「このところ、ちょっと重たい役が続いているんですよね――」。そう語るのは、今年でデビュー10周年の小出恵介。時代を駆け抜ける様に数々の作品に出演する、映画にドラマに引っ張りだこの実力派だ。「二十代の頃と比べて、役者として求められているものが変化してきていると感じる時があります。年齢を重ねる度、演じるべき役との巡り合わせってあると思うんですよ。もちろん、まだまだ至らない点も多いとは思いますけど、皆さんの期待に追い及んでいくように努力していきたいですね。最近、重たい役どころが続いてはいますが、また巡り巡っていろいろな役を演じていきたいです」。昨年、30歳という大きな節目を迎えた彼がこの冬、新たに挑戦するのは、江戸川乱歩賞を受賞したことでも知られる新進気鋭の作家・薬丸岳のデビュー作「天使のナイフ」だ。妻を亡くし、少年法の壁を前に怒りと悲しみを社会にぶつける主人公・桧山貴志を演じる。「作品の内容は思った通り、とてもデリケートな内容になっています。ここまで深く法律について掘り下げた作品に出演するのは初めてなので、自分自身の意見がどうということではなく、物語が投げかける“問い”をしっかり伝える役割を果たしていきたい。少年法に限らず、犯罪における更生や刑罰の適正など、時代に揉まれ、世論次第で変化していく永遠のテーマについて“問いかける”ことができる点が非常に魅力的だと思います。クール全体を通して、どうやって倫理観、そして道徳を伝えていくか考えるのが面白いですね」。また、今回WOWOW連続ドラマ初出演にして初主演ということで、他の現場との違いについて尋ねてみると、「やっぱり独特のトーンがありますよね」と明かす。「連続ドラマではありますけど、現場には映画のスタッフさんも入ってらっしゃるので、他の現場とはやはり違う空気があるかな。内容的にも社会的な作品が多いので、僕もその一員として、上手くはまれるようになりたいですね」と熱い思いを語る。犯罪被害者と加害者の両面から複雑な心情を描き、これまでにも数々の賞を受賞した経験を持つ永山耕三監督とのタッグについては、「僕は基本的には、監督の『こう演じて』という演出に応えていきたいタイプなんです。なので、(監督から)指示をいただくところはしっかり、委ねられるところは委ねていただいています」と撮影をふり返り、「具体的に今回の役で言うと、彼が“事件に巻き込まれていく”人間であるというキャラクターの正当性を自分の中で強く意識していますね。次々に起こる事件、その状況に対して毎回素直に反応していくという点。心の清らかな部分を大事にするということかな」と明かす。4歳の娘と2人暮らし――シングルファーザー役ということで、子どもとのシーンが新鮮だという小出さん。印象に残っているシーンについて聞いてみると、「自分自身、男兄弟の中で育ったので、幼い若い女の子と触れ合うのがとても新鮮です。娘と、義理の母親と、妻の友人と3人でお墓参りに行くシーンがあるんですけど、珍しく現場に女性しかいなくて。やっぱり女性が揃うと、会話は自然とジャスミンティーの話とかハンドクリームの話とか(笑)…あまり経験のない雰囲気だったので、とても印象に残っていますよ」と冗談めかして答えてくれた。「とにかく、そんなキレイな女性陣、大人の男性キャスト、そしてフレッシュな若手の面々が頑張って撮っています」と笑顔を見せ、「どっしりと構えた内容の作品になっていますので、ご覧になる皆さんにもどっしりと受け止めていただきたい。観ながら一緒に考えて、ミステリーを追っていくのももちろん面白いと思いますし、社会的なメッセージも込められていますので、大人の皆さんに楽しんでいただけたらと思います」とドラマの見どころを伝えている。ミステリードラマ「天使のナイフ」は、2月22日(日)22時~WOWOWにて放送スタート(全5話・第1話無料放送)。(text:Yuki Watanabe)
2015年02月17日小出恵介・主演のWOWOW連続ドラマW「天使のナイフ」が2月22日(日)よりスタートするにあたり、本作で少年A・B・C役を演じた若手俳優の村上虹郎、北村匠海、清水尋也が豊川稲荷神社で大ヒット&更正祈祷を行った。祈祷を終えた3人は無事“更正”されたようで、「お経が1曲の音楽のようで、あっという間の10分間でした!」と爽やかな笑顔を見せた。本作は、少年法に守られる殺人犯と、プライバシーを晒される被害者やその遺族の両者の視点から描かれ、デビュー作ながらも第51回江戸川乱歩賞を受賞した作家・薬丸岳の小説が原作だ。本作で、刑法で保護され刑事責任能力も問われない14歳未満の殺人犯、少年A・B・Cの3人を演じた村上さん、北村さん、清水さんはそれぞれに“最旬”の若手俳優。俳優・村上淳の息子でもある村上さんは昨年、河瀬直美監督の映画『2つ目の窓』で主演を務め、第29回高崎映画祭にて「最優秀新人男優賞」を受賞したほか、『神さまの言う通り』に出演、今後も作品出演が目白押しだ。さらに、ダンスロックバンド「DISH// (ディッシュ)」のメンバーでもあり、『陽だまりの彼女』にも出演し、俳優としても活躍をし始めた北村さん。『渇き。』で印象的なボク役を演じた清水さん。彼らの演じる緊迫感あふれる演技に注目だ。村上さんが「僕は一番小さいんですけど、一番年上なんです。今回、実年齢が一番下の清水くんの後ろについていく役柄だったので、中学生の清水くんの勢いについていこうと思いました。やっぱり少年AにBとCはついて行くんだということをまっとうしました」と撮影をふり返ると、「物語の急展開が多いだけでなく、どの年齢層が観ても考えさせられるものになっていると思うので、大人の方はもちろん、同年代の方にも観てもらいたいと思っています」と北村さん、清水さんもドラマの魅力をアピールしていた。連続ドラマW「天使のナイフ」は2月22日(日)22時~スタート(全5話)。※第一話無料放送(text:cinemacafe.net)
2015年02月16日人気俳優・小出恵介を主演に、少年犯罪の被害者家族と加害者、それらを取り巻くマスコミ、警察や社会を描くWOWOWの連続ドラマ「天使のナイフ」。先日2月22日(日)からスタートする本作に出演する「乃木坂46」の桜井玲香、西野七瀬、松村沙友理の3名による現場取材がロケ先である茨城県で行われた。本作は、江戸川乱歩賞を満場一致で受賞したという、薬丸岳の同名小説をドラマ化。少年犯罪の加害者と被害者、両者の視点から物語を描き、真の更生、贖罪について視聴者に是非を問う驚愕のミステリーだ。今回、桜井さんら3人が演じる役は、小出さん演じる物語の主人公・桧山貴志が店長を務めるカフェ「ブロードカフェ」の店員役。現役アイドルグループとして初となるWOWOWドラマへの出演はもちろんのことだが、彼女ら3人のうちの1人がストーリーにおける大きな鍵を握るという、非常に重要な役どころにも挑戦している。「乃木坂46」のキャプテンでもある桜井さんは、「長回しのシーンが多くて、現場の緊張した空気感が新鮮です。いままでほかのメンバーとドラマや映画に出させてもらうことはありましたが、この作品はかなりシリアスで難易度も高いです。でも『キャリアのスタートにシリアスな作品に出るのもいい経験だ』と監督に言われたので(笑)、頑張りたいと思います!」と意気込みを語った。1期生選抜の中心メンバーの西野さんは「カフェ店員の役なので、お店の裏側を覗きながら『これ何だろ?』っていろいろイジるのが面白いです(笑)。オーディションのときはすごい緊張しましたが、選んでいただいて嬉しかったですし、ドラマに出演すること自体、貴重な機会なので頑張ります」とコメント。しかし慣れないドラマの現場ともあって、「『いらっしゃいませ!』がなかなか言えなくて、監督に『照れるな』って怒られました(笑)」というエピソードも。同じく1期生選抜の松村さんは「いままでバイトをしたことがなかったので、レジというものに初めて触りました。いろいろな体験が出来て楽しいですね。現場ではほかの役者の方の演技を間近でじっくり見れて勉強になります。『乃木坂46』のほかのメンバーも『楽しみ!』って言ってました」とメンバーからの期待もあるよう。劇中ではシリアスな展開が続く中、ドラマの雰囲気を和ませてくれるフレッシュな彼女たちの演技に注目だ。連続ドラマW「天使のナイフ」は2月22日(日)22時よりWOWOWにてスタート(全5話・第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年02月03日LITALICO(リタリコ)は2月8日、陸上競技場(東京都江戸川区)にて、同社が運営する学習塾「Leaf」と元プロ陸上選手の為末大氏がコラボレーションしたプログラム「第4回 為末大学 陸上教室」を開催する。「Leaf」では昨年度、集団での規律が求められる体育の授業をきっかけに、運動自体に苦手意識を持ってしまう生徒のための特別プログラムとして、為末氏を講師に招き陸上教室を開催した。教室には定員を上回る参加予約あったなど、反響は大きかったという。本年度は規模を拡大し、為末氏が企画プロデュースする「為末大学」のプログラムのひとつとして、陸上教室を年4回のプログラムとして実施している。第1回「日本代表選手に挑戦しよう!」(4月)、第2回「バトンの渡し方、もらい方をマスターしよう!」(7月)、第3回「かっこよくバトンをつなごう!」(10月)に続き、2月8日に最終回として「みんなでリレーをしよう!」を実施する。当日は、為末大氏が子どもたちに"走る楽しさ・速く走るコツ"を伝授。速く走るコツを学び、実際のリレーを体験できる。時間は10:30~12:30。会場は、陸上競技場(東京都江戸川区)。定員60名。事前予約制で、Leaf公式サイトで申し込みを受け付けている。参加費は4,000円(税込)。
2015年02月02日動物の殺処分0(ゼロ)を目指して活動する団体「ちばわん」は2月1日、東京都江戸川区の篠崎緑地10号にて、「ちばわん 第231回臨時ちばわんいぬ親会」を開催する。○たくさんの犬たちが参加同会には、保護を求める犬たちが多く参加する。屋外で開催するため、いぬ親募集中の犬たちに会いたい場合は、誰でも自由に参加いすることができる。入場無料・予約も不要。参加予定の犬たちは、ウェブサイトで公開している。「ぼん天」(オス 推定4~7歳14.5キロ)は、硬派な和犬。1歳の「くるるん」は元気いっぱいのメス(1歳16キロ)。遊ぶのが大好きな「アポロ」(メス 推定3~4カ月4キロ)は、お見合い予定あり。「マーブル」(メス 推定3~4カ月4.3キロ)は、ちょっぴり引っ込み思案の小さな犬。「もんじゃ」(オス4~6歳12キロ)は早退の可能性もあり。大きな体の「よつば」(オス1歳18キロ)は、かまってもらうのが大好きとのこと。白い犬の「ほののん」(メス 推定2歳9.2キロ)、「とむやむ」(オス4~5歳10.5キロ)も参加する。「美央里(みおり)」(メス 推定3歳9.7キロ)と「てん」(メス2歳9.8キロ)は人が大好きな犬。その他にも、ウェブサイトにて参加する犬を紹介している(1月28日まで最新情報を掲載)。なお、ネットによる募集も並行して行っているため、 当日までに決定・不参加となる場合もある。○譲渡までの流れ当日は、受付でいぬ親会案内カードを受け取ると、会場に入ることができる。いぬ親募集中の犬のそばには預かりボランティアが控えているため、質問も可能。気に入った犬がいたら、申込みアンケートに記入。そのアンケート内容を見てから、原則として一両日中に譲渡についての連絡がされるという。譲渡成立となった場合は、約1カ月のお試し生活を行う。ワクチン・不妊手術代など保護犬にかかった費用は、家族になるいぬ親にも負担をお願いしている。開催時間は、12:00~15:00。天気によっては早めに終了する場合もあり。強い雨の場合は中止。中止の場合は、朝8時までにウェブサイトで案内を行う。
2015年01月29日江戸川乱歩の原作を三島由紀夫が戯曲化し、その三島自身が熱望したことから実現した美輪明宏主演の『黒蜥蜴』。三島由紀夫生誕90年、没後45年にあたる今年、再演を重ねてきたこの代表作に、美輪はどんな思いを込めるのか。三島との思い出話など、美輪からこぼれる言葉は尽きなかった。舞台『黒蜥蜴』チケット情報舞台での初演は1969年。その前年に公開された映画は世界でも評判を獲得した。以来、『黒蜥蜴』といえば美輪のほかになくなった。「三島さんからは、黒蜥蜴を演ってほしいと3度も頼まれたんです。私が出演した寺山修司の『毛皮のマリー』をご覧になって、“あの難解なセリフを、まるで歯ブラシでも使うように日常の言葉として成立させていた。僕の芝居といえばみんな気取って難し気に演じるけれど、君なら内容を解り易く演れるはずだ”と。確かに、三島さんのセリフもレトリックがすばらしく、美しい言葉がいっぱい出てきますから、それをきちんと表現し、伝えるのは、なかなかむずかしいことだと思います」。美しいのはセリフだけではない。演出・美術・音楽・衣裳も手がける美輪は、この耽美的な世界観をすべてにおいて追求してきた。「三島さんのセリフに合うのは、ドビュッシーなどフランスの印象派の音楽か、東欧のもの。衣裳も裾の長い本格的イブニングドレスを身につけなければ、本物を知る女賊の黒蜥蜴にはなれません。セットや照明も同じです。その世界を成立させるために綿密に作り上げていきますし、そのための知識や技術がなければ舞台は作れないんです。ですから、今一度、こういった正統派の舞台を見直してみるのも必要だと思います。そこでなければ得られない感動や癒し、安らぎというものがあるはずです」。美輪が演じる黒蜥蜴は、明智小五郎と対峙し、やがて愛していくことになる。明智を演じるのは2度目となる木村彰吾。そして、黒蜥蜴の愛人・雨宮には、木村と同じく『花子とアン』で注目を集めた中島歩が再び挑む。「『花子とアン』では、『ごきげんよう』という美しい言葉が話題となりました。この『黒蜥蜴』の美しい世界も、ぜひ若い方にご覧になっていただいて新鮮な感動を味わっていただければと思うんです。早替わりも多く、体力的にはとても厳しい作品なんですが、80歳の黒蜥蜴も面白いんじゃないかと思っています(笑)」。その笑みに、まだまだ作品を向上させようとする覚悟が見える。美輪にしか成し得ない『黒蜥蜴』を、心待ちにしたい。舞台は4月4日(土)から19日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場にて。その後、愛知、大宮、神奈川、静岡でも公演。取材・文:大内弓子
2015年01月22日WOWOWの連続ドラマ『翳りゆく夏』の完成披露試写会が15日、都内で行われ、出演者の渡部篤郎、時任三郎、橋爪功、前田敦子、板谷由夏と波多野貴文監督が舞台あいさつを行った。同ドラマは、江戸川乱歩賞を受賞した赤井三尋の同名小説が原作。20年前の誘拐事件の犯人の娘の大手新聞社への入社が決まり、それが週刊誌にスクープされる。同社の窓際社員である元敏腕記者の梶は社長の命令で、かつて追いかけた事件を20年ぶりに調べ直すが、その裏には驚くべき真相が隠されていた、というストーリー。2年ぶりのWOWOWドラマ出演となり、20年前の事件を追う主人公・梶を演じる渡部は「難しい役で、脚本も素晴らしかったので自分に務まるか不安でしたが、みなさんの力を借りてやりました」と語る。梶の良き理解者である人事部長の武藤を演じている時任は「いい仕事に参加させていただきました」と笑顔を見せ、渡部は「小さい頃から拝見していて、仕事でお会いする機会がなかなかなかったので。まだまだ先輩方に教わることがたくさんあります」と共演を喜んだ。前田は、20年前の事件の唯一の目撃者で、いまは風俗嬢として働く女性を演じているが、決して出演シーンが多いわけではない中で過去を含めて登場人物を表現せねばならず「難しい役をやらせていただきました。監督や渡部さんが引っ張ってくださいました」と語った。渡部は、初共演となった前田とのシーンについて「お芝居をしてすぐに役の持っている心のひだまで素敵に演じてくださって、ビックリしました。説明がなくても声や目の動きで表現されていて、私が付いていった感じで引っ張られました」と称賛した。また、新聞社の社長を演じる橋爪は、前田とのシーンがあるものと楽しみにしていたようだが、共演シーンはなく、「騙されたというか、降りようかと思いました(笑)」と語り、会場は笑いに包まれた。さらに橋爪は、渡部からの前田への称賛の声に「風俗嬢にピッタリってこと(笑)?」とツッコミ、これには前田も「なんでですか!」と苦笑を浮かべていた。連続ドラマW『翳りゆく夏』は1月18日(毎週日曜 22:00~ 全5話 第1話無料放送)より放送スタート。
2015年01月16日WOWOWの連続ドラマWで放送される「翳りゆく夏」の完成披露試写会が1月15日(木)に行われ、主演の渡部篤郎を始め、時任三郎、前田敦子、板谷由夏、橋爪功、波多野貴文監督が舞台挨拶に登壇した。江戸川乱歩賞受賞の赤井三尋の同名サスペンスを映像化。20年前の誘拐事件の死んだ犯人の娘が大手新聞社に入社することが週刊誌にスクープされる。かつては敏腕記者として鳴らしながら、いまは窓際社員となっていた梶は、かつての事件をもう一度洗い直し始めるのだが…。渡部さんは「女と男の熱帯」以来、2年ぶりのWOWOWドラマ出演。今回の梶役について「難しい役で、脚本も素晴らしかったので自分に務まるか不安でした」と漏らしつつ「みなさんの力を借りてやりました」と語った。その渡部さんが「男として憧れている」存在で、共演を熱望したというのが梶の理解者である人事部長の武藤を演じた時任さん。以前『緑の街』で渡部さんと共演してはいるものの、同じシーンはなかった。時任さんが「いい仕事に参加させていただきました」と言えば、渡部さんは「小さい頃から拝見していましたが、お仕事でお会いする機会がなくて…。先輩から教わることがまだまだたくさんあります」と嬉しそうに語った。前田さんと渡部さんも初共演。前田さんは、20年前に事件を唯一目撃した少女で、いまは風俗嬢をしている女性を演じているが、決して出演シーンが長くはなく、説明的なセリフも多くはない中で人物像や背景を表現しなくてはならず「すごく難しい役をやらせていただきました。監督と渡部さんが引っ張ってくださったのでついていっただけです」とふり返った。渡部さんはそんな前田さんの言葉に対し「私(=梶役)は人物の過去が描かれているけど前田さんの役はそれが一切ない中で『目撃した』ということと現代だけ。でもお芝居をしてすぐに、役の持つ心のひだを素敵に演じられていて、ビックリしました。私の方が引っ張られてついていった感じでした」と絶賛。波多野監督も「短いシーンに過去が見えて、存在感が強かった」と前田さんを称えた。橋爪さんは、新聞社の社長役で芝居をした相手は渡部さんと時任さんだけ。実は、前田さんと共演を楽しみにしていたそうで、共演シーンがないと知ったときは「だまされた!」と感じたとか…。「(作品を)降りようかと思った…」と恨みのこもった口調で語り、渡部さんや監督からの前田さんへの絶賛についても「風俗嬢が似合うってこと?」と茶々を入れ、これには前田さんも「なんでですか!」と苦笑していた。連続ドラマW「翳りゆく夏」は1月18日(日)より放送開始(全5話/第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年01月15日小出恵介が主演するWOWOW連続ドラマW『天使のナイフ』に、乃木坂46の桜井玲香、西野七瀬、松村沙友理が出演することが発表された。本ドラマは少年法に切り込んだ薬丸岳の同名小説を原作にしたミステリードラマで、3人のうちひとりは物語の重要な鍵を握る役どころを演じるという。その他の写真第51回江戸川乱歩賞を受賞した薬丸岳のデビュー作を映像化するドラマW『天使のナイフ』は、少年法をテーマに、妻を少年たちに殺害された主人公と、事件の加害者となった少年や親、その両者の視点から真の更生、贖罪について描き、視聴者に是非を問う社会派ドラマ。オーディションによってドラマ出演が決定した桜井、西野、松村の役どころは、主人公・桧山(小出)が店長を務めるブロードカフェの店員役で、ネタバレになるためそれぞれの役名はドラマの初回放送まで明かされない。現役アイドルグループが、骨太で社会派ドラマに定評のあるWOWOWドラマに出演するのは今回が初。桜井、西野、松村は、「まだお芝居は分からないことが多いのですが、周りの皆さんから沢山の事を吸収しつつ、この作品の中に自分も何かを残すことが出来る様に頑張ります!!」(桜井)、「しっかりお芝居をさせていただける貴重な機会なので、自分なりに頑張りたいと思います。シリアスなドラマですが、私は明るい女子大生役なので、視聴者の方が一瞬緊迫感が柔らぐような笑顔で演じたいと思います!」(西野)、「私自身、純粋にこの作品を楽しみにしてます!台本を読んでいても先の展開が気になってドキドキします!沢山の思いが入り混じる社会問題を題材にした作品なので是非、周りの人と一緒にこの作品について沢山語り合ってもらいたいです」(松村)と意気込みを語っている。連続ドラマW『天使のナイフ』2月22日(日)スタートWOWOWプライムにて毎週日曜夜10:00(全5話)※第1話無料放送
2015年01月14日WOWOWで2月22日からスタートする小出恵介主演の連続ドラマ『天使のナイフ』に、アイドルグループ・乃木坂46の桜井玲香、西野七瀬、松村沙友理の3人が出演することが14日、明らかになった。同ドラマは第51回江戸川乱歩賞を受賞した薬丸岳原作の傑作ミステリー。刑事責任能力を問われない14歳未満による殺人と、マスコミによって容赦なく晒される被害者や遺族のプライバシーをめぐる物語を通じ、真の意味での更生、そして贖罪について問いかける問題作だ。桜井らは主人公である桧山(小出)が店長を務める「ブロードカフェ」の店員として出演する。今回、出演が決まった3人は「まだお芝居は分からないことが多いのですが、周りのみなさんからたくさんのことを吸収しつつ、この作品の中に自分も何かを残すことが出来るように頑張ります!!」(桜井)、「シリアスなドラマですが、私は明るい女子大生役なので、視聴者の方が一瞬、緊張感がやわらぐような笑顔で演じたいと思います!」(西野)、「台本を読んでいても先の展開が気になってドキドキします! たくさんの思いが入り混じる社会問題を題材にした作品なので、ぜひ周りの人と一緒にこの作品についてたくさん語り合ってもらいたいです」(松村)と、3人とも気合十分。鋭く骨太な社会派ドラマとして定評のあるWOWOWの連続ドラマに現役アイドルグループのメンバーが出演するのは今回が初めてであり、さらに、この3人のうち1人が物語の重要な鍵を握るという。出演はほかに倉科カナ、千葉雄大、ラサール石井、手塚とおる、若村麻由美。連続ドラマ『天使のナイフ』はWOWOWプライムにて2月22日(毎週日曜日22:00~ 全5話 第1話無料放送)スタート。
2015年01月14日ドラマ「Nのために」、映画『ジョーカー・ゲーム』など注目作への出演が続く、人気俳優・小出恵介が主演を務め、少年犯罪の被害者家族と加害者、それらを取り巻くマスコミ、警察や社会を描くWOWOWの連続ドラマ「天使のナイフ」。このほど、骨太な社会派ドラマを世に送り出し続けるこの連続ドラマWに、「乃木坂46」の桜井玲香、西野七瀬、松村沙友理が出演することが決定した。本作は、少年犯罪の加害者と被害者、両者の視点から物語を描き、真の更生、贖罪について視聴者に是非を問う驚愕のミステリー。江戸川乱歩賞を満場一致で受賞したという、薬丸岳の同名小説をドラマ化した。主演の小出さんが演じるのは、愛する妻を13歳の少年たちに殺され、4歳の娘と2人暮らしを送るカフェの店長・桧山。今回、桜井さん、西野さん、松村さんが演じるのは、そのカフェ「ブロードカフェ」の店員役だという。小出さんを始め、藤本泉、町田啓太(劇団EXILE)、村上虹郎、北村匠海、清水尋也ら要注目の若手キャストの出演の発表に続き、これでオールキャストが発表された本作。現役アイドルグループが連続ドラマWに出演するのは初ということもあり、オーディションを経て抜擢された3人はそれぞれ意気込み十分といったところだ。「乃木坂46」のキャプテンである桜井さんは、「まだお芝居は分からないことが多いのですが、周りのみなさんから沢山のことを吸収しつつ、この作品の中に自分も何かを残すことができるように頑張ります!!」とコメント。「原作は多くの方に読まれている作品ということで、緊張や期待など様々な思いがありますが、視聴者の皆様に驚きを与えられる作品になる様、全力で挑みたいと思います」と語る。また、第1期生選抜のメンバーとして活躍する西野さんも「しっかりお芝居をさせていただける貴重な機会なので、自分なりに頑張りたいと思います。シリアスなドラマですが、私は明るい女子大生役なので、視聴者の方が一瞬緊迫感が柔らぐような笑顔で演じたいと思います!是非見てください!」とコメント。同じく第1期生選抜のメンバーで“十福神”のひとりでもある松村さんは、「薬丸岳さんのデビュー作であり話題作の『天使のナイフ』の世界に素晴らしいキャストとスタッフのみなさんと共に混ざらせて頂けることになり嬉しく思っています。ものすごく微力な私ですが、皆さんと一緒に作品を作っていくことに大変わくわくしています」と、現場を楽しみにしている様子だ。「台本を読んでいても先の展開が気になってドキドキします!沢山の思いが入り混じる社会問題を題材にした作品なので是非、周りの人と一緒にこの作品について沢山語り合ってもらいたいです。私も私らしくありながら作品に馴染めるように頑張ります」と抱負を語った。なお、この3人のうちの1人は、物語の重要なカギを握るという“大役”を務めるとのこと。その人物はドラマの放送をもって解禁となるというから、注目していて。連続ドラマW「天使のナイフ」は2月22日(日)22時よりWOWOWにてスタート(全5話・第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年01月14日俳優の小出恵介がWOWOWのドラマ『天使のナイフ』(2015年2月22日スタート)で主演することが16日、明らかになった。同ドラマは、第51回江戸川乱歩賞を受賞した薬丸岳の同名小説が原作。刑事責任能力を問われない14歳未満による殺人と、マスコミによって容赦なく晒される被害者や遺族のプライバシーをめぐる物語をミステリータッチで描き、真の意味での更生、贖罪について問いかける問題作となっている。4年前、13歳の少年3人に妻を殺され、4歳の娘と2人で暮らしているカフェの店長・桧山(小出恵介)は、保育士である妻の友人(倉科カナ)や店員(千葉雄大)の警告を無視し、少年法に保護され社会に復帰した彼らの「更生」の結果と「現状」を調べ始める。だが、その直後から少年たちが何者かに命を狙われていく。小出は「自分の見解はともかく、正誤を判断し難い法律というものを照らす作品に関わることは初めてなので、とても楽しみにしています」と意気込み、「少年法、少年犯罪、援助交際、贖罪。大いなる罪と法の渦の世界にただ巻き込まれ、目撃する人物を通して、自分も何かを感じたいと思います」コメントを寄せている。原作者の薬丸も「今までに『悪党』と『刑事のまなざし』という作品がドラマになりましたが、処女作でありデビュー作である『天使のナイフ』が10年の時を経て映像化していただけることに、特に感慨深い思いを抱いています。少年法という難しい問題を題材にしていますが、ミステリー性に富んだエンターテイメントです。とにかくハラハラドキドキしながらドラマを楽しんでいただいて、観終わった後に、この作品に携わったみんなが伝えたかった大切なことが視聴者の皆さんの心に届くことを願っています」と、今回のドラマ化に大きな期待を寄せている。出演はほかに若村麻由美、手塚とおる。連続ドラマ『天使のナイフ』はWOWOWプライムにて2015年2月22日(毎週日曜 22:00~全5話 第1話無料放送)スタート。
2014年12月17日佳境を迎えたドラマ「Nのために」にも出演中の実力派・小出恵介を主演に迎え、いま最も注目を集める気鋭の作家・薬丸岳のデビュー作「天使のナイフ」がWOWOWにてドラマ化されることが決定。13歳の少年3人による殺人と少年法をテーマにした江戸川乱歩賞受賞の問題作に、ネクストブレイク必至の藤本泉、「劇団EXILE」の町田啓太、村上虹郎、北村匠海、清水尋也らフレッシュなキャストが集結していることが分かった。4歳の娘とふたり暮らしのカフェの店長・桧山(小出恵介)は、妻(藤本泉)を13歳の少年たち(村上虹郎、北村匠海、清水尋也)に殺害された身。だが、少年たちは刑事責任を問われず、少年法によって保護された。一方、被害者遺族の桧山や妻の母(若村真由美)は、マスコミに追われ、生活のすべてを白日の下にさらされてしまう。4年後。桧山は保育士で妻の友人(倉科カナ)やカフェ店員(千葉雄大)の警告を無視して、社会に復帰した少年たちの“更生”の結果と“現状”を、人知れず調べ始めた。同じころ、少年たちの命が次々と狙われたことから、ふたりの刑事(手塚とおる、町田啓太)が桧山のもとを訪ねてくる。かつてマスコミの前で「国家が罰せないのなら、自分が犯人を殺してやりたい!」と発言したことから、彼は第一容疑者にされていた…。少年法の名の下、14歳未満の殺人犯は保護され刑事責任能力は問われない。だが一方、被害者やその遺族は、実名も顔写真も、プライバシーのすべてが晒されていく…。そんな事件がもし、身近で起きたなら、犯人である少年たちを赦すことはできるのか。もし、自分の子が加害者になってしまったら、更生させることはできるのか。本作は、そんな両者の視点から少年犯罪を描き、真の更生、贖罪について視聴者に是非を投げかける驚愕のミステリー。妻を少年たちに殺害された主人公を演じるのは、WOWOW連続ドラマWには初出演にして初主演となる小出さん。少年法という壁を前に、怒りと悲しみを社会にぶつけていく複雑な役どころに挑む。また、桧山の娘の保育園の保育士・みゆき役には倉科カナ、殺害される妻・祥子役には『紙の月』『アオハライド』と話題作への出演が続く藤本泉。さらに、殺人を犯す少年役として、UAと村上淳の息子で、今年『2つ目の窓』で鮮烈な映画デビューを飾り、本作がドラマ初出演となる村上虹郎。そして「信長コンチェルト」『陽だまりの彼女』の北村匠海、『渇き。』『ソロモンの偽証』の清水尋也と、これからブレイクを見せそうな3人の10代が集結。監督は、瑛太&満島ひかり共演の「それでも、生きてゆく」で本作と同様に犯罪被害者と加害者の両面を描き、数々の賞を受賞した永山耕三が務める。これまでオムニバスドラマへの出演はあったものの、連続ドラマWでは初主演となる小出さんは、社会問題を扱う本作に対し、「自分の見解はともかく、正誤を判断し難い法律というものを照らす作品に関わることは初めてなので、とても楽しみにしています」とコメント。「少年法、少年犯罪、援助交際、贖罪。大いなる罪と法の渦の世界にただ巻き込まれ、目撃する人物を通して、自分も何かを感じたいと思います」と意気込みを語った。謎解きの中にデリケートな社会問題を交えながら、最旬キャストが観る者すべてに問いかける贖罪の物語。この冬、また見逃せないドラマが登場する。連続ドラマW「天使のナイフ」は2015年2月22日(日)22:00よりWOWOWにてスタート(全5話・第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2014年12月17日青山剛昌原作の人気アニメ『名探偵コナン』に登場する「江戸川コナン」と「犯人」が、フィギュアシリーズ「figFIX」と「figma」にて『figFIX 江戸川コナン & figma 犯人』としてセットで立体化され(FREEing)、「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注がスタートしている。2015年6月発売で、価格は5,680円(税別)。「figFIX」は、「よく動く、キレイ。」というコンセプトで塗装済み可動フィギュアの代名詞となった「figma」からスピンオフした新たなコレクタブルフィギュアシリーズ。『名探偵コナン』の主人公・江戸川コナンは、「figFIX」での立体化となる。『figFIX 江戸川コナン』は、頭部可動のほかに、指さしの決めポーズや腕時計型麻酔銃のポーズが決められるオプションパーツが付属。劇中のコナンのイメージをそのままに、彼を象徴する赤い蝶ネクタイと青いジャケット、半ズボンなど細かく造形されている。そして『figma 犯人』は、劇中で事件が起こる度に登場する正体不明の「黒い人」(犯人)をアクションフィギュア化したもの。全身黒のボディに、銃、ナイフ、ロープ、ゴルフクラブ、スコップ、さまざまな凶器パーツも付属。表情パーツも多数用意され、『figFIX 江戸川コナン』と合わせて、プレイバリューの高いフィギュアに仕上がっている。商品価格は5,680円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は12月24日21:00。商品の発売および発送は、2015年6月を予定している。(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
2014年11月26日小栗旬主演の「BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」や岡田准一主演の「SP」シリーズなどで知られる波多野貴文監督のもと、「江戸川乱歩賞」受賞の同名推理小説を主演・渡部篤郎で連続ドラマ化した「翳りゆく夏」。このほど、本作のキーパーソンとなる20年前に誘拐事件を起こした犯人の娘役に『愛の渦』『シャンティ デイズ365日、幸せな呼吸』など多彩な作品で注目される門脇麦が決定。さらに、風俗嬢を演じる前田敦子を始め、板谷由夏、鶴田真由らが錚々たる女性キャストたちが決定した。原作は、赤井三尋原作の第49回「江戸川乱歩賞」受賞作を、主演の渡部さん、菅田将暉、時任三郎、橋爪功など実力派俳優の出演に迎えて、WOWOW連続ドラマWとして映像化。本作で渡部さんが演じるのは、閑職に追いやられていたものの、20年前にある大病院で発生した新生児誘拐事件の再調査を命じられる、元敏腕記者の梶秀和。そして今回、物語を彩る数々の女性登場人物にも、豪華な女優陣が集結。20年前の誘拐事件を起こし、逃亡中に事故死してしまった犯人の娘であり、物語の舞台となる新聞社に内定が決まった女性・朝倉比呂子を演じるのは、若手実力派女優の筆頭・門脇さん。また、誘拐事件の唯一の目撃者であり、現在は風俗嬢という難しい役どころに挑戦するのは、WOWOWのドラマ初出演となる前田さん。さらに、モデルとしても活躍する能世あんな、実写版『暗殺教室』の葵わかなといった最旬な若手女優とともに、板谷由夏、鶴田真由、森口瑤子、岩本多代、中田喜子など実力派女優が揃い、物語にさらなる奥行きをもたらしていく。門脇さんは、「『翳りゆく夏』のお話をいただき、嬉しい気持ちと同時に、朝倉比呂子という女子大学生が内定をもらうところからこの物語、そして封印された事件の真相が動き出すということで、この役を演じさせていただくことの責任感を強く感じました」と真摯にコメント。「幼いころから誘拐犯の娘という生きづらい運命を背負って生きてきた女の子ですが、素直で聡明で、たまに天然とも思える面白い発言もあったりしてとても魅力的な女性だと思います。過去に生きる大人たちの中で、未来に向かって進んでいこうとする比呂子たち若者がこの物語の希望の存在となれるよう演じられたらと思っています」とも語り、新鋭からベテランまでが顔を揃える本作で物語を牽引する役どころに、並々ならぬ決意を明かしてくれた。日曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 翳りゆく夏」は2015年1月18日(日)22:00よりWOWOWにてスタート(※全5話)(text:cinemacafe.net)
2014年11月21日江戸川乱歩賞を受賞した赤井三尋原作の『翳りゆく夏』が渡部篤郎主演、波多野貴文監督で連続ドラマ化され、2015年1月18日からWOWOWでスタートすることが7日、明らかになった。ドラマは、20年前に起きた新生児誘拐犯の娘が大手新聞社に内定したことから始まるノンストップ・サスペンスドラマ。その新聞社の元敏腕記者で、ある事件がきっかけに窓際に追いやられていた梶秀和(渡部篤郎)は社長から新生児誘拐事件の再調査を言い渡され、取材を続けていくうちに衝撃的な真実へとたどり着く。主人公の梶を演じる渡部は「WOWOWの作品に出演させていただけることは毎回うれしく、そして映画ファンのお客様に見ていただいているので、さらに高尚な作品にしなければと気持ちを引き締めて挑んでいます。サスペンスの要素がたくさんある作品ですが、人間の心のひだや哀しみ、欲望などが随所に描かれています。重厚な作品をお見せ出来ればと思っています」と、主役を演じる意気込みを語っている。今から16年前、助監督時代に渡部と仕事をしたことがある波多野監督は「与えられた環境の中でも未来へ向かって強く生きる子供の姿、そして守るべきものがあるからこそ弱くなってしまう大人の姿を対照的にしっかり描いていきたい。今回は監督という立場で渡部さんとご一緒出来ることをとてもうれしく思います。渡部さんの持つ大人の深みや哀愁は必ず主人公の梶というキャラクターを魅力的にしてくれると確信しています」と信頼を寄せる。原作者の赤井氏は「『翳りゆく夏』は江戸川乱歩賞を受賞した私のデビュー作です。だから、作品に対する思い入れも強く、今回映像化されるにあたってかなりの期待を抱いています。小説と映像化作品はまったくといっていいほど別の作品になることが多いようですが、準備稿を拝見させていただいて、ひそかな喜びを感じました。原作に忠実に構成されていたからです。執筆時にはかなり苦吟した身代金引き渡しのシーンなどが映像でどのように表現されるのか、今から楽しみです」とコメントしている。出演はほかに時任三郎、菅田将暉、岩松了、滝藤賢一、長谷川朝晴、木場勝己、佐藤B作、嶋田久作。連続ドラマ『翳りゆく夏』はWOWOWプライムにて2015年1月18日(毎週日曜 22:00~ 全5話)スタート。
2014年11月07日『外事警察 その男に騙されるな』など重厚な演技で人々を魅了する渡部篤郎が、2015年1月スタートのWOWOW・日曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 翳りゆく夏」で主演を務めることが決定。作家・赤井三尋による「江戸川乱歩賞」受賞の傑作サスペンスのドラマ化で、時任三郎や菅田将暉、滝藤賢一ら豪華実力派キャストたちと競演を見せることが分かった。ある大病院で新生児誘拐事件が発生。犯人はなぜか、赤ん坊の両親ではなく病院長に身代金を要求する。だが、身代金を手にした犯人は警察の追跡中に事故死。以来、その新生児が見つかることはなかった。それから20年後。大手の東西新聞社にその誘拐事件の犯人の娘が内定し、週刊誌にスクープ記事を掲載されてしまう。人事部長の武藤(時任三郎)は、何としても彼女を守り、入社させようとする。また、あることをきっかけに編集資料室勤務の“窓際社員”となっていた元・敏腕記者の梶秀和(渡部篤郎)には、社長から直々に新生児誘拐事件の再調査が言い渡されるのだが…。本作は、20年の年月を経て、再び新生児誘拐事件を追う窓際の新聞記者が、かつて封印された真実に迫っていくノンストップ・サスペンス。原作は、推理小説界の名誉ある賞「第49回江戸川乱歩賞」を受賞した赤井三尋による同名小説。主人公を演じるのは、哀愁漂う演技を得意とする渡部篤郎。また、そんな主人公を支える人事部長役には“渋メン”演技派の時任三郎、その息子で誘拐犯の娘と同じ大学に通う青年には、『共喰い』『そこのみにて光輝く』など若手実力派として頭角を現わす菅田将暉。そのほか、岩松了、滝藤賢一、佐藤B作、嶋田久作といった個性豊かな本格派俳優たちが脇を固めている。さらに、まだ明らかにされていないが、物語のキーパーソンとなる女性登場人物たちにも素晴らしい女優陣がキャスティングされているという。監督は大ヒットした『SP』シリーズを手掛けた波多野貴文が務め、過去と現在を交錯させながら緊張感とスピード感溢れるダイナミックな映像で、次々と浮かび上がる疑惑に迫っていく。脚本は「ドラマWスペシャル なぜ君は絶望と闘えたのか」の吉本昌弘が担当する。渡部さんは「波多野監督とは、監督が助監督時代に一度ご一緒させていただいております。その後の活躍もよく存じております。今作品の監督の思いに、応えられるよう最善を尽くしたいと思っています」とコメント。さらに、「サスペンスの要素が沢山ある作品ですが、人間の心の襞や哀しみ、欲望などが随所に描かれています。重厚な作品をお見せできればと思っています」と見どころを語った。また、原作の赤井さんも、本作について「思い入れも強く、今回映像化されるにあたって、かなりの期待を抱いています」と語り、監督らが考える原作に忠実な構成には確信を得たようで「執筆時には、かなり苦吟した身代金引き渡しのシーンなどが、映像でどのように表現されるのか、いまから楽しみです」と明かした。波多野監督は、「渡部さんの持つ大人の深みや哀愁は必ず主人公の梶というキャラクターを魅力的にしてくれると確信しています」とコメント。「テーマを真正面から描くことができるWOWOWドラマを初めて演出するにあたり、与えられた環境の中でも未来へ向かって強く生きる子どもの姿、そして守るべきものがあるからこそ弱くなってしまう大人の姿を対照的にしっかり描いていきたいと思います」と意気込みを寄せている。日曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 翳りゆく夏」は2015年1月18日(日)22:00よりWOWOWにてスタート(※全5話)(text:cinemacafe.net)
2014年11月07日地下鉄博物館(東京都江戸川区)は11月18日から2015年1月12日まで、東京メトロ協力による特別展「有楽町線開業の歴史展」を開催する。この企画展では、1974(昭和49)年10月30日の池袋~銀座一丁目間開業から40年を迎えた有楽町線にスポットを当てた。有楽町線は丸ノ内線の混雑緩和を図るとともに、池袋副都心や皇居周辺の都心部の発展拡大に対応するために建設された路線。既存の地下鉄線との交差や大規模構造物と近接する区間が多く、安全かつ慎重な施工を要したという。今回の展示では、こうした建設や開業の歴史、都心部や豊洲・新木場地区の沿線開発状況、駅の乗降人員の推移などを写真やパネルを中心に紹介する。入館料は大人210円、中学生以下100円。
2014年11月05日『放送禁止』とは、そのタイトル通り、ある事情で放送禁止となったVTRを再編集し、放送するという設定のフェイク・ドキュメンタリーだ。2003年にフジテレビの深夜番組で放送されて以来、カルトな人気を呼び、今回、劇場版第3弾『放送禁止 洗脳 邪悪なる鉄のイメージ』が10月11日(土)より池袋シネマ・ロサにて公開される。劇場版3作目の設定はこう。あることがきっかけで、強い洗脳を受けた主婦・江上志麻子が、幸せな過程を崩壊させてしまう。彼女を救おうと、心理セラピストの小田島霧花が脱洗脳を試み、志麻子の親友でビデオ・ジャーナリストの鷲巣みなみが、その過程に密着していく。長江俊和監督には、『放送禁止』のこれまでのヒストリーと、5年ぶりとなる新作の見どころについて話を聞いた。――元々、カルト深夜番組『放送禁止』は、どういうきっかけで生まれたのですか?まず、フジテレビの2時間のバラエティー枠で、面白いことをやろうという話になって。昔、オーソン・ウェルズが、宇宙戦争を本当にあったことのように話して町がパニックになったようなことを、今風にやろうと思ったんです。「お台場にUFOが襲来! 今、フジテレビが攻撃されています!」みたいなフェイク・ドキュメンタリーの企画書を出しました。さすがにそれは無理だろうという話になったのですが「深夜枠ならできるんじゃないの?」と言われまして。それで、心霊現象など、オカルトチックな事件をいっぱい起こしたものを、4月1日の枠でやろうという話になったんです。――1本目は、ちょうどエイプリルフールの放映となったわけですか?そうなんです。4月1日にやり逃げで、『放送禁止』というタイトルのものをやろうとしました。ところが、プロデューサーのひとりが「俺はUFOとかオカルトとかは嫌いだ」と言い始め、「UFOや超能力、心霊現象とかではなく、実は本当に起こった殺人事件だったというオチにできない?」と、撮影の3日前に相談されたんです。それで、ちょっと面白そうだなと思い、表向きはオカルト現象に見えるけど、よく見ると、実際に人間が起こした殺人事件だった、という展開に変えて、4月1日に放送したんです。その企画が面白いという話になり、続編を作っていきました。――その後、シリーズ化されたわけですが、視聴者の反響などを意識して、監督されていったのですか?いや、そうではなくて。僕たち制作側としては、変な話ですが、視聴者については、あまり意識してなかったんです。自分たちがわりと楽しんで作っていて、最初からやり逃げというか、楽しければいいや。好きなことをやろう、というスタンスでした。でも、続けていくうちにネットで「また見たい」という意見が入ったり、クレームが入ったりして、徐々に認知されていった感じです。――「放送禁止」の内容が、ドキュメンタリーだと錯覚した視聴者から、クレームが入ったりもしたそうですね。クレームは多かったです(苦笑)。でも放映の翌日は、深夜の遅い番組にも関わらず、フジテレビのサイトの検索枠の上位に入ることもあり、うれしかったりしました。ただ、放送を続けていると、クレームが多すぎるというのが問題視されまして。これまで「これはフィクションです」というフレーズを最後にしかつけてなかったのですが、最初につけようという話になりました。地方で放映される時は、CMごとに毎回「これはフィクションです」と入れたんですが、逆に視聴者の方が、フィクション=真実、と取り違えられたみたいで、「これって、本当の話だよね!?」という書き込みが入ったこともありました(苦笑)――オリジナリティーあふれる番組は、視聴者も待ち望んでいるような気がします。確かにそうですね。以前から、フジテレビの深夜枠は、『世にも奇妙な物語』や『NIGHT HEAD』など、面白いことをやっていて、作り手自身が本当に作りたいものを楽しんで作っている感じはありました。『放送禁止』もそういう立ち位置でやらせてもらい、すごく楽しかったです。やっぱり製作側が楽しんで作らないと、なかなか革命を起こせないんじゃないかなと思います。――劇場版第3弾『放送禁止 洗脳 邪悪なる鉄のイメージ』では、何か新しい試みはされていますか?5年ぶりの新作ってことで、久しぶりに見ていただけるファンの方もいるので、逆に劇場版3作目ということを意識せず、テレビでやっていた『放送禁止』に戻そうと意識しました。ナレーターの方もテレビでやってくれていた鈴木ゆうこさんにお願いしたりして、テレビ版の雰囲気を出そうとしたことがいちばん大きかったです。――『放送禁止』ならではの演出としては、どういう点を意識されていますか?まずはテストをしない。だいたいのシチュエーションだけを説明して、あまり細かいことを決めずに撮影をスタートします。台本はドラマや映画のように一応ちゃんと書きますが、それは製作サイドの確認をとるためのもので、役者には、全部箇条書きにしたものを渡します。そこには、おおまかな展開しかなくて、あとは自分の言葉に置き換えてやってくださいと指示するんです。そうすると、役者の戸惑いとかも含め、『放送禁止』らしくなります。――これまでずっと『放送禁止』シリーズを続けてみて、いかがでしたか?もともとフェイク・ドキュメンタリーは、以前からやっていたんです。ただ、その頃『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999年)が有名になり、自分はホラーをちゃんとやっていなかったなと気付きました。それで、ホラーに見えるけどミステリーみたいなものが、意外と喜ばれるというのがわかり、自分もミステリーの方向へどんどんシフトしていきました。ミステリーって、横溝正史や江戸川乱歩などの昔のものとか、話題のミステリー小説などは読んでいましたが、そこまでコアなミステリー・ファンじゃなかったんです。でも、その後、けっこうミステリーを求められ、今は「出版禁止」というタイトルでミステリー小説も出しています。そういう意味では、自分の転機になった作品ですね。今後ももっと小説を書いていきたいし、もちろん「放送禁止」も、需要があれば、続けていきたいです!(C)2014「放送禁止洗脳~邪悪なる鉄のイメージ~」製作委員会
2014年10月10日2000年に発刊され、第46回江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於(しゅどううりお)による同名小説を、生田斗真を主演に迎えて映画化される『脳男』。戦慄のバイオレンス・ミステリーとなる緊迫感あふれる本作だが、このほどまさかのゆるキャラ“のうおとこくん”が登場。突然、現れたこの恐ろしくかわいいゆるキャラ、一体何者なのか?生まれつき並外れた記憶力・知能・肉体を持ちながら、人間としての心を持たない美しき殺戮者“脳男”が引き起こす怪事件を描き出す本作。ダークで硬派なイメージのある『脳男』だが、そんな世界観とは裏腹に、今回明らかとなった“のうおとこくん”は素知らぬ顔で脱力感たっぷりのゆる~いビジュアル。本作で生田さん扮する天才的な知能と恐るべき身体能力、さらに美しい容姿を持ちながら感情だけがないという存在の脳男。一方の“のうおとこくん”は、その高スペックはそのままに感情も豊か、しいて言えば美しい容姿だけがないという存在らしい、と関係者は明かしているようだ。さらにこの“のうおとこくん”は、2012年に香川県高松市の「本場さぬきうどん協同組合」が“うどん大使”に任命した、脳がうどんになっているゆるキャラならぬ、ツルきゃらの“うどん脳”くんにそっくりで、どうやら“のう一族の遠い親戚”にあたるとのこと。うどん脳くんからは「ウエイ!僕の遠い親戚のう一族の“のうおとこくん”と衝撃の出会いツル! これから、いろいろ遊びたいツル! よろしくツルツルウエイ!!」とのコメントが寄せられた。「脳だけにNOとは言えない」と、ダジャレ交じりにこれから本作を応援していくようだ。今後“のうおとこくん”は『脳男』のtwitterや公式サイトなどに登場し、巷を騒がせていく予定だという。『脳男』は2013年2月9日(土)より全国東宝系にて公開。映画『脳男』公式サイト:うどん脳公式サイト:■関連作品:脳男 2013年2月9日より全国東宝系にて公開© 2013 映画「脳男」製作委員会
2012年12月18日第46回江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於氏の同名小説を生田斗真で映画化した『脳男』の主題歌が、伝説のロック・バンド、キング・クリムゾンの名曲『21世紀のスキッツォイド・マン』に決定した。『脳男』は、並外れた知能と身体能力を持ちながらも感情を持たない美しき殺戮者・脳男(生田)の姿を描いたバイオレンス・ミステリーで、脳男の真実の姿を追い求める刑事役を江口洋介、担当の脳神経外科医を松雪泰子が演じる。キング・クリムゾンは、1968年に結成されたプログレッシヴ・ロックバンド。当時、ピンク・フロイドやイエスといった同系統のバンドとともに人気を博し、数々のヒット作をおくりだしてきた。このほど主題歌に決定した『21世紀のスキッツォイド・マン』は、1969年にリリースされたデビュー作『クリムゾン・キングの宮殿』の1曲目で、アルバムは英国オフィシャルチャートでは最高5位を記録、1970年2月にはビートルズの名作『アビー・ロード』を押さえて全英チャート首位を獲得し、ロック史に名を残す名曲として今も愛され続けている。『脳男』のプロデューサーの石田雄治氏は、“スキッツォイド(統合失調症的)”を冠した楽曲名について「まずタイトルが映画にピッタリ。歌詞からも“脳男”の苦悩と悲しみをイメージ出来た」とコメント。混沌とした世界観を表現した楽曲と脳男が抱える“闇”がリンクすることから主題歌決定にいたったようだ。キング・クリムゾンの楽曲はドラマチック楽曲展開と繊細な演奏が大きな特徴で、『21世紀の…』も過去に映画『トゥモロー・ワールド』や『バッファロー’66』で使用されるなど、映画人から愛されてきた楽曲だ。発売から40余年を経ても色あせぬ名曲と、生田演じる美しき殺戮者がスクリーン上でどのように対峙し、観客の前に現われるのか期待が高まる。『脳男』2013年2月9日(土)より全国東宝系にて公開『クリムゾン・キングの宮殿』デビュー40周年記念エディション 完全限定盤 ボックス・セット13650円(税込)レーベル:WHDエンタテインメント
2012年11月30日2000年に発刊され、第46回江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於(しゅどううりお)による同名小説を主演に、生田斗真を迎えて映画化する『脳男』。衝撃の内容で製作決定時から話題を呼ぶ本作の主題歌が、このたびイギリスの伝説的プログレッシヴ・ロックバンド「キング・クリムゾン」による名曲「21世紀のスキッツォイド・マン」に決定した。主演の生田さんを始め、松雪泰子、江口洋介、さらには二階堂ふみに太田莉菜と個性あふれる実力派キャストが集結した本作では、生まれつき並外れた記憶力・知能・肉体を持ちながら、人間としての“感情”を持たない美しき殺戮者“脳男”が引き起こす怪事件を描き出す。脚本として参加するのは昨年、国内映画賞を総なめにした『八日目の蝉』の成島出だ。このたび本作のラストを飾ることになった主題歌は、「ピンク・フロイド」や「イエス」と共にプログレッシヴ・ロックの代表格として数えられるキング・クリムゾンが1969年10月にリリースしたデビュー・アルバム「クリムゾン・キングの宮殿(In The Court Of The Crimson King)」に収録された、言わずと知れた伝説の1曲。『脳男』のプロデューサー・石田雄治氏は「まずタイトルがこの映画にピッタリ。歌詞からも脳男の苦悩と悲しみをイメージできたということ。そして43年前の作品なのに全く古さを感じさせない、ヘヴィかつ感情を刺激するサウンド。まさにこの映画の衝撃的なエンディングにピッタリと思い起用しました」と主題歌決定の経緯を明かす。石田氏によると、「若い世代の出演者陣もかなり気に入ってくれた」ことが確信となり、起用の後押しとなったようだ。アルバム発表当初から各方面にて高い評価を得て、1970年2月には、あの「ビートルズ」の「アビー・ロード」を押さえて全英チャート首位を獲得した名盤中の名盤が、2013年の注目作『脳男』を観客の心に深く刻みつけることとなりそうだ。『脳男』は2013年2月9日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:脳男 2013年2月9日より全国東宝系にて公開© 2013 映画「脳男」製作委員会
2012年11月30日“史上初の推理作家”とも言われるエドガー・アラン・ポーの命日(1849年10月7日)が近づいてきた。数々の傑作小説を世に残すも、 いまだにその死に多くの謎があるとされているポー。12日(金)からは映画『推理作家ポー 最期の5日間』が日本公開されるなど、 彼の存在とその最期は今も多くの人々を魅了しているようだ。その他の写真ポーは、1809年にアメリカのボストンで生まれた小説家・詩人で、『黒猫』『モルグ街の殺人』『盗まれた手紙』などの著作を次々と発表し、江戸川乱歩、スティーブン・キング、ティム・バートンら後世の芸術家たちに大きな影響を与えた。彼は若い頃から飲酒癖があり、そのことによるトラブルも少なくはなかったという。30代には妻の死から目を逸らすために酒量が増え、すさんだ生活を送るように。しかし、40歳になったポーは10代の時の恋人と再会して婚約。禁酒同盟にも加入し、結婚式の準備をすすめていた矢先に、ボルティモアで謎の死をとげた。彼は1849年10月3日に意識不明の状態で発見され、7日の早朝5時に病院で息を引き取っている。ちなみにポーがボルティモアに到着したのは9月29日のことで、意識不明で発見されるまでの5日間の足取りはいまだに謎のままだ。この“空白の5日間”については今も諸説があるようで、ライバル作家による暗殺や、政治トラブルに巻き込まれたなどの説が有名だ。またポーは息をひきとる寸前に“レイノルズ”という人物の名前を繰り返し口にしていたそうで、この人物が一体、誰を指すのかも、いまだに研究対象になっている。映画『推理作家ポー 最期の5日間』は、この“空白の5日間”を創作の出発点においたフィクションで、彼の小説を模倣して殺人を繰り返す犯人と頭脳バトルを描いている。また、映画のラストには創作者たちが想像した“ポーの最期の真相”が描かれており、死から160年以上経っても解けない謎に“解答案”を提示している。『推理作家ポー 最期の5日間』10月12日(金) 全国ロードショー
2012年10月05日1849年10月7日、ひとりの作家が不可解な言葉を残してこの世を去った。ゴシック風の怪奇・幻想小説などで一世を風靡し、世界初の推理作家として名を刻む孤高の作家、エドガー・アラン・ポー。彼の最期の5日間を軸に、夭逝した若き天才作家の死にまつわる謎を解き明かす映画『推理作家ポー 最期の5日間』の日本公開が決定!そのスリリングでミステリアスな予告編と最新ポスタービジュアルが到着した。現在も謎に包まれている、ポーの死の真相と最期の日々。本作では史実を基にして、19世紀半ばのアメリカ・ボルティモアを舞台に、ポーと彼に魅せられた小説模倣犯の命を賭けた5日間の壮絶な戦いが描かれる。「アッシャー家の崩壊」、「モルグ街の殺人」など数多くの名作を世に残した彼の功績は、没後160年の年月を経たいまもなお語り継がれており、コナン・ドイルや江戸川乱歩、そしてティム・バートンなど、世界中の推理小説や映像エンターテインメント、果ては音楽にまで影響を与えている。そんな偉大なる作家・ポーを演じるのは、ミドルエイジの渋みを効かせるジョン・キューザック(『シャンハイ』)。彼と一緒に連続殺人鬼に挑む刑事・エメットには『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』のアラミス役が記憶に新しい注目若手俳優ルーク・エヴァンス。『シャーロック・ホームズ』のホームズとワトソン博士に負けぬコンビネーションを見せる。さらに、ポーの美しき婚約者・エミリーを新進女優のアリス・イヴ(『メン・イン・ブラック3』)が演じる。今回、解禁となった予告編では、自身の著した推理小説になぞらえた殺人事件の連続、さらに恋人・エミリーを奪われ、翻弄されるポーの姿が!犯人を追い詰め激化するポーと犯人の息もつかせぬ攻防戦の一幕が確認できる。また、ポスターにはポー、エメット、エミリーの3人の後ろに飛び立った鳥の影が落ち、不吉な黒い羽が舞い散っているが、果たして黒い影は何を意味しているのか?「この謎を解けるか?」という、目に見えぬ犯人の声はまるで観客に向けられているかのよう。命を賭けた5日間の頭脳ゲームにあなたはついてこられるか!?『推理作家ポー 最期の5日間』10月12日(金)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:推理作家ポー 最期の5日間 2012年10月12日より全国にて公開© 2011 Incentive Film Productions, LLC. All rights reserved.
2012年07月27日江戸川区しのざき文化プラザは『しのざき文化プラザ 第17回企画展示「スポーツ天国江戸川区」』を、2012年6月16日~9月17日まで開催する。江戸川区は都内屈指のスポーツ施設を誇り、大人も子どもも躍動する「スポーツ天国」だという。江戸川区ゆかりのスポーツ選手も多く、同イベントでは柔道女子の金メダリスト谷本歩実選手や大相撲力士の勢関、BMX世界ランキング2位の佐々木元さんなど、6名の方々にクローズアップしてインタビュー、等身大パネルの展示を行う。アスリート等身大写真ボードのほか、ユニフォーム・用具の展示(ボード・ラクロス・スケートなど)、オリンピックのピンバッジコレクションも展示。また、体験コーナーとして、ストラックアウトや体力測定コーナーなども設けている。「スポーツ天国江戸川区」は6月16日~9月17日の9時~21時30分に開催。入場料は無料。また、6月23日にはスポーツコメンテーターとして多方面で活躍されている元プロ野球選手・青島健太さんを招いて、リトルリーグ世界一にも輝いた江戸川南リトルリーグの総監督とスポーツ対談を実施する。同対談は事前申込が必要。定員は90名。先着順。参加費は無料。申し込みは、しのざき文化プラザ(03-3676-9071)まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月20日今年の初春に公開され大ヒットを記録した『僕等がいた』で純愛を熱演した生田斗真が、今度はバイオレンス満載のミステリー小説「脳男」の映画化でダークヒーロー“脳男”を演じることが決定!生田さん始め、江口洋介&松雪泰子ら豪華共演キャストからのコメントが到着した。2000年の発刊当初からその独創的な内容が数多くのファンを生み出し、第46回江戸川乱歩賞を受賞するなど高い評価を集めた首藤瓜於による同名小説を映画化した本作。生まれつき並外れた記憶力・知能・肉体を持ちながら、人間としての“感情”を持たない美しき殺戮者“脳男”が引き起こす怪事件を描く。脚本として参加するのは昨年、国内映画賞を総なめにした『八日目の蝉』の成島出。原作を上回る重厚な人間ドラマが期待される。発行直後からファンの間では映像化を望む声が沸きあがる中で、本作の主人公にして最大の謎を抱えた“脳男”こと鈴木一郎のキャラクター設定の難しさから映画化まで10年以上もの時が待たれた。この難役に大抜擢された生田さんは「お話をいただいたときから、この作品に全てを賭けてみようと思いました。感情を持たず、痛みを感じない殺人マシーンという、これまで演じてきた役とは大きく異なる役です。この作品が自身のこの先の道のりを大きく広げてくれるよう、日々撮影に励んでいます」と気合を込める。自身初のアクションにも挑戦することもあり、その意気込みは相当のようだ。また、物語の脇を固める豪華キャストもこのほど明らかに。性善説を信じ犯罪者を救おうとする脳神経外科医・鷲谷真梨子役には松雪泰子、そして脳男を追い続ける無骨な正義漢・茶屋刑事役を江口洋介が演じる。無機質な脳男をめぐる、人間味あふれる2人の役柄にも注目だ。本作の見どころについて「ある限られた領域の中でしか生きられない男の切ない物語。私自身の役も過去にある事件に巻き込まれトラウマを抱えている女性。新たに起きた事件の容疑者と対峙していくシーンが数多くあるのですが、その緊密なやりとり、心理描写を繊細に演じていきたい」(松雪さん)、「犯罪、道徳、正義、追跡の果てにそれぞれが出す決着に向け、1カット1カット、テンションの高い撮影をしています。茶屋というワイルドな刑事をどこまでリアルに演じ切れるか、僕にとってもまた新しい挑戦です」(江口さん)と語っている。果たして、謎の多い脳男の正体とは?ダークヒーローに挑戦した生田さんのビジュアルも気になるところ。本作の撮影は既に都内にてクランクインしており、今後、富山でのロケーションを経て7月下旬のクランクアップを予定している。『脳男』は2013年2月、全国東宝系にて公開。■関連作品:脳男 2013年2月、全国にて公開© 2013 映画「脳男」製作委員会
2012年06月12日第46回江戸川乱歩賞を受賞したベストセラー小説『脳男』を映画化。生田斗真が生まれつき人間としての“感情”を持たず、痛みを感じない殺人マシーン=脳男を演じ、松雪泰子、江口洋介と共演することが発表された。その他の写真本作は、首藤瓜於(しゅどううりお)氏の同名小説を原作に、『犯人に告ぐ』、『イキガミ』の瀧本智行監督がメガホンをとり、『毎日かあさん』、『サイドカーに犬』の脚本を担当した真辺克彦氏と、『八日目の蝉』の成島出監督が脚本を務めるミステリー。無差別連続爆破事件の共犯者として逮捕された鈴木一郎(生田)と名乗る男を中心に、さまざまな登場人物たちが予測不可能なバトルを繰り広げる。「今回の作品は自分にとって新たな挑戦」という生田は、「撮影に入る準備として、これまで半年間、武術稽古をしてきました。見応えのあるリアルなアクションシーンも映画の見所の一つになればと思っています。この作品が自身のこの先の道のりを大きく広げてくれるよう、日々撮影に励んでいます」と意気込みを語っている。性善説を信じ、“脳男”を救おうとする脳神経外科医・鷲谷真梨子を演じる松雪は「人間の犯罪心理の根源的な要因は、何処にあるのか? 感情を持たない人間に与えられた使命とは何か? 脚本を読んで、静かな緊張感の中で展開される緊密なやりとりに、静かな興奮を覚えました」といい、連続爆弾魔を追い続ける正義感の強い茶屋刑事を演じる江口は「スタッフ、キャストと共に、日本の新しいアクション映画が間違いなく生まれると感じています」とコメントを寄せている。生田が美しき殺戮者を演じる本作は、6月上旬に都内でクランクインし、富山での撮影を経て、7月下旬にクランクアップ。2013年2月に公開される予定。『脳男』2013年2月公開
2012年06月12日江戸川乱歩原作『黒蜥蜴』が浅野ゆう子の主演で舞台化、東京・明治座で6月1日に開幕した。初日前日の5月31日には公開舞台稽古が行われ、浅野と共演の加藤雅也、賀集利樹が会見に応じた。『黒蜥蜴』チケット情報女怪盗・黒蜥蜴と名探偵・明智小五郎の究極の愛の形を描いた本作。明治座の創業140周年記念として上演され、花道を使用するなど劇空間を最大限に活用した演出も見どころのひとつとなっている。黒蜥蜴に扮する浅野は「心臓がバクバクして」と緊張気味の様子。それもそのはず、過去にも舞台や映画で、美輪明宏や松坂慶子らが演じてきた役だけに「(黒蜥蜴の)名前に傷をつけないようにと、プレッシャーがあった」と話す。だが、今回はオリジナルの脚本ということで「全く新しい『黒蜥蜴』を演じさせて頂いていると思っております」と意気込みを語った。また、劇中で黒蜥蜴が着るドレスなどの衣裳はすべて特注品で「今着ている着物もデザインから起こして頂いたものなんです。とても豪華で、この帯もラピスラズリの粉を織りこんだものなんですよ」とアピール。暗黒街のボスのようなドレスや有閑マダムばりの着物に、売店のおばさん姿まで多彩な姿を披露する。さらに変装も早替えで行うという。初共演する明智小五郎役の加藤について訊かれた浅野は「側に寄れないほど美しい人、というイメージでしたが、非常に気さくな方でした(笑)。私たちみんな関西人で、楽しいノリでお稽古できました」と裏話を明かし、「とても真面目な方なんです」と絶賛。これをうけて加藤は「(浅野は)裏表のない人です。素直に自分を出していらっしゃるなと。あとは私服がおしゃれでかっこいいです」とこちらもベタ褒め。黒蜥蜴の愛人役を演じる賀集は浅野の大ファンだと話し、「(キスシーンの後)楽屋に戻ったらすごい口が赤くなっていてちょっとびっくりしました」とおどけてみせた。公演は6月24日(日)まで同劇場にて開催。チケットは発売中。
2012年06月04日「ラーメンズのメガネの方」として知られる片桐仁さん(38)の定番メガネといえば、四角くて太い黒ブチで下がメタルというもの。しかし、メガネは演じる役によって使い分けているそうです。「僕がメガネを選ぶ基準は、舞台やコントで使えるかどうかというところにあります。このメガネはこういったキャラクターに合っているな、ということで使い分けています。文学者っぽいとか、IT関係っぽい役とか。現在PCのセキュリティソフト・NORTONのCMに出ていますが、あのメガネ(上が黒ブチで下がメタル。縁の端にワンポイント付き)は小説家志望の役なので江戸川乱歩モデルのメガネをかけているんです。ちょっと前にかけていた丸形の銀ブチメガネは、文化人っぽく見られるようにとかけていたんです。まぁ、国産の掛け心地がいいメガネが最低条件ですけどね~」(片桐さん)メガネにはおおいなる関心を持つ片桐さんに新しいメガネをかけてもらいたい!ということで、メガネブランド・JINSが開発したメガネを試着したメガネをかけた自分と「あっちむいてホイ」ゲームができるiPhoneアプリ「メガネ向いてHoi!」を、片桐さんにシミュレートしてもらいました。いったんメガネをはずしてもらい、一枚裸眼写真を撮ります。ちなみに着ているTシャツは片桐さんの粘土作品を収録した『ジンディー・ジョーンズ感涙の秘宝』の個展で販売したものです。そこから、メガネ向いてHoi!に写真をアップロード。その後、片桐さんの顔の形に合わせ、オススメメガネが登場しました。まずはいったん普段の片桐さんのメガネに似たものを装着させます。で、このメガネ(TM-11A-009)をかけて「メガネ向いてHoi!!」をやってみます。iPhoneの中のメガネをかけた片桐さんが上下左右を向きますが、これは、4方向に傾いたメガネ顔がどうなるかを見るためのシミュレーションが目的です。それと、勝負に勝った場合は笑い、負けた場合は悲しそうな顔をしますが、これもさまざまな表情の顔を見るためで、最新モーションポートレート技術による3D立体化によって実現されました。片桐さん、アプリでのメガネ試着いかがですか?「メガネをファッションアイウェア的な考えで、つけたい人にとっては、こういうのは楽しいと思いますね。アプリなので、友達同士でシェアすればいいんじゃないかな。でも、せっかくこんなアプリ作ったんだったら、もっと見たこともないようなメガネを増やしてよ!!!その方が楽しいじゃん!!」(片桐さん)と要望をつけました。アプリを開発したJINSによると「今後、ガンガン増やしますので、お待ちください…」とのことです。下の写真は、粘土作家でもある片桐さんがiPhoneケースとして作った「サイフォン」&「カエルちゃん2011」です。現在発売中の『ジンディー・ジョーンズ感涙の秘宝粘土道2』(講談社)にも掲載されています。片桐仁●かたぎり・じん。1973年埼玉県生まれ。ラーメンズのメガネでもじゃもじゃの方。毎週土曜深夜1:00~3:00、TBSラジオ「JUNKサタデーエレ片のコント太郎」、月曜~金曜7:00~7:15、Eテレ「シャキーン!」レギュラー。現在エレキコミックと一緒に「エレ片コントライブコントの人6」公演中。名古屋公演が3/2719:00~名鉄ホール、大阪公演が3/2919:00~サンケイボールブリーゼにて。チケットまだあるようです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月28日20代ビジネスウーマンの中に、海外旅行好きな人は多いはず。それならば秋の夜長には海外ミステリー小説の世界の、素敵な舞台描写とドキドキのストーリーに胸を躍らせてみませんか?海外文学を読んだことがないという人は意外と多いものですが、以下のランキングには誰でもピンと来るであろう有名な作家名がズラリと並びました!Q、秋の夜長に読みたい海外ミステリー作家は?1位アガサ・クリスティ55%2位アーサー・コナン・ドイル30%3位エドガー・アラン・ポー15%4位ダン・ブラウン13%5位シドニィ・シェルダン11%■アガサ・クリスティのミステリーが読みたい!その理由は……・「名探偵ポアロシリーズが好きだから。ダンディ路線の良いキャラクターをしている」(23歳/金融/サービス)・「イギリスの優雅な生活が描かれており、また主人公も魅力に溢れており、作品の質が高い」(27歳/通信/SE)・「発想がすごいと思う。ミス・マープルのシリーズが読みたい」(28歳/IT/営業)・「小学生の時から愛読!意外な人間が犯人だったりして、最後までドキドキする内容のものが多くて大好き」(26歳/教育関連/講師)・「ドラマでしか見たことがないので、本で読んでみたい」(22歳/商社/人事)■アーサー・コナン・ドイルのミステリーが読みたい!その理由は……・「シャーロック・ホームズのシリーズ。鮮やかに事件解決していくところが大好きです」(23歳/医療/サービス)・「子供のころシャーロック・ホームズシリーズにはまり、読み漁ったことがある」(28歳/卸/秘書・アシスタント)・「アーサー・コナン・ドイルの作品は、ミステリー性の強いものが多いので、読んでいて結末がなかなか見えずに深く読める」(23歳/アパレル/販売)・「シャーロックホームズをテレビでしか見たことないから。一度は読んでみたい」(29歳/機械/研究開発)・「イギリスが好きだから」(23歳/ホテル/サービス)■エドガー・アラン・ポーのミステリーが読みたい!その理由は……・「江戸川乱歩がペンネームを真似た作家だから」(23歳/自動車関連/秘書・アシスタント)・「独特の世界感が好き。『黒猫』が好きです」(22歳/アパレル/秘書・アシスタント)・「最後までわくわくしながら読めるから」(25歳/金融/金融系専門職)・「学生時代に研究していたから」(26歳/金融/営業)■ダン・ブラウンのミステリーが読みたい!その理由は……・「『デセプション・ポイント』が読みたい」(22歳/ソフトウェア/SE)・「『天使と悪魔』、『ダヴィンチコード』に続く作品が出たら読みたいと思う」(23歳/旅行/その他)・「『ダヴィンチ・コード』にはまってから全部の小説を読んでいる。日本の作家にはないシリアスな感じや臨場感があり、とても楽しい!」(25歳/商社/営業)・「全タイトルを読んだが、全て集中力を要するので頭がいい感じに疲れて眠りやすくなる」(28歳/商社/営業)■シドニィ・シェルダンのミステリーが読みたい!その理由は……・「大学時代にゼミの課題として読んだのをきっかけに、物語の面白さに取り付かれました」(23歳/旅行/販売)・「医学的な話が面白い。読み出すと止まらなくなり、徹夜で読んでしまいます」(24歳/医薬品/研究開発)完全版(画像などあり)を見る
2009年10月01日