長年社会問題化しているにもかかわらず、一向に減ることのないいじめ。最近は暴力に加え、ネットでの誹謗中傷や金銭の巻き上げなど凶悪化しています。由々しき問題が減っていかない要因の1つに、学校側の不誠実な対応があります。「表沙汰にしたくない」「学校の評価を下げたくない」などの理由で、「なかったことにする」ことも、少なくありません。 教師や学校がいじめを隠匿とくに2011年に発生した大津いじめ事件では、一部報道で被害者の男子生徒が加害者3人から執拗ないじめを受けている様子を見ているにもかかわらず、「やりすぎるなよ」と発言し、黙認していたと報じられています。また、学校側も生徒から寄せられたいじめの報告を取り合わなかったほか、教育委員会までもが被害生徒の自殺といじめの因果関係を記者会見で明確に否定し、世間から猛批判を受けました。結局高まる批判に態度を一変させることになりますが、現在でも学校教師や教育委員会は、このような「隠匿体質」にあるようです。 慰謝料請求は可能か仮に子供がいじめを受け不登校になり、学校が黙認するなど対応を怠った場合、親としては加害者とともに、学校側など関係者に慰謝料を請求したいもの。そのようなことは可能なのでしょうか?銀座さいとう法律経済事務所の齋藤健博弁護士に聞いてみました。齋藤弁護士:「暴行などの刑事事件はもとより、恐喝など財産的な被害に結び付いているのであれば、子といえども立派な犯罪です。加害者が未成年者である場合には、親権者、学校への不法行為・監督者責任・担当教諭への責任追及は視野に入りますし、実際に権利行使することも多くあります」 金額の判断基準は?いじめ被害者とその家族が、加害者や学校側に慰謝料請求を行うことができる可能性が高いことがわかりました。そうなると気になるのは金額の判断基準。もちろんお金の問題ではありませんが、制裁として支払ってもらいたいと考えるのは当然のことです。そのあたりを銀座さいとう法律経済事務所の齋藤健博弁護士に解説してもらいました。齋藤弁護士:「金額は、どのような行為があったのか、また、それに対してどんな権利や利益が侵害されたのかによって決定されていきます。暴行・脅迫などは立派な刑法犯に該当していますから、問題なく慰謝料請求の余地があります」 泣き寝入りせず立ち上がろう「いじめ」と聞くと軽いイメージを持ちますが、内容は暴行や恐喝であり、凶悪犯罪です。泣き寝入りせず、そのようなことをする子供、育てた親、そして黙認する学校や教師に立ち向かっていくべきではないでしょうか。 *取材協力弁護士: 銀座さいとう法律経済事務所齋藤健博弁護士(弁護士登録以降、某大手弁護士検索サイトで1位を獲得。LINEでも連絡がとれる、超迅速弁護士としてさまざまな相談に対応。特に離婚・男女問題には解決に定評。今日も多くの依頼者の相談に乗っている。)*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)凶悪化の一途をたどる「いじめ」問題被害者が加害者や隠匿する学校を訴えることは可能?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。凶悪化の一途をたどる「いじめ」問題被害者が加害者や隠匿する学校を訴えることは可能?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2020年03月02日元KARAで歌手のク・ハラさんが先月24日、ソウル市内の自宅で亡くなっているのが発見された。28歳だった。地元警察は自殺と断定し、ハラさんは以前からネット上の誹謗中傷に苦しんでいたとも報じられている。このように、韓国では有名人を書き込みなどで追い込む“指殺人”が社会問題化しており、日本国内でも悩まされている芸能人は少なくない。元AKB48のタレント兼実業家・川崎希は10月、無法地帯と化しているネットの暗部に一石を投じた。匿名掲示板に悪質な書き込みをしたユーザーを情報開示請求で特定し、「今後は特定した人たちを民事、刑事で訴えていくということになります」とブログで報告。「ネットでの書き込みなどに悩む人がいなくなるようなモラルのあるネットの使い方が浸透していくようになりますように」とつづった。芸能人への誹謗中傷は、どのような罪に問われるのか。井上圭章弁護士(弁護士法人グラディアトル法律事務所)に解説してもらった。○■脅迫罪や名誉棄損罪の可能性――川崎さんは、妊娠出産を発表した時に「自宅で待ち伏せをしよう」「放火のチャンス」「子供を虐待している」などの書き込みをされたことをブログやフジテレビ系『ノンストップ!』で告白しました。芸能人に対するこのような書き込みは、どのような罪に問われるのでしょうか。脅迫罪や名誉棄損罪などの犯罪に問われる可能性があります。アイドルの交際や結婚に際し、一部のファンから、過激な書き込みがされるケースがあります。書き込みの内容次第では、刑事上の責任を問われるケースもあります。「自宅で待ち伏せをしよう」や「放火のチャンス」といった書き込みは、知らない人に自宅前で待ち伏せをされたり、自宅に放火されたりするのではないかといった恐怖心を抱かせるもので、脅迫罪に問われる可能性があります。また、好意又は怨恨の感情から書き込みがエスカレートし、相手の行動を監視しているかのような事項について書き込みするような場合、ストーカー規制法違反の罪に問われる可能性もあります。「子供を虐待している」などの書き込みは、書かれた親の社会的な評価を低下させるもので、名誉棄損罪に問われる可能性があります。――また、川崎さんは新居の住所をさらされたそうです。このように、第三者の個人情報を公開する行為は、どのような罪に問われるのでしょうか。刑法上、犯罪が成立するとはいえないですが、民事上、不法行為責任を問われる可能性があります。刑法上、単に他人の住所を公開すること自体を犯罪とは規定していません。そのため、このような行為について、刑法上、犯罪に問うことはできません。もっとも、芸能人やアイドルなどの場合、通常、どこに住んでいるかといった情報については通常非公開とされるもので、一般的に他人に知られたくない情報として、プライバシー権として法律上保護される利益と考えられます。このようなプライバシーに関する情報を公開する行為は、プライバシー権の侵害として、民事上、不法行為責任を問われる可能性が高いでしょう。○■悪質な書き込みをされた場合の対処法――川崎さんは「発信者情報開示請求」を行いました。「発信者情報開示請求」の解説と共に、同様の被害を受けた人が取るべき対処法をお教えください。発信者情報開示請求とは、インターネット上の掲示板やSNSなどの書き込みをした人がどこの誰なのか、どこを経由して書き込みをしたのか、といった書き込みをした人の情報について開示を求めることをいいます。この発信者情報開示請求の方法には、大きく3つの方法があります。まずは、サイト管理者やサーバーの管理者に対して、問い合わせフォームやメール等で連絡をとり、書き込んだ人物の氏名や住所などを開示するよう求める方法です。しかし、サイトの管理者やサーバーの管理者も、法的責任を負ったうえで、利用者の個人情報を管理していることから、開示請求に任意に応じることは少ないです。そこで、次の方法として、プロバイダー責任制限法(正式には、「特定電気通信役務提供者の損賠賠償責任及び発信者情報の開示に関する法律」といいます)に基づく開示請求です。この法律に基づいて、サイト管理者やサーバー管理者に対し、氏名や住所、メールアドレス、IPアドレス、タイムスタンプなどの発信者情報の開示を求めることができます。ただ、実際にサイト管理者やサーバー管理者が開示してくれるかについては、それらの管理者次第というところがあります。これら任意での開示が出来ない場合には、裁判所に対し、発信者情報開示仮処分命令を求め、裁判をしていくことになります。裁判によって開示が認められた場合、相手方が管理している発信者情報を知ることができます。これらの方法により開示された発信者情報(氏名や住所などの連絡先)を手掛かりに、損害賠償請求などをしていくこととなります。ここで注意が必要な点として、IPアドレスやタイムスタンプなどの発信者情報については、3カ月から長くて半年で消去されてしまうことが多いという点です。発信者情報開示は、あくまで相手方が保有する発信者情報を開示するもので、消去されてしまうと意味がなくなります。インターネット上の掲示板やSNSなどで誹謗中傷を受けた場合、できるだけ早い時点で、専門家に相談することが大事になってきます。相談する際には、書き込みがなされたサイトのURLと書き込みの内容が分かる資料(そのページの印刷、スクリーンショットなど)を保存し手元に持っておくとよいでしょう。○監修者: 井上圭章(いのうえよしあき)弁護士法人グラディアトル法律事務所所属。弁護士法人グラディアトル法律事務所所属九州国際大学法学部卒業後、京都産業大学法科大学院修了。大阪弁護士会所属 。「労働問題」「男女トラブル」「債権回収」「不動産トラブル」などを得意分野とする。
2019年12月06日タレントのダレノガレ明美が26日、ツイッターを更新し、SNSなどを通じて芸能人を誹謗中傷する人々に注意を促した。ダレノガレは何者かに反論するように「ふざけてる? どこが?」と切り出し、「些細なコメントでも傷つく人はいるんだよ? このくらい平気か!って書く人が思っていても書かれた側は傷つく事だってあるの!」と主張。「きっと書いてる大半の人は悪気なんかない。よく、有名税だろ!我慢しろよ!って言われるけど…そんなの我慢してたら芸能人がおかしくなっちゃうよ!」と訴え、ユーザーからの「もうSNS一切やめれば解決することだとは思いますが」という意見には、「いいえ!SNSにいちいち書き込まないのが解決策です!」と否定的な考えを示した。KARAの元メンバーで歌手のク・ハラさんが24日に急逝し、「ク・ハラちゃん…なんで…一緒に頑張ろうね!猫の話沢山ごはん食べながら話そ!って言ってたのに…実現する前に…ハラちゃん…嫌だよ。1日前にもどって彼女のそばにいたかった」とツイートしていたダレノガレ。ハラさんの死因は明らかになっていないが、ハラさんはネットでの誹謗中傷に悩んでいたともみられている。
2019年11月26日米ニューヨーク州ロングアイランドに住むクリスタ・セウェル(26)が現地時間7日、加重ハラスメント、ストーキング、ヘイトクライムで逮捕されたとNBC NewYorkが報じている。セウェルが標的にしていたのは、難病に苦しむ乳児だった。2017年、ジェニー・ライリーさんが出産したアンナちゃんは、ハーレクイン魚鱗癬という先天性の難病を患っていた。難病情報センターには「先天的異常により皮膚のバリア機能が障害され、胎児の時から皮膚の表面の角層が非常に厚くなる病気です」とある。肥大した角質は深くひび割れ、呼吸や体の動きを阻害することが多い。ライリーさんはこの病気に関する情報を集め、また広く知ってもらうため、積極的にアンナちゃんの病状をFacebookやInstagramなどのSNSで発信していた。「ネガティヴな反応が来ることは予想していましたが、まさかここまでひどいとは思いませんでした」とライリーさんは振り返る。セウェルは、ライリーさんのあらゆるSNSの投稿におびただしい誹謗中傷と脅迫文を書き込み続けた。さらにライリーさんの自宅の住所を突き止め、脅迫状を何通も郵送したという。「この1年間、想定外の戦いを強いられ、どんな母親も体験するべきではない恐怖を感じ続けてきました。ニューヨーク州警察と、アルスター郡保安官事務所に仕事と思いやりに感謝します。このことを通じ、見た目の違いを受け入れ、思いやりを持つことを子どもたちに教える重要性を学ぶことができたと思います」セウェルの動機はまだわかっていないが、米国時間12日に出廷が予定されている。
2019年11月11日NGT48を運営するAKSが20日、公式サイトを通じ、研究生の加藤美南を脅迫していた容疑者が逮捕されたことを報告した。AKSは、「当社所属のNGT48加藤美南に対し、SNSのDM(ダイレクトメール)を通じて、危害を加えるメッセージが送られていたことに関しまして、従前より警視庁に被害を相談をしておりましたが、過日、容疑者が逮捕されましたことをご報告致します」。さらに、「他のNGT48メンバーに対するSNSやインターネット上における脅迫、誹謗中傷につきましても、現在、警視庁へ随時ご相談をさせていただいております」と明かし、「所属メンバーに対しては、SNS等における、脅迫、誹謗中傷等の書き込みやメッセージが送られてきており、メンバーの安全が脅かされ、精神的にも傷ついている状況」と補足した。「引き続き、この様な脅迫、誹謗中傷等に対して、刑事・民事を問わず、厳正に対処して参ります」と方針を掲げている。
2019年09月20日タレント・堀ちえみ(52)のブログに「死ね」「消えろ」などと書き込んだ主婦が、6月18日に書類送検されていたことがわかった。7月16日放送のフジテレビ系『とくダネ!』が報じた。脅迫を行っていたのは北海道の50代の主婦。舌がんの闘病を綴った堀のブログに「馬鹿みたい」「死ね消えろ嘘ばっかり」などと書き込んでいた。堀側は昨年末に警察に相談し、今年の春に警察へ被害届を提出したという。フジテレビの直撃取材に対し主婦は「脅迫っていったってブログにコメント入れただけ」「『殺すぞ』だったら私も脅迫だって分かるんですけれど『死ね』でも脅迫になるんですねって感じ」などと答えた。反省の色を見せない主婦の発言に、Twitter上では批判が相次いだ。《全然悪びれてないの恐ろしい。本人が顔出しして、書いてることを信じなくて、匿名掲示板に書いてあるのとをまるっと信じる、幼さ》《「皆さんもっとすごい事書いてるじゃないですか?」って子供にも「みんながイジメてるからやっていいよ」って言うんやろか?》いっぽう、この報道を受けて堀のブログのコメント欄には、応援のメッセージが続々と書き込まれている。《力もらってる人、いっぱいいます。笑顔届けてください》《ちえみさんの回復、幸せを祈っている方はたくさんいます。傷ついた心が癒やされますよう、祈っています》《ちえみちゃんは1人じゃありませんよ。みんな応援しています。負けない心で!》
2019年07月16日お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーと安藤なつ、女優の飯豊まりえが24日、都内で開催された「フリスク クリーンブレス レモンミント」新商品発売記念イベントに出席し、エゴサーチについて語り合う場面があった。イベント終了後の囲み取材に応じた3人。飯豊は、スマホの影響で目の疲れを感じていることを打ち明け、「YouTubeとか対戦ゲームとかしちゃうんですよね」「ドキドキしたままだと寝付きも悪くなるし……」と悩みは尽きない様子。ここで、記者から「エゴサーチとかはしないんですか?」という質問が飛ぶ。飯豊は、「しなくはないです」「もちろん、イベントが終わった時とかはします」と正直に答え、「どちらかというと情報収集」と説明。ネット上の声に落ち込んだこともあったそうで、「インスタのコメントでいろんなことが書かれて、ファンの方がそれに戦って……とかがあったりして」「あまり自分のは見ないようにしています」と一定の距離感を保っているようだ。一方のカズレーザーは、「しますしますします」と積極的なようだが、「ただ(エゴサーチ)するだけですね。どっちも、『ああ、そうなんだ』ぐらい」とその内容には左右されない様子。「ただ見るだけ」と強調し、「誰かが(自分の)名前をつぶやいているということが大事な気がする。“死ね”でも別にいいから」「影響は受けないです。ただの140文字と思っているだけなので」とその理由を語る。安藤も日常的にエゴサーチするようで、「『髪の毛切りすぎて、マジ安藤なつ』とか。髪型に関してが結構多いです」と明かしていた。
2019年06月24日4月5日に放送されたワイドショー『バイキング』(フジテレビ系)で、麻薬取締法違反の罪で起訴されたピエール瀧被告(51)を特集。瀧容疑者が4日に釈放されたことを受け、スタジオで様々な議論が交わされた。そのなかで4日に瀧被告が保釈される際に、同じ電気グルーヴのメンバー・石野卓球(51)がTwitterで「えー!?死刑じゃないの?」「早く瀧に会いたいなー」などとつぶやいたことを取り上げた。司会の坂上忍(51)が話を振ると、コメンテーターの土田晃之(46)は「もちろん大人としての意見はあるでしょうけど、僕らファンからすると卓球さんは昔からこういう感じだけどな。それを今、テレビとかマスコミが急に取り上げているだけ」と冷静にコメント。しかし土田のコメントに、坂上は納得のいかなかった様子。「本人(瀧被告)がスーツを着て出てきているときにこれってプラスになるのか?瀧さんに対してマイナスに働くことはやるべきではない」と持論を展開した。さらに東国原英夫氏(61)も「意地になってるんですかね?石野さんは」と同調。それに対して土田は「それはプラスマイナスで考えて喋ってないってことなんじゃないですか?」と語っていた。しかし石野のこうしたつぶやきは瀧被告の逮捕前から行われており、ファンにとっては当たり前に映ったようだ。そのため、坂上や東国原氏のコメントに批判が殺到している。《ネガティブキャンペーンを超えて、誹謗中傷の領域》《ストレートに電気や卓球さんについて何もわかってない。的外れすぎる》さらに石野もTwitterで《いまやTVじゃバカか老人しか誘導できないよ》と皮肉を浴びせていた。『バイキング』といえば、3月28日放送回でライブストリーミングサイト『DOMMUNE』による電気グルーヴ音楽配信特集の反響を紹介。その際にもコメンテーターらが「売名行為?」と嘲笑するような内容で、大きな批判を浴びていたばかり。視聴者との溝は広がるばかりのようだ。
2019年04月06日それにしても世の中というのは悪口、陰口、批判に誹謗中傷、が溢れていますね。同じ職場や学校や地域にこういうのを好む人間がいると本当に面倒くさい。人間のストレスというのは結局、他人が持ち込んでくるものなんです。日本人一人一人はとっても優しいんですけど、集団になるとなぜか弱い者いじめが始まります。ちょっと目立つ人や自分と考えの違う人、マイペースな人、個性ある人を攻撃する傾向にあります。 ママ友の世界にも陰湿ないじめがあるというのをどこかで読んだことがありますけど、子供に影響が出ますから、やめてほしいな。まあ、無視するに限りますが、狭い世界でのこういういじめは単純に無視すればいいというわけにいかないから、困るんですよ。何より、我慢されている方々は辛いですね。関わらないようにしたいけど、関わらないわけにもいかないというのが本音でしょう。 悪口や陰口というのは私も相当に受けてきました。こういうものに勝つ方法は一つしかありません。負けないことです。私は対抗して悪口を言いません。なぜなら、いいですか?悪口、陰口、誹謗中傷というのは悪い言霊が宿っています。これらを日常茶飯事使う人間というのは邪気に蝕まれている。想像してみてください。陰で人を馬鹿にして楽しんでいる連中の横には悪魔がいます。ほっといても自滅するタイプなんですよ。私はそういう風に考えるようにしています。いずれ自滅する連中と喧嘩する必要ありますか? 私のことをぼろくそに言っていた人間が先ごろ、詐欺容疑で逮捕されました。別の人物は経営していた店の客足が遠のき、店が潰れました。神様はちゃんと見ていますし、何より悪口言い続けて健康に影響が出ないわけがありません。悪い言葉には邪気が宿っているのですから。 人に優しい善良な言葉だけを使うようにしてください。自分は絶対人の悪口だけは言うまい、と思うようになりました。学校や職場で悪口を言われているなら、ほっとけばいい。そういう人々は遅かれ早かれ自滅する。嫌な思いをしても一時期ですから乗り越えましょう。 どうしても乗り越えられない人には、「バリア発動」と「消えろボタン」をおすすめしています。バリアは子供の頃によくやりませんでしたか?あれです。バリア~、と叫んで自分の周りがバリアでガードされた気になるという。暗示力ですよ。悪口が聞こえてきたら小さな声で「バリア発動」と唱えてください。それでもすっきりしない場合は、自作の「消えろボタン」をかばんから取り出し、スイッチオン。すっきりすること請け合いですよ(笑)。 さて、今日は気分転換に美味しい一品、タピオカエキゾチックデザートのご紹介です。 材料4人分:ココナツミルク200ml、牛乳150ml、生クリーム50ml、砂糖50g、小さめのタピオカ18~20g、バニラビーンズ2分の1本。 盛りつけ用:生クリーム50ml、砂糖少々、お好みのフルーツやゼリー、ジャムなど適量。 まず、生クリーム以外の材料を全て小鍋に入れ、タピオカがやわらかくなるまで15~16分ほど加熱。そこに生クリームを加えてさらに2~3分煮込んだら、ボウルに移します。粗熱が取れたらラップをして冷蔵庫で冷やします。冷やしている間に砂糖を加えた生クリームを泡立てておきましょう。キンキンに冷えたら、最後に盛りつけ。タピオカミルクを器に注ぎ、その上から盛りつけ用生クリームをスプーンで落とし、その周辺に小さくカットした好みのフルーツやゼリー、ジャムなどを添えます。今回はゆず、しょうが、マンゴーのゼリーにしました。春が近づいてきましたね。悪口、陰口なんて気にせず、美味しいデザートを3時のおやつにどうぞ。 ボナペティ!本誌連載の料理をえりすぐったレシピ本『パリのムスコめし世界一小さな家族のための』も絶賛発売中です!
2018年02月20日26日発売の写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)で「横浜DeNA井納『嫁がブス』と書き込んだネット民を訴えた」と報じられたことを受け、横浜DeNA・井納翔一投手の妻が代理人弁護士を通じてコメントを発表した。『FRIDAY』が報じた内容によると、ネット上の匿名掲示板に井納の妻を中傷する書き込みがあり、井納側は通信会社に情報開示請求するなどして投稿者を特定。名誉を損害されたとして、書き込んだ20代女性に191万9,686円の損害賠償請求した。今回発表されたコメントによれば、ネット上での誹謗中傷が発覚したのは約3年前。当時1歳にも満たない子どもに対するものもあり、その後も繰り返されて現在に至ったという。「子供の将来のことを考えたとき、それらの誹謗中傷記事を無くし、投稿者に対しては、二度と人を誹謗中傷することをやめてもらいたい」という思いで申し立てをした。記事には投稿者の反省の弁と共に「通知に記載のあった井納の代理人弁護士に電話をしたが取り付く島もなかった」とあるが、「弁護士が門前払いしたこともありません。投稿者が弁護士からの連絡を無視し続けたために、やむを得ず裁判を申し立てることにしたものです」と主張。「今後、ネット上での心無い誹謗中傷記事が無くなることを願ってやみません」と結んだ。■コメント全文報道各位今回の件について、フライデーやニュースでは、事実と異なる内容が掲載・報道されている部分があったため、裁判に至った経緯も含めてご説明させていただきます。ある匿名掲示板で私が誹謗中傷されていたことが分かったのは、約3年前になります。それから、誹謗中傷が繰り返され現在に至りました。ある時、私や主人のみならず、私たちの子供(当時1歳にも満たない)に対する誹謗中傷記事が投稿されたことから、私たちは、弁護士に相談することにしました。その結果、私たちや子供に対する誹謗中傷記事は一旦は無くなったものの、平成29年7月頃から、再度誹謗中傷が繰り返されるようになりました。投稿の内容は、匿名をいいことに、事実とは異なるものばかりで、プライベートな内容の書き込みも多数ありました。私たちは、子供の将来のことを考えたとき、それらの誹謗中傷記事を無くし、投稿者に対しては、二度と人を誹謗中傷することをやめてもらいたいと思い、今回の申立をしました。しかし、私たちの思いとは裏腹に、投稿者の方はフライデーに記事を提供するなどしてしまいました。今回の件で、野球以外のことで何度も球団の名前がでてしまい、球団関係者やファンの皆様にご迷惑をおかけして申し訳ない気持ちでいっぱいです。裁判については、現在係争中のため内容に関するコメントは控えさせていただきますが、ニュースにあるように今回の投稿者が弁護士に名乗り出てきたことはありませんし、フライデーにあるように弁護士が門前払いしたこともありません。投稿者が弁護士からの連絡を無視し続けたために、やむを得ず裁判を申し立てることにしたものです。今後、ネット上での心無い誹謗中傷記事が無くなることを願ってやみません。平成30年1月30日
2018年01月31日海洋学者でタレントのさかなクン(年齢非公開)が30日、自身のフェイスブックを更新。ネットに書き込まれた批判のコメントに対し「悩みすぎたら熱が出た」とショックを露わにした。 さかなクンといえば、「ギョギョギョ!」という大きなリアクションでテレビなどでも親しまれているが、このテンションの高さに一部では批判する声もあったそう。さかなクンはフェイスブックに「さかなクンの大人げなさに子供が引いている……」「うるさくてテレビ見ていても耳障りで楽しみにしていたのに見る気もうせた」など批判のコメントをコラージュした画像を公開。 これに対し「辛いですが真摯に受け止めますもっと落ち着いて、頑張って生きたいと存じます」とコメント。つづけて「悩みすぎたら熱が出たもう、休もうお休みなさいませ」と誹謗中傷のショックで熱が出たことを告白。コラージュ画像の右下には38.4度を記す体温計の写真も組み込まれている。 この投稿を見たユーザーからは「それもひとつの個性ですよ」「これからもあるがままの姿を表現してください」「少しずつ元気になってください」と励ましのコメントが寄せられている。
2018年01月30日念願だった保育園設立をブログで報告した元グラドルの筆者・小阪。だが、この記事が発端となり、事態は思わぬ方向へ進み始めた。グラドル時代に報じられた熱愛スキャンダルが再燃し、その影響は園にも……。文・小阪有花【グラドルから保育園へ】vol. 84何気なく書いたブログから状況は暗転ひとり歩きした記事はどんどん悪いほうに進み、あることないことを書かれた。元グラドルが保育園なんて無理に決まってる、どうせすぐ終わると、悪いことばかり書かれ、ここまで来るのにさまざまな苦労を乗り越えてきたのに、その背景には全く興味を示してくれなかった。まぁ、そういう予想は勝手にすればいいし、他人に何を言われようが続ければいいだけの話。一般人の私はもう関係ないからと、案外あっさりと流すことができた。しかし、記事の内容はそこだけに留まらず、過去の間違いすらも引っ張り出し、私を闇へと引きずり戻そうとした。過去、週刊誌に熱愛スクープとしてある写真を撮られたこと。その相手はまだ離婚していなかったことで、私は不倫経験があると書かれた。そんな経験は全くなく、二人で家に帰ったなどさまざまなことが書かれたが、それも全て友人に騙されたもの。昔の傷も癒えて、これから新しい人生が始まるというのに、私はここでもまた同じような思いをしなくてはならないのかと落胆した。不倫女の保育園なんかに預けたくないしかも、何年も前の偽りの記事を掘り起こしただけでなく、不倫した女の保育園に子どもを預けたくないとか、今の培ってきたものすらも壊そうとしてきた。なぜ、こんなひどいことができるのか? 慌てて保育園に連絡し、謝罪をしたが、電話は不動産会社や保育園にもきているようで、どう対処するべきかを考えているようだった。翌日、保育園に行き、職員の方々に謝罪をしにいった。私の前では、気にしないでくださいと笑顔を振る舞う社員も、裏ではここぞとばかりに私を否定し、なかには、子どものために迷惑かけないでほしいという年配保育士も。ますます職場にいづらくなり、自分が作りたいと提案し、実現させた保育園にも関わらず、自分の居場所はまたどんどん消えていく気がした。こさかゆか/保育園プロデューサーリバイバルミーティング代表。チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター資格習得。 2004年ミスマガジングランプリを獲得し芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍後、2009年に引退。現在は子どもの心スペシャリストとして活動中。(C)Marjan_Apostolovic/Gettyimages
2017年12月13日相変わらず減ることのない学校内での「いじめ」。最近は東日本大震災による原発事故の影響で避難した子どもが、いわれのない誹謗中傷を受ける事案が相次ぎ、社会問題化しています。いじめについては、いじめている子どもの親に責任を問うべきだと言う声があります。実際に自分のかわいい子どもがいじめを受けている場合、相手の親にもそれ相応の責任をとってもらわなければ気が済まないものですから、当然かもしれません。しかし、両者は血のつながりこそあれど、別人であるだけに、問うことは難しいような気もします。「いじめを行う子どもの親」に法的な責任を問うことは、はたして可能なのでしょうか?和田金法律事務所の渡邊寛弁護士に見解を伺いました。Q.息子が学校でいじめられた……いじめた子の親に法的な責任はある?*画像はイメージです:いじめの加害児童・生徒の親は、被害児童・生徒に対して損害賠償責任を負うことがあります。「いじめが不法行為となる場合、原則として加害児童・生徒本人は、被害児童・生徒に対して、不法行為による損害賠償責任を負います。もっとも、自分の行為の責任を理解する知能もないほど幼いときは、未成年者は法的責任を負いません。具体的な年齢が法律で何歳と決められてはいませんので、責任能力の有無は事案毎個別に判断されますが、概ね12歳程度になると法的な責任能力が認められるようになります。加害児童に法的な責任能力がない場合、本人は損害賠償責任を負いませんが、その親が監督義務者として被害者に対して損害賠償責任を負います(民法714条)。親は、監督義務を果たしていたことを立証すれば損害賠償責任を免れますが、監督義務の範囲は生活全般に及ぶ広いものですので、親の免責は簡単には認められません。加害生徒に法的な責任能力が認められる場合、民法714条の適用はありませんが、監督義務者である親は、その監督上の過失に基づき、被害者に対して損害倍責任を負うことがあります。民法714条の適用がある場合と比べると、親の監督上の過失をどちらが証明しなければならないかという立証責任の点と、監督上の過失と損害との因果関係も立証しなければならない点で、請求する側の負担が大きくなります。未成年者の親には子を監護・教育する義務がありますから、このように、いじめの加害児童・生徒の親は、被害児童・生徒に対して損害賠償責任を負うことがあります。ただし、親の責任は結果責任ではありませんので、例えば、親元から通学する中学1年生と全寮制の高校3年生とでは、同じ様な学校内でのいじめでも親の責任の有無の判断が異なることはあり得ます」(渡邊弁護士) いじめが「不法行為」となる場合、親が監督義務者として損害賠償責任を問われることもあるそう。我が子かわいさから、「うちの子に限ってそんなことはしない」と目を背ける親もいるようですが、それは監督義務を問われます。自分の子がいじめをしている可能性があると感じた場合は、直ちにやめさせるようにしてください。 *取材協力弁護士: 渡邊寛 (和田金法律事務所代表。2004年弁護士登録。東京築地を拠点に、M&A等の企業法務のほか、個人一般民事事件、刑事事件も扱う。)*取材・文:櫻井哲夫(フリーライター。期待に応えられるライターを目指し日々奮闘中)【画像】イメージです*Yasu / PIXTA(ピクスタ)
2017年04月02日3月7日、関西地方の不動産会社に勤務する女性が、物件を紹介する動画の音声を消えているものと勘違いし、男性を誹謗するような会話が入ったままYouTubeにアップロードされる事案が発生。さらに他の動画でも卑猥な発言や私的な会話、さらに放屁などが録音されていたうえ、物件に対する乱雑な振る舞いが「不動産会社社員にふさわしくない行動」と批判を受けています。この社員がどうなったのかは不明ですが、一部では解雇されてしまったのではないかとの噂があります。「ウッカリ」の代償は、かなり大きなものになってしまいました。*画像はイメージです:■ネットでの誹謗中傷は少なくない最近はニコニコ生放送やツイキャス、ふわっちなど自ら動画を配信することが容易になる世の中になりました。それに比例して、動画内で第三者を誹謗中傷する、馬鹿にするなどの事案が発生することが多くなり、警察が出動する事態に至るケースもあります。また、SNSでも嫌な思いをしている人は多いと聞きます。いわれなき誹謗中傷や、過激な悪口など、匿名性が担保されているサイトほどそのような光景を目にします。そのような書き込みには慰謝料の請求や名誉毀損罪での提訴を検討したいところです。しかし、匿名性が高いネット社会でそのようなことは可能なのでしょうか? ■匿名性の高いネット社会で誹謗中傷者を訴えることは可能なのか?まず慰謝料の獲得についてですが、目に余る名誉毀損や悪口を書き込んだ者については、プロバイダ責任制限法を活用することで、情報の開示を求めることができます。ただ、実際に書き込んだ者を特定するためには、まずサイト運営者にIPアドレスの開示を求め、それにより判明するプロバイダに対して契約者の情報を求めなければならず、しかもログの保存期間は書込みから3~6か月程度のため、迅速に動くことが求められるなど、ハードルは低くありません。書込みをした者の情報を得ることができれば、慰謝料を請求することができます。相手が素直に支払わない場合には、裁判を起こすことになるでしょう。なお情報の開示を求める場合は、そのURL、動画、書き込みのスクリーンショットなど証拠が必要となりますので保存しておきましょう。 ■削除依頼に応じない場合は……動画や書き込みの削除については、運営者に通報することが基本的な対応です。その際、単に通知をするだけでは対応してくれないことが一般的であり、自分の権利が侵害されたということのきちんとした説明と、本人確認書類を送ることが必要です。本人確認書類は、免許証やパスポートの写し、印鑑証明書などが想定されています。なお、自分で対応することが難しいと考えた場合などは、法務局が削除の対応や、場合によっては開示請求についても援助してくれることがあるので、相談してみるとよいでしょう。悪質な書き込みに悩んでいる方は、弁護士に相談するとともに、法務省の人権擁護機関への相談も検討してみましょう。 *記事監修弁護士:清水陽平(法律事務所アルシエン。インターネット上でされる誹謗中傷への対策、炎上対策のほか、名誉・プライバシー関連訴訟などに対応。)*取材・文:櫻井哲夫(フリーライター。期待に応えられるライターを目指し日々奮闘中)【画像】イメージです*poosan / PIXTA(ピクスタ)
2017年03月19日タレントのGENKINGが16日、フジテレビ系情報番組『バイキング』(毎週月~金11:55~13:45)に生出演。ネット上での誹謗中傷について語った。GENKINGは今月9日、インスタグラムで「色んな事言う人もいるけど、不愉快なのは削除しちゃう」「あたしもそんなに強くないし、嫌なコメント削除するのに疲れたら、コメント蘭は無しも考えます」「言葉のいじめ!」と訴え、数日間更新をストップ。13日に再開し、「たった一人で良いよねその人を喜ばせたいと思う毎日が、あたしの支えになり、感情を揺さぶりながら成長して、生きるモチベーションにつながってるって感じたからSNS復活」とつづっていた。番組では、「普段から嫌なコメントとかメッセージはよく来るんですけど」と話し出し、「オネエの部分だったり…自分で望んでなったわけじゃないんだけど、それについて、『オカマ消えろ』とか『死ね』っていうメッセージがぶわーってきて…」と説明。「ブロックしても新しいアカウントを作ってメッセージとか…それによって友達や家族が心配してて連絡がきて、すごく嫌だなって。コメント欄でファンの方が悪口の方とケンカをしたりというのが嫌だなと思っちゃった」と更新をストップした理由を語った。デビューのきっかけとなったインスタグラムでゴージャスな私生活を演じるために、1000万円の借金をしていたことにも言及。「理想のイケメン像をネットで演じていて、そのために借金をして…。買い物もカードでハイブランドを買ったり、SNSにあげたいがために片道ビジネスクラスで行ったり」と告白し、「今振り返ると、無理していた」と話した。そして、美容家のIKKOが、誹謗中傷の原因について「SNSで反感を買ったものがあったり、テレビの中の発言が納得いかなかったことがあったりとかの積み重ねが、そうなってきたんじゃないか」と推測すると、「その通りだと思います」と反省。また、ブラックマヨネーズの吉田敬は「ネットの意見を真剣に見過ぎ」とアドバイスした。
2017年01月16日ネットユーザーらによる芸能人への誹謗中傷は、どのような罪に問われるのか? 昨年12月25日、日本テレビ系情報番組『PON!』(毎週月~木10:25~11:30)にVTR出演したタレント・加藤紗里(26)は、2016年を「バッシングがつらかった」と振り返った。マスコミやコメンテーターに向けた言葉だったようだが彼女のブログコメント欄は他の芸能人にはない、ある"特徴"を確認することができる。加藤といえば昨年、お笑い芸人・狩野英孝(34)との二股騒動で知名度が急上昇。ブログへのアクセスが殺到しアメブロランキングで1位になるなど、一躍時の人となった。先述した"特徴"というのはブログの読者コメント欄。昨年2月から多い時で数千、平均して数百のコメントが各記事に書き込まれているのだが、応援の声もある一方、そのほとんどが批判的な内容だ。最新の投稿(2016年12月30日)だけでも「妖怪おばさん」「気持ち悪い」「疫病神」「詐欺師」「ゴミ」「ドブス」「馬鹿」「消えろ」など日々、誹謗中傷の罵詈雑言で埋め尽くされている。加藤はこれらの書き込みについて、「コメント監視はOFF」と宣言して放置。「コメントを見ると紗里は吐きそうになるから、紗里は見るけど心臓の弱い人は見ないでね」と呼びかけるなど、コメントの選別は行っていないようだ。SNS上では著名人に向けた誹謗中傷があふれているが、果たしてどの程度の罪に問われるのか? そして、その量刑とは? アディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護士に見解を求めた。○匿名でも罪に――SNSでの誹謗中傷はどのような罪になるのでしょうか。不特定又は多数人が見ることができるSNSで、事実を示して、人の評判を下げるような書き込みをすると名誉毀損罪が成立する可能性があります。また、事実を示さないで単に侮辱すると侮辱罪が成立する可能性があります。――ブログコメント欄、ツイッターなど投稿先によって違いはありますか?不特定又は多数人が見ることができるものであれば、どのSNSでも違いはありません。書き込んでも自分以外は見られないような設定になっていれば名誉毀損罪は成立しないでしょう。――今回のように匿名コメントによる書き込みでも罪になりますか?書き込みした人の名前が匿名であったとしても、同じように罪は成立します。――どこまでのコメントであれば許されるのでしょうか。具体的な線引きは難しいですが、人の評価を低下させるおそれのあるコメントは名誉棄損行為にあたります。○書き込んだ数で量刑が重くなる――仮に加藤さんが民事の損害賠償請求をする場合、コメント欄に書き込んだ人物を特定することはできますか?プロバイダ責任制限法では、(1)権利が侵害されたことが明らかであり(2)開示を受けるべき正当な理由がある場合は、プロバイダ、サーバの管理・運営者に書き込んだ人の情報(氏名や住所)の開示を請求できるとされています。開示に応じてもらえなかった場合は、開示について訴訟でも争うことができます。――書き込んだ数などによって量刑は変わりますか?書き込んだ数が多く内容が悪質であれば、犯行対応が悪く被害も甚大ということで量刑は重くなります。その他、被告人の反省や再犯可能性なども考慮されて量刑は決まります。――これだけ多くの人からの誹謗中傷の場合、一人ひとりを罪に問うことは可能なのでしょうか。起訴するのは検察です。複数人が名誉毀損行為を行っているのであれば、起訴するとしても別々に起訴するでしょう。○「バカ」は侮辱罪――「事実を示して、人の評判を下げるような書き込みをすると名誉毀損罪が成立する可能性がある」とのことですが、「事実を示して」というのは具体的にどのような文言を指すのでしょうか。過去の裁判例では、「手前の祖父は詐欺して懲役に行ったではないか」「今まで何十軒となく泥棒をしている」など具体的な事実を示した事案で名誉棄損罪が成立しました。一方、事実を示さない単なる軽蔑、例えば「お前はバカだなあ」などの場合は侮辱罪が成立する可能性があります。――名誉毀損罪と侮辱罪が成立した場合、どのような罰則が課せられるのでしょうか(罰金、懲役など)。名誉毀損罪の法定刑は、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金、侮辱罪の法定刑は、拘留又は科料(科料とは、1,000円以上1万円未満の罰金)です。■岩沙好幸(いわさ よしゆき)弁護士(東京弁護士会所属)。慶應義塾大学経済学部卒業、首都大学東京法科大学院修了。弁護士法人アディーレ法律事務所。パワハラ・不当解雇・残業代未払いなどのいわゆる「労働問題」を主に扱う。動物好きでフクロウを飼育中。近著に『ブラック企業に倍返しだ! 弁護士が教える正しい闘い方』(ファミマドットコム)。『弁護士岩沙好幸の白黒つける労働ブログ』も更新中。頼れる労働トラブル解決なら、「弁護士が教える 労働トラブル解決サイト」へ。
2017年01月13日「2ちゃんねる」や「ニコニコ動画」などの投稿型サイトの誹謗中傷やプライバシー侵害が後を絶ちません。これらの俗に言う「炎上」騒動はインターネットが普及し、かつ匿名性の強いユーザー参加型サイトが多くなったことが大きな要因として挙げられるようです。そんな「炎上」が話題になるとき、しばしば取り上げられるのが“サイト管理者の責任”です。例えば、他人を誹謗中傷するような情報が電子掲示板に投稿されたとき、責任を負うべき人はその投稿をしたユーザーです。しかし、このような場合、情報を掲載していたサイト管理者には、全く責任はないのでしょうか。今回は、他人の権利を侵害するような情報が投稿されたとき、サイト管理者が負うべき法的責任について解説してみます。*画像はイメージです:■そもそも、サイト管理者が責任を負うことはある?“他人の権利を侵害するような情報を投稿したのはユーザーであって、サイト管理者は無関係”と考えている方も、中にはいらっしゃると思います。しかし、過去の裁判例には、サイト管理者に数百万円の損害賠償を認めたものがあります。この裁判例のケースは投稿された情報が名誉毀損にあたるものでしたが、プライバシー権侵害や著作権侵害のケースであっても同じように考えられます。ユーザーから投稿を受け付けるようなサイトの管理者は、口コミサイトであれ動画サイトであれ、投稿されたコンテンツについて責任を負うことがあるのです。 ■サイト管理者が果たすべき3つの義務とは?投稿型サイトの管理者がこのような責任を負う理由として、サイト運営にあたって大きく分けて次の3つの義務が課せられているためです。(1) 削除義務投稿された情報が他人の権利を侵害するものである場合、サイト管理者は、そのような情報を“削除する義務”を果たす必要があります。サイト管理者がこの削除義務を負うケースは、被害を受けた人に「差止請求」が認められる場面です。例えば、著作権侵害や商標権侵害がなされたとき、被害者に「差止請求」が認められることは法律に明記されています。また、法律に明記されているものでなくとも、「差止請求」が認められることがあります。名誉権やプライバシー権などの「人格権」が侵害されるケースが典型です。名誉毀損やプライバシー侵害を理由とした削除請求は多くなされていますが、これらは、実は解釈によって認められるものなのです。法律に明記されていくとも“削除義務”が認められることがあるために、サイト管理者が対応に苦慮することがあり、また削除が妥当かどうかの議論もしばしば生じるのです。(2) 発信者情報開示義務匿名で投稿がなされた場合、被害を受けた人は発信者が誰か分かりません。そこで、発信者を特定するために、サイト側に発信者に関する情報の開示を求めることがあります。この開示請求は、いわゆるプロバイダ責任制限法に定められているもので、この法律の要件を満たす場合には、サイト管理者に発信者の情報(IPアドレスなど)を開示する義務が認められることになります。(3) 損害賠償義務サイト管理者は、情報の掲載によって被害を受けた人に対して直接損害賠償義務が認められることがあります。例えば先ほど述べた裁判例では、サイト側が削除義務を怠ったために、損害賠償義務があると判断されています。 このように、投稿型サイトの管理者もさまざまな法的責任を負うことがあります。(上に挙げたものは民事的なものですが、場合によっては逮捕などの刑事処分を受けることもあります)“サイト管理者は法的責任を負うことはない”と考えることは決してできませんので、注意しましょう。 ■投稿型サイトは、板挟みでもある“サイト管理者の責任”を考えるとき、ひとつ注意すべき点があります。情報を投稿したユーザーが常に“悪者”というわけではないということです。インターネット上に情報を投稿することによって、自身を表現したり、社会にメッセージを訴えるユーザーも多くいます。そのような投稿に関して、他人に対するネガティブな内容を含むからといって、安易に削除したり情報開示したりしてしまうと、今度は投稿したユーザーの正当な利益を害することになります。場合によっては、「表現の自由の侵害」や「プライバシー侵害」などとして、投稿者から損害賠償請求を受けることもあり得るのです。つまり、投稿型サイトの管理者は、情報を投稿するユーザーと、その情報に触れるユーザーの“板挟み”の状態にあるといえます。 ■投稿型サイトの適切な運営とは削除請求や開示請求がなされたとき、法的に見て適切な対応がなされているかがポイントです。投稿型サイトの管理者は、ユーザーによって投稿されたものすべてを監視するまでの法的義務はないとされています。しかし、そうであるからこそ、削除請求や開示請求には適切に応じることが求められるのです。“サイト管理者の責任”を考えるときは、違う立場のユーザーの板挟みにあるという状況を理解し、どちらのユーザーにも偏らないバランスを考えることが重要な視点といえるでしょう。 *著者:弁護士 渡辺 泰央(四谷コモンズ法律事務所。インターネットトラブルやWEBに関する事案を多く取り扱う。運営サイト「WEBに関わる法律講座」)【画像】イメージです*saki / PIXTA(ピクスタ)
2016年11月26日タレントのヒロミ(51)が、9日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、人工透析患者を中傷したフリーアナウンサー・長谷川豊(41)を痛烈に批判した。ブログに「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」などの過激な主張が発端となり、全レギュラー番組から降ろされた長谷川。ヒロミは面識がないとした上で「こういうこと言うと怒られるかもしれないけど」と前置きし、「バカだなと思ったね」とバッサリと切り捨てた。知り合いに透析患者がいるというヒロミは、「すごく大変なのも分かるし。病気に関して、この人がそんなことを言うなんておかしいじゃん。"殺せ"って」とあきれ顔。自身でもブログを書いていることに触れ、「俺なんて天気みたいなことを書いても、もう1回読み直すのに」と危機意識の低さも嘆いた。スタジオで笑いが起こる中、ヒロミは「本当に」と真剣な表情で続け、「僕らは一文字一文字、しょうもないことでも一応2度見して、大丈夫かな? 誰か傷つけてないかな? と確認する」と主張。「これを平気で書けて……ちょっと怖いもんね。"殺せ"というのは」と理解ができない様子で、皮肉たっぷりに「すごい」と持ち上げていた。
2016年10月09日本格的な夏を迎えました。暑いこの季節、なにかとお酒を飲む機会が増えるかと思います。この時期に、私自身も心がけていることがあります。それは、他人の悪口や誹謗中傷をしないこと。よく周囲の観察をしてください。どこの飲み屋でも人の悪口を肴に酒を飲んでいる人がいるはずです。例えば、「社長の方針がすぐにブレる」「嫌な仕事ばかり押しつけやがって」「自分達はおいしい思いをしやがって」など……。肴にされる当人が在籍しない飲み会は、ことのほか盛り上がります。ところが、他人の悪口や誹謗中傷は周囲の雰囲気を一変させる危険性もあります。実際、インターネットリサーチサービス『リサーチプラス』が実施した「お酒・飲み会に関する調査」によれば、その場にいない人の悪口がはじまったとき33.1%の人が「一気にテンションが下がる言動」であると答えています。そこで今回は、私が経験した事例と一緒に、悪口が話題になったときにうまくかわす方法をご紹介しましょう。■留意すべき飲み屋での悪口と誹謗中傷X社という業界でも有名な研修会社があります。いま、飲み会の場にいるのは、井出課長、岩下主任、山之内主任(すべて仮名)、と私の4名です。まず、井出課長が「部長や上層部が方針をビシッと決めてくれないから、いつまでたっても部門のベクトルが一致しないんだ」と切り出しました。これに、岩下主任と山之内主任も「そうっすね!」と相槌をうちます。会社批判、体制批判とつながり、飲み会は2次会、3次会へと移行します。酒が入るほどに批判は盛り上がっていきます。ところが、日ごろのうっ積を晴らしたところで「参加者の関係が一層強固になる」ことなどありません。翌日の朝、井出課長は部長の前で「おはようございます」と最敬礼。それに対して、岩下主任と山之内主任が「昨日はあんなに部長の批判をしていたじゃないですか」「3次会まで行って連携を確認したじゃないですか」と嘆くのは、ヤボというものです。そもそも酒宴での上司批判や会社批判は、場を盛り上げるエッセンスみたいなもの。その場で聞き流すのがマナーで、本気にするほうがどうかしているのです。■上司に言質をとられた2人の運命は?岩下主任と山之内主任は上司である、井出課長に言質をとられてしまいました。井出課長が話を聞き流していなければ、少々面倒なことになります。岩下主任と山之内主任はこのような発言をしていました。岩下主任:「僕たちは交通費ですら細かくチェックされているのに、部長は会社の経費を使いたい放題使っているって噂ですよ。飛行機はファーストクラスかスーパーシート。やってられないですよ」山之内主任:「部長は銀座のMってお店に通っているようです。先日も高級バックをプレゼントしたって噂です。他部門の人から聞きました」事件は次の週の月曜日に起こります。部門統括をしている鈴木部長から、2人は突然呼び出されたのです。鈴木部長:「君たちが僕の悪口を言いふらしているという話を聞いてね。今日はその確認をしたかったんだ。僕が経費で、ファーストクラスを利用して、銀座のクラブのホステスに高級バッグをプレゼントしたという話を聞かせてもらったよ。君たちは、想像力がたくましいね」岩下主任と山之内主任:「……」鈴木部長:「なにも答えないのかね?ファーストクラスはお客さまの要望だ。得意先であるA社の社長同席でも文句があるのかね。あと、バッグに関しては、私の親戚が海外から並行輸入品を買いつけていてね。安く手に入ったので、お譲りしたのだが何か文句があるのかね?」岩下主任と山之内主任:「……」鈴木部長:「君たちは、僕の評判をでっち上げた情報で下げようとした。よって、懲罰委員会で君たちを査問することにする。総務部から連絡があるからその指示に従いたまえ」賞味1時間ほど絞られた挙句に、翌月の査問委員会で訓告の処分を受けたそうです。実は、井出課長は鈴木部長と大学が同じで先輩後輩の関係でした。鈴木部長は役員候補として名前が挙がっています。そのため部内の評判を確認するために、井出課長をつかって情報収集をしていたのです。私は、当日は風邪気味で風邪薬を飲んでいたため、一切の飲酒を控えていました。そのため、難を逃れることができました。■飲み屋での悪口と誹謗中傷のかわし方先ほどのケースを思い出してください。私は飲酒を控えていたので、完全シラフです。井出課長が「部長や上層部が方針をビシッと決めてくれないから、いつまでたっても部門のベクトルが一致しないんだ」と切り出しても、「私は部門の指示に従うだけですが、井出課長の会社を思う気持ちがよく理解できました。その気持ちにこたえられるように頑張りたいと思います!」と対応していました。「ホント、部長は腹が立つよな」といわれても、「私にはそのことはよくわかりませんが、部長は会社のためを思って色々と頑張っておられます」と答えていました。つまり、批判の内容には一切触れずに、私見を述べたり話をそらすことなく淡々と対応していたのです。実際に、飲み会で上司や会社批判をすることで評価を下げる人は少なくないと思います。たとえ聞かれたとしても、話題や論評には一切加わることなく淡々とこなすようにしましょう。*自分に自信があり仕事ができるの人物であるなら、他人の悪口や誹謗中傷はいわないものです。これにのってしまうということは、自らが未熟であると他人に公言しているようなものですから気をつけなくてはいけません。(文/コラムニスト・尾藤克之) 【参考】※お酒・飲み会に関する調査-アイブリッジ株式会社
2016年08月05日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(52)が、24日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、ネット上での誹謗中傷に言及した。今月16日に「僕にもきっと何かが出来ると思っています。待っていて下さい」とツイッターで熊本地震の被災者に向けてメッセージを送った松本。阪神・淡路大震災の時はツイッターがなく、東日本大震災の時はツイッターをしていなかったが、今回はツイッターをやっていたと説明した上で、「週に1回ぐらいつぶやいている中で、これを無視するのも逆にカッコ悪いなというか、何をカッコつけてんねんと思ってつぶやいた」とツイートした理由を明かした。そして、「『ありがとうございます』というのがいっぱいきてよかったなと思うんですけど、やっぱり来ますよ、悪口が。『売名ですか』みたいな」と言い、「俺、これ以上名前売りたくないので。むしろ忘れ去られていきたいぐらいに思っている」と冗談交じりにコメント。「すごく腹立ますよ。すっごい腹たちますけど、腹立ってやめるのも絶対違う。こういう人たちって何なんでしょうね」と憤りを示し、「なんとかね、被災者の人たちをと思っているのに、それでツイートするとこっちが被災者になっちゃうみたいな。恐ろしい世界ですね」と嘆いた。歌手で俳優の武田鉄矢も、「凶器のような言葉でたった一人をコテンパンにやっつけるって、今、大流行。行為そのものが呪いの行為」と批判。「松本さんみたいな気丈な人でも揺らぐ。本当に折れるんだよね」と話し、「呪いをかけている人たちは、絶対自分に返ってきます。呪いの言葉は書かないように」と呼びかけた。
2016年04月24日タレントのみのもんた(71)が23日、2年ぶりのキャスター復帰となるインターネット番組AbemaTV『みのもんたのよるバズ!』(毎週土曜20:00~)の初回放送に出演。開設したばかりのツイッターが炎上したことに言及した。みのは20日、「支援のやり方も甘い。自衛隊きちんとして欲しいね。あと、過去の震災、阪神淡路、もっと遡れば関東大震災の教訓活かせてないでしょ?」などとツイート。この投稿に「自衛隊は頑張ってるだろ」と批判の声が殺到し、みのは22日にツイッターで謝罪し、「激励のつもりだったんだけど明らかに言葉足らずだったね」と伝えた。番組でみのは、あらためて「言葉が足りなかった」と反省。「激励の意味で打ったら、『きちんとはなんだ』『ふざけてやっているわけじゃない』って」と振り返り、「言葉が足らないのは事実。しゃべるのは得意だけど、文字で打つのは…ツイッターやめた方がいいかな」と吐露した。そして、下平さやかアナウンサーに「やめたくなっちゃいました?」と聞かれると、「やめたくなりましたよ」と打ち明けた。番組では、タレントの井上晴美とモデルの紗栄子が、熊本地震に関するSNS上の発言によって誹謗中傷を受けた騒動も紹介。みのは、「ツイッターつぶやきたいっていう気持ちを、原点に戻って見直さないと。人を誹謗中傷することにツイッターを使っちゃダメ」と警鐘を鳴らした。
2016年04月23日人工知能や自然言語処理などを活用したサービスを提供するクーロンは7月7日、Webメディア向けに機械学習・自然言語処理・行動分析に基づく独自の人工知能「フェアプレイアルゴリズム」を搭載したコメントシステム「QuACS」の提供を開始したと発表した。同システムでは、Webメディアに数行のコードを埋め込むだけで、読者が自由に意見や感想を投稿できるコメント欄を設置することができる。また、読者がコメント欄に投稿した言葉や文章の意味を解析する「文章評価」機能を搭載しており、誹謗中傷や罵詈雑言、差別用語、人権侵害、公序良俗に反する内容、違法取引、出会い目的などの内容を人工知能が自動的に判断し、フィルタリングすることが可能。さらにWebメディアごとのガイドラインやポリシー、トーン&マナーなどに応じて、フィルタリングの強弱が設定できるため、媒体が持つ独自の雰囲気をコメント欄でも醸成することが可能となっている。同社は、同システムの海外展開を2016年春ごろに計画しているほか、国内ではWebメディア以外にも、ブログやレビューサイト、各種掲示板などへ順次導入を進めていく考えだ。
2015年07月07日掲示板に顔写真をさらされ卑猥な書き込みをされたり、ネット上で複数の人から誹謗中傷を受けたり……。驚くべきことに、こうした人権侵害(いわゆるネットいじめ)が2014年、前年の671件を大きく上回り、957件も発生していたと、法務省が発表しました。なんと、前年比42.6%増!しかも、この数字は氷山の一角。全国の法務局に相談を持ち掛けていないケースも多いでしょうから、実際の数はその何十倍にもなると見られています。そこで今回は、大人のネットいじめの実態を明らかにするべく、30代男女300人にネットいじめ経験の有無を調査してみました。すると、実に5.6%の人からネットいじめを受けたことがあるという答えが返ってきたのです!これは約20人に1人の割合。学校のクラスでいえば、1クラスに1人か2人は被害に合っていることになります。しかも、意外や意外。ネットいじめを受けたことがある人は、女性より男性のほうが断然多いこともわかったのです。女性は3%なのに対し、なんと男性は14%!約5倍も多いではないですか!世の中では、圧倒的に少女がネットいじめで自殺やら悩みやらが話題になっているのに、調べたら大人では男性が多かったなんて、ビックリですよね。なぜ、男性のほうがネットいじめにあうのでしょう?今回の調査では、その理由を解き明かす最新事情が判明しました。以下で詳しく見ていきましょう。■大人の男性が被害に合う衝撃的な理由3つ男性に限っていえば、男性が持つ気質や心理がネットいじめに深く関わっていることが明らかになりました。(1)男性は和を乱す奴が嫌いだから男性は仲間意識が強いため、LINEグループなどで誰かひとりが変わった言動を取ったり、たとえ軽度であっても批判めいた発言を言ったりすれば、それらはイコール、集団を乱すことを意味します。そのような人をネット上で仲間外れにすれば、集団を守り、ほかのメンバーとの連帯を深めることができますよね。それで、“調和を保つ”という正義の名のもとに、男性同士のネットいじめが増殖するわけです。(2)男性はケンカが好きだから男性は女性よりも攻撃的で暴力的。ネットの世界でも黙ってはいられないのが男性のほう。相手が気に入らない、カチンときたとなると、激しく攻撃します。その腹いせとして、ネット上にあることないこと書かれたり、個人情報をバラされたりというネットいじめが起きてくるのです。(3)男性はプライドが高いだから今回の調査では、有能性の証明欲求が強く、プライドが高い男性がいじめ被害を訴える傾向があることもわかりました。「社内メールで晒し者にされた」「努力を無視された」など正当に評価されない事態をプライドが許すはずはありません!そういった現実から逃避するため、「自分はいじめられている」、つまり被害者だと思ってしまうのです。■大人の女性が被害に遭うのは負の感情から『いじめから子供を守ろうネットワーク』調べでは、18歳未満のネットいじめの被害者は約99%が女子!多くの少女がネットいじめで悩み、自殺に追い込まれたりしているのに、大人の世界ではネットいじめ被害者は男性のほうが多いわけです。それでは、大人の女性が受けるネットいじめにはどんな特徴があるのでしょうか。今回の調査では、ネットいじめに合ったことがあると答えた女性はわずか3%でした。しかし、それ以外の人でも、はっきりと「ネットいじめを受けた」という認識はないものの、「思い当たるふしはある」「気づいていないだけかも……」と、いじめの気配をうっすら感じている人が多かったです。女性が受けるネットいじめは、嫉妬にかられて悪口を書くなど、相手の感情的なこじれが原因で発生します。例えば、「自分は試験に合格、女友達は不合格となってしまい、その日からネットいじめがはじまった」という人もいました。「つらつらとでっち上げの悪口を書かれ」、挙句の果てには「あの人には裏切られた!」など、怨念を飛ばすようなレベルに。怖いですよね……。もしネットいじめの被害に合った場合には、しかるべき対処をすることが大切です。『NEVERまとめ』の「【ネットいじめ】ネット上に自分の個人情報が!?でも削除依頼ってどうやるの?」には、ネットいじめを受けた際、書いた人間を特定したり、書き込みの削除依頼をする方法が詳しく紹介されています。掲示板やSNSで誹謗中傷されたのであれば、その運営者(管理人)に書き込みの削除を求めることができる、とのこと。自分から削除を求めることが難しい場合は、法務局か警察のサイバー犯罪窓口に相談するという方法もあります。SNS、LINEなどのツールはたしかに便利ですが、反面、闇があるのも事実。自分が気をつければ完全に防げるというものではありません。しかし、せめて自己防衛の意味を込めて、情報の公開には十分に注意を払いたいですね。(文/虫本ハギー)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2015年2月25日(水)調査対象:全国30代の男女300名【参考】※【ネットいじめ】ネット上に自分の個人情報が!?でも削除依頼ってどうやるの? -NAVERまとめ
2015年03月31日ALSOKは11月27日、「ネット情報監視サービス」を12月1日より販売開始すると発表した。ネット情報監視サービスとは、ネット上での風評、デマ、誹謗中傷、炎上など企業の信用低下に繋がる情報を専門家の目視と解析によって定期的に監視するほか、企業からの情報流出の有無を定期的に確認するサービス。監視業務はディアイティが担当する。具体的には、利用者が調査したいキーワードをALSOKに申し込むことで監視を開始する。専用ツールがネット上を自動巡回し、キーワードに関する情報を収集する。集まった情報は、専門家が目視で解析して危険と思われる情報のみをレポートにまとめて送付する。監視対象は、ネット上のサイト全般で、2ちゃんねるや個人ブログ、ツイッター、フェイスブック、ミクシィ、グーグルプラスなども含まれる。初期費用は無料で、利用額は10万円(税別)/月。なお、調査内容によっては追加の料金が発生する場合があるとしている。
2014年11月29日○トラブルの主戦場は、裏サイトから一般のコミュニティサイトに友人や教師のうわさ話、誹謗中傷などが掲示板に書き込まれ、5、6年ほど前に「ネットいじめ」として社会的問題にまでなった「学校裏サイト」。だが、最近はあまり話題にのぼらなくなった。しかしその理由は、学校内の悪意ある情報をネット上に流通するケースが減少するなど、ネットを介してのトラブルが沈静化してきているからではない。むしろ今は、かたちを変えて拡大する傾向にあり、問題はますます深刻化している。特にトラブルが起きやすいのが、SNSなどのコミュニティサイトだ。子どもでもSNSサイトを気軽に使えるようになったことで、実社会では親交のない人との接点も増えてきている。さらに、最近ではスマートフォンの普及により、誰でもリアルタイムに動画配信等を行えるようになっているのも、子どもがトラブルを起こしたり、トラブルに巻き込まれたりするリスクを高めている。ネット上のトラブルの代表的なものが、いわゆる「炎上」である。スマートフォンで撮影した動画や画像を簡単にSNSサイトなどにアップできてしまうことから、思わぬ経緯で人々の興味を引き、炎上を招くケースが増えているのである。こうした事態に対し、授業の中で安全なネット利用の方法について触れたり、専門家を招いてネットの安全利用に関する教室を開いたりと、啓発活動に取り組む学校も増えてはいる。しかし、高校生にもなれば普通のセミナーでは興味を示さなくなってくるため、何かしらの工夫も必要となるようだ。「実際に起きたトラブルの事例など、身近な話題を出しながら説明してほしいという依頼も増えています」とコメントするのは、企業のレピュテーション対策などを手がけ、全国の学校で児童・生徒向けのセミナーなども展開しているピットクルーで、経営企画管理部 新事業企画開拓課長を務める齋藤良和氏だ。○7割近い保護者が、自治体や学校の啓発活動に期待マイナビニュースはこの夏、子どもを持つ保護者の会員244名を対象に「子供のネット利用に関するアンケート」を実施した。その結果を見ると、トラブルを未然に防ぐために、自治体や私立学校が専門家に依頼し、見守りや啓発活動を行うことの必要性を感じている保護者の割合は7割近くにも達することが判明した。そして、子どもがネットトラブルに遭うなど困った時に相談できそうな人が身近にいないとする保護者も6割の割合を超えているのだ。さらに、実際にトラブルに遭った際の対処法を事前に子どもと話し合っているか?という質問に対しては、7割以上の保護者が話し合っていないという。この結果に対して齋藤氏は次のような見解を示す。「保護者の方々は、子どもがスマートフォンなどを使って何をしているのか把握しきれずに不安を抱いているものの、具体的にどのような対策をすればいいのかわからない、という状況に置かれているのでしょう。今はスマートフォンを使ってなんでもできてしまいますから、リスクも大きくなります。それに、子どもがスマートフォンを持っているのに対して、保護者の方はガラケーのままというケースも多く、リテラシーにギャップが生じている点も対策が難しいと感じさせている要因でしょう」このようなギャップにより、どうしても保護者は最新のネット事情についていけなく、苦手意識を持ってしまいがちになる。すると、“子どもが大丈夫と言っているから”と、とりあえず何もしなかったり、そもそもネットで何が危険なのかを具体的に説明できなかったりと、子どもに安全なネット利用法を保護者だけで教えることはますます困難になってしまっているのだ。○全国10,000校以上の実績があるスクールネットパトロール2008年よりピットクルーが展開している「スクールネットパトロール」は、教育委員会からの委託による27自治体、公立私立学校を含めて10,000以上の学校での実績を誇る。契約ごとに“ネットパトロール”の専門スタッフが付き、日々検索などを行いながら、状況をまとめて管理者に報告するとともに、怪しげな兆候が見られれば迅速に対応する体制が整っているのである。「自動的にネット上を巡回するシステムもありますが、それだけでは新たに登場するサイトや、子ども達の使うネット用語の変化についていくことができないため、現状はナレッジやガイドラインをもとに目視を中心に対応した方が効果的です」と齋藤氏は語る。スクールネットパトロールのサービス内容は大きく3つからなる。まず1つ目が、インターネット利用実態調査だ。子どもたちがどのようにネットを利用しているのか、その実態を定期的なレポートにまとめ、各自治体の教育委員会や私立学校などへ提出しているのである。調査には過去5年間の活動で培ったノウハウが生かされており、システムと人の目線の双方による監視体制を整えている。もし自殺や事件に巻き込まれそうな兆候を発見した場合には、各教委に対して緊急連絡を行う。実際過去に、ネットに投稿された内容から自殺の兆候を見抜いて学校に報告し、最悪の事態を未然に防いだ事例などもあるという。2つ目は、学校向けサポートサービスである。これには、トラブル対応の相談窓口、ネットトレンド情報提供といったサービスが含まれている。トラブル対応窓口では、問題が発生した場合の問い合わせや対応策について、これまでの経験と実績を生かした適切なアドバイスを提供している。「学校や家庭でトラブルの未然防止にも利用していただけるように、子ども達への指導に役立つ情報を提供することを心がけています」(齋藤氏)そして3つ目が、啓発活動である。これまでネットパトロールを通じて培ったノウハウやこれまでの対応実績をもとに、教職員や保護者、子ども向けのセミナーの実施、それにネットパトロール調査マニュアルや啓発リーフレットの提供も行っている。「全国のネット利用状況を分析したデータが蓄積されているのに加えて、学識経験者、学校関係者、保護者との連携も行っているので、より効果的な情報提供が可能となっています」(齋藤氏)ネットには危険が多いが、それ以上に役立つこともたくさんある。子どもたちに対しては、ただネットから遠ざけるのではなく、より安全に使えるように教育したり、環境を整えたりすることが今後ますます求められるようになるだろう。そのためには、自治体や学校、通信事業者、そして保護者がそれぞれの役割を果たしつつ連携しながら、子どもたちを見守ることができるような社会を築いていく必要があるだろう。調査時期:2014年8月22日~2014年8月28日調査対象:マイナビニュース会員子どもを持つ保護者限定調査数: 244名(男性129名、女性115名)調査方法:インターネットログイン式アンケート
2014年09月29日