。降旗監督は「『鉄道員〈ぽっぽや〉』から13年の時を経て、再びモントリオール映画祭に参加できることを大変嬉しく思っております」とコメントを寄せており、映画祭に出席することが発表されている。映画『あなたへ』は8月25日(土)から全国公開される。『あなたへ』8月25日(土)全国ロードショー
2012年07月31日昨年、国内の映画賞を総なめにした『八日目の蝉』の成島出監督の待望の新作『草原の椅子』がついにクランクイン!主演の佐藤浩市を始めに西村雅彦、吉瀬美智子などを引きつれ、“世界最後の桃源郷”と呼ばれるフンザ(パキスタン・イスラム共和国)での長期ロケに臨むことが明らかとなった。佐藤さんが演じるのは、カメラメーカーに勤める主人公・遠間憲太郎。西村さん扮する取引先の社長・富樫との間に友情が芽生え、互いに本音を語り合う中で、2人はこれからの人生をどう歩んでいくかを模索するようになる。そんな折、2人は何もない草原にただ椅子がぽつんと置かれた写真に出会う。その写真に桃源郷を見つけた2人は、強い衝撃に導かれるようにしてフンザへと旅立つ決意をする――。原作は、人気作家・宮本輝による同名小説。これまで多くの作品が映画化され、是枝裕和監督による『幻の光』ではヴェネチア国際映画祭で金のオゼッラ賞を受賞するなど、類稀なストーリーテラーとして注目を浴び続けてきた奇才である。本作は1995年に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに始めた自身の40日間に及ぶシルクロードでの6,700キロの旅の体験を基に、人知を超えた雄大な自然と一人の小さな人間の生との対比を描き出す。映画化にあたり、舞台は2011年に発生した3.11東日本大震災以後の東京、つまり“現在”へと設定を変え、今後“どう生きて行くべきなのか”を観る者に問いかける。時代劇、現代劇からコミカルな役まで、様々なジャンルに出演し続け、ドラマや映画で圧倒的存在感を放つ佐藤浩市と、舞台を始めテレビ、映画、ラジオなどジャンルを越えて活躍を見せる西村雅彦。2人の男たちに加え、佐藤さん扮する遠間が密かに想いを寄せ、共にフンザへと旅立つことになる器屋オーナー・篠原貴志子役には、『ガール』での演技が記憶に新しい吉瀬美智子が扮する。先日クランクインし、フンザ、カリマバード、スカルドゥといったパキスタン・イスラム共和国での撮影は8月から1か月半にもわたるという。厳しく雄大な自然が残る“世界最後の桃源郷”で、彼らが感じるものとは?そして、人間ドラマの名手・成島監督が彼らの姿を通して呈示するものとは?『草原の椅子』は2013年春、全国にて公開。■関連作品:草原の椅子 2013年春、全国にて公開
2012年07月09日安田成美・木梨憲武のおしどり夫婦に何があったのか?おしどり夫婦として知られている女優、安田成美(45)とタレント、木梨憲武(50)夫妻の不仲が取り沙汰されている。木梨の長期のホテル住まいの様子を女性セブン・6月28日号が掲載している。女性セブンによると3月初旬のある夜に都内の高級ホテルで一人中華料理を食べ、4月初旬の朝早く同じホテルでフランス料理を食べて、ゴルフに出発。5月、6月にも同じホテルから出かけていったり、友人の佐藤浩市と食事を共にしているという。春頃から木梨が滞在しているホテルは、家族で暮らしていた高級住宅街にある豪邸から、車で5分ほどの距離だという。木梨の周辺には妻も子供も見かけない木梨と安田は1994年に映画で共演し結婚、二人の息子と娘をもうけ、おしどり夫婦で有名だった。しかし、最近の木梨の周辺には家族を見かけることは無いという。メディアへの露出が多くなった安田成美最近の安田は4月28日に公開された映画「HOME 愛しの座敷わらし」で水谷豊と夫婦役で出演、またフジTVで鈴木福主演の「一休さん」に伊予の局役で出演するなど精力的に仕事をこなしているようだ。木梨がホテルを引き払い、夫妻と3人の子供達の家族団らんが早くかえってくる事を願いたい。元の記事を読む
2012年06月15日累計130万部を突破した大ベストセラー歴史小説を8年の歳月をかけて映画化した一大プロジェクト『のぼうの城』が11月2日(金)より公開となる。このほど豪華キャストたちによる厳しい武将姿が眩しい、本作の予告編が到着した。一国一城の主でありながら民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親(ながちか)。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生を描く。時代劇のジャンルではこれまでシリアスな作風の映画が多かったが、今回届いた映像では「大逆転に驚き、笑え!」という文字が躍るように、原作が持つ独特のユーモアがそのまま映像化されていることがうかがえる。“大逆転”と“笑い”こそが本作のキーワードであるが、野村萬斎演じる“のぼう様”こと主人公・長親のひょうきんなキャラクターはまさにその2つを体現。佐藤浩市始め山口智充、成宮寛貴といった豪華な俳優陣がアドレナリン全開で雄たけびを上げ、戦場で活躍する雄姿が刻みつけられている一方で、“のぼう様”は民の赤子をあやしたり、榮倉奈々演じる甲斐姫に泥を投げつけられたりと、こちらの予告編に収められているのは“笑い”のみ。しかし、時折見せるシタリ顔に“大逆転”の部分が隠されている様子。果たして豊臣秀吉には成し得なかった、長親の奇策とは?『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年06月08日直木賞候補にもなった和田竜のベストセラー小説を野村萬斎主演で映画化した『のぼうの城』の第一弾予告編がこのほど公開された。『のぼうの城』予告編『のぼうの城』は、家臣から“のぼう様”と呼ばれる忍城(おしじょう)の城代・成田長親(野村)が、外見からは想像もできない才能と人望によって、天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500名の兵で圧倒的な戦いを見せる様を描いた作品。野村をはじめ、佐藤浩市、榮倉奈々、山口智充、成宮寛貴、上地雄輔、山田孝之らが出演し、犬童一心と樋口真嗣が監督を務める。圧倒的な戦力の差をつけられた長親の軍勢はどのようにして形勢を逆転し、勝利をおさめるのか? 小説『のぼうの城』は、その“奇策”の面白さと巧みさ、策を成功させるべく奔走する登場人物たちの魅力が読者の心を掴み、またたく間にベストセラーになった。累計130万部を突破した小説のオリジナルは実は、映画脚本。原作者の和田竜氏は脚本を基に小説を書き上げた。映画版はその意味で“真の”『のぼうの城』と言えるだろう。このほど公開された予告編も、少し奇妙な行動をとる長親や、激しい戦いの中で必死に生きる者たちの姿を積み重ねる構成で、原作ファンには読書時の記憶がよみがえる、未読の観客にはこれまでにないエンターテインメント映画の登場を予感させる内容になっている。『のぼうの城』11月2日(金) ロードショー
2012年06月08日昨年の東日本大震災の発生により公開延期となっていた『のぼうの城』の公開初日がついに11月2日(金)に決定!その注目のポスタービジュアルが解禁となったと共に、「エレファントカシマシ」が主題歌を担当することが発表された。歴史ものでありながら、歴史小説のファンだけでなく若者や女性たちの心をも掴み、累計130万部を突破した大ベストセラーを、8年の歳月をかけて映画化した本作。戦国の大武将・豊臣秀吉にたった500人の軍で挑み、民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親(ながちか)の波乱に富んだ人間ドラマを描く。バンド結成30周年という節目の年に、新曲として本作の主題歌を書き下ろすこととなった「エレファントカシマシ」のボーカリスト・宮本浩次は「主人公・成田長親に自分の心を投影し『ズレてる方がいい』というキーワードを得て、“ズレてる奴らのカッコよさ”を正面から歌い上げました」と同曲に込める思いを明かす。この主題歌について「時代劇とロックがコラボして、時代を超える何かが現代にフィードバックされた」と絶賛するのは、本作で“のぼう様”を演じた狂言師の野村萬斎。さらに、「日本にはいま、リーダーがいないと言われる中、“ズレてる”やつがリーダーとなって立ち上がり、困難に立ち向かうこの映画から、何か希望を見出せるのではないかと思います」と真摯に本作のメッセージを伝えている。今回お披露目となったポスタービジュアルには、榮倉奈々や成宮寛貴、山田孝之、佐藤浩市といった個性派の面々を背後に配し、中央でニヒルな笑みを浮かべる“のぼう様”(野村さん)の姿が写し出されている。全く強くも頭がキレそうにも見えないこの飄々とした雰囲気の男が、奇策・秘策で豊臣軍を翻弄するが、その采配とは?前述の3.11による公開延期からの再始動、時代劇×ロック、さらに監督を務めるのが『メゾン・ド・ヒミコ』の犬童一心と『日本沈没』の樋口真嗣の“ダブル監督”とあって、まさに異例尽くしの快作となりそうだ。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年秋、東宝系にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ■関連記事:尾野真千子、パワフルな朝ドラヒロイン役を肉食で乗り切る!鈴木保奈美、今度は榮倉奈々と母娘役!『のぼうの城』で11年ぶりスクリーン復帰成宮寛貴インタビュー「セリフなしでちゃんと愛してるって表現した」究極の純愛豪華9人!『のぼうの城』対照的な2種類のポスターが解禁水攻めを暗示?山田孝之の“ドS”声で叱られたい!「ウシジマくん」容赦なき着ボイスの配信開始
2012年05月09日高倉健が、盟友・降旗康男監督と10年ぶりのタッグを組み、6年ぶりに主演を務める映画『あなたへ』。先日発表となった、ビートたけしや佐藤浩市、綾瀬はるから豪華共演陣も話題を集める本作だが、これに続いて「ナインティンナイン」の岡村隆史が本作への出演を果たしたことが明らかとなった。北陸の刑務所の指導技官・倉島英二(高倉さん)が、亡き愛妻・洋子(田中裕子)の生前の真意を知るため、九州まで車で旅をする心温まるロードムービー。出発点である富山県を始め、旅情あふれるロケ地での撮影を敢行し、英二と道中に出会う人々との心の交流が描かれる。岡村さんが演じるのは、英二と洋子が大阪で訪れたお好み焼き屋で出会う、阪神タイガースファンの男!阪神タイガース優勝の瞬間をテレビで観戦し、興奮のあまり英二と洋子に乾杯を求めるというシーンに挑んだ。事前にタイガースファンの知人に「六甲おろし」の歌い方も習って撮影に臨んだという岡村さん。「迷惑をかけてはいけない!NGなんて絶対出してはいけない!噛んだらいけない!」と、緊張で前日は眠れなかったそう。倉島夫妻と乾杯を行うアドリブの演技、そして「六甲おろし」の大合唱という撮影を無事に終えた岡村さんは「楽しかったです。夢のような時間でした」と興奮を隠せない様子だ。実は今回の岡村さんへの出演オファーは、2000年の第23回アカデミー賞授賞式で最優秀主演男優賞(『鉄道員』)を受賞した高倉さんが、同賞話題賞(『無問題』)を受賞した岡村さんと同席した際に「いつか一緒にお仕事しましょうね」と声をかけたことがきっかけとなったとか。キャスティングの際に高倉さんが岡村さんの名前を挙げ、初共演が実現した。岡村さんは「そんな日が来るわけもないなぁと思っていたのに、今回声をかけていただいて本当に嬉しいです。高倉健さんみたいになりたいです、僕。高倉さんみたいなかっこいい大人になりたいです」とあふれる喜びを語る。12年前に交わした“男の約束”を忘れず、実現した貴重な共演シーンに期待が寄せられる。『あなたへ』は8月25日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:あなたへ 2012年8月25日より全国東宝系にて公開© 2012「あなたへ」製作委員会■関連記事:高倉健6年ぶり新作の競演陣発表!ビートたけし、初共演には綾瀬はるか&草なぎ剛も80歳高倉健、6年ぶりの映画は妻を亡くした男のロードムービー!
2012年04月24日最近テレビなどでよく聞かれる「熟女好き」という言葉。自分よりずっと年上の女性を好きな男性が増えているようなのですが、逆に熟年男性を好きな若い女性はどのくらいいるのでしょうか?そして、若い女性から人気のある熟年男性とはいったい誰なのでしょうか?マイナビニュース会員の女性に、50歳以上の男性芸能人で「抱かれてもいい人」を聞いてみました!調査期間:2012/2/1~2012/2/8アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 女性578件(ウェブログイン式)まず、女性578人に「熟年男性フェチかどうか」聞いてみました。熟年男性フェチである……9%熟年男性フェチではない……69%どちらでもない……22%9%という結果を多いと見るか少ないと見るかは意見の分かれるところですが、男性同様、若い女性にも熟年好きはいるということでしょう。それではここから「抱かれてもいい熟年男性芸能人ランキング」を発表します!■第5位佐藤浩市(51歳)……3.3%「色気がある」という意見が多かったのが佐藤浩市。渋さと若々しさのバランスもちょうどよい気がしますね。■第4位石田純一(58歳)……3.6%佐藤浩市を僅差で上回ったのが石田純一。58歳とは思えないさわやかさは、女性から好評のようです。「とにかくやさしそう」、「女性の扱いが素晴らしい」との声が多く聞かれました。■第3位明石家さんま(56歳)……5%お笑い界からは明石家さんまがランクイン!理由を見ると「面白い」はもちろん「若い人のセンスを分かってそう」、「話が合いそう」など、とにかくそのトーク力が買われたようです。■第2位渡辺謙(52歳)……5.2%今や世界の渡辺謙が2位。「渋い」、「ダンディ」という声とともに「年を取ってさらにカッコ良くなった」という意見が多数。僕もこんな風に年を取りたい!■第1位舘ひろし(61歳)……6.4%1位に輝いたのは舘ひろし。60代でこの人気は圧巻です。ほかの芸能人にもあった「ダンディ」、「渋い」、「カッコ良い」という理由だけでなく「セクシー」という声が多いのが王者の特徴。熟年男性界のアイドルと言えるでしょう!上位にランクインした人たちは「20代の男性にも負けない若さ」というより「熟年だからこその魅力」で引きつけているような気がします。いち男性としては、彼らの魅力を少しでも身に付けた50代になりたいものです。(J.B.河合+プレスラボ)
2012年03月28日前作から4年ぶりに製作された人気シリーズの映画版第2弾『アンフェア the answer』が21日(水)にブルーレイ& DVDで登場。連続ドラマのときから脚本を手がけ、本作でついにメガホンをとった佐藤嗣麻子監督が自作のこだわりを語った。その他の写真映画版の第1弾が細菌テロを扱った『ダイ・ハード』を彷彿とさせるアクション大作だったのに対し、第2弾は連続殺人犯の容疑をかけられた刑事・雪平が、逃避行を続けながら真犯人に立ち向かうまるで趣きの違うスタイルに。そこにこそ、佐藤監督らしさが凝縮されている。「以前から本格的な連続殺人犯を出したかったので、これはチャンスだなと思ったんです。学生の頃から、猟奇的な殺人を繰り返す人たちの行動に興味があって。デヴィッド・リンチも好きだったから、この作品に入る前には『ツイン・ピークス』を観直して、死体をビニール袋で包む設定はそこから来てます」。そのこだわりは、大森南朋が演じた猟奇的連続殺人犯・結城の部屋の細部まで徹底。「あの部屋や結城が怖くないと、話自体が成立しなくなっちゃうので、そこはいちばん力を入れました。その意味では、結城役は絶対に大森さんにやってもらいたくて。(雪平役の)篠原(涼子)さんより背が高くて、いるだけで怖い感じがするじゃないですか。こういう役を演じている大森さんを見てみたかったんですよね」。本作では、寺島進や加藤雅也が演じるドラマからの人気キャラに加え、佐藤浩市が演じる雪平の恋人でもある刑事や山田孝之が扮した検察の人間なども新たに参入。物語が進むに従って、誰が味方で誰が敵か分からない展開になり、観る者をぐいぐい引きずり込むが、「早い段階からこのアイデアは決まっていました」ときっぱり。「だから俳優のみなさんには怪しくもありつつ、そうじゃないようにも見える瀬戸際の芝居をお願いしました。行き過ぎの場合は抑えてもらったし、怪しくなさ過ぎても逆に怪しくなるので、そのサジ加減は難しかったですね」。エンドロールでは誰がどこでどんな裏切りの行為をしていたのかが明かされるが、「すべてを分かった上でもう一度観直してもらえば、すべてが繋がっているのが分かります。お芝居もそうなっているので観返して改めて楽しんで下さい」とのこと。「ドラマのときから、みなさん、意外と見過ごしていて。今回の映画で“彼”が裏切ることに対して、え~!?って思う人もいるかもしれないけど、連ドラのときからちゃんと設定してあるんですよ(笑)」。これはブルーレイかDVDで最初から観直した方がよさそうだ。取材・文:イソガイマサト『アンフェアthe answer』発売元:関西テレビ放送/フジテレビジョン販売元:ポニーキャニオン3月21日(水)発売プレミアム・エディション(2枚組)ブルーレイ7980円(税込み)DVD5985円(税込み)スタンダード・エディションブルーレイ4935円(税込み)DVD3990円(税込み)
2012年03月13日TBSの4月からの番組改編発表会が2月29日(水)に行われ、中居正広(SMAP)や錦戸亮(関ジャニ∞)、竹野内豊主演による各曜日放送の連続ドラマや、櫻井翔(嵐)らを主演に迎えた3夜連続のスペシャルドラマ「ブラックボード~時代と戦った教師たち~」、さらに18年半ぶりとなる映画専門枠の復活などが発表された。ドラマでは「日曜劇場」枠にて、中居さん主演の「ATARU」を放送。中居さんは映画『レインマン』でダスティン・ホフマンが演じたことでも有名なサヴァン症候群(※自閉症や知的障害の症状を抱える人が、特定の分野に関して常人では及びもつかない才能を発揮する症状)の主人公・アタルを演じる。共演陣に名を連ねるのは北村一輝に栗山千明。アタルが特殊な能力を駆使して、警察も気づかなかった犯罪の微細な証拠を発見し、観察、推理することで迷宮入りしかけた事件を解決へと導いていく。中居さんにとっては「砂の器」以来、約8年ぶりのTBS連続ドラマ出演となる。「木曜ドラマ9」では、ドラマや映画でその演技力の高さが絶賛されている錦戸さんを主演に迎えた「パパはアイドル!」(仮題)を放送。錦戸さんは何とドラマの中でも超人気アイドル「関ジャニ∞」の錦戸亮役を演じる。ファンにもメンバーにも黙って年上のシングルマザーと結婚した超人気アイドルの姿を通して芸能界の現実や家族の絆を描くコメディで、優香、川島海荷らも出演する。金曜日22:00から放送される「金曜ドラマ」でスタートするのは、竹野内豊主演の大人のラブストーリー「もう一度君に、プロポーズ」。妻がくも膜下出血で倒れ、手術後に意識を回復するも、夫の波留(竹野内さん)のことや2人で過ごした日々の記憶を全て失ってしまう…。波留はもう一度ゼロから彼女とやり直すことを決意し、再び彼女にアタックする。妻の可南子を始めとする共演陣は近日発表される予定。そして、月曜20時台の「パナソニック ドラマシアター」は、佐々木蔵之介主演の人気シリーズ「ハンチョウ」の第5弾。「ハンチョウ~警視庁安積班~」というタイトルにもあるように、主人公・安積は神南署から警視庁へ異動、エリートたちが集う完全アウェーの中で奮闘する姿が描かれる。共演陣も一新され、小澤征悦に福士誠治、比嘉愛未らが、安積が指揮を執る「警視庁特別捜査一係」のメンバーとして参戦する。また、4月5日(木)からは3夜連続で21:00よりスペシャルドラマ「ブラックボード~時代と戦った教師たち~」を放送。終戦間際から終戦直後、高度成長後、そして震災後の現代の3つの時代を舞台に、3人の“問題教師”の姿を通して日本社会、そして教育のあり方を問い直す。第1夜では櫻井さんが教師役に挑戦しており、宮沢りえ、大島優子(AKB48)、人気子役の鈴木福らも出演。校内暴力の嵐が吹き荒れる1980年を舞台にした第2夜では佐藤浩市が、異色の教師を演じるほか、志田未来に貫地谷しほり、木村多江、林遣都、染谷将太ら実力派の俳優陣が集う。第3夜のキャストについては今後、発表される予定。これまで数々のヒットドラマを手がけてきた井上由美子の脚本とあって期待がかかる。ドラマ以外での4月の改編での注目は、映画専門枠の復活。1993年に「水曜ロードショー」が終了して以来、18年半ぶりとなる。水曜日の21時台はライバル局の人気ドラマの影響などもあって、視聴率が伸び悩んできた。これまでTBSでは『ROOKIES−卒業−』や『麒麟の翼~劇場版・新参者~』など、人気ドラマの続編としてヒット映画を送り出しており、こうした一連の邦画に洋画も加えた豪華ラインナップで視聴者の奪還を図る。そのほか、タイトル未定ながら、火曜日の21:00からの枠で音楽バラエティも新たに放送。TBSのゴールデンタイムの音楽番組は「ザ・ミュージックアワー」以来、2年ぶりとなる。MCを担当するのはドラマ「ATARU」にも主演する中居さんと、女優の江角マキコに「AKB48」の面々。ライヴとニュースを組み合わせた“音楽ライヴ・バラエティ”となる予定だという。■関連作品:麒麟の翼~劇場版・新参者~ 2012年1月28日より全国東宝系にて公開© 2012映画『麒麟の翼』製作委員会■関連記事:スーツ男子1位は藤木直人!向井理、G・クルーニーら色気と知性を備えた俳優たちも向井理「場違い承知」と恐縮しきり 『麒麟の翼』ヒット御礼にサプライズ登壇阿部寛、客席の父への思いを吐露『麒麟の翼』監督、続編に意欲も溝端淳平は降板!?『麒麟の翼』阿部寛インタビュー刑事・加賀を通して見る父への思い、後輩への思い阿部寛、東京・日本橋に凱旋!「第二の故郷」だと感謝しきり
2012年02月29日中山美穂が10年ぶりにTVドラマに帰ってくる女優、中山美穂が俳優、佐藤浩市とのW主演でTBSドラマ「終着駅~トワイライトエクスプレスの恋(仮)」に10年ぶりに出演する。2002年に作家・辻仁成氏と結婚、フランスに移住した中山は、今回のドラマ出演の為に帰国。フジテレビ2002年の「ホーム&アウェイ」以来のドラマ出演となり、TBSは総力を挙げて制作に臨んだ。大人のラブストーリーが展開「終着駅~トワイライトエクスプレスの恋(仮)」は、大阪発札幌行き寝台特急「トワイライトエクスプレス」が舞台となる。不倫関係にある中山と佐藤が別れを決意し、最後の旅行に出かける。エクスプレスのスイートルーム内で揺れ動く感情を二人が演じる。今回の撮影は、JR西日本が全面協力、実際のダイヤの合間をぬってトワイライトエクスプレス内で撮影を敢行。ドラマとしては異例の力の入れようだ。現在、活躍中の多くの女優や歌手が憧れる中山の久々のドラマ出演に、大きな期待が寄せられている。TBSドラマ特別企画「終着駅~トワイライトエクスプレスの恋(仮)」は3月20日 後9:00より2時間放送。元の記事を読む
2012年02月17日第69回ゴールデン・グローブ賞の発表で映画賞レースが本格化するなか、国内の映画賞レースもヒートアップ!1月16日(月)、第35回日本アカデミー賞の優秀賞ならびに新人俳優賞が発表され、昨年から高い評価を集めてきた成島出監督作の『八日目の蝉』が最多12部門で優秀賞を受賞、次いで『ステキな金縛り』、『最後の忠臣蔵』が10部門に輝いた。優秀作品賞に選出されたのは、『大鹿村騒動記』、『最後の忠臣蔵』、『ステキな金縛り』、『探偵はBARにいる』、『八日目の蝉』の5本。『八日目の蝉』は昨年発表された報知映画賞でも作品賞と主演女優賞(永作博美)の2冠に輝いたが、本賞では、主演女優賞に井上真央、助演女優賞に永作さんと小池栄子が選出されるという女優陣の健闘に加え、監督賞(成島監督)ほか各賞に名を連ねた。一方、豪華キャストの競演を実現させた三谷幸喜監督作で大ヒット記録中の『ステキな金縛り』は、俳優陣においては主演女優賞の深津絵里のみの受賞にとどまった。優秀主演・助演男優賞では、『探偵はBARにいる』で息の合った軽快なコンビネーションを見せた大泉洋と松田龍平がそれぞれ主演、助演で男優賞を獲得。『最後の忠臣蔵』で武士同士の熱い情を見せた役所広司と佐藤浩市が同じく主演、助演で同賞を受賞し、揃っての最優秀賞獲得を狙う。また、報知映画賞で主演男優賞を獲得した堺雅人(『武士の家計簿』)や、昨年逝去した名優・原田芳雄(『大鹿村騒動記』)、三浦友和(『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』)に優秀主演男優賞が授けられた。優秀外国作品賞には、『英国王のスピーチ』、『ソーシャル・ネットワーク』、『ブラック・スワン』と昨年のアカデミー賞を賑わせた傑作に加え、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』、『マネーボール』と超大作が選出。優秀アニメーション作品賞には、スタジオジブリのヒット作『コクリコ坂から』を始め『豆富小僧』、『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』とバラエティ豊かな作品が並んだ。そして、今年最も活躍した若手俳優たちに贈られる新人俳優賞には、芦田愛菜ちゃんに続く天才子役(?)として期待の渡邉このみちゃん(『八日目の蝉』)、熊田聖亜ちゃん(『さや侍』)ら子役たちのほか、『最後の忠臣蔵』で鮮烈な印象を放った桜庭ななみに、いまや引っ張りだこの人気俳優、高良健吾(『軽蔑』)や長谷川博己(『セカンドバージン』)など昨年ブレイクした面々も。果たして、最優秀賞に輝くのは?第35回日本アカデミー賞の授賞式は3月2日(金)よりグランドプリンスホテル新高輪にて開催予定。優秀作品賞『大鹿村騒動記』『最後の忠臣蔵』『ステキな金縛り』『探偵はBARにいる』『八日目の蝉』優秀アニメーション作品賞『映画けいおん!』『コクリコ坂から』『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』『豆富小僧』『名探偵コナン沈黙の15分(クォーター)』優秀監督賞阪本順治(『大鹿村騒動記』)新藤兼人(『一枚のハガキ』)杉田成道(『最後の忠臣蔵』)成島出(『八日目の蝉』)三谷幸喜(『ステキな金縛り』)優秀主演男優賞大泉 洋(『探偵はBARにいる』)堺 雅人(『武士の家計簿』)原田芳雄(『大鹿村騒動記』)三浦友和(『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』)役所広司(『最後の忠臣蔵』)優秀主演女優賞井上真央(『八日目の蝉』)長澤まさみ(『モテキ』)中谷美紀(『阪急電車片道15分の奇跡』)深津絵里(『ステキな金縛り』)宮?あおい(『ツレがうつになりまして。』)優秀助演男優賞伊勢谷友介(『あしたのジョー』)岸部一徳(『大鹿村騒動記』)佐藤浩市(『最後の忠臣蔵』)でんでん(『冷たい熱帯魚』)松田龍平(『探偵はBARにいる』)優秀助演女優賞麻生久美子(『モテキ』)小池栄子(『八日目の蝉』)永作博美(『八日目の蝉』)満島ひかり(『一命』)宮本信子(『阪急電車片道15分の奇跡』)優秀外国作品賞『英国王のスピーチ』『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』『ソーシャル・ネットワーク』『ブラック・スワン』『マネーボール』新人俳優賞熊田聖亜(『さや侍』)桜庭ななみ(『最後の忠臣蔵』)渡邉このみ(『八日目の蝉』)上地雄輔(『漫才ギャング』)高良健吾(『軽蔑』)野見隆明(『さや侍』)長谷川博己(『セカンドバージン』)「八日目の蝉通常版」[DVD]価格:3,990円(税込)「八日目の蝉特別版」[DVD]価格:4,935円(税込)「八日目の蝉」[Blu-ray]価格:6,090円(税込)発売/販売元:アミューズソフト発売中「探偵はBARにいる」[DVD3枚組]「探偵はここにいる!ボーナスパック」価格:7,140円(税込)「探偵はBARにいる」[Blu-ray1枚+DVD2枚組]「探偵はここにいる! ボーナスパック」価格:8,190円(税込)発売元:東映東映ビデオ/販売元:アミューズソフト© 2011 映画『八日目の蝉』製作委員会© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連作品:大鹿村騒動記 2011年7月16日より全国にて公開© 2011「大鹿村騒動記」製作委員会最後の忠臣蔵 2010年12月18日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010「最後の忠臣蔵」製作委員会 ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝探偵はBARにいる 2011年9月10日より全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会八日目の蟬 2011年4月29日より全国にて公開© 2011「八日目の蟬」製作委員会■関連記事:永作博美「報知映画賞」主演女優賞を受賞し号泣「押しつぶされそうだった」第36回報知映画賞、『八日目の蟬』が作品賞&主演女優賞の2冠!三谷幸喜が阪神・和田豊監督に大ヒットの秘訣を伝授!「来年は優勝つかみとって!」駆け引き上手な俳優No.1は藤原竜也!向井理、西田敏行らが上位にランクイン“痛々しい中井貴一のために”三谷幸喜、最新作『ステキな金縛り』ヒット宣誓!
2012年01月16日まさに旬の“輝いた人”集う11日、東京ビッグサイトで「第23回日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式が行われた。この賞は、国際宝飾展(IJT)が、1年間を通じて最も輝き、ジュエリーが似合う有名人に贈るもので、10代は武井咲が、20代はAKB48の大島優子が受賞した。以下、30代は米倉涼子が、40代は壇れいが、50代は余貴美子が受賞し、60代以上の部では浅岡ルリ子、男性部門では佐藤浩市、特別賞は、韓国の人気ガールズグループ、少女時代とサッカーCSKAモスクワ所属の本田圭祐に贈られた。今後の輝きにも期待まさに年間を彩った旬の人々、各方面で輝く受賞者らが集う華やかな表彰式となったようだ。この日は、先日お正月のCM女王としても取り上げられた、武井咲はベージュ&イエローのミニドレスで登場、また、大島優子はセクシーさ漂う紺色のドレス姿を披露した。受賞者のなかでも、2人のフレッシュな輝きは注目されたといってよいだろう。今後もジュエリーの似合う女性として、自分磨きに努めたいと誓った彼女たち。今後の活躍にも期待が集まる。元の記事を読む
2012年01月13日AKB48の大島優子や女優の武井咲、韓国のガールズ・グループ、少女時代らが1月11日、東京・有明の東京ビックサイトで開催された、「第23回日本ジュエリーベストドレッサー賞」の授賞式に登場した。AKB48の公演チケット情報同賞は、ジュエリーの似合う著名人に世代別で贈られ、20代部門で受賞した大島優子は「身が引き締まる思いです。輝きに負けないように、美しいジュエリーのように自分を磨いていこうと思います」と輝くような笑顔でコメント。10代部門に選ばれた武井咲は「光栄です。(事務所の)社長室に入る時につけようかな」と初々しい笑顔を見せ、「ジュエリーの似合う女性として20代、30代を生きていきたい思います」と話した。特別賞女性部門を受賞した少女時代は、メンバーを代表してソヒョンが「これからもジュエリーのように輝くアーティストになりたいです」と挨拶し、「今年も(日本で)全国ツアーがしたいです。できたら、ワールド・ツアーもやりたいですね」と抱負を述べた。このほか、30代部門では米倉涼子、40代部門では檀れい、50代部門では余貴美子、60代以上の部門では浅丘ルリ子が受賞。また、男性部門では佐藤浩市、特別賞男性部門には、サッカー・CSKAモスクワ所属の本田圭佑が選ばれた。
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