子供の頃に、自分の大好物が食卓に並んだり、外食のメニューにあったりすると、心躍るような気分になったことでしょう。冴島オンティーヌ依子(@ontine9neo)さんがX(Twitter)に投稿した、大好物にまつわる父親とのエピソードが、多くの感動を呼んでいます。エビの尻尾が好きだった父親子供の頃、エビフライが大好きだったという、冴島さん。外食をした時などにエビフライが出てくると、父親はエビフライを冴島さんに渡しながら、こんなことをいっていたそうです。「おれはエビの尻尾が好きだから、そこだけでいいんだ」※写真はイメージ父親の言葉を信じた冴島さんは、尻尾の部分だけを父親にあげて、自分は大好きな身の部分を頬張っていたといいます。ある時、甘エビのお寿司を食べた冴島さんは、いつものように父親にエビの尻尾をあげました。「ありがとう」といって当たり前のように尻尾を食べてくれた父親でしたが、冴島さんは大人になってからその優しさに気付いたのです…。時を超えて感謝した、父親への想い「それは食べるところじゃないことを知ったのは、ずいぶん後だった」とつづった、冴島さん。エビフライのように、加熱したものであればおいしく食べられるエビの尻尾ですが、生のものは雑菌が繁殖しやすく、また口の中を傷付ける危険もあることから、食べるのを控えたほうがいいといわれています。父親はそのことを知っていても、『人の好きなものをあげる』という冴島さんの優しさを無下にせず、エビの尻尾が好きなフリをしていたのでしょう。冴島さんは、「私に芽生え始めた『他者への思いやり』を大事にしてくれた父に、時を超えて感謝した」と当時を振り返り、親になった今では、当時の父親の行動が子育ての指針になっているといいます。エピソードには心を打たれる人が続出し、「涙が止まらん」「ええ話」といった声が寄せられました。・一番おいしいところを大切な人にあげて、その人が喜んでくれる姿を嬉しいと思える、その感情はとてつもなく尊いものだと思います。・私はフルーツが大好きだったから、ショートケーキのイチゴやフルーツは、全部父親がくれていたなぁ…。大人になって父親もフルーツが大好きなことを知って、「ごめんね」と「ありがとう」の気持ちがあふれました。・素敵なお話です。「見返りなんていらない、ただ喜んでくれれば」と私も父親になって、『無償の愛』というものを理解することができました。子供の頃は当たり前のように親にしてもらっていたことも、大人になるとそれが『愛情』であることに気が付かされることがあるでしょう。自分が親にしてもらったように、子供にも同じように愛情を注ぐことで、その精神は次の世代へ脈々と受け継がれていくのですね。[文・構成/grape編集部]
2023年10月15日親が年齢を重ねるにつれ、長生きしてくれるありがたさを感じるとともに、介護のことを考え始める…という人もいるのではないでしょうか。体力的な衰えもありますが、認知症などによって、日常のコミュニケーションが難しくなってしまうことも。そう聞くと、大変なイメージを抱いてしまうものでしょう。しかし、中には『奇跡』のようなエピソードもあるようです。たっつん(@tattsun_cw)さんが、スタッフの経験談をX(Twitter)に投稿し、話題になっています。寝たきりな認知症の人に、話しかけ続けたら…あるスタッフが、寝たきりでひと言も話さなくなった認知症の人に、ほかの人よりもよく話しかけていたそう。たっつんさんによると、認知症の人に話しかけることで脳に刺激が与えられ、認知症の進行を遅らせることができるともいわれているようです。そこで、たっつんさんは「返事もない人に、どうしてそんなに話しかけるの?」と、あえて聞いてみることにしたのだとか。すると、スタッフは自身の実体験を話し始めました。「あるおばあさんにずっと話しかけていたら、ある日『はい!』って返事をしてくれました。それが嬉しくてもっと続けていたら、だんだん会話できるようになって、最終的には自分でご飯を食べられるほど改善したんですよ」※写真はイメージ認知症の進行を遅らせるどころか、症状が大幅に改善したという、驚きのエピソード…!このような体験をしたからこそ、スタッフは「またそうなってくれる人がいるかも」と思って、認知症の人に積極的に話しかけるのだといいます。自分よりもひと回り近く若いスタッフに対し、かっこよさと憧れを感じた、たっつんさんなのでした。【ネットの声】・スタッフさんの温かさを感じます!相手を見て、可能性を信じて対応しているというのが、とても伝わってきました。・「返事ができなくても、耳は聞こえている」と聞いたことがあって、昏睡状態だった患者さんにずっと話しかけていたら、ある日突然目覚めたんです。最終的には自分で歩いて退院されました。・介護を続けていると、たまに『奇跡』のような、生命の強さを感じる場面に出会います。・叔父が同じような状態だったのですが、叔母が毎日ずーっと話しかけていて、改善してきました。たとえ認知症を患っても、根本的には人と人とのコミュニケーションが大事なようです。介護にとどまらず、身近で大切な人とは、少しずつ会話を重ねたくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2023年10月13日大切な家族との思い出は一生のもの。亡き後も一緒にいられるよう、生前の写真を入れたペンダントを作り、肌身離さず持ち歩く人は珍しくありません。ペットと暮らしていた人も、同じようにペンダントを作って、ともに過ごした日々をしのぶことがあるでしょう。愛犬のペンダントを紛失した話の結末「今日の午後、亡くした愛犬の写真で作ってもらった、大事なペンダントを落としてしまいました」大切なペンダントを紛失し、X(Twitter)で助けを求めたのは、飼い主の(@e_hagure)さん。愛犬のけやきちゃんが元気だった頃、友人にサプライズでプレゼントしてもらった手作り品で、愛犬が虹を渡った後は、外出時に必ず身に着けてきた宝物でした。帰宅後にペンダントがないことに気付き、服やバッグの中も探しても見つからず…。けやきちゃんをもう一度失ったようなショックと、せっかく作ってくれた友人に申し訳ない想いから、ワラにもすがる思いで投稿したのでした。飼い主さんによると、紛失の当日、外出時に行った店や鉄道会社に問い合わせても、ペンダントは届いていなかったとのこと。交番にも届けを提出済みで、自身にできる対応は大方やり切っていました。投稿はすぐにネット上で拡散され、飼い主さんが訪れた店や、利用した電車、駅周辺の捜索に協力してくれる人たちが多数出現。すると、後日奇跡が起こったのです…!人の優しさ、大集結飼い主さんのXアカウントに届いたのは、「舗道の真ん中でペンダントを発見したため、踏まれたり蹴られたりしないよう、道の端に寄せておいた」という連絡でした。紛失当日、飼い主さんは道を小走りで通過した記憶があり、間違いありません!その後、道の端にあるペンダントに気付いた人が、より安全な場所を考えて、手すりにチェーンをとめてくれた模様。さらに、手すりに釣り下がるペンダントを見つけた別の人が、雨に濡れないよう回収して、飼い主さんに連絡を入れ、届けてくれたのです!優しい3人のリレーを経て、ペンダントは無事に飼い主さんのもとまで戻ってきました。「どう感謝していいやら…」という想いで、受け取った時には涙目になったそうです。もう二度となくさないよう、ペンダントは門外不出となり、けやきちゃんの写真立ての間に置かれました。また、ペンダントが戻ってくるまでの間、飼い主さんの心境を心配した人からは「少しでも心の慰めになったらと思い、似たものを作ってみました」という連絡も。Xアカウントに投稿されていた、けやきちゃんの画像を使って手作りした人々から、新たなペンダントやストラップが飼い主さんのもとに届きました。宝物が増えた飼い主さんは、次のように想いをつづっています。1個なくしたら、5個になって帰ってくるなんて…。こんな結末はまったく想像していなかったので、本当に驚きと感謝でいっぱいです。人々の優しさが大集結して迎えたハッピーエンドは、ネット上で話題に。涙腺がゆるんだ人も多く、こんな反響がありました。・時系列で拝見して感動しました。飼い主さんと再会できてよかったね、けやきちゃん!・ドラマのような展開。無事に戻って安心しました。・私も犬を飼っているので、自分のことのように嬉しいです。思わず泣いてしまいました。・天に祈りが届いたのですね!SNSの力を感じました。・連携プレーに貢献した人たち全員に、いいことがありますように!大切なものを失うつらさは、誰しもが経験しています。そんな想いを取り除こうと、多くの人が動いたからこそ、奇跡は起こったのかもしれません。飼い主さんが笑顔となり、けやきちゃんもきっと喜んでいることでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年10月11日荷物の受取人が不在の場合、配達員が郵便ポストなどに投函する不在票。不在票には時々、「宅配ボックスに入らなかった」「冷蔵のため持ち帰った」など、配達員がなぜ荷物を届けられなかったかが明記されていることがあります。不在票に書かれた、配達員の『メッセージ』父なおき(@chichinaoki)さんがX(Twitter)に公開したのは、ヤマト運輸(通称:クロネコヤマト)の不在票。投稿者さんが受け取った不在票には、配達員のメッセージが添えられていました。「ヤマトさん最高です」と、投稿者さんが投稿したワケに、あなたもきっと納得するでしょう。お子様が就寝されているのかと思い、インターホンを押さずにお電話させていただきました。明日、改めてお届けに上がります。3人の子供の父親である、投稿者さん。きっと、配達員が荷物を届けに向かったのは、子供が就寝しているような遅い時間帯だったのでしょう。配達員は、投稿者さんや子供たちのことを思い、インターホンを押さずに電話をかけて、荷物を受け取れるかを確認。投稿者さんと電話がつながらなかったため、不在票にメッセージを残していったようです。投稿者さんによると、今回不在票にメッセージをつづったのは、以前荷物を届けてくれた配達員である可能性が高いとのこと。以前の荷物がオムツだったことや、部屋の中から泣き声がしたり、ハンコを押す時に玄関まで子供が来たりしたことから、子供がいると知っていたのではないかと語っています。あらゆる場所に荷物を届ける役目がある配達員。時間が指定されている配達物もあるため、時間内に届けるべく、駆け回る配達員を見かけた人は少なからずいるでしょう。時間に追われて忙しい中でも、配達先である投稿者さんをおもんぱかった配達員の優しさに、胸がジーンとしますね。[文・構成/grape編集部]
2023年10月09日みなさんは、見知らぬ誰かを救った経験がありますか。公共交通機関で高齢者や子供連れに席を譲ったり、道に迷っている人を案内したりするのは、一見簡単なようで、行動に移すまでに勇気がいるものです。トイレを子供たちに譲ったら?X(Twitter)に投稿された、飛行機内での心温まるエピソードをご紹介します。投稿者さんがある日、航空会社の全日本空輸株式会社(以下、ANA)を利用した時のこと。頭痛に悩まされながらも、トイレに並んでいた投稿者さんは、見知らぬ子供たちが入りたそうにしているのを見て、順番を譲ってあげました。その後、1人のキャビンアテンダント(以下、CA)が、投稿者さんにあるものを手渡してきたそうです。投稿者さんがCAから受け取ったのは、複数のキャンディが詰められた袋。きっとCAは、投稿者さんが子供たちにトイレを譲ったところを見ていたのでしょう。キャンディの袋には、「先程はありがとうございました!」という、CAの手書きのメッセージが添えられていました。投稿者さんはこの時の出来事を、「頭痛が吹き飛ぶくらいに嬉しいことでした」とつづっています。子供を思いやる投稿者さんと、投稿者さんの行いに感謝の気持ちを示したCAの『優しさの連鎖』に、心が温まりますね。※掲載許可はいただいておりますが、投稿者様のご希望によりSNSアカウントは伏せております。[文・構成/grape編集部]
2023年10月03日誰かを助けるというのは、当たり前のように思えて、実は簡単ではありません。助ける際、代わりに自分が損をしてしまったり、なんらかのリスクが生じたりする可能性もあるでしょう。そういったデメリットやリスクがあってもなお、行動に移せる人こそが、『優しさと勇気を持った人』といえます。『猫の命を救ってくれた人の話』自身の体験談や、寄せられたエピソードを漫画で描いている、ババレオ(@babareoyomeko)さん。ある女性が経験したという、人助け…ならぬ猫助けにまつわる話を公開したところ、多くの人から反響が上がりました。時期は11月。寒い中、年配女性はきれいとはいい難い水路に入って、溺れそうになっていた子猫を救ったのです。きっと彼女の頭の中は、ただひたすら「困っている子猫を助けたい」という想いでいっぱいだったのでしょう。ためらうことなく水路に入って子猫の命を救った上に、女性からの謝礼の申し出を断り、さらには「気を付けて帰ってね」と温かいひと言を残した年配女性。勇気と優しさにあふれた彼女の行動に、この時の女性だけでなく、漫画を読んだ多くの人が心打たれました。・泣いた。なんてかっこいい人なんだ…!・まさにヒーロー!いや、イケメンならぬ『イケおば』か…?・悲しい話題も多いけれど、「日本も捨てたもんじゃない」と思えた。「自分も、この年配女性のような人間になりたい」という声が寄せられた、感動的なエピソード。社会は助け合いで成り立っています。彼女のような人が増えたら、より多くの人が笑顔で生活できるようになるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年10月01日みなさんは、過去に見た夢の内容を覚えていますか。たいていは忘れてしまうものですが、中には、強く印象に残っているものもあるでしょう。ババレオ(@babareoyomeko)さんは、X(Twitter)アカウントのフォロワーである女性から寄せられた、不思議な体験談を漫画に描き、公開しました。『真っ黒な写真』大切な友人が亡くなってしまったという、女性。大きな喪失感を覚えていたある日、ある夢を見て…。夢に見たのは、多くの人たちが行きかう人混み。その中で、友人が手を振っていたのです!どうやら、神様が30分だけ女性と会うことを許してくれたのだとか。まさかの再会を果たした2人。話をして過ごしていると、30分という時間はあっという間に過ぎてしまいました。『帰り際』に、友人がとった行動とは友人は、元の世界に帰る前に「待って!」と、スマートフォン(以下、スマホ)でツーショット写真を撮影。「ずっとそばにいるよ」とほほ笑みかけられたところで、女性は目が覚めました。そしてスマホを開くと、友人の約束を思わせる、真っ暗な2枚の写真が…!【ネットの声】・朝から泣ける話だ…。・ぼけっと読んでいたけど、思わず泣いてしまった。・軽い気持ちで読んでたら…号泣してしまいました。・涙腺崩壊…。いい話、怖い話、不思議な話、それらをひっくるめて素敵な話。ババレオさんの作品には、「私も似たような経験がある」といったコメントも。亡くなってしまった親しい人が夢に現れたら、その時間をじっくりと味わいたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2023年09月27日ヒーローといわれて、どのような人物を思い浮かべますか。子供であれば「悪者を倒す正義の味方」「仮面をかぶった戦隊ヒーロー」などと答えるでしょう。ですが、多くの人と関わりを持つ大人になると、もっと身近な人が、ヒーローに思えることもあります。『通りすがりのヒーロー達』ある日、ゆむい(@yumuihpa)さんは、2人の子供を連れて病院に行こうとします。しかし、保険証がすぐに見つからず、先に小学生の長男だけを、自転車で向かわせました。その後、すぐに自転車で長男を追いかけたゆむいさんは、道の途中で人だかりを目にします。なんと人だかりの中にいたのは長男。事故に遭ったのかと心配したゆむいさんは、すぐに自転車を止め、恐るおそる歩み寄ります。実は、長男の乗っていた自転車のチェーンが外れてしまい、それを見かけた大人たちが、直そうとしてくれていたのでした。ゆむいさんは、集まっていた人たちの手が、黒く汚れていることに気付きます。きっと、長男を助けるため、何度もチェーンに触れて、自転車を直そうとしてくれたのでしょう。その後、何事もなかったかのように、去っていく人たちを見て、「世の中にはいい人がいっぱいいる…」と感じたのでした。何気ない日常で、人の温かさを実感したゆむいさん親子。優しい大人たちに助けられた、長男にとっても、忘れられない出来事になったのではないでしょうか。【ネットの声】・感動して、目頭が熱くなりました!・こんな素敵なお話を見ると、「世の中捨てたもんじゃない」と思えますね。・自分もこんな大人になりたい。1人で困っていた長男を、協力して助けようとした、大人たち。ゆむいさんの目には、彼らがヒーローのように映ったのでした。イラストレーターのゆむいさんは、ブログで子育てや日常に関するマンガを、公開しています。気になった人は、こちらもご覧ください!ゆむいhPa[文・構成/grape編集部]
2023年09月22日子供が生まれるというのは、家族や親族、そして知人にとっても喜ばしいことでしょう。新たな命は、人々に温かい気持ちをもたらしてくれるものです。生後間もない赤ちゃんと暮らすnanako(@nana88183267)さんが、隣人とのエピソードをX(Twitter)に投稿しました。隣人に赤ちゃんを紹介すると、後日?ある日、nanakoさんは生まれた赤ちゃんを連れて、隣人に挨拶をしに行きました。すると後日、家のポストにハンカチと手紙が入っていたといいます。手紙の内容は、このようなものでした。かわいい赤ちゃんを見せてくださり、とても嬉しかったです。主人は、久しぶりに赤ちゃんのぬくもりに感激。すくすくと大きくなるのを、皆で見守りたいです。素敵なメッセージに、nanakoさんは「とっても温かい。つらいことがあったらこれを見る」とコメント。ハートフルな隣人とのエピソードには、たくさんのコメントが寄せられました。・涙が出た。こんなふうに思ってくれる隣人がいたら、嬉しいな。・あたたかな世界で、素敵…!美しい字に表れる、隣人の人柄よ。・『難を転ずる』という意味が込められた、南天の便せんですね。縁起のいい絵柄だし、優しい気持ちで書かれたお手紙だ…。・こんな手紙を、スッと書けるようになりたいです。丁寧で、さりげない気遣いが込められた、隣人からの手紙。nanakoさんだけでなく、多くの人の心に響いたようですね…![文・構成/grape編集部]
2023年09月22日幼い子供は何が危険なことなのか、判断がつきません。時には思い込みから突発的な行動をして、親や周囲の人たちに冷や汗をかかせます。かつて、ごぼふく(gobohuku)さんは、今にも子供が車にはねられそうな、心臓に悪い光景を目撃。当時のエピソードをInstagramで紹介しました。『約10年ほど前に起きた実話』ある店で両親とはぐれてしまった男の子は、何を思ったのか車道に飛び出し、泣きながら必死に走っていました。危険に気付いたごぼふくさん姉妹は、男の子を止めるべく駆け出します。すると、宅配ドライバーの男性が、トラックを停めて男の子を抱き止めてくれたではありませんか!さらに、警察官に名前も告げずに去った男性は、宅配の仕事に戻りながらも、男の子が無事に両親と合流するまで見守ってくれました。宅配ドライバーの温かさに胸を打たれた人々から、大きな反響が上がっています。・子供が無事でよかった!・ハラハラしました…親御さん、めちゃくちゃ焦っただろうな…。・優しさに泣けました。超かっこいい宅配ドライバーさんだ!・男の子は「両親が車で先に帰ってしまった」と勘違いして、追いかけようと必死だったのかな…。いつも荷物を大切に運んでいる、宅配ドライバーが守った命。心細い気持ちで走っている時、鍛え抜かれた頼もしい腕で抱き留められ、男の子はホッとしたことでしょう。街の人々の安全にまで目を配っていた、宅配ドライバーの行動に拍手を送りたいですね![文・構成/grape編集部]
2023年09月21日荷物の集荷や配達をしてくれる、宅配便の配達員は私たちの生活に、欠かせない存在ですよね。宅配便を利用することが多いと、配達員と顔見知りになることもあるでしょう。うささ(@usasa21)さんは、ある配達員の心遣いにとても感動したといいます。X(Twitter)に詳細をつづったところ、反響が寄せられました。配達員の心遣い生まれつき耳が聞こえない、うさささん。いつも荷物を届けてくれていた宅配便の配達員は、インターホンを鳴らす時に、マスクを外し口元が見えるようにしていました。さらに玄関まで来た時は、伝票を見せて確認するなど、対応が細やかだったとのこと。しかし近頃、その配達員は担当する地域が変わったようで、うさささんと顔を合わせることがなくなったそうです。※写真はイメージ代わりに新しい配達員が来るようになりましたが、なんと前の担当者と同じように、うさささんに伝票を見せ、確認をしてくれたといいます。荷物を安全に届けるだけでなく、受け取る人の事情を配慮し丁寧な対応をした、配達員。うさささんは、「前の人がしっかり引き継ぎをしてくれたのかな。ありがとう、とても助かってます」と感謝をつづっていました。投稿は拡散され「めちゃくちゃいい話」「なぜか泣きそうになった。心で仕事をしている人なんだな」「配達員さん、2人とも素敵。世の中まだまだ捨てたもんじゃない」など称賛の声が続出しています。他者のちょっとした気遣いによって、大いに助けられることはあるでしょう。配達員たちの思いやりあふれる対応は、うさささんのみならず多くの人の心を温かくしました。[文・構成/grape編集部]
2023年09月13日上京した人たちは、「都会の人は冷たい」と感じることがあるようです。実際、都会の人々の中には、あまり他人に干渉しない人もいますが、優しい心を持った人も少なくありません。日常の出来事を漫画に描いている、めい(son_son_sooooooon)さんは、読者から寄せられた東京都でのエピソードをInstagramで紹介しました。『東京の優しい人たち』2人の子供を乗せたベビーカーを押しながら、駅の改札へ向かう母親。地下へ行こうとするも、付近にエレベーターは見当たりませんでした。母親は子供を降ろし、2人用の大きいベビーカーを担いで、階段を下ろうとします。それを見た1人のマダムが「ちょっとあなた大丈夫?」と、母親を心配し、声をかけました。その後、マダムは周囲を見回すと…。マダムはその場で声を張り上げ、離れた場所にいる4人組の男子高校生に、ベビーカーを運んでほしいと頼んだのです!高校生たちが派手な外見だったため、母親は少し動揺した様子。しかし、高校生たちは「いいっすよー!」とマダムの頼みを快く受け、大きなベビーカーを担いで階段下まで運んでくれました。すぐに声をかけたマダムと、唐突な頼みごとにも、愛想よく応じてくれた高校生。母親を助けようとする、両者の思いやりのある行動に、心が温まりますね。この投稿には「いい話すぎて心が洗われる」など、多くのコメントが寄せられていました。・読みながら幸せな気持ちになりました!・私もいつか、こんな素敵なおばさまになる!・「都会の人は冷たい」といった偏見が、崩れ去りました。街中で困っている人を見かけたら、すぐに声をかけられるような、思いやりのある人でありたいですね![文・構成/grape編集部]
2023年09月08日旅行でトラブルが起こりやすいのは、往復の公共交通機関。電車や新幹線、船、飛行機は、天候や災害などの影響から、遅れや運休が発生することがあります。場合によっては、予定通りの日程で帰れないことも覚悟しなければなりません。『中国で出会った5人の優しいおじさん』イゴカオリ(kaori.k_15)さんは、学生時代にゼミの友達2人と、海外旅行をしたことがあるそうです。旅行先は、中華人民共和国マカオ特別行政区(通称:マカオ)。帰りはマカオから、中国の北京市で乗り継ぎ、日本にたどり着く予定でした。しかし、不運から予定通りの乗り継ぎができなくなって…。マカオから北京へ行く便の遅延により、乗り継ぎができなかったイゴさんたち。空港が手配したホテルに向かうことになったものの、異国の地で迷子状態になってしまいます!すると、近くにいたタクシー運転手と、その人の友達である日本語が堪能な中国人が助けてくれたのでした。仕事中にも関わらず時間を割いてくれた男性たちの優しさに感謝しながら、中国での1日目が終わります。シャトルバスでも嬉しい出会いシャトルバス内で、イゴさんたちは日本人と中国人のグループに出会い、無事空港のロビーにたどり着きます。さらに、中国人の男性がカウンターで交渉をして、日本行きのチケット3人ぶんを取ってくれたのでした!運命的な出会いがないままキャンセル待ちをしていたら、帰国までどれほどの日数を要したことでしょう。「『このご恩は一生忘れません』って、このことやわ…」イゴさんは、そう思うとともに「『いただいたご恩を、次は私も誰かに返さなきゃ』と思わされた」と振り返っています。異国の地で助けられた経験は、人生を照らす明かりとなり、イゴさんの歩む道しるべともなっている様子。感謝の想いが、いつか優しい男性たちまで届くことを多くの人が願っています![文・構成/grape編集部]
2023年09月07日2023年8月30日、お笑いコンビ『チョコレートプラネット』が、YouTubeチャンネル『チョコレートプラネット チャンネル』を更新。動画の中で、長田庄平さんは「昨日すごい体験をした」と、暗い夜道で起きた出来事を語りました。暗い夜道で、謎の声を聞いたチョコプラ長田ある日、薄暗い住宅街の中を、歩いて帰っていた長田さん。突然「すみません…助けてください」と、どこからか高齢女性の声が聞こえました。振り向いても人の気配はなく、道沿いに立つ家も真っ暗だったため、長田さんは恐怖を感じたといいます。しかし、真っ暗な家をよく見てみると、なんと窓からおばあさんが声をかけていたのです!おばあさんいわく、入浴中に、外から扉の鍵がかかってしまい、2時間ほど閉じ込められていたのだとか。※写真はイメージほかの人の助けを呼ぼうとする長田さんに「合鍵がある」と告げるおばあさん。長田さんは裸のおばあさんを気遣い、窓から自身の上着を渡した後、合鍵を使ってすぐに助けに向かいます。風呂場に着くと、上部がゆがみ、かみ合っていない状態の扉を発見。扉が開かないのはこのためだったようです。長田さんは、かみ合っていない扉を叩いて直し、おばあさんを無事に救出しました。おばあさんから感謝の言葉を伝えられ、名前を聞かれた長田さんは…。長田っていう者なんですけど…。チョコプラのラ#295「長田が体験した不思議な話」※延長ありーより引用自身が芸能人だということは明かさず、謙虚に名字だけを答えたそうです。おばあさんの体調も問題なさそうだと判断した長田さんは、脱衣所から無事に出てくるのを見届けた後、帰ったといいます。ただ助けるだけでなく、何も着ていないおばあさんに上着を渡したり、体調を心配したり、さまざまな気遣いをみせた長田さん。とっさの心優しい行動に、視聴者から称賛の声が多く寄せられていました。・怖い話かと思いきや、長田さんの人柄が現れたすごくいい話でした。・勇敢に人助けをされる心優しい長田さん、最高にかっこいいです!・夜に外で「助けてください…」と聞こえた時点で、私だったら怖くて逃げてしまうと思う。・ずっと暗いお風呂に入っていたなんて、不安だったろうに。そこに現れた長田さんはまさにヒーローですね!長田さんのように、困っている人を見つけたら、迷わず手を差し伸べることができる人でありたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年09月05日日々の子育てにまつわるエピソードを漫画にし、Instagramに投稿している、もす(mosumanga30)さん。1児の母親であるもすさんが、4歳の娘さんとともに体験した、心温まるエピソードをご紹介します。『お出かけ中に出会ったひと』ある夏の日、もすさんは娘さんを背負いながら、横断歩道の前で、信号が変わるのを待っていました。娘さんと身体を密着させていたこともあり、あまりの暑さに汗をかくもすさん。背後から涼しい風を感じたため、後ろを振り向くと…。見知らぬ夫婦が、もすさん親子を、うちわであおいでくれていたのです!風を送り続ける男性から「いや暑いね~人も多いしね」と、気さくに声をかけられたもすさん。男性は、娘さんに風を送りながら「信号変わるまであおいであげるからね、がんばって!」と、優しく言葉をかけてくれました。もすさんが「神なの?」と男性の親切心に驚いていると…。「あ、ごめんね。お母さんにもあおいであげるね」男性は娘さんだけでなく、もすさんにも、ねぎらいの言葉をかけながらうちわで風を送ったのです。見知らぬ夫婦の、思いやりのある行動に、もすさんは「嬉しい通り越して少し涙でそうになった」とコメントをしていました。【ネットの声】・控えめにいって神!なんて素敵な人なの…。・読んでいて、私まで癒されました!・世の中捨てたもんじゃない。・幸せな気持ちになりました!このご夫婦にも、いいことが起きますように。子供を背負い、暑そうな表情を浮かべるもすさんを見て、「涼しくさせてあげよう」とうちわをあおいだ夫婦。ほんのささいなことでも、他人から親切にされると、嬉しく感じるものでしょうこの夫婦のように、相手の気持ちを想像した上で、手を差し伸べることのできる人でありたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年08月31日タレントの松丸亮吾さんが、2023年8月29日にSNSを更新。ネット通販を利用した際のエピソードについてつづりました。松丸亮吾、配達員の『神対応』に感動事情があって、本名で商品を注文していた、松丸さん。受け取り方法を選択する際に、間違えて自宅マンションの部屋の前に『置き配』の設定をしてしまったといいます。あらかじめ指定した場所に、非対面で荷物を届けてくれる『置き配』。しかし、本名が書かれた荷物が家の前に置かれると、マンションの住人の目に触れて、松丸さんの自宅が特定されてしまう心配があります。ところが、家に帰った松丸さんが部屋の前で見たのは…。「松丸亮吾」の本名で注文せざるを得なかった荷物、間違えてマンションの部屋の前に置き配設定しちゃったんだけど、いま帰ってきたら全部宛名が見えないよう上下逆さまに置いてくれててめちゃくちゃ感動した… ありがとう配達員さん、、、— 松丸 亮吾 (@ryogomatsumaru) August 29, 2023 配達員は、荷物の上下を逆さにして、宛名が見えないように置いてくれていたのです!きっと、松丸さんのプライバシーを配慮しての行動だったのでしょう。素敵な心配りに感動した松丸さんは、「ありがとう配達員さん…」とコメント。投稿を見たファンからは、「配達員さん優しい」「神対応!」「荷物が天地無用じゃなくてよかった」といった声が相次ぎました。配達員の優しさに感動した松丸さんでしたが、そういった小さな思いやりに感謝ができる松丸さんもまた、素敵な心の持ち主なのでしょう。日常の小さな優しさにも気付ける心を持ちたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2023年08月31日健康や、身体を鍛える目的で通う人が多いジム。人々の多様なライフスタイルに合わせ、夜遅くまで営業しているところも珍しくありません。アメリカ在住の、ちよ(__chiyodayo__)さんも、ジムに通う1人です。ある日、夜の遅い時間までジムを利用し、いざ帰ろうとしたところ素敵な出会いが…!ジムまで夫に迎えに来てもらう予定だった、ちよさん。スマホで連絡を入れていると、近くにいた年配の男性が、ちよさんのことを心配してすぐに帰らないよう引き留めてきました。夫が迎えに来ることを伝えると、男性は若者たちが騒いでいる屋外へ。男性は、わざわざ迎えに来た本人に「彼女の夫か?」と確認した上で、ちよさんに知らせてくれたのです。男性の素敵な振る舞いに対し、ネット上では「あまりにも紳士」「素晴らしいおじいさまで惚れました」「映画だったら確実にキーパーソン」など、称賛の声があふれました。ちなみにこの出来事の後、ちよさんと男性は、挨拶をし合うジム友達になったそうです。信頼できる人との出会いは、嬉しいものですね![文・構成/grape編集部]
2023年08月27日世の中にはたくさんの治療や薬が普及し、特に頭痛や腹痛など「痛み」は市販薬で手軽に取り除けるようになりました。しかし、おばあちゃんからすると痛みは「お守り」なんだとか。これはスイスで暮らすケイコモエナ(keikomoena)さんが日本のおばあちゃんを思い出して描いた、とっても温かいエピソード。痛みは、体が無理せず休ませるようケイコモエナさんを守ってくれるお守り、そんな風に教えてくれたお祖母様。その勢いに流されて痛みを「パタコ」と名付け、本気でパタコさんと交信しようとするお祖母様との仲介役をこなすケイコモエナさんとのやりとりに、思わずほっこりしてしまいます。一方で、お祖母様の痛み撃退法は効果抜群!ほぼ毎日お腹の痛みを訴えていたケイコモエナさんは、それまで痛みを悪者と考えていましたが、パタコさんと命名してからは「またパタコさんが来た」と安心して受け入れられるようになったそう。このエピソードを読んで、さまざまなコメントが寄せられました。「まさに痛みは気付け薬」「無理させないために痛くなって教えてくれるって、いいな」「長年の肩凝りの痛みにコリ子と名付けて仲良くなろうと思います」「子供に接する時、そんな母でありたいと思います」薬で痛みを取ってしまうことは簡単ですが、きっとその痛みは体が「無理しないで、たまには休んで」と伝えているSOSのサイン。今回のエピソードで、痛みと真正面から向き合うのは、とても大切なことだと教えてもらいました。最初は茶番と恥ずかしくなるかもしれませんが、続けるうちに痛みがなくなるだけでなく、子供たちはことばでしっかり伝える力を身に付けるはずです。みなさんも半信半疑で始めてみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年08月25日普段あまり考えることのない、一つひとつのことばの意味。でも本当は、何気ない一言にも、ちゃんと意味があるんですよね。これは家族4人でスイスに暮らすケイコモエナ(keikomoena)さんが投稿した、「日本語っていいなぁ」と思わせてくれるエピソード。ケイコモエナさんには、少しキャラが強めなお祖父様とお祖母様がいたそうです。2人はしょっちゅう小競り合いをするものの、お祖父様が出かける時には、お祖母様は必ず玄関先まで見送りに出てきます。「あれだけケンカしても見送るの?」と面白さ半分で観察していたケイコモエナさん。ある日、お祖母様がいった言葉にハッとしたそうです。「行ってらっしゃい」は「行って、帰ってらっしゃい」ということ。「行ってきます」は「行って、帰ってきます」の意味。大正生まれのお祖母様は戦争を経験され、いつ戻るのか、そもそも無事に帰って来られるかどうか分からない大勢の人たちを、そう願いを込めて見送ったのかもしれません。そんな優しい想いの詰まった投稿に、たくさんのコメントが寄せられました。「今の時代だからこそ大切にいいたいです」「毎日いってらっしゃい、おかえりなさいがいえるのは、本当に幸せなこと」「日本語の素晴らしさ、奥ゆかしさを改めて感じました」ケイコモエナさんによると「いってらっしゃい」「いってきます」「おかえり」「ただいま」といったことばは英語やフランス語にはないのだそう。日本には「言霊」ということばがありますが、多くのことばに日本人の想いが込められているように感じます。どれだけ腹が立った日も「どうか無事に帰ってきてね、ここがあなたの帰ってくるところですよ」そんな気持ちを込めて、家族みんなでいい合えるととってもステキですよね。[文・構成/grape編集部]
2023年08月24日打ち上げ花火に、夏らしさを感じる人は多いのではないでしょうか。見た目の華やかさもさることながら、観られるのはごく一瞬という儚さも、人々の情緒に触れるものがあります。そんな『打ち上げ花火』を題材に、青木ぼんろ(@aobonro)さんが漫画を描き、SNSに投稿しました。『打ち上げ花火、下から見るか?上から見るか?』花火大会にやってきた、男性3人組。夜空に浮かぶ夏の風物詩を楽しんでいると、あるアナウンスが…。アナウンスされたのは、『メッセージ花火』。打ち上げに沿って、応募されたメッセージを読み上げるというものです。「エモいなぁ」と聞き入っていると、ある男の子から届いた、次のようなメッセージが読み上げられました。ママへ。いつもありがとう。ママがいないのはさびしいけど、パパと一緒だから毎日楽しいよ。花火、お空の上から見ているといいな。大好きだよ。打ち上げ花火は、上空から見ても、地上から見るのと同じように、丸く見えるらしい…。そんな話をしていた、3人組。男の子の母親に思いを馳せながら、みんなそろって涙するのでした。【ネットの声】・今年イチ泣いた。歳をとると、お母さんがいない悲しみよりも、男の子の強さのほうに反応して涙が出る…。・ママさん、綺麗な花火のプレゼントをもらって、嬉しかったでしょうね。・軽い気持ちで読んだ。こんなに秒で泣ける漫画、すごい。・お空の上にいるのに「いつもありがとう」っていえるの、本当に尊い。上から見ても、下から見ても、球状に見えるという打ち上げ花火。きっと、空の上のお母さんと、地上の男の子の心を1つにつないでいたでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年08月21日犯罪者からしたら、忘れ物は格好の餌食。クレジットカードや現金のほか、換金できるブランド物の財布やバッグ、個人情報が詰まったスマホまで窃盗することがあります。万が一盗まれた場合、警察署などに遺失届を出しても戻ってこないため、忘れ物をした人は動転し、血の気が引く思いをするでしょう。モデルやタレントとして活躍する、ダレノガレ明美さんも、大変な忘れ物をした1人。2023年8月15日にSNSを更新し、東京都港区にある商業施設『アトレ』のトイレに、ファッションブランド『CHANEL(シャネル)』のバッグを忘れるトラブルが発生したことを報告しました。ダレノガレ明美が忘れた『シャネル』のバッグの発見者その日、新幹線で移動予定だったダレノガレさん。ベーカリーでマネージャーと朝食をとっていた20分以上の間、『アトレ』内のトイレにバッグを忘れたことに気付かなかったといいます。あわててトイレに確認に行った時には、すでにバッグはなくなっていました。バッグの中には、何ものにも代えがたい母親からもらった手紙も入っていたため、ダレノガレさんは青ざめたことでしょう。しかし、ベーカリーの店員から教えてもらった管理センターの電話番号に連絡してすぐに、バッグが無事に届いていることが判明!清掃員がダレノガレさんのバッグを発見し、預けてくれていたのです。どうしてもお礼がしたかったダレノガレさんは、大阪府での用事の後、清掃員に会いに行ったのですが、直接対面して感謝を伝えることは叶いませんでした。そのため、SNSに「本当に本当にありがとうございます!感謝してもしきれないです!」と清掃員への感謝の想いをつづるとともに、二度と忘れ物をしない決意も書き記しています。こちらのバックを昨日、正式には品川のアトレのトイレに忘れてしまい呆然としました!新幹線まで時間があったのでマネージャーさんとモーニングしていて20分以上バックがないのに気づかず、、気づいてトイレにいった時には無くなってました!慌ててパン屋さんに話をしたら… pic.twitter.com/mMwdJKchWl — ダレノガレ明美 (@The_Darenogare) August 13, 2023 多くの人に高級品として認識されていることから、ダレノガレさん自身も「絶対に戻ってこない」と思った『シャネル』のバッグ。失くして困っている人のため、素直に届けた清掃員の行動に、どれだけ救われた心地がしたかは想像に難くありません。投稿には、善人に発見された幸運へのコメントや、清掃員の行動に対する称賛の声などが相次ぎました。・清掃員さん、グッジョブ!・読んで目が潤みました。お母様のお手紙、戻ってよかったですね。・『シャネル』のバッグが戻って来ることに驚き!日本はまだ終わっていない。・お金で買えないものは取り返しがつきません。世の中、善人ばかりではないので本当に気を付けたいですね。日本は「治安がいい」といわれている通り、実際に忘れ物が戻って来る可能性は決して低くないでしょう。とはいえ、そのような幸運に恵まれることを期待してばかりもいられません。世の中には、隙があれば窃盗を働く犯罪者がいることも、また事実なのです。だからこそ、忘れ物を届けてくれる人の存在がどれほどありがたいことか、改めて感じられますね。[文・構成/grape編集部]
2023年08月15日学校や職場、近所付き合いなど、日常的に人と会話をする人は多いでしょう。互いの関係性の上に成り立つものですが、ふとしたことをきっかけに、話し方や接し方が大きく変化することも。まいねぇ。(@maimai00195053)さんがSNSに投稿した、コミュニケーションに関するエピソードが話題になっています。不愛想なコンビニの常連ある日、『あること』に触れたら…投稿者さんが働くコンビニエンスストア(以下、コンビニ)には、毎日コーヒーを注文する男性客が来ます。目つきが鋭く、怖そうな表情をしている男性は、店員の対応が少し遅れると「おい、まだかなぁ!」と、きつめに催促してくるといいます。そんな男性が、ある日、いつになくおしゃれをして、コンビニにやってきました。それを見た投稿者さんが、接客時に「あら、今日はダンディですね。どこかにお出かけですか?」と声をかけたところ…。※写真はイメージ男性は「い、いや。取引先に行くだけですよ」と、照れた表情を浮かべたのだそう。つられて、投稿者さんもほほ笑んでしまいました。「なんだ、案外いい人じゃん…」と思った投稿者さん。次の日、店に来た男性の言葉に、ハッと耳を疑いました。「コーヒーを、Mサイズでお願いします」男性のとげとげしい言葉遣いが、丁寧ないい方に変わっていたのです…!そして、投稿者さんは思いました。男性のことを『気難しい』と感じていたのは、自分が勝手に決めつけてしまっていただけなのだと。投稿者さんが、男性と目を合わせて「ありがとうございます」とコーヒーを手渡すと、男性からは「こちらこそ」と返ってきたのでした。【ネットの声】・ほんの少しのコミュニケーションで、関係も変わるものですね。・自分から心を開けば、相手も開いてくれるものですよね!素敵なお話。・思いやる気持ちを持って行動すれば、相手も心を開いてくれるんだなぁ。・同じような経験をしたことがあります。その方は、転勤する時にわざわざご挨拶に来てくれました。嬉しかった!たとえば、ヘアスタイルを変えた時や、おろしたての服を着ていった時に声をかけられたら、嬉しくなりますよね!そんな心の動きが、人と人とのコミュニケーションを変えていくものなのでしょう。投稿者さんと男性は、今日もコーヒーを介して、会話を楽しんでいるかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2023年08月09日ひと言で「オシャレ」といっても、人によって、とらえ方はさまざまです。服装はもちろん、髪形や化粧などもオシャレの1つといえるでしょう。わかめ(@senseiwakame)さんは、思春期の頃にオシャレを意識し始め、洋服から変えようとしたそうです。当時、祖父からいわれた印象的な言葉が、SNS上で注目を集めました。本物のオシャレを伝える祖父ある日わかめさんは、「オシャレになりたいから服を買いに行きたい」と祖父にいいました。その言葉に大笑いした祖父から、1万円を貰ったわかめさんは、新しい洋服を購入。家で着替え、いざ鏡の前に立ってみますが、いまいちオシャレに感じなかったそうです。様子を見ていた祖父から「本物のオシャレはお金がかからないんだよ」と、気になることをいわれたわかめさん。どういうことかと尋ねると、祖父にこう説明されます。「何気なく使う言葉遣い、爪や髭が無駄に伸びていないか、歩く姿勢やご飯の食べ方、そういう所に出てくるものなのだよ」服装だけでなく、清潔感のある身だしなみや、品のある立ち居振る舞いなども、オシャレになるための大事な要素。※写真はイメージ所作が洗練され、身なりを整えていれば、高い洋服を着なくても、オシャレに見えると祖父は教えてくれたのです。当時は少し難しかったようですが、わかめさんは大人になってから、この言葉の意味を理解したのでした。【ネットの声】・素敵すぎる話。・私も、おじい様のような大人になりたいです。・心が洗われました。肝に銘じます!オシャレになりたいと素直に相談できる子供と、それに対し真摯に向き合う祖父との関係性も、素敵ですよね。『本物のオシャレ』を教えた祖父も、きっと品のあるオシャレな人なのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年08月03日1951年に販売が開始された、パイン株式会社の主力商品『パインアメ』。輪切りのパイナップルを模した形と、甘酸っぱい味わいは、2023年の今も幅広い世代から愛され続けています。SNSで話題になった、70年前の『パインアメの缶』が復刻!2023年3月、同社に届いた、1通の問い合わせメッセージから始まったエピソードをご存知ですか。メールの送り主が、他界した祖母の遺品を整理していた時に出てきたという、およそ70年前のパインアメの缶を、同社に寄贈したのです。パインアメの缶は、手芸のボタン入れとして、祖母のもとで大切に保管されていたとのこと。同社は「大切にしてくださっていたものを譲っていただいた」と、パインアメの缶にまつわる一連のエピソードをSNSアカウントに投稿。17.9万件もの『いいね』が集まりました。『パインアメ』の会社に送られてきた1通のメールその後の展開に「目頭が熱くなった」そんな中、ユーザーから寄せられたのは、「パインアメの缶を復刻してほしい」という声。声に応えるのはもちろん、「今回のご縁を形として残せたら…」という同社の想いから、『復刻パインアメ缶』の販売が決定したのです!『復刻パインアメ缶』は、2023年8月16日より、大阪府大阪市にある阪神梅田本店の催事『パインなおやつ』にて、限定3千個が販売されるとのこと。社名など、一部のデザインは現在のものにバージョンアップされています。また、生前、パインアメの缶を保存していた祖母と、遺族に感謝の気持ちを込め、缶の中の包装に写真のようなボタン柄が、こっそりと出現するようデザインされているそうです。ボタン柄はランダムで出現するようデザインされているため、『復刻パインアメ』を購入した際に出会えたら、嬉しい気持ちになるでしょう。同社の粋な計らいに、目頭を熱くさせる人が相次ぎました。・素敵!おばあさんも寄贈されたご遺族も、きっと喜んでくれますね。・ボタンのイラストを入れるとか、素敵すぎる。なんて粋な計らいなの。・「恩を忘れない」という気持ちが伝わってくる。こんなの泣いちゃう…。・朝からウルッときた。素敵な会社だなあ。また、『復刻パインアメ缶』が欲しくても現地に買いに行けない人たちからは、「受注生産でもいいから、ネットでも販売してほしい」との声も上がっていました。いろいろな人の想いがこもった『復刻パインアメ缶』。もし手に入るなら、ずっと大切に保管したいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年08月02日街で困っている人を見かけた時、声をかけるかを悩んでしまうこともあるでしょう。人助けをしたいという思いはあっても、知らない人に話しかけるのはついついためらってしまうものです。バス停で全盲の人が困っていたので、話しかけると…ある日、めんみ(@menminosabuaka)さんはバス停で、全盲の男性を見かけます。困っている様子だったので、めんみさんが声をかけると、どうやら男性は目的の飲食店への道が分からなかったようです。偶然にも目的の店が近くにあったため、案内をすることにしためんみさん。無事に到着すると、すでに店の中では男性と同じ、目の不自由な人たちの飲み会が始まっていました。※写真はイメージ男性は飲み始めていた仲間たちに「いや~、この女の子にここまで案内してもらったんだよ~。助かった~!」と、めんみさんを紹介。そしてそのまま予想外の提案を始めたのです…!「よかったら一緒に飲んでいく?連れてきてくれたお礼に奢らせてよ!」男性がめんみさんを飲み会に誘うと、周囲の人たちも「いいね~、そうだね。座りな、座りな!」と同調。結局めんみさんは、そのまま飲み会に参加することになりました。予想外の展開に驚く人も多く、めんみさんがSNSに投稿したエピソードには、さまざまなコメントが寄せられています。・こういう人になりたいし、こういう人生を送りたい。・昔話みたいで最高だなぁ~。・登場人物全員が素敵ですね!ちなみに、参加者全員がめんみさんの容姿を見ることができないため、飲み会ではめんみさんの考え方や性格が分かるような質問が飛び交っていたとのこと。めんみさんの話を聞いた参加者は「きみは将来、立派な人間になるよ」と褒めてくれたそうです。当時の出来事について、めんみさんは「まだ社会人なりたての頃だったので、とても嬉しかった」振り返っています。困っている人に声をかけるのはとても勇気のいる行動です。もし勇気を出して人助けをすれば、めんみさんのように、素敵な人たちとの出会いがあるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年07月28日異国情緒あふれる店内や、何種類ものスパイスを使った本場の味を楽しむことができる、インドカレー店。実際に食べに行ったことがある人も、多いのではないでしょうか。漫画家の雪わいこ(@waiko084)さんは、そんなインドカレー店でのエピソードを、SNSに投稿しました。『インドカレー店での話』店の外に出ている看板を見て、ナンが食べたくなった雪さん。中に入ると、店員が元気よく「イラッシャイ~」と出迎えてくれました。カレーを食べている雪さんを心配し、「カラクナイダイジョブ?」と声をかけた、気さくな店員。雪さんが持ち帰りの商品を落としてしまった際には、無償でカレーを作り直してくれるなど、手厚いサービスが印象的でした。また、店員にはユーモアもある様子。雪さんから「ナンのおかわりをください」と伝えられた時には、「ナンだってー!」と親父ギャグで返答しました。唐突なジョークに対し、雪さんは顔を赤らめながら笑いを堪えたそうです。気持ちのいい接客を受け、おいしいカレーを堪能した雪さんは、何度もそのお店へ行くほどハマってしまったとのこと。インドカレー店での出来事に、ネットでは多くの声が寄せられていました。・店員さん、優しいしかわいい!・なんて幸せな世界なの。・こういったお店は、何度も行きたくなる!・きっとみんなに好かれる、いい店員さんなのですね。料理の味だけでなく、お店の人の優しさや接客のよさでも、また食べに行きたいと感じるもの。雪さんがリピートするように、店員は客の胃袋だけでなく、心まで掴んでいるのでしょうね。[文・構成/grape編集部]
2023年07月27日タレントの松丸亮吾さんが、2023年7月25日に自身のSNSを更新。電車での移動中に起こった嬉しい出来事について、つづりました。松丸亮吾、電車内でのファンの行動に感動電車に乗っていた松丸さんの目の前には、若い女性が座っていたとのこと。女性は降りる寸前に、松丸さんにあるものを見せてきたといいます。電車の中で目の前に座ってた女の子が「松丸くんですか?いつも応援してます」って書かれた画面を一瞬だけ見せて降りていった声に出して名前を呼ぶと迷惑かけるかも、と僕のことを考えてくれたんだと思うその優しさがめちゃくちゃ嬉しかった…!直接言えなかったのでツイートで届くといいな— 松丸 亮吾 (@ryogomatsumaru) July 25, 2023 女性が見せてきたのは、スマートフォンの画面。そこには、松丸さんを応援するメッセージが書かれていたのです!おそらく女性は、自身の気持ちを伝えたいと思ったものの、人の多い電車内で「松丸さんですか?」と呼びかけるのは、迷惑になる可能性があると考えたのでしょう。松丸さんは、女性の気遣いに感動したようで「めちゃくちゃ嬉しかった…!」と投稿を通じて伝えていました。投稿には17万件を超える『いいね』が寄せられ、さまざまなコメントが届いています。・素敵。相手の立場や状況を考えて行動できるのが本当のファンだよなぁ。・優しい人ですね。この投稿が本人に届きますように。・心が温まるエピソード…。さり気ない気遣いが嬉しいですね。相手のことを第一に考えた素敵な配慮には、多くの人が心を打たれた様子。松丸さんの「嬉しかった」という思いはきっと、この投稿を通じて、優しい応援メッセージを送った女性に届いていることでしょう…![文・構成/grape編集部]
2023年07月26日事故や燃料切れなど、車で出かけた際に起こるトラブルはドライバー泣かせ。自分1人で対処できないトラブルが発生した時は、加入している自動車保険の『ロードサービス』を利用するでしょう。『ロードサービス』は、連絡すれば基本的な車のトラブルを解決してくれるためひと安心。とはいえ、トラブルに遭った多くの人は動揺し、すぐには落ち着けません。『声を大にしてありがとうと言いたい話』きな子・ジョンソン(kinako.ooo)さんは、運転免許を取得して1年半頃に、車のトラブルに見舞われました。買い物帰りに、車のタイヤがパンクしていることに気が付いたのです。サポートセンター、保険会社、JAF(日本自動車連盟)、修理工場と、対応してくれたスタッフの全員が優しくて感動したきな子さん。それぞれのスタッフが、きな子さんの身体を気遣い、不安になるポイントも先回りをして払拭してくれました。それは人々に寄り添い、助けてきたプロだからできること。優しさあふれる対応に胸を打たれた人たちからは、「ありがたい」「惚れる」などの反応がありました。・ま、まぶしい…!「自分、どっかの姫か?」って思う対応ですね。・最高じゃないですか!私もJAFに入ろう!・事故の時って、優しい言葉が心にしみますよね。・数年前にJAFにお世話になりましたが、お兄さんと話が盛り上がって楽しかったです。・別のサービス業をしている者ですが、感謝をしてくれる方がいるからこそ、頑張れます!仕事とはいえ、いつも誠心誠意、トラブルの対処をするのは簡単なことではないはず。助けてくれる人々の存在は、本当にありがたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年07月25日「東京都の人は冷たい」という、東京都に対する印象は、多くの人が耳にしたことがあるでしょう。もちろん、中には本当に冷たい人もいるかもしれませんが、それが東京都で暮らしているからとは、いい切れません。事実、東京都在住の、めい(son_son_sooooooon)さんは、これまで老若男女問わず、優しい人たちとの出会いがあったといいます。私が知っている東京都は優しいです。そしてその優しさは、あっさりしていていい。そう語る理由を、めいさんは漫画にし、Instagramに投稿しました。それぞれ異なる日に、別の人たちから、優しさをもらっためいさん。子供を連れためいさんを、見知らぬ人たちが気遣い、嬉しくなるような言葉までくれたのです。東京都に上京してくる際、周囲の人から「東京都は怖い場所」「東京都の人は冷たい」と聞かされていためいさんですが、実際に暮らし始めて、それは『都市伝説』なのではないかとすら思っているといいます。もちろん、東京都で暮らしていると、心ない言葉を投げかけられたり、人の負の感情を目の当たりにしたりすることもあるでしょう。しかしそれは、東京都だからというわけではありません。めいさんも「全世界どこにでもやばい人はいるし、優しい人もいる」と、語っています。場所に関係なく、こうした優しさを持った人たちとの出会いが、めいさんにとっては何よりも嬉しいことなのでした。どこで暮らしていようとも、人を気遣い、思いやる気持ちは大切にしたいもの。東京都は人が多いからこそ、ほかの地域に比べて、傷付くような光景を目にする機会も多いのでしょう。しかし、それと同じくらい、世の中には善意をもった人であふれているはずです。[文・構成/grape編集部]
2023年07月21日「困っている人がいたら助ける」という教えは、家庭や学校などの場で、子供の頃からよく耳にします。しかし、相手が初対面の人である場合、人助けをするのは簡単なようで、実は勇気を要するもの。いざ声をかけようと思っても、つい「余計なお世話かもしれない」「周囲の人から注目を浴びてしまったらどうしよう」などの考えがよぎり、迷ってしまうのは仕方のないことといえるでしょう。バスで、自閉スペクトラム症の息子がパニックを起こしそうになり?花森はな(hanamori_h)さんが描いたのは、バスで体験したエピソード。自閉スペクトラム症(通称:ASD)である息子さんは、ストレスのかかる状況に立たされると癇癪(かんしゃく)を起こしてしまうため、外出時にヘルプマークを身に着けることがあるといいます。※写真はイメージ難病の人や内部障害、精神障害など、支援を必要としていることが外見からは分からない人が身に着ける、ヘルプマーク。その日、息子さんは花森さんの同行のもと、通院のために満員のバスに乗り込んだのですが、さまざまな要因によって発作を起こす寸前になってしまいました。誰もが多少は息苦しさを覚える、マスクをした状態での混雑したバス内。息子さんは、この状況がいつまで続くのかが分からず、強い不安を覚えていたのかもしれません。それを察したのか、見知らぬ女性は、たとえウソでも『遠すぎず近すぎない、目的地までの具体的な数値』を伝えることで、息子さんの不安を軽減してくれたのです。女性の気遣いに心打たれた、花森さん。その後は、息子さんと外の風景を見ながら「あの店が見えるから、目的地までもう少しだね」と、ゴールを意識できるような言葉をかけていたといいます。強いストレスがかかった状態で耳にした女性のひと言は、息子さんと花森さんを前向きにしてくれたのでしょう。漫画を読んだ人からも、女性を称賛する声が上がっています。このエピソードで素敵なのは、その結果だけでなく、女性の「困っている人を助けたい」という強い想いによる行動。他者と助け合える社会は、多くの人にとって『優しい世界』といえるでしょう。あなたが困っている人に出会った時は、勇気を出してひと言でも声をかけてみてはどうでしょうか。その勇気と優しさは、きっと助けた相手を通して、自然と社会に広がっていくはずです。[文・構成/grape編集部]
2023年07月10日