育った場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にはやったドラマや歌の話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「中学時代、ソフトボール部でキャッチャーをしていたことがきっかけで、野球部で同じポジションだったヤマモトくんとお付き合いしていまして、いまでもサザンオールスターズの『栞のテーマ』(’81年)を聴くと、河原の風景や、恋心を思い出します。サザンなのに、聴いていたのは海じゃなくて、河原なんですけど(笑)」そう語るのは、芸能生活35周年を迎え、2月から明治座の舞台も控えている、演歌歌手の坂本冬美さん(53)。’80年代には人生の転機が詰まっていたと振り返る。「小学生だった’70年代から石川さゆりさんが大好きで、将来は絶対に演歌歌手になるって、夢を抱いていました」’80年代に入り、松田聖子や中森明菜、田原俊彦、近藤真彦などの曲をテレビで見聞きして、フリを覚えたりもしていたが、集めていた雑誌の切り抜きは石川さゆりばかり。興味の中心は演歌だった。「そんなとき、ヤマモトくんがサザンを教えてくれたんです。さゆりさんの『津軽海峡冬景色』を初めて聴いたときと同じように、『栞のテーマ』を歌う桑田(佳祐)さんの声に、全身がシビれて。ハスキーな歌声がせつなくて、そのときは歌詞の深い意味まではわからなかったけど、胸にキュンときたのを覚えています」’87年に『あばれ太鼓』でデビューした際、プロフィール欄には「好きな歌手・石川さゆり、サザンオールスターズ」と書いた。「“いつか、桑田さんに私の曲を書いていただきたい”という夢を持っていました」デビュー2年目の’88年には、当時タブー視されていた反原発ソングなどを収録したRCサクセションの問題作『COVERS』にも参加。このアルバムには別の曲で、桑田佳祐が“Isuke Kuwatake”として参加している。「(忌野)清志郎さんとはたまたま同じレコード会社で、着物姿で評論家の方々の前で歌う私を見て、誘ってくれたんです。奇跡みたいにスゴイことだと理解していましたが、まだ新人だったから、心のどこかで“清志郎さんとご一緒できたのだから、いずれきっと桑田さんとも”なんて、甘く考えていました」それから30年以上、同じ音楽業界とはいえ、ジャンルの異なるサザンと会う機会はなかった。「それが’18年の『紅白歌合戦』でご一緒することになって、リハーサルのときにお見かけして、思わず素の自分になっちゃったんですね。北島三郎さんや、司会の内村(光良)さんが近くにいらしたのに、桑田さんのもとに駆け寄って握手を求めていました。桑田さんも、あまりに突然のことで“お、おお……”と、驚かれた表情でした」その後、デビュー35周年を迎えるにあたり、かねてからの夢を叶えたいと、桑田宛てに手紙をしたためた。「ヤマモトくんとの初恋、『栞のテーマ』とともに蘇る思い出ーー。思いを込めた手紙をお送りして3カ月ほどしてから『スタジオに来ていただけますか』との連絡が!お願いをする機会をいただけるのか、それとも断られるのか、ドキドキしながらお会いすると、桑田さんはすでに詞も曲も作ってくださっていて……。夢のようで、泣きながら詞を読みました」その曲こそ昨年の『紅白歌合戦』で披露された『ブッダのように私は死んだ』。現在、YouTubeの再生回数は177万回を超えている。「桑田さんは“そういえば『COVERS』でも、ご一緒しましたね”と覚えていらしてくださって。もしかしたら天国の清志郎さんが、私を桑田さんに引き合わせてくれたのかもしれませんね」淡い初恋、デビューの喜びと、清志郎との出会いーー。叶うはずのないと思われた夢のタネが、’80年代に蒔かれていたのだった。「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月14日ロックバンド・Mr.Childrenが14日、アルバム『SOUNDTRACKS』の全曲ダウンロード・サブスクリプション配信をスタートした。『SOUNDTRACKS』は昨年の12月2日に発売され、ロンドンとロサンゼルスでレコーディングされたもの。『映画ドラえもん のび太の新恐竜』主題歌の「Birthday」「君と重ねたモノローグ」やTBS系ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』主題歌「turn over?」など、全10曲が収録されている。また、昨年大みそかに放送されたNHK『紅白歌合戦』では、同アルバムから「Documentary film」を披露した。
2021年02月14日「史上初の無観客開催という異例の紅白歌合戦でしたが、司会進行をつとめた二階堂さんの素晴らしさが際立っていましたね」(NHK関係者)新型コロナウイルスの感染対策から史上初の無観客開催となった昨年の紅白歌合戦。だが事前収録やリモート出演などといった手法を駆使したことで、平均視聴率が前半34.2%を記録。後半も40.3%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)と、2年ぶりに40%を上回る高視聴率となった。その立役者と言われているのが、紅組の司会を務めた二階堂ふみ(26)だ。「二階堂さんが司会に抜擢されたのは、朝ドラ『エール』でヒロインを務めた流れからから決まったこと。ただ本職は女優業ということもあり、当初はNHK内でもそこまで期待していなかったのが本当のところでした。しかし蓋を開けてみると曲名やアーティストの名前を一度も噛まずに、局アナ顔負けの名司会ぶりを発揮してくれたのです。無観客でプレッシャーが少なかったとも言えますが、NHK上層部は『期待以上の逸材だった!』と大喜びでした」(前出・NHK関係者)なぜ女優の二階堂が、ここまで場慣れした司会進行を務めることができたのか。その理由は、あるバラエティ番組への出演にあったという。「日本テレビの『ぐるナイ』人気企画“ゴチになります”へのレギュラー出演が大きかったそうです。ナインティナインや共演者たちからバラエティ番組ならではの立ち居振る舞いなどを教わり、アドリブ力も鍛えられたのです。二階堂さん自身も『ゴチでバラエティの勉強をさせてもらったのが大きな財産になった』と話していました。その経験が、紅白でも生かされたみたいです。白組の司会を務めた大泉洋さんのマイペース過ぎる発言にも、うまく対応。『そろそろよろしいですか?』と言ってバッサバッサと回していく進行力は、とても女優とは思えないほど安定感抜群でした」(テレビ局関係者)意外な才能を発揮したことで、すでに複数の特番からオファーが殺到。早くも二階堂の囲い込み合戦が始まっているという。「司会だけでなく、紅白で彼女が歌ったディズニーメドレーの歌唱力の高さにも驚きの声が上がっていました。演技も歌も司会もできる万能ぶりは、彼女の評価を大きく押し上げたといえるでしょう。テレビ局は今、こぞって彼女の獲得競争に動いています」(レコード会社関係者)NHKでは大河ドラマ3作品、朝ドラ1作品に出演している。今後の出演は決まっているのだろうか?「もちろんNHKも、彼女のスケジュール獲得に躍起になっていますよ。近いうちに大河ドラマへ出演する可能性も、大いにあると思います。そしてもちろん、今年の紅白司会への出演も。実は局内でもすでに『何もなければ彼女で当確』と話題になっていますよ」(前出・NHK関係者)
2021年02月13日第159回直木賞を受賞した、島本理生氏による小説『ファーストラヴ』が女優の北川景子主演で実写化され、現在上映されている。アナウンサー志望の女子大生・聖山環菜(芳根京子)が父親を刺殺するという衝撃的な事件に対峙する公認心理師の真壁由紀(北川)が、二転三転する供述に翻弄されながらも彼女の心理へ迫っていく。今回は主人公の公認心理師・真壁由紀を演じた北川と、由紀とは大学の同期で由紀の夫の弟でもある弁護士・庵野迦葉(かしょう)役の中村倫也にインタビュー。作中で2人はタッグを組んで環菜と対峙するが、次第に自分たちの過去にも向き合うことになっていく。そんな難しい間柄を演じた北川と中村は、役を通して何を感じていたのか。○■ずっと内臓を握られてるような感覚――今回の物語の中では視線がキーにもなってきますが、芸能人のお二人も見られることは多いかと思います。そこに何か共感したことや、考えたことなどはありましたか?北川:ああいう経験はしたことがないんです。あまり男性から見られていると思ったこともなく……。中村:そうなの?北川:女子校だったので男性の同級生もいなかったですし、想像で演じたところはありました。ただ人から見られる仕事なので、お仕事を始めたときはどう見られているのかは気になりました。自分はすごく目が悪いから、誰のことも見えないんですけど(笑)。10代の頃は「家を一歩外に出たら、みんなは常に私のことを”北川景子”として見てる」ということが怖かったんです。最近はそういう生活の方が長くて、「見られているものなんだ」と、あまり気にせずに生きています。中村:僕はヘラヘラ生きているので、見られてる時は「ちゃんとしなきゃ」と思いますけど、この仕事をしていると、評価なども含めて麻痺していくところはあります。よくファンの方のお悩みとかで「評価が気になって緊張してしまう」ということを聞くんですよ。北川:それは、私もあります。中村:本当? 俺はもう、全然なくて。北川:どうやったらそうなるの?中村:見られ方、受け取られ方は千差万別なので……。人の視線は大事ですけど、それよりも大事なのは自分の中にあるものだと思うし、それは仕事をしていても街を歩いてても、共通してるのかなと思います。若手の子はエゴサとかはしちゃうけど、それも良くない。――後輩の方からそういったことで相談を受けることもあったんですか?中村:如実に芝居変わることがあって「どうしたの?」と聞くと、エゴサした評価でヘコんでいたりするので、「気にすんな!」と言って終わりです(笑)。僕は、エゴサはしないですね。恋愛ドラマに出始めたときは、あまりにも今までの自分とのギャップが気になったので、『はじこい』(『初めて恋をした日に読む話』)の初回にドラマの名前で検索しました。色々な反応に「へ~!」と思ったけど、それで何かが変わるということはないです。北川:強い!中村:演劇が長かったということもあるかもしれません。演劇をやってると、毎日色々なお客さんが来て、色々なことを好き勝手言うんです(笑)。それぞれ言うことも違うし、もう「このラーメンがお口に合えば。僕らはおいしいと思ってます」というのが、シンプルだなと。だから、「気にはかけるけど、気にはしてない」ということが多いです。――この作品も観た人の感想たくさんあると思いますが、役を演じていて感じたこと、気づいたことはありましたか?北川:難しい役だったけど、やっている時は苦しんでるとか悩んでるといった感覚はなくて、すごく楽しかったです。堤監督とも初でしたし、倫也くんをはじめとして初共演の人が多くて、毎日新鮮でした。でも、クランクアップですごい泣いてしまって、そこで「大変だったのかなあ」と気づきました。中村:「いつも泣かないんですけど」と言ってたよね。北川:「あれ、なんで泣いてるんだろう」と思って、「大変だったのかなあ?」という感じでした。中村:大変だったろうよ。北川:監督もすごい明るい方だし、「いいんだけど、こっちはこう撮りたいから顔をこっちに向けてくれると助かる」といった風に建設的に話をしてくださってわかりやすかったし、迷うこともなくて、順調にいい作品ができていっている手応えがあったんです。でも、終わったら泣いちゃったので、もしかしたらこの役は自分にとってチャレンジだったのかもしれない。でも、楽しかったです。「終わった~!」という気持ちもあったし、法廷のシーンが最後だったので、自分でも背負ってるものから解放されたんだと思います。中村:解放感は大きかったね。僕は、う~ん……ずっと内臓を握られてるような感覚でした。僕自身はいつもヘラヘラしてるんですけど、撮影期間中、迦葉はずっと僕の中にいたんです。だからずっと胃の中に石を詰め込まれてるような感覚で、だからこそ終わった時の解放感が大きかったですし、そういうふうに役と共に生きた期間があまり多くないので、自分としても、チャレンジだったのかな。単純に難しかったというのもいっぱいありますけど、なんかずっと心のどこかにいるんですよね、あいつ! 「家賃払え」という話なんですけど(笑)。間借りしやがって!○■一緒にいて楽だったバディ――回想では、2人の気持ちがすれ違ってしまうシーンもありました。互いの芝居を重ねて感じたことはありましたか?中村:あのシーンはボタンのかけ違いのひとつであり、それが現代までの分岐でもあって、2人にとって良かったのか悪かったのかわからないな、と思いながら演じていました。もしかしたら、そこで傷が浅くすんで良かったのかもしれないし。でも、2人の中にあった時間として、急に火花がスパークする瞬間だったのではないかと思いました。北川:私も非常に寂しい気持ちになりました。デートシーンの撮影も重ね、由紀にとって心を開いて声を出して笑い合える人に出会ったのが初めてだったのかな、と思って。こんなに一緒にいて楽しい人はいないし、迦葉も他の人に見せない笑顔を見せてくれていたんじゃないかなと思います。2人は本能的に息が合っていて、一緒にいるとすごく楽しい間柄で、「相棒ができた」みたいな気持ちだったのに、男性と女性になった時に、ちょっとしたことで崩れてしまうのはすごく切ない。由紀の涙も、口に出していた気持ち以外に、大事な形が壊れてしまったことへの涙だったのかなと思いました。演じてみると、迦葉が壁を殴って去って行く音が悲しくて、「明日からは元の私たちじゃないんだ」という気持ちがありました。なかなか、兄弟のような親友のような人って出会えないじゃないですか。そういう大切な何かを失ってしまったという悲しさがありました。――最近公開された北川さん出演の映画だと『ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-』では綾野剛さん、『約束のネバーランド』では渡辺直美さんとのコンビ感がありましたが、今回の中村さんはどういう相手でしたか?中村:ほめてほめて!北川:1番、気を遣わなかった!(笑)中村:シンプル!(笑) 嬉しい。北川:最初に調べた時に、学年が一緒で「なんだ、同い年なんだ」と。若い男性と組むことも多かったんですけど、今回は「私がしっかりしなきゃ」でもなく、自然体でいても良いのかなと勝手に思って、実際にあまり気を遣わなかったです。ふだんは初めて会う人には緊張しちゃったりして、いきなり素を出せないタイプというか、「場を明るく作らなきゃ」みたいな気持ちもあるんですが、それさえもなかった(笑)。中村:いいんだよ、しなくてさ(笑)。北川:対等な感じでいいのかなあと思って、「私は初日ですし緊張もしています!」という気持ちそのままで入っていけたことに、自分でもびっくりしました。ついつい「北川景子です!」みたいな感じでいっちゃうことも多いんですけど……。中村:“仕事モード”だね。「北川景子ですけどなにか? ソイラテを頂戴?」みたいな。北川:違う違う(笑)。中村:見たことないけど(笑)。北川:人見知りですが、「人見知りではございません」みたいな感じにしちゃうんです(笑)。けど、今回はすごく自然体でいられましたし、演技の相談をしたわけでもなく、一緒にいてお芝居することを楽しめました。自分自身も「こうなるんだ」と演じながら発見できればいいかなと思っていたら、その通りにできて。舞台にもたくさん出演されていてお芝居も百戦錬磨ですし、会う前から勝手に信頼して「助けてもらおう」という気持ちがあったんです。「こういうお芝居をされるんだ。じゃあ、こうしたらいいかな」と引っ張ってもらったところがありました。中村:こんなに信頼される俳優います!?北川:なんか楽だったんです。一緒にいるだけで、私も素敵に見えるはず! と思いながら演じていました(笑)。中村:そこまで思っていただいてたんですね。光栄です、持ち前の包容力を発揮できて(笑)。芝居って相手のためにするものなので、楽だったのなら良かったです。北川:楽だった! 感情をむき出しにもしなければいけなかったんですけど、ぶつけやすかった。謝らなくてもいい感じ。わがまま放題やらせていただきました(笑)。■北川景子1986年8月22日生まれ、兵庫県出身。2003年にミスSEVENTEEでモデルデビュー後、『美少女戦士セーラームーン』(03~04年)で女優として活動を開始。2006年に映画『間宮兄弟』でスクリーンデビューを果たし、同年公開された『チェリーパイ』で映画初主演。主な出演作に映画『花のあと』(10年)、『謎解きはディナーのあとで」(13年)、『抱きしめたいー真実の物語一』(14年)、『HERO』(15年)、『探偵はBARにいる3』(17年)、『スマホを落としただけなのに』(18年)、『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』(19年)、『ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-』『約束のネバーランド』(20年)など多数。 スタイリスト:多木成美(オオキナルミ)、ヘアメイク:板倉タクマ■中村倫也1986年12月24日生まれ、東京都出身。2005年に俳優デビューし、映画『SPINNING KITE』(13年)で初主演を務める。2014年には初主演舞台『ヒストリーボーイズ』での演技が評価され、第22回読売演劇大賞 優秀男優賞を受賞した。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(18年)、ドラマ『初めて恋をした日に読む話』『凪のお暇』(19年)と続けて話題となり、実写版『アラジン』(19年)吹き替えでは第70回NHK『紅白歌合戦』で美声も抜露する。近作に映画『影裏』『水曜日が消えた』『人数の町』『サイレント・トーキョー』(20年)、『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』(21年/ナレーション担当)、公開待機作に『騙し絵の牙』(3月26日公開)があり、今後主演ドラマ『珈琲いかがでしょう』放送を控える。 スタイリスト:戸倉祥仁(holy.)、ヘアメイク:松田陵(Y’s C)
2021年02月12日「遠くにいるから言える言葉があるんだよ。今回でね、私、この番組終わり」こう突然、降板を宣言したのは萩本欽一(79)だ。2月6日に放送された『欽ちゃん&香取慎吾の第98回全日本仮装大賞』(日本テレビ系)で、出場30回目となる参加者との会話から飛び出した言葉だ。「収録自体は昨年末に実施されました。ですがあまりに急な告白だったので、審査員の柴田理恵さん(62)や飯尾和樹さん(52)たちも困惑していました。顔馴染みとなった参加者の男性に向けて、萩本さんは『あなただったら言えそうなので』と朗らかに伝えていました。降板は正式に発表されていませんが、番組関係者からは『せめて100回まで』と続投を望む声があがっています」(スポーツ紙記者)予期しない萩本の“降板宣言”に、視聴者からは惜しむ声が続々と寄せられている。《最後まで拝見していました。卒業のような事を言っていたのでビックリしましたけど本当に卒業されるのならお疲れさまですと言いたいです》《見てたけど、欽ちゃんホントに辞めちゃうのかな?年齢的に限界が近づいているのは理解しながら、なくなるのは寂しい》《欽ちゃん、長い間お疲れさまでした。小さい頃から仮装大賞が大好きで毎回見ていました》■萩本のモチベーション支えた香取慎吾’79年に『欽ちゃんの紅白歌合戦をぶっ飛ばせ!第1回全日本仮装大賞~なんかやら仮そう!~』の番組名からスタートし、今年で41年目を迎えた。’02年に香取慎吾(44)が司会者として加わり、番組名にも香取の名前が付された。幅広い世代の視聴者から愛され続けてきた長寿番組だが、萩本のモチベーションを支えていたのは香取だったという。「萩本さんは『主役は一般参加者』と公言し、常々“脇役”に徹しています。それゆえ不合格者へのフォローは素晴らしく、年齢問わず参加者に寄り添った進行は大好評。参加者にリピーターが多いのは、萩本さんの人柄の賜物です。いっぽう20年以上も単独で司会を続けることに、心許なさも感じていたそうです。そんななかで香取さんが番組に加わり、萩本さんは活気を取り戻したといいます。初めの数年は緊張していた香取さんですが、今では冗談も言い合えるほどの仲良しぶり。最近ではステージでの仕切り役も、ほぼ香取さんに委ねられています。『いつかは慎吾に譲りたい』と、萩本さんは環境を整えてきたのです」(テレビ局関係者)記念すべき「第100回」まで残すところあと2回となったが、“キリ番”を目指すことが萩本の目標ではないという。「今年の5月で萩本さんも80歳。長時間に及ぶ収録は体力的にも負担が大きく、『100回は無理だと思う』と幕引きを語っていました。香取さんも萩本さんの不調を心配した時期があったといいます。昨年は長年連れ添った妻の澄子さんが亡くなったこともあり、ゆっくりと余生を過ごしたいのではないでしょうか」(芸能関係者)番組から正式な発表はないが、すでに次回の出場者募集は開始されている。長寿番組の切り盛りは、全幅の信頼を寄せる香取に託すのだろう――。
2021年02月08日北川景子と中村倫也が明治30年(1897年)以来124年ぶりとなった2月2日の節分に、映画『ファーストラヴ』の“除災招福”を祈願を行った。この日、東京・神田明神に登場した北川さんと中村さん。いよいよ目前に迫った公開への想いを新たに笑顔を見せ、北川さんは「2019年に撮影をしてようやく来週公開を迎えられるので、どきどきしています」と語る。「久しぶりに主演をさせていただいた作品で、初めて堤幸彦監督とご一緒したり、共演の中村さんや窪塚(洋介)さんも初めてでがっつりやらせていただいて、いろいろ刺激的で新鮮でした」とふり返り、「皆さんにこの作品がどういう風に届くのか気になって仕方がないです。この期間にたくさんの方に支えられて感謝しかありません。いろんな方の想いが詰まっているので、たくさんの方に届けられたらいいなと思っています」と気の引き締まる表情で挨拶。中村さんは「ここ神田明神は、都内有数のパワースポットで知られておりまして、縁結びや商売繁盛を…」とナレーション風に話し始め会場をなごませながら、「今回の作品はとても難しかったです。その分チームワークの偉大さを感じた作品になりました。堤監督のもと、胸を張れるものが出来上がったので、観ていただいて損はさせないぞ、という気持ちです」と続けた。「一発勝負でした」北川景子も“幸せだったころ”のシーンがお気に入りこの前日に、シンガー・Uruによる挿入歌「無機質」に乗せて本編映像の一部が解禁されたことに話が及ぶと、北川さん演じる由紀の長い髪を、中村さん演じる迦葉が切るシーンなどが大きな話題となっており、「髪を切るところ好きです、さわやかで甘酸っぱいけど官能的で。髪を切りながら、景ちゃんがこっちを向くのを子供が床屋に行って前を向かされるように(頭をくいっと)直したら笑ったんですよね。日本映画史に残る名シーンになったんじゃないかな(笑)」と冗談めかしながら胸を張る中村さん。すると、北川さんも「1回しかできない一発勝負でしたね。過去のシーンは唯一楽しい幸せだったころで、髪を切った後に2人でバスに乗る短いシーンなんですが、今まで孤独だったけどちょっと心を開いて安心しているのがすごくいいシーンです」と、その一連がお気に入りであることを明かした。「ドンとしている」「オーラが違った」お互いの印象明かす北川さん中村さんは本作が初共演。そして同い年という関係性で、互いに刺激を受けたことを問われると、まず。北川さんは「動じないところ」と、中村さんについてきっぱり断言。「監督が、こういう風にやってみて、とプランを変えられたりするときもすぐに涼しい感じで出来る。宣伝もいろいろ一緒にやらせていただいて、私はバラエティもイベントもぎりぎりまで台本読んだり緊張してるんですけど、全然そういうところを見ない」と打ち明ける。「『楽しんでやればいい』っていう感じでドンとしているんです。それを見てると私も安心できるので、同い年だけどお兄さんっぽい感じがします」と話すと、中村さんは「紅白歌合戦に出たときは緊張しました(笑)。宣伝をしようと集まってくださっているので(こういうイベントは)あんまり緊張しないですね」と返して会場を沸かせた。一方、中村さんは北川さんについて「最初の回想シーンの撮影のときは、人見知りでおとなしいのかな?と思ったけど、現代に入ると別人だったので役作りがすごい。オーラが違ったの!」と本当に驚いたよう。「景ちゃん自身は現場にいると別人。リハーサルで僕は『やってみて探ろう』みたいな性格なんですけど、景ちゃんと芳根さんは最初から構えたミットにバーンとくる感じ。それがプロだなと」と明かし、北川さんは「中村さんは、肩の力を抜く、抜きどころをちゃんとわかっていて、そういう感じで器用にやりたい」と羨望の眼差しを送っていた。そしてイベント当日が、明治30年(1897年)以来124年ぶりに2月2日の節分という珍しい暦にあたっていることから、それぞれが除災招福の”福は内”にちなんだ「今年招き入れたいこと」を問われることに。北川さんが「昨年はコロナがあって不安な生活だった。今年は、ハッピーに心配事なく暮らしたい。気兼ねなく映画館に来ていただける環境になって、この作品を観ていただきたい、というのが切実な願いです」と力を込めると、中村さんも「本当に同じことを言おうと思っていました。そういう環境が早く来たらいいな」と息の合うところを見せつつも、「でも被ったので変えて、お金持ちになりたい!お金を招き入れたいです!(笑)」と語り、会場を盛り上げていた。『ファーストラヴ』は2月11日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファーストラヴ 2021年2月11日より全国にて公開© 2021「ファーストラヴ」製作委員会
2021年02月03日歌手・大塚愛の楽曲「さくらんぼ」が3日から1カ月間の期間限定で、auスマートパスプレミアム会員に無料プレゼントされる。「さくらんぼ」は、 2003年に発売された大塚の2ndシングルで、TikTokでは35万件以上の動画投稿が確認されるなど、国民的POPソングとして時代を超えて愛され続ける名曲だ。同曲でブレイクした大塚は翌年末に日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞し、NHK『紅白歌合戦』にも初出場。以降も多くのヒット作を生み出してきた。今回は、大塚が3日にリリースするリメイクアルバム『犬塚 愛 One on One Collaboration』、LIVE商品『LOVE IS BORN 17th Anniversary 2020』を記念してのプレゼント企画。このどちらにも「さくらんぼ」が収録されている。
2021年02月03日何度もつかみかけては逃してきたチャンスだった。1月22日にデビュー1周年を迎えるSixTONES。全員がJr.歴10年以上という、長い下積みを経て、ようやく踏み出した第一歩。それは、とても華々しいものだった。YOSHIKIが制作したデビュー曲『Imitation Rain』は、ミリオンを達成。この曲を引っ下げたコンサートツアーでは、全国5都市を巡る予定だった。しかし、新型コロナウイルスが猛威を振るった影響で、ツアーは途中で中止となり、2ndシングルの発売も延期。記念すべきデビューイヤーにもかかわらず、悔しい出来事が続いた。でも、彼らにとっては、そんな逆境も大したことではなかったらしい。緊急事態宣言解除後初めての取材で、田中樹(25)が「楽しみにしてくれているファンのみんなを待たせるのは心苦しいけど、だからって焦って取り返さなきゃとは思わない。やるべきことはずっとやってきたから」と語っていたからだ。その言葉どおり、彼らは着々と活動の幅を広げ、昨年末には『紅白歌合戦』への初出場も果たし、待望の1stアルバム『1ST』を1月6日に発売。デビュー2年目となる今年も、この勢いのまま突き進んでほしい。「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月14日新型コロナの影響で史上初の無観客での放送となった『第71回NHK紅白歌合戦』。平均視聴率は2年ぶりに40%の大台を突破したが、その功労者のひとりが歌に司会に大健闘した二階堂ふみ(26)だろう。ディズニースペシャルメドレーでは美声を響かせ、スカートや着物といった従来のスタイルから離れたかっこいいパンツスーツ姿などが反響を呼んだ。総合司会の内村光良(56)、白組司会の大泉洋(47)とは息の合った掛け合いを見せ、長くなりがちな大泉の話を遮って進めていく様子はコントのようだった。手綱を締める司会ぶりは、連続テレビ小説『エール』で気弱な夫・裕一を先導していく妻・音そのもの。混迷を極める年越しでも頼もしかった彼女に盛大な拍手を!「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月13日昨年の紅白歌合戦で初披露され話題となった星野源「うちで踊ろう(大晦日)」のパフォーマンスがYouTubeでフル・バージョン公開された。外出自粛期間中に公開され、多くの人がコラボし日本中を勇気づけた「うちで踊ろう」。今回の「うちで踊ろう(大晦日)」は、2番を含むフルバージョンだ。紅白では、コロナ禍にありながら、“今この時間を生きているすべての人に向けて書いた”というあたらしい歌詞、フルバージョンのパフォーマンスが大反響を呼んだ。そんな4分超えのパフォーマンスが今回急遽、公開された。(cinemacafe.net)
2021年01月08日俳優の菅田将暉が、ダスキンが運営するミスタードーナツの新商品「misdo meets PIERRE MARCOLINI ピエール マルコリーニ コレクション」の新CMに出演。「フォンダン」編は8日より全国で放送される。昨年9月よりミスタードーナツ50周年アンバサダーを務めている菅田が、満を持して商品CMに登場。グレーを基調としたシンプルな世界観に映えるスーツスタイルの菅田とドーナツの出会いを、スタイリッシュに切り取った。注目ポイントは、CMに3度登場する「フォンダン」というセリフ。監督からバリエーションをリクエストされ、語尾を伸ばして余韻を持たせたり、自信たっぷりに言い切ったりと、菅田の豊かな感性と表現力を駆使した「フォンダン」が複数撮影された。持ち前の演技力で、新商品との出会いや魅力を同じ一言で表現している。そのほか、食べたときの印象的な目の表情や、クールかつチャーミングなアクション、口元にハートのマークが現れるシーンなど、見どころ満載のCMが完成した。撮影で苦労した点について菅田は「『フォンダン』って3回言っただけなんですけど、セットもやることもすごくシンプルなだけに、その3回のセリフを、どういう『フォンダン』にすれば、みんなの頭の中に『フォンダン』が残るのか、監督とニュアンスをいろいろ相談しながら撮影しました」と語り「そこが難しくもあり、楽しかったポイントですかね」と振り返る。また、これまでの年末年始で特に印象に残っている年を聞かれ「紅白歌合戦に出場させていただいた2019年ですね」と一昨年を挙げ「(紅白歌合戦が)終わった後、何とも意味の分からない高揚感があって、そのまま事務所の方たちみんなで夜通し打ち上げをして、夜にまた友達と合流して初詣に行って、帰るみたいな初めて経験するような年末年始でした」と語った。
2021年01月07日2021年1月4日に放送されたトーク番組『情報ライブ ミヤネ屋新春!初笑いスペシャル〜大泉洋2021年どうでしょう!〜』(日本テレビ系)に出演した俳優の大泉洋さん。番組MCの宮根誠司さんとの対談を行い、2020年の紅白歌合戦のオファー秘話や、大学時代の話で盛り上がりました。大泉洋の左肩に憑いていた霊に大爆笑番組では、「霊視をしてもらいたい」という大泉さんたっての希望でお笑いタレントで霊視鑑定を行っている、シークエンスはやともさんに見てもらうことに。大泉さんは、霊視ができる人に会うといつも「憑いてますよ」といわれるといいます。バラエティ番組『水曜どうでしょう』(HTB)で何度か訪れた、四国八十八か所のお遍路巡りの企画の際には、毎回帰って来るたびに霊がついてきたと説明。四国に行くと、大泉さんの体調が悪くなったり、車のタイヤがパンクしたり、カメラ機材が壊れたりなど不運が重なることが多くありました。大泉さんの「左の肩が重くなる」という悩みに対して、シークエンスはやともさんが見ると…。大泉さん大好きという、生霊の人数は一番多いです。情報ライブ ミヤネ屋ーより引用右の肩には生きている人の想いとして見える『生霊』がついており、「四六時中大泉さんのことを考えている人が、数十万人いる」と説明。さらに、左の肩には…。日本のみならず、各国いろんな国々の死人が憑いています。情報ライブ ミヤネ屋ーより引用なんと大泉さんが重いと感じていた左肩には、世界各国の死人の霊が憑いていたことが判明したのです!これには大泉さんも「ちょっと待って。各国の死人が憑くってなんでよ。どうしてよ」と、パニックで納得いかない様子。シークエンスはやともさんも「こんな人は初めて見た」と驚きの様子を見せました。世界各国の死人は「なんだ、この面白い日本人は」と思い、大泉さんに憑いて日本まで来てしまったのだとか。シークエンスはやともさんがいうには、「よっぽど居心地がいいからか、まだとれていない」と説明します。世界12か国の霊が憑いているという、大泉さんの左肩。ネット上には、さまざまなコメントや予想が寄せられていました。・世界各国の死人は笑ったわ!『水曜どうでしょう』で海外に行っていた時に憑いたんじゃない?・さすが!四国のお遍路の時は、いろいろなところに異常なことが起きましたからね…。・大爆笑した!もはや世界のスターですね。これからも大泉さんは、たくさんの生霊と世界各国の死人を楽しませながら、映画やドラマのみならずバラエティ番組などでも活躍することでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年01月05日一年の締めくくりである国民的音楽番組『NHK紅白歌合戦』。今回は無観客開催、出演者が3会場に分かれての歌唱など異例づくめだったが、視聴率は見事、大台の40%超えを達成。なかでも重要なのが、やはり番組を締めくくるトリの存在。白組トリを務めたのは、27年ぶりにNHKホールでの歌唱となった福山雅治(51)。名曲『家族になろうよ』で締めくくった福山だが、そんな福山に複雑な思いを抱いていた大御所が。今回で50回目となる最多タイの出場記録を誇る五木ひろし(72)だという。「同じく北島三郎さん(84)が50回目の出場となった際は、大トリを務めていましたが、五木さんは今回トリ候補にも挙がらなかったといいます。五木さんは07年を最後にトリを取っていません。長年支えてきた功労者である五木さんにはNHKがもう少し配慮すべきだったと思います。五木さんも『せっかくの記念なのにな……』と残念がっていたそうです」(芸能プロ関係者)しかし、五木の紅白は今回で終わったわけではない。「北島さんは50回目の際に自ら勇退を宣言しましたが、五木さんは今回、一切明言していません。最多出場となる51回を目指す可能性は大いにあるでしょう」(前出・芸能プロ関係者)今年末は多くの観客が見守る『紅白』に戻るよう願うばかりだ。「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月04日コロナ禍で目立ったヒット曲も少なく、当初は低迷が予想されていた『第71回NHK紅白歌合戦』。しかし、結果は2年ぶりとなる視聴率40%超えを記録するなど高評価。今年の“立役者”となった一人が、『香水』で大ブレークを果たした瑛人(23)。歌詞にあるウランド名「ドルチェ&ガッバーナ」を歌うことができるかにも注目されたが、見事、歌唱に成功した。そんな瑛人の母親への“お年玉”も規格外だったようだ。「瑛人くんのお母さんは神奈川県にあるスナックで働いていて、常連からも大人気でした。しかし、息子の大ブレークで取材が殺到したこともあって、お店に迷惑をかけまいと昨年末に自ら退職したそうです。お母さんには将来的に、音楽を生業にしたい若者を応援できるようなライブバーを経営したいという夢があるそうです。瑛人くんも大賛成していて、出資することを考えているそうです」(スナックの常連客)40%大台突破に貢献したのはアーティストだけではない。初司会とは思えぬ名さばきで紅組を勝利に導いた二階堂ふみ(26)は歌でも大活躍。また二階堂も出演した朝ドラ『エール』のキャストたちが美声を披露した特別企画には“大集合”する案もあったようだ。「実は岩城新平役の吉原光夫さん(42)や、二階堂さんの母を務めた薬師丸ひろ子さん(56)が出演する案もあったそうなのですが、時間の関係で泣く泣く諦めたそうです」(前出・NHK関係者)「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月04日“目玉不在”の下馬評を覆し、見事2年ぶりに40%超えを記録した『第71回NHK紅白歌合戦』。本誌は例年行われているリハーサル取材に参加できなかったが、驚きの舞台裏を今年も独占入手した!デビュー17年目での初出場となったJUJU(44)は、亡き“盟友”への思いを胸にステージに立っていた。「リハーサルではかなり緊張していた様子でした。本番では目を潤ませながら熱唱していましたが、NHKの番組で共演していた三浦春馬さん(享年30)のことがこみあげてきたのでしょう」その年を代表するアーティストが選出される紅白のトリ。紅組は11月の落馬トラブルによるケガを乗り越えたMISIA(42)が見事、大トリの大役を務めたが、白組には“幻の構想”があったという。「曲順が発表される数日前までは、氷川きよしさん(43)をトリにする案がありました。氷川さんは19年の紅白では『きよし“くん”にサヨナラ』と語り、今回も白→赤→ゴールドの衣装に早着替えしたジェンダーレスな活躍を続けています。NHKとしては、同じくLGBTQを象徴するレインボーフラッグを過去の紅白でも掲げたMISIAさんと、氷川さんをトリにすることで、“新時代の紅白像を打ち出す”という構想もあったそうです」(前出・NHK関係者)「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月04日12月31日に放送された『第71回 NHK紅白歌合戦』。初めて紅組司会者を務めた二階堂ふみ(26)に、《安心感がある》《貫禄がすごい》と称賛が広がっている。総合司会者は、内村光良(56)と桑子真帆アナウンサー(34)。白組司会者は大泉洋(47)が務め、無観客で開催されるといった異例の放送となった。「二階堂さんは初登場だけでなく、司会者の中でも最年少。ですが気負いすることなく、テキパキと進行させていました。内村さんと大泉さんが脱線しそうになっても、笑顔で『よろしいですか?』と切り上げる様はお見事。とても良いコンビネーションでした。また例年の紅組司会者と一線を画した、二階堂さんのシンプルなパンツスタイルも場を引き締めていましたね」(テレビ局関係者)そんな二階堂は安定した司会ぶりだけでなく、歌唱にも注目が集まった。ディズニースペシャルメドレーでは、氷川きよし(43)と一緒に「ホール・ニュー・ワールド」を披露。二階堂の透き通った美しい歌声に、大泉も「めちゃくちゃうまいね!」と唸るほどだった。今回の紅白は、「今こそ歌おうみんなでエール」がテーマ。後半には連続テレビ小説『エール』の主題歌を歌ったGReeeeNが登場し、「星影のエール」「キセキ」を披露した。本ドラマでヒロインを演じた二階堂は、共演の窪田正孝(32)と並んで耳を傾けていた。2人はリズムに合わせて体を揺らすも、ともに涙を浮かべる一幕もあった。そんな『エール』がクランクアップしたのは10月29日で、紅白の司会者が発表される直前だった。年内に無事完走できたことに、二階堂には万感の思いがあったようだ。「クランクアップ時、二階堂さんは号泣でした。『もともと歌は得意でない』と語っていましたが、自腹でボイストレーニングに通うなど励んでいました。ですが新型コロナウィルスの影響で、撮影は2カ月半の休止に。志村けんさん(享年70)が亡くなるといった悲しい出来事もありました。歌唱シーンの撮影では、飛沫対策で難航したことも。紅白では、そういった不安や辛さを乗り越えた思いが込み上げてきたのでしょう」(ドラマ関係者)紅組優勝が決定した際には、右手を上げて大はしゃぎだった二階堂。絶妙な司会ぶりを見せた彼女に、視聴者からは早くも期待が寄せられている。《二階堂ふみちゃん、また司会やってほしいな〜と思った紅白だった》《紅白観て二階堂ふみちゃんが益々好きになった 来年も同じメンバーで司会やってほしい!!》《今年の紅白めっちゃ良かった!二階堂ふみちゃんが司会上手すぎて来年もお願いしたい!ほんとに飽きることなく見れたし、今までで一番感動した!》
2021年01月01日昨日放送された第71回NHK総合「紅白歌合戦」。今年は新型コロナウイルスの影響により初の無観客開催となり、番組内容がどんなものになるか心配の声もありました。蓋を開けてみれば、意外な盛り上がりを見せていました。お一人お一人の歌唱の素晴らしさはさることながら、今回視聴していて、筆者は3つの可能性を見た気がしました。■コロナによる歌謡番組の可能性1つは、言わずもがなコロナによる歌謡番組の可能性です。今回無観客の番組編成は安全面への配慮だけでなく、年末の一体感のようなものをどう演出するか、そして歌が続くというある程度出てしまう単調さをどう払拭するかが、様々練られているように感じました。たとえば4人組歌謡グループ「純烈」が見せた、視聴者のリモコンのボタン数により演出パターンが変わる手法は、生放送ならではかつ一体感を生み出しやすい取り組みだなと感じました。また意外とその存在意義は大きかったのかなと感じた点が、リモートとなった審査員の存在です。今回別室でのモニター参加となった審査員の方々。時たまトークを振られることはありましたが、従来よりも登場回数は少なかったように思います。普段は何も意識していませんでしたが、今回長時間紅白を視聴している際に「ちょっと内容が詰まりすぎて疲れたな」と感じた場面も多かったので、合間合間に入るトークやちょっとした歌と関係のない演出の重要性をより実感したのでした。■大泉洋が示した紅白歌合戦の可能性次に感じた可能性は、白組司会だった大泉洋さん(47)の存在です。おなじみのテンションでギャグやオーバーなリアクションを交えた彼のトークは、総合司会の内村光良さん(56)ともしっくり来ていて非常に魅力的でした。当たり前のように馴染んでいたものの、実はここ10年、白組の司会を勤めていたのは常にジャニーズの方でした。2010年~2014年:嵐2015年:井ノ原快彦2016年:相葉雅紀2017年:二宮和也2018年:櫻井翔2019年:櫻井翔今年、嵐の方々は節目の年ということで司会が担えなかった事情もあるかもしれませんが、改めてみていくと、今年の番組では新たな“風”を生み出したい気持ちもあったのかなと感じます。同時にその風は、大泉さんから十分に感じることができたかもしれません。数年前、紅白歌合戦の若返りを模索した結果の出演者の選定基準が話題になりました。そして今度は番組の安定的な空気感も、また変わろうとしているのかもしれない。そんな風に思ったのでした。■氷川きよしが示した“紅白”の可能性最後は、今年もやってくれました氷川きよしさん(43)!数年前から垣根をどんどん超えていっているのは言わずもがなですが、今年は登場時に白いコスチュームをまとい、途中で赤のボンテージ姿に変身(ヒップラインがめちゃくちゃセクシー)。そして最後は黄金色の衣装に変身し、宙を舞いました。ここには2つのメッセージを個人的には感じました。1つは紅白のどちらでもあり、どちらでもないというメッセージ。もう1つは昨年が金の龍に乗って宙を舞う演出だったのに対し、今年は自らが黄金となり舞ったという演出の変化です。歌唱曲「限界突破×サバイバー」の歌詞にもあるような「可能性のドア」を何かに乗らなくても自分自信で突破し、「無敵のオイラ」になれるといったメッセージも込められているのかな……。そんな風に見ていて感じました。何はなくともあれ、あっという間に盛り上がり、そして終わった今年の紅白歌合戦。来年は無観客開催でない事を祈りつつ、2021年の音楽シーン、芸能シーンに想いを馳せていきたいと思います。(文:おおしまりえ)
2021年01月01日2020年12月31日に放送された音楽番組『第71回NHK紅白歌合戦(以下、紅白)』(NHK)に出演した、アイドルグループ『嵐』。2021年からはグループでの活動を休止するため、5人そろった紅白でのパフォーマンスは、放送前から大きな注目を集めていました。『嵐』のパフォーマンスに内村光良がコメント4年連続で、紅白の総合司会を務めた、内村光良(うちむら・てるよし)さん。『嵐』のメンバーとは、何度か紅白の司会を始め、さまざまな番組で共演しています。『嵐』の歌唱前に、内村さんは自身の想いを噛みしめるようにゆっくりと言葉にしました。今年は本当にいろんなことがありました。悲しいこと、つらいこといっぱいありましたよね。続いては、『嵐』のみなさんです。本当に、『嵐』の5人がこの1年、起こったこと・感じたこと、それをすべて受け止めて歌ってくれます。2009年からね、この紅白を引っ張ってくれてきた『嵐』にね、司会で私も本当に助けられました。本当にね、ありがとう!でもすごく楽しかったです。毎年。そんな『嵐』のみんなが、明るい未来に希望をこめて歌います。第71回NHK紅白歌合戦ーより引用内村さんの曲振り後、『嵐』は、紅白のために用意したメドレーを披露し、最後まで渾身のパフォーマンスを見せました。『嵐』が歌い終えると、内村さんは「嵐のみんな、ありがとうございました!」と声をかけ、次のようなメッセージを送ります。ひとまず、お疲れ様です。また5人でそろった姿、本当にみんな待ってるからね!本当に会いたかったよ。直接会いたかった!第71回NHK紅白歌合戦ーより引用今回の紅白では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、『嵐』を始め複数の歌手が、別々の会場から中継によるパフォーマンスを披露しています。内村さんの「直接会いたかった」という言葉に、強く共感したファンは多かったかもしれませんね。番組の視聴者からは、さまざまな反応が寄せられています。・内村さんの人柄が伝わってくる素敵なコメントだった。・寄り添うような内村さんの言葉に涙があふれた。こんなに感動した紅白は初めてかも。・「ひとまず」という言葉を使ってくれた内村さんの優しさにグッときた。またいつか5人に会える日が楽しみ。内村さんといえば、紅白で見せる周囲への気遣いや、的確なコメントがたびたび話題になっています。紅白で総合司会をこなした内村光良安室奈美恵の出演後に見せた『ある気遣い』に、ほろりさりげない配慮ができるのは、普段から周囲に目を配り、肩書に関係なく他者を受け止めて、思いやる姿勢を持っているからでしょう。こんな風に振る舞えたら…と思わされますね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月01日2020年大晦日のNHK『紅白歌合戦』を含む多数の音楽特番に出演し、「足跡」を披露した女性ボーカルグループLittle Glee Monster(通称:リトグリ)。そんな彼女たちが1月20日にリリースするベストアルバム『GRADATI∞N』(読み:グラデーション)の初回生産限定盤Bに収録されるBlu-rayより「SPIN」のMusic VideoがオフィシャルYouTubeで公開された。アルバムは「好きだ。」「世界はあなたに笑いかけている」「Jupiter」などの大ヒット曲や、新曲2曲、過去曲の再録音16曲を含む3CD49曲が収録されるほか、初回生産限定盤Aには昨年9月に無観客配信ライブとして東京ガーデンシアターにて2日間開催された『Little Glee Monster Live on 2020 -足跡-』の模様を付属Blu-rayに全曲収録。初回生産限定盤BにはこれまでのMusic Video18曲と本日公開された「SPIN」のほか、「move on」のMusic Videoを含む20曲のMusic Video Collectionが収録される。そのほか『GRADATI∞N』の最新情報は特設サイトをチェックしよう。Little Glee Monster「SPIN」MVベストアルバム『GRADATI∞N』特設サイトリリース情報Little Glee Monster BEST ALBUM『GRADATI∞N』2021年1月20日リリース●初回生産限定盤A(3CD+BD)税込7,920円Blu-ray:『Little Glee Monster Live on 2020 -足跡-』全曲収録予約URL: 『GRADATI∞N』初回生産限定盤Aジャケット●初回生産限定盤B(3CD+BD)税込6,600円Blu-ray:『Music Video Collection』20曲収録予約URL: 『GRADATI∞N』初回生産限定盤Bジャケット●通常盤(3CD)税込3,960円予約URL: 『GRADATI∞N』通常盤ジャケット<収録曲>※CD3形態共通【Disc.1 Sing 2020】好きだ。放課後ハイファイブ人生は一度きりGirls be Free!Hop Step Jump!青春フォトグラフMy Best Friend私らしく生きてみたいSAY!!!全力REAL LIFEオレンジ小さな恋が、終わった会いにゆくDon’t Worry Be HappyHARMONYはじまりのうた【Disc.2 Groovy Best】世界はあなたに笑いかけているSTARTING OVER恋を焦らずI Feel The Light featuring Earth, Wind & Fire Baby Baby SPIN Waves move on Be My Babyだから、ひとりじゃないOVERECHOGet Down青い風に吹かれてI BELIEVEハピネスLove To The World【Disc.3 Harmony Best】明日へVIVAJupiterいつかこの涙がLove Yourself君に届くまでDear My Friend feat. Pentatonix夏になって歌えCLOSE TO YOUギュッとヒカルカケラGiftClassicIn Your Calling幸せのかけら足跡関連リンクLittle Glee Monsterオフィシャルサイト Glee MonsterオフィシャルTwitter Glee MonsterオフィシャルInstagram
2021年01月01日2020年12月31日に放送された音楽番組『第71回NHK紅白歌合戦(以下、紅白)』(NHK)。総合司会の内村光良(うちむら・てるよし)さんを中心に、白組の司会を俳優の大泉洋さん、赤組の司会を俳優の二階堂ふみさんが務めました。例年と異なり、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響を受けて、無観客での開催となった紅白。明るいテンションで笑いを交えたトークを展開する大泉さんと、ツッコミを入れる内村さん、落ち着いて進行を務める二階堂さんの3人で場を盛り上げていました。大泉洋「どんな時も絆はつながっています」番組が終盤に差しかかり、シンガーソングライターの福山雅治さんが、結婚式の定番曲ともなっているヒットソング『家族になろうよ』を披露しようとした際のこと。福山さんが歌う直前に、大泉さんは次のような言葉を述べました。人と人とが離れなくてはいけなくなった今年。家族も例外ではありませんでした。今この時も、独りで紅白をご覧になっている人もたくさんいると思います。でも、どんな時も絆はつながっています。テレビの前のみなさんも、あなたの大切な人を思い浮かべながら聴いてください。第71回NHK紅白歌合戦ーより引用家族とテレビ番組を見ていた人もいれば、コロナウイルスの感染拡大を懸念し、単身で過ごした人もいるでしょう。また、例年になく忙しく、家族のもとに帰れないまま年を迎えた医療従事者もいたはずです。さまざまな立場の人を思いやる大泉さんのコメントに、ネット上では反響が上がりました。・泣いた。この1年、ずっと遠方の家族を心配して、今も1人で紅白を見ていたから…。・今年は帰省できなかったので、大泉さんの言葉が身にしみた。ありがとう。・初めて1人の年越しをしてさびしかったけど「自分だけじゃない」と思えて、心が温かくなった。コロナウイルスの流行を受けて、気軽に人と会うことができなくなった日々を思い出し、胸がいっぱいになった人は多かったようです。2021年は、引き続き『ウィズコロナ』を意識した生活を余儀なくされますが、決して1人ではありません。新しい形でつながりあっていくことを、諦めずにいたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月01日本日12月31日19時30分から23時45分まで『第71回NHK紅白歌合戦』が放映される。年末の恒例行事ともいえる『紅白』。今年は「今こそ歌おう みんなでエール」をテーマにこの1年を象徴する楽曲をパフォーマンスする紅組・白組合わせた47組が熱演を繰り広げる予定だ。番組を盛り上げる司会は、総合司会を内村光良とNHKの桑子真帆アナウンサーが、紅組司会を二階堂ふみが、白組司会を大泉洋が務める。4年連続の起用となる内村以外は初めての大役抜擢。彼らが織りなすコメントにも注目したいところ。出演アーティストの顔ぶれは紅組が、あいみょん、石川さゆり、坂本冬美、櫻坂46、JUJU、Superfly、天童よしみ、東京事変、NiziU、乃木坂46、Perfume、日向坂46、Foorin、BABYMETAL、松田聖子、MISIA、水森かおりmilet、LiSA、Little Glee Monster。白組の布陣が嵐、五木ひろし、瑛人、Official髭男dism、関ジャニ、Kis-My-Ft2、King & Prince、郷ひろみ、GENERATIONS、純烈、鈴木雅之、SixTONES、Snow Man、氷川きよし、福山雅治、Hey!Say!JUMP、星野源、Mr.Children、三山ひろし、山内惠介、ゆずとなっている。トップバッターは白組のKing & Princeで『I promise』。それに続くのは紅組・Foorinの『パプリカ』。そして後半部の先鋒を務めるNiziU『Make you happy』、瑛人『香水』と繋がる今年を彩った初出場者にも期待だ。また急速に支持を得たYOASOBIは、これまでライブやTV出演でのパフォーマンスを一度も行っていないにもかかわらず、異例の抜擢となった。そして初の無観客開催となる今回は「NHKホール」「101スタジオ」「オーケストラスタジオ」「審査員ルーム」の4つのステージから放送。オーケストラスタジオでは東京フィルハーモニー交響楽団が生演奏を行い、山内惠介やSuperfly、さだまさし、ゆずと豪華共演を果たす。このコラボがどんな音楽的作用があるのか、期待したい。また特別企画として、連続テレビ小説『エール』の主題歌を歌ったGReeeeNが初出場。主人公・古山裕一を演じた窪田正孝も登場するという。さらにアメリカからYOSHIKIがリモート出演し、X JAPANの名曲『ENDLESS RAIN』をピアノ演奏。交流のある歌手サラ・ブライトマン、QUEENのブライアン・メイとロジャー・テイラーもパフォーマンスに加わるということで、こちらも目が離せない内容。白組のトリは福山雅治が務め、大トリを務めるのは紅組のMISIA『アイノカタチ』。他にも社会現象となったアニメ『鬼滅の刃』のメドレーを歌うLiSAや、当日に活動休止前の最終公演となる生配信ライブ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31.」を開催している嵐の出演など見どころは多い。初の試みが満載の今年の『紅白』、家でゆっくり過ごす年の瀬にぜひチェックしてほしい。<出演順>01.白組:King & Prince 『I promise』02.紅組:Foorin『パプリカ』03.白組:山内惠介『恋する街角』04.紅組:milet『inside you』05.紅組:日向坂46『アザトカワイイ』06.紅組:櫻坂46『Nobody’s fault』07.白組:Hey!Say!JUMP『紅白SPメドレー ~みんなでエール2020~』08.紅組:Little Glee Monster『足跡』09.白組:SixTONES『Imitation Rain』10.紅組:水森かおり『瀬戸内小豆島 ~2020映えSP~』11.白組:GENERATIONS『You & I』12.白組:純烈『愛をください ~Don’t you cry~』13.紅組:坂本冬美『ブッダのように私は死んだ』14.白組:Kis-My-Ft2『We never give up!』15.紅組:天童よしみ『あんたの花道 ~腹筋太鼓乱れ打ちSP~』16.特別企画:さだまさし『奇跡2021 ~紅白バージョン~』17.紅組:乃木坂46『Route246』18.白組:鈴木雅之『夢で逢えたら』19.特別企画:紅白 ディズニースペシャルメドレー20.白組:五木ひろし『山河』21.紅組:NiziU『Make you happy』22.白組:瑛人『香水』23.紅組:Perfume『Perfume Medley 2020』24.紅組:BABYMETAL『イジメ、ダメ、ゼッタイ』25.白組:郷ひろみ『筒美京平 トリビュートメドレー』26.紅組:JUJU『やさしさで溢れるように』27.特別企画:連続テレビ小説『エール』28.特別企画:GReeeeN『星影のエール紅白SP』29.白組:嵐『嵐×紅白 2020スペシャルメドレー』30.紅組:LiSA『アニメ「鬼滅の刃」紅白SPメドレー』31.白組:Official髭男dism 「I LOVE...」32.白組:三山ひろし『北のおんな町~第4回 けん玉世界記録への道~』33.紅組:YOASOBI『夜に駆ける』34.白組:関ジャニ∞『みんなで踊ろう!前向きスクリーム!』35.紅組:東京事変『うるうるうるう~能動的閏〆篇~』36.白組:ゆず『雨のち晴レルヤ ~歓喜の歌 紅白SP~』37.紅組:あいみょん『裸の心』38.特別企画:YOSHIKI『ENDLESS RAIN』39.紅組:Superfly『愛をこめて花束を』40.白組:Mr.Children『Documentary film』41.紅組:石川さゆり『天城越え』42.白組:星野源『うちで踊ろう(大晦日)』43.白組:氷川きよし『限界突破×サバイバー』44.紅組:松田聖子『瑠璃色の地球 2020』45.特別企画:松任谷由実『守ってあげたい』46.白組:福山雅治『家族になろうよ』47.紅組:MISIA『アイノカタチ』
2020年12月31日大晦日の恒例である、音楽番組『NHK紅白歌合戦(以下、紅白)』(NHK)。さまざまな分野のアーティストが集い、歌を披露します。放送前日である2020年12月30日、今回の紅白に、歌手の玉置浩二(たまき・こうじ)さんが出場することが発表されました。玉置浩二が紅白に24年ぶりの出場!『キ・ツ・イ』や『氷点』『田園』など、オリコンチャート入りを果たした多くの名曲を生み出してきた、玉置さん。1996年に放送された第47回の紅白で代表曲の『田園』を披露して以来、同番組には出場していませんでした。しかし、2020年の紅白で24年ぶりに出場することが電撃発表!『田園』をオーケストラとの共演で披露するとのことです。【玉置浩二さんの出場が決定!】第71回NHK紅白歌合戦に玉置浩二さんの出場が決定名曲「田園」をオーケストラとの共演で熱い思いのこもったパフォーマンスを見せてくれます紅白歌合戦に出場するのは24年ぶりです #玉置浩二 #NHK紅白 — NHK紅白歌合戦 (@nhk_kouhaku) December 30, 2020 新型コロナウイルスの感染症が拡大し続けている中、玉置さんは多くの人に歌を通してエールを届けるといいます。放送前日の発表に、ネットでは「最高のサプライズ!」「突然の朗報に混乱してる」「今年の最後に最高の思い出ができそう!」といった喜ぶ声が上がりました。力強く、心に染みわたる玉置さんの歌声は、きっとたくさんの人を元気付けてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年12月30日アイドルグループ・日向坂46が29日、大みそかの『第71回NHK紅白歌合戦』(12月31日19:30~23:45 ※中断ニュースあり)のリハーサルに参加した。2年連続2回目の出場で「アザトカワイイ」を披露する日向坂46。リハーサルで美脚あらわな衣装でパフォーマンスした。キャプテンの佐々木久美は「紅白は2回目の出場ですが、1年目とは違った魅力の『アザトカワイイ』という曲で、日向坂46らしさを表現できるように頑張っていきたいと思います。画面の前で見てくださっている方々が、つい笑顔になってしまうようなパフォーマンスを心がけていきたいです」と意気込みを語った。今年の紅白は、番組史上初の無観客で開催。テーマは「今こそ歌おう みんなでエール」。総合司会はお笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良と同局の桑子真帆アナウンサー、紅組司会は二階堂ふみ、白組司会は大泉洋が務める。内村は4年連続4回目、桑子アナは68回、69回に続いて3回目、二階堂と大泉は初となる。(C)NHK
2020年12月29日刻一刻と迫る活動休止に向けて、嵐のラストスパートが始まっている。先日行われた年賀状の受付け開始セレモニーには、相葉雅紀(38)と二宮和也(37)が登場。相葉が、今年初めて二宮の住所を知ったというエピソードを話すと、「だから僕、引っ越します(笑)」(二宮)、「やめて!年賀状送るんだから」(相葉)と息の合った掛け合いを披露した。こうやってメンバーがそろう機会は指折り減ってきているが、彼らが集まればいつも、その、絆の強さを見せてくれる。残りの活動は、冠番組である『嵐にしやがれ』と『VS嵐』の最終回や、『ミュージックステーション』、『レコード大賞』、『紅白歌合戦』などの音楽番組、そして有終の美を飾るコンサート『This is 嵐』。これから1週間あまり、デビューから21年の集大成として、最大級の嵐を巻き起こしていけ!「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月28日「わたしのステージみたいになってたんでね……。美川さんに申し訳ないっていう気持ちもある」2017年12月、「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の「芸人が今までで一番スベった瞬間、逆に面白い説第2弾」というコーナーでそう語ったのはオードリーの春日俊彰(41)だ。芸人がこれまでいちばん“スベった瞬間”を振り返るこの企画。春日が挙げたのは2009年に出演した「第60回 NHK紅白歌合戦」だった。前年に「M-1グランプリ」決勝に進出した勢いそのままに、2009年を飛躍の年としたオードリー。紅白への出場も果たしたが、ここで待っていたのが地獄だった。はるな愛(48)、IKKO(58)とともに“モモ組”を結成し、美川憲一(76)のサポート役を務めた春日。美川が歌うのは「さそり座の女2009 ~インド風バージョン~」だ。インド風の軽快な音楽と民族衣装を着た数十人ダンサーたちの舞踏、そして「さそり座の女」の暗い歌詞と美川の絡みつくような歌声というミスマッチ。早くも“スベっている”ような気がしなくもないが、バックスクリーンにインドの肖像画風の春日の顔が映し出された瞬間からが本番だった。「みなさん、今年のモモ組、ほんものの春日ですよ」そんなセリフとともにご本人が登場。白色のとんがり靴に、銀色に輝くマント、金色のズボン、ベストだけはいつものピンク色と、どこの国のものかわからない衣装に身を包んだ春日が大暴れする。はるな愛とIKKOが隣で踊り狂うなか、マイペースで歌う美川。春日は舞台上を歩き回りながら、「ヘッ!」「鬼瓦!」「トゥース!」と、自分の持ちネタを唐突に披露する。バックスクリーン上では、赤色に彩色された春日の顔のまわりを、青色や黄色の春日の顔がくるくる回るという“サイケ”な謎映像が流れている。そして歌の後は、こんなやり取りで締めくくられた。美川「ねぇ、春日、鬼瓦ってなに?」春日「春日のスベり知らずの超おもしろギャグですよ」はるな愛とIKKO「おだまり~!」4人でそろって「おっ…鬼瓦」春日の鬼瓦は泣いているようにも見えた。ちなみに、美川は19年連続で紅白に出場中だったが、この年を最後に出場していない。「昔から紅白が終わるたびに、『あの演出は必要だったのか』という声があがることはありましたが、そうした声はここ10年くらいで大きくなりましたね。特に、その年の時事ネタを取り入れた演出にはそういう声が出ることが多いと思います」そう語るのはベテラン放送作家だ。春日の例のように、その年ブレイクした“ヒト、モノ、コト”を演出に取り入れるのは紅白の常とう手段ではあるが、近年、それに対して“スベった”と言われることが多いのが事実。昨年の放送終了後はこんなツイートが。《絶妙に紅白面白くない歌だけ歌ってくれ》《紅白、つまらない企画挟まないで、ガチで歌での合戦ばっかやらんかな》近年で特にそういった声が特に多かったのは2016年の『第67回NHK紅白歌合戦』だ。「歌の合間にタモリさん(75)とマツコ・デラックスさん(48)が紅白のバックステージを歩き回るという寸劇が挟まれました。『ブラタモリ』と、『深夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)から着想したのでしょうが、視聴者に何の説明もなく“グダグダだった”という感想が多かった。さらに、映画『シン・ゴジラ』のヒットを受けて、NHKにゴジラが来襲し、それを歌で倒すという演出も。時の人となっていたピコ太郎がPPAPの“第九バージョン”でゴジラと対峙し、最後はX JAPANが“紅”でとどめを刺しました」(前出の放送作家)これにはタレントの伊集院光(53)がラジオで「スベってた」とバッサリ。ピコ太郎と親交の厚い爆笑問題の田中裕二(55)はラジオで「紅白の笑いって、ほぼスベるからね。100%と言っていい」と擁護した。芸人からも不評な紅白の演出だが、「仕方がない部分もある」と語るのは前出の放送作家だ。「音楽のジャンルも細分化していって、昔のように国民すべてが知っているような歌は存在しない時代になりました。“国民的歌謡番組”というのは成り立たない時代になっているのです。それでも紅白はその役割を期待されていますから、少しでも多くの人を飽きさせないために、さまざまな要素を入れざるを得ません。たとえば、天童よしみさん(66)が歌っているときも、武田真治さん(48)に“筋肉体操”をしてもらったり、サックスを吹いてもらったりと、演歌ファン以外の興味をひくような演出を入れる必要がある。歌と歌の間に挟まれる“寸劇”も同じ。要は少しでも視聴者の裾野を広げようという苦肉の策なんです」時事的なネタや人気者を入れることで、そのジャンルの音楽に興味がない視聴者もひきつける効果を狙っているのだという。「だが、その演出が無理矢理入れているとか、必然性がないものに見えたとき、“スベった”という印象を持たれてしまうことがある。だが、これも少しでも多くの視聴者を楽しませようというスタッフのサービス精神の結果ですから、温かく見守ってあげてもいいんではないでしょうか」今年の紅白ははたして!?
2020年12月27日大みそかの『第71回紅白歌合戦』の白組司会者、さらに’22年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の源頼朝役など、NHKでの活躍も増えている大泉洋(47)。いまや“国民的俳優”と目されている彼だが、なぜ業界で重用されているかについてテレビ局関係者はこう語る。「もちろん演技力も評価されていますが、人柄も共演者やスタッフから愛されています。福山雅治さんなどスターとも交流があるいっぽうで、まったく売れていない俳優さんとも同じように仲良くしています。そういった裏表のなさも信頼される理由の1つなのでしょう」12月に2週連続でゲスト出演した『アナザースカイ』(日本テレビ系)では、「娘がまだ小さいから、なるべくいっしょにいる時間を作りたい」と、優しいパパの顔ものぞかせていた。大泉と交流のある俳優によれば、「仕事で地方に行ったときには、奥さんから娘さんの写真を送ってもらっています。飲み会でも娘さんの話ばかりしてしまうので、『もう、あなたの娘の話は聞きたくない、とか言われることもあるんだよね』と、笑っていました」実は9歳の長女は、俳優・大泉洋の“いちばんのファン”でもあるという。「お嬢さんは、大泉さんが出演した作品を全部見ていると聞いて驚きました。『パパ、かっこ良かったよ!』と言われると、心底嬉しくなるそうです」(前出・テレビ局関係者)もっとも大泉はコミカルな演技に定評があり、“かっこいいシーン”ばかりではない。例えば映画『探偵はBARにいる3』では、冬の海でパンツ1枚にされて漁船にくくりつつけられた大泉が泣き叫ぶシーンもある。「ラブシーンや“恥ずかしいシーン”を見たお嬢さんに、『パパ、なんであんなことするの?』と言われてしまうこともあるそうで、作品を見てもらう前はけっこう緊張しているのだとか……」(前出・テレビ局関係者)
2020年12月27日「大みそかに行われるジャニーズのカウントダウンコンサートには、“解散ではなくあくまで休止だから”と現時点で出演する予定はないそうです。『第71回NHK紅白歌合戦』の大トリも辞退するようで、メンバーは“最後の日は嵐ファンのための一日にしたい”という思いでいると聞いています」(音楽関係者)突然の発表から約2年。嵐のグループ活動休止がいよいよ目前に迫ってきた。31日に休止前最後の配信ライブを行い、しばしの休息に入る嵐。だが、5人の歩みがここで止まるわけではない。そこで本誌は5人の“これから”を総力取材!まずは『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)の後番組『1億3,000万人のSHOWチャンネル』でMCを務める櫻井翔(38)。同局での音楽番組では総合司会など幅広い活躍を見せる櫻井だが、’21年は“ジャーナリスト”としての活動も見られそうだ。「’06年からキャスターを務めている『news zero』(日本テレビ系)により力を入れていくそうです。今後は嵐の活動が忙しくてなかなかできなかった現場での取材活動を増やしていくと聞いています。これまでも東日本大震災の被災地への取材を自ら志願していましたし、長期的に取材できるフィールドリポーターとして活動していきたい気持ちがあるようです。櫻井さんに対する日テレの評価は高く、あわせてドラマもオファーしているといいます」(日本テレビ関係者)そんな櫻井に負けじと意気込んでいるのが相葉雅紀(38)。櫻井と同様に『VS嵐』(フジテレビ系)の後番組『VS魂』でのMCが決まっている相葉だが、現状に危機感を抱いているという。「最近の相葉さんは、“いつまでも嵐と思っていてはダメ”と、自分を見つめ直し、MCスキル向上を’21年の目標としているといいます。時事ネタを積極的に勉強して、MCとしての幅を広げようとしているそうです」(フジテレビ関係者)MC特訓に励む相葉の心の支えとなっているのが、志村けんさん(享年70)からの教えだという。「『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)に出演し始めた’04年ごろ、相葉さんはほかのメンバーと比べて仕事が少なく、志村さんに悩みを相談していました。そんなとき、志村さんは『いつどんな風が吹くかわからないから、その準備だけしておけば大丈夫』と背中を押したそうです。相葉さんはその言葉に今でも感謝していて、『志村さんのように日本中から愛されるMCになる』と親しいスタッフに話しているといいます」(前出・フジテレビ関係者)二宮和也(37)は俳優業に邁進していくようだ。「しばらく連ドラ出演のなかった二宮さんですが、’18年放送の『ブラックペアン』(TBS系)の続編や、単発ドラマのオファーが来ているそうです。ただ、休止後は少しゆっくりしたい気持ちもあり、’21年の連ドラ出演はないでしょう」(TBS関係者)そして、二宮が目指す先には“国際派俳優”への道が。「二宮さんは最近、時間を見つけては、英会話を勉強しているといいます。’06年のハリウッド映画『硫黄島からの手紙』出演以降、海外への憧れを強め、コロナ禍前はニューヨーク移住も考えていたほどです。“オファーがあればハリウッドに再挑戦したい”と考えているそうです」(映画関係者)「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月26日大晦日には紅白歌合戦の出演も控えているGReeeeNが、来年1月6日発売のニューアルバム『ボクたちの電光石火』より、「相思相愛」のミュージックビデオを公開した。今作は先行して公開された「ゆらゆら」「おまじない」のMVの続編となっており、GReeeeNが描く3曲のラブソングを基に制作されたストーリーとなっている。「ゆらゆら」「おまじない」では姉の恋人に叶わぬ恋心を抱いてしまった女の子と、その傍で彼女へ想いを寄せながらも彼女を励まし続けた男の子のストーリーを描いた。今回の「相思相愛」ではその2人が恋人同士となった後の物語となっており、GReeeeNのラブソングMV3部作が完結する。「相思相愛」の楽曲は本日より各配信サイトにて配信開始。また、アルバム『ボクたちの電光石火』の収録曲も発表となった。<楽曲配信>相思相愛おまじないゆらゆら「相思相愛」MVGReeeeN「おまじない」MVGReeeeN「ゆらゆら」MVリリース情報GReeeeN ニューアルバム『ボクたちの電光石火』『ボクたちの電光石火』ジャケット発売日:2021年1月6日【初回限定盤】(数量限定)CD+グッズ (アクリルオーナメント)3,740円(税込)【通常盤】CDのみ2,090円(税込)NHK 連続テレビ小説『エール』主題歌「星影のエール」含む、全7曲収録予約・購入はこちら: <収録曲>1. おまじない2. 星影のエール3. 相思相愛4. ゆらゆら5. たそがれトワイライト6. 半透明7. ボクたちの電光石火
2020年12月25日今年で第71回目を迎える『NHK紅白歌合戦』。紅白といえば、笑いあり、涙ありだがーー。実は、生放送ならではのハプニングも少なくなかった。そこで、過去の珍事件を振り返ってみよう。■’74年「森進一“社会の窓”が開いたまま大トリ!」この年、白組の大トリを飾った森進一(当時27歳)。着用していたスラックスのチャックが開いたまま、『襟裳岬』を熱唱するというハプニングは有名だ。「あわてた村田英雄さんや三波春夫さんたちが白組歌手を引き連れ、森さんを取り囲みました。応援と見せかけながら、『チャック、チャック』と伝えて事なきを得たのでした」(芸能記者)■’83年「タモリの呼びかけに『いいとも!』」‘82年10月から『森田一義アワー笑っていいとも!』(フジテレビ系)がスタートし、若年層を中心に人気のあったタモリ(当時38歳)が総合司会に。NHKアナウンサー以外が総合司会に起用されるのは、史上初めてのことだった。そんなタモリは本番で「選手宣誓!そろそろ行ってもいいかな?」と観客席にマイクを突き出すと、「いいともー!」と元気よく返ってきたのだ。■’84年「都はるみに『ミソラ…』司会者が明かした原因」大トリを務めたのは、この年の紅白をもって引退宣言をしていた都はるみ(当時36歳)。『夫婦坂』を歌唱し、アンコールでは『好きになった人』を歌い出したものの泣き崩れてしまう一幕も。ステージ終了後、総合司会を務めた故・生方恵一さんは「もっともっと、沢山の拍手を、ミソラ……」と名前を言い間違えてしまったのだ。生方さんは‘02年、本誌にその理由についてこう語ってくれていた。「出演者もみんな涙していて、ステージ上はかつてない異常な熱気でした。これほど鬼気迫るシーンが戦後歌謡史のなかであっただろうか……あの美空ひばりでさえ……とふと脳裏をよぎったのがあの間違いの原因でしょうか」数年後に完全復帰した都からは、「私がカムバックして気楽になったでしょう」と声をかけられたという。■’85年「飲酒、ギターに着火…吉川晃司の“若気の至り”」初登場にして、白組トップバッター飾ったのは吉川晃司(当時20歳)。『にくまれそうなNEW FACE』を歌唱した。シャンパンを飲みながら登場した吉川は、口に含んだ酒をステージにまき散らした。終演後も次の出番の河合奈保子(当時22)が登場しているのも構わず、舞台上でギターにオイルをかけて着火。“ミスター紅白”と呼ばれた元NHK制作局の下平源太郎さんは‘02年、当時を振り返って本誌にこう語ってくれていた。「舞台の袖に引き揚げるなり、僕は思わず彼を怒鳴りつけてしまいました。本人は平身低頭謝ってましたが、若気の至りというか、よほど高揚していたんだと思います」■’90年「長渕剛が“独占中継”で3曲歌唱」前年にベルリンの壁が崩壊したドイツから、生中継で初登場した長渕剛(当時34歳)。開口一番、「現場仕切っているのみんなドイツ人で、共に闘ってくれる日本人なんて1人もいないですよ」と発言。「恥ずかしい話ですけど、今の日本人タコばっかりですわ」と言い放った。その後、15分間にわたって3曲歌い切ったのだ。「この“独占中継”を知らなかったベテラン勢からは、『なんでアイツだけが』と大ブーイング。これを機に、長渕さんは出禁になったのです。10年以上経ってNHKホールでコンサートをした長渕さんは、『生意気なガキだった』と謝罪していました」(スポーツ紙記者)■’92年「本木雅弘避妊具を首にまとって騒然」白い液体が入ったコンドームを、ネックレスのように首につけて登場した本木雅弘(当時27歳)。ソロでは初登場となり、井上陽水のカバー曲『東へ西へ』を歌唱した。‘91年にヘアヌード写真集『white room』を刊行し、話題を呼んだばかりだった本木。さらに尻を出すなど過激なパフォーマンスは騒然となったが、エイズ撲滅を訴えるメッセージだったという。「リハーサルにはなかった演出だったといいます。本木さんは当時、『もともとの自分が凡人』と思っていたそうです。だから『過激なことをしたら許してくれますか?』と、自分を覆い隠していたと振り返っていました」(テレビ局関係者)■’95年「浜田雅功のステージに“GEISHA GIRLS”が乱入」ダウンタウンの浜田雅功(当時32)と小室哲哉(当時37)によるユニットのH Jungle with tが初出場。出演者たちで“お祭り騒ぎ”になる場面では、相方・松本人志(当時32)が登場!なんと坂本龍一プロデュースの「GEISHA GIRLS」で見せた、芸者姿で現れたのだ。さらに持っていたボストンバッグには、浜田の芸者コスチュームが。浜田が歌っている間に、カツラをかぶせるといった無茶ぶりを披露した松本。歌い終わった浜田は、「お前なにやってんねん!」と一言。松本は司会の古舘伊知郎(当時41)からコメントを求められると、「コマーシャル」と言うなどボケ通した。「浜田さんは始終、緊張していました。ですが松本さんの登場で、気が和らいだといいます。後に松本さんは、『(浜田さんが)めっちゃ嬉しそうな顔した』と明かしていました」(前出・テレビ局関係者)■’05年「WaTマイクスタンド転倒も生歌で乗り越え!」ウエンツ瑛士(当時20)と小池徹平(当時19)からなるデュオのWaT。『僕のキモチ』でメジャーデビューし、史上最速で紅白出場を果たした。だがサビに差しかかったところで、カメラがウエンツのマイクコードにひっかかりスタンドが転倒。小池のマイクスタンドも共倒れとなった。スタッフが駆けつけるなか、2人は数秒間生歌で歌唱を続けた。なおこの時、小池のギターの弦は切れていたのだ。■’06年「DJ OZMAダンサーが次々と“全裸”に!」DJ OZMAが『アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士』で初登場。しかし歌の序盤でダンサーたちが次々と衣装を脱ぎ捨て、パンツ姿から“全裸”に……。裸に見えるボディスーツだったというが、視聴者から批判殺到。最後は北島三郎(当時70)が“目隠し”の中からサプライズ登場し、「2007年もアゲアゲで行きましょう!」と締めくった。そんな北島だが‘16年8月に放送された『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で、卑猥な演出について「許せなかった」と振り返っていた。
2020年12月25日2020年12月24日、作詞や作曲で多くの名曲を生み出した、中村泰士(なかむら・たいじ)さんが亡くなったことが分かりました。81歳でした。サンケイスポーツによると、中村さんは同月20日に肝臓がんのため大阪市内の病院で息を引き取ったといいます。中村さんは細川たかしさんの『北酒場』や、ちあきなおみさんの『喝采』、五木ひろしさんの『そして…めぐり逢い』など、数多くのアーティストに名曲を提供してきました。元々は歌手として活動していたため、80歳を迎えた2019年には『80ステージ達成記念ライブ』で歌声を披露していた中村さん。老いを感じさせない姿で多くの人を驚かせ、「紅白歌合戦に出たい」と笑顔で目標を語っていました。訃報に対し、中村さんの歌に元気付けられた多くの人から「数々の名曲をありがとう」「昭和の歌謡曲といえば中村さん」といった声が上がっています。きっと雲の上でも、笑顔で歌ったり、曲を作ったりしていることでしょう。ご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2020年12月24日