突発性難聴により2023年10月から活動休止中だったアイドルグループ・Juice=Juiceの川嶋美楓が、きょう20日に神奈川・ハーモニーホール座間で行われたコンサートツアー「Juice=Juice Concert Tour 2024 1-LINE」初回公演でステージへ復帰した。○■川嶋美楓「本当にステージに立つのが大好きだなと」公演直前には、川嶋の復帰を歓迎する客席で「美楓ちゃん!」「おかえり!」のコールが繰り返された。ステージは華々しく幕を開け、5月15日にリリースする最新シングル「トウキョウ・ブラー/ナイモノラブ/おあいこ」から2曲を初披露。力強い「トウキョウ・ブラー」はクールに、ミディアムテンポの「おあいこ」はしっとりと歌い上げ、観客を魅了した。公演序盤のMCでは川嶋もステージへ立ち、11人の全メンバーがそろって笑顔で挨拶。リーダーの植村が「美楓、おかえりなさ〜い!」と叫ぶと観客が歓喜した。公演直前のコールについて感想を聞かれた川嶋が「すごくうれしくて。今まですごく、みなさんに心配とか迷惑をかけたんですけど、これから精一杯頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします!」と元気よく伝えると、客席が盛大に沸いた。以降も楽曲を次々と披露し、公演終盤には川嶋もパフォーマンスへ合流した。先述の最新シングル収録曲「ナイモノラブ」などで躍動し、終演直前のメンバーによる挨拶では、川嶋が「久々にステージに立つことができて、本当にステージに立つのが大好きだなと思いました」と吐露。リハーサルでは緊張もあったが、メンバーと「ふざけちゃったり、悪さをしてしまったり」する中で気持ちがほぐれたといい、復帰を待ちわびていたファンや、周囲のスタッフに「本当に支えられていたと思いました。ありがとうございます」と感謝を伝えた。本公演で初披露した「トウキョウ・ブラー」のMVはグループ公式YouTubeチャンネルで公開中。唯一のオリジナルメンバーであるリーダー・植村にとっては、グループ卒業を控えて臨む自身のラストツアーでは全国8都府県を行脚し、6月14日には、東京・日本武道館で植村の卒業公演「Juice=Juice Concert Tour 2024 1=LINE 植村あかり卒業スペシャル」を開催する。【編集部MEMO】コンサートツアー「Juice=Juice Concert Tour 2024 1-LINE」4月20日・21日ハーモニーホール座間 大ホール(神奈川)4月27日・28日NHK大阪ホール(大阪)5月3日東海市芸術劇場 大ホール(愛知)5月5日TACHIKAWA STAGE GARDEN(東京)5月12日仙台サンプラザホール(宮城)5月18日キャナルシティ劇場(福岡)5月26日NHK大阪ホール(大阪)6月1日沖縄コンベンションセンター劇場棟(沖縄)6月8日JMSアステールプラザ 大ホール(広島)
2024年04月20日「会社の健康診断などでは、50代以上の半数以上の人が難聴(聴力検査で20デシベル以上は難聴とされる)と診断されることもあります。けれど、補聴器を用いるほどではないこともあり、放置している方が多いのです」『1万人の耳の悩みを解決した医師が教える耳鳴りと難聴のリセット法』(アスコム)が話題になっている、医学博士で馬車道木村耳鼻咽喉科クリニック院長の木村至信先生は語る。近年の研究では、難聴や耳鳴りが認知症のリスクを高めることがわかってきた。軽度の難聴でも約2倍、重度になると約5倍にもなるという。「難聴によるコミュニケーションの機会の減少も認知機能の低下につながります。難聴になると社会との関わりが狭くなり、活発な脳の活動を促す会話の機会が減ることに。認知症のリスクを高めるだけでなく、うつにつながることもあります」(木村先生、以下同)ただ、聞こえが悪くなったと感じた人の多くは、「どうせ病院に行ってもよくならない」「補聴器をつけるしかないから」とあきらめている。しかし、ほったらかしはNGだ。■耳ぎょうざのままで1分、これを1日3回行う多くの臨床データをもとにして、木村先生が考案した難聴のリセット法を紹介しよう。今回紹介するのは「耳ぎょうざ法」。手を使うだけの簡単なメソッドだ。手に息を吹きかけて温めたあと、手で耳全体を前に折り曲げ、耳をふさぐ。“耳ぎょうざ”のままで1分続けて(写真参照)耳から手を離す。これを1日3回行うのみ。「耳を閉じるときは強く圧をかけて、手を離すときにパッカと開けるイメージです。ただ、長時間閉じてはいけません。長くやりすぎたり、耳ぎょうざの状態で枕などで固定して寝ると、耳の中が蒸れ、外耳炎になることも」耳ぎょうざのメカニズムは、「この状態にすると、外からの圧がなくなります。そこで耳を開放すると外気が一気に入るので鼓膜が刺激され、血流も一気に加速するため鼓膜が動きやすくなります」この方法のほかに、【1】あくび耳抜き法あくびをして口の中に息をため、息を吐く前に口を閉じ鼻をつまみ、耳から空気を抜くように息を鼻に集め、耳から空気が出たら手を離す。体の中から鼓膜を動かす。【2】アオアオ発声法ア・オ・ア・オと発声することで鼓膜の内外の圧を整える。【3】耳マッサージ法耳全体をぐるぐる回したり、引っ張ったりすることで、頭痛・不眠・倦怠感などの不調を和らげる。なども有効で、これらをセットで行うとより効果的だ。耳の聞こえが気になる人は、今からでもすぐに試してみてほしい。
2023年11月27日音や人の声が聞こえづらくなる難聴。年齢を重ねると「耳が遠くなる」というイメージはありますが、一言に難聴といっても種類や原因は様々です。音が聞こえにくいとコミュニケーションにも問題が生じて、ご自身だけでなく、家族や周囲の大切な人たちとのかかわりに影響が出てしまうこともあります。大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区社長:上原 茂](以下、当社)が運用する健康情報サイト「大正健康ナビ( )では、専門医によるヘルスケアアドバイス疾患ナビを公開しています。8月23日に新着更新した「難聴」では、坂田 英明先生に難聴の原因、症状、対処法や予防法について詳しくお伺いしました。難聴は高齢者のみならず、若い世代でも起こる可能性があります。難聴の治療が遅れると、その後の聴力に影響をおよぼすこともあります。全世代に罹患のリスクがある「難聴」、記事の内容を是非ご参考になさってください。◆新着情報専門医によるヘルスケアアドバイス 疾患ナビ「難聴」 <目次>難聴について知る・難聴の原因・難聴の症状・難聴の対処法・難聴の予防法大正健康ナビは、生活者の日常生活に寄り添い、「人生100年時代をサポートする健康情報発信基地」として、みなさまの健康の維持・増進にお役立ていただけるサイト運営を目指しております。当社は、これからも健康と美を願う生活者に納得していただける優れた医薬品・健康関連商品、情報及びサービスを、社会から支持される方法で創造・提供することにより、社会へ貢献してまいります。【監修者プロフィール】川越耳科学クリニック院長、埼玉医科大学客員教授坂田 英明(さかた・ひであき) 先生1988年埼玉医科大学卒業。帝京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科助手、ドイツ・マグデブルグ大学耳鼻咽喉科研究員、埼玉県立小児医療センター耳鼻咽喉科副部長、目白大学言語聴覚学科教授を経て、現職。日本耳鼻咽喉科学会専門医。著書に『【読む常備薬】図解 いちばんわかりやすいめまいの治し方: 「医師がすすめる名医」の最善・最短の治療法』(河出書房新社)『あぶない! 聞こえの悪さがボケの始まり: 「耳」を知る、治す、鍛える』(小学館)などがある。■ご参考●大正健康ナビ 大正健康ナビでは、お悩みの原因、症状、対策や予防法などをご紹介しています。いろいろな疑問に専門家が分かりやすくお答えしています。【お問い合わせ先】◇大正製薬株式会社マーケティング本部メディア推進部担当:福塚、宮下電話:03-3985-1111(大代表)大正健康ナビ「難聴」.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月23日ある冬の朝のこと。当時40歳だった私は次男を幼稚園まで歩いて送り、帰宅してホッとしたのもつかの間、目を開けていられないほどの激しいめまいに襲われました。世界がグルグルと大きく回り、強い頭痛や耳が塞がるような感覚も併発。私はうずくまったまま、まったく動けなくなりました。20分ほどでめまいは治まったものの、怖くなりすぐに耳鼻咽喉科を受診。下された診断は……。★関連記事:「ストレスからお酒に手が…」過度の飲酒が引き金となり難聴に! 無理なくお酒を減らせた方法とは水の中にいるような耳の閉塞感が続く幼稚園から帰宅したばかりの私を襲った激しいめまい。20分ほどでなんとか治まりましたが、頭痛や耳が塞がったような感覚が残り、音が聞こえづらい状態でした。詳しい知識はありませんでしたが、めまいとともに突然耳の聞こえが悪くなる突発性難聴や、激しいめまいを起こすとされるメニエール病を疑いました。耳の病気はとにかく早く受診することが肝心と聞いたことがあったため、その日の午前中に耳鼻咽喉科を受診しました。めまいの余韻が残り、耳はまるで水の中にいるよう。特定の音が聞こえないという感覚はありませんでしたが、聴力検査の結果は低音がほとんど聞こえていないとのこと。その他にバランス感覚や目の振動を調べる検査を受け、「低音障害型感音難聴」と診断されました。この病気は耳の閉塞感が主な症状で、メニエール病のようにめまいを伴うことは少ないようですが、私には目の前がグルグルと回るような回転性の強いめまいがありました。初めてのめまい発作では、病名を確定することが難しいそうですが、私の場合は診断されました。ただ、低音障害型感音難聴とメニエール病の治療方法は共通のようで、処方された薬はメニエール病治療に使われるものでした。初めて聞く病名に不安や疑問が渦巻いたものの、とにかくその日から私は治療に専念することになったのです。処方された薬がまずくて飲むのがつらい!内耳にたまったリンパ液の排出を促す少しとろみのある液体の薬。これが信じられないほど、まずい! 一瞬甘いのかと思いきや、すぐに苦みが襲ってきて、30mlを1日2回飲むのが苦痛で苦痛で…… 。飲みづらいだけでなく、最初はまったく効果が表れなかったため不安が募りました。それでも「あんなにつらいめまいは、もう二度と嫌だ」という強い気持ちで飲み続けること5日。ようやく頭の重みや耳の閉塞感に回復の兆しが表れてきたのです。その他に処方されたのは、血流を改善する薬や神経を修復する薬。やはりメニエール病の治療薬です。そして酔い止め薬は、めまい発作のときに飲む頓服とのこと。しばらくはお守りのように携帯し、耳の閉塞感が強まってめまいを起こしそうだなと感じたら飲んでいました。2週間ほどで耳の症状は軽快していき、頭痛やめまいも起こらなくなりました。低音の聴力は完全には回復しませんでしたが、日常生活で不便を感じていなかったので、あまり気にしないことに。しかし、めまいに対する恐怖心はどうしても拭えず、頭を動かすのが怖い状態が続いていたので、急に振り向いたりしないよう、ゆっくり行動するよう心掛けていました。原因はストレス。そして再発の危険も?低音障害型感音難聴やメニエール病を引き起こす大きな原因の一つに、ストレスがあると言われているそうです。再発も考えられるとのこと。医師からは、なるべくストレスをためないこと、そして運動をして三半規管を鍛えることが予防につながるとアドバイスされました。私はエアロビクスやヨガなどの運動を始め、なるべくストレスをためずに心身を整えるよう心掛けました。ところが7年後の47歳のときに、また激しいめまい発作に襲われたのです。このときは耳の閉塞感に加えて吐き気も伴っていたので、家族に付き添われて再び耳鼻咽喉科を受診。同じ症状の再発ということで、メニエール病の可能性が高いと診断されました。「また、あのまずい薬を飲むのか……」と憂うつになりましたが、処方された薬は液体ではなくゼリー状のもの。「もしかしておいしくなった?」 と期待しましたが、残念ながら同じように強烈にまずい味でした。プラスチック容器に入った茶色いゼリーの見た目は、まるでカブトムシの餌のよう…… 。苦痛でたまりませんでしたが、1日3回、2週間食べ続けると耳の閉塞感は改善。その他の薬をあと3週間続け、なんとか再発から回復しました。まとめ初めてめまい発作を起こし、低音障害型感音難聴と診断されたのが40歳。再発してメニエール病の可能性が高いと診断されたのが7年後の47歳。53歳の現在、幸いなことに再々発の予兆はなく通院もしていません。頭がグルグルと回転しているような強烈なめまいと、まるで水の中にいるかのような耳の閉塞感。信じられないほどまずい薬。もう二度とあんなつらい目には遭いたくありません。予防のために運動は欠かさず続けていますが、ストレスをためないというのはなかなか難しいものです。でも年齢を重ねた今、無理をしたらきっとまた倒れます。疲れたら休み、何事もほどほどに。自分をいたわりながら、再々発を断固阻止しようと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。イラスト/塩り著者/みやび(53歳)大学生と高校生の男子2人の母。夫の自営業を手伝いながらマイペースにライター活動中。息子の野球に全集中した12年間が終わり、燃え尽きたあとにやってきたのは更年期と介護だった……。趣味のヨガで体を整え、すべてを乗り切る所存!
2023年07月04日こんにちは! あん子です。今回の話は、娘が難聴になったエピソードです。■耳から音が聞こえる!?1ヶ月ほど前、中耳炎になっていた幼稚園の娘。これって…難聴?「どっちの耳が聞こえないの?」と聞くと、「左耳」と答える娘。あ…、左耳って。中耳炎になったとき、鼓膜切開をしたひどい方の耳だ…。「声は聞こえる?」とたずねると、「うん。でも音が変」と。音!?私:「どんなふうに聞こえる?」娘:「低く聞こえたり響く感じ」え~!? どんな状態? とかなり心配になりました。私は「じゃあ、また病院に行って先生に診てもらおう」と言い、すぐに病院の予約をとりました。外傷などとは違って、耳の中の痛みや聞こえ方は本人にしかわかりません。私は、娘が聞こえづらいことに全く気がつきませんでした。早速、病院に行くと「原因を特定するために大きな病院に紹介状を書くね」と医師に言われました。日を改めて…■果たして結果は…?診察室に呼ばれるまで2時間。やっと呼ばれ…結果は、予想通り難聴になっているとのこと。耳の奥にある蜂の巣のような空洞のところに液がたまる「乳突蜂巣炎」で、「しんしゅつ性中耳炎」と診断されました。これは、レントゲンやCTで確認できるようです。中耳炎を繰り返す場合、鼓膜にチューブを挿入することになるとのことですが、耳は鼻につながっているので「薬で液を鼻から出していきましょう」と医師から説明を受けました。原因がわかって少し安心しました。最初は抗生剤を5日ほど処方され、それから抗生剤から漢方に切り替わりましたが、漢方は匂いや味が独特で飲める子は3分の1ぐらいだと説明を受けました。娘は、耳の影響でめまいもするみたいで、想像以上につらかったと思います。急性中耳炎になったときからずっと頑張って薬を飲み続けていた娘、えらかったと思います。1ヶ月ほどたち、耳がどのような状態か大きな病院に診てもらうと…、完治まではいきませんでしたが、だいぶ良くなり、もう薬は飲まなくて良いとのことでした!本当に安心しましたし、健康の大切さをしみじみ感じた出来事でもありました。季節的に新生活にも慣れ、気を張っていた心身が疲れを感じる時期だと思います。皆さまもどうぞお体、ご自愛ください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年06月21日効果的なツボが集まっている箇所を重点的に刺激!最近、耳が遠くなったなあ、年のせいかなあ、と思っているあなた!難聴は血流、腸の状態、自律神経の乱れが最大の原因。その3つを刺激するツボが集まる耳をシェイク、シェイク!年齢を重ねると誰でも聴力が衰えると思っている人は多いのではないだろうか。だが、日本リバース院長の今野清志さんは語る。「耳の聞こえが悪くなったことを年齢のせいにしてはいけません。音が聞こえづらい最大の原因は、血流の悪化です。さらに、内臓疾患、自律神経の乱れの3点が大きな要因なのです」今野さんは、中医学をはじめ整体や鍼灸の立場から、人体をパーツではなく全身のつながりとしてとらえる。そして、これまで3万5千人以上の難聴の人々を改善へと導いている。■血流、腸、自律神経を刺激するツボが耳の周りにある「耳は、栄養と酸素が血液できちんと運ばれないとたちまち働きが悪化します。血流への影響が大きい内臓、特に腸が健康でなくてはなりません。また、交感神経が過敏になっていると血管が収縮し、血流が低下しますから、自律神経も大切なのです」(今野さん、以下・同)生活習慣の見直しも必要、と今野さん。難聴は生活習慣から起こる病気の一つであり、改善のポイントは血流、腸、自律神経を健康にすることだ。それには今回紹介する耳のマッサージがおすすめだ。「基本のマッサージは4つ。耳周辺には血流、腸、自律神経の改善に効果的な多数のツボがあるので、揺すって刺激を与えます。特に、『耳シェイク』は有効なのでお試しを。位置は正確でなくて大丈夫。このほか、次のようなマッサージが基本になります」【耳さすり】両手の親指を耳の裏、人さし指を耳の前に置き、耳の裏全体と耳の付け根、耳の前をやさしくさする。【耳の穴の刺激】両手の小指の先を耳穴の入り口に当て、上下左右に軽く押す。【耳ひっぱり】耳全体を上下左右に軽く引っ張る。4つを毎日行うのがおすすめだが、今日は耳シェイク、明日は耳さすりという形でもよい。これらを毎日1分1年続けたところ聞こえがよくなった人も。いつでも何回でもできるセルフケア。最近、耳が聞こえにくいと思う人はぜひ実行を。
2023年06月15日40代になる現在までいろいろな種類のお酒を楽しんできましたが、一度に飲む量はグラス1杯程度。純粋にお酒のおいしさや飲みの場を楽しんでいました。しかし、コロナ禍で家飲みが増えると、いつの間にか毎日かなりの量のお酒を飲むように。そして、突然、過度の飲酒が引き金となり難聴を発症しました。私がお酒との付き合い方を見直すことになった体験談をご紹介します。★関連記事:「ストレスから難聴を発症! 」めまいや耳の閉塞感も…診断された病気とは【体験談】ストレスから酒量が増加私はどんなお酒もおいしく飲めますが、妊娠前までは飲み会などでグラス1杯を楽しむ程度。毎日の晩酌という習慣もなかったので、妊娠・授乳期間中の禁酒もまったく苦になりませんでした。34歳で結婚を機に退職、妊娠・出産を経て40代で社会復帰し、飲酒の機会が増えましたが、飲む量は変わらず。仕事帰りに職場の方たちと飲む1杯のお酒はとてもおいしかったです。その後、訪日観光を専門にする旅行会社で働きながら通訳案内士の資格を取得し、退職しました。職場とは個人事業主として連携しつつ、フリーランスで外国人観光客をご案内する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、状況が一変します。大好きだった仕事は業界ごと蒸発。かつての職場の仲間もほとんど解雇されました。コロナ禍のため、家族や友人とも会えなくなってしまいました。収入、生きがい、大切な人たちとのコミュニケーションなど、大切なことが一気に失われたストレスから、ついお酒に手が伸び、酒量が増えていきました。毎日、昼からウイスキーをストレートで1杯飲み、夜はワインを3杯。それでも、あまり酔わないし、実は結構飲める体質なのかも……とのんきに構えていたのです。飲み過ぎで突然、難聴に!長引く自粛生活で生きがいを見つけようと、自己啓発セミナー、茶道入門などさまざまなオンライン講座を受講しました。次の道を見つけなければという焦りから、迷走していたようです。授業後のオンライン飲み会に参加した、ある晩のこと。受講生同士で楽しく盛り上がり、赤ワインをグラスに4杯飲んで、上機嫌で眠りにつきました。明け方、ゴボゴボという不快な音で目覚めると、耳の中に水が入っているような違和感がありました。「すぐ病院へ! 」と心配する夫の声も聞き取りづらいほど。診察の結果、ストレスと加齢で弱っていた耳に過度の飲酒が負担となり、難聴を発症したとのこと。「大丈夫、いい耳です。飲み薬で治りますから2週間分、処方します。症状が治まったらお酒は構いませんが、ほどほどに」という医師の言葉を涙ぐんで聞きながら、こんな怖い経験はもうこりごり、絶対に禁酒しようと決めました。酒量が増えてからの自分を振り返ると、寝つきは良くても眠りは浅く、夜中にすごい動悸で目覚めることも。顔色も黒ずんでいました。ストレス発散のつもりで飲んだお酒が、心と体に大きな負担になっていることに、やっと気付けたのでした。禁酒ではなく節酒で無理なく減らすことに成功処方された薬をきちんと飲み、発症から2週間で難聴は治まりました。用心のため、禁酒を続けようとは思うものの、旅行も外食もままならない自粛生活ではストレスのはけ口が見つかりません。ダメだと思えば思うほど、飲みたくなります。「1杯くらいなら」と飲みだすと、いつの間にか3杯になっています。「また飲んじゃった」と落ち込みながら、禁酒の難しさを実感しました。そんなある日、ヨガの先生と体験レッスンの感想や最近の体調について話す機会がありました。禁酒がうまくいかない悩みを打ち明けると、「心と体はつながっています。節酒して、まず体を整えませんか。体を立て直せば、心も元気になるかも」とのこと。禁酒ではなく節酒ということで、なんとなくハードルが低く思えました。そして、平日は炭酸水にレモンを絞ったノンアルサワー、金曜日と土曜日の夜のみお酒を楽しむことにしました。効果は数日で出ました。朝まで熟睡できるようになり、黒ずんでいた肌はくすみが取れてピカピカに! 頭もスッキリして、作ってみたかった憧れのレシピに挑戦するなど「新しい日常」を楽しむ気持ちも生まれました。まとめ節酒は今も続けています。お酒解禁日でもそれほど飲みたいと思わなくなり、金曜日の夜にグラス2杯のワインを楽しむスタイルが定着しました。コロナ禍で日常生活が激変したことに心がついていけず、お酒で現実逃避をしていた私ですが、飲み方を見直すことで心身ともに健康を取り戻せました。心が元気になると、仕事についても前向きに考えるように。「対面で人と話すことが難しいなら、書いて伝えよう!」と、通訳ガイドはしばらくお休みし、ライターの勉強に本格的に取り組むことにしました。料理やライティングなど好きなことを楽しみながら、お酒ともじょうずに付き合い、健康的な毎日を送りたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/ソーニャ (47歳)会社員の夫と2人暮らしの主婦。観光通訳ガイドになるも、コロナ禍のため現在はやむなくステイホームの日々。日本茶インストラクター試験に3連敗中、今年こそ合格するぞ!
2023年04月23日1歳となった次男は、先天性の外耳形成不全という診断を受けています。また、生まれてすぐの聴力検査をパスすることができず、中度難聴との診断を受け、大学病院の難聴外来を受診中です。受診や検査の様子、家族の思いなどについてお伝えします。診断、受診までの経緯出産後、産院で外耳形成不全との診断を受けた次男。大きな産声の次男を見つめ、うれしさと不安が同時にわき上がる感覚を鮮明に覚えています。その後の聴覚検査をパスできず、大学病院への通院が決まりました。 1回目の診察は、問診と検査の予約だけというもどかしいものでした。4度の通院で4種類の聴力検査をおこない、中度難聴と診断されました。次男の未来を考え、親としての責任と不安に押しつぶされそうになりました。 家族の気持ちの変化診断を受けた直後は、受け入れる難しさや焦燥感に襲われました。義母は、ふとした瞬間に「かわいそうだ」「どうして」という言葉を発し、その言葉を聞くたびに体がこわばったことを覚えています。 それでも、夫婦で治療方法や次男の成長過程への影響などについて情報を集め、通院の回数を重ねました。次男の症状や考えられる成長への影響を家族間や医師と相談し、ポジティブな感情で向き合えるようになってきました。 障害とともに生きる覚悟次男の中度難聴は改善するかもしれないし、一生そのままかもしれません。今後、定期的な受診を続けて様子を見ていくこととなっています。一方の外耳形成不全については、ある程度体が大きくなった10歳ごろに外耳形成の手術をすることができるそうです。 いつか次男にとって困難なことが訪れるとき、親として本人に寄り添い、心身をケアし、家族全員で本人が安心感を得られる家族をつくることを、パパや義母と確認しました。 現在、次男は1歳となりました。保育園に通い、周りの人を意識するようになりました。他者との関わりが形成され始め、本人が自分と他人の耳が違うと気づくとき、しっかりと寄り添い、本人の支えになれるような母でいたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、1歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2022年12月10日第94回アカデミー賞3部門受賞『コーダ あいのうた』ほか、『エターナルズ』、『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』など、ろう者・難聴者の当事者俳優による演技の評価が高まる現在、日本国内で課題とされてきたろう者・難聴者の俳優志望者を対象に「デフアクターズ・コース2022」が開講されることになった。ろう者・難聴者の表現者育成の場を提供する「育成×手話×芸術プロジェクト」は、演技を学ぶ場が少ないことから日本国内で課題とされてきたろう者・難聴者の俳優志望者を対象に、映画美学校アクターズ・コースの協力のもとで「デフアクターズ・コース2022」を開講。ろう者・難聴者を対象にした2か月、全20回にわたる実践的な講座は日本初となり、授業は手話で進行。映像、舞台など多様なメディアでの演技の技術と知識を育成するとともに、ろう者・難聴者ならではの演技表現をみんなで議論しながら共有していくことも目標の1つとしている。講師には、各分野の第一線で活躍する聴者とろう者が参加。第79回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門選出、ろう者俳優・砂田アトム出演の2022年全国公開『LOVE LIFE』の深田晃司監督をはじめ、「青年団」で活躍する近藤強や兵藤公美が聴者講師。ろう者講師は、2019年全国公開『虹色の朝が来るまで』の今井ミカ監督、日本ろう者劇団公演、NHK Eテレ「みんなの手話」スキット出演など俳優として活躍する今井彰人らが務める。「育成×手話×芸術プロジェクト」は社会福祉法人トット基金が文化庁より受託している事業となる講師・深田晃司、企画の東京国際ろう映画祭代表・牧原依里がコメント講師|深田晃司(映画監督)表現とは「私にとっての世界」を他者に向けてフィードバックすることだと思います。その小さな積み重ねによって世界は少しづつ相互理解を獲得してきました。だから、誰もが当たり前のように表現の当事者になれることはとても切実で大切なことです。残念ながら、これまでその「当たり前」は映画の世界では実現していませんでした。「ろう者の役はろう者が演じる」。これからはそれが当たり前の社会になっていくでしょう。デフアクターズ・コースはそのための重要な、何よりとても楽しい第一歩となるはずです。企画|牧原依里(映画作家/東京国際ろう映画祭代表)これまでろう者と聴者が協働して、ろう者・難聴者が持つ表現力に注目する長期的な講座はありませんでした。本講座では、俳優としての「演技」とともに、ろう者・難聴者が「自身の身体性」を知覚して「手話での演技」をブラッシュアップできるようにしたいと思っています。そして、ろう者・難聴者ならではの演技表現をみんなで議論しながら共有していくことも目標の一つとしています。本講座が、芸術の各分野とろう者・難聴者俳優をつなぐキャスティングの架け橋となり、ろう者・難聴者からみたこの世界が映画や舞台により反映されるための後押しになることを願っています。「デフアクターズ・コース2022」は10月4日(火)~11月18日(金)、平日19時~21時30分・土曜14時~16時30分 ※11月5日(土)のみ19時~21時30分(全20コマ)、トット文化館にて開催。(text:cinemacafe.net)
2022年08月05日4月29日、関ジャニ∞の大倉忠義(36)が公式ファンクラブを通じて右低音障害型難聴と両側耳鳴りのため一定期間休養することを発表した。1年程前から耳鳴りの症状を感じていたという大倉。4月以降症状が悪化したことから受診したところ、前出の難聴と耳鳴りの診断を受けたという。大倉は《少しおかしいな…と思いながら騙し騙しやってきたところ仕事に集中出来ないほど耳がおかしくなってることに気付きました。病院に行くと、ストレスが原因だそうです》と明かした。関ジャニ∞としてはもちろん、後輩グループ・なにわ男子や関西ジャニーズJr.のプロデューサーとしても精力的に活動してきた大倉。昨年9月にはTwitterを開設し、後輩の活動を広めることにも力を注いでいた。いっぽうで、“やらかし”と呼ばれる一部ファンからの執拗な付きまといに長年悩まされ続けてきた。「2018年に会員制携帯サイト『ジャニーズweb』で、一部の過激なファンから付きまとわれたりカバンに物を入れられたりといったストーカー行為に遭っていることを明かしました。プライベートで食事をしていた際にもファンが隣のテーブルに着席していたことがあったそうで、《普通の人に戻る方がよっぽどらくだろう。そろそろ限界だ》と苦悩をつづっていました」(芸能関係者)苦痛を吐露していた大倉。それでも“やらかし”の暴走が止まることはなかった。「昨年5月には、大倉さんが舞台稽古をしていた稽古場にまで一部のファンが現れたといい、《アイドルが平穏に暮らせる世界ってあってもいいと思わないかい?》と苦言を呈していました。関ジャニ∞の送迎車にはGPSが付けられていたこともあったそうです。今回の休養との直接の関係は明かしていませんが、度重なるファンの暴走にかなりストレスを感じていたと思います」(前出・芸能関係者)5月9日から新番組『関ジャニ∞のあとはご自由に』(フジテレビ系・関東ローカル)もスタートする。いまはただ、大倉の快復を祈るばかりだ。
2022年04月30日高精度の音声認識システム等を開発するShamrock Records株式会社(シャムロック・レコード、本社:東京都練馬区、代表取締役:青木 秀仁)は、ろう者・難聴者などの音が聞こえにくい方とのコミュニケーションを円滑にするツールとして、音声認識技術を使って声を文字化するアプリ『UDトーク』と組み合わせて活用できる透明ディスプレイ「Raelclear(TM)(レルクリア)」を、2022年4月より国内の学校4校に1年間の無償で提供することをお知らせいたします。「Raelclear(TM)(レルクリア)」とUDトークとつなぐだけで、透明ディスプレイで会話相手の表情や口元も視界に入れつつ字幕表示も見ることができるため、より自然で無理のないコミュニケーションが可能となります。各校の生徒の方々がさらにUDトークを使いこなし、新しいコミュニケーションを体験されること、それが日々の学びや楽しい学生生活の一助となることを願っています。使用イメージ(1)■無償提供について今回、この新しいコミュニケーション支援ツールを提供するのは次の学校です(順不同)。東京都立葛飾ろう学校/山形県立山形聾学校青森県立青森聾学校/大阪府立だいせん聴覚高等支援学校これらの学校は、すでにUDトークを授業や日常生活の中で使用されていました。通常のディスプレイを使用し、UDトークの認識した字幕を表示した授業などを行われていましたが、生徒に向けてディスプレイが置かれているため、授業を行う側の先生が表示される内容を確認するためには、都度ディスプレイの前に移動したり覗き込んだりしなければなりませんでした。また、難聴者やろう者は、相手の口の動きを手がかりにして話を掴む方法を使っていることもあります。現在はマスクをしているための問題もありますが、唇だけでなく、目の動きや表情や頷きなども含めてコミュニケーションの手がかりにしているため、字幕越しに相手の表情が見えることは、理解にとって大きな優位性があります。新しいツール、特にコミュニケーションに関するものは実際に使ってこそ生きることから、日常のコミュニケーションにディスプレイを多用している学校や団体にご紹介。その中から、以前よりUDトークを活用されており、さらに新たなツールを取り入れることに積極的に取り組まれている上記4校に無償提供をする運びとなりました。昨年デモ機貸与で体験された葛飾ろう学校の生徒さんは、「このツールを使った時には先生も見やすくて便利だと喜んでいました。授業の雰囲気も明るくなり、この機会を借りてよかったです」と述べています。UDトークをRaelclear(TM)(レルクリア)につなぐだけで実現する新しいツールが、生徒の皆さんの円滑かつ楽しいコミュニケーションを促進することを期待しています。■UDトークおよびRaelclear(TM)(レルクリア)について使用イメージ(2)<UDトーク>コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ。コミュニケーションの「UD=ユニバーサルデザイン」を支援するためのアプリです。・「音声認識+音声合成」機能を使って視聴覚障害間コミュニケーション・「多言語音声認識&翻訳」機能を使って多言語コミュニケーション・「漢字かな変換や手書き」機能を使って世代間コミュニケーションこれら3つのコミュニケーションを実現します。1対1の会話から、多人数の会話や会議まで、オンラインでもオフラインでも幅広く様々な方とのコミュニケーションに活用できます。<Raelclear(TM)(レルクリア)>株式会社ジャパンディスプレイの開発した、バックライトがなくても表示が可能な液晶ディスプレイ。透明度はガラスとほぼ同等の84%を誇り、ディスプレイ越しに会話している相手の表情や口元もしっかり見えます。これにより、ろう者・難聴者の方が、文字を見ながら相手の表情を同時に確認することができるため、より自然で円滑なコミュニケーションが可能となります。詳細はこちら→ Raelclear(TM)(レルクリア)外観(1)Raelclear(TM)(レルクリア)外観(2)■Shamrock Records(シャムロック・レコード)株式会社について本社 : 〒176-0001 東京都練馬区練馬1-19-2 Nerikita bldg 202代表者 : 青木 秀仁事業内容: コンピューターソフトウェアの企画・開発・販売又はその請負音楽CD制作並びにその請負又は委託音楽レーベルの運営および出版レンタルスペース事業(Nerima Base: )URL : ※名称について「Raelclear(TM)(レルクリア)」は機種依存文字に該当するため「ae」で代用しておりますが、【ラテン文字AEの合字】が正式です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月28日ある冬の朝のこと。当時40歳だった私は次男を幼稚園まで歩いて送り、帰宅してホッとしたのもつかの間、目を開けていられないほどの激しいめまいに襲われました。世界がグルグルと大きく回り、強い頭痛や耳が塞がるような感覚も併発。私はうずくまったまま、まったく動けなくなりました。20分ほどでめまいは治まったものの、怖くなりすぐに耳鼻咽喉科を受診。下された診断は……。水の中にいるような耳の閉塞感が続く幼稚園から帰宅したばかりの私を襲った激しいめまい。20分ほどでなんとか治まりましたが、頭痛や耳が塞がったような感覚が残り、音が聞こえづらい状態でした。詳しい知識はありませんでしたが、めまいとともに突然耳の聞こえが悪くなる突発性難聴や、激しいめまいを起こすとされるメニエール病を疑いました。耳の病気はとにかく早く受診することが肝心と聞いたことがあったため、その日の午前中に耳鼻咽喉科を受診しました。めまいの余韻が残り、耳はまるで水の中にいるよう。特定の音が聞こえないという感覚はありませんでしたが、聴力検査の結果は低音がほとんど聞こえていないとのこと。そのほかにバランス感覚や目の振動を調べる検査を受け、「低音障害型感音難聴」と診断されました。この病気は耳の閉塞感が主な症状で、メニエール病のようにめまいを伴うことは少ないようですが、私には目の前がグルグルと回るような回転性の強いめまいがありました。初めてのめまい発作では、病名を確定することが難しいそうですが、私の場合は診断されました。ただ、低音障害型感音難聴とメニエール病の治療方法は共通のようで、処方された薬はメニエール病治療に使われるものでした。初めて聞く病名に不安や疑問が渦巻いたものの、とにかくその日から私は治療に専念することになったのです。処方された薬がまずくて飲むのがつらい!内耳にたまったリンパ液の排出を促す少しとろみのある液体の薬。これが信じられないほど、まずい! 一瞬甘いのかと思いきや、すぐに苦みが襲ってきて、30mlを1日2回飲むのが苦痛で苦痛で…… 。飲みづらいだけでなく、最初はまったく効果が表れなかったため不安が募りました。それでも「あんなにつらいめまいは、もう二度と嫌だ」という強い気持ちで飲み続けること5日。ようやく頭の重みや耳の閉塞感に回復の兆しが表れてきたのです。そのほかに処方されたのは、血流を改善する薬や神経を修復する薬。やはりメニエール病の治療薬です。そして酔い止め薬は、めまい発作のときに飲む頓服とのこと。しばらくはお守りのように携帯し、耳の閉塞感が強まってめまいを起こしそうだなと感じたら飲んでいました。2週間ほどで耳の症状は軽快していき、頭痛やめまいも起こらなくなりました。低音の聴力は完全には回復しませんでしたが、日常生活で不便を感じていなかったので、あまり気にしないことに。しかし、めまいに対する恐怖心はどうしてもぬぐえず、頭を動かすのが怖い状態が続いていたので、急に振り向いたりしないよう、ゆっくり行動するよう心掛けていました。原因はストレス。そして再発の危険も?低音障害型感音難聴やメニエール病を引き起こす大きな原因の一つに、ストレスがあると言われているそうです。再発も考えられるとのこと。医師からは、なるべくストレスをためないこと、そして運動をして三半規管を鍛えることが予防につながるとアドバイスされました。私はエアロビクスやヨガなどの運動を始め、なるべくストレスをためずに心身を整えるよう心掛けました。ところが7年後の47歳のときに、また激しいめまい発作に襲われたのです。このときは耳の閉塞感に加えて吐き気も伴っていたので、家族に付き添われて再び耳鼻咽喉科を受診。同じ症状の再発ということで、メニエール病の可能性が高いと診断されました。「また、あのまずい薬を飲むのか……」と憂うつになりましたが、処方された薬は液体ではなくゼリー状のもの。「もしかしておいしくなった?」 と期待しましたが、残念ながら同じように強烈にまずい味でした。プラスチック容器に入った茶色いゼリーの見た目は、まるでカブトムシの餌のよう…… 。苦痛でたまりませんでしたが、1日3回、2週間食べ続けると耳の閉塞感は改善。そのほかの薬をあと3週間続け、なんとか再発から回復しました。まとめ初めてめまい発作を起こし、低音障害型感音難聴と診断されたのが40歳。再発してメニエール病の可能性が高いと診断されたのが7年後の47歳。53歳の現在、幸いなことに再々発の予兆はなく通院もしていません。頭がグルグルと回転しているような強烈なめまいと、まるで水の中にいるかのような耳の閉塞感。信じられないほどまずい薬。もう二度とあんなつらい目には遭いたくありません。予防のために運動は欠かさず続けていますが、ストレスをためないというのはなかなか難しいものです。でも年齢を重ねた今、無理をしたらきっとまた倒れます。疲れたら休み、何事もほどほどに。自分をいたわりながら、再々発を断固阻止しようと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/塩り著者/みやび(53歳)大学生と高校生の男子2人の母。夫の自営業を手伝いながらマイペースにライター活動中。息子の野球に全集中した12年間が終わり、燃え尽きたあとにやってきたのは更年期と介護だった……。趣味のヨガで体を整え、すべてを乗り切る所存!
2022年02月15日生きている以上、必ず老いはやってきます。いろいろな部位の機能が低下するなど、歳を重ねるたびに不調を感じるものです。夏樹(@Sea_monkey7)さんの93歳になる祖母も、老化による身体の不調に悩まされている1人。祖母は80歳を超えたあたりから耳が遠くなり、ここ数年で急激に聴力が低下してしまったといいます。病院で検査をした上で補聴器を作っても、調整が合わなかったのかノイズ音が強く、祖母にはあまり効果がありませんでした。大好きだったカラオケもしなくなり、テレビを見たりラジオを聴いたりすることもなくなったという、夏樹さんの祖母。いろいろな趣味の中でも特に音楽が好きだったため、1日中ぼーっとしながら座っていることが増えたのだそうです。耳が悪くなった祖母が、音楽を取り戻した理由は…聴力の低下によって元気をなくした祖母。ある日、夏樹さんは自分の持ち物を見て、こんなことを思い付きました。「ノイズキャンセリング機能のイヤホンを、おばあちゃんに着けてみたらどうなるだろう?」そんな思い付きから、夏樹さんは祖母の耳にイヤホンを装着。スマホで演歌を流してみることにします。祖母と確認をとりながら、音量を少しずつ上げていった夏樹さん。すると、祖母は頭でリズムをとり始めたのです!「聴こえるよ!きれいに聴こえる!」祖母はイヤホンを外すと、ニコニコしながらそう告げました。さらに、音量をもう少しあげてみると、楽しそうに歌い出したのだといいます!祖母の症状を知っている家族は、その姿を見てビックリ。祖母の難聴に『ノイズを取り除いて伝える』というイヤホンの仕組みがピッタリだったようで、祖母はまた大好きな音楽を聴くことができました。「聞こえるよ!歌が聴こえる!」と嬉しそうに話すそれからイヤホンをつけてラジオを聴いたり、演歌を見たり、ipadに繋いで映画を見たりかなりエンジョイしている。補聴器でも雑音が酷くて聞き取れなかったからノイキャンで聴こえるんだなぁ。なんか文明に感動してる笑 pic.twitter.com/Txpm6s1yg0 — 夏樹自然愛好家 (@Sea_monkey7) February 10, 2022 もちろん、日常会話はこれまで通りに耳元でゆっくりと話しかける必要があり、聴力が回復したわけではありません。しかし、祖母は自分に合った方法を見つけることで、以前のように音楽やテレビを楽しむことができるようになったのです。趣味に触れられなくなるのは、人生の楽しみを失うも同然。そんな状況の祖母を救ったのは、孫である夏樹さんのアイディアでした。夏樹さんと祖母の笑顔からは、強い家族愛が伝わってきます。今回のエピソードは拡散され、心打たれた多くの人がコメントや『いいね』を寄せました。・お2人の笑顔に感動した!素敵な家族愛だなあ。・すごくいい話で、今俺は泣いてる…。・へえ、そういうケースがあるんだ!目からウロコ。また、夏樹さんは今回の件について自身のブログでも紹介しています。実際に使用したイヤホンの種類などを知りたい人は、読んでみてはいかがでしょうか。しょうがいしゃ×自給自足※これはあくまでも投稿者様のご家族のケースであり、難聴にはいろいろな種類があります。聴力に問題が生じた場合、まずは必ず医療機関を受診してください。[文・構成/grape編集部]
2022年02月14日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの八乙女光が、突発性難聴の治療に専念するため活動を休止することが、ジャニーズ事務所の公式サイトで29日、発表された。サイトでは「この度、弊社所属タレント八乙女光(Hey! Say! JUMP)は突発性難聴を発症し、その治療に専念するため、一定期間活動を休止いたしますことをご報告申し上げます。いつも応援してくださっているファンの皆様、そして、ご支援くださる関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます」と報告。「昨年12月にめまいと耳鳴りの症状を訴え、病院を受診しましたところ突発性難聴との診断を受けました。しばらく仕事を続けながら通院治療を行いましたが、音楽活動をはじめとする仕事への影響が徐々に見受けられましたので、弊社としましても、八乙女の健康を最優先すべきであると判断し、本人の意向を尊重しながら、メンバーの意見を踏まえた上で、この度、一定期間活動を休止することといたしまし」と経緯を説明した。また、「八乙女は、ファンの皆様や関係者の皆様にご心配とご迷惑をおかけすることを気にかけておりましたが、メンバーと話し合い、再びグループの一員として活動するためにも、今は治療に専念することを約束いたしました」と八乙女の思いも伝え、「今回、安心して治療ができる環境をくださったすべての皆様に心から感謝いたしております」とコメント。そして、「グループとしても、個人としても活動を楽しみにしてくださっていた皆様には、誠に恐れ入りますが、何卒ご理解賜れますと幸いでございます。当面の間、Hey! Say! JUMPは7名での活動となりますが、これまでと変わらず温かく見守っていただけますと幸いでございます」と呼びかけた。八乙女光もコメントを寄せた。○■八乙女光コメントこの度は僕のことでファンの皆さま、そして関係者の皆さまにご迷惑とご心配をおかけいたしまして、本当に申し訳ありません。12月に突発性難聴を発症しました。テレビの収録中に耳鳴りとめまいが起きたのが始まりで、一日中症状が続き、夜も耳鳴りがひどくて眠れない状態でした。耳の症状は良くなってきてはいるのですが、複数で話すと誰が何を話しているのか分からないノイズが頭の中で起きて、バラエティや音楽活動をすることも難しい状態です。そこで、事務所、メンバーとよく話し合い、芸能活動を休業することになりました。突発性難聴と向き合いながら仕事をするという選択肢もありましたが、春に控えている舞台、今頂いているお仕事を、100%乗り越えられるかと考えた時に、今の僕の回復状態では難しいと判断しました。皆さまに悲しい思いをさせてしまうことはとても悔しいです。本来は、中止になりましたコンサートツアーの最終公演を終えて、ちゃんとHey! Say! JUMPの仕事を一つ乗り越えた上で、報告する予定でしたが、このタイミングでの報告となりました。僕としては、Hey! Say! JUMPの15年目の記念すべき日に戻る事を目標にして、完治に向けて治療に専念したいと思います。必ず、また元気な姿を見せたいので、今は完治するお時間を下さい。僕が戻ってくるのを待っていてもらえると嬉しいです。これからもHey! Say! JUMPを宜しくお願いいたします。八乙女光
2022年01月29日1歳となった次男は、先天性の外耳形成不全という診断を受けています。また、生まれてすぐの聴力検査をパスすることができず、中度難聴との診断を受け、大学病院の難聴外来を受診中です。受診や検査の様子、家族の思いなどについてお伝えします。診断、受診までの経緯出産後、産院で外耳形成不全との診断を受けた次男。大きな産声の次男を見つめ、うれしさと不安が同時にわき上がる感覚を鮮明に覚えています。その後の聴覚検査をパスできず、大学病院への通院が決まりました。 1回目の診察は、問診と検査の予約だけというもどかしいものでした。4度の通院で4種類の聴力検査をおこない、中度難聴と診断されました。次男の未来を考え、親としての責任と不安に押しつぶされそうになりました。 家族の気持ちの変化診断を受けた直後は、受け入れる難しさや焦燥感に襲われました。義母は、ふとした瞬間に「かわいそうだ」「どうして」という言葉を発し、その言葉を聞くたびに体がこわばったことを覚えています。 それでも、夫婦で治療方法や次男の成長過程への影響などについて情報を集め、通院の回数を重ねました。次男の症状や考えられる成長への影響を家族間や医師と相談し、ポジティブな感情で向き合えるようになってきました。 障害とともに生きる覚悟次男の中度難聴は改善するかもしれないし、一生そのままかもしれません。今後、定期的な受診を続けて様子を見ていくこととなっています。一方の外耳形成不全については、ある程度体が大きくなった10歳ごろに外耳形成の手術をすることができるそうです。 いつか次男にとって困難なことが訪れるとき、親として本人に寄り添い、心身をケアし、家族全員で本人が安心感を得られる家族をつくることを、パパや義母と確認しました。 現在、次男は1歳となりました。保育園に通い、周りの人を意識するようになりました。他者との関わりが形成され始め、本人が自分と他人の耳が違うと気づくとき、しっかりと寄り添い、本人の支えになれるような母でいたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、1歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2021年12月13日110余年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン補聴器(本社:神奈川県川崎市、プレジデント:木下聡、以下 オーティコン)は、難聴者と健聴者が共に楽しめる「オーティコンみみともチャリティーコンサート2021」を2021年11月5日(金)19時より、王子ホール(東京・銀座)にて開催しオンラインにて生配信いたします。今年も演奏者に、ウィーン・フィル管弦楽団の前コンサートマスターであるダニエル・ゲーデ氏率いる「メランデ・ピアノ三重奏団」を迎えます。会場およびオンライン視聴ともに入場料は無料です。また、会場には募金箱を設置し聴覚障害者団体への寄付を募ります。オンライン視聴の場合も寄付先をオーティコンみみともチャリティーコンサート2021特設サイト内にて案内します。オーティコンみみともチャリティーコンサート2021オーティコンでは2014年以降「みみともコンサート」と題したクラシックコンサートを毎年開催し、難聴者と健聴者が共に最高の音楽を楽しむ場を提供しています。昨年は新型コロナウイルスの影響により、完全オンライン配信となりましたが、今年は生配信に加えコンサート会場にソーシャルディスタンスを保つ少人数のお客様を抽選でご招待します。なお、一般社団法人日本クラシック音楽事業協会の「クラシック音楽公演における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に沿った対策のもと、公演を行ってまいります。※新型コロナウイルスの感染拡大状況によりオンライン配信のみに変更となる場合があります補聴器ユーザーにコンサート会場で音楽を「気兼ねなく」楽しんで欲しいという想いから、「みみともコンサート」は始まりました。補聴器は構造上、音の入口と出口が非常に近く、ハウリング(音漏れ)が起こることがあります。最近の補聴器はハウリングを抑制する機能が進化しており、以前よりハウリングは少なくなっているものの、周囲への影響を懸念して、コンサートへ足を運ぶことをためらう人も多くいます。本コンサートでは、補聴器ユーザーは音漏れを気にする必要がないため、補聴器の電源を切るよう促すアナウンスもありません。また、クラシック音楽ファンは聞こえや難聴、補聴器について理解を深めることができる啓発の機会となっています。当コンサート会場で難聴者に音楽を楽しんでいただくために、情報保障として「磁気ループシステム(テレコイル)」、および話し手の内容を要約して字幕で伝える「要約筆記」を導入しています。オンラインで参加の補聴器ユーザーは、Bluetooth(R)無線技術搭載の補聴器を装用であれば、極上の演奏をステレオサウンドの音質で直接ストリーミングにて楽しむことができます。オーティコン補聴器を使用の場合、補聴器本体のプッシュボタン、専用のオーティコンONアプリ又は専用リモコンを使用すると、ボリューム調整、補聴器プログラムの変更などが指先一つで可能となり、補聴器をいわばヘッドホンのように使用できます。オーティコン モアをお使いの方であれば、音楽プログラムの新機能「Oticon MyMusic」を利用することで、音楽の微妙なニュアンスを捉え臨場感あふれる音を楽しめます。■「オーティコン補聴器」プレジデント 木下聡のコメント2014年から毎年開催している“みみともコンサート”も今年で8回目を迎え、趣旨にご賛同いただき、毎年楽しみにして下さる方が多数いらっしゃることを大変嬉しく思います。オーティコンみみともコンサートは、2020年からチャリティーコンサートとして開催し、集まった寄付金は全て聴覚障害者団体へ寄付しています。今年度は、オンラインと会場でのハイブリットにて開催いたしますので、当コンサートがより多くの方に、難聴や聴覚ケアについての理解を深めていただくきっかけとなれば幸いです。オンラインでお楽しみいただく方も、会場でお楽しみいただく方も、一同に素晴らしい極上の音楽を楽しみましょう。■「オーティコンみみともチャリティーコンサート2021」開催概要【開催趣旨】本コンサートは、子供から大人まで、そして難聴者と健聴者が共に極上の音楽を楽しむコンサートです。外出を控える人々にも音楽を楽しんでいただけるよう、オンラインでのライブ配信も実施します。多くの方にご視聴いただき、趣旨にご賛同いただける方から寄付を募り、聴覚障害者団体へ寄付します。【開催日】2021年11月5日(金) 開演19:00(1時間程度)【参加・視聴方法】コンサートへの参加・視聴方法は3種類あります(1) オンライン生配信を自宅などから楽しむ(2) アーカイブ配信を自宅などから楽しむ(3) 生配信中のコンサート会場への招待を受ける【参加費】無料※いずれの視聴方法も無料ですが、参加には事前のお申込みが必要です【出演】「メランデ・ピアノ三重奏団」ヴァイオリン:ダニエル・ゲーデ(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団前コンサートマスター)ピアノ :スィシュー・ゲーデチェロ :セバスティアン・ゲーデ(NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団団員)【会場】王子ホール(東京都中央区銀座4丁目7-5)完全招待制(応募者の中から抽選でご招待いたします)【応募・お申込み】「オーティコンみみともチャリティーコンサート」特設サイトからお申込みください 【お申込み締切】ライブ配信 :2021年11月4日(木)までアーカイブ(録画)配信:2021年11月6日(土)17:00~12月30日(木)※ライブ配信のお申込みをされなかった方でもアーカイブ配信のお申込み手続きをすれば後日ご覧いただけます。会場へのご招待 :2021年10月17日(日)まで【アーカイブ配信期間】2021年11月6日(土)17:00~2021年12月30日(木)ライブ配信のお申込みをされなかった方でもアーカイブ配信のお申込みをすれば後日ご覧いただけます【募金方法】東京・銀座の王子ホールには募金箱を設置します。オンライン視聴の場合は、視聴後にご案内が流れます。アーカイブ配信期間中は募金を受け付けます。※募金は強制ではございません【主催】オーティコン補聴器【協力】特定非営利活動法人 フレンドシップ・コンサート【お問合せ先】オーティコンみみともチャリティーコンサート2021事務局〒156-0043 東京都世田谷区松原3-40-7-4F ヴォートルチケットセンター内会場へのご招待に関するお問合せ先: TEL 03-5355-1280配信に関するお問合せ先 : contact_oticon@hathor-inc.com ※電話でのお問合せは、11月5日コンサート当日までの平日12:00~17:00▼本リリース掲載サイト ▼本リリース関連ページ ▼オーティコン補聴器ホームページ ■メランデ・ピアノ三重奏団について前ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団及びウィーン国立歌劇場管弦楽団並びに読売日本交響楽団でコンサートマスターを務めましたダニエル・ゲーデは、2011年に惹起した東日本大震災のため、多くの海外からの演奏家と同様に日本公演を中止したウィーン・ザイフェルト弦楽四重奏団に代わり、実弟セバスティアン・ゲーデや幼馴染のステファン・フーヴァー及びマティアス・シェスルと名弦楽奏者を集めてゲーデ弦楽四重奏団を設立し、仙台市の2つの高校(仙台白百合学園高等学校及び常盤木学園高等学校)におけるボランティア演奏を始めとする日本公演を大成功させました。以降毎年2~3月には東北の被災地を訪問する東日本大震災被災地応援ツアーを行い、すでに100回以上の演奏会でボランティアとして演奏しています。また毎年秋にはゲーデ弦楽四重奏団をはじめとする室内楽ゲループを率い、日本各地で素晴らしい演奏を披露し絶賛を博してきました。今回の日本公演ではゲーデ夫人である名ピアニスト、スイシュー・ゲーデ並びに実弟のチェロ奏者セバスティアン・ゲーデ(NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団及びバイロイト祝祭管弦楽団団員)を得てメランデ・ピアノ三重奏団を組織し演奏いたします。・Bluetooth(R)のワードマークおよびロゴはBluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標であり、Demant A/Sはこれらのマークをライセンス契約に基づいて使用しています・文中に記載の名称は、各社の商標または登録商標です。■オーティコン補聴器について補聴器業界におけるパイオニアであるオーティコン社(Oticon A/S)は、デンマークを本社とする世界的な企業で、16,000人以上の従業員を有するデマントグループの傘下にあります。日本市場においては1973年より製品の製造・販売を行っています( )。オーティコンの新しい企業理念「Life-changing technology(ライフチェンジング テクノロジー)」とは、「難聴による制限のない世界、補聴器が難聴者の生活に溶け込み、難聴により引き起こされる健康リスクを抑えながら、その人らしく充実した人生を送る手助けとなれるよう、常に最も革新的な補聴器開発をおこなっていくこと」です。オーティコンは先進のノンリニア補聴器、フルデジタル補聴器および人工知能補聴器を開発し、革新的な技術を開拓してきました。また、脳から聞こえを考える、「BrainHearing(TM)(ブレインヒアリング)」を補聴器開発の原点に置いています。先進技術とオージオロジー(聴覚学)を研究するエリクスホルム研究センター(デンマーク)において、約13,000人以上のテストユーザーと世界中から参集した様々な分野の科学者と共に、軽度から高重度、子供用から大人用まで、あらゆる難聴に対応できるよう、常に最先端で革新的な補聴器の開発・製造を行っております。■デマントグループについてデマントは、117年前にデンマークのオデンセで補聴器の輸入商から始まり、のちに補聴器の製造や診断機器、人工内耳事業へと参入していきました。現在、聴覚ヘルスケアにおける全ての分野をカバーする世界唯一の企業として、世界130か国以上でビジネスを展開しています。ビジネス領域ごとの売り上げ比率では、補聴器事業が全体の87%を占めており、その他、人工内耳事業4%、診断機器事業が9%を占めています。中核となる補聴器事業ではオーティコン、フィリップス、バーナフォン、ソニックなど複数のブランドを展開しています。また、デマントはウィリアム・デマント財団が所有し、世界で唯一の慈善財団が所有する聴覚ヘルスケア企業です。全デマントグループ16,000人の従業員とともに、聴覚ヘルスケアや聞こえの改善の研究、製品開発を行っています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月22日私が初めてお酒を口にしたのは20歳のとき。以来、40代になる現在までいろいろな種類のお酒を楽しんできましたが、一度に飲む量はグラス1杯程度。純粋にお酒のおいしさや飲みの場を楽しんでいました。しかし、コロナ禍で家飲みが増えると、いつの間にか毎日かなりの量のお酒を飲むように。そしてオンライン飲み会に参加した翌日、難聴を発症。過度の飲酒が引き金となったようです。今回はお酒との付き合い方を見直すことになった体験談をご紹介します。ストレスから酒量が増加私はどんなお酒もおいしく飲めますが、妊娠前までは飲み会などでグラス1杯を楽しむ程度。毎日の晩酌という習慣もなかったので、妊娠・授乳期間中の禁酒もまったく苦になりませんでした。34歳で結婚を機に退職、妊娠・出産を経て40代で社会復帰し、飲酒の機会が増えましたが、飲む量は変わらず。仕事帰りに職場の方たちと飲む1杯のお酒はとてもおいしかったです。その後、訪日観光を専門にする旅行会社で働きながら通訳案内士の資格を取得し、退職しました。職場とは個人事業主として連携しつつ、フリーランスで外国人観光客をご案内する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、状況が一変します。大好きだった仕事は業界ごと蒸発。かつての職場の仲間もほとんど解雇されました。コロナ禍のため、家族や友人とも会えなくなってしまいました。収入、生きがい、大切な人たちとのコミュニケーションなど、大切なことが一気に失われたストレスから、ついお酒に手が伸び、酒量が増えていきました。毎日、昼からウイスキーをストレートで1杯飲み、夜はワインを3杯。それでも、あまり酔わないし、実は結構飲める体質なのかも……とのんきに構えていたのです。飲み過ぎで突然、難聴に!長引く自粛生活で生きがいを見つけようと、自己啓発セミナー、茶道入門などさまざまなオンライン講座を受講しました。次の道を見つけなければという焦りから、迷走していたようです。授業後のオンライン飲み会に参加した、ある晩のこと。受講生同士で楽しく盛り上がり、赤ワインをグラスに4杯飲んで、上機嫌で眠りにつきました。明け方、ゴボゴボという不快な音で目覚めると、耳の中に水が入っているような違和感がありました。「すぐ病院へ! 」と心配する夫の声も聞き取りづらいほど。診察の結果、ストレスと加齢で弱っていた耳に過度の飲酒が負担となり、難聴を発症したとのこと。「大丈夫、良い耳です。飲み薬で治りますから2週間分、処方します。症状が治まったらお酒は構いませんが、ほどほどに」という医師の言葉を涙ぐんで聞きながら、こんな怖い経験はもうこりごり、絶対に禁酒しようと決めました。酒量が増えてからの自分を振り返ると、寝つきは良くても眠りは浅く、夜中にすごい動悸で目覚めることも。顔色も黒ずんでいました。ストレス発散のつもりで飲んだお酒が、心と体に大きな負担になっていることに、やっと気付けたのでした。禁酒ではなく節酒で無理なく減らすことに成功処方された薬をきちんと飲み、発症から2週間で難聴は治まりました。用心のため、禁酒を続けようとは思うものの、旅行も外食もままならない自粛生活ではストレスのはけ口が見つかりません。ダメだと思えば思うほど、飲みたくなります。「1杯くらいなら」と飲み出すと、いつの間にか3杯になっています。「また飲んじゃった」と落ち込みながら、禁酒の難しさを実感しました。そんなある日、ヨガの先生と体験レッスンの感想や最近の体調について話す機会がありました。禁酒がうまくいかない悩みを打ち明けると、「心と体はつながっています。節酒して、まず体を整えませんか。体を立て直せば、心も元気になるかも」とのこと。禁酒ではなく節酒ということで、なんとなくハードルが低く思えました。そして、平日は炭酸水にレモンを絞ったノンアルサワー、金曜日と土曜日の夜のみお酒を楽しむことにしました。効果は数日で出ました。朝まで熟睡できるようになり、黒ずんでいた肌はくすみが取れてピカピカに! 頭もスッキリして、作ってみたかった憧れのレシピに挑戦するなど「新しい日常」を楽しむ気持ちも生まれました。まとめ節酒は今も続けています。お酒解禁日でもそれほど飲みたいと思わなくなり、金曜日の夜にグラス2杯のワインを楽しむスタイルが定着しました。コロナ禍で日常生活が激変したことに心がついていけず、お酒で現実逃避をしていた私ですが、飲み方を見直すことで心身ともに健康を取り戻せました。心が元気になると、仕事についても前向きに考えるように。「対面で人と話すことが難しいなら、書いて伝えよう!」と、通訳ガイドはしばらくお休みし、ライターの勉強に本格的に取り組むことにしました。自粛生活はしばらく続きそうですが、料理やライティングなど好きなことを楽しみながら、お酒ともじょうずに付き合い、健康的な毎日を送りたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)著者/ソーニャ (47歳)会社員の夫と2人暮らしの主婦。観光通訳ガイドになるも、コロナ禍のため現在はやむなくステイホームの日々。日本茶インストラクター試験に3連敗中、今年こそ合格するぞ!
2021年07月31日■前回のあらすじ睡眠薬を飲ませての脳波検査も無事終了。検査結果を聞きに行くと、娘は「中度難聴」であると告げられました。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。両耳とも「中度難聴」だと言われました。どちらの耳でもあまり聞こえの差はないと…。軽度難聴とは違い、中度難聴になると生活は普通の人よりも困難になるとも言われました。生後6ヶ月になったらもう一度ABR検査をし、さらに耳の内耳を見るために、CTを撮ることになりました。そして、この結果次第で、今後の対応が変わっていくことを説明されました。耳の専門の病院に移り、難聴の治療をしていくということ。将来的に補聴器について検討していくということ。言葉の遅れが出ないように、療育のようなところに通うこと。私はこの説明を受けて、「あー、次の検査が最後のチャンスなんだなあ」となんだか他人事のように、ぼんやり聞いていた覚えがあります。「次の検査にあまり期待しない方がいい」という先生の言葉に、次の検査で「実は聞こえてました」なんて例はあまりないのかなと感じました。だから、この子はきっと中度難聴なんだ、と私は心の中で納得したのです。次回へ続くこの記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年04月05日■前回のあらすじ母子感染の可能性があったため、サイトメガロウイルスの検査を受けることに。結果は陰性でしたが、待っている間生きた心地がしませんでした…。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。※リファー:要再検査頭でわかってはいても、心の中では不安と悲しみが渦巻いて涙が止まりませんでした。次回へ続くこの記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年03月30日現在1歳の次男は、外耳形成不全と右耳の中度難聴という診断を受けています。大学病院の難聴外来を受診することになった次男。さまざまな検査を重ね、方向性が決まるまでの流れや家族の気持ちについてお伝えできればと思います。 妊娠、出産時の経過など次男は昨年の8月に生まれました。元気に生まれてきた様子に安心した直後、医師から右耳の外耳形成不全であることを伝えられました。胸元に抱いた次男の温かさを感じながら、複雑な気持ちに襲われたことを鮮明に覚えています。 生後3日目の聴覚検査と、5日目の検査でリファー(再検査)という結果が出たことで夫と私は医師と面談。聞こえに問題があるかもしれないとのことで、大学病院で精密検査を受けることとなりました。 病気の検査や告知大学病院の1回目の診察は、聴力検査の予約と簡単な問診でした。聞こえについてあいまいな状態が続いていることに不安や心配が募っていたため、何の進展もない診断に苛立ちを感じました。 初診から2週間後に太鼓やタンブリンなどを鳴らして反応を見る検査をし、さらにその2週間後にASSR(聴性定常反応検査)、ABR(聴性脳幹反応)という検査をしました。まだ生後2カ月の次男に、微量ですが薬を使って眠らせて何度も検査をしたので、申し訳ない気持ちで泣きました。 告知後の想いなど生後3カ月、検査結果を聞くために4回目の受診をしました。医師から告げられたのは、外耳道(右耳の鼓膜までの道)が何かによってふさがっていることと、検査の数値から中度難聴であるという診断でした。 夫と私は思いつく限りの質問を医師へしましたが、回答のほとんどは「様子を見ましょう」との答えでした。次男の症状について家族や医師へ相談をするなかで、ポジティブに受診・治療を受け入れられるようになりました。 この夏、次男は1歳の誕生日を迎えました。生後3カ月で難聴の診断を受けてから、3カ月に1回の定期健診で様子を見ています。聴力、外耳道にまだ変化は見られませんが、順調な成長を見せてくれる次男に適切な治療をおこない、心身の成長を家族全員で見守っていきたいと考えています。 ※検査の仕方・内容などは病院によって異なります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、1歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2021年01月17日あけましておめでとうございます! そんたんママです。寒い日が続きますね。我が子は常に鼻水を垂らしていますが、熱もないし元気なので長いこと放っていました。それが最近、こんなことに…。■テレビの音大きいよ! 子どもを注意して、ふと気づいた夕方、いつものように園から戻り、夕飯の支度をしていた時のことです。リビングできーちゃんが見ているテレビの音が、少し大きかったので注意しました。「きーちゃんちょっと音大きいよ~。いつもの数字にして~」「よく聞こえないんだもん」野菜を炒める音などでうるさくて聞こえないのかと思いそのままにしていましたが、料理をしていない時も音が大きいので再度指摘しました。「ねぇ、ちょっと音大きいってば。夜だからもう少し静かにして」「聞こえないー」「聞こえるよ。もう少し下げな」「やだー。」「下げてってば! もう! 耳、病気なんじゃないの? お医者さん行く!?」ついつい脅し文句で注意してしまったのですが、口をついて出た自分の言葉にハッとしました。もしかして、本当に耳が病気で聞こえていないのでは?とはいえ、その他では普通にやりとりできていたので、そのくらいで…と病院に行くのをためらっていました。 ■ママ友さんの話に後押しされて、耳鼻科へその週末ちょうどクラスのママさんたちと飲み会があり、子どもの話になりました。「〇〇くん、長く休んでたけど大丈夫?」「うん、急性中耳炎だったの。熱が出て吐き気があって、大変だった~」「うちは滲出性(しんしゅつせい)中耳炎っていうのになっちゃって。今でも通院してる~」なんと中耳炎率の高いこと! 中でも滲出性(しんしゅつせい)中耳炎は、痛みや熱などの症状がほとんど出なかった子が多く、話を聞いていたらきーちゃんにもかなり思い当たることがありました。 迷っている場合ではない! さっそく週明け、園の帰りにきーちゃんを耳鼻科に連れて行きました。■受診するとやはり…。兆候は前からあった?受診時に、テレビの音が少し大きい気がする、鼻水がずっと出ていることなどを先生に伝え、検査をしてもらうと、診断はやはり滲出性(しんしゅつせい)中耳炎でした。 「鼓膜の内側に水がたまって、耳の聞こえが悪くなる病気です。5歳くらいだとまだうまく鼻がかめないから、どうしても鼻水が耳に行っちゃうよね。練習しよう。急性中耳炎みたいに痛まないけど、放っておくと難聴の原因になるから、まずは3カ月間お薬を飲んで通院して、しっかり治しましょう」と先生。 そういえば前に自宅でやった聴力検査もバツだらけだったな…。セルフチェックだから軽くみていたけど、もしかしたらあの頃からすでに聞こえが悪かったのかもしれない。もっと早く病院に連れて行けばよかったと反省…。キッズコーナーが充実している病院なので子どもが嫌がらないのが救いですが、長期の投薬治療と通院が始まりました。(ちなみにお薬は粉薬をヨーグルトに混ぜて食べさせています。これも嫌がらないのが救い!)みなさん! 子どもの鼻水には、要注意です!※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。耳の異常があった場合など、ご心配な際には医療機関を受診ください。
2020年01月11日現在1歳の次男は、外耳形成不全と右耳の中度難聴という診断を受けています。大学病院へ通院し、難聴外来を受診することになった次男。さまざまな検査を重ね、方向性が決まるまでの流れや家族の気持ちについてお伝えできればと思います。 妊娠、出産時の経過など次男は昨年の8月に生まれました。元気に生まれてきた様子に安心した直後、医師から右耳の外耳形成不全であることを伝えられました。胸元に抱いた次男の温かさを感じながら、複雑な気持ちに襲われたことを鮮明に覚えています。 生後3日目の聴覚検査と、5日目の検査でリファー(再検査)という結果が出たことで夫と私は医師と面談。聞こえに問題があるかもしれないとのことで、大学病院で精密検査を受けることとなりました。 病気の検査や告知大学病院の1回目の診察は、聴力検査の予約と簡単な問診でした。聞こえについてあいまいな状態が続いていることに不安や心配が募っていたため、何の進展もない診断に苛立ちを感じました。 初診から2週間後に太鼓やタンブリンなどを鳴らして反応を見る検査をし、さらにその2週間後にASSR、ABRという検査をしました。まだ生後2カ月の次男に、微量ですが薬を使って眠らせて何度も検査をしたので、申し訳ない気持ちで泣きました。 告知後の想いなど生後3カ月、検査結果を聞くために4回目の受診をしました。医師から告げられたのは、外耳道(右耳の鼓膜までの道)が何かによってふさがっていることと、検査の数値から中度難聴であるという診断でした。 夫と私は思いつく限りの質問を医師へしましたが、回答のほとんどは「様子を見ましょう」との答えでした。次男の症状について家族や医師へ相談をするなかで、ポジティブに受診・治療を受け入れられるようになりました。 この夏、次男は1歳の誕生日を迎えました。生後3カ月で難聴の診断を受けてから、3カ月に1回の定期健診で様子を見ています。聴力、外耳道にまだ変化は見られませんが、順調な成長を見せてくれる次男に適切な治療をおこない、心身の成長を家族全員で見守っていきたいと考えています。 ※検査の仕方・内容などは病院によって異なります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、1歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2020年01月04日「近視や遠視などで、ものが見えづらくなるのと同様に、なんらかの原因で聞こえづらくなるのが『難聴』。特別な病気などではなく、誰でもなる可能性があるのです」そう語るのは、これまで3万人以上の治療をおこなってきた日本リバースの今野清志院長。そもそも難聴とは、「音がほとんど聞こえない」のではなく、「聞こえづらい」状態を指す。いっぽうで、自分の視力(見え方)はある程度具体的に答えられる人が多いのに対し、自分の耳がどれくらい聞こえているかを把握している人がほとんどいない、とも今野院長は指摘する。「一般的に、健康診断での聴力検査は大きな問題がないかをざっくり確認するだけのものです。加えて、人が相手の話を聞くときは、相手の表情や口の動き、前後の文脈や雰囲気から推測もしています。そのため少しぐらい聞こえが悪くても自覚できず、気づかぬうちにどんどん耳が悪くなる人が増えているのです」(今野院長・以下同)難聴の種類は大きく2つに分かれるという。「耳は、音(空気の振動)を集めて鼓膜に伝える『外耳』、音を増幅する『中耳』、そして振動を電気信号に変換して脳に伝える『内耳』の3つの部位から成り立ちます。そのなかで、外耳から中耳までに問題があるものを『伝音性難聴』といい、内耳から聴神経に機能障害が起きて発症するものを『感音性難聴』といいます。この両方にトラブルを抱えている場合は『混合性難聴』と呼ばれます」「伝音性難聴」は、耳垢がたまりすぎて外耳を防ぐ「耳垢栓塞」や、反対に耳掃除のしすぎによる「外耳炎」、子どもに多い「中耳炎」などが原因であることも多く、比較的、治療の効果も表れやすいという。問題はもう1つの「感音性難聴」だ。「こちらはレントゲンやMRIを撮っても原因が特定できないことがほとんどです。そして、よく『耳が遠くなったのは年のせい』といいますが、一般に『老人性難聴』と呼ばれるこの難聴も、感音性難聴の一種なのです」そのため、ある程度の年齢になれば、耳が聞こえづらくなっても「老化現象」のひと言で片付けられてしまうことが多いのが現状だ。一般的に、その多くは原因不明だといわれている「感音性難聴」。しかし今野院長は、「体に何らかの症状が出るときは、必ず原因があるというのが中医学の考えです」と語る。そして、数多くの患者を診てきた経験から、「血流の悪化」「内臓疾患」「自律神経の乱れ」という3つの不調が共通していることに気づいた。「まず最大の原因は『血流の悪化』。私たちの体は約37兆個の細胞からなっていますが、この細胞に栄養と酸素を届けるのが血液です。ですから、血流が悪化すると細胞が栄養不足に陥ります。なかでもダメージを受けやすいのが、細かな働きをするためにたくさん栄養を必要とする器官。その1つが耳なのです」2つめは「内臓疾患」。中医学で生命エネルギーを指す「気・血・水」の概念と深く関わるという。「これらの通り道である『経絡』は、代表的なものだけでも全身に12本あるとされ、内臓や表皮などを結んでいます。そして、互いに影響しあって総合的に体の機能を動かしているのです。耳は腎臓につながる『腎経』という経絡にあるほか、ほかの内臓の影響も受けると考えられています。西洋医学でも、糖尿病患者は難聴のリスクが3.7倍上がることが報告されるなど、内臓疾患と耳との関係が注目されているのです」3つめは「自律神経の乱れ」。無意識下で呼吸や消化、体温調節をつかさどる自律神経は、全身の健康維持に不可欠な存在で、当然、耳の働きにも影響してくる。「現代人の多くは緊張やストレスで自律神経が乱れがちですが、その乱れは『血流の悪化』や『内臓疾患』とも密接に結びついています。これら3つの要素はそれぞれが深く関わり合いながら耳の健康を左右しているのです」難聴の3大原因は「血流の悪化」「内臓疾患」「自律神経の乱れ」。つまり、これらを改善すれば、耳もよくなるというわけだ。そこで、今野院長がいつでもどこでもできる、4つのマッサージを教えてくれた。「この3つの不調は全身の健康にも影響しますので、これらを改善すれば、自然とほかの部位も快調になっていきますよ!」【耳シェーク】(1)両手の人さし指と中指で「チョキ」の形をつくり、耳をはさむように指を置く。(2)指の腹が皮膚に触れている状態から、位置がすれないように皮膚を上下にゆする。※耳の上部から下部にかけての4カ所をゆすること。【耳の穴刺激】(1)両手の人さし指を、耳の穴に直角に入れる。(2)耳の穴の上下左右をまんべんなく押す。※正確な位置でなくても、ツボ周辺を刺激するだけで効果が得られる。【耳さすり】(1)両手の親指と人さし指を、「耳介(耳の周囲の張り出した部分)」をはさむように当てる。(2)両指の腹から耳介から離れないように上下に動かし、耳介全体をさする。【耳引っぱり】(1)耳介全体を、上下左右に軽く引っ張る。(2)両手のひらで耳の穴をふさぎ、2秒たったらいっきに手を離す。※耳に圧力がかかるので、1度に2回までにすること。「これらは耳まわりの血行を促進し、細胞に栄養と酸素をたっぷり補給します」「耳引っぱり」以外は回数に制限はないので、気づいたときに耳を刺激しよう。
2019年11月20日「近視や遠視などで、ものが見えづらくなるのと同様に、なんらかの原因で聞こえづらくなるのが『難聴』。特別な病気などではなく、誰でもなる可能性があるのです」そう語るのは、これまで3万人以上の治療をおこなってきた日本リバースの今野清志院長。そもそも難聴とは、「音がほとんど聞こえない」のではなく、「聞こえづらい」状態を指す。いっぽうで、自分の視力(見え方)はある程度具体的に答えられる人が多いのに対し、自分の耳がどれくらい聞こえているかを把握している人がほとんどいない、とも今野院長は指摘する。「一般的に、健康診断での聴力検査は大きな問題がないかをざっくり確認するだけのものです。加えて、人が相手の話を聞くときは、相手の表情や口の動き、前後の文脈や雰囲気から推測もしています。そのため少しぐらい聞こえが悪くても自覚できず、気づかぬうちにどんどん耳が悪くなる人が増えているのです」(今野院長・以下同)難聴の種類は大きく2つに分かれるという。「耳は、音(空気の振動)を集めて鼓膜に伝える『外耳』、音を増幅する『中耳』、そして振動を電気信号に変換して脳に伝える『内耳』の3つの部位から成り立ちます。そのなかで、外耳から中耳までに問題があるものを『伝音性難聴』といい、内耳から聴神経に機能障害が起きて発症するものを『感音性難聴』といいます。この両方にトラブルを抱えている場合は『混合性難聴』と呼ばれます」「伝音性難聴」は、耳垢がたまりすぎて外耳を防ぐ「耳垢栓塞」や、反対に耳掃除のしすぎによる「外耳炎」、子どもに多い「中耳炎」などが原因であることも多く、比較的、治療の効果も表れやすいという。問題はもう1つの「感音性難聴」だ。「こちらはレントゲンやMRIを撮っても原因が特定できないことがほとんどです。そして、よく『耳が遠くなったのは年のせい』といいますが、一般に『老人性難聴』と呼ばれるこの難聴も、感音性難聴の一種なのです」そのため、ある程度の年齢になれば、耳が聞こえづらくなっても「老化現象」のひと言で片付けられてしまうことが多いのが現状だ。一般的に、その多くは原因不明だといわれている「感音性難聴」。しかし今野院長は、「体に何らかの症状が出るときは、必ず原因があるというのが中医学の考えです」と語る。そして、数多くの患者を診てきた経験から、「血流の悪化」「内臓疾患」「自律神経の乱れ」という3つの不調が共通していることに気づいた。「まず最大の原因は『血流の悪化』。私たちの体は約37兆個の細胞からなっていますが、この細胞に栄養と酸素を届けるのが血液です。ですから、血流が悪化すると細胞が栄養不足に陥ります。なかでもダメージを受けやすいのが、細かな働きをするためにたくさん栄養を必要とする器官。その1つが耳なのです」2つめは「内臓疾患」。中医学で生命エネルギーを指す「気・血・水」の概念と深く関わるという。「これらの通り道である『経絡』は、代表的なものだけでも全身に12本あるとされ、内臓や表皮などを結んでいます。そして、互いに影響しあって総合的に体の機能を動かしているのです。耳は腎臓につながる『腎経』という経絡にあるほか、ほかの内臓の影響も受けると考えられています。西洋医学でも、糖尿病患者は難聴のリスクが3.7倍上がることが報告されるなど、内臓疾患と耳との関係が注目されているのです」3つめは「自律神経の乱れ」。無意識下で呼吸や消化、体温調節をつかさどる自律神経は、全身の健康維持に不可欠な存在で、当然、耳の働きにも影響してくる。「現代人の多くは緊張やストレスで自律神経が乱れがちですが、その乱れは『血流の悪化』や『内臓疾患』とも密接に結びついています。これら3つの要素はそれぞれが深く関わり合いながら耳の健康を左右しているのです」また、加齢による聴力の衰えには「酸素不足」も深く関わっているという。「呼吸によって取り入れられる酸素量は加齢によって減少し、50代では30代のときに比べて35%、60代になると40%減少します。当然、耳の細胞に行き渡る酸素の量が減少するので、耳の機能を衰えさせてしまうのです」最近ではスマホにかじりつき、うつむきがちで呼吸が浅くなっているために酸素不足の人が増えているというから、これまで以上に難聴が早まる可能性も!そこで今野院長が耳の健康に関する「NG習慣」「OK習慣」を教えてくれた。■NG習慣【ダイエットを意識して野菜ばかり食べている】「体に必要なのは野菜や果物だけではありません。とくに女性の場合はタンパク質と鉄分の不足で貧血になりがちですが、鉄欠乏性貧血になってしまうと、血液が細胞に酸素を届ける働きが鈍ります。耳の細胞も酸素不足になりかねないので、注意が必要です」【病院通いが習慣化し、やたらに薬を飲んでいる】「薬はやたらと飲みすぎると、その分解のために肝臓が疲弊。細胞に必要な酸素も大量に奪うため、血流も悪化します。さらに精神安定剤や抗うつ剤は自律神経の働きをまひさせるため、難聴の治療の妨げに。薬は本当に必要なものに絞りましょう」【スマホ・PCが手放せず、夜更かししてしまう】「人は1回の呼吸で約500ccの酸素を取り込んでいますが、スマホやPCの使用でうつむいた状態だと、その量はなんと50ccに激減。さらに液晶から発するブルーライトは自律神経のバランスも乱します」せめて就寝前の2時間は使用を控えよう。■OK習慣【ひまがあれば、好きな音楽をどんどん聴く】「好きな音色は十人十色。脳は、心地よい音を聞くとそれを記憶し、『もっと聞きたい』と、一生懸命、音をとらえようとしますので、まずは好きな音楽で脳を刺激しましょう。そこから少しずつ音量を下げていくと、よい訓練になりますよ」【公園で自然の音にゆっくりと耳を澄ませる】「木々のさざめきや小鳥のさえずり、川のせせらぎなどはそれ自体が心地のよい音色ですが、じつは“音”として感知できない高周波の音も含まれています。この高周波の音は、脳の奥の脳幹や視床などの部位を刺激しますので、耳にも好影響です」【人工的な音を消して、疲れた耳を休ませる】「内耳にある有毛細胞は、大きな音をきかされ続けると損傷してしまいます。いっぽう、人間の聴力は16時間で回復するともいわれていますので、耳が疲れたときはなるべく休ませるように」テレビやラジオのほか、けたたましいスマホの着信音も時にはオフ!
2019年11月20日「近視や遠視などで、ものが見えづらくなるのと同様に、なんらかの原因で聞こえづらくなるのが『難聴』。特別な病気などではなく、誰でもなる可能性があるのです」そう語るのは、これまで3万人以上の治療をおこなってきた日本リバースの今野清志院長。そもそも難聴とは、「音がほとんど聞こえない」のではなく、「聞こえづらい」状態を指す。いっぽうで、自分の視力(見え方)はある程度具体的に答えられる人が多いのに対し、自分の耳がどれくらい聞こえているかを把握している人がほとんどいない、とも今野院長は指摘する。「一般的に、健康診断での聴力検査は大きな問題がないかをざっくり確認するだけのものです。加えて、人が相手の話を聞くときは、相手の表情や口の動き、前後の文脈や雰囲気から推測もしています。そのため少しぐらい聞こえが悪くても自覚できず、気づかぬうちにどんどん耳が悪くなる人が増えているのです」(今野院長・以下同)難聴の種類は大きく2つに分かれるという。「耳は、音(空気の振動)を集めて鼓膜に伝える『外耳』、音を増幅する『中耳』、そして振動を電気信号に変換して脳に伝える『内耳』の3つの部位から成り立ちます。そのなかで、外耳から中耳までに問題があるものを『伝音性難聴』といい、内耳から聴神経に機能障害が起きて発症するものを『感音性難聴』といいます。この両方にトラブルを抱えている場合は『混合性難聴』と呼ばれます」「伝音性難聴」は、耳垢がたまりすぎて外耳を防ぐ「耳垢栓塞」や、反対に耳掃除のしすぎによる「外耳炎」、子どもに多い「中耳炎」などが原因であることも多く、比較的、治療の効果も表れやすいという。問題はもう1つの「感音性難聴」だ。「こちらはレントゲンやMRIを撮っても原因が特定できないことがほとんどです。そして、よく『耳が遠くなったのは年のせい』といいますが、一般に『老人性難聴』と呼ばれるこの難聴も、感音性難聴の一種なのです」そのため、ある程度の年齢になれば、耳が聞こえづらくなっても「老化現象」のひと言で片付けられてしまうことが多いのが現状だ。しかし、放置すると「聞こえづらい」だけでは済まされなくなってくるという。「耳の聞こえが悪くなると、人の話を正確に理解できません。当然、コミュニケーションに支障をきたし、思わぬトラブルになることも。実際に『同居しているお姑さんが、話しかけても返事をしてくれず、こっちを見ても知らん顔をするんです』と思い込んで私のところに相談に来られた女性がいました。そこで、お姑さんに検査を受けてもらったところ、やはり中程度の難聴であることがわかったのです。もしそのまま難聴であることがわからなければ、『わざと無視された』とお嫁さんは思い、嫁姑戦争に発展していたでしょう。夫婦間でも、同じようなトラブルが起こる危険性は考えられます。家庭内はもちろん、仕事上でも伝達がうまくいかなければ『話が通じない』『何度も同じことを聞いてくる』と思われかねません。その積み重ねが、大きなミスにつながる可能性もあるのです」さらに、コミュニケーションがうまくとれなくなることで、うつや認知症のリスクが高まるとも!「話がかみ合わないと口数が少なくなり、自分の世界にこもるようになります。すると無気力になってしまい、うつ症状を示すようになることも、決して少なくないのです。すると外に出かける機会も減ってしまうので、脳への刺激も激減。認知症の発症リスクも高くなってしまいます」閉じこもりがちになれば足の筋力も弱くなるので、ますます家から出られなくなり、悪循環に陥りかねない……。そんなとき、視力を補うメガネのように、衰えた聴力を補うために補聴器を使うことも選択肢の1つ。しかし、中医学の観点に基づいて感音性難聴の治療にあたる今野院長は、「できるだけ、自分の耳をよくすることを心がけてほしい」と呼びかける。「補聴器は人間の耳とは違い、聞き取りたい音だけではなく周囲のノイズも拾ってしまうので、合わないという人も少なくなく、購入しても実際に使用しているのは4人に1人ともいわれています。もちろん補聴器の存在自体が悪いわけではありませんが、私の治療院では80代、90代の方々からも『耳そのものの聞こえがよくなった』という声をいただいていますよ」人生100年時代。健康寿命を延ばす鍵は、じつは「耳」にもあるということか。
2019年11月20日辻仁成さん(58)が4月19日、自身のTwitterで突発性難聴を患っていたことを公表した。 「軽度の突発性難聴、無事に平衡感覚取り戻せた」 こう投稿した辻さんは続けて「息子に支えられた数日だった。心強い」と一緒に暮らす長男に感謝した。 14年7月に3度目の離婚をして以降、シングルファーザーとして長男を育ててきた辻さん。「子育ての一番大変な時期は越えたかな」と子どもの成長について、同投稿でしみじみと語っている。 来年高校生になるという長男について「成績も上がり、いよいよ大学受験へ向け第2段階スタート」と期待を込めつつ、「神様あと十年力を貸してください」と長男の“成人”に向け自身の健康も願った。 突発性難聴とはその名の通り、前触れなく耳が聴こえなくなるというもの。詳しい原因は未だにわかっていない。 昨年6月にも堂本剛(39)が同様の症状で入院し、約4カ月間活動を休止していた。辻さんは「軽度」としているが、ファンからは激励が届いている。 《そばにいる家族の存在は有難いですね。これからも二人三脚で、乗り越えていけますように…応援しています》《突発性難聴は完治が難しい病気のようですので、ご無理なさいませんように!!これからも 辻さんの歌声を聴きたいですから》《主夫を完璧にされていて本当に尊敬しています。だからこそ心配もしております。どうぞお体をご自愛下さい》 今夏に都内で、秋にはパリでコンサートをひらくという辻。病を乗り越えた、これからにも期待したい。
2018年04月20日突発性難聴とは出典 : 突発性難聴は、突然片耳の聞こえが悪くなる病気です。2000年以降、何人もの人気歌手が発症を公表したことで、多くの人にこの病気が認知されました。何の前触れもなく生じた難聴のうち原因が不明、もしくは不確実なものが突発性難聴とされています。診断も治療法も確立していないという、まだまだ分かっていない部分の多い病気でもあります。耳の奥、内耳という部分に何らかの障害が起こっていると考えられています。突発性難聴の原因は分かっていませんが、いくつか有力な説はあります。一つはウィルス感染です。ウィルスと言っても、難聴を引き起こすウィルスがあるわけではありません。インフルエンザやはしかなどのウィルスに感染し内耳が炎症、結果として難聴につながってしまうという説です。もう一つは内耳循環障害説です。内耳に十分な血液が届かない、血流に問題があるとされる説ですが、ほかの器官は正常です。ほかにはストレスも関係しているとも言われます。体調不良や過労を含めたストレスは多くの病気の一因となりますし、直接の原因とはならなくとも、発症をしやすくすることはあります。とはいえすべて原因としては可能性の域を出ません。この原因不明なところが、突発性難聴の特徴なのです。突発性難聴の症状出典 : 突発性難聴の代表的な症状は病名の通り、突然耳が聞こえにくくなるというものです。朝起きたときや店を出たときなど、本人には聞こえにくくなった瞬間がはっきりと分かります。「まったく聞こえない」から「なんとなく聞こえづらい」まで、聞こえにくさの程度は人によって異なります。突発性難聴の診断を受けるまで難聴の自覚がないこともあります。共通しているのは、片耳にだけ症状が表れるということです。両耳の場合は別の病気である可能性が高いです。ほかに突発性難聴でよく見られる症状は、耳鳴りとめまいです。キーンという高音、ジーというセミの鳴くような音などの耳鳴りが起こることがあります。飛行機に乗った時のような、耳の詰まった感じを訴える人もいます。耳鳴りの強さや種類は様々ありますが、それで突発性難聴かどうかを鑑別することはできません。難聴は軽度でも、耳鳴りがあることで突発性難聴と診断されることもあります。めまいには、目が回る感覚の「回転性」、体がフワフワ浮いているように感じる「不動性」、立ちくらみのような「失神性」などの種類があります。突発性難聴で現れるめまいは「回転性」です。耳の病気によく見られるもので、ふらついて立っていられなくなったり真っすぐ立てなくなったりします。嘔吐や吐き気を伴うこともあります。突発性難聴と症状が似ている病気出典 : 突発性難聴は突然片耳が聞こえにくくなる病気ですが、原因がはっきりしていません。難聴、耳鳴り、めまいなどの症状だけでは他の病気の可能性もあるのです。突発性難聴と症状が似ている病気には以下のようなものがあります。・外リンパ瘻(ろう)・メニエール病・急性低音障害型感音難聴・加齢性(老人性)難聴・聴神経腫瘍・騒音性難聴・音響外傷・内耳炎外リンパは内耳の中を満たす液体のことで、それが内耳から中耳に漏れてしまう病気が外リンパ瘻です。主な症状は難聴やめまい、水の流れるような耳鳴りなどで、突発性難聴と誤診されやすい病気でもあります。突発性難聴とは違い、原因ははっきりしています。原因は内耳と中耳を仕切っている部分が破れてしまったこと。気圧の変化や外傷などきっかけが分かることもあれば、はっきりとは分からないこともあります。仕切り部分が破れてしまうときに「ポン」「パチン」という破裂音(ポップ音)が聞こえる人もいます。薬物治療や点滴治療で治らなければ、手術で治療を行うこともあります。激しいめまいが特徴のメニエール病。吐き気や冷や汗、頻脈をともなうこともあります。回転性のめまい、耳鳴り、難聴と、症状が突発性難聴とよく似ているうえ、多くは片耳だけにその症状が見られることも似ています。しかし、メニエール病には繰り返し症状が起こるという特徴があり、発症が一回限りの突発性難聴とはこの点で異なっています。原因は内耳にリンパ水腫ができたことだと考えられていますが、水腫が発生する原因はまだ解明されていません。過労やストレスがメニエール病を引き起こすとも言われ、その点でも突発性難聴と共通しています。低音の難聴や耳鳴り、耳の詰まる感じが特徴の急性低音障害型感音です。突発性難聴の男女比がほぼ同じであるのに対して、急性低音障害型難聴は圧倒的に女性の患者が多いのも特徴です。突発性難聴と比べると症状は軽く、再発の可能性もあります。ストレスや過労で発症しやすくなりますが、原因はメニエール病と同じく内耳の蝸牛部分の水腫です。めまいの有無がメニエール病との大きな違いです。難聴の中では最も一般的なもので、名前の通り原因は加齢です。徐々に聞こえが悪くなるのが突発性難聴との大きな違いです。聞こえの悪さにも特徴があります。年齢を重ねたことで聞こえなくなるのはまず高音で、交通機関のアナウンスが聞き取りづらくなります。また、聞き間違いも増えます。加齢によるものなので治療はできません。日常生活の不便を取り除くため、補聴器をつける人もいます。内耳から脳へ情報を送る聴神経に腫瘍ができる病気が聴神経腫瘍です。腫瘍が神経を圧迫することで、難聴、耳鳴り、めまいといった症状が生じます。聴神経のすぐ近くを通る顔面神経を圧迫すると、顔面マヒが起こる場合もあります。良性の腫瘍で発育のスピードも遅いため、腫瘍が小さければ診断後は経過観察となることもあります。腫瘍が大きくなった場合は耳鼻咽喉科で摘出手術をしたり脳神経外科で開頭手術をします。どちらも音が原因で起こる難聴です。騒音性難聴は、長期間騒音にさらされていたことで徐々に進行する難聴です。内耳にある蝸牛の膜が破れたり血流が滞って細胞が傷ついたりすることで起こります。両耳に症状が現れる点や徐々に進行する点が、突発性難聴とは異なります。長時間騒音を発する場所で働いている人によく見られることから、職業性難聴とも呼ばれます。コンサートの大音量や爆発音など、短時間の騒音が原因で耳鳴りや難聴を感じるのが音響難聴です。耳の痛みを感じることもあります。騒音性難聴と同様、蝸牛の細胞が傷ついて起こります。軽度であれば、時間の経過で細胞は修復され、元に戻ることもあります。主に中耳炎の症状が内耳に広がって起こるのが内耳炎ですが、おたふくかぜやインフルエンザなどのウィルスが内耳に感染する場合もあります。内耳には痛みを感じる神経がないため、炎症があっても痛みは感じません。症状は突発性難聴と同じく、難聴、めまい、耳鳴りなどです。内耳炎は診察や画像診断で判断します。突発性難聴の治療法出典 : 突発性難聴の治療には内服や点滴での薬物治療が一般的ですが、症状に合わせて追加治療を行うこともあります。発症後すぐや症状が重い場合は入院を勧められることもあります。薬物療法の代表はステロイド薬の投与ですが、「米国耳鼻咽喉科頭頸部外科アカデミーが提唱した診療ガイドライン(2012年)」によると、ステロイド投与は選択肢の一つという程度です。強く推奨されるものではないということです。しかしステロイド投与以上に科学的根拠の裏付けがされ、有益で害のない治療法は確立しておらず、難聴に伴うハンディキャップを考えると、ステロイド投与が一般的な初期治療になっています。【参考】突発性難聴治療のEBM(2014) Practice Guideline: Sudden Hearing Lossほかに血管拡張薬や血流改善薬、ビタミン剤などを併用することもあります。原因がはっきりと分かっていないため、薬物といっても直接病気の元を絶つものではありません。内耳の血液循環を良くし、細胞や神経に栄養を与えて動きを活性化させる働きがあるものを用います。発症からの時間や症状に合わせて、薬物治療と並行して別の治療法が用いられることがあります。たとえば内耳に大量の酸素を送る高気圧酸素療法や星状神経節ブロックなどです。高気圧酸素療法は循環改善を目的に行われます。地上よりも気圧の高い環境で高濃度の酸素を吸入し、内耳へ多くの酸素を送り、症状の改善を促します。脳梗塞や一酸化炭素中毒などの治療に使われていましたが、突発性難聴にも活用されるようになりました。同じ循環改善でも交感神経(星状神経節)を麻痺させて緊張を緩めるのが星状神経節ブロックです。交感神経が過緊張になると血管は収縮し、血流が悪くなります。星状神経節の近くに局所麻酔を注射して交感神経の働きをブロックすることで、緊張がゆるんで血流も良くなるという治療法です。突発性難聴の治療は通院でも可能ですが、症状が重い場合は特に入院を勧められることがあります。集中して治療に努めることができ、安静にもしやすいというのが理由です。一般に早期に治療を始めたほうが治りが良いとされています。突発性難聴の診断後すぐに服薬や点滴で治療を開始すると考えると、入院は有効な手段と言えます。また、ストレスも一因と考えられます。家事や仕事などをせず休養や睡眠をしっかりとって安静にする環境を作るのにも、入院は有効です。たとえ重症でなくとも、入院できると治療も安静もしやすくなります。病院で診断を受けるときには入院という選択肢も考えておきましょう。突発性難聴は完治するのか出典 : 年の論文には、121例を観察したところ76%が聴力改善に至ったとのデータがあります。聴力改善とは完治以外に、ある程度回復したという状態も含みます。突発性難聴で完治する、つまり以前の聴力まで戻るのは約3割です。残りはある程度まで聴力が改善した、もしくは変化なし(不変)です。参考:突発性難聴における聴力改善経過と改善率に関する検討(2016年)症状が軽ければ治りやすいと思われがちですが、一概にそうとも言えません。確かに難聴の初期症状が軽いほど治療によって完治する可能性は高いと言えます。しかし同時に、まったく症状が改善しないことも多くあるのです。たとえ症状が軽くとも、しっかりと治療をするのが良いでしょう。参考:突発性難聴の治療成績(2016年)突発性難聴は原因、治療法とも確定されていませんが、できるだけ早く治療を受けることが良いとされています。特に「発症から2週間以内の治療を」という文言は多くの病院で言われています。ですが、早期に治療を開始すると治りが良いというデータの中には、自然治癒の症例が含まれている可能性もあります。治療が早かったことで症状が改善されたのか、自然治癒によるものかは判別できません。もちろん治療は早く始めるに越したことはありませんが、発症から時間をおいてしまったからといって諦める必要はないのです。参考:突発性難聴 ―診断・治療の問題点とそれに対する対応―(2010年)後遺症には、程度に差はありますが聴力障害や耳鳴りが挙げられます。高齢であったり難聴の症状が重かったりした場合は回復しにくいと言われます。また、発症して2週間以降に治療を開始した場合も同様です。聴力が改善せず、日常生活に不便さがあるなら補聴器を使うという選択肢があります。補聴器を使うことで会話もスムーズになり、仕事や人間関係での不便が緩和されます。難聴と一口に言っても、聞こえの状態は様々です。補聴器も耳穴に収まる小型のものや耳にかけるタイプのものなど、さまざまな種類があります。症状の変化に応じて再調整も必要です。最近ではインターネットで手軽に買うこともできますが、補聴器を検討する場合はまず耳鼻科で聞こえの状態をチェックしましょう。病院に補聴器外来があったり補聴器相談医がいたりするなら、相談してみるのが良いでしょう。参考:補聴器相談医名簿 | 一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会販売店で補聴器を購入する場合は以下の項目が参考になります。・日本補聴器販売店協会の加盟店・認定補聴器技能者の在籍店・認定補聴器専門店しっかりと話を聞いてくれ、対応にあたってくれるお店を選びましょう。参考:補聴器が必要になったら | 一般社団法人日本補聴器販売店協会ストレスも突発性難聴の一因とされているため、治療と並行して生活習慣も見直してみると良いかもしれません。家事に仕事に子育てと、ストレスは気づかないうちにどんどんたまってしまいます。趣味や休養などで定期的に発散させましょう。突発性難聴の症状としてあげられるめまいや耳鳴りのせいで、寝つきが悪くなったりすぐに起きてしまったりすることもあります。ですが、まとまった睡眠がとれないことを気にしてしまうのは逆効果です。時間ではなく、自分が寝られたと感じられる睡眠をとることが重要です。突発性難聴の治療法に血流を良くするものが多くあります。その点では適度な運動や入浴も効果的です。食生活では塩分を控え、血流を促進させる食材を積極的にとりましょう。お酒は適量であれば良いのですが、たばこは血管を収縮させてしまうので避けます。まとめ出典 : 突発性難聴は、ある日突然発症します。まったく聞こえない状態ならすぐ病院へ行く人がほとんどでしょうが、少し聞こえないくらいだとそのまま放置してしまう人もいるかもしれません。ですが、早めに受診することで症状が改善することもあります。発症に気づいたらすぐに耳鼻科へ行きましょう。同時に、しっかりと休養をとる準備もしましょう。家事や育児、仕事など、毎日を忙しく過ごしていた場合はストレスがたまっている可能性もあります。リラックスしてゆっくり休める環境を作ることも大切です。
2018年03月24日KinKi Kidsの堂本剛(38)が左耳の突発性難聴のため入院していることが分かった。堂本光一(38)が28日、テレビ東京系『テレ東音楽祭2017』に生出演し報告した。 この日、ひとりで出演した光一は、番組の序盤で「剛くんが突発性難聴で大事を取って1週間入院することになりました。(デビュー)20周年もあって、番組としても盛り上がろうとしてくださっているなか、本当に申し訳ないのですが……」と報告。剛の病状について「元気なのは元気なのですが、歌うのもままならなくて」と説明した。 Twitterでは「突発性難聴」がトレンドに入り、ファンからは「お大事にしてください」「剛くん大丈夫かな……」と心配の声が上がっている。
2017年06月28日米国アトランタ出身のマシュー・マクシーは難聴者の一人として、音楽を通した聴覚障害者と手話のコミュニティを作るために、DEAFinitely Dopeを立ち上げた。仲間たちが、居場所を見つけ、そして楽しめるようにだ。そして彼はHiphopやR&Bに新たな可能性を見出した男でもある。(参照元:DEAFinitely Dope)
2017年02月08日女優を始めてから、東京での1人ぐらしを開始出典 : 編集部:女優を始めたときは、地元の奈良から通われていたんですか?津田:最初はそうですね。お仕事を始めてからは、できるだけ学校も頑張って行こうと思っていました。お仕事で学校を休む必要がある場合も、そもそも不登校だったのでむしろ「仕事」という明確な理由がある欠席はあまり気にならないというか…(笑)編集部:奈良から毎回東京まで通うの、大変そうですね…津田:いや、新幹線に座っているだけなので(笑)長期間講演する舞台が決まったときに本格的に上京しましたが、それからの方が大変でした。編集部:1人暮らしですか?津田:そう、1人ぐらし。21歳ごろかな。それまで親がやっていくれていた家事の大変さと、「1人じゃ何も出来ないんだ」ということを痛感しました。トイレから水が出てきちゃった時は、業者よりも先に父に電話して、「なんや、どしたん」と助けてもらい、指示されるがままトイレのタンクを開けて…と、初めてのことだらけでしたね。編集部:あはは(笑)津田:料理もしてこなかったから、唐揚げをつくったときに火災警報器がなってしまった事もありました!編集部:えっ…でも最初から揚げ物とは、難易度の高い挑戦ですね。津田:いや〜ホントですよね(笑)聞こえないのにわかったフリをしていた。それも、もう出来ない。津田:この1人暮らしのおかけで強くなれました。今も親とは離れて暮らしていますが、もし今近くに親がいたら、息子の市役所も保育園も「着いてきて」って甘えてしまうと思います。やっぱり大勢の中でのコミュニケーションが聞き取れないので…1対1なら「もう少しゆっくりお願いします」と言えるのですが、集団になるとどうしても言えずに「何言っているんだろう」という時間が続いてしまうんです。編集部:そんなときはどうしているんですか?津田:例えば保育園の保護者会とかは、終わって他のお母さん達が帰ったあとに先生に声をかけて、「すいません、もう1回お願いします」と言うようにしています。津田:昔はそれが出来なくて、いつも「わかったフリ」をしていました。アルバイトをしていたときも、店長がスタッフ2,3人に指示をだしたとき、隣の子が「はい」って言ったら、何を言われたのかわかっていなくても、とりあえず私も「はい!」と返事をする。後で「あれ、何注意されたんやっけ」と困ることもしょっちゅうありました。それは舞台の稽古でも同じで、監督に言われたことが聞こえてないのに質問できずに後で困る。小さい頃から、「わかったフリはしないで、ちゃんともう1回聞けばいいんだよ」と親には言われてきたけれど中々できず、社会に出てその大切さを痛感しました。編集部:そうなんですね。津田:「わかったフリ」が私の癖になっていたので、最初の頃は「もう1度教えて下さい」と聞き直すのはとても勇気が必要でした。でも、聞かないと自分が困るし周りにも迷惑かける。だからちょっと勇気を出して聞いておこう。そう思えるようになったのは、1人暮らしのおかげですね。聞こえないことを恥ずかしいと思ってた。変えてくれたのは友人の「手話ってかっこいいね」出典 : 編集部:「自分は聞こえにくいんだな」と気づいたタイミングなど聞いてもいいですか?津田:幼稚園くらいの時は、大人が話しているのが「喋っているんだろうけど、何言ってるのかわからない」という状況でした。でもそれを「聞こえないな」とは思っていなくて、「まだ子どもだから」だと考えていたんです。編集部:あ、なるほど。津田:はい、「大人になるとあんな感じで話すんかな」と思っていました。聞こえる人とのコミュニケーションが家だけだったので、自分が周囲と違うという事に気づいていませんでした。小学校に入り、聞こえる学校とろう学校を行き来する中で「自分は聞こえづらいんだ」と知り、中学に入ってからは「聞こえないことは恥ずかしい」に変わりました。補聴器も、人前で手話をするのも恥ずかしい。編集部:恥ずかしい、ですか。津田:そうですね、そう感じていました。人より聞こえないから補聴器をつける、人より出来ないから手話を使う。でも、少しずつ変わっていきました。学校を卒業して、コンビニや焼き鳥屋さんの店員など接客のアルバイトをしていた頃です。お店に聞こえない友達が来てくれて、自然と手話で接客をしていたら、バイト仲間が「手話ってかっこいいね」と言ってくれたんです。それから恥ずかしいとは思わなくなっていきました。編集部:確かに、私たちからすると「もう1つ言語を持っている」と感じるから、かっこいいなと思うときはありますね。津田:そうですか?嬉しいです。ろう学校のクラスメイトの中には、大学に行く子もいましたし、重複障害があって職業訓練校に進む子もいました。私のようにアルバイトをしていた子は、あまりいなかったと思いますね。
2016年07月25日