男性は論理性を重視し、女性は感情を重視するとよく言われます。男性は同性との会話で論理的な話し方に慣れているので、論理的な組み立ての話の方が聞きやすいのです。この記事では、男性に好かれる論理的思考を育てる方法を紹介します。まずは話の組み立て方を工夫してみよう女性は比較的心が動くままに話すことが得意だと言われており、ダラダラととりとめなく話すことを苦にしません。しかし、男性は着地点の見えない会話が得意ではないので、男性が聞きやすい論理的な話し方の初歩として、会話をしっかり男性好みに組み立ててみましょう。先に話の要点は何であるかを言ってしまったり、いくつ理由があるかなどの話の見通しが立つような工夫をすることが重要です。先々の見通しが立っていると男性は安心して話を聞くことが出来ます。起承転結や序破急など、綺麗に話の構成を組み立てる必要はありません。自分でも話の着地点を明らかにすると話をまとめやすくなるので、一度やってみると便利な考え方です。「~じゃないですか」は論理的にはご法度女性は共感を得ることが得意で、同性との会話では「~ですよね」「気持ちがわかる~」などといった共感を表すフレーズが多用されることは少なくありません。しかし、男性が好む論理的思考では感情ではいくら理解していても、道理が通らなければそれは間違っていること、とカテゴライズされてしまいます。つまり、どれだけ女性の共感を得られる意見であっても、「~じゃないですか」と男性にぶつけても共感を得られないのです。論理的思考を身に着けるためには共感を大切にするという価値観を排して、理由と結果を併せて用意するという男性らしい思考を磨く必要があると言えるでしょう。過去・現在・未来が分かりやすい3段論法男性に好まれる話し方に時系列別に分ける3段階の話し方があります。それは、過去にどのようなことがあって、現在自分はどのように思っているのか、未来にこれからどのようにしていこうと思うのか、という3段論法です。物事の経緯を把握しやすく、短く簡潔にまとめられるので非常に論理的に見えるので、男性には大変喜んで貰える分かりやすい話し方です。この話し方が出来るよう、日頃から過去・現在・未来の3段階で理解するようなクセを付けておくことも、論理的に話す良いトレーニングになるでしょう。日頃の心がけで論理的に話せるようになる男性に評価されたいから、という理由だけでなく、ビジネスシーンなど論理的な話し方が出来ると上手くいく場面は少なくはありません。いきなり筋道を立てて話す、というのは難しいですが、日頃から論理的に話す練習をしていくことで、分かりやすく話せるようになります。日頃の努力が、いざという時に評価されるのです。
2021年01月03日疲れやすい、疲れが取れない、だるい、やる気が出ないなども更年期の症状の1つですが、自己判断は禁物。必ずしも更年期の症状から来ているとも限りません。原因をきちんと調べ、必要な治療を受けるのがおすすめです。それらの症状には更年期症状なのか、ほかにどんな病気の可能性があるのか、何科にかかればいいのかなど、産婦人科医の粒来 拓先生に聞きました。疲れが取れない、やる気が出ない場合は何が原因?更年期には、疲れやすい、疲れが取れない、だるい、何もやる気が出ないなどの症状が出ることがあります。診療の中で相談されることが一番多いといっても過言ではなく、皆さんが悩んでいる症状と言えます。これは卵巣ホルモン、特にエストロゲンの分泌量が急激に減っていくことが原因です。ただ、全身のだるさや倦怠感は貧血、甲状腺機能低下症などから来ることもあり、何もやる気が出ないのはうつ病から来ているのかもしれません。まずは何が原因でその症状が出ているのかをきちんと診断してもらうことが治療のスタートとなります。どんな状態だったら医療機関への受診が必要?疲れやだるさ、やる気が出ないことで、家事も進まない、出かける気も起きない、自分で気分転換もできないなど日常生活に支障が出るようなら受診を考えましょう。更年期にそれらの症状が出ているようなら、まずは婦人科に相談してみるのが良いでしょう。婦人科ではカウンセリングから働き過ぎ、気づかい過ぎ、睡眠不足、運動不足はないか、食事はしっかり摂れているかなどを問診して、生活習慣の見直しを提案します。検査の結果や症状から他科の受診をすすめられることもあります。婦人科以外の受診をすすめられるケースも婦人科でおこなった検査で、貧血や甲状腺機能の異常がある場合、もしくは更年期症状以外の症状を伴った全身の疲れやだるさがひどい場合は、内科での治療がおすすめされます。何もやる気が出ない、食欲もないということであれば心療内科や精神科への受診も提案されます。診療、治療の流れ・セルフケアは?のぼせ、発汗など、更年期のほかの症状も伴っている場合は、エストロゲンを体に補充するホルモン補充療法(HRT)が有効で、漢方療法も検討します。漢方では、体の元気を補う“補剤”といわれる人参養栄湯(にんじんようえいとう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などが有効である可能性があります。内科では、貧血があるようなら鉄剤の投与、甲状腺機能低下症であれば甲状腺ホルモン剤が投与されます。改善されるまでに2~3カ月かかることもありますので、つらいかもしれませんが長い目で考えましょう。精神科などでうつ病から来るものだと診断された場合は、カウンセリングと併用しながら抗うつ剤が処方されます。また、補助的に漢方薬を処方されることもあります。セルフケアとしては、まず頑張り過ぎないことが大切です。20代、30代と同じように働くことは難しい体になりつつあるのが更年期。周りのため、家族のため、仕事のため、休まず働くのではなく、ぜひ自分のために自分のペースで動きましょう。状況的になかなか難しいかもしれませんが、常に余力を残すことが症状緩和のコツです。また、規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。睡眠は6時間以上、糖分、油分は控え、ビタミン、ミネラルをたっぷり摂って栄養バランスの良い食事と適度に体を動かすことが大切です。更年期世代はうつ病を発症しやすい更年期の女性は、子どもの進路や夫との関係、親の介護や職場での責任、立場の変化、さらに加齢に伴う身体的な変化など、さまざまなストレス状況が重なり、それが女性ホルモンの急激な減少と複雑に絡み合うため、うつ病の好発年齢といわれます。実際、閉経前と比較すると罹患率がかなり高いというデータもあります。うつ病の治療は薬物療法と精神療法でおこない、近年、依存性の少ない抗うつ薬も普及していますので、悩むよりまずは受診するのがおすすめです。まとめ疲れやだるさ、やる気のなさで病院にかかるのは、なんとなくちゅうちょしてしまうこともありますが、それらが原因で日常生活が立ち行かず、生活習慣が乱れてしまうようであれば、やはり専門家に診てもらうことが必要です。体が動かないということは、体がなんらかの助けを求めているため。自分だけで解決しようとせずに早めに受診しましょう。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年12月01日公式ブランドサイトでできる無料WEB診断で自分にぴったりの野菜の育て方がわかる!おうち時間が増えたことにより、家庭菜園を始めた人が多くいます。一方で、はじめてみるとわからないことや、面倒なこと、うまくいかないことも多く、野菜栽培経験者の約6割が挫折をする、というデータもあります。このような中、自宅のベランダ、ビルの屋上やマンションの一室などを畑にして、野菜がいつでもどこでも誰でも育てられるプラットフォーム『grow』を展開するプランティオ株式会社(本社:東京都渋谷区代表取締役共同創業者CEO:芹澤孝悦、以下プランティオ)では、野菜栽培の不安や疑問をテクノロジーとコミュニティによって解決。さらには、海外で始める人が増えている“FarmtoTable”を日本のライフスタイルに合う形にアレンジ。家族や親しい人とつながりながら、地球環境や社会課題の視点を通じて、家の中に循環を作り出す新しい暮らし方“FarmtoTable”をかなえるサービス、そしてアイテムの販売をスタートいたします。Farm to Tableとは…世界の食の1/3がフードロスで消えています。一方で、毎日の食べ物に困っている人は、世界に8億人いるとも言われています。その根本原因は「生産」と「消費」が離れていること。ならばその生産と消費を一致させる、つまり"育てて""食べる"を同じ場所で行えばいいのではないでしょうか?みんなができる身近なアクションがたくさん集積することで、きっと社会はよくなるはず。育てる楽しさと食べる喜び、育ててみないとわからない発見と驚き。野菜栽培は、エシカル時代の持続可能なエンターテインメント。子どもと一緒に、大切なだれかと。これが『grow』のFarmtoTableスタイルです。withコロナ時代の野菜栽培を反映する3つの数字外出自粛期間中に家庭菜園デビューをした(現在家庭菜園実施者のうち)29.6%今後も家庭菜園を続けたい(現在家庭菜園実施者のうち)96.2%外出自粛期間中に食生活の変化を感じた85.5%(調理頻度が増えた、生鮮食料品を買う量の増加など)引用元:タキイ種苗㈱「2020年度野菜と家庭菜園に関する調査」海外では当たり前!ゆるく始められて、自分にも家族にも地球にもうれしい海外中で生活に定着しつつあるFarmtoTable。農と食が一体化したこのスタイルが、海外では、もはやスタンダードになりつつあります。買い物にはマイバッグ、プラスチックはほとんど使わず、子どものおもちゃは木製に、洋服もコットンやリネンを選んだり。環境保全やSDGsが意識される今、まず野菜を育てることから始まるgrowのFarmtoTableでは、安心安全な野菜を食べられるのはもちろん、地球に優しい素材でできたプランター、タネが採れるタネ、生ゴミを堆肥にして使えるコンポストなど、サステナブルなアイテムで持続可能な世界へのまず第一歩に。農と食の循環を感じることができます。しかし、環境のため、世界のためとはいえ、野菜栽培はストイックに取り組む必要はありません。家で過ごす時間が増え、家族が自然と集まることも多くなったり、離れて暮らす大切な方となかなか会えない状況もあるでしょう。そこで、家族や友人と楽しみや苦労をシェアすることで続けられる。野菜を育てると発見や驚きもあります。例えば、完全完熟の真っ赤なトマトは、スーパーで買う、いつものトマトと格段に味が違うこと。実は江戸時代までは食べられていたキュウリは、緑色を通り越したら出会える、爽やかな味の黄色いキュウリだったということ。子どもの食育はもちろん大人も、ベランダで野菜を育てているから初めて知る、奥深いFarmtoTable体験を、growがお届けします。『Farm to Table』サービス内容1.無料WEB診断野菜栽培を始めた、野菜栽培を今後も続けたいという意欲的な意見がある一方、野菜栽培を一度経験した人のうち6割が挫折する、というデータもあります。野菜を育てるには、日々の水やりや間引きなどをする時間がない、面倒、実が付かない、枯らしてしまったなどの理由から挫折する人が多いのもまた事実です。そこで、grow公式ブランドサイトで無料WEB診断をはじめます。4~6つの設問に回答するだけで、どんなツールを揃えたらよいのか、環境や季節にあった野菜のタネなどをリコメンドいたします。特に今の季節、屋外での野菜栽培は、日照量や温度の影響で野菜にとっては厳しい環境になりがち。自宅の環境を診断することで、無理なく野菜が栽培できて、収穫をFarmtoTableとして楽しめる方法が簡単にわかります。2.野菜のタネ、ツール、アイテムの販売オンラインストアで販売をしている野菜のタネは、固定種・在来種のタネをご用意しております。固定種・在来種は自家採種可能な種なので次の季節にまたタネをまいて、いのちをつなぐことができるタネ。また、野菜栽培を始めるときに必要な、プランターや土をはじめ、屋内栽培に欠かせないLEDライトや水受皿など、栽培環境にあわせたツールをご用意しております。3.アプリでナビゲーションと栽培アドバイスが届く専用アプリ「growGO」をダウンロードすれば、タネを蒔いた日と栽培地域の位置情報から収穫時期を予測し、栽培ステージに合わせたお手入れ方法の通知が届きます。栽培中のお悩みは、専門家へチャット感覚で相談できるから安心。育てている野菜にぴったりのレシピも配信いたします。4.収穫した野菜を食べる、オンラインワークショップ収穫した野菜は、家族や親しい友人と楽しく食べたいもの。そこで、栽培している野菜に合わせたオンラインワークショップを追加配信予定。今ではあまり知られていない野菜のトリビア、古来より楽しまれてきた、その野菜独自の食べ方やとっておきのレシピが届く、アプリ内のコミュニティに登録すると参加可能なオンラインワークショップです。さらにコンポストがあるとキッチンから出た生ごみを堆肥に変えるコンポスト。野菜栽培をしながら、堆肥作りもいかがでしょうか?野菜が収穫できるころ、コンポストにはふかふかの堆肥ができあがり、収穫後の土に混ぜればすぐに次の野菜栽培のスタート。ベランダとキッチン、家の中で循環生活を楽しめます。さらにIoTセンサーがあるとIoTセンサーをプランターに挿せば、データ測定とカメラで野菜の様子を専用アプリ「growGO」確認できて、ナビゲーションにしたがって野菜栽培が簡単に。家族や友人と使えば、栽培状況を共有したり、相談したり。同じ栽培をシェアして、収穫までを一緒に楽しめます。(2021年2月発売予定※予約受付中)FarmtoTableそれは食材から育てるというあたらしい暮らしgrow公式ブランドサイト企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年11月18日恋人がいる女性もそうでない女性も、いつどんなことがあるかわからないから、お泊りグッズを持ち歩くという人も多いもの。けれど、気になるのが男性にどう思われるか。そこで、お泊まりグッズに対する男性の本音を調査しました。フルセットで用意しているとドン引きメイク落としや基礎化粧品、歯ブラシセット、スマホの充電器など、泊まれるようにと意識しているとどうしてもアイテムが多くなるもの。ただ、鞄の中にこれらがフルセットで入っているのを見ると、正直ドン引きするという意見も多いです。飲みに誘っただけなのに、お泊りする気まんまんでいられると、気分が下がってがっかりするそう。男性には、泊まってもらえるかもらえないかの駆け引きを楽しみたい人もいるのです。それでも、泊まるとなるとないと困るお泊まりアイテム。持ち歩くアイテムは最小限に絞って、どうしても足りないものはその時にコンビニで買ったりする方がよさそうです。旅行の時はポイントアップ日常でなく旅行などで一泊するなど遠出をする場合には、お泊りセットの中身がそろっていることで、ぐっとポイントをアップすることができます。歯ブラシなどの洗面セットのほか、絆創膏などのケア用品も用意していると、この子は気配りのできる子だなと思ってもらえることが多いです。さらに、男性は意外と必須アイテムを忘れていることもあるので、男性用の旅行用のグルーミングセットも一応用意しておくと、喜んでもらえることも。ここでは考えられるすべてのアイテムを用意していても引かれないので、男性の目を気にすることなく思う存分そろえておく方がよい結果につながります。女友達なら正直面倒男友達と一緒に飲み歩いているうちに終電を逃してしまって、意図せずお泊りになってしまうこともありますよね。どんな場合にも、念のためお泊りセットを用意しておきたいと思いがちですが、ここは注意。相手によっては、準備周到なことを怪訝に思われることも。その気がないなら期待させないでほしい、ぐっすり眠れないから迷惑など、マイナス意見もちらほら見られます。女性としての品位を保つためにも、付き合ってもいない男性と泊まることは考えない方がよさそう。きちんと帰りの時間を意識していれば、お泊りセットを持ち歩く必要もなく、しっかりした子だなと好印象に思ってもらえます。お泊りグッズを持ち歩く時は、シチュエーションがポイントです。普段からバッグいっぱいに持ち歩いていたり、友達の関係なのに泊まる気満々で用意していると、男性に幻滅されてしまうことも。お泊りセットは必ず持ち歩くと決めないで、必要な時にコンビニで買うなどその場に合わせた対応がとれるといいですね。
2020年11月17日私が児童英語講師を始めて約8年が経ちました。始めたきっかけは「子どもが産まれたこと」でした。自身の経験上、幼児期にどの程度英語に触れたかが、その後の英語スキルに大きく関わってくると考えています。わが子が赤ちゃんの時から英語が身のまわりにある環境を作りたい!そう思ってベビー・キッズ向けの英語レッスンを考え、講座を始めました。今では英語講師として、多くのママたちから英語育児について質問を受け、アドバイスをするようになりました。大切なのは「わが子にどうなってほしいのか」まず、私が一番最初にママたちに確認するのは、「自分の子どもにどの程度英語を身につけてほしいのか」ということです。講座に来るきっかけは、「自分が英語ができないので子どもには同じ思いをしてほしくない」、「何となく世間で英語が大切と言われているから」などさまざま。もし、「わが子にネイティブレベルに話せるようになってほしい」のであれば、プリスクールやインターナショナルスクールなどに通い、家でも親が英語を日常的に話す必要があるでしょう。ちなみに、私が行っている英語育児のレッスンでは、ネイティブレベルを目指すのではなく、■子どもの耳を育てる■子どもに英語を好きになってもらうこの2点を目標にしています。そのために自宅でわが子に対して続けてきたことがあります。英語の聞き流しで「英語耳」を育てるまず、英語と日本語は周波数が異なるため、小さい頃から英語を聴いていないと、大人になっていきなり英語を聴いても聞き取ることができません。これは勉強量でカバーできるものではないため、子どもが言葉を覚えていく時期にたくさんの英語を聴かせてあげることが大切です。お母さんが英語が得意ではないときは、音楽や映画、アニメなどを、子どもが聞いていてもいなくても、かけ流しをします。絵本も読み聞かせのCDがついているものがたくさんあるので、それで流してあげるとよいでしょう。私はもともと洋楽が好きなので、自宅では子どものためというよりは自分が好きな曲をいつも流してきました。ミュージカルやディズニー映画のサウンドトラックなどもよく利用します。子どもたちが赤ちゃんの頃から流していますが、英語の音楽に関しては特に教えるということをしたことはありません。しかし、子どもたちは2人とも流し続けて1週間もすれば音楽に合わせて口ずさむようになります。耳コピをしてしまうんですね。子どもの能力は本当にすごいです!この場合、単語を話そうとしているのではなく、ただ音のマネをしているだけなので、発音もすごくいいです。この聞き流しは親も無理をせず、長く続けることが重要です。英検のリスニングで英語耳を実感私の娘は現在、中学2年生。この聞き流しによって耳が育っていると実感したのは、英検を受検した時でした。4級から受け始め、今年受検するのは2級ですが、英検のリスニングはまったく勉強していなくても毎回ほぼ満点です。リスニングで聴かれる内容というのは簡単なものなので、もし日本語と同じように聞こえているのだとしたらきっと答えるのも簡単なのでしょう。フォニックスを学ぶと単語がスラスラと入ってくるわが家では英語に十分聞き慣れて、少し単語も出てくるようになった頃から、フォニックスの学習を始めました。フォニックスは「英語の読み方のルール」です。これを学ぶことで、英語の綴りが読めたり、英語の単語を書けるようになっていきます。自分の子どもの様子を見ていると、英語の音を知ることで、今まで、例えばアヒルをダック、ダックと言っていたことと、d/u/ckという綴りが頭の中でつながる瞬間があるようで、そこから単語を読めるようになるのはとても早かったです。英語に聞き慣れてからフォニックスを学ぶととても効果的だと感じました。もし、幼稚園の時期から英語を始める場合にも、まずは英語の聞き流しから始めることをおすすめします。この時期はそれぞれに好みが出てくる時期なので、なるべくお子さんが興味を持っているものを英語で流してあげるのがよいでしょう。「機関車トーマス」やプリンセスが出てくるアニメなどを、30~1時間、英語で流して聞かせます。よくママたちから「子どもから英語ではなく日本語に変えてほしいと言われる」という悩みを聞くのですが、初めに「わが家には英語しかない」と伝えて、徹底することが大切です。英語が「勉強」にならないように今、中学生と小学生のわが子たちは英語が好きです!…だと思います(笑)。また英語にまったく抵抗がないので、外国人と話すのも緊張することなく、片言ながらも自然に話しています。私は常に、子どもにとって英語が「勉強」ではないように心がけてきました。遊びながら、日々の生活の中で徐々に親しんでいき、初めて外人と話したときの「通じた!」という喜びや、海外の映画を観たときになんて言っているか「分かる!」といったような成功体験を積み重ねて英語を好きなってもらいたいと思っています。そうすれば、大きくなって留学したいと思ったとき、海外で暮らしたいと思ったとき、外資の会社で働くことになったとき、その選択肢や可能性はいくつも広がり、その先の未来に繋がっていくと思うからです。<文・写真:ライターよこも>
2020年10月25日努力しろ、朝練しろ、やる気が見えないと言い、休日は朝から息子を公園に連れていき、いろんなメディアで集めたトレーニングを実践するスパルタで過干渉な妻を変えたい。というお父さんからのご相談をいただきました。うまくはないけど楽しくサッカーをしていたのに、母親のダメだしと強制練習でサッカーが嫌いになってしまうことが心配だと言っても「子どものためなの!あなたは甘い」と言われ話し合いができなくて......とお悩みをいただきました。今回のご相談に、スポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんは、ご自身も同じような体験があると言います。かつての体験と取材で得た知見をもとにアドバイスを授けますので参考にしてください。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<サッカーチームでいじめ?親はどう振舞えばいいのか問題<サッカーパパからのご相談>このコーナーは母親からの相談が多いようなのですが、妻の過干渉などについて相談させてください。9歳の息子がサッカーをしています。監督からチームの方針などは事あるごとに言われているので、試合や、練習中は指示や大声を出すことはないのですが、帰ってからはダメだしばかりです。努力しろ、朝練しろ、やる気が見えないと言い、休日は朝から息子を公園に連れていき、サカイクをはじめとしたいろんなメディアで集めたトレーニングを実践しています。私の方は、プロになってほしいわけでもないですし、まだ3年生なのでコーチの言う事に耳を傾けたりチームメイトと仲良く協力できればいいのでは、と思っています。何より妻のスパルタで子どもがサッカーだけでなくスポーツを嫌いになってしまう方が嫌です。なので「子どものスポーツに熱くなりすぎだよ」と言うのですが、「息子のためを思ってやっているの。何が悪い。あなたの考えが甘い」と話を聞いてくれません。息子はレギュラーではなくチームの中では平均的か少し下手なぐらいです。それでも試合は楽しそうにしていたのですが、最近は妻のダメ出しと強制自主練でやる気が無くなってきているように思います。私自身は楽しんでいてくれればいいよ、と伝えているのですが、子どもにとって母の影響は大きいもので、このままサッカーが嫌いにならないか心配です。親の過干渉が子どもにとって良いことはないと思います。家庭で解決する問題なのかもしれませんが、先輩ママとして島沢さんのアドバイスをいただけませんでしょうか。<島沢さんのアドバイス>わわわ!デジャブかと思いました。奥様、十数年前の私とよく似ています。この度はご相談をいただきありがとうございます。私も息子が小学3年生くらいまで、試合中はぎゃんぎゃん叫んでいました。ただ、私はビデオでダメ出しをしたり、自主練させたりはしませんでした。それは、仕事で忙しく、息子のサッカーに分配するエネルギーが残っていなかったためで、余裕があればやってしまったかもしれません。ただし、そんなふうに「ダメなヤツ」だったので、奥様含めた多くのママやパパがついつい熱血になってしまう感覚や理由が理解できます。■息子がより幸せな人生を送れる基盤を作ろう、と夫婦で同志感覚を持つ立派な指導者の方々は、なぜあんなに熱くなるのかわかりませんねえと「僕らは君らとは違う感」を醸し出すのですが、私は心の片隅でホントかいなと疑っています。何の後悔も失敗もせず、最初からとても良くできた親など、ほとんどいません。特に、圧迫して子どもを奮起させる教育観が強い日本では、親たちもそうやって育てられています。よく言われることですが「育てられたように育ててしまう」のはある意味当然なのです。私は自分のライターという仕事のなかで、さまざまな子育ての専門家に出逢い、その方々の知見とエキスを呑んで、自分の子育てをある程度変えることができました。しかしながら、それと同様、あなたに奥様の子育てを変えるエキスになれとは言いません。ここで大事なのは「一緒に子育てを勉強して、少しでもいい親になろうね」という"同志感覚"です。われらの息子をよりよく、より幸せな人生が送れる基盤を作ろうぜ――そんなふうに奥様に寄り添う姿勢と心構えをまずはをつくってください。■考えが甘いのは過干渉しているほう。子どもの成長を阻害している以下、具体的なアドバイスを五つ贈ります。①子育てに関する本を読んで勉強するネットで「サッカー子育て本」と検索してみてください。書籍名でトップにあがるのは『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』と『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』です。これらは、今や「少年サッカーの神様」と言われる池上正コーチの書籍で、私が一緒に作った本です。少年サッカー親の子育てバイブルと言われているものなので、ぜひ参考にしてください。ほかに、脳科学者の林成之先生が著した『<勝負脳>の鍛え方』(講談社)という新書もお勧めです。子どもの発達が理解できます。②自分の自信を作るあなたが「妻のスパルタで子どもがサッカーだけでなくスポーツを嫌いになってしまう方が嫌」で、「子どものスポーツに熱くなりすぎだよ」とアドバイスすることはまったくもって正しい。正しいけれど、今のところ「息子のためを思ってやっている。あなたの考えが甘い」と一蹴されています(サッカーだけに。いや失礼!)。ところが、考えが甘いのは、実は妻のほうです。なぜなら、言うことを聞かせ、無理やりでも自主練をやらせていることは、こうしなさい、ああしなさいと働きかけているので、子どもは自分で「上手くなるにはどうしたらいいんだろう?」と考えることもしなくていいし、楽です。お母さんの言うとおりにして、それでも上手くならなかったら、思春期になって「お母さんのメニューが悪かった!ちっともうまくならないじゃないか!」と怒ってちゃぶ台をひっくり返したり、家庭内暴力に出ます。楽をした(させられた)分、こころ(脳)が成長していないので、自分で段取りして前進しなくてはいけない年齢になると、一気に成長が止まってしまうのです。一方で、わが子に主体性を持たせるような子育てをしている家庭の子どものほうが、中学、高校でスポーツも勉強も大きく伸びます。「もっと上手くなりたいなら自分で考えてごらんよ。ただ、ママもパパも楽しくサッカーしてくれればそれでいいけどね」子どもと距離を置き、その子に対し主体性を求める。それこそが、本当の厳しさです。そんなことに比類する事柄とその根拠が、ご紹介した本にたくさん書かれています。それを読んで、あなたのほうが自信をもってお母さんと向き合える態勢を整えてください。■過干渉な親は賢い人が多い。だからこそできる解決法③自分と向き合う本にこうこう書いてあるんだよと伝えるのが目的ではありません。まずは、ご自分に自信を持ってほしいと思います。なぜなら、ご相談の文章を読むと、あなたは息子さんのために何をすべきかをすでに理解しているし、行動も起こしています。全面的に正しい(拍手です)。しかしながら現時点では「妻のダメ出しと強制自主練でやる気が無くなってきている」状態で、このままサッカーが嫌いにならないかと心配しつつも、話が通じない妻に対しお手上げ状態。いつ順番が回ってくるかわからないこの相談コーナーにメールを書かれるのですから、メール文以上に深刻な状況と察しています。問題を解決するためには、まず、妻ではなく、あなたが自分と向き合い、変わることです。お父さんは、きっととてもやさしい方だと思います。そのやさしい性格のまま、一日も早く自信をつけてお母さんと話し合って下さい。④どんな子育てがいいかを話し合ういきなり過干渉はやめろと切り出すのではなく「最近、やる気失ってるみたいだよね。ちょっと話し合わない?」と二人でテーブルにつきましょう。ケーキとかお茶を用意して、世間話のように。最初に、妻の奮闘をねぎらってあげてください。子育てよく頑張ってるよね、と。子に過干渉な親は総じてエネルギーがあり、賢い方が多いようです。できる人だから、サッカーの練習方法など情報を集められるわけです。でも、ママ、どうもちょっと違うようだ。僕と一緒に、サッカー少年の子育てを勉強しようよ。少し違う頑張り方をしないか?と提案してみましょう。■相手を許しながら、少しずつ変えること(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)⑤干渉することをひとつずつ減らす・自主練は、息子さんから誘ってこなければやらない。・試合後のダメ出しはやめる。ひとつずつ、なくしましょう。「いや、ママ、上手くなってほしいという気持ちはわかるけれど、そこは譲れない。わが家では、こういう子育てにしようって話し合ったよね」奥様を許しながら、変えていく。そんなイメージです。お父さん、落ち込むことは何もありません。妻の過熱癖に早く気付いてよかったのです。たかが子どものサッカー。そこを忘れてほしくないので、文中に寒いシャレなど挟んでみました。ピンチのときは、大人も子どもも成長する時間です。ここを切り抜ければ、とても素敵な家族になれると思います。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2020年10月14日ネットなどでは、子供の自己肯定感を育てると「将来幸せになる」「仕事のデキる大人になる」と書かれていることもあり、パパやママの中には『子育て=自己肯定感を育てる』と、プレッシャーに感じている方もいるのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、YouTubeチャンネル『てぃ先生』。先生やパパ、ママに参考となる保育・子育ての動画を配信しています。その中でも、今回ご紹介する動画は『○○するだけで変わり始める!子どもの【自己肯定感】の育て方』です。てぃ先生によると、自己肯定感を育てるために「難しいことをやろう」としなくても大丈夫。簡単で効果の高い方法があるとのことです。ポイントは『無条件の愛情を伝える』こと。無条件の愛情とはどんなもので、どうやって子供に伝えたらいいのでしょうか。詳しくは動画をご覧ください。1.自己肯定感とは何か。2.自己肯定感を持つメリット。3.自己肯定感を育てるには。この順に紹介していました。とりあえず1週間、試してみると、効果が実感できるそうです。『子供の自己肯定感の育て方』で悩んでいるパパやママは、ぜひ試してみてくださいね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年08月28日※記事内に昆虫の動画が入っています。ご注意ください。さまざまな昆虫が活気づく、夏。子供と一緒に昆虫採取を楽しむ人も多いことでしょう。特にカブトムシは人気が高く、夏休みの自由研究用に飼育することも多くあります。ただ、のように育てればいいのかが分からないことも…。そんなカブトムシの育て方や必要な物、水やエサのやり方、飼育方法の動画などについてご紹介します。カブトムシの育て方100均で必要な物を全部そろえてみたまず、カブトムシを育てるには、ケースやエサ、土などを用意する必要があります。昆虫を扱っているペットショップやホームセンターで売っていることもありますが、必要な物をすべてそろえると結構な金額に…。そこで利用したいのが、100円均一ショップです。店舗の品ぞろえにもよりますが、必要な物はたいていそろいます。今回購入してきたのが、ケース、ケース内に敷く昆虫マット、エサとなる昆虫用のゼリー、ゼリーを乗せるエサ皿、転倒事故防止の木の葉、コバエの発生を防ぐ虫よけシートです。必要最低限の道具をすべてそろえても、700円もかかりません。ただし、ケースのサイズが小さいため、飼育するのは1匹にした方がいいでしょう。オスとメスを同時に入れて交配させる場合は、もう少し大きなケースの方がいいようです。また、大きなケースを使用したとしても、違う種類のカブトムシやオス同士を1つのケースで飼育しないようにしましょう。ケンカなどをして寿命が短くなってしまうことが多いようです。兵庫県にある『伊丹市昆虫館』の学芸員・田中良尚さんは、産経ニュースでこのように注意しています。注意したいのは、違う種類は一緒のケースでは飼わないこと。同じ種類なら少し戦えばすぐに優劣がついて棲(す)み分けられるが、違う種類同士は決着がつきにくく、どちらかが殺されてしまう可能性があるからだ。雄と雌を一緒に飼い続けるのも危険なため、交尾させたい場合も数日たったら、別々のケースに移す。産経ニュースーより引用カブトムシの育て方で重要な水や温度、土の湿度などは?カブトムシを育てる上で、重要になるケース内の環境を見ていきましょう。まず、ケースに昆虫マットを入れます。霧吹きなどを使用し、湿り気を与えておくことも大切です。手で軽く昆虫マットを握り、形が残るくらいの水分量に調整。乾燥してきたら霧吹きなどで水分を補充しましょう。その後、軽く上から押しこむようにして、5cmくらいの厚みが出るようにします。昆虫マットは2週間に1度くらいの頻度で交換。しかし、交配の終わったメスを飼育している場合は、昆虫マットに卵が産みつけられている可能性があります。メスが死んでいる場合は昆虫マットを新聞紙に広げて卵がないかを確認したり、2か月ほど様子を見てから交換したりするようにしましょう。昆虫マットが用意できたら、好きな場所にエサ皿を置きます。エサ皿を使うことで、エサのゼリーが転倒することを防ぐことができるそうです。エサ皿は、カブトムシの遊び場にもなります。次に用意するのが、エサ。カブトムシのエサといえば、スイカのイメージが強いですが、水分が多くあまり適していないようです。カブトムシに必要な栄養素などを含んでいる、昆虫用のゼリーを用意した方が無難でしょう。エサは残っていても、1~2日で交換するとよいようです。※実際はゼリーのフィルムをはがして設置します。最後に昆虫マットの上に、木の葉を散らします。木の葉を敷くことで、昆虫マットの水分が蒸発することを防ぎ、保水力を高める効果があるようです。また、カブトムシは転倒しすると起き上がろうと必死に動きます。足が引っかかるものがないと起き上がりにくく、体力を使ってしまうため、木の葉などがあると安心です。もう少し大きいケースを使用する場合は、木の枝なども入れておくとよいでしょう。カブトムシを飼育するのに必要な物は以上です。ただ、昆虫を飼っている時に気になるのが、コバエの発生。衛生面を考えてもよいものとは思えません。虫よけシートを使えば、コバエなどの発生を防ぐことができるようです。さらに昆虫マットの乾燥を防ぐ効果も期待できます。今回、購入した虫よけシートは45cmまでのケースに対応している大きなサイズなので、カットして使用しました。ケースを置く環境は、30度を超えない日陰で風通しのよい場所が適切です。直射日光の当たる場所は避けましょう。エアコンの風が直接当たる場所も厳禁です。カブトムシの育て方を動画でチェック!卵が産まれても自然に戻すのはNGカブトムシの育て方を紹介した動画を、ホームセンターの『コメリ』がYouTubeチャンネルに投稿しています。分かりやすくまとまっているため、参考にしてみてください。昆虫の飼育方法~カブトムシの飼い方~また、カブトムシのメスが産卵した場合は、卵を別のケースに移し替えるようにしましょう。その際、昆虫マットの深さが必要になるので、ケースの8割くらいまで入れるようにします。約2週間ほどで孵化して幼虫になり、翌年の6~7月にはさなぎになるようです。昆虫マットの交換や水分を足す場合などはつぶさないように気を付けましょう。なお、育てたカブトムシやクワガタムシは「自然に返さないでほしい」と、『伊丹市昆虫館』の学芸員の田中良尚さんは産経ニュースで注意を呼び掛けています。幼虫がたくさん生まれることがあるが、田中さんは「決して二度と自然には戻さないで。同じ種類のクワガタでも、地域固有の遺伝子があり、別の地域の遺伝子との交雑が進めば、固有種を絶滅させてしまうことになるのです」と警鐘を鳴らす。産経ニュースーより引用元気なカブトムシを育てるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月20日息子が小学校に入学して、ようやく慣れてきた梅雨の頃のことです。学校から帰ってくると、とりあえず机の上に宿題を広げるものの、なかなか進みません。特にえんぴつが止まるのがカタカナの練習で…。文字を書くことがあまり好きではない息子。算数のプリントは似たような問題が続いてもすぐに終わらせることができるのですが、ひらがなやカタカナのプリントはどうしてもやる気が起きないのです。確かに、ひらがなもカタカナも日常生活で目にしているので知っている。でも、読める文字もいざ書いてみると鏡文字になっていたり、上手に書けなかったり…。だから何度も書いて練習することは大切なのですが、「なんでわかるのに練習するの?」と言う息子に、私はどう伝えればいいのか日々悩んでいました。「やる気」はどこからやってくる?息子に「なんでわかるのに練習するの?」と聞かれても、「宿題だからやりなさい」としか言うことができなかった私。そんな私に、先生のメッセージは、そっとやる気を引き出すことの大切さを教えてくれました。息子の「やる気」は、自分の気持ちに寄り添ってくれた先生の気持ちに応えたいと思ったときに、自然に出てきたようでした。息子と先生の「プチ文通」は、カタカナのプリントが終わった後の漢字練習ノートでも続きました。それは、毎日の学校生活の中で感じたことを書いて伝える楽しさを体感することにつながったようです。私もそんな息子と先生のやり取りをきっかけに、「やりなさい」ではなくそっとやる気を引き出すことを心がけています。<まんが・文:しみず宇海>
2020年07月17日子どもができてから、自分が子どものときのことをよく思い出します。中でも、よく思い出すようになったのは、自分の反抗期のこと。私の反抗期がもっともひどかったと自覚しているのは中2のころ。■親から言われるすべての言葉にイライラして怒鳴っていた親から言われる、すべての言葉にイライラし、「ごはんできたよ」と声をかけられるだけで「うるさい!」と怒鳴っていました。親と行動するのが恥ずかしく、外食に行くというときは、一人留守番するのが当たり前でした。当時、私の家はとても狭く、親の声が聞こえない、目が届かない場所がありませんでした。一人部屋なんてもちろんなく、4歳年上の兄と共同で、4〜5畳の部屋を使っていました。ドアはふすまで、家族スペースがすぐそばにあるため、声は丸聞こえ。家の中には、完全に一人になれるスペースがなく、息苦しくて仕方がありませんでした。塾が終わった後、家にすぐ帰りたくなくて、いろいろ寄り道をし、22時過ぎに帰宅して、心配した親が探しに来て、怒鳴られたこともありました。 ■一人になれる場所がなかったのが嫌だったいま思えば、何をそんなにイライラしていたのか、何に反抗していたのかは、思い出せませんが、イライラしたときに、一人になれる場所がなかったのが、嫌だったことは、よく覚えています。自分で振り返ってみても、激しい方だったと思う私の反抗期。わが子にいつかくると思うと、(自分のことは棚に上げ…)恐ろしくて仕方がありません。娘や息子がどういった反抗期になるのかも、何を嫌と感じるのかはわからないのに、その恐怖からとりあえず、それぞれ一人になれるスペースは、準備した私。一人部屋があればすべて解決! …ってわけにはいきませんが、自分が嫌だったことは覚えておいて、その時に活かせるといいなー思います。
2020年05月28日■味の満足感はありつつ、食後の重たさは無い。仕事中の休憩にぴったり◎真っ白なレアチーズムースの上にはホイップクリームのトッピング。下にはザクザク食感のビスケット生地が。3層を一度に食べると、本格的なレアチーズケーキの味。まるでデパ地下で買うチーズスイーツのクオリティです。ただしケーキではなく、あくまでムースなので、なめらかで軽い食べ心地。一気にぺろりと食べられてしまいます。本格チーズケーキを食べたような満足感と幸福感がありつつ、食べた後の重さはない。スイーツタイムに食べれば、仕事や勉強のやる気がUP!午後のスタートダッシュにぴったりです。・価格:213円(税込)・カロリー:236kcal
2020年05月08日婚活をしていくなかで、この人なら!っと思える男性と出会い、このまま順調に交際を続けていけば結婚も遠くない…と思っていたのに、相手の男性の愛情表現が段々少なくなってきた。このまま結婚して大丈夫なの?そもそも結婚できるの?っと、不安になってしまうという声を婚活中の女性からよく聞きます。実は、これは男性と女性では、愛情の育て方が違うことが原因にあります。女性の愛し方は、右肩あがり女性は愛情を育てはじめると、ずっと愛情が右肩あがりになる傾向があります。時間を費やすことにより『愛情』を深めて、パートナーとの信頼関係を構築していきます。女性はそれにより女性を魅力的に見せるホルモン「エストロゲン」や「信頼のホルモン」と呼ばれるオキシトシンなどを分泌させます。恋人との愛情に感覚を研ぎ澄ませ、セックスに前向きな気持ちになり相手を受け入れる態勢を整えていきます。そのため、男性にも『この人と結婚して大丈夫なのか?」「家庭を築いて大丈夫なのか?』という確認の為に、都度愛情を確認したり愛情表現を求めがちになります。男性の愛情表現は告白がピーク男性は狩猟を好む傾向があり、捕まえることに強い興味や興奮が向きがちです。その為、男性にとっては、相手の女性に対して告白した瞬間が愛情のピークを迎えます。その為、男性は徐々に愛情が緩やかに下降してしまいます。その為、付き合い出すと付き合う前よりも男性の態度が冷たいと感じてしまうのです。でも実際は男性の愛情はそれほど変わっていなくて、女性側の愛情が大きくなったことから落差を感じてしまうのです。婚活中に注意したいこと婚活中に注意したいことは、付き合いに発展したからといって簡単にセックスを許さないことです。もちろん、性生活は結婚において重要な相性ではありますが、狩猟本能を満足させてしまうと彼の愛情を育てることは出来なくなってしまいます。また、婚活中に交際する場合は「結婚を前提として付き合って欲しい」と、男性側にきちんと伝えてましょう。そうすれば、男性も彼女と付き合うには結婚しなくてはならないと考えて行動するようになります。婚活を経て交際へと発展すると、早くしなくてはと結婚を焦ってしまうことが多いです。しかし、男性や結婚に依存してしまわないように気をつけましょう。自分の時間を充実させたり、リフレッシュできることを見つけましょう。そうすることで、男性には自立した女性に見えて、追い続けたいと思う気持ちが強くなります。
2020年04月28日第二子が生まれたのは、第一子が1歳7カ月のときでした。歩くのがだんだんじょうずになってきて、目が離せない年頃です。第一子の遊びに付き合うため、第二子は首がすわってからは常におんぶ。お昼寝もずっとおんぶの状態でいたことも少なくありません。ある日、第二子と落ち着いて向き合って遊ぶ機会があり、「こんな顔して笑うんだっけ……?」とハッとさせられた私の体験談をお伝えします。 常におんぶで行動していた2歳児はまだまだ抱っこもたくさんしたがるし、走るのがじょうずになって外で遊びたがる年頃です。第一子の遊びに付き合うためには、第二子は抱っこでは不便なので、首がすわってからは常におんぶひもでおんぶをしていました。 外だけでなく児童館や支援センターなどの室内で遊んでいるときも、ベッドに寝かせておくと泣いてしまうし、おんぶをしていればおとなしいので、常に背負って歩いている状態でした。 わが子の顔をあまり見ていなかったかも!?あるとき、たまたま第一子がパパと2人で遊びに出かける機会があり、家で第二子とゆっくりできる日がありました。膝に座らせて向き合って遊んでいて、ふと「この子、こんな顔で笑うんだったっけ?」と思う瞬間がありました。 「よく考えてみたら、おんぶばかりしていて、最近この子の顔をろくに見ていないんじゃないか……」とハッとし、わが子を不憫に思ったのです。反対に、じゃあこの子は母親の顔もあまり見ていないということになると思い至り、申し訳なく思うと同時に少し焦りも感じました。 なるべく室内では座らせておくことに反省はしたものの、それでも第一子のことを考えるとおんぶをしないわけにはいきません。なるべく家にいるときは第二子とちゃんと向き合うようにしようと心がけ、そうこうするうちに体がしっかりしてきて安定しておすわりができるようになりました。 すると行動範囲も広がり、おんぶや抱っこをしていなくても泣くことが少なくなってきたのです。室内遊びのときは座らせておくことができるようになり、自然と私と向き合う時間も増えました。 赤ちゃんの成長は本当に早くて、毎日表情が変わっていくのだなと実感しました。以降、わが子の顔を意識して覚えておこうと心がけることができたので、あのとき気づけてよかったと思っています。 監修/助産師REIKOイラスト/ののぱ 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2020年04月27日せっかく夫婦になったのですから「素敵な夫婦関係」を目指したいですよね。今回は子育てアドバイザーの資格を持つ筆者が「旦那」の育て方について紹介します。もちろん子育てにも応用できますのでぜひおためしください!■ 不満の8割は真面目に伝えない怒られるとだれしもイヤなもの。そしてそれが旦那にとって「小さなこと」であればあるほど旦那は「そんなに大げさに言わなくても」と聞き入れてくれなくなります。本当に今後の人生を左右するような「不満」ならともかく、日々発生する小さな不満は「小まめに」ただし「真面目に伝えない」ことを意識してみてください。冗談めかして伝えたり、写真で残せるものならちょっと加工して「大事件です!」なんてLINEを送ってみたりするのもいいかもしれません。ちなみに筆者はよくミュージカル調で伝えます。コツは相手が「アホらしいな(笑)」と笑ってしまうような伝え方を意識すること。案外そっちのほうがすんなり不満を聞き入れてくれます。■ 周りから固める旦那がたとえ「1回」でもやってくれたことは、旦那の前で友人や母親に言うようにしてみてください。ポイントは「1回でも」という点。「ウソ」はNGです。これは心理学でいう「レッテル効果」を応用したもの。「不良のレッテルを貼られると不良なる」のように悪い意味で使われることが多いのですが、じつは「レッテル」とは相手に一面的な評価を与えることで、貼るのは「良い評価」でも「悪い評価」でも良いのです。「旦那は皿洗いをしてくれる人」というレッテルを貼って周囲に伝えると、旦那は本当に「皿洗いをしてくれる人」に変化していきます。また逆に「旦那はなにもしない人」というレッテルを貼ると、本当にそうなっていきますのでご注意を。「できる旦那」をあなたが作っていくのです。■ とにかく褒める「褒め」の効果がもっとも発揮されやすいのは、以下の3つの段階をクリアしたときです。1.直接本人を褒める2.「旦那がこんなことしてくれたの」と第三者に伝えているのを本人に聞かせる3.「〇〇さんが褒めてた」と第三者の意見を伝えるちなみに「良いレッテル貼り」は2.に当たります。さらに、3で挙げた他者評価が入ることで、まるでレビューや口コミのように、旦那の行動の評価が「良かったもの」として信憑性が増すのです。「褒める」というと1で挙げたもので終わる人が多いのですが、それだけだと相手はだんだんと飽きてしまいます。「褒める」ときはきっちり3段階で試してみてください。効果が段違いですよ。■ おわりに「旦那」は生まれたときから「旦那」ではありません。あなたと結婚してはじめて「旦那」になったのです。つまりまだ「素敵な旦那」への道ははじまったばかり。ここから旦那をどう育てるかはあなた次第ですよ。(矢島 みさえ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年02月26日こんにちは、保育士の中田馨です。1~2歳になると、日々の生活の中で子どものしていることに思わずイライラしてしまう場面があります。特にママがしてほしくないことをしたとき。どうしてこんなことをするのかと思ってしまうほど、毎日いろいろなことが起きます。でも、視点を変えてみるとしてほしくないことも、子どもにとっては興味があることということが多々あります。 今回は、ママの声かけひとつで、子どものやる気を育てることができる方法を実際の事例と共にお話しします。 ケース1:1歳4カ月 離乳食をグチャグチャ食べる子1歳4カ月のAちゃん。食事の時間になると離乳食を両手でグチャグチャし始めます。グチャグチャしながら口にも入れているのですが、特にひどくなるのは食事の後半。口にも入れなくなり、家では「もう、おしまい!」と言って、半ば強制的に食事を終了させているそうです。1歳4カ月なので、そろそろスプーンを使ってきれいに食べてほしいというのがママの思いです。 このような場合、グチャグチャしている子どもの表情を見てみましょう。とても真剣に食べ物を触っていませんか。これだけ集中できるというのは、ある意味すごいこと。これは、Aちゃんが食べ物の感触を味わっているのです。とはいえ、それをずっと見守ってくださいというわけではありません。「トマトが赤くておいしそう。食べてみよう」など促し、「少し酸っぱい? おいしい?」などと、子どもの気持ちに共感しながら声かけをします。食事のときはどんどん食べてほしい気持ちから、声かけも次々と言ってしまいがちなのですが、いつもよりもワンテンポ遅くするのがやる気を引き出すコツ。大人も次々食べなさいと言われるとそれだけで食べる気が失われますよね。子どもも一緒です。グチャグチャが完全に遊びになったら、「もうおなかいっぱいみたいね」と言って、切り上げてOKです。 ケース2: 2歳8カ月 トイレトレーニングがうまくいかない子2歳8カ月のBちゃん。トイレトレーニングがなかなかうまくいきません。周りのお友だちを見ると布パンツをはいている子もいてママは焦っています。特にうんちがうまくいきません。ちょうどクリスマス前だったので、ママの口癖は「トイレができなかったらサンタさん来ないよ」でした。「トイレができなかったらサンタさん来ないよ」、これは子どもにとってはプレッシャーになります。おしっこやうんちは毎日生活の中で何度もする行為ですから、毎回そのペナルティーを言われると、プレッシャーで余計にトイレでできなくなってしまいます。 トイレでできずパンツに出てしまった場合でも、「おしっこ出たのね。パンツ変えようね」と事実だけを言い、「次は、出る前に教えてくれたら、ママ助かるわ」と伝えるだけでOK。周りの子と比べず、自分の子の成長のスピードに合わせ、ママが助かってうれしいことを簡単に伝えることが、子どものやる気を引き出すコツです。 ケース3: 3歳2カ月 お友だちのおもちゃばかりを取り上げてしまう子3歳2カ月のCちゃん。お友だちのおもちゃを取ってばかりいます。ママも「やめなさい!!」と大きな声でしかったりすることもあるのですが、なかなかやめずに困っていました。このような場面では、むやみにしかるのではなく、「かして」という言葉で気持ちを伝えることを何度も教えましょう。そして、おもちゃを取られたお友だちが悲しい気持ちになっていることも同時に伝えます。「かして」と言って、少し待てば貸してもらえる経験を積み上げていきます。Cちゃんの様子を見ていると、特に遊びの世界に没頭している子のおもちゃを取りに行くことが多いのが分かりました。そこから、Cちゃんの欲しいものはおもちゃではなく、「とても楽しそうに遊んでいる子の楽しそうな姿」ということが分かりました。それが分かったら、Cちゃんが楽しめる遊びを準備すればいいのです。 普段何に興味を持っているか、Cちゃんの行動を見直してみると、おもちゃをこまのようにくるくる回すことが好きだと気付きました。こまを用意すると、その日からお友だちのおもちゃを取りに行くことはなくなり、こまで集中して遊び始めました。子どもが本当に興味を持てる遊びの環境を大人が整えることも、やる気を育てる方法です。 イライラしたときは深呼吸してから日々、想像もつかないことが起きる子育て。イライラせずに子育てはできません。でも、できる限り感情に任せた言葉が出ないようにする努力をすることは大切です。イライラしたときは、大きく深呼吸。水などの水分を飲むのもいいですね。 緊急時は別ですが、一旦心をリラックスさせて子どもへ対応してみましょう。ママの心が落ち着くと、おのずと声かけの言葉も変わります。声かけの言葉が変わると、子どもの行動も変わります。まずやってみて、失敗してもまた次やってみる。この繰り返しをしているうちに「あ、うちの子、こう声かけしたら動いてくれるんだ」というママだけの魔法の言葉が見つかることもあります。 多くの場合、ママがイライラしたときは、その子が成長するための何かヒントが隠れていることがあります。ママの声かけや行動で、その子のやる気スイッチが発動し、心と体が育まれていきますよ。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2019年12月29日ウーマンエキサイトの読者の皆さんこんにちは! 5歳、4歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです。はじめての育児は不安ばかり。もしかして私の育て方のせい…? なんて思うこともありました。だけど三男が産まれて、ひとつの答えにたどり着きました。私が子どもを産んで母親になったとき、秘かに楽しみにしていることがあった。それが…■わが子と手をつないで歩くこと子どもが歩けるようになったら、おしゃれな帽子をかぶせたりなんかして、手をつないでお散歩するのがとても楽しみだった。長男のだいごろうが1歳になり、歩き始めた頃…思ってたんと違う!まさかの、手をつないでも、秒でふりほどかれるという現実。さらに帽子をかぶせても投げ捨てられるから、せっかく帽子を買ってもお蔵入り。次男も長男と同じで、手をつながないし帽子も嫌がった。違う…こんなはずじゃない。手をつないで歩きたい。そんな当たり前だと思ってたことが、ものすごく難しいなんて。子育てをしてはじめて知ったことだった。でも、三男さぶろうが誕生して… ■やっと手をつなげた!さぶちゃんが1歳になって歩き始めた頃、半ば諦めモードで手をつないでみたら、ふりほどかれなかった! 帽子も投げ捨てられない! 小さなことだけどものすごく感動。やわらかくて小さな手を握りながら、昔のことを思い出した。町で見かける同年代の子どもを見て、私は心のどこかで「もしかして私の育て方のせいかな…?」と悩んでいた。手をつながないと危ない! と、もっとキツく叱るべきなのか?1歳児に怒っても仕方がないと思うのは甘やかしすぎ?いろいろと考えを巡らせたときもあったけど、三男を育てて確信した。同じように育てている兄弟でも、産まれたときから、ひとりひとり性格は違う。手をつなぐもつながないも、帽子をかぶるもかぶらないもすべて個性!そのことを、自分の育て方に不安を思っていた当時の自分に伝えたいと思った出来事でした。
2019年12月09日家でも外でもおかまいなしに、子どもが癇癪(かんしゃく)を起こして、泣いて叫んで大暴れ…。そうなると、お母さんはどうしていいかわからないですよね。「こんなに癇癪を起こすなんて、私の育て方が間違っているのかしら…」そう不安に感じるお母さんは多いでしょう。そもそも、子どもはどうして癇癪を起こすのでしょうか。その予防法はあるのでしょうか? 子どもの癇癪について、くわしく解説していきましょう。【監修】赤坂ファミリークリニック院長 伊藤明子 先生小児科医師、公衆衛生専門医、同時通訳者。東京外国語大学イタリア語学科卒業。帝京大学医学部卒業、東京大学医学部附属病院小児科入局。東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻修了。同大学院医学系研究科公衆衛生学/健康医療政策学教室客員研究員。2017年より赤坂ファミリークリニック院長、NPO法人Healthy Children, Healthy Lives代表理事。著書・共著に『小児科医がすすめる最高の子育て食』など。テレビ番組「林修の今でしょ!講座」などに出演中。二児の母。■癇癪(かんしゃく)とは癇癪(かんしゃく)を起こすとは?「癇癪」とは、激しい感情を抑えきれず、大きな声を出したり怒ったり泣いたり、時には物を投げたり暴れたりすることです。英語で癇癪は「temper」、特に幼児期の癇癪は「tantrum」、癇癪持ちは「hot tempered」「short tempered」「quick tempered」といいます。hot、short 、quickといった形容詞が、癇癪を起こした時の様子をよく表しているといえるでしょう。【癇癪(かんしゃく)を起こしている子どもの様子】癇癪を起こしている子どもは、突然叫び声を上げたり、泣いたり、怒ったり、手足をバタバタさせたりします。感情が高ぶりすぎると、大きな声で泣きながら床に寝そべってゴロゴロ転がったり、手足をバタバタ振り回したりすることも。外出先で子どもが癇癪を起こすと、お母さんは本当に困ってしまいますよね。▼癇癪(かんしゃく)パターン1: 嫌なことを取り除こうとしている子どもは、癇癪を起こすことで「嫌なことを取り除こう」としています。例えば、公園で遊んだ後、「もう遅いから帰ろう」と子どもに声をかけると、「まだ帰らない! 遊ぶ!」と子どもが泣いて叫んで帰られない…というのはよくありますよね。これは、「嫌なこと=遊びをやめて帰る」を取り除こうとして、お母さんに訴えているわけです。▼癇癪(かんしゃく)パターン2: 困っているサイン子どもが癇癪を起こすもう一つの原因に、「何か困っているサイン」があります。例えば、ブロックが組み立てられない、服のボタンがうまくとめられないなどで、キーッと癇癪を起こし何もかも投げ出してしまう時がこれに当てはまるでしょう。子どもの癇癪(かんしゃく)の原因子どもが癇癪を起こす原因は、大きく分けて次の2つが挙げられるでしょう。▼生理的なもの子どもの癇癪は、欲求不満があったり、疲れていたり、おなかが空いていたりといった、「生理的なもの」が原因というケースが多いでしょう。例えば、おもちゃ売り場で「これ買って!」とダダをこねて、最後には泣いて暴れて…というのは、よくある子どもの癇癪のパターンです。しかし、実はこの癇癪の本当の原因は、「おもちゃが手に入らないこと」ではないことも。疲れていたり、眠かったり、おなかが空いていたりなどの生理的な原因がもともとあり、「おもちゃが買ってもらえない」をきっかけに感情が爆発する場合もあります。▼コミュニケーション手段になっている子どもが癇癪を起こす原因のもう一つには、「コミュニケーションを取るため」というのが挙げられます。親にかまって欲しい、人の注意を引きたいという気持ちから、癇癪という形であらわれるのでしょう。「上の子は聞き分けが良かったのに、下の子は癇癪持ちで…」とこぼすママは少なくありません。上の子に比べ、2番目、3番目以降の子どもは、親を独り占めできることが少ないですよね。もしかしたら、気を引こうとして癇癪という表現方法を取っているのかもしれません。癇癪は、子どもが親に気持ちを伝えるコミュニケーション手段の一つといえるでしょう。癇癪(かんしゃく)が始まるのは1歳になる少し前から?子どもの癇癪を起こし始めるのは、1歳になる少し前くらいからといわれています。ちょうど、少し言葉が出始めた頃ではないでしょうか。赤ちゃんの頃は泣くことしかできなかったのに、言葉という伝達手段を手に入れ、親子でコミュニケーションが少しずつ取れるようになり始めた1歳前後。しかし、子どもは当然、言葉ではまだうまく気持ちが伝えられません。そのジレンマが、癇癪を起こすという行動に結びついているのかもしれません。その証拠に、言葉でうまく感情を伝えられるようになる5歳頃から、ほとんどの場合、癇癪の頻度は少なくなっていきます。■子どもが癇癪(かんしゃく)を起こすのは育て方のせい? 発達障害なの?癇癪(かんしゃく)を起こすのは育て方のせいではない子どもが癇癪を起こすと「私の育て方が悪いのかな…」と心配になったり自分を責めたりするお母さんも多いでしょう。しかし、子どもの癇癪は、お母さんの育て方というより、子ども自身の性格や、その時の状況、環境、子どもの成長の過程とが複雑に絡み合って起こるものです。ごくまれに、心理学的、医学的などの理由で癇癪を起こす場合があります。一度の癇癪が15分以上続く、1日に何度も癇癪を起こすようなら、その可能性が考えられます。癇癪(かんしゃく)持ち=発達障害とは限らない次の3つに当てはまる子どもの癇癪は、その子の性格や環境、成長過程によるものが多いといえます。発達障害と安易に関連づけることはできないでしょう。▼ほかの人と関わるのが苦手子どもは、行動範囲が広がるにつれて、さまざまな人とコミュニケーションを取るようになります。最初はお母さん、お父さん、きょうだいといった家族だけ、次に一緒に遊ぶ同年代のお友だちやその家族、幼稚園・保育園に通い始めたら先生や違う年齢の子どもたち…。関わる人が多くなる過程で、子どもはほかの人とコミュニケーションをとる練習をし学んでいきます。ただし、それも子どもの性格や環境によって、得手不得手の差は出てくるもの。ほかの人との関わりが苦手な子どももいるでしょう。例えば、お友だちとおもちゃの取り合いになった、ブランコの順番を待っていたのに抜かされたといった子ども同士のトラブルは日常茶飯事ですね。そういった時、相手に合わせる、相手と交渉するというのが苦手な場合は、癇癪を起こしてしまうでしょう。▼言葉が遅い言葉がまだうまく使えず、思ったことが伝えられない。また、何か言われても十分に理解できない。そういった時、子どもは自分の気持ちが伝わらず、状況も理解できなくて不安に感じます。それが、癇癪という形であらわれるのです。ほかの子より言葉が遅い子は、同じ年齢のお友だちと遊んでいても、うまく気持ちが伝えられません。そのため、泣いて怒って、時には手が出てしまうこともあるのでしょう。▼気持ちをまだコントロールできない子どもと比べて、大人が感情のコントロールをできるのは、その経験値からです。不快なことが起こらないようにあらかじめ準備をして避ける、嫌なことがあっても人に話すなどして鬱憤(うっぷん)を晴らす、別の楽しいこと思い出して気持ちを切り替えるなど、これまでの経験から自分の気持ちや行動をコントロールする術を知っているわけです。しかし、子どもはまだそういった経験が浅く、感情を抑えることも下手です。嫌なこと、不快なことがあったら、泣く、大声をあげる、怒る、暴れる…。でも、そういった激しい感情の起伏で癇癪を起こすことで、子どもも大きなストレスを感じているに違いありません。それを何度か繰り返すことで、感情のコントロールを学んでいくのでしょう。今は、その途中なのではないでしょうか。発達障害の子どもに見られる症状の一つに、癇癪を起こしやすい傾向があるということで、心配になるお母さんも多いでしょう。たびたび癇癪を起こすからといって、すぐに発達障害と結びつけることはできません。ただし、あまりに頻度と程度のひどい癇癪を起こすようなら一度、専門の小児科医に相談することをおすすめします。■子どもの癇癪(かんしゃく)への対処法癇癪(かんしゃく)が起こる前にできること癇癪は一度始まると、子どもの気持ちが高ぶっている間は、何を言っても通じません。きつく怒ったり、無理やり連れて行こうとすると、火に油を注ぐ結果にも。そうなる前に、先回りして対処し、癇癪を起こさせないようにできると良いですね。▼環境を整える子どもがスムーズに気持ちを切り替えられるような声がけを心がけると良いでしょう。例えば、急いでいる時に子どもが公園で遊びたいと言った場合。「急いでいるからダメ」と言うと、子どもは癇癪を起こしてしまうでしょう。そんな時は、「急いでいるから、滑り台3回だけね」と声がけすることで、子どもはもっと遊びたい気持ちはあるけれど、急いで移動しなければいけないことも理解し、滑り台3回の間に、気持ちをある程度切り替えられるのです。この時、注意したいのは「じゃあ、ちょっとだけね」という曖昧(あいまい)な表現を使うこと。子どもには「ちょっと」「少し」の感覚がわかりにくいので、回数や時間で伝えるようにしましょう。▼子どもに伝わりやすいツールの用意先に紹介したように、子どもに曖昧な表現は通じません。「ちょっと」「少し」といった大人の表現をわかりやすく伝えるツールを用意しておくと良いでしょう。例えば、時計を見せて「長い針がここまできたら終わりね」とか、ゲームやテレビなどはタイマーを使って時間の制限をわかりやすく伝えるなどで、子どもにわかりやすいツールを活用するのも一つの方法です。また、言葉がうまく伝えられない子どものために、気持ちを視覚で表せるツールもあるといいでしょう。例えば、「イライラしている」「怒っている」「落ち着いている」といった感情を表せるイラストを用意して、それを使って子どもが気持ちを伝えられるようにするのも一つの手です。癇癪を起こすきっかけとなる「気持ちをわかってもらえない」という子どものフラストレーションが解消できるでしょう。同様な効果が期待できるコミュニケーション支援アプリなどもあるので活用してみてください。▼癇癪(かんしゃく)が起こった時のルールを子どもと決めておくどんなに予防線を張っても、子どもは何をきっかけに癇癪を起こすかわかりません。いざ癇癪を起こしたら、どう対応すればいいか子どもと話し合っておきましょう。「イライラしたり怒ったりした時は、どうしたらいいかな?」と子どもに聞いて、子どもに決めさせるのです。例えば、一人になれる場所へ移動する、気持ちが落ち着くような言葉をつぶやく、好きなアイテム(ぬいぐるみや毛布など)を触るなど決めておくと、その行動=気持ちの切り替えとなって、感情がクールダウンするきっかけとなるかもしれません。▼食生活を見直す偏食がひどい子どもに、癇癪を起こしやすい、情緒不安定、不安障害といった症状が出る場合があります。青魚に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)や、たんぱく質、鉄分を積極的に取り入れ、糖質、添加物を控えるバランスの良い食生活によって改善する場合もあります。食生活から見直してみるのもおすすめです。癇癪(かんしゃく)が起こったら1: クールダウンさせる子どもが癇癪を起こした時、落ち着かせるために昔から取り入れられている方法に、「タイムアウト法」があります。タイムアウト法は、次の手順で進めます。1.子どもが癇癪を起こして、泣いて暴れたり人に迷惑をかけたりしたら、まずはそれがいけないことだと説明します。2.一定時間いすに座っているように伝えます(必要ならいすまで連れて行きます)。3.年齢の数だけの分数、例えば4歳なら4分間、子どもをそこに座らせます(最長5分間)。ただし、途中で子どもが立ち上がったら、時間はリセットして最初から始めます。4.時間になったら、どうして叱られたのかを子どもに質問します。理由を答えられない場合は、もう一度教えて、思い出させるようにします。このタイムアウト法は、癇癪を起こすことは悪いことだと理解しているのに感情が抑えられない子どもには有効な方法です。そのため、良い悪いがまだ判断つかない2歳未満の子どもには効果がない場合もあります。ただし、癇癪を起こしている真っ最中の子どもを、言い聞かせていすに座らせること自体が難しいですよね。そうなる前に、あらかじめ癇癪を起こした時にはどうするといったことを子どもと話し合っておくといいでしょう。癇癪(かんしゃく)が起こったら2: 感情的に叱らないようにする子どもが大きな声をあげたり暴れたりすると、お母さんもついつい感情的になってしまいますよね。子どもよりさらに大きな声をあげて、なんとか抑えこもうとしてしまいがちです。すると、子どもはそのお母さんの声や態度にさらに興奮してしまいます。感情的に叱るのは、子どもの癇癪には逆効果となります。癇癪(かんしゃく)が起こったら3: ご褒美で釣るのはNGもし、子どもが「お菓子買って!」とスーパーで床に寝そべって泣いてねだったら…。お母さんは恥ずかしくて早く立ち去りたいから、「まあ、いいか…」と買ってしまいそうですよね。特に外出先で子どもが癇癪を起こした時は、なんとか早くなだめようといつもはダメと言っていることも「いいよ」とお母さんは許してしまいがちです。しかし、それを繰り返していると、子どもは「癇癪を起こす=ご褒美がもらえる」と覚えてしまい習慣化します。難しいことではありますが、どんなに癇癪を起こしても、ダメなものはダメと筋の通った態度を見せることは大切です。■子どもの癇癪(かんしゃく)に引きずられないためにまずは大人が落ち着けるようにする子どもが癇癪を起こすと、お母さんも冷静でいるのは難しいですね。しかし、大人同士でも、お互いが感情的になってしまうと「売り言葉に買い言葉」でケンカがヒートアップしてしまいがちです。逆に片方があくまで冷静な態度を崩さなければ、感情的になっている相手もだんだんとクールダウンするもの。「子どもの不機嫌と自分の感情は別のもの」と割り切って、子どもの激しい感情に引きずられないのが肝心。お母さんは常に冷静を心がけ、フラットに淡々と対応するのがいいでしょう。イライラしたらその場を離れるのも◯癇癪を起こしている子どもを目の前にすると、「自分が何とかしなきゃ」とお母さんは焦りますよね。でも、癇癪が長引いてくると、お母さんもイライラしてしまいます。お母さん自身がストレスをためないためにも、子どもの安全を確認したうえで、その場から少し離れるのもいいでしょう。気配は感じられるくらいの距離、例えば隣の部屋やトイレなどに一時避難すると、子どもの姿が見えないだけでも気持ちがリセットできます。その場を離れられない時は耳栓も有効まだ小さくて目が離せない、物を投げたり暴れたりして危ないなどの時は、子どもから離れることは難しいですね。そんな時は、耳栓をするだけでも効果があります。お母さんが一番イライラするのは、子どもが叫んだり大泣きする声ではないでしょうか。それが聞こえないだけで、ずっと気持ちは楽になります。■大人にも癇癪(かんしゃく)持ちっている?大人の癇癪(かんしゃく)持ちとは? 子どもとどう違う?大人でも、子どもほど激しくはありませんが、怒鳴ったり叫んだり、場合によってはつい手が出るなど癇癪を起こしてしまう人はいます。子どもと大きく違うのは、大人は「癇癪を起こすことは悪いこと」と理解していること。大人はこれまでの経験値から、コントロールできない感情は周りの人に迷惑をかける、悪いことだと理解しています。それでも、癇癪を起こしてしまうのが、子どもと大きく異なるところでしょう。大人の癇癪(かんしゃく)への対処法自分自身が「怒りっぽい」「子どもや夫にきつく当たってしまう」「人前でも怒りが抑えられない」といった癇癪持ちの自覚があるなら、次のことを試してみましょう。・その場から離れ、刺激の少ない静かな場所へ移動する。・耳栓をして、耳からの刺激を減らす。・深呼吸をしたり、瞑想する。・自分の怒りを数値化する。・イライラした原因を紙に書き分析する。 など上記の方法で、怒りをコントロールしましょう。もし、夫やきょうだい、父母など近い関係の大人が癇癪持ちの場合、自分自身や子どもに被害があることもあるでしょう。対処法は、子どもの癇癪の場合と似ています。・イライラしていることを自覚させる。・一人にしてクールダウンさせる。・話し合いは落ち着いてから。上記に加え、大人ならではの対応法は「伝えたいことは紙に書いて伝える」こと。直接話すと感情的になってしまうことも、手紙なら冷静に受け取ってもらえるでしょう。■子どもの癇癪(かんしゃく)に悩んだら早めに相談しよう子どもの癇癪で悩んだら、お母さん一人で抱え込まず、次の機関に相談してみましょう。子育て支援センター主に乳幼児の子どもを持つ家庭を対象に、市区町村ごとに公共施設や児童館などで地域に根ざした子育て支援サービスを行っています。自治体ごとに内容はさまざまですが、育児講座や親子で参加するイベントの開催、遊び場スペースの提供、子育て相談、保育サービスの案内などを行っています。詳細は、お住いの市区町村のホームページをご確認ください。児童発達支援事業所・放課後等デイサービス子どもの特性や、心身の発達の遅れ、障害などに合わせた支援を行う福祉施設です。児童発達支援は、主に就学前の子どもを対象に、日常生活に必要な動作の指導、知識や技能の教示、集団生活への適応訓練などを行っています。一方、放課後等デイサービスは、小学生〜高校生が対象。生活訓練や社会交流などの療育プログラムを放課後や夏休みなどの長期休暇を利用して実施しています。事業所によっては言語聴覚士や理学療法士、作業療法士などの専門家による支援も受けられ、子どもの発達や子育ての相談にも対応しています。発達障害者支援センター年齢に関係なく、発達障害を持つ方とその周囲の方(家族や教師など)の支援を行っている施設です。子どもはもちろん大人の発達障害や、その周囲の悩み、困りごとなどの相談もできます。■まとめ心の成長に必要な過程の一つだとわかっていても、子どもの癇癪は、困るし悩むし疲れますよね。あらかじめ、癇癪を予防する方法や、クールダウンの仕方、周囲の適切な関わり方を知っておくと安心ですね。もし、子どもの癇癪があまりに頻繁であったり、長引いたり、激しいもので心配があるようなら、ご紹介した子育て支援機関に一度、相談してみましょう。参考資料:・国立特別支援教育総合研究所 発達障害教育推進センター 「かんしゃくを起こすのですが・・・」 ・国立障害者リハビリテーションセンター 発達障害情報・支援センター 「こんなときどうする?」 ・日本小児精神神経学会 「応用行動分析 ─子どものパニック・癇癪への対応─」 ・国立教育政策研究所 「非認知的(社会情緒的)能力の発達と科学的検討手法についての研究に関する報告書」 ・厚生労働省 「障害児支援の強化について」
2019年11月27日わが子の特徴(人と違う部分)をみて、小学校でからからかわれてしまうのではないかな…とか、子どもならではの容赦ない発言で傷ついたりしないかな…とか、ちょっとしたことでも心配になりますよね。私の小学生時代を思い出すと…私は身長が低かったので、チビと言われることは日常茶飯事でした。もちろん言い方によりますけど、からかわれるレベルであれば、気に病んだことはなかったのです。大人になっても背は小さいままですが、人付き合いにおいてデメリットを感じることはありませんでした。その代わりに、届かなくて不便だな~とか、悪いことしたらすぐ特定されるな~とかはありますけど(笑)なぜ私はポジティブだったのかではなぜこうもチビ(背が低かったこと)を肯定的にとらえられたのか、考えてみました。もちろん私の生まれ持った性格によることも大きいのですが、幼いころの母親の関わりにも一因があったと思っています。母に甘えたい年ごろに、歳の近い妹が2人もいたので、私が母と関われるのはお手伝いしてる時が多かったです。「まだ無理なのでは…?」と思うようなことも頼まれて、それをやり遂げると母はとても嬉しそう。褒められたり、役に立ったということも嬉しいのですが、それ以上に、母が私を見て嬉しそうにしていることが何より嬉しかったなと思います。そんな積み重ねで、身長が低いなんてことはたいしたことではなく、身体が小さくてもなんでもできるよ~ってことが自信になっていったように思います。母になり改めて思うこと時は流れ…私も4人の母になりました。末っ子だけは頭囲が大きめで私の体で自然に経腟分娩はできませんでした。(→出産体験記は こちら )そんな経緯があったので、なんとなく頭の大きさが気になっていました。年の離れた末っ子なので、もう頭が大きめなのもひたすら可愛いとしか思えなかったのですが(笑)、そこもママの大好きなところなんだよ~っ、もうそのまま全部可愛い・大好きって伝えてきました。そして、こんなやりとりが…頭が大きいって言われてもなにも気にしてない末っ子。幼稚園で言われたこともありますが同じく「脳みそいっぱい入ってるんだ~!」と答えているようです(笑)失礼なことや、悪意をぶつけてくる子がいなければいいけれど、そうはいかないのが人生。自分をそのまま受け入れるには成長して思春期になると周りからどう見られるかなどが気になりだし、今まで平気だったことが気になってくることもあるでしょう。お化粧したり、ダイエットしたり、努力で変えられることもありますが、努力ではどうにもならないところで「あぁ~自分のココ嫌だな」と思うこともあるかもしれません。でも、自分で自分に否定的な視線を向け続けないためにも、幼いころ親が肯定的に見てくれていた、家族が好きって思ってくれていたということは、色濃く残ってくれると思います。(例外もあると思いますが…)まず社会生活スタートの家族のなかで、受け入れられてる、愛されていることが本人に伝わっていたら、自分をそのまま受け入れることができ、多少のことではグラつかない「折れない心」を持った人生の雨風に強い子になる、そんな気がしています。
2019年11月25日「毎日、子どもを叱ってばかり」「こんなに叱ってばかりで、子どもをダメにしちゃう」内心、そんな心配をしているママは多いはず。コツを知って、「叱るエネルギー」を「子どものレジリエンスを育てる機会」にしてみませんか?レジリエンスとは、英語で「回復力」や「弾力性」を意味する言葉です。専門に研究されている東京学芸大学教授の藤野博先生にお話しを伺ってきました。前回の記事 「『どうせムリ…』あきらめがちな子どもが陥っている悪循環とは」 では、レジリエンスを育てるための第一歩は、生活習慣を整えることだと学びました。今回は、その先のステップ「人を頼って成功する体験」「家庭内で役割を持つ」について考えてみましょう。<レジリエンスを育てる3つのステップ>【家庭内での役割を持つとは】その子の長所や興味がいきるような役割を設定し、子どもに選んでもらう。本人の選択を尊重し、その役割を果たせるように手助けをするそもそも、ママ自身、人に頼ることが苦手な人も多いかもしれません。そこで、家庭のなかで「人を頼って成功する体験」を、どんなふうに作り出すかを具体的に考えてみます。■レジリエンスを育てるコツ1「やらなければいけない」に焦点をおかない人には、その人なりのペースがあります。ですから子どもも、その子なりのペースで育っているんです。ここで大切なことは、「やらなければいけないこと」に焦点を合わすのではなく、「この子が、いま、できることは何か?」という子どもありきの目標を設定することです。たとえば、頭ごなしに「明日の時間割をそろえなさい! 毎日、言わないとできないんだから」ではなく、まずは、その子にとって「言われなくても、時間割りをそろえること」の難易度がどれくらいなのかを、次のようにピラミッドを使って考えてみます。 仮に、「時間割りをそろえること」が、ピラミッドの「2、もう少しでできること・大人のサポートを受けたらできること」だとします。ここで、「時間割をそろえるとき、ママが声かけをするようにしようか?」と、提案します。もしくは、「ママに時間割をそろえるように、声かけしてねと頼めると素敵だね」と、伝えてみます。つまり、子ども目線にたってToDoをスモールステップに分けてみるのです。■レジリエンスを育てるコツ2親に頼ってできたことも認める子どもから「声がけをして欲しい」という依頼があって、親が声掛けをして、時間割をそろえられたのなら、「すごいね! できたね」と、伝えます。これでひとつ、「人に頼って成功する」という体験を作ってあげられましたね。重要なのは、スモールステップを設定して、成功体験を積み重ねることです。ほぼできていることを目標にして練習していくと、その活動がたしかな生活習慣として定着します。「そんなこと?」と思われるほど、小さな歩みです。けれども、子どもにとってはこれくらいのペースで、着実に成功していくことの方が自信になるのです。■レジリエンスを育てるコツ3子どもの苦手克服より「好き」を伸ばす次に、「家庭内で役割を持つ」について考えてみましょう。「子どもに家庭内での役割を与えてあげると、子どもは役割を果たして達成感を得られ、レジリエンスも高くなっていきます」(藤野先生)「少しくらいお手伝いしなさい!」とイライラする気持ちをいったん横においておいて、「どの家事だったら、この子が楽しくできるかな?」という視点を持ってみます。「子どもの苦手なことを支援し失敗を減らすのも大切ですが、その子の得意なことを理解し、伸ばしていくことも重要です」(藤野先生) その子の好きな家事を見つけてあげられると良いですね!●小学校低学年までの役割の例□新聞を新聞受けからとってくる□朝、起きたらカーテンを開ける□食事の前に、テーブルを拭く□食事が終わったら食器を台所へ運ぶ□衣服を脱いだら洗濯かごに入れる出典: 『発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本』 より抜粋■レジリエンスを育てるコツ4、「できない」より「できた」を見るお手伝いメニュー(選択肢)が決まったら、どれにするかは子どもに選ばせます。「自分で選んで決めたことで、決断をした責任を持つという経験が自己形成に繋がっていきます」(藤野先生)子どもが家事ができたら、うれしい気持ちを伝えます。役割を果たせなかった場合も、「新聞をとってくるのは忘れちゃったけれど、カーテンは開けられたね」と、できた部分はきちんと褒めます。「『できたこと』に焦点をあてて声かけをすると、子どもは『自分のことをちゃんと見ていてくれているんだな、気にかけてくれているんだな』と感じます。メッセージは言葉にして、ちゃんと伝えてあげましょう」(藤野先生)●叱るではなく、褒めるメッセージの見つけ方たとえば、作業が多少粗くても、それは言葉にせず、よくできたところを褒めます。『洗濯物をとりこむのが早くて助かるわ』。また、いつもは5分しか集中できない子が、10分集中して宿題をできたなら、『いつもより5分多く集中できたね』と、そこを褒めます。「早く宿題を全部しちゃいなさい!」ではなく、です。●ママにできるレジリエンスを育てるポイント1)目標設定はスモールステップに。小さな成功体験を積み重ねることが大切2)お手伝いは選択肢を示し、子供に選ばせる3)「できたこと」という実績に焦点をあてて褒める次回は、「そもそも褒めることが苦手な場合はどうしたらいいですか?」。そんなママたちのあるある疑問を考えます。■今回、お話を伺った藤野博先生の著書 『発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本』 (藤野 博, 日戸 由刈 (監修)/講談社 本体1,300円(税抜き))「レジリエンス」とは心の回復力であり、立ち直り力のこと。自分の思い通りにいかず、落ちこんだときに、気持ちを切り替え、またがんばろうと思える力をいいます。書籍では道具の管理や家事の手伝いといった、子どもにとって身近なことを例として挙げながら、レジリエンスの育て方やポイントをイラスト図解で徹底解説します。藤野博先生東京学芸大学教職大学院教授 博士(教育学) 子どものレジリエンスを育てる研究をしている。専門はコミュニケーション障害学、臨床発達心理学。とくに発達障害の子のコミュニケーションやソーシャルスキルにくわしい。言語聴覚士、臨床発達心理士スーパーバイザー。特別支援教育士スーパーバイザー。
2019年10月14日“尽くす女”と言われると、ダメンズを育ててしまったり、彼女自身がボロボロだったりと、なんだか悪いイメージがありますよね。でもそれは、上手な尽くし方を知らないだけかもしれません。彼にすることを“幸せ”だと感じるようになれば、恋はいっそう楽しいものになるのです。そこで今回は、彼もあなたも幸せになれる、上手な尽くし方のコツをご紹介。「尽くすのはイヤ」なんて思っているうちは、まだまだお子ちゃまかも?■ 自分の「したい」を知る彼に「したい」ことは人それぞれ。美味しいご飯を作りたいと思う人もいれば、弱っているときに支えになりたいと思う人もいるでしょう。彼のお母さん的存在になりたいのか、妹的存在になりたいのか、はたまた親友のようなポジションでいたいのか……。彼にとってどんなことをしているときに喜びを感じるのか、まずは自身に聞いてみてください。そして、“喜べないこと”はやらない。これさえ守れば、必要以上に尽くし過ぎることはないはずです。■ 彼の「して欲しい」を知る自分のしたいことを、押し付けるだけになってしまうと、彼も苦しく感じるもの。度が過ぎると過干渉になり、「押しつけがましい」と感じさせてしまうかもしれません。たとえば、「美味しいご飯を作ってくれるのはうれしいけど、毎日じゃなくていい」「お店の美味しいではなく、家庭的な美味しいが食べたい」など、同じ「美味しいご飯を食べたい」でも、中身にはかなり幅がありますよね。彼がどこまで“して欲しい”と考えているのかをまず確認。あなたの「したい」ばかりが先行しないよう事前に気をつけておくのが正解です。■ 思い通りにならないことを知るそもそも「彼になにかしたい」というのは、「彼が喜ぶ姿を見たい」「彼の笑顔が見たい」という気持ちがスタートだと思います。でも次第に、自分の思うような反応を期待してしまうようになると、「したい」が「してあげた」に変化してしまいます。あくまでも主語は自分。「彼のためにしてあげた」のではなく、「自分がしたい」であることが重要です。思うような反応が返って来なくても気にしないでできる範囲内で、できることをしてあげてください。■ 自分に浸ることを知る世間の声的に「それって家政婦?」「尽くしすぎ」と言われることがあっても、あなたが「したい」と思ってしているのなら気にしないでOK。むしろ筆者は、「そういう自分が好き」と浸りきってもいいと思うのです。彼とあなたの意見が一致していて、お互いになんの不満も無いのなら、そこに世間の声が入る余地はありません。カップルの形は千差万別。余計な批判を気に留める必要なんてどこにもないのですから。■ おわりに注意して欲しいのは、世間一般でよく言われている「彼女が彼にすること」のテンプレートに惑わされないこと。あなたが彼に「したい」と思って、彼も「して欲しい」と思っていることをする。この基本を忘れないようにすれば、きっと恋愛自体が楽しくなっていくはずです。(矢島 みさえ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年10月13日息子との毎日はとにかく体力勝負!第1子が男の子だったわが家。とにかく動きまわる息子の子育ては体力勝負!常に泥だらけのスニーカーとジーパンで過ごしていたように思います。そんな中、同年代の女の子のママは子どもとおしゃれをしたり、一緒に買い物をしたり。なんだかうらやましいと感じていました。保育士として働いていた時も、女の子は先生の話をきちんと聞こうとする子が比較的多く、「女の子の方が育てやすい」と思い込んでいました。しかし、第2子として女の子を迎え、その想像は覆りました!娘は現在4歳。今回は、男女ともに育ててみて感じた違いや、女の子のママたちの苦労話から、女の子のママには「あるある」、男の子のママには「未知の世界」かもしれない「女の子の育児で大変なこと」を紹介します。服や髪型、持ち物にこだわる比較的、服にこだわりがなく何でも着てくれる息子。娘は好みがあり、お気に入りの服があるとそればかり着たがるので、洗濯が大変!園での活動にふさわしくないすその長いワンピースを「どうしても着たい」とママを困らせる子もいます。髪型は「好きなキャラクターと同じにしたい」「ママと同じにしたい」などの要求が。忙しい朝に「今日はエルサにしてね」と編み込みをリクエストされることも…。また遊びに行くときに、指輪やネックレスや小さいバックを持っていきたがるので、なくさないようにするのにひと苦労。もしなくしてしまったら…その日1日「探して!」と大泣きすることに。悲劇のヒロインが好き娘はシンデレラや白雪姫、ラプンツェルなどのプリンセス、ちょっと悲しいシーンのあるドラマなど、悲劇のヒロインが好きです。その影響か、おおげさに泣いてみたり友達のマネをして泣くのが得意(笑)。まだバレバレだからかわいのですが、食べたはずのおやつを「食べてないよ」とウソをさらっと言えてしまうことも。結果だけでなく、過程が大事自分のしたいことがあって、泣いたり怒ったりした場合でも、目的が達成されればケロッと落ちつく息子。しかし娘は、「全部自分でやりたかった!」「ここだけママにやってほしかったのに!」などと、その過程にこだわりがあるのでやり直しをさせられることも。こだわりを探るのが大変で…。娘の場合、特に苦労したのが洋服のボタン。少し穴から出るところまでサポートしてほしかったようで、うっかりそれ以上出してしまうと激怒するのです。「早く全部自分でできるようになって~」と毎回思っていました(笑)。ママの様子、気持ちを気にする子どもを注意した時、息子の場合、何かに集中している時でなければ、聞いてくれます。しかし娘の場合、注意された内容の前に「優しく言って!」「ママが怒ってるからヤダ!」と、ママの言い方に対してクレームが入ることが。「ママだってできてない!」と対等に言い返すという話もよく聞きます。ママに対してやたらと厳しいという意見にも深くうなずけます。また忙しい時に限って「見て」と言われ、「見てるよ~」と言えばごまかしがきいた息子に対し、娘には適当な対応だとすぐにバレてしまいます。男の子、女の子どちらも大変!そして楽しい女の子の育児はラクだと期待していた私でしたが、娘の育児を通して、女の子がママだけに見せる意外な一面を知ることになりました。外ではお利口にしていることが多く、苦労をわかってもらえないことも女の子のママの辛いところかもしれません。男女関係なくその子のタイプによっても違うとは思いますが、わが子たちの場合、男の子は体力的に、女の子は精神的に大変だと感じています。結果、思うのは男の子だから、女の子だからということではなく育児はみんな大変だということ。ラクそうに見えてもその子ならではの大変さがあり、そして、その子ならではのかわいさがあるのだと思います。その大変さも含めて楽しめるよう、私自身も心身ともに健康でいたいと思います。そして最後に子育て中のみなさん、心から、いつも本当にお疲れ様です!<文・写真:ライターnicoai>
2019年09月24日彼氏がデキる男だと、彼女としても鼻が高いでよね。「〇〇さんの彼氏って頼りなさそう」と思われるより、「〇〇さんの彼氏ってバリバリ仕事をこなして、どんどん出世していく感じだよね。羨ましいな~」と思われると嬉しい女性は多いでしょう。でも、最初からデキる男性なんて、あまり存在しません。そこで今回は、彼氏をデキる男に育てる方法を3つ紹介していきます。彼氏をさり気なくデキる男性に育てたいと思っている女性は、読んでみてくださいね。継続できる環境作りを手助けしてあげる「デキる男性」=「達成力に長けている男性」です。特に仕事面でデキる男を目指すなら、目標達成力は必要不可欠。仕事での達成力が、そのまま出世や昇給に直結しているからです。「仕事のためにスキルアップしよう!」と英会話を習い始めたのに3日坊主の男性では、出世や昇給とは縁がないでしょう。では、どうすれば達成力のある男性に育てられるのでしょう?そのキーポイントが、「継続力」です。モチベーションに振り回されず、コツコツ正しい努力を続けることができれば、多少ペースは遅かったとしても、6割7割の目標を達成できる可能性は高いです。ただ、人間は誘惑に弱いもの。スキルアップひとつとっても、なかなか一人では継続できないこともあります。そこで、たとえば英会話なら、・一緒に英会話を習う・一緒に海外旅行に行ってみるなど彼氏が継続しやすい環境を作る手助けをしてあげると、環境に影響され、達成力が上がりやすくなるのです。行動量の基準値を上げてあげる一般的にデキる部類に入る男性は、そうでない男性に比べ、努力の基準値が高いと言われています。たとえば、スキルアップのための英会話。3日坊主になりがちな人は、英会話教室に行っただけで「今日は頑張った!」と満足します。一方スピード出世する人は、英会話教室に行った後も、家に帰り「もっと早く上達する方法はないか?」と動き始めます。そのため、周りよりも早く上達するのです。時間がない中でも、「自分の今の状況でできること」を常に探しているのかもしれません。ただ、この自分で動き出すという行動。「やった方がいいことは分かってるけど、面倒…」と感じ、やらない人が多いです。そこで、彼女であるあなたが行動量の基準値を上げてあげるのです。・なにかをマスターするためには、これくらいするのが普通という感覚をシェアすることで、彼氏の行動量の基準値を上げることができるでしょう。一番のご褒美!達成感を何度も味わせてあげる自分が立てた目標に向けて努力をコツコツ続け、成し遂げられたときの得も言えぬ快感は、なにものにも代え難いものがあります。実際、目標達成の瞬間、脳内には大量のドーパミンが出ると言われているほどで、この達成感を味わいたいがために、使う予定のない資格を取得し続ける人もいます。小さなご褒美も大切ですが、物欲には限界があります。デキる男に育てる一番の特効薬は「達成感」なのかもしれません。まとめ彼氏をデキる男に育てる方法は、この3つです。・継続できる環境を作り、達成力を鍛える・ワンランク上の行動力が必要な事実をシェアする・達成感を味わうことが一番の特効薬やる気のない彼氏を育てることは難しいかもしれませんが、少しでも向上心のある彼氏なら、ここで話した内容を意識することで、デキる男性に変わる可能性は高いです。ぜひ実践してみてくださいね!
2019年09月09日「これからの時代を生き抜くための力を育てるには、『失敗』が不可欠なんです」と言うのは、花まるグループ「西郡学習道場」代表の西郡文啓(にしごおり ふみひろ)さん。そう言われても、そもそも論として、「失敗が怖い」筆者は、わが子に失敗をさせてあげる胆力(心の余裕)がありません。どうしたら良いのでしょうか? 「Vol.1 “良い大学”では生き抜けない時代。子育ての新しい道筋は?」 の続きです。「いまの学校教育が育てているのは、“受験に合格する力”です」と語る「花まる学習会」グループの西郡さん。AIが進化して答えのない時代に、いま、子どもに、本当に必要な力を、どう育てていけば良いのでしょうか?■“成長”の前には、必ず失敗や困難がある「みなさんも、自分の人生を振り返ってみれば、『自分が成長したな』『壁を乗り越えたな』と感じたときには、その前に必ず失敗があったのではないでしょうか?」と西郡さんは言います。たとえば、部活動で試合に負けて、その悔しさをバネに練習をがんばったとき、大人になってからは、お客様に叱られる、大きなミスをする。そうしたことを乗り越えて、何かを成し遂げたとき。「そんなとき、自分の成長を感じた方も多いのではないでしょうか?」(西郡さん) 成長は、失敗や困難の先にある。失敗ではなく、その先にある成長の方に意識を向けられるようになってくると、いま、目の前にある「失敗」は、成長のためのジャンプ台に見えてくるのかもしれませんね。…と、そんなことを書いてみてはいる筆者ですが、じつは最近、仕事で大失敗をして、ただいま激しく落ち込んでいます。そんななか、「失敗は、ジャンプ台」なんていう気分には、じつは、まったくなれません(涙)。■「失敗」を避ける日本の教育失敗恐怖症ともいえる筆者。「なぜ、自分はこれほどまでに失敗が怖いのか?」ということを理論的に知ることも、失敗恐怖症を和らげるのに役立つかもしれません。従来の日本の教育では、なるべく「失敗」を避けて効率的に生きることが良しとされています。良い大学に入れるように、テストで良い点を取るための勉強をする。「成功の方法は教えてもらえますが、失敗したあとの方法は教えてもらえないのです」(西郡さん)そこには、「失敗」をして遠回りする時間の余裕がないという、致し方ない側面もあります。試験で点数を取るためには、知識を効率よく詰め込む必要があります。「そのため、自分のやり方ではなく、『正しいとされている』やり方を教えられるのが日本の教育なのです」(西郡さん)現在の教育のあり方そのものが、「失敗」を排除する方向にいきがちである。そういった認識を持っておくことが、子どもの失敗を許容できる母への第一歩なのかもしれませんね。■なぜ、うちの子は「失敗」を嫌がるのか?しかし、西郡さんは「『失敗』を奪っているのは教育現場だけではありません。親も、知らず知らずのうちに、子どもを失敗から遠ざけようとしています」とも、言います「親の接し方で、子どもは違ってきます。たとえば、子どもに対して『これはこうでしょ!』と上から目線で伝えるのではなく、『もっとよく見て、これはどうなると思う?』と、示唆的に考えさせるような会話をすることが大切です」(西郡さん)問題を解けなければ、叱る。正解すれば、褒めるという教え方では、子どもはできないことに焦りや不安を感じてしまいます。「失敗をした上での成功体験を持っている子どもは、わからないことそのものを楽しく感じます。その差が、将来の学力の差になるのだと思います。『わからないからおもしろいんだよ』と、繰り返し伝えてあげてください」(西郡さん)。■「できちゃった」が「またやりたい」を生む西郡さんがおっしゃる、「わからないからおもしろいんだよ」と子どもに言える母である、という境地。母であるなら、ぜひとも辿り着いてみたいものです。けれども、現在の筆者は辿り着けていません(涙)。どうしたら良いのでしょうか? 「そもそも、学習とは、ひと言で表せば、『できなかったことをできるようにすること』なんです。『できなかったこと』が、『できちゃった』とき、子どもは大きな快感を味わいます。そして、より勉強をおもしろいと感じるようになり、明日もやりたいという『学習意欲』が生まれます」(西郡さん)やはり、その根底には、『失敗』があります。たとえば、問題が解けなかった。その後、どうすれば解けるようになるか考えて試行錯誤し、最終的に正解を導き出すことで、「やった!」「解けた!」という大きな達成感が生まれるのですから。「その感覚が楽しいから、また勉強をがんばります。そして、もっともっと学びたい、いろいろなことを知りたいという『向上心』が生まれるのです」(西郡さん)■子どもが「明日またがんばろう」と思えるためには「『学習意欲』と『向上心』。この2つを得ることができれば、どんな子も伸びていきます」(西郡さん)。「学習意欲」と「向上心」と書くと難しく感じるかもしれませんが、要するに「明日またやろう」「より良くしよう」という気にさせることだそうです。そのために大切なことは、大人が「できなかったことができるようになっているか」という部分に着目してあげること。「つまり、他人ではなく、以前のその子自身と比べて伸びているかどうかが重要なのです」(西郡さん)昨日の自分にはできなかったことができちゃった。それが楽しいから明日もまたやりたい。「この連鎖が、何よりも子どもを成長させていくのです」(西郡さん)<「失敗する子」の育て方>1)これからの時代を生き抜く子を育てるためには、「失敗」が不可欠2)「できちゃった」が「またやりたい」を生む3)その子自身の成長に注目してあげると、学習意欲と向上心が育つ■花まる学習会/西郡学習道場代表 西郡文啓さんの新著 『ちゃんと失敗する子の育て方』 高濱 正伸、西郡 文啓 (著)/総合法令出版 1,300円(税抜き)●高濱 正伸さん花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長・算数オリンピック委員会理事。1959年熊本県生まれ。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺー』など、著書多数。花まる学習会公式サイト: ●西郡文啓(にしごおり ふみひろ)さん1958年生まれ。熊本大学教育学部卒業。花まるグループ内に「子ども自身が自分の学習に正面から向き合う場」として「西郡学習道場」を設立。現在「官民一体型学校」として指定を受けた小学校「武雄花まる学園」にて、学校の先生とともに、小学校の中で花まるメソッドを浸透させていくことに尽力中。高濱さん曰く、「私が経営者という立場で運営部分に頭を働かせているときも、彼はただただ、子どものことだけを考えてきた人間です。頭のてっぺんから足のつま先まで、根っからの教育者で、どんな子でも一度も見放したことはありません」。
2019年08月19日ベビーカレンダーをご覧のみなさまこんにちは、YUDAI9℃(ユウダイクド)と申します。イラストを描いたり、キャラクターグッズを作ったりしていたら、奥さんの妊娠が判明。それを機に奥さんを喜ばすため、日記がわりにマンガを描くことにしました。今回はわが子のアレが楽しみだという夫婦のエピソードをお伝えします。すくすく育ったわが子。SNSで見ていたような他の赤ちゃんのように、ムチムチと着実に成長していました。 6月生まれということもあり、生後2カ月目は夏真っ盛り! 代謝がよかったのか、ムチムチのくびれ部分から毎日大量の「アカ」がいたるところから取れました。 でも、不思議なもので、かわいいわが子から出たものは例えそれが「アカ」だろうと愛おしく思えるものです。そうなったら必然的に臭いを嗅いでしまいますよね。 母乳のやさしいにおいと、「アカ」の臭いのコントラストが当時の楽しみの1つでした。 著者:イラストレーター YUDAI9℃2017年6月4日生まれの男の子を子育て中のパパイラストレーター。奥さんと子どもにどうにかして好かれたい一心で、毎日生きている。普段はこぶたのキャラクター「ポトフスキー」を描いている。Twitter:@yudai9cInstagram:@jyo_taro_san
2019年06月28日5月病とはよくいいますが、6月に入り「なんだかやる気が出なくて…」という声をちらほらと耳にします。この時期の体のだるさや、やる気が出ないといった気持ちの沈みは「6月うつ」と呼ばれているようです。今回は、ママにも起こりうる6月うつの解消法について紹介していきましょう。■「気分が沈む」「すぐ疲れる」こんな気分になっていない?誰でも落ち込むことはありますし、疲れがたまって元気が出ないことはありますよね。特に子育て、仕事に忙しく過ごしているママは、体力的にも精神的にも負担がかかり、疲れが抜けきらない場合もあるでしょう。ただ、これまではあまり感じていなかった気分の落ち込みが近頃になって強くなっている…例えば、次のように感じることはないでしょうか? ・何をしても気分が沈みがちになる。・朝からいろいろなことを億劫(おっくう)に感じる。・何をしてもすぐに疲れてしまう。上にあげたような気分になり、なかなか元に戻らない。特に理由が見当たらないのに、なぜか焦りを感じてしまう。6月に入ってからそうした状態が続いているようなら、それは「6月うつ」と呼ばれるものかもしれません。実は私のところに、こういった悩みの相談にみえられる方も5月、6月の時期に集中しています。■どうして気分が落ち込んでしまうの? では6月うつと思われる気分の落ち込みは、なぜ起こるのでしょうか? その理由はいくつか考えられます。6月は梅雨の時期。気圧が変化しやすいので、体調を崩しやすい人もいるでしょう。さらに、雨が降っていると「今日のお出かけはやめておこうかな」と予定をキャンセルする機会が普段より増え、1日中家の中で過ごす日も多くなります。これまでは「ちょっと出かけようかな」と気軽にできていた気分転換の機会が失われ、知らないうちに日々の小さなストレスがたまりやすくなり、気分が落ち込んでしまうのかもしれません。また、6月は祝日がない月だということも影響しているのでしょう。5月は大型連休のゴールデンウィークがありましたが、6月は法律で定められた祝日・休日がありません。そのため、心身ともに疲れがたまりやすくなっていると考えられます。そのほか、4月に変化した環境など、新年度に伴う生活の変化にいまだ適応しきれない…など、6月は気分が落ち込みやすいさまざまな要素が重なってしまうのです。■6月うつ「早く元気な自分に戻りたい!」解消法は? 気持ちがふさぎこんでいると、楽しいことやうれしいことも感じにくくなってしまいます。そんな状態からはできれば早く復活したいですね。ここからは、こうした6月うつの解消法をご紹介していきましょう。いちばん効果的な解消法は「笑うこと」です。 テレビのバラエティー番組を見たり、コメディ映画やおもしろ動画を見て笑ったりという方法が浮かびますが、実際は「忙しくてなかなか見る時間がない…!」という人も多いでしょう。そんなときは、日常の中で「口角を上げること」を意識してみてください。スーパーや飲食店の鏡にうつった自分の顔を見てみましょう。無意識のうちに口角が下がっていませんか? 周囲を見渡してみても、この時期、口角が下がっている人が多いことに気付きます。そんな自分に気付いたら、口元を結んで口角をキュッと持ち上げてみてください。「心の底から笑わなければ、意味がないのでは…?」と思うかもしれませんが、ある研究により「作り笑いでも、ストレス軽減につながる」と調査結果(※)が明らかになっているんです。心から笑わなくても、口角を上げることで「私は怒っていない。笑っている。気持ちが穏やかな状態になっている」と脳が勘違いし、次第に気持ちが穏やかになってくるようです。やってみてもらうと分かるのですが「ほほえみながら落ち込む」というのは非常に難しいことなんです。ほほえみと落ち込みは同居しない、つまり、落ち込みの深まりを防ぐことにもつながります。特に面白いこと、うれしいことがなくても、口角を意識して上げていることで気持ちが晴れてくるというわけです。また、この時期の気分の落ち込みは「季節的なもの」と割り切るのも良いでしょう。今は休息する時期と決めて、部屋の中でゆっくり過ごすのも効果のある方法です。なかでも睡眠はおすすめ! 睡眠をとると嫌なこと、気になることが脳からリセットされます。睡眠は心の防衛機能ともいわれているので、たっぷり眠ることで身に起こった嫌な出来事、忘れたいことを日々リセットしましょう。変化した新しい環境になかなか慣れず、心と体が疲れていると感じるなら「今、できていないこと」よりも「できること」に目をむけてみてはいかがでしょうか。4月の自分と今の自分。まったく同じではないはずです。ほんの少しずつでも「順応してきている自分」をきちんと認めてあげましょう。そうすることで気持ちをゆっくりと上向きにしていくことができるのではないでしょうか。※ 参考:「健康における笑いの効果の文献学的考察」三宅 優、横山美江
2019年06月06日多様な経験を、支援に生かそう。福祉の仕事の基礎知識を得られ、複数の事業所と出会えるイベントを開催Upload By LITALICOキャリアLITALICOはこれまで、発達が気になる子どもの支援や、障害のある方の就職支援を通して、4万人以上の方に関わってきました。その中で感じたのは、支援する「人」の想いで、関わる人の可能性がひろがるということ。そして、支援する「人」が幸せでいることが、関わる人の幸せにつながるということ。だから私たちは、この業界で支援する「人」を増やし、想いがあって、多様な経験のある人に、この業界に関わり続けてほしいと思っています。もっと自分らしく働ける場所、困難のあるひとへのサポートが自分自身の幸せにつながる場所を見つけませんか?2019年2月に新たにオープンした、発達ナビの姉妹サイト「LITALICOキャリア」は、障害福祉・児童福祉分野に特化した求人サービス。ここでは、支援の仕事に新しく挑戦したい方、またこれから福祉業界に就職したい学生の方向けなど、「LITALICOキャリア」が開催するさまざまなイベント情報をご紹介します。【5・6月開催】LITALICOキャリア イベントラインナップUpload By LITALICOキャリア障害のある方の「働く」を支援する仕事って?LITALICOキャリアしごとフェスタ<イベント内容>・就労支援事業を展開する法人のブースを多数出展・就労支援の仕事についてゼロからわかる「まるわかりセミナー」/就職活動のコツがわかるセミナーなど、複数のセミナーを実施・業界専門のキャリアアドバイザーによる相談コーナーUpload By LITALICOキャリア発達が気になる子どもを支援する仕事って?LITALICOキャリアしごとフェスタ<イベント内容>・発達支援事業を展開する法人のブースを多数出展・発達支援の仕事についてゼロからわかる「まるわかりセミナー」/就職活動のコツがわかるセミナーなど、複数のセミナーを実施・業界専門のキャリアアドバイザーによる相談コーナーUpload By LITALICOキャリア【2020卒対象】フクシに興味のある学生大集合!LITALICOキャリアしごとフェスタ<イベント内容>・就労支援・発達支援事業を展開する法人のブースを多数出展・これで安心!福祉の就活まるわかり塾・新卒3年目以内の職員が語る!福祉のしごとのリアル・業界専門のキャリアアドバイザーによる相談コーナーUpload By LITALICOキャリア<イベント内容>・個別支援計画の考え方を知る/自分が実現していきたい支援や貢献について考えるワークショップ・児発管・サビ管として働く参加者同士でざっくばらんにお話しできる座談会・業界専門のキャリアアドバイザーに相談できるおしごと個別相談会「自分らしく働く」を考えるきっかけに発達が気になる子どもの「できた!」という笑顔を増やす。働くことに困難がある人の「働く喜び」を一緒に分かち合う。「LITALICO」キャリアで開催するイベントのテーマである発達支援・就労支援はそんな魅力ある仕事だと考えています。各イベントが「自分らしく働くとは?」を、一緒に考えられる機会になればと思います。みなさまのご来場をお待ちしております!▼LITALICOキャリアのサイトはこちら▼
2019年05月11日遠くへおでかけや旅行で車に長時間乗る場合、子どもが車酔いしやすい体質だと心配ですよね。酔い止めを飲むこと以外にも、わが子に試して効果があった方法を紹介します。4歳になった頃から始まった車酔い娘が車酔いするようになったのは、4歳頃から。車に乗って30分くらいして、気分が悪くなり嘔吐しました。それから、車に乗ると酔うから怖いという意識が強くなってしまい、車でおでかけすることが苦手になってしまいました。日常生活で車に乗ることが多いわが家。毎回、酔い止めを飲むのも...と思い、いろいろな対策を試してみることにしました!車に乗る前にやっておく対策長時間、車に乗るときは、前日から身体のコンディションを整えて車酔い対策をします!●睡眠をしっかりとる寝不足で車に乗るとすぐ眠れて車酔いしないのでは?と思っていましたが、車中ではあまり眠れず体調が優れないという状況に。前日はしっかり睡眠をとっておくことが大切です。●便秘を解消しておく便秘がちだとお腹が張って、シートベルトをしているときに気分が悪くなってしまうことも。そこで普段から食事や生活習慣を整え、お通じをよくしておくと安心です。●満腹でも空腹でもNG!食べ過ぎたあとや空腹のときに車に乗ると酔いやすいので、車に乗る1時間前までに食事をしておきます。途中でお腹が空いたら食べられるような軽食やおやつを持参。飴はなめているときに気が紛れるようで、おすすめです!●服装に気をつける体温調節がしやすいように季節に関係なく脱ぎ着しやすい服装を選んでおくと安心です。また、締め付け感のない服装を選びましょう。●車の中のニオイを無臭にしておく車の中のニオイで酔ってしまうこともあるので、車の中でニオイがこもりやすい食べ物に気をつけて。乗る前にしっかり換気して、無臭を保つようにしておきます。車に乗っているときにする対策法車に乗っているときにできる簡単な対策や、あったら便利なアイテムを紹介します。●車の温度調節に気をつける暑すぎても、寒すぎてもだめ!チャイルドシートに乗っていると熱がこもるのか、車の中に届く日差しで冬場でも暑がることがありました。子どもの温感に合わせて車内の温度調節をおこないましょう。窓を開けて風にあたると気分転換にもなります。●シートベルト保護カバーを使うシートベルトの締め付け感で車酔いすることもありました。そこで考えた対策が、シートベルト保護カバーを使うこと!それだけでも、体にあたった感触がやわらかくなるので、よかったようです。シートベルト保護カバーは、100均などで販売されているのでチェックしてみてください。●ネッククッションで頭の揺れをおさえる車グッズ売り場でたまたまみつけた、子ども用のネッククッション。試しに買ってみたところ、頭の揺れが軽減されるのと安心するのかこちらも、娘には効果がありました!●好きな歌を聞いたりしりとりゲームをする長時間車の中で座っていると飽きてしまうけれど、本を見たりゲーム機で遊んだりすると酔いやすくなってしまうので視覚を使わない気分転換をします。わが家では、いつも子どもの好きなアニメの音楽を流したり、みんなでしりとりゲームをしたりして遊んでいます。そうすることで気分転換にもなり、酔いにくくなるようです。事前の対策はおまじない効果も!わが子にいろいろ試してみて、効果を感じた方法を紹介しましたがいかがでしたか。遠足でバスに乗ることがあるときは、前日に車に乗る前にやっておく対策をしておき、お守り代わりに酔い止めの薬を持たせています。子どもにとって、事前に対策を取ることがおまじないの代わりにもなり安心するようです。どれも簡単にできることばかりなので、ぜひ試してみてください!<文・写真:フリーランス記者やまさきけいこ>
2019年04月27日やる気が出る要因には、「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」の2種類があることを知っていますか?子どものやる気を引き出し、それを継続させるためには、内発的動機づけを高めることが重要です。親はつい「早く〇〇しなさい!」と言ってしまいがちですが、そもそも親の言うとおりに行動したからといって、そこに「やる気」はありません。どうやら、子どものやる気スイッチを押すには、ちょっとしたコツが必要なようです。今回は、内発的動機づけの仕組みや、内発的動機づけを高めるための言葉かけについてご紹介します。「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」の違いまず、内発的動機づけと外発的動機づけの違いから見ていきましょう。【内発的動機づけ】自分自身でやる気を引き出して物事に取り組んだり、その行為自体を楽しんだりすることです。たとえば、「ピアノを弾くのが好きだから、毎日欠かさず弾いている」「計算問題を解いていくときの達成感が好きで、算数の授業になるとつい張り切ってしまう」など。物事の結果よりも行為や過程を重視し、その意味を自分なりに見出していることが特徴です。内発的動機づけは、簡単にいえば「それが好きだから、おもしろいからやっている」という状態なので、意識せずとも高いモチベーションを維持することが可能といえます。【外発的動機づけ】内発的動機づけとは違って、賞罰や第三者といった自分以外の何かによってやる気が引き出されることです。具体的には「給料がもらえるから仕事をする」「親や先生に褒められるために勉強をする」など。親が子どもに対してやりがちな「お手伝いをしてくれたらご褒美をあげる」「テストで〇点をとったら欲しかったものを買ってあげる」というのも外発的動機づけに該当します。外発的動機づけもやる気を引き出す方法として有効ではありますが、結局のところ「誰か(何か)にやらされている」状態です。そのため、外発的動機づけばかりに頼ってしまうと、ご褒美がないとお手伝いをしなかったり、テストで高得点をとって欲しいものを買ってもらうためにカンニングをしてしまったりする可能性もあります。子どもの「やる気」は成績に影響する子どもの内発的動機づけは、自分自身でやる気を引き出せるようになることから、学校での成績にも大きく影響するといわれています。ベネッセ教育総合研究所の「小中学生の学びに関する調査報告書(2015)『研究レポート2自律的な理由で勉強することが適応的である』」の中には、このような報告があります。小学生、中学生ともに、「内発的動機づけ」が高く「外的動機づけ」が低い自律的動機づけタイプの子どもが、学校での成績が最もよいという結果が得られました。自律的動機づけタイプの子どもは、“楽しいから勉強する”といった内発的動機づけに基づいて勉強しており、外的な報酬や罰は必要なく、そこから得られる達成感や充足感が報酬となるため、自発的に、そして積極的に学習に従事し、しかも継続的に取り組むことができるのだと考えられます。その結果、望ましい成績につながるものと考えられます。(引用元:ベネッセ教育総合研究所|研究レポート2自律的な理由で勉強することが適応的である)また、内発的動機づけから自分の好きなことに取り組むことができれば、子どもの得意分野や特技を見つけることにもつながります。親がそれを伸ばせる環境を整えてあげることで、やがて子どもが自分に自信を持てるようになったり、特技を生かした将来の職業選択を意識するようになったりするでしょう。実際のところ、大人の場合は「家族を養うために、仕事が嫌でも毎日出勤しなければならない」など、外発的動機づけによる行動がルーティンになってしまうこともあります。しかし、子どものうちに内発的動機づけがスムーズにできるようになっておけば、外的要因に左右されることなく、どんな状況でも自分自身のやる気を引き出せるようになるのです。子どもの内発的動機づけを高める3つの声かけ前述したように、内発的動機づけには結果ではなく過程を重要視するという特徴があります。結果はその日の体調や運、競争相手に左右されることもありますが、過程は子どもが実際に行なってきたことであり、着実に能力として身についていきます。子どもが本当に親に見てほしいのは、この「過程」なのです。そのため、親が子どもの内発的動機づけを高めるためには、以下のような声がけを意識しましょう。■「○○ができてすごいね」内発的動機づけを高めるためには「結果ではなく、それまでの過程をこなせたこと=子どもの能力」を褒めることが大切です。例えば、テストで100点がとれたときは「100点をとれるなんて、すごいね」と声をかけるよりも「問題を正確に、しかも完璧に解けるなんて、すごいね」などの声がけをしましょう。■「成長したね」自分の成長を実感でき、喜べるようになることは、内発的動機づけを高めるのに有効です。たとえ結果が出なくても「この前よりはうまくなったね」「すごく成長したね」と声をかけてあげましょう。すると、子どもは「自分がやってきたことは良いことで、前向きに捉えるべきことなんだ」と認識し、より自分のやる気を引き出せるようになります。■「楽しんでみよう」結果にこだわらず、物事を楽しむという経験は、内発的動機づけにつながります。特に、子どもが新しいことに挑戦したり、苦手なことに取り組もうとしていたりするときには、「まずは楽しんでみればいいんだよ!」と声をかけ、不安な気持ちを取り除いてあげましょう。***子どものうちに内発的動機づけを高めることは、学校での成績や将来設計にも大きく影響します。勉強やお手伝いをさせたいときには、子どもをついつい「物で釣ってしまう」こともありますが、まずは普段の声かけを工夫することで内発的動機づけを高めてみましょう。文/田口るい(参考)PRESIDENT Online|アドラー心理学で解明「やる気」の出し方ベネッセ教育総合研究所|自律的な理由で勉強することが適応的であるホウドウキョク|子どもの“やる気”はどう作る? 自主性を引き出すための“声かけ&質問”を学ぼうPRESIDENT Online|子供が見違える「短い声かけフレーズ10」
2019年04月19日第二子が生まれたのは、第一子が1歳7カ月のときでした。歩くのがだんだんじょうずになってきて、目が離せない年頃です。第一子の遊びに付き合うため、第二子は首が据わってからは常におんぶ。お昼寝もずっとおんぶの状態でいたことも少なくありません。ある日、第二子と落ち着いて向き合って遊ぶ機会があり、「こんな顔して笑うんだっけ……?」とハッとさせられた私の体験談をお伝えします。 常におんぶで行動していた2歳児はまだまだ抱っこもたくさんしたがるし、走るのがじょうずになってお外で遊びたがる年頃です。第一子の遊びに付き合うためには、第二子は抱っこでは不便なので、首がすわってからは常におんぶひもでおんぶをしていました。 外だけでなく児童館や支援センターなどの室内で遊んでいるときも、ベッドに寝かせておくと泣いてしまうし、おんぶをしていれば大人しいので、常に背負って歩いている状態でした。 わが子の顔をあまり見ていなかったかも!?あるとき、たまたま第一子がパパと2人で遊びに出かける機会があり、家で第二子とゆっくりできる日がありました。膝に座らせて向き合って遊んでいて、ふと「この子、こんな顔で笑うんだったっけ?」と思う瞬間がありました。 「よく考えてみたら、おんぶばかりしていて、最近この子の顔をろくに見ていないんじゃないか……」とハッとし、わが子を不憫に思ったのです。反対に、じゃあこの子は母親の顔もあまり見ていないということになると思い至り、申し訳なく思うと同時に少し焦りも感じました。 なるべく室内では座らせておくことに反省はしたものの、それでも第一子のことを考えるとおんぶをしないわけにはいきません。なるべく家にいるときは第二子とちゃんと向き合うようにしようと心がけ、そうこうするうちに体がしっかりしてきて安定しておすわりができるようになりました。 すると行動範囲も広がり、おんぶや抱っこをしていなくても泣くことが少なくなってきたのです。室内遊びのときは座らせておくことができるようになり、自然と私と向き合う時間も増えました。 赤ちゃんの成長は本当に早くて、毎日表情が変わっていくのだなと実感しました。以降、わが子の顔を意識して覚えておこうと心がけることができたので、あのとき気づけてよかったと思っています。 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年04月12日勉強や習い事、お手伝いなどのさまざまな場面で、「子どものやる気がない」「どうしたらやる気を出してくれるのだろう?」と思い悩んだことのある親御さんは多いのではないでしょうか。事前に約束をしたり、繰り返し言い聞かせたりしても一向にやる気を出さない子どもに対して、つい頭ごなしに怒鳴ってしまうこともあるかもしれません。しかし、子どものやる気を引き出すのは、コツさえつかめば大人のやる気を引き出すよりもスムーズです。今回は、子どもと大人のやる気メカニズムの違いや、子どものやる気を引き出すポイントについて解説していきます。子どもの「やる気」を引き出しやすい理由本来、子どもはやる気に満ちあふれています。子どもは大人に比べ、さまざまな事柄に対して経験値が浅いため、日々の生活の中で新しい発見や感動につながることが非常に多いのです。例えば「昨日よりも長い距離を歩けた」という経験は、子どもにとって大きな喜びになります。大人にとっては記憶にも残らないような出来事でも、子どもにとっては印象的で大きな意味を持つ変化であり、成功体験なのです。こうした経験は、脳の奥にある大脳基底核の一部で運動の開始・持続・コントロールなどにかかわる線条体を活性化させ、子どものやる気を大きく引き出します。一方、大人の場合は、これまでの人生経験や知識から、物事に対して現実的になりやすい傾向があります。そのため、子どものように生活におけるさまざまな変化を楽しんだり、刺激を受けたりすることが少なくなるのです。また、大人になるにつれて過程よりも結果を重視される機会が多くなります。よって、経験や行動と快感を結びつけてやる気を呼び起こす線条体への刺激が少なくなり、大人は子どもに比べてやる気を引き出すのが難しいともいえます。やる気が起こる要因は2種類あるけれど……やる気が起こる要因は、心理学的に「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」の2種類に分けられます。どちらも “やる気のもと” ですが、どうやらやる気を出すための引き金が違うようです。それぞれについて説明しましょう。【外発的動機づけ】環境や状況、人や結果といった、外的要因からやる気を起こすこと。例えば、エアコンやフリードリンクといった快適な環境が用意されている、締め切りや試験が明日に迫っている、怖い上司や先生に監視されている、結果を出せば給料アップやご褒美が約束されているなどの理由があって仕事や勉強のやる気が出たというのは、外発的動機づけによるものです。【内発的動機づけ】ある物事の変化や発見、学びや成長から喜びを得て、自分自身でやる気を起こすこと。外発的動機づけとは違い、メリットや報酬など関係なく「これがしたい」という気持ちから、何らかの行動を起こします。内発的動機づけをきっかけとした活動は、外発的動機づけがきっかけになっている場合に比べて、本人が充実感を覚えやすく、持続性があるといわれています。では、子どもたちの「やる気」を出させるためには、どちらの動機づけを利用すればいいのでしょう?人間はやらなければならないことに対し外発的動機づけを用いると、その持続性が下がってしまうということがわかっています。逆に、内発的動機づけを用いたときは、その行動が続きやすくなるのだそう。やらなければいけないことを「勉強」とした場合、つまり、以下のようになります。■内発的動機づけを用いる→勉強が続く!■外発的動機づけを用いる→勉強が続かない……子どものやる気を引き出し継続させるには、内発的動機づけを用いた方が良いでしょう。内発的動機づけで地頭が良くなる!?内発的動機づけによる子どものやる気を引き出すためには、以下の声かけが有効です。■結果ではなく過程を褒める大人になると、物事を結果だけで判断しがちです。そのため、子どもをつい「できたのか、できなかったのか」だけで見てしまうこともあるでしょう。内発的動機づけには、結果よりも過程を楽しむことが重要なので、子どもを褒める際には結果だけでなく過程にも着目してみましょう。例えば、テストで100点が取れなくても、前回より1点でも上がっていたら、そのことをしっかり褒めます。かけっこで勝てなかったとしても「毎日公園で練習を頑張ったもんね。前より速くなったていたよ!」など、以前に比べて成長したことや頑張れば結果が変わることの楽しさや喜びを伝えると、子どものやる気につながります。■子どもが興味を持ったことを肯定する子どもは、自分が興味を持ったことを親が肯定してくれると、自分自身が肯定されたようなうれしい気持ちになります。子どもが何かに興味を持っているということは、すでにそれに対するやる気が芽生えている証拠であり、親がそれを肯定的に捉えることで、やる気がどんどん引き起こされるのです。「ダンゴムシがこんなところにいるなんて、よくわかったね。別の場所も探してみようよ」など、子どもが「もっと知りたい」と思うような声かけをしてみましょう。子どものころの「興味を追究する経験」は、地頭も鍛えられますし、その後の学習姿勢にもかかわってきます。夢中になって図鑑を読むうちに語彙も増え、読めない漢字が読めるようになっているかもしれませんよ。***子どもは、やる気次第でびっくりするほどの成長をみせることもあります。子どもならではの伸びしろを無駄にしないよう、親は子どもの興味ややる気を伸ばすためのサポートを心がけましょう。文/田口るい(参考)coFFee doctors|変化に気づく子ども、結果にこだわる大人~子どものやる気を伸ばすには?~東洋経済オンライン|子どもの「やりたくない」をやる気にする秘訣東洋経済オンライン|子どものやる気に”着火”させる2つの方法ホウドウキョク|子どもの“やる気”はどう作る? 自主性を引き出すための“声かけ&質問”を学ぼうベネッセ教育情報サイト|「原因追究」が子どものやる気を奪う?[やる気を引き出すコーチング]プレジデントオンライン|脳を騙して「4倍働いて2倍遊ぶ」方法Study Hacker|やる気が続かない?学習を持続できる『自己効力感』の高め方Study Hackerこどもまなび☆ラボ|知的好奇心がぐんぐん伸びる!東大生の多くが経験している「ハマり体験」とは
2019年03月24日